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誘惑天使 

誘惑天使 
~ タイ性産業のエスノグラフィー
BY:笠原陽介
目次

1.第1回 タイの性風俗の形態
2.第2回 タイ夜遊び通Sのぼやき
3.第3回 タイ夜遊び通Sのぼやき 続編
4.第4回 タイ夜遊び通Sのボヤキ/あの子は今、(バンコクコージー クンちゃん編)
5.第5回 ワールドカップと“ウォルショーシェー”

【執筆者プロフィール】
1977年、岐阜県生まれ。
早稲田大学第一文学部在学中にタイ性産業におけるフィールドワークを敢行。卒業論文としてまとめる。著書「誘惑天使」はその卒論を加筆修正したもの。大学での専攻は文化人類学。現在は旅行会社に勤務中。

「誘惑天使 タイ性風俗で生きる女たちの400日を追う(ゆうわくてんし)」

 著者:笠原陽介 (かさはらようすけ)
 ジャンル:ルポ・ドキュメント
 価格:\1995(1900)
 判型:A5判 ソフトカバー 400頁
 ISBN:4-7974-5298-6
http://www.shinpusha.co.jp/cgi-bin/php2/data_more.php?more=4-7974-5298-6&select=j1

【誘惑天使 概要】
「彼女たちは、本当の恋人だと錯覚してしまうように付き合ってくれる(日本人男性客・28歳)」「日本人がいいわ。SEXはすぐに終わるし、チップとかの金払いがいいから(プー・19歳・ゴーゴーガール)」
タイで売春婦として働く女性たちと、彼女たちを取り巻くシビアな現実や貧困・差別などの社会的な問題を、400日に渡って追跡、調査。女性たちの本音や素顔、その生活ぶりなどにも徹底的に迫り、考察したルポルタージュ。


はじめに

外道の細道読者の皆様、はじめまして。私、このたび「誘惑天使」(新風舎)を出版いたしました著者でございます。本サイト様より命を授かりまして、少しばかり連載をさせていただくことになりました。稚拙な文章ではございますが、ゴーゴーでコーラ飲みながら姫を眺める感覚で気軽にお読みください。

「タイは若いうちに行け」誰がいったか知りませんが俗に使われるこんな言葉に刺激をうけ、大学3年生のとき初めて微笑みの国へ渡った私はいわゆる“ビーマン利用、カオサン、タオルはちまき”系の激ウザ小僧と称される人種であったわけですが、バンコクの街を徘徊するうちに日本人がどこかに置き忘れてしまった生活の癒し、人間の本質的なやさしさをタイという国に対して抱くようになり、(皆さんも、タイに行くとホッとするってよくいいますよね?)、そんな気持ちがMAXに具体化するのがゴーゴーでオキニができちゃった時なんていう、タイに嵌る方程式を順調に駆け上がって行きました。 (自分は嵌ってないけど客観的に見てますよ!風の作家もいますけど、なんか突っ込みたくなりますよね)

 当時大学で文化人類学を専攻していた私は卒論のテーマを決める段階である1冊の本に出会いました。それがCLEO女史著「Patpong Sisters」です。彼女はパッポンを舞台にフィールドワークを敢行し、フェミニスト的観点からエスノセントリズムチックにタイの性産業を描きました。要するに、貧しい農家から出てきてパッポンで働いている娼婦たちは、ファランと関係を持つことによって自らの地位を高めていく事が可能であるということを実際のインタビューや生活を共にする事で例証している内容です。かなりファラン至上主義的な考えの著ではありますが、これを読んでどうこう非難するよりも、ファランにも増して個人ODAでタイに貢献している我らが日本人とタイ人娼婦の関係をフィールドワークで検証してみるのも面白いんじゃないかと考え、これを卒論のテーマとしたわけであります。前置きが長くなりましたが、今後の連載で、「誘惑天使」に登場するパッポン娘、風呂屋のお姉さま、彼女たちの虜になった日本人たちの考え方や人生を綴っていこうと考えております。私も現在、皆様と同様に日本の閉塞社会でネクタイという現代の鎖を首につけ、日々奴隷のごとく働くニッポンリーマンでございます。(会社ではこの姿を隠しておりますので、会議でうっかり外国人のことをファランなどとうっかり言ってしまい、冷や汗ということも。。) 皆様に共感していただく内容をモットーにしておりますので、どうかご期待ください!
最終更新日時: 06/12/2011 13:50:40

外道の細道
第1回 タイの性風俗の形態
ある洋書にこんな事が書かれていました。「タイのナイトライフはまるでディズニーランドのように楽しく奥が深い。ただ、乗り心地は本家よりグッドである。」 この言葉が表すようにタイにはファラン向けのゴーゴーバーからアジア人向けの風呂屋、マッサージ店までどの国籍の人種でも楽しめる“アトラクション”が揃っています。そして働く女の子たちも、ファラン向けのゴーゴーバーにはノリのいいイサーン出身者、アジア人向けの風呂屋等にはおとなしい北方民族と大別できるようにハード面もソフト面もディズニーランドのようにバラエティに富んだ提供をしています。この事はまた、逆説的に、世界の人種の女性の好みの大別を可能にしています。ゴーゴー好きのファラン=スタイルの良い、エキゾチックな(時にモンキーチックな)褐色美人好き、風呂好きのアジア人=色白でおとなしい貞操観念を持ってそうな純粋娘好き、アラブ人=グレース等で言わずもがなのオデブちゃん好き(実は世界一の女好きはアラブ人だと説く研究者も多い、ぼったくり系風呂屋で出会っても日本人とは絶対競合しない無害人種ともいわれる)、外道初心者日本人=タニヤやゴーゴー人気娘などの日本語ペラペラ、会って1秒で「アイシテル、ツキアッテ」の打算系娘好き。

このように、人種別に楽しみ方も千差万別な訳ですが、もっとミクロの世界に入っていくと、レインボー2で年金ドイツ人が一目惚れした猿顔イサーン娘、ナタリーでバックパッカー系日本人が恋した子持ちのチェントン人のように、毎夜迷える子羊のごとく殿方たちが“誘惑天使”と虜となっています。
先に述べたような人種の違いがあろうとも、ミクロの世界で共通してくる殿方の悩みを時系列に表すと、「この子はいい娘だな」→「この子はオレの事が好きなんだな」→「結構お金のかかる娘だな」→「オレは例外だと思ってたけど、こいつはオレのカネが目当てなのか!?」となります。 娼婦として働く女の子たちは、貧困家族を養うためこの仕事をしているから、お金目当てに付き合ってるカップルは多いぞと知識はあっても、自分だけは例外なんだと人間は考えがちです。そうなると全ての誘惑天使の行動が、「これは金目当ての行為なのか、オレの事が好きでやってるのか」という基準で見ないと済まなくなる訳です。「MK行ったら奢ってくれました」「タクシー代は要求してきませんでした」と、自分の支払いが少ない分気に入られているんだよ系の投稿が散見される事でも例証されております。しかしこれ、ご安心ください。ファランにも共通の悩みですので。Seabrook Jeremy著『Travels in the Skin Trade』より“They(タイ娼婦)just see the wallet. which is the sexiest organ on a man’s body” “Mai mee ngern (お金がない). That is the first phrase every foreigner learns here” 






第2回 タイ夜遊び通Sのぼやき 
前回最後にご紹介した「ファランのぼやき」が好評でしたので新たなぼやきをまずはご紹介いたします。
まずはSeabrook Jeremy著『Travels in the Skin Trade』より”I wonder now what she made of it all. Was she just doing what she was paid for? It didn’t seem like it at the time. “ “I think it was the fourth time I came to Bangkok, she looked worried. I asked her what was the matter. She said ‘ Nothing’. Then it came out , that her mother was sick and needed an operation. I recognize now that this was a familiar story. There is always a sick parent, a house destroyed by floods, a young brother to be put through school.”
“ They(娼婦)know when they have you hooked, and they will play it to the last cent. That’s why she asked for nothing in the beginning, pretended every little gift came as a surprise.”
やはり日本人もファランも思考の違いはあれど、同じようなタイ験をされているようです。要はどこまで真剣に愛し合っていてもお金の存在が頭から離れないので、ちょっとした天使の行為でも、「オレをお金の存在なく愛しているのかどうか」というフィルターを通して観察してしまうのは、洋の東西を問わず、男の悲しい性であります。
ファランのぼやきが出ましたので、ここらで我らが日本人のぼやきをご紹介しないわけにはまいりません。小著「誘惑天使」に登場するタイ夜遊び通Sも本編で様々なぼやきを発してくれております。「これやからあかんわ、娼婦は。」「こいつら、絶対アホやで。」
なんていう台詞にも積年の思い、騙され続けた恨み節がこもっております。では、彼のぼやきを通して天使たちの行動パターンを追ってみたいと思います。
タイ夜遊び通Sのぼやき その①
『あいつら(天使たち)とMK食いに行ったら絶対あかんで。あいつら連れてくとアホみたいに注文するからな。この前なんて2人で900バーツやで。ほんで結局半分以上残してイムレーオなんて楊枝つついてる。値段見いへんと食べたいものみんな注文しとんねん。鍋食う前に点心とテリヤキ頼みすぎやっちゅうねん。ほんま頭来るわ。』
こんな経験皆様も1回や2回された事あるのではないでしょうか。天使と出会って初めての店外、オキニとのいつもの食事。様々なケースでMKは利用されます。タイ夜遊び通S曰く、そんなMKは、実は天使の性格を知るためのリトマス試験紙の役目を果たしてくれているそうです。「MKでの支払額は女のアホさ加減に比例するんや」とのこと。MKを利用する客の9割はタイ人ですので、ここではタイ人である天使が注文の主導権を握ります。2人で食べられる量を前もって予測し、食べたいものの値段・量・種類の折衷案を瞬時に考えられる子と食べると自然と支払額も適正料金になるが、いい加減な子は頭を使うよりも先に本能が働き、量や値段を考慮せず食べたいものは注文するため支払額が増えるとの理論です。確かに日本人同士で行くMKの方が客単価が安いような気がいたしますよね。
ちなみにこのパターンに関しては、ファランも同様にぼやいております。
Neil Hutchison著 『Money Number One』より “In a restaurant, if you are going to allow her to order, just tell her beforehand that you are not very hungry, even if you are starving. She will probably only order one dish for you plus six or seven for herself. After she has taken one mouthful from each dish and declared that she is ‘ Im’, you can then safely eat the rest of the food on the table. Be careful though. Don’t show your hand too early or she will do another round of ordering for you.”
タイ夜遊び通Sのぼやき その② 
『風呂屋でシャワーキャップかぶる女はキス率が低いでえ』
非常に深みのある(?)言葉がタイ夜遊び通Sから発せられました。タイでの入浴回数1000回、タイでの女性経験人数1500人(パマー・カメーン含む)、タイに落とした金額推定2千万円を超えている夜遊び通Sが、ボリガンのディーとマイディーの境目としているのが、キスの有無です。「キスありのやつにはもちろんチップ奮発や。でもキスなしやったら1サタンもやらへんで。まあ、高級店行くときなんかは、美女とキスしたくて行ってるようなもんやな。キス率が下がるけど、あえてメジャーリーグに挑戦や。ペッブリ-なんてキスが当たり前やろ。それやと最近、逆に萎えてまうねん。ポセイドンの3階なんかで、こんな女とキスなんてできへんやろなあなんて美女が禁断の口を開けたとき、それだけでおお!思って場外ホームランや。その分チップもメジャー級やけどな、ははは。最近はキス率も訪タイごとに計算してるんや。先月は1週間で15人中12人や。キス率8割やで。イチローでもかなわん率やで。でも今回は最悪や。9人中キスありはたったの2人や。キス率2割2分2厘やで。こりゃ山田(元阪神の捕手)にも負けとるで。原因は高級店の狙い撃ちのせいや。ホームランはいらんからコージーあたりでヒットつながなあかんわ。ビワでキスしてもさすがに内野安打やけどな、ははは。あ、言うとくけど、ディープ以外のキスはファウルやで。最近ようおんねん。唇はOKでも歯でガードするヤツ。名づけて“ティースブロック”や。まあその開かずの扉をこじ開けるのがまたおもろいんやけどな。」なぜか野球に例えることの多い夜遊び通Sですが、キス率にいつから目覚めたのかは本編をご参照ください。さらに夜遊び通Sは続けます。「最近な、このキス率にこだわりすぎて、風呂屋行く目的がほとんど美女とキスするって事に集中されとんねん。せやからいきなり部屋入って“チュップ ダイマイ?”なんて聞くのはナンセンスや。そこでにっこり“マイダーイ”なんて言われたら、その時点でゲームセットやからな。せやから敢えてキスは最後の最後までとっておくねん。飯でも好物は最後までとっておくやろ。最後の最後でキスありやった!って感動しながらフィニッシュや。もう、ある意味アホやわな。でな、部屋に入ってから、いろんなシチュエーションでこの子はキスありかどうか予測すんねん。もうこっちはキスに賭けてるからドキドキやで。まず簡単な自己紹介とか会話するやろ。その間あたまの中はキスばっかやねん。だいたい会話してすぐにあなたの事好きとか、わたしと付き合ってとかいうヤツおるやん。そんなんは逆にキス率低いんよ。あっ、日本語話す女は論外やで。性格悪いうえにキスせえへんからな。“アナタ”とか、普通一流大学で日本語勉強した女は使わへんで。教養ないの丸出しやっちゅうねん。まあええわ。それより問題は会話の後やねん。風呂で体を洗ってもらう時、女がシャワーキャップかぶったら要注意やで。その瞬間、キス率は1割台に落ちるわ。(ボビーオロゴン並みに目をずんぐり開けて)ほんまやで。理由はいまだに分かれへんけど、ジンクスってヤツや。で、さらにいうと風呂の最後にリステリンでうがいする事あるやん。意外とリステリンを勧める女もあかんで。以前よく、リステリン勧められて、“おお、キスするからエチケットっちゅうことやな、よしよし”ってアホ面こいてうがいして、いざとなると拒否や。持ち上げて持ち上げて落とされて、垂直落下DDTやで。ほんま痛いわ。」
皆様もご自身で天使の行動を例証されてみてください。タイ夜遊び通Sのぼやきがあてはまることもあるのではないでしょうか。 まだまだ彼のぼやきは続きますが、それは次回のお楽しみとさせていただきます。次回のぼやきを一言予告で。「アホタイ人に親切にすると、仇で返ってくるわあ。」「風呂屋とタニヤは“おやじタイム”を避けなあかんわ。」ご期待ください。







第3回 タイ夜遊び通Sのぼやき 続編
前回に続きまして、「誘惑天使」本編に登場して話題沸騰のタイ夜遊び通Sのぼやきをご紹介したいと思います。このSとは一体何者なのだ?というお問い合わせが来ておりますが、北海道出身でヘタレ関西弁を操る青年実業家とだけご理解いただければ幸いです。毎月のように訪タイしておりますので、ポセイドンの3階であなたの横でキス率を予想分析しながら天使を狙っていそうな顔をした人間に出くわしたら、それがタイ夜遊び通Sかもしれません。
タイ夜遊び通Sのぼやき その③
『アホタイ人に親切にすると、仇で返ってくるわあ。』
これは彼がタイでの性活のひとコマで出くわした数々の災難から悟った格言だそうです。「ひとつ忠告しとくわ。タイ人に親切する時は、相手の顔しっかり見よって、こいつがアホかまともか選別せなあかんで。アホに親切すると逆にあだ討ちされるからな。この前ヴな、最近できたナタリーの彼女とパタヤ行って、帰りにタクシーチャーターしてん。乗り場で運ちゃんにはバンコクのシャングリラまでって頼んでおいて、あとは荷物を乗せるだけになったとき、タクシー乗り場の若い兄ちゃんがごっつ笑顔で荷物を車までお持ちしますって言うんよ。気分良くしてチップやったら、気ぃ利かせて運ちゃんに何か言うとんねん。おそらく目的地の確認してくれとると安心してそのまま手振ってタクシー乗ってん。車中はナタリーのPちゃんの大きな胸の中で眠れる森の少女や(虎舞竜??)。2時間くらいして目覚めたらタクシーはもうほとんどドンムアンまで来とんねん。あせって運ちゃんにシャングリラちゃうんかい!?言うたら、この丹古母鬼馬二そっくりの運ちゃんが鼻毛抜きながら“出発のとき空港までって言われたよ”ってぬかすねん。あのタクシー乗り場のアホ面した兄ちゃんがオレが大きなトランク持ってたから空港までと勘違いして余計な事言ったんよ。おかげで渋滞の中心街に戻って結局4時間かかったわ。おまけに追加の高速代やらチップやらで200バーツも余分にかかって。200バーツあったらゴーゴーでビール飲んでコーラ奢って乳揉めるっちゅうねん。」
このエピソードは彼にとっては氷山の一角にすぎません。
「まだあんねん。この前ホテルチェックアウトしたら入り口までボーイが荷物持ってくれて、お礼にチップやったら喜んでタクシー呼びに行ってくれてんけど、ホテルの入り口にタクシー着いた直後に後ろからでっかい観光バスが来て、オレのタクシー、外に出られへんっちゅねん。観光バスが来てこの状態になる事予測できててこれやからな。おかげで20分その場でプチ渋滞や。メーターすでに回ってるから60バーツは余分にかかっとるで。60バーツあったらカウボーイでハッピーアワーにビール飲めるっちゅうねん。」
さすがタイ夜遊び通らしく、痛い目にあった代償は必ず夜遊び値で換算するSでございます。ではこのあたりで最後のぼやきをご紹介いたします。
タイ夜遊び通Sのぼやき その④
『風呂屋とタニヤは“おやじタイム”を避けなあかんわ。』
みなさんもMPやタニヤのクラブに行って、あれ~これだけしかいないの!?と焦って何件もはしごするハメになったことがあると思います。特に正月やお盆など日本人が大挙する時期にはひな壇を見ると時津海そっくりのおばちゃんしかいないなんてこと経験あると思います(油断してるとその時津海さえ消えています。一体だれが、、、)。
誘惑天使のフィールドワークでタイ夜遊び通Sへのインタビューを行った後に、珍しく彼から「これからタニヤ行くで。おごりや。」との声が聞かれ、彼行きつけのカラオケクラブに向かいました。ところが時期は年末年始、日本から重役が大挙する時期で接待三昧で大変だと、某大手企業現地法人社長が嬉しそうに嘆いていたように、タニヤのリーマン系日本人密度が普段の3倍に達しておりそのカラオケクラブも天使はわずか2名。ようやく3軒目で夜遊び通Sの納得できるレベル(つまりキスしたいレベル)の子を捕まえました。女の子の肩に腕をのばし、OFF代を払いながら夜遊び通Sがぼやき始めました。「だいたいこの時期は女の子がおらんねん。この時期こそいい女をゲットする腕が問われてとるんやで。風呂屋でもタニヤでも、いかに多くの女が揃ってる時間に行くかや。そこで問題になってくるんが、いかに“おやじタイム”を避けるかやねん。おやじタイムって分からんか?代表例は40過ぎで訪タイ歴10年以上のおっちゃんたちや。そのおっちゃんたちが店に来る時間をおやじタイムっていうんや。そんなおっちゃんたちは強敵やで、ほんまに。よう考えてみぃ。昼間にMBKとか伊勢丹歩いてる日本人とタイ人カップル見たら一発や。若いカオサンとかにおりそうな日本人はなぜかブッ細工な猿連れて歩いてるやん。ところがな、おやじに限ってめっちゃエエ女連れてこれ見よがしに歩いとんねん。理由は簡単や。おやじがオレたちが店に行く前に、すでにかわいい子を捕まえとんねん。何時に行けばエエ子がおるか、経験値でわかっとるんやな。風呂屋ではな、早い時間に行けばエエってもんとちゃうで。たとえば売れっ子やかわいい子は大臣出勤する子もおるからな。そんな子が揃うちょうどええ時間とか、開店時の客が引けて二回転目で偶然女がそろうとか、あんねんて。そんな時間になぜかおやじは匂いをかぎつけんねん。ある意味ヴェルディの武田や、ゴールハンターの嗅覚やな。まあ、おやじやから、武田いうより岡ちゃんやけどな、ははは。せやから、この“おやじタイム”をいかに掻い潜るかが大事やねん。関係ない話やけど、最近のオレのタイプは歯の矯正してる子なんや。なんか、矯正してる子みると、オレのキス率をググッと刺激すんねん。矯正してる子はキス率あんま高くないから、逆にキスしたいなあなんてな。“矯正してるから、今日はキスできないの”なんて平気で年中言いよる。名付けて矯正ブロックや。これまた開かずの口やな。これをこじ開けるのが快感やねん。。」最後は結局キス率の話に戻るタイ夜遊び通Sでしたが、“おやじタイム”はこれから師走にかけて皆様の重要なキーワードになってくるかもしれません。ただ、どんなにかわいい子を捕まえても、街中を歩く時は人の目も気にしたほうがよさそうです。なにせ小著にも登場するチュラ大のYUIちゃんも、外国人とタイ人(色黒系)が歩いてたらまず“そっち系”のカップルだと考えるとインタビューで言っておりますので。あまりべた付いてスケベ顔で歩くのは賢明ではないかもしれません。







第4回 タイ夜遊び通Sのボヤキ/あの子は今、(バンコクコージー クンちゃん編)
大変ご無沙汰しております。誘惑天使著者でございます。昨年末以来の連載となりますことご容赦ください。小生もニッポンのサラリーマンとして働き蜂のごとく生活しておりまして、一年のうち、訪タイできるのは1,2回。日本でたまにニュースで「タイ」ガース連勝!やら片山晋吾が3位「タイ」!などと聞くとピクッと反応してしまう時なんかは、禁断症状の表れだと理解しております。前回の連載で、「タイ夜遊び通S」の登場は終了したはずなのですが、GWに2週間訪タイした話を聞くとまだまだボヤキは止まらないようです。ちなみに「タイ夜遊び通S」は誘惑天使本編に登場する謎の関西弁をあやつるタイに嵌りまくっている日本人で、現在30歳、タイでの経験人数1000人以上、タイ経済への貢献2千万円超のつわものです。
「GW,やっぱ行ってもうたで。微笑みの国や。今回、なんと5ヶ月ぶりやねん。こんなに長い事行かんかったんは、久々やで。ドンムアン着いたらナンプラーの匂いしたわ。あの空港、なんか着いただけで武者震いすんねんな。これから戦うでえ、みたいな雰囲気や。まあ、実際この世で戦っとんのは、サラリーマンやけどな。彼らの戦いが猪木対アンドレやったら、オレの戦いなんか、飯塚対平田やわ。まあ、能書きはええわ。それでな、早速風呂屋行ったんよ。某高級店や。キス率(※前回参照)を高く維持するには、初っ端が大事やから、ペッブリーあたりの適当な風呂屋で妥協したろかとも思ってんけど、ブスとキスしても、ぶっちゃけ意味ないで。ほんま。内野安打や。せやから初めっから高級店のサイドライン、いきなりクッパとの対戦や。しかも矯正ちゃん。ティースブロック(※これも前回参照)しようもんなら、矯正食いちぎったるで!思ったら、予想通りキスなしや。オレも実際は気ィ弱いさかい、ティースブロックされた瞬間に、撃沈やっちゅうねん。30代になって、明らかにキス率落ちたと思うねん。耳の裏からおやじ臭出てへんか本気で心配なってきたで。実は今回は風呂屋で出会った彼女の家にずっと泊まってたんよ。浮気はせえへんから風呂だけ行かせてって頼み込んでな。これじゃ明らかに恋愛ちゃうな。で、またこいつが風呂屋以上に金使うねん。歯の治療したいから歯医者行く言うて、2万バーツオレの財布から持っていきやがったんよ。イサーンの田舎で虫食ってたヤツが、何が生意気に歯医者やねん。ほんで、一緒に飯食いに行ったら、また大出費や。あいつがホテルで食べたい言うから、高級ホテルのディナー連れて行ったんよ。そしたら例のごとくアホみたいに注文しまくって、しまいにはマイアロイ言うて残しとんねん。でチェックしたら目ん玉飛び出たわ。7,300バーツやで。これまたチェック持ってきたボーイも小バカにしたような笑み浮かべやがって。彼女は彼女で知らん顔して楊枝でスースーやっとるし。ホンマ、2人まとめてストーンコールドスタナーかましたろか思ったわ。」
今回もボヤキっぱなしの夜遊び通Sのようですが、結局は帰国した後も、この“彼女”と連絡を取り合っているようです。もちろん、彼女のワン切りでコールバックのパターンですが。。
さて、すでに本を読んでくださった方には気になるところだと思いますが、(どうせ買ってもお前に印税入るだけだろ!と突っ込みがはいるかもしれませんが、ご安心ください。印税の数倍、株でやられております。ここ数週間の新興市場、どうなっているのでしょう。。)、先日、以前バンコクコージーで働いておりましたクンKOONGちゃんに会うことができました。小著の中では癌で体調崩したところで終わっておりましたが、その後体調持ち直して元気でやっているそうです。「最近やっと体調が戻って普通の生活ができるようになったわ。もちろんお医者さんには毎週行ってるけど。今まだ私学生でしょ?だから、またお金が必要になっちゃって、たまに昔からのお客さんと連絡とって会ってるわ。こんな病弱な私を雇ってくれる会社なんてなかなかないし、もう一回バンコクコージー戻ろうかなって思ってる。 そういえば妹のヤッドなんだけど、コロンゼで働いてるとき知り合ったインド人とパタヤに行ってるわ。あの子は、普通タイ人の女の子に嫌われるインド人やアラブ人のお客さんを取ってるの。競争率低いからいいお客さんに会えるでしょ。昔はそのお金で遊びに行っちゃってたけど、今は私のアパート代と治療代を払ってくれてるの。感謝してるわ。」クンちゃんですが、現在は彼氏がいなくて寂しいそうです。日本人の彼氏を紹介して欲しいと頼まれてしまいました。この子は小生がフィールドワーク当時接した女の子の中で、性格は抜群によかった事を思い出します。当時1日6人以上の予約を取っていたにもかかわらず、初めて会った翌日には仕事前の時間を割いてわざわざインタビューのためMBKまで会いに来てくれた子です。皆さん、今がチャンスです!ご希望の方は、こちらまで!! 







第5回 ワールドカップと“ウォルショーシェー”
世間は今、ワールドカップの話題で盛り上がっておりますね。思えば4年前の日韓大会の頃は、フィールドワークのためバンコクに滞在しており、ナイトバーなどでサッカー観戦を毎晩していた記憶があります。ナナもパッポンもお風呂屋さんも、各国の国旗でデコレーションされてて、コンチアはお客さんそっちのけでテレビに夢中、バービアのオネエチャンも鼻スースーやりながら韓国の怪進撃に容赦ないブーイング飛ばしたり、毎日が賑やかだった気がします。タイは時差の関係でイングランドのプレミアリーグを週末のゴールデンタイムで見れますので、結構女の子もサッカーに詳しくて驚きます。ゴーゴーなんかで好きなサッカー選手は?なんて聞いたら、「ファンニステルローイ」やら「ロイキーン」
やら、平気で出てきます。。誘惑天使に登場するプー@パッポンもかなりのサッカー通でした。好きなクラブはマンU、好きな選手はファビアン・バルテズ(当時)というかなりのマニア。ちなみにバルテズは、スキンヘッドがトレードマークのフランス代表正ゴールキーパーです。「何でバルテズが好きなの?」とプーに聞くと、「反射神経がよくてパントキックがうまいから。」と解説者ばりの回答が返ってきます。日本で大量発生しているギャルサポーターのように、好きな選手がボールを持っただけ、日本陣内にボールを蹴りこまれただけでキャーキャー騒ぎ、絶妙なサイドチェンジには無反応なにわかファンとは違います。その昔、原博美や木村和志が代表だった頃から観戦している小生にとっては、ギャルサポーターを代表戦のテレビで見るだけで、「お前等が何でチケット持ってんだ!だからオレがチケット買えずにテレビ観戦なんだよ!」と苛立ちまくっておりまして、ついつい愚痴となってしまいました。プーのサッカー好きは、サッカー賭博の影響が強いようです。プーの居候していたトンブリー一家のようなイサーンから出稼ぎ移住でバンコクに暮らす人たちにとっては、トランプやらサッカーのギャンブルが日常の生活のささやかな楽しみだったりしますので。小著にもあるように、ギャンブルの最中に家を訪ねると、間違いなくたかられます。皆さんも、ゴーゴー嬢に家に来ないかって誘われて、その後の展開を期待して手放しでついて行ったはいいが、部屋には叔母さんやら弟やら訳の分からないの人間がたくさんいて言われるがまま軍資金を奉納して、しょんぼり家路につきながら、こんなことなら誘いを断ってラチャダーで按摩でもやっときゃよかったなんてブツブツいってたなんてことないでしょうか。彼女たちの家族のような低収入層では、こういった身内でのギャンブルが日常で行われており、ギャンブル→負けてイライラ→ドラッグ→金欠→借金→売春→金ができる→ギャンブルのゴールデンローテーションが成立しやすいとも言えます。Prostitute is prostitute is prostitute,,,,,,,(娼婦はやはり娼婦である)といったところでしょうか。。
 ここで娼婦の愚行に毎日頭を悩ませるタイ夜遊び通Sの登場です。「ホンマ、やっぱ娼婦は娼婦やわ。この前も彼女とタクシー乗ったら、オレが支払いで財布をゴソゴソしてるうちに彼女が運ちゃんといきなり口喧嘩し始めて、気付いたらどっから持ってきたのか鉄のパイプで運ちゃんに殴りかかろうとしとんねん。ホイクワやったから、屋台のおばちゃんが仲裁に入るわ、バイタクの兄ちゃんが入り込むわで、ホンマ、ドン引きやで。なんでこいつらはすぐカッとなんねん。感情のまま動くから、動物と変われへんで。まあ、イサーンで動物と変わらんようなもんばっか食ってたんやから、動物っちゃあ動物やけどな。そのくせ一緒に買い物行くとブランドもんばっか選ぶからな。小生意気に。で、また発音がむかつくねん。誕生日になんか買ったろうと思って、何欲しいか聞いてん。そしたら、“ウォルショーシェー、ウォルショーシェー”って言うねん。何の事か分かれへんからもう一回聞いてみても、“ウォルショーシェー”って繰り返すねん。どうせタイのお菓子か何かやろと思って、よし、買うたるわ!って言うたらそのまま手を引っ張られてエンポリアムや。で、一階のブランドショップをウロウロしとる。“ブランドはええから、はよウォルショーシェー買いに行くで!”ってせかしたら、いきなりベルサーチに入って行くやん。ベルサーチが、こいつの発音だとウォルショーシェー、なんでやねん。会計見て、目ん玉飛び出そうになったわ。で、店員に発音させてみると、なんとなくやっぱ、ウォルショーシェーやねん。おまえら、ウェアユーゴー や アイウォンゴーウィユーばっかやなしに、まともな英語勉強せえっちゅうねん。まあ、イタリア語やけどなって突っ込みはいらんで。もうこうなったら、あるあるさんとこの探検隊呼ばなあかんわ。風呂屋でよくある、探検隊やで。ほな、いくで~ ♪キスなし覚悟でサイドいく! ♪笑顔に騙されはずれ引く! 
♪スプライト頼んでスパイくる ♪チップが頭を悩ませる! ♪デートに誘うと2人来る
♪矯正姫にキス強制 ♪部屋に入ると便意くる ♪バスに乗っても便意くる ♪トイレがないと便意くる  おれはう○こキャラかいな!」

背中に気をつけろ!

背中に気をつけろ!
目指すはスクンビットのチンピラ  BY:チコ

 はじめまして。いつも外道のHPを楽しく読ませていただいてます。チコと申します。マッケイガン師、Drフェラ氏をはじめとする外道ライターの皆さんに感銘を受けて手慰みではあるけども自分でも書いてみよう!と安易に考え、外道紘さんにお願いしたところ、途中で止めないでくださいね、との的を得た突っ込みとともに連載してもいいですよ、とのお言葉を頂きました。

 外道のHPはお風呂屋さんの記事が多いですが私はGoGo、特にナナが大好きです。バンコクに住むようになって2年がたとうとしてますがいまだに飽きずに通ってます。私とよく遊んでくださる外道の先輩(外道紘さんとは別人です) からことあるごとに「チコさんにはチンピラの素質がありますよ。」(それってよくB級映画のはじまりぐらいでやられちゃう奴ですか?) とほめ言葉だかなんだかよくわからないお言葉をいただくのですが、これを素直に信じてGoGo話を中心にしたお話でも書いてみようと思った次第です。

 外道の先輩の方々からは何をいまさら、と突っ込まれるようなことも多々あると思いますが、自分のお間抜けな日々を振り返りながら明日の糧に出来たらいいと考えてます。私は在住なんですが、短期でタイに遊びに来る方にもわかりやすく読みやすいものを書いていきたいので突っ込みたいところがあればどんどんメールしてください。

 お店とか女の子とか、ちょっと詳しい話が出るかもしれませんので、それをたよりにナナで私を見つけて蹴っ飛ばさないでくださいね。自分の心の傷を畳針で縫ってるような真似してますから、たぶん泣いちゃいます。しょっぱなから弱気ですが立派なチンピラになるべくがんばっていきますのでよろしければ一緒に笑ってやってください。女どもから後ろから刺されるほうが先かな。
 
1.初めてのGoGo (2003年1月21日 )
2.ヒヨコにはまって一緒に巣立ち (2003年1月21日 )
3.トモダチ (2003年1月21日 )
4.いつもクールに Stay sharp! (2003年1月31日 )
5.ミッション:かわいいあの子をスナイプせよ! (2003年2月9日 )
6.7000Bの女 (2003年2月21日 )
7.【算数】外道単位認定協会 (2003年3月6日 )
8.石川三チコの勝手にシネバ? (2003年3月14日 )
9.【理科】ピンクの小粒コーラックとSPYの素敵な関係 (2003年3月26日 )
10.【社会】赤道直下バナナベルト帯 (2003年4月20日 )
11.【お歌の時間】その日限りの愛 (2003年4月27日 )
12.やさしくダマして ~Cheating me softly~ (2003年5月9日 )
13.プチ亡命者たちに捧げるバラード (2003年5月19日 )

最終更新日時: 06/12/2011 13:42:40

外道の細道

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初めてのGoGo

 
 何でも初めてっていいものですよね。クラス替えして初めて会う女の子とか。初めてキスしたときとか。初めてキマったはっぱ、美味しかった気がします。でも、私が初めてGoGoに行ったときはODでちょっと刺激が強すぎました。どこを見ても乳々チチ、女の子の熱い視線(収益に関する、含ム)、んで目のやり場に困っても目の前には足しかありません。しかも生。
 今でもGoGoで目が泳いでいる日本の若い子なんか見ますとほほえましくなってきます。私もあの時尻尾を巻いて赤バスでカオサンに帰ったらよかったんでしょうが、何の因果か不良外道の先輩のおかげで外道の道に迷い込んでしまいました。

 早い話、 私のはじめてのGoGoは、ふと見上げたらそこにいた女の子と目が合って、にっこり笑われて、抱きつかれて(だれが呼んだの?)、ニャーニャー甘えられて(コーラおごるの早すぎ)、私服に着替えたらサイアムとかその辺にいる子だよねー、なんて思っているうちに(ペイバーしたんかい)、ホテルに行きますた。さすがレインボー1です。自動車王フォードの経営哲学を反映させた流れ作業。
 まあ、所詮私は中途半端なお外道だったのでしょう、いくらかわいいとはいえ今日はじめてあった女の子、言葉もままならず名前もよくわからず、タイじゃあどうやってHに持っていったらいいのか、わからないことだらけ、(まあ歳が17だってことだけはわかったんですが)うっすらおけけを前にあそこも半立ち、そのうちお時間となってしまいましたと。子供のころから試験とか、試合とか本番に弱かったのを思い出しました。
 私の初めてのカワイコちゃんはその後もしばらくお店にいました。あの時外道らしくバックからがんがん突いてやったらよかったんでしょうが、いかんせん不完全燃焼だったのでなんだかおセンチな気分になっちゃって、お店に顔を出しては一緒に遊んでただけでした。(禁じられた遊びのテーマ、でお願いします) とかいって、じつは毎回ペイバーして一応ホテルとか行ってたんですがねー。愚息が元気だったらやっつけてやろうなんて姑息なこと考えながら。

 今思えば外道の先輩方からどやされそうですが、今でもその子が私の目の前で踊っていて、ふと目があったら同じことするような気がします。あのときの感動は今でも忘れられず、その子を超えるかわいい子には会ってないです。わたしがGoGoに通うようになったのもこの思い出を追い求めているせいなのかもしれない。
 そう、でも、これは初めてだったからってこともなんとなく気がついているんです。その時の証人外道先輩氏が言うには「ほかにもいい女はいくらでもいた。」だそうですから。






ヒヨコにはまって一緒に巣立ち
 初めころの飲み歩きが今の私の不良行為につながっているのかもしれません。あいかわらず私はヒヨコちゃん相手に屈折した思いをいだきながらナナに遊びに行ってました。やっぱりペイバーするのですがいっこうにモジモジ君から脱出できません。
 そんなとき、ネットでとある薬を見つけました。一応商品名は伏せますがようは精力剤です。早速購入試し撃ち! とかいってMPにいったんですが、なんだか立つだけじゃあなくって根元からぐっとそそり立つ感じです。すばらしいです。まさに科学の勝利です。外道先輩とその硬さ、大きさについて盛り上がってそのままナナへ。あぁ、こんなときにちゃんといつものカワイコちゃんが残っているのもR1のいいところなのです。金髪デブ、ありがとう! (すいません、打ち込みながら興奮して過剰表現してしまいました。いないときのほうが多いですよね。。。)

 そんなこんなで念願かなってかわいいヒヨコちゃんととうとう一発できますた。しかもMPで抜いただけあってえらい持ちます。いかない。ヒヨコちゃんも濡れ濡れのそれはスワイパーの幼女並み。背中に爪立ててました。

 と、ここまでならいい話なんですがあんまり嬉しかったんで飯でも食いに行こうと、外に出たとき誘ったんですが「お店に帰って友達と一緒に帰るナ」と言われ、まあそれもいつものことなんで (このへんで普通に気がつけよ、自分) そこで別れて私はタクシーに乗りました。と、あのナナの交差点で男の子(ヒヨコちゃんと同い年ぐらいな感じ)といるヒヨコちゃん発見。なぜかいそいでシートに体を押し付けて隠れたのは私。なんでだろう。とっさのとき人間の本性って出るって言いますが、じゃあ私はなんなんすか。

 本当に気に入っていたんでショックだったのですが、彼氏とヒヨコちゃん2人がとてもかわいく見えたのを覚えてます。ヒヨコちゃんはお金頂戴と自分で言ったことは無かったんですが、ペイバーしたらいくらかのお金をあげていたことをよかったと思いました。その後しばらくしてそのヒヨコちゃんはお店からいなくなりました。結局一発しか出来なかったんでえらくコストパフォーマンスは悪かったですが、気持ちよかったんでイイです。わたしがそのヒヨコちゃんと付き合ってたら、どこぞの外人と寝てよがって爪立てたなんて思っただけで嫉妬で狂い死にしそうです。私はたぶん恋愛とか、そんなことには向いていないのでしょう。どんな女の子も過去を含めて全部自分のものにすることは出来ないことはわかってます。ヒヨコ彼氏、正直スマンカッタ。
 
 そんなこんなで外道先輩に、 「僕は本当に好きでなかったらHできないのかもしれないです。僕、心のどこかでブレーキがかかって、あの子達とは恋人同士のようにはなれないのかもしれないんですかねぇ」 と言ったら 「愛が無かったらセックスできないかもしれないけど、薬があったら出来るでしょ」 とにっこり切り返されましたとさ。






トモダチ
 子供のころから友達を大事にしなさいって育てられてきました。大きくなっても「一番大事にしてるものってなによ」って聞いたら「おめぇに決まってるだろ」(ところであなた、みんなにそういってませんか) なんて言う素敵なやつらに囲まれてました。そんなみんなを打ち捨てて私はタイに住んでます。でも今回はそんな愉快な仲間たちの話でなく トモダチ、「プゥアン」ってやつです。

 私は一人ではほとんど遊びに行きません。だって、つまんないじゃあないですか。GoGoのお姉ちゃんのおケツに肉割れ見つけても誰にもいえないし、さっきペイバーされた子が30分かそこらで帰ってきたとしても報告する相手もいない。みんなで一列縦隊で踊りながら店ん中グルグルできないなんて、まるでサンダース軍曹のいないホワイトロック小隊です。寂しい限りです。やっぱりみんなでカワイコちゃんをチェックメイト、タクシー!PBホテールナ、こういきたいもんです。どうぞ。

 でも大挙してGoGoに行こう、なんていっているわけじゃあないんです。多くて3人がいいでしょう。GoGoはうるさいんで話もしにくいし好みの女の子とかもバッティングするかもしれません。一軒一軒回って一人落ち、二人落ちつつというのもいいんでしょうがせっかくみんなで集まったんなら最後まで盛り上がりたいもんです。それに日本語ばっかりで盛り上がると言うのも女の子たちはちょっとつまらなそう。やっぱり日本人の私は周りにも気を使ってしまいます。GoGo行くなら2,3人がいい感じ、です。

 そんな寂しがり屋で遠慮しがちな私のトモダチはGoGoのウエイトレスや強面のお兄さんたち。なんだか何回も通っていると次第に自分についてくれるウエイトレスも顔を覚えてチョビットづつ話をするようになります。この人たち商売柄でしょうか、人の顔よく覚えているんですよね。ナナが半年ぶりの友人なんかと行っても、あんたのトモダチ覚えているわよーなんていってくれます。当の本人はすっかり忘れててキョトンとしたまま乾杯してるんですが(と、やっぱりここでもコーラーかよ)私は嬉しい限りです。なじみの女の子もいず一人で飲んでる友人にかわいい子連れてきて、怪しい英語で ノーペイバーOKナ! なんて言ってます。たまにタイに遊びに来る人でもこんな人たちがいれば大丈夫、もう寂しくありません。あなたに合ったあんな子やこんな子の首根っこ捕まえて連れてきてくれます。そんな頼もしいウエイトレス達も酔っ払わせたらいっしょになって踊ってくれます。お立ち台にもあがります。お前は脱がなくてもいいヨ!なんてやつも脱ぎます!見せます!

 かくいう私もこの人たちにお世話になりっぱなしです。違う女の子に乗り換えたときに前の女の子が絡んできたのを押さえてくれたり、不肖なやからがつり銭ごまかそうとしたのを注意してくれたり。私が大いに酔っ払って悪い癖でチプ‐をトランプのようにまいているのを見て心配してくれたことも。(でも止めはしない) 初めて会った女の子に一発やるだけで払うお金の何分の一かでかなり私達の力になってくれます。みんな、愛してるよ。

 でもね、外道先輩が不思議そうに言うんです。「普通常連になったら安くなっていくじゃあないですか、日本だと。でもここナナじゃあどんどん高くなっていくんですよね。」って。 どうしてなんだろう? だから友達じゃあなくってプゥアンなのかな。。。






いつもクールに Stay sharp!
 所詮遊びとはいえやっぱり私、もてたいです。ビキニのお姉ちゃんに囲まれてニャーニャーいわれながらハイネケン飲みたいです。ふと気まぐれでペイバーした子もアナル舐めはしなくてもいいから、やさしいタッチでチンコ触って欲しいです。お嬢さん、そこに愛はあるのかい? はい、私でなく、私の財布が愛されていることは重々周知してます。でもね、事務的なセクースなんてつまんないないじゃあないですか。やるだけだったらMPのほうがいいですよね。やっぱりここはGoGoを徘徊するチンピラらしく女どもからニャーニャー言われていたいのです。

 そんなこんなで色気づいた高校生のように、新しく服買って見たり、タイの雑誌や街行く若者見てタイ人の好みを研究したり、ちょっと腕立て伏せなんかして見たり、国に帰ったらランニングに半ズボンでビールをあおるだけのビックリボウスキさん達と一緒にオサレにいそしんでます。そう、ナナは女だけでなく男もかっこよくなっていく街角なんです。
 そんな年甲斐の無いことやっている私ですが、そのうちどうやらこれも方向性が大事なんじゃあなかろか、と気がつきました。いくら外見をよくしても中身も伴ってないとやっぱりダメです。タイ人がいいナ、と思う性格や振る舞いってあると思うんです。そんなときに思い出されたのが以前行っていたタイ語学校の授業や先生のお話です。あぁ、先生、ありがとう、今頃になって僕は気がつきました。あなたがいったいどれだけたくさんの事を私たちに伝えようとしてくれていたかを!
 
 言葉を勉強するっていいものですね。その国の文化のうえに成り立っていて単語を覚えていくだけでなく、いろんなことに気がつく手がかりになってくれる気がします。そんな僕が見つけた単語は「プゥヤイ」なのです。直訳は「大きい人」です。大人です。そう、子供のころ家族でお出かけ遊びつかれておぶされて揺られながら家に帰っていった、あのお父さんの大きい背中のことなんです。

 プゥヤイさんは怒ってはいけないそうです。いつも冷静で多少のことでは動じなくって、自分より弱い人、不幸な人、苦しみを抱えている人達に惜しみなく助けの手を差し伸べる、そんなナイスガイなんです。いやなことがあっても、一足違いで女の子取られても、はたまた一足違いで女の子ペイバー出来た!と思ったら女の子が500B札持ってきて 「私あの人と一緒行くナ、あなたタイ住んでるからいいでしょ?ダイマ~イ?」 なんて言われても、 (今日暇だから遊びに来てといったのはあなたじゃあなかったでしたっけ?お嬢さん。)  「まあしょうがねえな、こんな時もあるさ。」 と我慢して自分の中にためたりせずにさらっと受け流す、そんな人なんです。そうですよね、サンダース軍曹。 
 私、今でも急にかっとなって顔に出てしまったり、よくない言葉を使ってしまいますがホントはいけないんです、タイでは怒りの感情をおもてに出すことはよくないことだそうです。皆さんは私のように、GoGo娘にガンたれられたりシカトされたり、他のお客さんに「あいつは悪いやつだ」とチクられたり、そんなことのないように上手に遊んでください。
 かといってカッとしないように、怒らないようにようにと思いながら微笑を絶やさないようにしていたら、 
「なにヘラヘラしてるんですか。また女どもにたかられてますよ。」と注意してくれる外道先輩、僕はまだ微妙にずれてるんでしょうか。







ミッション:かわいいあの子をスナイプせよ!
 性懲りもなく髭なんて剃ってみたりして、女どもにキャーキャー言われる日を夢見てGoGoに通うチコです。こぎれいな格好して、ちょっと日本人っぽさの残った服のセンスなんかで(我ながら姑息だ。)ちゃんと靴なんか履いてお店に行くと、女どもはいい鴨が来たとばかり群がってきます。いい加減しょっちゅう来ているんだから覚えてくれよ。いや覚えているからか?まあいいや、努力のかいあってと信じて、いい気になってコーラなんかおごるかのーなんて思ったら、お嬢ちゃんこの店に前からいたっけ?みたいなえらいブスばっかです。皆さんもこんな経験ありませんか?俺にも選ぶ権利あるだろ、オイ。

 ボランティアじゃあないんですからばったばったと斬り捨てて前に進みたいんですがそこはプゥヤイです。大人です。会話に支障のないような娘を選んで一杯ぐらいおごってあげましょう。たかってきたときにちょっと話してみて自分と話のペースの合う娘なんかいいです。こっちのつたない英語やタイ語を聞いてくれるような殊勝な子なんか最高です。さあ、これで人払いは出来ました。一緒になんか飲みながら踊ってる子なんか見て、あの子チチ偽物っぽいねーなんて他愛のない話なんかしてましょう。運がよければその子のかわいい友達なんかも寄ってくるかもしれません。こっちが女の子のお尻も触らずにお立ち台ばっかり見てたら、まあ、横についてくれた子もいい加減気がついてくれます。「あの子、萌えます」なんていってた女の子が踊り終わったら連れて来てくれるかもしれません。みんなで飲んで騒ぎましょう。でも、あくまでもワンショット、ワンキルです。限りある弾は狙い定めてかわいいあの子に撃ち放つのです。
 
 もし自分が呼んだ子じゃあないんだったら、ちょっとチプを渡せば機嫌よく身を引いてくれます。(と信じたい)カワイコちゃんのかたくなな心も同僚のあやしい通訳で打ち解けてくれてます。多分。次にその店に行ったときも話し相手にも下の相手にも困りません。よくないですか?友達が友達を呼び2回、3回と通うようになると飲んでるだけでおねえちゃんの輪が出来ること請け合いです。まあたぶんその中にはブサイクもいますけど。毎回コーラおごらなくても、あちらさんにも今日の糧がおられますから大丈夫です。ちょっとしたらどっか行っちゃうでしょう。そんな感じでおねえちゃんたちとわいわい飲むのが私は好きです。おねえちゃんの連れてる見知らぬ日本の方や外人さんと盛り上がるもよし、女の子たちの情報を仕入れるもよし、いやーGoGoってホント楽しいです。

 でも、そんなこんなでいつも同じ子ばっかり連れ出してたら、悲しいかな、その店じゃあ他の女の子には手だせなくなるんですよね。いっつも同じ子で飽きたんですが、おまえら、 ってときに限ってかわいい子がニャーニャー踊ってたりするんです。欲望に負けて、おかげで私は今じゃああそことこっちでは総スカンです。行く店行く店でうそつき呼ばわりされてます。人生厳しいなぁ。でも、そのためにバンコクにはGoGoがいっぱいあるんですよね。「敵もさるもの、チンパンジーですから」 なんて言いながらあの店を迂回する外道先輩に今度言ってみます!







7000Bの女
 毎回えらそうなこと言ってますが、ナナじゃあ毎回お姉ちゃんたちにやられています。皆さんこんにちは。チコです。今日はそんなお話です。ちょっと長いですがお付き合いくださいませ。
 
 7000Bの女、って言っても彼女は総額こんだけチコからいただきました、とか昔飛行機で事故った600万ドルの彼みたいに走って逃げるのがバンコクのタクシー並みに速いサイボーグ女だった、って訳じゃあないです。ただバンカピのあたりに7000Bの部屋借りて住んでいただけなのですが、安月給のナナの女ども(プラカノン、オンヌット方面) ばかり見てきた、またその当時4000Bほどの安アパートに住んでいた私には、彼女は驚きでした。
 自分のことは棚に上げて友人達と、この子実は稼いでるんじゃあないの、とか いや、送金があるんでしょう、数カ国から そんな彼女のメインバンクはCityBank 、なんて勝手に盛り上がってたらいつの間にか仲間内ではそう呼ぶようになってました。だって、タイ人の女の子の名前って、ペーとかプーとかパーとか人を小馬鹿にしたようなよく判んないのが多いじゃあないですか。

 まあ実際、その7000Bちゃんそんなにお客さんとってなかったみたいです。もとはといえば、だらだら飲んでた私達のところにたかりにきた娘だったんです。がこの娘意外とかわいかったんですよね。ただ何にもしゃべらないんです。横にいるだけ。癒し系のぬいぐるみですか、あなたは。 営業してきなさいと即すんですけどなんかどこにも行かないんです。いまいち決め手に欠けてずいぶん長いことペイバーもせずにほったらかしてたんですがその店にいつ行ってもなんかこっち来るんです。今思えばただの怠け者だったんだろうとは思うんですが、それにしてもお前、そんな勤務態度で家賃払えんのかョ、といらん心配なんかしてました。

 情が移るとはよく言ったもので、そんなこんなで傍にいつもいられて、かわいさもあいまって、半年ぐらいしたときにペイバーしてみたんです。いやまさに 「してみた」 って感じです。そしたらね、ぜんぜんHの相性が合わないじゃあないですか。お前今更それはないだろうよ。こっちにすりゃあゆっくり時間かけて落とされた感じなのに、ちったあ濡れなさい、あーた。あぁこんなことじゃあ始めにヤっとくんだった。後悔先立たず、後を断たず、もうこの店じゃあ7000Bちゃんに完全にロックオンされますた。でも、なかなかいい女の子いるんですよ、その店。てな訳で友人と連れ立って行っては義理マンする私。たまにはまけてよ、7000B。
 で、やっぱり欲望に負けた私は7000Bちゃんがいない時に違う子連れ出しました。で一人目でばれてなかったことをいいことに次の娘口説いてたのがなんかばれて、ある日えらい絡まれました。口説いてた娘に上げたチップの額までなんで知ってるんですか、あなた。恐るべし情報網。そして私のチップを押し付け返して立ち去る7000B、あんたかっこよすぎるよ。

 と、まあここまでならよくある話なんですがその後私、7000Bちゃんと仲直りしたんです。雨降って地固まるとかいうやつで、お互いの部屋行き来したり夜遊びしたり、ペット買いに行ったり、えらい仲良かったです。そのうち7000Bちゃんはしょっちゅう田舎に帰ったり、(一緒に帰るんですか、こんどは(汗  ) あんまりGoGoにも働きに行かなくなりました。でもね、セックス気持ちよくないんです。(致命的)なんだか私、ナナに遊びにはいけないわ、なんか人生リーチかかってませんかって悶々としてきまして、ある日些細なことでケンカしたんです。そしたら7000Bちゃんはさめざめと泣き出して私と始めてあった日のことからとうとうと語りだしたんです。あのー私そんな昔のことよく覚えてないんですが。

 やっぱり私は外道もんなんでしょう。7000Bちゃんとは仲直りもせずに、そのうち彼女もお店からもいなくなってしまいました。外道先輩には、惚れたほうが負けっすよ なんて強がり言ってますが、今でも7000Bちゃんになら刺されてもイイと思っている私のほうがやられてるんでしょうね。泣きながら「ずっとあなたが好きだった。」 といわれたことを思い出すとちょっと悲しい気持ちになります。でも、そんなとき外道先輩は 「タイ女の涙なんて信じちゃあダメですよ、女心と雨季の空ってよく言うじゃあないですか。」と私を慰めてくれます。いつもありがとう、外道先輩。7000Bに絡まれて、もう一人のほう押し付けちゃってすいませんですた。
 あ、ケンカの些細な原因ですか?ナナで口説いてたそのもう一人のほう、ペイバーしたことなんですが。






【算数】外道単位認定協会
 皆さん今日も女どもからの電話をビシバシ撃退してやがりますか? Dr.フェラありの通貨単位ナタリーで生活していると何でも安く思えて(逆だろよ。)ついつい使ってしまう傾向のあるチコです。こんにちは。今日はそんなドクターに感化されて、私も新しい単位をみなさんにお伝えしたい!そういったわけです。

 皆さんは自分自身や友人、お姉ちゃん達の外道っぷりをいうときにどうされてますか? ナナの2階でお猿さんに似た女の子の顔真似をしてたら速攻で見つかって絡まれて、そのすぐそばで友人はその女の子の妹に手ェ出してた、とかなかなかどっちがより外道だったか判断がつきにくい時があるじゃあないですか。そんな時活用したいのが、かのロシアの外道薬物博士アブルノスキー・ビターミンが提案した外道の単位 「G」 です。まあ大嘘ですが。

 たとえば駐在の家族の方でにぎわう日曜日の伊勢丹に、おまえそれじゃあどっから見てもナナの女だろうよオイ。。。(涙 ってなかっこうできたお姉ちゃんと金を買いにいったとします。これが「1G」。「いちげどう」、と読みます。ちょっとハイソなエンポリなら2G、金を買いに言ったはいいが、思わずケチって昔女にあげて別れ際につき返されたやつをそっとポケットから出せば3G、と言った具合です。


これならもう外道のHPに投稿するときや、友人達とお姉ちゃん達の扱いでバランスをとるときにぐっと楽になります。またこれは自分の身の危険を図るときにも大いに役に立ってくれるでしょう。たとえば2階の炙り仲間のお姉ちゃんが一階の人気店に移った、これは8G、ちょっと危険ですが実はそこがR2、おまけにその娘が店のお姉ちゃん達と急激に仲良くなってしまった!というなら21G、または2,1HG (に てんいち はげしくげどう) 当然2倍以上の危険度です。宇宙飛行士でも耐えられない。もうあんな事とかこーんな事とかがばればれです。遊ぶ地域を変えたほうがいいでしょう。なぜこんな便利な単位が今までなかったのでしょうか。有識者の無関心が悔やまれます。 


さてこの単位は今では拡大解釈され「G」という文字自体が「外道」をあらわしていると考えられてます。私たち外道のマニュアルG-DIARYは外道日記、ナナのゾンビバーG-Spotは外道スポット、そしてそこでおカマのママに 「今日で入って10日の新人、17歳と16歳ョ!」と薦められて思わずペイバーした子たちの腕についてるのは外道ショック。日本限定版ペアモデルです。入って10日で誰からもらったというんですか?お嬢さん。


ちなみにその外道ショック装着率の高いR1の女の子で私が会いに行くたび田舎に帰るとか、しかもお姉ちゃんも一緒だとか、お母さん最近マイサバーイなのとか言ってお金をたかるいい女がいますがこいつは9G、ぐらいです。チコはPBでよくその子の足、揉んでます。踊るとナナで一番かわいい(クレーム不可!)から許す。体が悪いとかで最近踊ってないんですが生活していけるおまえもやっぱり外道もんだ。最近じゃあこずかいせびりも電話で済ませてらっしゃいます。でも腹減ったからラープ買ってきてくれと言うのは今回だけにしてくれ。


どうでしょうか、みなさん。これから遊ぶときに連れがお姉ちゃんのカウボーイブーツとかに100B差し込んだら 「まだまだ0.5Gですよ。」とつっこんでみたり、「いやいやその後ろでこの間ペイバーした娘が踊ってるから2Gはいってるでしょう。」とか返されたり、面白くないですか?

そんな私は誕生日をナナで迎え、今年の新年まで日本に帰るのを先延ばしにしてナナで越す外道っぷり。年内に帰ると伝えていた友人達には総スカン食ってますがまだまだ 4Gぐらいです。シューマッハばりに首鍛えてるんで耐えれます。皆さんもこれを機会に外道単位 「G」を活用して日本社会との見切りどきを考えてみてはいかがでしょうか。








石川三チコの勝手にシネバ?
 皆さんいきなりですが、本日は、女どもから効率よくたかられるべく研究と改善で傾向と対策のチコがお送りする映画評論です。でも手書きイラストはありません。また映画と言っても最新作の紹介ではありません。ここ最近の最新作はお姉ちゃん達とWTCに見に行っているので日本語ないんです。よくわかんないんです。ロードオブリングのおじいちゃん、最後の最後までどこで何してたんですか?強いのに。

 今日ご紹介したいのはこちら。1979年アカデミーいろいろ賞受賞の 「All That Jazz」です。といってもジャズ映画じゃあありません。ジャズダンスはなんか踊ってるみたいですがマイルスもエラフィッツジェラルドも出てきません。意訳すると「まったくくだらない」とかそういう意味らしいです。まさにわれわれ不良のためにあるようなこの言葉、しびれます。この彼、主人公のジョー・ギデオンさんです。ほかの映画ではサメ退治したり、ヘリコプターに乗ったりしてます。
 アル中でニコ中で女好きのブロードウェイ舞台演出家の彼は入院して死の淵をさまよいながら人生を振り返るんですが、その人生、まさにろくでもないです。

 もちろん演出家ですからダンサーや女優と寝ます。鉢合わせもします。逃げた女を追いかけて必死に取り繕うジョー。別居中の嫁さんに突っ込まれて、初めての浮気相手の名前も忘れてることに気づくジョー。医者に止められてるのに入院中に飲み会をはじめるジョー。舞台の新作はエロ過ぎてスポンサーからクレームがつき、映画の編集作業をバイトにやらせては通りの向かいのGoGoをいとおしそうに眺める、チコはそんなジョーがいとおしいよ。

 本人は死にたくないらしいんですが、嫁さんやかわいい娘が見舞いに来ると言うのに隠れてタバコは吸うわ、看護婦にちょっかい出すわ、もう、勝手にしてください。そんなこんなで彼は昏睡状態のまま死んじゃうんですがそんな時、彼はきれいな女死神におだてられて一世一代の大舞台を踏みます。オイ死神、怖いんで舞台化粧なんて手伝ってやんないでください。歌って踊れる危篤患者。とはいっても昏睡状態なんで夢の中でなんですけどね。。。一応嫁や娘に謝ってるみたいですが所詮死にかけのやつの夢です。確実に伝わってないぞ、ジョー。それでいいのか!

 とまあこんな感じの最初から最後まで身勝手な女好きの話なんですが、なぜか女どもは彼に夢中なんです。そんな男を父に持った娘なんて年頃になりゃあ反抗するじゃあないですか。でもジョーの娘、パパの愛人と一緒になってダディオメデトウなんて踊ってやがります。これもアメリカ文化ってやつですか?もしそうならタイに持ってきてもらえませんか?

 古い映画ですし、チコがはじめて見たときはまだ中学生だったんでエロダンスシーンにどきどきしながら親と見たもんでしたが、意味はさっぱりわからずじまい。悔しくて何回も見てやったおかげで踊りには目覚めたんですが、(見るほう?)身勝手な生き様を確実に刷り込まれてしまいました。お前のせいだ、ジョー。


で、このあいだタイのレンタルビデオ屋で見つけて久しぶりにみてみたんです。いやー年くってみると見方って変わるもんですね。今じゃあジョーの娘役の子に首っ丈です。今度のビザ更新はカンボジア行きかな。そんなこんなで死ぬときは一人ぼっちで歌って踊っていたいチコでした。







【理科】ピンクの小粒コーラックとSPYの素敵な関係
 唐突ですがこの世にはきっても切れないというものがあります。それはまるで木々と花のように、愛の言葉とメロディのように分かちがたい、そんなインセパラブルな関係を、あいかわらずナナから離れられないチコがお届けします。タイ女ども、俺はおまえらがいなけりゃ屑以下だ。

 といっても今回は理科の時間です。化学です。チコときっても切れない科学の勝利は紫色、とは周知の事実ですが今回はピンクの小粒です。所詮人生なんて死ぬまでの暇つぶし、そんなスクンビットのチンピラどもと切っても切れないのが、旧日本軍のお墨付き、特攻野郎の精神力の源、ヴァイタミンちゃんです。

 悲しいかな最近じゃあプラチャイ、タクちゃんのおかげで地下に潜っている我々ですが、こんなバンコクでくすぶっているような俺たちじゃない。(アルミに)筋さえ通せば火力次第で何でも吸ってのける命知らず、不可能を可能にし巨大なチャラスを粉砕する、俺たち、チンピラ野郎Aチーム!
 今日は奇襲ペイバーと変態プレーの達人、百戦錬磨のチンピラどものリーダー外道先輩曹長と、自慢のイチモツ(ドーピング済み)でどんな女もイチコロさ、ブラジャーから携帯まで何でも買い与えてしまうぜ、のチコ伍長がおおくりする、名づけて 「特攻PP作戦!まじめにやれ」 なのです。

 さて、降り立ったはJR田舎駅のようなポチェトン国際空港、ジャンボを降ろす気ははなから諦めてるというのか、ここの政府は。群がるタクを掻き分け、向かうは市内の定宿、俺たちは腹がすいているんだ、さっさと荷物を降ろしてピザ屋に行こう。ここプノンペンはその昔フランス領だったせいかトレンサップ川沿いにこじゃれたカフェが軒を連ねていてバイタク連中さえ無視できれば気分はプロヴァンスです。ここのピザ屋のハーブは特製カンボジアハーブですがこれもヨーロッパの影響でしょうか。え?いや、まだラリってませんよ。
 ガンジャピザついでにチョコも仕入れて部屋に戻ったのはいいんですが、お目当てのビタミンにはありつけません。すぐに効かないってんでなめてかかったせいか二人とも部屋に戻ったころにはふらふら、そのまま夜になってしまうまでぶっ倒れてました。このままじゃあいかん、PPまで来たからにはと夜中にふらふらマティーニ酒保まで足を伸ばすことにしました。ビール瓶とジョイント片手にバイタクにまたがる二人。カンボジア憲警をなめてますねー。おほほ

 ここマティーニはいまだにダンスフロアが土間という、21世紀のこの世の中でいまだにベトナム戦争を引きずってるレトロなディスコです。そこで捕まえたのは浜崎そっくりの通称アユと、どう見てもまだ高校生だろう、のアムロちゃん(仮名)、生まれるところが違えばたぶん109あたりでブイブイ言わしてそうなガキどもです。うはうはホテルの部屋に戻ったのはいいんですが我々2人ともクメール語はさっぱりわかりません。ラリってるし。女どもも英語、タイ人より下手です。チャーチャー鳴く動物を前にタイで遊びだしたころを思い出してしまいました。あー今度は指差し会話帳持ってこよう、と固く心に誓う2人。いまだ後悔あとを立たず。じゃあってんで退屈なんでまきまき始めたら アユがそれを見て 「なんだ?それは」
「エーこれはガンチャーでありますが、なにか。」
「ガンチャーよくない。」 (いいも悪いもあるのか?こんなものに)
「・・・・じゃあいいもーん。あげないもーん。」
「ガンチャーよくない。ヤマーいい!」
 
 きました!ああ、こんなところから攻略できたなんて、ついてます。やっぱ日ごろの行いですね、要は。外道曹長、目をきらきらさせてアユに聞いてます。「えーヤマーあるの!1錠いくらよ?ヌンメット、ハウマッチ?Goスーで、カムバックダイマイ?」
 喜びのあまり日本語と英語とタイ語がもうごちゃごちゃです。曹長おもしろすぎます。落ち着け。一粒1.5ドルらしいんで4人分ということでいそいそと5ドル札を出し合う我々、まさに鴨がドルしょってやってきたって感じです。夜のPPをビタミン獲得の任務を帯び出発する二人。先輩は二人の安否を気遣うあまりテラスで通りを見張りっぱなしです。はしゃいでます。じゃあ私は部屋でアルヤンコビック見てますね。(なぜかMTVでやってた。)
 しばらくして、私がケチャップダンスの練習してたらなにやらどたばた曹長が走ってきます。「テイクカバー!インカミング!インカミィィング!!」
「えー警察っすかー!」
「違う違う、あいつら帰ってきましたよ!」、とこんどはドアののぞき穴にへばりつく外道曹長。ああ、そんなに嬉しいんですね、まるで初めてホテトルを呼んだ高校生のようであります。ああ、この後姿を皆さんにお見せしたいっ!何はともあれもらった金を持ち逃げもせずに帰ってきた二人、なかなか見所があります。と、ぶら下げてるビニール袋の中身はミネラルウォーターと赤いSPYとぶどう、、、「えーお前ら、釣りは?」
「ない、使った。」 先行き不安すぎ。そんな我々をよそにてきぱきと水パイプを作りだすアユ。目が座ってます。怖いです。アムロはSPY飲んですでにいい気分のよう。オイ、俺たちの分はないのかよ。

 アユちゃんはストローさしてぶくぶく、空気漏れチェック。水パイプ作りに余念がありません。煙口に銀紙をまいて吸い口には細かい穴を開けて、細かい心配りが女の子、素敵です。と、アムロのSPYをひったくるとパイプの中に入れて炭酸抜いてます。曹長が 「私もったいないからそのままでいいですよ。」とじかに吸ってみるとえらい不味そうです。アルミに真っ黒い焦げがついてます。うーん、不純物多し。微妙に怖いんですが。と、躊躇してる私を見たアユ 「お前、ちょっとこい。」 (まったくどっちが客なんだか)
「はい?」ぶちゅー いきなり口移しですか?
「まだだめ。」ぶくぶく、ぶちゅー
 もう最高です。SPYその他のおかげで甘いです。曹長とアムロもぶくぶくぶちゅー、私たちもぶくぶくぶちゅー。もう言葉なんて要らない。女どもにせかされてジョイントまきまき。ピンクのカーテンの部屋に広がる怪しい煙、花柄模様のベットに散らばるアルミと吸殻の中にへこたれてる4人。ああ、この世にこんなデカダンな場所があったなんて。もう矢でも鉄砲でももってこいって感じ。おほほ ぶどうが美味しいであります。ねー桃ないの?モモ。

 あっという間に小粒ちゃんはなくなって、女どもがまた買いに行くって言ってます。今度は20ドルですか、なんか高くなってるけどまあイイや。アムロが 「もう一人からも20ドルふんだくってとんずらするべさ」 って言ってますがアユはいい鴨だからプッシャーのところでぷくいち決めてからもどってくるべ、なんていってます。さっきまでクメール語わかんなかったんですが、今突然わかるようになったんです。いや、本当にそういってるんですってば。何でそんなに笑ってるんですか?曹長。

 こいつらはそれから3日間トンズラもせずに我々の面倒を見てくれました。いい子達だ。SPYがないときはスプライトとかでもやってみたんですが、やっぱり赤いSPYが相性イイみたいです。ネタ、不純物バリバリだし、アルミであぶってるからアフォになりそう。そんなわけでもう一度言いますが、カンポチャーのピンクの小粒には赤いSPY、これです。オサレでしょ。

 おかげでPP滞在中ずっとガンギマリ、瞳孔開きっぱなしでタイのイミグレを通過する羽目になりましたが今は大丈夫です。帰って数日は脳細胞がものすごい勢いで死んでいってるのか、ずっとぼんやりしてましたが、外道先輩がぼそっと 「あいつら毎日帰るときは必ず残ったSPYと葡萄、もって帰ってたよね、タイじゃあ考えられない、貧しさだよね。 あいつらにとったらシャンパンとメロンみたいなものだったのかな。」って言ったのは覚えてます。アユ、アムロ、頼むから死ぬな。飯くえ。俺たちが次行くときまで生きててくれ。 






【社会】赤道直下バナナベルト帯
 まったく今日もタイ女のいいかげんさにはいらいらさせられてます。タイ人にとってはまったく余計なおせっかいですが、今日はそのわけを考えてみました。ご機嫌いかがでしょうか、チコです。タイ人は明日の1000Bより今日の100B、とはよく在タイ日本人の方々から聞きますが、その100Bも使っちゃいます。その日のお金はその日のうちに、国民全体江戸っ子ですか?お前ら。まったくなんでそんなにアバウトなんですか?

 いえ、しっかりされているタイ人もおられますがそれじゃあ私の仮説が役立たずになってしまうのでタイ人は大多数を「そのうち何とかなるさ種」として分類させていただきます。日本人だと植木等氏や車寅次郎さんなんかが確認されてます。

 この乱暴な前提をもとに考えを掘り下げてみましょう。まずは立地条件です。赤道直下です。亜熱帯です。冬はおろか雪なんて見たことも無ければパトラッシュがなんで死んだのか、どうして正助さん達がヤアヤア一揆を起こさなくてはならなかったか、知るよしもありません。冬のことを考えなくてもいいんです。家が無くても別に寒くなければ、あったかい布団もベットも必要も無いんです。その証拠に今でもホアランポーン駅に行けば自然を謳歌している方々が観察できます。

 さて、次に歴史です。いっつもあったかいんで物を貯蓄しても腐ります。虫が食います。ツーカ、貯めなくてもその辺にあるじゃん、バナナ。そうなんです。タイをはじめ熱帯、亜熱帯諸国には自然の恵みアイニーニャ、チキータがあるんです。あとドールと。それじゃあなんか、冬のためにがんばる必要ないじゃあないですか。物を貯めても豊かさの象徴にはならない、そんなバナナな時間がゆっくりと流れていったのです。

 「そのうち何とかなるさ種」達が明日のことを考えないのも、いろいろ忘れっポイのも、絶体絶命のピンチで悠長に構えてるのも、ものごとこねくりまわして考えないのも、そこにバナナがあったからなんです。来年の作付けのことで種籾残しとかなきゃとか、あ、忘れてて食っちゃったとか、あーどうしようとか、どうやって言い訳して庄屋さまから借りようとか、そんなつまらんことは関係ないんです。タイには暖かい太陽と豊かな水の織りなす大自然、あとバナナがあるからいいんです。

 そう考えると、バナナの獲れる国々の人々はなんか似てます。食べ物辛いとか、そのくせお菓子は甘すぎとか、男はのんびり働かねえとか、お姉ちゃん微妙に安くないですか?なんか俺たち微妙に北側に搾取されてませんか?とか。ちょっと思いついただけでもフィリピン、インド、ブラジル、メキシコなんかがあげられます。

そこでこの赤道付近一帯を「赤道バナナベルト帯」と名づけ考察を深めていきたいと思った次第です。手始めはフィールドワークとしてカンボジア、インドネシアに赴き仮説を裏付けたい、と。え、買春旅行の言い訳ですって?そういうことは思っても口には出さないもんです。


まったく不良日本人が自分のことは棚にあげてよく言いますが、ナナで「そのうち何とかなるさ種カウボーイブーツ科」に軽くいなされて「まったくバナナが、、、」とぶつぶつ言っている奴がいたら私です。タイの皆さんごめんなさい。もうちょっとここで個人的ODAしてていいですか?








【お歌の時間】その日限りの愛
  僕の愛は その日限りの

  はかない まぼろし でしかなく

  夜明けとともに 消え去る はかない そんな愛

  だけど本当は どこにも行かない そして昼でも夜でも見えるような そんな星みたいな

  そんな愛がほしかったんだ             

   
フランスのニコラス・レイエスさん(56)

 こんにちは。外道の歌のお時間です。一体エロサイトだというのに何やっているんでしょう、私は。イヤーしかし心に染み入りませんか。まさにスクンビットの不良のために作ってくれたようなもんじゃあないですか。不良は惚れたら負けだとはよく言いますが(一部地域を除く)その日限りの相手を探して今夜もさまよってます。こんばんわ、チコです。

 なんてかっこイイこと言ってみましたが、やっぱりいつものナナに行ってしまうのでその日限りの女なんていません。ミツに群がる蟻のようにいつもの面々がワラワラと寄ってきやがります。その中の一人、踊りのかわいい25歳の子持ちのハニーがいるんですが今日はその娘の話でもしてみます。

 今じゃあ人目もはばからずにナナの交差点でキスしたりしてますが(我ながらヴァカであります。)、はじめて会ったときはその日に大喧嘩してそれっきりでした。その喧嘩の原因がまたばかばかしくて、店でテキーラ一本あけて大酔っ払いでディスコに行ったところ私、かまってもらえなくって怒って帰っちゃったんです。一緒に行った外道先輩は泥酔状態の私を見て心配してくれてましたが、俺ならこんな後輩いらねぇ。いつもすいません、先輩。

その後ナナで飲んでると「あの店行きますか?プ」なんていじめられてたんですが私は気まずくてその店の前を通るのも避けてました。弱すぎ、俺。

 それから半年ほど過ぎたある日、ふとその店の前を通ったら店の前でしょんぼり座ってるんです、その娘。この前まではなかなかの売れっ子で踊りゃあかわいいでブイブイ言わせてたんですがなんか様子が違います。どうした?なんて聞いてると、どうももう踊れなくなったようです。いい加減もういい年で若い連中に追いやられているみたいです。いつものことですがナナの女どもは賞味期限が短いです。ま妊娠線もあるしダメだわな、とか思いながらお情けで飲んでいくか、なんて偉そうに久しぶりに店に入ってみたんですがなんか、その店自体も女ががくっと減っていて以前の勢いがありません。オイ、踊らせてやれよ。

 なんだか情が移っちゃったというのでしょうか、捨てられた子犬みたいなおばちゃんをペイバーしたんですが、なんかしんみりしちゃってPBで飯食ったりマッサージしたりしてたんです。そしたらなんだかえらいしおらしいんです。お前、このあいだの刺々しさは寺にでも捨ててきたのか?別れ際にムラサキ色のカプセルをそっと手渡した外道先輩、あなたは神ですね。 結局一発やったんですが、ショートで帰るって言ってたはずなのになんか幸せそうに寝てます。寝顔がかわいいです。和んでんじゃねーよ。惚れるぞオイ。外道女も手なずける薬のパワーに敬服です。ハイハイ所詮私は薬あってのチコですよ。

 とここまでだったらいい話なんですがヤッパリ来ますた。しかも次の日。田舎に帰るんでお金クレ攻撃。今モーチットなのとか言って、会う暇ないんで送金してくれ、だそうです。しかもご丁寧に携帯メールで口座番号を送ってくる始末。物事には順序ってものがありやせんか、お嬢さん。こっちも惚れてたんでまあちょっと送ってやったんですが、田舎からしょっちゅう電話かけてきたんで帰ってたのはほんとみたいです。でもそんなことされたら冷めるじゃあないですか。しばらくうっちゃることにしました。
 で、久しぶりに見かけるとまた寂しそうに店で座ってるんですよ、この娘。私を見ると親を見つけた子犬のように眼をキラキラさせてよってきます。またしても懲りずにペイバー。はっきり言ってただのうまい女なんですが、どうもチコのつぼを突いてくるらしく、わかっちゃいるんですが一緒にいると楽しいんです。ペイバーして一緒に遊びに行っても、あいかわらずチコのことほったらかしで一人で踊り狂いはじめて、そのたびに もおエエ!イラン! といつも思うんですが。

 こんな感じでズルズルと遊ぶ仲になってしまってますが、そいつといる時は私は本気になるんです。そのときだけは全身で惚れるんです。でも別れた瞬間に冷めるんです。しかもものすごい勢いで。最近じゃあその感じを楽しんでるぐらいです。最近になって、もしかしたら奴のほうもそうなのかもしれない、と思われるふしがあるのに気がつきました。揺れ動く乙女心(子持ち)。ヤツのおかげでチコは一皮剥けました。ありがとう、外道なハニー。そういえば最近ヤッてないね。お前は古女房か。

 そんな奴にはスリーディグリースの「にがい涙」を贈りたいです。
 
 見てた~はずよ~ わ~たしの気持ち~が 少しづつ~
 あなたのほうへ~  焦点を合わせて~ いたことをねぇぇぇ
 女が見せる 愛のやり取り 見分けツククセニィ。

 またラッチャダーいこうな。外道ハニー。でも今度はもうちょっとかまっておくれ。








やさしくダマして ~Cheating me softly~

 このあいだお姉ちゃんと日本料理を食べに行きまして、「これは日本のカノムジン(延びたそうめん、カレーがけというタイ料理)である。」 とそうめんを食べさせたところ
「こんなのカノムジンじゃない!!」と怒られた違いのわからない男、チコです。ダバダ~ みなさんこんにちは。

 相変わらず細々と連載を続けさせていただいてますが、外道の細道読者の方々から 「何が言いたいのかわかんない」 「まじめに読んでも面白くないが、かといって酔っぱらって読んでもわけわかんない」 とのお叱りのメールをよくいただきます。大変恐縮なのです。。。このままでは当HP管理者外道紘さん、外道先輩、もとよりなによりチコを支えてくれているお姉ちゃんたちに申し訳ない!ということで今日は一生懸命考えてみました。コラ!タイ女ども、俺たちをコケにするのもいい加減にしろ!

 「嘘をつく相手をやりこめるにも、腕のふるいどころはなくはない。が、ほんとうのふるいどころは真実を見きわめることにあり、じつはこのほうがはるかに難しい。」
とはサーカスのチーフ、Mr.ジョージスマイリーの言葉ですが、(誰やねん) 今日はこの言葉からはじめてみたいと思います。昨今とりだたされてるタイ女性との投資と回収に関する問題に「品質管理能力不足」「契約の不履行、離反」がよくあげられます。Mr.スマイリーの言葉をヒントに考察を深めて見ましょう。

 まず短期契約での違反、商品低品質化ですが、彼女たちに 「商品を販売している」という概念は無きに等しいと憶測されます。その証拠にわたくしチコがためしに金だけやってやらずに帰るともうおおはしゃぎの大騒ぎです。ふつう飯屋さんとかで一口も手をつけずに金だけ払って出て行ったら板さん追っかけてくるでしょう。もしかしたら怒ってるかも知んない。物を売ってる人々に対してかなりヒツレイなことだと思うんですよ。でも、あいつら大喜びです。あのなあ。つまり彼女たちに生フェラとか、アナル舐めとか、「サービスを売っている」気がないから「嘘をついている」という概念もないんです。ところでウエイトレスまで一緒になって 「この日本人は何もしなくてもお金くれるわよ。」なんてたきつけてるのはなんなんすか。タイ語なんて勉強しなけりゃよかった。

 なにはさておき、彼女たちにその意識がない限り、やらずぼったくり、マグロ化(釣り上げたばっかり含ム)途中でふける、なんて事はなくなりません。そんな小麦相場よりも不安定な市場に投資する気になれますか? わたしはいいです。イサーンの家庭にODAするつもりでつれて帰ります。それでもたまに当たりがあるから面白いんです。初めから期待しない、彼女たちに何かをしてもらおうなんておこがましいことは考えない、この姿勢が大事です。そんな時思い出されるのが外道先輩の口癖 「GoGoは一期一会」今回も勉強になります。

 さて次は長期契約での問題点です。お姉ちゃんたちに住むところを用意してやって、生活が困らない程度に送金してやって、ついでに学校探しも一緒にいってやって、果たして彼女たちの人生は変わったか!否!!せいぜい変わったところといえば客をとらなくなったかわりにRCAとか、ホストクラブで金払って男とやってる、このくらいでしょう。まあこんなひどい女ばかりでもないですが。かたぎの新しい仕事を見つけても、いままでそんなところの月給なんか一晩二晩で稼いでた連中です。我慢できるでしょうか。食事は床でしてはいけない、と言ってちゃぶ台を買ってやってもベットにねっころがって虫食ってます。おやつだからいいそうです。オイ頼むからバッタの足ぐらい拾ってくれ。彼女達も時には街へ映画に行くかもしれません。お店をのぞいたり、雑誌を読んだり、音楽を聴いてみたり、退屈したり。考えてみると年頃の女の子をひとところに縛るのもかわいそうなことです。手に職をと思い学校に通わせて見たりしても周りの連中とうまくいくかどうか。
 所詮娼婦は娼婦、なのでしょうか、次第にドロップアウトしていく彼女たちに(もとからこぼれ落ちてますが) 「約束が違う」と怒るのもかわいそうな話です。だいたいがこっちが怒るといっても自分の思いどうりにならないから怒るんであって勝手なもんです。今までの売春婦的生活習慣をうち捨ててまじめにこつこつ生きていきなさいなんて、私たちが二度とタイに足を踏み入れずに日本でまじめに働きなさいと押し付けられるようなもんです。そんなの、無理です、私。

 きっと彼女達もおねだりするときには新しい生活を夢見てるのかもしれません、輝く未来に小さな胸(もしくは詰め物入りの大きいやつ)を希望で膨らましてるのかもしれません。ただ、忘れっぽいだけだと思うんです。あと、毎日暑いのと。だから携帯やら金やら、車にコンドーとか、そんなもの買い与えてもいつのまにか 「これは元からあたしのもの~」 なんて気分になって、こっちの約束とか、思惑とかきれいさっぱり忘れて売り飛ばしてしまいます。彼女達は 「こんな高価なものをくれるのだからきっととてもお金持ちに違いない」 と自分の都合のいいように解釈して、だめもとでさらに高価なものをねだりだします。実はこっちがいっぱいいっぱいだってことも知らずに。だから私たちは捨てても惜しくない程度のものしかあげちゃあいかんのではないでしょうか。おいタイ女ども!僕の心の傷を爪弾くように 僕の人生をダメにするなら 生かさず殺さずやさしくダマして、ネスカフェ~

 かくいう私チコも実はひところ一人の女の子に熱を上げた時期がありました。一緒に住んで、昼間の仕事探して、学校に生かせてちゃぶ台で食事して。イサーン料理なんで手でですが。恥ずかしながら車とコンドー以外は大体買い与えたんですがやっぱり何かが違ってました。熱い風呂とそうめんじゃあダメなんです。ソムタムタイでなくソムタムプーパラーだったんです。ゆっくり静かに私たちは離れていってしまったのですが、今になって彼女は私の曲がり角だったのかとおもうんです。その先には、一緒にコラートに帰って貧しいながらも小さい家庭を築き、地球を回しているすべての心優しい人々のうちの2人がいたのかもしれません。

 わかれてだいぶたって、私がひょんなことから風邪をこじらせ40度ちかい熱を出して一人でうんうんうなっていたことがあったんです。いつもの女どもは見舞いはおろか電話もろくによこさなかったんです。タイ女どもに看病してもらおうなんてずうずうしいわなウンウンなんて自分に言い聞かせてたところ、誰から聞いたのか、その子がふと家に来たんです。引っ越ししたのに何でお前は新しい家を知ってるんだ?まあいいや。で、寝たきりでむくんだ私の足を自前のオイルを使って揉んでくれて一晩介抱すると何もいわずにかえっていきました。そう、私がその子に行かせたのはマッサージの学校だったんです。本当のところを見きわめるのは難しく、えてして手おくれの場合が多い、ですね、Mr スマイリー。

 








プチ亡命者たちに捧げるバラード


 暑い日が続く中、めげずにお姉ちゃんたちとお買い物にいそしんでらっしゃいますか?しかし何でこんなに暑いのかと思って下見たら影が真下にあるじゃあないですか、やっぱ亜熱帯だわ。この驚きをお姉ちゃんに伝えようと努力してみたんですがやっぱり無理だったチコです。皆さんこんにちは。

 さて今日は、ここ広いバンコクでわたくしチコを含め日本に帰らない、もしくは帰れなくなってしまった男たちに捧げるささやかな一遍です。最近日本も不景気になって日本で就職するよりは、と若い人たちもここタイに希望と日本円をいだいてやってきています。タイと日本の、経済と文化の交流のために大いにチコは応援したい、とおもってますが本当はこういいたい!みんなやっぱり日本嫌いなんでしょ?

 ビザとか、仕事とか、なんかこまごましたことでチコは日本に帰ることが多いのですが、帰るたんびに思うんです。「何であんたたちはそんなに機嫌が悪いんだ!」 みんな下向いてて、ちょっとぶつかっただけでむっとした顔して、電車とか、エレベーターとか、譲っても目をあわそうともせず、道を走ればすきあれば轢いてやろう、なんて殺気がビシバシ張り詰めてます。せっかく言葉が同じなのに通じ合っているのか?日本の友人たちは不景気と天候(つーかただの雨)のせいによくしますが、ちょっとまってください。自分の弱さを人のせい、他のことのせいにするなんてかっこ悪いじゃあないですか。どんなに偉い人でも、お金持ちの人でも、すぐ隣にいる誰かを幸せに出来ないで一体何が出来るというんでしょう。

 それにひきかえ、もう少し暑かったらいつ暴動がおきてもおかしくないようなここタイの人々はまったくもってプゥヤイじゃあないですか。足を踏んでも踏まれても、頼んだものと違うものが来てもにっこり切り返す、タクシーに乗って郊外のソープに行って一緒に迷って大笑い、なんておおらか、素敵です。そりゃあ日本の若い優秀な人材もタイに流れるってもんです。いや、そんなタイの人々と日本社会のハザマでがんばってる在タイ日系企業のかたがたの苦労は計り知れぬものがあると思いますです、はい。それだからこそ、日本はこのタイのヴァカパワーを必要としているんじゃあないでしょうか。私はプチ亡命者となってこの微笑(ニヤニヤ笑い?)の国の重要さをわが日本に訴えたい! とお金のやりくりをしつつタイに在住してるわけです。要は抵抗する姿勢の問題です。

 一方で我々チンピラが主にお世話になってるタイ女性たちですが、彼女達も何かから逃げてきたのかもしれません。ただお金が好きだからといって人前でチチ出して踊るやつはタイには少ないと思うのです。最近でこそ街行くタイ女性も開放的になってきましたが、ちょっと前まではタンクトップなんてはしたない格好だったそうです。お母さんに怒られて家から出れなかったそうです。聞いてるか、カオサンの外人ども。そんな敬虔な仏教徒の国で、海に行っても水着すら着ないというのに、毎晩おしりさらして客取りなさいなんてたぶんよっぽっどのことがあるのでしょう。実家の家族が病気とか、兄弟を学校にやらなければいけないとか、お兄ちゃんバイクで事故ったとか。あれ、どっかで聞いたことあるような、まあいいや。

 田舎では誰も見向きもせず、生活が苦しくても仕事もなく、遊びに行きたくても、何かを声高らかに叫んでみても野原にむなしく消えていく、そんな中で彼女たちはバンコクに転がり込んできたのかもしえません。ここだとみんなが(主にファランと日本人?)生きるのを助けてくれる。いつも自分を見ていてくれて、自分の言葉に耳を傾けてくれる。たとえ私の肌が黒くても、それをきれいだといってくれて、自分がなんでもない野良犬みたいなもんだと感じなくていい。いつかきっとベンツに乗った王子様が私をこの国から連れ出してくれる、そんな夢を見ているのかもしれません。

 我々は自分の国がいやでタイで遊んでるわけで彼女たちと微妙に想いは食い違ってはいますが、そんな何かから逃げてきた男たちと女たちが今夜も傷をなめあうこの国でチコは遊んでいたいのです。もうそろそろ飽きるでしょ、普通。なんてよく突っ込まれてますが。

 テレビや壁が物を買えと言うのを、外資系の証券会社や政治家が黙って金を出せというのを、耐え忍んできた人たちに、 
 なんでもないことや、ちょっと疑わしいだけで白い目で見られてきた、そんなことを我慢してきたみんなに、
 隣の誰かよりほんのちょっぴり偉くないといけないのかと、苦しんでいたみんなのために
 チコが送りたい外道の国への亡命のバラード

 ここタイでうだうだしてたらだんだん貨幣価値がタイに近づいてくるんですよね、そして遠くなっていく日本。うーん、航空券高いなあ。おい、タイ女ども、最近くれるお金少ないなんていわない!日本は今不景気なんですよ!

日本におけるタイ人クラブの20年史

日本におけるタイ人クラブの20年史
BY:YESはBILL
はじめに

 僕が日本で初めて「タイスナック」なるものを知ったのは今から丁度20年前のことです。その後タイ人女性達とかかわりを持ちながら現在に至るわけですが、最近つくづく「日本のタイは終わったな。」と思うようになりました。その理由は後述しますが、ここいらでこの20年間を総括してみたいと思い、発表の場を探していました。

 タイ人女性(風俗嬢)に関するサイトはたくさんあります。「外道の細道」はタイ国内の風俗情報を中心としたサイトです。日本の情報は趣旨に合わないと思ったのですが、僕はここに集う「外道士族」の方々に「おぬし、同族でござるな。」というシンパシーを感じてしまうのです。そこで外道紘さんに連絡を取ったところ、僕の趣旨を理解してくださったので、ここに掲載したいと思います。

 また外道平民の方々のなかには僕より「この道」に詳しい日本外道が絶対にいるはずです。僕の知識に足りない所、間違っている所があったら是非情報をお寄せ下さい。あと僕が遊んだのは茨城を中心に埼玉、千葉なのでそれ以外の地区については知りません。東京では値段が高かったようです。


?第1章 総論
?第2章 黎明期(1981~1985)
?第3章 成長期(1985~1989)
?第4章 絶頂期(1988~1992)
?第5章 衰退期(1993~)
?第6章 国際結婚
?第7章 お金の行方
?最終章 売春という「お仕事」

最終更新日時: 06/12/2011 13:42:31

 外道の細道



第1章  総論
 僕(40代半ば)より上の人達にとって日本での外人遊びといえば何といっても韓国と台湾人でした。70年代以前のことです。80年代になるとフィリピンとタイが台頭し、90年代になってコロンビア、チリ、ロシア(旧ソ連含む)がやってきましたが、一過性で終わったようです。中国も入ってきてここは完全に根付きましたが、僕の守備範囲外だし言及するのが怖いので無視します。現在はルーマニア、インドネシアが台頭しつつありますが、この先どうなるでしょうか。

 これらの国をA(韓国、フィリピン、ルーマニア)、B(台湾、タイ、インドネシア)と分けてみます。この分け方は例えばタニヤで言えばオフ不可とオフ可の違いのようなものです。しかしオフ不可といってもこれはあくまで「店の営業時間中の外出は不可」ということで、何が言いたいかわかりますね。またAグループがどちらかというと抗日的な国であるのに対し、Bグループが親日的であることは興味深いです。やはり異国の地で売春という非合法行為を堂々とやるためには、その国に対する信頼感がないとなかなか難しいということでしょうか。. Aグループの代表としてフィリピン、Bグループとしてタイそれぞれの来日方法を説明しましょう。フィリピンではまず現地のプロモーターが来日希望の女の子を集めダンスなり歌なりのレッスンをします。そして即席のダンサーなり歌手に仕立て上げ、日本大使館に「興行ヴィザ」を申請します。滞在期限は3ヶ月または6ヶ月です。この子達を日本側のプロモーターが受け入れ日本各地のフィリピンクラブに派遣するのです。1人につきクラブ側は日本プロモーターに1ヶ月30万円程度を払い、その中から6万程度が彼女らに給料としてプロモーター側から支払われます。これは20年前も今もほとんど同じです。また法律ではクラブに対してその規模やステージがあること、接客の禁止など細かい規定があるので、厳密にいえばほとんどのクラブが違法営業していることになります。勿論、売春などもってのほかです。しかしわざわざ日本までやって来て彼女らがこれだけの金で満足するでしょうか?とにかく一応、「合法」の中で活動しています。

 これに対しタイでは女を日本へ密入国させるシンジケート(と言っても大したものではないが)が「旅行ヴィザ」で日本に送りこみます。日本で一旦女をアジトに集め、「エージェント」に売るのです。エージェントとなるのはタイスナックの経営者の他、売春で金を稼いだ台湾人、タイ人などです。これはそれまでタイ国内で行われていたシステムをそのまま日本に持ち込んだものと思われます。エージェントは買値の倍程度の「借金」を女に背負わせタイスナックで売春婦として働かせます。女は騙されて連れて来られる者もいれば、売られることを承知で来日する者もいます。料金はショートが2万、泊まりで3万です。これも20年間変わりません。2.5万の3.5万という店もありますが5千円は店の「仲介料」と考えればよろしいでしょう。2万、3万の店でも客が女を連れ出すとなると勘定にいくらか上乗せする店が多いようです。店のメリットとしてはホステスの給料がいらないことです。彼女らは体を売る以外は無給なのです。とにかく最初からすべてが非合法です。勿論、オーバーステイします。

 こうして(僕の確認できた限りでは)1981年に始まった商業的タイ人売春はその後栄華を極め、これは多少意見が分かれるでしょうが、1991年を頂点として衰退を始めます。これにはさまざまな理由がありますがそれは後述します。しかしそれは僕達日本外道がタイ女性に飽きてしまったからではないのです。考えてみればタイ女性の値段は20年前と同じです。これは物価の優等生といわれる卵、および日本の株式と並ぶ日本の3大優良商品ではないでしょうか?

 タイ女性の日常生活についてですが、彼女らは常に入管に対する恐怖、客に対する恐怖(異国の地で見ず知らずのの男と一夜を供にするのですから)に怯えながら暮らしています。そのため酒、タバコ、ギャンブル、薬にはまってしまう女性も多くいます。こうなってしまった女性の末路は概して悲惨なものです。ギャンブルで一般的なのは何といってもパチンコとレーンパイ(トランプ賭博)です。薬は一応合法ですが厚生省が認めてない薬とまったく非合法な薬とがあります。前者はタイ人が集まる場所で手に入れることができます。後者は知りませんとしかいい様がありません。

 エージェントつきのうちはエージェントの用意したアパートに寝泊りしていますが、借金が終わると「自立」しなければなりません。そうなると自分でアパートを探さなければならないのですが、勿論契約などできません。一般的なのは客の中から「これぞ」という男を見つけ、この男の「プチ妾」になるのです。こうしてこの男の名義を借りてアパートをゲットするのです。アパートが決まればそこを根城に日本全国売春行脚に出ます。普通、一つの店に腰を据えるのは数ヶ月です。タイスナックの客層は何処へ行っても大体決まってますし、数ヶ月で体を「売り尽くして」しまうのです。逆に一つの店で何人ものリピーターがつくような「上玉」は間違いなく客に本当に身請けされるか結婚するかしてしまいます。名前についてですが、タイ人は本名の他にチュ-レン(通称、あだ名)を持っています。本名は戸籍、身分証明関係にしか使わずチュ-レンを通常使っています。「外道の細道」に登場する名前もすべてチュ-レンです。しかし本名、チュ-レンとも日本人にとっては聞きなれない名前なので「ヨシコ」「ジュンコ」など日本名の源氏名を使っています。ほとんどの場合エージェントが命名しますが、自分で選ぶこともできます。かつて女子プロレスの萩原ミミがタイでブレイクした時、そこら中に「ミミちゃん」がいました。

 売春といっても一応「スナック」なので彼女らにとってもカラオケは必須科目です。しかし80年代にはタイのカラオケなどありません。日本の歌を必死で覚えて歌ってました。圧倒的に演歌が多かった。やはりタイ人には演歌のメロディが親しみやすいのでしょう。僕は洋楽人間なので英語の歌ばかり歌っていたので全然受けなかった。彼女らの知っている洋楽といえばエリック クラプトンの「ワンダフル トゥナイト」、エア サプライの「ロスト イン ラブ」、グレン メディロス(ジョージ ベンソン)の「変わらぬ想い」。これらは今でもタイではスタンダードです。タイ語のカラオケが日本に上陸したのは90年頃、LDで数枚程度。本格的になったのはVCDが普及した97年以降です。

 給料に関して言えば前述した通り「無給」です。売春による収入が彼女らの給料となります。タイスナック側は入管に踏み込まれた時、「彼女らは従業員ではない。店に勝手に遊びに来ているだけ、客と勝手に仲良くなって外へ出ていくが何しているかはわからない。」というスタンスをとります。80年代の法律では「管理売春」を証明できない限り、店主を逮捕出来なかったのです。

 某国人が日本で本格的犯罪を繰り返しているのに対し、彼女らが犯している犯罪は「不法滞在」と「売春」です。これ以外の犯罪はほとんど犯していません。ギャンブル禁止と言いながらパチンコ屋が、売春禁止と言いながらソープランドが堂々と営業していて、不法滞在のI国人をテレビコマーシャルに使う日本において、彼女らは本当に犯罪者でしょうか?「ODAだと思って大目に見てやれよ。」と法務省及び外務省に言いたい。!!!!!!!!









第2章 黎明期(1981~1985)
 僕の悪友でありタイ人と結婚歴1回、同棲歴6回のヤーバー三等兵によると茨城県A町、S町、S市において初めてタイ人を目撃したのは、本人曰く仏歴AB(AFTER BUDDA)2524年のことである。三等兵は頭がタイ化(退化?)してしまっている。彼女等がいた店もタイ人専門のスナックはまだ少なく、台湾人と混成の店が多かったようだ。年は30前後でほとんどの女性が今から考えれば賞味期限を過ぎていた。「金を稼ぐために黄金の国ジープンにやって来た。」というよりバンコクで稼げないからしょうがなく日本に出稼ぎにきた、という風情であった。

 サービスなど全くと言っていいほどなしで、ホテルに入れば勝手にシャワーを浴びて、出てくれば、おそらく妊娠線をかくすためであろう、部屋を真っ暗にして客が風呂から出てくるのを待つ。完全マグロ状態で客が果てればまた勝手にシャワーを浴び、そそくさと身繕いをして「お金頂戴。」外道平民の方々であれば絶対怒り出すであろう女性達であったが、珍しさもあって20年前はこれで充分通用したのである。

 彼女等がエージェントから負わされた借金は当時で30万円。30万?そう、当時は借金というよりも日本へ来るための飛行機代を立て替えて貰って、そのお礼に倍返しするといった程度の本当に平和な時代であった。ヴィザもほとんどフリーパスで発行されていた。どの国の人間がどの程度日本に不法滞在しているかなんて、まだ入管でも把握していなかったのではないだろうか。

 最初にエージェントとなったのはおそらく80年代以前に日本人と結婚し来日していたタイ人女性であろう。どこのスナックも経営者がエージェントではなく誰かしらから女性を「預かって」いた。店としても売春をしていることにさえ目をつぶればホステスの人件費がかからないのだから大きなメリットである。だから飲み代も比較的安かった。ただことが売春であるためにおおっぴらにやっている所は少なく、マスターの人間関係の中でやっている店が多かったようだ。

 僕が初めてタイ人に遭遇したのは前述したとおり1982年のことである。僕の住んでる町でたまたま入ったスナックに3人のタイ人が勤めていたのである。その頃はまだヴィザのシステムどころかタイがどんな国かさえも知らなかった。なにしろ飛行機にさえ乗ったことがなかったのである。僕にとって初めての外国人である、何とかならないものかと思い通いつめた。勿論、売春をやっていることなど知らない。3人ともほとんど日本語は通じなかったが幸いなことに一番可愛い子が片言の英語が通じたので一生懸命くどいてみた。しかしどうもおかしい。店に顔を出すとすぐ彼女がとなりに座ってくれるのだから嫌われていたわけではない。「食事に行かない?」とか「ドライブ行こうよ。」と誘って見ても嫌がっている様子はなく、どちらかというと困惑しているのだ。それにこの店はいつ行っても客がほとんどいないし、彼女も時々は出勤していない。マスターに「彼女は?」と聞くと、「11時には出勤するよ。」と、どうも変な店だ。

 そうこうしているうちに店はつぶれてしまった。僕が真実を知るのはずっと後になってからのことであるが、僕は金で買える女をくどいていたのだ。僕の正体がわからなかったのでマスターは彼女に僕とは売春させなかったのだ。店を閉めたのは売春が地元のヤクザにばれてしまったためらしい。

 こういった理由のためかタイ人売春が始まっても最初の何年かはブレークはしなかった。深く静かに日本社会に根付いていったのである。この間、僕はひたすらフィリピンクラブに通っていた。フィリピン人は売春はしなかったが何とかなった。方法は二つあった。一つはフィリピン嬢の物欲につけ込む作戦である。成田からNWやUNITEDでバンコクに通っている方なら同時刻にマニラ便もあるので御存知であろうがフィリピンクラブ嬢たちの荷物はみんなかなりの量である。金以外、日本製品には目もくれないタイ女性と違って彼女等はとにかく「日本製品」を持ちかえりたがる。彼女らはプライドがあり絶対売りはしない。「How much?」と言ってしまったら以後口も聞いてくれない。店に通いながら彼女らが何を欲しがっているかを聞き出し、「じゃあ明日○○を買いに行こう。」と誘いだす。これなら彼女等は勝手に「私は売春したんじゃない。○○を買ってくれたやさしい日本人にちょっとつきあっただけだ。」と解釈してくれるので結構うまくいく。「食事に行こう。」ではあちらは複数でくるし「同伴しよう。」ではあちらの思う壺。もう一つの方法は、「好きです。結婚して下さい。」どうせヴィザが切れれば帰ってしまうのだ、あとは関係ない。但し既婚者がこれをやると家庭崩壊を招く恐れがある。

 僕は勿論タイ風俗が大好きだがフィリピン経由でタイへ行ったため、「金を払って即アオカン」というのが未だにしっくりこない。「出会い」と「アオカン」の間に「くどく」が入らないとだめなのだ。だからMPへ行っても初めての女性の時は30分位カウンターで飲み物や食事をおごって、話し込んでからでないとやる気がおこらないし、置屋やゴーゴーバーの女性はホテルに帰る前に必ずレストランかデイスコに寄る。なじみの女性には日本から梨なり林檎なりお土産を持っていく。多少金はかかるがこうした方がサービスが良い(ような気がする)。

  話が脱線してしまった。このようにこの時代は僕にとっては苦い思い出のの時代であったが、タイ女性にとっては一番幸せな時代であったであろう。何しろ借金もこの程度なら一週間で返し終わっていたし、ヴィザも簡単に出たのでオーバーステイする人もほとんどおらず、皆三ヶ月で国に帰っていた。すぐに来日できるのだから。現在のように子供を国に置いたまま十年も不法滞在を続け、働いている女性とは雲泥の差である。そしてこの時代に来ていた「一期生」たちが後の日本におけるタイスナックの繁栄に大きくかかわっていくのである。シンジケート、エージェント、運び屋、スナック経営者として。 






第3章 成長期(1985~1989)
1984年わが町に2件目のタイスナック「ハル」が開店した。開店というよりそれまでババアホステスばかりで客の入らなかったスナックがホステスを全部タイ人にしてしまったと言ったほうが正しいであろう。ここのママは地元のヤーさんともつきあいがあったので、堂々と売りをやっていた。平民の方々、客が席の開くのを待って店の外で並んでいるスナックというのを見たことがあるだろうか?一時期のハルがまさにこれであった。タイ女性達もほとんどの子が1日でショート2回の泊まり1回、という「仕事」をこなしていた。ママはスナックの2階にアパートを借りそこに女性達を押し込んで各々から家賃と称して3万円を取っていた。この上がりだけでスナックとアパートの家賃をまかなえたそうである。女性達も100万以上は稼いでいた。本当にいい時代であった。

 僕は当時はまだフィリピンクラブに通っていた。時々タイスナックにも顔を出したがオバさんばかりでフィリピン嬢の方がずっと若かったからだ。フィリピンとタイをハシゴする客もいてフィリピン嬢から「最近、タイ人が売春やってるから日本人の客で「今晩いくらだ?」と言い出す客が増えてきて頭にくる。」と愚痴をこぼされた。しかしこういうことを言い出す子は必ず落とせた。バンバン金を稼ぐタイ人に嫉みを持っているのだからそこをつけばよかった。とにかく当時はフィリピンはタイ人のことを「売女」と、タイはフィリピンを「貧乏人」とお互いに罵り合っていた。

 ヤーバー三等兵は茨城を中心にあばれまくり当時すでにタイ人と結婚しすぐ離婚して、2人目のタイ人と同棲していた。僕が彼と知り合ったのは1985年のことである。タイスナックで意気投合したのがきっかけだった。僕等はこのようにタイスナックで知り合った友達を対人関係(タイ人関係)と呼んでいた。彼とは「フィリピン人とタイ人とどちらが良いか?」という議論もかわし、僕もだんだんタイ人とも関係を持つようになっていった。「一期生」の口コミのせいであろうか、このあたりから来日するタイ女性も一気に増え始め若い子もちらほら見かけるようになってきた。それと同時にこれを本格的に商売にするタイ人も現れ、女を日本に送りこむ日タイシンジケートも組織されるようになった。それと同時に彼女等が背負わされる借金の額も増え始め85年で70万、90年には150万と跳ね上がっていった。こうなるとちらほら不法滞在する子も増えてくる。特に偽造パスポートや他人名義のパスポートで来た子などは強制退去になっても痛くも痒くもないので不法滞在する子が多かった。

 いつの世でもそうだが儲かる商売には人も群がる。タイスナックの数も日増しに増えていった。経営者も70年代にしこたま金を稼いだ台湾ママ、日本人と結婚したタイ人一期生、またはつぶれかけたスナックの日本人経営者なども参入してきた。どの店もつぶれたスナックを居抜きで借り、タイ人ホステスを置くというとにかく金のかからないやりかたであった。いつでも逃げられるように。だからフィリピンクラブに比べるとタイスナックはどうしても見劣りしてしまう、まあ目的も違うのだからそれでもかまわないが。しかし後にリトルバンコクと呼ばれるようになる茨城県T市からA町にかけての一帯には最初からタイスナック用にそれなりのタイ風内装をほどこした豪華な店もオープンしてリトルタニヤと化していったし、S町には大きな駐車場を2階建てのテナント群がとり囲み、その中にタイスナック、フィリピンクラブ、デイスコ、タイレストランが入居するいわばリトルナナプラザも出現した。

 この一帯、特にT市はこれだけ派手に「売春」活動をやっても不思議と入管のガサ入れは極端に少なかった。これはあくまでも噂であるがT市は移転してきた国立大学を中心とした新興都市だったので回りに娯楽施設も何もなく、学生や若い研究者達も精神的に不安定な状態だった。自殺者も出たらしい。そういう理由で当局もこの一帯に関しては、せめてもの娯楽ということで、目をつむっていたという話だ。

 在日タイ人の増加に伴いタイの食材や雑誌を売る店、いわゆるタイストアーも各地に開店した。値段は非常に高く、ナンプラーが確か一本1,200円だった。それでも飛ぶように売れていたのだから当時のタイ女性達がいかに裕福であったことか。この手の店は端っこにテーブルがあって座ってビアシンが飲めるようになっていた。店の主人と仲良くなってここに座っていると近隣のタイ女性をすべて眺めることができた。わざわざ店を回らなくてもここでいい子を見つけて店を聞き、行けば良いのである。しかしタイ女性の化け方の見事なことといったらなかった。つい数週間前にホテルへ行った女性に声をかけられても全く誰だかわからないのだ。源氏名と店の名前を言われて、「えっ、僕、こんな猿と!」と思っても後の祭り。こういうことは知らない方が幸せなのか?それとも明日のために現実を知っておいた方がいいのか?しかしこの時期があったおかげで、今ではMPのひな壇の前に立っても化粧の奥に隠された素顔をかなり正確に推理できるようになった。

 これだけタイ人が増えてくるといろいろなトラブルも起きる。トラブルのなかで最も深刻なのは「行方不明」である。行方不明と言っても仕事が嫌で店から逃げ出したという類のものではなく、日本に行ったきり何年も親族に連絡がないというものである。10年以上連絡がつかない子も何人もいる。おそらくもうこの世にはいないであろう。この場合、偽名で入国されていたら手のほどこしようがない。本名であって警察に捜索願を出しても、一応受理はしてくれるが解決したためしはない。一体どの程度の捜査をしてくれているのであろうか。

 何年か前に白人の女性が日本で行方不明になりマスコミあげての大騒動になり両親まで来日して挙句の果て「警察の徹底的捜査」により遺体が発見され犯人が逮捕されるという痛ましい事件があった。親族の方々には大変気の毒な事件であったが、僕はこの報道を聞いて非常な「違和感」を感じた。この白人女性が日本で何をしていたのか報道では一切触れていないし、入管のコメントもない。僕は所謂「金髪クラブ」にも通っていたのでよくわかるのだが、彼女等は日本へ旅行ヴィザで入国し3ヶ月の間この手のクラブで小遣い稼ぎをする。そして金を手にすると世界中へ「バカンス」に出かける。金がなくなると日本へ戻ってくる。彼女らを口説くのはフィリピン人を口説くのより簡単だ。あちらは最初からその気があるのだから。犯人が彼女を別荘につれこんだのと僕が白人とホテルにいったのとどこが違うのだ?同じじゃないか。(しかし金髪なのに下が黒だと詐欺にあったような気分になるのは僕だけだろうか?)それに彼女等とタイ人ではやってることのどこが違うのか?一方は旅行ヴィザがあるうちの資格外労働だから手厚い捜査をし、一方はヴィザが切れてからのそれだから無視するのか?そうではない。日本という国は明らかに白人と有色人種を「差別」しているのだ。
   






第4章 絶頂期(1988~1992)
 日本のバブルが絶頂を迎えると時を同じくして日本のタイ女性も絶頂期を迎えた。日本中に金が溢れていたこと、現地から若くて綺麗な女性がどしどし入荷していたこと、「泊まりありの風俗」というのが日本人の体質にマッチしたことなどさまざまな理由が考えられるが、我々日本外道にとってはこの先二度と訪れることのない黄金の時代であったことは間違いない。

 僕もこの頃になるとフィリピンからは完全に足を洗っていた。タイ人遊びの面白さを知ってしまったらフィリピンなんぞおっくうで面倒くさい。それに女の子のレベルも当時は完全にタイ人がフィリピン人を上回っていた。三等兵と僕は毎日のようにT市を中心としたタイスナックを遊び回っていた。仕事が休みの日などは女の子のアパートに出入りしてアッシーをやったり逆メッシ-してもらったりの毎日であった。アパートに行く楽しみとは毎週のように新人が入荷していてしかもみんな若くて可愛かったことである。「黄金の国ジープン」という概念がタイでも定着していたのであろう。とにかくフィリピン人もそうだが日本に来たばかりの子は概ね素直でいい子だ。それが滞在期間が長くなるに連れすれっからしになっていくのだ。

 この当時めぐりあった子の一人にミキちゃんという子がいた。チェンマイ出身で本当にキャンディーズのそれにそっくりな子だった。それまでは「タイ人はマグロ」と思っていた僕にとって彼女はカルチャーショックであった。サービスが素晴らしいのである。お風呂で潜望鏡までやってくれるのだからあとは説明の必要がないであろう。今から考えれば彼女は明らかにタイのMP出身だったのでそういうサービスが自然に身についていたのであろうが、その頃の僕はタイへ行ったこともなかたし、タイのこともほとんど知らなかったので、勿論、タイにMPがあることも知らなかった。「同じ女は二度買わない」が当時の僕の主義であったがこの子だけは1ヶ月で3回買ってしまった。案の定、彼女は来日1ヶ月で土建屋の親父に身請けされてしまったが、ミキちゃんがきっかけとなって僕のタイ人娼婦に対する考えも変わっていった。「動くダッチワイフ」ではなく一人の人間として彼女等に接するようになっていったのである。

 こうした態度で接していくと逆に彼女等の僕に対する目も変わってくる。単なる客としてではなく「特別な日本人」として接してくれるのだ。これがうれしくて僕もだんだんとタイ人にはまっていった。スナックで飲んでいても他の客を一人一人指差してその男のホテルにおける変態ぶりを披露してくれたり、個人的な悩みの相談を受けたり。こうしてかなり親密になってからやるセックスというのは格段に楽しかった。わかるかなあ?

 それまではほとんど無条件で出ていた渡航ヴィザもこれだけ来日する女性が増えると大使館としてもそう簡単に出さなくなる。それに困ったシンジケートは何をしたか?我々「親タイ派」日本人にお呼びがかかった。我々を3泊4日でタイに招待してくれるのである。ただし条件としてバンコクで来日希望の女性と一緒に日本大使館へ行き身元保証をしてヴィザを取り、日本へ連れて来る事。三等兵にも当然声がかかった。三等兵は連れてくる女性とタダでやらせてもらうことを条件に承諾した。

 これって厳密にいえば「公文書偽造及び行使」とかいう犯罪にあたるのだろうが、三等兵には罪の意識などなかった。「もし問い合わせがきたら、タイで世話になったんで日本に招待したけど途中でいなくなっちゃってこちらも困っている、と言っておけば問題ない。」とのこと。これをやった日本人を何人も知っているが、身元保証をして連れて来た女性がオーバーステイしても外務省からの問い合わせなど一件もなかった。外務省さん、ちゃんと仕事してるの?それともヴィザ発給は外務省、入国管理は法務省という日本御得意の縦割り行政のおかげでバレなかったのか?とにかく三等兵は3度同じおいしい思いをやったが、3度ともバレず、お咎めもなかった。三等兵曰く、以前タイでパスポートをなくし大使館へ行った時ひどい仕打ちを受けたのでその仕返しだとか。

 入管による取締りもだんだんと増えてきた。しかし捕まって強制退去になった子でも僕の知る限りでは最短で2週間で帰ってきた。バンコクに帰ってすぐに姉の名前でパスポートを取り、姉になりすまして再来日したとのこと。日本での仕事を覚えちゃったらバカらしくてタイで売りの仕事など出来ないと言っていた。さらに日本での商売の味を覚えた子は自分の姉や妹を積極的に日本に呼び寄せた。この時、なじみの日本人に頼んでこの「三等兵方式」で連れて来れば最初から借金を背負わなくて済むのだ。なかなか頭がいい。それに入管の影に怯えながらの毎日の中で身内がそばに居るというのは何にも増して心が落ち着くらしい。僕はこういう姉妹を好みではなくても積極的に買った。だって我々の人生において「姉妹丼」を味わえるチャンスなんてそう何度もないでしょ。ここで「姉妹における生殖器の比較解剖学的考察と生殖時における生体反応の相違について」なんぞという論文を発表したいところであるが本題と関係ないので別の機会に譲ろう。

 彼女らは金を持っていた。そうなると彼女等の金目当ての商売も始まる。タイスーパーでは24金のネックレスやタイ直輸入の服まで売っていたし、地下銀行の役目もやっていた。タイレストランは日本人の味覚を全く無視したタイ人専用の味の料理を出していたし、タイ人ホストクラブやディスコもオープンした。朝起きるとパチンコへ行き開店前から店の前に並ぶ。タイレストランで遅い昼食を取った後タイスーパーへ買い物に行く。仕事に出て客が決まると支払いは客持ちでタイディスコへ。その後ホテルで本来の仕事をして1日が終わる。仕事が休みの日は1日中パチンコに明け暮れ深夜になるとホストクラブへ繰り出す。これが平均的タイ女性の暮らしであった。我々から見てもうらやましいような優雅な日々を送っていた。一般的に言って東北部タイ人は金を気前良くどんどん使うのに対して、北部タイ人は金だけ貯め込んで質素な暮らしをする傾向にあった。

 だから友達付き合いするには東北部の子の方が楽しかった。金儲けもうまいが儲けた金はどんどん使う。その国の景気を良くするためにはこういう輩が絶対に必要なのだ。現在、日本はタイ人に対して完全鎖国状態にあるが、もう一度、彼女等に対して開国してみてはどうか?廃家電に料金をかけて家電の売上を落としてみたり、酒気帯びに30万もの罰金を課して夜の街の灯を消して見たり、みんな景気が悪くて困っているのにさらに景気を悪くするようなバカな政策しかできない政府なのだからバカついでにこれくらいのことをやってみればいいのだ。だって日本中にナナプラザやタニヤが出来たら日本の景気は間違いなく回復する。






第5章 衰退期(1993~)
 水は高い所から低い所へ流れる。金のある所に人は集まる。外道さんによるとこのサイトは入管のお偉方も覗いているとのことなのであえて書くが、ブッシュ大尊師から「悪の枢軸」と名指しされている国がある。イランである。我が日本はこの国とつい10年前まで「相互ヴィザ免除協定」を結んでいたのだ!法務省や外務省の役人にとって国家の危機管理とは一体何なのだろうか?ホントにちゃんと仕事やってるの?

 バブル絶頂期には週2便、成田に到着するイラン航空機は不法滞在と不法就労目的のイラン人で溢れていた。ヴィザなしで黄金の国に来られるのだから当たり前である。その後あわてて協定を破棄し、取り締まりだ強制退去だと多額の税金を使って「忙しい。忙しい。」と騒いでいるのだから、ペンキ屋が仕事欲しさに近所の塀に落書きしているのと同じじゃないか。民間企業だったら雪印みたいにとっくにつぶされてるぞ。こいつらを馬鹿と呼ばずに何と呼べばいいのだ?アホ?ノウタリン?鬼畜?外道?違うか。

 このイラン人騒動は社会問題化した。タイ人はといえばどしどし入ってきたといってもジャンボ機1機にせいぜい2人か3人、問題にはならなかった。それに日本に住んでいても、まあ料理の臭いが強烈なくらいでさしたる問題もおこさなかった。しかしこの入管によるイラン人取締りのとばっちりを食ってタイ人狩も一段と強化された。イラン人だけ捕まえていてはまずいと考えるお役人達のスケープゴートにされてしまったのだ。

 もともと入管はタイスナックの場所を、強制退去のタイ人からの事情聴取により、かなり正確に把握していた。ただ面倒くさかったのか人手不足のためか、あまり真剣には取り締まっていなかった。勿論スナック側もそこいらは承知していて、働いていた女が店をやめる際に既に閉店したタイスナックの名前と住所を教えて「捕まった時はこの店の名前を言え。うちの名前は出すな。」と釘をさすのであるが、相手はタイ人である。そんなこと忘れちゃって全部しゃべっちゃう。僕の知人で捕まったのではなく帰国するため自ら出頭した子がいた。この場合日本人がついていかないと収監される可能性がある。僕は身元引受人としてついていった。勿論その後の肉体的見返りを期待してである。彼女も店のママや友達のことを気にしていたので入管に向かう電車の中で閉店した店の名前と住所を復習したのであるが、いざ出頭して入管の取調べ官に「君、可愛いね。」と煽てられて全部しゃべっちゃった。入管もやるなあ。遊んでんじゃないの?豚も煽てりゃ木に登る。タイ人煽てりゃ全部しゃべる。

 そんなわけで入管の取り締まりの強化によりタイの灯火は一軒また一軒と消え始めた。それと同時に92年か93年頃からであるがタイの日本大使館でのヴィザ発給も非常に厳しいものになっていった。この当時バンコクにいた方は御存知であろうが大使館の前には夜明け前からヴィザを求めるタイ人の行列ができていたし、回りにはヴィザ申請書の代書や日本の戸籍謄本を売るあやしげなテント村も出現した。

 シンジケートも困ってしまった。以前のように日本人を雇ってもヴィザが下りないのだ。そのため彼等も色々なことを考え出した。まず日本とヴィザ免除協定のあるシンガポール。タイ人もシンガポールへはヴィザなしでいけるので、偽造パスポートでシンガポール人になりすまして入国する。または香港、台湾と渡り歩きいかにもアジアツアーを装って入国する。アメリカのヴィザを取ってストップオーバーで成田から逃げ出す。入国希望者数十人でJALパックのような日本観光旅行を企画し宿泊したホテルから一斉に逃げ出す。これに利用されてつぶれてしまった旅行会社も実際にある。究極は入国希望のタイ人の男と女をタイで結婚させる。そしてハネムーンと称しサイパンへ行く。グアムはアメリカ領なのでヴィザが必要だがサイパンは自治区のようになっていて必要ないのだ。タイからサイパンへ行くには日本を経由しなければならず、そこで「夫婦」そろって逃げ出すのだ。あとは偽装結婚であるがこれについては後述したい。

 こう挙げてみるとタイ人の考える悪い事って何か笑えるよね。某国みたいに漁船につめ込まれて日本をめざして、難破したら全員死亡なんてシャレになってないもんね。あと上記のことは今や全て日本の入管にバレバレである。外道平民の方々がバンコクでオキニを見つけ上記の方法で日本に連れてこようとしてもダメである。あしからず。

 こうして入国方法が難しくなると彼女等に負わされる借金も増えてくる。現在でもまれにタイ人(しかしひな壇に並んでいても絶対に指名がかからないような女)が入荷するが借金は500万である。こんな女では1年働いても借金は終わらない。こうなると若くて可愛い子にとっては危険を犯して日本に行くよりバンコクのほうが稼げる、ということになってしまう。当然タイスナックの女性の質は落ちる。日本に残った女の子たちも可愛い順、性格の良い順、若い順に日本人に身請けされたり結婚したりしてますますいい子がいなくなる。すると客もよりつかなくなる。こうして日本におけるタイ人スナックは滅亡の一途をただることになる。最近では長年不法滞在している女が「スナックで働くより工場で働くほうが実入りがいい。」と言い出す始末。僕だって可哀想だとは思うがこんなブスオバさんじゃタダでも嫌だ。

 日本大使館がヴィザを出さなくなったことはあらゆる方面に波及した。まずタイ人娼婦を中心とした経済圏に多大な打撃を与えた。だから役人なんぞに権限を持たせていてはいつまでたっても経済は回復しないのだが、まあコレに関してはあちらも非合法なことをやっていたのだから良しとしよう(本音では良しではないが)。純粋に日本観光をしたいタイ人や日本に嫁いだタイ人のもとを訪問したい親族にもヴィザを出さなくなってしまったのである。この事は今でも多くのタイ人から大顰蹙を買っている。ヴィザを出さないだけならまだしもヴィザ申請に行ったタイ人に対する大使館員の態度が最、最、最悪なのである。ねえ、外務省の皆さん、大使館の大きな役割っていうのはその国との友好関係を築くことだよね。でもあんた達のやってることは税金の無駄使いしながら、タイ人の反日感情を煽っているだけじゃないか。外道平民の方がよっぽど日タイ友好に貢献してるぞ。しかも自腹で。

 今日(10月17日)の「煩悩の夕暮れ」の編集後記で外道さんも言及しているので書いてしまうが、拉致された5人の人権は当然尊ばれるべきである。前に書いた白人女性もそうだ。なにしろ「人間の命は地球より重い。」というのがこの国の見解らしいから。だったら言わせてもらうが、タイ人も人間だぞ。知ってた?行方不明問題はどうするんだよ。あとあの5人はパスポートなしで日本に帰国できたよね。素晴らしい配慮である。だったらパスポート無くしてバンコクで困っている日本人も自由に帰国できるでしょ。大使館でいじめたりしないよね?気の弱い人間は話を聞いただけで怖くて大使館へも近づけないよ。それと5人がかの国へ行く場合、日本人であるなら当然パスポートと、あなたたちがいつも大上段でふりかざす天下の印籠「ヴィザ」が必要だよね。当然かの国当局にヴィザの申請はするよね?ヴィザが出なければ出国させないよね。ヴィザが出たならばかの国が5人を文字通り日本人と認めたことになるので、当然24年間拘束したことに対する賠償をつきつけるよね、被害者家族の方々だってこれまで多大な出費を強いられたのだから。それがあなた達の仕事でしょ。バンコクの某MPに高官専用の入り口を作らせて女漁ってるヒマがあったら少しは仕事しろ。

 何かとても「外道の細道」とは思えない内容になってきてしまった。とにかくこのようにタイ人自身以外の問題で衰退を始める。しかし店側の努力も見られた。ショータイムと称してタイ女性のストリップを始めたり、アヌスもOKを謳い文句にする店が出現したり、店自体がピンキャバ化したり。しかし、いかんせん、いい女のいない店に客は集まらない。三等兵も現在6人目のタイ人と同棲してるが、端から見ても明らかに質は低下してるし、同棲期間も長くなってきている。昔は同棲しててもすぐ他のタイ人に目移りしたが、最近は目障りしかいないとのこと。考えてみれば2人目か3人目の女(1990年頃)が一番よかった。結婚しちゃっておけばなあと。後悔先に立たず。僕もここ数年はタイスナックにほとんど顔を出してない。直接バンコクに乗り込んでいる。タイ女性(若くて可愛くて性格の良い子限定)よ、永遠なれ。
 






第6章  国際結婚
 フィリピン人にしろタイ人にしろじゃぱゆきさんの目的は家族への送金である。しかし興行ヴィザではその滞在期間はわずかだし、不法滞在では捕まればそれでおしまい。そんな彼女等にとっていつまでも合法的に滞在でき就労もOK、母国との往来も自由というオールマイティーのヴィザがある。「日本人の配偶者等」つまり結婚ヴィザである。彼女等にとってはそれこそ喉から手が出るくらい欲しいヴィザである。

 タイ人娼婦にその恋愛観、結婚観を聞いてみる。勿論彼女等は売春をしなければならないような貧しい家庭環境にあるということを前提に聞いて欲しい。みんな口をそろえて言うことは、「恋愛なんて時間の無駄。一銭にもならない。結婚するなら年齢や容姿、国籍は関係ない。私と家族の面倒を見てくれる人。愛情は一緒に暮らしているうちに自然に生まれてくる。」僕の回りを見渡してみても、実際にそうなのだ。

 フィリピンクラブのタレントさん。彼女等の最終目的は日本人との結婚と言いきってしまってもいいだろう。娘が日本人と結婚すると、その家は町の英雄となる。フィリピン嬢をくどくファイナル ウェポンは、「一緒に君の故郷へ帰って君の両親に会いたい。」特に初来日のフィリピン嬢であればこれで落ちない女はいないと断言してもいい。日本人を家に招待するだけでも彼女等にとっては非常に栄誉なことなのだ。但し最近は既に日本人と結婚してるのに「ニホン ハジメテデス」と言ってのける輩も多いので御注意あれ。

 現在の日本はタイに対して鎖国宣言をしているといっても過言ではない。とにかくヴィザを発給しないのだ。こうなってくると、未だに密入国の仕事にしがみついているタイシンジケートにとって最後の手段が偽装結婚である。適当な日本人男性を見つけタイに連れてくる。ここで「出会い」の証拠をつくる。そして帰国後婚姻届を提出させ結婚ヴィザを取り、来日させるのだ。まずは1年のヴィザが下りる。次の申請でも1年、3回目の申請で3年ヴィザというのが一般的であろう。このヴィザが下りた時点で「離婚」する。これで都合5年、タイ女性は合法的に在日できる。男の報酬は総額で100万から200万といったところか。「女はいいよな。いざとなったら体売ればいいんだから。」などと嘆いてはいけない、外道平民の方々よ。男だって日本人であれば「国籍」というりっぱな売り物があるのだ。

 以上のような理由で日本人男性とアジア人女性との国際結婚はここのところ飛躍的に増えている。勿論、日本の女が結婚しなくなってしまったことも一因であるが。ところがこう並べてみるとどこまでが本当の結婚でどこからが偽装結婚だかわからなくなっている。例えば男が本気でも女が就労目的であった場合、これは偽装か?また、これは実際にあった話だが、ある男がシンジケートに頼まれてタイ人と偽装結婚した。女性が来日後、入管の内偵があるとの噂が立ち、とりあえず男のアパートで同居することになった。一緒に住むうちに男はこの女に惚れてしまい結局は本当に「結婚」した。こいつ「結婚しようと思ったら既に結婚していた。」という名言を吐いた。これって偽装か?

 日本人同士が結婚する場合、婚姻届は通常その場で受理される。国際結婚も昔は同様に簡単であった。そしてこれはフィリピンという国自体の問題なのだが、この国はカトリックである。結婚は1度しか認められない。だから日本人と結婚する場合でも、日本でだけ籍を入れ本国では籍を入れない。これなら日本人と離婚し本国へ帰っても堂々と「再婚」できる。ばっかだよな法務局も。こういう結婚も認めちゃってたしヴィザの更新も何も調べもせず認めちゃっていたんだから。せめてヴィザ更新の際に本国での結婚証明書を提出させるべきだったの。あんたら東大でてるくせに脳味噌あるの?これが通るのならとある既婚フィリピン女性は試みた。フィリピンに夫がいながら日本人との婚姻届をだしたらこれが通ちゃった。これって重婚だぞ。

 1992年頃からだと思う。法務局も自らのバカさ加減に気づいたのかイラン問題での外務省のバカの尻拭いのためか、国際結婚の審査を格段に厳しくした。というよりもそれまでがザルだったと言った方が正しいか。特にフィリピン人に関しては独身証明書の提出なしには審査を受け付けなくした。当然である。しかし「馬鹿は死ななきゃ直らない。」とは昔の人はいいこと言った。何と法務局はタイ人にも独身証明書の提出を義務付けたのだ。あのねえ、タイには独身証明書はないんですけど。日本と同じで戸籍謄本が独身証明書のかわりなんですけど。少しは勉強しましょうね。僕は何年かに一度タイ人との国際結婚の相談を受け、手伝うのだが、そのたびに「独身証明書」と言われる。そのたびに役所に説明するのだが、役人というのは学習能力がないらしい。次の時はまた同じ話。多分マニュアルがあってその通りにやっているのだろうが、間違いがあってもマニュアル自体を直そうとしないからこんな問題が起きるのだ。本当に一度死んでみなさい。しかしタイ人も負けていない。あるタイ女性は何と独身証明書を用意していたのだ。聞いたら偽造したとのこと。タイ人諸君。僕はあなた達が大好きです。実際にあるものならいくら偽造してもかまわない。しかしないものは偽造しないでくれ。こちらが困惑する。

  こういう事情なのでもしあなたがタイ女性と結婚を決意し、役所へ行くと、「知り合ったきっかけは?」とまず聞かれる。お前は桂三枝か!「新婚さんいらっしゃい」やってるのか。お前の知ったこっちゃない、プライバシーだ、人権侵害だ。などといって怒ってはいけない。あなたは偽装結婚の共犯者の疑いをかけられるのだ。偽装結婚かどうかだなんて、あとでその男の身辺調査をすればすぐにわかることなのだ。しかし役人というのは、たとえば警察が雨のの日にはネズミ取りをしないのをみても明らかなように、面倒くさいこと、うざったいことは一切しない。ありとあらゆる書類の提出を要求し自分等は机の上だけで仕事を済まそうとする。だから今では申請からヴィザ発給まで1年かかってしまう。しかもプライベートを洗いざらい暴かれて。こんなことをされて一番困っているのは誰でしょう?そう真面目に国際結婚を考えているカップルである。 

 このような問題を解決するにはどうしたらよいか。答えは簡単だ。タイ人のヴィザを免除してしまえばいい。そうすればわざわざ偽装結婚する必要もなくなるので、こんな人権侵害まがいの結婚審査をしなくて済む。前にも書いたがタイ人は日本へ来ても不法滞在と売春以外悪いことはやってない。ヴィザを免除すれば不法滞在の必要がなくなるし、売春がはたして犯罪であるかについては後述したい。また日本で外国人の凶悪犯罪が起こった時、マスコミはよく「犯人はアジア系外国人」という言葉を使う。ふざけるな。どこの国かは特定できてるだろ。戦争責任とかでこの国に特別な配慮をするからあえて国名は出さないだけだろ。だからこの国の人間を益々増長させるのだ。他の在日アジアの人々がこの言い回しにどれだけ傷ついてるか考えたことがあるのか。ひとつの国名を言うのにわざわざ北○○(○○○○主義○○○○国)と漢字の無駄使いをするマスコミである。アジア系外国人(但し東南アジアは除く)くらいの配慮をしてもいいだろ。

 実は国際結婚というのは日本にとって非常に重大な問題なのだ。日本は今さまざまな問題に直面している。その中でも最大の問題は「少子化」だ。これこそが経済低迷の一因でもある。それよりも何よりも人口が減るということは国家存亡の危機なのだ。(外道の細道に国家存亡などという単語を使ってしまった。すいません。)原因は簡単なこと。日本の女性が子供を産まなくなってしまったからだ。だいたい少子化が叫ばれている時にアメリカの圧力かなにか知らないが「男女雇用機会均等法」などという法案を成立させてしまう政府がばかなのだが、まあこれ以上無能政府の批判をしてもしょうがない。「女は家庭に入り、子育てをし、家庭を守る。」というのがアジア式民主主義なのだが。「男女雇用機会不均等法」を成立させない限り、日本の人口減少を食い止めるためには、「外国人女性に日本人を産んでもらう。」これしかない。そのためには日本人男性が外国人女性と接するチャンスをもっともっと多くする必要がある。そのためにも日本は「開国」しなければならないのだ。外道平民は先駆者過ぎる。

 これは何も偏見で言っているのではないが、白人や黒人と日本人のハーフを「日本人」と呼ぶには多くの人が違和感を感じるだろう。しかし、民俗学的考察は省略するが、日本人とタイ人特に北部タイ人とのハーフは純粋な日本人と見分けがつかない。理由は簡単だ。これも戦前の帝国軍事政権の策略についての話は省略するが、日本は本来、多民族国家なのだ。日タイ国際結婚の促進のためにも外道平民の方々、頑張ってください。

 PS:今回はマジになってしまい、Hな話が全く出てきませんでした。ごめんなさい。政府や役人の批判ばかりになってしまいましたが、日本にいて外国人とかかわっていくこととはイコール行政のバカさかげんに直面するということなのです。どうか御了承下さい。






第7章 お金の行方
 現在、1人あたりのGDPは日本34,000$に対してタイ2,000$である。この事実だけを見てもタイ人が日本で働くということはタイ人にとってはとんでもない金を稼ぐことになることは容易に想像がつくだろう。逆にこのGDPの差こそが我々外道をタイへ向かわせる大きな原動力となっている。と言ってしまうと1,200$のフィリピン、700$のインドネシアさらには200$の幻の国のほうがさらに良いということになるが、タイは安さだけではないことは外道の方々には説明の必要もないだろう。

 となると今まで数え切れない位多くのタイ売春婦が来日したのだからそれこそタイ国内中に「ジャパンマネー御殿」が建っていてもおかしくはない。タイでは車より家のほうが安いのだ。ところがそうではない。金を残せるのはほとんど一握りで多くの女性は命を削って仕事をしてもその報酬は手元に残っていない。ここではその理由を説明しよう。日本で働いていた女性の事情を説明するが、おそらくバンコクの売春婦にとっても事情は大同小異であろう。

 まずは自分で使ってしまう。これについてはほとんどコメントしようがないが、異国の地に不法滞在しながらの仕事によるストレスは相当なものなのだろう。ギャンブルや男に走ってしまう女性も多い。ギャンブルもパチンコ程度なら笑えるがタイ人同士のトランプ賭博となると遊びではすまない額が動くことになる。タイ人同士の借金で消息不明となる女性も多い。男に関して言えばタイの男が在籍するホストクラブも各地に存在したし、おそらく女性と同数位の男が日本で不法就労していたのだ。タイの男というのは普段は見てもわかるように大雑把でいいかげんでアバウトであるがことお金に関してだけは冷静沈着、非常冷徹なゴルゴ13である。虎視眈々と女の金を狙っている。心の琴線に触れるような甘い言葉をささやきかけられては我々の「クン スワイ ナー。ポム ラックン。」では到底勝ち目はない。こうして女は金を貢いでしまうのである。中には結婚を餌にタイ男から金を奪い取る豪傑もいたがこの勝負は圧倒的に男の勝ちであった。うらやましい。

 さて日本で稼いだ金はタイの銀行に送金することとなるが、来日する前に自分の銀行口座を用意するほどタイ女性は賢くない。多くの場合、親兄弟の口座に送金することになる。自分の口座を用意していてもタイの銀行は2名連記の預金通帳を作ることができる。通常は親と連名の通帳なのだ。いずれにせよ「自分以外の人間がいつでも引き出せる」口座にタイではとんでもない額の大金を送金しているのである。何が言いたいかわかるでしょ。10年日本で働き送金を続けついに逮捕された。しかし彼女は「これがいい潮時だろう。お金も十分たまったし、帰ったら家を建て車を買ってあとは利息で優雅に暮らそう。」とウキウキしながらタイに帰った。10年ぶりに会う家族である。懐かしさで涙が止まらないがそこは冷静に、「私の通帳は?」父親は、「そんなこと後でいいじゃないか。それより今夜はお前の帰国パーティだ。」次の日渋々差し出された通帳を見て、これ以上は書きたくない。

 これは実際に僕自身が遭遇したケースだがマヤちゃんは長野で4年、茨城で4年働いている。かなりの金が貯まったし家も老朽化していたので新築する決意をし、タイの父親に電話し連名の通帳から50万バーツを引き出し家を建てるよう依頼した。その後電話をかけるたび、「今日、屋根が出来た。」「来週には壁が出来る。」との返事。たまたまマヤのタイの実家のそばまで行く用事のあった僕に彼女は家の写真を撮ってくるよう頼んだ。僕は下心見え見えで快く応じた。ところが実際マヤの家を訪ねて見ると家など建てていない。父親に面会を求め、僕がマヤの友人であることを告げると、彼は驚きそしてオロオロし始めた。8年間、マヤが送り続けた金を全て使ってしまっていたのだ。送金停止を恐れうそをついていた。どうか内緒にして欲しいと逆に頼まれてしまった。帰国後、僕はマヤに「ごめん。家まで行く時間がなかった。」これしか言いようがないでしょ。

 日本で無駄使いもしなかった。家族もしっかり者で金に手をつけなかった。帰国して数百万、数千万バーツが手元に残った。さあでは幸せな人生が待っているか?いやいや、まだ甘い。彼女の金は何処にあるでしょうか?そう銀行である。これが問題なのだ。はっきり言ってタイの銀行員は日本と違って(同じかな?)銀行員としての倫理観が全くない。例えばユキちゃん、彼女は日本で7年働き1,000万バーツを貯めた。帰国し、とりあえずバイクを買おうと思い通帳を持って3万バーツを下ろしに銀行へ行った。応対にでたのはソムサップ、28歳、独身、一流大学卒。ユキちゃんの通帳をみた途端、彼はゴルゴ13に変身する。まずは「凄い額ですね。」と軽いフック。「この額ですと定期預金にしたほうが利息がかなり違いますよ。何なら今すぐに僕が変えてあげましょう。このままじゃ勿体無い。」とやさしいとこをみせる。誉められ、すかされ、ユキちゃんもつい、「実は日本に行って仕事をして、」としゃべってしまう。ゴルゴ13は全てを見抜く。

 バイクを買って帰ったユキちゃんのもとをソムサップは訪れる。銀行員であればユキちゃんの住所を知ることなど思いのまま。「実は僕、副業で保険の仕事もやっているのですが(実際そうなのだ。)あなたの資産は銀行より保険会社のほうが、」と話を持ちかける。最初は相手にしないユキちゃんであるが、彼は自分の経歴などを話に交えながら、「今度、一緒にゆっくり夕食でも食べながらあなたの有効な資産運用について、、、」もうこれ以上ダラダラ書かなくても外道の方々なら結論はおわかりであろう。とにかく銀行に大金を預けると不動産屋は来るは車のセールスマンは来るは、個人情報が漏れてるとしか思えない。まだヴィザが比較的容易だった頃はそれこそ数え切れない位の女の子が帰国し、タイで身ぐるみ剥がされ、素っ裸のまま日本に舞い戻って来た。

 僕はこのような女の子たちにいろいろと諭してあげた。金は小口に分けてありとあらゆる銀行に貯金すること、日本で仕事していたことは絶対に口外しないこと、金がからむと親族でさえ悪魔に変身するので金の管理に関しては自身以外絶対に信用しないこと、等。痛い目にあった後の彼女達は真剣に僕の話を聞いてくれた。こうして信頼関係を結んだ後のセックスは格別に楽しい。僕は外道である。彼女等の金が目的なのではない。より充実した楽しいセックスが目的なのだ。「たかがセックス」と言うなかれ。より良いセックスのためにタイ語を初めとしてありとあらゆるタイ情報を頭にインプットすることこそ外道の本道ではないだろうか。






最終章 売春という「お仕事」
 我々は(タイ)売春婦に一体何を求めているのであろうか?勿論それは人によって千差万別であろう。しかし大きく分けてみると、射精のための動くダッチワイフ(Aグループ)そして擬似恋愛の相手(Bグループ)の2つではないだろうか。これは僕が勝手に考えたものではなく、タイスナックの女の子達が客をこのように仕分けしているのである。三等兵とはそれこそありとあらゆるタイスナックへ通ったものだが、同じ店で三等兵は誰でも連れだしOKなのに僕は1人の女(例えばミミちゃん)に何故か限定されてしまうのだ。これは我々の行動に問題があった。三等兵は店に行っても誰とでも平等に会話をする。しかし相手の身の上を聞くとか自分のプライベートの話は一切しない。タイの一般的な話とか下ネタに専念する。それに対し僕は気に入った子としか話しないし、相手の身の上話とか自分自身のことに話を持っていってしまう。三等兵は誰彼なく触りまくるのであるが、僕は店の中ではしない。ホテルに行って2人きりになってから触りまくるのだ。こうなると三等兵は「今日はけい子ちゃん、来週はよし子ちゃん」と連れ出せるのに、僕はミミちゃんしか連れ出せなくなってしまう。僕が途中で女を変えようものなら、それこそ修羅場である。タイ女のジェラシーは棲まじい。これは何も僕がミミちゃんの好みの男であったからではない。僕がミミちゃんに感情移入を求めて、または許してしまうとその時点でミミちゃんは僕を「自分の客」と認識する。すると他の女の子の僕への介入を排除するのだ。この結果、三等兵は「みんなの客」となり僕は「ミミちゃんの客」と分類されてしまう。これを知ってから僕は「1軒の店に女は1人」を心がけている。フィリピンクラブも同様である。三等兵は売春婦との心のふれあいなんぞうざったいというが逆に僕はこれがないとセックスを楽しめない。

 誰でも恋愛は好きなはずだ。しかし恋愛はいかなるシチュエーションであれ1歩間違えると人生を棒に振りかねない。恋愛は出会いに始まり、いろいろゴチャゴチャあって、セックスに至り、男はここでおさらばしたい所だが女は「その次」を求める。売春婦相手の場合はこの「いろいろゴチャゴチャ」を「金」に置きかえることによってセックスに至り、あとはこちらの都合で好きな時に終結できる。勿論、彼女等もそれを承知しているし、客の心を見抜きそれに応じた扱いをする。僕が売春婦に求めるのは正にこの擬似恋愛の相手であったような気がする。そしてさらにタイ人である。あの、非常に良く言えばおおざっぱな、普通に良く言えばいいかげんな気質に今までどれだけ仕事の悩みやストレスを癒されたことか。

 外道の細道を読んでみると外道士族の方々はA:B=7:3といったところか。ヒロポン軍曹は「MPの心得」などを読ませていただくとAであろう。外道紘さんはBのような気もするがよくわからない。以前「煩悩の夕暮れ」で外道さんが「○○という店の○○ちゃんに男がいるかどうか調べて下さい。」というメールに怒っておられた。あたりまえだ。そんなことは人に聞くもんじゃない。自分で調べなさい。君はストーカーB,またはオタクBだ。ただ気持ちもわからないではないのでヒントを差し上げよう。まず女をカンクンで連れ出す。少しはチップもはずみなさい。もし彼女が次の日の昼近くまで君と一緒にいてくれたらまず男はいない。なんだかんだ理由をつけて深夜か早朝に帰ってしまったら夫か男がいる、またはエージェント付きと思って間違いない。エージェントの有無は本人に聞けば結構正直に答えてくれる。但し君の性格自体に問題がある場合は誰であろうと早く帰りたがるのであしからず。タニヤあたりは既婚の売春婦が結構多いよ。

さて話は変わるが。売春婦にとって必須科目とは何であろうか?この問いには自信を持って答えたい。フェラチオである。原始の時代より男はその役割上、ある程度の凶暴性を持っていた。交感神経が働いているのだ。女はこの凶暴性を持った男とまぐわらなければならない。そして男は自らの男根があのなめらかな舌の感触に浸ると、交感神経の機能を停止してしまう生き物なのだ。すると副交感神経が働き出す。従順な生き物に変貌してしまう。自分自身のことを考えればわかるでしょ。そうフェラチオとは女が生まれながらにして持った護身のための本能なのだ。だからこそ出会ったばかりの男とセックスをしなければならない売春婦にとってフェラは必要欠くべからざる行為なのである。売春婦の皆さん、身の安全のためにもフェラはしっかりやりましょう。できれば30分位していただけると非常にうれしいのですが。すいません個人的なことを言って。

 しかしながら明らかにタイはフェラチオ後進国である。これは文化や宗教の違いによるものなのか、はたまた情報の伝達に問題があるのか。来日したタイ人でもMP出身者以外は最初からフェラをする子はあまりいなかった。僕自身の説によればフェラは女のDNAの中にインプットされているはずなのに、日本へ来て覚えた子がほとんどではなかっただろうか。僕は以前、タイの農村で近所の農民を集めて日本のウラビデオの上映会をやったことがある。皆最初は興味津々に眺めていたがフェラのシーンになると一様に驚きの声を上げ、「吐き気がする」と言って部屋を飛び出した奴もいた。聞いてみると農村では夫婦でもフェラはやらないらしい。農耕民族ゆえか?あんな世界一楽しいことを知らないなんてタイの農民は可哀想だ。

 フィリピンは積極的だ。僕は一度だけ処女といたしたことがあるが、それでも口元に持っていくとごく自然な感じで咥えてくれた。但しクンニは拒否。「女のあそこは汚い。男の人が舐める場所じゃない。」と。これって文化?白人はもっと凄い。挿入中でも萎えてきたのを感じとると取り出して即フェラ。男女同権がここまで浸透しているのか?

 外道の方々もタイ特に置屋などでフェラNGの女に遭遇したことがおありだろう。でも怒ってはいけない。こういった背景があるのだ。しかしフェラは売春婦にとって避けては通れない道である。こういう子にめぐり合ったらやさしくやり方を教えてあげるのが外道の良心というものではないだろうか。必ずその子に「増収」という形で返ってくるのだから。僕のやり方はこうだ。まず常套手段として恋人モードに突入する。心を開いてきたらコンドームを取り出し舐めさせて見る。無味無臭であることを確認してもらったら、「どうせゴムを舐めることに変わりないから、」と言って己にコンドームを装着し(こういう楽しいことやっていると妄想だけで勃起している。)ゆっくりと口腔内に挿入。この時必ずと言っていいほど相手は瞳を閉じている。頃合を見計らって気付かれないようにサッとゴムをはずす。相手はパッと目を見開くが時既に遅し、両手で顔を固定してしまえばまさか噛み付くことはない。

 処女相手のセックスが楽しいか否かについては賛否両論、議論白熱するところであろうが唇処女を奪うのは絶対楽しい。昔、顔なじみのタイスナックのママから、来日したばかりの子にフェラチオを教えてやって欲しいと頼まれたことがある。しかも僕好みの子だった。僕は初体験の時以上に興奮してしまいホテルに向かう車の中で声がうわずっていたのを覚えている。僕って変態かな?
 
 この連載を始めるにあたって外道紘さんと、最後は「売春とは何ぞや?」という議論にまで持っていきたい、ということを話し合った。「世界最古の商売は何か?」というクイズがありその答えが「売春」であることは御存知であろう。さて、困った、結論が出ない。僕は「人間」についての疑問が生じた時、思いを原始の時代に及ばせる事にしている。今から500万年前、人類がチンパンジーから枝分かれした頃、我々の祖先は人類の証である23対の染色体を与えられ、それの交雑を繰り返し現在に至るわけだ。この当時はまだ火も道具も使えない。人類の起源については黒人であるという説が有力であるが、チンパンジーの肌の色や民族分布などを考え合わせると我々黄色人種こそが起源ではないだろうか。学術的証拠はないが、こう考えればおそらく亜熱帯のジャングルに生息していただろうから、我々が観葉植物に癒しを求めるのは500万年前のDNAの記憶ということで説明がつく。普段は男女区別なく木の実や小動物を採って生活していた。しかし女は子を宿すと出産前後に著しくその運動能力が低下する。食料の確保も外敵から身を守ることもできなくなる。女は自らの体を筋骨たくましい男に提供するかわりにこの時期の食料と身の安全を男に委ねた。男は自分の使命を果たすと、次なる美しい女を求めて旅立つ。

 この「食料と身の安全」を「お金」に置き換えたら「売春」とならいかな?もしそうだとすれば売春とはフェラチオ同様、女の本能に刻み込まれた禁断の処世術と言えるのではないだろうか。ちょっと強引かな?でもだとすれば売春は犯罪ではない。一部の白人国家では合法化されているし、イスラム国家や共産国家を除けば売春管理者や未成年者に対する法律はあるが、売春そのものとなると公序良俗とか教育上の問題に逃げてしまっている。またそれらしいものがあっても国家としてそれを積極的に行使することはない。

 となると日本にいるタイ人娼婦が犯している犯罪とはオーバーステイのみ。しかもオーバーステイ自体が犯罪であるかということになると、もうこれは彼女等の問題ではなく日本国家自体の問題である。だって僕たちだってタイにオーバーステイすることあるでしょ。その時だって1日100バーツで済んじゃうじゃないか。

 PS:11月8日の朝日新聞朝刊社会面に「タイ人相手の地下銀行業者逮捕。日本初。」という記事が載っていた。まさか僕がこの連載に書いたのがきっかけではないだろうが、案の定タイ食材店の経営者だった。おまわりさん、お仕事ご苦労様です。でも他にやることがいっぱい、たくさん、いろいろあるんじゃないですか?タイ人て1回せいぜい50万ですよ。他の国の奴と額が2桁違うでしょ。

 それなら僕も逮捕して下さい。僕も日本にいるタイ人に頼まれてせいぜい50万をタイの家族まで運んだことが何度もあります。違いといえばこの店主が「不特定のタイ人」を相手に「利益追求」を目的だったのに対し、僕は「若くて可愛くて性格の良いタイ人」を相手に「その後の楽しいセックスのための信頼感を得る」目的でやっていただけです。

東西南北

東西南北

 タイは四方に陸の国境を持つ。こうした陸続きの国境を持たない日本人には想像が難しいかもしれないが、こう考えて貰うとわかりやすいかもしれない。東海道線に乗って多摩川を越えるとき・・・東京都から神奈川県に越境するときだ。その川の両岸に広がる河川敷の整備度を見るだけで行政の貧富の差は目を見張るモノがあるが、基本的には同じ気候で植生も同じ、人もそれほど変わらない。つまりはそんな感じなのですよ陸の国境とは。パスポートコントロールすらないEUなどでは国境を越えたことに気づかないという。
 タイの国境はそれほどお気楽でもないが、同じような南洋の蛮人が住んでいることに変わりはなく、経済的に強いタイからはいると通貨すらタイバーツが通用してしまい、両替の必要すらない。しかしながら二国間では税率や法制度が違うためごく小さなレベルでの民間国境貿易、闇市場が自然発生する。これは万国共通ではないだろうか?当然市場には商人やバイヤーが集まり、それを目当てにした淫売がまた湧いてくる。ウーン・・・虫みたいだな。
これはそうしたタイの国境を旅した記録です。中には淫売すらいない廃れきった国境もありますが出来る限り、地の果て場末淫売のレポートをしていきたい。
国境の北 太陽の真下・・・メーソット

Last updated: 06/12/2011 13:50:01
外道の細道

国境の北 太陽の真下・・・メーソット


ある日思い立って北に旅立った。『風がオレを呼んでいるぜ』・・・というのは大嘘で、まあ、ビザ旅行をかねて国境で場末マンコでも買うベエ、が本音だ。丁度、赤はげ先生が女房の実家のチェンライ『ジュラ紀の里』に来ているし、あの医者もオレをダシにして13歳の少女を買いたいとか地獄行き特急指定席購入みたいなことを言っていた。冥土の土産につきあってあげよう。義理事は大切だ、などと考えながら北に向かう。移動手段は当然、オレのバイク外道号だ。イージーライダーのように行きよいよくキックを蹴りおろす・・・セルだった。ギヤもオートマ・・・良いのだ、歳食ったんだからラクチンが一番だ。などと、はじめから言い訳で旅は始まった。

初日、目覚ましを5時半にセットしておいたのだが、昨夜のミンザイがバックリ効いていて起きたら7時・・・すでに渋滞が始まっている。危うく挫折しそうになる心を抑えて出発。ひたすら一号線を北上する。正直言ってこのルートはつまらない。シャム平原のど真ん中を滑走路みたいにだだっ広い道がまっすぐ延びているだけで風景に変化はない、カーブもないので曲がらない、信号も滅多にない、犬はたまに轢かれている。ルート配送の運転手になった気分だ。旅だか仕事だかわからない。10時タイ中部の都市ナコンサワンをすぎた頃、最初の給油兼休憩。フッフッフ・・・地獄のような暑さになってきたぜ。タイのガススタンドにはトイレとシャワールームがある。シャワールールと言っても水を溜めた瓶とケツ荒い洗面器があるだけだが・・・水浴び場といった方が良いかもしれない。メットを抜いて上半身だけ水浴びする。スタンド付属のコーヒーショップで休憩。日陰なだけの露天だが、それでも日向よりはましだ。濡れた体と髪がみるみる乾いていくのがわかる。ものすごい熱気だ。そのせいか、店のおばさんと娘やる気全くなし、愛想は生まれつき無かったのかもしれない。オバサンだるそうに『暑いわね』なんて良いながら客であるオレではなく自分の方に扇風機を固定している。娘は漫画に夢中で客は無視だ。この辺りのグッタリ感がいかにもタイだ。

200キロ以上北上したにもかかわらず真っ平らなまま・・・シャム平原は恐ろしい。山陰一つ見えない。カンペンペットの手前でやっとショボイ岩山がある。山陰一つ無いバンコクの風景になれてしまうとこんなショボイ山でもうれしい。ヘタレきった山だが久しぶりなので写真を撮ってしまう。

このあたりから、気温は単なるHOTではなく、HEATまたはBARNINGとなってきた。気分はほとんどマゾだ。12時頃タークに着く。もうギブ・・・死んでしまいます。川のそばで遊んでいた田舎のワルに道を聞く、見た目の凶暴さと裏腹に田舎のワルは話し好きだった。オレがタイ人でないとわかると親切に地図を書いてくれた。悪が言うには後5キロだそうだ。それなら今日中にメーソットに行って、明日朝一番で国境を越えよう。そう思い再び走り出す・・・5キロ。走り出してすぐわかったのだが5キロというのはメーソットへの分岐点までの道のりだった。その後メーソットは86キロ。これが地獄だった。今まで道は曲がることもあると言うことをすっかり忘れるような棒道だったが、いきなりモナコ・・・いや、もっとひどいというか乱暴だ。全く警告標識なしのクランク、ヘヤピンは当たり前、時々シケインだ。牛飛び出し注意の標識をみて「気をつけねば」と、思った刹那、飛び出してきたのは山岳民族のババア、轢きそうになりババアは何か怒鳴っていた。タイ語ではなかったようだ。少し前に、北部で山焼きの煙害で飛行機が欠航したニュースを聞き、北の百姓はしみじみバカだ、と思ったがその証拠が見渡す限り続いている。こんな人も住んでいないようなド田舎の山中なのに焼夷弾絨毯爆撃受けたように一面の焼け野原。見事な自然破壊だ。百姓のバカさ加減が身にしみる。峠道の頂上に見晴台にたいな休憩場がある。オレもそこでバイクを止めた。野焼きの煙害のせいか見晴らし効かないが標高が上がったので少し涼しい。マイナーな観光地なので、ジュース売りさえいない。生暖かくなったお茶を飲み写真を撮った。ボロ切れが落ちていると思ったら山岳民族のばあさんだった。ばあさんはしきりに何か売りつけようとしている。言葉が通じない・・・タイに長いオレにとっては珍しい体験だったが、単に訛りの強いタイ語のようだ。冷たい水はあるかなと思いばあさんと話す。ばあさんいきなり筵をはがして野菜を売り出した。こんなところで売る物か??ロケーションを全く考えていない不思議な商売だ。バアサンを無視してソウルブラザーのように日焼けした地元の兄ちゃんに道を聞く。兄ちゃんはちゃんと標準語を話した。
見晴台を出て30分ほどでメーソットに到着。ガススタンドの兄ちゃんにホテルを紹介してもらう。狭い町で宿はすぐ見つかった。エアコン・バスタブ付き 1泊450B。まあこんなもんだろ。いなかだし。
ポーン・ティップホテルという、かつてのジュライみたいなホテルだった。従業員の気怠さが似ている。
ここで驚愕の事実発覚。
「国境のゲートまだあいてる?」
「三日前から閉鎖されてます」
「ウッ・・・」
・・・そうだった。数日前に国境紛争というか小競り合いがあったのだ。元々仮想敵国同士のタイとミャンマーは問題が起きるとすぐ国境を閉じてしまう。「調べてから行った方がいいっすよ」と言うヒロポン軍曹の言葉をどうせ大したこと無いだろ、とたかをくくって無視してきたのが失敗の元だった。
ウーンここが駄目なら、メーサイも駄目かな?いざとなったらチェンコーンから船でメコンを渡ってやる。暑さの中をメーソットくんだりまできた努力は何だったのだ?・・・グッタリ。

ホテルのオヤジが荷物を運んでくれる。親切や仕事ではなく内職のためだ。
「旦那、どうです若い子がいますよ」地方のホテルおきまりの淫売おすすめだ。
「マジかよこんな田舎に置屋あるのか?・・・ありそうな気もするな、国境の町だし」
ここからオヤジは片言の日本語とタイ言文法の英語を駆使して営業を開始。
要約すると、若い・かわいい・性格良い・おっぱいデカイ。風呂屋のコンシアと変わらない。そしてオレはその言葉を全く信じていない。料金は妙にシステム化されている。6時からだったら一晩1500 9時半からだったら1200。オヤジが半分以上とるんだろうけどまあそれほど悪くない。問題は女の質だがこればかりはみてみないとわからない。後で電話すると行ってオヤジを帰した。
部屋は悪くなかった。熱いお湯も勢いよくでた。
シャワーを浴びてさっぱりしたので空しさを噛みしめるために国境に向かう。町からは5キロほどの距離にあり、その間の道は不自然にきれいだ。メーサイにあるようなゲートがあり人っ子一人いない。国境の町で国境があいていないときは、その機能自体死んでいるのと同じなので用のない田舎町になってしまう。ゲート前にツーリストポリスがあったので入ってみる。お巡りさんやること無いのでランニング姿でテレビ見ていた。
「あのー国境閉まってるんですか?」わかっているが一応聞く。
「3日前から閉まってるよ」
「いつ再開しますかね?」
「さあねー・・・メーサイなら開いてると思うよ」
ここから500キロ以上あるところを平気で指定してくれる。仕方なく諦め、写真を撮って帰ることにした。一応川が流れていてそれが国境なようだ。フッフッフ・・・・・ショボイ川だぜ。そばに国境市場もあるが活気は一切無い。しょうもない中国製電化製品の大安売り市場だ。いくら安くても買う気のしない品揃えだった。がっくり来てホテルに帰ると疲れがでたのか寝てしまった。
起きると9時・・・飯でも食うかと外に出るが野良犬すらいない・・・田舎の夜は早いぜ。仕方なくホテルのコーヒーショップでまずいタイ飯を食う。ホテルとは思えないほど泥臭く濃い味付けのタイ料理だった。クロントイの線路ばた屋台の食事みたいだ。
飯が終わるとこの町では何もやることがない。女を薦めてきたオヤジのことを思い出して気乗りしないけど電話してみる。こんな田舎にロクな女がいるわけ無い。
「あーBBB室だけど」
「あーあなた、女!若い!可愛い!おっぱい大きい!!」
先ほどの営業と同じだ。
「女いるか?」
「若い!可愛い!おっぱい大きい!!」
「何人いるのだ?」
「若い!可愛い!おっぱい大きい!!・・・二人・・・」
「そんなことだろうと思った。呼んでこい、気に入らなかったら帰すぞ」
「あなた ノープロブレム 若い!可愛い!おっぱい大きい!!」
「早くしてくれ。イヤになりそうだ」
やがてオヤジが連れてきた二人の女は、オヤジの営業のうち『若い』だけは嘘ではなかった。イヤ・・・若いどころでない・・・君たち保護者はどこかね?
「オヤジ・・・意外に嘘つきでなかったな・・・いくらだ?」
「えーっと、今9時40分だから・・・1200・・・いや、1000でいいです」
妙に弱気なオヤジだった。この商売に向いてないな。しかしこんなガキが朝まで部屋にいるのは気が重い。ショートに変更する。
「ショートでいいや。一発いくらだ?」
「700、どっちにするか?」
ウーン、ショートだしどっちでもいいや、背の低いいっそうロリ度の激しい女にする。こうなったら一人殺すも二人殺すも同じだというプノンペン ロリ買い理論だ。当然集金は女ではなくオヤジがする。700をオヤジに渡す。
言葉が通じないのか、無愛想なのかロリクソガキはふて腐れたようにテレビ見ている。シャワーを浴びろと言うと、その言葉を待っていたかのようにバスルームに駆け込む。
ウーン・・・外したかな?まあショートだし、気に入らなければすぐ帰せばいい、と思いながらたばこを吸っていた。シャワーを浴びたロリクソガキはベッドにゴロンとなった。ヨガで言うところのマグロのポーズだ。オレもシャワーを浴び、ベットに入る。全く期待しないファックだったが、ここからが違った。マグロ確定と諦めていたがオレがベットに入るやいなや、いきなりディープキス、首筋、乳首責め、毛のないマンコ擦りつけの刑、とガンガン攻めてくる。まさにロリガキの逆襲!『キッキミ!何をするんだ、そんなことをしたらおじさんは立ってしまうではないか!』などとつっこむ余裕もなく、国境ファックは一方的なロリクソガキのペースに持ち込まれた。さすがにフェラはしてくれなかったが、このクソガキはまだ若いのにオヤジのツボを心得ていて、妙に獣くさいあえぎ声や童顔とミスマッチな爆乳を揺らして攻めてくる。エロアニメのような体だ。フッフッフ・・・あっさり抜かれてしまった。
意外だったなと思いながら敗戦後のたばこを吸っているとロリクソガキは爆乳の上に直接T-シャツを着て帰り支度を始めた。サービスよかったので100をチップであげた。この時初めてクソガキは言葉らしい言葉をはいた(それまではミャンマー語だかカレン語だか知らないが意味不明な言葉)。
『アリガト』
日本語だった・・・小娘め・・・あっさり手玉にとられてやったぜ。
ガックリきてすぐ寝てしまった。

徒然外道

徒然外道

一つの投稿がきっかけだった。
外道の細道は主に風俗情報投稿がメインの読み物サイトなので、個々の店や女の情報など実用的な情報投稿と旅行験記的な体験記、そして個々の筆者によるより長文の連載その他のコーナーで成り立っている。
その投稿は独り言的な随筆だった。エッセイ・雑文・随筆・・・呼び方は何でもいいが読者の対象を選ばない、または意識せず、もっと言えば読者など必要のない、自身の心情をつづった文章を掲載できるコーナーが外道にはなかった。
皆もふと考えることがあるのではないだろうか?旅行や仕事で訪れたり、またはタイにすんでいる日常の中で、なにかモヤモヤと頭の中を駆け巡り、少し時間がたつと忙しい日常にかき消されてしまう淡い思いを・・・
ここではそうした、エッセイ、随筆、雑文、独り言、思い出、詩文、など中途半端なジャンルの投稿を募集します。
楽園の香り BYケン (2011年11月17日)
こんな仕事したい人は誰もない BY:谷屋二郎
外道募金 by;ポクポク (2011年6月12日)
不謹慎2・・・ヒロポン軍曹 (2011年4月4日)
不謹慎ながら・・・ヒロポン軍曹 (2011年3月29日)
松茸食いたい (2011年3月11日)
今さら思うこと  BY;Neo99 (2011年3月3日)
コ-ラ-の缶底から漂う臭いが始まりの時ォ告げる BY;Neo99 (2011年3月3日)
時空列が ツカメナイ BY;Neo99 (2011年3月3日)
「インドの八月」 「インドのタニシ」  BY; Neo99 (2011年2月23日)
ヒロポン軍曹より入電 (2011年2月1日)
俺たちの旅 by;taka (2010年12月24日)
テメのおばちゃん従業員 by;あっさり外道 (2010年12月24日)
THE NEW WORLD   by;asshole (2010年12月24日)
GOHST WOMAN  by;asshole (2010年12月16日)
GHOST RIDER by;asshole (2010年12月1日)
GHOST WORLD  BY;asshole (2010年11月3日)
最高の女 By Higashi (2010年10月20日)
流れの映画屋さん (2010年9月23日)
我を忘れてAV買い (2010年6月16日)
幻の名車 アウディーTTピックアップスペシャル (2010年6月3日)
緊急タイ談!不可解 BY:アジア労働者支援協会 (2010年5月31日)
家庭内独裁制 (2010年5月27日)
それもタイの姿か・・・ BY:ラックムアンタイ (2010年5月26日)
17回目のはずだったタイ旅行(タイ語本評伝) by Drタイ中毒 (2010年5月4日)
プログラム for 外道ライフ  :by 感じーたい菩―薩 (2010年3月26日)
戦う事を忘れた日本男児へ BY茶倶和男 (2010年2月22日)
加藤智弘氏へのレクイエム  BY;加藤外道 (2010年2月2日)
老いったら外道  BY;Shing (2010年1月28日)
タイ外道資金捻出手段について by;TOM (2009年12月24日)
全日本 マンコ エクスプローラー BY;外道貧民 (2009年11月11日)
スクンビット沿いの屋台 BY;2002大将 (2009年10月7日)
ブラックアジア BY;70st (2009年6月18日)
neguroさんからの 編集後記 世界同時金融危機 に関してクレジット・デフォルト・スワップとサブプライムローンの解説 (2009年6月12日)
知ったかぶりのタクシー運ちゃん BY;アジア労働者支援協会 (2009年6月6日 公開)
海辺のカザフ (2009年4月1日)
あっさりの夕暮れ BY:あっさり (2009年3月12日)
愛のフォーティーン・ライダー
やっぱり帰国最終日は憂鬱だ by:wan (2009年1月20日)
フルムーンパーティー 予約受付中 (2008年12月17日)
イン(仮名) by:のびた (2008年12月3日 公開 外道指輪獲得)
帰国最終日は何時も憂鬱だ・・・ BY:WAN (2008年11月21日公開 外道指輪獲得)

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最終更新日Last updated: 11/18/2011 18:51:52
外道の細道


楽園の香り BYケン
今回のバンコク旅行で覚えたタイ語は『ティントン(キチガイ)』と『ロッティ(交通渋滞)』です。私はこれまで日本語の「スケベ」は『タルン』だと覚えていましたが正確には『タ(ン)ルン』らしいです。毎回新しいタイ語を覚えられるので、それも楽しくて楽しくてタイ旅行がやめられません。

タイから持って帰ってきたビアシンやビアチァンを飲みながらタイでの思い出をじっくり噛みしめるのが私の帰国後の楽しみです。私にとってビアチァンの香りは楽園の香りです。エアコンでとことんまで冷やされたゴーゴーバーで出される冷えたビールより、自分の家で飲む常温のビアチァンのほうが味わい深いです。次回の訪泰では常温のビアチァンを注文しようと思いました。

今回の旅行の帰りにトランジットしたホーチミンにあるタンソンニィャット国際空港で買った、エラそうにドクロを巻いてるキングコブラとキングコブラに噛みつかれてるサソリが浸かった酒(35ドル)よりも、一本30バーツくらいで買ってきたタイビールのほうが私にとって宝物です。
旅行カバンに詰めれるだけ詰め込んだビアチァンを飲み干したら大好きなタイが遠い存在になってしまいそうでセンチメンタルになります。ここまでタイにハマるということは私がタイに感じている魅力はオンナだけではないはずです。そのタイの魅力を自分自身ではっかりと自覚したら私は次の国を探すんでしょうね。
タイへ出かけるとき、日本の彼女には奈良へ旅行に行くと行ってタイへ出かけます。でも彼女へのお土産はチャトチャックで買ってきた飼い犬の首輪やリードやアロマオイルや、シーロムの屋台で買ってきたほのぼのとした単純なおもちゃです。
理解ある彼女のおかげと、年に三回も四回も一週間以上の連休で有給休暇をとらせてくれる会社のおかげでタイ旅行もできるし楽しく生活させていただいてます。

皆さまに感謝です。






こんな仕事したい人は誰もない BY:谷屋二郎

私が、「おまえは綺麗だから日本人からモテモテで、 私なんかの恋人になってくれないだろ?」
と尋ねたら、こんな答えが返ってきました。
そんなことないよ、好みは人それぞれ、みんなきれいから。Jiroにとって今はNNが綺麗かもしれないけど、次にあなたにとって美しい人はNNじゃないかもしれない。あなたはお金をもってる、誰だってあなたが欲しい。でもNNにとってあなたはやさしくていい人。お金ばかりじゃないけれど、こんな仕事をしてるとお金が一番になる。こんな仕事したい人は誰もない。NNはどうしたらいいの?生まれは選べない。
なんだか深い、と思いました。






外道募金 by;ポクポク
煩悩の夕暮れが何時のころからか配信されなくなった、日本が地震、津波、原発でぐったりしてるので自粛してる物だと信じてた!安マンコ、淫買婆バーの事ばかり考えている場合ではない、お前たち今何が出来るのか考えろ!ネットは激安チケット、値引き合戦のホテル情報を集めるだけの物ではない、お前達にはすずめの涙ほどの渡航費用でも待ってる人達がいるはずだ!何故煩悩の夕暮れの配信を自粛してるのかよーく考えろと強いメーセージを感じていた、募金、義援金、援助金、今まで淫買に行ってきた事を今度は日本でやればいいんだよな!そうだよな!赤十字、ドラえもん募金etc俺は出来るかぎりの事をやった、マンコの仕送りを減らしたので毎日嫌がらせメールが届くよになり、キスまで許してくれたランちゃんと次回、新型携帯をえさにベット淫を夢見ていたのに、さっきメールで彼氏が出来たと報告があり、金が無いとやはり女は去っていくのかと梅雨空見上げ、路上の隅でバミー食べてる哀れな自分の姿が見えた!早く金を貯めなくては。
金が欲しい俺は募金活動も止め1日1食で貯金のペースを速めていた、早くマンコを見タイ、なめタイ、買いタイ、南の空眺め硬く誓っていた哀れな俺だった、最近3キロ痩せ、体調をくずしそれでもマンコ欲しさに1日1食を止めない俺に食料持参で後輩が遊びに来た、頬がやせ、目が血ばしってる俺を見て、早くタイに行けるといいですね!と一言言うと3段腹したソープ嬢でも見るような目つきでそそくさと、逃げる様に走って帰って行った、袋の中を見るとちくわ、缶詰め、レトルトカレーなど避難所暮らしとなんら変わらない様な食料が入っていた、うまかった!ちくわ食べて初めて魚の味がした、よし! 頑張ろう俺 日本の為にはあまりなら無かったが自分の為には何とかスルゾーと気持ちを整えパソコンを開いた、タイの情勢が気になりお気に入りをポチッ 外道の細道をチェック、募金をしなかった奴らがたくさんいるなーと思い記事を読む
煩悩の夕暮れが配信されなくても外道の本編はずーと見てました、いつも淫買暦まで何故か何回見ても淫買暦までネーちゃんの顔見て終了、たいした事書いてないその下に恐ろしい事実が隠されていようとわ、でも何気に見ました、読みましたでも!最初は意味が判らなかった、誰か死んだ?引越し?自力で登録???? もしや! さすがヒロさん 煩悩の夕暮れが配信されないだけでこの俺を募金の申し子みたいに寄付させて・・・・いろいろな事が走馬灯の様に頭によぎり!意味不明の事をわめきながらひさしぶりの缶詰めを食べた     うまい
俺がタイに行けない難民だと今判りました。






不謹慎2・・・ヒロポン軍曹

自粛が蔓延し、不謹慎原理主義に押し包まれた日本の皆さんに在タイ予備自衛官からの贈り物。
外道者に不謹慎はない

第一話

問1:「あたかも」を使って短文を作りなさい
答:「冷蔵庫に牛乳があたかもしれない 」

問2:「どんより」を使って短文を作りなさい
答:「僕は、うどんよりそばが好きだ」

問3:「もし~なら」を使って短文を作りなさい
答:「もしもし奈良県の人ですか?」

問4:「まさか~ろう」を使って短文を作りなさい
答:「まさかりかついだ金太郎」

問5:「うってかわって」を使って短文を作りなさい
答:「彼は麻薬をうって変わってしまった」

問6:「おりから」をつかって短文を作りなさい
答: 「檻からライオンが逃げて大騒ぎとなった」

第2話
先日近所のTSUTAYAで俺がトイレに入ったときの話だ。
個室で用をたしていた俺の隣に誰かが入ってきた。
普通個室ごしに話しかけたりなんて絶対ないんだがいきなり
「おぅ、こんちは」
と来た。正直俺は「は?」と思ったがしょうがないので
「こんちはっす」
と答えたさ。そしたら
「最近どう?」
とたわいのない話してきやがった。しょうがないので
「まぁ普通だよ。忙しいのかい?」
と適当にお茶を濁した。
そしたら急に相手は声色が低くなり小さな声で
「ちょっとかけなおすよ、何か隣にいちいち返事する変なのがいる」

第3話
地震で揺れた時、寝ているダンナと上の子に向かって 大声で「起きて!地震だよ!」と叫んだら、 抱っこしていた3ヶ月の次男が「イエッサー」と言った。 そっちにびっくりして、ダンナをたたき起こして 「イエッサーって言った!赤ん坊なのにイエッサーって返事した!」 と言ったら、 「今大事なのはそれじゃないだろ」とスルーされた。

第4話
3年前の話。
当時、金融屋をやっていたんだけど<裏金>その年の夏。 いつものように追い込みかけに行ったら、親はとっくに消えていたんだけど 子供が2人置いてかれてた。
5歳と3歳。<上は男の子、下は女の子 俺はまだペーペーで、周りの兄さんらと違って顔も怖くなかったらしく 家に行ったときすぐに下の子になつかれた。
ボロボロの服で風呂にも入ってなくて、「いつから親はいないんだ?」って 聞いても答えない。 「何食ってたんだ?」って聞いたら、上の子は下をむいて泣いた 下の子が「こっち」って手を引いて裏庭に俺をつれていった 破れた金網を通ってでたところは、小学校の裏庭だった 「あのね、みーちゃんこれ食べたの」って池を指す 嫌な予感がした。
だってさ、その池って金魚がウヨウヨ泳いでるんだよ・・・。 2人を抱きかかえて家に戻ると、テーブルに小さいボウルと茶碗。 「お前ら・・・金魚食ってたのか・・・」って聞いたら「・・
・うん」 すっげーやるせなくて涙がでて、俺もその場にいた兄さんらも泣いた すぐに兄さんがたくさん食べ物と洋服を買ってきた。 近くの銭湯で体を洗ってやった。 その後、俺らじゃどうしようもないから施設に連絡をいれた。 連れていかれる時に「お兄ちゃん,ロリコン?」って聞かれた


第5話
インディアンのある部族の中の、最強の勇者である男が、 ある日、日頃から悩み続けてきたある疑問を解消しようと、父親のところへ行き、 部族のみんなの名前は、どのようにして決められたのか、と尋ねた。 しかし父親は、「産まれた子の名前を決めるのは、酋長の役目なんだ」としか答えてくれなかった。
そこで、今度は酋長のテントに行った。 中に入ることを許され、勇者は酋長を前に同じ質問をした。 酋長は答えてくれた。
「赤ん坊が産まれそうになると、わしは自分のテントに入る。そして、赤ん坊が産まれると、テントから出る。その時、最初に見えたものをその子の名前に決めるんじゃ。『サンライズ』とか、『イエロー ムーン』とかな。でも一体どうしてそんなことを聞くんだ、ツー ドッグ ファック?」

第6話

「○んぽの宿」売却!!
「ちんぽの宿」って何?

第7話
雄同士で交尾をしてしまいました!!  
何を勘違いしたのか、雄同士で交尾をしてしまいました。ちなみに、雄の交尾回数は1回だけなのでしょうか。今後、雌との交尾は可能なのでしょうか。

私の経験上、雄野郎同士でというのはよくあること、というか私自身もよくします。雌なんかよりもよっぽどいいと思いますので、こちらの世界にどっぷりハマってみては?それはそうと回数の件ですが、私はネコなのでタチ次第では何回でもイけますよ。但し、野郎の体力とタチが種汁ドロドロのケツマンコを嫌って逃げなければ…。また回数が多くなると体力を消耗して早くおイキになられます。

お返事ありがとうございました。 ですが、何か重大な勘違いをされているようで、お互いの文章に大きな食い違いがあると思われます。私の文書に至らない点があったようなので御詫び致します。
上で相談したカブトムシは別の巣箱に異動させました。


第8話

落札者は「 非常に悪い 」と出品者を評価しました。
コメント:取引はスムースでしたし商品自体には何も問題ありませんでしたが、何と言いますか、表紙と1ページ目の間に明らかに陰毛と思われるものが挟まってました。きちんと発送前に確認していただきたかったです。(5月 22日 7時 32分)

返答:それは本当ですか?大変申し訳ありませんでした。こんなことで許してもらえるか分かりませんが、私は20代前半の女性です。証拠にメールの方に私の画像を送りました。 (5月 22日 22
時 51分)

落札者は「 非常に良い 」と出品者を評価しました。
コメント:家宝にさせていただきます。 (5月 23日 10時 32分)


第9話

結婚して4年の子蟻専業です。
ちょっとしたきっかけで、あるアニメに嵌りその中のキャラに恋をしてしまいました。 それ以降旦那のことが愛せなくなってしまい離婚したいと思うようになりました。 こうなって、アニヲタで2次元好きな人の気持ちがようやく理解できました。 相談と言うのは、このような「アニメキャラに夢中になり旦那への愛情が薄れた」という理由での離婚の申し立ては不利になるのか?と言うことです。
。 慰謝料請求されたりするのでしょうか? 旦那にはこのことは未だ打ち明けていません。ただ最近の私の旦那への態度で 浮気などを疑っているようです。 釣りと思われる方もいると思いますが、釣りではありませんのでよろしくお願いします。

誰に恋したか教えてください?

ラオウです。


第10話
本当にあった怖い話

「まぜるなキケン」 ←いまいちインパクトに欠ける

まぜて死ね






不謹慎ながら・・・ヒロポン軍曹
自粛が蔓延し、不謹慎原理主義に押し包まれた日本の皆さんに在タイ予備自衛官からの贈り物
外道者に不謹慎はない

思わずわらってもうた。



笑ってもうた2

自分の超ヤバイ体験を一番スラっといえた奴、優勝

1.親に刺された
2.暑いなあと思って起きたら部屋が燃えてた
3.今福島にいる
4.休日出勤して片思いの先輩の机の引き出しの中に射精してきた
5.沼に首まではまった
6.痴漢してたら、痴漢です!って言われたのでさり気なく隣りの男を見たらそいつが犯人になったこと
7.幼稚園の頃山で猪の罠にかかった
8.4階から落ちた
9.学校の遊具から友達ふざけて突き落としたら死んだ >>9優勝
10.小学生の夏休みに友達と学校で肝試ししたら一人消えた
11.いじめで母ちゃんレ○プされて放火された
12.母親が父親に走ってる車から突き落とされた
13.中国に格安ツアーで旅行に行った時知らないうちに荷物に大麻が入ってた
14.鼻の穴に小さなビー玉入れてみたら取れなくなって手術した
15.父親に車で追いかけ廻された末、轢かれた
16.親父のチ○ポを舐めた
17.右左右して渡ったのにバイクにはねられた小1の夏
18.眠いなと思ったら一酸化炭素中毒だった
19.乗ってた電車がマンションに突っ込んで、右手が無くなった。
20.小学校の時どうしても嫌いな先生を呪ってたら4ヶ月後死んだ
21.小学校のとき友達と山火事起こして、思った以上にヤバくて自分らで消防車呼んだぞ。それで適当な嘘ついて数ヵ月後に学校で表彰もらった。
22.16の時グアムで黒人に犯された
23.子供の頃、母親が首吊るのを手伝わされた


これもどこに掲載すればいいのかわからないので徒然外道に掲載。






松茸食いたい
とんでもないことを言ってくれるものだ。
入院中のタイの友人に『なにか欲しい物はあるか?遠慮せずに言え』と言ったら、希望は松茸だった。なんでも以前、訪れた神戸で食ったことがあるらしく、病人なので気弱に『死ぬ前にもう一度だけ食いたい』なんて言っている。
オレはキノコ類全部嫌い。不気味だ。カビだと思っている。形がチンコで色はババアのマンコ、その上、気を許すと毒までもってやがる。あんな物食わなくても、世の中他に食う物は沢山ある。
そんな感じでオレにとっては松茸はいくら高くても全くの無意味食品だった。興味もなかったが、確か松茸って旬があったな・・・。時折バンコクの日系スーパーやレストランでも松茸フェアとかやっていたが、オレは『なんだカビか』と無視していてしらなんだ。ヒロポン軍曹に電話してみる。あいつはこうした年寄りくさい物好きだ。
『松茸ってどこで買えるんだ?』
『・・・なんの話ッスか?今3月ですよ』
『アレって季節あったような気がするな』
『秋の物ですよ』
『タイに秋はない。どうせ中国からの輸入だろ。あいつらなら金さえ出せばなんでも売るんじゃないか?』
『松茸に養殖なんかないっすよ。全部天然物で季節の食い物です』
『冷凍は?』
『知らないッスけど、冷凍物なんか香りしないでしょう』
『オレキノコ食わない。香り・・・イカ臭いのか?』
『えっ、違いますけど、なんでですか?』
『チンコに似ている』
『・・・違います』
事情を話すと、ヒロポン軍曹は秋まで待て、と言った。普通はそうするだろう。だがオレは知っていた。すでに末期症状が始まっていて秋まで持たないかも知れないのだ。もう半年待てとは言えない。どうにかならないものだろうか・・・なんとかのぞみを叶えてやりたい。

翌日オレはフジスーパーへ行き、永谷園の松茸お吸い物の素を買って届け、実物はもう少し待てとお茶を濁して立ち去った。
その四日後彼は昏睡状態に陥り、意識を取り戻さないまま翌日深夜に逝った。
もっと真剣に松茸を探さなかったことを後悔している。






今さら思うこと Neo99
先日春一番の風が私の住む地域に吹き荒れた.今しがた燃えるゴミを捨てに外に出たら緩い夜風に春の香りがまざっていた。五年前の帰国が春だったそして夏から秋へと季節は変わり空が高くなった分だけ胸に隙間ができた。熱帯仕様に毛穴が広がった身には九年ぶりの日本の冬は耐えがたく望郷に似た念をタイへ向け光速で飛ばし続けていた。

今さら なのだが過去の記憶を手繰る時.寒さや暑さ季節の感覚は過去を想い起こすための重要な要因であり.また春夏秋冬 折々の野菜や果物季節の情景は記憶の時空列を整え 同時にその時どきの感情をも揺さぶっていることにきずいた。さらに今さら なのだがタイには四季はないが暑期.雨期.乾期を繰り返す気候の変化はある。バンコクに暮らすぶんには通年Tシャツ.タンパンで過せるが乾期(11月~2月ぐらい)の一時期.夜の街にミニスカ.Tシャツ姿で店頭に立つ呼び込みの女達は一様に「寒い寒い」と連呼する。普段あまり口にすることの少ない「寒い寒い」の発音を楽しんでいるふうにも思えた。しかし私の羽織っていた薄手のジャンパ-は見知りの呼び込みに没収され.今度は私が「ナゥ-ナゥゥ~」と連呼した.このあたりがたぶんバンコクに於ける寒熱の片方のMAXだったと思う。

何年かバンコクに暮らすうち日本の四季とは対比しづらい季節の移り変わりも毎年繰り返す伝統行事や祭と絡み合い自分なりの季節感がうまれた.とは言えその季節の感撹は九年間に及ぶ 在タイ悪行の時系列を整えてはくれない。記憶の危うさは複合汚染された脳内ゆえであるが.少しはその季節感覚とバンコク混沌のオ-ラの仕業だとしたい。 01.Mar.2011






コ-ラ-の缶底から漂う臭いが始まりの時ォ告げる by.Neo99
この見出しだけで解る人にはすでに バレバレな話しだし ピンとこない方には要解説ですがスル-もありです。イケナイ扉の向う側とこちら側の話しです。レェツ パ-ティ- なのだ. どんなパ-ティ-も準備は大切 ホストとしてはゲストに楽しんでもらいたい。飲み物はもちろんゲストの好みも考へて ビ-ル ワインク-ラ- コ-ラ- ナムデン ナムキョ 特に ナムケン ナムパウ は十分にご用意する。このパ-ティ-の特質として基本食べ物は 要らない あえて言えば.アメとガムぐらいだ。パ-ティ-グッズとして 靴下に 短パン 備品として ロ-ソク ヤ-ドン プラスティクのカ-ドなど メインは EとK サイドとして ハッパ 忘れていけないのが 音 キングス系DJからCDを時にはDJ 込みでレンタル 会場は 私の部屋 < 当時 建物の22階ペントハウス的なところに住んでいたので 音 の心配をクリア-出来た>あれや これやで トトノイマシタ。メインゲストはパッポン全盛期の綺麗どころ やはりいます パ-ティ-仕切りの女奉行 コ-ラ-の空き缶でカマドを作り始める.天地をかえし 底の婉曲に凹んだ部分はそのままナベになる 下方 缶のハラにハサミで火口を切る。ウ-ン 手慣れている ナベの部分に茶色の薬ビンから液体をそそぐ 火口からロ-ソクを差し込み液体を煮る.強烈なケミカル臭が室内に漂う やがて缶底に白い結晶が浮かびあがった トランスの重低音にスピ-カ-は膨らみ パ-ティ-が始まる。 次の展開は <千切れるほど首を振りつずける ヤ-Eマン は彼岸の淵を目指すのか?>24.Feb.2011 Neo99






時空列が ツカメナイ Neo99
これまで他人に話せなかったこと. 秘めていたこと 今. あれや. これや. は マ-ライオン のごとく噴き上がってくる が. 反面その記憶の ハシハシが実にオボロなのだ。在タイ中の全てのことが 強烈な二日酔いの朝に昨夜の痴態ォ 指先に残る淫臭に頼り 思い起こす作業に似ている。その上. 時間列 空間列まで怪しい。 ウ~ム 「脳内のシワ深く叩き込み過ぎた快楽」 の 後遺症ガァ~~この作文のまえに「外道相談」に駆け込むべきだった。 しかし 今は 前へ 前へ そうだ記憶の時間軸ォ見つけよう。戦前. 戦後. いつの? ミレミアムイヤ- よし 9.11. いいぞ 風俗店営業時間短縮 フムフム タクシンの麻薬戦争ソレダア~ おおぜい殺しやがった. マaもkもEも 高くなった ひきずらくなったゾ... .. . 悲しいが そのあたりが軸だ。

そうだ 音や 色. 味. におい. 手触り. それら五感のチカラで 記憶ォ鮮明にしよう。 私は.よく におい で過去の記憶が蘇るときがある。単純なところで.カレ-のにおい ->インド. アンモニア臭 ->テルメの裏口 . 綺麗なところで雨上がりのにおい ->マンゴ-レイン . シュ-クリ-ムのにおい -> マa. ... .. . やはり 悲しい。しかたがない 鮮烈すぎる記憶は 時空列ォも歪め記憶のトップにある。 もう頬ずえは.つかない 前へ進む で 次は 「コ-ラ-の缶底から漂うケミカル臭が始まりの時ォ告げる」 大作である嘘ではない。 17.Feb.2011








「インドの八月」 「インドのタニシ」  BY; Neo99
例えれば 昨年の夏である アツい 熱い 暑い のである。 高温なうえに湿度が 惨いベチョベチョのグチョグチョ 街中に漂う 淫臭混じりの加齢臭 不快指数 が なんてもんじゃない何故かエンゲル係数まで ウナギのぼりのコイのぼり 「 キチガイのボボにハチが刺した 」 とかのおお騒ぎ。 もォ-もォ- どうしょうも無い そんな時に 叫ぶ インドの八月ジャ~~なんである。

次に インドのタニシ 意味からゆうと ケチな奴 そうキィニャオである 。軟らかいウンコどころか.握った へ ですら放したくない奴のことお指す。<インドの八月>も <インドのタニシ> も失礼な言い回しである。インドにたいして失礼だ このような言い回しの通る地域に原住する人々 <放送禁止用語のみで構成される言語お話す少数民族> になり替わり謝罪したい位だ。

これはタイで聞いた話だ 夜道 歩いていると分岐に指しかかった 一方には恐ろしい毒蛇 方や道に立ちはだかるインド人 さあ あなたならどちらの道へ進むのか タイ版究極の選択である。カ-レ-VSウンコ の選択と一緒の扱いである。 そしてタイ人は毒蛇の道お選択する。

そんな インド人と私 一緒に手錠でつながれ鉄柵に囲われたピックアップの荷台に乗せられバンコクの街中おドライブしたことがある。行き先は 裁判所経由 < ナカ > 行きだった。

そのインド人とは禁固の刑期中も.刑期が終わり入管へ護送された時も一緒で.入管で彼はインド人房私は黄色のアジア人房に別れたが 運動時間に出るバスケットコ-トで会い その始めから出国前まで.なぜか私の世話ォ焼いた 実際ほんとに助かった。

大使館の職員が何度か訪れ.そのたびに鉄格子越しに写真取りされたり なんだかんだの書類にサイン取りされたりで.50日位も蒸され 「帰国のための渡航書」 なるものとチケットに空港から家までの電車賃ォバ-ツで受け取り 17.MAR.2006. 帰国した。 それから5年 傷のカサブタがはがれ 跡がかゆくなり.フラシュバック ともギリギリのせんで折り合いが付いた。 在タイ終盤の2年近く 河向うのバンコクで暮した<インドの八月> 的 日常生活 <インドのタニシ> 的 タイ人に取り巻かれた日々 脳内のシワ奥に叩き込み過ぎた快楽 気持よく使った他人の金 気持よかった他人の女 入管の脱北朝鮮人 ナカのヘミングウェイに似た変態イギリス人 そんな こんな 的なことお吐きたくなってきた。 初めてのキ-ボ-ド叩いての文作なので.管理人サンはじめみなサンに迷惑かけますが 私も少し ツレズレ てみたくなりました。 11.Feb.2011. Neo99








ヒロポン軍曹より入電

なんだかわかんないが言いたいらしい 自衛隊のセンスをグッタリするまで味わってくれ

テスト&授業中にあった珍回答

思わずわらってもうた。

中学校の頃を思い出しました。

1.問題「八代将軍・吉宗は、その政策から何将軍と呼ばれてい
たか?」

解答「米将軍」
珍解答「暴れん坊将軍」

2.漢字の読みを書け
大西洋
答え:おおにしひろし

3.社会
「江戸時代にあって今も引き継がれてる娯楽を書きなさい」っ
て関心テストで
落語とかでいいのに大喜利って書いた

4.炭素が含まれてない物質を何と言うか?

正解「無機物」

珍回答「干物」

5.中1の社会のテストにて。
中国にある山脈

正解「タクラマカン山脈」
A君「タマランカマラン山脈」

6.次の漢字の読みをひらがなで書き、意味を答えよ。

森羅万象
解答:しんらばんしょう…すべてのもの
珍解答:もりらまんぞう…明治時代の政治家

7.小学校の授業

先生「”しゅちょう”という言葉の意味がわかる人」
K子「ハイ!」
先生「はいK子さん」
K子「ええと、”どじんのかしら”です!」

先生「・・・それは”しゅうちょう”ですね」

8.中学の時、中臣鎌足が出てこなくて語呂合わせで覚えてた
生ゴミのかたまり
て書いて△もらった事ならある

9.友達の答案。
新聞を親聞と書き、先生が赤で「おやぶん?!」と書いてある
のを
みたときは爆笑した

10.中学校の時の地理の授業。
東南西北をトン、ナン、シャ、ペーと友達が言ってしまったこ


11.先生「はい。みなさーん。「古事記」とはなんでしたかぁ
?覚えてる人。」
A君「はい。はーい!!」
先生「じゃあ・・・A君」
A君「主に空き缶などを集め、橋の下などにすんでいる人!」

12.問:なぜメロスは走ったのでしょう

答:タイトルが走れメロスだから

13.問:「ともかく」を使って短文を作りなさい。
答:ともかくんと遊んだ。

14.社会の問題で地図記号「卍」は何かという問いに
ドイツ軍基地と答えた奴

15.体育のテストにて
Q:2対2で行う試合をダブルスといいます。では1対1はな
んというでしょう
A:シングルス
友達:デスマッチ

16.英語がまったく出来なかったので、大学入試の長文翻訳が
正しくは『主人公の兄が医者になった話』なのに、私は
『妹の手術代を悪徳医師にちょろまかされた話』になった。

17.○○○○宣言 カタカナ4文字 (正解はポツダム)

ワカリマ宣言

18.次の問いにア~キの記号で答えなさい。

回答:マ

19.問い;日本に鉄砲を伝えたのは何人か?
答え;2人

20.家庭科の試験にて

Q次の各部分を使った料理名を自分で考えて書きなさい

ひれ     →焼き肉   
ロース    →焼き肉
肩      →焼き肉
ランプ    →焼き肉
ばら     →焼き肉


全問正解しました。
Qボランティアとはなんですか?

模範解答→本人の自由意志に基づいた社会への奉仕活動ry

私→イエス様が説いた隣人愛の実践


家庭科の教諭がシスターだったため、花丸をもらいました。

21.日本史のテストで
【ええじゃないか】を
【なんじゃこれ】と解答した親友

22.生物で発酵食品を1つ答えなさい という設問があった
    
 友だちは (おはよう納豆) と書いて丸をもらっていた
 先生は「限定しなくてもいいですよ」と笑っていた

23.下の( )に当てはまる言葉を答えよ。
(  )と(  )に塩酸をかけると(  )が発生する。

A.( 大 )と( かげ )に塩酸をかけると( 奇声 )が発生する。


赤ペンで一言「むごい…」

24.Q. 豊臣秀吉が主に行なった事を1つあげなさい。

A. 食事

T君は不正解でした。

25.Chico was born.


正「チコは生まれました」

誤「チコは骨でした」


じゃあ今はwww

26.友達が、生物の酵素を答える問題でわからなかったらしく

アミラーゼとか書くところを
シラネーゼって書いてた。

27.中学生のとき、「好々爺」は何と読むかと先生に指されま
した。
「すきすきじじい」と答えました。
殴られました。

28.中学校のときの歴史のテストで
「縄文人がすんでいた住居をなんというか」
という問いに対し、友達は
「組み立て式住居」
と答えていた・・・

29.中学校1年の理科のテストで
「空間を隔てて働く力を答えよ」
とあったので、
「超能力」
と答えたら、あとで職員室に呼ばれて怒られた

30.わたしが中学の時にこんな奴がいました。
音楽のテストで「次の曲の作曲者は誰か」という問題があり、
答えはバッハだったのですが、
テスト中見回りにきた音楽の先生がうっかり答えを言ってしま
い、
クラス全員が回答にきちんとバッハと書いたのに、ただ1人「
サイババ」と書いた強者がいました



外道紘;こんなのどうして良いのかわからないので徒然外道に掲載









俺たちの旅 by;taka

YouTube で偶然に『俺たちの旅』がUPしてて放送当時は、まだ小学生のガキで、ただ好きに自由に生きるって羨ましいなんて深くも考えないで観ていたのを思い出しながら、時間を経つのも忘れて何話か観てたら、自然と涙が流れてた。自由に好きに生きるって事は、結果何かを失う事になる。家族なのか、金なのか、人生その物なのか、二十歳の頃に初めて、海外に行ったときの衝撃は今でも忘れられない。当たり前の事だが、何もかもが日本と違った。それだけで十分だった。昼間から、女を買って酒を飲んで そんな生活が向いてた様だった。

世間から観れば、どうしようもない自堕落な生活なんだろうでも、俺からしたら結婚して子供を作って・・・・・安定した生活、仕事それが窮屈で逃げたかったのかもしれない。金が出来たら、海外で使い果たして また働いて海外への繰り返し。世間から見たら、どうしようもない、馬鹿なんだろうきちんと、就職もせず結婚もしないで。でも、後悔はしてないし これからも変わらないと思う。この先は、何を失うんだろうか。






テメのおばちゃん従業員 by;あっさり外道


何もすることが無く、何もする気が無く、テメに行くことが久しぶりに頭に浮かんだので、4月5日久しぶり行ってみた。

久しぶりなだけあって、コギャルみたいな服装をした小汚いカッコした子達や、ただひたすら神棚(タイの)の下でクラスを片手にたたずむお方(日本人と思しき男性)など面白く眺めた。そうか、いつの間にか店内も禁煙になったのかと階段前の灰皿の前でタバコを吸っていると見慣れたおばちゃんが笑いかけてくる。


あっさり「あ、おばちゃん、サワディークラップ。これからテメで仕事?」
おばちゃん「違うのよぉ。」

あ「ん?、何してるのここで?」
おば「仕事よぉ!ねえ、お兄ちゃん、私と一緒に遊びに行かない?」

あ「仕事って、あんたの仕事はテメの給仕じゃないの?」
おば「違うんよぉ。テメ、クビになったんよぉ。20年も働いたのに・・。」

あ「ええ、20年も働いてたの!」
おば「そうよ、20年よぉ。お店はやっぱり若い従業員が良いんだって・・・。」

あ「そうなの・・・・。たいへんやねぇ・・・。」
おば「そんなことより、ねえ、遊びに行かない?私、マッサージ上手やしぃ・・、どう?」

あ「ど、どうって言われても・・・。ピー(お姉さん)、佛暦何年・・・?」
おば「私、今年40歳よぉ。本当よぉ!」
あ「40って、あんた、俺と一緒やがな!!」

おば「本当に40だって!500バーツで良いから、ナッ、行こ行こ!!」
あ「ごめん、これ(100バーツ)でご飯食べてきて・・・。」
おば「やっぱり、あんたはチャイディーなぁ・・・。」


20年間、テメでウェイトレスとして働いていた色黒の自称40歳のおばちゃんは、淫売に転職していたのでした。
約10年前の経済危機を乗り越えたおばちゃんも、さすがに世界同時不況の冷たい風にさらされるハメになってしもたんか・・・。アメリカはなんて事をしてくれたんや・・・。

元の職場で淫売として顔を出すのはさぞかし気が引けて、店の前で春(実際は厳冬)を売る仕事をしているのだろうと思いきや、ちゃっかり店の中でも営業してました。さすが、根性座ってるというか、食べるためには仕方ないのかな・・・。

それから、4時間後の午前2時、テメから少し離れた屋台であっさりが女の子達とおしゃべりをしてたら、再度おばちゃん登場。

おばちゃん「さわでぃーかー」
あっさり「げっ・・・。」

お「何してるの?」
あ「何って、女の子達と飯食っとるんやがな。もう・・・、何?」

お「それ美味しい?私も食べたいわぁ・・・。」
あ「ピー、持っているそれ、弁当じゃないの?」

お「あ、これ? これは子供達の!」
あ「ほんまかいな、たのむでぇ。もう、そっとしといて!」


明かりが眩しいバンコクの夜中に、駆け出しの淫売が消えていきました。






THE NEW WORLD   by;asshole


  所詮、アジアの女なんてゲスでしょう、と言った世界中の女を知り尽くした、仙人の様な日本人の爺さんに異議申し立てをしたい。しかし、私にそれをやれるだけの、理論構築された言葉と体験を持ち合わせていない現実を知るだけだったのだ。

 タイで白人女をやれるらしい、とプーケットで知り合った日本人の男に聞いたのだ。旅行者ではなくである。前から、旅行者の白人女達に密かな性的欲望を感じていたのだが、どうする事も出来ないでいたのだ。その男の話では、バンコクのラジャ ホテルに常時、白人女達が待機していてお金を払ったらやらせてくれるとの事。興奮した私は、プーケットに着いたばかりだというのに、翌日のバスで、バンコクに戻ったのだった。

 その話を聞いた時に、あまりにも興奮していたせいか、ラジャホテルがどこに存在するのか聞いていなかったのだ。タクシーのドライバーに何回もラジャ ホテルを連呼していたら、いつの間にか見に覚えのある、ナナプラザ周辺地帯に放り出されていたのだ。目の前にはナナ ホテルがそびえ立っていた。もう、ここに用はない。タイ人の夜の女どころの話ではないのだ。白人女なのである。みんなの憧れなのである。高嶺の花なのである。普通は手の届かない存在なのだ。心配する必要はなかった。近くにいた親切なタイ人にバイクに乗せてもらい、無事にラジャ ホテルに辿りつく事ができたのだ。バイクのタイ人にいくばくかの金銭を要求されたが、仏教国ならではの徳の習慣だと思い、ぎこちない感じに手を合わせて、寄付をした。

 人っ子1人いないホテルのロビー。ヤル気のなさそうな従業員。やけに愛想のいい、受付のタイ レディー。まるで、こちらの気持ちを見透かされているようだ。ここで、白人女について聞いてみるべきなのか?コーヒーショップがある。中を覗いてみたが、それらしいのはいない。エレベーターで白人女と乗り合わせる。どうやら、この話は本当みたいだ。そう、確信した私は今夜出会うであろう、キャメロン ディアズの事を夢想して、部屋で夜を待つ事ににしたのだ。

 深夜3時頃、部屋にいたのは、タイ人の売春婦である。深夜の時間帯にナナホテル前のあそこで、強引に迫られて連れて来たのだ。もうそろそろ、帰り支度を始めている。見慣れた光景だ。チップを渡して笑顔でいなくなる。私みたいな、冴えない旅行者にはお似合いなのだ、こういうのが多分。キャメロン ディアズはスクリーンの中にいるのだ。バンコクにはいないのだ。タイで白人女など、幻想に過ぎないのだ。白人女そのものが幻想なのだ。二コール キッドマンなどいないのだ。コーヒーショップに行ったのだ。そこにいたタイ人の男について来いと言われたのだ。エレベーターに乗ったのだ。2階か3階で降りたのだ。部屋に白人女達が詰め込まれていたのだ。キャメロン ディアズを探してみたが、いなかったのだ。おかしいなぁ?白人の少女が笑いかけてきたのだ。気がついたらその白人の少女と部屋にいたのだ。しかし、話をしてみると、少女ではなかった。単に小柄だったのだ。だったら、あのフェイクブロンドの大柄な女にすれば良かった。「変な期待をするからだわ、私が14才だったら良かったのにね」「いや いや、でも見た目が若いよね、本当はいくつなの?」「16才よ」「えっ!本当?」[ウソ ウソ 19才」 私は彼女を15才だと思い込むに事にした。本当は12才に思い込む事も可能だったが、自粛したのだ。「ねぇ、やってる時、私の事16才だと思ってやってたでしょ」 結局、14才にしたんだ、とは言わなかった。
 
 「私は1日に多い時で5回も日本人に指名されるのよ」 ウクライナ出身のロリータ(仮)が得意げに言った。「へぇ、日本人に人気があるんだね」「日本にも行った事があるわ」日本人の男に知り合いがいるらしい。詳しくは聞かなかった。どうでも良かったのだ。「君は何で日本人の男に人気があるんだと思う?」 ロリータ(仮)はまるでその答えが用意されていたかの様にこう答えた。「私はウクライナの妖精なの」 

  所詮、アジアの女なんてゲスでしょう、と言った世界中の女を知り尽くした、仙人のような日本人の爺さんに異議申し立てをしたい。しかし、私にそれをやれるだけの、理論構築された言葉と体験を持ち合わせていない現実を知るだけだったのだ。

 
 

 
 

 
 







GOHST WOMAN  by;asshole


 夜の海を眺めながら、こんな事を考えてみる。一体ここにはセブン イレブンがいくつあるっていうんだ?数えてみようかとも思ったがやめる事にした。そんな事にうつつを抜かしてる暇があったら、ほかにやる事があるはずだ。ここは、パタヤだ。今、おまえは、パタヤのビーチロードにいる。周りには女達がいる。レディーボーイと呼ばれるタイのトランスセクシャルもいる。何でもお金を払えば、やらせてくれるとか。カオサンで知り合った不良外国人の男に散々、聞かされていたのだ。ちなみにこいつはカオサンの安宿にタイ人の売春婦を連れ込もうとして、叩き出されていた。

 しかし、ものすごい数だな。これじゃあ、いくら安いとはいえ、金がいくらあっても足りない。俺はここに来る前に密かにパタヤにいる夜の女達を全員やるつもりだったのだ。それは、想像を超えていた。呆然と立ち尽くしているうちに、軽い疲労感を感じた俺は、ビーチの辺りに腰を下ろした。えらい所に来ちまった、俺にはまだ早過ぎる。しかし、もう後戻りは出来ない状況だった。
 
 [火を貸してもらる?」「は、はい!なんですか?」 「ライターいい?」 いきなりだった。売春婦にしては、ラフなジーンズとTシャツ姿のダークスキン系の女が、ライターをきっかけに話しかけてきたのだ。 「い、いきなりかよ」 「え! 今何て言ったの?」「いや、今のは日本語です、ていうか何ですか?」よく見るとなかなかいい体をしている。よく話す女だった。聞いてもいない身の上話を、一方的にまくしたてた。イタリア人と結婚していた話、離婚して子供を抱えて、売春婦生活をしている話。白人の男達には余程はらわたが煮えくり返っているのか、ものすごい毒舌トークが展開されて、その切れのあるトークの切り口に感心した程だ。「あいつ等はろくでもない、てめぇの国で1年位働いて小金貯めてタイに来て女買ったりしてやがんだよ、安い金でさぁ、500バーツとかだよ、なめんなよ!あたし等はナースかい!」ナースかいは上手いなと思った。「タイの物価が安いから調子にのってやがんだよ!タイにいる白人男なんてファック野郎達よ!」 へぇー そういうのも楽しそうだなぁ、とは言えるはずもなく、彼女の怒りを受け入れてやるしかなす術がなかったのだ。それにしても、いいケツをしている。いつの間にか勃起している自分に気がついた。彼女も一応その道のプロだ。俺の視線が彼女の股間にフォーカスされている事に気がつかないわけがない。「ところで、あなたパタヤに何しにきたの?」
 
 それは、自然な流れだった。始まりから、こうなる運命だったのだ。男と女が出会い、そして何かを感じ取り、こうして今、ホテルの部屋にいる。肌の色は関係ないのだ。言葉は関係ないのだ。男と女。確か、昔のフランス映画に、こんなタイトルの映画があったはずだ。男と女のミステリー。今、ホテルの部屋にいる2人の男と女。タイ人の女と日本人の男。目の前にいる渇色の肌をした女を前にして、少し、緊張している日本人の男。お互い、別々にシャワーを浴びる。ベッドの上の2人。2人の世界。

 「パタヤはいつまでも変わらないわ、だから、あなたが年老いて、その時、女がどうしても必要になった時には、又戻ってくればいいのよ」返す言葉もなかった。年老いてまで、待てないどころか、当分パタヤにいるつもりだったし、ましてや、あれだけの数の女達を目撃してしまった以上一体、何年かかってあそこの女達を全員やれるのか、皆目見当がつかないのだ。まだ、パタヤの夜の女を全員やる、この無謀とも思える試みをあきらめたわけではなかったのだ。しかも、レディーボーイと呼ばれる集団までいるじゃないか。これはどうやら、大変な仕事になりそうだ。ゆくゆくは、バンコクにも手を広げて、そこから地方進出して、東南アジアに拡大して、そこから南米とか、、、、、、、、、、、
  
 目が覚めたときに女はいなかった。おかしい、私物のハンドバックは置いてある。バスルームを確認してもいない。どこかに、買い物でも行っているのか?その時、俺は自分が置かれている状況を把握した。ゆっくりと、財布に手を伸ばして中を確認してみると、日本円にして、1万円相当のタイバーツが抜き取られていたのだ。「しまった!やられた」 何故だか1000バーツ紙幣2枚は残してあった。あの女の情けかな、と思う余裕もなく、いや、金を抜き取られた事よりも、忽然と姿を消した事に対して、もしかしたらあの女は存在してなかったんじゃないだろうか?パタヤの女達の亡霊。
 
 夜の海を眺めながらがら、こんな事を考えてみる。一体ここには何人の売春婦がいるっていうんだ。数えてみようかとも思ったががやめる事にした。そんな事にうつつを抜かしてる暇があったら、ほかにやる事があるはずだ。ここは、パタヤだ。今、おまえはパタヤのビーチロードにいる。周りには女達がいる。何でも、お金を払えばやらせてくれるとか。パタヤの不良外国人の男に、散々聞かされていたのだ。ちなみにこいつはパタヤの安ホテルにタイ人の売春婦を連れ込んで、金をパクられたらしい。間抜けな奴。パタヤの女達の亡霊か。笑わせるなよ。

 [火を貸してもらえる?」 「えっ?」 「ライターいい?」 タイ人の売春婦だった。男はライターを無言で貸してから、その場を立ち去った。気のせいか、女が、「顔を洗って出直して来たら?」と言いたそうな顔をしていた。

 軽い倦怠感を感じた男は、海辺を歩いていた。楽しそうなカップル達を横目に、夜の海を眺めてみると、ハンドバッグが浮いていた。 少しばかり感傷的な気分になった男。背の高い女が話しかけて来る。いい女だ。 「あなた パタヤに何しに来たの?」 今日はこの女に決まりだ。

 

  

 

 

 







GHOST RIDER by;asshole

 夕方、ソイカウボーイ近くの屋台で飯を食っていたら、怪しい感じの男が客としてやってきた。どうも、日本人らしいその男は、何かを注文して食べ終わって料金を支払う段階になって屋台のオヤジと揉めだして、切れた屋台のオヤジがもう1人の若い従業員と2人がかりで、その日本人をボコボコにしていたら、身なりのいい若いタイ人の男が止めに入って、料金を支払っていた。その日本人はメガネが壊れたと大騒ぎして、ポリス!ポリス!を連呼していた。深夜1時過ぎに、ナナプラザがクローズする時間帯を狙ってナナホテル前の駐車場に行こうと思い、スクンビット商店街を野良犬に追いかけられたりしつつ、歩いていると、屋台のあの日本人がシャッターが閉まっている店の前でスヤスヤ寝ていた。もしかしたら、もうパスポートもどっかなくなってたのかも。そういえば、ゴアの宿無し日本人は今頃、何をやってるんだろうか?まだ、ゴアいるのかなぁ?ちなみに、ナナホテル前の駐車場で前に見かけた事のある微妙な年令の女に慣れなれしく声をかけてみたところ、買う気もないのに声をかけるなと恫喝された。本当はこの女の近くにいた、レディーボーイに興味があったんだ。
                                                                                                               
 プーケットを午後2時にバスで出発して、随分長い間、バスに揺られてバンコクに着いたのが朝の6時。ナナホテルに泊まろうと思い行ってみたところ今来られても困るし、そもそも部屋ないんだよね、みたいな感じに対応され、ガッカリして近くのガスステーション兼コンビ二のあそこでミロを買ってそこら辺に腰を下ろして、チルアウトしていたら、しょぼくれたイギーポップ風のファラン(こういうタイプ多いなぁ)とタイ人の夜の女(年令 40歳位ダークスキン系、いかにもファラン狙いな雰囲気)がバタバタしながらやって来て、女の方が、そこのコンビにで6パック(ブラック フラッグ)を買ってきてやるから付き合えみたいな感じに押していたが、男の方にその気はなかったらしく、逃げる様にタクシーに乗り込もうとした時に俺と目が会って女に、あいつにしてくれみたいな感じで、俺を指さしていなくなった。

 いきなりのタイで派手なレディーボーイの洗礼を受けて、そこから間髪入れず、メーサイの置屋の牧歌的な雰囲気にやられた(今はどうなってるの?)俺は王道のタイ風俗遊びをどこかスルーしてきてる気がする。まぁ、王道のタイ風俗遊びなんて、あるのかわからないけど。ゴーゴーバーは楽しい遊び場だけど、派手に飲んでドリンクをおごりまくってる感じがピークだよな。わけわかってない時の方が楽しかった。ペイバーの商談が始まりだすと、ここからはビジネスの世界だ。いろいろな人間が絡んできたりして。うるさいなぁ、ちょっと考えさせてよみたいな。挙句に下手に日本語を話す女でもやってきて乗り気じゃない態度をしてると、こっちも仕事でやってんだよ!みたいに言われたり。無駄にハイテンションなウェートレスの対応をいい加減にしてるとおまえはノリが悪いと言われてみたり。その横で掘北 真希の様なキュートなゴーゴーガールに日本語でセックス好きですか?と聞かれてみてあなたは好きなの?とか粋じゃないセリフを言ってみたり。たまたま、隣に座ってた日本人と意気投合して盛り上がってたら、ファランの横に張り付いてたこまっしゃくれた女に、帰れ!とか憎々しい顔で言われたり。ファランが横で俺達に気を遣う始末。すいませんねぇ、こいつがみたいな感じで。しかも、ペイバーしてなかったし。いや、でもゴーゴーバーだからなぁ。こういう、どこか質が低いというかB級な感じが良かったりもするしね。雑というかさ。適当な感じとか。やさぐれてる雰囲気とか。日本では味わえないノリだから。あんまりカッチリやられても、逆に困るもんなぁ。ハードロックだよねノリとして。カッチリしたサービスをも求めてるならゴーゴーバーじゃなくてタニヤとかの日本人クラブの方がいいんでょう。ちなみに俺は行った事がないんだよ。全くない。あぁ、でもタニヤ通りを歩いてみた事はある。もちろん、パッポンの帰りに。呼び込みをしていた女達の1人が俺のナリを見て、あの男はダメ、ダメみたいな事を仲間に言っていた様な感じだったなぁ。だってその時の服装がカオサンで買った、クラッシュのTシャツに短パンだから。あぁ、でもこのクラッシュTシャツをパンガンで知り合ったカナダ人に褒められた。こいつもしょぼくれたイギーポップみたいだった。

 結局、俺はタイに行って何もしてないんだと思う。計画的にやろうとしても、そりゃ、無理なハナシだよなぁ。計画通りになんていくわけねぇーんだよ。変な期待してんじゃねーよ!とかタイ人の夜の女達に言われるぜ。もしかしたら、俺はタイになんて行ったことがないのかもしれない。俺はタイについて実は全く何もわかってない事が今回、判明した。こりゃあ、おハナシにならない。やっぱり、顔を洗って出直した方がよさそうだ。






GHOST WORLD  BY;asshole
 カンボジアのハッピーピザはなめない方がいい。大した事ないだろうと思って、ラージサイズをテイクアウトして、ホテルに戻ってまとめて食ってみたところぶっ飛んだ。効きすぎこれ。ちょっと勘弁してくれって感じだった。感覚が鋭くなってるから、寝て、誤魔化そうにも、頭の中でいろいろ考えちゃってさ。トゥールスレン博物館のことを思い出したり(ここは、へヴィだね)シアヌークビレの置屋から連れ出した事のある女に、又、会いたくなったりとか(ここは、シアヌークビレだった)後になって、あいつ、いい奴だったよなとかなってきて、切なくなったりして。いや、今までの東南アジア外道人生を振り返ったりして、何だか随分遠い所まで来たもんだと思ってたら、いつの間にかチルアウトしてて、丁度その時、いいタイミングで、レスラー(主演 ミッキー ローク)がクメール吹き替えで放送して、かろうじて聞こえたオリジナル音声に耳を傾けながら、非常に素晴らしい映画体験をさせてもらった。ハッピーピザの効果もあったにせよ、アウトサイダーやフリークスの悲哀が何かこう切ないんだよなぁ。あぁ、だから何か切なくなってくる時がたまに東南アジアにいてある。ノスタルジックな気分になる時がある。東南アジアと関わりだしてから、どうもこういう感じなんだよなぁ。自分は東南アジアにノスタルジアを求めてるというかさ。感傷的な気分になってきたりして。だから、ブルーズなんだと思う。演歌ブルーズとでもいうか。人種とかごちゃ混ぜのラブストーリーがあっちこっちで展開されてたり。だから、演歌の世界に白人が入り込んで、メロドラマをやってるとか、シュールだもんな。パタヤなんてまさにそう。ビーチロードの光景とか殺伐なのを通り越して微笑ましささえ感じるよ。みんな、出会いを求めてるんだよなぁ、とかなってきて。肯定的になってきた、こういうの最近。

 前は、タイまで行って擬似恋愛とかやってらんないと思って、どこか否定的に冷めた目でみてたわけ。とにかく、エロに特化しようとして、スリリングな状況を求めて(大した状況でもないけど)ドライに(なりきれてないのに)ハードボイルド気取りで(全然、全然、本当はメリーに首ったけみたいな恋したいよ)ソイ カウボーイ近くの屋台で楽しそうに、ゴーゴーバーの女だかと、飯を食ってる日本人風の男を横目に、あぁ、あいつは、日本で全然日本人の女に相手にされないで、わざわざタイまで来て、日本でやれない事をやろうとしてるんだろうなぁ、とか自分を棚に上げて、心の中で同情してたんだよ。自分は自分でタイはレディーボーイだよねやっぱり!とかなってて、同じようなもんなのにねぇ。いや、でもタイのレディーボーイはエロい思う。まぁ、でも基本的に女だと思う。というか、女以上にウェットなところがありそうな感じもするなぁ。ディープに付き合ったことがないからわからないけど。どうなんだろうか?

 
 でも、ある時これはこれで牧歌的なんだろうな、と思い始めたのよ。いや、だからタイだからいいんだろうなっていうか、タイならではというか、日本では味わえない様なフィーリングがそこにあるっていうか、本来こういうのなんじゃないのかな?とか。エキゾチシズムもあるんだろうけど、なんだろうなぁ、こういうの。やっぱり、ノスタルジアなんだろうか?あの夏の出来事みたいな。夏祭りを思い出させるような。それは、もしかしたら、追体験なのかもしれないし、日本でモテないのかもしれないし、東南アジアの女に魅力をかんじてるからなのかもしれないし、そのどれでもないのかもしれないし、どれにしても、人の事だから、勝手にしやがれ!(セックスピストルズ、ニルヴァーナ、ジャン リュック ゴダール) だと思うんだよね。いいんだよ人の事は。いや、だからさぁ、どうでもいいんだよ。日本人とかファランとかそいうの。だってタイなんだから。あぁ、でもこういうのも、どこかクリシェかな。使い古されてるかなこういうの。だってタイだしとかタイ人だしとか。意外にタイ人よく見てるんだよなぁ。でも、おれは今だにタイだったりタイ人の事がよくわからない。まぁ、それでもいいか。それは、だから自分の事もよく分かってないんだろうから。わかるわけがないよ。タイで自己実現なんていうのはもしかしたらポイントがずれてるのかも。まぁ、人によるか。うーん、だから赤塚不二男のこれでいいのだ!みたいな事なのかなぁ?外道の細道にそれをうっすらと感じたりするんだが。それとメインストリームに対するカウンターというか、要するに現代日本に対しての違和感ね。いや、今、日本の感じってマジでうすら寒いです。なんだか、これからどんどんそうなっていきそうな感じです。だから、タイに行こうっていうのも、なんだか短絡的というか、思考停止してるというか、AC/DC的というか。ラモーンズでもいいけど。好きだけどさ。でも、なんか、タイいいんだよぁ。タイ行きたいんだよなぁ。フィリピンよりタイなのよ。行ったことないけど。

 だから、もう空港を降り立ったときから、違うんだよな。あぁ、それとタイの風俗と日本の風俗を比較しても意味がない感じがしてきてて。何だかもう全然、次元が違うっていうかさ。違う世界のハナシにさえ思える。あぁ、これ何かノリ違うわというか。この感じがわかっちゃうとなぁ。冷静になんてなってられない。お金のハナシではないんだと思う。いや、だって冷静に考えたら、タイくんだりまで交通費かけてみたいなハナシにもなってくるぜ。いやぁ、タイ安いよとか言ってる場合でもないっていうか。トータルで考えると、そうでもねぇーよなとか、金むしり取られてるだけじゃねぇかだとか。夢がないこれ。ロマンがないこれ。つまらない大人の意見は聞きたくない。

 ロマンティシズムだと思う。それの極北が多分、外道の細道なのかも。まぁ、世の中いろいろロマンがあるんだろうけど、こういうのだってそうなんだ。うっすらとだけど、そう感じる。いや、だってタイにそこまでリアリズムを求めて行かないよなぁ。もちろん、そこには無視出来ない現実が、のっぺりとまとわりついてて関わらざる得ないんだろうけどさ。実はそういうのが他人事ではなくて、自分にも関係してるんだなぁ、と思ったりもするし。いや、でもタイはサイケデリックだよな。これを、あんまり求め過ぎても今度は効かなくなってくるんだろうし、リアリズムを求め過ぎても重くなる。タイは意外にへヴィだからね実は。でも、妙に軽い。ここら辺の微妙な感じが好き。いや、本当はもっともっと軽くなりたいと思ってタイに行ってるんだろうけどさ。これからの時代、この軽さは重要だね。特に日本。いや、でも本当にタイにでも逃避しないと、やってらんない感じもあるからなぁ。日本にいるばっかりだと、逃避の感じが閉塞感バリバリでさ。まぁ、自分の場合タイでレディーボーイとかなってるから、けっこうな逃避願望が強いんだろうなぁ。でも、あんまり分析しちゃうのもつまんないんだろうから。

 まぁ、自分の場合ジョン ウォーターズ(アメリカの変態映画監督 ゲイ 代表作 ピンクフラミンゴ)の提唱するトラッシュな感覚をどこかタイに求めてたりしてこの男はタイに行ったことがあるんだろうかとか、想像してるわけ。ウィリアム バロウズ(アメリカのジャンキー作家 ゲイ 代表作 ジャンキー)とかさ。タイはゲイ天国なんだろうし。自分は全然ゲイじゃないから。タイに行ったりして改めて自分がものすごい女好きなのを実感したね。女全般好きっていうかさ。自分はエロいのが大好きだと思う。面白いのが、レディーボーイ経由で女を見ると、女がレディーボーイに見えてくるのよ。変な逆転現象があるわけ。この女はレディーボーイ系だなとか。うーん、だから女の見方が違った角度から見れて新鮮。いや、でもレディーボーイもいいけどさ。タイのがいいんだと思う日本でそういうのやろうと思わないし。あぁ、だからやっぱりタイだからいいのかもなぁ。ブラジルもシーメール天国らしいけど、行かないよなぁ今。だったら女がいいし。こんな事ばっかり考えてるよ。

 だから、やっぱり自分の場合どう評価しても逃避の要素が強いな。でも、逆にタイに行ってると、どんどん現実的になってくるというか、なんだろうね。あぁ、でも悪くない感じこれは。日本の現実ばっかりだと自分を見失うよな。 だから向き合うにしろ、逃避するにしても、勝手にやったらいいと思う。タイに行ってみたらいいと思う。日本人の女に期待したって、もうダメかもよ。アイドルは何もしてくれないよね。ゴーゴーバーは楽しいよ。マッサーにでも行ってみたらいい。地方の置屋は情緒があっていいもんだ。立ちんぼはなかなかスリリングだぜ。財布に気をつけろ。病気もね。コンドームはなるべく使いましょう。あぁ、俺スワイパー行ったことがないんだよなぁ。もう終わってたんだよなぁ。かなりアナーキーだったんだろうなぁ。

 あぁ、でもタイ人の夜の女と話してると、時々この女は俺と話してないなと思うことがある。俺の中に他の誰かを見てる様な感じとでもいうか。過去に出てきた日本人の男を自分に投影してるんだろうなぁとか。いや、多分ほとんどがそうなのかもしれない。実は、けっこう重い。すげぇ、ブルーズの世界だよな。ブルーズ歌謡の世界だと思う。いや、だからやっぱりタイ行け!日本でアイドルとかじゃなくて行ってやってこい。揉まれて来い。ここはガキ向けのサイトではないんだと思う。完全に大人向け。それは年令のハナシだけではないみたいだね。大人の世界だ。今の日本にどんどんなくなりつつある世界。いやぁ、自分もまだまだガキだなぁと思う。顔を洗って出直してきた方がいいみたいだ。








最高の女 By Higashi


「最高の女」とはなんだろう。
自分の好み通りの年齢、容姿、性格を備えた女か?
そんな女と結婚した奴がいたら相当に幸運な奴だ。
普通の男ならば、そんな理想の女と、出会うことすら難しいだろう。
素晴らしい容姿のモデルが載っているエロ本を見ては、
顔はこの女、髪型はコレ、胸はこいつと身体のパーツを重ねあわせては、
理想の女を妄想するのが関の山だ。
しかし俺は、理想の女と出会った。
ただし、出会っただけだ。

理想の女は、当たり前だが人によってそれぞれ違う。
貴様がババ専だろうがデブ専だろうが構わない。
貴様の好みに関して俺は何も言わない。だから俺の好みに対しても何も言うな。
俺の好みは16歳前後、
膨らみつつある硬い胸を抱え、
毛は僅かに生え揃い、
経験のなさ故に何をされても受け入れる乙女だ。

当たり前だがそんな乙女と出会う機会は全くない。
あくまで俺の妄想だ。
しかし念ずれば叶うのだろうか、そんな俺の前に、理想通りの乙女が現れた。
彼女は名前をトゥーと言い、コンケーンの両親と喧嘩をして、
昨夜バンコクへ出てきたばかり。
泊まるところもなく、偶然に俺の前に現れた天使だった。

生活のために身体を売る彼女。
俺はその彼女を買った。
俺は、あまりに俺の理想に近いその身体に激しく興奮した。
若さに関わらず大きく、しかし硬い胸。
薄い毛が上部に生えている秘部。
何をされてもただ我慢するだけの健気な心。

俺が独身なら、そのまま躊躇なく一緒にアパートへ連れ帰っただろう。
しかし俺はすでに結婚している。
綺麗事を言うつもりはないが、俺は妻を愛している。
この娘を愛人にしたいが、それはあくまで妻との関係を維持した上での話だ。

彼女に電話番号を聞いたが、携帯電話を持っていなかった。
俺の電話番号を教えることも考えたが、下手に電話をされるとややこしくなる。
来週の同じ時間にまた来ると約束し、その場は別れた。
彼女は約束通り来るだろうか?
それは俺には分からない。
確かなことは、俺は来週の同じ時間にまた来るということだけだ。

帰り道は大雨が降っていた。
家の近くにあるカラオケが並ぶ通りに寄り道した。
大雨のせいでいつもは通りで客引きをしている女の子たちはおらず、
カラオケ屋の前の道路は冠水しており誰もいなかった。






流れの映画屋さん


その男に会ったのは島への連絡船の上だった。
船のエンジン音と車のアイドリングが混ざったフェリーの車庫はグワーンと言う不快な騒音が木霊し、排ガスと潮の混じった匂いも不快だった。オレはなんとなくタバコを吸い始めた。その男もオレと同じように船べりでタバコをふかしていた。
到着まで何もやることはなく手持ち無沙汰だったオレ達はどちらともなく話をしだした。ただの世間話だったが、そのうちにオレの発音の不備に気づいたようだ。
『にいさん、日本人かい?』
『ウンそうだよ。キミは島の人かな?』
その男は長髪を後ろで束ねてポニーテールにし、歳の割には派手なシャツを着ていた。丁度華やかな業界にあこがれて大学中退=バイトのままTV制作会社に入社=結局下働きのまま三十路にいたった・・・みたいな奴の典型的な匂いがした。少し疲れてはいるが、オレはリーマンじゃない、みたいな妙な誇りを持っている奴だ。結局他人に使われている現実に少し幻滅・・・みたいな雰囲気も発散していた。
『イヤ、バンコクだよ。映画の仕事できている』
彼はバンの横に書いてある会社のロゴを指差した。
starlight films
社名は立派だが、野外にスクリーン張って映画を上映する巡回映画興行の仕事だった。
こうした興行がタイには多い。週一の村市場開催、寺のタンブン祭りの人寄せ、葬式にすらコヨーテダンサーを呼んだという話を聞いたことがある。タイの田舎は日本のそれと比べると娯楽が多い。遊び好きのタイ人だからだろうか。
オレは想像した。
映画監督になるのが夢でこの世界に入ったが、結局下働きばかりさせられて歳を食い、ズルズルに女房子供も出来たので、食うために心ならずも流れの映写技師の仕事をしている2児の父。稼ぎが少ないので女房には滅多にマンコさせてもらえないが、子煩悩なので子供には好かれている今一なパパ。
あくまで勝手な想像だ。
だがどの国にもこうした素直に夢を追ってしまった男たちがいるのだろう。彼は生き生きとした目をしていた。今の仕事が好きだと言う。
『今日は天気が良いから沢山子供が集まるだろう』
『寺でやるの?』
『今日は小学校の校庭だ。島には平地が少ないから』
『タイ中を車で回るのか?大変だな』
『イヤ、俺の担当はこの県だけだ。女房の実家が市内にあるから遅くなっても泊まる所があるんでね』
タバコをすい終わり話題も尽きたところで船が港に入った。皆車に乗り込みエンジンをかけ始めた。
『どこの村でやるんだい?』
『**浦の小学校だ。にいさんも来てくれよ』
そういいながら男は車に乗り込んだ。助手席には夢の燃えカス候補生みたいな20代の男が乗っていた。助手らしい。
当たり前のことだが、ここタイにもいろんな人生がある。一般的な基準では彼は成功者ではないが、彼の表情には好きなことをやって生きている男特有の張りがあった。
やがて彼の車はガタンと大きな音をたてて埠頭に乗り上げテールンプが一度点灯した。それを見ながらオレは『悪くないな・・・』とすんなり感じた。夜になったら**浦の小学校に行こう。今夜の星は小さいけど輝いているだろう。






我を忘れてAV買い


なっちゃんのパパ、筋彫り大魔王がエロdvdが欲しいとのたっての希望でヤワラート近くにあるエロ電脳市場に行った。コピー商品のデパートと言われるパンティップの半額以下で買える。品質も半分以下で、表紙タイトルと内容が違うのは当たり前、中にはコピーを忘れたまっさらなDVDを押し頂くこともままあるが、まあゴミみたいな値段だし仕方ない。それでもタイのことで全くのモザイク無しだ。
朝から女房のガンマンコオユカと戦いがあったそうだ。
『1000Bよこせ』
『なんでそんなにいるのよ!500で十分でしょ』
『ふざけんな!大の男が500ばかし持ってAV買いに行けるか!!』
『そんな無駄なものに金なんか出せないわよ』
『1000だせ1000!』
『根拠を言いなさいよ!いったい何枚買う気なのよ?』
『馬鹿野郎!それはその時のチンコの具合で決めるんだ』
『予算見積もりもなくてお金は出せないでしょ!だいたい財源はどうするのよ』
みたなせめぎ合いがあり、やっとの事で750Bで妥結した。徹夜国会のような激しいつばぜり合いにより勝ち取ったエロの権利だ。
どだい筋彫りの小遣いが凄すぎる。日本のオトーサンの小遣いは20年間デフレ傾向を続けているそうだが、それにしても一日500円はないだろう。これには職場までの交通費と昼飯代が含まれる。
オレはオユカに言ったものだ。
『なんだそれは・・・中学生の小遣いか?』
『しょうがないでしょ、入ってくるものから出さなきゃいけないんだから』
いきなり反論不可の禁じ手を使いやがった。そんなことは百も承知で籍入れた自身の当事者責任は一切放棄だ。
『それにしても500円はないだろ・・・それじゃ昼飯も食えない』
『アラ、本人は子供の将来のために昼は食べなくていいって言ってるわよ』
なにかの折りに勢い余って言ってしまった言葉を人質にとってやがる。結果、筋彫りは室町戦国以前のお百姓一日二食生活に先祖帰りだ。でもまあ、毎日昼抜きにしては筋彫りドンドン太っている。不思議なものだ。尤も、ママと子供もドンドンでかくなっている。親はなくとも子は育つ、ではなく金はなくともデブと子供は育っていた。
筋彫りはこの500円から毎日数十円の貯金をして、月に数本程度のエロDVD(中古)を買っているそうだ。うーん・・・亭主残酷物語。
そのような恒常的なAV飢餓状態のせいか、筋彫りはエロ電脳市場に着くなり猛ダッシュでエロDVD屋台に頭から突っ込み、野獣のような勢いでDVDをあさっている。おおっ野生の驚異!!
『グワーーー洋ピンじゃーーー!マンコ丸出しじゃー!!』
『落ち着け筋彫り、それはアメリカものだ。スポーツファックだぞ』
『洋ロリ淫乱はどこじゃーーーー』
『ロシアや東欧はタイトルが違う。落ち着くのだ』
『オオーー小沢マリアじゃーーー和製洋ピンじゃーーー』
『落ち着くのだ筋彫り、仮想世界のエロで狼狽えるな。半端な彫り物が泣くぞ』
『ああーーーーありがとう、360度エロDVDに囲まれて我を忘れてしまいそうだった』
そんな大騒ぎをしてやっとの事で十数枚ほど買った。このコピー市場元々原価は無いようなものとは言えドンドン値崩れしている。いまは6枚200Bとかの値段になった。まあ品質は悪いがね。わくわくしながらオレの部屋で試写会の運びとなった。
かつてオユカが亭主の立ちが悪いからチンコ薬くれというので、ついオレは本音を言ってしまった。
『そんなの女変えれば一発で治る』
オユカは烈火のごとく怒り狂い、オレは思わず警察呼ぼうかと考えたくらいだが、今でもその言葉に嘘はないと確信している。真理は自ずから一つであるがそれを語る者は時に迫害を受ける。
虫の知らせだったのだろうか、そんなことを思い出しながらDVDをセットしようとしたその時!突如としてオレの携帯が鳴る。
『うちの亭主いますか?』
『いますが・・・なにか御用でしょうか?』
『さっさと出しなさいよ!』
『・・・わかりました』
オレは泣きそうになった。怖かった。なっちゃんは可愛いが、オユカは怖い。
携帯を筋彫りに渡すと奴の顔色がみるみる青ざめていく。
『ウン、ウン、そうか・・・しょうがないね。わかった』
オユカからの命令で、なっちゃんがマックに行きたいとゴネて泣いているので至急戻らなければならなくなったそうだ。
気休めとわかりつつ、オレは筋彫りに慰めの言葉をかけた。
『今夜、女房子供が寝静まった後にこっそり観ればいいよ。どうせ10時には寝てしまうだろう?』
『ウンそうだね・・・でもなかなか寝てくれないんだよね。夜中に突然起きることもあるし・・・』
ああ無情
その後オレはそんなことはすっかり忘れ、アナル山本の部屋で『野村監督夫妻のグチグチ温泉旅 2時間スペシャル』を、やはり山本と二人でグチグチ文句つけながら観ていた。時刻は早くも23;00。おおそうだ!すっかり忘れていた。筋彫りが掻いているはずの時刻だ。電話した。
『もしもし、パパですか。もう観れましたか?』
『イヤーー駄目だね、全然寝てくれないし、ついさっきまでカミさんにしつこく責められていた』
電話口の向こうで、そんなこと言わなくていいのよ!というオユカの罵声が聞こえる。
ウウッ!なぜか萌えるぜ。オレはどう責められたのか聞いた。筋彫りも女房には決して言えない愚痴を言いたかったのだろう。すらすら愚痴る。
『何枚買ったのだ、から始まって内容を一枚一枚チェックだろ。中に一枚ロリモノがあったのを見とがめられて、いい年していやらしいとか、恥を知れとか、娘が可愛そうだと思わないのかとか、よくそこまで亭主を悪し様に言えるな、みたいな罵詈雑言大会だった』またも電話の奥で、早く切りなさいよーーー!と言うオユカの雄叫びが聞こえる。
『見せるからいけないんだ』
『見せてなんかいないよ・・・無理矢理鞄をこじ開けられて家庭内検閲だ。家庭には自由がない。光を我に』
筋彫りはグチグチ言っていたが、それでもなにか嬉しそうだった。家庭とはそうした部分もぬくもりの一部なのかもしれない。ぬくもりという言葉が適当かどうかは自信ないが・・・。
電話を終えた後、山本にその事を話すと『きっとその洋ピンをおかずに今夜一発やりますよ』と言っていた。そうかもしれない、筋彫りはどこか虐められるのが好きな変態だ。
これでなっちゃん二号が出来るだろう。めでたしめでたし。






幻の名車 アウディーTTピックアップスペシャル
アナル山本からのお電話だった。
『ついに手に入れましたよ』
『シャブか?いつものことだろ。お前そのうちパクられるぞ。オヤジに連絡するのオレになるだろうから恨まれるのイヤだな』
『違います!車ですよ車』
『何の話だ?お前もう一文無しだろ?もしかして私有財産を禁じているのか?さては赤だなお前は』
『そうじゃなくって、前に話したじゃないですか。彼女の腹違いの妹がお袋のために買ってやって、そのあとシャブに填ったので、ローン払えなくなって、なぜか僕が肩代わりして払っているやつですよ』
『・・・すまないが話がさっぱり見えない』
『あーーもういいから来てください。そしたらすぐわかります』
山本の趣味は車だ。別に他人の趣味だからなんでもいいが、買ったこともなければ、今後買えそうもない高級車ばかりが趣味で、乗ったこともないのにスペックは丸暗記だ。愛読書は特選外車情報でバンコクにいても定期購読。よくわからないが趣味とは奥の深いものだ。タイにいて日本の外車情報誌読んでやがる。それもまず買えないアウディーTTの特集記事。よく虚しくならないな?
山本のアパートへと向かう。
『ウッ・・・何だこれは』
そこには日産のピックアップがあった。
『くっ・・・車ですよ』
普段大口叩いているのでさすがの山本も気まずそうにしている。
『お前の言っていた2シーターって言うのはこういう意味か?』
『そっ・・・そうです』
なおも関西人は強弁する。
『第一この荷台はなんだ?オプションだとでも言い張る気か』
苦しさから関西人は開き直った。
『いいじゃないですか。ここにテント張ったらヒロさんの好きな車上ホームレスが出来ますよ』
『イヤだ、オレはハイエースでホームレスしたいんだ』
ともに老いた母親が聞いたら号泣必至の情けない会話が続く。
『それにしてもなんでピックアップなんだ?』
『オカンの趣味らしいですわ』
『そこもよくわからない・・・お前の彼女の腹違いの妹のお袋って言ったら彼女と何の関係もない継母だろ?』
『それもそうですね・・・それに継母じゃなくって死んだオヤジの愛人だったみたいですよ。ハハハ・・・なんで僕が払わないかんのでしょうかね』
利にさといようで関西人は根本が抜けている。
『これバンコクに持ってきたら田舎のお袋困るんじゃないか?』
『なんか買ったあとでオートマじゃないと乗れないとか言って、田舎で遊ばしていたらしいんですよ』
『お袋が選んだんだろ?』
『計り知れない馬鹿野郎です。でもまあ、最初は彼女の妹がローン払ってたからいいんですよ。でも案の定金に詰まったら、今月だけお願いお願いで、結局僕が毎月払ってるじゃないですか。頭に来てあの腐れマンコはり倒して持ってこさせました。やっぱり女は殴ってナンボですよ』
そんなわけでやっと車が手に入った。その一週間後、田舎のお袋から電話があり、やっぱり肥料運ぶのに車がないと困ると言われ、あっさり奪還された。
山本の愛車アウディーTTピックアップスペシャルはついに幻となった。
ローンの付け回しだけは続いている。
この世の無常を感じずにはいられない。







緊急タイ談!不可解 BY:アジア労働者支援協会


関空三樹夫局長>僕はキスが好きだ。当然、姫とベッドを共にする場合もキスしたおさなければならない。でも稀にキス不可の姫が存在する。そういう類の行為が全てダメというのなら筋は通っている。しかし、キスだけが不可というのもいる、なぜだろう?
この種の姫で最も印象に残っているのは昨夏に一夜を過ごしたKateだ。(在籍店は忘れた)ホテルに着いて、さっさとシャワーを浴び、僕がシャワーから出てくるやいなやバスローブを脱ぎすて僕の粗末な品をしごきたおし舐め回しゴムを装着し、跨がったかと思うと激しい上下運動に移行した。
しかし、こちらがキスをしようとすると拒否。舌を入れるのがダメなのではなく唇に触れることすらダメ。乳を吸おうとしたがダメ。理由を聞くと
「あなたとは今日初めて会ったから。」
えぇ???いやいや、確かに今日初めて会った。それは事実だ。でも、一番エグイことは平気で激しく腰振ってるやん。意味わからん。もうこの姫と会うことはない!と心の中で叫んだ。
以来、カラオケで指名した姫に対しては、店内でキス不可かどうかを実技で確かめることにした。その甲斐あって、昨秋以降、キス不可などと理不尽な主張をする姫を選択することはなくなった。
谷屋二郎会長>
なんと論理的かつ示唆に富んだお話しだろう。しかし、論理的に聞こえるこの話には仮説の検証が欠けている。タイねえちゃんのエグイと思ってる順番は、じつは私たちとは別物、こんな順番でエグイと思うとるんやないでしょか?
↓ 手で(肩もみの要領で父親にでもしてあげられる)
↓ SEX(どうしてもというなら弟からも金を取れる)
↓ おしっこしてるとこ見られる(シャワーのついでに座りこむ)
↓ お口で(タガメだって喰うんだから、これくらい)
↓ 一緒に食事する(マナーがわからない)
↓ おけつ使用(マナーがわからない)
↓ 一緒に風呂入る(じゃまくさい)
↓ からだ中(チチ、あこ含む)を舐められる
↓ キス(特にディープ)
↓ お金もらわないこと(これだけは許せない)
今は適当に並べてみたが、私たちの時と労力と金をかけた調査によって、この「いやがる順」項目の内容と位置付けをより精密なものとして後世に伝えなければならない。そのことこそがアジア労働者支援協会の使命ではないでしょうか?ちがう?ともに頑張りましょう!
それにしても局長は最近、いやに店内でキスをしたり、チチいろたりしとるなと思っていたのですが、>クラブで指名した姫に対しては、
>クラブ内でキス不可かどうかを実技で確かめることにした。
>(以来)理不尽な主張をする姫を選択することはなくなった。
という深遠な理由があったわけですな。さすが関空局長、まだまだ成長の日々ですな。






家庭内独裁制


独裁や専制などは国家で行うことは悪とされている。
そりゃそうだと言う気もするが、一方足元を見てみると組織の規模が小さくなればなるほど独裁や専制は当たり前のように行われる。創業者一族の専制、ワンマン社長の独裁、当たり前に存在しますよね?イヤだなーーーと思いながら耐えているあなた、立派なオヤジです。なぜなら通常オヤジは独裁や弾圧に慣れっこになっているからです。生活の基本単位、家庭からして女房による恐怖政治が普通で組織の構成員たる子供達は、下部組織にありがちなことですが、寄らば大樹の陰でお袋べったり。金を運んでくるオヤジは単なる生きるATMとなっている。大変理不尽ですが、普通だから、の一言で不満を漏らすものは残らず粛清の憂き目に会う。家庭の粛清とは離婚・蒸発・別居・特異な例として家庭内離婚の仮面夫婦などがある。あくまで男の側から見た感想だが、どのみち割を食うのは男だと言う気がするので、やはり粛清されたのはオヤジだ。女房にしても本当に別れてしまうとATMが死んでしまうので、ここは実利を原則とした解決法でオヤジは生かさず殺さずが大前提だ。いかにしょぼいATMでも、無いよりあった方が100倍良い。
事業仕分けが流行っています。無駄を徹底的に洗い出して糾弾するのです。家庭内事業仕分けにおいて判決を下すのは女房です。なんせ独裁ですから議論の余地はありません。国家も家庭も歳入と歳出の均衡が大切であり財務官は女房の担当です。誰も頼んでいないがこれだけは率先してやります。
なっちゃんの家庭、大日本スジ彫り家ではおめでたいことに第二子が女房のガンマンコおゆかの腹に入っていた。おめでたいことはおめでたいが、ガキが二倍になるかといって収入が二倍になるわけはなく、ここは恐怖の帝王降臨、家庭内事業仕分けが行われた。
真っ先に仕分けの俎上に載せられたのは歳入の源泉オヤジのスジ彫り大魔王だった。まあだいたいにおいてスジ彫りの稼ぎが少ないのがすべての原因なのだが、そんな事はわかりきった上で籍とチンコ入れたガンマンコおゆかもいまさらブーたれるな!金なんて女房がどうにかせい!・・・どうにもなら無いようだね・・・。仕分けの公開裁判が外道紘傍聴の元行われた。
タバコがまた上がるそうだ。ほとんど税金吸ってるようなもんだ。オレほどではないがヘビースモーカーのスジ彫りはかつて一日2箱近く吸っていた。
『400円!400百円よ!!ヒロさん。考えられる』おゆかは半狂乱の金切り声で訴える。
『高くなったなー、こりゃ仕分けで一日一箱かな』傍聴人のオレは予測を述べた。
『なん言ってんのよ1月1カートン、10箱です』いきなり冒頭から強烈な判定が下された。
『・・・・・・・・・・』スジ彫りは無言でうなだれる。どうも反論の権利は無いようだ。
『えーーー10箱なんて無理だよ、せめて一日一箱にしてやれ』傍聴人のオレは温情判決を求めた。そんなならいっそ禁煙しろと言ってもらった方がよほど気が楽だ。だが、ガンになっても死なない鉄のマンコを持つ女、ガンマンコおゆかは冷徹に判決を下した。
『駄目です!入ってくる金額は変んないんだから』(いまさらそれを言うな・・・オレは思った)
『それにタバコなんてガンにはなるわ子供も受動喫煙よ、いいことなんか何にも無いじゃない』(子供を持ち出すのは錦の御旗を担ぎ出したに等しい。勤皇の志篤いオレは抗議を諦めた。オユカずるい)
オユカとしては事業廃止を宣告したかったようだが、今後の経過を見ると言うことで事業縮小でタバコ事業は仕分けられた。縮小により圧縮された余剰予算は家計に返納されることになった。埋蔵金の発掘だ。百姓の生き血を搾り取っているようにも見える。
次に俎上に上がったのは当然ながら酒だった。これも女房が理解を示さないもの筆頭だ。
『まあ、酒っていったって家で飲む晩酌ぐらいだろ。いいんじゃないのか?』ここでもオレは温情を示す。
『何言ってんのよ、酒税も上がる一方よ』まったく納税意欲の無い女だ。国賊め!
『酒ったって、所詮ビールだろ』
『いやーーービールなんて飲めないよ、発泡酒、第3のビールだ』ここで自閉症になっていたスジ彫りが初めて口をひらいた。ビールよりも安酒飲んでるんだからいいじゃないか、と気弱に訴えたようだ。
『安くなんか無いわよーーー!今度税金もかかるみたいだし』オユカが猛然と抗議。
『いくらなんだ?』価格を知らないオレが緩衝材となり口を挟んだ。
『350ミリで120円、ケースで買えば100円以下だよ』スジ彫りが何事か訴えるように答えた。最早涙目で、救いを求める幼児のようだ。
『なんだその安酒は?そんなものいくらでも飲ませてやれ』正直日本は酒安い。タイの方が高いくらいだ。物価や収入格差を考えると馬鹿安と言える。オレは温情判決を当然のことと思った。しかし・・・。
『一本ですむわけ無いじゃない』
『そんな事言ったってお前のその怖い顔からして3本は飲ませないだろう』オユカは元々やぶにらみだ。
仕分け会場にはビール・・・タイでも一番安いビヤチャンが、供されていた。スジ彫りが2本目を飲み始めたときオユカは夜叉のような目つきで睨みつけ、スジ彫りは石になりかけた。
『今までは最大2本だったけど、これからは1・5本です』
『なんだそのコンマ5って言う端数は?』
『平日1本、週末だけ2本です』
『えーーー1本なんてかえって生殺しだ、子供手当ても支給されるんだし2本飲ませてやれ。だいたいとんでもないぞその安酒は』
オレは土建屋の家庭で育ち、酒なんてオヤジは毎晩5合(努力目標は3合とされていた)は普通だった。子供のころの原風景でオヤジは常に酔いつぶれていた。同様に鉄筋屋の家庭で育った入浴自衛隊ヒロポン軍曹もオヤジは晩酌8合と医者に言い放ち、叱られて帰って来たそうだ。オレにとってはそれは普通のことだった。そんなオレにとって安酒1本は警察国家の恐怖政治だ。
『子供手当ては子供のために使うんです。1本です!』
判定が下された。事業の廃止自体は見送られたが、これも生殺しで規模の縮小を宣告された。
こうして第一回スジ彫り家事業仕分けは終了した。
うーーーーオユカはフセイン以上の独裁者だった。なっちゃんまた遊ぼう。遺伝すんなよ・・・オジサンは心配だ。






それもタイの姿か・・・ BY:ラックムアンタイ

5月16日。ディンデーンで騒いでいる。ラチャダーのエスプラネードから黒煙を遠望した。いい加減にして欲しい。ディンデーンの一部が直ぐに閉鎖されるとかで付き合ってくれていた彼女は大急ぎでご飯を買いこんで家に帰った。
15日はSUBWAYだったので日本人仕様のエロ按摩にでも行こうかと思ったがアソークに兵隊さんが一杯居るらしく渋滞も気になったし結構ビビリだったりしてSoi33や31に行くのは諦めデリバリーにしようと決める。電話するとしっかり営業中だった。ただ、エロ按摩のデリバリーは割高なので断念。派遣専用?の按摩にしようかと悩む。こういう時は馴染みの女の子が良いと思い出し、ご無沙汰の按摩嬢に連絡。夜の10時位だったけど寝ていたと。でも快諾。彼女曰く、常勤の按摩屋がロケーションの関係で客が全く無く二・三日お休みだと。デモ中は本当に客足が遠退き酷い状態だと。お店もビルの賃料がキツク感じるほどらしい。体力のない所は潰れるでしょうね。
しかし彼女、おいおい君の家はラマ4だろ。ここはラチャダー。タクシーもこんなご時勢なので追いはぎと変わらないと思った方が良いけど、大丈夫か?、と聞いたりしたけ無事に来た。事を済ませ朝の1時過ぎに帰って行ったが、そんな夜中に女性一人でも無事に帰れたらしい。うーん、凄い。地元民恐るべし。でも不思議な事が有った。全く知らない人から電話。しかも私の名前を呼ぶ。男の声???盗聴でもしているのだろうか。でも何故私の番号が分かるのか???気味が悪い。彼女の男かとも思ったけど、奴は妹と二人暮らしだ。次の日も彼女との会話の少し後に、その番号から電話が掛かってきた。気味悪いのでcut。次回は電話番港を変えよう。
17日。ラチャダーは相変わらず普通に営業している。もしかすると、赤い人達が、この地域に来ないのは裏社会との取り引きとか有るのかも知れない。特に渋滞も無く空港へ向かう。checkも甘い相変わらずの空港。占拠される前にBKKを後にしました。今回は空港でなく港を封鎖しようとしているようす。これも困る。しかしタイ人は自分の国を自分たちで壊したいみたい。それもタイの姿か・・・






17回目のはずだったタイ旅行 by Drタイ中毒


外道紘;これは体験記ではないし、どこに掲載すればいいのかわかんなかったので徒然外道に掲載。

2月のタイ訪問の帰りに予約した3月11日から14日のタイ旅行。これだけを楽しみにして仕事を頑張っていたのに赤シャツのせいでキャンセル。空港でも占領されて15日の月曜日に出勤できなかったら大変ですから。今回はパタヤに行く予定だったのに残念です。そこで2年半前にタイへ行く決心をしてから実際に行くまで6カ月ほどの間、タイ語を勉強した本の評価を書きます。つまらないかもしれませんが参考にしてください。本を読んではタイパブやタイマッサージで実地練習していました。今となっては懐かしい思い出です。

1)ひとり歩きのタイ語自遊自在 JTBパブリッシング
 観光客にはいいかもしれないがタイ女と話すことを目的にしている外道にはあまり役に立たないかも。
2)タイ語の耳 聴いて話して楽しい入門 山田均 白水社
 この本でタイ語がどういうものか、どう聞こえるか知りました。楽しみで読むにはいいかも
3)タイ語の目 山田均 白水社
 タイ文字のことを書いてある。読み物としてはいいが実際には役に立たない。
4)書いて覚えるタイ語の初歩新装版 水野潔/中山玲子 白水社
タイ文字を知り、覚えるには最高の名著です。でも単語は読めるようになるが文は無理かも。
5)体験的タイ語会話改装版 バンコク発 大前智之 ユニコム
いろいろなタイ語会話入門書がでているがあまり実際的には役に立たないものが多いがこの本は会話入門書としてすばらしい出来ぐらいである。この本をマスターすればタイ語しか話せない女とも短時間ならどうにか一緒に居れる。
6)タイ語の覚え方・使い方(book 1,2)単語も文法もstep by step 岡滋訓 ボイス/星雲社
 名著。5)を読んだあとこの本を繰返し読むとタイ語は大体分かる。おねーちゃんと二人きりならタイ語しか話せない女でも一日一緒に居れる。話も弾む。ただしタイ人同士で話している言葉はわからない。
7)今すぐ話せるタイ語単語集水野潔 ナガセ
 タイ語の文法は単純で単語を覚えるとマスターと言われているがそうではない。単語だけ勉強するのは疲れる。途中で挫折。
8)iPodでとにかく使えるタイ語 WIN MAC 情報センター出版局
 あんまり役に立たない。
9)男と女のタイ語会話術 ポンパン・レプナグ TLS出版社/星雲社
エッチな言葉を覚えるにはいい。でもこの本で覚えた口説き文句をタニヤで言うと日本人はみんな同じ文を言うとからかわれる。
10)プリヤーのタイ語会話 堀江・インカピロム・プリヤー/水野潔 めこん 
 日本で売られているタイ語教本附属のCDのタイ語は非常にゆっくり話すがこのCDはナチュラルスピードです。繰り返し聞くとタイ人女同士が話す言葉もわかるようになるかも。以前は途中で挫折していま再び挑戦中です。
11) 野津幸治 めこん
 タイ語文を読みたいなと思ったら大変良い本。ただし入門書ではないので4)などの本で基本的タイ文字ルールを学んだあと読むべき。以前は挫折したのでまた挑戦しようと思っている。
12)音で引くタイ語検索book改訂版 岡滋訓 ボイス/星雲社
聞いた音を基にしてタイ語を検索できるすばらしい辞書。タイ女の言ったことが分からないときこの辞書を引いて新しい単語を覚える。
13)日タイMini辞典 岡 滋訓
 日タイ、タイ日辞書でコンパクトで持ち歩きに最適。

以上私が購入した本の評価を書きました。他にもいい本があるかもしれませんが発音記号が書いていない本で覚えても現地では通じません。勉学に励み(といっても通勤中だけだが)タイ語しか話せないタイ女とでも何時間居ても平気になったがやっぱりタイ人同士の会話はわからない。さらに精進が必要だと思います。









プログラム for 外道ライフ  :by 感じーたい菩―薩

外道の皆様、こんにちは。タイ王国首相のアピシットです。

外道の皆様には常日頃より、我が国の外貨獲得にご尽力いただき、まことにありがとうございます。

今更申すまでもなく、皆様は決して「質の低い観光客」などではありません。たとえて言うなら道端の花を、敢えて高額な料金で買い求める、単なるアホです(おっと、この部分はオフレコで)。SARS騒ぎの時も決して訪タイペースが鈍ることはありませんでした。クーデターの時も、1バーツ=4円の超円安の時も同様です。空港閉鎖の時には、サラリーマン生命をかけてお金殻がら帰国された方もいらっしゃったと伺っております。そりゃあ一回当たりの滞在日数はファランに比べて少ないですが、生涯滞在日数で比べると、単なる一見の観光客とは月とスッポンです。

このような素晴らしいお客様に対して、元首相のタクシンは何をしたのか。

風俗営業時間の短縮、スッポンポンはおろか、乳出しさえも禁止、挙句の果てには皆様をターゲットに、空港での免税たばこ等の取り締まり強化。恩を仇で返すとはこの事です。

そこで私どもは考えました。皆様のタンブンに感謝すると共に、タクシンのような愚行を二度と繰り返さないために、今回タクシンから没収した資産の一部を基に財団を設立し、皆様により一層外道ライフを満喫していただくためのプロジェクトを創設いたします。



名付けて「タイランド・エリート外道・カードプログラム(タイ語名:タンブン促進プログラム)」。

言うまでもないことですが、タクシン時代のタイランド・エリートカードのような、大して役に立たない、逆に国家に損害だけを与えるようなプログラムではありません。簡単にいえば航空会社のマイレージプログラムのようなもので、タンブンすればするほど、よりよいサービスが受けられる仕組みとなっております。詳細は追ってご案内するとして、以下概要をご説明いたします。



資格:日本人であること。一暦年に、カラオケやGOGOバーでの一定回数以上の連れ出し、MPの一定回数以上のご入浴の条件をクリアすること。残念ながら、援交カフェについてはカウント対象外となります。特例として、タイ人名義でコンドーを購入されたり家を新築された場合、または新車を購入された場合、金額次第では複数年にわたるエリートプログラムのサービスが保証されます。



プログラムのステイタス:上位から、「レアメタル」「ダイアモンド」「ゴールド」「タマダー」とランクされ、サービス内容は下位になるにしたがってダウンします。



サービス内容は概ね以下の通りです。

・タイのカレンダー進呈。風俗店が休みとならざるを得ない日が一目でわかります。次回の訪タイ予定には欠かせませんね。

・空港到着時エリート外道カード提示により、入国審査のFAST TRACK利用可能。一分一秒でも時間を無駄にしたくない外道の皆様へのサービスです。

・たばこ・酒類の免税範囲拡大。(多額の場合は、数百バーツで目をつむります)

・タクシースタンドでの外道レーン創設、ならびに、サーチャージ50バーツキャッシュバック。これでわざわざ重い荷物を引きずって4Fまでいく必要はなくなりますね。(どうせサーチャージももうすぐなくなる予定だし)

・ツーリストポリス外道セクションダイアルの創設。もちろん日本語対応です。お困りの際はいつでもどうぞ。また、なんかぼったくられているんじゃないか、ホテルの従業員が自分の今宵の相手に失礼な言動をとった等の場合、あなたに代わってきつくお灸をすえて差し上げます。(場合によっては営業停止なんかをちらつかせると袖の下が入ってくることになるので、こちらとしても苦情は大歓迎)

・ホテルのジョイナーフィー無料。(別に国家の懐が痛むわけじゃなし、こんなことで喜んでいただけるなら)

・BTS・地下鉄一日乗車パスの割引。(ま、お店巡りに励んでください)

・エリート外道カード提示者に対する、タクシーのメーター不使用・乗車拒否は運転免許はく奪の処置。(これも袖の下に直結することになるので、苦情大歓迎)

・マイペンライ券の発行。つい、本当にうっかりロリに手を出してしまい、警察が乗り込んできた場合、この券で全てマイペンライといたします。ただしタンブンは必要です。(18-相手の年齢)×一万バーツとなります(後で女の子と警察とで山分けとなります)。あなたはロリと堂々といたせてハッピー、女の子も警察も労せずお金をもらえてハッピー、皆がハッピーになれる魔法のような券ですね。(ま、心配しないでください、この券使用を見越して、年齢サバ読みのニセIDカードなんか作らないと思いますから)

・帰国時空港で出国審査のFAST TRACK利用&個室ラウンジ利用。外道の方一名につきタイ人一名まで個室利用が可能です。出発までごゆっくりお過ごしください。尚、個室は優待価格でのご提供となります。

また、空港内には出会いカフェもございます。入店可能なのは、男性はエリート外道の方のみ、女性は各エアラインのCA,空港職員をはじめ、ブス以外誰でもOK。こちらのカフェからも個室ラウンジに直結しております。

・インターナショナル送金専用口座の開設サービス。タイ国内のバンコク銀行の口座開設と同時に、バンコク銀行東京支店にも口座開設となります。お気にから「お金ない」と言われたら、日本国内の金融機関からバンコク銀行東京支店のお客様の口座へ送金していただきます。即座にスワンナブーム空港の一番悪いレート(とはいっても成田空港よりはずっとマシでしょ)でバーツに変えられて、タイ国内のお客様のバンコク銀行の口座に入金されます。あとはお客様がインターネットでお気にの銀行へ送金指示。どうです、簡単で便利でしょ?え?逆に都合が悪い?なおこれはインターナショナル送金専用口座ですので、タイ国内で出金する場合は、ペナルティーとして一回につき1000バーツのの手数料がかかります。

・お気にの素行調査(有料)。お気にの事が心配で仕事も手に付かないあなた、当方がしっかり素行調査いたします。あなたがせっかく送ったお金でほかの男と遊ばれてたんじゃ、堪らないですもんね。(素行不良の場合でも、女性側からお金をもらって、はい、おしまい、問題なしの報告。問題ありって報告してタンブンがなくなっちゃ、元も子もありませんからね)



そういえばタイランド・エリートカードは、歴史的な内閣支持率低水準を記録した日本の元首相に寄贈されてましたね。これは日本の皆様が、同カードに対してなんとなく胡散臭いイメージを持った一因かもしれません。

一方今回の外道エリートカード、栄えある会員第一号は、皆様もよくご存じの日本のさる高貴なお方です。



今後ともタイ王国ならびに国内の淫売をどうぞご贔屓に。。。アピシット



注)かっこ内を中心に不適当と思われる個所もありますが、発言者の意図・本音を尊重し、オリジナルのまま翻訳しました。



外道ライフの若干の後ろめたさ、「ああーわかってくれとは言わないがー、そんなに外道は悪いのかー」といった逆ギレ根性、「はいはい、結局カネが欲しいだけだろ!」といった開き直り、だけど、そうは言っても・・・・といった儚い願望、これらが複雑に絡み合って悶々としていたら、上記の駄文になりました。

以上







戦う事を忘れた日本男児へ BY茶倶和男


初めて投稿いたします。ここに投稿すべきかは悩みましたが恐らくこのHPがタイフリーク達がもっとも閲覧しているサイトと思い、この場をお借りして筆を取る事と致しました。最近、色々なタイ好き外道者ブログやHPを拝見させて頂きますと、ゴーゴーバー等でタイ人等から何か不快な事をされても、怒らない事、我慢する事が「大人」であるかの様な考え方をする方を見かける事が度々あります。ことなかれ主義の日本人の特徴なのではあるのだが、これは日本人が海外でなめられる最大の原因であると思います。私もタイで楽しまさせて頂いている者として言わせていただくが、ハッキリ言って迷惑である。貴方達は「大人」ではなく「臆病者」なだけである。人によっては中国人や朝鮮人がタイで嫌われている等と優越感に浸っているようだが、なめられていないだけましである。嫌われていようが金さえ出せば彼等だって貴方達の買った女と同じ事が出来るのだ。今度から明らかにこちらに落ち度がないのに嫌な目にあわされたら日本語で良いので怒鳴り散らしてやって下さい。勿論、ビール瓶や灰皿で頭カチ割られる事になるかもしれませんが、その時はツーリストポリスにでも助けを求めたらどうでしょうか。自分の場合は、ゴーゴーのウェイトレスやダンサー等から、なめた真似をされたら、本人に文句を言います。そして、相手がエキサイトして暴行に及ぶような状態になったら、マネージャを呼んで話す等しています。要するに必要な時にはクレーマーになり、日本人をなめてかかると面倒臭くなる、と思われるようにすれば良いのです。







加藤智弘氏へのレクイエム  BY;加藤外道


加藤は闘った。お前はどうだ? 

俺は、加藤智弘氏が嫌いではない。あの爆発的なエネルギーには、感嘆するしかない。

彼のエネルギーを作り出したであろう、今の日本社会の病理については、もはや何も言うまい。腐ってやがる。希望がない国さ。

加藤の絶望は、有り余るエネルギーを、今の日本社会では全く活かせないことにあったのではないかと俺は感じている。

世の中の成功者は、ものすごい精神的なエネルギーを持ってる。凡人がコップ1杯だとしたら、成功者はドラム缶クラスだ。

加藤の不幸は、凡人では持ち合わせてはいけない、ドラム缶クラスの精神的エネルギーを持ってしまっていたことだ。

日本は生き辛い。自殺者毎年3万人。12年連続。孤独死も年間3万2千人という。

人間と人間とが切り離されたシステムが日本社会。飼い殺しさ、この社会は。奇妙な戒律に支配された国。

俺も、加藤と同じくどうしてもこの国のシステムから逃れられる人間になりたい。

加藤は、闘ったよ。間違いなく。その辺のクズなネットウヨクやニートたちと違って。エネルギーを爆発させて、底辺から奪い続ける社会に対して戦った。確かに7人死んだ。だが、お前のおかげで日雇い派遣法が改正され、多くの命を救ったんだ。マスコミは、この事実を糊塗するが、俺は忘れちゃいない。

常に、「権力に対する戦いは、記憶の忘却に対する戦いである」

俺も、本当に日本社会に嫌気がさしている。タイに行くやつ、フィリピンに行くやつみんなそうさ。俺は同類だから分かるんだ。

俺は、加藤ほどのエネルギーは持っていないが、その俺のエネルギーを会社の成功、そして日本脱出にかけたいと思う。

加藤は、たぶん死刑になるだろう。死刑が廃止されても、終身刑は避けられない。

ただ、お前のエネルギーの凄さは忘れないよ。ある意味では、お前の分まで生きてやるよ。

お前が事件を起こす前に知り合いたかったな。あの世で会おう。その貧弱な体で、海兵隊を超える戦闘をしたお前のエネルギーの秘密をその時、聴かせてくれよな! チャットじゃなくて、お前の口でよ!

お前は、誰も友達はいないといったけど、あの世では俺がいるから安心しろよ! じゃあな!!






老いったら外道  BY;Shing
10年前になるが、職場でパソコンが全員に配付されることになり、窓際族で定年間近の私の机の上にも設置された。パソコン操作は初めてだったが、幸い銀行を辞めたアルバイトの子がパソコンに精通していて、役得でインターネットの扱いを教えてもらった。自力でいじれるようになって旅のプログを見ている内に、タイの夜はことのほか面白いことを発見した。体験談を読んでいる内に自分も行きたくなってきて、秘密裏に決行したのが、アジア通貨危機がまだ癒えないバンコク。なにしろバーツが半分に下落したようで、豪華ホテルでも一泊一万円、女も1,000B(2,600円)でいけた時だ。「シェラトン」に宿をとり昼間は「コージー」でいきなり3P。 1人1,200Bだったから二人呼んで、プログにあった「チンチン・アロイ」氏に習って生フェラ・タッグマッチを実践してしまった。夜はSukumvit通りと「ナナ」をうろうろしただけで可愛い子に引っかかってしまい、一晩に入れ替わりで3人も持ち込んでしまった。何年も思い描いて出来なかったことがいとも簡単に一夜にして格安で実現してしまったのだ。これが外道の始まりである。それまでは中年のおばさんとつきあうのがせいぜいで、若い子には近づくことさえ気を使わねばならぬクソ親父の立場。日本では絶対あり得なかった、若い彼女たちの優しい応対と弾けんばかりの初々しい肌の解放。一気に人生がハイになり、その後は年に3~4回訪タイが続き、定年後も再就職はせず年金を工面しながら密かな楽しみを満喫し続けた。その間援交目的で来る子のグレードが上がり、回を重ねる毎にいい子に巡り会えた。日系企業に勤める美人までゲットするところまで成長し、何物にも代え難い至福のひとときをしばらくの間味わうことが出来た。しかし円安がどんどん進行し一万円が2,650Bに値下がりした時のことである。レストランでチップをケチったところで、「キーニオ」の罵声とともにチョン。タイ娘は親密になるのも別れるのも、いとも簡単にやってくれるので、外道になるには気持の切り替えが一番大切なことを実戦で会得した。ホテルも女も3倍に値上がりしてしまいもう初めの頃の格安で豪華ホテルでのリッチな旅はバンコクでは出来なくなっていたが、めげずにパタヤ方面に軸足を移してバービァ巡りで可愛い子とHを堪能し続けた。

 歴史は繰り返すである。昨年来の大恐慌のお陰でホテルが青息吐息。33回目となる今回は再び「シェラトン」に格安で泊まることが出来た。さすがに豪華で外へ出るのがもったいないくらいだ。朝食だけでも元が取れてしまいそうだ。そしてもうなれたもの・・・夜はデスコへ行くと素人さん風若い女が待ち伏せしている・・・値段など聞かなくとも翌朝だまって2,500Bを渡せばOKだ。最近は1,500BでもOKらしいが・・・デスコのお客はファランばかりでも臆することなく美人に近づき乾杯。相変わらず中学生程度の英語力だが話題はいつも同じだから結構持ちこたえられる。彼女はラチャダーのショピングセンターでキャッシャーしているとかで未婚の23才。飲んで踊って(日本じゃキチガイにされちまう)盛り上がったところで当然の持ち帰り。後ろで驚きの歓声が聞こえたがマイベランだ。

ホテルに帰りゴージャスなフロで背中を流させ、生フェラでイかせてもらって快感大満足で握らせたままの就寝。朝見てもかなりの美人でホテルの朝食を堂々と2人で食べてから彼女は仕事に帰っていった。

これが今回9月での初日の出来事である。

23才対67才なんて全然気になんかしない。この日のために普段は体操をし、腹筋を鍛え、加齢臭には注意し、オシャレに最大限目配りをする。こうした気遣いは幾つになっても相手に好感を持たれて努力が実る( 援交対象に最適と思われる )。そればかりではない。この10年間に癌の手術もしたし、失明の危機にもさらされた。その都度後遺症に悩まされたが、タイに行って気に入った若い女の子と思い切りHをすると元気がみなぎる。ぴちぴち肌から「気」をもらう事で「じんましん」なんかは治ってしまった。男は好きなことをやり血液の循環をよくすることによりに病気なんか関係なしで精気がみなぎる。何もやる気が出ないで引きこもりになったり、病院通いしている沈みがちの男どもよ 何でも有りのタイにきて思い切り精子を飛ばしてみてくれ。きっと本来の優しく力強い男の性が取り戻せて人生楽しくなると思うよ。実はこれから外道をめざすべき貴君に言いたかったのはこのことである。幾つになってもHし続けて健康にして医療保険の世話にならなければ国も大喜び。臆せず外道に励んでくれ!!!









タイ外道資金捻出手段について by;TOM
皆さんは外道資金捻出はどうしていますか?小遣いの節約、会社の出張のマイレッジで訪タイ、などなどありますが、資金量が豊富なほどタイでの快適な滞在に結びつくのはいうまでもありません。何せタイはクレクレ星人&底なしのマイポ星人(※マイポ=まだ足りない)が多数生息しているからです。クレクレ星人の判断基準はシンプルです。財布の重さだけです。
それに、タイは物価がいくら安いといっても、1ナタリーはサイドラインなら7000円はしますし、タニヤで3軒もはしごすればオフしなくてもやはり7000円くらいはかかります。日本に比べれば安いけど、1週間も滞在すればそれなりにかかりますね。

私はクレクレ星人のえさ対策としてFXをやってましたが、値動きが激しすぎるのと24時間市場が開いているので精神的肉体的に厳しく、最近友人に教えてもらった「日経平均225先物」の寄引取引というものをやってます。基本的に朝9時の市場OPENに「買」or「売」で午後15時10分の市場クローズに決済するというもの。12月は円高や何やらで成績はあまりよくないですが、2009年年間では結構稼げましたよ。日経平均を売買するといったイメージです。ソニーとか東京電力とか個別に株価を見るのは難しくても、市場全体だと結構分析しやすいのです。

基本的に日中の値動きは見ないでいいので、タイで外道活動中でも可能です。またオーバーナイトといって20:00(夜の部のクローズ時間)に「買」or「売」を行って、翌日の朝9時に決済するというものもあります。
儲かると、これでナタリー○○回分とひそかに計算して、次回の訪タイを想像したりしてます。
いろんなサイトやブログがありますので、皆さんも勉強されてはいかが?
http://ameblo.jp/tomkomiya/
http://ameblo.jp/sakimono-renkin/
http://ameblo.jp/kaho225/









全日本 マンコ エクスプローラー BY;外道貧民


下がれおろう下郎!といわれ、江戸所払いを申し渡された外道貧民です。下郎扱いされ、嬉しくなったので日本国内における呼称を調べてみた。

北海道:だんべ
青森県:まんじゅ
秋田県:まんじゅう
岩手県:びった・まんちょ
山形県:おぺこ・あべちょ
宮城県:べっちょこ・べべ
福島県:べっちょ・ペッペコ
新潟県:まんじょこ・べっちゃ
茨城県:おめんちぃ
山梨県:おまんこぉ・おべっちょ・おまんちょ
静岡県:おちょこ・つんびー・あいべっかい
石川県:ちゃんぺ
愛知県:おべんちょ
三重県:ちょんちょんと
滋賀県:めんちょ
奈良県:おそそ
鳥取県、島根県、山口県:めんちょ
香川県:おそそ・おちゃんこ・おちゃこ
徳島県 :おちゃんぽ・おちゃんこ
愛媛県:おめこ・めっこ
高知県 :ちょぼ・おまんまん
福岡都市圏:めめさん
宮崎県・鹿児島県:まんじゅ
佐賀県:ちょんべ
長崎県:めこんす・おめしゃん
熊本県:めめじょ・ぼぼ
鹿児島県:おぼぼ・めっじょ
沖縄県:ほーみー・ぼぼ・ひーあー

ふっふっふ・・・くだらない事に時間を費やしてしまった。orz
各地方とも、概ね愛嬌のある呼称ではあるが、静岡のおちょこ以外で、つんびー・あいべっかいが最悪ではないだろうか。
しかし、なんでこんなに呼称があるんだ?

外道紘;心底下らない。こんな事してないで、いい歳なんだから仕事してくれ。こんなのどこにも掲載できないので文章の墓場、外道番外地である徒然外道に掲載。







スクンビット沿いの屋台 BY;2002大将
R2のメイとの一戦で、興奮して寝付けるわけなく、2時半スクンビット沿いの屋台で、ヌードルとビヤシンで頭を冷やした。そんな中、その屋台の店主であろう女、20代後半くらいかな~と軽くおしゃべりしながらビールを2~3杯くらい奢ってやった。4時頃だろうか、前のテーブル席にちょこんと座って、キャップ帽を斜め半分にかぶり、笑うと天使のような微笑をする女の子がいた。なんだこんな時間に。すると店主が、マイシスターといって紹介された。へー妹、ナーラック ナー。無論ヨコシマな気持ちは全くなかった。そもそも年齢が年齢だ。ちゃんと学校に行きなさい!てな感じだ。気がついたら俺も酔っ払って、彼女が俺の膝に座っている。姉さんが、シスター連れて帰っても良いよ!なんて、ローレン ! えっ、彼女が俺のチンポ触ってる。アオカン ディー マイ? オーケー!と即答!なんかよーわからんが、屋台でメシ食って、気がついたら、そのオーナーの妹とアオカンか、アンダーグランドな今回の訪タイやな~というか、タイランドはなんでもありか!? 連れて帰ってしまった。ロリロリだ。もう当たり前に生出しだ・・・。はー疲れた。あー蒸し暑い灼熱の夜だった。
その後3日間彼女と2時に屋台で待ち合わせ寝るときは一緒だった。帰国日は、空港まで送ってくれた。ハイラックス パパの車で 笑。 ママには、うちの娘とベイビー作れとうるさく言われた。ベイビーに金を送れ、これで、家が建つという単純明快な作戦だろう! 家族一丸となって俺から金を吸い取るパワーはまさに強烈だった・・・・・。このチームワークならサッカーワールドカップの予選突破も近いうちに実現するだろう!

あー帰りたくない、この哀愁は何回来ても慣れない。なぜ刑務所に帰るのだろう・・。しかし今回は大きなトラブルもなく帰れそうだ、まー良かったと最後に出国審査入り口で、振り向くと満面の笑顔で大きく手を振っている屋台ゴッドマザーファミリーが総出で俺を見送っていた・・・・。もう、屋台のヌードルはやめにしようか・・・。 コープンカップ!






ブラックアジア BY;70st


あれから、何年くらい経ったんだろう・・・サイトが突然に閉鎖されていた。

毎週、日曜日の更新が楽しみだった。一人よがりに、なりがちな売春の記事とは一線を画した文章だった。自分自身を、第三者の目線で冷静に、そして自虐的に描いていた。彼自身が抱いている、売春に対しての罪悪感、からなのかもしれない。彼は、売春婦しか愛せないと書いてた。彼の文章を読んでいると、その事は理解できた。どんな、女性であっても 愛を持って接していた。そんな文章だから、読み終わった後に気持ちが 沈みがちになる事が多かった。

彼女達を、通してその女性の歩んできた道 その国の歴史抱えている問題から、宗教まで その文章に詰まっていた。彼自身、売春行為そのものより、彼女達の心の中を覗きたかったのかもしれない。

売春を繰り返す男の事を、花から花へ飛び回る蝶に例えてバタフライと言うらしい。

彼は、今ごろは何処を 飛び回っているのだろうか・・・・









neguroさんからの 編集後記 世界同時金融危機 に関して
クレジット・デフォルト・スワップとサブプライムローンの解説


煩悩の夕暮れ 2009/06/12付け編集後記に、
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クレジット・デフォルト・スワップとか言われてもサッパリで、無理に解釈すると、金貸しとか金融なんかやってる奴は元々変態なのでスワッピング好きなのだろうか?なら好きにしなさい。サブプライムローンも仕組みは理解できず、ただ単に貧乏人が背伸びして無理な月賦組んだ、としかわからなかった。どうなんでしょうね?皆さんわかってますか?
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と書いたら金融業界の外道者neguroさんが下品な言葉を使って解説してくれた。外道とは関係ないけど勉強になったので掲載。

Credit Default Swapについて

Credit Default Swap、略してCDSの事ですが、Wikipediaを引くと、クレジット・デフォルト・スワップは、貸付金、社債、売掛金などの金融資産に関して、保証料と引き換えに信用リスクを移転するための保証類似の取引である。現金(credit)と貸倒(default)を交換(swap)する契約である事から、このような名称が付されている。契約期間は5年が中心であるが基本的に相対契約のため、その種類や契約内容は多種多様である。

CDSの代表的なものとしては、2者間(買い手と売り手)の間で結ばれた次のような契約である。買い手が企業A(参照企業という)への貸付債権や社債などの金融資産を持っている場合を想定するとわかりやすい。

プロテクションの買い手は売り手に定期的に(通常は4半期毎、契約時日割り、のち期日日払い)プレミアム(ないし保証料)を支払う。 売り手は契約期間(通常は5年)のあいだに参照企業Aに一定の事由(信用事由)が発生した際に、あらかじめ決められたルールに従いその買い手の損失を補償する。 参照企業が現実にデフォルトした場合、買い手が社債などの債券を保持したままCDSの契約者同士で現金のみで決済する場合と、売り手にひきわたして決済する場合があり、後者が主流である。ただし、契約上は現物決済であっても、実際にはISDAにより開かれるオークションによって決定される回収率(最終価格)に従い、カウンターパーティー間のエクスポージャーをネットした上現金にて決済されるケースが多い。参照企業に対して貸付債権などを持っている銀行がCDSを購入することにより、貸倒れのリスクを分散することが可能となる。

と書かれていますけど、日本語じゃないみたいでしょ。(笑)

外道金融的な解釈をすれば、情報弱者のために胴元(金融機関)が公な形で提供する「企業倒産に張る博打」、と簡単に言えるんですけどねぇ。

取引先Bがやべぇかも?と思っている事業会社Aは、万が一の「保険」のため、A社への売掛金などの債権額に見合う保険をかけようと思い、外道銀行に相談にいきました。銀行担当者は、「そっすねー、ヤバいかもっすねー。ウチにイイ奴ありますよー。買っときますかー?」と言って「B社のCDS」を勧めてきました。向こう5年間一定額のCDSという名前の「保険料」を支払う事で(つまりCDSを買う=保険証書を持つイメージ)、B社が倒産した時でもA社の債券は銀行が代わって立替えて支払ってくれる、というシステムです。

当該企業の財務の健全度合いやその業種・業界の置かれた環境、過去における類似企業の倒産確率、はては景気や為替、金利の水準など複雑な要因が絡み合って、CDSの値段が付けられますから、金融機関にとっては「ブラックボックス」的商品であり、鉛筆嘗め嘗め「んー、ちょっと値上げしちゃおうかな―♪」とか、裁量が利く訳です。胴元は色んな客を抱えてますし、色んな企業のCDSを扱ってますから、B社一社が実際に倒産して保険料を支払ったとしても、他で全く倒産がなければ丸取り状態になっている訳なので、十分な利益が出る事になります。

保険と言えば聞こえはいいですが、所詮は「倒産する可能性・確率」に対する商品、つまり「何時起こるか分からないし、発生しないかもしれない事象に対して人々が抱く不安感」につけこんだビジネスです。生命保険や損害保険など、世の中で保険と言われる商品はすべからくこの観点に立ったビジネスですよ。人が死んでも十分な蓄えをした後なら保険金なんかいらないし、事故を全く起こさないなら自動車保険も要らない…。「でもね、そんな事有り得ると思いますか?自分には起きないと言えますか?」と人間の持つ弱みにつけ込んだビジネスですね。「安心と補償」、美しい謳い文句の裏にはドロドロな思惑が渦巻いているようです。

サブプライムローンについての解説

サブ(準ずる)プライム(優良な)ローン、言葉は綺麗な言葉を使ってますが、要は「普段だったらカネ貸せないような所得層に対するローン」の事で、専ら住宅と自動車購入向けで組成されたものです。景気が良くなってきた頃、「債権を転売しちゃう」という発想をもった金融機関が、「どうせ危なそうな奴らに貸しても、自分がそれを持つ訳じゃないし、貸しちまえ!その方が儲かるし♪」って事で始まったのですが、当然今迄存在しなかった購買者層(当たり前ですね、普通なら買うとさえ考えない人達にある意味無理矢理買わせる訳ですから…)が出現した事で、住宅価格は上昇し、ビッグ3が作る高級車が飛ぶように売れるようになった。金融業界では、それこそ「アイツ一人に美味しい思いはさせたくない」という発想から、各社が同じようなローンを提供するようになって、益々拍車がかかった。

そうこうするうちに「それだけでは屑であるサブプライムローン」が溜まりに溜まってきて、流石のイケイケ金融機関でもこれ以上はヤバくね?と思うようになった時に登場してきたのが、旧リーマンが得意としていたCLOやCDOと言われる合成債券だった訳です。Collateralized Liability Obligation、Collateralized Debt Obligation、平たく言えば、前述のローンや債券などを寄せ集めて、「債権企業に対する信用度合の値段(≒先程のCDSに酷似)」と、「お金を貸している期間の値段(=金利)」に中身を分解し、また組み立て直して別の「金融商品」に仕立て上げるものです。そしてここがミソですが、この組み立て直した金融商品自体には、○○銀行とか、△△証券とか、◇◇保険とか、その金融商品を組成した金融機関の格付けが適用される、という事です。

つまり、淫売が家を買うためにローンを組んだ=信用度合皆無、そんなローンを100件集めて、トリプルAの格付けを持つ外道銀行が新しい金融商品に仕立て上げた、するとあら不思議、中身はクズなのに表面上は高利回りを誇る高い格付けの付いた金融商品が出来上がる訳です。そしてそんな商品であれば、世界中から売ってくれ、買いたいという注文が舞い込み、次から次へとこの魔法の金融商品が乱造されていった訳ですね。景気が良い間は淫売達もキチンとローンの返済をしていますが、景気が悪くなって客が付かなくなり、はたまた性病うつされて仕事ができなくなったりで支払いが滞る・夜逃げする、その頃には景気が悪くなってるのでローン組んだ時より住宅価格が下がってますから、売っても全体で損が残る。10件までなら耐えられたのに、20件、30件と似たような債務不履行が起きて、とうとう組成元の金融機関でも耐え切れなくなって損失が出る、後はこの無限ループが公的資金注入まで続いた訳ですよ。

こんな説明でご理解頂けますかな?neguro



自信はないが理解したような気がする。しかしなんでも商品にしてしまう人間とははたして進化していると言えるのだろうか?

本来、読者の声に掲載すべきだが、あまりに長文になったのでどこに掲載すればいいのかわけわかんない。文章のゴミ箱・無縁仏といえる徒然外道に掲載する。








知ったかぶりのタクシー運ちゃん BY;アジア労働者支援協会


スワンナプームに着いたあとは、いつもどおりタクシーでホテルへ。
「スクンビットならこっちからの方が速い、まかせとけ。」
スワンナプームからはバンコク都心部へ繋ぐ選択肢が複数あり、こんな風に知ったかぶりする運ちゃんは多い。

「まあええわ」
と好きにさせておくと、高速の乗り口を間違えて余分に高速代使ってみたり、さらにひどい場合は、なんと間違えた高速道内でバックしよりますからな、300mほども。さすがタイですわ。

バンコク市内でも
「タイムズスクエアに行ってくれ」
といえば、
「マイミー」
無いって?どういうこと?

そんな場所はない、まちがっている「サイアムスクエア」やろ、とか勝手に解釈する運ちゃんだっている。
「ちがう、そこや、そこでストップ!!」
と目的地の目の前に止まらせてビル名表示の看板を指し示しても、
「・・・サイアムスクエア・・・」
往生際悪く呟く強情もんもいる。
無理矢理読むな!あれはタイムズスクエアと読むんや。
こっちはタイ語が読めるんやっ。

「どこに泊まってる?」
と訊く運ちゃんも多い。例えば、
「シェラトングランデ」
とか返すと、
「マイディー、ペーン」
だって。
おまえが何を知ってるっていうの?
それでどこがいいのか尋ねてやると、「ガヤック」とかなんとかわからん名前をほざいている。
ナンじゃそれ?
とよくよく聞き返すと「グレース」のこと。
確かに「グレース」の方が「シェラトングランデ」よりマイペーンだけど、比べる内容か、それ?
もう一度云おう、おまえが何を知ってるっていうの?

さらに知ったかぶりといえば、MPを薦める運ちゃん。
「スワイナー、プーインヨヨ」
とかぬかして、薦めるのはたいてい
『J‐One』とか『Qピーディー』など中途半端にショボイ所。
試しに『アムステルダム』とか『ラ・ベル』とかって訊いてやると知らなかったりする。
それでもまだまだ『Qピーディー』『J‐One』とうるさいので、そこは好きじゃないんだって反抗してみると、
「ペーンだからか?」
と云って次に薦めたのが『エンガラ』だったりする。
もうちょっと日本人の嗜好も勉強しようよ。

今や情報化の時代。
ホテルだって道路だってMPだって、タイの運ちゃんより日本人の方がよく知っていたりする。
これでは、バンコクのタクシー運ちゃんもやりにくいのはたしかだ。
でも一方では、運ちゃんの情報を重宝して喜んでついて行く人もまだまだ多くいる。
それも大事なことなのだ。
知らない土地で遊ぶには、タクシー(もちろんトゥクトゥクやシクロの場合も)運ちゃんに聞け、という金言もある。
初めてのバンコクで運ちゃんにつれられて、ちょっとは余分に取られたとしても
「よかったな、安かったな」
と客が感激のうちに紹介された店をあとにするならば、それも良し。
客が楽しんでくれたのなら、それはすなわち正解なのだ。

ということだから、がんばれ、運ちゃん。
続けろ、知ったかぶり。


以上のような、タイ紀行をはじめ、バンコクのお店やソイの様子を紹介するブログを運営しています。興味があれば、一度覗いてみてください。
http://paaksoi.blog116.fc2.com/
外道ブログからもリンクされています。

アジア労働者支援協会







海辺のカザフ
オレは早くから国を出てしまい、すでにそう短くも無い人生の約半分を外国で暮らしている。それだけではないがオレは簡単に現地に同化してしまう。日本の色がとれないほど染まる前に国を出たともいえるし、オレ自身の特性かもしれない。それはオレが異邦人らしくしていない(ワザとではない。地だ)からかもしれない。
外から来た人間は程度の差こそあれ、一人で行動している時は自信なさげにキョロキョロまたはオドオドしている。日本人は特に特徴的で他のアジア人との見分けが簡単だ。また、決まりきったような旅行者ルックなのも識別しやすい。
ダラけた格好しているせいもあるが、オレが現地にとけ込みやすいのは、ひとつにあんまりオドオドしていないせいもある。当たり前だがオレは金が無いので半年以上滞在した国の多くで働いていた(日系企業とかではない)。現地人と同じリズムで生活すると自然と同化する。
一方、何年住んでも全然同化しない人もいる。どちらかといえば日本人はそのほうが多い。
頑なに、あるいは仕方なく、それとも自然体で日本を離れられない人だ。
本人にとってどうか知らないけど、なんだか焼印を押された家畜みたいで憐れでもある。もっとも家畜ならそのことを不幸に思わず、かえって安堵する。人も家畜もそう変わらない。
オレは東洋人だが、ロンドンにいたときはピカデリーのそばで働いていたのでソーホー(中華街)の中国人だと思われていた。(丁度、天安門の後だったので店に来る客から、よく難民申請を勧められた)
移民国家であるオーストラリアでも同様。決して留学生とか旅行者だと思われなかった。実際そのどちらでもなかったが。
ビックリしたのはアフリカにいたときタンザン鉄道建設に狩り出された中国人(良くあることだがそのまま住み着いている)だと間違われたことだ。ブラックアフリカに東洋人は極めて少ない。アジア人といえばまずインド人だ。
オレ自身が現地人(住民)と見られていることに気づくのはよく道を聞かれるからだ。
『~へはどう行きますか?』
旅行者や外国人からではない。現地人に聞かれる。すべて英語だ。東アフリカの公用語は宗主国イギリスの言語である英語だからだ。イギリスやオーストラリアも当然同じ英語。
長く会話すると語彙の少なさや発音からオレがネイティブ(現地人)でない事がばれてしまう。別にばれてもいいけど。
タイでは純粋にタイ人、中華系が多いかな、に間違われて道を聞かれる。簡単に説明がつく場所だと相手も気づかないが、説明が長くなるとオレがタイ人で無いことがばれてしまう。別にばれてもいいけど。
すべての場合で言えることだが皆一応に驚く。だって外国人に地元の道を尋ねてしまったんだから。

オレは海岸にいた。
最近はどんな辺鄙で鄙びたビーチにも外人観光客や引退老人がいる。引退後は海に面したビーチハウスで余生を静かにすごす、みたいなのが白人を中心とする欧米人の理想というか、典型と言うか、まあ、わかりやすいモデルなのだろう。ヨーロッパはもともと太陽の少ない土地だ。
オレは超鄙びた辺鄙なビーチにいたので、いなくは無いが外国人の数は少なく、タイ人にいたっては皆無、ジュース売りしかいない。タイ人にとって太陽と砂浜は無価値だ。オレはわけわかんないバービヤなんか無いビーチが好きだ。パタヤはビーチハウスではなく、ビッチフルハウスでバンコクより心が荒む。
ホテルから1キロほど離れたところに無人ビーチというか海岸線にホテルが一軒も無いビーチがあった。当然ながらイーグルスとかの妙なお仕着せリゾート音楽もなく、聞こえるのは波がしょぼく打ち寄せる音のみ。ハンモックも大麻も売りに来ない。ジュース屋からビーチチェアを借り、のんびり本を読んだり、このしょうもない文章をい書いたりした。
他にもっと綺麗で大きなビーチがホテルの前にあるのに、こんなところまで来ているのは、よほどの変わり者か、オレのように静かに過ごしたい奴だ。人嫌いな奴にもいいようで、一人で来ている奴が多い。オレも少しそうだ。
オレは去年から読もうと思って買っていた村上春樹の『海辺のカフカ』を読んでいた。村上春樹はあまり好きな作家ではない。都会的で洗練された文章作家だそうだが、オレにとってはそれは重要でなく、面白いかどうかが問題だ。読書はファッションではない。普段本を読まない人にはファッションのようだ。その本、その作家が自分に似合うかどうか気にしている奴がいて、オレはそのこと自体に驚いた。『似合うも似合わないもお前みたいなオヤジもう誰もみてない』といったら怒っていた。実に言い得て妙な表現だと思うのだが、真実を語るものは往々にして弾圧される。どうも彼にとって本、読書はファッションアイテムのようだ。話がそれた。オヤジなんてどうでもいい。
『海辺のカフカ』を読んでいたとき、ふと聞き慣れない言葉で話しかけられた。
『*+>_*<>*+?』
語尾が上がったのでなにか質問だと思った?
『Excuse?』
オレは英語で聞き返した。その後の会話は英語になった。
彼はカザフスタン人で、オレのこともカザフ人だと思ったそうだ。
カザフ人に会ったのは初めてだ。同時にカザフ人に見間違えられたのも初めてだった。
彼は東洋系ではあるが幾分バタ臭い血が混じった独特な顔をしている。中国北西部やウイグルにもいえることだが、おしなべて背が高く少しバタ臭い。日本人がイメージするジャッキーチェンのような中国人は、中国の一部分でしかない。中国は広いのだ。カザフ人もそんな不思議な顔立ちの人だった。オレは体型外見とも、もろ縄文人なので、いったいどこがカザフ人に見えたのか不思議だが、これもオレに色が無い、またはドロドロに色の重ね塗りをしてしまっていて、見ようによっては何人にも見えるのかもしれない。
ソ連崩壊後にドバドバ出来た民族国家カザフスタンは油でも出るのか、タイでもかなり物好きしか行かないビーチリゾートに一人で来れるようになっていた。10年前には想像もできなかったことだが、タイに増えたのは中国人観光客だけではなく、ロシアやその周辺諸国からの観光客も沢山来るようになった。
この世にあるものすべては変化し、その予測は困難であり、また多く変化を押し止めようとする努力は徒労に終わる。
カザフ人と少し立ち話した。
『カザフには馬がいるか?』
『沢山いる。もともと遊牧民だ。ところでオレは昨日スシ食った。』
ビーチのそばに、いかにもビーチボーイに孕まされて進退窮まり、親に泣きついて店出しました、みたいなラスタ帽の日本女がレストランやっていた。寿司は一口サイズのおにぎりだった。オレはガックリきたが、このカザフ人もそれを食ったようだ。
『あれは・・・スシではない』
オレは遠くを見ながら言った。そんな気分にさせるスシだった。
『オリジナルではないという事か?』
彼も水平線のかなたを見る。そんな気分だったのだろう。
『ウン、そうとも言える。ところで日本人は馬も食う』
オレは聞かれてもいない余計なことを言ってしまう。馬と寿司の話をしていて急に馬刺しが食いたくなったからだ。
『スシでかっ!?』
カザフ人は驚愕して聞き返した。
『スシというか、サシミというか・・・まあとにかく生で食う』
オレは長い間食っていない馬刺しを思い浮かべ、遠くを見た。そんな気分だった。
その瞬間、カザフ人の顔に恐怖が張り付いた。きっと彼の脳裏には日本人が口の回りを血みどろになりながら馬にかじりついている光景が浮かんだのだろう。
彼は度し難い野蛮人を見る目つきで後ずさり、オレから遠ざかって行った。カザフ人とはお友達になれなかった。
仕方なくオレな足下に置いた読みかけの本を手に取った。
『海辺のカザフ』
いきなり口をついたのは駄洒落だった・・・不覚。

PS;意外なことに海辺のカフカは面白かった。







あっさりの夕暮れ BY:あっさり
お久しぶりです。あっさりです。
なにやら徒然草的なものを募集されているとの事で、筆が動くままにとりとめもなく書いてみたいと思います。

バンコクに赴任することになって約2年半。 ハンドルネームが語るように、私の外道生活は非常にあっさりしたものですが、それでもバンコク赴任後3ヶ月だけは濃密な外道期間だと言えます。というのも、家族が来るまでの3ヶ月独身生活が外道期間であり、その3ヶ月に築いた外道コネクションもほぼ1年で途絶えました。今は、あっさりどころか、もう、カラカラ外道です。カラカラがなれてしまうと、普通になってくるから恐ろしい。自分だけは特別だと若い頃は思っていたが、就職し年を重ねる度に会社に飼われることに慣れてしまう感覚に近い・・・。

そんなあっさりも、最初の3ヶ月はこってりと糸引く様な外道ぶりで、毎夜毎夜いそいそとナナ、カウボーイ、テメ、ある時はプラカノンの冷気茶室へ、またある時は王宮前広場で夜のお散歩と、忙しい日々を過ごしていました。そんな中でも「彼女」の存在だけはどうしても忘れられません。

彼女とはテメで知り合い、小柄な体型に幼い面影を残す女性でした。いつしか彼女の部屋に上がりこみ、泊まり込む間柄になりました。彼女の勧めではじめてビタミン剤を味わい、快楽の後に来る体の変調を赤ハゲ先生に相談した事がありましたました。ついでながら、先生に、「彼女のビタミン剤習慣を止めさせたい」についての問いに、先生は「あなたに、彼女を今の環境から脱却させる気構えは出来ているか?」と問い糺されててシュンとなった記憶があります。その時にハッと何か気づかされたような気がします。何に気づいたかは上手く表現できませんが、この国の風俗ビジネスが確立されたものであり、あっさりの持つ上辺だけのキレイ事は何ら通用しないという事だと思います。

今では彼女の行方は知りようもありません。ある時は、日本人と結婚するので横浜に住むことになる・・・とか、アパートを引越すから、6000バーツ貸して頂戴・・・・・・・・とか、今実家に住んでるから、携帯はたまにしか繋がらない・・・とかで、結局音信不通になってしまいました。

音信不通になってから約1年が経ちますが、今はどこで、どんな生活をしているのやら・・・。妻や子供達のはしゃぐ声が聞こえるベランダの窓を背に、そんなことを考えながらタバコの煙の行方を目で追う・・・。彼女にとったら、あっさりの事なんて思い出にも出てこない過去の人かも知れないのに・・・。6000バーツ貸したままという事実が、何故だか心を穏やかにしてくれるのです。

(終)







愛のフォーティーン・ライダー

それはある日突然かかってきた国際電話だった。
『もう我慢できないだよ 別れるだの!』
日本に嫁に送り出した馬鹿たれインバイからだった。
『・・・アホかお前は・・・いまさらタイに戻ってどうするんだ?』
『大丈夫、私モテルだから』
『それはかつての話で、今は外見も内面もかなり痛い女だ』
『私どこも痛くない、健康だの!』
『もういい、痛いの話は忘れろ。いったい何が我慢できないのだ?』
聞いてみると二倍疲れる話だった。我慢できないと言うからには旦那の暴力とか浮気とかの話しかと思っていたが、我慢できないのは、子供が出来てから旦那がマンコしてくれない、日本つまんない、金持ちの国かと思っていたがすんでみたらバイタクすらいないので歩くのがかったるい、などの脱力感充満する愚痴だった。オレがグッタリあきれて聞いていると馬鹿たれインバイは宣言した。
『もういい、もうすぐタイに帰るからそのとき相談するだの』
『相談するんじゃない!関わり合いになりとうない。だいたいお前がインバイ稼業に見切りをつけて強引にあのリーマンと入籍したんだろうが。向こうが無口で気が弱いのをいいことにお前がガンガン話をつけて入籍に追い込んだの忘れたのか』
『もう気が変わっただの』
話にならん。がきはどうする気だ?とたずねても脱力感溢れる返答。
『そんなの私カネない、可哀想じゃない。旦那のお母さんにあげるだの』
がきの養育を押し付けた上、茨城だか栃木だかのマンションまで取ろうとしてやがる。それもあと20年のローンは欲しく無いという身勝手さ。まともに聞いていると他人事ながら気が狂いそうだ。
結局馬鹿インバイがタイに来てしまった。
『で、どうするんだ?』
『なにがだの?』
『なに言ってんだ、別れ話だろ?その前はなしていたのは』
『ああ、あれはもういいだの、心配ないだの』
あまりに強烈な別れ話に旦那や親族一同が震え上がり、金渡してタイに里帰りさせることで話をつけたそうだ。なんだか体のいい脅迫みたいなオオゴネだったようだ。
『150枚貰っただの』
『150万のことか・・・たち悪いな、お前マジに主婦か?オトコだったらいいヤクザになれただろうに・・・もったいない』
インバイはオレの話しなど聞いていない。勝手に自分のことだけを話す。
『それで田舎に帰って14ライの田んぼと水牛買った』
『小作人の娘から地主になるには、その裏に悲惨な事実が隠されているのだな・・・お前じゃないぞ、旦那の悲劇だ』
1ライ=約40x40M=1600平米だから、22400平米と水牛・・・ごねてみるもんだな。オレも大家にごねて冷蔵庫せしめたばかりだから人のことは言えないが、このインバイのほうがはるかにスケールのデカイ大ゴネ野郎だ。
サイアムパラゴンで子供や旦那のお土産の買い物に付き合わされた。
『私幸せなー、旦那さん優しいし、子供は可愛い、大好きだのっ!』
・・・オレはなんだか敗北感に打ちひしがれて帰途についたのだった。







やっぱり帰国最終日は憂鬱だ by:wan


自分の悪い癖である。
いつも今やっていることに集中できず、次のことを考えてしまう。今を楽しむ「ゆとりや余裕」を忘れてしまう。多分、時間に追われ今まで生きてきたことが、自然そうさせてしまうのだろう。今を楽しめ無いなんて、「なんて最低な奴なんだ」と自分を責める、もう一人の自分が居る。

かみさんに対するバレバレのアリバイ工作、会社に対する有給休暇取得の度重なる言い訳等々、幾多の苦難と障害(涙と汗と笑)を乗り越え、空港占拠をものともせず、やってきました夢の国タイ、バンコク。さらに、パタヤに1週間も滞在できたのは所帯持ちリーマンのWANとしては奇跡に近い。

しか~し、NH915便でクリスマスイブに到着したBKKは予想以上に静かだった。

今度の旅は自分にとっては最長である。僕のハレ(非日常)は12月24日にBKKより始まり、25日から31日までのパタヤ滞在に終わった。あっという間の1週間だった。

クリスマスホリデーのトップシーズン、目ぼしい姫は長期滞在のファランに囲われてしまったためか夜の収穫は殆ど無い今回のパタヤ滞在であったが、これでいいじゃないかと思える旅だった。

年末料金で高いペイバー代とチップに興ざめし、狙ったバービアの姫には良い返事がもらえず、勤めて10日の新人はカンクンペイバーするも、まぐろの上1発しかやらせてもらえず大柄な態度をとられ、と散々だったが、帰国最終日は市井のタイガール2名とルアンタイで真っ当なタイ料理を食べられたこと、パタヤビーチで最後の勝負・ナンパした素人娘2名とDISCOに行ったは良かったが大空振りだったこと。そして最後、午前2時に一人で行ったソイブッカオのLBビアバーでは、超セクシーで呼んだLB(男?)が竿付玉付で参ったこと等々。結果は出せなかったが、

帰国してみれば気がつかないくらい沢山の思い出が出来ていた。性悪女にサービス料をふんだくられたことを差っ引いても良い思い出の方が明らかに多いのである。なんとも愉快な冬休みだった。

夜は殆ど連日遊人さんにガイドをして頂いた。遊人さんのお陰で色々と勉強させてもらった。姫の選び方、性格の見抜き方、当地でのバイクの乗り方等々。ご尽力下さったことに対しこのサイトをお借りし、謝意を申し上げたい。さて、

(画像1、パタヤビーチにて)


帰国最終日(2008年12月31日大晦日)、パタヤの海は僕に優しかった。パタヤの最後の午後を楽しむため、ビーチで転寝をした時の一場面である。年末休暇で遊びに来た姉妹であろう、デジカメを向けると姉が妹にも声を掛け二人で微笑んでくれたのだが、残念ながら何故かその微笑の画像が撮れていない。最大の悔みである(神様の悪戯だろうか?)。


(画像2、Navin Mansion IIの猫ちゃん)


楽しかったとは言っても「やっぱり帰国最終日は憂鬱だ!」
漫画喫茶「遊人」で知り合った仲間に、大晦日の今日これから帰国することを告げると、皆一様に驚き「何故ですか?これからじゃないですか?」と後ろ髪を惹かれるようなことを言うのである。そりゃーWANだって、居られるものなら延長したい。でも、これが限界である。外では、カウントダウン間近、新年を待ち切れない打ち上げ花火が盛大に夜空を飾っている。外にはエアポート行きのお迎えタクシーが待っている。

画像は、ホテルチェックアウトの時も悠々自適マイペースなNavin Mansion IIの主、名前は例によって定かでない。「WANさん、マイペンライ。またパタヤに来てニャン」って、言っているように思えた。

「さようならパタヤ、さようなら遊人の常連さん達、さようなら遊人さん。See you again Pattaya! でも、 やっぱり帰国最終日は憂鬱だ。」


2009年1月1日NH916便にて、雲海の上から初日の出を拝み、摂氏5度ピンと張り詰めた成田空港にWANは降り立った。

正しく、自分はハレ(非日常)からケ(日常)へ舞い戻ったのだ。(平成21年1月3日、日本国どこかの自宅にて)







フルムーンパーティー 予約受付中
かつてと言ったほうがいいと思うが、あるタイの島ではフルムーンパーティーと言われる催しがあった。
いわゆるフリーパーティー、あらゆる束縛や規則からフリーであるパーティーだ。幻想にしか過ぎないけどね・・・まあ、気分だけでもインスタント悟りの境地だ。
フルムーンは当然満潮、それも大潮がかさなる。狭い島では平地は少なく、道は海岸線に沿って付けてある。満潮になると水没するような海ぎりぎりに。
ハドリンビーチは満潮時に外界から遮断され孤立する。陸の孤島状態だ。それはこうしたフリーパーティーにとっては好条件であり、絶対必要な要素だった。
規則や良識にうるさいのはどういう人種だろう。それに頼って生きる人たち、皮肉な言い方をすれば、それがなければ人生そのものが成り立たないお役人様などが代表格だろう。
陸の孤島となったハドリンに警察はない。道水没して来れないから。警察が無いということは法律はあってもそれを取り締まるものがいないことを意味する。
こうなったらお役人と正反対の資質を持つ馬鹿野郎どもがやることは目に見えている。
強烈なドラックパーティーが開かれる。こうしたことは公のアナウンスなどありえない。皆口コミだ。それでもちょっとビックリするくらいな人数が集まり。他では素面で聞くに堪えないアシッドハウス・トランスなどの曲を、これまたものずきで三度の飯よりドラックが好きみたいなDJが世界中からあつまり皿を回す。イカレ野郎のメッカみたいな状態になる。オレが見た最大のパーティーは数千人規模で、それは怖いくらいの人の津波。しかも全員ラリっている。たとえるものなき光景だった。その強烈な印象は今も色あせない。
当然そんな事してたら、毎年オーバードープや馬鹿やって死ぬ奴続出で、好きモノばかりで仲良くやっていたパーティーの事実も少しずつ外に漏れ出した。マスコミやきわどい芸能人などが騒ぎ出した。曰くドラックフリー、曰くフリーセックス。下種な部分にだけスポットライトを当てて大げさに取り上げ、すぐ飽きる。すべてのほかのことと同じように。
こうなるとそれを無視する力はタイにはない。対面を気にしないようで面子にこだわるタイ王国は、麻薬天国のように喧伝される島の取締りを強化した。
道を作り、警官を派遣し、私服をパーティーに潜入させる。
こうしてハドリンのパーティーは終わった。少なくともコアなパーティーに参加していた奴らにとっては死んだのだ。役人と自由なんて反語だ。
あるリゾートホテルに巨大な垂れ幕がかかっていた。
『フルムーンパーティー 予約受付中』
あのパーティーは予約なんか出来るものではなかった。そんな俗ではなかったのだ。オレは何か馬鹿にされたような気分になり、そして本当に終わってしまったことを実感した。






イン(仮名) by:のびた

 まぶしく焼け付く太陽がだんだんと疲弊してきているのが、くたびれた カーテンの隙間から伺えられる。外の世界のことを思うと、それはなに か自分とはまったく関係がない場所のようだ。

 床に散乱したタバコを一本拾い、もう片方の手でベッドの上にあった はずのライターを探していると、いつの間にかおきていたインが火をつ けてくれた。ああ起こしちゃったね、と目で語りかけながら、タバコは 彼女の手に、そして不自然に鮮やかな色をした彼女の唇に移動した。二 口吸って僕の唇の間にそっともどす。

 この光景どこかで見たな。ぼんやりとした既視感が妙に心地よい。あ あ、ここは僕の知っている場所だ。窓際の椅子に目を落とすと、彼女の 真っ白なイブニングドレスの隣で光っている僕のライターが見えた。そ れは昨晩のことを少しだけ僕に思い出させる。インがそこで服を脱ぐの を、僕は向かいの椅子に座って見ていたのだった。彼女にとってもらお うと思っていたライターのことなんかすっかり忘れて。

 今日は仕事に行くの?あなたがこっちにいる時は仕事はしないで しょ。そうだったね。2度目にインに会ったときからそうだっ た。いったい何年前のことだっただろう。思い出せない。

 ふと思う。そうだ、僕はもうあの時程若くない。あなたはまだ若いわ よ。インが微笑む。一糸も纏っていない透き通った肢体がこの世のもの とは思えないほど美しい。昔から、何か不思議な子だった。インといる とたまに、心の中で呟いたことと実際に口に出して言ったことの、明確 であるはずの線が消失してしまう。そんなことがあるたびに僕は、遥か 太古の人間たちは今とは違った方法で分かり合えていたんだろうな、なんて思ったのだった。

 年をとったのは私のほうよ。そんなことないよ。君は今だってこれ以 上ってないぐらい綺麗だよ。そっと僕の胸に置かれた彼女の手は象牙細 工のようにひんやりとしていた。違うの、老いっていうのはね。内側か ら始まるものなのよ。でも、好きな人といる時にはそれは奥のほうに閉 まっておくの。だから、そんなにじっとあたしの目をみないで。インは 今にも消えてしまいそうな小さな声で僕の右耳にそっと囁くと、そこか らやさしくキスをはじめた。まるで、視力を失ってしまって唇でしか僕 を確かめられないかのように。まだ、タバコ吸ってるよ。どうぞ。何か 飲みたいんだったら今のうちに飲んでおかないとしばらく無理よ。そう 言っていたずらっぽく笑う彼女は、なぜかとても悲しそうだった。








帰国最終日は何時も憂鬱だ・・・ BY:WAN

9月 20日 NH915 深夜便で BKK 到着し、2日後の 9月 22日(月)にパタヤに移動し27日の NH916 便の departure23:55 まで結構な時間をここパタヤで過ごした。もっと居たいのが本音だが、そろそろ帰国準備しなければならない。

いつも安ホテルに泊まって宿泊費をセーブして飲み代に充ててきたが、昼の手持ち無沙汰解消のため今回はプールサイドの部屋を確保した。

結局最終日前日は完璧なまぐろを引いてしまった。
反省すべき点は多々ある。
行き着けの店で確保した姫を直ぐにペイバーせず、午後 7時という全く早い時間帯に即始めての店(ソイ・ブッカオのクラブ・オアシス)でアイコンタクトもない姫を選びじっくりコミュニケーションもとらぬ間に容姿のみでペイバーを決めてしまったことである。
自分には時間が無かったのであせりがあったのかもしれない。次回の訪タイでは同じ過ちは避けたい。

添付画像は、柄にもなくオーダーしたカクテル、マイタイ。
これを飲み干したら僕の遅い夏休みは終わりだ。





と、悲しんでばかりは居られない。
チョイ悪オヤジは、初めてパタヤの仲間を見つけ早くも12月の冬休みを計画中である。

実は、こうやって次の旅の計画を練っている間が最も楽しい時間かもしれない。
どこの 55 に行こうか、宿は何処にしようか。プール付か、サウナ付か、SW に近いところにするか、海が見えるところにしようか。何処のレストランに行こうか。何を土産に持っていこうか。
色々思いを馳せる。
そう、小学生時代夏休みや正月が待ち遠しかったように、でも、終盤 1 週間前位から休みの終わりを気にして憂鬱になり、始業式前日に溜め込んだ宿題を必死にやったことを思い出す。
あれから何十年も経っているのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

でも、こんな僕にタイ人はこう言うのだろう

「マイペンライ」と。


随筆 外道を生きる

随筆 外道を生きる

BY:Dr.フェラあり
 外道紘:以前メルマガに書いたことがあったが外道には具体的な情報や個人の体験談を綴った体験記・旅行記は沢山ある。こうした文章は実際に役に立ちはするが、そればかり読んでいると他人の強烈な煩悩に取り憑かれて目眩がしてくる・・・悪霊にはエクソシストという悪魔払いの専門家がいるが、煩悩憑きにはそれにあたる物が無く、日々強烈な煩悩メールを直接受け取っているいるオレは時に救いを求めたくなっていた。そんなとき1通の随筆がオレの元に届いた。
 これだ!これこそオレの求めていた煩悩からの救済だ!!
 なんのことはないタイの日常に関するエッセイだったがオレは救われた気持ちになり、ダレ気味だった編集後記も珍しくしっかり書いてしまった。それ以来いつか随筆の連載をやろう決意しました。
 そんなわけでこれは外道の細道始まって以来最初の随筆集です。皆の煩悩落としに役立てばいいなと思います。筆者であるDr.フェラありは現役のお医者さんでもあるオレの知人です。医学的学術的見地より、また外道者としての視点からそれぞれの事柄について語って貰い、皆の煩悩を和らげて欲しい。
 連載開始にあたってオレの希望としては「先生、看護婦紹介してくれ!!」いかん・・・まだ煩悩が取り憑いているようだ。



はじめに

 僕はしがない外道者です。今まで物陰に身を隠すようにひっそりと生きてきました。だってこんなバカ者、世間様が許してくれるわけないでしょ。日本の恥、地球のゴミ。そう、それが僕です。同じ趣味をもつ数人の穀潰し友人達とお互いの傷を舐め合いながら、人間の道とは程遠い世界に暮らしていました。

 そんな僕が今年の6月、G-DIARYというタイ風俗雑誌を手に取り、その中に「外道の細道」という単語を発見した時、転機は訪れたのです。この言葉に異様な何かを感じた僕は買ったばかりのパソコンにこの言葉を入力し検索してみた。すると、いるわ、いるわバカ者どもが延べ300万人(2002年6月時点)。えっ、なになに、僕よりさらに大バカ者までいるじゃないか!みんな何処に隠れてたんだよ。ここは僕の居場所じゃないか。ふ―ん、そうか、僕は日本の恥じゃなかったんだ。「外道」という人種だったんだ。それだったら20年前から堂々と「みなさん、こんにちは、僕は外道で~す。」と言って街中を闊歩していれば良かったんじゃないか。

 よし、それなら外道を極めてやる。おい!外道紘!こちとら外道歴20年だぞ。僕に外道王国の国民栄誉賞をよこせ。そして外道平民たちよ、僕についてこい。僕がモーゼとなって約束の地まで導いてやる!!!!。
 というような勇ましい決意は何もなく(紘さん、呼び捨てにしてすいません)、ただボウフラのように地上をさまよっていた同族の人たちが、これを読んで「ああ、ここにも一人バカがいた。」と安心して下さればという願いから執筆を決意しました。安心は心のストレスを取り除き、健康にも良いですよ。

 これは外道ジジイの僕から外道青年のあなたがたへの「バカは死んでも直らない。」という教訓集でもあります。気長にやるつもりですので、よろしかったら読者になってください。

2003年

?あ  と  が  き (2003年9月27日 )
?最後の挨拶 (2003年9月27日 )
?ゲドーマニズム宣言「タイ風俗嬢と中国娼婦」  (2003年9月23日 )
?「タイ人と暮らす」と言ふこと (2003年9月12日 )
?さよならナタリー  (2003年8月25日 )
?キャバクラ嬢と風俗嬢 (2003年8月19日 )
?外道的少子化問題考察 (2003年8月12日 )
?ハングル君に捧ぐ (2003年8月9日 )
?「煩悩の夕暮れ」読者より外道士族の皆様へ (2003年7月29日 )
?フュージョンとジャズロック (2003年7月19日 )
?えっ!タイ人は人喰い人種? (2003年6月27日 )
?「日本におけるタイ人クラブの20年史」外伝 (2003年6月13日 )
?チェンライ県ノンブア村奇談 (2003年6月2日 )
?タイのVCD,DVDを日本で見よう  (2003年5月25日 )
?ノンブア村結婚式顛末記 (2003年5月13日 )
?日泰経済原論 (2003年5月2日 )
?お代官様に逆らうなよ (2003年4月23日 )
?北朝鮮報道 (2003年4月15日 )
?最新ウラビデオ事情 (2003年3月14日 )
?イラク攻撃に思うこと (2003年3月4日 )
?歓迎! ユニコーン、チコ御一行様 (2003年2月23日 )
?日本人タイ人と日本国タイ国 (2003年2月11日 )
?差別問題を考える (2003年2月2日 )
?禁煙天国バンコック (2003年1月17日 )
?トイレットペーパーに見るタイ文化 (2003年1月9日 )

2002年

?クリスマスの夜に
?200バーツ同盟
?外道農業
?外道が見る日本の将来
?巨乳神話を斬る
?必見!「卒業旅行」と「アタック ナンバーハーフ」
?メイドに手を出すな
?社会的動物としての外道
?性感染症
?ロリコンという名の犯罪?
?「外道の細道」にガセネタは多いのか?
?外道式タイ語学習法
?バンコクへ行けない?
?ホテル部屋ソープランド化計画
?イギリスとチェンライ
?外道的白髪染め
?「個性的」と「チャイ ディー」
?外道王国の通貨単位「ナタリー」
?3Pにおける人間関係
?MP嬢のナンバーにまつわる噂

最終更新日時: 06/12/2011 13:44:39

外道の細道



ゲドーマニズム宣言「タイ風俗嬢と中国娼婦」
 深夜、ジェットストリームでも聞きながら遠くバンコックに想いをはせる時、心に浮かぶのはナタリーの看板、、、、じゃなくてあの渋滞ですよね。あの渋滞を注意深く見てみると、かなりの種類のピックアップやトヨタのソルーナ、ホンダのシティ(かつての日本のそれとは別物)等日本では見かけない日本車も混ざっているので気づかないかも知れないが、日本以上に日本車の占有率が高い。一般にタイでは家よりも車の方が高いとされている(パジェロは300万バーツ!)。そんな視点で車選びをすると、日本人のようにミエや外観のかっこよさで選ぶのではなく本当にシビアな目で、機能の良さや信頼性、丈夫さで選ぶと、日本車しか選択肢がなくなってしまう、ということだろう。現代や起亜なんか日本車と同じ値づけで自社車を売ろうとしたって売れるわけないでしょ。もっと考えなさい。セルシオだって日本では単なるデカいカローラでしかないがタイではベンツを凌駕する勢いで売れているという。僕の回りにもミエでベンツを転がしている奴はいっぱいいるが皆その故障の多さと修理代の高さに頭を悩まされている。

 タイにおける自動車戦争は日本が完勝と言っていいだろう(ちなみに一番惨めな負け方をしたのがアメリカ)。他の産業については目立たないのでよくわからないが、おそらく携帯電話とVCDハード、BTS以外では日本企業の連戦連勝状態が続いているのではないだろうか。こうして、例えばピックアップを例に挙げれば、タイで生産された日本車が他のアジア諸国やヨーロッパに輸出され日泰両国に利益をもたらしている。そして日本人はタイ人のリスペクトを集めタイが日本人にとって非常に居心地の良い場所となる。また風俗業界においても日本人が最大の顧客であり、今や650万ヒットを誇る外道の細道もこのことに少なからず貢献していることも付け加えておこう。言うまでもなく日泰関係は、官がビザ問題等でミソをつけることもあるが、日本の民間企業の努力により、両国の民が富と幸福を分かち合うという理想的な外交関係に成熟しつつある。

 今から30年以上前になるが田中角栄という戦後最大の政治家の手により「日中国交回復」という偉業が成し遂げられた。これがアメリカの逆鱗に触れ、田中を奈落の底に突き落とすきっかけとなった(ロッキード事件、だから田中真紀子は今でも親中反米なのだ。)のは皮肉なことであるが、この後は官主導により日本企業の中国進出が除々に始まってゆく。それが円高やバブルをきっかけに飛躍的な伸びを記録することとなる。今ではチンケな町工場のタコ社長までもが自分の家屋や土地を担保に日本の銀行から借金をし(金の流れに注目)中国に進出し「中国女はエエな~」ってバカ!タイ風俗嬢を知らないのか!今では日本国中に安い中国製品が溢れている。しかしこのことが今日の日本を蝕むデフレの原因となっていることを誰も指摘しない。そう、日本企業の中国進出の中身というのは主に日本で消費する製品の生産を中国に委ね、中国の経済発展に貢献し、その製品を日本に逆輸入することにより我が国にデフレと失業をもたらす、という屈辱外交なのだ。中国政府の目論見は日本を食い尽くすことでしかない。

 さらに日本がいくら貢献しようが中国人が日本人をリスペクトすることはあり得ない。その原因は「反日教育」にある。中国のように国王がいるわけでもなくはたまた選挙で為政者を決めるのでもない屈折した国家では外部に仮想敵をつくることでしか人民のアイデンティーを確立出来ない。アメリカは怖いので日本が丁度良いだろうという抗日教育。自らは核を持ちながら非核自衛隊の軍事的脅威云々を言い出すに至っては、「こいつらキチ○イじゃないか?」と思うのは僕だけだろうか?シンガポールなどは、そのアホらしさからであろう、もう既に20年以上前に反日教育をやめている。その結果、日本に迫るような経済発展を遂げ、今では日本人同様、バンコック詣を繰り返し外道に勤しんでいる。あとこういうことを書くと誤解する人が多いのでことわっておくが、悪いのは中国の為政者であって無知な中国人民ではない。

 今回は前置きが長くなってしまったかな。日本でもタイスナックからタイ人が姿を消し中国人娼婦がはびこっている。医学の世界でも善玉菌(ボリカンディーのタイ風俗嬢)を排除すると悪玉菌(フェラなし、マグロの中国娼婦)が蔓延る、という現象がちょくちょく見かけられるが日本風俗界でも同じことがおこっている。タイ人は旅行ビザを取り、日本にオーバーステイして風俗していたので旅行ビザ発給を停止することにより排除できた(善玉菌ですね)。ところが中国人は中国残留孤児の戸籍謄本の使い回しを始めとして皆様御存知の漁船、コンテナを使った命がけの密入国、日本語学校を隠れ蓑にした非合法労働など対処しようのない手を使ってくる(正に悪玉菌ですな)。嘘だと思うなら日本語学校を覗いて見なさい、生徒が全員中国人という学校もめずらしくない。こんなこと異常である。何故入管は日本語学校に手をつけないのだ?しかも他国の不法滞在者と違って国内で平気で悪事を働く。これも反日教育の結果である、「悪の国家、日本人を懲らしめることは善行だし愛国的行為である。」という観念が中国人を悪事に走らせているし、「かつて我が国を侵略し先祖を殺した日本人の男根なんぞしゃぶれるか、とりあえず搾取のため穴だけは貸そう。」という思いが中国娼婦をフェラなしマグロ化させている。こんな女を買って面白いと思う?しつこいけど悪いのは中国の為政者であって無知な中国人民ではないよ。

 僕はかつて外務省関係の知り合いに対して、タイ人に旅行ビザを発給しない外務省の態度を非難したことがある。もう8年前のことである。彼の見解はこうだった、「たかが数万人のタイ人が日本で不法就労しても痛くも痒くもない。ただ日本がタイに対して門戸を開くということは中国に対しても門戸を開かなければならない。そうしたら数千万人の中国人が日本に押し寄せ、日本はメチャクチャになる。だからすまないがタイ人にもビザを発給出来ないんだ。」しかし彼の危惧をよそに中国人は日本国内に確実に蔓延しつつある。なにせバンコックのジャパゆきシンジケートと蛇頭では田舎ヤクザと山○組くらいの差がある。僕の町の県営住宅などは既にその3分の1を中国人に占拠されている。そしてここから毎日、歌舞伎町に通い悪事を繰り返している。定期的に行われる入管による外国人狩りも本当は中国人が目的なのだが中国政府の目を気にしてスケープゴート的にタイ、フィリピン、インドネシア人も狩っているそうだ。可愛そうなタイ風俗嬢。

 ゴーマンかましてよかですか?「日本は即刻中国と国交断絶し台湾国と国交樹立せよ!」。ゴーマンコもかませちゃうぞ「中国政府の目が届かない雲南省の女はマグロじゃないしフェラも上手だぞ!」でも遂にバンコック風呂屋からも雲南女は排除されちゃった。


「タイ人と暮らす」と言ふこと
  煩悩の夕暮れ編集後記(http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?gedou 煩悩の夕暮れ 2003/07/16)によると紘さんの部屋には何故か無意味に「ノックちゃん」なる女性がいるらしい。紘さんは彼女を評して「悪い子じゃないんだが、一生をともにするにはあまりにも価値観にギャップがあるな、としみじみ感じ入った。」 そう、その通りなんですよ。でも、だったら何故十数年前にこれを言ってくれなかったの?僕がこれに気づいた時には既にガキが出来ちゃってて後戻りできなかったんだよ。ホントにもう怒るぞ。僕は外道だけれど出来ちゃったら責任取るのが男の最低の責務だと思っている。それに自分と同じDNAを持った生命体をそこら辺にさっぽっとくなんてみっともないし、医者の立場から言わせて貰うと中絶は明らかな殺人罪だ。出来ちゃったら男は負けなのよ。という訳でこれからタイ女性との同棲、結婚を考えている外道平民の皆さん、以下を読んでもう一度考え直してみて下さい。タイでも都会の中流以上の家庭に生まれ、ちゃんとした教育を受けた女性はこの限りではないと思われますが、田舎百姓の娘(おそらくタイ風俗嬢の99%がこれに属する)は以下の通りだと思って間違いない。どうか僕の過ちを繰り返さないで下さい、特にS君。ちなみに僕のカミさんは「メーコック」のノイ、年齢34歳です。

 まず「生活にリズムを持つ」ということが出来ない。日本の一般家庭では三食の時間というのはほぼ決まっている、特に朝食の時間というのは出勤や登校との絡みも有り一分と違わないのではないだろうか?ところがウチの場合はこれがメチャクチャ、毎日同じ時間に同じことをやるということが出来ないのだ。だから僕の仕事のリズムも狂いっぱなしだし子供達も学校で欠席日数ゼロ、遅刻多数という石田国松状態に陥っている。勿論夕食の時間もムチャクチャだしこんな生活を何年も続けていると生活のパターン自体が破綻してしまい、隣近所からも村八分状態となる。ゴミ出しの時間もいいかげんで町会の顰蹙をかう。

 次に「開けたものを閉める」という習慣がいつまでたっても身につかない。瓶のフタなども使ったら開けっ放しなので塩はしけってしまうわ海苔は食えなくなるわコーラもすぐに飲めなくなるわ。冷蔵庫から出した牛乳も何日もそのまま放置する、これを気まぐれで冷蔵庫に入れ直すので間違って飲んでしまって腹をこわすことは日常茶飯事、でも最近では僕も子供も随分と鍛えられた。雨が降って来ても窓は開けっ放し、だから家の中はびしょ濡れとなる。注意しても「晴れれば乾く」でおしまい、何度も畳をだめにしたので最近フローリングに変えた。扉も開けたら閉めない、ストーブもクーラーも開けっ放しでつけている。

 さらに文明国の生活必需品に対する基本的知識が欠如している。電気掃除機でベランダを掃除されたぐらいでは驚かない。ノイと同居を始めた初日、僕がイギリスのエジンバラまで行って仕立てたタータンチェックの羊毛スーツ(わかる人にはわかるよね、サタデーナイト、バイバイベイビー)を洗濯機でグルグルやられた。帰宅してベランダに干してある子供サイズとなったスーツを見た時、僕は発狂していた。ネクタイも一緒に洗濯機にかけられたことも付け加えておこう。時々冷蔵庫を覗いてみると塩や胡麻の瓶、風邪薬、せんべい、お茶っ葉等を発見できる。コーヒー用のシュガーもタイでは冷蔵庫で保存するのであろうか?まあ原始人か土人と暮らしていると思えば腹もたたないが子供の教育上、良くはないと思う。学習能力もないので同じ過ちを何度でも繰り返す。

 また「相手の気持ちを思いやる」とか「相手の立場になって物事を考える」ということが出来ない。ノックちゃんのソムオー事件(詳しくは7月16日号編集後記参照 http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?gedou 煩悩の夕暮れ 2003/07/16)等はこのいい例だろう。僕には今回の紘さんの病気に特効薬を処方してくれたOという内科医の親友がいる。ところが僕をも上回る外道者なので僕とカミさんの間では「スケベ先生」というチューレンをつけていた。ある時O医師からウチに電話がかかってきた。電話を取ったカミさんは僕を呼ぶため、大声で、電話口で、明瞭な日本語で、「電話。スケベ先生から。」この先は書きたくない。

 他国(日本)の文化や生活習慣に溶け込もうという気も全然ない。我が家のトイレットペーパーは未だに逆回り(これだと本当に切りにくい)だし茶箪笥はほとんどゴミ箱と化している。すす払いの習慣もないらしくタンスの上はいつもほこりだらけ。初めは居間にあったソファ、テーブル、絨毯もタイの百姓にとっては無用の長物なのであろうか段々とどこかにかたずけられてしまった。タイ人にとっては硬いフローリングの上に胡座をかくことは何でもないのかも知れないが日本人にはきつい。テレビを見るにも座椅子や座布団が必須となる。これらも掃除の度にベランダにほっぽり出される。一度ほっぽり出されたものは当然そのままにされる。いつしか雨に晒されてオジャン。そのくせタイから持ち帰ったソムタム用のすり鉢などは後生大事にしている。

 極めつけは完全な自己中心主義で責任感や協調性が全くない。医師会の夫婦同伴の食事会でもフランス料理など自分の嫌いな料理が出ると露骨に嫌な顔をし「まずい」と言い出すし、飽きてくれば「もう帰る」と言い出す、フォローのしようがない。また「つきあい」という言葉が通じないので僕は今まで何人の友人を失ったことか。かつてカミさんが運転中に道路っ端に停車していた車にオカマを掘ってしまったことがあった。電話で呼び出されて事故現場に行ってみるとノイが相手のドライバーと口論している。彼女の言い分は「ここに車を止めておいたあんたが悪い。」相手のドライバーはカンカンに怒っていた。こういう場に立たされた時、今まで僕が人生をかけて築き上げてきた社会的地位やプライドが音を立ててくずれていくのを実感することができる。

 僕も最初はノイだけが特殊なのだと思っていた。なぜならノイの妹は古風な日本女性という感じで何度か訪れた夫婦の危機に際しても、「日本人とタイ人は違うのだから」とか「姉さんももっと女らしくしなさい」とかいつも僕の立場になってカミさんを諭してくれたからだ。「この子なら大丈夫、どこに出しても心配ない。」と思いチョンガーだった僕の友人とお見合いをさせ結婚したのだが、妹も来日して1年も経たないうちにカミさんのコピー人間となっていた。時々、友人が「話が違うぞ」という目つきで僕を睨みつけるのだが僕はいつもそっぽをむいて知らん顔している。こんな生活もう嫌だ。

 しかしながら僕が離婚を踏みとどまっているのは、勿論僕が根っからの外道でカミさんにどうのこうの言える立場でないこともあるし子供のこともあるのだが、紘さん言うところの「悪い子じゃない~」この一点につきる。僕の周りの日本人と結婚したタイ女を見回すと本当にひどい、「悪い子」ばかりなのだ。「僕のカミさんはまだマシなほうだ」と自分で自分をなぐさめている。昼間からタイ食材店などにタムロしてキーマオしているのは可愛いほうで、子供をほっぽらかしてパチンコ狂いの女、ヤク中の女、遊び金欲しさに売りをやめない女、レンパイで借金をつくり夫や子供を置いて夜逃げする女、旦那を騙して金をかすめ取る女、(こう並べてみると日本女も大して変わらないか)勿論、こいつ等全てが夫の他に男(通常は不法就労のタイ人かイラン人)をつくっているのは言うまでもない。

 最悪の女は「託卵」、つまりこの女は日本で風俗やってて今の夫と知り合って結婚したのだが、その時既にタイ人の男がいた。そして結婚にタイミングを合わせてこのタイ人との間に子供をもうけた。血液型を知らないタイ人だからこそ成せる悪知恵だろう。この日本人はタイに行ったこともないし、タイ自体に全く興味がない。僕や外道諸氏が見ればどこから見てもイサーン人の子供なのにこの男は自分の子だと信じきっている。しかもこの女はこのタイ人の男を夫には「自分の従兄弟だ」と言って家に出入りさせている。実はこの子供とウチの子供が学校で同級生なのだがこの女は僕の家族を絶対に夫に近づけようとはしない。ウチの子供達を見てしまうと日泰ハーフが本当はどんな顔をしているのか夫にバレてしまうからだろう。ちなみにこの女の夢は今は金を貯めこんでおいて、子供が日本の大学を卒業したら3人(勿論この女と子供とタイ人の男)でタイに帰り楽しく暮らすことだそうだ。

 ここまで聞いてもまだタイ人と一緒になりたい?しょうがない、そういう人にはソクラテス(確かそうだったよね)の次の言葉を贈ろう。「結婚は大いにすべきである。良妻にあたれば幸せになれるし、悪妻にあたれば哲学者になれる。」


さよならナタリー
 言うまでもなくバンコクの風呂屋は完全歩合制である。姫だって客がつかなくなれば店をやめざるを得なくなる、生存競争の厳しい世界だ。僕の知っている泡姫も何人かはこのようにして風呂屋を去って行った。逆にいえばこの新陳代謝により風呂屋は我々外道にとって常に新鮮な場所であり続けるのだ。実は僕にもナタリーにもう二年以上の付き合いになるオキニがいた。ところが五月に彼女(オーン、仮名。BEEちゃんに近い番号)は店をやめてしまった。もっとはっきり言うとクビになってしまった。時系列で述べると三月後半までナタリーで働き(とは言っても最近は月に7日か8日位しか店に出てなかった。)その後は訪泰した僕と一緒にいて、そしてソンカーンのため故郷に帰った。帰った途端のSARS騒ぎのため五月末まで田舎にいてから上京しナタリーに顔を出したらコンシア(幸一ではない)からクビを宣告されたのだ。

 今まではオーンに迷惑がかかると思いナタリーのことはぼやかしてしか書かなかったがもう関係ないから何でも書いちゃうぞ。僕はその「クビ」の理由に怒っているのだ。多分どこの風呂屋も同じシステムだと思うのだがナタリーはエージェント付き以外の子は自由出勤制である。ただし月に十日以上休む場合には500バーツの罰金を支払わなければならない。逆に言えば500バーツを払っていれば仕事をしなくてもナタリーの姫として在籍できる。だから長期休暇がクビの理由ではない。僕はオーンからクビの理由を聞かされた時、びっくりして天地がひっくり返ってしまった。


 コンシア曰く、「オーン、君は最近<外道の細道>で評判が悪い、サービスが最悪だとかナタリーの面汚しだとか書かれている。店に迷惑をかけたのだからやめなさい。」


 ことわっておくがオーンのことがこのサイトに出てたのは彼女が真面目に仕事に出ていた一年以上前まででそれ以降の投稿はない。投稿も「北部出身の19歳(本当は当時で23歳)微乳だがサービスは良い。」というような好意的なものばかりだった。念のためナタリーに関するありとあらゆるHPやBBSも調べてみたがオーンに関する記述はなかった(しかし基本的事実の誤りが多いな、A、Bは顔の差じゃなくてマットの有り無しだし77番はレッキとしたタイ(イサーン)人だよ。やはりタイ風俗は外道の細道に限る。これもすべて外道士族のおかげ)。ストーカーの日本人がコンシアに告げ口した、とも考えたが彼女にも心当たりがないと言う。となると理由はただ一つ、ナタリー側に彼女のクビを切らなければならない訳があり、それに外道の細道が利用されてしまったということですよ。

 例のデービス事件でナタリー側の事情も何となくわかった。オーンは山岳民族なのだ、だからクビになった。その後彼女が面倒を見ていたナタリーの中国人やミャンマー人も次々とクビになったり出勤停止を命じられたりしている。話では最近は毎日のように風呂屋に警察の手入れがあるらしい。タクシンもいいかげんにせいよ。それにナタリーのコンシアもコンシアだ、何も外道の名を使うことはないだろ、こういうことがヘンな誤解を生むのだ。オーンからも「私の仕事をやめさせようとしてあなたが投稿したの?」と疑われてしまった。そんなことやるわけないでしょ、僕は確かに最低の男だがストーカーではないですよ。それにいくら好きだといっても僕がバンコクにいる間は一緒にいてくれればいい訳であとは何していようが僕には関係ない。これは例えばシュワちゃんがターミネーターでいい演技を見せてさえくれれば私生活で何人奥さんを変えようが政治家になろうが関係ないし、ロッカーが素晴らしい演奏を聞かせてさえくれれば人間的に最低だろうがヤク中だろうが関係ないのと同様である。これこそが正しい人間関係ではないだろうか?逆にこの一線を越えてしまうとワイドショー人間やストーカーになってしまったり狂気の世界に落ちてしまったりする(とは言ってもあの時あわてて紘さんに連絡を取りオーンに電話して貰って誤解を解いた僕はまだ修行不足かな?)。とにかく僕にとっては彼女に風俗を続けてもらっていたほうが色々と都合も良かったのだ。

 風呂屋の女の子を連れ出そうとする場合、勿論女の子に拒否されれば不可能だが、かなりの金を店に支払わねばならない。例えば6時から連れ出そうとすると12時までの3回分(コンシアによっては12時に最後の客が入る可能性があるから4回分という奴もいる)つまり1,700バーツの子で5,100バーツ払わなければ連れ出せない。ところがナタリーの場合1,700のうちの900が女の子の取り分であとは店に入ってしまう。それならば最初から店を休んで貰っちゃって女の子に直接それなりのお金を渡した方がお互いのためでしょ。オーンがナタリーどころか風俗界からも足を洗ってしまったので書いちゃうけど僕もオーンを通じてかなりの数のナタリーやキャ○○ンの子を同行した友達に紹介してもらった。オールナイトで3,000バーツ、24時間貸切で5,000というのが相場だった。彼女等にとってもいいバイトだったと思う。これって夜便でバンコクへ行く時便利なんだよね。例えばTG773で行くとホテルに着くのが午前1時になってしまう。これじゃイイ女なんか見つかるわけないでしょ。そんな時はオーンにあらかじめこちらの好みを伝えておいて女の子達にエメラルドホテルのロビーで待っててもらう。こうして一緒にチェックインしちゃえば800バーツのJFも払わないで済む。風呂屋の女だからサービスは申し分ない。僕の顔も立つしオーンの顔も立つ、こんないいことはない。

 こんな楽しい思い出ばかりのナタリーだったがとにかく今度のことは頭に来た、もうナタリーとはおさらばだ。今度はどこにしよう?ポセイドンみたいにでかくて豪華で新しい所ってどうも性に合わないんだよね。とりあえず高級店だけどちょっと古くてわびさびの世界があるような店って知らないですか?誰か教えて下さい。それとも素人女に戻ったオーンともう少し援交を続けようかな。

 

キャバクラ嬢と風俗嬢

 実は僕はキャバクラという場所に行ったことがない。絶対にやれない相手に金を使うなんて僕の合理主義が許さないからだ。逆にタイスナックは大好きだった、たとえ女を買わなくてもその気になればいつでもやれるのだからこちらに選択権があり精神衛生上もよろしい。初めて出会った女の子と一緒に酒を飲み気分が向いたら即ホテルへGOというのこそ男の遊びの醍醐味だと思うのだが、世に「外道論」など存在しないが「キャバクラ論」なるものはあちこちで見かける。どうもかなりのインテリ達がキャバクラにハマッているらしい。キャバクラっていうのは要するに完全指名制のスナックだと思うのだがそんな場所の何が楽しいのだろう。僕の診療所の受付も元キャバクラ嬢なのだが「客はハナから恋愛の対象外だ。」と言っていた。(ちなみに彼女は店の黒服とできてしまいそれがばれて(この手の店は社内恋愛は厳禁らしい)二人ともクビになり結婚してウチに転職してきた。)この話は何となく分かる、いくら僕がすけべでも患者さんは対象外だ。仕事なのですよ。

 遠い昔(昭和30年代)浅草は新世界の屋上に雷魚の釣堀があった。ギャング針のついた竿を買い見事釣り上げたら魚を貰えるのだが,この手の商売の文法通り糸が細すぎて絶対に釣り上げられない。たまに釣堀屋の親父が「ホラ、こんな簡単に釣れるよ。タイミングの問題だな。」とか言って釣り上げて見せるのだが何のことはない、親父の竿だけ糸が太いのだ。こんなことも見抜けず僕はいくら散財したことか。キャバクラとは正にこの釣堀のようなものではないだろうか?そう考えれば絶対オトせない女に散財し続ける客イコール絶対釣れない雷魚になけなしの小遣いを使い果たした少年時代の僕、ということで納得がいく。しかし最後に僕はあるずるい方法で遂に念願の雷魚をゲットした。喜びいさんで家に持ち帰り水槽に入れたのだが、次の日水槽の金魚やフナは全部喰われてしまい、3日後には雷魚も死んでしまった。僕が釣堀通いをやめたのは言うまでもない。キャバクラに通う男の目的が最終的にはキャバ嬢とやることにあるのは間違いないだろう。しかしまかり間違って目的を達成してしまったら、僕のように釣堀通いをやめてしまうのではないだろうか。

(タイ)風俗とは言うまでもなくあらかじめ決められた額を支払い自分の選んだ女とやれる場所である。考えてみればこんなに健全な大人の社交場はない、キャバクラにハマってサラ金地獄という話は星の数だが風俗にハマって借金地獄というのは聞いたことがない。逆にもしそんな人がいたらその絶倫なる精力がうらやましい。男の最終目的が気に入った女とやることにあるとしたら風俗とは入った瞬間に最終地点に到達してしまう場所なのだ。正にロック、レッドツェッペリン。キャバ嬢の仕事が男心を誑かすことにあるとしたら風俗嬢の仕事は男との真剣一本勝負、潔い、拍手。よく「素人に相手にされない男が水商売の女にハマりお水にも相手にされない男が娼婦にハマる。」という話を耳にするがこれなどはクラシックとロックはどちらが上か、又はケシの実とコカインのどちらが上か、という議論に過ぎない。あるいは「風俗嬢は公衆便所」、これは正しい。しかしそれならば「風俗嬢は公園の便所、お水嬢はホテルの便所、素人女は家庭の便所。」という言い方も出来るのではないだろうか。

 ヒロポン軍曹は言った、「お風呂の心得、同じ女の子は二度と指名しない。」。そうなんですよ、何と言っても風俗の醍醐味は初回にあるのですよ。そして既に最終目的に達しちゃっているのだから二度目に指名しても色褪せている。また「前回ボリカンディーだったから。」等という安定路線よりも「オレが選んだ女どうだろう?」というギャンブル感覚も外道遊びの重要な要素なのだ。しかし、しかしである。やり終わった後で何か別のものが心に込み上げてきてしまう、という風俗嬢に当たってしまうことがママあるのですよ。バンコク詣でを繰り返している外道諸氏なら思い当たる節があるでしょ。人それぞれだろうが僕の場合は頭では商売女とわかっているのにやった感覚がまるで素人という女、前にも書いたがミラージュ~ナタリー~シーザー~エマニュエル~ハイクラスという800メートルトラックを何周もして選んでいるので顔は勿論気に入っている。こういう女に出会ってしまうと軍曹の言葉も忘れ2度3度と買ってしまう。それでも3度目位で「単なるマグロだったか。」とか「男がいるじゃないか。」ということに気づいてしまいそこで終わる、そして本来の外道に戻り再び風呂屋巡りを始めることになる。

 それでも、それでもである。本当に10年に一度くらい、やる度に愛おしさが増してしまい下半身も性格もピッタリであることに気付かされる風俗嬢に巡り合ってしまうことがある。もしかしたらあなたも経験があるでしょ。そうなるとその子が不特定多数の男を相手にする商売であることに嫉妬している自分に気付くはずだ。しかしそんな時、これは外道ジジイの僕から外道青年に声を大にして言いたい、そんな境遇をも全て許容して彼女を愛してあげることが出来れば、あなたは今よりもずっと恋愛上手になるだろうしもっと有能な仕事人となるだろう。ホラ、よく言うでしょ、「イイ女は男を育てる」って。だから僕もあなたも、これからも頑張って外道を続けましょう、自分を磨いてくれるより良い風俗嬢に巡り合う為に。

 結論、「外道とは人間修行である。」、、、、、これって僕達のやってること正当化してるだけかな?



外道的少子化問題考察
「外道する人はまだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか。」と言っておけば何の問題もなかったのに、バッカだねえ太田という議員は。僕は反自民だがこの議員の本当に言いたかったことが何であるかは痛い程解る。少子化問題に対する憤りだ。性的に元気のない若い男を叱咤しようとしてスーパーフリーを引き合いに出してしまったのだ。このレイプ集団も我々外道も朝から晩まで起ちっ放しである点は共通だが、言うまでもなくあちらは合意を得ずにタダで、こちらは合意の上でお金、いやチップまで払って、あちらが見たいのは女の嫌がる顔、こちらの見たいのは女のよがる顔、太田議員もちゃんと外道の細道を読んでいれば失脚しかねないようなバカな失言しなくて済んだのに。失言と言えばもう一人、森前首相。「子供を生まない女の老後の面倒を税金で見るのはおかしい。」でもこれって失言?正論じゃないの?この人には「日本は天皇を中心とした神の国だ。」という有名な失言があるがこれも正論なんじゃない?小泉なんかよりもこの人の方がよっぽど首相らしいと思うのだが。

 国の人口が減っていくということは単に経済成長を阻害しその基盤を歪めるだけでなく正に国家存亡の危機なのだ。それなのにマスコミも含めた我が国の論調は、「少子高齢化だから年金負担を増やす。」「~だから増税する。」。これじゃだめなんだよ。根本の少子化を何とかしなきゃ(子作り行為は外道の専売特許)。財務省は先進国の消費税率に倣って増税を目論んでいる。民主党の管は唐突に高速道路の無料化を打ち出したが無視された。この人は政治家に向いてない。「政府は先進各国の消費税率を見習って増税しようとしています。しかし国民の皆さん、見習えというのなら先進国の高速料金を見て下さい。ほとんど無料です。我が国もまず高速料金を無料化して流通の簡便化を計りましょう。そうすれば地方が活性化し税収が増え、我が国の財政及び経済の建て直しができます。その上、天下り先もなくなります。」こう言えば選挙の票も集まるのですよ。これ位の大ボラが吹ける奴を政治家というのだ。外道だってホテルに連れ込んだ風俗嬢に「僕のミヤノイになってくれない?毎月5万バーツ送るから。」とか「結婚して一緒に日本で暮らそう。」くらいのホラを吹けば夜がもっと楽しくなるのに、どうせ日本に帰っちゃえばあとは関係ないのだからどんなウソもつけるでしょ。

 さて少子化であるがこのことと切っても切り離せない関係があるのが「男女同権」つまり女性の社会進出、これを最初に言い出したのは勿論白人たち。何を隠そう男女同権思想とは生殖能力に劣る白人が自民族の少数化を恐れ有色人種に対して仕掛けた陰謀である。女性を自立させれば当然出生率は減る。これにみごとに引っかかってしまったのが日本の女どもなのだ。結果今の日本は世界一のスピードで少子化の道を突っ走っている。「男女同権」の反義語として「男尊女卑」が浮かぶがこれもまやかし、卑弥呼の時代から日本には男尊女卑などなかった。「男と女は別の生き物」というのが正しい。日本は世界一の長寿国だが男女で8歳の寿命差がある、医学的に見て人間の雄と雌に寿命の違いなどないのに。この数字は今までの日本がいかに女性にとって住みやすく逆に男性を虐げてきたかを物語っている。それなのに「女性の権利」なんぞと言い出す奴、それは決まって左翼か共産党、21世紀になった今、過去を振り返ってみるとこいつ等って結局アメリカ式資本主義の傀儡に過ぎなかったのではないだろうか。

 先日、とある小学校へ学校検診に行った。そしたら担任の教師が「女男混合名簿」とか言って児童を男女取り混ぜて並べさせていた。僕は担任(勿論日教組!)に「内科もこれと同じにやるならウチの科もこれでやるけど。」と言ってやったら「いえ、内科は男女別にします。」と言いながらしぶしぶ男女別に並ばせた。ザマアミロ。とにかく20年も学校医を続けていると子供の数の極端な減少を肌で感じることができる。既に近い将来の日本には一世代分の穴がポッカリと開いてしまっているのだ。このまま日本の女が子供を産まないのなら日本はいずれ滅亡する。それを阻止するためにはどうしたら良いか?外道諸氏ならもうピンときてるはず。そう外国人の女に日本人をじゃんじゃん生んでもらえばいいのですよ。僕は自分の子供で実感しているのだがたとえ母親が外国人でも日本で生まれ日本で育てば日本人だ。日本政府も国策として外国人風俗嬢を無条件で受け入れる。我々外道は「日本では生が常識だ。」とか言ってバンバン種付けをする。子供が出来たら最低でも認知だけはしてあげて下さい。そうすれば母親は子供を身元保証人としてビザの更新が出来るし国からの母子家庭に対する扶助も受け取れる。こうして外道は日本の救世主となる。



ハングル君に捧ぐ
 最近、僕は日本ではロシアの風俗嬢と付き合っている。日本で働くロシア風俗嬢というと年齢は25歳前後、現地で一度結婚に失敗し日本にやって来たウラジオストックかハバロフスク出身、というのが一般的だが彼女も御多分に漏れずこの通りの経歴だった。ちなみに彼女の友達はバンコックで働いているとのこと。彼女は以前、ソウルで風俗嬢をやっていたのだがある事件をきっかけに来日したそうだ。

 僕は長年ソウルには行ってないし興味もないのでよく分からないが彼女の勤めていた店は日本のキャバクラとタニヤの日本人クラブが合体したような店らしい。客は指名料を払って女の子を呼び意気投合したらホテルへ、というシステムのようだ。彼女が言うには韓国の男というのは指名料を払うということはその女を時間で買ったこと、と思い込むらしく席についたとたんに体は触りまくるはキスはするはとまるで一昔前の日本の買春オヤジのような態度に出るらしい。ついにある日、彼女は切れてしまい客をビール瓶で殴ってしまったそうだ。いくら風俗嬢と言ってもまだ自分の本来の仕事の契約が終わっていない相手に所かまわず触られるのは屈辱なのですよ。警察に連行され強制送還となった。

 彼女は国に帰ってからソウルの店に来ていた何人かの日本人(しかしソウルまで行ってロスケを相手にするっていうのもバカだよね。)のことを思い出し、来日したのだと言う。彼女の目には日本人が韓国人に比べて紳士的でやさしく見えたのだ。自身も韓国より日本のほうがずっと働きやすいし収入もいいと言っていた。彼女は現地のプロモーションに頼み旅行ビザで来日したのだがこういうのを「プロモーション」と呼ぶのだろうか?しかも彼らは偽装結婚の斡旋までしているようで彼女も「日本人の配偶者等」というビザで日本に滞在している。これではまるでタイのシンジケートと同じではないか。彼女は現在、入管の目をあざむくため近所の安アパートで偽装結婚相手と6ヶ月の期限つきで同棲している。但し「ただ乗り」は絶対させないと言っていた。

 さて話は飛ぶがバンコクの風俗嬢に最も嫌われている外国人はどこの国だろうか?何もこれは僕がハングル君を非難しているわけではない。純然たる事実なのだ。僕はいわゆる「朝鮮部落」のど真ん中で生まれ育ったので一般の日本人よりはハングル君を理解しているつもりだが、それでも彼等の傲慢さは日本人に限らず何処の国でも嫌われるだろう。でもそれが愛国心ゆえの傲慢さだったら僕はそれでいいと思う、日本の新しい教科書に文句をつけようが首相の靖国参拝(こんなものあのバカのチンケなパフォーマンスに過ぎない。特別な日に参拝しなければ意味がない)に文句をつけようがかまわない、それが愛国心に起因するのであれば。

 しかし、それならばこそ、北朝鮮問題は米国や日本に委ねるのではなく自身の力で解決すべきである。餓死寸前の危機に瀕している同胞を自分の手で救い出すというのは無上の喜びであるはずだ。こんな最上の愛国的行為にアメリカや微力ではあるが日本の手を借りたとあってはそれこそあなた方のプライドが許さないでしょ。南は太陽政策だ対話路線だと言っているが対話でどうにかなる民族であるか否かはハングル君自身が一番良く解っているでしょ。多少の犠牲を払ってでも同胞を解放することこそがあなた方のいい意味での傲慢さですよ。国民が拉致されても何も出来ない日本に対し、その傲慢さで日本人拉致被害者はもとより南の拉致被害者や北の難民までをも救い出したら、日本は未来永劫ハングル君に頭が上がらないだろう。北朝鮮問題とは国際問題ではなくハングル君にとっての国内問題なのだ。小泉政権の延命のための道具などでは決してない。

 だが南にも日本にも将軍様に消滅されては都合の悪い人間が多数存在する。日本で言えば将軍様が拉致を認めてから一切マスコミに登場しなくなった政治家たちがその一部だ。そしてさらに悪質なのは裏で糸を引いてる二つの国家の存在、この国家の女性達も食うに困って日本に体を売りに来ている。ホラ、話がこの文章の冒頭につながったでしょ。これを輪廻の法則、またはピンクフロイドの狂気と言うのです。



「煩悩の夕暮れ」読者より外道士族の皆様へ
 外道士族に奥道さんという方がおられる。以前から投稿数も多く読みやすい文章をお書きになり表現も的確で、何より文章の中に風俗嬢へのやさしさがにじみ出ていらっしゃるので僕も前々からファンでした。しかもチェンライにも詳しいと来た日には、「おぬし、同族でござるな。」と思わず声をかけたくなってしまう。ところが最近困った事が起きてしまった。奥道さんの最近の投稿の中に初めて僕の知っている女の子が登場した。このこと自体は大変うれしいのだが書かれていた内容が僕が彼女に対して抱いていた印象と全く違うのだ。勿論奥道さんが間違っていて僕が正しいなどと言う気はさらさらない。むしろ外道熟練度から言っても奥道さんが正しいと思う。僕の投稿に対する考え方は当コラムの「外道の細道にガセネタは多いのか?」に書いた通りであるが、外道に対する考え方や性格、趣味が僕に近い(と勝手に自分で思っていた)奥道さんと意見が食い違ってしまうと僕の外道の将来に不安がよぎる。あとことわっておくと、具体的に書くと風俗嬢が特定されてしまい迷惑をかけてしまうかもしれないので書けないが僕のオキニに奥道さんが文句をつけたので怒っているというのでもない。むしろその逆、ごめんなさい、奥道さん、あなたにいちゃもんつけるつもりは全くありません。キツネ顔とタヌキ顔に対する趣味の違いということで納得しております。

 さて、ここで外道士族の方々に提案がある。自由な投稿もそれぞれの方々の個性が出て良いと思うのだが当サイトを「士族同士の情報交換の場」と考えるならば情報にある程度の客観性を持たせたほうがベターではないだろうか。そのためには是非、我々医者の診断法を参照していただきたい。まずは患者名と保険証番号、これは基本中の基本、我々の収入の源であるしこれがなければカルテとして成立しない。交通事故で意識不明の重体となり病院に担ぎ込まれた患者に「保険証持ってますか?」と問いかけて顰蹙をかった医者がいたが、気持ちはわかる。名前と番号、これははずさないで欲しい。

 診断の基本は問診、視診、触診である。問診では名前と年齢および出身地を、また性格も推定して欲しい。年齢は自己申告で結構だが明らかに虚偽申告が認められる場合には主治医の意見を付記して「25歳(推定33歳)」等と記入することが望ましい。出身地はタイの47県を全て記憶している士族はいないだろうから北部、東北部、バンコク周辺、南部でいいと思う。外国人であることが疑われる場合には疑われる国名を記入してください。性格に関しては客観的言葉で表現するのが難しいので、こちらとコミュニケートしようとする姿勢が見られるか否かで「友達系」と「お仕事系」に分ければより客観性のある情報になると思う(個人的には「ロック系」「ジャズ系」という言葉を使いたい)。

 視診では身長、体重、3サイズ、肌の色、容貌、乳首の色、乳房の形状、妊娠線の有無、発毛状態等の情報を得ることが出来る。身長、体重、3サイズは測量計がないので推測で良い。ちょっと慣れれば5センチ以内の誤差で判断できるであろう。肌の色は自分自身と比較して色白か色黒と判断するのが良い。容貌はレントゲン写真さえあればこれほど客観的な資料はないのだが撮影拒否も考えられるので、その場合は言葉に頼るしかないが客観性を持たせる表現というのは難しい。明らかに有名人に似ていれば「○○似」でいいだろうがそうでない場合の方が多いでしょ。そこで考えたのが動物に例えてみること。もともと女の顔はキツネ、タヌキ、ヘビの3つに分類できると思う。これに明らかに美人か可愛い場合には上、タマダーは中、ブスは下として「キツネの上」とか「タヌキの中」という表現はいかがであろうか?乳首の色はピンク、茶、黒の3種類でいいと思う。但し特殊形状を発見した場合には特記事項として「陥没乳首」等と明記すべきである。

 乳房の形状に関しては患者を直立位にして観察し乳頭が乳房突起のほぼ中央に位置する場合は「直乳」、中央から乳房基底部の4分の3までの場合を「美乳」、それ以下は「垂れ乳」という分類で良い。大きさは3サイズから推定出来るのでここでは必要ないが乳輪の肥大等の特徴的形質発現が見られる場合は特記すべきである。妊娠線の有無、これは主治医により立場の分かれる所であるが僕はたとえ他の条件が最高でも子持ち女とわざわざ金を払ってまでヤルなんて絶対嫌だ。まあ数は少ないだろうから視診で明らかな場合のみ、「妊娠線有り」と記入すれば良いのではないだろうか。発毛状況は自然毛、処理済、剃りマン、パイパンでいいだろう。但し剃りマンとパイパンは似て非なるものなので区別に注意すること。舐めた時の舌触りが違う。

 触診で重要なのは乳房及び陰毛の硬さである。乳房に関しては触診しながら脂肪組織の充実度を推察しなければならない、ゴムマリ、弾性有り、弾性無しの区別で良いと思う。但し乳房基底下部に手術痕の認められる場合には「シリコン乳」と特記すること。陰毛は柔毛、剛毛の区別だけでで良い。触診に関してはもっと細かい事項が色々あるのだが診断にばかり時間をかけていては肝心の診療時間がなくなってしまうのでこの程度で止めておこう。あとは膣容量および周囲筋の発達度という重要な情報もあるのだがこれは己の竿との比較解剖学的探求という側面もあるため、ここは外道士族の紳士協定ということで触れないでおいて「あとのお楽しみ」にとっておくのが平和ではないだろうか。

 最後に「考察」。これは医学論文においても研究者の自由な感想が許される場所なので記述者の主観による見解を簡潔に述べて欲しい。こう書いてみると大変なようだが何のことはない。「○○番○○ちゃん。152センチ43キロ、80-57-82。色白、20歳(推定1×才)、北部出身(ビルマの疑い)、友達系、タヌキ上、特記事項陥没乳首。直乳、自然毛、ゴムマリ、柔毛。初めはシャイな感じだったが生フェラも合格点できっちりイッてくれた。」たったこれだけ(ちなみにこのような子に実際に会ったことはない、僕の理想)。客観的で正確な診断がより良い診療行為につながることは外道も同じである。「200バーツ同盟」同様、こちらの方もよろしくお願いします。



フュージョンとジャズロック
 僕のまわりの裏ビデオ愛好家の中では和物が圧倒的に人気があり僕のような洋物ファンはほとんどいない。どう贔屓目にみても和物より洋物のほうがお金もかかっているし作品としての質も段違いなのに。ロックの世界でも良質な洋楽が全く売れずチンケなJ-POPばかりが売れているのと同様、僕には理解出来ない。僕はもうジジイなのか?とは言っても最近のアメリカンポルノもつまらないものばかりなことも認めざるを得ない。女は全てシリコン乳で剃りマン、最初から最後までアナルだダブルペネだと交尾を繰り返すだけ、これじゃどれを見ても同じである。こうなるとストーリーのしっかりしたエロ映画が見たくなる。欧米ではケーブルテレビ用に一般映画としてのエロ映画(つまりかつての日活ロマンポルノ)を数多く製作している。そんな中から最近「PLAYMATE OF THE APES」という映画を見た。題名を見て貰えば分かる通り「猿の惑星」のパロディ(但しティム バートン版ではなく初代チャールトン ヘストン版)なのであるがやはりいくら性器の露出があってもフェラや結合シーンがなければ面白くない。逆に今月になって「エロ猿の惑星」(PLANET OF THE BABES、僕は原版を既に持ってるもんね、ウフフフフ)というアメリカンポルノが日本でリリースされた。これは主演がエイジア カレラ(誰も知らないか?)っていうくらいできちんとしたポlルノ映画であるがストーリーも原作を忠実に再現している。やはりこのようにキッチリとしたストーリーの中に必然性のある男女の交尾シーンがふんだんに織り込まれている映像こそ僕にとっての最良のポルノムービーなのだ。(但しこの映画、日本版を買ってもモザイクだらけで面白くも何ともないよ。)

 かつて日本で(70年代後半だったと思う)ラリー カールトン等に代表される「フュージョン」という音楽が大流行した時代があった。この手の音楽に対する知識がなければ東京では女もクドけないという時代であった。この音楽は一言で言えば「ジャズミュージシャンによるロック」である。これに対して全く注目されなかったが同時代にイギリスはカンタベリーを中心とした「ジャズロック」という音楽ジャンルが存在した。これはさっきの言い方で言えば「ロックミュージシャンによるジャズ」である。僕はある時期、この音楽に熱中していた。フュージョンなんぞ臭くて聞く気にもならなかった。だから女の子にモテないのだ。ちなみに「タイ人クラブ」の時のハンドルネーム「YESはBILL」のBILLは当時のジャズロックの代表的ドラマー、BILL BRUFFORDのBILLなのですよ。関係ないか。知らない人は同じと思うかも知れないけど、「ジャズミュージシャンによるロック」と「ロックミュージシャンによるジャズ」とは似て非なるものなのです。それと同時に「性器丸出しの一般映画」と「ストーリー性のあるポルノ映画」も全く違うものなのだ。

 さてバンコクである。外道である。素人だろうがプロ風俗嬢だろうが同じ女だ。でも僕は駐在員さんのように素人女を愛人にしたりナンパしたりする気はさらさらない。だからと言って風俗嬢にお仕事で抜かれても面白くもなんともない。僕がバンコクへ向かう唯一の目的はプロの風俗嬢と本気のセックスを楽しむことなのだ。
「何をばかなことを言っている。」と思われるかもしれない。しかし僕の中では「エロチック映画、ジャズ、素人女」と「ポルノ映画、ロック、プロの風俗嬢」は全く別のカテゴリーなのです。実際に映画を見たり音楽を聴いたり乗っかってみたりすれば分かると思うのだが、言うなれば「虚構の世界の中で特殊な芸を堪能する。」ということか、とにかくこれが僕の外道の道のストリートなのですよ。

 長年懇意にしてたMP嬢がいた。ところが最近彼女はある事情があって風俗をやめてしまい堅気の床屋さんになってしまった。次回訪泰する時も空港に迎えに来てもらい、一緒にホテルにチェックイン(ジョイナーフィー対策)する約束をしているのだが複雑な気持ちである。この彼女は今でも僕の求めるプロの風俗嬢なのかそれともただの素人なのか、はたまたそのどちらでもないのか?


えっ!タイ人は人喰い人種?
 60年代から70年代初頭にかけてヤコペッティに代表される残酷映画、つまり未開人種の我々からみれば野蛮極まりない風習を綴ったニセ ドキュメンタリー映画がはやったことがある。そしてこの流れを受けてカニバリズム(人喰い)映画が数多く作られた。この手の映画を得意とするのは勿論イタリア人である。そんな中から「ラスト カンニバル」というイタリア映画が先月、日本でもDVDで発売された。これが何故外道ネタなのか?まあ続きを読んで下さい。

 普通首刈族や人喰い人種というとアフリカやアマゾン、又はニューギニアというのが定番(これもひどいと思う)なのにこの映画の舞台は1972年のタイ(笑うなよ)。イタリア人カメラマンがバンコクから汽車に乗りカンチャナブリ(映画では表記はないが画面に映るタイ語の標識をみれば特定できる)から小舟で川を下ると何とそこは人喰い人種の部落だった、という設定である。地理的に言うとそこはナコンパトム、これってバンコクの近くじゃないか。

 出てくるタイ人も期待に違わず土人のかっこしていて顔にはドウランを塗りたくっている。女は普段はオッパイ丸出しでお風呂は人目も気にせず素っ裸になって川で水浴、タイ人が見たら怒るぞ。狩猟に行けばオオトカゲを捕まえ生で食ってしまうし悪いことした奴は酋長(?)の命令で舌をちょん切られる。そして最後には人肉までをも食らってしまう。タイ人が見たら本当に怒るぞ。

 映画の中ではタイの風習も紹介されている。まずは葬式、タイでは皆の見ている前で死体を火葬しその灰の上で男女が乱交をするそうです。次に婿選び、まず娘は裸になって目隠しをする。次に村の男が順番にオッパイやアソコを触ったり揉んだりする。娘は触り方の一番上手な男の手を握るとこれで花婿が決定する。へえ、知らなかった。タイ人ってこうやって夫を見つけているんだ。タイ人が見たらカンカンに怒るぞ。

 しかしこの映画の最もトンデモないところは字幕にある。セリフはイタリア語とタイ語でタイ語が半分以上なのにこのタイ語の部分に一切字幕が入らない。人喰い族の言語(実はタイ語)に字幕が入るのは不自然という日本発売元の配慮なのだろうか?しかしこれではストーリーが全然分からないぞ。タイ語など知らない良識ある良い子の日本人は訳の分からない言語を聞かされながら残酷シーンを次々と見せられることになる。タイ語の部分を一生懸命聞き取ってみるとシナリオはキチンとしたイタリア人とタイ少女の恋愛物語になっているのだが、これを理解できるのは外道しかいない。

 30年前、この映画にかかわったタイ人スタッフや出演者は自分の国がどれだけ誤解されるか分かっていただろうに何故撮影に協力してしまったのだろうか。「アンナと王様」のように皇室に関わる事にはあれだけ過敏に反応するのに。「金さえ入れば自国の名誉など関係ない。」というのが普通のタイ人なのだろうか?僕の周りにはタイをバカにすると怒り出す奴ばかりなのだが、案の定、知り合いのタイ人達にこの映画を見せたら皆激怒していた。最後には「魚を生で食う日本人の方がよっぽど野蛮だ。」と言い出す奴までいた。

 日本にタイ人の知り合いがいる方、この手のビデオは回転率がいいのでどこのレンタル屋にもあるはずですから借りてきて是非見せてやって下さい。しかしタイを知らない日本人がこの映画を見たら、、、、、本気にするぞ。そしてもし外道紘さんがこれを見たら、、、、妙に納得したりして。




「日本におけるタイ人クラブの20年史」外伝
 遂に僕の住む町からもタイ人娼婦が姿を消してしまった。最後まで頑張っていたタイスナックがインドネシアスナックになってしまったのだ。10年前は7軒もあったのに、祇園精舎の鐘の音。確かにここ数年、タイからの新鮮風俗嬢の入荷が極端に少なくなり日本でのタイ娼婦の高齢化、醜化、性格の悪化が進んだため、誰もわざわざ1万バーツも出してタイ女を買わなくなってしまったのですよ。僕も最近はほとんど行ってなかったのだが、たまに行っても買うどころか隣に座られるのもやだ、というのが現状でした。

 これに対してインドネシア女は、まだ現地の日本大使館のチェックが甘いためか、ピチピチが続々入荷していた。これは前にも書いたが彼女等は性格が完璧ラテン系なので飲みに行くだけでもフィリピンパブなんぞよりもずっと楽しかった。但し僕の場合色黒女はNGなのでほとんど買いはしなかったが。いずれにせよこれからはインドネシアの時代を期待していたのだが、先日の報道によると今年に入っての不法滞在外国人摘発者の数でインドネシア人がタイ人を上回ってしまったらしい。この国ももうだめか。

 去年、インドネシアスナック(元タイスナック)で横に座った女に病気に関する相談を受け、何の気なしに助けてやったことがあった。それ以来何故か気に入られてしまいそのスナックに顔を出す度に僕のそばを離れない。可愛い顔をしていたのでそのままにしておいたのだがある日、パスポートを見せながら僕に告白した。パスポートでは22歳になっているがこれは姉の戸籍謄本と自分の写真で作ったパスポートで、実際には16歳だと言う。その話を聞いた途端、僕は彼女をホテルに連れ出していた。メチャ硬いオッパイといい、ほとんどパイパンのアソコといい正に16歳そのものだったが、これって摘発された場合淫行条例に抵触するのだろうか?法律に詳しい外道平民の方、御教授いただきたい。

 先日僕の「お代官様に逆らうなよ」が掲載された日、その道に詳しい方から「現在日本に行ったタイ人が背負う借金は500万、4ヶ月以内に返せないと延滞金が50万。」という指摘をいただいた。早速調べてみました所、その通りでした。御指摘ありがとうございます。しかし新宿の歌舞伎町や横浜の黄金町ならともかく、場末のタイスナックで4ヶ月で500万稼ぐのは絶対に不可能だと思う。僕の知ってる最後のタイ人は去年の2月に来日した21歳の女で、町のスナックで働いていたが借金が440万で返すのに1年かかった。この不況下、そこそこの女でも仕事は週に2、3回しかないというのが現状だし、もし彼女が途中で摘発されてしまえば借金はチャラなのだから彼女を220万で買った日本のエージェントもあまり割りのいい投資とは言えないと思うのだが?ちなみに彼女のエージェントは台湾人のスナックママだった。

 不正ビザ所得が不可能な現在、彼女が如何にして日本に入国したかというとまずバンコク在住の日本人と結婚した。この時点で籍は入り、姓は日本名になるが日本への入国ビザは所得出来ない。これを所得するためには日本人が日本で彼女を養っていくための根拠、つまり一定額以上の納税証明書を提出しなければならないからだ。(これっておかしいと思う。「日本に行ったら彼女をスナックで働かせ僕はヒモをやります。」でもいいと思う。愛に所得は関係ない。)しかし新婚旅行へ行くのは自由である。旅行先にサイパンを選ぶ。我々から見るとグァムもサイパンも同じように思うがグァムがアメリカの領土であるのに対しサイパンは統治領なので日本人の妻であればビザ所得が非常に簡単らしい。サイパンにロシア人娼婦が多いのもこのためらしい。そしてノースのチケットを買うとサイパンからタイへの帰国時に成田でストップオーバーせざるを得なくなる。そして「夫」はそのままバンコクへ帰り「妻」は逃げ出すのである。彼女も借金が終わりパスポートが返却された後、離婚手続きで苦労していた。

 但しこの方法が使えたのは1年以上前までで今は別の、非常に単純な、方法で細々と入国しているようだ。この方法はまだ有効のようなのでここでは公表出来ないが、この方法だとブスしか日本に入って来ないんだよね。だからもう僕は日本のタイ人とはおさらばだ。タイ人におさらばとなると我が町に残った外国人娼婦はインドネシア以外には中国、ロシア、ルーマニアということになる。しかし中国人はほとんどがハルピン出身で大柄でマグロだしロシア人は大味だし、まあ狙うとするとルーマニア人かな。

 しかしルーマニア人は手続きが若干面倒しい。身分的にはフィリピン人と同様、芸能ビザでダンサーとして来ているので本職の風俗嬢とは言えないが月給がせいぜい5万か6万で昼間はヒマを持て余しているとなれば考えることはひとつでしょ。昼間デートの約束をし食事をしてホテルに直行、僕はタイ人料金と同じくチョカウで2万ということにしているが金銭的トラブルは一度もない。トラブルになるのはお人好しの日本人が多すぎることだ。金髪ねえちゃんと擬似恋愛したい気持ちは分かるが食事を奢ったり物を買ってやった後は必ずホテルに連れ込んでよ。僕なんかいつも「ニホンジンミナイイヒトヨ。アナタダケスケベナー。」と言われてしまうんだから。逆に最初のデートで連れ込まないとその後は連れ込むタイミングを失っちゃうよ。そうなると単なるメッシー君アッシー君になっちゃうよ。

 こうなると外道を続けられる聖地というのはもうバンコクしかないですね。Neguroさん、ユニコーンさん、チコさんを始めとする駐在員さんがうらやましくてしょうがない。みんな「オレは今、地上の楽園にいるんだ。」という確固たる自覚を持って性活してますか?僕の知人(55歳)も5年間単身でチェンマイの日本企業で駐在員していた。帰国して3ヶ月後、チェンマイで知り合った別の日本人から「僕の会社で日本人の管理者を募集しているのだけど来てくれないか?」との悪魔のささやきを受け、妻子の反対を振り切り今の会社を退職してタイへ「帰って」しまった。本当にうらやましい。



チェンライ県ノンブア村奇談
 外道士族諸氏の投稿を眺めていて思うのだがチェンマイ、チェンライ出身の女の子に関する情報が圧倒的に多い。やはり日本人にとっては、異論もあるだろうが、コンイサーン(東北部)やコンターイ(南部)よりもコンヌア(北部)の女の方が好みに合うのだろう。しかし「メーコック~」に書いたようにノンブア村を第二の故郷とする僕にとって府に落ちないことがある。以前は大量の風俗嬢を送り出していたこの村であるが現在、バンコクで風俗嬢をしている若い子が一人もいないのだ。

 ノンブア村はチェンライ県の中でもどちらかというと貧しい部類に入ると思う。電気が通ったのが17年前だし有線電話もまだない。水道が通ったのも3年前だ。こんな典型的な風俗嬢供給村から一人も送り出していないのに何故バンコクにチェンライ出身の風俗嬢が溢れているのだろう?というのが僕の素朴な疑問だ。実際の話、この村出身の風俗嬢というと夫をエイズで亡くし村に居られなくなった30代のおばさんがほとんどなのだ。とてもじゃないが外人相手の風俗店で働けるような代物ではない。

 風俗嬢がいなくなったのは一つには豊かになったこと、60代夫婦では子供が10人というのがザラだったが30代、40代の夫婦ではせいぜい一人か二人というのが現状である。このため生活にも余裕ができた。10年前は村の市場で100バーツ札ではおつりがなくて買い物が出来なかったが今では500バーツ札でも余裕で買い物ができる。経済状態もそれだけ良くなっているのだ。だから以前は小学校を卒業すると働きに出るのが普通だったが、女は当然風俗に行き着く、今の村民はほとんど全員が高校まで進学している。年齢でいうと現在30歳以上は全て小卒、それ以下は高卒とはっきり分かれている。

 もう一つは言うまでもなくエイズの蔓延、ひところはエイズ発症患者が村中をうろついていたし若者の葬式も毎週のようにあった。こんな光景を見せつけられては
怖くておちおち風俗なんてやっていられないのだろう。豊かになってくると命をかけてまでお金を稼ぐ必要がなくなってくるのだ。逆に村からバンコクへ出て大学に通っている連中は間違いなくバンコクで男をみつけ愛人をやっている。多分日本人駐在員でも彼女らを囲っている人が多いんじゃないかな。どうですか?チコさん、ユニコーンさん。

 以前このコラムに書いたがバンコクで僕が指名した女の子は全てチェンライ出身なのだ。しかしよく考えてみると純粋にチェンライ人と確認できたのは5年前のスティサンのナーちゃんが最後だったような気がする。「出身はどこ?」「チェンライ」これだけでは僕の会話は終わらない。「チェンライの何処?」と聞いた場合に「メーチャン」と答えた子はほとんどが山岳民族だったし、「メーサイ」と答えた子のほとんどはパーマ(ミャンマー人)だった。「ムアン チェンライ(チェンライ市内)」と答えた子でもチェンライ市内に住んでいれば誰でも知っているような事、例えばメンライ像のすぐそばのガソリンスタンドの主人(実は超有名な県会議員)等という話題を振っても知らん顔しているし、こっちがチェンマイ語を使っているのさえ気づかない子もいた。この子等がチェンライ人なわけがない。

 チェンマイには7年程行っていないが間違いなくチェンライよりも経済状態はさらにいいはずだ。だから風俗嬢はチェンライよりさらに少ないはずである。まあチェンマイに関して言えば、「ランパーン、ナン、パヤオと言っても外人は知らないだろうから面倒くさいのでチェンマイと言っている。」という意見が示す通り北タイ出身者全員が「チェンマイ出身」と称している可能性はある。それにしても当サイトに溢れるチェンマイ、チェンライは異常のような気がする。

 「だから何なんだ。」と言われれば「オヨビでない?こらまた失礼いたしました。」としか言いようがないし、真説外道語録によれば「女に人種はない、美人とブスがあるだけである。」。イイ女であればどこの出身であろうと関係ないのかもしれない。しかし「ニセチェンライ人」と聞くとどうも釈然としないのですよ、僕は。



タイのVCD,DVDを日本で見よう 
 これは僕が最近になって知ったことであるが聡明な外道諸氏にとっては既定の事実かもしれないのであしからず。タイのVCDやDVDが日本でも簡単に見られるのだ。これは僕にとっても盲点だった。今までは「テレビ方式は日本はNTSC,タイはPAL。DVDのリージョンコードは日本が2、タイが3。」などというアメリカから押し付けられた知識を鵜呑みにしていた僕がバカだった。アジアンパワーは物凄い。こういった取り決めを最初から無視してしまうところが痛快である。

 やるべきことは至って簡単、家電量販店や通信販売で聞いたことないようなメーカー製の格安DVDプレーヤーを買う。これだけ。初心者の方に説明するとタイと日本ではテレビの走査線方式が違う。だから例えばタイで買ったエロビデオを日本に帰って見ようとしても見れない。またDVDに関してはおそらく著作権にうるさいハリウッドの意向だろうが世界を6つの区域に分け、ソフトはその区域内でしか再生できないようなフィルターをデッキに組み込んでいる。これがリージョンコードだ。ところがアジアのメーカーはこういったややこしい規則をあざ笑うかのような快楽的なDVDデッキを量産している。しかも格安で。

 このデッキの特徴はPAL、NTSC両方式に対応していること。こんなことはアジアでは常識、これでタイVCDは全て見れる。ここまでは犯罪ではない。さらにDVDのリージョンも無視出来るように作ってある。これは明らかに犯罪だ。アメリカが怒る。だからこれらのデッキは日本で購入した時はリージョン2にしか対応していないのだが簡単なリモコン操作、つまり裏技でリージョンフリーにできるようになっている。マニアはこの操作を「フリフリ化」と呼んでいるようだ。ネットで裏技を探す時はこの「フリフリ」がキーワードとなる。

 量販店で購入する場合はまずネットでフリフリ化の裏技が公開されている機種を調べ、それを買うのが良い、なぜなら量販店のお兄ちゃんはフリフリなんぞ知らないし、たとえ知っていても絶対に教えてくれない。調べて見ると大手日本メーカーの一部機種にもフリフリ機があるぞ。やばいんじゃない?僕はラジオ○イフという月刊雑誌の広告を見て通信販売で購入したのだが、この場合のキーワードは「スペシャル機能付」、この広告の言葉こそがフリフリ機を意味する。この場合送られてきたのは中国製のリージョン2機だったが通販会社に電話をかけたら口答で裏技を教えてくれた。(FAXで、と言ったら「それはできない」と言われた)

 こんなデッキにどのような需要があるのかといえば、勿論タイのDVDを日本で見たいという僕のような特殊な人間ではない。アメリカで発売されている日本製エロアニメの無修正版を見たいというアニメオタク達の需要である。僕はこんなもの見たいとも思わないがこいつらの情熱はすざまじいものがある。このデッキを手に入れればタイのDVDだけでなくアメリカ映画の無修正DVDもアマゾンコム等でソフトを手に入れれば(日本版より断然安い)見ることが出来る。ちなみにポルノDVDは全てリージョンオールなので普通のデッキでも見れる。例えばエログロナンセンスの最高傑作と言われる「悪魔のしたたり(原題BLOOD SUCKING FREAKS)」、日本でもヘア無修正版が発売されている(「ヘア無修正」と「完全無修正」)は違う)が中盤でギロチンで首を切り落とされる美少女のオ○○コの大写しの部分だけはモザイクがかかっている。アメリカ版ならこの部分も楽しむことができる、って僕はアニメオタク以下か?

 このデッキを手に入れたおかげでタイへ行く楽しみがまたひとつ増えた。紘さん、是非お勧めエロVCDやDVDを当サイト上で公開して欲しい。とにかくめちゃくちゃ安いし、日本の裏ビデオとは違った趣がある。外道諸氏も是非楽しんで欲しい。えっ?言葉が分からなくちゃつまらない?バカヤロウ、外道を極めんとする者、タイ語や英語を勉強するのは当たり前だろ!


ノンブア村結婚式顛末記
 今回訪泰したのは、ノンブア村での結婚式に出席するためだった。今までも村の結婚式に顔を出したことはあったが準備段階からかかわるのは初めてだったので色々な体験をさせて貰った。今回はこの、日本のそれからは想像もつかないというかほとんど「世界不思議発見」に近い、2日間に渡って繰り広げられたタイの田舎の結婚式について報告したい。何故ならば、、、、もう他に書くネタがないのですよ、トホホホホ。

 第1日目、朝4時に起こされてチェンライ市内へ食材の買出しに行く。運転は僕、朝っぱらから缶ビール片手に無免許運転、こういうことやっていると法律なんぞを遵守して生きていくことがいかにバカらしいかが身に染みてくる。それにしてもピックアップという車はタイにおいては非常に有用である。これ1台あれば他に車はいらない。例のラブホテルに隣接する市場へ行ったのだがとにかく安い。日本でいう透明ごみ袋いっぱいで(例えば白菜なら推定30個)どの野菜も50バーツから60バーツ、それでも道路側の店より奥の方の店が5バーツ程安いらしくあちこちの店で値段を聞き歩いた。

 野菜とモツ、鶏肉をしこたま買い込んだのでピックアップトラックの荷台いっぱいになってしまった。しかし近所の人間もついてきたので総勢7人、どうやって帰るのだ。タイ人はどうしてこんなにも計画性がないのだろう、と考えていたらまず人間4人が荷台に乗りそれを野菜で埋めてしまう。前に3人が乗り帰ることとなった。僕の隣に14歳の女の子が座ったのがせめてもの救いだったがこんな状態の車は運転したくないよ。それでも酒が効いているためか運転し始めて5分も経つと後ろの人間のことなど忘れて100キロで飛ばしている自分が怖い。

 帰りに養豚場により豚を3頭買い込んだ。この間も4人は野菜に埋まったまま、80キロ級のが3頭で8,000バーツ、安い。これを養豚場の車で村まで運んでもらい村人が処分するそうだ。合掌。タイでは結婚式は嫁の家でやるのがしきたりらしい。家に帰ってみると(幸い4人は生きていた)村人が手分けして寺からテント、イス、テーブル、食器、コップ、調理道具等を運び込んでいた。結婚式、葬式、新築祝い等の時にはタダで借りられるそうだ。設置が終わると近所の女たちは早速料理の準備を始める。男は、、、、酒を飲み始める。タイの女は世界最高、タイの男は宇宙最悪。

 300人程度の出席ということなので酒は密造酒をビール瓶で600本用意した。また僕、新郎も含めて日本人も3人出席なので「日本の味を」ということで熟考の結果モツ煮込みを作ることにした。これなら味噌さえ日本から持ち込めば材料は全て現地調達できる。寺から借りた90センチ級鍋を使い約200人分の煮込みを用意した。夕方になるといよいよバンドが到着、2トントラックに機材を積み込み荷台を広げて支柱を立てるとそのままステージになるという代物、PAシステムも照明もかなりのものだった。バンド5名、10代のダンサー8名、歌手3名、ミキサー等スタッフ総勢22名で2日間で7,000バーツ、安い。

 午後6時、バンドの演奏開始とともに宴会は始まった。式は明日の朝ということなのでどうもこれが披露宴に当たるようだ。人もぞくぞくと集まってきたので煮込みを振舞おうとしたのだが鍋をあけたら中身がない。調理をしていた女に聞いたら昼間から酒を飲んでいた百姓どもが全部食ってしまったとのこと。バカ野郎。落胆して席へ戻ってみるとテーブルに置いてあった「いいちこ」のボトルがない。タイでは焼酎は高いのだ。スクンビットの居酒屋では1ナタリーもするんだぞ、バカ野郎。

 気を取り直してスーツケースから2本目の「いいちこ」を取り出しウーロン杯をすすりながらも8人のダンサーの品定めを始めてしまう。気分はナタリーの雛壇の前、これも外道の宿命か、別にヤレるわけでもないもに。ステージ横ではカラフルな紙製首飾りを1本10バーツで売っている。観客はこれを買ってオキニのダンサーの首にかけるとダンサーがワイをしてくれるというシステムである。踊りが終わるとスタッフが首飾りを回収しそれをまた客に売るというユダヤ商法そのままのことをやっている。

 スターは生まれるべくして生まれるというべきか、やはり首飾りは僕が目をつけた2人の女の子に集中している。僕は性格的にこういうことを見逃せないのだ。首飾りをしこたま買い込み残りの6人の女の子に配って回った。そばで見ると3人はMPで指名OKなクラスの女の子だった。残りの3人はどうしようもない。自己満足して席に戻ってみると、、またまた「いいちこ」のボトルがない!

 300人と聞いていたが集まった数はどうみても500を超えている。それに村で見たことのない奴が相当混ざっている。招待もしないのに近郊の村の奴まで勝手にやって来て飲み食いするそうだ。その中でも若い奴の目的はナンパ、かなりしつこく村の女に言い寄っている。そのうち村の若者と近郊の若者のグループが喧嘩を始めた。村の男の言い分は「この村の女は俺達のものだ。よそ者は手を出すな。」この理論て凄い。

 次の日の朝はいよいよ結婚式、村の長老に日本人新郎の仮親になって貰い僕を含めた新郎関係者は早朝に長老の家に集合した。ここで長老の親族達が太鼓や金属製の皿を鳴らしながら延々と結婚式の歌を歌い続けている、当然、酒もある。この光景が正に「世界不思議発見」。そしてこの家から新郎を先頭に行列して新婦の家へ行く。新婦は家で待ち受けているが門には紐が張ってあり中には入れない。この紐を村長の号令のもとに取り外し、二人はめでたく結ばれることになる。この後数時間、ワイの姿勢の二人を参列者たちが木綿の紐で縛り上げていく。「一生離れるな。」という意味だろう。終了後の新郎の一言「こっ腰が、、、、かっ肩が、、、、」新郎47歳。

 チェンライ市内から着付け兼ビデオカメラマンのおかま2人が来ていたのだが、こいつらの動きが変だ。村の若い子に次々と「君なら女優になれる。デビューしないか?」と声をかけまくっている。純朴な村の少女も男には身構えるが相手がおかまだと気を許してしまう。誘いに乗ってきた3人の少女にこのおかまたちは化粧を施し写真をとり始めた。どう見ても、まあナタリーでならデビュー出来るだろうが女優なんかとんでもない、という少女達だ。こうやって手なずけておいてチェンライへ連れて行き、借金を背負わせてバンコクに売り飛ばすそうだ。我々外道の供給源がこんなところにもあったのだ。

 宴はこの日も夜遅くまで続いたそうだが僕と新郎を含む日本人3名は午後4時発のTG141でチェンライを後にした。「もっとゆっくりして行け。」と言われたが冗談じゃない。そんなことしていたらバンコクで遊ぶ時間がなくなってしまう。バンコク到着後、新郎は「腰と肩が痛い。古式按摩。」と言ってキャサリンへ飛び込んだ。おいおい、あんた本来なら今日が初夜だろ?アレレ、いつのまにか「外道図鑑」になってしまった。とにかく出席者600人、2日間で使った総額は7万バーツ、集まった御祝儀は1万バーツ。しかし日本人だったら200万円かかった、と言われても納得してしまうだろう。これからタイ女性と結婚予定の日本人諸氏、御注意あれ。



日泰経済原論
 先日、養鶏で大金持ちになったパタヤ在住のタイのおっさんの話をテレビで放映していた。なんでも資産9,000億円とか、しかしこれは日本の金に換算した額で実際には600億円(それにしても凄い)という話だった。ということは現在の日本とタイの経済格差は15倍ということになる。確かに一人当たりのGDPが3,5000$と1,900$、都心から成田(ドンムアン)までの高速料金が1,650円と30バーツ、うん、納得、納得、、、ん?、、、納得するか!バカヤロウ!そしたらバンコクの風俗料金は異常に高いじゃないか!

 このレートで1ナタリー(当コラム「外道王国通貨単位ナタリー」参照)を換算すると何と75,000円になる。この額だと吉原では現役AV女優とHできるぞ。冷静にナタリーの個室、女、入浴時間、サービスを吉原にあてはめると35,000円クラスのソープということになる(なかなか読みが鋭いでしょ)。ということはナタリーの適正料金は1,000バーツ、思い知ったか!バンコクの風俗嬢どもめ。その上チップを200バーツ(再び当コラム「200バーツ同盟」参照)も渡すということは比較経済学上9,000円をやっていることになる。これがODAでなくして何だ。もっとサービスせんか!さらに細かいこと言わせて貰えば吉原では飲み物は何杯飲んでもタダだぞ。

 我々は今まで騙されていたのですよ。わずか5,000円ぽっちの金であれだけのサービスをしてくれて、思わず情に絆されて高額のチップをやったり、2回分の金を払って外へ連れ出してやったり。しかし考えてみれば飲み物代やチップを含めれば相場の2倍以上の金を使っていることになるのですぞ。僕が初めてこの「外道の細道」を覗き、お風呂屋INDEXの最初に掲げられている「ソープ道」を読んだ時、「何だこいつは、鬼!」と思ったが、今こう考えてみるとこれは実は全く正道だったのだ。ちなみに「ソープ道とは」の筆者はヒロポン軍曹。

 このようにタイは今でも貧しい国だがそれでは昔はどうであったか?GDP等の欧米的経済指標でみれば今よりもさらに貧乏であったが、では困窮した生活を送っていたのかというとそうではないと思う。メコンデルタに位置するイサーンは行ったことがないのでよくわからないが(旱魃と洪水の連続で大変だという話はよく聞く)、チェンライの田舎に住んでみると生活するのに基本的に金は一切かからない。農家なので米はあるし近所の川で魚はいくらでも捕れる。肉が食いたくなれば鶏が庭をうろついているし、野菜だってそこらじゅうに雑草のように(実際に雑草だと思う)生い茂っている。塩とナンプラさえ買えば食い物に困ることはない。

 酒は米で造った密造酒、家だって裏山で適当に木を切り倒してくれば(最近は政府がかなりうるさくなった)あとは竹と藁を使ってハンドメイドで建てられる。彼らが身に染みて「貧乏」を感じるようになったのは日本を初めとする外国からバイク、車、家電等、生活する上で快適ではあるが必須ではない物がどんどん入ってきて、それらを自分等が「買えない」ことに気づいてしまったからではないだろうか。つまり「幸せな貧乏人」だったタイ人を「不幸せな貧乏人」に変えてしまったのは我々日本人ではないのだろうか?

 これを「資本主義」といってしまっては短絡的かもしれない、では社会主義が正しいかといえばその末路はロシアや北朝鮮である。ロシア女がバンコクで体を売っていることは当サイトの読者ならご存知であろう。ここで外道経済学の基本を披露するが例えばA国とB国の経済力を比較する場合、どちらの国の女がどちらの国へ体を売りに行っているかを調べればよい。当然、かつては宇宙開発でトップに立ったロシアも今ではタイ以下ということになる。北朝鮮は言及するのもアホ臭い。ではもう一つの社会主義大国、中国はどうか?最近は経済成長の波の乗ってでかいツラして日本人をもバカにしているが何を隠そう中国女が大挙してバンコクで体を売っているではないか。

 えっ、ご存じない?どこのMPにもエージェントつきの中国女がいっぱいいるでしょ。「どこの出身?」と聞くと「チェンライ」と答えるがそれは雲南省からチェンライを越えてバンコクに来たという意味でしょ。おしりをみればすぐにわかるよ(しかし雲南女の硬いオッパイは捨てがたいものがある)。外道経済額的見地からみれば嘘で固めた中国という国の実態がわかるでしょ。勿論、この国もタイ以下。

 現在日本に居るタイ女の相場はカンクンで3万、これをレート換算すると700バーツ、ホラ、ナナの女もタニヤの女も暴利むさぼってるじゃないか。ならばせめてサービスで返して欲しい。ストップウオッチを用意して「1回くわえたら10分はしゃぶり続けること、これを最低3回はやってよ。」くらいの要求はしてもいいのではないだろうか、それが経済というものである。



お代官様に逆らうなよ 
 在タイ日本大使館とは国家機関の業務を代行してくれているいわばタイに住む日本人にとっての命綱である。我々にとっての市役所であり警察であり駆け込み寺でもある。バンコクで能天気に外道できるのもすべて大使館職員様方のおかげ、我々のお代官様ですよ。そんな人たちの悪口を言うなんてイラクで「大統領、亡命して下さい。」と言っているようなもので命がいくつあっても足りないぞ。

 ところがそんなフトドキな奴がいた、野田峯雄というジャーナリストだ。「闇にうごめく日本大使館(疑惑のタイ犯罪ルートを追う)」なんぞという本を書きやがった。クワバラ、クワバラ。帯には「まともな外交もせず、血税を食い物にする外務省、大使館。改革案だけは出たが温存された腐敗の楽園!機密費の流用に始まりプール金づくり、贈収賄、金銭搾取、マフィアとつるんだ不正ビザでの銭儲け、ODA利権。。。腐敗の象徴、在タイ日本大使館の犯罪疑惑に迫る!」だって。恐ろしや、恐ろしや。お代官様、僕が言ってるんじゃないですよ、野田という男ですよ。僕はこうやって正直にお代官様に密告してるじゃないですか。ちなみに大村書店より定価1,800円で好評発売中でーす。

 読んでみると内容もウソだらけ。なになに、外交官が仕事もせずに昼間からゴルフに興じている?民間会社の駐在員じゃあるまいし国民の生命と財産を守るため寝る間も惜しんで仕事してくださっているお代官様がそんなことするわけないじゃないですか。第2章ではタイ国内で麻薬で捕まった日本人の家族に大使館員が数千万円を要求した?こんな日本の恥はもっともっといじめてやればいいんですよ、ねえお代官様。えっ、僕は日本の恥じゃありませんよ。れっきとした外道ですよ。

 第4章はいよいよ「汚れたビザのからくり」。お代官様のためにウソを見抜いてやるぞ。ホラホラ見つけた。不正ビザ所得に400万もかかるわけないじゃないか、今の相場は200万です。これ日本の常識。400万とは不正ビザで日本に入国したタイ女が日本のエージェントに払う借金の額でしょ。そのためにみんな生理休暇もとらずに一生懸命売春に励んでいるのですよ。こんな真っ赤な大嘘書きやがってとんでもない奴だ、ねえお代官様。

 10年以上前になるが、ジャパゆきシンジケートのタイ人ボスが日本のビザのスタンプと専用インクのスタンプ台を持っているのを見せて貰ったことがある。けどあれはタイ人が盗んだものですよね。金と女をあてがわれてお代官様たちの偉大なる先輩たちがシンジケートに渡しちゃったなんて有り得るわけないですよね。あとやはり僕が筑波で遊んでいた頃、正確に言えば1992年、借金が終わってエージェントからパスポートを返して貰った数十人のタイ風俗嬢にビザのページを見せて貰ったことある。ビザの署名がみんな同じX(イニシャルが母音なので書くとわかってしまう)という書記官のものだったけどこれだって単なる、ドリームジャンボに当たるくらいの偶然ですよね。

 第5章はこれでもかの「ODAを食うものたち」。何を言ってんだ!この野郎は。そもそもこのお金はお代官様が「貧乏なタイ人を助けるために」と財務省に土下座して分捕ってきた金だぞ。何に使おうがお代官様の自由じゃないか。そのうちの虱の屁ほどを下々の民間人にもバラまいて下さるからこそ駐在員も給料にありつけるし,その中からユニコーンさんによれば95%の駐在員がタイ人を妾にして貧乏な家族の面倒を見ているのだ。この完璧な食物連鎖に文句つけるな。しかし駐在員も駐在員だな。妾なんかつくっちゃだめだよ。外道理論によれば雄は死ぬまで不特定多数の雌に精子を撒き散らし続けなければならない。こうして神から与えられた雄としての使命を全うすることにより心身のノンストレス状態を保つ、これが外道の神髄だぞ。それをわざわざ一匹の雌に、、、えっなになに?妾がいても風俗遊びはやめてない?それでこそ外道、20G(詳しくはチコさんの外道単位認定協会参照)。

 そしてあとがきで「彼らの楽園は温存された」と結ぶ。こいつは我らがお代官様の追及をこれからも続けるらしい。だからこの本は絶対買っちゃいけませんよ。大村書店。印税が追求を続ける資金になってしまう。定価1,800円。財務省キャリアなんぞは頭さえ良ければ誰でもなれるが外務省となるとコネがなけりゃなれないんだぞ。好評発売中。いわば戦前から延々と続く貴族集団なのだぞ。著者 野田峯雄。ネクタイやシャツの色の趣味の悪さを度々指摘されるけどあれは平民との区別をつけるためワザとやっているのだぞ。売り切れが予想されます、お早めに書店へ。おいおい、そこの駐在員、外務省のお代官様の御通りだ、頭が高い、土下座せぬか。僕も2冊買いました。

 もしこの原稿がサイトに載ってしまったら?お代官様、それは紘の責任です。ボツにするのも載せるのも紘の腹ひとつなんですから。紘が悪い、野田が悪い。僕は悪くない。ねえ、だからもし僕がタイで淫行で捕まったら他の日本人はどうでもいいから僕だけ助けてくださいネ。警察には「僕、タイ語はわからないし、ちゃんとアーユッタオダイ?(チェ、チェンマイ訛りが出てしまった。何歳ですか?)と聞いたらスィップペーッ(18歳)と答えたのでアオカンしました。」と言い訳しておきますのでよろしく。えっ、僕をご存知ない?ホラ、去年、あるタイ女性のビザ発給が遅れたときシンガポール大使館を使ってお代官様を恫喝した男がいたでしょ。あれが僕ですよ。だって外務省の役人は恫喝するにかぎるって偉ーい衆議院議員の鈴木宗男さんが教えてくれたんだもん。


北朝鮮報道
 僕が日本に居ながらにしてタイの情勢が手に取るようにわかるのはNHK-BSのおかげだ。ウィークデイの午前1時20分(この時間もう少し何とかならない?)から10分間、チャンネル7のニュースを流してくれている。老後はタイで暮らすことを心に決めているので今からこの国の情勢の流れを頭に入れておく必要があるのだ。ちなみにこの局ではタイ以外にも世界の放送局のニュースを流している。これらの報道を見て驚くことはイラク報道一色で北朝鮮には一切触れていないことだ。わずかに韓国だけが申し訳程度に触れている。

 これには2つの理由が考えられる。ひとつは言うまでもなくアメリカの戦略である。イラクと北朝鮮という似たような独裁国家で、査察官を受け入れミサイル廃棄まで始めている国と査察官さえ追い返してしまう国とどちらがより危険かと言えば一目瞭然である。どうしてもイラクを攻撃しなければならないアメリカにとって世界の目が北朝鮮に向いてしまってはマズいのだ。こういった場合、必ず世界のマスコミに圧力がかかる。戦争に反対しているフランスやドイツにしても「イラクより危険な国があるじゃないか」ということを報道するのは非常に有効な手段だと思うのだが何故か一切報道しない。中国やロシアにとっては北朝鮮についての報道は自らの墓穴を掘ることになってしまうので出来ないだろう。

 もうひとつの理由は日本のマスコミ自体が北朝鮮報道を勝手に自主規制していて拉致問題などを決して世界に発信しようとしないからだ。いや、それどころか国内向けにも勝手に自主規制している。だからこれだけ毎日朝から晩まで北朝鮮の報道をしているのに出てくるものはカスばかりじゃないか。だいたい国家元首の犯罪が明らかになった今でも北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と報道するのは昔からの朝鮮総連の圧力に他ならない。要するに怖いんだよ。

 現在のように朝から晩までひとつのことに報道が集中してしまうという事件は8年前にも起こった。オウム真理教事件である。報道により北朝鮮の現状を知った我々が素直に感じることは「北朝鮮ってオウムにそっくりじゃないか。」拉致、スパイ、踊り、喜び組(ダーキニー)、将軍様(尊師)。何故テレビに出てる奴らの誰もこのことに言及しないのか?オウム報道の時でも北朝鮮との関係に話が及ぼうとすると何故かその話題は消えてしまった。そのくせ下級信者の恋愛関係等ということにはくだくだとしつこく報道していた。いまの北朝鮮報道とそっくりだ、「将軍様」の話題になるとサッとすり抜ける。

 最大の謎は国松長官襲撃事件である。組織のトップが襲われた事件だぞ。警察の威厳にかけてもまず第一に解決しなければならない事件なのにほとんど迷宮入り。事件現場に将軍様のお父上のバッヂが落ちていたのに、「単なるオウムの撹乱作戦だ。」で済ませてしまった。坂元弁護士殺害事件の現場にもプルシャ(オウムのバッヂ)が落ちていたよ。今、北朝鮮ネタをあれこれ探し回っているテレビ局にとって格好の材料なのに何処も取り上げようとはしない。犯罪国家に対してここまで気を使うのは一体何なのだ?

 しかし多くの在日朝鮮人の方々はこれらの事には全く関係がない。在日朝鮮学生にいたずらや脅しをする奴は日本の恥だ。彼らは朝鮮人としてのプライドを持っているかもしれないが日本で生まれ日本で育ったのだから僕から見れば全くの日本人だ。同胞である。日本は多民族国家なんだよ。タイだってチェンマイやチェンライへ行けばどうみても日本人っていう顔した人を何人も見かけるでしょ。
 
 日本にも在日韓国の人と在日(北)朝鮮の人がいるが後者が圧倒的に多い。これは朝鮮が分裂した時に在日の人達が帰属国を選ぶ際、「南は米国の傀儡政権だ。」というプロパガンダを流した奴がいる。そのため多くの南出身の人も北に帰属したためだ。こういう悪い奴らが今でも朝鮮総連を影で操っていることは想像に難くない。南の人も北の人も在日の人も「憎き日本人を拉致して家族ともども苦しめてやった、ザマアミロ。」と思っている人は誰もいないだろう。願いは一つ、祖国統一。そのために必要なことは「ある人物の不在」。

 統一が成就した後、北の人たちを待っているのは貧困との戦いである。貧困と戦うためにはどうするか?タイの百姓を例に取ればアレしかないでしょう。これはいたしかたないことだ。しかしソウルの風俗店には入り切らない。日本は恐らく受け入れないだろう。そうなると、、、バンコクに行くしかないかな?そうなったら僕も積極的にODAに協力しよう。

 しかし本当にそうなったら日本としても北に対して従来のヒモつき援助などではなく日本への出稼ぎを積極的に受け入れる、とくに元在日の人やその家族、子孫達は無条件で受け入れるべきである。それこそが長い間の日本と朝鮮のわだかまりを終結させる最も有効な方法だからだ。

 バンコクのMPでフェラチオ攻撃に合いイキそうになってしまった時、こういう難しいことを考えると長持ちしたりもする。



最新ウラビデオ事情
 連載開始以来、色々なことを書かせていただいたが今回のが最も実用的かもしれない。外道とは関係ないがなんのなんの、外道関係のことはユニコーンさんとチコさんにまかせておけばいいのだ(こんなことを言っているから紘さんからボツを食らう)。でもしかしウラビデオ、、、皆さん嫌いじゃないでしょ。

 まず適正価格はというと現在ではVHSで1本1,000円。20年前、「洗濯屋ケンちゃん」を25,000円で手に入れたのが信じられない、あの頃はウラビデを買うか格安ソープに行くか大いに迷ったものだ。「ソープじゃ1回抜いておしまいだけどウラビデがあれば10回は抜ける。」とか「ソープならお姉さんが抜いてくれるけどウラビデだと自分で抜かなければならない。」という二者択一に悩んだものだ。バカだよね、本当に。

 ウラビデとはとりあえず非合法なものなので普通には手に入らない。一番簡単な方法は歌舞伎町の専門店に行き、試写してから買うことだがこれだとまだ1本2,000円から3,000円する。高い。ここは関西のウラビデ通販業者から買うのが安く手に入れる秘訣である。そのためにはまずカタログを手に入れる必要がある。カタログは三流週刊誌か夕刊紙の広告を見て請求するかインターネットで業者を検索すればよい。ここで優良業者を紹介してしまえば一番簡単なのだがそれをやると犯罪になってしまうのであしからず。

 しかしここで注意しなければならないのはガセネタを掴まされないようにすること。今、実際に「裏ビデオ、通信販売、無修正」とキーワードをいれて検索してみたが、あるわあるわ贋物が、こんなものには絶対手を出してはいけない。こういう業者に引っ掛からないためには何といっても知識。「ビデオ ザ ワールド」というAVの月刊誌を買うか立ち読みしなさい。ここには最新のウラビデの全てが載っている。逆にここにないタイトルのウラビデは全て贋物(モザイク入り、しかもダビングを重ねた粗悪品)と思って間違いない。これだけで贋物業者か本物かを見分けることが出来る。次に本物でも最新作のタイトルが少ない業者、これも注意。これはまず気に入ったビデオだけを買いそれをダビングして売っている業者(というか個人)なので画質が悪い。また細かいことになるが例えば最近のウラビデのヒットシリーズに「グリーン ファンタジー」というのがある。最新作は80番である。これより若い番号を最新作として売っている業者も粗悪品業者だ。

 これらのことを前提として優良業者の条件を挙げると、大阪の業者であること、値段が1本1,000円前後であること、最新作を豊富に取り揃えていること、この3つは必須である。

 VHSも良いが日本は既にDVD時代である。ちなみにタイはVCD時代である(何故、紘さんはVDCと書くのだろう?こういうこと言うからボツを食らうのかな)。ウラDVDはいかがであろうか。これもクローンDVD-Rというブツをほとんどの優良業者が扱いだした。これはアメリカで売られているポルノDVDをデュプリケーターというダビング機を使って完璧にコピーしたものだが画質は抜群、インタラクティブ機能までもコピーされているしリージョンフリーなので日本の器材でそのまま楽しめる。現在は1枚4~5,000円と言ったところか、半年前までは僕も何枚か買ってみた。

 ところが最近になって、やはりインターネットでではあるが原版そのものをこれよりずっと格安で買えるサイトを発見してしまった。これもここで業者の名前を出してしまっては犯罪になるので外道諸氏も「逆輸入、DVD、通信販売」等、思いつく単語で検索してみて下さい。業者名の最初の一文字が赤になっているサイトが見つかったらそれが僕の言っている業者です。アメリカからの通信販売業者はいくつもあるが、ここが僕の調べた限りでは最も安いし品揃えも半端ではない。新作で20~25$,旧作で10$,バーゲン品だと6$で原版そのものと純正ラベルを購入出来る。

 発見した頃は10枚、20枚と買い込んだが最近はあまり買ってない。理由はアメリカ、こんな所までこの国は僕の前に立ちはだかる。確かに画質は素晴らしい、しかも正規品である。僕のような20年来のウラビデオマニアにとって「超鮮明画質」とか「原版」という言葉は夢でもあった。今までこの言葉に何度騙されたことか。問題は内容なのだ。普通に男女が交尾している場面を見せられても面白くもなんともない。こんなことタイへ行けば1ナタリーでいつも実際にやっているよ。やはりウラビデで見たいのは我々にとって非現実な性行為、つまり強姦とか淫行。しかしアメリカではこれらの映像の流布は法律で禁じられている。

 挿入場面もアナルもフェラもOK、しかし男女はあくまでも合意の上で性行為に及んでいるという設定以外の映像は許されないのだ。こういう所にまで男女同権を持ち込むな。だから強姦は勿論のこと、例えば借金をたてに女をいたぶるという日本ウラビデの黄金パターンもだめ。SMはあるがこれはあくまでもセックスと関係ないひとつのプレイでなければならないため性器の露出はOKだがフェラ、本番を伴うSM映像もダメ。これじゃ見る価値ないよ。ヨーロッパはレイプもSM本番も有りなのだがPAL方式なのでたとえ手に入れても日本の器材では太刀打ちできない。タイへでも行って見るしかないのだが、タイでこんなもの見ているヒマあったらMP行っちゃうよね。

 但し、日本から持ち込まれたマスターテープもかなりアメリカや台湾でDVD化されているのでその中には男女同権など何処吹く風の日本AV業者の撮ったえぐい映像も数多くある。アメリカ当局もここまでは目が届かないのだろう。でもタイトルにRAPEの言葉が入っていてはダメ。この場合タイトルのRAPEをPLAY又はGRAPEと変えてある。最近、日本物でDOUBLE RAPEという強姦物のシリーズがDVD化されたがあちらでのタイトルはDOUBLE GRAPE。何のこっちゃ。アメリカ人がこのタイトルを見て何を想像するのだろう。しかしこれらのものは古いマスターテープをデジタル リマスタリングもせずにDVDに落としただけのやつが多くてDVDならではの高画質は望めない。これじゃわざわざDVDを買う意味がない。

 淫行物もしつこいようだが全てNG、日本のウラビデ業者でもカタログに「当店ではロリータ物は一切扱っていません」とわざわざ断っているのが増えた。これって泥棒が「私は宝石類は盗みますが現金は盗みません」と言っているようなもので笑ってしまう。しかしこれは歌舞伎町のウラビデ業者も不況で売上がガタ落ちなのだがロリータ物は良く売れるそうだ。この界隈でも自主規制しているそうだが背に腹は変えられずロリータ物を売ると何故かすぐに警察の手入れを食うという。そんなにアメリカが怖いのかね。それともロリータはダメだが普通の(?)ウラビデは売ってもいいということなのか?警察のやることは良くわからない。法律はどうなってるの?

 しかしアメリカ人も好きなものは好きなんだろう。今アメリカで一番売れているのが「ベアリー リーガル」というシリーズなのだ。確か30本近くリリースされている。このタイトルを直訳すると「合法スレスレ」つまり18歳になったばかりの素人娘(?)を剃毛して男と普通に絡ませるという内容である。これでロリータの雰囲気を出したいということだろう。いろいろと御苦労さまです。だけどアメリカ人の18歳の体型ってはっきり言ってすでにババアじゃないか。これならタイ人の25歳の方がよっぽどロリータだよ。

 今、アメリカで最も人気のあるポルノ女優はテラ パトリック、彼女は何とタイ人なのだ(何か無理にタイと結びつけようとしているな)。タイ人といっても母がタイ人、父がイギリス人というよくあるパターン。彼女の最新作はFORBIDEN TALESという作品なのだがこれがSFXを駆使したポルノなのだ。その他にもJEWEL RIDER(トゥーム レイダーのパロディ)では主演のポルノ女優にララ クラフトばりのアクションをやらせてみたり、TRIXという作品ではマトリックスと全く同じストーリーをポルノで再現してみたり、アメリカのポルノ業界も変な法律のおかげでいろいろ苦労している。

 日本のウラビデ界からタイネタを探してみると10年以上前に「美少女レイプ、それから」という作品があった。これは女優はフカキョン似の絶世の美女なのだが男もタイ人なのでタイの作品が日本のウラビデに紛れ込んだ可能性もある。これ以外にも100本近いタイ女出演のウラビデがあるがこれが全てロリータ物、タイ女の商品価値というのはこんなものなのだろう。そのほとんどは日本人が8ミリビデオカメラを持ってチェンマイあたりへ乗り込み、置屋からまだ無毛の少女を買ってきてホテルでハメ撮りするというもの。見るに値しない、ただ痛々しいだけのウラビデだ。

 本番はないにしてもタイ少女の裸を撮ったビデオは「妖精の美少女達」シリーズ等、腐るほどある。どれもが性器だけをしつこく狙っている。こんなものを見て何が面白いのだろう。しかしこの中で特筆すべきはLIPSシリーズ、これはもともと表ビデオとして撮られたものでかつては一般に売られていたが1999年の例の悪法を持って見事裏デビューを果たしたしたビデオである。このシリーズの中から「西村理香」という大スター(勿論、ロリコンマニアの間でではあるが)が誕生した。「大スター」という言葉に語弊がある方はこの名前で検索をかけてみて欲しい。1万を超える項目にヒットするはずだ。但しそのほとんどがロリコンマニアにとっての金言である「西村理香」という言葉を使って有料サイトへ誘い込むHPなので御注意有れ。

 マニアの中には彼女を日本人と信じている人も多いようだが明らかにタイ人、しかもヌア。その美少女顔やヒップの形から僕は山岳民族ではないかと推定する。力武某という人が撮影したらしいが他の少女ポルノとは一線を画す芸術(?)作品である。しかも11歳から16歳まで毎年のヌードビデオを撮ったという画期的なもの。確かに絶世の美少女である。日本人だったら間違いなくアイドルになっていただろう。ビデオをみても11歳から14歳までは痛々しいだけだが15歳でググッと来るものがあった、16歳で勃起してしまった。僕はこの娘の初潮年齢をかなり正確に推定できる。

 他のサイトでこの娘の顔を確認して気に入っちゃった方、僕はこの手の美少女がウヨウヨ棲息している場所を知っている。極北の地、メーサイだ。



イラク攻撃に思うこと
 いよいよイラクへの攻撃が迫っているが日本の大方の世論は戦争反対で一致しているようだ。しかし日本政府はアメリカを支持せざるを得ない。理由はいたって簡単で北朝鮮の軍事的脅威への対抗手段を日本は持っていない。米軍に頼らざるを得ないからだ。「イラク攻撃は反対だが北朝鮮はお願いします。」ではアメリカだって怒り出すよ。イラク攻撃に反対する日本人は非国民だ。

 中東有事の場合、一番の問題になるのは言うまでもなく石油。世界一の産油地帯である中東の石油は現在その半分以上がアジアに供給されている。日本もタイも石油のほとんどを中東に依存しているのだから原油価格が急騰すれば即、経済に痛手をこうむる。いやもともとガソリン1リットルの100円と15バーツという差はまさに税金の差なのだから日本よりもタイの方がずっと被害が大きいかもしれない。

 アジアの国々の中でとりあえずアメリカに物申せるのは中国と日本だけである。そしてご存知のように中国ははっきりアメリカにNOと言っている。(但しこれはアジアの国益を考えてのことでは決してない。)日本はどうするべきか?

 実は日本はアジアの中で中東有事の影響を最も受けにくい国だ。何故なら我が国はオイルショックの教訓から約半年分の原油備蓄をしているが、他のアジアの諸国の備蓄はゼロなのだ。もし、日本に今でもアジアのリーダーたる自覚があるのなら言うべきことはこれしかないでしょ。「我が国としては戦争は反対だが北朝鮮の脅威から日本国民の生命と財産を守るためには米国に従わざるを得ない。しかし原油価格が急騰した場合には日本の備蓄石油をアジアの国々に放出します。」

 もしこれを本当に実行したら日本のガソリンもある程度値上がりするだろう。しかしこのことを「国益に反する。」と言う奴は沈み行く日本とともに野垂れ死にすればよい。我々の税金を使ったODAでチャオプラヤ川にも10本以上の橋が架かった。しかしタイ人は誰もこのことを知らないし、ありがたがってるタイ人もいない。儲けたのは日本の役人と日本企業だけだからだ。(タイ百姓には日当100バーツ程度の仕事は与えられただろうが。)

 我々が直感的に戦争に反対するのは戦火で家を焼かれ親を失い泣き崩れる子供たちの姿をいやというほどテレビで見せつけられているからではないだろうか?しかし我々の眼の届かないところでサダムとウダイという暴君親子のために命を奪われているイラク人が現在でも数多くいることは紛れもない事実である。北朝鮮においても事情は同じだ。どうせ殺されるのなら暴君によって殺されるより暴君を狙った流れ弾に当たって死んだほうがまし、と考えるのは僕が平和ボケの日本人だからだろうか?

 我々が望むのはいつでも安全にタイへ渡航出来、行く度にバンコクの風俗店に新しい女の子が溢れているような平和な世界である。


歓迎! ユニコーン、チコ御一行様

 実はここ2週間程、インターネットが使えなかった。理由はささいな夫婦喧嘩がもとでカミさんにノートパソコンをたたき壊されたから。えっ、日本人の女性がそんなバカなことするかって?するわけないでしょ、僕のカミさんはタイ人なのですよ。ということで新しいパソコンでしばらくぶりにサイトを覗いてみたら、何と新しい企画が始まっているじゃないですか。しかも2本同時に。これらの連載を読んで嬉しかったことが2つある。1つは執筆者の御両人ともタイ在住であること、僕はこういう人の話が聞きたかったのだ。我々のように少ない時間の中で如何に効率的に交尾をするかしか考えていない人種とは立場が違う。あり余る時間でどのように女を口説き、弄び、または騙されているのか、駐在員の実態を是非、是非、御教授願いたい。

 もう1つはこういった企画の執筆者が増えてくれてやっと僕も肩の荷が下りたこと、ここで告白するが「メーコック」も「タイ人クラブ」も実は僕なのです。こういった企画物を何本もやってしまうとサイトを私物化しているようでイヤなので紘さんにお願いして別々のハンドルネームでやらせて貰っていたのですが、もうその必要はないと思う。逆に別人のふりをするために「外道を生きる」には書きたくても書けなかったことがいっぱいあったけど、これからはどんどん書いちゃうぞ。
 
 「メーコック」はノイが語った半生を僕が日本語に直しただけのもの、僕自身の文章は物語の中の僕であるコウイチ(ナタリーのコンシアの名を拝借)が登場して以降だ。しかし反響は凄かった、紘さんもビックリしていた。これに気を良くして「タイ人クラブ」をかき始めたのだが結果は、反響のメール1本だけ。もともとロックミュージシャンになるのが夢で結婚するまではバンドもやっていた僕にとってこれは「他人のカバー曲をやったら拍手が来たがオリジナル曲をやったら無視された。」というバンド時代そのままの悲惨な出来事で(まあ慣れてはいるが)、そこで最後にひねくり出したのがこの「外道を生きる」なのだ。ロックで言えば「ジャンルにこだわらず、客の気に入りそうなものは何でもやる。」という姿勢です。要するにミュージシャンの末路、「タイ人クラブ」に唯一のメールをくれた○○さん、ありがとうございました。

 「外道の細道」にとってメインは間違いなく外道士族の方々が送ってくださる生々しい、精子の臭いがプンプンする最新情報である。しかしそれだけでは外道平民の方々が訪泰直前にしか覗かなくなってしまう。これだけ大きくなってしまったサイトを維持するためには毎日相当数のヒットを必要とする。そして僕自身にとってこのサイトは絶対必要なのだ。皆さんに毎日でも覗いていただくためにはこのサイトが「PIA」になってしまってはいけない。ロックで言えば「ロッキン オン」、AVで言えば「ビデオ ザ ワールド」、ゲームで言えば「ファミ通」のような本来の「情報」とそれを裏付ける「批評」がセットになったサイトでなければ読者の興味を引き続けることが出来ない。こんなことはわざわざ言わなくても紘さんは先刻御承知であろうが。

 こういった意味でもチコ氏およびユニコーン氏の参加は非常にありがたいことだ。マッケイガン師、Neguroさんなき後、一人でボケとツッコミをやらなければならないプレッシャーを感じていたがこれからはツッコミは両氏におまかせして僕はボケてれば良い。あとは現在募集中の二代目お風呂屋黙示録の執筆者が決まれば、僕は個人的にはYoungBoggyさんが適任かと思っていたのだが最近投稿がないな。どうしたんだろう?帰国してしまったのか?カミさんに外道がバレて切り落とされてしまったのか?はたまた本当の恋に落ちてしまい外道がバカらしくなったのか?いずれにせよ「お風呂屋黙示録」はもっともっと読みたい。



日本人タイ人と日本国タイ国

 前にも書いたがぼくはメールマガジン「煩悩の夕暮れ」の読者でもある。そして配信されるとまず目を通すのが「編集後記」だ。紘さんも普段はしょーもないことを書き殴っておられるのだが時々、長年タイに在住する日本人の視点から見た、こちらがハッとさせられるような鋭い指摘をなされる。これがいつも忘れた頃に突然出てくるのが紘さんの紘さんたる所以か?こういう時は決まって熱の入った投稿が載っていたりもする。外道士族の熱意が紘尊師の眠りを呼び醒ますのであろう。

 最近、僕がハッとさせられたのは1月9日号の編集後記だった。読者でない人のために論旨を要約すると、紘さんは日本のレストランでガキが騒いでいると頭にきて親の顔を睨みつけてやるがタイでは全く気にならず、逆にコーラを奢ってやるんだそうだ(このガキとは将来有望な美少女に違いない)。また帰国して地下鉄に乗ると携帯で大声でしゃべっている女がうざったくて思わず強姦したくなるそうだが、タイのBTS内では携帯でしゃべっている女がいても全く気にならず(紘さんはタイ語がわかる)、綺麗な娘だとナンパしてホテルに連れ込むというのだ。(外道紘注:オレはそんなこと言ってないぞ!)

 実はこのことは僕にも思い当たる節がある。子供連れでタイへ行く機会も多いのだがウチのガキはしょうもないバカガキどもでガストへ行っても飯などろくに食いもせず騒いで店内中を駆け回っているのだが親として回りの視線が気になるわ文句言い出す客もいるわでおちおち食事もできない。ところがタイのレストランでもバカガキどもは同じ行動を取るのだが全く気にならない。客の暖かい視線を感じるしウェイトレスなど仕事そっちのけで一緒になって遊んでくれたりもする。可愛いウェイトレスだと僕はちゃんとお礼を言って、「お国はどこですか?色も白いし美人だからきっとチェンマイかな?今一人暮し?よろしければお礼の印として今夜ディスコへでも御一緒しません?」などと言いながらチップを差し出したりもする。しかし子持ちはしょせん相手にして貰えない。

 飛行機に乗ってもバカガキどもは同様、国際線だと隣の客から、「うるせえ、このガキ!」と罵られることもしばしばある(大概はプーケット帰りのサーファー女)。ところが国内線だと回りの客は遊び相手をしてくれるしスチュワーデスはおもちゃを持ってきてくれるし、美人のスチュワーデスだと「子供がうるさくて申し訳ありません。ところでバンコクへ着いたら上がりでしょ。お礼に食事などいかがですか?」と言っても、「お子様も御一緒ならお付き合いいたします。」と軽くあしらわれる。子持ちは辛いよ。

 これらのことを今まで僕は「日本人とタイ人の気質の違い。」という理解をしていた。ところが紘さんという日本人が日本に居る時とタイに居る時で同じ事に対しても「睨み付けと奢り、強姦とナンパ」という違う感情を持ってしまうということは、これは「日本人とタイ人」という問題なのではなくて「日本国とタイ国」ということなのではないだろうか?つまり紘さんは「ストレス社会」という言葉を使っておられたがまさに日本という国が発するオーラとタイが発するオーラが人間の性格自体を変えてしまう。こう考えて自分自身を振り返ってみると日本にいる時とタイにいる時とで人格に微妙なズレがあるのを感じざるを得ない。外道諸氏はいかがであろうか?
 
 MPに関して言えば日本人ソープ嬢のほうがバンコクMP嬢よりテクニックでは圧倒的に上だ。それにヒップと脚線はタイ女性に軍配が上がるがオッパイと肌については日本人女性の方が良い。言葉の問題を考えれば値段を考慮に入れても日本のソープとタイのMPはどっこいどっこいのはずだ。ところが、外道諸氏も同様であろうが、MPの方が圧倒的に楽しい。もっと言ってしまえばソープなど僕にとっては金をドブに捨てるようなものだ。そう、この「オーラ」こそが我々をタイに引き寄せる最も大きな原因ではないだろうか。(しかしたかが女を抱くためにここまで考察を加えるなんて僕も本当にバカだよね) 

 こう考えてみると今まで無意識にタイ詣を続けてた我々って結構イイ線いってるんじゃない?



差別問題を考える
差別問題というと日本では表面上は存在しないことになっており、口に出してもいけないという暗黙の了解がある。だから若い人は知らないだろうが日本にも今でも存在する。「被差別者」は大別すると外国人系と日本人系があり僕は双方ともに多数の友人がいるが彼等とこの差別問題を堂々と議論している。なぜなら僕には彼等を差別しようなどという気持ちが微塵もないからだ。歴史を見れば分かるように被差別者とは支配層が被支配層を効率良く支配するためにでっちあげられた生贄にすぎない。同じ人間だ。人が人をどうしても差別しなければならないのなら、できそこないのアルビノ(白子)である白人を差別することをお薦めしたい。

 タイにも差別問題は存在する。「山岳民族」と呼ばれる人達に対してである。これは日本のような影に隠れた陰湿なものではなくタイ政府自体が彼等をタイ国民と認めていないのだ。彼等はチェンマイとチェンライの山岳地帯に住んでいるが、中には下界に降りてきてタイ人に混じって生活している人達もいる。しかし国内での移動自体も制限されている。国民党の残党と噂される種族も居り、チェンマイ、テレサ テン、謎の死、という興味深い問題にもつきあたる。

 「外道と関係ないじゃない話じゃないか!」と怒らないで欲しい。実はこの山岳民族が「美少女の宝庫」として一部で取り沙汰されているのだ。日本人のカメラマンでチェンライに住んで美少女達を撮り続け、写真集を出版した人もいる。この写真集にしても一部マニアの間で大反響を呼んだ。そしてそして、我等がバンコク風俗店にもちゃんと彼女等は入り込んでいる。ほら、外道関係の話になったでしょ。以前はスティサンの置屋専門だったが最近ではちゃっかりとMPにも進出している。彼女等は本来ならばチェンライなりチェンマイから動いてはいけないのであるが、同じタイ国内である。バスに乗ればバンコクに着いてしまう。市内で銀行口座を開けないという不便はあるがアパートは普通に借りられる。タイ人としての身分証明書は持っているが見る人が見ればすぐに山岳民族とわかる証明書である。

 山岳民族といってもメオ族アカ族リス族等、色々あり僕も買った女の子の出身部族までは確かめたことはない。出身地を聞いてもチェンマイまたはチェンライと答えるだけで山岳民族であることは明かさない。また民族的特徴などということは専門家に任せるとして外道学的見地から言わせて貰うと、まずこれは外道諸氏には好みの分かれる所であろうが、タイ人に比べて陰毛が濃い。次に、これは明らかにタイ人の勝ちであるが、ヒップアップしたタイ人に比べるとお尻が垂れている。

 「それならタイ人の方がいいじゃないか。」と言い出したいあなた、確かにその気持ちはわかる。しかしアムロ、ゴクミ、安達祐美と聞いてピンとくる(起つ?)人ならわかると思うがそのエキゾチックな美少女顔には捨てがたいものがある。そして性格も日本人好みだ。これを何と表現すれば良いか、この辺が僕の文才のなさがモロに出てしまうところだが、タイ人をドライとすると山岳民族はウェットというか、とにかく情が深い。ショートで遊ぶにはタイ人も良いが長い時間連れ回すとなると、少なくとも僕には山岳民族の方が心地よい。

 ここまで読んで山岳民族に少しは興味を持ちましたか?しかしながら我々が理想とするような絶世の美少女に風俗店でお目にかかる確率はかなり低い。みんなバンコクの金持ち華僑の妾になってしまうのだ。華僑は家のしきたりとして本妻には同じ華僑を選ばなければならない。しかし中国女とタイ女性を比べてみなさい。一目瞭然でしょ。ということで華僑達はタイ人を2号、3号とすることになる。ところがタイ女性、特に妾になったような女はちょっと目を離すとすぐに男を作ってしまう。そこで奴等が目をつけたのが山岳民族だ。彼女等は「マンションから一歩も出るな。」と言えばずっと部屋にいるような従順な民族なので妾にするには持って来いだ。だから雛壇に並べると美女はすぐに華僑にさらわれてしまう。頑張れ!日本人。タイ人は彼女等を「コン プーカオ(山岳民族)」と呼んで差別するが華僑にはそんな差別意識などない。

 去年、僕は知らないが世間ではかなり有名な作家であるヤン ソギルという人の「闇の子供たち」という小説が出版された。この山岳民族の人身売買を題材にした小説なのだが、これが「基本的事実の誤り」だらけのトンデモ小説。この事実の誤りに赤線を引きながら読んでいったら本が真っ赤になっちゃった。ねえヤンさん。97年はチェンライは大雨で市内にまで水が出てしまって洪水で大騒ぎだったのよ。「旱魃」ってなんのことよ?90年代に入ってから北部タイに旱魃なんて一度もないよ。逆にこの本は事実の誤りを何箇所発見出来るかでタイに対する習熟度を計ることが出来る素晴らしい小説である。タイにどっぷりハマった外道諸氏なら最低100箇所は発見して欲しい。フィクションとはいえ、ここまでいいかげんなことが言えるということはあんたらの言う「慰安婦問題」もあやしいもんだな。だから差別されるんだよ!

 実は前回の訪泰時に最後の夜を共にしたのは山岳民族の女の子だった。但し2年も風俗やっていて華僑からお呼びがかからないのだからたいした美人ではない。TG640で帰る僕を当然、空港まで見送りに来てくれた。しかし飛行機はなんと14時間遅れ、しかも僕はすでにオケラ。会社側でアマリホテルに一室用意してくれたがタイ航空はディレイが多すぎるよ。このことを知った彼女は即座に店に電話をいれて仕事をキャンセルし(罰金500バーツ)夜の12時過ぎまで僕につきあってくれた。金がないのでボーリングからレストランまで全部彼女の奢り、そして朝昼晩と3回もやっちゃった。こういうとこが山岳民族のいいとこなんだよね、タイ人だったら金のない日本人なんて空港にほっぽらかしだよ。半日以上の遅れだったのに約50回の訪泰のなかでもあんな清々しい気持ちで帰路につけたことはなかった。今度行った時も指名してあげないと僕は外道から鬼畜に落ちる。

 陰毛が濃くて垂れ尻というとまるで日本人じゃないか。違うのは瞳が大きいことかな。間違いなくこの民族はモンゴルの山から降りてきた民族だ。つまり我々と同族。彼女等の差別問題を解決する唯一の方法は外国人と結婚すること。ねえ、籍の開いている外道諸氏のみなさん、バンコクでゴクミを発見したら思いきって結婚しちゃったら。結婚するとそれまでは絶対取れなかったパスポートまで取れちゃうんだよね。タイでは日本人の妻というのは物凄いステータスなのだ。こんなことで今までタイ人から差別され見下されていたゴクミが一気に見下す立場になっちゃう。差別問題一気に解決。こんな痛快なことってないでしょ。


禁煙天国バンコック
 僕は愛煙家である。医者で愛煙家というのは一般の愛煙家よりさらに肩身が狭い。アメリカでは喫煙する医者は失格なのだ。それでもかまわない、アメリカの土を踏むことなど一生ないのだから。しかしながら喫煙者がだんだん追い詰められてきているのはここ数年、肌で感じる。

 タイも以前は日本以上に喫煙については寛容だった。最近になってタイへ通い始めた方は信じられないだろうが、アジア危機以前、つまりスターアライアンスに加入する以前はタイ航空にも国際線にはちゃんと喫煙席があった。アメリカの陰謀だな、これは。現在は御存知の通りタバコを楽しみながらタイへ行くためにはエアインディアを使うしかない。帰国する時にしてもベッドを共にした女の子に見送りに来てもらい、空港のレストランでタイ料理を御馳走しながら別れを惜しみ、煙をくゆらせるというのがタイを去るにあたっての儀式でもあった。

 ところがそんなことが出来なくなってしまった。タイでもレストラン等、公共の場所での喫煙が全て禁止されてしまったのだ。アメリカの陰謀だな、これは。友人に誘われて日本人向けの居酒屋に行ったのだが、ここも禁煙だった。しかし日本人相手にこんなことしたら客が来なくなってしまう。灰皿は撤去されていたが、テーブルにアルミホイルで作った灰皿らしきものが置いてあったので何とか楽しい時間を過ごし、旧交を温めることが出来た。二人ともスモーカーなのだ。こんな場所が禁煙だったら話も出来ない。

 法律が改正になり、酒だけの店は喫煙OKだが食事の出来る場所は全て禁煙となったらしい。違反者には2,000B,喫煙を許した店側には20,000Bの罰金を課すという。居酒屋にあったアルミホイルの意味が分かった、警察がきたら握りつぶしてポケットにでも隠してしまえばいいのだ。この法律によればタニヤ等の日本人クラブ、ナナは喫煙OK。レストランはダメ。僕はタイ料理は屋台派なのでレストランは関係ないな、レストラン、レストラン、、、えっ、、、まさかMPの雛壇の前もとりあえずレストランだぞ!恐る恐る何故か隣にいたナタリーの女の子に聞いてみたら、やはり個室はOKだが雛壇の前は禁煙になったそうだ。

 このことは禁煙者にとっては勿論、喫煙者にとってもさしたる問題ではないだろう。雛壇の前なんて女を選ぶだけの場所だから5分もいないだろうから。ところが僕にとっては大問題なのだ。何故なら指名した子とすぐ個室に行って素っ裸というのは奥ゆかしさに欠ける。まずテーブルに呼んで飲み物や食事を共にしながら雑談をする。こうして仲良くなりながらも頭の中では彼女の裸やフェラ顔を想像しながら気持ちを高めてゆく。幸一が寄ってきたら、「お前も酒を飲め。」とからかってみたり、「チップかよ。」とか言いながら100バーツを取り出し、「別にお前にフェラして貰うわけじゃないからな、やっぱりチップはフェラしてくれる子にあげないと。」なんぞとバカなことを言いながら彼女にチップを渡し、それとなく僕がフェラ好きであることを彼女に伝える。MPのレストランというのはそういう楽しい場所なのだ。そこで煙草が吸えないなんて。。。。

 まさか日本もこれに追随しないだろうな。そうでなくても去年6月の道路交通法改悪以降、地方では居酒屋から客足が遠のき、閉店が相次いでいるのだ。頑固親父のいる小さな居酒屋って大好きなんだけどな。ここで「居酒屋禁煙」なんてやられたらそれこそ全部つぶれちゃうぞ。現在日本の喫煙者は3割と言われているが、酒飲みに限っていえば優に5割を越えている。

 そもそもこういうことに行政が介入すること自体が間違っている。すべて民間に任せなさい。煙草を嫌がる人が多いなら「禁煙居酒屋」を作れば儲かるだろうし、喫煙者が肩身の狭い思いをしていると判断すれば「喫煙居酒屋」を作ればよい。客も自己責任において店を選べばいいし、経営者も自己責任において自分の店を色分けすればいいのだ。小泉のように口だけ「規制緩和」と言っていても日本の経済は回復しない「規制撤廃」が必要である。そもそも日本の戦後というのは政官のバカさかげんを優秀な民間が尻拭いしながら成長を続けてきた。今の景気の低迷はこのバカさかげんが過ぎて、それを民間がかばいきれなくなった結果である。もう政も官も何もするな、そして全てを民間に委譲せよ。そうすれば日本の景気は一気に回復する。

 ところでこの世で一番嫌な奴って知ってる?煙草吸ってたくせに禁煙した途端に喫煙者を非難する奴。こういう奴には芥川竜之介の「蜘蛛の糸」を送りたい。



トイレットペーパーに見るタイ文化
 これは1月3日付けの報知新聞に載っていた記事の引用です。紘さんが帰国中ということで「外道事件簿」にも使われてしまう可能性があるので、先にこちらに出してしまおう。事件というのは大晦日の夜にY県在住のタイ人ホステス35歳(間違いなく風俗嬢、不法滞在)が同居人の日本人52歳を包丁で刺してしまったというものである。これだけでは男が死んだわけではないのでどうってことはない事件である。新聞に載ったわけはいかにもタイ人がらみらしい喧嘩の原因である。聞いて驚くな、理由は「年末の大掃除の仕方で口論となった。」

 これは僕のようなフィリピンからタイに乗り換えた「帰化外道」の間で語り継がれていることであるが、「フィリピン人は3ヶ月日本にいると日本人になってしまう、ところがタイ人は10年日本にいてもタイ人だ。」この事件も普通の人からみれば「開いた口が塞がらない。」で終わってしまうだろうが、僕には痛いほどよくわかってしまう。裁判になれば当然、タイ人ホステスが100%悪いということになるだろう。僕に言わせれば100%日本人が悪い、というよりもこの男にタイ人と同居する資格がない。

 刺されてしまったことは気の毒で同情するが、安易にタイ人と同棲してしまったことが大きな間違いだった。52歳といえば相当なガンコ親父なはずだ。タイと聞いても、「そういえば昔、沢村に真空飛び膝蹴りでパタパタ倒されてた連中の国だろう。」位の認識しかなかったはずだ。(冗談じゃない。彼等は金を貰ってわざと負けてやっていたのだ。)

 間違いなく、この二人の口論はこのようなものだった。まず女は普段通りに掃除を済ませた。男は「今日は大晦日だからすす払いやガラス戸も磨きなさい。」と(タイ百姓にはガラス戸を磨く習慣などない。というか家にガラス戸そのものがない)。女は「いつものようにちゃんと掃除したでしょ。」男は諭すように「明日は正月だろ。日本では年末には大掃除といって普段、掃除しないところも綺麗にして新しい気持ちで新年を迎えるんだよ。」と日本の常識を教える。女は「タイの正月は4月のソンクラーンなの。」と自分にとっては絶対正しいことを言い返す。「そうは言ってもここは日本なんだから日本の習慣に従いなさい。」とタイ女性と同居したことのある日本人男性なら一度は口にしてしまう禁断の言葉を吐いてしまう。「私はタイ人なの!」この一言に大概の日本人はキレる。思わず頭をコツンと。「頭はね、タイ人にとっては精霊の宿る神聖な場所なのよ。私のお父さんにだってこんなことされた事がない!」女も完全にキレてやおら包丁を取り出す。これが真相であることを僕は確信する。

 タイ詣を続けている外道諸氏なら御存知であろうがタイではトイレットペーパーを何故か下回りにセットする。高級レストランやホテルではグローバルスタンダードに従って上回りであるが、タイ人向けのローカルな店では下回りとなっている。風俗店へ行く時は当サイトで徹底的にチェックしてから行くのが外道にとっての基本であるが、たまたま知らない風俗店に入ってしまった時はまずトイレへ行き、ペーパーの位置を確かめてみればその店の程度を推し量ることが出来る。

 日本に10年以上住むタイ女性も未だにペーパーを下向きにセットする。こんなことまで自分の国のやり方にこだわるのだ。ひどい女になると居酒屋のトイレでペーパーが上回りだと落ち着かずわざわざ下回りにセットし直すという。次に入った日本人はびっくりするぞ。僕もこのことでタイ風俗嬢と口論したことがある。「ペーパーホルダーの上にフタがあるでしょ。あれはトイレットペーパーを切るためのものなんだよ。だから上回りが正しいの。」この理論で完全に勝ったと思った。しかし「タイではホルダーにフタは付いてないの!」僕の負けです。さらに続けて、「日本のトイレットペーパーって切りやすいようにミシン目がついてるじゃない。あれって下回りにしても切りやすいようにでしょ、さすが日本。」あんなこと考えた日本人は誰だ!
 もともと気が強いタイ人気質に加え、風俗嬢となるとさらに気が強くなっている。そして自分達の文化(?)に固執している。日本の習慣でもタイと相反するものは絶対受け入れない。そのくせお年玉(勿論、貰うほう)とか、ちと古いが十年ダイアモンドとか自分にサバイな習慣はすぐ撮り入れるが。表面上は男に従う態度を取るタイ人もいるが、心は開いていない。こういう女はすぐ他に男(多くの場合タイ人)を作っちゃう。

 日本の女に相手にされない男がタイ人娼婦と同棲しているという例は星の数ほどある。また日本人と結婚できずしかたなくタイ人を嫁に貰う日本人も数限りなくいる。しかし安易にタイ人に手を出さないほうがいい。どうしてもパートナーが欲しいならフィリピン人を選ぶのが身の為だ。どうしてもタイ人をというのなら当サイトを隅々まで熟読し、できればバンコクまで乗り込んで風俗嬢を買ってある程度タイというものを理解してからでないとこのオッサンと同じ道を歩むことになる。しかしタイを理解しタイ女性の全てを受け入れる包容力を身につければ、タイ女性はそのタイ男と同民族とは信じられないくらいの旺盛な生活力によって、あなたにとっての世界一素晴らしいパートナーとなる。



クリスマスの夜に
 クリスマスというのは僕のような中年外道にとっても切ないものだ。若い頃、「ひとりぼっちのクリスマス」というか「男だけのクリスマス」を何度も、というか毎年経験していた。何故かクリスマスは恋人同士で過ごすのが当たり前という風潮があり、「彼女」のいない男は世間から見放された気分にさせられてしまう。この怨念が切なさとなって心を過るのかもしれない。

 てなこと言って、こんな夜にこんなサイトを覗いているあなた。僕と同じかな?クリスマスソングというと山下達郎が定番のようだが僕はこの歌を良いと思ったことはない。心に響いてこないのだ。僕にとっては何といってもチューリップの「SOMEDAY SOMEWHERE」。この歌の切なさといったら今聞いても涙が出てしまう。でもこんな歌誰も知らないでしょ。こういう超マイナー志向の人間がタイにハマちゃうのかな?

 僕ももっと早く日本女性に見切りをつけタイへ行っていたら、もっともっと幸せな人生が送れたと思うのだが(僕のスタッフの女の子に言わせると、日本女性が僕に見切りをつけたということ。御もっともです)。クリスマスの夜なのでこんな提案をさせていただくが、タイの風俗嬢をあなたの恋愛の対象として考えてみてはいかがであろうか?それとも単なる「公衆便所」としか思えないかな?

 こんなことを言ってしまっては普段から真面目にしている女性に失礼だがセックスから入る恋愛があってもいいと思うしむしろそれこそが本当の恋愛だと思う。男と女は肉体関係がないとどうしてもぎこちなくなるし、お互いを真に理解することができない。性欲を隠しながらの恋愛なんて返って不健康だ。セックスによって終わる恋愛というのも悲惨なものがある。今ではほとんど例がないだろうが新婚旅行が初夜だった場合、フェラチオがヘタな相手だったらどうするのだ?これは別の機会に述べたいがフェラには天性のものがある。いくら努力してもダメな女はダメなのだ。

 タイの風俗嬢と言っても、これは外道諸氏なら分かるだろうが、ほとんどがド素人なのだ。家庭の事情でたまたま体を売っているに過ぎない。まあこれは風俗嬢に限らずタイ人全てに言えることであるが職業に対するプロ意識が欠如している。逆に言えばだからこそちょっとセックス経験の多い普通の女の子と変わりない。もっと言わせてもらえば数年間風俗嬢をやっててもイクことを知らない子が五萬といるのだ。

 そしてこれはおそらく仏教思想からであろうがタイ女性の男に対する包容力は日本女性のそれよりはるかに大きい(これを「男なら誰でもいい」と言ってしまっては身も蓋もない)。あなたが日本という異国の地に居ようが関係無い。そしてあなたがもしタイ女性と結婚ということになったなら、「よくぞ決断なされた。おめでとう。これであなたの老後は心配無い。」という言葉を送りたい。

 これは実は真面目な話だ。例えば年金、現在30代の人は年金額が今の半分になると思って間違いない。とても日本じゃ暮らせない。ところが老後はタイ(の田舎)に住んでいればこれで十分裕福な生活ができる。たまには外道も出来ちゃうぞ。空気もいいし暖かいし老人には住みやすい、できれば北部タイをお薦めする。タイで一番気候がいい。ということは狙いはチェンマイかチェンライの女か?

 もうひとつ大事なのは介護。僕はケアマネージャーの資格も持っているので日本の介護制度は熟知しているつもりだが、こんな金まみれの心の伴わない制度での介護など受けたくない。それにソープランドの付いてない介護老人施設なんか入りたくないよ。いやいや、これって大切なことですよ。
 前にも書いたが小乗仏教には輪廻転生という思想がある。そしてタムブン(徳を積むこと)を怠ると人間として生まれ変わることができない。最高のタムブンとは親や老人に尽くすこと。タイの女の子が売春に走る根本がここにある。介護保険の勉強をしている時、この「タムブン」という言葉が何度も僕の頭をよぎった。タムブンさえあれば介護保険などいらないのだ。というわけでタイは老人にとっても快適で住みやすい国である。

 今日(25日)僕はタイの田舎で百姓と酒を飲んでる予定です。そして明日(26日)はバンコック。頑張るぞ。皆さん、良いお年を。



200バーツ同盟
 バンコックの風俗で遊んでいて最後にに我々を悩ますもの、それがチップである。一体いくらぐらいが適正なのだろうか?以前ロンドンへ行った時、タクシーの運転手と仲良くなりチップの話をしたことがある。彼が言うにはチップを払うのは客のエチケットで適正な額はタクシー料金の10%でそれより多めにくれる人はいい人、倍以上くれる人はバカだと言っていた。バカは勿論、日本人である。この話をバンコックの風俗にあてはめてみると200バーツという数字が出てくる。外道諸氏よ、いかがなものだろうか?この議論を進めるために風俗嬢の財布の中身を覗いてみたい。といっても最近、僕が仲良くしているのはMP嬢ばかりなのであるが。

 給料は完全歩合制でエージェントなしの場合、女の子によって微妙に違うが55%から60%というのが一般的なようだ。だがヘルパーのおばさんへのチップや諸経費を考えると料金の半額が収入と見て間違いないと思う。また中にはコンシアにチップを渡して客を回して貰っている子もいるので、この場合はさらに少なくなる。平均的MP嬢、つまり5時に出勤して12時まで働いている子で平均して客は1日2人というとこらしい。これに客からのチップが加わり、1日の平均収入は2,000バーツ、25日働く子で月収50,000バーツというのが普通の顔で普通の乳で普通のサービスのMP嬢の平均月収である。タイの大卒サラリーマンの3倍から4倍といったところだ。

 普段の生活はというとセキュリティ付き、プール付きの家賃7千から8千バーツのアパートに住み、食事はこの手のアパートは調理禁止なので全て外食。真面目な子は英会話教室やパソコン教室に通って将来に備えているし不真面目な子はクスリやホストにハマっている。我々から見ても非常に優雅な生活である。

 しかしエージェント付きとなると話は変わってくる。以前遊びにいったことがあるがナタリーの子2人とポセイドンの子3人が安アパートに同居していた。アパート代はエージェント持ちだそうだが食費や生活費はお客のチップのみでまかなわなければならない。この5人を誘って食事をしたがみんなオドオドしていた。無断で外出したのがエージェントにバレるとパナルティーがあるそうだ。

 やさしい日本人の心情としてはエージェント付きにはたくさんチップをあげたくなるがフリーの子にはやる必要がないような気もする。しかし僕自身の体験や投稿を読んでみるとバンコックのMP嬢は日本人ならチップの500バーツや1,000バーツは当たり前と思っているフシがある。これは明らかに日本人が悪い。ロンドンタクシーの運ちゃんに言わせれば大バカ者のコンコンチキということになる。

 他人が使う金にいちいちいちゃもんをつけるつもりはないが、皆がせっかくこうしてこのサイトに集っているのだから外道が率先してバカな日本人の金銭感覚を是正してみてはいかがだろうか?それが僕がここで提唱したい「200バーツ同盟」である。皆で風俗嬢へのチップは200バーツと統一しそれを実践し、「日本人はチップは200バーツ」という観念を風俗嬢達に植え付けていくのだ。これが功を奏すれば我々の遊びもより気楽になると思うのだが。

 前回バンコックへ行った時、最後の夜を過ごしてくれたMP嬢が空港まで見送りに来てくれた。チップをあげようとしたが、「あなたを愛してるからいらない。」と言われた。僕は空港使用税の500バーツを残し、持っていたバーツを全部あげちゃった。「200バーツ同盟」脱落者第1号は僕か?
   


外道農業
 これまで十数本の随筆を載せていただきました。つくづく思うのは僕の文才のなさ。Neguroさんのような文才があればもっと楽に面白いものが書けるのだが、外道諸氏に楽しく読んでいただくためには文才の無さをネタの面白さでカバーするしかない。しかしそろそろネタも尽きてきた。頭の中で一生懸命にネタを探してみて、やっと出てきたのが、、、「農業」。いままでセックスとロックの話題でやってきてその次が農業となると、要するに僕は単なるヒッピーということになり何か悲しいものがある。

 農業といってもタイ人のための野菜作りの話である。まだ日本にタイ風俗嬢がたくさんいた頃、タイストアで売っているタイ野菜の値段の高さに驚いた僕が、「自分で作ってタイの風俗嬢たちに食べさせてあげよう。」という下心丸見えの動機で始めたのがきっかけだった。実際、タイ野菜がみごとに実った僕の農園に在日のタイ風俗嬢を連れていき、「好きなだけ取っていいよ。」と言うと、それまで風俗嬢を気取っていたタイ女性があっという間に「素の百姓」に戻ってしまい、マニキュアで飾った爪を真っ黒にして収穫にいそしんでいた。こうして素の状態に戻した女の子と一夜を過ごすのが無上の楽しみでもあった。逆にここで、「野菜ならストアで買えるからいらない。」なんぞと言い出す女はすれっからしで、その場でさよならした。一時期はこの野菜をタイストアに卸し、年間数十万の収入を得ていたので僕はりっぱな兼業農家でもあった。

 タイ人が普段から使う野菜というとエンサイ、コリアンダー、レモングラス、ミント、レモンバジル等であるがこれらを調べてみてびっくりした。ほとんどの野菜に薬効が認められる。僕はタイ人に癌が少ないのは単に平均寿命が短いからだと思っていたがそれは間違いだった。抗癌作用のある食物を日常から口にしていたのだ。その他にも高血圧を予防する野菜もあり、「タイ4,000年の知恵?」を感じざるを得ない。「知恵」という言葉はタイ人に最も不似合いな言葉だと思うのだが。ちなみこれらの野菜は一般的にはハーブと呼ばれ我々はティーにしたりせいぜい薬味程度にしか使わないが、タイ人はこれらを白菜やほうれん草のようにパクついている。トムヤムクンなどは最高の抗癌料理だと思う。

 ところがこれらの野菜を実際に栽培してみると、、、、安心した。やはりタイ人だった。要するにこれらの野菜は雑草とほとんど同じでほっておいてもどんどん育つ。肥料などやる必要もないし、農薬もいらない。収穫もその一部を刈り取るだけなので一度植えればいつまででも収穫できる。怠惰でいいかげんで仕事嫌いのタイ人にぴったりの野菜だった。別に先代からの知恵でその薬効を考慮したからではなくただ単に「作るのがラクだから」タイ全土に広まったに過ぎない。本当に安心した。

 かつて僕はタイの百姓に頼んで日本から持っていったコシヒカリの種もみを栽培してもらったことがある。結果は大失敗。害虫に食べ尽くされてしまった。虫けらもおいしいものは知っているということであろう。となりのタイ米には虫が一匹もついてないのに、タイで使う農薬程度では日本の米は追いつかないのだ。逆にアブラナ科の野菜など農薬なしには収穫不可能な野菜をタイ野菜と混ぜて栽培することで完全無農薬で収穫することに僕は成功した。タイ野菜の臭いが害虫を追い払ってくれるのだ。これってもしかして物凄い発見だと思うのだが誰も誉めてくれない。動機が不純だからか?

 大量の労力と農薬を使う日本の食材と何にもしないタイの食材。どちらが人間の体にやさしいかは言うまでもないだろう。でも日本食の方が圧倒的においしいんだよね。



外道が見る日本の将来
 ここ十数年、アジア地域から数え切れないほどの外国人が日本に流入し不法滞在、不法就労を続けてきた。僕の周りにもたくさんいる。この人達を見ているとマスコミ報道とは違ったそれぞれの「お国事情」というものが見えてくる。例えばロシア女性は我々が最も気軽に外道できる金髪である。あの栗色のアンダーヘアーは外道を名のる者であれば一度は御対面すべきである。ところが同じ金髪ロシア人でもモスクワ出身と極東つまりハバロフスク、ウラジオストック出身者とでは同国出身とは信じられないほど違っている。前者はヨーロッパ人としての自覚があるのか基本的に有色人種を見下している。だから高飛車でセックスしても面白くない。それに対して後者は日本人に非常に従順である。タイ女性が我々に接するのと同じ態度で接してくる。

 彼女等の話によるとロシア極東地域でお金持ちといえば韓国人か中国人だそうだ。これらの人がロシア人をメイドに使っていることも珍しくないという。だから黄色人種に対して尊敬というか憧れを抱いているらしいのだ。先日、友人とロシアクラブへ行った時に車の話になった。この友人はガチガチのベンツ党なのでドイツ車を、僕はイギリス命なのでイギリス車という口論になった。(この話絶対僕が負ける。)間に入って口をポカンと開けていたウラジオストックちゃんに、「君はどんな車が好き?」と話を振ってみたら、「スズキ」。可愛いではないか、勿論セックスも最高。僕はロシア女とやる時にはまず出身地を聞くことにしている。

 東南アジアの人達は仕事に関しては非常に真面目で日本人に対しても従順である。休みを要求する人間などいないし勿論、犯罪に手を染めるような人間もいない。しかしその生き方に計画性がないというか刹那的というか、まあ可愛い部類に入る。問題は中国人だ。おそらく現在の日本で不法就労者が一番多いのはこの国だ。また留学生と称して労働目的で在日している数も合わせるととんでもない数になる。中国人留学生の目的が勉強ではなく就労であることは去年、東北のある大学の事件を見ても明らかだし、日本語学校と称するところの学生は99%中国人だ。どう考えてもおかしい。それに彼等は典型的な共産主義国のワーカーで決められた時間しか働かないし、反日感情も半端でない。不法滞在している中国人が日本でどんな犯罪を犯しているかはわざわざ説明の必要もないだろう。中国とか韓国は「反日」が国のアイデンティティとなっている。ついでに言えば中国人風俗嬢は全員マグロだ。

 日本の外交政策をみていると非常に単純な疑問が浮かぶ。「世界の国ってアメリカと中国と韓国の3つしかなかったっけ?」。マレーシアのマハティールがいくら日本にラブコールを送ってもアメリカの顔を気にして無視。台湾の李登輝が大和魂を訴えても中国に勝手に気を使って無視。VISAさえ出さない。あのおじいさんが日本で不法就労するとでも思っているのか?外道を長年やっていると一体どの国が日本と仲良くしたがっていて、どの国が日本をバカにしているかを肌で、というかオ○ン○ンで感じることができる。

 日本は壊れてしまった。しかし明治維新や大東亜戦争直後のような気骨のある日本人はもういない。日本がこれからも生き残っていくためにはこれらの日本との友好を望んでいる国と手を取り合っていくしかないのだ。日本と仲良くしたくない国といくら友好を深めようとしてもかえってあげあしを取られるだけだ。日本にとっては12億という中国市場が魅力なのかもしれないが、それだったら台湾、アセアン、そして先の東京裁判で唯一日本に無罪票を投じてくれたインド(こういう恩義は忘れてはならない)とともにEUのような共同体を構築すれば中国に勝る市場となる。そしてこの国々に日本の先代が築き上げてくれた技術をどんどん供与していけば素晴らしい市場となる。核問題にしても既にインドが核を持っているのだから非核の日本もインドの傘に入ることができる。重要なのはこれらの国が日本に親近感を持ってくれていることである。日本さえその気になれば絶対成功する。

 この「新大東亜共栄圏」が完成した暁には是非、コージーグループ、デイビスグループ共、風俗嬢を連れて日本に進出して欲しい。そしたら日本も外道天国となる。今の日本人が痛みに耐えなければならないのなら、せめてこれくらいの未来を見せて欲しい。小泉は何も見せてくれない。何故か?何もないからだ。



巨乳神話を斬る
 外道の細道では「煩悩の夕暮れ」というメールマガジンを発行している。これは投稿された最新情報を毎日そのまま掲載しているので日本に居ながらにしてバンコクの街を徘徊しているような気分にさせてくれる。田舎者が「ぴあ」を眺めるようなものだ。それにHPには掲載不可の情報もまざっているので僕などは最近はHPにはアクセスせず煩悩の夕暮れだけで済ませてしまっている。こうして最新情報だけを眺めていると外道士族諸氏の嗜好がなんとなくわかる。みんな巨乳が好きなんだよね。

 これに文句をつけるつもりはないし、胸元でこぼれ落ちそうな谷間というのはやはりそそるものがある。しかし我々外道にとって乳房とは服の上から眺めるものではなく、服を脱がせて、見て、触って、揉んで、しゃぶりつくものなのだ。こういった観点に立って考えた場合、本当に巨乳こそが最高の乳房なのだろうか? 

 人間の体というのは骨格と内臓器官を筋肉組織が被いその上に皮下脂肪組織がある。医者で卵焼きを嫌う人がいるが、人体解剖実習で表皮を剥がすと脂肪組織がまるでダシの効いた卵焼きそっくりなのだ。そしてこの脂肪組織が乳腺をはぐくむためにふくらんだものが乳房である。実際に人間の表皮を剥いでみると胸の部分の脂肪組織が異常に膨らんでいるのは不自然と言わざるを得ない。

 乳房というか乳首というのは人間が産まれてすぐしゃぶりつくもので、「人間が一番好きなものは乳房」というのは性欲よりももっと根源的な人間の本能である。だからホモは完璧な変態だと思うが、レズというのは何かわかる気がする。ということは乳房の描くあの曲線は我々の根源的なものに訴える何かを持っているはずだ。これを仮に「美乳」と呼ぶことにしよう。

 服をきた状態で美乳な巨乳はよく見かける。しかし、これは僕の精進が足りないのかもしれないが、裸になった状態で美乳な巨乳にお目にかかったことがない。ほとんどが垂れていたり、外を向いちゃってたり、乳輪がやたらでかくてアンバランスだったり。ちなみに人工乳は問題外、自然な美を損ねている。服を着た状態ではブラジャーの機能によりどんな形にもごまかすことができる。我々外道にとって重要なのは、服を脱いだ時であることは言うまでもない。

 乳首の位置にしても産まれたばかりの赤ん坊を両手で抱いた時、丁度赤ん坊の口の位置にあるのが美乳のはずだ。巨乳は乳首の位置が外側にずれている。前後的位置を考えても巨乳だとまだ目も見えない赤ん坊が乳首を探そうとした時、窒息してしまう危険がある。こう考えてみると我々が求めている美乳とは巨乳ではないはずだ。それに巨乳ならではの特技としてパイズリがあるが、あれって本当に気持ち良いですか?確かに乳房の間に自分のソーセージが挟まれている光景は興味深い。しかし僕はこれを気持ち良いと感じたことはない。精進が足りないのかな?パイズリする時間があったらそれをフェラに回して貰った方がずっといいんだけどな。フェラとか本番はソーセージが締め付けられるから気持ち良いのであって、乳房では締め付けが足りないのではないだろうか。

 乳房を揉む時もあの独特のシコシコ感が気持ち良いのであって、そのためにも手のひらにフィットするサイズが最適であるし、たとえば四十八手でいう時雨茶臼の体位でやる時も、手のひらサイズなら乳房を支点として使えるのでスムーズなピストン運動が可能となる。あとこれは僕の経験だけでは確定的なことは言えないかもしれないが、微乳の女の子は本気で感じ始めると無意識に自分で自分の乳房を揉み始めるが巨乳の子はこれをしない。微乳のほうが乳房の感度が圧倒的に高いのではないだろうか?外道諸氏、どう思います?

 次に乳首についてであるが、、、、、、投稿者の皆さん、お願いですから陥没乳首の風俗嬢を発見した時は必ず投稿にそれを明記して下さい。僕、すっ飛んで行きます。今回はこれだけが言いたいがためにこんな長々とした文章を書いてしまった。



必見!「卒業旅行」と「アタック ナンバーハーフ」
 僕は洋画ファンなので日本映画はゴジラ以外ほとんど見ないがタイを舞台とした日本映画は何本かある。ここいらあたりをちゃっかりチェックしているところがいかに も外道らしいでしょ。しかし「僕等はみんな生きている」とか「アジアンビート」とか何故わざわざタイを舞台にしたのか理解できない作品も多い。なんとなく暗いのだ。ストーリーの中に全くタイの特性が生かされていない。タイ人の本質はその「おバカさ」かげんにあり、それを生かさないとわざわざタイまで映画を撮りに行く 意味がないと思うのだが、いかがであろうか?そして「おバカ」と言っても「モンティパイソン」とか「Mr.ビーン」のような英知を結集したおバカではなく、何と言ったらいいか「素のおバカさ」こそがタイの本質だ。そういう意味では「卒業旅行」という映画は素晴らしい。はっきり言ってタイを徹底的に馬鹿にした映画なので設定はTG641でドンムアン空港に着き、そこからクメライ鉄道に揺られること8時間と一応カンボジアを連想させる「チトワン国」という設定になっているが何のことはない、出演者も全員タイ人だし勿論ロケ地もタイ。いっそのことタイと言い切ってしまったほうがもっと面白い映画になったと思う。クルンテープをバンコックと間違われて呼ばれても、チャオプラヤをメーナム川(タイ語知ってる人は笑っちゃうよね)と呼ばれてもマイペンライの国である。いくら馬鹿にしようが平気平気。出演した織田祐二と鹿賀丈史が自分等のレベルを下げて(上げて?)タイのおバカさんたちにみごとに溶け込んでいる。とてもじゃないが「僕等は~」と同じ脚本家が書いたとは思えない。織田祐二というと青島刑事というイメージが定着しているが、僕にとっては「一発太郎」(映画の中での織田の芸名)。それにも増して素晴らしいのは画面いっぱいにタイへの愛情が満ち溢れていること、この「馬鹿にしているんだけど好き。」というのが僕のタイに対する思いとピッタリなのだ。

 このタイのおバカさかげんをタイ人自身が表現するとさらにもの凄いこととなる。タイ映画も日本で何本かリリースされているが、「クライ トン」、「69」(Hな映画ではない)等、トンデモ映画が多い中で「アタック ナンバーハーフ」(原題「サトリー レック」、「鋼鉄の淑女」の意。)、もうこれは最高としか言いようがない。オカマバレーボールチームの物語なのだが、外道的にはパタヤのオカマショーのシーンがあったり(日本人に化けたオカマが元阪神監督の奥方にそっくり)、ピアちゃんという絶世の美女(?)のコスプレ等がハイライトであろうが、スタッフは実話に基づいて、低予算で普通にスポ根ドラマを作ったつもりだろうが(実際決勝戦のシーンは泣ける。)、それがこれだけ完璧なおバカ映画になってしまうところがいかにもタイらしい。これでは160億円かけた「オースティン パワーズ」が可哀想だ。

 興味のある方にはレンタル屋で借りるより、ちと高いが(4,700円)DVDを買うことをお勧めする。これには映像特典満載で、NGシーンも付いている。さすが タイと言おうか編集が結構いいかげんなのでこのNG集もあわせて見ないと物語のつながりがよくわからない場面がある。それに音声もタイ語と日本語があり、日本語字幕もオンオフ可なのでタイ語というかタイオカマ語の勉強にもなる。これをタイで使ったら絶対に受ける。

 それにしても知らず知らずのうちにピアちゃんを目で追ってしまっている自分が怖い。



メイドに手を出すな
 これは僕の知人のある地方公務員の話である。彼は真面目だけが取り柄で病気がち、うだつのあがらない男だった。50になっても嫁さんが見つからず、「国際結婚相談所」という所でタイ人の嫁さんを紹介してもらい結婚した。当時38歳のイサーンの女性だったが、僕の連載を読んで下すっている方にはおわかりだろうが「個性的」で「笑顔の印象的な」女性だった。ちなみに業者には400万払ったそうだ。外道諸氏にはこれがいかにバカげたことかわかるでしょ。

 しかし女は顔ではない、この女性は病弱な彼を本当に献身的に面倒を見ていた。60歳になりほとんど車椅子状態だった彼も定年を迎えた。彼も彼女に非常な恩義を感じていたのであろう、定年後は日本を離れ彼女の田舎に家を建て彼女と共にタイで老後を送る決心をしていた。最後の後片付けを手伝ってあげたので彼は団地に残った家財道具をすべて僕に託して日本を離れていった。2年前のことである。

 その後も彼と彼女ととは定期的に連絡をとっていたのだが彼はまず退職金の一部で彼女の実家の隣に家を建て、ピックアップを買い、残りの退職金は全て銀行に預けた。そして16歳と18歳のメイドを雇い悠悠自適な生活を始めた。「16歳と18歳のメイド」という言葉に疼いてしまうのは僕が正常な外道である証拠だが、彼は身障者で老人である、僕とは違う。こんな優雅な生活をしててもタイなので年金の月額18万円のうち10万は貯金出来たそうだ。

 人間とは不思議なものでこういった生活をしていると健康も回復してゆく。日本では歩くことさえままならなかった彼がタイの生活が始まるとすぐに散歩が出来るようになり、しばらくして家庭菜園まで始めたそうだ。うすうすは感じてはいたがタイの田舎が人間に与える「生命力」には素晴らしいものがある。いったい日本の医療制度や介護制度は何なのだ。半年後、彼が年金の手続きで日本にきた時、ピョンピョン飛び跳ねている彼を見てびっくりしてしまった。肌の色艶も良くなっていたし心なしか白髪も減ったような気がした。以前は病人を扱うように接していた僕が思わず、「若いメイドに手を出すなよ。」と軽口をたたけるほどの回復ぶりだった。

 ここで話が終われば日泰国際結婚の成功を語る美談でしょう。ところが「世に外道者の種は尽きまじ。(真説外道語録より)」である。こいつ本当にメイドに手を出しやがった。しかもよりによって16歳の方に。絶句、何故世の中には外道ばかりがはびこっているのだろう、嬉しくなってしまう。勿論僕は彼を非難しない、むしろ賞賛する。ただ手というか第3の足を出した相手がまずかった。18歳の方に手を出すかまたは両方同時に手を出していればバレずに済んだはずだ。

 案の定、バレた原因は18歳が奥さんにチクッたからだった。18歳はプライドをひどく傷つけられたのだ。タイは未だに男尊女卑の国であるが、逆にそのために女性は非常にプライドが高い。そして女というものは自分自身の「価値」を非常に客観的に理解している。美人は美人と、ブスはブスと自覚している。女は25歳位までは年々、価値が上がっていくが、それ以降は下がっていくこともきちんと自覚している。18歳にしてみれば自分をさしおいて御主人様が16歳を女として扱ったことが気にくわないのだ。これだから女遊びに慣れてない男は困る。

 D妃にしたってC皇太子が女を作るのはある程度覚悟してたのだと思う。王族、貴族が複数の女を持つのは当たり前だ。しかしC皇太子が選んだ女は自分よりブスでババアだった。こうなってしまうとD妃は自分の身の置き所がなくなるし、自分自身を納得させることも不可能となる。僕も浮気をする時は絶対にカミさんより美人で若い子に限定している。こうしておけば万が一、バレた時でも、「君にないものを求めてしまった。ごめんなさい。」で何とか切り抜けることができる。最後の最後でカミさんのプライドを保つことができる。ところがC皇太子のようなことをやってしまっては壱貫の終わりだ。

 男にしても中年になるまで真面目一筋だった奴が40過ぎてからカミさん以外の女にハマると、それこそ見境がつかなくなる。これで家庭を壊してしまった男を何人も知っている。大体の男が家庭破壊後、ハマった女からも見捨てられている。返って若いうちから外道に精を出してた男のほうがうまく家庭をやっているように思われる。遊びと本気、恋愛と妻への愛情の違いがきちんとわかっているからだ。「外道は家庭円満につながる。」このことを僕は、カミさん以外の人間になら堂々と宣言できる。

 知り合いのこの男は、「妻に全財産を渡し16歳と結婚する。タイなら年金だけで充分にやっていける。」と言い始めたので、回りでよってたかって押さえつけた。16歳とは金で話をつけ、どうやら元の鞘に収まった。そしてこの16歳は風俗の道を選んだ。これもまた一つの人生か。



社会的動物としての外道
 「人間は社会的動物である。」誰が言った言葉だかは知らないが名言であると思う。社会性、公共性という煩悩滅却の壁と、動物としてそして雄としての煩悩そのままの壁の間の長く曲がりくねった道を葛藤しながら歩いていくのが人間というものなのだろう。とすれば滅却側の壁にへばりついて歩いているのが一般人で煩悩側の壁にへばりついて歩くのが我々外道ということになる。どちらにせよ同じ道なのだ。

 典型的「社会君」とは社会に出て、馬車馬のごとく働き、将来の結婚のために貯蓄する。結婚したら性欲の対象はカミさんひとりに絞り、子供が出来れば良きパパとなる。運動会の日などは会社で有給を貰い即席カメラマンと化し、休みの日は疲れているのに家族を連れてドライブ。会社の飲み会があっても酔ったふりをする。本当に酔ってしまっては性欲の権化と化したカミさんの夜の相手が出来なくなり怒られてしまうからだ。

 「動物君」は本能の赴くまま、やりたいと思った女が人妻であろうが未成年であろうがいかなる手段を使ってでも思いを遂げてしまう。最後には強姦という非合法手段に打って出ることも厭わない。将来のことなど一切考えない、宵越しの銭は持たない。その日暮らしで「今日がすべて」である。

 「病は気から。」というが、これは正しい。正確には「病はストレスから。」、例えば動物実験でマウスなどの実験動物にストレスを与え続けると本当に死んでしまう。「ストレス社会」という言葉があるが、ストレスが人体に及ぼす影響はこれが持続性を持って人体に刺激を与え続けた場合、恐ろしい結果となる。物理的慢性刺激が原因となって癌を引き起こすこともある。これもストレスの一種だ。また欲望を抑圧してしまうこともストレスとなる。

 全ての動物の雄は命ある限り不特定の雌と交尾し続けることを創造主から本能にインプットされている。逆にこの本能を持たない種族は地球上から絶滅してしまった。「社会君」はそのストレスゆえ早死するだろう。かといって「動物君」の最後は牢獄で野垂れ死にであろう。我々は社会の中で生きているのだ。そこで「外道君」の登場である。外道君は常に煩悩の側に立ちながらも心の中に天秤を持ち、「やりたい」と「やっちゃヤバイ」、逆に言えば欲望を押さえるストレスと社会的制裁を受けるストレスとを秤にかけながら、交尾の機会を虎視眈々と狙っている。この状態を一言で表現すると、、、「すけべ」うーん。身も蓋もないか。

 日本の風俗雑誌を見ていて、「ぜひやりたい」という子を見つけても、吉原、最高級ソープ、現役AV女優、2時間8万円。この値段もストレスだよね。1ナタリー(5,000円)でほとんどの欲望を満たせてくれる街、あなたのストレスという心の疾病をやさしく治療してくれる街、それがバンコクである。これに異論のある人は今すぐこのサイトから出て行きなさい。 



性感染症
 これは、「物事に絶対はない。」を前提に聞いて欲しい。我々が愛してやまないタイにも性感染症は蔓延している。そして他の簡単な性病であれば抗生物質で対応できるが現代医学を持ってしても完治できない疾患が皆さん御存知のHIVである。究極の対処方法は一切の性交渉をしないことであるが、煩悩が爆発し続けている我々にとってこれは「死ね!」と言っているようなものだし、人間としての摂理にも反する。いずれにせよ感染予防は外道にとっても避けては通れない道である。どうしよう?

 交通事故が怖いからといって家から出ない人はいないだろうし、本気で3億円当てるつもりで年末ジャンボを買う人もいないだろう(これはいるかな?)。タイへ行くため飛行機に乗っても墜落する可能性はあるにはある。そう思えばDキスなし、ゴム尺、ゴム本番なら絶対安全と言い切れる。。。。。。。あっ、怒らないで下さいよ。僕だって別にそうしてるわけじゃないんだから。結論から言うと僕はキャリアである可能性が低いと思われる子に絞り込んでDキス、生尺、ゴム本番でやっている。僕の名前はDr.フェラありだ、生尺ははずせない。これなら怒らないでしょ。

 まず立ちんぼ、援交ホテル。これは僕は別の理由で基本的にパス。住所がわからないからだ(ここでいう住所とは番地ではなく例えばBEEちゃんならナタリー56番という住所)。財布を気にしながらシャワー浴びるんじゃセックスしてても面白くない。以前、タイ人の男友達から「何事も経験。」と言われてサイアムに連れていって貰ったことがあるが、確かに選択肢は広い。僕が選んだ女の子に友達が、「身分証明書を見せろ。」と言って中身を自分の手帳に書き写していた。「ああ、なるほどな。」と思ったが、これじゃ白けるんだよね。 

 次に置屋。これは今ではほとんど壊滅状態だが結構危険度は高いと思う。行ったことのある人はわかるだろうがここの子は自分でコンドームを持ち歩かない。それが証拠に店でコンドームを売っている。しかも1個50Bで。客の求めに応じて生でやらせてしまっているのでやはりパスしたい。というよりも田舎から出てきたばっかりでフェラしない子が多いんだよね。さらにゴーゴーバー、危険度は置屋に比べればずっと低下するがやはりホテルに出張する女というのは客から生でやられている可能性が高いので絶対安心とはいかない。同じホテル出張組でも日本人クラブなら客のほとんどは日本人なのでさらに安全性は高くなるが、女の子の前職がわからない。日本人クラブでバージンを散らした女の子など聞いたことがない。チーママは「医者で証明書取ってあるから大丈夫。」というがあんなものタイでは簡単に偽造出来るのだ。疑ってはきりがないが、うーん、もうひとつかな。

 こう考えていくとやはり最も信頼が置けるのはMP嬢ということになる。何せ店への投資額が他の風俗とはケタ違いなので、女の子の管理も比較的しっかりしてるし、基本的に出張なしの風俗なので客に強引に生でやられてしまっている可能性も低い。個室で強引にやられそうになっても電話1本で従業員が駆けつけてくれる。逆に初めての客に平気で生本番をやらせてしまう女が一番怖い。理由は簡単、キャリアを自覚している人間にとって予防行為など無意味だからだ。

 エイズウィルスはキャリアの体液中に存在している。それが直接的に他人の体内に侵入した時、感染が起こるのだ。体内とは粘膜や表皮に囲まれた組織や器官をいう。口腔内や胃の中は実は体内ではなく体外なのだ。だから極端にいえばエイズウィルスは健康体ならば食べてしまっても大丈夫。口から「体外」へ入り体外へ出ていくのだから感染しない。また、大気に触れるとすぐ死んでしまう。であるからあなたの口腔内に口内炎等の潰瘍性疾患や裂傷がなければDキスはまず心配ない。

 次にフェラである。エイズ撲滅団体やタイで有名なコンドーム大臣は「コンドームを使いましょう。」というキャンペーンをやっているがこれが実に不親切。これでは「本番時に使いましょう。」なのか「フェラから使いましょう。」なのかわからない。困ってしまう。さらに「もしフェラがだめならクンニはどうなんだ?」という疑問も生じてくる。外道をやるのも大変だ。

 投稿には「ゴムフェラ」と「生フェラ」しか書いてないが、中には玉や竿までは生で舐めてくれて亀頭をカッポリの直前にゴムを被せる子も結構いるでしょ。なかなか賢いと思う。絶対に安全な方法だ。この方法も「生フェラ」と解釈していただければ幸いですが、、、、、、、、、、あっ、やっぱり怒ってる。もっと書かなくちゃだめか。上と同じようにあなたの亀頭に潰瘍や裂傷がなくてもフェラの最中に傷つく可能性はある。原因は虫歯で歯が尖っていたり鋭利な充填物が歯に入っている場合がほとんどだ。生フェラの前には相手の虫歯チェックをお勧めする。まあタイ人に虫歯はほとんどないけどね。ここまでクリアできても最後に「尿道管からの感染」も可能性はわずかだが考えられる。これはどのように克服すれば良いだろうか。「宇宙船艦ヤマト」世代の方は波動砲を連想して欲しい。そう、そのまま口内発射してしまうのだ。尿道管から侵入してきたウィルスを精液発射により宇宙の果てに吹き飛ばす。いかにも外道らしい対処法ではないだろうか。

 アナルは絶対NG、お尻の穴は傷つきやすい。ホモにエイズが多いのは正にこのためだ。最後に生本番であるが、これはいくらあなたが望んでも健全で聡明な風俗嬢なら拒否するはずだ。実は本番に限って言えば男から女へ感染する確率のほうがその逆より圧倒的に高い。こちらが相手を疑っているように相手だって、「外道なんてみんなキャリアよ。」と疑っている。ゴム本番をすることはあなたの身の安全以上に風俗嬢に対するエチケットでもある。えっ、まだ怒ってる?どうしてもタイで安全に生でやりたい?うーん、長くなったのでこれについては後日、この場所で発表しよう。(紘さんから督促メールが来たりして)

 ここ10年来の大騒ぎでタイでもやっと減少傾向に転じたようだ。しかし周辺国では着実に増えている。もうひとつ、キャリアが確実に増えている国がある。我が国、日本だ。



ロリコンという名の犯罪?
 最近千代田区が「歩行中の喫煙禁止」の条例を施行し話題になっている。僕は御茶ノ水にロックの輸入盤CDをたまに買いに行く以外、この地区に用はないので関係ないが、この条例を聞いて思い出すのはシンガポールである。昔からガムやタバコのポイ捨てに罰金を課すことで有名だった。僕も行ったことがあるが、街がきれいすぎておちつかない。それに風俗関係の店もほとんどないので我々外道には無用の国だ。逆にこの国からも大挙してタイにやって来ている。この国の成人男性全てが外道といっても言い過ぎではない。

 僕は、「国土が狭いから国民一丸となって国を綺麗にするように勤めているのだろう。」ぐらいに思っていた。ところが先日、シンガポールの友人と飲んだ時、この話が出た。彼が言うには、もともとシンガポール人には公衆道徳観念が全くなく、街もゴミだらけで散らかり放題だったそうだ。業を煮やした政府がああいった法律を作らざるを得なかった、というのが真相のようだ。

 アメリカという国は人権、男女同権、人種差別ということについては世界一うるさい国である(ついでに喫煙も)。しかもそれを他国へも押し付けようとする。一見、民主主義が高度に進んだ先進国のように思えるが何のことはない、シンガポールを例に取れば人権侵害、女性差別、人種差別をやり放題の国だったということになる。だからこそ法律による規制をせざるを得なかったのだ。こんなことはあの国の建国の歴史をみれば明らかだ。逆に日本は今までシンガポールのような規制もアメリカのような規制も何もなかった。数千年の歴史の中で国民が円滑な共同生活のためのノウハウを自然と身につけていたので、法律による網など必要なかったのだ。

 アメリカがもうひとつ法律で規制し、世界に押し付けたものに18歳未満との性交や性的表現の規制、いわゆる「ロリコン法」がある。裏を返せばそれだけアメリカにはロリコンが多いということだろう。確かに昔からアメリカはこれには厳しかった。成人のポルノビデオがアメリカ中心だったのに対し、ロリコン物はヨーロッパ、日本(そしてタイも)が中心だった。裏ビデオ評論家の僕が言うのであるから間違いない。アメリカが何故こんなにもこだわるのか、これは僕の推測でしかないが、おそらく自国内において白人と有色人種の人口比率の逆転を恐れたためであろう。白人が「高度な教育」とか「他国に負けない専門知識」等と言って教育に没頭し、ノロノロしている間に有色人種にバンバン繁殖されてはたまらない、というのが当たらずとも遠からずな理由である。 

 フェロモンという言葉は今では色々な意味に使われひとり歩きしてしまっているが、本来は女性ホルモンの一種である。人間も含めて動物の雌は生理が始まると同時にフェロモンと呼ばれる「雄寄せ」のホルモンを分泌し始める。このホルモンに引き寄せられた雄が雌と性交し、種族保存という生命体の大原則が保たれるのだ。つまり排卵を開始した雌とまぐわりたいという欲求は国家や宗教を超えた雄としての非常に大事な本能なのである。

 確か日本ではかつて少女に対する性的規制というのは13歳未満であったはずだ。それがアメリカの圧力か何か知らないが、まず県条例という形で規制が始まり、東京と長野は最後まで抵抗したが1999年をもって全てが終わってしまった。以後は18歳未満の女性に興味を持つものは「ロリコン」とよばれる変態であり、性交渉でもしようものなら凶悪犯罪者の烙印を押され、社会から抹殺されてしまう。「種族保存の本能」ということを考えた場合、恐ろしい時代になった。

 これ以降、「ロリコン犯罪者」として名前が新聞に出てしまう「可哀想な」人が急増した。そして面白いことにそのほとんどが学校の教師なのだ。しかし考えてみればあたりまえ、毎日のように職場で何十人ものフェロモンを嗅がされていては、おかしくならないほうが不思議な位だ。僕の理論の正当性を証明しているようなものだ。法律を無視し、医学的に考えれば排卵を開始したロリータに性欲を感ずるのは健康な証拠で変態ではない。「ババ専」と呼ばれる閉経した女や生理の始まっていない幼女に性的魅力を感じてしまうほうがよっぽど変態なのである。となればかつての日本の「13歳未満」というのは非常に素晴らしい法律だった。排卵開始年齢と一致している。

 こういった可哀想な境遇におかれている中学、高校の男性教師に対しては、「外道特別法」なる法案を成立させ、夏休みや冬休みにはタイへ招待して好き放題に遊ばせてあげないと、心の健康が保てない。と思っていたら、何と日本人が海外で淫行した場合も日本の法律で処罰する?おいおい、それってやり過ぎじゃない?犯人引渡し協定のない国で日本人がロリータ遊びした場合はどうするの?コージーの子供部屋へ通ってた外道は全員犯罪者か?ところが外道諸氏よ、チェンマイで実際に日本の確か大学教授か何かがこの法律で捕まり、日本へ引き渡されたのだ。詳しいことはわからないが、おそらくチェンマイの置屋で少女を買い、ホテルに連れ込むところを警官に追跡され、行為の最中に現行犯でやられたのだろう。これでこの教授の今までの実績も将来も全てパー。こんな時はどうしたらいいのだろうか?これに関してはコメントしようがない。ただ下に書いたことがちょっとでもヒントになるかな。

 僕はタイで車を運転するがいつも無免許だ。国際免許書を取るのに免許センターまで片道2時間かかるし、金もかかるので面倒臭い。タイで運転してても検問に引っかかるのはせいぜい数年に一度なので、いつも胸ポケットに500バーツ札を忍ばせて運転している。警官に「免許証は?」と言われたら黙って500バーツを差し出す。札束を取り出すと「全部よこせ。」と言われてしまうからだ。これで今まで一度も検挙されたことがない。
 
 外道諸氏も心して欲しい、「悪法もまた法なり、小泉もまた首相なり。」



「外道の細道」にガセネタは多いのか?
 あのサリン事件が起こるずっと前、A真理教の出版物は僕の愛読書のひとつだった。教祖と年が同じだったこともあり書いてある内容も同調できるものが多かったし、化学的、医学的内容も非常に詳細で僕のような「エセインテリ」を「騙す」のに十分魅力的な内容であった。しかし話が「ユダヤ」に及ぶと様相が変わってくる。彼等は出版本の中でジョン レノンを批判した。「イマジン」の歌詞で国家や宗教を否定していることが気にくわなかったらしい。批判をたらたらと書き連ね「ジョンはユダヤの手先だ」と持ってくる。そして最後にジョンの写真をでかでかと載せ、その下にコメントとして「ヘイ ジュ―ド」はユダヤ賛歌である。なぜならジュ―ドとはジュー(ユダヤ人)の意味だ、と。ヘイ ジュードがポールの曲でジョンの息子ジュリアンのために書いた曲であることは世界中でおそらく100億人の人が知っている事実である。僕も先日の東京ドームでは涙を流しながら大合唱してしまった。

 おそらくこの批判のネタ本になったのはUというジャーナリスト(?)が書いたユダヤ批判本であろう。これはかつて日本でもベストセラーとなりユダヤ協会から抗議がきたので御記憶の方も多いと思う。僕はこの人の論法にもハマッてしまった口だし、バブルの絶頂期に日本の没落を「予言」していたのだからそれなりの人だと思うのだが、著書の中で「ロックは人々の思考回路をマヒさせんがためのユダヤの陰謀である。」とやってしまった。この人、クラッシックがお好みらしいがロックというものがまるでわかってない。

 いかなる著作物でも記述された基本的事実に誤りがあればそれでおしまいなのだ。それまでの記述のリアリティが全て消失してしまう。僕もそれ以来、この二人の著作物は一切読んでいない。良かった。「ロックに救われました。」という人は数多くいるが僕もそのうちの一人かな?

 GーDIARYというタイ風俗雑誌の中で、「外道の細道はガセネタが多い。」という記述があった。これはおそらく当HPで「○○の○○ちゃん、サービス最高で生でやらせてくれました。」みたいな記事を頼りに指名してみたら最悪だった、といった類のことであろう。しかしこれは言うまでもないが「投稿者」にとって「最高」だった、という意味なのだ。「生フェラ」と書かれていた子でも例えばあなたの亀頭に変なものを発見したらゴムをかぶせてしまうのも当然である。逆に当HPでケチョンケチョンに書かれていた子を僕は個人的に知っていて、友達に紹介したのだが、彼は今、この子のリピーターになっている。これも「投稿者」にとって「最悪」だった、ということに過ぎない。

 このHPに「基本的事実の誤り」はないと思う。問題は読み方なのだ。それに風俗嬢も家族の生活を支えるためみんな一生懸命仕事している。そんなにひどい子はいないはずだ(ブスは腐るほどいるが)。要は風俗嬢を生かすも殺すも客であるあなたの態度次第なのだ。タイの女性は概して我が強い。こちらのペースに巻き込もうとすると反発するが、ある程度の希望を言って後はあちらのやりたいようにやらせれば結構良くしてくれる。数少ないが「お金はいらない。」なんて言ってくれちゃう子までいる。逆にこういう子には僕もチップはずんじゃう(騙されてるのかな?)。

 タイは微笑みの国でもある。あなたに大切なのは「やさしさ 微笑 重い槍」。 



外道式タイ語学習法
 外道諸氏も天使の都に行ってつくづく感じるであろうがタイ語がしゃべれるか否かで遊びに雲泥の差が出てしまう。それならばと一念発起してタイ語の学習本を買った人も結構多いのではないか。しかしほとんどの人が最初のページを読んであきらめてしまったことは容易に想像できる。僕もその口だ。声調がどうの母音が9種類と言われれば日本人なら「ふざけるな。」と思うのがあたり前である。それならいっそのこと日本語としてタイ語に挑戦してみてはいかがだろうか。

 まず声調、これは一切無視。母音は5種類つまりアイウエオに統一。(タイ語の先生の怒り出す顔が浮かぶ。)子音も44あるが、これも全て統一、アルファベット表記でK,KHはKに、T,THもTに。日本人がもっとも不得意とするLとRも、ええい、面倒くさい、Rに統一。これで大分すっきりした。つぎに文法であるがこれは英語で使う第一文型から第三文型の三つだけ。多少強引だがこれでなんとかなる。クン(YOU)スワイ(BEAUTIFUL)が正解だがクン ペン(ARE)スワイでも十分通じる。試験を受けるわけではない、道具として使えればいいのだ。

 こうしておいて文字を見ると、アッと驚く蛇の大行進。しかしこれは逃げてはいけない。蛇をやっつけよう。要するにこれは単なるアルファベットなのだ。これだけ特徴のある文字だと返って覚えやすい。日本語アルファベットに変えて覚えてしまうのに1日とかからない。ここまで準備ができたら学習本の基本会話の部分のタイ文字をこの日本語アルファベットに置き換えてノートに書き出してみるのだ。勿論、声調記号は一切無視。長音、短音も無視していい。実際にやってみると二重母音なども絡んできてパズルのようで結構面白い。ゲーム感覚で楽しめる。楽しくなければ勉強など続くわけがない。そして書くことが暗記の早道であることは御存知であろう。

 これで終わってしまっては単なる学習本の前書きだ。ここから外道に突入する。とにかく英語で言えば中学一年生夏休み程度の語学力を身につけたらさっそく使うべし。どうも日本人は外国語を使うのを恥ずかしがる。しかしあなたがタイ語を使う相手は風俗嬢だ。オチ○チ○まで見られてしまっているのだから恥ずかしくも何ともないでしょ。 あなたが声調も発音もめちゃくちゃなタイ語を使った時、ここが大事ですよ、平気でベラベラと早口タイ語で返してくる女とゆっくり明瞭な発音であなたにわかりやすいように返してくれる女がいる。前者はさっさとやることだけやっておさらばした方がいい。性格の悪い女だ。後者は絶対いい子だ。あなたとコミュニケーションを取ろうとしている。関係ないがロックとは正にコミュニケーション願望なのだ。あなたに対するやさしさを感じる。あなたに興味がある。

 ヘタなタイ語で相手の本性を見抜く、これも大事な外道の心得である。こういう子とは一緒に食事に行ったり夜を共に過ごすべきである。なにしろあなたの大切なタイ語の先生なのだから。こういう子はあなたのタイ語を聞いてあなたのタイ語能力を推し量り、あなたのわかる範囲でのタイ語を話してくれるし、あなたの声調や発音の間違いを言い直してくれたりする。声調はこうして体で覚えないと無理だ。頭では覚えられない。ほら、気がついてみたらタイ女性とタイ語で会話出来たでしょ。こうしていけばあなたのタイ語力は訪泰の度に上がっていく。

 僕はこういう子には思いっきりやさしくしてしまう。「おい、しゃぶれ。」ではなく、三つ指ついて、「実は私フェラチオが大好きなのですが、こんな愚息でよかったらしゃぶっていただけますか?」くらいな謙虚な気持ちで接する。こういう子はやさしさをやさしさで返してくれる。この「やさしさ」を感じた時こそが外道遊びの至福の瞬間なのだが。この後、恋人同士のように野獣的セックスに突入するのは言うまでもないことである。

 世界中がネットで結ばれ、ありとあらゆる情報伝達手段が発達した現代においても、例えばこの「ヘタクソなタイ語」のようにプリミティブでぎこちない手段でしか伝わリ得ない「真実」というものもあるのだ。



バンコクへ行けない?
            
 やっと今年の暮れも仕事の段取りがついて、カミさんもうまく騙くらかしてタイ行きの手筈を整えた。実は僕はウルトラマンなので大気の汚れた日本に3ヶ月以上居ると胸のカラータイマーが赤く点滅を始めてしまう。早く故郷のタイに帰ってMPで体を洗浄して貰わないと。ところが何と今年はもう空席がない。

 僕はタイへ行く時はいつも年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、三連休を微妙に避ける日程にしている。そうすればチケットは安いし飛行機は空いているのでゆっくり寝て行けるし、しかも雛壇の前にライバルの日本人が少ないといい事ずくめなのだ。今年も12月19日からの訪泰を予定していた。旅行代理店に頼んでチケットが取れなかったのではない。予約のホストコンピューターをいじくりまわせる立場の人にコネがあり、その人に頼んでもダメなのだ。既に現時点(11月後半)で予約自体を閉めちゃった(キャンセル待ちさえ受け付けない)便が続出している。外道諸氏でも年末の訪泰を予定していてまだチケットを取ってない人、今すぐ代理店に電話しなさい。もう既に代理店の言いなりの値段と日程に合わせるしかないよ。

 航空会社の友人が言うには、例のバリ島事件の影響らしい。あれで旅行者が「安全」なタイに集中してしまったというのだ。テロなんて我々外道とは正に正反対のことだと思っていたのに、テロの影響で外道が出来なくなるなんて恐ろしい世の中になったものだ。

 前回の湾岸戦争の時、サダムの言った言葉、「アメリカはイラクとイスラエルに対しダブルスタンダードだ。」あなたの言う通りです。しかもイスラエルの建国理由が、「神がユダヤに与えた土地だから。」ではパレスチナの人もたまんないよね。アメリカはテロの撲滅を強調するがこれって裏を返せば「軍事強国に逆らうな。」ということではないか。強大な軍事力に対抗するにはテロしかないのだ。そして自爆テロ実行者の中にはまだ未成年の少女もいる。アメリカが外道に対して、「手を触れることもまかりならぬ。」と言っている彼女等が含まれている事実をなぜかアメリカでは報道しない。ここいらがこの国のずるいところだ。

 だからと言ってテロ屋さんには一切の同情や哀れみも感じない。理由はただひとつ、彼等が一般大衆の命を狙うからだ。アメリカがとんでもない国だと言ってもとんでもないのは為政者達であって一般国民はいい人達だ。外道だってたくさんいる。ただマスコミに騙されちゃってるだけなんだよね。テロ屋さんも命を狙うなら為政者そして権力行使の原動力となっている軍部、その裏に隠れてチョロチョロしてる奴の命を狙うのなら理解も得られるだろうが何の罪もない一般人を狙っちゃアウトだよね。逆にアメリカだってイラクやアフガンで「ピンポイント」とか言って軍事施設や政府施設だけを狙うポーズは取ってるけど実際に路頭に迷ってるのは一般国民で親分は逃げるか隠れるかしちゃってるもんね。爆撃したって何の意味もない。親分だけを拉致、収容するような軍事行動を取れば世界の理解も得られるのにね。おそらく日本でも政府関係者以外はアメリカの軍事行動を支持する人いないんじゃないかな?

 アメリカの軍事作戦も自軍の兵士の命を守るために一般大衆の命を犠牲にしているとしか思えない。軍人は死ぬのが商売なのだからいくら死んでもいいのだ一般大衆に迷惑をかけるな。ヤクザも同じ。自分等だけで出入りやってりゃ誰も文句言わないけど一般人を巻き込むから非難されるのだ。

 それにしても外道がタイに行けないのは困った問題だ。一般旅行者がいくら大挙してバンコクを訪れても人道援助を待っているタイ風俗嬢達には何も届かない。北朝鮮への人道援助は末端の人達に全く届いていないが外道の人道援助は確実にしかも現ナマで末端に届いている。政府間援助より素晴らしい援助をしているのだからせめて、「フェラは生で」くらいの誠意は見せて欲しいものだ。我々の外道援助の欠点は援助が美人で巨乳に集中してしまうことか。貧乳もいい味出してるんだけどな。

 タイ政府も自国民のことを考えるのなら飛行機をチャーターして外道特別便を運行させるべきだ。機内でその日出勤予定の風俗嬢をスクリーンに次々映し出して、「御希望のお客様には機内で御予約を受け付けております。アシスタントパーサーまでお申し付け下さいませ。」なんていうアナウンス流しちゃったりして、BEEちゃんあたりを臨時スチュワーデスに雇ってコスプレ披露してくれたり、ヒロポン軍曹が機内で「バンコクMPの基礎講座」なんかをやってくれちゃったら楽しいだろうな。勿論、ドンムアン空港から各風俗店へはタイ空港のワゴン車で無料送迎。どうせバンコクへ行けないのならせめてこんな初夢でも見てみたい。

 ところで広島と長崎の原爆って明らかに一般大衆を狙ったものだよね。


ホテル部屋ソープランド化計画
 いつものようにMPへ行く。ナンバーにBがついているのはBコース、つまりマットあり。これは外道の常識。しかしいざマットプレイ(正式名称「泡踊り」)が始まってみると日本のソープとは何かが違う。日本の方がずっと気持ちがいい。何故か?そうバンコックのMPは文字通りソープランドなのだ。泡踊りに石鹸を使っている。これじゃ30年前の日本の「トルコ風呂」だ。やはりゼットローションを使ってやって貰わないと僕は怒っちゃう。

 しかしバンコックではゼットローションは手に入らない、となれば日本から持っていくというのが当然の外道的発想である。ゼットローションは東京で言えば吉原のようなソープ街の薬局に行けば何処でも売っている。値段は1ボトル1,000円(無臭)と1,200円(芳香)これで約10回使える。このローションを知らないという不良外道のためにあえて解説するが、洗面器に原液1に対して湯を2~3加え手でかきまぜて使う。MPには洗面器がないので100円ショップ等で小さめのものを買い求め、持っていくことも忘れてはならない。

 お風呂タイムが終わり彼女がマットの準備を始めたら、いそいそとローションと洗面器を取り出し見ている前で作り方を教えてあげなさい。指を広げ気味にしてホイップするようにかき混ぜるのがコツ。彼女は絶対に興味を示す。次にマット全体にこれを塗り、お互いの体にも塗りっこする。産まれて初めてのゼットローションのあのめくるめくような感触に彼女が本気で感じ出してしまうことを僕はここに保証する。この後の調理方法は、、、あなたにおまかせしよう。

 「自宅の風呂がMPの個室だったら、奥さんがソープ嬢だったら、」というバカな夢を見ている外道諸氏が全国に5,000万人はいると僕は確信している。この夢はある程度、実現可能である。考えてみれば宿泊しているホテルの部屋は自室のようなものだ。ここにゼットローションとビーチマットを持ち込めばソープランドが完成するではないか。あと空気入れも忘れずに、マットを口でふくらまそうとしたら死んじゃうよ。それとホテルの風呂場にマットを敷くだけのスペースがあるかどうかも確認しておく必要がある。

 ここまで準備が出来たら後はMP嬢を部屋に連れ込むだけ。しかし店やMP嬢のいいなりになって2回分、3回分の金を払って連れ出すのでは芸がない。よく考えて欲しい、MP嬢が店から貰えるお金はあなたが店に払ったお金の約半額なのだ。MP嬢と直接交渉しなさい。店が終わってからあなたの部屋に来てもらえばカンクン(泊まり)で2,000B~3,000BでOKなはずだ。MP部屋でやるのとは違うリラックスしたセックスを楽しむことが出来る。但しこれがバレるとMP嬢と店の間でトラブルになるので、まずあなたがMP嬢との間にしっかりした人間関係を構築しておくことが重要である。何もこれは遊びに限った事ではない。ビジネスにおいても同様である。

 さらに考えれば、MP嬢でなくてもナナの女、立ちんぼ、援交ホテルの女などをこの「即席ソープランド」に連れ込んで泡踊りをやらせてしまうというのも高度な外道遊びではないだろうか。(僕は失敗した。)もしこれに成功した外道諸氏がいたら、そのタイ語の語学力および説得術、羞恥心を全て捨て去る勇気、外道を極めんとする向上心に対して「外道大賞」を進呈したい。



イギリスとチェンライ
 小学校5年の頃だと思う。家にあった文庫本を何の気なしにペラペラとめくっていたら人形の文字のようなものを発見した。興味を引かれた僕は一生懸命読んでみようとしたが、学校へ行ってもまともに教科書など開いたことのない僕である。漢字がわからない。それでもこの人形の意味を知りたかった僕は母に「この漢字なあに?どういう意味?」と聞きまくり何日もかけて何とかおぼろげに理解できた。ホームズの「踊る人形」との出会いである。しかし昭和30年代、「進駐軍」という言葉が違和感なく使われていた時代である。英語をしゃべるのは全てアメリカ人だと思っていた僕は当然、ロンドンはアメリカの都市だと思っていた。この後他のホームズ物語を全て読破したのは言うまでもない。ただ今考えると謎解きの面白さよりもホームズの「超変人ぶり」に惹かれていたような気がする。それに比べりゃ小泉なんて、いずれにせよこれをきっかけに曲がりなりにも「勉強」をするようになり、とりあえず大学まで行けたのもホームズ様のおかげである。

 丁度同じ頃、ラジオから流れてきた「アホなホ―リャ―へ―」という曲に衝撃を受けた。学校の音楽と全然違う。僕は音楽の時間が大嫌いだったが、音楽に浸る恍惚感というのを一発で理解してしまった。ビートルズの「I wanna hold your hand」との出会いである。「ホームズとかビートルズとかアメリカってやっぱり凄い。」いたいけな少年の偽らざる感想だった。その後ロックにのめり込んでいったが、レコードなど買えるはずがない。ひたすらラジオである。色々な曲を聴きながらも好きなバンドと嫌いなバンドが自分なりに色分けされていった。勿論、全部アメリカだと思っていた。

 中学生になって、音楽雑誌を読むようになり驚愕の事実を知る。僕の好きなバンドは全てイギリスで嫌いなものは全てアメリカだった。僕は何の予備知識もなくイギリスとアメリカを嗅ぎ分けていたのだ。そしてホームズ様も勿論イギリス人だった。自分の内なる秘密を知ってしまった僕はその後は意識的にイギリスにのめり込みイギリス一色の学生生活を送った。こんな男が女の子にもてるわけがない。あの頃は西海岸ブームだった。長髪、ベルボトムの僕は女の子に嫌われまくりガールフレンドもいなかった。ここいらが外道に走った一因かもしれない。

 日本にタイスナックが出現し僕も数知れない女の子を買った。「気に入らない女と寝るのならマス掻いてたほうがマシ。」という主義の僕なので、女を求めてハシゴすることもしばしばだった。タイについてその頃まだなんの知識もなかった。こうして苦労して見つけた女の子に出身地を聞いてみると、チェンマイ、パヤオ、ランパーン、チェンライ。タイの地図も頭に入っていなかったので、「ああそう」で終わっていたのだが、その後タイについて勉強するようになって愕然とする。僕の聞いていた地名が全て北部タイだったのだ。しかもタイはいくつかの民族の集合体で北部タイもヌアと呼ばれるひとつの民族地帯だったのだ。またまた僕は何の知識もなしにヌアとそれ以外を嗅ぎ分けていた。僕は犬か?

 バンコックに上陸するようになって女選びの幅が広がると僕の「鼻」はさらに先鋭化した。僕は女選びに努力は惜しまない。ナタリーを先頭にエマニュエル、ハイクラス、シーザー、ミラージュという800メートルトラックを3周し幸一にあきれられたこともある。そんな苦労をして選んだ女の子が全てチェンライ出身なのだ。勿論、コンシアからは何の知識も得ていない。恐ろしいことだ。

 僕がナタリー贔屓なのはチェンライ出身が多いからに他ならない。それに何も「ヌアは美人だ。」と言いたいのでもない。僕は人から、女の趣味が変わっているとよく言われる。キャンディーズではミキちゃんだった。何故一番人気がなかったのか今でもわからない、というのが僕である。外道諸氏もこれからも数多くのタイ女性を買われるであろう。その時タイの地図片手に出身地を聞いてみるといい。必ず地域性がみられるはずだ。「だからどうした。」と言われれば、「こらまた失礼いたしました。」としか言いようがない。でも自分の好みの地域がわかれば女選びにも役立つでしょ。

 タイ人は「輪廻転生」を信じている。それによれば僕の前世はチェンライ人、そのまた前世がイギリス人という。ああ、外道は奥深い。こんなことまでわかってしまう。



外道的白髪染め
 加齢とともに男を悩ませるものに白髪とハゲがある。「どちらかを選べ。」と悪魔の選択を迫られた場合、普通は白髪を選ぶだろう。白髪なら白髪染めで対処できるがハゲにはアデランスが必要となるので金もかかる上にうっとおしい。しかし外道的にはハゲを選択するのが正解である。なぜならハゲる原因として生体防御反応、遺伝等色々あるが直接的には男性ホルモンが関与している。「ハゲは精力絶倫」というのは俗説ではなく本当なのだ。

 悲しいかな僕を襲ったのは白髪であった。「風俗嬢と恋愛を楽しむ。」が僕の訪泰時の基本的姿勢である。見てくれは若々しいに越したことはない、白髪染めで対処していた。しかし外道神は僕を見捨てたのか?数年前から僕の下の毛を白髪が急襲し始めた。ここがごま塩というのは実にじじい臭くみっともない。

 ある訪泰の前日、意を決した僕は下の毛の白髪染めに挑戦した。まさか床屋に頼むわけにもいかないでしょ。肌が染まらないようにコンドームとクリームで防備し白髪染め決行。やった!若返った、と喜んだのもつかの間、何と竿の根元が真っ黒、洗っても落ちない。しかたなくそのまま訪泰しMPへ直行。部屋に通されてまず言い訳しなければならない。「白髪はモイスィーカウで通じるだろう。染めるはタイ語でえーと、何だっけ!わからない、どうしよう。」と、とてもじゃないがセックスを楽しむ雰囲気ではなかった。

 帰国後、僕は下の毛を綺麗に染める研究を開始した。コラッ、笑うでない。これが外道ぞ。苦心の研究の結果、あるメーカーが発売していた「シャンプータイプ白髪染め」というものに到達した。これならちと高いが(800円で使いきり)肌や竿を染めることなく白髪だけが綺麗に染まる。但し爪と髪の毛は発生学的に同一組織なので染まってしまうためゴム手袋が必要であるが。

 あの部分は訪泰したら多くの女性に見ていただく個所である。しかも超至近距離で。こういう部分にもちゃんと気を使うのが外道的身だしなみではないだろうか。いや、待てよ、「MPで陰毛染めサービス」っていいアイディアだな。今度幸一に相談してみよっと。



「個性的」と「チャイ ディー」
日本の夕刊紙や三流週刊誌上で風俗店や風俗嬢に関する記事をよく見かける。これらはほとんどフリーの風俗ルポライターが実際に店に行き、風俗嬢に「御対面」して書いている。店長や女の子の協力が不可欠であることは言うまでもない。女の子が美人だった場合は問題ない。はっきりと「絶世の美女」なり「女優で言えば○○似」と書けるからだ。 ライターが困ってしまうのは風俗嬢が明らかにブスだったり、高飛車で性格に問題がある場合だ。何しろ彼等にとっては店と仲良くやっていくことが生活の糧なのだ。はっきり「ブス」とか「嫌な奴」と書いてしまったらその後は店から取材拒否を食らい、仕事が出来なくなってしまうのだ。かといって全くのウソ記事を書くわけにもいかない。とりあえずジャーナリストの端くれなのだから。

 こんな時彼等は「個性的」という言葉を使う。風俗記事でこの言葉が出てきたら「ブス」と解釈して絶対に間違いない。同じ雑誌に何人もの風俗嬢を紹介しなければならない場合は、「コケティッシュ」等どうとでも解釈できる外来語を使ったり、「笑顔が印象的」等よく考えてみると意味不明な表現をしたり 、「ムチムチボディ」等顔に関するコメントを避けたり、ブスを言葉で表すのに苦労の跡がうかがえる。「グラマー」は勿論「デブ」の意味だ。本当のグラマーなら表現がもっと具体的になるはず。性悪女は「トンでる」とか「甘えん坊」、「女王様」という言葉で逃げる。とにかく彼等は風俗嬢の良いところは誇張し、悪いところをごまかすような記事を書く。以上のことを頭に入れて風俗記事を読み返すことを外道用語で、「読解力をつける。」と言う。外道諸氏よ精進あれ。

 とここで終わってしまっては「外道を生きる」にならない。話をバンコックのMP、雛壇の前まで飛ばそう。あなたのそばにコンシアが寄ってきた。「ノム ヤイ」(ボイン。死語)などと言い出すコンシアはおバカだ。本人が目の前にいるのだ。「ボリカン ディー」 ( サービスが良い)、「チャイ ディー」(やさしい)、「ニサイ ディー」(性格が良い)等がコンシアが使う常套用語だろう。ところが良く考えてみると我々はここへ2時間のサービスを買いに来ているのである 。「やさしい」とはどういう意味だろうか?少なくとも、「何でもやらせてくれる。」という意味ではないだろう。僕は女の趣味が特殊なのでコンシアが薦める子を指名したことがないのでわからないが、外道諸氏、いかがであろうか?

 「やさしい」と言われるとひねくれ者の僕は、「他に誉めるとこがないからしょうがなく言ってるのだろう。」と解釈してしまう。つまりサービスも悪いし、性格も良くない女であると。コンシアだって客と面と向かっているのだから全くのウソはつけないだろう。やはり「ボリカン ディー」以外は信じないというのが正しい外道ではないだろうか?

 ところで「性格が良い」という言葉は日本ではあまり使わないような気がする。どちらかというと「やさしい」とか「素直」という言葉を使うのではないだろうか。しかし タイ人は「やさしい」と「性格が良い」をはっきり区別して使っているようだ。僕は仲良くなった女の子から判で押したように、「チャイ ディー テー ニサイ マイディー」(やさしいけど性格が悪い。)と言われる。こちらの魂胆を見透かされているようで怖い。



外道王国の通貨単位「ナタリー」
 今年の6月から改正道路交通法が施行された。酒気帯びに何と30万、さらに同乗者責任も問うようになった。人権保護法等には大声をあげるマスコミもこれに対しては沈黙していたので、知らない方も多いのではないか。何も言わないのも当然だ。声をだせば酒酔い運転を擁護した「悪者」にされてしまうからだ。マスコミとはこの程度のものである。大都市に住んでいる方にはピンとこないだろうが都市近郊や地方都市では、「車で居酒屋」は半ば公然化している。それが証拠にバイパス沿いには大きな駐車場を構えた居酒屋が乱立している。

 日本経済のトップに立ち毎晩公用車で料亭通いをしている偉い人達には絶対わからないだろうが、僕のように日本の底辺にいて夜の街を徘徊している人間にとってはこの法律が今、ブロージョブのようにジワジワと効いてきているのを肌で感じる。のん兵衛が消えていっているのだ。日本の経済を支えているのは実は底辺にいてムダ金を使っている国民である。日本の景気はますます悪くなるぞ。 

 「真の外道とは全ての物事の価値観をバンコクの女の子の値段に収束させた人間である。(「真説外道語録」より)」ということで広大な外道王国でも僕の住む地方では「ナタリー」という通貨単位を使っている。1ナタリーの為替レートは5,000円。「コージー」という通貨を使っている地方もあるがほぼ同レート。「レインボー」はレートの変動に幅があるので通貨として適当ではない。

 「今回の宿はエメラルドに決めた。」「あそこは1ナタリーもするじゃないか。隣のパラゾだったら半ナタリーで済むぞ。」「いや今回はMP嬢を部屋に連れ込む予定だからバスタブ付きの部屋じゃないとあのサービスが受けられないんだ。」といった会話をあちこちで聞く。富豪外道から「シャンゼリゼ」を通貨単位とした方がわかりやすい、という申し出があった。それでは1シャンゼリゼ=2ナタリーというレートでいかがだろうか。

 「30万円?へっ、僕には関係ないや。」と思っていてもいざ自国レートに換算してみて驚愕する。そして「政府が悪い、警察が悪い。」と叫び出す。これが正しい外道である。だって60ナタリーだぞ!一体日本の価値基準はどうなってしまったんだ。一気に使えば61Pが出来ちゃうじゃないか。問題はあの部屋に61人が入り切るか否かということだけだ。それならば、それならば、酒気帯びはやめよう。

 ということで今回は警視庁の感謝状狙いの内容でした。



3Pにおける人間関係
 バンコクのMPの醍醐味というと色々あるだろうが3Pこそが究極であるという意見に異論の余地はないであろう。吉原でも出来ないことはないが値段が高すぎる。それが1万円程度で出来てしまうのだからバンコクはこの世の楽園であることに間違いはない。「天使の都」とはよくぞ言ったものだ。
 さて外道A君は「今回こそ3P貫徹」の決死の覚悟のもと、某MPに突入した。A君、これから展開されるであろう極楽絵図に 心はウツロ、すでに勃起状態。「1人目は容姿で選ぶとして、もう1人は、うーん、やっぱり乳かな。」などと雛壇に視線をフラフラと向ける。そしてコンシアに「26番と77番。」

 人間が集まる所に必ず派閥ができる。MPとて例外ではない。仲の悪いのもいれば一匹狼もいる。おそらくA君は2人の女の子とただ順番に行為をしただけでMPを後にしたであろう。これは邪道3Pである、A君のプロジェクトは失敗した。

 どんなプロジェクトでも大切なのは適切な人選と周到な計画である。A君は3Pプロジェクトに対等な関係の部下2人を選択してしまった。これでは命令系統が統一できない。片方がフェラしている時にもう片方はマッサージなどというとんでもないことになってしまう。正しい3Pとは2人の女性のパートナーシップ及びコンビネーション、それによる合体技を堪能することである。感じすぎた彼女等同士がディープキスでも始めてくれたらあなたのプロジェクトは大成功、ボーナスアップ、社長賞確実。僕は、、、まだ未熟者です。

 命令系統を統一させるにはまずあなたは1人だけ(例えばニンちゃん)を指名する。そしてもう1人はニンちゃんに選ばせるだ(例えばマイちゃん)。こうすればニンちゃんは自分と最も息の合ったパートナーを選ぶだろうし、ニンちゃんのプライドをくすぐってあげられる。ニンちゃんのあなたに対するポイントもアップ。こうしてメインキャラ、サブキャラをはっきりさせ命令系統を一本化することが「適切な人選」である。

 これはいつも僕を悩ませるのだが、こうして2人を選んでもいつも1回目の放出の相手はニンちゃんがするのだ。これはタイ人の気質だろうか?僕は寿司はまず卵を食べ、トロを最後に持ってくる性格なので順番が逆なのだ。かといってニンちゃんが最終攻撃態勢に入った時、「ちょっと待って、最初はマイちゃん。」といってはシラけてしまう。ここで「周到な計画」である。最初に2人に3Pプロジェクトの計画をはっきりさせておく。「最初の放出はマイちゃん。ダブルマッサージを挟んで2ラウンドはニンちゃん。」と。これですべて完了。さあ夢の中へ旅立ってください。

 3Pは素晴らしい。MPに通いなれた僕でも、MPの個室という特殊空間に素っ裸の女性が2人同時に存在するという異常現象、これを考えただけで何故か青春の甘酸っぱさが胸に込み上げてくる。姉妹3Pは経験済みなので僕が今目指す究極は双子3P。広いバンコクである。どこかにきっと双子MP嬢はいるはずだ。誰か知らないですか?いやいや僕は外道を極めようとする者、他人に助けを求めてはいけない。今度訪泰したらあちこちのMPへ行ってコンシアに聞きまくろう。えーと、TWINはタイ語で何だっけ?、、、、さあ、勉強、勉強。



MP嬢のナンバーにまつわる噂
 ラッキー7とか八は末広がりとか、どこの国にも運のいい数字というものがある。タイは何といっても「9」だ。そしてもう1つタイ人はトンの数字、つまりゾロ目を好む。MPなどでもコンシアに例えば55番を指名するなら「ハーシィップ ハー」ではなく「トン ハー」と言うのが通な言い方。コンシアに「おぬし、日本人のくせになかなかやるではないか。」と思わせチップ要求を跳ね除けるのが外道的遊び方である。

 これはあるMP嬢から聞いた話であるが、店の経営者が自分の気に入った女の子にこのゾロ目ナンバーをつけるというのだ。言われてみれば3年程前、ナタリーのスーパースターは222と333番だった。222番は2度程指名し、ホテルまで連れ込んだ。極上の女であったが、男がいた。また別の子の話によるとタイ人はゲンを担ぐのが好きだ。指名された女の子の席に座るとすぐに指名される、などというゲンを担いでいる。当然自分のナンバーにもゾロ目を欲しがる。スカウトされた女の子もその条件のひとつにこれを要求するという。つまりゾロ目はいい女が多いのではないか?

 これを前提にもう一度「外道の細道」のMP情報を見てみよう。うーん、どうだろう。それなりの信憑性はありそうだが。「だから何なんだ。」と言われれば「ごめんなさい。」としか言いようがない。しかし我々の殆どはない金と時間に何とか都合をつけ、カミさんにうそをついて、そこまでしてバンコク詣を続けている。濃密な時間である。そしてMPの雛壇の前というのは世界一楽しい場所だ。こういう時間と場所の中でこんなちっぽけな事にもこだわって時を過ごすのが外道の外道たる所以ではなかろうか。それに迷った時の女選びに役立つかも知れないでしょ。

 これをきっかけに当HP上で「ゾロ目伝説」が流行したら、、、ちょっとうれしい。



最後の挨拶
 タイは日本からは想像もつかない程の階級社会である。百姓は百姓同士、金持ちは金持ち同士、そして華僑は勿論華僑同士でしか通常は結婚が出来ない。だから百姓の娘は結局水呑み百姓としての人生を送るしかないのだが、この連鎖から抜け出る唯一の方法、それがプリティーウーマンなのだ。バンコクへ出て体を売りながら自分と結婚してくれる外国人の男を見つける、外国人との間には階級は存在しない。タイの田舎ではまだ月収が3,000バーツ程度だが例えば日本人と結婚し日本へ来れば、外食産業で時給の低い皿洗いのバイトしたって月に15万は稼げる。これは換算すれば50,000バーツ、タイの高級官僚並の給料である。子供が生まれても我が子は既に百姓という階級ではない。風俗店とは百姓の娘が自分の人生を賭けた成り上がりの場所でもある。(実際にこうして外国人と結婚した風俗嬢は星の数ほどいる。)

 タイの百姓の暮らしも昔に比べれば大分良くなってきた。しかしこれは学校へも行けない子供はいなくなった、という程度のもので我々日本人の眼から見て住むに耐える家、すなわち床がタイル張りで夫婦の寝室と子供部屋(コージーじゃないよ!)が別に有り、居間とシャワーとトイレがついた(通常、百姓は屋外で炊事する)家となると土地はあったにしても建築費用に最低30万バーツはかかる。この負担はタイの百姓にはまだ無理だ。逆にこういう家に住んでいる百姓は必ず娘の誰かが体を売っているか又は風俗で知り合った外国人と結婚しているか金持ちのミヤノイかである、当然風俗絡みだ。いずれにせよ百姓にとって風俗とはまともな家を建てたいとか耕運機や車が欲しいとか、妹弟を大学にやりたいとか、いっぱしの金を得るための最後の虎の子なのだ。

 タイと日本の農業の大きな違いは、日本の農業は国の補助金(我々の税金)によって成り立っている。だから裕福は暮らしができる。これは表向きには食料自給率維持のためということになっているが、何のことはない、選挙の票獲得のためである。(ちなみに食料自給率とは本当に国家の安全保障を脅かすものなのか?シンガポールは食料自給率ゼロでも立派に国家として成り立っている。)これに対してタイでは農作物こそが外貨獲得のための唯一とも言っていい生産物である。つまり国民の大多数を占める百姓の労働を搾取することにより国家の財政が成り立っている。この制度が続く限り、農民の娘はバンコクへ体を売りに行くこととなる。

 詳しくは「外道事件簿2003」を参照して欲しいのだが、タクシンの子分であるプラチャー内務副大臣が風俗店に宣戦布告した。しかも今度は本気のようで「社会秩序確立チーム」なる組織まで結成したらしい。そして彼は我々外道に「質の低い観光客」というありがたいチューレンを下さった。それならば質の低い観光客として言わせていただくがタイの「社会」の「秩序」を「確立」するための方法は唯一つ、農民が普通に働いてさえいれば普通の家に住み、車が買えて、子供を普通に学校へ通わすことのできる制度を確立することなんじゃないの?この真説外道語録を読みなさい。「社会制度の完備された国じゃ女を買ってもちーとも面白くない。」社会的インフラを推し進めればパッポンもナナも自然消滅するのですよ。タイ国家にしてもタクシンにしてもそんなことできるワケないだろうけど。

 このタクシンという奴、農民にはなかなか人気がある。農民への健康保険制度や農民に有利な銀行の融資制度を作り上げたのも彼だ。今までは病気になっても金がなくて病院のもかかれなかった百姓が30バーツさえ払えば病院に行けるようになった。しかしこうして厚生族となれば医療界からの計り知れないキックバックがあることも忘れてはならない。そういえば日本にも国民には抵抗勢力に立ち向かうカッコいい政治家を気取りながら影では我々の虎の子である年金や雇用保険をコソコソと削っている奴がいたな。タクシンちゃん、君に質の低い観光客を代表してチューレンを授けよう、「タイの小泉」。タクシンは本気でバンコクの風俗を撲滅させようとしているのだろうか?国民の人気を維持するためデービス事件の禊のつもりでやっているか、あるいは10月のAPECまではとりあえず体裁を取り繕っておこう、という期間限定なんじゃないの?そうだとしたら正しく小泉だな、お前は。

 古代より売りたい奴(百姓の娘)と買いたい奴(外道)さえいれば必ず「商売」は成立した。これからもバンコクの売春はなくならないだろう。警察の動きを見てみるとどうも風呂屋とゴーゴーバーが今回のターゲットのようでとりあえずタニヤはセーフのようだ。しかしながら風俗屋さんもこれからは新しい風俗店の形態を考え出さねばならないだろう。置屋も復活してくるかな?でもそうしたらここ十数年、健全な発展を遂げてきたタイの風俗が逆戻りしてしまう。以前のタイ風俗というのはエージェントなる人物(これは風俗店とイコールの場合もある。)が女の子の売上げをほとんど奪ってしまうという正に人身売買であった。今でも外国人娼婦等にはこの制度が残ってはいるが、タイ人の風俗志願者がお風呂屋等に面接に行けば、売上は山分けでもそれなりの収入を得ることが出来る。タイという国は安いけどヤバい後進国と高いだけでつまらない先進国の丁度中間にある。我々が求めるタイ国とは女の子は売りたい時に自由に、エージェントの介在なしに、体を売ることができ正当な報酬を得ることのできる、外道は身の危険を感じることなく安心して好きな女を買うことが出来、彼女等に対して経済的に貢献出来るというタイ国である。 


あとがき
 一年近く続けさせていただいた「外道を生きる」も「社会秩序確立チーム」誕生を記念して終了させていただきます。もうほとほとネタが尽きたのですよ。励ましのお便りも「メーコック」には多数、「タイ人クラブの20年史」には1通、「外道を生きる」にはゼロでした。トホホホホ。しかし気を取り直してまたまたすぐに別の企画で連載をやりたいと思います。恋愛小説でNeguroさんに挑戦してみようかな?それと煩悩の夕暮れ8月14日号に載った奥道さんの「外道のサイン」、大賛成です。僕も次から必ずやります。ただどうせやるなら胸に手を当てる時、親指を人差し指と中指の間に差し込んでオマンコマークを作ってから胸に当てたほうがより外道らしくてモアベターだと思うのですが、いかがでしょうか?ところで「質の低い観光客」(我々のことですよ)って紘さんも言ってたけど素晴らしい言葉ですよね。今年の外道流行語大賞間違いなしでしょう。でも観光目的だけでタイを何十回も訪れる観光客って本当にいるの?(2003年8月16日)

質の低い観光客の呟き

BY:DR.フェラあり

目次

•最終回  それでもやっぱりタイが好き (02/06/2006 )
•国際結婚ノススメ (12/21/2005 )
•外道的税制改革 (12/07/2005 )
•泰国自動車事情 (2005年09月20日 )
•外道の聖地ドッカムタイ (2005年7月22日 )
•誕生曜日 (2005年6月28日 )
•バックパッカーの悲劇 (2005年6月13日 )
•タイ女という奴は (2005年6月7日 )
•タイ人にもビザを (2005年3月2日 )
•外道の魂、百まで (2005年2月4日 )
•質の低い国士からの提言 (2005年1月15日 )
•外道賛歌 (2004年12月1日 )
•「タイ夜の歩き方バンコク編」正誤表 (2004年11月23日 )
•吉田メビサちゃん事件 (2004年10月7日 )
•ゴルフ馬鹿と風俗馬鹿 (2004年10月1日 )
•プージン、プーイン論争 (2004年9月3日 )
•ヌアVSイサーン (2004年7月22日 )
•言葉は文化 (2004年7月7日 )
•減反という愚作  (2004年7月5日 )
•成田空港の「何でだろう?」 (2004年6月9日 )
•国家と宗教 (2004年3月24日 )
•貧富の差 (2004年3月11日 )
•風俗嬢の本音と僕の本音 (2004年3月9日 )
•迫害の報酬 (2004年1月21日 )
•泰エロVCD考 (2004年1月8日 )
•介護保険 (2003年12月10日 )
•チェンマイ語入門(2003年11月17日 )


はじめに

 8月に「外道を生きる」を終えたとき、外道諸氏からたくさんのメールをいただきました。執筆中はほとんど反響がなく「無視されてるのかなあ、やっぱり煩悩ネタでないと外道の細道はだめなのかなあ。」とぼんやり考えていたのですが、このメールの山には感謝感激涙ポロポロ、中にはわざわざプリントアウトして仲間内で回し読みしているという最優秀外道の方も数名いらっしゃいました。豚もおだてりゃ木に登る。よし、また書くぞー、と意気揚々に紘さんに相談したら、「やりたきゃ勝手にやれば。」いつか殺してやる。いやいや、僕の観客は紘ではなく外道の皆さんなのだ、僕のロックンロールを紘がグッタリするまでぶちかますぞ。

 御存知の通り我々はプラチャー副大臣から「質の低い観光客」というありがたい名前をつけていただきました。多分、日本人のほとんども我々のことをこう思っているでしょう。しかし本当にそうでしょうか?例の中国での集団売春事件(集団買春事件ではない!)に対して、「同じ日本人として恥ずかしい。」としかコメント出来ないテレビのニュースキャスターやコメンテーター、本当にそうでしょうか?売春婦とは間違いなく社会の歪みそのものであります。その娘たちに素直に反応し、一緒に遊んでしまう我々こそが本来の人の道を歩いているのではないでしょうか? 

外道の細道
国際結婚ノススメ


 数千年前のイスラエル、収穫期には神殿の前に農民達が神に捧げる穀物を大八車に積んで行列を作っていた。神殿に捧げられたこれらの収穫物は当然、神官達が横流しをする。しかしわざわざ作物を運び出すのが面倒だと考えた神官は入り口に社務所をつくり、「お前ら平民が手をつけた穀物は汚れておる。そのままでは神に献上出来ぬ。ここで穀物をこのお札(おふだ)に交換して、このお札を神殿に捧げよ。」と。勿論、社務所の裏には作物を引き取りに来た商人が控えている。神官の仕事といえば神殿からお札を回収し新たな農民の作物と交換するのみ。

 このお札が現代社会において何を意味するか?聡明な外道諸氏ならもうおわかりでしょう、そう、紙幣です。さらにこのシステムを発展させたものが株券、商品先物、デリバティブ、、まだあるだろうけど僕は知らない。僕の青春時代にはこの神官と農民の関係が資本家と労働者として語られていた。これを今に置き換えるとさしずめ、自らは何も生み出さずに巨万の富を得ていい女を独り占めしているホ○エ、ム○カミ、ミキ○ニ、ソ○あたりが正しく現代の神官であろう。その結果、このシステムがよくわからない現代の農民である我々に回ってくるのはタイの安マンコのみである。

 日本には現在1.400兆の個人資産があり1,000兆の借金がある。そして借金は小泉の下で毎年80兆づつ増えている。これなら聡明でない紘さんにもわかることだが、わが国はあと5年で破綻する。そして破綻のツケは必ず現代の農民に回ってくる、いやもう既に手を変え品を変え回ってきている。この国に住み続けるということは借金で破綻した債務者の連帯保証人としての責任を果たし続けなければならないということである。そこで他人の借金を背負わないためにも無い知恵を絞って考えた結論は「海外逃亡」だ。そしてふと気がついた、僕のかあちゃんはタイ人だ、ラッキー。しかもここ十数年、夜な夜な僕の財布から金を抜き取り、タイに田んぼをたくさん買っておいてくれた。愛人の存在がバレない限り、僕の老後はとりあえず安泰である。

 幸いにも未だチョンガーで日本に大した不動産もない外道諸君、悪いことは言わないから老後の安心のためにもタイ人女性との結婚をお勧めしたい。カネとは何か?僕にはどうしても紙幣とか株券とかいう紙切れだとは思えない。無い知恵を絞って考えた結論はカネとはコメである。そしてコメといえばタイである。21世紀に値崩れの心配ない商品といえば食料以外にあり得ない。紘さんを見習ってまずは日本人というブランドで資産家の娘を狙い、それでダメなら淫売の中からドケチだが性質(タチ)の悪くない相手を選ぶ、そしてまだまだ安いタイの田舎の田んぼをなるべくたくさんカミさん名義で手に入れておく(タイでは外人は不動産や車を所得できない)。カミさんに裏切られたら終わりだが、日本に住み続けるよりはずっと生き残れる確率は高い。

 自分の給料だけでは心許無い場合はカミさんを日本に連れてくる、そして現在はタイよりずっと給料の高い日本で働かせる。こうしてタイに田んぼを貯めておいて、いよいよ日本が破綻となったら手に手を取ってタイへ逃げ出せばよい。タイは日本と違ってこれからも経済発展を続けるだろうから将来は農業人口が不足するかもしれない、それでも田んぼさえあればタイの周りにはカンボジア、ラオス、ビルマ人という万年百姓が溢れているのだからこいつ等を小作人に使えばよい。そして夜は数百万円あれば充分に建てられる御殿の中でテレビで日本の惨状でも見ながら優越感に浸ればいいのだ。

 この計画で一番大事なのはカミさん選びです。生涯の資産を相手に委ねることになるのだから僕のように行き当たりばったりではなく慎重に性格を見抜くこと、今ならまだ日本人から結婚を迫られて拒絶するようなタイ人はまずいませんよ。ネッ、もしあなたが金も美貌もない単なる貧乏人だと思ってもあなたにはまだ今なら世界一の資産である日本の戸籍謄本があるのです。でもこれも賞味期限が迫っているから使いたい人はお早めに。



外道的税制改革
 小泉の大勝(マスコミのバカヤロウ!)により増税は避けて通れない規定路線となった。税制改正に伴いいつも論議されるのは税の不公平である。例えばヤクザやソープのネエちゃんは高収入であるにもかかわらず払っていない。小規模店舗の商店主でも払っている奴はまずいない。サラリーマンはガラス張りであるが独身で不動産持ちでなければ住所を転々として住民税を逃れている奴もいる。最もまじめに納税しているのは公務員だけだろう。しかし公務員に対しては税金以外の面でさまざまな民間との不公平が指摘されている。ではどうすれば公平な税制が実現するのだろうか?そのためには税金に対する基本的概念を根本から変えなければ不可能である。

 今までは、「金を儲けた奴から取る。」というのが税金の概念であった。これを、「金を使った奴から取る。」という概念に変えてしまうのである。何も難しいことではない、ヨーロッパではほぼこの体制になりつつある。維新以来、日本は「脱亜入欧」のスローガンの下に近代化を進めて来たが、これからの日本に必要なのは「脱米入欧」、「脱米入亜」である。要するに税をたとえ30%でも40%でもいいから消費税に一元化してしまうのである。勿論、弱者に対しては行政が責任を持って集めた税金を還元しなければならない。なにも無理して小さな政府を目指す必要はないのだ。

 こうすれば国の税収は国民の経済状態に依存することとなり、政治家や役人も必死で働かなければならなくなるし国民にとって不利な法律は全て廃止せざるを得なくなる。国民にとっても働きそして消費しないことが国の存亡につながるのであるからニートもなくなるだろうし無駄な貯蓄もしなくなるだろう、そうすれば金の流れのも大分よくなる。そしたら面倒くさいから年金も健康保険や介護保険料も、さらにはNHKや水道、ガス、電気の基本料金部分までもこれに一元化しちゃえばよい、何よりも公平である。

 竹下により3%の消費税が導入された時、金持ちはほくそえんだはずである、何せ高級車や宝飾品の税金はドカンと下がったからだ。それに対してタイでは今でもベンツが数千万する。どちらが公平だろうか?「ベンツ転がすような奴からはいくら税金を取ってもかまわない。」これが庶民の正直な意見ではないだろうか?よって高級品、贅沢品の消費税はタイ並みの200%、300%に設定する。そのかわり所得税、住民税は一切なし、一見は金持ち優遇に見えるかもしれないが細かく計算すれば今の税制と大して変わらないはずである。何よりも金を使うことが社会貢献になるのだから金持ちも気持ちよく、無駄金を使うようになるだろう。「○○地方の震災復旧に貢献するため、私はベンツを10台買いました。」っていいと思いません?

 さらにこの税制は我々外道にとっても願ってもないことである。我々の行動パターンというのは日本ではあくせく働きながらも仙人のような生活をし、貯金に励む、そしてタイへのり込んで淫売相手に湯水のごとく金を使う。これだと我々に税金はほとんどかからないでしょ。そうすれば外道人口の大幅な増加も期待できるので紘さんも儲かるだろうし、タイ政府にしてもわざわざ日本の役人に頭を下げてODA資金を貰わなくても、日本人のスケベがタイのオマンコの前で土下座して金をばらまいてくれるのだから国家としてのプライドを保てるでしょ。我々への呼称も「質の低い観光客」から、「愛と平和のODA大使」に変わるかも知れない。




泰国自動車事情
 またまた日泰FTA交渉が決裂した。輸入自動車への関税が障害になっているようだ。タイ人が買いたい輸入車と言えば日本車に決まっているので、これは正しく日泰問題である。「国内の自動車産業を守りたい。」というのがタイ政府の意向だろうが、ここがタイ人のバカさかげん、タイの自動車産業って言ったってそのほとんどが日本企業なんですからーーー。残念、、斬り。

 それにしても日本からの輸入車はバカ高い。かつて日本に、「いつかはクラウン。」という言葉があったが、タイ人にとって純正の日本からの輸入車は高嶺の花である。タイの道路事情を考えると、「いつかはパジェロ。」というところかな?これが300万B、さらに上をゆくランドクルーザーは400万B、レクサス(セルシオ)に至ってはなんと800万Bである。スポーツカーもバカ高い、マツダロードスターが200万B、ホンダS2000は日本で398万円、タイでも398万Bという冗談のような値付けである。これじゃ一般のタイ人には手が出ないよな、日本との価格差が全て関税と考えればよい。

 タイで一般的な車と言えば何と言ってもピックアップトラックである。これは現地生産なのでベース車としては40万B位からある。これならば日本と比べても高くないし、タイ人でも何とか手の届く車でしょう。そこで現地で考えついたのがこのピックアップのシャシを使ったニセパジェロである。まずトヨタがハイラックスをベースにスポーツライダーという車を作った。3列シートで4WDで見てくれはちょっと背の低いパジェロというか、ちょっと長いハイラックスサーフなのだが乗ってみれば何のことはない、要するにトラックであった。よって頭の良いトヨタは生産中止とした。イスズや三菱は今でも作っている。値段はどれも100万B前後。

 タイでこんなバカな車に乗らないためにも関税撤廃は是非必要なのだが、では日本も日泰FTAを遅らせても良いかというとそういう問題でもない、憎き中国が登場する。中国は今タイ政府に日本の常任理事国入りに反対するよう迫っている。タイ政府も日本との関係から態度を保留しているが、泰中FTAは既に締結済みなので日本もモタモタしていると外交的マイナスになる。ちなみに中国はカンボジア、ラオス、ミャンマーに対して日本からODAでせしめた金をバラ撒き、日本の常任理事国入りに反対を表明させている。別に日本が理事国入りしようがしまいが僕には関係ないが、即刻日本はこれらの三国へのODAを中止すべきである。そうすればタイ人も喜ぶでしょう、なにせタイ人はこの三国人が大嫌いなのですから。

 また、タイの現地法人ではこの高い関税に対抗するため、セダンの国内生産も始めている。タイ人を教育して工場内で日本人並みの精密作業をさせるという、タイ人を良く知る人から見ればトンデモない発想なのだが、まずトヨタがこれをやってのけた。そしてソルーナという車が誕生した、要するに2世代前のカローラで日本車に比べるとフィニッシュは甘いが、アメ車よりはマシである。ホンダもこの手法でジャズを作った、いずれも50万B前後。タニヤの愛人に車をせびられている外道の皆さん、彼女等が欲しがるのはセダンですから買ってやるならソルーナにしましょう、カローラより30万B程度節約できますよ。

 現地生産のピックアップもここのところ随分出来が良くなった。10年前のタイトヨタ車を日本の社員が見たら、「こんなものにトヨタの名をつけるな~。」と発狂したと思うが、最新のもの、特にハイラックス・ヴィーゴは素晴らしい、4ドア車などはまるでセダンの乗り心地である、これならヨーロッパへ輸出しても立派に日本車として通用する(ところがカタログのドリンクホルダーの写真に日本のレモンサワーが置いてある、タイでは飲酒運転推奨ということか?)。ということで僕は絶対タイでパジェロは買わないのです。わかりましたね、紘さん。


外道の聖地ドッカムタイ
 「チェンマイ美人」という言葉がある。40代以上の外道諸氏なら御存知であろうが、かつてチェンマイ出身者がミス・ユニバースに選ばれたことから有名になった言葉である。しかしタイ人にとってはこの言葉の意味はどうも違うようだ。かつてはタイで淫売といえば北部出身というのが通り相場であった。小柄で色白でバカなところが売春宿の経営者や当時からの金持ちで淫売の主な購買者であったタイ華僑に受けたためであろう。「チェンマイ美人」とは「北部の淫売」という意味のようだ。その後パタヤが米兵の保養地となり、色黒を好む白人達によってその商品価値を見出されたイサーンや南部出身者も淫売に加わりタイは正しく世界一の淫売天国となった。

 そして北部では何と言ってもパヤオ県が最大の淫売供給地であった。パヤオは元々チェンライから分離独立した県でチェンライに輪をかけたド田舎で、しかも丘陵地が多く米作には向かないため米よりも効率の悪いトウモロコシ畑が多い。こんな場所では産業と言っても娘を売るくらいしかないのだろう。そんなパヤオの中でも淫売率が最も高いのがパヤオの中心部から東へ10Km程行ったところにあるドッカムタイ(DOK KHAM THAI)という田舎町である。かつてはこの町の娘は全て淫売だったと言っても過言ではない。いわば我々外道の聖地でもある。

 ここは辺境にもかかわらず淫売マネーで建てたであろうド田舎には似つかわしくない綺麗な家が立ち並び(但し有り金全てを建築費につぎ込むため室内に家具はほとんどない。近所どうしで家の豪華さを競い合っているのだ)、メインストリートには歩道橋まで架かっている。地方財政も豊かなのだろう。道行く人も美人(元美人を含む)揃いだ。今回はかつて僕が「メーコック」に書いた1980年代はスティサンの「ホームナンバー6」という巨大置屋にいた娼婦たちのその後の消息を尋ねてみた。

 置屋出身者ではバンコクに残った子と日本を始めとする海外へ出稼ぎに行った子が半々だった。バンコク組はエイズで死んだか、町に帰り地元の百姓と結婚して貧乏暮らしをしていた。中には人権団体に保護され、職業訓練を受けて地元に帰された、という子もいたが極貧生活を送っていた。逆に海外組は外国人と結婚したり外国人のパトロンをガッチリつかんでいて豪華な家に住み、数台の車を所有し裕福な生活を送っていた。ちなみに海外組とは当時の置屋の非道なシステムに気づき置屋を脱走し、バンコクではヤバいので海外に渡った子たち、バンコク組とは置屋に縛り続けられた子たち、簡単に言うとこういうことになる。

 「子」と書いたが彼女等も30代半ばになっていた。この年になっても貧乏で、しかも旦那が百姓だったら浮き上がるチャンスは自分の娘を淫売にするしかないだろう。逆に外国人を捕まえた女達はその資本を使ってこれからも益々裕福になっていくだろう。元々彼女等は全て、小学校卒業と同時に親の手によって、さもそれが当たり前のように、人身売買され淫売となり現在に至っている人達なのだ。それが人生のある時期のちょっとした判断の差により天と地に分かれていたのだ。人生なんてこんなものかも知れない。

 アムネスティだか何とか人権擁護団体だか知らないが、これらの連中は自分等の価値観でのみこの少女達の幸不幸を判断し、この売春システムに強制介入し、少女達を取り戻して地元に帰している。但し職業訓練とかさせて国に帰しても貧乏は終わらない。彼等はその後は知らんぷり、果たしてこれが少女達にとって本当に幸せなのだろうか?僕だったら置屋の少女達に、「早くこんな置屋脱走して日本へでもヨーロッパへでも行きなさい。そこで体を売りながら旦那なりパトロンなりを見つけるんだ。それがあんた等が這い上がれる唯一の方法だぞ。女は年を取るほど商品価値が下がるのだから今すぐ実行しなさい。」と教えてあげる。この方がよっぽど人道的だと思うのは僕だけだろうか?紘さんだったらもっと凄いことを言うだろう。

 ちなみに僕が「メビウスの輪」に登場させた神技のフェラ技ジーン(もう今なら実名出してもいいでしょう。139番、ジョイ)も例のMP賄賂事件で、外国人であるがゆえにナタリーの職を失い、買ったばかりのトヨタソルーナのローンを抱えて呆然としていた。しかし返ってそれでふんぎりがついたのだろうか、ナタリーへ客として足繁く通っていたシンガポール人と結婚した。彼女にしてからが10年前、雲南省から人身売買でメーサイに売られてきた身なのである。来月にはシンガポールから訪泰し、バンコクの友人に預けておいた車を自分で運転して故郷に届ける(そんなこと出来るの?)そうである。

 タイの経済や社会もここ数十年、随分と良くはなってきているし、農村部の経済状態も随分と改善された。しかしながら農民が一般市民と同じような生活をするにはまだまだ農産物の値段が安すぎる。僕がこんな百姓の娘たちに贈る言葉はこれしかない、「幸せになりたかったら体を売りなさい。でも性病にだけには気をつけてね。」



誕生曜日
 最近の朝のテレビは番外地のテレビ東京以外はどこも情報番組をやっている。しかし6時50分からと7時50分からの10分の時間帯はどこも判で押したようにかったるい時間帯となる。星占いなんぞを流しているのだ。その日の情報を得るためにテレビをつけているのにこんな科学的根拠の全くない戯言を流されて違和感を感じてしまうのは僕だけだろうか?生年月日によって人の運命が左右されるとしたら、例えば4月20日のドンムアン空港午後11時45分発のTG642の中で離陸直後に生まれてしまった日本人は牡羊座なのかそれとも牡牛座なのか、考えると夜も眠れない。

 星座占いと似たものに血液型と言うのもあるが、これの方がとりあえずの科学的根拠というものはある。なぜなら血液型とは究極的にはその個体を作っているタンパク質の型のことであり、ヒトの行動や思考を司る脳もこのタンパク質の集合体なのだから血液型による性格の違いというものも考えられなくはない。しかし、これで一発当てたのが能見とか言う人だったと思うが、どのような信頼性のある統計の方法によってどれくらいの数の標本を調べたのか、ということを考えるとこれだってインチキだろうし、「人の性格は血液型よりも生まれ育った環境の影響を受ける。」という説の方がよっぽど科学的である。おそらくこの人も「O型の血液は他の血液型の人にも輸血できるから気前のいい人だろう。」くらいの感覚で本を書き上げたのではないだろうか?

 両者ともインチキだとすると星座だと12もウソを考えるのが大変だし血液型だと4つしかないのでウソがバレやすい。そこでタイに目を向けると誕生曜日というものがある。日本人は「何曜日生まれ?」と聞かれて即座に答えられる人はいないだろうがタイ人なら誰でも知っている。そして週刊誌や新聞には日本の星占いの感覚で誕生曜日占いが載っているし、どっかの寺院にはその曜日を司る仏さまの像が並んでいて自分の誕生曜日に合わせた仏像にお参りしている。タイ風俗嬢と仲良く付き合いたいと思っている恋愛志向の外道諸氏は自分の誕生曜日くらいは調べておくべきである。

 星座や血液型を簡単に信じてしまうバカな日本人である。これを流行らせない手はないでしょ。こういうインチキが大好きな人というのを僕の交友関係から思い浮かべてみると、、、、紘さんしか思い浮かばない。ここは一発誕生曜日の本でも出版してみたらいかがですか?もし当てれば一生楽しい印税生活ですよ。

 本の書き方なんて簡単、タイでは誕生曜日に関する本はいくらでも出ているのだから2,3冊見繕ってごちゃ混ぜにして日本語に訳せばいいでしょう。ただし日本人受けを狙うなら相性診断は欠かせない、例えば月曜日生まれの男と金曜日生まれの女の相性は最高に良いとか。7つの曜日(実際には水曜日が朝と夜生まれの2つに分かれるので8つ)に男女2つの性で組合わせると64通りの相性診断をしなければならない。紘さん、何とかサイコロやトランプでも使ってでっち上げて欲しい。そうすればかなりの確立でブレイクすると思う。

 しかし僕自身はこんな非科学的なことに関わるのはまっぴら御免です。僕の外道にしたってちゃんとした科学的根拠に基づいているんだぞ。このことは今まで僕の文章につき合って下さった外道諸氏なら御存知ですよな。



バックパッカーの悲劇
 当HPに投稿させていただくようになってから2年以上になるが、その間にたくさんの外道諸氏からメールをいただき、その内の何人かとは飲み仲間となった。時々ウチへも遊びに来てくれるのだが、まさかカミさんに「外道友達。」と紹介するわけにもいかないので、「タイが大好きなバックパッカー。」ということにしてある。ちなみに紘さんは、「バックパッカーにタイ情報を提供するHPの主宰者」とカミさんには説明してある。しかし考えてみれば我々は、求むる所がタイ人オマンコと多少特殊ではありますが、言ってみればバックパッカーのはしくれみたいなものですよね。

 さて皆さん御存知のようにイラクで我々同様のバックパッカーのはしくれがザルカウイ師一派に拘束され、そして首をはねられた。小泉がつくづく運のいい奴だと思うのは丁度同じ日に新潟地震が起き、人々の関心がこの事件に集まることはなかった。そして今は日本人の記憶の中からも消え去ろうとしている、正に政府の思う壺。しかし誤解を恐れずに言わせて貰えばこの首切り事件は新潟地震とは比べ物にならない位の、日本の9・11と言っても過言でないような大事件だと思う。

 今まで日本人が海外で拉致されるのは身代金目当てか、訳のわからぬ北朝鮮かと言うのが通り相場であった。何せ平和憲法のもと、軍事力の行使さえ出来ない平和ボケ日本である。我々は常に国際紛争やテロの対岸にいた、その結果として外道なる人種も大量発生した。そう、外道とは平和の象徴なのです。その日本人が戦時における「敵国の人間」という理由で拘束され処刑されたのである。これは大大大問題だ。この瞬間から世界における日本人の立場が逆転してしまった。拘束されても身代金が役に立たない世界に突入してしまったのである。

 小泉失言その一、拉致が発覚した時点で「自衛隊は撤退させない。」と即座に言い切ってしまった、これは「K君、死んでくれ」と同意である。小泉の目が日本国民でなくアメリカに向けられているのがよくわかる。「そういえば12月が撤退期限だなあ。」で良かったのだ。かつて「人間一人の命は地球より重い。」と発言した同じ自民党からは随分と豹変したものだ。しかし我々にとってさらにヤバいのは失言その二、「日本政府から身代金の要求があったが応じなかった。」というザルカウイ一派の発言を、「身代金の申し出など一切していない。」と真っ向から否定してしまった。黙って無視してればいいのに。

 これでは相手に喧嘩を売っているようなものだ。もし僕がザルカウイ一派なら、「よし、じゃあもう1回日本人を拉致して今度は身代金の申し出の証拠テープを取りアルジャジーラで放送してやるぞ。」と当然考える。日本人、特に海外在住者をさらなる危険にさらしたようなものだ。即座に否定した理由はわかる、アメリカの敵に金を渡すことはアメリカに対する敵対行為になりブッシュの怒りを買うと考えたからだ。しかしそれならば政府が人質解放のために何をしたと言うのだ?身代金以外にないだろ。

 彼らに拘束されても殺されずに開放された例が一つだけあった。トルコである。丁度ブッシュが来訪したため国を挙げての反米デモとなり、それに気を良くした彼らが人質を解放したのである。しかし今の日本の若者にトルコを求めるのは無理だろう。そうなると我々五十代がもう一度ヘルメットと角材で武装して火炎瓶を持って国会議事堂を取り囲まねばならないが、腰痛が心配で。タイは既に兵力を撤退させているのでタイ人は安全だろうが、南部ではかつての自治区でアルカイダと結びついたタイモスリムが独立運動をしている。我々外道が彼らに拘束される可能性はゼロではない。

 そうなると我々が政府なんぞをあてにせず身を守る方法は、、これは以前にも書いたがビンラディンT-シャツを着てタイ国内をうろつくぐらいかなあ。パトナムに行けばまだ売ってると思うよ。まさか彼らもビンラディンを纏った人間の首ははねないだろう。間違っても外道T-シャツは着ないこと、拘束されて死体がネットで公開された時、胸に「死して屍拾う者なし。」これじゃあシャレにもならないよ。


タイ女という奴は
 日本在住のタイ人妻の実態に関しては以前にも書かせていただいた。要するに夫以外にも別の日本人や出稼ぎに来ているタイ男の「お友達」を作っては金をせしめたり遊び歩いたりしているのだ。僕は今までこういうことをしているのは日本に来たタイ女だけだと思っていた。ところが、、、である。昨年末、チェンライのノンブア村に帰省した時、たまたまドイツとシンガポールに嫁いでいた村の女達も帰省していたので酒を飲みながら話す機会があった。話を聞いてみると、何とタイ女は世界中の何処へ嫁いでも同じ事をしているらしい。

 みんな隠してはいるが国際結婚をするタイ女の前歴は99%淫売と言っても過言ではない。だって考えて見なさいよ、もともと貞操観念が強く外国語に関しては日本人以上にダメなタイ女が外国人相手にまともに結婚まで至るような恋愛が出来るわけないでしょ。だいたいからしてタイ女相手にまともな恋愛をするということ自体に非常な違和感がある。それなのにタイ女の国際結婚率は異常に高い。まあ普段はポルシェやジャガーやセルシオを駆っている男がレンタカー屋でカローラを借りているうちにそのコンパクト且つ高性能なボディに乗り慣れてしまい、いつのまにかマイカーになってしまっていた、というのがタイ女と結婚した男の現実なのではないだろうか?

 ただし浮気するタイ人妻を持った夫を観察してみると顕著な共通の特徴を見出すことが出来る。みんなタイやタイ人が好きではないのだ。妻が里帰りするにしても夫は付いて来ないか、付いて来てもバンコクかチェンライで言えばウィアンインかワンカムというホテル泊まりで、妻の実家には決して顔を出そうとはしない。こういった夫を持ったタイ女は必ず別に男をつくる。この日のドイツ人夫もバンコクのホテルに泊まり、妻だけを帰省させていた。日本でもタイ人妻を持った夫と話す機会がしばしばあるが結婚して10年以上経つのにタイへ行ったこともなければ妻の両親にも会ったことがない、というのがむしろ普通で僕のように年に何度もタイ詣でを繰り返す方がおかしいのだ。

 最近思うのだが、タイ人というのは死ぬまで「自己」というものを確立出来ない人種なのではないのだろうか?家族の一員としての自分は存在するのにそこから切り離された自分は存在しない。結婚しても夫が自分の家族と同化すれば自己確認が出来るのだが、そうでないと自分の存在を見失ってしまう。そうなると別の男と体を重ねるという「自分探し」の旅に出る。1月12日の煩夕に投稿を下さったヒカル氏はタイ人妻を称して「聞き分けの悪い幼稚園児」と表現されていたが、さすがわかっていらっしゃる。ということは幼稚園児に子育てを任せている我が家の将来には恐ろしいものがある。

 さらに言ってしまえば幼稚園児どころか相手の人格を認めてしまうと腹が立つことばかりなので犬や猫のようなペットのつもりで付き合うことが正しいタイ女との接し方なのではないだろか。また僕も今の愛人との付き合いも4年近くになるが風俗をやめた時にちゃんと愛人の実家まで行き、家族に挨拶をし、幾許かの金をタムブンしてきた。これがタイにおける正しい愛人の作り方であることも間違いない。



タイ人にもビザを
 僕は全く知らなかったのだが今年の3月から半年間、愛知万博というのがあるらしい。皆さん知ってた?そして日本はこの期間中、韓国人に対してはビザの免除を、中国人に対してはそれまで3市5省に限っていたビザの発給対象を中国全人民に広げるらしい。そうなれば街の浄化作戦で職場を失ったソウルの淫売が大挙して日本の韓国エステに殺到するだろうし、ここのところ急激な勢いで増えつつある中国人売春スナックにも採れたて新鮮ピチピチ女が大量入荷するだろう。いやあメデタシ、メデタシ。

 しかしながらこの事は我々外道にとってはうれしくもなんともない。そう、肝心のタイ人淫売に来てもらわないことには話にならない。ところが日本政府はタイ人に対してはこのような便宜を計る気配すらない。これって不公平なんじゃない?だってタイ人は潜水艦で日本の領海侵犯もしないし、日本の領土を自国の領土だとふざけたことも言わないし、日本の領海内の天然ガスを盗むこともしないし、李登輝さんにビザを出しても口挟まないし、一家四人強盗殺人事件も起こさない。

 それなのに国民一人あたりのGNPが中国の2倍以上あるタイ人に対してビザを発給しないというのはどういうことなんだ?実際に僕が身元保証人になってカミさんの妹のビザを申請してもおりたためしがない。姉が日本に住んでいたらたまには立ち寄りたいと思うのは兄弟として当然の心情だろ。タイ政府もこのようなタイ人をバカにした日本政府の態度にはキッチリと抗議をしてもらいたい。実はこれは在タイ日本大使館の元一等書記官から聞いた話なのだが、抗議ではないがタイ政府からの要望でわずかではあるがある一定の割合で旅行ビザ申請者にもビザを必ず発給するような取り決めになっている、とのことである。

 バンコクの淫売でも出来れば日本で働きたいと思っている女は相当数いる。そこで外道の皆さんに提案というかお願いがあるのだが、自分のオキニを是非、愛知万博に誘ってやって欲しい。そしてビザ申請書の身元保証人の欄に署名してあげて欲しい。これは僕が保証するがまかりまちがってビザがおりてその女が日本に不法滞在したとしても身元保証人に対するお咎めは一切ないのでご安心を。大事なのは多くのタイ人が愛知万博を理由に旅行ビザの申請をすることである。

 おそらく99%は却下されるだろう。しかしもし中国人にはバンバン発給しタイ人に対しては発給しなかったとしてその事実を明らかに出来れば、これは間違いなく国際問題になる。こうして騒ぎをドンドン広げていけばタイ人に閉ざされていた日本の扉も再び開くことになり、バンコク風俗嬢たちも心置きなく日本での淫売業に励むことができるだろう。これこそが我々外道のタイ国に対するODAである。そうなれば紘さんだってタイ娘を次々に騙して日本へ売り飛ばし、年金のない老後の糧とすることが出来るし、その売り飛ばされた女が日本人との間にドンドン子供を作れば、日本の最大の問題である少子化対策にもなる。正にいいことづくめではないか。

 ついでに言っておくと、先ごろの専門職ビザ発給の審査見直しで、フィリピンから要請のあった介護保険による看護士のビザは認可されたが、タイから要請のあったタイ料理や古式按摩の専門職ビザは却下された。怒れ、タイ人、あんたらは中国どころかフィリピンよりも下に見られているぞ。



外道の魂、百まで
 先のスマトラ沖地震の被害状況は外道諸氏も御存知の通りである。日本も含めた先進国でも多くの被害者が出た。しかし今までのこのような災害との相違点は被害者(行方不明と言ってももう一ヶ月以上だぞ)の氏名がほとんど明かされないことである。「被害者宅の空き巣予防のため。」なんぞという最もらしい理由をつけているが、被災地の一つが外道のメッカであることを考えれば、外道諸氏ならその理由はもうわかっていますよね。

 例えばの話ですよ。日本の公務員親子が被災したとします。その公務員は仕事のため家族でバンコクに滞在してたとします。そしてタニヤあたりで愛人をつくったとします。当然、愛人と不倫旅行に行きたくなります。でも妻には言い訳が出来ません。息子をダシにして、妻はバンコクに残して、愛人と3人でカオラックあたりに出かけてたとします。例えばの話ですよ。そしてあの津波で親子とも死んじゃったとします。これはイラクで死んだ奥野大使は実は米軍の誤射だった、というのと同じくらいのヨタ話ですよ。

 だとしたらこの人は外道として本望だろう。奥さんはこの状況では労災はおりないけど保険金が入るからまあいいか、可哀想なのはこの息子、死んでも死にきれないぞ。でもこれは作り話ですよ、だって外道尊師が盆夕の編集後記で「外道の被災者はいない。」とはっきり宣言しておられるのですから。我々の中にも外道のために周りの様々な人にウソをつかねばならない状況に陥っている人は多いと思う。僕だって愛人との密会のアリバイづくりに子供を利用したことも何度もある。もしもその時に事故にあったら、、、、、しかしそれくらいの覚悟がなければ外道はできない、「死して屍拾う者なし」これが外道なのである。

 では何故我々はウソをつかねばならないのか?それは「妻が怒る。」「世間体のため。」まあこんなもんだろう。だとしたら教育が悪い、前にも書いたが雄とは元々死ぬまで不特定多数の雌に対して精子をバラ撒くことを運命づけられている。今は花粉症の季節なのだから小学校から杉花粉でも例にとって、「雄はこのように花粉をいっぱい撒き散らすでしょ。これが雄の宿命なんですよ。宇宙の真理なんですよ。」とキチンと教えるべきである。そうすれば外道は道徳的良事として世間一般に認められることとなる。そうなれば我々も正々堂々と胸を張って外道が出来る。

 ロリコンで悩んでいる人だってトンデモナイ、初潮直後の雌をはらませようという本能は言ってみれば世代交代の促進である。種を環境に適応させるために非常に重要な行為である。地球環境が激変する現代においてはロリコンこそが人類の救世主なのである。でも実行に移すと刑務所行きですよ。



質の低い国士からの提言
 僕の文章をこまめに読んで下さっている外道諸氏なら御存知だと思いますが僕のカミさんはタイ人です。別に深い考えがあったわけではなく成り行きでこうなってしまったのですが、今になって考えてみるとラッキーだったと思う。「ラッキーだった」と言ってもカミさんが良妻であったという意味では決して、絶対に、天命に誓って、ない。他の日本人にはないもう一つの選択肢を得た、という意味である。現在の日本を憂い、何とかしたいと思っても我々に出来ることと言えばせいぜい選挙で野党か与党かを選ぶくらいでしょ。官僚に至っては我々にはアンタッチャブル。しかし今の僕には「日本を捨てる。」という道も選ぶことが出来る。これは結構、、、でかい。

 日本を捨てる決意が出来れば次に考えることは当然、今まで日本国に支払っていた金を如何にしてバンコク銀行への貯金に回すかである。まずは某国営放送局の受信料は支払わない。これだけで年間5ナタリーになる。ここの受信料徴収員とMPのコンシアとどちらが手ごわい相手であるかを考えればこんなことは外道にとっては容易いことである。次に税金、マイカーを持つことは厳禁である、ガソリンも含めて税金の塊だ。そして(僕にはまだ出来ないが)同様の理由で酒とタバコもやめよう。

 次に地方税、基本は不動産など絶対に持たないこと。国税はヤバいが地方税はチョロいものである。定期的にアパートを移動し住民票をあちこちに移動させていれば地方税逃れは可能である。不動産さえなければこれが出来るし会社員でなければ年金からも逃れることが出来る。国民健康保険も若い人の保険料で年寄りの赤字穴埋めをしているのが実態である。いつでも加入出来るのだから若いうちは入らず、健康が気になる40代になってから加入するのが統計的にも賢いやり方である。

もしあなたが公務員であるならばこういったことは不可能でしょう。だとしたらなるべく国家に損害を与える生き方、つまり自分自身に得な生き方を選ぶべきである。それは間違っても出世しようなどとは考えないこと、必要最小限の時間だけ職場に顔を出し、残業や必要以上の仕事は一切せず、余った時間は自分のために使う。民間企業と違ってこれでクビになることは一切ないし、こうして心と体の健康を保つことがその後の楽しいタイの生活につながる。どうせ日本を捨てるのだったら無理して出世して中途半端な天下り先など探す必要もないのだ。そうやってても現役時代の給料は大して変わらない。 

 御存知の通り日本は有色民族国家としては唯一の先進国となった。その理由は明治維新や大東亜戦争の敗北をも乗り越える人材が多数存在したからに他ならない。しかし今の日本にも将来の日本にもそんな人材は見当たらない。今は何とかヨタヨタ歩きをしているが今度つまづいたらそれこそ一貫の終わりである。そして今の日本というのはまるでヤクザ社会そのもので、一部のキャリア官僚という親分の横に舎弟という政治家がいて、公務員という子分を従がえて民間人と呼ばれる我々からカツ上げしているようなものである。このカツ上げから逃れようとすれば、、、紘さんのような生き方をするしかない。

 こんな日本になってしまった原因は正に日本の戦後教育の賜物であろう。アメリカにとって建国以来の最大の脅威は神風特攻隊であったことは間違いない。9・11を目にして「まるで神風特攻隊だ。」と思わず口走ったアメリカ高官に対し、すかさず「いや、むしろ広島原爆だ。」と言い返した石原東京都知事、あんたはエラい。天皇と国土のために命をも捨てる、という集団主義の日本人の脳味噌を徹底的に洗脳し軟弱化させ未来永劫、アメリカに逆らうことのない個人主義民族に変えることこそがこの教育の目的であったはずだ。その目的は見事達成された、だからいつも僕は思うのだ。日教組の裏にいるのは共産党ではなくアメリカなんじゃないのかと。

 僕は近い将来、間違いなく日本を捨てる。できればたくさんの日本人が日本を見捨てて欲しい。もっと言えばかつてのユダヤのように一旦国家自体が消滅し、民族は流浪の民となり、数百年、数千年後に再びこの日本列島に終結する、これくらいのことをしなければ戦後の麻薬を吸ってしまった我々が再びかつての日本を構築することなど不可能なのではないだろうか?こんなことは何も考えずに、将来の目算も何もなしに、いの一番に日本を見捨ててしまった紘さん、やはりこの人は僕の尊師だな。



外道賛歌
 先日、NHKBSでポール・マッカートニーの2003年の赤の広場でのライブを放映していた。僕としてはくだらない解説なんぞは一切カットして純粋なライブ映像だけを流して欲しかったのだが、そこはNHK、この映像のテーマは何と「ソビエト連邦崩壊とビートルズ」。ポールがプーチンと会談する場面では、「君も若い頃はビートルズを聴いて育ったのか?」とか、「地雷の永久放棄条約にサインしなさい。」とか、超大国のトップにこんなこと平気で言える民間人というのは世界で一人しかいない。凄い。

 ロシアの音楽家や文化人が登場して、当時はレコードなど持ち込めなかったかったためレントゲンフィルムに音源を焼き付け、密かにビートルズを聞いていた話や、共産主義ガチガチだったソビエトの若者に自由の素晴らしさを教えたのはアメリカではなくビートルズだった、この風潮がソビエト崩壊へと繋がった、という当事者ならではのコメント。映像は会場へのプーチンの登場を合図に始まるあの名曲イエスタデイ、しかし観客が最も熱狂したのはこの曲ではなく最後に歌われたバック・イン・ザ・USSR。この曲は今考えてみると、もう35年以上前にビートルズからソビエトの若者へと発せられた自由解放へのメッセージだったのだ。凄い。

 今の若い人は知らないだろうが僕が小学校の頃は日本ではビートルズは社会悪そのものである、という捉え方をされていた。汚らしい髪、騒々しいだけの音楽とは言えない雑音、1966年の日本公演時にも学校から各家庭に子供を公演に行かせないよう通達が出た。要するにビートルズを聴く奴は不良だったのだ。しかしビートルズの音楽の陶酔感を知ってしまった僕は親の叱咤も無視して聞き続けた。少年時代のことである、僕の人格のほとんどはビートルズの影響下で形成された。結果、親が意図したのとは全く異なる人生を歩むことになる。ちなみに僕の英語力は学校の勉強ではなく、ビートルズの全ての歌詞を丸暗記したことに由来する。

 社会に出た僕の前に最初に立ちはだかったのはジャパゆきフィリピーナだった。学生時代はナンパとか格安ソープで用を足していたのだが、「たまには外人女とヤッてみたい」という日本男児として当然の欲求からピンパブ通いをした。オキニを何とかクドき落としてホテルに連れ込み成功。この時のセックスは今までに経験したことのないまるで別世界の出来事だった。「こんな陶酔感、初めてだな。いや、待てよ、前にもあったような、そっ、そうだ、ビートルズを初めて聴いたときのアレだ!」実はこの時、僕には日本人の婚約者がいたのだが、この陶酔を知ってしまった時から日本人とはセックスできなくなってしまった。

 その後、狂ったように韓国、台湾、イタリー、コロンビア、イギリス人と次々と外人女を追い求め、遂にフィリピン以上の陶酔感に浸れる女にたどりついた。それがタイ人だった。僕にとっては正に第二のビートルズ、僕の少年時代のビートルズが不良の象徴であったのと同様、イイ年こいたオヤジがタイ娘の尻ばかり追い回しているのは確かに世間に胸を張れる行為ではないし、はっきり言って変態であることは僕も自覚している。しかし、タイ人のカミさんにはいいかげん愛想をつかしてはいるが、ビートルズとタイ娘が僕に与えてくれる陶酔感は僕にとってかけがえのないものなのだ。

 我々が何故、生活共同体としての社会を営んでいけるのか?その理由の一つとして我々は物事の判断や選択基準を自分自身ではなく他者の尺度に委ねてしまっている。だからこそ共同体としての共通性を見出せるのである。しかしながら僕自身、今までの50年近い人生を振り返ると他者の尺度ではなく自分自身の尺度によってのみ選択したものが二つある。ひとつはビートルズ、そしてもうひとつが外道なのだ。

 僕は以前、「外道とは物事の全ての価値観をタイ女への挿入に集束できる人間である。」という意味の事を書いた。今でもこの思いは変わっていない。「何故ビートルズか?」と問われればそれはソビエト連邦の崩壊により一つの答えが出たと思う。しかし、「何故タイ女か?」と問われても答えはわからない。只ひとつ言えることは「マイペンライ」。こんなことを言うとまた紘さんに突っ込まれそうだが、僕はこの言葉は仏教思想に基づくものであり、「全ては無常である。」という意味であると解釈している。このいいかげんさと紙一重のおおらかな包容力に身を委ねる陶酔感、これこそが我々を外道に向かわせているのではないだろうか?

 これからも外道の細道に投稿を続けながら、この答えを見つけてゆきたい。皆さんもよろしければつきあって下さい。


「タイ夜の歩き方バンコク編」正誤表
 1999年にデータハウス社から「タイ夜の歩き方」という風俗本が出ていたが、今年に入って改訂版として「タイ夜の歩き方バンコク編」というのが出版された。外道の皆さんの中にも買った人がいるのではないかと思います。ただ前著でも感じたのだがこの本の著者達は一体何考えてるの?パッポンとかギャラクシーとか僕の興味範囲外の箇所は読んでいないのだが、それでもかなりの基本的事実の誤りが発見された。本を持っている人はまず赤ペンで訂正して下さい。

P53  コンソーシア              善良な外道やタイ風俗嬢はコンシア又はコンチアという言い方をする。
P54  プレッソ                パラッゾの間違い。なおこのホテルはビジネスホテルで風俗施設はない。
P57  1ドル39バーツ           今どき日本からタイへ行くのに米ドルを持ち込むバカはいない。
P60  カーム                 カーウ(白)の間違い。ダム(黒)カーム(白)って自分のバカをさらけ出してる以外の何物でもない。
P62  中国人と思われるコンシア      タイ華僑のことくらい勉強しておけ。 
P68  ノーチャカチー            タイ人がこんな言葉使うわけない!じゃあノーペンライって言うか?ノーダイって言うか? 
P96  店外デート料を払って彼と暮らす  だったら最初から店休ませろ。
P97  連れ出し料は700B前後     MPの連れ出し料は入浴料の2,3回分。パッポンのペイバーと一緒にするな。
P131 注の11               タイ人の本名は長過ぎる?本名とあだ名に脈絡はない?僕の義妹は本名ワンナー、チューレンはナー 
P205 バートゥサラップ           バートゥラサップ(電話番号)の間違い。同じ言葉を2度続けているので誤植はない。
P207 タンクン                カンクーンの間違い。前版でも同じ間違いをしていた。

 探せばまだいくらでもあるが、ツッコミが本題ではないのでこれくらいにしておく。不幸にもこのいいかげんな本を買ってしまった人はせめて間違い探しゲームを楽しんで下さい。また本書では風俗情報サイトとして「バンコクMPへようこそ」を紹介している。ン?「外道の細道」を知らないワケないだろ。まああちらのサイトもいいサイトで僕も時々覗いては参考にさせて貰ってはいるが、当サイトをさしおいてというほどのものではない。理由は推測できる。マッケイガン師の「お風呂屋黙示録」だけでも本書の内容を軽く越えてしまっているのだ。その上に、紘さんの解説や士族のとんでもない量の投稿が加わっていて、タダ、向こうは定価1,300円。この本を買ってしまった読者が外道の細道を知ったら怒るぞ。だからバンコクMPくらいが丁度良いのだろう。

 いくら質の低い観光客向けの低俗本だと言っても値段をつけて世に出す以上、生半可な知識でいいかげんなことを書くな。初訪泰の時、ケップ・ムー氏は本書をバイブルとして、バービアで「アオカン・タンクン!!!」と何度も叫んだのだが全く通じず恥をかいたそうだ。僕は前著を読んでカミさんに、「泊まりはカンクンでショートがチョカウだよな?タンクンじゃないよな。」とうかつにも聞いてしまい、「アンタ!まだ悪い遊びやってんでしょ!バカヤロウ!」とブン殴られてしまった。一体どうしてくれるんだよ。



吉田メビサちゃん事件
 外道諸氏は「吉田メビサちゃん事件」というのを御存知でしょうか?タイで両親と死別し、親戚もなかった少女が日本人と結婚していた祖母を頼って来日しました。現在は日本の中学に通っているのですが入管当局はビザの延長は認めず、期限切れを理由に強制退去を迫っています。その期限は10月6日です。

 別に僕は人道主義者を気取るつもりはないですが、「ちょおっと待てよ。」くらいは言いたい。確かに法律では養子縁組による在留申請は6歳までとなっているし、日本人と結婚したタイ人に対しては一等親までは無条件にビザを出すが二等親以上には出さない慣例になっている。勿論、タイ人の不法残留防止のためである。メビサちゃんは現在13歳だし祖母から二等親離れているので機械的に法律および慣例を適用した結果であろう。これが「法治国家」というものの正しい姿なのだ。

 日本がアジア人に対してビザを出さなくなった顛末というのは、まず日本は石油欲しさにイラン人に対してはビザなし渡航を認めていた。しかし日本のバブルとイランの経済的困窮によりイラン人が大挙押し寄せて不法滞在、不法就労を行うようになった。挙句の果ては上野の山を占拠してのニセテレカ売りやシャブ密売である。業を煮やした入管当局がイラン人摘発に乗り出した時、一緒に目に付いたのがフィリピン人ホステス及びタイ人娼婦の不法就労だった。その後タイ人に対してもビザはほとんど発給しなくなった。

 現在、不法滞在、不法就労そして犯罪が問題になっているのは中国である。これは日本に限らずシンガポールでも同様である。しかし小泉は現在、中国の特定都市に限るが中国人のビザ免除を画策している。イランの教訓が全く生きていない、というかそんなことがあった事さえ知らないのだろう。言っておくがタイ人の日本における犯罪とは不法滞在と売春のみ、中国人はさらに強盗、殺人が加わる。どちらが日本にとって有害かは考えるまでもないだろう。ちなみにタイ人淫売はフェラしてくれるけど中国人は絶対にしないぞ。ヒドい奴はパンツだけ降ろして突っ込ませようとする。

 ウチで子供が出来た時、カミさんの身の回りの世話をさせるために義妹のビザを申請したが却下された。理由はさっき述べた二等親、僕はこの時「基本的人権」の侵害を感じた。僕も外道諸氏もタイの愛人をたまには日本に呼んで、温泉にでも連れて行ってかぶりよりたいというのが正直なところだろう。ところがこれはビザの問題で絶対不可能である。これだって基本的人権の侵害である。アメリカやシンガポール(ビザ免除国)に愛人を作ればいつでも日本に呼べるのにフィリピンやタイだとそれさえ出来ないというのはとんでもない差別ではないだろうか?日本人が身元保証人になればどこの国の人間でも日本に招待出来るというのが本来の平等な法治国家の姿ではないだろうか?

 メビサちゃんに関して言えば、平気な顔してオーバーステイすればいいと思う。スナックへ踏み込んでタイ人ホステスなら平気な顔で逮捕できる入管にも中学生の少女を逮捕出来る勇気などあるわけない。身寄りのないタイへ帰ったって野垂れ死にするか紘さんみたいな悪い奴に捕まって売り飛ばされるのがオチだぞ。





ゴルフ馬鹿と風俗馬鹿

 バンコクが世界一の風俗地帯であることに異論はないだろう。しかし聞くところによるとゴルフ場も大変素晴らしく、しかも安いらしい。外道平民にはいないだろうが昼はゴルフ、夜は女という日本人観光客も多いのではないだろうか?駐在員に関しては言及するまでもないだろう。僕は以前に述べたようにロックを志す者としてゴルフはやらないし、「個人的嗜好」という意味ではゴルフもスキーもテニスも同じだと思うのだが、何故か世間ではゴルフは人生に成功した一流人のステータス、という評価があるようだ。そこで、つき合いでしかたなくやってる人は別にして、ゴルフにハマッている人間をよく観察してみると外道者とはまた違ったおかしな性癖が見えてくる。

 まずこの人達はゴルフ以外にコミュニケーション・ツールを持っていない。だから普段でもゴルフの話しかしないし、「友人」と称する人々もゴルフ人間ばっかりだし、「19番ホール」とか「100を切る」とか別のものの例えにもやたらゴルフ用語を使いたがる。そしてやっかいなことにゴルフを嗜む自分をエクゼクティブだと勘違いしている。外道諸氏の上司にもこういう勘違い人間はたくさんいるでしょ。初対面なのにこちらが医者だと知ると、「スコアーはいくつですか?」なんぞと聞いてくる。社会的地位(僕がこういう言い方をするとすごく変)のある人間はゴルフをやるのが当たり前と思っているのだ。冗談じゃない。こういう奴には、「相手が変われば1日4発は軽いですよ。」と答えることにしている。

 言うまでもなくゴルフはイギリスで生まれたスポーツ(?)である。ロンドンからバスに揺られて一歩郊外へ出ると延々と丘陵牧草地帯がリバプールまで続きビートルズ博物館へと至る。つまり国中が天然のゴルフ場なのだ。しかしながらこれを山と森の国、日本に持ち込もうとするととんでもないことになる。まさにブルドーザーと伐採機の賜物として日本のゴルフ場は存在する。彼らは「グリーン」なんぞと呼んでいるがとんでもない、たかだか1Cm程度の芝にどれほどの二酸化炭素浄化作用があるというのだ。そのために伐採された木々の量とは比べるべくもない。さらに猛毒である除草剤、我が家にも猫の額、、、とは言わないが紘の額(約20坪)ほどの庭に芝を張ってある。ここの芝生を除草剤を使わずに維持しようとすると相当の労力を要する。あの広大なグリーン(?)を維持するための除草剤の量を考えると怖いのもがある。

 つまりゴルフとは環境破壊し尽くされ、しかも猛毒を撒かれた荒涼地で1日中玉転がしをするという非常に反社会的かつ不健康な遊びなのだ。とてもじゃないがまともな神経を持った人間のすることではない。現在の大企業は環境問題を前面に打ち出さないと生き残っていけないが、それだったら「我が社は役員全員、ゴルフはやりません。」これこそが環境保護ではないだろうか?

 ここにもう一人、まともな神経を持たず反社会的かつ不健康な遊びに勤しんでいる奴がいる。そう、我々外道である。常に感染の危険に身を晒し、一歩間違えば社会的非難の的となり、家庭崩壊との狭間をさまよいながらもこの遊びをやめられない。考えてみれば玉入れと竿入れの違いこそあれゴルファーと外道は同族でござるがな。だから僕も彼等を非難するつもりはサラサラない。但し我々の同族なのだからエラそうな顔はせず、世間の目を気にするように、うつむき加減にゴルフに励んで欲しい。勘違いして舞い上がってる奴って端から見てても不愉快なんだよ。



プージン、プーイン論争
 外道諸氏の中でタイ語の勉強にうつつをぬかしている方も多いと思う。僕、Dr.フェラありにとってもタイ語は英語、タガログ(フィリピン)語に続く第3外国語である。英語は勿論教科書から、タガログ語も文字はアバカドという全くのローマ字だったので学習本から入った。しかし御存知の通りのタイ文字である。あの蛇の行進に拒絶反応を起こしてしまいタイ語に関してはもっぱら日本にいたタイ娼婦からの「耳」であった。しかも僕の好みはチェンマイ、チェンライに限られていたので、恥ずかしいことに、正式にタイ語本と向き合うまでは「こんにちは」は「サワッディチャオ」(チェンマイ方言の女性語)だと信じて疑わなかった。まわりのタイ人は僕のことをカトゥーイ(おかま)と呼んでいたらしい。ちなみに相手が全て北部タイ人のためロイクラトーン(精霊流し)はロイカトーン、プラー(魚)はパーとも覚えてしまった。

 そんな僕の耳がジープン(日本)やプージン(女性)という言葉も覚えた。ところが外道士族の投稿やタイ語本の中にはイープン、プーインという標記がしばしば見かけられる。何でだろう?そこで「タイ民族はいいかげんで大雑把である。」という大原則を心に、いろいろと調べてみた。元々タイ文字にはJやZに相当する文字がない。シルクさんお得意のハジャイにしてからが英語標記ではHAT YAIなのだ。日本の自動車メーカーの名前ではイスズはタイ語でイスス、スズキはススキと書く、しかしタイ人はしっかりイスズ、スズキと発音する。いいかげんだよな。

 JとYは我々日本人にとっては全く別の発音だと思うのだが世界の言語を見てみるとそうでもないようだ。顕著な例は英語とヘブライ語である。イエスはジーザス、ヨハネはジョンとなる。南アの首都ヨハネスブルグは英米人はジョンズバーグと発音する(ドイツのハンブルグは勿論ハンバーグ)。国によってはJとYの違いなど日本人にとってのLとRの差くらいしかないのではないだろうか?

 タイ文字を調べてみると前述のようにJに当たる文字はないがYにあたる文字は2つある。何か臭いぞ。子音番号11番のヨージン(ヨーイン)と32番のヨーヤックがそうだ。手元にある数冊の学習本を見てみると32番は「鬼(ヤック)のY」で一致しているのだが11番に関しては国際語学社の「タイ文字の第一歩」には「女性のJ」、大学書林の「やさしいタイ語 文字の読み書き」には「女性のY」と記されている。訳が解らん。外道諸氏がタイ語で困った時、頼りになるのは何と言っても「指差し会話帳」、これを覗いてみるとこの本は全てカタカナで、プージンでもプーインでもなく、プゥ(イに点々)ンと記されていた。勘弁してくれよ、こんな文字どうやってパソコンで打ち込むんだよ。最後に日タイ辞典で引いてみると(発音記号なので正確には打ち込めないが)phuutying、もうダメだ。

 但しうちのカミさんに何度発音させても僕の耳にはどうしてもプージン、ジープンとしか聞こえない。ここはタガログ語の日本つまりハーポンの語源がニッポンであるのと同様、ジープン(イープン)の語源はジャパンなのだから、JとYではJの勝ち、ということでいかがだろうか?こういう話題というのはタイ人のプライドをさりげなくくすぐることができるし、ケップ・ムー氏言うところの風俗嬢との「言葉の前戯」としては最適だと思う。「僕いまタイ語勉強してるんだけどさあ、プーインとプージンってどっちが正しいの?」しかし返ってくる答えは容易に想像がつく、「アライコダイ マイペンライ」(何でもいい、気にするな)本当にいいかげんな奴らだ。



ヌアVSイサーン
 3月13日の煩夕の編集後記は面白かった。紘さんの長年の経験からタイの風俗嬢には「不幸顔」と「バカ顔」が圧倒的に多く、紘さんがつき合ってきた女は全て「バカ顔」だった、という内容である。「超可愛いアイドル系」が一番始末が悪い、という指摘も書かれていたが、格安マンコを求めて日夜バンコクの街を俳諧している我々外道にとっては縁のない存在なのでこれは無視してもいいだろう。さて、僕が今までつき合ってきた女は、紘さんとは全く逆で、全て「不幸顔」の女であった。チェンライ命の僕に対して紘さんの好みは、僕が実際に紘さんから話を聞いたり紘さんが女を選ぶのを目撃した限りでは、イサーン(東北部)人である。ということはおおざっぱに言えば「不幸顔」はヌア(北部)、「バカ顔」はイサーンということではないだろうか?

 さらに乱暴な言い方をしてしまうとヌアはモンゴルから降りてきたタイ人、イサーンはクメールの血を引くタイ人ということになる。性格的にはヌアがネクラ、自己中心的、悲観的で金の亡者なのに対してイサーンはネアカ、破滅的、刹那的で遊び人、(こう並べてみるとイサーン人って正に紘さんだな。)こんな連中同士が仲いいわけがない。ヌアとイサーンは「タイの田舎者」という共通項があるにもかかわらずお互いを毛嫌いしているしバカにしている。

 だから愛を求めてのセックスに励む外道諸氏にとっては、例えばウボンの女をホテルに連れ込んで、「チェンマイって最高だなあ。」などと言ってしまうと一巻の終わり。逆に僕はヌア専門なので、「あのさー、イサーン人って1,000バーツ持って酒飲みに行くと2,000バーツ使ってきちゃうんだよね、バカだね。それに比べてヌアの人は1,000バーツ持ってても500バーツをパンツに隠して飲みに行くんだって?」なんぞというヨタ話で受けを狙う。こういう話を嫌がるヌアはいない、それどころか、「それだけじゃなくてイサーンなんてさあ、、、」とイサーン人の悪口が止まらなくなる子も多い。逆もまた真なり。

 形成外科学的に言うとイサーン人の欠点はあの低く開いたクメール鼻、ヌア人の欠点はエラ張り顔つまり下顎骨の下顎角部の肥大、しかしながらタイでも整鼻手術は非常に安価であるのに対し下顎骨切断手術には莫大な費用がかかりしかも顔面神経麻痺等の後遺症の可能性もあるので化け顔で雛壇に並んでいるのはイサーン人が圧倒的に多い。また顔の各パーツが地味なヌアに比べてイサーンは派手なので化粧での化け方もイサーンのほうがずっとうまい。ここいらあたりは外道諸氏の好みが分かれるであろう。

 それとこれは僕の思い込みかもしれないがゴーゴーバーには絶対にイサーン人が合っているのに対し置屋は何と言ってもヌア人で決まり、また一晩連れ回して面白おかしく遊ぶにはイサーン人が向いているのに対し、サムイ島等に一緒に連れて行って濃密なセックスを楽しむにはヌアがいい。もっと言うと西洋人にはイサーンが人気があるのに対し東洋人にはヌア好みが多い。

 聡明な外道諸氏ならもうおわかりでしょう。「タダマン」を狙うなら絶対イサーン人だぞ。ヌアは愛があっても金を要求するぞ。



言葉は文化
(お詫び:前書きにも書いたように当コラムは文章による3分間ポップスを目指してきました。つまりパソコン1画面に収まる文章の量です。ところが今回は内容が内容だけにキング・クリムゾンになってしまった。)

 今から20年位前かなあ、フィリピンクラブは今のような完全にシステム化されたキャバクラではなく、正に「穴場」と言うにふさわしい遊び場だった。この頃はまだ日本でも台湾人や韓国人の売春が盛んだったため、勘違いした客が席に着くなりフィリピン嬢に「ショートでなんぼや?」なんぞとほざいて顰蹙を買う光景を何度も目にした。彼女等は名目上はシンガー又はダンサーとして来日していたのだ、売春婦ではない。しかし売春婦ではないと言ってもオマンコを持った女、しかも外国人であることには変わりはない、何とか交尾しようと試行錯誤を繰り返した。外道、フェラあり誕生の瞬間である。

 わかったことは、まず日本語しかしゃべれない客は彼女等の餌食になっていた。彼女等は彼等をショッピング・コストメル(カスタマーのスペイン式発音、デパート等に連れて行っておねだりする客)、レストラン・コストメル(ステーキを奢ってもらうだけの客)、成田コストメル(「あなたが本命」とか言って帰国時に成田まで見送りに来させ、膨大なおもやげ用荷物の超過金を払わせる客)等と呼んでいた。英語がしゃべれる客でもかなりビジネスライクに扱われていた。やはり彼女等を安価でホテルに連れ込むためにはタガログ語の習得による意思の疎通が必須であった。

 適切な動機づけがあればどんなグータラでも必死で勉強する、僕のタガログ語力も瞬く間に上達して行った。そして不思議なことに語学を学ぶとその国の文化や習慣まで身に着いてしまう。これら全てを駆使してフィリピン嬢をくどくのに最初は6ヶ月かかった。つまり来日直後に狙いを定め、帰国直前にやっとベッドイン。要領がわかってくるとこの期間もだんだん短くなり、タイへ乗り換える直前には店に顔を出した翌日の昼間には即ホテルという境地にまで達した。一度などは裸にしたらパイパンで「フィリピンでパイパンは珍しいなあ。」などと思いながら強引にヤッてしまったら何とバージンでしかも14歳だった。(この頃はロリコン法がないのだから罪にはならないでしょ。)姉のパスポートで出稼ぎに来たのだと言う。「私のバージンを奪ったのだから結婚して一生面倒をみて。」と泣きながらせがまれるという恐怖の体験をしながら、僕も外道として成長していったのであった。

 こういった修行の中で僕が身につけたもうひとつのことは、このためにタガログ語習得が必須だったのだが、「初来日のフィリピン嬢を狙え。」ということである。再来日の女は日本人の客と接したり日本語を覚えるうちに日本の垢に染まってくるので、こちらの下心も見透かされやすくなるし、日本に(金に)染まれば染まるほどフィリピン人としての本来の良さを失ってしまうし、金のかかる女になっている。やはり採れたて新鮮現地直送品のほうが美味しいでしょ、いろんな意味で。

 バンコクのタニヤは僕が言うまでもなく「日本人街」である。ここの風俗嬢には基本的に日本語が通用するのでタイ語がしゃべれない日本人でも気軽に遊ぶことが出来る。しかしながら日本語が堪能なタイ人というのはそれだけ日本人に接する機会も多く日本語の勉強もしているので日本の文化や習慣もある程度理解しているし日本の貨幣価値や金銭感覚も心得ている。つまり、勿論例外もあるが、採れたて新鮮フィリピン嬢ではなく、来日を繰り返したあばずれフィリピン嬢なのである。愛やアルケイディアで女を買った経験のある方は僕と同じ印象を抱いていると思う、彼女等はタイ人ではなく最早擬似日本人なのだ。

 タイへ行っても日本語で会話が出来て、しかもその女と即ヤレるという意味ではタイ語が出来ない(普通の日本人にとっては当たり前のこと、タイ語をしゃべる日本人こそがおかしい)日本人にとって素晴らしい街である。ただし擬似日本人を相手するのだから日本人を買うのと同じ金がかかることを覚悟しないと楽しく遊ぶことが出来ない。この認識のギャップがしばしばトラブルの原因となる。

 我が愛するタンポポでも「ニュウちゃん事件」というトラブルが起こった。詳しくは日本人クラブ、タンポポの奥道さんの投稿を読んで欲しい。登場人物が奥道さん、ミッキーさんということなのでこの二人を肴に僕のタニヤ論を展開したいと思う。二人とも友達だから許してくれるでしょ。来月、飲む予定になっているのだが本人達から真相を聞く前に、こっちの想像だけで論議を進めたい。

 奥道さんは外道歴も長く、タイ国内に留まらずカメンのオマンコの値段にまで精通している。勿論、タイ語も素人タイ女をナンパ出来るレベルである。一方のミッキーさんは外道歴半年でタイ語もほとんどわからない。僕もそうなのだが初訪泰の友人は何はともあれタニヤに連れて行く、やはり言葉が通じないと最初は不安だろうという配慮からだ。奥道さんも同じ気持ちでミッキーさんとタンポポへ行ったのだと思う。ここにニュウちゃんが登場した。これは珍しく紘さんと僕の意見が一致したことであるが、「タンポポはタニヤにあるのにタニヤの店ではない。」僕がタンポポを愛するのはここの女の子が擬似日本人ではなく採れたて新鮮直行便だからである。それでも何とか片言の日本語は通じるので友達を安心して遊ばせることが出来る。ところがニュウちゃんは日本語ベラベラのタンポポには珍しい擬似日本人なのだ。

 話はそれるが、10年以上前、まだ結婚前だったカミさんと日本人の友人数人と一緒にバンコクのシーフードレストランに入った。席に着くなりウェイターがカミさんにタイ語で、「日本人価格にする?それともタイ人価格?儲けは山分けだけど。」と持ちかけて来た。友人の一人がタイ語に堪能なヤバー三等兵だったので、この男の胸座を掴んだのは言うまでもない。それと3年前に連れ出したミラージュの女に連れて行かれたレストランが偶然ここだった。この時には僕もタイ語がわかるようになっていたのだがウェイターと彼女の間にこのような会話はなかった。しかし支払いは僕の予想の倍以上だった。やられた、と思ったのだが後の祭り。挙句の果てにこの女に逃げられた。

 日本の金銭価格が身についているニュウちゃんはタンポポにおける自分のオマンコ価格に不満を持っていたはずだ。だからタニヤの居酒屋を使って自分のオマンコの価格調整をした。それをタイに精通した奥道さんに見抜かれてしまったため、本来の仕事も日本価格に見合ったことしかしなかった。愛の女がホテルへ来てもさっさとやることだけ済ませて20分で帰ってしまうのも時間で価格調整をしているに過ぎない。

 だからといって何も僕はタニヤ女を批判しているわけではない、嫌いなだけだ。多くの日本人は面倒くさいタイ語を覚えるより、たとえ散財しても言葉の障害なく楽しくオマンコ出来た方がいいと思っているだろう。ミッキーさんにしてもこの前日は言葉の通じないナタリーの女と遊んでいたのだから同じ考えだったかも知れない。
それだったら日本価格を適用して、「明日の朝9時に1万バーツあげるから一晩やりまくろうね。」というのが悲しいかな、擬似日本人であるタニヤ女との遊び方なのだ。

 タイ語しかしゃべれない女はタイ人価格、英語に堪能な女は白人価格、日本語の堪能な女は日本人価格、これがタイの風俗嬢の価格である。シルクさん、どうですか?僕のタニヤ論は。



減反という愚作
 今、チェンセーンが熱い。熱いといってもメーサイから炉利が逃げてきて商売を始めた、というおいしい話ではない、貿易である。10年前にもこの地域は大開発を行い、ゴールデントライアングルにはメコン川沿いに港や大きなショッピングモールも出来たのだが、何故かその後はゴーストタウンと化していた。理由は小泉の口癖の「規制緩和」がなされなかったからである。それが最近になって泰中FTAにより農産物の関税が自由化され、メコン川を利用したチェンセーンと雲南の泰中貿易が盛んになり1年に3,000隻もの船が往来するようになったという。ちなみに雲南とはタイ人の先祖でありチェンマイ語に近い言葉をしゃべるタイ族が今でも住んでいて、タイ人にとっても思い入れの深い場所でもある。

 僕も以前からチェンライーチェンマイ間に鉄道が出来るという話は聞いていて、しかも我がノンブア村の近くにも駅ができるという噂もあった。地理的に考えてもおかしな話なのでガセネタだと思っていたのだが、新聞によるとチェンライと言ってもムアン(市内)ではなくチェンセーンからバンコクまでを貨物輸送のため鉄道で結ぶ計画らしい。これなら話はわかる、山があったらトンネルを掘るのが日本式で、避けて通るのが泰式なのだ。これなら鉄道はノンブア村のそばを通る。駅の場所が確定次第、地上げに取り掛かりたい。

 FTAが結ばれた時、タイ農民の心配事は中国から大量に流れ込むであろう安い農産物により自分達の生活が圧迫されることだった。中国女はタイで体を売っているが、タイ女は中国で売っていないので、国家としての格は中国よりタイの方が上なのである。ところが蓋を開けてみると、何とタイからの輸出が3割超過という結果となった。果物のホームラン王であるドリアンも輸出に貢献しているそうだ。みんなおいしいものは知っているのですよ。ノンブア村でも裏のハゲ山がオレンジ果樹園に化けた。もう少し早くわかっていればこのハゲ山なんかタダ同然で手に入れることができたのに、村長に先を越されてしまった。もったいないことをした。そしてこの果樹園というのは相当の労働力を必要とする。村の農民の収入も大幅に増えた。もうこの先チェンライ地方から風俗嬢が供給されることはないだろう。

 日本でも米を始め多くの農産物が輸入制限を受けている。「農民の生活を守ることが食料安保だ。」という大義名分だが何のことはない、自民党の票獲得の手段に過ぎない。食料安保を口にする政治家には、これは前にも書いたが、食料自給率ゼロのシンガポールがアジア有数の経済大国となり、大挙して食料輸出国であるタイのバンコクやハジャイに女買いに来ていることに対してもキッチリとコメントして欲しい。迷惑だよ。

 「輸入させない。」ということは「輸出出来ない。」ということと同義語である。日本でも農業技術の発達や国民の米離れ等により米が余るようになってしまった。供給過剰になったものは値段が下がるのが経済原則なのだが、自民党及び農水省は「減反」という世紀の愚作に打って出た。これは消費者にとってばかりではなく農家にとっても不利益以外の何物でもない。農業をやっている人にはわかるだろうが、野菜と違って米は連作を続けた方が良い。休耕田ではおいしい米は作れないのだ。

 バンコクで女漁りをしながらマズいタイ米を食っている外道諸氏にはわかるだろうが、日本の米は世界一おいしい。心あるお百姓さんは、「オレの作ったおいしい米を世界中の人に食ってもらいたい。そしてもっと収益を上げたい。」と願っているはずだ。小泉も「規制緩和」を口にするならまず米の輸出入を自由化すべきである。だからコイツは大うそつきなのだ。そうすれば必ずや日本は高級米の輸出大国になるだろう。日本のお百姓さんは世界へ出れば誰もが農業博士なのだ。

 ノンブア駅前の地上げに成功した暁には売春宿を作りたい。そして、今の生活がどんどん煮詰まってゆき、近い将来は必ずや乞食をしているであろう紘さんをこの駅前売春宿の店長として雇ってあげたい。僕って優しいなあ。ただし女はメーサイ越えしてターキレックから連れて来る予定なので、警察の手入れの際には臭い飯食ってよ。



成田空港の「何でだろう?」
 もう7年前のことであるが僕は生後6ヶ月の息子を抱え、タイから帰国した。外道諸氏なら御存知であろうが機内で黄色い紙、いわゆる「検疫票」が配られ、これに記入しなければ入国出来ない。僕もいつものように記入したのだが息子の分は書かなかった。そのまま検疫所を通過しようとしたのだが検疫官に呼び止められた。子供の分も記入せいと言うのだ。僕は、例えばヒロさんのグータラぶりもサラッと許してしまうほど心の広い人間なのだが、このように権力をカサに着て物を言う人間は絶対に許すことが出来ない。

 僕は先を急ぐ乗客の流れを止めて若い検疫官に言った。「わかりました、書きましょう。チェック欄に頭痛と腹痛という項目がありますよね。乳児の診断は非常に難しく小児科医でもかなりの経験と診断用具を必要とします。乳児における頭痛と腹痛の鑑別診断のマニュアルを教えて下さい。」検疫官はイヤーな顔をして、「私は医者でないのでわかりません。」うしろの乗客は僕を睨みつけ、別の列に回った。僕はニッコリと微笑み「私は医者ですが科が違うのでこの鑑別診断が出来ません。他の乗客の方はどのように判断して書き込んでいるのでしょうか?」検疫官は苦虫を噛み潰したような顔になり、「とにかく乗客全員が一枚づつ書くのが規則なので御理解下さい。」僕は我が意を得たりと、「じゃあ要するにこの黄色い紙はいいかげんに記入すればいいんですね。」!!!!

 僕はこれで勝ったと思ったのだが、あちらもこういうクレームを想定していたのだろうか、「わかりました。お子さんに異常があるのでしたら検査しますので検疫室まで行って下さい。但し、かなり時間がかかります。」「いや、ウチの息子はいたって健康でした。」「それなら異常なしと記入して下さい。」ここいらへんでやめておくがこの「検疫票」などは正に親方日の丸の利権集金システムの氷山の一角である。まずどうでもいい法律をつくる、そしてそれに伴うどうでもいい事業を行う、そうすれば予算がつき人件費や事業費が確保できるのでその一部が官僚の懐へと流れ込む。あの検疫票の印刷屋からのキックバックだけでもバカにならないだろう。僕はいつも思うのだが検疫所であれだけの乗客をあの短時間でキチンとチェック出来てるなどとは到底思えない。あの事件以来、僕は住所欄に「千葉県大宮市」など、絶対あり得ない住所を書くようにしているのだが検疫所で呼び止められたことは一度もない。結論、今の方法の検疫所なんていらない。質問欄に、「あなたは風俗嬢と生でやりましたか?」というのがあれば話は別だが。

 煩夕の購読者なら御存知だろうがヒロさんが新しい事業を始め、事務所を構えた。ところが早くもその倒産を察知したのか事務所内をゴキブリがうろつき始めた。長くタイに住んでいるとハエとかゴキブリなんて全く気にならなくなるのだが、薬物中毒患者特有の症状として目の前を小さな虫にうろつかれるとそれが現実なのか幻なのか見分けがつかなくなってしまう。そこでヒロさんから外道ライターである奥道さんと僕に、「バルサン持ってきてちょうだいな。」というメールが入った。

 何も僕は、「ヒロはせこい。」ということを言いたいのではない、実際にバルサンはタイでは手に入らないのだ。それに、ヒロさんに発狂されたらこのサイトが終わってしまう、と考えた僕と奥道さんはシブシブとこの依頼を受け入れた。奥道さんは万が一のことを考え友達のミッキーさんにもバルサンを持ち込むよう頼んだ。彼はバルサンを飛行機に持ち込めないことを知っていたのだ。僕は「機内に持ち込まなきゃ大丈夫だろう。」くらいの軽い気持ちでいた。

 結果発表です。22日、UAの奥道さんはなんなく持ち込みに成功しました。25日、TGの僕は4つ見つかってしまい、しかし何故か3っつだけ没収されました。29日、ANAのミッキーさんは全部没収されました。あの第2ターミナルのやる気のない荷物検査に比べてアメリカ系会社が発着する第1ターミナルの検査は殺気に満ちたものがある。それなのにUAの奥道さんだけが完璧に持ち込めたのは何でだろう?テロ対策云々を言いながらもやっぱりアホやなあ、バルサンが爆弾だったらと考えるとまだまだスキがある。頑張れ!ビンラディン。




国家と宗教
 アメリカの宿敵、アルカイダやイラクを支配するのはイスラム原理主義、はたまたアメリカの現政権を支配するのはネオコンサバティブと呼ばれるキリスト教原理主義。このキリスト教原理主義という奴、不勉強のためどんなものかはよくわからないが、おそらく中世ヨーロッパの聖書主義のようなものだろう。ということはいずれにせよコーランなりバイブルなりに書かれていることを一言一句信じ込んでいる連中であろう。こういった輩はからかうと面白いし、ついツッコミを入れてしまいたくなるのだが、あまり度が過ぎると殺される危険性があるのでやめておこう。ぼっ、僕は決して宗教を否定しているわけではないですよ。

 ヒトの性染色体はXとYであり、XXだと雌、XYだと雄になる。つまり卵子は全てXで精子はXとYが丁度半分づつ生産される。我々の絶頂感とともにヨーイドンがスタートしX精子が一等賞を取れば雌が、Yならば雄が生まれる。聖書によればキリストは処女のマリア(VIRGIN MARY)から生まれたことになっている。ブッシュ大尊師も原理主義者ならそう信じているのだろう。これを柳田理科雄風に言えば単性生殖により生まれたことになる。科学的でしょ。神の子を宿すのに進化の初期段階である単性生殖を再現することなど神にとっては朝飯前だろう。ということはキリストの性遺伝子はXX、はい結論です。キリストは女でした。十八歳未満であるにもかかわらず毎日このサイトを覗いている良い子の高校生諸君、明日学校へいったら生物の先生に質問してみて下さい。「先生、キリストは男だと思うのですが、彼のY染色体は何処からきたのですか?」と。最初に、「僕はクリスチャンなのですが、」と入れるとかなりスリリングな答えが期待できると思う。えっ、僕は決して宗教を否定しているわけではないですよ。

 原理主義者同士の衝突、後世の歴史に今度のイラク戦争はこう記述されるかもしれない、全然違うと思うけど。権力者が人民支配の手段として宗教を使う時、必ず多くの人の血が流れる。そして本来宗教とは人を救うためにあるものだと思うのだが宗教が原因となった殺し合いは歴史の中にそれこそ腐るほど登場する。歴史から何らの教訓も学ばないところが人間の人間たる所以なのであろうか?僕も学生時代は日本史も世界史も赤点の連発だった。きっと同じ部類の人間なのだろう。

 イスラムに関して言うとこの宗教では禁酒が常識である。以前サウジ大使館の食事会に招かれたことがあったが、勿論酒は一滴も出なかった(ついでに言うと食い物も不味かった)。しかしバンコクの歓楽街をうろつき回っている外道諸氏ならサウジの奴らが朝から晩まで酒びたりになっている光景は何度も目撃しているだろう。そして売春も禁止である。しかしインドネシアもイスラム国家だが売春婦もたくさんいて日本にまで進出してきて下さっている。何でもキリスト教徒ならこころおきなく売春ができるのだと言う。ねっ、僕は決して宗教を否定しているわけではないですよ。

 タイという国は200以上ある世界の国々の中でも国家と宗教が最も幸せな関係にある国ではないだろうか?別にこの国では国民に小乗仏教を強制しているわけではない。少数だがキリスト教徒もいるし南部にはイスラム教徒も多数いる。日本からも創価学会(あっ、これは一応仏教か)も進出している。そして宗教が国民を束縛することも一切ない。仏陀の日に風俗店へ行ったら閉まっていて悲しい思いをするくらいなものだ。国王が仏門の頂点に君臨しているので、権力者が宗教を利用して事を起こすのも不可能である。弱小国家であるタイが欧米列強の侵略の中、アジアで唯一独立を保てたのもこのシステムのおかげではないだろうか?

 休みの日にタイの子供達は村の中心である寺に集まり坊さんの説教を聴く。その中でタイ人としての道徳を身につけていく。良い輪廻転生をするためには徳を積む(タムブン)ことが重要であること。親や老人を大事にすることが最も素晴らしいタムブンであること。親を助けるためなら体を売ることも悪ではないこと。そしていたいけな少女はバンコクを目指す。僕は宗教を肯定します。



貧富の差
 タイの農村とは言うまでもなく我等がバンコク風俗嬢の供給地である。そして我々の常識からすると、基本的には農民が体一つで同じ労働をしているのだから貧富の差などないと思ってしまうのだが、これが違うんだなあ。農村における金の流れを知ることはバンコクにおいて風俗嬢との会話がより奥深いものになるばかりではなく、これからタイで風俗嬢リクルートの仕事をしようと思っている外道諸氏にも必要な知識であるし、はたまた風俗嬢にハマってしまいこれから金銭的援助をと考えている諸氏にとっても絶対知っておくべき事柄である。というわけでこれからタイ農村経済学の講義を始めます。私語は慎むように。

 まず自作農と小作農がいます。小作農は地主から田んぼを借りて米をつくることになります。田を借りるだけなら収穫の7割が自分のものとなるのですが、米を作るには農薬や化学肥料等、お金がかかります。しかし小作人には金の余裕などありません、こういった物も地主のやっかいになります。そうすると収穫は5割しか自分のものになりません。収穫は概ね12月に集中します。この中から自分の家族の一年分の米を残し、あとは売って現金収入を得ることとなります。この米と現金で一年間生活出来れば問題はないのですが、特に小作農の場合にはこれではとても足りません。収穫前に家族用の米が尽きてしまうなど日常茶飯事です。こういった場合には余裕のある家から米を借りることとなります。当然収穫期に米の利子をつけて返します。こうして毎年貧乏になっていくのです。

 金に余裕のある農家は12月には米を売りません、12月は米の価格が最低になるからです。次年度の収穫前やソンカーンの直前等、米価格が急騰する時を狙って売ります。しかし貧乏人にはこんな余裕はありません。また自作農でも田んぼの狭い農民は収穫前に金が底を尽き、銀行や近所の裕福な農家から金を借りることとなります。担保は田んぼです(先生がシャレを言ったんだから生徒は笑いなさい)。しかし一度金を借りてしまうと結局は田んぼを手離し、小作人となってしまうのです。逆に金に余裕のある農家は副業に万屋(農村のセブンイレブン)を始める等してますます裕福になっていきます。こうして本来は共産主義社会である農村でも貧富の差は二極化していくのです。これこそ資本主義の原理です。

 だからバンコクの風俗嬢は圧倒的に小作農の娘が多いのです。しかし私の講義を理解出来た人なら対策は解りましたね、そうです、最初にある程度の資本があれば小作人でも他の小作農や貧乏な自作農を喰いながらのしあがっていけるのです。この「最初の資本」を体を売って稼ぐことこそ、小作農の娘の本来の使命なのです。しかしほとんどのタイ人の顔に「馬鹿」と書いてあるのを見ればわかるように、娘が働き出したのをいいことに農業をやめてグータラな生活を始めるバカ親や、バンコクで贅沢を覚えてしまい、いくら仕事をしたも全く金が貯まらず、最後はクスリか男に落ちていくバカ娘がいかに多いことか。

 ですから外道を極めようという皆さんはきちんと良い風俗嬢と悪い風俗嬢を見分ける目を養い、それぞれに応じた対応をすることが大事ですよ。バカ風俗嬢に金銭援助を始めたらあなた自身をも滅ぼしますよ。「お父さんが病気で、、」とか「弟が事故おこして、、」とかは常套手段ですからね。「バカ娘にちんちんハメて、ハマっちゃたら身の破滅。」んっ、、君たち何故シーンとしておるんだ?先生がこんなウィットに富んだ三段活用ダジャレを言ってあげたんだぞ。私は怒ったぞ、今日の講義はもう終わり!私の講義は役に立つのだぞ、でも君等のようなシャレもわからない生徒の前では二度と講義してやらないぞ。



風俗嬢の本音と僕の本音
 ここ数年のタイの経済発展によりバンコクの風俗嬢も随分とジャパナイズされてきてはいるが、今でも家族や兄弟のためにしかたなく体を売っている娘が大半を占めている。勿論、中には人格が破綻をきたし羞恥心を失ってしまった女や、プロ根性に目覚めサービス満点のセックスアニマルと化している女もいるが、ほとんどの女の子は基本的には素人である。そして、少なくとも僕は、この素人っぽい、人格もちゃんとしている娘を求めて訪泰を繰り返している。セックスは体でするものではなく心でするものだと信じているからである。日本で心と心のセックスをしまくると家庭破壊を招く危険があるので聡明な僕はそれをしない。

 言うまでもないが風俗の仕事とは会ったばかりの見知らぬ男の前で素っ裸になることから始まる。しかし普通の神経を持った女の子にとってはこのこと自体が堪えられない行為なのである。若い人は知らないだろうが20年前のタイ娼婦というのはホテルに行き客と仕事を始める前にベッドに座り込み、額をシーツになすりつけるようにして仏陀にお祈りを捧げたものだった。理由を聞くと自分がこれから行うであろう不浄な行為を仏様に詫びているのだそうだ。しかし祈りが終わると、決心がついたのか、パーンと気前よく股を広げてくれたりもした。仕事は仕事だよ。

 だから普通の神経を持った風俗嬢こそ仕事に際しては薬に頼ったり、完全に心を閉ざしトカター(人形)になりきってしまったりするのである。中途半端に人格を見せてしまうと客とのセックスがさらに恥ずかしいものに感じるのだそうだ。だがこちらとしてはこんな女相手にしたところで面白くも何ともない。これだったらエデンあたりのプロ根性丸出し女のほうがまだマシだ。

 男にとってと同様、女にとってもセックスとは気持ちのいいものなのだ。風俗嬢にしてからが、もし好きな男とセックスできて、気持ちいい思いができて、しかも金銭までゲットできたら、こんないい話はない。問題は「好きな男と」コレだ。風俗店に女を買いに来る男など風俗嬢にとっては決して「好きな男」ではない。だとしたら、本当に楽しいセックスをするためには出会いからベッドインまでの「背中まで45分」の間に自分が好かれるようになれば良い、これしかない。「金出して買った女に何でそこまで?」という韓国的思考の方はこの先を読んでもしょうがないです。金を出したということはただ単に、挿入する権利を買ったということに過ぎない。如何にハッピーに挿入するか、それが日本的情緒なんだなあ。そのために努力するのですよ。

 「何でこんな仕事やっているの?」なんてのはNG、最初からすべてぶち壊しだ。「僕みたいなじじいが指名しちゃってゴメン、でも君を見た瞬間、昔の恋人を思い出しちゃったんだ。」とか何とか始めて、次にとにかく相手を誉める。しかし容姿ばかりを誉めてはいけない、同時に性格も誉める。相手のしゃべった言葉尻をつかまえて、「そういうこと言う子ってチャイディーなんだよね。」これでいい。さらに相手の家族のことは必ず聞く、これは彼女等のベースにあるものだからだ。これを共有出来ただけでも目の前の風俗嬢はかなり心を開いてくれる。そして姉妹がいたら絶対名前を聞き出すこと、そして例えば、「じゃあノックちゃんと君とどちらが背が高いの?」などと会話の中にわざと相手の家族の名を盛り込む、ここまでくればもうあなたは見知らぬハゲ親父ではない。

 身だしなみも勿論大事、清潔な服装を心がけ、訪泰の前には歯医者さんで歯石を取って貰い、口臭も消しておく。白髪は上も下も染めておく。日本の果物やお菓子を持参しておいて、「これちょっと食べて感想を聞かせてくれるとうれしいんだけどな?」なんぞもかなり有効、ケップさんのようにわざとヘタなタイ語を使って相手に逆に教えて貰っちゃうもの結構イケてる。この時は相手の教えによって正しく発音出来たように装い、大げさに「コップクン」を連発するのも大事な心得である。

 貧乳好みの僕の必殺技、相手が服を脱いだ時、目を輝かせて「僕、こういうおっぱい、だーい好きなんだ。」と言って赤ん坊のようにむしゃぶりつく。貧乳の子は必ず自分のおっぱいにコンプレックスを持っているので、相手のプライドと母性本能をくすぐるダブル効果がある。しかしこんな姿、親兄弟には絶対に見せられない。社会に出たての頃、ロック青年で人とまともに会話も出来なかった僕が、「口先人間」と言われるまでになったのは数十年に及ぶこのような外道のおかげである。


迫害の報酬
 ナチスがユダヤ人を虐殺した事は間違いない事実である。これに異論を唱えると文春のマルコポーロのように廃刊に追い込まれてしまう。外道の細道を抹殺することなど彼らにとっては朝飯前だろうから異論は唱えない。アウシュビッツの悲劇は全くの事実です。しかしナチスによる虐殺とイスラエルの建国は全く無関係ではない。これくらいは言ってもいいでしょ。現在でも、もし我々がベンツやポルシェを買うとその金の一部はイスラエルに渡り、それが武器に化け、パレスチナの人々が、、、、、あっ、間違い、間違い。戦後60年近くも経っているのに中国が未だに日本の戦争責任云々と言うのは、そう言っていれば日本から金を取り続けることが出来るからである。

 僕が生まれ育った町は真ん中に大きな川が流れていてその川縁は「朝鮮部落」と呼ばれる地帯だった。人の話によると川が決壊した時に最初に死ぬのは朝鮮人で日本人はそれを見て逃げればいいとのことだった。全くひどい迫害、差別である。しかし彼らも負けていなかった。パチンコというのは誰がどのように考えても賭博以外の何物でもない。それなのに何故か日本では合法と認められ、しかもその利権のほとんどは彼等が握っている。これなどは正に日本政府と彼等とのギリギリの妥協と暗黙の了解の産物であろう。警察もちゃっかりおこぼれに預かっている。マスコミ的には拉致被害者奪還の急先鋒になっている東京小選挙区で唯一当選した自民党の警察OB代議士がパチンコ業界から4千万の献金を受けていたという記事があったが、その後どうなっただろうか?

 遠い昔の日本でも権力者が農民から搾取するため非人という人々をでっちあげ農民のスケープゴートにした。その名残が現在に残っているのが市役所の同和対策室である。僕には正直な話、今でもこの人達を部落民と呼び、差別の対象にすることが全く理解出来ない、同じ日本人じゃないか。それなのに子供の頃、親からは、「小泉とか山田(苗字の選び方に何ら他意はありません)とか姓が線対称の人は部落だから気をつけろ。」と言われた。何を気をつけろと言うのだ?関係ないだろ。古代から延々と日本人としての同じDNAを育んできた同胞だぞ。しかしながら彼等も逞しい。詳しくは書けないが公共事業に携わっている人に聞けば彼らの逞しさがわかるだろう。

 国家や民族でなくとも迫害や差別を受けている人々もいる。我々が愛してやまないタイ風俗嬢もそうだ。バンコクにいればそこら中で犬扱いされ、村にに変えれば後ろ指差されている。しかしこれは純然たる事実なのだがノンブア村を例にとると、売春に出た女の方が出なかった女より幸せになっている(つまり金持ちになっている)確率が圧倒的に高い。理由は簡単で売春婦は常に外国人の男と接しているのでそれだけ外国人と結婚する確立も高くなる、よって裕福になる。タイでは愛も幸せも金で買うものなのだ。このように人は迫害を受けた時こそ、それを跳ね返し、のし上がっていく力を発揮する。だからイジメを受けたくらいで引き篭もったり、不登校になったり、自殺を考えちゃダメだよ。イジメを受けた時こそ、それをチャンスだと思いイジメを受けたことを利用してのし上がることを考えなさい。わかりましたか?全国の中学生諸君、、、て中学生はこのサイト覗いてないか。



泰エロVCD考
 声を大にして言う事ではないが僕は裏ビデオが大好きだ。僕が若い頃、日本ではヘアーを見せることは御法度だった。確か陰毛が一本か二本映った写真を掲載したエロ本出版社の社長が逮捕された記憶がある。この社長は「これは陰毛ではない、印刷機に紛れ込んだゴミだ。」と主張したそうだがその後どうなったのだろうか?こんな時代なのに米国版プレイボーイにはヘアどころかヴァギナヌードが堂々と掲載されていた。しかし御存知のように日本で手に入る同誌は大事な部分が黒マジックで消されていた。学校で「マジックインキはバターで溶ける。」との噂を聞いた僕は早速、なけなしの小遣いをはたいて同誌を手に入れ、部屋の鍵をかけ、「これから極楽が見えるぞ、ウッシッシ。」とマッジク消しに挑戦したのだが、、、結果は知ってるよね。ちなみに矢沢永吉に「黒く塗りつぶせ!」という曲がある。今までこの曲のヒントはストーンズの「PAINT IT BLACK」だとばかり思っていたのだが、エーちゃんにも僕と同じ経験があったのではないだろうか?

 僕が初めて観音様を拝んだのは高二の修学旅行で、宿舎を抜け出し友達と行った熊本のストリップ劇場だった。感激のあまり涙が止まらなかったのだが、宿舎に帰り(先生に見つかり殴られた。)フトンの中で思い出そうとしても画像が浮かばない。形態が複雑過ぎるんだよ。その後、女の子と交渉も持つようになったのだが何度じっくり観察しても画像が脳裏に焼きつかないのですよ。そんな僕が二十数年前、あの裏ビデオの名作、「洗濯屋ケンちゃん」を初めて手に入れた時の感激、御同輩諸氏ならわかるよね。これで誰にはばかることなくじっくりと観察し、画像を記憶することが出来る。こうして学生時代のバターがトラウマとなり僕の裏ビデオ収集は今でも続いている。しかしながらもし僕が死んだ時、こんなもの誰がどう処理するのだろうか?、、紘さん、お願いね。

 タイにも日本で言うところの「裏ビデオ」は存在する。紘さんお得意の「エロVCD」という奴だ。コレクターである僕は最初はバカにして見向きもしなかったのだが、前回の訪泰時に友人のヒアンが10枚程おみやげにくれたので初めて目にすることとなった。貰ったのは全て「SEX THAI PRIVATE」というシリーズ物だったが、まず思ったより画質が良い、充分鑑賞には堪えられるレベルだ。出演女優はほとんどがクメール鼻を整形済みのイサーン人、あそこは剃りマン又は整髪マン、そしてこの手の低レベル物の常識としてカバーと中身は別人。男優は全て国籍不明(おそらくイランかトルコ)の外国人、ヒアンに言わせるとナニの小さいタイ人男優では絵にならないそうだ。ハッハッハ、タイ男よ、己を知れ。しかし内容はというとこれが米国PRIVATE社の作品をさらにつまらなくしたような代物、つまり男と女が意味も無く交尾するだけのものである。エロと言っても一応「作品」なのだから、せめて何故ここで男と女が交わらなければならないのか、という説明が欲しい。これでは僕のマニア心はくすぐれない。

 しかし外道諸氏にとって最も問題なのは盤によって走査線方式がNTSCとPALのごちゃ混ぜになっていることである、しかもその標記が一切ない。これでは表向きはPALであるがデッキもテレビもほとんどフリフリ化(詳しくは外道を生きるの「タイVCDを日本で見よう」参照)しているタイと違って、PAL盤をつかまされたら日本では見ることが出来ない。外道諸氏もタイで購入の際には充分気をつけて欲しい。ところが僕はこの「SEX THAI PRIVATE」シリーズに限ってはある法則を発見した。タイトル文字が赤で印刷されているのがNTSC盤で紫がPAL盤なのだ。これは大発見である。このネタ、何処に投稿すればいいかな?「伊東家の食卓」かな?それとも「トリビアの泉」かな?



介護保険
 当HPに掲載を始めてから外道諸氏ともメールをやりとりしたり、実際に会って酒を飲む機会が増えた。こういったふれあいの中で実際に感じたことであるが、老後はタイで暮らしたいと思っている人が意外と多い。こんなバカなことを考えているのは僕だけだろうと思っていたのでこのことは心強いばかりであった。年金制度改悪により将来はとてもじゃないが日本では暮らしていけない金しか受け取れないが、この金でタイでなら充分裕福な暮らしができるし外道を続ける余裕もある。なかなか鋭いところに目をつけてるでしょ。

 最近になって介護保険という新しい公的保険制度が発足した。何だかんだ言って国民から金を集め、その一部を自分達の利権に変えてしまうことは官僚や政治家の常套手段だがこの制度も御多分に漏れず。我々のような何の権力も持たない庶民は黙って従うしかないが、それでも健康保険は保険料を払いながらいつでも使えるし、年金だって年齢がくれば確実に受け取れる。ところが介護保険は我々タイ移民希望外道にとってはとんでもない欠陥制度なのだ。なぜならこの保険は40歳以上の健康保険加入者から強制的に保険料を徴収し、64歳以下ならば特定疾病(64歳以下ではほとんど患うことがない病気)のみ、65歳以上なら如何なる理由であれ介護が必要になった時に、保険料が本人に直接ではなく(ここが大事)市町村指定の介護を担当した施設等に支払われる制度である。

 もう言いたいことはわかるでしょ。介護保険は日本国内でしか使えないのですよ。タイへ移住しちゃったら全く介護保険の恩恵には預かれないのですよ。それなのに強制的に徴収されるということは絶対納得できない。大体、日本の為政者というのは国民は絶対この小さな島国にしがみついてしか生きていけないだろうとタカをくくって、我々から摂取を続けている。介護保険とは正にこの発想から生まれた制度である。「国民たちよ、シモの面倒はみてやるから一生この島で飼われてろ!」という制度なのだ。介護保険認定審査委員の僕が言っているのだから間違いない。国民の意向は様々なのだからこういった制度こそ選択権のある民間に任せるべきなのだ。ちなみにこの制度を厚生省で煮詰めていたときの厚生大臣は小泉、よってこいつの口癖「民間で出来ることは民間で。」は大ウソッパチ。

 ではこの保険料を払わないためにはどうしたら良いか?社会保険加入者は全て一括で給料から天引きされてしまうので対処のしようがない。そかし国民保険加入者は、健康保険で飯食ってる僕がこれを言ってはお終いだが、保険から抜けてしまえばいい。そうすればセットで取られている介護保険料を払わなく済むのだ。しかしこれでは健康保険がなくなってしまう、病気になったらどうしよう?実は一部負担が3割に統一されてしまった今、この制度は患者にとっても絶対必要な制度ではなくなりつつある。大きな病気に対しては民間の医療保険がある。小さな病気に対しては、、、日本にはタイのパプサションにあたるような身分証明書がないし、健康保険証も写真つきではないので、本人の確認のしようがない。ウチでも受付で保険証を出されたらそれを本人と信じるしかないのだ。名前を呼んでも知らん顔してて、何度も呼ぶとハッとして診察室に入ってくる患者がたまにいるけど、こちらに免許証の提示を求める等、本人確認をする権利はない。

 でもだからといって友達から保険証を借りて診察を受けるなんて絶対やっちゃダメよ、公文書偽造行使だぞ。絶対にダメ、それを言いたいがためにこれを書いたんだからね。ホントよ。年金の掛け金を日本国にではなく盤谷(バンコク)銀行へ支払うのはいいことだと思うけど。



チェンマイ語入門
 バンコクでオキニと食事をする時、もち米を注文してそれを指でつまんで食べながら「ラム ボ?」(おいしいですか?)なんぞとチェンマイ語を連発しているとバンコク娘からは「みっともないからやめてよ。」とか言われて確実に嫌われる(ケップ・ムー氏談)。しかしながら僕はバンコクでも最初から北部タイ娘しか相手にしていないので関係ない、コレを使って確実に親近感を持たれるし、好かれている。北部タイ人は田舎っぺでバンコク都会人にジェラシーを感じているので、先進国民である日本人が自分達の風習や言葉を使ってくれるのがうれしいのですよ。外道諸氏の内でもおそらく大多数を占めるであろう北部タイファンの皆さん、これを使わない手はないぞ。こちらの気持ちが伝わればいいのだから片言で充分。あと相手がチェンマイ人だったら蕩けるような京都弁風に、チェンライなら喧嘩しているような大阪弁風にしゃべってくれればもうバッチシ。

 まず人称名詞の頭に「イ」をつける、これだけでもかなりチェンマイ風になる。ポー(父)メー(母)ピー(姉)などは其々イポー、イメー、イピー、ビーちゃんならイビー、ノックちゃんならイノック、紘さんならイヒロ。次に二重子音は全て無視する。クラップ(はい)はカップ、プラー(魚)はパー(だからナムプラーはナムパーと言おう)、プレーン(歌)はペーン、日本人にはこの方が発音しやすい。さらにRをHに変える、これは僕の想像だがRとLの発音の苦手なヌア人の生活の知恵だろう、日本人にとってもフレンドリー。チェンライはチェンハイ、ローン(暑い)はホーン(但し声調は変わる)、ローン(歌う)もホーン、ルーチャック(知っている)はフーチャック。

 語源の違う言葉も基本的なものだけは覚えたい。まず否定詞のマイはバッ、外道諸氏がタイで最も多く使うであろう言葉、マイペンライはバッメンニャン、マイチャイ(違う)は勿論バッチャイ。さらによく使う語としてコートート(ごめんなさい)はスマータ(この店本番禁止なの、素股でごめんなさい)、スワイ(きれい)はガム(ガムを噛んでお口をきれいに)、アローイ(おいしい)はラム(ラム肉はおいしい)、アライ(何)はアニャン(兄やんは何だ?くっ、苦しい、でもバッペンニャンとセットで覚えてネ)、これくらいにしておこう。でもこれだけでも基本会話ならかなりイケてる即席チェンマイ人になれるぞ。

 さらに本格的にチェンマイ語を学びたい外道諸氏には国際語学社から出ている小此木邦国光の「すぐに話せるチェンマイ語会話」(2,800円)という本を紹介したい。これは僕が調べた限りでは日本で手に入る唯一のチェンマイ語本です。北部タイ好きの外道諸氏にとっては「キャバクラ嬢攻略法」なんぞというハウトゥ本よりずっと実用的なナンパ本ですよ。



最終回  それでもやっぱりタイが好き
 ちょっと前の煩夕の編集後記に、「バンコクはタイではない。」という記述があった。確かに以前通ったロンドンは英国ではなかったし、東京だって日本と言えるだろうか?どうしても首都というのはグローバル化し均一化しなくてはならないのでその国の特徴は無くなってしまう、田舎こそが其々の国なのだ。おのぼりさんたちはやたら中央線沿線に住みたがるし、六本木や渋谷あたりで遊べばナウいと思っているらしい。しかしこの東京こそが僕の田舎である。下町育ちの僕にとっては浅草こそが東京であり、吉原こそが大人の社交場であった。また住むんだったら足立区、北区、江戸川区あたりが物価も安く人情味も残っていて住みやすい。

 さて、僕も今までタイに関していろいろなことを書いてきたが考えてみればバンコク人についてはほとんど知らない、知っているのは一年のうちの数十日を過ごすチェンライの田舎の人々や生活なのだ。だから外道諸氏のほとんどはバンコクにしか滞在しないでしょうから僕の描いてきたタイに違和感を覚えていたかも知れません。例えば外道諸氏にとって淫売とは「バンコクに住んでいる人」でしょ、ところが僕にとっては「バンコクに出稼ぎに来ている人」つまりお互いにバンコクの異邦人という認識で接しているのである。まあ言ってみれば東北の田舎っぺ同士が東京で知り合って仲良くなるようなものですよ。

 となると僕にはチェンライ人を一目で見分けられるという超能力(但し男に対しては全く発揮できない)があるので淫売を買っても、「チェンライでしょ、チェンライの何処?」「エッ、どうしてわかるの?メーチャンだけど。」「メーチャンの何処?まさかメーサロン?」「バカ!山岳民族じゃないわよ、れっきとしたタイ人よ、身分証明書見てみなさい。」ということで相手の素性も実年齢もバレバレになる。その後で、「何であなたそんなこと知ってるの?チェンライに奥さんがいるでしょ!」という攻撃は受けるがまあそれもいとおかし。僕はこんなタイ人が大好きです。

 最近、日本でもACCESS TVという衛星放送会社がタイCH3の配信を始めた。本国の1日分を6時間にまとめそれを4回繰り返すという内容でドラマが2本、残りはニュースを流している。メインのドラマは午後10時半が初回放送なのだが定時に始まることはなくいつも10分から15分遅れ、遅れるだけならまあ許せるのだがたまに10分早く始まったりもする。カミさんからダビングを命じられている僕はHDDがあるから助かってはいるがVHSだったら気が狂いそうになる。さらに毎日の音量もバラバラ、途中で途切れることも日常茶飯事、映像と音声がづれてたりエンディングの歌が途中で切れちゃったり、日本では絶対あり得ない。仕事のストレスで放火魔になったNHK職員もこれを見たら自信を取り戻せたのではないだろうか?しかもこれで月3千円の有料放送だぞ、恐れ入ったか。カミさんは、「日本人ってひどい、タイの放送だと思ってバカにして日本人スタッフが手を抜いてる。」ふざけるな!日本人がこんないいかげんなことやるわけないだろ。

 本国の本放送と見比べてみるとまず皇室関係のニュースは全てカット、他のニュースも大幅にカットされている。ところが本国では流していないニュースも日本ではちゃんと放送している、タクシン批判のニュースである。十数年前のチャムロン流血事件の時も報道管制が敷かれバンコクでの映像やニュースは報道出来なかった。僕などは日本で流された映像をダビングしてタイへ持って行き、チェンライの百姓に見せていた程である。その時タイの新聞社は抗議の意味を込めて白紙の新聞を発行した。これには強烈な政府批判を感じたのだが、考えて見れば作る側にとってもこんなイージーな方法はない。僕はこんなタイ人が大好きです。

 日本では全く報道されなかったが最近チェンライでのティファニーのナンバーワンおかまと関西の大学教授と称する42歳の男の結婚式の映像を報道していた。現地に飛んだタイの美人ニュースキャスターは新郎が新婦(?)の親に結納として100万バーツの札束と15バーツ(24金の単位)のネックレスを差し出す映像に絡めて「私というものがありながらこの日本人はなんてバカなことをしているのでしょうか。」とコメントしていた。また最近のタイの雑誌に日本の韓流ブームに対して「ペ・ヨンジュンのどこがいいのか?この程度の男だったらバンコクのホストクラブへ来ればいくらでもいるのに、日本人の考えていることはわからない。」というコメントも載っていた。こんなタイ人も僕は大好きです。


終わりの言葉

 「質の低い観光客の呟き」もこれで最後です、というかこれはエッセイでしたので次に始まるブログに移行します。外道健康相談室は相談者との上方漫才のつもりでやっていたのですが、この低観は真面目に書いてきたつもりです。ただ紘さんから、「時節ネタやあまり重いものはまかりならぬ。」というキツいお達しがあったのでかなりの制約もあったのですがこれからはブログでもっと自由にやらせていただきます。例えば去年の暮れにやたら長文の編集後記があったでしょ、ホラ、ローリーと一緒にアユタヤまで日帰り旅行して帰りに渋滞にまきこまれてしかたなくコーラ瓶に放尿してこぼしたっていうやつ。紘さんの編集後記は短くてもキレがあるから読んでて面白いんですよ。読者でも編集後記しか読まないという人が結構いますよね。だけどこれは長文にもかかわらずちっとも面白くなかった。要は紘さんはここで自分のチンチンはとりあえずコーラの瓶には入らない大きさだ、ということを暗にほのめかしただけなのです。こういったこともブログの中で鋭く指摘していきたいと思います。冗談じゃない、あのズングリムックリのホリエモン体型は医学的に見ても明らかに成長ホルモン分泌不足の特徴的な体型です。超粗チンであることに間違いない。ホリエモンがあれだけ大金持ちなのに簡単に女にフられてしまう事実を見ても明らかでしょ。おそらく自分のチンチンがコーラ瓶にスッポリ入ってしまったことがとても悲しかったのでしょう。

現地の彼女を造れ

現地の彼女を造れ by;POR

プロローグ                
初めての投稿です。タイにはまって3年目。仕事の絡みもあり、6回/年くらいの頻度で訪タイしております。現地滞在中の日本人リーマンA氏(独身)。日本からの出張組であるリーマンB氏(妻はタイ人)を味方に付けあっち.こっちへと出撃中。ただ私、ちゃんとファミリーを持っておりまして、こちらの方も順風満々。非常に高い信頼をファミリーからも頂いております。ですから、訪タイ時にはいつも貴サイトで情報を入手して、ワクワクしながらも、指を銜えながらGOGO程度で済ませており、時々ペイバーをしてディスコへ遊びに行き、じゃあバイバイ!となる程度。そんな超真面目な私なのですが、今回からはちょっと事情が違う。今年の4月からなんと独身生活スタート。子供の将来を考えて(と言う理由)女房と子供をある国へ語学留学させたのです。

これで多少病気になろうが(下の病気ですね)、変な所(タイ)から電話が来ようが怖いもの無し。ファミリーの一時帰国である盆.暮を抑えておけば、外道として多少外れても、高い信頼をガラガラと落っことす危険も無い!!普段真面目な分だけ、爆発する時ほど緻密な作戦を建てるというもの。この計画と経済力は、日本人としてのリーマンであるからこそ出来る業。

と言うわけで、前置きが長くなりましたが、今年のGWに早速訪タイ、この限りある外道生活を如何に過ごすべきか?との緊急会議をA氏.B氏と開催しまして、出てきた結論が現地の彼女を造ると言う訳です。以下、”彼女を造れ”計画に乗っ取り、レポートして行きたいと考えております。どうです?こんな夢を描いている日本人って結構多いんじゃないですかね~?最初の回が今回、次回は7月初旬、以降7月下旬.9月.10月.11月の合計6回予定!!ちなみに、来年1年間も独身生活が続きますので、状況によっては継続も可能。

単なる金の浪費で終わるのか? 刺し殺されて終わるのか? 家族の崩壊に繋がるか?責任を持って、最後迄レポートして行きます。
4月27日
"神は我を見捨てず"(2007年7月9日)
"なんでこうなるのか?" (2007年7月25日)
"第一関門突破!" (2007年8月29日)
"恐るべしタイ商売 取り敢えず第二関門突破?"(2007年10月10日)
"娘が大事か、自分が大事か?" (2007年11月18日)
"ラストチャンスの前に" (2007年12月8日)
最終回 ここはタイ 予定は未定の国 (2008年1月6日)

Last updated: 06/12/2011 13:44:17
外道の細道

最終回 ここはタイ 予定は未定の国


10月26日、飛行機が1時間近くの遅れを出して、0時30分にバンコクに到着。今迄も客先からのクレーム等々で訪タイした事は数知れず。しかし、こんなに気が重い訪タイは初めてだ。本音を言えばこのまま逃げ出してしまいたい気分。そんな気持ちを振り払いタクシーに乗って店に向かう。入り口には大抵2.3人の娘が屯している。いつもの如くその中の一人が、タクシーから降りる私に気ずき、”○○”とお気にの娘の名前を繰り返す。すると他の娘が店の中に走って行き、ものの数十秒で、私のお気にが満面の微笑みを持って姿を表す。私もニッコリ微笑んで、手を繋ぎながら中へ。いつも同じ事を繰り返しながら、いつもの如く夜は深ける。

日本から持参したプレゼントには皆が興味津々。それもその筈。ミカン箱くらいの段ボール箱にはノートブックのパソコンが入っている。通訳が居ない時の私達に取っては、会話は苦難の連続である。娘はどちらかというと、あまり外国人には慣れていない。彼女のタイ語も、英語に例えれば、オーストラリア英語に近いのでは?。A氏をもってしてもリスニングが出来ない時が多々あるようだ。そこでパソコンなのである。メールでのやり取りが可能になれば、電話とは違い即答の必要性が無い。タイ語はインターネットで翻訳も可能である。これならコミニュケーションが取れる筈、との苦肉の策だ。

娘は、事ある事に、ダンスの真似をしながら私を見つめる。酒が廻って来た証拠であり、店の中でのプロの顔でもある。店の外では決して見たことの無い小悪魔のような素振り。会話の無い時間がただ過ぎていく中で、手持ちぶたさも手伝い、ただタバコの本数だけが増えていく。陰湿な日本人の親父と、陽気なタイ人の若い娘。周りの彼らは私達をどう見ているのだろうか?

10月27日、娘と2時にパンティップ前で待ち合わせ。A氏達も一緒。娘の誕生日の他にもいざと言う時の為に、A氏とD嬢の分もパソコンを持参。4人でやり取りが可能になればとの配慮からだ。誤解の無いよう、私の会社はパソコンの製造メーカでもある。いわゆる会社で使用したリース切れのパソコンを伝票操作すれば、3台くらいは簡単に、格安で手に入る。ひょんな事から、思いもかけないパソコンを入手出来たD嬢は大喜び。この日は頼まれもしないのに娘と2人だけになる時間を積極的に持って、なにやら密談を繰り返している。

今日は店での誕生日パーティーと言う事で、娘は19時には出勤予定。私もそれに合わせて一緒にと思っていたところ、いきなりA氏とD嬢からSTOPが掛かる。娘がトイレに行っている間に

”9時に単独で店に行くと伝えて、娘を先に行かせろ!”

との指示。最初はなんでだろう?と思ったのだが、D嬢も含め、その余りにも真剣な眼差しに途轍もない悪い予感を感じた私は、A氏の指示に従った。娘は嫌がるだろうな?とも思ったが、意外にあっさりと了承。場所を隣にあるグランドダイアモンドの喫茶室に移し、A氏の通訳を反して聞いたD嬢の報告。それは目の前が暗くなる、と言うよりは、”やっぱりな”と言う感じに聞こえたと思います。

”娘は諦めろ。彼女から見たお前のポジションはNo3だ。娘の本当の誕生日は29日だとの事だ。
 恐らく、29日は平日だから、週末に合わせる為に26日と言ったんだろう。
 ちなみに、No1.2はタイ人で、名前も分かっている。それに、娘はNo1に惚れている事も喋った。
 今日のデートも、時間給にすれば6000Bは貰わないと割りに合わないとか、電話での会話も
 10分喋って、お互いに理解出来るのは1分だけだとか、色々と本音を喋ったようだ。
 D嬢が嘘をつくよう人間で無いことは俺が保証するし、娘が悪い人間だと言う気も毛頭無い。
 ただ、冷静になって考えれば、お前を必要としているのは娘で無くて、店だと言う事だ。
 今日の誕生パーティーには娘が狙っているNo1もきっと来るだろう。
 ひょっとしたら、娘も、店とお前の間に挟まれて、苦労しているのかも知れない。
 No1の前でお前にブチュブチュする訳にもいかんだろうし、ブチュブチュしなきゃお前も満足しない。
 No1とお前がかち合うのは非常にまずい。でも、ママからは連れて来いと厳命されている。
 娘も苦しかったんだよ。それをお前に気がついて欲しいと思ってD嬢にあえて喋ったんだよ。” 

確かに分かる気はします。娘の態度が変わったのが前回の訪問時。その訪問で私は”抱きたい”と名言している。娘の気持ちでは私はNo3、しかし、店の中ではNo1だったんだでしょう。何も無ければ金離れの良い上客親父。多少のサービスは当然でしょう。しかし、恋愛関係を要求されたからにはどちらかに決めないといけない。きっと娘も考えたんだろうと思います。言葉や気持ちが通じ、自分から好きになれるタイ人。言葉が通じず、気持ちも通じず、ただ、ただ金離れだけが良い日本人。最初から勝負にならない事くらい、分かっていた筈。此処に来て、ようやくその事実を受け入れる気持ちになりました。

余りに呆気ない終わり方のような気もします。しかし、終わりに対する残念さよりも、先程までの憂鬱な気持ちが晴れる事に対する喜びの方が勝っているのも事実。適当な奴だと言われてしまえばそれまでですが、正直、然程のショックはありませんでした。終わってみれば、娘の周りでただブンブンと飛び回る蚊のような存在だったのかも知れません。

私の事を案じてか、A氏はD嬢を途中でホッポリ出し、0時頃に件のバービアで再会しました。いい加減な私にも多少のショックがあったのでしょう、半場ヤケクソ気味で2階のGOGOへ出撃。1箇所の店で20分も居ることは無く、A氏は私好みの娘を探し、かたっぱしから電話番号を聞いている。2階が終われば次は1階にと、6軒ほどは廻ったでしょうか?時刻は既にAM2時、閉店の時間。A氏に引き摺られるように、2人でスクンビット通りを歩いてアソーク方面へ。途中の路上屋台にデンと腰を据えたA氏、4枚ある電話番号を私に見せながら

”1枚選んで、今から飯を食おうと誘え!!”

怯む私に電話を差出す。どれがどの娘だかはまるで分からない。まるでロシアンルーレットの気分。なんとなく気分が乗らない私に痺れを切らしたA氏、電話番号の他にE-MAILアドレス迄書いてある紙を選択。ピッ・ポッ・パッと電話番号を押して、その電話を私に差し出す。

電話を取ると既に”アロー”との声が聞こえている。なんじゃかんじゃと喋り、路上屋台で待ち合わせ。新娘は2人の友人を引き連れやって来ました。飯を食っている間にも、強引なA氏は私に代わって新娘と2000Bで交渉してしまいました。結局、私は新娘とタクシーに乗り込み、ホテルへ帰りました。当然やりました。でも、ショックからなのか?疲れからなのか?息子は全く役経たず。仕方がないのでクンニで行かせて(本当に行ったのか?)終了。こちらは放出せず。

28日朝の10時頃、今日の夜も再会を約束し、新娘は帰って行きました。大学生である新娘は、アルバイトでウエイトレスをしており、出勤は金.土曜日のみとの事。性格もよろしく、中々の英語を喋ります(大学で英文科を専攻との事)。片言の日本語も可。お互いにこの3ヶ国語を駆使しながら、コミニュケーションを取って見れば、何の事は無い。それに、外国人に慣れているのでしょう。新娘が喋るタイ語も、非常に聞き取りやすい。この日の夜も、コミニュケーションはほぼ完璧。7時にホテルに来て貰い、翌日の朝6時迄しっかりとお相手頂きました。

29日、6時にホテルを二人で出る。空港に見送りに行くとの事だったが、私はスーツ姿でもありご遠慮を頂く。11月の訪問時にも必ず会おうとの約束を交わして、悲しみ1/4、嬉しさ3/4の気分で帰国の途についたのです。

終わりに

この半年間久しぶりに楽しい思いが出来たと思います。やはり男と言うもの女を落とす事には関しては、気合と根性が入るのを実感出来ました。そうでなければ、北周りでのバンコク訪問など、死んでもやらなかったでしょう。今回、3人の娘が登場しましたが、正直、最後の娘が、今となれば一番のお気に入りです。ロシアンルーレット式に選んだ娘ですが、やはり言葉の壁が薄い事実が大きな要因であると思います。コミニュケーションが取れないと長期に渡る擬似恋愛は難しい事も実感出来ました。正直、日本からタイへ電話を掛ける時も、最初こそワクワクしていたものの、最後の方には苦痛になっていた事も事実です。それに比べ、最後の娘との会話は、何と楽しい事か?当初とは違って、GOGO娘でもさして気にならなくなったのも事実。これからは、今迄とはちょっと違う大人の包容力で新しい娘に接していければと思います。限られた遊び時間、残すところ1年6ヶ月を有意義に過ごすために。最後に、今回色々と助けて頂いたA氏.B氏.C氏.D嬢に御礼を申し上げます。又、主催者である外道殿にも、途中で挫折しそうになった折に、全くアッケラカンとしたアドバイスを頂きました。ありがとうございました。



"ラストチャンスの前に"
外道の細道”を拝見するに至り、”ひょっとしたら自分でも?”と思う気持ちで始めました。皆、結構旨くやっている!と。でも、いずれこうなったと思うのです。早かれ遅かれ、こうなった筈。よく客観的に見てと言う言葉を聞きます。でも本当は客観的な意見などは存在しない。意見を述べること自体、発言する前に”選択”と言う重要な主観が入っているのだから。それを承知の上で、敢えて言わせて頂ければ、”私はビビッテしまった”んです。

冷静になって考えれば、私の求めていたものはチョットした刺激だけだったのかも知れません。ひょっとしたら、会うだけでも、傍に居るだけでも、それが誰でもよかったのかも知れません。娘と会う時、私は幸せを感じていたし、娘に電話をする時、早く会いたいと思っていました。小さくても新しい幸せを感じて、それを持続させる。責任と言う”範中”での新しい幸せ。ちょっとしたバレナイ恋。だけど、会うたびにそれがエスカレートしてしまった。でもよくよく振り返れば、女房を口説く時だって、きっと今と同じ気持ちだったに違いありません。人間、この年になると妙にこの辺の部分で冷めてくる、と言うのは、やはり弁解でしょうか?理性を持ちえるというのは、経験と知識から知恵を造りだし、現況を冷静に分析.対処出来るという事なのでしょう。

恋とは相手がつきもの。妙に冷静になってしまった今の自分には罪悪感が大きく圧し掛かっている。嘘をついている事。途中でも考えた事はあるんです。でも相手はタイ人だ、きっと何も考えていないと自分に言い聞かせていたと思います。一番触れられたくは無い部分を、今回最も信頼している二人に、暗に指摘されてしまいました。お前には引け目がある。娘が心を開く事を恐れていると。それが彼女に見えるんだと。いやいや、実は娘が一枚上手でした、という事だってあると思います。さすが!プロであった、という事だってあると思います。ただ、例えそうであったとしても、今、私は確信を持って”恐れている”と言えるのです。それは、娘に振られる事であると同時に、嘘がばれる事、自分が傷付く事。そして、自分が恥ずかしい思いをする事に対する恐れです。

実は、前回のレポートの中でA氏の言葉を復活させますと

”そうだろうな。お前の事だから、そうなると思ってたよ。まあ、気が付いただけ良かったじゃないか。勢いだけですって言うのもどうかと思うしな?俺だって最初はそうだったんだ。為替のお蔭でタイに来れば金持ちだ!綺麗なホテルに泊まって、ステキなレストランで飯食わせて、プレゼント攻撃で一晩過ごす。どうだ!俺は凄いだろう!ってな。気分良いよ!でもさ、ある時、ハッときずく時があるんだよ。相手はそんな事望んでないんだって。飯は屋台で、やるなら同居人をどかして自分の部屋で、プレゼント買うならロビンソンで。その気持ちのギャップに気が付かないんだよな。気持ちが通じなきゃ、そりゃ金しか無いさ。だから、金の切れ目が縁の切れ目。娘がお前を好きになりゃ、店に来なくていい!って彼女から言うよ。だから、本当に娘に好きになって貰いたければ、お前も努力をしないとな。お前が娘の気持ちを本当に思うなら、彼女は考えてくれると思うよ。今だって、プライベートで外で会ってくれるし、体調が悪い時に、渋滞の中を2時間も掛けて来てくれるし、悪くは思われてないさ。ただ、端から見てるとお前の腰が引けてるし、逃げ道ばっか探しているのが見えるんだよな。彼女も分かってると思うよ。この人は”何か”を隠していると。ちょっとキツイ事言ったけど、お前なら分理解してくれると思うしさ。自分で考えるしかないよ。いつも通り振舞った方がいい。ちゃんと電話もして。ただ、彼女に本気になれないんだったら、10月は来るな。彼女もそれで分かるさ。大丈夫!その後もちゃんとデートしてくれるよ、商売としてね。誕生日に来て欲しいは、”ラストチャンス”だと思うよ。いくら擬似恋愛だとお互い分かってても、その時はだけは本気じゃなきゃな”と言われていたのです。そう言えば、店の前で降ろして、バイバイする時、”次は来週電話するね”と言ったら、”来週?”と聞かれたんですよね。きっと、彼女も私の中途半端な卑しい気持ちを見抜いている筈です。家から電話をする時は必ず”ヒツウチ”設定。会社の携帯を持ち歩いてはおりますが、娘には番号も教えていない。電話はこちらからの一方通行だけ。つまり、家族の一時帰国時対策から出た事なんですね。好きだと言ってる割には、自分の番号を教えない。私でも、?と思いますよね。そういえば、電話は1週間を過ぎた頃から繋がるようになりました。

帰国後の10月初旬、B氏から報告せよ!との指示があり、居酒屋で飲みました。基本的にはA氏と同じだが妻をタイ人に持つB氏、妻の家族共お付き合いを続けているだけに、その意見は説得力に富んでいる。

”タイの女性は疑り深い。だから、お前の行動を良く見ていると思う。
 それにコミニュケーション不足(言葉.訪問頻度)だよな。恐らく、D嬢が聞いた事は事実
 なんじゃないか?彼氏は居たけど、最近分かれたんだろ?要するに彼女も寂しいんだよ。
 そんな時に、お前が登場した訳だ。金持ちイープンだよ。ちょっと年は食ってるけど。
 デートすれば洋服を買ってくれる。日本からプレゼントを持って来てくれる。それに、手を出そうとしない。
 彼女の気持ちの中じゃ、優しいお兄さんってインプットされるわな~!もしかしたら恋人候補かもって?
 でも不満もある。寂しいと思う時に傍に居てくれない。話をしても通じない。いつも通訳付きのデート。
 不信な所もチラホラ見える。電話番号も教えてないんだろう?どうせ。
 要するに、素人面から見れば嫌いじゃないけど、不満と不信があるんだな。 
 所が、プロとして見ると、店に来れば彼女もお前の盾があるから鼻が高い。金払いも良い。チップも凄い。
 周りの女共に良い顔出来る。タイ人は見栄っ張りだから。
 だから、向こうから正面キスもしてくれる。つまり、周りの連中に、手をだすなと言うアピールなんだよ。
 例えプロだとしても、彼女の気持ちからすれば、それでも大事な人の領域に入っていた訳だ。
 それが、前回いきなり店に行こうとしなくなった。つまり、彼女の中でお前の存在価値が下がったって事だ。
 そこに来て、今度は安パイの筈が誘われたしまった!。ダブルパンチだよな。娘からすれば。
 でも、まあ嫌いじゃないし、この先店でも良い顔をしたい。だから誕生日なんだよ。
 つまり、本気になれないのなら、お金で誠意を示してね、って事だ。
 誕生日のスポンサーになってね。プレゼントも欲しいわ。店で私に良い顔もさせてね。その代りに・・・。
 土台、最初から嘘ついて素人恋愛しようとするからおかしくなるの。”

これは私には理解を超えた事だったのですが、A.B両氏が言うには、タイの場合、家族が居るにも関わらず恋愛に入ってしまうパターンが非常に多いとの事。”外道”でも良く記述が見られる、いわゆる”妾”です。そりゃ、3年も仕事で通ってますから、今更カマトト振る気はありません。でも、まさか?と言う気持ちがあるのも事実なんです。
 A氏もB氏も立派な外道。これは二人とも自覚していると思う。彼らに言えることは、その時は真剣そのもの。決して嘘はつかない。変に見栄を張らない。自分に正直である。だから、あの時、俺はお前に真剣だったんだ!と正直に言えるらしい。でも、今は嫌いになったと正直に言えるらしい。彼らの言葉が胸に響く。お前は冷めている。真剣実が足りない。自分を良く見せようとしている。傷付く覚悟が無い。相手を自分の理想に合わせようとしている。そういう奴に限って確信的な嘘をつく!、と。そうです。少なからず恋愛は私が望んだこと。最初から正直な気持ちで行けば、こんなに苦しむ事は無かった。でも、私には変なプライドがあったのです。GOGOの娘なんかやだ!自分だけの彼女じゃなきゃやだ!それに、俺は日本人だと言うプライドが。思うに、昔のようなプライドすらかなぐり捨てた時のような真剣実、夜も寝られなくなるような熱き思いチャンスを生かそうとする行動力は、娘に対しては・・・確かに今迄無かったよな。

10月9日、散々迷いましたが誕生日の訪タイを決めました。正直に、誠意を持って全てを話します。娘は怒るかもしれません。もう、会いたくないと言うかも知れません。全ては自分で撒いた種。覚悟は出来ました。これで全てがパアになっても後悔はしないと。娘に会いたい!という正直な気持で、自分自身が一歩前進する為に希望を持って、プレゼントを持って10月26日、いつもの便でバンコクへ出発します。

続く


"娘が大事か、自分が大事か?"
前回の記憶無くなり事件を大いに反省し、今回は急激な路線変換を実行。一気に恋人モードに突入し、隙あらば”嵌めてしまおう”と言う事になりました。私としては、店にホイホイ金を払うのなら、その分、娘に直接渡したほうが良いとも思う。まあ、効率を考える日本人リーマンの典型ですね。この路線転換で、娘の気持ちも分かろうと言う物。店への依存度。ママさんの影響度。そして、娘から見る私の立場は如何に?・・・・。

9月13日にシンガポールからバンコクへ移動。ホテルにチェックインせずに店に直行です。A氏とは店で待ち合わせ。娘にはワザと到着日を教えず。少し危機感を与えて、様子を伺う為の小細工です。いわゆる、娘は素人か?プロか?前回通り、A氏が来るまでは入れ替わり立ち代わり女共が群れている。テーブルにはオーダした記憶も無い物がドバーっと並んでいる。完全に舐められてますね・・・・。夜中過ぎにA氏登場!!瞬間、群がっていた女共は、まるで潮が引くようにサーっと居なくなる。最後には、レディースドリンクが無くなった。どうする?とママさん。明日また来るからその時にと。そう、これでは毎回来るたびにレディースドリンクを買っている事になる。

9月14日はあえて店に行かず。A氏の携帯電話に2回程、娘から電話がありました。こちらから電話で、○○○は緊急な仕事で、今日店に行けないと回答して貰い、これまた様子見。

9月15日、オールスターキャストの筈が、B氏はすんなりスッポカシ。C氏は仕事で抜けられずとの事から、仕方が無い!。4人で2時にパラゴン前で待ち合わせ。娘には12時過ぎに電話して。待ち合わせの事を連絡しました。2時ピッタリにはA氏と彼女(D嬢)が到着です。10分程過ぎた所で娘に電話を入れるとなんと未だ家で準備中!結局到着は2時間遅れの4時頃でした。まあ、純粋なタイ人との事で諦めましたけどね~・・・。予約した店まで、タクシーを飛ばしていると娘に電話が掛かってくる。

”○○○とA氏と一緒に居る。ボニョボニョボニョ・・・・・”

うーん、これは店のママさんからチェックが入っているのか・・・?今日は必ず連れて来い!と。それとも、同室の友人に今日のスケジュールを話しているのか?それに、今日は仕事が休みの筈。夕飯を食べながらショーを見ていると、またまた電話が入る。

”今日は仕事休みじゃないの?””仕事に行かなければいけない””え!、休みってさっき言ってたじゃない””月曜日と火曜日にお店を休んで実家に行かなければならないから、今日は仕事に出なければ
 ならないの”

なんかおかしい。とにかく話の辻褄が合わない。さっきとまるで正反対だ。今回に限らず、外に連れ出した時は、必ず店だ!実家に帰るだ!などと、いかにも、ホテルには行けないの、みたいな言い訳で伏せ戦を張っている感がある。今迄、ホテルに誘った事など一度も無いのに・・・。ちなみに、この娘、携帯電話を片時も離さない。ちょっとトイレに行くから、荷物をお願いね!みたいな時でも、携帯電話だけは必ず持っていく。ただ、A氏が携帯電話を弄くり廻しても文句は言わないんだよな~。ちなみに、タクシーの中で、A氏がそれとなく聞いていた所、D嬢との会話から娘は生理中の様子。確かに体調も良さそうには見えない。ただ、これもひょっとして・・・。疑いだすと限が無い。よし!サイコロを振って見よう!。A氏も丁度D嬢と話に夢中の様子だし。

”もし、俺がこれからホテルに一緒に行こう!と誘う危険を感じているのなら、心配無い。
 俺は○○を愛してるけど、無理強いはしない。今日は体調も悪いみたいだから、早めに家に帰った
 方が良いんじゃないか?。”

と、話して見たものの通じているのか?娘はお得意のタイスマイルでヘラヘラ笑っている。言い方を変えて再度話してみる。”愛している”を強調!!娘は俯き加減で困った様子から

”来月は私の誕生日。○○○は来てくれる?”

なんか、話をはぐらかされているが、勿論OKと回答しプレゼントは何が良いかを尋ねる。貴方に任せるなどと言っているので、じゃあ、指輪でどうだ?!、う~ん、と唸って、時計かネックレスが良いとの返事。

ここで、D嬢からいきなり

”所で、11月に皆で旅行に行く計画があるんでしょ?何処に行くの?”

と、話の腰を揉まれまして・・・。一時中断。プーケット?かホアヒン?かパタヤか?3対1でホアヒンに決定!。ちなみに1は娘でしたが、ホアヒンにも行った事が無いのでOK。娘と話の続きをしようとすると、A氏からタバコを吸いに行くお誘い・・・。

”今、D嬢が娘に色々と聞いてるから、少し長めに吸おうや”

この人、本当、知能犯な外道ですね。

22時過ぎ。再度娘の携帯電話が鳴る。”お店に来いとの指示”だったらしくタイムリミット。”店には行かない”との私の発言に、娘は”マイ・ペン・ライ”と笑って応えました。

帰り際、家に帰るのか?店に行くのか?どうやら本当に店に出勤するようです。結局この日は何もせずに、娘を店に送り、分かれたのでした。タクシーから降りた娘は何か寂しそうに店に消えて行きました。その後姿を見ていると、なんか、娘を試している私も良心の呵責を覚えてしまいました。そんな事情など露知らず、D嬢は、私の事を一生懸命娘を恋人にしたいと思い、頑張っていると言う眼で見ております。D嬢を家まで送る途中、彼女から

”娘は、私の事をどうして良いのか分からない、と言っていた。会えても月に2~3日。それに
 言葉も思うように通じないと。ボーイフレンドは、今は居ないみたい。
 ○○○さんは優しいお兄さん、って見ているみたい。(これって、日本ならお断りのサインですね)
 だから、○○○さん、チャンスだと思う。ちゃんと誕生日に来て上げて、一緒にお祝いをすれば
 彼女も決心する筈。”

とにかくチャンス!を繰り返すD嬢を送り届けた後、A氏と二人でいつものビリヤード場に。

”確かに商売気は無いよな、とA氏。あの状況で”マイ・ペン・ライ”は無いだろう?プロなら。
 単に天然が入っている素人タイ人って感じだよな。店のママさんに操られていると思うほうが
 順当な気がする。でも、店への依存度が高いのも事実だよな~。
 ところで、お前の気持ちは決まったのかよ?” ”正直、迷ってる。騙している事に、後ろめたさも感じてるし・・・・。””そうだろうな。お前の事だから、そうなると思ってたよ。まあ、気が付いただけ
 良かったじゃないか。勢いだけですって言うのもどうかと思うしな?”
 ただ、向こうが一枚上手でしたなんて事もあるかも。” ”・・・・・・。””いずれにしろ、今回取った行動で(店に近寄らなくなる事.愛してると言った事)ある程度、判断
 出来るんじゃないか?後は、今後娘に変化が見られるかどうか?だよな~。
 店に軍配を上げるか?お前に軍配を上げるか?ただ、D嬢が言ってた事も当たってるよな~。
 遠くの花より、近くの花。これって万国共通だし、言葉の壁は厚いしな。やっぱ、先行き
 不安定なイープンよりも、確実性のある店を取るのも分かる気はするな。
 優しいお兄さんか!旨いこと言うよな!まあ、旅行の約束は相手が相手だけに、当てにはならないな。
 ただ、”誕生日に来て”は、やっぱ少し意味があるんじゃない?。男なら、そう思いたいよな!”

かなり悩んでおります。もし、娘が恋人になってくれるのであれば、それはそれで嬉しい。私はこの娘に本気で惚れたみたいです。でも人生の経験から、それを抑える理性も持っている。それは、あの娘の寂しそうな後姿を思い出すと、胸が締め付けられそうになる事を思えば、自分でも分かろうと言う物。ホレた女を目の間にして、このまま突っ走るのか?それとも優しいお兄さんを演じながら、傍に留まる事を願うのか?(弱っちいよな~!!分かっております、ハイ)

9月16日。チャンスがあれば?と決定を下したものの、あっさり放棄。この日もA氏と話し合い。決論などは出る筈もありません。私が決められないのだから。自分で撒いた種。せめてもの救いは未だ強要はしていない事。今ならどちらにも転べる。相手を想う振りをしながら、実は無意識に自分のポジションを調整している自分に嫌気が差す。この日、A氏は私と会う前にD嬢に電話を掛け、色々と聞いてくれていました。D嬢曰く

”多分素人だと思う。結構真面目に考えていた見たい。プロなら金払いが良い○○○さんを離さ
 ないんじゃないかな?それに、愛してると言われた後に、誕生日に来て欲しいとお願いするのは
 やっぱり、何かの決断にするつもりなんじゃないの?。プロなら、そんな面倒な事しないでしょ?
 お店の事は分からないけど、好きにならなきゃ私も店を取るかも?。だって学費や、家族への
 仕送りをしなきゃならないなら、尚更だよね。後は○○○さん次第かも?”

とのご意見でした。ただ、私はどちらかと言うと、古い日本人の考え方で行動している。相手はタイ人。このギャップが果たしてどれくらいのものなのか?先方は、実は、何も考えていませんでしたなんて事もあり得る。ちなみに、日本に帰国後電話を掛けているものの、全く通じない状況が続いております。”さようなら”のサインなのか?”たまたま”なのか?”ワザと”なのか?本来、10月は渡航の予定が無い。果たして行くべきか?否か?

続く。



"恐るべしタイ商売 取り敢えず第二関門突破?"

いや~忙しい。と言うか殺人的なスケジュールです。本来であれば、8月は”パス”の筈。しかしながら、日本に戻って何度か娘と電話をしている内に、やはり行きたい!!と言う訳で、再度スケジュールをインサート!しかし、本当に無理やりインサートしたので仕事の都合から、地球を完全に一周してバンコクに辿り着くスケジュール。正直、航空券を発券した時には目の前が暗くなりましたが、でも、しょうがないんだよ!と無理やりに自分自身を説得したのであります。もはや最初の娘の影は、宇宙の彼方に飛んで行き欠片も無し。本当、男っていい加減ですね。

バンコク到着が24日の夕方6時。店には余裕で到着だぜ!!と思ったいたのが大きな間違い!なんとロストバッゲージを見事に食らい、手続き等、なんだかんだで結局、店に到着したのが夜中の0時頃。娘に約束したプレゼント、キティちゃんの特大縫いぐるみをも、税関で見事にとっ捕まったあげくこのお土産は誰に上げるんだ~?女か~?みたいな尋問付き。この日は店に入店せずに娘を呼んで貰い、プレゼントを渡した後に、翌日のスケジュール決めで終わらせました。

翌日はA氏とプラトーナムで待ち合わせ。なんとA氏、彼女をつれての登場!!なんでも、私の娘の友達はちっとも当てにならないとの事から、自前で調達との事。準備万端整い、マッサージで仕事の疲れを癒し、さあ、娘に電話だ!!たまにはシーフードでも、という事で、戦勝記念塔の近くにあるレストランで待ち合わせ。ちなみに抜かりないA氏は、自前調達の彼女に、私の娘の素行調査をそれとなく指示している様子。さすが百戦錬磨の外道!ただただ脱帽です。

プリプリのエビちゃんをしっかり食べた後、何気なくA氏が

”ところで、今回のホテルもいつもの○○○マンションか?”

実は、仕事で来たときには当然、会社の金ですから、ナナ近くの高級ホテル、○○○○オットに宿泊。本来であれば、週末に日本へ帰国の筈が、2日程個人的都合で滞在を伸ばしている為、この2日間は当然自腹。そこで、前出の○○○マンションにいつも移動していたのです。所が今回は、余りに物凄いスケジュールと、盆休み無し攻撃に会社側も可愛そうと思ったらしく週末はバンコクで短い休暇を楽しめ、との事で・・・、はい、○○○○オットに滞在です。

”いや、今回は通しで○○○○オットに泊まりですよ”

その言葉に、まるでタイガーが獲物を捕らえたようにキラリと目を光らせたA氏は、食っている口の中の固形物など一切お構い無しに、私に向かって

”今夜やれ!!”

と、これ以上ストレートな表現が他にあるか?、とも思える言葉で私に決断を迫るのでした。幸い女共は日本語を理解していないので・・・。いや、でも今回は今日の4人のデート後に、明日は2人でデートをして、やるのは次回なんですけど?

”そんな事は関係ない!、今夜がチャンスだ!。考えても見ろ、あの店でお前がそれなりに待遇が
 良いのは、金持ちと思われているからだ。当然、彼女もそう思っている。
 今回だって、プレゼントを持ってきたし、明日は洋服でも買ってやるつもりなんだろ?
 そんなウキウキの彼女がだ、最初に連れて行かれたホテルが○○○マンションだったら・・・”

なるほど・・・。確かに筋は通っている。あの○○○マンション、売春婦はウロウロ、不良イープンもゴロゴロ、ついでにゴキちゃんまでチョロチョロしている。でも、金持ちだから身を委ねると言うのは、最初の計画から反するんですけど。

”馬鹿だな!タイの恋愛は経済力から始まるんだよ。貧乏人には貧乏人の相手、中流には中流の相手。
 金持ちには、金持ちの相手なんだ!。だから、お水系の彼女らはコン・ファランやコン・イープン
 を虜にして、人生の一発大逆転計画を狙っているんだよ。でも、近頃のコン・イープンは
 爺かハゲばっかしだし、若い奴は金を使わないケチな奴らだと思われている。
 言わば、お前は爺でも無い、ハゲでも無い、しかも金持ちだ!気前が良い!と思われている。
 タイの女からすると理想のコン・イープンだ!
 それとも何?君、自信ないの?”
 
・・・・・・・。受けて立ちましょう!!しかしこの人、もう少し表現方法がなんとかならないんでしょうかね?

しからば、今日は急遽予定を変更!デートした後、店に出撃、即ペイバー、そしてホテルへ直行!!と決めました。A氏も私の決断にさぞ満足の様子。本当は躊躇する気持ちも勿論あったのですが、ここはA氏の経験を活かしてみよう、と思ったのです。なんてたってスタイル抜群の娘。しかも、日本のレースクイーンのような体系でありながら性格はいたって温和。もう想像するだけでガルルルルのブルドック状態!!A氏と彼女は別コースにてデートをするとの事で、一旦別れた我々は2人で店に出撃致しました!!

所が、店に着いてテーブルに座ると、いきなり娘とママさんを含む4~5の女共が着席。大きな紙袋を持っておりまして、中には、なんとコスチュームが一杯!!娘曰く

”お気に入りの服に着替えるからどれが良い?”

中を見るとチャイナドレスに超~短いショートパンツにetc・・・・・。感謝、感激、雨あられ、チャイナドレスを指定して、早速着替えに行って頂きました。その間は、件の娘共が相手をしてくれたのですが、なんか知らんが、いきなりテキーラグラスでの一気飲み大会に・・・。娘が戻って来た時には結構なベタ酔い状態。更には娘も参加してのジャンケン一気飲み大会に変身!!。ガンガンとグラスを交わしていくうちに、私の娘も”マオ・レオ”状態。チャイナドレスで空ろな目をしながら、ブチュー!と正面キスをされた時には、もう何でも掛かって来い!!と言う状態に。途中でレディースドリンクが無くなったとの事で、10000Bを追加!男1人に女4人の一気飲み大会がひたすら続く。23時頃にA氏が登場した時には、完全なドロ酔い状態だったらしく、すみません。この後はほとんど記憶が無いのです。これには、私の娘も流石に心配になったらしく、A氏を急き立てて退店を迫ったらしい。退店時にもシッカリと娘と抱き合い、ブチュブチュやった後、外に出てからは、近くの倒木に一人でブチュブチュしながら、ひたすらゲロを吐きまくっていたとの事。ちなみに、店からホテルに着くまでに2時間近くを要したそうです。

翌日は完全な二日酔い状態。起床したのが夕方の6時。この日はとても店に行くなどと言う気にはなれずに夜からA氏と待ち合わせ。娘に電話をした所、今日は実家に帰っているので、店には出勤しない予定との事。丁度良かった!と思い、スクンビット裏の串焼き屋で湯豆腐をつつきながら昨日の報告を聞いたと言う次第です。

”まあ、ブチュブチュに進展したのは良しとしても、ちょっと金を使い過ぎてるな。それに、あそこのママさん
 最初は味方と思ってたが、俺が店に行くことを警戒してるわ。お前、かなりの鴨だと思われてるぞ、
 あそこ迄酔ってれば仕方が無いのかもしれないが、お前、ママさんや娘に1000Bのチップを渡してたぞ”

との発言。どうりで財布が薄くなっている訳だ~!

”いずれにしろ、次回から単独で店に行くのは厳禁だ。俺かB氏.C氏のエスコートが必ず必要だな。
 お前の娘は未だ若いし学生だから、ママさんからお前を守る術を知らないんだろう。
 このまま行くと、幾ら踏んだくられる分からんぞ”

A氏は店に対して完全な警戒体制を敷いており、再度作戦を変更する必要があるとの事。まあ、A氏の彼女が素行調査をした所、私の娘は特に問題はないらしく、次回からは店に行かずに娘に会う方法を検討しようとの事になりました。その為には、もっと娘の気を引く必要がある。それでも、取り敢えず第二関門を突破した事は大いに前進と励まして頂きました。次回の訪問時にはA.B.C全員が揃い完璧なチーム体制で望める状態。計画通り、次回で”決める”ならず、”嵌める”を合言葉に、迎え酒の乾杯音が響くのでした。

蛇足ですが、この後にソイカにショートタイムで出撃。バカラ.シャークと梯子しましたが、バカラ、随分と質が落ちたような気がします。今年の初め頃は、大抵2~3人のストライクゾーンが居たのですが、今回は1人も居ない状態。時間的には9時頃ですから、未だペイバーも始まったばかりの時間帯。ドリンクの値段も高いし、タイの日常通り、ちょっと調子に乗り過ぎている気がします。シャークは相変わらずにお猿さん系。こちらは逢えてコメント無しです。

続く。



"第一関門突破!"

日本に戻った日、入れ違いにB氏が訪タイだったものですから、成田で待ち合わせ。
訪問の報告と今後の大まかな計画を建てました。
ちなみに、A氏とB氏は仕事の関係でもなんでもないのですが、同じ外道を目指す仲間として
何時の間にやら仲良くなったと言うもの。私は、A氏の紹介でB氏と知り合った関係。

ここで、一応私達が建てた大まかなスケジュールをお披露目致します。
正直、読んで頂いている外道諸君からすると、ちっとも濡れ場が無い事に憤慨されている
のではないか?との懸念もありまして・・・。

1.前回のドタバタで、計画が大幅に狂ったのですが、なんとか候補の娘を再発掘
2.今回の2回目訪問時に、最初のデートに辿り着く
3.3回目訪問時(新たに計画インサート予定)から、通訳のA氏抜きで2人でデート
4.4月目訪問時に最初の濡れ場へ突入
5.5回目訪問時で、更に親密に・・・
6.6回目訪問時で、サメット島へ泊まりでデート

と言う具合になる予定。
なんと、最初の濡れ場へ突入する為に、1人の娘に4ヶ月と4回の訪問を計画している訳です。
なんてたって金で買うのはよろしくない!との誓いもありまして・・・・・。
しかしながら、今日日の日本の女でも此処までの期間は普通掛からんわな~。
それに、飛行機代やその他の諸経費を含めると、なんと単純なる1発目のコストが日本円で40万円。
タイ通貨で約10万バーツ!!最初の逃げて行ってしまった娘の分も合わせると、なんと15万バーツ!
タイトルを”1発15万バーツの女”に変更しようかしら?

7月7日、深夜にバンコクに到着。なんとこの日は飛行機が3時間も遅れた事から
到着と同時に店へダッシュ!!、の筈だったのに、それも適わず。
素直にホテルへ直行したのであります。
仕方が無く、7日の昼前に娘に電話をしようとすれば、不運は続くものなのか?
電話番号を書いたママさんの名刺が無い!!
あれこれと、荷物を引っくリ返して探すものの、何処にも無い!!これじゃ電話が出来ない!!
結局、この日のスタートは夕方の4時頃。

”電話番号の名刺を忘れるような初歩的なミスをしやがって!!”

とのA氏の怒りを皮ギリに始まったのでした。ちなみに名刺はパスポートの間から発見!
とにもかくにも早めのスタートを切って、娘にツバを付けないと・・・。
9時頃には出撃しまして、いつもの如く、ママさんを見つけ、娘を依頼。
この日は、私の拙いタイ語を駆使して、明日のデートの約束を取り付ける。娘の友達も
連れて来いとの指示を出しまして、A氏を含めた4人でデートと、青春時代に戻ったような、新鮮な
デートを楽しむつもり。

8日の夕方4時にラチャダーのロビンソンで待ち合わせ。
一応、タイの礼儀としまして、4時10分に電話をした所

ああ無情!!俺はジャンバル・ジャンの再来か?

何やら、電源が入っておりません、みたいなメッセージが流れている。
なんでこうなるのか?まさか、こいつも駄目なのか?
A氏の”本当にお前のタイ語で、会話が成立したのか~?”みたいな視線を無視しつつ
リダイタルを果たすが、何も変わらない。

固まったまま、回りの重力を更に重くしている私を尻目にA氏曰く

”君ね~!タイではこんな事常識だよ~!、大体最初の約束で本当に来ると思ってたの?
 お水系のお姉さまが!
 昨日の夜は飲みすぎたから、今日は止め~た!が当ったり前でしょー!この国の人間は!” 

ちょっと貸して見ろ!との事で、A氏が再度ダイヤル!
A氏の目が真ん丸くなって、サワディカップ!と喋っているじゃないですか!
娘は4時20分頃に到着。先ずは第一関門突破!と言いたい所なのですが、友達の姿が欠片も無い。
そう、一人でご到着なのでした。
一揆即発の雰囲気を醸し出しながらも、私の為に必死に堪えてくれているA氏。
しかしながら、完全に目が行っちゃってまして、俺の貴重な時間が!!と心で叫んでいるのがモロに分かる。
いや、別に私としてはA氏のストライクゾーンを格段に拡大させる巨乳チャン&背が高い彼女を期待
していた訳では無いんです。取り敢えず頭数が揃えばと・・・・。

”今回のデート費用は全てお前持ちだ!分かってんだろうな!”

A氏の、暗黙の目視発言を了解しつつ、ご飯を食べよう!!と、MKレストランへ。
しかしながら、此処で驚愕の事実が発覚!
以前は確かにイサーンのコーンケーン出身と言ってたのに、改めて聞いた所、バンコク近郊の出身で
なんと大学生との事。家から此処まで2時間の道のりを掛けて来たそうです。
なんとなく言われて見れば、鍋に食べ物を入れる仕草一つ取っても、皿を傾けてドバババーと入れる
のでは無く、一つ一つを箸でキチット入れている。何となく品格がありますね~!!
憧れの女子大生をGETか?!ムフムフムフ!
しかも、A氏がトイレに行っている間、なんと娘からお誘いのような発言が!
確かにロンレームとかノオーンとか言っている!
必死にタイ語のボキャブラリイが頭を駆け巡る、しか~し、出てくるセンテンスは外道で勉強した

”ポム・アオ・ソン・カン”とか
”ポム・ヤーク・パイ・カンナーイ”

こんなんばっかで、アタフタしている内にA氏がカムバック、会話はそこで終了となりました。
まさか、A氏にここまでの通訳を依頼する訳にも行かず、又、娘もA氏にそんな事を喋る訳が無い。
早くタイ語を習得せねば!と心に誓うのと同時に、外道サイトで是非、コミニュケーションの項目特集
をやって貰えませんかね?

食事の後はロビンソン内でショッピング。やはり女の買物は全世界共通ですね!
とにかく時間が掛かる。あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。その内に全然関係無い物まで物色する
始末。だが、此処はじっと我慢の子でありました。A氏もA氏で、下着売り場を丹念に観察している始末。
その内に、なんかちょっと違う事実に一抹の不安が!!
そうなんです!!この娘、完全なるブリッコ系!ヒラヒラ系!メイド系!でした。
なんせ選ぶ服が、完全なる超ーヒラヒラのフリル付。しかも、腰の所にリボンが付いている物ばっかり
物色している。
二人でバンコク市内を歩いているシーンを思い浮かべるだけで冷や汗もの。
まあ、ここはA氏の力強いと言うか、ほとんど強引とも言える力技で、多少のヒラヒラ系ワンピースと
私の好みに合わせて頂きまして、下はショートパンツを選択。
ついでに靴と、着ぐるみを着ている縫いぐるみ迄オマケに付けて、ショッピング終了!!
店が始まる迄、近所のレストランでビールを飲みつつ、早速娘に着替えてもらい

ウ~ン、ヒラヒラ以外はモロに私好み~!

に変身して頂きました。
21時過ぎに店に入り、ダラダラと飲み出す。多少の会話が可能になった事から、以前よりも新密度が
UPした事は実感出来ます。やっぱり、コミニュケーションは最初の第一歩なんですね!
という事を実感した今日でありました。

9日はA氏は仕事、娘は学校(多分)、私も仕事との事で、この日の夜は店に出撃する事無く
A氏と共にソイカを巡回。取り敢えずの第一関門突破に緊張が少し緩んだ事と
店に行っても娘が休みなのは分かっているので・・・。A氏は娘に電話をして、夕飯でも食べたらどうか?
と提案していましたが、なんとなくなんですが、普段巡回していた店にも顔を出したくなったのです。
折角バンコクに来て、1件のお店だけを往復している日々にちょっとつまらなくなった感がして。
ひょっとしたら、これが外道への第一歩なのか?
なんて思ったりして・・・。

最終日10日の夜は単独で店へ出撃!
なんと、あの偉大なる師匠、A氏の通訳無しで初めての単独デビューです。
所が、最後迄落ちが付くんですね~!肝心の娘が居らん!!ついでにママさんも居らん!!
仕方が無いので、前回A氏が嫌々ながらも横に座らせていた子を選択。娘は22時過ぎの出勤との事
なので、それまではこの子で時間潰しを図る。
その内にママさんも出勤。最後に娘がやって来る。所が、最初に選択した子は何処にも行かず
ついでにその子の姉などと称する子まで、ソファーに座っている始末。
もう一つ、ママさんまで座ってまして、私1人に対して、女が4人。
しかも、この全員がドリンクを飲んでいる。
恐るべきタイ!!普段はA氏が居たので控えめだったらしく、この時とばかりに、入れ替わり
立ち代わり、女が来てはドリンクを強請って行く。しかも私の娘が

”お願い~!!”

とばかりに甘えて来る物ですから、鼻の下がビローン!と伸び切っている私としては、ついウンウン!
などと許可してしまう。やはり、次回からもA氏若しくはB氏の補助は必要であると実感!!
最後に次回の訪問時には、昼間からデートをしよう!!との約束を果たし、ついでに新たに10000B
もするドリンク代を再度買わされ、店を出ました。

最後に一句

”外道者、タイ語覚えて、一人立ち”

続く。



"なんでこうなるのか?"

20日、夕方にバンコクに到着。この日は到着と同時に現地で仕事になるので出迎えは免除。どうせ仕事が終了した後にバンコクへ戻っても、深夜だし・・・。

21日は夜からA.B両氏と食事会。今後の作戦を検討!。なんでも敵方にスパイを放っているから、今日のスタートはPM11時頃からとの事。なんでそんな遅くから?と思いきや

”黙って俺達のいう事を聞け!”

名付けて、スパイ大作戦!。A氏の友人である現地タイ人のC氏が、最初に店に侵入して私の娘を指名する。その後に我々が店に突入し、娘を両天秤状態に。それを良いことに、C氏が”あの日本人はなんなの~?”見たいな感じで感触を探るという、素晴らしい作戦。

馴染みのバービアでビリヤードなぞをやりながらタイ語の勉強に励む。この店には日本語使いのお姉さん(おばさん?)が居りまして、発音を中心に色々と教えて貰ってます。と、その時、A氏の携帯に着信が・・・。A氏の顔色が見る見る内に驚愕に変わって行きまして

”おい!大変だ!緊急事態だ!!”

タクシーの運ちゃんに”レオ,レオ”を連発し、電光石火の如く店に到着!何が緊急なのかをタクシーの中で知った私も、車が止まる前に、金も払わず外に飛び出す!入り口でC氏と話し込んでいるママさんを見つけた我々は、襲い掛かるように・・・!!。

”ゴメンナサイ○○○は店を止めてしまったの”

”な!なに~!!”

しばし呆然と立ち尽くし、俺って、なんて運の悪い奴なんだろうか?と自問自答。ついでに、やっぱり早くやっときゃ良かった~!と後悔の念も胸を走る。B氏の携帯を借りて、早速娘に電話をするものの、全く繋がらず。その後、ママさんを含めた友人のコヨーテ娘達に事情聴取をしたところ、なんでも私の娘は店を含めた友人達に借金を重ねており、ついでにシーフードレストランやキャバレーに連日出撃!散金に散金を重ねた結果、店を止めたと言うよりは、止めさせられたような状況との事。

”だから最初に止めたのよ”

とママさん。

”がちょーん!!なんてこった!!”

とにかく、ミーティングだ!!という事で、C氏を含む4人で再度テーブルに着き、早速に緊急ミーティングを開催しました(何故かママさんもソファーに座る)

”とにかく、この際一番に決めなければならない事は、娘を追いかけるか?他の娘を探すか?だな
 此処は主人公である、お前が決めろ!。ただ、電話が繋がらない状態で、1人の人間を探すのが
 どんなに大変な事か?そこの所を良く考えて決めて欲しい”

とA氏の発言を皮切りに

”うん、大変だ!しかも浪費癖があるし、お前のようなタイプだと、あのジャジャ馬の事だ
 落馬してクビの骨でも折られるかもしれんぞ?”

と、B氏も続くのでした。要するに、この2人は面倒くさいんですね。ちなみにヒョコット横に座っているママさんにもタイ語で通訳して貰って意見を求めた所

”ウンウン、止めた方が良い。家の店にはもっと可愛くて、性格の良い娘がいるから
 他の女にしなさい。それによかったら私でも良いわよ~?”

などと嘘ぶく。いや~!なんと言う展開!まさかこんな事になろうとは?まだ、たったの3回目なんですけど・・・。しかし、私としてはやはり諦めきれぬ!!此処はママさんを筆頭に、店内の女共から情報を収集して、再度追いかけてみたい!と発言した所全員が大きな溜息と共に、じゃ、一人でやれば~、みたいな感じで沈黙の一途。

”とにかく、今日は違う娘を付けてあげるから”

との事で、何と10人くらいの集団を連れて来た中から1人を選びなさい。友人達も、そうだ!そうだ!とかなんとか言いながら、結局は1対1の人数比率で、今宵も楽しくとばかりに夜は深けて行くのでした。私も私で、今回選んだ娘Bも結構気に入ってしまいまして、ついでに性格も娘Aより遥かに温和。やっぱりこう言う娘の方が良いかな?などと考えてしまう始末なのでした。

22日は仕事一筋に邁進。暇さえあれば娘Aの携帯電話番号を回すのだが、一向に繋がらない。正直、これは駄目かな?

23日、この日も電話は一向に繋がらず。呼び出し音もならない状態です。B氏は今日、日本に帰国するので、この日はA.C氏と昼頃から待ち合わせ。結局、出て来た結論は今日1日、再度色々な店に出撃して、良い娘が見つからなかったら、前回の娘Bに決定しよう!!との事で合意となりました。C氏がタイ人という事と、私の目的を兼ね合わせ店を絞り込んでいく。最初の店がチャオプラヤーと言うソープランド、じゃなくて、そのソープの横にあるカフェです。なんでもイサーンから出て来た歌手志望の娘が、金持ちのパトロンを探す場所だとか・・・?何で、こんな場末のような店に?と思いきや、C氏の言い訳がこれまた凄い。

”カフェは現地の金持ちタイ人が通う店だ!基本的にはタイ人以外は余り来ない。だから、選ばれる
 女も身を持って相手に尽くす。そうしないと歌手は食えないんだ。給料無しだから。
 お前が日本に帰っている間の2ヶ月間で、50人の男とヤリまくっているGOGO女よりは
 こう言う店の女の方が良い。此処の女なら2ヶ月で多くても5人だ。”

う~む・・・、訳の分からん発言だが、確かに一理ある。この日はこう言うような店を梯子。5件目のキャサリンとか言う店を最後に、出した結論!!

次なるターゲットは前出の娘Bと相成りました。

しかしこの手の店、凄いシステムですね!中には1000Bもの金が付いている花輪をぶら下げて貰う奴が居るかと思いきや、全く0の奴も・・。完全な実力主義!・・・。

24日、PM10時。タクシーを飛ばして娘Bの店に出撃!!ママさんにも事情を話し、娘Bにした事を伝える。早速にも呼んで頂きまして次回の訪問スケジュールを伝達。そんで持って、A氏を含む4人(2対2)で、食事とショッピングに行こう!!と相成りました。此処のママさん、非常に気を使ってくれまして、娘Bに電話番号を教えて上げなさい!みたいな感じで、ママさんの名刺の裏に、娘Bの電話番号を書いてくれまして

”何かあったら私に電話しなさい”

みたいな感じで、非常に協力的なのでした。娘B(面倒なので次からはただ娘と記します)も、明日空港迄見送り行く、などと発言してくれましてこれは結構良い感じかな?イサーン出身の22歳ですが、ちょっと見はイサーン出身に見えない顔をしてます。

しかしながら、自分で言うのもなんですが、私も結構適当と言うか、なんと言うか・・・。こんなんで、当初の目的である”現地の彼女”を本当に造れるのか?

続く




"神は我を見捨てず"


本当は7月に第2回目を遂行予定だったのですが、日本の居酒屋でB氏と検討したあげく
やはり最初は根詰めて通う方がよろしい。との事で、急遽予定変更!。
普段仕事で通っている分、マイルはバッチリ!ですので、5月に2回目をインサートしました。

24日の夕方、JAL便でいざバンコクへ!!
到着後ロビーに出て、そうそう、予約だけでもと思い、タクシーに乗る前に店のママさん宛TELを入れて
○○○をよろしく!。しかしながら、ママさんは基本的に英語が駄目。
こちらも、寒いくらいのタイ語能力しか持ち合わせていないので、娘の名前と”コン・イープン”を強調!
きっと通じた筈、と、神に祈る気持ちで店に到着したのだが、やっぱり全然通じていませんでした。
ママさん、こちらの顔は覚えていたらしく(確かに金払いよかったもんな~)タイスマイルでウエルカム!
ちゃんと指名の娘も覚えておりまして・・・。
丁度ダンスタイムだったようで、私のお気にも踊っておりました。しかし、この店
結構なパフォーマンスもありまして、踊り子のお尻の下でガスバーナらしき、火を炊いている始末。
さぞかし熱いんじゃないですかね?お尻が・・・。
そんなこんな内に娘が来て、ワイもせずに私の横にドカっと座りました(相変わらず態度がでかい!)
しかも、たったの1時間でドリンクを12杯も飲みやがった!!やっぱアル中だ!こいつ。
ちなみにこの店、レディースドリンクを10杯奢ると持ち出し可との条約がありまして、早速二人で外出。
少しでも印象を良くしようと、向かったのはシーロムにあるタワー!。
此処でバンコクの夜景を見ながら食事をして、その後バーで酒でも飲んでとムフムフムフ!
妄想と股間は膨らむ一方!!

しか~し、到着してエレベータに乗ろうと思いきや、なんとホテルのスタッフからクレーム!!
娘のミニスカートが問題らしい。10分間に渡る激戦の上、要約OKとなる。上に上ると今度は靴が問題だと?!
娘はかかとが無い、サンダルみたいな感じの物を履いている。再度に渡り乱戦を繰り返すが、ポリシーだから
駄目の一点張り。結局諦めました。1年ぐらい前は、テナントも余り入らず、サンダルでもOKだったのに・・・。
タイは少しばかり流行ると、すぐこれだからな~。

あ~あと思いきや、娘は責任を感じているのか?悔しいのか?、普段の強気とは
打って変わってショボンとしているし、腹は減ってくるし、場を盛り上げるだけの語学力も無いし・・・。
ウ~ム、どうしましょう。

”ダーリンのホテルに行って、ご飯を食べよう”

と、いきなりの娘の言葉に、これは深~い意味があるのか?
ウヒョー!と思いきや、なにやら冷静な脳裏には、まだ早すぎる!
などと、妙な律儀感が沸き立つ!

”俺はお前を大事にしたい。金を払ってのSEXは嫌だし、早すぎる。”

と言うものの、娘からの返答は

”フォーサウザンド・バー”

全く意味が通じていない!。こいつ本当に英語を理解してんのか?それに、何がフォーサウザンドだ!!
メチャメチャ高いやんけ!。
ここで、リーサルウエポン、”地球の歩き方 タイ語/英語会話集”を使って、意思を伝えるべく!
会話例や単語を探すが、そんな意味の文章は何処にも見つからず。だいたい”彼女”なんて単語を見せても
自分を指差す始末。ホテルの配車係り共は、ニヤニヤしながらこちらを鑑賞中。
恥ずかしいのも手伝いまして、焦りに焦った末、娘に見せた単語がなんと”パラヤー”。
その時見せた娘の、このアホ!見たいなしかめ面は、今でも忘れられません。
一気にどっちらけムードを感じた私は、娘とタクシーで家の近所迄。ドンムアンの近くで夕食を
と思っていたのですが、時刻は既に0時を廻っている。
結局、この日はあっけなくバイバイとなりました。あ~あ、これじゃいつもと何も変わらん~!
それに、娘から”チップ!”の強気なお言葉にあっさり負けまして、1000Bも奮発してしまいました。

25日は有給休暇を取っていたので、終日フリー。なんか昨日の事もあって娘に電話をする気にもなれず
夕方迄はひたすら健全なマッサージと、パンティップでインチキソフトの買出し。
夜の7時に、現地リーマンA氏と合流して飯を食いながら昨日の報告を。
A氏は第一声から

”アホかお前!”

土台、コヨーテ娘をタワーに連れて行くなど、最初の段階から失格。
私は貢君だからよろしくね!と、言っているようなものとの事。ただ、ただ反省。
A氏になじられた事と、昨日のビビリもありまして、興奮が一気に萎んでしまったのか?
正直、娘の店にも余り行く気になれなかったのですが、A氏に引きずられるままに9時頃から出撃!
連日の顔見せにママさんも会った瞬間から

”○○○で良いか?”

ソファーに腰掛けて待つこと10分少々。やって来ましたお気にの娘が。昨日にもましてデカイ態度で
ツンツン顔をしながら、横に座りました。
早速A氏の通訳を持って、昨日の意思伝達を果たすべく・・・。
何か妙に話が長い・・・。娘の攻撃的な会話からも思いは伝わるもの。ひょっとしてまずい事でも?
A氏の話を要約すると

”パラヤーと言うことは、奥さんがいるんでしょ?最初から断るつもりなら、ペイバーなんかするな!”

との事。
完全な勘違い!!
A氏はひたすら大爆笑!その内に娘が

”左手のくすり指を見せろ!”

と言うようなフレーズを言いながら、私の左手のくすり指根元付近をしきりに触りだす。
小生、こんな事もあろうかと、家族が出発した瞬間から結婚指輪を外しておりまして、これはなんとか
バレナカッタ!。年も33歳と、8歳もサバを読んで報告しまして・・・。
微妙な空気を感知してか?ここでママさん登場!まあ、とにかく飲もう!!という事になりまして
ついでに娘もダンスタイムに突入!。この場はなんとか収まった様子。
この日はA氏から

”余計な事は一切言うな。言葉が分からないと惚けろ!”

との指示もありまして、娘との会話はほとんどA氏に頼りきりになったのです。
結局、レディースドリンクも、娘のご機嫌取りのため最初の40杯分全てが費やされ、10,000B
で更に40杯分を追加してこの日は終了。
帰り際、A氏から明日は外道レクチャー!とのお叱りを受けてホテルに引き上げました。

26日は昼の12時にA氏と待ち合わせ。
タップリと小言を頂きました。

曰く、”このままでは彼女どころか、金だけ取られて終わりになる。”
曰く、”鴨がねぎを背負って、鍋まで用意して歩いているようなものだ。”
曰く、”3年間も仕事で通っていて、タイ人の金に対する考え方を理解していないのか?”

ただ、ただ、ひたすら言われっぱなし。勿論、反論したい事もありましたが、そこはグッと我慢。
良い子に聞いていた事が幸いしてか、A氏、さすが私の事を理解していらっしゃる!
2時頃に、A氏の携帯電話から娘にTEL!!。今から約束のショッピングに行こう!と相成りました。
なんと、通訳付きで!。
MBKの前で4時に待ち合わせ。
10分程遅れてやって来た娘は、A氏の顔をみた瞬間から”チッ”てな感じで、なんでお前が
此処にいるんだ?みたいな表情。いや~タイの娘はストレートですね、感情が!
2時間程買い物にお付き合い致しまして、経費は締めて1300Bでござい。
さあ夕飯でもたべましょうか!との私の提案に

”何処に行くの?ステーキ屋さんに行くって約束だよね?”

英語で娘がそれらしき言葉を発した瞬間、A氏の表情が強張り

”まさかお前、マリオットのステーキハウスに連れて行くつもりか!?”

絶叫に近い頬の発言!。此処で、”そうです”なんと言った日には殺されそうな勢いだったものですから

”ラチャダーのロビンソン内にステーキ屋があるんですよ!”

と急場の思いつきでこの場を鎮め、タクシーでラチャダーのロビンソンへ。
娘にはマリオットへ行こう!と言ってあったんですが・・・、別に気にしていない様子。

”タイ人は食に関しては保守的なんだがな~?・・・。この娘、やはり相当にジャジャ馬だ”

とA氏。3人で合計1000B何がしのステーキを食べて、食後にコーヒーなどを飲んだりして。
A氏はしきりにタイ語で娘と会話中。その内に娘が私をチラチラ見ながら・・・、何やら確信に迫っているのか?
時々”サナームビン”だとかが聞こえて来たので、これは私の明日のスケジュールを話しているのでは?
と勘ぐる。後でA氏に聞いたところ

”とにかく、一昨日のパラヤーは意味が違う。彼に女房がいるのでは無く、君を恋人にしたいと言いたかった
 だけだ。タイ語が喋れないのでしょうがないだろう。
 彼自身は日本的な感覚で考えているから、最初は戸惑うかもしれないが、その分浮気とかの心配はないよ。
 タイで遊んでいる日本人と違って、彼は女を買った事もないし。
 こっちには隔月で来ているから、その時に会って、食事でもしたらどうか。
 ひょっとしたら日本人の彼氏が出来るかもしれないよ”  
 
と言ったそうです。
A氏の発言に対し、娘は

”店で彼が私を指名するなら、彼女になっても良い。”

とかなんとか言っていたとの事。
その後、娘とA氏と3人でコヨーテの店に直行。開店前でしたがシッカリと常連組に仲間入り出来た我々は
店が始まる前からダラダラと飲み始めました。
この日は娘も何やら調子が乗っていないのか?それとも先程のA氏の話を真剣に考えているのか?
今ひとつの様子(ただ単にステーキ食って胃が重いだけだったらしい)。
私も私で、なんかソワソワした気持ちもありまして、最悪、30,000Bも使った分を取り戻そうと
飲めるだけ飲んで、A氏にも女を付けたり、ママさんにも散々ドリンクをご馳走したりと。
娘も何を考えているのかひたすら飲みまくり、昨日入れた40杯分を全て使い切りました。
ママさんの今夜は持ち出ししないの?とのお言葉をよそに、0時頃店を出ようとすると、娘は私に

”明日空港に見送りに行く”

と、ツンツン顔で、如何にも行ってやる!みたいな感じ。

27日最終日。朝の5時30分に起床。本当に来るのか?6時にはタクシーで空港へ。
到着後、チェックインをして、さあどうしよう?
娘は未だ現れてません。
何となく期待を持ちながらも、此処でケリを付けた方が家族の為だ!などと言い訳を考えながら
ウロウロと行ったり来たり。何か中学時代にラブレターを渡して、返事を待つような気分。
タバコを吸いに外に出たところ、誰かが後ろから肩をポンと叩く。

”来た!!”

と思わず後ろを振り向くと、???。

”すみません。火を貸して貰える?”

と、日本人のいい年したヤクザっぽいオッサン。

ふざけんじゃねー!!

ギリギリまで待ったのですが?娘は来ず。
フラレタ事実を痛いほどかみ締めながら、機上の人となった私は一路東京へ。
家族も誰も居ない、真っ暗な自宅に辿り着き、あ~あ、何やってんだろう?
罪悪感と失望感が漂い、ま、これでよかったのかな?なんて思ったりもして。
家に居なかった4日分の留守電を確認をしていると最後に、”ヒヒョウジケンガイ”の伝言が。
女房からかな?などと思いながらメッセージを再生。

”娘は空港に行ったんだけど、お前に会えなかったらしいぞ!”

とA氏の声。
なんでも、昨日のショッピングお誘いにA氏の携帯電話を使用したので番号が分かったらしい。

”まあ、一応行ったらしいよ。よかったんじゃない?。誰も確認してないけど。

なんか、慰められているのか?どうでも良いと思っているのか?・・・。

まあ、良しとしましょう!”神は我を見捨てず”A氏、伝言ありがとう!!

と言うわけで3回目に続きます!


4月27日
4月27日の夕方に緊急会議を早速開催したのは良いのですが、んじゃ、何処で彼女を見つけるの?それと、彼女になったとの見解をどの基準で見るの?リーマンA氏のOL友達を考えたのですが、この場合、A氏の面が割れているだけに危険度大。これじゃ余りに不味いと思いきや、最初からマ○コが目的のGOGO娘やお風呂や娘も論外。なんせ超真面目な私としては、最初からホレる訳が無い。と言う訳で、右往左往の局面を経て、又私のコスプレ趣味も織り込んで絞り込んだのが、○○○○ーのコヨーテ娘。(他の外道諸君に邪魔をされたくないので店名は伏せます)なんか、昔付き合った日本の彼女を数倍良くした感じで、十分ホレる基準に達しております。じゃあ、次の基準はどうするの?これも決めました。

1.私の訪タイ時に娘が空港の送迎を確実にこなすようになること
2.生で挿入、中だし可まで行くようになること

う~む、これって非常に危険度大じゃないですかね?との私の質問に、A氏.B氏共に、そんなこた~無い。タイ人が送迎を確実にこなすようになるのは相当に気合が入った証拠だ!生で中だしにしても、H○Vの心配が必要なら、病院に行かせて検査をさせれば良い。彼女もそれを納得して初めておまえの女になる、とおっしゃる。
・・・・。これは本当に刺し殺されるか、家庭の崩壊に繋がるか・・・・。そして、覚悟を決めました。人生40年にして、初めての火遊び。ここは、行ける所まで行ってやる!!ただこの娘、店のママさが言うには相当のジャジャ馬。レディースドリンクも最初の1時間で8杯も空けやがって多少、アル中の気があるのかな?ママさん曰く、金も掛かるし他に良い子はいるから止めなさい。地元バンコク出身で25歳。未婚。ドンムアンの近くに住んでいるらしい。彼氏はいない(本当かな~?)とのこと。早速1年間の会員になり、次回の訪タイ時には、ショッピングとディナーを約束しました。A.B両氏曰く、最初からショッピングとディナーでは先が思いやられるな。せいぜい散金しないように。との助言。

なんせ、娘を見つけたのが最終日の飛行機出発5時間前。トンブリープラザに始まり、ラチャダーのカリビアンRCAのフォルテ(ここのチェリーママさんも候補でした)ソイカにナーナのバービア、全部で30件は廻りましたね。昼間は仕事、夜8時頃からスタートして連日連夜の娘探し。それだけに、グッと嵌まれそうな娘を見つけられました。今回は余り時間が無く中身の薄いレポートですが次回からを乞うご期待。

帰ってきたNeguro通信

帰ってきたNeguro通信

その卓越した文章力からファンの多かった NEGURO 氏が寄稿を再開してくれました。折角日本に帰任できたのに相変わらず女に金を巻き上げられているようです。これは最早 NEGURO 氏のライフワークなのだろうか??

<執筆再開に当たって>
ご存知『徒然草』第38段の中に、「名利に使はれて、しづかなるいとまなく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ」という一節があります。 この一節の意味は「金や名誉の為にがつがつして、一生ストレスを受け続けて、挙げ句の果てに身体を壊して、みたいな人生は馬鹿げている」ということ。 みなさん、思い当たりませんか? さすが兼好法師、当時既に生きるという事とは何ぞや?を看破していたようですね。 どうせ一度しかない人生、ヤラないで後悔するならヤッて後悔しろ、これが私の身上です。 しかし、何かを守る為に一生懸命人生を歩む方々に、「こんな馬鹿な人生送らなくって本当に良かった」と溜飲を下げて頂く為、一方で外道な人生を生きる方々には、「良かった、馬鹿は俺ひとりじゃなくて」と共感して頂く為に、この私小説を再開する事にしました。 残念ながら、タイや女性の話ばかりではなく、ギャンブルやつまらない日常風景などにも言及していきます。 どう転んでいくか、自分でも想像付きませんが、末永いお付き合いのほど、よろしくお願いします。 二月吉日 Neguro

•2/7(木) 関西のうどんは侮れん!
•2/6(水) 後味の良いヘルス
•2/1(金) 六本木のランパブとデジタルビデオカメラのレクイエム

最終更新日時: 06/12/2011 13:45:26

 外道の細道
2/7(木) 関西のうどんは侮れん!
カーラジオからはゆずの「アゲイン2」が流れており、それ程車が多く走っていない中国自動車道を流す退屈さを幾ばくかは紛わせてくれる。 時刻は夜の10時近く。 とある事情により、今日の夕方に仕事が終わって速攻で羽田に向かい、そこから伊丹空港行きのANAに飛び乗った。 空港で深夜まで営業しているレンタカー会社で車を借りて、いま西へ向かっている、とこういう訳だ。 伊丹空港は中国自動車道の池田インターチェンジのすぐ傍なので、大阪に土地カンのない自分でも迷わずに高速に乗る事ができた。 夕飯も食わずに東京から飛び出してきたので、宝塚を過ぎた西宮名塩SAに入ってコロッケうどんを食う。 ちゃんとした昔懐かしい挽肉がはいったポテトコロッケで、これがうす味のうどんつゆにマッチしていて、なかなかに美味い。 やはり関西のうどんは侮れん!

三田を過ぎて舞鶴自動車道へ入ると、今までの三車線道路から二車線へ減少し、また周囲の明りも少なくなっていき、めっきりと寂寥感に襲われる。 向かっている先は福知山。 明智光秀による城下町の整備以降、歴代城主によって発展してきた街であり、未だに市の中央に福知山城の城郭が残存しており、昔乍らの佇まいを垣間見る事のできるところだ。 ここへ立ち寄るのは二度目になるが、前回は夜中に到着して小一時間ほどで直ぐに大阪へ戻ってしまったので、はっきりとその町並みを見る事はできなかったが、今日はここへ宿泊し明日東京へ戻る予定でいる。

ここへ、しかもこんなバタバタした感じでやって来た訳はただ一つ―― そうオンナに会う為である。 彼女はSといい、日本人ではない。 もう知り合ってから既に2年近くになる。 とある事情で、急遽来週末に本国に帰る事になったという連絡が入ったのが先週だった。 そこからスケジュールなどを遣り繰りして、明日一日だけの休みを取って会いに来た、ということだ。 彼女との関係については追々話す機会もあるだろうから、ここでは伏せておく。 福知山駅近くに有る、やや古ぼけた感じのホテルにチェックインしたのが11時過ぎ。 Sの仕事が終わるのが深夜1時過ぎなので、それまで仮眠を取って過ごす事にする。

1時近くになったのでシャワーを浴びて、車で彼女の働いている店まで迎えに出る。 車で5分足らずの距離なのだが久しぶりに来たので迷って住宅街をウロウロしてしまった。 向こうも仕事が忙しかったらしく、店を終わって出てきたのが1時半過ぎで、車に乗り込ませて再びホテルに向かう。 出たり入ったりを繰り返し、既に通算年数で見ればかなりの年数を日本で過ごしている為、彼女の日本語読解力はかなりのレベルで、読み書きはもちろんのこと、日常生活レベルでは全く問題が無い。

四ヶ月ぶりにあう彼女は心なしかふっくらとして、以前のようなシャープな面立ちはやや薄れてきている。 不規則な生活はやはり健康を蝕んでしまうのだな、とは思ったものの、痩せる一方よりはまだましか、と一人ごちていた。 シャワーから出てきた彼女は以前のスレンダーな美しさより、やはり女性としての優しいラインが強調されるようになってきており、抱きしめた時の感覚もこころなしか暖かい感じがする。 始めこそ太ったから嫌だ、と身体の線を見せる事を拒否していたものの、私の手が愛撫を進めるにあわせて、徐々に羞恥心が薄れていったのだろう、本来の大胆な彼女に戻っていった。

首筋への軽い接吻を繰り返しながら、左手で胸の膨らみとその頂上に有る固い突起をもて遊んでいると、徐々に反応を見せはじめる彼女の身体にこちらの気持ちも昂ぶり始める。 唇を先ほどの突起の辺りに移動させながら、今度は肘を使って彼女の恥骨に軽い圧力を加えてやると、徐々に息遣いが荒くなってくるのが分かる。 上半身への十分な愛撫を経て、私の唇が最も敏感な箇所へ辿り着いた時には既にこちらの唾液を必要としないくらいに潤っており、その反応に満足しながらも両足の間へ顔を埋めていく。

久しぶりな彼女が痛くないように、逸る気持ちをコントロールして、それこそ先端を擦るように徐々に徐々に、挿入の度合いを深めていく。 が、やはり三分の二ほど挿入したときには我慢しきれなくなり、一気に突き上げてしまった。 うっ、という彼女の呻き声で我に返り、大丈夫?と聞いたところ、痛みは瞬間だったようで、また反復運動を繰り返し始める。 体勢を入れ替えて彼女が上になって暫くすると、その腰の動きが激しくなり喉の奥から絞り出したような、あぁー、という声を数回発した後にこちらに倒れ込んできた。 彼女が倒れ込み深呼吸を数回しているまさにその時に、彼女の膣の中で射精が続いていた。 お互いにシャワーを浴び直した後、こうやって抱いてやれるのも暫くできないな、と思いながら腕枕をしているうちに、疲れも手伝って深い眠りに落ちていった。

翌日は二人とも9時ごろに目が覚めて、ゆっくりと支度をした後に10時過ぎにホテルをチェックアウトし、福知山の市内をドライブして過ごす。 彼女の好きなうどん屋で昼食をとった跡、また仕事の支度にかからねばならない彼女を2時過ぎに寮まで送り届け、福知山を後にした。 本日までの総合収支: 飛行機代・レンタカー代・ホテル代etcで12万の出費、よって -21.6K。 大変だ、こりゃ。







2/6(水) 後味の良いヘルス

週末から、チロチロと地元でパチったり、会社の同僚と麻雀したりしてたが、終わってみれば行ってこいというより若干沈みという不完全燃焼の結果。 最近どうも上手く立ち回れない。 決して坊主という結果ではないが、勝ちの波に乗りきれない。 どうしても中途半端な立ち回りが多く、結果裏目裏目に出てしまっている。 何が原因かと自問自答はするもののはっきりした結論は出ず、取りあえず大負けはしてないから良しとするか、と強引に自分を納得させる。
今日は午後から病院、まあリハビリって名目だな。 んでこれが4時頃にソッコーで終わっちゃったので、帰社せずにそのまま新橋直行! アタマん中じゃ、連荘の嵐を引きまくって、儲けたカネで韓国エステかヘルスに寄ってスッキリしてから家に帰ろう、なーんて虫のいい事を考えまくってる。 考えてみれば、今年は姫始めさえやってない、、、有り得んぞー! 最後にヤッたのは、、、年末に吉原の某風呂屋Rにて22歳のひかるちゃんにお相手して頂いたのが最後だなぁ…(遠い目)。 良かったなぁ、'癒し系のフェラしてあげる♪'なんちって。
久々に日本に戻ってきたものの、風呂屋だけは余り価格破壊が進んでないなぁ、なーんて思ってたらなんのなんの、、、。 吉原でも、平日限りのサービスで大3枚・70分花びら二回転だとか、'ジャングルクルーズ'(大5枚で110分、オンナの子が3人入れ替わり立ち代わり付くサービス)とかソフト面での充実が図られてきたみたい。 そんで大久保や巣鴨・大塚といった山の手線西北地区辺りじゃ『大人のパーティー』が大流行りで、なんでも日系のみならず、韓国・中国系のオンナの子もスタンバッてるとかいないとか。 フィリピーナのデリヘルなんかもあるそうだし、日本も草の根ベースでの市場開放が進んでるというか、二極化傾向が一層はっきりしてきた、って感じがした。 いかん、いかん、目の前の勝負に集中せんと!
一台目は1,000円あたり17回転だったので、即ヤメ。 今日誰も座っていない台へ移動。 そして1,500円目を入れた時、右出目が一旦停止後にツツーっとスベるDスベリ(ダイナミック・スベリ)予告発生! 信頼度63%強! エンジェルのシングルリーチだったが、見事再抽選で緑7の確変ゲットォ! やっりぃ! 会社サボって来た甲斐有って出るわ出るわ、裏ロム付けてんじゃねーのって位。 その後たかだか三時間弱で都合11箱積んで24,000発ほど出させて頂き、66k勝ち。 これで収支が少~し戻ってきたぜ。 でもアジアのカジノで徹夜で50万、100万の勝負してた頃が懐かしいねぇ。
んで予定通りというか、とりあえずやってきたのはヘルス。 エステ系も考えたんだけど、気分的に生フェラしてもらいたかったのでヘルスに決定。 烏森口をずーっと歩いてちょっと横にそれたところにあるSという店。 ここは値段と質とがまずまずで今までドはずれというのは引いた事が無かったので、たまに出没している。 狭い階段を軽やかに上がって、受付カウンターへ。 店員の兄ちゃん二人が無愛想に立ってるので、35分12,000円コースをリクエスト。 今直ぐに入れるのは二人居るといって写真を見せてくれた。 一人はギャル系で、もう一人は普通っぽい感じ。 ギャル系のB90というデータにちょっと惹かれたが、普通っぽい感じの方にした'舐めるの大好き'という謳い文句にベットしてみる気になったから、、、。
えりちゃんというその子は、その店の制服であるセーラー服を脱ぎ捨てたら、すっげー細いの! 無駄な肉が全然付いてません、っていうよりも痩せ過ぎ。 どちらかといえばボリューム有る方が好きなNeguroとしてはちょっぴり残念、引き弱~い! 個室で服を脱いで一緒にシャワールームへ。 シャワールーム内では身体を洗ってもらいながら、趣味だという海外旅行の話なんかで盛り上がる。 日本語同士だと簡単な事からでも会話が成立するけど、バンコク辺りじゃこうはいかないからなぁ、、、。
個室に戻ってプレイ開始。 いきなりのディープキス(これも日本に帰ってきてカルチャーショックだった! アジアじゃあ身体は売っても唇は売らない、という女の子の方が多かったからね)に始まって、全身リップ。 股間近辺へ降りていった彼女の舌が、徐々に徐々にまた乳首の方へと戻って来てそれを口に含み舌先で転がすようにし始めると同時に、彼女の手の平全体が私の股間を包み込むようにやんわりと愛撫を始める。 上手だなー、と妙なところで感心してしまった。 そのから10分近く彼女の生フェラを堪能した後、体制を入れ替えて69に持ち込み、こちらも彼女の薄い茂みの奥の割れ目を唾液と愛液とでベトベトにさせながら、最後は口内発射一発で打ち止め。
プレイが終わった後、そそくさと後片付けを促すオンナの子が多い中、時間ぎりぎりまで趣味だという海外旅行の話で盛り上がり、久々に後味の良いヘルスだった。 帰り際にまた来てね、お仕事頑張ってね、とキスまでして見送ってくれた彼女に一応の笑顔を返しながらも、またいつもの悪い癖が出てしまった。 つまり放出した直後によく思うのだが、咥えられるその一瞬までが華で、それから後は惰性になってしまう。 何か射精する事がスポーツであるような、義務感から射精に入るような、そんな気持ちになってしまう事が多い。 確かに放出する瞬間はキモチいいし、それなりの充実感・達成感があるにはあるが、虚無感がちらほらと影を見せるのは何故か。
かねがね思ってはいたのだが、それは疑似恋愛だからだろう。 対価としての金銭を支払う事で、割と直接的な疑似恋愛関係を安易に手に入れる事ができる。 オトコが持つ放出欲は本能に根差すものであるから、このニーズに着眼した商売を否定するつもりもないし、むしろ有り難い事だろうとさえ思う。 風俗店が日本に全く存在しなかったら、強姦などの性暴力事件が多発しているだろうし、セーフティバルブの役割を果たしてくれている彼女達は感謝こそされても、決して蔑んではいけない存在であろう。 しかしやはり感情を伴わない疑似恋愛である限りは、達成感や充足感が有ろうが無かろうが、知らず知らずのうちに心と身体のバランスが平衡を失っていくのではないか、と思う。 それこそ身体は満足していても、潜在意識の何処かで心が'未だ見ぬ貴女'を捜し求めて居るのかも知れない。 そこには未婚・既婚の別はなく、ましてや年齢の高低さも関係ない。 このテーマについては、自問自答を繰り返しつつも考えて行きたいもので、答えは出ないかもしれないが、自分のレゾンデートル(存在意義)を見つける為にも、・u梃ゥつめていきたいテーマである。 今回はちょっとマジ。 累積収支: -92k まで戻ってきた(風俗・ギャンブル込み込みの計算)。







2/1(金) 六本木のランパブとデジタルビデオカメラのレクイエム
最近妹のように可愛がってやっている六本木のランパブのNから、「誕生日だからおねだりしてい~ぃ?」とデジタルビデオカメラのリクエスト。 その時は軽く返事をしたもののインターネットなどで値段をチェックすると、だぁー!安い機種でも10万くらいすんじゃん! でも引くに引けないもんな… 仕方ないのでその分くらいはギャンブルで稼ぎ出す事を決意、プレゼントを買うついでもあったので新橋へ出動。 待ち合わせの9時までの約2時間勝負。
ニュー新橋駅前ビルの中に位置するパチ屋Sが最近お気に入り。 3,000円のパッキーを購入しすぐさま「バトルヒーロー伝説」に向かう。 170回転して朝から当りが一回も来ていない台を選択。 3円換金なので1,000円あたり23~25回転いけばOKで、大体その線で回っている。 実はこの店とはすこぶる相性がいい、家の近所でも会社の帰り道でもないので頻繁には来ていないが、打って負けた事がない!
3,000円分打ったところで、激アツ予告やスーパーリーチこそ無いものの、出目のバランスがまずまずなのと結構回っているので続行を決意、更に3,000円分買い足す。 500円打ち込んだところで、赤7とスペースナイトで待望のクロスリーチからメカ回転予告! この時254回転。 結局スペースナイトで大当たりして再抽選で赤7に成り上がったので、無制限札をゲット、この店はLN制で赤7のみ終日無制限である。 これは三連荘で終了するも、その後たったの24回転でマルチアングルリーチであっさり緑7を引き当て、これがワンセットで5箱積み。
時計を見ると既に8時半近くなっており、飯も食ってない事に気づいたので、持玉を流して大3枚に交換、24,000円の儲け。 その足で烏森口近くのラーメン屋「北斗」へ。 塩野菜ラーメンを慌ただしく流し込んでタクシーに飛び乗り六本木へ移動。 飯倉交差点に差し掛かった辺りでNから電話が入り、今店に着いたが近くだから迎えに来るというので、渋滞していた事も有りロアビル前でタクシーを降りて防衛庁方面へブラブラと歩きながら向かう。
六本木交差点の手前辺りでNと合流、早速新橋キムラヤで購入したプレゼントを手渡すと、「まっじー? チョー嬉しい、アリガトー!」と言いながら腕を組んでくる。 妹が居ない自分にとっては、何か心くすぐられる一瞬で、自分もおっさんになったなぁ、と改めて実感する。 こいつは去年の秋頃に飛び込みで行ったPという店でたまたま席についたのだが、妙にハナシや考え方が似てるなーと思ったら、星座・血液型・干支(さすがに一回り下だけど…)の全てが一緒だった、、、という曰く付きのオンナ。 精々月イチくらいでしか行かないのだが、向こうも組し易しと思ったのかどうか、ちょくちょく連絡はしてくるので、接待など必要に迫られた時に利用するようにしている。
Nは一応営業しておいたのだろう、真面目そうなヤツや一見遊び人風の客などが彼女の誕生日という事で来店しており、数テーブルの間をせわしなく飛びまわっている。 ここは露出度合いで時給が違うので、自分の感覚でランジェリーをつけて良いらしい。 流石にモロ出しは居ないが、ほぼそれに近い状態の下着を着けた娘や、入店間も無い感じのまだキャミも着てばっちりガードした娘など様々。 Nは今日も白のTバックとブラを着けている。
Nは時折私の席にやってきては最近の身の回りの事や、他のテーブルの事などひとしきり話していく。 面白いな、というか可哀相だなと思ったのは、彼女の誕生日という事で恥ずかしさを押し殺して花束を買ってくる客が多いわけだが、それらの奇麗な花束がどうなるかというと…、客が帰るまではそのテーブルにキープされているが、帰るときにNがそれを持って見送りに行った後、店に戻ってくるなり店員に無造作に'片づけといて'と言わんばかりに手渡されてしまう。 彼女の部屋までもたどり着けないって事だね。 ああ、無常 by ユーゴー。
小一時間くらい居て帰るつもりが、結局3時間くらいダラダラとしてしまった。 お会計大6枚なり。 深夜の六本木は凍えるような寒さで、ブルブル震えながら飯倉方面へ歩きながら携帯のメッセージをチェックしていたら、飲み友達の人妻から伝言が入っていた。 折り返し電話を入れたところ、既に酔っ払ってしまい電車で家に帰るところだった。 つまらん。 ダルくなってきたので速攻でタクシーを拾い帰宅。 本日の収支: 24k-100k(プレゼント代)-60k(飲み代)=-136k 取り返すのは容易じゃねーぞ、こりゃ。 Nともヤレるのかヤレないのか分からんし。 そんな自分が可愛かったりして。

企業戦士 夜の紳士録

企業戦士 夜の紳士録 
by:洗濯屋マーちゃん

はじめに
現地駐在員マーちゃんが贈る、亜細亜の淫売見聞録。内容に文句のある奴はアグネス・チャンにでも言ってくれ!

外道紘;とにかく下品
ビエンチャンのロリグルメ情報 (2011年10月4日)
秘境で姫はじめ (2011年3月14日)
パタヤロストバージン (2010年11月17日)
感染報告 (2010年9月29日)
心づくしのお尺八を味わう (2010年1月20日)
パタヤ 青春の幻影 (2009年12月3日)
パタヤで処女体験 (2009年10月1日)
国境ウルルン紀行 (2009年9月17日)
シラチャ置屋街今昔 (2008年12月21日)
君が何でもしてくれればね
汝 抜くべし

Last updated: 10/05/2011 00:06:37
筆者へのお便りと罵詈雑言は  まで
外道の細道



ビエンチャンのロリグルメ情報
メコンの大河を朱色に染めた夕陽が沈み、ビエンチャンの町に夜の帳がおりた。
一国の首都とはいえ、この町の夜は未だ暗い。
街灯の無い川沿いの通りを、バイクやオート3輪がけたたましい音を立てて通り過ぎていく。
通りを走る車輌の茜色の灯火が、道を歩く人々を照らす。
夕刻になってメコン川から風が吹くと、日中の蒸した空気が冷却され、汗で背中に付着したシャツが乾いていくのが分る。
風はやさしく、埃と汗にまみれた町に潤いをもたらす。
ふっと思い出したように川からの風が体に付いた少女の甘い残り香を運び、鼻腔を撫でる。
かすかに漂う甘い体臭を嗅ぐと、今しがたの淫らな光景が鮮明に脳裏に浮かんでくる。

「なるべく若くて可愛い子を紹介しろ、気に入らなければ金は払わない」
客引きは紹介料欲しさに、携帯であちこち電話をかけている。
3人目の相手に手ごたえを感じたようだった。
「5分待て、すぐに来るから」
そう言うと客引きは満面の笑みを浮かべた。

彼の言うとおり、きっかり5分後にワインレッドにチェックの柄のFinoに乗った少女がモーテルの駐車場に現れた。
まさか、女の子が自分でスクーターに乗って来るとは思わなかった。

見ると、意識的に短いデザインのデニムのショートパンツからは伸びている生脚が悩ましい。
体系にフィットした横縞模様のタンクトップの上には、大き目の赤いベストをかるく羽織っている。
ピカピカに磨かれたワインレッドのFinoと、彼女のファッションが色調的にマッチしており、センスの良さを感じる。

肩にかかるくらいの長さの髪は茶色に染め、アクティブショートながら可愛さを感じさせるスタイルだ。
田舎くさいラオっ子が来ると思っていたのが大きな勘違いだった。
少しきつめの化粧が大人びてみせているものの、少女のファッションセンスの良さに正直感心した。
これなら、バンコク市内のディスコで見かける少女達にも引けをとらない。
年齢を聞くと、○5歳。
ブランド品ではないが、少女が身に着けている服は安くは無い。
イタリアンチックな新車のFinoに跨る少女に、貧困からの悲壮感は微塵も漂ってこない。

シャワーを浴びた少女は、白いバスタオルを体に巻きつけてベッドの上に坐っていた。
さくらんぼうのように可愛い唇にキスを試みたが、首を捻り拒まれてしまった。
そのせいか、少し強引に裸体を覆うバスタオルを解いたが、あっけないほど簡単にタオルは体から離れ、白い裸体がベッドの上に浮かんだ。

発育途中の乳房の上に乗った乳首は、淡い桃色の突起の形で、口に含んでも硬くなることは無かった。
下腹部に目をむけると、掌で覆われた指の間に、きれいな縦長のスジが見えた。
掌を無理に離すと、やや桃色に充血したクレパスが目の前に小さな陰唇を覗かせている。
少女は、膝を内側に曲げて、局部を隠そうとするが、両脚の間に体を入れているので、両脚の付け根部分の全ては私の視野の中にある。
羽毛のような陰毛が申し訳程度に恥丘を覆うものの、殆ど無毛の陰部は、まるで子供のようだった。
蛍光灯の下で秘部を視姦されているのが恥かしいのか、幼いクレパスは、陰唇の奥から甘い露を溢れさせようとしていた。
蜜のあふれた部分に自らの唇を重ね、舌先で陰唇の中を探ると、白い歯の間から短い嗚咽が聞こえた。
陰唇の突起に鼻を当てて匂いを嗅いでみると、ホットミルクのような甘い匂いがし、舌ですすった淫汁は、微かにピーナッツバターのような味がした。

終始少女が受身の性交は淡白だった。
何か一方的な儀式のような営みに、もはや私の期待する性的興奮を得る事はできなかった。
そこには、男の排泄的な行為の受け皿としての媒体としてのみ少女は存在していた。
行為の最中に空を見る少女の瞳の中には、少女を観照する自分の姿があった。
しかし、その焦点は私のはるか後ろを眺めていた。
私は、絶頂に達すると、尻をすぼめて、腰を突き出し、白濁液を搾り出した。
何度も脈を打ちながら少女の暖かい膣の中に放出しながら、私は絶頂を迎えた。
少女は、内股に付着した私の精子を垂らしながら、走るようにしてトイレに駆け込んでいった。

シャワーを浴びている少女を待たずに、私はそのままトゥクトゥクに乗り込むと、再び市内を流れる川沿いの住所を告げた。
そして、今回楽しみにしていたフランチレストラン、「La Signture Restaurant」に行くためだ。

フランスの植民地時代の遺産のように、この町には幾つものフレンチレストランが並び、人々は当たり前のように、毎朝市場で焼きたてのフランスパンを買う。
その為、ラオス人の舌の感覚は、タイ人と比べ極めて異なる味覚を持っている。

通りのソイの入り口でトゥクトゥクを降りると、着ている服の皺を身づくろいながらレストランの入り口に立つ。
「予約していた○○です」
「お待ちいたしておりました。どうぞこちらの席に」
慇懃な態度の黒服に案内されたのは、入り口左奥の席で、蝋燭の炎で照らされた各席が見渡せる場所だった。

私の他には、その会話の内容から、日本人の外交官らしき夫婦。
黒いドレスを着たラオス人らしき女性と麻のジャケットを羽織った50過ぎの銀髪の白人男性。
若い欧米人のカップルもちらほら。
店内は暗く、各テーブルに置かれたキャンドルの炎が今宵の料理を燈している。

グラスに注がれたペリエを口に含みながら、メニューに目をおとす。
品数は少なくないが、とりあえず本日のお勧めを聞いてみることにした。

アペタイザーには、サーモンとシュリンプのタブナード。
カナッペにして食べても良さそうだが、そのかわりに一口サイズのミニパンが数種類バスケットに入っている。
これが、思ったほどしつこくなくて、海老の風味も良く、美味しく頂いた。

サラダは、パテドフォアグラ
フォアグラの横にグリーンサラダが盛り付けてある品だが、フォアグラの量が多く、且つ風味が薄かった。
はっきり言うとやや生臭い。
先ほど舐めた少女の陰唇よりも生臭かった。
サラダも、特に特徴は無く、イタリアンドレッシングをかけただけのレタス。
もう少しドレッシングに工夫が欲しい。
メインをフォアグラと位置づけすれば良いのだが、フォアグラだけを食べるのもきつい。
これは、サラダというよりも、カナッペのようにして食べたかった。
まあ、バスケットのパンと一緒に食べると美味しかったが。
それにしても、フォアグラの大きさには圧倒された。
元々、フォアグラは脂っこく、パテにするのならもう少し盛り付けを工夫してもらいたい。
とはいえ、これだけのフォアグラを使うのであれば、できればパテではなくて、そのままフォアグラをテリーヌで頂きたかった。
表面をかりっと、それでいてレアーに焼き、スライスされた上にイチヂクかオレンジベースの甘いソースをからめて食べたかった。
つまり、サラダではなく、フォアグラとしてそのままリコメントしてくれれば良いだけなのだが。

更に、デキャンタでハウスワインをもらったが、フォアグラの濃厚な味に対し、完全にワインが負けている。
ハウスワイン如きにうるさい事を言うなとご指摘もあろう。
しかし、バターをたっぷりと使うフレンチだからこそ、料理に負けない味のワインを出してもらいたい。
美味い店ほど、ハウスワインも良いものをセレクトしているものだ。

メインはデュ、デララザニア
まあ、フレンチ風のラザニアだが、ラザニアの横に盛られたサラダが、さっきのパテドフォアグラのサラダと同じ。
フレンチビーフをたっぷり使ったのは良いが、ホウレン草が僅かで、風味が足りない。
ラザニアの触感とチーズとのコンビネーションもイマイチ。
日本人の私には、かなりしつこい味付けとなっている。
それにしても、メインとしては少し物足りない。
そもそも、イタリアンならラザニアがメインになる事は無い。
味も単調で、牛肉がボソボソしている。
まるで、コンビーフのようだ。
ミンチであれば、上質の脂肪の部分だけを少し混ぜれば、ジューシーな味に偽装できるだけに残念だ。
おそらく、料理技術の不足か。

デザートにはチョコレートムース。
これは、甘さも控えめで美味しかった。
ペリエで口を洗った後に、コニャックを飲みながらデザートを楽しんだ。

全体として、アペタイザーは期待以上の出来だったが、その後の料理がバラバラで、お勧めのわりに統一性があまり感じられなかった。
ムースの味が良く、コニャックと合ったので、食後の印象はそれほど悪くはなかったものの、やはり満足感が足りないのは気のせいか?
少なくとも、ハウスワインはお勧めできない。
ワインリストは見なかったが、特にフレンチワインにこだわる必要も無いであろう。
但し、今回のコース料理を味わったところ、イメージとしては濃厚でしっかりした特徴のボルドー産の赤が合うような気がする。
料理自体が、特別に美味いわけではないので、ビンテージワインを開ける事はお勧めしない。ボルドーなら安価なボトルで十分。
イタリアワインでもトスカーナ地方のワインなら、ボルドーやシャトーに十分対抗できるし、カベルネ.ソーヴィニヨンかメルロ品種なら外す事も少ないだろう。
価格重視なら、ニューワールド産のワインでも十分美味しいのがあるので、ワインリストから吟味してみては如何だろうか?




秘境で姫はじめ
姫始 ひめ-はじめ
美しい響きである。
暦に因んだ日本独自の古式ゆかしい儀式だ。
これは日本人が太古から四季という稀なる気候と自然の恵みによる天への敬意と畏怖を抱いて育まれてきた伝統と文化の結晶である。
古人伊勢貞丈も俳諧犬小集(1633)の中で
「初春のひめはじめは、諸説まちまちなれど、皆とるに足らず、むかしより世俗のいひ来れる男女交合の始なり」
つまり、正月の数ある行事の中でも、新年の男女結合(おまんこ)の行いに比べればとるに足らずと説いている事からも、正月におまんこをする事が日本人にとって如何に重要な意味を含んでいるか分かるというものだ。
然しながら、この国にいると正月もただのクソ暑い休日となり、由緒正しき日本人の伝統と文化を忘れがちになりやすい。
勿論、タイでも姫はじめはできるが、ここは日本人らしく、しんしんと降り積もる雪を眺めながら、大和撫子と交わる事が大切である。
「よし、正月は日本に帰ろう。雪だ、酒だ、温泉だ。日本人のデリヘル嬢で姫はじめだ!」
私は、早速旅行代理店に行き日本行きの航空券の予約を試みた。
そして、1月2日 夜8時前。
その夜、道路わきに燈されたカンテラの中を茜色の粉雪が蛍のように舞っていた。
薄く積もった雪の上をブーツで踏みしめる。
嗚呼、冬である。
久しぶりの、雪の感触を足でかみ締めるように味わう。
サクサクというより、ネチネチという雪に粘着する様な音がする。
ゆっくり歩いているが、肺は苦しく、吐く息は瞬間に凍りつく。その結晶がキラキラと路上のカンテラに照らされて舞うのが美しい。
鼻から垂れた鼻水が、先端から凍りはじめ、氷柱になりだしている。
おい、少し寒すぎやしないか?
説明するのを省いたが、此処は日本では無い。中国の四川省の成都から更に北西に1時間ほど飛んだチベット高原のある村だ。
標高3,600m 富士山の頂上と同じくらいの高さだ。
酸素は地上の半分しかないのでお湯の沸点は78度に下がる。
しかも、昨日から寒冷前線が南下し、今夜の予想最低気温は氷点下27度。
日清カップヌードルに、沸騰したぬるいお湯を入れて、悠長に3分も待っていたら冷麺になってしまう。
何故、私はこんな所に居るのか?
話を数ヶ月前に戻そう。
日本行きの予約をしに旅行代理店に行ったのだが、正規料金以外の席は全て満席。正確な値段は忘れたが、普段ならファーストクラスに乗れる値段だ。
「○○ちゃん。ちょっと遅すぎましたね。エコノミーの正規料金もファーストの格安券も大差が無いからファーストにしましょうか?」
「予算が足りないよ。2万バーツ程度で何とかしてよ」
「ハハハ…プーケット便なら、まだ空きがありますよ」
プーケットで雪が見れるか?アホ。
結局、アホの担当者に見切りをつけて、ネットで空席状況を確認するが、アホの言うとおりどこも満席だ。
仕方が無いので、別の行き先を決める。
目的は雪見酒と雪肌の美少女との姫はじめ。
大和撫子との姫はじめは諦めるしか無さそうだが、航空券代金20,000THB以内で、雪が降っていて、風呂屋か置屋のある場所を行き先に決める。
かなり難易度は高かったが、私の陰茎の琴線に響く場所があった。
中国の大都市、成都の郊外にある世界遺自然遺産の観光地である。
何しろ、成都は1400万人もの大都会である。
湯河原でさえ、ストリップ劇場があり、旅館の女中さんに頼めばフィリピーナのコンパニオンを呼んでくれる。
人の棲む所に置屋あり。アジアの常識である。
しかも、目指す観光地はチベット族が暮らしている。彼らには、遠方の客人の血を入れる為、夜伽の接待の習慣がある。
外道ヒロ氏から借りたディスカバリーチャンネルのDVDを見て、かねてからその事は知っていた。
真の外道者は、全ての情報を駆使して己の暗い欲望を満たすのである。
先ずは早朝のバンコクから成都まで中国南方航空を乗り継いで6時間。
その後、中国国際航空に乗り換え目指すは夜伽の国である。
さて、無事に成都での乗り換えもすみ、エアバスA319機は濃霧の成都を飛び立つ。
機体が水平飛行になると、白銀のヒマラヤ山脈が眼下に見える。
荒涼とした大地を孤高にそびえるミニヤコンガの白い巨塔。
雄大なマウンテン飛行をしばし堪能すると、機体は着陸態勢に入り深い峡谷からの上昇する乱気流に機体はガタガタに揺れはじめた。
機内に響く人民の悲鳴。
「はっはっはっは…人民は飛行機など滅多に乗った事無いから怖いんだな」
隣席の人民の老婆の瞳孔が恐怖で開いているのを承知で、わざと余裕の様子を見せ付けてやる。
ブーン(左へ急旋回の音)ひぇ~(人民の悲鳴) 
ブーン(右へ急旋回の音)ひぇ~(人民の悲鳴) 
迫り来る雪山の頂をかすめるようにかわしながら、地上がどんどん近づく。
「ゴン」
着陸、と思った頃、轟音と共に機体が大きく首を上げ、強烈なGが背中にかかる。
タッチアンドゴー!
着陸失敗だああああ(号泣…)
一瞬地面に接触した瞬間、機体は轟音を上げて全力で急上昇した。
山稜のヤクの群れがすぐ間近に迫る。
「神様、もう二度とロリ買いしませんから、助けて下さい」
私の願いが通じたのか、機体は安全な高度まで上昇したようだ。
その後、何度か旋回しながら再度着陸に挑戦する。
ランディングの瞬間、逆噴射の轟音が響き、胃がせり出すような急ブレーキで我らがエアバスは無事に停止した。同時に起こる乗客の拍手。
かつて無いスリリングな着陸だ。
到着口には看板で「Welcome to fairyland」と書いてある。
訳すと、「お伽の国へようこそ」
しかし私には「よ伽の国へようこそ」と読んでしまう。
標高3,600mの空港を出ると…。山しかない。
果たして夜伽の国はあるのか?
そして、その数時間後、私はこうしてホテルから近くにあるチベット族の集落に向け粉雪舞う道を歩いているのだ。
勿論当てはあった。
空港からホテルに向かうタクシーの車窓から、夕闇に溶け込みそうなチベット族の集落を見た。
雪を抱いた山稜の狭間の渓谷に僅かに開拓した集落には、チベタン民族の信仰の印であるタルチョの旗がヒマラヤおろしの寒風の蒼天にはためいていた
そこには「?拉OK」「按摩」の文字と民族衣装を着た美少女の写真の看板が!
間違いない。夜伽の村はあったのだ。
ディスカバリーチャンネルは正しかった。そして私の勘も。
幸い、夜伽の村からホテルまではおよそ2㎞くらいだ。
夜の帳が完全におりて、私はホテルに踵を返した。
「ハーイ、的士(タクシー)」
「………」(静寂)
貧相なホテルの前には、野良猫一匹居ない。
服務中心と書かれたフロントの漢民族の服務員に聞いてみる。
「小姐的士有没有?(タクシーあるか?)」
「没有メイヨー(無い)」
0.5秒で返事がくる。さすが、漢民族。
お客様の立場になって考えるという事が分かってない。
少しはホテルプラトンでも読んで、サービスとは何か勉強しろ。
まあ、良い。その内バスかタクシーが道を通るだろう。道は一本道で外灯が雪道を照らしている。
それにしても寒い。
嗚呼、サムイ。
外気に触れる皮膚は寒いというより痛い感じだ。
強烈な冷気が僅かに露出している素肌を刺す。
昨日のバンコクの温度は34度だった。今は氷点下20度くらいか…
54度も気温が下がっているぞ。
地球温暖化のお陰で、最近はタイ人でも「地球を冷やせ」とか言っているが、これ以上冷やすな。
私を殺す気か?
そもそも、此処に来てはじめて気がついたのだが、此処は成都郊外の観光地なんて所じゃ無かった。郊外というには遠すぎる。街からジェット機で1時間以上も乗っていく郊外なんて聞いた事が無い。
聞けば、此処から陸路で成都に行くには4300mの峠を幾つも越え、冬季は雪の状態で数週間も道が通れなくなる事も珍しく無いらしい。
立派な秘境じゃないか?
こうなると、タイの風俗投稿記などという生易しいものではない。秘境風俗という新しいジャンルへの挑戦だ。まさにパイオニアである。
元々は日本の温泉でデリヘル嬢を呼んで姫はじめをする筈が、日本路線が満席のお陰で思わぬ方向にいってしまった。
前回は、パタヤでカマを掘られて酷い目にあったが、今回は堂々と自慢できる内容になれそうだ。
おそらく、30分後には暖炉に暖められた部屋の中で、純朴なチベタンの少女が、雪のような白い肌の裸体を羊の毛皮の布団の中に滑らせてくるだろう。
氷点下20度の外気の中、私の海綿体は充血し夢想のためヤクの角のように硬くなっていた。
結局、途中バスもタクシーも通らず、吹雪の中を30分ちかく歩くハメになってしまった。
夕方見たチベット族の村は、「?拉OK」「按摩」の看板はあるものの、静まり返っている。
人の気配も殆ど無い。
時計を見ると夜の8時だ。
奴らはドリフを知らないのか?
これでは「8時だよ全員解散」である。
巨大なマニ車が置かれた正門から集落の中心広場に入る。
広場の中心には土で盛られた釜の中に薪がくべられており、穴の中から赤い炎が上がっている。
見るとその炎を囲んで、6-7名のチベット族の若者達が団欒しているではないか。
「タシデレ!」
チベット語で元気に挨拶をする。
「タシデレ!」
一瞬戸惑った様子だったが、彼らも異国の旅人に明るい笑顔で挨拶を返してくれた。
背の高い、リーダーみたいな青年が親しげに話しかけてきた。
「○×▲&##@++*!*‘◎…(笑)」
分からん!
さ~ぱり分からん!
何言っているのか言葉が分からん。
しかし、身振り手振りで、何とかなるものだ。
中庭にも貼られている、「?拉OK」の貼り紙と、色あせた美少女のポスターを指差し、右手で尺八のマネをする。
我ながらいい年してバカな事をしているが、背に腹は変えられない。
下品なボディーランゲージに小姐達が黄色い声を上げて喜ぶ。
暗くてよく見えないが、かなり可愛い小姐もいるではないか。
皆、民族衣装を着ていて、異国情緒たっぷりだ。
なんだか、コスプレ喫茶みたいだ。
左手の親指と人差し指でつくった○に、右手の人差し指を出し入れしながら、口でカポカポ音を鳴らすと、すっかり人気者になってしまった。
「間違いない。完全にコミュニケーションが取れている。好感触だ」
焚き火を囲んで唄を歌うチベット族の若者達 ヒマそうだ

ポケットから紙を出して、筆談で更なる親睦を図る。
「来自了什?地方??どこから来たの」
「来自了泰国 我是泰人 タイから来ました。私はタイ人です」
おそらく、彼らはタイが何処にあるかも知らないであろう。
下品なゼスチャーで心を引き付けた私は、リーダーらしき青年に、漢民族系の最も可愛い少女を指して耳元で囁いた。
「多少銭(幾ら?)」
青年が紙に180元と書いた。
よっしゃー! (ワレ コウショウ ニ セイコウス) 
私は、青年に連れられて、広場に面したアパートのような一室に通された。
何も無い部屋に羊の皮の敷物とテーブルに茶碗が置かれている。
「ここで待て」という青年のゼスチャーで待つ事数分、青年は湯のみ茶碗とやかんを持ってきた。
テーブルに置かれた茶碗に黒っぽい液体を並々と注ぎ、自分の茶碗にも液体を注ぐ。彼は、その茶碗に注がれた液体に指を入れて、私の顔にピチャピチャかける。
何をするんだ。冷たいぞ!しかも醗酵した妙な匂いだ。
そして、ゼスチャーで私にも同じ事をしろと言う。
よく分からぬまま、青年の顔にピチャプチャかけてやった。
ざまーみろ。
すると、青年は直立したまま茶碗を一気に飲み干して、空になった茶碗を私の方に向けた。
なるほど、チベット風のウェルカムドリンクだな。
私は作法に習い、一気に飲み干して茶碗を青年に向ける。
「好好ハオハオ」と言われて拍手される。
何と言う名前か忘れたが、学生時代にチベットを数週間かけて旅をしたときに飲んだチベタンビールだ。
どぶろくとビールを足して二で割ったような味で、正直まずい。
よく分からないが、相手が飲み干すと拍手してビールを注ぎ、自分も注がれて飲み干すと拍手をされる。
「おいおい、いい加減にしてくれ。そろそろ小姐を連れて来い」
「小姐介紹」と紙に書くと、分かっているから心配するなといった様子でイッキを続けさせられる。大学の新入部員の歓迎会か?
飲みたくも無い、まずいビールを10杯以上飲まされ、体の芯から冷えてきた。
殆ど拷問である。
状況を変えるべく、「小姐的?拉OK」と書くと、せっかちな奴だな。といった様子で、青年は扉の外に大声で叫んだ。
すると2名の小姐が入ってきた。
おおおお 可愛い!!
一人は色白の瞳のくりっとした漢民族系の美少女で、もう一人は鼻筋の通ったエキゾチックな顔立ちだ。ややウイグル系美少女といったところか。
純粋なチベット族には見えないが、2人とも艶やかなチベットの民族衣装で着飾っている。
まずいビールを注ぐ小姐 夜伽の村はあった!?
光沢のあるオレンジの服には黒と黄色の抽象的な模様が刺繍されている。
スカートは長く、くるぶしまで達し、何色もの刺繍が幾何学的な模様を織り成す。
一方で、袖やスカートの裾には、鮮やかな梅の花が刺繍されており、幾何学模様と写実的な模様との融合が美しい。
又、2人ともヤクの皮で作ったベストを羽織っており、ヤクの黒く長い毛皮のベストの上には、首からかけたお盆のような大きな銀の首飾りの装飾がある。
円形の銀の板には、マヤの太陽暦に似た細工が施されており、アメジストやトルコ石がちりばめられている。北タイのメオ族の意匠にも似ているが、大きな首飾りや銀細工の特徴は、むしろアンデス山中に暮すインディオによく似ている気がする。
彼女達も玄奘三蔵の旅した太古の昔、交易の旅人達による夜伽により、その血が受け継がれたに違いない。
たしか、この地も長安と西蔵を結ぶ交易の要として栄華を誇っていたと聞く。
2500年前に建てられた城門が当時の繁栄を偲ばせる。
そして今日、長安の遥か彼方、邪馬台国の末裔がこの地に白濁液の足跡を残し、東西のシルクロードに新たな軌跡を残す事になるのだ。(石坂浩二のナレーションで)
私の頭の中は喜多郎の音楽がグルグルと回り、気分はすっかりNHK取材班だ。
歓迎の証に、2人の美女に注がれたビールを飲み干すと「イエ~イ」と拍手される。
漢民族系が私の隣に腰掛け、前に顔の彫りの深いウイグル系が立ちながら歌を歌い始めた。
「オエエ…オエ~アヨイェ~ホエーエエエエエッハンニャマ~」
意味は分からないが、チベット民謡だ。
前頭葉を刺激する高音で歌う演歌のようなリズムだが、高貴な詩が添えられているに違いない。
とにかく、なかなかの美声である。好好ハオハオ!
歌が終わると、ウイグル系が茶碗を私の前に差し出す。
私が茶碗にビールを注ぐと、彼女は一気に飲み干す。
すると、隣に座っていた漢民族系コスプレ美少女が両手の人差し指を振りながら、
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
と叫ぶ。そして、私にも真似する様に言う。仕方なく一緒に叫ぶ。
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
今度は、隣に腰掛けていた漢民族系美少女が交代し踊りながら歌を歌い始める。
「ヒョエエ…モエ~ワヨイェ~ホエーエエエエエッモンハンニャマ~エ~」
そして、同じようにビールを飲み干すと
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
の大合唱だ。なんだか、宴会になってきたぞ。
なるほど、これがチベット風「?拉OK」なのか…
バンコクの高級クラブ「ペガサス」や「ピアノ」とはいささか趣は異なるが、肉声で聴く「ヒョエエ…モエ~」の民謡はチベットの空のように高く澄み、哀愁を感じる。
とはいえ延々と繰り返される「ヒョエエ…モエ~」は少々食傷気味になったので、そろそろ姫はじめをしたい。
紙に「小姐的按摩」と書いて、隣に腰掛けている少女に見せると、ゼスチャーで、此処に寝ろという。
「此処でやるのか?」
しかし、もう一人の小姐は相変わらず横で「ヒョエエ…モエ~」を熱唱している。
仕方ないので、もう一度左手の親指と人差し指でつくった○に、右手の人差し指を出し入れしながら、口でカポカポ音を鳴らして自らの意思を明確にする。
「カポカポカポ」
「オーケー、オーケー」
凄いボディーランゲージだ。カポカポは世界共通である。
心得たとばかりに、漢民族小姐はウイグル系小姐に何か言い、露払いをすると、私の肩を揉みだした。
私も右手で、小姐の尻に手を回す。
なんだか、バンコクのエロ按摩のようになってきた。
乳を直に揉もうと試みるが、幾重にも着た民族衣装が鎧のように手の進入を阻む。
「いや~ん」という素振りを見せるが、本気で嫌がっているようにも見えなくもない。
できれば、一緒に熱いシャワーを浴びたいところだが、この温度下でお湯を浴びると、一刻も早く体に付着した水滴を拭取り、3分以内に服を着ないと、そのまま札幌雪祭りの作品になってしまう。
お湯を浴びるのも命がけである。
それにしても布団は無いのか?
部屋の中には、七輪は置いてあるものの、どれだけの効果があるのか分からない。
少なくとも、外よりは暖かい筈だが、茶碗の中のビールは既に氷塊になっている。
氷点下15度は間違いない。
床の間に敷かれた羊のカーペットの上で、男女の営みをするには寒すぎる。
見ると、部屋の隅に羊毛の布団があるではないか。
その上に、ノースフェイスのダウンジャケットを脱いで布団の上に重ねる。
「ライライ、ハニー」
Tシャツとモモヒキ姿になり、羊の中から小姐を呼ぶ。
「▽×▲&‘\##@++*!*‘◎!!!!!(怒)」
急に服を脱いだ私を見て、何か叫んでいる。
「ほら、服を脱ぎなさい。夜伽の時間だ」
小姐の鮮やかな刺繍で織られた民族衣装の上着に手をかけて脱がそうとすると、あからさまに拒絶する。
「#@++*!*不行(ダメ)◎!!!!!(怒怒怒怒)」
何か、お互いのベクトルが少し狂ってきた様子だ。
羊の布団の中から小姐を必死に呼び寄せるが、小姐が服を脱ぐそぶりが無い。
「おい、勘弁してくれ」
じらすのもよいが、凍死したらどうするつもりだ。
あまりの寒さで歯の根が合わなくなってきた。鼻水も止まらない。
「%#▲&!!」
小姐は何か叫ぶと、そのまま部屋を出て行ってしまった。
一体どうなっているのか?
暫くすると、先ほど私に180元と言った青年が小姐と一緒に入ってきた。
彼は、私に見せるとそこには「300元」と書いてあった。
「イズ ディス ブンブン ジキジキ チャージ?」
私は羊の皮をかぶりながら、通じないと分かりながらも英語で聞いてしまった。
「▽◎■$&%*()&“++@」
しかし、彼は私の言葉に対し自信たっぷりと頷いて、しっかりと説明してくれた。残念なのは、何を説明しているのかさっぱり意味不明だった事だ。
ともかく、青年に説得された漢民族系美少女小姐は、露骨に「嫌」な表情を浮かべながら、私を睨み付ける。
金を貰っておいて、その顔は無いだろう!
と、一瞬むっとするが、ここまで来て逃げられたら元の木阿弥でござる。
小姐は民族衣装の上着を取り、やや薄着になり羊毛の布団にもぐりこむ。
それを合図に、取り巻き連中は部屋の外に出て行った。
ようやく、古式ゆかしい姫はじめの儀が執り行われ様としている。
羊の皮の布団の中で小姐を抱きしめると、獣の臭いがした。
唇を吸おうとすると、顔を右90度に曲げて、私の唇を拒絶する。
更に執拗に唇を近づけると、今度は顔を左90度に曲げる。
これも抗日運動の一環か?
小娘め、私がダライラマなら、自ら舌を入れてベロベロ絡めるくせに。
これなら、私のニックネームを「抱裸為マラ」にするぞ。
とにかく、木綿の着物の重ねた間から手を入れて、ふくよかな乳を揉んでみる。
モミモミ
「嗚呼…」
モミモミ
「嗚呼…」
白い吐息が空で氷結する。
お互いの息が布団の上の空間で白く混ざりながら消えていく。
空気中の水蒸気はすぐに氷結し、氷結した霜が窓ガラスを覆っている。
右手を下腹部にずらし、指先はその奥にある潤いの谷間の入口を探す。
ヤクのような剛毛を捕らえると、中指の先は柔らかい肉襞の入り口を探り当てた。
指先でやさしく弄ぶと、堪え切れないような喘ぎ声が唇の端から漏れ、静寂した室内にクチャクチャと淫靡な音が木霊する。
生暖かい粘着質の感触が指先に触れると、布団の中から湯気が立ち昇る。
上気した小姐の顔は、恥ずかしさと、堪え切れない快感に桃色に上気してきた。
しかし、指先に触れる粘着感に違和感を覚え、指先を確認してみた。
指先に付着した白い異物。
澱物である。
よせば良いのに鼻を近づけてみた。
「うううううっ…」(声にならない)
なんて臭いマンコなんだ!
すごい発酵臭だ。
クサヤの干物を梅雨の日に1日履いた蒸れた靴下に入れて、発酵させたような臭いだ。
こんな臭いマンコは嗅いだ事が無い。
可愛い顔をしているのに、何故マンコはこんなに臭いのだ!(号泣)
朝のチベタン村 写真のチベタン少女のオメコも臭いのだろうか?
この肥溜めのような悪臭の壺に、愚息を入れるのか?
嗚呼、この世は不条理である。
しかし、日本男子と生まれ、このままマンコが臭いからという理由で敵前撤退する事は、元満州国守備隊の少佐だった天国のじいちゃんに顔向けできない。
将校だったじいちゃんは、満州で正面特攻突撃をして足に被弾した。
ましてや、大志を抱いて遠く地の果てまで来たのに、敵前逃亡は一生の恥である。
たとえチンポが腐り、この地にその身が果てようとも、死して屍をもってシルクロードの道標となろう。
私は鼻で息をする事をやめ、意を決し、すでに硬くなった大砲を出した。
その時、静寂の深山に雷鳴の轟く音が。
チベタンの崇める神々の頂が、我が崇高なる使命に天の声を伝えたのか?
いや、雷鳴はちかい。私の腹だ。
いい気になって、どぶろくビールを何杯も飲まされたツケが腹にきたのか?
突然、羊の皮の布団の隙間から剃刀のような冷気が南国生活で緩んだ皮膚の毛穴を針のように刺す。
すると、冷気の急襲に直腸が悲鳴を上げる。
「おおっ漏れそうだ」
強烈な便意が突き上げる。
このままでは、脱糞まで時間の問題だ。
しかも運悪く、先月、パタヤのカマにカマを掘られたお陰で、私の括約筋は緩くなっている。
「Where is the toilet? トイレは何処だ?ホーングナームティナイ?」
「○▼#※#?」
通じない。中国語では何と言うのだ?
私はパンツとモモヒキを穿くと、素肌にダウンジャケットを羽織り、驚いた顔の小姐を背に、扉の外に向かって飛び出して行った。
広場では数人のチベタンの若者が、何が楽しいのかクソ寒い中で焚き火を囲んで酒を飲んでいる。
突然、奇妙な格好で部屋から飛び出してきた私を彼らは呆然と眺めていた。
私は大声で叫ぼうとしたが、腹に力が入らず、喉から声を絞り出して若者達に叫んだ。
「トイレは何処だ?」
若者の一人が、モモヒキ姿の私の醜態に意図するものがあったのだろう。
彼の指差す先を見ると、広場の外れに建つ小さなコンクリの小屋に厠所と書いてあるではないか。
「謝々」
若者に礼を述べて炎に踵を返すと、私は厠所に向かって慎重な一歩を踏み出した。
しかし、私の直腸は限界に近づいていた。
どぶろくビールが胃の中で攪拌され、氷点下の冷気が露出した肌を襲う。
尻を窄めながら、寒風の広場を内股で横切る。
僅か20mほどの距離が、果てしなく感じる。
焚き火を囲む若者達の視線が背中に刺さる。
おそらく、1-2分に違いないが、それは永遠に匹敵する時間に感じた。
最後の気力を振り絞り便所の中に入る。
満天の月夜に照らされた大地は、便所に入ると漆喰の闇に溶けてしまう。
私はポケットから懐中電灯を取り出すと、寒さに震える指先でスイッチを入れた。
「カチッ」
私の持つINON社のLEDライトは小型懐中電灯としては世界最高の照度550ルーメンを誇る。
そして、そこに鮮やかに映し出された光景を、私は一生忘れる事ができないであろう。
床一面に盛られたウンコの山並み。まるで、ウンコのチョコレートヒルだ。
ありとあらゆるクソの塊が、溝といわず、便所の床一面に広がっているのだ。
ある塊は、その頂にティッシュが置かれ、あたかも雪を抱いた霊山の如く堂々とその存在を主張している。
これぞ、?好厠所である。
恐怖の便所
扉も無く、ドブの様な溝に一列に尻を出して用を足す中国4千年の負の遺産である。
アウシュビッツ、広島平和公園と共に人類の負の世界遺産に指定すべきであろう。
10年ほど前であれば、ドミトリーのある安宿には、必ずあった中国式便所。
朝になると、尻を出した人民は溝に腰を下ろして、用を足す。
長い溝には仕切りも無く、一列となった人民が押し合いしながら便を垂れる姿は、壮大な光景であった。旅行者は自然と便秘がちになり、排便という生理現象を憎んだものだ。
そして、誰ともなしに、この憎むべき中国式便所を?好厠所(ニーハオトイレ)と呼ぶようになった。
ともかく、私の使命はこの恐るべき?好厠所で安全に用を足し、無事に部屋に帰り、姫はじめを再び遂行する事だった。
しかし、気力、体力、精神力の全ては限界だった。
便意を堪えるために噛み続けた唇には血が滲んでいた。
ライトを口に咥え、比較的汚れの少ない場所に狙いを定め、モモヒキを慎重に下ろす。
その時、何度目かの腹痛の津波が突然襲った。
瞬間、最後までギリギリに張られていた緊張の糸がプツリと切れる音がした。
それは、丁度モモヒキを下ろし、パンツに手をかけたその瞬間だった。
火口が弾け、マグマが噴出する感触とともに熱い溶岩の液体が尻を伝う。
「嗚呼、間に合わなかった」
ライトを向けると、グレーのパンツに人拳大の茶色い下痢便がべったりと浮かんでいた。
うんこを漏らしてしまった。
小学校1年の時、隣の席の増田君は授業中に下痢便を漏らしてしまい、以後卒業するまで、あだ名は「下痢便」だった。
ともかく、耐え難い屈辱ではあったが、更なる便意に堪え、モモヒキにパンツの汚物が付着しないよう脱ぐと、尻を後方に突き出して、一気に尻の栓を開ける。
大噴出!!!!
別に浣腸をされた訳ではないが、湯のような液体がとどめなく排出される。
1度では収まらず、2度そして3度と噴射は続き、括約筋は悪魔の液体を搾り続ける。
この時、私には人としての誇りも、尊厳も無く、まるで芸術家が自らの存在価値を示す唯一の表現の如く、床面に黄土色の液体をぶちまけた。
それは、背徳心からくる一種の恍惚感に浸れる感覚でもあり、まさにカルタシスによるエクスタシーでもあった。
そして、全てを搾り出した時、邪悪な便意からの開放の安堵感に全身が歓喜とともに弛緩していった。
しかし、この後の処置を考えると、いつまでも安堵感に浸るわけにはいかなかった。
氷点下20度の世界。
ここでいつまでも尻を出している場合ではない。
文字通り、うんこ座りのまま安定した場所に移動し、モモヒキを脱ぎ、特に染み付きパンツのシミ部分が衣類に付着しないように、細心最大の注意をはらいながら脱ぐ。
脱いだパンツのシミのない部分を使い、慎重に尻を拭く。
とにかく、下半身裸でウンコ座りしながら、尻を拭いている姿ほど情けないものはない。
できれば、水で肛門を洗いたかったが、便所の手洗いは氷結し、大きく垂れた氷塊の中に氷漬けの蛇口が見えた。
仕方なく、ハンカチを出して丁寧に肛門周辺を拭うことにした。
嗚呼、ラルフローレンのハンカチがこんな目にあうとは…
仕方なく、パンツとハンカチを床に捨て、モモヒキを穿き、うな垂れながら部屋に戻った。
部屋に戻ると、小姐は既に退室しており、乱雑に床の上に放り出した私の衣服が主人の帰りを寂しく出迎えてくれた。
外では、全てを見た若者達が、焚き火を囲みながら腹をかかえて笑っていた。
多感な少年時代に「下痢便」とあだ名されて、6年間にわたり虐められ続けた増田君の気持ちがこの年でようやく分かった。
完全なる敗北感に打ちひしがれた私は、いそいそとズボンを穿き、逃げるように村を出た。
かじかんだ手を温めようと、歩きながら丸めた手にふぅーと息を吹きかけると、手についたマンコ臭と、尻を拭くときに付着したうんこの臭いでむせ返りそうになった。
路上に積もった雪で何度も手を洗ったが、かじかんだ手が益々凍えるだけで、殆ど効果は無かった。
悪臭にまみれた手をポケットに入れるのには躊躇したが、素手を極寒の下にさらすわけにもいかない。
来た道を渓谷沿いに歩くが、脱糞に汚れた下着は既に脱ぎ捨てて穿いてない。
ズボンの下のモモヒキを通し、氷点下の冷気がフグリを縮める。
背後で響く若者達の嘲笑から逃げるように、私は力の限り早く歩いた。
見上げると、渓谷の遥か上に聳える雪山が、煌々とした月明かりに青白く照らされ、幻想的な夜の冬景色が空を覆っていた。
「?好!」
翌朝、ホテルのロビーで私の名前を記載したボードを持った若い女に挨拶された。
白いダウンジャケットに、赤いマフラー、淡い水色の毛糸の帽子からは、柔らかなウェーブをかけた茶色いセミロングの髪が垂れている。
「My name is SaSa(沙沙)」
サングラスを外すと、目元がきりっとしているがマツ毛の長い可愛らしい眼が私を見つめる。
沙沙は成都の旅行会社に勤める女性添乗員である。
今回の旅では、場所が場所だけに個人での移動は難易度が高く、予め成都の旅行会社を通して、現地発の団体ツアーに申し込んでいた。
団体といっても、私の他は同じホテルに泊まっている3名の中国人のOLグループのみ。
OL達は、成都の同じ大学を卒業した同窓生との事。皆若々しく賑やかで、20代後半くらいか。タイの女の子よりも、はるかにあか抜けている。
沙沙は一番若く、20代前半に見える。
皆、殆ど英語ができず、会話には筆談を必要としたが、添乗員の沙沙の拙い英語を加えると、最低限必要な意味は凡そ分かる。
沙沙を含めた皆は、知り合った時から、異邦人の私に親切だった。
ホテルの朝食はまずかったと言い、近くの食堂に連れて行ってくれた。
扉も無い食堂はけして清潔とは言いがたいが、湯気を出した小龍包を頬張ると、口の中で包皮が破け、中の芳醇なスープと具が溢れて火傷するほど熱い。
縁の欠けたどんぶりに盛られた坦々麺も、肉味噌とスープと麺が絶妙にからみあい、冷えた体を芯から温めてくれた。
昨夜、姫はじめ半ばにして、脱糞した私にとって、此処の料理は何よりも元気づけられた。
しかし不思議な事に、何故か彼女たちは、絶対に私からお金をとる事はしなかった。
私が40元ほど出しても、絶対に受取らず、とにかく旺盛に食べそして笑った。
彼女達との旅行は楽しかった。
四川省名物の「食べるラー油」や、松茸の瓶詰め等をリュックから取り出し、色々なものを私に食べさせては、その反応を見て笑う。
勿論、世界自然遺産に指定されている周囲の風景は、どれも感嘆するほど美しかった。
彼女達は、私がカメラを構えるたびに、ファインダーの中に入り込み、撮影をせがんだ。
お陰で、せっかくの絶景を心ゆくまで撮影できなかったが、天真爛漫に振舞う彼女達に、怒る気持ちは失せ、ひたすら記念写真を撮らされ続けた。
不思議な事に、ガイドの沙沙も含めて、何だか皆が昔からの友人のようだった。
氷結した湖の前でカメラを構えると、沙沙が寄ってきて、私のカメラを他の参加者に渡し、2人だけのツーショットを撮るように頼んだ。
私は、オートモードに設定し、そのままシャッターを切るように言うと、沙沙は大胆に私の腕をとり、ぴったりと体を寄せてきた。
ダウンジャケットの上からも、沙沙の体が密着し、彼女の温もりが感じられるようだった。
その日、観光を終えてホテルに戻ると、皆で近くの食堂に出かけた。
四川料理は分からないので、彼女達に全てを任せた。
料理を頼む時になり、4人がそれぞれメニューを見ながら話し合っている。
一見すると言い争いに聞こえそうだが、よく見ると、
「この料理は辛くて彼には無理よ」
私を気遣いながら料理を選んでいる様子が分かり、彼女達の思いやりに胸が熱くなった。
暫くして、各種料理が出されると、甲斐甲斐しくも沙沙が隣に座り、私の小皿に取り分けてくれる。
ダウンを脱いだ沙沙の体は細く、しかし胸の膨らみは意外なほど成熟しているのがセーターの起伏で想像できる。
松茸の炒め物やウサギの肉の青菜炒め、八宝菜、そして麻婆豆腐…一品毎に沙沙が料理の説明をしてくれるが、残念ながら殆どが中国語でわたしには分からなかった。
ただ、私にぴたりと体を寄せた沙沙に、不謹慎にも下半身が反応してしまい、食事中、勝手に想像した沙沙の裸体が脳裏に焼きつき、硬くなった愚息をなだめるのに苦労した。
驚いた事に、此処でも彼女達は私からお金を受取ろうとしなかった。
困って、沙沙に100元札を握らせても、彼女は断固としてそれを拒否した。
私は、お礼の気持ちにレストランのコーナーにあるバーカウンターからビールを数本買って皆のグラスについで回った。
「乾杯(カンペイ)」
誰もがコップに入ったビールを一気に飲むと、コップの底を相手に見せあった。
久々に、心から笑いそして飲んだ。
アルコールで顔が赤くなった沙沙は私の耳元で何か囁いた。
勿論私には全く理解できない。
すると、彼女は円卓のペーパーナプキンをとるとボールペンで何かを書いた。
「我?可以是很好的友?」(私達は、良い関係になれそうね)
意味が分からないふりをしてとぼけると、少し怒ったそぶりをして、自分と私のコップにビールを注いだ。そしてお互いコップを持った腕を絡ませると、腕を組んだままビールを一気に飲みほした。
川も凍る
滝も凍る
翌日も朝から楽しい観光が続いた。
2500年前に造られた城下町の探索に、石灰岩が蓄積され形成された楕円形の水棚。
鏡のような湖面に映る急峻な雪山は、どちらが本物か分からないほど完璧にその姿を模していた。
どれも目を疑うほど美しく、私の旅心を満足させてくれた。
そして、その日も私と3人のOLはガイドの沙沙に連れられて昨日と同じ様に元気に名所を歩き回った。
昨日と少し違うのは、私が歩くときはいつも心なしか沙沙が私の隣にぴたりとついている事だ。沙沙は、殆ど英語を話せなかったが、私と一緒にいる内に、少しずつだが英語を思い出したらしい。簡単な会話なら英語でも通じる
氷結した瀑布を指して色々説明してくれるが、殆どが理解できなかった。
それでも、数々の奇怪で優美な風景は十分に私の好奇心を満たしてくれた。
心ならずも、この日の昼食も私は彼女達にご馳走になってしまった。
ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちから、私は沙沙に提案した。
「私は、明日の朝のフライトで成都に戻ります。沙沙には本当に世話になったね。また、他のメンバーにも世話になり、私は本当に楽しかった。従い、中日友好の証として、今夜は沙沙も含めて私が夕食に招待したいと思う。勿論、費用は全て私が払う。沙沙にはすまないが、皆が喜びそうなレストランを紹介してくれないかい?」
簡単な英語と、電子辞書を混ぜながら伝えると、沙沙は意味を解したようで、「好ハオ」と快諾してくれた。そして沙沙は紙に何か書いた。
「我知道西蔵族本格的晩餐(本格チベットディナーの店を知っているわ)」
料金は一人180元で、コースになっているようだ。
メインはヤクのバーベキューらしい。
料理の内容は創造できなかったが、とにかくここはプロの沙沙に任せた方が無難だ。
沙沙は他の3人に私の意向を伝えると、皆の顔に少し困惑したような様子が浮かんだが、私の気持ちを察してくれたようで、最後には「謝々」と言って握手をしてくれた。
標高3,500M 酸素が薄いので激しいセックスは厳禁!
部屋の中で息をすると、一瞬で凍結する 
山の夜は早い。
日中は氷点下4―5度まで気温は上がるが、午後3時を過ぎると急激に気温が下がる。
渓谷の底から望む冬の太陽は、4時前には山稜に沈む。
そして5時には夜の帳とともに夕餉の支度をする煙が、道端の民家の煙突から昇る。
夜の冷気が山から下りてくると、各部落に掲げたタルチョの旗がパタパタとはためき、閑散としたチベタンの部落が一層と侘びしく見える。
長江に注ぐ川沿いの道を、私達を乗せたトヨタのワンボックスは快調に飛ばす。
車内は空調により快適な温度に設定されているが、窓の外は既に氷点下10度以下の極寒だ。
「レストランはホテルのすぐ近くで、そのまま直接向かうわ。今日は○○の奢りよ」
沙沙が皆に告げると、車内にイエーと歓声が上がった。
4000m強の峠を越え、車は一気に下りに向かう。
未だ6時前というのに、周囲はすっかり夜の景色だ。
車のヒーターが心地よく、更に昼間精力的に歩き回ったせいか、睡魔が私の頭を左右に揺らす。頭が右に倒れると外気に冷えた氷のような窓が頬に着き、朦朧とした意識がつかの間覚醒する。
左に倒れると、隣に座っている沙沙の肩に頭が着く。慌てて元の位置に戻そうとするが、次第に柔らかく暖かい沙沙の肩の方に持たれかけてしまう。
沙沙は少し上体をずらし、私の頭が丁度自分の肩に乗る位置に姿勢を変えてくれた。
彼女の柔らかい肩が、私を優しく抱擁してくれる。
息をすると、沙沙の長い髪から漂うリンスの甘い香りが、鼻孔を優しく刺激する。
こんなに心地よい気持ちは久しぶりだった。
私はわざと沙沙に体を預ける一方、脳の片隅で沙沙の行動を分析していた。
明るく、天真爛漫な沙沙は、妹のように可愛かった。
しかし、彼女は私を「男」として意識している事は確かだった。
当初、私は沙沙に対して特に意識はしてなかったが、沙沙の私への感情は、言葉は通じなくても伝わってきた。
元々、大都会の成都の観光会社に勤めたものの、西蔵高原の僻地に単身赴任。
たいていはグループやカップルで来る団体客を相手にし、来る日も同じ事の繰り返し。
そこに、ダンディーな私との出会いがあったのだ。
洗礼されたファッションに、甘いマスク。気さくな性格の一人旅の私は、長い事秘境で暮らす沙沙の乙女心をくすぐるには十分であった。
この2日間に2人の距離が新幹線はやぶさ号並みの速度で近づいていったのは確かだった。
食事の後、ホテルのバーで一緒に飲むよう誘ってみようか?
いや、ハトヤのような、あの安ホテルのバーには邪魔なくらい大きな七福神の木彫りがあり、メニューはビールと白酒だけ。
共産党の革命曲が流れるなか、割烹着を着たおばさんがレストランの仕事の合間にかまってくれるだけだ。
とても口説けるようなムードではない。
やはり、近くにあるシェラトンのバーに呼ぼう。
チョコレートを肴にブランディーを飲みながら、ムーディーな雰囲気で口説こう。
そう決めると、チベタン風の夕食なんか、さっさと終わってもらいたかった。
「着いたわ」
沙沙の声で、私はつかの間の安眠の世界から戻された。
どんよりとした眠気が思考の虫垂を支配し、一瞬自分が何処にいるのか分からなかった。
周囲を見渡すと、既に日が落ちた渓谷は、墨を塗ったような漆喰の闇の中にあった。
少しずつ目が慣れてくると、駐車した車の横には、大きな黒い塊が木の柵につながれていた。よく見ると、黒い塊は家畜のヤクだった。
私達は、上着を着込むと真っ暗な小道を沙沙の後についていった。
20mほど歩くと、チベタン式の大きな正門がありタルチョの旗がはためいている。
右手には巨大なマニ車があった。
「待てよ、どこかで見た事あるな」
漠然とした記憶の中の風景が、なかなか現実の風景と結びつかない。デジャブな感覚だ。
「ターシーデーレー!!」
大声のする方向を見ると、チベットの民族衣装を着た男が、体の前で両肘を合わせて門の前でお辞儀をしている。
男は、俯いたまま講談師の様に口上を長々と述べると、ゆっくりと顔を上げた。
その顔を見た瞬間、私は驚きのあまり脱糞しそうになった。
2日前に姫はじめを試みたものの、志なかばにして、脱糞して逃げてきた夜伽村の青年である。そして、此処はまさしく、その夜伽村ではないか!
私の顔を見つけると、青年も驚愕の表情を浮かべた。
青年は私に近づいてきて何やら親しげに話しかけてきた。
「▽◎■$&%*()&  ハッハッハッ…(笑)」
とにかく、私も友好的に笑いかけた。
偶然とはいえ、こんな残酷な事があってよいのか?
横目で沙沙の顔色を観察するが、今のところ何も気がついていないようだ。
青年に案内され、中庭を通ると、私達は凡そ40㎡くらいの中部屋に案内された。
奥の座席に座らされると、青年はヤカンから黒い液体を茶碗に注ぎ、一人ずつその茶碗に注がれた液体に指を入れて、皆の顔にピチャピチャかける。
「キャー」
OL達3人が奇声を上げて喜ぶ。
私も喜ぶフリをする。
その後、一昨日同様にチベットビールの乾杯合戦が始まった。
前回の脱糞の痛い教訓から、できるだけ飲まないように心がけるが、目の前のアホは空のコップの底を私に向けたまま、私が飲み干すのを待っている。
沙沙とOL達は、なかなか飲み干さない私をはやし立てる。
ううううう…飲みたくないよ
腹をこわして、うんこ漏らしたく無いよ。
見ると、奴は勝ち誇った目で私を見つめている。
仕方なく、一気に飲み干す。
「イエ~」
皆から拍手されるが、心の中は穏やかではない。
全員のイッキが終わると、目の前の卓袱台に料理が並べられた。
蒸したジャガイモ、木の芽やヒマワリの種。スープに焼肉。正確にはヤク肉。
どれも美味くない。特にヤクの焼肉は硬くてまずい。
何よりも、奴らが私の事を沙沙や他のOLに話すのではないかと考えると落ち着かない。
「美味しい?」
食が進まない私を見て沙沙が尋ねてきた?
「好吃 ハオツー(美味しいよ)」
それ以外、返事をする言葉を思い出せない。
食事が一通り並び終わると、民族衣装を着た2人の可愛らしい小姐が登場。
幸い2人ともはじめて見る顔だ。
踊る小姐 夜伽は要交渉
思った通り、一人はお酌係、もう一人は踊りながら歌う。
「ヒョエエ…モエ~ワヨイェ~ホエーエエエエエッモンハンニャマ~エ~」
歌が終わったので、人差し指を立てて、前回のようにかけ声をあげる。
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
しまった!
小姐達と沙沙が驚いて私を見る。
一瞬空気が凍りついたが、すぐに小姐達が気を利かせて手拍子をとる。
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
そして、最後にどぶろくビールをイッキに飲まされる。
「○○知っていたの?」
「ラサに行った事があるんだ」
なんとか、沙沙をごまかした。
一刻も早くこの場を切り上げなければ。
私は、立ち上がると皆の顔を見渡した。
「あ~、わたくしは、皆さんと一緒に旅行ができて、とてもハッピーでした」
という意味を筆談と英語を混ぜて演説した。
「え~沙沙、それから皆さん。中日友好我同胞です。では、最後に乾杯しましょう」
「ヤッソー ヤッソー ヤッヤッソー イエーイ」
何とか意味が通じたようだ。
僕は、隣の沙沙の耳元で勘定をしてもらうように頼んだ。
「ノーノー、ダンシングもソングもまだ続くよ。ビールもインクルーズだから大丈夫」
「でも、明日の朝のフライトだから、早く寝ないと」
メモ用紙に、思いつく限りの漢字を並べてみた。
「ノープロブレム。明日の朝は○○の部屋まで起こしに行くよ」
「沙沙が遅れるかもしれない」
「絶対、遅れないよ」
「どうかな?でも、沙沙が僕の部屋に泊まってくれれば、遅刻しないかもね」
一瞬、沙沙の表情が強張った。
「是真的??(あなた本気なの?)」
私は、黙って沙沙の瞳を見つめた。
いつもおどけた様子の沙沙の目は、私の真意を図るかのように、瞬きもせずにじっと私を凝視していた。
「部屋で待っている。420号室だ。」
「……………」
私は、支払いに十分な現金を沙沙の手に握らせると、最後まで皆が食事をできるべく取り計らうよう含めると、トイレに席を立つふりをして部屋を出て行った。
部屋に戻ると、私は携帯のアラームを翌朝7時にセットした。
熱いシャワーを浴びると、濛々とした湯気が浴室を満たし、殆ど何も見えなくなる。
急いで、バスタオルで体を拭いて、清潔な下着を身に着ける。
浴室の扉を開けると、濛々とした湯気が部屋に流れていき、部屋全体が薄い霧に覆われたようになる。
霧は、渓谷を見下ろす窓に付着すると、瞬間に凍りついて霜になった。
暖房はあるが、この凍りつくような寒気には効果が薄い。
とにかく、セーターを2枚は重ねないと寒さに歯の根が合わない。
私は、何枚も重ねた布団に包りながら、沙沙が部屋に訪ねて来るのをじっと待った。
もし彼女が来たら、私はすぐに細い体をその場で強く抱きしめ、荒々しく唇を吸う。多少は抗うかもしれない。しかし、乾濠した沙沙の肉体は、強い抱擁に潤いながらもマグマのように沸騰し、自然の流れに従いお互いの欲望が成就する筈だった。
脳裏の中で、沙沙の白い裸体が快感に弓のように反る光景が浮かんだ。
車内でピタリと体を合わせた感覚が甦り、淫靡な想像が自らの海綿体を膨らましていった。
結局、沙沙が来る前に、風船のように膨らんだ欲望を抑える事ができず、自らの肉棒を擦りながら手淫で絶頂に達してしまった。
白濁液は布団の上に親指大の痕跡を残したものの、絶頂に達した倦怠感から、強い睡魔が深い眠りの縁に私を引きずりこんでいった。
翌朝、私はいつものミッキーマウスのマーチで目が覚めた。
キングサイズのベッドに沙沙はいない。
軽い絶望感に、寂しさがこみあげてきた。
見ると、シーツの上に零れたザーメンは、白い塊のまま氷結していた。
生まれてはじめて、冷凍精子を見るハメになった。
窓を見ると、氷結したガラスは朝日に反射し、氷の皮膜越しにチベットの蒼い空が輝いていた。
約束の時間にフロントに行くと、そこには私を空港に送迎する筈の沙沙の姿は無かった。
代わりに、2日間世話になった旅行会社の運転手が私を待っていた。
同じグループのOL達は、午後のフライトなので、空港への送迎は私だけだ。
フロントでホテル内の飲食代の清算をして、アメックスのインボイスにサインをすると、服務員の小姐が白い封筒を差し出した。
「あなたへのメッセージです」
封筒の裏には漢字で沙沙と書かれていた。
私は、鋏を借りて封筒を開けて筒中の手紙を取り出した。
未だ淡い期待に胸をときめかし、震える指で四つ折りの紙を開いた。
そこには、達筆で「猥褻男」と書かれていた。
この瞬間、チベットで育んだ小さな恋は雪とともに散ってしまった。


パタヤロストバージン
元々低血圧で、朝が苦手な私は、休みの日は大抵昼ちかくまで寝ている。
しかし、この日はYからの電話で起された。
「○○さん、奢りますから飯に行きましょう」
時計を見ると午前10時。
もう少し寝たい気分だが、せっかくのYの誘いを断るのも申し訳ない。
さっそく着替えて待ち合わせのコンドーのロビーに下りていく。

ロビーには休日のラフなファッションに身を包んだYがタバコを吹かしてソファーに座っていた。
普段は、ラルフローレンのスーツをさり気なく着こなす敏腕営業マンのYも、休日は迷彩色のズボンと黒に金刺繍の昇り竜をあしらったシャツを羽織り茶色のグラサンというバイオレンスなファッションで周囲を威嚇している。
元々、日本では相当のワルで名が通っていただけに、似合い過ぎているのが怖い。
Yは開店1時間前の焼肉屋に無理やり入ると、ビビリまくる店員を脅して朝から焼肉を注文。
牛タン、カルビ、ホルモンと次々に網に載せるY。
大ジョッキの生ビールが次々空になり、焼酎をボトルで入れる。
ある程度予想はしていたが、完全に宴会となった。

隣のテーブルでは、駐在日本人の家族が、4人でランチセットを食べている。
ラコステのゴルフシャツを着た40代前後のパパと品の良さそうなママ、小学高学年くらいの男の子と女の子の4人。
一方、こちらはお互い焼酎をロックでグビグビ煽りながら、Yの饒舌な会話に話が弾む。
「ラヨーンにある○○社の現地社長の○○さん。彼の趣味は乱交パーティーで誘われて行ったら12Pですよ」
「オレは第二工場の施工でゼネコン大手の○○建設を起用したら、接待に呼ばれてね、行ってみたらリバーシティーの船着場でクルーザー用意してるんだよ。風呂屋やタニヤからおねーちゃん10人くらい連れて来てて、出航したら全員全裸になって、アユタヤまで乱交接待うけたよ。全員フリチンで乾杯だもんね」
「そうそう、この間バンセンにあるロリコン置屋に行ったら、○5歳の美少女がいたんだけど、この間まで日本人が一週間借り切って、プーケットとクラビにハメハメ旅行してきたって。そいつの名前聞いてびっくり、○○人学校の○○先生。そういえば、この前○○先生に会った時、丁度プーケットとクラビに旅行に行っていたと言うから間違いねーな。他人の事言えんが、淫行だなこりゃ」
「IDカードはどうしたんすかね?」
「18歳のおねーちゃんのIDカードで飛行機乗ったって。俺もよくやる方法だけどね」

常人が聞いたら卒倒するような下品な会話だ。
いったい海外駐在のお父さん達は何しているのだろう。
隣の駐在家族は、当然私達の変態話が耳に入っている筈だが、Yの風貌に恐れをなして、一言も会話が無い。
特に、子供達には○○先生の会話で石のように固まった。
家族達は、黙々と石焼ビビンバセットを食べ、逃げるように店を出て行った。

「○○さん、2次会どこでしますか?」
焼酎が空になったところで、Yがきりだした。
約3時間ほど焼肉屋を占領したが、時間は未だ2時前。
こんな時間に開いているカラオケ屋やスナックなど無い。
いや、あった。
パタヤのソイ6なら、昼間から淫売がウヨウヨしている。
という事で、Yの車でパタヤまで河岸を変えることにした。
駐車場まで歩く途中、酒のせいで殆ど歩いている感覚が無い。
「これだけ飲むと、空を飛んでいるみたいで面白いですね」
「運転するお前が言うな、怖いだろう」
Y曰く、シンナー吸ってバイクに乗るよりも安全との事。
たしかに、Yの運転は確かで、泥酔のわりには途中1箇所ぶつけただけで、無事にパタヤのソイ6に辿り着いた。

車から出ると、夕方まで時間があるのに、猿顔の淫売がまとわりつく。
「じゃあ、その辺で飲みなおすか」
ふらっと入った店は、カマしかいないカマバーだった。
背の高いカマが両側に座り、ドスの聞いた声で囁いてくる。
「ユー、オーケーゴトゥーアップステア、アイテイクケア」
店内のロックミュージックの音にまじり、なまりの強い変な英語が聞き取れない。
「何言っているんすか、このカマ野郎達」
「店の上にヤリ部屋があるから、一緒に行こうと言っているな」
「さすが、○○さん。良いヒヤリングすね~」
カマ達も、Yは英語が分からないと思いこみ、
「日本人は全然英語がダメよね~」
と分からないと思ってタイ語で馬鹿にしている。
極道から足を洗ったYは単身某国に渡航し、英会話スクールで英語をマスターした後で現地の大学に入学し、卒業後も暫く現地の商社で働いていた。
はっきり言って、Yの英語は殆どネイティブだ。

ともかく、ここは余興としてカマ2人のファックを見物しながらビールでも飲もうという事になった。

我ながら何て下品な余興だ。

ショートタイムのペイバー代2人で600THB
ファック代2人で1,500THBで成立。
店の奥の階段を上ってヤリ部屋に。
早速全裸になる2人のカマ。
二人ともチンポは付いており、一人はシリコンで胸はあるが、もう一人はペチャパイ。
実は、カマ同士のファックというのは実に面白い。
そもそも、カマを連れ出す客はカマ好きの変態である。
こいつらは、カマの尻にチンポを入れて快感に浸るのを至高の喜びとしている。
然しながら、これを余興として見ると少し様子が異なる。
ビール片手に、カマ同士でしゃぶらせたりするのを見ると息ができないほど爆笑してしまう。
こっちが爆笑すると、真面目にファックをしようとするカマの立場が無くなり、完全に見世物になってしまう。
カマが「オー、イエス、オー、カム」なんて言いながらポコチンフリフリしていると、爆笑するしかないのだが、これではカマの立場が無い。

そうなると、カマのチンポも萎みがちになり、相手のカマの尻に入らなかったりする。
そこで、外野から「しっかりしろ!」とか「金払わないぞ」とか野次ると、益々萎縮して面白い。
このカマ虐めが面白くて、最近のマイブームとなっている。
さて、ベットの上で互いの胸を舐め合うカマ2人。
カマの行為の写真を撮るべく、私はカメラを構える。
しかし、ここで思わぬ光景を私は目にする事になる。
何と、隣のソファーに腰掛けていたYがズボンをおろして、カマの交わる姿を見ながらチンポをしごいているのだ。
しかも、ギンギンにそそり立っている。
「おい、何しているんだY」
「せっかくだから、楽しみましょうよ」
チンポの付いたカマを見て勃起するとは、Yは正真正銘の変態だ。

勃起した一物に興奮したカマ2人が、Yのチンポにしゃぶりつく。
何てこった。
Wフェラ攻撃で昇天寸前のY。
極悪顔のYも、このときは初孫を見るおじいちゃんのような目で恍惚としている。
「さすが、やっぱりカマのフェラはたまんないっすね。○○さんもどうぞ。こっちのカマの方が上手いですよ」
「いや~結構。遠慮しておくよ」
「何言ってるんですか?ここまできて」
Yはやや怒気のこもった声で不満をもらす。
黒に金刺繍の昇り竜をあしらったシャツを脱いで全裸になっても、基本的にYはすごく怖い。

しかしまさか、Yがカマ好きとは知らなかった。
こんな所に連れてくるんじゃ無かった。
東京発中央快速大月行きに乗り、中野で降りる筈がそのまま寝過ごして深夜の大月に下ろされた時以来の大後悔だ。

仕方ない、私も脱ぐか…
結局、チンポのついた野郎4人が、全裸になった。
藤壺のように萎んだ私のチンポは、カマ2人によるご奉仕Wフェラでもなかなか大きくならない。
Yは私のチンポをしゃぶるカマの尻穴にアナルボールを挿れて、入れポン出しポンして遊んでいる。
ボールが肛門から出入りするたびに、カマの喘ぎ声も大きくなる。
我慢できないカマは、椅子に座ったYのチンポに自分の肛門に標準を合わせて後ろ向きに座る。
カマはゆっくりと自分で尻を動かしながら、私のチンポをしゃぶる。
それをカメラで撮影するもう一人のカマ。
カマには悪いが、いくらしゃぶられても、私にはカマ相手にYのような勃起は不可能だ。
さすがに、カマも、私にその気が無い事を悟ったらしく、別の手法に戦法を変更した。
私を女装させたいらしい。
完全に倒錯の世界である。


まあ、そのくらいならかまわないので、カマがクローゼットから出したガードルやブラジャー、シュミーズを着けてみる。
悪くは無い。
女装した私も加わり、部屋は地獄絵図となった。
しかし、私にとって本当の地獄はこれからだった。

通常、店の客はカマの尻に挿れて遊ぶのが常だが、いくらしゃぶられても反応しない私は、Yと2人のカマに押さえつけられ調教される事になった。
「いや、私はそういう趣味は無いので…」
「○○さん!此処まで来てこんなのありっすか?え~っ?冗談じゃないっすよ。今度一緒に4Pやりましょうよと誘ったときに、OKと言ったじゃないですか?」
一応、敬語は使っているが、元極道のYは明らかにご不満の様子。
眉間に「怒マーク」が浮き出てる。
因みにYは空手の黒帯だ。

いや、それはチンポ2本にマンコ2個、2+2=4Pという認識で、チンポ4本の4Pのつもりじゃなかったんですよ
フィギアの真央ちゃんやAKB48高橋みなみちゃんみたいな美少女との4Pをイメージしていたのが、これでは山本スーザンよりひどい!



理想の相手 真央ちゃん(左)とみなみちゃん(右) ロリータ天使達 

現実の相手 パタヤ地獄の死神達

やります!やればいいんでしょ。
下ろすよパンツぐらい。

再び全裸にされた私は、ベットの上に押さえつけられる。
両脚を開かされると、尻の穴に冷たい液体の感触がした。
すると、尻の穴を念入りに揉み解す感触が。


右側には、壁に大きな鏡が張られており、見ると私の両脚に乗ったカマが指で私の尻の穴に指を入れている。
うんこを捻り出すのとは異なる感触に全身に鳥肌が立つ。
ゴロンと何かが腸に入った感触がした。
すぐに腸の中で何かが振動する。
ブーンとするその音と振動で、それがローターと分かるまで気が付かなかった。
「やめろ、やめてくれ」
必死に叫ぶ私の口に、カマのパンティーが入れられた。
「○○さん、最高っす。マジで最高!うおーうおー」
横ではYがカメラを片手でホールドしながら、もう一人のカマを後体位で挿しながら吼えている。

ウンコを捻り出すような感覚で括約筋に力を入れると、ローターがボロッと抜け落ちる。
安堵するのもつかの間、すぐに、カマが何かを押し付けてきた。
これまでとは異なる物体がメリメリと直腸に入ってくる。
それが何か朦朧とした意識の中で思考を巡らせると、明確になりつつある答えを、もう一人の自分が必死にそれを否定する。
なんだこれは?
ジェルの効果で、括約筋は緩くなり、入り口の裂けるような痛みはあまり感じなくなってきたが、やはり痛いものは痛い。
しかし、下腹の中で蠢く違和感は、吐き気となり胃にせり上がってくる。
ベッドの横の鏡を見る。
うぉぉぉぉぉおおおおおおおお
ありえない光景が鏡に映っている。


いてててて痛て~ 指入れるな Y撮影

拡張した私のアナル 痛いんですけど Y撮影


バージン喪失の瞬間 (……号泣) Y撮影



後体位で私の尻をバックから突くカマ
絶対夢だ。悪夢だ。ありえない。頬をつねってみれば、痛みで夢から覚めるはずだ。
痛っ いたい そうなのだ、頬をつねる必要も無く、尻が十分に痛いのだ。
涙が頬を伝う。
痛いからではない。
懺悔の気持ちで心から涙が溢れてきたのだ。
アナルセックスがこんなに痛かったとは…。
おまんこよりもアナルの方が締りが良くて気持ちが良い。
それだけの理由で、私は100人以上の少女のアナルを賞味してきた。

ポイペットの置屋のムイちゃんごめん。
サバイディー浴室の103番ごめん。
シラチャの置屋のロットちゃんごめん。
レムチャバンのオイちゃんごめん。
タニヤのコサムイちゃんごめん。
カーボーイのドゥアンチャイちゃんごめん。
アサムプション高校のなっちゃんごめん。
ブラパ大学のポンちゃんごめん。
カラオケ妖精の24番ごめん。
ホアヒンのゲーちゃんごめん。
それから、スワイパーでお世話になったニャムニャムグッドの皆さん。
まとめて悪いが、1-3ドルのチップでアナルを弄くってごめんなさい。
ついでに、マニラの女子高生のミハエルちゃん「アイムベーリーソーリー」
チェコのプラハ大学2年生のアンジェラちゃん。「エストゥーナミアライト」
それから、ピーピー島で尻会ったフランス人女子大生のマリアちゃん、「ジュヴドゥマンドゥパルドン」
メキシコや南米で知り合ったセニョリータの皆さん、「ロシェントムーチョ!」

アナルがこんなに痛いとは知らなかったよ~。(泣)

「○○さん、まだ痛いっすか?俺いきそうです」
隣で後体位でカマの尻を掴みながらYが呻いた。
同じタイミングで、私の尻に乗ったカマが「オ~イオ~イ」と叫ぶ。
カマも女もタイ人は逝くときの声は「オ~イオ~イ」らしい。
腸の中でビクビクと何かが動き、続いてぬるっと異物が肛門から落ちる感覚がした。
おそるおそる指で肛門を触るが、裂けた様子が無く安心した。

さて、悪夢の時間が終わり、ティッシュで尻をぬぐい、パンツを履いて部屋を出ようとすると、カマが擦り寄ってきた。
「ダーリン、良かったわよ、また来てね」

誰が2度と来るかカマ野郎!

と、心の中心で叫ぶ。
「ねーダーリン。あと500THBチップを頂戴?とっても楽しんだでしょう」
勝手に人さまのカマを掘って、チップだと?訴えるぞこの野郎。
大体カマのくせに、チンポつけてんじゃねーよ。このカマ。
チンポ取ってから言いやがれ!
沸騰寸前の感情を抑えて、できるだけ顔に出さないようにする。
「約束とおり1,500THB払っただろう」
「いや~ん、ダーリン。あと500THB払ってくれれば、一人1,000THBだから丁度良いでしょ?」
何だ、そりゃ。
「○○さん、こいつら目がマジですよ。500THBくらい払いましょうよ」
「Y、元極道で空手の黒帯なんだから、ぶっ飛ばしてよ」
「刺されたら、シャレじゃすまないですよ。500THBでまるくおさまるんだから」
くやしいが、たしかにYの言う通りかもしれない。

「○○社タイ現地法人役員がオカマと性交渉の後で金銭トラブルで揉め、ナイフで刺され重症」

バンコク週報の3面記事を華々しく飾るのは間違い無い。
たしかに、数日前には、ホモのインド人が、オカマの男娼と金銭トラブルで揉めて、仲間のオカマと一緒にボコボコに殴られて死んだ。
オカマ恐るべし。
泣く泣く500THBを財布から出す。

この日、私は玉砕した。




感染報告
最近、ついていない。
仕事は相変わらずクソ忙しいわりに業績は上がらない。
赤字決算の株主総会を控えたお陰で、本社と株主と銀行との狭間で身を縮めて日陰街道を歩いている。
鬱積したストレスを屈折した性欲で解消しようとナークルアの置屋で○6歳の淫売を800THBで買った。
久々のツルツルのスジマンと愛らしいベビーフェイスのビジュアルにアホな愚息は硬直して喜んだ。
マンコを舐めると臭かったが、欲望に負けて生で挿れた。
嗚呼、愚息を包み込む抱擁感がたまらない。
腰を動かすと、必死に喘ぎ声を押し殺す表情がよろしい。
硬い張りのある膨らみかけた乳房も良い感じだ。
少女のエキスをタップリ吸引したかわりに、白濁液の毒素をたっぷり放出して生き返った。
腰を使いすぎて疲れたので、ベットの上に仰向けになりながらフリチンで余韻に浸る。
見ると、埃で真っ黒に汚れた扇風機が、やる気の無い速度で、淫臭の漂う空気を撹拌している。
横目で見ると、壊れた扉が開いたままの浴室の中で、全裸の少女がタイ式トイレに後ろ向きにしゃがんでいる。
彼女は右手で取手の無い水桶を持ち、水の満載したポリタンクから水を汲むと、それを後ろから褐色の尻にかけながら、もう一方の手で陰部を洗っている。
全く自殺したくなるような憂鬱な光景だが、東南アジアにいる実感に浸れるこの瞬間は嫌いではない。
「ねえ、チップ頂戴」
鏡台の中で、小学生のような下着を着けた少女が、紅茶で煮詰めたような色のタオルで濡れた髪を拭きながら言った。
差し出した手に100バーツを渡すと、背伸びをして頬にキスをしてくれた。
どうやら、運が向いてきた。

数日後、陰部周辺が異常に痒くて目が覚めた。
厳密に言うと、キンタマに隣接する内股周辺部位が赤くなり、皮膚が赤紫色にただれていた。
以前カンボジア国境でベトナム産の毛じらみを貰った時も痒かったが、今回はキンタマ周辺がやたらと痒い。
又もや毛じらみか?
しかし、キンタマから内股まで広範囲に痒い。
しかも、前回のお相手は天然パイパンだった。
つまり毛の無いところにシラミは沸かない筈だ。
とにかく爪を立てて掻くと気持ちが良いが、すぐに数倍の威力で痒みが襲ってくる。
とりあえず、悪性の汗疹かと思いパウダーやムヒを患部に塗ってみる。
しかし、全く効果なし。
あまりの痒さに仕事が集中できず、会社の保健室にある筋肉疲労回復用の何とかバームを盗んで塗ってみた。
スーとして痒みが和らぐ。
しかし、半刻もせずに痒みが再発し、再び便所で塗ってみた。
そのとき、手元が誤って、亀頭の先端にクリームが付着した。
瞬間、脳髄を刺すような激痛に悶える。
尿道から炎が吹いているようだ。
下唇を噛んで痛みを堪えるが、両唇の端から漏れる呻き声を抑える事はできない。
まるで、隠れキリシタンの拷問のような苦痛だ。このまま私はパライソに行くのか?
便器に座り込んだまま、激痛が治まるのを待つ。
結局、痒くて仕方ないのでそのまま病院に行った。
行った事がある奴は知っていると思うが、タイの私立病院というのはやたらと豪華で、金持ちには至れり尽くせりのサービスが待っている。
専用のラウンジにはLCD TVや新聞、雑誌があり、セルフサービスでお茶やクッキーも食える。
タイ国際航空ロイヤルオーキッドビジネスクラスのラウンジみたいだ。
革張りのソファーに体を沈めて、読売新聞を読みながらキンタマを掻いていると、淡いグリーンの制服を着たタイ人の女の子が入ってきた。
私をみつけると
「○○さんですね。通訳のファーと申します。宜しくお願いします。今日は如何なされましたか?」
色白で笑顔が優しい。23歳くらいか、ややぎこちない日本語がかわいい。
風呂屋に居れば指名したくなる美貌だ。
受付で通訳はいらないと言ったのだが、気を利かせたのだろうか?
「足の皮膚が痒くて、多分汗疹かと思うのですが」
まさか、チンコの周りの皮膚がただれているとは言えない。
「分かりました、皮膚科ですね。今日は土曜日で混んでいますので、少しお待ち頂きますがお時間は大丈夫ですか?」
「もちろんです。それにしても、日本語が上手ですね。どこで勉強したの?」
「チェンマイ大学で勉強しました。でもとても難しくて、もっと勉強しないとダメです」
さすが、国立大卒。流暢とまではいかないが、立派なものだ。
同じファーでもクラブ「コスモス」で淫売しているファーの日本語とは格段に違う。
「日本には行った事があるの?」
「はい日本の大学に1年間国費留学していました。」
「すごいね。上手なわけだ」
「タニヤで働けば№1になれるよ」
という言葉が一瞬喉元まで出かかった。
「それほどではないです。本当に。」
謙遜語も知っている。
清楚だ。
えくぼが可愛い。
20年前の原田知世に似ている。
必要以上に短いスカートに自然に目が移ってしまう。
拳ひとつ分空いた脚の隙間の先に思いを馳せる。
ファーちゃんが、この制服を着ながら自転車に乗り、両脚の奥に白い逆三角のパンチラが覗く風景を脳内で描いてみた。
あれだけ痒かった股間も、ファーちゃんのパンチラシーンをイメージしたとたんに急に硬くなった。

暫くして、社会保険で順番を待っているタイ人の患者達を15人くらい抜いて、10分後には医者の前に座らせられた。
気分は貧乏人のエコノミーの乗客の行列を横目にさっさと機内に乗り込むビジネスクラスのパッセンジャー。
ハイプライオリティーの保険証を持つ金持ちの特権だが、貧乏人にはつらいシステムだ。
ドアを開けると、イボイノシシみたいな女医が座っていた。
「どうされました?」
「えーと、多分汗疹だとおもうのですが、足の上の方が痒くて」
通訳のファーちゃんに聞かれたくないので、英語で話す。
「ふむふむ、患部を診させて下さい」
カーテンが引かれて皮を被ったチンコがむき出しにされる。
キンタマとその周辺をじっくり診たイボイノシシ先生。
「I think you have a candidiasis.(多分カンジタ症ですね)」
「Is this venereal infection?(性病感染の一種でしょうか?)」
「まあね」
英語で話すのが面倒なのか、イボイノシシ先生はカーテン越しに居る通訳のファーちゃんにタイ語で説明し始めた。
「え~とね、○○という病気よ。つまり感染症の一種でさ、多分女との接触ね。抗生物質とクリーム出すから。処方は…」
言うな、イボイノシシ。カンジタ症だろ。知っている。
いそいそとズボンを穿いてカーテンから出るとファーちゃんが立っていた。
先ほどまでの微笑みは消え、かわりに汚物箱の中身を覗くような視線が私を見つめる。
拳ひとつぶん空いていた両脚は、牡蠣の殻のように閉じられ、右手でスカートの前の部分をしっかりと押さえていた。
必死になって嫌悪感を抑えながら、できるだけ冷静な口調で説明する。
「菌に感染しています。薬は2種類、赤い薬は痒みが収まるまで。白い薬は最後まで飲んでください。クリームは患部に塗り5日後に又来て下さい。1週間で完治します」
「はあ、どうも」
「では、会計にご案内します」
診察室までは並ぶように、一緒に歩いていたのが、帰路は私を避けるかのように早足で5M先を歩く。
慌てて追いかけると、すぐに距離を空けて早足で歩く。
そんなに私が嫌いか?
「では、こちらにかけてお待ち下さい。」
今すぐにでも私の側から離れたい気持ちがビリビリと響いてくる。
請求書にサインして、薬を貰って終了。
「ファーさん、どうもありがとうございました」
「いえ、仕事ですから。ではお大事に」
軽くお辞儀をすると、逃げるようにファーちゃんは逃げるように走り去って行った。
やはり、ついてない。



心づくしのお尺八を味わう
美食を究極まで探求した北大路魯山人曰く、良い料理人の条件とは、素材の持つ可能性を極限まで引き出せる腕がある事と云う。
勿論、素材を吟味する事は、料理をする上で最も重要ではあるが、せっかく極上の素材を手に入れても、料理人の腕が悪ければ美味いものにはならない。
料理の腕は、長年の経験に培われて養うものと思いがちであるが、魯山人は
「こればかりは、百年修行しても、天性の味覚が備わぬ者は良い料理は創れぬ」
と喝破している。
外道を極めるにあたり、魯山人の格言は誠に斟酌に値する。
夜伽の素材が幾ら容姿端麗且つ妙齢のご婦人であっても、性儀の腕が未熟であれば、果たして究極の淫売とは云えないのと同じである。
たしかに、美貌な容姿はそれだけで殿方の性欲を擽る事は可能であろう。然しながら、自らの明眸皓歯に自惚れる余り、性儀を疎かにするようではあまりに無粋である。
勿論、中には道行く諸氏が振り返る美貌でありながらも、誠心誠意を込めて性儀を尽くすご婦人も多く、そのような御仁と運良く巡り合えれば、外道冥利に尽きるといっても過言では無かろう。
然しながら、外道を志すのであれば、是に甘受する事無く、更なる性儀を極めなければ、至高の域に到達する事はできない。
即ち、魯山人云うところの、天性の才覚である。
では、淫売に於ける天性の才覚とは何であろうか?
一概には云えぬが、陰唇の大きさや絞まり、感度と云うものではない。
これは、料理で云うところの「素材」に該当する。
才覚とは、すなわち「素材の持ち味を最大限に生かした性儀」といえよう。
明瞭な例が「お尺八」である。
こればかりは、経験や努力だけではなく、やはり才覚の為せる技と云えよう。
幾ら血の滲むような努力をもってしても、天分の才覚無くしてモーツァルトやフェルメールのような作品が生まれないのと同じである。
誠心誠意込めたお尺八が、必ずしも至高の性儀とは限らない。
天分なる才覚を持った者しか、至高のお尺八を奏でる事はできないのだ。
まさに、魯山人の格言と斟酌するものがある。

さて、前置きが長くなったが、先日パタヤのソイ6にて、類稀な才覚を持つご婦人のお尺八を堪能する機会に恵まれた。
極上のお尺八を提供するのは、ソイ6の「スカイバー」
暫くご無沙汰していたが、私の趣味を覚えていてくれた女将が、新人のご婦人を紹介してくれた。
今回お相手頂いたのは、ウボンラチャタニ県出身のアンナさん。タイ東北風の顔立ちながら、なかなか愛嬌のあるご婦人である。
西洋的な名前と顔立ちに些かの隔たりはあるとはいえ、愛らしい顔立ちは、人柄の良さを感じさせる。
ご本人曰く、21歳との事だが、齢18ほどにしか見えず、女将の配慮が窺い知れる。
店内は、お互いのプライバシーに配慮し、照明は控えめに抑えられているのが良い。
コーナーのソファーに深く腰掛け、喉を潤すために麦酒を頂く。
店主が欧州人の為、舶来ものの麦酒もあり、独逸の銘酒「ドゥンケル」を注文。
バイセンビール独特の細かい泡と風味に遠い彼の地に思いを馳せる。
お酌をしてくれるアンナさんとの会話も弾み、早速休憩にご同伴頂く事になった。
アンナさんの案内で店の奥の階段を昇ると、廊下の左に3-4室ほどの、子じんまりとした部屋が並ぶ。
やや急な階段を先導するアンナさんが、後から昇る私の足元を見守ってくれる。
「急ですから、気をつけて下さいね」
さりげない気遣いが嬉しい。
簡素な部屋には、寝床と箪笥と化粧台が置かれ、薄ぼんやりとした灯りに淫らな想像をかき立てられる。
部屋に入ると、アンナさんは少し照れながら上着を脱ぎ、黒い下着姿になった。
ブラジャーを外すと、小ぶりで上品な乳房と、東北出身のご婦人には珍しく、可愛らしい桃色の乳首がのぞく。
アンナさんは全体的に小柄だが、均整のとれた肢体は茜色の蛍光灯の下で白く映える。

さて、やや狭い浴室でお互いの体を清め、部屋に戻ると、アンナさんから顔を傾げながらの接吻を頂戴する。
「お尺八は如何でしょうか?」
濃厚な接吻を頂戴すると、いよいよお尺八のお薦めがあった。
勿論、断る理由も無い。早速、お言葉に甘えさせて頂く。
「もし、宜しければ、我慢なされずに、どうぞ口の中でお出し下さいな」
よほど自信があるのだろう。
しかし、私も簡単には逝かない。

さて、アンナさんは八の字に開いた私の両脚の間にちょこんと座り、腰を屈めながら、下腹部から大腿部にかけて丁寧に舐めていく。
暫く、愚息周辺を舐めていたが、焦らしによる我慢の限界を察し、いよいよ「お尺八」のお手前を頂戴する。
この「お尺八」が誠に以って素晴らしい。
見ると、アンナさんは愚息を深く咥えたまま暫くは何もしない。
しかし、愚息の感触は何とも言いようの無い充実した包括感に満たされている。
強めに口腔で愚息を抱擁しようとすれば歯が当たる。
然るに、逆に歯を当てるのを臆すると抱擁感が薄れてしまう。
一見して単純に見えるが、実は至極至難な技である事から、一意専心の集中力が必要とされる。
勿論、アンナさんの「お尺八」はこれで終わりではない。
暫く後に、赴けに咥えたまま顔を急速に上下へと動かしはじめたのだ。
当初の口術に感服していただけに、私は少し期待を裏切られた感を覚えた。
これまでの「お尺八」では、昨今の成人向けビデオ映画の影響からか、派手な動きが主流となりつつある。
たしかに、映像としては動きがあって趣きはあるものの、実際に高速上下運動による「お尺八」をされても、唇が亀頭に触れる程度の感触はあるものの、さほどの快感を得る事は無い。
むしろ、じっくりと舌を使いながら、丁寧に「お尺八」する方が大概にして気持ちが良いものである。
私は、かねてから、映像による悪しき慣習と嘆いていただけに、アンナさんの趣けには軽い失望を感じずにいられなかった。
しかし、その失望感を抱く間も無く、私はこの口技の快感に驚愕する事になる。
つまり、口腔に充分な抱擁を以った高速上下運動は、この上無く絶妙な快感をもたらすのだ。勿論、歯先などは僅かにも触れる事も無い。常に口腔全体で愚息を抱擁しながらの   上下運動は、更なる高度な技術が要る。
この抱擁感があり、はじめて高速上下口腔運動による恍惚なる快感が得られるのだ。
亀頭の先頭から、付け根に至る全ての部分が口腔に包まれ、高速上下運動により均等に溶けるような快感が拡がる。
アンナさんは、更に趣きを変え、亀頭を咥えながら、尿道を中心に舌先で全体を転がすように回しながら、時折唇で亀頭を吸う。
「嗚呼、何と云うことであろうか」
跳躍するようなアンナさんの動きとは対蹠的に、愚息の快感は全身を弛緩させ、まるで早春の太陽の下で干された布団に包まれたような安らぎをもたらす。
驚いたのは、アンナさんの「お尺八」は竿だけに限る事無く、更に探求の触手を伸ばし、陰嚢(ふぐり)にまでおよんだ。
陰嚢への愛撫は「お尺八」よりも難しい。
概して程度の差こそあれ、歯を当てる事さえ気をつければ、優劣の差こそあれ「お尺八」は気持ちの良いものである。
然しながら、陰嚢への口を使った愛撫は、舌の使い方を間違えると、くすぐったい感覚に終始しかねない。
特に、陰嚢への技法は、殿方の趣向の個人差にも左右されやすい。
陰嚢全体を口に含みながら、舌先で転がすのも一興ではあるが、個人的には舌全体を使った愛撫を由としたい。
つまり、亀頭に比べて陰嚢の快感神経は鈍い事から、前者の舌使いは舌先を使いながら小刻みに舐めるのが良く、逆に後者は舌全体を使い、舐め上げるような舌技が悦ばれる。
とはいえ、人それぞれに趣向は異なるので、舌の動きを微妙に変えながら、指針となる亀頭の様子を伺いつつ舐めるのが最も効果的であるとかねてから思っていた。
その点、アンナさんの陰嚢舐めは非の打ちどころが無いと云えよう。
諸々なパターンの舌の動きの中でも、特に快感神経のツボを刺激されると、愚息が脈を打ち反応する。その瞬間を見過ごさずに、アンナさんは私にとって最上の陰嚢舐めをする。
私も、かつて幾千を超える「お尺八」を堪能してきている。
平凡な技で満足するほど甘くは無い。
おそらくは、大抵の殿方は此処まで耐える事無く、口の中で果てているのであろう。
アンナさんも、都度襲いかかる津波のような口撃の快感にも怯まず、怒張し続ける愚息に、敬意を表すると同時に、プロとしての尊厳にかける意地が目の奥に潜む。

舐める方も、受ける方も真剣勝負になってきた。
アンナさんは、私の両脚を掴み尻を浮かせると、陰嚢から肛門に繋ぐ「蟻の巣渡り」を丁寧に舐めながら、舌先で肛門の周辺を刺激する。
舌先が肛門に届くかと思えば離れる。
「舐めて頂けるのか?しかし、何しろ肛門舐めまでお願いするのも、いささか憚れる」
この微妙な心理を察しているのか否か、善からぬ期待に胸が膨らむ。
というのも、まさか、尻穴まで舐めて頂けるとは思わなかった為、シャワーでは愚息に比重を置くあまり、尻まで洗っていなかったからだ。
しかし、周辺を執拗に舐める舌は、期待にそぐわずに、肝心な中心の窄みには届かない。
「嗚呼さすがに、尻穴までは舐めて頂けないのか…」
半ば、諦めた矢先に、アンナさんは私の両臀部を両手でぐっと開くと、その中心の肛門に舌先を押し付けてきた。
焦らしが長かった分、この行動はあまりにも意外だった。
更に、アンナさんは、親指で私の尻穴を押し広げ、そこに舌を押し付けてきた。
その外観を直接眺める事はできないが、ぬるっとした生暖かい舌の感触を直腸入り口感じる事から、舌が肛門に挿入されている事が分かる。
嗚呼、この恍惚なる感触。
最も汚らしい部分に、躊躇う事無く舌先を使った入念な愛撫。
慈悲に満ちた行為は、国境や言語、宗教、人種を超越して、地上に居る全ての殿方の心を深い感動の海で満たさずにはいられないだろう。
まさに、類稀なる「お尺八」の才覚が育まれた菩薩の精神の土壌と云えよう。

「お前たちの造る料理は、お食べ頂いたお客様の体そのものになる。従い、例えどんな料理でも心を込めて造りなさい。そうすれば、決して妥協はできないものだよ」
生前、魯山人は「料理心得」として、自らの経営する星岡茶寮の板前達に何度も聞かせたという。
それでも、満足のいく味を出せる板前は稀少であったという。結局、椀方には当時若干26歳の料理人が努める事になったが、齢若干21のアンナさんのお尺八も、天分なる才覚が  あればこそと窺い知れる。

結局、充分に心のこもったお尺八を堪能させて頂き、心おきなく果てる事ができた。
陰唇から抜き取った愚息を丁寧に口で拭って頂き、最後まで楽しませて頂いた。
これまでのお尺八の中でも、間違いなく最高のお手前と評する。
因みに、お尺八といえば、殿方のツボを心得ているだけあり、カマには適わないと思っていたが、これまでの、どのカマよりも奥義を心得ていると断言する。

もし、誠の尺八を堪能したければ、迷う事無くこの店の暖簾を潜る事をお薦めする。


店名/スカイバー
最寄り駅 パタヤ北バスターミナルからソンテウで5分
ソイ6入り口から徒歩1分
営業時間 午後2時から深夜2時まで
座席数 カウンター6席(ソファー3対)
ご予算 ショート1,000バーツ~(個室代300バーツ/サービス料700バーツ~)
アンナさんは、通常7時頃から出勤
(サービス料金合計1,000バーツでアナルも可)
※基本的に予約はできませんので、直接お店にお越し下さい。




パタヤ 青春の幻影
誰にでも、はかない恋の思い出があるだろう。
心の思いを伝えられないもどかしさが、日を重ねるに従い、時として自己嫌悪となり、自らを苛める。
高校3年の夏。
当時の僕の純粋すぎる心は、盲目な恋の炎に青く包まれていた。
大学入試を控えた予備校の一室で、詩織という少女に僕の心は奪われていた。
偏差値の低い公立高校の僕と違い、詩織は有名大学付属高校に通っていた。
矯正な顔立ちと誰にでも明るく振舞う気さくな性格に、多くの男子は心を奪われていった。
紺色のブレザーに身を包んだ詩織の斜め後ろの席に座り、彼女の白いうなじを脳裏に焼きつけては、想像の中で詩織を犯していた。
僕の詩織への切ない思いは親しい友人にも告げる事はなかった。
通っていた予備校は、少人数制だったため、詩織を含んだクラスメイトは自然と深い友人関係になっていった。
しかし、成績も悪く、いまいちイケてない僕が、詩織に告白などはできるはずも無い。
毎週金曜日は、夜間の授業が終わると制服を着替え、終電まで皆で居酒屋で飲むのが恒例だった。
運良く詩織の隣に座ると、できるだけ気のあるそぶりを見せない様に装うのが辛かった。
しかしながら、詩織への儚い片思いが終焉を迎えたのは思いのほか早かった。
受験を控えた冬に、友人のYが詩織と付き合っていると告白したからだ。
詩織はYに、受験前の大切な時に、自分達が付き合っている事は誰にも言わないで欲しいと言ったそうだ。しかし、皆のアイドルをモノにしたYが黙っている筈も無かった。
僕は、Yの口から、詩織との初めてキスをした様子を得意気に話すYを僕は怨む気にはなれなかった。
むしろ、その事実を、淡々と自分の中で消化していく気持ちが不思議だった。
何れにしろ、僕の心の中で聖女化された詩織の肖像は、ベルリンの壁のように音を立てて崩れていき、詩織とは友人としてのスタンスを保持しながら付き合うことができた。
あれほど思い焦がした恋は、熱が冷めたように引き、僕の手淫のオカズも、詩織から葉山レイコになっていった。

あれから20年。
まさかパタヤで詩織にめぐり合う事になるとは。
いつものように、パタヤ郊外の置屋街を歩いていると、小柄な美少女が立っているのに気がついた。肌の色は白く、涼しい目元と矯正な顔立ちは、20年前の詩織にそっくりだった。
むしろ、僕が詩織を初めて見たときよりも、やや幼い顔立ちをしていた。
彼女はトンと言った。
もし高校1年のときに詩織と会っていたら、おそらくはトンと見分けがつかないだろう。
Tシャツにジーンズ、サンダルを履いたトンは、有名私立高校に通っていた頃の詩織の服装とはかけ離れていたが、その顔つきは詩織とそっくりだった。
「いつからここに居るの?」
「昨日から」
「何歳?」
「18歳」
「本当かい?嘘だろう」
僕は詩織、いやトンの顔を覗いて尋ねると
「へへっ…。」
と言いながら肩を左右に振り僕の質問をはぐらかした。
少し照れながら、上目遣いに僕の瞳を覗く仕草も、そっくりだった。
ベルリンの壁は、再び僕の前に立ちはだかった。しかし、その壁は20年前のように高くそびえてはいなかった。
僅か700THBで、その壁を超える事ができるのだ。
20年ぶりに胸がときめいた。
消えたと思っていた青い炎が、再び胸の中でゆらゆらと燃えはじめた。
忘却の思い出が、走馬灯のように駆け巡り、詩織と過ごした短い青春が幻影のようによみ返ってきた。

「ここしか行けないの」
詩織の志望校は、国立大学で難関中の難関だった。
合格が難しい事は皆知っている。
しかし、詩織は親の意思に反し、自分が通う高校の付属大学にそのまま入学する事を拒んだ。詩織の両親は、彼女の勉強したい分野で最も難しい大学に合格する事を条件に、彼女の希望を飲んだ。
Yを含めた仲間の数名は志望大学に合格し、僕を含めた多くの仲間は受験に失敗した。
詩織も受験に失敗し、希望の大学に入る事はできなかった。
浪人を選んだ僕には、来年があるが、詩織には来年は無かった。
受験という青春のイベントが終わり、僕らは記念に伊豆の温泉に行った。
1泊2日の旅行に、詩織をはじめとした4名の女子は、親への口裏を合わせて参加した。
免許をとったばかりの僕がワンボックスの運転手になり、山桜に覆われた早春の伊豆の山を駆け抜けた。
レンタカー屋に返却する帰路、詩織を駅におろすと、バックミラーの中で彼女はいつまでも手を振っていた。
少女が振るその手を、僕はついに握る事さえできなかった。
その手を、20年の時を隔てて握る事ができた。
「999」
置屋から200Mほど離れた沼地の畔に建つモーテルの看板を見上げた。
スリーナイン。僕と詩織の新たな出会いに相応しい名前ではないか。

さあ行くんだ その顔上げて
新しい風に 心を洗おう
古い夢は 置いて行くがいい
ふたたび始まる ドラマのために
あの人はもう 思い出だけど
君を遠くで 見つめている

タケカワ ユキヒデの歌が頭の中をグルグルと回る。
ついでに海綿体の血液もグルグル回る。
詩織いやトンの手を握る手に、自然と力が入る。
高鳴る鼓動を抑えながら、僕は銀河鉄道999の個室寝台の扉を開けた。
大きなベッドの周囲は鏡に囲まれ、何故か産婦人科の診察台のような椅子がベッドの横に置かれている。
僕は、万感の思いを込め、詩織の唇に自らの唇を重ねた。
それは、20年もの間、適う事のなかった接吻だった。

あの日、早春の伊豆の温泉宿では、男子と女子用として各1部屋ずつ用意した。
しかし、一部屋は酒を飲みながらの団欒部屋として使い、もう一室は就寝部屋として、男女が共に雑魚寝していた。
深夜になり、ひとり、そしてひとりと、団欒用の部屋から就寝部屋に移っていった。
僕が就寝部屋に入った時は、灯りの消えた部屋の中で、3-4名が大人しく寝ていた。
手前の布団には、詩織が寝ていた。
暗闇の中、窓の外の月明かりに浮んだ詩織の寝顔は美しかった。
詩織の深い寝息の音を確かめると、突然胸をえぐるような欲望が胸の中で衝き上がってきた。
このまま、詩織の唇を奪いたい。
湧き上がる欲望に堪えきれず、僕は月明かりに浮ぶ灰色の端正な唇に顔を寄せた。
寝息が顔にかかる所まで近づけてみたが、残りの僅か数センチが途方も無く遠く感じた。
結局、僕は何もできずに布団に入り、隣で寝ている詩織を見ながら静かにマスを試みた。
これが、詩織をおかずにした最後のマスかきだった。

あの夜、何度も思い描き果たせなかった唇の味は、あまりにも濃厚だった。
詩織、いやトンは積極的に、舌を絡め、唾液を啜りながら僕の唇を貪ってきた。
僕は、髪をかき上げ、耳たぶを噛みながら、憧れの白いうなじに舌を這わせていった。
崩れるようにベッドの上に倒れると、荒々しくお互いの服を剥いていった。
互いが、一糸纏わぬ姿になるのに多くの時間は必要なかった。
膨らみかけた乳房から下方に目を向けると、タンポポの綿のような産毛が僅かに恥丘に生えていた。
「見ないで…」
トンが両手で下半身を覆ったが、彼女が隠したがったのは、不思議と恥丘だけだった。つまり両脚を広げても、その奥に潜む淫唇を見られるのには一向に構わず、むしろ殆ど毛の無い恥丘を見られる事に恥じらいを見せたのだ。
「毛の無い女の子は大好きだよ」
本心からそう言うと、トンはゆっくりと両手を外してくれた。
僕は、トンを診察台のような椅子の上に腰掛けさせた。
椅子の両端から伸びる添え木に両脚を乗せると、煌々とした蛍光灯の下で、トンの秘部が映し出された。
僅かに開いた陰唇は、昔見たロリータ写真集の少女達と同じように美しかった。
ただ、写真集の少女達のそれと異なるのは、そのスリットの下部からは、透明な淫汁が僅かに滲み出している事だろうか。
僕は、トンのもうひとつの唇に、自らの唇を重ね、溢れる淫汁を音をたてて啜った。
ジュルジュルという淫靡な音に、トンは体を反らせ全身で悦びながら絶頂に達した。

トンとの出会いは、僕にとって青春への回帰でもあり、失われた恋への憧憬でもあった。
その後、何度もトンを抱き、都度その中に詩織の姿を重ねていた。
しかし、甘い青春の憧憬とは裏腹に、互いの性儀はあまりにも熟練しすぎていた。
もし、当時の僕が詩織と寝ても、おそらくは互いのぎこちないセックスに終始していただろう。
トンは、アナルセックス以外の行為の全てを受け容れた。
ある日、行為の前にトイレに行きたいというトンの要求を無視し、そのまま999の診察台に乗せた。指でGスポットを刺激すると、快感に身を悶えながらも僕の行為を拒絶する。
その拒絶は、僕の想定内であり、同時に自分の考えが正しかった事を証明した。
僕は、右手の中指でGスポットを上方に押さえながら、片方の手でトンの下腹部を押した。
すると、Gスポットと下腹部の両方からの刺激に膀胱は圧迫され、猛烈な勢いでおしっこが飛散していった。
指を抜いても、我慢ができずに、清楚な顔を苦痛に歪ませながらトンは放尿を続けた。
逆に、トンの中に挿れたまま、僕が放尿した事もある。
挿入時に、このまま、おしっこをしてよいか聞くと、以外にも簡単に頷いてくれた。
小さな割れ目に愚息を入れると、出口はきっちりと塞がれる。
どんなに膀胱が張っていても、硬直したペニスから放尿するのは意外と難しい。
従い、腰は動かずに少し間をおくと、自然に尿意がこみ上げてくる。
あとは、少女の中で放尿する背徳感を乗り越えれば自然と排尿に至る。
膣に入れたまま放尿するのは不思議な感覚だ。
自分の尿で膣内が膨張するが、ペニスで扉が塞がれているため暫くは尿が漏れる事は無い。
水風船のように、膣が膨らみ、そして堰を切ったようにペニスと膣の間から尿が噴出す。
勿論、おねしょをした時のようにシーツはびしょびしょに濡れる。
トンは、おしっこにまみれたペニスを口に含むのは全く拒まなかったが、口内射精は嫌がった。一度、喉の奥に果てた時に、ザーメンが気管支に入り、猛烈にむせたからだ。
トンは、咳にむせながら、鼻と口の両穴から僕の白濁液を出して苦しんだ。
それ以来、口で果てる時は唇から出した舌の上に出す事を二人のルールと決めた。

はじめは、トンの中に詩織の面影を重ねていたが、プレイの内容が激しくなるにつれ、次第に僕の中で詩織の影は薄くなっていった。
勝手なものだが、言われるまま僕の肛門に舌を這わせるトンに、予備校の机の上に開かれた教科書を真剣な眼差しで見つめる詩織の姿を重ねる事は難しくなっていた。
勿論、パタヤの淫売の少女に、自らの青春の憧憬の面影を重ねるのに無理があるのは承知している。
トンが過激な行為を受け容れた分だけ、彼女の中の詩織の幻影は薄れていくのだ。
薄れいく幻影を戻すため、僕はトンをパタヤの町に連れ出した事がある。
ロイヤルガーデンプラザで、詩織が着ていたデザインに似た服を買い、ラコステのスニーカーを履かせ、一緒に手を繋いで町を歩いた。
当時のファッションとは異なるが、デザイナーズブランドに身を包んだトンは、見違えるように可愛く、再び沸いてきた詩織の面影に、僕の胸は激しく鼓動した。
センスの良い服を買ってもらい、トンは子供のように無邪気にはしゃいだ。
小さな体をピタリと僕に寄せて、一緒に腕を組んで歩いた。
高校生の頃に戻り、詩織とデートしている錯覚に、軽い目眩を感じた。
しかし、幸せな錯覚に浸ったデートは長くは続かなかった。

「すみませんが、一緒にいる彼女を、どちらでゲットされましたか?差し支えなければ僕らにも教えてもらいたいのですが…」
デパートのテーマパークで、20代前半に見える2人のインド人の観光客の男に英語で話しかけられた。
慇懃無礼な言い回し方だが、明らかにトンに対する好奇心に満ちている事は分かる。
「ゲットとはどういう意味ですか?彼女は僕のワイフの妹だが」
とっさに思いついた嘘だったが、インド人はしつこい。
「いえ、あなたに迷惑はかけません。彼女のようにキュートなprostitutesとの出会いの場所を教えてくれませんか?」
Prostitutes(売春婦)というフレーズに血が頭に昇った。
「チョロ、チョロ(行け!)」
ヒンズー語で怒鳴ると、驚いたように立ち去ったが、よく見ると、少なからず周囲から向けられた目は好奇に満ちていた。
中学高学年か、せいぜい高校一年生くらいにしか見られない少女と手を組んで歩く年の差倍以上のカップルは、周囲からすれば尋常な光景に見えないのは否定できない。
トンがProstitutes(売春婦)なのは間違い無いし、彼女の年齢から考えると危険なデートである。
僕らは、楽しい筈のデートを早々と切り上げ、ひと気の無いモーテル「999」に引き返し、再び淫靡な快楽に身を委ねた。

その後、トンの中に詩織の幻影を見る事は無かった。
トンのいる置屋にはその後も毎週のように通い続けた。
1年後、他の多くの淫売達と同じ位の時間を置屋で働き、トンはパタヤから消えていった。

数奇な事に、トンがパタヤから消えた数日後、詩織からのメールが届いた。
未だに交流のある当時の友人から、僕のアドレスを聞いて懐かしくなったそうだ。
その後、専門学校に入学した詩織は、イベント関連の会社に就職した。
同じ職場の妻子もちの男性と不倫している事も知った。
離婚したら結婚しようと言われて、10年も待っている間に、婚期を逃したと書いてあった。
「日本に来る事があったら、絶対絶対電話してね。昔の店で一緒に飲もうよ!」
詩織のメールからは、懐かしさが溢れ出ていた。
その数週間後、日本への出張の機会があったが、僕は詩織に帰国を知らせる事はしなかった。時間を作れば、詩織に会う事はできただろう。
しかし、僕にとっての詩織は、永遠に制服の似合う美少女でなければならない。
不倫と仕事に追われ、40歳になった女と逢う事で、自分の中の青春の憧憬が崩れていく恐怖を感じずにはいられなかったのだ。
散々迷ったが、成田空港のバンコク行き最終搭乗案内を待つ間、僕は公衆電話から詩織の携帯のナンバーを押してみた。
「ただいま、電話に出ることが出来ません。ピーと鳴ったら…」
最後まで聞く事無く、受話器を置いた。
そのとき、バンコク行きの全日空の最終搭乗案内のアナウンスが聞こえた。
僕は踵を返すと、搭乗口に向かって歩き始めた。
再び始まるドラマのために。



パタヤで処女体験

言うまでも無いが、市場価格というのは需要と供給のバランスにより価格が決まる。
同じシンハービールの小瓶でも、場末の寂れたバービアなら50Bで飲めるが、バンコクの高層高級ホテルのラウンジバーで飲むと450Bもする。どちらも同じシンハーだが、下々の貧乏人を見下ろしながら飲むだけで10倍も値段が高くなる。
値段は高いが、貧乏人共を眼下に見下ろしながら、優越感に浸って飲むビールは美味い。

当然オメコの市価も様々である。
アムステルダムやハンブルグの飾り窓では、年増のネシア人やフィリピーナ相手の30分一本勝負に100ユーロ以上の出費がかかるが、パダン島やアヘンレスならもっと若い淫売と10分の1のコストで遊べる。
こればかりは、100ユーロ払ったからと言って、優越感に浸れるわけでもなく、財布の軽さと反比例して虚しさだけが重く圧し掛かる。
まあ、飾り窓にいる東南アジア系の淫売達も、赤道近くの土人の国から、12,000キロもかけて遥々来るのだから、1回10ユーロで体を売っていたのでは堪らないだろう。

さて、オメコの値段はさておき、処女の値段というのは幾らなのか?
高校時代にスケバンしていたミキ先輩は、生理になると1回8万円で処女を売って稼いでいた。
その頃のミキ先輩は、年間12回生え変わる魔法の処女膜を持っていた事になるが、茶髪でシンナー吸いすぎて歯が溶けたヒラメ顔のミキ先輩に8万払っていた奴がいたのだから、やはりバブルの時代というのは凄まじい。
ミキ先輩とは、親同士が仲が良かったため、小学校に上がる前は、よく一緒にお風呂に入ったりしていた。高校に入りスケバンになったミキ先輩も、その頃は正真正銘の処女だったに違いないので、パパ以外の男性でミキ先輩の処女マンを最も多く拝ませてもらったのは、光栄にも私かもしれない。
「あんたなら昔の馴染みで、タダでやらせてやっても良いんだけど、彼氏に悪いから5,000円でやらせてやるよ」
当時、彼女もいなく、寂しくマスかき生活を送っている私に同情して、ミキ先輩に誘われた事もあるが、悲しいかな5,000円すら払えなかった。
しかし、逆に5,000円払ってしまえば、ミキ先輩は彼氏に納得するよう説明できたのか?未だに謎である。
話がそれてしまったが、あのミキ先輩でさえ、8万円で売れた訳だから、当時の女子高生の処女の市場価格が概ね幾らだったのか参考にはなるであろう。
それから随分時がたつが、その間カンボジアやベトナム、チェンライで、処女を斡旋するポン引きに何度も合った。
何れも、日本円で5-15万円ほどの値段を言ってくるが、ミキ先輩のほろ苦い経験から
「処女ほど高いものは無い」
と思うようになり、以降処女には全く関心をもっていなかった。
しかし、つい最近、パタヤで処女を賞味する機会に恵まれた。
場所は、ノースパタヤの2ndロード沿いにあるバービアである。好好大浴室の対面近くで、通りから少し奥に入った店である。
いつものように、バービアにたむろする淫売を冷やかしながら歩いていたが、あるバービアで美少女を発見した。
ケチなレッドネックのプアーホワイト相手に媚を売る腐れ淫売とは違い、彼女は皺々のTシャツにくたびれたジーンズを穿き、氷をバケツに入れたり、黙々とグラスを洗っていた。
まるで、フランダースの犬のネロ少年のように、貧しくも清く正しく黙々とグラスを洗う姿は美しかった。
掃き溜めに鶴、いや掃き溜めにロリ。
雇っている方も、バーの手伝い程度に思っていたようだが、私の目は鋭い。
大抵は、バーのカウンターの下で、腰をかがめて働いているので、顔が見ずらいが間違いなく美少女である。
17-18年前の内田有紀によく似ている。
下品な顔でご機嫌伺いしてくる淫売土人女を露払いし、グラスを洗っている有紀ちゃんを呼ぶ。
まさか、自分が客に呼ばれるとは思わなかったのだろう。
相当に慌てた顔で私を見つめる。
「この子は、今日から働きはじめたので、英語は全然ダメよ」
淫売土人ママがでしゃばってくるがシカトしてやる。
「名前は?」
「エー」
「どこから来たの」
「サケーオ」
なるほど、サケーオには元難民のベトナム人が多く住んでいるが、土人顔には見えないエーちゃんもベトナム系の血が入っているのかもしれない。
「おじさんと、オメコしない?」
10秒で挨拶を終わると、タイ語で単刀直入に切り出す。
一瞬、有紀ちゃんの目が点になった。
暫くすると、意味が分かったらしく、慌てて猿顔の土人ママに相談する。
メイクの崩れたママさんが何度か頷いて納得後、今度はママさんが代理人として交渉のテーブル(カウンター)につく。
「どこに泊まっている?」
「何処でも良いだろう。裏のラブホで1時間で終わる。心配なら一緒に着いて来れば?」
「彼女は、今日来たばかりで、英語もサービスも良くないわ」
お前の英語も酷いぞ。
と言いたいのを堪えて
「デック(子供)にサービスなど期待しないよ。ペイバー込みで2,000B払うがどうだ?」
とタイ語で言った。
この辺の市場価格で、ショート2,000Bは破格である。
ママさんの眉毛が動く。
「あんた、2,000Bだから、行ってきなさい。この人ファラン(白人)じゃないし、タイ語もできるわよ。なかなかいないわよ。ファランとやる前の練習に丁度良いわ。アレもきっと小さいわよ」
ママさんが私の代わり有紀ちゃんをプッシュする。アレが小さいのは大きなお世話だが、何て理解の深い人だ。ママさんごめんよ、土人の猿なんて言って。
千代大海ばりの強烈なママさんの突きに土俵際まで押される有紀ちゃん。
このまま勝負ありと思ったところで、ママさんに何か囁く。
「えーっ」
驚くママさん。
「あんた、この子1○歳だって」
読みが甘すぎた。日本なら○学2年生だ。これは無理か?
たしかに、よく見ると随分と幼い顔立ちをしている。それにしても、自分の店で未成年の従業員を雇うなら、年齢くらい調べとけよ。
「でもね、ファランよりは良いわよ。絶対。アレも小さいから痛くないわ。どう?行ってみなさいよ」
どうでも良いが、見た事も無いのに、ヒト様のモノを小さいと連呼するのはやめろ。
しかし、当っているので怒れないのが悔しい。
諦めようかと思ったが、しぶといママさんは更に突く。ママさん、お前そんなにバーフィンが欲しいのか?
更にママさんに耳打ちする有紀ちゃん。
「えーっ。この子処女だって。こりゃダメよ!あと1000は出さなきゃ」
という事は、合計3000Bで処女の1○歳とできるのか?
かつて、ヒラメ顔のあばずれ女子高生のミキ先輩に5,000円で誘われた事があるが、有紀ちゃんは当時のミキ先輩よりはるかに可愛いく、しかも若い。
時間にして0.3秒ほど躊躇したが、すぐに財布から現ナマ1000B札を3枚取り出して、カウンターに置く。
3人の微笑むプミポン国王と有紀ちゃんの視線が空で絡む。
「さあ、躊躇わずに僕らをとるんだ」
国王が無言で有紀ちゃんに語りかける。
こういう時の国王の持つ力は計り知れない。
暫く躊躇った後に、有紀ちゃんはお札を掴んだ。
さすがにプミポン国王は偉大だ。
グッバイキング、ウェルカムバージン。
頭の中には偉大なるタイの国家が厳かに流れる。
「??????????????????????????????????...」
偉大なるタイの国王よ。

私は、有紀ちゃんと手を握り、バービアから遥か彼方の王宮方面に向け直立不動の姿勢をとった。しかし、王宮の方向に映るのはラブホだった。
僕らは、ラブホに向け歩き出した。
しかし何故か、ママさんも一緒だ。
モーテルの店番をしているオヤジが、年の差数倍のカップルにやや怯むが、ここでもママさんの加勢に押される。
「あんた、優しくね。処女なんだから」
ママさんはドアの前まで見送りに来た。部屋まで入ってきたら殴ろうと思っていたが、さすがにそこまでは厚かましくない。

ドアの閉まる音が試合開始のコングである。
何しろ、はじめが肝心だ。
私は、部屋に入ると10秒後には一気に全裸になった。
「さあ、おじさんも脱いだから、君も脱ぎなさい」
有紀ちゃんの隣に腰掛けると、股間から怒張した一物がそそり立っている。エーちゃんは、驚いた顔でそれを見つめる。
本当は、じっくりと脱がしたいが、途中で気が変わると困るので、ここは一気に畳み掛けた方が得策だ。
有紀ちゃんは、諦めた様子で、備え付けのタオルを体に巻くと、タオルの筒の中からTシャツ、続いてジーンズと衣服が足元にポタポタとおちていく。
最後にパンツを脱ぐときに躊躇した様子を見せたが、意を決してパンツを脱いだ。
見事な脱ぎっぷりに目頭が熱くなった。
「よーし、よくできたね。ではおじさんと一緒にシャワーを浴びよう!」
胸元に折り込んだバスタオルを脱がすと、可愛いおっぱいとツルマン登場!
浴室で、石鹸を少女の体に塗りながら弄ぶ。それにしても張りがあって素晴らしい。

きれいに体を拭いてあげ、そのままベッドイン。
すると、有紀ちゃんは、突然両手で顔を覆ってシクシクと泣き出してしまった。
感無量である。
人生最初のオメコが、下品で肥満症の変態ファランではなく、想像通りの上品でエレガントなエリートサラリーマンの日本人紳士に巡り会った事への感激に、万感の思いが込み上げてきたのだろう。
有紀ちゃんの嬉し泣きに私も思わず涙ぐむ。
顔を両手で覆ってくれたお陰で、ツルマンの未成熟な褐色の裸体が白いシーツに浮ぶ。
思わず、Ⅴサイン。
「ツルマン万歳!」
一瞬、15年前に亡くなったばあちゃんの顔が頭をよぎる。
「大きくなったら、世界中を股にかけて、色々な人を親切にしてあげなさい」
ばあちゃん、俺、股にかけてるよ。
見てくれ、ばあちゃん。
天国のばあちゃんを見ようと上を向いたら、間抜けな顔をした奴と目が合った。
よく見たら、自分だった。
ベッドの上に大きな鏡が貼られていたのだ。
体をずらすと、有紀ちゃんの裸体が鏡に映っている。
目の前にツルマン、天井にもツルマン。
幸せ2倍で愚息は一気にそそり立つ。
最近、年増のオメコに食傷ぎみの愚息は、稀に見る美マンに近年稀に無い膨張をみせる。
ヒトのチンコを何度も小さいと連呼した土人ママに見せてやろうかと思ったが、猿顔を見て愚息が萎えると困るので思いとどまった。

さて、前述したように、私には処女信仰は無い。
とはいえ、なかなか貴重な体験なので、これを機に人類史上かつて無い、偉大な挑戦を胸に秘めてみた。おそらくは、アインシュタインやニュートンもその真実を明かす事のできなかったテーマ。
「初体験で逝けるか?」
これが、神が私に賜った使命である。
自慢では無いが、これまで1,000を超える淫売や素人さんとの経験で、テクだけは一流と自負している。おなごの快感神経がどのように体を巡らせているか、眼を瞑るとその詳細に至るまで把握しているつもりだ。ブラックジャックもそこまでは知らぬまい。
勿論、個人差はある。
微妙に体を触れながら、性感帯を探り当てる。
例えば、オメコでいえば、殆どのおなごはGスポットで逝くが、この部分の刺激方法も素人には真似できまい。
中指の腹で擦るのか?又は中指を振動させるか?グルグルが良いか?ピストンが良いか?その場合指の数はツーフィンガー又はワンフィンガーか?
タイミングや方法を変えながら、前儀の最中に試しながら、感度の差を確かめていく。
更に言えば、素人の女の子の場合、淫売の皆さんよりも楽である。
潮吹き率は70-80%以上と断言できる。
某ブラパ国立大学の女子大生を、朝までに4回失禁させた事もある。
しかし、今回の相手は1○歳の処女である。
貫通経験の無い少女が逝けるのか?
全ては私の指とチンポにかかっている。
失敗は許されない。何故なら処女喪失は一度しか無いのだ。
外道史上かつてない挑戦の舞台はこうして幕がおろされた。

先ずは、褐色の体を両手で優しく撫でてみる。
脇から、おへそ、おっぱいと、全神経を手のひらに集中して撫でる。
優しくおっぱいを揉み、片手では両脚の内側を撫でる。
更に、舌先で乳首と乳輪を舐める。
大抵の女が感じるおっぱいの付け根から2㎝上方部分をかるく舐めてみる。
ここを舐めるだけで逝ったねーちゃんもいる。
しかし、有紀ちゃんの反応は鈍い。
強いと痛がり、弱いとくすぐったいと言う。
性感帯が全く開発されていないのか?
まるで、人形を相手にしているようだ。
オメコを除いた全ての性感帯を攻めたが、反応は全く無かった。
焦燥感だけが募り、時間だけが無駄に時を刻む。
焦るな、落ち着け。
どこかに性感帯がある筈だ。
必ず隠れた性感帯を探し出し、処女の潮を顔中に浴びてやる。
これは、オイルマンが大海原で原油の鉱脈を探すようなものだ。
どんなにハイテク機器を駆使しても、最後は熟練したオイルマンの勘が鉱脈を嗅ぎ付ける。
しかし、私は白いシーツの上に横たわる褐色の肌の少女を前に、なす術を知らなかった。
これまでの自信とプライドが音を立てて崩れていく。
突き上げる悦びの快感に導きながら潮を拭かせた黄金のテクも、処女の前では徒に時間を費やすだけだった。
見ると、有紀ちゃんはまだ泣いている。
完敗だった。
敗北感に打ちひしがれた私は、有紀ちゃんの裸体に毛布をかけ、小さな体を抱きしめた。
その時だった。
肌と肌を重ねた瞬間に、有紀ちゃんの硬直した筋肉が解れたのだ。
頭の中でなにかが閃いた。
「マイペンライ、マイトングレン(大丈夫だよ、緊張しないで)」
私は、優しく抱きしめると、有紀ちゃんの耳元で囁き、唇を重ねた。
ぎこちないキスだったが、お互いの体が弛緩していくのが分かった。
道が見えたような気がした。
性感帯を攻める事に終始していた私は大事なものを見落としていたようだ。
愛だった。
少女を優しく包み込む「愛」のぬくもりを見落としていたのだ。
私は、毛布の中で優しく、そしてしっかりと小さな裸体を抱きしめた。
そして、唇を吸いながら右手でオメコ周辺を中指の先で優しく撫でる。
重ねた唇の隙間から、かすかな喘ぎ声がもれた。
「いけるかもしれない」
私は、僅かな望みを賭けて、中指の先をオメコのスジに合わせて優しく撫でてみた。
濡れていた。
処女のツルマンは感じていたのだ。
厚い涙が頬を伝った。
二人とも抱き合って泣いた。
もう言葉は要らなかった。
私は固くなった亀頭を、ゆっくりと少しずつ濡れた小さな割れ目に挿入した。
有紀ちゃんは、瞬間体を硬直してチンポの進入を拒んだが、すぐに私を受け入れた。
2人の心と体がはじめて結びついた瞬間だった。

ロリマンに中田氏したチンポを抜くと、亀頭は僅かに赤くなっていた。
見ると、純白のシーツの上に、小指大の赤い染みが浮んでいた。

白い大海原に浮ぶ純潔の赤い証。
再び国歌が頭の中を巡る
国歌(正確には国王賛歌)の中でもうたっている。
「??????????????? ??????????…タイ人は純潔である」
国王、あなたは正しかった。

いみじくもゲーテは言った。
「人類が、心と精神、知と愛、あらゆる能力をもって互いに結び合い、互いに理解し合うという希望が実現されたら、今日、まだ誰もが考え得ないような世界が生まれるだろう」

残念ながら、処女の有紀ちゃんが逝ったとは言えないだろう。
然しながら、汚れを知らない小さなオメコは、愛によって濡れたのだ。
私は、貴重な足跡をパタヤに記したといえるだろう。
この一歩は小さな一歩には過ぎないが、人類にとっては偉大な一歩である。
「Good luck, Mr. Gorsky」
私の挑戦は終わらない。

追記
剣道、茶道、華道…日本には「道」と名のつくものが多い。
「道」とは何かと問われると、古今東西の儒学者や思想家によってその意味は異なるものの、現在の我々日本人の概念に於いては、
「道とは、哲学上の概念であり、同時に究極的な本質の理へと至るものである」
との理解が一般的といえよう。
然しながら、多くの道を学ぶ者は、技巧に囚われるあまり、時として本質に対し盲目に陥りやすい。
我もしかり。
己の自惚れに囚われ、指や舌の技巧に走る事で、自己満足に陥っていたようだ。
性交の本質は愛であり、互いの理解と信頼が本質にあってこそ、初めて性技が生きるのである。
今回、有紀ちゃんとのオメコにより、技巧に頼りすぎた己への猛省を促す機会となった。

自惚れるべからず。
常に初心を忘れず。
日々精進し、道を外す事無かれ。
すれば、自ずと道は開け、目指すべき理の本質へ近づく事ができるであろう。

アームストロング船長の隣人、Gorsky夫妻に捧げる
アーメン




国境ウルルン紀行

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国境に心を惹かれる。
島国日本には陸路の国境は無い。
しかし、アジアには様々な国境がある。
アジアの国境には、そこに生活する人々の匂いがする。
赤土の匂いやすえた食べ物の匂い。
貧しい人々が様々な物を国境を越えて持ってくる。
それを運ぶ男達の匂い。
したたかだけど、憎めないバイタクの運転手。
屈託の無い置屋の少女達。
荷車を押すリキシャ夫。
皆貧しいが、とことん明るい。
彼らの笑顔に出会う度、僕はいつも勇気を貰う。
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今回は、タイとカンボジアの国境の中で、僕が未だ訪れた事の無い地を訪れてみた。
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国道を離れて進路を東に向けると、豊かな水田地帯が広がっていた。
牛と椰子の葉で屋根を覆った粗末な家が点在する景色が延々と広がる中、道路はどこまでも続く。
所々、アスファルトの路上に、車に轢かれて乾燥した蛇の干物が横たわる。
車は不釣合いに立派な道を時速70マイルで快適に飛ばす。
澄んだ風が肌に心地よい。
暫くすると、国境市場に到着した。
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河川敷球場ほどの土地にいくつもの粗末なテントが立てられ、様々な物が売られている。
野生動物の粗末な剥製やトラの牙もどきと、中国製のマルボーロやウイスキーが並ぶ中、日本製の中古自転車が1,000台以上売られていた。
大田区の登録証が貼ってある買い物用自転車や、川崎市立○○中学のステッカーが貼ってある5段変速機の通学自転車等、なぜこの僻地にこれだけ多くの自転車があるのかは謎だ。
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市場から道は山の中に入り、数キロ続く勾配を駆け上がると、稜線上の国境に到着。
国境を越えると、汗の匂いがした。
見るとボロ着を纏った男達が鍋や釜を山のように積んだ荷車を引く。
サンダルを履いた細い脚が赤土を噛み、力強く坂を登る。
裸足の子供達が空き缶で遊んでいる。
遠くに視線を移すと、カンボジアの密林に覆われた山々が何処までも続いていた。
植林も、鉄塔も無い密林の山。
深い緑の谷間に、小さく貧しい人達の集落が見える。
椰子の葉で作られた屋根は、上から見るとカンボジアの赤土に覆われ、それが一層貧しさを強調する。
集落からは焚き火の煙が数本立ち昇っている。
そこで暮らす人々の生活の証だ。
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「30バーツで村に送るよ」
赤土色の服を着た若者が、中古バイクのシートを叩き乗れと言った。
バイクに跨ると、荷車を引いていた男達と同じ体臭が鼻を突いた。
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表面が大きな波状に変形した未舗装の道は、下り坂になると雨によって削られた幾つもの亀裂が赤土の上を走る。
雨が降ると、この亀裂に水が流れ赤土を下方へと流しながら亀裂は益々深くなる。
僕の乗るバイクは、この厄介な亀裂に何度もタイヤを取られ、その度に転びそうになる。
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国境付近には、白人の男と手を繋いだ少女の歩く後姿の先に牢屋が映るモノクロ写真の看板が立てられていた。
ポスターには英語で
「あなたの残りの人生をこの国の刑務所で過ごしますか?それとも家に帰りますか?未成年者との性交渉は犯罪です。犯罪を見かけたらツーリストポリスに電話して下さい」
こんな僻地にも、いや、こんな僻地だからこそ子供を買いに来るセックスツーリストが来るのか?
又は、カンボジア政府の対外的なポーズなのか?
その何れも合っているのであろう。
小学生くらいの子供を数ドルで買春できた国が、いくらユニセフやNGOから非難されようが、僅か数年で子供の人権など真剣に考えるようになったとは思えない。
バイクが村の入り口にさしかかると、刑務所の鉄格子を両手で掴みながら叫んでいる白人の写真には同じく英文で、
「未成年者との性行為の行く末。それはプリズナー」
国境を越えてきた「それ目的」の旅行者の硬くなった股間を萎びさせるには効果がありそうだ。
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バイタクに乗り約2㎞ほど下ると、山の合間に佇む100軒程度の集落に到着した。
木の枝でタイヤの無い自転車の車輪を転がして遊ぶ子供達。
軒先にビールや缶ジュースを並べて売るおばさん達。
積まれた缶は赤土の埃にまみれ、色あせた表面は微妙に歪み、プルトップが無ければその辺の路上に落ちている空き缶と見た目は何ら変わりは無い。
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村に3軒しか無いゲストハウスのひとつに案内される。
狭い部屋には、エアコン、水シャワー、テレビが付いて500THB。
やや高い気がするものの、宿の主人は英語もタイ語も全く話せず、バイタクの男を介して通訳しなければならない。
面倒なのですぐに妥協するが、案の定、後で100バーツのマージンを抜かれていた事が分かった。
硬いベットに仰向けになると、天井が遠くに見える。
植民地時代の名残りなのか、此処に限らず、カンボジアのホテルの天井は必要以上に高い所が多い。
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暫くして、外に出ようとしたところ、突然激しいスコールが降りはじめた。
カーテンを開けると、バケツをひっくり返したような水が大地を叩き、血のように赤い水が土の上を跳ねる。
隣家の椰子の葉で覆った屋根は、水飛沫で白く霞み、このまま村が雨水に浸かってしまうかのような錯覚さえ覚える。
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スコールは一刻足らずでピタリと止んだ。
鉛色に立ち込めた空は爽快に晴れ渡り、山を覆っていた雲は消え、午後の斜陽に緑が輝いて見えた。
豪快に赤い水飛沫を上げて走るバイクが無ければ、さっきまでの豪雨が嘘に思えそうだ。
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ホテルを出ると、さっきのバイタクが待ち構えていた。
「お出かけですか?案内しますよ」
含みを感じさせる淫靡な顔を浮かべ、擦り切れた雑巾で雨粒に濡れたシートを拭いてくれた。
スコールは、大気の土埃を洗い流し、清々しい風が肌に心地良かった。
路面のいたる所にある水溜りを走り抜けると、勢いよく飛んだ水飛沫に遅い午後の斜陽が反射しキラキラと輝く。
ぬかるんだ道を横道に入り、200mほど進むと、道の左側に数軒の家が並ぶ。
その中で、最も立派な家の中庭に入ると、パジャマを着た若いベトナム人の少女達がテーブルに腰掛て麺をすすっていたり、野良犬と戯れていた。
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タイ語ができる肥満体の置屋のママさんは、満面の笑みで僕を迎えると、奥の大広間に通してくれた。
10畳ほどの部屋には、10バーツコインを入れると作動するジュークボックスタイプのカラオケと、プレイボーイの表紙に登場しそうなグラマーな白人女性の色あせたヌードポスターが壁に貼られていた。
表面が擦り切れてスポンジがはみ出したビニールのソファーに座ると、次々と女の子達が部屋に入ってきた。
15-16人ほどの女の子が入ると、部屋は一気に狭く感じる。
窓の無い部屋は薄暗く、セロハンの貼られた蛍光灯がベトナム少女達の白い肌を仄かな茜色に染める。
天井の扇風機が、蒸し暑く液体のような部屋の空気を攪拌し、風向きが変わる度に少女達の放つ甘い匂いが漂う。
在りし日のスワイパーに迷い込んだ錯覚に意識が朦朧となる。
「この子はニャムニャム最高」
「この子は来たばかりでニャムニャムはダメだけど、まだ若いからアソコの絞まりは最高」
ママさんは大きな体を起用に動かして、少女の間を起用にすり抜けながら一人一人紹介していく。
パジャマを着た少女達の中には、色目を使った視線で誘惑する積極的な子もいれば、まるでヤル気の無い表情で能面のように立つ子もいる。
「この子はニャムニャムできるの?」
僕は、扉の近くに立つパジャマを着た小柄な美少女に目をとめた。
ママさんが答える前に、少女は薄いルージュを塗った小さな口から赤い舌を出しチロチロと舐め上げる仕草をしてみせた。
扇風機の向きが変わり、少女のセミロングの黒髪が風にのり空に舞うと、蒸したての小龍包のような可愛い耳がのぞく。
濃い目のアイシャドウが大人びて見えるが、化粧の下の素顔は驚くほど幼い。
花柄のパジャマに目移すと、膨らみかけた胸元から苺の柄のブラが僅かに見える。
「名前は?」
「ムイ」
「タイ語は話せるの?」
「去年まで5年間タイに暮らしていたの」
ムイは僕より流暢なタイ語を話した。
年齢を聞くと、見た目よりも約2歳ほど年が高い。
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僕は殆ど躊躇わずにムイを選ぶと、中庭で彼女がパジャマから着替えるのを待った。
暫くして、車の止まる音に振り返ると、置屋の入り口にジープが停車していた。
よく見ると、車体にポリスと書いてある。
ジープから警官が2人降りてきて、ママさんと話をはじめた。
瞬間、国境で見たポスターの写真が頭をよぎる。
「ポリスが来たが大丈夫かい?」
バイタクの運転手に聞く。
「ノープロブレムだ。ママさんは賄賂を払っているし、ポリスも知っている」
たしかに、ママさんと警官達は顔見知りなのか、親しげに談笑している。
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警官の横を、私服に着替えたムイと一緒にバイタクに跨り過ぎるが、彼らは一瞥もしない。
心臓の鼓動が少し早くなる。
置屋から50mほど離れたところで、後ろを振り向くと、警官が追いかけてくる様子は無い。
やはり、バイタクの運転手が言うように問題は無い様子だ。
安堵に胸をなでおろす。
「ホテルの部屋に備え付けのペットボトルの飲料水はある?」
運転手と僕の間に挟まれてバイクに跨ったムイが僕に尋ねてくる。
「半分しか飲んでないのでまだあるけど、のどが渇いたから途中で何か買い物しよう」
ホテルの手前にある雑貨屋で、スーパードライ2缶を買い、ムイに欲しいものはあるかと聞くと、ファンタ1缶とガムを買った。
しかし、何故かストローを4本も貰うのが不思議だった。
タニヤのカラオケ屋のホステスを連れ出すと、コンビニで生活用品まで買わされて不快な思いをした事が何度かあるが、ムイのつつましい買い物に少し感動する。
田舎の少女は素朴だ。
いや、正確に言えば、素朴と感じた僕が甘かったと後で気が付いたのだが…
感が良い人は、飲料水とガムとストローのキーワードでピンと来る筈だろう。
?
さて、ホテルに入り、ベットに並んで座りながら、ムイの服の上から硬い乳房を揉む。
胸の大きさに比べてブラが大きく、乳頭とブラの間に大きな隙間がある。
ワンピースの横から滑るようにしてブラの中に掌を入れる。
指先が乳首に届くと、思っていた通りに小粒だ。
初夏の青い葡萄のような小さな乳首は、指で弄るうちに少し硬くなってきた。
「痛いよ~」
と言って体をよじるが、顔は笑っている。
「感じているの?」
と聞くと一生懸命首を振って答える仕草が大げさで愛らしい。
そのままベットに寝かして上着を脱がせると、イチゴ柄のブラジャーが覗いた。
Cカップのブラは大きすぎる為、簡単に上にずらす事ができた。
ブラジャーの下からのぞく乳房は想像通り、膨らみかけた小さな丘に、淡い桃色の乳首がツンと少し上向きについている。
乳輪も小さく、両手で左右の乳を下方からやさしく包みながら、左右の親指の腹で乳首の先端を軽く押しながらコロコロ動かしてみる。
見ると、ムイは薄い眉を中央によせ、白く小さな歯は、薄いピンクのルージュで塗られた下唇を噛んでる。
つぶらな瞳の先は弄られている自分の乳首を不安げに眺めている。
左手の親指で乳首を転がしながら、右側の乳首を軽く口に含む。
舌先で乳首を転がしながら鼻を押し付けて大きく息を吸ってみる。
まだシャワーを浴びていないため、少し汗の匂いがする。
少女特有の苺ミルクのような甘味な匂いに頭がくらくらとする。
小さく膨らんだ乳の丘陵付け根部分から、僅かに強く唇を押し付けながら、舌先を伸ばしてチロチロと舐めてみる。
時計回りに舌を動かしながら、徐々に乳輪に近づき、乳首の根本からを丹念に舐めた後、乳首の先端を軽く舌先で押してみる。
舌先が再びムイの可愛い乳首を捕らえるが、今度は舌先で乳首の先端を入念に弄る。
「んん…」
小さな乳首の先端に、えくぼ程度にくぼんだ部位を舌が探し出すと、歯の隙間から声にならない息が漏れるのが聞こえる。
唇を噛んで我慢しているものの、耐えられないのか、喘ぎ声というよりも深い呼吸音のような甘い音だ。
更に左の乳首を口に含み同じ動作を続ける。
そして空いた右手を、ムイのズボンの上から軽く撫でてみる。
ズボンはおへその少し上で結んでいるが、ナイロンのズボンは生地が薄く、上から撫でるとムイの下腹部の形が良く分かる。
おへそから下は、僅かに膨らんでいるが、肥満という訳ではない。
まだ完全に大人の体系になる前の少女特有の形だ。
五本の指と掌で生地の上から下腹部の形を観察してみる。
僅かに膨らんだ下腹部は、下にいくと緩やかな傾斜から再び小さな膨らみへと続く。
おへその下の膨らみが柔らかく、掌からはみ出すほどの大きさに対し、もうひとつの膨らみは掌の半分以下でやや硬い。
恥丘と呼ばれる部分である。
成人女性の恥丘と比べ、少女の膨らみは、体の他の部位と比較すると若干大きく硬い。
その分、恥丘から脚の付け根にいたる傾斜は大きい為、少女の恥丘に掌を置き、指先で弄る時には成人女性よりも指を奥に曲げないと柔らかな秘部まで届く事はできない。
勿論、指が届かないわけではない。
恥丘がこんもりとしている為、曲げる指の角度が少しきつくなるのだ。
5本の指と掌に神経を集中し、薄いナイロンの上から慎重に弄ぶ。
ムイの息が少しずつ深くなってきた。
僕は、一旦乳首を弄るのをやめて、ズボンの留め金と紐を解いた。
ズボンを膝下まで下ろすと、グレーのパンティーがあらわれた。
唇を乳首から離し、キスを迫ろうと試みる。
ムイは顔を傾げて僕の唇から逃れようとするが、すぐにあきらめて唇を重ねる。
鼻と鼻が触れ、お互いの息が僅か数センチの距離で顔にかかる。
はじめは、唇を重ねるだけの軽いキスに留める事で少しずつ安心させる。
その後、僕はムイの下唇を口に軽く含みながら様子を伺う。
特に抵抗が無いので、少し大胆に唇を含みながらも舌先でムイの下唇を軽く舐めてみる。
続いて、唇全体を軽く舐めながら彼女の白い歯を舌先で舐める。
歯と歯の間に舌を押し込むと、ムイの温かい舌が僕の舌先に触れた。
はじめは恐る恐る、次第に大胆に、最後はお互いの舌を吸い合いながら、僕らの口の中はお互いの唾液で溢れそうになった。
唾液が口から溢れそうになると、唾を飲むが、こうなると、どちらの唾かは分からない。
僕は、わざと口の中に唾を溜めて、ムイの口の中に唾を流し込んだ。
ムイは喉を動かして、僕の唾液を飲み込んだ。
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一方で僕はムイのもうひとつの敏感な唇にも関心があった。
指先に神経を集中し、パンティーの上からムイの敏感な方の花唇をなぞってみる。
ムイの木綿のパンティーは、ナイロンやポリエステル、シルク等の生地のように薄くない。
その為、パンティーの上から弄っても、指先から秘部の僅かな凹凸を捕らえる事は難しい。
しかし、僕は木綿のパンティーが好きだ。
木綿は水分を吸収する。
僕は木綿のパンティーを穿いている子に出会うと、なるべくパンティーの上から入念に愛撫をするようにしている。
木綿のパンティーは、愛壁の奥から湧きあげてくる透明な分泌液を充分に吸収する。
愛撫を続ける限り、分泌は渇く事無く溢れ、パンティーにシミが広がっていく。
木綿は愛液を充分に吸収し、くっきりとした色でいやらしい窄まりの印を付ける。
はじめは点のようなシミが、次第に親指大の大きさになり、スジ状の形で秘部の形を浮き彫りにしていく。
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角度が深いムイの恥丘に掌をのせ、中指で慎重に秘部の中心をパンティーの上から探る。
弧を描くように指を動かす中で、指に当る僅かな突起の形状から、そこが最も敏感な場所かと推測する。
その部分を指の腹で軽く押すと、ムイの小さな体がびくっと反応した。
「んん……」
声にならない甘い嗚咽を残し、絡めた舌が唾液の糸を引きながら離れていく。
首が後ろに弓反ったのだ。
「ダメ!」
急にムイの左手が僕の手を掴んだ。
「もっと感じたいの」
大胆な言葉に、胸の鼓動が早くなる。
「どうするの?」
「チップ頂戴」
突然の申し出に一気に萎えてしまう。
「お金はママさんに払ったよ。チップはムイがきちんとお仕事した後で払うから大丈夫」
「今欲しいの」
やっかいな事になった。
今までの経験上、こんな事を言う子は、お金を貰うだけで何もしない事が多い。
僕は、少しだけ感情的になって言った。
「今でなければならない理由は何だい」
ムイは小悪魔みたいに悪戯っぽく笑うと
「ナムケンしよう。一緒にナムケンすると凄く気持ち良いよ」
驚いた。
まさかナムケンとは。
たしかに、日本のヤクザは、女を自分のモノにするために、セックスの時にナムケンを使うと聞いた事がある。
僅かな結晶を陰部に塗るだけで、大抵の女は獣のように狂い、時には失神するという。
しかし、こんな少女がナムケンとは、想像外の展開に大きな戸惑いを感じる。
その一方で、ムイが淫乱に狂う姿を見てみたい欲望が風船のように膨らみ今にも破裂しそうだ。
女というにはあまりに幼い少女が、どのように豹変するのであろうか?
「ねえ、しようよ。本当に凄く気持ち良いよ。だからチップ頂戴」
「チップはお仕事が終わったら上げるよ」
「ブンブンする前にナムケンしたいよ。チップくれたら、朝まで何回もニャムニャムしてあげる」
ムイは可愛い唇から赤い舌を出し、チロチロと舐め上げる仕草をする。
淫靡な仕草に情けなくも僕のペニスは再び誇張していった。
それを見越したかのように、ジーンズの上から僕の突起した部分を撫でる。
チップが惜しいのではない。
ナムケンを少女に買い与える事に対する罪悪感が、優柔不断をおこすのだ。
もっとも、一方では少女の体を金で買うことは非倫理的行動ではあるにもかかわらず、罪悪感を感じないのは矛盾しているが…
縁日に並ぶおもちゃをねだる子供のような澄んだ瞳が僕の目を覗きながら様子を探る。
結局悪魔のささやきに負けてしまい、欲望の赴くままに700バーツをムイの掌に握らせる。
「ありがとう」
ムイは早速僕の携帯から電話をすると、3分後には部屋の扉をノックする音がした。
扉を開けると、ホテルの従業員が満面の笑みを浮かべて立っている。
男はムイに近寄ると、700バーツと引き換えに小さなビニールの包みを受けとり、私にクメール語でお礼を言って出て行った。
「ホテルの従業員が売っているのか?」
「従業員じゃないよ。オーナーだよ。この村にあるホテルでは、何処でもアイスにヤーバー、ガンジャに女の斡旋と何でもやっているわ」
「ポリスに捕まらないのかい?」
「この前、タイ人のバイヤーが買いに来たんだけど、足元見て随分と値切ったみたい。此処では1包み700バーツだけど、山を越えてタイに持ち込めば3,000バーツになるわ。バンコクだったら4,000バーツよ。充分儲けがあるのに、えげつない買い付けをしたので、プッシャー屋が頭にきて警察に密告したわ」
「そのタイ人はどうなったの?」
「密告して押収したナムケンの半分を返してくれる条件で警察と取引したらしいわ。約束とおりに、警察が半分返してくれたかは知らないけど、少なくとも警察に売られたバイヤーは、莫大な賄賂を要求された筈よ。払えなければ20年は塀の中ね」
僕は頭が痛くなってきた。
結局、いつでも一番美味い汁を吸うのは警察だ。

さて、無事ナムケンを手に入れたムイは、嬉々として身の回りの道具を集めて器用に吸引器を作り始めた。
ペットボトルの蓋をライターで炙り、ボールペンで2箇所の穴を開けた部分に短長2本のストローを挿す。
塩梅の良い具合に、ストローの長さを調整しながら穴とストローを炙って液状化したビニールを垂らして接合。
その後、チューインガムの銀紙を注意深く剥がし、くちばし状に変形させたストローの先端に貼り付ける。
この部分が炙ったナムケンの吸引部にあたるため、ストローが熱で変形しないように、銀紙で保護するそうだ。
ムイはガムを噛みながら、慎重且つ的確に吸引具を作る。
その後、室内のエアコンを止め、分解したライターを組み立てて、炎が最小限に留まるように調整する。エアコンの風があると、火の具合が分かりづらいそうだ。
ムイはペットボトル(もはや立派な吸引器)に適当な量の水を入れ、ストローを咥えてゴボゴボと音を立てる水泡の状態を見ながら満足げに微笑んだ。
限られた身の回りの材料を使い、僅か10分足らずの間に、ムイは手作りで即席の吸引器を仕上げたのだ。
物質社会に浸された僕ら日本人がムイに見習うべきところは多い。
「食べない?」
ムイは、銀紙を剥がされて、用済のチューインガムを僕にくれた。
僕は首を振ると、戸惑う事無くゴミ箱に放り込んだ。
ムイが欲しかったのは、ガムを包装している薄い銀の膜だけ。
その他は単なる「おまけ」でしかない。
かくして、準備万端となり、剥がした銀紙の上に微量のナムケンを乗せて特性ライターで炙り始めた。
プツプツと小さな泡が透明なナムケンの表面を覆うと、白い煙が立ち昇った。
しかし、煙は瞬時にストローの中に消えてしまった。
ペットボトルの中では、白く濁った水がブクブク泡を立てている。
ムイは長い間息を止めながら、ナムケンの紫煙を肺でじっくりと堪能している。
まるで、愛煙家が、特別な日の為に用意した、キューバ産のコイーバを愛でるかのようだ。

どのくらい時間がたったのだろう。
風の無い密室の中で、火をつけては吸い、そして吐く動作を怠慢に繰り返し、小指ほどのナムケンは、チリチリと音を立てながら銀紙の上で文字通り煙と化していった。
ムイの視線は、焦げた銀紙が増えるにつれ、空隙を見つめるようになっていった。
「気分はどうだい?」
僕はムイの膝を撫でながら尋ねると、虚ろな目で見ながら呟いた。
「もっと吸いたい…」
瞬間、自分の耳を疑ったが、すぐにその意味を悟ると急に腹が立ってきた。
「約束が違うだろう?ナムケンしたら、朝までニャムニャムしてくれると言ったろう」
つい大人気なく、語気を荒げてしまったが、ナムケンに脳みそを浸された耳は人の言葉を聞こうとしない。
「ナムケンはもう無い。買うつもりも無い。さあ、お仕事だぞ」
「ヤーバーでいいよ。一粒80バーツのヤーバーを3粒だけ買って」
ナムケンの次はヤーバーか。
これではきりが無い。
「ヤーバーもダメ」
「分かったよ。じゃあ、ヤーバーを持っている友達を呼ぶから此処で吸っていい?30分以内で終わるわ」
つまり、ムイの友達がヤーバーを持っているそうだが、友達の同棲している恋人が、部屋の中で吸うと怒るらしい。理解の無い男とムイは吐き捨てるように言うが、理解というよりもきわめて常識的な男に聞こえるのは僕の気のせいであろうか?
少なくともノリピーの旦那よりまともではないか。
ともかく、またしても妥協を強いられたお陰で、ムイとの秘め事は先延ばしになってしまった。

そして予想通り2本目の煙草が灰になる前に、僕の部屋は何人ものジャンキーの友達が集う、プレイルームと化した。
はじめに部屋を訪れたのは、ムイより少し大人びて見える長髪の髪が美しいベトナム系の少女だった。
「すみません、すぐに済みますので」
「いえいえ、どうぞごゆっくり」
思いもよらぬ美少女だったので、ついつい微笑んでしまう。
「ごめんなさい。フェーン(恋人)がヤーバーやナムケンをすると怒るんです。ちょうど、ムイがあなたの部屋に居ると電話があったので、宜しければお邪魔させてください」
体にフィットしたTシャツの上から視姦すると、ムイの膨らみかけた蕾のような乳房とは異なり、胸から腰への括れたラインが凄艶なインスプレッションを与える。
少女と呼ぶには、やや熟した感はあるものの、あどけなさの残る表情は自称18歳に相応しい。
(うまくいけばムイとこの子と3人でできるかも)
よこしまな想像に愚息は正直に反応する。
「私の仕事ですか?普段は、国境のカジノで働いています。ディーラーではありません。お客さんにドリンクを運んだり、灰皿を交換したり、クロークもしますよ」
人見知りするのか、恥ずかしそうに話す様子が愛らしい。
ムイほど、上手なタイ語は話さないが、充分に会話はできる。
少女は、ジーンズのポケットからビニールの薬入れを取り出すと、4-5粒の赤紫色のヤーバーをサイドテーブルの上に置いた。
そして、慎重に歯で2つに割り、片方を予め剥がした銀紙の上にのせて火で炙りだした。
上質なポーランドウォッカのような透明な香りのナムケンとは対照的に、ココナッツホワイトラムのような甘い香りが銀紙から立ち昇る。
たちまち部屋の中はチョコレート工場のような甘い匂いが充満した。
その中で、2人の少女は替わる替わる甘味な吸引を楽しんでいる。
チリチリと音を立て、赤紫の錠剤は燃えていく。
しかし、恍惚とした淫蕩な時間は最後の錠剤が泡立つのと共に終わりを告げた。
さあ、お菓子は全てなくなった。
いよいよ、あどけない少女の体を堪能するときだ。
意気揚々とするが、2人は何やら話し出すと、ムイは僕の断り無く、ひとの携帯で何処かに電話をしている。
今度はクメール語で話しているようだが、やはり意味は不明だ。
「今度は何なんだ?」
人の問いかけに応じず、勝手に話すと電話を切り、2人でベトナム語で話しだした。
不安に満ちた表情の少女がムイに何か話しかける。
しかし、ムイは何か説明すると、すぐに2人とも頷いて安堵の表情を見せるが、僕の顔を振り返ると、2人とも気まずい表情を顔に浮かべる。
嫌な予感がした。
大体に於いて悪い予感は当るものだ。
「もう少し吸いたいんだけど」
「もう充分だろ!」
できるだけ、おとなしく言ったつもりだったが、さすがに僕の顔色が変わったのが分かったのだろう。
「ヤーバーは友達が持ってくるから、お金はいらないわ。30分で友達は帰るから大丈夫。お願い」
結局、ジャンキーとの交渉の余地は無く、数分後に錠剤を持ったおばさんが登場。
さすがにふてくされた僕は、ベッドの端に腰掛け、読みかけの本を読む。
一緒に連れてこられた7-8歳くらいの男の子は、お母さんが隣でヤーバーを吸引している横で、タイ語に吹きかえられた「くれよんシンちゃん」のアニメを見て喜んでいる。
部屋中にヤーバーの煙が充満する中で、伏流煙を吸いながらケラケラ笑う子供。
炙りながら吸引するお母さんと、おねーさん達。
僕が用意した部屋は、ソドムの宴の会場と化してしまった。

さすがに、ムイも遠慮したのだろう。
当初の思惑とは異なり、きっちり30分でムイ以外の3人は部屋を出て行った。
僕は、ベッドに腰掛けて放心としたムイを抱き寄せる。
腰を折ってムイの小さな唇を吸う。
さっきよりも、ムイは積極的に舌を動かす。
少し、暴力的に上着を剥ぎ取ると怯えたように身を引くが、すぐに抱き寄せて唇を吸うと安心して舌を絡ませてくる。慎重にズボンを脱がすと、苺柄の木綿のパンティーが目に飛び込んだ。
ブラジャーと同じ柄の可愛い意匠が少女の年齢を物語る。
舌を吸いながら、一方では再び、パンティーの上から花唇を弄る。
先ほど愛撫した時に覚えをつけた敏感な部分を中指の腹で押してみる。
「あふっ!」
ムイはビクッと体を仰け反ると、全身に鳥肌を立てて悦んだ。
先ほどより、はるかに敏感に感じているのが分かる。
弧を描くようにして、敏感な芽を擦りながら、時々花唇中心の窪みに中指を這わせ細かい振動をあたえる。
たちまち、パンティーの上からもいやらしい染みが浮き上がってきた。
僕は、絡めた舌を離し、顔の位置を秘部の方へと動かした。
そして、両手でパンティーの両脇を掴むと、ゆっくりとパンティーを下ろした。
行為中で最も興奮する時だ。
パンティーを下ろすときは、布の上を外側に折りたたむようにするのが好きだ。
こんもりとした恥丘からパンティーがめくれ、早春に生える若草のような淡い陰毛が目に映る。
陰毛と呼ぶには、あまりにも薄く、産毛のように柔らかい、栗色のダウンのようだ。
目を凝らしてその存在に気が付くものの、少し目を離してみると、おそらくはパイパンと呼ぶ方が適切なくらいにその存在は僅かである。
そして、秘部に密着したその部分を外に折りたたみ、直接触れた箇所についた染みを観察する。
すでに、充分な愛液を吸収したその箇所は、パンティーを剥がすと、朝露に濡れた蜘蛛の糸のように、付着した淫汁が布と秘部を繋いだ。
何ていやらしい糸なんだろう。
秘部に密着していたパンティーの部分の周囲は、愛液がすでに乾燥し、乾いた糊状のようにキラキラ輝いている反面、その中心は、ぐっしょりと濡れ、いやらしく濃い染みがムイの花唇の形を如実に浮き彫りにしている。
人差し指で、その部分を触れると、濃縮した液体はナメクジのように滑りながら指の腹を濡らした。
そして、パンティーを足首まで下げると、ムイは僅かに両足を上げ、パンティーは驚くほどスムーズにムイの体から剥がされてしまった。
僕は、ムイの膝を両手で掴み、ゆっくりと押し広げた。
すると、ムイの両掌が局部を押さえ、開かれた両脚の奥の一番深い部分を覆ってしまった。
「掌を外して」
「何で?」
「大事な場所を見たいから」
「ダメ」
しかし、僕はムイの両掌を自分の両手で包むと、薄いマニキュアのついた指に自分の指を差し込み、指を組んで両掌を敏感な部分から剥がす事に成功した。
慌てて、足を閉じようとしたものの、その前にムイの両脚の間に自分の体を割り込ませ、更にムイの掌を繋いだままで両肘を使い、膝の部分を大きく開帳した。
目の前には、赤ちゃんの産毛のように、あまりにも淡い陰毛の生えた恥丘があった。
更に視線を下げると、脚の付け根の奥に、淡い薄桃色の陰唇が小さな口を僅かに開いているのが蛍光灯の下に煌煌と晒し出された。
パンティーの上から執拗に弄られた秘部は、縦に割れた陰唇の下部から溢れ出る愛液でヌラヌラと滑っていた。
陰唇が恥丘へと延びる先端には、細長い巻貝の赤ちゃんのような秘肉が盛り上がり、クレパスに落ちるその先端には、薄い桃色の突起が肉の壁から僅かに覗いて見えた。
「見ちゃダメ」
自分の一番大切な所を、明々しく視姦されるのがたまらなく恥ずかしいのであろう。ムイは僕に?まれた手で隠そうとするが、僕の指に絡まれた掌は、少女が力を入れても思いとおりになる事は難しい。
勿論僕は言う事を聞かずに、更に体を前に屈みこみ、顔を恥丘に近づけながら、剥き出された桃色の敏感な部分に唇を近づけた。
見ると、不安そうに見つめるムイの顔が、僅かに盛り上がった乳房の向こうに覗いていた。
?まれた手を解く事が無理と思ったムイは、今度は両脚を閉じようとして、僕の顔を締め付けようとする。
しかし、僕の唇は、ムイのもうひとつの唇の先端のにある突起部分を既に?まえていた。
その瞬間、僕の顔を締め付けていた両脚の筋力は、空気の抜けた風船のように萎んでいった。
「ああっ」
声にならない嗚咽が漏れ、舌先がムイの一番敏感な突起を舐め上げる度に、つま先を伸ばした両脚はビクッと反応する。
もはや、ムイの未成熟な体は弛緩し、掌を解いても僕のクンニを遮ろうとはしなかった。
僕は、桃色に濡れた秘部に鼻を押し付け、大きく息を吸い込んだ。
「ああ、だめ汚いよ」
ムイが切ない声を上げる。
まだシャワーを浴びてないその部分は、汗の匂いと、おしっこの匂いがした。

初めは、恥じらいと戸惑いに躊躇がみられたが、次第にクンニを続ける内に腰が浮き、そして何かを求めるように小刻みに腰をスライドするようになった。
ムイは自分で強弱をつけながらグリグリと僕の唇に自分の秘部を押し付けてくる。
「ジュルジュル…」
わざと大きな音を立てながら、透明な分泌液をすすると、短い悲鳴を出して背中を反らせる。
僕は体制を変えながら、ムイの愛液で濡れた自分の唇で、ムイの舌を吸いながら一方の掌では秘部への愛撫を続ける。
指の先が敏感な突起を捉える度に、脚がビクッと痙攣する。
ムイは、僕のペニスを握ると、そのまま自分の秘部に押し当てようとしたが、はやる気持ちを抑えて口でのご奉仕を要求した。
ムイは、特に嫌がる様子も無く、僕のペニスを口に含んだ。
朝にシャワーを浴びただけで、その後トイレで数度放尿したペニスは、とても清潔とは思えないが、ムイは一日の恥垢に塗れた僕の亀頭を躊躇する事無く口に含んでくれた。
生暖かい感触が、ペニス全部に包まれると先端にムイの舌先のコロコロとした感触を感じる。
亀頭の先端を口に含みながら、舌先で尿道を舐める快感に、そのまま口の中で放出してしまいたい誘惑に駆られたが、可愛らしい秘部の感触を確かめずに果てる事は避けたい。
僕は、少女のご奉仕で固くなったペニスを秘部に当てながら、最も敏感な亀頭でその感触を味わった。
ゆっくりと大陰唇に当てながら、先端を少しだけ出し入れする。
亀頭でのあまりにも焦らした愛撫に、堪えきれないように自らの腰を小刻みに動かした。
二人の結合している部位は、お互いの溢れ出した分泌液が潤滑の効果を成し、屹然とした快感の世界にまで感度を高めていった。
充分な頃合を見て、僕は一気に最深部まで亀頭を押し込むと、僕のペニスは完全にムイの肉壁に埋没した。
「んんっ!」
篭ったような声にならない悲鳴を上げると、自らの腰をいっぱいに突き上げて接合をより深いものへと誘う。
ムイが腰を突き上げると、目の前に殆ど毛の無い恥丘が浮き上り、少女との性交の現実的な光景に、興奮は水に入れた風船のように膨張していく。
然しながら、少女の肉壁に入れた感触を楽しむ間も無く、ムイは激しいピストン運動を要求する。
僕はムイを上に乗せると、彼女の獣のような要求に全てを委ねた。
主導権をとったムイは、僕の上で激しくスライドし、何度も未成熟な体をバウンドさせ、髪を振り乱して悦んだ。
半眼を開けた瞳は瞳孔が拡き、恍惚とした表情は全てを本能に任せているかのようだった。
僕は両掌を膨らみかけた乳房を鷲?みにするが、激しい上下運動に、掌すらその動きに着いていく事は困難に思えた。
暫くの間、踊るように体を躍動させた後、短い叫び声を放ち、ムイは僕の上で果てた。
結合したまま、僕の上に体を重ね、荒い息に合わせて横隔膜が躍動している。
抱きしめると、ムイの背中は汗でびっしょりになっていた。
背中から臀部に掌を這わすと、こんもりと盛り上がった白いお尻にも細かい汗の粒が浮き上がり、びっしょりと濡れていた。
更に掌を下方にずらし、結合部分を指先で確かめる。
お尻にの深い切れ間の先には、汗とは明らかに異なる液体が付着し、触ると滑った感触がする。
中指の先がやや盛り上がった蕾を捕らえた。
僅かな突起だが、その形状から、そこがムイのもうひとつの敏感な部分である、アナルと分かるのに時間はかからなかった。
結合部分に付着した粘液を指にたっぷり掬い取り、円を描くように萎みの部分を愛撫する。
もちろん、その僅か2cm下部には、僕のペニスが未だ根本まで挿入されたままだ。
指先でやさしく愛撫すると、くすぐったいのか、括約筋により、アナルと陰部がきゅっと締まる。
当然、未だ膨張したままでムイの体に埋もれた僕のペニスも、括約筋の締め付けに快感が襲い掛かる。
「はああ…」
既に果てた筈のムイも、アナルを指先で愛撫されているうちに、感じてきたようだ。
少しずつ、アナルの中心に愛撫の焦点を合わせ、一気に中指の挿入を試みる。
一瞬、ムイの体が硬直したが、充分な愛撫で揉み解したアナルは、愛液の効果も手伝い、驚くほどスムーズに指を奥まで受け容れた。
中指の根本まで押し入れると、指は少女の直腸壁にしっかりと締め付けられていった。
少しずつ、指をアナルの中で動かすと、その度に膣とアナルが伸縮する。
その動きを指とペニス全体で感じながら、そのあまりにも淫靡な感覚に耐えることが出来ず、僕は少女の中で果ててしまった。

結局、アイスとヤーバーで感度が頂点に達したムイは、その後更に僕のペニスを頬ばり、深夜まで淫蕩な時間を過ごす事になった。

その後、お互いの精力を吸い尽くし、すっかり疲れ果てたムイは、僕の腕の中で自分の十数年の人生を語ってくれた。

幼年期をカンボジアの農村で過ごしたムイは、12歳の時に両親と一緒にバンコクに移住した。
ベトナム人であるがために、自分の土地を持てないムイの家は、いつも貧しかった。
「学校なんて行けなかったわ。食べ物が無いので、トカゲやカエルを捕まえるに精一杯」
そう語るムイは、生まれ育った村には良い思い出など無いと言った。
バンコクに来た家族は、仕事を探すが、違法就労を理由にまともな仕事を貰える機会は無く、母が夜の世界で働くのに時間はかからなかった。
母がタイ人の集まる安カラオケ店で買春をするようになり、ようやく一家は安定した現金収入を得る事ができた。
ムイは、カンボジアから、孤児達を連れて来て、スクンビットの路上で乞食や、バービアでバラの花を売らせた。
「ナナプラザ周辺の子供達が一番多く稼いだわ」
12歳の少女が元締めをし、幼児達から金を集める。
暫くは、暮らしが安定したという。
しかし、1年もしない内に父が病気で倒れてから、家計は火の車になったそうだ。
アユタヤの日本人相手のカラオケ店の方が儲かる。と聞き、一家はバンコクからアユタヤに移った。
母は、仲介を得て、アユタヤのカラオケ店で働く事ができた。
周辺の工業団地で働く独身日本人の多くは、アユタヤから会社に通い、夜になると近所のカラオケ店で昼間の鬱憤を晴らす。
母は、タイ人相手に体を売るより遥かに稼ぎは良いと言った。
しかし、ムイの稼ぎは無くなり、更に病気で倒れた父の治療費で、一家は依然貧しかったという。
そんなある日、母の勤める店の経営者から「アイス」の販売を持ちかけられた。
経営者の本業は警官だが、副業でカラオケ店の経営も行っている。
職業柄、現金を上司に上納しないと、将来の出世は勿論、下手すると深南部の国境警備に飛ばされる。
そこで、自分の経営するカラオケ店を通して、押収したブツの転売を図ったそうだ。
足が付かないよう、「ナムケン」の販売はムイが請け負った。
母の体を買った常連の日本人に話しを持ちかけて売る。
取り分は、警官が7に対し、ムイが3。
警官が絡んでいるので、不法就労による強制送還を恐れる事も無い。
警官としても、押収した「ナムケン」の横流しに外国人であるムイを使うのは都合が良かったそうだ。
ヤバくなれば、すぐに売人であるムイとその家族をタイから追い出せば良いのだから、双方の利害が一致したのだろう。
「○○社の○○さん知っている?よくナムケンを買ってくれたわ。○○社の独身社員の男は、殆ど私から買ってくれたわ」
ムイは、得意になって話してくれた。
日本人なら誰でも知っている大手一部上場企業の名前がいくつも出てくる。
プッシャー屋の商売は順調だったという。
そのころ、ムイは「ナムケン」の味を覚えたという。
30半ばを過ぎた母は、売春婦としての盛りは既に過ぎていた。
しかし、その分を補填して余りあるほどムイの商売は順調にいった。
随分と金になったという。
時計も携帯もその時に買ったそうだ。
アユタヤに住んで2年間は順調だった。
しかし、順調な生活は長くは続かなかった。
ある日、母が倒れた。
過労による極度の疲労と栄養失調で入院を余儀なくされた。
娘が売る「商品」に手を出した母が、やがて「ナムケン」に体を蝕まれていく姿が瞼に浮ぶ。
母の入院は、ムイの商売に大きな打撃となった。
カラオケ店で働く母の紹介で得た顧客との連絡がつかなくなった。
ムイは母の替わりに働かせて欲しいと言ったが、誰が見ても未成年の少女を働かせる事はできないと断られた。
母と二人で貯めた僅かな貯金は瞬く間に消えた。
幼いムイの肩に、父母二人分の治療費は重くのしかかった。
ムイを気遣い、病気の両親はカンボジアの田舎に戻った。
母の紹介で得た日本人に「ナムケン」を売りながら、どうにか暮らしていったが、赴任期間の満了と共に、櫛の歯が抜けるように、ひとり、又ひとりと顧客は減っていった。
ついに、約二万バーツの借金と引き換えに、ムイは置屋に売られていったという。
ムイ1○歳。タイに来て3年目の冬の事だった。

僕の胸の中で、ムイは淡々として自分の半生を語った。
そこには、憐憫も悲哀の情も無く、ただ己の辿った道を綴るだけの荒涼とした風景が広がっていた。

「これから、どうするの?」
僕が問いかけると、
「先ずは、二万バーツの借金を返す事ね」
とムイは答えた。
「体を売った稼ぎの6割が自分の分になるの。その中から借金を返せば、近いうちに開放されるわ。そしたら、タイに密入国して、ナムケンを売りに行くわ。アユタヤなら5倍、バンコクなら7倍の値段で売れる。最初に売ったお金で携帯を買うの。ノキアのニューモデル知ってる?」
ムイは眼をキラキラ輝かせて未来を語った。
しかし、稼いだ金の全てはヤーバーとナムケンに消えてしまうそうだ。
置屋のママさんは、少女達が早く借金を返すために、職場でのヤーバーとナムケンの使用を禁止したらしいが、女の子達のストライキに合いあえなく降参。
最後には、ママさんは自分の金のブレスレットを質屋に入れてつくった現金でヤーバー女の子に買い与えてストライキは見事成功したらしい。

翌朝、僕は睡眠不足で腫れた眼をこすりながら、国境へ向かうバイタクに乗った。
僕がホテルを出る少し前にムイは部屋を出て行った。
「これを持ち帰って、どこかに捨ててくれ」
僕がムイの作った吸引器具を渡すと、片手でグシャッと潰してバッグの中に押し込んだ。
トイレで着替えを終えたムイは、僕から100バーツのチップを貰うと、ありがとうと言い、僕の頬にキスをして踵を返して出て行った。
その後、トイレに入ると、潰れた吸引具が便器の中に浮んでいた。

国境の小高い丘の上から来た道を振り返ると、昨日と変わらぬ風景が広がっていた。
しかし、僕の胸の中は、貧しいながらも僅かなヤーバーを分かち合って生きる村の人々の優しさと温もりで一杯だった。
東南アジアのどん詰まり。
この先には、見えない線で引かれた国境しかない辺境の地で暮す人々は、常に助け合わなければ生きていけない。在る者が無い者を助ける相互援助の世界があった。
「又、彼らに力を貰った」
睡眠不足で頭は重かったが、昨日国境を越えた時よりも、僕の足取りは軽かった。
「ポンッ!」
係員の押したスタンプには「Departure」と記されていた。
自分自身の新しいDepartureを胸に、僕はカンボジアを背にして初めの一歩を踏み出した。




シラチャ置屋街今昔
最近運動不足なので、散歩がてら夜のシラチャを探検する事にした。
潮の香りがするビーチロードを歩いた方が、健康的に良いのは承知している。
しかし、地元日系企業の法人税で造られたビーチ沿いの公園には、椰子や芝生が敷かれており、エアロビしている中年ババアや、ホクロ髭を生やした中華系のジジイの太極拳を見ながらの散歩は精神衛生上好ましくない。

当然足が向くのは淫臭漂う置屋街。
夜の帳も下りたシティーホテル前の置屋街は、ネオンが侘しく輝き、見るからに陰気である。
かつては、炉利も多く、5-6年前ならビールとチップ込みで、500THBで遊ぶ事ができた。
昔の賑わいが懐かしい。
この通りを歩くと、ロットの事を思い出す。
これまで数々の淫売の中でも、最も印象深い淫売だ。

16歳でシラチャ淫売デビューしたロットは、色白で目が可愛い、美形だけが取り柄のマグロだった。
ビジュアル的には可愛く、炉利好きの私としては、生でやらせてくれる事もあり、マグロは気に入らないものの、時々指名していた。

そんなある日、隣町にあるバンセン市の風呂屋に勤めるロットの18歳の姉が性病に罹ってしまい、その間ヘルプで3ヶ月間風呂屋で就労。
未成年なので、姉のIDカードを使い働いたそうだ。
1発380THBの置屋に比べ、風呂屋の方がはるかに稼げた筈だが、上がりの殆どは、性病に罹った姉に流れてしまい、手元に残る金は僅かだった。

しかし、アチャーン(教授)と呼ばれるベテラン泡姫の特訓を得たロットは、3ヶ月後立派な淫売となり、再びシラチャの淫売通りに戻ってきた。

キスすらNGだったロットは、入店するなり舌を絡めてきた。
その後、ゴキブリの這うシャワー室で、一緒に体を洗い、その後皮膚病に感染しそうなベットの上で、見事な床技を披露してくれた。
生尺、袋舐め、菊舐めに幾つもの体位を変えながら生で挿入し、最後は16歳の肛門の中に白液を放出した。
肛門から抜いた亀頭を、丁寧に口で掃除してくれたのも、ロットが初めてだった。
その後、彼女がタイ人の金持ちの愛人になるまでの18歳までの2年間。
私はほぼ毎週のように、ロットの肛門に白液を放出し続けた。
これまでの私は、特にアナルに興味は薄かったが、主に亀頭部分に膣圧がかかるオメコと違い、常に直腸体温で男根全体を包み、メリメリと入り込んで行く肛門性交に強烈な快感がある事を教えてくれたのもロットだった。
これらのハードなプレイを僅か500THB以下で自ら喜んで行なうロットは、私からすれば、掃き溜めに咲くロリコン天使だった。
勿論、彼女以外にも、ビジュアル的に許容可能な淫売も多く、ゴキブリとドブの腐敗臭を我慢すれば、内地の田舎の工場から短期出張者相手に1万円で体を売る、性悪カラオケ嬢と寝る気にはならないのは必然である。

その後、タクシン政権になり、未成年の淫売はシラチャの置屋街から一掃され、ある程度容姿に自信がある淫売共は、竹の子のように次々と出てくるカラオケ屋に流れて行った。
おかげで、10リットル近く精液を注ぎ込んだ、我が聖域は、救い様の無い場末と化していった。

そして今日は、嘗て在りし日を懐かしみながら、数年ぶりにこの地を訪れてみた。
置屋街は想像以上に寂れており、歩いているだけで気分が滅入る様であった。
丁寧に1軒ずつ覗いて見る。
どの店も、気分が悪くなるような光景に目が霞む。
1分でも早く自宅に帰り、100THBで買ったDVDを見ながらマスをかいた方がどれだけマシか…
しかし、それだけでは足りない
体を使った情報の収集も時には必要である。
私は、最も寂れた店で、最もしつこい淫売を選んだ。
類人猿顔に、八代亜紀の化粧を塗ったような化け物だ。
色黒で、O脚。
言っておくが、彼女だけが特別ではない。
程度の差こそあれ、化け物屋敷にはかわりは無い。
ホスト倶楽部に入ったら、元広島の衣笠と、小林亜星、曙関、中曽根元総理が並んで座っていて、そこから選ぶマダムと同じ心境だ。

オメコ代は30分で500THB。
私が選んだのはエンちゃん。
自称23歳。
見た目40歳。
以前、ケニアのアンボセリ国立公園で、草加せんべいを食べていたら、30-40匹のヒヒに襲われて殺されそうになった事があるが、エンちゃんと私を襲ったヒヒによく似ている。
ひょっとして血縁かもしれない。
因みにスワヒリ語で
「ジャンボ!」
と挨拶してみたが通じない。
さて、ヒヒを裸にすると、腹がぽってりと出ている。
乳は大きいが垂れており、乳輪は品格無く大きい。
因みに、乳首を咥えてあげようとすると、妊娠中との理由でNG。
別に惜しくも無い。
腹が出ているのは妊娠中のせい。
タワシのような剛毛に包まれた陰唇はドドメ色。
息子の反応ゼロ。
ゴムをつけようとするが、そそり立た無い為装着が難しい。
一生懸命愚息を上下に動かして大きくしようとする姿勢は、ケニアのヒヒよりマシである。
しかし、長く伸びたエンの爪が、愚息を引っ掻き激痛が走る。
更にへこむが、亀頭の先に無理にゴムを装着させた。
そして、時間にして5-6秒、オバQのような口に咥え、
「くわーっ ペッ」と唾を吐き出して挿入を試みる。
当然挿入不可。
「役立たず!」
と笑われるが、気にしない。
むしろヒヒ相手に興奮する息子だったら自己嫌悪で鬱病になるだろう。
フィニッシュしないまま、パンツを穿き、お釣りの500THBを貰い、さっさと帰ってマスかいて寝ようかと思ったが、ヒヒは頑なにお釣りの500THBを渡そうとしない。
理由は
「尺八代」
だそうだ。
「よくこれで500THBもチップをとる気になるな!」
ようやく頭に来て吐き出すと、
「何さ、この腑抜けチンポのお蔭で、随分と時間がかかったわ。尺八もしたし、500THBだって少ないくらいよ」
と、怒涛のように大反論された。
理不尽である。アンボセリのヒヒの方がまだマシだ。
「死んでも釣りは渡さないからね」
大声で叫ぶヒヒ。
500THBで怪我したくないのでパンツを穿いて退散した。

その後、同じ通りの他の置屋に再度チャレンジ。
今度は、久本雅美を大きくして、ジャマイカ系にしたような淫売にチャレンジ。
雅美というより「マサイ」か…
再度、「ジャンボ」というが通じない。
部屋が暗いのか、人種が黒いのか、目と歯しか見えない。
マサイは、やたらと私の乳首を吸う。
お蔭で乳首が充血してしまった。
こちらも、不発であったが
「乳吸い代」として500THBの釣りは返金不可だった。

結局合計2,000THBの出費で、逝く事はできなかった。
高い散歩になってしまった。

教訓
シラチャでスワヒリ語は通じない



君が何でもしてくれればね

悪名高いパタヤのイメージを凝縮したのが、海岸の南に位置する「ウォーキングストリート」。
名前の通り、夕方以降の車輌の乗り入れは禁止となっている。
僅か500mほどの通りに、GOGO、バービア、ホスト倶楽部、腋臭がきついインド人のテーラーや、高くてまずいレストランがひしめいている。

この通りを占拠しているのが、淫売とマンコ(ゲイはチンポ)を求めに、世界中から集まったロクでなし共である。
とはいえ、家族連れやカップルもチラホラ歩いているところが、淫売の恥垢臭漂うSoi6との違いであろうか?

目指すは、最近できた(というかフられた)1*歳の彼女が居る店である。
牛の数が人より多い田舎から上京してきたものの、不況でバンコクの職場をレイオフされ、パタヤで淫売している姉のアパートに住み込むも、収入が無いのでキャッシャーとして入店した1日目にゲットした。
苦界に落ちた淫売と違い、久しぶりに素人を味わい、大満足だったので、自分でも珍しく、気も無いくせに、毎日電話したりしてキープを続けていた。
心ときめく運命の出会いから数ヶ月。
今後のタイの外貨収入に少しでも貢献でき、同時に彼女がこれから淫売として立派に生きていく手段として、微力ではあるが力を貸してきたつもりである。
その甲斐あって、剃毛、生尺、生F、生アナルF、アナル舐め、口内写生、ハメ撮り、放尿と、スカトロも含めて調教。1*歳という年齢にも拘らず、要求の厳しいパタヤの変態にも満足できる立派な淫売に育てる事ができたと自負している。

しかし、アナルの中でオシッコを出すという変態プレーを行ったところ、意図せずスカトロプレーになり、ウンコの飛散するベッドの上で呆然とされてしまい、朝までフレバーな香り漂う部屋で過ごすという貴重な体験をした。
そのため、さすがの彼女も、引いてしまい
「白人はここまでやるのか?」
と聞いてきたので、
「勿論!」
と答えた翌日に
「拡張した肛門がなかなか閉じず、パンツにウンコ色の染みがついた。もうこの仕事は堪えられないので、尻の痛みが治るまで田舎に帰る」
と電話があった。
「分かった、今度パタヤに来る時は、ご当地名産のガンヂャをたくさん持って来い」
というと
「このバカ」
と罵られて、電話を切られた。
その瞬間、僕らの淡い恋は終わりを告げた。

せっかくの努力も水泡と化したが、人生とは気持ちの切り替えが必要である。新たな炉利との出会いを求め、同じバーを目指す事にした。
バーの場所だが、倫理上、正確な場所は明かせない。
ウォーキングst沿いの某店とだけ記載しよう。

さて、はやる心と股間をおさえ、目指すバービアに到着。
何故か珍しく大繁盛している。
見ると淫売の集まるバービアで、白人のオヤジが息子のお誕生会を開いていた。
シュレックやミッキーの代わりに、オラウータン顔のメス猿共の生の着ぐるみに囲まれた坊やが泣きそうな顔をしている。
メスのウータンと戯れる坊やの横で泥酔したパパが淫売の乳を揉んで税に入っている。
お招きされた坊やのお友達は、全身刺青のスキンヘッドのマッチョの白人や、アッパー系の薬でガリガリに痩せた顔面ピアス男。
全身黒皮の鉄の鋲(びょう)で武装したモヒカン君等々、この辺ではよく見かける人達だが、丸の内やウォール街では浮きまくる事間違い無い個性的な皆さんだ。
そんな個性的な空間を、耳を突くようなメタリカの爆音にのり、
「Fuck you」の叫びが連発。
まさに、地獄の誕生会。
ダミアンも逃げ出しそうな光景である。
ご機嫌なパパが「飛び入り」の私にビールを奢ってくれた。
「ハッピーバースデー ユア ソン」
と叫ぶが、今度は
「Kill You」の叫びに消されて、主賓の坊やには届かない。
どうでも良いが、坊やにとって、今年のお誕生会がトラウマにならない事を祈る。

さて、カウンターのデブのチーママに聞く
「新人の炉利の入荷はある?」
シンナーの吸いすぎで歯が欠けたデブのウータンママが、にやっと笑い
「18歳だけどいるかい?そのかわり安くするよ」
と言い、HIVに感染して余命僅かな、もう一人のババアのウータンに何やら指示すると、2階から女の子が降りてきた。
名前はジャップちゃん1*歳
ややポッチャリ系だが、なかなか可愛い。
ビジュアル的には合格

地獄の音楽をバックに
「好きな人から貰うなら、どんな花が良い?」
と口説く私。
「君を花に例えるなら、ひまわりかな?」
しかし、Bossのスピーカーから
「うお~うお~Kill You Kill You」
の叫びに、いまいちムードは盛り上がらない。

「ペイバーしてくれるの?」
と耳元で囁くジャップちゃん。
「君が何でもしてくれればね」
自分でも一瞬目つきが変わったのが分かった。
「昨日入店したばかりで、あまり自信がないの…」
おおっ素人だ!
途端に海綿体が反応。
「言われた事を一生懸命してくれればOKだよ」
少し考える様子のジャップちゃん。
私は、すかさずペイバー代の300THBをジャップちゃんに握らせた。
そして、自分の右手には120THB。
これは彼女のドリンク代。
「このビールを飲み干したら、この120THBをレシートが入っている筒に入れて帰る。もし言われた事をきちんとするなら、ビールを飲み干す前に、君がここに300THB入れれば良い」

グラスに注がれたビールは少しずつ減っていく。
グラスの底まで3cmをきった時、ジョイちゃんは300THBを入れた。
すかさず、120THBも入れて商談成立。
そのまま、2階のお部屋に上がる。

服を脱がすと、思いのほかおっぱいが大きい。
しかし、先週Soi6で、猿の惑星から来た、まな板星人の貧乳を見て気分を害したので、それよりはGoodである。
しかも、乳首はピンク。
一緒にシャワーを浴びて、石鹸でヌルヌル遊び。
背後からヌルヌルしながら、右手でクリを弄り、お尻の割れ目から亀頭の先端だけを入れたり出したりする。
やや毛深いのと、腋臭の匂いが気になるが、濡れ具合も良し。
両脚を広げ、自分でオメコを広げさせて御開帳してもらう。
土人には珍しく、ピンク色のオメコに感動。
思わず劇写。
美しい感動と思い出をいつまでも残しておきたい
手ぶれ防止機能、自動露光調整機能搭載デジタル一眼レフ、オリンパスE-510はそんな気持ちを大切にします。

撮影会の後に、お体を弄らせてもらうが、正直感度はイマイチだった。
フラれた1*歳の彼女が逝きまくって潮を吹いた「Gの奥義」も、感じてはいるものの、イマイチである。
中よりも、クリ派という事が分かり、指でクリをむき出して舌で舐め上げる、「秘儀クリ転がし」をしながら、右の中指でアナル責め。
ようやく痙攣と共に失禁。
次は、ジャップちゃんの番である。
受身の反応は賞味できたが、問題は御奉仕である。
先ずは、舌を絡めるが、イマイチ積極性が無い。
全身を舐めるように言うも、乳首、ヘソとイマイチ丹念さに欠ける。
相手の反応を見ながら、強弱をつける技が足りない。
チンポをしゃぶらせる。
これも、上下を早くするだけで、奥ゆかしさが足りない。
スワイパーのニャムニャム軍団には程遠い。
強弱、舌の使い方、バキュームのコツ等教えるが、私の好きな、尿道チロチロがいまひとつである。
更に菊門舐めも伝授するが、菊の凹凸はかろうじて舐めるが、舌先を菊門に入れるのは「完璧に拒否された」
しかも、舐めながら
「カーッ、ペッ」
と唾を吐くのが繊細な私の心を傷つけ、一気に息子が萎えてきた。
再び、チロチロしてもらい、何とか元に戻るが、入れようとする時になり、ゴムを取り出してきた。
ようやく、回復した時に、ゴムは感度を鈍らせる。
生で入れようとすると、頑なに拒否された。
ならば生アナルでフィニッシュと思い、うつ伏せにして、亀頭の先を肛門に押し付ける。
入れる前に、菊門を観察すると、きれいなピンク色で、天皇家の家紋(菊)に似ていた。
そこで、陛下に敬意を表し、ベッドの上で菊紋の位置を皇居のある北東方面に合わせる。

亀頭が直腸に包まれると、階下の雑音は消え、前頭葉の中では「国歌」が厳かに聴こえてきた。
例え秘儀の最中にも日本人としての威厳を保ち、常に皇室に対する尊敬の念を抱く事は諸外国に暮す同胞にも是非心掛けて頂きたい。

菊紋に我が御心を挿入し、日本人の誇りを噛み締めているにも拘らず、ジャップちゃんは痛さに堪えられず、自ら体を引く愚行に走った。
陛下の懐に抱かれた我が御心は、ウンコのようにズルッと菊紋から出てしまった。
非国民的な行動に、怒りがこみ上げるが、仕方が無い。
あくまでも紳士として振る舞いを行なうのが「通」である。
陛下と共に我が身が果てる事は敵わずとも、概ね満足ではあった。
舌の動かし方等、まだまだ至らぬ部分はあるものの、先ずは温かい目で育てていきたい。
今後自ら精進する事で、祖国の為につくす立派な淫売に成長して貰いたく切に願い、バーを後にした。



汝 抜くべし
久しぶりにパタヤSoi6を探検。
以前よりも益々淫売の老朽化及び猿化が進んでおり、愚息のご機嫌は著しく悪い。1往復するも、めぼしい淫売は無く、カマの強引な客引きに進路を妨害される。これは、私の作法であるが、置屋街探検は1往復とする事を心掛けている。つまり、往復で2回淫売を観察するのは作法の内だが、秘め事を決めるにあたり、3回は無作法且つ流儀の美しさに欠ける。もし、決心がつかないのであれば、バービアなり、海岸通りなり、男らしく河岸を変えるべきと心得ている。特に、この通りは、私が歩くと、大声で私の本名を呼ぶ声多く、いかに厚顔無恥な私も恥ずかしい。最近は、上司の名前や、コラート特派員で有名な琢磨容疑者の名前を拝借しているにも拘らず、何故かすぐに偽名とバレてしまう。
ともかく、私の美意識では、ここは大人しく河岸を変えるべきであった。
しかるに、1時間後カミさんとビラスーパー前で待ち合わせており、河岸を変えるべく時間はもう無い。自然に歩く速度も速くなり、淫売を見る目もいつに無く厳しい。
「抜くか」又は「抜かぬか」
先ずは結論を先に出し、そして限られた情報の中から最適な条件の相手を決めなければならない。
私の愚息から脳に送られた信号は
「抜け」
結論は出た。
「汝抜くべし」
では、何処で抜くべきか…
いつもなら、炉利を店内に隠している○△も、経営者が変わり、この数ヶ月は炉利がいなくなった代わりに、カマの占有率が増え、カマバーとなりつつある。いつもは、このSoiに来ると、先ずは○△に行き、デブのキャッシャーに
「炉利いる?」
と尋ねるのが日課であったが、昨今は尋ねるだけ時間の無駄である。外から見ると、プールバーの横で、カマが3人棒を持って踊っている。カマは論外である。

その中で、顔はともかくサービスは外さない「O-Bar」を選ぶ。1年前、このバーには珍しい19歳の炉利顔のオキニがいた。生アナルで果てた愚息を生尺してお掃除してくれるなど、ハードコアなサービスが気に入っていたが、私のために93を調達しに田舎に帰ると言い残しその後7ヶ月音沙汰が無い。まあ、それは良いのだが、「O-Bar」の類人猿のママさんが、保証つきの新人が入ったと「本名」を大声で呼ぶので、先ずは見てみる事に。普段であれば、完全に許容外の猿顔であるが、このバーの中ではマトモに見える。これは、ブスの相対性美意識であり、ブスの中に、僅かでもマトモがいると、掃き溜めに咲くたんぽぽのように、可憐に見える事がある。しかし、ベルサイユの薔薇園にたんぽぽが咲いていれば如何であろうか?雑草であり見向きもされない。しかし、膨張した海綿体が、私の正確な判断を狂わせた。愚息(あくまでも私では無い)が選んだのは、23歳のエーちゃん。タイ東部のチャンタブリー出身。バンコクで3ヶ月間、宝石店で働いていたが、お母さんが病気になり、入用から苦界に見を投じたとの事。パタヤの苦界に来て3週間。白人の求める事は凄まじく、タイ人の彼氏の
「挿れて出す」
単調さを秘め事と考えていた彼女は、カルチャーショックを受けたそうだ。
「まあ、仕事だから…」
私は軽く聞き流す。淫売の生活背景に感情移入していたのでは、外道特派員は勤まらない。評価するべきは、容姿、テク、コストの3要素。それ以上の評価は必要無い。ペイバー+ヤリ部屋使用料の300THBを払い階段を上がる。薄暗く、カビの臭いが鼻を突く。胸毛の濃い白人が腰にタオルを巻きシャワー室から出てきた。その後を、同じく腰にタオルだけ巻き、乳を出した淫売が続く。
「やられた」
私の連れた淫売のエーちゃんより可愛い。私を見る、白人の優越感に満ちた顔。又しても、ファランにやられた。
戦後63年。未だ日本は欧米立国には勝てないのか…亜細亜の独立を目指し、この地で果てた多くの帝國の英霊に会わせる顔が無い。涙をぬぐい、気を取り直して部屋に入る。
何故か真っ赤な裸電球に幻滅するが、気を取り直す。部屋の鍵を締めると、キスをしてくるエーちゃん。猿顔が迫る。舌を探ると、積極的に舌を絡めてくる。猿顔は気に入らないが、この積極性はその後の秘め事に期待を持たせる。1時間前に半錠飲んだバイアグラの効果も相乗し、何故か猿顔に膨張する愚息。
それもつかの間、シャワーを浴びる段階になり、一気に萎む。私の嫌いな出ベソである。しかも、胸が無い。小学生のようだ。個人的には、胸の小さい女は好きだ。乳輪が大きく、ホルスタインのような女には知性が感じられない。僅かに膨らみかけた、中学3年生くらいの胸が好きだ。小さな胸には、青い蕾を無理に広げるような危うさを想像する。
しかし、エーちゃんの胸は
「貧弱」である。
まな板のような痩せた体に、真っ黒く大きな乳首がゴキブリのように貼り付いている。かなりグロい光景である。下に目を移すと、剃毛した恥丘が見える。僅かにビラビラが顔をのぞかせているが、剃毛が中途半端なため、3-4mm生えた恥丘は、草原というより、地獄の針山を思わせる。かなりグロい風景だ。しかし、気を取り直し、一緒にシャワーを浴びる。もう後には引けないのだ。丁寧に愚息と菊門を手と指で洗ってくれるエーちゃん。先にシャワーを終え、勝手にスプリングの壊れたベッドに横たわる。貧弱な体をタオルで包んだエーちゃん登場。私の顔をじっと見つめて微笑む。かなり気持ち悪い。取り合えず、濃密なキスから始まる。
シャワーの間にモンダミンで口内を清めたらしく、シャワー前にキスした時に感じたニンニク臭が無い。キスは、耳たぶに移り、舌が中耳に届く。次第に舌は乳首、ヘソと下りていき、愚息を包み込む。喉元まで届くディープフェラはかなり気持ちが良い。勿論生尺である。しかし、やや上下が激しく、落ち着かない。速度を落とす代わりに、喉の奥まで亀頭を入れ、顔を引く時は口の中に亀頭を残して、舌先で尿道をチロチロ舐める様に指導。飲み込みが早く、すぐに流儀を会得する。しかし、吸い過ぎた為に喉に亀頭がつかえて咽せてしまう。この辺は、今後淫売として生きていく為の当人の課題として残しておこう。
その後、袋舐め、菊門舐めをしてもらう。脚を広げて菊門を舐めてもらっていたが、足がつりそうになり、うつ伏せして、菊門を舐めてもらう。
感度が微妙な愚息に比べ、菊門は感度が弱いので、少し強めに舐めるのが由。しかるに、その舌先はやや動きにかけるため、己の両手で菊門を広げ、舌先を入れるように頼むと、狭い肛門に舌がぬるっと入ってきた。これは、かなりの快感である。その後、攻勢は逆点する。
先ずは、ディープキスから再起動するも、やはり5分前まで自分の肛門に入っていた舌を吸うのは気分が滅入る。
その後、下方に舌を動かし、貧乳を舌先で転がすと、のけ反ってもだえる。
更にチクチクする恥丘に来ると、エーちゃんは私の頭を押し、クンニを要求する。然るに、僅かに酸味のある尿臭が鼻を突き、躊躇する。臭いオメコを舐めるのは嫌だ。しかし、グイグイと頭を押され、取り合えずクリを剥いて舌先で転がす。悲鳴のような声を上げ歓喜する。更に、最近修得した「秘儀G攻撃」で、クリ舐めしながらの指攻撃で、潮を吹いて絶頂。臭いオメコを舐めずに逝かせる事に、我ながら満足する。
その後、正常位で結合しながら、右手の指でエーちゃんの愛液を使い、アナルマッサージ。親指が楽に入るようになったので、先ずは後体位からアナルに挿入。痛がらずにすんなり挿入可。ぐっと腰に力を入れ、直腸の奥まで愚息を入れる。途中、いきなり愚息を抜き、広がった菊門を観察。直径5mmほどに広がった菊門がヒクヒクしているが、あまりのドドメ色に
「見なければ良かった」
と後悔する。
取り合えず、正常位でのアナルでフィニッシュ。エーちゃん曰く、3回逝ったそうだ。

シャワー室で淫売臭をきれいに落し、身だしなみを整える。外道とはいえ、紳士は身だしなみには気を使わなければいけない。

因みに、アナルは初体験との事。しかし、最後まで感じていたので、肛門の素質は充分である。
最後に、「O-Bar」の情報だが、パタヤ海岸通りのSoi6セカンドロードから入り、右側3-4軒目。たしか、看板がでている。猿に似た濃い土人の淫売が、セーラームーンみたいな恰好で迎えてくれる。かなり気持ち悪いが、これに慣れないと先には進めない。オメコ代は交渉制であるが、目安として700THB。淫売にもよるが、タイ語の可否やお客がチビ、ハゲ、デブで800-900THBにもなるという。資金が苦しい月末などは、各種の借金支払いの為、淫売も必至だ。500THBと破格の値段もあるが、その際には価格破壊になり、他の淫売からノケ者にされるため、交渉は極秘に行なうのが「通」である。何れにしろ、ペイバーが300THBなので、ドリンク込みで1,100THB程度。朝まで、チャーターした場合は+300THB~400THBの出費が必要。大抵はブスばかりの淫売通りだが、稀に美形もいるので、時々通う価値はあるだろう。

PS
写真はSoi6ですが、「O-Bar」ではありません。

外道風土記

外道風土記

 これはオレ外道ヒロが自分の住む国タイを旅したときの記録です。オレのサイトはエロサイトだけどこれは特にそれを意識せずに書いています。かといって好きさえあれば場末マンコをしたいという欲求はあるので機会があればそれも書くことにしますが、それを主眼としたコーナーではありません。オレの趣味であるマイナー好みからしてほとんど人にはなんの参考にもならない旅行記となることが予想されますがそんなことは知ったことではありません。それを期待してこのページを開いた人は直ちに退出しなさい。その方が身のためです。では勝手に始めます。なおこの連載は極めて不定期です。
 2007年10月1日:泰国風土記として始めたこのコーナーですが、考えてみれば泰以外の国もオレにとっては旅なのでやはり単純に『外道風土記』と改めました。これなら制限がないから、心の旅、ビタミン剤火星旅行まで書くことが出来る。お気楽が一番だ。


幻の赤を求めて (2012年1月23日)
ブエナビスタ 竹ボンと獄門首のある風景 (2010年7月6日)
安らかに眠れ 英霊とはずれ籤  (2010年2月4日)
大人の遠足 工場見学 vol.2 萌えるアマタ (2009年8月11日)
英霊の御霊眠りしチンコの杜 (2009年2月3日)
ノックちゃんと小鳥のマンション (2009年1月13日)
日本シリーズ2007 (2007年11月30日)
ウタラディットの真実 (2007年10月29日)
ジュラ谷探検記

Last updated: 01/23/2012 10:46:51
外道の細道


幻の赤を求めて
去年の洪水の時、バンコクで一番早く水が入ったのはバンコク最北端サイマイ区だった。一番遅く水が引いたところでもある。つまり一番ひどい目にあった。
それまでサイマイなんて聞いたことがなかった。なによりバンコクは50区もあると知ったのもその時が初めてだった。洪水のおかげで地理の勉強になった。
地図を見てサイマイ区を探すとおぼろげに記憶があった。ドムアン空港の裏だ。ああ、あのあたりか・・・ゴミッとしたところだ。渋滞しか記憶にない。・・・あそこ都内だったの?そんなところだった。
浸水を伝えるニュースで水以上にオレが気になったのは、サイマイはバンコクで唯一、赤(タクシン派)の強力な支持基盤であると言うことだった。
タイにおける保守と革新の支持基盤は日本の間逆。つまり保守派=バンコクなど都市部、革新(タクシン派)=農村部で、どう保守と革新なのかは日本の自民・民主同様あやふやなモノだ。金持ち・貧乏と分けた方がわかりやすい。どんな奴でもバンコク人は田舎者よりはマシというこの国の現実を反映している分、対立の構図はわかりやすい。
バンコク赤人であるサイマイ人は現在赤が天下を取るタイの国政を笠に着て暴れ放題。堤防や水門壊したりして、修理に来た役人に殴りかかり、かないそうもない軍隊が出動するとパチンコで手榴弾投げたりする暴れん坊貧民だった。
オレはとても興味を引かれた。
赤と言えば貧乏。貧乏といえば淫売。淫売といえば、そうわたくし外道紘。
すっかり水の引いた一月のある日、限りない貧乏と淫売を求めてサイマイに行ってきた。インバイいねがなー?ただサイマイに行くのではなく、なるべく饐えた貧乏の薫り高い地域を探す。川っぷち線路端は貧乏の巣だ。
パホンヨティン57/1・・・ここが臭いとオレは睨んだ。空軍の基地と公団団地に挟まれた川っぷち。絶好の貧民窟立地条件だ。
バンコクは狭いが渋滞がひどい。目的が目的なだけにやる気が湧かないのにひどい渋滞であった。1時間近くかかってパホンヨティン57/1にたどり着いた。こ、、、ここは・・・。予想以上のすさみ加減。自らの勘の良さが恨めしい。歩道もなく道ばたに砂の舞う今時考えられない土間ネスク廃材様式の平屋建築群が連なり、運河沿いには人が住めるのかどうか自信がなくなる水辺の蛋民住宅がつらなる。何より最近バンコクでは目にしなくなった人と動物の共生が見られる。ヤードバーズさんなどは当たり前、アヒルさん、ガチョウさん、黒豚さんまでもがそこら中をうろつきまわり、ムスリムのような出生率を証明するガキどもの群が動物と戯れる。不思議なことに野良犬は見あたらない。全部食ってしまったのだろうか?
えーーー言って良いのでしょうか?正直に告白します。タイとは思えませんでした。インドネシアのそれもジャワ島ではなくスマトラとかスラウェシの都市部にイメージが重なる。ガキだけではなく住んでいる住人もバンコク人とは思えない黒さでどことなく殺気立っている。冗談でも『赤ですか?』とか質問できる雰囲気ではない。オレは数枚の写真を撮っただけでリンチに合う前に赤貧民窟をあとにした。川っぷちを過ぎるとそこは新興住宅街。都心で住宅を買うことが不可能になったニューリッチたちのお住まいが続く。なぜかこうした貧民窟の隣は高級住宅街だったりする。隣接して小綺麗なショッピングセンターがあり、そこにあったマックでこれを書いている。ここはここでタイではなかった。日本の郊外、そうイオンなんかがあるショッピングセンターのような人工的な清潔さと余所余所しさ。その時、この人工的な清潔感と比べて、先ほどの赤貧民窟の方に親近感を感じてしまっている自分を見つけたのだった。
オレのいるアパート大家は遠からずくたばり、そうなれば利に聡い息子たちはあんな古い都心のアパート経営なんかやらずにビルに立て替えるだろう。オレの居場所はなくなる。その後、同じような条件の物件はないので、そうなったらこれぐらいバンコクの僻地に引っ越しても良い。オレの仕事は電話線さえ来ていればどこでも良いのだから。
サイマイに引っ越そう。そこにはバンコクの昭和があった。



ブエナビスタ 竹ボンと獄門首のある風景

市街地デモの強制排除当日、俺はそんなことになるとは思わずバンコクを脱出してコチャン(チャン島)に疎開することにした。一日中銃声が鳴り響き、電気水道すら止まって耐えられなくなったからだ。
時刻は朝6時。ちょうど装甲車が動き出した時間らしいが、閉鎖エリアにあるオレの部屋付近のバリケードでは、警備の兵隊さん達自動小銃を抱いて爆睡中。いくら地域が違うとはいえここまで緊張感がないと、まさかその日に武力鎮圧があるとは想像もできなかった。ルンピニ・シーロム以外の兵隊さん達には知らされてなかったのかも知れない。・・・・・ちょっと日本ではあり得ないが、タイだと思うと十分あり得る。
ラパオ通りを遡り、ミンブリからチェチェンサオへ、そこから215号線をくだり、チョンブリに入る。244号線との交差点を右折してラヨーンに向かう。何度か給油や休憩をして、そろそろラヨーン県内に入ったかなと思ったのは10時ぐらいだろうか。太陽はほぼ真上にあがり、ジリジリと暑くなってきた。ホワーーン、とした気分でバイクに乗っていた。こんな時は何も考えないのが一番いい。ボーッとしている間に目的地に着く。そんなオレのほのぼのした気分をぶち壊してくれたのは一台の忍者だった。オレの横を爆走していきやがった。
忍者・・・と言うバイクを皆さん覚えていますか?かつて一世を風靡したカワサキの大型バイクだが、その恥ずかしい名前からか日本より海外での評価が高かった。かつて・・・の話ですが。かつて、と過去形で話したのは現在でも販売されているこのカワサキのバイクは妙なロングセラーでオレが高校生の時にはすでにあった。代替わりしていまはそれなり洗練されているが、オレが一目でニンジャと判断できたのは、それが古くさい80年代の初代ニンジャだったのだ。ウーーン、高校の時に欲しかったヤツだ。あー懐かしく恥ずかしいあのころ。まだ走っているだけでも驚きなのに、オレの牧歌的厭世気分をぶちこわしにするとはけしからん!一瞬後を追ましたが・・・150で追っても離される。大変危険な荒ニンジャとわかり諦めた。
一般の旅行者はあまり知らないかも知れないけど、タイの国道というのは基本的にアウトバーンで制限速度無し、と言うか取り締まるお巡りがいないため結果としてそうなっている。できるんならどんなにスピード出してもいいよ、でも事故ったら自己責任だよ、というのがタイ国の姿勢で、これはあらゆる他のことにも共通する。なにかあったら所轄官庁の管理責任とか妙な理屈を振り回す日本とは違う。そう言った意味でタイは日本より大人な国だ。
まあいい、なにしろそのニンジャはクソ古いくせに160以上で爆走して視界から消えた。なんて危ないヤツだ、若いヤツは命を知らない・・・でも後ろ姿はオヤジだったな。信号がほとんどないのでいくらでもスピードは出るが所詮は国道である。5-10キロおきに信号はある。他の国道との交差点か、田舎町を通り抜けるときだ。やがて信号に当たった。さっきのニンジャも止まっている。オレは横に着け、その懐かしい骨董品のようなバイクを眺めた。
タイでは大型バイクは珍しくすべて輸入品のため割高。結果的に趣味の世界にどっぷり浸かっている。若い頃、雑誌でしか見れなかった大型バイクを本当に買ってしまうのはオヤジが多い。一昔前の日本におけるハーレーの扱いを思い出して欲しい。アレも乗ってるのはオヤジばっかりだったでしょう。
ニンジャに乗っているオヤジと目が合い、お話しする。
なんでも自分で整備しながら10年以上も乗っているそうだ。84年製と言う初代ニンジャでオヤジによれば息子と同い年だそうだ。オヤジバイク談義をして盛り上がる。もうそろそろ信号が変わるな、と思い視線を道に向けたときだった。急にオヤジが言った。
『ところでお前、ブエナビスタやるか?』
あのーー私はラテンには疎いので・・・と思ったが、聞き間違いでした。
カンナビス・・・大麻でした。
うーん、タイに暮らして長いが信号待ちしてて大麻やるか、と持ちかけられたのは初めてだ。
けしからん!人を外見で判断しおって、私がそんな人間に見えますか?
オレは即座に『やる!』と答えた。
信号が青に変わったのでオレたちはバイクを測道に寄せた。
『この先にダチの家があるからそこで味見すべえよ』
『ダチの家って遠いのか』
『すぐだ次の信号だから30キロぐらいかな』
『そんなことだと思った。ガス切れそうだから途中で給油する』
『わかった、ところでお前どこまで行くんだ』
『バンコクが話にならんからコチャンに行く』
『おーーいいな、チャンか。もうすぐ満月だからパーティーがあるぞ』
思った通り悪そうなオヤジで島のパーティーのことまで知ってやがる。
『島に行くなら草持って行け、現地では高いぞ』
そんなことまで知ってやがる。ウーーー期待が持てそうだぜ、オヤジの草。
それからはこのニンジャオヤジとのツーリング。20分ぐらい走ったところでで大きな交差点があり、左折してすぐにオヤジが言っていたダチの家があった。典型的な田舎のタウンハウス(商用長屋)で無意味に広い。前にバイクを止めているとそのダチが出てきた。なんでも二人で借りているそうだ。お前ら女房はどうした?と聞くと二人そろって最近逃げられた、そうだ。ウーン・・・オヤジの悪は鄙びている。ゆうに100平米はある平屋タウンハウスは月3000Bだそうだ。
ニンジャオヤジの名はチャイラットさん。歳は中年から老年にさしかかったくらいかな。年甲斐もなく黒の革ジャンにチェ・ゲバラのT-シャツ、下も黒のレザーでよく暑くないな。バイク乗ってるときは黒のメットの後ろから束ねた長髪がボリューム無くたなびいていた。メットを脱いでわかったのだが、押し寄せる年波はいかんともしがたく前頭部からはげ上がり、なまじ長髪なだけに落ち武者、または獄門首のようだ。
さっきから気になっていたのだが、チャイラットさんは少し日本語を話す。『そこ右』とか『ちょっと待って』とかだが妙に使い慣れた発音だ。
『チャイラットさん、日本語うまいね』
『前ジャイカで働いていた』
JICA・・・独立行政法人国際協力機構(英語表記:Japan International Cooperation Agency、略称JICA(ジャイカ))は、独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づいて、2003年(平成15年)10月1日に設立された外務省所管の独立行政法人。政府開発援助(ODA)の実施機関の一つであり、開発途上地域等の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的としている。
『ジャイカ・・・ですか』
『いまはバンコク銀行だ』
『なにやってる?』
『特殊な警備業務だ現金輸送車の護送とか、友達は同僚だ』
どおりで部屋にダーティーハリーみたいな大口径の銃が転がってる。なんでもいいが日本のODAは巡り巡ってニンジャや大麻にもなっているようだ。
チャイラットさんの友達がオレに尋ねる。
『どれくらい欲しい』
『あんましいらない、ワンパケで十分。500B分くらい欲しい』
オレ自身、今はほとんどやらない。主にノリピー専門だ。先に島に行っているなっちゃんのパパ、筋彫り大魔王が、執行猶予が明けたばかりだというのに『草欲しい』と言っていたのを思い出して買うことにしただけだ。また成田で捕まっても知らないぞ。今度捕まったら確実に恨まれるだろうな、筋彫りのお袋に。母親は理不尽だ。筋彫りはどうでもいいがなっちゃんが不憫でならない。
チャイラットさんの友達は、部屋にそんなに無いと言ってバイクで買い出しに行った。待っている間、チャイラットさんは味見しろといって大麻の小片を取り出した。オレはこの先チャン島まで行かなきゃ行けないから辞退と言ったにもかかわらず、チャイラットさんはゴソゴソとなにかをベットの下から取り出した。マズイ・・・竹ボンだ。
竹ボンとは竹の幹を使った吸引具で一種の水パイプで側面に穴を開けて別の細い竹を通し、その先に草を詰めて火をつけ・・・・・説明やめる。わかる人は言わなくてもわかると思うし、わからない人はわからなくても一生困らない。
まあなにしろ竹ボン具というのは少量の草で大量の煙を吸い込むことに特化した吸引器で、当然の事ながらガツンと利いてしまう。これよりキビシイのはバケツボンだが・・・これも知らなくていい。まだ100キロくらい走らなきゃいけないのに・・・と言うオレにチャイラットさんは『まあまあ、一服いきねえ』と非情なお言葉と共にお先に一服。
ボコボコボコ・・・バスーッ!
こんな音がしますが、まあ一気飲みみたいなものだ。竹ボンに詰めた大麻草を一息で吸いきるとこんな音がする。ウーーーイカン、この成り行きでは日本代表としてオレも同様に一気吸いをしなければならない。
ボコボコボコ・・・バスーッ!
妙なナショナリズムに目覚めて一息で火を落とした。
フッフッフ・・・歳食ったんだから無理するもんじゃないな。いきなり決まってしまった。相変わらず日本では大袈裟な扱いだが、実際問題、大麻は言うほど大したものではない。クリントンもブッシュもやったと告白しているし、現在のオバマ大統領は税収のために合法化しようとしたこともある。そんなものなんですよ、実際は。ビールくらいかな、酔い方は、決して蒸留酒ほどの深酔いはしない。ヨッパライ方も酒といっしょ。普通に紙に巻いて吸えばの話である。こんな竹ボンでやったら寝起きにテキーラだ。ヘロヘロに決まってしまった。
そんな感じで獄門首のニンジャオヤジと共に国際交流。ヨッパライの間で意志疎通に言語や国籍・年齢の差は障害とならない。チャイラットさんはどうも泣き上戸らしく、逃げた女房とニンジャと同い年の息子の思いで話を涙ながらに語りだした。聞き役のオレはすっかり酔っぱらってしまい長椅子にグダーーンと横たわるオヤジマグロと化し、ただウンウンと相づちだけを打ちまくる。話の内容はとうに意味不明になっていた。
大麻のお使いに行っていたチャイラットさんの友達が帰ってきて、大麻酒盛りに参加。竹ボンの火を落としまくる。ビールも買ってきたので、それも飲み、いったい何で酔っているのかわからなくなった。
どれくらい時間が過ぎたのだろうか?壊れているとばかり思っていた古い柱時計がボーンっと時を告げた。
『ウウッ・・・今何時だ?』
『お前寝てたぞ、4時だ』
『なにっ!コチャン行きの最終フェリーは何時だ?』
『わかんないけど五時か六時だろう。島に夜行くヤツはいない』
『グワーなっちゃんとなっちゃんのパパが大麻待っている。なっちゃんはやら無いがママはやる』
『大丈夫だ。今日はここで寝て行け。お前決まってるし運転危ないぞ。明日の朝一で行けばいいだろう』
こんな最低なオヤジ環境で泊まったら、いったいどこまで酔うかわからない。お礼を言って大麻代を払い、強行出発した。だが・・・はっきりわかるそのヨッパライさ加減。全然危ないしバイク運転で眠りそうになる弱り方。歳は食いたくねえな。『ウーーー急がなきゃ』と思い、気分だけは首都高バトルのような高速走行を続けるもメーター見ると時速55キロ。イカン、視力が酔っていて高速走行に見えるが、実際はのろのろ運転で原付のオバサンに抜かれる。ヘロヘロになりながらもトラートの船着き場に着いたときは六時半過ぎ。もう駄目かなと思ったが最終便は七時で間に合った。フェリーに乗って海風に吹かれ、遠ざかる陸を眺めているとまだ決まっているのか身体が左右に揺れる。船でしたね・・・揺れるのは。そう自分に言い聞かせないと判断できないほどヘロヘロになりながらたどり着いたチャン島でした。



安らかに眠れ 英霊とはずれ籤
日本から『証言記録 兵士達の戦争 Vol1-6』を送ってもらった。
半年に一度のDVD便だ。
2次大戦は負け戦だったので、大抵はひどい話ばかりで、当時の精鋭兵士も今はすっかりよれよれの年寄りとなっており、基本は年寄りの泣き言集になっている。その中で印象的だったのが大陸打通作戦。南方から船で物資を運ぶと途中で沈められるので、中国大陸を通って陸送するためのルートを開く、と言うことだったが当時すでに退勢だった日本軍は進軍に使う鉄道も自動車もなく、すべて徒歩で踏破。途中でご飯猫ババや戦闘しながら進軍という素人目にも無茶な作戦で、旧軍お得意の敵よりも味方により多く殺される結果になったようだった。『グワーすげえな!こんなに歩いたのか』と印象に残った。番組では南中国まで踏破した時点で終わっていたが、実際に一部は終戦時までにマレー半島まで達して総踏破距離1万5千キロ!!
マジですか?歩きですよ??ドMですか???
その大陸打通作戦に参加した37師団が終戦を迎え、武装解除されたのがタイのナコンナヨクだった。知らないだろうけどバンコクの隣で、人口だけはあるけど他は何もないという埼玉みたいな県だ。当然、誰も埼玉なんかに遊びに行かない。天国には遠すぎ、バンコクに近すぎた不幸だ。その何もないナコンナヨクに37師団の石碑があると聞いて行ってみることにした。
かつて副都心計画があったランシットまでは、程度の差こそあれ都会でビルが建ち並ぶ。ランシットの立体交差をなんだかグルグル回されて右折するとナコンナヨクに向かう国道305号線だ。運河沿いにダルイ直線道路。まだ首都圏で渋滞もある。先に工業団地でもあるのか大型車両も多く栄えているのか殺伐としているのかわからない。
小一時間も進むとようやくあたりの風景は典型的なシャム平原の農村になった。日本の農村風景ではない。規模がでかすぎるのだ。しかもまったく平らで起伏一つない。こうした風景を見るたびに、タイの豊かさを実感する。同じ農業でも意味が違いすぎる。タイ人の持つ、そして日本人が決して持ち得ない心の余裕の源泉だ。
タルーーーンとした気分に浸っているとすぐにナコンナヨクに着いた。ランシットから1時間くらいかな。ナコンナヨクの街と言ってもそこはただの交差点にいくらかの役所と商店が集まっただけの集落。なるほど・・・ナコンナヨクのニュースを聞くことがないわけだ。信号2個過ぎるとナコンナヨクの街は後方に遠ざかった。国道305号線はいつの間にかに3049号線へと変わっていた。4桁道路になると急にすべてがショボクなり、風景もノンビリではなくグッタリする田舎になった。大きな国道から離れたところに真の田舎は存在する。日本と同じだな。
37師団の碑があるのは3049号線から脇道にそれて50メートルほど言ったところにあるプラムマニ寺だと言うことはわかっていた。オレのマイナー旅行の味方『タイの変なスポット』(http://maleangpo.blogspot.com/search/label/%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%A8%E3%83%83%E3%82%AFNakhon%20Nayok)で調べていた。
だが問題はそれがナコンナヨクの街からどれくらい離れたところに位置するのか、また左折なのか右折なのかサッパリ書いていなかった。まあ行けばわかるだろうとたかをくくり適当に行き過ぎたらそこらの百姓に聞いてみよう。田舎で寺は目印だ。
街から5キロほど過ぎてそろそろ人に尋ねようと思っていたところ、道ばたにでかい寺の広告看板があった。寺の広告、それも野立ての看板・・・みたいなのは日本にあまりないが、タイでは普通。しかし繁盛している寺のみ。繁盛している寺=商業主義的=金に汚い寺とも言えるので『タイの変なスポット』にはいたって普通の寺、とあったので違うかなと思いつつ看板を読む。オレのカタカナ読みタイ語読解では判読困難も・・・奇遇ですな、プラムマニ寺の看板だった。50Mおきに大きな看板が立っている。どうも有名な寺のようだ。看板を道しるべに寺を探す。最初の看板から1キロほどの所にプラムマニ寺はあった。門前道は人や車でごった返し、交通整理の兄ちゃんがラウドスピーカーでがなり立てる。一発でわかった。
誰も知らない静かな寺でひっそりと眠る英霊達の碑・・・をイメージしていたのでなんだかガックリ。まあいい。プラムマニ寺は周囲を堀で囲まれた大きな寺でツアーバス用の大きな駐車場まで完備。どうも金の匂いがプンプンする。
境内に入ってすぐその原因がわかった。これは・・・なんという罰当たりな寺であろうか。宝くじの寺だったのだ。参道の両脇にぎっしりと並ぶ宝くじ売り、所々に占い師というか宝くじのあたり番号を予想する予想屋まで開業している。金に弱いタイ人に大人気な訳が分かった。しかしまあ、いくらタイとは言え此処まで現世利益に徹底した寺は珍しい。大にぎわいの人出に比べあまりにも小さい本堂には住職・・・ではない、予想屋総代ともいうべきババアが鎮座ましまし、信者・・・と言うか金の亡者どもがお布施・・・と言うか見料を払うとデカイ竹筒振って出た竹籤の数字を読み上げ、本堂に詰めかけた人々は赤鉛筆でメモ、中には見料払わずに窓から覗いて聞いている奴までいる。本堂は熱気でむせかえり、予想屋総代のババアがいちいち蘊蓄をたれる。『ウン、この数字で去年100万当てたな・・・フッフッフ、今年も来るかなこいつは』などと言うと一気にどよめく観衆。中には急いで籤買うために境内にあるATMに走るババアまでいる。寺とATM・・・皆さん、こんな事があって良いのでしょうか?場外馬券売場とパドックを合わせたような寺だ。
オレはあまりの事にフラフラと本堂を出た。ショックで危うく本題を忘れるところだった。英霊は・・・英霊はどこなのだ?その時宝くじ売りのババアがオレの手を取り『あんた籤買いな!あたり間違いなしだよ!!』と営業を開始。違う、違うんだオバサン。オレは手に取ったプリントアウトの資料を見せ、この日本軍の碑はどこかと尋ねた。ババアは、ケッ!外したぜ、こいつは金にならねえ、と言う態度をあからさまに見せながらも『日本はあっちだよ』と駐車場の方を指さした。なんというギスギスした寺だ。
旧陸軍第37師団の慰霊碑は現世利益とまったく関係ないので駐車場の脇に追いやられ、顧みる人もいない寂しいものだった。一応掃除はしているようだが、場所が場所のためちょうどいいのだろう。半ば廃材置き場と化し、駐車場に使う赤いコーンなどが重ねて置いてある。オレはコーンをどけペンキのカンカラを碑の後ろにどけて線香に火をともした。
『すいません英霊の皆さん、罰当たりなタイ人どもがこんな仕打ちをして。戦友や遺族の皆さんもご高齢でしょっちゅうお参りにはこれないのです。皆さんとしても不本意でしょうが、代わりに外道者のオレが来ました。うるさいところですが、安らかにお眠りください』
オレは手を合わせ、こんな所まで歩いてきた英霊の冥福を祈った。

しかしまあ、人間大抵のことはやればやれるのであって、出来ないと言うのは言い訳に過ぎない、とはわかっていたがこれはあまりなことだ。37師団は日本陸軍最大の作戦、大陸打通作戦に参加し、中国山西省から縦に中国大陸を縦断。その後フランス領インドシナ(ベトナム・ラオス・カンボジア)を経てタイのナコンナヨクに至り、この地で終戦を迎えた。その距離1万4百余キロ・・・歩いてですよ・・・昔の日本人は我慢強かった。好きでやったわけじゃないだろうけど。
途中で倒れた将兵7930柱が此処に眠る。やっぱり根性だけでやって良いことではなかったようだ。また当然碑には書いていないが、途中で相当ひどいこともしたようで、途上の住民にとっては人災&怨恨の対象でもあったようだ。色々に悲しい時代だったんですね。

プランマニー寺はカオヤイ国立公園の麓にある。カオヤイはタイの軽井沢とも言うべき避暑の地でタイ人には大人気。寺の先10キロほど行った。ダム湖まで行った。川下りボートやキャンプ場などタイ人の行楽の地だった。洒落たリゾートホテルなども建ち並ぶ。綺麗な所だが、旧軍の皆さんは景色を楽しむ余裕はなかっただろう。残酷な時の変化に、なんだか心に空白を感じだ。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC37%E5%B8%AB%E5%9B%A3_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BB%8D)
第37師団(だいさんじゅうななしだん)は、大日本帝国陸軍の師団、盧溝橋事件後華北から華中・華南へと戦線が拡大し日中戦争が泥沼化するなかで、占領地の警備や治安維持を目的として、1939年(昭和14年)2月7日に新設された三単位編制の治安師団の一つである[1]。 大陸打通作戦で北京からバンコクまで踏破し、日本一歩いた軍隊と言われている[2]。
沿革
編成後ただちに中国戦線に投入、華北の第1軍戦闘序列に編入され八路軍の活動に対抗するため山西省晋南の警備に当たると同時に、ほかの治安師団と同様に1939年(昭和14年)夏以降に行われたさまざまな治安作戦に参加する。
太平洋戦争開戦後も第1軍隷下にあり山西省に駐屯していたが、1944年(昭和19年)3月31日に第12軍戦闘序列に編入され大陸打通作戦に参戦、4月17日に戦闘が始まった第一段の京漢作戦においては4月23日河南省密県、4月30日には許昌を占領する。続いて同年7月17日には第11軍戦闘序列に編入、第二段の湘桂作戦において9月29日に湖南省宝慶を占領、11月24日広西省南寧に至り、12月10日には綏禄にて仏印方面から北上してきた第21師団の部隊と連絡し大陸打通を達成、12月19日印度支那駐屯軍戦闘序列に編入される。印度支那駐屯軍(同年12月20日第38軍に改称)隷下タイ王国のナコーンナーヨック県バーンナー近郊に駐屯して対イギリス戦に備えていたが、当地で終戦を迎え1946年(昭和21年)に復員した[3]。
1.^ 同じく1939年(昭和14年)2月7日に第32・第33・第34・第35・第36師団が、同年6月30日には第38・第39・第40・第41師団が新設された。
2.^ 隷下の歩兵第227連隊の中隊長として大陸打通作戦に参戦し、中国大陸から仏印・英領マレーを転戦、マレーで終戦を迎えた太田武男大尉の著書に『歴戦1万5000キロ―大陸縦断一号作戦従軍記』がある。
3.^ 戦後、ナコーンナーヨック県の駐屯地は、タイ王国陸軍のジュラジョームクラオ士官候補生学校に転用された。また、ナコーンナーヨック県のプランマニー寺に慰霊碑奉賛会が納めた石碑がある。



大人の遠足 工場見学 vol.2 萌えるアマタ

タッキーの営業に意味なくついていって、アマタナコン工業団地を表敬訪問。前回のサハ工業団地に続いて、工場萌え第二弾だ!
ウー・・・萌えるぜ工場。タッキーからの事前情報では『デカイっすよ』だけだった。タッキーは仕事なんだから早いですよ、と宣言していたのも関わらず9時に電話するとまだ寝てやがった。その上、待ち合わせにも遅刻で理由を聞くと朝からら臨月の女房と修羅場バンバだったそうだ。ウーなにげにラテンな鉄火場家族。工場萌えは初めからヒートアップだ。
タッキーはまだブツブツ言っている。どうも後に引きずるのは東北人の特徴のようだ。
『無茶苦茶ですよ、あのキチガイ女』
『孕んで気が立ってるんだろ、ガキなんだから許してやれ』
『だって勝手に僕の車使ってどこか行きやがって、起きても仕事行けないじゃないですか。10時に配達の予定なのに』
『おまえだって寝てただろ。間に合うんだからいいじゃないか』
全く遊びで工場見学がメインのオレはお気楽だ。
『やっと帰ってきたんで僕が怒ると、朝から仕事行くなインポ野郎!とか言いやがるんですよ。』
『インポなのか?』
『・・・孕ましたじゃないですか』
『でもDNA検査するんだろ』
『・・・白人とか黒人が生まれない限りウヤムヤにしようかと・・・』
『大人だ・・・・・な』
そんなことを話しながらサハ工業団地への配達を終え、俺達はメインターゲット、アマタナコンへと向かった。
『正面ゲートから入らないとどれだけデカイかわからないので回り道しますね』
『・・・そんなにでかいのか?』
『10キロ四方くらいじゃないですかね。僕も全部は把握してません。中に高速まで入っていてそれをまたぐための陸橋があります。最終的には隣の県まで拡張するらしいですよ』
『植民地みたいだな・・・』
実際に正門ゲートをくぐるとそこは工業団地と言うよりは大型展示会場みたいな感じででコンビニやマックなどファーストフード店が並び、なんとなくお祭りみたいな雰囲気だった。すべて巨大な駐車場を持っている。道幅は広く片側3車線くらい、行き交うは当然だが会社のロゴや名前の入った業務用車やコンテナを積んだ重量車、従業員送迎用バスなどばかり、妙なことに気づいた。せわしい雰囲気だが全く歩行者がいない。すべてが利潤追求、効率化のために出来ているため生活感の全くない、不気味な近未来SFみたいだ。
『人が全くいないな・・・』
『こんなところ歩けませんよ。工場の間隔が1キロ近くあるところもあるし、勤めの工場からゲートまで何キロもあるのは普通でしょう。みんな車か送迎バスです』
『こんな所で生活できるのか?』
『生活の場じゃなくて仕事オンリーですよ、こんな所に遊びできているのはマジ紘さんだけです。もう昼近いので飯にしましょう』
タッキーが案内したのは工業団地内サービスアパートにある日本亭レストラン。工員ブチこんどくだけだからアユタヤの山田みたいなショボイ所ろだろうと想像していたがこれが大違い。リゾートホテルみたいに平面にデカイ 豪華な施設だった。さっきまで重量車ばかりだったのにここだけカムリ・アコード・レクサスなどのセダンが並んでいる。タッキーが解説する。
『ここはサハやアユタヤとは違い、すこしシーロムの香りのする工業団地なんです』
『なんだそりゃ?』
『トヨタを初めとする大企業が多いですからね、メーカーでもなんだか偉そうなんですよ。ここだって1泊1500以上するんじゃないですか内部もホテル以上です』
『気にくわんな』
『しょうがないですよ。工業勤務だけじゃなく、日本からの出張者もいてホワイトカラーも多いです』
日本亭は座敷まであり、ゆったりと空間を使った優雅な内装。オレは工場の賄いを想像していただけにカルチャーショック。生意気にも背広ネクタイのリーマンどもが昼から鰻重とか食ってやがる。お値段もそれなりに張る。俺達は一番安い蕎麦かき揚げ定食。うまい!!蕎麦も乾麺じゃないし、かき揚げ丼のエビがプリプリしてうまい。下手なスクンビットの飯屋をぶん殴ってやりたい。考えてみれば働いているのはオトーサンだ。暇な駐妻なんかにうまいもの食わす必要ない。オレとタッキーはうめえうめえとガキのように食う。
昼飯が終わって本格的に工場ウォッチングを始める。タッキーがバスガイドのように解説する。
『左手にあるのがダスキンの工場です』
『でけえな。ダスキンって掃除用品の?なんでこんなデカイ工場が必要なんだ?』
『エアコンでしょう。アジア地域に出荷するはここで作ってるみたいですよ』
『エアコン??それにしてもデカ過ぎないか』
『研修所もかねてるんですよ、それにここでは普通の大きさです』
その工場は果てしなくフェンスが続いていて終わりが見ない。デカイといってもここでは平面的なでかさだ。道の広さも相まって妙に空が広い。なんだかいい気分だ。敷地内に銀色の外壁で覆われた映画にでてくる化学兵器工場みたいなのがある。
『なんだあれは?』
『ああ、あれが研修所です。あれだけでうちの工場よりでかいです』
オレは言葉を失った。
『右手が三菱エレベーター』
『ウウッ!』
『左手がデンソー第一工場 続いて第二工場 その次が最終検査所』
『ウウウッ!』
なんだか巨人の国に迷い込んだようだ。すべてのスケールが違う。太田区みたいのをそうぞうしていたオレが間違っていた。
『みんなこんなでかいのか?』
『メインの通りにあるのは大企業でデカイですが裏通りとか出荷に不便なところには下請け、孫受けみたいなしょっぱい工場もあります。』
ここにも身分差別はあるようだ。工場なんかみんな一緒だと思っていた。
右手に公園みたいな緑地が広がる。木が少なくやたらと芝生ばかり。この国では木陰はないと公園として不自然だ。
『なんだこれ?』
『ああ、アマタのゴルフ場 アマタカントリーですよ』
『ゴルフ場?工業団地じゃないのか』
『ゴルフなんかリーマンのお習い事でしょう。必要なんですよ。敷地内に作っておけば接待ゴルフも遠くに行かなくていいし、なんか生産ラインに問題が起きたら、すぐ工場に戻れるじゃないですか。それとキャディーのスカート滅茶苦茶短くて有名です。』
『だんだん混乱してきた・・・・あの巨大なラブホみたいな建物は何だ?まさかマンコまで工場の近くでやるんじゃないだろうな?』
『クラブハウスですよ。この広大な工業団地で唯一昼間から酒が飲める場所です。あれもうちの工場よりデカイなー』
なんだかわからなくなった。オトーサン達ははたして仕事してるんだろうか工業団地で遊んでるんだろうか?
『右が小松、その先に見えるのがブリジストンです』
『全然見えない』
『一個一個がデカイんですよ。しばらくすると見えてきます』
やがて見えてきたブリジストンは飛行機でもつくってるのかと思うほどでかかった。
平面的にデカイので高さはさほどない。そのせいか隣の工場が見えないのは普通で、皆同じような建物のためどこ行っても概視感というかデジャブーに襲われる。
『左に広がるのがトヨタの工場です。ここはエンジン組立だけで小さい方です』
『なに言ってんだデカイじゃないか』
『まあそうですが、チェチェンサオにあるメインの工場はそれだけでとてつもない広さですよ』
『デカイばかりで想像できない、比喩ではなせ』
『そうですね・・・皇居より大きいでしょう』
『なんという慎みのない工場だ。国賊め!』
・・・結局オレの想像力では理解できなかった。
日系だけで400社 全部で1000社近くが入るアマタナコン工業団地は平面的に萌えた!そして・・・広すぎて今どこにいるのかさっぱりわからなかった。
きりがないので主な企業を日系だけでリストアップすると

Adcomat (Siam) Ltd. (アドコマット/岸本産業:自動車部品)
Ageless (Thailand) Co., Ltd. (三菱ガス化学、三菱商事:酸素)
Aichi International (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
Aiphone Communications (Thailand) Co., Ltd. (アイホン:インターフォン)
Air Products Industry Co., Ltd.(工業用ガス)
Aishin Takaoka Foundary Bangpakong Co., Ltd. (アイシン高岡:鋳鉄鋳造)
Amagasaki Pipe (Thailand) (尼崎パイプ:銅パイプ)
Asahi Soomboom Aluminium (旭テック:アルミダイカスト)
Asia Precision Co., Ltd.(OA部品)
Asia Shaft Co., Ltd.(OA部品)
ARST(Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
Auto CS Engineering Co., Ltd. (セントラル自動車:自動車部品)
Bangkok Komatsu Co., Ltd. (小松製作所:建設重機)
Bangkok Komatsu Industries (小松リフト:輸送機器)
Bangkok Marine Enterprises Ltd.(物流)
Bridgestone Tyre Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. (タイヤ)
Calsonic Kansei (Thailand) Co., Ltd. (自動車部品)
Calsonic Product (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
CKD (Thailand) (CKD:空圧機器)
Cherry Serina Co., Ltd. (石川ガスケット:ガスケット)
Complete Auto Rubber Manufacturing Co., Ltd. (ゴム製品)
Diki Nikkei Thai Company Limited (日本軽金属/ダイキ:アルミニウム)
Daikin Airconditioning (Thailand) Ltd. (ダイキン工業:エアコン)
Daikin Industries (Thailand) (ダイキン工業:エアコン)
Dainippon Ink and Chemicals (Thailand) Co., Ltd.(インク)
Daipla System Technology Co., Ltd.(自動車部品)
Denso (Thailand) co., Ltd. (デンソー:モーター)
DIA Modem Engineering (Thailand) Co., LTd.(金属部品)
Dyna Chisso Chemical (Thailand) Co., Ltd. (チッソ:プラスチック)
Eagle Industry (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
E&H Precision (Thailand) (エトー:精密部品)
Exedy Friction Material Co., Ltd. (エグゼディー:クラッチフェーシング)
FDK Tatung (富士電器化学:電子部品)
FIC International(コンプレッサー)
Fujita Rashi (Thailand) Co., Ltd. (藤田螺子:金属加工部品)
Gifu Seiki (Thailand) Co., Ltd.(金型)
Glory Plan (Thailand) Ltd. (貞苅椅子製作所:家具)
Hanano Thailand (ハナノ:自動車部品)
Hayashi Telempu (Thailand) Co., Ltd. (林テレンプ:自動車内装部品)
Hiclear KS Envirotech CO., Ltd.(下水処理タンク)
Hino Motors Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.(トラック製造)
Honda Lock Thai (本田ロック:自動車部品)
Hoyo (Thailand) Co., Ltd. (物流資材)
Hoyu Cosmetics (thailand) Co., Ltd.(ヘアカラー)
HW Turbo Systems (Thailand) Co., Ltd.(ターボチャージャー)
Ihara Manufacturng (Thailand) Co., Ltd. (イハラ製作所:バイク用部品)
Iida Seimitsu (Thailand) Co., Ltd.(精密金属)
IHI Turbo(Thailand) Co., Ltd. (石川島播磨重工業:ターボチャージャー)
Inaba (Thailand) (イナバ:ホース)
Inoac Automotive(Thailand) Co., Ltd.(プラスチック製品)
International Casting Co., Ltd.(鋳造品)
International Precision Co., Ltd.(ギア)
ITSP Co., Ltd.(パイプ)
Jibuhin (Thailand) (自動車部品工業:自動車部品)
K Line (Thailand) Ltd.(ロジスティックス)
Kaise (Thailand) Co., Ltd. (パイプ)
Kanayama Kasei(Thailand) Co., Ltd. (金山化成株式会社:発泡スチロール)
Kanto Hara Co., Ltd. (関東工業・原製作所:プレス加工)
Kao Industrial (Thailand) (花王:雑貨)
Kawabe Precision (Thailand) Co., Ltd. (カワベ:プレス加工)
KITZ(Thailand) Ltd. (北沢バルブ:バルブ)
Kohbyo (Thailand) (甲府精鋲:金属部品)
Konsei Thailand (近藤製作所:自動車部品)
KPN Automotive Public Co., Ltd.(:二輪車・四輪車部品)
Kusatsu Electric (Thailand) Co., Ltd. (草津電気:モーター)
Kyokuyo Industrial (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
Kyoritsu Iyo (Thailand) Co., Ltd. (共立機電工業:金属精密加工)
Linex International (Thailand) Co., Ltd. (いすゞ自動車:物流)
Lube Technology Co., Ltd.(メタルワーキングオイル)
Mabuchi (Thailand) Co., Ltd.(スチールモジュールケース)
MC Metal Service Asia (Thailand) Co., Ltd. (三菱商事:コイルセンター)
Meiwa Mold (Thailand) Co., Ltd. (明和製作所:金型)
MEP Technical Center Asia Ltd. (三菱エンジニアリングプラスチックス:プラスチック)
MIC Industries (Thailand) Co., Ltd.(ミック工業:エアコン部品)
Mino (Thailand) Co., Ltd. (美濃工業:アルミニウム加工)
Mitsubishi Electric Consumer Products (Thailand) Co., Ltd. (三菱電機:エアコン)
Mitsubishi Elevator Asia (三菱電機:エレベーター、エスカレーター)
Mitsui Grinding Technology (Thailand) (三井研削砥石:グラインダー)
MORESCO (THAILAND) CO.,LTD. (株式会社 村松石油研究所:オイル)
Nagoya Yuka (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
Nanbu Cyl (Thailand) Co., Ltd.(シリンダー)
neis (Thailand)Co.,Ltd. (ナイス株式会社:特殊溶接材)
NIFCO〔THAILAND)CO.,LTD. (ニフコ:自動車用プラスチック部品)
Niles (Thailand) Co., Ltd. (ナイルス部品:自動車部品)
Nippon Paint (Thailand) (日本ペイント:塗料)
Nissei Precision (Thailand) (日精電機工業:精密部品)
Nissho Precision (Thailand) Co., Ltd. (日昌:プラスチック・フィルム)
Nittan (Thailand) Co., Ltd. (日鍛バルブ:バルブ)
Nitto Matex (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
NSK Bearing Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd. (日本精工:ベアリング)
NSK Safety Technology(Thailand) Co., Ltd. (日本精工:シートベルト)
Ogawa Asia (小川工業:プラスチックプレーティング)
Oizuru (Thailand) Co., Ltd.(:プラスチックプレーティング)
Okamoto Logistics (Thailand) Co., Ltd.(物流)
PCM Processing (Thailand) Ltd. (淀川製鋼所・阪和興業:プレコート鉄板)
Pigeon Industries (Thailand) Co., Ltd. (ピジョン:育児・介護製品)
Ryosan Engineering (Thailand) Co., Ltd. (リョーサン:半導体素子冷却用放熱器)
S.A PRECISION CO.,LTD.(三和スクリーン:スクリーン印刷)
Saga Fastner (Thailand) Co.,Ltd. (佐賀鉄工所:自動車用ボルト)
Sankin (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)
Sankyu Logistics & Engineering Service (Thailand) Co.,LTd. (物流)
San-ei Electronic Industries (三映電子工業:ボイスコイル)
Shimohira Electric (Thailand) Co., Ltd. (下平電機:スイッチボックス・ワイヤーハーネス)
Shinpack (Thailand)Co.,Ltd. (親和パッケージ株式会社:パッケージ)
Shiraishi (Thailand) Co., Ltd. (白石工業:精密プラスチック)
Shiroki Corporation (Thailand) Co., Ltd.(金属、プラスチック製品)
Siam Auto Manufacturing Co., Ltd.(自動車部品)
Siam AT Industry Co., Ltd.(アイシン高丘:鋳鉄製品の機械加工)
Siam Calsonic Co.,Ltd. (カルソニックカンセイ:自動車部品)
Siam Denso Manufacturing Co.,Ltd. (自動車部品)
Siam DK Technology Co., Ltd. (エグゼディー:クラッチ)
Siam Hitachi Automotive Products Ltd. (日立製作所:自動車部品)
Siam Hitachi Elevator(日立エレベーター:エレベーター)
Siam Hitachi Elevetor Service(日立エレベーター:エレベーター)
Siam Hi-tech Steel Center(豊田通商、三菱商事:鉄鋼加工)
Siam Ito Engineering Company Limited. (真空ポンプ)
Siam Kayaba Co.,Ltd. (カヤバ工業:ショックアブソーバー)
Siam Keeper Manufacturing Co., Ltd.(オイルシール)
Siam NDK Co., Ltd.(自動車部品)
Siam NGK Spark Plug Co., Ltd. (日本特殊陶業:自動車部品)
Siam Auto Manufacturing Co.,Ltd. (自動車部品)
Siam Orient Electric(春日電機:電機機器製造)
Siam Riken Industrial Co.,Ltd. (株式会社リケン:ピストンリング)
Siam Sanpo Co., Ltd. (三峰:コンプレッサー)
Siam Tone(利根ボーリング:ボーリングマシーン)
Siam Toyota Manufacturing(トヨタ:エンジン)
Siam Zexel Co., Ltd. (ゼクセル:コンプレッサー)
SM-Cyclo (Thailand) Co., Ltd. (住友重工業:モーター)
SNC Sound Proof(日本特殊塗料:自動車用防音材)
Sony Mobile Electronics (Thailand) (ソニー:カーステレオ)
Sumitomo Electric Sintered Components (Thailand) Co., Ltd. (住友電気工業:焼結部品)
SUMMIT CHUGOKU SEIRA CO.,LTD. (中国精螺株式会社:ボルトナット)
Sun Automotive Co., Ltd.(自動車部品)
SUNCALL HIGH PRECISION (THAILAND) LTD.(サンコール株式会社:自動車部品)
SUNCHIRIN INDUSTRY (THAILAND) LTD. (サンライズ工業:自動車部品)
System Upgrade Solution Bkk Co., Ltd.(アルミニウム)
Taisho Seiki (Thailand) Co., Ltd. (大正精機:プラスチック)
Tayca (Thailand) Co.,Ltd. (テイカ株式会社:合成洗剤原料)
T.B.K. Krungthep (東京部品工業:自動車部品)
TFO Tech (Thailand) Co., Ltd.(冷鍛部品)
Thai Asahi Glass Public Company Limited. (旭硝子:フロートグラス)
Thai Auto Conversion Co., Ltd.(自動車部品)
Thai Dai-ichi Seiko Co., Ltd.(プラスチック製品)
THAI DAIZO AEROSOL CO.,LTD. (株式会社 ダイゾー:殺虫剤)
Thai Eizen Co., Ltd. (永善塗料:家具塗装)
Thai Iwaki Glass(岩城硝子:自動車用ガラス)
Thai Kabaya Industries Co., Ltd. (カヤバ工業:ショックアブソーバー)
Thai Kikuwa Industries (タイ菊和:ダイカスト)
Thai Matsuura Co., Ltd.(自動車ドアウェザーストリップ金型)
Thai Matto NS Co., Ltd. (真人日本精機:プラスチック)
Thai Nippon Seiki Co., Ltd. (日本精機:スピードメーター)
Thai Nishiken Co., Ltd. (西建:建設足場)
Thai N.O.K. (エヌ・オー・ケー:オイルシール)
Thai Pigeon(ピジョン:乳幼児用品)
Thai Sadakarai (貞苅椅子製作所:家具)
Thai Safety Glass(旭硝子:ガラス)
Thai Seat Belt(東海理化電機製作所、豊田紡績:自動車用シートベルト)
Thai Sekisui Foam Co., Ltd. (積水化学:Foam)
Thai Steel Pipe Industry(住友金属:金属パイプ)
Thai Tohken Thermo(東研サーモテック:熱処理)
Thai Yukilon Company Limited (スポンジ)
Three Bond VIV (Thailand) Co., Ltd. (スリーボンド:Adhesive Marterials, Glue)
Toacs Thailand(東海興業:自動車部品)
Tohpe (Thailand) Corporation Ltd. (東亜ペイント:Paint)
Tokai Plastic Industries Co.,Ltd. (Plastic Injection Molding)
Topy Fasterner Thailand(トピーファスナー工業:工業用ファスナー)
Totem Industry Co., Ltd.( ツカサ工業:Metal Elbow for Air Conditioner)
Toyoda Gosei (Thailand) Co., Ltd. (豊田合成:Steering Wheel)
Toyota Tsusho (Thailand) Co., Ltd. (豊田通商:Warehouse, Packaging Service)
Tri Petch Isuzu Sales(いすず自動車:自動車部品)
TRW Fuji Serina(富士バルブ:自動車用バルブ)
T.S.K. Forging(鈴豊精綱:金鍛造部品)
TT Fuji Tool Support Co., Ltd.(:切削工具)
TTK Logistics (Thailand) Co., Ltd.(:ロジスティックス)
Tungaloy Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.(切削工具)
Tryba (Thailand) Co., Ltd. (PVC, Window Frame)
Tsubakimoto Automotive (Thailand)Company Limited (椿本チェーン:Autoparts)
Tsuchiya (Thailand) Co.,Ltd. (Film Printing Products)
United Coil Center(伊藤忠商事:鋼鈑加工)
Usui International Corporation (Thailand) Limited. (臼井国際産業株式会社:自動車用チューブ)
Vuteq Industry(中部工業:金型)
Walbro (Thailand)Co.,Ltd. (キャブレーター)
World Shiba-Tech Co., Ltd.(:キャリブレータ)
Y.M.P (THAILAND) CO.,LTD. (新日本工機,三井物産:工業機械)
Yahagi (Thailand) Co., Ltd.(自動車部品)

となり主に自動車関係。ほっておいても工業団地は殺伐とするが、生活消費材工場がないことがいっそう生活感を殺しているようだ。

主な工場を巡る、工場萌えツアーVOL,2は数時間かかった。タッキーは結局営業なんか面倒くさくなったようでオレと一緒に遊んでいた。オレが『うーーーデカイ!萌えるぜ!』とか言う度に喜んでいる。工業団地を案内してこんなに盛り上がったのは初めての体験だったそうだ。
朝やった女房との修羅場バンバが怖くてタッキーはうちに帰れず、夜までオレのホテルでゴロゴロしていた。
次は重化学コンビナートのイースタンシーボード工業団地だ!と宣言した。
タッキーはゲンナリしている。

アマタナコン工業団地 Amata Nakorn Industrial Estate
所在地 チョンブリ県ムアン
アクセス バンコク中心部から 57 km
スワナプーン空港から 40 km
レムチャバン港から 46 km

用地区分 一般工業区、免税区
販売敷地 16,577ラ イ (1ライ=1,600 m2)
電力供給 30 KVA/ライ
水道供給 7 m3/ライ/日
BOIゾーン ゾーン2
販売価格 4 百万バーツ~/ライ



英霊の御霊眠りしチンコの杜

まず最初に謝っておきたい。
戦没者遺族の皆さん、右翼の皆さん、国粋主義者の皆さん、オレは単なるエロサイト運営者でこれを公開しているのは、くだらない下劣なエロサイトです。マジにとらないでください。オレはもちろん相手にするに足りない最低な人間です。
どうも右翼と遺族ぐらい冗談が通じない相手はいないので初めから土下座だ。
書き終わった後、恐ろしくなってこの一文を冒頭に挿入することにした。

本題に入ろう。

タイに住み始めて失ってしまった習慣の一つに初詣がある。
別にあってもなくてもかまわないような惰性型イベントだが、だらしなくダラダラと始まり、またダラダラと自然に消滅するタイのイベントばかりに触れているとたまには、記憶に時を刻み付けるようなことがしたくなる。まあ本当はただなんとなく思いついただけだが・・・初詣に行くことにした。
初詣はやはり神社だ。寺なら鬼のように沢山あるが、19の正月にバイト先で一緒だった麻耶ちゃんと明治神宮にいって初めて一発やらせてもらった事が脳裏に焼きついているオレは初詣は神社に限る!とプログラムされている。
神社=神道は、つまるところ日本教であって、日本以外の土地にあるわけが無い。普遍性の無い宗教だ。シナゴーグもユダヤ人が民族離散したからこそ世界中にあるり、関帝廟も中国人が拡散したからこそ世界中にあるのだ。日本人は今のところ離散も拡散もしていない。つまるところ日本人はいまだ国から出ていない。別にそれでいいんだけどね。オレが言いたいのは海外に神社はありえない、と言う事だ。だいたい信者がいない。
ところが・・・有ってしまった。それもなぜかタイに。
カンチャナブリからビルマに伸びる泰緬鉄道は旧日本軍によって地元の百姓と連合軍捕虜をこき使って作られた。いかに軍用鉄道の突貫工事とはいえ400KMの鉄路を1年半で完成させるのは大日本帝国の精神主義をもってしても滅茶苦茶。そのため、いっぱい連合軍捕虜(タイ人も)が死に、戦後BC級戦犯の大量生産をした。映画にもなったクワイ川を横切るカンチャナブリ鉄道橋は、日本軍の悪逆非道ぶりを世界中に伝える不滅の金字塔として、多くの観光客と連合軍戦死者遺族団などがこの地を訪れ、大量の金を落としている。英軍と豪軍にとってのパールハーバーだ。こんなところ映画と橋がなければ単なる田舎町に過ぎないのに、いつでもタイ人はうまく立ち回る。
(二次大戦中、タイ王国は日本軍に占領されていたわけではなく、日本の同盟国として連合国側に宣戦布告し、イギリスやフランスにとられた旧領地をバキバキ勝手に切り取っていた。敗戦直前に一転して寝返り。『日本人に無理やりやらされました。タイ可哀想。取った領地は返します』とアメリカに訴え、認められたので敗戦国にはならず、責任も追及されなかったがイギリス・フランスはかなりぶち切れていたそうです。また当時のタイの置かれた地政学的立場を考えれば、それも仕方ないと理解できる。でもまあしかし、見事な世渡り上手だ。日本人にはまねができない。タイは戦争に参加しておきながら勝者にも敗者にもならなかった稀有な国だ)
そして当たり前といえば当たり前だが、実は日本軍兵士も沢山死んでいる。ビルマから逃げてきてここで死んだのか、それと過酷な突貫工事中に日本軍お得意の精神主義によって『貴様、マラリアは根性で治せ!』とか無茶な命令により治療が遅れ、傷病死多数を出したようだ。ここでも日本軍は敵弾でなく、半ば自爆だった。彼らの戦友や遺族も慰問したいのだが、市内のまともに良い場所はすべて連合軍墓地に使われ、我々日本人の居場所は無い。沖縄状態だ。また忘れてはならないのは我々は敗者だということ。この事実は今も重く、市内で連合軍遺族や元捕虜なんかと鉢合わせしたら罵倒、復讐されかねない。そのため公のアナウンスもほとんどなく、白人様の目から逃れるように市内から数キロ離れた人目につかぬ土地(本当にわかりづらかった)に、ひっそりと安心して慰霊できる場所を作ったようだ。敗者はいつでも悲しい。この場所は公の観光案内に記載されないし、またそうされたくない様子が伺える。
その名も『平和祈念公園』(http://www.heiwakinen.com/)。
JAPANの文字は意図的に無い。
その一角にあるのがオレが訪れた『桑井川神社(クワイガワジンシャ)』だ。
おそらくこの神社と慰霊碑を建てる目的だけで、この公園は建設されたのだと思う。地元の人もその存在をほとんど知らない。毎年、お盆の時だけ日本から観光バスに乗った年寄り一団が訪れるそうだ。~戦友会、~遺族団、~遺骨収集団、みたいなのだと思う。
しかし・・・まあ・・・なんと言うか、何年もタイに駐留したかつての兵隊さんたち『~戦友会』もこの公園建設に参加しただろうに、なんでタイ語の『クワイ』を入れるか?
発音の複雑なタイ語をカタカナ表記するには無理があり、カタカナどおりに発音すると、クワイ=チンコまたは水牛野郎(日本語で言う馬鹿野郎にあたる罵倒の言葉)になってしまう。日本軍兵士の駐留というはそういった現地の言語を全く習得しない、交流の希薄な軍事行動だったのだろうか?
桑井川神社とは、チンコ川神殿、または馬鹿野郎川堂となってしまう。これでは鎮守の杜ではなく、チンコの杜だ。事実、オレと一緒に初詣に行ったタイ人たちはこの神社の名前をめぐり腹抱えて大爆笑してやがった。
『ワット・クワイ!(チンコ寺)ギャーッハッハッハ!!日本人エッチーーー!キャーキャーキャー!!』
なんていう無教養かつ失礼な奴らだ。
オレはビビッて周囲を見渡した。幸いなことに右翼も遺族も戦友もいなかった。普通、宗教施設や慰霊碑で爆笑する奴はいない。
カンチャナブリ神社でもタイ平和祈念神社でもいい。建設途中に誰もそのことを指摘しなかったのだろうか?
確かに泰緬鉄道はカンチャナブリを流れるクワイ川に沿って建設され、鉄橋もこのクワイ川を横切っている(タイ語の発音ではクワイ川はチンコでも水牛でもない)。
『えー皆さん・・・』(爆笑は続いている)
『聞いていますか皆さん・・・』(腹抱えてやがる)
『このくされ淫売ども!・・・せっかく来たのだから他も見て回りましょう』
爆笑初詣を終え、オレ達は公園を散策した。

いったん入り口の戻り記帳。今年最初の訪問者はオレだった。戦没者のみなさんはどう思うだろうか?いきなり元旦からエロサイト主催者の訪問を受けて・・・まあ気にしないことにする。
規模に比べて入り口の山門というかアーチというか、凱旋門で無いことは確かだが、なにしろデカイ入り口だ。入ってすぐは駐車場。余裕でバス3台はとめられる。駐車場のすぐ右手に入り口があり、少しだけ階段で下りるようになっている。ここで日本の宗教施設特有のスポンサー告知がある。まあ、『北秋田市 ヒロポン軍曹 金10万円 寄進』みたいな金出した奴一覧表だ。いつもこれが気になって仕方ない。日本の習慣と言えばそうで、無意識なのだろうけど、慰霊とか信心にしては生臭すぎる金への執着だ。まあいい。オレが勝手に気にくわないだけだ。一応見てみると不思議なことに気づいた。ある地方からの寄進が圧倒的に多い。この地方都市出身者の部隊がここに駐留し、いっぱい死んだのだろうか?
でもまあ、右翼、いやいや国粋主義者の団体が絡んでいるようで全国から薄く広く金集めている。そのせいか公園内にある石碑や施設にすべて『温故知新』とか『憂国無死』とかの定食屋メニューみたいな言葉が並んでいる。遠慮なく言わせてもらえばなんの統一性もない。寄進者に配慮したのだろうか『大和魂』や『風林火山』もあった。わけわからん。これが『鯖味噌煮』や『毛沢東万歳』でも不思議でない統一性のなさ。
公園の中程に慰霊碑があった。オレが線香を手向けたのを期に馬鹿野郎な癖に迷信深いタイ人たちも次々とお祈りする。この後はオレたち爆笑慰霊団はちゃんとお参りする。馬鹿野郎に線香は利く。
そのすぐ横に世界平和の碑があり、なぜか各国の国旗が書いてある。この地で死んだすべての兵士のために、と言った意味合いからだと思う。日本、アメリカ、英国、オーストラリア、オランダ、もちろんタイも、そして・・・・なぜか韓国もある。
何かの本で読んだことを思い出した。韓国は当時日本の植民地だったが、建前、皇民化政策(=同化)と戦力不足を補うため朝鮮半島で徴兵した朝鮮人を南方に送ったそうだ。もちろん朝鮮人なんか信用できないので前線では使えず、鉄道建設に使った連合軍捕虜収容所の看守として使った。
そのため戦争中におきた捕虜虐待の責任を問われ、多くの戦犯を出したそうだ。世界平和の碑の中で一番哀れに感じたのはこの韓国の国旗だった。彼らは自分たちを2流市民としてしか扱わなかった国家によって戦争にかり出され、そして罪を負った。ここで亡くなった人や戦犯として処刑された人もいるだろう。
今の世の中でも、全く矛盾なき政策や政府なんて幻想だろうけど、これはいくらなんでも不条理すぎる。日本軍、連合軍兵士とも無茶な死に方だったかもしれないが、建前『お国のため』の御旗の元に死んだと諦めることができる。朝鮮人は何を根拠に命をも諦めなければならなかったのだろうか?
国や組織に忠実であればあるほどに、その裏切られ方はやるせない。今も昔も変わらないようだ。オレはそれぞれの国旗の前に線香さして回った。するとタイ淫売どもも、それが日本の作法だと思ったのかまねしている。
この公園は川をはさんのでタイ寺院の向かい側にある。その寺の坊さんが用地を提供してくれたそうで坊さんの碑まであった。タイ淫売によると有名な高僧だそうだ。淫売どもが急に神妙にお参りを始めたのはこの坊さんの碑を目にしてしまったからかもしれない。お前らなんか地獄行き決定だ。ガキばっかり流しやがって、そんなことを考えて川の流れを見ていたとき、いきなり川面に変化が起きた!!水からザバーと上がってきたのはボンドガール!の訳はなく、半魚人かと思ったら頭から投網かぶったタイ人のガキだった。不覚にもオレはビビッてしまった。元旦早々、投網打ってやがった。でかいナマズが捕れたそうだ。宗教施設のそばで殺生するんじゃない。淫売どもがガキからナマズ買ってやがる。
『見て見て、これ20バーツで買っちゃった。バンコクだったら100バーツよ!キャー!』
・・・今度は一人で慰霊に来たいと思う。こいつらと一緒だと余計罰が当たりそうな気がする。
小一時間も公園で遊んだろうか。その間、初詣に来たのはオレたち以外に一人もいなかった。冷たいぞ戦友。英霊達は誰も来ないので寂しがっている。きっと戦友のみなさん達はお年だろうし、日本でコタツに入りながら孫と遊んでいるのだろう。右翼もいない・・・いるのはエロサイト主催者だけ・・・あと淫売。施設が妙に立派で庭の手入れも行き届いている分、余計に寂しかった。
戦友や遺族や右翼のみなさん、お盆には来てくださいね。
外道者どももマンコばっかり食ってねえでたまにはお参りでもしろ!

2009年1月1日
川のせせらぎと虫の声しか聞こえぬ桑井川神社にて
外道紘

桑井川神社 憂国無私

御神輿
年一度、日本から人が来て担ぐそうです 太鼓

平和祈念慰霊碑 狛犬

温故知新 鎮魂碑

タイの坊さん 名前は・・・忘れた お休みどころ・・・いすがあるだけ
偉そうな名前がついていた

お休みどころからみた公園
綺麗に整備されていた 東南亜平和の碑

大地神霊・・・だからなんだ? 大和魂・・・唐突だった

風林火山
心頭滅却すれば火自ずから涼し
一番わけわかんなかった 鐘
淫売によるとタイの鐘だそう

すまないが誰だ 鳥居
少し変だった



ノックちゃんと小鳥のマンション
『私の家は貧乏じゃない!』
『嘘つけ!一族郎党、女はみんな淫売じゃねえか!!弟に至っては懲役行ってるし』
『違うもん!小鳥にだってマンション建ててあげるのよ』
『そういう無理のある嘘ばっかりつくから信用されないんだ。だから貧乏なんだ』
『違うーーー!!本当に小鳥のマンションあったら、あんた1万バーツ払う?』
『おう!100万でもいいぞ、この大法螺吹き』
『なによ貧乏日本人!100万ないか無いくせにー!』
『お前こそ早く携帯代払え。毎日ワンギリするんじゃねえ小鳥売女』
『畜生ーーーー絶対100万だからね!水牛野郎!!』
こんな育ちの悪さむき出しの言い争いが、すべての事の始まりだった。
なんでも田舎ヤクザの抗争に巻き込まれて親父が射殺された後、よほど考えの無かったお袋はカード賭博で親父の残した財産をすっかり使い果たし、仕方なくノックちゃん一族は淫売へと身を落とした。親父はやり手の田舎ヤクザ兼漁師で一時は小鳥マンションも持っていた。つまり以前は金持ちだった。
これがノックちゃんの主張だった。
・・・どうですか?
・・・信じられますか?
オレは全然信じていなかった。信じられるわけ無いだろ。普段の行いが行いだし、『可哀想な小鳥のために5階建てのマンション建ててあげた』だと・・・冗談はマンコだけにしろ。全く相手にしていませんでした。
ある日、バン週(バンコク週報 日本語新聞)のサイトを観ていたら、タイ観光庁の提供でタイ各地のマイナーな観光地を紹介する企画を見つけた。マイナー好きのオレは読み込んだ。そこで見つけてしまったのだ・・・『ナコン・シー・タマラート県パクパノン ツバメのマンション』。
・・・本当だった。
なんでも海に近い川沿いに建物たてると勝手に燕が巣を作る。それを片っ端からネコババして売っているそうだ。これなら絶海の孤島の岸壁や洞窟なんかによじ登るリスクを負わずに、女子供でも簡単にツバメの巣をとることができると言う、いかにもタイ人らしいダレた発想の商売だ。
ツバメの巣は、拾ってきた海草をツバメの唾液で固めているものらしい。つまりはトリのゲロ食って喜んでいることになる。中国人は変態だ。
可哀想にツバメは巣を作るそばから、あこぎなタイ人に盗まれてしまうので、死に物狂いになって唾液を出して巣を再建、身体壊して唾液に血が混じる。それが最高級品のピンクの巣となってさらにタイ人の懐を潤しているそうだ。主に働くのはツバメだけ、と言うところが他力本願なタイ人気質にピッタリだ。
一般に、南部人は豊かであるが気が短いとされる。あくまで他の地方のタイ人と比べた話で、それでも日本人や韓国人に比べればずいぶん温和な人たちだ。また短気の反作用かサバサバした男気のある性格でもありその点はタイ人の中でも特徴的だ。
なかなかイメージがわかないかもしれないが、南部の主な産業は農業、漁業、流通小売などの商業だ。短気な百姓というのも変な話だが、南部の農業はかなり商品作物に偏っている。ゴム・サトウキビ、アブラヤシ、これは農業ではないが極めて農牧畜業的な色彩を持った海老の養殖があげられる。そのまま食えるようなものは少なく、国際的な投機相場の対象になるようなものも少なくない。そのせいか、農村漁村出身の癖にやたらと相場に詳しい、山師みたいな気質を持っている。
またこれらの商品作物を産することから仲買卸に強い華僑、インド人なども古くから入り込み血を混ぜたせいで顔立ちも独特なものになり、他の地方とかなり違う。失敗作としか思えないのも沢山いたが、中国人の白さとインド人の彫りの深い目鼻立ちが混じった南部人は実は大変美形だ。それも所謂バタ臭いエキゾチックだ。可愛いではなく、寒気がするような美人。
フィリピン人の淫売を理想の女性像とするオレはこの手の顔立ちに大変弱い。タイ風俗の世界ではマイノリティーとされる南部人インバイとのお付き合いが多かった。
ノックちゃんとも彼女が19歳の時からのお付き合いで、一族郎党、ホストにはらまされてガキ生んだオネイサンの娘も、やっと兵役から帰ってきたと思ったら、シャブで3年6月の懲役行っている弟まですべて顔見知り。嫌な腐れ縁だった。
まっ・・・そんなわけでオレは100万バーツの代わりに南部淫売の田舎のクソ漁師町に行く羽目になった。ノックの勝ち誇った顔が気に食わなかったので『自分の目で見るまで信じない』と言い張ったのが裏目に出て、本当にトリの巣マンション見に南部に下ることになったのだ。

なんでもいいが・・・遠いんだよ!南部外道の取材も兼ねていた為、途中あちこち寄り道し、何泊もしてたどり着いたぜナコンシータマラート県はパクパノン郡。メーター読みで1009・7キロもありやがった。

ノックの田舎は思ったほど田舎ではなかった。南部すべてにいえることだが、意外にも生活が豊かなのが肌で感じられる。地方の市町村なんか、役場と警察署を囲んで地方銀行と雑貨屋が数軒あるくらいが普通なのだが、南部では県庁所在地でなくともスーパーなど大型小売店があり、他の面でもしっかりしている。パクパノンもそうだった。ノックの話ではヒヤと呼ばれるオオトカゲ(1メートルもある。デカイ・怖い、ルンピニの池にいる)が沢山住んでいると聞いていたのでドクターモローの島みたいなとんでもない僻地かと思っていた。田舎の癖に生意気にもスーパーがありやがり、女子大生のスカート短すぎる。ご休憩ホテルまで二軒もある。気に食わん、やっぱりあのインバイの田舎だ。くさっとる!と思いつつ、川べりの船着場に行った。
この街はパクパノン川を挟んで東西に分かれており、橋はなぜか街をそれているので渡し舟が運行している。時刻は夕方5時。仕事や学校でナコンシータマラートから帰る人たちで船着場はごった返している。人ごみを掻き分けて桟橋まで出ると目の前に不思議な光景が飛び込んできた。

なんだこれは・・・決して驚異的な建物があるわけではなく、デザインが奇抜なわけでもないが、不自然でバランスが悪く。狂人の幻覚のようだ。今までずっと平屋とかせいぜい二階建てが限界だったこの田舎の風景が一転して港湾都市の倉庫街を海上から見ているような錯覚に襲われた。
そう、これがノックの言っていた小鳥のマンションだったのだ!


高さは概ね4-6階建てほどか、それほど高いわけではないがこの田舎では異常事態だ。それも住人はツバメだけなので機能のみを追い求め、外壁に塗装すらない、窓もない、明かり一つない異様なビル群が所狭しと林立する、死霊のマンハッタンみたいな光景だ。
ウーン・・・これだけ生活感のないマンションは世界でここだけだろう。
ノックの言っていた通り、ツバメの巣ネコババ商売のせいで街は分不相応ににぎわっており、お寺も新築中で立派・・・と思ったら、この寺にもツバメが住み着いたようで、坊主どもは信仰そっちのけでネコババにいそしんでいる。本堂を新築中なのは、かつての本堂にツバメが住み着いたので、本堂を放棄しツバメに解放してしまったようだ。どう考えても寺の建物なんだがすべての窓をふさぎツバメのお家化している。寺まで不自然。
この街に入って驚いた。燕巣行が街のいたるところにあり、今日の相場価格まで表示している。
バンコクで金行を目にした事があるだろう。お金の売り買い(貸し借り)をするのが銀行なら、金の売り買いをするのが金行だ。そしてツバメの巣を売り買いするのが燕巣行と言うことらしい。
ほのぼのしない田舎だな。そういえばノックの親父が殺されたのもツバメの巣マンションの利権をめぐる抗争らしい。田舎の癖に殺伐としてる。
正確に数えたわけではないが川岸ばかりでなくかなり川から離れた場所にも燕マンションは有り。その数は50をくだらないと思う。
パクパノンは大きな漁港でかつて漁船は数千隻を数えたそうだが、今では燕のマンションにすっかり毒されてしまい、漁師たちは船を降り、漁船は4分の一に激減、なんとも海の男らしくない根性のなさだ。
でもまあ・・・おそらくこれでよかったのだろう。あの腐れインバイみたいな考えのない奴以外は豊かになれたようだ。
寺の駐車場では隠れてタバコ吸ってた中学生に火をかりて、仲良く歓談。彼の同級生らしき一団はスケボーとバスケの練習していた。川べりの夕涼みゴザ食堂では家族連れが仲良くめし食っている。河口に近いせいか流れる風はどことなく潮の香りがする。
牧歌的ではないが平和な田舎の一日が暮れそうとしていた。

バンコクに戻ったあと、ノックに事後報告。
お前の田舎は貧乏部落じゃなかった、お前の家が特別貧乏なだけだ。(本当にお土産もってノックの実家に行った。マジでぼろかった。オネイサンの私生児可愛かった)
お前の田舎は馬鹿ばかりじゃなかった。お前が特別馬鹿なだけだ。だから貧乏なんだ。
だいたい、田舎者の癖に上物建てて燕に巣を作らせ、それで利益を上げるなんて、なかなか凄いアイディアじゃないか、馬鹿ばっかりだと思っていたが、お前の親父は考えのある人だったんだな・・・お前は駄目だが。
と褒めたつもりで言うと、ノックの口から驚愕の新事実。
燕のマンションは、初めからそう意図して作ったものではなく、一時の大漁にうかれた漁師(ノックのオヤジ)が大した考えもなく田舎にマンション建て始めたら、途中で資金が切れ、建設途中で何年も放棄していた。そこにツバメが住み着いたので、巣をとって売ったらマンションなんかよりよっぽどいい金になることがわかり、建設は本格的に中止。窓すべて埋めて内部を薄暗くし(出入り口の小さな穴は開ける)、燕が巣を作りやすくした。ノックのオヤジが大金手にするのを見た他の漁師たちもマネしはじめて、今のような燕のマンション群になったそうだ。

・・・やっぱり考えは大して無かった様だ。



日本シリーズ2007
日本シリーズ vol 1 P
最低なコンディションであった。およそ旅のはじめににはふさわしくないことに4連続徹夜明けの出発だった。
こんな事になったのは言うまでもなくアナル山本との根性焼きのようなビタミン剤合戦の結果だ。やってはいけないと分かっていながらやってしまう・・・出発1時間前まで炙っていたせいで飛行機の中では皆寒くて毛布をかぶっているのにオレだけ汗ダラダラ・・・いけない汗を流していた。
日本到着は夕方だった。あらかじめ予約してあるホテルへと向かう。何故、実家に帰らないのかだって?フフッ・・・男には家なんてモノはねえのさ、と言うのは大嘘で帰ればお袋の無限連鎖説教が待っているのは分かり切ったことだ。辛いと分かっていることをやるほどオレは人間出来ていない。しょうがなく都内に安ホテルを取った。
成田からは京成スカイライナー。全席指定の喫煙席だった。忘れていた日本にはたばこ吸っていい電車があったのだ。席はがらがらだった。この列車にはいってすぐに気づいた。当たり前のことだがたばこ臭い。タイにはない臭いだ。なにか懐かしいと思っていたら、これは昔の日本の臭いだった。列車内でもホームでもかつてはこの臭いが普通だった。もう忘れてしまったが昔は満員電車内でどうやってたばこを吸ったのだろうか?喫煙席に残る昔の日本をかぎながらショボイ千葉の風景を見ていた。空港が出来て何十年も経つのに相変わらず成田はどうしようもない土地だった。そんなことをしている間に日暮里に着いた。ホームが狭い・・・スーツケースをガラガラ轢きながら常磐線を乗り継ぎ南千住へ。
ウーン・・・ショボイ駅だぜ。よたよたとプリントアウトした地図を頼りに歩く。地域的には山谷に当たる場所だ。つまりドヤである。サダル・カオサンとくれば日本では山谷だ。オレとしてもそんなところの方が気楽でいい。
その時だった!
こっこれは!!泪橋じゃねえか!
『ジョー!立つんだジョー!!』などと叫ぼうと思ったが、どぶ川は埋め立てられて暗渠となり、川がないので橋はなく、当然、丹下ジムもなかった。・・・明日に向かって打つことも出来ない。名作『あしたのジョー』の舞台である泪橋は交差点の地名として残っているだけだった。この泪橋からほど近いホテルはドヤというのは綺麗すぎるビジネスホテルだった。だた、部屋の狭さは想像を絶する。普通はね・・・でもオレはカオサン経験者だ。カオサンのパッカー部屋を畳にしたようなかんじ、部屋とホテルの設備は今時の日本らしく近代的でカオサンとは比べものにならない。風呂も大浴室とコインシャワーで24時間。部屋のテレビは普通のチャンネルとインターネット オンデマンドとかで訳分からないが24時間東映映画チャンネルとエロビデオチャンネルが流れている。疲れ切ってビタミン剤が切れたオレはエロビデオチャンネルで女子高生が犯されるのを見ながら泥のように眠ってしまった。



日本シリーズ vol,2
スイカを買う P
ICカードっていうんですか?アレですよアレ。日本に住んでいる皆さんにはなんの変哲もない日常でしょうが、オレにとってはTVでしか見たことがありません。自分で買ったことはなかったのです。日本に帰ることはあっても滞在はせいぜい数日なのでそんなものは買ったことがなかった。今回はそれを買ってみたかった。あんまり必要はないがポケットの中が小銭でジャラジャラになるのはイヤだ。
赤ハゲ先生の生誕地、山谷からは妙の交通の便が悪く、そんなところだから都心にもかかわらずドヤになっちゃうんでしょうが、言っても始まりません。都内では滅多に使うことがなかったバスを使うことにしました。あしたのジョーの泪橋からは数本のバスが出ており、東京駅八重洲口行きと上野行き、千住行きだった。自然に上野行きを選んでしまったところにオレのお里が知れる。バスに乗った運賃は200円・・・20年前と同じだ。バスはノンステップバスとかで床が異常に低い、乗ってる乗客も年寄りばかりで床の低い理由が何となく察しられた。走り出したバスが最初に止まったバス停は吉原大門・・・先生の田舎は淫売町だった!結局タイ女に落ち着いてしまったところをみるとイヤダイヤだともがきながらも故郷の村に戻ってしまったU-ターン百姓みたいだな。しかし、この辺りは・・・なんとも乞食の多いところだな。赤ハゲ先生には申し訳ないが、こんなに乞食の多いところはバンコクではクロントイスラムだけだ。(後日そのことを電話で伝えると『いいですよ、どうせまた書くんでしょ!』といきなり卑屈になっていた。やはりこれはふれてはならない心の傷のようだ)路線は下町の路地を縫うように進みバスが通る道とは思えないほど狭い。乗ってくる乗客も婆や爺ばかりで女子高生とか若い奴はいない。つまんないな。そんなこと考えている間に上野に着いた。ウーン・・・20年前とさほど・・・イヤ、さっぱり変わってないな。上野は変わらなくて正解の街なのかもしれない。様変わりしてしまうと田舎モノが迷子になってしまう。みどりの窓口はみどりの窓口のままだった。職安までハローワークとかに変わってしまったくらいだからいつまでもみどりの窓口のわけはないと思っていたが、この辺りは一切変わらなかった。ここでスイカが買えるのだろうか?そんな表示は一切無かったがとりあえず列に並ぶ。並んでいる間考えた。スイカは1枚なのだろうか?1個なのか?それとも2000円分ください、が正しいのだろうか?オヤジの心は千々に乱れたが、すぐに順番が回ってきた。
「あのースイカってここで買えるんですか?」
「ハイ、取り扱っておりますよ」
「じゃあ、1万円分ください」
「こちらで取り扱っているのは2000円までなんですよ。あちらの自動機で追加分を入金してください」
同じ、JRなのになんでやってくれないのか不思議だったが係員の口調は国鉄当時と同じ有無をいわせぬモノがありなにか日本の国自体も表していた。それならしかたない2000円分だけ買う。ついでに使い方も教えてもらう。
「これって触れなきゃいけないんですか?」
「触れるっていうかね、触れるか触れないかの瀬戸際、かざすだけでいいんですよ」
結局どっちなのだ?日本語は難しい。
「これでバスとかも乗れるんですよね?」
「そうですね、だいたいokですよ。あと駅のキオスクとかでも買い物できます」
ウーン便利なモノだ。早速自動券売機の横に置かれているスイカ専用とか書かれた機械で8000円分追加した。残高証明を見てみる。なんだか銀行のatmみたいだ。合計1万円。間違っていない。昨日の成田からずっと感じていたことだが日本は何でも自動化されていて人と会話する機会が極端に少ない、それはそれで省力化、経費制限の為に日本人が選択した生き方なのだろうが、妙に寒々しい雰囲気が町にあふれている。また。こうした自動化はあくまで日本人に向けて行われていて外国人にはなんのアナウンスもない。日本に来た外国人は不便だろうな・・・半ば外国人として日本を観察する俺の目はそう判断した。なぜか言葉の通じてしまうSF世界。自動化されきった日本の街は俺の目にブレードランナー日本語吹き替え版に見えた。早速スイカを使ってキオスクでお買い物。カードでエロ本かってやったぜ!ますますブレードランナーだ。



日本シリーズ VOL 3
女子高生はAVに限るの
千葉や千住の女子高生は酷かった・・・なんでお前がそんな制服着るんだ無礼者め!そんなブスばかりだった。滞在3日目に入りオレは渋谷に行った。目的は女子高生見学。純粋なオヤジらしい渋谷訪問だ。街は変わったのか変わらないのか分からず、センター街は店だけ変わって内容の薄っぺらさは20年前とさほど変わらなかった。AVや報道の影響が大きく渋谷と言えば女子高生しかいないのかと思っていたら、その実態はオヤジの街だった。オレのようにタイから来た者には日本はどこ行っても平均年齢が高すぎる。昨日の上野に比べれば多少若い子が多かったが、それでもサイアムスクエアに比べればジジイババアの街だ。サイアムスクエアにオレとポンポコ堂が女子高生見学に行ったときなど、ほとんど景観条例違反で存在自体猥褻物陳列、または変質者が暴れていると言った感じだった。入ったファーストフード店などそれまで女子高生満杯だったのにオレ達が入店して15分後にはオレ達以外掃除のおばちゃんしかいなくなってしまった。ポンポコ堂は天然に気づいてなかったが、ほとんど右翼の嫌がらせ状態だった。ここ渋谷ではそんなことは起こりそうにない。スタバに入ってみる。ここはガンマンコオユカに渋谷で唯一喫煙可能な茶店だと教えられていたのだ。それと同時に女子高生が多いとも教えられていた。どちらもオレにとっては魅力的だ。ウーン・・・煙い。たばこを吸う人間がすべて逃げ込んでいるせいか店内はかつての学食顔負けの煙りよう。ここでオレは初めて見た!AVと同じ女子高生!!『ウーン、AVと同じやー』となぜかここだけ関西弁になり喜んでいた。しかしながら辺りを見渡すと、昨日の上野と同じ無礼な汚い女子高生も沢山いる。やはり女子高生はAVに限るの・・・と将軍様になったような気分だった。



日本シリーズ VOL 4 P2
SFのような回転寿司
日本訪問でオレが楽しみにしていたのは回転寿司だった。
昔は回転寿司と言えば新橋とか御徒町とかでオヤジが肩を丸めて卑屈に食う寿司と決まっていた。知らぬ間に回転寿司は市民権を得ていた。郊外型とかで駅前ガード下の店は激減し車でしか行けないような国道沿いに出店している。それも大型店だ。どおりで武蔵野の強姦魔ときどき骨董品屋の名を欲しいままにするポンポコ堂が詳しいわけだ。オレはネットで回転寿司屋を探した。回転寿司パラダイス(http://www.maracas.net/kaiten/)-回転するから寿司なんだ!のキャッチコピーはオレのセンスにビビッとした。えーっと、千住千住・・と。千住には回転寿司が絶滅しているのか?しばらく方々のサイトを調べたあげくやっと見つけたのは 無添 くら寿司 南千住店 ウーンなんだか分からないが前記のサイトでも評価は悪くない。早速行ってみる。都心とは思えないほど寒々しい南千住の駅から5分ほど歩いたところにショボイショッピングセンターがありその二階にくら寿司はあった。同時に100円ショップダイソーもあった。どちらもその貧乏さ加減オレにぴったりだ。ダイソーに入ってみる。オレはタイのダイソーに行ったことはあるが本場の日本のダイソーにはいるのは初めてだ。まるでパリのルイ・ビトン本店に入店するような気持ちで中をのぞく。意外に一般人というか単なる主婦のオバサンやそのクソガキが店内を走り回っている。うーん、、、オレの予想では100円ショップにいるのは人生半ば終わったようなしょぼくれたオヤジや車上ホームレスがジャリ銭握りしめて今日の糧を買いに来るようなひなびた場所だと思っていたのだが、意外に店内の雰囲気は明るかった。当然だが本場は違う。タイのダイソーとは品揃えのスケールが違う。品物の質は・・・同じだった。品数が多い分楽しめるかな。すぐにあきたオレはくら寿司へと向かった。
入店してすぐにカウンターがあるのかと思っていたオレは面食らった。ファミレスのような姉ちゃんが『いらっしゃいませー 何名様ですか?』・・・一見だからって嘗めてるのかこの売女!回転寿司と言えば学生の団体以外、一人に決まっている、とおもったが、みわたすとすべてファミレスのようなボックス席に埋め尽くされている。ファミレス違うのはその真横に工場のベルトコンベアが回っていることだ。当然上には寿司の皿が回っている。まるで家族住み込み可の流れ作業工場に流れ着いた貧民家族のようだ。カウンターというか一人がけの席ははじの方に追いやられ、まるで貧民の中の貧民、極貧天涯孤独アパルトヘイト席だ。オレ以外は、なにか無性につまらなそうな顔をして寿司つまんでいるリーマンがいるのみだ。やっぱりアパルトヘイトだな・・・。『ご注文はこちらのタッチパネルでお願いいたします』・・・なんだそれ?回転寿司はベルトコンベアの上を流れるネタから喜捨選択するしかない消去法寿司のはずだが・・・。オレの不信感は募る。知らぬ間に回転寿司は進化していた。流れてくるネタを勝手に取るのは同じだが、この方式だと食べたいネタがなかなか回ってこず、中にはメニューにはあっても幻のネタとしか言いようのないネタがあった。その弊害をなくすため個別に注文できるようになっていた。対人恐怖症傾向の世の中に迎合してか板前に直接注文するのではなくあくまでデジタルに機械に打ち込むだけで注文で来るようになってい。えーっと、マグロと甘エビと茶碗蒸し・・・それから・・・どうするのだ・・・オレは悩んでいた。店員の売女、ではないオネイサンが教えてくれた。『おきまりになりましたら注文ボタンを押してください』オレはすっかり世話の焼けるオヤジになっていた。やっと注文の仕方が分かったオレは面白くなってしばらくタッチパネルで遊んでいた。それにしても変なネタが増えたな。なんだこのハンバーグ軍艦巻きっていうのは?一瞬頼みそうになったが保守的なオレはネギトロ巻きにした。注文したのはいいが自分の皿が回ってくるのはどうやって認識できるのだ。座席に電流が流れるとかどうあってもごまかすことが出来ない仕組みがあるはずだ。オレはまた悩んだ・・・その時だった『ピコーン、ピコーン、ピコーン、ご注文の皿が参ります』という電子音が響く。見ると数メートル先から『注文』と言う下駄を履かされた茶碗蒸しがやってくる。音からして後3分でエネルギーが切れるのかと思った。ゴトゴトと回るベルトコンベア、一心不乱に作業(食事)を続ける住み込み家族労働者達(客)、とぎれなく店中で響く電子音、レストランではなく精密部品工場と言った方がぴったり来る寿司屋だ。やっとSFチックな回転寿司にも慣れ腹一杯になった。ここでまたも問題が出現。お勘定はどうするのだ。店内では誰も大声で『オネイサンお愛想!』とか怒鳴っているオヤジもババアもいない。オレは悩んだ。その時目の前にあるタッチパネルに『お会計』のボタンがあるのに気づいた。それを押すとすぐ売女・・・じゃないオネイサンが飛んできて電卓みたいな端末で計算してくれる。オネイサンに金を渡そうとすると変なレシートをくれて『お支払いはあちらでどうそ』と追いやられる。徹頭徹尾、機械化と省力化、分業化が進みインドのカースト制がサイバー空間に具現化したような寿司屋だった。
うまかったし、サービスも文句はなかった。だが、日本人がどんどん人付き合いが下手になっている現実を見せつけられたような寿司屋訪問であった。結局これも時代の要請ってやつなんでしょうかね?



日本シリーズ vol 5
追憶の日々
オレは今回の帰国で自身のショボイ足跡を辿ってみたくなっていた。それだけ年を食ったと言うことだろうが、冗談でなくこの機会を逃してしまうともう二度と生きてはその地を見ることが出来ないかもしれない。大げさだが外国に暮らすオレにとってはまんざら嘘でもない。
オレが日本の首都東京で暮らしたのは丁度4年間だけだった。学生時代の4年間だ。オレは元々学校が大嫌いなクソガキだった。もっと端的に言えば団体生活、集団行動に最後まで馴染まなかった。クラスメート、クラスのため、我が校のため、というがオレはそんなの選んでいない。勝手に誰かに押し込まれた単位に過ぎない。そんなオレが心から楽しみ自由を味わったのは大学生活だった。高校まではお仕着せの仲間ごっこだ。幸いなことにオレは馬鹿だったので都内のマンモス大学へ入学できた、と言うかそこしかなかった。当然こうした大学は授業なんてあってもなくても同じで試験期間以外顔を見ない奴なんてざらだったし、オレ自身必ず秋休みを取っていた。勝手な幻想ではあってもここで初めて自分のやりたいことのみをし、やりたくないことは全くしなかった。薄暗い地下にある部室にしけ込み連日の麻雀、仲間内だけの馬鹿話、おおぼら吹きの理想主義者にあい、バンドマンや劇団員との麻薬を最初に覚えたのもここだ。今考えると恥ずかしいばかりの薄っぺらな仮想社会だったがオレにとっては居心地の良い空間だった。
20年ぶりに降りたその地下鉄の駅は何か覚えているようなそうでないような不思議な感じだった。地上に出ると見覚えがある景色が目に入った。しかし、不思議なものだ。よく子供のころの思い出の場所に行くと大通りだと思っていた家の前の道はショボイ路地であったり、見渡す限り広大な公園はブランコと砂場があるだけの普通の公園であったりして拍子抜けすることがある。すでに20を過ぎて暮らしたその街も年を食ったオレの目にはミニチュアのようだった。こんな小さかったっけかな?これは日本とタイのスケールの違いにもよる。帰国して以来、すべてのものが小作りであることに気づいていた。スペースを有効に使っていると言えばそうも言えるが絶対的な空間の狭さはどうしてもごまかせない。日本は狭いのだ。物理的にも。何度となく歩いた上り坂を歩いて校門へと向かう、毎日しけ込んだ喫茶店は奇跡的に残っていたが、ここのメインは酒なので営業開始時刻は遅い、その時は開いていなかった。『おばちゃん』と呼んでいた婆さんはとっくに死んでいるはずだが、その息子の万年助監督がまだ意地で営業を続けているようだ。出来れば入店したかったが開店していないのならば仕方ない。校門をくぐるとすっかり様変わりしていた。古びた校舎群はすべて高層ビルとなっており、なんだか予備校みたいだ。ション便臭い地下室も無くなっていた。なんだか自分の一部を失ったような気がして寂しくそこを後にした。おそらく二度と来ることはないだろう。
こうして自分と共に時代も老けていく。




日本シリーズ vol 6
法事
そうだった・・・回転寿司なんか食って喜んでいたが、今回の帰国の目的は法事だった。オヤジ死んでまでしつこいぞ。
日本にいる間中、家にいるとオレのような男はお袋と女兄弟の良いオモチャだ。愚痴や文句を思いっきり言える相手として・・・。それがイヤで東京に宿を取ったのだが法事当日はイヤでも家に帰らねばならない・・・正直、すごくイヤです。想像していたとおり数年分の説教や身内のショボイ愚痴に夜遅くまで付き合わされ、耐えられなくなりTVを観ていると『人の話を聞かない』などと怒り、『そう言うことだからお前は駄目なのだ』などとまた最初から説教が始まる始末で、ほとんど拷問だ。
毎回帰ることに思うが、男にとって一旦離れてしまった実家というモノは、どんどん遠い存在になる。嫁に行っても実家を自身の一部と考え絶えず接触をする女とは違うようだ。遠くなるとは、それだけ他人の家と同じになるわけで長くいて居心地が良いわけがない。さっさと法事を済ませたら南千住のドヤに帰ろう。その方がまだマシだ。
法事も数度目となると故人につながる人も少なく、オヤジの兄弟すら半分も集まらなかった。おきまりの読経と焼香の後、坊主の説教。タイのノリで宝くじの当たり番号聞こうかと思ったが。お袋の顔にビビって断念。数少ない身内を連れて近くの飯屋で飯を食う。親戚を見渡すと・・・みんな小さくなってしまったな。生命の火が消えつつあるとは、本当にロウソクの火にたとえるのが正しいようだ。だんだん小さく弱くなり、いずれはフッと消える。限りなく続いてきた生命の営みだが今のオレにとってはそれが妙にもの悲しい。遠からず消えていく人たちを前にこの人達は懸命に生き、一体何を残したのだろうか?と考えた。金の問題ではない。生きた証みたいなものだが、子孫の生命以外たいしたものはない。人が後の世代を残したいと思うのは結局は自分のためではないのだろうか?
今後こうした集まりも疎らになり、オレはますます日本と疎遠になるだろう。そうして消えていく人間がいても良いのではないのか、事故の執念にはキリがない、そんなことを寒く考えた



日本シリーズ最終戦
なんだかんだで日本に住まなくなって20年になる。その間短期の帰国はあっても日本に腰を据えて住んだことはない。今回の帰国でオレが強く感じたのは『オレはもはや日本人ではなくなった』と言うことだった。20年の歳月は馬鹿に出来ず当たり前と言えば当たり前だが、その現実を素直に受け止められるようになった。
皆は海外に出たときこう感じることが多くありませんか?
『フーン、ここではこうしてるんだ。馬鹿だなー日本みたいにここをこうした方がずっと合理的で便利なのに?』
同じ事を今回オレは日本で感じました。もはや日本の諸制度・生活習慣を外国人の目で見て批判する自分に気づいたオレは純粋な意味での日本人ではないと思う。それは人種的地理的な問題ではなく心の中身の問題だ。それだけにこれは根が深くそう簡単に元の日本人に戻れるとは思えない。それに対してオレがどう考えているかというとこれも以前とは様変わりして日本の国籍というものに対しての執着はすっかり色あせました。それはよく日本国籍の方が~について有利だ、いやアメリカ市民権の方が~については有利だ、みたいな金融商品の比較のような打算ではありません。もっと心の深い部分で日本そのものに素直に共感できなくなっている自分を見つけたのです。では、タイ人なのかというとタイ人になるのは簡単なようで難しい気がする。これも法律ではなくその精神の中心にある幼い頃から培わないと自得できない何かをオレは持っていない。
アメリカのような移民社会ではオレのような人間も多くいるのではないかと思いますが、此所タイでは中途半端で、もはや自尊心は日本国籍だけという情けない人間も多くいます。オレはそうした人たちを心の底から軽蔑し、かつ憐れんでもいますが、『おまえはどうなんだ?』と言われると即答するだけの自信がないのが本音です。ヒスパニックには『パチューコ』と言われる世代がいたそうです。境目と意味だそうです。父祖が持つメキシコ人としての自覚もなく、かといってアメリカ社会にとけ込んでいる自信もない。つまりは境目の人という意味だそうです。オレも大体はこれに当たるような気がします。オレ自身は移民としたら1世に当たるけどね。
みんなは世界第二位の経済大国日本と聞いて何を感じますか?
成功者としての自尊心でしょうか?
強さ・豊かさでしょうか?
精巧で高度な工業製品でしょうか?
人それぞれ感じ方は違うでしょう。しかしオレにとってそれは惨めな幻想でしかないように思えてならない。
信じ続け、それに懸命について行かないと、こぼれ落ちてしまうような危機感。何にしがみついているかも分からず、ただ懸命に普通でいることを求める人々。特別な人を憎み恐怖し、引きずり落とそうとする、常に自分が普通であることを確認し、そうでないと惨めな自分に気づいてしまう事に恐怖する。恐怖の実態は分からずとも恐怖それ自体に恐怖する不条理な社会で自分自身の作る陰におびえる経済大国日本人。日本は一つの宗教である。オレはどこかそう感じている。
飛行機が成田を離陸したときほっとした。



ウタラディットの真実
かつて、外道で連載した『パンちゃん物語』のパンちゃんはタイ北部のウタラディット出身であった。ネグロさんが執筆したこの連載の反響は大きく、初期の外道に大いに貢献してくれた。オレはいまだに第二のネグロさんを探している。(なかなかいない)
最終回でパンちゃんは上辺ばかり華やかなバンコクの花柳界から身を引き故郷のウタラディットに帰って行った。そこで物語は終わっている。
今回赤ハゲ先生の実家ジュラ紀の里に行くとネグロさんに話したところ、ついでにウタラディットに行って写真を撮ってきてくれとの依頼を受けた。

下は他のサイトからパクって来た情報
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ウタラディット県・・・ウタラディットはタイ北部地方の下部に位置する歴史ある県です。この地域は元来「バーンポーターイット」と呼ばれており、ナーン川の右岸に位置するため河川交通の要所とされ、様々な物資が取り引きされる河港として栄えてきました。ラマ5世の時代にバーンポーターイットは県に認定され「北方の港」という意味を持つ「ウタラディット」という名前に改められました。ウタラディットは7,838k㎡の面積を持ち、豊かな自然に恵まれています。

イントロダクション
ウタラディット県の、ウタラディットという地名は、『北の港』という意味です。元来は、 「バーンポーターイット」(??????)とも、呼ばれている。

地勢
ウタラディットは、バンコックから、457kmの、距離。タイの北部地域に位置しています。県内を、ナン川が北東から西南に、流れ、シリキット王妃・ダムにつながる。 ダムは25,000ヘクタールの広さを誇る。ウタラディットの県は、ナン川に沿うように広がる。
東南アジアでは、多くのチーク材が、伐採されたが、いまでも県内には、多くチークの森がある。なかでも、サックヤイ国立公園では樹齢約1500年、幹の太さが最大9.87メートル、高さ37メートルの世界最大のチークの木が、有名である。

おもな見所
Lam Nam Nan国立公園  Phrae県, Uttaradit県 2の県にまたがる 面積 999.15k㎡
Phu Soi-dao National Park サックヤイ国立公園
Doi Phu Soi Dao 高さ2,102mの山がある
Ton Sak Yai Forest Park トンサクヤイ森林公園(ウォン・ウタヤーン・トンサクヤイ)
樹齢1500年といわれている「トンサクヤイ」という、巨木がある.
The Field of Three-leaf Pines on Phu Soi-dao
プラヤーピチャイ戦勝記念塔
ラップレー郡 ラップレー(桃源郷)
シリキットダム(クアン・シリキット) シリキット王妃・ダム
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とまあ、こんな感じの何でもない田舎町であることが情報からも読み取れる。ウタラディットは一応タイ北部に属するが北訛りはあまり強くなく、淫売自然保護区とまで言われるチェンマイ・パヤオ・チェンライほどセックスのイメージも強くない。あらゆる意味で目立たないマイナーな県。日本で言えば滋賀とか岐阜・佐賀かな・・・いることすら忘れてしまうような県だ。マイナーマニアのオレにはちょうどいい。

北旅行の帰り道、オレはウタラディットに向かった。
馬鹿みたいに広い国道一号をパヤオの先でプレー県へと向かう道に入る。道は急に狭くかつ悪くなりスピードは出ないが急ぐ旅でもなくバイクではこの程度が一番気持ちいい。時折ある標識は『牛飛び出し注意』とかで、のどかなことこの上ない。プレーをすぎたあたりから急に山道になり、タイには珍しいヘヤピン続きの峠道だ。問題は注意標識等が一切無いので何もない直線道を140で走っているといきなりクランク、無言でヘヤピンは危険きわまりない。そんなところには決まって事故った車の残骸や、スリップ痕、死者に捧げた花の残骸などがあり、意味無く恐ろしい。ビビリながら走る。

峠の頂上には、見晴らし台けん土産物売り休憩場があり、オレも一服した。ソンカーンの時期はどこも地獄のような暑さだがここでは涼やかな風が流れ、景色も最高。百姓の馬鹿野郎がやっている山焼きのせいでガスがかかっていたのが残念だった。ここからは30キロほどでウタラディットの町のはずだが一面山ばかりで町が近い予感は全くしない。ベトコン狩りに来た米兵みたいな途方に暮れる気分だったが、気を取り直して走り出した。

山を下る感じでなだらかな傾斜が続く、突然平地に出た。北の山地からの谷の始まりなのだろうか?だんだんと山との間隔は広くなりのどかな農村が続く。案内標識にいきなり『右折ウタラディット』とある。曲がるとすぐに『wellcome to Uttaradit』の大きなアーチ門と国王陛下の肖像がでかでかと掲げてある。タイのどこにでもある田舎町のおきまりごとだ。そのゲートをくぐり、市内への道と入ったとたん・・・橋が落ちている。・・・町の入り口がこんなことでいいのか?一応、補修して仮設橋を架けてあるがオレの中にある嫌な予感がだんだんと現実になってきたようで不気味だ。ビビリながら仮設橋をわたる。

仮説橋を過ぎて2キロほど行くがまだ町に着かない。疎らに自動車修理工場や雑貨屋があるのみ、その他は水田だ。変だな地図ではもうそろそろウタラディット駅に着くはずなんだが・・・もしかしたら、このショボイしもたや群がウタラディットなのか?だとしたらメーサイ以下だ。嫌な予感でビビリながら進むとやっと駅に着いた・・・ショボイー!!オレの想像以上に田舎町だった。

駅前に数件の商店と爆睡中のタクシー運転手がいる。眠ったような町だった。日暮れが近づいている今夜はここに泊まることにしよう。町中をあてどなく走り回るが『hotel』の文字が見あたらない・・・。フッフッフ・・・無計画旅行にはよくあることだ、どこが町の中心でホテルが集中しているところがどこであるか見当もつかないため、あてどない彷徨を続けることになる。パッカーの時は面倒くさくて駅で寝てしまった。しかし今はジジイだ、屋根のあるところで寝たい。しばらく迷った後、踏切を越えて駅の反対側にでる。わかった!こちら側が新市街だ。道幅も広く整備されている。県庁舎、各種地方行政の役所、駅弁大学、病院などが集中している。と言ってもとても狭い。ウタラディット病院の裏通りが新市街の繁華街だった。その中で一番高い建物を目指す。田舎町で一番立派な建物はたいていホテルだ。だが、その建物は閉鎖された映画館というかボーリング場みたいなたたずまいで、hotelの文字がない・・・本当にこの町にはホテルがないんだろうか?・・・いや、まがりなりにも県庁所在地だ宿泊施設がないわけない。恐る恐る入っていくとホテルだった。結婚式の真っ最中だったようで、田舎モノが精一杯着飾ってごった返している。

seenaraj hotel 8階建て、ウタラディット一の高層建築ホテルだった。シングル1泊800B(朝食付き)安いー!疲れていたし即決でチェックイン。レセプションの女の子、オレがチェックインのための書類を英語で書き始めるといきなりパニック・・・よほど珍しいのか。一応、チェックアウトタイムを聞くと『7時』なんてとんでもないことを言う。意味通じてないようだ。裏からマネージャーが出てきてやっと意味が通じた。7時は朝食が始まる時間で、チェックアウトは普通に12時だった。それにしても『チェックアウト』という言葉が通じないのはイラン以来だ。困りものだが、なんだかうれしくなった。部屋は普通のビジネスホテル風。でも日本のそれと比べるとずっと広い。町で一番高い建物なので部屋からは町が一望できる・・・木が多いな・・・単なる森に見えなくもない。プールもありソンカーン前と言うことのあって町のガキどもが暴れ回っている。若い女はいるかと思って目をこらすが、いるのはお母さんばかりだった。

シャワーを浴びて一息つくと、もう日が暮れかかっている。夕食がてら町をうろつくことにした。レセプションで簡易地図をもらう・・・タイ語のみ。それにしても簡単すぎる地図だ。マネージャーに飯食いたい、どこが中心地だ?と聞くと、にべもなく『ここだ』と言われる。しかたなく、またあてのない彷徨にでる。

とりあえずさっき見た駅に行ってみる。駅舎にはいると意外にたくさんの人が列車の到着を待っていた。時刻表を見ると・・・一日2本。なんでこんなに人がいるんだ?時刻表の急行の他にも普通列車があるようだ。旧市街は古くからの市場があり、意味無く汚いが、時刻は6時過ぎだというのにほとんどの店のシャッターは閉まっていて、犬しかいない。田舎の夜は早いぜ・・・ここは特に早すぎる。

仕方なく新市街に戻った。あてどなく走り回ると町はずれにロータススーパーマーケットがあった。ロータスは日本で言うダイエーやイトーヨーカ堂に当たりどんな田舎にもあるスパーマーケットだ。こんな田舎町だとエアコンの入っている商店はここだけ。ケンタッキーフライドチキンの看板を見て不思議と安心してしまった。店内はどこにこんな人がいたかと思うほどごった返している。ウタラディットの最新スポットはロータスのようで家族連れやカップルでにぎわっている。バンコクにあるロータスと商品は同じだが、どこか一モデル前のモノが多く泥臭い。建物は巨大だが平屋。土地はいっぱいあるようで駐車場は広大、バイクの駐輪場の異常にでかい。見渡す限りにピックアップとバイクの海。ここでは公共の交通手段が限られている。

結局、ホテルの前の屋台街で飯を食い、ぶらつくがオレが探し求めるギラギラしたネオンはない・・・マジにないようだ。諦めてホテルに帰ってわかった。ネオンはオレの泊まっているホテルだった。ホテルの裏手にナイトクラブ「ブルースカイ カラオケ」があり、大音量のタイ演歌が流れている。確信した・・・ホテル併設のカフェーだ!早速レセプションで確認。
「裏のカラオケは何だ?」
「カフェーですよ。ちょうど今日はコラートから!#@$#%^&*&(知らない演歌歌手)が来ています」
「そんなことはどうでもいい。女はいるのか?」
「もちろんですよ!とびきりの美人です」
「何人だ?」
「10・・・いや、6人かな・・・よくわかりません」
イヤーーーな予感がしながらもこれも外道者のつとめだと思い田舎カフェーに潜入した。入るとすぐにウエイターがきてビールを注文。9時だというのに店内は人でいっぱい!しかも・・・家族連れ多し。どうも、ここが市内唯一のエンターテイメントのようだ。確かにギラギラした衣装を着たカラオケオネーサン(オバサン?)もいて、順に歌を歌っている。お金の首輪をあげると同席しくれるシステムも同じだ。だがぎらついた邪な雰囲気全くなし。家族連れはお笑い芸人身やドサ周り演歌歌手を見ながらトムヤムの大鍋つついている。ウーン、外したぜ。まあこんなモノかと諦めて部屋に帰る。12時前には物音一つしない静寂が訪れた。オレもあっさり寝てしまった。

翌朝7時頃、この町を去る。パンちゃんが花柳界から引退して開いた食堂は市内にあるそうだが、ネグロさんもオレも住所はとっくに無くしてしまい彼女を訪ねることはできなかった。また仮に居場所がわかったところで、この静かな町で平穏に暮らしているであろう彼女に何らかの悪い影響を及ぼすようなことは避けたかったので、初めから探す気もなくただ単に男のセンチメンタルを満たしただけだった。
さようならパンちゃん、幸せに暮らしてください。

くだらないとわかっていても何となく好きだな、そういう男の弱さが。

朝のウタラディットは、涼やかな風が頬を切る美しい町だった。



ジュラ谷探検記
ウウッ・・・ワイルドだったぜ、ジュラ紀の谷。

赤ハゲ先生の田舎のチェンライ・ジュラ紀の里は実は新植民地(全然新しく見えない)で、親の代はそこから遙か離れた(歩いて3日)のジュラ紀の谷の原住民だった。そこがあまりにも酷いというので今のジュラ里に逃げてきたそうだ。以前、先生が撮影した自虐ナルシズム趣味のビデオで見せられひどく興味を引いた。今回は文明から隔絶された未開の土地、ジュラ谷を目指す旅だったのだ。

前日の約束が8時だったのでオレはタイの約束時間をなめきっていて爆睡中だった。(昨夜はバービヤのビューちゃんが、あまりにもかわいかったので夜更かししてしまった。)大切なことを忘れていた・・・田舎の朝は早いのだ。タイ人とは思えないことに時間を守りやがった、このハゲ医者!・・・別に怒ることではない。だいたい先生はタイ人じゃなかった。でもなにはともあれ、想定外の時間厳守。
眠剤が効いていて眠い。先生のタイでの愛車『ロータス ピックアップ』には関係ない百姓が満載されている。相変わらず金は出しても主導権はないオヤジだ。 ロータス ピックアップ フルハウススペシャルで出発。
先生の話では、ジュラ谷までの道のりは、未舗装の獣道で川には橋がわたっていないので雨期には外界から孤立し、蛇にかまれると血清が間に合わず死んでしまうような僻地だそうだ。主な作物はアヘン。警察よけのためにわざと川に橋を造らなかった云々・・・。
チェンライから出発し、しばらくは国道県道、きれいな舗装道路だ。ここからジュラ谷への入り口という田舎道に入る。・・・きれいな舗装道で中央線まで引いてある。赤ハゲ先生の実家のジュラ紀の里よりよっぽどましだ。
「道きれいじゃないですか?」
「アレー変だな・・・最近舗装したのかな??」
この医者は悪気無く、大げさ・大風呂敷で安請け合いなので話半分に聞かなければならない、という鉄則を忘れていた。谷は狭くなり民家もまばらになったが、まだ道は綺麗で電気も来ている・・・。
「先生、電柱立ってるし公衆電話ありましたよ。全然、孤立して無いじゃないですか?あっコンビニだ」
「イヤー、時の流れは侮れないねー。タクシン様々だな、ハッハッハ!」
都合が悪くなると、笑いで誤魔化そうとしてやがる。こういう奴でないと金は残せないという症例だ。若いみんなは先生を見習って自分の言葉に責任を持つことを辞めましょう。
しかし、最後の雑貨屋がすぎた辺りから道は段々と未舗装になり、ジュラ紀の谷はその真実の姿を現すかと思われた。前方に小川が見える。・・・橋かかってる。
「・・・橋でしたね」
「全く地元から首相がでると違うねー。前来たときは無かった」
「いつの話です?」
「ウーンと、最初の子供が生まれた年だから、イヤー歳はとりたくないね、ワッハッハ」
徹頭徹尾、笑って誤魔化す気だな・・・。
どんどん谷の奥に分け入る。すると先生が言っていたように状況は僻地化してきた。だが、川に橋がないと言っても水は足首程度しかなく、とてもこれで外界から孤立しているとは思えない。2時間近くかかってやっとジュラ谷の最深部の村に着いた。村の入り口には役所がたてた「麻薬取引は辞めましょう」の看板が立っている。ウーン盛り上がってきたぜ。先生がいちいち説明してくれる。ここは行かず後家シスターズの館。ここはロンパリオヤジの家。ここは村長の家、通称ヘロイン御殿(先生の家より立派だった)。高台にあるのがヘロイン寺で裏に逃走用の馬飼ってる。山に逃げたらタイの警察は追ってこれない。この村の名字はすべて同じで血が濃いからキチガイやカタワが多い。
外界から隔絶したと言うより隔離していると言った方が近いような気がするが、ワイルドなことは間違いない。村を流れる川はタイとは思えない清流で、谷を吹く風は清々しい。ヘロイン撲滅運動の看板さえなければ、絵に描いたように美しい僻地村だ。マイナーマニアのオレは燃えた。そのとき・・・。
「なんっすか?あの板は」
「・・・ウーン、ソーラーパネルかな?」
「電気ありますね」
「ハッハッハ、文明ってすばらしい」
一緒に来た百姓たちは、口々にタクシンの政策のお陰だと言っている。反タクシンの先生と裏腹に小作人たちはタクシンベッタリのようだ。でもやはり携帯はいまだにサービス圏外。数少なくなったタイの僻地の一つなようだ。
村はすべて親戚なので比較的ましな家を訪ねそこで昼食。オレはヘロイン御殿で食いたかった。ワイルドな飯だがふつうの北料理だ。うまい。そして、なんとなく汚い色合い。先生は女に金取られすぎたのがトラウマになっており、タイ飯恐怖症なので奥さん持たされたおにぎり食っている。昼食後、ジュラ谷散策。最高!!
ウーン、なんと言えばいいかオレの語彙では説明できないが汚いが美しい。こんな時間の止まった村で数週間過ごすと都会のでるのが恐怖になるのがわかるところでした。でも綺麗で良いところ。もう一度行きたいというと、先生げんなりしている。
・・・マンコ以外はタイ嫌いな医者だな。
無理矢理、夏にもう一度行くと約束させた。

外道図鑑

外道図鑑 by:ユニコーン

はじめに
外道紘からメールが来た。
「おうおう、この野郎、明けましておめでとう。しかしなんだな、ユニコーンよ。せっかく2002年投稿大賞をやったのに梨のつぶてはねぇんじゃねえの??仮にもよぉ、タイの風俗サイトでは誰もが認めるナンバーワンサイトの投稿大賞だよ、大賞。普通だったら「お礼のしるし」とか、「他の外道士族の範となるため」とか言って、エッセイ、体験記の5,6本も送ってくるのが筋ってもんじゃあねぇのかい?バカな頭だって絞りゃなんか出るだろう。締め切りは週末だ。まってるぜ。」
冷や汗をかいた。顔から火が出る思いだった。(以下 田口トモロオ風)
誰のおかげでここまで外道を歩んで来れたのか・・・。男は立ち上がった。
 風の中のすーっばるー・・・・・
と言うわけで(ってどういうわけだ)、体験記なりエッセイなりを書こうかなと思ってふと振り返ると・・この頃全く遊んでない(冷)。すでにタイの風俗とそこのおねーちゃんに200万円は落としているはずの僕が、この頃ではひょんなことから捕まえた素人娘のアパートでまったりしてばかり居て、ネタがない。どうしよう・・・そうだ!!他人事を書いてしまおう。僕の周りにいる外道達のネタをここに公開してしまおう。ルール無用の外道と呼ばれようとなんだろうと、知ったことではない。
メチャメチャおもしろい経験してるのに人に教えない外道平民が悪いんだい。
と言うわけで、僕の周りにいる外道平民達の赤裸々な姿をここに紹介します。「三人称で書いてるけど、これって本当は本人のことだよね。」なんて変な勘ぐりは入れないこと。

外道紘:2002年度の投稿大賞を取ったユニコーンさんに新連載の寄稿をお願いしました。此処では主にユニコーン氏と同じ駐在外道達の鬼畜にも劣る蛮行を報告して貰うことになりました。
タイの風俗誌G-DIALYは最近スクンビット村更年期婦人会のG誌不買運動にビビって”駐在員で愛人を持つなんてことは実際には希で、Gの読者は本誌を読んだからといって愛人を囲うようなことはない”みたいなことを書いていた。誰より良く実態を知ってるくせに良くそんなことが言えたもんだ・・・北朝鮮みたいなこと言ってないで洗剤でうがいしてほしい。オレのサイトは日本人村とは関係ないのでガンガン行くぞ!
ユニコーン氏もまた、同僚や上役はもちろんのこと掟破りにも顧客や取引先駐在の下劣な行状を暴露しまくり、たとえその家庭が壊れようと、娘がグレようと、インターに行ってる息子と風呂屋で鉢合わせしようと、オレの知ったことではない。いわば日常軽くジャブ事なのだ!!というような意気込みを背負いつつ、その見事な文章表現力を駆使して日本経済海外進出史の裏面である現地妻事情を余すところ無く暴き立てて欲しい。

?第1話 カラオケ嬢の本気 (2003年1月21日 )
?第2話 イサーン娘が最高 (2003年1月21日 )
?第3話 LBの妖しい魅力 (2003年1月29日 )
?第4話 愛人狂物語 (2003年2月7日 )
?第5話 ひよこっちフリークの未来 (2003年2月19日 )
?第6話 考察:お風呂のはまり方 (2003年2月28日 )
?第7話 考察:「フェーン・ジャー」に見るタイ人女性の本音と建て前 (2003年3月4日 )
?第8話 リピーターの悲哀 (2003年3月12日 )
?第9話 ナンパ外道 (2003年3月23日 )

最終更新日時: 06/12/2011 13:50:42

外道の細道


第1話 カラオケ嬢の本気

 カラオケは我々小金持ち日本人のオアシスである。たいがいの駐在員であれば行きつけの店の2軒や3軒、馴染みの女の3~4人は必ず居るはずである。僕がかつて「ガラウェイの香り」で書いたようなベタな話はいくらでも転がっているだろう。

 ここはあくまでも疑似恋愛をするところなので、お互いに本気になってはいけない。普通男が本気になるのだが、だいたい不幸な結果を招くことになっている。「帰国命令が出た途端に辞表を出して女と暮らし始めたが金が続かなくなり、結局全てを失った」なんて言う話もバンコクの野良犬ほどではないにしろ掃いて捨てるほどあることは確かである。「金の切れ目は何とやら」を地でいくようなベタな話であり、はっきり言って誰も同情してくれない。

 しかし僕は女の方が本気になってしまった話を知っている。本気になられたと言うよりは、ちょっとやばい女に魅入られたと言うべきかも知れない。よく自慢げに「いやぁ、カラオケの女に惚れられちゃってさー。」と吹聴している駐在員を見かけるが、多分これとは明らかに違う。僕の知人のN村さんのお話です。

 N村さんは働き盛りの駐在員、ゴルフ焼けの精悍な顔に学生時代はテニスをしていたというしなやかな筋肉の持ち主。ただしどちらかというとおっとりしている方で、積極的にカラオケの娘をくどくタイプではない。しかし背広のセンスも良く、ヒゲのそり残しなどしない清潔さも相まってか、見た目第一のタイでは当然モテる。ましてや金払いの良いさっぱりした性格なのでモテない方がおかしい。カラオケ店でお気に入りを指名してボックス席に入っていても、その娘がトイレに行った隙に別の女の子が膝の上に座りに来るほどである。
 周りは当然気分が悪い。でも仕方がない。

 ある時初めての店(オフ無し)の店に行ったとき、彼はいかにも純情そうな若い子を指名した。ノンというその娘は彼の腕の中に体を丸めるようにしてとても幸せそうな顔をしていたし、N村氏ももちろんまんざらではなかったらしい。

 小一時間歌い騒いだころだろうか、N村氏がトイレに立ってしばらく帰ってこないことがあり、周りは「あれ、大きい方?やだなぁ、N村さん、こんなとこで」と笑っていた。

 しかしトイレから帰ってきたN村氏は、何か焦点の定まらないような目をして、歌うどころか口も利かずただただ水割りを口に運び、ノンはといえば、うっとりとした目で彼に寄り添っていた。

 帰りのタクシーの中で彼は重大発言をした。「あの娘に犯された」??周りは言葉を失った。

聞けば彼がトイレに立ったときに、ノンは「あたしも」と言って一緒にトイレに入ってきたそうな。男性用の朝顔と女性男性兼用の個室が3つ並んだやや大きめのトイレではあるが、背後の個室に人の気配を感じながらのオシッコはあまり気持ちのいいものではない。

 彼もそのことがチラッと気にかかったものの、特に口には出さずに彼女と一緒にトイレのドアを締めたのだが、その次の瞬間彼女に腕を捕まれ個室に引っ張り込まれたそうだ。そして熱烈な口づけをしながら、強引にズボンを脱がされそのまま便器の上で「犯された」らしい。どうにも信用できない話に一同は様々な反応をしたが、ろくに女を口説きもしない彼がそんな嘘をつくはずもないことから、どうやら本当のことらしいと言うことになった。

 用意周到にコンドームを持参していたという彼女に上に乗られたまま、「恥ずかしながらアッという間に・・(本人談)」コトは済んだらしい。

 その後彼はその店に何度か通うようになるが、一人で行ってもVIPルームを使わされ、内側から鍵をかけたその部屋でやはり「犯された」ことが何度かあるらしい。

 ノンはいわゆる淫乱だった。同伴出勤の時にも出勤前にホテルに行き、彼は2回ほどお勤めをさせられることになる。もちろんセックスに関して彼にお金を要求することはなかった。

 僕はあるとき、彼の隣に座っているノンに冗談で「今度は僕が君を気持ちよくしてあげる」と言ったことがある。彼女の返事は「N村さんがいい。他の人では気持ちよくない。」とのことであった。

ここで「N村氏、名器説」が突如浮上する。やれ「長さ20センチ」だの「コーラビンの太さだ」とか。しかし本人曰く「体の割には小さくて・・」と言うことであり、これも氏の性格からして嘘ではないと思う。

 結局「男と女の相性」と言うことで口さがない連中の噂話は決着したが、N村氏本人は、彼女と別れることが出来なくてけっこう困っていた。3日も連絡をしないと夜中にも携帯に電話が来る。携帯を切っておくと会社に電話が来る。

 体力自慢の彼も3か月目には少しやつれて見えた。好きなゴルフの回数も格段に減ってしまった。もちろん他の店など行けるわけもなく、タニヤでは「N村氏は帰国したらしい」と女の子が噂していた。

 奥さんは本気で彼の体を心配しているらしい。曰く「仕事はほどほどにして少しはゴルフで発散した方がいいわよ」

 無責任な周囲は円満な別れ方を指南した。

 「女の腹の上でウンコすれば簡単に別れられる」
 「ロープで縛らないと興奮しなくなったと言う」
 「無理矢理アナルに入れる」
 「高級バイブを身代わりに買い与える」

 本当に無責任だが、はっきり言ってこんな彼に同情する奴はやっぱり一人も居ない。 

 何とも羨ましいような、悲しいようなお話。彼は外道でしょうか。それともただの幸せ者?


第2話 イサーン娘が最高
 マニアというのはどの世界にもいるものである。完全なホモというわけでもないのにLBが好きというのもある種マニアだと思うが、こういう人はファランをはじめとして驚くほど多いので、たいして珍しくもない。もっともLBの話は次の機会に書くつもりなので、あえて今回は多く語りません。

 普通の男性であれば女が好きなのは当たり前である。「美人が良い」「スタイルのいい女が良い」「おとなしい女が良い」等々、女の趣味は人それぞれであり、この趣味は国民性でまたしても特徴を現す。タニヤ辺りで働いている女性は「北」の生まれが圧倒的に多い。これはなぜかと言えば「色白は日本人受けするから」である。ファランの趣味はナナ~アソークあたりを5~6分うろつけばすぐに分かるとおり、色黒で鼻の穴が前を向いた「南」のタイプである。そして忘れてならないのが「東北」つまりイサーンである。イサーンはタイでも有数の農業地域(他の産業がない)であると共にもっとも貧しい地域のひとつである。イサーンの娘もやや色黒で小柄であり、けっこう可愛いので僕も嫌いではない。

「デブ専」「ブス専」「ババ専」とくれば、ありきたりのマニアであるが、今回はイサーン娘にこだわり続けるT橋氏のお話。

 T橋氏がバンコクに赴任してから6,7か月目のころ、接待が多いため夜はほとんどタニヤで過ごしていた彼は、お気に入りの娘も何人かできタイ語も上達したので、囲いはしないまでもジャブ代わりに「短期愛人契約」のパンチを繰り出しては店外でもそこそこ楽しむ、いわゆる「普通の駐在員」となりつつあった。

 しかしT橋氏は心の底で何か物足りなさを感じていた。色も白くなかなかの美形、スタイルも良く、品もいい。女性としては、と言うよりは「Part time lover」としては申し分ないはずなのに、何か足りない。自分が女性に求めているのはなんなのか、自分でもそれが分からなくなり、タニヤの遊びからちょっと心が離れかけていたと言う。
 
 そんなある日、彼は日本から来た友達を連れて、ソイカウボーイに行った。WEBで情報を仕入れてきたその友人のリクエストだった。場所は知ってるものの初めて行くソイカウボーイは、タニヤに比べると「お化け屋敷に見えた」そうである。

 そして一件のagogoで、彼は「ストライクゾーンど真ん中」を見つけたという。女の名前は「スック」、ナコーンパノムの西50キロくらいにある小さな村から来た彼女は、色はやや浅黒く小柄、ポッテリとした唇に一重まぶたという「田舎娘」そのものであった。たしかに24歳と言う実年齢よりは相当若く見えるものの、一緒に行った友人は「???」と、コメントを避けたらしい。
 
 数日後T橋氏は、タニヤのある店でやや興奮気味にこう話していた。「いいよー、イサーンの娘。素朴で味わい深い。特に農家の娘が最高。」彼によれば、田舎からポッと出の娘は客を楽しませようと媚びることをしない、話術も接客も何もない。しかし元々性格が素直なので打ち解けるのは早いし、一緒にいて「肩が凝らない」のだそうだ。タニヤの女は徹底的に接客を仕込まれているだけに、会話がとぎれることを嫌い、あれこれと話しかけ、お世辞を言い、ましてや簡単に「好き」だの「愛してる」だのと言うから白けるのだ、と。

 「農業ではほんの少しのお金しか稼げないから、自分がバンコクに働きに来た。」と素直に言い、ホテルでもどうしたら相手が気持ちよくなるのか様子を窺いながら一生懸命尽くすのだそうだ。

 そして最後に彼はこう言った。「ガキの頃田んぼに出ていた女の手は触るとすぐ分かる。そういう手を触るとそれだけで勃起する」と。
 山陰の田舎で農家の次男として生まれたT橋氏は高校卒業まで地元で暮らし、その間に付き合った初恋の相手の手も「女にしてはガサガサだった。」そうである。

 多分T橋氏のトラウマはこの辺にあるのだと思う。彼は思春期に初めて握った異性の手を追い続けていたのだろう。そして彼が見つけたのが、イサーンの農家の娘だったというわけである。イサーン娘のちょっとガサついた手で体を触られたとき彼は、一日のうち8時間を勃起して過ごす中学生に戻ってしまうのである。

 それからのT橋氏は、ソイカ、ナナに足繁く通うようになり、とうとうスティッサン、つまりサパーンクワイ地域に入り浸るようになる。
 
 接待で必要なときしかタニヤに現れなくなったT橋氏とたまに女の話をするといつもイサーン娘の話である。曰く「知ってる?農家って中腰の仕事が多いから娘達のお尻の筋肉はすごく堅いんだよ。だからセックスもすごく良いんだよ。」

 うーん・・・マニアックな外道だなぁ。


第3話 LBの妖しい魅力

 この星には男(オス)と女(メス)の2種類しか居ない。うちの会社の社員証を作るとき申請書の「SEX」欄に「not so many」とマジで書いてきたタイ人もいるにはいるが、普通は「Male」「Female」の2種類しか居ない。
 しかしここタイにおいてはLB(レディボーイ)と呼ばれるいわゆる「中間性別者」が驚くほど多く、また市民権を得ているから驚かされる。誰も彼(彼女)らを偏見の目で見ることはなく、そういう友達を紹介するときも「彼女はガトゥーイ(オカマ)なの」と声のトーンを落とさずに平気な顔で言ってのける。紹介された方もちょっと照れくさそうににっこり笑うだけである。
 最初これをやられたときには普通の日本人であれば言葉を返すことが出来ないが、やはりここは「綺麗だね。」とこちらもにっこりと微笑み返してあげるべきだろう。何しろ彼らは「きれい」と言われることが何よりの喜びであり、その瞬間こそ「男」を捨てた甲斐を感じる瞬間なのだから。
 確かにタイのLBは驚くほど質が高い。本物の女と勘違いしてベッドインする男も出てくる。彼女(LB)は自分が男であることを隠しはしなかった。「女」と思いこんだ客が訊ねることもなくホテルへ誘ったのだから彼女に責任はない。
 今回はこうして最初は戸惑いながら、いつしかその妖しい魅力にどっぷり嵌ったS君のお話。

 S君は運び屋をしている。もちろん危ないものを運ぶのではなく日本料理店向けの食料品を運んでほぼ毎週訪タイしている。かつてはホテル住まいだったが、効率を考えて最近は安いアパートを借りて半駐在のような生活をしている。
 彼がまだホテル住まいの頃、一人で出かけたagogoがKC3だったそうな。そう、今でこそ誰もが知っているLBの牙城である。初めての観光客というわけでもない彼は「オカマみたいなのが多いなぁ」と思ったそうである。がしかし、華奢で愛くるしい顔をしたダンサーを隣に座らせて話をしたとき、喉仏もなく可愛らしい声であることから、彼は「女」と確信して連れ出すことになる。
 ホテルに連れて帰ったとき、IDをあずけたホテルマンがちょっと眉を動かしたことに彼も気づくべきだったのだろうが、一刻も早く彼女をスッポンポンにしたい欲望で高ぶっていた彼はそそくさと連れ込み料を払ってエレベーターに乗り込んだ。
 
 「一緒に風呂に入ろう」というS君の申し出をやんわりと断った彼女は、一人でシャワーを浴びるとバスタオルを巻いて出てきた。むしゃぶりつこうとする彼をこれまたやんわりと制して彼女は部屋の明かりを消し始めた。せっかくのプロポーションを見て楽しむことが出来ないと苦情を述べる彼を、今度は少々厳しく制して彼女は部屋を真っ暗にした。
 オッパイは素晴らしい弾力、ディープキスは心まで溶かすよう。そのうえ、積極的に上になり、首からお腹、そして股間までくまなく丁寧に舌を這わせてくれる。そしてディープスロートばりのフェラはツボをよく心得たプロの技で、S君は「思わず声が出てしまった」そうである。 
 そのままイカされそうになったS君が彼女の上に乗ろうとすると、すごい力で抵抗され「実は私男なの・・。」と告白(??)されてしまった。

 普通の男だったらここで逆上するか萎えるかのどっちかだろうが、すっかり彼女の技でトロトロになっていた彼は、酔いも手伝ってか即座に「かまわないから入れさせろ」と迫ったらしい。
 元々好奇心旺盛だったS君だからこその決断だったかも知れないが、彼女の手を借りてアナルに挿入した彼は「こんなに良いものとは知らなかった」と感激したらしい。また、セックスしながら彼女のペニスを手で愛撫して、堅くなってきたときは「ドキドキした」そうである。
 終わった後かすかな罪悪感と嫌悪感を覚えた彼はその日は後悔しながら彼女を追い返し、独り寝したそうであるが、その後もあちこちで遊んでいるうちに、あの倒錯した快感を忘れられない、忘れられないどころか日に日に思いを募らせていく自分に気がついた。
 
 久しぶりのLBは彼を興奮させた。「新鮮だった」と彼は言う。
 最初のうちは同じ娘を何度か連れ帰っていたが、違う店でも可愛いLBを見つけてはつまみ食いをするようになる。いつしかあちこちの店に馴染みの娘が出来るようになり、店に行くまでもなく電話一本で彼女たちを呼びだして遊びに行ったりするようになった。
 女は見た目で選んでも失敗することが多いが、LBは見た目とほんの少々の会話で選べば、ほとんど失敗しないそうである。
 元々男である彼女らは男の喜ばせ方を知っている。マグロにあたることはまずあり得ない。たとえノンケの相手でも満足させる自信とそれに見合うテクニックを持っているのだから当たり前だ、とS君は話してくれた。
 こうしてすっかりバイセクシュアルの味を覚えたS君は、可愛いLBの虜となっていく。美しいLBが股間の肉棒を堅くしている絵はビジュアル的にも素晴らしいと彼は言う。
 彼の趣味は華奢で可愛らしい顔つきのLB。曰く「素っ裸にして自分でオナニーさせて、それを眺めているとしゃぶりつきたくなる」

 LBの中には手術でちんちんをとってしまい、人工の膣を作ってしまった者もいるらしいが、これはいけないらしい。やはり上半身と下半身の信じられないギャップが彼を興奮させるらしい。
 何人かのLBと関係を持ったS君が言うには、LBで立派なちんちんを持っている者は少ないらしい。元々は大きくても女性ホルモンを接種するうち徐々に小さくなっていくらしい。また、精子を作る能力も低下していくため、射精しない、若しくは射精してもほんの少し「水っぽい」のが出るだけ、という者も多いらしい。しかし、ほとんどのLBはちんちんを勃起させるし、射精によって快感も得られるようだ。
 最近彼にあったとき冗談半分に聞いてみた。「犯される快感には目覚めたのかい?」「いやぁ、それだけはちょっと抵抗がありますよ。もしそっちに行っちゃったらもうノーマルに帰って来れないでしょう。」
 S君はなぜか僕の目を見て話をしなかった。


第4話 愛人狂物語

 我々バンコクの駐在員がみんな愛人を持ってるって?そりゃ心外だなぁ。全部が全部じゃないですよぉ。多分95%くらい・・・。確かに愛人を持っていない方が珍しい。駐在員の奥様方だって自分の亭主に愛人が居るかどうかなんて分かってるはずでしょ?
 若い頃日本でそれほど遊びもしないである程度の地位を手に入れて海外駐在になる。そこそこの給料と手当をもらっている上に接待も多い。飲みに行けばほとんどの場所でチェンマイやチェンライ出身の色白の色っぽいねーちゃんが隣に座ってくれる。その上彼女らのほとんどは月数万バーツで囲える「愛人予備軍」なんだから、これで愛人を持つなと言う方が無理。絶対無理。
 日本だったらちょっと格好いいロマンスグレー(古っ)でないと飲み屋でモテないし、ましてや愛人なんて言ったら相当の金持ちでないと持てないけれど、ここタイではお小遣い程度で簡単に愛人が持てるうえに、相当なブ男でない限り背広来て金持ってればほとんどOK。
 奥様方もこりゃ仕方ないと思ってあきらめてもらわないと。きっとあなたのご亭主も日本に帰ったらまじめなお父さんに戻りますよ。きっとね。
 と言うわけで、今回は珍しくもない駐在員のミヤノイ(愛人)の話。

 日系企業の管理職としてアユタヤの工場とバンコクの事務所を忙しく往復しているM田氏は50代とは思えないほどエネルギッシュで仲間内ではつとに有名である。そのエネルギーの元はと尋ねると彼は臆面もなく「若い娘とのエッチ」と答える。酒が好きで女が好きで、若い女とのセックスはもっと好きという彼にとって、ここタイはうってつけのおあつらえ向きであった。
 接待も多い彼は週2回程度の割でカラオケに繰り出す。相当なスケベで浮気者に見える彼であるが、愛人は常時一人しか居ない。一時(いっとき)にという意味である。
 カラオケ嬢やMP嬢を愛人にして囲っては、2か月くらいの短期で別れてしまう。そうやって次々と愛人を作っていくのである。普通タイの女は一回愛人にするとなかなか別れることは難しい。情がどうこうと言うことではなく、せっかくの金蔓(かねづる)をそう簡単には離さないと言う意味である。

 しかし彼はいとも簡単に別れては、次に乗り換える。どんな技を使って女と別れるのかある日僕は彼に聞いてみた。
 曰く「タイの女にやられてることをやり返せば良いんですよ。タイの女は金蔓が出来ると『親が病気だ』『兄弟が事故を起こした』と言っては金をむしろうとするでしょ。どうせ外国人には話が本当かどうかなんて分からないと思ってる。だからこっちも同じように『日本の親が入院したから金が必要になった。来月から1万バーツしかあげられない。』と言えばたいがい向こうから別れていきますよ。」
 ちょっと殺伐とした話ではあるが、なるほどと思わせる説得力はある。
 こうして彼は今まで何人ものミヤノイを囲ってきた。

 彼の外道たるところは水(お湯)商売の女に限定しないと言うことである。
 彼の会社の工場にはタイ人従業員が約200人居るそうである。いわゆる工員として働く彼らの給料は4500~6000バーツ。この中から若くて可愛い娘を口説くのである。
 工場で見つけた20歳の処女を愛人にしたと聞いたときは、首を絞めてやろうかと思うほど羨ましかったが、このおねーちゃんもなかなかのしっかり者で、M田氏が月3万バーツプラスアパートの家賃を提示したのに対して「私は処女なので、もう少し考えて欲しい。4万バーツであればあなただけの女になります。」と答えたという。
 こうまではっきり言われては逆に反論も出来ずM田氏ははれて処女の愛人を囲うこととなった。
 ラチャダーにある新しめのアパートをあてがい、記念すべき最初の夜はシャンペンを買い込んで彼女の部屋を訪れることになる。
 50歳を過ぎて自分の娘より若い処女を頂く感動に氏は「指がふるえた。」と話してくれた。
 痛がる彼女をなだめすかしながら貫通式を済ませるまでに2時間を要したという話はいかにも生々しく我々中年男子を勃起させるに十分な内容であった
 真っ白なキャンバスに好きなように絵の具を塗りたくるように、彼は若い彼女の体を堪能し、かつ、自分好みに仕上げていく喜びを心ゆくまで味わったのである。
 「上手なフェラを仕込むのに2か月。いろんな体位を仕込むのに1か月。でもそれを過ぎると新鮮味が無くなる。」何とも贅沢な話ではある。
 
 4か月が経った頃、M田さんは彼女を手放す決心をする。いつものように「親が入院し金がない。」と切り出した彼に彼女は「1万バーツでも良い」と返事をした。驚く彼に彼女は「工場で働いても4500バーツにしかならない、だったらここに住ませてもらって1万バーツもらった方が親に仕送りも出来るし、楽しい。」と言ってのけた。こうまで言われると元々嫌いになったわけではないので、M田氏も別れることが出来なくなり、結局1万バーツでもうしばらく囲うことに決めた。

 M田氏はそれから現在までずっとその娘を囲ったまま、他の愛人を持つことをしない。周りは「自分の娘より若い女に惚れちまったんだ」と噂していたが、どうやら惚れたわけではないらしい。
 ある日彼はその理由を話してくれた。
 「一人の女だったら頑張れば1か月に15回くらいエッチ出来るでしょ?(それにしても2日に1回だけど)もし2人囲ったとしたらどう頑張ったってそれぞれ10回がいいとこでしょ?(それにしたって月20回?)月極で囲ってるんだから数が減ったら単価が上がるじゃないですか。」
 いやはや何ともすごい人が居たものだ。最近まで処女だった20歳の女を1万バーツで囲って、月15回ですか?
 単価??1000バーツ切ってますけど・・・・。 
 
  
第5話 ひよこっちフリークの未来

 タイをはじめとするアジア各国で外道を自称する者の中にはけっこうヒヨコマニアが多いことは周知の事実である。
 完璧なロリコンになると、エッチなんて到底できっこないような小学校低学年くらいの子のパンチラを見てイッてしまうそうであるが、そこまで来るともう僕が何か語れるような世界ではないが、ちょっと年齢をごまかして働いているひよこっちにはけっこう出会えるのがアジア風俗であり、これは僕も嫌いではない。
 しかし、ひよこっちフリークの殿堂バンコクコージーも店を閉めてしまったし(再開の話って本当??)北の置屋も先々週行ってきたが今ひとつ盛り上がっていない。ましてや当局の取締の厳しくなったバンコクではもはやひよこっちに会える確率は格段に下がっているのではないだろうか。
 よくナナあたりで「ロリ顔の20歳、ボリガーン・ディー」などという投稿を見かけるが、ベッドでサービスのいいひよこっちなんて邪道だ、というのが本来のひよこっちフリークの意見らしい。
 一般には「はずれ」と言われる冷凍マグロが当たり前のひよこっちフリークの世界。ちょっと倒錯してる世界でもあり、描写には気を遣うけど、外道たればこそいざ語らん。

 Kさんは自称「ひよこっちフリーク」ではあるが、本人も「真性」なのか「仮性」なのか分からないと言う。
 かつてメーサイに出張したときにトゥクトゥクのにーちゃんに連れて行かれた置屋で、魔法使いサリーちゃんくらいの年齢の娘をあてがわれたときは「正直言ってひいた。」そうなので、真性とは言い難いと思う。ただし「痛がって仕方なかったので、結局貫通できずに手でしてもらった。」といいながら、「もうちょっと時間かければ出来そうだった。」と言うあたりは真性の香り漂うところでもある。
 Kさんのお気に入りは、山口百恵や桜田淳子がデビューしたあたりの年齢で、もちろん経験が少なくシャイでマグロ。乳は大きくない方がいいらしくデブは嫌い。
 タイ人は元々子供っぽく見える民族なので、この辺の年齢とサリーちゃんの年齢は本当は大して離れていないのかも知れない。

 彼がひよこっちにハマったのはコージーだった。コンチアに勧められて覗いた当時の子供部屋に「ひと夏の体験」年齢の女の子を発見した彼は、「あんな娘と出来るのか??」とコンチアに聞いたところ、「3人目だから大丈夫」と言われ5000バーツを支払い個室で彼女と向かい合った。
 チェンライから来たという彼女は終始俯き加減でボソボソ話し、それほどタイ語が堪能でなかった彼はなかなか打ち解けることが出来なかった。薄い肩、盛り上がりの乏しい胸、棒のような足、全てが「女」のそれではないように見えたが、それでも彼は笑顔を絶やさないように気を付けながらおどおどする彼女を裸にし、一緒に風呂に入った。
 内側からの圧力に耐えきれないと言う風情で張りつめる小さな乳房、贅肉の全くない下腹部にこんもりと盛り上がるような丘が存在し、中心部の溝の上部に産毛のような陰毛がわずかに生えている。普段ならおねーちゃんにお任せで洗ってもらう彼が攻守交代して彼女の体を隅から隅までを洗い尽くし、ようやくベッドに横たえたときはすでに1時間が経過していたという。
 胸を触るだけで体を固くし、足を開かせようとすると力を入れて抵抗する、やっとの事でこじ開けるとバスタオルを顔に当てて恥ずかしがる。戸惑ったのは彼の方である。いくら初めてではないと言われても、こういった女性の反応を経験したことがない彼はとにかく彼女がおびえないように優しく、そしてゆっくりと彼女の体を舌で愛撫し始めた。
 敏感に反応し、ときおり体をくねらせながら堪えきれず声を上げる彼女の体に汗がにじんだ頃、やっと彼は1本の溝に見えるその部分に指を這わせた。驚いたことに大量の愛液がシーツにこぼれるほどに滴っているのを発見した彼は突如急激に興奮し、コンドームを装着することも忘れて反り返る分身を熱く濡れそぼった溝にあてがった。
 行く手は固い壁に阻まれているようでまるで入り口が見つからない、探るように分身の先端を上下させていると、不意に「ツルッ」という感じで頭の部分が滑り込んだ。同時に強く体を硬直させた彼女はタオルの下でくぐもった声を上げ、片手は彼のお腹あたりを押し返すような仕草をした。「輪ゴムで縛られたような感じ」のかすかな痛みと強い快感を得た彼は瞬時に「ノー・リターン・ポイント」に達してしまい、慌てて自分のそれを引き抜くとひよこっちのお腹の上に白濁の液をぶちまけた。
 この瞬間に目から火花が飛ぶほどの快感を経験してしまった彼はひよこっちフリークの仲間入りをしたわけである。

 結局この時の彼女をその後も4回ほど指名し、「痛がらなくなるまで」通い続けたらしい。曰く「他の乱暴な奴らにやられるくらいなら俺が優しくしてあげたかった。」
 その後も仲良くなったコージーのコンチアから「新人が入った」と連絡を受ければ飛んでいく日が続き、ある時とうとうバンコクのお風呂で処女にも巡り会ったという。
 サイアムあたりでも「似非ひよこっち」はいくらでも見つかると言うが、本物と似非の違いは「濡れ方」だという。曰く「あまり経験のないひよこっちは、緊張と羞恥心のため快感を快感として認識しない傾向があるが、体だけは不慣れな刺激に過剰に反応してしまい、とにかく濡れる」のだという。すっげー科学的に聞こえるところがやっぱりマニアック?。
 
 彼がひよこっちフリークの道を順調に歩めたのは地方出張が多いセクションにいたこともひとつの要因であったろう。チェンマイ、チェンライ、メーサイ、コンケーン、ウボンと言う地方都市にはいまだに置屋が数多く存在し、ちょっと前まではサリーちゃんもゴロゴロしていたという。探し方は簡単、トゥクトゥクのにーちゃんに「サーオ、サーオ」といえば好みの女が見つかるまでしつこく置屋を回ってくれる。
 ちょうどいい年頃で、経験の少なそうなひよこっちを見つけると二晩くらい借り切って思う存分味わい尽くすのが出張の時の彼の楽しみだった。
 ひよこっちの醍醐味は、「最初は不安そうな顔をしている娘が、あそこをビショビショに濡らして、自分の意志とは関係なくイッてしまうとき。」だそうである。長いときは40分も舌で愛撫を続けると言うから、いやはや、何ともご苦労なことです。
 
 こんな彼が最近いつも愚痴るのが「ひよこっちがいない」ということである。ナナやカウボーイにも年齢をごまかして働いている娘はいるけれど、似非ばかりで本物が居ない。サイアムあたりに行ってもやけに商売熱心な「自称素人娘」にしか出会えない。北の置屋でもやり手婆が当局の目を気にしている等々、彼の愚痴はだんだんトーンさえも下がっていった。
 ところが、ある時ひょんなことから隣国に出張に出かけた彼は以前から行ってみたかったあの村に足を踏み入れることになる。
 彼は心の中で歓声を上げた。そこには彼にとっての楽園があった。「ひと夏・・」年齢のベトナム人少女達が彼を取り囲み、ほとんど拉致状態で置屋に連れ込まれ、アイスコーヒーをおごってやるだけでキスの嵐を降らせてくれる。
 おまけに選び放題とも言える圧倒的な人数と店の数、「ここに住みたい」と彼は本気で思ったそうである。
 ベトナム人少女の特徴として、あっけらかんとし過ぎていると言う点は否めず、似非の確率が高いかと最初は警戒していたKさんであったが、やはり二人っきりになればシャイなひよこっちは多く、彼は恥ずかしがる彼女たちをことごとくエクスタシーに導き、また、そのタイトな体を心ゆくまで味わい、大いに満足してタイに帰国した。

 その後彼は何かと理由を付けては隣国へ出張したがったが、会社の仕事がそううまく彼の思い通りになるはずもない。かくなる上は、と今度は週末を使って自費で旅行することを計画しはじめた。
 ところがエアチケットの予約が取れた1月下旬、あろう事かタイの女優の言ったか言わないか分からない発言が原因で、肝心の隣国と絶交状態になってしまい、大使館は閉鎖されたまま(2月3日現在)ヴィザが取れない彼は旅行を断念せざるを得ない状況に陥った。
 相当にがっかりしていた彼の顔が目に浮かぶところであるが、ここでへこたれないのがフリークたるところであり、東がダメなら西の隣国というわけで、ビルマにもひよこっちの置屋があると言う噂を聞きつけた彼は、「次はビルマだ」と言って現在単独での旅行を計画している。

 でもビルマだってメーサイの国境が開いたり閉まったりしてるし、タイと仲良くしてるのはほんと最近のことで、ましてや軍事政権との上っ面の付き合いなんだから、いつ喧嘩してカンボジアのようになるか誰にも予測が出来ないはず。
 大事な友人が隣国から帰れないような事態が起きないよう、タイ及び各隣国の政府に対しては紳士的かつ冷静な外交を、そしてコージーのオーナーには一日も早い再開をお願いしたいと思う今日この頃である。 
 


第6話 考察:お風呂のはまり方
 在タイ外道の中には「とにかく風呂が好き」という人も多い。僕自身もその一人で、元々は風呂好きであるがため「外道の細道」の情報を細かくROMすると言う作業を毎日の日課にしていたわけである。
 他の外道士族の方々の情報は本当に役に立ったし、かのマッケイガン師のように果敢なレポートを続けた先輩諸氏には本当に感謝すると共に頭の下がる思いである。
 最近こそちょっと素人女にハマって金を無駄遣いしているためにあまり行かなくなったが、今でも心の底では「風呂が一番楽しい」と思っている。
 毎回違う女を選んで、どんなサービスをしてくれるかと胸ときめかす。たまにハズレはあるものの、それにしたって1ナタリーから1.5ナタリー(Dr.フェラあり提唱の通貨単位「随筆 外道を生きる」参照)の金額でビールからチップまで賄える。それでいて「当たり」を引けばまっすぐ歩けなくなるくらいまで楽しませてくれることだってある。
 単価で考えれば一番コストパフォーマンスがよいことは猿でも分かる常識だろうし、男である以上、たくさんの女とやりたいという欲望は誰でも持っているはずで、この欲望をもっとも満たしてくれるのがお風呂であることも疑いようのない事実である。
 
 ところが、マッケイガン師のように東奔西走して風呂を回ると言うことは意外に難しい。
 なぜかというと、人それぞれ趣味があり好みがある。その上、いい思いをしたところはまた通いたくなるし、悪い思い出が出来ると自然と足が遠のくのは人として当たり前の行動形態だからである。
 A gogo でもカラオケでもそうであるように、お気に入りができると、2度3度と指名するようになり、気心が知れてくればサービスも変わってくるなど、行動範囲を狭める要素は数多くあり、はっきり言って僕などは現在自分の足で通っている店はこの広いバンコクでたったの2軒しかない。
 もちろんかつては先輩諸氏の情報を元にラチャダー、ペッブリー、果てはトンブリまで足を伸ばしていたが、やはり自分好みのサービスをしてくれる店、好みの娘が多い店、コストパフォーマンスが満足行くレベルの店に偏りがちになっていった結果である。
 お風呂の好みは十人十色。僕の周りにいる外道達(旅行で来た友人知人含む)が話してくれた「好み」と「店」の関係をちょっと考察してみた。
  
 パターン1 美形にこだわる 
 いわゆる高級MPといわれるところ、色白の美人をそろえており、もちろんサービスもそこそこのレベル。値段が高いことと希にタカビー女に当たることが不安材料。それだけの価値はあると納得する外道のみが通う店。金持ち駐在員と旅行者に人気。シャンゼリゼやポセイドンのモデルクラスがこれにあたるだろう。
 曰く「超美人、スタイル抜群、キスNG、ゴムフェラ、1回戦終了後添い寝しながらテレビ鑑賞。終始恋人モードで大満足。」まぁ、添い寝がサービスに当たるかどうかは疑問の残るところですな。

 パターン2 マット洗いにこだわる
 日本のソープに通い慣れた人に多いタイプなのだろう、僕自身はあまり好きではないが、これがないと風呂に行った気がしないと言う外道も多い。J1やナタリーが人気ですね。
 若い娘イコールマット下手という確率が多いため、自然とベテランを指名する傾向に陥りがち。
 曰く「マットの超絶手コキテクで1回目はあえなく発射。一休みしたあと2回戦に挑戦するが勃ちが悪く時間切れ。」なーにか騙されたような感じがしないでもない??
 
 パターン3 回数にこだわる
 2発は当たり前、体調が許せば時間内に3回出したいという外道御用達。多分「客がお代わりを要求したら断ってはならない。」という決まりのあるらしいメリーなどがこれに当たる。2回までは自動的にやらせてくれます。3回目もほとんどの娘がイヤな顔はしません。実証済み。
 曰く「2回目が終わったところでシャワーを浴び、冗談で「もう一回」と言ったところ、本当に生尺で立たされて、めでたく3回目を終了。イクにはイキましたがほとんど何も出ませんでした。」
 まぁ年をとるとなかなか難しくなりますが、4回やったという強者もいます。でもこうなるとあまり自慢の種にはならないかな・・早漏って言われるから。

 パターン4 ロリ系にこだわる
 よくあるタイプ、今は無きコージー、そしてロリコンの牙城キャサリンなどがこれに当たるだろう。
 とにかく若さ第一という傾向はタイ人の中にも結構ある。その証拠にキャサリンなどは午後の早い時間からタイ人が一杯。人気のある娘は予約しないとダメなことも多い。
 曰く「終わってから本当の年を聞いたら1×歳、おまけに出身はビエンチャンだそうで、ちょっと背筋が寒くなった。」
 いや、本当の話。コージーは一応「子供部屋」を設けていたけど、キャサリンは平気な顔して金魚鉢に座っているからわからないだけ。おまけにあの化粧だから遠目には年齢不詳が多いんだけど、部屋に入って厚底脱ぐと140センチ台なんてこともざらで、タイ語らしき言葉を話すんだけどほとんど聞き取れない娘も多い。警察の手入れが入ったという話はあまり聞かないので、けっこう地元の署とはいい関係が出来ているのだろう。

 パターン5 技にこだわる
 ビワの人間国宝さんほどではないにしろ、テクニックにこだわる人もこれまた少なくない。ペッブリーのポンペットなどもこのタイプかな?
 まず生フェラは当然、しかしただのフェラではいけないらしい。横だの裏だの玉だのあちこちを舐め回し、果てはアナルまで行ってもらわないとサービスしてもらった気にならない、と言う人もいる。
 そして合体してからもすごい技を繰り出すベテランもいる。自由自在に締め付けられるなんて言うのは珍しくもなく、バナナを皮ごと切りそうな勢いのキンチャクや腰を動かさないまま内部だけをぜん動させて客をイカせてしまうなど、ちょっと眉唾めいた話も聞くことがある。
 また、「アナル好き」の友人はやはりこの辺の店を攻めるらしい。「自分から入れてくれ」という女も過去に10人くらいいた。」そうである。
  
 結局は女の娘個人の素質、能力、やる気、サービス精神に依存することなので、本当はどの店に行ったって当たりもハズレも必ずある。しかしやはり値段や女の子の教育というのは店によって違うわけで、この辺で店ごとの個性が出ていると言えるし、これがないとどこも同じになってしまっておもしろみがない。 
 何かもの凄ーく個性的なサービスをする店が新しく出現しないかなぁ、とこの頃考えることがある。
 例えば、コスプレ風呂とか、SM部屋とか、LB専とか・・、無理かぁ。 



第7話 考察:「フェーン・ジャー」に見るタイ人女性の本音と建て前
 皆さんは「フェーン・ジャー」をご存じだろうか。そう、最近バンコクに3日以上滞在した人は必ずどこかで聞いているはずの大ヒット曲。今や国民的歌手で齢46歳にしていまだぶっちぎりの男性アイドル歌手「Bird」ことトンチャイ・マッキンタイが3人の女性歌手を引き連れて歌うあの曲である。
 パンティップ・プラザあたりに行けばVCDが100バーツ前後で売っているので、もし知らない人は是非買って聞いて欲しい。
 僕はこのトンチャイが大好きで、先日はライブにも行って来た。もちろん3人の女性歌手Jintara(チンタラ)Cat(キャット)Nat(ナット)も生出演で大変盛り上がったライブで、あれで800バーツは安い。
 このトンチャイという歌手、非常に礼儀正しい人らしく、ライブの第一声が「サワッディー・カッポム(「こんにちわ」の丁寧な言い方)」であった。バリバリのロック&ポップスを歌う歌手が「こんにちわ」と言って現れるのだから日本人の我々はちょっと笑ってしまう。
 しかし、その後のステージはエネルギッシュそのもの、歌って踊って、しゃべって会場を大いに沸かせ、ライブの完成度としてはなまなかではない。ポッと出のガキが事務所の力で売れに売れ、武道館でにわかライブをやるのとはわけが違う。
 客層は小学生から死にそうなババァまでまさに老若男女という感じで、これが一人残らず客席でウェーブを巻き起こし、はたまた総立ちで踊りまくるのだからこれまたびっくりである。
 
 この「フェーン・ジャー」であるが、これもどこかの方言らしく要は「彼女ぉ!」みたいな意味らしい。バンコクっ子の男が、イサーン(東北部)、北部、南部出身のそれぞれの女と付き合っていると言う設定で、実際に脇を固める女性歌手達はこの3地方出身で、それぞれ「なるほど」と思わせる顔や仕草をしているからおもしろい。

 チンタラという歌手はちょっと年増。まぁるい鼻と厚めの唇がいかにもイサーンの女という感じで、肌もちょっと浅黒いが、いかにも情が厚そうな女である。派手なダンスは苦手のようで他の2人と比べると動きは地味で田舎っぽいが、曲中に出てくるタイの民族音楽のような節回しのスキャットの声や、顔の表情が凄くセクシーで、ちょっとゾクゾクする。
 今度風呂に行ったら似たタイプを指名してみたいと思う。

 北部出身のキャットは色白で細面、鼻筋は「通り過ぎ」の感があるので多分整形だろう。極めてゴージャスなイメージでおっとりした感じにも見えるが、もし付き合ったら金がかかるだろうなぁと言う感じのおねーちゃんである。きっと見栄っ張りで気分屋だろうから、相手の男は振り回されることに快感を感じるMっ気のある人向きという気がする。

 南部出身のナットは色は少し浅黒いものの、すっきりした美人顔で、飛び抜けてスタイルも良くダンスもめちゃめちゃうまい。南部の人間らしく気が強くて、真面目というイメージ。あの腰の振り方で上に乗られたら30秒と保つまいな・・、とバカなことを考えてしまうのは僕だけだろうか。

 トンチャイは事実バンコクっ子でとにかくかっこいい。その彼が、3人の女性に「僕は君だけを好きなんだ、他の女性と付き合うことなんて考えたこともない。グッチもプラダも何でも好きなものを買ってあげよう」と大まじめに歌えば、3人全員からそれぞれの地域の方言で「嘘つきベイビー」とあしらわれるというなかなかコミカルな味付けの曲である。
 格好良くて、金もあって、優しい、それでも「嘘つきベイビー」はモテないと言うことらしいが、それって現実味がないんじゃない?と思うのは我々日本人ばかりではあるまい。
 かっこよくて金があって、その上優しければ絶対モテるだろうと、タイ人のおねーちゃんに聞いてみた。答は「でも浮気者はダメ」
 日本人がタイ人のねーちゃんにモテるのは実は金があるからばかりではないらしい。日本男児はタイ人の男に比べて誠実で浮気しないからでもあるのだという。

 しかし、である。我々駐在員だって独身でもない限り、みんな「浮気者」のはずじゃないか?浮気相手に「浮気する男は嫌い」って言われてもなぁ・・。
 ここのところを更に細かく説明させると、「奥さんがいるのは仕方がない。要は自分以外にタイ人の女と付き合うのは許せない。」と言うことらしい。
 本当は日本人の男に貢がせて、浮いた金で若いタイ人の男と夜な夜なディスコに繰り出しているようなねーちゃんでも「浮気者は嫌い」と言うんだから、身勝手というかなんというか。
 ま、我々日本男児も「お前だけだ」とか何とか言いながら、他の店にもお気に入りのねーちゃんがいたり、ゴルフの後には必ず風呂に行ったりと彼女らがお世辞半分に言うほど誠実ではないわけで、この辺はどっちもどっち、痛み分けと言うところでしょうか?
 
 しかしとにかくトンチャイはかっこいい。あれでゲイとは・・もったいない。



第8話 リピーターの悲哀
 我々駐在外道は、旅行者や出張者と比べて時間だけはたっぷりある。だからこそ外道を自らの進むべき道と信じて日夜修行に励むわけであるが、いかんせん金が続かなくなることが往々にしてある。
 まだ僕が外道初心者の頃、調子に乗って週2回の風呂とカラオケ、それに加えてA gogoやマイナー風俗に通っていたことがあるが、1週間に使う金が3万バーツほどになり、とても続かないことに気がついた。
 もちろん時間だけはたっぷりあることから、徐々に勉強もするし、諸先輩方から伺った話や自分の経験を元に自分の甲斐性の中で遊ぶことを身につけていく。
 ところが頻繁にタイに遊びに来るいわゆる「リピーター」諸氏の中にはここタイで遊んでいるほんのわずかな時間で周りが見えなくなってしまい、女の子に騙され、湯水のように金を使わされているものも少なくない。
 もちろん貧しい境遇を聞かされれば、何とかしてあげたいと思うのは当たり前のことであるし、惚れた女に金を使うのは外道でなくても男なら誰でもすることだけど、やはり限度というものがあるだろうし、日本男子の優しさと誠実さは意外にタイ女性には通じないことが多い。
 これは知人の話と言うよりも僕自身の話になってしまうが、こんな恥知らずな外道をどうか皆さん責めないでください。

 G君は仕事がらみで月一の出張をくり返す「バンコクリピーター」、よほどバンコクが好きらしく仕事以外でも月一から2回の割で遊びにも来る。もちろん来れば駐在の我々と一緒に遊び歩くため、タイ語も徐々に上達し、ナナ、カウボーイ、スクムヴィットのカラオケ、タニヤと遊ぶ範囲も広がっていった。
 ある時遊びに行ったカラオケで彼は一人のチェンマイ娘ノックと知り合うことになる。普通に連れ出すばかりでなく、昼間も一緒に遊び歩くなど、出張者にしてはなかなかの外道ぶりの彼はある日自慢げにその娘のことを我々に話してくれた。
 曰く「あの娘、僕のことを本当に好きだって。お金はいらないから来るときはいつも会ってくれって言うんですよ。」
 G君は30代前半の好青年ではあるが、もちろん妻子もあるし、遊びに行って「独身だ」などとつまらない嘘はついていないので、ノックが結婚を視野に入れてそんなことを言っているわけではないことは明かであったが、僕は何か胡散臭いものを感じていた。
 もちろん本当に相手の男が好きで「お金はいらない」という女もいることはいる。特に親しくなった女に「今日は金がない」というと本当に「いらない」と言ってくれることもあったが、最初からそんなことを言ってくる女はちょっと信用できないと言うのが僕の考えである。
 しかし彼は本当にほとんど金を使わずに3泊4日の滞在を終え、彼女に空港まで見送られて日本に帰っていったそうだ。
 そして次に来たとき彼はノックを3日間借り切り、昼夜を共にすることになる。
 いくら何でも仕事を休ませたら彼女のところに金銭的負担が来るので、一体どうしているのかと聞いてみたところ「もちろん店に払う罰金分くらいは僕が出していますよ。仕事辞めさせて面倒見てやれない以上それくらいは当たり前でしょう?」
 なるほどである。まぁ、短期滞在の間だけ彼女を独占するための出費だから当然と言えば当然、大した出費ではない。

 こうして二人の中はどんどん親密になっていき、G君はバンコクに来るたびにノックとの逢瀬を楽しんでいた。いつの間にか彼女は「オフ有り」から「オフ無し」に転身し、G君の「オンリー」となったと聞かされた。
 ここで疑問が生じてくる。金のために「オフ有り」で働いていた彼女が「金はいらない」と言って日本人のフェーンと付き合いながら「オフ無し」に転身する??どうも納得いかない話ではないか。
 ある日僕は店に行ったときにノックを指名してG君とのことを聞いてみた。「本当にフェーンなのか」との問いに、彼女はうれしそうに頷きながらまず薬指にした指輪を見せてくれた。純金らしい指輪には小振りながらきれいなダイヤモンドが一列に6個埋め込まれていた。45,000バーツだという。そして次に彼女が見せてくれたのがなんと、G君名義のキャッシュカード。彼は彼女のためにバンコク銀行に口座を開き、キャッシュカードを持たせていたのである。もちろんG君が来タイしたときに数万バーツを入金しておき、彼女はいつでも必要なときに金を引き出せるというのである。
 「金はもらわないんじゃなかったのか」と僕が聞くと、「私からは何も言っていないけど、彼はジャイ・ディーだから。」との答え。確かにジャイ・ディーには「優しい」と共に「気前がいい」という意味があるけれど・・・。。
 
 次にG君が来たときに僕は思いきって彼に聞いてみた。「金は渡さない約束じゃなかったのか?」「もちろんセックスの対価として金を渡しているわけじゃないですよ。でも恋人だったら相手が困っているときに助けてあげるのは当たり前じゃないですか。彼女からお金をくれと言ったことは一度もありません。それに僕は彼女が金のために他の男に抱かれるなんて我慢できないんです。」要はすっかり貢いじゃってるわけである。
 もちろん人の恋路を邪魔するほど野暮でもない僕は特に何も言わないまま二人を見守ることにしたが、やはりタイ人女の「お金はいらない」という言葉は「今回のセックスに対してはいらないけど、私を気に入ったらたくさん貢いでね。」という風に訳した方がいいのではないかと思う。
 
 G君はバンコクに来るたびノックのアパートに滞在するようになり、その間ノックは仕事を休んで彼にべったり寄り添うことになる。いわゆる「現地妻」感覚であるが、G君にはひとつ心配事があった。曰く「自分が日本にいるときにノックが他の男と遊んだりしないかどうか」と言うことである。
 僕は彼のために出来るだけノックの店に行き彼女を指名して他の男に口説かれないようにしてあげるようにした。もちろん店にいるノックの友達からも情報収集し、彼女が浮気をしないように見張ってくれるようお願いもした。

 ノックはそばで見るとけっこう可愛く、オッパイも意外に大きいことがわかった。酔うとよく笑い、セクシーでもある。
 ある日僕は「一緒にディスコに行こう」と彼女を誘ってみた。二つ返事でOKを出した彼女とラチャダーの「ダンスフィーバー」に行き、したたかに酔ったところで突然彼女に抱きつかれ胸を押しつけられた。僕もけっこう酔っていたために彼女を抱き寄せキスをしたところ、深く舌を絡まされ、そのまま大音響の中二人のチークタイムは5分も続いた。
 はい、白状します。その晩僕はノックと寝ました。
 別れ際彼女に「絶対G君に言っちゃダメだよ。」と釘を差し、3000バーツを渡そうとすると「絶対言わないから安心して、それにお金なんかいらない。ちょっと淋しかっただけだから。」とのこと。

 ごめんG君。でも、寂しさから彼女が浮気しないためにしたことだから。いやいや大丈夫、彼女が他で浮気しないように僕がしっかり見張っておくって、ほんとに・・・。


第9話 ナンパ外道
 かつて僕が初心者の頃、よく先輩外道から「商売女はいいけれど、素人に手を出しちゃダメだよ。」と言われたものである。その先輩も実は素人に手を出して、結局相手の家族ひっくるめて生活の面倒を見るところまで追い込まれてしまったらしい。
 タイには「持つ者は持たざる者に与えるべし」という不文律があり、金持ち日本人が貧乏なタイ人フェーンにお金を渡さないと言うことは鬼畜にも劣る行いと写るからである。
 また、世間知らずの素人女に限って、アパートを訪問すると親がいたりして「田舎の両親なの」「娘がお世話になってます」なんて冷や汗ものの現場をセッティングしてくれたりするので、あれよという間に「田舎の両親公認のフェーン」として向こうの家族の「耕耘機が古くなった」だの「ばあさんが病気で入院した」だのという聞きたくもない御託にお付き合いをしなければならない状況に追い込まれてしまう。
 この先輩は結局「日本に帰ることになった」とか何とか嘘をついて数十万バーツ(大金!)の手切れ金を渡して幕となったらしいが、やはり本物の恋愛関係に持ち込まれるということは、家庭も世間体もある駐在にとってちょっときついかもしれない。
 しかしタイの風俗で遊び倒した駐在外道の中には「もう商売女は飽き飽きだ、素人女とやりたい」と思う者も多く、正直言って僕もその一人です。
 確かに誰とやったかわからない水商売のねーちゃんよりもきっと新鮮なんだろうなぁと言うあこがれが僕の中にもあったし、実際にそういうおねーちゃんと付き合ってみると、確かにドライなカラオケ嬢達とは違った楽しさはあるけれど、深入りすればするほど背負うものが大きくなっていくような気がしてやっぱり恐い。
 以前彼女と待ち合わせをしたら本当の姉さんを連れてきて突然紹介され、「姉の誕生日なの、何か買ってあげて」と言われたときには「僕はどうなっちゃうんだろう」と不安にもなった。
 でも質素な生活の彼女のアパートでほとんど化粧もしない彼女とまったりとビールを飲みながらタイのドラマなんかを見ていると「これだよなぁ・・・。」なんて思ったりして、なかなか止められないのも事実である。
 こんな自分のことは棚に上げてだけれども、聞かれればやっぱり僕も後輩外道達に素人娘はお奨めしない。疑似恋愛のプロ達との付き合いは浅く広くで楽しいけれど、素人となるとやっぱりディープにならざるを得ないからである。
 ところが果敢にも「素人専門」と言ってはばからない外道もいる。僕は他のみんなに「あいつ絶対痛い目に遭うぞー。」と陰口を言っているが、周りの人は「お前もな」と言って笑っている。
 「五十歩百歩」だの「目くそ鼻くそを笑う」だの言われることは承知の上で、今回は素人のナンパに命をかける(大げさか?)H君のお話し。

 三十代前半でなかなかの色男、その上日本にいる頃からクラブ(我々の年代だと「ディスコ」)に通っていたというHくんは、カラオケで「結婚してる」という度におねーちゃんに「もったいない」と言われるほどの人気者。店の女の娘と何度かディスコや「お夜食」にも行ったらしい。でも彼はお店の娘に絶対手を出さない。彼のポリシーは「女は素人に限る」なのだ。もちろん素人だからタダで出来るとか、そんなマヌケなことを考えているわけではなく、とにかく「恥じらいのないセックスは男をダメにする」ということらしい。

 どうやって彼が素人の娘をゲットするかというと、カラオケのおねーちゃんと週末の午後ボーリングに行く約束をするのである。その際「友達を連れておいでよ」というと、50%の確率で素人のおねーちゃんを連れて来るというのである。多くはわけの分からない学生やプータローであるが、OLや看護婦なんぞもたまにいるらしい。
 日本だと水商売のねーちゃんは「類友(るいとも)」のねーちゃんしか連れてこないが、ここバンコクでは意外にフツーのねーちゃんを連れてくることが多いのは僕も良く知っている。
 そして彼を含む3人、時には4人で晩飯を食いに行くのだが、午後6時半ともなればカラオケのおねーちゃんは「そろそろ仕事だから」と言って必ず中座する。にこやかに彼女を送り出してからが彼の本領を発揮するところである。
 いろいろ話をし、本物の素人さんだと確信するとそのままトンローあたりのちょっと静かなバーに移動して、最低でも住んでるところ、勤め先若しくは学校、電話番号までを聞きだして、あくまでも紳士的に振る舞いながら彼女を送ってその日は終わり。
 その後、毎日のように携帯に電話し、暇な時間をやりくりしては短いデートを重ねていく。そしてたまには数千バーツのプレゼントを買い与え、映画館では自然に手を握るくらいまで行けばあとは相手の様子を見ながらホテルに誘う。ここでOKの出ない女はいくら時間をかけても無駄なことが多いので見切りを付けるという。もしOKが出れば「恥じらいのあるセックス」を楽しみ、晴れてフェーン(恋人)となるわけである。

 一人暮らしのねーちゃんであればアパートに通う。そうでなければA1ホテルあたりで逢瀬を重ねる。ただし、「セックスだけが目的」と思わせてはいけないので、買い物や映画など普通のデートも欠かせないという。
 「恥じらいがあって変な演技もしないけど、慣れてくるとけっこう淫乱に近い娘もいる。どんなのが出てくるか分からないというギャンブル性も楽しみのひとつですよ。」となかなか悟ったようなことを言う彼であるが、それなりの苦労や我慢もあるらしい。

 まず、ルックスについて「素人で高いレベルは望めない。」という。要はブスでもデブでもある程度は我慢すると言うことである。確かにその辺を歩いているOLを見ていて、「おっ」と思う女性に巡り会うことは意外に少ない。タニヤに行くと「なんだ、ここに集まっていたのか」と思えるほどである。
 そしてこれもルックスに関連するが「メンテが悪い」ということ。お気づきの方は多いと思うが、タイの普通の若い女性は鼻の下にぽやっとした産毛を生やしているのが当たり前である。当然足や腕のむだ毛を処理していることは考えにくく、下手をすると脇毛も未処理と言うことが往々にあるらしい。
 これは仕方のないことかも知れない。ルックスや体の見栄えを商売にしているわけではないし、仕事を持っていればあまり時間もないし、かといってエステに通うような給料をもらっているわけでもないのだから。

 そしていまひとつ、「意外に金がかかる」ということである。
 素人ねーちゃんとの交際は「自由恋愛」である。ここで言う「自由恋愛」はカラオケやゴーゴーのそれと違い、本当の「自由恋愛」である。
 お互いの自由な意思で好きな相手と逢瀬を重ねるわけであるから、そこに金銭の授受は必要ないと思われるかも知れないが、これがなかなかそうもいかない。
 メシや酒をおごるのは当たり前である。時には映画も見るだろうし、コンサートも行くかも知れない、CDくらいは買ってあげよう、ノンブランドのバッグだって買ってあげよう、履きつぶしたサンダルを履いていれば黙ってたって新しいのを買ってやろうじゃねぇか、と思うのも日本男児だったら当たり前である。しかし、どう言ったわけかほとんどの女が親しくなると「来週友達とタンブンに行くんだけどお金がないの。」とか、「弟が事故を起こしてお金が必要なの」などと、当然のことのように金の無心をして来るのである。「そんなことぁ、俺の知ったこっちゃねぇー!」と一蹴できれば本物の外道だろうが、なかなかそうはいかないのも我々悲しき日本男児なのである。

 しかしなぜ彼女らは当たり前のように金の無心をしてくるのか。ここにはカラクリがあった。彼はカラオケのねーちゃんを介してその素人娘と知り合っている。当然間に入ったカラオケ嬢と彼女はいろいろと情報を交換しているのである。
 例えば「ねぇねぇ、もう彼とはヤッたの?うまくいってる?えっ、バッグ買って貰った?いくら?2〇〇〇バーツ?バッカねぇ、もっと高いもの買って貰いなさいよ。あたしの友達なんか日本人のフェーンに月5万バーツも貰ってんのよ。あなたの彼だって○○○の社員なんでしょ?絶対お金持ってるから。絶対!」と言う具合、もっともこの台詞は僕の想像であるが、実情はこれとあまり変わりないという自信も僕にはある。
 こうしてお節介なカラオケ嬢にそそのかされて、銭の亡者になっている素人娘も少なくないと言う。どうしても日本人=金持ちという構図は彼女らの頭からは離れないし、こっちも背広を着ている以上「金がない」と言ったってねーちゃんは誰も信用しない。
 だんだんがめつくなって月々の小遣いとかを請求するようになると、もうこれは単なる愛人でしかなくなるので、「好き」とか「愛してる」という言葉がどんどん空しいものになっていく。
 要するに請求されるときにしかお金を渡さないのが「自由恋愛」で、請求されなくても月々決まった金額を渡すのが「愛人」ってことですか?

 H君のやっていることも、僕のやっていることも結局は空しい恋なのね・・。

外道を目指せ!

外道を目指せ! - サブタイトル 外道の努力

外道になれない 奥道 進
はじめに
 私ごとではありますが、一度外道の世界に足を突っ込むとそう簡単に足を洗うことは難しいと思っています。それを証明するように私の外道旅行は、4年程前までは夏の休暇で4,5日と、年末年始の休暇で4,5日。つまり年に2回の訪泰がやっとでした。というよりそれ以外に長期や短期の休みを取ったり、仕事のやりくりをしたり、資金面の調整をしたり、その日に向けて体力の温存をしたり、家族や友人に言い訳をしたり、などなどのことを年に何回もすることは実際問題無理だと思っていたからです。しかし、去年からの私はどうでしょう。年に5,6回、日数にして延べ50日位をこの外道旅行のために費やしています。
 うん。自分で言うのも何ですが、「ずいぶん努力をしてきたなあ。」なんて感心してしまいます。「何でそんなに何回も行かれるの?」と言われる方もいるかもしれません。そこで私のように外道にはまった皆さんの中で、「何とか努力をして年に何回も訪泰ができたらいいのになあ。」とお考えの方もいらっしゃると思い、参考になるかどうか分かりませんが、外道の目指し方とその努力の方法をアドバイス(自分流の考えですが)したいと思います。
 もちろんそれぞれ仕事、生活している場所、収入、年齢、体力、家族(既婚、未婚)、その他百人いれば百様のパターンがありますので、一概にどうすればよいかは決められませんが、参考程度に考えていただければ幸いです。また、何章か読んでいただいて、もしつまらなかったら、外道 紘氏にメールを送ってください。また、ご意見もありましたらそれもお願いします。できるだけいろいろなことに反映していきたいと考えています。(2003年9月3日 )

目   次
第1章 仕事の努力 aaaa その1.仕事の調整(事前・事後) 
その2.職場へのみやげ
その3.遊んでいる間のアリバイ
第2章 語学力をつける努力
第3章 家庭への努力 その1.独身(親への気遣い)
その2.妻帯者(家族、妻、子供への配慮)
第4章 資金面での努力
第5章 自分を磨く努力  その1.年齢的な衰えとサービス精神
その2.遊びと仕事の両立
第6章 何度も行く努力 その1.格安航空券
その2.現地発売航空券
その3.マイレージ会員
その4.クレジットカードの活用
第7章  資料収集の努力 その1.会社のパソコン
その2.家庭のパソコン
第8章 初めて行く努力 その1. お風呂屋へ行く
その2. マッサージへ行く
その3. ゴーゴーへ行く
その4.置屋へ行く
第9章 いろいろな努力 その1.HNをつける
その2.種まきから収穫
その3.保険をかける
その4.仲間を作る
第10章 好かれる努力 その1.田舎はどこ?
その2.プアンを作る
その3.冷凍まぐろ
その4.フェーンを作る
その5.コーンファーク
第11章 お金を稼ぐ努力 その1.ツアーコーディネーター1
その2.ツアーコーディネーター2
その3.ツアーコーディネーター3
第12章 「単価を下げる努力」 プーインの単価
最終章 情報交換の努力

最終更新日時: 06/12/2011 13:45:10

外道の細道


第1章 「仕事の努力」 その1.仕事の調整
 「さあ、来年のゴールデンウィークに外道旅行に行こうか。」と思ったら、私ならまず最初は飛行機のチケットを予約します。たまたまマイレージがたまっていれば、連休でも早めであれれば確実に席は取れます。もちろん正規の割引料金でもかまいませんし、格安航空券でもかまいません。早すぎて取れない場合には旅行代理店に仮予約だけしておいて、正式にその期間の料金が決まってから発券してもらってもいいです。つまりまず最初に「チケットの予約をすでにしてしまった」という事実を作ることです。(マイレージや各種航空券については、6章をお読みください。)最悪の場合でもキャンセルや変更は、無料あるいは多少の料金を支払えば問題なくできますので、まずは予約です。
 そうなれば次は仕事のやりくりですが、私は夕方出発便の米系の航空会社を利用しているため、当日は午後の途中まで仕事をしていきます。私の職場は2時間単位程度でも有給休暇が取れますので、出発当日は6時間勤務となるわけです。2時間早く帰る訳ですが場合によっては会議があって、自分の提案がたまたま当たることもありますし、その時間に顧客との打ち合わせが入ることもあります。そうならないように数週間前から仕事の計算(調整)をしておき、会議での提案は前の週か、後の週に回してもらうようにしています。(事前に自分の予定が決まっているので、意図的にやればできます。)
 顧客との打ち合わせも、そこのところはスケジュールが埋まっているので、「入れられない。」と断ります。実際、事前に他の顧客と打ち合わせが決まっているところへ重ねて打ち合わせは入れられませんよね。それと同じで出発日の最後の2時間は、他の人が何と言おうとも何ヶ月も前に、予約(予定)が入っていますので、他へは譲れないわけです。
 これを逆に考えてみてください。1ヶ月程前に「今度の連休タイへ行こうかな。」と思っても、出発当日会議の提案がありそうだ。とか、顧客が打ち合わせを入れてきた。とか、運良く日程が空いていたが航空券を予約したら満席だった。とか、席は空いているが割高になっている。とかの理由が後から出てきて、結局「今回は無理だな。」となってしまいます。
 つまり、最初に「この日は行くんだ。」ということを自分に強く言い聞かせ、それに向けて仕事の調整努力をするわけです。しかし、努力はこれだけではありません。帰って来てから会議に出なかったため、だれかにその資料をコピーしておいてもらい、早速目を通し周りから遅れをとらないようにする。顧客からの連絡はなかったか、あるいは留守(休暇)中に変わったことはなかったか、もしあれば朝のうちに聞いてできればすぐに処理をする。たまっている仕事を急いで片付ける。などです。
 出発する前は事前にやっておく仕事が多いので、かなり大変ですが「これを終えたら、あの微笑みの国のあの子に会えるぞ。」と考え、多少辛くても頑張って乗り切りましょう。そして帰ってきたら「あの子と過ごした時間、楽しかったなあ。また、次回行けるようにがんばろう。」と自分を励ましリフレッシュした心と体で、たまっている仕事をバリバリ片づけるのです。これが「仕事の努力」だと思います。
 仕事面でこういう減り張り(やるべきときは頑張る、休んだときは思い切り楽しむ)が付けられない人は、結局だらだらと時間ばかりくって、成果もあまり上がらず、結果として職場でもあまり戦力にならないのではないでしょうか。逆にやることはやる、人に迷惑は(なるべく)かけない。しっかり休暇を取りリフレッシュしてまた仕事に臨み、バリバリ頑張る人は責任感もつき、結果的に成果の上がる仕事ができるのではないでしょうか。
 もう一つ、自分の職場内に口が堅く秘密が守れるようなブレーン(仲間)が一人いるといいと思います。その人には事情を説明しておいて、いざとなったら自分の仕事を肩代わりしてもらえるようにしておく。そのかわり普段から飲みに連れて行くとか、その人の仕事もなるべく自分でしょってあげるとか、そういった努力は必要ですね。
 とは言っても所詮外道の皆さんは、自分の快楽が中心で、それほど出世などには期待していないでしょうけれどね。


第1章 「仕事の努力」 その2.職場へのみやげ
年に1,2回海外旅行へ行く人は、今ではそれほど少数派とは思えませんが、ほとんどの人は毎回国や地域、都市を変えて行かれると思います。あるいは、お気に入りのリゾートに毎年恒例で行くなんていう方(芸能人のハワイ詣でみたいですが)もいらっしゃるかもしれません。でも、外道の場合は毎回BKKではないでしょうか。
まあ、どんな場合でも多少なりとも職場の仕事を休んで(有給休暇でも)遊びに行った場合、手ぶらで帰ってくるのは何となく気まずい何て思う方もいますよね。「私の場合は自分のお金を使って、自分の休暇の権利を使って、自分の責任で旅行してきたのですから、職場へ手ぶらで戻って来ても何ら後ろめたさはありません。」と言いたいのですが・・・。それまで言い切るにはいろいろな努力がありました。(いろいろな事情で今は何も買ってきません。)
 でも、世間一般の目は結構厳しいです。私のように割り切っていても、あまり突っ張ると休暇中にあった会議の資料を意図的にシュレッダーされたり、顧客から催促の連絡メモをわざとわかりにくい場所へ貼っておかれたり、「あいつはエイズの可能性がある。」などと(本当かもしれませんが)ありもしない噂を流されたりと、あまりいいことはありません。
 そんなことにならないように、最初の頃は職場へ毎回何かを買って来たのでした。でも定番のTシャツは、もう行き渡ってしまいました。お菓子もBKKではたいしたのがないので、すぐにあきられてしまいました。ビールのつまみに日本のかっぱえびせんをもじった、「はなみ」とか、「TARO]なんていうものを買っていったこともありました。それももっても1,2回までです。あとは像の置物や、爪楊枝を入れる置物、シルクの安いハンカチかスカーフ、像印のキーホルダー、地方ごとの絵はがき、写真立て、貝殻でできたモビールのようなすだれのようなもの、ニセブランドの時計やバッグ、香辛料や調味料、コインや切手のセット、など考えつくおみやげ物屋にありそうなものは大体買ってきました。つまり、もうおみやげのネタがないのです。今後、職場のみんなとうまくやっていくにはどんな努力がいるでしょうか。私にはおみやげが一番の努力(苦労)だと感じました。「何もこんな苦労をしてまで、職場のみんなに気を遣うこともないや。」そこで、最後はあのように割り切って、何も買ってこなくなったのです。
 結果として、周りも私が頻繁にタイ旅行に行くことに対して、あまり違和感を持たなくなりました。他の人が週末、スキーやスノボー、キャンプや温泉旅行に行くのと全く同じではないでしょうが、何となく認められました。というか、職場であまり相手にされなくなってきたのかもしれませんし、「あいつは、ああいう男だ。」と変な意味で認められてしまったような感じもあります。
 まあ、私の職場では一般の方々とは少し違った形で収まりましたが、最近のおみやげで私が一番おすすめなのは、海賊版のDVDです。外道 紘さんから聞きましたが、最近はとても高品質のビデオカメラを映画館の中央の席に持ち込み、1本まるまる写すようです。ですから、最後の方になると観客が立ち上がり、頭が写ってしまいますがそれ以外はほとんどしっかりと見られます。言葉は英語ですがタイ語の字幕が下に出ているのは、いかにもという感じで逆に喜ばれるかもしれません。
 何しろ、マトリックス・リローデッドやターミネーター3、トゥームレイダー2、ワイルドスピードX2(向こうでは2FAST 2FURIOUS)などは公開が始まって10日ぐらい(7月末か8月のはじめぐらい)でもう屋台の店に並んでいました。プラスチックのハードカバーはありませんが、(別売りで10Bぐらい)カラーのジャケットとCDが2枚組で入っていて1セット70B、3セットで200Bの安さでした。
 ちなみに同じ物がスクンビットやパッポンあたりの夜店(屋台)では2倍から3倍はしますので、安く買いたい人は、北バスターミナル(モーチット・ソーン)へ行けば買えます。とにかく未公開の映画やDVD化されていない映画が、日本より早く見られることだけがとりえですね。
 中にはこの日本未公開DVDをえさに使って、女の子を部屋に呼ぶ口実を作っている方もいるそうです。これはかなりの確率で女の子が部屋にやって来ますよね。ただししっかり予習をしておいて、主人公が何てしゃべっているのか、またこの場面はストーリーがどうしてこのように展開したのかなどしっかり説明できるようにした方がいいですよ。



第1章 「仕事の努力」 その3.遊んでいる間のアリバイ
 いつも海外旅行ばかり行く私は、周りから変な目で見られていることは間違いありません。それも不純なイメージが高いBKKばかりに何度も行っているのですからそれも当たり前でしょう。
 私は、金曜日の夕方の便で出発して、その日の現地時間の11時頃に空港に着き、タクシーで宿にチェックインしてすぐに夜の街に出て行く、そんなパターンが多いです。少しでも早く現場(ナナやお風呂屋や、その他の歓楽街)へ急行できるように、荷物は小さめのバッグ1つで、絶対に預けないで機内持ち込みにしています。UAではかなり大きめのハードケースでも持ち込めるので助かりますが、TGでは同じ荷物でも、搭乗直前に「これは大きいので機内には持ち込めません。」と言われ、預けられたことがあります。挙げ句の果て、荷物が出てきたのは到着から1時間後。一緒の友達をすっかり待たせてしまいました。
 ついでに機内での座席は、なるべく前の方にします。到着後早く出られるということと、機内サービスも先に回ってきて料理の品切れもなく快適に過ごせるということです。エコノミーの場合は一番前の17列。ここは専門用語でバルグ席といい、それより前に席がなく、前が壁になっているので奥の方(真ん中の席や窓側の席)になっても出入りが比較的楽な席です。もう1カ所は32列のエグジット席。フライトアテンダント(早い話がスッチィー)のまん前で向かい合える場所です。しかしここは、プレミアエグゼクティブ優先と言って、早い話が常連さんが優先的に座れるようになっているので、初回者や新参者、ましては格安チケットを買った客にはなかなか座れません。また、空いていても私のように英語が苦手な人は断られるようです。それは、緊急の場合非常口前なので、フライトアテンダントの指示に従い、一般のお客様の脱出の協力をする条件だからなのです。(この辺のことは6章で航空券に関してまた書くので、そこで詳しくいたします。)
 すみません、今回の「遊んでいる間のありばい」のテーマと話がずれてしまいました。それでは戻して、ある人の努力をお知らせします。その方は何度もタイに行くと言うと周りのみんなに変な顔をされるので、表向きはグアムだったり、ハワイだったり、セブだったり、プーケット(タイですが)だったりいずれも美しいビーチがある南の島のリゾート的イメージの場所を旅行の目的地と(表向き)しておいて、帰りの空港でナッツ入りのチョコレートをいくつか買ってくることに決めているそうです。まあ、包装や文字などでどこの国かが特定しにくいパッケージを選ぶそうですが。「でも多分、これはきっと職場でもわかっていると思うよ。」と本人は言っていました。それでもいいんじゃないでしょうか。気は心といって、職場ではないよりはあれば気がおさまる方もいるでしょうから。
 また同じようにタイのゴルフ場の会員権を、バブル後にかなり安く買ったことにして、2ヶ月に1回ぐらいの割合でゴルフ名目で行くこともできます。もちろん、本当にゴルフが好きな方は昼間はゴルフでホールインワン、夜は楽しい街でバンカーショット(特に意味はありません)なんていう技もできるので、これまた結構ですね。
 その場合、当然ですが日焼けは必修条件です。3日BKKで過ごすのであれば、1日の1,2時間くらいはホテルのプールで日光浴が必要です。それも上はポロシャツを着て、左手には軍手をして、サングラスは各自自由です。要するに両腕と首筋がほんのり赤みがさしてくればいいのです。
 あとは、今のゴルフの応用ですが、リゾートホテルへ行ったことになっている人もプールでの日焼けはいいアリバイです。焼き方は、上半身はだかでもちろん軍手もいらないでしょう。ただ、あまり安いホテルの場合プールがなかったり、あっても汚くてプールサイドに横になることや、ましては水に入ることさえはばかられることもあります。そんな場合はバスタオルを持って、チャオプラヤ川沿いの高級ホテルのプールを見学してはどうでしょうか。おそらく、あの辺りのホテルはきれいなプールが必ずありますし、外部から入ってきても日本人なら止められたり、声を掛けられたりはしないでしょう。おどおどせずに、堂々と入ります。
 それでもどうしても心配な方は、事前に途中の部屋のある階でエレベーターを降りて、ベッドメイク(掃除)している部屋の番号を覚えてきましょう。少なくとも昨日は客が宿泊していた部屋だと確認できます。それからプールに行きます。ベンチで寝ているだけでもいいですが、ドリンクや軽食の注文をするのもいいでしょう。これであなたは立派なお客さんです。ただし、料金は屋台と違い、ドル立てだったり、目が飛び出るほど高かったり(一晩女の子がお相手してくれるぐらい)することもあります。
 「しまった、支払いはどうしよう?」そんな時、現金での支払いはチップがいりますし、カードでの支払いもできますが、もう一つ私はあまりお勧めできませんが最悪の場合、サインが通用します。そうです。先ほど覚えてきた部屋の番号をボーイまたはウェイトレスに伝え、適当なサインをすればその場は取りあえず大丈夫です。レジでは夕方までレシートを集計したり、名前とサインを付き合わせたりしませんので、まずばれることはありません。そんな場合でも、決しておどおどせずに落ち着いてお帰りください。きっとワイをして笑顔で見送ってくれます。
 そんな高級ホテルに無駄なお金を支払うのでしたら、その分を夜の街の女性に支払った方がどんなに価値があるか皆さんもわかると思います。
 最後はBKKに親友が住んでいて、彼に会いに行くという名目で行くこともできます。実は自分が2,3年前にBKKに旅行したとき、急に激しい腹痛に襲われどうしていいかわからないほど困ってしまった。その時病院を紹介してくれたある男とその後も仲良くなり、今では彼の家族とも親戚の様な付き合いをしている。
 この辺は各自でいろいろなストーリーを考えればいいことです。そしてその男の写真でも2,3枚あれば最高です。相手はホテルのボーイでもいいですし、タクシーやトゥクトゥクの運転手、あるいは置屋のおじさんでもいいのです。できれば強面の人ではなく、なんとなくのんびりしていて人が良さそうな人の方がいいでしょう。
 後は年に何回か、メールの交換をしていることにして、彼の妹が結婚するので呼ばれたとか、お母さんが具合が悪いので顔見せに行くとか、田舎のお祭りに招待されたとか、今向こうでブームになっている日本の緑茶をほしがっているので、持って行くとかいかがですか、これで皆さんも4,5回はアリバイができるでしょう。


第2章 「語学力をつける努力」
 私を含め多くの皆さんが中学・高校と6年間英語教育を受けてこられたことと思います。中には勉強が大好きで大学や大学院まで進まれ、さらなる語学教養を身につけれられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ところがその中で何パーセントの方が世界で通じる英会話力をマスターされたのでしょう。
 はっきり言いまして私は、英語に関しては学生時代から落ちこぼれでした。それがきっかけで、人生いろいろな面で損をしたかもしれません。学生時代友人は海外旅行ブームで、ハワイなどへ行っているのを見て、「国内でもまだ旅行していない所がいっぱいあるのに、海外なんてどこがいいんだ。だいたい日本語が通じないじゃないか。」などと言い訳をして自分を慰めていました。
 そんな私ですから、外道旅行を始めた頃は言葉の面で苦労しました。もちろんホテルや公共の場所で、簡単な予約や道の聞き方などはガイドブックを見たり、自分流に覚えた言葉をつなげてしゃべればいいので何とかなりましたが、トラブルや誤解があった場合や、どうしても自分の言いたいことがうまく伝わらなかったときには、本当に苦労しました。(今でもそうですが)
 また、私の好きな北部の町では一般の人はほとんど英語はしゃべりません。(しゃべれませんし、多少しゃべれてもお互いにあまり通じません。)特に女の子を1晩連れ出してナイトバザールでショーを見ながらビールなどを飲んでいても、言葉が通じないのは寂しいものがあります。ましてはベッドで横にいても何を聞いても通じないので、お互いに気持ちが半分(いや十分の一)しか通いません。楽しさも半減です。こんな経験皆さんもありませんか。そんなわけで、私は英語はきっぱりとあきらめて、微笑みの国の天使の使う言葉を少しでも身につけようと決心したのでした。
最初はカウンターバーなどで、相手の子がお決まりの言葉を掛けてくるので、それをタイ語で会話しました。いや、単に「~日」とか「日本」とか「遊びと買い物」という単語を覚え、英語で質問されたことを答えただけなので、正式には会話ではありませんでしたが、それだけでも彼女たちには大変受けが良くて、場合によってはキャーキャー言われたりしました。「へー、こんなに喜んでもらえるんだ。」と思うと、次の単語を覚える意欲は当然湧いてきます。
 次からは自分の答える言葉や、よく使う単語をたくさんノート(メモ帳)に書いて常に持って出ました。そして新しく教えてもらった言葉や覚えたての単語を、自分で聞いたままの発音でノートに写しておきました。場合によっては、教えてもらった言葉をその場ですぐに活用しました。また、これが受けるんです。
 ある時、呼び込みの子が日本語で声を掛けてきました。日本語がかなり上手で見た目もかわいかったので、一緒に中に入りビールを飲みながらタイ語の勉強をしました。その子は「日本人駐在員と1年間同棲していて、マンション(アパート)を買ってもらったけど、彼が日本に転勤になってからは半年の間全く連絡が取れなくなったので、この仕事に就いた。」と言っていました。良くある話です。でもその子はとりあえず住む場所はあるので、その日本人は偉かったと思います。その後その子とは2,3日一緒に過ごし24時間タイ語教室を開いてもらいました。この時はノート1冊のうち、半分以上新しい単語やメモで埋まりました。
 でも、結局その子もただで24時間タイ語教室をやってくれるわけではなく、逆にかなり高いチップ(お金)を要求してくるので、私から適当なところで連絡を取るのをやめました。単語だけでなく、会話としての文章を覚え始めたのは、この頃でした。
 そうなってくると、会話がますます楽しくなってきます。マッサージに行っても、何とか会話が通じますし、「疲れない?」「ここで少し休まない?」なんて言って、横に添い寝してもらうことも可能になりました。
 まあ、自分の言いたいことは何とか伝わりますが、相手はこちらがタイ語をしゃべれると思うと、タイ語で急にいろいろな質問をしてくることがあるので、その時は本当に困ります。話の内容から最近は当たらずとも遠からずの返事ができているようですが、時には「はー?」というような顔をされます。つまり的外れな答えをしてしまったわけです。
 イサーン料理が好きな(このサイトにも良く投稿されている)ケップ・ムーさんからこんな話も聞きました。いつものようにナナホテル裏のビアレストラン「BUS STOP」をベースにして食事をしてくると、女の子から、"aahaan iiasaan aroi mai?"(イサーン料理美味しかった?)って聞いてくるんです。”aroi maak!"(美味しかったよ)って答えたら、"phuu ying iisaan aroi mai?" (イサーンの娘はおいしかった?)って聞いてくるんです。こんなタイ語あるのかな?と思いながら、ウケを狙って、"phet tee aroi!"(辛かったけど、美味しかったよ!)と答えたら、結構ウケまくりました。
 まあ、いろいろ書きましたが、外道を目指すにはタイ語は必修科目だと思います。決して難しくはありませんし、挨拶やいくつかの単語だけでもかまいませんし、上辺だけでもかまいません。どんなに英語がうまい日本人よりも、タイ語の単語を並べるしかできない日本人の方が遙かに喜ばれますし、第一もてます。また、コンシアなどとの会話でも、多少でもタイ語が使えれば全くの旅行者よりは優遇してもらえることも確かです。(それにぼられにくいです)
 私の場合最初に聞き取れるようになったり、使えるようになった言葉は、数字と買い物の会話でした。「いくらですか。」とタイ語で聞いても、タイ語の数字が聞き取れないのでは何にもなりません。わかれば「高いよ。いくらにしてよ。」ぐらいの会話になりますので、これはかなり重要です。ですのでこれだけは暗記した方がいいと思います。置屋へ行く時には、これはとても重要なことで、自分で交渉できるのと、バイタクの運転手を通すのでは、1.5倍から2倍も料金が違うこともあります。
 最近の私は、逆に自分からタイ語をしゃべり出さなくしています。この前おもしろかったのは、バーの子に日本語で声を掛けられ、カウンターに座りました。「何を飲むの?」と言われ「一番安いビール。」と言ったらシンハが出ました。その時周りにいる子たちに、「キーニャオ」(けち)と言っているのがわかりました。でも気にせずに飲んでいると、「ペイバーして。」と言ってきました。私は「君が優しい子だったらいいけど、悪口をいう子だったらいやだな。」と言うと、「私は優しいよ」と言っていました。そこで私はタイ語で「私はけちではなく、倹約家なんだよ。」(タイ語で何と言うのかは4章の最後に載せてあります。)と言うとびっくりした顔で、「タイ語がしゃべれるの?何で言わなかったの?ひどい。」というようなことを言われましたが、「君が日本語でしゃべってきたから、それに合わせたんだよ。君の性格あまり良くないね。」と言い返して帰ってきました。後から、「あれは冗談で言ったんだよ。」と言ってきましたが、そうではないように聞こえました。
 そんなわけで、皆さんタイ語を少しでもしゃべれるように、ぜひ努力してください。また、「下手なタイ語を優しくケアしてくれるタイ娘」に、「外れ」はいません。タイ語の先生としての優しさが、そのままベッドの上でも表現されます。そしてあなたのその努力は次回タイへ行く時に決して無駄にはなりません。検討を祈ります!


第3章 「家庭への努力」  
その1.独身(親への気遣い)
  残念ながら(?)私は独身ではないので、「家庭への努力」の中で、この面での努力はいらないのですが、親や家族はいくつになっても独り身の男を、子供扱いするものです。田舎のおばあちゃんなどは、行けばいつも自分が小さかったときの話を、耳にたこができるほど繰り返し話しますし、母親は「いつになったら私が安心して暮らせるんだろうねえ。早く親孝行しておくれよ。」と言って見合いや結婚を促してきます。このような話は良く聞きます。
 そんな人がタイでの遊びを覚えてしまい、年に何度も行くようになったら、家族はいったいどう思うのでしょうか。おそらく変な想像(当然やっていることではありますが)はしていると思いますが、ズバッとは言わないでしょう。ですが何度も行けば親へ心配をかけることは間違いがありません。
 そこで、独身で比較的年齢も若い(30代前半まで)場合、「パタヤのダイビングスクールで体験ダイビングをしたら、これが楽しくて病みつきにになってしまった。」なんていう言い訳がいいかもしれません。「コーチの先生は日本人なので、教え方もわかりやすく親切だったよ。」とか、「次回少し長く(3泊4日ぐらいの)休みが取れたら、オープンウォーターのライセンスを取るように勧められちゃったんだ。だから、お金貯めてまた行ってくるよ。」なんてなれば親や家族も安心です。
 また、「日本で同じことをすると、10万円以上かかるんだよ。でも、タイだったら器材を全部レンタルしても、3万円しないんだよ。それに何て言っても、海がエメラルドブルーできれいなんだ。今度みんなも連れて行きたいな。」(もちろんそんな気はなくても、この言葉で家族は安心するのです。)実際バタヤあたりは、私が見たり聞いたりした話ではあまりきれいではないようで、海水浴も少し離れたラン島までボートで行く方がいいと言っていました。
 もう一つ日本に彼女がいる場合です。まあ、そんな人はわざわざタイにまで行って遊ばなくても、国内で十分楽しめるわけですが、違った味も楽しみたいという人も多いと思います。そんな場合、ゴルフ、ダイビング、友人(になった人)に会う、学生時代の友達との付き合い、などの理由で何回かは行けるでしょう。
 おみやげ(このことは5章のその2「遊びと仕事の両立」で詳しく述べようと思います。)は、必ず彼女が好きそうな化粧品(香水、口紅、コロンなど)を1つ買ってくることを忘れないでください。できれば日本で売っていない小さいサイズや、限定品のような物があれば最高です。多少本人の趣味と違っても、周りの友達に「日本じゃまだ売ってなくてね。」なんて使わなくても自慢ができるからです。ただし、決して高いブランドのバッグなどはやめましょう。一度買うと行くたびに他の物をねだられることは請け合いですから。
 まあ、あとは当たり前なことですがホテルはある程度事前に予約しておいて、はじめのうちは毎日のように(できれば決まった時間に)電話連絡をするといいでしょう。また、簡単な旅行日程表を自分で適当にワープロで打って渡しておけば、完璧です。あなたが夜どこのバービアで女の子をペイバーしても、そんなことはわかりません。また、ホテルの部屋に毎日違う女の子を連れてきても、全くわかりません。増しては、ラッチャダーのお風呂屋さんに遊びに行っていても、だれもとがめません。そうです、あなたにはきちんとしたアリバイがあり、きちんとしたホテルでの宿泊計画があり、旅行日程表まであるのですから、家族は全く心配しません。つまり、心配させないことが親(家族)孝行「家族への努力」なのです。
 いっぱしの外道を目指そうとする人は、これぐらいの努力ぐらいしないことには、長い人生外道をやり続けられません。
 また、30代後半以上の外道を目指す独身の方は、家を空ける数日の間周り近所から変な目(夜逃げとか、自殺とか)で見られないように、表向きは海外出張ぐらいにしておくといいでしょう。ですから出るときはあまりラフな格好ではなく、身なりにも気を配った方がいいでしょう。これは、お風呂屋さんへ行ったときでも同じで、あまりラフな格好は日本人として恥ずかしいです。
 3日以上家を空ける場合、新聞はポストからあふれてしまうので、事前に電話などでストップするか取り置きにしておいてもらい、帰国する日にまとめて持ってきてもらうといいでしょう。郵便物だけでしたら、ポストはあふれません。
 エアコンやテレビなど、待機電力を使っている物は、コンセントから抜いておき、冷蔵庫は中身をなるべく空にしておくか、帰国後ではだめになりそうなものは、思い切って全部捨てていきましょう。その方が戻ってきてから腐った物の始末をするより、楽だと思います。
 あと、蛇足ではありますがタイの女の子を喜ばせようと、日本製のバイブレーターなどを持って行こうと思っている方。場合によっては空港の荷物検査で引っかかります。エックス線で一応中身は見ますが、運が悪いとトランクの中まで見られます。特に電化製品と刃物はさみ類は要注意です。若い女性の検査官に開けられて、バイブの袋を指さして、「これはなんですか?」と言われたら顔から火が出るくらい恥ずかしいです。増してはわかりにくくするため、自分のパンツにくるんでいて、ゴム手袋をした検査官の女の子が、汚い物でもさわるように指先でつまむ光景を考えてください。「こんなもの持ってこなければ良かった。」と後悔するでしょう。
 そんなわけで、持ち物は最小限にとどめた方がいいですね。また、「家庭への努力」から少し外れてしまったようです。まあ、今回は自分が独身だったときのことを思い出して、書いてみました。少しでも参考になれば光栄です。


その2.妻帯者(家族、妻、子供への配慮) 
 私を含め外道を目指す皆さんの多くは、妻帯者ではないかと想像します。訳あって外道の世界に足を踏み入れたら、いくらもがいてもそこから抜け出せない。なんていう方もいらっしゃるでしょう。私の場合はごく普通の家庭で、若い頃(と言っても今から10年ぐらい前かな)は国内の家族旅行とかキャンプとかに行きましたし、年に1回くらいはみんなでいわゆるリゾートへ海外旅行をしたものでした。今では子供は手が離れ親との旅行なんて行きませんし、奥さんは私とのHが飽きてしまったのか(もともと好きではなかった)全く拒否されてしまいますし、残された私はただ悶々とした日々を過ごさねばならなかった訳であります。
 だからといって、「お前がやらせないから、代わりにタイに行って若い子とやってくるね。」と笑顔で出かけられれば何の問題もないわけですが、そうも行きません。そこで最初は、自分の趣味が旅行であることをさりげなくによわせます。そして、以前に家族で行ったリゾートにまた行きたいけど、誰も行かないので一人で行くことにします。この時、奥さんがついてくると言ったら、1回はあきらめて一緒に行ってください。でも、お金もかかりますし、同じ場所にそんなに何度もついては来ないでしょう。
 そうなれば次は、個人旅行となるわけです。つまり、二人以上であれば旅行会社のパッケージツアーが多分航空券、ホテル代、送迎などを入れても安いと思います。しかし、一人でツアーに参加すると一人部屋追加料金がかかり、かなり割高になってしまいます。そこで個人旅行です。航空券さえ押さえれば、あとの宿泊場所は自分で決めるので、家族にはどこに泊まっているのかよくわかりません。(このことは)6章に詳しく書きます。)「スクンビット通りのナナホテルだよ。割合安くて普通のホテルと変わらないよ。」と電話しておけばもう大丈夫です。
 次は証拠写真です。一日努力して王宮やその周辺のワットポーや、川の反対側のワットアルンなどの写真をいろいろな角度からデジカメで5,60枚撮っておきます。帰ってからそれをうまく編集して3,4回に分けて見せれば、アリバイはOKです。もっとも、家族や奥さんはそんな写真に興味などないと思うので、同じ物を何度見せてもわからないでしょう。
 そうなればあとは「今度は○○という寺には珍しい仏像があるんだ。」とか、「○○地方で珍しいお祭りがあるから、見てきたい。」など少しずつ理由をつけて、遊びに行かれます。また、多少長期の休みが取れる場合目的地をBKKだけではなく、チケットを行きはBKKにしておいて、帰りをSIN(シンガポール)にするオープンジョーを買ってもいいかもしれません。そうすれば少なくとも2カ国を旅行してきたことになります。
 そして家族への連絡は、どこの街にもあるインターネットカフェで、一日1回メールの送信をすればいいのです。これで直接連絡が取れなくても、取りあえず行方不明者にはなりません。
また、おみやげは「どうしても今回これを買ってきてほしい。」と言われた物以外買わない方がいいでしょう。後から「あれが欲しかった。」と言われれば「そうか、来月もう一度行くから、その時に買ってきてあげるよ。」とさらっと流せますし、これで次回の出発は保証されたも同然です。そしておみやげをなるべく買ってこない理由にはもう一つあります。「私はしょっちゅう(旅行に)行くのが趣味なのであって、買い物は趣味ではない。そんな私が行くたびに土産物を買ってきたら、家の中に置物や雑貨などがたまってしまう。それに、どうしても欲しい物があれば言ってくれればいつでも買ってきてあげる。」ということを自分のポリシーにしておけば、もう大丈夫です。要するに家族をうまく洗脳することです。
 まあ、年に4,5回行くことを前提で私は書いているので、多少条件が違う方もいると思いますが、自分に当てはめてうまく調整してください。
 またそこまでの下準備にはかなりの歳月がかかる場合がありますが、なかなか洗脳できない場合には、職場や昔の友人を使って、一緒に行ってもらうのも手です。それをきっかけにして、自分の趣味が変わったことにします。つまり友達の趣味にくっついて出かけたら、思いがけなくおもしろかった。それがナナプラザのバービアで、なれない言葉を練習して一人の女の子を口説いてパイバーさせる、そんな趣味でもいいのです。(だってそれは家族にはわからないでしょう。)そして、またその友達に誘われて2回目の旅行を計画してしまいましょう。
 しかし、これは自分一人の予定だけでいいのです。つまり2回目は「この前楽しかったのでまた一緒に行くことにした。ところが友達は仕事の都合でドタキャンになった。仕方なく今回は一人で行くことになってしまった。」こんなストーリーです。これでもう1回行かれますよね。
 また、ついでにデジカメを家族で共通に使っている方は、まずい写真の消し忘れに注意してください。自分専用のメモリースティック(記憶媒体)を持っていれば安心ですが、それも共通の場合しっかりと消しましょう。実は表向き消した画像でも、メモリースティックをパソコンへ入れて、ファイルの確認をすると何と、バックアップファイルのような形で消したはずの画像が出てくるんです。これはパソコンに詳しい人ならわかるでしょうが、私のようにそうでない方は、念のため自分用にしておきましょう。(パソコンに関してはまた別の7章で書こうと思います。) つまり、「家族への努力」とは少しずつ自分のペースに家族の考えを動かして行くことなのです。(私の趣味はこれだよ。これが生き甲斐なんだよ。)と旅行の本と、デジカメと、お祭りや仏像の写真を部屋に広げたり、飾っておいたりすれば、だんだんに家族を洗脳することができるでしょう。まちがってもお風呂屋や、バービヤの子の写真は残さないようにしてください。


第4章 資金面での努力
  いっぱしの外道を目指そうとすれば、当然タイへ行く回数が増えてきます。そうしなければ、なかなか修行がつめません。行けば当然外道ですから、女の子のいる場所へ顔を出します。出すだけならさほどお金はかかりませんが、真ん中の足を出せばまた当然お金がかかります。
 タイにいい子ができて、「お金なんていいから毎月私のアパートに遊びに来てちょうだい。」などと言われているうらやましい方も中にはいるかもしれません。そういううらやましい方も、実は航空券代はかかるわけです。以前より安くなったとはいえ、私にはさっと出せる金額ではありません。(航空券については6章で書きます。)
 今までいや、外道旅行をするまでは、それほど趣味という物が多くなかったので、使うお金は家計が赤字になるほどのことはありませんでした。それでも車のドレスアップに年間数十万円かけたり、唯一の趣味のスキーは、年間5,6回(延べ20日以上)行っていましたから、道具や宿泊費などでやはり数十万円かかりました。
 しかし、この3,4年はどうでしょう。もう車にはいっさいお金をかけない。(かけられない)もちろん最低限のメンテナンスや、車検などは自分で行い安くすませるようにしていますが、それでもお金は出ていきます。
 スキーはというと、仲間から「どうしちゃったの奥道さん!何でスキーに来ないの?」と心配されるほど回数が減りました。というより、どうしても参加しなければならない(研修会など)場合しか出ていません。道具も以前は2シーズンか3シーズンで新しい物に変えていましたが、このところそれもしていません。(できなくなりました。)
 どちらもそうですが、つまりはお金がないのです。もちろん理由は外道旅行です。収入は決まっていますので、出て行くものをどこかでセーブしなければ破綻するのは当たり前です。従いまして私はいくつかの努力をしました。
 まず車の件ですが、先ほど書きましたように車検を自分で行います。今では多くの方が業者に頼まず自分でされるようなので、ユーザー車検はかなり一般的ですが、地元の車検場に行く日を予約して、整備した車を自分でコースを通ってパスさせるには多少の努力がいります。(やり方を勉強するとか、仕事を休むとかです。)
 また、以前はあきてくるとすぐに車を買い換えることもありましたが、今では「まだまだ走れる。」とか「動けばいい。」に変わってきました。とは言っても、最初に買う車種が大衆車や、ファミリーカーではそうはいきません。5,6年たてば周りから「何でこんな古いポンコツに乗っているんだ。」と言う目で見られます。(私は多少見栄っ張りなので、そんなことまで気にしてしまいます。)ですので最初はいわゆる高級車の部類を無理して買いました。当時4,5百万はしました。(これが私にとっての高級車です。)でも、その程度の車なら、多少年季が入ってきてもさほど古さは目立ちません。もっと古くなっても「私はこの車が好きで大事に乗っています。」みたいな感じで「あの人、いい車を大事に乗っているな。」「ああいう趣味の人もいるよな。」なんて見られるのです。(他人に何て思われても関係ない人は、どうでもいいことですけどね。)
 次に外食ですが、私はすしが大好きです。また、お酒(ビールがほとんどですが)もかなり飲みます。1週間に1回は必ず行きつけのすし屋へ行き、ジョッキ4,5杯のビールとたらふくつまみや、すしを食べてきていました。(もちろん車は使いません)そういう生活を20年以上やってきたので、この生活を改善するのは難しいと思っていましたが、外道旅行をするためには、背に腹は代えられず、行く回数も10日に1回に減らし、今では月に1,2回にまで減りました。(えっ、もっと減らせですって!)
 さらに、家での晩酌も一切やめました。(まだ、1年はたっていませんが)理由は、お金の節約ということもありますし、ドックで毎回中性脂肪やガンマGTP、高尿酸値、高脂血症などで引っかかりますのでそれが一つの理由です。それは以前からわかっていましたが簡単にはやめられませんでした。でも、もう一つは去年ペッブリーのエンガラかハーレムか(両方行ったので)忘れましたが、チャイヤプーン出身の気だての良い子と知り合いになり、2,3日いっしょに生活をしました。その時ふっくら出た私のお腹を見て、「次に来るまでに体重(腹の贅肉)を減らしてね。」と言われてしまいました。自分が熱を上げている子にそんなことを言われれば、頑張らない中年はいないでしょう。実際体重は2,3キロ減りましたし、お腹も少しへこみました。しかし、その子とは今は会っていません。でも、家での禁酒のきっかけを作ってくれたのでその子には感謝しています。
 もう一つは衣料品費の節約の努力です。学生時代の昔からブランド好きというわけではありませんが、「J.PRESS」という会社の服が気に入っていて、背広からトレーナー、Tシャツ、場合によっては靴下から下着までほとんどそれで統一していました。その頃(若い頃)はそれを着ていて結構女の子にもてました。しかし、今では体型も崩れ始め、髪も変化をし始め、外見をどうやっても日本ではもてないことがわかってきました。そうなれば、衣料品には一切お金はかけません。幸い「J.PRESS」の服は、伝統的なデザインなので多少古くなっても、使い回すことができます。二十数年前に買ったピーコートは、去年子供が見つけて「これは良い。」と言って着ていました。(流行が繰り返されるものもありますね)
 最後にタイでの宿泊ですが、普段は3泊4日を基準で年に数回行きますが、夏のお盆休みと、年末年始の休みは有給などをつなげ合わせると、かなり長い期間行かれます。この前の夏は、24日行けました。そうなると、1泊1070Bもするナナホテルばかりには泊まっていられません。そんな時BKKでは、多少節約して(ここのサイトにも広告が載っている)サービスアパートメントや、マンションのような所へ泊まります。1泊500B位で、軽い朝食がつくところが多いです。それにセキュリティーもかなり安全ですし、バスタオルとシーツの交換と部屋の掃除はなどは毎日してくれるので、ホテルとあまりかわりません。
 また、たいていプールやインターネットカフェ、ミニマートなども併設されているので、交通の便さえ気にしなければ快適な生活が安くできます。
 つまり早い話が私だけでなく、どなたも資金面では努力をされていると思いますが、ただ私は第一の目的が「外道を目指せ!」ですので、日本にいるときも常に、現地でのことを考えて、「こんな高い物無駄だ。その分でシンガビア1本飲める。」とか、「これは持って行くと、きっと女の子に喜ばれるな。」などと考えて買う買わないを決めています。日本での生活が大事なのか、タイでの生活が大事なのか、いつも自分の心の中で天秤にかければ自然と資金面での無駄使いは減り、タイを訪問する回数も増えるのではないでしょうか。私の日本での生活は本当に質素ですよ。タイ語でキーニヤオ(けち)ではなく、プライヤッ※(倹約家)なのです。「ポム マイ キーニヤオ 、プライヤッ。」(私はけちではなく、倹約家なんだよ。)以前、2章でバービヤの子に言った言葉です。
※プライヤッは最後に声には出しませんが、dをくっつけて発音しないと通じません。プライヤッ(ド)みたいに口を開きます。コーカイがわかる方は、最後にドーデックがついています。一応分かる範囲でスペルはポー・プラー(p)、ロー・ルア(r)、短い方の母音のサラア(上に付く方でなく横に2つ付く方)(a)、ホー・ヒープ(h)、ヨー・ヤック(y)、短い方の母音のサラア(上の付く方)(a)、最後にドー・デックです。(d)
「prahyad」今、真剣にスペルを見てみると何とか読めそうですね。これを読むと、「プライヤッ」ですかね?
 私のつまらない文章を何章にも渡って読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。もし、ご意見や私へのアドバイスなどがありましたら、外道 紘氏へメールをお送りください。参考にしていきたいと思います。


第5章 「自分を磨く努力」   その1.年齢的な衰えとサービス精神
 40代も後半になってくると、さすがに20代の頃と同じような精神面、体力面、気力面を維持できている方は少ないと思います。30代、40代、50代の男性の平均体力がどれくらいかは資料でも見ないとわかりませんが、実感として悔しいですが私は多少の衰えは感じます。
 まず、朝の息子の元気がなくなってきました。若い頃は毎朝元気に朝立ちをして、それが当たり前のようでしたが、最近はどうもそれも少なくなってきました。それに、若い頃はHなことを想像したり、ましてはエロ写真などを見れば、もう息子はギンギンになっていましたが、今ではさほど反応がありません。そればかりかベッドの横に成熟した若い女の子が裸で横たわっている。そして私を待っている。(私のチップかな?)というシチュエーションであっても、反応しないこともありました。もちろん、寝不足や飲み過ぎという条件は重なっていましたが、そんなことは昔も同じだったと思います。
 次に一般的な運動面で、私はスキーを子供の頃から趣味でやっています。少し前まではコブコブの急斜面を真下に向かって、膝で衝撃を吸収して滑ることができていましたが、この頃は気持ちの上では「できる。」と思ってスタートしますが、足(脚部)がついてこないので、あっと言う間にコブにすっ飛ばされてしまうことがあります。それが何回か続くと、気持ち(精神面)でも弱さが出て来て「今日は雪質が悪いからやめておこう。」とか、「無理して怪我でもしたら明日からの仕事に差し支える。」などと考えるようになってきてしまいました。これはもう、年齢的な衰えの第一歩ではないでしょうか。
 そんな私(たち)が自分を磨くためのはどんな努力がいるでしょうか。まあ、普段から乗り物に乗ることを極力減らし、なるべく足を使って歩いたり、自転車を使ったりすることが良いことは誰でもわかっています。増してはスポーツジムなどでトレーニングをすれば良いことも十分わかっています。でも、一般的にそれは長続きしません。どうしてでしょう。それは多分目的意識が足りないからです。単に「体力をつけて日常生活や仕事をバリバリ頑張れるようにしよう。」と思っても、本心から思っていないとなかなか長続きしません。
 私は「今回の外道旅行は3日で4人以上を目指すぞ!」とか、「この子とは朝までに4回頑張るぞ。」と言った具合に目標を立てて、それができなかった場合次回までに反省をして、腹筋を鍛えようとか、腕立て伏せの姿勢をもう少し長く保てるようにしようとか、考えるのです。「次回の外道旅行で頑張るぞ。」と思えば私は頑張れます。
 しかし、体力面ではいくら鍛えても限界があります。ただこの年齢になってくれば、それ以外に男としての魅力があることに気がついてきました。簡単に言えば男としてのサービス精神かもしれません。それは「やさしさ」と「包容力」です。
 バービアで1本のビールをちびちび飲んでいる、けちけち親父には女の子はそうは寄ってきません。でも自分を磨けば少しは寄ってくるようになります。その一つが「やさしさ」と「包容力」です。タイ語を少し覚え、片言でもいいので正直な気持ちを自分流に伝えれば、それがその人の「やさしさ」として、相手に受け入れられるでしょう。私は決して、お金にものを言わせ、どんな子でも手に入れてやろうというタイプではないので、この「やさしさ」を受け入れてくれる優しい子をいつも探し求めております。
 また、私の「やさしさ」を受け止めてくれる子を探すもう一つの方法は、タイのカラオケを覚えることです。これも私のサービス精神からきたもので、少し前に「バード」のカラオケVCDを買ってきました。 私のような親父にもついていけるノリなので、何回も聞いているうちに、仕事中に職場で口ずさむようになりました。
 そこで、歌詞を乗っけてやろうと、画面に出ているアルファベットをノートに書き写しました。しかしこのアルファベット、まともに読んでも発音が全く違うのです。・・・で、後は聞きまねで、日本語のフリガナをノートに載っけました。そのカタカナを読みながら唄えば気分はタイ人。 意外と簡単に唄えます。( でもさっぱり意味は分からないので、そこはすっとぼけて、ピエロを演じるしかないです。)
 日本のタイ人クラブやフィリピンパブで、彼女たちが一生懸命に日本語の歌を歌っていると、思わず拍手喝さい!したくなりませんか? あ~んな感じで逆にタイの娘たちは受け止めてくれます。タニア辺りで歌うのもよし、タイ人が行くカラオケ屋に連れて行ってもらうのもよし。
 私は、パタヤやスクンビットSoi22辺りの小さなバービアに行って、気に入った娘の横に座って「バードの歌をかけてよ!」とリクエストして、お目当ての女の子の横で口ずさんでみたりします。娘は、ググッと身を乗り出して近づいてきますし、そのバービア中の人気を集めることが出来ます。(ほかのお客様の邪魔にならない程度に、程ほどに・・ネ・・)
 優しい娘になると、歌の意味を一生懸命に解説してくれます。わたしはこんな「やさしさ」を持っている子を探しています。こんな娘は、勿論お持ち帰り確定です。理由は、以前2章に書いた「下手なタイ語を優しくケアしてくれるタイの娘」と同じです。そういう子は決してベッドでの「外れ」はありません。ですからベッドの上で、歌詞の解説の続きをお願いしましょう。かわりに私はその子に対して、「包容力」を持って接してあげます。(こうして自分を磨くのです。)
 個人的なお勧めは、バードとチンタラのデュエット曲"mah-tum-mai"です。後はバードのゆっくり目の曲で"kon-mai-mee-fen(コン・マイ・ミー・フェン)とか、"low-soo-gun-fang"(ラオ・ス・ガン・ファン)とかが現在の私のレパートリーになってます。
 我々外道を目指す者が体力的に衰えを感じてきても、このサービス精神を持つこと、つまり簡単なタイ語を覚えたり、タイ・カラオケのレパートリーをいくつかそろえたりすることが、実は我々外道を目指す者の大きな武器となるのではないでしょうか。


第5章 「自分を磨く努力」   その2.遊びと仕事の両立
 私のように、海外で外道をやっている人の中で、職場の同僚(特に若い女性など)から「奥道さん1年に何度もタイや東南アジアへ行くけど、いったい何しに行っているですか?」のような質問(話題)は1、2回は出ていると思います。そんな時、大ぴらに「女遊びですよ。」と笑って言える人は少ないと思います。
 ましては職場の中でリーダー的な立場や中間管理職などの場合、自分の信用を落としかねませんよね。そこで、「自分がそこへ行ってそのことをすることが、自分にとって唯一の趣味で、何物にもとって変えることができない。」と自信を持って言うのです。その「そのこと」はもちろん本当は外道遊びですが、それを嘘でもいいので、「つり」「ダイビング」「ゴルフ」「写真撮影」「油絵」「郷土料理の食べ歩き」「雑貨のショッピング」「語学研修」(まあ、後は自分で考えてください。)などをしに行くことにしてしまうのです。ついでに、そこには親しくなった友人がいて、定期的に会うのが第2の楽しみだともつけ加えると、真実みも増すでしょう。(女の子だとは言わないように)
 最初は興味と疑い半分で、「どうでしたか?」なんて聞いてくる人もいると思いますが、それっぽい写真を数枚見せれば、たいていは収まります。逆につまらない写真1枚を見せ、それに関するうんちくをガイドブックで調べて、長々と述べてあげれば、次からは寄って来ないでしょう。その中に、ゲストハウスの管理人か、年配のタクシーかモトサイの運転手の写真を入れて、「こいつが親友だ。」と言うのです。
 そういうように、職場や自分の周りの人間を上手にまとめ、ある程度職場での信用を高めることも「自分を磨く」ことになり、仕事をうまくやって行く手段となるのでしょう。従って仕事ができる人間は、当然女の子からも関心を持たれます。しかし職場の子とうまくやって、タイでもうまくやれるほど私は器用ではありませんし、増しては職場の子と何かがあってへたに自分の信用をなくすのも怖いので、職場では手は出しません。
 女の子の一人が「私タイのきれいなビーチでダイビングをしてみたいんですが。今度紹介してくれませんか?」なんて言われても、決して慌てず「わかった。いいスクールを教えるよ。予定が合ったら現地で会おうね。」ぐらいのことを言っておけば済むと思います。今までそこから先、実際に話が進んだことはあまりありませんでした。あってもうまくかわすことはできると思います。
 ここで、私の知り合いのHさんの話を一つの例としてお話いたしましょう。彼は40代後半で2人のお子さんを持つ、ごく普通のサラリーマンです。ただ、流通関係の仕事で夜から深夜にかけての仕事がメインのため、普段は奥さんや子供とはすれ違いの生活です。今までは彼の趣味は週末の競馬・競輪・麻雀などのギャンブルでした。しかし、去年ぐらいから彼にこの外道遊びを私が教えてしまいました。
 第1回目のタイ旅行は、土曜日の夕方NRT出発の便で深夜BKKへ来て、夜の街へ。日曜日は昼から夜中まで遊びまくり、月曜日の早朝BKK出発の便で帰りました。2泊3日ですが、実質30時間しかBKKにいられませんでした。最もその間に4人の女の子と遊んだようですので、しっかり元はとったようです。
 しかも、その旅行は家族には全くばれていなかったのです。いつも彼は週末ギャンブルをしますが、出て行く時間も帰ってきた時間も、普段と全く変わらなかったので、奥さんも気がつかなかったそうです。本人も言わないし、奥さんも聞かないのでそんなことができてしまうんですね。
 これに味をしめた彼その後続けて2回ほど、タイ旅行に行きました。日程は1日程延ばしたり、帰国便も早朝発ではなく深夜出発早朝着の便に変えたりしました。私が家に資料を送ったりしているので、奥さんもうすうす分かっているようですが、特に気を留めてはいないようで、ただ家に入れるお金の催促が厳しくなっただけだそうです。
 そんな彼ですので、ゴールデンウィークの連休やお盆休みに家族を連れて、田舎へ帰ることなど一切しません。むしろ、そのことをうまく会社の同僚に伝えて、次回自分がタイ旅行に行く時の休暇がもらいやすくしているそうです。「今回仕事が忙しくて、田舎に帰れなかったので、いついつの連休に1日休暇をつけて家族で行って来ようと思うんですが、いいですか?」なんて具合です。しかも、奥さんは仕事だと思っているので、本人は行きやすいそうです。
 まあ、人それぞれ、家族や職場の環境が違うので、一概にいえませんが、「遊びと仕事を両立させる努力」は、皆さんされているんですね。


第6章 何度も行く努力   その1.格安航空券
 私が最初に海外旅行(ソウルや、シンガポール)に行きだした時は、個人旅行などどうやったらいいのかわからず、また考えられなかったので、一番簡単な旅行代理店で扱っているパッケージ(パック)旅行で行く方法にしました。正規航空運賃を払って航空券を買ったり、ホテルに予約を入れたり、空港からホテルまでの交通手段の手配を考えたりするより、よっぽど安くて楽だったからです。(勉強不足で情報や知識もありませんでした。)

 しかし2度目になると、現地の観光やおみやげ物屋めぐりや、免税店やら会食やら何かに強制的に参加しなければならず、いやになりました。まあ、この現地観光付きの方が値段が安いのは、おみやげ物屋からのリベートがあることはわかっていました。(その観光を当日キャンセルするといやがられるのもわかりますが。)それに、パッケージは2人で行くことを対象に作られているので、一人での参加の多い私は、いつも一人部屋追加料金がかかってしまい、結果的に余り安く感じられませんでした。

 そこで3回目からは、大手旅行代理店のチラシを見て、格安航空券を買いました。ホテルはアップルワールドとか、JHCの世界のホテル料金表などを見て、FAX(当時インターネットは十分できなかったので)でしました。ほとんどの場合一人部屋でも二人部屋でも料金は同じだったので、BKKの場合は安くあがりパッケージ旅行より良かったです。

 旅行の出発日と帰国日は大体決まっているので、それを優先してチケットはさがしてみました。すると一般的に日系の航空会社は割合高く、アジア系が中ぐらいで、米系が比較的安かった印象があります。(もちろん曜日や季節、シーズンとオフシーズンでは格段に値段は違いますが。)

一番安いチケットで申し込むとたいていは最初、航空会社未定になっています。当時私は、別に安ければ行く回数も多くなるので、航空会社は気にしていませんでした。しかし、手配される航空会社(シンガポール旅行の場合)は、ほとんど米系のNWかUAでした。 そこで初めて詳しい旅行日程が決まります。決まってからいつも考えたことですが、この便で行くなら、前日出発でも良かったと思うのです。それはどちらも夕方6時頃の出発だからです。これですとせっかく取った休暇も一日無駄になってしまいますし、着いても夜中なので寝るだけでした。(当時、夜の遊び方がわからなかったので)かと言って午前中の出発便(日系)は値段が高く、なかなか手が出ませんでした。

 また、帰国日も早朝現地出発で昼過ぎの帰国なので、現地を昼頃出て夕方か夜の帰国がいいと思うと、やはり日系の航空会社しかなく、高い物でした。

 つまり決められた旅行日を無駄なく(朝出発して、夜帰国するような)過ごすためには、格安航空券でも値段が高い航空券になりますし、節約して安い航空券を買おうとすると、日本を夕方出発で、現地を早朝出発の便になってしまうようです。

 でも、BKKのいい(良かった)所は深夜12時頃着いても、それから遊びに行く場所がたくさんあることです。(でしたかな?)ですから私は、これからも米系の航空会社(倒産の危機もありましたが)を利用しようと考えています。ですので、「タクシン首相お願いですから、お風呂屋さんやゴーゴーバーの営業時間を短くしたり閉店時間を早めたりすることはおやめください。初日の夜の楽しみがなくなってしまいます。」きっと同じ考えの仲間がたくさんいると思いますよ。


その2.現地発売航空券
 ご存じの方も多いと思いますが、旅慣れた方はいつでも使える航空券(OPENチケット)を手元に持っていて、仕事の都合がついたらサッと予約して行くようですね。また、ビジネスマンも出張の予定が決まったらすぐに出発できるように、会社でそういった券を事前に買ってる場合もあるようです。
ただ、日本でそのOPENチケットを買うと、かなり高いようで25万円前後もすると聞きました。そこで、一般の外道旅行者で仕事の都合がなかなかつかない人や、どうせ行けても値段の高いゴールデンウィークやお盆、年末年始しか行けない。という人がこのチケットを安く買う方法があります。
 その方法としまして、まず片道航空券を買ってBKKまで行きます。そして現地の旅行代理店(カオサンやパッポンあたりにはたくさんあります。)でBKK発NRT行きの往復航空券のOPENチケットを買います。30日、60日、90日、180日、1年などいろいろあり、もちろんOPENの期間が長い方が高くなります。また、OPENと言っても、行きは決められた日に出発(つまり日本人は帰国と言います。)して、次回その期間で空席があれば、いつでもBKKへ来られるというチケットです。
 また、OPENチケットは格安航空券より、同じエコノミークラスでも、チケットの価値というかランクが上なので、かなり融通がきき満席に近くても入れてもらえます。たとえばUAの例ですが、エコノミークラスにはY,B,M,H,Q,V,W,S、T、K,L,G,A,Zというクラスがあります。Yは一番高い普通運賃で販売したチケットです。(NRT,BKK間で24,5万円します)B,MあたりがOPENで売っているチケットで、それでもかなり上のランクです。その後のHクラスからSクラスぐらいが(この辺りは定かではありません)格安航空券で値段によってクラスが違い早ければ安い物もありますが、、安い物がなくなると一つずつ上の高いクラスのチケットを買わされます。(だいたい早いほうが安いです。)その下は、本当の団体旅行のチケットや、政府関係の仕事で使うチケットらしいので(この辺もよくわかりませんが)一般の人には買えません。
 ある例ですがBクラスのOPENのチケットを持っていて、当日空港へ行きました。チェックイン時間のぎりぎり前ですが、あいにくエコノミー席はもう満席でした。でもビジネスクラスが空いていたので、アップグレードして乗せてもらえたそうです。
 しかし、これがFIX(出発日指定)のVクラスのチケットでチェックイン(2時間前)時間に少し遅れて、しかも満席の場合には搭乗できないばかりか、帰りのチケットも無効になってしまいます。
 ですからいかに現地発売のOPENチケットが価値があるか分かるでしょう。ちなみに(最近調べたわけではありませんが)ある航空会社のBKK発NRT往復1年OPENチケットが31,500Bで、60日OPENチケットが21,000Bでした。これも航空会社や季節によって、多少変わりますが、安いことにはかわりません。だってこれがあれば年末年始やお盆やゴールデンウィークの混んでいて高いときでも、安くしかも優先的に搭乗できるのですからね。
 最後についでですが、最初に片道のチケットを買うのがいやだったり、帰りの便の心配がある方は「呼び寄せ便」というチケットがあります。本来これはBKKなどで海外赴任している父親の所へ、妻や子供など家族が一時的に会いに行くためのチケットで、日系のJLかNHの便しか売っていません。しかし、これを一般の人が買ってもわからないので、それを分けてもらうこともできます。
 この場合日本で支払い、チケットは国際宅配便などで送ってもらえます。JLの場合、60日で2万から4万B、NHの場合90日で2万から4万B(お盆の時期の出発便)です。この場合も出発の日は決めておく必要がありますが、帰りは期間内自由なので、BKKで自由に外道遊びをすることができるでしょう。
 やはり年に何度もBKKへ行くにはこのようなことを常に頭に入れて、自分にはどの航空券が合っているのかを考えるような努力、これなしには語れません。仮にしっかり勉強しないで高いチケットを買ってしまいますと、私の場合はせっかく女の子へ国際交流資金や海外援助資金をたくさん渡そうと思っても、それが渡せなくなってしまうので困るのです。
 少しでも安いチケットを買って、バービヤへ行く回数を増やし、ビールの売り上げ向上に貢献しようと思います。


第6章 「何度も行く努力」   その3.マイレージ会員
 何度も行く努力の一つに、ある決まった航空会社を続けて利用してマイルを貯めて、1回分無料で行く方法があります。現在ほとんどの航空会社でこのマイレージプログラムを実施しています。その中で私は、最初日系の一番大手の航空会社の会員になりました。理由は、たまたま家族旅行に利用したのがその航空会社だったからです。
 しかし、規約を読んでみるとアジアの国際線無料チケットを交換するには、当時確か5万か6万マイル必要だった気がします。また、私が使ったパッケージツアーでは飛んだ距離の50パーセントしかマイルが入りませんでした。(格安航空券の場合でも同じで、50とか70パーセントでした。)さらに、期限が決まっているので(2年間かな?)いくら貯めても交換できず、そこで終わりになってしまいました。はっきり言ってこの航空会社のマイルを貯められるのは、会社の出張が年に数回あり、しかも正規航空券で行かれる人だけです。(いわゆる社用族です。)
 その頃、私の友人がアメリカに転勤になり、家族みんなで遊びに行くことになりました。その友人が紹介してくれたのが、米系の旅客輸送数が世界第2位の航空会社でした。(以前にテロの影響で破綻問題が起こり新聞をにぎわせましたが、今は落ち着いてきたようです。) パッケージ旅行ではなかったので、正規の割引航空券を買いました。今考えると結構高めだったので、エコノミーでもかなりクラスが上のHクラスあたりのチケットだったと思います。(チケットのクラスについては前の章で触れています。)
 でも良かったのは当時子供はまだ小学生だったので、航空券も子供運賃で(大人の3分の2位)買えました。また、当日空いていたので行きも帰りもビジネスクラスにアップグレードしてもらいました。本当にラッキーでした。(多分チケットのクラスが高かったからだと思います。)もちろんその会社のマイレージ会員になったのは言うまでもありません。ついでにこの会社は、団体旅行(パッケージツアー)でも、格安航空券でも、飛んだ距離のマイルがそのまま100パーセント入りますし、36ヶ月に1度でもマイルの出し入れがあれば、有効期限は永遠に伸ばせるので安心してマイルを貯められます。
 その時のアメリカ旅行で13000マイルくらい貯まりました。(国内線に乗り換えたりしたので)その後私は1年以内に、ソウルとシンガポールに外道旅行に行きました。その時はもちろんその航空会社を指定して、チケットを買いました。するとどうでしょう。その3回(アメリカ、ソウル、シンガポール)の旅行で2万マイルたまり、アジア1回分の往復チケットが手に入りました。
 その後、友達にも外道にあこがれる人がいましたので、紹介してあげました。新規に会員になって、決められた期間内に1回旅行すると本人と紹介者に5000マイルのボーナスマイルがもらえました。(やっていない時期もあります。)
 これは私の一つの例ですが、ある友達を会員に紹介して、一緒にシンガポール旅行に行きました。入会のボーナスマイルと飛行マイルで1万マイルぐらい入りました。次は9.11のテロの後でしたが、外道旅行を目指す私たちにはそんなことなど気にせずに、二人でBKKへ行きました。その時は極端に客が少なくなっていたので、ダブルマイルキャンペーンをやっていて、1回で1万マイル以上貯まりました。また、サービスも良く飛行機を降りるときにはエコノミーでしたが、おみやげにシャンペンを1本いただきました。ですので2万マイル以上になり、その友人は半年後にただ券で、もう一度BKKへ外道旅行ができました。
 その後、私の子供はその航空会社を利用しなかったので、(36ヶ月何もしないで経つと有効期限が来てしまう)私がマイルを買って子供の口座に増やしてやりました。これでまた36ヶ月は、有効になりました。この制度をギブマイルと言って、年に1口座に1万5千マイルまで買うことができるものです。もし、1万9千マイル貯まっていて、無料チケット交換にはあと1000マイル足りないとき、その分を買って足すことができます。自分で買ってもいいですし、誰かにあげてもいいです。現在1000マイル単位で売っていて、1000マイル25ドル(日本円で3200円くらい)です。
 あともう1回は下の子供の口座に7000マイル買って、2万にしてBKKの往復航空券に換えました。上の子供の口座にもだいぶ貯まっていますが、3万マイルにしてビジネスクラスの無料チケットを交換しようと考えています。
 最後にこの航空会社は、多くの航空会社とも仲間(アライアンス)になっていて、仲間の会社の便を使って飛んでも、マイルがたまります。まあ、私ども外道はタイやシンガポールに行くことが多いと思いますが、その両方の会社も、また日系の第二番目の航空会社もこの仲間に入っていますので、マイルを貯めやすいです。ただし、他社の場合は飛んだマイルの100パーセントをもらえない場合もあります。
 いずれにせよ、私はこの航空会社のおかげと、何人かの外道にあこがれる友人(紹介)のおかげで、着々とマイルを貯めて、何度も行くことができているのであります。ですので本当はあまりこのことは書きたくなかったのです。なんだか一昔前の、ネズミ講みたいですね。



第6章 何度も行く努力  その4.クレジットカードの活用
 前の章でも書きましたが、私はある航空会社のマイレージ会員になっています。そのおかげといくつかの努力で、年に何度もBKKへ外道旅行ができているわけです。でも、私の努力はそれだけではありません。
 以前の私は、現金主義で一切カードの利用はしませんでした。一応海外に行った時は、持っていないと不便なので、使わなくても1,2枚クレジットカードは持っていました。
 しかしある時、私がマイレージの会員になっている航空会社と提携しているカードを使うと、使った料金によってその分がマイルとして加算されることを知りました。今ではどこの会社でもポイントカードみたいなことをやっていて、ポイントが貯まると、商品がもらえますよね。あれと同じです。外道になりたい私は、毎日少しでもマイルを貯めて、何回もBKKへの旅行がしたくてたまらなかったので飛びついてその会員に入りました。
 良く調べてみると、セゾン、UC、JCB、(他にもあったかもしれませんが)などのカード会社と、航空会社が提携しているようなので自分で好きな会社を選びました。どこも年会費が多少かかりますが、その中で5000円の年会費を払うと、マイルアップメンバーになれる会社があったのでそこにしました。どこのカード会社でも、1000円の買い物で5マイル程度がもらえます。しかし、マイルアップメンバーに入ると、3倍の15マイル貯まります。多少年会費はかかりますが、それにしました。(当時マイルが足りない場合、1000マイル4200円(税込み)で買えました。つまり1マイル4円です。)現在はそのカードのゴールドカードに変えました。これに入ると海外旅行保険に無料で入れるので、年会費を払っても得なことと、1年経つとサンクスマイルといって、まあボーナスマイルのようなものが、確か1年に2000マイル(買えば8000円相当)ぐらいもらえました。保険とこれだけでもゴールドカードに入った分の元がとれます。
 私の場合、それまで現金支払いか銀行からの引き落としが中心でしたが、それ以来すべての支払いをクレジットカード決済に変更しました。手続きが多少面倒で完了するのに4,5ヶ月かかりました。公共料金、電話、携帯電話、新聞代、インターネットのプロバイダー料金や各種引き落としなどです。これだけでも1ヶ月数万円は確実に支払うので、マイルは1000マイル以上貯まります。また、ホームセンターやスーパーでの日常品の買い物、居酒屋や、すし屋での飲食、ガソリンスタンド、車の整備点検費、保険料、場合によっては職場の飲み会で、割り勘の時にもカードで私がまとめて支払い、周りから現金で集めることもしました。BKKへ行けばホテルなどの宿泊費やレストランでの食事代なども、たとえ安くてもカードで払っています。(塵も積もれば航空券になる。)
 また、航空券代もなるべくカードで決済できるところを使っているので、平均すると1ヶ月にカードでの支払いは20万円以上になり、それだけでも3000マイルが毎月口座に貯まります。(割り勘分の現金が戻って来るので、実際はこれほど使っていませんが。)
 この計算でいくと、カードだけで年間36000マイルが入ります。ですので私は最近は特典旅行(無料航空券)をもらう場合いつもビジネスクラスにしています。ついでに書きますと、特典旅行にはセーバー特典と、普通の特典旅行の2種類があって、セーバーは普通特典旅行の半分のマイルで航空券がもらえますが、混んでいる時期や出発の直前では席に限りがあるので、取れないことがあります。逆に普通特典旅行は倍のマイルが必要ですが、ハイシーズンの直前以外はほとんど確実にチケットがもらえるものです。
 アジア(BKKなど)の往復チケットの特典旅行のマイルの例ですが、エコノミー20000マイル、ビジネス30000マイル、ファースト40000マイルです。つまり、空いていればBKKまでの往復が30000マイルでビジネスクラスに乗れるわけです。
 また別件で、年間に25000マイル以上実際に飛んだお客は、ある意味での上客として登録され、次の年度はプレミアという資格がもらえます。これになると、座席の優先や飛んだ距離の1.5倍のマイルが必ずもらえるので、カードと飛行マイルとでかなり貯まりました。
 一応ここで皆さんにお知らせしますが、別に私は特定の航空会社やクレジットカード会社の宣伝をするつもりは全くありません。ですからあまりはっきり会社名は書いていませんが、分かる方が読めばすぐにわかると思います。逆に多くの方が私と同じようにマイルを貯めて、無料航空券を目指せば、当然BKKへの競争率が高くなり自分が行きにくくなるのでむしろ教えたくはありませんでした。でも、外道の仲間入りがしたいので一つの例としてお知らせしました。
 まあ、外道を目指すには、こういった日頃の努力が必要です。今、現地でのお風呂屋でカードでの支払いができる店を探してみます。今まで聞いてみましたが、私の行った限り(数店しかありませんが)の店ではありませんでした。どなたかご存じでしたら、お知らせください。マイルを貯めるためとはいえ、チップまでカードで支払ったら、姫たち怒るでしょうね。


第7章 資料収集の努力   その1.会社のパソコン
 私が最初にBKKへ外道旅行に行こうと思った時は、ここのサイトばかりでなくあらゆる風俗関係の関連サイトを検索して、情報をたくさん入手して自分なりに頭の中で地図を広げて、コースや値段などを計画したものでした。
 また風俗関係に詳しい方々に話も聞きましたが、だいたい状況は同じようでした。ただ同じ場所や店の情報でも、人やサイトよって値段やシステムの情報がかなり違ったように受け止められました。実際に行ったことがない私は頭の中だけで情報がくるくる回り、「本当はどうなんだろう。」と行く前から考えてしまいました。
いろいろな情報が知りたいわけですが、特にパソコン操作があまり得意でなかった(今でもそれほど上達はしていませんが)私は、その場合いろいろ恥ずかしい経験もしました。たとえば会社の共有のパソコンを使って、エッチサイトを開いていました。興味のあることがいろいろ出ていて、次々にクリックして進んでいくと、びっくりする写真もたくさん出てきました。そこへ、仕事でパソコンを使いに来た女性が部屋に入ってきたと想像してください。「うっ、まずい。」と思って消そうとしますが、思うように消せない。やってもやっても同じ画面が出てきてしまう。そんな経験がある方は私だけではないと思います。
 仕方なく、いきなり電源を「ブチッ。」と切ってその場をしのぎましたが、次にそのパソコンを立ち上げた女の子に、「奥道さんこんな切り方をしないでください!」なんて言われてしまいました。「不正な終了の仕方をしたので、異常がないか調べております。」というような文字が出て、立ち上がるまでかなり時間を要してしまいました。
 また、別の時にも消せなくなり困ってしまい、近くにいた若手の男の部下に消し方を聞いたこともありました。笑われただけでその場はどうにか収まりましたが、多分そのことを他の社員へ陰で言われてしまったに違いありません。さらにまずかったのは、上司が会社の共有のパソコンで資料を調べるときに、検索のところの履歴に「外道の細道」というのを見たらしく、「外道って言うのは、釣りのことに関係あるんだよな。だれか職場でつり情報でも探したな。」と周りに言っていたようです。そこをクリックしたわけではありませんし、本当によく知らなかったようなので、その場もどうにか収まりましたが、自分としては検索履歴もきちんと消去(Del)しておかないと、後で困ることがわかりました。
 まあ、実際にBKKへ行ってみてわかったことですが、「外道の細道」に載っている内容はかなり正確でしかも新しいので、とても現地で役に立ちました。ですので「私もこれから外道の仲間入りをしたい。さあ、BKKへ行こう。」と思っている人のためと、苦労して情報を提供してきた先輩への恩返しのつもりで、新しい情報の投稿を始めました。
 外道 紘氏も言っていましたが、この業界の子は出入りが激しいので、たとえ1週間前の投稿でも、読者が読んですぐに行ったがもう辞めていて、いなかったということは何度もあるそうです。
 私は、ある人からこんな苦労話を聞きました。パソコンはそこそこ使えますので職場では私のように変な証拠を残してしまうこともなく、普通に仕事をこなしていました。もちろん、昼休みなどにいろいろなサイトに顔をのぞかせたりしていましたが、パソコン自体は自分専用のものなので、特に変な気をつかわなくてもいいようでした。
 その方がある日、BKKへ行くために数日前から残業に励んでいました。もちろん休暇を何日か取るので、その分を少しでも早めに終わらせておこうと考えてのことです。夜遅くなり、残っている社員も自分だけになり「さあ、大体片づいた。では明日からの旅行の資料でも少し集めるか。」と「外道の細道」を開き、関係のありそうな場所のページをプリンターでプリントアウトしていました。実は、ここのサイトを全部プリントアウトすると、A4サイズの用紙で数千枚になるそうです。まあ、「お風呂や」などとテーマを選んでいても数百枚かもしれません。1件のお店の情報だけなら、数枚ですむかもしれません。
 まあ、夜遅いですし会社のプリンターだからインクや紙の心配もなく、適当に設定してプリントをしていましたが、運悪くそこへ忘れ物をした上司が戻ってきて、印刷物の山から1枚取って内容を見てしまったそうです。「ナタリー、○○ちゃん(19歳)、推定Dカップ、Dキス可、生フェラあり、クンニだめ。2回戦OK、サービス最高!」なんていうところを読まれてしまって・・・・。
 その後はどうなったのかは詳しく聞いていませんが、週末の休暇が取りにくかったでしょうね。想像しただけでも、つらい気分になります。
 しかし、今こうしてこれを読んでいる方(読者?)の中には、会社の(自分専用ではなく)共有のパソコンを立ち上げてこっそりと読んでいらっしゃる方も中にはいると思いますので、私の書いた苦労話が多少でもわかってもらえると思います。その際は、検索履歴の削除をどうぞお忘れなく。
 また、家庭で夜中に家族が寝静まってから、こっそりとパソコンを立ち上げている方もいらっしゃると思います。この場合でも自分専用でしたらいいですが、奥さんやお子さんが共用で使うのでしたら、最後の後始末をしっかりやることをおすすめします。(このことは、次ぐの章に載せるつもりです。)


その2.家庭のパソコン
 我が家のパソコンはリビング(LDK)に設置してあり、以前までは私専用で使っていましたが、最近では家内も使いますし子供たちまで使うようになり、夜は1つの席をまさに取り合いになることもあります。まあ、私はメールチェックなどが主なことですので使う時間は長くても30分から1時間程ですが、子供たちはチャットをやっているので、ほっておけば何時間でも座っています。
 我が家のルールとして、人がメールやチャット、インターネットをやっている場合、その他の人は画面に近づかないことになっています。つまり、一応お互いのプライバシーは守られています。これは子供たちが自分の携帯のメールなどを他人に見られるのがいやなので、それに関連してパソコンも他人が使っているときには近づかなくなりました。おかげで夕食のあと、私は平気で「煩悩の夕暮れ」のメールマガジンを気兼ねなく読むことができます。これは文字だけなので、ちらっと見られても問題はありません。
 しかし、「外道の細道」のホームページはさすがに写真がのっていますので、遠くからでもHサイトを見ているのがわかってしまうので、大ぴらに開けません。みんなが部屋からいなくなった時か、夜中しかだめです。
 また前の章でも書きましたが、インターネットで変な所を検索すると、その後に家族の誰かが使うことがあるので、履歴削除を毎回しなければなりませんし、増しては「お気に入り」に入れておくこともできないので、結構面倒です。
 そこでこの度一大決心をして、自分専用にパソコンを1台購入しました。職場にはありますし、家庭にもあるのでわざわざ買う必要はありませんでしたが、「外道の細道」をいつでも気兼ねなく見るには、これしかなかったのです。
 ところが我が家のパソコンが置いてあるリビングは2階で、私の部屋は3階なので直接インターネットがつながらず使えません。そこで職場のパソコンに詳しい方にアドバイスをしてもらって、家庭の中を無線LANが使えるように、ルーターなどを買い換えました。今までパソコンは本当に興味がなく、関心も高くなかったのでどうすればいいのかはほとんど他人任せでした。ところが最近は「このままでは自分が見たいところが好きに見ることができない。」と思い、必死で勉強しました。どうにかマニュアルを読んで、接続ができるようになりましたが、最初はメールがうまく設定できずに苦労もありました。
 そんな理由もありまして、最近自由にパソコンが使えるようになり、ここのサイトへのアクセスと投稿の回数も増えてきたわけです。言うなれば「外道の細道専用パソコン」というものを本体と周辺機器を合わせて20数万円もかけて用意しました。これは、私なりの「資料収集の努力」です。
 このごろは帰宅しても食事の時、呼ばれるまで部屋にこもっていますし、晩酌もやめた(4章に理由を書きました。)ので、夕食を食べるのも早くなり食べ終わるとすぐに自分の部屋に戻ってしまうので、家族からは何となく変に思われ始めました。ただでさえ、2ヶ月に1度くらいの割合でBKK旅行をしているのですから。
 我が家ではありませんが、私と同じような環境で外道遊びをしていらっしゃる方がいます。その方のお嬢さんは高校生ぐらいの年頃ですが、父親がしょっちゅう海外で外道遊びをしていることを知ってしまい、ショックでグレてしまい何度か家出を繰り返し最後にはあまり家に寄りつかなくなってしまったそうです。
 私もそうなるとも限らないので、その辺は十分に注意をしています。皆さんもきっとそれぞれの会社や家庭におかれまして、いろいろな苦労や努力があると思います。やはり外道を目指す者は、この苦労や努力があってこそ性交(成功)という二文字へとつながるのだと思います。がんばりましょう。



第8章 初めて行く努力
その1. お風呂屋へ行く

 「外道の努力」を書き始めて今回で16回目となりました。私としましてはもうできる限りの努力を毎日行っていますので、これ以上特に付け加えることや皆さんにお知らせすることもなくなってきました。そこで、「今度新しく外道に加わろう。」とか「外道遊びがしてみたいなあ。」などと思っている外道平民のみなさんが、「もしBKKのお風呂屋さんに初めて行くとなったら、こんなことが不安だろうなあ。」と考えその辺のことを少しアドバイスさせていただきます。従いまして、何度か現地に行かれているベテランの方からすると、「何だ、ばかばかしい。」と思われるかもしれませんし、「そんなことはないぞ。」と思われる方もいらっしゃると思いますが、どうぞご勘弁ください。
 あなたはまず、BKK(バンコック)市内のホテルにチェックインしていると仮定しましょう。まあ、最近はいきなりナナホテルに泊まる方もいらっしゃるようですが、私の場合最初はパッケージツアーだったので(一般の中、高級ホテル)、今回はそう考えてください。そこで、どこ関係に行きたいかです。軽く2時間ほど本格的タイマッサージへ行くのか、少し怪しいマッサージに行くのか、ゴーゴーバーでビールを飲みながら踊りを見たり、女の子と会話をしたりするのか、コストパフォーマンスのいいお風呂屋へ行くのかなどです。まあ、今回は仮にお風呂屋さんとしましょう。 
次に、時間帯ですが最近は12時からオープンしている店が規制でだめになってしまったので、夕方の6時以降のオープンになっています。(店によって多少違いますが)そうしますとその6時頃の時間は、多分多くのお客さんが来て、電気がついたとたんにいい子は指名が入ってしまいます。ですから30分か1時間前の5時頃に入りましょう。そして中では食事でもして、待っていてもいいと思います。きっと初めての方でしたら、何をたのんでいいかわからないので、カオパット(焼き飯)とビールまたはコーラあたりが無難ではないでしょうか。
 飲み食いしている間に、ちらほらと女の子も出勤してきます。前方の金魚鉢(ひな壇)は多分6時まで照明がつきませんが、飲みながら待っているあなたなら、もう目は慣れていますので、多少薄暗くても女の子の顔や体つきと番号は見えると思います。(入ってきたばかりでは無理です。)いい子がいたらしっかりと番号を頭に入れておきましょう。そして、近くにいる係員(ウエイトレスではなく、背広を着ている従業員)これをコンシアといいますが、彼にこの店のシステムと値段を聞いてみましょう。英語は通じますし、中には日本語もしゃべれる人もいます。まあ、初めてですので値段の確認ぐらいでしょう。 それができたら先ほど目をつけていた子の番号をコンシアに告げ、50Bから100Bくらいをつかませて、簡単な予約を入れておけばもう大丈夫です。店によっては、個別の部屋へ行く前にそこのレストランで一緒に飲み食いすることもできますが、まあ初回ということでしたら飲みかけでも時間になったら、すぐに部屋へ案内されるのがいいでしょう。
 いよいよ開店になり金魚鉢にもライトがつきます。それと同時に多くの客は中の女の子をくまなく見回しているでしょう。もうすでに女の子をコンシアに予約しているあなたは、安心して待っていられます。そこに女の子が出てきます。あなたに対して笑顔でワイ(手を合わせる)をして、「サワディー、カー」などと挨拶をしてくれます。周りにいる日本人から「しまった!あの子先に指名されちゃったよ。」などという声が聞こえるでしょうが、そこは平静を装って彼女に軽く会釈して笑顔のプレゼントを返してあげてください。 会計は店によって違いますが、最初にカウンターのところで支払いをするところが多いです。(飲食した分は席を立つ前に、ウエイトレスを呼んで会計を済ませましょう。)
 エレベーターのドアが閉まると同時に彼女はあなたの腕にしがみついてきます。二人だけの世界ですが、そこであせってはいけません。あくまでも紳士であるかのように装っていてください。何しろ時間はたっぷり2時間もあるのですから。
 部屋に入るとおばさんが彼女の商売道具(お風呂セット)を持ってきますので、中へ入ってもまだ安心しないでください。おばさんが出て行きました。「さあ、行くぞ!」と思うかも知れませんが、次にドリンクの注文に女の子が来ます。自分は下で飲んでいたので飲みたくなくても、彼女に「何か飲む?」と聞いてあげましょう。そしてドリンクが届いたら、10か20Bのチップを加えて支払いをしてあげましょう。そのことが指名した彼女の印象(つまりサービス)を良くすることになるようです。でも、おつりがある場合はまた戻って来ますので、そこまではソファーでゆっくり待つのです。
 やっと二人だけの時間になりました。意外とバスタブが大きいので、お湯がたまるまで時間がかかります。ここがあなたの個性(つまり日ごろの努力)を発揮する時間です。多分彼女は英語かタイ語、まれに日本語で話しかけてきます。「ここは初めて?」「BKKへは仕事なの?」「何日いるの?」「名前は?」などほとんど決まった質問です。言葉が心配な方は、「指差し会話帳」でも使ってコミュニケーションを取りましょう。
 そこから先は、ご自分で考えてください。息子の元気が良くて、彼女といいコミュニケーションが、うまく取れれば2回戦、3回戦もOKです。
 さあ、室内の電話が鳴って時間終了となりました。お互いに洋服を着替え部屋を出ますがその時、彼女へのチップをさりげなくあげるとかっこいいです。まあ、値段はこのサイトでも有名なDr.フェラあり氏が提唱されているように、200Bにしてください。(これを200B同盟といいます)また、これは私のやり方ですがテーブルへ20B札を1枚置いてあげるといいです。これは彼女がこの部屋を掃除するおばさんにあげるもので、私たちがホテルのベッドチップを置くのと同じです。(彼女がすでに置いていることもあるので、それは先に出してあげましょう。)これで、あなたの心象はぐっとアップします。次回もきっといいサービスが受けられるでしょう。
いかがでしたか?もう気分はすっかりタイのお風呂屋さんの常連でしょう。ただし、行く前にしっかりとタイ語での、お決まりの挨拶の返事ができるように努力しておいてください。これが外道を目指す人のいわばマナーであり常識とも言えるでしょう。


その2. マッサージへ行く
 タイに行ってタイ式マッサージを受けないのは、ハワイに行って美しいビーチを見ないようなものです。初めて行った皆さんでも、タクシーやトゥクトゥクの運転手などに多分声を掛けられますよね。でも、彼らが言う「マッサー。」というのはタイ式ではなく、お風呂屋。つまり日本式ソープランドのことです。ですからタイ式の本格的なマッサージに行きたかったら、しっかり「タイトラディッショナルマッサージ。」と言わないとだめかもしれません。
 伝統的なマッサージはワット・ポーというお寺でしっかり修行を積んで初めてできるものです。でも、どうせマッサージをしてもらうなら、目の悪い年寄りの按摩さんにやってもらうより、若いきれいな女の子にしてもらった方が何倍いいかわかりませんね。若いから、下手くそだということは、一概にはいえません。
 また、日本の温泉などでマッサージを頼むと、1時間(45~50分)で5000円ぐらいはかかるのではないでしょうか。しかしここ、微笑みの国では、相場は1時間200B(600円以下)程度です。それを考えてもコストパフォーマンスがいいことはおわかりでしょう。
 ただ、後半はかなり内容がきつくなってきて、腰に持病(腰痛)などをお持ちの方は、逆に悪化することも考えられるので、御注意ください。(まあ、断ればいいのですが。)
 私の個人的なお勧めは、ラッチャダー・ピーセック通りにある中華レストラン、ソンブーンの近くにある数店です。北側からコパ・カバーナ、VIP,梅花(メイホワ)、ハッタ・ウエート、ナタリー(右側は例のお風呂屋で、現在は古式はやっていないかも)、サブウェイ、サブウェイ2,ナディア、などです。
 お風呂屋さんと同じように中に入るとひな壇があるので、その中の子を自分で選んでください。例えば梅花では少し値上がりしましたが、2時間でも260B程です。支払いは前でも後でもいいです。選んだ子といっしょに部屋に行きます。たいてい一人部屋に案内され、マッサージ用の服に着替えます。(オイルマッサージの場合は、値段が1.5倍から2倍でシャワーで最後に流します。ですから服は着ないこともあります。)部屋で待っていると、たらいにお湯を入れて持ってきて、あなたの汚い足をきれいに洗ってくれます。
 ここでもお風呂屋さんのように、ドリンクを注文に来ますので、いらない人は適当に断るか、彼女にオレンジジュース(ナム・ソム)でもたのんであげましょう。この時、ウエートレスに生意気にチップを要求されるのが、私としては少しくやしいですね。
 さあ、そこから2時間のコースが始まります。私などは、もう足を洗ってもらっている間、上から彼女の胸元の割れ目や、下着がちらっと見えるだけで興奮してしまいますが、ここはあくまでも古式マッサージを受けに来ているので、それを念頭においてください。 若い子はあんまり英語はしゃべれないようなので、簡単な会話を楽しみたい方は、「指さし会話帳」を持って行くといいでしょう。そうでない方は、ゆっくりテレビでも見ていてもいいですし、眠っても良いですが彼女の仕事を見ているのが私は一番好きです。
 目が合うと笑顔で返してくれる子は、性格も良い子だと思います。両足が終わると、時間は30分ぐらい経っています。今度は彼女があなたの横に来て、左右の腕のマッサージに変わります。少したったところで、彼女の手や腕に軽くタッチしてみてください。特にいやな顔もせず、笑っていたら、「きれいだね。」と言いながらさわってみましょう。「キレイ」はタイ語で「醜い」という意味なのでどんな反応をするか、おもしろいですよ。そこで、コミュニケーションが取れるかもしれません。
 さわっている手を、手から肩、髪、首、胸などへ伸ばしてみましょう。もちろん、彼女の反応を見ながらです。全く拒否しないのも変ですが、押したり引いたりしながらその気になることが多いです。
 そこから先は、あなたの手にかかっています。彼女を脱がせておさわりでもいいですし、手でコイてもらってもいいですし、口でしゃぶってもらってもいいですし、もちろん本番に突入しても大丈夫です。多分彼女がその気になったら、ドアの小さな窓のところに服を掛けて見えなくしたり、ロックをかけたりしてくれます。
 あとはチップがいくらなのか、二人で(できれば事前に)決めてください。私は個人的には高くても、手は500、口は7~800、本番は1000~1200Bの範囲にしています。それ以上でしたら、別の店(お風呂屋など)の方がコストパフォーマンスに優れていると思います。
 1回本番まで行った子は、たのめば携帯電話の番号を教えてくれます。ですので次回は自分の部屋に呼んで個別のマッサージを頼めます。でも、タクシー代などが要求され、ショートでも1500Bくらいかかるでしょう。ただ、電話でそこまで伝えることはなかなか難しいので、最初に自分のホテル名と部屋番号をメモにして渡しておくといいでしょう。 そして、「あしたの12時に来てくれ。」と言えば通じると思います。約束時間の1時間前に確認の電話を入れれば確実です。
 性格の良い子でしたら、いっしょにデートもできるかもしれません。(親子とまちがわれないように。)
 さあ、あなたがどんな努力をしたら、古式(タイ式)マッサージの若いきれいな女の子と楽しい時間が過ごせるか分かってきましたか?では、今から、予習をしておいてください。きっと楽しい思い出ができますよ。


その3. ゴーゴーへ行く
 私がもしBKKで初めてゴーゴーバーへ行くとしたら、パッポン、ナナ、アソークの3カ所から選ぶと思います。だってそこの情報がたくさんここのサイトに載っているでしょう。それなら当然その中から選ぶと思うんですよ。
 まあこの3カ所、どこへ行ってもそれほど変わらないと思いますが、例えばアソークのゴーゴー街であるソイカウボーイ。ここには20~30軒の店があると思います。そこへ初めてあなたが行ったとします。このサイトでバッチリ下調べをして行っても、その店に情報通りの子がいる確率はとても低いです。ですのでまあ、普通に歩きながらどこにしようか見て回るでしょうが、初めて行った人が中をのぞいてすぐ次の店に行くのは結構難しいと思います。だって1度でも店をのぞけば、そこの子に両手を捕まれて中まで入れられてテーブルにつかせれてしまいます。
 また、遠慮していて客引きの子のお誘いに乗らないと、いつまでたっても店が決まりません。そこで私だったら一か八か客引きの子がかわいい店に入ります。1週目(行き)は通りの端から端まで、店の名前や客引きの子の様子を見て回ります。その時に2,3カ所めぼしい店(子)を見つけておき、2週目(帰り)はそこに行ってみます。できれば気に入った子に「一緒に座ってくれ。」と言いましょう。そうでないと、その子は単なる客引きだけで、中には別の子が控えている場合が多いのです。その場合あなたの期待は、大きく変わってしまいますよ。それがだめそうなら、すぐに2番目の店に行きましょう。何しろ店はたくさんあります。
 さあ、店が決まり席に着くとドリンクのオーダーが来ます。コーラでもビールでもかまいません。何か頼んでみましょう。ビールは地元のシンガやハイネケンなどどれも100B前後だと思います。どれも小瓶で冷えていますがぬるくならないように、ゴム製のカバーを付けてくれる店もあります。これを店によっては別名「コンドーム」と呼んでいました。しかしほとんどの店には「つまみ」らしいものはありません。置いていないようです。ですので、何かつまみながらでないとビールが進まない方は、自分の好きなつまみを持参してください。ここタイではどこの店でも(多分)持ち込みは自由なようです。 
 その時、気を付けなければならないのは、テーブルの上に大ぴらに出していると、ウェイトレスやダンサーがそれを見つけ、「1つちょうだい。」が始まります。一人二人ならいいのですが、これがハイエナやハゲタカのように集まってきますので、持ってきた物はあっという間に無くなってしまいます。
 まあ、ダンサーやウェイトレスにもてようと思って、逆につまみを振る舞うことをしている人もいます。私の知り合いでは、ケップ・ムー氏。彼は女の子が好きそうな「つまみ」を熟知していて、それも上手にバッグから小出しにして餌をまきます。それに乗って近づいて来た子をパクッとものにしてしまいます。薄暗い店の中でこれをやるので、別名「ちょうちんアンコウ作戦」と名付けました。
 では、どんなつまみが受けるのかというと、どこでも例外なく受ける物に「日本製の甘いチョコレート」があります。これはDr.フェラーリ氏に習ったことですが、高級ではなく安くて甘い物がここでは最高に受けるそうです。それも、板チョコではなく1つづつ袋に入った物なんかがいいようです。
 それとやはり日本製の「味つけ海苔」。これも受けます。まあ、タイにもサライという名前があるぐらいですから、無いわけではありませんが日本製はおいしいと評判です。わたしも1度缶入りの味海苔を持って行き、ちまちま食べているとそれが見つかり、ほんの3分で空っぽになった経験があります。ですのでバッグの中に入れておき、小さい袋1つづつ出して食べるのが良いでしょう。
 もう一つは「落花生」。決してピーナッツではありません。あの殻が付いたままの落花生がいいのです。パリッと割ってペロッと皮をむいて食べる。この手間がまたいいのです。もちろんタイでも売っているでしょうが、これもまた日本製の殻の大きめの物がいいんですよ。やはり現地にない物は驚かれますし、喜ばれます。持ってくるときに多少かさばりますが、現地での受けを考えれば、こんな努力当然ですよ。
 でもまだ、取って置きの物がありますが、これは私の企業秘密ですので書かないようにします。皆さんもいろいろ試してみてください。(逆に失敗した物もたくさんあります。)
 さあ、適当な子を見つけ横でお話を始めたとしましょう。その子が第一印象でいいと思ったら、ドリンクを1杯頼んであげましょう。これがその子を自分のテーブルに引き留めておく証(手付け金)となります。つまり女の子のドリンクがあれば、その客はその子と交渉する権利があるようなものです。その場合別の子は近づいてきません。その子が気に入らなければ、ドリンクは頼まないで黙っています。きっと別の子がやってきます。あるいは気に入ったダンサーがいたら目で合図するか、手招きすればきっと横に来てくれます。
 そしてまずは自己紹介です。名前や国、仕事か遊びか、どこのホテルに泊まっているのか、いつ来ていつ帰るのか、など(いわゆる5W1H)です。おそらく、この辺の会話(ほとんどの場合英語です)は、中学校の1、2年の授業でやったことがあると思いますので、ほとんどの方が返事に困ることは少ないと思います。ただ、向こうも同レベルの場合、お互いにちぐはぐすることもありますよ。でもその時は適当に笑いながらコミュニケーションを取りましょう。また、話してみてもあまり態度が良くなかったり、相性が悪そうでしたら、視線を別の子へ変えればそれほどしつこくは誘ってこないと思います。その場合ドリンクのグラスは下げてもらいましょう。その子との交渉決裂のサインで、別な子と新たな交渉開始の意味があります。それでもダメな場合には、店を変えることですね。
 さあ、ドリンクをおごったその子との会話も弾み、今夜の相手になってもらいたくなったら、「ペイバー」の話をしましょう。「ペイバー」とは女の子のその日の仕事をそこで辞めさせて、デートに連れて出る代わりに店に支払ういわばペナルティーのようなものです。プーケットのパトンビーチでは200Bなんて店もありますが、カウボーイあたりでは500Bぐらいが標準ではないでしょうか。(ナナは600Bもする店もあります。)
 でも、そこで安心してはなりません。その子との値段交渉が終わっていません。あなたが1回だけ楽しめば済むのであればショートタイム「チューンカオ」、長い時間一緒にいて何回か楽しみたいならロングタイム「カァーンクゥーン」を選びます。それぞれ1000Bから2500Bぐらいまでいろいろあるので、あとは彼女とお財布との相談です。
 規定の時間を楽しく過し、彼女が帰宅することになったら、約束のお金(チップ)を渡しそれプラスタクシー代として100~数百B渡すことになります。この辺は、あなたがどれぐらい満足したかによりますが、約束のお金の他に1000B以上のタクシー代を渡すのはちょっと考え物です。日本の物価で考えれば大した金額ではありませんが、先輩方が築いてきた相場・習慣というものがありますので、その辺はよく考えて渡された方が良いと思います。どうですか。これであなたが初めてBKKのゴーゴーへ行っても、決して戸惑うことなく堂々と楽しめるでしょう。また、「ちょうちんアンコウ作戦」も楽しいので、どんな餌に良く食いつくのか、試された方はぜひレポート(投稿)をお願いします。


その4.置屋へ行く

 現在BKK都内だけでなく、ほとんどの地方都市でも小さなゴーゴーやカラオケスナック、風呂屋、古式マッサージ、パブなどの風俗店は簡単に見つけることができると思います。だって、表向きの商売がそれで、堂々ときらびやかな看板を掲げてお客さんを呼べるわけですからね。(たまに呼び込みもいますね。)それでもってやっていることは、スケベな客にいろいろな方法を使って、女の子を紹介または斡旋するわけです。客もその中から良い子を選ぶ。疑似恋愛の斡旋場所、そういう所ですよね。

 でもこのシステムは、私は何となくつまらないんです。全部相手にお膳立てをされているでしょう。つまり与えられた場所(店)で自分の好みの子を見つけて、ある段階を踏んで交渉をして、気に入ればベットのある場所(ホテル)へ連れて行き、短時間あるいは一晩(数日)男女の営みをするわけです。でも、気が付いてみると彼女たちは私たちのお金だけが必要なんです。これは当たり前ですが、私はそこへ行く段階の一歩一歩のプロセスを大切にしたいのです。(ちょっと贅沢かもしれませんね。)

 同じ営みをするために、女の子の選び方はいろいろですが、私が思うには究極の女選びはやはり置屋へ行くことではないでしょうか。(私の個人的な趣味の問題かな?)要するに酒を飲んだり、歌を歌ったり、食事をしたり、おしゃべりをしたり、踊ったり、マッサージをしてもらったりすることは、全て次に行われることの前触れ(前戯)でしかないのです。その点置屋は違います。これからやる相手をほとんど無言で選ぶ場所なのです。ほとんどの場合彼女たちからは何のアピールもありません。逆に暗い落ち込んだ雰囲気を見て、「えっ!本当にこの子たちから一人選ぶの?」と考えてしまうこともあります。ここが置屋の一番難しいところでもあるんです。掃きだめの鶴を探すのです。恥ずかしがらずに真剣に選ぶんです。いやあ、どきどきしますねえ。
 また、さっきも書きましたが、置屋って正式な看板がないんですよね。(表向きカラオケで、実は置屋だったなんていう店はありますが、本来の店はないです。)それで、単なる3泊4日あたりで2,3度BKKへ遊びに来た(行った)旅行者にはおそらく(絶対)その場所は探せないですよね。だからこそ、そこを探すことに心がわくわくするんです。
 今でこそ「外道の細道」なる風俗情報があるので、「~の置屋では・・・」なんていう情報を見て、一人でまねをして行こうとする(無謀な)方もいるかもしれませんが、本来ここは地元のタイ人や長期滞在している人が女の子を買いに来る場所な訳で、ファランやコンジープンなどの一元さんは御法度な場所だったわけです。したがって飲んだり、食べたり、歌ったり、踊ったり、マッサージしたりする場所がない分、施設投資に金がかかっていないので、安いわけです。しかも現地人しか来ないので価格も現地人価格。つまり、安い!
 さあここで、本来の「初めて行く努力」になるわけですが、私の場合BKK都内は、このサイトで見たスティサンへ無謀にも行きました。当時ここでは大変楽しい経験ができたので、今でも良い思い出になっています。ただし、現在はほぼ壊滅状態です。(詳しくはスティサンの投稿を読んでください。)私の気持ちとしてはまた復活してほしいです。
 まあ地方都市の場合、これは情報が少なすぎるので、地元の人に聞くしかありません。その場合言葉がある程度通じて、そこの場所へ案内できるのはモトサイ、ソンテウ、トゥクトゥク(タクシー)、などの運転手しかいません。逆に彼らは観光客をホテルやゲストハウスへ紹介してバックマージンをもらっているわけです。ですから同じように置屋などの場所を案内してマージンをもらうのでしょう。そのマージンは店からもらう場合と、客から取る場合と、両方からいただくすごい輩もいるそうです。

 その彼らは、たいていの場合観光客(外人)を見つけると、「マッサー、マッサー。」とか「レディー?」と声をかけてきます。逆に言ってこない場合には、こちらから「ゴー・レディーハウス。」とか「パイ・ソーン。(置屋へ行け。)」などと言えば連れて行くと思います。その際、私はできるだけ明るい時間に連れて行ってもらいます。別に夜道が怖いわけではありませんが、初めての町で地理感(土地勘)がつかめていない場合には、その町の市内観光も兼ねて何軒か回らせます。そしてしっかりと頭の中に町の地図をたたきこんでおきます。
 置屋に着いたら取りあえず運転手に店の主人を紹介させ、いくらか交渉してもらいます。その時、座ってコーラやリポDなどを運転手におごってやるといいでしょう。私の場合この時は全くタイ語がわからない振りをして、二人の会話を聞いています。(ですから最初から運転手とはあまり会話をしませんし、しても英語にしておきます。)そうすれば細かな内容はわからなくても、金額「パンハー。(1500)」とか「ソンパン。(2000)」は必ずわかりますので、それもしっかり覚えておきます。
 そんなことを2,3軒やればこの町の相場が自然とわかってきます。まあ、この時自分の目指す子がいれば、名前を聞いておいたり、その場で交渉したりして連れ出すこともたまにはありますが、大体の場合私は下見で終わりにしています。あとは、目当ての店の周りにどんなランドマークがあるかも覚えておきます。わかりますよね、もちろん後で自分一人で来た場合の目印です。
 その後は運転手に何とか言い訳をして、ホテル(宿)まで帰らせて、この場合最初の交渉より多めにチップを渡して返します。自分は食事をして風呂に入り、日が暮れるのを待っています。そして目当ての置屋へ出発です。(この際、くれぐれも先ほどの運転手には会わないように注意をしてください。)別の運転手を捜し、先ほどメモしておいたランドマーク(例えば飲食店など)の名前を告げてそこまで行かせ、自分一人で行ってもいいですし、待たせておいて帰りも乗せてもらってもいいでしょう。このドキドキが私は好きでやっているのですが、まあお金がある日本人はこんなせこいことなどせず、1回でストレートに行くことをおすすめします。
 最後にシステムですが、ショートの場合置屋の女の子の部屋で、軽く済ませることができるところもあります。でも、せっかくの置屋開拓ですので、最低でも1日借り切ってください。(そこがほかの風俗と大きく違うところ)夕方から借りて、次の日のお昼までは大体大丈夫です。むしろ、暑苦しい置屋の部屋よりもエアコンのきいた涼しいホテルの方が居心地がいいわけですから、あまり帰りたがりません。そして長い時間があるのですから、焦らずにゆっくりと食事などをしながら彼女の身の上話を聞いてあげてください。基本はもちろんタイ語です。(英語はまずできない。)優しい言葉で、彼女の気持ちをリラックスさせてからの営みは、ただの客とのそれとはひと味もふた味も違うでしょう。できれば相手を上手に落としましょう。そうです、疑似恋愛。よくある「女郎は客に惚れたと言い、客はまた来ると言って帰る。」というお互いわかりきった嘘ですが、このゲーム感覚が楽しいです。
 私はこの流れが好きで置屋通いがやめられないのです。それも地方都市のまだ素人ぽい子を開拓するのです。これって究極の疑似恋愛じゃありませんか? 奥道

その4.置屋へ行く②
 どこの国でもそうだと思いますが、ここタイにおいても女の子と遊ぶコストパフォーマンスが一番良いのは置屋ではないでしょうか。一口に置屋と言ってもいろいろあると思います。またその店(?)のシステムが多少違いますが、その店の2階などへ上がってショートタイムですませる。あ、これが一番多いでしょうね。しかし、一般的に我々旅行者が安心してコトを行えないことが多いと思います。まず部屋が汚く不衛生、風呂やシャワーなどが無いことが多くあっても桶に貯めてある汚い水をかけるぐらい。タオルなんぞは何人もの人が使い、濡れたままのものを1枚渡される程度。床には使い終わったコンドームがたくさん散乱している。壁は薄くて穴だらけで、となりの声がつつぬけ。こんな状態ではいくら安くても決して、安心してコトを楽しめないでしょう。
 そこで、女の子を選んで連れ出すわけですが、値段交渉や次の日の何時までいいか、などという簡単なタイ語がしゃべれないと難しい場合があります。そこで一般的なのが仲介業者にそれを頼みます。仲介業者と言っても簡単な話その辺にいる、バイタクのオヤジがそれをやってくれるので、見つけるのは簡単でしょう。でも、彼の取り分があるのでその辺も考慮して交渉しないと、高い物になってしまいます。
 初めての町で、置屋へ行こうとしたら私は夕方の4時頃バイタクのオヤジと世間話をします。多分簡単な英語は通じます。その時置屋の相場を聞き出します。でも、2000とか2500とか高いことを言ってきたら、あまり乗り気で無い素振りを見せ、他の町では(例えばワンナイト1500Bだったよ。)と、言ってみます。そうすればそれぐらいの値段の店を知っている。と言ってくるのでそこで初めて交渉が始まるわけです。出発前にバイタクにいくら支払うのか一応決めていきますが、20~50以内の値段ならOKでしょう。どうせ彼らは300~500Bのバックマージンをもらっているのですから。
 1軒の店でざっと女の子を見て、たとえ良いと思った子がいても私も場合一応次の店に行きます。そこでも値段だけは聞いておきますが、あと、2~3カ所回り、好みの子を選びます。その辺の交渉はバイタク屋にやらせます。あとはホテルに連れてきてコトをするのですが、高級ホテルの場合ジョイナーフィーと言っていわゆる連れ込み料を取られます。ですから、そのようなホテルとわかっていたらチェックインの時最初からダブルの部屋を取った方が良いでしょう。タイの場合シングルでも、ツインでもダブルでもほとんど料金は同じです。「後で友達(奥さん)が来る。」と言っておけばいいでしょう。
 彼女と1回戦を終えた頃には、外の景色がうすく暗くなりかけているでしょう。そこで元気な方は何度でも励めるでしょうが、私は一緒に外へ出て食事をします。例えばチェンマイ(CNX)チェンライ(CEI)等の場合には、近くにナイトバザールがありますので、一緒にそこをぶらついてみましょう。気に入った食べ物や屋台があれば立ち食いもいいですし、疲れたらテーブルに座ってビールとつまみを頼んでのんびりしましょう。生バンドの演奏や、民族衣装を身にまとった踊りなども見られるでしょう。
 以前辺りを見回すと、私たちのような年も国籍もちがうカップルの姿を、何組も見ました。その頃私はタイ語が全くだめだったので、いろいろコミュニケーションを取ろうと頑張りましたが、結局何の会話もなく黙ったままの時間が長く過ぎていきました。
 そんなわけで最近は元の私のようなカップルを見ると、ニヤッとしてしまいます。と言うわけで、1,2時間ビールを飲みながら彼女の食べたい物を食べさせて部屋へ戻ればまた力が出てくると思います。ただ、2回目は始める前に一緒にお風呂に入り、体のコミュニケーションを密にしておくとベッドに入ってから1回目以上に親密になれます。
 2回戦終了後は彼女にも少しの休憩を与えてあげましょう。たぶんあなたもお疲れでしょうから、数時間睡眠を取りましょう。一応貴重品はしっかり確認して、ベッドで抱き合って寝ます。おそらく朝方、となりに若くてかわいい子が寝ていれば、あなたの息子はすぐに反応するはずです。
 私は個人的に、この朝の1回が好きです。これが好きなのでショートではなくカンクーンを選ぶのかもしれません。みなさんはどうでしょうか?


第9章 いろいろな努力
その1.HNをつける
 私がこのサイトに投稿を始めてから、かれこれ3年になると思います。投稿するときに最初に考えたことはHN(ハンドル・ネーム)を何にするかです。タイ語が少しわかっていればタイ語での洒落や隠語、業界用語などを使えば、わかる人や知っている人には受けたかもしれませんが、その時はそこまでの知識などありませんでした。

 「ではどうしよう?」と考えたのが、このサイトの題名「外道」「細道」や、主催している「外道 紘」氏の名前をもじってはどうかということでした。私は「外道 紘」とは「外の道を広めるような意味」ととらえ解釈しました。そこで私はその道よりさらに遠回りして「奥の道を進んでいく」という意味で「奥道 進」にしました。どうせなら楽しいハンドル・ネームがいいですよね。(と言っても考えた割には楽しくないですけど)でも、何人の人がそこまで考えてくれているかは疑問ですが、まあ、これは自己満足といってもいいでしょう。その他のハンドル・ネームでこのサイトに登場する人の名前の由来をお知らせしましょう。まあ、直接お会いして話をしたかたは数人しかいませんので、その限られた方の中から、第一番は何と言ってもこのサイトの名医(迷医?)で有名な「Dr.フェラあり」氏です。この方の以前のハンドル・ネームは今とは全く違っていて、彼の趣味であるブリティッシュロック関係から由来した名前をつけていました。過去の投稿(連載)のところ(特に「外道を生きる」の書き出し)を読まれた方はもう知っている名前だと思いますが、そのひとつが「YESはBILL」。もう一つは「ダメダメALAN」です。この二つは関連していて、最初のYESというのはもちろんイギリスの有名なロックグループだった、「イエス」のことですがビルと、アランはどちらもこのグループのドラマーの名前です。
 ここに、Dr.からのメールを貼り付けます。「ただ一つ残念だったことは73年の来日直前にドラムが天才BILL BRUFFORDからPLASTIC ONO
 BANDのALAN WHITEに代ってしまっていたことです。やはり「YESはBILL」(「タイ人クラブ20年史」のハンドルネーム)なのですよ、「ダメダメALAN」(「メーコック」のハンドルネーム)なのですよ。この二つのハンドルネームを使いわけていれば、いつかはわかる人はわかるな、と思っていたらいつのまにか紘さんに【Dr.フェラあり】に変えさせられてしまった。」というわけで、今のハンドルネームは紘さんが勝手につけたそうです。勝手とは言っても、どんな場合にも必ず生でフェラチオをさせることが好きなDr.だから「Dr.フェラあり」わかりますよね。決してフェラーリではないところが味噌。まあ、さっきのロックの話を知っているのは、よっぽどの年齢の人でよっぽどのオタクだった人だけでしょう。でも、そこにこだわったのがDr.だったのです。 またそれに関連して、今まで連載されていた「メビウスの輪」の各章の名前が、ローリング・ストーンズの曲名がサブタイトルとなっていることなどを見ていただいても、おわかりでしょう。
 第二番目は「ケップ・ムー」さんです。これはご存じの方も多いと思いますがタイ東北部の伝統的な料理である、「ケップ・ムー」そのものです。ケップ・ムー。 正確には「ケェープ・ムゥー」かなぁ。意味は良く分からないのですが、 チェンマイでカン・トーク・ディナーをいただいた時に出てきた「豚の脂を揚げたもの」の名前です。 ナムプリックを付けて食べます。 これをカリカリやりながら、ビールを呑むと、永遠に呑めちゃいます。彼はタイの料理のうまさに魅せられて、この国の虜になったそうで、決して女の子が動機ではないと言っていました。ただ、それは単なるきっかけであって、今では堂々たる外道の王道を進んでいる第一人者であることは、一部では有名であります。(楽屋落ち)彼の流儀は、「俺をお前の田舎へ連れて行け!」です。(この作戦がうまくいったかどうかは・・・・?)
 彼に聴けばBKK都内での、おいしい食べ物屋の情報はたくさん教えてくれます。まあ、食べ歩きが趣味なだけに、実にいろいろなジャンルに詳しいのですが、彼のノートをちらっと見れば、1週間のグルメコース(2流かな)がすぐにできます。最近では彼なりの感性で、店の雰囲気や客層、ついでに来店する女の子の質までメモをしているようです。興味がある方はぜひ彼に声をかけてみてください。
 第三番目というか第四番目なのかわかりませんが、「座頭市兄弟」。彼らは兄弟でありながら、大変仲の良い友達みたいな関係で、初めて会ったときにとても良い印象を受けました。また、彼らのお父さんがその上を行く遊び人のようで、とても信頼関係のできた家族です。ですのでハンドルネームの由来はわかっていますが、あまり余計なことを書くと次回クラブ「ペガサス」へ連れて行ってもらえなくなるので、やめておきます。(でも書きたかったなあ。)
 過去の投稿を見ると、おもしろいHNがたくさん出てきます。シカゴの「ヒー」さん、「金玉中年」さん、それぞれ個性があって楽しいです。
 と言うわけで、何年もの長い間現地の正確な情報をきちんとリポートして、それにその方の感想やトピックなどを加えた(いわゆる士族の方の)投稿を続けるのは結構な努力と言えるでしょう。今まで投稿されずにこのサイトを読むだけだった、いわゆる平民と言われている皆さんも、これを機会に楽しいHNを工夫してつけて、有意義な情報をたくさん送ってあげてください。それが次の外道士族の糧となり力となるのです。


その2.種まきから収穫
 私がタイに行くのは最近は年に6,7回です。常に女の子との出会いを求めて行くわけですが、今回はその話を植物や作物の生産や成長・収穫にたとえて書きたいと思います。
 6,7回というと、単純計算してみると2ヶ月に1回ぐらいの割合で遊びに行くことになるわけですが、行ったらまずいい土や畑のゴーゴーやバービア、カラオケスナックなどに行くことにします。悪い土ではいい作物はできません。畑の場所にも関係があります。せっかくいい土の畑でも、自分が収穫する小屋(ホテル)がそこからあまりにも遠いいと、採った作物が新鮮でなくなりしなびてしまいます。相手も遠くのホテルはいやがることが多いです。
 そこそこいい畑を見つけたら、種まきの開始です。前回行ったときに種をまいておいても、今回また行ってそこにいる確率は、私の場合半分くらいに感じます。だれかに先にオフされていることもありますが、辞めてしまったり、都合で店を代わってしまったりする子が、かなりいるように思います。前回仲良くなり、またいたらオキニにしようかと考えていても、連絡が取れなくなっているわけです。(こんな事は何度もありますね。)
 そこで最初に私は1回の訪タイで、新しい出会いの子を3人以上見つけて種を蒔いてきています。つまり新人開拓(開墾)にいろいろな店を回り、電話番号を聞いておくのです。できれば写真の1枚か2枚を撮らせてもらっておくと、次回行ったときの話題としていいきっかけになります。また、日本に帰ってからも最低でも、10日に1回くらいは電話をしておきます。これを水やりと言いますが、これは最近は遠隔操作でできるので、かなり楽になりましたね。ただ、長い時間かけるのは電話代がかさむので、自分を忘れさせないために適当にアピールする程度でいいでしょう。また間違っても次回行く日程なんかは言わないようにしましょう。下手に言ってしまうと、空港にオキニを待たせているのに、会った瞬間に携帯が鳴り響きます。つながると言うことは、タイにいるということがわかってしまったわけで、それも連続で何回もかけてきます。むこうもせっかくの金づるを逃がしたくないですからね。でもこれではせっかくのオキニにも逃げられてしまいますよ。(私とケップさんの失敗談)
 次に私はリピーターとして、前回開墾した店の子へ現地から電話をしたり店に顔を出したりして、コンタクトを取ります。でも3人の中でリピーターとしてまた会えるのは1人がいいところでしょう。(先ほどの理由で)あるいは連絡が取れて、せっかく約束をしてもすっぽかされることも多々あり、がっかりすることもあります。
 そして前々回以上前に会っていて、何度か行くたびに会っている子(まあ、ここまでくればオキニと呼べるのでしょうが)と会う。これも重要な役目です。言い換えれば熟した作物を収穫するわけです。そして、次の作物収穫のために少しの肥料を蒔くのです。このさじ加減が重要です。あまりにも少ないと次回いい実ができませんし、多すぎてもむだにばらまいて最後には熟しすぎて木から落ちてしまいます。彼女たちの性格はみなさんがよく知っているように、貯金などと言うことは知らないようで、あればあるだけ使ってしまいます。中には新しい携帯に買い換えるとか、形が残る物にする子もいますが、全体的に見ればまだ少ないでしょう。
 さてオキニの女の子と、今までの経験上本当に気持ちが通じ合い、わかり合ってSEXも相性(具合)がいいと思い、自分のオキニからピーセッーク(特別な子)として定着しかけた頃、往々にして女の子のエゴやわがまま、独占欲が出てくるものなのです。そうなってくると、私にお金を今まで以上に要求したり、自分の都合ばかり言ってきたり、時間や約束を守らなくなったり、私が新しい畑に種まきや水やりに行くことをじゃましたり・・・となってきてしまいます。
 まあ、一時的にわがままになることは考えられますので、私としても品種改良をして、同じ子でもよりうまくつき合えるように努力はしますが、それも使えなくなってくると、そろそろ彼女とのつき合いも、「冬が近づいた」と悟るわけです。
 そしてまたまた、畑に水をまきに回るのですが、これもあまり同じ地域や店ばかり行っていると、私が来たことは不思議と直ぐにそのあたりの地域に伝わります。適当なところで辞めておかないと、昔の彼女と今つきあっている子とが鉢合わせになることもあります。まあこれを専門用語で「連作障害」といいまして、同じ所で同じ事ばかりしていては、良くないことが起こるという戒めなんです。ですので、お百姓さんも1年ごとに一つの土地に、イモを植えたり、トウモロコシを植えたり、野菜を植えたりして、土地を上手に耕しているのです。(詳しくは「外道農業」を連載しているDr.に聞くといいでしょう。)
 いかがでしたか?皆さんも、このような日々の努力をして、私のように短期間しかいられない旅行者でも、BKKの夜を十分にエンジョイしてください。(きっと現地駐在の人は別の努力がいるでしょうけどね。)


その3.保険をかける
 外道の皆様は最低でも年に2~3回、多い方は10回位海外旅行(特にBKK)に行かれているのではないかと思います。その時「私は一切保険には入らないよ。」という方は少ないのではないでしょうか。ですからほとんどの方は何らかの形で、海外旅行保険に入る(入っている)と思います。1回ずつの掛け捨て型や、年間契約などのほか、クレジットカードのゴールドカードを持っていると、保険料の免除なんていうのもあるそうですね。
 私は年に数回BKKへ行きますが、今まで幸い荷物の盗難や破損、現地で重い病気や怪我をして病院にかかったことなどもありません。でももしそんな時、保険に入っていなかったら・・・!と、考えただけでもゾッとします。
 前置きはこの辺にしまして、前回のBKKでの旅行で、次回女の子と遊ぶ計画や約束をして帰ってきたとします。そして今回晴れて楽しみにしていたBKKへ行ったとします。深夜到着便で空港の到着ロビーを出て、待ち合わせの女の子を捜したが来ていない。会えない!仕方がなく公衆電話を探して連絡しようとしても、5B・10Bのコインがないので使えない。急いでテレホンカードを買ったが、これも会社が違うのかかけられない。これは以前の私の本当の経験で、その後仕方がなく近くにいたタイの女の子に50Bを渡し、何とか頼んで携帯を貸してもらって連絡をとったこともあります。
 しかしこんな事をしていると、小一時間はたってしまい、それからあわててナナやタニヤなどの店に行っても、もうすでに閉店時間になっていて訪泰初日の夜は、一人で寝なければならなくなってしまいます。
 そんなことにならないように、海外旅行保険のつもりで女の子にも必ず保険をかけることをお勧めします。これはとても大切なことで、せっかく現地に行っても相手の都合などですっぽかされないように、必ず入ってください。どんな保険がいいかというと、それはタイ国内で使える携帯電話を持つことです。日本の携帯がそのまま(少しの手続きで)使えるタイプもありますが、私は現地の物を買う方がいいと思います。日本のでは通話料(かけても、受けてもかかる)が高いですし、第一日本で仕事中にタイから電話が直接かかってきても困ります。現地のでしたら、居るときしか使えない(使わない)ので便利です。また、プリペイド式がほとんどなので、一度本体を買って200~300B分のカードをチャージすれば、たぶん三ヵ月か半年ぐらいはつながるはずです。(詳しくは会社により違うので調べてみてください。)
 実は私もこの1年ぐらい前にやっと買ったのですが、女の子との連絡が主な使い道なので、最新式のカメラ付き携帯の新品などは全くいりません。(写真を撮るなら日本の携帯も持って行くので、それで十分通用します。)MBK(マーブンクロン)の3,4階などへ行けば、中古の安い物は2000B以内で買うことができます。本体、スターターキット、(SIMカード)、プリペイドカード200B分(リフィルカードとも言う)のセットを全部を含めてです。
 現地の子に言わせると、SIMカードは「1.2.コール」がタクシン首相の会社なので、何かとつながりやすく(品質がよく)ていいと言っていました。みなさんもぜひ、これを使って、次回のデートの約束をしてください。つまり、BKKに行って初日に女の子と必ず会える保険は、現地で使える携帯電話を手に入れることなのです。
 ただここで、保険は1度かければ安心というわけではありません。相手によっては体のいい言い訳をされて、すっぽかされることも多々あります。ですから私は行く前日にオキニの女の子に日本から国際電話をして、「明日の何時に空港のどこどこまで迎えに来い。」と伝えます。もう一カ所別のゴーゴーかカラオケの女の子にも電話をしておき、明日か明後日の夜必ず行くから予定を空けておくように伝えます。これが二重にかけた保険です。(ただし、行けないときには後でおみやげを持っていくとか、内緒で電話をして断るとかのフォローもしてください。)
 さらに私はスティサンの場末に、外の電気(ネオン)は消えていますが、夜中の2時まで営業しているスナックやカラオケ店を数店開発してあるので、二重の保険がもしきかなくても、そこでどうにかなります。(そこもダメな場合最悪ソイ6の置屋もあります。)
 ということで、私は最近BKKを訪れて最初の夜を独り寝することは一度もありません。これは何と言っても、保険のおかげです。ついでに本当の海外旅行保険にもしっかり入っておきましょう。外道の皆さんは「死して屍拾う者なし。」と言われますが、「死して保険金受け取る者あり。」ですので。


その4.仲間を作る
 外道の皆様は各自、自宅や職場のインターネットを使って、このサイトやメルマガを覗いていることと思います。中には昼休みに職場のインターネットで、このサイトを開き、多くの人で見てワイワイやっているなんていう楽しい職場もあるのでしょうが、まあそれは少数でしょう。
 ということは、ほとんどの人はこんないやらしいサイトを覗いていることは、他人にわからないようにして、普段の生活をされていらっしゃる方が多いと思います。おそらくタイ(BKK)へ遊びに行く時も周りには一言も言わず、一人密かに空港へ向かい、G-ダイアリーやいろいろなサイトから拾い集めた情報を元に、「今回はここを開拓するぞ!」と、心に決めて出発されるのではないでしょうか。
 でもいざ目的の場所あたりへ行ったものの、店の場所がわからなかったり、店のシステムがわからなかったり、一人では何かと不安があるものです。タイ語や英語が十分堪能な方なら、自分で聞いて、何とかできるかもしれませんが、年に1,2回の海外旅行の経験しかない方にとってはそれも難しいでしょう。
 そんな時、近くにいる日本人(と思われる人)と平気で会話ができる陽気な方は、「○○という店に行きたいんだけど、どこだか御存知ですか?」とか「あの店、連れ出しまでだいたいいくらかかるか知っていますか。」なんて聞けますが、私のように気の弱い者は、「もしかして、韓国か中国人かもしれない。」と考えてしまい、なかなか声をかけられないでしょう。
 そこで、2003年の夏に私が「読者の声」の欄にこんな投稿をしました。
 
 私はBKKのお風呂屋さんや、マッサージ店の待合い場所などで、よく日本のお客さんと会います。私は一人で行くことが多いので、友達としゃべったりしませんから、あちらからはどこの国の人かはすぐには分からないと思います。(じっくり顔を見れば分かるでしょうが)黙って会話を聞いていると、「どうも外道のサイトを見て来ているんじゃないかな?」と、思える会話が時々聞こえてきます。そんな時、「ウッおぬし、仲間だな。」と思って顔を見ますが、あまりジロジロ見るのは失礼なのでできません。
 また、場合によっては向こうから「この店良く来ます?サービスのいい子知ってますか?」なんて聞いてくる方もいましたが、たいてい「私は初めてなのでよくわかりません。」と答えます。だって、相手がどれくらいのことを知っているのか分からないのに、自分の乏しい情報を知らせても、あまり価値がないかと考えてしまうからです。
 でもこのサイトの仲間であれば、外道の細道の情報を基準に、ある程度同じ土俵で会話ができるので、安心してしゃべれると思います。(値段のことや、サービス内容、紘さんの悪口など)
 そこで私が考えたことですが、我々外道(士族、平民を問わず)どうしのサインまたは、あいさつがわりの合図などがあったら楽しいし、気楽に声がかけられ仲良くなれるのではないでしょうか。聞いた話ではボーイスカウトの子供(大人も?)は、世界共通の合図(敬礼)があって、海外旅行中も気楽に意志の疎通や、情報交換がとれるそうです。ちなみに、警察官の敬礼は5本の指をそろえてやりますが、ボーイスカウトは親指と小指を折って、真ん中の3本の指でするそうです。
 そこで、「外道はどんなサイン(合図)にするか。」ですが、ボーイスカウトよりさらに2本両脇の指を減らして、中指1本の敬礼にしてはどうでしょうか。シンプルで簡単にできそうです。でも、額に指を付けている時はまだいいですが、はずして自分の目の前に持ってくると、どうも格好悪いですし増してはそこに、ファランなどが来ていてそれを見た時の反応は、考えただけでもゾッとします。(だれですか?パソコンの前でやっている人は)
 次に考えたサインは、少なくとも私たちはある共通の趣味を持った仲間と考えられます。そこで、最初に気がついた人が「外道の輪!」と言ったら、相手も「輪!」と言って頭の上で両手で輪を作ります。(昔やっていた、タモリのいいとも!みたいに。)うーん。これも違った場合ちとはずかしいし、もし二人が輪を作っても、ひな壇の女の子たちからの異様な目つきが今から想像でき、部屋に行ってからも紘さんみたいに変態扱いされ、普通のサービスを受けられないことは確実です。
 では、どうしたらいいでしょうか?そうだ、だいたい我々は1歩下がって自分の胸に手を当てて考えると、普段世間には言えない悪いことを数々やってきたものではないでしょうか。「世間の皆様ごめんなさい。」という意味を込めて、スッと右手を自分の心臓の辺りに持って行く。(間違っても近くにいる相手外道が選んだ姫の胸ではありませんよ。)「私は外道者でこうして反省しながらも、常に新しい子を観察に来ています。常日頃研究に精を出しているのです。あなたも仲間ですか?」という意味を込めて、自分のハートを押さえます。それを見た相手の外道も、「おっ、彼は外道のサインをしている。はい、私も外道の一員です。」という同じサインを送ります。その際、お互い目はあまり合わせずさりげなく行うと、いかにもスマートではないでしょうか?
 いやあ、スパイ映画の一場面みたいではないでしょうか。全く知らない人同士が、ある共通の趣味を持ち、海外のある店で偶然会った。ところがその人たちは共通のサインをすることにより、同じ仲間であることが一言もしゃべらずに通じ合える。すごいですねえ。(その後Dr.フェラあり氏からの提案で、手は親指を中指と人差し指の間にぶち込んでオマンコサインにした方がいい、と言われたので変更しました。)
 私は、早速明日からでもやってみようと思います。その時用に、普段の会社用のではなく、外道用の名刺など作っておいて、サッと渡せたらますますスマートでいいですね。あまり個人が特定できるのはお互いに良くないので、ハンドルネームと、フリーメールアドレスあたりを書いておくと、いいのではないでしょうか。それを見た姫たちは「わー、かっこいい。あの人たち日本のスター同士じゃないかしら。」なんて思われ、もてること確実です。
 さあ皆さんも私の読者の声に賛同してくださるようでしたら、ぜひ、オマンコサインを胸にあてて表現しましょう。きっと、外道の世界がもっと広がりますよ。
 と、まあこんな内容で書きました。昔からメルマガを読んでいらっしゃる方はすでに読まれたこともあると思いましたが、実はこれを書いた後、このサイトの紘さんは私のアイデアと盗んで、外道Tシャツなる物を発売しました。これこそ外道のサイン「仲間の印」ですね。発想3秒なんて書いてありますが、本当は私がアイデアを考えたんだから、発想は0秒じゃないの?私にアイデア料少し回してね。       
       奥道


第10章 「好かれる努力」その1.田舎はどこ?
 我々外道者でも、実は女の子には好かれたいですよね。(当たり前か。)そのために高い航空券を買ってわざわざBKKまで行くわけですからね。何も札びらを見せびらかして、「金の力があればどんな女でもついてくる。だから俺は別に女に好かれなくてもいい。」なんて言う人は少ないでしょう。そこで女の子に好かれるために、何か自分をアピールするわけです。その基本は何度も書きますが現地の言葉、つまり「タイ語」を覚えることでしょう。
 まあ、「指さし会話帳」などを使って簡単なコミュニケーションを取ろうとする努力を見せれば、初級者としては半分は成功です。例えばゴーゴーなどではお決まりの「お名前は?どこから来たの?いつBKKに着いたの?お仕事それともホリデー?いつまでいられるの?どこに泊まっているの?」これです。これを完璧に指を指しながら伝えれば、かなり好感度アップでしょう。心配はいりません。向こうは英語で聞いてきますから、それをタイ語の言葉に当てはめるのです。少しレベルが上がってきたら、向こうのタイ語での質問(さっきのやつ)も覚えて、タイ語で返事をしてあげましょう。そこまで行くと中級者の部類に入れるでしょうね。
 まあ、上級者を目指すのでしたら次は話題が必要になってきます。向こうは決まったことを話してくるでしょうけど、こっちもその子を落とそうと思ったら、その子のことを詳しく聞くと思います。日本でのナンパ経験が多い方は、それと同じ感覚ですよ。相手に好かれるために、相手の興味がありそうな話を途切れないようにつなげていくのです。所々に楽しいジョークやHな話も混ぜてね。そう、話題が途切れてしまうと、そこで女の子は席を立ってしまいます。席から離れないようにするには話題が豊富な方がいいのですよ。
 では、どんなことを話題にするかですが、私の場合彼女に出身地を聞きます。「きみの田舎はどこ?」すると結構嬉しそうに「○○から来たのよ。あなたそこ知っている?」なんて逆に聞かれます。有名な地名でしたら、私は何とかわかるので「うん、イサーンだよね。行ったことはないけど名前は知っているよ。」こんな会話になります。もし、全く知らない地名でも焦ることはありません。7つ道具の入っているリュックから、タイ国内の地図を出します。(蛇足ですがこれ、伊勢丹の中の紀伊国屋書店で何と99Bで買いました。安くていい本ですよ。赤い本でトートートーとシェルガソリンのマークが入っています。)暗い店では細かな字までは読みにくいですが、タイ語と英語の両方で表記してあるので、彼女たちに見せればいくら地図が読めないタイ人でも、自分の田舎ぐらいは探し出します。そして自慢げにそこを指さして教えてくれます。そうしたらそこの有名な食べ物や、有名な祭り・行事、観光地、特産品などを聞いてあげると喜びます。これで結構話がつながるでしょう。
 逆に知っている地名でしたら、「うん、近くに○○という有名なお寺があるんじゃない?」とか「そこの○○っていうお菓子が有名だよね。私はそれが好きなんだよ。」なんて言うとかなり好感度アップです。でもこれはもちろん別の子から以前に聞いた情報を、そのままメモをして覚えておき、次回のための「資料収集の努力」があっての技ですけどね。
 ただ、地名の中で結構似ている名前の場所もあります。また、一度聞いただけではまた忘れてしまうことも何度もあります。ですので聞いたら地図にペンでアンダーラインを引いて、その子の名前をカタカナで書いておきます。あるいは最低でもメモ帳に地名とその子の名前だけは書いていきます。そうすれば次回会ったときに、「どこどこ出身の○○ちゃん。」なんて呼べますよね。そんなわけで私の地図にはいっぱいアンダーラインがあり、名前もたくさん書いてあります。でも、逆に書いているところを見られると「今、何を書いたの?」「日本語で君の名前を書いたんだよ。」「じゃあ、これみんな女の子の名前なんじゃないの?」と嫉妬されてしまいますので、ご注意を。
 そのほかにもそこの都市出身の、有名人の名前なんかを言うと喜ばれます。でもこれはよっぽどタイについて詳しくないと、わからないでしょう。せいぜいヒットした曲の歌手とか、テレビの人気番組の司会者とか、俳優とかですね。これも仲良くなった彼女とベッドに入ってテレビを見ている時の、ベッドトークとして聞けば一つの話題(ネタ)になります。
 私はそんなふうにしていろいろな女の子から情報を得て、その情報をメモなどに残して日本に帰ります。そのあと資料の整理をしっかりして、タイ国内の地図を頭に入れてまた次回の旅行に備えるのです。いかがですか、これが私の「好かれる努力」の一つです。きっと参考になると思いますよ。                  
   奥道



その2.プアンを作る

 人それぞれタイでの外道旅行では考え方や生き方、行動のパターンが違うと思います。また、家庭環境もそれぞれ違ってきます。例えば日本に奥さんがいて、本当に遊びだけのために行く人。あるいは会社の出張のついでに少し夜遊び程度をする人。このパターンが一番多いのではないでしょうか。次に短期の出張ではなく、数ヶ月から数年現地での駐在員をされている人。この場合も独身者と妻帯者、単身と家族ごとではパターンがそれぞれ違ってきます。あとは、日本に奥さんがいて、もうその奥さんとの仲はどうでもいいから、新しい恋人(フェーン)を作ってもう一度楽しい人生をやり直したい。そんな人もいますね。さらに、日本の奥さんとは別れにくいので、取りあえずそのままにしておき、タイでミヤノイ(2号さん)を作りたい。(言わばDr.フェラあり氏みたいな人ですね。)こういう場合もありますね。最後に若くてハンサムでしかも精力抜群のあなた。そう、そう言う方はお金など使わなくてもいいので、MPの女の子の「ひも」になるのも良いと思います。まあ、これはちょっと極端なので別に考えるとして、一般的にはフェーンやミヤノイを作りたい人が多いと思います。
 では、どうやったらフェーン・ミヤノイなどを作れるのかです。先ずは女の子とお友達(プアン)になることが最初の1歩です。私の場合昼間から夕方は、もっぱら古式マッサージに足を運びます。それも料金が高くない店をねらいます。料金が安いと言うことは店から彼女たちへの支払いも少ないと言うことです。そうなれば彼女たちは正式なマッサージの収入だけでは当然生活が成り立ちません。必然的にアルバイト的な副収入が入る方法を考えるのです。考えると言っても知恵のない、しかもキー・キアット(怠け者)なタイ人です、楽をして短時間で稼ぐにはHが一番楽ですねえ。店で知り合ってすぐにそう言う関係になるのは比較的簡単ですが、まあここではお友達(プアン)程度になっておいておさわりごっこ程度ですませ、マッサージ代と同じくらいのチップを渡してきます。もちろん電話番号のやりとりは必須事項です。
 次にその子が何時に仕事が終わるのかを後から電話で確かめます。店で聞いておいてもいいのですが、これがまた電話をかける口実になるでしょ。もし、店が終わった後暇だったら食事でもどうかと誘ってみます。すぐにOKが出れば場所と時間を指定して、夜か夜中に会います。あまり良い返事がなかったり、予定が定かではない場合には、無理に引っ張るのはやめて、次の子に電話をします。(私の場合確率から行くと、3人にかければ大体1人はその日に会えます。)そのために昼間は古式を3軒はしごをする努力はいりますよ。また、女の子の電話を聞いたら1度は必ずその日のうちにかけておきます。そうでないと1日に何人もの客を相手にしている子もいますので、私のことを忘れられてしまうこともあります。ですので早めに第一印象をすり込んでおくことをお勧めします。
 おっと、そうそう忘れてはいけないことは、しっかりとメモを取ることです。テレビの刑事のような感じではなく、忘れないうちにさりげなくです。店の名前・女の子の名前・年齢・特徴・仕事時間・出身地(最初の話のきっかけで、私はよく聞きますが同じことをまた聞くのは失礼なので、できればメモをして覚えておきます。)・そして電話番号です。これって結構大事な努力でして、1日たった3軒でも3、4日行くと10人を超えてしまいます。そうなると私の頭の中ではかなり混乱してきてしまい、どの子がどの店だったのか、誰に電話をして1度断られたのかなどすっかり混乱してしまいます。そうなると向こうもあなたのことをすぐにジャオチュー(女たらし)だと見抜いてしまいますよ。
 また、メモのついでに結構良いのがデジカメで写真を撮ってやることです。インターネットに載せられることを心配して、撮らせない子もいますが、説明すればOKしてくれる子もいます。あるいは「次回来る時に大きく引き延ばしてきてあげる。」と約束しても良いと思います。そうして写真を残しておけば、自分としても記憶に残りますしあとで冷静になってからの品定めにも良いと思います。くれぐれも隠し撮りや、嘘をついてインターネットに載せるのはやめた方がいいでしょう。一応彼女たちにもプライバシーがありますし、中には家族や恋人に内緒で風俗の仕事をしている子もいるでしょう。まあ、ばれないでしょうがその辺は外道の心の中にも、一寸の優しさを持っていたいと思っています。このちょっとの優しさが、プアンを作る努力ですね。決してマッサージ店の従業員と客という関係だけでなく、これでプアンがどんどんできると思いませんか。 奥道


第10章 「好かれる努力」 その3.冷凍まぐろ

 よくこのサイトを眺めていると、楽しい投稿がたくさん載っています。みなさんの武勇伝をほほえましく読ませて頂いているわけです。でも、中にはせっかく努力をして連れ出しに成功して、ホテルなどで二人だけの時間を確保したにもかかわらず、彼女の反応がよくなくつまらない思いをした投稿もあります。悪い言い方をすれば、「冷凍まぐろにあたってしまい・・・ 。」といった感じの投稿です。
 でも、これって本当にその子が完全な冷凍まぐろ状態だったのでしょうか。まあ本人がそう書いているのですから、そうなんでしょうけど、実際にはこんなこともあるのではないでしょうか。部屋に入るといきなりとびつき、体をまさぐり始める。びっくりした彼女はバスタオルを持ってシャワー室へ。あるいは値段交渉が始まり、予想と違うことを言い出し不愉快な気持ちになってしまう。一緒にシャワーをしようと思ったら、彼女は恥ずかしいので中から鍵をかけて入れてくれない。多少彼氏は焦りと、その態度にいらいらしている。出てきた彼女にいきなり飛びつき、タオルをはがそうとする。明るいのでそれを嫌がる。恥ずかしがってベッドの中に潜り込む。それでもしつこく攻めてくるあなたの行為を、半分嫌だと思っていても商売なので仕方がないという感じで、じっと耐えていた。 こうなってしまうと、もう疑似恋愛の世界ではないですよね。これは私の想像ですが、これでは全く自分だけの欲望の放出といった感じがします。
 私はもう結構な年齢ですので、昔のように「何が何でも1晩に3発決めたい!」なんていう気持ちは薄らぎました。ましては相手がその気でない子に無理矢理やろうとしてもちっとも楽しくありませんし、息子も反応しなくなってしまいます。ではどうするかです。そこで冷凍まぐろを解凍するのです。たとえその子がどこかの「立ちんぼ」であっても、高級カラオケ店から高いオフ代を払って連れて来ても、基本は全く同じです。冷凍状態では食べられないということです。ですので解凍するわけですが、時間の関係もあるでしょうが最低2時間は時間を確保して、最初の2~30分は軽く飲み食いでもしながら、お互いの自己紹介などをしてください。MPでお湯を貯めている間でもこれは言えることです。そして、相手の手のひらなどを軽くマッサージまたはタッチして、スキンシップをとっていきます。(いきなり胸を触ったり、脱がせたりするのは2度、3度付き合いが深まってからの方が意表をつく感じでいいでしょう。)たわいもない話をしながら肩に手を回し、だんだんに体を近付けていきます。あとは本当の恋人と付きあうときと基本は同じです。首筋の感じるところを探し出し、相手がビクッとするような反応を見るのも楽しいじゃありませんか。そういうことをしているうちに、もう彼女の体のウォーミングアップもすっかり整います。潤滑油もしっとりと潤ってきているでしょうから、そこからは逆に焦らせるようにします。彼女がさわって欲しいポイントをわざと外してそのほかの場所ばかり攻めたり、下着の中に手を入れず、わざと上からだけおさわりをしているなどです。そのうち、むこうから下着を脱ぎあなたの服を脱がせにかかってくるでしょう。ここで考えて欲しいことは、彼女が本当にあなたを欲しくてそうしているのか、それとも早く終わらせて帰りたがっているのか、その辺も心の片隅で冷静に考えましょう。まだシャワーを浴びていない場合には、ここで彼女に行かせます。一回目のデート?ですぐに背中の流しっこや泡踊りなどはなかなか出来ないと思うので、ここは紳士を装ってじっと部屋で待っていましょう。
 さあそれからベッドインです。先ほどの準備体操で彼女の身体は結構準備が出来てきました。またあなたの紳士的な態度で、心もかなり安心してきました。そこでゆっくりと続きを始めます。おそらくそういう身体と心の関係ができていれば、SEXの方も言わずと知れた良い関係で行えるでしょう。このとき相手が本気か嘘かはだいたい感じ取れると思います。もし、本気になってくれたのでしたら終了後もしばらく体を離さず、ゆっくり愛撫をしてあげてください。そうでない場合には先に彼女をシャワーに行かせ、あなたは規定料金プラス200Bのタクシー代(チップ)を用意しておきます。彼女と交代にシャワー室に入りますが貴重品(財布など)は手元に持って入ります。(パスポートや大金は当然セフティーボックスでしょうけどね。)その間に彼女は体を拭いて、髪を整えているでしょう。頃合いを見計らって「今日は楽しかったよ。また会おうね。」などとありもしない約束をしてすんなりとお金を渡して別れます。これでしたら、気持ちの上でも「冷凍まぐろ」ではないと思えるでしょう。増しては本当に感じてくれて、終了後も朝まで付きあってくれる、そんな子でしたらそれはもう大当たりです。あなたの技と作戦にしっかり嵌ってしまったわけですね。そう言う子は大事にしてあげてください。お金によるフォローではなく、心のケアなどもしてあげて面倒でも電話は欠かさずにしてあげましょう。
 一見冷凍まぐろを本当の恋人のように仕込む、これはなかなか難しいですがそこまでできればその人のテクニックは最高ですね。      奥道



第10章 「好かれる努力」その4.フェーンを作る

 私たちの究極の目標の一つとして、タイでフェーン(恋人)を作ることがあげられます。まあ、Dr.フェラあり氏のようにミヤノイ(2号さん、現地妻)ができれば最高でしょうが、私などの段階ではまずフェーンが欲しいですね。ただ私の場合年齢的にもかなり高くなってきましたし、特別にハンサムというわけでもありません。外見はどう見ても中高年、つまりオヤジということは自他共に認めざるを得ません。しかし同じフェーンを作るならやはり若くてきれいでしかも性格が良い子がいいに決まっています。そのために多くに方々は日夜努力を重ねているのだと思います。それもなるべく無駄な出費を抑えてね。いや、中にはシルクさんみたいに大学生の娘がいる、高齢で垂れパイの元タニヤおばさんを、タイの奥さんだと思って大事にしている方もいるみたいですが、「たで食う虫も好きずき」でほとんどの方はそう言うヒモもようなパターンには、いくらお金がいらなくても嵌らないでしょうね。
 ではどうやってそのフェーンを作るかですが、普通に風呂屋やゴーゴーバー、カラオケなどで知り合った子ははっきり言って素人ではなく玄人ですので、疑似恋愛の相手には適していますが、なかなかその子をフェーンにすることは難しいでしょう。そうなってくると本当の素人を捜すわけです。一番いいのはまだ商売に出る前の若い子の供給元に行って、まだ素人の子を探すのがいいでしょうけど、それはなかなか出来ないと思います。(できてもかなり時間とお金がかかります。)ではどうするかということですが、私の場合ホテルの従業員、レストランのウェートレス、デパートの店員あたりから声をかけていきました。今までの少ない経験では、ホテルの受付の子はなかなか笑顔が良くて人当たりがソフトな感じの子が多いですが、実は逆に私生活は硬いようで、なかなか落とせませんでした。レストランのウェートレスはあまり高級すぎると、やはり厳しい感じがしました。一番成功確率が高いのは中流のレストランでした。
 レストランではまず店に入りメニューを見せてもらいます。その時タイ語だけの物はまさか持ってこないと思いますが、一通り見て気に入った子を呼んで「この店の一番おいしい物は何?君のお薦めは何?」などと声をかけて会話に入ります。あとはドリンクなどを注文する度にその子に一言一言声をかけます。まあそうするうちに、向こうも安心して話をしてくるようになるでしょう。そうなったら初めてどこかへのお誘いとなるわけです。年齢にもよりますが、若い子はMBKあたりでのショッピング、20歳過ぎはディスコ、その上はホテルにあるような高級レストランや高級バー、展望ラウンジなどはどうでしょうか。おもしろいことに意外と穴場なのが、「MKスキ」だったりしますよ。素人の場合いきなりマンツーマンでのデートは敬遠されるので、「友達も呼んでおいで。」なんて言えば彼女も安心しますし、友達も来ればあなたのフェーンを選ぶ確率が上がるではないですか。その点MKあたりは値段も安心ですし雰囲気もいいですよ。
 もしデートがだめでも携帯電話を持っていたら教えてもらいましょう。ただ、本当の素人はまだまだなかなか携帯電話などは持てません。最新式の電話を持っていたら逆に「本当にこの子は素人かな?」と疑ってみてください。もちろん携帯電話など持っていなくても、そこの店にあなたが何度か足を運べばいいことで、それで彼女の印象も良くなると思います。
 どうにかデートの誘いにも乗り食事を何度か重ねる内に、お互いいいムードになるでしょう。ここまで持っていくのが大変なんです。これが外道の努力ですよ。この努力をしないであせって物にしようとすると、失敗しますよ。だって相手は素人ですよ。
 そこでいざ自分のものにはしましたが、次回の訪問(訪タイ)までどうやってつないでおくかです。1回目はできればどうにか時間を作って1ヶ月か遅くても2ヶ月以内にもう一度来られるように仕事の調整などの努力してください。また、日本からの国際電話も週に2~3回はした方がいいですね。それから帰りがけにあなたの洗濯物を少し預けておきましょう。「来月また来るから、それまでにこれ洗っておいてくれる?」そんな感じです。これはこちらとしては荷物を減らすと言う意味だけでなく、次回の訪タイ時にまた会える契約みたいなもので結構有効な手段です。向こうも人質ではないですが相手の物を直接預かれば自分を信用していると思いますし、次回もきっと戻ってきてくれると安心します。また洗濯物を預けることで母性本能もくすぐるでしょう。別に高級ブランドのスラックスやポロシャツではなく、ごく一般的な下着類やTシャツで結構です。これがお互いの絆となり、次回スムーズな再会のきっかけとなります。
 最後に彼女に空港までの送りや迎えを頼む方が多いですが、これは好きずきですのであなた本人にお任せします。私は今現在Dr.に回数は及びませんが40~50回訪タイをしています。送ってもらうことは全く問題がないのでよくあります。しかし実際に彼女に空港に迎えに来てもらい、スムーズに再会できたのは2,3回だけです。それも携帯電話を持つようになってからで、それ以前は行き違いや待ちぼうけばかりでした。つまり待ち合わせに失敗ばかりでした。せっかく待っていてくれてもこちらの到着時間が遅れたり、相手が航空会社やターミナルを間違えていたり、人混みで見失ったり、期間が空きすぎて顔を忘れてしまったり(これは本当にありました。)昼と夜の化粧の違いでわからなかったり(これはないか)・・・・。となかなか条件が合わないことがありました。それだったら私は最初から空港では待ち合わせず、ホテルのロビーなどをお勧めしています。「今空港に着いたよ。タクシーで○○ホテルに行くから、30分後にロビーで会おうね。」これでOKです。高級ホテルでしたら一緒にチェックインすればジョイナーフィー(要するに連れ込み手数料)も取られないのでいいでしょう。この方がお互いの精神衛生上いいと思います。
 というわけでお互いにこういう関係が、1回だけでなく何度か続くのがフェーンと言えるのではないでしょうか。ただそうなると、いくらフェーンでもお手当てがいるわけですよね。タイではたとえ恋人同士であっても、日本人とタイ人という関係でしたら、決してタダマンはできません。何らかのお礼が必要になるわけです。タイに遊びに来ている4泊5日の間、少なくても2泊3日(それ以上いられると逆に夜遊びができません)くらいは一緒に付き合ってくれる子、私はそれが理想ですね。もちろん彼女はきちんとした仕事をしていますので、3日間ずっと一緒にいられるとは思いませんが、次回の訪問日程が早めにわかっていれば、彼女も調整できるでしょう。1泊で二人でパタヤやサメット辺りに遊びに行ってもいいのではないでしょうか。アッ、パタヤはだめですね。レストランに弁当を持って行くのは、マナー違反でした。女の子がいないチャーン島あたりにしましょう。では努力の結果を出した人は、報告書をきちんと投稿してください。    奥道


第10章 「好かれる努力」 その5.コーンファーク
 「コーンファーク」つまり、おみやげのことですが、どんな人間でも「君のためにわざわざ日本から持ってきたんだよ。」と言われ、いやな気持ちになる人はいないと思います。そこでその心理につけ込むのが今回の「好かれる努力」なのです。 ただ、この件については以前にも何度か書いたことがありますので、多少重複してしまいます。例えばゴーゴーへ行くとき、「甘いチョコレート、大粒の落花生、味付け海苔」などを持っていくのは「ゴーゴーへ行く」で、「ちょうちんアンコウ作戦」として、お伝えしたと思います。でも今回はさらにその「ちょうちんアンコウ作戦」を本当に視覚でも楽しめる作戦に変更しました。題して「蛍光ブレスレット作戦」です。これは昔縁日やTDLの夜のパレード、コンサート会場などでよく売られていた物ですので、ご存じの方も多いでしょう。白色のプラスチックのストロー状の筒の中に、化学薬品?が入っていて、たたいたりして振動を与えるとそれが混ざり合って反応し、ピンク、イエロー、ブルーなどの蛍光色を発するあれです。当時私は1本100円から200円ぐらいで買った経験がありますが、現在ではかなり値段も下がり、100円ショップで3本100円くらいで手に入ります。 これの使い方ですが、夜の薄暗いゴーゴーバーにコンファークとして持っていき、女の子に配ると言う簡単な作戦です。ただ、その渡し方にちょっとしたコツがいるんです。先ずは自分が落とそうと思っている子や、オキニにしたい子、本命の子(まあ同じですが)にバッグから1本取り出して腕に付けてあげます。決して始めからたくさん出してはいけません。日本人の女性なら、こんなものもらってもそれほど喜ばないでしょうが、何せ光り物が好きなタイ人ですよ。他人より目立つことをするのは大好きですから、十中八、九はその物珍しさに飛びついてくるでしょう。光る輪(ブレスレット)と腕に付けて、注文されたビールを取りに行く。店内を1週ぐるっと回ってくると、必ずその光に反応して何人かの子はその周りに集まってきます。魚を捕るときの集魚灯みたいですねえ。そしてその子があなたの席に戻ってくれば、おまけの子が何人か付いてくることになります。おそらく「それは何?まだ持っているの?私もほしいなあ。」なんて聞いてくると思います。そこであなたはバッグの中から2~3本を取り出して、全部本命の子に渡します。決してあなたが直接他の子に渡してはいけません。わかりますよね。オキニの子が仲良くしている子に渡せば、彼女の地位というか格が上がるわけです。彼女にしてみれば「これ私がお客からもらったんだけど、みんなにもあげるね。」といった優越感が得られるわけです。そうなればもちろん彼女からあなたへの信頼度もアップするでしょう。これで今夜ペイバーしても決してぼられたり、粗末な扱いを受けることはありません。 実はこの商品を私の知っている有名な外道医者は問屋に行き、段ボールごとごっそりと買って、チェンライに行きました。そして、空港近くにある薄暗い「チョムドゥアン」という、女子大学生援助交際カフェでばらまいたのです。ドクターのことですからやることが派手で、結果店中の女の子の手に渡ってしまい、店内が異様な雰囲気に包まれたというのもわかる気がします。(いけない!これは決してDr.フェラあり氏であるとは書いていません。) まあ、ここで基本的なおさらいですが、コンファークはオキニの子に渡す。いいですねえ。そして周りに他の子が集まってきたら、オキニの子の手から渡させる。これであなたの地位が必然的に上がってきます。でも、今度ナナプラザへ行ったらどこの店の子も、蛍光ブレスレットを付けていたりして。そうなったら楽しいですね。 どうですか、この他にも良い作戦があったら、実際にやってみてその反応を「読者の声」か「ブログ」でお知らせください。私もいろいろやってみます。   奥道



第11章 「お金を稼ぐ努力」その1.ツアーコーディネーター1

外道を目指せ!
・サブタイトル「外道の努力」
      外道になれない、奥道 進皆様お久しぶりです。いやいや、一度筆が止まると、動き出すまでなかなか時間がかかりますね。今までは2ヶ月に1回の割合での訪タイで、帰ってきてから暇なときに体験してきたことを投稿したり、連載のネタを考えて送っていましたが、ここ1年は毎月1回の旅行となっています。休む暇がなくて投稿も控えています。それに連載のネタもすっかりなくなり、かつDr.じゃありませんが読者からの反応が全くないので、なんだか書く気が薄れてきました。紘さんも「お気軽でいいよー。」と言ったまま何の連絡もないし、自分としては最後の章のつもりで2~3送ります。ですのできっと最後は全くまとまりませんけど勘弁してくださいな。

第11章 「お金を稼ぐ努力」その1.ツアーコーディネーター1
 我々日本人が年に数回航空券代を使い、休暇を使い現地の女性(LBも含めた男性)にODA(政府開発援助ではなく、もちろんオマンコ開発援助)という名目で多額の開発資金を投入し続けていると、いずれ開発援助費は破綻してしまうでしょう。かと言ってどこかの政府のように、多額の国債を発行してその分を補うなんていう技は残念ながら持っていませんよね。 そうなると何かしら副業などをやって、収入を得なければなりません。そこで私が考えた1つ目の副業、それはツアーコーディネーターです。もちろん単純なタイ観光旅行のツアーコーディネーターではなく、ずばり「外道ツアーコーディネーター」をするのです。誰でも最初のうちは、ガイドブック
・観光ガイド・知り合い・先輩などに観光名所や買い物の目玉、ブランドショップ、有名レストラン、ナイトスポットなどを教えてもらったことだと思います。また、ナイトスポットなどについてはこのサイト「外道の細道」を熱心に読んで予習をして、計画を練りに練って行かれた方も多いと思います。しかし、なかなか数回の訪タイでは自分の好みにピッタリ合ったツアーはできないと思います。 そんなあなたの悩みを解消するのがこの「外道ツアーコーディネーター」です。まず、お客様がパッケージツアーで来ている場合は、昼間の観光名所をツアー会社で一通り回って夕食を食べた後から始まります。おそらくくたくたで、あまり動きたくないと思われるでしょうから、ホテルのロビーで待ち合わせをし、その日は「アップ・オップ・ヌアッド」つまりお風呂屋さんへお連れします。でも、自家用車やミニバンで迎えに行くのではなく、電車や歩きでホテルまでは行き、お客様と一緒にタクシーをつかまえて行きます。この方がお客様が次回から自分でBKK市内を動きやすくなると思うんです。つまりタクシーの利用の仕方もお教えします。 1軒目はペッブリー通り辺りの比較的安い(1000B台の)店に行きます。安いだけあってこの辺りは年齢層が少々高く、バツイチや子持ちがいますが、もしここで気に入る子が見つかれば、私が値段交渉をして入浴していただきます。しかし、もちろん気に入らなければ2軒目へお連れします。 2軒目は少しレベルを上げてラッチャダー通り辺りの人気店(2000B台)に行きます。店の雰囲気も豪華になり女の子のレベルも上がるので、多分ここでは気に入る子が見つけられると思います。万が一そこの店にお気に入りの子がいなくても、近くに良い店が並んでいるので、疲れているので遠くの店を何軒も回るのではなくこの辺で妥協できると思います。ここでももちろん支払いは私が交渉して行いますが、ペッブリーと違いこの辺りの店は値段がしっかり決まっているので、お客様が直接支払いをしてもさほど値段は変わらないと思われます。またお客様本人には、「チップは後から私が支払うので直接支払わなくてもいい。」ということをお伝えます。もちろん女の子がお客様と部屋に行く前に、しっかりサービスをしたら私が後でチップを支払うことを話しておきます。 お客様が入浴中の90~120分は私はそこでビールでも飲んで待っています。長いですがもしお客様が女性と何らかのトラブルがあっても困ります。場合によっては女の子のチェンジなんていうことも考えられます。それに備え常に準備しています。まあ、これがお仕事ですから。 お客様が出てきましたらすぐに感想を聞き(5段階評価くらい)それに見合った額を彼女に渡します。また、アフターサービス用としてその子の携帯電話の番号をお聞きしておきます。さあ、お客様もかなり満足して旅の疲れもドッと出てきた頃でしょう。その日はそのままツアーでお泊まりのホテルまで安全にお送りして私も自分のホテルに帰ります。 そして2日目の計画ですが、パッケージツアーの場合2日目、3日目までほとんど1日中観光(ショッピング)が詰め込まれています。昼食や夕食が無料で付くなんて言うサービスはありますが、その金額はたいしたことありません。また観光とは言いますが、ほとんどのツアーが何種類もの土産物屋をたらい回しにされます。雑貨屋で30分、タイシルクの店で30分、レザー(革製品)の店で30分、ダイヤモンドやゴールドなどのジュエリーショップで30分(それも大体そこで実際に作っている所を見学させられる)、それだけで車に乗っている時間も合わせて軽く3時間以上経ってしまうでしょう。はっきり言ってそんな物を買いに来たわけではなく、目的は女の子を買いに来たんでしょ、お客さん。そうだったらそんな観光ツアーキャンセルしちゃいましょうよ。 ということで次の朝、観光会社のガイドに連絡をしてキャンセルを言います。ただ、私もこの作戦何度もやりましたが、原則的にはできません。結局ガイドはお客様を連れて店に行き、そこから今日は何人の客を連れてきたので一人に付きいくらというマージンをもらっています。もちろんそこの場では渡しませんが、通い帳みたいなものに入り口で印を押してもらっています。ですから、逆にその分に見合うチップを渡せばいいのです。また、同じツアー(同じ航空会社で往復、同じホテルに宿泊)でも観光ありと、なしではありの方が1万円くらい安いことがあります。ですので先ほどの原則にあてはめると事前にわかっていて、そうなった(キャンセルした)場合1万円分多く支払うように(日本の旅行代理店から)言われる場合があります。ですのでドタキャンにします。1万円分と考えればガイドに500B~1000Bのチップを支払ってキャンセルしても損ではありませんよね。また、これだけもらえればガイドも大喜びです。チップさえもらってしまえば、半分自分の仕事は終わりですから。まあ、理由は生水か食べ物であたってしまい、下痢がひどいので行かれない、と言えばたいてい大丈夫です。お客が体調不良では仕方がありません。
 これで1日、時間が空きました。しかし、前日のツアーの疲れもありますし、2時間ではありますが時差もあります。前夜のお風呂屋でのお戯れの疲れもあります。そこで、お客様にはもう一度お部屋に戻って頂き午後の活動のため、3~4時間お休みをして頂きます。ここでも3~4時間の休憩は私の経験では、とても助かると思います。そして改めて午後の適当な時間にお迎えに来ます。リクエストがあればノーハンドレストランで昼食、なんていうオプションもできます。 さて最初にお連れするのは古式マッサージです。と言ってもワット・ポーの本物のマッサージもいいでしょうが、まあ外道を目指してこのツアーに参加されたお客様ですので、それはないでしょう。多くの若い子から選びたい場合には地下鉄ホイ・クワン近くのVIP、梅花、ハッダウェーなどに行きます。本来古式ですが、ここでしたらほとんどスペシャルサービスがつきます。この場合お客様には「ここまでやったら、チップはいくらが相場ですよ。」とある程度お知らせしておきます。そうでないとたかが古式で本物の風呂屋以上に支払うこともありえますからね。 もし、「マッサージは適当でいいからアナルなどで遊びたい。」というのでしたら、間違いなく私は一休さんの経営している「松茸マッサージ」にお連れします。まあ、今現在女の子の数がそれほど多くないので、事前に電話連絡をしてから行くことにします。ここでは60分コースではちょっと寂しいので90分のスッキリコースを選び、もちろん女の子には「ばっちりサービスしてね!」と言っておきます。一休さんとは事前に契約をしておき、1人お客さんをお連れしたらいくらのバックマージンがあるか決めておきます。(くれないかな?)さあ、お客様がスッキリして出てこられましたところで、ここでのおみやげは「外道Tシャツ」か「外道タンクトップ」あるいは新製品をお買い上げいただきます。 次に向かうのはバンティッププラザです。もちろん安いエロVCDを買いに行くためです。外道を目指すお客様には絶対に行きたいショップでしょう。ただこの前に両替が必要なこともあるので、その場合には伊勢丹の向かい側のBIG-C横にある「スーパーリッチ」へ先にお連れします。町中に銀行系の両替場所はたくさんあり、キャシュディスペンサー(CD)もたくさんあるので両替にはさほど困りませんが、BKK市内で私が知っている(もぐりも含めて)両替屋の中でここは一番安全で(これが大事)、一番率が良いと思います。(他に良い場所をご存じでしたら比較して、ぜひお知らせください。)まあ銀行系と比べて1万円につき50Bくらいの差ですから、2~3万円のためにタクシーや交通費を使ってくるのは考え物です。でも、1週間で10万円使う分をまとめてとか、航空券代を現金で支払うなんて言う場合、この差は結構大きいと思いますよ。 この後の行動は、次回につながります。  奥道 



第11章 「お金を稼ぐ努力」その2.ツアーコーディネーター2

外道を目指せ!
・サブタイトル「外道の努力」
      外道になれない、奥道 進
      第11章 「お金を稼ぐ努力」その2.ツアーコーディネーター2
 では2日目の夜の行動ですが、この日はありきたりの観光客と同じような体験をしてもらいます。ソイ・カウボーイ、ナナ・プラザ、パッポンの中からどこか1カ所のバービアをご紹介します。例えばナナ・プラザを1階の店から順に2階,3階へと上がって行きます。具体的な店の名前はお客様の希望を優先的にしますが、ガラス越しに下からノーパンがのぞける店や、楽しいショータイムの店、びっくりするほど精巧に改造されたサイボーグがいる店など、ここでしたら1時間や2時間はあっという間に過ぎてしまうでしょう。でもここは基本的にはあまり日本語が通じませんので、今日の締めとしては場所を移動して有名なタニヤへとお連れします。ここでの店選びはお客様に事前に宿題を出しておき、めぼしい店をチェックしておいてもらいます。もちろん参考書としてこの「外道の細道」を読むことを義務づけますよ。 まあここでは日本語が十分通じますので、あとは気に入った子を選んでしばらく飲むわけです。私の場合のアドバイスとして、女の子が並んだらまず第一声は「日本語がしゃべれる人。」と聞きます。次に「Hが好きな人。」「朝まで帰らない人。」なんて最初に聞いておきます。あとはその中から適当に選びます。Dr.だったら迷わず「ヌア(北部)出身の人。」と聞くと思いますが、実はあの人はすごい才能があって、見ただけで・あるいはにおいを嗅いだだけでその子がヌアだとわかってしまうんです。だから聞く前にもう選んでいると思います。 因みにモリツカ君(本人は何度も紘さんにモリズカではなくモリツカですよと言っていますが、ちっとも直してくれないそうです。)なら間違いなく「中出しさせてくれる人。」と聞くでしょうねえ。一休さんなら「アナル大丈夫な人。」ローリーなら「バナナが好きな人。」ケップ・ムーさんなら「年齢30歳以上、体重60キロ以上の人。」座頭市兄なら「おれのオヤジとやったことある人。」・・・・もう辞めましょう。(楽屋落ちになってしまいますね。)
 ここで話はそれますがモリツカ君みたいに生はめをしていて、予定外に中出しをしてしまった。(彼は予定通りですが)ところがその日は危ない日だった。なんていうことはありませんか?私は基本的にそんな無防備な、しかもアンタラーイなことは今月に入って絶対に一度もしていませんが、そんな場合にその場で飲めばすぐに生理が始まるという魔法の薬があります。私がいつも買うのは「ポスティノール。(POSTINOR)」という商品名でどこの薬屋でも売っています。2錠入りで1錠づつ2日に分けて飲みます。その日と次の日です。値段はとても安くてラッチャダーのカルフールでは33B、マーブンクロン(MBK)で37B、パタヤでは40B、プーケットでは55Bでした。(何で場所によって値段がこんなに違うのでしょうねえ)もちろん私が使うのではなく、日本の友人(女性)に頼まれたから買ってくるのです。実はこれインターネットでも売っていますが、以前は1箱4~5000円もしていました。今でも半額にはなっていません。ですのでこれはお買い得ですよ。というかもしもの場合ように持っていれば、相手も安心して生ハメさせてくれるでしょう。
  そうそう、それと自分はエイズではないという証明も必要ですよね。その場合には近くのクリニックに行って血液検査を頼みます。「HIVチェック・プリーズ」とジェスチャーをしながら言えば、大抵のクリニックではその場でやってくれて、すぐに結果を出してくれます。これも値段は安くて、300B~400Bくらいです。まあこの値段で自分の潔癖が証明できればいいでしょ。だだし相手がネガティブだとは限りませんのでご注意を。二人で行くことがいいですね。 ですので生でやりたい人は、オキニと二人で一緒に血液検査をする。オギノ式で体温を測って安全な日を確認するか、ピルを飲む。もし飲まなくても中出ししてしまった場合用にポスティノールを買っておく。これで安全で楽しく快適なHができますね。ただしこの薬、人によっては多少気分が悪くなり、吐き気をもよおすこともあるそうです。その場合には優しいケアをしてあげてください。あなたの株も上がります。  検査場所を詳しく知りたい人もいると思うので普段は、外道ツアーコーディネーターのお客さんにしか紹介しませんが、今回は1カ所お勧めのクリニックを紹介します。ラッチャダーの地下鉄「ホイ・クワン」で降りますと、4つの出口があります。スクンビット方面(アソーク駅)から行くと一番前(先)の左の出口で出ます。(すみません。出口の番号は忘れました。)目の前が「梅花」という私が以前贔屓にしていた古式マッサージ店があります。そこから50メートルほどスクンビット方面に戻ると、24時間営業の小児科救急クリニックがあります。(交差点の少し手前です。)そこでしたらほんの15分でやってくれますし、値段も325Bとお手頃です。心配な方はぜひ1度チェックをお勧めします。 さて話が戻りますが、お客様が無事お気に入りの子を選んだら、今日の私のツアーガイドとしての仕事は終わりです。明日に備えて早く寝ましょう。いや、やはり私も独り寝はつまらないので、この後どこかへふらふらするつもりでーす。      奥道


その3.ツアーコーディネーター3

 さて3日目の夜の行動ですが、BKKの穴場の置屋さんにお連れしたいところですが、どうも最近はタムルワット(警察)の手入れが厳しく、堂々とやっているところはあまりありません。有名なスティサンのソイ・ホック(6)辺りでも、今はもうひっそりしています。またくれぐれも読者の方々に警告しますが、スティサンは決して一人では行かないようにしましょう。夜中のスティサンは本当に危険な面を持っています。まあ、カンボジアやミャンマーなどから比べれば治安が良いと言われていますが、外道の投稿を読んでそれを真に受けて、言葉があまり達者でない方が一人ふらふらソイ・ホックなんかに入り込んでしまって、身ぐるみはがされてしまうような危険もないとはいえません。 そんなわけで私がそんなスティサンを安全にご案内しましょう。お客様に納得していただくために、一応閉まっている置屋へ案内します。(まあ、これもスティサンの歴史を知る意味での一種の歴史観光案内ですよ。)その後結構健全なゴーゴーバーへお連れします。サパーン・クワイ近辺の大きな看板があるゴーゴーは私が今まで大体入ったことがあるので、店のシステムがわかります。ですからお客様のご要望に合う店を紹介します。例えば若い子(ロリの趣味はないのでそう言った店ではありません。)が好きな方は「スパイシー・パブ」へ、大きな店でたくさんの女の子の中から選びたい方は「レインボー」へ、場末の雰囲気の小さなステージでやる気なさそうな子が踊っている、そんな雰囲気が好きな方は「ティーレック99」へ、多少年季は入っていますが人情があり良いサービスを受けたい方は「ペップ・ソンブーン」へ、と手を換え品を換えお連れします。まだまだ手の内はたくさんありますが、ここで書いてしまうと私の夢の商売が成り立たなくなってしまうので、控えていきましょう。 まあゴーゴーでシンハの大瓶を1本注文し、しばし女の子を見てみます。良さそうな子がいたら、コンシアかウエートレスなどに声をかけて呼びます。ソムタムをつまみにして彼女にドリンクをおごります。お客様が気に入らなければチェンジしてももちろんいいですが、私の場合1軒で1人と決めているのであまりころころ変えません。もし、その子が気に入ればペイバーとなりますが、その後の行動でお客様と女の子の二人だけではちょっとつまらないとおっしゃるのでしたら、オプションで私もその店でペイバーいたしましょう。(この分はお客様のご負担となります。)店を出てそのままホテルに帰るのは、ちょっとつまらないでしょう?女の子もおなかが空いているかもしれませんし、お客様ももう少し彼女と親しくなりたいですねえ。ですのでそのまま帰らずどこかのレストランに行きます。「ソンブーン」なども良いのですが私のお薦めはラッチャダーの「ボー・クン・パオ」です。ここでしたらスティサンの子は大喜びでついてきます。まあこの辺りではちょっとしたテーマパークでもありますね。まず有名な大きなエビの塩焼きを食べながら、氷を浮かべたビア・シンを飲みます。辛さを少なめにした「トム・ヤム・グン」(私はクンではなく、グンと言っています)もビールのつまみにはお勧めです。まだまだ彼女とのコミュニケーションが足りないと言う場合には、すぐ横にラッチャダー・キャバレーがあります。要するにオカマショーですが、カップルで行くと結構楽しめますよきっと。その他にもそこには「トック・グン」といって簡単な話、エビ釣りがあります。竿にえさをつけてエビを釣ります。二人の共同作業です。釣ったエビは持ち帰っても良いですがそこで料理もしてくれます。塩焼きにしてホテルに持ち帰って、夜中のつまみでもいいでしょうね。また、カラオケボックスもありますので、声で彼女のハートを射止めようとされる方は、その場でOKです。多分ここは全て同じ経営者ですので、ボー・クン・パオで入れたウイスキーのボトルを、ミキサーごとそのまま釣り場へ持って行ったり、カラオケの店へ持って行ったりできます。まだまだ元気がある方は、店に隣接しているライブバンド兼ディスコがあるので、そこへ顔を出すのもいいでしょう。  その間に彼女には「明日何時に帰るのか?」とか「どんなサービスができるの?」と聞いておきます。そこできちんとしたサービスを時間まですれば、「○○Bのチップを後からあげる。」と契約しておきます。万が一早く帰るようなことがあったらチップがないことも言っておきます。また、もしものトラブルに備えてその子の携帯電話の番号を聞いておきます。もし持っていなければ、必ずエージェントかボスの番号は知っているので、聞いておきます。そして、タクシーでお客様のホテルまでお送りします。ただ、観光ツアーで使っているホテルでは、ジョイナー・フィー(連れ込み料)がかかることがほとんどです。場合に依っては1000Bとかします。それでエレベーターボーイに少しのチップ(賄賂)を渡してそのままお部屋までお通しいたします。それがきかない場合には、事前に2階へ上がる階段などを探しておきます。2階まで行けばガードマンもいませんので、ジョイナー・フィーは支払わなくてもすみますよね。ちなみにDr.フェラあり氏が常宿としているラッチャダーのロンレム・エメラー(エメラルドホテルはタクシーではそう言わないと伝わりません。)には2階にレストランがあるのでそこへ行くふりをすれば、そのままエスカレーターに乗れるようです。 私はオプションでペイバーした子とは、そこでお別れします。だってその子を連れて私のアパートへ帰ったらその日の稼ぎが全部なくなってしまい、完全な赤字でしょ。よっぽど情が移らない限り一人で寝ますよ。(ホントかな)   奥道 



第12章 「単価を下げる努力」 プーインの単価

 果たしてタイでの遊びは本当に安いのでしょうか?まあ、いろいろな遊び方があるので一概にはあえませんが、例えばラッチャダー・ピーセック通りにある「ナタリー」という風呂屋を例に取って考えてみましょう。私の場合の例ですが、店に入ってひな壇を見渡します。その時もし人数が少なかったり、好みの子がいなかった場合取りあえず席についてドリンクを注文します。ビール(大瓶)で120Bくらいでしょうか、それにチップが入って140~150Bとします。コンシアに情報を聞いて良さそうな子を選びます。帰りにその子が良ければ50~100Bくらい渡すこともあります。(本当はあまり渡したことがありません。)2000Bの子を選んだとして帰りに同盟価格の200Bのチップを渡します。それに部屋でのドリンク代が100~150B。掃除のおばさん用にテーブルに20Bを置きます。2時間の時間内に2回やったとしてトータル2500~2700B今の価格にして7500~8000円ぐらいでしょうか。これを日本でのことを考えたらとても安いですね。でもそれに往復チケット代、宿泊費、その他全てを合計してその旅行で遊んだプーインの数で割ってみます。これが正しいプーイン単価です。

  例1.今年の1月末のことです。3泊4日で航空券代がおよそ4万円、カードや現金で使った分が4.9万円合計8.9万円です。それをこの場合、のべ6人のプーインで割ったとすると単価は1万4800円。実は国内の風俗は全くと言っていいほど行きませんので、本当に相場は知りませんが、これですと国内と大体同じかな?いや、ホテル代がかかるからまだ安いのかもしれませんね。

    例2.去年のGWのことですが、7泊8日で一人の子だけとずっと過ごしました。まあ、一緒にDr.のノンブア村まで行き露天風呂につかったのもこの時です。その時の航空券代はビジネスクラスの特典旅行を使ったので、BKK-CEI(チェンライ)間の二人分の航空券代だけで約1万円。本人へは6万3千円。ホテル代食事代その他が3万7千円。合計約11万円。これを日程で割ると1日約1万5千円。

    例3. 今回、新しい空港がオープンして初めての訪タイ。1日目はギックが部屋に来てカンクーンで2200Bで2発、次の朝TGでCEI(チェンライ)まで行き夜は置屋で1人連れてきました。カンクーンで込み込み1800B。(2発)次に日はメーサイまで行き、昼間置屋で1発。夕方古式で1発。夜はチュー・カオで1発。次の日は昼間に古式で、手コキで1発。夕方BKKの戻ってきて、ギックに捕まりどこへも遊びに行けず、夜中の3時まで1発。総合計14万3千円を回数(9発)で割るとプーイン価格は約16000円。手コキは邪道で1回から抜いて8発とすると、約18000円。となります。

    ということは平均1発、1万5~6千円がプーイン価格ではないでしょうか。だとすれば、日本の西川口や五反田あたりの風俗に行けば1万円くらいでできるそうなので、タイは高いと言えるでしょう。でも、何でそこまで行くのか?となると、心が付いてくるんだと思います。タイ人は心が優しい。私はそんな風に考えてしまいます。 皆さん、本当に我々外道がタイにはまるのはなぜでしょうねえ。                奥道



最終章 情報交換の努力

・皆様お元気ですか?久しぶりの連載投稿になりますが、長らく(2年間)書いてきたこの「外道を目指せ!」も今回で最終回にしようと思います。 今まで多くの方々が私が書いた内容を真に受けて、いや失礼、参考になさって実際に普段の生活・家庭や会社・あるいは現地でと、いろいろ努力をされたと聞き、大変嬉しく思いました。中にはちょと内容と違っていたこともありましたが、「参考になりました。」とか「私もためしてみました。」などと反響が来ると大変張り合いがありました。 では、どうして最終回となったのでしょうか。それは先ず第1番目に、ここ1年くらい紘さんがあまりサイトに力を入れなくなったのか,(投稿の量が多いのかは解りませんが)現地レポートの投稿を送っても、更新を飛ばしてしまったり載らなかったり、載っても1ヶ月以上経っていたりなどが多くなってきました。連載も順番が逆になったり、送った文が着いていなかったりしました。 それに連載を頑張って書いても、読者の声に感想やおしかりの言葉など、反響がほとんどなく正直連載する気持ちも、私の髪と共に薄れてきました。(ウッ!ここで滑ってはいけない。ここでは、「クールな男」を醸し出していたんです。まあ、最終章だからいいか。) 第2番目に皆さんの参考になるようなネタが無くなってきたことです。今までは自分が現地でやってきた努力や楽しみ方を、外道仲間に話しますと必ず「私ならこうする。」とか「私の時はこうだった。」「こんなやり方もあるんじゃない。」など、良いアイディアやアドバイス・新ネタなどももらえました。要するに取材のようなものですが、それも面倒になってきてしまいました。 第3番目に先ほども書きましたが、反響が少ないしあってもかなりのタイムラグがあると感じたのです。せっかく生(ここで反応しないように)の情報を書いても載るのが1ヶ月くらい後、それを見て現地に行っても・・・。遅いですよね。そうなれば「何だ、奥道の書いたこと話と違うじゃないか。」となってしまいます。 そんなわけで最終回の内容は「情報交換の努力」にしました。もう、勘のいい方はおわかりですよね。今の時代目まぐるしいスピードで情報のやりとりが早くなっています。そのため私も含めて外道の読者は、生(ここでも生にこだわる)の新しい情報がほしいわけです。1ヶ月以上のタイムラグがあってはその情報は死んでしまいます。 この「外道の細道」も、今年に入り士族の方々が次々とブログを立ち上げ(開設し)ました。なぜでしょう。 それは生の新しい情報がすぐに流せるからです。その日のニュースがすぐに次の日のブログに載る。そして反響が次の日のブログにまた載る、あるいは何らかの形で戻ってくる。その辺がブログの魅力なんでしょうね。 まあ、忙しくてそれほど連日のようにブログの更新をするのは、難しいと思いますが、週に2回程度でも「外道の細道」(仮に本部と呼ばせてもらいます)に比べるとかなり早いと感じます。 私のたいへん尊敬、かつ軽蔑しているDr.フェラあり氏も、紘さんの誘いで4月からこのブログ「赤ハゲ先生のズラズラ日記」というものを始めましたよね。(あのパソコン音痴の方がですよ。)それもスタートしてから半年間は毎日欠かさず更新をしました。(最近ではさすがに本業に支障をきたすとの理由で、1日おきくらいになりましたが)本当にこの努力はすばらしいと感じました。いくら書くことが好きだとは言っても、これほど毎日いろいろな話題で書くとは信じられませんでした。Dr.のブログは内容も楽しいのですが、何よりコメントを書いてくださった方1人ひとりに対して、必ずレスを付けて返す。これがすごいことです。おそらくは自分とは趣味が違い、全く興味が無いコメントでもどこかで調べてDr.なりの解釈で返事を書いています。今回送ったコメントに次の日レスがつく。このタイムラグがない情報交換を見ていると「本部」では味わえない新鮮さが見えます。 例えば9月に起きたクーデターを例に取ってみますと、おそらくその内容を「本部」に情報を送ったとしても実際に載るのは数週間から1ヶ月後でしょう。でも、Dr.のブログですと、そのまますぐに載ります。それを見た人から、またすぐに反応が返ってきます。 クーデターが起こった丁度その日にBKKに到着したケップ・ムーさん。「へー、クーデターだったの?何だか空港に軍隊がいて騒がしいとは思ったけど、全然わからなかったよ。道路は空いていてホテルまでいつもより早く着きましたよ。」こんなコメントを書いてくれました。正に生の情報です。日本のテレビが流している、重々しい雰囲気とはまた違った感じですよね。 すると、ケップさんの書き込みを読んだ別の読者の一人が「あのー、すみません。ナナプラザとかソイ・カウボーイはやっているんですか?」と、質問が出ます。どうでもいいけどクーデターと言えば、本来一大事件ですよね。そんな時でも外道者は女の子の情報の方が大事なんです。ケップさんからまたレスがついて「今、ナナプラザから帰ってきました。女の子クーデターなんて全然知らないみたいだから、逆に私がお姉ちゃんに教えてあげちゃったよ。おかげで仲良くなっちゃって、今お持ち帰りー。明日はどうなるのかわからいけど、今日はナナも、ソイカもガンガンやっていましたよ。」 今度はそれにDr.のレスがつきます。「ケップさんどうせあなたの趣味なら30代後半のババアか、お腹の脂肪がたっぷりついた、太めのお姉ちゃんですよね。」なんていう感じでやりとりが繋がってきます。 このやりとりだけを読んでいても、何だかすごくおもしろいですよね。因みにDr.のブログは1日に数百人の方がのぞきに来られます。そのアクセス数だけを見ても、すごいことがわかりますよね。つまりおもしろいのです。これは、もちろん「本部」のおかげです。そこからリンクされているので、多くの方が見に来てくれるのでしょう。
 しかし、喜んでばかりもいられません。ブログの問題点も出てきました。それはお互いに秘密にしたい情報(投稿者の個人名、社会的地位、場合によっては犯罪ぎりぎりの内容まで)世間に丸見えになってしまうことです。 事実「外道関西オフ会」をここで告知しましたところ、日本テレビのスパイが入り込み、会を隠しカメラで盗撮した上に、嘘の情報をでっち上げて編集をして、夜のニュース番組に流しました。しゃべっている内容の順番を入れ替えて編集すると、あんな風に違った意味に取られてしまうのかと、感心するやらあきれるやら・・・。こうなってくると、普段流れている日本テレビの報道そのものも疑わしくなってしまいました。(ちょっと、信じられません。) また、別の観点から投稿者が自分のオキニのことを自慢して、店の名前や本人の名前がわかるような書き込みをしました。ところがその子のことが好きだった男が、本人に「あいつが君のことを、インターネットにこんな風に書いていたよ。」と、これもかなり誇張して伝えたことがあります。要するに男の激しい嫉妬なんでしょうけど、それを真に受けてしまった彼女はかなり怒っていたようです。オキニとの関係も危ぶまれましたが、電話をしてすぐに現地に行き、しっかりと説明をしたら、わかってくれてまた良い関係に戻ったそうです。 こうなってくると、便利な情報交換の手段であるブログも、一歩間違えば自分や周りの仲間の首を絞めることになりかねません。本当のことは一切書けなくなってしまいます。 そこで、最近流行っているのがSNSですね。「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」(人脈構築サイトとも呼ばれています。)ミクシィが有名ですね。同じ趣味や出身校、居住地域などを核に、そこから広がった仲間たちとも語り合う場を、ネットの中に作り出す物です。ブログとは少し違い読める人を限定できる。既存の会員から招待状メールを出して、それを受け取った人だけが会員に加われるものですから、日テレのようなスパイの進入はできません。従いましてそこの中ではかなり安心して、自由に自分を表現できるわけです。(まあ、ここでも絶対安全と言うことは断言できませんが) これでしたら、ここに集まっている人は全て知り合いか、知り合いのまた知り合いなので、裏切りや外への情報の持ち出しも無く、安心して書き込みができます。ですので、写真なども大胆に張り出せますね。 ここでは仮に参加者の誰か一人が、その日の日記と言う形でブログのようなものを書いたとします。それに対して他のメンバーからコメントを書いてもらう。場合によってはそれに対してまた、レスポンスをつける。書ければ毎日書く人もいますし、書けなければ書ける日だけでもいいわけです。また、他に人の日記を読ませてもらい、それにレスを付けるのも楽しいコミュニケーションがとれます。 実はそう言うこの私も、半年以上前からこのSNSに参加して、どっぷり嵌っています。ですので「本部」への情報がおろそかになってしまっています。紘さんごめんね。この連載もしばしストップしてしまいました。だって、さっきも書きましたが、ここでしたらBKKで遊んだことを現地でそのまま日記に書き込み、その場でチャットのようにレスが来るんですから、楽しくて仕方がありませんよ。 おかげさまでDr.のブログを通じた外道仲間も二十数人でき一声かければ大抵現地で「ミニ現地外道オフ会」なるものができるようにまでなりました。(今回せっかく約束していたのに、座頭市兄だけは廃人になってしまい来ませんでしたけど。) と言うことで、私も紘さんにブログをやってみないかというお誘いを受けましたが、定期的に更新する自信と、内容的にも乏しくうまく続けられないだろうと言うことで、お断りをしてしまいました。 でも、このSNSに入ってしまえば、誰もが日記という形でブログを立ち上げているようなものですので、各自が楽しめると思います。 もし、これを読んだ皆さんが外道仲間に入って、生の情報交換をされたいのでしたら、先ずは「外道の細道」から「赤ハゲ先生ずらずら日記」へと入ってこられると良いと思います。それも読んでいるだけではなく、何らかのコメントも残してください。しばらくすればDr.か管理人さんなどから、SNSへの勧誘(お誘い)があると思います。 最後になりましたが、皆様に一番お願いしたいことは、(ブログやSNSの話を今回書き、多少矛盾してしまいますが)この「外道も細道」(本部)が我々外道にとっての第一番の原点であります。本当に多くの方がこのサイトの情報を元にされ、現地でどれだけ参考になったかわからないと思います。ですので今まで同様、ぜひいろいろな情報はどんどん投稿して欲しいと(紘さんに代わって)お願いします。その中で時間的な余裕があれば、SNSなどへの参加も良いのではないでしょうか。長らく私のくだらない文章にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。また、何かの機会に、小さなトピックなどでまたお邪魔をするかも知れません。それまだ皆様も外道活動をより一層精進されますように、心よりお祈りいたしております。         
奥道

外道グルメ

外道グルメ
GOURMET DE GEDOU

 これは歓楽街・風俗店内、又はその周辺に位置する飲食店とそのメニューを紹介していく外道者食通案内。別にノーハンドレストランのような著しく退廃したメシ屋を紹介するわけではない。そのつもりで覗いた人は直ちに他のページに行きなさい。

 外道の細道としては、女のオマンコに直接関係ないはじめての企画だ。オレのサイトも長い年月と紆余曲折をへてやっとオマンコの呪縛から逃れられた・・・めでたい!。しかし、これらの店の客層は否応もなく風俗嬢とそのカモハゲ達なのだが、タイのカモハゲ達は小金を持ったオヤジが多く、オヤジの常として糖尿のくせして味に五月蠅い。またタイ人は美味い物を食うのに金を惜しまない。この二つが相乗効果をなして歓楽街・風俗店の周辺には意外にもうまいメシ屋が集中している。これらのメシ屋は当然の事ながら客層を良く理解しているので遅い時間と言うよりも朝方近くまで営業しているのも我々外道者にとってはありがたい点だ。

 閉店までグダグダと過ごし、一人寂しく家路につくときふと”オレはいったい何をしているのだ・・・”と虚しくなるときがある。また、少し素面になると”膨大なお金と時間の無駄・・・”と言う避けがたい事実にも否応なく直面して、己の生き方を真剣に省みてしまい暗くなるが、こんな時には飯を食うにかぎる!!。人は美味い物を食うと明るくなり、いまさらどうしようもない人生も楽観できる。これらの店には仕事を終えた職業婦人の方々も多く見受けられ、その限界まで露出を意識した馬鹿派手なファッションセンスも心を明るくする。美味い物を食って心も癒される二重に美味しい外道食なのだ。

 そんな外道料理店を紹介してくれる外道食通はポキエ氏。以前からの常連投稿者だ。氏は三度のメシより女が好きな外道者の癖して、メシもやはり好きと言う我が儘な外道者。ここでは氏の引率にしたがってめくるめく外道グルメの世界を堪能して欲しい。(2003年2月20日 外道紘)

序文

メルマガ“煩悩の夕暮れ”上に“外道グルメ”を企画中だと紹介が乗っていたので外道さんにお願いして私にやらせてもらうことになった。外道の皆さんは、“腹が減っては戦は出来ぬ”とばかりに一戦交える前に腹ごしらえをするだろうし、また白熱の肉弾戦を終えた後には“ヒュ~・レ~オ”などとひとりごちつつ軽く食べることも多かろうと思う。

そこで、外道グルメでは、風俗店付属のレストラン、MPや歓楽街周辺のレストランを紹介、評価することにする。また、レストラン紹介の中で少しながらタイ料理の紹介をしていくので、皆さんのお役に立てば幸いである。(2003年2月20日 ポキエ)


前書き-外道紘 GOURMET DE GEDOU
 すっかりヘタレてしまったポキエさんに代わり、オレ自身が執筆すると宣言してはや半年、すっかり忘れていたのだが、読者からの指摘により思い出した。オレはこのまま忘れてしまおうと思っていたのに・・・。仕方がないから始めることにした。開始までに半年もかかっているので更新ペースはおのずから予想できるとおもう。はなから期待しないで貰いたい。
 だいたいオレくらい美食に縁遠い人間もいない。日常の食事はジャンクフードに彩られ、たまの自炊は主に自家製ジャンクフードである、ラーメンライス、ネコ飯(みそ汁かけご飯)、洋風ネコご飯(コーヒー浸しパン)等、すべてどんぶりで食え、食器は一つしか使わないものばかりだ。栄養の面からはイリヤンジャワのダニ族よりひどい。こんなオレはロクな飯屋を知らず、食事場所の選考基準は”近いこと””安いこと””早いこと””下痢しないこと”で”うまいこと”は条件から除外されている。仕方なく外道者の助けを借りることにした。外道グルメナビゲーター候補に挙がったのはヒロポン軍曹・ガンジャ坊カズ・真性ゴイケ・中出しモリズカ・スジ彫り大魔王等だ。考えてみればこいつらも安マンコ買いに熱中しているだけのロクデナシだな・・・人選からして大きく間違っている。まあ・・・いいか。

外道者の為の食事場所選定基準は
1:女遊びできる場所から近いこと(仕事帰りの風俗嬢御用達のお店も含む。邪な期待を持てることも外道者には欠かせない要素だ)
2:予算はビール1本を含めB500程度であること。(外道者はセコイマンコ買いの上、貧乏でケチだ)
3:そこそこ美味いこと。(ハゲは糖尿の癖して味にうるさい。外道者は上品な味を判断できないので、ここでゆう美味い物とはモツ煮込み程度の食品をさす)

こうした志の低い外道グルメの数々を皆に紹介していきたい。(2005年5月31日 )


2008年9月11日外道紘:すっかりその存在すら忘れちゃっていた外道グルメだが、突然投稿が来て思い出した。「そう言えば、そんなのあったな・・・」自分のコーナーであることすら忘れ、ノスタルジーに浸っていた。当初、季刊程度でOKと考えていたが、年刊となり、さらに面倒になって、「だいたいエロサイトのグルメコーナーなんて読む奴いないだろ・・・マンコ以外はセコイオヤジばかりだし・・・あーハゲハゲ」と開き直り、国勢調査みたいに数年に1回で十分。ジジイ、飯食うな!そんな気分だった。
いい事を思いついた。
長い眠りから覚めた外道グルメ。そうだ!これも投稿可能なコーナーにしてしまおう。また一つ仕事が片付いた。
平民の皆さん、マンコ前に寄った飯屋や、インバイに手を引かれて連れて行かれ、その上友達も呼んでいいか?などといわれて断れず、マンコ以上に金のかかった痛恨の飯屋、タイマンコ旅行で記憶に残る飯や等なんでも投稿してください。
あー忙しい。


第1回 ラープ・ペーット (2003年3月1日 )
第2回 シャンゼリゼ (2003年3月28日 )
第3回:カフェ・ド・パリ (2003年12月24日 )
第4回 屋台のカノム・ジーン (2004年1月16日 )
第5回 ティースット・イサーン・インター (2004年2月15日 )
第六回 桔梗 (2005年5月31日 )
第七回 粟飯 (2005年7月1日 )
第8回 帰ってきたサルの店 御朋園 (2008年1月15日) 閉店
投稿 ザ・グッド・ビュー (2008年9月11日 ポムマイミイポムさんお勧め)
投稿 ロンビア(ビアホール)タワンデーン  (2008年9月11日 ポムマイミイポムさんお勧め)
第9回 カフェ・シンフォニー
第10回 横濱 家系 ラーメン 秀家 (2011年2月25日)
投稿 応援したい店!うら庭 BY2002大将 (2011年3月25日)

ポキエさんへのご意見ご要望、お便りなどは此方へ
最終更新日時: 06/13/2011 18:17:42

外道の細道



第一回 ラープ・ペーット
評価:★★★★☆
値段:安□■□□□高

私はどういうわけかイサーン料理に目がないが、それを知ったメリーの泡姫が連れてきてくれたのがこの店で、それからたびたび足を運んでいる。テント張りの屋根に、ガタガタする金属の折りたたみ机という、典型的安レストランではあるが、客席は100以上あり、遅い時間は客も多くて活気があってよろしい。この店の醍醐味は、夜12時過ぎに来店すると、近所のMP(エビータ、メリー、ビワ、ノア、リビエラ)の泡姫、ラマ9世通りのお水の娘たちが、それぞれ連れ立って、また客を連れて大挙していて、なかなか目の保養になることだろう。カラオケもあるようだが、うるさくないところも良い。メニューはタイ語だけだが、種類も多く、なかなか選び甲斐がある。

メニューの中でお勧めはまず、店名にもなっているラープ・ペーット(鴨肉ラープ(*))。この近所にはこの手のレストランが何軒かあるが、さすが泡姫一番人気のこの店、肉のミンチ具合もよく、一番おいしい。カウ・ニヨウ(もち米)と一緒に食べたら堪えられないな、これは。

そしてホイ・マレーン・プー・ヌン(ムール貝蒸し)。日本なら酒蒸し、洋風ならワイン蒸し、となる所だが、ここのはスパイス蒸しと言ったら良いだろうか。ニンニクたっぷり、バジル、そして少々の唐辛子でピリッと辛く、秀逸な一品。ただ、ひと言いわせてもらえば、もう少しムール貝のひげを丁寧に取ってほしいところだ。

ちょっと変わったところではグン・テン(小海老の踊り食い)。日本の桜海老ほどの大きさの活きた小海老にナンプラーなどのスパイスををぶっ掛けた物がフタ付きの小鉢に入って出てくる。が、ここで蓋を開けるとナンプラーをかけられて気が狂ったようになった小海老が飛び跳ねて大変なことになるので気をつけるように。蓋をしたまま軽くゆすり、待つこと約5分で海老がほぼダウンしたところでおもむろに蓋を取って頂く。プチプチした海老の食感が楽しい。先に出たラープと味付けが似ているので頼むのはどちらか一つをお勧めする。

遅い時間に入浴を済ませた時に、泡姫を誘って一杯やりながら食事をするのに最適の店。上記MPの娘ならラープ・ペーットと言えば知っているはずだから連れてきてもらうのもよい。

(*)ラープ:イサーン料理の典型的なものの一つ。肉のミンチにライム、ナンプラー、炒った米で味付けをし、ねぎ、ミントを合わせたもの。鶏、豚、牛肉などのチョイスあり。

店名:ラープペーット・プララームカウ(Laap Pet Praram 9 / 通称:ラープペーット)
所在地:Rama9 - New Petchaburi Rd.
電話:0-23186406
行き方:エビータを出て左へ。一つ目の角(ビワの手前)を左折。線路を超えて約200m。エビータより徒歩5分。
駐車場:あり



第2回 シャンゼリゼ
評価:★★★☆☆
値段:安□□□■□高
雛壇への見通し:★★☆☆☆

私は自他共に認めるけちだ。物を買うにも大体ハッキリした予算があり、それ以上の物は買わないのが普通で、それゆえ、外道の料金情報を見ただけで、シャンゼリゼには一生行かないだろうと思っていた。もちろん、シャンゼリゼの“5000B以上の女”というのに興味がないわけではなく、見てみたい気持ちは山々なのだ。しかし、けちの癖に比較的遠慮がちな私としては、入浴しないのが分かっているのに冷やかしで女の子の品定めだけに行くといったことは非常に気になるので、今まで訪問の機会がなかったのである。ところが、今回外道グルメを始めて、堂々とシャンゼリゼに行く理由が出来た。入浴はしない(と思う)が飯を食いに行くのである。入って一銭も使わず出てくるのではないのである。こういうわけで、今まで行く機会のなかったシャンゼリゼに始めて訪問する良い理由が出来た。

最近洗っていない私のトラックを、ベンツとジャガーの間に控えめに停めて店に入ると、そこはパリ。とまではいかないが、一応シャンゼリゼ通り風にしたかったという努力の跡が見られる。タイにありがちな金の臭いがぷんぷんしてくるような下品な内装ではなく、凝ってはいるが控えめで、好感がもてる。
まず、自分で仕事したほうがよさそうな綺麗なコンチアが、女の子の座っている右端のほうに案内してくれる。“あの、後の列の子はどうですか。ナットちゃんて言うんだけど、未だ新人で19歳。おっぱいも大きくてきれいで、乳首なんかピンクで…。4400B”とか言われるのをなだめて、テーブルにつく。店の構造が扇型になっているので、女の子の固まっている右端のほうのテーブルに座らないと品定めがしづらい。頼めばどの席まででも女の子を連れてきてくれるようだが、右端に座るのが気が楽である。一番近い席に座れば、2、3メートルの距離からゆっくりチェックできるはずだ。

タイ語、英語表記のメニューのほうはびっくりするくらい多い。炒め物で40種類、トムヤムだけで25種類ほどあり選ぶのに苦労する。中身を見てみると、スタンダードの物だけでなく“食べたことはないが試してみたい”と思わせるようなものが結構あり、私の好みのメニューだ。外道の紹介にもあるように和食もあるようだ。
まず今日は、第一候補だったヤム・ヨート・マプラオ・オーン(ココナツ若芽のヤム)が品切れだったので、ヤム・マクア・オーン(若ナスのヤム)を試してみた。途中でナスを豚肉と合わせるか、海老と合わせるか聞きに来るなど、サービスはきめ細かい。が、来てみたものを見るとナスが見つからない。目に入るのはきゅうりと海老だけである。クレームを入れようかと思っていたところでナスの薄切りのかけら発見。ウーン。ナスのヤムということで、前にどこかで食べたヤム・マクア・ヤーオ(焼き長ナスのヤム)を想像していたが、これはマクア・プルック(ゲーン・キヨウ・ワーンに入ってる丸いナス)の薄切りだ。それにしてもナスが少なすぎるんじゃないのこれ。ただ、入っていた海老は大きく新鮮で、ヤムの味付けとしては申し分なかった。
もう一つ頼んでみたのはパッタイ。メニューにはなかったが、作ってくれるという。味付けは(例によって)甘めだが、なかなかよろしい。私としては卵は別に焼いてそれでくるんでくれるほうが好きなので、一緒にいためてしまったところがちょっと減点だが、この辺は好みの問題だろう。ボリュームたっぷりで、また、こちらにも海老がたくさん入っていた。この一点だけでも充分おなかは膨れるはず。

これらを賞味している間にも、さっきのコンチアがいろいろな女の子をとっかえひっかえ連れて来ては、5分位ずつ隣に座らせて話をさせてくれる。皆かわいかったが、予算枠を大幅に広げてまで、という子は今回は見つからなかった。

(*)パッタイ:日本でもおしゃれなタイ風レストランで人気の、タイ風甘口焼きそば。麺を野菜、海老などといため、薄焼き卵でくるんだ物。甘めの味付けと生のもやしの食感が特徴。

店名: シャンゼリゼ
所在地、電話: 外道ページ参照のこと
駐車場:あり



第3回:カフェ・ド・パリ
評価:★★★☆☆
値段:安□□■□□高

パッポンには人知れず、比較的まともなレストランがあるが,この店は5年程前に,フランス語の上手なタイ人の女の子に教えてもらった。
"フランス語が出来るから,良いフランス料理も知ってるでしょう。バンコクではどこが良いの?"
"いろいろあるけど・・・、良いフランス料理の店って,男の人がご馳走してくれる時?それとも私が自分で払う時?"
というようなエスプリにとんだお答えの後に教えてもらったのがこの店だ。
もちろん"自分で払う時"のレストランである。
この店はまず,雰囲気が良い。小さな店で,30人は座れないだろう。細長い店の壁に沿って,ソファーシートがあり,反対側にはカジュアルな椅子が並ぶ。フランスで言うブラッセリ-とか,ビストロ(レストランというほどでもない店,日本では"食堂"にあたる。)というレベルの店。極端にに素敵な内装ではないが、パッポンのど真ん中にありながら、一歩入ると和む雰囲気が好きだ。それにしても窓から面を眺めると,向かいはイタリアンのCafe di Romaで、一瞬どこにいるのか解らなくなるセッティングではある。
雰囲気に見合って、メニューは小さくてカジュアル。お値段は安め。お勧めはトマトとアンチョビのサラダ(120B)。田舎風パテ(120B)。メインはサーモンのオランデーズソース(270B)が美味い。ワインもリーズナブルで,ハウスワイン500ml(300B)から。今回は560バーツのボトルを取ったが,軽めで,まともなワインであった
その日のお勧めは奥の黒板に書いてあるので,そちらにも注目してほしい。今回はその中からビーフステーキのロックフォートソースを頼んでみた。味は悪くないが、肉がちょっと硬い。290Bではこの程度で我慢すべきかも知れない。
デザートはちょっと甘すぎかもしれないが,大きな自家製プリン,チョコレートムース、共にお勧め。

パッポンの喧騒に突撃する前の落ち着いた食事にどうぞ。フレンチだからといって,ロマンティックなデートには向かない。あくまで食堂だということをお忘れなく。
場所はパッポン2ど真ん中、フードランドのとなり。
同じ店の2階にイタリアンがあり,実はオーナーが同じ,キッチンも共同で使っているようだ。ご希望であれば2階のメニューもここで食べられる。店としてはCafe de Parisのほうがよっぽど良いぞ。

Cafe De Paris
Address: 37/9 Patpong Soi 2
Phone: 02 237 2776
Hours: 11:00am - 1:00am


第4回 屋台のカノム・ジーン

評価:★★★★☆
値段:安■□□□□高

無性にカノム・ジーンが食べたくなることがあるが、この料理は中々レストランでお目にかからないのでどうにも困る。変な屋台だと,いたりいなかったりするし,いつでもやっているカノム・ジーンの店で思いつくのがラムカムへ-ンか、パッポンだ。
タニヤからパッポンに歩いていき、パッポン2の入り口の角がピンクパンサー。その手前の左側にぶっ掛けカレー屋があるが,その前の歩道で毎日やっている感心な店がある。今回はこれを紹介しよう。
まず、カノム・ジーンを紹介しようか。カノム、といってもお菓子じゃあないよ。冷やし中華的に"皿に乗った麺にたれをぶっ掛けたもの"と想像してもらいたい。タイ人は普通"ノム・ジーン"と言うほうが一般的だ。米粉をゆるく練ったものを、熱湯の上で,ところてんのように穴からグーっと押し出して麺を作る。田舎のほうに行くと空き缶の底の穴あけた中に入れて庭でやってるぞ。これをざるにあげて,まとめておいたのが、ノム・ジーンの麺。見た目は極太そうめんみたいなもんです。
そこに、ナムヤー・プラーかゲーン・キヨウ・ワーンをかけて食べる。ゲーン・キヨウ・ワーン(緑のココナツカレー)は知ってると思う。ナムヤー・プラーは簡単に言うと魚の干物をほぐして作ったココナツスープ。魚の干物が入っているから,なんだか懐かしい味がするんだよなー,これが。
ノム・ジーンを頼むと,もやし,バジル,豆,漬物などが入った野菜セットみたいのがおまけで付いて来るから(あるいはもうテーブルの上に載っている)、これをドバッと入れて食べよう。俺的にはもやしがたくさん入っているのが美味いと思うけど。
ポイントは食べ方ですな。大体日本人だったら,箸で,ズズッと行きたいところだが,付いてくるのがスプーンとフォーク。しょうがないので,スパゲティーのようにフォークにくるくると巻き始める。ここでタイの女の子はもう大笑いすること間違いなし。正しい食べ方はこうです。ノム・ジーンに薬味を乗せたら、心を鬼にしてスプーンで麺をズタズタに切ります。混ぜるのではなくて,切る、のが肝心。せっかくおいしそうな白い麺にカレーがかかって冷やしラーメン的なたたずまいで待っているのを切る。麺文化に対する冒涜ですな。そして,麺が千切れ千切れになってしまってから、スプーンで頂く,と。これが,正しいタイ的食べ方。
この屋台では、普通ナムヤー・プラーとゲーン・キヨウ・ワーンの両方あるが、ナムヤー・プラーが売り切れになることが多い。ご賞味あれ。

パッポンの路上で一人深夜のカノム・ジーン。俺もここまで来たか、と思う店。

場所:スリウォンロード、パッポン2入り口,ピンクパンサーの手前。
時間:夜だけ



第5回 ティースット・イサーン・インター
評価:★★★★☆
値段:安□■□□□高

ソイ・ランナーム、といえば思いつくの安アパートとイサーン料理である。この近所には,外国人向けの安アパートが多く,そういえば昔この辺にタイ留学中の日本人の彼女が住んでいて、よく来た物だ。未だ,高速が出来る前の頃の話だから、もう10年になるだろう。このティースット・イサーンも,彼女と,また他の友人としょっちゅう来た。よく考えたら、タイに来て初めてイサーン料理を食べたのもこの店だ。
ところがしばらく前,この店が実はイサーン料理以外にも非常に有名な物があることをバンコクポストで知った。バンコクポスト毎週金曜日の"Nite Owl"(バンコクナイトライフレポートの先鞭をつけたファランのおっさんのコラム。ゴーゴー関係の情報が多い。昔は過激な情報が多かったが,最近はおとなしい)に"バンコク最高のハンバーガーがある"と紹介されていたのだ。
じつはこのティースット・イサーンはオーナーの旦那がファランなのは知っていた。それにしても、イサーン料理屋でハンバーガー、とはね。今回はそれを試したくてやってきた。
本日同行は、ビワのTちゃんと,メリーのNちゃんである。この二人は勝手にイサーン料理をオーダーしているが,"今日は俺はファラン料理の日だから"と宣言して,メニューの中の洋食をチョイスしてみた。
噂のハンバーガー(95B)、スペアリブ(200B)、ブリトー(85B)のトリオである。噂の晩バーガーは,パンは内側をカリッと焦げさせており、肉は良い香りがする。肉はそこらの肉ではなくて,オーストラリア(かニュージーランド)からの輸入ビーフを使っているそうだ。前からNANAのウッドストック・バーのハンバーガーも美味いと思っていたが,こちらのほうがいけるような気がする。確かにバンコク一かもしれない。もう少しサイズが大きいといいのに。
ブリトー(メキシコ風春巻き)も感心した。中身がパットガパオなのだ。タイ味のブリトー。いけます。

イサーン人の彼女に気を使ってイサーン料理には行きたいが,実は僕辛い物ダメ、な人向き。
ソイ・ランナームにはこの他イサーン料理屋多数あり。BTSのアヌッサワリー(Victory Monument)駅下車し,徒歩で移動可能。ソイ・ランナームに入って徒歩5分の右側。最寄外道スポットはチャオプラヤー,J-ONEなど。


Tee Sud Isan Inter
4/11-12 Rangnam Road
Phayathai, Rajthavee, Bkk 10400
Tel: (66-2) 245-3665
Open : 10:30am-10pm



第六回 桔梗(ききょう)
 記念すべき第一回は、知る人ぞ知る(オレは先日まで知らなかった)パッポン2にある焼鳥屋”桔梗”を紹介したい。なにしろこの店はわかりづらい所にある。パッポンに足繁く通っている人でもその存在を知る人は少ないのではないだろうか?。なんでこんな所にあるんだ?妙な所にあり、古ぼけた看板は廃墟のようで、とても営業を続けている店には見えない。

 パッポン ソイ2 にあるフードランドをご存じであろうか?食品中心の24時間スーパーだ。客層は最低最、100%淫売など風俗関係者及びせっぱ詰まったマンコ買い男で占められている。
話はそれるが、フードランドの客層がいかに最低かをオレの経験からひもといてみよう。

 ある夜、ナナプラザそばのスクンビット ソイ5 にある同チェーン店で買い物をしていたところ、後ろからタニヤ地方の日本語が聞こえた。
「あなたー こんにちわー 日本人ですかーー?」
「・・・なんですか・・・」
「時間ありますかー 遊ばないー やさしいねー」
「・・・もしかして、お前はここで商売してるのか??・・・ここスーパーだぞ」
「お客さん少ないでしょー わたしアルバイトでしょー しょうがないでしょー」
 タニヤンジャパニーズとしては中級程度だった。日本人クラブ勤続2-3年と言ったところか?特定のハゲが付着していないため一定のレベルで日本語の進歩が止まっている使えない淫売だ。こうした淫売は大きく二つのタイプに別れる。
1:姿形が気持ち悪い。つまりブスだ。
2:容姿の良さが裏目に出てしまい、ロクに日本語も覚えないウチにチヤホヤされ過ぎて性格が最低になってしまい、長期間のハゲ保存が出来なくなってしまった淫売。
 オレに声をかけてきたのは2のタイプだった。チョンの間には最高とも言える。こうしてオレはプリンを買いに行って、マンコを買って帰るハメになった。

 すっかり話がそれたが、桔梗はこの最低スーパー フードランドの2階 駐車場の奥にひっそりとたたずんでいる。入り口が駐車場のため、前に車が止めてあると何処から入って良いのか分からない。なんとか迂回路を見つけて入り口に進入する。いきなり登りと下り、二つの狭い階段が現れる。決して下ってはならない!パッポン2の裏はバンコク一有名なカマ(ゲイが多い)場 シーロム ソイ4に通じているため、階段の踊り場でカマのアナルファックの現場に出くわすことになる。階段は昇るものだ!この場合は必ず!!やがて店のドアが現れ、その前に下駄箱がある。この店では土足厳禁だ。一歩店内にはいると異常に狭い店とひしめきあった客の姿が目に飛び込んでくる。すべて席が埋まっても20人ほどしか入れない狭さだ。天井も低く、ガード下の焼鳥屋のような風情にオレは圧倒された。正直に言おう、オレはこうした狭い空間が大好きだ!育ちが悪いとも言う。

 すっかり忘れていたが今回のナビゲーターを紹介しよう。オレをこの店に連れてきたのは、真性人間ゴイケ、また女房に逃げられたそうだ・・・関係なかった。ゴイケは典型的な営業向き人間だ。つまりお調子者で、口がうまく、いい加減で安請け合いの上、約束はまともに守ったためしは無いが、人付き合いは非常に良い。こうしたサンクチュアリみたいな場所を知っているのもヤツのつき合いの広さを証明している。

 一般にバンコクにある日本食飲食店(居酒屋も含む)は何でも屋になりがちだ。場所柄の客層を特定しづらい為、寿司もシャブシャブもモツ煮込みもカレーライスもあります、と言う店がほとんどだ。こうした品揃えで味のレベルを保つのは不可能なので、結局どれもいま一のお味になってしまう。桔梗はこうしたことをせず、焼き鳥一本槍の数少ない専門店なのだ。日本人のオーナー兼マスターがカウンター内で串を焼いているのもよい。火力は炭火だ。日本では焼鳥屋のオヤジが、ネギ間焼きながら自分で客と世間話をするのは当たり前だが、バンコクではなぜかこの当たり前が守られていない。タイ人の料理人に適当に作らせ自分は集金だけ、客の相手をするのは、なぜかミニスカートをはかせたウエイトレス(大抵ブスなのがいただけない)のたどたどしい日本語だけだ。いかに客と商売をバカにしているのか分かる。

 オレとゴイケは狭い店内のカウンターに座る。4人以上でないとテーブル席は使えそうもない雰囲気だ。ほぼ満席でマスターも二人いるウエイトレスも忙しそうに働いている。マスターが串を焼く姿はキビキビとした職人の姿だ。動きに無駄がない。

 まず、ネギ間・鳥皮・つくね・レバーを注文し、ビールで乾杯する。オレはあまり酒を飲まないし、ゴイケは昨夜、タニヤ「屋根裏」のカウンターで眠り込み、寝ゲロを吐いた上、始末に困った淫売達の手によって路上に捨てられたそうなので、今日は酒を控え軽くビールと言うことになる。なぜかビールは最初の一口がとてつもなくうまく、その後だんだんイヤになってきて、最後は「まだいたのかこの野郎!」と言った気持ちになる。何かに極めて似ているような気がするが、なぜかいまは思い出せない。次々と焼きあがった串が出てくる。

 鳥皮・・・焼き上がった皮は、油をしたたらせながら軽くめくれ上がり、香ばしい匂いをまき散らす。口に入れるとグニャとした食感があり、脂肪でも肉でもない不思議な味だ。甘い味というのが適当だろうか?あまり動物の皮を食うことはないのだが、鮭の皮を炙った物も同様に皮にこびりついた薄くて甘い脂肪の味がする。しつこいがうまい!これくらい焼鳥屋のカウンターで食う方が美味い物はない。あまりにうまいのでお持ち帰りにしたことがあるが、さめた鳥皮は冷めたピザ以上に不味い。徹頭徹尾、焼きたてをカウンターで安酒飲みながら食う物だ。 

 つくね・・・つくねってこういう食い物だっけ?この店のつくねは、フンころがしが転がしているウンコを三つ串に突き刺したような団子式の焼き鳥だ。オレが知っているつくねは、アイスの棒みたいなのに粒の粗い下利便を擦り付けて焼いたようなアイスバー状の物だったが、正直オレはあまり好きでなかった。おでん屋にはいると好きでもないのに惰性でチクワブを注文してしまうように、なんとなく惰性で毎回注文する物だった。ここのつくねは美味い!挽肉ボールを焼いただけとは思えない香ばしさだ。オレのつたない表現力では言い表すことが出来ない。是非注文して貰いたいお勧めの一品だ。

 ネギ間・・・ネギ間ですとしか言いようがない。しかし美味い。忘れていたがこの店の焼き鳥は、タレしかなく塩はない。このタレが甘辛味の絶品なので、あとは素材さえ丁寧に選んでいれば自然と美味くなる。長年繁盛を続ける秘訣だろうか。

 レバー・・・子供の頃はこれが大嫌いだった。なぜかオヤジになると好きになる不思議な食い物だ。ここのレバーは変な臭みや、妙なスジみたいな物が付着していない嫌みのない味だ。これなら子供でも食えるかな?

 ゴイケは寝ゲロ吐いたくせに、まだなにか注文いる。ついでにビールもう一本。 
 
 豚串・・・脂身のないサイコロ状の豚肉を串に刺して焼いた物。単純で素朴な味だが、柔らかい豚肉を少量の唐辛子をまぶして食うのはこんなにも美味い物だったのか。これはタレだったかどうか覚えていない。かなり酒が入ってきて記憶があやふやだ。

 漬け納豆・・・初めて焼き鳥以外のメニューだ。この店は焼き鳥以外のメニューがあまり多くない。ほとんどをマスターが一人でやっていると思うとこれが限界なのだろう。ヅケナットウと読むそうだ。オレはこんな食い物知らない。
 納豆は通常単独で生き残れない食い物だ。炊き立ての熱い飯があって初めて存在意義のある食い物になる。他に活躍の機会があるのはイカ納豆くらいだ。オレはイカが嫌いなので飯以外で納豆に出会ったことはない。 
 これはなんと言えばいいか・・・飯無しに食える味付き納豆みたいな感じだ。小鉢に出てきて酒のあてによい。マスターに製法を聞くと、納豆を焼酎となんとかに漬けてほっておくと出来るそうだ。少し酒臭く、納豆をさらに腐らせたような味だ。
「こんなの食ったの初めてだな・・・」
「新潟のある地方にしかありませんよ」
「どこで売ってるの?」
「売ってる所なんてありませんよ 自家製です 地元でも皆家で作ります」
 マスターは新潟の人だそうだ。穏和で優しそうな顔立ちや口調だが、怒りだしたら怖そうな印象を受ける。焼鳥屋のオヤジとしては理想的で話題の幅も広い、こうした人柄も客を引きつける魅力なのだろう。

 他にも野菜炒めや塩鮭、その他諸々を食う。酒が入るとなぜか大量の物を食ってしまう。食事メニューもあるので孤独なオヤジは軽くビールの後にこうした食事をして帰路に着いている。シーロム辺り働く独居オヤジにとっては女抜きで飲める気楽な酒場兼飯屋なのだろう。タイは異常に簡単に女が手に入る国なので、住み着いているヤツにとって、女のいない店はかえって貴重な存在といえる。

 塩鮭・・・これも一言コメントしたい。現在の健康減塩ブームに乗って、すっかり鮭は甘くなってしまった。オレは焼くと表面にびっしり塩が浮き出てくるような塩鮭がなつかしくなることがある。そう、バアちゃんの家で食った塩鮭だ!この店に塩鮭はそれを思い出させてくれる。健康などはなから無視だ!美味ければそれで良い!!不思議な形容だがオレはこの塩鮭に「男気」を感じてしまった。

 たらふく食って、酒も入り、すっかりグッタリオヤジとなったオレとゴイケは、しつこい事に仕上げの儀式に取りかかった。大抵最後は、お茶漬けかおにぎりにみそ汁で締めだが、今回はもう食えない、汁物で終わることにした。

 シジミ汁・・・タイにはシジミいないのかと思ってた。マスターによると日本のそれより少し小振りだがいるそうだ。タイ人はこの貝を食わない。身が少ないからだろうか?日本ではダシを取るのにこの貝を使うがタイにダシはない。料理は常に味をギトギトにつけ、味覚のセンスは関西人だ。つまりタイでは用無しな貝なのだろう。この店のシジミ汁(シジミのみそ汁)はラーメンですか?みたいなデカイお椀に出てくる大盛りみそ汁だ。なぜかこうしたセコイ食材の日本食の方が海外生活では恋しくなる。ウーン、この貧乏くさい味が好きだ。

 いい加減酔っぱらい、腹一杯になったのでお会計、二人で1200バーツぐらいだったかな。ロケーションといい、狭さ加減といい、リーズナブルなお値段といい、3拍子そろった外道酒場だ!

桔梗(キキョウ)
場所:パッポン2 フードランド2階の駐車場
電話:しるか
席数:宴会には向かない少なさ
歓楽街へのアクセス:パッポンの中にある
客層:オヤジ多数 パッカー少々 淫売は来ない
ご予算:考えなくても良い



第七回 粟飯
これは元々、煩悩の夕暮れ編集後記用に書いた物です。他からの引用も多く、調子に乗って書いている内に長くなってしまいました。編集後記には不向きなので、本来、料理屋紹介のグルメ外道に掲載することにしました。グルメコーナーで粟飯を取り上げるのはオレのサイトが始めてではないでしょうか?

ついに夢が叶った。
以前、編集後記に書いたとおり、オレは一度でいいから黒沢映画に出てくる水飲み百姓のようにアワや稗を食ってみたかったのだ。
普通、貧乏と1セットで語られることが多い粟稗などの雑穀は、「貧乏で仕方ないから食っていた」みたいな言い方をされている。オレは経験的にこうした説を素直には信じない。飼料用トウモロコシの粗挽き粉を湯がいたウガリや、エチオピアでしか食ってないテフから作ったインジェラは美味かった。ポリネシアンの主食、タロイモやヤムイモ、究極の救荒作物キャッサバもおいしかった。現代日本人のほとんどは粟稗食ったことがないだろう。食ったこともないのにウマイマズイは判断できないのだ。

諺にもある・・・「濡れ手で粟」・・・濡れた手で、粟をつかめば、骨を折らずにたくさんくっついてくることから、何の苦労もせずに上手いことをしたり、簡単に物を手に入れたりすることのたとえ表現。一攫千金と同じようなこと。
しみじみ良い言葉ですなー。ボロ儲けが出来そうな穀物だ。オレのような外道者にとって粟を食うことは神から与えられた使命だ。

まず原料であるアワ・稗だが、そんなモノどこで売っているのか知らない。オレの辞書に努力という文字はない。いきなり挫折した。
そこに救世主現る。ゲドタイ講座を連載しているコンチャン氏は、とてつもない田舎の工場に飛ばされている。そこは食品工場だった。そしてそこにはアワが食材として使われていたのだ!!
なんという偶然!
とてつもない確率の一致!
貧乏の連鎖反応!!
当然ただ貰うことにした。
会議のため月一でバンコクに上京してくるコンチャン氏を拉致。アワを強奪。
これで材料を手に入れた。ワーッハッハッハ!オレは万能だ!この世に神と呼ばれる者が存在するとすれば、それは私なのだ!!気分はまるでプルトニュウムを入手したテロリストだ!
「今時、タイでアワ作ってる百姓なんてほとんどいないから米より高いんですよ」
金の話に関しては一切聞こえない振りでやり過ごすのがオレの常套手段だ。他の話題にすり替える。
「どうやって食うの?」
「知りません。ウチの工場ではお菓子のトッピングに少量使ってるだけです。」
「普通に炊けばいいのかな?」
「さあ?粒が小さいので脱穀はしても精白はしてませんから、このまま炊くと色が貧乏くさいですよ」
オレが入手したアワは、そう・・・鳥の餌を少し白くした感じだった。粒が小さい。
次にメイドのおばちゃんに食い方を聞いた。おばちゃんはロイエットの貧乏百姓出身だ。おばちゃんは頼りになる味方に思えた。
「おばちゃん、これどうやって食うの?」
「あんた、そりゃ鳥が食うモンだよ。」
「だから人が食うときはどうするの?」
「昔は豚にもやったけどねー。最近じゃ豚も贅沢になってそんなモノ食わないそうだよ」
オレは料理法を聞いているのだが・・・。おばちゃんは正真正銘に惚けているので、これ以上の質問は断念した。
仕方がないので、例によってネット検索に頼ることにした。
しかし・・・ない。アワで検索して出てくるのは昔の貧乏話ばかり。
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現在では、農業技術も発達し、当地(相又)でもお米が作れるようになりましたが、鎌倉時代には、粟(あわ)や稗などの雑穀しか作れませんでした。
その、当時の当地の人々の主食であったのが「粟(あわ)」だったのです。現代の人が、たまに、米の中に何パーセントか入った粟飯を食べて、「おいしい」など、とんでもない。
ボソボソして食べられたもんじゃありません。そんな、粗末な食べ物を、礼状まで書かれるなんて、優しいじゃありませんか、大聖人は・・・・。
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前後がないのでなんの話かわからないが、昔のえらいお坊さんのお話のようだ。バンコクにいるガンジャ坊カズは、大麻とタニヤマンコしか食ってないから、やっぱりお坊さんも昔の方がえらかったようだ。

次に検索で引っかかったのはこれだ。
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猿長者(さるちょうじゃ)
 とんと昔であったと。
 ある所に、貧しい爺さんと婆さんの家があったと。ある年の暮れ、日が落ちて、あたりがすっかり暗くなった頃、一人の旅のお坊さんが来たと。そのお坊さんは、見るからに、みすぼらしい格好(かっこう)をしていたと。「今晩一晩、泊めてもらえませんか」と、言ったので、爺さんは、「さあ、どうぞ、どうぞ。しかし、うちは貧乏なので、おかまいはできませんが」と招き入れたと。「お坊さん、晩ご飯はまだでしょ」「はい、まだです」「あいにく、うちではすましたばかり。お米はありませんが、粟飯(あわめし)ならばできますので、ちょっとお待ちを。婆さんや、粟飯を炊いて差し上げな」
 すると、お坊さんは、それには及ばない、と言い、爺さん婆さんが食べ残した、粟飯の残りがもしあれば、それで充分だ、と言ったと。「しかし、食べ残しといっても、釜の底に、粟粒がほんのちょっぴり、こびりついているだけですよ。そんなこげくさいところは、さしあげるわけにはいきません」
 けれども、お坊さんは、その焼けこげた粟粒を少々でいい、とゆずらなかったと。
 婆さんは、ヘラでガリガリ、ガリガリ粟粒をかき集め、お坊さんに差し上げたと。
 お坊さんが食べ終わると、爺さんは、「お坊さま、うちには布団がたった一組しかありませんので、どうか、これを使ってください。わしらは納屋へ行って、ワラの中に寝ますから」「いや、そんなにまでしてもらっては、困る」「いいえ、これだけはきいてください。どうぞ、この布団を使ってください」と、今度は爺さんの方がゆずらず、お坊さんに自分たちの布団を貸し、爺さんと婆さんは、納屋へ行って、ワラの中で寝たと。
 さて、朝になったと。爺さんと婆さんが起きて行くと、お坊さんも起きて、朝のおつとめをしていたと。「お正月なのに、恥ずかしいことに、うちにはお餅(もち)も何もありません。せめて、温かいものでもお召しあがりください」と、粟の雑炊(ぞうすい)をこしらえて、お坊さんに食べてもらったと。「ありがとうございました。一夜のお礼に、二人が欲しいものを一つ、かなえてあげましょう」「欲しいもの……何でもいいんですか」「何でもかなえてあげます」「何がいいかな、何にしようかな」と、爺さんと婆さんは、しばらく相談し合ったと。「決まりましたかな」「はい、決まりました。元気に働けるように、二人とも若くなりたいんですが……そんなこと、かなうでしょうかね」「かないますとも。お風呂をわかして、二人一緒に入ってごらんなさい」と言い残して、お坊さんは旅立って行ったと。
 爺さんと婆さんは、急いでお風呂をわかし、言われたように、二人一緒に入ったと。すると、あれよあれよという間に、二人とも若返り、男盛りと女盛りの昔に、舞い戻ったと。
 二人は大喜びで、近所の長者の家へ、新年の挨拶(あいさつ)に行ったと。「ど、ど、ど、どうしたことじゃ。と、と、と、時が逆戻りしたのか」
 二人が見違えるほど若々しくなっていたので、長者はどぎもを抜かれたと。「実は昨夜、うちに旅のお坊さんが泊まりまして」と、昨夜のことを話すと、長者は額(ひたい)の血管をふくらませて、口惜(くや)しがったと。「ちくしょう、くやしい! その坊主は乞食(こじき)みたいに、みすぼらしい格好をしていたろう。そうだろう? 確かに来た、来た、昨夜うちに来た。しかし、あんまり汚い格好をしていたので、こんなのを泊めるとロクなことはない。何か盗んで行くにちがいない、と思ったから、追いかえしたんじゃ。うちに泊めればよかった。くやしい!」と叫ぶやいなや、長者は、馬にまたがり、パカパカ、カッパカッパと追いかけたと。
 パカパカ、カッパカッパ、パカパカ、カッパカッパと追いかけて、長者は旅のお坊さんを、つかまえることができたと。「お坊さん、昨夜は断ったりして、悪うござんした。おわびのしるしに、今夜はぜひ、うちに泊まってくださいまし。ご馳走もします。いい布団もございます。ぜひ、お願いします」
 しかし、お坊さんは、それには及ばない、と首を縦に振ろうとはしなかったと。「お願いします、お願いします、お願いします」
 いくら頼んでもだめなので、長者は業を煮やして、お坊さんを馬の背にくくりつけ、家まで引き返して来たと。そして、いらない、と言うのに、酒を出し、いらない、と言うのに、餅を出し、入りたくない、と言うのに、風呂をわかして、お坊さんを風呂場に閉じこめたと。そのあと、長者も裸(はだか)になって、風呂場へ入って行ったと。
 爺さん婆さん二人一緒に、という言葉を聞きちがえて、長者はお坊さんと二人で一緒に、と思い込んでいたんだね。「くすぐったい。いい、いいというのに」
 長者が、あんまりこまめにお坊さんの世話をやこうとするので、お坊さん、とうとう風呂から逃げ出したと。長者もすかさず飛び出してきて、「布団だ、布団。わしの布団を早く」と、わめきながら、お坊さんを寝室へ連れて行こうとするので、さすがのお坊さんも堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒(お)が切れて、叫んだと。「いいかげんにしなさい。猿真似は!」
 その途端(とたん)、長者は猿になったと。キッキッキと鳴く、本物の猿になったと。長者だけでなく、長者の家族はみんな猿になったと。そして、キッキッキッキッと鳴きながら、山へ行ってしまったと。
 お坊さんは、住む人がいなくなった長者の家を、昨夜お世話になった爺さんと婆さん、いや、もう爺さん婆さんじゃないね。若くて元気な二人に与えたと。
 昔こっぽり、てんぽろりん。
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・・・昔話のようだが、やはり粟と貧乏は切っても切れない間柄のようだ。

多少でも参考になったのはこれだ。
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満州引き揚げ回想記
昭21.秋   粟飯カレー
 物価は日に日に上がる一方で、こうりゃん飯さえ食べられなくなり、粟に格下げしました。ところが粟の方が胃の調子がよくて、カナリヤのようだなどと自嘲しながら、内心はそれ程辛くはありませんでした。
 委託販売を頼まれた物の中に特大のSBカレー粉の缶がありました。これを見て閃いたのが、粟飯にカレーをかけたらおいしいのではないかということ。そこで「粟飯カレー」屋の登場となりました。飯屋となると、通りすがりの人を頼るよりも多勢の人が集まるところの方がいいと思いました。それは、すでに、奥町のあたりにハラショに行った時体験ずみでした。沿道には湯気を立てた揚物、蒸物の露店が軒を連ね、ハラショで懐にお金を入れた人が先ず誘われてしまうのが食べることだということ。
 今でも思い出すさえ嫌な事があります。その日は叔母さんに正一を預け、身軽に繁華街を歩き回っていました。かつては、最新流行の舶来品で有名だったN洋行のきらびやかな店内が、今は委託販売店の寄せ集めみたいになって、うす汚れた我々が平気で出入りして活気を呈していました。そんなのを見たり、浪速町に出ている知人を尋ねたり、あれこれ欲張って用足しをしてすっかり疲れ、空腹をこらえていました。「大盛ぜんざい十杯食べたらタダ」なんて貼り紙などがやたら目につきました。ひょっと気がつくと、横町の人だかりの絶えたところに支那そば屋がありました。ついつい負けてしまって熱いそばを食べてしまいました。ちょっと大豆の粉くさい、インチキっぽいそばでしたが、生返った気分でした。ところが、あまりにも空っぽの胃袋に、突然熱いそばを急に流し人んだのが悪かったのか、いくらも経たないうちに気分が悪くなり、せっかく今食べたばかりの支那そばを、裏通りに駆込んでみんな戻してしまいました。今でも、あまり空腹の時は熱い麺類が食べられません。
 「粟飯カレー」屋のために大皿とスプーンを用意しました。こんなものは、大連在住の人が誰でも持っていましたから、すぐ用意できます。材料は、じゃが芋、人参、玉ねぎだけ。肉など入りません。油も味の素もありません。野菜は家で用意して行き、道端で煮ます。野菜と塩だけがたよりの味でした。例によって、看板はお父さんが書いた、今度は縦長い板。
 カレーの匂いに誘われて一人二人とお客が来、おじいさんか作った細長い形ばかりの腰掛けにすわると、私がごはんを盛ったお皿を差出し、お父さんがカレーをかけます。ごはんは一回分は家で炊いて、おひつに冷めないように綿入れでくるんで持っていき、カレーを煮たあと又一回ごはんを炊くのです。これは売れ残ってもどうせ家でも食べるものだから心配ありません。
 お客の中には、「肉が入っていないね」とか「バターは入れないの」とか言う人がたまにありましたが、殆どの人は安くて空腹を満たせばいいのですから、この粟飯カレーは毎日が売切れでした。使い捨てのお皿などない時ですから、このお皿の始末はトコロテンどころではありません。大変でした。
 隣に、かんころ餅をふかして売る老夫婦がありました。老夫婦といっても、今思えば五十才位だったかもしれません。いつも店を出してから小豆を煮ていました。一度煮立ててゆでこぼすところが印象的でした。多分明日使うアンコの用意でしょう。おいしくと心掛けているのがわかりました。この店もよくお客が来ていましたが、私共の店も繁昌しました。
 ところがしばらくすると、この私共のアイデアを真似する人が出て来て、粟飯カレー屋があちこちに出来てきました。私たちも負けずに頑張りました。利益は少なくても質で、(肉も油も入っていないのに)なんて考えましたが、手間もかかることを考えるとだんだんつまらなくなってきました。
 ある日、目の前にあった筈のスプーンを盗まれてしまい、これをきっかけに粟飯カレー屋は閉店することになりました。
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満州引き上げ回想記というのがいかにも貧乏くさく説得力がある。オレの経験でも雑穀には、副食に味のきつい物がよく合う。ウガリのスクマ・カランガ、インジェラのカイワット、みな主食の味を誤魔化すような肉の油、香辛料の香りを強調した食い物だ。

そうでないときは学術的な記述ばかりだが、此処にも少し貧乏臭がする。
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英名: foxtail millet
科名: イネ科
学名: Setaria italica Beauv.
種類: 穀類、雑穀食用、飼料
起源 ・・・東部アジア原産で,わが国での栽培は縄文時代から行われ,穀物のなかではヒエとともに最も古い.
作物的特徴 ・・・種子繁殖作物で,温暖・乾燥地を好むが,北から南まで生態型が分化し,もち,うるちなど品種が多く栽培地域は広い.
用 途 ・・・子実は飯用,団子,菓子,あめ等に供されるほか,うるち種は小鳥の餌にも用いられる.
生産地 ・・・わが国のアワの栽培面積は明治末期には約20万haあり,雑穀類のなかで上位を占めていた。しかし,その後,減少の一途をたどり,現在は,かっての主産地であった岐阜,熊本,鹿児島県等で僅かに栽培されているだけである.

 古く日本に渡来した作物で '五穀’(米・麦・粟・豆・黍の説)の一つ。夏から秋に茎の頂に円柱状の15~20cmの花穂を伸ばす。他に数種の穂型もあるが、穂は多数の小枝から成り、無数の小粒形の小花を密集する。一花は結実すると、黄色の小さな穀実を生ずる。うる種ともち種とがあるが、日本ではもち種のほうが多くつくられた。
 山間地や、やせ地の作物として重要であったが、現在では、ほとんどみられなくなってしまった。
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縄文時代からお世話になってきたというのに今ではほとんど食わないそうだ。明治末期まではバクバク食ってやがったくせに・・・なんと日本人は恩知らずなことか!ごめんなさい粟さん、必ず食ってやります。オレは心に誓った。

数時間経った。しかし、こんなに検索を続けたのは久しぶりだな・・・決して外道サイト運営では見られなくなった執念だ。オマンコ豊作貧乏の国タイではマンコより粟飯の方に重い価値があるのだ。バンコクコージーに行っても粟飯は売ってくれない。
苦節数時間、ネット中を探しまくって、やっと見つけた粟飯レシピ。
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材料:
( 4人分 ) 米  2カップ
もち粟  1/2カップ
水  2カップ
塩  小さじ1/2
料理法
1 お米を砥いで、ざるにあげ、30分ほどおく。もち粟もさっと水で洗い、水気を切る。
2 分量の水と、塩と1をさっとまぜ、普通のご飯を炊くようにする。(炊飯器の普通米炊飯でOK)
3 蒸らして、全体を軽くふんわりと混ぜ出来上がり。
好みで粟の分量は調整してください。
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なんだ・・・普通に炊けばいいだけだった。オレの努力は何だったのだ?
米との割合は4:1。この割合は守ろう。さんざん貧乏話で脅されたので警戒心が強くなり、黒沢映画の百姓のような粟100%の粟飯は怖くて炊けない。
コンチャン氏がくれた粟は、もち粟かどうかわからなかったが、そうであること祈る。

副食はこうした雑穀に合うだろうと経験的に判断した味のきついおかず、豚キャベツのみそ炒め。
これはオレがロンドンにいた頃、男ばかりのタコ部屋で同室の中国人と争いながら食った逸品。
キャベツを千切りにする。豚肉を少量細長く切る。両方ともいい加減に切っても良い。
次に中華鍋にベットリ油を流し煙が出るまで熱する。
肉・キャベツの順に入れる。
此処で酒を少量くわえる。酒はなんでも良い。今回はタイウイスキーだった。
キャベツから水分が出てきたら味噌を加える。コチジャンがあればその方がいい。
グッタリしたら出来上がり。仕上げに塩こしょうを少々。
唐辛子がなかったので少し味が弱かったが十分。
塩辛いので少量のおかずで大量の飯が食える。中国3千年の貧困が生み出した究極の貧乏おかずだ!
やっと準備がそろいオレは炊飯器の蓋を開けた。ほんのりかび臭い匂いがするが、それは間違いなく食い物の匂いだ。期待は膨らむ。

食ってみました。
ウン!麦飯やクスクスよりずっと食いやすい!!
見た目は米の飯の中に色の違う何かが混じっていると言う感じだが、コンチャン氏が言ったような硬いプチプチ感はない。粒が小さくてよく見えないので言われなければ粟が入っていることに気づかない。はっきり食感の違う麦飯より食いやすい気がする。やはり米との割合が重要な意味を持つ気がする。米の割合が少なかったらありがたい食い物ではないだろう。印象としては味は麦飯以上ウガリ以下。インドの屑米より石が入ってない分食いやすい。
なんで廃れちゃったのかな?
冷えるとポロポロになって食いづらい、とあったので常に箸を使い、保温できる炊飯器もなかった頃には嫌われたのかも知れない。
ヒロポン軍曹に電話して、粟炊いたから食いに来いと言ったのに頑なに来ない。昭和30年代まで娘の身売りが横行していた東北出身の軍曹には、まだ粟は生々しい負の記憶が残る食い物だったようだ。

外道平民のみんなも粟飯食って身売り淫売と価値観を共有しよう。もっともオレのように喜んで食っていたら彼女たちの気持ちは理解できないと思うが・・・。

次は稗とコウリャンに挑戦だ!

粟飯
材料:粟
入手方法:知らない
価格:知らない
材料:
( 4人分 ) 米  2カップ
もち粟  1/2カップ
水  2カップ
塩  小さじ1/2
料理法
1 お米を砥いで、ざるにあげ、30分ほどおく。もち粟もさっと水で洗い、水気を切る。
2 分量の水と、塩と1をさっとまぜ、普通のご飯を炊くようにする。(炊飯器の普通米炊飯でOK)
3 蒸らして、全体を軽くふんわりと混ぜ出来上がり。
好みで粟の分量は調整してください。
備考:おかずはカレーが良いらしい 他にも下品で味のきついおかずが良い



帰ってきたサルの店 御朋園 (ミィーフォーイェン・・・発音自信なし)
かつて、サルの店。いまブタの店、ときどき女子高生の店
オレはかつてこの店を『サルの店』と呼んで贔屓にしていた。小猿のような可愛いロリ娘がウェイトレスとして働いていたからだ。オジサンは大変好きだったぞ。ところが一つのミスを犯してしまった。この北の山から買ってきたロリザルの店に童女食いの淫獣ローリー山崎を連れて行ったしまったのだ。案の定、ローリーは獲物をねらう獣のような目つきでロリザル達を視姦し、身の危険を感じた可愛いロリザルは店を去った。
それ以来、店の雰囲気はがらりと変わった。社長兼シェフの奥さん=大ブタ、子供=子ブタ、イサーンから連れてきた気の利かないブス=普通のブタ、が支配する暗黒世界へと転落した。しかしながら味は変わらず、値段の割に美味い、しぶしぶ貧乏性のオレとヒロポン軍曹、関西人でケチなアナル山本は変わらず通っていた。
ブタやサルの話ばかりしていて肝心の料理について話していなかった。『御朋園』は中華料理屋である。日本に住んでいたことのある経営者夫婦(社長シェフと奥さん)は流暢な日本語を話し、メニューも日本語併記、日本でおなじみのラーメン、餃子、ニラ玉、エビチリ、麻婆豆腐、チャーハンなどもありほぼ日本語でオーダーできるので至極便利。他のメニューも写真付きなので簡単に内容が理解できる。値段も一皿100を超えるものは少なく、二人で行ってビール頼んで3皿程食い、もう満腹と言う所まで行っても500を超えることはまず無い。その上、場所はあのラチャプラロップ通り。歩いていける範囲にチャオプラヤー1&2、尺八専門のヤワラー温泉まである都心のヌキ場だ。
中華料理たらふく食って、ニンニク臭いゲップをゲフッ吐き、その後は食後の運動をかねて若い子と一発・・・ウーンまさにオヤジの週末ゴールデンコースだ。
最近このブタの店に嬉しい異変が起きた。ブタのオバサンの親戚に女子高生がいたのだ!学校が終わる夕方から店を手伝いはじめたのだ!!親戚の娘の女子高生はやはり友達の女子高生を店に呼んでバイトさせている。ブタのオバサンは子供の子豚が幼稚園に行き始め手が離せないので開店時とレジを閉める閉店時しか姿を現さない。こうなると一転、豚小屋は乙女の園へと激変した。美味くて安いのに、何かつまらなそうな顔をして飯食ってた近所のラチャプラロップマンションやソイランナムの貧乏日本人達は急にニヤケはじめ、意味無く女子高生に話しかけて喜んでいる。
帰ってきた女子高生小猿の店『御朋園』で視覚的な満足を、そして食後にチャオプラヤーマンモス風呂で肉体的な満足を、まさに外道者のための飯屋である。
店の表のガラスには日本語で中華料理、ラーメン、餃子と書いてある。女子高生は少し日本語を話す。主人と奥さんは少し訛りがあるモノのほほ完全な日本語会話が出来る。店内食べるのはもちろん持ち帰りも出来る。梅干しと日本米売っている。
タイに住んでいる日本人や数ヶ月滞在の出張者、意味無くタイに住んでいるプータロー日本人にとってもありがたい存在である。
今日オレはニラ玉と麻婆なすに中華スープ、飯にミネラルウォーター、しめて170Bだった。ウェイトレスの女子高生と店の前でバス待ちしていた女子大生の超ミニスカ見ていたらムラムラしてきたので帰りにチャオ2のぞいた。興奮は何故かすぐ醒めた。
なにはともあれ、今度は決してローリー連れて行かない。

御朋園 (ミィーフォーイェン・・・発音自信なし)
78/17 rachapurarob Rd,makasan,payathai,bangkok 10400
tel;02-6401241
mobile:083-9803168



ザ・グッド・ビュー
タニヤのオネイサンとの同伴デート。ライブ・ミュージック&フード&ドリンクのお店(http://www.goodview.co.th/2006/home/home.php)。ラマ3世通りと交差するチャロエン・クラング通り(発音自信なし)突き当り。チャオプラヤ沿いで、川風が心地いい。シーフードもおいしい(Pはイカの卵詰め)。店員さんも気持ちいい。帰りも、タクシーの拾える大通りまでお店のツゥクツゥクで送ってくれた。
2525 CHAROEN KRUNG RD., BANG KHO LAEM
BANGKOK THAILAND 10120
Tel. 66 2 6891393 - 6
Fax. 66 2 6891397
Email : gvbkk@goodview.co.th



ロンビア(ビアホール)タワンデーン
ポムマイミイポムさんからの情報:ここもタニヤのオネイサンに連れていってもらった。場所は酔っ払っていて、よくわからない。ラマ3世通りかな(ホームページ:http://www.tawandang.co.th/)。ライブ・ショー&フード(「豚ももの丸焼き」が旨かった)&ビールのお店。1メートル超の長細いビールサーバーって世界共通? 日本じゃ見たことないけど、よくわからん。せこいハゲオヤジは、飲み残しのウイスキーを持参。持ち込み料は、200BでOKだった。歌謡ショー、ビール早飲み競争、アクロバット等々。零時回ると完全にディスコ状態。昔のコロシアム(トンロー)の、料理いいバージョン? 田舎モンには、ものすごく楽しい。3人で2,000B弱。


第9回 カフェ・シンフォニー
人を外見で判断してはいけない
スタバ全盛期の今、昔懐かしい、いかにも脱サラしましたみたいな親父がやっている喫茶店は絶滅状態であると聞いた。オレはタイ住まいでよく知らないが、なんだか残念な気がする。学校ふけて、会社抜け出して、休日に家に居づらくて、いろんな逃げ道として街の喫茶店は男にとって有益な場所だった。平日の昼過ぎなんかは暇そうなマスターが何時間でも無駄話の相手をしてくれた。外国にはこうした空間をなかなか見つけられない。オレはタイに暮らしだして数年間こういう無駄空間を探して、さまよい、なぜか関係ない女に金取られたりしていた。無駄な時間はつぶしたイが、無駄金つかうのはいやだ。まあ関係なかった。
ある日の午後、オレはトンローの喫茶店でコーヒー飲んでいた。
この喫茶店、カフェ・シンフォニーは昔懐かしい日本の喫茶店で、当然日本人のオヤジがやっている。喫茶店を恋しがるのがオヤジだけになってしまったのかもしれない。店名からしてどこか懐かしいというか、ベタと言うか、まあ昔の喫茶店風だ。ラテなんて当然無い、コーヒーはブレンドとアメリカンにきまっとる!。お決まりごとのミックスサンドとナポリタン、カレーピラフなんかもある。モーニングサービス(まだ日本でこの喫茶店朝定食はあるのだろうか?)もやっている。店内には暇そうな日本人オヤジたちがどこか惚けたような顔をして新聞片手にコーヒーすすっている。まあそんな店だが、ここでも喫煙規制の魔の手が伸びていて店内禁煙、でもオヤジは喫茶店と言えばタバコだ。オレもそう、1卓だけタバコを吸う奴のために店の前にテーブルを出している。オレはいつもそこでコーヒーを飲むのが最近の日課となっていた。
『ウム、100年に一度の世界的金融危機か・・・フッ、サッパリ関係ねえな』
その日もオレは意味なくえらそうにふんぞり返り、新聞読みながらタバコをブーーと下品にふかしていた。その時、一人のタイ人の兄ちゃんが店の前にバイクを止め、オレに近づいてきた。
『あのー電話した****です』
『あー??』
『あのーーー、面接に来ました』
『ヘっ?』
兄ちゃんは店頭でタバコふかしているオレを店の経営者と勘違いしてバイトの面接を申し出たのであった。オレは親指で店内を示し、中に入れといった。オレとしては勘違いを正したつもりだったが、兄ちゃんはそれでもオレにヘコヘコしながら店に入り、こちらをチラチラ見ながらマネージャー格と見られるタイ人と話をしている。
オレは気づいてしまった。俺のフウタイはどう考えてもかたぎの勤め人ではない、だがらといってやくざでもない。しいて言えば、極めて自由業風の小商店主、固くない業種の・・・喫茶店の親父に近いかもしれない。意識してやってるつもりは無いが変な色がついてしまったな・・・。これは・・・はたしていけているのだろうか・・・??
皆さん、人を外見で判断するのはやめましょう。

PS;この店で一つ残念なのはタイのコーヒー豆を使っていることだ。思い入れはわかるがタイのコーヒーまずい。普通の豆もおいて欲しい。

PS2:もともとメルマガ用に書いたが面倒なのでそのまま転用。暇なオヤジどもいい歳食って漫画喫茶なんて行ってるんじゃねえ!たまには昔を思い出してサテンでスポーツ新聞読め。

Cafe Symphony
49 soi 55 sukumvit rd Bkk 10110
tel;02-712-5425



第10回 横濱 家系 ラーメン 秀家
でたな秀家

変な場所にラーメン屋が出来た。
かつて一夢庵という不吉な名前の日本食屋があったところだ。ヒロポン軍曹と今一な飯食いながら話したものだ。
『なんで一夢庵なんだ?』
『一夜の夢なんでしょうかね』
『一度だけでも夢見たい脱サラレストランかな?』
『この客入りじゃ、今となっては夢のままでいた方が良かったでしょうね』
『悪い夢だな』
言いたい放題いったものだ。それぐらい場所が悪かった。アソークディンデンの風呂屋アムステルダムよりディンデン通りを100Mほど南下、周囲になにもなく少し離れて豊田通商がある都心の僻地だ。当然周囲に日本人が多いとも思えない。それどころか人がいない。渋滞酷いが生活感はない。なんとなく埃っぽい湾岸工業地帯を思い起こす寂しい土地だった。駐車場もないので車でも行けないし、地下鉄の駅からは300Mほど歩かなければならない。あらゆる意味でアクセス不可。店商売のブラックホールみたいなところだ。
オレは前から気になっていた。
横濱 家系ラーメン 秀家 と看板が掛かっていた。
家系?横濱??宇喜多秀家ではないようだが・・・考えてみれば宇喜多秀家は島流しにあったような気がするな・・・流されたような場所に在るからだろうか?イヤイヤ、そこまで卑下する余裕を今の日本人は持たないはずだ。
家に帰ってグーグル。便利な世の中になったものだ。

家系ラーメン
家系ラーメン(いえけいラーメン)は、横浜のラーメン屋、吉村家を源流とし横浜市周辺を中心に広まったラーメンおよび一群のラーメン屋の呼び名とされている事が多い。
定義は曖昧であり、色々な意見や説がある。
豚骨醤油ベースに太いストレート麺で、それらのラーメン屋の屋号に「~家」とついているところが多かったところから、家系と呼ばれるようになったとも言われるが、それに当てはまらない名称の店も増えた。店名の「家」は「や」と発音するが「家系」は「いえけい」と発音する。
吉村家またはその系列の店で修行したことを絶対条件とし、味が似ていてもそれ以外は亜流とする意見もある。
歴史
関東を中心に展開していたラーメンショップの出身であった吉村実が1974年にJR根岸線新杉田駅近くに開き、その後横浜駅近くに移転した豚骨醤油系とされる吉村家が起源とされている。吉村はその後、本牧家を開業。本牧家で修行をし、店長を務めていた神藤隆が独立し、1988年、東白楽駅近くに六角家を開業する。他の弟子たちも本牧家を辞め、怒った吉村は本牧家を一時営業中止し新聞沙汰にもなった。その後、六角家は新横浜ラーメン博物館がオープンしたときに地元代表のラーメンとして出展した。また、本牧家・六角家にいた近藤健一が関わった横濱家などが横浜市北部でチェーン展開した
麺・・・酒井製麺所または丸山製麺所・大橋製麺所などの太いストレート麺が使われる。
スープ・・・大量の豚骨、鶏がらを使った豚骨醤油がベースであり、茶色がかっていることが多い。一般的に味の濃さはきつめで、こってりしている。
具・・・チャーシュー、大型の海苔、ホウレン草が基本。刻んだ長ネギやニンニクがのる店もある。またチャーシューの煮汁で煮た味玉子などを追加トッピングとする店も多い。
脂・・・鳥皮からとられた鶏脂(ちーゆ)が使われる。"家"と店名についていてもこの脂が使われていない場合があり(例:丸千代山岡家)この場合、家系とはされない。
注文方法・・・麺の量(大・中・小)、麺の固さ(固め・普通・やわらかめ)、脂(多め・普通・少なめ)、味(濃いめ・普通・薄め)を注文時に選ぶことができる。
サイドメニュー・・・一般にサイドメニューの点数は少なく、餃子のない店も多い。一方でキャベチャーというキャベツと唐辛子をごま油で炒めたものがある店が多い。これは有料の場合と無料の場合がある。ゆでたキャベツのトッピングがある店もある。
店・・・大部分の店が全面禁煙で、食券制の店が多いこと、麺の固さ(固め・普通・柔らかめ)、味の濃さ(濃い・普通・薄い)、油の量(多い・普通・少ない・無し)などの好みをオーダーして欲しいという旨を表記する店が多いことが挙げられる。

ウーン、なんでもいいけどラーメンごときでオタク過ぎないか?ラーメンはもっと頭を空にして食う物だと思っていた。ラーメンに宗家があるなんて知らなかったぞ。これは心して食わないとオレまで島流しになってしまう。これ以上どこに流されろって言うのだ。
心細いのでヒロポン軍曹を連れていく。自衛隊防衛出動だ。バイクで行ったがバイクですら停めるところに困る。強引に歩道に乗り上げて駐車。これで歩道を歩くことは物理的に不可能になった。客いない・・・一夢庵の時と同じだった。客ではないが人はいたフリーコピー(ワイズ)の営業がラーメンの写真撮っている。取材??イヤ広告の営業だろうか?
店の内装は・・・内装と言った物は何一つなかった。実に男らしい店だった。
メニューは・・・これも男らしく、ラーメンただ一つ。味噌だの醤油だの坦々だのと言った物はない。ラーメンだけだ!秀家、お前は男だ!!
食う前から興奮して汗が出た。

前情報通り、ラーメンの注文方は麺(ゆるめ・普通・固め)味(濃い・普通・薄目)油(多め・普通・少な目)と並み盛り・大盛り・超大盛りとサイズを指定する。
うーー注文するまでに決断力に欠けるオレは疲れる。初めてでわからないので並み盛り、指定要項はすべて普通。軍曹は大盛りで普通。共にオヤジ臭く餃子とライスも頼んだ。
やがてラーメンが運ばれてきた。一口食う。こっこれは!濃い、濃すぎる!オヤジ肝臓殺しだ!!味自体は悪くない。いや、むしろおいしいラーメンと言って良いと思う。だがこれは・・・部活帰りの高校生には丁度良いかも知れないが、たいがい肝臓の死んだオヤジにはテロ行為だ。味が実に濃く、油の粘度はもはやカルボナーラ級。冷やしたらスープごと半固形になりそうだ。普通の濃さでこれなら、濃い味・油多なら一体どうなってしまうのだ?
濃い濃いと言っていてもうまく伝わらないと思うので、例をあげる。ラーメンライス専用スープと言った感じ。ゆるいカレーくらいかな。
自衛隊の缶飯(レーション)で濃い味に慣れているヒロポン軍曹ですらグッタリしていた。
餃子は皮がぱりっとしてうまく、後日食ったチャーシューマヨ丼もうまかった。問題はすべてに濃いので、チャーシューマヨ丼とラーメンを同時に食うことが出来ないことだった。
結論が出た。
横濱は関西だった。

シーザーの末裔と言われるハプスブルグ家の秘伝スープ オリオスープは実に濃厚な味がするそうだ。こういう味なのかな?きっと違うと思う。誰か違うと言ってくれ。

高級風呂アムステルダム入浴後に素の自分に戻るために超ギトギトラーメン 秀家で夕食。または秀家で腹ごしらえの後、アムスで自爆覚悟の決戦にのぞむ。どちらも外道者としては本望であるが、あまりのギャップに頭がクラクラすること請け合い。時空と身分を超越した性と食の決戦だ。

当初、メルマガの編集後記として書いていたが興がのって長文になったので外道グルメに転載。



横浜家系ラーメン 秀家 追加情報;余計なお世話だがHPがあるらしいので追加する
http://hide-ya.com/
ウーン!しびれるぜ。今時あり得ないスーパーシンプルサイト 秀家 お前は男だところで今までヒデイエとかヒゲとか読んでいたがヒデケと読むらしい。最近行ったら客が増えていた。上手くいってよかったね。日本では人間が薄くなった分、味は濃くなっているようだ。(2011年6月12日)
くれよんツンちゃん の感想;外道グルメ「横濱家系ラーメン秀家」を見て行ってきました。平日午後8時、我々二人組みが入店した時に客はいませんでしたが、そこからゾクゾクと客入りがあり、退店時にはにぎわっていました。総座席数25くらいでしょうが、15くらい埋まりました。タイ人家族が一組、それ以外は日本人男性でした。外道さんのコメントに「こってり半端ねぇ」とあり、多少びびっていましたが、当方30歳、基本こってり派の舌と肝臓にとっては驚くほどでもなく、日本でもよくある程度の濃厚スープかなと感じました。味は絶品、一緒に行ったラーメン大好きの友達は興奮していました。もっとも大きい特盛りでも200バーツ、これは本当に巨大です。トッピングのもやしの量も相当でした。トッピング各種30バーツ。雰囲気も、タイのオシャレぶったトレンディラーメン屋というのとは違い、日本にある普通のラーメン屋という感じで落ち着けました。次回はチャーマヨ丼行ってみたいと思います。いい店教えていただきました。ありがとう。(2011年3月4日)



応援したい店!うら庭 BY2002大将
プロンポンのパラダイスマッサージで、スッキリしたあと、腹が減ったので、以前から、キンカーオ ドゥアイと煩かったソイカの女に電話して、エカマイで待ち合わせすることになった。
 めし屋は、彼女に任せてタクシーで、5分ほど。なんか、豪華な店の前にタクシーを止めよった。駐車係から、正面玄関入口にインカムを付けた案内人もいる。「鴨が来たと、店内に連絡しているのか??」。とっさにコイツ俺からたかるつもりだな?と一瞬で思ったが、もう引き返せるムードではない。仕方なく席に着くことになった。すると、ウエイトレスが、メニューの説明をしだした。とりあえずビヤシン頼んだら、「飲み放題のほうが得ですよ」。はっ?ビヤシン1杯120B、飲み放題390B。3杯飲んだら元が取れる。そりゃー飲み放題のほうが得だな。なんか拍子抜けした(笑)適当に、オススメメニューを頼んだ。チジミ、韓国の料理じゃなくてなんかピザみたいな、クレープみたいなものがすぐに来た。アローイ!タイに滞在3週間目、もう激辛料理に胃が悲鳴をあげてたので、このバナナクレープのような優しい味わいに感動した!ビールも勧む、もう5~6杯飲んでる。パタヤのハッピーアワーで飲む59バーツの不味いハイネケンドラフトとは、全く違い日本で注文する「とりあえず生!」と同じくキンキンに冷えている。そんな時、見た目マレーシア人のオーナーらしき人が、挨拶に来た。 「いかがでしょうか、楽しんでいただいてますか」と・・・。あーそうか。やっと気づいた。ソイカの女、俺に気を使って日本人オーナーの店に連れてきたんだな。それで、ウエイトレスも、インカム付けて客の動作一つ一つチェックして、ビールが少なくなると次のビールを持ってくる、日本人経営だからこそできるきめ細かい教育の行き届いたサービスが出来ているんだな。そんな感じで、この豪華な店で、優雅なひとときを過ごしていると、タイ舞踊のショーが始まった。スワイなおねーさんの、本場のタイ舞踊に癒される。ゴーゴーで、ノーパンでケツ振っているショーしか見てないので、やけに新鮮だ(笑)。。本当に気分が良かったので、社長を呼んで、一杯ご馳走した。タイでの経営の難しさや、苦労話も気さくに話してくれて、本当にナイスガイな社長で、ぜひ頑張ってもらいたい応援したくなる店でした。タイ舞踊が見れて、旨いメシによく冷えたビール。コストパフォーマンスは最高!いずれ、こんな私でもタイで店を持ちたいと思っていたので、すごく参考になる話を聞かせてもらった。トンローで、蕎麦屋でもやろうかと今、真剣に検討中。。

http://www.asiandining-uraniwa.com/index.html

一休さんの頓知でビッチ

一休さんの頓知でビッチ
BY:一休

?恐るべしタイのセックスドラッグパワー
?アナルde道場破り
?褐色の雨宮塔子
?淫売姫と真面目に付き合いたい・・・
?女子大生とアナルセックス
?立ちんぼ・スクンビット周辺
?タニヤ・アルカデイア
?キングスコーナー(パッポン1)
?スターオブライト(パッポン2)

はじめに・・・この度、連載を始めさせていただくことになりました、自称下道公爵・一休さんと申します。始めに簡単な自己紹介をしたいと思います。思い返せば今から15年前、京都伏見のストリップ劇場の2畳ほどの不衛生な小部屋から当時高校生だった私の外道はスタートしました。その後も国内の風俗に定期的に通いできることからコツコツと西川きよしのように着実に経験を積んでいきました。就職活動中は、性都名古屋に行きたいがために、交通費を出してくれる企業のみを狙い撃ちし、面接前に必ず風俗に通っておりました。その地道な風俗通いのおかげで、就職氷河期の最中内定率100%を達成し、ますます風俗にのめり込む事になります。その後、中国、韓国、香港、ベトナムと順調にその活動範囲を広げていきました。当時の私は、大企業に勤め妻と子供が一人おりました。周りから見れば順風満帆の生活とでも思われていたのでしょう。しかし、影では海外での買春と国内での不倫を繰り返していました。それでも私の心が満たされることはなく、いつも何かを求めているようにギスギスと生活をしていました。そして今から3年前、タイとの運命的な出会いを経験しました。それは初めて前立腺マッサージで射精したとき以来の感動でした。言葉にはできない漠然とした自分の理想郷が目前の手の届く”リアル”として存在していることに我を忘れて興奮したのを思い出します。もちろん、その後タイ人には騙されました、ぼられました、カモにもされました。しかし、タイを嫌いになることはありませんでした。愛しいからこそ憎さも募る。しかし本当には憎めない。腹の立つことがあっても必ずそれ以上のすばらしい姫との出会いがありました。結局、短期でちょこちょこバンコクに来るだけでは飽き足らず、真性鬼畜外道街道を突っ走るエリートを目指し、ついに2005年よりバンコクに住むことを決意しました。皆様も外道と家族、会社などとの両立には苦労なされていると思います。現在の私には既に何もありません。何も持っていません。家族も家も会社も財産も・・・。そんな、男がタイで経験したこと、またこれから経験していくことを綴っていきたいと思います。2年ほど中国に住んでいたこともありますので、ヤバイ所・怖い所・汚い所なんでも大丈夫です。読者の方でちょっと自分で行くのは勘弁だけど、どうしても知りたいことや情報が欲しいと思うことがあったら、どんどん連絡ください。お縄を頂戴しないことなら、どんなことでもレポートしていきたいと思います。ではこれからしばしの間、このわたくし『一休さん』にお付き合いください。
外道ヒロ: 買春上人 一休さんは、この度、目出度く得度を終えられ俗界の塵芥を払い落とされました。上人が俗世を捨てたわけは、無茶しか言わない上司にも辛抱強く仕え馬車馬のように働いてきたのに、ばっくりリストラ。追い打ちをかけるように、女房子供にもあっさり逃げられ、ローンを残して家屋敷までどこかに持っていかれたそうです。
 この際、人生を軽く投げ捨ててバンコクに淫売庵と言う庵を結び、AUAで穀潰し学生などに「現世の栄枯盛衰など虚しいものです。そこの青年、いいトシして貰っている親からの仕送りはすべて私にお伏せしなさい。これこれ、そこの女人 やらせなさい」などと説いて楽しい侘び暮らしを始めるそうです。
なかなかどうして、出来ることではありません。
オレは”なんとゆう自暴自棄なヤツだ・・・”とビビってしまいました。
と言うわけで、一休上人に風俗レポート風の連載をお願いすることになりました。久々の新連載です。
上人の文章は読みやすくセンスがあるのでオレは期待している。リクエストにも答えるそうなので、自分では恐ろしくていけないけど、どんな所か知りたい、という無責任な好奇心をお持ちの外道平民の皆さんは調査依頼のメールを送ってください。
最終更新日時: 06/12/2011 13:41:19

外道の細道
アナルde道場破り
ご無沙汰をいたしております。前回の掲載から少し時間が経ってしまいましたが、読者の皆様はせっせと外道を極めんと訪タイをされていたと思います。今回のお話は、わたくし一休が外道の亜流であるアナル道の師範代として現在バンコクに多数存在する日系マッサージ店の看板娘達と熾烈を極めた戦いをした時の記録です。
立ちんぼとコーヒーショップでの擬似恋愛をこよなく愛するこの一休が今回マッサージ店を訪問したのには理由があります。タイに在住するようになって既に半年近くになるにもかかわらず、誰も私に家や車をタンブンしてくれる人も現れません。私に腐れマンコの一つでも付いていれば、ナナのゴーゴーで踊りまくり、金持ってそうなハゲ親父から財産全て寄進して貰うこともできますが、貧相なソーセージ一本しか持たぬこの体では稼ぐに稼げません。どうせ貧相なものならタイらしく切り落として、シリコン入れて改造人間として第二の人生をスタートしようかとも思いましたが、それでは大好きなアナルを突くのではなく、突かれるだけになってしまいます。
楽して檀家から金を集めるシステムを考えた僧侶は偉大な人だったのだろうと思います。そこで私も頓知でしか使わぬ頭をフル回転さしてなんとか稼げる方法を考えていました。そして閃いたのが、日系マッサージ店だったのです。一ヶ月も考えて、思いついたのは100人いたら100人とも3秒ぐらいで言い出しそうな安易なものでした。しかも私は過去にこの手のマッサージには2~3度しか行った事がありません。そこで、今回の道場破り(リサーチ)となったわけです。しかし、ただ寝てマッサージを受けて来ただけでは外道平民以下なので、師範代らしく初指名のマッサージ嬢のアナルをいただいてしまおうという恐ろしく楽しそうな使命を自らに科してのオ・シ・ゴ・トとなったわけです。
そしてついに外道上人一休が満を持して今年8月にバンコクのスクンビットソイ26にマッサージ店をオープンいたします。激戦区ですが、エッチだけが生きがいのこの外道者が外道たちの為に放つ魅惑のマッサージサービスを考えています。店名は解りやすく『松茸(マツタケ)マッサージ』。下品です(笑)。一週間も考えてこのネーミングセンス。オープン前から先が心配です。しかしサービス内容、料金、そして女の質は外道に誓って最高のものを追求してまいります。今までのお店と一緒じゃ面白くないですから。現在、お盆の外道シーズンに間に合わせるように必死にお仕事中です。是非、訪タイの際はお立ち寄りください。詳細は決まり次第、外道の細道ホームページに広告を掲載予定です。
そういう訳で、この一休の『頓知でビッチ』の連載も第10回を目処に終了予定です。外道の細道が広告主様からのスポンサー収入で成り立っている以上、どこかのお店を贔屓したり宣伝したりする事はできません。私が『松茸マツタケマッサージ』を経営しつつ連載を続けて行く事は、正直な記事が書けなくなってしまいます。どうかご理解ください。えっ、誰もお前の連載が無くなろうが気にしてないって?いやー確かにそうかな。でも楽しみにしていてくださった皆様、一休ってどんな奴なんだろうと思っておられる方は是非お店に遊びに来てください。いろいろとお話しましょう。いろいろな人に出会えるってのも商売の醍醐味の一つですから。





6月になりやっと涼しくなってきたと思っていたら、7月は残暑厳しい日が続いている。バイクでの移動は渋滞の激しいバンコクではスイスイと車の間を縫っていけるので非常に便利だ。しかしこの小さなバイクでもなかなか進めないエリアがいくつか存在する。その一つが今回の目的地であるプロンポーン周辺である。エンポリアムの前からソイ24.ソイ26、ソイ33からソイ41辺りはいつも大渋滞である。ちょうどこのエリアに現在日系のマッサージ屋がひしめいている。それも日増しに店数が増えているそうだ。私はこの半年のバンコク滞在中にこの手のマッサージ屋に行ったのはほんの2,3回だけである。ゴーゴーバーにハマる事から始まった私のタイ外道生活において、どうしても始めから料金やサービス内容が決まっているような風呂屋やマッサージ屋は好きになれなかった。危険な匂いや悪の雰囲気がしないからである。しかし、私のようなタイプの人間は実は少数派で、大多数の人は明朗会計で日本語が通じるマッサージ屋というものには安心感があり人気が爆発しているそうだ。それならば、その流れに乗ってしまおうという安易な考えから自分の店を持つという壮大な計画を実行に移すことになった。
そうなれば、まずは敵を知る為に味見をしなければなるまいと思い有名所と新店の数店舗をピックアップし、突撃調査を敢行した。しかしただ店舗の雰囲気や設備を調査するだけでは面白くはないので、今回は自らに大きな課題を課して各店を回ることにした。その課題とはズバリ『アナルセックス』である。外道マガジンにおいては外道紘尊師より『アナルヤマモト』という有難いホーリーネームをいただいているほどのアナル好きの私にはもってこいの課題である。男は自らに試練を課さなければ成長しないのであるとかなんとか理由をつけてはいるが、ただただ自分の欲望を叶えたいだけなのだ。そんなこんなで、一週間に3店舗を目標にしてのマッサージ巡りが始まった。

現在、淫売女と同棲中であるのでマッサージと交通時間を合わせて3時間というまとまった時間を確保するのは非常に困難であったが、この罪悪感とスリリングな緊張感が病みつきになりそうである。何事も苦難がつきまとう方が快感も大きいものである。ちょうどこの日、女が日本語学校に行く隙を見計らってソイ31にある某マッサージ店へ突入した。こじんまりとしたタウンハウスを丸々一本改装した貧相な作りだ。まあ勝負所は建物では無いので気にせず中に入る。ママさんらしき女性が笑顔で出迎えてくれる。かなりの美人だ。タニヤや風呂屋と違いこうしたマッサージ屋には雛壇は無い。アルバムで写真を見て指名するシステムだ。まずマッサージのコースを選ぶのだが、古式とオイル、アロマの3種類があり、料金はそれぞれ2時間で古式400B、オイル800B、アロマ1000Bである。匂いの残りそうなイメージのあるアロマはまず除外し、オイルと古式でしばし悩むが、どうせエッチしてたら時間無いので安い古式を選択する。マッサージの選択が終わると次は女の子の指名である。どんな子がいるのだろうとワクワクしながらアルバムを凝視する。するとこのママさん何を思ったか、勝手にアルバムのページをパラパラとめくりだすではないか。そして一番最後のページの2名の女の写真を指差し、『古式マッサージができるのはこの二人です』と言った。二人の写真を喰い入るように見つめる私。しかし、どの角度から見ようとそこには猿と豚しかおらず、人間の姿は見つけられなかった。おいおい、女の写真一杯あるのにどうしてこの二匹の選択になるんだよと思ってママさんに尋ねると他の女の子はオイルかアロマじゃないと選べないらしい。『それなら最初からそう言えよ。』と突っ込んだが、彼女にはわかってない様子。日系と言っても経営者が日本人てだけで現場は所詮こんなものか。猿のアナルなんて触りたくも無いので、気を取り直してオイルマッサージに変更する。アルバムの最初のページの当店一番人気のKちゃんが今ならフリーだそうだ。迷わずその子を指名する。ナンバー1のアナルを攻略しなければ道場を破った事にはならないのである。綺麗なだけで対応がイマイチなママさんとは違い、Kちゃんは笑顔も可愛く高ビーな感じは全くしない。背が高くスレンダーなちょっと色黒のイサーン系の可愛い子という感じで好感度は非常に高い。決して美人ではないが、私的には好みのタイプなので気合が入る。しかしここでまたしてもこの馬鹿ママさんがやってくれる。ママさんに指定された部屋はなんと4階。当然エレベーターなんてものは無い。Kちゃんに聞くと今は私を含めて客は2人しか居ないそうである。なのに4階。しかも階段や廊下にはエアコンが無く風も通っていないので非常に暑い。部屋につく頃にはKちゃんも私もゼーゼーと息切れ状態。これ心臓が悪いジジイだと死ぬんじゃないだろうか?そしてここで飲み物のオーダーである。特に必要無いのだが、なんとなく要らないとも言えず冷水を頼む。するとKちゃんまたまた此処から1階までオーダーを伝えに階段ダッシュ。そして4階に戻って来たときにはマジでハアーハアーと言っていた。そして待つ事数分、コンコンとドアがノックされ、おばちゃんが水を持ってきた。このおばちゃんもゼーゼーと息を切らし、額にはうっすらと汗まで滲ましていた。可哀想なのでチップを多く渡させる作戦なのだろうか?そんなこんなで水に口を付けた段階で既に15分以上が経過。露骨な時間稼ぎなのがミエミエでなんかどっとヤル気が失せる。そしてKちゃんに服を脱がしてもらい、一緒に入浴。チンチンを丁寧に洗ってもらう。風呂屋と違い浴槽は無いが、桶風呂を置いている店もある。ベットに戻るとKちゃんがオイルマッサージの準備を始めた。今日のミッションはアナルまでもっていく事である。時間が無い。アナルセックスの時に使うのでオイルのボトルのみをベットの脇に置かせ、早速スペシャル開始。大体どこの店もスペシャルマッサージの料金は1500Bが相場のようである。個人的にはこの価格体系が気に入らない。マッサージ料金800Bとスペシャル1500Bで合計2300Bである。ナタリーのサイドと同額である。これを安いと見るか高いと見るかの判断は難しいが、ナタリーのサイドの方が確実に可愛い子が多く、中には思いっきり16歳ぐらいの女が混ざってることを考えれば、私はナタリーを選ぶであろう。まあ、旅行者をターゲットにしているのなら日本語表記のメニューがある、片言の日本語を話す子が多いことなどを考慮すれば数百バーツの差などどうでもよいのかもしれないが・・・。
このKちゃん、さすがに今のナンバーワンだけあってなかなかのテクでいろんなところをチロチロと舐めてくれる。お返しにアソコとアナルをじっくり愛撫していく。(女子大生とのアナルセックスの項参照)初めてなので怖がっていたが、30分後にはアナル指マンとクリ舐めの同時愛撫で腰をヒクつかせて絶頂を迎えていた。そのままアナルに指を入れた状態で正上位で合体!(釣りバカ日誌風)まだ慣れていないので、アナルの指はあまり動かさずにGスポットを意識したピストン運動を繰り返す。次はバックに体勢を入れ替えてまたまた前後同時ピストン。この段階で中指を奥まで入れても痛がらず、親指もすんなり入るようになっていた。ここで一時アナル愛撫をやめて、通常のセックスで絶頂の直前まで快感を高めてあげる。早くイキたくて腰を浮かして自分から求めてくるようになった所で、チンポを引き抜き、アナルの入り口表面に持っていく。表面をスリスリしながら、クリを手で摘んでピストンしていく。『痛くないよー、大丈夫だからねー』というと『カッー』と言ってうなずくKちゃん。可愛い!!この時の微妙な表情を見たくて頑張ってるんだよなー。ゴム付きの初アナルなのでなかなか難しい。痛くないように深呼吸をさせる。二人で呼吸を合わせてゆっくりと大きく息を吐きながらアナルに挿入していく。いやー、初めての二人の共同作業って感じで、擬似恋愛モード全開って感じだ。楽しい。最後までスッポリ入った時は二人で見つめ合いながら自然に笑顔が出てくる。女にとってもすごい達成感なのだろう。痛みが無くなって気持ち良くなるまでは、あまり動かずに、クリの愛撫をこまめに行う。Kちゃんから甘い吐息が漏れてきたときを見計らって、アナルでのピストン開始。痛みと快感の混ざった何とも言えない良い表情で喘ぐKちゃん。腰を持ち上げて腸壁越しに子宮を激しく突きつつ、Kちゃんの大きな声を聞きながら果てた。ミッションクリアー!!久しぶりのこの充実感!!最高!終わった後も添い寝してくれて、時間一杯までイチャイチャとデイープキスばかりしてもうすっかり恋人気分。次もアナルでやる約束をして店を出た。総評としては店そのものは褒められたものではないが、女の子の個人的な良さのみで成り立ってる感じ。これでたまたま最悪の女にあたったら、二度と来る事は無いだろう。

次はソイ39に最近オープンしたばかりの新店である。新店である以上、既存店を研究し尽し、その欠点を徹底的に改良し、隙の無い店作りをしているはずである。要チェックだ。しかし実際に行ってみると、さすがに新しいので建物は綺麗であるが何の特徴も無い今までの店の模倣のみの店であった。フロントの女の子二人は当然のようにタイ語での応対だ。旅行者にはどうするつもりなのだろうか?ホームページだけ日本語にして、日本人客を呼ぶだけ呼んでタイ語のみ。不親切極まりない。気を取り直してアルバムを見る。うーーん、何とも言えない脱力感。8~10人ぐらいは居ただろうか。なんとか選べそうな女はアルバムの最初の方の2人ぐらいだろうか。ちょうど1ページ目の一番人気の女が今出勤してきたというので迷わずその子を指名。名前はAちゃん。ちょっと身長高めでオッパイはEカップはあろうかという立派な巨乳。あまり垂れていないのでシリコンかとも思ったが、触った感触はオリジナルのものであった。オープン記念で20%オフらしくオイルマッサージ代640Bを払い部屋に通される。
ユニットシャワーのあるさっぱりとした部屋だが、入るなりトラブル発生。調整式のダウンライトが突然消えて、部屋は真っ暗。カチカチとAちゃんがスイッチをいじくるが回復せず。するとAちゃんベットに上って、ライトにいきなりアッパーカット!!これで観念したのかちゃんとライトがついた。さすがタイの業者の取り付けである。気を取り直してAちゃんとの会話を始める。片言だが日本語が話せるようだ。しかしここでAちゃん涼しい顔で『じゃ、一人でシャワー浴びてね』私『・・・・。ハイ・・・・。』
おいおい、マジか?今どき一人で洗わせるのか?ちょっと可愛い顔してるからって、いい気になりやがって、絶対にチップなんかやるものかーと、この時点で固く決心する。一人寂しくシャワーの後は、オイルマッサージである。うつ伏せにされて太ももにオイルを垂らされてマッサージ開始。う、うまい。外道と同じ位マッサージ好きの私は、忙しくなければ2日に一回ぐらいは古式マッサージに行くのだが、この子のマッサージはかなり熟練のババアのマッサージに通じる上手さがあった。聞いてみると、この仕事の前は、普通の抜き無しのマッサージで仕事してたそうだ。なるほど。でもこの仕事の方が気持ち良いことできて、しかも高額のお金まで貰えるんだから、休みなんて無しで毎日働きたいとか言ってた。かなりの好き者だ。
30分ほどマッサージを堪能した後でスペシャル開始だ。大きな胸が自分の武器だとよく解っているのだろう。パイズリをメインに時折、乳首で裏スジを擦りながらこちらのマツタケを攻撃してくる。その時の表情がまたいかにもチンポ好きデースという顔で好感がもてる。しきりに、エッチが上手なのかどうかを聞いてくる。エッチが好きかと聞かれたら迷わず三度の飯より好きだと答えるだろう。しかし上手かと聞かれたら余程の自信家か阿呆でない限り、俺は上手だとは言えないんじゃないだろうか?女がこうして聞くところを見ると、タイ人の男は『ああ、俺は上手だぜ』とか答えるのかもしれない。とにかく自分で味わって上手かどうか判断してくれと伝えて前戯開始。出勤して来たばかりで俺が今日初めての客だと言っていたが、既にアソコは大洪水。その愛液を指ですくって、少し固くなってるクリに塗りつけ、ゆっくりと触れるか触れないかの微妙なタッチで円運動を繰り返す。1、2分と経たないうちに女が勝手に私の手を掴んで私の指を自分の穴に押し込んだ。早くかき回して欲しいそうだ。土手を掌で押さえて圧力をかけつつ、指ピストンを繰り返す。既にAちゃんはブリッジの体勢で腰を自分で上下させている。アナルのお膳立てはもうばっちりだ。今度は掌を離し、固く大きく充血しているクリを舐め上げながら、マンコでピストンしてた指をゆっくりと抜き、アナルの表面に移動させていく。何度かマンコとアナルを往復し、愛液をアナルに塗りつけ第一関節まで指がすんなり入るようにしておく。ここで単調だったクリ舐めを一気にスピードアップさせる。気が狂ったように腰を上下し始めるAちゃんの動きに合わせ、ゆっくりゆっくりと指をアナルに沈めていく。アナルは初めてだとAちゃんは言っていたが、このクリ舐めアナル指ピストンであっさりと絶頂を迎えたようでぐったりと動かなくなってしまった。ここで一気にマンコに愚息を挿入していく。マンコは愛液でグチョグチョの為に締りはイマイチであるが、イッたばかりで敏感な全身をヒクヒクさせて、抱きついてくるAちゃんの姿を見ていると、こちらも興奮してきたので、早速アナル挿入に取り掛かる。ゴム付きの挿入は手間取って時間がかかり過ぎると萎えてくるのが早いので難しい。かといってあまり急ぐと女の子に痛みを感じさせてしまう。それでは今後も末永く楽しめる関係を構築できないので御法度である。しかし、さすがは好き者のAちゃん。しっかりと自分から私のマツタケを握り締め、アナルに導いてくれた。亀頭が入るまでは、Aちゃんも引きつった顔をしていたが、全部スッポリと入った後は痛みも無いようでまたもや積極的に自分から腰を押し付けてくる。マンコから溢れてくる愛液がアナルまで垂れてきて、二人が動く度に卑猥な音を奏でている。アナルに挿入したまま、正上位から後背位に移行する途中の半身の体勢でアナルの奥を突付いてやると、私の太ももを力いっぱい握り締めてイってしまったようだ。初アナルで絶頂を迎えた女は、私の記憶の中でもほんの3人ほどしかいない。そのまま、同じ姿勢で今まで以上に激しく突付くと面白いように喘ぎまくっている。しばらくすると、アナルでの二回目の絶頂の波が襲ってきたようで、また私の足や腰を力いっぱい掴みまくってくる。それを合図に私も我慢できず、高速ピストンでAちゃんの二度目の絶頂に合わせて放出した。いやー、誰と何回やってもアナルセックスは充実感があるなーなどとしみじみ感じていた。
エッチが終わるとやっぱりシャワーは別々だった。気に喰わなかったのだろうか?あんなに叫んで、声が出ないようにタオルを噛み締めていたくせに。シャワーが終わってマッタリしていたらAちゃんから愛人希望の申し出があった。そんな金無いんだけどというと、エッチを一杯してくれたらお金はあまり要らないそうだ。結局、やりたいだけなのね。やっぱり俺のテクにかかればイチコロだな、困った女だぜなどと一人で浸っていたら、Aちゃんが無邪気な声で『貴方のチンポ大きくなかったから初アナルでも気持ち良かったのねー』だって・・・。合掌!!






褐色の雨宮塔子
誰かをぶち殺してやろうと思ったことはありますか?私、一休にはこいつだけは次に会ったら必ずノーザンライトボムでアスファルトにお前の脳漿をぶちまけてやるぜっと思っている相手が一人ございます。彼女の名は『デビル絵美』。デビル雅美の妹のような名前の女ですが、外見は『褐色の雨宮塔子』なのです。もちろんタイ人です。
雨宮塔子なんて知らねーよ、という声が聞こえてきそうですが局アナフェチの皆様には充分メジャーなビッグネームであると思います。そう、元TBSの局アナです。『チューボーですよ』で堺正明との絶妙のコンビネーションボケで人気を博し、今はフリーとなっていますが、欧州在住らしくTBS系の海外スペシャルもののレポーターとしてちょくちょくでてきます。私は熱狂的なファンというわけではないのですが、好きなタイプではありましたので、彼女が出演していた期間はかかさず『チューボーですよ』は見ていました。顔見ないとわかんないよーという方は、とにかく可愛いとだけご理解ください。そんな可愛い、自分好みの女を何故ぶち殺したいのか?それが今回のお話です。




絵美との出会いは馴染みの援交カフェだった。その頃私は毎日のようにそのカフェに顔を出し手頃な女を捜していたが、なかなか持ち帰りができる良い女に出会えずにいた。今回のバンコク滞在は少々長かったので、目が贅沢になっているようだった。その日も、入り口横でアイスティーを注文し、それを片手に店内を回ろうとした瞬間、私の視線は釘付けになった。そう、絵美が涼やかな笑顔でこちらを見ていたのだ。彼女と目が合った瞬間、もう他の女は眼中に無く、騒々しい音楽も耳に入らなくなった。まだまだ早い時間帯で男性客も少ない。いつもなら少々可愛い子がいてもとりあえずは店内をくまなく見て回った後でもう一度その子をチェックするのが私の行動パターンだ。しかし絵美は特別だった。彼女がそこにいるのなら、わざわざそれ以外の場所を、彼女以外の女を見る必要が無いと思えるほどにオーラを放っていた。

何のためらいも無く最短距離で彼女に向かう。彼女の日本語は挨拶程度だったが、英語はかなり流暢で交渉はスムーズにいくかと思われた。しかし思わぬ邪魔が入る。彼女のルームメイトという女だ。その子は多少の日本語ができるらしく、三人でホテルに行こうとウザいお誘いをしつこく迫ってくる。ハッキリと君は好みでないことを伝えて断り、絵美との交渉に専念する。彼女の希望はショート1500、ロングで3000だった。交渉なんて必要ない。私は彼女の言い値でオーケーを出した。もちろんロングだ。しかしあまりにも事を急ぎすぎたのか、さっきのルームメイトの女がすねて怒って、何か絵美に耳打ちをしてる。こういうときにタイ語がわからないと本当にやきもきする。二人でイロイロと話した挙句、返ってきた台詞は『ロングは駄目、ショートのみ。それでいい?』良いわけ無いだろう!!何でさっきまでロング3000とか言ってたのに、急に駄目になるんだ?よくよく話してみると『自分だけロングで、もしルームメイトに客が付かなかったら彼女は一人で帰らないといけないからかわいそう』だそうだ。心の底からこいつらは真性の馬鹿なのか?と思えてきて一気にやる気が無くなってきた。金が欲しくてわざわざここまで来て、体売ってるんだろ?切羽詰まってるんだろう?タイ人の事を少しは理解しているはずだが、そのあまりにも合理性の無い、アホらしい答えにしばしあっけにとられてボーとしていた。

そうするうちに日本人客もたくさん入店してきた。私は椅子に腰掛け、絵美は私の横に立っていたが会話はなかった。やはり絵美は目立つようで、通りすがりの日本人から『おっ!この子可愛いぞー』とか『ヒュー!ヒュー!』とか言って手を振られていた。そんな時、一人の男が絵美に声をかけてきた。何だか競争が激しいから納得できないままショートで妥協するなんて情けなく思えて、他の男と絵美が話をしているのを無視していた。その男は絵美と2、3分話をして自分の友達の居る席に絵美とそのルームメイトを連れて行ってしまった。『ハァー』深いため息をつく。逃がした魚は大きいと言うが本当にその通りだ。やっぱりショートで妥協しておくべきだったのかなぁなどと考えながら店内をぶらついていた。それから15分ほどしてたまたま絵美達のいるボックス席の前を通りかかったが、全然盛り上がっていない。男は男同士で話しているだけで、絵美は奥の席でポツーンと座っているだけだ。そんな彼女と目が合った。ニコッと微笑みながら、思いっきりアカンベーをしてくる絵美。可愛い!可愛すぎる!!もうどうしようも無いぐらい後悔の気持ちが膨らんでいく。しかしここで彼女を席から引っ張り出すのもマナー違反のような気がして遠くの席で一人で座り、ただただ後悔に明け暮れていた。今日はもう帰ろうかなーなんて外道にあるまじき考えが浮かんでいた。

うな垂れている私の肩を誰かが叩いた。ダルそーに振り返ると絵美が笑顔で立っていた。『行きましょう!!』と言う絵美。何が何だか状況がつかめずあっけに取られてる私。おそらくかなり間抜けな顔をしていたことだろう。『行くの?行かないの?』絵美にそう言われ一言『行く』とだけ言って席を立った。絵美に手を引かれ出口へと向かう途中、何人かの日本人の声が聞こえた。『おい、おい、あの子行っちゃうよ』『あーあ、先越されちゃった』皆かなり悔しがってる様子である。このカフェで、もう何十人と持ち帰りをしているが、こんなことを言われたのは後にも先にも絵美の時だけである。私のことを日本人と思ってないのか、かなり露骨に大きな声で言ってくる。『聞こえてるし、意味も解ってるちゅーねん!!!』っと言ってやりたかったが、それ以上に絵美の行動にパニクっていたので黙って絵美についていった。タクシーの中でショートでもいいでしょと確認してくる絵美。もはや何も言うまい。なんでもいいから絵美が私のところに戻ってきてくれた事が嬉しかった。じっと彼女を見つめる。この一ヶ月、一日3人をノルマにしてきたので、今回の滞在だけでも100人近い姫の相手をしてきた。しかし彼女の魅力は飛び抜けていた。すごい美人というわけではない。可愛いだけの炉利でもない。しかしとにかく魅力的なのだ。力強く好奇心いっぱいのキラキラの瞳、屈託の無い笑顔、天真爛漫な立ち振る舞い。すらりと伸びた細くて長い手足に、なめらかで吸い付くような褐色の肌、体形とのバランスのいい張りのありそうなCカップのバスト。そしてその時にふと思い出した。『雨宮塔子』そっくりだと。

タクシーの中ではそれ以上の会話をせずに、ただただ私は絵美に見とれていた。時々、私の視線に気付いた絵美は私の心を鷲掴みにする様なトビっきりの笑顔を見せて答えてくれた。その度に、永く忘れていた胸躍るドキドキ感がよみがえって来るようだった。10分ほどで滞在先のホテルに到着した。絵美は私を待つこともなく、スタスタと一人でロビーを抜けエレベーターの前で待っていた。『早く、早く!何号室なの?』せかすような手招きをしながら笑顔で聞いてくる。その仕草がとてもキュートで、すぐにでも抱きしめたいと思った。部屋の中での彼女はやけに堂々としていた。部屋の設備や窓からの景色を一通り確認し満足そうにうなずいている。気に入ってくれたようだった。そしておもむろに、バスタオルをまとう事も無く全ての服を脱ぎ捨て、意味深な笑顔でシャワールームに消えていった。終始マイペースな絵美だったが、そんな彼女の行動を少しも嫌に感じていなかった。むしろ好ましく、微笑ましく感じていた。とっくに私のハートは絵美の虜になっていた。

想像の通りのまん丸の張りのある乳房、透き通るような褐色の肌、細すぎないしなやかな長い足、思わず触れたくなるようなセクシーなうなじ、産毛のような薄い陰毛の下にはハッキリと一本の縦スジが見える。キュートで悪戯っ子のような絵美だが、全裸になった彼女の肢体はため息がでるほど美しく、そして敏感だった。可愛い少女のような瞬間と美しい体を持つ妖艶な大人の女の瞬間を併せ持っていた。軽く抱きしめると、全身を硬くして小さな吐息を漏らす絵美。褐色の肌が燃えるように熱くなっているのが伝わってくる。そっと彼女の体を持ち上げベットへ運ぶ。ベットに横たわった彼女の瞳は先ほどまでのキラキラしたものではなく、しっとりと潤いを帯びた妖しい光を放っている。彼女の両腕を頭上で交差させ、私の左腕で押さえつける。上半身の自由を奪われた彼女の脇から乳房にかけてそっと指を這わせていく。気持ち良さとこそばさとに身をよじらせている。徐々に乳首が隆起してくる。ピンピンになった乳首に触れないように気を付けながら、乳輪の周りだけを何回も何回もなぞっていく。早く乳首に触れて欲しいのか思わず絵美が声を上げる。そんな彼女を観察しながら、乳首を素通りしてへそと下腹部に刺激を与えていく。足をモジモジさせて甘い吐息を漏らしている。次に膝から足の付け根へかけての太ももの表側を軽く揉むようにして撫で上げていく。私の指が彼女の筋肉のスジを摘むたびに、『あっ、ああっ』と大き目の声が漏れてくる。

じっと目を閉じて愛撫を楽しんでいる絵美に気付かれないように注意しながら腕を動かし、ピンピンに大きくなって上を向いている乳首を突然摘まんで引っ張ってみる。ビクっと上体を反らし全身を強張らせている。間髪を入れずに乳首を口に含み、乳輪を軽く噛みながら突起物を下から上に向かって何回も舐め上げてやる。彼女の腰が自然に浮き上がり、小刻みに上下しているのがわかる。それを押さえつけるように、右手で割れ目周辺を包み込むようにして被った。綺麗な縦筋のオマンコはまだぴったりと口を閉じている。攻めがいのある、なかなか手強いオマンコだ。拘束していた両腕を解き、彼女の下半身に顔を近づけていく。私が舐めやすいように、そっと両足を広げる絵美。気持ち良くなることに積極的な姿勢はこちらもやりやすくて好感が持てる。スジマンの表面を尖らせた舌先でチロチロと上下させていく。少しずつ、少しずつ硬く閉ざした貝の口を開いていくように舐め上げていく。気持ち良さそうに、絵美は身をよじらせる。徐々に充血した大陰唇が左右に開いていき、綺麗なピンク色の小陰唇とクリトリスが顔を出した。スッポリと包皮に包まれたクリトリス全体をそっと口に含み、周辺をやさしく舐め回していく。大きく硬くなっていくクリトリスには直接触れずに、その周囲だけを丁寧にローリングするように舌を這わしていく。時々、クリトリスの包皮を剥くような感じで強めに吸い込んでやる。オマンコ全体からいやらしい匂いが立ち上り、ジンジンとした鼓動が感じられる。この頃には既に小陰唇もしっかりと左右に開いており、小さめの可愛い尿道口と膣口が顔を覗かせていた。

ここまでくれば得意技の準備完了である。得意技とはそう、超スロー指ピストンのことだ。簡単に特徴を説明すれば、秒速5ミリ以下のスピード、使用するのは中指一本で第二関節までの約5センチ、やや強めに膣の上側(腹側)を指圧するようにしてピストンする、絶えずクリトリスへのクンニと併用する、といった感じだ。なんだ簡単じゃないかと思われる方も多いとは思うが、これが意外に難しい。中指の5センチの出し入れ一回で約20秒かかる計算だが、20秒というのは思いのほか長いのだ。しかし、正しく実践できれば、これはジースポットへの刺激が非常に強く効果的にできる為か今まで嫌がった女は見たことがない。絵美もこれには辛抱できなかったようで、2往復目に指を入れていく時に腰を浮かせ、大きな声を上げて絶頂に達してしまった。ビクビクと体を震わせている絵美をやさしく抱きしめると手足を丸めて私の胸にしなだれてきた。なんて可愛いんだろう。しばらして落ち着きを取り戻した絵美の全身を甘噛みしてやる。甘噛みとは、大きめに口を開けて彼女の肌に吸い付き、吸い上げた肌を軽ーくハミハミしていくのだ。カミカミ(噛み噛み)ではなくハミハミ(唇で)ぐらいの強さのイメージが効果的だ。特に一度絶頂を迎えて敏感になっている女の脇腹や背中、二の腕や膝の裏なんかがおすすめポイントだ。絵美のオマンコはこの甘噛みによって絶頂のとき以上にグショグショになっている。もう全身何処に触れてもビクビクするようになってきた。そろそろ挿入のタイミングだ。

ゆっくりと絵美の両足を広げ、体を割り込ましていく。下腹部に私の体重がかかるだけでも気持ち良さそうに声を上げている。絵美の哀願するような目が私を興奮させる。今までのゆっくりとした前戯から一転して、激しく深く強く挿入した。絵美は瞳を閉じずに私を見つめている。正上位から座位、騎乗位へと移行する間、ずっと絵美は視線をそらさない。無心で快楽を楽しんでいるようなどこか遠くを見つめる瞳のようでもあり、もっと突いて欲しいと懇願するような瞳でもあり、愛しい相手を見つめるような瞳でもあり、妖しく艶やかで吸い込まれそうな瞳だった。これ以上その瞳で見つめられるとどうかなりそうだったので、彼女を四つん這いにして美しい尻を突き上げさせ、一心不乱に後ろから突きまくった。『オーマイガッー、アーゥ、ファックミー!ファックミー!!ファッグッミー!!!』シーツを必死に掴みながら絵美が叫んでいる。その声にこたえる様により深く突き上げるようにピストンを繰り返す。部屋には絵美の絶叫とイヤラシイ体液のクチュクチュという音が響いている。すぐにでも射精したい衝動を抑え込む。射精するのは、絵美の瞳を見ながらにしたかったのだ。騎乗位で彼女を抱きしめ、その瞳を見つめながらキスをする。そして下から激しく腰を突き上げていく。この姿勢が絵美の一番のお気に入りのようだった。絵美の中の淫靡な炎が瞳に映っている。その瞳に何もかもを吸い取られるように感じながら、思いっきり腰を押し付けて射精した。ドクドクと溢れ出さんばかりに精気が放出されていった。

そして帰国の日まで4日間、夕方から深夜にかけて絵美を部屋に呼び一緒に過ごした。(昼間は彼女が仕事のために会えない)最後の日、空港まで見送りに来てくれた彼女とできるだけ早い再会を約束して日本へ帰国した。そして帰国後は3~4日に一回程度の割合で連絡を取り合った。そして3週間後、私は5日間だけの短期間の予定だったが、絵美に会うために再びバンコクを訪れた。到着した夜、絵美は仕事を終えてから私のホテルに来る約束になっていた。しかし8時になっても、9時になっても彼女は来ない。携帯電話も繋がらない。彼女の住まいも仕事先も詳しくは知らない。私にできることはただ待つばかりである。結局その日、彼女から連絡は無かった。次の日、昼頃に目を覚まし、彼女へ電話するがまだ繋がらない。電源が入っていないようだ。貴重な時間を使ってバンコクにやって来て、ただただホテルで待ちぼうけしているのもアホらしくなって来た。私の滞在するホテルの向かいにはポセイドンがいらっしゃいと手招きしている。絵美のことが気がかりではあったが、ここは素直にマッサージを受けに行くことにした。なかなかタルーンで美貌のバツ一子持ちの姫との泡遊びの最中、私の携帯が何度も鳴った。最初は無視していたが、あまりにしつこく鳴り続けている。腰を振りながら、誰だよー、うるさいなー。バイブにしておけば良かったなどと考えている最中、ハッと気が付いた。そうだ、私が今バンコクに来ているのを知っているのは、絵美しかいない。電話は絵美からだ!!そう思いつつも、とにかく一回発射するまで高速で腰を振り続け、射精が終わるや否や携帯に飛びついた。

『私、絵美。今どこにいるの?』聞きなれた絵美の声だったが、何か急いでいるようだ。『えっと、えー、食事しようかなって思ってブラブラと・・・ね。』と狼狽する私。『昨日は御免。でも今日もあなたのホテルには行けそうもないの・・・』後ろで部屋電話が鳴り続けているのが聞こえる。『もう嫌!いい加減にして』鳴り続ける電話に絵美が切羽詰った声で独り言を言っていた。『どうしたの。何があったの?』と聞く私。『私を殺しに彼がやってくる。彼は本気だわ。殺される。殺される・・・』おびえるような声で絵美はそう言った。『はあ?彼って誰?何で殺されるの?何があったの?』『えー、解らない。とにかく殺される』パニクっている絵美はキチンと答えられない。矢継ぎ早にたくさんの質問をしてしまったことを後悔する。『警察は?』『連絡したけど、多分何にもならない。警察は私が殺されたら彼を捕まえるだけで、守ってはくれないわ』よくは解らないがかなりシリアスな状況のようだ。私のチンポに悪戯しているマッサージ嬢の尻を引っ叩いて離し、とにかくシャワーを浴びておこうと思い浴槽に向かう。『とにかくまだ彼がアパートの周りをうろついているの。私を見つけたら殺しに来るわ・・・。そうだ。一緒に逃げましょう。私を迎えに来て!一緒にどこかへ逃げて!!お願い!』いったい何が起きたのだろうか?とにかく服を着て、教えてもらった彼女のアパートへと向かう。アパートの扉を開けると絵美が抱きついてきた。そこで私が見たものは家具が倒れ、窓やガラステーブルが割られて破片がそこら中に散乱している荒らされたグチャグチャの部屋だった・・・。

急いで荷物をバッグに詰め込む絵美。何が何だかわからずボーっとしている私。彼女の言っている事が本当なら、もしかして私も一緒に刺されちゃったりするのかな、などと考える。異国の地で、異国の女と異国語で話し、逃避行をする自分。そんなものに現実感など持てるはずも無かった。しかし目の前の現実は待ってくれない。支度を終えた絵美が呼んだタクシーに飛び乗り、身をかがめて私のホテルにやって来た。やっと安心したのか安堵の表情を見せる絵美。事情は簡単だった。タイ人の恋人未満友達以上の男に正式に付き合ってくれと言われて、断ったところ彼が逆上をして部屋を荒らし暴行を受けたそうだ。何とか刃物を持ち出して彼を部屋の外へ出すことに成功したらしいが、完璧に拒絶された彼はマジ切れし、何度も殺してやると電話をかけてきたのだそうだ。真剣にビビッている彼女には申し訳ないが、ただのよくある話なので、私のテンションは一気に下がってしまった。まあこの機会に絵美と旅行がてら逃避行するのもいいかもと思い、帰国の便を変更し、二人でチェンマイ、チェンライを旅することにした。バンコクを離れた彼女は、いままで通りの明るく魅力的な女に戻っていた。昼は二人で観光、ショッピングに食事。夜は毎日むさぼるようにお互いの体を求め合った。一週間の逃避行はあっという間に過ぎていった。

バンコクへと戻ってきた。そして恐る恐る二人で彼女の部屋へ向かう。どうやら大丈夫そうだ。私の帰国の日は迫っていた。この旅を通して私は妙な連帯感を彼女に持ってしまっていた。そしてすっかり彼女を守っているという自分に酔っていたのかもしれない。仕事もほっぽりだし、問題を起こしたアパートにももう住めないという彼女の訴えに素直に聞き入ってしまった。つまり新しいアパートの入居費用と当分の間の生活費を面倒見てほしいということを了承してしまった。こうなってしまうとますます自分の女という気がしてきて、帰国までの2日間いいように高価な買い物に付き合わされた。当然支払いは私である。携帯電話に金製品のアクセサリー、それに化粧品などなどお決まりの品だ。そしてアパート代と生活費の現金を手渡し私は帰国した。その後も絵美とは電話で連絡を取り合っていた。

翌月、絵美に会いにバンコクを訪れた。案の定、絵美に会うことはできなかった。もともと彼女の何を知っているわけでも無いので私には彼女を探す手がかりは無かった。しかし、何故か電話番号は変更されておらず絵美と今でも話すことができる。『お金が無かったの。ごめんね。貰ったものは携帯電話以外全部換金しちゃった。貴方とは何があってももう会わない。だって、もし会ったら貴方は私を殺そうとするでしょ?この前の男みたいに・・・。』この前の男も同じ目にあっていたのか。タイ人からも金を騙し取るとはなかなかのもんだ、などと一人感心していた。やはりバンコクの美しい花には棘があるようだ。彼女の何処までが嘘で、何処までが真実だったんだろうか?一緒に過ごした全ての時間が、金の為だけだったとは思いたくない。信じたくない。しかし現実は・・・。

今でも時折絵美とは電話で話すことがある。彼女は絶対に会わないというが、どうしても彼女に会いたい自分がいる。ブチ殺してやろうと思うこともあるが、会いたい理由はもちろん復讐のためじゃない。次のゲームに負けない為の貴重な教訓をたくさん教えてくれたお礼がしたいのと、もう一度彼女の悪魔的な瞳に吸い込まれてみたいだけだ。つまりもう一度あのとろけるようなSEXをしたいだけなのだ。


                   














淫売姫と真面目に付き合いたい・・・
俗世のしがらみを捨て去り、出家をしたこの一休でありますが、なんとタイ姫に一目惚れをしてしまいました。。しかも、こともあろうにソイカウボーイの淫売姫なので笑えません。生臭坊主と遊女の恋愛なんてもう昼の低俗エロドラマのようです。(勝手に恋愛に昇格させてますが)しかし何事にも後悔せずに前に猪突猛進する事しか頭に無いイノシシ年生まれなので、とにかく突き進んでみました。どこかでタイ風俗嬢との純愛道というサイトを見たことがありましたが、本当に一発でグッとくる事ってあるもんなんですね。今回はその時のお話です。




最近良く遊んでいた姫が、アソークプラザからスクンビットソイ13のバービアに移籍した。テーメーカフェからナナの往復の度に今まで何度もこのバービア群の前を通っていた。しかし一度も足を踏み入れたことは無かった。なぜなら、スクンビット通りから見る限りにおいては猿とババァのお化け屋敷のようだったからだ。(通っている人ごめんなさい)しかし奥地まで何度も足を運んでいると意外と楽しく遊べて、そこそこ持ち帰れるレベルの姫も存在していた。そうした理由から2週間ほどゴーゴーバーから足が遠のいていたのだが、そのオキニの姫が1週間ほど里帰りをするというので久しぶりにナナプラザへ繰り出した。

しかしどの店もイマイチ決定力にかける姫ばかりだった。バンコクに住み始めてそろそろ1ヶ月。しかし準備のための期間を含めるとこの4ヶ月間の間に合計3ヶ月近くはバンコクにいることになる。その期間中にお相手した姫の数は約150人ほどになる。いったい何ナタリーを使ったのか記憶にも無いほどだ。そんな無茶が祟ったのか、最近ではちょっと姫達を見る目が厳しくなっていた。それにこの出費のペースを抑制するためにも、満足度の高い姫を発掘し安く長く遊びたいなと考えていた。そんな視線で改めて姫選びをしていくとどの姫も帯に短く襷に長いような姫ばかりだった。必ずどの姫も一つか二つは欠点を抱えていた。超借金地獄のため金の亡者になってる姫、子供を生んだためにかなり体にその痕跡が残っている姫、故郷が第一で親や子供の仕送りに追われてる姫、頭がちょっとイっちゃてる姫などなどである。

さてどうしたものかと思っていた時にフッとソイカウボーイのことが気にかかった。雑誌などの情報で散々な言われようだったので、ここ一年以上御無沙汰だったのだが、現在のアパートから実は徒歩7分ほどの距離しかないのだ。思い立ったら即行動ということで、一目散にソイカ目指して歩き始めた。時間がまだ9時ということもあるのだが、情報通りソイカは賑わっていなかった。歩いている客よりも呼び込みや外で食事をしている姫達の方が断然多い。ただ、日本の地方都市の駅前商店街のような寂れているというほどひどくは無い。とにかく各店を覗きながらソイ21からソイ23側に向かって歩きだした。

アベレージは非常に低いのだが、それなりに各店に一人~二人ぐらいは十分選べそうな姫がいる。もっと早くにソイカに来ておくべきだったなと思いつつ、入る店を選べないまま三週目の往復に突入した。ちょうどソイカの中ごろ辺りの店の前でさっきまでは居なかった呼び込みの姫が目に付いた。後ろ姿しか見えなかったのだが、そのミニスカートから伸びるスラリとした長い足に私の視線は釘付けになった。身長は163~165センチほど、推定体重45キロと私のスカウターが弾きだしていた。次の瞬間、彼女が私の方に振り向いた。『ドッカーーン』 全てが終わったように感じられた。今までの姫めぐりは全て彼女に出会うためのものだったのだと思えるほどの衝撃を受けた。遠目からみても他の姫達とは創りが違うのだ。上手く表現できないのがもどかしいが、ヤモリの集団の中に一匹だけ混ざったカメレオンのような華やかさ、道産子の中に一頭だけ混ざったサラブレットとでも言えばいいのだろうか。とにかく他の姫とは種族が違って見えた。(一休の主観ですので・・・)

フラフラと引き寄せられるように彼女に向かって歩き出す。彼女の前を何度も横切りチラチラと観察する。しかし彼女は知らん顔だ。なんて商売気の無い呼び込みなんだろう。ついに私は彼女の前30センチのポイントで立ち止まった。そんな私にやっと気付いた彼女が早口の英語で誘いをかけてきた。彼女に腕を引かれて店内へ入っていく。客は私以外にはファランが二人居るだけだった。店内に入るとなぜかウエイトレス達が彼女に笑顔で何かを話かけている。恥ずかしそうに照れながらそれに答える彼女。あー、もう我慢できずにその場で押し倒したいぐらいに可愛い。席に着くとママさんとウエイトレス達が集まってきた。何事かと思っていたら、どうやら彼女は今日が初勤務で私が初の呼び込み成功のお客らしい。正確には呼び込まれたのではなく私から近づいていったのだが。とにかく私が初めての客と言われて悪い気がするはずが無い。顔が緩んで元に戻らないのが自分でも良くわかるぐらいだった。

おそるおそるママに彼女は連れ出せるのか聞いてみる。彼女は今日が初日で、ダンサーではなく呼び込み、しかも私服で番号札さえついていない。ママは直接彼女にタイ語で尋ねているようだった。周りのウエイトレス達が日本人なら初めての客としてはベストだ、酷い事をされる心配は無いと後押ししてくれる。しかしなかなか首を縦に振らない彼女。もう少し打ち解けてから切り出せばよかったと後悔する。しかしここが正念場である。ママやウエイトレスのコーラ攻撃を利用して、いくらでもご馳走するからとにかく彼女が同意するように協力してくれともちかけた。これが功を奏して彼女はついにオーケーしてくれた。10人ぐらいに囲まれて皆からペイバー、ペイバーの大合唱だったのだから彼女もさすがに断れなかったようだ。後から聞いた話では、この日は2時間ほどどんな感じか仕事してみてすぐに帰る予定だったらしい。そんなわけなので、値段交渉も恐ろしく強気だった。彼女の言い値は4000バーツだった。彼女は断りたいと思って言った金額かもしれないが、運命の出会いと思っている私にとっては、4000バーツなど何でもなかった。二つ返事でオーケーと答えていた。この4年ほどで250人以上の姫のお相手をしてきたが、一発単価としては過去最高である。(プレゼントや騙されたものは除く)これがもし10000バーツと言われていてもあの時は払ったに違いない。なんとか交渉が終わり、彼女の気が変わらないうちにさっさと会計を済ませる。ここでもママやウエイトレスにおごりまくったので過去最高の2300バーツ。惚れた者の負けとは、よく言ったものである。しかし合計6300バーツであったが、新宿でポン引きに騙されて、50歳のババァに3万円払わされた事を思えば、過去最高、いや今までの人生で目にした女の中でも最高と思える女がたったの2万円以下である。この時ほど自分が日本円を持っていることに感謝したことは無かった。『ガンバレ日本経済!!』と無責任にエールを送った。

ソイカからアパートまで彼女の手を引いて歩いていく。彼女が今日初勤務で、初めて客を取るということについては、どんなに他の店員達がそういっても半信半疑だった。しかし、彼女の手は緊張からなのか滝のような汗をかいていた。部屋についてからも、水さえ口にしない。小一時間ほどお互いの自己紹介をしたところでようやく引きつりながらも笑顔がでてきた。それでも彼女の手を握ると小刻みに震えている。最高の顔と体を持ちつつ、しかも私のサド心までくすぐってくれるなんて本当に良い娘だ。しかも年齢を聞いてさらに驚いた。なんと18歳。数え年か満年齢かは怖くて聞かなかった。どちらにせよ日本でなら高校生である。タイ人には珍しく、見た目の年齢のほうが実年齢よりも上に見える。長い時間話をすると、若いということが実感できる。英語はペラペラで世界情勢などもよく知っている。しかし、ソイカで働くことになった理由なんかを聞いていると、何にも考えていなさそうな馬鹿であることがよくわかった。でも可愛い馬鹿女って男にとっては最高に魅力的だから始末に終えない。出会いから3時間も経たないうちに、すっかり彼女の虜になっていた。この女を自分のものにできるのであれば、悪魔に魂を売っても良い様に感じていた。(とっくに売り払っている事をこの時は忘れている)

サディストの私は、相手が初めてであろうがどんな状態であろうが、かわいそうなのでエッチ無しでチップだけあげて帰すなんていうことは当然しない。ただエッチそのものは初めてじゃないはずだが18歳の娘にテクニックや腰使いを求めても無駄である。ただただ、初々しくさえあればそれで良かった。そう思いつつ、彼女の服を一枚づつ脱がしていく。恥じらいながら必死で隠そうとするところが可愛い。165センチの彼女の腰の位置は10センチ身長の違う私よりも上にある。そして少女と大人の女の中間のようなスラリとした長い手足。全体的にスリムな彼女だが、脱がして初めてD~Eカップほどもある美巨乳の持ち主であることが判明した。とにかく、良い方の意味で彼女に関しては驚きの連続である。そして細かい所であるが、私はタイの女の足の大きさと形が常々気に入らなかった。子供の時から靴を履く時間が短く、サンダル履きだからなのかタイの女は皆足が大きく、しかもつま先に行くにしたがって大きく広がっていく形が多いのである。先の尖ったセクシーなピンヒールの靴などはとてもじゃないが履けそうもない足の女が多いのだ。(広がった指の先に空洞のつま先をつけた偽物のパンプスはよくあるが、そうすると靴の全長は30センチぐらいになる)しかし彼女はその点でもすばらしく細く尖った綺麗な足をしていた。話をしている間、ずっと彼女の足の甲と足の裏を触っていた。硬い所やタコや靴ズレなど一切ないスベスベの足。ソイカで働かなければならなくなっているのだから、決して裕福な家庭の育ちではないはずである。しかし、最初から全く次元の違う美しさなのである。(何度も言いますが一休の主観です)

初日のセックスそのものは、いたって普通のセックスだった。ほんの数人しか経験の無いアソコの締りは抜群に良いのだが、大人の女のように膣の中が蠢くことも無い。膣への挿入で絶頂を迎えた経験も無いらしく、挿入&ピストンの時間が長くなると潤滑液不足になり痛みを覚えるようである。また、AV大国日本で育ったわけではないので、ほとんどマグロ状態である。フェラなど当然無し。恐る恐る手で触ってくれるのが限界のようだった。このようにセックスそのものだけを考えるなら全然満足のいくものではなかったが、私の射精量は過去最高レベルであった。やはりセックスは頭でするものだということなのだろうか?こんな最高の女を抱いていると思うだけでその日は十分満足だった。技術的なことはこれからの教育と調教のし甲斐があるというものである。

既に彼女の虜になっている私にとって、今日の重要ポイントは挿入や射精ではなく、後戯である。初めての仕事を終え、ぐったりとしている彼女を抱き寄せ、やさしく髪を撫でてやる。彼女の強張った体から力が抜けるまで根気よくそっとそっと体を撫でていく。緊張で強く握り締めていた両手をゆっくりと開かせ、そっとキスをしながら手のひらをマッサージしていく。徐々に彼女がリラックスしていくのが感じられる。わき腹にキスをすると『チャカチー、チャカチー(くすぐったい)』と言って体をくねらせる。ようやく笑顔が戻ってきたようだ。彼女をうつぶせにして足の裏から軽く揉みほぐしていく。自分がタイマッサージに行った時に気持ち良かったポイントを中心にできるだけソフトに揉んでいく。赤ん坊のようにやわらかい足の裏の感触が気持ちいい。このアングルから見る彼女の体は本当に綺麗だった。思わず彼女の足の指にキスをすると、恥ずかしそうに微笑みながらキュっとお尻に力を入れている。足の裏から徐々にのぼっていきお尻の筋肉をほぐしていく。オイルマッサージで私の一番好きな所はお尻を揉みほぐされることだった。多分、男だけではなく女も気持ち良いはずである。ぷリんっと上を向いた彼女のお尻に指をめり込ませていく。お尻のポイントは表面ではなく中の筋肉なので少し力を入れながら筋肉の感触を探す。マッサージにかこつけて時折お尻を左右に思いっきり開いて彼女の小さく閉じたつぼみの様なアナルと綺麗な縦スジのオマンコを鑑賞して一人でニヤついていた。私の中では後戯は奉仕しているのでも何でもなく、私が彼女の体を弄んでいるにすぎず、私自身が楽しくて仕方が無い。その上、彼女もリラックスできて気持ち良いのであれば一石二鳥である。マッサージが背中にいく頃には、彼女の静かな寝息が聞こえてきた。そっとバスタオルを彼女の体に掛けて、私はシャワーを浴びに行った。

バスルームから戻ってきて彼女にキスをすると、目を覚ましたようだった。時間は既に3時を回っていた。部屋に来てからもう4時間以上が経っていた。私に代わってシャワーを浴びた彼女は、服を着ながら帰り支度を始めた。一つ一つの仕草がとても可愛い。深夜のタクシーは危険なので『泊まっていけば?』と言いたいところをグッと我慢して『夜のタクシーに君一人で乗せるわけにはいかないから、君のアパートの前まで送っていくよ。』と紳士的な態度でサラリと言った。(本当は下手な英語で言ったので全然サラリと言えていないのだが、本人は言ったつもり・・・)彼女の表情がパッと明るくなった。やはりこの時間にタクシーに一人で乗るのは怖かったらしい。特にこの日は、遅くなるつもりじゃなかったので結構露出度の高い服装だけで上着を持ってきていなかったらしく、心配だったようだ。今まで女をタクシーに乗る所まで送ったことはあってもアパートまで送っていったことは無かった。別に女のアパートの場所が知りたいわけでもないし、セックスし終えてすぐに送り狼になろうと思うはずもなかったからだ。しかし彼女だけは、どんな危険にも近づけたくないと思ったので、自然と送っていこうという発想が出てきたのだろう。(実はこの一週間前に、女友達の一人が深夜のタクシーでナイフで腕を切られ、金品を奪われたことを聞かされていた)アソークからラチャダーまでは深夜ならほんの10分ほどの距離だ。少しでも彼女と長くいたいという願いも空しく、タクシーはすぐに彼女のアパートに着いてしまった。『また明日君に会いにソイカに行くからね。バイバイ』と言って彼女にキスをして別れようとした。『部屋にたくさんソイカの友達が来てると思うけど、それでも良ければ来る?』思いもかけない彼女の提案に二つ返事でオーケーし、いそいそとタクシーを降りた。

彼女は20畳ぐらいのワンルームアパートにソイカの同じ店で働く友人と2人で住んでいた。その友人は、もう10年以上前からの友達だそうだが、彼女とは全く違う個性的な愛嬌のある顔立ちだった。(簡単にいうと不細工ということです)その日は彼女の言う通り、7~8人の女が部屋に来ており、賭けトランプに興じていた。全員同じ店ということだったが、一人も見覚えが無い。しかも一人も可愛くない。白人専用ブス専門店であることは間違いなさそうだ。彼女はメイクを落としてスッピンになり、ジャージのズボンにノーブラ、タンクトップという部屋着になって、ベットに腰掛けている私の隣に座ってきた。スッピンになるとあなた誰?という不細工な顔になる女が多いのだが、彼女はスッピンの方が断然可愛かった。まだ18歳なので暗いゴーゴーバーの中以外では、メイクそのものが不要なのは間違いなかった。その日は、明るくなるまで一緒にベットで寝て、朝に彼女の部屋を後にした。

しかし彼女のような可愛いくて若い女に恋人がいないのには、理由があった。彼女の母親はスウェーデン人と結婚し、二年前からその母親と生まれたばかりの妹と一緒にスウェーデンに住んでいる事が判明した。(母親はまだ36歳!!若い!)今回は、ハイスクールが終わって次の予定が未定なことと、母親と喧嘩してタイの友達が恋しくなったので一時的に戻ってきたそうだ・・・。つまり、どんなに長くても二ヶ月ぐらいで帰ってしまうらしい。持ってきた所持金が高いアパート(生意気に一ヶ月12000バーツ)への入居の初期費用で底を突き、仕送りが来るまでの食費さえなくなってしまったのでソイカで働くことになったそうだ。日本と物価の水準の変わらないスウェーデンからやって来ているにもかかわらず、金が尽きて体を売るという生粋のタイ人らしい見事なまでの計画性の無さである。このことが判明した瞬間、私の小学校3年生の時以来の一目惚れの恋は実りそうも無いことがわかった。結局、彼女の金の無さにつけ込んで週二回勤務終了後に私の部屋に来ることを条件に一ヶ月一万バーツで彼女が帰国する時までの期間限定愛人契約を結んだ。嬉しいような悲しいような、切ない気分だった。

娘を心配した彼女の母親が2週間後にやって来て、彼女を連れて帰っていった。彼女との極上の時間は終わってしまった。
全ては夢、幻のごとし・・・。






女子大生とアナルセックス
皆様はアナルセックスについてはどういう見識をお持ちでしょうか?私、一休は大好きでございます。過去の恋人・妻・セックスフレンド・不倫相手といった素人の方達との関係において、アナル未経験はありません。そう、一夜限りの付き合いの女性を除けば、全員とアナルセックスをしているのです。いかに私がアナル好きかがお分かりいただけたかと思います。バンコクでアナルというとどうしてもレディーボーイの方に話がいきがちですが(私一休も一度だけ経験有り。連載第二回を参照してください)、私は女性とのアナルセックスに快感を覚えるのです。アナルセックス未経験の方は、わざわざオマンコがあるのに何故アナルなんかが好きなんだとおっしゃる人もいるでしょう。しかし、この『わざわざ』というのがポイントです。オマンコでできるのに、『わざわざ』あえて、恥ずかしい・性器ではない・汚い排泄用の穴を使うのです。そんな穴で感じてしまう自分を必死に否定しようとする女。しかし押し寄せる快感にひとりでに腰が動き始める。そこに容赦ない言葉攻めを浴びせかけ女の羞恥心をかき立てる。そして自分の口でお尻が気持ち良いと何度も何度も言わせてやるのです。そして最後には大声をあげてイッてしまう。その瞬間、快感と羞恥心で震える女の唇・・・。あー、すいません、思わずあつく語ってしまいました。とにかくサドで征服欲の強い方にはお勧めです。今回はバンコクでのアナルセックス初体験のお話です。
これを読んで一人でも多くの方がアナリストへの道を歩んでもらえるように、ハウツウもできるだけくわしく書いたつもりです。ベテランアナリストの方から見ればまだまだ未熟者ですが、これからアナルにチャレンジしようと思う人の参考になれば嬉しいです。俺はいつもこうしてるぞっていう他の人のやり方も聞いてみたいですね。



週末のテーメー、いつものように8時ごろに入店しお気に入りのフライドチキンを注文する。店内には数人のファランと15人前後の女が既に思い思いの席についていた。この時間は擦れた常連の女達はまだいない。入り口付近にいた少し炉利系の女の子に60前後の日本人男性が声をかけていた。日本人は私と彼の二人のみ。女の数も少ないが、それ以上に男の数が少ないのでじっくり声を掛けられる。しかも少ないながら女の平均レベルは結構高い。この時間帯から10時頃にかけて、女達がぞろぞろとやってくる。ゆっくりチェックするのにはもってこいだ。20分ほどして注文した料理が運ばれてきた。味は良いのだがいつも待ち時間が長いのがここの料理の欠点だ。食事に夢中になっている間に女の数が増えてきた。何気なく後ろの席に目をやると、まだ幼さが残る笑顔の可愛い少女が座っていた。

彼女の名はPちゃん。20歳。日本で言う満年齢なら19歳か?テーメーにはまだ来始めたばかりらしく今日で3回目とのこと。早めの時間から来ていたので昼は何してるのか聞いてみたら、彼女は小さな声で私の耳元でささやいた。『スチューデント』 何?マジ?ホントに学生?驚きでやや声の大きくなった私の口を彼女が手でふさぐ。『駄目!学生ってばれるとこういう場所では良くないでしょ』という彼女。それでも半信半疑な私を見て彼女は『あなたの部屋へ行ったら学生証見せてもいいわよ』と呟いた。時間はまだ夜9時。明日は授業が無いそうなので泊まりでも朝10時までは居られるとの事で、持ち帰りを決心した。

彼女はその年齢と見た目の幼さからは想像ができないぐらいに好き者だった。クリトリスが感じるらしく、クンニをしてやると2~3分に1回は絶頂に達していた。また以前に日本人の彼氏と付き合っていたらしく、絶頂の瞬間には日本語で『いっちゃう、いっちゃう』と繰り返し言うのが可愛かった。挿入後は奥の方が感じるらしく彼女の足を肩に乗せた正上位で子宮を激しく突いてやるとすぐに達したらしく、ぐったりとして動かなくなってしまった。この時に、私の中で感じるものがあった。そう、奥を強く突いても痛がらず快感を得られる女はアナルセックス向きなのだ。『サバーィ、サバーィ』と呪文のように呟きながら私の横で寝転んでいる彼女のヒップをよく観察する。うーん大丈夫そうだなと当たりをつけた段階で2回戦に突入。今後の為にクンニをしながらそれとなくアナルに指を這わせる。嫌がる様子はない。気持ちよさそうにされるがままに身を任せている。よしよしと思いながらこの日は通常のセックスのみで朝の一回を含め計3回で終了した。そして日曜日に一緒にボーリングをする約束をして別れた。

日曜日の午後2時、エカマイのメジャーで待ち合わせをし二人でボーリングを楽しむ。彼女の話ではボーリングが得意らしくハイスコアは170を超えたことがあるそうで自信満々だった。一ゲームが終了した段階でこの自信を利用して、アナルセックスに持ち込むべく賭けボーリングの提案をした。1ゲーム目のスコアは私が120で彼女は125であった。しかし、なかなかこの条件をのんでくれない。過去に日本人に無理やりアナルに突っ込まれたことがあるらしく、その時の激痛が忘れられないとの事だった。それでもしつこく交渉し、最終的にハンデ30ピンで私が負ければ1ゲーム毎に2000バーツ払うことで合意した。『ふっふっふー!うっきー!!』私の心の中の言葉にならない嬉しさの絶叫である。よもや私が学生時代に全国プロアマ混合ボーリング大会県代表(正式な名称はとっくに忘れたが)に出場した経験があるとは彼女は知るはずもあるまい。1ゲーム目で既にレーンの状態とハウスシューズの特徴は掴んでいる。30ぐらいのハンデで負ける要素は全くない。結局、3ゲーム勝負をして200オーバーまで叩き出した私の3連勝で終了し、アナルセックス3回分の権利を獲得した。

いよいよ決行の日である。しかし彼女はいざ部屋に来るなり、アナルはまた今度にしてくれと引き伸ばしを嘆願してくる。痛くないし、必ず気持ち良いからと言って聞かせるが信じてくれない。アナルは痛いものと決め付けてるようだ。よほど以前に彼女のアナルを奪った男は下手くそだったのか、その男もアナルセックスを勘違いしていたのかもしれない。日本のアナルもののアダルトビデオでも時々何を勘違いしたのか、痛がる女を押さえつけてアナル挿入しているものがある。アナルセックスとは本来通常のセックスと同等もしくはそれ以上に気持ちの良いものである。痛みを与えるなどもってのほかである。確かに身体的特徴によってアナル向きな女とそうでない女という違いは存在する。しかしそれは、初回から快感を得られるか、快感を得るのに長い時間を要するかの違いでしかない。Pの場合は初回からいけそうな雰囲気が漂っていた。とにかく勝負に負けたんだからとりあえずトライし、少しでも痛かったら中止するということで納得させた。

まずは彼女を少しでも安心させるために、アナルシーン満載の洋物ポルノDVDを一緒に見る。これでもかっていうぐらいアナルセックスや2穴同時攻めが出てくる内容のものをチョイスしておいた。こんなDVDが1枚100バーツほどでいくらでも売っているのに、意外とバンコクの女達のセックスはオーソドックス好きな気がするのは私だけであろうか?じっと画面を見つめる彼女の肩を抱き寄せ、背中にそっと指を這わせていく。触れるか触れないかの微妙なタッチで彼女の全身に軽い刺激を与えていく。ピクっと反応のあったところには、何度も何度も繰り返し指を這わせ、やさしくキスをしていく。30分もすれば、全身どこに触れてもビクビクと体を震わせるようになってきた。我慢できなくなってきた彼女が私の乳首に吸い付いてくる。今まで一切触れていなかった彼女の割れ目をそっと中指で下から上に撫でてみる。既に少ない陰毛が愛液でグショグショである。敏感になっているクリトリスの皮をそっと唇で剥き、舌で直接剥き出しの豆をころがした。彼女は下から上に向かってクリトリスを舐め上げられるのが一番感じるようである。徐々に彼女のあえぎ声が大きくなってくる。絶頂が近づいてくるとだんだん腰が浮いてきた。

この瞬間を逃さず、浮いた腰の下から手を回しアナルの刺激を開始していく。あせらずゆっくりとアナルの表面を指先でなぞっていく。アナルのしわ一本一本を軽く指で触れていくような感覚だ。よほど気持ち良いのだろう。彼女が腰を上下させ始めた。ここからが正念場である。この上下運動を利用して、まだ小さくて固く閉ざしたアナルに人差し指を1センチほど入れてみる。いけそうだと思ってもこの段階では決してこれ以上入れてはいけない。何度も何度もこの1センチ以下の出し入れのみを繰り返すのだ。しかもこの出し入れは自分で行うのではなく、彼女自らの腰の上下運動によって自然に出し入れができるように、腕を固定するだけである。彼女の腰の動きをより大きくさせいくようにクンニに全神経を集中させ、より大きな快感を彼女に与えていく。本当に彼女がいきそうになったら、やや舌の動きを止め、アナルを刺激している指を少し動かし、1センチの挿入を2センチほどにする。決して絶頂を与えないようにギリギリのところでクンニをコントロールしながら、少しづつ少しづつアナルへの挿入を深めていく。第二関節ぐらいまで挿入できれば、一度完全に指を抜き彼女の愛液と自らの唾液を指に塗りつけ再び同じようにアナルに少しずつ挿入していく。

これを繰り返し、人差し指が全部挿入できるようになったら、中指に切り替えていく。中指が全部挿入できるようになるまでに15分ぐらいは必要だろう。しかしこの段階までくれば女は既にアナルに異物が挿入されていることに違和感を持っていない。それどころか、アナルに挿入された指を動かして欲しいと催促してくるようになる。でも動かすのはまだ早い。指と腕はただただ固定するだけで、彼女自身の腰の上下運動のみによるピストン運動だけしか与えてはいけない。挿入の深さのみをコントロールするだけで、クンニの手を緩めてはいけない。。しばらくすると、我慢できなくなった女が絶頂を得るために激しく腰を動かすようになる。Pのように何度もイケるタイプの場合はここで絶頂を与えてやる。ただし本当にイク直前1秒前にクンニは止め、アナルに挿入した指を激しくピストンしてやる。イキ終わって体がヒクついている間はアナルへの強めの指ピストンを行い、体が正常になってきた段階で指を止め、クンニを再開する。そしてまたPがイク瞬間にクンニを止め、アナルピストンを行う。これを3~4回繰り返し、アナルでイっているかのような錯覚を覚えさせていくのである。

初めて味わうアナルへの刺激と興奮によって、オマンコもいつも以上に感じるようになるのがアナルセックスのもうひとつの利点である。クンニと指でのアナルピストンで何度も絶頂を向かえ、ぐったりとしているPの足を抱え上げ、ゆっくりとオマンコに挿入した。この瞬間まで今日は指も舌も入れてはいない。今日始めての膣への刺激は、いつも以上にいきり立っているチンポの即挿入によるものだ。長い時間じらされ続けた膣への挿入にPは大声を上げて喜んでいた。前回と同じく奥の方を突付いてやるとすぐにイキそうになっている。ここでもクンニの時と同じくPの絶頂の瞬間にチンポを引き抜き、Pの体の痙攣が続いている間にアナルへ挿入した。よほどアナルセックスに慣れるまでは誰でも亀頭が入る瞬間には痛みがあるそうなので、初心者の場合は絶頂の快感が持続している間に挿入してしまうのが一番負担が少ないというのが私の今までの経験だ。亀頭さえ入ってしまえば、根元までの挿入は簡単である。(もちろん、その時までの長ーい長ーい前戯がなければ深い挿入やピストンに痛みを感じる女がほとんどです)

すっぽりと私の物はPのアナルに包まれていたが、Pはアナル初体験であったので念には念を入れる。挿入後もしばらくは動かさずにPに深呼吸をさせ、緊張した全身の筋肉をリラックスさせる。その間、私のチンポの硬度も下がっていくので彼女の負担もますます減っていく。そして全く痛みのないことを認識させ、安心を与えた後でクリトリスへバイブレーターをあててやる。とたんに快感に声を上げだすP。クンニの時と同じように、彼女が自分で腰を動かすまではピストンはじっと我慢である。徐々に彼女の腰が浮いてくる。そんな彼女の姿を見ていると、私の物も一段と硬く大きくなっていく。その動きを感じた彼女が腰を上下し始め、それを合図に私もピストン運動を開始した。

『気持ちいいー、気持ちいいー!』を連発するP。自分の胸を揉みながら頭を一心不乱に振っている。それに合わせる様に私もより深くより早くピストンを繰り返す。アナルにGスポットなど無いのだが上側、つまり膣側の腸壁をぐりぐりと刺激しながらクリトリスを剥いてバイブをあててやると『イックー、イックー、イッグー』を連発しながら絶頂を迎えてしまった。ここまでくればもうバイブの補助も要らない。痙攣しているPの足を180度開脚させて、これでもかというぐらい強いピストンでアナルをエグっていく。腸壁越しに子宮の感触が伝わってくるようだ。下から上への突き上げピストンをガンガンしてやるとまたまた『イッグー、イッグー』の連発。今度はPがイッた後もピストンを止めずに、ますます強く突付いていく。アナルの良い所は、膣では連続でイケない女も多いがアナルでは過去の経験では、ほぼ全員が連続して絶頂を得られる。いや連続してというよりは絶頂の状態が終わらずにずっと続いてる感覚らしい。Pもずっと『イッグー』といい続け、ベットを掻きむしっている。本当にアナルが壊れるんじゃないかというぐらいの激しいピストンの末に、私も射精した。

その日は、夜食の後にもう一回戦アオカンしたが、すっかりアナルセックスに目覚めたPは自分から求めてきた。今でも彼女とのアオカンではいつもアナルセックスをしている。最初の躾が肝心なのは何でも同じだ。次は2穴攻めの為に複数人プレイを計画中。でも男一人に女が複数のプレイはすぐにオーケーが出るのだが、複数の男に攻められるのはなかなかオーケーがもらえない。何故かな?いっそ他の女にペニスバンドでも着けさせようかなと思っているところである。












立ちんぼ・スクンビット周辺
バンコクの風俗について書いてある情報誌を読むと、テーメーカフェについての記載にはいつも???と思うことが多いです。中でも一番おかしいと思うのは、テーメーのピークタイムについてです。よく12時頃が賑わっているとか、ナナが閉店してからの1時以降が良いとか、もっともらしい事が書かれています。しかーし、私の独断と偏見で言ってしまいましょう。ずばりテーメーに行くなら、8時~9時がベストです。
確かに、テーメーに最下層の淫売様達を観察に行くのなら、12時以降がいいでしょう。そこは魑魅魍魎の動物園!(もちろん中にはまともな女も存在しますが・・)

しかしこのサイトをご覧の外道諸氏には観察だけで終わるようなヤワな人はいないと信じております。そう、我々の目的は観察ではなく、お持ち帰りなのです。そして持ち帰りの為には、8時~9時の訪店がベストなのです。時にはテーメー初デビューの姫君が7時頃から店の前に突っ立っていることもあります。また友達との待ち合わせに早く来すぎてしまった姫君も携帯片手にボーっと立っていたりします。そんな姫達の中には時々、マジですかって思うかわいい子がいたりします。日本人の好みは似通っています。間違っても猿の惑星に出てくるようなのを持ち帰ることはないでしょう。(好みの方、すいません)つまり、可愛い子から、初物の子から順番にいなくなっていくのです。そして12時頃には、常連の子と売れ残りとファラン用のサルが大量に淀んでいるのです。幸いテーメーの食事メニューはどれも結構いけます。早めに行ってのんびり食事をしながら、お気に入りを探すってのが良いんじゃないでしょうか?
今回は、私もまだ12時すぎにテーメーに行き、なかなか良い思いができていなかった時ののお話です。テーメーでお持ち帰りができなくても、時にはこういうラッキーもあるから世の中わからないものですが・・・。

ナナプラザのあるソイナナ辺りからテーメーを超えアソーク辺りまでを散策する。週末を中心に多い日には4~5往復歩く。汗だくになりつつも気分は爽快。ランニングハイ状態になりつつ、女を物色するが、痛い!痛すぎる!!ナナプラザとテーメーが閉店した2時以降から女の数はかなりいる。もちろんナナホテル前は黒山の人だかり。しかし、厳しい、厳しすぎる。この中から選ぶことは快楽の追求ではなく、修行の一環のようですらある。また、レディボーイというトラップまでしっかりと準備されている。いつも通りを歩きながら、『何やってんだ俺はー』とか思いながらも、健康に気をつけて末永く外道を追求するにはちょうどいい運動だと自らに言い聞かせ,もくもくと歩く。ただ歩く。その日もナナホテル前を出発し、アソークで折り返しちょうどテーメーカフェを越えた辺りを歩いていた。電灯も無い暗闇でラオス鍋をつつく女達を一人ずつチェックしながらも歩くスピードは落とさない。

そんな時私のふくよかなわき腹を誰かか摘んだ!!誰だ!!一日3人のペースで外道行為を繰り返す私についにポリスの手が?はたまた、自国民の女を片っ端から買い叩かれるのを見るにみかねたタイの愛国者の外道狩か?そんなことを考えつつ振り替えると、なんと立ちんぼが笑顔で私の肉をニギニギしているではないか!!しかも、ブス!いや人間であるかさえ疑問だ。ガキデカ君を黒くして50歳ぐらいにしたサルとのハーフの感じといえば少しは想像していただけるだろうか?指から私のわき腹にばい菌が侵入してきそうだ。ウゲっーと言いつつ、無視して立ち去ろうとしたその時、ドスンと誰かが体当たりをしてきた。『オイッー』と突込みをいれる間もなく、長髪の女は他の通行人にも体当たりを繰り返していた。白人のおっさん達は迷惑そうに無視していたが、彼女はナナ方向に進みながら対向して歩いてくる外国人に突撃を繰り返している。ちょうど進行方向が同じで私の目の前だったのだが、私はそんな彼女を追い越さなければならなかった。そう、私の背後には猿のブラックガキデカ君が迫っているのだ。

気をつけて彼女の横をすり抜けようとしたその時、彼女はよろめき、計算していたのか偶然なのか、私の胸に飛び込んできた。『一緒!、あなたー!ホテルいくー!』その言葉を聴いたとき、彼女はしっかりと間合いを見計らって行動していたのがわかった。しかも私が日本人であることもしっかりチェック済みである。しかし相当酔っている事は間違いなさそうだった。私に抱きつき、胸に顔をうずめているこの女、後ろからしか見ていなかったのでスタイルしかわからない。上げ底靴を履いていないにしては、タイ人としてはやや高めの163CMぐらいの身長、中肉中背のあまり特徴の無い感じ。82・61・84といった感じか?おそるおそる彼女の頭をつかみ顔を上げさせる。さらさらロングヘアをかき上げて彼女の顔を確認する。うそっー!かわいい!!美人ではないしイサーン顔だが、かわいい。かわいらしいと言ったほうが、しっくりする。泥酔し、目がトロントロンになっているが、商売は忘れていない。『一緒、ホテル、2000バーツ』とか言っているが舌が回っていない。その日は既に3回発射をしていたので、よほどの掘り出し物がなければ連れて帰る気はなかったのだが、酔ってムニャムニャ言っている可愛い彼女がなぜか無性にいとおしく思えて来てそのままお持ち帰りしてしまった。ただ、私も腐っても外道者!オールナイト(その時点で既に4時だが)で1000バーツ、しかも何でも好きなプレイをして良いという条件を納得させての持ち帰りだ。

こんな変な出会いもありかなと思いながらホテルまでの道のりを手をつないで、時々キスしたりしながらラブラブで二人で歩いて帰る。彼女が先にシャワーを浴び、その後わたしがシャワーを終えて部屋へ戻ると、お約束のオチ。そう、彼女は爆睡中!!突付けど、揺らせど全く起きる気配がない。まあ、どうしてもやりたかった訳でもないし、可愛い寝顔を見ながら一緒に寝られればいいかと思い、隣にて就寝。しかし、彼女の寝顔を見ているとムクムクと悪戯心が湧いてくる。まずは少し開いた可愛い口にいきなりディープキス。自分の舌で彼女の歯を押し下げ、少しずつ大きく口を広げていく。かなり乱暴にしても起きる気配も無し。徐々に興奮してきたので、今度は大きく開けたお口にチ○ポを入れてみる。この見た目というかシュチュエーションには興奮するが、舌も動かず、締め付けも無いので気持ちよくない。(当たり前だ)30分ほど悪戯したところで、睡魔が襲ってきた。このまま朝になって彼女が帰っても、まあ1000バーツ分は悪戯で楽しめたか、などと思いつつ眠りについた。

腕の痺れと暑さを感じて目が覚めた。時刻は朝9時。3時間ほど眠った計算だ。なんか暑いと思ったら、昨夜の女がしっかりと腕の中でスヤスヤ寝息を立てていた。ちょっと我が家の猫を思い出し、まだ訪タイして10日ほどしか経っていないのに、軽いホームシックを感じた。そんな朝のけだるい、まったりとした感情を抱きつつも、外道公爵への道を突き進む愚息は元気ハツラツ!!朝だというのに(朝だから?)ギンギンにいきり立っていた。息子思いな私は、またまた彼女への悪戯開始。しかし今度はまともな愛撫を繰り返す。眠っていても秘所はほんの少しだが、湿り気を帯びてくる。そんな彼女がいとおしくなって力いっぱい思いっきり抱きしめてキスをしたら、彼女の舌が入ってきた。どうやら目を覚ましたらしい。そのまま、向かい合って抱き合いずっとキスを続ける。昨夜のうちに彼女が準備した枕元のコンドームを被せられる。そしてキスしたまま、そのままの体勢で挿入。いつの間にか彼女の秘所は大洪水で動きにくい体勢ではあったがすんなりと挿入できた。

『オーイ、オーイ』と言う女が多いが、彼女はなぜか『アーン、アァーーン』と喘いでいる。久しぶりに聞くその喘ぎ声に異常に興奮を覚える。綺麗な褐色の肌は、大理石のようにつるつるで、触れるだけで精気が止め処なく湧いてくるかのような錯覚に陥る。『あー、若い女は良いのーー』などと親父丸出しの台詞が脳裏に浮かぶ。その上、彼女の乱れぶりはすさまじく、自ら腰を押し付けてきてビクビクと何度も絶頂に達していた。私も左腕で彼女の頭を抱え、右腕で彼女の尻を鷲づかみにして一心不乱に腰を動かし続けた。どれぐらいの時間、抱き合っていたのだろう。最初から最後まで一度も唇が離れることが無かった。ろくに言葉も通じない、お互いのこともよく知らない。そういえば彼女の名前もまだ聞いていない。それなのにどうしてこんなにも、いとおしく感じるのだろう? どうしてこんな情熱的なセックスになるのだろう?それが『タイの魔法』なのかも知れない。

彼女とはその後3日間を過ごして別れ、この2ヶ月間一度も会っていない。もちろん喧嘩もしていない。嫌いにもなっていない。しかし魔法が消える前に去るのが外道者の定め。守る者や捨てられない者が増えれば、縛られる。身動きがとれなくなっていく。孤独と引き換えに手に入れた自由、勝手気ままな好き放題のライセンス。それだけを心に持って、さて今日はどこの店に行こうかな?






タニヤ・アルカデイア

お久しぶりです。近頃めっきりタンブン(もちろん私のタンブンとはアオカンのことですが・・・)の回数が少なくなり、反省している今日この頃です。皆様は元気に淫売様達とタンブンに励んでおられると思います。私も一日3回のタンブンを日々の課題としていた以前の修行僧時代を取り戻す為、フィットネスクラブなるものに通い始めました。過酷な修行の末に身につけた持続力を淫売様達には『遅いー、長いー、しつこい、痛いー』と徹底的にこき下ろされてしまいました。そう、私はオナニーのやり過ぎで、アオカンでは遅漏なのです。その為一回のアオカンでの筋疲労が激しく、愚息は元気だが膝が笑って満足に動けなくなることがあったりしてタンブン回数が減っていたのでした。アオカン自体がエクササイズになると思っていましたが、一向に筋力アップも減量も実感できません。何故なんでしょう?Drフェラーリ様にお聞きしたいぐらいです。
そんな遅漏気味の私ですが、時々は自分でもビックリするくらい、ものの数分で射精してしまう時があります。今回は、そんなあっという間に射精してしまった時のお話です。



スコール明けのさわやかな空気の中タニヤをぶらつく。時間は午後6時半。通りを埋め尽くす日本人用のカラオケクラブはまだ開店していない。
7時頃になると、準備の出来た店から順番にネオンが灯り始める。日によって微妙に変わる開店時間。しかし、ここではそれに文句をつける人はいない。
それがタイの流れであり、心の豊かさなのだ。

今の時間はちょうど姫君達の出勤タイム。近くの屋台で買ったお弁当を持って続々と小さなエレベーターに吸い込まれていく。セブンイレブンで買った特大サイズのソフトドリンクを飲みながら、通りを眺める。タニヤの女達に感じることは、あっさりしているということだろうか。具体的にどうとはいえないのだが、目つきやしぐさがゴーゴーガール達よりおっとりしているような気がする。何が何でも今日の客を確保するんだといった感じが少ないという印象だ。店の誰かが誕生日の日などは、12時頃から商売そっちのけで歌い踊り飲みまくる。酔いつぶれた姫君は友達に担がれ、タクシーで帰宅。もちろんペイバーなどままならない。在籍100人といった大型店は3~4日に一回は誕生パーテイーだ。まあ、客もその雰囲気につられて自然と飲むペースが上がって店としては売り上げアップなのかもしれないし、あくせくしないでもお手当てをたんまり貰えるミアノイ家業が順調な姫君も多いのだろうか。そんなことを考えながら、ぼんやりと時が過ぎていくのを楽しんでいた。

8時頃だろうか。ファミリーマートの前あたりで一人の男に声を掛けられた。丁寧な日本語ととびっきりの笑顔が気持ちいい好青年だ。彼はアルカデイアのポン引き君だった。いつもは、怪しい雰囲気がプンプン漂う脂っこい中年親父のポン引きに付いていくスリルが大好きな私であるが、たまにはこんな青年の話をじっくり聞いてみるのも面白いと思った。彼の話では、今の時間は、70人の女が待機中で、一時間500バーツで飲み放題、ペイバー500バーツで姫君にはショートで2500バーツ、オールナイトで3500バーツということだった。正直70人という数字を聞いたときは、『おいおい、ジャロに電話すんぞ!』っと突っ込みを入れた。(当然彼は何のことかチンプンカンプンだったが・・・)しかし、モーホーの白人に見つかったら、すぐに物陰へ連れて行かれてレイプされてしまうような、彼のかわいい笑顔を信じて店への階段を上っていった。

おー、いるいる。店内だけでは収まりきらないのか、階段にまで姫君達があふれている。私が店に入ると、ママさんの号令が飛んだ。『8時だよ!全員集合!!』と言ったのかどうかは定かではないが、上の階からも下の階段のところからもぞろぞろと集まってくる。
ひな壇は無いが、立つ者、座る者、中腰になる者と三列縦隊で店内の端から端までを埋め尽くしていく。収まりきらない姫君が階段で立ち往生している。
『マジか?マジに70人以上いるぞー!』思わず嬉しい悲鳴をあげる。中にはメイク中に慌ててやって来た姫や、口をモグモグさせてるお食事中だった姫もいる。いやー壮観である。2000人の美女を阿房宮に揃え、今宵は誰にしようかと毎晩悩んだであろう始皇帝の気分をほんのちょっぴり味わうことができた。
たくさんの姫に圧倒されて、結局変なのを選んじゃったっという過去の先人達の体験談を思い出す。
そうだ、自分は初体験でも先人達の経験を活かせるのがサルとは違う人間だ。おっ、落ち着け、冷静になれと言い聞かす。しかし、暑い。エアコン壊れてんじゃないのか?緊張で汗が吹き出るのがわかる。こんなに緊張したのは、中国の深センの売春宿で強面のブローカー2人に前後を挟まれ、ひと一人がやっと通れる細い真っ暗な階段を上らされた時以来だ。

何とか、落ち着きを取り戻し、一人ずつじっくりと舐めまわすように見つめる。全員をしっかりと見ようと思ったら、一人当たり10秒でも10分以上はかかる計算だ。
もはや開き直り、怖いもの無しの私は、それから延々本当に10分以上も観察を続けた。途中2組ほどの客が来たが、1分もしないうちに姫を選び席に消えていった。
そして選んだのは、香港の映画スターのような顔立ちの大人の色気が漂う色白の姫だった。
やはりといおうか、彼女は中国人とのハーフでパパは香港にいて、今はタイ人のママと二人暮らしらしい。所得水準が日本とそう変わらない香港人の父を持ちながら、なんでタニヤで働いてるんだろうとか思ったが、そこには触れなかった。一通りの自己紹介が終わり、エッチな話題を振るが全く盛り上がらない。挙句にエロ話は嫌いだと言われてしまった。嫌われちゃったのかなと思ったが、普通の話題の時には体をぴったりくっつけてきて楽しそうに話をしている。本当にエロ話だけが嫌いなのだろうか?
わ、わからん!これではエッチも嫌いな可能性がある。どうするべきか・・・。10秒の沈黙の後、おもむろにママを呼ぶ。
『チェンジして。』自分でも驚くほど冷静に言っていた。(チェンジは無料です)

ちょうど4人組の客が来ており、姫達は整列中であった。きっとあれからもかなりの客が来ているのだろう。姫の数は60人を下回っていた。
その中から再度一人を選ぶ。先ほど既に何人かに絞っていたので今度は簡単だ。そうして席に連れてきたのは、ヤーちゃん。先ほどの姫とは対照的に、いかにもタイ人のかわいい娘といった、小さくて健康的なロリ系の女の子だ。その外見とは正反対に中身はしっかりとした娘だった。エッチの経験はまだ少ないそうだが、いろいろな事に興味深々のお年頃。どんなプレイでもやってみたいと積極的だ。しかし家を買えるようになるまでは、彼氏は作らず仕事一筋にがんばると言う。今も彼女を好きだという日本人に迫られているそうだが、全く眼中にないらしい。サラリーマン駐在員に囲われたぐらいじゃ実現できないほど大きな野望があるらしい。たくましい女の子だ。私としてはエッチが好きなら大歓迎。それ以外は興味なし。親と同居らしくショートのみとのことだが、お持ち帰りすることにした。

スクンビットのホテルまで戻るにはこの時間はまだ大渋滞である。のんびり飯でも食ってからにしようかと考えている所に、ヤーちゃんが私服に着替えてやって来た。
ショートパンツにスニーカー、タンクトップにキャップを被っている。『何?今からルンピニ公園にジョギングですか』っと言うと大笑いしていた。しかし、ここまで健康的なスポーツファッションで薄暗いカラオケクラブにいるとかなり浮いてる。しかも本当に毎日の腕立て、腹筋のエクササイズは欠かさずやっているそうで、小さいながらも逆三角形のかっこいい体つきだ。往年の千葉すずを思い出す。すず張りの肩を抱き寄せるとしっかりとした筋肉の感触がはっきりとわかる。飯に行こうかと思っていたが、気が変わった。一秒でも早く、妙に明るく健康的なヤーちゃんの短パンを引きずり下ろし、肉棒をぶち込み汚しまくりたいという欲求が湧き上がってきた。
もっこリした股間を悟られないように、ヤーちゃんの手を引いてバハナホテルへ駆け込んだ。ここはタニヤからなら徒歩3分、ショートで600バーツで連れ込める便利なホテルだ。もちろん普通に宿泊もでき、一階の24時間営業のレストランには日本食や日本の新聞もある。(日本料理の味は話しにならないが・・・)

先に私からシャワーを浴びる。一緒でもいいと彼女は言っていたが断った。私にある目的があった。そう、あの健康的なファッションのままの彼女をいたぶりたかったのだ。私が部屋に戻るとすぐにシャワーに行こうとする彼女を引きとめ、ジョギングウエアのような服のまま全身を舐めまわす。タンクトップの隙間から手を忍び込ませ、ヤーの小ぶりだが張りのある胸を愛撫する。
鏡台に腕をつかし、尻を突き出させる。ショートパンツからすらりと伸びる足が若さではちきれんばかりにピチピチしている。鏡に映る自分の姿に、恥ずかしそうに赤面しているヤーを見ていると、我慢できなくなりショートパンツのボタンを外すと、パンティーと一緒に一気に引きずり下ろした。びっくりしたヤーが、『きゃッ』っと小さな悲鳴を上げる。あー、この声だけで射精しそうだ。サディストの私にはこの上ない刺激だ。
ヤーをこちらに向かせ、鏡台に座らせた。小さなヤーであったが、鏡台に座るとちょうど私と視線が並ぶ。丸出しのヤーの尻を揉みつつ、じっと彼女の目を見つめる。お互いの鼻の頭が触れるか触れないかの距離まで近づいていく。ヤーの足首にかかっているパンティーを手に取ると、しっとりと湿り気があるのがわかった。じっと見つめた視線はそらさずに、パンティーの湿り気のある部分をヤーの頬に当てた。すぐに自分の愛液と気付き、みるみる耳まで真っ赤になっていく。あまりの恥ずかしさに、視線をそらす彼女の頭を掴み、無理やり目を覗き込む。直接あそこを見られる以上に恥ずかしいのだろう。彼女の視線が定まらない。私の中の征服欲がメラメラと燃えている。我慢の限界だ。準備していたゴムに手を伸ばしていた。

まだ一度も彼女の秘所に触れていなかった。しかしこれ以上は待てなかった。もう充分な湿り気があることは確認済みである。ヤーを鏡台に座らせたまま、両足を抱え上げて広げカチカチになった肉棒をねじ込んだ。目を閉じて声を上げるヤーの唇にふさぎ、彼女の舌を吸いまくる。トレーニングの成果だろうか、ヤーの締りは体験したことがないほどきつかった。(5分もしたらベットに移動して、体位を変えて、次は・・・。)始まる前に立てていた計画なんてもう忘れていた。とにかく目の前のヤーをメチャクチャにしたい欲求だけしか頭になかった。ほとんど前戯らしい前戯をしないで、強姦をしているかのような激しい腰使い。
全ては、ヤーのあの羞恥心に満ちた目を見たからだ。あの目を見たときに歯止めがかからなくなった。とことん陵辱してやりたくなった。
スピードを落とすことなく、激しく腰を振り続ける。テクニックも何もない。ただただ、突きまくる。150センチほどしかない小さなヤーをこの強さで突きまくっては、気持ち良いどころか痛みの方が強いかもしれない。しかし、ヤーの悲鳴のような大きな声は私の興奮をより高めていく。
普段は女が絶頂を迎える瞬間を見るのが一番興奮するのであるが、今日に限っては全てが違っていた。お色気ムンムンの抱き心地の良い165センチぐらいの美乳で骨盤の広い綺麗系の女が好みであるのに、ヤーは小さく、健康的でかわいらしい炉利系の女の子だった。手足を折りたためばヤーの全身が私の胸の中にすっぽりと納まってしまうような感覚。必死に痛みと快感に耐えながら、小さな体で私にしがみついてくる。何とも表現できない興奮と快感が襲ってくる。こ、これが炉利の魅力なのか?血管の浮き出たドス黒い私のチンポがこんな可憐で小さな女の子の秘所をえぐる、Bカップほどの小さな胸を力いっぱい鷲づかみにする。ヤーの苦悶の表情に、ついに耐え切れなくなりドクドクと射精した。

シャワーを浴びさせなかったことに少し怒っていたヤーだったが、擬似レイプのようで彼女もかなり興奮したらしく、満足げに笑っていた。性的興奮がおさまると、腹が空いてきた。ホテルを出て、ヤーと一緒に日本料理を食べた。このクソ暑いのに鍋焼きうどんを笑顔で無邪気につついている彼女を見つめていた。なんだかほのぼのとした雰囲気だった。しかし、彼女からいやらしさを感じなければ感じないほど、私の中の淫らな欲求は大きくなっていく。
さあ、次はどうしてやろうなどと考えつつ、携帯の番号を交換して別れた。ヤーとは2日後にまた会った。自由を奪って、おもちゃ攻めにしてしまった・・・。















キングスコーナー(パッポン1)
今回は私の『第二の初体験』の時のお話です。もう皆様はお済みでしょうか?え、何のことだかわからない?LBです。そうレディーボーイとの体験です。
外道諸氏の中には気付かぬままお済ませの方もいるやも知れません。またホテルで気付き、追い返した話はよく聞きます。
そうした偶発的遭遇ではなく、酒の力もビタミン剤の力も借りることなく自発的にLBとした外道者は少ないと思います。(実は恥ずかしくて黙ってるだけかな?)
そこで、今回は私の実体験を恥ずかしながら披露したいと思います。
男は常に自分のDNAを残すため、優秀な子孫を残すために多数の女と関係を持つのだという生物学的根拠を有する外道の道すらも踏み外した禁断の果実です。
興味のわいた方はぜひご賞味ください。

一ヶ月以上あったバンコク滞在予定も残す所あと一週間。この一ヶ月の間に様々な体験をし、既に見るもの全てに新鮮さがなくなっているように感じていた。この日も何を思うでもなく、滞在しているホテルから徒歩5分のパッポンをぶらついていた。時間は午後9時。通りは観光客と物売りでごった返している。こちらが観光客とわかると、スケベDVDとSEXショーの勧誘がひっきりなしに襲ってくる。毎日のありふれたパッポンの光景だ。

最近は、ポリスもきちんと仕事をしているようで、パッポンもタニヤもきっかり午前一時にはネオンが消える。そこからが、ナンパタイムだ。開店中なら必ず抱ける玄人の女を、わざわざ閉店後にナンパする矛盾に満ちた行為。決して、ペイバー代を浮かす為ではない。スリルがあるのだ。断られるスリルが・・・。最初の頃は、どんなにいい女でも金を払い指名をすれば、すぐに抱けることに狂喜した。楽しかった。しかし時が経つにつれ、すぐに買える女に苛立ちを覚えるようになった。人間はつくづく無いものねだりをする生き物なのだ。その為、ここ最近はタニヤやゴーゴーバーから足が遠ざかっていた。

暇つぶしに、パッポンのゴーゴーバーを覗く。相変わらずキングスグループの各店は盛況だ。ほんの二週間前までは、喜んで入店しペイバーを繰り返していた自分を思い出し、一人笑いがこみ上げてくる。もちろん自分が吟味して選んだ女達だ。みんな可愛かった。きれいだった。愛想のいい娘もいた。楽しくなかったと言えばうそになる。いや十分楽しかった。しかし、なぜか今日の気分は落ち込んでいる。ゴーゴーバーの女を抱く気分になれなかった。『そうだ、キングスコーナーに行こう!』急におもいたった。なぜならこの店からはまだペイバーをしたことがなかったからだ。こんな気分の日の暇つぶしにはちょうど良い。馴染みの女にペイバーをせがまれることもないだろう。

この店は、他のキングスグループとは少し離れている。パッポン1からパッポン2へ抜ける横道の角にある。レディーボーイが多いことでも有名だが、いつも多くの客で賑わう繁盛店だ。日本語が達者な呼び込みの少女に腕をつかまれ、入り口から右手の見晴らしの良い席に案内される。ここが空いているのはラッキーだ。私の右側には若い日本人の二人組み、左側にはじじいの白人が一人で座っていた。呼び込みの少女にコーラを注文し、ダンスフロアーに目を向ける。入り口からよく見える側に可愛い子を配置しているのは一目瞭然だ。奥のほうには魑魅魍魎の群れがいるわ、いるわ。明らかに、40歳を超えたようなのまで混じっている。『誰が面接してんねん!!』っと、突っ込みをいれつつ、日本とは採用の基準が違うのだろうかとか、あれはあれで我々の想像できない需要があるんだろうかなどといろいろ考えていると、楽しく時間が過ごせるのだ。また、ヒールを履いていない、ぺチャ靴の彼女達は皆美しい。そう、レディーボーイ達だ。低い靴を履いていてもやはりその身長の高さを隠すことは出来ないのか、ステージの奥の方の壁際にかたまっていた。そういえば、マンボーやカリプソのオカマショーは楽しく拝見させていただいたが、それ以外でちゃんと彼女?達を見たことも、お話をしたこともないことに気付いた。どうせ今日は、持ち帰るつもりもないから、オカマちゃんと楽しくコミュニケーションでも取ろうかなと思い、好みのタイプを探した。顔だけ見ればどの子を選んでも大丈夫なぐらいきれいな子が多い。後はいかに過去の男であった時の片鱗を感じさせないかが選ぶ基準だ。

そして隣に呼んだのは、165センチ52キロ、上から90・63・88ぐらいのどこからみても、いい女のオームちゃん。ちょっと背が高いのと肩幅がほんの少し広いのと、足のサイズが27センチぐらいありそうな点を除けば・・・。彼女は片言の日本語と立派な英語が話せるようで、会話には困らなかった。彼女との会話は、何度も繰り返した本物の女達との会話より格段に面白く、楽しかった。彼女が自分の女に目覚めた日や初恋の思い出、タマタマを取る手術の話、現在の彼氏との出会いと彼とのエッチ話などなど新鮮な話題に事欠かなかった。話の最中、シリコンでパンパンの胸を、私の腕に押し付け、股間を撫で撫でしてくる。あまり邪険にするとせっかくの楽しい話の腰を折ると思い、知らん顔をしていた。また彼女のダンスの順番がやってきた。明らかにこちらを見ながら、腰をくねらせている。まだ取ってないという竿の形跡を探して目を凝らすが発見できない。そんな私の視線に気付き、何を勘違いしてるのか知らないがますます彼女のダンスはエキサイトしていく。大きな美しい瞳が私を捉えて離さない。あー彼女が本物の女だったら、即ペイバーするのになぁなどと最初にこの店に来たときの気分など忘れてしまっていた。しかし、見れば見るほど、美しい女にしか見えない。(もともと大きめの女好きです)セクシーな唇からいやらしい舌を出して私を挑発している。このとき既に、わたしは彼女に魅せられていたのかもしれない。

彼女がダンスを終えて戻ってきた。さも当たり前のように私の隣に座り体を密着させてくる。不思議だ。嫌じゃない。それどころか自然に私の方へやって来てくれたことに、嬉しさを感じていた。そんな私の変化を敏感に感じ取ったのか、オームは私の手を取りその大きな胸の上に乗せた。本物のおっぱいより若干硬い感触を感じながら、乳首はどうなっているのか興味が湧いてきた。男のときのままの小さなものなのだろうか、手術であえて大きくするのだろうか、それとも胸が大きくなると乳首も自然と大きくなるのだろうか?そんなことを考えつつ、水着をそっとずらしていく。少し小さめの、だが男のものとは明らかに違うピンクの綺麗な乳首が顔をだした。オームはそんな私の行動を嬉しそうに見つめながら、私の股間をスリスリしている。そっと乳首を摘んでみる。オームの体がピクンっと反応する。オームの目が明らかに潤んでいる。ヤバイ!!とっさにそう思った。正直に一瞬、可愛いと思ってしまった自分に気付いた。『これ以上は駄目だ。駄目なんだよ』とこちらを見つめるオームに告げる。もちろん彼女には、そんな日本語は通じていない。潤んだ瞳で見つめてくる。隣の若い日本人達の様子が気になった。オカマと気付かずにイチャイチャしてる馬鹿な奴だと思われているのだろうか?それとも変態だと思われているのだろうか?

この時、気が付いた。さっきヤバイと思ったのは何に対してなんだろう?オームをかわいいと感じた自分に対してヤバイと思ったのではない。自分が人に言えないような変態だと思われることにヤバイと思ったのだ。そう他人の目に後ろめたさを感じたのだ。恥ずかしかった。そんな他人という物差しを通じてしか自分を計ることができない村社会の日本が嫌いで、タイに来ているのではなかったのか?周りに日本人がいるか、いないかで、自分の行動が変わってしまうのか?気にするな!そんな小さなことは気にするな、と自分に言い聞かせる。俺は、どうしたいんだ?今、何がしたいんだ?・・・・そう、こうしたいんだ。

見つめるオームの唇に、自分の唇を重ねる。水着の中に手を入れ、その大きな胸を揉んだ。彼女もそれに答えるように、グイグイと舌をねじ込んでくる。女の舌よりは少し硬く、幅が広いように感じた。もう、誰の視線も気になっていなかった。それよりも持ち前の好奇心で頭はいっぱいになっていた。レディーボーイとのセックス。体のラインも胸も女、しかし竿は残っており、当然アナルを使うことになるだろう。嫌悪感はこれっぽっちも無かった。アナル自体は普通の女で経験済だ。

全身から汗が噴き出すほど興奮していた。一線を越える背徳の行為を行う喜びに、全身が打ち震えていた。ホテルに入ると、我慢しきれず、オームの唇をむさぼるように吸った。ブラを剥ぎ取った。重力に逆らいツンと上を向いた乳房が露になる。壁にオームの体を押し付け、その大きく不自然に美しい乳房を揉みまくる。オームの吐息が熱く、早くなっていくにつれて、私の興奮のボルテージもますます上がっていく。すらりと伸びた長い両足の間に、自分の足を割り込ませる。いつもの癖で、ひざで女の股間を刺激した。

硬い物の感触が伝わってきた。オームの竿がビンビンになり、Tバックの小さなパンティーからはみ出していた。嬉しかった。オームも感じている、興奮している。素直にそう感じていた。セクシーなボディコンの服を引きずり下ろす。最後の一枚の小さな布切れを剥ぎ取り、オームをベットへ乱暴に投げつけた。

オームの肢体は見たことの無いラインをしていた。見事に張りのあるEカップの胸。やや幅が広いが、綺麗にシェイプした細いウエスト。しかし骨盤が狭いためにヒップは女性のそれよりかなり小ぶりである。そして男性とは明らかに違う肉付きをしたむっちりしたふともも。その両足の間にはビンビンの竿が揺らめいていた。女性ホルモンを定期的に摂取しているので、全体のラインは女性のように丸みを帯びてはいるのだが、やはりところどころ普通の女性とは違っている。しかし、そのことが逆に興奮を増加させていく。自分の服を脱ぎ捨てる。信じられないぐらいに硬くいきり立っていた。

仁王立ちしている私の尻を撫で回しながら、オームは私のチ○ポを口に含む。経験したことが無い信じられないスピードで彼女の舌がチ○ポのまわりを回転する。舌の動きはそのままに、今度はのどの奥深くまでくわえ込まれる。男のツボを知っているオカマのフェラはすごいと聞いたことがあるのを思い出す。自然と腰が前後に動く。オームの髪をかき上げ両手で頭を鷲づかみにしながら、興奮してうつろになっているオームの目を見つめた。

いやらしく動く唇からチ○ポを引き抜き、オームを四つん這いにさせる。手早くコンドームを装着し、彼女から手渡されたローションをたっぷり塗りつけた。オームの尻を両手でつかみ、引き裂かんばかりに左右に開いた。恥ずかしいのだろうか、オームはイヤイヤと顔を振っている。彼女の秘所に亀頭をあてがい、一気に突き刺した。オームは必死に枕をつかみ、押し寄せる快感に耐えていた。やはり筋力の問題だろうか?女性のアナルよりも締め付けは格段に強い。しかし女性器と違い中での締め付けは少ないので何とか暴発せずにすんだ。

バックから正常位に体位を変える。普通、オカマとのセックスではタブーの体位だ。オームの膨張した竿が、腹につくほどに反りかえっていた。女になりたい奴にはもったいない大きさだったが、少し皮が被っていた。出来るだけ深く挿入し、彼女の前立腺を刺激する。それと同時に右手にローションをつけ、オームの竿をしごいてやった。ひときわ大きな声が部屋に響く。竿の固さが増していく。オームは必死で自分の乳首を摘んでいた。

『アー、イクー、イクー』どこで覚えたのだろう?日本語でそう叫びながら、オームは射精した。ビクビクと竿が震える感触が右手に伝わってくる。もちろん初めての経験だ。最後の一滴まで搾り取るように、ゆっくりしごき上げる。射精して全身が敏感になったのか、アナルへのピストンに対するオームの反応が一段と良くなってきた。そんなオームを見て興奮した私は、右手にべっとりとついた精子を彼女の口へ押し込んだ。オームは、私の手に必死で吸い付き自分の精子を舐め上げながら、今度はアナルで絶頂に達した。

入り口以外締りのなかったアナルが、オームの絶頂と共に女性器のように私の亀頭付近を締め付けてきた。中が痙攣しヒクヒクと蠢きながら、奥へ奥へとチ○ポをくわえ込んでいく。狭い腸壁をこじ開けるように、ピストンを繰り返す。オームのいやらしい体が、ピンク色に染まっていく。髪を振り乱しながら、頭を振るオーム。彼女のアナルでの二度目の絶頂の声を聞き、私の興奮も頂点に達し射精した。ゴムからあふれるんじゃないかと思うほどの量を出した感覚だった。

その後、先に私がシャワーを浴び、続いてオームがシャワーを浴びた。セックス前の興奮は、すっかり収まりいつもの冷静な自分になっていた。彼女がシャワーを終え、すっかりスッピンになって浴室から出てきた。『あんた、誰?』私の第一声だった。誰がどう見ても、男の顔をした巨乳のお化けが立っていた・・・・。







スターオブライト(パッポン2)
記念すべき連載第一回目は、ちょっとバンコク風俗では王道から外れた『おしゃぶりバー』での体験談にしたいと思います。
本番やってなんぼの世界で、お口だけで果たして商売が成り立つのか?日本のヘルスと何が違うのか?そして、そのコストパフォーマンスは?
過去の諸先輩方の体験記を読む限りでは、あまり肯定的な意見が聞けないのだが、やはり外道者たるもの自らの足で、息子で体験しないことには話しにならん!という事で
行ってきました。たまたま、その時のラッキーなシュチュエーションも有り、なかなか面白い体験でした。これも、普段から地道な外道活動に励んでいる外道タンブンのお
かげでしょうか。こんなことがあるからタイでの外道は止められないですね。たとえどんなに痛い目に合うことがあっても・・・。

スターオブライト(パッポン2)

本番が手軽にできてしまうバンコク風俗界にあって、フェラ○オ一本で勝負しようという企業姿勢に男気を感じ、単身にて突撃を試みる。店自体がオープンバーの影に隠れていてわかりにくい上に、入り口横ではこの店の従業員とおぼしき7~8人の女共がバクバクとお食事中である。入りづらい!一気に気分が滅入ってくる。目の前の女達は明らかにババアが多い。しかもサルである。やっぱり180度ターンして隣のパッポン1のゴーゴーバーに行こうかなとも思ったが、よく見ると一人まあまあな女がいるのを発見!思い切って扉を開けた。

思った以上に狭い店内はカウンター席が4つと三人がけのシートが2つのみ。奥には噂のサービススペースがあるのだろうが、入り口からは見えない。三人がけのシートには女が5人ほど折り重なって座っており、外のメンバーと合わせると店の規模の割には在籍人数が非常に多い。実はお持ち帰りもできるのかもしれない。先客は、ドイツ人っぽい屈強な肉体をした白人がカウンター真ん中に一人。さらに驚いたことに、カウンター一番奥の席には中年の白人カップルが居た。50歳ぐらいの男性がシートに腰かけ、40歳ぐらいのデブの白人女性が男性の後ろに立って仲良くイチャついているではないか。店を間違えたのか?と思い不安になってくる。きょろきょろと店を見回している私の背後から誰かが抱きついてきた。デブ・ブス・ババアの3拍子揃ったすすけたホステスが耳元で注文を聞いてくる。ウイスキーのコーラ割を頼むが、なかなかこの女は離れてくれない。『暑いんだよー、邪魔、邪魔』と日本語で言う自分の小心さに呆れていた。

俺にはお目当ての娘が居るんだーと心の中で叫びつつ、店内の観察を続けていると、隣のドイツ人の所に引っ付いていた女がこちらを向いた。ガッビーン!!若い・可愛い・スリムの3拍子揃ったナイスレディではないか。彼女と比べるように、まじまじと自分に引っ付いている女を見てため息をつくが、そんな俺の気持ちなど全く気付かず奥の部屋へ行こうと誘ってくる。ちょうどその時、このドイツ人とかわい子ちゃんが奥の部屋へ消えていった。神は我を見放したもうたのか?

まとわり付くババアを無視しつつ、酒を飲んでいると今出勤して来たような女が鞄を置きにカウンターにやってきた。肩までの髪をソバージュにしたちょっとぽっちゃり目の好みのタイプの女だった。じっと見つめる私の視線に気付いた彼女が、にっこりと微笑んできたので手招きをして微笑み返す。彼女は外から来て暑かったのか、カウンターで氷を口に含みバリバリと食べていた。すると彼女がいきなりカウンター越しに私の首に手を回してくる。いきなりのディープキス。冷たい彼女の舌と氷が一緒に私の舌にまとわり付いてくる。ひんやりとして心地良い。後ろのババアが離れていくのが感じられる。彼女との長いキスの途中、店内の照明が暗くなった。ふと横を見ると、なんと中年カップルの白人紳士がカウンターに腰掛けつつチ○ポをしゃぶられていた。ジュルジュルといやらしい音がしている。いつの間にか、ミュージックDVDが映っていたテレビも、エロDVDに変わっている。後ろの白人女性は白人紳士の恍惚の表情を見つめつつ、彼の顔を自らの胸に押し付けていた。彼は股間で一心不乱にしゃぶっているタイ女の頭を押さえつけ、もう片方の手で連れの白人女性の胸を揉みながら彼女とディープキスをしていた。なんて素敵な光景であろうか。店内には私をはじめ何人もの人間がいるのにそんなことは全くお構い無しだ。自らのプレイを存分に楽しむファランの姿に外道の魂を見た。タイでの正しい遊び方を教わった気がしていた。

負けてはいられない。カウンターから3人掛けシートに移り(奥のサービスルームは1人分しか無いようで、ドイツ人が使用中)、おもむろにズボンを下ろす。ソバージュの女が慣れた手つきで愚息を一拭きし、口に含んだ。彼女はしゃぶりながらブラをはずし、乳首で玉袋をを刺激してくる。なかなかのテクである。心地良い彼女の舌の感触を楽しんでいると、もう一人女が私の横に座ってきた。今までどこにいたのかわからないが、十分合格点の女だった。彼女が二人でのサービスならもっと気持ちいいわよと言ってくる。価格はそのまま2倍だそうだ。店内の淫靡な雰囲気も手伝って簡単にOKした。二人目の彼女が私の耳やうなじを舐めながら、上着のボタンをはずしていく。露になった私の乳首が両手で刺激される。実は乳首攻めに弱い私のツボを知っているのだろうか?数分おきに二人は交代した。ソバージュの女の激しいデイープスロートともう一人の女の優しいねっとりとしたフェラを存分に堪能していると、カウンターの白人紳士の大きな声が聞こえた。ビクビクと体を震わせ果てている彼をいとおしいく抱きかかえる白人の彼女。うーん、これが愛だ!愛の最終形態なんだ!(単なる変態とも言うかもしれないが・・・。)そんなことを考えつつ、私も我慢の限界がやってきた。一人にフェラをされつつ、玉を揉まれ、もう一人にディープキスされながら乳首を思いっきり引っ張られ、しかも何人もの他の女達の見ている目の前で全身をビクビクさせて、果てた。タニヤのとびっきりの可愛い娘との本番エッチよりも確実に多量の精子を放出していた。パンツをはきつつ、こんな姿はとても親兄弟には見せられないなと、一人赤面していたが、次の日もまた足を運んだのは言うまでも無い。

会計は、女一人700バーツ×2人とドリンク80バーツの明朗会計。ただ、ビールやウイスキーのコーラ割が80バーツでただのコーラが100バーツというのは???よくわからん設定だった。(女の子にコーラおごった場合は確か80バーツ)また、二日目に行った時、今度はホテルで最後までサービスすると女が言っていたので、ペイバーできるのだろうがその気が無かったので値段は聞かなかった。本番するなら別の店に行くっちゅうねん。しかし自ら腰を振るのに疲れた時には、かなりお勧めできると思う。ただ人前だと立たない方は厳しいかもしれないので、奥の部屋でどうぞ。(カーテンで仕切ってあるだけでスペース的に3Pは無理そうだが)
アドバイスとして、そこそこ選べる女の絶対数が少ないので、ババアやブスが近寄ってくる前に、まともな娘を自分で隣に引っ張ってきましょう。私の入店中にも何人かの日本人が来店していましたが、ババアとブスに囲まれ、あきらめて何もせぬままワンドリンクで帰っていくのを2回ほど見ました。








恐るべしタイのセックスドラッグパワー
ご無沙汰いたしております。外道上人一休でございます。最近外道の細道をご覧になり始めた方にはアナルヤマモトと申した方がよく解るのかもしれませんが・・・。おかげさまで8月末にオープンいたしました『松茸マッサージ』もようやく軌道に乗り始め、少しばかり遊ぶ時間も出来るようになってまいりました。私にとっての遊びといえばもちろん『外道』エッチでございます。自分の店ではお客様と我が従業員達が毎日、毎日せっせとエッチに励んでおります。またお客様のいない時は彼女達のエッチ話を毎日聞かされているにも関わらず、慣れない社長業で日々仕事に追われ、この一ヶ月間マジでエッチ無しの生活でございました。この死んでいたも同然の一ヶ月、毎日濃厚なエッチをガンガンする日が来ることばかりを想像しておりました。タイに来て、いや童貞を失って以来、最長禁欲期間を大幅に更新しておりましたが、遂に第二の童貞喪失の機会が訪れました!!今回はその時のお話です

毎日毎日、うっとおしい雨が降り続いている。この雨の為にここ一週間は非常に客足が悪い。女の子達も暇そうにお喋りに夢中になっている。そんな女の子たちの話の中に以前から興味のある内容が出てきた。それはいわゆる日本で言うセックスドラッグの話題である。日本では合法ドラッグ・非合法ドラッグに別れるが、ここタイではもともと全て非合法だ。まあ、そんなことを言っていたら売買春も当然非合法であり、そんな売春ショップの経営者である私にとって、非合法であることは少しもドラッグをやることの足枷とはなってはいなかった。しかしタイに住み始めてからのこの9ヶ月、ドラッグを入手しようと思えば出来ない事はなかったはずだが、手を出さなかったこともまた事実だ。心のどこかで売春とは違う後ろめたさを感じていたのは確かだ。いや、はまってしまう事、抜け出せなくなってしまう事への恐れがあったといった方が良いかもしれない。だから、女の子達の話に聞き耳を立てていた私の興味はそのドラッグの効能ではなく、常習性というか習慣性の部分であった。もし、禁断症状が激しく絶えずドラッグを摂取し続けなければならなくなってしまうのだとすれば、それは気軽な遊びでも何でもなく、まさに命がけの禁断の果実に他ならない。もしそうなら、それは今の私には出来ないことだ。

女の子の話しを聞いていると、そこそこ彼女達の間で流通しているドラッグには3~4種類ほどがありその効能は種類によって、全く違うようだ。そして肝心の習慣性の点については全く彼女達の話題に上らない。彼女達にとっては私の関心事項である習慣性はどうでも良いことなのだろうか?それとも話題にならないぐらいに常識的なことなのであろうか?彼女達の話題の中心は、あのドラッグを飲んだ後は、どんな音楽を聴けばよりハイになれるとか、飲むときはウイスキーと一緒が良い、いやビールの方が良いとかそんな話が中心だった。そんなどうでもよい話が10分ほど続いた後、興味深い方向に話題が移っていった。そう、ドラッグとエッチの関係である。これはかなり個人差があるようで同じドラッグを飲んでも、ある女の子は非常にエッチも良くなるようだが、ある女の子はエッチにはあまり関係ないので、ただただ踊り狂ってるのが気持ち良いと言う。なるほどと思いながら聞いていると、いきなり一人の女の子が私に話しを振ってきた。『社長はどのドラッグが好きなの?』既に私が全部のドラッグを経験済みという前提の質問がやってきた。『まだ、どれも試した事無いよ』と答えると、みんな端から信じてくれない。風俗店の経営者がそんな当たり前のことをやってない訳ないだろうというのが彼女たちの考えだ。『こんなの今どき高校生や中学生でもやってるよー』と言う。そんな事は解っている。日本でも高校生あたりが薬をやってるのはめずらしいことではないだろう。それがドラッグの本場タイとくれば、幼稚園児のときからやっている子がいても何の不思議も無い。しかしこの機会にと私は彼女達に質問を浴びせた。『薬やって、切れそうになってきたらどうなるの?辛いの?苦しいの?』『すぐに次の薬が欲しくなるの?』『一回いくらぐらい必要なの?』真面目に質問する私を見て彼女達も私がドラッグをやった事が無いということをどうやら信じてくれたようだ。しかしそうなると反対に彼女達は意地悪い笑顔を浮かべながら、ドラッグ童貞の私を子供扱いし、勝ち誇ったように私の質問に答えてくれた。彼女達の話しを総合するとどうやらドラッグの習慣性とか禁断症状は心配する必要が無いようだ。もし習慣性があるとすればそれはドラッグの成分的な問題ではなく、ドラッグによって一時に嫌な事を忘れようとする精神的な問題による依存性のようだ。彼女達もお金のある時や何かのパーティーの時しか飲まないようで、もしあればやりたいようだが、もし無ければ無いで何の問題もないようだった。

日本で受けて来た教育というのは何だったんだろうか?『人間辞めますか?薬止めますか?』という過激なコピーが非常に頭に残っているが、ここタイではある意味タバコと同じ位の感覚でドラッグが出回っている。そして、経験者の話しを総合すると日本で言われてるほど大層なものでは無いようである。まあ、決して体に良いものでは無いことは確かだろうが・・・。ヨシッ!!とにかくやってみよう。こういったモラルのハードルの低さが私の良い所だ。そうと決めれば話は早い。この風俗業界に身を置いている私にとっては、何処を見渡しても薬の香りが立ち込めている。そんな中で一番信用できそうなAちゃんに尋ねてみた。『あのー、ビタミン剤欲しいんだけど手に入る?』すぐにAちゃんは理解してくれたようで、『うん。1日~2日間あれば何でも買えるよ』と小さな声で囁いた。『何が欲しいの?』『エッチに一番効きそうなやつ!!』『社長、スケベー、でも人によっても違うよ』と、Aちゃん。『よく解らないから、Aちゃんが一番エッチする時に飲んだら効いたやつでいいよ』と私。『それならやっぱ○○でしょー』ということでその○○を2錠買うことになった。一錠の価格はかなりの金額だ。『高いねー、そんなもんが普通なの?』と聞くと『質によってだいぶ値段が違うのよ。あんまり良いものじゃないと効果なかったり、すぐに効き目が切れちゃうんだから!!』そうなのか?やはり何でもいい加減なタイだ。ビタミン剤にまで品質基準が無いとは!!まあ、効かなかったら折角のチャレンジが水の泡なので泣く泣くこの高額の支払いを済ませ、商品が到着するのを待った。そして待つ事3日間。すぐに買えると言っていたのに3日間もかかるところが、さすがはタイだ。時間の感覚は日本とはまるで違う。そうして、なんとかAちゃんが品質保証できるレベルのビタミン剤2錠が手に入った。私の心は期待と不安で何時に無く興奮していた。しかし、その前に決めなければならない非常に重要な問題が残されていた。このエッチビタミン剤をいったい誰に飲ませるかという問題だ。条件として当然、一晩中エッチが可能(朝帰り昼帰り可能な子)なこと、また服用前・服用後の違いがわからないといけないので以前からエッチの関係がある子でなければならない。そしてこうしたビタミン剤に興味を持っていたり、あるいは過去に服用したことがある子がベターだ。ビタミン剤が到着するまでの3日間、私の頭の中は候補の数人の女性との濃厚なエッチの妄想でいっぱいだった。この妄想だけで3日間で10回以上は軽くオナニーしてしまっていた。

そして悩みに悩んだ末、最近エッチ友達になったDちゃん(19歳)に決定した。彼女は私の店にマッサージ嬢として開店当初働いていたのだが、週休2日・出勤時間厳守という日本では当たり前のこのユルユルの規則すら守れず、2週間ほどで辞めてしまった。決して美人ではないが若く可愛いらしくお肌ピチピチの超美乳娘だった。そんな彼女だったが何を思ったのか、店を辞めてからも頻繁に私にメールや電話をかけてきた。最初のうちこそ忙しい仕事の合間に来るメールを邪魔に感じていたが、仕事にも慣れ余裕が出てくると彼女とのメールや会話が良い息抜きというか、気分転換になった。もちろんこの時にも私には恋人1名、口説き中の子1名、会ってエッチだけはする子(無料)2名、プラス定期的にお相手をするお気に入りのプロ(有料)のエッチ女が2名がいたのだがなんとなくDちゃんとも会うようになった。彼女は元々普通の古式マッサージ店での勤務経験が長かったので、私の部屋に来る時はよくマッサージをしてもらい、ちょこちょこっと会話をして飯喰ってバイバイという関係だった。しかしほんの1週間ほど前にマッサージ中の彼女が疲れたーなどと言って私の横に一緒になって寝てきた。実はこのDちゃんにやらせていたマッサージというのは有料で、二時間300Bとまあ普通の古式マッサージの店と同じ位の価格であったが、私としては部屋に来てくれるので自分の店を離れる必要が無いという利点があり、彼女にとっては私の店を辞めてから他の同じような店に転職していたのだが、お客が少ないらしく私のマッサージはちょっとした小遣い稼ぎのようだった。マッサージ好きの私は彼女が来たときはいつでも何時間でもマッサージしてもらっていたので、彼女にとっては金のない時に私のところに来れば必ず数百バーツの金が手にできるという良いお客であったはずだ。このように金を払っているにも関わらず、やる気無く寝そべっているDちゃんにムッとしつつ、彼女の方を向くと急にDちゃんが抱きついてきた。一ヶ月近くエッチ無しの生活をしていた私にとっては、あまりにも嬉しい展開にムッとしていた事などスッカリ忘れて、適度な大きさの張りのあるDちゃんのオッパイに触れ、乳首を摘んでやった。すると予想以上にビクッと大きく体を震わせ、『ウッウッー、ハァー』という熱い吐息が彼女の形の良い唇から漏れた。調子に乗った私はその唇に吸い付き、ネットリと彼女の舌に自分の舌を絡めていった。その瞬間に一層強く私の体を抱きしめるDちゃん。彼女の細い指が私の髪をかきあげる。そっとミニスカートの中に手を入れ、パンティーの脇から彼女の秘所を探ってみる。Dちゃんは全く嫌がるどころか、私の手が入りやすいように腰を浮かして体勢をかえる。彼女のアソコは既にグショ濡れで、愛液がレースのパンティーの上に染み出してきている。すぐに邪魔なその布着れを剥ぎ取り、まだろくに触ってもいないのにべチョべチョのマン○コにそそり立った松茸を突き立てた。普段の私は、タップリと前戯に時間をかけるタイプなのだが、今回はどういうわけか女の側がすぐにでもガンガン突いて欲しいというぐらいに発情しまっくっていた。こんな時は多少セオリーとは違っても女の欲望を叶えてやるのが先決だ。案の定、Gスポットを擦るように下から上への激しいピストンを繰り返してやると、1分もしないうちにDちゃんは腰をヒクヒクさせて絶頂に達してしまった。その後、再度Dちゃんの美乳が見たいので、上半身の服も脱がせて全裸にする。恥ずかしがる彼女の手を頭の上で固定させ、素晴らしい形のオッパイを思う存分に目で、手で、舌で堪能した。この頃にはDちゃんもスッカリ2回戦OKの状態になっている。さきほどとは違い今回は挿入後に彼女の穴の敏感な部分を探るようにゆっくり毎回角度を変えてピストンしていく。彼女の反応を見ながら深さも変えていく。そして彼女が一番気持ち良さそうな反応を示した時の角度・深さ・腰の密着圧力・クリへの刺激を繰り返していく・・・。そして10分後にはちょうど二人同時に絶頂を迎えた。私は本日1回目、彼女は3回目の絶頂だった。二人のエッチの相性はなかなか良い様に感じていた。

さて、そんなDちゃんを第一候補にしたのだが、彼女がビタミン剤に拒絶反応を示したり、強い道徳心を持っている子であったなら、この計画は実行できない。まあ、しかし本番ありのマッサージ屋に勤める子だから大丈夫だろうと、根拠の無い自信を持って今日の夜のお誘いの電話をした。彼女との初エッチから約1週間、私が風邪で体調を崩していたので久しぶりの再会である。あの日、どういうつもりで私とエッチしたのか彼女の本心はわからない。彼女の言う理由は私のことが好きなのだそうだ。しかし三十路半ばのおっさんに19歳の女の子がすぐに惚れるなんていう事を簡単に信じられるほど楽天家でもなければ、タイの女の事を知らないわけでもない。しかし彼女の返事はあっけないほどに簡単にYESだった。彼女はまず第一に早く私に会いたいと言い、そしてビタミン剤に関しては以前に一度経験があるらしく、それを飲んでエッチをした事は無いそうだが、朝まで踊り狂ってた経験はあるそうだ。そしてそんな高いビタミン剤があるのなら是非やりたいということであった。『トラ・トラ・トラ』一人でにやけながら呟いていた。待ち合わせは、店を閉めて他の従業員達が全部帰った深夜1時、彼女が私の店にやって来る。その日の仕事は上の空で早く閉店時間が来る事ばかり考えていた。しかし、フッと我に返ったときに、数々の疑問が湧き上がってきた。そういえばどうやって飲むんだ??女の子の話でもビールだ、ウイスキーだ、コーラだと意見が別れていた。一回に半錠で充分という子もいればもっと少なくても良いという子もいた。それに、エッチのどれぐらい前に飲んだら良いのか、そして持続時間も解らなかった。日本人らしくきっちり予習をしておくべきであると思い、素直にAちゃんに連絡を取った。Aちゃんの話で、およその知識を得た。そして彼女の言うポイントは、『○○はしっかり砕いてから飲むか、口に入れて良く噛んでから飲んでね』である。全く、タイ人という奴は意味がわからない。噛んだり砕く必要があるのなら、何で錠剤になってるんだ?最初から顆粒で良いじゃないか??などどツッコミを入れてはみるが、ニヤついた顔は元に戻りそうにはなかった。そして待ちに待った閉店時間。従業員をさっさと追い出すと慌ててシャワーを浴びDちゃんが来るのを待った。その時手元の携帯がなった。Aちゃんからだった。うーん、いったいなんだろう?『あ、社長。言い忘れてたー。○○は男が飲んだら、ハイにはなれるけどチンチンあんまり立たなくなるから気をつけてね。じゃーねー、バイバイ』ガーーン、ガーーン、なんじゃそりゃ??チンポ立たん??何の為のセックスドラッグやねん??意味無いやん??金返せーと絶叫するも、もうあと数分でDちゃんはやって来る。どうする?どうする?

『はーい!社長!!Dちゃん来たよー。鍵開けてー!!』元気な声で電話がかかってきた。さっきから私の頭の中はグルグル回っている。計画中止か?いや、大丈夫だろー。このアナルヤマモト一度としてチンポが立たなかったことなど無かったはずだ。そんな事を考えてる私にDちゃんも気付いたようだ。ここは素直に経験のあるDちゃんの意見も聞いてみよう。『どうする?』『えっ、じゃ私だけ飲めばいいじゃん!』そーか、その手があったか。私がこのセックスドラッグを試したいのは確かに自分の松茸の感度を倍増させたいからではない!!感度抜群になったオマンコを突きまくりたいからだ。Dちゃんの提案で全ては解決した。そしてDちゃんは半錠をコーラで飲んだ。効果の現れ始めるまで、Dちゃんと一緒にシャワーを浴びる。まだビタミン剤の影響が出る時間では無いが、それを飲んだという事自体に興奮しているのだろうか、Dちゃんのおっぱいに触れると前回以上の反応の良さだ。これではおちおち体も洗えたもんじゃないので、オマンコは自分で洗ってもらい、部屋へ戻った。部屋の照明を全部落とし、BGM代わりに洋物のポルノDVDを流す。ベッドに着くなりDちゃんは私を押し倒し、乳首に吸い付いてきた。男女逆転状態のまま、しばしDちゃんの愛撫に身を任せる。19歳とは思えぬ舌使いで私の全身を舐め回していく。指一本一本から、耳の穴、脇の下、そして彼女の舌は段々と下半身に下っていく。彼女の右手が私の松茸を優しく包み込み、ゆっくりと亀頭の裏から指を這わしてくる。一旦私のわき腹を舐めていた舌を離し、私の顔を覗き込むDちゃん。その直後、急に彼女は私の金タマに吸い付いた。袋のしわを一枚ずつ伸ばしていくかのような丁寧な舌使いに思わず私も声が漏れる。時折、袋を舐めるDちゃんが吐き気をもよおしたように『ウッ、ウッ』と嗚咽を出し始めた。ビタミン剤が効いてきたようだ。目が空ろになってきて、時々ガクンとチカラ無く頭を下げるようになってきた。そろそろだなと思い、攻守交替をする。仰向けに寝ているDちゃんの背中とベットの間に小さなクッションを挟む。そうすると彼女の美しい胸がより突き出される。若さでパンパンに張った形の良い乳房はまだ大人の女のトロけるような柔らかさではないが、その分敏感で揉みごたえがある。また背中のクッションの為にいつも以上に乳首もビンビンに上を向いてそそり立っている。その乳首に熱い吐息をそっと吹きかけてやるだけで、Dちゃんは大きく体を反らして喘ぎだす。何度も何度も乳首の側まで口を近づけるが、なかなか触れはしない。彼女が我慢できなくなって、足を私の腰に絡めて私を引き寄せようともがいている。それを待っていたかのように、突然お椀のように美しい乳房にむしゃぶりついた。大きな音をたてて、乳房全体を吸い上げていく。あまりの気持ち良さに私の髪をクシャクシャに撫で回すDちゃん。部屋中にアダルトビデオとDちゃんの声が響き渡る。右に左に交合に美乳を舐め回す。固く尖った乳首を両手で摘んで強く引っ張りあげる。痛さと気持ち良さの狭間でどうしたら良いのか解らず、ただただ大声を出して頭を左右に激しく振るDちゃん。『イヤー、イヤー』と言っているが乳首を摘む力を弱めると、おねだりするように足を絡めてくる。しかしこの子の美麗な胸はどんなに愛撫してても飽きる事が無い。おそらくオッパイだけで15分以上、腰とお尻で15分はタップリと楽しめた。この頃にはDちゃんはもうすっかり放心状態で目を閉じて何か独り言をブツブツと言っている。よく聞き取れないので、とにかくマンコを舐めにかかると、腰を浮かせ私の口に自分からマンコを擦り付けてくる。前回よりも愛液の味も匂いもかなり濃くなっていて相当に美味い。これを不味いと感じる人はクンニが苦手な人なのだろう。この愛液を舌ですくってはクリに塗りつけ、同時にクリの皮を優しく剥きながら舌先で愛液まみれのクリの先っぽをチロチロと舐めてあげる。この子はクリの下側から上側にかけてをゆっくり舐め上げられるのが大好きなようだ。しばらくクリ舐めを続けていると、みるみる小さかったクリトリスが勃起して大きくなってきた。それにつれて穴から溢れ出る愛液の量も半端でなく増えてきて、ベッドの上には円形の模様が出来てしまっている。時折、カチカチになったクリを軽く指で摘んでやると、身をよじらせてヨガリ狂っている。そのまま中指と薬指の間にクリを優しく挟んで、高速で左右に振動を与えてやると耐え切れなくなったようで、『ウッー、ウッ、アッアー!!』と絶叫しDちゃんは果ててしまった。ちょっと背中を撫でただけで絶頂を迎えた後の敏感な彼女のは体をよじらせて喘いでいる。私の松茸も先ほどから、我慢できずにイヤらしい汁を垂らしている。その先走り汁を彼女のクリちゃんにこすり付けるようにして、松茸でオマンコの割れ目をなぞっていく。早く入れて欲しいDちゃんは穴の付近に松茸が来ると腰を浮かせて催促をするが、当然焦らして入れてやらない。辛抱が出来ずに彼女が哀願してくる様が私のサド心を満足させてくれるのだ。前回のエッチで彼女の感じるポイントは解っている。ズバリ、オーソドックスにGスポットが一番感じるようだ。そこでGスポットに刺激を集中させる為に彼女の腰を持ち上げ、下から上に突き上げるようにピストンしながら、土手の部分に圧力を加えてやる。すると面白いように、腰を自分で上下させながらイキまくっている。前回は一度果てると、しばらくぐったりとしていたのだが、今回はセックスドラッグのおかげか何度でも連続でイキまくる。5回ほどイッたところでさすがに疲れたのかぐったりしてきたので、休ませない為にM字開脚をさせ、露になったクリにピンクローターを押し付けてやる。『アー、アー』という声が『ヒィー、ヒィー』という声に変わってきた。またまた小刻みに体を震わせ始めたDちゃんは数分おきに絶頂を感じているようだ。その姿に興奮してきた私も一際強く彼女の子宮を突きまくりながら大量のザーメンを彼女の中に放出した。
しばらくぐったりとしていた彼女は五分ほどすると、またまた私の松茸にしゃぶり付いてきた。まだまだ満足していないようだ。上等上等。それでなくてはわざわざセックスドラッグを使った意味がない。フェラで大きくなった松茸の上に彼女がまたがってきた。馬乗りになったDちゃんは何かに取り付かれたように一心不乱に腰を前後に動かし、クリを私の腰に押し付けてくる。さっき放出したばかりの私のザーメンと彼女の愛液でグチョグチョになったオマンコは一層イヤらしい音をたてていた。正上位の方がイキやすい彼女を押し倒しGスポットをまた突きまくってやる。隣の家にまで聞こえそうな大きな喘ぎ声をずっと出しながら何度もイキまくる彼女の姿に満足しながら私も二回目の放出をした。この段階で既にエッチスタートから3時間が経っていた。

さすがに私も疲れて横になっていると、またまたDちゃんが松茸をいじりながら、私の乳首に吸い付いてきた。なんという回復力!!前回は、彼女の方がもう勘弁してくださいと言っていたのに、今回のこの快感への貪欲さはどうだ。人が変わったように松茸にしゃぶりついて離さない。結局、4回戦して六時間の死闘の末に私が先にギブアップしたのだが、その後も朝の11時までの四時間以上、彼女は私の松茸を大きくするためにずっとしゃぶりついてきた。少しでも固くなるとすぐにオマンコに入れてと懇願してくる。しかし慢性的な運動不足の私にとって六時間腰を振り続けた後ではもう腰も膝も痛くて、入れてもすぐに萎えるの繰り返しだった。それでも延々四時間萎えては舐められ、萎えては舐められを繰り返しつづけた・・・。恐るべしタイのセックスドラッグ。使用の際は皆様覚悟して御使用ください。

ロイカートンの夜  

ロイカートンの夜  
BY:インタマラ

プロローグ
 
バンコクに通いだして約十年。ナナやソイカ、地方都市にも飽きてきた僕がスティサンと呼ばれる場所で出逢った天使。彼女を超える天使は僕の前にはもう2度と現れることはないだろう。これは、大都会、バンコクの街の片隅で人生を翻弄された天使とバカな日本人のどこにでもあるような物語。
コンプレックス
出会い
再会
すれちがい
進展
写真
コ・サメット
待ち合わせ
電話
ドラえもん
部屋
おばあちゃん
最後の夜
別れの理由
最終回  ロイカートンの夜に・・・
その後 ~それぞれの道へ~

Last updated: 06/12/2011 13:47:15
執筆者への お便りは こちら まで
外道の細道
コンプレックス
彼女は背が高く、細身ですらりと長い手足をしていた。彼女が歩くと外国人もタイ人も振り返るほどの美人であったし、実際、彼女とすれ違いざまに彼女を見て、スーアイと口にする女性たちが何人もいた。
顔は面長で大きな目をしている。吸い込まれそうなこの眼で見つめられると僕はいつもめろめろになってしまっていた。彼女は少し、額が広く、額を見せることを恥ずかしがっていた。左の耳には少し大きめのいぼのようなものがあり、人前ではあまり髪を上げることがなかった。そして、彼女は歯の矯正をしていた。笑顔になると歯には銀色の矯正具が光った。僕が今でも大切にしている彼女の写真のほとんどのものには歯に矯正具がはっきりと写りこんでいる。時折、痛みがあるようで、痛め止めの薬を口にしていた。ひどいときには、食事をできずにいてかわいそうになるくらいだった。みんなから、きれいだねといわれる反面で、彼女は、自分に対してある種のコンプレックスを持っていたけれど、僕はそんな彼女のことが大好きだった。


出会い
数年前、僕は友人のIさん(タイではコボリと名乗っていた)と一緒にスティサンのバーで酒を飲んでいた。Iさんはその昔ベトナムに駐在していて、今はバンコクをこよなく愛する中年で、僕とは1周りほど歳が離れている。日本では金払いのいいIさんだがバンコクに来ると何故かとてもけちになる。そんな彼がその日に限ってとても金払いがよく、店のママや店員にも100B札をばら撒いていたので、この日のことがとても印象に残っている。
入店してすぐ、ママは僕たちをテーブルへと案内する。客の姿はほとんどなく、薄暗い店にいるのは客も含めて僕たち以外はみんなタイ人だった。
テーブルに着くと僕たちはハイネケン大瓶を注文し、ひとまず、タバコに火をつけた。2人で乾杯をし、しばらくすると、Iさんとママが2人で話をし始めた。何もすることがなくなった僕はトイレに行くことにした。ナナやソイカ以上に汚いトイレに辟易しながらテーブルに戻るとIさんとママのほかに知らない女性が座りIさんと話し込んでいた。僕がトイレに行っている短時間の間にIさんはもう夜の相手を決めていたようだ。
ママは戻ってきた僕に向かって、しきりにあの娘はどうかこの娘はどうかと薦めてくる。何人かお断りをした後、更衣室のドアの横にちょこんと立っていた娘を僕に薦めてきた。正直、顔も良く見えなかったが、断り続けるのも悪いと思った僕は彼女を指名することにした。
僕の隣に座った彼女は僕には話しかけずにママやIさん、Iさんの隣に座っているBにばかり話しかけていた。正直、きれいだけど、はずれを引いてしまったと後悔し、一人でタバコを吸い、酒を飲み誰とも口をきかずに数分間を過ごしていた。しかし、しばらくすると、Iさんのタイ語のヒアリング力と語彙力が足りなかったようで、途中から、僕が通訳を行う場面が出てきた。それまで僕は、タイ語は話せないと言ってあったため、周りのみんなは少し驚くとともに、僕とも話しをするようになってくれた。そして、僕の隣に座った娘も急に僕に向かって話をするようになっていた。
改めてお互いに自己紹介をする。彼女の名前はN。年は2○才で普段は学生。店で働いてまだ4日目であること、店ではまだ指名を受けたことがないこと等・・・。
彼女に対する僕の第一印象は変わり、時間はあっという間に過ぎていた。気が付くと2時で、僕は3時には日本へ帰るために空港へと向かわなければならなかった。名残惜しさを残しながら、僕は店を出ることをママに伝えた。ママはしきりに、Nは僕のことを気に入っっているから今夜一緒にいろと勧めてきたが、僕は、1週間後にまたタイを訪ねてくるとママと彼女に約束し、Iさんとともに帰路へとついた。


再会
1週間後、僕は再びスティサンのバーにいた。店に入ると同時にママが僕を迎え入れ、Nを呼ぶ。彼女はとびっきりの笑顔で僕に抱きついてきた。ビールを飲みながらひとしきり再会を祝った後、僕と彼女は店を出ることにした。客引きに声をかけ、タクシーを呼んでもらい、僕たちはソイカへと向かった。タクシーに乗っている間、携帯電話を持っていなかった彼女に、もし本気で僕の恋人になるつもりがあるのなら、次に会うとき携帯電話を買ってあげるよと伝えると、彼女は笑顔で恋人になることを承諾してくれた。ソイカに着くとロングガンに向かった。彼女はソイカを知らなかった。ディスコに向かうと思っていたらしく、席についてもつまらなそうに、所在なさげにしていたため僕らはすぐに店を出た。そばにあるホテルに入ると、彼女はとてもとても恥ずかしそうにしていたし、振る舞いはこのような状況に慣れているとはとてもいえないものだったが、僕たちはその夜初めて結ばれた。結ばれた後、僕に何度もキスをしてくる彼女がとてもいとおしく思えた。そしてこの時、彼女が過去に商売で人と寝た経験がないことを初めて知った。
翌日から僕はひとりでプーケットへとダイビングに向かった。夜になるとNの友達から僕の携帯に電話がかかってきた。電話に出ると、その声はNの友達ではなくまぎれもないNの声であることに驚きながらも、嬉しくなり、キトゥーンと連呼する彼女に会いたいという感情が高まったことを今でも覚えている。
数日後、バンコクに戻ってから僕はMBKでNOKIAの携帯電話を買い、Nに会うためにスティサンへと向かった。携帯電話を差し出すと、彼女はとてもうれしそうに袋を抱えて更衣室へと走っていった。僕のもとへと戻ってきたのは30分後。携帯を充電しながら説明書を読んでいたらしい。僕はなかなか戻ってこない彼女にいらいらしながらも、戻ってきたときの彼女の笑顔で怒る気力もなくなってしまっていた。この時点で僕は彼女にどっぷりとほれ込んでしまっていた。


すれちがい

次の訪タイ時に、僕と彼女はチャーン島へと遊びに行く約束を電話で交わしていた。バンコクに着いた晩に店に会いに行くと、いきなり彼女は僕を連れて母親の元へと向かった。彼女の母親はバンコクのはずれのとある市場で店を構えていた。初めて会う僕に母親は優しいまなざしでワイをして出迎えてくれた。僕のことをあらかじめ母親に説明してくれていたようであった。母親の店は繁盛しているようで、Nは母親の仕事を、洋服が汚れないように注意しながら手伝っていた。
忙しさが一段落したのを見計らい、僕たちはホテルへ帰ることになった。ホテルに着くと、Nは僕だけを残し、友達の家に預けてある服を取ってくると言い、そのまま出かけてしまった。僕は少しやきもきしながらも朝まで仮眠をとることにした。しかし、約束の時間になっても彼女がホテルに戻ってくることはなかった。僕は、騙されたんだなと思い、むかつきながらも、約束の時間が過ぎても1時間ほどホテルで彼女を待った。結局、電話もつながらず、彼女も来なかったため、僕はチャーン島に向かうべく一人バスターミナルへと出発した。バスターミナルについてからも僕は1時間ほど彼女の携帯に電話をかけ続けた。でも、やっぱりつながらない。僕はとても困惑した。信じていたのに裏切られてしまったことがとても悔しかった。
それまで僕は、タイの女の子たちに本気で惚れたことはなかったし、一人の女性に執着するということはほとんどなかった。でも、このとき僕は凄く彼女が好きで嫉妬深くなっているということに自分自身で気が付いた。

僕は、島でダイビングがしたかったし、ホテルもすでに予約してあったため、とうとうあきらめトラート行きのバスに乗ることにした。でも、バスに乗ってからも僕は諦めがつかずに何度も彼女に電話をかけた。1時間ほど移動したとき僕の電話が鳴り出した。Nからの電話だった。僕はすでにバスに乗って一人で出かけてしまったことを告げた。Nは友達と話し込み、熟睡してしまい電話に気付かなかったと泣きながら謝っていた。そして、どうしても一緒にチャーン島に行きたい。どうして一人で出かけてしまったのかと泣きながら怒っている。僕は、途中で降りて待っているから一人で来てほしいと伝えるが、行き方が分からないという。僕は、仕方なく、バスの運転手に、用ができたからバンコクに戻るので途中で降ろしてほしいと伝えた。20分後、僕はバスを降り、道路の反対側へと渡り、バンコク行きのバスに乗ることとなった。バンコクに戻ることを電話でNに伝え、アソークで待ち合わせをした。しかし、僕がアソークに着いても、まだ彼女は着いていなかったし、また電話がつながらなくなっていた。僕はまた騙されたと思い、戻ってきたことを後悔した。待っている間に僕の足元には何本ものタバコの吸殻ができていた。再び、僕の電話が鳴る。Nからの電話で、今着いたけどどこにいるの?とあっけらかんとしている。あまりにもタイ人らしいその対応に僕のイライラと怒りは再び消えうせて、怒る気がなくなっていた。無事再会ができると、本当に申し訳なさそうな顔で、コートーマークと謝る姿がとてもいとおしく思えた。その日のうちにチャーン島に着けるかどうか分からないぎりぎりの時間になってしまっていたけれど、僕達はバスターミナルへと向かい、バスに乗った。



進展
 バスの中で僕たちは寄り添いながら沢山の話をした。彼女は、すでにスティサンの例の店をやめており、わざわざ僕に会うために店に来て待っていてくれたという。店には10日間しか在籍せずに、僕以外に誰かと出かけたことはなかったという事実も知り、僕はますます彼女のことが好きになっていた。今までの男性経験は1人だけで、そのあとは2人女の子とレズとして付き合っていたこと。女の子と付き合っていたことを母親に咎められ、反発してスティサンで働いていたこと。僕が彼氏になり母親とも和解したことなど少しびっくりするような話もしてくれた。長いはずのトラートまでの道のりがとても早く感じられた。
しかし、実際にトラートについたのは夜の9時過ぎで、雨も降っており、チャーン島に渡れる船はもうなかった。
仕方なしに僕らは市内に宿を取り1泊することにした。その夜、彼女と僕は、今まで以上に濃密なときを過ごすことができた。2人きりで旅したこともあるだろうし、後で知ることになるが、彼女が本気で僕を好きになったがこの日のことだったという。



写真
翌日は朝1番の船でチャーン島に到着。ホテルにチェックインしてモーターサイをレンタルし、ダイビングの予約のためツアー会社へと向かった。でも、天気が悪いからとその日の海のツアーはどれも中止だという。あきらめきれないながらも、どこかで泳ごうとNの水着を買いに道端の店にはいる。何軒か回ってやっと気に入った水着を見つけ着替えると、僕らは滝に泳ぎに行くことにした。外国人とタイ人の料金になぜこんなに差があるのだろうと不満を抱きながらも、支払いを済ませ、滝つぼまで歩く。滝つぼに着くまでに何度か足を滑らせそうになりながらも、お互いに気を遣い合って・・・。天気がよくないせいか滝つぼの水の温度は低く、Nが水に入ることは結局なかった。2人でよりそって岩の上で日向ぼっこをする僕らに、ファランの女性が写真をとってもいいかと尋ねてきた。ちょっと躊躇する僕を尻目にNは気軽にOKと即答していた。
昼ごはんを軽く済ませホテルに帰るとNは少し眠るという。僕はマッサージを受けてくるねと言い残し部屋を出ようとするが、Nの顔はふてくされていた。普通の日本人なら1時間のマッサージを受ければ帰ってくるまでに1時間半はかかると誰でも理解できるが、Nは僕が部屋に着くなり約束の時間に帰ってこないと一人で怒っていた。自分が何時間僕を待たせたなんてすっかり忘れているようだ。そして、後で分かったことだが、勝手に僕の携帯の写真を盗み見して、沢山の女の子が映っていたのでやきもちを妬いていたそうである。


コ・サメット
チャーン島に行ってから2ヵ月後、僕らは2人でサメット島に向かった。バンコクからそれほど遠くないし、ダイビングやシュノーケリングも手軽にできるこの島は僕の一番のお気に入りの場所で、何度も行くから定宿や店のスタッフも僕のことを覚えていてくれるので何かと使い勝手がいい。いつもは男友達と一緒か一人で島を訪れるため、Nを連れて行ったその日は、初めは冷やかされたが、その後は2人の時間を割かれるようなことはなかった。
部屋でゆっくりと昼寝をしていると、僕の携帯に電話が入り、僕は部屋の外に出て話を始めた。話が終わり部屋に戻ると彼女はそっぽを向き、顔を見せようともしない。女からの電話だろうと僕を一方的に攻め立ててくる。頭にきた僕は、いい加減にうんざりし、信用できないなら一人でバンコクに帰れと彼女に怒鳴りつけた。彼女は、私は女だから一人で帰るのは危ない、返すつもりなら送り届けろとわめきたてる。埒が明かないので僕は部屋を出て、たばこに火をとつけて一服し、深呼吸をした後でそっと部屋に戻る。ベッドで横になりそっぽを向いている彼女の横にもぐりこみ、彼女の細い体を抱き寄せ、そっと口付けを交わす。僕が、ごめん、愛してるよと伝えると、彼女もごめんなさいと謝り、僕に泣きながら抱きついてきた。
翌日から、僕らは周辺の島々を巡るシュノーケリングツアーに参加した。僕らのほかはスタッフ以外ファランだけ。僕がシュノーケリングをしている間、日に焼けないように気をつかいながら椰子の木の陰にたたずんで僕の帰りを待っている彼女の姿はちょっと寂しそうだけど、なんとなく僕を幸せな気分にしてくれた。


待ち合わせ
何度目かの出会いからか、彼女は僕を空港まで迎えに来てくれるようになっていた。でも、すんなりと合えたことは1度もなかった。いつも違うゲートで待っているか、遅れてくるのが常だった。久しぶりに会ってけんかをするのも嫌なので、ホテルで待ち合わせをしようとすると、迎えに来てほしくないのだろう、女と遊びに来るのだろうと怒り出すので、結局はいつも空港で待ち合わせをすることになった。空港で会うと、すぐに僕たちはタクシーに乗り込み彼女の母親が働く市場へと向かうのが約束事のようになっていた。親やご近所さん公認の仲になっていたのは言うまでもない。彼女は、スティサンの店をやめてからは普段から親の仕事を手伝っていた。いつもきれいな格好で僕を空港まで迎えに来るけど、市場の母親に会いに行ってもそのままの格好で服が汚れないようにと気をつけながら手伝いをする。いつも疲れるし、大変だからやりたくないよと愚痴をこぼしていたけれど、彼女が市場で母を手伝う姿を見るのが僕は好きだった。飾らない普段の彼女の1面が見られるようで・・・



電話
タイと日本で離れているときでも、僕と彼女は毎日電話をした。長いときには5~6時間。何とはなしに話をした。1日でも電話ができない日があると彼女の機嫌はとても悪くなり、機嫌を直してもらうのはとても大変だった。彼女は電話の代金なんて気にもとめず、毎日国際電話をかけることがどれだけ大変なのか理解していない。はじめは、携帯や固定電話から普通に電話をしていたけれど、支払いの額も安くない。そこでいろいろと調べ、インターネット電話を利用することになった。その当時はあまり普及していなかったAにはじまり,次にB、最後はCと徐々に安い代金で電話ができるものへと利用するものを変えていった。でも、彼女は、インターネット電話は音質が良くないから嫌だと毎日のように文句を言っていたけれど・・・。僕に言わせれば、タイの電話自体が音質良くないだろって思うのだけれど。
 僕は彼女に1年半の間に4台の携帯電話をプレゼントした。1台は僕が怒った際に八つ当たりして壊したのだけれど、ほかの2台は彼女がタクシーに忘れてなくしてしまった。だから僕たちは、連絡が取れなくなることがよくあった。でも、僕の番号を彼女の友達も知っていたし、僕も彼女の友達の番号を知っていたため、逢えなくなるということはなかった。僕自身もバンコクにいる間、24時間で2台の携帯をなくしたことがあるので、人のことは言えないけれど、タイ人はよく携帯やものを無くす気がする。そして絶対に見つからない。そのうえ、なくすたびにより高いものを欲しがるのは、計算してなくしているとしか思えない・・・。



ドラえもん
 タイの女の子たちは日本のキャラクターグッズが好きな子がおおいけれど、彼女はドラえもんが大好きだった。電話をかけるとドラえもんのビデオをみていたり、沢山のぬいぐるみを持っていた。そして僕が彼女に会うときのお土産はいつもドラえもんグッズだった。
探してみると良く分かるが、ドラえもんのぬいぐるみを探すのはなかなか大変で、毎回違う種類のものを見つけるのは難しかった。いろいろ考えた結果、種類の多いユーフォーキャッチャーの小さいぬいぐるみを持っていくのが定番となった。ドラえもんには沢山の思い出があるし、今となってはいい思い出だけれど、電話で何回もドラえもんの歌を歌わされ、その意味を説明させられたときほど苦痛だったことは無い。いい大人が、一人で電話に向かって何回もドラえもんの歌を歌い、アンアンアンなんていってる姿は恥ずかしくてとても人に見せられるものではない。そのほかにも、彼女の友達にカップ麺やイカの燻製を頼まれて何度かもって行ったけれど、僕の自分の荷物よりもお土産のほうが多いときには僕は何しにタイまで行っているんだろうと少し悲しくなったときがあった。


部屋
 それまで、僕のホテルか彼女の友達の部屋を借りて一緒の時間を過ごしていた僕たちだったが、あるとき彼女が突然、次回僕が来るときまでには自分で部屋を借りるから、そこに泊まるようにしてと言い出した。そして、洋服をいっぱい持ってきてその部屋においておいてと。もともと彼女の家はバンコクのはずれにあり、そこから学校に通うのは大変なので部屋を借りるか、車を買うといっていた。そしてついに、自分のアパート部屋を持つことができた彼女はとても上機嫌だった。初めて部屋を訪れたときには、Nとその友達と一緒にウイークエンドマーケットに買い物に行き、部屋を飾りつけたりした。そのアパートにはNの学校の友達がたくさん住んでいた。その大半はレディーボーイやその気のある男の子たちがおおかったけれど・・・。彼女は母親と仲直りして市場の手伝いも良くしていたし、お金には困っていない様子で、よくその友達たちにご飯をご馳走したり、作ってあげたりしていた。彼女の作る料理は、その辺の屋台で食べる料理より断然おいしかったし、何よりも一緒に料理を作り、彼女が料理している姿を見るのがとても好きだった。
 しかし、あるとき彼女の部屋を訪れた際、僕は1冊の見かけない写真集を見つけた。その写真集の一番後ろのページには、I LOVE YOU,N とかかれていた。部屋には、僕とNが一緒に映っている写真が沢山飾ってあったし、Nが僕のことを好きでいてくれている自信はあったけれど、とてもショックを受けた。僕は、怒りに身を任せ、写真集を破り捨て、Nと口論をした結果、彼女を突き飛ばし、ホテルの部屋へと一人で戻った。彼女がよく他の男から口説かれていることは前から知っていたし、一緒にいるときも男から電話があり喧嘩になることもよくあった。僕はいつも、目の前で電話をかけさせてそいつらを振らせていたけど、男からのプレゼントを大切に持っていることが気に入らなかった。結局、その日は彼女が電話を何度もかけてきて、泣きながら謝るので、仕方なく彼女の部屋に戻り仲直りをしたけれど、僕がバンコクにいない間の彼女の行動が気になって仕方なくなってしまった。


おばあちゃん
僕たちが出会い、1年が過ぎようとしていたころ、僕は彼女と母親、母親の新しい彼氏と4人で彼女のおばあちゃんに会いに行くことになった。夜中、空港に着いたその足で市場に向かい、母親たちと合流した。そばにある母親の家で、おばあちゃんへのお土産などの準備をした後、母親の彼氏の運転でノーンカイへと向かう。彼女の母親の車はトラックで少し窮屈だったけど、僕はNに膝枕をしてもらい何とか横になることができた。親の前で膝枕をしてもらうなんて少し恥ずかしかったけど、Nはキスもしてくれたし、胸まで触らせてくれる始末だった。途中、コンケーンの街を通過する際に彼女は寝ている僕を起こし、窓の外を指差した。彼女は高校時代をその街で過ごし、その思い出を次から次に聞かせてくれた。初めて彼氏を作ったのは高校生のときで、初めてHをしたのもこの街だったと聞いたとき、僕は凄くやきもちを妬いてしまったけれど、正直にいろいろと話してくれる彼女がますます好きになった。
昼すぎにノーンカイにある、とある村に到着した。道路は舗装されておらず、コンビニさえない田舎の村だった。おばあちゃんに久しぶりに会ったNはとても嬉しそうにしていた。僕も、おばあちゃんにワイをして挨拶をするとにっこりと微笑をうかべてくれた。その後、近所の人やNの幼馴染が次々におばあちゃんの家に集まり、大人数での宴会が始まった。後で分かったことだが、Nが婚約者の日本人を連れてくるとおばあちゃんが近所にふれまわっていたそうだ。その宴会に圧倒されてしまい、誰にも話ができなかった僕を見て、Nは少し怒っていた。彼女にとって僕を田舎に連れて行くことイコール結婚の報告にいくという儀式だったのだ。だから、何も言わずにただ座り、食事をしている僕を見て、彼女はイライラしていたのだと思う。
僕が彼女と結婚したいという言葉をおばあちゃんに伝えたのは翌日の昼過ぎだった。それまでは、おばあちゃんと二人になる時間は無かったし、Nの前で伝えるのは正直恥ずかしかった。おばあちゃんは結婚を快く許してくれた。結納金は、家を建て直したいので50万バーツほしいと具体的な話まで進んだ。正直、お金の話をされたときはひいてしまったけれど、特に大きすぎる額ではないと思ったし、避けては通れない道だと思ったから最後まで真剣に対応をさせてもらった。おばあちゃんは、僕が帰るときにお土産をたくさんくれた。そして優しく、またおいでよと声をかけてくれたのがとても印象に残っている。Nがおばあちゃんとの別れを悲しみ涙ぐんでいた姿も目に焼きついてはなれないでいる。その後色々とあってNとの結婚は先延ばしにしていた。彼女は嫉妬深く喧嘩が耐えなかったのだ。


最後の夜
 ロイカートンの夜。僕はチュラ大で行われたロイカートンにSKYPEで知り合った女性といた。ここでロイカートンをするカップルは別れるというジンクスがあるらしいけれど、一緒にいるのは初対面のただのチャット友達。彼女はいろいろと世話をやいてくれるけれど、お互いに友達以外のどんな感情も持ち合わせてはいない。
今回は、僕はNとの恋愛に区切りをつけるために、バンコクを訪れていた。別れ話のようなことは電話でしていたけれど、僕自身の心に決着をつけるため。僕は彼女とのゆかりのある場所は訪れなかったし、タイの携帯電話はあえてもっていかなかった。本当はNと一緒にロイカートンに行く約束をしていたし、彼女に電話をして仲直りをしたい衝動に駆られていた。でも、あえて連絡は取らなかった。
日本に帰るため、空港に向かう30分前にシャワーを浴びようとした瞬間、目覚まし代わりにするためスイッチを入れておいた僕の携帯電話がなった。Nからの会いたいという電話だった。僕は凄く彼女に会いたかった。でも、僕の財布には空港に行くための最低限のお金しかのこっていなかったし、彼女の部屋へ向かうには時間が足りなかった。僕は、彼女に空港で会おうと誘いをかける。でも、彼女の答えは本気でまだ好きでいてくれるなら部屋まで来てという言葉だった。結局、お互いまだ好きだという感情を残しながらこれを最後に僕たちの連絡は途絶え、関係は終わってしまった。彼女も電話番号を変え、僕も電話番号を変えた・・・。


別れの理由

おばあちゃんに会いに行ってからというもの、彼女の束縛は激しさを増してきた。もともと電話にでなければ怒るし、一緒にいるときに日本からの電話に僕が日本語で対応しているととても嫌な顔をしてふてくされ、きまって、女からだろうと責められていた。僕の仕事のことなどおかまいなしに電話をかけてくる。仕事中だからと電話を切るとふてくされるし、運転中や電車に乗っていて電話に出れなくてもふてくされる。そしてきまって女と一緒にいるんだろうと切れまくる。そして、仕事や私生活でも支障が出始めたため、僕はNと分かれる決心を固めた。こんな状況になっている人たちは少なくないと思うし、タイの女の子たちと付き合う上で覚悟しなくちゃいけないことなのだろうけれど、僕はそれに耐えることができなかった。僕の親友、ジャンキーのYは、浮気をして果物ナイフで彼女に刺されたことがあったけど、今ではチェンマイに家を買い仲良く暮らしていこうとしている。恋愛にはいろいろなパターンがあって、人それぞれが思い思いにタイでの女の子たちとの出会いと別れを繰り返していると思う。僕がここまで綴ってきたことは、よくある男女の思い出話。でも、彼女と過ごした間に、僕はタイという国を、タイ人の気質をより深く知ることができたと思う。そして、タイという国が僕にとってかけがえの無い存在になっていた。

その後
別れてから、友達伝いにNの噂を耳にした。Nがしばらく塞ぎこんでいたこと。それが理由で親と喧嘩をし、また家を出てしまったということ。家を出てお金がないため、スクンビットのとあるバーで働いているということ。僕と別れてからの彼女の人生は悪い流れへ変わってしまったようだ。彼女は将来きちんと銀行で働くんだと、学校を卒業した後の夢を語っていたことを思い出すたびに胸が痛む。僕は今でも彼女に会いたいと思うことがあるし、分かれてしまったことを後悔している。でも、彼女に会うことはできないし、彼女も僕に会うことを望んではいないだろう・・・


ロイカートンの夜に・・・

物語は、本当は前回を最後に完結していた。でも、この話には続きができた・・・

別れてから1年が経過し、彼女への思いを断ち切れない僕は、これで最後にしようと久しぶりにバンコクを訪れた。スティサンで知人たちに会い、酒を飲みムーカタを食べる。みんなが僕とNとの関係を知っている。そして、キトゥーン、N、マイ?と問いかけてくる。僕は当たり前だろと答える。それまでも何度か、みんながNに連絡を取ろうとしてくれたことがあったけれど、連絡がつくことはなかった。今回も、TがNにとりあえず連絡を入れる。
今まで連絡の着かなかったNの携帯の呼び出し音がなり、僕はNと話をすることができた。でも、Nの声は暗く、すでに彼氏がいると聞いていた僕も何を話していいかわからなかった。最後に、Tが食事にくるよう誘ってみてもそっけなくことわられてしまった。
 翌日、僕はパタヤのバーで一人ビールを飲んでいた。Nと別れて以来、バーで女の子と話をしても面白くない。それでも、今回が最後と決めたタイへの旅行、存分にたのしんでやるぞと意気込んで・・・。ふと、携帯を見ると見知らぬ番号が着信していた。とりあえずかけなおしてみると、出たのはNだった。正直、驚いたしうれしかった。でも、口調はとげとげしいし、喧嘩口調のため、なんのために電話をかけてかけてきたのか分からない。僕は怒って電話をきってしまった。1時間後、電話を切ってしまったことを後悔し、改めて電話をすると、バンコクに戻ったら電話をかけてきて欲しいと伝えられた。
 結局、バンコクに戻った夜、僕は彼女へと連絡を入れた。しかし、つながらないため、彼女にまた会えるかもと期待していた僕は、また寂しい気持ちになって、落ち込んでしまった。どこかに出かけて飲む気にもなれなかった僕はホテルで早めに就寝することにした。ちょうど、うとうとし始めた時、僕の携帯がなる。でもその番号はNのものではない。Nが慕うウエイトレスのKの番号だった。Kは僕がNに会いたがっていることをNに伝え、NをKの働く店までよびだし、Nに電話をかけさせてくれたのだった。ホテルからKの働く店までは道路を1本隔てただけ。僕は、Nに会えることを喜びすぐに店へと向かった。店員たちに冷やかされながら、Nの待つ席に案内される。昔と違いNは僕の隣には座らず、正面に座っている。久しぶりに見た彼女は、化粧や服装がずいぶんと派手になり、以前に増してかわいくなっていた。スクンビットのバーで働き、性格も変わってしまったのだろうと正直会ったのを後悔した。でも、電話での対応とは正反対に、彼女は笑顔で、「久しぶりだね」「元気にしてた?」「ちょっとふけたんじゃない?」と昔と同じように語りかけてくる。途中から彼女は僕の隣へと席を移り、僕らは1年分の思いを語り合った。僕は泣きながら、別れを決意した本当の理由を話し、今でも忘れられないでいることを伝えた。彼女からは今、彼氏はおらず、とても会いたいと思ってくれていたことが伝えられた。そして、彼女が電話で怒っていた理由は、1年前に会いにきてくれなかったことに対する非難とともに、ある女の子が、今僕の彼女でお互いに愛し合っていると、Nに嘘を教えていたことに原因があったことがわかった。僕たちは1年の時を経て再び恋人となって結ばれた。それは偶然にも、別れてから1年後のロイカートンの夜だった。
 彼女はもう昔のような素人ではないし、1年もの時が流れ去っている。お互いが、再び愛し合っているとしても、状況は昔とは異なる。彼女は「店をやめて、ブティックではたらこ~かな」なんて言っているし、再会してからはほとんど仕事にも行っていないけれど、どこまで本気か分からないし、完全に仕事をやめたわけではない。1日に何時間も電話で話をしていても、寂しくなると昔のように電話をかけてきて、何でそばにいてくれないのとわめきたて、わがままっぷりを発揮する。僕は彼女のおばあちゃんやお母さんに電話をかけ、1年前の非礼をわびて、再び公認の仲になってはいるけれど、いつまで彼女のわがままに耐えられるかはわからない。
タイとの決別を果たす旅行のはずがこの結末。一生、タイの呪縛から逃れることはできないのだろう。この先どうなるか分からないけれど、ロイカートンの日に別れ、1年後のロイカートンで再び結ばれたことに運命があることを信じて、なすがままに身を任せていきたいと思う。


~それぞれの道へ~

 私的な理由で一方的にNと連絡をとらなくなり、しばらく足を運ぶことのなくなっていたバンコクの街。
その街に、僕は9ヶ月ぶりに降り立った。今回は、Nと会うつもりはさらさらなく、新しい出会いを求めての訪タイ。
 今回の旅は、4泊5日の強行で、僕は空港に到着してすぐにパタヤへと向かった。目的は2つ。夜遊びとダイビング。初日から、ソイ6、ソイ7、ソイ8をはじめ、ブッカオ、ダイアナイン、ウォーキングストリートまで精力的に足を運んだ。もちろん、2日目も同じように・・・。
 でも、これはと思える女の子との出会いはなかった。
 どうしてもNと比べてしまう。
 もちろん、それなりにかわいい子は沢山いたし、性格のよさそうな子も沢山いた。
 でも、何かが違う。
 結局、僕のパタヤ滞在はダイビングをしただけで、後は、ただただ飲み歩き、空っぽの心のまま、時間を潰して終わってしまった。
 バンコクに戻ってから、僕は紘さんと連絡をとり、雨の中、色々な店を飲み歩いた。インタマラのソイ36近辺のカラオケで、放置プレイをされた後、雨が収まってきたのを見計らって、僕のベース、スティサン(インタマラ・ソイ1近辺)に移動。客引き立ちは、僕を見つけるなり、Nの彼氏だよね?と話かけて来る。
 いつもNと一緒に、よく面倒を見てもらっていたKのいる店に顔を出すと、即座にKは僕たちのテーブルに駆け寄ってきた。一通りの挨拶を終えた後、Kは、Nに連絡したのかと問いかけてきた。
 僕は、Nと連絡をとらなくなった理由を話し、もう一緒にいることはできないから、ホントは会いたいけど、今回は会うつもりがないことを説明した。
 Kには、会いたいなら連絡してあげるから、絶対に会うべきだと何度も説得された。そして、初めからこんな流れになるだろうことは予測できていた。そして、ホントは心の中でこんな流れになることを望んでいたのかもしれない。
 Nと再会するためのセッティングはいつもこんな風に進んでいく。これの繰り返しだ・・・。
 明日になれば、もう一度Nに会える。僕は心の中で、何故かほっとしていた。
 その後、紘さんとスティサンで数件飲み歩き、立ちんぼエリアめぐり等したけれど、なかなか僕の心に入り込んでくるような女の子には出会うことはなかった。
 と言うよりも、僕の中にはすでにNのことしかなくなっていた。
 翌朝、目が覚めると僕の携帯には数件の着信履歴が残っていた。その中に、Nの番号を見つけ、僕は即座にダイヤルしていた。しかし、何回か電話をしたものの、結局、彼女が電話に出たのはお昼を過ぎてからだった。
 電話に出た彼女は、いつも久しぶりに連絡を入れたときと同じように不機嫌だった。
 今から会えない?という僕の申し出にも、風引いて病院にいくから駄目とそっけない返事。その上、初めに自分で電話をかけてきてくれたくせに、何しにきたの?って冷たい対応だった。しかたなく、僕は彼女と会うのを夜で我慢することにした。
 夜、8時過ぎ、僕の携帯にKから連絡が入る。
 もうすぐ、Nが店に来るからはやく店に来て・・・と。
 僕が店について5分くらいしてからNは店へとやってきた。
 久しぶりに会う彼女は、水商売をしていたころに比べ、だいぶ化粧や服装も落ち着いていた。
 何より、見栄のために使っていた高い携帯ではなく、安物の携帯を手にしていることが驚きだった。
 彼女は僕の正面に座ったが、何も話そうとはしなかった。
 明らかに、連絡を取らなかった僕を怒っていた。
 僕たちがロイカートンの夜によりを戻してからすぐに、彼女は水商売から足を洗った。
 そして、今は以前のように学校に通っている。
 昔のように毎日何時間も電話で話をして、しばらくすると精神的に不安定になり、
どうして一緒にいてくれないんだと泣き出し、最後には僕を罵倒する。
 こんな状態がしばらく続いた後で、彼女は僕に、もう、友達に戻ろうと口にした。
 そうでなければ、タイに来てずっと一緒にいてほしい・・・と。
 最後には、あれだけ嫌だと言っていたのに、
私が日本に行くからずっと一緒にいてほしい。とまで言ってくれるようになっていた。
 僕自身、それを受け入れようと努力をしていた。
 でも、どうしてもそれができない状況に陥り、僕は一方的に彼女への連絡を絶った。
 僕の日本での環境が不安定な状況にあることを話したとき、彼女は優しく、辛い時はいつでも電話してきていいんだよって言っていてくれたのに・・・。
 だから、今回彼女と再会することが決まったとき、僕はどんな仕打ちを受けてもかまわないと思っていた。
 僕は、連絡を絶った後のことについて話し、なぜ連絡を取らなかったのかを説明した。
 彼女は僕の説明には納得してくれた。でも、今回、僕と二人きりで時間を過ごすことは嫌だと否定した。何度も別れ、よりを戻していることに対して嫌気が差したとともに、僕に対する不満を込めての彼女なりの抵抗だったのだろう。
 怒っていても、彼女は時々以前の優しさの片鱗を見せ、スプーンで僕にご飯をたべさせてくれたりもしたが、彼女は、僕の希望を受け入れず、そのまま店を後にした。
 その直後、僕が彼女に電話を入れたとき、彼女は僕にある条件を出した。
 それは、以前とまったく変わらない彼女からの申し出だった。
 「お願いだから、タイで一緒にいて。それができないなら、もう会いたくない。」
 僕は今回の旅行で彼女と会うつもりはなかった。
 何度も同じことを繰り返し打ているし、それに嫌気が差していた。
 でも、いろんな場所で遊んでいても、彼女を思い出し、比べてしまい、結局はまた彼女に会いに行ってしまっている。
 僕はタイの魅力から逃げられずにタイに訪れていたのではない。
 僕はタイの天使たちを求めてタイに訪れていたのではない。
 僕は彼女への思いを断ち切れずにタイに訪れていた。
 僕は彼女を求めてタイに訪れていた。
 そして、僕は、彼女が最後に与えてくれたチャンスを実行することができない。
 今でも彼女のことがすごく好きだし、本気で一緒にいたいと思っている。
 でも、それは不可能なこと・・・。
 僕がタイに通い出して約10年。そのうち約4年を彼女とすごしてきた。
 僕は彼女と出会ってから、外道という存在ではなくなってしまった。
 僕たちはそろそろ、本気でそれぞれの道を歩んでいくべく時期に来たのだ思う。
 彼女への思いを断ち切ることができるまで、タイという国に僕が訪れることはもうないだろう・・・。

 今回が最後の滞在になるかもしれないと口にした日。Kが旦那のTと色々と世話を焼いてくれた。
そして、帰りにはタクシー代まで出して僕を見送ってくれた。お互いに涙を流して、抱き合っての別れだった。僕は感動を胸にバンコクの街を後にした。
 しか~し、日本に帰国してから僕の財布からお金がなくなっていることに気づいた。僕がシャワーを浴びている間、部屋にいたTにやられてしまったようだ。
 最後の最後でタイに嫌な思い出を作ってしまった。
 
 外道が外道であるための条件として・・・
 ・特定の彼女を作るべきではない。
 ・特定の彼女を作ったとしても何年も一緒にいるべきではない。
 ・情がわいてしまった時点で、付き合いに終止符を打たなければならない。

 タイで遊ぶ上で、外道を続けたいなら最低限の条件を守らなくてはいけないと思う。
 もし、僕ような出会いを経験してしまうと、一番いいときの思い出ばかりを求め、純粋な外道遊びができなくなってしまいます。
 人それぞれ、遊び方、女性との付き合い方があると思いますが、後悔の無いように遊んでください。ちなみに僕は、後悔なんてしていません・・・・・・・・・・・・・・・。

メビウスの輪

メビウスの輪
Dr.フェラあり

はじめに
 
 ドモ。当HPの末席を汚させていただいておりますDr.フェラありです。「メーコック」「20年史」「外道を生きる」に続きましてまたまた連載をさせて貰うこととなりました。今度のやつはとりあえずノンフィクションの恋愛小説です。とは言ってもNeguroさんのようなカッコいいものではなく、妻子持ちの中年男が家庭を壊すことなく、娘ほども年の違うタイ風俗嬢と曲がりなりにも恋愛気分を楽しむためにはコレしかないんじゃないか、というそこら中を探せば掃いて捨てるほどあるようなありきたりな話です。でも逆に、だからこそ読者の方の中にも僕と同じ体験をした方、または続行中の方が数多くいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方々に少しでも参考になれば、と思いこの物語を書き始めます。
 またこれはこの外道の細道でもおなじみの「投稿体験記」の長期版のようなものでもありますので、外道初心者のための「外道遊びのヒント」も散りばめていきたいと思います。さらにここに登場するオーン(仮名)は去年まではこのHPに載っていましたし投稿も数件ありましたのでディープな読者の方には本人が特定出来るかもしれません。しかし彼女は既に風俗から足を洗い、田舎に帰ってしまったので迷惑はかからないと思います。
 それでは皆さん、どうぞお楽しみ下さい。舞台はナタリー、時は2001年の夏から始まります。

登場人物紹介

モーウェン・・・本編主人公。しがない開業医だが外道歴は20年を誇る。タイにハマる前はフィリピンにハマっていた。外道の細道に「Dr.フェラあり」のハンドルネームで「外道を生きる」を執筆している。無類の女好き。
   
オーン・・・ナタリーの泡姫。チェンライ出身で現在25歳。美容院→古式マッサージ→風呂屋、という典型的パターンで風俗デビューを果たす。妹はやはり風俗で知り合った中国系アメリカ人と結婚した。現在は父母と弟の4人家族。

ヒアン・・・タイ華僑。以前はジャパゆきシンジケートのボスであったティックというタイ華僑のスタッフ、しかしティックが失踪したため現在無職。姉の経営するおみやげ屋を手伝いながら、訪泰したモーウェンやその仲間の面倒を見て小遣い稼ぎをしている。無類の女好き。

ヤバー三等兵・・・元ヤクザ。しかし自分の性格がヤクザに向いていないことに気づいたのは既に全身に刺青をいれた後で、中途半端な人生を送ることとなる。現在60歳。モーウェンの外道の師匠。無類の女好き。

外道紘・・・アフリカ放浪後バンコクに定住した謎の日本人。「外道の細道」主催者。無類の女好き


目次


?第1章   2001年7月   YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT.
?第2章   2001年7月   HONKY TONK WOMEN
?第3章   2001年12月  SATISFACTION
?第4章   2002年4月     LADY JANE
?第5章  2002年7月  LET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER
?第6章   2002年11月   MISS YOU
?第7章  2002年12月    PAINT IT BLACK
?第8章   2003年3月   AS TEARS GO BY
?第9章   2003年7月    TELL ME
?第10章   2003年10月    SYMPATHY FOR THE DEVIL
?最終章

最終更新日時: 06/12/2011 13:45:06

外道の細道



第1章   2001年7月   YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT.
 我輩は外道である。名はモーウェン、つまり「眼鏡先生」。タイ人の妻とは10年前に結婚した。今回もいつものように家族連れで訪泰したのだが、妻子をチェンライに残しTG133にて単身、バンコクにやって来たのであった。我輩はいつもこのように日本での仕事にかこつけて、妻には「せっかく高い金を払ってタイまで来たのだから実家でゆっくりしてきなさい。僕は仕事があるから先に帰る。」とやさしい夫を装って、帰りは一人でバンコクに一泊するようにしている。TG640に搭乗するにはチェンライからでは連絡便がないので前日にバンコクに出てこなければならない。チェンライからの乗り継ぎならば深夜便のTG642という手もあるのだがこれはデイリーではない。だから仕事の都合をわざとこの深夜便の飛ばない日に合わせてバンコクの一泊にこだわっている。こんな面倒くさいことをするのも全て「外道」のためである。

 前回、三月に来た時も一泊でミラージュ、ナタリー、タニヤの「愛」、スティサン通りソイ6の置屋と4人の女を買った。46歳の中年男にすれば敢闘賞ものの頑張りだと思う。同年代の友人に「一晩で4人とやった。」と言っても「見栄張りやがって、この野郎、出来るわけないだろ。」と相手にもしてくれないが、外道を知らない奴はかわいそうだ。我輩は彼等より2倍も3倍も楽しい人生を送っている。女が代われば何回でも射てるのじゃ。御同輩よ、頑張ろう。

 午後2時30分にドンムアン空港に降り立った我輩の心は以前とは比べものにならない程、燃え上がっていた。その理由は今回はバンコクで2泊できるからだ。今まで何故気がつかなかったのだろう?妻子をチェンライに置いて来るのだから帰国が1日ずれたってバレるわけないじゃないか。念のため日本を出る時に家の電話の受話器をはずしてきた。こうしておけば万が一、帰国にあわせて妻が国際電話をかけても何とか言い訳が出来る。我輩はやっぱり天才だな。とにかく明後日の帰国便に乗るまで45時間もある、今までのように女を食い散らかすのではなく、じっくりとしゃぶりつくそう。

 空港ではいつものようにヒアンが待っていてくれた。もう10年のつきあいになるが、毎度のことながらこいつがいてくれると非常に助かる。なにしろヒアンの頭にはバンコク中の風俗店の場所がインプットされていてしかもマイカーがあるのでタクシー代もかからない。効率良く遊ぶことが出来る。ホテルを取るにしてもタイ人が交渉すれば最低料金で泊まれるし、しかもジョイナーフィー破りの名人でもある。こうして浮いた金は彼にお礼としてやることにしている。お互いに持ちつ持たれつの関係なのだ。「オチンチン元気か?」いつもの挨拶を交わし我輩は彼のサニーに乗り込んだ。

 「モーウェン、ところで今日のホテルは何処にする?」ハイウェイに入ってからヒアンが尋ねてきた。彼のアパートはシーザーの裏手にあるので我輩は利便性を考えていつもラチャダーピーセックに泊まることにしている。「2泊だから安いパラッゾにするか?いや待てよ、風呂屋でいい子が見つかっちゃたら部屋へ連れ込んでもバスタブのないパラッゾじゃつまらないな。やっぱりエメラルドがいいか?でもあそこは9時以降に女を連れ込むと800BのJF取られるし、置屋の女だったらパラッゾで充分だよな。」等と考えながらもナタリーの雛壇に我輩好みの女の子が並んでいる光景が一瞬脳裏をよぎり、「エメラン ディークワ」と答えた。「エメラルド」ではタイ人に通じない。

 無事1,500Bでエメラルドにチェックインし部屋に落ち着くとヒアンはポットでミネラルウォーターを沸かし、我輩がチェックインしている間に隣の7-11で買ってきた氷を用意している。「モーウェン、ウーロン茶のパックは?」こいつは本当に気が効く奴だ。こうして我輩はウーロン杯、ヒアンは冷蔵庫から出したビールをすすりながらこれからの計画を話し合った。「この前は1日で4人やったから今回は2日で8人やるの?タルン」「何言ってんだよ!日本人に向かってスケベなんて言うな。これが普通の日本人なの。でも今回は時間がたっぷりあるからじっくりいきたいな。いくら僕でも8人は無理だよ。」「そういえばこの前マイから電話があって、モーウェンは今度いつ来るんだって聞かれたんだけど。」「ああ、ソイ6のマイか。まあ可愛いんだけどそろそろ飽きてきたかな。5回買ってこの前やっとフェラさせたんだけど全然ヘタクソなんだよ。相変わらず一緒に風呂入りたがらないし。それに今日買っちゃったら部屋に居着いちゃって明日は絶対に置屋に帰らないだろうから、まあ明日いい女がみつからなかった時の保険ってとこかな。」マイとはここ数年なじみにしている置屋の女で最近では他の女と遊び尽くした後、深夜に翌日の帰りがけの一発用に買っていた女だ。スティサンの置屋は夜12時を過ぎればカンクン1,500Bで連れ出せる。

 午後4時、2人でまずミラージュを覗いた。ここもタイ人には「ミラー」と言わないと通じない。ここも前は良かったけど最近はパっとしないな。次に道順で行くとナタリーなのだがエマニュエルを覗く。ここはいつ来ても女の数が少ない。売れていて少ないのかそれとも客が来ないので女も定着しないのか?いずれにせよレストランと雛壇が離れているという店のつくりが致命的である。姉妹店であるハイクラスも覗いてみたがここも相変わらずエマニュエルの使い古し、という感じ。さて、大通りの向こう側にシーザーが控えているのだが、この信号もない通りを渡るのはかったるい。それにここはグラマーでセクシー系の女を揃えているので我輩の好みではない。とっておきのナタリーを覗くことにした。我輩はいつもこうするのだがナタリーは可愛い系の女が多くとりあえずハズレがないので最後までキープしておく。困った時のナタリー。

 店内に入ると顔なじみのコンシアが声をかけてきた。「ハーイ、先生、元気?やっぱり他の店にはいい女いなかったでしょ。」ヒアンが全部しゃべっちゃうのでこのコンシアには我輩の正体はバレバレ。「こいつに見つかっちゃしょうがない。まあとりあえずひとっ風呂浴びるつもりで買ってみるか。」と勝手なことを心でつぶやきながらサイドから1,900へ、そして1,700へと視線を移動させた。さすがナタリー、ヒットする女が4人はいる。ン、この胸騒ぎは何だ?いつもイイ女の子に巡りあう直前に感じる外道の直感。いっ、いたー。タマダーの中に、ゴクミか?いやアムロか?「先生、あのB56どーお?オッパイ大きいし、サービス抜群だし、わたしギャランティーね。」そんなコンシアの言葉も耳に入らない。「BX4番の子。あの子しかない!」ヒアンは我輩の指名した女の子を覗き込んで「やっぱりな。」という顔をしている。こいつには我輩の趣味もお見通しなのだ。

 役目を終えたヒアンは部屋の鍵を受け取るとホテルに帰って行った。我輩はワイをする初対面の彼女に「コンチェンハイ チャイボ?(チェンライの人でしょ)」とチェンマイ語で声をかけた。長年の外道の経験から我輩が一目で気に入る女は全部チェンライ人であることはわかっていた。方言というのは素晴らしい、たったひと言で意思の疎通が出来てしまう。「そうだけど、どうしてわかったの?」とチェンマイ語で返してきた。彼女の名前はオーン、19歳とのこと。微乳でテクニックも上手ではないが手抜きなしの一生懸命だったし、会話からその性格の明るさが伝わってきた。マットサービスを受けながら、「この子と帰るまで一緒にいようかな?」という考えが一瞬頭をよぎったが「いやいや、もっとイイ子に巡りあえるかもしれない。」と自分で自分に言い聞かせ、とりあえず明日も再訪することを約束して店を出ることにした。「まだ7時でしょ?これからどうするの?」と尋ねるオーンに「2発も抜かれちゃったからオジさんもう死んじゃうよ。飯食って寝る。明日また来るから、ところで明日は何時から出てるの?」「私まだ新人だから2時から出てる。」

 ホテルへ帰り、うたた寝していたヒアンに戦況を報告し、まず次なる精力補填のためソンブーンレストランで食事をとった。それから再びミラー、エマ、ハイクラス、シーザーと回ったのだがヒットしない。サブウェイやVIP等の按摩も覗いたがダメ。「ちょっと遠いけどポセイドン行って見るか。」コパカバーナ視察の後、我々はポセイドンに突入した。まず金魚鉢を覗いた。さすがポセイドンで数は揃っているのだが、ウーンもうひとつだな。3階のVIPラウンジでヒアンと一杯やることになった。さすが高いだけあって美人揃いなのだがどうも今日はスケベ心が湧きあがってこない。原因はわかっていた。女から女へ目を移してみてもさっきのオーンが浮かび上がってきてしまう。「泊まりの女はどうするの?」ふいにヒアンが声をかけてきた。「もう10時なのに今日はまだひとりしかやってないな。でも今日のラチャダーで最高なのはやっぱりオーンだ。もう一度ナタリーへ戻ってオーンをくどいてみるよ。ヒアン、遠くまでつき合わせちゃってゴメン。」

 ナタリーへ戻ってみたがオーンは既に売れていた。今日はこれが最後の客だと言う。これではくどくチャンスがない。しかたなくナタリーのトップレスバーに座りビールを注文した。オッパイまで見せて男を誘う女というのは服を着たままでは買って貰えないからこそ、こうしているのだろう。レベルはかなり低い。そんなことより今晩の女はどうしよう?ソイ6は5,6軒にわかれてはいるが女同士は皆顔見知りで通り全体で一つの店のようなものだ。路地に入った途端、マイが出てきてしまうだろう。そうしたら我輩が日本に帰るまでずっとホテルに居るだろうから今回の遊びもそれで終わってしまう。無理やり帰すのも可愛そうだし。「そうだ、ヒアン、スティサンのゴーゴーバーはどうだろう?」「ダメだよ。あそこの女は汚いよ。タイ人の僕でさえ行かないんだから。」タイ人が見て「汚い」のならやめておこう。タニヤじゃカンクンの約束で連れ出しても途中で帰っちゃう女が多いし、あそこの女は心がない。「そうだ、ヒアン、僕はまだ援交カフェに行ったことないんだ。グレースホテルに連れて行ってくれるかい?」「グレースじゃモーウェンの好きな痩せてて小さくてヌアっていう女は見つからないよ。どうせ行くんだったらサイアムの方がいいと思う。」「さすがヒアン、じゃあ早速そのサイアムっていう所に行こう。」「まだちょっと早いな、12時過ぎないと女が集まってこないよ。」カウンター越しに我々の会話を聞いていたトップレス女が「私だったら明日の昼まででも大丈夫よ。」と誘いをかけてきた。お前じゃ嫌なんだよ、このブス!でも気まずい、もう出よう。

 ヒアンを強引に連れ出し、彼のサニーでサイアムに向かった。着いたのは11時で女はまばらだったがカフェ全体が卑猥な雰囲気を発している。席に座りビールを注文するとヒアンが「こうして2時間も待っていれば店の外まで女でいっぱいになるよ。」 2時間!貴重な時間を費やしても今日はまだ1人としかやってないんだぞ。さらに2時間も無駄にできるか。ここで勝手な妄想が始まる。「待てよ、遅くなって来る女というのは仕事にあぶれた風俗嬢に違いない。ということは望み薄。逆にこの時間から来てる女というのは素人女に違いない。久々に素人でも食ってみるか。ウッシッシッ。」冷静になって考えればさっき覗いたポセイドンの方がずっとレベルは上なのだが、「相手は全部素人だ。」という思い込みからか見る目が違うのだ。席を立って探して見ると目と目が合った途端、微笑み返してきた女がいた。ちょっと太めだが背は小さいし顔もまあまあセーフ。「サワディカップ」と挨拶したがそのあとどうしていいのかわからない。席に戻りヒアンに「今日はあの女に決めた。どうやって交渉すればいいの?」ヒアンはさっと目をやり、「あんな女でいいの?モーウェンの好みのタイプと違うじゃない。」「もう今日は素人女だったら何でもいいよ。」

 ヒアンが目で合図を送るとその女はそそくさと我々の席にやって来た。何だこんな簡単なのか。女は泊まりで3,000と言うがヒアンは2,000を譲らない。時間は刻々と過ぎてゆく。店内にも少しずつ女が増えてはきたがやっぱりレベルは低い。今夜はこの女しかないだろう。「わかった。じゃあヒアンの顔を立てて2,000だけれどもチップを500あげる。これでどうだい?」女はにっこりと頷いた、ヒアンは我輩を睨みつけた。話がまとまるとヒアンは女に身分証明書を見せるよう要求し、自分の手帳にメモした。ホテルに帰ってからも財布とパスポートをすぐにセーフティーボックスに入れること、朝の一発が終わるまでは金を渡さないこと、飲み物に注意することを我輩に告げて、アパートへ帰った。良く出来た男だ。

 カフェが薄暗いのでわからなかったのだがよく見ると色は真っ黒。洋服で隠していたが腹は三段腹、若いだけがとりえ、素人女なのである程度の覚悟はしていたが風呂は別々、フェラはなし。これだったらナタリーのトップレス女の方がまだマシだった。後悔先に立たずととにかく一発キメて寝ようとすると、「もう帰りたいからお金頂戴。」「朝までの約束だろ。」と怒鳴りつけるとふてくされて寝てしまった。朝5時に起こされて「もう朝だから帰る。」と言い出した。寝起きの悪い我輩は怒りにまかせてこの女の股を強引に開き、朝立ちのままのクワイをぶち込んだ。「こんなセックスをするためにバンコクまで来たんじゃない。」我輩の心は泣いていた。コトが済みこの女を追い返した後、再び眠りについた。まどろみの中にはにっこりと微笑むオーンの顔が浮かんでいた。



第2章   2001年7月    HONKY TONK WOMEN
 次の朝、気がついたらもう10時近くになっていた。あわてて1階のビュッフェで朝食を済ませヒアンに電話かけた。今日はパトナムへ行ってニセブランドバッグを買わねばならない。診療所のスタッフへのおみやげ用だ。風呂屋のオープンする2時までには用事を済ませておきたい。ホテルへ駆けつけたヒアンの車でパトナムへと向かった。ニセブランドを漁りながらも我輩の頭の中はどうどう巡りを繰り返している。「これからどうしよう。今日の夜はどうしてもマイではなくオーンと寝たい。ということは昼間は他の風俗を梯子してから夜ナタリーへ行ってそのままホテルに連れ込むのがベストだな。だけど昨日は何も考えずに2時に約束しちゃったもんなー。よし、決まった。2時にナタリーへ行ってオーンをくどいて、仕事が終わったらホテルへ来てもらおう。その間に別の風呂屋で遊べばいい。もしオーンがダメだったら、しょうがない、その時はソイ6へ行ってマイを連れ出そう。計画は綿密に、昨日の過ちは繰り返さないぞ。ウッシッシッ。」

 買い物を済ませナタリーに着いたのは丁度2時だった。なじみのコンシアは「先生、こんな時間に珍しいね。どうしたの?」「昨日のオーンちゃんと2時に約束したの。」「えっ、ちょっと待って、オーンは遅刻が多いんだよ。」と言ってあわててオーンの携帯に電話を入れていた。「しまった。先に他の風呂屋に行っておけばよかった。」とりあえずビールとつまみを注文しヒアンと世間話をしながら待っていると20分程でオーンは到着した。「本当に2時に来てくれたの?ゴメン、日本人の客って約束守ったためしがないから。」息を切らせながら言い訳して我輩の横に座った。ビールもつまみもまだ残っていたので「食事は?」と勧めたのだが「お腹いっぱい。オレンジジュースでいい。ところであなたは食事済んだの?」言われてみれば我輩も昼飯はまだだしヒアンに至っては朝も昼もまだだ。ヒアンは「マイペンライ」と言うがこういうところで気を利かせるのがタイ人と上手につきあうコツだ。それに時間がたっぷりあるとまた2発抜かれてしまう。今日これからのことを考えればここで食事でもしてもう少し時間をつぶすのが得策かもしれない。それにこれからヤれるとわかっている女とこうして時間を過すのもいいもんだ。

 オーンはヒアンと二言三言会話をかわすと(タイ人同士だと速すぎて聞き取れない)食事を注文した。「この店はヌアの女の子が多いからもち米も用意してあるの。それと辛くないものだけをパクチー抜きで注文したから。」この女なかなか賢い。昨日何気なく交わした会話、我輩がタイではうるち米は口に合わないがもち米は食えること、辛いものとパクチーの臭いがダメなことをちゃんと覚えていた。しかし自分で勝手に注文してしまうので、「やられたかな?」と思った。ちなみにもち米はヌア人、イサーン人の主食である。皿に山盛りのもち米が置かれたので「こんなにたくさん食えないよ。」と言うと、「大丈夫、半分私が食べるから。」何だ、お腹すいてるんじゃないか。スプーンとフォークでぎこちなさそうに食べているので我輩は指でもち米をつまみながら「手で食べた方が食べやすいだろう。」と言うと、「エヘヘヘヘ」と笑いながら慣れた手つきで食べ始めた。なかなか素直でよろしい。こうして3人で世間話をしながら食事を楽しんでいたのだが、酒が回ってきたヒアンがコンシアと一緒になって我輩のナタリーにおける過去の遍歴を暴露し始めた。ヒアンはまだしもこのコンシア、「客の秘密は絶対にしゃべらない。」という水商売の基本を知らないのか?しかし最後にこのコンシアは「でもね、先生が2日続けて来たのはオーン、君が初めてだよ。」このコンシアにチップ100B。

 気がついたら1時間経っていた。チェックビンしようとするとオーンは「昨日チップたくさん貰っちゃったし、ちゃんと約束通り来てくれたのに遅刻しちゃったから私のおごり。」と言って金を払わせようとしない。こうなるとこちらも引っ込みがつかないし我輩は風俗嬢のこうした心遣いに非常に弱いのだ。コンシアに「じゃあ時間もなくなってきたからダブルで。」と言って3,400B払ってしまった。既に予定が狂いはじめている。ヒアンはこれから仕事があるということで7時に部屋で待ち合わせの約束をして去っていった。個室に入るとまずディープキッス、昨日とは感触が全然違う。こちらの思い込みかもしれないが男と女というのは、たとえそれが金のためであっても、一度体を合わせてしまうと他人ではなくなる。濃厚な一戦を終え二人でベッドに横になっていると何か熱いものがジーンと胸に込み上げて来た。こんな気分を味わうのは9年前、ポール マッカートニーの東京ドーム以来である。長年積もり積もった体内のストレスがスーと抜けていく気分、我輩もまだ若いかな?

 我輩は既にオーンにメロメロになっていた。もう今日の計画などどうでもいい、明日の朝までこの子と居たい。エージェント付でないことは聞き出した。問題は男がいるかどうかだ。男がいるとホテルに来て朝まで居てくれる確立が低い。帰国日の朝の5時とか6時に女に帰られちゃうとシラけるんだよね。せめて9時まではいて欲しい。いや、それよりも問題は我輩と外へ出てくれるかどうかだ。まあほとんどの子がデートOKだが中には絶対出ない子もいる。万が一この子を逃したら、、、、昨日のサイアムの恐怖が脳裏をよぎった。金はどうでもいい、確実に連れ出す方法を考えよう、連れ出せさえすれば後はどうにかなるだろう。ふと横を見るとオーンがあの悪戯っぽい微笑みを浮かべながら我輩を見つめている。ウッ、やっぱり可愛い、もうダメ、無抵抗。「オーン、時間は6時20分まででしょ。もし僕があと3回分のお金を払ったらどうする?」「エヘヘヘヘ」「7時にヒアンと食事する約束したでしょ。でも男同士じゃつまらないからオーンも一緒だとうれしいんだけどな。」話が終わらないうちにオーンはベッドから飛び起き、「じゃあ早く体洗って出かけましょ。」なあんだ、簡単に第一関門通過。これからが我輩の腕の見せ所、えっ?出かける?あの、、まだ5時だし、、、そっ、、その、、もう1回、、まあいいか、ホテルへ連れ込めばいつでもヤレるのじゃ。

 1階で支払いを済ませオーンの着替えを待っているとコンシアが寄ってきた。「これからデート?先生はやさしいから心配ないって私からオーンに言っておいたからね。ホテルでもどこでも連れてって。」ミエミエのチップ要求。しかしここはナタリー、これからも絶対に世話になる。コンシアは味方につけとく必要がある。チップ100B。「遅くなってゴメンなさい。」10分後、オーンはジーンズ姿で現れた。実は我輩は以前、このようにミラージュから連れ出した女に食事だディスコだと連れ回され、あげくのはてにバイバイされた苦い経験があるのだ。コンシアに文句を言ったのだが取り合ってくれなかった。今回は慎重にせねば。店を出るとオーンはまるで恋人同士のように我輩に寄り添ってくる。この子本当に新人なのか?「これからどうする?」オーンが聞いてきた。ここが正念場、「あっ、あの、ヒアンと7時に待ち合わせたでしょ。ぼっ僕の部屋へ来る?」「えっ、お部屋?怖ーい。エヘヘヘヘ。」こいつ絶対新人じゃない。まあいいか、とりあえず部屋の連れ込みには成功。

 エメラルドホテルはJF有りだが午後9時前だったら連れ込み自由である。「オーン、たまにはこうやってお客さんとホテルに来るの?」「ううん、私まだ4月にこの仕事始めたばかりだもん、これが初めて。」部屋に入るとオーンは我輩の膝に座り両手を首に回してきた。(初めてにしちゃ怖がる様子が全然ないな。)「あっ、あのさ、今夜のことだけどさ、あの。」コンドームを見せれば意思が通じるだろう。我輩は残った3つのコンドームを見せ、「今夜ふたりでこれを使っちゃいたいんだけど。」と夜の交渉に入るつもりで机の引き出しを開けた。(なっ、ない。昨日のデブ女、全部持っていきやがった。)「ゴメン、コンドームがないんだけど、どうしよう?」我輩は何を言っているのだ。「下のセブンに売ってるから、それと歯ブラシも買ってきましょうね。」やった、歯ブラシということは明日の朝までここに居るつもりなのだな。これでもう交渉の必要はない、確認のため、「明日の朝まで一緒にいたいな、大丈夫?」「飛行機は何時?11時、じゃあ9時にここを出れば間に合うわね。」考えて見れば今日だけでこの女に8,500Bも払ったのだ。朝までやり狂うのが当たり前じゃないか。

 オーンを膝の上に乗せて彼女の家族の話やチェンライの話をしていると、約束通り7時にヒアンがやって来た。オーンを見たヒアンはびっくりして、「連れ出すんならオレに言ってよ。モーウェンがやるとこの前のミラーみたいに失敗することがあるから。」「ミラーって何の話?」オーンが悪戯っぽい微笑みを浮かべ聞いてきた。「さあ早く食事に行こう。9時過ぎちゃうとJFだ。」我輩はその場を取り繕い、せかすように二人を部屋の外へ連れ出した。1階のエレベーターボーイにヒアンがオーンの身分証明書を見せ何か話している。「こうしておけば9時過ぎてもJFがかからないの。」こういうところはヒアンは抜け目ない。ロビンソンのMKに席を取った。席につくなりオーンが「ちょっと。」と言って外へ出て行った。10分経っても帰ってこない。トイレにしては長過ぎる。「まさか逃げたのでは?」我輩は疑心暗鬼になっていた。ヒアンは「ハハハ、そんなわけないでしょ。もし逃げたとしてもナタリーのコンシアに言えばすぐ連れ戻せるよ。」しかし無理やり連れ戻した女とやっても面白くも何ともない。

 そんな話をしていると息を切らせながらオーンが戻ってきた。「遠くまで行っちゃった。」とビニール袋に詰め込まれたもち米を差し出した。わざわざ我輩のために近くの屋台まで買いに行ってくれたのだ。といってもここはロビンソン、屋台まではかなりの距離がある。ゴメン、オーン、疑ったりして。これからはもっと素直になります。もち米をつまみながらタイスキに舌鼓を打つ、話ははずんだ。気がつくとヒアンとオーンが我輩を見つめながらニヤニヤしている。「何だよ。」と聞くとオーンが我輩の顔を覗きこみ、「私が逃げたって?それとミラージュの女に逃げられたんだって?エヘヘヘヘ。」ヒアンのおしゃべりめ、でもまあいいや、オーンとも大分打ち解けた。その後、ロビンソンをうろつき9時過ぎにホテルへ戻った。JFゲートは無事通過。

 オーンはかいがいしく冷蔵庫からビールを運んだり、ウーロン杯を作ったりしている。そしてヒアンと我輩にはわからない早口のタイ語で楽しそうに歓談している。このヒアンという男、悪い奴ではないのだが酒が入ると動かなくなる。早く帰って欲しい。もう11時なのだから我輩もそろそろオーンとやりたいよ。まあいつもの調子で冷蔵庫のビールがなくなれば帰るだろう、もう少しの我慢。我輩は焼酎を飲んでいたのだが最後の1本のビールをヒアンと分け合った。「よし、このグラスで最後だ。」一気にグラスを開けた。しかしヒアンはチビチビやっている。オーンが「下のセブンでコンドームと歯ブラシ買ってくる。」と言って降りて行った。この子本当に客とホテルに来るのが初めてなのだろうか?我輩の経験からするとホテルに連れ込んだ風俗嬢というのはホテルのボーイの目を気にして決して部屋の外へ出ようとしない。相当手馴れているのではないのだろうか?しばらくして帰ってきたオーンの手にはハイネケンの大瓶2本が握られていた。えっ、これでまたヒアンが帰らないよ。オーンは単に気を利かせてビールを買ってきただけなのか、それとも我輩とやるのが嫌でヒアンを引き止めようとしているのか。

 ヒアンが明日8時半に迎えに来ることを約束し帰った時には12時を大きく回っていた。やっと二人きりになれた。これからちょっとムードを盛り上げて、と思っていたらいきなりディープキッス、「疲れたでしょ。今お風呂にお湯を入れてくるからもうちょっと待ってね。」と言うや否やいきなり素裸になってしまった。風呂屋の女の欠点はこれ、人前で裸になることに何の抵抗もない。置屋の女だと恥じらいながら脱ぐのに、これでは淫靡さもへったくれもない。とにかく我輩とヤルのを嫌がっているわけではなさそうだ。まあとりあえず良しとしよう。タオルを巻いてバスルームから出てきたオーンは我輩の膝に座り甘え始める。おーよしよし、いい子だ。でもちょっと待てよ、これってナタリーの個室と全く同じパターンじゃないか。「何かしらけるな、いやきっとまだ本当の恋愛というものを知らないので恋人にどのように接したらよいのか知らないのだろう。」相手が可愛いとどんなことでも善意に解釈出来てしまう、まるでユニバの美女軍団に接する韓国男のようだ。

 お風呂はボディ洗いから始まったがこれもナタリーと全く同じ、ベッドへ戻りマッサージタイムを挟んで2回戦を終えるとかっきり2時間が経過していた。やっぱり単なる仕事なのかなあ。そういえば2回戦ともこちらが攻める余裕はほとなどなく終始オーンの主導で果てちゃったなあ。いやきっとまだ本当の男と女の愛し合い方を知らないのだろう。うん、善意の解釈。そして眠りに就こうとしても我輩の腕枕から離れようとはしない。「腕痛くない?」ささやくような声で聞いてきた。「ううん、全然、うれしいよ。」こう答えるしかないでしょ。ひょっとしてこれも仕事のうちだと思っているのだろうか?ナタリーの個室でも客とこうしてうたた寝することあるだろうからな。そんな事を考えながら眠りについた。
 
 明け方、ふと眼を覚ましてみるとオーンは我輩の腕の中で小さな寝息を立てていた。「ああよかった、仕事じゃなかったんだ。我輩のこと気に入ってくれたんだな。ウッシッシッシッシ。」後から考えてみると単に疲れてそのまま眠っちゃっただけかも知れない。でも全ては善意の解釈。起こしてもう一発やろうかと思ったが何故かそれがとても悪い事のように思えてきた。それに腕はちょいとばかり痛かったがこうしていることがとても幸せに思えてきた。オーンの寝顔をみつめながら「この子も家族の生計を支えるためにしかたなくこんなことをやっているんだろうな。」そんなことを考えていると急にオーンが愛おしくなりそっと額にキスをした。再び眠りに就く。

 7時を過ぎた頃、突然オーンに起こされた。「ゴメン、寝坊しちゃって時間ないけどお風呂にお湯入れてあるから。」えっ、朝もナタリーサービス有り?この子出来すぎだよ。髪の毛まで綺麗に洗ってくれて恒例のフェラへと移った。「これからベッドとなるとちょっと時間がないかな。荷物の整理もまだだし食事もあるしチェックアウトに時間がかかるし、でもこのフェラ、本当に気持ちがいい。」こんなことを考えていたのだがフェラの時間が異様に長い、時間がなくなるぞ。しかしオーンのフェラは激しさを増してゆく。そうか、オーンの意図がわかったぞ、時間がないからこのまま口で終わらそうって寸法だな。うーん、どうしよう?できれば最後の一発決めたいけど、昨日に比べれば地獄と天国だよな。でっ、でもこれ本番より気持ちいい、えっ、えーと、羊が一匹、羊が二匹、あっ、もうだめ。オーンの口の中で果ててしまった。「この子本当に客とホテルに来るの初めてなのだろうか?手際が良すぎる。いや、きっと初めてだからこそ手を抜くことを知らないのだろう。」善意の解釈。

 すっきりした気分で荷物をスーツケースにぶち込んでいると身繕いを終えたポーンがバスルームから出てきた。我輩が「そろそろ急がないと。ここのチェックアウト結構時間がかかるんだ。」というとオーンは「大丈夫。」と言ってフロントに電話を入れた。恥ずかしいことに我輩はチェックアウトというのはフロントまで降りていってするものだとばかり思っていた。電話で出来るなんて、「やっぱりこいつ絶対に初めてじゃない。」8時半きっかりにヒアンがフロントに現れた。「へへへ、モーウェン、昨日は何発やった?」バカ野郎、お前が気を利かせてもっと早く帰ればもっとたくさん出来たのに。「1発しかやってないよ。」過少申告。朝食のチケットが1枚あるのを思い出し、「オーン、いろいろとありがとう。また会おう。これもったいないから君が食べていく?」「エッ、私も空港まで行くよ。」

 バンコクで女を買い始めて10年、初対面の女の子に空港まで見送りに来て貰ったことは初めてだったので、それだけでも感激してしまっていた。空港のレストランでも我輩のそばにピッタリ寄り添い「また会いたい。」を連発する。お水の女から同様の言葉は今までイヤというほど聞いてきたがオーンの言葉にはお水独特の濃さがない。かといって貧困ゆえに男の援助を求めるような切迫感もない。例の悪戯っぽい微笑みを浮かべごく自然に言い放つのである。この19歳の風俗嬢から高貴さすらも感じてしまう。我輩は完全に翻弄されていた。「惚れられちゃったかな?こりゃ次回も決まりだな。よしダメ押ししておこう。ウッシッシッシッシ。」ポケットにはまだバーツが3.000ほど残っていた。ヒアンがトイレに立ったすきに我輩はオーンに「今までバンコクでたくさん女を変えてきたけど君だけは特別だった。もうこれからは女を変えない、君一人だ。今回は本当にありがとう。これ残った金全部。」と言って有り金全てをオーンに渡した。口では何とでも言える。この次もこんな楽しい気分で過せると思えば安いものだ。しかしこの言葉が本当になり2年以上経った今でも継続中であるとはこの時は思いもしなかった。「そのかわりここの飲み代はオーンが払ってね。」

 ヒアンと入れ替わりにオーンがトイレに立った。ヒアンは小声で「モーウェン、オーンはどうだった?サービス良かったでしょ。オレがオーンにモーウェンはチャイディーだからサービス良くすればチップもたくさんくれるし、この次も指名してくれるぞって言っておいたんだ。」ああ、それを先に言えよ、バカ。そんなことだろうと思った、オーンはヒアンの指示に素直に従っただけだったのか。しかし男の言葉に素直に耳を傾けるだけでもタイ女にしては上出来だ。またまた善意の解釈。オーンが支払いを済ませ入管の入り口まで行き、いよいよお別れの時、まずヒアンに「チョクディーナ」と握手をした。オーンとも握手をしようとするといきなりディープキッス、ここまでやるかよ、でも可愛い。オーンを抱きしめながら目をヒアンにやると彼はソッポを向いていた。入管に入ろうとしてふと気がついた。「オーン、ゴメン。500B返して、空港使用税払えない。」トホホホホ。


第3章  2001年12月   SATISFACTION
 我輩の20年来の友人にヤバー三等兵という男がいる。元ヤクザだったのだがその根性なしの性格のため極道からそれてしまい日比国際結婚の仲介やタイのジャパゆきシンジケート等で生計を立てている。我輩を外道に落とし込んだ張本人でもある。最近ではタイルートが不調なためインドネシアに進出しているのだがこの男の素晴らしい点は外国語をまたたくまにマスターしてしまうこと、この才能を生かせばわざわざヤクザにならなくても済んだのに。三等兵の仕事のパートナーはティックというシンジケートのボスだった。こういう仕事に手を染めるのは勿論華僑である。ヒアンはかつてティックの下働きをしていたため我輩と知り合うこととなった。ティックはあまりお友達になりたくない人種であったがヒアンは真面目で実直な青年だったので、我輩はバンコクにいる時はいつもヒアンを指名で世話をしてもらっている。ティックも一時はアタッシュケースにバーツを一杯に詰め、12気筒ベンツを転がすほど羽振りが良かったのだが世に言う「悪銭身につかず。」である、ある時ギャンブルにハマり大借金をつくり、本妻と5人の妾を残して失踪してしまった。

 帰国後も顔つなぎのためオーンとは定期的に連絡を取り合っていたのだが、10月に三等兵は訪泰することとなった。我輩はオーンが欲しがっていた日本で発売されたばかりのGBAを三等兵に託し、オーンには彼の定宿であるパラッゾを訪ねるよう電話を入れておいた。三等兵はちゃっかりとオーンに友達を紹介してもらい随分と安く楽しんできたようである。彼の相手をしたのはナタリー1×9番ジーン、彼女は雲南省出身の24歳、17歳の時メーサイに売られエージェントが切れた後バンコクへ出てきたのだと言う。三等兵曰く「オレもうすぐ還暦だけど今までにあんなに尺八のうまい女に出会ったことはなかったよ、この年になって口だけでイカされちゃったよ。」三等兵はオーンから我輩へのおみやげを預かってきた。エイの皮でできた財布、後でロータスで調べてみたら1,500Bの代物だった。今でも愛用している。

 さて12月となった。子供の冬休みに合わせた恒例の訪泰である。少しでも長くオーンと一緒にいたい、今回は仕事にかこつけてまず家族を先にチェンライへ行かせた。我輩が後を追い、しかも夜便を使えば行きもバンコクでオーンと一泊出来る。帰りも前回と同じ手を使えばまた2泊出来るな、ウッシシシ。しかしながら妻にバレたら殺されること間違いない。我輩はオーンに電話をかけ午前1時にエメラルドに着くのでナタリーでの仕事が終わったらロビーまで来てくれるよう頼んだ。しかし彼女は「いいよ、仕事休んじゃう。空港で待ってるから。TG773ね。」そういうことならヒアンなんぞもういらない。女が絡めば友情なんぞはブタのケツ。しかしこの子、やること成すこと全部我輩の心の急所を突いてくる、もしかして風俗業界が長くて男の扱いに相当長けているのではないだろうか?いやいやあそこはまだピンクだし形も崩れていない。新人であることに間違いはない。きっときれいな体で我輩を迎えたいのだろう。全ては善意の解釈。

 ドンムアンの税関を出ると果たしてオーンは待っていた。こうして風俗嬢の出迎えを受けるというのは10年のバンコク外道歴でも初めてのことだったが、なかなか良いものだ。だがちょっと待てよ、この子本当にオーン?ゴクミじゃないぞ、それにちょっと老けたような、よく見るとスッピンだ。(あれえ、失敗したかな、帰りは別の女にしようかな。)などと考えているとディープキッス、我輩思考停止。タクシーの運ちゃんが声をかけてきた。「ダメ、白タクは高いから空港のタクシー使いましょ。」何故チェンライの田舎娘がそんなこと知ってるの?この子他にも客を空港まで迎えに来たことあるんじゃないかな?いやいやタイ人にとってはこれくらい常識だろう。善意の解釈。

 ホテルの部屋に落ち着き我輩は洋服やら果物やら日本からのおみやげを取り出した。オーンは甘栗に目を輝かせ「これタイにもあるけどすごく高いんだよね。でもとってもおいしいの。」この後、天津甘栗は必須のおみやげとなる。「ところで今日いくら?」我輩は唐突に質問してみた。「えっ?」「あのさ今日は僕のために仕事休んじゃったでしょ。それでこれから僕と、その、あれでしょ。」「いくらでもいいよ、エヘヘヘヘ。」「そう言われると困っちゃうんだな。」「じゃあ百万バーツ。」このムスメ我輩をからかっているのか、しかしこの悪戯っぽい瞳は間違いなくあのオーンだ。人間の第一印象というのは恐ろしいものである。このスッピンのままでナタリーの雛壇に並んでいたいたとしたら我輩は指名しなかったかもしれない。しかしこうなった今は愛しくてしょうがない。「ところでオーンってナタリーじゃ1,700Bでしょ?そのうちのいくらが取り分なの?」「950なんだけどそのうちからタオル代とかスタッフのチップとか引かれて、でもお客さんからのチップがあるから1,000くらいかな。」「それでお客は1日何人くらい?」「いそがしい日は5人ていう時もあったしゼロの日もあった。だいたい2,3人ていうとこかな。」3,000バーツという数字が頭をよぎった。

 バスタブにお湯が溜まると前回と同じようにアッというまに素っ裸になり(しかしどうして風呂屋の女というのは色っぽく服を脱ぐということが出来ないのだ?)我輩を迎え入れた。型通りの湯船の儀式が終わりいよいよ5ヶ月待ち焦がれた本番の瞬間、前回とは違う感慨があった。何と言うか松茸と姫貝がピッタリフィットするという感触、我輩の目に狂いはなかった。我輩にとって何百人かに一人の女だ。ゴクミじゃなかったけどやっぱり帰りもこの子にしよう。マッサージタイムを挟み2回戦が終了するとピッタリ2時間が経過していた。やっぱり仕事されているだけなのかなあ。

 翌日もチェンライへ行く我輩をオーンは空港まで見送りに来てくれた。我輩は感激してしまった。仕事でここまでするのだろうか?もうこの子のことはいちいち疑うのはやめて素直な気持ちで接しよう。「あのさ、チェンライに友達がいるって言ったでしょ。あれはウソで本当は僕の奥さんってタイ人なんだ。」空港のレストランで真実を告白した。これで終わってもしょうがない、でもオーンとの間は嘘で取り繕いたくない。年甲斐もなく純情な気持ちになっていた。「ウッフッフ、ヒアンから聞いて知ってるよ、ノンブア村でしょ、私の実家から車で20分くらいかな。」あのバカ!あのおしゃべり!「あっ、そう、あの、知ってたんだ。でっ、でもさ、タイ人の奥さんがいながら君とこうしている僕のことどう思う?」気が動転してしまってなにをしゃべっているのかわからない。「でも日本人の男の人って皆そうなんでしょ。」外道諸君、ありがとう!「う、うん、日本人って皆こうなんだよね。これが普通なんだ。うん、うん。とっ、ところでさ4日後にバンコクへ戻ってくるんだけど、あの、」「TG133でしょ、大丈夫、ちゃんと迎えに来るから、仕事は勿論休んじゃう。」我輩、この女に全てを見透かされているのではないだろうか?財布から5万円を取り出し「これ、チェンライでカミさんに財布をチェックされると取り上げられちゃうから、オーン、預かっといて。」オーンを信頼してるということを形であらわしたつもり。

 4日後、空港ではオーンが待っていた。しかしオーンだけではない、ヒアンもいる、ヤバい。それに、えっ、ヤバー三等兵とこの時初対面のナタリー1X9番ジーンも。何が起こったのか?「先生、びっくりしたでしょ。急に用事ができてこっち来たんだけどジーンに連絡取りたくてヒアンに電話してオーンに呼び出してもらったんだ。」ああそうですか。ヒアンは我輩の股間を握りしめて、「元気?」うっ、怒ってる。オーンからの恒例のキッスは、、、、なしでした。

 エメラルドホテルに落ち着き我輩の部屋で5人で歓談しているとジーンの携帯が鳴った。早口なので我輩には会話の内容がわからなかったがまずオーンの顔色が変わり、続いてヒアンも、三等兵が我輩の耳元で囁いた。「どうもヤバい話だな、入管がどうのこうの言ってる。」その後、我輩はのけ者で4人の話し合いとなった。ちなみに三等兵はタイ語ペラペラ。途中でオーンが、「お願い、ジーンを助けてくれるようにモーウェンからもヒアンとヤバーさんに頼んで。」と言うので我輩は訳がわからなかったが2人にジーンの力になるようにお願いした。三等兵は、「詳しい話はオーンから聞いて、それと先生、大使館の一等書記官の名刺持ってたよな。ちょっと貸してくれ。」「持ってるけどこの人もう5年前に日本に帰っちゃったよ。」「大丈夫、悪いことには使わないから、タイ人のメンダー(ヒモ)一匹やつけて来るだけだから。」

 ヒアンと三等兵が出て行くとオーンは「さあ、私たちも出かけましょ。」その後我々はタクシーでジーンのアパートへ行き荷物を全部持ち出し、帰りにジーンがATMから10万バーツを引き出しホテルへ戻った。しばらくするとヒアン達が意気揚揚と戻ってきた。「いやいや大成功、あの野郎真っ青な顔して逃げてった。」三等兵の話によるとさっきの電話はジーンの「彼氏」からだった。このタイ人はジーンに、彼女がタイの入管に狙われていて入管の職員がこの男に接してきたというのだ。今空港近くのホテルに2人でいて入管職員に対し20万Bでジーンを見逃すよう話をつけたから金を持ってきてくれ、というものだった。雲南の不法就労者であるジーンは完全に信じてしまった。2人のタイ人も半分信じたようだ。しかし元ヤクザであり日本人のヤバー三等兵はウソを見抜いた。我輩も言葉がわかれば見抜いたであろう。

 三等兵曰く、「メンダーが金目当てなことは一発でわかった。まずヒアンとオーンに事情を話し納得して貰った。次にオーンからジーンに、騙されているのだから男と別れるように説得させた。ジーンも今まで何度も結婚をエサに金をせびられていたのでウスウス感づいていたし、納得した。ジーンは貯金通帳とパスポートを男に渡しちゃってあるという。ジーンにばれたことがわかったら男は預金の引き出しにかかるだろうからジーンのカードでお金を下ろさせた。ATMは1日10万Bしか下ろせないから午前0時を過ぎたらもう1回引き出せば20万全額が引き出せる。今日はもう銀行は閉まっちゃったから通帳があってもどうにもならないさ。20万貯金があるを知ってて20万要求するなんざはまだ素人だな。ジーンにはアパート引越しさせちゃえば奴は追ってこれない、こうしておいてヒアンは華僑だから中国の公安警察、オレは先生から借りた名刺で公安に協力する日本大使館の書記官ということで奴らの部屋に乗り込んだんだ。現役時代を思い出すぜ。」三等兵もかなりジーンに入れ込んでるんだな。フェラチオ効果恐るべし。

 「ジーンは何処へ引っ越すの?それとヒモ男がナタリーへ来たらどうする?」素朴な疑問をぶつけてみた。オーンは「しばらく私のアパートに住まわすから大丈夫、それとナタリーはコンシアに言っておけば問題ないわ、コンシアってこういう時にためのボディガードでもあるの。」考えてみれば我輩は何もやってない。何とかこの場を取り繕らねば、「オーン、僕の考えた作戦って結構うまくいったでしょ。」三等兵やヒアンに聞こえないような小声でオーンに囁いた。「ありがとう。何てお礼をすればいいか?」「いいよ、オーンの友達なんだから何でもやってあげるよ。それよりオーンのボーイフレンドは大丈夫?タイの男なんか信じちゃだめだよ。」我輩はここぞとばかりに聞いてみた。「えっ、私に男なんかいないよ、男はモーウェンだけ。」ウソでもうれしい、それにこれでオーンにタイ人の男がいないことはわかった。

 この事件を機会にオーンの我輩に対する態度がガラリと変わった。今までは我輩に尽くしてくれても何かぎこちなかったりビジネスライクだったのがごく自然なふるまいに変わった。ナタリーの個室のようなわざとらしい甘え方もしなくなったし、我輩の愛撫も素直に受け入れるようになった。セックスも俄然楽しくなったし既に客と風俗嬢のそれではなくなっていった。「モーウェンもヤバーさんも本当にいい人、回りの人は私たちを犬扱いでまともに話も聞いてくれない、全てはお金、でも本当に助かったわ。」いい人って、あの、三等兵はタイ人の人身売買にかかわってたんだけど、まあいいか。三等兵はよく言っていた、「タイ娼婦を落とすのに金も甘い言葉もいらない、本当に困ってる時に親身になって助けてやればいいんだよ。」

「あのね。」オーンが急に真顔になって話し始めた。「チェンライの私の町の近くでね建売住宅が発売されたの、25万バーツなんだ。」あちゃー、もう金の無心かよ、そんな女じゃないと思ってたのに、この野郎、これで終わりだな。そんな我輩の怒りを無視するかのように彼女は続けた。「ナタリーに8ヶ月勤めてやっと25万バーツ貯まったの、それでね両親に家を買ってあげるの。もともとこの仕事を始めたのもそのためだったの、だからもうすぐ仕事をやめてチェンライへ帰る。この仕事嫌だもん。」ああ良かった、金の無心じゃなかった、一瞬でも疑ってゴメン。しかし、ということはオーンとはこれで最後?「じゃあ僕はどうなるの?」「バンコクには可愛い子たくさんいるでしょ。」我輩はダダをこねる子供のように、「やだよ、オーンじゃなくちゃやだよ、やだ、やだ、やだ。」「わかった、じゃあ今度モーウェンがタイに来るのはソンカーンでしょ、その時まではバンコクにいるから。」

 金の無心ではないことがわかって我輩も軽口になっていた。「ねえオーン、そのこと両親は知ってるの?」「まだ内緒。」「あのさ、タイのお百姓さんってみんな村に
溶け込んじゃってるでしょ、いまさら引越しするの嫌なんじゃないかな。」「そうかしら?」「オーンの家って農家なんだから土地は広いでしょ、25万あれば結構いい家建てられるよ。自分の家なら庭の野菜とか果物とか取って食えるけど建売となるとそんなものも全部買わなくちゃならないでしょ、結構お金かかるよ。水道も井戸が使えないし。」「えっ、家って自分で建てられるの?」そんなことも知らないのか。「まず近所の町を見渡して新築でオーンが気に入った家を見つける。訪ねていけば向こうも自慢したくてしょうがないんだから中も見せてくれるし、大工さんの名前やいくらかかったかも教えてくれるよ。但し見栄を張るからちょっと高めに言うけどね。大工を決めたら相談に行く、この時丸投げしちゃだめだよ、ボラれるから。まず人件費だけを決める。資材は大工の要求に従って君のお父さんがセメントなりレンガなりを買いにいくようにするんだ。こうすれば建売なんかよりずっといい家ができるよ。建売なんて土地のないサラリーマンが買うものさ、百姓が買っちゃだめだよ。」「ふーん、さすがタイ人の奥さんがいるだけあるわね。」ヤブヘビだったかな。「これからチェンライに帰って両親に相談してみる。」この後は夢のようなセックス。

 帰りの入管の前、我輩はオーンと、三等兵はジーンと熱いディープキッスを交わした。2組のカップルの間には、呆然と立ちつくすヒアンの姿があった。


第4章   2002年4月     LADY JANE
 年が明けてからオーンに連絡を入れてみると彼女はチェンライに帰っていた。「こっちへきて両親に相談してみたんだけどやっぱり引越しは嫌だって、モーウェンの言うとおり庭に新築することにしたの。」我輩の経験からすると妻も含めてタイの女というのは他人の忠告など一切聞かないものだと思っていた。それがこの子は家を建てるという一世一代の大事業に我輩のアドバイスを聞き入れてくれた。外道をやってて本当に良かった、こういう女の子と知り合うことも出来るのだ。「言われたとおりにあっちこっち探してみたら隣町で新築したばかりの気に入った家があったの、訪ねていったら大歓迎で家の中全部見せてくれたわ。寝室が4つあって40万Bだって。」「家主が40万って言うんなら30万ていうとこだろう。」「じゃあウチは寝室3つでいいから25万でなんとかなるかな?」「だって妹と弟がいるんでしょ、オーンと両親と、4つじゃないの?」「妹は結婚してアメリカに居るから。」「えっ、オーンが19歳でしょ、妹って何歳よ?」「私19歳って言ったっけ?ああそうか、お客さんにはそういうことにしてるんだ、本当は昨日誕生日で24歳になったの。」そうだよな、あの物腰といいオッパイの柔らかさといいどう考えても10代の娘じゃなかったよな。ちょっとがっかりしたのだが「誕生日おめでとう。」と言い電話を切った。

 さて4月がやって来た。今回の訪泰は家族抜きで、友人の市役所職員と町の不動産屋をチェンライの我が家に招待し、ソンカーン祭りを見せてやるというものだった。妻も行きたがったが子供の学校を理由に諦めさせた。全ては計画通り。夜便で行くので当日の2人にあてがう女はオーンに予め好みを言って調達しておいてもらった。市役所は「とにかく巨乳」、不動産屋は「知性的な女」という注文だった。職業柄の趣味がモロに出ていてなかなかおくゆかしい。オーンには3人でエメラルドのロビーで待っていてもらい、ヒアンに空港まで迎えにきてもらった。こうしてジョイナーフィーなしで堂々とチェックインしたのだが、不動産屋は小声で我輩に、「先生、あんなブスに入れ込んでるの?」失礼な奴だ、しかしながら今日もスッピンだな、何考えてんだろうこの娘は。

 「今ソンカーンで皆故郷に帰っちゃてるからあまりいい子いなかったんだ。一人はシリコンだけどオッパイ大きな子でもう一人は雲南の医学生なんだけど、気に入ってくれたかなあ。」部屋に落ち着くとオーンが切り出してきた。「いいよあんな奴ら、どうだって。」さっきの怒りが収まらず我輩はこう答えたが、確かに二人ともたいしたタマではなかった。やはり外道はソンカーンにバンコクへ行くべきではない。「そんなことよりオーン、仕事やめちゃうんでしょ。今日で僕たちも最後かな?」「ウフフ、最後だったらどうする?」「今夜は寝ないでヤリまくる、じゃなくてこれからも会いたいな。」「24歳のおばあちゃんと?」やっぱり年のことは気にしているんだな。「そんなことないよ、僕も今までたくさんの女とつきあってきたけどオーンが最高だよ。僕が独身だったら君と結婚したいくらいだ、本当に愛してる。」どうせ最後の夜なんだから何でも言える。オーンは「本当?」と言って意味不明の微笑みを浮かべた。

 次の朝、10時45分発のTG132でチェンライへ向かうため我々はドンムアン空港へとやって来た。ヒアンの運転する車の中でオーンへの最後の言葉を考えていたのだがなかなか思い浮かばない。チェックインカウンターで3人の登場手続きをしようとしているとオーンが「ついでにこれもね。」と言ってチケットを取り出した。「どうせだから一緒にチェンライへ帰る。」我輩は一瞬頭の中が真っ白になった。「あっ、あの、オーンと一緒に飛行機乗れるのはうれしいんだけどチェンライの空港で妻の家族が待ってるんだよね、だから、そっ、その。」オーンは悪戯っぽい微笑みを満面に浮かべながら、市役所の腕に抱きつき「私、この人が買った女っていうことにしておけばいいでしょ。心配ないって、早く行こ。」我輩、頭は真っ白、顔は真っ青。タイ語のわからない市役所はうれしそうにウンウンとうなずいている。

 ひと晩を共に燃え上がった女とこうして一緒に飛行機旅行というのはなかなか感慨深いものがあったが我輩の心は複雑だった。とりあえずオーンとの別れが少し伸びたのは良かったが、もしオーンがノンブア村までついてきたらどうしよう、追い返すわけにもいかないし。オーンと当り障りない話をしているうちにチェンライに着いてしまった。タラップを降り、空港ビルに入る所で「さっきのは冗談、先に行って、家族に見られるとまずいでしょ。私はもう少しここにいて後から行くから、弟がバイクで迎えに来てるの。」別れは突然にやってきた。我輩はどうしていいかわからず、「とにかく後で携帯に電話入れるから。」とだけ言って、別れることにした。とにかくこの娘のやることはいつも我輩の心の急所を突く。

 チェンライ市内やメーサロン、メーサイ、チェンセーンを観光したり、近所の百姓たちと酒盛りしながら3日間を過した。2人の友人も1泊は我が家に泊まったのだがやはり夜遊びがしたいらしく残りの2泊はホテルに泊まることとなった。ウェンインにチェックインさせ、裏の風呂屋を教えておいた。こうしておけば心配ないだろう。我輩も覗いてみたが、、、、レベル低いな、やっぱし。それよりなにより最後にとんでもないことやらかしてくれたおかげでオーンのことが頭の中から離れない。いや、それだけではないだろう、もう会えないとなると切なさが込み上げてくる。情が移ってしまったのかな。

 3日が過ぎバンコクへ戻ることとなった。空港のレストランで2人の友人、妻の家族とビールを飲んでいるとしみじみとしたものがあった。この空港の目と鼻の先にオーンの家がある。それなのにもう会えない。そんな気持ちを振り払うように我輩は友人に、「この年になってもな、1日4人の女とヤレるんだよ。これからバンコクへ行ってそれを証明してみせるからな。」家族に別れを告げ、搭乗待合室へと移動した。するとそこには笑顔で手を振る一人の人物がいた。人間、一生のうちに心臓が飛び出るほど驚くということはそう何度もないだろうが、この時は正にそれだった。オーンが居るではないか。今度は完全に心臓が止まった。「ど、ど、どうしたの。」我輩は声にならない声を上げた。「驚いた?ごめんね、でも最初からこうするつもりだったの。やっぱりもう少しナタリーで働く、ヒアンに言ったらちょっとモーウェンをからかってやれって、この前の仕返しだって。怒ってる?」この後進国人どもめ先進国民をおちょくるでない。「あのさ、今日もこれからエメラルドに泊まるんだけどオーンは今日仕事?」「どうしよっかな?」だめだ、この娘には勝てない。「じゃあもう仕事でもいいから帰国まで一緒にいてくれる?」「エヘヘ、ナタリーのコンシアには来週いっぱいまで休むって言ってあるの。」何なんだよ。でも結局は最初から我輩と行動を共にする予定で帰省したのか、ということは我輩に好意をもってくれているのかな?ウッシッシ。

 飛行機は空いていたので窓際の席へ二人で座った。我輩の心の中ではまた今夜もオーンとあのめくるめくようなセックスができる喜びと風呂屋巡りが出来なくなった悲しみとが交錯していた。それにしてもこの娘にとって我輩は何なのだろうか?金を要求されたこともないし物もねだられたことがない。かといって単なる客という扱いでもない。恋人というには一切のやきもちもやいてこない。いつもごく自然にこうして我輩のそばにいる。オーンはじっと窓の外を見つめている、その表情からは心中は全く読み取れない。「オーンはいつも化粧はしないの?」話題がなくなったので何気なく聞いてみた。「だって初めて会った時モーウェンは化粧した女は嫌いだって言ってたでしょ。」そう言えばそんなこと言ったような気がする。考えてみればオーンは電話も含めて我輩と交わした会話は全て記憶している。それに会話にしても我輩のタイ語力がわかっていて我輩の知らない言葉は決して使わない。だからオーンとはいつでも何の障害もなく会話が出来る。もしかして物凄く聡明な女なのではないだろうか、そして我輩好みの女を演じ切っているのか?単に何にも考えてないだけかも知れないが。

 空港ではヒアンが待っていたので「ばかやろう。」と言って股間を思いきり握りしめてやった。「またオーンと会えてうれしいかい?」してやったりという顔をしながらヒアンが聞いてきた。オーンはヒアンと何かしゃべりながら大爆笑している、きっと我輩のことをエサにしているのだろう。エメラルドに落ち着くと2人の友人は「女、おんな、オンナ」と騒ぎ出す、休む間もなくミラージュへと出向いた。いつも思うのだがこの風呂屋は覗く度に女の質の良し悪しが極端だ。それとコンシアの態度が悪い、何かにつけてチップを要求してくる。友人2人とも女を選び1,900Bをカウンターで払うとお釣りの100Bをチップでよこせと言い出す始末。これだからナタリーのコンシアのようになじみになれないのだ。

友人とヒアンさえいなければもう4日もご無沙汰なので早くオーンとやりたいのだがしょうがない、夕食そして再び風呂屋巡りにつきあう。少し足を伸ばそうということでキャサリン、ジュリアナ、ヴィクトリアと回ったがもうひとつパッとしない。「ここしかない。」と思えば選んでしまうのであろうが、「他にもある。」と思うとつい「じゃあ、もう1軒覗いてみようか。」ということになってしまう。バンコク初心者を風俗へ連れて行くにはまずレベルの低い店から始めてレベルを上げて言ったほうがいいと思う。この逆をやるとこの日のようにいつまでたっても決まらなくなってしまう。オーンは「他の店ってタイ人のお客さんが多いわね、ナタリーって日本人ばっかり。」と言っていた。そうなのかな?結局はラチャダーへ戻りエマニュエルで友人2人は女を選び、「本日はこれにて打ち止め。」ということで我輩とオーンとヒアンはエメラルドに戻った。

 今回、我輩はスウィートルームを取っていた。ヒアンに値段交渉してもらっても3,500Bと高かったのだがしょうがない、ここならヒアンが酒を飲み始めて帰らなくてもベッドルームに引きこもり鍵をかけてしまえばいつでもオーンと二人きりになれる。3人で雑談を交わし11時になったので、「ヒアン、ゆっくり酒でも飲んでろ、何だったらここで寝ちゃってもいいから。おやすみ。」と言ってベッドルームに入ろうとしたらチャイムが鳴った。嫌な予感。市役所と不動産屋が戻ってきた。エマニュエルの女が納得いかないので、夜伽の女が欲しいと言い出した。もう勘弁してくれよ、これからナナやタニヤに行ったんじゃ時間が何時になるかわからない。スティサンの置屋へ行くとマイと顔が合っちゃうだろう、マズい。今でも時々ヒアンに電話をかけてきているのだ。レベルは低いけどロビンソンの向かいに連れ出し専門のカラオケがあったな、あそこでいいか。なんぞと考えているとオーンが突然口を挟んだ。「私が行っちゃまずいけど、ヒアンと友達2人でナタリーへ行って気に入った子の番号だけ覚えて来て。私が携帯に電話かけてここに呼び出すから。」突然何てコトを言い出すんだ。

 3人が戻って来ると、ヒアンは笑いをこらえながら、「不動産屋は6×番。市役所は1×9番。」1×9番?ジーンじゃないか、我輩とオーンは思わず顔を見合わせ、吹き出してしまった。12時きっかりに彼女たちはやって来た。オーンが一人でロビーまで迎えに行き、部屋に連れてくる、これでJF抜け見事に成功。2人の風俗嬢はさっそく相手の膝の上にちょこんと座りキッスのサービス、オーンも最初はこうだったな。ところがその後宴会が始まってしまい終わったのは午前3時、友人2人共ジーン達を気に入っていまい、明後日の帰国まで連れ回したいということになった。オーンが間に入り8,000Bということで話がついた。我輩は「風呂屋の女を連れ回すと高くつくぞ。」と忠告したのだが、「たかが2万円ちょっとだろ?安いもんだぜ。」これだから日本人はダメなのだ。別れ際、我輩は市役所に、「あの子のフェラ、最高だぞ。」と小声で囁いた。ヤバー三等兵、ゴメン。ヒアンはソファで寝てしまった。やっとオーンとやれる。

 コトが済んだ時には外は明るくなっていた。「友人達とは10時にここに来るよう約束したから9時に起きれば朝の一発が出来るな。」こうして眠りについたのだが目が覚めたのは部屋のチャイムでだった。「畜生、一発損した。」2人の友人は「最高、最高。」の連発だった。当たり前だろう、風呂屋の女をあれだけ酔っ払わせてやったんだから最高に決まってる。オーンが「シャワーだけでも浴びましょ、10分で済むから。」と言う。我輩は友人とヒアンに「10分待ってて。」と言ってオーンとシャワーを浴びることにした。「体洗ってもらったらやりたくなっちゃうな。でも時間ないよな。」そんな我輩の心を読んだのかオーンはバスタブで入念なフェラチオを始めた。職業柄かここのところ随分上手になった。我輩はあっというまに果ててしまった。本当に良く出来た女だ。

 すっきりした気分で遅い朝食となった。とうとう7人の大所帯になってしまった。食事をしながら「今日はどうする?」という話になり、エメラルド寺院も水上マーケットもつまらないので海を見に行こうということになった。実はオーンもジーンもまだ海を見たことがないのだ。「オーン、ところで僕はいくら?」冗談のつもりで聞いてみた。「モーウェンがお客と思うなら8,000B,恋人と思うならタダでいいよ、フフフ。」返答のしようがない。ジーンが「タダ、タダ」とチャチャを入れる。ヒアンのサニーでは乗り切れないので運転手付のワゴン車」を2,000Bで借り切り、海へと向かった。名前は忘れてしまったがパタヤの手前ですぐそばに水族館のある場所だ。

 「オーンは今度はいつまで働くつもり?」「家建てたでしょ、あっちも良くしようこっちも良くしようってやってたら予算オーバーしちゃった。それとチェンライでまた床屋に勤めようとしたんだけど特殊な腕がないと給料安いの、たった月給2,500B。だからこれからバンコクで美容学校に通う。ナタリーもバイト感覚で月に10日くらいかな。」「でもそんなんじゃコンシア怒るでしょ。」「ナタリーは月に20日以上出勤しないと500Bの罰金取られるの、でも罰金さえ払えば何日出勤しようが自由なの。6×番だって月に1週間くらいしか仕事してないよ。」そんな会話をしているうちにオーンは我輩の膝を枕に眠りについてしまった。彼女の髪の毛を撫でながら寝顔を見つめていると何とも心が開放される。日本で蓄積されたストレスが全て吹っ飛んでしまう。これぞ究極の健康法、だから外道はやめられない。

 海岸に到着し日本で言う「海の家」に落ち着いた。2組のカップルは早速いちゃつき始めたが我輩はオーンを誘って海辺へと出た。午後の強い日差しの中、海辺に佇む男女、なかなか絵になる光景である(但し男は50近いオヤジ)。オーンは初めて目にする海を見つめながら、「この海の向こうに日本があるのね。」と呟いた。方向としては逆なのだがそんなこといちいち指摘していては場がしらけてしまう、我輩はオーンの肩に手をやり、「そうだよ、僕と一緒に日本へ行こうか、ビザなら奥の手があるから。」と言うと、「嫌だ、日本にはモーウェンの奥さんと子供がいるでしょ。私、隠れてなくちゃならないもん。」この言葉は我輩の心に重くのしかかった。うかつなこと言っちゃったな。

 翌日の空港の入管前、今回は3組のカップルのディープキッス、質の高い観光客たちは、「とんでもない日本人どもだ。」と思っているだろう。しかし人の目を気にする人生なんてそれこそくだらないものである。市役所と不動産屋は何度も感謝の言葉を述べ、「もう日本で遊ぶのがバカらしくなった。金を貯めてまたタイに来る。」こうして質の低い観光客がまた2人誕生した。


第5章  2002年7月  LET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER
 我輩にとって今までバンコクの風俗情報というとヒアンとヤバー三等兵からの口コミが全てであった。そして恥ずかしいことに我輩ほどバンコクの風俗情報に詳しい日本人はいないと思っていた。しかし先日、ヤボ用で八重洲へ行き、たまたま入った本屋でG-DIARYという雑誌を見つけた時、我輩の認識は一変した。何だこれは?我輩の知らないことまでたくさん載ってる。その中に「外道の細道はガセネタが多い。」という記述があった。「外道の細道」って何だろう?どうも最近はやりのインターネットていうやつらしい。我輩の診療所にもパソコンがあってインターネットというものが出来るようになっているらしいが、スタッフがガチャガチャやるだけで我輩はいじったことすらなかった。しかし「外道の細道」という言葉に何か怪しげなものを直感した我輩はスタッフにインターネットの基本だけ教えてもらい、このホームページを探して貰った。(フムフム、単語を入力し検索ボタンを押せばいいんだな、簡単じゃないか。)スタッフの女の子は「先生、何これ、エッチ!」「君は下がってよろしい。後は僕がやるから。」

 なるほど、これがホームページというやつか、なになに、ナタリーのページもあるじゃないか。よし、矢印を文字に合わせてこのマウスってやつの左ボタンを押せばいいんだな。へえ、すごい、この写真はナタリーの雛壇に間違いない。オーンの写真も載ってるぞ、それに情報も、○○○ガンマンさんからだ。「B×4番 19歳、、、」やっぱり年をごまかしているんだな。[作者注:この投稿は古いので今では削除されている。]このようにして外道の細道以外にもバンコク風俗に関するサイトを全て調べ尽くすのに3日とかからなかった。インターネットってすごい。あるナタリーに関するBBSには、「B×4番はちょっと誘えば誰にでもついて来る。」だって。ガクン。

 さて7月である。恒例の里帰りだ。チェンライからバンコクへ到着した我輩をオーンはもう当然のごとく迎えにきた。今回はちゃんと連絡しヒアンにも来て貰った。思えばもうオーンと知り合って1年になる。そして今回が4回目、今までも4回続けて買った女は何人もいたがこのように到着から帰国までずっと一緒というのは彼女が初めてだ。こうなってくると他の女をつまみ食いするわけにはいかなくなってくる。そしてずっと一緒だとどうしても会話がとぎれてしまうのだが、まあ今回は外道の細道で仕入れたナタリーネタがたくさんあるから会話には困らないだろう。それに最近ではオーンも月に10日位しか仕事に出てないのでこちらとしても、自分のために仕事を休んでもらってる、という切迫感がないので気が楽だ。

 今回バンコクに降り立ったメンバーは我輩とヤバー三等兵、それに妻の日本人の友人であるユカとその娘エリ9歳という布陣である。三等兵は当然ジーンを呼び出している。このままでは日本に帰って妻にバレてしまうので三等兵と熟考の上、ヒアンを三等兵の知人のソムポップ、ジーンをその妻、オーンをソムポップの家の使用人ということでユカに紹介した。妻もソムポップが三等兵の友人であることは知っているし、最近結婚したことも聞いていたので辻褄も合う。我輩はユカにヒアンとジーンを紹介し、「二人の顔をよく見てごらん、タイ人と違うでしょ、実は二人とも華僑なのさ。」と、華僑、華僑、を強調した。実際にヒアンは華僑だしジーンも雲南で似たようなものだ。続いてオーンを、「この子は家政婦なんだけど偶然にも実家はチェンライ何だって、ホラ、今日の飛行場の近くだよ。」全くのウソはすぐにバレてしまうがこのように半分真実を混ぜたウソはバレにくい。こうしておけばバッチリのはず、、、、、だった。

 オーンは与えられた役をソツなくこなしているのだが、ジーンは事情を良く飲み込めていないらしく三等兵にベッタリしている。「何か変だな。」ユカが呟く。これは絶対に確実なことであるがユカは妻から我輩のバンコクでの行動を監視するよう頼まれているはずだ。決してシッポはつかませないぞ、逆にこれをうまく乗り切れば今後の我輩の外道遊びもしやすくなる。定宿であるエメラルドにチェックインしユカ親子、我輩、三等兵と3室をとった。今回はヒアンを三等兵に押しつけちゃえばいいんだからスウィートにする必要はない。エレベーターを降りるとジーンは三等兵の部屋に入っていこうとする。ユカが「何で?何で?」と騒ぐので三等兵は「いや、あの、日本のおみやげを渡すだけ。」と言い訳をした。ユカは怪訝そうな顔をしながら自分達の部屋へ消えていった。どうもヤバいな、しょうがない、もしバレたら三等兵とジーンは前からできていたということにしてしまえ。我が身を守るためなら友達なんて関係ない。

 ユカのたっての希望でニセブランド品を買いに行くことになった。パッポン等でも売ってはいるが品揃えが充実しているのは何といってもパトナムだ。アジアホテルの裏の3階が駐車場になっている雑居ビル、まずこの1階のカバン屋に行く。ここで頼むと従業員が2階の洋品店に案内してくれる。ここはいつでも鍵がかかっているのだが通り抜けて裏のドアの奥の部屋にニセブランドが溢れている。B級コピーだがとにかく安い。ユカの買い物のつきあいは三等兵とヒアンにまかせて我輩とオーンとジーンはアジアホテルのカフェで待つことにした。

 我輩はジーンにもう少しうまく立ち回ってくれるように頼んだ。しかしジーンは少しふてくされたような顔をしながら、「あなたオーンのことどう思っているのよ?家政婦なんてかわいそうでしょ、あなた恋人でしょ。」えっ、恋人?オーンの顔を覗き込んだがそっぽを向いている。「もう、オーンは最近じゃいつもモーウェンの話ばかりしてるんだから。」この話はこれ以上掘り下げちゃヤバい、ジーンに「ところで前の男とは完全に切れたのかい?」と聞いてみた。オーンも話題をそらすかのように、「前のとは完全に別れたんだけど、この人もう新しい男作っちゃったのよ。懲りないんだから。」ジーンは前々から200万B貯まったら故郷へ帰って何か商売を始めたいと言っていた。それなのに男を作っちゃ金をせびり取られている。やはりこの仕事をやっていると寂しいんだろうな、オーンは大丈夫かな?

 ラチャダーへ戻りソンブーンレストランで夕食を取った。ここは安くていいのだが9才の子には口に合わなかったようだ、ホテルに帰ってからルームサービスでハンバーガーを頼んでやった。これでユカ親子は片付いた、まだ8時だしこれでヒアンを三等兵に押し付けてしまえばオーンとゆっくり、、、、ウッシッシ。雛壇から気に入った女を見つけてやるのもなかなか趣深いのだが、夜をゆったりと過すとなるとやはり気心の知れた相手のほうが気が楽だ。部屋に入り、「今日はごめんね。でもやっと二人きりになれたね。」と言って熱いディープキッスを交わしながらオーンの体をまさぐっていると、何とチャイムが鳴った。まさか?ああ、やっぱりヒアンだ。「三等兵は疲れたからもう寝るってさ。」さすがあちらの方が一枚上手、ヒアンを押し付けられてしまった。

 オーンが外へビールとつまみを買いに行き、いつものようにヒアンの酒の相手をすることになってしまった、あーあ。いつものように3人で歓談していたのだが今回はめずらしくオーンもビールを飲んでいる、昼間のストレスかな。「今は朝の9時から12時まで理容学校に通っているの。それにアパートの1階にある美容室も手伝っているから忙しくて、ナタリーには月に10日も行ってないな。でも家も建てちゃったし今はバンコクで生活していけるだけのお金があればいいからこれで充分。」オーンはこんなことを語り始めた。これはもし我輩が幾許かの定期的資金援助をすれば風俗から足を洗える、という意味にも取れる。我輩にとってもオーンは可愛くて可愛くてしょうがない、そんな女が見ず知らずの男に体を開いていることが心地よいわけがない。出来ればやめてくれるに越したことはない。しかしこのような資金援助が風俗嬢にとって何の意味もないことも我輩は経験上、心得ている。話題を変えよう。

  「最近インターネット始めたんだけどさ、ナタリーの事もいろいろ載ってるんだ。オーンは客に誘われると誰にでもついていくって書いてあったんだけど本当?」「ウフフフフ、知らない。」どうもそうらしいな。「でも最近は僕だけだよね、」「勿論そうよ。」ああ、やっぱり。でも仕事だもん、仕方ないよな。善意の解釈。「あと外道の細道に書いてあったんだけどA90番のオーちゃんって凄い人気だね、でも最近日本人に囲われてお店やめちゃったんだって?」「ウン、そうなの、日本人のお客さんのミヤノイになったの、オーは凄く喜んでた。私も日本人のミヤノイになりたいな、ウフフフフ。」まずいこと聞いちゃったな。「でっ、でも何て言っても人気NO.1はB56のビーちゃんだよね。」「そうなの、すごいの、前の日に次の日の予約が全部うまっちゃうこともあるくらいだもの。それで体がもたないんでAに変わるんだって。」

 午前1時になってようやくヒアンが帰った時には我輩もオーンもかなり酔っ払っていた。最近ではオーンと我輩は仕事抜きの普通の男女の関係になっていたのだがオーンは当然のように湯船にお湯を満たし支度を始める。長年身についた仕事の性なのだろう。これではやはり客と風俗嬢だ。しかしあのすご~く気持ちの良いお風呂のサービスの誘惑には勝てず、素直に従うことにした。しかし風呂から上がるとオーンは風俗嬢のようにベッドの上でのサービスを続けることはせず我輩に完全に身を委ねてきた。お互いに酔っ払っていたためであろうかコンドームもつけずに本番に突入してしまった。薄れゆく意識の中に、「風俗嬢、生本番、性病、ヤバい。」と浮かんだのだがもう止まらない、どうにでもなれ。しかし絶頂感が襲ってきた時、オーンはさっと身をかわし口で我輩を受け止めた。何だ酔ってないじゃないか。しかしこれでピルを飲んでいないことはわかった、ということは客とも生ではやらせてない、とりあえず安心だ。

 帰りの飛行機の中でユカが、「これ女の直感なんだけどさ、ソムポップさんの奥さんがヤバーさんで家政婦が先生の女だったんじゃない?まあニセブランドのお店にも連れてってもらったし、奥さんには黙ってるけど。」返答のしようがなかった。


第6章   2002年11月   MISS YOU
 帰国してから我輩は完全に「外道の細道」にハマッてしまった。日本に居ながらも毎日のようにバンコク風俗の最新情報が手に入る、こんな痛快なことはない。我輩のようなアナログ人間にとっても、パソコンは素晴らしいおもちゃとなった。しかもオーンから裏取りしてもその情報はガセネタなどではなくほとんどが事実だった。我輩も率先して投稿しようと思ったのだがここ1年はずっとオーンだけだったので投稿するネタがない。しかたなく我輩の妻の半生を綴った「メーコック川に夕日が沈む時」という小説を外道紘氏に送ったのだが、見事これが採用となり連載の運びと相成った。

正直言って我輩はそれまで学術論文以外にまともな文章など書いたこともなかったのだが何故かこの「メーコック」は外道諸氏にも評判がよかったらしく励ましのメールも多数いただいた。我輩としてはいつもNeguro氏の文章と自分のそれを比較して自己嫌悪に陥っていたのだが何と紘氏から「今度バンコクで会いましょう。」というメールが届いた。よし、これは面白い、外道の細道なるトンデもないサイトを立ち上げた張本人がどんなツラしてるのか拝んでやろう。「外道平民ども!」とか「オレ~、」「ハゲになりたきゃこれ読みな。」等の言葉使いからして何となくモロ体育会系のハゲ親父の顔が浮かんでいた。

 通年だと我輩は子供の学校の休みに合わせて3月、7月、12月と訪泰を繰り返していたのだがこれだとおよそ半年間、オーンに会えない。知恵を絞った結果、我輩が医師会旅行の幹事だったこともあり、秋の恒例の医師会旅行をバンコクにしてしまった。実はこれまでも医師会の友人を2人、3人とタイに連れてきては外道に落とし込んでいたのでこの案は全員一致で可決された。いままで医師会の買春旅行というと香港、韓国、台湾が定番だったのであるが誰もがタイ風俗嬢の質の良さと安さに驚いていた。ゴルフ場も素晴らしくしかも非常に安いというのだがゴルフをやらない我輩にはわからない。ロックを志す者、ゴルフと麻雀はやってはならないという掟があるのだ。とにかくこれならば妻に対しても堂々とした大義名分が出来た、めでたしめでたし。しかし妻からはお土産を持ってチェンライの実家に1泊する条件を出されてしまった。

 3泊4日の日程で1泊は実家に泊まらなければならないのでオーンとは2晩しか一緒にいられない。少しでもオーンと一緒にいたいので彼女に我輩とチェンライへ行ってくれるように頼んでみた。最初は嫌がったのだが4日間の買い切り、飛行機代も勿論我輩持ちということで押し切ってしまった。家を新築したこともありこうすれば結局はオーンも喜ぶだろうと勝手に思ってのことであるがこのことがとんでもない事態を引き起こすことになろうとはこの時は思いもしなかった。

 TG641で3時半にドンムアン空港に着いた。いつものようにヒアンとオーンを待たせてある。我輩は医師会の連中に見せつけるようにオーンを抱きしめ、ディープキッスを交わした。しかし今回の彼女はいつものような明るいオーンではなく何かおかしい。まあ気のせいかな。ある友人が「先生、未成年はヤバいんじゃない?」と声をかけてきた。初訪泰の人間にはスッピンのオーンはまだ未成年に見えるのだろうか?本当はもう24歳なのに。

 メンバー全員で夕食を取った後、早速我輩とヒアンとオーンで近所の風呂屋を案内した。初めての連中はビックリしている。今回はシーザーから始めてハイクラス、エマニュエルと回ったがさすがにオーンはナタリーには入ろうとしない、当たり前だよな、仕事サボッてるんだもん。先にオーンをホテルに返してナタリーを案内したところで全員女は決まった。これで我輩の役目は終わり、あとはヒアンを何とか早く追い返してオーンとやりたい。今回は日本からビーチマットとZローションも持ってきた、ホテルの風呂場がナタリー個室じゃあ。ところが部屋に帰るとオーンはヒアンのためにビールの大瓶をよりによって6本も用意していた。あじゃぱー、これでまたヒアンは帰らないよ。

 次の日は10時45分発のTG132へ搭乗するため二人で空港へ向かった。ヒアンは医師会の連中に付いてゴルフへと向かった。やはりオーンと二人だけというは最高である。搭乗手続きを済ませたのだが何かオーンの様子がおかしい、何かにおびえているような。まあいいや短い時間だけれど二人で飛行機旅行だ、これで3回目かな。シートベルトのサインが消え飲み物を待っているとスチュワーデスがやって来た。コーラに手を伸ばしふと顔が合った、うっ、ヤバい、妻と顔見知りのスチュワーデスだ。彼女はとなりに座っているオーンと言葉を交わし、そして我輩に視線を移し微笑んで、「サワディ チャオ」と挨拶をして去っていった。生きた心地がしなかった。「オーン、今何て聞かれたの?」「どういう関係ですかって聞くから恋人って答えたの。」ああ、もうダメだ、この世の終わりだ。顔面蒼白の我輩を覗き込み、「ハハハ、ウソよ、たまたま席がとなりでチェンライのこと話してたって答えたの。」本当に出来た女だ、でも意地悪だ。

 翌日、空港まで家族が見送りにくるのでオーンとは別々にチェックインして出発ロビーで待ち合わせをすることになった。しかし出発時間が迫っているのにオーンは現れない。どうしたんだろう?そうするうちにアナウンスで我輩の名前が呼ばれているのに気がついた。最初のタイ語のアナウンスではちょっと自信がなかったが続く英語のアナウンスでは、待ち人がいるのでカウンターを通って外に出ろと言っている。外へ出てみるとオーンが困り果てたような顔で待っていた、そして早口でしゃべり始めた。今まではオーンは我輩にもわかるようにゆっくりと簡単な単語だけを使って話してくれていたのだが、この時は気が動転していたためだろうか、タイ人相手と同じしゃべり方なのでよく聞き取れない。飛行機には乗れない、バスでバンコクへ行く、朝5時に着くからエメラルドで待っていてくれ、これだけはわかったのだが肝腎の飛行機に乗れない理由がわからない。とにかく時間がないのでヒアンに電話をかけさせ事情を説明させた。あとはバンコクでヒアンにゆっくり聞くことにして、とりあえず一人でTG133に乗り込んだ。

 たった1時間のフライトなのだが我輩はまるで狐につままれたような気持ちで座席に座っていた。すでにチケットは購入済みだった。家で何か事件が起こってまだ時間がかかるのかな?それなら夜のフライトを使えばもっと早く着くのに。それとも家族に金をせびられてチケットを払い戻ししちゃったのかな?それでバスで来るのかな?いや今回は「両親にベッドを買ってあげなさい。」ということで別に1万バーツ渡してある、金じゃないはずだ。そんなことを考えているうちにドンムアンに着いてしまった。

 空港で待っていたヒアンに挨拶もせずに、「何がどうなったんだよ?」ヒアンは「チャイ ジェン ジェン」と言いながら、「オーンは本当はコン プーカオだったんだ。オレも知らなかったけど。」「プーカオ?プーカオって何だ?僕知らないぞ。」ヒアンはイライラしながら手で波を書くようなしぐさをする。「ウーン、プーカオわからないか、えーと、あっそうだ、ドイならわかるだろ。」ドイならわかる、山の意味だ、コンは人間、「山人間」何だそれ?10秒経って突如頭にひらめいた。「コン プーカオ カウチャイ カウチャイ」そう「山岳民族」だ。そう思った瞬間にオーンのチェンライ人にしては濃い陰毛、そして垂れ気味のヒップが頭に浮かんだ。そしてナタリーの中国人やミャンマー人に対して面倒見が良かったのも理解できた。オーンはナタリーの外国人風俗嬢のお姉さん的存在でもあったのだ。

 「山岳民族はわかったけどそれと飛行機に乗れないのとどういう関係があるんだよ?」我輩は素朴な質問をヒアンにぶつけてみた。「ビンラディンの頃はそうでもなかったんだけど最近アフガンとかイラクとかで山岳民族を飛行機に乗せない時があるんだよ。」確かに山岳民族の中にテロリストが隠れているという噂は聞いたことがあるけど昨日は一緒に飛行機に乗れた。「それは日本人のモーウェンが一緒にチェックインしたから大丈夫だったんだよ。」ああ、本当にオーンに悪いことをしてしまった。だから最初からチェンライ行きを嫌がったし空港でキスした時もウツロだったんだ。そして自分が山岳民族だというハンディキャップを背負っているからこそ外国人風俗嬢に対してやさしかったんだ。オーンのことがますます好きになってしまった。

 ホテルに戻り一息ついてから外道紘氏に連絡をとった。氏の住まいがエメラルドからさほど遠くない所だったのでこちらから出向くことになった。デパートの前のオープンカフェで待ち合わせをすることとなった。ビールを飲みながらヒアンと待っているといよいよ外道紘氏が登場した。風貌はというと想像していたようなコテコテの体育会系ハゲ親父ではなくどちらかというと文科系の青年であった。初見ではあったがどうしても外道の細道のトンデモなさと目の前にいる青年の普通さとのバランスがとれない。我輩と初対面の挨拶を交わした後、紘氏はヒアンともタイ語で会話していたが我輩には聞き取れない、全くタイ人同士の会話だ。ヒアンは紘氏を評して、「タイ語のうまい日本人は何人か知っているけど、あれだけタイ語でジョークを連発する日本人は初めてだ。」と言っていた。

 やがて紘氏もビールとなりサイトの事やお互いの経歴のことなど色々と話合った。我輩はパソコンの全くの初心者だったのでネットの世界というものがよくわからず、外道の細道にも掲示板を設けて読者が自由に書き込めるようにしたらどうか、と提案したのだが彼はそれは絶対にダメだと言う。今になってみれば何故ダメなのか良くわかった。また我輩はイギリス命であり紘氏もかつてロンドンに住んでいたことがあったのでその方面の話でも盛り上がった。意気投合しこのまま居酒屋にでも行こうかという時にヒアンの電話が鳴った。医師会の連中が早くタニヤの「愛」へ連れて行けとうるさい。紘氏も誘ったのだが「愛は女を漁るにはいいけど、ゆっくり飲める場所じゃない。」ということで再会を約束し、今回はおさらばすることにした。

 愛には医者仲間4人を連れて行った、他のメンバーは既に女を貸しきりにしていたので今はもう部屋でいいコト始めているのだろう。我輩の経験から言ってもバンコクに連れてくると一人の女に執着しちゃう奴と、とにかくたくさんの女とやりたがる奴とはっきり二つに分かれる、性格なのかな?7時半に入ったのだが既にほとんどの女は連れ出され済みか予約済みだった。この日は日本では3連休の初日、思うのだが正月やお盆又は日本の連休にはタニヤに行かないほうがいいと思う、とにかく日本人が押しよせる。どうしてもタニヤに行きたいならかえって天使やタンタワンのようにゆっくり飲める店のほうがじっくりと女選びが出来ると思う。気に入った女は何人かいたがオーンの手前、部屋に女を連れ込むわけにはいかない。「女はいらない。」と言うと「じゃあこの子予約済みだから。」と言ってママが一人つけてくれた。

 「愛」から戻ってホテルについたのが午後10時だった。オーンは今バンコクへ向かうバスの中だろう、しかし到着まではまだまだ時間がある。ちょっと風呂屋で遊ぶくらいならバチが当たらないだろう。但しナタリーはまずい、後でオーンにバレる可能性がある。ミラージュ、シーザー、エマニュエル、ハイクラスと回ってみたがピンとくる女が見つからない。ちょっと足を伸ばしてポセイドンまで行こうかとしたのだが、ヒアンが「大丈夫、絶対バレないから、ナタリー、ナタリー。」というのでちょっと覗いてみることにした。そうすると、何故か必ずいるんだなあ、ナタリーには、我輩好みの女が。幸い我輩のなじみのコンシアはいなかった、ラッキーと思っていると近づいてきたのは、何とあの幸一だった。「インターネットの有名人」と声をかけると人差し指を口元に持っていき、「シー」と。やはりコンシア同士でもいがみあいがあるのだろう。我輩は幸一にA90を指名した、この番号はあのオーちゃんの番号じゃないか、しかしこの子はジアップという、我輩が気に入るだけあって、チェンライ出身であった。この子は外道士族的に言うと「ハズレ」で、何を話しかけても視線はテレビに釘付けという女であった。しかし我輩にとっては1年数ヶ月ぶりのオーン以外の女である、奥の手を使って無理やりその気にさせ2時間きっちりとやりまくった。ジアップの陥没乳首の巨乳をしゃぶっているとオーンの貧乳が頭に浮かんできた。人を差別するわけではないがやはり乳房は大きいに越したことはないな。

 ホテルに戻ったのは12時過ぎ、これから5時まで待たねばならない。オーンが部屋まで上がってこようとするとホテルのボーイに止められるに決まっている、5時前にフロントに下りてオーンを待っていよう。そうは思っていたのだが、さっきジアップと頑張り過ぎたためだろうか、ついウトウトと居眠りを始めてしまった。電話のベルで眼を覚ましたのは5時半だった。やはりオーンがボーイに呼び止められてフロントから電話をかけてきたのだった。我輩はあらかじめオーンと連名で部屋を取っていたのでフロントに行き、ボーイに我輩の部屋の宿泊者名を確かめさせ、「この子はチェンライまで僕のためにわざわざ荷物を取りに行ってくれたんだ。バカヤロウ。」と口からデマカセを言ってののしりボーイをキッと睨みつけた。そしておびえた顔のオーンを抱きかかえるようにしてエレベーターへと迎え入れた。オーンは我輩に抱きついてきた、我輩もオーンを抱きしめていた。

 部屋に戻るとオーンはイソイソとバスタブに湯を満たし始めた。我輩は「オーン、疲れているだろうし眠いでしょ、僕はいいから。」と言ったのだがオーンは我輩の股間に手を差し伸べ、「じゃあこれはなんなの?」さっきエレベーターの中で抱き合った時から我輩は勃起してしまっていた。しょうもない愚息め、でもオーンの顔にあの悪戯っぽい微笑みが戻っている、ひと安心だ。その後、激しく愛し合い気がついたら8時になっていた。「もう寝てもしょうがないね。」と微笑みかけるオーンに、「ヒアンから話は聞いたよ、コンプーカオだっけ。でもオーンはオーンでしょ、僕にはそんなこと関係ないよ。」これは本心だった。外道の目からみればバンコクで知り合った風俗嬢は全てタイ人だ、山岳もミャンマーも雲南もラオスも関係ない。アメリカ人の目から見たら我々も在日も日泰ハーフも部落も全て日本人であることと同じだ。問題は可愛いかブスか、ただそれだけ。「もし僕が独身だったらオーンと結婚して、そしたらそんな人種問題なんて関係なくなるのにね。」普段は風俗嬢に対して口からデマカセは何でもありの我輩であるがこの言葉も本心だった。「そうなのよ。」とオーンは語気を強めてうなづいた。心に熱いものが込み上げてきて、我輩はオーンを抱きしめていた。

 本当のことを言うと今回の旅行に来る前、オーンとはこれで最後にしようと何となく思っていた。外道の細道の正式なライターになったのだから一人の女にばかりかまっているわけにもいかない。それにオーンとはもう1年以上になるが最初から未来などないのだ、ここいらが潮時だろう、そういう思いでいたのだ。オーンと別れるのは簡単である、こちらから連絡さえ取らなければいい。しかしこんな事件が起こったため我輩の心は揺らいだ、もう少しオーンとつきあってみよう。別れ際に我輩は告白した。「ゴメン、オーン、昨日の夜ナタリーのA90とやっちゃった。」そしたら、「いいよ、そんなこと、私に関係ないもん。」だって。少しはやきもち焼いて欲しいのに。


第7章  2002年12月    PAINT IT BLACK
 今年ももうすぐ終わり、我輩も既に「メーコック」と「タイ人クラブ」を書き終え、前回訪泰時に紘氏に勧められた随筆「外道を生きる」を書き始めていた。紘氏の理想は外道の細道が読み物を中心とした投稿HPになることなのだ。そのために外道の細道に今までなかったエッセイをということなのだが、まあ文章はヘタでも内容が面白ければ何とかなるだろう。ただし何本かの原稿はボツになった。「外道を生きる」は我輩の長い外道人生の全てを文章にするつもりで始めたのだが、今になって読み返してみると結局そのほとんどがオーンに関する文章になってしまっていた。これではまずいと思ったのだが自問自答してみると我輩の心の中は既にオーンに支配されてしまっていて他の風俗嬢や妻との思い出等は忘れてしまっている。

 子供の冬休みに合わせた恒例の訪泰なのだが今回は希望するチケットが取れない。いつものように妻と子供とは仕事にかこつけて時間差で夜便で訪泰すれば行きの一泊もバンコクでオーンに会える。しかしあのバリ島テロ事件の影響で観光客がタイに集中してしまったらしくどうしても夜便が取れない、しかたなく今回は朝便でチェンライまでということになってしまった。だから一旦バンコクで入国し空港でオーンと待ち合わせをし、たった2時間のデートを楽しむこととなった。いつものようにスッピンで現れたオーンとまずは国内線に移動しチェンライへの搭乗手続きを済ませ空港のレストランに落ち着いた。しかし喫煙席はなくなっていた。

 「ゴメンね、本当はオーンと一緒にチェンライまで行きたいんだけどこの前みたいなことがあっちゃ嫌でしょ。ひどいよね、同じタイ人なのに差別があるなんて。」しかしオーンはつらそうな顔ひとつ見せず、いつもの微笑みを浮かべながら、「別に、生まれた時からこうだったもん、何とも無いよ。」「でも小さい時、学校とかでも差別うけなかったの?」「エヘヘ、学校へは行ってないの。」ああ、また悪いことを聞いてしまった。日本では大学を出ていても最低の人間性さえ持ちあわせていない人間が多いのに、この子のかもし出す高貴さは何だろう、まさか初等教育さえ受けてないとは思いもしなかった。我輩なんか医学部は6年なので計18年も学校に通ったのにこの年になっても単なる外道だぞ。

 オーンを空港まで送ってきたヒアンに500バーツ渡して我輩の子供をおもちゃを買いに連れて行くよう頼み、二人きりになったところで日本からのおみやげと5万円を渡した。これは我輩がバンコクに戻ってからの小遣いだ。オーンとは1日いくらというのではなく持ってる金はあらかじめ全部渡してしまって、金を使う時はオーンに支払わせるようにしている。そして帰国時に空港税を500B貰う、残った金はオーンのもの、こうしたほうが彼女に売春という仕事を意識させないで済む。我輩なりの配慮である。出発時間も近づいてきたのでキスをして別れようとしたらヒアンが子供を連れて帰ってきてしまった、バカヤロウ。ちなみに子供にはオーンをヒアンの妹と言ってある。

 4日後、チェンライからTG133でバンコクに戻った。空港ではオーンとヒアンが待っている、今回はひとりなのでオーンさえいればヒアンなどいらないのだが、こいつは無視するといじけるしかわいそうなので、まあタクシー代わりだ。それに今回は紘氏と飲みに行く約束になっているので待ち合わせ場所を決めるにもバンコクの地理に精通したヒアンがいた方が便利だろう。電話連絡を取りヒアンの車で紘氏のアパートの近くまで行き、彼を拾ってそのままスクンヴィットの居酒屋へ行くこととなった。初対面だったので我輩は紘氏にオーンを紹介した。「どっかで見たことあるなあ。」が紘氏の挨拶だった。そりゃそうだろう、自分のサイトに写真が載っているのだから。(但しナタリーは投稿が多いので現在では削除されています、あしからず。)

 実は居酒屋は我輩が紘氏にリクエストした。この時には既にバンコクの飲食店は全て禁煙になっていたので何とか喫煙の出来る店をと依頼したのだった。その結果がこの居酒屋、日本人相手の店で禁煙なんかにした日には経営が成り立たないだろう、ザマアミロ、タイの法律も日本人には通用しないのだ。但し灰皿はアルミホイールでできていた、もし警察の手入れがあったら握りつぶしてポケットに隠せという意味なのだろう。よろしい、それ位のことなら協力しましょう。我輩も紘氏もヘビースモーカーなのでこうでないとどうも落ち着かない。

 オーンがナタリーの風俗嬢と知り早速紘氏は取材を開始した。しかしBEEちゃんのことばかり聞いていたような気がする。何しろ紘氏とオーンが早口でしゃべるので我輩には何を言ってるのか聞き取れない。そのうち紘氏が「先生、実はタイでもスーパードライが飲めるんだよ。」と言って注文してくれた。運ばれてきたのは日本では見慣れない緑色の瓶なのだがラベルは正しくスーパードライだ。ちょっと飲んでみると、「うっ、まずい。」これはこの会社がまだ三流企業だった頃のアサヒビールの味だ。我輩の表情を見て紘氏は、「タイと日本では水が違うんだよ、硬水と軟水っていって、、、」と講釈を始め、「やっぱりまずいでしょ。」ってまずいとわかっているなら最初から勧めるな。

 今回はたっぷり時間があり酒を酌み交わしながら(しかしいいちこボトルが1,700Bは高いなあ)ゆっくりと歓談出来たので紘氏の人となりが理解出来た。「外道の細道」からは紘氏という人物の人となりは見えてこない、この人の本音が出ているのは「煩悩の夕暮れ」の編集後記である。我輩もこれを読むために煩夕を購読しているようなものだ。この人のサイトならこれからも連載を続けよう。

 紘氏をアパートの近くまで送り定宿であるエメラルドホテルへと帰った。オーンはまた隣の7-11でビールを買ってきてしまった、これで今日もヒアンは帰らない。オーンに、「紘さんはどうだった?」と聞くと、「私ね、紘さんに会ったら文句言おうと思ってたの。この前コンシアが日本人の客に私を勧めてくれたの、そしたらその客が私の番号を見て、B×4番、、、知ってる、知ってる、インターネットで見たよ、オッパイがないんでしょ、オレやだよ、だって。紘さんが私のこと貧乳だって言いふらしてるんでしょ。」「それ本当に紘さんに言ったの?」「ううん、モーウェンの友達でしょ、だから言わなかった。」「あのね、紘さんが言ってるんじゃなくて実際のオーンの客が投稿してきてるの、でも貧乳だけど性格もサービスもいいってちゃんと書いてあったよ。」「うーん、でもくやしい、こうなったらシリコン入れてやる。」「お願い、それだけはやめて。」シリコン巨乳よりは貧乳の方がいい。

 翌日、空港でTG640のチェックインをすると、、、またディレイだ、とにかくタイ航空はディレイが多すぎる。しかも今回は13時間遅れ、そしていつものように理由は言わない。しかしこれは成田も悪い、今時24時間使えない国際空港なんて世界の非常識である。住民の意思で夜間の離発着を認めないのならそれでいい、しかしそれならば羽田の国際線乗り入れを認めるのが筋だ。しかし千葉県民は国との約束を盾に絶対それを認めない、住民エゴはわかるが関東周辺住民の迷惑も少しは考えてほしい。成田問題で最も悪質なのは運輸省の役人と○○○○というナタリーのコンシアの名前の政治家だが、左翼の口車に乗った地主たちも配慮が足りなかった。こうなれば日本の国益を考えて国も住民ももっと柔軟な対応をして欲しい。それに空港への入場者全員への身分チェックなんてみっともないよ、タイだってそんなことやってないぞ。

 ヒアンは仕事があるということで帰った。オーンはあの悪戯っぽい微笑みを浮かべ、「もうお金ないんでしょ、どうするの?」我輩はふてくされたような顔をし、「タイインターでエアポートホテル取ってくれたからそこで待つよ。」「へへへ、飛行機が出るまで一緒にいるよ。食事とか不自由でしょ。」「えっ、でも今日は仕事に出るって言ってたでしょ。」「いいよ、ナタリーサボっちゃうから。」実際にオケラだったしこの時ほどオーンのことをありがたいと思ったこともなかった。恋人づき合いしているとは言ってもしょせんは客と風俗嬢、オケラの我輩と一緒にいても金にならないどころか逆に散財してしまう。風俗嬢のこういった気遣いには素直に感謝し受け止めてあげなければならない。またオーンと別れづらくなってしまった。

 エアポートホテルにチェックインし、まず我輩の診療所に国際電話を入れ明日の診療の代診を頼んだ。「シャワー浴びるでしょ。」と言って早速オーンはバスタブにお湯を満たし始める。「ウッ、またまたオーンとヤれる。」ディレイで明日の仕事も半日休まなくてはならなくなってしまったのだが何か得した気分。つい3時間前、エメラルドホテルで2発ヤったばかりなのにオーンが相手だと何発でも出来てしまう。やはり愛あるセックスは素晴らしい。

 コトを終えてその余韻を楽しんでいると、我輩の腕の中のオーンが、「ねえ、ボーリング行こうか?私、結構上手なんだ。」と言い出した。考えてみればいつもヒアンや友人が一緒で、オーンと二人きりで一日を過せるのはこれが初めてなのだ。恋人気分でボーリングを楽しもう。上手だ、と言ったわりにはオーンのスコアは100だった、ちなみに我輩は80。簡単に昼食を済ませホテルには2時に着いた。部屋でオーンを抱きしめキスをすると、、、またまた勃起してしまう。「12月なのに外は暑かったね。」と話をふると、「ウフフ、またシャワーしたいんでしょう。」本当に話のわかるいい子だ。それにしても我輩の体はどうなってしまったのだろう、オーンといると我輩の精嚢フル回転、まるで20代に戻ったようだ。

 夕食もタイ航空から支給されているのだがここのレストランでは煙草が吸えない。そこでホテルの前の屋台へ行くことになった。この屋台、道路際に簡単な屋根をしつらえた店である。道路の向かい側は空港なのでみなさん御存知でしょ。席に着くと店のおばさんが、「旦那さんは日本人だろ、これから二人で日本に帰るのかい?」とオーンに声をかけてきた。オーンは「ええ、そうなの、でも飛行機が13時間も遅れちゃって、ここで待ってるの。」とウソをついた。「いいじゃないか半日くらい、日本に行けばお金がいっぱい稼げるんだろ。」とおばさん。オーンにはこの言葉をウソではなく本当にしてあげたい。僕の回りには40過ぎても結婚できずにチョンガーでいる奴がウジャウジャいる。誰かにオーンを押し付けちゃおうかな。

 7時に部屋に戻り空港へ戻る12時までまたまたオーンとセックスタイム、さすがに勃起はするのだが発射は出来ない。挿入を繰り返すが発射しない我輩に気づいたオーンは最後に強引に手と口で発射させてくれた。こんな嫁さんが欲しい、やっぱりオーンとは別れられないよな。午前1時発の深夜便、真っ黒に塗りつぶされた窓の外には微笑むオーンの顔がはっきりと浮かんでいた、そして我輩はいつまでもそれを見続けていた。


第8章   2003年3月   AS TEARS GO BY
 人は誰も生きていくにあたって「逆境こそチャンスと思え。」とか「石の上にも3年」等というような座右の銘というか人生訓を持っている。我輩で言えば、「弱い者は助けろ、強い者には従うな。常識は信じるな、信念は曲げるな。」というシャーロックホームズから得た人生訓があるのだが、これはまだ純真だった小学生の頃に得たものである。心が歪んでしまってから得た人生訓は「女の賞味期限は25歳まで。」

 2003年1月3日、オーンの25歳の誕生日である。我輩は国際電話でバースデイコールを入れた。「信じられないの、あっと言う間に25になっちゃった。どうせ風俗やるならもっと若くから始めれば良かった。私なんかまだ2年なのにナタリーの女の子達からはピー(お姉さん)って呼ばれてるんだから。」「でもちゃんと両親のために家を新築できたんだから良かったじゃないか。」「そうね、風俗やってること近所にバレちゃったけどね。」ああ、そうか、だから最初は建売を買って引っ越そうとしたのか。うかつなアドバイスしちゃったかな。オーンのバンコクでの美容学校ももうすぐ終わる。そしたらオーンもチェンライに帰って美容室勤めを始めるだろうから我々の関係も終わるだろう。そろそろ潮時だよな、もう25歳だし。しかしそうは思ってもなかなか断ち切れない、我輩にとってオーンは今やナタリーの風俗嬢とは別の存在になっていた。でも次で最後にしよう。

 さてまたまた訪泰である、今回は昨年、我輩の友人と結婚した妻の妹の結婚式をするのがメインエベントだ。これは絶対の確信を持って言えることだが現在、タイ百性の娘でタイ百姓との結婚を望んでいる女は一人もいない。誰もが百性と結婚するぐらいなら一生独身でいたほうがマシだと考えている。妻の妹も30歳になるのに結婚しようとしないので我輩の行きつけの居酒屋のマスター(独身、45歳)を紹介したのだが、妹は顔も見ずにOKした。マスターは最初はぐずったのだが、「まだバージンだぞ。」を連発したらしぶしぶ承諾し結婚の運びと相成った。

 妻と妹、それに子供を先に訪泰させ我輩とマスターは仕事にかこつけ後から夜便で訪泰した。「類は友を呼ぶ」というがこのマスターもバンコクで女を抱きたいという。我輩の義兄弟としては100点満点。オーンにマスターの好みである「セクシー系」を頼んでおいたら今回はキャサリンの女の子を用意していた。いつも思うのだがこちらに気を使ってかオーンはいつも、国籍は怪しいが、上玉を用意してくれる。これなら我輩も鼻が高い。

 次の朝、オーンをバンコクに残しチェンライへ飛んだのだがこの時の状況は「外道を生きる」の「ノンブア村結婚式顛末記」を参照していただきたい。こうして3日後、我輩は妻と子供を、マスターは結婚式最中の新婦をチェンライに残し、オーンの待つバンコクへ戻った。マスターはこの前の女の子と正式に風呂でやりたいということでまずキャサリンへと向かった。我輩とオーンは2時間の間、上のVIPルームで待つこととなった。オーンが「モーウェンも気に入った子見つけて入ってくれば。」と言ったがその手にはのるものか。そうしたい気持ちも充分にあったがその後が怖い。

 VIPルームに日本人のオヤジとタイ人のオーンが女を選ぶでもなく座っているのを不思議に思ったのかコンシアが話しかけてきた。タイ人同士の会話なのでよくわからなかったが、オーンはキャサリンの女をマスターに紹介したこと以外は本当のことをしゃべっていたようだ。コンシアが片言の日本語で「ウラヤマシイネエ、アイジンニシナサイヨ。」と言ってきたのだが笑ってごまかすと、今度はオーンをキャサリンにスカウトし始めた。

 コンシアが去った後、我輩はいよいよ本題を切り出した。「オーン、美容学校も卒業でしょ、これでお別れかな?」「別に、あなたから連絡がなければ私も逢えないんだから別れる別れないはモーウェンの自由でしょ。」だめだ、やっぱりこの子には勝てない。「じゃあ、仕事やめても僕が連絡すればバンコクまで逢いに来てくれる?」「ウフフ、チェンライじゃ奥さんの目もあって逢えないもんね。」この子には絶対勝てない。「わかった、往復の飛行機代僕が出すからこれからもよろしくお願いします。」何を言っているんだ、我輩は。「実はね、美容学校は終わったんだけど私って学校通った事なかったでしょ、学校が楽しくなっちゃった。今度は英語とパソコンの学校に通おうと思うの、だからナタリーのバイトももう1年だけ続けてみる。」ガチョン。

 何か1年前と同じ展開だな、しかも最初にこちらの本音を全部しゃべらされて、というのも同じ。我ながら進歩のない人間だと思う。しかしこれでまだしばらくはオーンに逢える、何故かホッとした。訪泰する前は、「これが最後。」と思っていたのだが実際に逢ってしまうと愛しい気持ちが抑えられなくなってしまう。もう擬似恋愛の域を越えてしまったかな?我輩は気に入らない女とは絶対にやらない、そんなことするならセンズリこいてた方がマシだ。気に入った女でも1回やればご馳走様、かなり気に入った女でも3回ヤルと飽きてしまう。しかしオーンは特別で何回やっても飽きるどころか愛しさが心に蓄積されてゆく。

 次の日、今回も紘氏と会い、この前の居酒屋へ行った。今回は堂々と灰皿が置かれている。紘氏にはヒロポン軍曹を紹介してくれるよう頼んでおいたのだが、仕事が忙しいらしく会うことが出来なかった。そのかわりに紘氏は友人であるS君を我輩に紹介した。彼はこれからタイ女性と結婚するのでビザ等のことで力になってやって欲しいとのこと。しかもその彼女の出身地を聞いてみるとメーチャンとのことなのでオーンも興味を持ってS君の話を聞いていた。マスターも我輩の義妹のビザを取るまでの苦労話を得意げに話し始め、場は盛り上がったのだが、バカヤロウ、我輩が全部やってやったんじゃないか。紘氏は話に入って来れず、「俺には関係ない。」という顔をしてシラけていた。

 マスターに今夜の女をあてがわなければならない。日本語のしゃべれる女の方がいいだろう、タニヤに行くことにし「愛」と思ったのだがあそこの女じゃ部屋に来てもすぐに帰ってしまう。そうだ、目の前にいるのは紘氏ではないか、以前から気になっていたタンタワン(現在たんぽぽ)へ行って見よう。外道の細道の広告主なのだから紘氏に頼めば話が早い。皆でタンタワンに乗り込むことになった。

 愛に比べて女の数は、規模がちがうのだから、勿論少ないが粒はかなり揃っている、北部出身ばかりだ、これは選びがいがある。ひとりひとり吟味していったらオーンと目が合ってしまった、ちょっと怒った顔をしている。オーンに気を取られているうちにマスターは一人の女に飛びついていた、とびきりの上玉○○ちゃんだ。畜生、我輩も頑張って選ばないと、、、、てオーンがいるんだもの、選べるわけないじゃないか。紘氏の選んだ女を見て、この男の趣味はだいたいわかった。

 マスターは上機嫌でカラオケを歌い始めた。紘氏は会話で女を笑わせている、おい、紘、ここはタニヤだぞ、タイ語は反則だぞ。オーンはというと我輩の手を握って離さない、明らかにタンタワンの女達にライバル心を燃やしてる。これはいいぞ、今夜が楽しみだぞ。「私びっくりしちゃった、ナタリーしか知らないから、こんなとこもあるんだ。」「そうだよ、こうして仲良くなってお客とホテルへ行くんだ。」「じゃあお客さんは1日ひとりだけ?」「まあ人気のある子は2人くらいこなすこともあるかもしれないけど大体はひとりかゼロかだな。どうだい、オーンもここで働いてみる?」「私には向いてないと思う、ナタリーでいいや。」

 2時間程して客も一杯になった、そろそろ帰ろう。マスターは○○ちゃんを連れ出そうとするのだが何故か揉めている。紘氏が素っ頓狂な声で、「ゴメン、先生、忘れてた、あの子だけオフ不可だったんだ。」おい!紘!でもそうだよなあれだけの上玉だもの、通いつめて落とすしかないよな、駐在さんはいいよな。結局マスターにはオーンがナタリーの子を呼んであてがうことになった。来たのは、、、あのジーンだった。我輩はマスターに、「気を落とさないで、そのかわりこの子のフェラは保証付きだから。」と言って部屋へ返した。

 「マスターもS君もタイ人と結婚したし、オーンも日本人と結婚したい?」「どんな人と?」「僕、って言いたいけどそれは無理だから、例えばナタリーへ来る日本人のお客さんとか。」「そして私が日本へ行ったら?」「勿論、オーンと逢いたいな。」「嫌だよ、ここはタイだからいいけど日本へ行ってもモーウェンの奥さんの影に隠れているのはマイ サヌックよ。」うかつだった、去年も海辺で同じ事聞いちゃったんだよな。

 我輩は部屋に備え付けの便箋を細く切って表側に線を引き、表裏逆に貼り付けて「わっか」を作った。「オーンは影に隠れるのはやだって言ったけど、僕にとってはこの線を引いた表が家庭、何も書いてない裏がオーンなんだ。でもホラ、この表をたどっていくといつのまにか裏になったでしょ、そしてまた表に戻る。これはメビウスの輪って言うんだけど、2年前オーンに逢ってから僕はこの輪の中に入っちゃったんだ。わかる?」何気なくやった行為だったが、考えてみると我ながら名言だと思った。オーンはしきりに感心して、「へえ、すごい、表と裏がつながっちゃってる。これどうやって作ったの?ああそうか、ひねって貼ればいいのか、面白いね、でも2回ひねったらどうなるのかな?」あのさあ、わっかばかりいじってないで我輩の話も少しは聞いてよ。

 もう2年近いつき合いになるのでオーンの性格は把握していた。要するに何に対しても自然体なのだ。山岳民族としての差別を受けていてもそれに不満を感じるでもなく素直に受け入れている。我輩に対しても、「来る者は拒まず、去る者は追わず。」という態度で金品を始めとして我輩には一切何も要求しない。最初の出会いの時だけは営業のような態度をとったがその後はそのようなそぶりも見せない。我輩の差し出す金は多いにせよ少ないにせよ素直に受け取り、不満は言わない。我輩を信じてはいるが愛しているわけではない、態度を見ればわかる。そりゃそうだろう、我輩はオーンの母親よりも年上でしかも妻子持ちなのだ。しかし我輩の要求には全て答えてくれる。

 我輩の帰国に合わせてオーンもチェンライへと帰って行った。もうすぐソンカーンである。今回は美容学校も終わったので1ヶ月くらい田舎でゆっくりするという。欲のない娘だ。そして続いて例のSARS騒ぎである。とりあえずバンコクには行かず様子を見ることにしたらしい、結局上京するのは6月になってしまった。バンコクに帰ったオーンに電話を入れてみると意外な言葉が返ってきた。「今アパートの1階の美容室で働かせてもらっているの。私ねえ、ナタリーをクビになっちゃった。」

お詫び:第5章で「アジアホテル」と書いたのは「インドラエージェントホテル」の間違いでした。(老人性痴呆症が進行中のDr.フェラあり)

 
第9章   2003年7月    TELL ME
 それは突然やって来た。オーンがナタリーをクビになった?長期欠勤が原因なのだろうか?そんなはずはない、以前オーンにも聞いたが月に500バーツさえ払えばたとえ仕事に出なくても在籍できるはずだ。山岳民族だからか?いやナタリーには中国人もミャンマー人もたくさんいる、山岳ならとりあえずタイ人なのだからまだマシな方だ。オーンの口からは驚愕の事実が明かされた。「ナタリーに顔を出したらコンシアに呼ばれたの。そしてね、お前のことが最近、外道の細道に載った、サービスは悪いし最悪の女だって書いてあった、お前を置いておくと日本人の客が来なくなるからナタリーをやめろ、って言われたの。ねえモーウェンがやったの?それとも紘さん?」「僕も紘さんもそんな事するわけないだろ。」

 我輩は外道の細道も煩悩の夕暮れ(煩夕)も毎日チェックしている。オーンについての投稿は去年も今年もひとつもない。それどころか最近ではナタリーの風俗嬢に関する否定的な投稿もないのだ。念のためバンコク風俗に関するありとあらゆるサイトを調べてみたがそんなものは見当たらなかった。そりゃそうだろう、ここのところずっとオーンは月に7日程度しか仕事に出ていなかったのだから日本人の目に止まるわけがない。そうなるとまず考えられるのがストーカーがコンシアに告げ口したという事。「オーン、最近しつこくつきまとってる日本人っている?」「モーウェン。」「違うよ、僕以外にだよ。」「知ってるでしょ、私がつき合っているのはあなただけでしょ。」

 もうひとつ考えられるのはナタリー側にオーンをクビにしなければならない理由があり、コンシアが外道の細道を利用したという事だ。我輩は紘氏にメールを送り、オーンの携帯番号を教えて彼女と話し合ってもらうよう頼んだ。もしかしたら我輩に聞き違いがあったかもしれないし、そうでなかったら紘氏の口からオーンの我輩と紘氏に対する誤解を解いてもらいたかったからだ。まもなく紘氏からメールが届いたがやはり我輩の聞き間違いではなかった。この詳細については外道を生きるの「さよならナタリー」を参照していただきたい。

 そしてもうひとつ問題が起こった、紘氏の入院騒ぎである。何のことはないタイではよく見かけるウィルス性疾患なのだがあの不精な性格の紘氏がほっぽらかしにしたため悪化させてしまったのだ。理由を聞くと、「病気は根性で治す。」バカだよな。いつまでも入院しているわけにはいかない紘氏は途中で病院を逃げ出してしまい我輩に助けを求めて来た。友人の皮膚科医に相談に行き、紘氏の病名と現状を話すとその医師は、「エッ、バンコク?その人本当はカポシ肉腫(つまりエイズ)なんじゃない?」この世には紘氏に死んで欲しいと思っている人間が多数存在するようだ。我輩は紘氏に疾患部分の写真をメールで送ってもらい再びそれを皮膚科医に見せに行き、病名に間違いの無いことを確かめ、抗生物質と抗ウィルス軟膏を処方してもらった。これを持っての訪泰である。

 さて困った、今回は日程の関係でどうしても家族一緒にバンコクに向かわねばならない。これでは行きにオーンには逢えない。とりあえずオーンにはチェンライに帰っていてもらい、チェンライからバンコクへ向かう飛行機に同乗してもらうことにした。この頃には再び山岳民族でも搭乗できるようになっていた。夜便でバンコクに到着し妻の定宿であるサパンクワイのリバティホテルに泊まることにした。ラチャダーを知らない妻をエメラルドに連れて行き近所の風景を見せるのはヤバい。紘氏にはリバティまで薬を取りに来てもらった。我輩も紘氏に頼みたいことがあった。日本から密かに持ち込んだオーンへのおみやげと前回で穴が開いてしまっため持ってきた新しいビーチマットとゼットローションを紘氏に預かってもらいたかったのだ。こんなものチェンライまで持っていって妻に見つかった日には生きて日本に帰れない。

 「紘さんへのおみやげ。」ということにしてブツと薬を渡したあと、「メーコックのノイです。」と言って妻を紘氏に紹介した。さっそく妻とタイ語で会話を始めたのだが妻は終始笑いっぱなし。「あの人本当に病気なの?」紘氏が帰った後、妻は我輩に聞いてきた。

 帰りのチェンライ空港ではいつものように搭乗口でオーンと待ち合わせをした。風俗をやめたせいか表情が大分おだやかになっていた。そうだよ、この顔だよ、2年前にナタリーで初めて会った時の顔だった。目の前にいるのはもはや風俗嬢のオーンではない、普通の娘だ、そう思うだけで我輩の下半身には熱いものが込み上げてきてしまった。「紘さんから電話あったでしょ、わかった?コンシアがうそついたんだよ。」「そうね、私以外にもクビになった子がいるしジーンも出勤停止で自宅待機させられているの。」例のデービス事件を知るまで、我輩には何が起こっているのかわからなかった。

 搭乗後、まず我輩はスチュワーデスの顔をひとりひとりチェックした。よし大丈夫だ、我輩と妻の顔見知りはいない。別々にチェックインしたので当然座席も別々である、我輩はオーンを空いている後ろの席に誘い窓側のAとBに座った。「オーン、これからどうするの?MPで働くんだったら紘さんに頼んでどっか紹介してもらうけど。それとも本格的にバンコクで美容師やってみる?」「チェンライへ帰る。風俗はもう嫌だしバンコクじゃ美容師やってもアパート代や食事代考えるとやっていけない。チェンライなら給料は安いけど、アパートも外食もいらないでしょ。バンコクへ行ったらピックアップ雇ってアパート引き払って荷物を持ってチェンライに帰る、この2年間でベッドとか化粧台とかいろいろ荷物が貯まっちゃったんだ。」

 「金くらい僕が送るからバンコクにいなよ、パソコンや英会話習いたいんでしょ。」出かかったこの言葉をグッと飲み込んだ。これは禁じ手だ、若い娘がバンコクで裕福な暮らしをしていたらタイの男に喰いつかれないわけがない。ここいらあたりのタイ男の才能をバカにしてはいけない、日本人などとてもじゃないがかなわない。こうして金が日本男からタイ女へ、そしてタイ男へという食物連鎖を今まで日本でもタイでもいやというほど見せつけられてきた。こうなると日本人男は全くのバカだしタイ女も結局は不幸になる。まるで日本政府のODAだ。

 エメラルドにチェックインしビールを一杯やったら何故か眠くなってきてしまった。紘氏と約束をしていたのだが今日はかったるい、明日にしよう。適当な理由を考えて紘氏に電話を入れた。「オレはいつでもかまわないけど、先生、お風呂セットはどうするの?」そうだ、忘れてた、紘氏にビーチマットとローションを預けたままだった。「うん、いやいや、大した用事じゃないからやっぱり今日飲もうか、ヒアンの車で迎えに行くからちょっと待ってて。」オーンと過せる夜はたった2晩、マットはかかせない。こうして今回も紘氏と飲むことになった。

 いつもの居酒屋へ行こうとしたのだが紘氏は床に座るとまだ痛みが来るというので椅子席のある居酒屋にしようということになった。こうして紘氏に新しい居酒屋に案内してもらったのだが何と椅子席は既に満席で結局座敷になってしまった。普段の行いがこういう時に結果となって現れるのであろう、紘氏はしかたなく4枚重ねの座布団の上に腰を浮かせるように座った。話題は必然的にオーンのクビ事件になった。この時、あのデービス事件は水面下で進行中で表には出ていなかったので我輩も紘氏も理由がわからず、紘氏は「ナタリーもいろいろあるみたいだからね、最近じゃあのビーちゃんさえコンシアにうとまれて干されているっていう噂だからね。」と言ってオーンをなぐさめてくれた。

 紘氏は薬のお礼として我輩にチェ ゲバラのTシャツを買っておいてくれた。しかしそこはあの紘氏である、アパートに忘れてきたらしい。「明日また会うか、都合が悪けりゃホテルまで持っていってやるよ。」と言ってくれたのだが紘氏の現在の体調を考えれば少しでも安静にさせておいた方がいい、我輩は「いいよ、紘さん、ゆっくりしなよ、明日にでもヒアンに取りに行かせるから、」と言って別れた。しかし次の日、病状を気にして電話を入れてみると、「今オレ、ナナにいるんだ。今日はミス
 ナナプラザのコンテストの日でさ、見物に来てるんだよ。先生も来るかい?」もう、この男にあわれみをかけるのはやめよう。

 「もうこれでオーンはチェンライへ帰っちゃうでしょ。今度は10月に医師会旅行でバンコクに来るんだけど、その時はまたオーンもバンコクまで出てきてくれる?」「うん、いいよ、モーウェンの予定がわかれば何日か前にバンコクに出てくる。ジーンのアパートに泊まるから大丈夫よ。田舎には友達がいないからつまらなくて。」そうだよな、オーンは学校へ行っていないから友達も少ないだろう、それに近所の若い奴だって皆働きに出ちゃっているだろうからチェンライには友達なんていないだろうな。最近では日本から電話を入れてもなかなか切ろうとしない、話し相手もなかなか見つからないのかもしれないな。

 いつものように冷蔵庫のビールをカラにして、やっとヒアンが帰った。素人に戻ったオーンにマットサービスを頼むのはかなり気が引けた、それを言い出せずにトイレへ行きふと化粧台を見ると、見慣れた形のボトル、何とオーンは前回使い残したゼットローションをちゃんととっていて今回わざわざチェンライから持って来てくれたのだ。こういう気が利くことががオーンの素晴らしいところなのだ。我輩の妻とは正反対である。向こうがその気なら躊躇することはない、紘氏から受け取ったビーチマットを取り出し、「ホラ、新しいやつ持って来たよ、前のより大きいからやりやすいと思う。」本当にどうしようもないスケベだよな、我輩は。

 今回のオーンの反応は素晴らしかった。長い間、男から遠ざかっていたためであろうか、向こうからこちらを積極的に求めてきているのが手に取るよでうにわかる。今までのようにそこはかとなく高貴さをただよわせたセックスではなく完全に雌犬と化していた。生で挿入しても今までのように外出しや口出しされることなくキッチリと我輩の精を受け入れた。ピルも飲まずに受け入れるということは、これから先は完全に身も心も完全に我輩に委ねるということだ、と我輩は解釈した。うれしくもあり恐怖でもあった。「子供が出来ちゃったかもしれないね。」我輩の腕の中でグッタリしているオーンに、どんな答えが返ってくるのか期待しながら聞いてみた。「えっ、だってこの前モーウェンが、生理の後の10日間は絶対安全だって教えてくれたでしょ。」やっぱりオーンは賢いや。

 いつものように我輩の腕の中で眠りについたオーンの寝顔を見ながら考えた。「このままじゃオーンと別れられそうにない。だけれどもオーンはもう風俗嬢じゃないんだからこちらの態度もはっきりしないと可哀想だ。今までのように都合の悪い時に客のフリをするわけにもいかない。しかしオーンをミヤノイに出来ない決定的な理由がある、オーンの実家と妻の実家は車で20分の距離なのだ。噂好きのチェンライの田舎のことである、いつかはきっとバレる。やっぱり別れるしかないだろう。そうだ、「外道を生きる」を中断してオーンとの物語を書いてみよう。そして次回の10月を最終章にして別れて終わることにしよう。そうすれば僕も別れざるを得なくなるだろう。そうだ、そうしよう。


第10章   2003年10月    SYMPATHY FOR THE DEVIL
 今年の秋も医師会旅行はバンコクということになった。しかも今年は去年のような希望者のみの個人参加というものではなく会としての正式な旅行となった。我輩が幹事となり旅行会社と折衝したのだが飛行機代が8万2千円、エメラルドホテルがスタンダードで1泊1万、市内観光がおみやげ店を2軒回る条件で1人8千円。ふざけるんじゃねえバカヤロウ、我輩を誰だと心得る、タイの豚肉100gの値段まで知っている通だぞ、こんな条件で納得するか。ということで全て自分で手配することにした。ヒアンの助けを借り、エメラルドは奥の棟のデラックスルームにMr.&Mrs.名義(つまりJFはなし)に朝食付き(但し2人分になってしまう)で2,200B、大型観光バスを1日5,500Bで借り切った。そして飛行機代は会負担、これなら水上マーケット1人100Bとかワットプラケオ入場料200Bとか払っても大分安くつく、医師会諸君、浮いた金で外道に励みなさい。

 さて、「メビウスの輪」を書き始めた時に決心したこと、今回でオーンと別れ普通の外道に戻る、これを実行しなければならない。何を言えば良いかは大体構想は固まった。あとは実行あるのみ、オーンがかつて口にしたこと、つまりこちらからの連絡を絶てば簡単に別れることができるのだが、愛する相手、そして親子ほども年の違う娘にそんな不粋なマネはしたくない。これは我輩の外道としての美学でもある。将来、我輩が住みつくであろうチェンライの町でバッタリ出会っても、「ひさしぶり、元気にしてる?」と声をかけられる関係は保っておきたい。

 オーンには7月に今回のチェンライーバンコクの往復飛行機代として5,000Bを別に渡しておいたのだが、結局はバスで上京した。風俗をやめてから大分倹約家になったようだ。オーンの両親には会ったことはないがこれは確かに言える、両親はいい人だ。現在オーンの家で金を稼いでいたのはオーンだけだった。親が娘の収入に依存していると娘はやめたくても風俗をやめることが出来ない。こんな悲劇は今まで腐るほど見てきた。この両親は、小作農だと言っていたが、娘に頼ることなく自立して生きているのだ。もしタイ女性と結婚するならこういう家族を選ぶべきである、間違っても親に依存されている娘を貰ってはいけない。家族の面倒を全部見ることになっちゃうぞ。

 空港ではヒアンとオーンが待っていたのだが今回はいつもと勝手が違う、メンバー達はオーンやヒアンを現地ガイドと勘違いしているのだ。それでもオーンは知っている限りの日本語と英語で応対し、ホテルに着いても各メンバーを部屋まで案内していた。メンバーの中には日本の旅館のように仲居に部屋まで案内してもらうのが当たり前だと思っている奴もいるのだ。オーンは顔見知りのボーイから「ナタリーやめてガイドやってるのか?」と聞かれ、「メチャイ、メチャイ」と答えていた。こんな一生懸命に手伝ってくれているオーンと本当に別れられるのか?

 今回は我輩も忙しくゆっくり紘氏と会っているヒマがなかったので会員でのタニヤの焼肉屋の夕食会に来てもらうことにした。皆を大テーブルに座らせ我輩と紘氏、オーン、ヒアンは隣の4人掛けの席についた。「医者の団体だって聞いたから偉そうな顔した奴ばかりだと思ったけど、みんな単なるオッサンだなあ。」おい、紘、そういうことをでかい声で言うな。

 我輩達は一皿100Bのカルビやロースをつつましやかにつついていたのだが、仲間の一人がメニューの中からあるものを発見した。「神戸牛」一皿1,480B。「オッ、タイにも神戸牛あるんか、食おう、食おう。」と一度に5皿単位で注文し始めた。しかも皿から直接肉を焼き網にぶちまけ、そのままパクついているので神戸牛の皿が5枚、10枚、15枚と積み重なってゆく、これにはさすがの紘氏もただ唖然とするばかりであった。

 会計は何と4万Bとなった、みんなの金を預かり会計を担当していたオーンも支払いをしながらあっけにとらわれて、「モーウェンの仲間ってみんな金持ちなのね。」こういう姿態をタイ人に見せるから日本人価格がつりあがっちゃうんだよ、こいつら日本でもうまいものには金に糸目はつけないが,わざわざタイまできて同じ事をやることはないだろ、他の日本人の迷惑だ。それに少しでも安くやってやろうと思って我輩やヒアンやオーンがガイド代わりになって苦労してるのに、全てが水の泡。我輩は違うぞ、ちゃんと「1ナタリー」という貨幣価値を理解しているぞ、神戸牛1皿とナタリー入浴1回とどちらが価値がある!オーンには「みんな悪徳医者だから儲かってるのさ、僕は良い医者だから儲からないけどね。」とだけ付け加えておいた。

 食事のあと、みんなで「愛」に乗り込んだ。とにかくメンバー達はタイ語がしゃべれないのだから日本語のしゃべれる女を押し付けてしまうのがこっちとしても楽だ。ところが昨日のタンポポでは全員あっさりと女が決まったのに今日はなかなか決まらない。しかたなく女の決まらない5人を引き連れて、ちょっとした夜の観光旅行のつもりで、パッポンへ繰り出した。とりあえずKC1あたりがいいだろう。「えっ、こんなところもあるの?私じゃ絶対働けないよ。」オーンは初めて見るパッポンに驚いていた。「今はAPECが近いからみんな水着だけど普段は全員スッポッポンなんだよ。」メンバーのひとりがオキニを見つけたのでオーンに値段交渉をして貰い、めでたくテイクアウトとなったのだがあとの4人がどうしても決まらない。「風呂でも浴びるか。」ということで一旦エメラルドへ帰ることとなった。

 パッポンの娘の通訳としてオーンをホテルに残し、ヒアンとメンバー4人を連れ風呂屋巡りとなった。ミラージュでひとり、ポセイドンでふたりは決まったのだが最後のひとりがどうしても決まらない、こうなれば最後の手段はナタリーだ。我輩にとっても去年の10月の「山岳民族搭乗拒否事件」以来、一年ぶりのなつかしいナタリーである。なじみのコンシアはどうも店をやめたらしい。雛壇を覗くと誰かが手を振っている。ジーンじゃないか、良かった、雲南人だけど何とか復帰出来たんだな。それに、オーンに聞いてはいたが、ナタリーでは雛壇からこちらの様子が丸見えのようだ。我輩は友人に「あの1×9番、僕の知り合いなんだけどフェラテクは神技だぞ、どうだい、あの娘なら僕が話して最高のサービスさせるから。」と言ってジーンを押し付けた。

 役目を終え、帰ろうとすると一人のコンシアが話しかけて来た。「先生、ひさしぶり、1年位になる?」なんと幸一ではないか、そしてさすがナタリーの名物コンシアである、我輩の顔をちゃんと覚えていた。「オーンは元気にしてる?ここやめて先生のミヤノイになったんでしょ。」多分ジーンが全部しゃべったんだな、しかもいいかげんなことを。だからタイ人(あっ、ジーンは雲南人か)は信用できない、「内緒だぞ。」と言ったことは全部しゃべっちゃう。「ああ、元気にしてるよ、今となりのエメラルドで僕の帰りを待っているんだ。」と言ってやった。お前らがよってたかってオーンをクビにしたくせに、よく言うよ。

 ナタリーを出てエメラルドに向かいながら考えた。「明日は日本に帰る、今日こそ別れの言葉を言おう。これ以上こんなメビウスの輪の中をさまよっていてもしょうがない。僕ももうすぐ50だし外道寿命も残り少ない、外道の細道で知ったエデンクラブにも行ってみたいし、ナナプラザも散策したい。今日でお別れだ、シナリオも出来ている。」


最終章
シナリオ 其の壱

 ヒアンが帰った時にはもう午前1時を過ぎていた。風呂の支度を整えて隣に座ったオーンに我輩はおもむろに切り出した。「オーンも来年の1月で26だね?僕たちも知り合ってから2年以上もたっちゃったね。」「26歳か、もうおばあちゃんね、そろそろ私に飽きてきた?」「いや、そうじゃないけど、そろそろ結婚とか考えないの?」「そうね、私もそんな年になっちゃったのね。結婚か、でも相手いないもん。」「いや、オーンならその気になればすぐに見つかるよ。それにタイ人と結婚すれば身分証明書もタイ人用のに変えられるでしょ。」

 実は現在、田舎では百姓が嫁不足に悩まされている。百姓の娘は絶対に百姓と結婚しない、一にとにかく金持ち、二に(タイより裕福な国の)外国人、三に百姓以外の職業のタイ人、これ以上の妥協はしない。こういった相手が見つからなければ平気で独身を通す。だからチェンライの貧乏百姓達は結婚相手が見つからず、しかたなく山岳民族の村やメーサイ越えしてパーマまで行って嫁を見つけている。ノンブア村にもメオ、イコー、アカそしてパーマの女がたくさんいる、運良くタイ人同士で結婚しても相手の女はイサーン人(今ではイサーンよりヌアの方がずっと裕福)であったりする。我輩の義妹にしても女ばかりの姉妹で姉達はみんな日本人、シンガポール人、タイの公務員と結婚してしまっていて農業のあとを継ぐ男がいなかったため、どうしても村の真面目な男と結婚して欲しかったのだが絶対にそれを承諾せず30歳になってしまったので、しかたなく我輩が日本人の男を見つけて結婚させた次第である。

 オーンなら山岳民族でしかも風俗に手を染めたとはいえ家族とともにチェンライへ降りてきてタイ人の村に住んでいるのだから相手は簡単に見つかるはずだ。「ねえ、オーン、僕は君が大好きだ。でも僕が君と結婚出来ないのはわかるよね。だとしたらいつまでも僕が恋人顔してまとわりついてちゃ迷惑でしょ。」「うーん、そんなことないけど。」「いや、僕が居ちゃいつまでたっても結婚相手はみつからないよ、僕も寂しいけど今日で最後にしよう。」賢明なオーンは全てを悟ったのか小さく頷いた。我輩は用意していた3万Bを取り出し、「オーン、チェンライの家、熱くて寝苦しいって言ってたでしょ。これで部屋にエアコンでも入れなよ。」「ありがとう、でも連絡さえくれなきゃいつでも別れられるのに何故わざわざ、別れるなんて言うの?」「そんな別れ方オーンも嫌でしょ、これが僕のオーンに対する愛情なんだよ。」

 こうして2年以上にも渡って家族とオーンというメビウスの輪の上をさまよっていた我輩は、あの2001年7月へとたどりついたのであった。帰国後もオーンのことを考えると胸が締め付けられる。完全洋楽志向の我輩ではあるが、オーンを想う時なぜかこのメロディが頭の中を流れてゆく。

夢でもし逢えたら     素敵なことね。

あなたに逢えるまで    眠り続けたい。

 
最終章 シナリオ 其の弐

 ヒアンが帰った時にはもう午前1時を過ぎていた。風呂の支度を整えて隣に座ったオーンに我輩はおもむろに切り出した。「オーンも来年の1月で26だね?僕達も知り合ってから2年以上も経っちゃったね。」「26歳か、もうおばあちゃんね、そろそろ私に飽きてきた?」「いや、そうじゃないけど、そろそろ結婚とか考えないの?」我輩の問いかけにオーンは突然、大声で笑い始めた。「結婚?私が結婚なんかするわけないじゃない。せっかく家も少し裕福になってきたんだし、貧乏を一からやり直すのは嫌だよ。ずっと独身でいる。」ああ、そうなのか、オーンもやっぱり頭の中はタイ人なのだ、我輩の義妹と同じだ。予定が狂っちゃったな。

 「貧乏をやり直す。」これはタイの百姓の娘が誰でも口にする言葉だ。貧乏の中で生まれ育ち一生懸命苦労して働きながら、あるいは売春婦に身を落としながら、何とか這い上がってきたところで百姓と結婚するということはもう一度貧乏に戻って、もだえ苦しむということなのだ。この娘もそれがわかっていて、結婚なんかとんでもないと思っているのだ。山岳民族の血をひきずり、貧乏を背負いながら、チェンライの田舎でけなげに一人で生きていこうとしているのだ。だとしたらこの娘は我輩を、、、、、、、必要としている。

 我輩はとまどいながらも次の言葉を見つけていた、しかし見つからない、そうしているうちにオーンは満面に笑みをたたえながら我輩に抱きついてきた。そうだ、やはりこの娘は我輩を必要としている。人間、誰でも自分が必要とされている場所こそが最も心地よい自分の居場所なのだ。我輩が独身に戻りオーンと結婚したら、、、オーンの差別問題も貧乏も一挙に解決する。しかし我輩には家庭や子供を捨て去ることは出来ない。それならば、それならば、口に出してはいけない禁断の言葉が込み上げて来た。しかしそれを止めることはもはや出来なかった。この言葉、今までも風俗嬢相手に何度も使ったことはある、しかしそれはその場限りのことで帰国してしまえばあとは知らんぷり。しかしこの言葉をオーンに使う意味は痛い程わかっていた、しかし我輩の胸に顔をうずめているオーンの姿を見たら、もう止まらない。

 「オーン、どうせ結婚しないんだったら、僕の愛人になってくれるかい?ちゃんと月々1万バーツ送るから。」あの神戸牛事件がなければ5千と言うところであったが、あれを見られてしまったのでこうなってしまった。我輩は用意してあった3万バーツを取り出し、「これ、とりあえず3ヶ月分、こんど来る時までにシティバンクのワールドキャッシュカード作ってくるから、これがあればチェンライにいてもいつでもお金は引き出せるよ。」オーンは黙って2回頷き、「お風呂がいっぱいになったから、そろそろ入りましょ。」我輩にとって、この幸せから抜け出すことはやはり出来なかった。

 オーンと別れるどころかミヤノイの約束をしてしまった。メビウスの輪が引きちぎれてしまった。この小説を書き始めた意図がすっ飛んでしまった。普通の外道に戻れなくなってしまった。エデンにもナナプラザにも行けなくなってしまった。これからは日本での遊びを少し控えてオーンに貢がねば。しかし、しかし、外道平民の皆さん並びに紘さん、どうか我輩を見捨てないでぐでーーーーーー。

恥ずかしながら(完)

メーコック川に夕日が沈む時

メーコック川に夕日が沈む時
BY:ダメダメALAN

はじめに

 外道平民の皆様、はじめまして。わたしはノイという名のタイ人です。皆様のバンコックにおける武勇伝はサイトを通して楽しく拝聴させていただいております。では何故あんなにも多くの姫たちが働いているのか、働かなければならないのかという話には興味がありませんか?この話を読んでいただければ皆様の遊びがより味わい深いものになるでしょうし、皆様の姫たちに向ける目が少しでもやさしいものになっていただければと思い、ここに私の体験談を綴ります。
?第1章 少女時代
?第2章 ハジャイ
?第3章 スティサンへ
?第4章 ホーム ナンバー 6 PART 1
?第5章 ホーム ナンバー 6 PART 2
?第6章 苦悩そして挫折
?第7章 逃亡そして
?第8章 グレースホテル
?第9章 日本へ
?第10章 タイスナック「フランソワーズ」
?第11章 帰国
?第12章 我が家の高度成長
?第13章 時は流れて
?最終章 メーコックの夕暮れ

最終更新日時: 06/12/2011 13:44:48
外道の細道

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第1章 少女時代
 私の名はノイ、1970年、チェンライ県ノンブア村の農家の5人姉妹の3女として生まれました。両親は10年前ランパーンから親戚を頼ってこの地に来たので自分の田んぼはなく、いわゆる「小作農」として働いていました。収穫の30%を地主にとられてしまうので生活は苦しく村でも一番の貧乏一家でした。

 そんな貧乏一家でも村の人たちからはうらやましがられてました。この地方では昔から女が生まれると盛大な祝い事をするのに男がうまれるとがっかりするという習慣がありました。うらやましがられた理由は5人姉妹だったから、でもその時はなにも分からなかったし自分がまさか将来そんな仕事に就くとは夢にも思っていませんでした。  

 小学校ではジアップが一番の友達でした。彼女の家も貧乏でした。しかしうちのように小作人ではなく田んぼは持っていたのですが父親が博打好きでしょっちゅう借金取りに追われていました。もう一人の友達はナー。彼女の家は裕福だったので私とジアップはいつも彼女から古着や履き古しの靴をもらっていました。そう、私の家は靴を買う余裕さえもなかったのです。勿論、パンツなど履いたことはありませんでした。学校が終わるとジアップと一緒に山へ行き、家族の夕食のためのキノコや野菜を採ってくるのが日課でした。山の中でメーコック川に沈む夕日を見ていると、何故か涙がでてきました。キノコがたくさん採れた時は村の市場に売りに行きました。25スタンか多い時でも50スタン。これで何とか鉛筆が買えます。

 小学4年になった時、小学校を卒業したジアップの姉ジンは父親の命令でハジャイに仕事に行きました。泣きじゃくりながらピックアップに乗せられて連れられていく娘をにやけた顔で見送る父親の顔が今でも忘れられません。しかしジアップの家の生活は以前のままでした。ハジャイから送られてくる金で父親の博打熱は増すばかり、かえって借金を増やすだけでした。ジアップは「私も学校出たらハジャイへ行かされる。」と言っては泣いていました。

 1982年、いよいよ卒業です。卒業と言っても父の農作業の手伝いで学校へは週に1度か2度しか行けなかったし、お金がなく試験も受けていなかった(タイの学校では試験を受けるのにお金がかかる)ので「追い出される」と言った方が正しいでしょう。先生は金持ちの児童と貧乏人の児童を差別していたので卒業写真の時も私は一番後ろのはじっこでした。ジアップはやはりハジャイへいかされることに、ナーは中学校へ進学しました。私は姉二人と同様、家政婦として働くことになりました。ジアップは「あなたの家は私の家より貧乏なのに何で?」と言って私に抱きつき泣きじゃくりました。父は「いくら貧乏でも娘に辛い思いはさせない」と言ってくれていたので、勿論私だってそんな仕事は絶対やだったし、この仕事を選びました。この頃、私は「真面目に仕事していればいつかお金持ちの王子様が迎えに来てくれる。」と信じていたのです。

 ただチェンライ市内に働き口が見つからずパヤオの叔父の家でベビーシッターをすることになりました。月給は200バーツです。叔父がピックアップで迎えに来た時、やはり12歳で家族と別れるのは辛かったのですがジアップのことを思えば我慢できました。それよりも生まれて初めてチェンライ以外の場所へ行くということで少しウキウキしていたのを覚えています。車がパヤオの中心部に差し掛かった時、ちょっと驚いたことがありました。チェンライでは見たことのない綺麗な家があちらこちらに建っているのです。叔父は私の驚きを察したように「あの家は娘が6人、あっちは4人、そっちの赤い屋根の家は5人。」続けて私の家と同じ高床式の藁葺き屋根の家を指差して「あの家は男ばっかりで女が一人もうまれなかったんだよ。可愛そうにな。」ジンとジアップの泣き顔を思い浮かべ、私も涙ぐんでしまいました。「お前の親父も頑固だよな。娘が5人いるんだからその気になればあっというまにあんな立派な家が建つのにな。」

 叔父の家では赤ん坊の世話だけではなく、それこそ何から何までやらされました。朝6時から夜の11時まで休みなしの毎日で仕事が終わると家族を恋しむ暇もなく眠りにつく毎日でした。家に帰れるのは1年に1回、ソンクラーンの1週間だけ。貯めた2,000バーツのお金は全部父親に渡しました。ジンとジアップもソンクラーンには村に帰ってきました。でも家は貧乏なまま。ジアップの父はとうとう闘鶏用の鶏を飼い始めたとか。2人の心もすさんできているのが解りました。かえって私の家の方がチェンライに働きに出ている2人の姉がしょっちゅうなべや皿そしてラジオなどを持ってきてくれていたのでジアップの家にくらべれば裕福に感じられました。

 1985年、3回目のソンクラーン帰省の時のことです。まずジアップの家がコンクリート作りのモダンな家に生まれ変わっていました。ジアップの姉ジンがシンガポール人のミヤノイ(2号さん)になったということで旦那にたのんで20万バーツで建ててもらったそうです。勿論、村一番の家でした。それから村人たちはこぞって娘を売り始めましたが私の父は頑として貧乏に堪えていました。私は頭の中で20万バーツというお金を計算してみました。「1年で2,000バーツだから10年で2万バーツ。ということは」考えているうちにむなしくなってきました。

 もうひとつ我が家にとって大事件が起こっていました。長女が家政婦をしていた家の次男に見初められ結婚していたのです。しかし子供を全員、大学へ行かすような家の両親が貧乏百姓との結婚を許すはずがなく勘当されてほとんど駆け落ち状態で結婚したのです。普通タイでは結婚する場合男が女の両親にかなりの額のお金を渡すしきたりになっているのですが、父は事情を考慮してお金を要求しませんでした。それなのに長女は「嫁入り道具だ」と言って、自分が買い揃えたテレビやラジオ、鍋や皿を全部持っていってしまっていたのです。私はソンクラーン用に貯めておいたわずかなおこずかいで鍋と皿を買いました。

 我が家にとって3人の娘の仕送りは貴重な収入源でした。そのうちの1人が欠けてしまったのです。4女と5女には何とか学校を続けさせたかったのですが4女も家政婦として働くことになりました。この時2女と私と4女は「3人のお金をあわせて5女だけは大学を卒業させよう」と誓い合いました。

 パヤオへ帰る前の晩、2女は私に言いました。「こんなことしてたってどうせ私達は一生貧乏のまま。長女だって貧乏から逃げ出したかったのよ。それに私もジンみたいな家をお母さんにプレゼントしたい。ジンに出来て私にできないわけないでしょ。お父さんに内緒でジンに頼んで私もハジャイに行く。」


第2章 ハジャイ
 ハジャイはタイの最南端の街です。その地理的条件からかシンガポールの男が女をもとめて大挙して押し寄せて来ます。シンガポールでタクシーに乗るとほとんどのドライバーにタイ語が通じます。みんなハジャイへ遊びに行ってるからです。そんな訳で地方都市であるにもかかわらずたくさんの置屋があったのですが客がほとんどシンガポール人であり彼らは色白の女を好むため私達ヌア(北部タイ)は重宝がられていました。ですから私達ヌアは売春しようと決めた時、まずハジャイへ行き、売れなくなってきたらバンコックへ出ていくというのがこの頃の一般的パターンでした。

 結局、半年後、2女はハジャイに行きました。その時ジンはハジャイにアパートを借りてもらいシンガポール人に囲われていたのです。2女は父には「バンコックのレストランへウェイトレスの仕事に行く」とうそをつき、チェンライから3日かけてバスを乗り継ぎ、ジンを尋ねて行ったのでした。ジンは同級生のよしみで2女を自分が以前仕事をしていた置屋のボスに紹介してくれました。こういう段取りで無借金の状態で働き始めると借金を背負わされエージェント付で働かされるよりずっと有利なのですが、その時2女はそんなシステムなぞ知る由もありませんでした。友達を騙してエージェントに売ってしまい幾ばくかの金をせしめる女が多いなかで、ジンは金に困ってなかったし同郷の同級生ということで2女を気遣ってくれたのでしょう。

 働き始めて半年後、2女はあるシンガポール人の客から結婚を申し込まれました。「売春に手を染めたら一生結婚できない。」と思っていた彼女は勿論結婚を承諾しました。彼が申し出た「家族を捨てシンガポール人になってくれ。」という辛い条件も「こんな私が外国人と結婚できる。」という夢の前では色あせていきました。

 彼女はチェンライに帰り父親に懺悔をして今までの事情を話し、タイを去ることを告げました。本当は両親に家をプレゼントしたかったのですが、これからの収入や5女の学校のことを考え、自分が半年で貯めた金と夫から貰った金で家の近くに20ライ(約8,000坪)の田んぼを買いました。これだけの田んぼを親子でやっていけば生活にも困らないし、5女の学費もなんとかなると考えたからです。

 私と4女は家に呼び戻されました。父は泣きながら2女に対する感謝の言葉を述べていました。私も4年ぶりで家族一緒に暮らせるのがうれしかったし、だまって売春したのは許せないのですが、長女に比べれば家族のためにこれだけのことをしてくれたんだし、どうせシンガポールへ行ってしまうのだからと2女を許しました。

 母は腰を痛め農業はできなかったのですが父と4女と私で20ライという広大な自分の田んぼを耕す。やっと我が家にも幸せが訪れました。タイの農業というのはまず農民銀行から借金をしその金で肥料や農薬を買って収穫が終わったら米を売って借金を返すという流れです。この年は土地を手に入れたこともあり銀行から多額の借金をすることができました。父は人手不足や収穫アップを考慮し耕運機を買いました。

 しかし2女が売春をしたことを仏様は許してくれなかったのでしょうか。幸せは長続きしませんでした。この年、何十年に一度という旱魃がチェンライを襲ったのです。タイには灌漑設備がなく農業は雨だけが頼りなのです。米は全く取れません。借金だけが残りました。このままではせっかく手に入れた田んぼも耕運機も銀行に取られてしまいます。父は「マイペンライ」と言っていたのですがこのままでは2女のした事は何だったのでしょうか。

 私は山へ行きメーコックに沈む夕日を見つめていました。一生懸命働いても、体を売っても貧乏人は貧乏のまま。でも今の私に他に何ができるのか。きっと私はこういうレールの上を生きているのだ。ハジャイへ行こう。私の王子様は何処にもいなかったのだ。父にこの決意を告げました。父は怒るどころか「コップ クン」と言って泣き出しました。父にありがとうと言われたのは生まれて初めてです。

 1週間後私はハジャイにいました。銀行の借金は私がハジャイに行って返すという条件でナーの父親に立て替えてもらいました。ジンのアパートを訪ねたのですが別の人が住んでいました。何でもタイ人の男を部屋に連れこんでいたところをシンガポール人の旦那に見つかり追い出されたとのことでした。妹を連れてバンコックに行ったそうです。私は途方に暮れました。帰りのバス賃もないのです。こうなればしょうがない、直接置屋にのり込みました。置屋のボスに2女の事を話したら彼は覚えていました。本当はジンに交渉してもらいたかったのですがしかたなく自分で姉と同じ条件で働かせて欲しいと言ったのですがボスはだめと言います。他の女の子の手前もあるしフリーの女を店に置いても儲からないというのです。この頃のハジャイの置屋のシステムはフリーの女は店と折半、普通は女の親に3万バーツの借金をさせ証文をとり2年間タダ働きということでした。「父親をここへ呼べ」「それはできない」などとやりとりをしていたら店にボスの顔見知りらしいシンガポール人が入ってきました。ボスと何か話し込みそしてボスが私のそばへ来て耳元で囁きます。「おまえ処女か?」。私が「あたりまえだ」。と答えるとまたあの男とヒソヒソ話をしています。2人で一旦店の奥に行き、再び出てきて「お前、あの男と10日間一緒に居ろ。あの男が帰ったらうちへ戻って来い。」と言いながら5,000バーツを手渡されました。私は足が震えました。生まれてこのかたこんな大金を手にした事がなかったからです。

  この男はラムといい簡単なタイ語をしゃべりました。ラムは私をまず病院へ連れて行きました。私が本当に処女かどうか調べてもらうというのです。人前でパンツを脱ぎ股を開くということが17歳の少女にとってどんなことだか分かりますか?覚悟はしていたのですが顔から火が出るほど恥ずかしい。最初にそれをする相手が医者ということがせめてもの救いだと自分にいいきかせました。

 私が処女であることに満足したラムは「15,000バーツも払ってニセモノつかまされたらたまんないからな。」といって私の胸を触りながら笑いを浮かべました。「15,000バーツ?何の事?私が貰ったのは5,000バーツなのに。」私には何が何だか解りません。

 「そんなみすぼらしい服じゃホテルに泊まれない。洋服を買いに行く。」といって次にラムは私をデパートへ連れて行きました。「気に入った服を2,3枚選んでおけ。俺はお前の下着を買ってくるから。」といってデパートの中で一旦別れました。後になって冷静に考えればこの時逃げてしまえば良かったのです。しかしその時はそこまで頭がまわりませんでした。私は生まれて初めて自分で自分の新しい服を買うということに夢中になっていたのです。

 デパートで服を着替え私達はホテルに向かいました。部屋に入ると彼は私の体中になめるような視線を浴びせ「1枚ずつ服を脱げ」と命じました。「いやだ。できない。」と言うと「しょうがない奴だ。」とニヤニヤしながら私の服に手をかけてきました。私は抵抗することができません。このあと10日間、ラムは私をまるでオモチャのようにもてあそびました。最初はとにかく痛くてまともに歩くことができず、ガニマタでトイレに行ったのを覚えています。

 最後の夜、ラムは私に言いました。「明日俺はシンガポールに帰るけど、お前が気に入った。俺の女にしてやる。月に2,000バーツ仕送りしてやるからいなかで待ってろ。時々、抱きにいってやるから。それから置屋に帰る必要はないぞ。俺はもうすでにお前を買い取ったんだから。」そして今月分として2,000バーツと帰りのバス賃200バーツをくれました。正直にいうとこの時私はラムを好きになっていました。初めての男だし私にこんな大金をくれた人は他にいませんでした。それに7,000バーツ!これで借金はすべて返せます。私は彼に父の預金口座の番号と住所を渡し、彼を飛行場まで送り、帰路につきました。バスの中でこの10日間のことを振り返ってみました。ラムはボスに15,000バーツを払った。ラムは私を買い取ったと言った。ボスは私に5,000バーツしかくれなかった。何故ボスは私に10日たったら帰って来いといったのか。

 バスの窓から海が見えた。来る時も見えていたはずなのに気がつかなかった。生まれて初めて見る海だ。大きな仕事をやり終えたという満足感と処女を喪失したという切なさを胸に私はどこまでも続くおおきな海を見つめていました。


第3章 スティサンへ
 ハジャイから帰ってまずナーの家へお金を返しに行きました。家にはナーがいました。私は恥ずかしさでナーから目をそむけるようにしてナーの父に7,000バーツを渡し、お礼をいいました。6,000バーツを借りて7,000バーツを払う約束だったのです。私が帰ろうとするとナーが私を呼び止めました。ナーはチェンマイのカレッジに通っていたのですが学校の休みを利用し帰省中でした。「ノイ、あなた何やったか分かってるの。あなたみたいな女がいるからタイの女はバカにされるのよ。知ってる?タイってすごい国なのよ。学校で習ったけどアジアの中で今まで他の国に占領されたことのないのはタイだけよ。日本だってアメリカに占領されたんだから。それが何よ。私だってチェンマイにいると変な外国人に声をかけられるんだから。今晩どうだって。あなたもジンもジアップも人間じゃないわ。マー(犬)よ。」そう言って父の手から500バーツ札2枚(この時まだ1,000バーツは発行されていない)を取り上げ私に投げつけてよこしました。「もう2度と私の前に顔を出さないで、あなたもジアップも友達じゃないわ。」

 あとで解ったのですが今まで自分の家が村一番の金持ちだと思っていたのに自分の家よりりっぱな家を建てたジンをナーは許せなかったのです。それともうひとつナーはこの時私のいとこのガンといい仲になっていたのです。ガンの家は父親が台湾に出稼ぎに行っていて裕福だったのですが私の家には昔から一切の手助けをしてくれませんでした。私はといえばナーに侮辱され悔しいよりも1,000バーツ返ってきたことが素直に嬉しかった。そしてそんな自分がなさけなかった。「そうだ私は犬なんだ。これからシンガポール人に飼われるんだ。」自分にそう言い聞かせて涙をこらえました。「でもいつかはラムに頼んでりっぱな家を建ててやる。そしてナーを見返してやる。」この5年後、この時は2人にとって未知の国だった日本において私が死体となったナーに再会するなんて、運命とは何と残酷なものなのでしょう。

 私は父と4女と農作業をしながらラムからの便りと送金を待ちました。しかし待てど暮らせどラムからの連絡も送金もありません。6か月待ちました。その頃から村で噂が立ち始めました。「あの家のおてんば娘は身請けされ筆降ろしされ、そして捨てられた。」私にも分かっていました捨てられたことが。これはこの後、ジンと再会した時に知ったのですが、ラムは会社の社長のバカ息子でハジャイ界隈では「バージンキラー」として有名人だそうです。「とにかく私の体は汚され捨てられてしまった。こうなればこの体を使って稼げるだけ稼いでやろう。どうせ百姓してたって一生貧乏のままだし、村人もこんな私を誰も相手にしてくれない。金をかせいで家族を幸せにし、年を取ったら寺へ行って尼になろう。でもハジャイへはもう行けないし。」

 1987年の暮れ、そんなことを考えている時に隣村の女が私の噂を聞いたのか男を連れて私を尋ねてきました。この男はルチンダと名乗る華僑でバンコックのスティサンという場所で置屋を経営しているとのことでした。今も昔もそうですがタイで売春を取りしきっているのはほとんど華僑です。女はこの男の何番目かの妾で一緒にチェンライで売春婦のスカウトをしていました。私も決心はついていたのでこの2人を家に招き入れ、父とともに話を聞くことにしました。父はうわの空でしたが私にとっては売春とはいえ契約は契約です、注意深くこの男の言うことに聞き耳をたてました。ルチンダが言うには彼の店HOME NO.6 は良心的経営である。従業員にはまずその親に30,000バーツの借金をルチンダからしてもらい店で働きながら60,000バーツを返済する。返済が終わったらフリーとなり他で働いてもいいし店と折半で仕事を続けてもいい、という条件でした。「当面、お金には困ってないから最初からフリーで働きたい。」と言うとルチンダは怪訝そうな表情で「これは店の決まりだ。君だけ特別というわけにはいかない。それにフリーで働いても店と折半なのだから3万で6万返しでも結局は同じ事だ。」という非常に明瞭な答えを返してきました。まさかここに罠があるなんてこの時は知る由もありません。それに去年の旱魃が頭をよぎった事もありこの条件を受け入れました。何人か女が集まったら迎えに来る。その時に金を渡すからカムナン(村長)と打ち合わせしておけ、とのことでした。タイでは個人でお金の貸し借りをしたり土地の売買をする時はカムナンに立ち会ってもらい契約書をかわす際の保証人になってもらうのがしきたりです。しかし後になって考えると何かあった時ルチンダはカムナンを味方につけるため立会いを要求したのだと思います。

カムナンはルチンダから立会い料として1,000バーツ受け取りました。私も契約書に一応めを通したのですが細かい字でごちゃごちゃ書いてあり、小学校にさえまともに通ってない私にとって難しい単語がならんでいたので面倒くさくてそのままサインしました。父も同様です。契約を終えるとルチンダは満足げに、「君は色も白いし小さいからお客がたくさん付くぞ。とにかく客にブッキングされたら一生懸命客に尽くして2日、3日、1週間と延長してもらう。それが借金を早く返すコツだ。それから客が甘い言葉をかけてきても一切信用するな。」最後の言葉で私はラムの顔を思い浮かべ、納得しました。調子に乗ったルチンダが「たくさんお金を儲けて何がしたい?」と聞いてきたので、「家を建てたい。それもパヤオでみた2階建ての家」などと能天気な答えを返しました。後からカムナンが「契約書を読んだけどもし借金を返せなかったらまずいことになるぞ。」と言われたのですが、「ルチンダが私ならすぐに返せるって言ったじゃない。心配ない。心配ない。」本当にバカでした。3日後、他の3人の女性とともにバンコックへ向かいました。生まれて初めての首都クルンテープです。


第4章  ホーム ナンバー 6 PART 1

 スティサン。今は寂れてしまい、地元タイ人向けの店が細々と営業を続けているさびれた街になってしまっています。しかし80年代には栄華を極めバンコックで1番の売春地帯でした。当時アラブ人街であったサパンクワイに隣接していることもありアラブ人を中心に香港人、日本人、タイ人、時々はファラン(白人)が女を求めて集まってきていまいた。最盛期には置屋(私達はホームと呼んでいた)が数十件、其々のホームに女が100人以上いたので今のラチャダー以上の女で溢れ返っていました。

 私が働くことになったのは12番通りにあった ナンバー 6 というホームです。通りによって何となくすみわけが出来ていて例えば12番通りはアラブ人向け、6番通り(ソイホック)はショート専門のタイ人向けというようになっていました。ですから営業時間も12番は朝10時から夜12時までなのに対し6番は夜8時から朝5時までというように通りによってずれていました。また店同士でトレード制も確立していて例えば夜12時までに売れないと5時までのホームで客待ちさせられるとかその逆とか、ですからここ一帯の女達はみんな顔見知りになっていました。またここはバンコックのMPやカラオケへの女の供給源でもありました。ここで風俗のサービスのノウハウを覚え、卒業(?)後、各地へ散って行くというパターンです。

 ホームに落ち着くとボスは言いました。「君は若いし経験も少ないようだからまだ2回目ということで5,000バーツくらいで客に売りつけよう。まあ処女だとうそをつくわけにもいかないし。それで5人くらいに売ったらその後は3回目ということで3,000バーツくらいにしよう。それでまた5人くらい客をとったらタマダーに入れ。どうせまだ客にサービスなんかできっこないんだから、とにかく演技でいいから客にぶちこまれたら痛がれよ。特に日本人なんか騙すの簡単だから。」

 自慢するわけではありませんが私はそれこそ飛ぶように売れました。そして演技するまでもなく最初はとてもいたかったです。働き始めて3日目くらいにチェンマイ出身のデンという子が話しかけてきました。ホームに入るなり客に連れ出されっぱなしだったので友達もいなかったのですが彼女は私と気が合いそうな子でした。「あなたまだ3日目でしょ。客に裸みられるの恥ずかしくない?」「恥ずかしいに決まってるじゃない。もうやだ、こんなこと。」「ねえ、この薬飲んでみなさいよ。恥ずかしくなくなるから。」といってアップジョンという薬を1錠くれました。「気に入ったらあとは自分で買いなさいね、普通じゃ買えないけど通りを出たとこの薬局でホームの名前を言えば売ってくれるから」そんな話をしているうちに客がついたのでトイレに行き、さっきデンから貰った薬を飲んでみました。するとどうでしょう客とタクシーに乗っているうちから頭がボーとしてきました。部屋に入り、日本人の客だったのですが、「俺が脱がしてやる。」といって男が私の服を剥ぎ取りはじめても、脱がされてゆくという感覚はあるのですがただそれだけで恥ずかしいとか嫌だという感情はおきないのです。挿入されても痛みもなにもなく、ただこのウットリするような感覚に酔いしれていました。勿論セックスに対する快楽ではありません、薬によって知覚が麻痺していく快楽です。男の下敷きになりながら薄れてゆく記憶のなかで何か大切なことを忘れていることに気がつきました。「そうだ。私は2回目ということになっていたんだ。痛がらなきゃ。」そう思っていきなり「ジェップ、ジェーップ」(痛い、痛い)と叫んだのですがタイ語が日本人に通じるはずがなく顔もこの快感に酔いしれた顔をしていたのでこの日本人は怒りだして何かぐちゃぐちゃ言ったのですが日本語なんか分かりません。ホームで教わった唯一の日本語「お金ちょうだい」を連発しているうちに記憶もうすれてきて、我に返ったときにはホームに戻っていました。

 何日かが過ぎ私もみんなと同じひな壇に並ぶようになりました。そしてみんなと色々しゃべくるようになり段々とホームのしくみとかが分かってきました。ホーム的には私達の定価は1,000バーツ。最低価格は800バーツと決まっていたのですがボスやコンシアが客の顔色をみて2,000とか1,500とかふっかけます。もし2,000で決まったとします。でも私の売上に計上されるのは1,000で残りの1,000はコンシアのものになります。客と出かける時にコンシアが「今日は2,000だからよろしく。」と囁きかけてきて100バーツ程度のチップを渡されるのです。800は閉店まぎわに飛び込んできた客がぐずった時とか、雨とかで客が少ない時、客がとなりのホームへ行きそうになった時の価格です。勿論私達の売上にも800しか計上されません。あとタクシードライバーが客を連れてきた時とかはドライバーへのチップ分も価格に上乗せされます。

 国別の男の気質も分かってきました。例えばアラブ人(サウジ、クウェート)は女を変えません。1週間なら1週間、1人の女をブッキングしその後はディスコへ行ったりパタヤへ連れていってくれたりしてまるで恋人のように扱ってくれます。セックスも非常に淡白で胸にも触らずただ挿入して果てるだけ。そして国の戒律で禁止されているせいかタイへ来るとやたら飲みまくるのです。酔っ払って寝てしまえば私も本来の仕事をしなくて済みます。国では男女交際も厳しいらしくきっとガールフレンドを求める感覚でタイへ来るのでしょう。それに対し日本人は女を買うやいなやホテルに連れこみただやるだけ。それに必ずあそこを舐める。汚いと思わないのでしょうか。それにやたら一緒に風呂に入りたがったりフェラを要求してきたり、私は絶対にしませんでした。たとえ薬でラリッていても。ただひとつチップがいいこと以外、日本人は大嫌いでした。ケンジだけは別でしたけど。タイ人は、もう問題外のそのまた外。最低でした。

 ホームナンバー6は1階がヒナ壇と調理場、2階が私達の宿舎になっていました。宿舎といってもコンクリートの床の上にビニールシートが敷いてあるだけ、ここに雑魚寝です。昼間は客がいない時の待機所となります。調理場はそれこそ戦争でした充分な量を調理してくれないためみんなで喧嘩しながら食事を取り合っていました。その姿は人間ではありません。まるで犬です。女の子の間でもいくつかの派閥ができていましたが私のような一匹狼もいました。私はデンと仲良くしていたのですが、1人だけおかしな子がいました。ダーというパヤオの子なのですが年は23,4かな。なんでも10年近くここで働いているとのこと。父親が離婚して1人でバンコックに住みつき毎週のようにボスに金をせびりにきます。そのため10年経っても借金が終わらずここで働いていました。本来ならば私達のリーダー格なのですが、半分気がふれてしまっているようで1日でもお客が付かないと「オチ0チ0欲しいー」と言って泣き出すのです。ボスは「日本人に抱かせるには最高の女だ。」と言っていました。どうもボスは日本人をバカにしていたようです。

 お金の話をします。以前話したようにまず6万バーツの借金からスタートします。そして客が付いた場合売上は折半となりますが全額ボスが預かることになります。ですから私達は客から貰うチップだけで生活しなければなりません。その他に食事代、宿舎代、水道代などが差し引かれます。これはボスの言い値です。またボスがかってに決めた規則を破るとぺナルティーとして罰金が差し引かれます。例えば仕事中に薬を飲む。客からクレームがつく。生理以外で仕事を休む。女の子同士で喧嘩をする、などです。借金がクリアされ余剰金がある時ある程度貯まるとボスが父親を呼び出し渡します。でもこのような例はほとんどありません。大体の親は借金がクリアされる前にまた金を借りに来てしまうのです。この場合ボスは女の子の売れ具合をみて限度額を決め貸します。勿論倍返しです。こうしてほとんどの女の子は一度ホームに足を入れると抜けられなくなってしまうのです。


第5章  ホーム ナンバー 6 PART 2
 もしあの頃、インターネットがあって「外道の細道」があったとしたら私なんか皆様からイの一番に「マグロ、マグロ」の集中攻撃を受けるでしょうね。「スティサン。ソイ12の6番の店に行って来ました。ひな壇に色白で目がパッチリの女の子発見、さっそく指名しました。名前はノイ、チェンライ出身。だけど気をつけてください。こいつは大マグロです。それに薬でラリッてます。絶対指名しないように。」てな感じですか?だけれども3ヶ月も経つうちに私はホームのNO.1になっていました。アラブ人に人気があったからです。そしてアラブ人を中心に客をとるうちに英語も普通にしゃべれるようになっていきました。

 ホームでは客がいないときは2階で待機し客が入ると呼び鈴を鳴らされるので下へ降りてゆき、ひな壇に並びます。ある時私は階段を降りるとき客の顔が見える場所があるのを発見しました。それからは客が日本人かタイ人またはじじい(18歳の娘にすれば30歳以上の男はみんなじじいです。)だとトイレに逃げ込むのです。逆に若いアラブ人だと我先にとひな壇に並びました。絶対に指名される自信があったのです。でも他の子を指名されてしまい、たまたま入ってきた日本人に私が指名されてしまうこともありました。そういう時は薬です。仕事をしていくうちに薬を飲んでもリポー(タイのリポビタンD)を一緒に飲めば羞恥心がなくなるだけで眠くならなくなる事を発見したのでホテルの部屋に入るとまずミニバーのリポーを飲みました。「勝手に飲むな。」という顔をする日本人もいましたが、そういう時はにらみつけてやりました。私は小学校では番長でしたので喧嘩やガン飛ばしは得意でした。

 ある金曜日の夕方でした。2階で待機しながらデンとおしゃべりをしているといつものように呼び鈴が鳴ります。下に降りていくときふと見ると色黒でアラブの青年のように見えたたのでそそくさとひな壇に並びました。すると何と日本人ではないですか。しかもよりによって私を指名してきた。失敗したと思いあきらめていつものように薬を飲みこの男のもとへいきました。彼は挨拶をし、「英語はしゃべれる?」と聞いてきたので、「勿論。日本人なんかより上手よ。」相手が日本人なので私も最初から挑戦的な態度です。私は経験から日本人というのは下手にでるとつけ上がるけれど横柄な態度をするとおとなしくなることを知っていたのでいつもこうしてました。「そりゃ良かった。僕もタイへ来たばかりだし、こういう店に来るのも初めてだし、言葉が通じなかったらどうしようと思ってたんだ。僕の名はケンジ、よろしく。」といって握手を求めてきました。いつもの日本人と勝手が違う。

 店の前のタクシーを拾い、乗り込むとケンジは「仕事が終わったばかりでお腹すいちゃったんだけど、どこかタイ料理のおいしいレストラン知らない?」えっ、日本人が私を食事に?こんなこと初めてだったので困ってしまい、まさかいつも私が使っているスティサン通りの食堂に連れていくわけにもいかないし、アラブ人に連れていかれたアラブ料理の店以外、私はレストランというものを知りませんでした。しかたなく運転手にタイ語で「このお客、タイ料理が食べたいって言ってるからどっか適当な所へ行って。」途中でリポーを買うことも付け加えました。

 ラチャダー通り沿いのオープンエアーのシーフードレストランに入り、まず私はリポーを飲み干しました。ケンジは「日本人てセックスする前にリポビタンとか飲むんだよね。君もそうなの?」ああ、この人、何か誤解してる。「ええ、そうよ。頑張りましょうね。」今日の私は何かおかしい。この男のせい?彼とは色々と話をしました。日本人とまともな会話をするのはこれが初めてです。彼は日本のブレーキ会社から派遣された技術者で3ヶ月契約でこちらの会社のタイ人社員の技術研修に来ていました。独身で25歳です。故郷新潟の雪の話とか私が今まで聞いたことのないような面白い話をしてくれました。私達はすっかりうちとけ、そのあとボーリング場へ行きました。「もし私が普通の女の子で彼氏が出来たら週末はこんな感じだろうな。」そんなことを考えながら本当に楽しい時間を過ごしました。

 彼の社員寮に行くわけにもいかず、ホテルへ行くことになりました。高いホテルでは彼がかわいそうだし連れこみでは日本人は嫌がるだろうし私は彼をサパンクワイのミドーホテルに連れていきました。私の名前でチェックインします。こうすると日本人がするよりずっと安く泊まれるのです。彼は部屋にはいっても他の日本人のようにすぐに私の体に手をかけてこようとせず、ビールを飲みながら、「僕、あさってまで休みなんだけど明日も君と一緒していいかな?」「オブ コース」私はボスの驚く顔を想像しながらホームへ電話をかけました。「あっ、ノイか、また日本人とトラブルか?」「マイ チャイ。私明日のブッキングを取ったから明日は帰らないよ。」「えっ、あの日本人とか?信じられないな。お前もやればできるじゃないか」

 私はさっきリポーを飲んだ理由を話し、薬を飲まないと仕事が出来ないということを彼に正直に告げました。彼は「じゃあ今日のサービスも期待できないっていうことだね」と言って笑っていました。私は別々にシャワーを浴び彼とベッドに入りました。普段はマグロの私ですがこの時は私の乳首を彼の口元に持っていってあげました。彼はうれしそうにしゃぶっていました。これが私にできる限界です。セックスはと言えば、やはり日本人でした。あそこを舐めてきました。別れ際、彼は私に「来週も会ってくれるかい?」と言いました。私が「私、こう見えても結構売れっ子だから金曜日の朝10時にホームに電話をかけてブッキングして。そうすれば大丈夫だから。私の番号は139番。ノイよ。」日本人はこういうところはきっちりしています。次の金曜日、朝10時きっかりに電話をくれて私をブッキングし、約束通り午後6時きっかりに私を迎えに来てくれました。

 こうしてケンジはこの後3ヶ月の間、週末の2泊3日でずっと私をブッキングしてくれました。一度だけアラブ人に10日間ブッキングされたとき以外は。きっと彼は怒って別の女に乗り換えたのだろうと思っていたのですが次の週、「先週は寂しかったよ。」といって私を連れにきてくれました。彼のように朝電話をくれて夜迎えにきてくれるとこちらとしても大変助かるのです。その日がフリーになるから。約束の時間までにホームへ帰ればいいのです。ですから金曜日の昼間はいつもメリーキングデパートへ行き、彼からもらったチップの一部で彼の2日分の下着と靴下を買ってケンジが来るのを待つという日課でした。薬もケンジなら必要なしでした。

 最初はたくさんチップをくれたケンジですが段々少なくなっていきました。「私を毎週買ってくれて、お金大丈夫なの?」と聞くと、「うん。ちょっと苦しいかな。でも大丈夫。」しかし私はケンジのことを考え泊まるホテルもエリザベス、リバティーとランクを下げていきました。ケンジは「ありがとう。」と言ってくれましたが、リバティーは顔見知りや客のアラブ人がウジャウジャいたので顔を隠して歩くのがつらかった。昼間のデートもウィークエンドマーケットをうろつくとか食事も屋台ですますとかとにかく彼に負担のかからないように気を使いました。ホテルに帰ればケンジがシャワーを浴びている間に脱いだ服をきちんとたたみ、タオルを用意して待ちました。朝は私が用意した下着を彼に差し出しました。これが毎週私を買ってくれて恋人として扱ってくれるケンジに対するできる限りの私からの心遣いでした。彼がセックスで何を求めているかも分かってました。でも口を使ったり相手の性器に直接手を触れることがどうしても出来なかったのです。

 3ヶ月が過ぎいよいよケンジも日本に帰ることになりました。最後の夜も彼は私を買ってくれました。その夜は寝ずに何度も私を求めてきました。他の客だったら「もういいかげんにして。」と言って蹴りをいれてやるのですが、ケンジは特別です。朝まで寝ませんでした。TG640で帰るケンジを空港まで見送りました。ケンジは「当然、君が空港まで来てくれると思って会社の連中は断ったんだけど本当に来てくれて助かったよ。やっぱり一人じゃ寂しいもんね。」そして「ごめん、君にうそついたまま別れるのは心苦しいから本当のことを言うけど、僕25歳じゃなくて32歳なんだ。」といってパスポートを差し出しました。「それに僕、日本に妻と子供がいるんだよね。」私は別れ際にファーストキスを彼にあげる決心をしてたのですが、やめました。ボスの言葉、「客の言うことは一切信用するな。」 


第6章 苦悩そして挫折
 「ノンブア村 ノイ 仕事中の睡眠薬使用により 罰金500バーツ」「客からクレーム 500バーツ」「病院の医者と喧嘩 500バーツ」2階宿舎の壁の掲示板にはしょっちゅうこんな短冊が張り出されました。私は売上もトップでしたが罰金もダントツのトップでした。とにかく毎日仕事があるのは私とデンとその他数人だけ。中には1週間まったく客がつかないという子もいました。そういう子はボスが知り合いの日本語通訳ガイドに頼んで日本人団体客に無理やり売りつけてもらったり、(客をホームまで連れてきちゃうと客だっていい子を選ぶだろうから客をホテルに待たせておいて女の子をホームから連れていって押し付けちゃうんです。しかも法外な値段で。)エロ雑誌のヌードモデルにさせられたり、それでも借金のメドがつかない子はそれこそタイに詳しい皆様でも知らないようなソン、(1回10分10バーツという場所です、主に地方からバンコックへ出稼ぎにきたタイ人の性欲処理の場所です、後にタイにエイズが蔓延する温床の一つとなる場所です。)に連れていかれ働かされていました。

 ある日、私はアラブ人の客とJというディスコにいました。とにかくアラブ人はディスコ好きです。ここはボトルをキープするとカードにスタンプを押してくれて5つたまると景品と交換してくれるのです。ですから私の客はみんなここに連れてきてシーバスを開けさせました。勿論スタンプは私のカードに押してもらいます。こうして毎週のように景品の毛布や食器をゲットし実家に送っていました。連れがトイレに行っている時、となりにやはりタイ人連れで来ていたアラブ人が話しかけてきました。「君、可愛いね。何番のホームにいるの?今度ブッキングしていい?」けっこうイケメンでした。「今の客、明日帰っちゃうから明日だったらいいわよ。でも私すぐに客がつくから早く来ないといなくなっちゃうかも、それよりあなた連れがいるでしょ。どうするの?」とからかってやりました。「あんな女、キャンセルしちゃって明日絶対いくから。えっ、6番の店?139番のノイね、解った。」

 次の日、客を空港まで見送って(私は何日もブッキングしてくれて気に入ったというか嫌じゃなかった客は必ず空港まで見送りに行きます。こうしておくと必ず次もブッキングしてくれるのです。)午後1時頃ホームに戻りました。すると昨日の男が待っているではありませんか。顔にバンドエイドをつけて。「やあノイ、3時間待ったよ。」「どうしたの?その顔。」「やあ昨日の女にキャンセルって言ったら引掻かれちゃった。」かれはハッサンといいアラブS国の国内線のアシスタントパーサーでした。彼はその場で私を1週間ブッキングしました。

 アラブ人の行動パターンは分かっていました。タイへ来ると気に入った女を選びそれを恋人のようにずっと連れ回す。よほどのことがない限り女はチェンジしない。ディスコ、ボーリング、スヌーカー(ビリヤード)と遊びまくり、飲みまくる(本国で禁じられているからです)。日本人程ではないが金払いもいい(香港人、タイ人は最悪)。セックスはいたって淡白、胸も触らず、ただ挿入し腰を振り果てるだけ。私にとって最高の客たちでした。 
 
 ハッサンは帰ってからも毎週のように電話をよこしました。それから3ヶ月に一度、必ず1週間から10日の休みをとって私のもとを訪れるようになりました。1度だけケンジとかちあってしまったのですがすべて仕事です。2日のケンジより10日のハッサンを優先しました。ハッサンはアラブの友達を連れてきて私を見せびらかし自慢したり、私の写真を撮りまくったり、とにかく私にメロメロでした。最高の客でした、彼の前で私は女王のように振舞えばいいのです。彼もそれを喜んでいるようでした。

 こうして私の娼婦生活も1年半を過ぎた頃でした。実家から連絡が入り台風で屋根が吹き飛ばされたとのこと。私は何となく30万バーツ位貯まったら仕事をやめて国へ帰り家を建てようと思っていたのですがこうなれば今までに貯まったお金でとりあえず家を建て直そうと決心しました。自分で計算してみても20万弱はあるはずです。ボスのルチンダに「家を建てたいので親を呼ぶから今までの私の稼ぎを渡して欲しい。」と頼みました。ルチンダは帳簿を取りだし、「7万バーツだな。」次の瞬間、私は彼の胸座をつかみ顔面にパンチを一発浴びせていました。その後罵り合い私は自分の手帳を取りだし帳簿とつき合わせました。皆様思い出してくださいルチンダが最初についた巧妙なうそを。「3万借金の6万返しでも売上を折半でも結局は同じ事。」聡明な皆様ならお分かりですよね。同じじゃないんです。それに所々私の売上が帳簿に載ってませんでした。私の怒りが収まらないのを見かねたルチンダは「じゃあしょうがない。君は売上が良かったから10万バーツあげよう。これからも一生懸命働くんだよ。」私もこの頃には金の価値というものが分かってきてました。1年半、命を削って体を売って、薬を飲みつづけてたった10万バーツ。でもこれ以上ぐずってもしょうがない。しぶしぶこの条件を承諾しました。 父には10万バーツで家を建てるようお願いしました。「ジンの家の半分か。まあしょうがないか。」

 その後ちょっと変な事件が起こりました。いつものように客を空港まで見送りホームに帰るとボスが「ノイ、今日はブッキングが入ってるぞどうもタイ人みたいだけど。」私は日本人以上にタイ人は嫌いだったのですがこれ以上罰金を取られてはたまりません。ホテルに着き、この男は私の上で2回果てそして「そろそろ出ようか。」と言いました。泊まりを覚悟していた私は「ラッキー」と思い「チップ頂戴」と言うと「ああチップね、これ。」といってこの男はあるものを取り出しました。

 警察手帳です。(正確に言えば警察官であることの身分証明書)「売春の現行犯で君を逮捕する。署まで来たまえ、チップはあげられないよ。」何が何だか分かりません。「逮捕するなら何で2回もやるんだ。」そんなバカなことを考えているうちに警察署につきました。つい1時間前に裸をみせた男を相手に生まれて初めての取り調べを受けるというのはそれこそ顔から火が出るほど恥ずかしかった。相手の視線が私の体を見透かしてるようで。その夜は豚小屋のような異臭のする留置所の中で一睡もせずに一晩を過ごしました。ずっと泣いていました。

 次の朝、ルチンダが私の身柄を引き取りに来ました。この時はあんなに憎らしかったボスに心から感謝しました。その時は何も考えなかったのですが、これは後になってハッサンに指摘されて分かったのですが、絶対におかしい。私だけ捕まって他の女の子もホーム自体も手入れを受けないというのは。間違いありません。ルチンダと警察官がグルになって私をハメたのです。あの金のことでの喧嘩が原因でしょう。

 皆様はお金を見せられて股を開く私達を「人間」と見てくれていないかもしれません。「メス犬」と思っているかもしれません。しかしこいつらは人間の生き血を吸う悪魔です。まあこいつら自身が私達のことを「人間」とみてないのでしょうが。私は絶対許せません。今度こいつらに会う機会があったらブッ殺してやります。それから皆様の投稿にMPで「どこそこのコンシアは親切だった。」とかありますよね。すべてとはいいませんがコンシアが私の言うところの「ボス」つまりエージェントを兼ねている場合がままあるのです。こうした場合コンシアは当然自分で「飼っている」女を客に勧めますよね。お風呂からでたあと「僕の紹介した女どうだった?」とコンシアがしつこく聞いてきた時、勿論単にチップが目当てのこともあるでしょうが、私のこの話を思い出してみてください。それとも皆様は楽しいセックスさえできれば女の子の個人的事情など興味ないですか?

 不幸とは続けてやってくるものです。毎日アップジョンでラリって仕事をしていた私はピルをを飲み忘れていたのです。この頃はエイズ騒ぎなどなかったので仕事はすべて生でした。妊娠してしまったのです。勿論誰が父親か分かりません。ボスは有無をいわさず堕胎を命じました。私もその方がいいと思いました。貧乏な上に家族が増えたらますます貧乏になるばかりです。毎週の電話で逮捕と妊娠のことを知ったハッサンは早くタイへ来たがったのですが、どうしてもあと2ヶ月は休暇がとれないと言って泣いてくれました。手術前日の夜、夢のなかに私の赤ちゃんが現れました。彼女はシクシクと泣いていました。私は夢の中で「ごめん。本当にごめんなさい。私、貧乏で今はあなたを生んであげられないの。でも私がお金持ちになったらきっとあなたを生んであげるから、その時はもう一度私のお腹の中に戻ってきて。」夢の中で私は懺悔しました。

 手術から3日後、ボスの命令で客を取らされました。悪魔!


第7章 逃亡そして
 堕胎してから私はまるで抜け殻のようにフラフラと生きていました。もう何もする気力もなく薬で精神を麻痺させ眠りにつけば私が「殺して」しまった赤ん坊の亡霊になやまされる。夢の中ではこの子は日に日に成長しているのです。客に買われホテルにいっても薬の飲みすぎでそのまま寝てしまい、起こされても起きず、ボスがホテルまで迎えに来たこともありました。ハッサンから電話があると、「私が今どうなっているのか分かってるの?仕事なんかどうでもいいから速くタイへ来なさいよ。このバカ。」これがかりそめにも私を買ってくれる客に対する言い草でしょうか。デンともつまらないことで喧嘩になりました。私が悪いのはわかっているのに。心も体も壊れていくのが自分でわかりました。

 それでもハッサンは来てくれました。空港からホームへ向かうタクシーの中で「ノイ、このままじゃ君、死んじゃうぞ。もう仕事やめた方がいいよ。」「私の家貧乏なのよ。それに妹の学費もあるし、仕事はやめられない。小学校しか出ていない私が他に何の仕事ができるというの?」「でも君、目つきまでおかしくなってるよ。とにかく仕事をやめて、そのあとで二人でゆっくり考えようよ。」「そうね、それならあなたもタダで私を抱けるしね。」ハッサンは烈火のごとく怒りはじめました。こんなハッサンをみるのは初めてです。「ごめんなさい。あなたの言う通りにする。」

 ホームへ着くとハッサンはボスに面会を求め私が仕事をやめるので今まで私が稼いだ金を清算するよう告げました。するとボスの口から以外な言葉。「冗談じゃないよ。ノイは堕胎費用、保釈金、ホームの規則を破った罰金、あわせて4万バーツの借金がまだあるんだ。」ハッサンはボスに殴りかかろうとする私の腕を制し、「わかった、とにかく5日間、ノイをブッキングするから。」と言って5,000バーツを払い私達はホームをあとにしました。

 ハッサンはリバティーホテルに着くとすぐさま銀行へ行き口座を開き、そしてS国の友達に電話をかけまくりました。「みんな君のことを知ってる奴らだよ。君のためにカンパしてくれるってさ。ちょっと電話にでてみる?」私が受話器を取ると「ハイ、ノイ、色々大変だったね。ハッサンの部屋の中って知ってる?君の写真でいっぱいなんだ。あんまりハッサンをいじめちゃだめだよ。」今までハッサンを子分のように扱ってきた私に対するハッサンの想い。ハッサンの友達の友情。わたしは涙が止まりませんでした。うれしかった。

 3日後、お金が届きました。この間、ハッサンに薬を取り上げられて飲んでいなかったので、私の頭も正常に戻っていました。「ハッサン、そのお金私に頂戴。あのボスにお金を渡すなんて絶対納得できない。私、逃亡する。」「そんなことしたら君の家族、大変な目にあうんじゃない?」「多分大丈夫。私の他にも逃げた子たくさんいるし。それに私たくさん働いたからボスには絶対損はさせてないはず。」「分かった。君は一度言い出したら止まらない性格だしね。よし、作戦を練ろう。」 

 私はルチンダが私の家を訪ねて来てからのことを事細かにハッサンに話しました。ハッサンは少し考え込んだ後、笑顔を浮かべて、「君をバカにするわけじゃないけど、だからタイ人は華僑や日本人に騙されるんだよ。ねっ、まず3万バーツ借りて6万返し、売上げはホームと折半だったら君は借金を返すために12万バーツ売上げなければならないんだよ。それに借用書のことだけどそれはボスが君のお父さんに10万バーツ渡した時点で終わっている。その後の借金はボスが勝手にやったことで君は何の書類にもサインしてないから返す義務はない。それに君を捕まえた警察官、絶対にボスとグルだ。」

 大学を出た人って頭がいいんですね。小学校出の私にはそこまで頭が回らなかった。こんなことならもっと早くハッサンかケンジに相談するべきだった。ハッサンが立案した計画はこうでした。まずデンに電話してひそかに私の荷物をホテルに届けてもらう。市内に安アパートを借りてそこに身を隠す。私は実家に連絡し父に地元の警察へ行き事情を話し、担当になった警察官に賄賂を渡しておいてもらう。村長にも同様にし賄賂を渡す。実家に私の居場所を聞きに来るのはチェンライに住むボスの女に間違いなかろうから、その女が来たら父に「一緒に警察へ行こう。」と言ってもらう。 

 計画は思った通りにうまくいきました。あとで父に聞いたのですが案の定あの女がやってきたので「警察」と言ったら真っ青な顔して逃げていったそうです。アパートに落ち着いた後ハッサンが「これで僕もホームナンバー6には顔だせないね。」と言うので軽くひっぱたいてやりました。ハッサンは笑顔でこれに答え、「ノイ、ここで僕の帰りを待ってて。国へ帰って君と結婚できるよう両親に相談してくるから。」私は「ありがとう」と答えましたがその気は全くありませんでした。2年間もアラブの客を取ってきたのです。向こうの国の事情も何となくわかっていました。ハッサンの両親が結婚を許すわけないし、私まで外国人と結婚しちゃったら誰が家族の面倒をみるのですか?それにベールで顔を隠して生活するなんて私には出来ません。

 ハッサンが帰って何日かはほっとした気分で過ごしましたが、これからのことがだんだん気になりだしました。ハッサンに貰ったお金はほとんど実家に送金しました。生活の糧がないのです。アパート代も食事代も必要です。かといって人前でオッパイを出して踊ったり、客と一緒にお風呂にはいって口でサービスするなんて私には絶対できません。汚いよ。かといって小学校卒でありつけるまともな仕事ではバンコックでは安アパート代さえも払えないのです。そんなことを考えているうちにふとハッサンが以前言っていたことを思い出しました。「グレースホテルっていうのがあるんだよ。僕も君と知り合う前、泊まったことがあるんだけど結構アラブ人の客も多くてね。そこのホテルの1階にさ、女がたくさんタムロってるんだ。客を取るために。でもおばさんばかりだったんで僕はスティサンに通い始めたんだ。」これなら私にも出来るかもしれない。


第8章 グレースホテル
 グレースホテル。サイアム、レックス、テルメ同様、フリーの娼婦が客を求めて集まる場所。皆様にとっては常識ですね。ここはアラブ人の客が多かったので「仕事場」として選びました。90年の2月から6月までいました。私は二十歳でした。あと皆様はアラブ人は背が大きくてデブな女が好きと思ってらっしゃるかもしれません。年配のアラブ人はそうかも知れませんが、青年の場合は全く逆でしたよ。私は152cm、43キロだったのですが若いアラブの客に売れていたのはスティサンでも私のような体型の女ばかりでした。それにアラブのことを言うならファランはどうなのですか?何でよりによってあんな色黒でブスの女ばかり選ぶのでしょう。世界一有名なロック歌手の日本人妻だって、、、、、。話を本題に戻しましょう。

 グレースで仕事をすることにした私はいかにもそれらしい服装をし、いかにもそれらしい化粧をして出かけました。出かけるといっても場所がどこだか分からないので最初はタクシーで行きました。ドライバーに「グレースホテル」と告げると彼は私をしげしげと見つめ、「これから仕事かい?」「そのつもりなんだけど今日が初めてなの。」「じゃあ最初にショップの責任者に話を通しておいたほうがいい。もしなんだったらオレが話してやろうか?あそこには知り合いがいるんだ。」私がありがとう、お願いしたいというと「へへへ、どうだい?ただでやらしてくれたら客をどんどん紹介するけど、紹介するからには品物を知っとかないと。」娼婦のかっこしてるとみんな平気でこういう口を利くのです。私は怒ってタクシーを降りホテルの中に入りました。

 ドライバーに言われたとおり責任者に合い、ここで客をとりたい旨を伝えパプサション(身分証明書)を見せました。「チェンライ出身20歳か。君だったら他で働いたほうが稼げるんじゃないの?ここの相場はカンクン(泊まり)で500バーツだよ。」「いいの私、アラブ人専門の娼婦なの。」「えっ、何でアラブなの?」「仕事が簡単だから」彼は大笑いし私の肩をたたきました。私だって薬飲んでるんだから何でも言えます。「若い時は短いんだよ。若いうちに何でもやって稼げるだけ稼ぐというのが一般的だけど。君は変わり者か?まあいいや、気に入ったよ。とにかく客をとりに来たら店に100バーツ払うこと。あとは自由だ。ただしこのホテルの泊り客とだけは問題を起こさないでくれ。」

 こうしてグレースホテルでの私の仕事が始まりました。回りを見渡すと30過ぎの女ばかり。アラブ人目当てと思われるエジプトの女も何人かいました。とにかく背が高い。私はスティサンと同じく自分を定価1,000バーツ、最低価格800バーツと決めていました。若いアラブ人の客を狙ったのですがこちらから声をかける勇気はなく何となく狙った客のそばに腰をかけると別の場所にいた日本人に声をかけられることもしばしばでした。そんな時は2,000バーツとふっかけてやるのですがたいていの日本人はOKしてしまうのです。こうして日本人価格はつり上がっていって最高は3,500バーツ(当時のレートは1万円が1,600バーツ)払った日本人がいました。

 ここに集まる女にこちらから声をかけることはなかったのですが一度だけ私と同じ位の年の女の子を見かけたので興味をもって話しかけたことがありました。「私T大学の学生なの。お姉さんたちが仕事して私を大学まで入れてくれたんだけど学費がやっとでお小遣いまではもらえないの。でもうちの大学って金持ちが多いでしょ。友達付き合いするにもお金がかかるからたまにここでアルバイトしてるの。」5女の顔が頭に浮かびました。言葉が言い終わるか終わらないうちに私はこの子に平手打ちをくわせていました。彼女は床にひれ伏し大声で泣き出しました。おおぜいの人が集まってきました。私は支配人室によばれ説教されました。私も我慢できなくなり胸の内をぶちまけました。「私だって5女の学費のために体を売っているのに、あの子と5女が重なってきちゃって」「君の気持ちもわかるけど君は君、彼女は彼女。」私はこの時のことを長い間忘れていたのですが、「プリティー ウーマン」でジュリア ロバーツが支配人室に連れていかれるシーンを見た時、閃光のように思い出しました。

 あの大学生は二度と姿を現しませんでした。私も1週間、出入り禁止となりました。まわりでは「ノイは若いのをいいことに大名商売をやっていたがライバルが現れたので追い出した。」という噂が立ちました。

 そうこうするうちにホテルのスタッフやホテル付きのドライバーとも仲良くなっていきました。前にも書きましたが私はかつて番長をやっていたくらいなので仕事以外では結構男の人とウマがあったのです。そんな時あるタクシードライバーがこんな話を持ちかけてきました。「なあ、ノイこんなとこで体売ってるより1ヶ月で5万バーツ稼げる仕事があるんだけどやってみないか?」「5万バーツ?どうせMPかなんかの仕事でしょ。私やだ。」「バカ、MPで5万バーツも稼げるわけないだろ。日本だよ日本。何でも今めちゃめちゃに景気がいいらしくて人手が足りないんだとさ。レストランで皿洗いやって月給が5万バーツなんだって。」「でも日本人てスケベだし。」「アオカンじゃないの。皿洗い。俺のボスから人集めをするように頼まれてんだ。」「でもそんないい条件だったら私なんかに声かけなくても他にいくらでもいるんじゃない?」「ボスがね、日本人は仕事に厳しいから体を売るくらいの根性のある女じゃないと務まらないんだとさ。」私はちょっとおかしいとも思ったのですが5万バーツに心を奪われてました。それに「日本が景気がいい。」というのは実感がありました。何せ私に3,500バーツも払うバカ(失礼!)がいるのですから。 
 
 私はとにかく話しだけでも聞いてみようと思いドライバーにその私を皿洗いのため日本に連れていってくれるという「ボス」に会えるよう頼みました。「忙しい人だから今すぐにというわけにはいかない。後で連絡するからとにかくホテルには毎日顔出せよ。」何の事はない、次の日ボスに会うことになりました。ドライバーにとある場所に連れていかれ面会したのです。びっくりしました。この界隈では知らぬ人はいない大物です。この人なら信用できる。「ノイだね。話は聞いてるよ。君なら問題ないだろう。頑張れよ。」「でも日本へ行くとなると飛行機代とか高いでしょ。それはいつ払うのですか?」「いや金はかからない。日本で仕事を終えたタイ人が帰国するのに使うため君のパスポートを買ってくれるんだよ。とにかく君のパスポートを作らなくちゃ。故郷に帰ってタビアンバーン(戸籍謄本)を持って来たまえ。後は私の部下が全部やってくれるから。」

 「パスポートって売り買いできるものなんだ。」何も知らない私はそう思いました。皆様、笑わないで下さいね。小学校しか出てない人間の知識なんてこんなものですよ。

 ソンクラーンが近づいたこともあり一旦チェンライへ帰ることにしました。日本では戸籍謄本は役所でコピーを貰えるのですがタイでは原本を各々の家で保管し、必要とあればその原本を使うのです。

 家へ帰ると長女が子供を連れて来ていました。私が抱き上げようとすると長女は、「あなたの体は汚れているのよ。汚い手で私の子供に触らないで。」このわがまま女、誰がこの家の家計を支えていると思ってるんだ。私の気持ちを察した5女が「チャイ ジェン ジェン」(気持ちを落ち着けて)と言ったのですが私は家を飛び出してました。こういう時、私の行くところはあの美しいメーコック川の見える村の裏山です。「みんなで私のことバカにして。今に見ていろ。今度は娼婦じゃない、日本でちゃんとした仕事をして稼いで、月5万だから1年で50万バーツ(計算間違い)、来年のソンクラーンにはみんなをびっくりさせてやる。いや、2年いて百万バーツ貯めてやろうかな。」お金のことを考えていると気が晴れてきました。メーコックも私を祝福しているかのように輝いていました。

 グレースに帰りボスのスタッフにパスポートを作ってもらい、日本行きのお呼びがかかるのを待ちながら仕事を続けていました。そうするうちにボスの部下から一人の女の子を紹介されました。彼女の名はエーン、ランパーン出身の私と同じ20歳でモナリザというMPで働いていました。部下は「彼女は君と一緒に日本へ行く予定だ。まあ仲良くやってくれ。」私達はヌア同士ということもありすぐに仲良くなりました。

 ハッサンから手紙がきました。ハッサンは大きな間違いをしています。私が英語しゃべれるから当然読めると思ったのでしょう。勉強してないのに読めるわけありません。全部耳で覚えた英語です。「I Love You」だけは分かりましたがあとはちんぷんかんぷん。今の私にとっては日本へ行くことのほうが優先です。ごめんハッサン。


第9章 日本へ
 皆様、今までの私の話を読んでタイの娼婦に失望しましたか?でも私は性格的なことや17歳と仕事を始めるのが比較的遅かったこと、そして自分で言うのも気が引けるのですが色白で可愛かったので何ら努力をしなくても客がいくらでもついたこと、等で仕事を仕事と思っていなかったのです。金のためしょうがないからやってるだけ。ボーイフレンドもつくったことはないし、プライベートなセックスもしたことなかったのでセックスは苦痛以外の何物でもありませんでした。

 でもそんな娼婦ばかりではありません。まあエーンの話にも少しつきあってあげてください。この時私はハッサンと顔を合わせては気まずいと思いアパートを解約して日本に行くまでエーンのアパートに間借りしていました。私のとは違いプール付きの素晴らしいアパートです。エーンとは色々な話をしました。

私「あなたいつから仕事はじめたの?」
エーン「12歳でハジャイへ行って15歳でスティサン。16歳でメンスが始まって。18歳でモナリザ。」
私「スティサンからモナリザへはどうやって?」
エーン「逃げたのよ。ボスがずるいから。いくら働いてもぜんぜんお金がたまらないんだもん。先に逃げた友達がモナリザで働いてて、私に仕事紹介してくれたの。ね、あなたも日本いくまでモナリザで働かない?グレースなんかで客とってるよりずっと儲かるわよ。」
私「私、客と一緒にお風呂入るの絶対やだし、あんな汚いものサッキングするなんてできないもの。」
エーン「ノイは頭硬いよ。あんなものカウポート(とうもろこし、タイのは日本より小さい)と思ってしゃぶればいいんだし、どうせベットで裸見られるんだからお風呂で見られても同じでしょ。それにペニスだって汚いまま入れられるより自分で綺麗に洗ってあげてそれから入れられるほうがずっと清潔じゃん。」
私「、、、、、、、、、、、」
エーン「私ね日本行きが決まってから日本語の勉強始めたの。先生は勿論お客、モナリザって日本人の客結構多いのよ。それでね{日本語教えて、教えてくれたらスペシャルサービスしてあげる}って甘えるとそれこそ必死になって教えてくれるの。可愛いのよね。それで最後に{もっと教えてあげるからホテル行かない?}{カンクン2,000バーツよ}{OK}ってもう最高。私、日本人大好き、チップもはずんでくれるし。」
私「でも日本人ってやる前にあそこ舐めてくるでしょ。あれって気持ち悪くて。」
エーン「何言ってるの。舐めてもらって濡れてくるから気持ち良く入るんじゃん。」
私「えっ、アレって気持ちいいの?」
エーン「えっ、あなた知らないの。仕事やってるんでしょ。でもそうね、私も本格的に気持ち良くなってきたのはメンスが始まってからかな。それまでは何だかわからなかった。でも今は気持ちイイことしてお金が貰えて言うことないわ。私ファランとかタイ人嫌いなの。かってにいっちゃうでしょ。でも日本人てこっちをいかせてくれるのよ。」
私「あなたってほんとタルンね。私はだめ。好きな相手だったらむこうが満足する顔をみてこっちも満足するってとこかな。日本人で一人だけいたんだよね。」
エーン「(私の話を無視して)客から聞いたんだけど日本にもMPってあるんだって。それで1回8,000バーツなんだってさ。モナリザの10倍だよ。私日本へ行ったら皿洗いの店なんか逃げちゃってさ、日本のMPで働こうと思うの。そしたら客は全部日本人だしさ。そしたら私を好きになっちゃう男が現れてさ、結婚しちゃったりして、ハハハ。」

 ちなみにエーンは本当に日本人と結婚し子供をもうけ、いまでは子育てを旦那にまかせ昼はパチンコ、夜はタイスナックのママと人生を謳歌しています。私にもこんな磊落な生き方ができたらな。

 6月になって日本行きのゴーサインが出ました。私は仕事でアラブ人とパタヤにいたのですが呼び戻されました。この時はどこにいても連絡がつくようにボスの部下に連絡場所を知らせておいたのです。日本へ行くのは私とエーンと「あなた達を日本に運ぶのが私の仕事よ」と言った中年の女性の3人。この時からちょっとおかしいと思うようになりましたがもうどうにもなりません。

 生まれて初めての飛行機でした。TG640です。見るもの全てめずらしかった。離陸後この中年が別のパスポートを私に差し出して、「成田に着いたらこのパスポートで入管を通って。それからあなたのパスポートは私が預かっておく。」渡されたパスポートには私に何となく似ているけれど私より年上のタイ人の写真が貼ってありました。名前は勿論、私の名前ではありません。エーンも同様です。皆様はこれが何を意味するかわかりますよね。私にはわかりませんでした。今では考えられないでしょうが成田の入管ではこのパスポートを使って「Sightseeing?」「Yes」で通ってしまいました。

 税関を通ると2人の日本人が私達を待っていました。5人で用意してあったワゴン車に乗り込み高速道路へと入りました。あの中年女性は日本語が達者で日本人としゃべくっています。私とエーンは一番後ろの席に座っていたのですがエーンが私に小声で「ノイ私達売られたみたいよ。」「えっ、皿洗いの仕事じゃないの?」「私日本語勉強したって言ったでしょ。話が少しだけわかるの。でも私はいいわ。どうせMPで働くつもりでいたんだもの。」私は頭の中が真っ白になりました。「やっと娼婦の仕事から足を洗えたと思ったのに。それにここは日本、客も当然日本人ばかり。アップジョンなしでどうやって仕事をしろというの?」

 新宿のとあるマンションで一夜を明かすと次の日「スナックのママ」と称する日本人が私達を「買い」に来ました。そのまま私達は東京近郊のある町のスナックに連れていかれました。


第10章 タイスナック「フランソワーズ」
 1990年6月20日、私の日本での「仕事」が始まった日です。フランソワーズに着くとママが私とエーンを皆に紹介しました。7人のタイ人が働いていたのですが何とみんな私より年下、最年少は1*歳でした。ママはタイ人の一人を通訳にたて「あなたが日本に密入国するのに莫大な費用がかかっている。私がそれを立て替えた。だから今から9ヶ月間ここで働いてもらう。ショートが2万5千円で泊まりが3万5千、あなたの取り分はどちらでも1万円よ。但し最初の30人分は全額店が貰うから。9ヶ月経ったら預かってるパスポートを返してあげるから他の店に行って働いて。ウチは新人しか置かない方針だから。」何を勝手なこと言ってるんだ。結局スティサンのボスと同じじゃないか。ママは続けて「タイの子は最初これをやらないんで困っちゃうんだけど日本には日本のしきたりがあるの。ホテルに行ったらお客さんと一緒にお風呂に入ること。シャワーだけじゃダメよ。湯船につかるのが日本人の習慣なんだから。それとベッドでは必ず口のサービスをする。これをしないと怒る日本人が多いんだからね。」エーンは「あたりまえじゃん。」ていう顔してます。私は聞いてないフリをしてました。
 
 ママの夫は地元のヤクザの幹部でした。その関係でフランソワーズの客のほとんどはその道の関係者か土建関係の人でした。最初の日店が始まるとそれこそすぐ客がつきました。店がホテル街の入り口にあったのでそのまま歩いてホテルに直行です。ここの店の客はスティサンに来ていた日本人とは比べものにならないくらいひどい客が多かったです。「しゃぶらんかい。」と言いながら私の髪の毛を鷲掴みにし自分の股間を押し付けてくる客もいました。タイ人にとって頭はピー(精霊)が宿る場所です。こんなこと絶対に許せません。シャワーも浴びず裸になってベッドの上に大の字になり、「やれ!」っと言ってやります。「売女のくせに気取るんじゃねー!」と怒鳴られひっぱたかれたこともあります。薬があればもう少しは何とかなるのですがここは日本。手に入るはずがありません。薬がないとまるっきり私の「地」がでてしまうのです。

 店の女の子に聞いたのですが、ある製薬会社のセキ止めシロップを1瓶飲み干すと薬を飲んだと同じ効果があるのです。(作者注:今は製薬会社がこのことを知り成分を変えてしまったので効きません。良い子は絶対マネしないように。)このおかげで少しは落ち着いて仕事をこなすようになったのですが皆様の言う「マグロ」であることに変わりはありません。客からもだいぶ苦情がきたようでママからしょっちゅうこごとを言われました。でもそんなの何処吹く風です。誰が騙したんだ。

 店に顔を出す客はとにかく一度は私を指名しましたが二度目に指名してくれる客はほとんどいませんでした。逆にエーンは指名こそ少なかったのですが一度指名された客を必ず「リピーター」にしていました。他の子も概ね商売熱心で客の股間に手をやりながら「今日、ホテル行く?」などと誘いをかけていました。ここでの仕事は客をとらない限り、いくら接客しても一銭にもなりません。でも私には絶対出来ません。エーンは日本語がどんどん上手になり日本の歌もカラオケで歌えるようになりました。私は「安奈」をタイ語で歌うだけでした。日本に来るまでこの歌はタイの歌だと思ってました。

 こんなこともありました。ママの夫が組のゴルフコンペの打ち上げをフランソワーズでやったのです。店を休みにして。そしてコンペの商品が私たちです。1等賞はエーンで私はブービー賞でした。「ブービーが一番いいじゃないか。」と言った招待客がいましたが、となりに座っていたヤクザが、「あいつははねっかえりでしかもマグロでどうしようもない奴なんですよ。」とささやいていました。ヤクザ達は私達をホテルに連れこみ、弄んでそして帰っていきました。

 この夜は初めての「仕事明け」でした。普通この手の店は休みなどないのです。ママが「今日はうちで賭博やるからやりたい人はついておいで。ごちそうも用意してあるよ。」というと私とエーン以外はみんなついていきました。ついていかないとママの機嫌を損ねるらしいのですが、そんなこと知ったこっちゃない。

 私も日本へ来て以来、毎日仕事だったのでエーンと二人で過ごすのは初めてです。スナックの2階の宿舎でふとんに入るとエーンは「それにしてもタイ人はレンパイ(賭け事)が好きだよね。私はやだ。せっかく稼いだ大切なお金だもん、レンパイでまきあげられたらたまったもんじゃない。」と言いました。トッポくみえるエーンですがこういうところはしっかりしています。「日本てすごいよね。私もう結構お金貯まっちゃった。あの有名な土建屋の社長、この前たっぷりサービスしてあげたらチップ10万(このころはバブルでした)もくれたの。チップがいいって話は聞いてたけどこんなにくれるなんてびっくりしちゃった。」「あの人私ともデートしたけどチップなんかくれなかったわよ。」「あなたもうそろそろその硬い頭何とかしなさいよ。ここは日本よ、あっちこっちにお金が落ちてるんだから。自分の仕事に自覚を持って、客にサービスすればいくらだってお金稼げるんだから。何だったら下の冷蔵庫にバナナがあるからアレのやり方教えてあげようか?」「あなたって本当にタルンね。それよりここの客ひどすぎる。私もうやってけない。」「それはそうと、これ噂なんだけど1階のトイレ、あなた夜変な音聞いたことない?」「私、仕事続きで夜ここで寝るの初めてだもの、それって怖い話?」「何で私よりあなたの方が売れるの、もう、まあいいわ何年か前ちょうどあなたみたいなタイ人が悩んだ末にあのトイレで首吊り自殺したらしいの。死体はママの旦那が適当に処理したらしいんだけど、それ以来夜になるとすすり泣く声が聞こえるらしいの。私も聞いたことある。」
 こんなとりとめのない話をしながら一夜を明かしました。私こんなとこにいるの本当に嫌です。

 2週間が過ぎたある日、ここの客層とは明らかに違うこざっぱりとした服装の客がやってきました。銀縁の眼鏡をかけたその風貌は何となくケンジに似ていました。私が客のいない席にふてくされた顔をして座っていると私に手招きするのでしかたなくその男の席につきました。男は「名前は?」とか「何歳?」とか「君、色白だからチェンマイでしょ。」と話かけてきます。うざったいので「No speak Japanese」と言うと今度は英語でしゃべりかけてきました。考えてみると来日以来、日本人とまともに会話するのはこれが初めてです。「ノイちゃん彼氏いるの?」と聞いてくるので「S国に彼氏がいるの。国に帰ったら結婚するんだ。だから私の英語ってアラブ訛りでしょ。」と言ってやりました。「ああそうなんだ。僕の英語もフィリピン訛りでしょ。フィリピンクラブで覚えたんだ。僕も日本人の彼女がいてね。本当はもっと遊びたいんだけど来年あたり結婚かな。もう僕も34だし。」本当に嫌な奴だ。ケンジとは全然違う。でもケンジだって私に嘘をついていた。正直なだけこの男のほうがマシか。彼はコウイチという名でこの街で小さな会社を経営していました。「僕、ベタベタしてくる女って嫌いなんだよね。ノイちゃんみたいな子がいいな。僕、前にもタイの女の子に彼女いないってことにしてつきあったことあるんだけど、やっぱり気まずくなっちゃうんだよね。君にも彼氏がいて僕にも彼女がいるってことでドライなつきあいしようよ。」 ここをどんな店だと思ってるんだ。勝手にほざきやがれ。このバカ。
 コウイチは2時間位陽気にしゃべくって帰っていきました。帰りにそっとチップを置いていきました。こんちゅくしょう。だけどチップくれたから許してやるか。

 3日後、店を開けると外でコウイチが待っていました。「ノイちゃん今日誕生日でしょ。バースデイケーキ持ってきたよ。」と言って店に入ってきました。」忘れていたのですがこの前色々と聞かれた時に今日が誕生日であることを告げていたのです。「ノイちゃんすぐ売れちゃうっていうから早くから来て待ってたんだ。」

 誕生パーティーが始まりました。とにかくタイ人は誕生パーティーが大好きです。みんなお客そっちのけで盛り上がっていました。エーンが「ノイどうしたのよ。うまく男たらしこんで。こいつあんたに気があるんじゃない?」とささやきかけてきました。「やだ、こんなチャラチャラした女ったらし。私が好きなのはスタローンみたいな男らしい人。」と答えましたが、私にとって誕生日を祝ってもらうのは生まれて初めてだったのでうれしくてたまりませんでした。コウイチは「盛り上がったところでノイちゃん、今日は僕とデートしてくれるかな?君が好きだって言ってたランボーの3部作、用意してあるよ。僕、一人暮しだから大丈夫。これからうち帰って一緒にビデオ見よ。」


第11章  帰国
 「人間とてこの地球上における一種の生命体である。そしてあらゆる生命体は創造主から種族保存の本能をインプットされている。種族保存の手段とは進化であり進化の手段とは生殖である。下等生物は一度に多数の子孫を産み、その中でよりすぐれた遺伝子の組み合わせを持った個体だけが生き残り次の世代の生殖にかかわることによって進化を遂げていくが、人間のように子孫を産む数が限られてしまっている高等生物はあらかじめメンデルの法則、特に優性の法則に合致する遺伝子を持った交配相手を本能的に識別するんだ。人はこれを「恋」と呼ぶ。つまり恋とは非常に単純な大脳生理学的現象なんだよ。わかるかいノイちゃん?」ランボーに夢中になっている私の横でコウイチがゴチャゴチャしゃべっています。

 「私、小学校しか出てないからそんな難しい単語並べられてもちんぷんかんぷんよ。何がいいたいの?あっ、ちょっとこれ見て。タイのお寺。ランボーはタイに住んでいるのよ。」「ランボーって鼻が高いでしょ。かっこいいって憧れるよね。鼻が高いってことは酸素摂取能力が高いっていうことだよね。つまり生存に適している、それを君の本能が感じ取るから好きになるしセックスしたくなるんだよ。彼は鼻を高くする遺伝子を持っているのさ。」「あなたさっきからゴチャゴチャ何が言いたいの?それに私、男となんかセックスしたくないよ。仕事だからしょうがなくやってるの。」「いやつまり昔は交通手段が発達してなかったから遺伝子の交雑は地域性が限られていた。僕の遺伝子は何千年もの間、日本で培われてきたものだし君のはタイの山奥で。全く違う遺伝子だから僕の遺伝子が本能的に君の遺伝子を求めるんだよ。種が遠いといい子孫ができるって言うでしょ。」「もしかして私のことが好きって言いたいの?」「そう言われちゃうと身も蓋もないけど。」コウイチは話題をそらすようにビデオを取り替えています。

 「あなた最初からおかしいと思ってたんだけど私をくどいてどうしようっていうの。私の仕事何だか知ってるでしょ。今だって裸になれって言われればなるし、やらせろって言われればやらせるし。」「いや何ていうかセックスって心のふれあいというか、そういうのがあってやるから楽しいわけでしょ。勿論、お金は払うから、受け取ったらノイちゃんもそこで仕事は終わりと考えてもらって、その後の時間は僕とプライベートで付き合うって考えてくれればうれしいんだけどな。」

 ほんとにこいつバカじゃないかと思いました。まさかこのあとコウイチが私の救世主になるなんて。この後コウイチは毎日のように私を買いにきました。何日も一緒にいればだんだん心も打ち解けてきます。ある日私は今までのことを全てコウイチに話し、心の中のもやもやをぶちまけました。「私、フランソワーズは絶対いや!」「うん、そうだな。ノイの性格じゃ日本での仕事は務まらないね。でもそのハッサンていう男、ちょっと可哀想じゃない?もしかしてノイの婚約者ってハッサンのこと?」「あれは嘘ついたの。私に婚約者なんているわけないでしょ。コウイチはいいよね。会社が順調で、来年は結婚するし、これからUPの人生よね。私はDOWNしていくだけ。」コウイチは少し考え込んで「いや、そうとも限らないよ。」この夜、私は初めてママに言われた通りの仕事をしました。

 それからプッツリとコウイチは来なくなりました。「やっぱり日本人は人を騙すのが平気なんだ。私にアレをやらすのが目的でやさしくしてただけなんだ。」そう自分に言い聞かせました。数日後の昼間、私はママの家に呼ばれました。私はどうせまた客の苦情で小言いわれるんだと思いながらも逆らうわけにいかないので家に向かいました。家に着くと何とコウイチがいるではありませんか。ママは私に、「コウイチさんがあなたを身請けしたいって言ってるけどどうする?あなたの自由よ。」何を言われているのか分かりません。コウイチが英語で通訳してくれました。「そういうこと。僕はノイの望みをかなえたつもりだけど嫌だったらかまわないよ。」頭が真っ白になりました。私は涙をこらえて首をたてにふっていました。
 
 私の娼婦生活はこのようにあっけなく終わりました。ママからパスポートを返してもらい、コウイチと一緒に荷物を取りに店に帰りました。みんなに別れを告げ、とにかく一刻も早くこの店から離れたかったので、そそくさと店を後にしました。別れ際にエーンが、「ノイ、うまくやったじゃない。あなたのどこにそんな才能があったの?セックスもへたくそなのに。あのさ、1ヶ月くらいたったら逃げ出っしゃいなさいよ。そしたら日本中どっこでもフリーで働けるでしょ。お金バンバン稼げるわよ。」

 コウイチは私を会社の従業員用に借りていたアパートに連れていきました。私がしゃべろうとするとそれを制して、「実はママの旦那の親分、うちの会社のお客さんだったんだ。そっちに頼んだらすんなりさ。でもノイを1ヶ月間連れ出す位の金はかかったけどね。それよりパスポートちょっと見せてよ。」コウイチは私のパスポートを見ると顔を曇らせ、「このパスポート、入国ビザが押してないじゃないか。」私が事情を説明すると、「何でそれを先に言ってくれなかったの。3ヶ月のビザがあると思ったからこそパスポート取り返したんじゃないか。本来のノイのビザはオーバーステイしていたタイ人を国に連れ戻すために使われちゃったんだよ。ビザがあと2ヶ月残ってると思ったから、その間はノイとやり狂ってビザが切れる前にタイへ帰そうと思って身請けしたのに。」

 やっぱりそんな魂胆かこのスケベ男は。「つまり1ヶ月分のお金で私を2ヶ月分楽しもうと。」「地獄の底から救ってやった男にその言い方はないだろ。ビザが心配だったから、ビザ切らっしゃうと手続きが面倒だし、1年間入国出来なくなるし(現在は5年間)。」「わかった、しばらくは帰らない。あなたの好きにして。とにかくアオカンの仕事はもう嫌。」

  結局私はコウイチの会社で下働きをすることになりました。「タイから研修に来た。」ということで働き始めたのですが会社のスタッフ達はうすうす気づいていたようです。でも私にとっては新鮮で楽しい毎日でした。何よりもやっと娼婦の仕事から手を切れたのです。

 最初のうちは気にならなかったのですが、だんだんコウイチのことが気になり始めました。好きになってしまったのです。そうなると嫉妬の炎がメラメラと心の中で燃え上がります。コウイチはしょっちゅう友達とフィリピンクラブとかタイスナックとか飲み歩いていたし、日本人の彼女が泊まりに来た日はアパートに顔を出しません。そんな夜はアパートで一人寝していると寂しくて、切なくて。だんだんと喧嘩もするようになりました。喧嘩が原因でコウイチが何日もアパートに顔を出さないこともあり、私がフランソワーズの2階に泊まることもありました。そんな時は決まってエーンが、「いいチャンスだから逃げちゃいなさいよ。東京で働けばここよりもっと儲かるらしいわよ。ショート3万の泊まり5万だって。そしたらコウイチは私が貰うから、だって日本人で私達を人間扱いしてくれたの彼だけでしょ。」 

 私達は喧嘩したり仲直りしたりしながら4ヵ月を過ごしました。11月になってコウイチは言いました。「多分このままじゃ僕達ダメになるよね。僕は最初から彼女がいるって君にいってあったし、今まで僕の方から友達誘って飲みにいってたんだから、ノイとこうなったからって友達の誘い断るのは男じゃないし。」「私と友達とどっちが大事なの!」「どっちていう問題じゃないでしょ。思うんだけどノイは今、水槽に入れられた鯉なんだよ。自由に出来ないから息苦しくなるし、キート ヨー(色々考える)でしょ。一度、大きな川へ戻ってみたら?」

 大きな川、この言葉を聞いた時あのメーコック川に沈む夕日の光景がまるで映画のシーンのように浮かんできました。そうだ、故郷に帰りたい。家族にあいたい。でもそうしたらコウイチとは別れることになるだろう。私が初めて愛した人だから離れたくない。「一度帰って、ビザを取りなおして、堂々とこのアパートに戻ってくればいいじゃない。不法滞在のままじゃ不安でしょ。」確かにいつかは捕まるんじゃないかという不安はありました。落ち着かない日々でした。「でも帰っちゃったら1年間は日本に来れないんでしょ。そしたらコウイチは結婚しちゃってるだろうし、別の女つくってるだろうし。」「信用ないな、まあしょうがないか。あのさ、君の本名ってアルファベットでphaって書く部分があるでしょ。タイへ帰ったらパスポートなくしたことにして再発行してもらうんだ。但し、申請書を書く時、その部分をpaと書く、ここがポイントだから。そうすれば成田のコンピューターなんかちょろいよ。偽造パスポートなんかやばいけど、これなら本物のパスポートだからね。」「あなた何でそんな事知ってるの?」「だてに外国人の女の子と遊んでるわけじゃないさ。」

 私はコウイチを100%信用していたわけではありません。私はコウイチに捨てられた時のための決心をしていました。「私は二度と娼婦はやらない、もうコリゴリ。でも妹だけは大学を卒業させてあげたい。だからあと10ライの田んぼが欲しい。私が耕す。それと私は結婚しない、だから私だけの部屋を増築したい。そのお金コウイチがだしてくれたらタイへ帰る。それとコウイチが私を家まで送ってくれること。」「それって僕のこと全く信用してないってことだよね。まあノイの部屋っていうんじゃなくてノイと僕の部屋っていうんなら出してもいいよ。4ヵ月間、ノイのあそこにもだいぶお世話になったし。」「タルン!」

 大手町の入管に出頭しました。簡易裁判で難民認定法違反により国外退去と1年間の入国禁止を言い渡されました。そして帰国となったのですが強制退去で帰国したタイ人がバンコックの入管で取調べを受け、賄賂を要求されたという噂を聞いたので、トランジットでチェンマイに行くことにしました(このころチェンライはまだ国際空港ではなかった)。チェンマイの入管は無事通過しましたが税関で日本から持ちかえったラジカセのタックスを要求され、おみやげ用のりんごを5個取られました。さてここから私の家までタクシーで3時間です。


第12章 我が家の高度成長
 前章で私の娼婦生活は終わってしまいました。僅か2年半の出来事でした。でも、十数年経った今でもトラウマとして残っています。多分、一生消えることはないでしょう。この先を読んでいただければわかると思いますが、私は数十万のタイ人娼婦の中でも最も幸運で幸せな人生を送れたうちの一人だと思います。でも結局、娼婦を出した家庭は幸せにはなれないのです。外道平民の皆様にはこの先は興味ないかもしれませんが、あと3章ほど、私の話におつきあい下さい。 

 1990年12月5日、王様の誕生日に私は生まれ故郷に帰りました。コウイチにとって初めてのタイです。家族は涙で迎えてくれました。コウイチは村の印象を、「なつかしいね。子供の頃を思い出すよ。昔は日本もこうだったんだ。となりのおばさんが醤油借りに来たり、金持ちの家に集まってみんなでテレビ見たり。」と言っていました。しかしその視線は若い娘を追いかけ、「可愛い娘ばっかりじゃん、しかもノイみたいな使い古しじゃない。うーん、遺伝子が騒ぐ。」って騒いでるのは自分でしょ!

 コウイチが「冷えたビールが飲みたい、氷を浮かべたビールなんかやだ。」とダダをこね始めました。でもこの村に電気が通ったのはまだ5年前、冷蔵庫を持っている家庭などありません、冷蔵庫を買うことになりました。どうせコウイチのお金です。2ドアの冷凍庫付きを買わせました。ついでにNTSC,PAL切り替えのできるカラーテレビも、日本から持ちかえったスーパーファミコンで遊びたかったからです。

 村では「コン ジープンが来た。」と大騒ぎになりました。日本人がこの村にやってきたのはコウイチが初めてです。見物人がぞくぞくとやって来ます。コウイチは村のよろず屋のメコンとビールを買い占め、村人達にふるまいはじめました。子供達も初めて見るテレビゲームに群がっています。家の中はてんやわんやになりましたが両親もコウイチも本当に楽しそうでした。狂乱の3日が過ぎコウイチは日本に帰りました。帰り際コウイチは「ノイの村って最高!2ヶ月経ったら絶対に戻ってくるから。」と言って残ったお金を全部置いていきました。ああ失敗した。冷蔵庫、一番安いのにしておけば良かった。

 早速、私はコウイチに言われた通りにパスポートを作りました。そして家の増築です。コウイチは「どうせ増築するなら湯船のついた風呂もつくって、やっぱり日本人はシャワーだけじゃものたりないよ。」と言っていたのですがタイ人に湯船は必要ありません。もしコウイチが戻ってこなかったら無駄になります。戦争時代、日本兵相手に卵を売っていたことのある父は、「日本人は礼儀正しい。礼をつくせば礼で返してくれる。おまえが言われた通りにすれば必ず戻ってきくれるよ。」と言うので断腸の思いで風呂場を作りました。

 4女の発案で氷を売ることにしました。ビニール袋に水を詰め輪ゴムで縛って、それをコウイチが買った冷蔵庫で氷にして売るのです。1つ1バーツです。1日50個作るのがやっとだったのですが、飛ぶように売れました。我が家にとって1日50バーツは貴重な収入です。2ヶ月後、本当にコウイチは戻ってきました。氷の話をすると、「ノイの家族、やるじゃん。僕、前にフィリピンの女の子と仲良くなってフィリピンまで行ったことあるんだけど、僕が顔出したとたんに家族のみんなが仕事やめっちゃってね。要するに僕からの送金をあてにしたんだな。その後彼女から父親が病気とか何とか、金をせびる電話攻撃さ。勿論、別れちゃったけどね。ノイの家族はえらいよ。そういうことならいいアイデアがあるんだ。」と言って電話を買いました。私の村に電話などありません。コウイチと連絡をとる時もあらかじめ日時を約束しておいて、私が40分かけて市内の電話取り次ぎ所まで行きコウイチからの国際電話を待つのです。混雑している時は2時間待たされることもありました。コウイチも日本から何時間もかけ続けないとつながらないこともありました。

 ノンブア村だけでなく近所の村にも電話線が通っていませんでした。そこでコウイチが買ったのは無線電話です。庭に15mのアンテナを建て費用は7万バーツかかりました。電話番号は今の携帯と同じく01で始まる番号です。「日本でちょこっとつきあったことのあるタイの女の子からね、彼女の村にこれで大儲けした奴がいるって話聞いたことあったんだ。市内の取次ぎ所よりちょっと安い料金でやればバッチリだと思うよ。」母と4女が中心となって、我が家も電話取次ぎ業をはじめました。近隣の村、というよりも私の郡、唯一の電話業です。コウイチの言ったことは本当でした。この電話はとんでもない富を我が家にもたらしました。仕事は大変でした、電話を受けると相手を呼びにいかなければならないので4女と母は朝から晩まで村中を、いや近所の村までも駆け回っていました。

 ああ、もし3年前、いや5年前にこの電話機があれば私も2女も体を売る必要などなかった。お金って本当に不思議です。貧乏な時は必死で働いても全然貯まらないのに、一度貯まり出すと自然に増えていくのです。家の増築も終わり、勿論村で一番の家になりました。私とコウイチは村の有名人になりました。第2の私をめざして日本行きのラッシュが始まりました。女は私のように借金を背負わされ、売られるのですが、男はこの当時で10万バーツ以上の支度金を用意しないと日本に密入国させて貰えません。そういう時はうちに田んぼを売りに来るのです。村でこれだけのお金を現金で用意できるのはうちだけでしたから。ついこの間までは村で一番貧乏だったのに。田んぼが増えると小作人を雇い、我が家はますます裕福になりました。さらに村人の日本熱が高まります。その中に密かに私への嫉妬心を燃やしていた、あのナーもいました。

 話はコウイチが2度目にやってきた時に戻ります。1991年の2月です。ビザを取るため2人でバンコックに行きました。今では信じられないでしょうがこの当時は日本人が大使館へ行ってパスポートを見せ、「友人を日本に招待したい。」と言って、身元保証書にサインをすれば、その場でビザがおりたのです。こんな簡単なのに、わざわざ借金を背負ったり、10万バーツ用意したり、タイの農民はなんて無知なのでしょう。コウイチには初めてのバンコックだったし、私もサパンクワイ周辺にしか土地勘がなかったのでリバティーホテルに落ち着きました。コウイチはこの日の夜便TG642で帰国します。私は一人でホテルに一泊しなければなりません。寂しいのでデンを連れ出すことにしました。しかし私は逃亡した身です。ホームに顔を出すわけにはいきません。コウイチにデンを連れ出すように頼んで、スティサン通りのガソリンスタンドで待っていました。コウイチはデンの肩を抱きかかえるようにして戻ってきました。「デンちゃんて可愛いね。ノイよりずっと可愛いじゃない。」ひっぱたいてやりました。 今考えればこの時、日本での遊びしか知らなかったコウイチにタイでの遊び方を教えてしまったようです。失敗した。

 タクシーを拾い3人でホテルに向かいました。左側に並ぶゴーゴーバーを指差してコウイチは、「ねえねえノイ、あの店なあに?ちょっとあやしい雰囲気だけど?」無視しました。ホテルに着きました。ロビーで以前に私をブッキングしたアラブ人に出会ってしまった。「君、ノイだよね?」と声をかけてきたので知らんふりして通り過ぎました。デンとは積もる話が山ほどありました。デンの話によるとスティサンのホームも大分さびれてきたとのことでした。私の逃亡以来、女の子の逃亡が相次いだこと。ボスが業を煮やして逃げる心配のない山岳民族やビルマ人を連れてきていること。S国大使館とタイ政府のトラブルでアラブの客が減ってしまったこと。エイズの噂が広まり仕事でコンドームを使うようになったこと等。コウイチが「帰る前に一発やらせてよ。なんなら3Pでもいいから。」またひっぱたきました。デンが私の話を聞き、日本へ行きたがりました。コウイチは「僕が身元保証して君が不法滞在したらノイの身元保証ができなくなるからダメ。」と断りました。とりあえず脳みそはあるんだ。

 こうして日本とタイを行き来しながらの2人の交際がはじまりました。92年の後半になるとタイ人の不法就労が日本で問題化しビザ取得が難しくなりました。「旅行ビザがダメなら学生ビザだ。」でも学生ビザは高校を出ていなければ取れません。「卒業証書?そんなもん偽造、偽造!」ということで92年暮れから私は、小学校出のタイの百姓は、日本語学校の学生になりました。日本語学校は8割以上出席しないと即ビザ停止になります。気軽にタイと日本を行き来出来なくなりました。どうせコウイチとは結婚できないのです、それならこれをチャンスに資格を取り企業に就職しようと頑張りました。私以外の学生は全部中国人でした。彼らは勉強が目的ではなく日本で仕事して金を稼ぐのが目的だったので、授業が始まるとすぐ居眠りを始めます。私と先生のマンツ-マンの授業です。「タイの人は真面目だね。」と先生から誉められました。

 コウイチは日本人の彼女と別れていました。「ノイのために彼女とは別れたよ。」と言っていたのですが、会社のスタッフに聞いてみたら、女遊びが過ぎたのと私のことがバレて彼女に見放されたそうです。ですから私はアパートを出てコウイチの家で二人で暮らしていました。タイで買ったピルがなくなってしまいました。コウイチが「僕、若い時に副睾丸炎を患ったことがあるから多分、種ナシ。大丈夫だよ。」と言うのでピルをやめてしまいました。そうしたら、、、できてしまったのです。

 産婦人科の帰り、私は決心していました。この子は絶対、スティサン時代に堕ろした子が帰ってきてくれたんだ。そして今の我が家の経済状態なら充分に子供を育てていける。父親も誰だかわかっている。学校をやめタイへ帰ってこの子を育てよう。しかしコウイチの口からは以外な言葉が返ってきました。「学生ビザで子供産んじゃまずいよ。結婚ビザに変えなくちゃ。」


第13章 時は流れて
 結婚と子供ができたことを家族に報告するため、コウイチと一緒に一旦チェンライに帰りました。1993年のことです。父は「やっぱり日本人は礼儀正しい。コウイチは我が家の仏様だ。」と言っていましたが、女ったらしですけべな仏様なんているのでしょうか?

 4女の様子が少しおかしくなっていました。理由は長女はタイの公務員と結婚し、2女はシンガポール人と、私は日本人と、そして5女は大学へ進学しています、自分だけが取り残された気がしたのでしょう。家族としては4女には村の真面目で働き者の男を婿にとってもらい家を継がせたかったのですが4女は首を縦に振りません。タイ人との結婚はぜったい嫌だと言います。4女の友達の何人かは結婚後、夫からエイズを感染させられていたのです。

 私は日本で出産することにしていたので出産前後には4女に日本に来ていて欲しかった。しかし大使館にどんなに理由を説明してもビザをくれません。2年前まであんなに簡単だったのに。コウイチは、「ノイの妹、どうせタイ人とは結婚する気ないんだろ?」と言って4女の承諾をとり、知り合いの日本人と結婚させてしまいました。コウイチはとにかくやることが極端です。「あいつはいいよな、処女の嫁サン貰えて。僕なんか使い古し。」ひっぱたいてやりました。とにかく妹の助けで日本で無事出産することができました。

 ナーが日本に来ました。タイで相談を受けた時、「大学まで出たあなたが何であんな仕事しなければならないの?」と思いとどまるよう説得したのですが、「あなたに負けたくない。」の一点張りでした。「ノイは自分だけ金持ちになって私を金持ちにさせたくないんでしょ。」 ナーは私と違い大学出でタイでの売春の経験もありません、そして家が金に困っているわけでもありませんでした。ただ「金を稼ぐんだ。」という強固な意志のもと、客の要求にもすべて応えていたので日本での評判もすこぶるよく、かなりの金を稼いでいたようです。

 1年経った頃、ナーは酔った客とスナックからホテルへ客の運転する車で向かう最中、泥酔した客が運転を誤りセンターラインをオーバーし、対向車と激突して死亡しました。私がそのことを知ったのはチェンライの私の家に見知らぬタイ人から電話が入ったからです。電話取次ぎ業というのはまず電話を受けると相手の名前を聞いて一旦切り、母が相手を呼びに行き、再び電話がかかるのを待つ、という仕事なのですが、この時は「ナーが死んだことを両親に伝えてくれ。」とだけ言って切れたそうです。「この場合、取次ぎ料もらうべきかしら?」などとばかなことを言ってる母を尻目にコウイチに頼んで事故のあった所轄を調べ、さっそく警察に向かいました。ナーがいたスナックはタイ人も台湾人ママも逃げてしまってみつからないそうです。しかたなく私が検死に立会いました。この後、保険金をめぐり大騒動になったことは皆様のご想像通りです。コウイチもこの時はタイ人に対しかなりの不信感をもったようです。

 数年は平穏な日々が続きました。コウイチと女のことで喧嘩になることはしょっちゅうでしたが。たまに私がタイ人の集まる場所にいくと、タイ人は何故こうなのでしょうか、私に「あんたの旦那○○っていうタイスナックに通ってるわよ。」とか「○○っていう子を買ったみたいよ。」とかあることないこと告げ口するのです。「あんたの旦那と寝た。」と言い出す女も現れる始末です。とにかくコウイチは結婚後もタイ人との遊びをやめませんでした。不思議と日本人のいる店には一切近づきません。一度そのことをコウイチに問い正したことがあります。「おしり。おしりだよ。タイ人のヒップアップしたきれいなおしり見たあとさ、日本人のあのドテーっとしたやつ見ても立たなくなっちゃったんだよ。でっ、でもノイと結婚してからは一切やってないよ。ほんと。」いつかちょんぎってやる。

 電話が入ったことで,一時音信が途切れていた2女とも連絡をとりあうようになったし、貧乏から逃げていた長女も家族を連れてしょっちゅう顔を出すようになりました。4女はコウイチとは正反対の真面目な日本人と結婚したので幸せに暮らしています。日本の町工場で働き、給料をせっせと盤谷(バンコク)銀行へ貯めこんでいます。5女の学生生活も順調です。父も小作人を率いて真面目に農業に取り組んでいます。こうして一度は切れかけていた家族の絆もだんだんと強固なものになっていきました。

 いよいよ待ちに待った5女の大学の卒業式です。私は初めて、コウイチの両親にわがままを言って子供を預かってもらい、タイへ渡りました。2女もシンガポールからやってきました。卒業式、5女が卒業証書を受け取った途端、私達姉妹は抱き合って泣いていました。この瞬間こそ、2女が、私が、体を売ってまで待ち望んでいた瞬間です。この後、5女はシンガポールへ語学留学し、バンコックの外資系企業に就職しました。私は妹に「今まであなたにかかった学業費用を返し終わるまでは結婚するな。」と言って聞かせました。

 ジアップの家は相変わらずでした。父親は博打に明け暮れ、ジンは妾と娼婦の繰り返し、ジアップはタイ人と結婚しながらもバンコックで売春を続け、2人で家へ送金を続けていました。家族はすでに働く意志はなく、田んぼも小作人にまかせて、娘の送金だけで生活しています。そしてジアップの夫がエイズを発病しました。ジアップもあわてて検査にいったのですが、やはりキャリアになっていました。それでも売春をやめません。家に送金しなければならないからです。(皆様、気をつけて下さいよ。)数年後、ジアップは発病し家に戻っていました。家族で里帰りしていた私は嫌がるコウイチを連れて見舞いに行きました。彼女のありのままをコウイチに見せて、何とか女遊びをやめさせたかったからです。ジアップはやせ細り、肌の色は土色で体中に発疹が出ていました。彼女は「チョット待って。」と言い、柱に頭をガンガンとぶつけ始めます。「ごめん、時々頭が切り刻まれるような痛みが走るの、そういう時こうすると麻痺して痛みを感じなくなるの。」私は言葉も出ませんでした、1歩間違えれば私もこうなっていたかも知れないのです。「ねえ、ノイ。私達同じ年にこの村で生まれたのよね。同じ小学校へ行って、ハジャイに行ったのも同じ、バンコックも同じ。でも今、何でこんなに違うの?結婚?ノイならわかるでしょ、私達娼婦って何処へ行っても犬扱いよね。私だって男なんて女の体を弄ぶだけの生き物だと思ってた。でも夫は違った。私のこと人間の女として扱ってくれた。夫の家も貧乏でね、パタヤで男に体を売ってたの、私と同じ13歳から。でもカトゥーイ(おかま)にはなりきれなかったみたいで。似たもの夫婦よね。」

 私はコウイチに感想を尋ねました。「やっぱり欧米人に比べると食料事情の関係かな、感染から発病までの期間が短いね。」「そんなこと聞いてるんじゃないでしょ!」「いっ、いや、コンドームを使えば、いや、僕は今はやってないってば。」娘がこんな状態になっても博打をやめないジアップの父親と、こういう現実を見せつけても女遊びをやめないコウイチと、どちらが本当のバカなのでしょうか?

 姉のジンが話しかけてきました。「ジアップが死んだらどうなるかわかる?私が今以上に送金しなければならなくなる。ただそれだけ。私気がついたんだけどさ、この村からもずいぶんと娼婦出してるでしょ。でも裕福になった家ってある?ないでしょ、みんな父親がうちみたいに博打に走ったり、女につぎ込んだり、酒浸りになって仕事やめちゃったり、私わかったの。タイの百姓は裕福になろうと思っちゃいけないの。無理してなろうとするからナーや妹みたいに死ななければならないのよ。」私は、「私のうち見てよ、裕福になったし幸せになった。パヤオだって綺麗な家がたくさんある。あれみんな娘たちの送金で建てたんでしょ。」と反論しました。でも確かにこの村で綺麗な家を建てたのはジンと私だけです。「パヤオは別、あそこの人間はみんな見栄っ張りだから、近所が競い合って借金して無理して建ててるの。家の中見てみなさいよ。家具もなんにもないから。それとあなたの家も別、姉妹3人で外国人専門の売春婦やってんだから。お金も貯まるわよ。」「2女と私は確かに体売ったわ、でも4女はちゃんとお見合いして結婚したのよ。」「タイの百姓の娘が先進国の男と結婚なんて不自然でしょ。あなた達のやっていることは相手を一人に絞って体売ってるってことじゃない。あなた達の子供はタイ人?日本人?シンガポール人?」「違うわよ。私達、夫にお金をせびったりしない。日本人はスケベだけど頭いいのよ。私の家族はコウイチを信じて彼の言う通りにやってきただけ。」「そのコウイチが私に色目使うんだけど。どうする?」あのバカ!「あなたの家は5女以外は美人揃いだしね。でもあなたの家だってこのままのわけないわよ。だってそれじゃ不公平だもの。」

 私の家が不幸になる?そんなこと考えられません。もしあるとしたらコウイチがどっかでエイズ貰ってきて私が感染する?もしそうなったら私は自殺します。ジアップみたいになるのは嫌です。

 作者注:「パヤオ」 チェンライ南隣の県、昔はチェンライ県の一部だった。昔から娼婦の供給地として有名。「チェンマイ美人」という言葉は実は「パヤオ美人」であるという説もある。ただここの住民気質は日本でいえば名古屋と同じ。 


最終章 メーコックの夕暮れ
 私も30歳になりました。思えば夢のような十数年でした。スティサン時代の友達とは音信不通です。デンは風の便りに大金持ちの華僑の妾になったと聞いています。フランソワーズの友達は9人のうち6人までが日本人と結婚しました。残りの2人はレズビアンだったので数年後タイへ帰り、その日本語能力を生かしてタニヤで働きながら「夫婦生活」をしています。(皆様、「おかまに注意」は当然ですが「レズに注意」も覚えておいて下さいね。タイには以外と多いです。)結婚した6人のうち3人は離婚し今でも日本で娼婦として働いています。私ともう一人が専業主婦、残った一人がエーンです。彼女は夫に「主夫」をさせながらタイスナックを経営しています。離婚したうちの何人かはそこで働いています。

 コウイチとめぐりあって以来、私の家もずいぶんと裕福になりました。コウイチ曰く、「簡単なこと。僕が初めてこの村に来た時、ここはまるで戦争直後の日本だった。それならどんな商売をやった日本人がその後金持ちになったかを考えて同じことをやれば同じ結果になったでしょ。」至極当然。「田んぼにしたって僕が道路に面した田んぼだけ買えって言ったでしょ。タイだって既に農民の農業離れと高齢化が始まってるでしょ。日本と同じだよ。そうするとタイの農業も今までみたいに水牛じゃなくて機械に頼らざるを得なくなる。そうすると道路に面してない田んぼの地主はノイの家にそれこそ二束三文で田んぼを売らざるを得なくなるでしょ。」「それってずるいんじゃない?」「冗談じゃない、これは地上げっていって日本でも認められたりっぱな経済行為なの。ノイみたいにオ○ンコで金稼ごうなんて考えちゃだめ。」こういう日本人が今でもタイ人から搾取を続けているんでしょうね。

 私の夢もほとんど現実のものとなりました。王子様がすけべじじいだったことを除けば。私の最後の夢、それは2階建ての家を建てることです。ノンブア村にまだ2階建ての家はありません。「コウイチが友達を連れてきた時も泊まれるように。」とか「5女はいずれバンコックの高学歴の男と結婚するだろうから、向こうの家族が来ても気後れしないように。」とか色々な理由をつけて2女と4女を説得しました。この2人はそれぞれの国で働いていたのでお金は持っていました。私は専業主婦だったのですがへそくりをしたり、寝静まったコウイチの財布から「どうせスナックの女に消える金だ。」と自分に言い聞かせて、抜き取って貯めたお金が50万バーツありました。3人で50万バーツづつ出し合い、150万バーツの家を建てました。近所の人からは「ノンブア御殿」と呼ばれるようになりました。

 ここに1枚の写真があります。家が完成した時、日本からシンガポールから全部の家族が集まって両親を真ん中にして撮った記念写真です。但し5女だけは会社の休みがどうしても貰えず、一緒に写ることが出来ませんでした。コウイチは「卒業式に欠席した奴みたいに後で付け足せばいいよ。」と言ったのですが、その必要はなくなりました。5女が自殺してしまったのです。

 まさにこの「ノンブア御殿」が原因でした。新しい家は5女にとっても本当にうれしかったのでしょう。家の写真を会社で見せびらかしたのです。いつしか「5女の家は大金持ちだ。」とか「姉妹の3人が外国人と結婚して、毎月すごい金を貰っている。」とかいう噂が会社の内外で立ったのです。タイの男はこういうことを見逃しません。妹は狙われたのです。だんだん仲良くなりいつしか同棲するようになり、この男の家族も極貧だったので妹は自分の給料からお金を援助したり、この男に携帯電話まで買い与えていました。本当にタイの男は女に取り入るのがうまいんです。プーヶットでサーファーのかっこしたタイの男に日本の女がいいようにあしらわれていたり、バンコックのMPの女がホストに金を貢がせられていたり、皆様は御存知ですよね。

 皆様はタイにこれだけの娼婦があふれているので、「タイの女は貞操観念がない。」とお考えでしょうか?実際は全く逆です。特に農村部では処女でなければ結婚出来ない、というのが未だにあたりまえの観念です。母の時代には、最初に手を握られた男と結婚しなければなりませんでした。今でもむやみに女の体に触れた男を警察に訴えることができます。私がコウイチを最初に村に連れてきた時、よく言い聞かせたのもこのことでした。皆様も田舎に行った時は気をつけて下さい。

 最初に5女から「男友達ができた。」と聞いた時はたいして気にも留めず、「よく考えなさい。」とだけ言っておいたのですが、そのうち「結婚したい。」と言い始めました。5女にとって勿論初めての「男」です。「そんな小学校出のろくに仕事もしないような男と結婚させるためにね、私が体まで売ってね、辛い思いしてね、みんなから犬呼ばわりされてね、あなたを大学まで出したんじゃない。」最後は私も泣き叫んでいました。「結婚したいならしなさいよ。でもね、もうあなたは私の妹じゃない。出て行け。」これが妹と交わした最後の会話でした。

 その日のうちに妹は私から聞き覚えていたアップジョンを30錠飲み干し、会社のトイレで首を吊りました。ねえ、皆様、コレ出来過ぎた作り話だと思うでしょ。でも本当なのです。思い出すだけでも辛いんです。新聞にまで出てしまい、週刊誌に至っては、「娘の純愛を認めなかったバカな成金一家」と書きたてました。でもこの男と電話で話した時、この男は、「僕と彼女は結婚の約束までしていたのだから、これからも親戚づきあいしてほしい。(つまり金をよこせってことだろ)あと彼女の形見として彼女のオートバイが欲しい。」皆様、私が悪かったのでしょうか?

 悲しみに暮れる私にコウイチは言いました。「ねえ、ノイ。僕が何故君と結婚したかわかる?勿論、最初は遊びのつもりだったさ。でもね、男にとって何が怖いって、女に純情をぶつけられるほど怖いものはないんだよ。君は僕が身請けしてから僕にずっと純情をぶつけてきてたでしょ。それで僕、逃げられなくなっちゃったんだ。君も君の家族も本当にストレートで単純なんだよね。だからみんなして妹を追い込んじゃったじゃない。こういう時は誰かが妹の味方についてやって、少しづつ説得していって別れさすなり何なりするっていうのが日本のやり方なんだけど、タイ人にこれを言っても無理か?」全ての言葉が空しく聞こえます。

 日本から、シンガポールから、チェンライに駆けつけ妹の葬式をとり行いました。タイの葬式は3日から1週間かかるのです。この間、何をやっていたのかよく覚えていません。アップジョンを飲んじゃったのです。葬式も終わり、参列客も帰っていきました。泣き崩れる家族をよそに、私はフラフラと村の裏山へ向かいました。あのメーコックの見える丘をめざして。

 メーコック川は夕日で真っ赤に染まっていました。ぼんやり見つめていると今までの人生がフラッシュバックしていきます。小学校の頃、山菜を採りながら涙したのもこの場所です。娼婦になる決心をしたのも、日本行きを決意したのもこの場所でした。妹も死にました。ナーもジアップも死にました。私は今まで一体何をやってきたのでしょうか?ただ貧乏から逃れたくて自分なりに一生懸命やってきたつもりです。でも少なくともナーと妹の死に私が関係なかったとは言えません。確かに家は裕福になりました。でも家族はタイとシンガポールと日本に離れ離れ。幸せにしたいと思っていた両親にも最後にとんでもない不幸を背負わせてしまいました。年老いた父は最近、私達に戻って欲しいと言います。もしかしていくら貧乏でも家族が一緒に住んで、こうして毎日メーコック川に沈む夕日をみつめている方が私にとって幸せだったのかもしれません。ジンの言うとおり百姓は裕福になろうとしてはいけないのかも知れません。でも、でも、昨日は二度と戻っては来ない。 (完)


ノイの最後の挨拶

 外道平民の皆様、私の話にながくつきあっていただき誠にありがとうございました。また励ましのお便りを下さったたくさんの皆様、感謝します。又、サイトの趣旨からは相当ズレているにもかかわらず掲載していただきいろいろなアドバイスを下さった外道 紘さん。ありがとうございました。
 何故タイにこれほど多くの娼婦がいるのか?それはタイ政府の農業政策にあります。灌漑設備もない農業保護政策もない。百姓はいくら頑張っても絶対裕福になれない仕組みが出来あがってしまっているのです。しかしタイ人の半分以上は農民です。この農民たちから政府、華僑、日本企業などがよってたかって搾取しているのが現状です。裕福になろうと思ったら、女は体を売る、男はおかまになるかムエタイのチャンピョンになるか、それしかないのです。

 それから「バンちゃん物語」は是非読んでみて下さい。特に最後の「neguro氏からの助言」はまさにその通りです。
 また、メーコックを読んでスティサンへ行った読者がいると外道さんから聞いたのですが、ここに描かれているのは1988年のスティサンです。現在は見る影もありません。
 日本で「農協」という組合のことを知りました。団結心のないタイ人には非常に難しいかも知れませんが、タイにも農協ができれば農民も裕福になり女も体を売る必要がなくなると思います。
  
「バシッ!」

今のは「そんな事になったらバンコックがつまらなくなる。」とほざいたコウイチをひっぱたいてやった音です。

ポックリ逝かせてくれ

ポックリ逝かせてくれ BY;ポクポク

家のナンプラーがあと少しだからタイに行く!買いだめしたタイビールが無い!だからタイに行く!最近ではパッポンで買ったロレックスが壊れたので修理依頼を理由などでタイへ舞い戻っている生活を20年ほど続けています
金が無いから早く来いと複数のマンコから仕事の励みになるようなメール、電話を貰い 憂鬱な毎日を過ごしている 小中年です。


第一章 カマとの出会い 第一話 ナナでの遊び方 2008年12月9日
第一章 カマとの出会い 第二話 カマの接待 2008年12月9日
第二章 スクンビットの長い夜 第一話 思いがけない約束 2008年12月25日
第二章 スクンビットの長い夜 第二話 テルメーのウサギ 2009年2月7日
第二章 スクンビットの長い夜 第三話 お前はドッチだ 2009年2月15日
第二章 スクンビットの長い夜 第四話 カマの嫉妬 2009年2月22日
第三章 マンコとアナル 第一話  ファランのお願い 2009年3月19日
第三章 マンコとアナル 第2話 マンコはイラナイ 2009年3月23日
第三章 マンコとアナル 第3話 パンツが欲しいの 2009年3月28日
第三章 マンコとアナル 第4話 タイ語の勉強 2009年6月26日
第三章 マンコとアナル 第5話 チェリーボーイのカマ 2009年8月1日

筆者への励ましお便りと罵詈雑言は  まで
Last updated: 06/12/2011 13:46:58
外道の細道

第一章 カマとの出会い 第一話 ナナでの遊び方
パタヤで遊びすぎ軽い財布と共にルクンテープへ舞い戻ってきた、スクンビットのホテル代払ったら1000バーツとチョッと、時間は8時 ナナもイー頃だろうーなと思うと やっぱり行きたい、1000バーツ握り締めナナへGO ドラフトビールが安く飲める2階の店に直行、ダンサー見てパタヤの勢いがないなーと
思っていると 隅の方に可愛いウエートレスが口に手をあててドリンクの催促、そばに呼ぶとあまりに可愛いので カッコよくレディースドリンク注文
横に座らせ彼女に、名前は?んー 忘れた!歳は?若いわよー犯罪かも! と もどかしー返事をしてくる、そのたびに俺はブラの方紐をパチンとはじき攻撃、すぐにお代わりの催促 どーぞどーぞ 何でそんなにカワイーのー 犯罪おかしてもいいなーと俺はおのぼり状態、すでにレディースドリンクも5杯目!
デートしたいなーと切り出すと 今日は先客がいるのごめんねーと肩にもたれかかる エーーー そうなの! 今日カンクーンでPBして、その可愛いお口でフェラしてもらって、駅弁スタイルで部屋中走り回って、腰に万歩計つけて100回ぐらい腰振って、そして朝立ち利用して一発やってご飯食べて、一緒に手をつないで両替屋に行こうと考えていた勝手な思い込みはもろくも崩れた、俺帰る!チェクビン OKカー 830Bです ナニー 動揺する俺、レディースドリンク1杯150Bです何か?イーエ何でもありませんと平常心装いながら 1枚しかない1000Bをポケットからカッコよく取り出した、お釣りは10B1枚、20バーツ3枚、100B1枚 カワイー彼女が回りのウエートレスにも少しチップ上げてねーとほっぺにチュ、170Bむしり取って あと1件ビール飲みにいけるなーと思っていたのに!3匹のサルに20B3枚あげてコップンカー、100B1枚握り締めて夜のスクンビットをうなだれてホテルへ帰っているとSOI5でカマからお声が掛かる、そんな気分じゃない、と あしらうと キーニャオの声が!これで飯でも食えと100B握らせた 10Bをポケットで転がしながら 俺は何しに来たのかよーく考えようと硬く誓った


第一章 カマとの出会い 第二話 カマの接待
ナナでの悔しい惨敗、カマへのタンブン考えるとなかなか寝付けず起きたらお昼前、今日こそは昨日のリベンジ!絶対可愛いウエートレスをベッドでメチャクチャにするぞーと、にやけながら俺にはちょっと多めの3万円両替、ホテルのプールサイドでバカリレモンを飲みながら今日の作戦を考える、あーして こうして興奮が抑えれない!部屋へ帰りあとで乱れるであろうベッドを綺麗に整える、時間も夜8時 ナナへGO SOI7へ差し掛かったとき派手目のオネーサンがこちらを見てる まずい 昨日のカマだ!目を合わせないよう スクンビットロードを眺めながら 早歩きに切り変える まもなく首に異変が がっちりとスリーパーフォールドが決まった パイナーイ! ナナへ行きます 許して下さい、たまらず許しを請う俺、あっそう ナナなら大丈夫ね 1杯付き合いなさいと カマネーサン、さすが元同類 力ずよいヘッドロックでSOI5とSOI7を結ぶタイ人ご用達の1杯飲み屋に引きずり込まれた、そこは女の花園ではなく カマの園だった この人よラッキーボーイはと4人のカマに紹介された、何でも俺がタンブンした100Bで飯食いに行ったらいい客と出会えたとかで、あなたの優しさがうれしかったワーと鎖骨がきしむぐらい抱きつかれた、ひきつった笑顔で対応してるとビール、ウイスキー、つまみ ちょっとではすまない様な雰囲気になってきた、サー飲んでビールをお酌してくるカマ、お返しにお酌しようとすると あなたのは後でたっぷり頂くワー と ちょっと 意味深なお言葉 酒が好きな俺はカマの愉快な話でいい気分になってきた 何気に時計を見ると時間は10時 マズ ナナに急がなくては!しばらくすると他のカマはお仕事らしくその場を離れて行った、それじゃ そろそろ私たちも行きましょうか?と腕組みしてきた? 私たち?行きましょうか? どどど・・・何処へ?あなたのホテルに決まってるじゃない!エーーー ウソ!今日はいっぱいサービスするわよ!と カマキリ が 獲物を抱える様に俺たちは歩き出した、朝乱れたベッド、投げ捨てられた3つのコンドーム恐る恐る横を見るとイビキをかいてるカマがいる、日本に帰って親の顔まともに見れるだろうか?人生終わったなーと悲観的になる俺、しかし よーく考えると新しい人生が始まったのかもしれない、今度はもっと締まりがいい綺麗なガトゥーイを探しに行こうと 頭にかぶってたカマのパンティーを投げ捨てた。


第二章 スクンビットの長い夜
第一話 思いがけない約束
ルクンテープは夜8時 ここはSOIカウボーイのスペースガール,この店HAPPY HOURは1杯40Bで飲める ビールから始まって ウイスキー ジントニックと3杯目、俺は日本人に人気の店が苦手でカーボーイならバカラとかまずいかない!女の子が日本語で話しかけてくると 親近感より警戒心の方が先に来る変な奴です、そろそろナナへでも行こうと店を出てスクンビットに出て来た、暑い テルメーは後で見ることにしてBTSでナナへ SOIの奇数側を歩くとお世話になったカマ達がいるので薄暗い偶数側の道を歩く、何時から堂々とスクンビットを歩けなくなったのか?ほんとに情けない!やっと明るいネオンのナナに到着、もちろんレインボー系には見向きもせず 3階のカーニバルへ、ダンサー ウエートレス サル カマ 牛のおもちゃと、何でも揃う見世物古屋です、普通上に上がると価格が安くなるのが相場ですが、ナナでは常識などあるはずも無く、逆に高めな設定になっている事で、お客さんより取り巻きが多く”けだるさ”を売りにしてる様なGOGOになっています、ココのウエートレスに俺のフェーン(彼女)になりたいと半年ばかりのた打ち回ってる女がいます、やっぱり私が気になるのね!と 俺の顔を見るなり犬の様にまとわり付く奴です、スタイルはイイが顔がまったく好みでない俺は、あしらうのが楽しくてついつい足を運んでしまいます、角の目立たない席についたら コーラ! カー しばらくしてコーラとビアシンを持って来た コーラは私でしょ 私はあなたの彼女なのよ 何でも分かるワー と 他のウエートレスに聞こえる様に話しかけてきた メデタイ奴である、今日俺は牛と遊びに来たあっちに行けシッシとあしらった、牛と2回戦ったらまた彼女が来た、今日は一緒に帰るー?ここでPBはハズカシーだから・・と訳の分からない事を言い出した、誰がお前なんかと!俺は一人で帰ると席を立ち、150Bのコーラを奢らされた腹いせにスカートをメクッテやった!すると赤のTバックを履いたプリンとしたケツが見えた、チョッとムラと来たので直接ケツを鷲ずかみに、硬い!良く締まりそう?やはりタイでもブッダは2物を与えずかー 顔さえ見なければ、暗くするといけるかも?それに向こうから彼女になりたいと言ってきてるし、私を食べてとライオンの前で大の字になったサルと同じ んーー 膨らみかけた股間を押さえ 何時に終わるとさっきまでとは考えられない言葉が俺から飛び出した、たぶん暇ダカラー 2時でダイジョウブ 入り口のバーミ屋で待っててとスカートをヒラリと上げてウインク、判った と にやける俺、他のお店に行っちゃダメよーと奥さんにでもなった様な言葉が!ハイハイ行きませんよーと店を出て、気に入ってるサブマリーナのコピー時計を見るとまだ10時、何して暇つぶすかなーと頭の中は2時からの事でいっぱいのオメデタイ俺、テルメーに冷やかしにでも行くかーとナナを出た、帰りも偶数側通りを歩きもう大丈夫だろうとBTSを渡り奇数側SOI11に出た所で、カマ友と鉢合わせ 声掛けないで下さいと願い、うつむきながらすれ違うと、ハローとだみ声が聞こえた、彼女あなたの事が気に入って探してたわよー!と教えてくれた、もちろん彼女とはカマの事!一夜の間違いです、忘れたいのでそちらも忘れて下さいと伝えてくれと頼み、早歩きでその場を離れた、本人でなく良かったー ラッキー!今日は付いてるかもと足取り軽くテルメーを目指す俺だった。


第二章 スクンビットの長い夜 
第二話 テルメーのウサギ
カマとは会わず無事にテルメーにたどり着いた、よく裏のトイレから入ると聞くが目立つのが嫌いな国民性がそうさせるのだろう、 俺は正面から入った時獲物を見るような彼女達の視線が大好きだ!階段を下りるときからワクワクする、GOGOではあまり奢らない俺だが ココでは社交的に振舞う、話したい子がいれば必ず飲み物を奢ります、俺は見てるだけの日本人じゃないぞーと回りにアピールする狙いもあるのですが!1周して二人にコーラをおごりその後4人掛けのテーブルに一人で座った、すぐに3人の女の子が座りに来た!日本語で話しかけてくる女が多いなか、クン ペンコン イープン チャイマイカ?(あなた日本人ですか)チャイカップ、ポム コン イープン!(ハイ 私は日本人です)ナン ダイマイ カ(座ってもいいですか) と優しいタイ語で話しかけてきた彼女達、ダーイカップ(ハーイいいですよ)と椅子を引いてあげる俺、目がインド人ぽい色白美人の22歳、あまり似てないが妹だと紹介された細身でノムヤイ(大きい胸)の可愛い20歳、どうでもいい様な妹の友達21歳の3人、サワディカップ 何処から来たの?と聞いたら 22歳が家からです!と答えた ヤッテシマッタ タイ人に聞くときは家は何処ですか?と聞かないと同じ答えが返ってくる、分かっているのに同じ質問する馬鹿な俺です、あなたは?と聞かれたので 俺はお母さんのお腹から来ましたと答えると最初キョトンとしていたが、意味が判ったらしくクスクスと笑い出した 何か飲む! いいですか? ハイなんでも じゃー コーラいいですか?ガッポーン、3杯のコーラを俺がカウンターで買ってきて乾杯、初めて日本人の冗談聞きましたと妹が話すと 俺がコーラを買いに行った事を驚いたと話す妹の友達、 何故?ココに来る日本人は自分では動かない、ウエーターを呼ぶか女たちに買って来いと命令するかのどちらかだと まあタイ人の男も同じですけどと話の終わりに付け加えた、そうですか 日本人は優しい人が多いので普通ですよと答えたが、カマと一緒の時も同じ事してたので女性だからではありませんよと言いたかったが 言わなかった!妹が日本の事、勉強していますと話してくれたが、俺はおねーさんの方に興味があった、この22歳のおねーさん 本当に綺麗 喋り方にも賓があってとても奥ゆかしい、こんな子が意外とベットでは乱れるんじゃないかと思うと 2時の約束よりもこっちの方が断然イイ!たわいも無い話をし3本目のビールを飲んでいると、突然結婚してますか?と質問してきた!こんな所で聞いてくる質問ではないような気がするが、一応独身ですと答えると よかったら妹と話をしていただけませんか? ハィー何で?俺じゃダメですか? いーえ あなたを見てココに座ろうと言ったのは私です じゃー何故?子供がいるから早く帰りたいとか? いません!んーよしよし 恋人が怒るから? いません! ホントニ?だったら何故? 私サミー(夫)がいます ンー サミーね! ナニ結婚してる!何しにココ来たの? それは妹の結婚相手を探しに来ました、結婚相手?妹は日本人と結婚したいのですが知り合う機会が無く、ココに日本人がいっぱいいると知り会いから聞き、妹達は何回か来たようですが、話しかけてくる人はおじさんばかり、でも気に入った人にはなかなか話し掛けずらいので、付いてきてくれと頼まれ始めて来ました、あなたがさっきビールを取りに行ってるとき服のセンスもいいし優しそうで理想の人と話していましたから、良かったら話だけでもと思ったのですが?チラッと妹を見ると目を合わせず下を向いてしまった、時計を見ると11時30分、それならそれと早く言ってくれれば妹さんの胸のサイズとか好きな体位とか聞き将来の話でも出来たのに?とつぶやく俺、ココは何で集まっているか知ってますか?と善人ぶった質問、 ええ大体判ります!だったら妹さん達にもココはあまりいい所ではないので出入りさせない方が良いですよ!とライオンのくせにウサギの様な言葉が出てくる、頭の片隅には2000B握らせて上のホテルに連れ込もうかと考えてる俺なのに、家はエカマイだったよね、もう遅いから帰りはタクシーで帰りなさいとさりげなく姉に200B渡した キマッタ!ハートマークになった目をして、妹が紙切れをハズカしそうに俺にくれた電話番号と名前が書いてある、再会を約束し、おねーさんと友達には軽い握手、妹とはしっかりハグ!ホーン(いい匂い)と言って顔を赤くしてた、飲み物だけで1000B以上使ったが、これからの事を考えると安い投資かな?ホクソエミながら紙切れを握りしめ、ウサギの様にピョンピョンとテルメーの階段を上り俺はまたスクンビットを歩き出した。


第二章 スクンビットの長い夜 
第三話 お前はドッチだ

歩道に出て、あと2時間半何するかなー?と背伸びしながら周りを見ると 屋台に女の子と女らしき奴らが結構いた、ナナに行くには早い!それに ナナ方面にはカマが待ちうけてる、今日はやすやすとカマの巣の中に行きたくはない!固めのプリンとしたお尻をホホで感じたいから何としても、2時にはナナに行こうと決意し、またアソーク方面に歩き出した、赤いTバッグ、ノムヤイの20歳をあれこれ想像しながらロビンソン前に来た、ココはショッピングセンター、ホテルのエントランス、バス停と昼間は人がいっぱい入るが、11時過ぎると人影もまばらでバス待ちみたいに”客待ちしてる”女、カマがいます、当ても無く歩いていると、あなたーと日本語でお声が掛かった ちょっと声が低かったようだが?女それともカマ? 振り向くと おへそが見えそうなTシャツにジーンズ、高めのハイヒール、スタイル抜群!面長な顔、それを隠す様な肩より少し長いストレートヘヤー ビンゴ 俺一目ぼれ!呼ばれもしないのに彼女の元へ、タイ人?良く出来てるカマ?クン ペン コンタイ チャイマイカップ(タイ人ですか)?チャイカー(そうです)それではもうひとつ 俺は目をチョッと細め ガトゥーイ マイ(カマ ですか?)するとーハイヒールをガチャガチャ言わせ、ジタンダ踏みながら マイチャーイ(違いまーす)と可愛いしぐさ、んーやっぱり95パーセント’カマ’だな!でも俺を付け狙うカマとは大違い、ごめんね!君があまりに綺麗だからあっちで話しょうか?とロビンソンの階段を指差した カー 二人で寄り添いトークタイム 名前は?綺麗だねー! 歳は?可愛いねー!謙遜する彼女にチンチン(本当)を何度言った事か?話して見ると声は普通の女の子?化粧も俺が知ってるカマとは違い薄っすらと自然体?もしかして本物?ドッチなんだ!手を見せてと彼女、ちょうどいい俺も確かめたい!柔らかい手?んーこの時点で一気に50パーセントまで来た!俺の手相を見ながら何故声を掛けたかワカルー?と質問してきた、判っては入るが どうして?あなたがカッコ好かったし”それと”今日はちょっとお金が必要なの(キタ~)!手を軽く握り締め タオライ(いくら)? うつむいたまま顔を上げない彼女、恥ずかしいナー 初めてだから? うつむいたまま答えた、このままでは彼女に飲み込まれそうだから、話を変える事にした 仕事は何?タニヤ近くの携帯電話屋です、タニヤ!だから’あなたー’と声を掛けた訳だ、何故ココまで来たの?どうしょうか考えていたらココに来てた、何よりタニヤの近くだと知ってる人に会いそうで怖かったからと、俺を見上げた顔には光る物が、負けた!この時点で100パアー女になった、時計を見ると1時前 どうしょう?約束の時間が迫ってきてるが見捨てきらない俺、たぶん2-3000Bぐらいだろうなーと考えていた俺は、あまり持ち合わせが無い事もあり質問してみた、今日じゃなきゃダメかな? 今日お金が入るの? またうつむいてしまった アパート代と妹の何とかが必要と蚊の鳴く様な声で答えた、このままだと誰かから間違いなくヤラレルはず、どうせヤラレルなら俺がやる!と思い、1000Bを差出だした俺 何!と驚く彼女は何すればいいですか?と尋ねてきた、何もしなくていいから今日は帰りなさいと即し、良かったら 明日デートしょうと申し出た、これは明日の手付金で足らない分は明日払うからと説明した、ホントニ!チンチン!暗い顔が一気に明るくなったコップンカーとワイをしてくれた、俺はワイよりキスの方が良かったのに、パンティの色も聞かないで、明日の待ち合わせ場所と時間を決め、100B握らせタクシーに乗せた、ミニスカート履いて着てね!とウインクしてドアを閉めた、車中からはじける笑顔で手を振る彼女、でも俺は手を振らずタクシーの窓に写る自分を見ていた、何をやっているんだお前は?今日の獲物は赤のTバックか?この子か?今なら間に合う、お前はドッチだ! ゆっくりとタクシーは走り出したが小さく手を振って追いかけはしなかった。


第二章 スクンビットの長い夜 第四話 カマの嫉妬

カウボーイで飲み始めてから6時間、赤のTバックと2時の約束をしてから何かおかしい、20歳のノムヤイ、ロビンソンの女 普通は話したくても話せ無い様な彼女達と出会えたのに、カッコばかり付けて結果が出せない俺、晴れない気分と適度な酔いでカマと話を付けたくなってきた、夜のスクンビットを昔の様に大手振って歩きたい!時間は1時20分まだ時間はある、よーしカマの園に乗り込んでアイツに言ってやる、お前のケツがユルイから俺はお前が嫌いだと!奇数側を通ってナナに向かいだした、テルメー前も以前の賑わいは無く即席カップルもあまり見られない、露天を眺めなが怒ったカマを想像する俺、SOI11に差し掛かった頃、念のためと思いナイキの靴紐をキツク結んだ、喧嘩の為じゃない!”逃げるためだ”SOI7にやって来たがカマ友も居ない、SOI5に抜ける裏路地に度胸を決めて入って行った、カマいるカーと言える訳も無く ただ恐る恐る遠くを見ながら奥へと進んだ、ココにも居ない ふぅー拍子抜けしてきた、会わないなら 会わないほうがいいし!会いたくもない!もしかしてカマの一斉取り締まりでもあったカー?カマにカマう暇は無い!自分のジョークがヤケニおもしろく一人で笑いだす馬鹿な俺、帰宅するナナのネーちゃんでも見ようと、ちょっと早いがSOI5を曲がりナナへ向かった、交差点を渡り、虫の露天を横目で見ながら 2度目のナナ!いや今日は初めてだ、もうすぐ2時 ナナバーガー前はまるでラッシュアワー、道迎えのナナホテルも人でいっぱい、これならもしカマが居ても見つかる事は無いだろうと、約束どおりバーミー屋前に立った、何か食べますカーと屋台のオバちゃんが聞いてきた、もうすぐ友達が来ますから一緒に食べます、うなずくオバちゃん そこへ 大勢のファランと綺麗なカマがナナホテルから出て来た まさか?カマの一斉取り締まりじゃ無く、ファラン様ご一行お買い上げだったようだ?案の定一人のカマ友が俺を見つけた様だった、そして運悪くTバックの彼女も道向かいで俺を見つけ、手をピストルの様にして俺を狙っていた、先にカマが来た アーラ久しぶり 私今仕事終わったの、あなた暇?イーエ友達と待ち合わせしていますから忙しいですと、さっきの勢いが無い俺は、ロボットの様に話しバーミ屋の椅子に座った、そこにオバちゃんが友達来たねーとカマを勘違い、さっきからこの人あなたを待っていたのよ、何食べる?と俺じゃなくカマに聞きやがった!カマはうれしそうにアラそうだったのと横に座った、マズイと思い立ち上がろうとしたが”パイナイ”(何処行くの)と一括され力ずくで座らされた、クソー 今までの努力が無駄になると思った俺は、考えていた通りに言ってやった、おっお前のケツがゆゅゆるいからおっお俺はお前がキキキライだ!カマを見ず今から来る彼女を見ながら話した、そこへ赤のTバックがやっと道を渡ってきた、待ったーとホホにキッス、俺はお尻を鷲ずかみ、それを見たカマの顔色が変わったのを俺は見逃さなかった、カマはTバックをにらみつけた、彼女は訳が分からず目で俺に助けを求めた!カマが話し出した、あなた友達?それとも付き合っているの?返事も聞かずに喋るカマ、この人ね一3回も愛しあったのに私のがユルイから別れたいらしいの?ワワワ別れる?・・付き合ってもいないのに!と言いたかったがカマの迫力で言葉が出ない!Tバックの顔が???になって口はあんぐり、そこへカマがもう一発、私のパンティかぶって寝てた寝顔が可愛かったワーと抜かしやがった!離れていくTバック!Tバックではなく顔が赤くなってきた!今日は忙しそうだからまたねー!病気には気をつけてねー!と小走りに去って行った、動揺する俺 つい数時間前までどうでもよかったのに、今となっては最後の砦、待ってくれーとプリンとしたケツを追いかけた、靴紐結んどいて良かった!ナナ交差点で信号待ちしていた彼女を捕まえ、チャンとコンドームはしてたから安心しろよとトンチンカンな事を言ってしまった!ケツとほお擦りするはずが大勢の目の前で、ホホに手形が付くほどの張り手!一瞬の静寂の後、ありがとう 蚊がいたの?恥ずかしさから逃れる為、やっとでたジョーク、でも周りは引いていた!俺がナンか悪い事したカー?テルメーに行ったからカー?売春婦になりかけたのを止めさせたからカー?俺はただカマと1発、いや3発しただけじゃねーカ!悪いのは俺じゃなくカマだろー!このままじゃ気がすまない俺は、一言文句を言おうとバーミー屋に引き返した、食べ終わってつまよう枝をくわえていたカマ!勝ち誇った顔をして、遅かったワネー早くあなたも食べたらーとカマ!食欲があるわけないだろう!ボッ・・ボケカマ!日本に来たらグジャグジャにして”蒲鉾”にしてやると奴には解らない日本語で言ってやった!ジャー私行くワネ、あなたカワイソウだからから自由にしてあげる またね!ウインクしてカマ友がいるカマの園に帰って行った、長い夜だった人ごみにまぎれていくカマを目で追いながら、もうすぐ夜が明けるスクンビットの片隅で俺は冷えたバーミーを食べ始めた。


第三章 マンコとアナル 第一話  ファランのお願い
                                  
パタヤのビーチでごろ寝した後、涼しい所でビールを飲もうと思い、soi6 にやって来た 店の名前は覚えていないが ビーチロードから入って中頃の右側、赤い看板が会った様な?ビール幾らと店の前に座っていた女に聞くと60bと言ったので、颯爽と店の中に入って行きました すると目の前に大きなチンチンをパクリと咥えられたファラン様がいらっしゃいました、目が合いましたが多分俺は、鳩が豆鉄砲くらった顔していたと思います、推定慎重175、体重80キロの体格のいい体です、後で聞いたところドイツ人で45歳独身だそうです、後ろから来た女に見ないように絆されて、1つとなりのソファーに座らされました、女がビール?の問いかに、ファランを見ながらうなずく俺でした、初めて本物のファランのチンチンを見た俺は興奮し!大きかったなと思わず自分のチンチンを握り締めていました!ビールを持って来た女と話していると、すぐにファラン様から手招きがありました、おっお俺何かしましたか?うるさくて集中出来ませんでしたか?何でだろうと思いファラン様の顔を見ると笑っていたので、尻込みしていた俺も勇気を持ってファランの所へ行きました、ヨッ 兄弟 そんな感じで会話が始まり、もちろん俺はドイツ語などしゃべれるわけありません、すると聞き覚えのある言葉が聞こえてきました、クン チィュー アライ?良かったタイ語が出来るのかと一安心、ファラン様が横に座れと言われますので、お言葉に甘えてファラン様の横に、すると そこではなく今もよだれ流しながらフェラしてる女のお尻の方に座れと指差しました?お願いがあるんだが聞いてくれないかとファラン様、ハイ何でしょうと召使の様な返事をする俺、フェラしてる女の尻をなでながらファラン様が一緒に2階に行かないかと意味深なお言葉、お俺と・・・・まさか俺の尻を狙っているのかと?尻の穴をつぼめる俺、俺とお前の事は女に話してあるから心配しなくて良いよと訳の解らない話になってきた、そういえば以前カマから最初は痛くて大変と聞いた事があったので、俺には無理だと思いやんわりと断りの言葉を並べてみた、するとファラン様がワハハハと笑い出し、男には興味は無い 俺はここに入れるとフェラしてる女のマンコに一指し指をズブリと入れ、お前はココとアナルに親指を突きたてた!あっそうですか、解りました! 2穴同時をやりたいのですね、そうだ 解ってくれたか 気持ち良いぞ チンチンとチンチンが擦れあう感触がたまらないと右手と左手一指し指を擦りながら具体的に説明されました、そこから普段は使わない思考回路が働き出しました、2穴同時は非常に興味はる、でも大丈夫か?俺のチンチンを奮い立たせてみた所で所詮日本人の持ち物、ゴジラとミニゴジラが協力してモスラを撃退出来るのか?そうこう考えているうちにフェラしていた女が俺のファスナーに手を掛けた、この人もう大きくなってるよ!とファラン様に状況説してるフェラ女、あったりまえだ!さっきから目の前でお前のケツとデカチンなめなめする所見ていたら普通こうなるだろうと切れてしまいました、よーしやったる やるしかない ファラン様行きましょうかと目で図、女が先頭になって3人で二階に行きました、まずファラン様がマンコに!しばらくして女の唾液でべとべとにしてもらった俺がアナルに!すんなりと入ったがなんと、女より先にファラン様が声をあげられました、確かに体感した事の無い気持ちよさ 特殊のシチュエーションに燃える俺・・・ファラン様は俺にもっと腰を振れと気合を入れます、俺なりに頑張り 先に俺がアナルでフィニッシュ ファラン様はお口でフィニッシュなさいました、シャワーを浴び1階に降りてビールで乾杯、フェラ女に貴方のをいっぱい飲んだから何もいらないと言われファラン様も満足のご様子、そこでファラン様から一言 俺が思ったとおりお前のは細いからアナルにはぴったりだ、また頼むぜ!と気合の入ったお言葉でした、女に5000Bお支払いの後、俺に1000B下さいました、貴重な体験をしお金まで貰って大変ありがたかったです、それから5日間SOI6あたりを探しましたが、お見かけする事はありませんでした、不思議な事にお相手したフェラ女にも会いませんでした、今ではいい思い出になっていて、俺が溜まった時のオナニーねたになっています。

本当は細かい事をご報告したいのですが ノーマルな方には刺激が強いと思いますし、外道様のすばらしいサイトを汚してはいけないと考え、あえて可愛く表現してみました 期待はずれならすいません。



第三章 マンコとアナル 第2話 マンコはイラナイ

この前はヨカッタワー今日も願いと言い寄って来る女、この前あんたが連れて行った女は3日ぐらいマンコがひりひりして仕事にならないのよ!何したの?と年増女から罵声を浴びたテルメの帰り道、一人でいつもは行かないスクンビット道路沿いSOI7あたりのちょっとこじゃれたBARに寄ってみた、何にしまか?女のバーテンが聞いてきた、普段カクテル系は飲まない俺だけどカッコ付けで007がいつも飲んでる、ドライマティーニを頼んだ 周りを見渡すと小奇麗な服着た女が3人カウンターに座っていて、スヌーカーやってる一人のファランに二人の女が取り付いてる、窓の外とは別世界の静かなお店です、しゃれた音楽聴きながらマティーニをすすっていると、背中をとんとんと叩かれました、振り返るととてもサルの仲間とは思えない綺麗な美女が立っていました、歳は23歳見た目は綾瀬はるか!一緒に飲みたいナー横に座ってもいい!とニコリと微笑んだ姿は まさに俺にとってミススクンビット決定!どうぞどうぞ 何飲みますか?と俺は胸、お尻をさりげなく、舐め回す様に観察しました、上物、最高言葉が見つかりません、貴方と同じで良いワーとお嬢様 いいえそれはだめです お嬢様には強すぎますと監視のお目付け役の様に接する おバカモードに入った俺、今日は貴方と酔いたいナーと膝の上に か細い手が置かれました、俺は女の目を見つめたまま、コー マティー二 ノイ とバーテンに伝えるとカーの声が返ってきました、この時点でおバカモード全快 考えている事は 幾らかなー?朝まで大丈夫かなー?彼女にしたなー!・・・ets 宇宙の彼方まで行ってる俺でした、2杯目俺はジントニック、お嬢様にはシンガポールスリリングと異国の地でのラブラブモード、そこに二人の背が高いカマがご入店、顔色が変わるお嬢様 怖いのですか?、綺麗な女にカマは嫉妬しますからねー でも今日は大丈夫と酔いに任せて強気な俺、ハーイとだみ声で威嚇しながら近寄って来たカマ、彼氏? 何処で捕まえたの?と俺がタイ語が解らないと思い俺のお嬢様に話しかけた、するとお嬢様はちょっとあちらへとカマをトイレの方に引きずって消えていきました?仕事柄カマの知り合いが居てもおかしくないし、それより俺と一緒の所見られて恥ずかしかったのだろうと、のんきな俺はこの後の事を考えてニヤニヤとしていました、今のうちに飲んどこっと 1錠の赤い薬をジンでごくりと飲み込んで 今日は寝かせないぜーお嬢チャンと馬鹿に張り切る馬鹿な俺でした、しばらくしてお嬢様がトイレからお帰りになり ホテルに行きましょうかとお誘いの言葉を掛けるとチラッとカマの方を見ながら立ち上がったお嬢様、やはりカマが怖いのですね!早く行きましょうと料金をすばやく払い、カマ達のバーイバーイ頑張ってー?を聞きながら店を後にしました、いい女と腕組みして歩く夜のスクンビットは飢えた男達の目線を痛いほど受けます、そのたびにどうだと言わんばかりに腰に手を回し脇をくすぐり、ラブラブぶりを見せ付けます、今思うと勝ち誇った様なひと時でした、ホテルにたどり着きエレベーターの中でとろける様なキス、右手は胸 左手はお尻をグイット鷲掴みで、俺も薬の利きがチンチンに伝わってきました 部屋に入りベッドに押し倒すと野獣の様になったお馬鹿な俺が止まりません、するとお嬢様がチヨットお話がと耳の元でささやかれました、胸をもみながら何ですかと?尋ねると初めて!なのでやさしくして下さいと処女の様なお言葉、ごめんねやさしくするからこちらもやさしくお願いとチンチンを出す全快モードの俺、か細い手でチンチンを上下に擦りながらキスをしてきました、OK 行くぞー 引きちぎらない様にブラウスを脱がせ、ブラ スカート そしてパンティに手が掛かった時トイレに行かせてと間が悪いお言葉が、早くしてねと自分でチンチンしごく哀れな俺でした、全裸になった俺はトイレから戻ったお嬢様を膝まずかせ立ちフェラ!そしてお尻の穴まで色目使いで良く舐めます、お返しにとマンコをべろべろと舐めてやるとよがるのですが何か違います?良くマンコ見ると まともなマンコは余り見無い俺ですが綺麗なんです、本当に処女じゃないのと?ほくそ笑む俺はアナルまで舐めてあげました、するとお嬢様のよがり声が変わり頭をアナルに押し付けます、俺は苦し紛れに舌を入れ唾液を押し流します、振るえる様に感じてるお嬢様を見て血行の良くなった俺のチンチンがデモ隊みたいにマンコ!マンコ!の大合唱です、お嬢様に合図を送ると股を開き迎えてくれました、やさしくマンコに挿入するとお嬢様が何か聞いてきます どう?使える?気持ちいい?女と変わらない?俺? あのー 聞きようによっては女じゃ無い様に聞こえるのですが と 言う事は お嬢様改め カマチャン ですか? 返事をしないお嬢様! 薬がしっかりと聞いた俺のチンチンは青筋立てて怒っています、これでもかと言う程マンコであろう部分をつついていると、お願い!お尻にお願い!とお嬢様改め カマチャン  マンコは気持ちいいだろうと嫌味を言う俺、お願い マンコじゃ逝けない、おかしい?マンコ要らない ヒーマイアオ!マンコに入れるとお尻がうずくのー お願い 貴方のチンチンをアナルに入れてーと祈願されました、正常な俺ならカマに騙された、カマのお尻に舌を入れたと後悔の念に絶えないのですが、チンチンはそんなのお構いなしです ヒクヒクしてるアナルを見ながら一句 ”穴があるから 俺は 逝く” バックから唾液をアナルに垂らしチンチンの先で慣らしてゆっくり押し込みました、おーおー と声を出したのは俺でした、カマチャンはシアウ シアウの大合唱 ラストは正上位でアナルに入れてキスしながら逝きました、カマチャンもお逝になりご満足なご様子 一休みしておなかがすいたのでご飯を食べに行きました、服を着たらまたお嬢様に大変身 でもさっき羨ましそうに見ていた男達の顔がニヤニヤした顔に見えて来ました、バミー食べながら 2年間貯めたお金を全部マンコ作りに使った事や、さっきのカマはお兄さんという事も判明  今日始めてチンチン入れたのよ ホントヨ(チンチン) 最初はキューリだったけど気持ちいい感じがしたの、でも ぜんぜん気持ち良くなかった がっかり!とかわいそうなぐらい落ち込んでいました、いいじゃないか 君のお尻は最高だよ 顔は可愛いしスタイルはいいしまたお願いしたいナーと元気つけるつもりが、元気つきすぎて3泊4日のパタヤ行き ボーイズタウンで捕まえた若い兄ちゃんがお嬢様のアナルに入れて俺は兄ちゃんのアナルに入れる数珠繋ぎなる物をいたしてしまいました、若気の至りとはいえ この場を借りて珍謝したいと思います、偽マンコ1回も逝かなくてごめんなさい。



第三章 マンコとアナル 第3話 パンツが欲しいの

BITEC(パタヤに行く途中(バンナ)に有る大きなホールでモーターショウがあったので、車撮る振りしてコンパニオンの下半身ばかりデジカメに収めてきました
Tバッグは見かけませんでしたが、赤、白 黄色のフリル付きの可愛いパンティは多かったです ムラムラはしませんでしたがこのままではマズイと思い、急いで俺はマンコ買いに向かいました!帰りのBTS夕方6時頃で運良くパッツン着た女子学生でいっぱいの車両に乗り込む事が出き、進行方向に女子学生後ろに俺です、BTSが走りだすと、計算どおりパッツン着た女子学生のプリとしたお尻が俺のチンチンを刺激します、3秒ぐらいでしたがコンパニオンで刺激を貰っている俺には祝福のひと時でした、でも異変が?俺のお尻にも硬い物があたります、そーと振り向くと20代の若いタイ人でした そしてそれは女心が少し解る瞬間でした、大きいなー!しかし次の駅過ぎても、また次の駅過ぎても後ろから離れようとはしません、どうやらロックオンしたみたいです、これはまずいと思い降りる必要の無いアソークで俺は2回お尻を振って彼にバイバイをして降りました、閉まった窓越しに見た彼は頬を赤くして下を向いています、チェまったくこんな時に!何で俺の尻でチンチン大きくするの?とちょっとうれしい気持ちでBTSの階段を降りナナ方向に歩き出しました、テルメに差し掛かった頃お尻に感触が残って興奮が冷めないので、ホテル入り口横のバーに入りハイネッケンドラフトを一揆飲み、少し落ち着いたら横に居たおじさんに声を掛けられました日本人ですか?ハイ! タイは楽しいですか? ハアー? 実はと悩み相談になりました、おじさんは65歳 安いくて若い綺麗なマンコを舐めたいと、ネットでタイの情報仕入れて年金貯めて来たら言葉が全然解りませんし、食事の名前も解らず3日間マクドナルドを食べ続けてるとの事、若い綺麗なマンコですか!あては無いわけじゃー無いのですが、安くても人工マンコじゃ可哀想だし,アナルが良いなんて言い出したら腰抜かすんじゃないかと思い、話はしませんでした、俺が夜何してますか?と尋ねるとビールビールと叫ぶとビールは飲めるのでココで暇つぶししてます、色黒のおばさんは声掛けてくるが言葉が解らず、ましてや夢にまで見た若くて綺麗な子は見向きもしないと しょげ返っていらっしゃいました、何でタニヤに行かないんですか?ココの下のコーヒーショップにも居ますよ!今からでも間に合います、今日は俺が付き合いますから一緒に遊びましょうと提案してみると、両手を差し出し宜しくお願いしますとの事 微力ですがお手伝いしますと二人固い契りの後タニヤにマンコ買いに向かいました、タニヤのネオン下に立つとおじさんは幾分か背筋が伸び、薄くなった髪を手で梳かし待ちに待ったマンコ買いです、すでにゾーンに入ってらっしゃる様で好みを聞いても、ネオンを眺めながら顔わぼちぼちで良い、綺麗なマンコが舐めたいとただそれだけ!それではと昔良く行っていたマルコポーロのビルを探索です、ドアを開けておじさんを押し込むと後ずさりして中に入ってもらえません、どうしたんですか?と後ろから尋ねると振り返った顔わトドメ色のマンコみたいにしわくちゃな笑顔でした、俺がタイ語でおじさん困っているので本当に日本語が出来て、マンコの綺麗な人手を上げてーと話た処、掃除のおばさんみたいな奴まで全員手を上げました、俺がおじさんに手を上げた理由を伝えると何回も首を振って’そうかそうか’を繰り返し叫んでました、おじさんは25歳の色気ある女を、俺は適当に23歳の女を指名してテーブルに着きました、おじさんは早速交渉です俺の通訳でお昼ご飯まで一緒に居る事が確認出来ると金額を決め連れ出しました、俺はどうしようか迷ったのですが 今日はおじさんに徹しようと思い連れ出しはせず、タクシーに3人乗ってスクンビットのホテルに直行です、明日一緒にご飯を食べたいとの申し出があったので11時に来ますと言って別れました、もちろん女にもサービス宜しくと念を押しその場離れました、翌朝ちょっと早いと思いましたが年取ると早起きだろうと思い10時ごろ部屋のベルを鳴らしてみると、出て来たのはシーツを巻いた女で、おじさんは5分程前散歩に出かけ11時には帰ると告げて出て行ったとあくび混じりに話します、中で待ってればーとソファーに案内され昨日の話を聞かされました、今月初めてお客が着いて嬉しかったが、朝まで延々とマンコだけを舐められマンコがふやけてしまったと言われ、愛想笑いしか出来ない俺でした、あんた昨日はどうしたのと女が聞いてきたので、ホテルでビール飲んで寝た!楽しい事は俺には無かった!と答えると、そう じや-溜まってるね!こっちに来てと手招きします、もしかしてやりたいのか?チンチン欲しいのか?と尋ねるとコクリとうなずきました、そうなら早くしないとおじさんが帰ってくるだろ、鍵はどうしたと尋ねると女が枕の下から取リ出したので、俺はシーツを剥ぎ取り、もしもの時の体制を考えズボンを膝まで下ろし、女に即席フェラをしてもらい 女をベット上後ろ向きに膝待つかせ俺は立ったまま始めました、イイー 感じる 早く そこ など日本人が良く教育してるみたいで良く鳴きます、そして女が逝くー、逝きます、良いですかと顔を真っ赤にしてシーツを鷲掴み、それを見て俺もラストスパート逝くぞー、良いカー その時 ドアからノックがトントン キキキター 今度はチャイムがピンポン 女はシーツをまとってドアを開けに、俺は膝まで下げたズボンを元に戻し何事も無いような顔をしてソファーに座った、その時忘れかけていた感触が!チンチンがパンツに振れた事で戻ってきた、男なら分かってもらえるだろうが だめだーと思ってもどうしょうも無い、おじさんのおはようの声とともにパンツの中に暖かいドロとしたものが出て来て、それも2回3回とこんな時に出て来る量じゃない!下腹の方に流れていくのが解る、気持ち悪りー!おじさんは早かったですね!昨日はお世話になりましたと丁寧なご挨拶、でもソファーから立てない俺、女はご飯行くんでしょ?私着替えるねー!とシャワーを浴びに行きやがった、するとおじさんは昨日は良かったマンコが綺麗でしたので1年分ぐらい舐めまわし、あの子も何回も逝っていましたよ!とご満悦なご様子、俺は薄地のズボンなのでノーパンじゃ街中歩けないなーと人の話は上の空、おじさんは私は今日帰るのでお礼に何かして差し上げたいが何かありませんかと?お話になりました、俺は特別な事をしていませんので入りません、本当に欲しいもは無いのです、ですがでもどうしても言われるなら 今は パンツが欲しいです パンツですか?おじさんは困り顔です、女が着替えて出てきたので おじさんの解らないタイ語でパンツの欲しい理由を告げると涙を流し笑いながら走ってパンツを買いに行ってくれました、ご飯を3人で食べ空港に送って行き、いい人に出会えて本当に良かったと、恐縮している俺の手を握りマンコの契りを硬く結び再開を誓いました、空港の帰り道スッキリ逝きたい二人には言葉入りませんでした、女がよだれ流してグッタリするまでアオカンした事は誰も知りません。

PS: 俺はおじさんに会わす顔がありません、マンコの誓を立てたのにおじさんお気に入りタニヤ女のアナルまでヤッテしまいました、やさしくしたので感じてはいましたがそんなのカンケーネーですよね、おじさんごめんなさい。
 


第三章 マンコとアナル 第4話 タイ語の勉強

ある日の事、飲みつかれて早めに寝ていた俺は夜10時頃目が覚めた、頭はスカッとしたがチンチンが朝立ち状態で痛いぐらい大きくなっていた!
腰振るのは疲れるから、しゃぶってもらうかなーと思い服を着て外に出た、スクンビットsoi4あたりにあるフェラチオバーに行ってみたが暗くて休みみたいだったのでそのまま歩き、歩道橋渡ってカウボーイ方面に向かった、先日トイレでGOGOの衣装を着せ立ちバックではめたソムちゃんを思い出し股間を押さえて交差点で信号待ちしていたら日本人ですか?と薄手の白いワンピースを着た色白の綺麗なオネーさんが声を掛けてきました、ハイ日本人ですとワンピースの胸元をしっかり見ながら答える俺でした、この先には何かありますか?散歩していましたが喉が渇いたので何処か休める所は有りませんか?と聞かれましたので、この先は何もありませんよ!多少うるさくてもいいなら私は今からビールを飲みに行く所ですがご一緒にいかがですか?と下心が解らない様にしかし多少にやけて、お馬鹿モードになりつつある俺がカウボーイのネオンを指差しました、本当によろしーですか?お邪魔じゃ無かったらお願いしますと願っても無い申し入れにブラジャーの白い肩紐がやけに色っぽく見えてきました、さすがにGOGOはまずいだろうと思いオープンバーにてビールで乾杯!何故一人で散歩してるのか?から始まりお馬鹿モードの俺は今着けてる下着の色まで行きそうな勢いでビール片手に質問攻めにしました、結婚して5年子供は無しの食べごろ32歳 旦那さんが仕事でタイによく来られるので付いて来たのは2回目だそうです、しかし旦那様は朝からゴルフの接待で終わった後はそのまま飲みに行き帰って来るのはいつも朝6時頃なので、私は昼間ショッピングで暇つぶししていますが夜はする事が無く、今日は眠れ無かったので散歩に出たらアソークまで来て、どうしょうかと考えていたら俺が目の前に居たので声を掛けたのだと1本目のビールを飲み干しながら質問に答えてくれました、2本目のビールをオーダーしようか俺が考えていると雰囲気に慣れてきたオネーさんが周りをキョロキョロと見回しうるさい音楽が掛かっている方を指差してあの店もバーですか?とご質問が有りました、あの店はあのーそのーとGOGOの事をどう答えればいいか解らない俺は言葉に詰り”ダンスバー”ですと答えました、すると一瞬に目が輝き行ってみたい!高いですか?いいえ100Bぐらいですよと俺が答えると、席を立ちながら私最近踊ってないけど20代の頃はクラブに通っていてそこで今の旦那さんと出合ったんですよと何かやる気満々!俺は困った顔で行かれるんですかーとしぶしぶ席を立ちましたが今更本当の事を話すのも面倒になり、それならとコヨーテが居る店に入りました、見慣れない雰囲気に最初は戸惑った様子のオネー様でしたが、一生懸命に踊るコヨーテを見ながらジントニックを水の様に飲み干しコヨーテのまねをしながら踊りだしたオネーさんでした、コヨーテのステージが終わると調子が出てきたオネーさんは違うお店も見たい何処か連れてってーとお願いされ完全にお馬鹿な俺はローハイドのセクシーショーを見に連れて行きました、薄暗い店内でポールに?まり胸を露にしTバック履いて踊るダンサーを見て驚いた表情のオネーさんでしたがしばらくしてジントニック片手にポツリと、私もTバック履いて旦那に迫ろうかなー?と言われるのでよくよく聞いてみると1年近くHが無いとの事、そこにちょうど現れたなじみのダンサーがお前の彼女か?と右手親指と人差し指で丸く作った輪に左手人差し指を抜き差ししながらいやらしい目つきで俺をからかいに来ました、タイ語が解らないオネーさんもダンサーの仕草は解ったらしくニコニコ顔で俺を見ているオネーさんでしたが、私タイ語解らないけどダンサーと何話したのと興味津々のご様子、そこでお馬鹿な俺の簡単タイ語講座を始めました アオカン シアウ ノム ヒー など以前外道講座で読んだ知識をふんだんに使い、だんだんオネーさんの顔が赤らんでいくのが薄暗い中でもよく解りました、もうすぐ12時!調子が出てきたオネーさんも所詮は人妻のシンデレラそろそろ帰りましょうか?夜のスクンビットは凶暴なカマが居ますので私が送りましょうと頭巾をかぶった狼の俺がエスコートを申し出るのでありました、ホテルはランドマークでしたよね!BTSで行きますか?と尋ねると、少し酔ったし夜風に当たりたいので歩いていいですかと、さっき出合った交差点を渡りナナ方面へ歩き出しました 明るい所で見るオネーさんの透けたワンピースのパンティーラインとブラジャーが狼になりつつあるお馬鹿な俺には非常に刺激的でした、いつもの事ですが俺はどうやって口説こうか考えてるとだんだん無口になり、場がしらける事がよく有りますのでこのままではまずいと思い チャンスを物にするべくどう口説こうか真剣に考えましたが、俺の頭に浮かんでくるのは、ワンピース脱がしてから押し倒す光景や?ワンピース着せたままパンツだけ脱がして嘗め回してしている光景が頭に浮かび、ますます無口になりチンチンだけは大きくなって歩きにくい俺でした、強姦など出来ないし、ましてや”一発やらせろ”とか”咥えてくれ”なんてタイ語なら言えるけど日本語では恥ずかしくて言えないし何て考えていると、ニヤっといい考えが浮かびました、そうかタイ語で言えばいいんだ!オネーさん俺もう少し飲みたいけどどうですか?と尋ねると以外な答えが2時までね!テルメ前の屋台でカクテルを頼みひそひそ声で大人のタイ語練習です 先ほど教えた  アオカン シアウ ノム ヒー を交え あなたのマンコ舐めたいとか後ろから入れたいなど到底日本語では言えない言葉が出るは出るは、アオカン ディー マイ?と俺 オネーさんがディー カー!とお答えになるには 20分しか掛かりませんでした テルメ上のルアムチットホテルでキーを貰い エレベーターの中で ジュウ アオ マイ(ちんちんいる)と俺の股間にオネーさんの手を当てると覚えたてのタイ語でアオ カー(いります) とチンチンを握って来ました!部屋に入りキスしながらお尻を鷲掴みしたときは、胸がじゃ無い”ちんちん”が張り裂けそうでした、予定通りワンピースを腰までたくし上げパンティーをゆっくり下ろし、”チュアイ リア ヒー ノイ”(マンコを舐めてください)と言わせ、マンコを舐め上げていると 久しぶりのアオカンにどうにでもしてーと燃える日本人人妻のオネーさんの声がホテル内に響き渡りました、お尻の穴をふやけるほど舐め回し、アナルにチンチン入れて、マンコに右手指3本、左手親指でクリトリスを同時に攻めたら、ベッドが水浸しになり寝るところが無いので予定時刻を過ぎた朝3時にグッタリしたオネーさんをホテルのエントラスまで送り、再開のキッスの変わりにワンピースの上から俺の中指をお尻に突き立ると、ニヤっと恥ずかしそうに笑ったオネーさんの顔が印象的でした。

帰り道 ポッカリ開いたオネーさんのお尻思い出しニヤ付いて歩いていたら 犬のうんこ踏みました!



第三章 マンコとアナル 第5話 チェリーボーイのカマ

頻繁にタイに行く様になると、たまにしか会わなくても気心が判る友人が出来ますよね!仕事がソープ、ホテル、バーなど遊びに精通してるならなおさらです、今日はパタヤで知り合って、今はバンコクの裏通りでバーの店長をしてる友人のお店に遊びに行きました
どう儲かってると後ろから友人に声を掛けるとサワディ カップとワイをして挨拶してくれる気のいい青年です、名前はヌム(NUM)歳は22歳小柄ですがなかなかいい男です、ハイこれお土産 いつものヤツ マイルドセブン いつもありがとうございますと言って タイウイスキー、ソーダ、氷 グラス と テキパキと用意してくれます、チャイヨー 一杯目を一気飲みした後2杯目をヌムが作りながら、この間 日本人の女がタイ人の男と飲みに来ましたよと話だした、綺麗だったと俺が聞くと首を横に振り、40歳ぐらいのおばさんでした!男は20代でしたねーとあきれたような顔して2杯目のグラスを俺の前に置きました、俺がヌムに日本人の女よくないよと言うと、嘘だ!そんな事は無い、俺は日本人の彼女が欲しいと珍しく声を荒立て、その後こう言いました”日本の女はアオカン好きなんでしょ!”んー言葉に詰まる俺でした、何故日本人はアオカン好きだと思うのか?と尋ねると ヌムは1度日本人のエロDVDを見たことがあるそうで、タイ人はオイ,オイしか言わないが、日本人は凄かった!何言ってるか判らなかったが最後はイク、イクーと言って終わったらチンチン綺麗に舐めていたと話しました、それを聞いた俺は、バーカ!それはDVDの話だ日本の女はそんな女ばかりでは無いよ!と判った様な事を俺がヌムに話すと アレーと胡散臭い顔で俺を見ます、今度はヌムが俺に、日本でモテナイからタイに遊びに来てタイのソープで男になったと前に話してましたよねー!本当に日本人の女とアオカンした事があるのー?もしかしてコンタイしか知らないのですかー?と言葉に詰りウイスキーをがぶ飲みする俺にヌムは容赦なく攻撃しきました
俺をそこまで馬鹿にするなら聞きたい事が有る、ヌム!テクニックはあるのか?チンチン入れて腰振るだけじゃー日本の女は喜ばないぞ!と一喝すると今までの勢いが消え、ヌムは手のひらを変え”どうするの”?と下手に出てきました、俺が聞きたい!と話すと聞きたい!とヌム、本当に!チンチン!じゃーガイトートー食べたいと言うとロケットの様に走っていくヌムでしたが、息を切らすヌムに日本の女には胸を良く揉んでマンコをよーく舐めるんだと話すと、そんな事は知ってるとガッカリした顔するヌムでした、じゃー右手はどうするか?尋ねるとニヤっと笑い一指し指と中指2本を立て上下に振りました、マイチャーイ(違う)それはコンタイ(タイ人)日本人は左手で乳首を転がしながら口でクリトリスを吸いだして舐め上げ、右手2本でマンコに気をやり、あまった薬指でアナルを刺激するこれを同時に30分以上はやらないとだめだ!とガイトートーにかぶりつきながら公爵を話しました、カウチャイ、カウチャ~イ(判りました)とうなずくヌムは4杯目を作りながらマジモードで日本人とアオカンしたい1万バーツ払ってもいいからと氷を入れたグラスをグリグリかき混ぜながら、教えた指ずかいを練習していました、1万バーツねー!俺は4杯目のグラス片手に計算を始めました 俺に紹介料だろ、それと飲み代、最後にホテル代やっぱ結構掛かるねーとウイスキーをごくりと飲み干した俺にヌムは、何故ホテルなんだ俺の部屋でいいだろうとブツブツ話すので、日本の女が薄暗い、蚤の住みかみたいなところで股開くはずネーだろーと頭抱えた俺にヌムはカウチャイ、カウチャイそれで当てはあるのか?と股間と鼻の穴を膨らませ、5杯目のグラスを左手で渡し、右手は相変わらず指をモゴモゴと奇妙な動きをさせるヌムでした
1週間後、俺はマッサージ屋で寝転び左手タバコ吸いながら新人のオイちゃんに後ろ向きでチンチンを壷洗いしてもらい、右手でアナルをほぐしてる最中に見慣れない番号で電話が掛かって来ました、だれだろ?タバコを置き電話に出ると アロー 、もしもし元気 ワ・タ・シ !サワディー カー ~
この声は おっお オネーさん!また来ちゃったー!オネーさん今何処ですか? アマリウォーターゲートホテル! そうですか後30分してから電話もらえませんか? 喋ってる間も新人のオイちゃんは中指をアナルで締め付けながら、顔真っ赤して声を殺して腰振っています、セッルーヤン(逝った?) セット カー(逝きました) タオライ(何回) ソーン(2回)、とピースサインする可愛いオイちゃんです、せっかく中指まで入る様になったのに、今度はチンチン入れようね!とお尻にキスをしてマッサージ屋を出ました
午後4時頃ホテルから近いので伊勢丹で待ち合わせ、2ヶ月ぶりでしたっが相変わらずスタイル抜群、淡いブルーのブラウスに同じ色のブラジャーが見え隠れ、下は膝丈ぐらいのヒラヒラした肌ざわりのよさそうなスカートでとても32歳とは思えないオネーさんでした
旦那様は?と聞く俺に相変わらずゴルフと夜の接待が忙しいとウインク付きで返事があり、お尻の穴の中まで知ってる仲ですが、明るい所では内気な俺を知ってか自分から腕を絡めて、他人が見たらラブラブの二人に見えただろうと思います、が!本当の俺はほのかに香る女性と香水の混ざった香りで、チンチンがパンツからはみ出て巨大かし、歩くとジーンズに擦れるのでポケットに入れた手で右に左にベストポジションを探すお馬鹿な俺でした
屋台で食事をした後パッポンでカマと遊び、やりたくてたまらないお馬鹿な俺はGOGOのトイレに連れ込み、困惑するオネーさんを立ちバックではめて再開をチンチンとマンコで喜びました、スッキリした顔の俺にダンサーが今やりましたと判る真っ赤な顔したオネーさんを見ながらチャイヨー!ハイタッチでGOGOを後にしました、出す物出して冷静になった俺、マンコかき混ぜられて逝き損なったオネーさん、ちょっと気まずくなったお馬鹿な俺は飲み直しましょうとタクシーに乗せ友達のバーに向かうのでした、タクシーの中で今7時半今日は何時までいいですか?2時までには帰りたいナーとオネーさん、じゃーゆっくりHで来ますねー!と話を振ると、とんでもない答えが えーと 何だったっけ アオカン んーと 急ぐは そーそ レオレオだっだよねー!ちょっとタイ語はまずいでしょ!と思っているとタクシーの運転手とミラー越しに目が合いました、そこでもう一発オネーさん”チュ-アイ リア ヒー ノイ”だったかな?耳を疑う運転手、オネーさん!タクシーの中で”マンコ舐めて下さい”はまずいでしょ!エーそうなの!私 やさしくネ!と勘違いしてたと間抜けな発言、ニヤ付いた運転手がブレーキ踏んだらバーの前でした、重いドアを開けヒヤと冷たく薄暗い店内に入ると、ファランが各テーブルに座っているのでまずまずの賑わいです、サバィーディーマイ
ヌム!俺の呼びかけにニヤっと笑ったヌムでしたが、後ろのオネーさん見てシェイカー振ってる手が止まりました、手招きするヌムに近ずくと嬉しそうに何故言わなかったの?俺の好み?チョープ チョープ マー ?お金幾ら?ホテルはどうするの?・・・俺は訳解らず ヌム!何興奮してるの?好み?好き?お前に関係ないだろ!と俺があしらうと、あっそ!違うの、てっきり俺に紹介してくれる女かと思って、喜んで損した でも いい女だねー!とヌムは嘗め回す様にオネーさんを見ていました、思い出したあーこの間の話ね!ヌムにはもったいないよ それに解ったろたまには俺、日本人とアオカンしてるんだぜ!と偉そうな口を利くのでした、そのオネーさんにもこんなふうにアオカンしたのかと例の奇妙な右手の動きをするヌムに、当然さー 最後は口に出してそれから吸い取って綺麗に掃除してもらったと俺が話すと、嘘だろーあんな言い女がチンチンしゃぶるんですか?カウンターの隅にチョコンと座り、そこだけスポットライトが当たっているように見える奇麗なオネーさん見ながら、まさかアナルまだではやっていませんよねー?とヌム、どうして 当然だろう!ふやけるほど舐めて アナルにチンチン入れて、右手3本指マンコに入れて、左手親指でクリトリスを擦り付けたら、ベッド水浸しになっちゃって困ったよー!と上から目線で話をすると、俺話聞いて立って来たそんな凄い事 本当に 俺ならどうしょうと余計な事を心配するヌム、心配しなくていいよ!ヌムにはそんな事ないよ!とちょっと小馬鹿にしながらオネーさんの横に座った、紹介します 俺の友人のヌムですと紹介すると、オネーさんは手を出し握手を求めました、握手しながら微笑むオネーさんにヌムは完全にノックダウン、少し離れてまた手招きするヌム、頼っみますどうしてもだめですか?と泣き付くヌムに、オネーさんとヤリタイのかと俺が聞くと、首が折れるように上下に振るヌムでした、俺と兄弟になるのか?ヌム! ハイ一生付いていきます 兄貴!そうか そこまでいうならちょっと待て少し考える、強姦はダメだぞ!ハイ!ロマンチックに行けよ!ハイ!金はあるのか?兄貴のソープ代ぐらいなら今日払えます!、んー 店は?スタッフに任せます!よーし ホテルは俺のホテル使え場所は解るな?これキー ハイ場所解ります兄貴!時間は1時間、いいな1時間だぞ!いいです それだけ有れば十分です兄貴 ホテルの使用代は別に貰うからな!と急に強くなったお馬鹿な俺でした、オネーさんにどう話をすればいいか解らない俺は、あのー オネーさん 俺用事が出来て”90分”ぐらい行きたいところがあるのでいいですか?と切り出してみた、私はどうするの?とオネーさん、ヌムが相手してくれますからと話すと、さっきの可愛い子の事とオネーさんもまんざらでもなさそう?変な事しないよね?と心配そうなオネーさんでしたが、タイの男気になりませんか?やさしくてHも上手らしいですよ!と前振りを打ってみた、さっきマンコかき混ぜて逝き損なったオネーさんもチンチンが欲しいはずと勝手な思い込みしてるお馬鹿な俺は、エーーそうなの、ふぅーんとヌムを見ているオネーさんに、タイでは気に入ったらキス同様にアオカンするんですよ エーー 嘘とオネーさん イヤー本当なんです タイにいる男は気に入った女がいるとすぐにアオカンですよ!(お金が絡むとはいえないです)ヌムはそんな事しませんから安心して下さい、 気のいいやさしい奴ですから1時間ぐらいデートして下さい?俺のホテルで待ち合わせるように話してありますから、よろしくーとほろ酔い加減のオネーさんを置き去りにして店を出てきました、裏口からヌムを呼び出し、キス出来たら一揆に行けよと得意の右手をゴニョゴニョ動かすと負けずに動かすヌムでした、歯磨けよ!よく舐めろよ!コンドームつけろよ!と一折りのアドバイスをしてソープに走る俺でした、行き付けソープ嬢トゥンちゃんのマンコに1発だし2発目せがまれフェラされている時電話が鳴りました、今何処とオネーさん、もうすぐホテルに行きます待ってて下さいと俺が話すと、今日は疲れたからホテルに帰るは電話するね!と言ってヌムと替わった、オネーさんをホテルに送って俺はバーに帰ります、心配しないで下さい兄貴と、とても嬉しそうな声、じやー後でと電話を切った後、あの嬉しそうな声!オネーさん受け入れてくれたんだろうなー?どんな事したのかなー?と考えてフェラしてもらったらソープ嬢トゥンちゃん突然 アライナ(何) タマーイ(どうして) ヤーイヤイ(大きーい大きい)と嬉しそうに馬乗りになり腰フルソープ嬢トゥンちゃんにオネーさんを思い出し、下からマシンガン突きで応えたのはヌムにはいえませんでした、暑いバンコクの昼下がり、クーラーが効いたヒンヤリしたベッドに横たわっていると電話がなり、”アロー兄貴”何か気まずくて連絡しなかったヌムからだった、アレからオネーさんに会いましたか?どうして?の俺の返事に、どうしてーってと煮えないヌム、お金払いますから バーに寄って下さいと言って電話は切れました、誰から?とフェラしていたオネーさんが顔を上げたので、んーヌムからと応えると あーこないだのボーヤね!と薄ら笑い、この間の事聞けなかった俺はオネーさんのマンコさわりながら恐る恐る聞いたみた、あの日デートはどうだったんですか?それがね!話そうと思っていたんだけど言えなくてごめんね!  オオネーさん俺に謝る事って何ですか?
それが あの日ホテルの中で話しをしていたら隣に来てキスされて、私も酔っていたからヌムちゃんに身を任せたの!ヤッパリヤツはヤッテイタノカと思ってる俺に、ヌムちゃん下手なの、スカートの中に手を入れてパンツの上から蜘蛛みたいに指をモゾモゾを動かすから、くすぐったくて笑いが止まらなくなって、そこで終わり 私の感ではヌムちゃんチェリーボーイじゃない?エーと驚愕の声上げた俺でした!だから私話したくても話せなかったし、ヌムちゃんもそれが気になって電話してきたんじゃないと言う信じられないデモなんか楽しい展開になって来た、もうこれで解ったでしょ!早く!とせがむオネーさまが,ソコ!コレヨ!また 逝くーワ!イークー!とアナルでチンチン締め付け、俺の指をマンコ汁でドロドロにして、オネーさん自分でクリトリスをひねり上げ、快楽をむさぼられ何処かに逝かれました、ヌムとオネーさんの誤解が解けたので、泥の様に眠るオネーさんを置いてヌム似合いに行きました、カウンターで一人飲んでいるとヌムが横に座り話し出しました、兄貴、俺本当は女ダメなんだ!日本人なら言いかなと思っていたんですがヤッパリダメだった、兄貴はよくアナルでやった話するよね!あーするよ それと女がダメと何の関係があるの!それが そのー 入れるより 入れられる方がいいんです! ナニー じゃ ヌム お前カマなのか? そおみたい 自分でも良く解らなかったけどこの間兄貴がオネーさんのアナルに入れた話をした時、どうしょうも無いぐらいお尻がムズムズしてチンチンが大きくなるんです、何時男と寝た? パタヤで2年前寝ていたら押さえ込まれてズボッとヤラレました、その時は痛かったけど2回3回とするうちにと話しながら涙目になるヌムでした、大丈夫だヌム今度男紹介してやる、なだから泣くなよ!ウンと頭を上げたヌムが兄貴でも良いけど上目使いされた時は、男の締りを知っているのでついつい手を握ろうとするお馬鹿な俺でした、4日間の滞在が終わり帰国の日、旦那さんに見つからない様に電話をくれたオネーさんが色々ありがとうとっても楽しかったわ!また会いましょうね!それから、ヌムに宜しくでもヌムの誘惑に負けたらだめよー!入れるのは ワ・タ・シ・ノ・オ・シ・リと恥ずかしそうに電話を切り帰国されました。

祝!新人オイちゃんのアナルに俺のが入りました、パチパチパチ! オイちゃん頑張りました チップが200Bからご祝儀で500Bむしり取られました。

ペッブリーの夜は更けて

ペッブリーの夜は更けて BY:雷太

前書き・・・これは2000年1月から1ヶ月ほどタイを訪れた時の僕こと、雷太の売春紀行文です。短い滞在期間の中で「安く風俗を」をコンセプトにバンコクを練り歩いた時の様子を書いてみました。 最初は本当は自らのHPを立ち上げてそこにアップさせようと考えていました。 が、外道の細道のサイトを知り、多くの外道者に自分の歩いてきた道を知ってもらう為にはアクセス数の多いサイトに投稿した方がやはりベターと考えました。2年前の事なので参考になるかどうか分かりませんが、タイに行った事がない人に対して少しでもあの気だるい雰囲気が伝わればと思います。文中の宿泊施設(ホテル/ゲストハウス)、売春宿、MPその他施設の住所・電話番号等の情報は100%真実です。 ただ人名、年齢、身分等は全て仮称にしてあります。(2002年2月4日 雷太)


?その1・・・オーイとのハードファック
?その2・・・4人へのポケベル
?その3・・・ヤらしいチェンマイ娘
?その4・・・ハーフ
?その5・・・ナットとの出会い
?その6・・・置屋での失敗談
?その7・・・売春について考える
?その8・・・キャッシュカードを作ろう
?その9・・・場末風呂屋 クリスティーナ
?その10・・・エンガラ列伝(前編)
?その11・・・エンガラ列伝(後編)
?その12・・・春を売る男達
?その13・・・ノックだ
?その14・・・空振りドンムアン
?あとがき

最終更新日時: 06/12/2011 13:47:02

外道の細道
その1   オーイとのハードファック
1月14日午後4時半、バングラデシュ航空機は定刻通り、椰子油の匂い漂うドンムアン空港に着く。
横浜の自宅を出たのが早朝6時だったため、摂氏7度を指していた厳寒の日本に比べればバンコクのねっとりとした空気は堪らない。今回は会社を辞めてからの息抜きということで1ヶ月程度の滞在を予定していた。
大学時代の友人、佐々木も来タイ予定だが時間的な折り合いがつかず、奴は12日後に遅れて来るというので結局一人でいられる数日間を満喫する。 バングラ機は以前シンガポール経由バンコク行きだったのだが、2000年1月からバンコク直行になり6時間で成田から連れて来てくれる事になったらしい。途上国機は大抵定刻通りに飛ばない事が多いので、「今夜は深夜着かな……」と勝手に解釈していたのだが、逆に拍子抜けしてしまった。
自宅を出るときから着ていた白のセーターをドンムアン一階のトイレの中で脱ぎ捨てる。アメリカで買った、だぼだぼの青のジーンズと知人から貰ったシンガポール製のシャツを着て空港前の国道で29番の市バスを待つ。
しばらくして冷房の29番が来て乗る。しかし戦勝記念塔辺りで行き止まりということを知り、仕方なく降りて出来たばかりの高架鉄道に乗ってみる。これ札が使えないので不便この上ない。いちいち小銭に両替しなければならない。
乗ってみて分かったが下走っているバスに比べればこっちは人も少なくガラガラ状態。いても外人か金持ち風タイ人だけ。 音もなく車内は冷房も効いていてグッド。
サヤームで降り国立競技場の前にあるプラーニービルディングというゲストハウスに荷物をおろす。ここは一泊300バーツで水シャワー、タイ式トイレ、扇風機付。スクンビットやパッポンに比較的近いので3泊した。
時計を見ると既に7時。プラーニーの前の屋台でパッピヤオワーン、ケーンチュットを頼む。1年ぶりのタイ、久々のタイ料理にスプーンが運ぶ。  満腹になってバスでナナに向かう。僕はナナにお気に入りとか常連になっている店はないため、気兼ねなく中を歩けるのがいい。向こうに顔を知られてない事が逆に遊びやすいのだ。昔行ったことがある2階のDC10に入る。くたびれた感じでテクノに合わせて踊る女の子。 客は僕を入れて3人。シンハ一本で40分近くいた後、店を出る。 歩いてグレースホテルに行くことにした。 アフリカ人やアラブ人だらけの横丁を通ってグレース一階のカフェに入る。 途中6,7歳ぐらいの幼い女の子が雑草みたいな花をグレース前の駐車場入り口で道行くアラブ・アフリカ連合に声をかけていた。そんなの誰買うんだ?
グレースは2度目だったのだが去年初めてここに来た時は正直、ビビッテしまってカウンターでポッチャリ系で多少インテリっぽい女と少し話しただけで退散してきた経緯がある。 他のコーヒーショップに比べれば年増が多く、太っている子が多いのは気のせいではない。
今夜は少し落ち着いて入れそうだ。
中入ると、入り口手前の席でアラブ人風の男が僕に声をかける。
「あなたはどこから来たんですか?」
「ん? ええと日本から」
「本当? 韓国人かと思った。あなた韓国行ったことある?」
「ないよ、僕のこと韓国人と思ったの?」
「そう、私今韓国に住んでる。 ちょうど休暇で1週間ほどタイに遊びに来たって訳。てっきりあなた韓国人かと思ったよ。もしよければこっちに座りませんか?」
御互いテーブルの上で自己紹介した。 彼の名前も聞いたのだが、忘れたのであえてアラブとする。アラブはパキスタン出身で出稼ぎで韓国にいるらしい。丁寧にも韓国の外国人登録証を見せてくれた。
席に着いたからには何か頼まないといけないのでメニューを貰うとアラブがビールでいいか?と尋ねるのでハイネケンを貰う。 彼が払ってくれた。
しばらく話しているとちょうど僕らのテーブルの左横の円形テーブルの方から毒々しい熱い視線を感じた。目をやると40過ぎぐらいのおばさんが待っていましたとばかりにこっちを見つめる。 見るなブタ….
と思ったらこのおばさん片言の日本語で「あなた日本人?」と。
「イエス…」
「見てこの子達、あなた女の子探しに来たね? タイの女、かわいいね。見てあなたどの子タイプか?」                      
「日本語うまいですねー。日本行ったことあるんですか?」
「あたし昔東京行った。 あなた東京か?」
「えー東京なんだけど。んーじゃなくて横浜、知ってる?」
「あー横浜。行った事あるよ。AYASEって知ってる?」
「AYASE? どこ?東京?」
「あなたAYASE知らないか? ほんとに東京から来た?」
「AYASE….あー綾瀬って言ってるの? あの足立区とか千葉の方の?」
「そうそう!アダチ!そこあたしいたね」
このおばん、白い化粧塗りたくって例えれば僕のカアちゃんに似ている。タイまで来てカアちゃんに会うとは思わなかった。 おばんはしきりにおばんの周りにいた女の子4人をどうかと薦めてくる。その内、僕の手を取ってカフェの入り口まで連れていく。女の子4人のうち2人も一緒だ。アラブには後で戻るからよろしくと伝え、おばんに引っ張られて入り口のでかい柱にもたれ掛かり、女のセールスが始まる。
おばんはのたまう。
どうやらアラブ人は嫌いらしい。以前アラブ系の男がタイの娼婦を包丁で惨殺する事件があったらしくおばんはしきりにあの男とは付き合うな、アラブはロクな奴がいないと僕を説得する。 まあ別にあのアラブに何か吹き込まれている訳ではないのだが。
その内に僕の手を取りグレースの玄関へと向かう。おいおいどこ行くんだ?
一晩1000バーツでどうかと言っている。言い値でも安いが昔ここにいた白人に聞いた所によると500バーツが相場らしい。 んでもって500バーツしかないと嘘をつくとおばんは一瞬無言になる。おばんの横にいた子は見た目20歳前後かと思えた。目が大きく、長い髪で唇もはっきりしていてセクシーだ。 とびきり美人と言うわけではないが、背が低くてポッチャリした体型を除けばまあいい線いっているんじゃないかと思う。彼女は笑顔でいつのまにか僕の左腕を絡ませている。「この子500バーツだね?」と確認するとおばんは少ししてそうだと仕方なく折れてくれた。でも値切ったせいか2時間のショートらしい。日本から来たばかりの僕にとっては、たまりにたまったザーメンを吐き出す口として我慢が出来なかった。
彼女はオーイと言いドンムアンの免税店で働いていると言う。月給5000バーツが安いので時々グレースに来て男を見繕っているらしい。 タクシーに乗るのだが何と!おばんも乗ろうとしているではないか!
「何やってんの?」
「あたしも行くね。この子一人じゃ危ない、アラブなんか部屋で殺しちゃうんだからね」
「あなたホテルの玄関で待ってるの?」
「そうそう、終わるまで待つ」
やれやれ、部屋でやっている間待たれるのもいやだがしょうがない。おばんとオーイに挟まれてスクンビットを夜1時国立競技場方面へと向かう。 タクシーの中ではおばんと僕は日本語で話していたのだがオーイとはタイ語で話していた。断っておくと僕のタイ語は最低限意思の疎通が出来る範囲であって文字は読めないし、もちろん書けない。
おばんは又運ちゃんとも何かしらタイ語でベラベラ話しているのだが僕がタイ語でオーイに話し掛けるとおばんが烈火のごとく怒るのだった。いわく「あなたしゃべると運転手がどういう関係なのか分かっちゃうでしょ。あたしとしゃべってなさい」と。運ちゃんもうわかってるっちゅーの。オーイはそのやり取りを見て笑っていた。
プラーニーに着くと既に門が閉まっており、ピンポン鳴らして宿の主を出す。 しばらくして若いスタッフらしき奴が眠そうな顔で門を開けにかかる。謝りつつ3人で門をくぐる。
若い日本人男とタイ女、おばんの組み合わせを奴はどう思っただろう?

フロントでおばんは待っているとの事でやっと二人っきりになれる。オーイは僕の腕に無言でしがみつく。部屋に入りしばらく二人で話す。どこから来た、いつまでいる、どこに行く予定か、何歳か、とありきたりな質問に答えた後別々にシャワーに入る。
部屋は暑い。扇風機がただ暑い淀んだ空気を掻きまわしているだけだ。おたがいシャワーを終えて涼しくなったところでベッドに横たわる。
熱いキスをオーイにあげると舌を入れてきて長いディープキスに変わる。僕に身を任せ、彼女が下になる形で愛撫が始まる。耳を舐めるのが好きで、よく耳穴に舌を伸ばしたりするが大抵の女の子は「チャカチー」と言ってくすぐったがる。その反応を見るのも又好きなのだ。オーイがコンドームを持っていないことを知ると僕はヤワラーの雑貨屋で買った2枚30バーツのコンドームを出す。これストロベリー味とか書いてあるがチンコに装着するとこの上なく恥ずかしいのだ。ゴムが真っ黒なので着けるとベイダー将軍を髣髴させる奇妙なものになる。
彼女は何も言わず、無言で臨戦体制に入る。それにしてもゴム持ってないと言うことはどういうことなんだろうか?御互い持ってなくて生でやることあるのかな?
オーイはすぐにでも欲しいようで、まあ早く終わらせたいというのもあるのかもしれないが、息子を入れようと手を伸ばしてくる。そんな彼女を無視し大き目のおっぱいにむしゃぶりつく。小さ目の乳首をゆっくり吸うとオーイは「ハアーン アアア」と感じ始める。おっぱい舐めてこんなに感じられるのは初めてなので夢中で舐め続ける。僕の口は下半身に向かいへそ辺りをいたわる。右手は柔らかい膣肉を人差し指と親指で広げる。部屋は電気をオフしてあったので、彼女の秘部はよく見えない。下腹部を舐めながら両手で股を広げ、温度の高くなったオマンコを指で丁寧にマッサージする。クリを撫でると「アーン マイダーイ」と。(笑) その内オーイは我慢できない様で両手で僕の体を重なるように導いていく。 と同時にギンギンに硬くなった黒い将軍に手を添えてあそこに入れようとする。
僕は多少じらしながらゆっくり彼女のヒダヒダを確認しつつ、挿入を試みる。そう思っているうちにオーイは突然僕の尻を両手で抱えて手前に引き込んだ。 将軍が奥方に自己紹介している最中に、突然僕の前から姿を消した。膣の中はゴムでチンコが覆われているとはいえ暖かさを感じる。ああ気持ちいい。 70キロある僕の全体重がチンコを中心に彼女にかかる。 完全にオーイの子宮に入り彼女は感嘆の声を上げる。
ゆっくり出し入れをしながら彼女の顔を覗くとオーイは両手で僕の顔をつかみディープキスをする。それも窒息しそうなぐらい強烈に舌を絡めて離さない。上と下の口を御互い合体させながらベッドが右往左往にきしむ。 ギッギッギッてなかんじで。
強烈なキスから口を離すと目をつぶりながら部屋に響く声で「オーイオーイ アーン アハン」とすごい。
5分ぐらいで形成逆転して彼女が馬乗りになる。おっぱいを下からもみしだく。久々のセックスに気持ちよさが増す。 オーイはそのマンコを思いっきりチンコになすりつける様に円運動をずっと繰り返す。その内にタイの女にありがちなのだが、うんこ座りになってボーリング工事をするような感じで垂直にまんこが将軍を突いていく。こっちは動かなくていいし女が一人で動くのは興奮するのでそのままそのまま。 オーガスムを極める数秒前と言ったところか、両足を僕の尻に合わせて一番奥深く入るところを知っているかのようにまたマンコの円運動が始まる。
「オーイオーイ アハーン アッアッ オーイ」と口の形が本当におの字になっている。
その内もっとピストンが激しくなって彼女の体温が上がっていくのが分かる。マン汁が僕の陰毛を濡らして腰の辺りをスッと筋になって通っていく。すごい量だ。
“アウッ!”と言った感じでようやく果てたオーイはズサッと僕にもたれ掛かってくる。マンコはヒクヒク痙攣しながら繋がったまんまだ。
「セッレーオマイ?」
「カー、セッレオカー。サバイサバーイ チャンルーイ」
僕はまだイッてないので疲れているオーイを休むまもなく持ち上げ対面座位に持っていく。彼女はそれでも嬉しい様で、熱く熟した膣肉でまた将軍を中に入れる。おっぱいを舐めながら座位でピストンを繰り返すこと数分、突然けたたましい電話の音に2人とも吃驚した。
直感でおばんだなと思った。僕が繋がったまんま電話に出ると案の定おばん。
僕が「ローディオ、ヤンマイセッナー」というが、なんだかギャースカぬかしているのでオーイに代わる。彼女は笑いながら何やら話しているが少しして電話を切る。どうやらおばんには2時間が長く感じるらしい。そりゃそうだ、あのフロントで時間潰せといったって何もすることがない。
気を取り直してピストンを続ける。その内にフィニッシュを悟った僕はイキ場所に正常位を選んだ。彼女は正常位になると“キスしながら”を望む。これがバキュームキスと名付けたいぐらい吸引力がすごいのだ。血が出るのかと疑うぐらい。
脳にイク指令が出されてから両手で彼女を抱きつつキスを辞めて官能的なオーイを見つめながら、思いっきり上下運動。熱いマンコにドクドク放出した。
彼女は笑いながら僕を抱きしめる。終わったのにまだゆっくりマンコを動かす。僕がマイダイ言ってゴムを外すとかなりの量が出ていた。
しばらく2人で放心にふけっていた。オーイはこうしてみるとああかわいいなと思えてくる。まるで恋人同士の様に。
腕時計を見ると3時半。御互い又シャワーに入り約束の500バーツを渡す。 タクシー代として100バーツ余計に渡すと、ひざを曲げて「コップンカー」とね。いいですねこのフレーズ。
オーイはポケベルを持っているので番号を渡すと言う。 が、紙と鉛筆がない。しょうがないので日本から持ってきた文庫本の裏表紙にオーイが口紅の先っぽで番号を記してくれた。どうやってこれベル鳴らすのと尋ねると最初の1500にダイヤルしてオペレーターが出たら残りの6桁の数字を伝えればいいとの事。わかりました。 下でおばんが待っているので早く帰らなくちゃいけないらしい。またおばんに会うのも面倒なので明日昼にベルを鳴らす約束をして部屋の前で別れる。鏡を見ると口の回りはオーイの赤い口紅で真っ赤だった。 彼女ほど喘ぎ声が大きかったコは初めてだった。
バンコク最初の晩にして疲れてしまいそのまま就寝。






その2   4人へのポケベル
翌日昼頃目を覚ます。 実は娼婦だけを抱くのもいいのだが、今回は普通の女の子とも友達になってしまおうということでバンコクの女子大生とアポ取りすることにした。
タイに来る4,5日前自宅でICQのチャットで予め的を絞ってタイに行ったら会いましょうねと約束を一応していたのだ。一人はタマサート大マスコミ学部写真学科のナット、もう一人はアサンプション大美術専攻のノック、あとはチュラロンコーン大学のチェルシーだったと思う。3人ともベルなので昨夜のオーイと合わせて4人のベルを鳴らす。
プラーニーの電話番号とルームナンバーをオペレーターに伝えダッシュでフロントに戻る。 しばらくしてフロントが僕に電話だと言う。 誰からだろう? オーイかな?と思ったが、声の主は違った。チェルシーだ。彼女は今家かららしく、もし会えるのなら来週になるがいいかと聞いてくる。声の感じブスっぽかったのであーこれは会っても驚愕するなーと思い、プラーニーの住所を教え受話器を置く。あれ?オーイから応答ないな?と思いつつ10分が過ぎる。 ちゃんとベル鳴らしたよなと疑いつつ待ってみるとまた僕宛ての電話が来た。今度はタマサートのナットからだった。
「ハロー?雷太さんですか?」
「そうです。君と話せて嬉しいよ」
「アハー私もです。今どこにいるの?」
「えーっとね、国立競技場の前。マーブンクロンの近くって言えばわかるかな?」
「あーわかった カオチャイカー タイにようこそ」
「ありがとう、こっちは暑いね本当に」
「そう暑いわよ」
「ところで昨日予定通りこっちに着いたんだけどナットいつ会おうか?」
「えーと、あさっての土曜日だったらどうですか?」
「いいよ、じゃあねどこで待ち合わせしようか? マーブンクロンのマックの前ってのはどう?」
「OK! じゃあ昼の2時ね!でも初めて会うし、どんなかっこしているの?」
「んーとね、灰色のTシャツに短パンはいてて、カメラ持ってるよ背は180センチぐらい、それで分かる?」
「分かったわ、私は茶髪で長いスカートはいてて、うーん多分分かると思うわ、髪が目立つから」
「ナット茶髪なんだ」ふとタイ人の茶髪が想像つかなかったが、約束した後受話器を置く。彼女は声の感じからして良さそうだ。柔らかい口調で落ち着きがある。かわいかったらどうしよと妙にワクワクしてしまう。
ところで僕はスキャナーを当時持ってなかったため僕の写真を彼女達に送れなかった。と同時に彼女達の顔も知らない。会うまでどんな子なのか分からないのだ。テレクラみたいで面白いのだが反面すごいのが来たらどうしようというのもあった。
それから幾度となく待ってもノックとオーイからは連絡がなかった。 しょうがないので飯を食いにヤワラーに向かう。22日ロータリーのイサーン屋台でガイヤーン、トムクンガイ、もち米とコーラを頼む。70バーツ。今日は金曜なのでナットと会う明日まで何をしようか考える。今回はタイの風俗と呼べるものは殆どトライしてみようということでインターネットで仕入れた情報を元に活動してみようと思った。今まで堪能したタイの風俗は、ホテトル、ゴーゴーバー、コーヒーショップぐらいだったので、初体験のマッサージパーラー、置屋、タイ人御用達のカフェー、茶室、立ちんぼ色々見てみようと思案する。






その3   ヤらしいチェンマイ娘
夜になりアジアホテルのあるラチャテヴィーに向かう。ここはバンコクの中でも特に売春を斡旋するホテルと言うことで僕の頭の中では有名な場所だった。
アジアホテル右横のソイを真っ直ぐ進むと右手にパックディー(Tel 282-0288)という置屋、或いはナンバーホテルとも言うのだろうか、がある。 ここ地元の人でも有名な場所でタクシーやトゥクトゥクの運ちゃん御用達の売春宿だ。
それを無視して真っ直ぐ歩く。観光客が足を踏み込みそうにない路地だ。小さな中国寺院や炒め物屋台、ジュース屋台、バミーナーム屋が軒を連ね、プレステを時間貸しする店やインターネットカフェなんかもある。 バリバリすごい音を立ててバイクが細い路地を行き交う中、セブンイレブンを超えた辺りで怪しい建物を見つけた。タイ語なので読めないが外観からして置屋なのは一発で分かった。
中に入ると駐車場がある。パックディーと同じように部屋の外に車を一台置ける駐車場がありナイロンのカーテンで車や部屋が隠れるような作りになっている。
一人の30前後のやり手野郎が手招きしてやってくる。 僕の歩く方向に合わせこっちだと言う感じで1階のある小さな部屋に招かれた。
中はピンク色の蛍光灯で怪しく光っており、大き目のベッドがあるだけ。あとはバス、トイレ。 男はオールナイトかショートかを尋ねる。 値段を聞くとショート600バーツだって。 安いなあ。 分かっていても一応値切ってみるのが僕の癖になっていて400じゃ駄目か?というが駄目だった。 ショートは1時間ということでまあ女を見てからでも遅くはないと思い女を呼んでもらった。  男が部屋を出てしばらくすると、女が2人入ってきた。 え?2人だけか? 選択肢がないじゃんよと思いつつ見ると一人はちょっと視覚的にパス、もう一人の子が肌が白くいかにもチェンマイ美人と言った感じだったので600バーツを男に渡す。
男を含め3人ともいったん出た後、しばらくして彼女が洗面器やボディーシャンプー、リステリン、ベビーパウダー、歯ブラシ、歯磨き粉の入った桶を持ってきた。 彼女は案の定チェンマイ出身で22歳、背が160といったところ。 ほっそりした体でとにかく肌が白くて綺麗だったのは印象に残っている。 ギブという名の彼女はこの仕事初めてまだ2ヶ月らしい。
最初に部屋に入ってきたときからそうだったのだが、淡いピンク色のシルクのネグリジェを着て登場してきたときは正直見とれてしまった。 すごくセクシーだった。
でもやはりこんな地元の野郎しか来なさそうな場末の置屋に夜9時に日本人が一人でやってきたもんだから、彼女の脳裏には“相当侮れない奴”みたいな印象があるに違いない。 こわばった顔からそんな表情を読み取った。 今ごろ右も左も分かりませんみたいな仕草をしてもバレバレなので普通に振舞った。
ギブはシャワーを浴びなさいねとつっけんどんに言う。 シャワー室は4畳半ほどの広さで洗面台と共用になっている。 タイ式の便器が横についており2メートルぐらい長いホースが蛇口から垂れている。 簡単に体を流した後ベッドに戻るとギブは裸にバスタオルという格好で僕が上がるのを待っていた。 パンツやシャツはハンガーに掛けられ壁に吊るされているのを見ると、意外にも丁寧な奴だなと思った。
彼女が出てきても別に笑うわけでもなく嫌がるわけでもなく無造作にベッドに横たわった。
こいつひょっとしてマグロか?とも思ったがそうじゃなかった。 ただ毎日同じルーチンワークに飽きているようにもとれるし、まあ600バーツの内訳がどのぐらいなのか検討もつかなかったが、ギブに聞くと200バーツが自分の取り分らしい。絶句。
明かりを洗面所だけにしてドアを少し閉めるとちょうど良いムードが出来あがる。
この部屋は壁の半分近くが鏡になっておりやってる最中が丸見えと言うナイスな作りになっていた。 キスをしようとすると拒む。 仕方なく全身愛撫発揮。 耳奥から首筋、脇の下、おっぱいそれから下へと段々舐め方が粗くなってくる。 マンコは病気が怖いので付け根を舐めるのを限界とし後は指攻撃だ。 1時間以内のセックスというのは非常にせわしないもので出来れば長い方がいい。
ギブは声は一切出さず、僕が足を丹念に舐め回しているときはチャカチーいってくすぐったがっていたが彼女が興奮していくのは手に取るように分かった。
肌が透き通る様に白く、ピンと張っている。タイ2日目にして不精髭が目立ってきたせいか体全身を愛撫するも髭で痛がってるのが分かった。 今度からはセックスする前に髭そっておこう。 部屋の中は冷たいぐらい冷房が効いているので気持ち良かった。おまけに彼女の体もヒンヤリとして抱きしめると柔らかいのと涼しいのでそれだけでピンコ立ちになってしまう。
ギブは用意していたコンドームを破ると透明のゴムをイとも簡単に付けてくれる。
ゴムフェラである。 まあいいや。
少したってから彼女が馬乗りになる。 硬くなったチンコにあのオーイと同じようにウンコ座りファックが始まる。 湿ったオマンコがこちらからでもゆっくり見える。 クーラー音でガタガタいっている部屋にギブの発するパンパン!という感じの結合音が響き渡る。
下から見上げるギブは腰が締まり、胸がふくよかで、見ていて興奮せずにはいられない。 あそこに目をやる。 少な目の毛がかわいい。 引き締まったギブのおなかに右手を当てて、「ああ今この辺にチンコがあるね」と言うと彼女は恥ずかしそうに目を逸らしていた。上下に均等に動く自分をギブは壁側面に広がる鏡を通して細目で見ている。 ヤらしい娘だな。
今度は駅弁をする。 彼女軽いので楽だった。それでも2分ぐらいすると両腕が張ってきてきつくなってきた。 ギブは目をつぶったままハッハッいっている。
ベッドの淵に僕が座り鏡を前にしてベッドのスプリングを利用して座位。ギブの一筋の背骨が子宮の奥深いところに入る時にピンッという感じで毎回はっきり見えるのがすごくセクシーだった。ギブ自身が動いている事が一層チンコを硬くさせる。 まるでマンコだけが生き物の様にグチュウ、ニュポッというスケベな音を立ててチンコが出たり入ったりしている。 彼女にもう一度キスを試みると唇だけのキスを許してくれた。
正上位になり僕の両手は彼女の両足を思いっきり広げる形になる。両足が彼女の顔に並ぶと思いっきり長いくさびを打ち込んでいく。 ギブは相変わらずフンッフンッぐらいしか言わず、眉間に皺を寄せながら息が荒くなっていく。 体が小さいのと膣の浅さは関係があるのかどうか分からないが彼女のバギナは浅い様に感じた。  濡れたピンク色の皮の厚い恥肉はチンコが出たり入ったりするたびに引きつった膣内の肉がコンニチハと顔を覗かせる。 
しばらくしてすごい勢いで彼女が腰を下になりつつも動かし始める。
両手で僕の尻をムンズと掴んで離さないといった様に、熱い秘部がまるで独立した生き物の様に伸縮活動を繰り返してその内果てていった。
「ハー フィニッシュ ナ?」 ギブはそう言って今何時かと尋ねてくる。 まだ30分しかたってないことを言うと安心した様子だった。 時間を気にするのはやめようや、東京じゃないんだから。
その内彼女もまた動き出し楽な騎上位になる。 汗でしっとり濡れたギブは汗を拭きつつグラインドを辞さない。 柔らかい肌に長く触れていると興奮し出してイッてしまうので結合部分だけにして後は体を離す。 
ドギースタイルになってもらおう。 丸く白い尻にチンコを導く。 枕を二つ縦に並べてその上にギブを寝かす。体重が枕にかかるから女は体を支える必要がないのでこの方が楽だ。背の低い女の場合こうすると膣と亀頭の位置関係も良い。
膣を覗く。 ピンク色のきれいな肉をしている。中の肉は勿論濡れていて指を入れるとキュッと締まる。 こんな綺麗な白い肢体の中に僕の汚いチンコを挿入してもいいのかな? バックでしばらくやっていると又ギブが隣の鏡を覗いている。 
頂点を感じそのまま精液をぶちまける。 気持ちがすごくいい。 
御互いグッタリして寝る。 セックスが終わると汗がどっと出る。 冷房してても暑いくらいだ。 彼女がシャワー浴びている間にスイッチを強にしようとするがオンオフのボタンだけで温度調節が出来なかった。 
彼女は身支度をして僕にもシャワーを入れと言う。 汗を流すと彼女はさっきのシルクのネグリジェに着替え化粧をしていた。 素っ裸の僕にベビーパウダーを満遍なく塗りたくってくれた。 プリッキーヒートという商品名なのだが、塗ってしばらくするとひんやりするのだ。 疲れて久々に膣内からシャバの空気を吸ったチンコにもたくさん塗りたくってくれた。 段々チンコが熱くなるのを知っている彼女は僕があーなんか変な気分….というとクヒヒといって笑っていた。
置屋の名刺(SRI THONG HOTEL Tel215-8337 215-8338)の裏にギブとタイ語で書いてくれた。 次もし来ることがあったらギブを呼んでねということだった。 また来るねといって部屋を出る。チップを渡そうと財布をまさぐっていると彼女はもう2階に行く階段をスタスタ昇っていってしまった。
置屋を出る。
時計は10時15分。 セブンイレブンの前まで戻りパッホイラーイとスプライトを頼む。
僕が今しがた歩いてきた道は小学生ぐらいのガキどもが何事もなかったかの様にサッカーに興じていた。 そのバックにシートンの怪しい原色の蛍光灯が見える。
性欲と食欲が同時に満たされた夜だった。






その4   ハーフ
ラチャテヴィーからそのままパッポンに向かう。 ゴーゴーバーに行くちょうど良い時間だ。 1月のタイの夜は涼しい。オレンジ色に発光する高圧ナトリウムランプが深夜のパヤータイ通りを照らす。 時速80キロは出ているんじゃないかと思うくらい三菱製のバスは思いっきりすっ飛ばしていく。初めてタイに来た5年前はこの暴走バスに相当びびッたものである。 タイラット誌の一面や191(ヌンガオヌン)、アチャヤーガムを見ると良く分かるが、バイクやトラック、バスの横転事故が頻繁にあるのだ。 運転マナーを見ればよく分かるが、そりゃ死ぬわけである。 ギブの安っぽい香水の残り香を漂わせながらパッポンに着く。 屋台を冷やかした後キングスキャッスルに入った。
中は朦朧としていて客と女でごった返していた。案内係に席を案内されクロスターを頼む。 そいつがそのまま僕の隣に座りコーラおごれ攻撃に出る。 僕もかわいいとか何か理由があれば奢れるが、会って数秒なので躊躇ってしまう。 段取りを踏まない無機質で非建設的な態度にむっとした。しかも顔は僕の好みではない。
態度で分かったのか女はまた客引きしに外に出てしまった。 まったく。 
日本だとエイベックストラックスから出てそうなガンガンのトランスハウスが流れている。長くいると脳味噌の中がビロンビロンになってきそうだ。
さすがに踊り子の質は高いと思う。 まあ本当に評価できるのは明るい所で見た時なのだが(笑) それでも僕の興味の的は別の子に向いていた。  あの白人女は何なんだろう? あいつ客だよな? 最近は女性同士の入店も珍しくない。日本のおばさん連中がゴーゴーバーに入っていくのも見たことがある。 バリバリの音楽で隣の会話も聞こえないぐらいだがどうもあの白人女、ウェイトレスと喋っては笑っている。なにやつぞ。
しばらくすると僕と目が合い白人女が笑ってそこに座っていいかとジェスチャーをする。
目が点になっていた僕は唾を飲みこみながらOKを発していた。 こいつここで働いているの? 彼女は175ぐらいで体もそこら辺のタイ女よりも二回りぐらい大きい。
彼女はヘレンと名乗りここで客引きとして働いているのだと言う。 レース状のワンピースを着ていて髪は後ろで束ねている。 金髪で青い目だ。
ただヘレンと彼女が発音するのを聞いてすぐに分かった。 洟が詰まったようなタイ語なまりで「エレーン」といった。 多分タイ人と白人のハーフだ。
彼女はバンコクで生まれ母と一緒に暮らしているらしい。 英語は解せず勿論タイ語である。 左に座るヘレンを眺めては不思議な気分になる。 お、落とし子か? 他のゴーゴーガールやウェイトレスと難なくタイ語で話しては盛り上がっている。 彼女の左にいた30ぐらいの白人男も不思議そうな顔で彼女を見ていた。   黙っていればカオサンをうろついているヨーロッパから来た白人女と何ら変わらない。 一瞬連れ出してみようと思ったが、こんな大きい奴相手にしたら疲れるだろーと思い、やめた。 
ヘレンはしばらくしてコーラが欲しいと言うので飲ませた。 なんか目がトローンとしている。薬でもやってるんじゃないのかな?そんな後味を残して適当に会話をしてキングスキャッスルを後にした。
精力旺盛な同胞は日に3回4回セックスをする御仁もいるが僕は出来ない。 精力がない。 精神的なものもあるがインターバルをおかないと2度目3度目は出来ないのだ。 一回やったら次の日までお預けなのだ。 深夜遅くなりプラーニーに戻ると真っ先に寝た。






その5 ナットとの出会い
土曜日。ナットと会う日だ。
いつもバンコクでの宿泊場所はヤワラーが殆どだったので、出来ればナナやソープに近い場所をと思うがペッブリーやスクンビットにはなかなか安いホテルはない。
カオサンは物価が高いのとタイ人が外人ズレして時々腹が立つので泊まらないのだった。 おおよそ御世話になったのはマイトリチット通りの150バーツの娼館兼旅社、あるいはヤワラー外れのマハーチャイ通りの農民銀行隣にあるニューワントンホテル(NEW VUANG THONG HOTEL 304 sirichai lane 2 mahachai road Bangkok Tel 222-0604、221-6700)にはよく泊まっていた。ここ僕が泊まっていた3年ほど前は380バーツでバス、洋式トイレ、テレビ、冷房、電話、ルームサービス付きですごーくコストパフォーマンスが高かったのだ。 ホテルの奴も対応が良くて、バンコクに訪れるたびに寄っていくとよく来たと言ってお茶出してくれたもんだ。 あとはヤワラーのチャイナタウンホテルの裏手にあるMY GUEST HOUSE(114 phadsai rd. Tel 223-5963、622-6829)だった。 4階の10号室は前に水道の蛇口があり洗濯板や桶もあって便利だったのを覚えている。
ただいずれも王宮やワットポー行くのは近くていいがラチャダー、スクンビット、プラカノンやペッブリーへはちょっと遠かったのだ。  マーブンクロンにあるこのプラーニーも場所が良いのだが夜屋台が一軒もなくて飯を食うのに困ったことがある。
でもって今日はマレーシアホテル界隈に泊まることにした。 界隈であってマレーシアではない、念の為。
まだ東京から来たばっかりだったのでそんなに荷物は膨れておらず、47番でルンピニー方面に向かう。 ここは初めてきた。ルンピニータワーの裏手に位置する何とかゲストハウスにした。  部屋に入って後悔するがシャワー兼便所を越さないとベッドのある独房にたどり着けないような奇妙な設計になっていてまあここはタイだから文句を言うのはやめにしよう。
部屋にいるとそれだけで暑いので、ナットと午後2時に約束していたマーブンクロンに向かうことにした。 バスが着くと果て困ってしまう。 マーブンクロンのなかにマックは三つも入っているのだった。僕の想像したマックは一階のパヤータイに面したガラス張りの大き目の方でナットは果たして分かってくれるだろうか? 約束の2時になりカメラを首から下げマックの熱帯地獄と化した外の玄関で彼女を待つ。 考えてみれば店内の廊下側にも入り口があるのを思いだし、そうだまさかこんな炎天下口じゃ待たないよなと思いつつ、店内に入る。
2時10分それらしき女の子は現れず。 いたけど僕見て逃げ出したりして?と思いつつ待ってみる。 そこへめがね掛けた女の子が何やらこっちをちらちら見ながら横にたたずんでいる。 このブスか?と思ったが、どうやら別の人間を待っていたらしい。 彼氏らしき奴がやって来てマックの中へと手招きしている。よろしくやってくれ。
2時17分。バンコクは渋滞多いから約束の時間より30分1時間遅れるのは常識なんだよネ!と一人言い聞かせながらそれでも待つ。
すると向こうから息せき切って一人の女の子がやってきた。彼女から声掛けられるまでナットだとは分からなかった。 
「コートートナー 雷太さん ごめんなさーい」
「マイペンラーイ。 ナイス トゥー ミーチュー」
ナットは19歳のタマサート大学2年生である。 卒業式にはプミポン国王自ら卒業証書を学生一人一人に渡すという伝統ある格式の国立大学である。 勿論チュラロンコーンと並んでタイ1、2を争う名門大学なのだった。 24歳の僕と5歳違いという枠を忘れさせるほどキュートでかつチャーミングな娘だった。
彼女はチャトチャックに近いウォンサワンの一戸建てに家族と共に暮らしている。父上はどうやら教育省の某局長らしく、彼女自身にもナナやパッポンといった娼婦とは違う、上品で気品漂よう雰囲気があったのを覚えている。 
「ごめんね遅くなって、私がナットです。よろしくお願いします」
「ああこちらこそ、おなか空いてる?どうせだからここはいろっか?」
「イエス」
セットを頼む僕に対して彼女はジュースだった。お腹が一杯だと言う。
ICQで知り合って実際人と会うのはこれが初めてだ。 電話の通り茶髪、長いスカートに青のシャツを着て左手の中指にはオレンジ色のプラスチックの大きな指輪をしている。白いシューズを履いて肩には大きなカメラバッグを下げていた。 なーにそのバッグ?と言うと学校からの帰りなのでカメラが入っているという。 そうだ写真学科だったねー。
「わたしは日本のテレビドラマをよく見るのよ。 毎週見てるわ。ユタカ タケノウチって知ってる?」
「うん知ってるよ。彼は昔雑誌のモデルやっていたんだよ」
「ほんとにー?彼好きよ。 LOVE2000っていう番組なんだけど分かる?」
「へータイではそう呼ぶんだ?」 多分2000年の愛のことを言っているんだと思う。
「いつも日本の音楽とか聞いててユウコ ヤマグチなんか好き。 こっちでは色々ラジオとかでオンエアされてるのよ。」
「そうなんだ。そのユウコなんとかってのは知らないけど、ナットはよっぽど日本通なんだね」
彼女はどちらかと言うと無口な方だった。おとなしくて何か困っているとすぐにか細い声で「どうしたのー?」ってな感じで助けてくれる。 御互い黙ったままでも「雷太さん、私といてつまらなくない?」なんて心配するし。 そんなことないヨ!
ただ、金銭感覚はしっかり親から教育を受けているらしく、僕が奢ろうとしても「あ、私あるから大丈夫!」なんて絶対借りは作らないわ、みたいなしっかりした所があるのだ。 思わず彼女の顔を覗きこんでしまう。 本当にタイの女の子だよね?
正直インターネットで知り合った子なので内心どきどきしていたが、予想に反してかわいかったので嬉しかった。 二人で歩いても当たり前なのだが、皆見向きもしない。 まるで当たり前のカップルの様に。 娼婦と歩くと絶対にタイ人に振り向かれたもんだ。 やはり彼らには分かるんだろうな。
ナットと一緒にヤワラーの両替商(振成豊旅行社有限公司 ROONGSARP TRAVEL SERVICE CO,.LTD 466-8 yawarat rd. sampantawongs Bangkok 10100 Tel 224‐0039 www.roongsarp.co.th Email: rst@roongsarp.co.th )に行く。 僕御用達なのだが最近巷でも有名になっているらしい。 銀行や空港で正規に両替するのに比べて1万円あたり40~50バーツほど率がいいのだ。 別に闇ではない。 ちゃんとした中国系の旅行代理店が、サイドビジネスでやっている両替商だ。例えば30万両替すれば1200~1500バーツほど銀行とかと比較して差異が生まれる。ここで両替するだけでソープに行けてしまう。 
ヤワラーのマック(2001年8月20日現在は撤退)の真向かいのビルにROONGSARPと見つけられれば問題ない。 
中に入って左奥の階段を2階に上れば右手奥に両替場がある。そこです。
1000バーツ札を大量に抱えた華僑のおっさんがナットに中国語で話しかけるが彼女は中国語は全く分からない。タイ語に直しておっさんは続ける。 彼女がずっと下を向いてしまっている。どうしたのと尋ねるとどうもカップルに見えたらしく彼女は違うと必死に言い訳したらしい。なるほど。
ヤワラーから一転、73番でプラトゥーナームに向かう。パンティップに行ってみたかったのだ。 ナットは快く案内を買って出てくれた。 想像していた規模よりも大きく感じた。 適当にアドビフォトシステムのパックとMONEY2000の入ったロムを買う。店員は無線機らしきものでロムの品番を伝えしばらく待つことになった。 5分ぐらいしてNHLのジャンパーを着た男が目だけギョロギョロさせてレジまでやってきた。 内ポケットから問題のロムをサッと出すとビニール袋に空のCDケースと共に入れてくれる。
そんなに厳重にしないとまずいのかな?150バーツだった。
このパンティップ、最上階は正規のソフトが売っているフロアがあるのだが客は殆ど入ってない。 値段を見ると12000バーツとか。 日本じゃないよねここ、と思いつつ同じソフトが海賊盤としてこの下で200バーツ未満で売っているのだ。
ワールドトレードセンターに行きSWENSEN’Sでアイスクリームを2人でかっ食らう。
ナットはアイスが大好きな様で、大きなホイップクリーム付のセットを頼んでいた。
ところで彼女は一応厳格な両親に育てられたせいか門限がある。 8時だ。
大学の友人とディスコに行くときは夜1時2時とか、延長が可能らしいが原則としては早く帰ることなのだって。
5歳下の子は僕にとってはきわどい年齢なのでなるべく早く帰らせることにした。

伊勢丹前のバス停で彼女と別れ、一人どこに行こうか考えあぐねる。 時間は7時半。
ルンピニーの獄門ゲストハウスは寝るだけにしたいので戻るのはやめよう。あそこは部屋が臭いのだ。 ナナに行ってみる。 階段を上がった2階の左手前にあるバーに行ってみた。 階段をゆっくり昇ると7,8人ぐらいの女の子が手を引っ張ってこちらでゆっくりしていけというのでその営業に負けビールを頼んだ。 2時間ぐらいいただろうか。ゴーゴーではなく言葉通りただ飲むだけのバーなので、踊っている女の子を見に来る客にしてはここはつまらないだろう。 彼女たちもそれはわかっている様子でここが人気がないことはよく知っている。 入店まもなく一度も連れ出されたことがないという子も何人かいた。
コーヒーショップに行くことにした。
グレースはこの間行ったので、テルメーにした。 実はここはじめて行くのだ。 タイの歩き方なる本やインターネットの風俗サイトでもさんざん紹介されていたので一度どんなところか見てみたかった。 スクンビットをアソク方向へ歩く。 Tシャツや腕時計屋台が少しずつ店を閉めていっている。 商品をダンボールに無造作に詰め、屋台の土台になる鉄筋を外して紐で一本にまとめている。 屋台が終わるとここはフリーの娼婦が建ち並ぶ品定めストリートに変わる。
まあ殆ど商品価値がない女の子かオカマ、或いはそういった系のが好きな人は選ぶ価値があるストリートではある。 
テルメーに入る。中はタバコの煙ですごく、暗くてよく見えなかった。 白人が多く、同胞も数人いる。 タイ女はそれは積極的なのもいれば遠く目で全体を軽く流している女もいる。 グレースに比べれば規模は小さいが人口密度が高く女の子と話せる確率が高いんじゃないかな。
何人かの子と話すが値段で折り合いがつかず結局諦めた。 また来よう。






その6 置屋での失敗談
ルンピニーの朝は臭くて目が覚めた。 まあ150バーツなので文句を言ってはいけない。 荷物をまとめガンダプリー通り沿いのANNA GUEST HOUSE(21-30 ngumduplee Rama4 rd. Bangkok 10120 Tel 286-8830)に移った。ここの女主人アンナさんは化粧がすごくて有名だ。 名前だけ聞くと美人っぽいがおばさんである。なにがすごいって彼女、目の回りを黒く3センチ四方ぐらいで塗っているのだ。 ルーマニアの田舎のおばさんみたいに赤い頭巾で髪を覆っており、顔がそれは怖い。だが、アンナさんの人柄に惹かれてここを定宿とする同胞は意外と多いのだ。150バーツの宿賃を渡して部屋に向かおうとすると同胞である30半ばぐらいの男性が声を掛けてきた。 剣持さんといい、まあ別にすることもなかったので飯を一緒に食いに行くことにした。 彼は名古屋在住のフリーターで金が貯まれば、タイやらマレーシアに売春旅行を繰り返していた。 僕と同じね。砂糖、唐辛子、酢、ピーナッツ、ナンプラー等がたっぷり入ったガウラウを食べる。剣持さんが必要としている短波ラジオをサパーレックで見つける手伝いをするとそのまま別れ、無性にやりたくなった僕はパックディーに行くことにした。ここ入ったことは何回かあるが買うのは初めてである。中国系のガタイのいいおじいちゃんが仏頂面で迎えてくれ、2階のある部屋に通された。 どの部屋も空いているドアからはピンクや赤の原色の蛍光灯がパチパチいいながら洩れており、小学校の校舎を彷彿させるような建物から、娼婦が今この時分でも客を取っているのを思うと不思議な印象にとらえられる。じいちゃんはホックローイイーシップバーツナ?(620バーツ)と言い、僕に確認を求めてきた。 イーシップはコンドーム代だと言う。なんだそりゃ。まあこの間行ったシートンが1時間600バーツだったから妥当な線かと思う。 サムローイダイマイ? ロッニッノーイナカップ?と言うがサムローイマイダーイ…….とさも困った様にいうのでそれで手を打つ。じいちゃんが出た後、数分後にすごい数の女が部屋に入ってきた。おおよそ15人くらいいただろうか。 狭い10畳ほどの部屋は人で一杯になる。 と!一瞬彼女達から放たれる安い香水の匂いが、黄金町のガード下に広がるちょんの間を思い起こさせた。最後に入ってきたじいちゃんがさあ選べといわんばかりに、腕を組んで仁王立ちになっている。 僕は目が悪く女の子の前まで行かないとはっきり顔の特徴が分からないのでしばらく考えたが、とにかく15人にいっせいに見られているのが非常に恥ずかしく、じろじろ見るどころではなかった。 女の子はこっちを見ている子もいれば顔をそらして下を向いている子もいる。4:6の割合と言ったところだろうか。 みな一様にすらっとしており、サイアムスクエア辺り歩いている子と大差はない。 適当に横を向いているショートカットの子を指差すと残りの14人はスッと部屋から出て行った。 じいちゃんに620バーツ渡して退散願う。 今考えればこの“適当に”が非常にまずかったのだが…………彼女は手ぶらで何も持たずに僕の座っているベッドの横に腰掛けた。“あ失敗した!”直感でそう思った。 彼女不細工だった。ホテトルみたいに「チェンジだ!」と言う勇気はさすがになく、仕方なく彼女と1時間過ごすことになる。 ピンという彼女はギブと同じチェンマイ出身だった。 シートンと建物やシステムは殆ど同じだったが、一つだけ違うのは女の子が洗面器具を持ってこないことぐらいだった。 ピンはスタイルこそいいと思う。 小ぶりなおっぱいにキュッと引き締まったウェスト、細いすらっとした足に小さめの顔。 ただ顔がおたふくみたいで、しかも垂れ目、口に締まりがないときている。 性格も悪そうだ。ピンは終始無言だった。さっさとシャワーを浴び素っ裸でベッドに大の字になる。 彼女がシャワーを浴びている間、僕はどんな顔をしていただろう?  ピンがバスタオルを体に添えてベッドに静かに横たわる。部屋を暗くするわけでもなく、いやらしいピンク色の明かりのもと、2人でまぐわう。 今この2人は620バーツという“金”で固く結ばれているんだなあとしみじみ思う。  ピンはそれは白く透き通るような肌をしていたのは決して否定しない。貪る様に彼女の肌に吸い付く。 べチョッ クチュという濡れた音が響き渡る。彼女が上になり僕の乳首を舐め始める。 小さく黒い乳首をすごい吸引力で舐め上げる。だんだんピンの顔が下に下りていきチンコに差し掛かったとき生フェラを始めた。ああ悔しいけど気持ちいい。 玉の皺皺を懸命になぞる様に舐める。さっきの水シャワーで冷え切った玉袋は、彼女の体温を感じる暖かい口の中一杯に暖かさを与えてくれた。  袋の90%を含んでいる彼女の口腔内では舌と歯を使ってクチュクチュと袋のマッサージをし始めた。 うおおお、これはすごくきもちいいいい。ブスだけど白い顔が僕の陰部をぺロチューしているのを見るのは優越感がありすぎる。 病気は大丈夫かな?と一瞬脳裏をよぎったが顔を持ち上げ騎上位で入れてもらうことにした。枕の横にあったKINGTEX製のゴムを丁寧にチンコに装着してくれる。 前立腺にかなりの刺激を与えてくれたピンは僕の顔を見ながらマン皮を右手で広げ、チンコを優しく掴みながらゆっくり彼女の花芯にお邪魔させてもらう。 僕の全部が根元まで入り、彼女と僕どっちの陰毛か区別がつかないぐらい合体させると 「はあっ ンフーン」 とピンは眉間に皺を寄せ、やっぱりウンコ座りファックを始める。彼女のあそこはあまり濡れてない様に思った。 乾いた肉のぶつかり合う音が部屋にこだまする。パン パン パン パン パン パン パン パン パン パン パン パン パン パン リズム感のある音と同時にピンの喘ぎ声も後を追う。んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ んっ5分ほどこの肉音復唱オーケストラが続いただろうか。疲れたらしくピンは僕の隣にグダーと横になる。 チンコが抜けるとき「アン!」と色っぽい声を出したのは聞き逃さなかった。立ちファックをした。 ベッドを降り、堅いひんやりした床でピンを壁に両手をつかせ、後から挑む。 挿入感があまり高くなかった。白い尻を両手で掴みながら腰を振る。だんだんお互いに汗が滲み始める。彼女は今回タイに来て三人目の相手なのだが意外や何と、ピンが一番あそこの締りがよかった。 これで顔がねーと思うのだが天は同時にニ物を与えなかったのね。バックでしばらくやっているとイキそうになる。 しょうがないので僕のお気に入り正常位に持っていく。  彼女の天をつんと向いた乳房を両手で揉みし抱きながらピストン運動を繰り返す。 ピンが下になりつつも、僕の体を四肢で羽交締めした。 こいつ俺が一番喜ぶ術を初対面にして知っていやがる………無理やりキスだーと思いつつ顔を近づけキス。 上と下の口を繋げたまんま、発射10秒前を迎える。 ピンは右手で僕の後髪を掻き毟りながら、左手は夢中で僕の尻をむんずと掴んで離さない。 前表面の密着指数100%になったところで僕は「おおおお あああ いくいくいく」とのたうち、子宮の奥深いところで僕の熱いエネルギーを彼女に託した。イキながらもゆっくりピストンして彼女もそれに合わせマンコを伸縮させる。チンコがだんだん萎えていった。しばらくそのままの状態で5分ほど動かずじまい。 ピンは何事もなかったかのように僕のゴムを根元から抜いてくれ、片結びしてベッド脇にあった銀色の痰壷の中に放り投げた。 お互いの汗で僕のチンコ半径20センチは湿っていた。どうやらピンはイカズじまいだったらしい。ちょっとかわいそうなことをした。誰かに連れられてならともかく、単身で置屋に行く場合女のコがかなり警戒しているのが分かった。 おそらく一人でなんて抜き差しならない奴みたいな印象があるのかな?それとも僕だけ? だれか置屋に行った人教えてください。








その7 売春について考える
下半身の毒液を放出したあと、さっぱりした気持ちでアンナさんのいるゲストハウスに戻った。 ロビーには剣持さんが腰掛けている。 奥ではアンナさんが、ランが植わっている大きな花瓶に理科室のような勢いの水をズドドドドと入れていた。「おう、待っていたよ。今日はどうもありがとうネ。 おかげで何とかパタヤに行ってもどこ行っても日本の情報が手に入るよ。」と剣持さん。短波ラジオで祖国の情報を手に入れるためだったんだって。 「そうですか、よかったですね。今日はどちらに行ってきたんですか?」「いやーパタヤでやった女に性病移されてしまってね。 腫れが引くまであまり外で歩かないようにしているんだ。」 「ゴムつけるのは常識でしょう?」そんな会話しているうちに何人ともとれるような旅行者がゲストハウスの立て付けの悪い玄関ドアを引っ張る。 入ってきた20前後の男を見るなり、剣持さんは思い出した様に声を発していた。 「あれ? あのう 以前シンガポールで会いませんでしたっけ?」 との言葉にその男は「あー! 思い出した! 偶然ですね、ここに泊まっているんですか?」と。 バックパッカーならこういう体験の一度や2度はあるものである。ラマ4世通りに近い中華料理屋で3人で夕飯を囲む。「何にしますか?」「んー、何でもいいんだけどね。 お腹そんなに空いてないし。 でも喉ちょっと乾いたからビールでも貰おうかな。 あとはこの水餃子。 雷太君は?」「えと、 じゃあホイコーロー食べてみよう。 あのう何か頼みます?」「い いや俺そんなにお腹空いてないから。 いいよ」「それにしても久しぶりですね。 バンコクはいつ来たんですか?」剣持さんが男に尋ねる。「昨日です。 いつもアンナさんとこ泊まるんですよ。 居心地いいもんで」「そうね、僕もよく泊まる。この間パタヤから戻ってきたんだけどタイのビザがそろそろ切れそうでね。 カンボジア行こうと思うんですよ」横から口をはさむ。「アー、俺行った事ありますよ。 アランヤから入れば一発ですよ。 ただビザ取りたいのであれば、ポイペトまで出てまたタイに引き返してくればいいんじゃないですか?」「雷太君カンボジア行ったことあるの? すごいね、 なんか俺にしてみれば怖い所っていうイメージがあるんだけど」「いやそんなことないですよ。 皆ガンガン陸路で行ってるし、アンコールワットも近いですよ」「あー、僕も行ったことある。 プノンペンだけだったんだけど。 結構前、国連軍がいたときかな?」男が言う。「ふたりともすごいな」「剣持さんはどうすんの? アランヤまで行く?」「うんそう考えてんだけど、だからアンナさんに頼んで国境までの道程手配してもらおうと思って」「ホアランポーンから鈍行で行った方が安いし楽ですよ。確か朝7時ぐらいのと、昼1時出発のがありましたよ。 値段も50バーツぐらいだったかな?」「そうか列車も悪くないな、考えてみるよ。 あっそうそう頼まなきゃ すいませーん、エクスキューズミー!」中国人の給仕がやってきた。 僕と剣持さんは料理を頼む。 剣持さんの知り合いの男は何も頼まない。「あ、 ところで僕雷太と申します。 宜しくお願いします。」「あー、 うんとどうしようかな じゃあ俺は高田ってことにしといてください。 実は以前ある国でパスポート盗られちゃって 本名は言えないんですよ。」「えー剣持さんと高田さんね。 高田さんこれからどこ行くんですか?」「うーん、風来坊と言うか何というか、はは冗談ですけど。 友達に会いに仕事でアフリカに行きます。 バンコクはそのトランジットなんですよ。」「アフリカ!」僕と剣持さんはハモった。高田と名乗る男は年齢からして僕と同じ24,25ぐらいだろうか。練馬から来たらしい。刈り上げカットに眼鏡をかけている。「俺の友達にナイジェリア人がいるんですけど、そいつの計らいでナイジェリアを中心に日本の中古車を輸出するんですよ。 その現地調査とか決済の仕方について調査しに行くんです」「なんかかっこいいですね。 でも失礼ですけどその…..確かなビジネスなんですか?」「ははは大丈夫ですよ。 そいつ俺が東京の居酒屋で3年働いていたときに知り合ったんですけど、同じバイト仲間でね。 俺が店長やっていたときに奴の友人がそういう仕事についてるって紹介受けたんですよ。 俺にとっても初めての試みだしとりあえずは仕事になるかどうかは現地を視察してからにしようかなって思ったんですよ。 今回初めてアフリカに行くんです。」「アフリカっていうだけでなんかすごいイメージありますね。 アフリカに行くって言うとかっこいいですよ」「でもアフリカだと女買う気にはなれそうもないな」 剣持さんがいう。「女買いにいくんじゃないですよ。 何でそうなるんですか」 笑ってはいるが、高田がちょっとムキになって返す。「雷太君ところで今日はどうだった? 置屋に行ってきたんでしょう? かわいい子いた?」 「うーん実はですね。 パックディーっちゅう置屋に行ってきたんですけど、女がすごいブスでした。 やっぱり値段が安い所は駄目だなーって思いましたよ」「いくら?」「確か620バーツでしたね」「安い(笑) どこどこそれ? 俺ねパタヤのゴーゴーバーは安くていいなって思うんだけど俺の場合ブスでもいいからね、やれればいいっちゅうほうだから」「アハハハハ、 でも僕考え変わりましたよ。 安ければ安いなりのものなんですよ。ケチッている自分がバカバカしくなりました。 本音言えば安くてどのぐらいの女と出来るのかなっていう探求心はあるんですけどね」高田は苦笑いをして、いかにもついていけないという顔をしている。「でも病気かかった時はあせったよね。 こうなんかおしっこするときも尿道っていうの?痛くておしっこできないもんなんだね」「あそうそう、まだ完治してないんですよね?」「まだだよ。 一緒に置屋巡りしたいんだけど 直るまではちょっと絶対安静」「僕思うんですけど、 やっぱりゴムはしたほうがいいですよ。 下手すりゃ死にますからね。 ヘンな病気移されたらたまったもんじゃないでしょう」「そうだね、 反省する」「俺は女買いませんよ。 なんか人道に反するっていうか怖くて立たないような気がして」 高田は売春には抵抗を示している。 そういう奴も確かにいるな、とふと思う。「本当に? 絶対嘘やわ。 男は好きもんなんだから買うもんだよ。 僕よく思うんだけどねタイに来る人。 まあタイだけじゃないんだけどアジア全般ね。 正直に言ったほうがいいですよ。 一人で旅行していたらなおさらだよ」高田が眉をひそめる。「一緒にしないで下さいよ。 俺はちゃんと彼女がいますからそんなに困ってないですよ。 いや僕も売春自体は否定はしないですけど、 いいんじゃないですか、買う人がいて売る人がいる。 昔からある職業ですからね。 でも僕は買いません」高田がムキになって反論する。 否定はしないというニュアンスにちょっと僕に気を使っているなあという印象がある。もし僕も売春反対論者だったら彼は売春に対して甘いセリフは吐かなかっただろう。しばらくして料理が運ばれてきた。 僕が剣持さんにビールを、 彼は高田に注ぐ。

初めて剣持さんに会った今朝、こう聞かれたのを思い出す。「どういうルートで回られるんですか? インドとか?」「いや女買いにきただけです。 別にタイからどこに行くっていうわけじゃないですよ。」「あーそうだよね。 やっぱりそうだよね。 正直になるべきだよね。僕もそうだからね」彼は感激した様にかつ、よくぞ正直に言ってくれたともいわんばかりに喜んでいた。

大学時代の佐々木も今回一緒にタイに来ることになっていたが、 タイに行く目的を「女買いに行くのと、うまくて安いタイ料理食いに行くに決まってんじゃねーか」 という僕の答えにいたく理解を示してくれた。「おれそうやって正直に言ってくれるとすごく嬉しいよ。 よく隠す人いるじゃん。なんだかんだ言って」佐々木はそう言った。

ワハハハ2人ぐらいである、正直に言ったのは(笑)さすがに親や親類には言えない。 親類達から見れば僕は佐々木が言う“よく隠す人っているじゃん”にあたるのである。

売春は必要悪である。 地球上の太古時代から存在した職業だ。 僕は今までにも多くの女性を買ってきた。 だから犯罪者である。 そういう認識もある。正当化するつもりはさらさらない。 ただ一時の快楽を得るために途上国の女性達を貨幣経済に生きる僕らの遊びとして弄ぶのは問題があるだろう。 それで彼女達の生活水準が向上すれば皮肉だが素晴らしいことであるのかな…..?なぜ売春に走るかといえば、答えは単純だ。 彼女がいない間は性欲のはけ口がないのである。 逆にいえば彼女と付き合っているときは女は買わない。買ったこともない。ただ将来自分が結婚したら絶対女を買わないと言いきれる事は難しいかもしれない。 周りにいる既婚者も浮気や愛人を囲む人間が少なからずいることから、僕も自分の性格を把握した上で考えればそういうのも否定は出来ない。 遊びと日常にどこまで線が引けているかが理性を分ける焦点になるだろう。人間であるため社会のルールは守らなければならない。 重婚を防ぐため、性交渉が一般的にならないための政策も宗教や法律、風土慣習を通じて世間に広まっている。

ただ僕は基本的に人間にオスとメスの存在がある限り売春はなくならないと思う。 人間が貨幣経済に生き始めた段階から売春が存在したのは決して偶然ではない。永遠にあり続けるのではないか?売春をしてもなにも生まれないし発展性はない。 タイなどは国民総生産の中に売春産業が組み込まれている。 勿論公的には売春産業とは言わない。 観光業と記されているはずだ。 外国資本が大量にタイへ流入した理由の一つにやはり「女」の存在があると思う。 経済成長を80年代半ばから遂げている理由を考えれば、タイ国民にとっては残念だが彼女達の努力を無視することは出来ないのだ。しかしタイから売春を仮に全て排除するのならば一次・二次・三次産業全ての経済に支障をきたすことも有り得る。 目をつぶらなければならないことは数多くあるのだ。決してタイの男達だけでここまで発展した国ではないと思う。必要悪と裏腹に生きなければ残念ながら現代社会は生き長らえないと思う。タイに限ったことではない。 そういう汚れ役を買って出ているのが女性を買う僕を含めた男性である。 まあそうでなくても汚れているのかもしれないが。買春する男性は裏経済から途上国を支え、 彼らが母国でも正当な社会活動に参加しているのであれば健全な社会をも潤していることになる。 その副産物が性病と望まなくして生まれた子供達だ。

僕は複雑な気持ちになってきた。

高田が続ける。「なにも結果出てこないでしょ、俺なんか誘われたことも友達からあるけどなんか合わないっていうか。人それぞれだし」「うーんそうなのかな。 雷太君なんかよくタイ来るでしょ。 そんな気持ちになるよね?」「僕のきっかけはホテトルだったんですよ。 いきなり部屋に来てね。 居ついちゃって、愛情を感じちゃったんですね。でも愛情が邪魔して後ろ髪引かれる思いもしましたよ。だから一人の女とは長く一緒にいないほうがいいと思ったんですよ。 学習しました」「が、学習(笑)」ホイコーローはまずかった。これで200バーツかと思うとため息が出る。 横で高田が言わんこっちゃないといった様子で僕を見る。 時計を見た僕らは会計して店を出る。 白衣を着た50ぐらいの店のオヤジがアリガトウと片言の日本語をいった。夜遅いので今夜はおとなしく寝ることにした。 2階の剣持さんとは階段で別れ、4階の部屋に寝る僕と高田はしばらく僕の部屋で雑談をした。 彼は部屋に入るなり2階に続く階段の方向を見つめながらこう言う。「久しぶりに彼と会ったんだけどやっぱり変わってないなあ。 何であんなに考えが凝り固まっているんだろう? 考えは一つ!みたいな(笑)」「はあ 昔もああいう話ばっかりだったの?」「そういうことも話していたけど、あんまり関わりたくないの正直いうと。 ほらやっぱり日本人ってあんまり旅先であってもなんかやじゃない?」「いや別にそんなことはないけど。 やなんだ?…….」日本人である僕に向かって言っている。 まあ話している僕に対してはそういう感情はないと思うけど、同胞の悪口ならあまり聞きたくはない。 かつての僕もあまり同胞と会うと恥ずかしいなとか、やだなという感情は持っていた過去はあるが、今はそうではない。 でも態度からして優越感があるといったにおいを漂わせる旅行者はたまにいる。 彼は結構極端な方かもしれない。「はあそうかそういうことか。 まっ色々な人がいるからね。 それもよしだね」僕はそう言ったあと、もう寝ることを彼に伝え彼は部屋を出る。 今の僕を含めた若い人間に多い典型的な性格だなと一人勝手に納得している自分がいた。 他人から見ても僕もそう映るかもしれない。 同じ穴の狢だなと思い、固いベッドに横になる。いつのまにか眠ってしまった。






その8 キャッシュカードを作ろう


目が覚めたのは正午だった。 ソイガンダプリーに面した僕の部屋はバイクや車のエンジン音、WALL‘Sのアイス屋台のラッパみたいな音がガンガンしてうるさい。
寝ぼけ眼でシャワーを浴びる。 
メールのチェックをしてなかったので料金体系のいいカオサンのインターネットカフェに行くことにした。 熱射が容赦なく照りつけるラマ4世通り、タイ人は眉間に皺を寄せて片手で額に庇を作りながら、皆同じ方向を向いてバスが今や遅しと待っている。
黒煙を吐きながら通りすぎる緑色の私営バス、見たことない番号のバスもある。あれはどこに行くんだろう? 若い男の車掌が銀色の筒をチャリチャリいわせながら行き先をタイ語で怒鳴りながらバス停にたむろす人の顔色を伺う。
やっと47番が来た。 40分ぐらいでラチャダムヌンクラン通りに出る。 メルセデスベンツ ヨントラキット社の前でバスを降り車の河を渡る。 道路を渡るのは慣れているとはいえ、怖くないと言ったら嘘になる。 やっぱりドキドキするものだ。 
カオサン通りは白人旅行者でごった返していた。  警察官の数が異様に多い。
UNCTAD(国連貿易開発会議)が2月にバンコクで開かれるそうだ。 アメリカ人旅行者を狙ったテロ組織はカオサン通りをターゲットにするだろうとして、警察の集中取締対象になっているとバン週に載っていた。  大学生を中心とした我らが同胞はまだ大学の後期試験期間中なので、春休みがおおよそ始まる1月下旬から2月上旬にかけて来タイするだろう。
1分1バーツのネット屋に入る。 結構メールが溜まっていた。 50通ほど。AOLのインスタントメッセンジャーで知り合った奴が日本にやってきたらしい。佐世保にいるのでよろしく、か….
佐々木からもあった。 奴はエアインディアでやってくるのか。 ドンムアンに迎えに行かなければならない。 その他もろもろ。 怪しいジャンクメールは削除する。 なんだこのソロモンイギョーって。 ナイジェリアでのビジネス? アホか。 知り合いのフリープロデューサー 谷本さんもバンコクに来るらしい。 分かりました、会いましょう、と返事を書く。
あの人はスクンビットのクイーンズパークかノボテルロータスなどに泊まるのでうまくいけばまともなホテルに僕もタダで泊まれるかもしれない。
近くにイスラム料理屋台を出す所があったのでそこで朝兼昼にする。 カオモックガイと水を頼む。 これなかなかバンコクではお目にかかれない。 ハジャイとかスンガイなど南部に行かないとありつけないのだ。 甘いたれに付けて食べる鶏肉がおいしい。 
腹が膨れた後、シーロムのバンコク銀行本店に行きキャッシュカードを作る。 プレミアカード(海外の提携先金融機関はオーストラリアANZ Bank, State Bank Of South Australia、バハマRoyal Bank Of Canada、バーレーンBritish Bank Of The Middle East、バルバドスRoyal Bank Of Canada、バミューダBank Of Bermuda、ブルネイHongkong And Shanghai Bank、カナダRoyal Bank Of Canada, Bank Of Nova Scotia, Toronto Dominion Bank、中国Hongkong And Shanghai Bank、コロンビアBanco Popular、チェコスロバキアCeska Sporitelna Statni、エクアドルBank Of Guayaquil、グアムBank Of Hawaii, First Hawaian Bank、ギリシャCommercial Bank Of Greece、香港Hongkong And Shanghai Bank、インドネシアHongkong And Shanghai Bank、イスラエルBank Of Hapoalim、イタリアBanca Nazionale De Lavoro、日本 JCB, Sumitomo Credit Service、澳門Hongkong And Shanghai Bank、マレーシアHongkong And Shanghai Bank、メキシコBanamex, Prosa Carnet、オマーンBritish Bank Of The Middle East、フィリピンHongkong And Shanghai Bank、プエルトリコBanco Popular、カタールBritish Bank Of The Middle East、サウジアラビアSaudi British Bank、シンガポールDBS Bank, Overseas Chinese Banking Corporation、スペインCaja Madrid La Caixa, Sistema 4B、スリランカHongkong And Shanghai Bank、トルコYape Ve Kredi Bankasi、アラブ首長国連邦British Bank Of The Middle East、イギリスLloyds Bank, Midland Bank, National Westminster、アメリカBank Of America, Bank Of Boston, Bank Of NewYork, Chase Manhattan Bank, Chemical Bank, Citi Bank, Mellon Bank, Philadelphia National Bank、ヴァージン諸島Banco Popular De Puerto Rico)を既に持っているのだが僕が日本人なのを考慮した行員が世界中で引き出せるキャッシュカードを作ってくれたのだが、年間維持費が200バーツするので普通のカードに作り代えてもらおうと思ったのだ。 昔、新宿の住友銀行(現在は三井住友銀行)地下にあるATMでこのプレミアカードで引き出してみたが出来なかった。  以前のプレミアは破棄した。
2万バーツとパスポートを美人の行員に渡してしばらく手続きしてもらう。
新規の書類にタイ国内の住所を書く欄があり、アンナの住所が分からないため一度戻り、アンナさんからゲストハウスの名刺を貰わなければならない。面倒臭い。
宿に戻り事情を話すとアンナさんは名刺をくれた。 その足で銀行にダッシュする。
さっきの美人行員は別の客と接客中だったのが悔しかった。あのコに作ってもらいたかった。 それでも別の行員は丁寧に手続きをしてくれた。 ブアルアンと読むのだろうか?普通のキャッシュカードがやっと手に入った。 これがあるとタイにいる間はすごく便利だ。 大金を持つ必要はないし夜中でもキャッシュディスペンサーで金が下ろせる。手数料は無料。 こういう普通預金でも口座を開設しておけば将来タイに住む予定のある人は、銀行に対する信用になるんじゃないのかな? ならんか。






その9 場末風呂屋 クリスティーナ
時間を見ると3時半。 マッサージパーラーに行ってみよう。
ペッブリー通りは大小合わせて十数軒の風呂屋がある。 まずはリーズナブルな料金で試してみましょう。
冷房の93番でペッブリーを目指す。 アソクの高架橋から日本大使館と協力事業団ビルが見えた。 サイアムホテルを越えた辺りでバスを降りてみる。 実際歩いてみた方が地理感が掴めるというものだ。 ニューヨークとおぼしき建物がある。 ここはつぶれたのか? 無視し真っ直ぐパタナカン方面に歩く。 右手にタイ語で何やら書かれたビルがある。 ガラスのドアは赤いカーテンで仕切られていて中の様子はわからない。 こういう怪しいのは個人的に大好きである。ドアをゆっくり押すと開いた。 やってるんだなと思い入ると案の定風呂屋だった。 左手に雛壇があり右側はテーブルやイスの並んだこれはレストランか? 人は殆どはいっていない。 タイ人らしきオヤジがビールかなんか飲んでいる。 30ぐらいのコンシーアがやってきた。 ヘラヘラ笑っている。
「ティニー タオライカ?」
「チュモーンクン ガウローイカップ  ミープーイン スーアイマーク ユアユエ」
「ティニー チューアライ?」
「サイフォン」
サイフォン?聞いたことあるな。 場末ソープとして有名だ。 ポケットからメモを取り出しアッと思った。 一時間半で600バーツが正規の料金らしい。こいつ今900とかいったなあ。
「タマダー ホックローイチャイマイ? タマイ ラーカーマイムアンカン? クーイマーティニー ワンティー シップソーン」
こないだ来たときは600だったよ。なんで値段違うの? と、かましてみる。奴はあれそうだっけ? みたいにとぼけている。 相手にするのはやめよう、体力の無駄だ。

しばらく歩くとリビエラと書いてある建物があった。 ここは海外風俗情報のサイトで見たことがある。ここなのかあと思い入ってみる。 砂利混じりの駐車場を越え中に入ると雛壇が見えてきた。 女のコがかなりいる。 かわいいのもいるがそうでないのもいますね。 値段も聞いたがもう忘れてしまった。 1500前後だと思う。 この間の置屋でまだ懲りないのか安くてかわいい子とセックスするのを夢見ている僕であった。 
リビエラ近辺に確か安い風呂屋があった。 ウェディングドレスを扱っている店の近くだがはっきりとは覚えていない。 クリスティーナ(CHRISTINA MASSAGE HOUSE 2115/10-13Petburi rd Bangkok Tel 3143590 3143599)に入ってみた。 ここは650で一時間半らしい。 40ぐらいの宇宙飛行士の毛利さんに似たコンシーアがやってきた。いくらか聞くとやっぱり650だって。 素直が一番だね。 ここで放出しよう。
女の子を捜す。 あまりガラス近くに行くのも抵抗あるし目を細めながらジックリ見てみた。 「シーシュンプー ボリカーンディーナ」 というのでピンクの彼女を見ると….表情がはっきり見えない。本当にサービスいいのか?と思いつつマッサージパーラー初体験なので、じゃあ奴のいうとおりにしてみよう。
毛利さんが手を上げて女の子に合図をするとピンクの彼女がポシェットを持って左側から出て来た。僕は金を払い彼女と仲良く2階への階段を上がっていく。
2階ではおばちゃん達数人が、グワングワンとすごい音を鳴らしたボイラー室から取り出した真っ白のバスタオルやバスマットを綺麗に折りたたんでいた。 漂白剤のにおいがプーンとする。 彼女はそのボイラー室手前の棚からボディーシャンプーや歯磨きが詰まった桶を持ち上げ僕を部屋へと誘導する。
部屋に入り彼女は湯を張り出す。 給仕女が入ってきて飲み物の注文を取りに来た。僕はオレンジ、彼女は紅茶と水を頼んだ。バシャバシャ音を立てて彼女は僕の座っているソファーにやってきて「チュウアライカー?」と言ってきた。 
!!! あー ヤベー、おばさんだよこりゃ!
はっきりと見た彼女はどう見ても30は過ぎている。 ブスとかそういうんじゃなくておばさんだよ。 参ったな。 チェンジだ!と言える勇気が欲しい(笑) まあいいや毛利さんが言ったサービスに期待してみよう。 やはり安ければ安いだけの理由があるんだなとしみじみ思った。 
オンという彼女はスリン出身で結婚歴がある女性だ。湯が溜まる間会話を少し楽しむ。
「僕は東京から来ました 先週の14日ね」
「どのぐらいいるの? お仕事?それとも観光で?」
「観光だよ。 バンコクとかアユタヤとかいろいろ回ろうと思って。 オンはここで働いてどのぐらいになるの?」
「んー 3年ぐらい。 あたしは店では長いほうよ」
「3年!? すごいね!」
「(笑)でしょう? いろんな人を見てきたわよ。 日本人もここは多いしね。 よくこういう所来るの?」
「今日が初めてなんだよ実は。何していいかわからないんだよね」
「何もしなくていいのよ、別に 今どこに泊まってるの?」
「ルンピニーだよ」
「じゃあタクシーで来たの?」
「いやバス」
「本当に? すごいわね。 ところでさっき下でいくら払ったの?」
「いくらって650でしょここ?」
「あー、 たまに高く取られている人もいるわよ。 あなたはよかったわね ときどき1000とか1500取られる人もいるみたい」
「へえそうなんだ、 ね もしよければ年を聞いてもいい?」
本当は女性に年齢を聞くのはナンセンスなのだが彼女の場合、僕とセックスをするという利害関係があったため、どうしても知りたかった。
「聞きたい? いくつに見える?」
「うーん、28かな?」 背一杯のお世辞である。
「残念もっと上よ。」
「(だろうな…) えーとね……..じゃあ35かな」 考えたフリをする。
「あ 近い 36ね」
おーいすごいぞ…….. 36とやるかあ?セックスのベテランじゃあないか。毛利さんが言ってたのはこのことか? まあいい。  
飲み物が運ばれてきた。 70バーツ渡す。 喉が乾いていたのでオレンジをすごい吸引力で飲む。あっという間になくなった。 彼女が水の中にスポンサーという栄養ドリンクを溶いて飲んでいる。 そんな飲み方でうまいのかな? と一口飲ませてもらう。 薄くてスポンサーを飲んでる気がしない。
湯が溜まりオンが服を脱ぐようにいう。 僕は初対面の女の子には惜しげもなくチンコを見せられるが、付き合って長い人は例えば彼女とかにはやはり恥ずかしいものがある。 「初めてにしては堂々としてるじゃない」 オンが素っ裸の僕にいう。 なんか残念そうに聞こえた。 あ、やべ。 もうちょっと恥じらいを持つんだった。
オンも裸になりお互い生まれたままの姿でぬるい湯船につかる。
湯船は極めて浅く底面積は広い。 風呂に入るというよりは寝そべるという感じだ。
オンは慣れた手つきで僕の右足を風呂の手すりに乗せボディーシャンプーで手洗いしていく。 あー気持ちいい。 
「あー サバイ サバーイ オン、僕も洗ってあげようか?」
彼女はびっくりしてしていた。 笑いながら「いいわよ、あなたは優しいのね」とかわす。
チンコをさわさわして石鹸でチンコと陰毛の回りをゴシゴシ洗う。 何か王様になった気分だ。 こんな36にもなる女の子とはいいません、女性に体を洗ってもらってマッサージを受けるのは不思議な気持ちだった。 日本円に直せば1600円ちょっと。 信じられん。 老人介護ってこんな感じなんだろうなと日本の高齢化現象の将来を案じる。
風呂の栓をオンが抜き、泡だらけの湯がゴボゴボいって流れていく。シャワーで改めて僕の全身を流してくれる。 さっぱりした。 
彼女とは話しのタネが切れた。 終始無言になる。 それでも笑顔で体の隅々まで手を使って洗ってくれる。 僕は突然彼女に抱きついて肩にキスをした。
「オーン、 早くベッドに行こう!我慢できない!」
「うーん もうちょっと待ってね だめ?」
「もう体洗ったでしょ?」
「今度は背中ね」
!そうか背中があった。 でもいいのに。彼女はひんやりした液状のボディーシャンプーを両手を使って背中全体に引き伸ばしていく。 誰かに背中洗ってもらうの何年ぶりだろう? あ そうでもないや、ステファに昔洗ってもらったことあったっけ。
ようやく全てが終わると再度、湯船に寝る様にいう。
オンはゆっくりと情熱的なフェラを始めた。 息子はガンガンに固くなっている。涙も流し始めた。 風呂場でというのが妙に興奮させる。
チュパッ ニチュッ ブピュッ ハンム ブッ チュパッ ピュッ いやらしい音が10畳ほどの部屋に聞こえる。 ドアの真向かいにあるボイラー室にたむろしているおばちゃん達に聞こえないかなと思うぐらい音が大きく聞こえる。 今、俺達はセックスするんだということをおばちゃん達はもちろんわかってるよね? どんな気分で彼女達は職務を遂行しているんだろう? そんな関係ないことを考えてないとイッちゃいそうで怖い。
「ねー 気持ちいい?」 目をつぶっていたオンがこっちを見てほっぺたを膨らませながら言った。
「うん 気持ちいいよ うう うまいね オン」 声が裏返る。
「フフ」
すごいディープスロートだ。 たいして大きくもない僕のチンコがオンの口の中一杯に含まれている。 チンコの先っぽはオンの喉奥の壁を感じる。 彼女の官能的な厚い唇が僕の陰茎を包んでいる。 ああ体温を感じる。  その内彼女の顔が見えなくなった。 彼女の口は僕のケツの穴を舐めている。 舌を使って菊門をビチョビチョビチョビチョ。
ああああ、 なんか変な気持ち、 気持ちいいなあ。 これ以上オンには隠すものがないような感じだ。 尻穴舐められたら他に隠すもんないでしょう?
オンはしばらく舐め技を続けた後ベッドに行こうと提案する。 バスタオルで体を拭くと彼女は口の中の唾液をガーペッと排水口に向かって吐いていた。  ……。
彼女の濡れた体も僕が拭いてやる。 普通はこんな事しないのだが、こうすればサービス良くなるかな?という僕なりの考えでした。
「コップンカー」とオン。
クリスティーナのベッドはビニール製のソファーに白く薄いベッドカバーを被せただけの簡易ベッドだ。 2人で寝るには小さすぎる。 この作りが後に記述するが泣かせるのである。 
オンは電気を消す。  
「電気つけようよ。 マイペンライだよ」
「恥ずかしい。 お願い 消しましょうね?」
「カップ….」
オンは髪を後で束ねていたのだがゴムを外して髪を垂らしてくれと頼む。 ピストンしながら髪の感触を味わいたかったからだ。 僕のおなかの辺りに馬乗りになりながらオンは髪をまとめているゴムを外す。 髪が落ちた瞬間シャンプーのいい匂いがフワッとした。 チンコがピクンと脈打つ。
彼女はいきなりディープキスをしてきた。 これには僕もびっくりした。 自分からしてくるのはなかなかなかったからだ。僕は下になりながら舌を使ってオンの唇、歯、舌を絡める。 お尻を両手で触る。 マンコも触る。 フンッと彼女が息をつく。 あそこは濡れていた。 彼女は僕のマンコを触っている右手を振り払い乳首をチュウチュウ吸い出した。 ここ数日間タイ女の体に触り慣れてきたせいか、 皆同じさわり心地だなあと思った。 新鮮味がない。 日本の女は肌が柔らかくプニプニしている。 さわり心地はいい。
アメリカの女は白人に関して言えば日本人以上に柔らかい。 おまけに肌が石鹸の様に白く清潔感がある。
タイはどうなんだろう。 どう形容したらいいのか。 肌のきめ細かさは前者に比べれば劣るかもしれないが、新陳代謝が激しいせいか皮下脂肪が少なく、肌がキュッと締まっている。
そんなことを思っているとオンがゴムを出してあれれ?と思っている間もなく、それに被せてしまった。 ゴムのヒンヤリする感触を覚えながら彼女のマンコがゆっくり侵入してきた。 根元まで全部入ったチンコは何かに包まれたようだ。
「ウフー ハアアアア」オンは感じてる様だ。 150センチに満たない彼女が強く腰を動かし始めた。どこにそんな力があるの?と思うぐらいすごい円運動である。 取り出されたゴムのひんやりした感触から一転、彼女の膣内の体温が伝わり始める。アア締め付けがすごい。 本当に36か? すごいマンコしてるな。
「あー気持ちいいね、 オンのオマンコすんごい締まりがいいよ、 キュッキュッてな感じ」 日本語でオンに言ってみた。勿論彼女は分からない。
「アー アライナー? マイカオチャーイ……. ハアアア」
僕が起き上がって座位になる。 オンは両足を僕の背中に回し、全体重を僕の陰部にかける。クチュクチュ濡れた肉の音がしている。 「すごい一杯入っているね。オン何でそんなに強く動けるの?」 「マイルー プータイナー?」 わからないタイ語喋れと言ってる(笑)
やってる時ってタイの女はすごく燃えるなあ。 ディープキスを再開、やってる最中はお互い何も喋れない。 口を離すとオンは「ンハッ ハッ アー」 と喘ぐ。彼女の体が温かく全身で愛してくれてるなあと実感する。 でもこれが彼女の仕事なんですよね?
彼女の動きが激しくベッド上に引いてある白のベッドクロスがだんだんずれてきた。 しまいには下の青いビニール地が顔を覗かせる始末。 一旦クロスを引きなおそうと思いチンコを外しオンが丁寧にソファーを動かして奥まで引っ張って綺麗に仕切りなおす。
彼女は騎上位が好きなようで僕が上になるチャンスがない。 寝ている僕から見ると左は壁でヌードポスターが掛かっている。彼女が上で盛り上がっているとまたクロスがずれてきて、しまいには全部取れてベッドの下に落ちてしまった。 僕らはそんなことはもうお構いなし。 オンは爆発寸前らしく右足をポスターの掛かっている壁に力を入れて左足はひんやりした青いビニール地に支点をおいてジューシープッシーをこれでもかというくらい押し付けてくる。 壁もビニール地もクロスとは違って滑らないので彼女は奥深く感じていることだろう。 僕から見るとオンはすんごい格好で頑張っている(笑) まるで僕が犯されてるみたい。
「セーム フィニッシュナ? ダイマイ?」
オンは一緒にいこうといってる。全身から汗が、ぶあっと吹き出す。
「OK ダイダイ」
思わずいきそうになった。 「アーーー アーーハア アッ!!! アッアハー」オンはいった様だ。 僕はその少しあとにいった。 彼女はイッてる時の僕の顔を見てニヤニヤ笑いながら「きもちよかったー そうでしょう?」と笑顔で尋ねる。 すんごい爽やかな顔で聞いてくるね。 まるでオンに精気を全て吸い取られた様だ。 このセリフをタイ語ですごく言いたかったのだが分からなかった。

クリスティーナをあとにする。 辺りは暗くなっていた。 玄関にはバイタク連中が固まって何やら一品料理を食っている。 でてきた僕をどんな思いで見ていただろう。 今僕はあなたの国の女性と一発いたしました!
置屋やゴーゴーと違い風呂屋はサービスが料金に含まれているので満足感は高いだろう。 ただどの風俗も長所短所はあるのでソープが一番という結論は出せない。
ペッブリーはまだ未開拓の土地なのでいろんな風呂屋に行ってみようっと。







その10  エンガラ列伝(前編)
明けた次の日、アンナさんの所の数軒隣にあるWIN IN LOVE GUEST HOUSE (21-8 Soi ngamduplee Rama 4rd, Bangkok 10120 Tel 2871435) に泊まってみることにした。 まあ場所が近いので荷物の移動は楽である。 案の定部屋はあった。 150バーツで扇風機しかついていない。  このゲストハウス、チェックインしたあとで気付いたのだがゲイが経営しており、宿泊客もホモっけたっぷりの中性子である。 ぼくの泊まった2階の部屋の前はいつもタイのホモ達が博打に乗じており、一緒にやりませんこと?と誘われたもんである。 一度僕が洗面所で汚れた服を洗っているときにピチピチのビニール製の黒のシャツ着てスパッツみたいなもの履いた20前後のホモが、トイレでチンチン舐めてあげるからと言って手を引っ張って大の部屋に引きずり込まれそうになったことがある。 そいつの顔が大学時代の金子にそっくりだったので一瞬「金子じゃん? おまえ何やってんのこんな所で?」といったことがある。冗談じゃなくて。
金子は「ホワット? アイ ドンノー!ユーカムウィズミー ヒア!」
と言うので大爆笑してしまった。 まあノンケだとはっきり言えば、奴らも茶目っ気たっぷりなので問題はないが、白人男同士のポルノビデオを見ようといわれたときは倒れそうになった。 2丁目でそういうのをかつて見たことはあったが、興奮するものではない。
とりあえずすることと言えば、以前女の子達に打ったポケベルである。ナットやチェルシーとは連絡は取れたが、問題は残りのアサンプションのノックと初日にお相手したオーイである。 チェルシーはちょっとパスするとして残りの3人にまたベルを入れてみる。
少しするとナットから電話がきた。
「雷太さん? ハーイ こんにちは!」
「オッス 元気? 暇だからベル鳴らしてみたよ。 今学校にいるの?」
「そうよ、友達と宿題を解いてるところ。 雷太さんに言いたいことがあるのよ。」
「何?」
「プラーニーに電話してももう既にチェックアウトしたっていうじゃない。 もし別のホテルに移ったら電話番号を教えてよね? 連絡したかったのに出来なかったわ」
「あっそうか ごめん。 さっきこのゲストハウスの番号ベル入れたからもう分かるよね? でも明日ひょっとするとスクンビットのホテルに移るかもしれないんだ。 そしたらまたベル打つよ。」
「私は雷太さんの連絡先っていったらそこのゲストハウスしか知らないのよ。 あとは何もわからない」 遠まわしにそれ以外の連絡先を教えてくれというように聞こえた。ので…..
「わかった。今からインターネットカフェに行くからナットのメールアドレスに僕のメールアドレスと日本の住所と電話番号も入れておくよ。 君も教えて」
「うん! わかった!」 嬉しそうだ。
「ナット今度アイススケートどう? 涼しいからきっと気持ちいいよ」
「私やったことない。 でも………いいわ どこの?」
「ワールドトレードセンターの5階か6階にリンクがあるんだよ。 いつにする?」
「あーあそこね わかった。 じゃあ今週の金曜日。学校が2時で終わるから学校の近くで待ち合わせましょう」
「タマサートだろう、 どこがいいかな」
「国立博物館分かる? そこの入り口だったら、キャンパスから近いわ」
「OK! じゃあ2時ね 博物館の入り口ね。 あ!ところでさ、博物館ってタイ語で何ていうの?」 もし道に迷って人に尋ねるとき、ナショナルミュージアムという英語はなかなか通じないだろうと直感で思ったからだ。
「ピピッタパンよ」
「え? も一回」
「ピピッタパン わかった?」
「わかった ありがとう。 じゃあ金曜日待ってるね シーユー」

電話を切るとあとは誰からも掛かってこなかった。 オーイはもう僕のこと忘れた?
まあいいや。
カオサンのネット屋に行くとプロデューサーの谷本氏からメールが来ており、明日ジャカルタからバンコクに到着するらしい。 スクンビットのフォーウィングスに予約を入れたらしく、 一緒に泊まりましょう、との事。 一応今いるホモゲの電話番号を返信する。
佐々木からもメッセージがあり明後日夕方5時に着くので空港で待っていて欲しい、との事。 まるでアテンドする駐在員みたいだ。

今日も風呂屋巡りをしてみよう。 なるべくなら運命的な風呂屋との出会いをしてみたいものだ。 客引きの運ちゃんに捕まってアタミとかモナリザに行くんじゃなくて、こう運命的な出会い(笑) 希望は実はのちに現実的なものとなる。
とりあえず火のないところに煙は立たないということでペッブリーにいってみた。 途中おなかが空いたので屋台でプラームックパットンホーンとバイカパオムーを注文。
バスでソイナナヌアとペッブリーの交差点で降り、そこから東へ向かって歩く。 時間にして昼3時すぎ。 ちょうど一年前バンコクに来た時に一晩一緒にいたナナの女の子がいて、彼女のアパートに行った事がある。 アパートに入る路地横にシャープのローカル販社があったのだが、 今自分が歩いているのがそこの真ん前だ。 奴はまだいるかな? ノンカイにそれとも帰ったか? 無視して通りすぎる。しばらくしてモナリザが左にある。 ああ運ちゃんがよく念仏みたいに唱えてるのはここのことだったのか! それにしても大きな建物だ。 知らない人は大通りに面して駐車場まで備えたこの得体の知れない建造物がソープランドだとは気付くまい。 左をちらちら見ながら歩くと何やら怪しい建物を見つける。 こういう臭いものを発見する感覚だけは発達しているのだ。
左の道へ折れると横にエンバシーと書かれた風呂屋?カラオケ屋?がある。右手には日本のAV女優の写真が大きく引き伸ばされて建物の側面に貼られている。すごいセンスしてるな。
奥へ進むと小さな入り口にチンピラ風タイ人が7,8人たむろしている。 ソープ嬢のヒモか? それとも冷やかし客か?
中に入ると真っ暗、彼方むこうに大きな金魚蜂が見える。 ゆっくり進むと40ぐらいだろうか白髪混じりの紳士風のコンシーアがやってくる。 背広がやけに似合っている。ソープのこましアドバイザーには見えない。 ここは熟年の白人客もいるようだ。
雛壇には20人ほど女のコがいた。 可でも不可でもなく甲乙つけがたい。 彼女達との距離は3メートルほど、案外近かった。 そのお陰で顔はよく見えた。
コンシアは一時間半で1200という。 うーんぼられてるような気が。 女と値段が合わないのだ。 これで1200取るか?という感じ。 
10分ほど品定めしていただろうか、クリスティーナでコンシアの薦める女が芳しくなかったもんで、自分で決めることにする。
決めた。 直感だ。 部屋に入っても美人でいて欲しい、そう願う。
彼女は僕に関心を示さないようなフリをしていた。 目は合わせないのだが極たまーにこっちを見る。 その時の彼女がまるで上目遣いにゆっくりこちらを見るや、そっぽを向いてしまうのであった。
この10分間の彼女の一連の動作で大まかな性格を読み取った。 スタイルも良さそう。 165はあるだろうか、まわりのコと比べると一回り大きい。 グラマーというのが一番いい表現だ。
他のコは私を選んで! といった感じで笑顔で僕をじっと見つめる。 前にいるデカイ白人の影にわざと隠れて他のスーパーの女を見るフリしても、そういった女は僕の顔を目で追っかける。
コンシアが決まったか?みたいに言うので目当ての子を伝える。 アクリルの番号札が読めないので彼女を指名するのは苦労した。 
「いーい? 右から1、2、3、4、5、6、7人目! あのコ!」
コンシアは待て待てもう一回という。 僕は「OK, ヌーン ソーン サーム…..」と右手で女のコを指しながら右から7番目のあのコと伝える。 指でさすたびにガラスの向こうの女のコ達も頭を振って音頭をとっている。 あーあたしじゃないのね?みたいな会話をしてるんだろうか。 今更なんだがマジックミラーと言うのは嘘である。 7番目といったときコンシーアも笑って分かってくれてあいつだな?ということでマイクで呼び出してもらう。 選ばれた当の本人は「フフッ」と笑みを浮かべて立ちあがった。
キャッシャーで1200バーツを払い彼女が出てくるのを待つ。 やっぱりタイ人にしては背が高い。 彼女は僕にワイをして手をつないできた。 2階へと2人で階段を上がる。
彼女は何も喋らないが、音もなく歩く静かな雰囲気がすごく印象的だった。

部屋に入り、おたがい自己紹介が始まる。
「こんにちは はじめまして」
「こんにちは ソンです」
「雷太です。 ソンはどこ出身?」
「ナコーンシータマラートよ。 知ってる?」
「うん 聞いたことあるよ」
「こういう所は初めて?」
「うん すごくどきどきしてる」 ついてもいい嘘をついた。
「ホントニー?」 ソンが上目遣いに僕の目を覗きこむ。
ソンはそれは白いシルクのネグリジェらしきものを身にまといながら、 体の方はセクシーダイナマイトだった。 胸もふくよかだし大きな瞳、厚くピンク色のリップが塗られた唇、肩付近まで掛かった長い髪、南国特有の褐色の肌、控えめな鼻、背が高くて、立ったままでも目線がおおよそ同じである。 ドラマ“ミーア ルアン”に出てくる本妻に似ている。 彼女がタレントや女優になっても違和感は全然ない。
女給仕がきて、アイスティーとソンはスプライトを頼む。
「仕事できてるの? それとも観光?」
「観光だよ」
「こういうとこ 遊びに来てるんじゃないの」 疑いの目は相変わらず変わらない。
「そんなことないよー」と言いながら 彼女に抱きつく。 「ニャーン」と笑いながらベッドに自ら寝転んでいく。 ノックがしてドリンクが運ばれる。
彼女は僕を無視して湯を張り始めた。 後姿に急にムラムラし抱きつく。 シルクの肌触りと共に彼女の体温が伝わる。 あたたかい、いーなー。 「座ってなさいね」と姉さん口調で言われ渋々ベッドに戻る。こういう女のコは好きである。
ちょっと笑わせてみようと思った。
わざとソファーのはじっこに座り 「こういう所は初めてだから怖いよソン……」
彼女は振り返って「マイペンラーイ!」と甲高い声で返す。 「でも突然怖い人が出てきて金巻き上げられたりしたらどうしよう」
「大丈夫よ 心配しないでね 私がいるから」
湯加減を確かめながら笑って答える。
僕はおおよそ10秒ぐらいだったろうか、全ての衣服を脱いで素っ裸でソファーの片隅にやはり居場所がないかのような状態で座った。 湯が完了してパッと彼女がこちらを振り返った途端、裸の僕が申し訳なさそうに下向いて座っているものだからびっくり。
「ぶっ(笑)」とソンは吹き出したあと「タマラーイ!」何やってんのーと笑っている。
「サイ スア ティーニー チャイマイ?」だって服脱ぐんでしょーと演技してみる。
「そうだけど…..本当に初めてなの?」あきれたようにいう。
2人で泡風呂にはいる。 体を隅々まで洗ってくれる。 ソンは長い髪を後ろで束ねているのだが、顔の輪郭がはっきり見えていい、うなじがすごく官能的だ。
「いつ日本に帰るの?」
「うんと、 来月の11日かな 結構長くいるよ」
「そうなんだ いつもどこらへんで遊んでいるの?」
「ナナだろー パッポンだろー 色々だよ ゴーゴーバーに行くんだ」
「ナナってどこにあるの? 私どこかわからない」
実はナナと今僕らがいるペッブリーの風呂屋は大して遠くはない。 タクシーで10分かからないと思う。
「すごく近いよ。 楽しいよ、今度一緒に行ってみる?」 ソープ嬢とゴーゴーに行く奴もなかなかいないと思う。
ソンが僕の胸を丁寧に指でなぞりながら洗う。奴はおっぱいを見られるのが恥ずかしいらしく、いつも僕から見て死角になるよう前かがみで僕の体を洗う。
ここの所毎日違う女とセックスしているのでチンコが簡単には反応しない。 湯船に浸かっている僕はチンコがまるで撃たれた兵士の様にぐたっとなっているのが分かった。
息を吹き返して立ちあがってくれ!
ソンは幾つかと聞いてきた 「幾つだと思う?」
至近距離にいたソンは、洗っていた手を休め僕と距離を取って細めでじーっと見つめる。「28! でしょう?」
「ブブー 俺そんなに年取って見えるかな?」
「えー じゃあ 25!」
「もっと下だよ」 指で下を指す。
「23?」
「残念でした。 19です」
「マイシュアー!」 笑いながらそんな筈はないと否定する。 やっぱ19は厳しいんだね。24と答えるとソンはハアーと納得していた。 彼女の年齢を当てることにした。
「22かな?」
「ううん」
「え? 上なの?」
「チャイ」
僕より年上もありうるな 「26?」 違うという。 見当がつかないので教えてもらった。
「28よ」 そうなの? やっぱりお姉さんだった。







その11  エンガラ列伝(後編)
ソンの興味の的が僕の一物に集中した。 おなかを洗っていた細い手が息子を丹念に洗う。 皮をゆっくりゆっくり 親指のはらで撫でる様に洗ったあと湯で流してくれた。
綺麗になった息子を彼女は手を使いながらまじまじと見つめる。
「病気持ってるんじゃないの? 何かあるはずよ みたいに思ってるんだろ!」
彼女は笑って「ちがーう、 違うもん」
「じーっと見て そうだろう 正直にいえ」
「ノー ただ見ただけよ どうなのかなあって」
「ほんとか? でも顔に書いてあるよ 病気持ってるんじゃないかしらって ほらこの額のとこに!」 彼女の額に指で軌跡を追って「キエン ナー」とからかう。
ソンはバツが悪そうに笑ってごまかす。 あーこいつ仕草がかわいいな、と思った。
湯船から出て 彼女は側にかけてあった空気マットを床に倒した。 そうかここはマットプレーがあるんだな。 マットは初めてだ。 なんかタイは十数回来てるのに初めてなことばっかりだ。 
「はい ここにうつ伏せになってね!」
はーい。 言われたままにそこに寝る。 マットの感触が気持ちいい。 ソンはボディーシャンプーをべったり背中に塗りたくっている。 と同時に背中におぶさってきた。 ソンはグリグリ体を押し付けてくる。 シャンプーが潤滑油になって何ともいえない気分に浸る。
しばらくしてベッドに向かった。 ソンは明かりを消さないと恥ずかしいという。 ちょっと暗くして、2人で舐め合いっこが始まる。 さっきまで拭いていた湿ったバスタオルを体に巻きつけ、僕の体をぺろぺろ舐める。 
「ソン キスね」というと ンーといいながら彼女は長い舌を絡めてきた。 僕の上唇を舐め上げ思いっきり口の中で息を吹き込む。 と思ったら今度は急に吸い出す。 気圧が変わった様に耳がつーんとする。 鼻からも空気が漏れてきた。 それを見てソンはクスクス笑う。 マイダイいって叱る。 その内チンコを愛しく触りフェラチオが始まった。
くちゅ くちゅ くちゅ ちゅぱ ソンはいやらしい音を立てて、 おいしそうに夢中でしゃぶっている。  奴は口の中をモゴモゴさせ、中から抜けた僕の陰毛を指でつまんで捨てた。 そして清楚な顔が尻に向かう。 ケツの穴まで丹念にレロレロレロといった感じ。
あーこいつかわいいからな、 毎日違う男ととっかえひっかえやってんだろうな、としみじみ思う。 あやばい恋愛モードに入るとまずい。 敵国の女に恋したスパイになった気分だった。 なんだそりゃ(笑) 正気に戻らなければ。
用意してあったゴムを取出すとすばやくチンコに装着する。
彼女のマンコは少な目の毛で覆われている。 ちょっと黒ずんだ皮を剥いて膣の中を見てみることにした。 ソンは抵抗はしないが手で隠して恥ずかしがっている。 外と反してやっぱり中はピンク色だ。 濡れているのがよく分かる。
舌をバギナにすごく入れてみたかったが、神様が出てやめた。 淡白な人ならセックスしててもそうは思わないかもしれないが、剣持さんみたいに押さえがきかないと不特定多数の女とやらない方がいいかもしれない。
股の付け根をしゃぶる、ソンが僕の顔を両手で持ち上げ 「はやく」とせがむ。
カチカチのゴムチンコを入り口近辺でじらしながら先っぽだけ入れる。 ソンは無言で奥まで収めようと腰だけがチンコを追いかける。 
完全にインサートするとソンの息が一段と荒くなる。 ああーソンのあそこあったかいね。動かずにしばらくそのままにしてみた。 ソンが、え?みたいな顔をする。 突然激しいピストンをする。 愛液でビチョビチョに濡れた息子が出たり入ったりするたびにテカテカ光っているのが見える。
「フー ンー ンッ フー」 ソンは大きな喘ぎ声は出さない。 いじらしく我慢している様でそれでも肌がしっとり汗で湿っている。 金玉が突くたびにピタンピタンピタンとリズムよく鳴る。 あんまり締め付けはすごい強烈というほどでもない。 しかし膣内は暖かく時々、緩急をつけて肉襞が柔らかく締まってくれる。
片足を持ち上げ横になったマンコに挿入する。 違う肉壁を突いているようで、ソンはいやらしく口を開けて感じている。 ソンの涎が口の回りに広がり、シーツを濡らす。 爪を立てて僕にすがりつく。
ソンはその体の大きさから体重もあることだろう。 すごい騎上位をするのかなと思い、上にさせてみた。 ソンは髪を掻き分けながら、僕と逆を向いて馬乗りになった。 ソンの尻の穴がキュッと締まっているのが見える。 輪っかのような丸いマンコの入り口が僕の大事な部分を食べたり出したりしている。 まるでクレーン車の銀パイプの蝶つがいのようだ。 無色透明の膣分泌液でチンコはテカテカに光ってる。 僕のこの日本製のチンコを一生、南国で育ったソンの内臓の一部としてマンコの中におさめてようか?
よくタイ人は女性器を貝に例える。 日本でも同じだ。 タイ語でホーイ。 逆に男性器はバナナに訳される事が多い。 こっちはクルーアイ。
「ソン、 ホーイ ヤークチャ テンガーン クルーアイ ルパーオ ミーナーム マクマーク」 貝がバナナと結婚したがってるよ スゴイ濡れてるねというと ソンは乗っかったまま「ぶっ(笑)」と吹き出す。 あー今 あそこがすごい締まった。 
一瞬で今のジョークを奴は忘れ、円運動の世界に帰っていった。  
キュポッ チュクッ と濡れた肉同士のこすれる音がする。 
こっちを向かせ座位で頑張る。 ソンは胸を見られるのがいやなのか、なるべく見えない様に両手はおっぱいを覆う様に僕の肩に乗せている。 まあ、ちょっと垂れてはいるんだけどね、気にしないよかわいければ。
男芯がソンの大腸近辺に完全におさまっている。 肉襞で圧縮されたチンコがヒクヒクいって子宮に届こうと働く。 下から彼女の大きなおっぱいを強く揉む。 僕も腰を動かして彼女と逆に動いて摩擦力を上げる。
そのうちソンの動きが激しくなりチンコがもぎ取れるんじゃないかと思うぐらいになる。
「ああー 気持ちいいい  でも 痛いいいいい」そんな声をいつのまにか発していた。
お互いの陰毛が シュッ シュッと擦れあっている。 摩擦で熱い。
大きく3回ほど下半身をチンコにグイッ グイッ グイッと波打ったあと僕の体にぐたーっとなだれ込んできた。 今の3回でイッタのだろう。
彼女は僕の顔の横で、笑顔でフーフー息せき切っている。 顔中すごい汗だ。枕カバーで拭いてあげたあと一旦貝とバナナを離婚させる。
「アアーン だめー」とソン。 まだ収めていたかったようだ。 おっぱいに触ると心臓がドキドキと波打っている。 
もう一度頑張ってみよう。 彼女を寝かせ正上位でピストン運動。 両足を高々と上げて新体操選手のように足を顔に付ける。 それにしても女のコは体が柔らかい。 昔つきあっていた日本の彼女はぽっちゃり型だったが足を大きく広げただけで「イタタタタタタタタタ」だって。 情けないなあ。 ワットポー連れてったら悲鳴上げて泣き叫ぶだろう。
ソンの女陰部内はそれはそれは柔らかい作りになっていた。 
3時間煮込んだ豚の角煮の様に、箸で割ると綺麗な縦縞の繊維が湯気を立てて、うっすらと溶けて二分される様にふくよかで暖かく、それでいてきめこまかい。
北半球に住む我々のような汗腺数の少ない肌はしていない。 まるでソンのそこだけが体に付随したパラサイトのようにマンコだけで独立した皮膚呼吸をしているかのようだ。時々あそこが、ピクピク痙攣を起こしている。 
おもわずこの母なる人間の源に僕の白い毒液を溜めておきたくなった。
ジュッ  ジュッ  ジュッ  ジュッ  ジュッ  ジュッ 息子がヒックヒック泣きそうだ。 脳幹内でドーパミンが放出されている。 ああ海綿体と脳が神経で繋がってるんだなあと思った。  イキそうだ。 出る……
ソンは目を瞑って顔をクシャクシャにしている。 俺がイキそうなのをまだ知らない、教えてやらねば。 なあ、おいと思ったとき!
「あーーーーー! はああ」
極端なピストンをせず子宮の奥深いところでゆっくりこまごまと動かす。  彼女はまだ激しく動こうとする。
「だっ だめ… だめだよ はー マイダイ マイダイ」 引きつった声でソンに言うのが精一杯だった。 そのままソンの体に折り重なった。
「クヒヒヒヒ サバイ ルパーオ?」ソンは目を開けて静かに言った。
「あー 気持ちいいいよおーん」 息を大きく吐くのと同時に僕は日本語で言った。
「ン? アライ? パサーイープン マイカオチャイ」
「サバイ サバイって意味だよ、 き、 も、 ち、 い、 い、ってね」
「ヒモシイイ…..」 変な発音で彼女が言った。

本当は射精後のコンドームは長く女のコの体内におさめておくと精液が漏れてしまったりして危ないのだが、10分ぐらいだろうか。 2人とも重なったまま寝てしまった。
と、いきなりベッド脇の電話が鳴る。 びっくりした僕だったが、彼女は分かってるわよみたいな態度で、受話器を上げる。
しばらくして電話をおき、 ソンがゴムを取出してくれた。 情けなく縮こまったチンコはコンドームの中で精液のプールの中を泳いでいた。
かなり出ていた。 クスクス笑う彼女は「ニアライ? ニーニーニーネ」 なーにこれといった感じで僕をからかう。
「なぜならソンが、かわいいからこんなに感じちゃったんだよ」 
と言うと、口に手をあてて下を向いたまま照れていた。

規定の時間をオーバーしているのだが、気にしない気にしないと彼女は宥める。
おたがいシャワーを浴びたあと、ソンは財布から5センチ四方の小さな自分の写真を取出した。 アパートの自分の部屋をバックにした写真だ。がたいのイイ、ウェストが締まった彼女がタンクトップに青のジーンズ姿で写っている。 ザーメンまみれのチンコを拭いてくれたバスタオルをソンは身にまといながら、壁にたれている白熱灯のもとに行き何やらやっている。 彼女の後ろまで向かうとボールペンで写真の裏に電話番号を書いていた。 
「はい、これ!私の電話番号。 307は内線だからね」
「ありがとう、 ところでソンはどこらへんに住んでるの?」
「この建物のソイのもっと奥よ、 パタナピブンアパートメントっていうの」
「フーン分かった。 何時ごろなら部屋にいる?」
「ここが終わったら隣のエンバシーに行ってカラオケガールにならなきゃいけないのよ。だから、部屋に戻るのは1時か遅くて2時ぐらいかなあ」
「OK じゃあ電話するよ ありがとう ソン」

いそいそと身支度をし、二人でもと来た階段を降りていく。 
一時間半があっという間だった。 彼女にはまた会ってみようと思った。 
さっきの雛壇でソンと別れる。 奴は無表情で、ガラス鉢の中に入っていった。
僕はキャッシャーに行き、ここの名刺が貰えないかとレジのコに聞く。
しばらくして彼女が一つ折りの緑字の名刺を持ってきた。 
おもわず「あっ」と声に出していた。
ここはエンガラ(ANGARA TURKISH BATH Soi new petburi 41 New petburi rd, Bangkok Tel 6527928 2528067-8)であった。
確か600か700が相場だったのだ。 1200も払ってしまった。 場末度が高いパーラーとして知る人の中では有名な所だったが、まさかここだったとは。
場末でも馬鹿にしてはいけないことを悟りました、とさ。







その12  春を売る男達
今日はプロデューサーの谷本さんがバンコクにやってくる日だ。
新宿で月一回は会って食事したりして近況報告をする仲なのだが、アジアの街で待ち合わせすることも少なくない。 彼から電話があり、今朝ドンムアンに着いたらしい。 今フォーウィングスにいるとの事なので荷物をまとめ、タクシーでホテルを目指す。
ラマ4世通りをスクンビット方向に進む。 右手にはバンコクの胃袋、クロントイ市場が広がる。 狭いソイに入り、しばらくしてホテルに着いた。 ガイドブックによると一泊2500バーツらしい。 彼は知り合いの代理店を通して1200で泊まっている。
フロントで谷本さんを呼ぶと、氏は小麦色の肌をあらわにしてやってきた。
「あー 谷本さん久しぶりですね。 調子はどうですか」
「あはは、 調子何とか大丈夫みたい。 それよりもひどいんだよ、 インドネシアで強盗に会っちゃった。 靴とかネックレスとか持ってかれちゃってねー」
「えー 本当ですか! それで警察には連絡したんですか?」
「したした。 でね犯人がすぐ見つかったの。 いやーあっちの警察はすごいねー。 もう僕がねー、 あーでこーでってあっちのおまわりに言ったらさー 30分ぐらいしてすぐ犯人が捕まったね。 あれすごいもんだね。」
「どこでどうなってそんな犯人に襲われたんですか?」
「夜一人で歩いてたの(笑) でもねホテルの前だよ。 前っていってもフロントとかからは死角なんだけどね。 そしたらさー3人ぐらいのインドネシア人がね、 やってきて僕を羽交締めにするの。 羽交締めしたのは2人だったかな? でもう一人が僕の黒の靴をすごい力で取ってね、 首の金のネックレスもひきちぎってね、財布も取られたの」
「はー災難でしたね。 で?警察は」
「3人を捕まえてね、 一緒に僕も調書取るからってんで警察署まで行ったの。 そしたらさー 奴ら、殴る蹴るわ もうあれはすごかったよー。 犯人は地面にひっくり返っちゃってね」
「えっ、 おまわりがですか? 犯人は抵抗しないんですか?」
「しないしない(笑) もうやられっぱなし。 調書なんか全然取らないよ。 でね、靴と財布は戻ってきたんだよ。 警察がすぐ見つけた」
「インドネシアですよね? すごい取り調べだなあ。 それってスマトラですか?」
「そうスマトラ。 メダンだよ、雷太もあれ行ったことなかったっけ?」
「メダン行きましたよ。 1,2日しかいなかったけど。 でも戻ってきて良かったですね、あとはネックレスだけですか」
「いやあれは多分 犯人のボスみたいなのがいるね。 どうも逃げたときどこかに隠してたと思うんだ。 おそらく警察が持ってる」
「おまわりが谷本さんのネックレスをですか!?」
「うん多分そうだね あれは出てこないよもう」
「ふーん でも谷本さんオッチョコチョイだから、そういうの遭遇するのって確率高いですよ。気をつけなきゃ」
「そんなことないよ。 気使ってる、アハハハ」
「とりあえず、現地でのえーと…..インドネシア日系人協会でしたっけ? 案内は終わったんですか? 無事に?」
「うん何とかね。 来月あたり○×市の漁業組合の第二視察団もまた面接しに行くんじゃないかな。 でもあれだよ、日系人差別ってのはあるねー今回しみじみと感じたねー、 いやになっちゃったー」
「あー やっぱり現地人でも1世2世3世の軋轢とかあるんですかね? フィリピンとかもそうでした?」
「んーやっぱりあるね、 経済格差があるからねー。 ゆうべもメダンの日本総領事がさー、協会の人集めて夕食会を開いたんだよ。 谷本さんもぜひ!なんて領事が言うんだけどパスしたよ。 悪口のいいあいなんだもん」
「へー、 そうなんですか。 で東京にはいつ戻られるんですか?」
「あさってにしようかと思って。 ジャルの片道が残ってるから、民博の河野先生とも会わなきゃいけないし」
「じゃあ 今日入れて三日だけですか? 短いですね」
「あなたは何か友達が来るんでしょ? いつだったっけ?」
「明日なんですよ、エアインディアって言ってました」
「あーそう、 じゃあゆっくりしていきなさいよ。 そのお友達ってのはタイ初めてなんでしょ?」
「そうですね、 プーケットとかアユタヤ行きたがってたんで多分行くと思います」

とりあえず今夜は谷本さんと同じ部屋に泊まることにした。 僕が谷本さんと一緒にタイにいる間は生活水準が上がるのだ。 7階の部屋は真下にプールが見え、部屋の設備も冷房、テレビ、電話、ミニバー、セーフティーボックス、温水バス、トイレ、と申し分ない。ふかふかのベッドだ。 こんな柔らかくて大きなベッドでソンとやってみたい。
2階の日本料理屋で10日ぶりに和食を食べる。 谷本さんとじゃないとこういう所は来ない。 入り口においてあった日経を読み漁る。
僕は200バーツの天ぷら定食、谷本さんは同じ値段の生姜焼き定食を頼む。
周りには客は殆どいない。 隣のテーブルには日本人らしき人がタイ人ビジネスマンと英語で話している。
静かな店内が埃っぽく、ギラギラ熱いバンコクを微塵も想像させない。 居心地がイイので小一時間ばかり2人でいた。

夜になり谷本さんとパッポンに行くことになった。 2年ぐらい前にも2人で来たことがあったのだが、ただ踊りを楽しむだけだった。 
谷本さんは性には開放的だ。 ただそこに哲学を求める。なぜ男は女を求めるか?
なぜ人類は子孫を残すのか? それに追求していくときりがないので、僕はいつもはいはい頷いているだけだ。 まあもっとも超人的発想でなければ、彼のような思考ルーチンは結論を生み出さないのだが、彼がバイセクシャルであるという理由もその中に含まれているのだろうか?

タイに来ると、普段日本で考えたこともない性的思考が、大きく僕の頭の中でもたげてくる。 例えばタイの女性。 ごく普通の女性は性に対して非常に閉鎖的とされてきた。
ただ最近、エリート層に入るタイの大学生でさえ、性を安く見積もる材料として、日常生活に取り入れている。 売春をする女子大生がいるのも事実だ。
しかし今だ多くの女性の中では、セックスは婚姻後にするものとしての位置付けが大きい。 殆どはそうではないだろうか?
それに対して性を売る女性たちの何と開放的なこと。 敬虔な仏教徒でもあるタイ人が、貧困という理由だけでああもバーのお立ち台で素っ裸で踊れるものだろうか?
とても同じ国の人間には見えない。 極端な貧困格差が原因だろう。
男性もまたしかりである。 次々に女性の間を渡り鳥のように飛び回る男達。 
ゲイの存在もタイでは容認されている。 結婚こそ法的に認められていないが、タイ国民の間では市民権を既に得ているといっても過言ではない。 羨ましい社会だ。

初めてタイに来た時、僕はこう思ったものだ。
「こんなに暑いんじゃ、仕事したくないのもよくわかる。 こりゃ男も怠けるわけだよな」
タイの男に同情心を寄せた僕だった。

CPタワーの横のソイでトムヤムクン、サテー、カオパット、ヌアヤーンを頼む。
谷本さんはうまいうまいを連発して、2人であっという間に平らげてしまった。
シーロムの偽腕時計屋台を冷やかした後、パッポンを通りすぎる。 スリウォンに出て谷本さんお勧めのゴーゴーボーイに行くことになった。 ラマ4世通りに近いそのゲイバーは7,8軒ひっそりというイメージで密集していた。 ひっそりという表現を使ったのは、客と呼べる客が殆どいなかったからである。 道端に撒かれた色とりどりの電飾が寂しく僕らを照らす。
僕はバンコクのゲイバーは初めてだった。 行こうとも思わなかったが、谷本さんがどうしてもというのでついて行って見ることにした。
客引きの言われるまま、ここが僕のお薦めという2階にある1軒のバーに入る。 谷本さんは足を捻挫しており、僕が肩を担いで階段を1歩1歩昇っていった。
店内に入ると客は5,6人ぐらいいただろうか。 銀色のミラーボールがぐるぐる回り、 30畳ほどのホールの真中にお立ち台があった。 
180はあろうかジャニーズ系の顔をしたウェイターが僕達を席に案内してくれた。
歌舞伎町によくいるホストにそっくりだ。 僕らはハイネケンを頼み、しばらくお立ち台を眺める。 
「僕ぐらいの年になるとねー、こういうとこきてもあんまり男の子達からもてないんだよねー、逆に雷太君ぐらい若ければあの子達すぐ席にきますよ」
「い、いやー ちょっと来られても困るんですけど」
「あっははは。 そんなこと言わないで、社会勉強だと思ってよく見てごらん。 この子達はあれですよ、 貧しい田舎の方からねー やって来るんだろうね」
「僕も以前2丁目でバイトしたことあるって言ったじゃあないですか? 殆ど金目的だったんで、 他のバイトの連中も皆ノンケだったんですけど、 彼らって本当のゲイなんですか?」
「どうなんだろうね? ゲイだとは思うよ」
そのうちビールが運ばれてきた。 パッポンに比べると幾分高い。
お立ち台の男達は黒のブリーフ1丁で踊っている。 10人ぐらいだろうか。 赤いアクリルの番号札をブリーフにつけている。
僕にとってはゲイは未知の世界だから何とも言えない。 興味がないので知ろうともしない。 でも確かに彼らと話すと、性に対する価値観が違うから話してて楽しいのは事実だ。
そのうちに僕の前で体をくねらせていた男が僕をじっと台の上から見ているのが分かった。 笑っている。
あいつ俺のことみてんな…. 
谷本さんもその目線に気付いたらしく、 
「ねー あの子雷太のこと見てない? 席に呼んでみたら? 女のコと違っていいかもよ」
「いやー 遠慮しときますよ。 どうせ話してもその後がないんだから、 変に期待させるとまずいでしょう」
そのうちジャニーズ顔のウェイターがやってきて僕らの横に跪く。
「あの23番のコ、お客さんと話したいっていってますがどうしましょう? 席に呼んでも構わないですか?」 後で知るのだが、彼はウェイターなどではなくこの店の店長だった。
「いいですよ、呼んで来てください」 谷本さんがそういう。 おおーい、勘弁してくれよ。
160ぐらいの背だろうか? 23番の彼が嬉しそうに僕の横に座る。 谷本さんは関係ない方向を向いている。
「こんにちは お元気ですか?」 彼とは英語で会話した。
「元気です。 名前は?」
「雷太。 らーいーたーね」
まあどこの店でもあるような一通りの自己紹介をする。 今となっては23番の彼の名前も年齢も忘れてしまったが、出身がイサーンだったのは覚えている。
肌が綺麗だった、女みたいに。 大腿には毛が全然生えていない。 何となく彼の動きが女っぽかったのが印象に残っている。 ムエタイのプリンヤーにしてもそうだけど、やっぱり女性ホルモンの影響があるのかもしれない。
彼は僕との会話の限度を知ると、無言で肩にもたれかかっていた。手をぎゅっと握ってくる。 2人とも目線は踊っている男達を向いていた。 僕は緊張して手の中が汗ばんでいった。 とても死んだ親父には見せられないショットだ。
このままではいつまでたっても発展しない。 僕が口を割らなければ谷本さんもずっと黙ったまんまだと思った。
「もうそろそろ出ましょうか?」
「えっ? もう出る? いいですよ」
それ以上谷本さんに話すこと言葉がなかった。 期待されても困るし。 23番の彼には優しく口説いて、ピッタリついて離さなかった手を離してもらった。

この世には男と女だけじゃないんですね。 しみじみ思いましたよ。








その13 ノックだ
高架鉄道は夜0時で終わってしまう。 だからもしパッポンで遊んで遅くなった場合、夜の足としては全く使えない。 谷本さんと僕はバーを覗いたあと足早にホテルへとタクシーを走らせた。 
谷本さんがわざわざシングルを取ってくれたので、7階のエレベーター前で別れ一人自室へ向かう。   ホモゲから一転少しカルチャーショックを覚える。
バスタブに熱い湯を貼り、茫然自失と一人湯船に浸かっていると、リリリリーン!!と突然バスタブ横の電話が鳴った。  やべー、フロントからか? お湯出しすぎたのが自動的に下に通知される仕組みになってるのか? と一瞬思った。
ダイヤルの付いていない受話器を取ると何やら聞きなれない声。 誰だ!?
「へへへ アロー?」
「誰?」 なんか若い女の声だ。
「コンニチハ、 雷太さんですか?」
「そうだけど、  あっ! ひょっとしてノック?」
「イエス。 ノックです、 ごめんなさいすぐにベルをかえせなくて。 あたし何回かプラーニーとウィン イン何とかって言うゲストハウスに電話したんだけどいつもあなたがチェックアウトした後だったの」
実は懲りずにフォーウィングスの番号とルームナンバーをナットとノックに予めベルしておいたのだ。 ノックからだとは思わなかった、よく電話くれたね。
「ノック 俺なあ何回もベル鳴らしたんだぜ。 全然連絡くれなくてよー、一体どうしたの?」
「ごめんなさい 最初にベルくれたときあったでしょ? ちょうどあたし友達とスカイトレインに乗ってたの。 でもプルンチットの辺りで電車が故障しちゃってずっと止ったまんまだったの。 あたしも友達も携帯持ってなかったから連絡できなかったんですー えへへー」
初めて奴の声を聞いた。 なんか声だけ聞くと頭悪そうだ。  ズーズー弁である。
ハスキーボイスのシノラー版。 喋り方がそっくり。 
時々会話の節々で「グフフフ」と笑う。
ただ声だけ聞いてノックが一体どんな奴なのか想像する必要は全くなかった。
タイに来る前、ノックは僕にICQ経由で彼女の写真を数枚送ってくれてるのだ。 ノックはショートカットで目が大きく、ちょっと髪にメッシュを入れている。 内田有紀によく似ているといえば分かってもらえるかな?
そんなカオしてる奴がなんでこんなシノラーみたいなトンマな声出せるんだ? 不思議でしょうがなかった。
「そうかあ まっしょうがないね。なんかテストで毎日忙しいんでしょ?」
「いそがしいですー 今週もテストがあるの。 でも本当にタイに来たのね。 ウェルカム トゥ タイレーン」
「ありがとう ノック会おうよ 暇なとき」
「いいですよ えへへ あたし一人でいく? それとも友達も一緒でいい?」
「どっちでもいいよ、ノックの好きな方で。  俺ちょっと明日あさっては人と会わなきゃいけないから 出来れば来週ぐらいがいいな」
「わかったーOKですー。 ねえところで何で声が響いてるの? 今どこそこ?」
「風呂入ってるのー  カオチャイマイ?」
「カオチャイカー(笑) あなたタイ語しゃべる? アタシニホンゴスコシネー」
「どこでノック日本語覚えたの?」
「大学で習った、 うふふふふ あたしうまい?」
「うまいよすごく ひょっとして日本人のボーイフレンドでもいるな?」
いやな予感がするがまさか売春する女子大生じゃあないだろうな……
「いひひひ いないですー 友達はいるんだけどあたしはいません」
「まあいいや、 ノックどこらへんに住んでるんだ? どこで待ち合わせしようか?」
「ラームカムヘン。  んー出来ればあなた エンポリウムまで来れる? あたしよく買い物にあそこ使うの」
「いいよ、 そこのどこ? マックって入ってなかったっけ?」
「マックはない….  んーじゃ玄関で待っててあたし友達と行くから 来週の火曜日のね、 んー えへへ 2時半。 あっ ちょっと待ってくださいー やっぱフジカフェーシャッじゃだめ?(笑)」
「フジカフェーショップ? なんだそりゃ? よくそこに行くのか?」
聞いたこともないコーヒーショップだ。 こいつ待ち合わせに、よりによってコーヒーショップなんか使うか? やっぱり男を漁ってんのか?
「フジカフェーシャッ。 あたしすごい好き。  スクンビットのフジスーパーの前にあるの。 よく友達といくー ぐふふふ エンポリウムからも近いですー」
だから何でそこのフレーズで笑うんだって(笑) おもろいなこいつ。
「わかった。 じゃあ来週火曜の2時半ね。 そのカフェーショップのじゃあ入り口に近いところで座ってるよ」
「はいー、それじゃあね。 ゆっくりあなたお風呂に入り続けてください、 えへへ」
「ありがとう」

なんであんなカオしてる奴があんな声出すんだろう? その頃は佐々木も来てる頃なのであいつも一緒にノックに会わそう。







その14 空振りドンムアン

今夜はスクンビットの高級ホテルだ。 谷本さんが僕のためにシングルを取ってくれた。
窓からは無機質な高層ビル群が見える。 建築基準法が日本ほど整備されてないタイでは、商業地域や文教施設の境目が殆どないですね。 
おまけに借地借家法もないから、地主のほうが部屋を店子に貸すほうが有利ときている。 土地建物に限ったことではなくて、消費者が泣き寝入りするパターンが多いみたいである。 この製造者と消費者の立場が変わらないと、タイはいつまでたっても途上国のままである。 
年々都心部の街並みがビル建設によって変化しているのは事実なようで、確かに5年前と比べると急激な変化だ。 窓から高架鉄道が見える。

今日はやることがある。 東京からやってくる佐々木のピックアップだ。 5時前ぐらいにドンムアンに着くらしい。  奴は先週、千葉にある内定した就職先での研修があったため、僕と一緒にバンコクに来られずにいた。 メールで頼んでおいたAERAと週刊SPA!を持ってきてくれるだろうか?
朝10時前、谷本さんと朝食を摂りにホテルのビュッフェに出た後、彼はそのままガンダプリー通り沿いの旅行代理店に行き、僕はヤワラーのメリーキングスの裏にある九龍健診院に健全たるマッサージに行った。 ここは1時間100、2時間200バーツで程よいマッサージが受けられるところで、安いのでよく利用している。
ただここでもちゃんと金魚鉢があって、お姫様を選ぶようになっている。 ただのマッサージなのに金魚鉢なんて必要なのか?
僕の相手は30後半のおばさん。 足を湯の入った桶で丁寧に洗ってくれて、器械体操なみにそれは念入りに体を揉み解してくれる。 2時間コースをお願いした。

2時すぎ、29番でドンムアンに向かう。 40分と意外に早く着き、仕方ないのでワットドンムアンをお参りして、近くのゲーム屋で1時間ほどプレステをやっていた。

時計を見つつ空港の到着口へと向かう。 そろそろ奴の乗っているエアインディアが到着するころである。 税関からは沢山の外国人観光客が吐き出され、両替やらホテルの予約やらでてんてこ舞いだ。 佐々木には僕が成田を出発するときにドンムアンの見取り図のコピーを郵送で送ったので、お互い初めての待ち合わせでも心配は余りしていなかった。 出口も狭いし、子羊のような顔つきでうろついていれば分かると踏んだもんだ。  約束の5時が過ぎても一向に奴がやってくる気配がない。
到着便の電光掲示板を見ると何とDELAY(遅延)と表示されているではないか。
おーい、だからインドは駄目なんだよ。 と言った自分も、かつては東京行きのエアインディアがエンジントラブルを起こし、ラマ9世通りのサンルートホテルに閉じ込められたこともあったのだ。  
どのぐらい遅れるのか見当のつかなかった僕は、空港公団ビルの中に入っているエアインディアの事務所のドアを叩くことになった。 黒い顔したインド人のスタッフがいうにはどうも機体に異常を発見したらしく、実はこちらに来るべき東京からのエアインディア便も、昨日からこのドンムアンに駐機したままだったのである。 バンコクから東京へさえも出ていなかった。 絶対に佐々木は今日こちらに着けないと考えた僕は、ある一つの別な不安も頭の中にもたげてきた。
あいつ、成田のカウンターで直談判して別便で振り返られてやって来る奴だろうか?という考えである。
もしそうなら今日のいつ頃やってくるか分からない。
考えるのはよそう。 あいつはそんな押しの強い輩じゃない。おとなしく猫の様に待っているタイプだ。
取り敢えず明日の4時半に予定では到着らしいので出直すことにした。 
今夜は成田のホテルで一晩明かすんだな、佐々木。

あとがき

中途半端に終わってしまいましたが僕に記憶があるのはここまでです。
昔を回顧してこのようにHPに投稿してみましたがやはり印象に残っている事は昨日の事の様に覚えているものです。 ここまで熟読して頂いた方、ありがとうございます。
何かあの話の続きが知りたい!と熱望される方には非常に申し訳ない事だと思いますが又、機会があれば売春紀行を書いてみようと思います。
「外道の細道」には常日頃御世話になっています。 少しでも僕の情報が役に立てば、少しでも新たな風俗スポットが開拓できればと切に思います。
最後にご意見、ご感想や批判等ありましたら typeofguy@hotmail.com まで御連絡下さい。宜しくお願い致します。

パンドラの箱

パンドラの箱 by プリズナー

はじめに
06年の10月にレインボー4のオキニと別れることになった後、新しいオキニを見つけるまでの過程を実況中継でレポートしてきました。後で振り返って書いたわけでもないので ストーリーは場当たり的な展開となっています。なかなかいいオキニにめぐり会えずシリーズが10を超えるのでは?と心配になってましたが、半年かかってようやく 第5章でとりあえずのハッピーエンドを迎えることができました。
でもこうなってみて初めて本当の最後のことを想うこととなり、その時が来るのを恐れている毎日です。(プリズナー)


プリズナー氏の「パンドラの箱」は、すでに投稿体験記上に完結している。普通、不定期の投稿で最後まで続くことは少ない。たいていの人は途中で三日坊主だ。文字さえ書ければ皆作家になれるはずなのに実際はそうでないのは、この根気と情熱の部分が大きいと思う。せっかく、最後まで続いたのだからこのまま体験記の中深く眠らせるには惜しく、独立のトピックとした。タイで実際にパンドラの箱を開けると、どうゆう事態を引き起こすか順を追ってみよう。(外道ヒロ)
プロローグ
ゴーゴーバーのいかれた娘たち
もう一つの希望
~危険な香り~
最終章 ~ソンクラン~

Last updated: 06/12/2011 13:46:16
外道の細道
プロローグ

 海外に服役して9ヶ月が経ってしまったのにオキニはジャカルタのみ。毎回のジャカルタ通いも辛くなってきた。日本に仮出所するときはクルンテープ経由なのでここでオキニを作ろう!!
06年の5/21日は早朝にBKK着で深夜便で日本に帰る予定。午前中はTGが手配したソイ11にあるアンバサダーホテルで寝て、午後からソイ33にあるティーンマッサージへ行ったり、友人から預かったこづかいを彼女に渡してお茶を飲んだり、翌週からのジャカルタ行きのチケットを手配したりして暇を潰していた。 ホテルのアーケードのコーヒーショップの店先には3-4人の姫が昼過ぎからずっと座っていて自分がホテルを出たり入ったり、友人のオキニとお茶をしたりしている間に顔見知りになってしまう。スクンビットで ”社長!マッサージ~”という声はいつも無視してるが、こういうところに待機していることが判った。一人かわいい姫がいたけれど、ストリートガールをオキニにするにはまだまだ経験が浅いので当初の計画どおりナナプラザのR4へ。
 
 日本へ帰るFLTは深夜24:00なので21:30にはホテルをチェックアウトしなければならない。R4に着いたのは19:30、でもその日はまだ誰もステージで踊ってなくて、19:40になっても踊りだす気配が無い。チェックアウトまで2時間を切ってしまった、時計を見る回数が増える。また運の悪いことに旅行代理店では夕方にチケットが発券できず、閉店の20:00までに取りに行くことになっていた。もう間に会わないと思い、ホテルのフロントに預けてもらうために電話するが、つながらない。ホールでは電話が聞こえないのでトイレで掛け続けたが、どうしてもダメ。途方に暮れていると 鏡に向かって真剣にマスカラを書いている姫が目に入ってきた。可愛いと思うが一人ではすぐに選べない。鏡越しにチラチラ見ながら7秒くらいどうしようか悩んだ後、時計を見たら19:45分。時間切れと判断し、そのままトイレから連れ出してしまった。あせっていたので思わずタクシーに。化粧中にトイレでペイバーされ、タクシーに押し込まれた彼女は、どう思っていたんだろう??

 20:00少し過ぎ、ホテルのアーケードにある旅行代理店でチケットを受け取り、前で待機している おねいさんたちに手を振られて、フロントの横のデスクでジョイナーフィーB600を払い部屋へ。。。 1時間の超ショートだったが、性格が良かったので空港で出発まで一緒に居たいと誘うと部屋の鍵をロッカーに置いてきたとかグズグズ言っている。よくあるパターンと思ったが、なんか結局付いて来た。名前はター、空港に向かうタクシーの中で話しをすると21才で4月にチェンマイから出て来てR4でまだ2ヶ月弱らしい。途中、ケータイを見ながら寒い、寒いというので 突然日本語?と とまどったけど、コ・サムイのことかな?と思い画面を覗くとサムイ島の写真が有り、GWにお客と行ったことを自慢する様な無邪気な姫だった。空港でもすごく優しかったので29日にクルンテープに戻ってきたらアパートへ行く約束をして日本へ飛び立つ。

 29日は空港からすぐTEL、最寄のMRT駅で待ち合わせ。しばらくしてすっぴんで歩いてきたターはマッサージの写真と実物ほどではなかったけど、多少イメージが違っていた。メイクが濃いのは好きではないので、また違う可愛さを感じてしまう。A/Cの無いアパートで一晩過ごし、翌日早朝のFLTでジャカルタへ。ターのためにジャカルタを一日短縮して、6月2日にジャカルタのおねいさんと再会予定の無い別れを惜しむ。(おねいさんは最後とは知らない。)そしてまた天使のアパートで2泊3日を過ごしムショに戻る。
 
 その後、毎日のようにTELやSMS、8月にはゴールデントライアングルに行ったりして10日間を一緒に過ごしたが、ターは7月くらいから人気急上昇みたいで7月はノーペイバーが2日、8月も自分が10日ペイバーしたので多分2-3日、9月は1日だけらしい。9月末から10月には3回仮出所できたが、一緒に居ても部屋でTVばかり見ていたり、友達と長電話したり、態度に変化が出てきた。そんな訳で楽しくないなら帰ったほうがいいと3回も途中で返すことを繰り返したが、すぐに会いたいとSMSが届いた。お客が居ないとホッとするくらい忙しい彼女にとっては、お金のために嫌いな男と無理に居る必要は無い訳で 今から思えば、毎日毎日毎日ペイバーで自分が唯一のリラックスできる相手で 彼女も彼女なりに淋しかったのかも知れない。3回目に別れた日の夜は、ターとアユタヤに行く予定でホテルをすでに予約していたため、彼女とゴタゴタしていた間に知り合ったR2のNoiを(英語、日本語とも良く話せないので)とりあえずBTSナナに呼んでそのままアユタヤに連行。その夜もターからSMSがあり、次の日また会うことになってしまった。

Longest Day
 10月23日、アユタヤを観光し、おみくじを引くと恋愛も仕事もうまくいかないと大凶。ターのことが頭に浮かぶが、そんなことは知らないNoi姫は大笑い!15:00頃クルンテープに戻って19:00にターとエンポリで待ち合わせ。この日の彼女はピンクの1ピースのスカート姿に白のエナメルの靴を履いて明らかにいつものラフな格好とは違っていた。ターのスカート姿を見たのは初めてで、やり直したいという気持ちで来たみたいだったが、結局楽しかった日々に戻ることは出来ず、おみくじのとおりに とうとう別れることとなってしまいました。直接の原因は、Negroさんの”パンちゃん物語”と同じような状況でした。
 1月にはターとコタキナバルに行く予定でパスポートを取り、エアチケットとホテル5泊を予約していたのに。ホテルはキャンセルできそうだが、キャンセル出来ないAir Asiaのチケットが残ってしまうことに。。。

プロローグが長く成り過ぎましたが、この日すでに夜の22:00、明日の夕方のFLTまで一人で過ごすわけには行かない。また次回訪タイのためにもオキニを作っておく必要がある。気を取り直して早速ナナプラザの行ったことがなかったR3へ。。。そこでかわいいApril(仮名)をペイバー。ダンサーになったのが先週末からで今日でペイバーは2回目らしい。恥じらいを期待して一戦交えるが、すごく積極的でこちらが降参。性格はいいし、ロングの約束で明日の昼まで一緒に居ようと思ってたが、途中で帰ると言い出した。聞くとマンダリンで働くお姉さんが待っているかららしい。「アパートに来て3人で寝るならいいよ!」と言うけれど。。(タイの姫は いまだに理解できないことが多い。)少し考えたが、ど真ん中でもなかったのでアパートまで行くのはやめにした。バスタオルを交換してもらい時計を見るとすでに1:50分、テルメーへ行こうかと思ったが、先日行った際にいい姫が居なかったので落ち鮎を拾いに再びナナプラザへ。
 1:59分、断られるのを覚悟でとりあえず一番近いR1へ、15分くらいOKとのこと。幸い前回ペイバーした姫は居なかった。15人くらいの中から1人を選びコーラを奢って一足先に外で待つ。10分くらいして着替えてきた姫は店の中とイメージが多少違う。ショートB2000という彼女に「ショートなら要らない。」と断わることが出来たが、この日は朝からアユタヤを観光して、すでに2:30分。疲労の色が濃くなってきた。 閉店したナナ出口のバービアでファラン数人と並んで落ち鮎を拾うことに。知り合いの姫やレディーボーイ、ウエイトレスが通る度に顔を隠す。。。150人以上は見たが、さすがにこの時間になると声を掛けるべきいい姫は一人も居ない。ダメ押しにナナホテルの立ちんぼを見にいってしまった。50人くらい居たが、悪魔ばかりでパンドラの箱を2個も開けてしまったと大後悔。。。 声がかかったので 「今日はもう要らない。」と軽く断ると 「何よ!偉そうに!!」と怒って追いかけてきたカマに必死で謝って許してもらう。すでに3時、ソイ4の交差点でR4で仲のいいマネージャーのババアと出会い、「こんな時間になぜ一人?ターはどうした?」と声をかけられ、「今日別れた。」というと 私とホテルに行こうと誘われ、パンドラの箱の最後は大悪魔が出てきてしまった。とうとう諦めてホテルに戻ることにし、スクンビット通りの北側のいつもの景色の中を空しく歩いていた。
 
 BTSナナが近くなって来た頃、後ろ姿の可愛い女の子2人が前を歩いている。200人以上の悪魔を見た後なので確率的に可愛いはずは無いと期待せずに追い越したが、その際にチラッと見た横顔がやけに可愛い!!この時間にここを歩くのは素人ではないはず。。。と少し考えた後にペースを下げて横に並び、あらためて見てもやっぱり可愛い。
「どこ行くの?一緒に来ない?」と声を掛けると 「どちらがいい?」と聞いてくる。
お姉さん(後で判明)には悪かったですが、妹を指名。言葉の判らない妹にお姉さんがロング希望を説明してくれた。
 ソイ11のホテルへ戻ると すでに3時過ぎ、今夜連れ帰る姫はこれで3人目。フロントのおねいさんが奥の部屋から目をこすりながら出てきた。1人とは別れ話のみとは知るはずもない おねいさんに、いいかげんにしてよ!!という目で睨まれながらキーを渡され、思わず 「ごめんなさい。これで最後です。」と、エレベーターへ。
 部屋の中では指差し会話帳での会話、彼女はJen、12月で21才になるらしいが、スッピンでも可愛く10代にしか見えない。モチットの西に姉さんと住んでおり、プー子で週に何回かディスコに行っているみたい。次の日の昼まで裸で抱き合いながら寝ていた。彼女が寝ている間にケータイをチェック。彼女は気づいたみたいだったが、何も言わなかった。2-3人からのメールが各1通残っており、彼女は英語が判らないとかMiss u。。とか返事を返しているだけでスティディーは居ないみたい。英会話スクールに行くというので昼過ぎに別れ、パタヤに行っていたムショ仲間と合流し、夜には再び服役となる。

遠距離恋愛?
 ムショに戻るとJenからSMSが入っていたので少し驚いた。その後も3日に1回くらいSMSが来る。こちらも返信するが、タイミング的にはJenのほうからSMSが先に届く。でも内容はMiss u。。 Love Love u。。とか6パターンぐらい無い。また週に2回くらいTELするが半分は家であと半分はディスコと言っている。但し、ディスコにしては静か過ぎるし、ホテルの部屋ほどは静かでないし、ストリートの騒音もない。。。Jenのいうディスコとはコーヒーショップのことかも知れない。今度会った時に聞いてみよう。
 ただ次回の訪タイは年末。11月24日には、とうとうお姉さん経由で「いつ来るの?」とSMSが入り、正直に答えたので(お金目当てだろうから)もうSMSも当分来なくなるなと思ってたが、それから以前にもましてSMSが来るようになり「Darling。。。」という嬉しいパターンも増えた。SMSはタイから海外に送ると10バーツもかかる。プー子のJenには相当負担のはずで、長くても20文字のJenのSMSは大変もったいない気がしてしょうがない。今度会った時にはプリペイドカードをたくさん買ってやろうと思う。Jenがどう思っているのか?年末に会うのが楽しみ。こちらはいいお客と思ってくれて好きな振りをしてくれていればいいのですが、まだ経験も浅く、そんな器用な娘でもないような気がするので前のターの様になってしまうかも知れない。。。






ゴーゴーバーのいかれた娘たち


再びクルンテープへ
 あいかわらず定期的にSMSが来るが、タイ語以外ダメなJenの「I miss u。。。」もマンネリ化してきた。ただこの間、模範囚のふりをして一生懸命働いたおかげで16日の休暇を取れることになったが、5月から日本に帰ってないので泣く泣く、BKK3泊+日本7泊+BKK5泊、機中泊無しの日程を組む。
12月29日 金曜日はムショの護送機に乗れば その日の内にクルンテープ付く。ムショを16:00にこっそり抜け出し空港へ。。。FLTの1時間前にラウンジから出てゲートを確認すると未だゲート表示が無い。仕方なく掲示板の前で待っていると 何と4時間遅れの表示が輝いた。信じられない気持ちで30分くらい待ったが状況は変わらない。これでは市内に着くのがAM5:00になってしまうのであわててホテルをキャンセルし、JenにSMSを送る。あまりにも暇なので同じく護送機のタグを付けているムショ視察のおねいさん2人を捕まえて話をするが、この2人のFLTは関空行きでOn timeらしい。このおねいさん達、何が気にいったのか?一緒に写真を撮って下さいという。ケータイ番号を聞く絶好のチャンスだが日本のカタギのおねいさんをかまう時間も金も無いためそのままリリースしてあげる。結局TGで15分くらい早く着いたムショ仲間がスワンナプームで待っててくれた。

再会
 こちらも眠いのと朝5:00に呼ぶのはかわいそうなのでJenとは13:00に約束、13:30くらいにBTSナナに来た。いろいろ聞くとプー子ではなく、簿記の学校に通っているみたい。また両親はアユタヤ近郊で2人のお姉さんがクルンテープに居て、カタギのお姉さんのアパートに住んでおり、(前回スクンビットを一緒に歩いていた)ストリートガールの悪いお姉さんはラチャダーで別のアパートに暮らしているらしい。
そろそろ2ヶ月間の空白を埋めなければならない。服を脱がせる前にイミテーションゴールドのネックレスを外してまだ使ってない灰皿に捨てる。裸にした後に誕生プレゼントのネックレスを後ろからそっとつけようとすると、気づいたJenはもらえるのが判らないみたいで、「きれいね、誰のネックレス?」と聞いてくる。誕生日おめでとうと言ってロックをはめる。12月23日で21歳になったはずであるが、どうしても21歳には見えない。
一人でアップナームさせ、その間にIDカードをチェックすると2531年12月23日生まれ。18歳になったばかりだった。そうすると10月に会ったときはまだXX歳だったことになる。最近はSoi11あたりの安ホテルに潜伏しているが、立場をわきまえず普通のホテルに泊まっていたら非常にやばかった。刑期が大幅に伸びるところだった。この後、いやがるJenにIDカードを出させたが、それでもあと2日で2550年だから2550-2531を紙で計算して19歳だと訳の判らないことを言っている。18歳と言えど日本ではまだ女子高生なのでタイでもヤバイのかも知れない???
 ただあまりにも会話に苦労するので電子辞書を買ってやろうと思いパンティッププラザに行くことにし、部屋を出ようとするとラチャダーにお母さんと弟が来ているから会いに行こうという。断る理由もないのでタクシーで悪いお姉さんのアパートへ。これでオキニのお母さんに会うのは2人目であるが、電話では何人も挨拶している。母娘の関係が姉妹に近いとは思っているが、自分はだいたいお母さんと同じくらいの歳なのに どういうつもりで紹介してくれているのか?はっきりとしたことは誰にも聞いていない。その後 姉、弟と4人でカリフールで食事をして電子辞書を購入。B2,000くらいからあったがB4,000の発音が出るやつを買ってあげた。
パンティップの方が相当安かったかも知れない。今日はムショ仲間3人で新人歓迎会をやる予定なのでJenにはお母さんと一緒に居なさいと言って久々にタニヤへ。。。

タニヤ
 まずジーダイで可愛かったワンちゃん15番の居るアルファへ。一応新入り歓迎というのと年配ということで新入りがやはりワンちゃんを選ぶ。仕方なく自分は16番ソーダを。。。ワンちゃんは日本語がうまく非常にいい娘でウエストが58cmと細いラインに興味があったが、実際は少し痩せ過ぎでプロポーションがいい訳ではない、欠点はOFFできないこと。自分ならとりあえず1万バーツくらいまでOFFERして様子を見るが、新入りはそこまで気が効かない。出す出さないは別にして連れ出したい姫には3万バーツくらいまで言ってみるが、1万でダメな娘は3万でもだいたいダメである。
 一方ソーダは、30cmくらい間隔を空けて座っている。近くに来いといっても来ない、英語・日本語共にダメ。カラオケでは愛想がよくてホテルに連れて帰ったらマグロに変身した人魚は良くあるが、カラオケ内で養殖されているマグロは初めて。マグロは資源枯渇とか言われているが、バンコクにはたくさん居る。連れがOFF可能か聞いていたが、生理だからダメとの答え。普段もダメだろう。もっとも時間が勿体無いのでタダでもOFFしたいと思わないが。。。
 その後、マーメイド、パラダイス等見るがやはり21時を過ぎるといい姫は居ない。牢名主が楠で一人で飲んでいるというので挨拶に行くことになった。牢名主は一人で3人くらい女の子を指名してテーブル一杯にオードブルやフルーツやおでんを並べて飲んでいる。やはりここにもいい姫はもう居ない。22番ニンちゃんを指名したら牢名主からその娘はOFFできないよと言われた。なんでも番号を左胸に付けている娘はOFF不可とのこと。もうこの日は諦めていたのでそのまま座ってもらう。ニンちゃんは、はずかしそうに27歳と言う。Jenとは10歳近く離れている。落ち着いたいい娘であるが1万バーツ出す気は無い。今夜は楽しく飲めればいい。オキニが居るので余裕がある。牢名主はオキニをOFFしホテルへ、他の2人も姫をOFFしたが新入りがナナに行って見たいというのでみんなでR2へ。タクシーの中でJenにナナプラザへ来るようTELした。
 R2は満席でステージの椅子からダンサーを見上げる。2番ヤンキー系が可愛いいが23時を過ぎてまだ踊っているということはショートしか取らないのだろう。落とすのには相当時間と金がかかりそう。Jenを呼んでいるので今夜はトライせずにナナプラザを出る。ナナプラザの前でタイスキを食べていたらJenが来た。Jenは同性から見ても可愛いいみたいで楠の姫が何処で働いているのか?楠で働かないか?聞いている。カラオケはダメだ!!と楠の姫に言ったら笑っていた。その後Jenとホテルへ帰り一晩を過ごす。

ゴーゴーバーのいかれた娘たち
 大晦日の朝、Jenは午前中に用があるので12:30に戻ってくると言ったが、マッサージしてるから14:30でいいと伝えた。15:00になっても来ないのでTELしたら寝ていた。仕方ないのでその辺でぶらぶらしながらTELするとアップナームとかその後、何回もタクシーと言っているが7時になっても来ない。言葉が通じないので本当のところは判らないが、この日BKKでは爆弾事件があり、Jenのアパートから市内に入る道は閉鎖&大渋滞だったようでタクシーと言うのは嘘ではなかったと思う。(JenはなぜかBTSを使わない)仕方が無いのでR2へ言って2番JIBを隣に座らせてケータイ番号をもらう。20:00頃JenからTELがあり、ホテルが判らないと言っているのでナナプラザに来いと言って昨日と同じ場所で待つが来ない。後で判ったがホテルが判らないではなく、ホテルに行ったがあなたが居ないと言いたかったみたいだが、5時間半もホテルで待てる訳が無い!!またR2に戻り、JIBをペイバー。可愛いし、スタイルもいいが、毎日ペイバーで予想通り相当スレている。やはりショートしか取らないと言っていた。JIBには、次回はロングでと言ったら「May Be」(多分ダメ)との答え。やっぱり相当手ごわい。終わった後、JIBがシャワーを浴びている間にJenからTELがあったのでとりあえず、B3,000渡して別れた。Jenに折り返しTELしたらアパートに戻っている、23時にまた来ると言っているが、もう待つのはいやなので、来なくていいと伝え、R4へ。
 R4に行くと人気のターはやはり居なかった。安心してステージの姫を選んでいると知り合いが挨拶に来始めた。しばらくすると背中をバシっと叩かれた。振り返るとターである。
「お前居たのか?」
「反対側で友達とカウントダウンパーティーをやっているの。今日、お客は居ないわ」と言う。しばらくするとターが踊り始めた。スタイルが抜群にいい。自分の存在を知らなかった友達Dがターに「来ているよ!」と合図を送っている。しばらくすると左右すべて友達に囲まれてしまった。こうなると知らない姫をペイバーしてこそっと帰る訳にはいかない。今日は4:00まで営業なのでみんなペイバーを迫りに来ている。仕方なくターと友達2人JとTの3人分ペイバーし、(この日はR2もR4も一人B1,000)セントラルワールドプラザにカウントダウンを見にいくことになってしまった。ターはR4でパーティーをやっているので後から合流すると言っていた。Soi7のレストランで食事をしてからBTSのホームに行くと 友達と連絡し合っていたJが爆弾騒ぎでカウントダウンが中止になったと言っている。そこへ23:40のBTSがホームへ入ってきた。ノリのいいJが一旦BTSへ乗り込んだが、中止なら行っても しょうがないので引き戻した。行っていたら目の前で爆弾が爆発するのを見れたタイミングである。万一ケガでもしたら唯一の日本人負傷者として新年早々全国ニュースに名前が流れるところだった。
 行くところがなくなってしまった。もうディスコに行く元気もない。TがJとホテルへ行ったら?と言ってきたがJはファラン好みであるし、何といってもターと高校時代からの親友で近すぎる。一方Tは背中一面にTattooがあるヤンキー系、日本人好みの可愛い顔を見ていると連れて帰りたくなったのでTを選んだ。いつもはロングしか要求しないが、朝7:30にチェックアウトしなければならないし、何よりもオキニにするつもりも無いのでショートのB2,500。やはり強気であるが値切る訳にもいかない関係である。(大晦日なので結局B3,000渡してしまった。)
 ターとはすでに別れているのでまったく問題無いが、こういう場合、素人の男は友人同士で同じ娘を共有するのには抵抗があるが、プロである彼女たちにとっては、友達はチェーン店みたいなもので友達を客より大切にする。姉妹にいたっては家内経営である。逆に知らない姫に客を盗られた場合は非常に怒る。R2のNoiからは、お金が無い友達をペイバーしてほしいとよく頼まれたし、後でターにTのことを白状したら、”Tちゃん友達、マイペンライ!!”と軽く聞き流していた。但し、これはオキニの金銭的余裕度とか性格によって変わってくると思うのでやっぱり知らない姫とこっそりやるほうが無難ではあります。Tも相当手ごわい姫だろうが、友達なので緊張感の薄い微妙なエッチである。Jenが来なかったおかげでこの日4人もペイバーし、2006年最後はR2のJIB、2007年最初はR4のTと全く予想もしなかったナナを代表するヤンキー娘となってしまった。

2007年のプロローグ。
 2006年はまだ終わってくれなかった。Tとホテルに入ったときフロントでJenが20:00に来たことを知らされていたが、Tとの最中にケータイが光った。見るとJenからだった。20分くらいでTが帰ったのでJenにTELすると近くに居るので来たいという。ホテルの外でファランと従業員がこじんまりとカウントダウンの余韻を楽しんでいるのに参加してJenを待っていると5分位で来た。エレベーターの中で抱きついてきたJenはやっぱり可愛い。会えなくて泣いていたという、少し酒臭い。部屋に入るとバスルームでオェー、オェーとやっている。ベッドに来て、ごめんなさい、ごめんなさいと謝る。
「どこに行ってたの?」と聞かれて正直に「R4」と答えたら形勢が逆転した。指差し会話帳にターのサインがあり、Jenには話をしていたので「この浮気者、PLAY BOY!!」と責められ始めた。ターとは別れたし、一緒に居なかった(一応本当)。Jenが来ないのが悪いというと一瞬 Sorryと謝るが、すぐに攻撃が再開される。もう2人の姫と済ましているのでこちらも襲いかかりたい気持ちでも無いが結局1時間以上、お預けをくらった。Jenと仲直りをして眠りに着き、平穏に新年を迎えようとした午前4:00、またケータイが光った。
R4の終了時間になってかけてきたターからだった。

「今、どこに居るの?」
「Soi11のいつものホテル」 
「今から行っていい?」
「あれから6時間も経っている。今まで何してた?」
「ショートを3回やっていたの。」
「???。。。」
なんといかれた娘になってしまったものである。一晩に4人とやって新記録を作るつもりなのか?この場合、最後に選ばれたのを光栄と思うべきなんだろうが、ぜんぜん嬉しくない。別れていて良かった。
「今ガールフレンドと一緒なのでターは来れない。」
「どこの店の娘なの?」
「まだ学生」
「嘘でしょ?」 
「23日で18歳になったばかりなので働いていない」
「可愛いの?」
「お前はMai SuaiだけどJenは少し可愛い。」 (ターにはいつも冗談でMai Suaiと言ってきた。)
「話をさせて。」 少し考えたが、「いいよ」 と答えて心配そうにこちらを見ているJenにケータイを渡した。
2人は5分くらい冷静に話していたが、Jenからケータイが返ってくると
「私、怒るからね。」 となぜか怒りだすター。
「お前とは、もうただの友達だし2ヶ月間SMSもよこさない奴に怒られる筋合いは無い!!」 
「でも私、怒る。Cing Cingだからね!!」 日本語もうまくなった。。。
「判った。また1/8日に戻ってくるのでまた連絡する。」 
新記録が樹立できなかったためか?ターは怒っていた。というより小娘に客を盗られたというプライドからだと思う。
といってもターも未だ21歳だが。。。

 翌日、日本に向かう飛行機の中でJenのことを想う。春には卒業だろう。Street Girl、ゴーゴーバー、カラオケとJenの引けるカードはババしか無い。でも英語か日本語ができるようになれば、ターやJIBのように月10万バーツを稼げる娘になれるだろう。果たしてJenのパンドラの箱に希望は残っているのだろうか? まだまだ外道にはなりきれない。。。






もう一つの希望


クルンテープ2007
 日本に帰るのが久しぶりだったので日本滞在を一日延長してしまった。外道失格である。年末のFLTの遅れでも一泊減となり、BKKが計6泊になってしまった。大晦日にはJenが居るにもかかわらず、ターは元旦の朝、買ったばかりの車でスワンナプームに送って行くと言っていた。朝の待ち合わせがめんどうなのでタクシーにしたが、今日は迎えに来てもらおうか?と思い、香港からSMSで便名と時間を連絡する。でもJenに会いたい気持ちなので、来いとまでは言わなかった。あいかわらず行き当たりばったりである。
1週間経てば、タイの娘は怒りも忘れてしまう。1/9日スワンナプームにターは居なかったのでJenに19:00にホテルに来るよう連絡した。ホテルに着いてTELするとJenは未だアパートに居る。アップナームが大好きなJenはアップナームしてから行くと言う。シャワーくらいホテルに来てから浴びろ!!と言いたい。仕方無くホテルのマッサージで時間を潰していると20:30になってやっと来た。4泊しかないので明日から2泊コ・サメットに行こうと言うと TELでお姉さんと相談していたが、明日はテストがあるのでダメだそうで、あさっての1/11日にアユタヤに1泊で行くことにした。水着を買いに行く必要もなくなったのでどこにも行かず、ベッドで会えなかった8日間の空白を一つ一つゆっくりと埋めていく。次の日の朝8:00にJenは出て行って、夜に戻って来たら1/11も12日もテストになったと言っている。

 学生なのは仕方が無いが、外道失格の自分はそれだけの付き合いは好きではない。よってオフロも好きではないので昼間にすることが無くて困る。アユタヤのホテルも取ってしまっているので明日はターにしようと思い、JenにホテルのVOUCHERを見せて、キャンセルできないので明日は一人でアユタヤに行くと 白々しい嘘をついたら、Jenは 「ごめんなさい」 と謝っている。英語を話せれば言うことが無い、素直で可愛いい子である。この後、悪いお姉さんがSoi4あたりに居るというので3人で飯を食おうと行ってみたが、お姉さんはお客が付いたみたいで居なくなっていた。仕方なくナナプラザの前でタイスキを食べているとターの友人のDに見つかってしまった。 「内緒に!!」 と口止めしたが、やはり15分くらいしてターからTELがあった。こういう情報は確実に配信されてしまう。

「いまどこなの?」
「・・・・・・ナナプラザの前でタイスキーを食べている。」
「それなら来て!!」
「Jenと一緒だから行けない。」 (知っているくせにと思ってたら)
「一緒に来れば?」 と相手が一枚上手である。余裕のター姫はJenを見てみたい様である。
新旧オキニの対決にも興味があったのでJenとR4へ。姫を連れているのでステージから遠い席に座る。Jenにトイレに行くと言うと
「どこに行くの?」 と大変不安そう。 「トイレだよ」 と言って席を立つ。やはりトイレの近くにターは居た。思えば初対面はトイレの中だった。
「お前 いつもトイレにいるなあ。。」
「ペイバーして!」
「Jenが居るからダメ。奥に座っている。」
「今日疲れた。帰りたい。」 というので
「明日アユタヤに行くから2日分払っておいで」 といってB1,200を渡した。

ターはペイバーしようとしていたが、姫が少なくなるからか?ちいママと少しもめていた。席に戻るとターがダンスを始めた。多少は意識しているのかこちらをあまり見ない。ダンスが終わったターが席に来た。明日は予約が入っていると言ってB600返されたが、もう強いことを言える関係にも状況にも無い。Jenはあいかわらず、固まっていて2人は何もしゃべらなかったので少し拍子抜けだった。英語の解らないJenは後で 「なぜお金をくれたの?きれいな人ね。」と言っていた。ゴーゴーメイクのターは綺麗だが、実はそれほどでもない素顔のターの方が好きだった。一方ターは、「たいしたことないじゃん!!」と言ってたが、ひがみか本気かは判らない。すっぴん勝負では98%Jenの勝ちだろう。Jenは化粧をほとんどしないし、外見が素朴な可愛いい系でたしかに夜の世界には似合わないタイプである。ただ素がいいだけにまともに化粧すれば、どれほど可愛くなるんだろう?今度、Beauty Salonに連れてってフルメイクをしてもらおう。

 この後、ホテルへ帰って年末からJenと4日目の夜を過ごす。素人のフェラは気持ちいいとは思わないので今まで要求しなかったが、ターへの対抗心からか、その夜はJenのほうから自然にキスしてきたけどやっぱり下手、それに頭の中は明日からどうするかで一杯だった。R2のJIBはまだ来ないだろうし、前回リリーフで連れていったR2のNoiも気が乗らないし2回も同じ行動を取れば笑われてしまう。
R4のTも。。。本当に一緒に過ごしたいと思う姫は、なかなか見つからない。オキニ選びは難しい。
 次の日の朝、チップは最後の日にしか渡さないけど、なぜかもう会えないかも知れないと思い2日分をポケットにねじ込むとJenは、けげんな顔をして学校へ行くため、部屋を出て行った。念のため、ターにTELするとエメラルドホテルに居るという。仕事?とは言え開いた口が塞がらない。後ろの男に私もう帰ると言っているが、今夜はやはり都合が悪いらしい。アユタヤのカメロンに可愛い娘が居るので一人で行こうか?とも悩んだが、毎回アユタヤ通いも辛いので、結局ホテルを当日キャンセルしてしまった。10月に開けたパンドラの箱は2個、今日はもう一つの希望を探そう。

1/11日、あまりにも暇なのでわざわざSoi33のポーまで歩いて行ってマーッサージ。その後ソイカが16:00からHAPPY HOURをやっているのをHPで見たのを思い出し、17:30頃行ってみるが、どの店もやっていない。18:00頃BTS ASOKでJenの悪いお姉さんからTELが入った。夕方の駅の雑踏の中、アナウンスが入るとヤバイなあと思いながらピックアップする。
「Jenが会いたがっているけど今何処?」 
「今アユタヤのバスセンター、明日Jenに連絡する。」 と白々しい嘘を付く。A/Cバスはバスセンターに着かない。
「それじゃ今日は会えないわね。。。」 そのときは、今夜出会ってしまうことになるとは、夢にも思わなかった。
さてやっと出陣の時間になった。

もう一つの希望
 R2とR4は知り合いが多いので、今夜はジーダイアリーで評価上昇中のマンダリンとG-SPOTを攻めよう。でも間違ってシルバードラゴンへ入ってしまった。かろうじて遊べるのが2人いたが、オキニにするレベルでは無い。客もほとんど居ない。19:45にG-SPOTへ移動。こちらも客は3組だけで、入って左のステージに2人まあまあなのが居るだけ。その内一人を横に座らせる、可愛いが化粧は濃い。
「胸が大きいねえ」 「お母さんが大きい、いま学生、お金が無くなったらナナに来る、いつもは居ない。」 男のつぼを心得ている。嘘かも知れないが一度試すことに。ホテルで明日アユタヤに行こうと誘うと学校が午前中で終わるから午後からならOKという。顔はそんなに化粧しなくてもj十分可愛いと思うし、オキニにできるかも知れない。別々にシャワーを浴びてベッドへ、バスタオルを取って胸に手をやると学生なのになぜかシリコンが入っている???
 やってしまいました。身長155cm程度の可愛い系で油断してました。ただシンガポールのオーチャードタワーの怪しい姫(奴?)やオブセッションのララちゃんを知って以来、自信がなくなり、いつかはこの日が来るだろうと思ってたので、それほどショックでもなかったのですが。(どうせならララちゃんを持って帰りたかった。)下の方をチェックすると尿道の形がおかしいのとクリちゃんは皮膚の下には確認できるのですが、頭が見えません。あそこは濡れていました。何かの本では、直腸の分泌液を持ってくるとかで多少バックの匂いがしてました。向こうも気づかれたのが解ったのか帰ると言い出しました。ここまで完璧なLady Boyも少ないのでもう少し、いろいろ聞きたいことがあったんですが、オキニにするまで外道を極めれていないので帰ってもらいました。
 
 この日は諦めてターの居ないR4で騒ごう!!(また悪い癖がでた。) さっそく新年の姫初めとなったTちゃんにTELするが、マイサバイでホリデー。どうしようか悩んでたらR4のJからTELがあり、(彼女たちはカモを逃さない。)断れずR4へ。R4へ行くと昨日Jenと居るところをターにチクッたDがやってきた。「お前昨日チクッたろう?」 ニコッとした後、「ペイバーして!!」 「俺がペイバーしてもチップ無しだから踊って来い!!」 Dはパーツが大作りでパッと見た目には可愛く見えるが、良く見るといまいち。ただオッパイは天然で非常に魅力的。その内Jも来た。友達や ちいババ、ウエイトレスにコーラを奢り、日本で買ってきた皮むき甘栗を広げてみんなで食べる。これは評判が良かった。もし皮付きだと彼女たちの爪では無理ですべての栗を自分が、むくはめになっていただろう。Tちゃんは4日前にシリコンを入れたので静養しているらしい。これでまた10万バーツ/月 稼ぐ姫が一人できてしまった。
 自分はオッパイ星人でないので気にしないが、Tは気にしていた。男は息子が小さいことを気にするが、姫から見れば小さいほうが痛くなくていいのかも知れない。もう気にするのはやめよう。Dちゃんに生オッパイをさわらせてもらっているとペイバーせざるを得なくなり、DとJにペイバー込みで各B1,000渡し、Tちゃんのお見舞いに行くことに。食事の後、日本のお土産を持って、Tと部屋をシェアしているJと向かう。

 ターの昔のアパートを通り過ごした。ここで過ごした懐かしい日々を思い出してしまう。
すっぴんのTはター同様それほどでもないが、愛らしい顔をしている。いっそう路線を変更して可愛い系にしたほうがもてると思うが背中一面のTattooがそれを許してくれない。Jが出してきたアルバムには高校時代のターの写真が何枚もあった。こんな無邪気で素朴な娘が今やR4の隠れNo1である。どうしてゴーゴーバーに行くことになったのか?まだ聞いていない。ターも最初Jのアパートに同居してたのでJが誘ったと思っていたが、聞くとJのほうが経験が浅い。次回また改めて聞いてみよう。眠たくなったので、Tに次は胸をおもいっきり揉んでやるからと言ってタクシーに乗る。Tちゃんはうれしそうに笑っていた。よせばいいのにテルメの近くで降ろしてもらった。
 
 もう3時前なのでみんな仕事を終えて屋台で飯を食っている。相手が閉店しているとチェックするのが少し恥ずかしい。もやもや感が収まらないのでホテルのあるSoi11に入らず、まっすぐ進みSoi9の入り口に差し掛かった時、思わず固まってしまった。相手の2人は、こっちを指さしている。Jenのお姉さんとペットの猿である。10月に初めて会ったのとほぼ同じ場所と時間。我々は非常に狭い界隈を棲み家とする同志なのだ。本当に幸運だったのは10月はJenで今日はファラン好きの猿。
あの時がこいつだったらと思うとゾッとする。パンドラの箱の最後は猿で終わっている。

「あなたアユタヤだったんじゃないの?」
「あのTELの後、バスで戻ってきた。」 とタイ人の様に笑ってごまかすが、Jenと違いお姉さんに嘘は通じない。
「Jenは?」
「明日学校だから家で寝ているわ。」
「何処行くんだ?ホテルに来るか?」
「妹に怒られるのでやめておくわ。」
「明日、15:00頃、アパートに行っていい?そこでJenを待つ。」
「わかったわ。それじゃ明日。」
言葉が通じないJenを一人で待つのはいやなので明日はお姉さんと待つことにした。もやもや感も消えたので今日は諦めて、クルンテープ滞在中初めて1人で眠りにつく。

 1/12日はLAST NIGHT、最後はまたJenと過ごそう。悪いお姉さんのアパートに行くため14:30にTELすると おじいさんが亡くなったので今日みんなで田舎に帰る。Jenは気が動転しているという。昨日、R4で遊んでしまったのが悔やまれる。こんなことなら真剣にもう一人、オキニを探しておけばよかった。不安な気持ち一杯で18:50にナナプラザに出陣。昨日は2階を攻めたので今日は3階の19:00から開いている店を攻め、R2、R4と回ることにする。R4まで行ってしまえば、今日も負けである。ナナプラザの門をくぐると 決めたこととは違って、いつもの習性で一階を廻っている。ある店で 「見るだけ!!」 と声がかかり無視して10mほど歩いた後、何を思ったか引き返してそこに入ってしまった。入ると客は自分一人だけ、「いらっしゃいませ~」 の声はオブセッションに居たカマのママ。
またやってしまった!! 逃げようとしたが、もう遅い。腕をつかまれてステージの正面の席に連れて行かれた。

「なんでここに居るんだ?」
「店を変わったのよ~」
「この店も全部LBか?」 昨日の悪夢が蘇る。
「みんなLadyよ、あの子はどう?」 と薦められた姫は、確かに可愛いがオキニ候補には少し悩む。黒人が一人入ってきたが、多分かぶらないだろうと思い、「もう少し待って」 と待つ。出ようかと思っているとさらに可愛い娘が奥から出てきた。何も言わなくてもママがこの娘はどう?と早速呼び寄せてくれる。イープンの好みを良く知っている。
「この娘、本当にLady?」 やっぱり今日は慎重になっている。

 少し話しをして流暢な英語にペイバーしようと思った時、姫は戻ってくるからと言ってダンスに向かった。こっちを見つめて一生懸命アピールしてくる。いかれたレインボーの奴らとは大違いである。着替えてきて良く見ると飛び切り可愛いいという訳でもなかったが、最近は、いかれた姫たちに懲りてスタイルと性格重視に変更しているので顔は合格ラインである。Jenとの出会いはあっけなかったので、こんなに気持ちがHiになるのはターと出会って以来、半年振り。それを察したのかママがHAPPYにね!と言って送り出してくれた。
 名前はAum、大学生だが暮らしていけなくなったので1ヶ月前から働いている。ゴーゴーで働くのは好きではないし、両親にばれたら殺されると言っている。英語のうまさだけでなく、話していて頭がいいのがすぐわかる。

「私の事をLadyboy?と聞いたでしょ。」
「Ladyよりも綺麗だから。。。」 と苦しい言い訳をする。
「店は初めてでしょ。なぜママを知っているの?」
「前にオブセッションで。。。」
「LBが趣味なの?」
「。。。。。。。」 (ああ、昨日もLBだった。とは言えなかった。) ペイバーしたのが19:40と早いので「どっか行こうか?」 と誘うと
「レインボー4は?」 と言うので
「R4はまずい。」
「彼女が居るのね?」
「友達にさんざんコーラをおごらされるから」 と信じてもらえないだろうが本当のことを言ってソイカのローハイドへ。
(後で聞いたが、可愛い姫がほとんどR2、R4に移ったため、友達が多いみたい。)
 ナナの入り口で広末似のロリポップの客引きパンダから 「あなた今日も来てくれなかったのねえ?」と声をかけられ、彼女の心象が最悪になる。20:00のローハイドも客はほとんど居なかったが、その内ファランが3-4人入ってきた。ニコリともせずダルそうに踊ったり踊らなかったりする猿たちを見てAumは、「お客が居るのに なぜ笑顔も見せず、ダルそうにしているの?」と怒っている。この姫も いい娘である。すでにお客も多いだろう。22:00のショーまで待てないのでタクシーでホテルへ。

 タクシーの中でJenからSMSが入る。今のオキニだが、コミュニケーションがとれないので そんなにHappyで無いと伝える。今度はR4のJからTELが入った。何でも遅刻してR4に向かっているから来てペイバーしてほしいというが、もう○○○の姫と一緒なので今日はダメと断る。すぐにまたケータイが鳴ったが相手が表示されない。イヤな予感がしたのでAumに「静かに!」と言ってピックアップしたが、(冷静に考えれば、本妻はこの番号を知らない。)屋根裏のWanからだった。二日間お客が居ないから来てほしいと言っている。そういえば昼間あまりにも暇だったのでデートしようとしてTELしてしまった。この娘も学生で頭がいい。高校を2年で卒業し大学に通っている。1年以上の付き合いだが、最近はあまり会っていない。学費を稼ぐために屋根裏で働いているが、収入はテップ込みで1.5万バーツ程度だろう。援助してやりたいが、外道の俺にボランティアはできない。(都合のいいときだけ外道になる。)この娘はどうしてもダメだというので3万の次に30万という英語は言いにくいので、300万と言ってみたが、ただただ困った顔をしていた。かわいそうだったけど 「トンローのSHE2で仲間と約束があるからダメ。」とお決まりの断り文句を伝えてしまった。 ホテルに着いてフロントでキーを受け取ろうとするとまたケータイが鳴った。最後は、いつもターからである。なんかJがターにもう一度頼んでほしいとTELしたみたい。「お前はどこにいるんだ?」と聞くと 余裕の姫は、お客とトンローに居ると言っていた。

 ソイカからホテルまで10分の間に4人の姫から連絡があった。こんなことも今まで無い。部屋に入るとAumは、「こんな男知らない。」と呆れかえっている。Jenと違い話も筒抜けである。「みんな友達、今のオキニはJen一人。」 と弁解しても 「100%、I can't believe. Play boy さん」 と笑いながら ちゃかしてくる。お前もお客は多いだろうと攻めると今まで一度もTELがなかったでしょ。とまた矛先がこちらに向く。(お客は日本に多いみたいで休みの翌土曜には2-3人からTELがあった。)
 相手もお客がたくさん居るはずの人気の姫である。別に隠すことは無い。Jenとの会話に苦労していた自分には、可愛い姫と楽しく話せるだけで嬉しい。まだ22時前、笑いすぎてお腹が減ったと言うのでイサン料理を買いに出る。なぜか今までのオキニにイサン出身は居ない。Aumもチェンマイ出身だが、ナナで働くようになってイサン料理にはまった様だ。Soi5と7を結ぶ路地にサソリやゲンゴロウの屋台があるのを思い出し連れていったが、違うというので結局Soi4の屋台まで行ってホテルに持ち帰り、お互い顔を見合わせながら骨つきの肉にかぶりついた。このまま朝まで話をしているだけでも満足だったが、シャワー?と聞いてきたので先にバスルームへ行きバスタブに浸っているとAumが裸で入ってきた。最初の日から来る姫も珍しい。こっちがサービスする側になり、おフロと同じ体勢で体の隅々まで丁寧に洗ってあげる。胸は小さいがスタイルはスリムで最高にいい。これが本当のチェンマイというほど白い肌をしている。またその肌が柔らかくて抱き心地も最高、Jenの青い肌とはまた違う。21位かも知れない。顔も19には見えないが歳なんてどうでもいい。嘘をついていたとしても別に失うものも無い。自分が一緒に居たいと思う姫と楽しく過ごせればそれでいい。オキニにしたくなった。

 その日は寝付けなかった。腕の中で寝息をたてているAumを静かに見つめていた。Aumが軽く寝返って抱きついてきたところで2回目、そして眠りに着く。また眠りが浅くなったところで2人で求め合う。結局翌日の昼までまどろみの中に居た。翌日また攻撃が始まった。
「Play Boyの上になぜそんなに強いの?薬を飲んだでしょう?」 確かに1/4錠ドーピングしたが、(名誉のために言っておきますが、ムショでは元売人から4錠\300で手に入るのでケチっている訳ではありません。)一晩でこんなにやったのは初めてだし、3回を超えると気持ち良さより辛さの方が勝ってくる。サービスなのか本当のタルンなのか、相手が求めてこないとこんなにできるものではない。12:30にホテルから追い出されたがFLTまで時間があるのでとりあえず、Aumのアパートへ。 冗談でアパートで続きをやろうと言うと従姉妹が来るのでBoomBoomはダメと言っていたが。。。

 アパートはA/Cとインターネットはあるが、温水シャワーが無い中途半端な部屋でB8,000は高いと思う。同じ地区でMRTからも近いTちゃんのアパートはA/C、温水シャワー付きでB5,500、部屋も格段に広い。今度空きがあるか聞いてみよう。同じアパートにAumとTちゃんが居れば言うこと無し?タイ料理を出前で取った後、2人でベッドでいちゃついていると また自然にそうなってしまった。これで片手で数えられなくなった。忘れようとしても お互い忘れることはできないだろう。そうしてる内に高校生と中学生のいとこが来た。教育に良くないので2人共、あわてて服を着る。期待していたのにあまり可愛くなかった。そろそろ2人で空港へ。Aumが疲れたし、痛いので今日は休むと言うのでペイバーとタクシー代を追加で渡す。BoadingまでにJenからTELとSMSがあり、TELには出れなかったがSMSは、「もう大丈夫、ごめんなさい。」と謝っていた。

 10月にパンドラの箱を2つも開けてしまった時は後悔したが、最後にJenとAumという2つの希望が出てきた。果たしてこれが希望なのか?もしかすると悪魔かも知れない。特にAumからは、危険な香りがほのかに感じられる。





























~危険な香り~ 


  1/中にムショに戻って来たあとJenからのSMSがサッパリ来なくなってしまった。1週おきくらいにTELすると 
「Jen Khitthwng、Khitthwng maak maa~」 と前と変わらないし、横でカタギのお姉さん(本当は従姉妹らしい)が、
「そこで I Love u too. と言いなさい。」 と家族からもサポートされている。
Jenのおじいさんが亡くなって最後の日に会えなかっただけで浮気がバレた訳でも無く、喧嘩をしたわけでもないのでSMSが来なくなった理由がわからない。1週間くらいは田舎に居たと思うので、すぐにいい客ができたのも考えにくいし、日・英ともダメなバイトのJenは、彼女をタニヤ嬢並に扱ってくれる いいお客に巡り合えるチャンス自体が非常に少ない。多少は気になるが、今はAumが大事なのでむしろ都合がいい。
 一方Aumであるが、SMSを送れば熱いSMSが返ってくる。TELしても楽しそうに話してくれるが、Aumからのワン切りCallは一度も無い。お客が多いのは判っているし、たった一夜を共にしただけである。会えたときに楽しく過ごせればいい、3月の仮出所が待ち遠しいだけだった。

 Aumはお客と居るときには電話を取らない。(自分と会った日には取ってたくせに。お客とは思われてなかったみたい。)
2-3日連絡がつかなかったが、ある時たまたま繋がった。Aumがピックアップしたのでは無く、なんかの拍子でonになってしまったみたいである。TELの向こうでAumはお客と大喧嘩をやっている。
「あなたは ただのcusomer、2万バーツくれただけで 何の権利があると言うの!!」
「お・俺のことをCustomerと言うのか?」男はAumの迫力に圧倒されている。
ドラマを見るように聞き入ってしまった。こんないいタイミングでTELが自然に繋がるものなのか???あとで聞くとこの客は、もとタイ駐在で友達の紹介で知り合い一番長い付き合いだと言っていた。それにして気性の激しい姫である。
 
 3/3日バンコク着、Aumは従姉妹が居るのでアパートには来てほしくないそうで、18:00にMRTホイクワンで待ち合わせ、従姉妹と一緒にカラオケに行って飯でも食おうとタクシーでタニヤへ。ではなくアソークのビッグエコーへ。Aumはカラオケは初めてだと言って最初は少しシャイだったが、アルコールが入ってくるとマイクを離さない、踊り始める。。。自分は従姉妹と顔を見合わせてあきれていた。
 この田舎から出てきた従姉妹、TELで聞いたときはゴーゴー研修生と勝手に想像していたが、16歳というものの13歳くらいにしか見えないひよこっちである。シャイで一曲も歌わなかった。どうもAumが面倒を見ているらしい。カラオケでJenからTELが入る。そう言えばこの時期の仮出所は前から決まっていたので1月に伝えていた。
「今どこ?」
「友達とカラオケ、Jenはどこに居る?」
「実家に帰ってるの。」 と聞いてほっとした。また連絡すると言ってTELを切ったが、このTELがボタンの掛け違いを引き起こすとは、このときは想像すらできなかった。。。

 22:00近くになり、そろそろ一緒に行こうか?というと Aumは、このまま従姉妹と帰るという。
「あなたはJenにケアしてもらいえばいい!!」と言ってどうしても来ない。
Jenはクルンテープに居ないので、こっちも「そうするよ。」と簡単に言えないのが多少辛い。勝手にタクシーを拾って帰ってしまった。言い出すと聞かない姫である。この日はナナに行ってないのでAumがペイバーしている(仏教の日で1000Bも)。一緒に来るか来ないかで少なくとも5千Bは違ってくる。JenからTELがあったくらいで そこまで意地を張らなくてもいいと思うが。。。 ちなみに、ビッグエコーは夜間は、1時間400Bか25時までの歌い放題が1100Bとばか高く、日本人ばかりでした。

 気持ちを切り替え、バイタクでソイカへ。入り口に着くと通りが真っ暗。そうか今日は仏教の日だった。さっそくタクシーの運ちゃんが今日はどこも休みだから俺がいいとこへ連れて行ってやると声をかけてきた。これでも外道の端くれ、Aumだけでなく昼間にナナの2人の姫に営業を確認している。無視して再度、バイタクを拾いR2へ。06年の最後となったJIBは居なかった。やはり22:30になるとレベルが低い。迷っていると多少いいなと思ってた姫を後ろの席の奴に盗られた。この時間は、いい姫がいないので迷う時間は長いが競争相手は多い。
 場所をR4へ。ターとJは居ないがDとTは居た。他人の振りをして姫を眺める。多少いい姫がいたのでR2の反省を活かし、なじみのチイババに言ってステージから直接呼んでもらう。姫が横に座るとしばらくしてDがやってきた。おまえに用は無いと言ったが、友達らしくDも座ってしまった。Dがまたペイバーしてくれという。まあこいつが一緒に来たほうが姫も安心すると思い、3人でSoi5レストランへ。
 
 やっぱり飯は2人より3人以上のほうがうまい。Noi姫もすっかり気を許している。明日の朝、お寺に行く服がほしいというのでTシャツ、ジーンズとサンダルを買ってあげた。今夜はいつもの潜伏先ではなく、Aumと過ごすためにラチャダー郊外にリビング・ダイニング付きのサービスアパートを取っていた。姫はここで あなたと住みたいと喜んでいるが違う姫のために取ったなんて言えない。やけになっていたのかAumに買ってきたルビーのピアスまであげてしまった。ポケットからムショとクルンテープのケータイを2つ出してドレッサーに置くと1つほしいというが、ケータイは必要なのでとりあえず思いとどまった。今日オキニと喧嘩したというと 大喜びの姫は私を彼女にしてほしいという。R4では真ん中より上くらいだが、ケータイも持ってない姫である。半分は本気だろう。ターやAumみたいなGoGoのNo1をオキニにしようとするからドタバタが絶えないのであって、こんな姫と付き合えば楽しく長くつきあえるんだろうと思うが、気持ちはOKを出さない。
オキニ選びは難しい。
 2人でシャワーを浴びてベッドへ、オキニのOKサインが出ないのでなんか燃え上がらない。20過ぎの可愛い姫を抱いているのに気持ちが燃え上がらないなんて なんて贅沢になってしまったんだろう?Noiは、友達のケータイが借りれるから明日また連絡してねと番号をくれ、朝早く起きないといけないからと言ってショートで帰っていった。その後、一人で淋しく眠りにつこうとしたときJenから明日クルンテープに戻ってくるとSMSがあった。

 次の日、Jenと約束した後、AumからSMSが入る。折り返しTEL、Aumの性格はわかってきたが「今日はJenが来る、約束を破るわけには行かないので、明日また会いたい。」と正直に言うとAumはOKと言っていた。Jenは19:00に来ると言っているが、そんな遅い時間はダメ、Phuuying yo yo(いつもJenに言われる) だから早く来ないとまたナナプラザに行くぞ! とか夜は友達とタニヤで約束があると言うと16:00頃にSoi11ホテルにやってきた。こんなことを言っても あなたはにはたくさん女の人が居ると少しすねた顔をするだけで、決してAumの様に怒らない。3/3日に来ることも直前には連絡していなかった。
 Jenは、今までゴム無しでは絶対ダメだった。途中ではずしてみたり、がまんできなくなった声が漏れるようになり、もう大丈夫かなあと思って挿入しようとしても赤ちゃんが出来るからダメと拒まれた。昨年シンガですこしヤバかったかな?と思うところがあり、前日やったHIVの検査結果をJenに見せると判っていない様な反応だったが、ベッドの中で髪からつま先まで愛した後、見つめ合いながらゆっくりと挿入していくと静かに目を閉じて受け入れてくれた。

 夜になってカラオケに行かないの?と聞くのでJenが来たからキャンセルしたといったら喜んでいた。見方によってはバカだが、自分にとっては素直で可愛い娘、有難いと思わないといけない。Jenとは今までスケジュールが会わず、これまでどこにも出かけていない。今夜は悪いおねいさんを誘い、ディスコに行くことになった。おねいさんはいつもの出勤時間の22:00に来るというので二人ともウトウトしていて気が付くともう24時になっている。Jenは、おねいさんとTELした後、ディスコはやめようと言う。少し腹が減ったので飯を食いに外へ出てSoi5に居るおねいさんと合流。
 おねいさんは真剣にカード占いをしてもらっていた。ファラン好きの猿も来て3人と一匹でタイスキを食べてホテルへ帰る。Jenのケータイをチェックすると自分以外に英語のSMSは受信も送信もない。事前に消したかも知れないが自分のは1月から残っているので他の客に同じことをしている訳でも無いことが判る。(ケータイをチェックするのは俺くらいかも?)またTEL登録も一つだけアルファベットのものがあったが、これ誰?と聞くと もう要らないとその場で消していた。
 Jenが必要としているなら一緒に居たいと思う。でもAumとの成り行き次第では頻繁に会えなくなる。お金の関係であっても、お互いが必要としていないならやはり居心地は悪く、些細なことでケンカでもすると すぐにどうでもいい結果になってしまう。
悪いおねいさんは、妹はいつもあなたに会いたがっていると言ってはくれてはいたが。。。
 
 3/4日 どこか一緒に出かけようと思い、「ボーリングは?」と聞くとあまり気が乗らないみたい。多分行ったことがあると思ったが、「Siam Ocean Warldは?」と聞くと 「それ何?」と知らないみたい。「パラゴンだよ」と言って指差し会話帳の魚のページを見せると「レストラン?、おいしいの?」とか聞いてくる。R4のターなんてOPENから2ヶ月くらいで行こうと誘うと 「もう4回も行ったし。。。」と可愛くない返事だった。会話帳に水族館というタイ語がないため、Jenは友達にTELし、何があるのか聞いていたがやっと理解できたみたい。天然記念物並みの貴重な娘である。
 着くと うれしそうにケータイの動画でず~っと撮影している。グラスボートに乗ったとき日本人の家族連れと隣になってしまった。船底を覗き込むと頭と頭が当たりそうな距離にあり、奥さんの頭からスペシューム光線が飛んでくる。だいたいここはクルンテープ、平日に家族で水族館に来る方が悪い!!バリアを張って攻撃に耐える。でもJenはケバくないし、特にこの日はノーメイク、こちらも父娘に見えないことも無いが。(そんなことは100%ありえないか?)
 その後、パラゴンで写真のプリントを待つ間にウインドショッピング。水着を見ながら今度、サムイかマレーシアに行こうと誘うとパタヤでいいというのでパタヤに行くことになった。ペイバーは不要だし、経済的な姫である。 昨日実家からきたJenはまた今日、実家に戻るといってタクシーで帰って行った。アユタヤ近くと思っていたが、まったく逆方向、クルンテープから南西へタクシーで約1時間というのがやっと判った。

 Jenには今日、ムショに戻ると言ってSoi11ホテルを一緒にチェックアウトしてきたので、Soi5ホテルにチェックイン、さてそろそろAumが来る時間になった。約束の17時頃、TELするが出ない。30分してまたかけるがやっぱり出ない。客と空港に行っているのか?約束を破るような姫とは思っていなかったので少しショック。もうAumのことは忘れて新しいオキニを探すことにするが、約束を破ったことには怒りが残る。もしやと思いホテルの電話でかけるが、うまく繋がらないので、さっき7-11でもらった1バーツを使いわざわざ公衆電話でかけるとAumが出た。思ったとおりである。
「どこに居るんだ?、約束したのになぜ来ない??」
「今ナナに居るの。」 客と居たのではなく、まだ意地を張っているみたい。公衆電話作戦が成功したので怒りも少し収まり、「今から行っていいか?」 と聞くと 「いいわ」 と簡単に言う。あとで聞くとSMSでbad lady (for me)と送ったのを怒っていたらしい。開店前の○○○○に行くと 「あなたはプレイボーイだから嫌い」とか、「昨日はJenと何回もやったんでしょう?」といろいろ言われた。でも正直、相性がいいのか、何回もできるのはAumだけである。3時間ほどBARで過ごした後、ペイバーしホテルへ。
 久しぶりということと、仲直りの後ということでお互い気持ちは燃えたが、酔いが醒めておらず、挿入後、勝手に逝ってしまったのでAumにはクンニと指で逝ってもらう。安心したのかAumは寝てしまった。前回と同じように腕の中で軽い寝息をたてて眠っているAumを見つめながら今回あったいろいろなことを考えてしまう。おとといは、従姉妹とタクシーで帰ってしまった。次の日SMSが来たが、俺が意地を張っていたらそれで終わっていた。今日もAumの行動が読めなければ会えなかった。確かに彼女たちは弱い立場に居る。姫にも選ぶ権利はあるが、やはり男次第である。いい姫が出来れば、簡単に捨てられてしまう彼女たち。他の姫も良く使う「Up to u 」。 AumのSMSにもあったが、この言葉の表面は甘いが、時には深く、切ない。Aumは自分が弱い立場なのが嫌で余計に意地を張っているんだろうが、多少は生活のためにも必要としてくれなければ、こっちも疲れてしまう。
 Aumから漂ってくる危険な香りの中でこんなことを考えていると何か楽しくなくなり、帰ってもらうことにした。訳の判らないAumは怒ってお金は要らないと言ったが、こちらが約束を破っているのでそういう訳にもいかない。チップをポケットにねじ込んだらそれを返そうとまではしなかった。

 すこしへこんだが、ナナに行くとAumと会ってしまうかも知れないので、懲りずにソイカへ。もう24時、バカラを覗くが動物園。シャークも水族館だったが、以前ペイバーしたTが残っていた。この姫はいつも顔を見ながらフィニッシュしたいほど 好みの顔をしている。当時はまだ田舎から出てきたばかりで英語がろくに話せなかったこともありオキニ候補にはならなかったが、5ヶ月が過ぎて普通に会話が出来るようになっていた。この姫を安牌とすることにしてローハイドへ。ローハイドで顔は今一つであるが、飛び切りスタイルのいい姫を発見。席に呼ぶが非常に愛想が悪い。こんなのはゴーゴー初体験である。ファランしか相手にしないのか?今度、髪を黄色に染めてまたトライしよう。その後シーバスに入るが、トドのハーレム状態なので1:45分にシャークに戻ってT姫に2:00に外で待っていると伝えるが、今晩はパタヤ帰りで疲れていてどうしてもダメという。安牌と思っていたら振り込んでしまった気分!!どうりで遅い時間まで売れ残っていたわけである。明日の昼ならOKと言うが、昼にはホテルをチェックアウトしなければならない。
 仕方ないのでスクンビットをテルメまで歩く。テルメ前の屋台で可愛い子発見!!でも近づくにつれて今一つ、二つと下がって来る。夜目、遠目は恐ろしい。ロング2,500Bというババ(またもやNoi)にどうにでもなれと思い2,000Bでついて来るなら来いと言うと付いて来てしまった。Jenのおねいさんに出会ってしまう時間なのでSoiに入るまで他人の振りをして歩く。ホテルに入り話をすると24才と言うがひいき目に見ても27才位である。いくら選択の余地はなかったとは言え、ビーンボールを振ってしまった。昼は化粧品の販売をやっているらしい。基礎化粧品をたくさん持っていたので嘘ではないみたい。初めてイチゴのゴムを被せられた。サービスも今一だが、愛想はいい。シャワーを早く浴びろとか、ゴムを使えだとか、昼まで付き合うとプラス1000Bだとか性格はキッチリしているが、嫌味はない。化粧をとるとまったくのブスであったが、素朴で愛嬌のある顔をしていた。
 
 次の日も昼間することが無いのでしょうがなく付き合ってもらうことにしたが、お寺が好きなので案内してあげるという。言うこともババくさい。でもバンコクで、お寺に行ったことが無かったので、まあいいかと思いWat Phoへ。いろいろ説明してくれてなかなか詳しい、いいガイドである。昼間なのでイープンの観光客も多く、ババを連れて歩くのは恥ずかしいが、ケバくないのがせめてもの救いである。でもいい観光になった。タクシーの中で日本の客からTELが入る。TELの間、スカートの中や胸に手を入れてチャカしてやる。こんなババにわざわざ日本から会いに来る奴が居るのか?コン・イ-プン恐るべし!! なぜかタクシーはMBKの前で止まり、飯を食い、チップ代わりにケータイカードを買わされてSiamの駅で別れた。ババNoiは駅近くのもう一つの寺にお参りに行くと言っていた。
 
 空港のラウンジでJenのことを想う。自分にはもったいないくらいいい娘であると頭では判っている。コミュニケーションが取れないためか気分が今一盛り上がらなかったが、Aumを諦めかけた今、Jenの存在が大きくなってきた。学費は出すから夜間英会話のスクールに行けとSMSを送ってしまう。
 次回4月は2週間の仮出所であるが、Jenと1週間も一緒に過ごすのは、間が持たないので無理だろう。3つ目のパンドラの箱を開けてしまうような悪い?予感が付きまとう。



















 










































最終章 ~ソンクラン~


 その後、Aumとは2-3回連絡を取ってみたが、そのころなぜか屋根裏のWanが頻繁にコンタクトしてくるようになり、Aumのことは忘れてしまっていた。Wanは、もともと英語はうまかったが、日本語で普通に会話ができるようになっている。Wanは今までホテルにも来たことがなかったが7月で20才になる、もう子供じゃない。彼女になるなら今度会うと伝える。Wanは、はっきりとYesとは言わないが、会いたいと言う。毎日2:30や3:00に寝て朝、学校へ行く生活をあと2年も続けるのは辛いだろうし、タニヤのその他の店同様、最近は特にお客が少ないらしい。この娘ならサポートしてもいいと思っている。確率は50-50か?ペイバー攻撃されるのではなく、こちらから攻撃しなくてはならないゲーム感覚が面白い。
 
 3/31-4/14日まで15日間の仮出所、もともとソンクランのAumの誕生日に合わせたものだが、今となってはソンクランを入れてしまったのが悔やまれる。Wanとはどうなるか判らないし、Jenとは3泊が限界だろう、またどちらもクルンテープに近い自宅でソンクランを過ごすらしい。オキニの居ないソンクランで3つ目のパンドラの箱を開けることになってしまうのか? そんな訳で期待より不安のほうが大きく、結局クルンテープは5泊7日、他はミャンマー(一応、観光。)と日本で過ごすことにしてしまった。。。外道失格も近いと思う。
 
 4/2日ヤンゴンから戻ってきて、Soi11のいつもと違うホテルに昼前にチェックイン。深夜のTGで日本に帰る予定なので今日はゲームを楽しもうと さっそく約束していたWanにTELするが、ずっと話中で繋がらない。バロン(古い!!)で髪を切りながら何度もトライするが、どうしても繋がらない。後で聞くとケータイの調子が悪かったとのことで、ケータイが悪いのか?ネットワークなのか判らないが、Wanのケータイは自分がプレゼントしたものなので、こうなるのが運命だったんだろう。期待していたゲームは始まらないままキャンセルになってしまった。
 仕方がないのでJenに16:00にホテルに来るように伝えるが、16:00にTELすると今、アップナームがやっと終わったと言う。その後何回TELしても「タクシー、タクシー、Rot tit yo yo」 と言うばかりで18:30になっても来ない、年末と同じである。腹が立って今日はもう来なくていいと伝える。またドタバタが始まるのか?少し憂鬱になる。

 19:00前のナナプラザ、2階を探索しているとR4に入って行く姫の後ろ姿を見てハッとした。入り口に近づくとボーイと立ち話をしていた姫が声もかけていないのに振り向いた。やっぱり。。。しばらくの沈黙の時が流れた後、「可愛くなったでしょう。」と目のあたりを指差す彼女。プチ整形でもしたのか?少し目元のイメージが変わっている。むしろ素朴な素顔が好きだったのに。この日は、どうでもよかったので 「今夜、日本へ帰るけどそれまで付き合うか?」と聞くと一日にショートを何回もこなす姫が、少しうつむきかげんに黙っている。「Up to u」と言う言葉をかみ殺しているのが判ったけど彼女の口からその言葉が出る前に 小さくBye-Byeと言ってしまった。

 そのままマンダリンへ、可愛いのは一人も居ないが客もない。一人くらい客寄せパンダが居るだろうと思い出勤して来る姫を待つこと45分、期待は簡単に裏切られる。人ごとながらこれでやっていけるのか心配になる。20:00前にゴールデンタイムのR2へ移動。ダンスも入れ替わって一とおり眺めるが、マンダリンとはレベルこそ違うものの どうしたのか?ここもオキニにしたいような姫は居ない。この時期でこのレベルだとこの後のソンクランが思いやられる。
 仕方なく、その中で一番可愛いと思う姫を呼んで名前を聞くと またNoiと言う。これで新規はNoiの3連荘!!もう20時30分、遅くとも22時にはチェックアウトしないといけないのでペイバーはやめにしようと思っていたが、Noiは少し遠慮がちにペイバーを頼んでくる。頼まれれば、なかなかイヤとは言えない性格なのでそのままホテルへ。時間が迫っているが、やりたい気持ちでもないのでしばらく話をしていたが、Noiは早く済ませたいみたいである。シャワー別、DKダメ、クンニもキライでいいところは無かったが、バンコクは混雑してるからキライと言っていたNoi。性格が悪くないが故に見ず知らずの男とのBoomboomは好まないのだろう。でも次はDK OKと約束してくれ、空港まで送ると言ってくれたが、来てもらっても今日は時間がないので「また今度な。」と断わった。正月はCXだったのでTGは約1年振り、シェルシートを倒したあと気が付くともう朝食の時間になっていた。

 日本ではダラダラした生活。ある朝、起きてすぐメールをチェックすると寝ぼけまなこにAumの名前が映る。ドキッとして一瞬で目が覚めた。横で”特ダネ”を見ている本妻をチラっと確認する。トイレにPCを持ち込んでメールを見ると。。。 

 「Hello!! Darling. お元気ですか。長い間あなたから連絡がないけれど どうしてますか?
 多分、私のことは忘れてしまったのでしょう。素敵な彼女ができたんでしょうね?
 あなたが幸せでありますように。お体を大切にして下さい。 Aum 」

気が強く、意地っ張りのAumからメールが来た意味を考える。。。この他愛もない内容は、「もうすぐ来る誕生日とソンクランを私と過ごしてもらえませんか?私にはあなたしか居ません。」と言うことだろうが、そう書かないのがAumらしい。誕生日に手ぶらで会うことも出来ないし、パーティーのスポンサーにならなければならないことも判っているが、ソンクランに新しいオキニを探すというドタバタから逃れたかったし、それよりもバカな自分はAumから必要とされたことが嬉しかった。以前Aumから、ママが11日にチェンマイに帰ると聞いていたのを思い出し、4/9-12日までJenと約束があるにもかかわらず、「11日にミャンマーから戻ってくる。11-14日を一緒に過ごそうと返信し、11日の夜をダブルブッキングとしてしまった。

 4/9日スワンナプーム着、Jenにシャワーはホテルで浴びればいいから16:30に来いとTELすると前回で懲りたのか今日は、17:00頃やって来た。早速予定を確認する。Jenには11日に帰ってくれとは、すぐに言えないので 「12日に実家に戻るんだろう?」と尋ねると 「いつまで居るの?」と聞くので正直に「14日まで」と答えると 違う姫と会うのが判っているようで「それなら14日までずっ~とあなたと居るわ!!」といたずらっぽく笑う。子供だと思っていたが、なかなか手ごわくなって来た。いつケータイをチェックしたのか?「Aumちゃんと会うんでしょう?」と名前までバレている。「そんなことは無いよJenしか居ない、どこか友達と旅行に行く。」とその日は笑ってごまかした。明日はパタヤ、水着を買うためにMBKに行こうと誘うと恥ずかしい(aai)から水着は要らないと言う。何でも買ってやるからとショッピングに連れ出したが、なぜかMBKよりラチャダーがいいそうなのでラチャダーへ。ナイロンのショートパンツしか買わないJenにTシャツとパンツでもいいが、ソンクランじゃないんだから普通の下着じゃダメと説得、通じたかどうか不明だが、なんとか水着を選んでもらうことが出来た。言葉が通じないため、Mai aw、Mai awですごく疲れる。その他の服を2セットくらい買ってあげてホテルへ戻る。

 翌日、Jenというお弁当持参でパタヤへ。この日スワンナプームに着いたムショ仲間TKが、これまたお弁当を持って追っかけてくるという。ホテルでプールへ行こうと誘うと 「ファランしか居ない、aaiだからダメ」とJen。あそことあそこにも姫は居ると言うと渋々ついて来た。aaiなのか金づちなのかJenはデッキチェアで寝そべっているだけだったが、夕方の日陰で寝ていると水面を通ってきた風が心地いい。この後、浜辺とウォーキングストリート(WS)を散歩してホテルに戻り、TKを待つ。
 20:00頃やってきたTKがオキニと外へ飯を食いに出ている間、クルンテープ以外でJenと初めてのBoomboomとなる。Jenは前戯では、よく感じて濡れているが、挿入すると痛いらしい。よってJenはBoomboomがあまり好きでないが、いつも黙って受け入れてくれる。自分のは人よりも小さいし、奥に当たっている感覚も無いのになぜだろう? 23:00頃、WSのディスコ(名前忘れた)に居るTKから誘いがかかる。Boomboomで疲れたJenは部屋で休んでいると言うので弁当なしでWSへ。ディスコでファラン連れの、でも少し可愛い姫が一心に踊っているのに見とれていると向こうが一緒に踊ってくれと手を引きに来た。ファランのテーブルを見ると姫が一人あぶれている。自分にお誘いが来るのかと思ったが、ただ踊ってほしいだけの様だった。その後TKと3人でペパーミントゴーゴーへ。

 ペパーミントはトップレス、hiiが下から丸見えのスケスケスカート、全裸と3種類のステージがあり、もう0時を過ぎた時間なのに平均レベルも高い。パタヤへ行くぐらいならクルンテープで十分と思っていたが、多分相場も低いのでパタヤだけで過ごすほうがいいかも知れない。一人、とびきり可愛い姫が居た。今までオブセッション以外でこんな姫は見たこと無い。二の腕につけたバンドにチップが札束になっている。マグロでもいいので別にホテルを取ってお手合わせ願いたかったが、残念なことにコンイープンの客がついていた。もしかするとオブのララちゃんと同じかもしれないが。。。
 Jenは一応、気になるようで2回ほど、「早く帰ってきてね。」とTELがあった。明日は海で遊ぶ予定、早く起きなければいけないのでそろそろホテルへ。帰りにこれまた超可愛い姫とすれ違いざまに目が合った。振り返ると姫も振り返ってこちらを見ている。可愛い過ぎるのでLBの予感がしたのと、やはりJenが居るので後ろ髪を引かれながら また歩き始める。「今の見たか?」とTKに言うと 「見た見た。あんな可愛い姫、バンコクでも見たことない。何で声をかけなかったんだ? でも俺もLBと思う。」と言う。さすがムショとクルンテープの往復だけでTGのゴールドメンバーを維持している奴である。

 翌日、TKはボートを借り切ってダイビングに行こうと言ってたが、寝過ごしてしまった。10時にチェックアウトし、浜辺でボートを借り切ってラン島近くの小島でシュノーケリングを楽しむ。思ってたよりも相当透明度が高い。Jenも水中メガネ、シュノーケルと救命胴衣を付けて浅い海へ入っていくが、シュノーケルが使えない。でも楽しそうにしている。溺れた人を助けるように浜辺まで引っ張って行ってやると今度は貝殻を集めている。やっぱり子供。この後、ジェットスキーで遊ぶ、Jenに運転を変わると最後までハンドルを離さなかった。飯を食いにラン島へ行ったが楽しみにしていたファランのトップレスは居なかった!!。

 パタヤへ戻って海の家?でシャワーを浴びる。Jenに一緒に浴びようと誘うとまたMai aw。ホテルではいつも一緒なのに。。。仕方なく一人で浴びているとケータイが鳴った。裸なので慌てて操作を間違い切ってしまったがAumからだった。そうか約束の11日だが、AumからさきにTELが来るとは思わなかった。JenのMai awがラッキーだった、振りチンのままかけ直す。
「今、何処に居るの?」とAum。
「ミャンマー、ミャンマー」
「ミャンマーでタイのケータイが使える訳ないでしょ。。?」 なんでそんなことまで知ってんだ? ミャンマーへ行く前に現地旅行会社の日本人に聞いても「多分使えないと思います。」くらいの返事だったのに。。。ムショのケータイならどこでも通じると誤魔化せるが、タイのケータイ番号がAumに表示されてしまっている。
「タチレクなの?」とAum。Aumはタチレクに行ったことがあるのか?でも助かった。
「うん、タチレク。夕方のエアアジアでチェンライから戻る。多分夜になるけど連絡する。」去年ターと一緒に行ってたのでなんとか取り繕うことができたが、あせってエアライン名までご丁寧に言ってしまった。Aumがキツネなら自分がタヌキというところか? Jenとは違う意味で疲れる。

 さてJenをどうしよう?今日はとても楽しかったが、コミュニケーションの問題で2泊3日が限界。しかしTKだけなら話を合わせることができるが、TKのオキニにも話を合わしてもらわないといけない。でもJenは、TKのオキニと友達のようになっていて、「俺の回数が多い。昨日は4回もやられた。」(本当は3回なのに被害妄想になっている。)と言うようなことまで話しているらしい。TKが、「もう他の姫に会うことがバレているみたいだぞ。」というので一か八か「今夜、TKと一緒にウボンに行くので、(TKは明日、飛行機で行きたいみたいだが、まだFLTを押さえていない。それにもう12日の空席なんてないだろう。)今日、実家に帰れるよ。」と言ってみると「ウボンにまでLadyが居るの??」と聞いてくる。女だけが目的と思われてるらしい。(実際、そのとおりですが。。。) でもその後ママに今日帰るという様なTELをしている。ありがたい姫である。

 Jenの荷物を預けているので2人でSoi11のホテルにチェックインする。フロントはJenのIDカードをコピーしているが1-2時間後には姫が入れ替わる。。。 部屋に入ってJenの服やパンプスを整理しながら、さてどうしよう?タルンなAumちゃんは、体調万全で迎え撃たないと自信がない。ここでやってしまうと先が不安だったが、もしかすると最後になるかも知れないし、Jenも済ませないと帰れないと思っているみたいなので結局、押し倒してしまった。フルマラソン前に5,000mを走ってしまった気分。Jenが帰った後、20:00頃、AumにTELするとタクシーで出勤途中と言うのでそのままホテルに来てもらうことにした。

 ホテルが違うので通りに出てAumを待つと こちらからはAumとは判らないが向こうで手を振っている姫が居る。近づいてきたAumからは危険な香りが漂って来ない。。。ように感じられた。部屋に入ると
「なぜミャンマーに連れて行ってくれなかったの?」とAum。
「でもパスポートを持ってないって言ってたじゃないか?本当は持っているのか?」
「タチレクなら時々行ったわ。」
「Aumはパーマンなのか?」
「違うわ、タイ人よ。」
写真を見せてというので日付のデータを消して見せる。もちろんJenを撮ったメモリーカードとは入れ替え済みである。
「これがヤンゴンのシュエダゴンパゴダ、これがバガン遺跡だよ。」
「今度、絶対に連れてってね。」
「それならパスポートを取りにセントラルデパートに行こう。」
なぜかAumはミャンマーに興味があるようである。話を合わせてくれているだけかも知れないが。。。

 こんな話をしたあと、誕生プレゼントをあげるためにシルバーのネックレスを外そうとすると「新しいネックレスをくれるならそれあげるわよ。」とネックレスをはずされた意味が判っていない。バッグからネックレスを出して後ろでロックを止めてやると鏡の前に走って行って大喜びしている。今までのプレゼントは1月にお年玉でもらったケータイだけだという。(と言ってもケータイはバカに出来ない、WanにNOKIAの最新型2.3万Bを買わされたのがトラウマになっていてター、Jen、Aum共にいいケータイを持っていたので、初めて会った時にはホッとしたものである。)
「ところでAumは、いくつになったんだ?」今まで歳を聞いていなかった。
「22よ!」 「大学1年って言ってたじゃないか?」「高校卒業してから専門学校に行ってたの。」
1月に会ったとき21くらいと思ったが、その通りだった。
「カレッジなのであと1年、卒業したらこの仕事はやめてなにかビジネスをやりたい。そのために今は我慢して働くの。家族に仕送りをしないといけないし、お金も貯めなければいけない。レインボーへ移れば、お客が増えるのは判っているけどそれはイヤ。でも今の店はファランしか来ないでしょ、来月あたり、あなたの昔の彼女と並んでR4で踊っているかも知れないわよ。」
AumがR4に移ってその気になれば10万Bは稼げるだろう。でも一日に何回も客を取るということはしたくないと言う。
「カレッジに通うなら2:00までのゴーゴーより、1:00までのカラオケの方がいいよ。」とは言ってみたものの痛し痒しである。
「どんな仕事をするの?」
「水割りを作って、タバコに火をつけて、お客が歌ったら上手、上手と言って拍手するだけ。踊らないでいい分、楽だよ。 でもAumはプンプイになると思うけど。。。ペイバーを受けるかどうかも個人の自由だし。ところでボーイフレンドは居るんだろう?」
「居ないわ。Aumちゃんそんな可愛いのに なんでボーイフレンドが居ないの?とみんな言うわ。でもこの仕事をしている限り、ボーイフレンドは作らないことにしているの。ボーイフレンドが居るのに お客と寝ることなんて私には絶対に出来ない!!今の仕事が悪い仕事なのは判っているわ、でも仕方が無いの。。。」

 希望はあるが、今はすべてを捨てて家族と自分のためにいやな仕事をしているAum。考えてみれば、Aumとはまだ3日目である。しかも前回は、帰ってくれと言ってしまったのでろくに話もしていない。でもずっと前からの知り合いだったように思える。Aumもなぜか自分を選んで信用してくれ、あの気の強い娘が今、腕の中で泣いている。泣きながらすべてを話してくれるAumを強く抱きしめながら残りの刑期をすべてこの娘と一緒に過ごそうと誓った。
 Aumは 高校以来、ボーイフレンドが居ないので、2番目が”May be”あなたになると言う。本当のボーイフレンドは作れないから”May be”はボーイフレンドの代わりと言うことだろうが、逆にこの”May be”があるからこそ彼女が嘘を言っていないことが判る。この日は本当に燃えた、擬似恋愛ではなく、心からAumを愛した。また忘れていたそんな遠い昔の気持ちを再び持てたことをAumに感謝した。

 この後、14日までAumの誕生日とソンクランを一緒に過ごす。お互いまだ100%信頼しきっている訳でもないが、Aumからは危険な香りがまったく消え去ってしまった。誕生日は、店のパーティー、2次会のディスコ、3次会の食事にはAumの学校の友達や店を終わった姫が14人も来て朝5:30まで飲んでいた。(当然すべてスポンサー)昼から友達と飲み続けていたAumは、最後には寝ていたし、ホテルに連れて帰るとシャワーも浴びずに寝てしまった。もっともソンクランのハリウッドで散々シャワーは浴びているが。。。
 Aumはあなたには何も隠さないと言って、TELが来ると誰からだとか、こんなSMSが来たとすべて見せてくれる。タイ語表示にしていたケータイも そのためかどうか判らないが英語表示にしている。誕生日には5-6通のSMSが入る。「みんなI love Aum chan. と言うけれど、本当は誰も私を愛してくれていない。プレゼントをくれるのも、誕生日を一緒に祝ってくれるのも、愛してくれるのもあなただけ。」
 たしかにSMSをすべてみたが、みんな代わり映えの無いI love u. で これではお客の多い姫はうんざりだろう。Aumはお世辞かも知れないが、あなたのI love youの少ないメールが一番好きと言ってくれた。

 でもAumはなぜ自分を選んだのだろう?最初の頃、AumはSMSでLove me, Love meと送ってきた。その頃は単なるリップサービスと思っていたが、Aumを特別な存在として扱ってくれるお客はなぜか居なかったみたいである。ボーイフレンドを持てないAumも、誰かからは愛されたかったんだろうと思う。Aumは、10分間に4人の姫からTELがあった自分を最初は信用できなかったが、最後には本当にオキニを探していたことを判ってくれたんだろう。でもAumが先に優しさをくれたから自分も好きになれた。Aumを最初に愛おしいと思ったのは、1晩で6回求められた時の4-5回目。いつまでも終わることが出来なくて気持ち良さより辛さが上回った中で頭が冷静になり、この娘はもっと辛いはずなのになぜ黙って受け入れてくれるんだろう?と思うといたたまれなくなった。Aumは相当なタルンなのでこれは考えすぎかも知れないが、やはり相性が良かったんだと思う。
 自分も一時はお客が多く、気の強いAumをあきらめかけたが、今本当に心を開いて接してくれるAumから逃げられなくなった。訪タイ前は、Wanをサポートするつもりだったが、たまたまケータイが通じなかった結果、Aumをサポートすることになってしまった。まだ知り合って3日目の日にとりあえず、「学費の分を毎月出してやる。」とAumに約束したが、ナナプラザでAumのダンスが見られるのは、次回訪タイの5月中旬が最後のような気がしている。

最後に
くだらないオキニ話に最後までお付き合い頂き、有難うございました。今度こそAumと静かに過ごせると思います。
でも一番の気がかりは、そんなに悪事を働いたわけでもないので出所が近くに迫っていることです。
このことはAumにも伝えてあり、あなたとの関係はすぐに終わるからと いつも嫌味を言われています。
どうにもならない関係とお互い理解していますが、そのときには、この後のことを報告したいと思います。
プリズナー

パンちゃん物語

これは某大手企業のneguro氏とバンコクでも有数の超高級クラブ ”ペガサス” のホステス、パンちゃんとの愛の物語です。パンちゃんのタイ女性独特の優しさと、neguro氏の文才を感じる見事な表現力に、この手の投稿文の好きなオレは感情移入してしまい、他人事なのに興奮してしまった。

 バンコクに出張できた日本人サラリーマンと高級クラブのホステス・・・二人の愛の軌跡を追ってみましょう。
?第一話 出会い
?第二話 きっかけ
?第三話 しばしの別れ
?第四話  遠く離れて
?第五話  再びバンコクへ
?第六話 携帯電話
?第七話 転機
?第八話 彼女からの手紙
?第九話 熱い思い
?第十話 再会
?第十一話 クリスマス・ファンタジー
?最終話 それから

最終更新日時: 06/12/2011 13:45:21

 外道の細道 - 外道風呂 - 外道案内

第一話 ~出会い~
 パンちゃんと会ったのは、97年の夏。 場所はスクンビットのソイ23にある有名なPegasusという高級メンバーズクラブ。 ここは何処? と思わず唸ってしまいそうなバンコクにはまるで似つかわしくないゴージャスな内装の店。 当時はタイに行き始めたばかりであった事もあり、まだまだ夢と自分勝手な思いを抱いていた頃だった。

 50人近くは居ようかというSとA~Cにクラス分けされた女性達の真っ只中、ママさんに早く選んでと促され、では英語の出来る女性をとリクエストして手を挙げた中に彼女はいた。 茶色に染められた長い髪、痩せすぎず太りすぎず、大きな胸をノースリーブの緑のロングドレスに包み、彼女は立ち上がりこちらへやってきて“サワッディ・カー”とお決まりの挨拶。

 数時間後、常宿へ彼女を誘い二人でベッドに腰掛けて色々と話しをする。 幸いな事に彼女は、本当に英語が達者で、コミュニケーションには特に問題が無く、片言の日本語も話すようであった。 ご存知の通りタイ人が英語を流暢に話せるには、それなりの教育を受けたか、そうでない場合は彼女の今までの人生でそれだけの語学力を身に付ける必然性があった、という事であるが、敢えてその理由に付いては聞かなかった。

 お互いにシャワーを浴び終えバスタオルを巻いただけの格好で、ビールを飲みながら話しているのだが、話しは尽きない。 バンコック・ノイに住んでいる事や、姉妹が何人とかどうでもいい話が続く。 彼女にとっても、私はいつも通りの、彼女の上に自分の欲望をぶちまけていくだけのただの“お客さん”であったはずである、少なくともその時点までは。

 どちらからともなく近づき、バスタオルをはずす。 小さい、と彼女ははにかんで笑っていたが、結構見事なバストで整形でないことも意外感をもった。 掌でその大きさを確かめながら、首筋から肩へと舌を這わせていくと、ぴくっと反応し切なげに頭をもたせ掛けて来る。 その舌先を徐々に、今手で弄んでいる部分へと移動させていくと、呻き声が上がるようになり、乳頭を転がす頃には息遣いも荒く彼女の両腕は私の首筋に固く巻き付けられてきた。

 自分の太股辺りに感じる彼女の茂みの感触が、小刻みに擦り付けるように変化していくのを感じながら、指でそれを掻き分けるように確認していくと、既にそこは受け入れる態勢が整っており熱く潤っている。 まさにその部分を今度は舌で、という瞬間彼女の反応が他のタイの女性達とは少し違う事に気が付いた。 普通恥ずかしがったり、“チャカチー”などと拒否されたりする事が多いはずなのに、彼女の場合まるでそうなる事が解っていたかのように、腰を浮かせこちらがそれを行いやすい様に動いてくれる。 若干の違和感を感じたものの、扇情的な彼女の動きがそんなちんけな理性を吹き飛ばし、ややもすると動物的な匂いのするセックスに没頭していった。

 二人で頂点に達した瞬間、セックス本来があるべき形で二人は繋がっており、私のモノは彼女の子宮の中でまだビクッビクッと脈動を続けていた。 大きく深呼吸を続けニッコリと微笑む彼女に対し、この類の商売を生業とする女性達が決してしない、してはならない事を彼女が私に対して受け入れてくれた事に、私は後悔の念より彼女を信じたい気持ちと感謝の気持ちで一杯だった...。 (続く)




第二話 ~きっかけ~

 熟睡しているかに見えたが、バンコクにおいて春を鬻ぐ女性達の大部分がそうするように、パンちゃんも明け方5時頃にベッドから起き出しシャワーを浴びていた。 そのシャワーの音で目覚めた私は眠い目をこすりながらも、昨晩まだ彼女にお金を渡していなかった事を思い出しスーツのズボンから財布を探り当て、白い紙幣を三枚とタクシー代として500Btを抜き出して煙草をくゆらせながら、彼女がシャワールームから出てくるのを待っていた...。

 “あら、ごめんなさい、起こしちゃった? 朝仕事あるんでしょ、寝てて良いわよ。 私は道が渋滞する前に帰らなきゃいけないから...。”

 “昨日お金渡すの忘れてただろ、はいこれ。 と、あとタクシー代。”

 “コップン マーク カー、 ......。”

 “うん? どうした? チップ足りないかい?”

 “ううん、そうじゃなくて...。 貴方今日は仕事何時に終わるの? もし貴方さえ良かったら、今日も会いに来て良い?”

 “仕事は夕方には終わるけど...、でもペガサスはどうするんだい? あそこは俺みたいな出張者は一人じゃとても行けないよ。 ”

 “いいの、今日は休む。 じゃあ私の携帯に仕事終わったら電話頂戴、いつでも待ってるから...。 はいこれ、私の番号。”

 “わかった、じゃあ夕方電話するよ。 またあとで。”

 日中仕事をしている最中も、昨晩の彼女との情事が頭にこびり付き年甲斐もなく夕方が待ち遠しかった。 朝方家に帰っていく時の彼女の格好は、白のタンクトップに黒のボトムで足元はサンダルという至って軽装で、背中の白さに茶色に染めたポニーテールの髪の毛が良く似合っていた。 一見MBK辺りにごく普通にいそうな娘だが、その大きく魅力的な目と、ややもすると官能的過ぎる身体の線が他の女達とは一線を画させていた。

 最後のアポが終了するなり彼女の携帯に電話を入れる。 “アロー...”タイの人達特有のHelloの発音だ。 こちらが今仕事を終えて一旦ホテルへ帰る旨を告げると、是非一緒に夕食を取りたいと言う。 それでは、という事で彼女が食べたいという日本食へ行く事にし、7時にエラワンのそごう前で待ち合わせをする事にした。 そごうの地下にはレストランそごうという日本食レストランがあり、味はまずまずだが、値段もそれなりにする場所である。 ただし待ち合わせ場所として解りやすい事と、少しでも良いものを食べさせてあげたいという傲慢な心理が働き、彼女達が自腹で訪れる事はまず無いであろう場所を指定したのであった。

 そして彼女はやって来た、20分遅れで。 中近東・アジアと駐在生活が長く所謂“暑い国の人達の時間に対する概念”が日本人のそれとは違い多分に曖昧である事を経験から学んでいた私にとっては、いまさら驚くほどのことでは無かったが、多少苛々はしていた。 しかし黒のワンピースに包まれた彼女が“ソォーリー”を繰り返す姿を見たとたん、いらついた気持ちなどどこかへ行ってしまった。 熱燗が飲みたいという彼女のリクエストで杯を傾けながらの食事は、どことなく滑稽であったかもしれない。 日本人の男とタイの女性が英語で会話しながら日本食をつまむというシチュエーションをご想像頂けるだろうか。 世の常で自分達が気にするほど周りは気にしていない、ということは充分有り得たが...。

 食事をしながら私が気になっていることが一つ有った ――それはこのあと最後は当然ホテルへ一緒に帰ることになるのだろうが、その前にどこへ連れて行かれるのか、ということであった。 店を休ませているのだから当然それなりの対価は支払ってあげなければいけない事は承知していたし、もちろん彼女から誘ったから云々という子供騙しのような論理を振りかざす気は毛頭無かった。 ただ単にデパートでの買い物やディスコといった人が混雑する場所がいまだに好きになれないだけだ。 だらだらとデパートの売り場を見て回るなど苦痛以外の何者でもない。

 食事が終わりムッとする外気の中へ出た後思い切って彼女に、この後どうしたいか、と切り出してみた。 パンちゃんは少し考えた後、ニッコリ笑いながら私の手を引いて、すぐ隣にあるピー(エラワンの角にあるピーは金運が良くなる効果が有るといわれ、台湾や香港など主に中華系のお参りする人達でいつも混雑している)へ連れて行き、一緒に願懸けをしようといった。 彼女達の収入から考えると供物の花や線香の値段は決して安くないはずだが、お母さんのためと言って真剣に祈っていた。 彼女に合わせてお祈りをする事に少なからず困惑を覚えたものの、その真摯な態度の前では私も見よう見まねでお祈りする振りを続けねばバチが当たるような気になり、形だけ彼女に合わせて成行きを見守っていた。

 十五分ほどかけてお祈りを済ませた彼女を見つめていると、振り向きざまに“貴方昨日も遅かったし疲れてるんじゃない?”と優しい言葉を掛けてくる彼女。“いや、別に...、大丈夫。”という私の言葉が終わらないうちに、“そうだ! 一緒にマッサージ行きましょうよ、私の友達がエンペラーホテルのマッサージで働いているから、彼女とても上手よ”という意外な返事に私の浅はかな読みは完全に裏をかかれた。 当時はタイ女性のメンタリティに不慣れだった事も有るが、諦めたつもりで最悪の予想をしていた時に嬉しい誤算というのだろうか。 だが往々にしてそのような驚きは相手に対する好意へと変化し、そして相手のペースに嵌まっていく前兆である。 今振返ると、あの彼女の一言がこれ以降の私と彼女の三年に渡る交際を決定付けたと断定して良いだろう。


 同室で手を繋ぎあっての二時間のマッサージを終えて外に出た時には既に深夜になっており、サトーン通りの常宿へ戻るタクシーの中で二人は今まで以上に寄り添って座り、運転手の目を盗んではバードキスを繰り返した。 彼女の髪、彼女の肩、彼女の胸...全てが恋しく思われ、抱きしめているだけで幸福感に浸る事ができた。 世の中全ての恋の始りは多かれ少なかれ、そうであるように...。 (続く)




第三話  ~しばしの別れ~

 あの軽薄体文章で有名な椎名誠氏がある著書のなかで人の好き嫌いに付いて、「人間の好き嫌いは約5億個の二進法による判断要因によって瞬時に感覚的に決定されるらしい。 例えば、髪の毛の長さ=好き・嫌い、目の大きさ=好き・嫌い、といった具合で、その5億個の要因の1/2以上が瞬時に好きという判断を下せばその人に対し好意を持ち、それが5億個に近ければ一目惚れということになるのだろう。」と述べられていた。 私とパンちゃんの場合は、おそらくお互いに2/3以上くらいの要因が瞬時に好きと判断したのではないか?

 夕暮れ時にドンムアン空港を飛び立った飛行機の窓からは、バンコクのそれとは打って変わって非常にのどかな風景が広がっている。 夜のタニヤやパッポン等の喧騒はこの風景を見ている限りとても思い浮かばない。 寝不足で臨んだ接待ゴルフを終えた足で空港に直行し帰りの飛行機に飛び乗ったため身体はぐったりと重く疲れ切っていたが、静かに上昇を続ける飛行機の中で、私は昨晩の事を考えていた…。


……私の顔に覆い被さっていたパンの唇は熱い吐息と共に、次第に首筋から肩、そして胸へと移動していき、そこでふと動きを止めた。 見ると彼女の大きな瞳がこちらをじっと見詰め私の反応を伺っている。 こういった仕種がごく自然に行えるという事、即ち相手の男が自分の愛撫に対しどのような反応をするかを確認する行動を彼女が取るという事は、彼女の豊富なセックス経験を想像させるに難くない。 そんな事を考えているのはおくびにも出さず、彼女を見詰め返し微笑みながら髪を撫でてやると、安心したようにまた私を喜ばせる為の作業に没頭していった。

 彼女の乳房が膝の辺りに当たる感触が心地よい。 それが小さな上下動からやがて徐々に振幅が大きくなってくる頃には、彼女の口の中には屹立した私が包み込まれている。 彼女のスタイルは余り音を立てずにねっとりと舌をまとわり付かせてくる。 その頂点から陰茎の向こう側へゆっくりとゆっくりと降りて行き、やがて戻ってきてその紅い唇で全体を再度包み込む。 子供の頃にアイスキャンディーを食べた、あの要領だ。 緩慢だがじっくりと焦らすように楽しむ彼女の動きが、むしろ欲情を掻き立てる。 そしてまた…あの確認するような目付きが。 なおも続けようとする彼女を手で制し、今度は私の番だというサインを送る。 仰向けに態勢を入れ替えた彼女の上に覆い被さり、今度は彼女が私にしたのと同じ手順で舌を這わせていく。

 微かに彼女の体臭がする部分へ一気に舌を突き立てると、"オーイ"という反応。 ほぼ大部分のタイ女性が上げるよがり声である。 彼女が幾つの時からそれを生業とし始めたかは知らないが、まだ娼婦特有の色には染まりきっていないその部分を丁寧に丁寧に愛撫していく。 最初の腰を浮かせる程度の動きとはうって変わって、今では充分に潤った谷間を私の顔に強く擦り付け激しく動かしている。 息遣いが荒くなっている彼女へ"You wanna come?"と聞いてやると"…yes、…YES! Make me come!"と言いながら、私の頭を掴んで一層強く股間を押し付けてくる。 太股を大きく開かせた状態で花芯の部分を舌で小刻みに振動させてやっていると、間もなくその口から漏れていた"オーイ"の間隔が短く鋭くなり全身が突っ張ったかと思うと、やがて私の頭を掴んでいた両腕の力が抜けた…。

 彼女が脱力している間に私も態勢を入れ替え、既に受け入れ準備が整い過ぎるほど整っているその部分へ割って入っていく。 私のものが挿入された瞬間、ビクッと彼女は軽い痙攣をし、この後にくる先程より更に大きな快感の波に身を委ねる用意をする。 しばらく軽い反復運動を行った後彼女の上体を起こさせ、丁度私が胡座をかいた上に座らせるような格好の体位に変えると、より深く挿入されたようで口元がややもすると半開きになり、またぞろ腰の動きが激しくなってくる。 男は一回射精してしまえば後は萎えて行くだけだが、女は違う。 一度その気になれば続けて何度でもいく事ができるという。 羨ましい限りだ。 動き続ける彼女の腰の振動によって引き起こされる微妙な振動の快感が身体中に広がったと思った時、私も彼女の中に果てた。


 ”パンちゃん…、こんな事聞いて申し訳ないんだけど、普通貴方達はお客さんに絶対コンドーム付けさせるでしょう。 逆にコンドームを付けないセックスなんて貴方達には有り得ないはずだけど…。 どうして?""貴方は…、最初から優しかったから…。 他のお客さんと違って乱暴にしたりしないで私を大事に扱ってくれる。 そりゃ私だって自分のビジネスが何かくらい解ってるし、奇麗事を言おうなんて思わない。 ただ、私を一晩のパートナーとして選んだのなら、パートナーとして扱って欲しい。 確かに私の身体はお金で買われたのだから、お客さんが喜ぶように多少の事は我慢するけど…。 でも私をモノのように扱う人達は嫌い! そう…、貴方が優しくしてくれたから…、貴方とのセックスは本当に気持ちが良い。 有り難う…。"


 結局二人とも昨晩は殆ど睡眠を取らずにその様な会話を明け方まで続けた。 接待ゴルフに行く為に私は5時には起きて準備をしなければならず、身体はしんどいものが有ったが。 別れ際パンちゃんは私が今度いつバンコクに戻ってくるかをしきりに尋ね、出来れば毎日電話をして欲しいと言った。 恋愛は障害が多い方が熱く燃え上がるというが、果たしてこの遠距離恋愛はどう進展するのだろうか? パンに対しての熱い思いを抱く自分とそれを冷静に観察する自分が交錯し、機上で私はそのまま眠りに落ちて行った…。 (続く)




第四話 ~遠く離れて~
 友人達は私の事を "△△△は本当にマメだね" とか "女性に対して優しすぎるくらい優しいね" と評してくれる。 またパンも "貴方が優しかったから…" という理由でプライベートな付き合いをしてくれた。 ただ私自身はそこまで自分の事を優しい人間だとは思っていないし、人によっては私の事を "冷静だ" とか "冷たい" と表現する人もいる。 自分を客観的に見つめる事は困難な事だが、一つだけ確かに言える事が有るとすれば、 "私を受け入れてくれる人達や私を愛してくれる人達に対しては、いつも感謝の気持ちを忘れないし、その人達に嫌われないように己の行動を縛っている部分がある" という事だろうか。 これは男女どちらに対してを問わずその傾向が有るようだ。 言い換えれば利己的・打算的な性格とも言えない事もない。 ただ、その気持ちに裏打ちされた私の行動が、私に接する大部分の人に "優しくされて嬉しい、有り難い" という印象をもって受け止めて貰えるのであれば、それはそれでいいじゃないか、と思うようになった。

 ふと時計を見ると午後3時過ぎになっている。 彼女に電話する時間である。 同僚に外で煙草を吸ってくると言い残し、オフィスの外へ出る。 エレベーターを降りビルの外に出た所で携帯のスイッチをオンにし煙草を咥えて火を付け、おもむろに "001-661-8XX-XXXX" とダイヤルする。 パンの携帯電話だ。 夜の仕事のせいで彼女が起きてくるのは早くても午後の2時過ぎで、遅いと本当に夕方近くなる時もある。 時差の為バンコクは今2時を回った所で、そろそろ彼女も起き出している時間である。 やや低めの長い呼び出し音が"プーッ"と鳴り電話がかかった。 今日は一発でかかったから良かったものの、必ずしも通信状態が良くないタイでは辛抱強く何度もかけ直さないとならないし、通話中に"ブツッ"といきなり切れる事も少なくない。
"アロー…"
"パンちゃん? How are you!"
"△△△?! I miss you!"
今にして思えば、この "I miss you" こそ私が一番失敗したと思っている言葉だ。 私はその字面通りに受け取っていたが、タイの言葉に直すと "キットゥーン"、即ち "愛している" という意味になる事を当時私は知らなかった。 いくら流暢に話すとはいえ彼女にとっては日常生活において使用頻度が低いであろう事を考慮してあげなければいけなかったのだろうし、英語に対する理解度の違いをもっと推し量ってやらねばならなかったのに。 最初の内は良かったがこの微妙なニュアンスの違いが、時間が経つに連れ後に大きな波となっていったのかも知れない。

 毎日5~10分程度の簡単な愛の交歓。 おそらく端から冷静に観察すれば本当に下らない会話であったかもしれない。 今何している(電話しているに決まってるだろ!)、 昨日は遅かったか(夜の商売だから遅いのは当たり前)、 バンコクは暑いか(愚問)などなど…。 本当にどうでも良い会話がだらだらと続く。 しかし、そういった事に対し当事者同士が不思議と変に感じない、というのが恋愛の凄い所である。 まぁ私の場合幸いだったのは、ここは日本ではないので英語で話していても胡散臭い目で見られないで済む、という事だった。 実際出張などで日本へ行った際に、携帯電話を使って英語で会話していると "何なの?、この人" という目で見られる事が多く、特に公共の場で話をしなければいけない場合には、相当気を遣う。 日本は排他的な国と言われる事を実感する瞬間である。

 時々、仕事が立て込んで遅くなり夜などに電話するとエライ目に会う。つまり彼女が夕方から友達と集まって酒盛りをしている時に出くわすと最悪である。 (パンは完璧に "キーマオ" 状態を決めると頑固で手が付けられなくなる女だったので、なるべく彼女が酔っ払っている時に電話するのは避けたかったのだが、逆に電話をしないと翌日たいそう不機嫌で、浮気をしていたのではないかと疑われ、下らない言い訳をだらだらと小一時間も繰り返したりした事も有った。) 酔って電話口で "大きな声で私を愛してると言って" などとほざかれた日には携帯電話を叩き付けたくなることもしばしばで、街中などでこちらが恥ずかしがって小声で囁こうものなら "え? 聞こえない、私を愛してないのねっ!" と返し技を決められ、最後は本当の大声で叫ばなければならない羽目に陥るので、こういう時は観念して最初からある程度大きな声で "I love you!"と言ってやる方が被害は少ないという事を学習するにはかなり時間が掛かったし、相当こっ恥ずかしい思いもさせてもらった…。

 またある時、彼女の携帯に何度電話しても通じない事が有った。 こうなると心配が心配を呼び居ても立っても居られなくなるものである。 仕方ないので、パンに教えてもらっていた自宅の電話番号にかけてみる。 数回の呼び出し音の後受話器を取る音が聞こえたので、良かったと思い "Hello、パンちゃん?" と言うと、 "………"と沈黙が続くだけ。 二度三度と繰り返してみても、やはり沈黙。 一瞬間違い電話をしたかと思い、一旦受話器を置いて確認しながら同じ番号を回すと、相手の反応はやはり "………"。 こちらもむっとしながらまた彼女の名前を口にした途端、"Pan… マーケット!" と女の声で言われガチャッと電話が切れたが、物足りないようなしかし何か安心したような気分に包まれた。 後日パンに聞いた所によると、電話に出たのは母親だが、母親も英語は話せないので何と言って良いか困って "パンは市場に買い物へ行った" とだけ言って電話を切ってしまったのだそうだ。 (だったら最初から家の電話だと誰も英語話さないからと説明しておけっての!) まあそんな感じで私から彼女へのラブコールは(本当に不思議な事だが)基本毎日続いた。 (続く)




第五話 ~再びバンコクへ~
 足掛け三年近くのパンちゃんとの交際期間中、何が一番やっかいな問題だったかというと、それは会社のタイ現地法人の人達との付き合いである。 支店の人間達には私が出張でバンコクへ来る事は既に事前に判明しており、日本の会社社会においては至極当然の成行きのように "では、夜はひとつ御一緒しましょうか…" という事になる。 サラリーマンとして彼等に全く付き合わない訳にはいかないし、むしろ付き合わなければ不自然に思われパンちゃんの存在を感付かれて大事になる事は目に見えている。 夜の付き合いが大体どのようなメニューかは御想像の通りだが、敢えて書き連ねると、
①日本食またはタイ飯→②タニヤでカラオケ→③(時間・体力あれば)ラチャダーの風呂屋、というコース。
会社内では②までなら前菜コース、③まで行くとフルコース、と命名されていた。 パンちゃんは②のタニヤでカラオケまでは許容範囲内、しかし当然③はアウト!なので、(支店の人間が)③まで行きたそうな雰囲気の時は事前にカラオケの段階で、今日は長引いているが何時頃終わりそうだからその時に電話する/ホテルへ来てくれ、という連絡を入れておく。 この一本の電話の有無が後々明暗を分ける(彼女の機嫌の善し悪しに関わる)ので、これは絶対外せない。

 フルコースに付き合った場合が一番苦労する訳だが、ホテルへ帰ってくると既に深夜の12時近く。 しかし証拠隠滅の為素早くシャワーを浴びて、風呂屋で付いた石鹸の香り及び泡姫の香水などもろもろの匂いを消し去る事に専念。 そして念を入れてホテル備え付けのボディローションなどを体中塗りたくり、パンちゃんの到着を待つ。 「シーザー」や「ホノルル」、「エマニュエル」といった風呂屋でかわいい泡姫にしっかり抜かれている事を見抜かれない為、君とヤリたくて仕方ないという風体で彼女と接し、努めて元気に振る舞う(こういう時、自分を含めて男って本当に馬鹿だな、と思う)。 但し、今日は付き合いでカラオケにずーっと居たので若干疲れた、という大嘘もジャブとしてかましておく事も忘れない。 そしてメインイベントに突入していく訳だが、ここからが一番大変な訳である。 ここ数年一度抜いてしまうと二回戦めの時に時々本人の意思とは裏腹に暴れん坊将軍がぐったりと倒れてそのまま昏睡してしまい、非常に焦る場合が出てきた(そろそろ紅い球が出るのか? 俺は打ち止めが近いのか?!)。当然不発は許されない状況であるから、暴れん坊将軍が気合十分の頃合いを上手く見計らってパンちゃんに突撃していく事になる。 人生三十余年にして初めて "義理マン" の意味と辛さを知ったバンコクであった。

 約二ヶ月ぶりのバンコクは10月とはいえまだまだ暑い。 ドンムアン空港の到着ロビーを出てホテルのリムジンが配車されるのを待つ間、煙草をふかしながらバンコクに戻ってきた事を実感する。 ちょっと埃っぽい、何かを焼いているような煙の混じった空気がむしろ懐かしく感じられる。 白い帽子をかぶり制服をぴっちり着込んだリムジンの運転手が静かに車を発進させる。 しばらく走って高速に乗る頃、おもむろに携帯をオンにしてパンちゃんに電話する。

"パンちゃん? 今着いたよ。 これからホテルにチェックインするね。"
"わかった。 今日はどうするの? 私と会ってくれるの?"
"もちろん。 何食べたい?"
"う~ん、私は何でもいいけど…、△△△は?"
"そうねぇ、センミー・ナーム(汁そば)とか軽いものでいいけどね"
"じゃあ、これから私ホテルのロビーまで行くからそれから決めましょ。"
"わかった、大体7時くらいかな? 近くに来たら電話ちょうだい"
"オッケー、オッケー、See you!"

 私の飛行機が着くのは大抵夕刻で、ホテルにチェックインするのが6時過ぎ。 彼女の家はバンコック・ノイなのでサトーン通りの私のホテルまではタクシーで下手すると一時間くらい掛かる。 それもこれも悪名高い渋滞の為だが、むしろ空港に迎えにこられたり、ホテルロビーで待っていられたりするより好都合かも知れない。 当然苛々はするが、待たせるより待つ方が気が楽というものだ。

 やはり30分遅れるという連絡が有り、彼女が到着したのは7時半過ぎ。 このホテルはサトーン通りに面してはいるが、ホテル自体はやや奥まった所に位置しているため、非常に静かであり、全体的にシンメトリーでデザインされた内装がその落ち着いた雰囲気をより一層醸し出させる。 客層はビジネスマンが大半だが、日本人旅行客も多く中年夫婦やOLの二人・三人連れもよく見掛ける。 私はレセプション近くのカフェに座ってコーヒーを飲みながら彼女を待っていた。 タクシーから降りた彼女が微笑みながら近づいてきたので、本来なら抱きしめあったりキスしたりしたい所だが、私の顔を既に覚えているホテル従業員達の手前ここはぐっとこらえて、あくまでも久し振りに友人に会った、という風を装った。 後で冷静に考えてみれば、出張者がバンコクでミアノーイ(お妾さん)に久し振りに会ったというシチュエーションは歴然としていたので、そんな無理な繕い芝居をする必要も無かったな、と思うのだが…。

 私が「紀伊国屋」で本を買いたかった事もあり、今晩は結局伊勢丹6階の「タンジン」で軽く食べる事にした。 (余談だがここに入っている「鎌倉屋」という日本のステーキ屋はランチに良く利用している。 もう少しボリュームがあると嬉しいが。) 「タンジン」はシーロムに本店があるタイ王宮料理の店で、全般的にそれ程辛さがキツくないのが特徴といえば特徴かもしれない。 タイの女性と食事すると、特に現地のものを食べに行くと感じる事は、本当に世話好きだな、という事である。 パンちゃんも例外ではなく、スープは飲みたいか、辛くても大丈夫か、この魚は美味しいから食べてみろ、もっと御飯頼むか、エトセトラ。 私は機内食を食べているのでそれほどお腹は空いてない、と言ったんだけどなあ。 こうなると悪い気がしてついつい食べ過ぎてしまう、とそれはそれで幸せなのだが。 小一時間ほどで死ぬほど腹を膨らましている私を見つめてニコニコしている彼女に、どうする? と聞くと、日本語を勉強したいので、本を買って欲しい、というリクエスト。 おっとでたか!って感じ。

 この類の台詞はこの手の付き合いに慣れていない人にとって非常に危険な殺し文句であろう。 というのも、 "そうか、こいつ俺の為に日本語を勉強したいんだ、う~ん愛い奴愛い奴。" と我田引水な演繹思考を展開しがちだと思うし、実際その様に言われて舞い上がってしまった人達を何人も知っている。 彼女達にしてみれば(その時は多分本気でそう思っていたとしても)一時の熱病みたいなものだろうし、我々だってタイに初めて行ってタイ料理を食べたら "あ、結構いけるな、ちょっと病み付きになるかも" などと短絡的に考えてしまうのと似ている気がする。 だから、彼女達がこの手の台詞を考え無しに言い放ち、それを真に受けていつか失望を味わう男達がいるとしても、彼女達を責めてはいけないと思う。

 好みの小説や週刊誌を選び出し、パンちゃんが自分で選んできた日泰・泰日辞書や決まり文句会話集などと合わせてレジに提出し、会計は約5,000バーツ。 海外では本自体も定価の2~3倍の値段である。 その金額自体は我々にとってはなんて事無い金額だが、5,000バーツ持ってパッポン辺りへ行けば何人ペイバーできるか。 こんな時に貨幣価値という事をしみじみ考えてしまう自分が時々嫌になる事もある。 もっと素直に色々楽しめたらいいのにな、とも思う。 パンちゃんのカバンに本を突っ込んでもらいながら、次はどこ行くの? と聞いてみる。 と今日は少しお酒を飲みに行きたいとの返事。 という訳で我々が向かったのはすぐ近くのエラワンハイアットにある「スパッソ」。 詳しくは外道さんの "クラブ・ディスコ(高級娼婦を求めて)" の項を御参照頂きたいが、当時(97年後半)はまだ最先端スポットであった事もあり、我々が10時頃行くとまさに芋洗い状態。 パンに手を引かれて何とかカウンターに席を陣取った。 (続く)




第六話 ~携帯電話~
 奥のステージでは黒人バンドが軽めのスタンダードナンバーを演奏し近くに陣取ったファラン中心の客達と盛り上がっており、そこから少し離れたこのカウンター席は色々なカップルで埋まっている。 タイ人同志のカップルやファランとタイ人の女性、ファラン同志などなど。 日本人とおぼしき男性達も見受けられるが、一目でそれとは判断しにくい。 というのも当然バックパッカーの類は皆無で、殆どの男性がスーツに身を包んでいるからだ。 カジュアルな服装だとその人が普段住んでいる場所の"匂い"みたいな物が見え隠れするものなのだが、ビジネススーツだと皆が没個性的になってしまうようだ。 パンは大き目のグラスにブランデーを注文し、私は取り敢えずウイスキーソーダ(所謂ハイボールですね)を注文し、乾杯した。
 "ここは良く来るの?"
 "うん、たまに友達と。 でも少しの間音楽を聞いたりするだけね。"
 "そうか、まあお洒落な感じの場所だけど、ちょっと煩いね。"
 当時は此処が高級娼婦の溜まり場であることは知らなかったし、それを目的とした男達が集まってくる事など知る由もない。 しかしそれを知った後でも、(ペガサスを休んで)パンがここで小遣い稼ぎをしていたかどうかを詮索する気も無かったし、その必要も無かった。 世の中には、特に男女が付き合っていく上では知らない方が幸せな事も多く存在すると思う。 結局彼女はブランデーをストレートで三杯、私はウイスキーソーダを二杯とテキーラをショットグラスで三杯空けてほろ酔い加減となり、「スパッソ」を後にしホテルへ向かった。

 ホテルへ着いた後も飲み足りないのか、彼女はミニバーからウイスキーの小瓶を取り出し、オンザロックにして飲み続ける。 私は身に付けていたスーツから携帯や煙草など小物類を取り出してソファー近くのテーブルの上に置きながら、元来酒が強い方ではないのでシンハ程度にして付き合う。 今日の彼女は襟元が大きく開いた形になっている黒いシャツに白の膝丈のボトムという至ってシンプルな格好。 指輪や腕輪などアクセサリー類を付ける事は余り好まなかったようで、首にいつもしていたお守り代わりの金のネックレス以外は見た事が無かったし、他のタイ女性達と違っておねだりされた事もなかった。

 ビールを片手に私がソファーに座ると、彼女も隣に座り直してきた。 そしてキス。 ブランデーをかなり飲んでいるせいで酒臭い。 キスしているというより、その感触は濃い水割りの氷を口に含んだようだ。 その水割りの氷のようなものが段々と生暖かくなり、私の口の中で蠢く生き物に戻りつつあった時、彼女はおもむろに顔を離して聞いてきた。
 "ねえ、お願いが有るんだけれど…。 聞いてくれる?"
 私はやや身構えながらも務めて冷静に、そして明るく振る舞った。
 "なんでしょうか? お嬢様。 私に出来る事であればなんでもどうぞ。"
 "私が使っている携帯電話は古いモデルで、サイズも大きくとても使いづらいの。 よく故障するし、知ってるでしょう貴方も。 あなたが持っているそのMOTOROLAのSTARTAKは最新モデルで(97年当時)格好良いわ。 小さくて軽いしね。 ……ねえ、それを私にくれない?"

 私は唖然とした。 何といっていいか解らずに即答できずに居た。 買ってくれというならまだしも、くれと言われても…。 当然携帯電話は商売の必需品であり、明日も使用する訳だ。 そもそも、この番号は私のであって、彼女のではない。 明日からの仕事に差し支える事は明白である。 御参考までに、アジア地域では日本と韓国を除けばシステムは一緒であり、転送サービスさえ申し込んでおけば、香港でもシンガポールでもタイでも、どこでも一つの電話機で事足りるのである。 当然の事ながら、パンちゃんには以上のような事を説明した上で、きっぱりと拒否した。

 "どうして? あなたからの電話を待っているのは私なのよ! 私を愛していないの? 国際電話代だって馬鹿にならないでしょう、 私もお金無いし、助けてくれたって良いじゃない!"

 前にも書いたが、彼女は酔うと自分の論理に執着し何があっても自説を曲げない傾向がある。 彼女にとっては、たかが携帯電話というモノひとつなのだが、私にとってもされど携帯電話なのだ。 この携帯を彼女にあげて新しい携帯を購入するまでに失われる、今後もたらされるであろう将来の情報・ビジネスチャンスといった機会損失は甚大なので、私としても"はいそうですか"と簡単に首を縦に振る訳にはいかなかったのである。 完璧にすねてしまい苛付きながらむこうを向いて酒をあおり続ける彼女に対し、私がオファーできる代替案は一つだけだった。

 "パンちゃん、この携帯電話は今も言ったように仕事でどうしても必要だから、君にあげてしまう事はできない。 これは辛いけど、仕方ないことだから解ってね。 替りといっては何だけれど、今度タイに来る時に新しいSTARTAKを買ってきてあげるよ。 君専用の。 但し番号はパンちゃんが今まで使っていた番号をそのまま使って下さいね。 国際電話は…、もし緊急に連絡したい時はワンコールで切って、私が折り返しかければ君の負担は少ないでしょう。 これならどう?"

 すでにトロンとした酔っ払いの目付きに変わってしまっているパンが、こちらを振り向いて少し考える仕種をした後で、もう一度説明して、と言ってきた。 酔っ払っているので、おそらく考えがまとめられないのだろう。 私が次回来る時に新しい携帯を買ってくる事などをもう一度ゆっくりと説明してあげると、今までの憂鬱そうな表情から一転満面の笑みを湛えて急に抱き着いてきた。 彼女の身体を抱きしめ返してやりながら、女性の涙に弱い自分を、馬鹿な奴、まだまだ甘いな、と客観的に見つめていた。

 赴任地へ戻った私は、約75,000円相当するチャーコールグレー色の新品STARTAKを買いに走ったのだった…。 (続く)




第七話 ~転機~
 ほぼ隔月間隔のバンコク訪問も回数を重ね、パンちゃんを通してそれなりにタイ人気質というものがおぼろげながら解りかけてきていた99年のローイカトーンの時期に我々の関係に転機が訪れた。 それまでパンちゃんとは訪タイ時には必ず会って一緒に過ごしていたし、特に不満があった訳ではない。 それは本当に突然にやってきた。 言葉が100%通じ合っていなかった為に起きたのかもしれないし、浮気性な自分の性格が一人の女性に落ち着く事を暗に拒否させていたのかもしれない。 感情が爆発する、という事はこういう事かもしれなかった。

 パンとの一向に要領を得ない会話に私はイラつき始めていたようだ。 テーマは何故パンがそんなにお金が必要なのか。 お金が絡む話だけに私も全てを理解しようとして細心の注意を払い、一生懸命彼女の言う事を聞こうとしていたし、また自分の意見も主張した。 その時私が彼女に対して求めていたのは、彼女が必要なお金を私が負担する事を自分自身に納得させるだけの理由であり、彼女が私を納得させる事が出来さえすれば、幾ら必要かという金額自体は決して問題ではなかった。 例えそれがウソでも下らない理由でも自分が納得できればそれで良かったのだが、パンちゃんもそこまで辛抱強くは無かったのかもしれない。 そこに彼女の友達からの電話。 何事も無かったかのように話をする彼女。 タイ語が解る訳ではないが、雰囲気で普通に会話している事くらいは馬鹿でも分かる。 私との込み入った話し合いをしている最中なのに、後で掛け直すと言って切ろうともしない、その倣岸不遜な彼女の態度に元来短気な性格が災いした。 彼女の電話が終わるのを待って、私は仏頂面で言い放った。

"なんだよ! 俺より友達との電話の方が大事なのかよ! 複雑な話してるのに!"
"そんなつもりはないわよ! 別に長話した訳じゃないし…。"
"いつもそうじゃないか、友達との電話を優先して。 一緒に居てもつまらないのか、それとも一緒に居たくないのか? どうなんだよ!"
"貴方、何も解ってくれない…。 貴方とはお金だけで繋がってるんじゃないのに。 どうして私の事を理解しようとしてくれないの、どうしてすぐ怒るの。 信じられない…。"

 どうやら女性の話好き・電話好きというのは世界共通らしく、世界中大抵の場所で暇を見つけては友達や恋人と話をしている女性達、特に若い女性達を見受ける事が出来る。 それでも携帯電話が普及する以前はそれほど目立たなかったのかもしれないが、安価に入手できるようになった今となっては一人が二台の携帯を持っていてもおかしくないくらい、携帯電話というのは我々の日常生活に急速に溶け込んできた。 確かに携帯電話は便利なものではあるが、私は今一つ好きになれない。 というのも電源がオンになっていさえすれば、四六時中電話をかけてくる側の都合で時と場所を選ばず呼び出し音に悩まされる事になりかねないからだ。 うるさいと思ったり他人に迷惑だと思ってオフにしておくと、後日連絡を付けたい時に付けられなかった人達から、何故電話を切っていたかと詰問され、こちらからすまないと謝らなければならなかったりするなど、本当に理不尽だと思う。

 夜の職業に就いている女性達と自宅で連絡を取り合える幸運な男性達はまず別として、携帯電話の普及によって彼女達との連絡が容易になり、お互いの親密さを深める速度が大幅に短縮された事は有り難い事と思えば良いのだろうか? それとも何かゲームでも行う感覚で恋愛が展開されるようになってしまっているのだろうか? パンちゃんとここまで関係が続けられたのも携帯電話で毎日連絡を取合っていた故であるのに、今はその携帯電話がきっかけとなってお互いの感情が爆発し、引き返せない所まで行ってしまった。 そこで自分が折れて、すまないと言ってやれば喧嘩は単なる痴話喧嘩で終わったのかもしれないが、何も解ってくれない、とまで言われた自分のプライドがそれを許さなかった。 その時に自分が出来た事はそれ以上言葉を続ける事を止める事で彼女をこれ以上傷つけまいとすることだけであった。 おそらく口を開けば彼女を責める言葉しか出てこないであろう事は容易に想像できたからだ。

 黙って煙草をふかしている私の背中を、彼女が付けているシャネルNo.5の香りが横切っていき、背中越しに "Thank you for everything、 and Bye-Bye"という彼女の涙声が聞こえて、ドアが重苦しくガチャッと閉まった。 (続く)




第八話 彼女からの手紙
 パンちゃんと会わなくなって既に半年以上が経った。 私の隔月ペースの出張は相変わらず続いていたが、あれだけ気まずい別れ方をしただけに、敢えてこちらから彼女に連絡を取るような事はしなかった、というより出来なかったと言ったほうが正しかっただろう。 特に理由が有った訳ではなく、彼女が最後に言った "Thank you for everything, and Bye-Bye" というフレーズがどうも気に掛かり、電話をしようと思う度にその言葉が頭の中をよぎるので、ついつい躊躇ってしまっている内に時間が過ぎていったという訳だ。 "何が気に掛かるのか"と問われると返答に詰まってしまうのだが、そのフレーズの裏に有った彼女の気持ち等を一つ一つ推測していくと居たたまれない気持ちにされられたからかもしれない。 携帯のメモリーに入っている彼女の電話番号もまだ消去していないし、住所だって知っている。 連絡を取ろうと思えば簡単に取れるはずだった。 そして一言、"あの時はごめんね"と言ってあげる勇気さえあれば二人の関係は、すぐに元に戻ったはずだった、と思う。 結局何も決断できないままずるずると半年が過ぎてしまったのであった。

 そんな状態だからその後バンコクへ行っても、ペガサスへは当然の事ながら、所謂連れ出し系の日本人クラブ(タニヤなどのカラオケの類)へは足が向かなくなった。 彼女以上の女の子に巡り会えないだろうという思い込みがあったし、これは万に一つも有り得ないはずだが、その類のカラオケでもしパンちゃんとばったり出くわしてしまったらどんな顔をして会えば良いのか、と考えたら二の足を踏んでしまう。 何も考えずに新しい店で、新しい女の子達と、新しい恋愛ゲームに挑んでいく事ができるような、そんな単純な割切り方ができる性格ではないし、がむしゃらに性欲を満たそうとする歳ではない。 自然、バンコクではせいぜい食事の後に「有馬温泉」でマッサージをしてもらい、抜きたければ近くの「ラ・コスタ」辺りで適当に処理するか、ホテルへ返ってホテトルを呼ぶくらいになってしまい、ナナやパッポンはもとより、ラチャダーなどのお風呂銀座方面へもおっくうで足が向かなくなってしまっていた。 多分、新しく疑似恋愛を始める事を密かに恐れていたのだと思う。

 ミレニアム熱も徐々に冷めつつあった頃、オフィスの私の郵送物トレーに会社業務ではないだろうと容易に想像が付く手紙が届いた。 青と赤の縞模様で縁取りされた如何にも国際郵便ですという封筒に、宛先と差出人名をタイプで打った紙を張り付け、そして7Btの切手が二枚。 その差出し人名はタイ語で"綺麗な""可愛い"を意味するパンちゃんの本名だった。 今までも彼女からクリスマスやバレンタイン・デーに手紙やカードを貰った事は有ったので別段驚くという程の事も無かったが、今回違っていたのはその住所であった。 以前書いた通り彼女は母親達と一緒にバンコク・ノーイに住んでいるはずなのに、そこには私が聞いた事の無いUttaraditという地名が記されていた。 地図で調べるとバンコクの北西チェンライの方向で、約400km強離れている。 バンコクとチェンライの丁度中間地点くらいでスコタイの近くの町であった。 そして名字も私の知っている彼女の本名とは似ているが違っていた。 それを見た瞬間、私は彼女が結婚でもして他の場所へ移り住み、今では幸せに暮らしていますとでも書いて寄越したのかと勝手な推測を巡らせた。 よくよく考えれば非常に自分勝手な、都合の良い解釈を思い付くものだな、と自分自身に失笑してしまうのだが。



 親愛なる△△△へ、

 パンです。 覚えていますか。 いかがお過ごしですか? 私は…今でも貴方の事を思い出します。 この手紙はやっと決心して書いたものです。 6ヶ月の間何度も書こうとしましたが、気持ちが定まらず、今回やっとの思いで書いたものです。 どうしても貴方との間に出来てしまった誤解を解いておきたかったから。

 △△△、貴方が私の事を今どう思っているか解らないけど、私は貴方の事をいつも考えています。 もう一度貴方と会いたい。 今わたしはバンコクにはいません。 自分を新しい環境に、新しいライフスタイルにほうり込んでみたかったのです。 このシンプルな生活は今ではとても快適です。△△△、貴方の事を忘れた事は一度も有りません。 貴方の優しさにはとても感謝しています。 私の気持ちを一生懸命理解しようとしてくれましたよね。 色々問題が起きたけれど、でも正面から私を受け止めてくれようとしましたよね。 △△△、お願いが有ります。

 一度だけで結構です、私ともう一度会って下さい。

 貴方は以前私に"何故俺の事が好きなの?"と聞きましたよね。 その時は適当な答えが見つからなくて、何て言って良いか解らなかったけど…。 でもあの頃(注:パンが前のタイ人の彼氏と別れてペガサスで働き始めた頃)は、私が間違いを犯した頃は、寂しくてとても孤独になっていました。 本当に一人ぼっちになってしまったと痛感していました。 この世の中で私の事を誰も気にかけてくれず、空虚でやりきれない思いで一杯になっていました。 そんな時に貴方からの思いがけない電話があったのです。 優しく、古くからの友達の様に話をしてくれる貴方の気持ちに元気付けられ、とても暖かい気持ちに包まれました。 誰もいなかった訳ではなく貴方がいる、そう思えたのです。 貴方が私に誠実に接してくれるにつれ、私の心も貴方に対して誠実になっていきました。お願いです、その後の事を話して下さい。 タイのどこであろうと私は貴方に会いに行きます。 貴方を愛しています。 もし会いに来てくれるのなら、私は幾らでも待ちます。 待つ事の苦しささえ厭いません、貴方の為なら…。

 Always Love    PAN



 彼女の手紙を読み終えた後も、二回三回と読み直した。 そして嬉しい気持ち、もう一度会いたいと思う気持ち、自分を恥じる気持ちなどが次から次へと交錯して、最後には居たたまれない気持ちで一杯になった。 翌日、一日置いて気持ちの昂ぶりがやや収まってきた私は、おもむろにパソコンに向かって "Dear Pan-chan、"と打ち込み始めていた。 (続く)





第九話 熱い思い
 この歳になっても異性から貰う手紙というのは何かときめきを感じさせる。 文切り口調で書かれた仕事の手紙ばかり手にしている身にとっては、その内容がどうであれ封を開けてそこに書かれている文章を読むまでは、年甲斐もなく本当にドキドキしてしまう。 パンちゃんからの手紙は、それを受け取る事を全く予期していなかっただけに、そして最近いつも気にかけていた人からの手紙であっただけに喜びもひとしおであった。 私はマイクロソフトワードの画面に向かい、自分も気にしており彼女に一度会って謝りたいと思っていた事、何故バンコクでなくウタラジットなどという遠く離れた土地へ引っ越していったのか、女手一つで屋台の店を切り盛りしていたお母さんや病気がちだった弟は元気にしているか、など聞きたいと思っていた事や自分の身の回りであった変化などを思い付くままに画面に打ち込んでいった。 ただ一つ自分の中でまだ煮え切らないものが有ったとすれば、つまりこの恋愛に関して自分が臆病になっていたとすれば、それは"しばらくはこの様な形で手紙の交換を続けてお互いの気持ちを整理してから会おう"と彼女に提案した事だったかもしれない。 人はこのようにして、傷付く度に一つ一つ臆病になっていくのだろうか。

 そうは言うものの彼女への返信はすぐに出した。 おそらく彼女の元へ届くのが一週間くらい掛かるし、彼女が返事を書いて送り返してくるのには今から一ヶ月ほどは掛かるだろう、そう思っていた。 だがそれで良いと思っていた。 電話を使ってリアルタイムのやり取りも楽しいかもしれないが、敢えて時代に逆行する形でゆっくりとお互いの気持ちを整理して、自分の言葉で自分の気持ちを文字にする事でもっと何かが解るかもしれない、そう思えた。 もし今自分が後十年若かったらセックスへの興味が先に立ち、パンちゃんの感情を無視してでも再度肉体関係を持つ事に腐心していたかもしれない。 セックスを快楽追求の手段としてのみ認識し、セックス本来の目的・意味等は考えもしなかったのだろうと思う。 自分の経験から言えば、若さに裏打ちされた自信は往々にして過信を生み、理由も判然としないまま結果としてお互いを傷付ける事になる。 わたしは花火のような激しさ・瞬間の快楽より柔らかなゆったりとした道を選んだ。 そして一ヶ月が過ぎていった…。

親愛なる△△△へ、

手紙有り難う! 貴方の変わらない優しさと愛情に感謝します。 (貴方からの手紙をもらって)元気付けられた気がします。 そう、また(会社で)偉くなったのですね、 私も嬉しく思います。 忙しい中でも返事を書いてくれて本当に有り難う。 でもまだ私からの説明が不十分だったようですから、説明させて下さいね。 自分で書けば良かったのだけれど、あの手紙は私がタイ語で書いたものを友達に頼んで英訳して貰った上ワープロで打ってもらったものです。 ごめんなさいね。

 そうですね、しばらく手紙を交換し続けるというのは私も良い考えだと思います。 でも問題なのは、手紙を書くという事は私にはとても時間が掛かる事だという事です。 ですから、本当は貴方が電話してくれたなら一番望ましい事なのですけれども…。 そう、色んな事を早く伝える為には(電話が)一番良い方法だと思いますよ。 あ、でも駄目ね、元はと言えば電話がきっかけとなって全てが崩れていってしまったんですものね。 私って馬鹿ね。

 別に私の家族に何か起きたとか、そういう事は有りません。 手紙に書いてあった私の名字も友達のタイプミスです。 △△△、本当に手紙を書いてくれて有り難う。 確かに貴方の手紙は難しいけれども(注:我々が普通に使う英語のイディオムなども彼女達には時折難しく受け取られるらしい)、大丈夫です。 今、この手紙をバンコクのおねえさんに会いに出掛ける前にウタラジットで書いています。

 お願いです、タイに来る事があったら直ぐにでも電話して下さい。 そしてバンコクで貴方に会えれば良いと心から祈っています。 もう出掛けなければいけません。 すぐに貴方からの返事がくることを期待しています。では健康に気を付けて、お仕事頑張って下さい。

Always Love
PAN 01-8XX-XXXX

 既に迷う事は何も無かった。 彼女に返事を出した後色々と考えてみたけれども、やはり次回は電話で連絡を取合い、もしお互いの都合が合えば一度会って話し合ってみようという気持ちになっていた。 家内にはかなり疑われたが、いずれにせよ顧客と当方のスケジューリングの都合で99年のクリスマスイブを挟んでのバンコク出張が決定していた私は、この二度目の手紙を読み終えた瞬間にパンちゃんの携帯電話に連絡を入れた。 (続く)




第十話 再会
 バンコク中心部からドンムアン空港へと向かう高速の右手に立つこのホテルは某有名デパートと隣接しており、結構中国・台湾からの観光客などが利用して賑わっている。 デパート正面側から駐車場に入るまでが大混雑しており、6時半のレセプション開始時刻に間に合うかどうか、微妙な所だ。 車の中で隣に座っている現地オフィス駐在員に聞いたところ、彼も在タイ5年を数えるがタイ人同士の結婚披露宴に出席するのは初めてだという。 どうにかこうにか駐車場に車を止めることが出来た我々は、時刻が既に6時半を回っていた事もあり小走りで隣接したホテルのボールルームへと足を運んだ。 だが、ここでもやはりタイ・スタイルは健在だった様で、我々以外の出席者はまだまばらであり、当然新郎新婦の姿形も見えなかった。 "やっぱりタイですねぇ"そんな言葉を交わしながら苦笑いし、現地オフィスの人間と周りを改めて見渡してみる。このホテルで一番大きいボールルームは入り口から奥の壁まではゆうに100メートルも有ろうかというくらい体育館のように馬鹿でかい部屋だ。 中央に一段高く備え付けれらた椅子は貴賓席、すなわちロイヤルファミリー用のもので、席の前から赤絨毯がずーっとホテルの玄関まで延々と敷かれている。 タイ実業界においてもやはり華僑が幅を利かせているが、インドネシアやフィリピンなどのそれと違い、タイにおいてはその長い歴史の中で中国人とタイ人の融和や混血が進み、我々日本人からみるとオリジナリティの判別がつきにくいまでにタイの社会に溶け込んでいるのが、タイ華僑の特徴といえば特徴だろうか。 発展途上国においては一部の富裕層に富が集中する傾向が有るが、それはタイにおいても例外ではなく、私の顧客も王族が結婚式に出席するほどの家格を持つ家系出身だということだろう。 そう今日はクリスマスイブ、今回の出張の主な目的がこの結婚披露宴への出席であった。 徐々に集まりつつある出席者を眺めながら、私は昨晩の事を回想していた…。

 話はパンちゃんからの二度目の手紙を受け取った時点へ戻る。 既に意を決していた私は迷わずパンちゃんの携帯の番号を押して、七ヶ月振りくらいに彼女の声を聞いてみる事にした。
"アロー…、アロー?"
"Hello、パンちゃん? △△△です。"
"えーっ!! 本当?! 本当に△△△なの?"
"今日パンちゃんからの手紙着いたよ、有り難う。 迷ったけど電話しました。"
"嬉しーいっ! 電話かかって来るとは思わなかったから…。"
"こっちこそまたパンちゃんと話出来て嬉しいよ。 そうそう、実はクリスマスの時期に出張でバンコクに行くんだけど、ウタラジットからバンコクに出てこれるかな?"
"えっ、本当に会えるの?! もちろん大丈夫よ! でもクリスマスっていったらもうすぐじゃない。 …本当にバンコクに来るのね、とても楽しみにしているわ。"
"そうだね、ホテルはいつもの所だから、バンコクに着いたら電話するよ。 御飯でも一緒に食べよう。"

 クリスマスを明後日に控えた常宿は、いつもと違った趣を見せている。サトーン通りから奥まった所にある本館へと続く道の両脇は、背の低い植え込み其々に黄色や緑、赤といった透明感のある様々な色のイルミネーションが施され、頭上の木々にはチューブに入った電飾が掛け渡されて何か幻想的な雰囲気さえ漂わせている。 夜のディズニーランドに雰囲気が似ていない事も無い。 この風景だけ見せられたらこれがバンコクであるとは俄かには信じ難いかもしれない。 私は受付近くのラウンジでコーヒーを飲みながら、彼女が現れるのを待っていたが、"いつも通り"彼女は遅刻してきていた。 だが待つ事に慣れてしまっているし、今日は何故か待つ事が全く苦にならない。 そんな事を考えている間に、彼女が乗ったタクシーが玄関に到着した。

 黒の薄手のワンピースにショールをかけた彼女は以前と全く変わっていなかった。 その大きな瞳は私をじっと見詰めて動かず、嫌が応にも視界に飛び込んでくるその程よく膨らんだ胸元も八ヶ月というブランクを忘れ去せるに余りある程魅力的だった。 彼女を抱きしめたい衝動に駈られたが、久し振りに会った事で躊躇いを禁じ得ず、行動を起こす事が出来なかった。 そして余りにも強く会いたいと思っていると、実際会った時にむしろ言葉が出てこないものだという事もその時初めて知った。 お互いを見詰め合っているだけで会話している気分になり、言葉が出てこないのだ。 大きな瞳に笑みを湛えている彼女に対し、愚かにも私が最初に放った言葉は"どこに御飯食べに行こうか"であった。 もっと格好良い言葉や甘い言葉などが出ても可笑しくないほどに、舞台設定は整っていたというのに…。 幸いな事に彼女も多少なりとも舞い上がっていたようで別段気にする風でもなく、"どこでもいいけど…、そうね静かな所が良いわね。 川を眺めながらっていうのはどうかしら?"と返してきた。 "じゃあ「シャングリラホテル」の「サラティップ」でも行こうか"という提案に彼女はにっこりと頷いた。 イルミネーションの煌く中、私とパンちゃんはタクシーへと乗り込み、チャオプラヤ川沿いの「シャングリラホテル」へと向かった。 手を繋いで横に座っている彼女からは、懐かしい香りであるシャネルNo.5が漂い、彼女の存在を実感させた。 (続く)




第十一話  クリスマス・ファンタジー

 クリスマスイブを明日に控えているとはいうものの、バンコクではまだまだ暖かく、川面を吹きぬけていく風が気持ち良いくらいに感じられる。 「サラティップ」のオープンタイプのテーブル席に陣取り、パンちゃんと私はシンハで乾杯した。 時刻は8時近い。 テーブルの上に置かれたキャンドルに照らし出された彼女の横顔は、はっきりとした顔立ちと相俟ってエキゾチックでさえある。 いいオンナだな、改めてそう思った。言葉の障害があってもお互いの気持ちが通じ合えば、恋愛は可能だ。 先人の"恋愛は障害が多いほど燃え上がる"という言葉が思い出される。

 私と喧嘩した後の彼女は、酒を飲んで自分の感情を誤魔化しつつ客に身体を任せるという行為に疑問を抱き始めたそうだ。 不特定多数の男性の相手をするという事を楽しんでできる女性達は別として、その精神的苦痛は計り知れないものがある。 昔読んだノンフィクションの中でソープに勤める女性が"この商売、本当に好きな人がいたら出来ないよ。"と語っていたのを思い出す。 一旦沸き上がった疑問は小さくなる事はなく、次第ペガサスも休みがちになり、ついには辞めてしまったそうだ。 そして訪れたのは彼女が最も恐れていた、普通の友達が誰もいない、というシチュエーション。 母親の店の手伝いをしてみたりしたが、バンコクにいる限り昔の悪い友達からの連絡がひっきりなしにあるし、また大都市にありがちな拝金主義的な雰囲気、そういった諸々の事から、いや人間達から逃げ出したかった、ということらしい。 結局母親と話し合い、叔母が住んでいるウタラジットへ引っ越して、新しい生活を始めてみようという事になったとの事だ。 バンコクノーイの家には二人の姉が引き続き住み、ウタラジットへは母親と弟と自分が叔母の家の近所に借家を見つけて引越し、そこで小さな食堂を開いてパンちゃんも店の看板娘として朝から晩まで働いている。 シンプルな生活で、バンコクにいた時のような生活の変化は全く無いけど、でもとても落ち着いた気分だ、と彼女は言った。

からかい半分で
"彼氏は?"と聞くと伏し目がちになり一言、
"…今はいないわ…。"と返ってきた。
"でも君に言い寄ってくる奴等は沢山いるだろう"と意地悪な質問を更に続けると、多少むっとした表情を見せながら
"だって…、既に好きな人がいるのに、何をしろっていうのよっ!"と怒られた。 全てを知っている上でわざと意地悪な質問を繰り返して相手の反応を楽しむ、私の悪い癖かもしれない。 すかさず彼女の頬を撫でてやりながら
"ごめんね"と謝った。 その手の甲に軽くキスをして、
"貴方の事もね、忘れられるかもしれない、そう思ってウタラジットへ行ってみたのだけれど、それだけは出来なかった。 確かにウタラジットにいると、ペガサスの事やお酒や薬の事なんか全部忘れる事ができるわ。 でも貴方は…、忘れるにはその存在が大きくなり過ぎていたみたい。 思い出すのは貴方との事ばかり。" と言って彼女はイルミネーションで飾り付けられているホテルの方を見上げた。
"本当にこうして貴方とまた会えるなんて思わなかったわ。 私を忘れないでいてくれて有り難う…。 ねぇもう少し飲みましょうか。" そう言いながらシンハの入ったグラスを持ち上げ乾杯を促す彼女へ、こちらもグラスを持ち上げて応える。 自分のグラスを飲み干してから、いつウタラジットへ帰るのか聞くと、今回は私に会いに来ただけだから明日にはバスに乗って帰ると言う。 何でも片道6時間ほどかかると言っていた。
「ありがとう」、そう心の中で呟いた。

 食事を終えた我々は真っ直ぐサトーンの常宿へと戻ることにした。 どこかに寄り道する気分ではなかったし、早く二人きりになりたかった。 敢えて彼女に何も聞かず、半ば強引にホテルへ帰る旨を告げると黙って腕を組んでついてきた。 さっきテーブル越しに会話をしていた時は次から次へと出てきた言葉がまた途絶えている。 約八ヶ月の間に起こった事をたったの二時間やそこらで咀嚼しようとしたことから起きている沈黙だった。 将棋に例えて言うなら、相手の置いた駒に対して数手先のバリュエーションを考え、次に自分が打つべき手を考えている、そんな所だろうか。 しかし決して居心地の悪い沈黙ではなく、繋いだ手から伝わる彼女の温もりを確かめているだけで充分だった。 お互いに殆ど無言のまま、タクシーはイルミネーションの煌くエントランスを通り抜け正面玄関へと到着した。

 以前そうしていたように、まるであの時から何事も無かったごとく、ごく自然に我々はセックスした。 シャワーの後、生まれたままの姿でどちらからともなく抱き合い、お互いを愛撫し、そして私は彼女の中に果てた。 弾力のある乳房は相変わらず掌に質感をもって応えたし、彼女自身の部分も私の愛撫に素直に反応した。 以前と違う事が一つ有るとすれば、お互いに殆ど素面でセックスをしたということだろう。 当時は何かを忘れようとする為なのか、"浴びるほど"という言葉が適切なくらい、アルコールを摂取しないと彼女はセックスしなかった。 アルコールが入ればある部分は敏感になり、ある部分では鈍感になる。 それが彼女との激しいセックスの原因だったかもしれない、今はそう思える。 だが今日は、以前必ず嗜んでいたセックスの後の一服をする気配がなく、また急いでシャワーを浴びようとする気配もなく、彼女は私の胸に顔を埋めて余韻を楽しんでいるかのようだ。 簡素な生活環境に置かれるとセックスが最大の娯楽となる事は、タイやフィリピンなどでは子沢山であることが証明しているし、中国の少子化政策は逆の意味でそれを証明している。 おそらく彼女にとっても最近は"我を忘れて"楽しめる事が無かったのだろう、という事が推測できる。 私が二本目の煙草を吸い終え灰皿でもみ消した時、ふいに彼女が私の目を見詰めて、"△△△、パンちゃん、うれしい!"と日本語で言った。

 クリスマスだから厨房で働くお母さんの為に新しいキッチン用品を買っていってあげたい、と言っていた。 自分で買ってあげたい、その位のお小遣いは持っている、と言い張る彼女に、お店が忙しいのに無理矢理休ませたペナルティだ、と言い聞かせて笑いながら5,000Btほどバッグの中に突っ込んだ。 "コップン・マーク・カー…"、済まなそうな表情を見せながら彼女が呟く。 田舎の食堂で働く彼女が"真面目に"働いていると仮定すれば、彼女がもっているというお小遣いの金額はたかが知れている。 人間は一度余裕のある生活、所謂"一段上の生活レベル"を味わってしまうと、その生活レベルを下げる事は大変な努力と苦痛を伴う。 ウタラジットにいれば周りからの誘惑は少ないかもしれないが、此処は大都市バンコクである。 お金さえあれば欲しいものは何でも手に入る場所だ。 お母さんの為だけでなく、自分でも欲しいものがあるだろう、そう思って無理矢理掴ませた。 それが彼女にとって良い事か悪い事なのか、それはこの後彼女が自分で判断していくだろうし、もし彼女がそういった"イージーマネー"の魅力に再び取り付かれたなら、かなりの確率で彼女はバンコクに舞い戻り以前と同じような仕事を再び始める事になるはずだ。 しかしその時の私の一人よがりの考えでは、今この時点で彼女にとって一番空しい事は欲しいものがあるのにお金が足りなくて買えない、という事ではないかと思った。 6時間もかかるのであればそう頻繁にはバンコクに出てくる事も叶わず、たまに出てきたのなら、したい事や欲しいもの等がそれなりに有るはずだ、そう思ったのだ。 まあおせっかいな"足長おじさん"といったところか。

 傍らで微かな寝息を立てながら寝入ってしまったパンちゃんの頬にキスをして、彼女の温もりを確かめるように軽く抱きしめがら、"…メリークリスマス…"と呟いた。

 時計はとっくに12時を回ってクリスマスイブになっており、"なんか安っぽいテレビドラマみたいなシチュエーションだな"と一人思いつつ、私も眠りに落ちていった。 (続く)




最終話  それから
 『外道の細道』HPを御覧になっている皆様へ、長々とした駄文に最後まで御付き合い頂きまして本当に有り難うございました。 残念ながら(?)『パンちゃん物語』はこれで終わりです。 私と彼女との付き合いを綴った『パンちゃん物語』は全く手を加えていないノンフィクションで、当然他にももっと色々なエピソードが有りましたが、コンパクトにまとめエッセンスだけ抜き出してみました。 最初外道紘さんからこのお話が有った時は書けるかな・大丈夫かなという不安も有りましたが、実際書き出してみたら一気に書いてしまった、というのが本音です。 バックアップして頂いた外道紘さんには本当に感謝いたしております。

 実はパンちゃんと会ったのは11話で書いた去年のクリスマスイブが最後でした。 セックスの後お互い爆睡してしまい、翌朝彼女が慌ただしく部屋を出ていくのを見送ったのが、結局最後になっています。 その後は彼女からの手紙も電話もありませんし、こちらからも敢えて連絡をとっていません。 音信不通という事ではなく、バンコクノーイとウタラジットの住所も持っていますし、携帯の電話番号だってまだメモリーに入っています。 また、私がバンコクに行かなくなったという事でも有りません。 相変わらず隔月ペースでの出張は続いています。 ですから彼女と会おうと努力すればそれは実現可能な事だと思います。

 ただ彼女が、その理由が何であれ私に連絡を取らないという事は、私を必要としなくなったという事かもしれないし、私に会いたいと思わないのであるなら、そっとしておいてあげたい、と思っています。 私と一緒になるより、タイ人の歳相応の男性と知り合って一緒になった方が幸せになれるに決まっています。 だって私は家族も居るし、タイ語も話せないのですから…。 物質的な豊かさだけでは幸せになれないし、逆に精神的な豊かさだけでも現代社会では幸せな生活は出来ません。 両方がある程度のバランスを持って存在しないと、穏やかな気持ちには成れないのでしょうね、人間は欲の固まりですから。 だから彼女からの連絡が無いという事は、彼女が今は穏やかな暮らしを幸せに営んでいる、そう思いたいですね。

 今までに、個人的な付き合いをした素敵な女性達は沢山いますが、タイの女性はパンちゃんが最初で最後で、当然今でも私の心の中でも飛びっきりの思い出になっています。 多分死ぬまで忘れない女性の一人になるでしょう。 私もサラリーマンですから、いつかは転勤で現在の仕事を離れ、タイとは縁が薄くなる可能性があります。 でも出張ベースのサラリーマンでもこんなに素敵な恋愛(すみません、自分で言っちゃいけませんね)ができるんですよ、という事を皆さんに知って頂ければ『パンちゃん物語』の役目は果たせたかな、と思います。

 こんな事を書いたら人によっては反感を持たれる事は百も承知の上で、私から皆様への助言をさせて頂き最後のご挨拶の代わりとさせて頂きます。 また何かの形で皆様の前に登場させて頂く事がありましたら、何卒宜しくお願い致します。Neguro

 《Neguroからの助言》私が今まで経験した事から学んだ教訓です。 皆さんにも素敵な恋が訪れる事をお祈りします。
1. 外人だから…、風俗で働いているから…、という偏見で他人を見下すのは止めましょう。 必ず何らかの形でトラブルの元凶になり、後日自分に跳ね返ってきます。 形態はどうあれ、彼女達が提供してくれるのは貴方を心地よくさせてくれる"サービス"だという事は忘れずに、彼女達が気持ち良くサービスできる雰囲気を作り出してあげて下さい。
2. 女性達が満足するのは貴方のベッドテクニックや優しさではなく、まずお金です。 初対面ではそれしか信じられるものが無いから。 値段交渉はキチンとしましょう。 もし自分の語学力に自信が無いなら海外で遊ぶのは無謀だし、曖昧な交渉をして後で嫌な思いをするのは結局自分ですから。 貴方を素敵だと思えば、彼女達の方からまた会いたいと言ってくるはずです。
3. 自分は金を払う『客』だからホステスに何をしてもいいだろうという態度は禁物です。 アジア中どの国の風俗でもこの手の態度を取る客に女の子は絶対心を開きませんし、オフしたとしてもマグロ確定でしょう。 「あいつは急速冷凍マグロになった」と不平をこぼす前に、自分に原因が無かったかどうか考えてみるとまた違った遊び方が見えてくるのではないでしょうか。

バンコク漫遊リーマンの旅

バンコク漫遊リーマンの旅 BY:渡辺
 
この旅行記は、一サラリーマンの私(渡辺)の書いた、バンコク出張のち休暇旅行時の、言わば体験記です。

 私なりに、バンコクへ初めて外道ツアーにいらっしゃる方へ、少しでもその雰囲気を感じて貰えたら、そして自分がバンコクに初めて来た時、困った事、心配で居た事等を思い出しつつ、注釈を付けて書いたつもりです。その分、バンコク居住者、多数回訪泰者のみなさんには、お耳汚しの釈迦に説法の部分もあるかと思いますが、お赦しください。

 冗談めかして、或いは下品・下劣に書いてある部分も多いですが、嘘や誇張は少なくとも、私の心象という面からは、書いていないと誓います。何分にも拙文ゆえ、雰囲気・情緒そして事実の全てをお伝えする事は出来ませんが、まぁ下手な落語のつもりにでも読んで頂けたら幸いです。まして、何らかのお役に少しでも立てたなら、光栄これに勝るものはありません。
?第1章 旅立ちの夢、のち悪夢
?第2章 バンコクの初夜、息子の我儘(苦笑)
?第3章 カード賭博詐欺の女との再会
?第4章 レディボーイとの素敵な夜~彼、或いは彼女の幻想~
?第5章 今日は、ちょっと気が抜けたー
?第6章 古女房もたまには良いもんだ
?第7章 悪代官の優雅な(実はセコイ)一日
?第8章(ソウル番外編:第1章) 韓国おばちゃんパワー炸裂!
?第9章(ソウル番外編:第2章) 再会、約束
?第10章(ソウル番外編:第3章) 彼女に怒られて、ワカメ酒やけ飲み
?第11章(ソウル番外編:第4章) 予感
?第12章 チェンマイへの里帰り

最終更新日時: 06/12/2011 13:50:25

外道の細道


第1章 旅立ちの夢、のち悪夢
4/3 NH915便に乗るため、13時頃の京成スカイライナーで成田に着く。
 私はかなりセコイ人間なので、出張の際でも必ずマイレッジの貯められる航空会社を指定してもらっている。

 お蔭で全日空はスターアライアンスによる選択肢が多い事もあって、ダイアモンドメンバーになる事が出来た。かなり使える資格だが、実情を知る人間には、会社の経費で飛行機指定しまくりのセコイ実情がばればれなので、全然自慢にはならない。(但し、悪天候で欠航続出の翌日といった、状況では、もう何百人もの先客の空席待ちがいようが、平気で名簿のトップになれたりするのは、さすがに気持ちが良い(笑))

 早速、ビジネス専用カウンターでチェックイン(ダイアモンドメンバーは、 例えエコノミー症候群でぼろぼろになって、体臭がめっちゃきつくて、パンツにウンコが着いていようが、ファースト、又はビジネスカウンターでチェックイン出来るし、アップグレードも最優先で順番が廻ってくる。)

 俗物根性を充分意識しつつも、これ見よがしにメンバーズカードを提示する。もちろん一緒に提示した航空券は、我輩が勤めてやっているセコイ会社のセコイ経理のセコイお局OLの購入した「早割りGET21」なるセコイエコノミー券である。あーやだやだ。

 「お席のご希望は承っておりますか?」と来たので、「1ヶ月位前に、電話で前方・センターブロック・通路側で指定したけど」と、大嘘を顔色を変えずにこきまくる。もちろん、全日空へ電話など只の一度もしていない。すると....「本日お席の調整の関係で、ビジネスクラスのお席をご用意させて頂きましたが、宜しいでしょうか」と来た(やったね!どうせ、希望席がアサイン出来なかったんだろうけど)と思いつつ、顔には出さず「うん、ありがとう」と鷹揚にうなずき搭乗券を受け取る。

 やったね、パパ!明日はホームランだ!!(って、若い方は知らんかなぁ)<<吉野家でそういうCMあったのよ。

 ここまでが、天国にあなた一番近い島である。

 ここから自業自得の地獄が待っていた。まず、この日成田の出国ゲートが滅茶苦茶な混み様だった。クレジットカードの方のカードメンバーラウン  ジでゆっくりし過ぎた私は(実はウンコがしたかった)恥かしい、あの例の「申し訳ございませんが、こちらのお客様ご出発間近ですので、お先に通して差し上げて下さい。」儀礼を受け、周囲のおばちゃんから白い目で見られつつ、ゲートまで延々走らされた。もちろん、予定していた、免税店でタバコを2カートン買い、セコイ時計を貰おうという私のセコイ計画は脆くも崩れ去った。

 この状況で、前を走る姉ちゃんに「タバコが死ぬほど買いたいです」等と言い出せば、きっとエレクトリックサンダー+炎の独楽とスペシャルローリングサンダーが同時に飛んで来るであろう。

 そう思った私は、パンツスーツで前を走る姉ちゃんのプリプリ震える尻を走りながらもじっくり鑑賞しつつ。いつか復讐の為犯してやる(事が出来たらいいな)と思っていた。

 勿論、(ビジネスはガラガラだったので、まだ良かったが)周囲の客に非難がましい眼でみられた事は言うまでもない。

 はぁーしんど。天国と地獄を一遍に味わったと言うのはオーバーだが、30才ブス絶倫OLと、16才処女美少女とのセックス位は差があった数時間だった。


第2章 バンコクの初夜、息子の我儘(苦笑)
さて、ドンムアン国際空港に着き、とりあえずメータTAXI乗り場を見てみると、ざっと70人は並んでいる。しかも、空車が来るのはポツリポツリ、ケチな自分としては、少し嫌だったが、列の中に白人が多い事もあり、タイ航空のリムジンを依頼する事にした。

偏見かも知れないが、白人(特にゲルマン系)って、異様に料金に拘るし、それによって列が滞る事も当然(仕方ない)と思っている様な気がする。

*来泰初めての方へ:空港インフォメーション等でリムジンを頼むと、十中八九650バーツのベンツ・BMWの方を斡旋されますが、500バーツのレギュラーカーを頼んだ方がお得です。乗車定員も変わりませんし、車の更新が早いせいか、乗り心地もレギュラー(ちなみに韓国・現代自動車製です。)の方が、良かったりします。尤も安さに拘るなら、約200バーツ+50バーツ(空港特別料金)+高速代のメータTAXI、さらにバス、鉄道と言う選択肢もありますが。(更にお節介。本当は違反ですが、3階出発ロビー階から外に出て、客を乗せてきたTAXIを捕まえれば、空港特別料金も不要です。客待ちに並ばない分、運ちゃんも喜びますし、タクシー乗り場の列に並ばなくてもOKです。)

さて、明日からすぐにこちらの現地日本人スタッフと仕事に入るので、取り敢えず会社の取ってくれた、「グランドハイアットエラワン」を指定しチケットを貰ってリムジン(といっても現代)に乗り込んだ。何事も無くホテルに到着。ここでもハイアットのメンバーカードを出して、すかさずレセプションのチーフに「もし可能であれば、静かな、なるべく良い部屋を、これは貴方の親切に対して」と言って、1000バーツを握らせる。これが大正解で、アサインされた部屋はクラブフロアのデラックスツイン。タリフ(正規料金表)では1泊US$120近い差があるから、これからの滞在期間のアップグレードの引換えに、1000バーツなんぞ安いものである。

*教訓:タイでは実弾(現金)が、口よりも物を言う。(笑)

そのまま風呂に入って、寝るつもりだったのだが、(本当にホテルの自分のお部屋で、一服するまではそう思っていたんだって!信じてちょうだい>ゴーダマシッタルッタ(お釈迦さん))我が息子が「お父さん折角天使の都に来ておいて、このままじゃ僕眠れないよ」とか言って、先っぽから涙を流しながら泣くので、仕方なく、ケータリングサービスを利用する事にした。(苦笑)

えっと、手元に資料が無く恐縮なのだが、かの有名な「G-DIARY4月号」に載っている、確かスクンビットのソイ22にある宅配屋さんだったと思うので、興味のある方は、エンポリアム内の東京堂書店さん等で、G-DIARYという雑誌を探して見て頂戴。

*脚注:エンポリアム(と言えば大丈夫だと思うが、それで判らなければ「スクンビット・ソイ24」とタクシーに言うか、BTSのプロンポン駅で降りれば、直通通路があります。)

私の注文は、もちろん「カツ丼」や「ミックスピザ」はたまた、「カオ・パット・ガイ マイ・サイ・パクチー」(脚注に説明あり)等では無い!「若くて、美しいと言うよりは、可愛い系で、痩せてる子」である。

*脚注:(タイ語でカオ=ご飯、パット=炒める、ガイ=鳥(ニワトリ)、マイ=英語のNOT(否定形)、サイ=入れる(入り)、パクチー=パクチーと言って判らなければ中国語の香菜と言い換えますが、日本語名があるのかな? 兎に角、これで、鳥の炒飯パクチー無しが出てくる筈。)*脚注の脚注:個人的感想として(タイ正統派ファンに殺されそうだが....)パクチー逝って良し!!!パクチーがどうしても好きになれない、我が同胞諸君!マイサイパクチーだけは覚えよう!!1つ注文する度に、「マイサイパクチー!」。さも無いと、ほぼ何の料理にでも、デフォルトで入ってくるぞ!!

20分と言ったのに、45分後(ま、タイならこんなもんかな)まずは、フロント(多分セキュリティ脇の電話)から、お姉ちゃんの確認の電話。その5分くらい後、廊下の向こうに、やや遠いノックの音。まさかと思いつつもセキュリティグラスを覗くと、向こうの部屋をノックしてる!!おいおい、と思いつつ、姉ちゃんに問い質すと、やはり私宛。どうやったら、フロントで正確に電話してきたのに、その数分後に部屋番号を間違うんだろう。暑さで脳みそ溶けてんのかな(笑)でも可愛いから赦す。

名前は本名とタイのニックネームは聞かなかった。名刺に書いてくれた、その店での源氏名は「チェリー」ちゃん。身長はやや高めの、多分165cm位。乳首やや黒し。但し乳輪小さめ。感度良し。フレンチキスOK、ディープキスNG。フェラはする前に「ゴムを使う?」と聞いてくる。スレンダーボディ。あそこの締まりは並み。但し、かなりの上付きの為、体位によっては結構締まり感あり。丁寧な古式マッサージの後、セックス。電気は消そうとも言わないし、従順な娘。部屋に来てから、風呂とかで時間稼ぎをしようとする気配も無く満足しました。チップを上げると、「ありがとう」と日本語で言い、ワイ(*脚注に説明)をして帰っていった。

*ワイ=タイの両の手のひらを併せて、地位等により胸または顔の前でする挨拶。私は女性の場合、片足を半歩下げて、腰をやや落とす、更に丁寧なバージョンの挨拶に弱い。<それだけで(いや、それだけでは無いが....)おじさん、辛抱タマラン!!

こうして、私(と、愚息(苦笑))のバンコクの初夜は終わった。

そういや、チェックアウトする時と、帰国後に明細を見てみたけれど、ジョイナーフィ(娘を連れ込む時の、特別加算料金。ホテルにより0(連れ込み御用達ホテル)~1000バーツ程度。但し、オリエンタルは絶対(というか見つかれば)連れ込み不可。)取られなかったみたい。もしかして、訪問の形だと取られないのかな。よかったね。

つづく....


第3章 カード賭博詐欺の女との再会
4/4 昨夜は相手の娘が2時頃帰ったあと、風呂に入って、しかもジャクジー、ミストシャワールーム付だったのでいい気になって、風呂で長居している内に寝るのが3時を過ぎてしまった。もっとも、睡眠時間は長さも時刻もあまり影響しない体質なので、そんなには辛くは無い。

朝食は必ず食べる事にしているのと、8時半にロビーで待ち合わせがある為、スーツに着替えてから、ラウンジに降りて行った。途中、廊下で出会ったハウスキーパーの娘が仕事の手をきちんと止めて、ワイ(挨拶)をしながら「サワディカー(*注釈)」と挨拶してくれる。
他愛ない事かも知れないが、こういう所がホテルの格と言うことだろう、ふむふむと思いつつ、「あ、いけね!ピローチップ(枕代?とでも言おうか、ハウスキーピングに対するチップ)忘れた!」と思い、部屋に取って返し、チップを50バーツ置いて取って返すが、さっきの娘が挨拶をしながら不思議そうな顔で、その後笑顔を見せてこっちを見ている。笑顔が可愛いが、ちょっと恥かしい。

*サワディ・カー:ここでは、おはようございます。>挨拶一般に何でも使う。男性語尾はカップ(正確には日本語で発音表記出来ない)

4/4~4/7は、これでも日中真面目に仕事をしていたので、その事を細々と書いても面白く無い。それで、この期間については以降はアフター5の事だけを書く事にする。

*仕事中に思うタイ人気質:
1.瞬間的にサバーイ(憂いの無い快適な状態と辞書には書いてあるが、もっと大らかにイク過程・瞬間とかを表したりもする)な状態を追う思考・言い訳・行動力は圧倒的、かつ天才的。
2.その割には、中長期的な結実型のサバーイを求めようという気持ち・計画性は皆無。3.争い・議論は好きじゃない。こちらが不愉快・不快感・不満を露にすると、基本的には引っ込んでしまう。でも納得した訳じゃない。(苦笑)
4.良く言えば個人主義。悪く言えば自己中!

午後7時頃、仕事が一段落、今日はこれで終りにしようという事で退社。もちろん、現地人従業員は一人も残っちゃいねー(笑)
現地駐在の日本人N君(妻帯33才)が自分の車で送ると言うので、「用事があるから、悪いけど、エンポリアムの少し先までいいかい?」と言うと、何を勘違いしたのか「ナベさん、今日も夜のお勤めっすか?激しいっすね。」とか言ってくる。
まぁ、普段が普段なので仕方ねーなと思いつつも、「違うってー。今日は知り合いのバーに行くだけだよ。日本食も喰えるし、一緒に行くかい?」と水を向けるが、「いや、やめときましょう。後が怖いし」とか言う。あのなぁ!(苦笑)

スクンビット・ソイ24の丁度真ん中あたり、スクンビット通り側から行くと、右側に入って行く路地がある。そこで下ろして貰い、路地を中に進むと、何軒かの店の中に「イサーン・チャンプルー」というバーがある。オーナーさんが日本人だけに、日本風のお茶漬けや、カレー、おにぎりも正統派で、ほっと出来るし、タイ料理もうまい。お酒の種類も一通りは揃っていて、まともなカクテルも出てきて、タイでは恵まれている方だろう。

良い気分。ほろ酔い加減でBTSのプロンポン駅に向かう。エンポリアムから直通通路に入り、ビルを出ようとした時、灰皿の近くに見た事のある女の姿があった。私の明晰な頭脳が瞬時に解答を叩き出した。
「あの時の女だ!!」
昔の話をするのは性に合わないが、これからバンコクに行こうと言う人が、私の様な馬鹿にならない為に、私の過去の苦い記憶を話しておく事にする。

<ここから回想>
その日、我輩は退屈していた。それというのも、2回目のバンコク訪問で、やや緊張が緩んでいたのと、滞在が1ヶ月を過ぎやや退屈していたから。そして、何よりも前前日の木曜日に、この土日にパタヤに遊びに行こうと「涼」(連れ出し専門の日本人クラブ)の娘と約束していたのに、ドタキャンを喰らったからだ。「くそー、今度”涼”に行ったら、連れ出して、速攻ホテル直行。貴様タルンドル!罰として、即フェラ256回!アナル嘗め128回!はじめ!!と言ってやる。そして、終わったら、朝までセックスだ!」と思いつつ、仕方ないので泣きながら、タイ東急に遊びに行った。(笑)

普段なら、ノーブルな生活に慣れている貴公子の我輩は、暑期の街頭何ぞでタバコを吸う事は無いのだが、その時はドタキャンの余りの悔しさに、タバコをケツから煙の出るほど吸わずにはいられなかったのだ。
今でこそ、この手口はガイドブック等にも載っていて、かなり有名らしいが、当時の私には、そんな事を知る由も無かった。

女は最初チラチラと、徐々にしげしげと私の事を見ていたが、その内に自分もタバコを吸いながら、英語で「今何時?」と聞いてきた。13時だと答えると、「シンガポールから着いたばかりで、時差を直していなかった。」とか言っている。今思えば、女はそう言いながら、時計の針を全然直そうとしなかったし、時差なんぞどうせ、1時間単位なのだから、すぐに想像が着きそうなものだ。
東急内のカフェでお茶をしながら(誤解して欲しくないが、この女自体は40絡みの単なるおばちゃんで、化粧気もあまりないし、美人でも何でもない)「私の妹が今度日本にシンガーとして行く事になった。日本に知り合いが居れば心強いので、彼女にあって、日本の住所を教えてやって欲しい。」そして「新宿は知っているか?」(現在の私の声:知らない日本人は多分99.9%いねーよ)「新宿の日航ホテルで歌うのだ」(現在の私:新宿に日航はねーよ)とか勝手に喋る喋る。

結局、強引にタクシーに乗せられ、彼女の家に付いて行く事になる。
タクシーでも、歌を歌いながら、自分に日本の歌を教えてくれだの、うるさい。これも思い返せば、自分の家への道を正確に覚えさせない為と、今後の日本人を信用させる為の勉強なのかもしれない。

家に着いて、コーラ、タイ料理をご馳走になり(ここら辺で、かなり心の中で「逃げろ、やばいぞ」と言う自分の声は強かった)しばらくすると、彼女の妹は今出ていて、しばらく帰ってこない。申し訳無いから、彼女の義兄がカードマジックが上手いから、見せてくれと言えと言う。

彼女の義兄と言う人は、自分はカジノでスーパーバイザーをしている。カジノではディーラーやスーパーバイザーと組まないと勝てない、組めば絶対勝てる等と、どんどん話が怪しい方向に向かって行く。(この間、正確にはカードでの勝ち方、いかさまが如何に簡単でばれない安全な方法か、そして具体的なイカサマプレイのレクチャーが延々続く)

そして、本題。今自分は、ワイフが病院で入院していて、明日手術しなければならない(そんなワイフの夫が、暇な外国人相手に、一家揃ってカードマジックしてる場合か!!)ついては、すごい嫌な奴だが金持ちがいるので、彼に一泡吹かせて、同時に手術代を稼ぎたいので、どうか手伝ってくれと言う。ここで私の心は完全に緊急脱出を命じていた。

でも、なんと言おうが家から出してくれない。「妻を助けてくれないのか」とか同情+強引作戦で、何としても引きとめようとする。その内、いつ呼んだのか、その金持ちと言う人間まで来て、結局席に着かされてしまった。(なんで、ビジネスマンで世界中を飛び廻る多忙な金持ち(自称)が、土曜とは言え午後の3時に30分で到着した上、ケチなカードゲームに付き合うんだよ。)
それでも、何とか冷静に説得して「3ゲームだけ」という条件を納得させる。

この時、私はややビビっていたし興奮もしていたと思う。しかし、冷静な部分の私が以前読んだ「雀鬼」の中の1話を思い出していた。不思議なほど正確に。そして冷静な脳の部分が分析していた。「勝つのは無理だ。でも、損を出さないようにする事は可能な筈だ。そして相手は必ず最終の3ゲーム目で仕掛けて来る筈」と。
1ゲーム目。賭け金はUS$100。私の勝ち。
2ゲーム目。賭け金はUS$500。この時クレジットの為と言って、財布の中を、見せさせられた。(多分、現金やクレジットカードがあるかをチェックしていたのだろう。)私の勝ち。
3ゲーム目。賭け金のベットの前に、相手の自称金持ちは、US$の束で見せ金を置く。US$5000(狂ってる!)(今思えば、自分の現金をチェックさせる代わりに、そのUS$現金もチェックさせろと言えばよかったとも思う。多分贋金だろう。でも却って危険だった可能性が高い)しかし、ここで私の作戦は始まった。相手側(もちろんグルの3人組だ)は、私がイカサマを信じていて、かつ今も確実に勝てる手を配ると知っているから、賭けを受ける筈と踏んでいる。しかし私は言った。「カードは要らない!下りる!」
相手の顔色が変わる。私の横に居た例の女は、「どうして!カード貰わないと負けちゃうよ。次のカードはQだから勝てるよ。」とか声に出して言い出す!!(おいおい!それじゃイカサマですと、自白してるようなもんだろ!!)
それでも私は言った、もう一度。自分を冷静にさせる為に、ゆっくりと。「カードは要らない。下りる。」「約束の3ゲームは終わった。帰る。」
そして、確認するように言った。「私の勝ち分は$590($10はゲーム開始時にアンティとして必要。下りると没収)だよね。」「でも、親切を受けた御礼に勝ち分は貴方のワイフの手術代としてプレゼントするよ。」「さようなら」

相手がポカンとしている内に、急いで階段を降り玄関へ。幸い靴はその場にあった。表通りまで急ぎタクシーに乗った。ふー危なかった。金銭的な実害は¥1もなかったが、今になって興奮が襲ってきた。
<回想ここまで>

こんな馬鹿は私しか居ないと思うけれど、ガイドブック等に簡単な手口の概略等が載っている所を見ると、未だ被害者はいるみたい。皆さんも充分気を付けて下さいね。
それと、今回の3人組は、ゲームの詰めの甘さと言い、話の持っていき方と言い、かなり穴があった。みんながこんなに簡単に逃げれるとは私も思わない。私は運が単に良かったとしか言えない。

*教訓1:パンピーが、いくら暇でも初対面の人間に理由も無く、お茶を飲もうとか家に誘うわけが無い。
*教訓2:英語や日本語をパンピーは普通話せない。話せるのは訳がある。

私は女の顔をまじまじと観察しながら、すぐ至近を通過してBTSへの改札へと向かった。女は私に気付かなかった。私と彼女、どちらに幸いなのか、彼女の傍に他の日本人は居なかった。

私の中の旧い記憶が、その時フト蘇った。
”マルボロ・メンソール”あの日の午後と、同じ香りがした。

つづく.....


第4章 レディボーイとの素敵な夜~彼、或いは彼女の幻想~

4/5 旅行第3日 

今日の我輩は冴えていた。

昨日のはまりの原因が、他の技術者の設定ミスだった事を発見。その設定を修正すると共に、その後も次々と設定ミスを割り出し、修正を終える。昨日のはまりが嘘のように消え去り、これで、今回の仕事の8割方は終わったような物である。

それでも、今後もこんな凡ミスを繰り替えされては堪らないので、数種類の典型的設定指示書を書き直し、留意事項・原因切り分けの仕方・初期トラブルの対処法を中心とした、FAQ的なレポートを作成した。

それを関係者全員に配って、本来の作業を再開。今度はお蔭ですんなりと繋がっていく。ネットワークの正常稼動を示すグリーンのランプがその触手を延ばしながら、次々と灯っていく様は見ていて気持ちが良い。

これで、我輩が居なくなった後も、暫くは作業効率が83%はアップする筈だ(我輩比)
*暫くは、と言ったのには訳がある。こちらの人間は、言われた事をそのまま実行するのは問題が無いが、状況が違って来た時に、以前の類似作業から類推・試行を繰り返して、正解に辿り着くという類の作業が苦手らしいのだ。

まぁ、いい。その時は良い口実にして、我輩がバンコクに来るとしよう。
ありがたく思え、平民ども(笑)

今日は早く帰れそうだ。その後、終業間際になって、今回のクライアントのお偉いさんが来て、良い店があるので、是非ご招待したいと言うような事を言う。

冗談では無い。私もかなりのオヤジだし、外道まっしぐらの人非人ではあるが、お客さんの金で飲んだり・女を抱かせて貰うほど、おちぶれちゃあ居ない。「人を見て言いな、オッサン!」と、心の中では思ったが、良い子の我輩は、口に出しては「いやー、こいつ(例のN君)の奥さんに招待されちゃってて、折角誘っていただいたのに、申し訳ありません」と丁重にお断りした。また、大嘘をコキまくってしまった。ご免ね、お釈迦様。

大体において、団体行動も対等でない関係での付き合いも苦手なのだ。そういう訳で、私とN君以外の、つまりは、実は行きたそうにしていた他の2人、及び接待と言う名で、公金を使って女を抱けるんではと、期待していたかも知れないお偉いさん、ごめんね。ゆるされて。

N君を誘って退社し、タクシーに乗り込む。そこで、前々から考えていた計画をおもむろに切り出す私。
私「あのさ、一度レディ・ボーイというのと、Hしてみたいんだけど」一瞬にして凍り付くN君。
N「へ?レディボーイといいますと?」
私「へじゃないよ、レディボーイはレディボーイ。日本で言えば、ミスターレディ。ニューハーフ」
N「いったいなんでまた」
私「味見だよ、味見!ア・ジ・ミ!わかる? 喰って見なきゃ、美味いか、不味いか判らんだろ?そういうことだよ」
N「ナベさんって、そういう気があったんですか?」
私「うーん、無いとは断言できないなぁ。もっとも、新宿2丁目のおねいさん達みても、心はそそられんけどね。あくまで、綺麗な女の子してる、レディボーイね。んーでも、心と顔とスタイルが女の子してれば、サオの有無は拘らん気がするなぁ、自分で思うに」
N「はぁ」引き攣った笑いを浮かべて、今ひとつ、納得し切れていないN君と共にパッポン(ゴーゴーバー他、夜の商売が集まる、有名歓楽街)に向かう。
私「まぁ、妻子持ちのNに、喰えとは言わないからさ」と言うと、ようやく安心したみたい。おもしろい奴。こいつとは、大学の研究室の先輩・後輩として会って以来の仲。最早相手の女の好みや、苦手な食い物の事まで知り尽くした腐れ縁だが、いい奴である。

そいじゃ、今日の昼飯不味かったし、飲みに入る前に軽く飯でも喰っていくか。と言う事で、ラマ4世通りから、分岐するスリウォン通り曲がって直ぐの所のジム・トンプソンの前で車を止めて貰う。

このジム・トンプソンという店の名前、本来は大金持ちだった同名の人名なのだが、現在のバンコクでは、タイシルク製品の既製・オーダー、及び関連クラフト製品を売る高級店として有名である。規模はまちまちであるが、バンコク市内を中心に数多くの店を展開している。但し、お値段はちょいとお高め。ただ、物のクオリティ、店員の教育の質などはさすがの物があるので、ここで基準になる値段を見ておいて、他の店を見ると言うのも良いと思う。

さて、私達が用があるのは、2F奥にあるカフェ。ここはN君の奥方が最初に見つけて来て、私も最初にバンコクに来た時に連れて行って貰った。それ以来のお気に入り。

メニューは、一通りの飲み物と、欧風軽食類、サラダ、デザートが中心。タイ料理も、アレンジされた、この店オリジナルの味にパーソナライズされていて、本来のタイ風味は薄れているものの、日本人には食べ易い筈。更に、冷房の効いた店内、木肌を生かした落ち着きのあるインテリア、完全分煙化(ガラスで仕切られ、空調まで別)で、気を遣う必要無しと、タイの雑踏と暑さに疲れた方、たまには優しい味を求めている方等に、超お奨めです。値段も、例えば近くのサリカフェという店等、パッポン価格の店と比べても取り立てて遜色無しのリーズナブル価格です。
ちなみに、ここのお姉ちゃん達は、清楚な美人系が多いですが、間違ってもマネーパワーによるナンパには、決して靡きませんので、狙うなら日本でやるのと同様に手順を踏んでね。(苦笑)

腹も膨れて、デザートのダッチチョコレートアイスを満喫している、私の目の前で落ち込むN君。「もし、なんなら、有馬温泉(ここから近くにある、タイ古式マッサージ店、日本人客が多い事で有名)あたりで、暇つぶしてくれててもいいよ、2時間ちょっとで戻って来るから」と言うが「いえ、行きます」とN。偉い!

さーて。出陣。キングキャッスル3(ゴーゴーバー。ダンサーにレディボーイ含有率が多い事で有名)に入り、適当に陣取る。ウェイトレスの女の子を捕まえて「我輩はレディボーイ。彼にはノーマルの女の子ね。但し、どっちも若くて可愛い子お願いね。」とチップを渡して依頼。もちろん「本当に可愛かったら、これと同じチップをまた上げるよ」と、付け加えた。

ダンスを見ながら、結構時間が経って、喉が乾いていたせいか、短時間に二人でビールを2杯ずつ空けてしまった頃、お目当ての娘達が来た。「おお!可愛い」二人の共通意見。この時、自己紹介をしたのだが、悪いけれど名前は仮名にして欲しい、仮名にしたからと言って、彼女が客を取らなくなる訳では無いのだけれど、その理由は後半の我輩の文章を読んで察して欲しい。ここでは、仮にぺーちゃんとしておく。

ぺーちゃんは、さすがによくよく見ると判るけれど、充分可愛い。(普通レディボーイの場合、元が男性だから当たり前とも言えるけれど、どうしても男顔で美人系になってしまう傾向がある。)その点ぺーちゃんは、化粧が上手いのもあるけれど、あどけなさを残した可愛い系。大きな目と、小さめの口元が、有利なポイントかな。

ぺーちゃんと楽しくお話。日本人でレディボーイと判っていて、わざわざ指名してくれるお客さんは、洒落の女性陣、冷やかしカップル等を除いては、ぺーちゃんは初めてだそうだ。ぺーちゃんは遠慮深く「ドリンク取ってもいい?」って聞いてくる。「良いけど。これからペイバー(店外連れ出し)したいな。それで、良いサービスしてくれたら、キチンとチップ弾むから、あんまりドリンク飲まない方が良いよ。折角、可愛いのに、太っちゃたら残念だよ」と言うと、「優しい。嬉しい!」と言って、抱きしめて来て、恥かしげにキスしてくる。むーっちゃ!可愛いやんけ!!

N達の方はと見ると、Nも満更では無い様子。「どうする?我輩はショートで戻って来るつもりだけど」と言うと、「付き合います」と笑うN。さっきのウェイトレスにチェックして貰うついでに、約束のチップを渡す(こういう約束は、確実に守った方が良い。それが次回に繋がると思う)

「じゃ、着替えて来るね」という二人を待ちつつ、待ち合わせはシーロム側のカフェと言う事で、一時解散。ペーちゃんを待ち、近くのホテルへ。別れ際「そっちもなかなか可愛いけど、やっぱりこっちの方が上だな、ランクが違う」と茶化すと、「いや、確かにそれは認めますけど....いいんです、僕はこれで....」と複雑げなNだった。

部屋に入って、お風呂タイム。ぺーちゃんはメチャメチャ恥ずかしがり屋。いつも思うけど、こういう商売の子でも、プライベートはとてもシャイな羞恥心ある娘が多いね。店では、あんなにセックス大好きです、みたいな痴態を見せているのに。

ちょっと強引にお願いして、無理矢理一緒にお風呂に入る。洗ってくれようとするので、暫く任せてから、石鹸を取り上げて、ぺーちゃんの胸・尻・脚と、揉みし抱くようにしながら、全身を嘗め回すように洗う。ぺーちゃんは「くすぐったい。くすぐったーいよー。やめてー」と、キャッキャッと嬌声を上げて、結構嬉しそう。前をすぐに隠したがっていたけれど、ペーちゃんは結局サオ無しでした。

シャワーで洗い流した後、髪と全身を拭いて上げていると、最初はキョトンとしていたが「フー」と溜息を付いて、頭を我輩の肩に預けてくる。うう、やばい、オジサンそろそろ辛抱タマラン。
お姫様抱っこしてあげて(この時もびっくりしていたけれど、嬉しそうに腕を廻して来る)ぺーちゃん、本当に君は女の子だね。女の子より、女の子らしいよ。と、思ってしまう自分が、ここにいる。(やばい、はまりそうだ)
タバコを点けようとする我輩の仕草をじーっと見ながら、点け終わってから、「あ。そうだった。ごめんね」とばかりに、ライター片手に笑う仕草等、何を見ても可愛く思えてしまい、まずいまずいと思いつつ、彼女の顔を見つめてしまう。そんな時、彼女は恥かしそうに、そう丁度、見つめられた愛犬がそうするように、ふと顔を背けてしまう。

ベッドに入れば、積極的。はじめは、我輩が集中的に責めていたのだが、69に自分から移行。(ここで、コンドームを着ける様に頼む)我輩の息子をディープスロートしながら、様々に奉仕してくれる。
「うう、気持ち良過ぎ!」
ぺーちゃんの顔を見ると「いいのよ、いいのよ」と頷く。そのまま彼女の口の中で、暴発・撃沈。正直、暫く動けなかった。腰の砕けそうな快感だった。

我輩、もうこの時点で、満足していた。ショートの性質上、これで終りでも仕方無いなとも。それでも、健気なぺーちゃん、自分から積極的に導いてくれる。再度の奉仕に、再びあっけなく起立する我が息子(苦笑)まるで「わーいわーい、ママだー」と言っている様。(いってねーよ(笑))結局、体位を5回も変えさせて貰って、彼女の身体を全身たっぷり味わい尽くさせて貰った。

ふー、おじさん、もう打ち止め! なんか、息子の白い涙が、一段と濃い気がするもん。(苦笑)

この後、ぐったりした私を嫌がりもせず、横に寝てくれたぺーちゃんの話を聞いた。
彼女のレディボーイになった経緯、今の気持ち、苦労、世間話等、いろいろ。とても好きになった。彼女の話なら信じられる。そんな素直な気持ちだった。このままお持ち帰りしたかったが、N君が待っているし、彼は妻帯者だ。

名残惜しく彼女と再会を約し、彼女の携帯の番号を貰い、私のホテルカードとルームナンバーを渡して、別れた。最後に、ほっぺにキスをしてくれた。(その後、我輩は再びぺーちゃんと再会を果たす事になる。でも、それはまだ先の事。)

カフェにはNが先に待っていた。「どうでした」とN。「うん」と我輩。勘の良い彼は、それで大体は察したのだろう。
「良かったみたいですね。今夜はナベさんの奢りで良いですか。」
「うん」
「但し、お姉ちゃんのいない、静かな店な」
「判ってます」
「じゃ、いこか」
「はい」

つづく.....



第5章 今日は、ちょっと気が抜けたー

4/6 旅行第4日

ふへー。昨日はN君と酒を大人しく飲んで、ホテルに帰ってすぐ寝た。んだども、今日は朝から身体が怠い。といっても、倦怠感というのとはちょっと違う。懐かしい話だが、4時間目に水泳の授業が有って、昼食を食べた後の5時間目って感じかな。

恐るべし、レディボーイ。いや、ペーちゃん。

まぁ、兎に角仕事は終わらせねば。今日は土曜日なので、人が少なくて作業が捗る。というのもネットワークとか、オンライン業務ってのは、人が作業やアクセスしていると、気を遣わなきゃいけないからね。

これで、大体今回の仕事は終り。明日はクライアント側立会いの上で、最終試験がパスすれば、検収・終了。まぁ、今日の実地事前試験でも何の懸念も起こらなかったし、大丈夫でしょう。まぁ、基本的に心配性なので、N君を付き合わせて、午後7時頃まで、チェックと試験をして退社。今日は、真っ直ぐN君を帰してあげた。(笑)

明日は、午前中が立会い試験で、それが無事終了すれば、我輩の仕事は終り。やったー。これで、遊びまくれるぞー。そう思うとかなり嬉しい。
ぺーちゃんともまた会えるかな?いや、是非会いたいものだ。

さーて、今日はどうしよう。んーーーーーーーー。と悩んだが、今日は息子さん元気が無い。おーい、昨日のぺーちゃんに魂まで抜かれたかー?(苦笑)まぁ、こういう日があっても良いでしょう。と言う訳で、仕事の目処も着いたし、ちょっと奢ってオリエンタル(誰でも知ってる、バンコクを代表する超高級ホテル。または、バンコク水商売系お姉ちゃん達の敵。(笑)なぜなら、お姉ちゃん持込み絶対禁止だから。というか、タイ人には厳しいホテル。更に言うと、白人えこ贔屓ホテル。欧米人や日本人と結婚したタイ人女性が時々エントランス等で揉めている。)の、バンブー・バーにでも行きますか。

ここは、バンコク唯一にして最高の、正統派ジャズ・バーと言っても良い。静かに流れるジャズ。限度を知った客達の囁き・ざわめき。躾のいいギャルソン。ゆったりしたソファー。うーん、ラグジュアリー(笑)余所の女に厳しい奥様・恋人等を同伴される方にも、ぴったり(苦笑)但し、服装と言動に注意しないと、客とホテル両方から白い目で見られますけど。カクテル1杯260バーツ前後。これにサービス料とVAT(付加価値税)なので、予算は推してしるべし。

うーん、本当にゆっくりしちゃったね。昨日今日で、完全に日本モードからタイモードへの変身完了って感じ。アーマークラス(武装防御度)は下がったね(苦笑)

というわけで、その後、ホテルに帰って寝ただけなので、書くことも少ないし、今日は我輩なりのMP(マッサージ・パーラー、以下MPと略)人間模様でも書きますか。(我輩なんぞが、偉そうに外道諸先輩に言えた義理では無いんですけれど、MP初心者の方向けって事で)

以下、あくまで余り見てくれの良くない我輩の私見ですので、身体全体から魅力オーラの溢れている方は無視してね(笑)

まずね、タクシーとかで行く場合。あなたが通りの名前やソイの名前(番号)を知っているなら、流しのタクシーを捕まえましょう。(前述G-DIARYや、ここ外道の細道等を参考にすれば、かなりの確立で判ります。)それでも、住所も判らないMPにどうしても行きたい場合。高級ホテルや有名観光地にたむろしているタクシーを頼ると言う方法があります。彼らは英語や片言の日本語をしゃべる、ボヤッキーやトンズラー(笑)です。間違っても、彼らの親切心を期待するのは止しましょう。

それは敬虔なプロテスタント教徒が、ブゥドゥ教の司祭に喜捨するのと同じ位か、それ以上に無益な事です。少なくとも私は、目的地に連れ行くいう目的以外に彼等を信用する位なら、猿に道を聞いた方がましだと思っています。(貴方がソロモンの指輪でも持っていない限り、返答は無いか、有っても意味不明でしょうが、少なくとも騙される事はありませんからね。)

それでも彼らには、英語や日本語が(少しなら)喋れるという利点があり。かつ、流しのメータタクシーはロード+ソイの言い方に慣れているというか、それっきゃ知らないので(彼らに、日本人的なタクシー利用感覚で、各ランドマークの名前、ビル名等を言って通じるのは、超有名ホテルと、超有名観光地、伊勢丹位だと思った方が良いです。)それを言えない場合、非常に苦労するのですが、ボヤッキー達は違います。彼らは日本人の脂性スケベオヤジや、イケイケ馬鹿OLの行きそうな場所は、大抵頭にインプットされていますので、それが彼らの唯一の使い道です。

彼らはきっと言うでしょう。「400バーツ!」ここは、ひとつ文句でも言ってやりましょう、いえ日本語で結構です。ていうか、相手に自分が不愉快だという事を意識させるには、往々にして自分の母国語の方が絶対に有利です。「こら、ふざけんなよ!んな訳ねーだろ!100バーツに決まってるんだよ。厭ならメータ使え、メータ。」100バーツと、メータさえ強調して言えれば大丈夫。結局はあなたが折れる事になるでしょうが、さっきよりは安く乗れる可能性が高いと思います。この辺、相手が気弱そうかとか、相手の見極めが肝心です。危険を感じるなら、思い切って降り、少々歩いても別のタクシーを捜すのも勇気です。

車が走り出しても安心しては行けません。相手は「どくろべい様」や「どろんじょ様」から「ダイナモンド」を、手段を選ばず盗んで来いと命令されている、ボヤッキーやトンズラーなのです。「今週のビックリドッキリメカ」も「ドタバッタン」も持ってない貴方は自分の感を研ぎ澄ませて下さい。(判らん、若い方、またご年輩の方、ごめんなさい。私が小学生の頃はやったネタです。)

さぁ、目的地に着きました。少なくとも、トンズラーはそう言っています。しかし、本当にそうでしょうか。まずは、看板を見ましょう。ここ「外道の細道」にも外観写真のあるお店もあります。またアルファベットの表示がある可能性も高いので、落ち着いて周囲を見て下さい。それも見当たらないなら、トンズラーの目をしっかり見て、「ここはアタミじゃないか!」と「アタミ」を強調して言って見ましょう、相手の表情に注目していて下さい。相手の顔に動揺が走るようなら、そこは「アタミ」か少なくとも貴方の行きたいMPでは無い可能性が大です。(これは、流しのメータTAXIでも同じ)

状況により、諦めて入る(但し、トンズラーへのキックバック等の上乗せ分、あなたへの請求金額は下手をすると3倍です。)、怒ってタクシーを降り、流しのタクシーでホテルに帰る(あ、そうそう、さっき言い忘れましたが、ホテルのカード(FOR TAXI等と書かれた名刺状の物)は、必ず貰ってホテルを出て下さい。)「ここはXXXじゃない、XXXに行ってくれ」と言って、再度運転させる等を選んで下さい。くれぐれも無理はしないように。

さて、店の中に入ります。店によって、若干の違いはありますが、大抵は大きなガラス面を持った、女の子が入っている部分と、レストラン、単にソファー等のテーブルセットが置いてある部分に分かれます。あれ?あなたの入った所には、ガラス(金魚鉢と言われる女の子の顔見せ場)が無いですか?うーん、貴方の入った所は、カラオケルームとか、ラウンジと呼ばれる所かも。(貴方の行った店が、シャンゼリゼならそれで結構、この店はそういう店です。(笑)そこら辺で、泳いでる金魚ちゃん達が姫です。)コンプレックスというタイプの大型店には、こういった別のフロアがある場合があります。

さて、お腹が空いているなら食事をするも良し、ソファーでビールやソフトドリンクを飲むも良し、中の様子を落ち着いて眺められる様になるまで、寛いでください。あ、食事は街で食べるのよりは若干高いですが、日本のお姉ちゃん系の店で食べるのをイメージしなくて大丈夫、結構リーズナブルかつ、まぁまぁの食事が楽しめます。それに比べると、ビールは他の飲み物と比べても割高なオーダーになります。(それでも、上限150バーツ程度でしょうか)

あなたが暇そうにしていると、その内誰かが寄ってきます。大丈夫、貴方を騙そうと言う訳では(多分)ありません。但し、料金はこのページや、G-DIARY等で概算を確認して行きましょう。この人達は、主に貴方に女の子の斡旋をする人達です。まだ、ゆっくり見ていたければ、言葉が判らない振りをする等で、適当にあしらっても大丈夫(但し、あんまり邪険にはしない方が良いでしょう)

あなたが、この子しかいないと言う姫が見つかったら問題はありません、他人にさらわれる前に速攻でゲット、さっきの人を呼び番号を伝えます(番号が判らなければ、服の色、特徴、何列目の何番目等で伝えてもOK)。
問題は、これと言う姫が居ない場合、あなたの行った時間が早いなら(午後4時前とか)その内、姫が出勤してくる可能性もあります。遅い時間なら、お仕事を終わった姫が、次に出てくるのを待つしかありません。但し、今お仕事に入っていたという事は、人気のある姫である可能性が、より高いと言う事を意味します。そういう姫を見つけたなら、もしそれが、ガラスの外であっても(あ、元々ガラスの外に座っている姫達は、別に怠けている訳ではありません。スターとかサイドとか呼ばれる、ランクの高い姫達です。当然価格は若干お高くなりますが、もちろん指名出来ます。)速攻で指名しなければなりません。そうしないと、貴方の恋人になる筈だった赤頭巾ちゃんは、哀れ狼さんに食べられてしまうのです(笑)

赤頭巾ちゃんは通常再生能力を持っているので、いつかはまた出てきますが(笑)2時間以上しないとその能力を発揮出来ないのです。あと、狼さんが「ダブル」等とふざけた事を抜かしていた場合、その胃液の余りの強さに、赤頭巾ちゃんは4時間しないと元の身体に戻れません(苦笑)

それでも、気に入った姫がいませんか?困りましたねぇ。あなたは相当の面食いでいらっしゃる。でも、待って下さい。サービスや性格で選ぶのは如何ですか?時に、びっくりする様な気立ての良い娘に会えるかもしれませんよ?OKですって?それでは、さっきのフロアをうろうろしている人を捕まえて下さい。そして、何でも良いので「あなたのお奨めは誰か?」と聞きます。可能なら、オッパイ星人とか、若い程良いとか希望を伝えましょう。2・3人紹介して貰って、その中にストライクゾーンがいれば、おめでとうございます。また、お店や状況、あなたの希望内容により、別のフロアに連れて行かれる場合があります。いえいえ大丈夫、あなたを取って食おうと言うのではありません。そこは「子供部屋」と称される、秘密の小部屋であったり(もしかすると、タイヤ日本の法律に触れる年齢の娘かも知れませんが、現行犯でも無い限り、あなたが訴追される可能性は有りえません。あなたは善意の第3者なのです(笑))、「妖精倶楽部」と呼ばれるモデルクラス(店の選別によって、高ランクの姫と識別された姫達)のフロアだったりします。おや、お好みの姫が居たようですね。おめでとうございます。後は価格を聞いて、お財布と相談して下さい。

これは全くの私見で独断に満ちているかも知れません。それを承知の上で、参考にして下さい。もし、あなたが少しでも良い扱いを受けようとするなら、また、もてようと言うのなら、ホテルのチェックインでもそうですが、最初位は、サンダル履き、スニーカー(レア物のエア・ジョーダン、ハワイ購入時価格$300とかでも不許可です(笑))、ノースリーブ、Tシャツ、よれよれのズボン、ジーンズとかは止めましょう。間違っても、私がGETに失敗した空港でタバコ2カートン買うと、もれなく貰える時計をして行くのも駄目です。出来れば、糊の利いたドレスシャツやホワイトシャツ、薄手のジャケットとパンツや、スーツ等、それと革靴が良いでしょう。相手が、まず信用するのはお金しか有りません、そして、お金が有るかどうかを判断するのは、最初は服装しか判断基準が無いからです。あなたは暑いと言うかも知れません。しかし、最初位はTAXI等で汗をかかずに到着する程度の余裕を見せて下さい。

お部屋でする事は、大体日本の”泡の国”と同じです。姫によって、身体を拭いてくれなかったり、特定のサービスを嫌がったりする場合がありますが、そこら辺は無理強いせず、適当にチップに反映させるに留める方がスマートです。これは貴方の為でもあります。
説明しましょう。貴方が、特別に良い客であったり(この場合、姫が囲い込みの為に携帯番号を教えてくれたりして、他の姫には話さない場合もあるが)、特別に厭な客であった場合、それはまず確実に、あなたの姫の口から他の姫へと伝わります。「あの客ったらさぁ、無理やり口の中で出させろとか言うのよ」とか「すごい変態。もう、尻の穴に入れさせろって煩いし、自分は黙ってるくせに、こっちが黙ると不機嫌になるしさ」とかです。更に、チップを上げなかったりすれば、まず確実に尾鰭が付いて、貴方の悪評が広まる事でしょう。これは、まずいです。どれ位不味いかと言うと、あなたが株の投資家だとして、”魔のブラックマンデー”と同じ位不味い事態です。(笑)あなたという株は、姫達にとって、”買い材料見つからず、不安材料多”、マーケットは売り一色、買い注文無しのストップ安の展開です。(苦笑)

例の金魚鉢は、マジックミラーではありません。あなたから見えるという事は、姫達からも見えると言う事をお忘れなく。あなたが、次回来店時に、入って行った途端、隠れたり、ひそひそ話をし始めたり、目を合わせようとしなかったりする場合、身に覚えがありませんか?と言う事になりかねません。姫達には、通常は拒否権がありませんが、そんな状態で、あの姫はサービス悪かったからと、例えば隣の姫にしたとして、サービスが期待出来ると思いますか?
しかも、同系列店(に限りませんが)では、姫の移動と言うのは結構ある事ですので、その店に2度と行かなくても安心できません。

最後に、する事をしたらスマートに店を出ましょう。姫にチップを上げる(上げないと言うのは、余程の事が無い限り賛成出来ませんが、増減するのは構わないでしょう。但し姫の中には借金の年季が明けるまでは、チップだけが収入(これで全ての生活をしなければならない)という姫も居ますので、そこら辺は考えてあげて下さい。)のも忘れてはなりませんが、多分お部屋の片隅やベッドの脇等に、浴用セットの籠の様な物が置いてあると思います。そこに、20バーツ程度入れて上げると(これは部屋掃除のおばちゃん達の収入)、大変スマートだと思います。

もし、お店が気に入ったら、今度はメータタクシーに乗って来れるように、ホテルカードと同じような、タクシー用のカード、それにさっき貴方の姫を紹介してくれた人にも、もし姫が良かったなら、チップを上げるのも、貴方の株を上げる事に繋がります。

偉そうに感じた方が居たならごめんなさい。何かの参考にでもなれば幸いです。



第6章 古女房もたまには良いもんだ

4/7 旅行第5日

終わった、終わった。無事、クライアントの検収が終り、これで我輩の仕事も終了。検収後の書類仕事は、N君他がやってくれるので、これで完全に解放された。

これで昼間も解放されたので、フリーハンドで一日が使える。うーーーん、いい気分。

尤も。4/9迄は、会社から指定されている拘束日だから、バンコク市内に居なくてはならないという制限はあるが....。まぁ、それ位は仕方ないやね、あの手この手を使った小汚い根回し作戦で、休暇中の分まで、海外出張旅費とホテル代を、会社に出させてるんだから。(苦笑)

と言う訳で、午後3時には解放されたしまった。日曜日の午後3時って中途半端な時間だよね。街は混んでるし、これから健全方面のテンションを上げるには遅すぎるし....。日本だったら、絶対に家から出ないな、この時間迄家でゴロゴロしていたら。

ホテル迄帰った所で、部屋には上がらず、クラブフロアのラウンジでコーヒーを飲みながら、これからの休暇の予定をつらつらと考えていた。

兎に角、面倒くさい事から片付けてしまわないと、落ち着かない性分が、我輩にはある。お蔭で、小学生の頃も夏休みの宿題は7月中には終わっていた。もちろん絵日記や、植物の育成・観察日記等は、バリバリの捏造モードである。

この頃から、大人という人種の、ある意味、見てくれ・書面の整合性さえ整っていれば、そして意外と重要なのが、綺麗な字で丁寧に書いてあると、そして嘘を付くなら、平然かつ堂々と立派な理屈・理由を付ける等を実行すれば、チェック機能は、実は甘く働くという核心を見抜いていた厭なガキだった(苦笑)。

ごまかそうと言う主旨から、曖昧な理由付けをしたり、不明確だったり、適当に書くと、相手は良く見ようとして、或いは正確な所を把握しようとして、結局の所つまらない場所までチェックされるという現実は、どの公的部門や会社等でもある事であり、それは入国書類とか遅刻の言い訳レベルでも、そうなのでは無かろうか。

話が教条的になってしまった。とにかく、面倒な事から早く片付けようと、まず頭に浮かんだのは、旅行社へ行く事だった。バンコク発券の航空券を買うために。しかしながら、今日が日曜日である事を思い出し断念。結局、今日はMPの日と勝手に決めて、妻子持ちのN君を誘ったものの、案の定断られ、それでも強引に明日の午後の約束を取り付けて、今日は一人で行く事となった。

こういう風に不自然にと言うか、中途半端な状態でどこかに出かける場合、我輩は労力が少なく、かつ安い予算で行ける所を選ぶ事にしている。尤もそれは、外れを引いた時に、がっかり度が少なくて済むと言う、我輩のセコイ打算に由来している事は、紛れも無い事実なのだが....。そんなこんなで、今日は”ビワ”を選択する事にした。

MP”ビワ”に付いては、外道の細道に専用トピックスがあるので、詳しい説明は避けるが、予算が2時間で1000Bと1300Bと言う事で、まぁ格安MPの部類に属すると言って良いだろう。

建物は古く、外観・内装共に、貧乏臭さは隠せない所だ。部屋もバンコクの中級以上のMPから較べられてしまうと狭くて、所々壁が剥げていたり、ベッドもせこかったりと、バンコクMPの豪華さに慣れてしまっていると、若干やる気の失せるのは仕方ない所かも知れない。(あ、一応断っておくと、日本の駅前ソープや、韓国のトキバスなんかよりは、ずっと広いですよ。それでも)

ただ、この店の良い所は、タクシーで行こうが徒歩で行こうが、また、現地人だろうが日本人だろうが、一律の明朗料金を提示してくる所と言って良いだろう。但し、間違っても若い娘(ロリータと言うレベルでは無い。文字通りに取って欲しい(笑))好みの方は行ってはいけません。行くだけ無駄です。(苦笑)
逆に世話女房タイプをお好みの方、たまには日本的ソープランドの姫を懐かしみたい方等にはお奨めです。

それでは、当日の我輩のレポートでもちょっと....

まずは、ホテルの部屋に帰って、汚れても構わない洗濯するつもりだったパンツ等に着替え、歩いてプラトゥーナム船着場(*注釈)へ、ここからバンカピ方面行きの運河ボートへ乗る。

*プラトゥーナム船着場:センセーブ運河(ほぼペップリー>ニューペップリー>ラムカムヘン通り沿いに運航される運河)ボート乗り場。必ずここで始発着となるので、乗り降りに不安のある方は、まずここから乗ってみては如何?但し、運河の水はほぼどぶ川なので、染みになって困るような服は着ていかない方が良い(詳細は次章で説明予定)場所は伊勢丹の前のラチャダムリ通りをペップリ通りに向かって前進、右側の歩道を通っていれば、運河があり、船着場があるのですぐに判ります。

さすがにこの時間帯混んでいるが、すぐに船が来て乗船。日曜のこの時間帯、道路は動かない事が多く、すいすい移動出来るのは嬉しい。安いしね。

クローン・タン船着場(ここは、”ビワ”に行くのに本当に便利。)で降りて、とぼとぼ歩く。すぐに、”ビワ”に到着。ここは、いつ着ても本当に変わらんなぁ(苦笑)金魚鉢の中は1000Bが8人~10人を行ったり来たり、1300Bは3人のまま動かず。30分位ビールを飲みながら寛いだ所で、コンシア(まぁ、言うなれば女衒です。)を呼んでリコメンドを求める。「72番」と言うので、「あれ娘か?」と言いながら、被って居るレイの色で確認。さすがに薹が立っているが、なかなかの好みの顔立ちなのでOKした。ちなみに1000Bの姫。

横で「あぁ、やっぱりねぇ。」「あーあ、早くしねぇから、取られちゃった。」の声。 フト声のした方を金を払いながら見ると、日本人のオヤジ3名のグループ。前を通って部屋に姫と行くときも、姫の身体を嘗めるように見ていた。

あのですね、こういう行為、見っとも無いですよ。多人数で来て、仲間同士遠慮があるのかどうか知らないけれど、うじうじと決められず(それとも自分の好みを、仲間に知られるのが嫌なのか。その程度の付き合いなら、下ネタ系のお店になんか、一緒に来なければいいのにね、と思うな)、仲間や他の客の指名の姫に付いて、大声で論評する。我輩の場合、論評されていても、別にこっちは何とも思わないけれどね、あまり見ていて気持ちの良いものでも無いのも確か。

ダブルで4時間にしたのでゆっくり出来るなぁと思って、部屋に入りタバコを吸っていたのだが、この姫、さっさとお湯を入れ始める。それも、じゃばじゃばと気持ちが良いほど。見る見るうちにお湯が溜まっていき、さっさと自分の服を脱いで、髪をアップに纏めると「さぁ。あなたも脱いで。」と催促しながら、着替えを手伝ってくれた。

うーん。”ビワ”のお姫さん達の良い所は、こういう所だよね。風呂の中でも、手際よく、かと言って決して乱暴にではなく、ボディ、手足、顔、爪と洗ってくれ、「髪は洗う?」「髭は剃る?」と聞いてくれる。「うん、頼むよ」と言うと、ニッコリしながら済ませてくれた。「ホテルに帰って、風呂入らずに済むよ。」と礼を言うと「じゃ、終わったあと、もう一度簡単に洗おうね。」と、気持ちが良い返答。うんうん、良しよし。

ベッドでの事はまぁ、普通。あ、いや、姫自身はサービス精神旺盛なのだが、「今日はゆっくりしに来ただけだから、1回でいいよ」と言うと、本当に申し訳無さそうにしていた。最後まで、「もう1回しない?」って聞いてくれたしね。心映えは本当に良い娘でしたよ。多分こっちから要求すれば、3回でもOKだったんじゃないかな。

ベッドサイドで、世間話している間も....
「ねぇ、もう1回しないの?」
「うん」
「じゃ爪切りしてあげるね」
「うん」
爪切り(甘皮の手入れ、ヤスリ迄かけてくれる)が終わると....
「ね、まだ出来ない?」
「いや、だから1回でいいんだって」
「耳掃除しようか?」
「うん」
耳掃除が終り(不覚にも、うとうとしてしまった)我輩が起きると...。ニッコリと微笑みながら....
「疲れてるみたいね」
「うん」
「じゃぁ、もう1回無理かな?」<------(苦笑)
「もしもーし。人の話聞いてるかい?気にしてくれてるなら、大丈夫。君の事が気に入らない訳でもないから、気にしないでいいよ」
「そう?じゃぁ、マッサージするから、横になって」

と、かいがいしく、爪切り、耳掃除、結構本格的なタイマッサージと世話を焼いてくれる。その他にも冷房の温度をこまめに調節してくれたり、グラスの雫を拭いて、氷を替えてくれたりと、4時間の間、自分が横になったり暇にしている時間は殆ど無かった。始終、何らかの用事を見付けては、身体を動かしている。うーん、昔の日本のお母さんみたい。(笑)

最後にお風呂で綺麗に洗って貰って終了。いやー、”ビワ”の姫の良さを堪能しました。最後にそれなりのチップを渡して、さようなら。「また、来てね」と姫。うん、君だったらまた来る価値はあるね。

ここはハッキリしておきましょう。サービスが下手でも、若くて、素人臭さがある方が燃えるという方や、ちょっと生意気位の若い姫が良いと言う方には、間違っても薦めませんので。そういう嗜好の方、また若い姫が良いと言う気分の日は、別のMPに行きましょう。

その分、ちょっと歳が行ってても、サービスや心意気の良い姫の方が良いなという方。お奨めです。彼女達は苦労人が多く、最早自分達が容姿や若さで売れる商品で無い事は判っていますから、仕事に手抜きの無い、プロ根性の据わった姫が多いです。まぁ、気分に応じてMPを変えるのも、面白いと思いますよ。

もう汗をかきたくないので、タクシーを店の前で捕まえてホテルに戻り、ホテルのバーで軽くつまんで部屋に戻った。

明日からの幸運を暗示するような、良い姫だった(と、勝手に解釈して(笑))軽くシャワーを浴びた。こう、盛り上がりのある気持ち良さでは無かったけれど、清潔で気の利く、小じんまりした日本旅館に泊った様な、気持ち良さだったね。と、幸せな気持ちになって就寝。

つづく....


第7章 悪代官の優雅な(実はセコイ)一日

4/8 旅行第6日
今日から、本格的な休暇。嬉しすぎて、7時には目が覚めてしまった。レベルは小学生であるなぁ。

N君も、今日・明日は今回の休日出勤分の代休として、休みである。まぁ、明日は奥さんの元へ返して上げるとして、今日の午後は付き合って貰う約束をしている。(もちろん、N君本人だって嫌いでは無いからだが...)

約束は12時ぴったりなので、ラウンジで軽い朝食を取り、旅行社が開くのを待って、航空券の予約をしに行った。BTSに乗り、サナーム・ギラー・ヘン・チャート駅(英語名:ナショナル・スタディアム駅)へ、1番の出口を降りた所にあるコンビニで国際電話用のB500カードを3枚購入(ここ以外では余りB500のカードを見かけない。B300の方が主流なのだろうか。)しっかりと領収書を貰う(セコイ(苦笑))しかし、そろそろ携帯電話でも検討して見ようかなとも思う。auの国際ローミング携帯は、バンコクではまだ使える見通しが立たないのかなぁ....。

蛇足ながら、この出口から出ると、”ジムトンプソンの家”(博物館とショップ、カフェを併設)に歩いて直ぐに行ける。更に、運河の突き当りを右方向へ3~400Mばかり歩けば、センセーブ運河ボートの船着場もある。

1番出口からすぐ目の前に、1Fにモータ・ショールームのあるビル(サイアムモータースタワービル)があり、ここの13Fに日本語ツアーでも有名なウェンディツアーのカウンターがある。価格的に特別安いとは決して言えないが、航空券等は安心とクレジットの為にここで良く買っている。日本人スタッフが2・3名いるのも、細かい話の時には有り難いしね。

今回はここで、今度5月中旬から始まる、航空会社のキャンペーンに参加する為の航空券を、押えて置こうという算段。7区間を別々の航空会社5社での往復+周遊型+日本国内の途中降機で発券して貰い、B34500位だった。(那覇への往復+成田途中降機と含む。他にTAX・空港使用料等が掛かった)まぁ、これで55555マイルのボーナスと、飛行マイルが28000マイル程度貯まる筈だから、良しとしよう。もちろん、ANAのカードで代金を支払ったのは言うまでも無い(せこ過ぎ(苦笑))

細かい打ち合わせをし終わって、カードで支払い、航空券はそのままカウンター預かりにして貰う。さぁ、そろそろ戻ろうか。

ホテルのキャッシャーで、日本円現金を¥1万分だけ両替して貰い、レシートを貰う。勿論、レートは滅茶苦茶に悪い。だが、そこが狙いである(笑)。我輩の会社では、出張旅費や海外出張日当とは別に、現地での実費精算分を精算する際に、領収書は勿論、両替率を証明する書類が必要なのだが、それは運用上1枚だけで良いので、この滅茶苦茶悪いレートのレシートで全てを精算するのじゃ。

「わっはっはっはっは。駿河屋そちも相当のワルよのう」
「お代官様程ではございません。しかも、そのお蔭で、こうしてお代官様へ山吹色のお菓子も....」
「くっくっくっく」(苦笑)
済みません。悪乗りし過ぎました。

我輩の場合、他の現金はクレジットカードのキャッシュサービスを利用している。(多分VISAのレートが一番良い。)利息も、随時インターネットの臨時決済を利用して返済してしまえば一日分(0.04%程度)で済むし、盗まれてもその場で財布に入っていた現金だけで被害は喰い止められるからね。ちなみに、帰国後のレポートを見ると、1B=3.01YEN程度であった。

ロビーに戻ると、既にN君が待っていてくれた。だが、奥さんも一緒ではないか!がーん我輩の計画はどうなる!と、涙に目が霞んで来た我輩の目の前でN君が...,「いや、どうせデパートに用事があるし、どうしても会いたいっていうから....」と済まなそう。実を言えば、奥さんも大学の後輩で(我輩とは現役時代には会っていない)私とも顔見知りなのだった。そういう訳で、この後、エッチな計画をしている我々としては、かえって気まずい(苦笑)

それを察してか、一通りの挨拶が終わってから、奥さん「あ、昼食でも、ご一緒しませんか?その後、私は買物がありますから」と笑っている。どうも、半分ばれてる臭いな。うーん。聡明な人だ。(苦笑)

結局、ホテルの中の中華料理”ザ・チャイニーズ”で昼食。会計も現地法人の方で決済しておく、と言うN君の言葉に甘えてしまった。

そう言えば、その時N君に
「ナベさん、マイ・サイ・パクチー(*注釈)って言い方、間違えてますよ。」と指摘された。
「あぁ、そうだっけ。なんだっけ、正確には....ええと、ヤーサイ。ヤー・サイ。」と我輩がつかえていると....
「ヤー・サイ・パッチー・ケン・クラップ(*注釈)で良いと思います。」と横から奥さん。
「ああ、そうだよね。ついつい、通じるもんだからそれで済ませちゃってて。」と頭を掻く我輩。(苦笑)

*奥さんの発音はもっと完璧だったのだけれど、カタカナでは書けないので、ごめんなさい。と言う訳で、”パクチーを入れないで下さい”は、正確には、こう言います。けれど、負け惜しみではなく、まず間違いなく、日本の旅行者程度の方は発音が出来ないので、通じない可能性が大ですので「マイ・サイ・パクチー」を推奨しておきます。相手がお節介だと、直されるかも知れませんが、通じますので。(笑)

一頻り世間話や、大学時代の思い出話等に花を咲かせて、我輩も思いがけなく楽しい食事をさせて貰った。デザートが終わる頃、奥さんは気を利かせて「それじゃ、買物をして、子供も待っておりますから、お先に失礼致します。」と席を立って行った。うーん、才色兼備の良妻賢母。でも、Nよ、奥さんがこうだと、ちょっと息苦しくは無いのか!(苦笑)そうか、息苦しいから、こうして我輩の計画に乗ってるのだな!!(笑)

さて、出発。エラワン祠(いつ来ても、タイの人々で一杯。時々は奉納の踊りもしているね)を横目に見つつ、前述のプラトゥーナム船着場へ、ここから今日もバンカピ方面へのボートに乗る。
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センセーブ運河ボートの説明
*センセーブ運河ボート:西は民主記念塔近くのパンファーから、北東ミンブリー(ワット・シーブンルアン)迄を結ぶ運河ボート。ルートは、ほぼランルアン、ペッブリー、ニューペッブリの、各通り沿いにバンコク市内を横断し、ラムカムヘン通り沿いに北東進する。

料金は5バーツからの区間制。ファランポーン駅以西のホテルや観光地、各通りに近いホテル・デパートやMP、日本大使館へ行く手段としては、恐らく尤も安価で効率的。そして何よりも、ラムカムヘン・ソイ104~106にあるビバ・パレスに行くには、車を持っている場合以外は、タクシーを説得するしかなく(笑)、この方法が最も手軽だと思う。渋滞もなんのその、ほぼ定時運航なのが嬉しい。

但し、惜しむらくは、その運航時間。早朝~夕方7時程度までしか運航していない。時間によっては、帰りだけタクシーと言う事になるだろう。また、朝晩の通勤時間帯は非常に混雑する。運河の水はドブ河のそれ並みなので、ある程度は覚悟が必要。あと、各始発着点以外では、ボートに半ば飛び乗り、飛び降り状態なので、初めは始発着点から乗って、現地の人を真似ながら慣れるのがベスト。

空調は当然無し!汚水よけのシートで眺めは最悪。あくまで、安価で素早い移動手段として、割り切る事。

各船着場付近が便利な、主な他の場所:
パンファー    :王宮等(ここからタクシー)
ボーベー     :プリンスパレスH、ロイヤル・プリンセス・ランルアンH等
ラーチャティヴィー:ジム・トンプソンの家、東急等
プラトゥーナム  :伊勢丹、WTC、ビーナス(MP)等
ナナ       :ソイ・ナナ、グレースH、アタミ(MP)等
アソーク     :日本大使館(領事部)、クラシックプレイスH、
          モナリザ・モニカ(MP)等
トンロー     :バンコクコージー(MP)等
エカマイ     :メリー(MP)、エビータ(MP)等
クローン・タン  :ビワ(MP)等
バンカピ     :ザ・モールのバンカピ店(3棟あり巨大)
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ボートを降りて、そこからはタクシーですぐ。うーん、田んぼの真ん中に突如出現する、白亜のゴージャスビル。ザ・モール(有名な総合ショッピング・エンタテイメント複合モール)と言い、タイ人の感覚は、田舎のラブホに通ずる物があるなぁ(苦笑)

まずは腹ごなしに、併設のゴルフ練習場で軽く運動。Nは学生時代からゴルフをやっていてシングルの腕前なのだが、なにやら腰の切れが悪い....
「なぁ、お前さん。腰の回転悪くなってない?そういや、腰の後ろにも肉が....」
「うっ。痛い所を....。嫁さん貰ってから、太っちゃって....」
「太ったって....。半端じゃ無い様な気が....。悪いけど」
「腰の切れが悪いと、奥さん悦ばせられんぞ」
「ほっといて下さい!」
「ウエスト幾つよ?」
「80....いや82です」
「82!俺より細かったのに。俺、今でも72だよ」
「うううう......」
だめだ、こりゃ!(苦笑)

しょげるNと、ビルに戻り、ビールを飲みながら姫を見る。平日の5時前だと言うのに、結構、姫も客も多い。
結局、我輩がロリロリの1600Bの姫。Nがお姉様タイプの1300Bの姫を選んで個室へ。個室では、見事に2発発射成功。
なかなか良かったけれど、ここは昨日の”ビワ”とは、正反対の店だよね。店の内装とかの傾向もそうだけれど、姫がプロ根性というよりは、良く言えば、恋人感覚とでも言うのだろうか、あまりお水っ気の無い姫が多い。
それだけに、擬似恋愛と言うか、勘違いする客も多いんじゃないかな。判らんけれど。我輩の姫も、キャピキャピしていたし「あなたの恋人になりたい」とか「男の人は、顔じゃない(我輩「悪かったな」(笑))優しくて、頭の良い人が良い」等と言っていたし、最後には「あなたフィアンセとかいるの?」「いないなら、恋人にしてくれない?」とか言い出す始末。おいおい。
その場では、うまく言い繕ったが、これじゃ勘違いする客が出るぞ(苦笑)おーい、Nよ、奥さんの為にも勘違いだけはするなよ!(と、心の中で叫ぶ。まぁ、あいつも、判ってる奴だけれどね)
うーん。ロリロリフェイスのプリンプリン。(笑)そして、友達感覚の恋人モード攻撃!強力すぎる。お蔭で、おじさん今日も弾切れ!(苦笑)
10分ほど遅れて、N登場。ニヤニヤ顔が気持ち悪いぞ!彼も満足したみたいだね。奥さんに言ってやろ!(嘘)
帰りに、タクシーでザ・モールのバンカピ店に寄り、我輩がラフな服装洋品等を幾つか買った後、軽く飲んだ。その後、タクシーを拾おうかどうしようか迷っていた所に、丁度エアコンバス12番(プラトゥーナムやカオサンに行く)が入ってきたので、乗り込んで帰ってきてしまった。
いやー、今日も良かった。お付き合い、ありがとうね、N君。ホテルのバーでN君に奢り軽く食事をつまんだ。N君を帰して、今日は終り。

”ビワ”も良いし、”ヴィヴァ・パレス(フーイン)”も良いよね。うん、どっちも良い(それは、我輩が節操の無いスケベって事か。わっはっは(苦笑))

今日の教訓:「おせちも良いけど、カレーもね!」(by 秀樹・感激!)
つづく....



第8章(ソウル番外編:第1章) 韓国おばちゃんパワー炸裂!
ええ、突然ですが、先々週から1週間ほど(5/16~22)、仕事でソウルの方に行ってきまして、その際、夜の方もいろいろと遊んで来ましたので「番外編として書きたい」と相談しましたら、外道紘さんより快くご快諾を頂きました。
そんな訳で、中弛みを防ぐ意味合いでも、全3章程のソウル番外編を書いて見たいと思います。バンコク編に付いては、番外編3章終了後(第11章)より再会しますので、そちらの方も宜しくお願い致します。

5/16 出発前日~出国~ソウル第1日
それは、突然やって来た。そう、まるであの「電波少年」の様に。上司が、何気ない感じで机に寄って来たのだ。
我輩の勤めている会社は、生意気にもフレックス制度と言うのを導入しておって、我輩の部署では”コアタイム11:00~14:00”という、超甘い設定になっているので、その日も我輩は前の日飲んでいた事もあり、10:55等と言うふざけた出勤をしておったのだ。
そんな訳で「あ、お叱言かいな」と思いつつ、本に目を落としていると「あんな、ナベちゃん、頼みがあるんだけど」等と言い出す。おや?と思いつつ「何でしょうか?」と警戒しながら答える。すると、「悪いんだけど、ソウル行ってるチームがはまっちゃって、人手も足りないし、急遽一人送る事になったんだけど、急に行ける奴と言ってもなぁ....と言う訳で、どないやろ?」と言い出す。
「どないやろ?って、何がどうなんです?」という意地悪な切り返しも頭に浮かんだが、ここは素直に「良いですよ。喜んで行かせて頂きます」と返答。その後、期間・条件等を確認、双方納得して手打ちとなったのだった。
なんせ、決定が出発日の前日と言う事で、航空券やホテルの選定は全て実費精算ということで、我輩に全権を貰った。やったね(笑)我輩の勤務先の場合、宿泊先自己手配の際は、(役職によって異なるが)1泊US$120でやりくりする事になる。もちろん、NYなどの場合これでは困る場合もあるので、超えた場合は精算してくれるが、安いホテルに泊れば、その分自分の懐に入れて良い事になっているので、助かるのだ。
さっそく大っぴらにインターネットアクセス。結局いつも通り、全日空のサイトから予約した。但し、料金はIATA PEXと呼ばれる、比較的自由度の高い物。もちろん、航空券の代金はANAカードで決済した。(もうええ!ちゅう位、セコイわな(苦笑))
ソウルは比較的勝手知ったる都市なので、あえてホテル予約をせず、現地で韓式旅館にでも飛び込めばいいやと割り切った。(ワールドカップ期間中は判らないが、普段のソウルにおいて宿泊施設の供給は、かなりのダブツキ気味で、泊れないという事はまず無い。)
韓国の場合、いわゆるシティ(リゾート)ホテルを除くと、日本のビジネスホテルや日本旅館、ビジネス旅館等の様に、”泊る”という機能のみに特化した宿泊施設と言うのは、滅多に無い。多くの場合、それはうらびれたモーテル、ラブホテルの様な施設が兼任しているのである。元々、一般韓国人は、日本的意味合いの”モーテルに泊る”という事への違和感は持っていない。予算は大体2~4万ウォン(日本円で2~4千円)、2人までは同料金、テレビ、エアコン、バス・トイレ付き、ベッド又はオンドル(韓国式床暖房)と言う所が一般的な線である。部屋は概して清潔。ただ、一般的に個人経営なので、主人の性格により、設備・清潔度・サービスは大分違ってくる。部屋を見てから決めた方が良いと思う。

さーて、用意は整った。(って、いうか、家に帰ってから荷造りはするけどね(笑))
作業の詳細・現状等を打ち合わせしたりしている内に、セコイ経理のセコイお局OLから内線が入る。「そちらのXXさんから言われたんですけれど、仮払い要りますか?」と言うから、「いえ、結構です」と答えた。我輩に言わせれば、仮払いなんて、要は会社への借金である。そんなもん、精算が面倒臭くなる。いらん。「あら、そうですか」とお局様。(「そう、そう、だから、さっさと電話切れ!シッ・シッ!」と心の中で呟く我輩)
上司の許可を貰って、早目に退社(本日の実質勤務時間5時間(苦笑))「サラリーマンは~~、気楽な稼業ときたもんだ~~、ホイ!」
家に帰って荷造り。すぐに終わるが、先週末コンドームを使い切ってしまった事が発覚(苦笑)仕方なく、安くも無い近所のドラッグストアで、3ダース¥2980の”うすうすゼリー3000”を買った(笑)1ダースを荷物に突っ込み、荷造り完了。(お前の大事な荷物ってのは、それかい!(苦笑))

翌日、全日空のソウル行きに乗る、今回は何のトラブルも幸運も起こらず、あっさり搭乗。うーん、前回のバンコク行きとは大違いだね。(笑)と思っていると、やはり落とし穴は待っていた。
離陸前から、嫌な予感はしていたのだ。今回、エコノミー席の窓側3列席を一人で使えるようにブロックして貰ったのだが、同じ列の中央4列席の韓国のおばちゃんグループが、頻りに窓の外を気にしていたのだ。しかも、超うるさい!
離陸前から、一人がこちらの通路側に移ろうとして、スチュワーデスに静止されていたが離陸が一段落し、ベルトサインが消えるともう大変。こちらに2人で移ってくるや、我輩の身体を押しのけるようにして、窓の外を交互に観察。おい!
おわー、我輩にその肉塊だか胸だか判らん物をおしつけるんじゃねー!(苦笑)それからその状態で、やれ、あれが東京のどこどこだろうだとか、昨日はどうしたこうしたとか話をするのは止めろ!ううう、苦しい。
我輩の知る限り、凡そ此処まで図々しい人種と言うのは、世界広しと言えど次の3つしかいない。「大阪のおばちゃん」「韓国のおばちゃん」「広東(香港)のおばちゃん」以上である。(苦笑)うーん、強烈。
結局、コールボタンを押して、スチュワーデスに事情を話し、彼女より話をして貰って、丁重に本来の席にお戻りを願った。はぁ、苦しかった。本人達は、かなり不満そうであったが、無視無視。
しかし、ここで恨みを買って、インチョン(仁川と書く。金浦よりソウルの国際空港としての地位を引き継いだ、新空港。)のイミグレーションで、ある事無い事ちくられたらどうしよう。等と仕様も無い事を考える、小心な我輩であった。
インチョンからの、ソウル市街への行き方だが、バンコクと違いタクシーはそれなりに高いので、お奨めはバスである。各方面へ15系統位はあるだろうか、内7系統程度は、デラックス型の横3列席のバス、この場合料金は1万ウォン、その他の空港バスの場合、大体5千~6千ウォン。ちなみに帰国時は、金浦空港に隣接するKCAT(コリア・シティ・エア・ターミナル)まで地下鉄5号線で出て、そこでチェックインすると、出国審査が素早く出来る上、空港使用料が3割引きになる。航空券に空港使用料が含まれていない場合は、検討して見てはどうだろう、KCATからインチョンへのデラックスバスは6千5百ウォンである。
ソウルの教保ビルと言う所で、詳しい打ち合わせをし、明日からの作業のスケジュールを確認する。やはり、メインの作業は土日で行おうと言う事に決まり、今日は解散。一応作業場所や、現場担当者の確認をして帰る。
何回か世話になっている馴染みのモーテル式旅館が、忠武路(チュンムロ)という場所にある。ここは、地下鉄の駅も近く、その駅は地下鉄2路線のターミナル駅で、しかも中心部と言って良い場所にあって、とても便利。とりあえず地下鉄の忠武路駅を降り、徒歩2分程度のウサン荘旅館と言う、その旅館に向かう。親爺と挨拶を交わし、料金等を確認、以前のままの25,000ウォン(約¥2500)だった。6泊分を前払いしたら、1万ウォン負けてくれた。自分の部屋でスーツを着替え、とりあえず軽くシャワーを浴びて、一服。やっぱり、こうすると落ち着くね。
今回、現地の日本人チームは協力会社の人間ばかりなので、夜の行動は自分一人だけとなる。寂しいと言えばそうだが、行きたい所にだけ行けば良いので、気が楽である。さーてと、と言う訳で、今日は軽く抜いて置きますか(笑)
忠武路から地下鉄で、1号線の清涼里駅という所まで行き、そこからは徒歩。うーん場所を説明するのが難しいが、まず地下鉄の5番出口を出る。するとロッテデパートの巨大なビルが見えると思うので、これを左手に見るような形で、一番近い道を道なりに進む、するとロッテデパートの前に出るか出ないかと言う所で、右手に脇道が見えてくる筈だ、目印としては1本目の脇道に、確かファミリーマートがあった筈、ちなみに2本目か3本目の脇道の方を進んだ方が、置屋は沢山ある。兎に角、脇道を入ったら、妖しいピンクの照明が沢山、目に入って来ると思うので、此処まで来れば迷う事は無いだろう。
韓国の人は基本的に親切だから、そこら辺の親爺さんを捕まえて、「チョンヤンリ、オーパルパル、アガシ、コルモ、オディムニカ?(清涼里の588、若い女の子の置屋はどこですか?)」と聞けば、親切に手振りなりで教えてくれると思う。近い場所なら、こっちだとばかりに、案内してくれるかも知れない。
兎に角、日本人の旅行のし易さでは、1・2を争う国であるのは確かなので、兎に角、謙虚さと感謝を忘れなければ、この国で究極的に道に迷ったり、野宿するような羽目にはならないだろう。しかも、この国では年輩者を中心に日本語を話す人もかなり多い、他の国と違って、一概に日本語で親切に話し掛けられたからと言って、警戒すべき人間とは限らない。いや、そうじゃない場合の方が、この国では例外的に多い。相手が傷つくので、そこは油断は禁物だが、相手を良く見極めて接して欲しい。
我輩も、ハングルが全く判らなかった頃、地下鉄の出口等で地図を拡げながら、まず10分も困っていると、誰かが日本語で助けてくれた経験が沢山ある。

さて、話がそれたが、ここが韓国でも1・2を争う、置屋街588である。値段は一律15分で6万ウォン(基本的にロングによる割引は無い。30分なら12万ウォンだが、交渉は可能だろう。)
15分では無理だ!と、最初は我輩も思った。しかし、相手もプロ、絶妙のフェラテクを持っているので、結構いける物である。勿論、時間が時間だから、女の子の触れ合い、おしゃべりなんて物は無い。女の子を決め、狭い部屋に上がれば、いきなり服を脱がされ、姫の持ってくる洗面器でチンポを洗い、”はい、どうぞ”のマグロである。一応、悦がる振りはするけどね。(苦笑)
だから、束の間でも姫との擬似恋愛を楽しみたい、という趣向の場合には、全く向いていない。ただ、容姿のレベル、姫の若さ、肌の白さ、日本人娘としている錯覚感(苦笑)で言えば、日本を含めたアジアトップと言えると個人的には思う。
姫の服装は、昔はチマチョゴリが結構居たが、今は居ない。最近のはやりは、どこかの某国の影響か、コギャル風のようである。(笑)ただし、ヤマンバとかは居ないから安心して欲しい。あくまで、男を惹き付けるスパイスとして、コギャル風を取り入れたようだ。
一応ぐるっと1周あたりを流し(それでも、路地3本に100軒近くあるから、結構時間はかかる)2週目で目を付けていた、新山千春そっくりの、超ミニセーラー服+厚底サンダル+茶髪というお約束ルック(苦笑)の姫に決めて、置屋に上がった。
本当にそっくりだなぁと、見ていたが、しげしげ見る間もなく、姫は洗面器を持って、我輩の愚息を手早く洗い(基本は、姫が洗面器等の用意をしている間に、自分で服を脱ぐ)我輩が仰向けに横にならされる。姫が凄腕のフェラテクニックで、バキュームフェラ。息子の準備が整い次第、体位変更。正常位でずっぷりと入れ、狭いオマンコと強烈な締め付け、新山千春の擬似喘ぎ声にあえなく撃沈した。ロリロリフェイスにダイナマイトボディ、ピンクの乳首、真っ白な肌、それにあの嬌声は反則だ!!(苦笑)

ちなみに、全く個人的感想だが、平均的韓国人のそれは、日本人のそれより狭い。しかも、プロ達は、どういう体勢が一番締まるかを良く知っているし、締め方も上手い。一度ご賞味あれ。(苦笑)
わずか15分だが、韓国産・新山千春を思う存分犯してやった(笑)さっぱりして、ねぐらに帰れる。タクシーを捕まえ(ソウルの地下鉄運行時間は深夜0時まで、対して置屋街は、開いてる店が少なくなる物の、24時間営業している所もある)旅館へ。近くのコンビニで、おにぎりとサラダ、飲み物を買って帰る。風呂に入って、就寝。

ふぅ。一日目から、オジサン張り切っちゃった(笑)
つづく....


第9章(ソウル番外編:第2章) 再会、約束
5/17~20 ソウル第2日~第5日
やべー、今日は朝から寝過ごしちまった。
もっとも、朝飯をゆっくり食べたり、朝風呂を楽しむ時間を削ればミーティングに間に合わないじゃない。というわけで、身支度をして、韓国の朝の風景とも言える、路上屋台でパン(トーストに、薄焼きオムレツ、千切りキャベツ等を挟み、好みで砂糖やケチャップを付けて食べる)を買った。1000W(100円位)

今日の仕事も、ミーティングが主体、書類等は日本で揃えて来たので、それを見せての質疑応答やチェック等で終了。
今日は、待ち合わせがある。
今日の待ち合わせ、自分でも期待をしているのか、或いは嫌がっているのか判らず、正直自分の気持ちを持て余している。勿論、自分から電話を日本から入れている時点で、期待が無かったと言ったら嘘になるのだろう。判っているのだが、この胸につかえる感触はなんなんだろう....

<回想>
彼女とは、大学時代に東京で会った。彼女は交換留学生の2年生19才、既に僕は29才で研究生であると同時に、働きながら籍を大学に置いていた。だから、彼女とは最初の頃は、研究室内のコンパ等で顔を合わす程度の間柄に過ぎなかった。そう、ほんの少しだけ韓国語を洒落で習っていた僕が、お互いの母国語を教えあったり、彼女の日本での相談事や悩み、学習上の問題等に答えてあげている程度の....
いつしか時が過ぎ、彼女と僕は急速に親しくなっていた。休日毎にデートをしたり(と言っても韓国の学生は本当に良く勉強をする。デートの筈が、真剣に議論している自分達に気付いて笑う事もしばしばだった)日帰りで彼女をどこかに連れて行ったり、そんな事をしている内に、深い仲になった。
僕はずっと東京育ちで親と同居だったから、二人の逢瀬は大体が外か、彼女のアパートだった。最初の時の事は、良く覚えていない。彼女の前期の全科目試験通過を祝って、最初は皆で騒いでいた。今思い返せば、既に彼女との仲は公然だったから、皆が気を利かせてくれたのだろう。二人でバーで酒を飲み、ごく自然に彼女の部屋に入っていた。
彼女が風呂を沸かしてくた。(当時もう既に、日本人の学生にはやっていた、ワンルーム+ユニットバスでは無かった。玄関の脇に小さい板の間の台所、2つに分かれた小さな風呂と便所、すりガラスで間仕切りされた6畳の和室と押入れ、それが全てだった。でも、綺麗に整頓された部屋の様子と、風呂の有りようが、彼女を物語っているような気がした)
男の身勝手な考えかも知れないが、この状況で「ノー」という女は居ないだろう。そう、僕もそう考えていた。もちろん、もともと韓国に興味を持ってハングルを始めた位だから韓国でいかに「処女性」と言う物が大事なのかは、理屈では知っていた。だけれど、29の男が、この状況で自分に好意があると判っている女性を前に、どれだけ理性が働くというのだ。
「お風呂には、僕が帰ってから入る」と、何度すすめても風呂に入ろうとしない彼女に、半ば業を煮やした僕が、彼女を畳に押し倒した。抵抗の言葉は日本語だった。そして抵抗の言葉さえそれを他人に聞かせまいとするかのような、控えめな声だった。
夢中で彼女の衣服を剥ぎ取り、夢中で彼女の身体を貪った。彼女の中で射精した。彼女は処女だった。「こんな事になるんだったら、お風呂に入れば良かったね。」身繕いしながら、泣き笑いで言った彼女の言葉が痛かった。
その時も、そしてその後も、僕はあの時の抵抗の言葉と、処女喪失後の最初の言葉の真意を彼女に聞いた事は無いし、謝罪の言葉も口にした事は無い。

それからは休日の度に、僕は彼女を求めた。所謂、世間の目を気にしたり、生理だからと言う意味での拒絶はあったが、それ以外で拒絶された事は、結局別れの時まで無かった。3回目のセックスまでは、中で出した。初めて僕が、自分でコンドームを着けた時も、彼女は何も言わなかった。
そう、正直に言えば、彼女は僕にとって「都合の良い女」だった。そりゃそうだ、29の男が、求めれば必ずセックスさせてくれ、デート中もこちらに逆らう事もしない、ちょっとした文句は言うが、最後は自分が必ず折れて男を立てる、そんな女性を手にしていたのだから。避妊も、コンドームをやめて当時出始めのマイルーラで中出しするようになった僕に、彼女は何も言わなかった。そういう女性だった。
1年が過ぎ、また次の春が来て、彼女が無事全単位を取得して日本を去る事が決まった後、僕は彼女を切った。いや、そうなるように仕向けた。既に、今思えば好みではない、性格が勝気で、整った美人の後輩学生に僕は手を出していた。彼女は、何も言わなかった。
結局、その後輩学生とは、僕が研究室を去ると時を同じくして、自然消滅した。その頃には愚かな僕にも、彼女の大切さが、人間としての品位の高さが、そして自分のシンパシィが如何に彼女と合っていたか、つまりは「都合の良い女」という以外の部分で、如何に自分にとっての彼女が大きな存在であったのか気付いていたが、最早取り戻す事の出来る過去では無くなっていた。
いや、それも自分自身への言い訳だったと認めよう。そう、相手から振られたのなら、或いは、あんな酷い切り方をしていなかったら、きっと僕は彼女を直ぐにでも取り返そうとしたに違いない。韓国に帰った彼女がまたそこに戻るかどうかは別としても、帰省時の連絡用に僕は彼女の実家や、韓国の友人のアドレスも知っていたのだから....
その後、何人かの女性とも付き合ったし、その内の何人かからは結婚を仄めかされる事もあったが、僕の方では結婚するつもりは無かった。いつしか、都合の良い女の筈だった彼女の仕草や思い出と重なる部分を女性達に求めていたし、彼女と結婚すれば良かったなという想いばかりが募っていたから。
<回想終り>


彼女と別れての2年後、初めて電話で何とか連絡をとったとき、もう終わった事だからと会う事さえ拒否され、今の彼女の状況も何も話してはくれなかった。それでも、メールアドレスだけは何とか教えて貰い、我輩からの殆ど一方的なメールでのやり取りだけは始まった。
更に1年後、出張時に是非会うだけでも会いたいという我輩に、会うだけの約束をやっと認めてくれた。ミョンドン(明洞と書く、ソウルの中心的繁華街)で、再会した彼女は、年齢に合った化粧と服装に変わっていたが、彼女の雰囲気は変わってはいなかった。
その後の事をいろいろ話し、思い出話や世間話に花を咲かせた。少なくとも外見上は、あの時の事を全く引きずっていないかの様な屈託の無い、彼女の笑いが救いだった。「あの後、韓国の大学に戻ってから、両親にいろいろ縁談を薦められた」「でも、縁談は全部断ってしまった」「なぜだと、両親に責められて辛い時もあった」等と話す彼女に、勝手な我輩は、「お、脈あり」等と、内心で勝手に喜んでいた。
それから、メールの交換とたまの電話という関係がずっと続いていたが、機会の無いまま(ソウルには何度か来ていたが、不思議とどちらかの都合が付かない状態だった)今回のソウル出張を迎えてしまったのだ。今回の出張が決まった後、すぐに電話とメールをし、半ば強引に約束を取り付けてしまった。
ホテルのロビーに現れた彼女は、24才の女性に相応しい姿になっていたが、初夏らしい色合いのミニの2ピースがとても可愛らしかった。メールや電話でも感じていた事だが、彼女は日本語の勉強をその後も続けていたらしく、日常の会話では見分けが付かないほど上達していたし、韓国人の日本語発音上の弱点、濁音化や半濁音もほぼ克服されていたのには驚いた。今は、韓国のドコモのような携帯電話会社の本社で、日本語力を生かして海外向けの事業部でグループリーダーをしているとの事だった。訪韓前に知っていた事だが、彼女はまだ結婚していなかったし、最近では両親も煩く言わなくなっていたらしい、彼女の「今は、仕事が面白いし、仕事上の付き合いだけで精一杯だ。」という説明が、彼女の社内での出世に伴って、真実味が出てきたのも事実だろうなと、冷静に思う。
彼女が退社してからのデートだったから、ソウルの夜景スポット、南山タワーに彼女を誘うと、はにかみながら頷く彼女が可愛くて、ふと昔を思い出す我輩であった。
タワーの中の展望レストランで食事をし、夜景を楽しんだ後、タワー麓の見晴台で寛ぎながら、お互いのその後をいろいろと話した。彼女は一言も我輩を責めなかったが、我輩は正直にその後の女性遍歴の話もした。彼女はずっと黙って聞いてくれた。フト一陣の突風が彼女を襲い、彼女の髪を弄った。彼女の身体を支え、髪を押える彼女の頤を引き寄せてキスをした。唇に少し触れる程度の短いキスだった。彼女は、最初キョトンとした顔をし次にちょっとだけ微笑んだ、そして泣いた。「なぜ泣くの?」とは、判っていたから聞けなかった。黙って、彼女が泣き止むのを、そっと待った。
彼女に、もう一度、心から謝った。そして、プロポーズした。
言い訳ではない、キチンとした理由の提示がされ「1年(正確には、1年3ヶ月)だけ待って、そうしたら日本に行くわ」と言われた。我輩に他の選択肢は有り様も無かった。黙って頷いた。彼女の顔が、初めてのあの夜と同じ様な泣き笑いになった。
それから毎晩、お互いの仕事の後にデートを重ねた。多分、我輩の方から強引に求めれば彼女は許してくれただろうが、自分でも格好つけすぎだと思うくらい、彼女との再会を大事にしたかったし、出張を利用した時でなく、きちんと韓国を訪れて、彼女の両親からの諒解を求めてからにしたかった。(もちろん、我輩の愚息は、彼女の娘との再会を、心から望んでいたらしいが、我慢させた(苦笑))
毎晩、別れを惜しむかのように、深夜までデートした。それでも、我輩の今回の帰国が近付いていた。彼女と会える最後の晩(明日は仕事の最終日でどうなるか判らない上、帰国は他のスタッフと同じ便なので、空港での別れというのもまずかったのだ。)、彼女とのこれからを話し合った。
いろいろ具体的な話もしたし(韓国でも国際結婚は結構面倒臭い)、これからお互いにしなければならない事も話をした。しなければならない事は、当然ながら沢山あった。それでも、彼女と我輩はそれを楽しむかのように、メモに残していった。学生時代に、彼女のレポート書きを手伝ったのを思い出した。
今度は、確実にまた会える。だから、別れはそれ程辛くなかった。それでも、彼女はまたまた泣き笑いを浮かべるのが精一杯だった。
「さようなら。」彼女が言った。前と同じ、彼女の言葉だった。でも....今回は
「またね。すぐに、会いにきてね。」
我輩は黙って頷いた。嬉しかった。
旅館に帰って、オナニーした。(大苦笑)


第10章(ソウル番外編:第3章) 彼女に怒られて、ワカメ酒やけ飲み
5/21 ソウル第6日

**** サブ・タイトルと本文に(ほとんど)関係はありません(苦笑)****

昨夜は幸福な気分で寝る事が出来た。
彼女との別れの直前、きっと彼女の性格からして、可能な限り早い時期に両親に打ち明けるだろうなと、感じていたから、出来るだけ早い時期にソウルを訪れて挨拶をしたいと、彼女に話しておいた。
思えば長い時間をかけた恋愛だった。彼女とのあの別れから4年間、結局は彼女の影ばかりを追い求めていたのだから、他の女性達には失礼な話だった。しかも、それは自分が招いた結果であったから。
仕事をしている間は、手抜きはしていないが、休憩時間中もずっと彼女との事を考えていた。自分の両親の反応は想像が付くから、心配はしなかったが、彼女の両親が快く彼女の選択を受け入れてくれるかどうか心配だった。自分の優柔不断さが、最も彼女を長期間に渡って苦しめていた事は、甘んじて受け入れて認識しているつもりだったが、彼女の為に祝福して欲しかった。自分個人の責任を棚に上げるつもりはなかったが、今回ほど過去の日韓の歴史を憎むと言うより、残念に思ったことはなかった。
それに彼女への負い目もあった。それは勿論、これまでの経緯が最大の要因ではあったが、日本での結婚と言う彼女の選択によって、彼女の韓国での立場を放棄させるという事も、大きな借りになってしまったなと思った。彼女が、日本に来てから、働く事を選択したとしても、残念ながら現状況下の日本では、収入は兎も角、ポジションと言う面において、彼女が韓国で得ていた地位や職種を、日本で得られる可能性は、近い将来において殆ど無いと、言わざるを得なかったから。
留学経験がある名門大学卒と言え、大卒後2年ちょっとで、(それも未だ儒教の影響等で、日本より男尊女卑傾向の強い韓国社会で、)女性がグループリーダになると言う事の意味が、そしてその困難さが、よく判っていたから尚更だった。
昨日の晩、これからの計画を大体整理し終えて、その事に付いて謝ろうとして、彼女に怒られた。”怒り”という感情を昂ぶらせた様子など、殆ど見せない彼女にしては、極めて珍しい程の怒りだった。ここで、細かいやり取りを詳細に記述するつもりは無いが....
「私が、私自身の責任と決断においてした選択と、その選択の結果、起こるであろう事柄について、あなたに責任を感じて貰うべき、理由が無い」
「そうした責任を、あなたが抱くと言う事自体が、一人の人間としての私と、私の決断を尊重してくれていないのかと、残念だ」
というのが、彼女の怒りの主旨だった.....
返す言葉が無かった。そして、彼女の決断が、心から有り難かった....
学生時代での付き合いでも判っていた事だったが、彼女は絶対と言って良いほど、自分の出処進退や、自らの行動の結果責任に付いて、”他責”という観念を持ち得ない人間だった。彼女の高潔さが、眩しく、そして愛しいと同時に、ほんの少しだけれども痛々しかった。
考え込むようにしていた彼女が、顔を上げた。
「なんか、強く言い過ぎちゃった。ごめんなさい。」彼女が言った。
「いや、君の方が正しいよ。」答えた。
「でも、ごめんなさい。」そう言って、彼女が俯いた。
本当の気持ちが判って嬉しかったこと、そして彼女の決断に、心から感謝をしている事を伝えた。やっと、彼女が笑ってくれた。彼女を大切にしようと思った。

<ここより、不真面目モード(苦笑)>
そんなこんなで、今日の我輩は、実際の仕事中は兎も角、昼食時間や休憩時間中は殆ど、女の事しか考えていなかった。(苦笑)
そんな昼休み時間中に、東京の上司から電話があった。完了の報告と、いくつかの確認や連絡の後、上司が言った
上「そいでな、確認なんやけど」
私「はい、なんでしょう」
上「ナベちゃん、他のスタッフに挨拶はしてある?」
私「え?当然、初めてのミーティングで、挨拶ならしましたけど?」
上「そういう意味ちゃうやろ(笑)こっちも、協力会社の経費かなり叩いてるし、上首尾やったなら、どっか連れて行ってやって」
私「ああ、そういう意味ですか(笑)どっかって、どこです?」
上「まぁ、法に反しない程度の、お色気ならえんちゃうか。ちゃんと領収貰ってな」<<(言外に、「まぁ、常識的な予算の範囲内で」と言っている(苦笑))
私「はいな(笑)」
上「じゃ、よろしく」

あーあ。本当は、行きたく無かったんだけどなぁ(笑)初っ端から彼女を裏切ってしまう僕を許して(苦笑)(もっとも、韓国では徴兵制の関係で、それまで真面目だった奴でも、大体の男子は兵役中に風俗関係のお店で、初体験を済ましてしまうし、そうした経緯で、その後もそうした店に通う男も多い。だから、女性で、男の童貞・貞節を信じている人間は、まず居ない。(苦笑)実際、基地・駐屯地の周辺には必ずと言って良いほど、置屋街がある。誰の言葉か忘れたが、「徴兵制と売春は不可分である」というのは、一面の真実を語っている。)

しかし、冗談抜きで、こんな事なら、今日もデートの約束して置くんだったと思ったのは事実。(もっとも、現時点・現状況下で「婚約者とのデートがあるので、今日は無理です」等とは、発言致しかねるから、まぁ仕方ないわな、いずれにしても(苦笑))
それにしても、両家の家族、会社関係の人間は驚くだろうなぁ、発表したら。だって、前後の事情を知らなければ、1週間の出張中に、出会い~婚約までを決めてきた様に、見えるものなぁ(て、人ごとかい!(笑))

夕方になって、協力会社のスタッフ(日本人2名)を連れ出して、街に繰り出した。下手に希望を聞いて、「妓生(キーセン)パーティがいい」等と言われては、(予算の関係上)困るから、「面白い遊びにでも行きましょう」と誤魔化して、”ランパブ”に連れて行くことにした。
タクシーでは、何処に泊っているのか(彼等は、会社の取ったホテルに泊っていた)とか、韓国の風俗事情とか、当り障りの無い無意味な会話が、和やかに進んだ(苦笑)うーん、前に書いたが、接待側でも被接待側でも、こういう付き合いは嫌いじゃ。

韓国の”ランパブ”。(一般には、ルームサロンとなっている事が多い)それは、男の夢、正に酒池肉林を具現化したような店である。大体の流れはこうだ....
まず、店に入る。ママさんが出てくるので、料金を確認する。(ポン引きに連れて来られた場合は、ポン引きとママさんに2度確認する方がベター。これは絶対にしておいた方が良い。)大体は、1部屋いくらか(こちらの方が多い)、1人いくらという料金設定で、追加のドリンク以外は、オールインクルーシブ(*)というのが普通だ。1部屋いくらの場合は、当然の事ながら(部屋が2つに分かれる、大人数の場合を除き)5・6人で行った方が得になる。

*料金に含まれるもの:花代、ビール・ウィスキー程度のお酒、フルーツ、人数分の軽食数品、カラオケ、室料。と言う所が、一般的。女の子のチップ代と、カクテル等の追加飲食代が別。相場は1人16万W~30万W(人数と店による。交渉可能)
次に、人数に応じて女の子が出てくるので、好みの女の子が居たら指名して横に座らせる。この時が、ポイントで、この時付いた女の子が、最後まであなたの担当となる。再来店の場合も、その女の子が居ないという場合を除き、面子が同じなら、同じ女の子が担当するのが原則というか、暗黙の諒解なので、この選択は重要だ。もっとも、部屋に入ってくるのは、行ったグループの人数と同じ場合が多いから、誰かがハズレを引かなくちゃならない場合もある。(苦笑)チェンジは可能な場合もあるが、あまり好意を持った対応はされないと思うから、止めておいた方が良い。
部屋に入ってから、女の子の前で”ジャンケン”等をするのは格好が悪いし、女の子達の顰蹙を買いかねないので、今回の我々の様に、我輩がハズレを引く(苦笑)立場を強制されている様な場合を除き、入店前に順番を決めておいたほうがスマートである。それと、店や女の子によって、店外デートが可能な場合と、不可な場合があるから、店外デートを希望する時は、入室前に確認し、店外デートを希望する旨を明言すること。(ハズレを引いた場合を恐れて、確認せずに入り、断られても諦める事。どうせ、このシステムの場合ハズレを引いた奴は、2度と同じ店には来ないんだから、店外デートを希望した上で、ハズレだった場合は、キャンセルすべし(苦笑))
女の子達は、最初の時点では、大抵スーツ等を着ている。「なんだ、ランパブじゃないじゃん」というのは、早合点。ドアが閉められ、カラオケが掛かれば、あっという間に女の子はトップレスの状態にまでなる。それこそ見事なぬぎっぷり。

その後は、女の子と客のノリにもよるが、相当破廉恥な状態が繰り広げられる。ビールをお股のデルタ地帯に注いでくれたのを飲んだり、お胸やお股でフルーツを絞ってジュースにしてくれたり、お胸・お股にマイクを挟んで歌わせてくれたり、嘗めさせてくれたり。(笑)まぁ、本番と、フェラ、お尻関係以外なら、女の子にもよるが大抵は出来ると思って良いです。

その後は、女の子との交渉次第。ショート15万~20万W。オールナイト30万~40万Wという所が相場。結局は、”妓生(キーセン)パーティ”と変わらない値段になってしまうが、両者の特徴を述べておくので、好みによって選んで欲しい。

キーセン:女性の年齢は、若干だが高め
     (芸事や作法・躾を習わなければならない事情もある)
     女の子は、よく教育されていて、当然健康診断(性病検査も)を受けている
     2晩以上借り切れば、昼の追加料金無しで、昼間も観光案内等をしてくれる
     ピル服用(韓国では正式な流通薬)による、生出しOKの姫がいる
     最後までなら、全額先払い。(宴会のみ、会社持ち接待等が不可能)

ランパブ:女性の年齢は、若干低め。素人くずれ・学生くずれ多し
     女の子の教育は店次第。健康診断もしてないと思った方が良い
     ランパブ、キャバクラの雰囲気だけなら、比較的、安価に楽しめる
     しかも、内容は日本のそれより超過激
     店外デートは、別途払い。(会計分けが出来る)

ああ、前振りが長くなってしまった。
兎に角、タクシーで「北倉洞(プ(ッ)チャ(ン)ドン)(*)」へ行く。

*北倉洞:タクシーでこう言えば、必ず判る筈。地下鉄で行く場合は、1号線または2号線の「市庁駅」(英語で、"City Hall"と書かれているから、すぐ判ります)下車、徒歩10分位。北倉洞内の店は、殆どがランパブ(ルームサロン)だし、日本人の男性が行こうものならポン引きが群がって来ますから、心配しなくても、必ずランパブに行き着けます。(苦笑)

店に入る前から、雰囲気に飲まれるスタッフ2人。うーん、こんな所で圧倒されていると、店の中で、心臓麻痺起こすよーん(笑)ポン引きを1人ずつ捕まえて、個別交渉開始。最初、強面だったおっちゃんが結構誠実そうだったので、1人20万Wの提示を、3人で50万Wに負けさせてから、2人に店外デートの部分だけ、システムの説明をし、それは個人払いになるからと釘をさした上で、どうするか聞いた。こそこそ相談し始める2人。うーん、財布と相談しているんだろうなぁ。(苦笑)本番が特にしたい訳じゃなければ、入店だけで結構楽しめると思いますよと、アドバイスしたが、結局2人とも店外デートを希望(あー、面倒くせー。これで、4人(姫2人を含む)をタクシーでホテルに送らなくちゃならん。)

しかし、2人とも良くやるね。いや、我輩も外道にかけては人後に落ちないと、自覚はしているけれど、取引先に弱味握られるって事が、どう言う事か判ってんのかな。不思議だなぁ。まぁ、男の欲望に歯止めは掛けられないって事か。
まぁ、入店後の有様は、前述の通り。いや、それ以上だった。最後はしつこ過ぎて、姫達に嫌われていた程だった。まぁ、プロだから、一応我慢はしていたけれどね。普段、抑制している奴ほど、捌け口が一旦空くと、危ないって事がよく判った一夜だった。(苦笑)自分の事だけを、よく書くつもりは無いけれど、まぁ今回は見ていただけの我輩だった。我輩担当の姫には、悪い事したな。最初から、店外デートする気無かったのに、一所懸命相手をさせてしまった。

4人を2人ずつ、タクシーに分乗させ、ホテル迄送って、自分だけ旅館に帰った。2人の諒解を取って、明日は空港カウンターで集合、それまで自由行動と言う事にした。まぁ、2人もその方が喜んでたし、空港送迎が付いている様だったから大丈夫でしょ。大丈夫じゃなくても、我輩には責任無いけどね。(笑)大体、立場的に言えば、我輩の方が接待されて良い立場なんだもん(苦笑)されたくないけど。(笑)
ふわー眠い。もう1時だよ。はよ、寝よ。
つつく....

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申し訳ありませんが、長くなりすぎたので、当初予定の番外編3章構成を、4章構成に変更させて頂きます。したがって、リーマン漫遊記バンコク正編は、12章からの予定です。



第11章(ソウル番外編:第4章) 予感

5/22 ソウル最終日
朝起きて、朝風呂に入った。荷造りをし、部屋を片付けて親爺に挨拶をし、旅館を後にした。
今回のソウルも今日で最後かと思うと、ほっとする反面、とても寂しかった。まして今回は彼女との事があったから、可能であるならば、もう少しソウルにいたい。昨日の夜は、そればかりを考えていた。
元々、親にしろ、友人にしろ、束縛されるのが嫌いだったから、好きな相手とならずっと傍に居たい、そんな気持ちを持った事が無かった。たとえ、一夜限りの相手でも、一緒の夜具に寝ると言う事自体が、苦手だった。だから、いろいろな都市の夜の女達とも、殆ど泊りで寝た事は無かった。どうしてもと言う場合は、可能な限りダブルではなく、ツインにした程だった。
それが、出来る限り彼女と居たい、少しでも長く傍にいたい、そう考えている自分が居た。いろんな女性と付き合ってきたが、こんな気持ちを抱いたのは初めてで、自分の気持ちを持て余した。以前に彼女と付き合っていた時にも、こんな気持ちになったのは、初めてだったから、相手の女性のせいではなく、多分自分の恋愛が未熟だったのだろう。そう思った。
だとしたら、もしそうだったのだとしたら。僕と付き合っていたとき。別れを一方的に告げられたとき。彼女は、どんな気持ちでいたんだろう。僕の態度が、どんなに残酷であったとしても、それを”怒り”とか”恨み”といった、感情に置き換える術を持たない、いや、その術を持ってはいても、その意思を持たない彼女が、どんな思いでいたんだろうと思うと遣り切れなかった。
朝の慌しい食堂で、スンドゥブ・チゲ(豆腐鍋。韓国味噌味。豆腐、カルビ肉、豚肉、アサリ、もやし、ねぎ、白菜キムチ、卵等が、一人用鍋に入る。韓国での朝飯の定番の一つ。)を待ちながら、ずっとそんな事を考えていた。そんな事を考えながら、それでも、豆腐鍋を食べる自分に嘲笑したかった。
それでも、自分は朝食を食べ、昨夜は昨夜で、セックスこそしなかったものの、水商売のお姉ちゃんと遊んでいた、今日もこれからの日常の予定を考えている。そんな自分の状態が、おかしかった。感覚が鈍磨しているのか、そもそも道徳心と言うものが、一般人より低いのか、そんな風に考えた。
いつものソウル出張の時と同じ様に、ミョンドンの行きつけの眼鏡店で、強度の近視+乱視の自分用の眼鏡を買い、やはり行きつけの印鑑屋で、今回は蔵書印を作った。どれも、30分と掛からなかった。時間を持て余した。もう、相当な回数の訪韓で、少なくともソウルで、自分一人で積極的に見たり、行きたい様な場所は無くなっていた。ハングルはある程度のレベルで理解出来たが(それでも、彼女の日本語レベルには、遠く及ばなかった)、今やっている映画も、日本で見てしまったか、興味が元々無いものしか掛かっていなかった。出来る事なら、そう、どうせ彼女に今回はもう会えないなら、いっそ少しでも早く、日本に帰りたい、そう思った。
彼女の職場の電話番号と、携帯電話の番号は教えて貰っていた。だから、一瞬彼女の休み時間だけでも、職場の近くから、彼女を呼び出そうかと考えた。でも、出来なかった。以前の僕であったならば、きっと迷わずそうしていた筈だった。
ある予感がした。元々、僕はオカルトの類は嫌いだ。だから、それを予感と呼ぶのは、本来は抵抗がある。きっとそれは、僕がある仕草や、無意識に目にしたり、耳にしたりした様々な事象から、脳が無意識下で推論・合成した結論・結果が、あるきっかけで、意識下に現出される現象に過ぎない。予感という言葉を、そう僕は定義している。でも、今回だけは、予感という言葉を使って、いい気がする。今でも、そう思う。例えそれが、僕の幻想に過ぎないのだとしても。
だから僕は、ロッテデパートで、彼女用の本当に小さな指輪を買った。勿論、それは、婚約指輪なんかじゃ無かった。彼女の指輪のサイズは、以前付き合っていた時に知っていた。店員はもっと、石が大きくて、高価な物を薦めていたが、僕はその彼女の誕生石が付いた、小さな指輪が一目で気に入った。
それから、デパートやホテルのカフェで何とか時間を潰し、空港に向かった。空港カウンターで、例の2人とチェックイン手続きをして、もう飛行機に乗るだけだからと、強引に別れた。
遠くで、僕の名を呼ぶ小さな声がした。振り返る前に、僕は、それが誰かを確信していた。彼女だった。「会社が終わってから、急いで来たの。夜の便だって聞いてたから。間に合って良かった。」息を弾ませて、微笑む彼女を、僕は衆人環視も構わず抱き締めた。空港で良く、こういう事をやっているカップルを、”バカップル”と蔑んでいた自分の事は忘れていた。「痛いよ」という彼女の声で、腕を解いた僕の前で、彼女はやっぱり恥かしそうだった。
空港の奥まった所にあるカフェの、さらに柱の陰になった席で、2人でお茶を飲んだ。
昨日の夜から、考えていた事を、静かに話した。そして、もし僕の考え通りだったとしたら、どんなにか彼女の事を苦しめただろうか、どんなに残酷な事をしただろうかと思った事、そしてそれに気付いたとき、酷く後悔した事を出来る限り正直に話した。
彼女は、僕の目を見つめながら、黙って話を聞いていた。肯定も、否定もしなかった。
だから、僕は黙って彼女の前に、今日買った指輪を置いた。そして、もう1度、謝った。これで、赦して貰えないのなら、仕方が無い。それは、自分の謝り方では無く、過去の取り返しのつかない、自分の行為によるものだ。そう、諦められる。そういう風に、自分で納得出来るように、謝った。最後に、「もし、赦して貰えるのなら、その指輪、受け取ってくれないか。安物だけど、婚約指輪は君の気持ちを聞くまでは、まだ用意出来ないから。」と、頼んだ。
今考えれば、”馬鹿馬鹿しい、出来レースだ”と、自分が第3者でも、そう思うだろう。でも、その時の僕は、もう、彼女に関しては、何の冷静な判断もきっと出来なかった。彼女の口から、拒絶の言葉が紡ぎ出されるのが怖かった。彼女を失う事が、本気で怖かった。もう2度と、自分のミスや、精神の未熟さで、彼女を失う様な事だけはすまいと、自分に誓ってはいたが、ここで彼女から拒絶されたら、それも何の意味も持たない、そう思った。
いま、冷静に思い返してみても、それがどの位の時間だったのかは、全くわからない。時が止まるという感覚を、初めて実感した様な気がする。多分、30秒にも満たない時間だったのでは無いだろうか。
彼女が、ゆっくりと髪をかきあげた。笑っていた。でも、笑っている筈なのに、眼に一杯涙を溜めていた。不謹慎だけれど、”あぁ、綺麗だな”と思った。

「赦していなかったら、1年前あなたと会おうと思わなかったよ。」
「赦していなかったら、ここに来なかった。」
そう、彼女が呟いた。
そして、彼女の右手がゆっくりと動いて指輪を掴んだ時、溜め切れなくなった涙が、ゆっくりと頬を伝って落ちた。指輪を左手の薬指に嵌めようとして、彼女がフト微笑んだようにみえた。

「指輪のサイズ覚えていてくれたんだ。」彼女が言った。
「うん。」僕が答えた。
「でもね、私、痩せたんだよ。指輪のサイズまで、気が廻らなかったんでしょ。ほら。」左手の薬指に指輪を嵌めて見せながら、今度ははっきりと、彼女が微笑んだ。
「ごめん。でも、俺の事赦してくれてありがとう。サイズは直すよ。」そう言った。

「ううん。いいの。」
「昔の私の気持ち、そんなに判ってくれて有難う。」そういう、彼女の頬から、また何滴かの涙が零れ落ちそうになって、彼女がハンカチで拭った。
「薬指は、婚約指輪に取って置くわ。」そう言いながら、中指に指輪を通して、嬉しそうに微笑んでくれた、彼女の顔がいじらしくて、愛しかった。

さっきから、ちらちらと3人の店員が、こちらを興味深そうに見ていたが、全く気にならなかった。とても充実した、安心感と暖かい幸福感が僕を包んでいた。彼女の横に座って、彼女の顔の前に廻り込んだ。最初、恥かしげに俯いて、避けようとした彼女だったが、僕が諦めなかったから、短いけれど少しだけキスをさせてくれた。
チェックをして出ようとする時。3人の店員が、日本語と韓国語で「おめでとう」と言ってくれた。照れくさかったけれど、嬉しかった。彼女の方を見ると、顔を真っ赤にして俯いていた。

搭乗ゲートも近いし、出国ゲートも空いていたから、問題は無かったけれど、ファイナルコールが始まっていた。「じゃ、行くよ。」「着いたら、すぐ電話するから。」僕が言って、後ろを振り向くと、ついて来ていると思った彼女が、微笑みながら立ち止まっていた。

「ここで、お見送りするね。」
「なんで?」
「だって、出国ゲートまで送っていくと、あなた、また私にキスするでしょ。」
「へへ、ばれたか。」「じゃぁ。着いたら、真っ先に電話するから。」
「うん。」と言う、彼女の前に素早く近付いてキスをした。
「ほらぁ。」と、恥かしげに俯いてしまったが、最後に「待ってまっているから」と、顔を上げて笑ってくれた。

「待っているから」の意味は、電話も、次の訪韓もだろうと判ったから、手を上げて出国ゲートに向かった。出国ゲートに呑み込まれる前に、一度だけ振り向いた。小さく手を振る彼女が見えた。
帰国してすぐに電話をかけた。「今日、両親に話すから。」彼女が、弾んだ声で話しているのを、嬉しさ半分、不安半分で聞いた。

<その後....>
その後、最近になって、韓国に行って、彼女の両親に挨拶をして来た。その時に、彼女の両親の知り合いの店で作った婚約指輪が、もうすぐ出来上がる筈だ。

「この娘が、あんなに縁談を嫌がったのは、あなたのせいだったのねぇ」と、ご両親に笑われた。”張本人”の僕と、”勉強”と”仕事”を理由にしていた彼女は、二人で顔を見合わせて、笑うしかなかった。そんな二人を見て、ご両親にさんざん冷やかされた。

今でも、彼女の中指には、あの指輪が光っている。
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結局、ソウル番外編は、我輩の勝手な私小説みたいになってしまいました。ソウルの夜遊びに付いては、また機会を改めて、書くつもりです。これからの1年間、多分何度もソウルを訪れる事になる筈ですから。

次章からは、また、お下劣なバンコク正編に戻りますから、宜しくお願い申し上げます。



第12章 チェンマイへの里帰り
4/9 旅行第7日

今日も、朝からプンちゃん(仮名:一応我輩の名前と、宿泊日、ホテル名が明記されてしまっている文章なので、迷惑が掛かる可能性が少しでもある一般人に関しては、以後も仮名を使用させて頂く。ご了承下さい)のワイと笑顔が見れて、余は機嫌が良いぞ。彼女には、チャックアウトまでに何かプレゼントしようと思う。(下心抜きでね(笑))

*プンちゃん:グランド・ハイアット・エラワンのハウスキーパーの女の子。その後も何回か廊下ですれ違う度に、プンちゃんの態度とサービス精神が飛び抜けて良いので、名前と年齢、出身地等を何とか聞き出した。例えば、読みかけの本は、ページをそのままにして開いておく、明かなゴミと、もしかすると必要かもしれないメモ等をきちんと区別して処理すると言った事は、ホテルのマニュアルとも思えないので(特にタイではね(苦笑))、個人的資質の問題だろう。頼み事の処理と時間も正確で、金銭面の処理も誠実、25サタン貨まできちんと寄越す態度には(レシートを発行しない店もあるが、妥当なローカル価格で無かった事は一度も無かった)、正直頭が下がった。私が長期滞在者なら、間違いなく自分のメードに引き抜くだろうなぁ。一人態度の悪い、レセプションの女の顔を思い浮かべ、ここにもタイ階層社会の弊害を見た。だって、明らかにプンちゃんの方が、ホテルマン向きだよね。

朝から良い気分でホテルを出る。今日は、出張マッサージの娘、トンと待ち合わせ。以前に、出張マッサージで来たトンを気に入り、何日か借り切った際に、彼女がチェンマイ出身である事を知り、「チェンマイを1日案内してくれるなら、足代付きで里帰りさせてやるよ」と言ったのを覚えていたらしい。

今回、ソンクラーン(本来、お釈迦様の誕生日”潅仏会”を祝うタイ暦正月だが、意外に由来を知らない外国人が多い。水掛祭りで有名になってしまった。)が近いので、彼女に電話して話を振って見ると、喜んですぐにでも部屋に飛んできそうだったので、なだめて今日待ち合わせをして、切符等を手配する事になっていたのだ。

WTC前(ワールドトレードセンター。伊勢丹、ZENと共に巨大モールを構成する。)で待ち合わせていたので、どうせ待たされるんだろうなと思いつつ立っていると、後ろから「なにしてんのよ。」との声。振り返ると嬉しそうな顔でトンが笑っていた。うーむ、先に来ているとは、よっぽど嬉しいんだなと思う。(勿論、我輩と会うのがじゃあない。里帰りが、こっち持ちで出来る事がだ。(苦笑))

こっちも勘違いするほど馬鹿ではないから、3階のカフェでお茶をしながら、ビジネスのお話。行き返りの交通費と観光費・食費等はこっち持ち、プラス3日分の拘束代(ソンクラーンは13~15日だが、12日以降は彼女を解放。10日の朝~12日の朝までを我輩と共にして貰う。帰路は別々。)という事で、話を付けた。

その足で、インターネットカフェから、ホテルレプにアクセス。ソンクラーン前と言う事でちょっと心配したが、チェンマイプラザが、1400B(スーペリアツイン)であっさり取れた。ところで、どうでもいいが、人がキーボード打ってる時に、我輩の愚息を服の上からしごくのはやめんか、トンよ。(苦笑)それから、「今日も私を買って。買ってくれたら、そのまま旅行に行ける」とか、耳元で囁くのもやめれ。

仕方なくというか、外人が美味そうな食べ物でも見るような目付きで、トンの尻と胸を視姦していたので、対抗心を燃やしてしまった。トンはと言えば、嬉しそうにしている。まったく、能天気な奴だ。それと、トンよ、お前屈むと、Tバックのスケスケ青パンツが、ジーンズの上から見えてるぞ。(苦笑)

ついでなので、ファランポーン(バンコク中央駅)へ行く。トンに命じて、明日の急行以上の1等車を2枚(1等は全て寝台。1室2名。)と言って、買って来させた。帰りのトンの交通費も、特急1等車(またはスプリンター2等車)に充分乗れるだけ渡してやったのだが、トンは「これ貰ってもいい?」と聞く。聞かなくても事情は分ったから、あっさりと「いいよ」と言ってやった。嬉しそうなトン。

きっと、自分では精々が、1等エアコンバスあたりで帰ってきて、残りを浮かすのだろう。銀座や六本木のホステスにタクシー代をやって、ごまかされると頭に来るが、こう正直だと、微笑ましい。(苦笑)

昼食を付き合わせてから、「準備もあるだろうから、本当は夜6時と言いたい所だが、今日の夜10時まで、自由にさせてやる。但し、10時に1分でも遅れたら、約束は全部キャンセルだ」と言い渡して、解放してやった。「絶対遅れない」と、真剣な顔で頷いて居たから、多分大丈夫だろう。土産代だと言って、1000Bだけ渡してあげたら、とても喜んだ。

夜10時に30分も早く、電話が入り、ドアがノックされトンが現れた。重そうな荷物をベルに当然と言った顔で持たせて。(苦笑)まぁ、30分も早く現れたのは評価して良いだろう。

ホテルのレストランは、トンが嫌がるだろうから(これは、トンに限らず大抵の姫達もそうだと思う)、外に出て刺身が食べたいというトンに付き合って日本料理店に行った。トンは刺身を食べながら、コーラを飲んで楽しそうだ(苦笑)我輩は、タイで刺身はねぇ....と、いつも思っているので、適当につまみを頼み(もちろん加熱物だ)ビール。

部屋に帰り、まぁ、する事はしましたよ。そりゃぁねぇ(苦笑)

そう言えば、トンは我輩の好みを覚えていて、例のスケスケ青パンツから、以前にZENで買ってやった、セクシー系と言うより、ぶりっ子系のベビードールに着替えて風呂から出てきた。(我輩の性癖がばれてるなぁ(苦笑))トンはロリ顔なので、若い新婚の嫁さんを犯してるようで正直燃えた。偉いぞ、トンよ!(笑)

その後は明日は早いから、おやすみというと、トンはすぐに寝息を立て始めた。無警戒な奴(苦笑)まぁ、いいや、ある程度は信用されてるんでしょ。と思う事にして、枕に頭を着けると、我輩もすぐに眠ってしまった様だった。

パタヤ依存症 

パタヤ依存症 BY:gc8_sti4
プロローグ

2007年12月の訪泰が終わり現実に引き戻された時だった。せっかくの貴重な夢の国体験を記憶だけでなく記録にも残してみよう思い体験記を投稿した。時が経つにつれて記憶が薄れ曖昧になってくると真実が捻じ曲げられてしまうからだ。楽しい思い出は大げさになり、あまりよくない思い出はいい方へ捻じ曲がったりする。思い出なのでそれはそれでいいのかもしれないが真実が捻じ曲げられるのは性格上あまり好きではない。なのでありのままを残してみようと思い何も着色せずにそのまま書いている。訪泰する外道達が星の数程いれば星の数程の経験がある。その中のたった一人の外道者の体験であるが、こんな体験もあるということを知ってもらえたらと思う。これが少しでも次に訪泰する外道達の役に立てれば幸いである。また、シリーズ化に至っては管理人である紘さんの勧めをお受けすることで決定した。タイトルもいくつか考えた上で紘さんに決定して頂きました。このHPにはいろいろとお世話になり少しでも恩返しになればと。また紘さん自身にもいろいろとお世話になりましたのでこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
夢の国出張報告書2007 依存度レベル 72
夢の国出張報告書2008 依存度レベル 89
夢の国出張報告書2008 一利一害 依存度レベル 99
夢の国出張報告書2008 再会 依存度レベル69 (2009年1月8日)
夢の国出張報告書2008-2009 依存度レベル79 第一話 (2009年3月1日)
夢の国出張報告書2008-2009 依存度レベル79 第二話 (2009年3月19日)
夢の国出張報告書2009 依存度レベル80 (2009年4月21日)
夢の国出張報告書2009 陥落 依存度レベル0 (2009年6月9日)
夢の国出張報告書2009 開拓 依存度レベル52 (2009年8月13日)
夢の国出張報告書2009 盤谷編弐 依存度レベル0 (2009年9月3日)
夢の国出張報告書2009 無意 依存度レベル46 (2009年10月30日)
夢の国出張報告書2009 悪因悪果 依存度レベル47  (2010年1月15日)
夢の国出張報告書2009 悪因悪果弐 依存度レベル58 (2010年2月23日)
夢の国出張報告書2009-2010 依存度レベル62 (2010年4月21日)
夢の国出張報告書2010 依存度レベル66 (2010年6月2日)
夢の国出張報告書2010 対面 依存度レベル49 (2010年6月23日)
夢の国出張報告書2010 番外編 偽造の国 (2010年7月21日)
夢の国出張報告書2010 撃沈 依存度レベル14 (2010年9月21日)
夢の国出張報告書2010 依存度レベル91 (2010年11月24日)
夢の国出張報告書2010 終焉 依存度レベル70 (2011年2月2日)
夢の国出張報告書2010 奔放 依存度レベル71 (2011年3月23日)
夢の国出張報告書2010-2011 依存度レベル65 (2011年5月11日)
夢の国出張報告書2011 逸楽 依存度レベル98 (2011年11月11日)
夢の国出張報告書2011 匆匆 依存度レベル19 (2012年1月25日)

Last updated: 01/25/2012 11:15:00
外道の細道

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夢の国出張報告書2007 依存度レベル 72


≪前書き≫

2007年12月に4回目の訪泰。
今までパタヤしか行ったことなかったのだが今回はバンコクにも行ってみようと思った。
最初パタヤで4泊した後にバンコクで2泊する6泊7日の旅。
この旅でいろいろな経験を経て翌月の訪泰も決定した。
そして12月の訪泰から1ヶ月後にバンコク3泊してからパタヤで7泊する10泊11日の旅。
この2回の訪泰での出来事を書いてみようかと思った。
ただ俺は女の名前はほとんど覚えれないような奴である。
というか覚える気がない。
名前も覚えないからお店でのNo.なんかもまず覚えてない。
このことを踏まえた上で読んで頂ければと。
まずは12月の出来事から。


≪2007年12月 訪泰1日目≫

期待を胸に友人と共にTG機へ乗り込んだ。
天使のいる国へ16時半到着。
ムワッとする空気を感じた瞬間に夢の国に来たと実感する。
堕天使ではないことを願いながらタクシーでパタヤへ直行。
バンコクでの渋滞ならともかく高速でかなりの渋滞に遭遇し2時間以上かかってしまったのでパタヤ到着は19時半を過ぎていた。
幸先不安ながらもホテルへチェックインし、夜遊び準備万端で夕食をとりにタイスキのお店へ。

お腹も満たされて本題!?である姫のいるお店を向かう事に。
その前に2006年の12月に来た時に知り合った娘の所へ寄りたいと友人へ嘆願。
そのお店は『JOY BAR』というバービア。
お店は乗りのいい子が多くバービアには珍しいにーちゃんもおり楽しく飲みながら遊ぶことが出来るお店でした。
バービアでは珍しいポールダンス的なものもなかなかおつなもんでした。
そこでは姉妹で働きに来ていたウブだった妹の方と4泊のうち3泊も一緒に過ごしてしまいました。
そして翌年(2007年12月の今回)に訪れた時が偶然その子の誕生日だったのでお店に行きたいと嘆願したのである。
お店を訪れ辺りを見回してもその子がおらずお店の女の娘に「○○ちゃん居る?」とたずねると「姉妹で辞めて田舎に帰ったよ」とのこと。
まぁ、帰ったならいっかってことで何の迷いもなくWSへGO!
この12月の訪泰では女の娘を訪ねたこともありJOY BARでは遊びませんでした。

まずはここも覗いておかないとってことでスーパーベイビーへ入店。
あいかわらずイープンだらけ。
印象は1年前に比べて女の娘の質が落ちたのかぁ?と言っても相手したわけではなく見た目だけの話。
全体的には悪くないのだがコレだっ!ってのが見当たらない。
まぁまぁかなって程度ばかりで俺にはつまらん。
一緒に行った友人はそれなりに気に行った娘がいたみたい。
でもGO GO巡りの最初に入った店なので友人も見るだけで退店。
その後何店か回った後にココに戻ってきて友人はその気に入った娘をPB。
ベッドでのお仕事もそれなりによかったらしく当たりを引いたみたいです。
SBで当たりを引くっていいなぁ~。
でも俺はココで探さなくても他のお店にもいるぢゃんって感じがして見るだけになってしまいます。。。

ベイビーに続きここも覗いておかないとってことでスーパーガールへ入店。
ここもイープンだらけ。
全体的な見た目はベイビーの方が上かぁ??
でも1人小柄でかわいい娘がいた!
ステージではなくバスタブで泡プレイをしていた。
その娘をチラチラを見ながらステージも見つつ友人と談笑。
するとバスタブ女の娘からご指名♪
でもまだGO GO巡りは始まったばかり。
他にいい娘がいなかったら迷わず戻って来ようと誓って退店。
ここのお店ではPBはしたことないので女の娘の対応はイマイチわからない。
ただ、イメージ的にベイビーと同じ感じを受けていることは確かである。

次にパタヤへは何回か来たが初めてHAPPYへ入店した。
奥のテーブルへ案内され飲み始めたら何人かが声をかけて来たが好みでもないしGO GO巡りがあったので丁重にお断り。
友人と歓談しながら飲んでいたら左隣にいた日本人客と一緒にいたホステスと目が合う。
パッと見てかわいかったので目が止まった。
気になり何回も見ていたらほぼ毎回のように目が合う。
ついていた客がトイレに行った時にすかさず呼んで話をした。
とりあえず名前を聞き(仮名Cちゃんとする)次は一緒に遊ぼうと話して退散。

順序は忘れたがGO GO巡りをしている途中で若い日本人2人組みと出会った。
なぜか話が盛り上がりHAPPYの奥のテーブルの話をしたら是非行ってみたいと。
友人がSUPER BABYで気に入った娘をPBした後に若い奴をHAPPYへ案内してあげた。
俺は他で探すつもりだったので奥のテーブルまで案内してすぐに退店。
Cちゃんのことが気にいっていたのでこの店で他の娘を探すのはやめておこうかと思ったからである。
するとお店を出た入口左手にCちゃんが!
入口の鏡張りのところで顔に何か付いているのを覗き込んで取っているところだった。
後ろから覗き込んでニコッとしたらビックリしたように気付いてYしてくれた。
「どうしてここに?」って聞かれたので「ここに友達を連れて来た(と言ってもさっき出会った奴だが…)」と。
てか「さっきのお客は?」と聞くと「さっきの人は観光案内のお客さん」って。
彼女は毎日出勤しておらず観光案内の仕事もしており、その日は案内のお客を連れてお店に来ただけらしい。
そのお客から誘われたらしいがイヤだったので断って入口で見送ったところだったと。
Cちゃんに「今から何するの?」って聞くと「何もないから帰ろうとしてた」って返答が。
そこで「一緒に飲みにいく?」って誘ってみた。
すると「私も一緒に飲みに行って大丈夫?大丈夫なら一緒に行きたい!」って腕を組んできながらのうれしい返事が。
飲みに行くと行っても俺はあんまり飲むだけの店は知らない。
なのでCちゃんに「どっかいいとこある?」って聞いたらエンジェルウィッチでショーを見ようってことになった。
このお店はショーを見るにはいい感じのお店だった。
ここでショーを見ながら飲んだ後にフルーツを購入して俺のホテルへすんなりと。
DSを見つけて「コレ何?」って聞かれたので「日本の携帯ゲーム機」って答えると遊んでみたいと。
俺はCちゃんとあんなことやこんなことしていろいろ遊びたいのだが。。。
でもマリオカートにのめり込んでいる姿がめちゃめちゃかわいらしかった。
アッチの方も物凄く感度良くスレた感じは全くない。
ちょっとしたテクを使うだけで簡単に昇天してくれる。
素人娘っぽくて大満足♪
翌日の予定を聞かれたので「友人とカオシーチャンを観に行く」と言うと「私が案内する!」と意気揚々。
でも一日一緒に居られると夜遊びが出来ない!(これでも外道のはしくれなんでw)
友人にも申し訳ない(言い訳?)ってことを理由に柔らかく断ったがなかなか聞いてもらえない。
なんとか説得すると行き方とか丁寧に教えてくれた上に電話番号を教えられた。
更に俺のをしつこく聞かれたので泰でのレンタル電話の番号を教えることに。
翌朝には別れを惜しむようにしながら帰って行った。
何度も「今日も一緒に過ごそうね。お願いね。」と言われたが…。
初日の夜としてはかなり満足した夜だった。


≪2007年12月 訪泰2日目≫

気持ちよく目覚めた二日目の朝。
Cちゃんとの別れをすこ~し惜しみつつ友人に連絡を入れる。
フードマートで軽く食事を済ませてからスクーターでカオシーチャン見物へ。
昼間は健全に過ごし夕方にはホテルで一休みした後、友人の希望でティファニーへ。
ショーを堪能したわけではなく射撃場で38口径を堪能。
気持ちよく発砲しまくったらお腹が空いてきたのでWSでシーフードを堪能。
お腹が満たされると次はプーインを堪能すべくそのままWSをうろちょろし始めた。
前日のCちゃんは放置プレイ。
その日は夜更けまで何度も電話とSMS(ショートメッセージ)が来るが放置プレイのまま。

まず最初に水着姿のえらいべっぴんなネエちゃん3人が看板になってる店に入ってみた。
前日から思ってたのだがホンマにこんなべっぴんおるんやろか?って。
友人ともそう話していて、たぶん客寄せでおらんやろうけど試しに入ってみる?ってなったので入店することに。
入ってビックリ!やっぱり?猿とゴリラばっか。。。
ダメだこれは…すぐに出ようと話していたら二度見するぐらいの娘がいた。
顔ヨシ!スタイルヨシ!
周りが猿ばっかなんでよく見えるだけかぁ?って思ってジィーと見たが間違いなくべっぴん。
ママにこの店はいくらか?って聞いたらPB ?バーツ(忘れた)でショートが上の部屋で猿は?(忘れた)バーツ。
あの娘は1000バーツと。
1000!?!?!?
いくら上の部屋とはいえ1000はホンマなんか?って思った。
友人とどうしようかと本気で悩んだがまだ宵の口で他を見たかったのでPBしなかった。
結局俺はその後いい娘が見つかったからよかったがなんとなく相手してみたかった気はする。
友人はあまりいい娘が見つからなかったのでだいぶ後悔した模様。
情報がない店は行き難いがたまには当りもあるみたいなのでいろんな所に入ってみるのもいいかもしれない。

次の店に行く途中のこと。
友人とWSをうろちょろしていたら2度見どころか見とれてしまうほどガン見してしまったべっぴんを発見!
芸能人の○○にめちゃめちゃ似てて友人は写真を撮ったくらいだ(仮名Fちゃんとする)
声をかけて一緒に飲みに行きたいくらいだったが声をかける勇気が出ない。
飲み始めたばかりだし友人も一緒だったからと勝手に自分の中で理由つけをして次の店に行くことにした。
外道にはなりきれずヘタレになってしまった。。。

次に行ったお店はビーチクラブ。
すぐさまホステス1人が俺の横についた。
そんなに悪くはないのだがいまいち…
ホステスとの話はそこそこに友人とダンサーやら他のホステスやらを物色。
ダンサー、ウェイトレス、ホステス2人となかなかいい娘発見。
でもFちゃんに比べたら足元にも及ばない。
友人はホステスを横に呼び4人で歓談。
俺はダンサーを呼ぼうかと思ったがやめた。
まだ時間も早いし他にもっといい娘が見つかりそうな気がしたから。
とりあえず友人はPBして一緒に退店。
3人で近くのディスコに行きちょっとしたところで俺は退散。
この店はホステスを相手しなくてもそれなりに遊べるお店かと。
お好きな人は20バーツ札をたくさん持っていけばかなり楽しめます。
俺も友人も20バーツ遊びはやってませんが…。

友人と別れた後、Fちゃんがいたらなぁ~って思いながらあちこちをうろちょろしてた。
すると遠目からでもひときわ輝く容姿のFちゃん発見!!!
ここでヘタレになってたまるかと思いすかさず声をかけた。

俺 「・・・・・・・・」 (←これは声をかけたって言うのかぁ?)
Fちゃん 「何?」
俺 「いや~、めっちゃ綺麗やから見とれてた」
Fちゃん 「ありがとう、上手ね」
俺 「お世辞じゃない。綺麗じゃない娘に綺麗と言える程俺は人間が出来ていない」
Fちゃん 「ホントに?」
俺 「ホント。一緒に飲んで欲しいんだけどどう?てか、飲みに行こう!」
Fちゃん 「私と?」
俺 「あなたじゃないと誘わない」
Fちゃん 「どこに行くの?」
俺 「ショーでも観に行こうよ」
Fちゃん 「う~ん、、、わかった、いいよ」

ということで昨日知ったばかりのエンジェルウィッチへ行ってショーを見ながら飲むことになった。
日本語は全く通じず英語のみなのでお店に行ってからもちょっとてこずった。
時間もいい頃合いになってきたのでお誘いしてみた。
ところが今日はダメとのこと。
なんで?って思って聞いてみたら月一の訪問者で今日終わったけど明日まで待ってほしいと。
とりあえず連絡先を教えあって本日は終了となった。
しかし今までの訪泰で見た姫の中で間違いなく一番べっぴんであった。
ホテルに帰っても翌日になるのが待ち遠しくて仕方がないくらい。

この最中でも前日のCちゃんから電話、SMS攻撃は絶え間なくあったことは言うまでもない。。。


≪2007年12月 訪泰3日目≫

今日も目覚めは気持ちいい。
昨日は発射ナシなのにこの気持ちよさはなんだ?
起きたばかりなのに早く夜が来ないかと思ってしまうこの気持ちはなんだ?
はやる気持ちを抑えつつ昼は健全に友人をパタヤ案内へ。
パタヤパークタワーに行ってタワージャンプ。
これは何度やっても気持ちいい。
その後展望台でもパタヤを一望したりした後はビーチでゆっくりと過ごした。
明朝早くに帰国する友人は夕方のうちにバンコクへ移動。
一人となったので屋台で軽く夕食を済ませてから今日も楽しいナイトライフへ。
この日も何度かCちゃんから電話とSMが来るが昨日に続き放置プレイ。
最後には「あなた女がいるでしょ!だから連絡してくれないんでしょ。もう別れます。さようなら。」って。
確かに女と一緒なのは当たってる。
しかし、もう別れますってなんだぁ?
あなたと付き合った覚えは全くないんだけど。。。

今日はなんのためらいもなく昨日出会ったFちゃんに連絡を取って会うことにした。
会って再確認したがやっぱりめちゃめちゃかわいくて綺麗だ。
泰にいながら日本で素人娘を必死に口説いているかのような錯覚に陥るくらい。
といっても日本人でここまでべっぴんに出会ったことはない。
WSをかなり南へ歩いて行った所にあるSIMONっていうバービアでまったりしてた。
いい時間になった頃に一緒に帰ろうってお誘いしてみた。
昨日みたいに断られたらどうしようか…と考えたりもしたがすんなりOKの返事が。
一緒にホテルに帰ってからもいろいろ話したら月一の訪問者ではなかったらしい。
どうやら俺の口説きに落ちかけたらしいがその日にそのままは女心としてイヤだったらしい。
ほんとかどうかはわからないが信じたい(これって外道ではないよなぁ)
でも次の日に帰るまでの間は間違いなくそう思える感じだった。
こんな娘はなかなか巡り合えないだろうな。。。


≪2007年12月 訪泰4日目≫

昨日はかなり満足した夜だった。
目が覚めると横には化粧がほとんど取れてるにもかかわらずチョーべっぴんがいる。
夢ではない。
何度見直しても間違いなく横にいる。
あまり寝ていないにもかかわらずすがすがしい朝だ。
明日のバンコク移動まで一緒に過ごしたかったがFちゃんも一度帰りたいってのと俺には行かなければいけない所があったので帰ってもらった。
昼前にFちゃんが帰っていった後は買い物、マッサージと何の変哲もない時間を過ごす。
今日も屋台で軽く夕食を済ませた後に楽しい楽しいナイトライフへ出発。

今日はFちゃんとすぐに会わなかった。
この訪泰でどうしてもポロエンターテイメントへ行ってみたかったのだ。
行かなければいけない場所ってここだ。
ショーがおもしろいとの噂を聞きつけどうしても行ってみたかった。
夕食中にFちゃんから電話があった。
それを放置プレイでポロへ出向く。
しかしFちゃんと出会った場所に近いため見つからないようにコソコソと入店。
入店時はあまりお客もいなく壁近くのテーブルに座る。
5分するかしないかでホステスの娘が勝手に横に。
全くのタイプ外!
まぁステージでのショータイムが見たいのでそれなりに相手しながら鑑賞。
するとウェイトレスにめちゃめちゃタイプの娘を発見!
山本梓?山本美憂?似のめっちゃかわいい娘がいた。
見た瞬間からこの娘をPBしたい!って思った。
Fちゃんがいながらこんなことを思ってしまうところは外道なのかもしれない。
とりあえず注文時はこの娘にだけ頼んでみる。
3回くらい繰り返してから「何か飲む?」って聞いたら「コープンカァー」と言って注文。
飲ましてからはテーブルに寄り付くようになった。
しかし、なかなか会話が進まない。。。
彼女は日本語はおろか英語も話せない。
友達や横についたホステスの力も借りなんとか会話は成り立った状態。
でもなんとかこの娘と一晩過ごしたい気が抑えきれなくなってきた。
一晩どころか毎晩でもいいくらい!
Fちゃんって娘がいながらも思ってしまうところは外道なんだろうな。
でもパタヤ最終日…。
なんとか持ち帰りたいのでいろいろ交渉したもののNG。
PBはokだけどホテルには行けないと。
いろんな攻め方でなんとか交渉してみたもののやはりNGと。
しかたなく諦めて退店しようとした。
するとホステスがPBしてくれと。。。
はぁ?なんで???って感じ。
「この後一緒にホテルや飲みに行かなくてもいいからPBだけでも」って。
なんでこんな気に入らないのをPBしなきゃ?ってことで丁重ではなくハッキリと断り退店。
この間にもFちゃんからの電話が幾度となくあったが放置プレイ状態。
お店を後にする時もFちゃんに見つからないようにコソコソをWS出て行ったことは内緒です。
しかしあの娘は勿体なくて仕方ないなぁ。

その後ようやくFちゃんに連絡をいれて会うことにした。
3日連続になる。
ところが換金し忘れたのとポロで使ったので手持ちがあんまりない( ̄▽ ̄;)
どこでも換金は出来るのだが面倒なのでやめた。
そして会った時にもうお金がこれだけしたないって言った。
するとFちゃんは「全然いい。ある分だけで遊ぼう。バンコクに帰るお金とはちゃんと残しといてね。」って。
この態度からして気に入ってくれてるのはホントだったと信じていいかと思った。
とりあえず一緒に軽く飲みに行ってからホテルへ。
明日帰ることは昨日のうちに告げてある。
エッチの前後、最中、寝るまで、起きてからもしきりに「帰らないで」って言って抱きついてきてくれる。
その時の仕草だのがめちゃめちゃかわいい。
ホンマに残ったろかって思うくらい。
しかし現実が待っている俺には残るわけにいかない。
泣く泣く昼前に帰してからバンコクへ向かった。

ポロの娘とFちゃん。
どっちも負けず劣らずのべっぴんだが少しタイプが違う。
どちらか選べと言われたら間違いなく即答でFちゃんを選ぶだろう。
はっきり言ってこんだけのべっぴんは日本でもなかなかいないと思った。
そこいらへんの女なんかじゃまるっきり歯が立たない。
ちょっとチヤホヤされてるような女くらいじゃ全く勝てない。
芸能人にでもなったら間違いなく売れる!ってマジで思ったくらいだ。
この娘と3日過ごせただけでも夢のような時間だった。


≪2007年12月 訪泰5日目≫

パタヤでの出来事を引きずりながらバンコクへ移動。
移動中のタクシーの中でも切ない気分になるくらい。
泰に来てこんな気持ちは初めてだった。
もうパタヤへは帰れないのだから気持ちを新たに切り替えバンコクを楽しもう。
ほんとに楽しめるか不安を抱えながらバンコクの予約してあるホテルに到着。
初めてのバンコク滞在。
夕食はBUS STOPにした。
うわさ通り意味もなく女の娘がそれなりにいる。
とりあえずフライドライスとシーフードサラダを食べながら店内を物色。
こんなもんかって娘ばっかり。
周りは家族連れのお客もいてなんだかわからん雰囲気の店。
でも飯はそれなりにいける。

本日の最終目的はテメコーヒーショップだ。
その前にバンコクのナイトライフというものを味わいたい。
どこに行こうかと考えた末に露店があるパッポンの雰囲気を味わうことにした。
うろちょろしてたらキングキャッスル3の前でいきなり3人のLBが「入ってぇー」と腕を組んできた。
とりあえず怖いもの見たさで入ってみることにした。
さっきの3人は勝手に座らずに「気に入ったら呼んでね」と言ってステージに上がっていった。
勝手に座られてコーラ攻撃されるかと思ったがそんなことはなかったので一安心。
ステージでは大量のLB達がこちらに押し寄せてくるかの如く視線を浴びせてくる。
どんな感じか味わってみようと2人のLBを呼んでみた。
女ではないのか?って思うくらいべっぴんさん。
意外とおしとやかで楽しく会話が進んだ。
でもLB…
話のキリのいいところで退店。
見て会話を楽しむだけならまた行ってみたい。

その後ソイカへ移動。
ショータイムを楽しむためにロウハイドへ。
でもパタヤのエンジェルウィッチを見た後だったのでこれくらいかぁって感じ。
バンコクとパタヤの違いなのか?って思いながらもショータイムはそれなりに楽しめる方かも。
ショーが終わってからの乾杯は演出のひとつとしてはいい方だと思う。
ここも勝手に隣に座ってコーラ攻撃を受けることもないし落ち着いて飲めるお店だった。

次にロングガンへ移動。
どうしてもマ○コショーが見たいからだ。
風船割りにタバコ吸いとか見ているだけなら楽しい♪
ただタバコ吸いの女のアソコはどんな匂いがするかと想像すると何とも言えない気分になる。
ここも勝手に隣に座ってコーラ攻撃を受けることもないしゆっくりとショーを楽しみながら飲めるお店である。
お店の内容は落ち着いてはいないが…。
ここもロウハイドもバンコク遊びの時は訪問したいお店だと思えた。

次は通りの端にあるバカラへ。
途中何度も手を掴まれての入店誘いを断りながら目的店へ。
とりあえず1階で飲みながら2階のガラス張りを見る為に。
入店時に表にいたホステスが付いて来た。
ハッキリ言ってタイプではないし今日はテメが待っているのでここでPBする気はない。
とりあえず会話はそこそこに2階のダンサーを鑑賞。
HAPPYの鏡張りステージに負けず劣らずいい感じ。
顔がみえないだけにこっちのが楽しめるかも。
下のステージの娘は…
う~ん、あんまり覚えてない。

そして本日の目的地であるテメコーヒーショップへ。
お店を探すのに一苦労したが俺の行き方が悪かったらしい…( ̄  ̄;)
正面からじゃなく裏口(トイレ側)からの入店になったのでドリンクを買うために店内を見回すことが出来た。
お客の約1/4はイープン。
微妙に目が悪いので暗い場所だとちょっと離れた距離でパッと見かわいいのがウヨウヨいるように見える♪
ただ1,2mに近寄ると「う~ん、どうしょっかな」って感じが大半。
24時過ぎに入店して何度か店内をウロチョロしたがなかなか決めきらない。
1時半くらいになったところで再度回ろうかとして動き始めたところ!
色白で物凄く見栄えのする娘を発見!
AI(ちょっと無理やり気味)似の友達と二人連れ。
即座に声をかけて二人にドリンクを奢る。
10分くらいの会話でお持ち帰りの話になり即決。
ヘアサロンで働いているらしい(たぶんウソかと)
ホテルへお持ち帰りしてからからちょっとがっかり…(TдT)
お店で見た時はAI似の娘の方が近くにいてこの娘が遠めだったのと少し暗かったせいか物凄くベッピンだったが明るい所でみたらそうでもない。
まぁ、それなりの顔立ちだったのでヨシとして一戦交えるがこれもイマイチ…(´ヘ`;)
テメは素人娘の援交場所って信じていたが「ほんまにそうかぁ???」って感じ。
俺が思うにGO GOやMP引退後って感じの子に思えた。
その娘は日本人好きのようで次の日にバンコク観光するって話をしていたら私が案内するって意気込んでいた。
しかし俺の気分は乗らない。
そのせいか?翌朝目が覚めると喉がイタイ。
どうやら風邪をひいたらしい…。
その旨を伝えると昨日の晩はDキスしていた娘がフレンチキスのみ。
もともと案内してもらう気にならなかったのでそのままお引取り願った。
ロング3000+タク代100でした。
テメ自体はなかなか面白い雰囲気のある場所かと。
ただ、私服を着た娘なのでそれぞれの個性が出て決めかねるのが欠点かと。
次回訪タイ時にはリベンジせねば!と思いながら今回のテメ経験は終結した。


≪2007年12月 訪泰6日目≫

泰最終日。
風邪かもしれないのを無視して巨大な雛壇を拝むためにチャオプラヤー2へ。
その前にJ1へも行ったがまったくの期待ハズレ。
そしてチャオ2。
結局ここも入店して???って感じ。
確かに雛壇の数も多いのだがこんなもんか…って感じ。
今までMPはパタヤしか行ったことがなかった。
しかも初めて見た雛壇がサバイディー。
なんで大きいのは大きいがこんなもんかって感じ。
翌朝に帰国予定だったので今日はMPで遊んで夜は飲むだけ!って勝手に決めていたからマッサージ嬢の小柄なさくら似の娘を指名した。
近くで見るとダメってわけではないがこれまた、う~ん、こんなもんかなって感じ。
一通りのサービスを受けてこれまたこんなもんかって感じw
5泊後で鈍っていたのかなかなかイケず「You strong」って言われてしまった。
格闘終了後にマッサージを受けたがそれなりに上手で心地よかった。
でも次はないだろうな。

昼にチャオ2で抜いてきた上に明朝早くに帰国予定なのでナナエンターテイメントの雰囲気を味わうだけのつもりで行ってみることに。
とりあえず一周しようとした途端に声をかけられた。
「お兄さんコッチー」って。
まぁまぁかわいらしかったので話してみた。
女 「どこ行くの?」
俺 「ナナは初めてだからわからないのでどこも決めてない」
女 「まだGO GOは全部開いてないよ」
来た時間が早かったらしい。
女 「少しここで時間潰して行ってよ」
かわいらしかったし愛想もいいのでとりあえず飲むことにした。
楽しく飲めてる所でいい時間になってきた。
女 「そろそろ行く?」
俺 「う~ん、そやなぁ、行こうかな」
俺 「GO GOは見て回るだけやし一緒について来る?」
女 「ほんとに? 行ってもいいなら行く!」
GO GOに行ってもPBする気はないし、この娘と一緒だと楽しいしってことで誘った。

最初にオブセッションに入った。
間違いを起こしそうになるくらいべっぴんさんがうようよいる♪
その中でも3番だったかな、好みの娘を発見!
娘?ん?ここはLBのお店やんなぁ。
野郎であることに間違いないと何度も言い聞かせる。。。
aribaiの娘と一緒に入店しているにもかかわらずジィーとこっちを見て呼んでくれと。
呼んだらほんまに間違い起こしそうってくらいべっぴんがいる。
全体的なレベルはキングキャッスル3の方が上かもしれないが飛びぬけてのべっぴんはこっちが上かと。
LBがokなら行って見る価値は大いにありです。

次に入ったのがレインボー1。
女の娘の見た目はそこそこokなレベル。
横に女がいようがモーションかけてきよる。
一緒に女がいるのにPBする気なんてさらさらない。
というか今日は全くその気はない。
もし一人で来店してもPBしないと思われる。
どうしても日本人に人気のGO GO女はスレた気がしてならないからだ。
全員がそうじゃないとは思うが一か八かでハズレた時は時間と金とおたまじゃくしが勿体ないからだ。

この2件を一緒に回った後にチップをあげて帰ろうとした。
すると女から「3階に行かないの?」って。
俺はそんな気ないって言うとスネはじめた。
女 「私の事気に入らない?行こうよ」
俺 「かわいくて気に入ったから誘ってん。でも今日は全くその気がないから…」
女 「気に入ってるならするはずでしょ。気に入らないならそう言って」
俺 「気に入らないならPBしないって」
なんでカップルみたいな揉め事をせなあかんねん…(-"-;)
何回か繰り返してなんとかお引取り願った。
ショートのチップは必要なかったのだか息子にその気はない。
昼にチャオ2へ行ってなかったらお相手していたんだろうな。


≪あとがき≫

翌朝早くにスワンナプーム空港へ向かった。
これで12月の訪泰は終了である。
しかしこの2日間で回ったお店でも常にFちゃんと比較してしまう自分がいた。
バンコクを満喫しよう!と思っていたにもかかわらず頭に浮かんできてしまった。
どうしたら消えてくれるのだろう。
なんかスッキリしない。
Fちゃんに未練たらたらな自分がいる。
この気持ちをどうにかしなければいけない。
帰国直後に速攻で1月の泰渡航券を手配依頼した。







夢の国出張報告書2008 依存度レベル 89


≪前書き≫

Fちゃんに会うため、新たな姫に出会うため、そしてテメのリベンジと期待にアソコを膨らませて。。。
いやいや、期待に胸を膨らませて前回の訪泰から1ヵ月後に夢の国へ旅立つことに。
今回は時間もたっぷり10泊11日ある。
前回の帰国時からあれこれといろんな事をニタニタと想像しまくってたらもう出発当日。
1ヶ月なんてあっという間だった。
はやる気持ちを抑えつつ、ニヤニヤしそうな顔を隠し冷静さを装いながら関空へ向かった。
念をおしておきたいのだが、俺は女の名前なんぞほとんど覚えれないような外道な奴である。
というか覚える気がないと言った方がいいかもしれない。
名前も覚えないからお店でのNo.なんかもまず覚えてない。
たまにお店の名前も覚えてないw
たまに覚えてるのは印象に残ったか(あんまないけど)連絡先を書いた紙をくれたからって程度かな。
このことを踏まえた上で読んで頂ければと。
さあ、夢の国へ出発!


≪2008年1月 訪泰1日目≫

16時半、夢の国到着。
今回はバンコクからのスタート。
タクシーでスクンビットsoi4にあるホテルへ行きチェックイン。
ひと休みしてから空腹を満たしにBUS STOPへ。
タイ飯を堪能しながらどこに行こうか考えるが最後にテメへ行くことだけは決まっている。
いろいろ考えた末、前回はあまり見れなかった近場のナナプラザにした。
ほぼ目の前にあるナナプラザへいざ出陣!

とりあえず12月に出会ったaribaiの娘に見つからないようにしながらレインボー1へ。
テメに行く前の気分高揚狙いだ。
やっぱり見た目のレベルはそれなりにいい。
とりあえず一番かわいいと思った娘を横に呼んで歓談。
キスを頂くだけ頂いておっぱいモミモミしてから退店。
どんな娘だったか覚えてないw

レインボー1に続いてレインボー2へ。
ここも見た目のレベルは高い方かと思う。
ここでも一番かわいいと思った娘を横に呼んで歓談。
同じようにキスを頂くだけ頂いておっぱいモミモミしてから退店。
ここも覚えてないw

レインボー1,2に続いてレインボー3へ。
見た目のレベルは1,2より落ちるがまぁいい方かと。
ここでも一番かわいいと思った娘を横に呼んで歓談。
1,2に続いてキスを頂くだけ頂いておっぱいモミモミしてから退店。
ここも全く覚えてないw

レインボー1,2,3に続いてレインボー4へ。
レベルはそれなりにいい方。
というか、ここが4店舗の中で一番よかったかも。
ここでも一番かわいいと思った娘を横に呼んで談笑。
ここは覚えてる。
茶髪というかほぼ金髪でショート。
顔立ちもほっぺがちょっとふっくらしてる娘でめちゃやわらかかった。
お肌もモチモチとしてて気持ちいい♪
唇もぷよぷよで最高!
PBして堪能したい気もしたがテメが俺を待っている(勝手に思ってるだけだが)
ここでも3店舗に続いて頂くものだけ頂いてから退店。

レインボー全店を1時間半かけて回った。
PBしそうな雰囲気を出してたら楽しく歓談できる上にかわいい唇まで頂ける。
しかもふわふわのおっぱいまでも楽しめたりする。
中にはPBしないってわかった時点で態度が変わる娘もいた。
もしそんな娘をPBしてたらスレスレ娘でアッチも楽しくなさそうな気がするのは俺だけだろうか。

レインボー各店に続いてG-SPOTへ行ってみた。
入ってすぐ左側の席に座ったのだが店が大きくて奥の方にいる娘とかハッキリ見えない。
女の娘の質は良くもなく悪くもなくって感じ。
コーラ攻撃もなくダンサーを見ながらゆっくり飲むことは出来た。
ただお色気ムンムンでのお誘いはなかったので気分高揚にはイマイチやった。

これだけでは満足出来ず他にも行ってみたいと思いソイカへ移動した。
気分高揚にはどうかと思いながらもロングガンへ。
一通りのショーを見て退店。
先月とあまり変わらない内容だったが1ヶ月ぶりに見るとそれなりに楽しめるかな。

ロングガンを出てうろちょろしてたらブラック&ホワイトの前でかわいい娘めっけ。
というか12月にソイカへ来た時にこの店先でみかけた小柄な娘だ。
目が合った途端に寄ってきて腕を組みながら「入って行ってよ~」って。
気分高揚にはもってこいの娘になりそうなので入店。
仕草もかわいらしくてロリ系だけどちょっとエロチックなので楽しめそうかも!って思って。
しかし5分するかしないかでPBの要求。
なんかゲンナリ(この娘に対してだけだが)してきた。
気分高揚のために相手を乗せるだけ乗せて頂くものはしっかりと頂いてからアッサリと退店してやった。
しかしここはあんまり客がいないなぁ。
全体的な姫のレベルは低い方かと思う。
まぁ、この先もう行くことはないだろうな。

さて、時間もいい頃になってきたので本題のテメへ。
前回のようにパッと見で決定したら後悔しそうなので慎重に。
時間は前と同じように24時頃入店し店内を見回しながら飲んでいた。
前回も思ったのだがトイレに行く階段の近くにはなかなかよさげなのがいる♪
ちびちび飲みながらイマイチな娘からのアタックをかわしつつ周りを物色していた。
トイレに行く時にチェックしたらやはり俺好みの顔立ちしたよさげな娘がいるぢゃん。
長身で細身のあきらかに日本人体系ではないいいスタイルの娘。
すぐには声をかけずに確認のためにもう一度店内を歩いた。
最後にその娘の前を通るようにし、近くになるとじーっとこちらを見てニコッって微笑んでくれたのですぐに声をかけた。
少し話した頃に向こうから「今日は何するの?」って聞かれたので

俺 「まずはあなたをホテルに連れて帰ってそのかわいい服を脱がす事になってる」
女 「なってる?」
俺 「そう、もう決まってる事やねん」
女 「あはは、決まってるんだ」
俺 「ちゅうことで出よっか」
女 「は~い」

タイ到着初日でやる気満々だったので見た目とスタイルに特に不満のないこの娘をお持ち帰りすることにした。
ホテルに帰ってからも愛想よくいい感じ。
決まってると言った服をしっかりと脱がしてやった。
おっぱいはそんなにおっきくないけど形もよく抜群のスタイルでそそられる。
エッチの方はおまかせって感じで丁寧にしてくれる。
今日はこっちから攻めようとはせずにおまかせにしといた。
たまには女の娘からの奉仕もいいかなって思ったりもして。
好みの顔だしスタイルもいいしでそれなりに満足。
今回のバンコクは観光もする予定だったので今日はカンクンではなくショートでお引取りしてもらった。
チップ2000にタク代100をあげた。
しかし前回同様に素人の小遣い稼ぎではなくプロっぽかったのがちょっと残念なところかも。。。


≪2008年1月 訪泰2日目≫

スッキリした後の睡眠だったので気持ちよく朝を迎えることが出来た。
しかし前回のリベンジ!とまでいってない気が…。
今日はどうしようかと考えだがまだ朝だ。
とりあえず今回の目的のひとつであるバンコク観光へ。
この観光でちょっとした出来事があった。

まずは王宮へ行ったのだがいつもの調子で短パンのまま。
コソッと入ろうかと思ったがやっぱり止められた。
レンタル衣装を借りれたのだが高いし明日も来れるかってことでヤメ。
すぐ近くのワット・マハタートへ行ってからタマサート大学へ行くことに。
ワット・マハタートがあまりにも小さくてわからず大学の門のところで来てしまった…。
門のところで警備員?みたいな人に場所を尋ねたが言葉が通じない。
すると警備員が近くにいたマイケル富岡似の大学関係らしき人を呼び寄せた。
顔だけでなく声まで似てたw
場所を尋ねたら親切に教えてくれたのだがそこよりももっといい寺院があると言ってきた。
そしてその場所を丁寧に地図に書いて教えてくれた。
ここまではよかった。
そこから海外の初対面でありえる日常会話が始まった。

男1 「いつ来た?」
俺 「昨日来た」
男1 「いつまでバンコクに居るんだ?」
俺 「明後日の昼にはパタヤに移動する」
男1 「君は仕事はしているのか?」
俺 「している」
男1 「何の仕事をしている? 私はこの大学で働いている」
俺 「○○で設計の仕事をしている」
男1 「○○? ならスーツを着て仕事するのか?」
俺 「仕事場でスーツは着ない」
男1 「通勤で着ないのか?」
俺 「着ない」
男1 「着る機会はないのか?」
俺 「出張で着ることはある」
男1 「じゃ、スーツを着るんだな」
俺 「着ることはある。」
男1 「オー、ユー ラッキー」
俺 「?」
男1 「実は今タイで一番有名なタイシルクとカシミヤのフルオーダーメイドスーツのお店がイベントしている。
年に一度3日間していて今日が最終日だ。実に安いんだ。
お店の名前はナコーンサワンだ。君は実についている」
俺 「はぁ。」
男1 「君は実についている。トゥクトゥクで寺院を回った後にお店に行ったらいけば交通費も安くすむ」

この後も推薦のような勧誘が続く。
話が出た途端すぐピンときた。
間違いなく詐欺だな。
とりあえずバスに乗るもの面倒やしタクシーで回るともっとお金かかるのでのっかったようなフリでもしてみよう。

俺 「ほんとにそんなに安いのか!?」
男1 「ほんとだ。今日で最後だ。君はついている」
俺 「ぢゃあ、早速行ってみるよ」
男1 「おお、そうか、行くのか」

そう言ってすぐにトゥクトゥクを呼びとめた。
そしてトゥクトゥクのおっちゃんに60バーツで寺院巡りした後にスーツ屋まで行くように交渉し始めた。
何回君はついているって言うたら気がすむねん(-"-;)と思いはしたが…。
寺院を回った後にどんな所か見てやってもいいかと思いながら寺院巡りしてた。
すると最後の寺院に行った時にまた変なオッサン登場。

男2 「どこから来た?」
俺 「見ての通り日本だ。」
男2 「どこに行くんだ?」
俺 「ココに行く」 ←地図を見せて
男2 「おー、本当にココに行くのか? どうしてココを知っている?
実は私も昨日ココに行って来た」
俺 「はぁ」
男2 「私はバンコク銀行の支店長をしていて毎日スーツを着る必要があるんだ。
だから毎年この3日間で5着のスーツを買っているんだ。
カシミヤのスーツだ」
俺 「はぁ」
男2 「私が買ったスーツはこんな柄だ。毎日着るから5着でも足りないくらいだ」

そういって布の切れ端を見せてきた。
そして更に男2の話は続く。

男2 「凄く安くで買えるんだ。 いくらだと思う?」

いくらってわかるわけないやん。
安いっていうからには日本の紳士服屋のシルクより安くないと意味がない。
既製品ながらも日本では1万円でフルセットが売っている。
タイの物価からしてフルオーダーでも日本の既製品といいくらいやろって感じで答えてやった。

俺 「3000バーツくらいか?」
男2 「…。 850ドルだ。 安いだろ? カシミヤのフルオーダーメイドだ。
こんな値段じゃ普通は買えない」
俺 「はぁ」
男2 「しかし、そこのイベントで850ドルで買うには会員にならないといけない。
初回は会員になるために1000ドルになる。
でも2回目以降は全て850ドルだ。
しかも自分の体のサイズは全てコンピュータで管理されている。
だからいつでも会員番号を言うだけで自分のサイズのスーツが出来るんだ。
君はそこに行くのか?」
俺 「はぁ」
男2 「なら早く行きなさい。あと1時間もすれば閉店してしまう」

850ドルって安いのかぁ?
10万円もするぞ。
そんなお金出したら日本でいくらでも作れるやーん♪
ていうか、、、タイ国内のお店でなんでドル???
いくらタイ銀行の支店長といえど850ドルを5着も買えるほど給料出るわけないやん。
さっきのおっさんといい、このおっさんといい必死なんでのっかってやろうと思った。
しかし連係プレーはお見事だ。
トゥクトゥクに乗ってナコーンサワンってお店に向かった。
お店についてボー然。
騙すならお店の造りくらい見せ掛けだけでもええから豪華にせえっちゅうねんってくらいショボい。
こんな造りでタイで一番なんて思えるかい!ってくらい町の服屋にしか見えん。
お店に入ってみたらまた怪しいおっさんがしきりに勧めてくる。

男3 「うちのお店はイタリアのア○マーニやダン○ルにも納めている」
俺 「ほぉ! ホントですか!?」
男3 「850ドルでア○マーニと同じスーツが買えます。
生地の見本はコレになります。
どうですか?
スーツと一緒にコートも作れます。
肌触りも最高ですよ。
一度羽織ってみてください」

とりあえず乗ってみるために来たので買いそうなそぶりをしながらいろいろ選ぶフリ。
いろいろ試着した上で。。。

俺 「こんな高いもんいらん。 メイドインジャパンでもっとええもん作れるから。。。断る!」
男3 「・・・・・・。」

男が呆然としてる時にスクッと立ち上がってそのまま店を後にした。
ちょっと楽しめた上になんかスッキリ。
これで夜もスッキリと行くかぁ~。
この後ヤワラートの方へ行き中華街でぶらぶらしてからホテルへ帰った。

ホテルで汗を流しながらタニヤへ行くことに決めた。
5回もタイに遊びに来ていながら初めてのタニヤ。
軽く屋台で夕食をとり、ネットで見てて気になってた娘を目指して銀座姫へ。
決して猿好きではなのだがなんだか気になったNo.5と綺麗なNo.22。
念をおしておくが決して俺は猿好きではない。
入店して席に通され、ママに「誰か指名は?」って聞かれ「5番の娘はいる?」って聞いてみた。
どうやら先客のようだ…( ̄  ̄;)
「No.22は?」って聞くと今日は休みらしい…(-"-;)
出ようかと思ったが初めての日本人クラブだったので雰囲気を堪能しよう。
とりあえずママが女の娘全員を並ばせたのでNo.12を指名した。
全員並ばせて指名するってのは初めて知った。
なんかコッチがこっぱずかしい気がしたw
愛想もよく気立てのいい娘だったのだがなんかお持ち帰りしよう!ってところまではいかない。
まぁ、ここがよくなかったらテメに行こうって思ってたのがあったのが手伝ってるかと。
とりあえず退店しようとしたら「また来てね」って電話番号渡された。
貰えるものは貰っておこうってことでポッケに入れたはいいがどこに行ったかわからない。
番号も日本に帰ってからRAKURAKU見てわかっただけだw
ここは変なドリンク攻撃もなく楽しませてくれるお店だった。
そりゃ女の娘のドリンク込みならそうなのだろうが。。。
タニヤはどこもそうなのか?
お目当てもなくこの店に来ていたらPBしていただろうと思う感じのいい娘だった。

銀座姫を出てそのままタクシーでテメへ。
昨日の娘は来ていない様子。
今日はコレだ!ってのが見つからないまま閉店30分くらい前になった。
すると見かけなかった小柄な2人連れの娘が声をかけてきた。
1人はちょっと濃い顔立ちで猿ではないが猿系。
でももう一人はちょっと色白な方でかわいい娘だ。
その前にちょっと離れた所にいたマシそうな娘を見てみたかったのでちょって待ってもらって見に行ってきた。
当然ながら女の娘を見に行くから待ってくれとは言ってないし、そう言う風には見せてない。
近くで見るとイマイチだったので戻ってきてその娘と話そうとしたら見に行った娘がついて来て声をかけられた。
でも最初に声をかけてきた小柄な娘のがだいぶよかったので丁重にお断り。
2人のうちちょっと濃い顔立ちの娘がいきなり「私達2人とどう?」って。
はぁ?と思い「3人で?」って聞いたら「うんっ!」って。
2人ともかわいければいいのだが話してきた娘がブスではないのだがいまいちなので「3人はちょっと…」ってお断りし隣の娘にお願いした。
その娘は色白で小柄なかわいらしい娘だった。
お店を出てからの会話で「友達は3人って言ってたけど、ほんと?」って聞いたら「たぶんホント」って。
「でも私は好きじゃないけど友達が…」ってことらしい。
会話もベッドの中もこの娘は当たりや!って感じで大満足♪
3回目のテメでようやく素人っぽいのに当たった気がする。
これでテメのリベンジは果たせたかもしれない。
そう思っておこうw


≪2008年1月 訪泰3日目≫

今朝は昨日にも増して満足感が。
すがすがしい朝だ。
今日も楽しい輩に出会えるだろうかとワクワクしながら寺院巡りへ出発。
昨日はやめた王宮に始まりワットプラケオ等を回って最後にワットアルンに行ってからホテルへ戻った。
今日は楽しい輩には出会えなかったのが残念だがワットアルンには感動することが出来た。
夕日を背にみたワットアルンは綺麗だった。
ほんとは暁に見るのが一番いいののかもしれないがオレンジ色の夕陽でも綺麗だった。
さあ、昼も満足したから夜の方も満足しなければ!

昨日の銀座姫でもらったRAKURAKUを見ていたらタニヤ専門誌に初めて掲載されるGO GOが載っていた。
それはTHIGH BARという名前の店でとにかくビールやレディースドリンクの値段が安い。
最後はタニヤで遊ぼうって思っていたのでその前に試しで行ってみることにした。
21時前に行ってみるとそこそこお客はいるが日本人は俺だけ。
すぐさま2人居るママのうちの1人が寄ってきた。
「ここのお店は安いでしょ?タニヤは高いからねぇ」って話しかけてきた。
そして、あの娘がどうだこの娘はどうだど奨めてきてもいらないと言っていたのに無理やり横に呼びやがった…。
簡単な英語での話しも出来ないし日本語もしゃべれない。
好みじゃなかったのであんまり乗り気になれなかったがドリンクは安いので飲ませてからママをどっかにやろうとした。
女の娘はコーラじゃなくてテキーラ?ウォッカ?を飲んだ。
お酒が好きなのにかぁ?って思っていた。
しかしママは一向に全然動こうとしない( ̄  ̄;)
次は日本語話せる娘はアレだってことで頼みもしないのにまた呼びやがる(-"-;)
これもまたストライクゾーンからは少しハズレ。
ドリンクも安いし10杯20杯飲んでもたしたことないし、どうでもいいやってことでどんどん飲ませてた。
この娘もコーラじゃなくテキーラ?を頼んだ。
この店の娘はお酒がすきなのかぁ?と思っていた。
この状態で女の娘がステージで踊る時が来ると見送っては戻って来てを2,3回繰り返した所で他にいい娘を発見!
たしか03番?09番?(名前も失念…)だったかと。
その娘を呼んでドリンクを奢るとまたテキーラを。
少し話してみてPBしたいと思える娘だった。
しかし時間はまだ早い。
もうちょっと飲みたかったので「また帰ってきてこの娘をPBするよ」ってその娘とママ話した。
しかしママは「そう言って来ない人が多いからPB代だけ払って行ってくれ」と。
この娘をお持ち帰りしたかったのでokしてチェックすることに。
すると。。。。。。。
ペイバー代込みで3360バーツ!!!!!
はあぁ!?!?!?
なんでそんなになるねん!!!って思いママに伝票を見せろ!と言った。
するとどうやらテキーラ?はレディースドリンクとは違うらしい…(-"-;)
レディースドリンクは安いと思い込んでたくさん飲ませたのが間違いやった。
なんだかママと自分(笑)にムショーに腹が立ってきた!
これも勉強と思うことにし最初から決めていたタニヤへ飲みなおしに行くことに。

半分ヤケクソ状態で次の店へ。
今日は八重。
ここもRAKURAKUを見て行ってみようと思った所。
お目当てはNo.25。
入ったらすぐさま女の娘達が整列!
どれがNo.25かわからなかったがすぐにコレッ!ってのがいた。
どうやらそれがNo.25のNAMちゃんだったみたい。
その娘と1時間飲んでしゃべってカラオケして更に1時間延長。
時間終了近くでさっきのTHIGH BARの娘とこの娘とどうしようか悩んだ。
この娘はかわいらしくてもっと一緒にいたい気にさせてくれる。
でもさっきの娘も捨てがたいくらい見た目は抜群。
でもかわいらしさはNAMちゃんか。
マジで悩んだが腹立たしいのが消えないのとPB代を捨ててもいいかって思えたNAMちゃんに決めた。

(投稿直前にRAKURAKUのサイトを見たらvol.68の表紙を飾っていた)
ショートで2500バーツ。
一緒にホテルへ帰る時も帰ってからの仕草なんかはなかなかよかった。
でもアッチの方はそれなりにスレてる感が。。。
途中でやる気がなくなって発射まで至らず。
これでは腹立たしい気持ちもスッキリ晴れとはいかない。
リベンジ!と思いはしたが翌日はパタヤへ移動しなけれならない。
また訪泰した時のリベンジ項目が出来てしまった。


≪2008年1月 訪泰4日目≫

昼前にようやく起床。
今日は目覚めが悪い。
それもそのはず昨日の出来事がかなり不満の残るものだからだ。
それは今日絶対にスッキリしてやる!ってかたい気持ちを持ってホテルを後にした。
バンコク最終日なんでお気に入りのBUS STOPで軽く朝昼兼用のご飯を済ませることに。
BUS STOPには相変わらず意味不明なオネーチャンがいたが連れ出したいって思える娘はいなかったな。
その後BTSに乗ってバスステーションへ。
移動にはタクシーだと1300バーツ程かかるがバスだと117バーツでパタヤへ行ける。
BTSの25バーツを入れても142バーツだ。
パタヤのバスステーション近くに寄らなければいけない所があったし、昼なのでのんびりとバスで行くことにした。
この浮いたお金はパタヤでしっかり使ってやる。

今夜の予定は最初から決まっている。
Fちゃんと会うのだ。
約束したわけでもないから勝手思ってるだけだが。。。
逸る気持ちを抑えながらタイスキのお店で腹ごしらえ。
その後Fちゃんと出会った場所に向かうことにした。
物凄く早く行って逢いたい気持ちがあるのだが無理やり抑えてゆっくりしている自分がいる。
この抑えた気持ちを会った時に爆発させてやる!って思いがあった。
連絡先は知っているがあえて連絡せずに驚かしてやろうと思って泰へ来てることさえ黙ったままだ。
出会った付近をうろちょろしてたらバービアのママが声をかけてきたが断っていた。
しかしジィーと立ち止まってはキョロキョロしたりうろちょろしてみたりと様子が変な俺を見て「誰か探してるのか?」と声をかけてきた。
事情を話したら「座ってゆっくり飲んでたらいいよ」って。
自分の店の娘は放っておいてその娘が来るまで居座っていいっていうので甘えることに。
出会った場所に来てから1時間近くが経過しただろうか。
ママは俺のことが可哀想に思えたのかその辺りにいた娘に「Fちゃんは知らない?」って聞き始めた。
ヒジョーにやさしいママだ。
何人目かで知ってるって娘が現れ電話してる様子である。
連絡先を知っている俺としては何してるのかわからなくなってきた。
やさしさはうれしいのだが黙って来た甲斐がないってもんだw
10分ぐらいするとFちゃんが現れた。
友達からあそこって指さされた先に俺がいる。
Fちゃんが俺を見るなりビックリした顔をしながら駆け寄って来てくれた。
そして人目を憚らずに熱い抱擁( ̄▽ ̄*)

Fちゃん 「どうしてココにいる?」
俺 「Fちゃんに会い来てん。」
Fちゃん 「ほんとに?うれしい! いつまでいるの? ずっと一緒にいれる? 明日は何してるの? 私のこと好き?」

質問攻めに戸惑ったがうれしい戸惑いでもあった。
そのお店で久しぶりの会話を楽しんだあとホテルへ帰った。
1ヶ月ぶりに会うFちゃん。
やっぱりめちゃめちゃかわいい!
こんな娘と一緒にいる自分がうらやましい気になってくるほどw
1ヶ月ぶりの再会で真っ黒に焦げるくらい熱く燃える夜を過ごした。
ほとんど離れることのない濃密な一夜だった。


≪2008年1月 訪泰5日目≫

今朝の目覚めはかなりすがすがしい。
それもそのはず隣にはFちゃんがいる。
まさか俺が来てるとは思っていなかったので一緒に過ごせるだけの用意は何もしていない。
一度帰りたいから一緒に行こうって言いだしたが一人で帰すことにした。
あれだけ濃密な夜を過ごすと満足感、満腹感でいっぱいになるので他で遊びたくなってくる。
やはり俺って外道のはしくれであることを実感した。
とりあえず今日は他を回ろうって決めた。
昼過ぎにFちゃんに連絡を入れ今日は会えないと伝えた。
かなりごねられたが仕方ないって思ってくれたようである。
仕方ない…って思わせ、他で遊んでるなんで思わないような理由にするには大変だ。

昼は特に何もすることないのでビーチでゆったりと。
今回のパタヤでは日頃の疲れを癒すために時間を気にすることなくゆったりと過ごすことに決めていた。
普段は滅多に本など読んだりしないのだが今回は読んでみようとわざわざ日本から持っていったりもした。
ビーチもパタヤではなくジョムンティエン。
初めてのパタヤで出会った娘に連れていってもらってからずっと行ってる。
騒がしくないので落ち着いて過ごせるから気に入っている。
ビールを飲みながら本を読んで、眠くなったら寝て、シ○ン○ンしたくなったら海へ。。。
日頃の疲れを癒すためなのが目的だなのだがナイトライフへ向けての鋭気を養う時間になってるような気がしなくもない。

軽くホテルで汗と潮を流してから夕食を取りに。
今日はどうしようか考えたが一人でGO GO巡りでもしてみようかと思い20時過ぎに動き出した。
まずはSoi Post OfficeにあるHot & Coldに意気込んで入ってビックリ。
開店してるのか?と疑わんばかりに閑散としてた。
日本人がめずらしいのか皆こっちをジィーと見てる。
負けじとこちらも女の娘を見回したが猿のみ…。
シンハー半分飲むか飲まないかでそそくさと退散。
二度と行かないと心に誓って次の店へ行くことにした。

気を取り直して先月も気分よく飲めたビーチクラブへ。
前回話した娘と友人がPBした娘はおらず違うホステスが横についた。
タイプも会話もなんかイマイチ…。
前回気にかかったウェイトレエスはいて少しだけ会話したがなんか違う感じ。
もう一人気になってたウェイトレスとは会話せずにそのまま退店することにした。
今回はいまいちいい気分にはなれなかったがまた行ってみたいと思えるお店ではある。
次行った時にそのもう一人のウェイトレスがいたら話してみよう。

Pratamnak Rd.からWalking STに入って行くと左手にあるサクラクラブへ入ってみた。
ただ単に名前からして日本人好みの娘でもいるのか?と思いチェックしに入ってみた。
入って…やっぱり…猿オンリーw
ドラフト1杯を速攻で飲んでそそくさと退店した。
気立てのいい娘やノリのいい娘がいるのかもしれないが俺は猿に興味はない。

やはりここも見ておかないとってことでスーパーガールへ。
先月の泡プレイの小柄な娘は見かけなかった。
他を物色するもののなんか食指は動かない。
こうなると長居するだけ無駄なんでそそくさと退店して次へ。

そして今までスーパーガールの隣なんて見てもいなかったので入ってみようと思った。
お店の名前はNANTHY GIRL。
スーパーベイビーの向かいでスーパーガールの横にあるせいか日本人はほぼいない。
しかも客席数の半分くらいしかお客がいない(それでも10人以上はいる)
女の子の乗りはそれなりにいい。
ステージ脇にいたダンサーの1人に目が留まった。
呼ぼうかどうしようか思っていたらその娘の友達がその娘を連れて横によって来た。
ちらちらとその娘を見ていたせいだろう。
その他に「私は日本語が少し話せるから通訳ね」とか言ってめちゃ明るくて元気な娘もテーブルの前に来た。
ほんの少し話した所でテーブルの前にいた女の子が「この店はドリンクが安いから飲んでもいい?」ってお願いしてきた。
ドリンクが安い…
一瞬パッポンのTHIGH BARの事が走馬灯のように駆け巡ったw
しかし楽しいので1杯くらい飲ませてもええやろって思いokを。
ここの娘達は皆お酒じゃなくてコーラを注文してた。
注文してからテーブルの前の娘がコレだよってメニューを見せてくれた。
確かに他に比べると安い!
俺が飲むビールも女の娘のコーラも安い。
PB代や女の娘のチップも聞いたがそれなりに安かった(詳細は忘れた…( ̄▽ ̄;))
とりあえず少しの間この店で飲みながら会話とダンスしている女の娘達を鑑賞していた。
そういや今日はGOGO巡りだ!と、ふと我に返り、だらだらしないためにもビールを飲み干す前にチェックだけ先に済ませることに。
本人がモジモジしながら自分から言えなかった所を友達がすかさず助言してきた。
「PBしてあげないの?」と。
自分から言えない所がウブでかわいい(*´艸)
しかし俺にはGOGO巡りが待っている!(勝手に思い込んでいるだけだが)
「この後友達と約束があるからゴメン」
続けて「2,3日の間にまた来るからその時ね」と付け加えた。
その後ビールを飲み干すまでの間にお気にの娘がダンスの順番が来たのでステージへ。
その間にビールがなくなったので退店しようとし、その時に。。。
ステージで踊っているお気にの娘に近寄りチップを渡してあげた。
すると周りのダンサー達からキャーキャーと悲鳴に近い歓声を受けテレながらチップを受け取った。
すかさずしゃがみこんできて愛らしい仕草で抱きついてきたので受け止めてあげた。
ちょっと優越感?にひたりながら店を後にした。
かなり気分よかった♪

そしてやっぱりイープン御用達のスーパーベイビーにも入ってみた。
やっぱり全体的には悪くないのだがコレだっ!ってのがいない。
まぁまぁかなって程度ばかりで俺にはつまらんなぁ。
これまた長居しても無駄なのでそそくさと退店。

もう1時になろうかって時間。
どうしようか考えたが目に入ったシャークに入店してみようと思った。
今まであるのは知っていたが2階にあったせいもあって入ったことはなかった。
やはりと言うかファランオンリー。
姫もイマイチ。
う~ん、これなら無理矢理出来るかもって程度がいるくらい。
やっぱりこんなもんかって思いながらここも即退店。

今日はなんかヤル気がなくなってきたのでそのままホテルへ退散することに。
昨日かなり満足したこともあったので何もなくても平気な感じ。
そのままホテルへ帰ってから汗を流して爆睡。。。
この間、Fちゃんから電話1回とSMSが3通届いたが放置プレイ。
「今日はゴメンね。オヤスミ」とだけSMSで寝る前に返事しといた。


≪2008年1月 訪泰6日目≫

今日はお土産を買った後にビーチでゆったりと。
夕方くらいにホテルに戻ってから近くの露天をまわることに。
その途中で食べた屋台のバナナ入りのクレープみたいなのにかる~くあたったらしく調子が悪くなってきた…。
気分が悪かったのでホテルへ帰ってからちょっと横に。
なんとか気分が悪いのだけは治まったので空腹だけを癒して出かけることにした。

パタヤにも日本人クラブがいくつかあることを聞いたので行ってみることにした。
お店の名前は「かんぱい」。
タニヤと同じで皆並んだ娘を見た上で気に入った娘を指名することに。
番号は忘れたが名前はNEW。
それなりにタイプではあった。
NEWちゃんはお店に来て間もないようであまり日本語がわからないようだ。
しかも英語も通じない。。。
まぁ軽い日常会話はこなせるようなので講師のように日本語を教えてあげてた。
2時間をお店で過ごしたくらいでPBしようか悩んだが今日は辞めておいた。
夕方のかるい食あたりがいまいちヤル気が起こらない。
とりあえず飲むだけで満足だったので必ず2,3日後にまた来ることを約束してお店を後にした。

お店を後にしてからWSを北上しながらバービア群をうろちょろしてたらいきなり前に立ちふさがって腕を掴んできた娘がいた。
パッと見めちゃ綺麗でセクシー!
でもこの綺麗さとセクシーさはLBに間違いないって思い「LBでしょ? ならいい」って。
すると「私は女よ」って。
そう言われてもほぼLBに間違いない!って思い立ち去ろうとした。
でもしつこく一緒に飲もうって。
まぁ今日はヤル気ないし飲むだけならいいかって思い入店。
お店の名前は゛Family House"
この娘は確かにべっぴんである。
しかし同じ店内に間違いなくLBがいる。
それは放っといてべっぴんさんとの会話を楽しみながら晩酌。
名前はNAMと言い、もちろん写真の一番左(実物は写真より数段綺麗)

なかなか楽しく2時間も居座ってしまった。
LBは相手したくないが相場を知るためにNAMが居ない間にママに聞いてみた。
PB200のチップ2000らしい。
純粋に楽しく飲むにはいいお店だった。
LBがokな人や楽しくの飲むだけの人にはいいかと思えるお店だった。

その後、一昨年前によく行ってたJOY BARに寄ろうと思った。
Family Houseからも近かったし。
先月の訪泰では女の子を訪ねたこともあってJOY BARでは遊ばなかった。
というか遊べなかったから今年(今月?)は遊んでやろうかな~という思いもあった。
しかしJOY BARの看板のライトが消えて閉まっているようだった。
今日は休みなのか?と思い仕方なく帰ることにした。

今日は夕方のおやつのせいでヤル気はいつまでたっても起こらない。。。
日本人クラブとFamily Houseで飲んで満足したしそのまま帰って寝よう。
昨日も何もないだけになんか損した気になりはしたが。
明日こそは!と思い眠りについた。

今日もFちゃんから電話とSMSが来ていたが今日は放置プレイのまま就寝。。。


≪2008年1月 訪泰7日目≫

昼はジョムンティエンビーチで癒しの時間を過ごすことに。
昨日、一昨日と何もなかったので昼からやる気満々♪
今日はどうしようかなって考えようとしたものの、心の中では決まっている。
Fちゃんと逢おう!
毎日の電話や何通ものSMS攻撃に屈したわけでなく純粋に逢いたいのである。
もうそんなに時間も残っていない。
Fちゃんと濃厚な時間を過ごさなければいけないのだ。
時間も早々にFちゃんと連絡をとり一緒にシーフード店へ夕飯を食べに行った。
ゆっくり時間をかけて食事を済ませたあとは飲みにいって楽しいお酒を。
日が替わる前にはホテルへ戻ってきてゆっくりとした時間を過ごすことにした。
ホテルへ戻るなりガマン出来ずに即1回戦。
ちょースッキリしてまったりと過ごしていた。
すると2時になろうかとした頃にFちゃんの携帯が鳴った。
どうやら友達が揉め事を起こしたらしい。
泣きが入っていて助けに来て欲しいと。
1時間くらいしたら戻ってくるからと言って何度も何度もゴメンなさいと言ってホテルを出て行った。
眠気も出てきてうとうとしていたらモーニングコールのごとく電話が鳴った。
出ると「ホテルに戻ってきたよ。今扉の前」とFちゃんから。
すぐさま扉を開けると「ゴメンね。」といいながら抱きついてくる。
なんともかわいらしいではないか。
「お腹空いてるでしょ?」と言って焼き鳥とジュースを買ってきてくれた。
これまた気のきくいい娘じゃないか。
この後さっきあった出来事を話したりと会話していたのだがやっぱり。。。
2回戦目に突入。
その後そのまま爆睡タイムへ。


≪2008年1月 訪泰8日目≫

ちょっとハプニングもあったが濃密な夜を過ごした昨日は満足できるものだった。
今日は起きてから二人で一緒に出かけた。
ご飯を食べに行ってからスーパーへショピング。
と言っても見るだけで何も買わずなのでウィンドウショッピングだな。
いろいろ回って夕方前に家に帰した。
また夜に備えてゆっくりと鋭気を養いたい気がしたからである。
とりあえずそのままホテル近くのビーチでひと休みしてからホテルで汗を流した。

屋台で軽く夕食を取りながらどうしようか考えた。
Fちゃんとはまた後でねと言って別れたにもかかわらずどうしようかを考えている。
今日を入れて後3日あるので今日会わなくてもまだ2日は残ってる。
それを考えると他で遊ぼう!って。
やはり俺って外道のはしくれであることをまた実感w
いろいろ考えた末に先日行って気に入った日本人クラブのKちゃんにしようと決めた。

その前にGO GOで遊んでから行こう。
何処に行こうかと考えた末に前回はイマイチだったスーパーガールへ。
今回は泡プレイしていた娘がいるかなぁ~って思いながら入店したら…。
入った途端にステージ脇のテーブルにいたかわいらしい娘がこっちを見てるのに気がついた。
ん?なんか見覚えがある…。
お互いジィーっと見合ってる。
はっ!( ̄□ ̄;)
思い出した!
今日最後に行こうとしたかんぱいのNEWちゃんだ。
隣には若い日本人がいる。
間違いなく客だろう。
そのまま出るわけにもいかずNEWちゃんの後ろの壁沿いソファーに着席。
とりあえずシンハーを飲みながら鑑賞しようとしても落ち着かない。
そりゃそうだ。
今日お持ち帰り予定の娘が目の前に他の客と一緒なのを見てるからだ。
それだけじゃない。
2,3日後にまた行くと約束したにもかかわらずGO GO遊びをしているのを見られたってのもある。
NEWちゃんはチラチラとこちら見ながら謝るそぶりを見せる。
なんで謝ってるのか俺には全くわからない。
何回かこっちを見た時に「さっきお店に行った」って言ってみた。
まともに聞こえるはずもないのでゼスチャー付きで。
さらに「あなた(NEWちゃん)がいないので諦めた」と。
しきりに「ゴメンなさい、ゴメンなさい」と言うではないか。
やった!か?
やっぱり放ったらかして遊びに行ったことにはなってないようだ。
たぶん…。
もしココでいい娘がいても選ぶわけにはいかない。
泡プレイの娘がいてもだ。
NEWちゃんの前で他の娘を選ぶなんてことをしたら次にお店に行った時に気まずい。
なのでそそくさと退店することにした。
とりあえずここら辺をうろちょろするのはよろしくない気がしたのでほんとにお店に行ってみた。
そして「明日Kちゃんと一緒にご飯を食べてからお店に飲みに来たいがいいか?」とママに聞いてみた。
快く「ok!」をくれ、NEWちゃんに連絡を取ってくれた。
持ち帰るつもりだった娘が突然ダメになるとムショーに欲しくなってしまった。
こんなないものねだり的な気持ちになるのは俺だけでないはずだ。
Fちゃんと会いたいのはやまやまであるが最後の夜がまだあるってことでNEWちゃんにした。
とりあえず今日をどうにかしようってことで少し時間も経ったしまたWSへ戻ることにした。
いつまでもうろちょろしてないだろうし。

どこにしようか考えた末にまさか横の店にはいないだろうってことでNANTHY GIRLに決めた。
5日目に訪れた時に出会ったウブでかわいらしい娘に。
ただNEWちゃんのがかわいらしいのでイマイチな感も出てきて半分ヤケクソ状態である。
とりあえず入店したらお店の女の娘達は皆ほぼ俺の事を覚えてる様子。
皆揃ってその娘を冷やかしてる状態。
その娘もテレながら俺の席まで来て「座ってもいい?」って聞いてきた。
黙って座らずに伺ってくるところがまたかわいい。
友達も呼んで一緒に会話しながら楽しんでいた。
でも再来店したことでPBしてもらえると思っている感じがうかがえて来た。
ちょっとずつエロチックになって来てるのがよーくわかる。
でも露骨じゃないからまだマシかなって感じ。
ちょっとしてから「一緒に飲みに行ってからホテル行こうか?」って話を持ちかけてみた。
すると。。。「私、今…」ってモジモジしてる。
どうやら月一の訪問者らしい…(-"-;)
先日の来店時も思いっきりかぶってるやん!って思ったが…。
それなら「今日はゴメンなさい」って言うと一緒に飲みに行ってホテルでは上の口でって。
NEWちゃんのことがあったのが相乗して全くその気にならない。
「今日は止めとくよ」って伝えると「もう終わるから明日か明後日に来て欲しい!」ってお願いされた。
来てもいいかなって思える娘だがもう俺には時間がない。
明日、明後日は予約済みの娘が待っている。
そう、NEWちゃんとFちゃんだ。
しかも明々後日の夜には日本行きの飛行機が待っているのでどうしようもない。
先日と同じようにその娘がステージで踊っている間に退店することに。
楽しませてもらったしかわらしくて気に入ったので帰り際にまたチップをあげることにした。
先日よりも更に大きな悲鳴みたいな感じでの歓声を受けた。
今度は抱きついてきてからキスのおねだり。
ちょっと凹んでいる上に今日はダメか…ってのが重なって先日ほどは気分よくなれない。
でも入店時に比べ少しはマシな気分かも。
ただPBするしないにかかわらす楽しめるお店であったことには変わりない。

どうしようか考えながらWSから離れてうろちょろしてた。
そうだ!JOY BARへ行ってみよう!と思いsoi2まで移動。
またライトは消えて閉まったまま。
なんかおかしいと思い他のお店の子に「JOY BARはずっと閉店しているが潰れたのか?」と聞いてみた。
すると「ここのバービア群はそのうち全部閉店するよ」とのこと。
???と思い「どうして?」って聞くと「ここは取り潰されてホテルが建てられるんだよ」って。
確かに一昨年訪れた時にJOY BARの裏側はなんか工事というかなんかそんな感じのまま放ったらかし状態だったのを覚えてる。
それはいいとしてJOY BARを含め移転したお店があるらしい。
同じ感じのままの形態で他の場所で開店しているのではあれば楽しいお店なのでまた行ってみたいと思う。
ただ情報がないのでどうしようもないな…。

仕方ないのでまたうろちょろしてた。
すると「ハーイ、○○~、ハ~イ」って声が聞こえてきた。
ん?
誰かが俺を呼んでる?
んなことはないだろうって思いそのまま歩いているとまた「ハーイ、○○、○○、こっち見て~」と聞こえる。
辺りを見回すと路の反対側に見たことある娘がこっちを見て手を振りながら読んでいる。
よーく見ると先日行ったバービアの娘だ。
娘?
いや、違う。
LBのNAMだ。
しきりに「○○~、コッチ来てー」と言ってくる。
気分が優れないので楽しく飲ましてくれそうなこの店で沈んだ気持ちを治してもらおうって思い寄ってみることにした。
ハイテンションなNAMと一緒に飲んでるとだんだん気分もよくなってくる。
間違いを起こす気にはならないのだが話してる間は楽しい。
NAMは俺がPBしないことは理解しているようだが、そんなことはおかまいなしに楽しませてくれる。
この娘?が女だったら…って何度思ったことか。
NAMのおかげで気分はマシになれた。
お金のことは気にせず一緒に飲みまくってたくらい。
もう時間もいい頃なので一人でホテルに帰った。
ホテルに帰ってから携帯をみるとFちゃんから電話があったようだ。
放置プレイもたまには相手しないとほんとに離れてしまうので今日は電話を掛けなおすことにした。

Fちゃん 「どこにいるの? 会えないの?」
俺 「残念だけど今日は会えない」
Fちゃん 「どうして?」
俺 「ちょっとまだ。。。」
Fちゃん 「いつ会えるの?今からでも会いたい」
俺 「ゴメン。 明後日は必ず会える」
Fちゃん 「明後日? 明日もダメなの?」
俺 「どうしても明後日まで会えない」
Fちゃん 「明日も会えないんだ。 寂しいよ。」
俺 「ゴメン。 明後日には必ず会えるから」
Fちゃん 「うん、わかった。 明後日なんだね。会ったらいっぱい愛してね」
俺 「もちろん」

こんなやりとりを済ませてからシャワーを浴びて就寝した。
Fちゃんから会いたいと言われたのに会う気になれない俺がいる。
どうしても今日は一人で横になりたい気分だった。
俺ってほんとに外道なのか?


≪2008年1月 訪泰9日目≫

一眠りするとそれなりに気分もマシになった。
フードマートで軽く食事を済ませでからスーパーでちょこっと買い物。
その後はビーチでゆっくりと鋭気を養っていたらだんだん元気になってきた。
元気になってくると昨日Fちゃんの誘いを断ったことを後悔しはじめた。
そのうち自分に腹がたってきた。
しかし、昨日の段階ではあきらかにその気がなかったことは確かである。
女の事になると行動派になる俺が動かなかったのだから仕方ないと自分で納得することにした。
いつまでも引きずってたら楽しい旅も楽しめなくなるし。
ということで今日はNEWちゃんと思う存分楽しむとしよう!

ホテルに戻りシャワーを浴びてからNEWちゃんのいるお店へ。
お店で待ち合わせしてから夕食をとりにいくことにしてある。
時間ちょうどにお店に到着したがKちゃんはまだ来てない様子。
やはりここは泰だと実感。
時間なんてキッチリ守るはずなんてないよなぁ。
でも少しまったら焦った様子でやって来た。
俺を見つけるなり「ゴメンね」の嵐。
そのゴメンはどっちなんだろう?と思いながらも早速ご飯を食べに行くことにした。
ちょっと足を伸ばしてノースパタヤのタンケに。
移動中からしきりに「昨日はゴメンね」って謝ってくる。
そんなに謝られても困るんだけど…ってくらい。
「仕事だから仕方ないぢゃん。怒ってないよ。」と言っても申し訳なさそうにしてる。
「こんな話してても美味しくご飯食べれないよ。」と言って話を打ち切り話題を変え楽しくシーフード料理を堪能した。
お腹も満たされたのでNEWちゃんのお店でゆっくりと飲むために戻った。
お店でもベッタリと寄り添ってくれて楽しい晩酌をしていたら「タバコ吸ってもいい?」って聞いてきた。
「いいよ」って言って一緒に外に出た。
お店の裏側ではスタッフとその友人や今日休みのホステスにその彼氏や友達らが宴会?みたいなのをしていた。
そこに呼ばれて一緒にビールを飲んでわいわいとしていたら長居してしまった。
もう日も替わろうかしてる時間。
「そろそろ帰ろう!」ってNEWちゃんに話をしたら。
一緒にいたスタッフが「ディスコは好きか?」と聞いてきたので「嫌いではない。」と答えた。
すると「一緒に行こう!みんなで行くと楽しいぞ!」と。
楽しいかもしれないがなんで?と思い「ディスコに行く元気はないからホテルに帰りたい」と断った。
すると「NEWちゃんとセッ○スするから帰るのか?」と。
そりゃそうだが、それだけで断ったわけではない。
お前ら皆で行くといくらかかると思ってんねん。
今しか付き合いのない奴らの分まで払う気なんぞさらさらない。
泰の習慣的に持ってる物が払うってのが当たり前。
てか、こいつらは客に払わして自分達が楽しもうってのが見え見えだ。
しつこい誘いを断っていたらNEWちゃんの親友が登場。
「○○は私達と飲みに行くからムリ」ってスタッフに言い出した。
俺が「今から?一緒に?」と友達に聞くと「いいでしょ?安いお店だし、一緒に行くの!」という返事が。
「もうホテルに帰りたいんだけど…」って言っても「1時間だけでも行くの!」と言って聞かない。
「行こう、行こう」と言いながら手を引っ張っていく。
その友達の兄がお店まで迎えに来てたこともあって、その車で俺、NEWちゃんと友達を乗せてお店を後にした。
友達の彼もバイクで来ていたので友達の妹も乗せて一緒についてきた。
やはり行き先は泰版居酒屋。
そこはピッチャーがあり、それが100バーツという安さ。
「私が誘ったんだから○○はお金いらない。私が払う。」と言ってビールが来るたびにホントに支払っている。
なんでこんなに優しいのか不思議で不安もあったがとりあえず流れのままに。
会話の中で「泰の料理は何が好きだ?」と聞かれたので「パックブン ファイデェーン」と答えた。
すぐお店に注文したが今はない様子。
すると彼氏といきなり何か会話を始めたらと思ったら彼氏が立ち上がって店を後にした。
10分ぐらいして帰ってきた手にはパックブン ファイデェーンを入れた包みが!
なんと俺が好きだと言ったので食べさせてあげようと思ったみたいである。
なんちゅうやさしい娘達なんだ。
しかし何かあるのか?と不安も倍増したがw
横にはNEWちゃんがベッタリと寄り添ってくれてるし至れり尽くせりで楽しい♪
いろんな話してるうちにこの娘達のお店の話になった。

友達 「さっきの連中と出かけるとお金たくさんかかる。あなたにはそんな目にあって欲しくない」
俺 「ありがとう。どうして?」
友達 「あなたNEWちゃんのお客さんだし、NEWちゃんのこと好きでしょ?」
俺 「うん、気に入ってる。だから一緒にご飯食べに行くのも誘った」
友達 「だから放っておけないの」
俺 「そっか。ありがとう」
友達 「Kちゃんは私の大切な友達。だから大事にしてね」
俺 「わかったよ」

こんな会話を交わしたことで変な不安は減少してきた。
しかし思ってた通りだ。
奴らといってるとたかられていたのだ。
もともと行く気はなかったがそれを強引に止めてくれるなんて優しい娘だ。
その後親友にすぐ近くのとある場所に連れて行かれた。
日本で言うスマートボールみたいな台が置いてあるお店だ。
1プレイ10バーツで得点によってお金が返ってくるのだ。
そこで何ゲームも楽しんだがビールのお返しにと全部払ってあげた。
最後には支払ったお金より返ってきたお金の方が多かったが全部その娘にチップとしてあげることに。
またお店に帰ってから少し飲んだところでやっと?帰ろうってことになった。
すでに朝4時過ぎ…。
ここに来る前は帰りたかったが来てよかったかも。
でもかなり眠たい。
少し不安もあったが全く心配することもなくホテルまで送ってもらった。
部屋に入りシャワーを浴びたら眠気倍増。
NEWちゃんの携帯に「今から楽しくエッチがんばって~」と友達からSMSが来たが何もせずにそのまま二人揃って爆睡。


≪2008年1月 訪泰10日目≫

10時頃に目覚めてからようやくKちゃんとのいかがわしいお遊び。
まだまだ慣れてない感じでぎこちない所がかなりよかった。
また一緒に遊びたいと思える娘だった。
友達とも一緒に飲みに行っても楽しめるしかなり満足した一晩だった。
でも次はない。
今日は泰最後の夜。
Fちゃんと会わなければいけないのだ。
義務的な感じに聞こえるかもしれないが決してそうではない。
俺の中でFちゃんの存在が大きなものとなっている。
会わないと気がすまないのだ。

NEWちゃんと朝昼兼用のご飯を一緒に食べて少しまったりしてから別れた。
その後どうしようか考えたが何もすることはないのでまたビーチでゆったりと過ごすことにした。
このビーチで過ごしてる間にFちゃんに連絡を入れることにした。

Fちゃん 「今どこなの?」
俺 「今ホテルに帰ってるところ」 (←うそばっかり…)
Fちゃん 「今日は会えるんだよね?」
俺 「うん、会える。」
Fちゃん 「ほんとに? 会えるよね?」
俺 「うん、ほんとに会えるよ。早く会いたいな」
Fちゃん 「いつどこに行けばいいの?」
俺 「いつでもいいよ」
Fちゃん 「じゃあ、準備出来たら連絡いれるね」
俺 「わかった。待ってるね」

夕方近くまでビーチで過ごしてからホテルに戻り汗と潮を流した。
ちょうどシャワーから出た時にFちゃんから電話が。

Fちゃん 「もういつでも行けるよ」
俺 「わかった。俺もいつでもいいよ」
Fちゃん 「じゃ、すぐでも大丈夫?」
俺 「うん、大丈夫だよ。一緒にご飯でも食べに行こうか?」
Fちゃん 「うん、行く」

ホテル近くで待ち合わせしてから一緒に屋台へご飯を食べに行った。
そのままWSへ行きバービアでゆっくりと飲むことにした。
久しぶりの再会(といっても2日しか経ってないが…)で少しの会話でもかなりの満足感が。
泰ではまだまだ宵の口って頃にホテルへ帰った。
そして明日帰ることを初めて告げた。
かなりビックリした様子で12月にも増して帰らないで攻撃を受けてしまった。
でも帰らなければいけない。
何とかなだめて泰最後の夜を濃密な時間で楽しんだ。


≪2008年1月 訪泰最終日≫

昨日はFちゃんとの最後の夜を楽しんだ。
今、横にはFちゃんがいる。
でも日本へ旅立ってしまうともう会えなくなるのだ。
それを考えるとめちゃめちゃ寂しい気持ちが抑えられなくなってくる。
でももうすぐお昼だ。
チェックアウトしなければならない。
Fちゃんと過ごすタイムリミットまでもうすぐ。
最後の最後までベッドでいちゃいちゃと過ごした。
そして12時のチェックアウトと同時にFちゃんをバイタクで帰らした。
ずっと後ろを振り向いたままの姿が脳裏に焼きついている。
寂しいことに変わりはないが12月の時より気持ちはスッキリしている。
もう今は会えないのだから気持ちを切り替えるしかない。

バンコクへは夕方に向かうため最後のパタヤを満喫しようと思っていた。
というかだらだら過ごすとFちゃんのことを思い出してしまうので外道に戻ろう。
soi6をうろちょろして姫達のレベルを確認してみた。
猿 ⇒ 9割5分
出来ないことはないかな ⇒ 4分
かわいいかも ⇒ 5厘
キレイかも ⇒ 5厘
こんな感じに受け取れた。
飲んだりしてないので話もしてないから客観的に見た感想である。

次に昼のMPも見ておこうってことでsoi2,3にある3件のMPを見に行くつもりだった。
最初に入ったサバイディーで12月の訪泰時に目をつけていた123がいた(ハッキリ覚えておらず、もしかしたら124かも)
他の2店も見に行きたいと思ったが相手しないで帰って後悔するのもヤなので指名して相手願うことにした。
指名した時の金魚鉢の様子からなんかヤな予感。
キャッシャーで払っている時もなんか愛想よくない。
この時点でハズレだ!と思った。
話もいまいちでプレイも業務的。
泡プレイの後にベッドで待ってるとコマネチのような感じで足を開きながらマ○コを洗っている。
ゲンナリしてきた。。。
愛想も悪くてなんなんだこいつは?って何度思ったことか。
ハッキリ言ってめちゃつまらん。
途中でやる気なくして退散。
最終日におもしろくない姫を相手してしまった…。

このままでは終われない!
他のMPに行こうかと思ったり、soi6でさっさと終わらせようかと思ったりもしたがなんだか虚しい気になってきた。
もう諦めよう。
静養も兼ねての訪泰なので最後にマッサージでも受けてリラックスでもすることにした。

どこに入ろうかとうろちょろしてた。
すると2nd Rd.沿いにあるマッサージ店前にかわいらしい娘が居るのが目に入った。
即座に止まってそこに入ることにした。
声をかけずに入店してフットマッサージを依頼した。
さっきの娘を指名しようかと思った途端に外からその娘が入ってきて「私がする」と。
なんかうれしい。
まだパタヤに来て間もないらしくマッサージも仕草も初々しい。
日本語も英語もままならないが隣にいたおばちゃんが通訳のように会話に入ってくるので少し助かった。
この娘は日本人が好きだとか、あなた男前ね(お世辞でもうれしいw)だとかめちゃ気になるようなことをいろいろ。
「いつ来たの?」って問いに「10日前だよ」って答えると「いつまでいるの?」と。
「今日の夜には日本へ帰る」と答えるとなんだかつまらなそうに見える(勝手にそう思ってるだけ)
ほんのちょっとふくよかな感じだけど見た目はかわいらしくて好きなタイプ。
Tシャツの襟元からちょっとおっきめのおっぱいがチラチラ見えるのがめちゃ気になって顔とおっぱいを交互に見てた。
幾度ななく目が合いその度にニコッと微笑んで「何?」と。
「いや、特に…。」と答えていたが何回目かに「かわいいからずっと見てた」と言ってやった。
すると照れた様子で何も言えない。
これまたかわいい。
デートに誘ってやろうかと思ったが時間はない。
チップをほんの少しはずんであげたらめちゃ喜んでた。
次回訪泰時に必ず行ってやる!と思った。

まだスワンナプーム空港へ向かうまで1時間近くある。
屋台で飯を食おうかと思ったが1杯飲んで帰ろうと思いNAMのいる店へ行くことにした。
お店に着いてもNAMの姿はない。
すぐにママが「NAMはまだだよ。何時に来るかわからないから待ってる?」と。
「今日、日本へ帰る。あと1時間もしないうちに空港へ向かうからいいよ」と言って帰ろうとした。
すると「ちょっと待って。すぐにNAMに連絡入れるから」と言って電話し始めた。
もうええからって言おうと思い、とりあえず電話が終わるまで待った。
電話が終わったところで俺が話そうとした途端「NAMが待ってて欲しいって言ってる。5分で来るから待ってて」と。
まぁ5分だけ待ってやろうと思った。
タイ人が時間を守るはずもないので来ないだろうと思っていたらほんとに来た。
タイ人にしてはめずらしく時間を守ってるやんって思ったw
バイタクに乗って現れた姿を見るとかなり急いで来た様子が伺えた。
化粧もしていない状態だったが元がいいのか結構キレイに見えた。
外はまだまだ明るいので見間違いではないと思われる。
そのままの姿で一緒に最後の1杯。
「好きなハイネケンでも飲んでくれ」と言ってチップを少しはずんで店を後にすることに。
「ありがとう。でも寂しくなるね」と言いながら抱きついてきた。
受け止めはしたがなんだか複雑な気分。。。
男と女(女かぁ?)の関係はないのだかなんだかちょっと寂しい気になった。
そのままホテルへ戻り、荷物を取り出してタクシーに乗り込んだ。


≪あとがき≫

これで1月の訪泰は終了した。
先月に続いて最後の最後に後味の悪いものとなってしまった。
Fちゃん、NEWちゃんやNAMと過ごした時間は有意義であった。
しかしなんでこんな勿体ない時間を…と言った後悔するような時間も多々あるような気もする。
やはり泰はいろいろと奥深いような気がして飽きがこないと思う。
この訪泰で完全にリフレッシュして気持ちを新たに現実に戻ろうとしたのだがなかなかそうもいきそうにない。
なぜなら帰国してからもNEWちゃんから携帯へメールがくる。
わざわざネットカフェへ行ってe-mailで送ってくれるなんて微笑ましい。
Fちゃんからは…。
SMS、PCメアドに携帯番号と教えていたら連絡が来る来る。
日本での写真が欲しいと言われて送ったらFちゃんからも届いた。
わざわざフォトスタジオで撮って来て送ってくれる。
しかも電話がよく鳴るようになった。
日本に帰れば完全に現実へ引き戻される。
SMSならいつでもokなのだが朝っぱらからの電話だけは勘弁してほしい。。。
それでもまた訪泰したい!って思える楽しい国であることは確かだ。
そう思えるのは夢の国だからかもしれない。






夢の国出張報告書2008 一利一害 依存度レベル 99


≪前書き≫


日本の大型連休に行く泰パタヤ。
バンコクでのリベンジ項目があるにもかかわらずどうしてもパタヤに行きたい。
でもFちゃんやNEWちゃんに会うためではない。
新たな姫との出会いを求めて行くのだ。
というか今まで行ったことのないGO GOを巡ったり、soi6やバービア飲み歩きをしようと思ったからだ。
パタヤを制覇したいのである。
だから2人にはナイショの訪泰。
今回はどんな楽しい体験が出来るのか出発前から楽しみでしょうがない。
でも日本人が好む容姿を持った娘なんて割合的に少数しかいないはず。
買い手余たになるんじゃないかと心配したけど行くことを決定した。
あまり日本人の行かないようなお店でも探せばどこかにいい娘がいると信じて。
自分でもわかっているけど今回の体験記は前回にも増して自己中な内容になっている。
今回の体験ってのはハッキリ言って簡単に出来るものではないと思う。
でもこういう体験も出来るんだ!ということを知ってもらえたらと思って投稿することにした。
さぁ今年2度目の夢の国へ出発!


≪2008年8月 訪泰1日目≫

夕方に夢の国へ到着。
知人と空港で待ち合わせてからタクシーでパタヤへ直行した。
最初に行くところは決めている。
1月の訪泰で最後に行ったマッサージ店だ。
その時に対応してくれた娘がいたらナンパしてやろうって魂胆である。
ホテルについてシャワーだけ浴びてマッサージ店へ向かった。
店に着いて見渡したけどお目当ての娘が見当たらない。
「30番はいる?」って聞くと「いない」と。
「今日は休みか?」って聞くと「いない」と。
「辞めたのか?」って聞いて初めて「もういない」と。
最初から辞めたって言えよこのババァって思ったが…。
私がするから入れ入れって数人寄ってきたけど丁重にお断りして店をあとにした。

さて、どうしよう。
あてもなくソンテウに乗ったら激しいスコールに見舞われた。
しかし雨に遭遇したのはこの1回だけで後はほぼ晴天。
とりあえず腹が減ってるので知人に連絡を入れ一緒にタイスキを食ベにいった。
ご飯を食べながらナイトライフの話しで盛り上がり定番のGOGOに行ってみようってことになった。

最初に入ったのがスーパーベイビー。
やはりここは見ておかないと。
1月に比べてレベルはよくなってる!のではないかと思った。
見覚えのある娘も何人かいる。
ほんと見た目で選ぶならこの店で間違いないだろう。
それを知ってかお盆休みのせいかはわからないがお客は1月にも増してコンイープンばっかり。
とりあえず現状のレベルを見るために入店したので確認だけして退店。

次にスーパーガールへ行ってみた。
冬にいた小柄でかわいい娘はいなかった。
いろいろと他を物色するものの目の止まるような娘はいない。
やっぱりレベル落ちてるんかぁ?
でも完全な猿系ではない。
日本でいうとほんまにフツーのホステスレベルって思ってもらっていいかも。

次はHAPPY。
当然?のように奥のテーブルへ通された。
猿、ゴリラも多いがそれなりにキレイな娘もいる。
コーラ攻撃もあんま激しくないからゆったり飲めるかな。
ここもレベル確認のためには入っておかないと。

有名どころ3店回ってからsoi6に行ってみようってことになった。
今まで通ったことはあっても昼間のみ。
夜のsoi6は初体験♪
歩けば歩くほど声かけられるわ腕を引っ張られるわで大変。
両入口付近のお店と真中あたりのお店にはそれなりにかわいい感じの娘がいた。
2往復したにもかかわらず決めきれないw
知人はIDカード持ってるんか?ってくらい若い娘をお持ち帰り。
ビーチロードから入って最初の方にある北側のお店。
まだ時間も早かったので俺はとりあえずWSへ戻ることにした。
目的の一つでもある行ったことのないGO GO巡りをするためだ。

ビーチロードへ出てソンテウに乗り込みWSへ向かった。
乗りこんで1分くらいしただろうか。
クラクションが鳴らされたのでそっちへ振り向いた。
右後ろに黒いホンダジャズがピッタリとつけていてそれがクラクションを鳴らしたみたい。
ん?って車を見ると左後ろの窓が開き始めた。
すると。。。。。( ̄  ̄;)
「○▲@∵□×▽Э◎◇Ю△щ■○×…」ってこっちを見て怒りながら話してくる娘がいる。
何を言っているのか全くわからない。
でも誰なのかはハッキリわかる。
Fちゃんだ!
Fちゃんに内緒で来てるので一瞬人違いのフリをしかけた。
お互い違う車だしこのまま人違いで通そうかと思って。
でもハッキリと見られてるし知らん振りしてこの先モメるのもヤなので驚いた様子を見せながら手を振った。
ほんまに驚いたことに変わりないけど違う意味の驚きだ。
ジャズはそのまま走り去って行った。
どうしようかマジで悩んだ。
このまま逢いに行かずに他で遊びまわろうか、それともFちゃんに逢いに行こうか。
ソンテウがWSに近づいたくらいで決断した。
やっぱりFちゃんに逢いに行こう!
見つかったものは仕方ない。
この5日間の中で全く見つからない日があればFちゃんに連絡取るつもりやったし。
それが初日になったんやと思えばええ。
言い訳を考ながらゆっくり歩いてFちゃんを探したけど見当たらない。
今日は出歩いてないみたい。
連絡先は知ってるけどホテルに置いた日本の携帯にしか入ってない。
とりあえずFちゃんの友達が働いているバービアに行き呼び出してもらうことにした。
お店に入って見覚えのある娘を呼び寄せるとなんか見たことあるって感じで俺を知ってる様子。
すぐさま「Fちゃんの電話番号がわからなくなったから呼んでくれる?俺は○○って言うねん」ってお願いした。
すると何か気付いた様子で電話を始めた。
電話してくれてから5分くらい待ったやろか。
Fちゃんが現れた。
やっぱりいつ見てもキレイだ。
ニコッと微笑みながら俺の横に座ったまではよかった。
やはり笑顔の奥に怒りを隠していたようで。。。
大魔神のように怒った顔に変身し、泰にまで来てなんでこんな目にあわなきゃ…って時が始まった。
でも怒った顔も意外とかわいいw
それはいいとして、どうしてココにいる、なんで来る前に連絡してこない、何しに来た、何故黙って来た、何故すぐに連絡してこないって攻撃?口撃?された。
というか子供が怒られているかの如く縮こまった俺に怒りまくりのFちゃん。
30分程続いただろうか。
アレはこうだ、ソレはこうだ、コレはああだとなんとかFちゃんを宥め賺して一件落着。
嫁に浮気がバレたのを宥め賺すってのはこんな感じなんだろうなと感じたw
それはどうでもいいとしてこんなべっぴんをおいて他で遊ぼうって企んだ俺に天罰が下ったのか?
いや、外道のはしくれとして間違ったことはしてないはずだ!
そのままバービアで半年振りの再会を祝してたらもう深夜。
ほろ酔いにもなってきたところで店をあとにしビーチロードへ向かって歩きだした。
途中3回も女の娘とLBに話しかけられキャーキャー言ってる。
「何言うてるん?」ってFちゃんに聞くと。。。
「あなたが写真の彼ね。さっきWS歩いてるの見たよ」って。
なんでこの娘達は俺を知ってる?
Fちゃんに聞いてみた。

俺 「なんで俺を知ってるん?」
Fちゃん 「私が持ってる写真を見てるから」
俺 「写真?」
Fちゃん 「12月に撮ったでしょ?」
俺 「それを見せたん?」
Fちゃん 「そう、私の彼って。友達だからいいでしょ?」
俺 「。。。。。別にかまわんけど」

ん?
彼?
いつから彼になったんや?
俺たちは付き合ってるんか?
はぁ?(・・?)
いつの間にか彼氏になってる。。。
悪い気はせんけどなんか複雑な気分。
そうこうしてるうちにビーチロードまでたどり着いた。

Fちゃん 「どうするの?」
俺 「今日は朝早かったし疲れたからもうホテルに帰ろう」
Fちゃん 「もう帰るの? だったらうちに行こうよ」
俺 「うち? Fちゃんの?」
Fちゃん 「うん、私のうち。うちに泊まればいいよ」
俺 「う~ん。やめとく」
Fちゃん 「どうして?私のうちはいや?」
俺 「いやじゃないけど、まだ荷物もバラシてないし」

少しのやり取りはあったもののなんとかいい聞かしてホテルへ戻った。
その後はいつものように。。。


≪2008年8月 訪泰2日目≫

昼前に目が覚めた。
Fちゃんの胸元に顔を埋めた状態で抱きかかえられていた。
Fちゃんは起きていて、俺が起きると「おはよう。ゆっくり寝れた?」と話しかけてくれた。
どうやらぐっすり寝ている俺を抱きかかえていたようである。
かわいいやん♪
寝てる時でさえ胸元を狙ってるのが俺らしくていいw
そのまま朝から…と思ったりしたけどいちゃいちゃするだけでなんとなくやめた。
お昼頃ようやく体を起こしシャワーを浴びてから一緒にbig Cでご飯。
そのままbig CをうろちょろしてからFちゃんご用達のマッサージ店でフットマッサージ。
そしてコーヒーを飲んでゆっくりしてから帰した。
このまま一緒に過ごしてもいいのだが今回の目的は新規開拓である。
「今日はダメなの?」「なんで?」「逢いに来てくれたんじゃないの?」とダダをこねるのを2日後には必ず逢えるからと言い聞かした。
2日後にしたのは時間をかけて新たな姫探しをするためだ。
そこでいい娘が見つかれば4日目の丸一日を開けることによって最終日に濃厚な時間をその娘と過ごせるはず。
見つからなければFちゃんと4日目から最終日まで一緒に過ごせばいいだろうという魂胆である。

ホテル近くのビーチで鋭気を養うことにしたのはいいけどもう夕方。
ビーチでビアシンを頼んだと同時に知人へ連絡をいれ落ち合うことにし情報交換となった。
そのまま軽く食事を取るために屋台街へ移動。
そこでどうしようかと相談しsoi7~8のバービアをうろちょろすることにした。
今日はどうしてもWSを避けたかった。
もしFちゃんや友達にでも見つかったりしたら…。
とりあえず7,8とひと通り歩いてから目ぼしをつけていたsoi7のバービアへ行くことにした。
めっちゃ若くてかわいらしい感じの娘がいたけどLBやろ~って話してたお店だ。
南側にあり、同じカウンターが数件並んでいる一番ビーチロード側のお店。
戻ってその娘のお店のテーブルに向かいながらその娘を呼び寄せた。
近く寄ってくる途中で確信した。
やっぱLBや…。
しかもパタヤに来て間もないらしくタイ語しか話せない。
少しばかりゲームをしてからお店を後にした。
仕草等はほんまにかわいらしいけどLBゆえに今夜の相手にする気になれない。

どうしようか話してsoi4からスタートして北上しながらバービアを見てみようということになった。
ソンテウ上でもバービア嬢をチェックしながら北上しsoi4に到着。
そこから歩いてチェックしてもコレといった娘がいなかったので近くにあるMPを見てみることにした。

最初に入ったのがサバイルーム。
見た目に関してはう~ん、こんなもんやんな~って感じ。
愛想よくてタル~ンもいるのだろうが…。
俺達には選べないので退店。

次はサバイランド。
店が小さいせいか姫の数も少ない。
見た目に関してもやっぱりこんなもんやんな~って感じ。
ここも愛想よくてタル~ンもいるのかもしれないが…。

次にサバイディー。
雛壇の半分くらはいただろうか。
愛想良く手を振って微笑んでくる娘もいる。
やはり一番大きいだけあって見た目ではこの店が一番かも?
でも俺にはいい経験がない。
知人もいまいちやったので店をあとにした。

3つの他に今まで行ってないお店も見てみようってことになった。
いろんなサイトでなかなかいいとの話を聞くPPマッサージへ。
しかし移動途中に知人の体調が悪くなった。
PPに到着して休んだら戻るかと思ったがいまいち戻らないのでソウテウチャーターでホテルへご帰還。
せっかくの訪泰で残念な結果ではあるが次の日には体調も戻ったらしく一安心である。
たぶん水あたりかと思われたので自分も用心しなくては。
で、このPPでは見た目にいい感じなのが一人いた。
でも周りが猿ばっかなのでめちゃよく見えたのかもしれない。
そう思ってジィーっと見たらギャル系にお姉系を少し入れた感じでええやん。
当然?のように番号は覚えてないというか見てない。
全体的はう~ん、こんなもんやんな~って感じ。
いいって話聞いてたけど俺にはイマイチやった。

さて、一人になってしまった。
soi Buakaowのバービアをうろちょろと物色しながらセカンドロードに出た。
とりあえず移動しようってことでソンテウに乗って北上しながらもどうしようか考え中。
soi6も過ぎ、soi4、soi3、soi2を過ぎても決めきらない。
そのままソンテウはナクルアの方へ行ってしまった。
すぐさま降りようかと思ったがスターダイスがあるのを思い出したので行ってみることにした。
スターダイスは初訪泰で懇ろになったMPの娘と一緒に行った以来だ。
そういやMP嬢でいい思いしてたこともあったな。
といってもその娘とはお店で出会ったわけやないからMPでいい思いがないのは事実かも。
この娘にほんの少しのチップはあげたもののディスコやカラオケ等で俺は払ったことなかったな。
ビーチに行ってもサウナに行っても全部払ってくれるし、移動はその娘の車に乗ってるだけでいい。
唯一払ったのはご飯くらい。
3回目の訪泰前にパパであった香港の人の所へ旅立ってしまった。
その娘の収入とパパのおかげで楽しい過ごし方が出来たってもんだ。
いい思い出だ。
そんなことを思い出しながら店内でまったりと飲んでた。
爆音なのでまったりどころではないはずやけど懐かしい感じで気持ちよかったのだ。
しかしいつまでも昔の出来事に感慨深くなっててもしょうがない。
新たな姫探しをしなければ!
いろいろ見渡すとナンパしに来た野郎どもにそれを待ってる女どもがいる。
パッと見でかわいいのがいたが他はイマイチ。
でもなんかココでは真剣に探す気になれなかった。
ココはいい思い出だけにしとこう。
相変わらずコリアンのツアーのひとつになってるみたいで騒がしい。
小一時間くらいで店をあとにした。

どうしようか考え、あちこちのバービアを回ってみることにした。
soi6から始まりsoi7,8へ行き、そしてsoi4~1と物色していた。
1月にはまだあったsoi1のバービアが全部なくなっていた。
すでに取り壊されていて物寂しい感じがした。
そしてsoi7,8からsoi6へとまた移動したもののなかなかええのがおらん。
もうどうでもよくなってきたw
完全に見た目で選んでショートでスッキリしてやろうって思ってもみた。
Fちゃん関係に見つかるのがちょっと怖かったけどWSへ行くことに。
でもメイン通りから行かずに裏道のPratamnak RD.から入って行くことに。
見た目で選ぶならやっぱりスーパーベイビーやろって。
前日にも増してコンイープンばっかでイープン祭りの如く。
入ってみたはええけどやっぱりPBする気にはなれんかった。
PBしないのになぜか毎回入店してしまう。
レベル確認のためということにしておこう。

店を後にした時にNAUGHTY GIRLSのことを思い出して入店。
1月に出会った娘はおるんやろか?と思いながら店内を見回した。
いないみたいやしどうしよっかな~って考えながらBACARDIを飲んでた。
すると「ハイ!」って肩を叩いて声をかけてきた娘がいた。
振り向くと1月に出会った娘やん。
おっ!いたんやって思い横に座らせて一緒に飲み始めた。
ジィーと見てみると半年も経っているせいか顔立ちが変わってる気がする。
ただ単に俺の好みが元に戻っただけなんかもw
まぁ、話は楽しいから少し滞在して飲んでた。
その娘がトイレへと離れた時に手持ち無沙汰になったのでメニュー表を見てみた。
すると…。
書いてある値段って普通のような気がする。
確かココってだいぶ安かったような気がするんやけど?
どうやら値上げしたみたい。。。
普通というよりPB600のチップ3000って普通より高いんちゃうん。
やはり半年も経つと見た目も変わりウブさも消えてたのでこの娘に3600はちょっと高い気がしてきた。
気ではなく高い!
なので頃合いをみて今日もPBなしで退店。
他に選べるような娘は全くいないこの店にはもう行かんでええな。
見た目なら隣と目の前にあるし、価格なら他でなんぼでも探せるしなぁ。

さてどうしよう。
とりあえずWSから離れようとして裏の方へ歩いていった。
そうだ、ビーチクラブがあった。
前に見かけて気になってたウェイトレスを探してみよう!
ダンサーそっちのけでウェイトレスを探したけどいない。
ホステスも見てみたけどいない。
名前も知らんから聞くことも出来ん。
入れ替わりで入ってくるウェイトレスやホステスを探したけど見つからず。
すると横にホステスが座ってきたけど相手したくないからあまりしゃべらずに知らん顔。
負けじと話かけてくる一生懸命な姿がいじらしい。
でも5分するかしないかで帰ることにし150Bの飲み代に200B払っておつりはあげると言って席を立った。
すると腕を掴んでほんの少しだけ待ってくれとお願いされた。
なんで?と思い「おつりはあげるから帰る」といっても「お願い、少しだけ待って」と。
少しくらいならいっかと思って待ってると10秒ほどで帰ってきてお釣りを渡してくる。
「あげるよ」と言うと「手にとって渡して」と。
ようやく理解した。
お釣りをトレーに置いたままあげると言ってもお店のチップになってしまうのだ。
いくらあげると言っても女の娘はそれを取ることは出来へんみたい。
ホステスにあげたきゃ直接渡すしかないんやと改めて理解した。
お釣りを手渡しであげるとめちゃ喜んでくれた。
この娘を相手することはないと思うけどビーチクラブにはまた行ってみようと思う。

さてホントにどうしよう。
Pratamnak RD.へ向かう途中に以前入ったことがある店に気付いた。
そこそこレベルの娘がいたにもかかわらず行ったことさえ忘れてた。
前回、今回と行ったにもかかわらず店の名前は覚えてない( ̄▽ ̄;)
でもビーチクラブからPratamnak RD.へ帰る途中にあることだけは確かだ。
とりあえず中に入って以前いた娘をチェック。
いた♪
横に呼んでBACARDIを飲みながら話していた(Bちゃんとする)
10分経ったくらいで私服を着たかわいらしい娘が入ってきた。
ハッキリ言ってめちゃめちゃ好きなタイプ!!!
ママらしき人と話してた(ママとしておく)
ジィーっと見てたせいか何度か目が合い、その度に向こうもジィーっとこっちを見てる。
話が終わったと思ったら迷いもなくBちゃんの横に座ってきた。
どうやらBちゃんとは仲がいいみたい。
今は俺の横の横に座っている。
Bちゃんと入れ替わって欲しいw
この娘はショートで帰ってきたのか?
それにしては席に座ってお酒を飲んでる。
明らかに俺とは別の伝票もある。
着替える様子はないしなんでや?なんか不思議やと思いながら飲んでた。
Bちゃんも何度か席を立ったりするのですぐ近くにその娘(Nちゃんとしておこう)がいる。
何度もNちゃんと乾杯しながらほんのちょっとの会話を楽しんでいた。
しかしNちゃんの様子がなんかおかしい。
何度かママに抱きついては泣いている。
何があったか全くわからない。
約1時間くらいいただろうか。
どうしてもNちゃんと過ごしたい気持ちやった。
小柄でほっぺが少しふっくらしてmisonoくらいの肉付きしたかわいらしい娘だ。
『かわいい!』ではなく『かわいらしい!』である。
でもBちゃんを放ってNちゃんをPBするわけにはいかない状況になってる。
というかNちゃんは仕事でお店に来たわけではないらしくPBなんて出来るわけない。
Bちゃんと話してNちゃんも一緒に飲みに行こうって話へ持っていったった。
なのでBちゃんをPB。
BちゃんをPBしたけどNちゃんの方をどうにかしたいだけ。
もしNちゃんとどうにかならなくてもBちゃんと何もする気はない。
全くその気がない!というかNちゃんを見たら完全にその気がなくなった。
お店を出るとカラオケに行こう!ってなった。
カラオケ!?
財布の中には5000Bちょっと。
あかん、お金足りんなるかもしれん…。
それは初訪泰で懇ろになったMPの娘と行ったカラオケの印象があったせいだ。
5人で行って個室?VIPルーム?に入って飲みまくったせいもあって1万B超えてた記憶があったのだ。
その時は女の娘達が払ってたので、高っ!って思った程度。
でも今日は俺が払うのが当たり前やしお金がないんはヤバイと思った。
なので行こうとする2人を立ち止まらせて換金したいと言った。
でも俺はWSに出るわけにはいかない。
Fちゃん関係に見つかるわけにはいかないのだ。
とりあえずBちゃんに換金してきてくれと財布に忍び込ませていた2万円の換金をお願いした。
どこの銀行でも1万円が約3000Bになったので6000Bになる。
今の手持ちと合わせて1万バーツは超えるので3人だと余裕で豪遊できるという考えだ。
換金し終えて帰ってきたBちゃんからお金を受けとり唖然とした。
5600Bしかないやん!?
はぁ?なんでこんだけやねん!くすねたか?と思ったけど明細があったのでそれを見たらレート0.26やって。
どこで換金してんねんこのアマ!って思ったけど頼んだ俺が悪い。
約400Bちょっとの損はしたけど3人で行くなら足りるやろってことでカラオケへ。
移動するのはNちゃんのバイクらしい。
でもWSを通ってバイクの所まで行こうと言う。
あかん!それだけはあかん!
なんとか、ほんまになんとか説得してPratamnak RD.からバイクを取りにSouth Pattaya RD.へ。
バイクを取りに行ったはいいが当たり前のように1台しかない。
そして3人。。。もしかして。。。もしかせんでも3ケツかぁ?
しかもヘルメットは1つ( ̄  ̄;)
タムルアットさま見つけないで(-人-)ってことでNちゃんに被せてバイクにまたがった。
酔ってるNちゃんに運転させるのはあまりにも怖いので俺が真ん中で運転して前にNちゃん後ろにBちゃんだ。
女の娘2人にサンドウィッチされて気持ちいい(=´▽`=)
これが裸ならもっとええんやろうなぁw
店までどう行ってええかわからんから言われるがままに進んで行き最後に小さい路地に入った。
外見ではカラオケ屋と思えないような小さなお店。
現地人しか行かないようなほんま小さな。
それでも個室があったのでそこへ入った。
飲み物はウィスキーでボトル。
いくらになるんやろ…。
もうそれはおいといて楽しむしかない!と思っても時間は3時過ぎ。
眠い…(-_ゞ
Bちゃんははしゃぎっぱなしなので放置w
Nちゃんも一緒にはしゃぎはするものの様子がおかしくて泣きそうになったりする。
「どうしたん?」って聞いても理由は話そうとしないで泣き出しそうになる。
眠いけどNちゃんが気になったので泣き出しそうな時に少し引き寄せてやった。
すると思いっきり抱きついてきて泣き出した。
少し泣くと「もう大丈夫」と言ってボーっとしてる。
また少し経つと泣きそうになるのでまた引き寄せると抱きついてきて泣き出す。
「泣きたいだけ泣き」って言うと泣きながら思いっきり抱きついてくる。
3回ほど繰り返して泣き止みそうな時に顔を持ち上げてから「大丈夫?」って聞くとNちゃんからキスしてきた。
Bちゃんは歌に夢中で気付いてない。
これを2回繰り返したところでNちゃんは「もう大丈夫だから」と言って前のソファーに座って歌い始めた。
そうなるとだんだん眠気が戻ってくる。
うとうとしてるとNちゃんが眠い俺に気遣ってもう帰ろうってことになった。
さぁ会計だ。
いくらになってるんやろ。
伝票を見ると1160B。
なんや、こんだけ?ボトル入れてもこんだけかぁ?
ちょっと拍子抜けした。
1200B払おうとするとNちゃんがお金と伝票を俺から奪った。
なんや?と思ったらしっかり伝票をチェックして、合ってるのを確認してからお金を店員に渡してた。
やるぢゃん。
そしてNちゃんが残ったウィスキーボトルを持って店を出た
BちゃんとNちゃんがなんか話してる。
このままじゃNちゃんと別れてしまう、どうしよう…と思ってたらまだ飲むらしい。
Bちゃんが「Nちゃんも一緒に行ってホテルで飲んでもいい?」って聞いてきた.
Nちゃんが一緒にホテルに行きたいと言い出したらしい。
おぉー、まだNちゃんと一緒におれるやん♪と思って快くok!
Nちゃんとあわよくば…の思いがまだ消えないですむ。
また3ケツしてホテルまで行くとホテルマンがジィーっと俺と2人の女の娘を見てる。
なんだこのコンイープンは?って目で。
部屋に入ってわぁーわぁーと騒ぐ2人。
俺は眠いから「目覚まし代わりにシャワーを浴びる」と言ってバスルームへ。
タオルを忘れた事に気付きベッドへ取りに戻ろうとしたらNちゃんがタオル持ってバスルームへ来ようとしてた。
そしてそのまま俺の手を引っ張ってバスルームへ。
Bちゃんは電話している。
扉を閉めると「早く脱いで入れ」と言う。

俺 「Nちゃんは出て行かんの?」
Nちゃん 「見てるから早く脱いで入れ」

はぁ?
なんで見られてなあかんのや?と思い

俺 「いやいや、なんでそこで見てる?」
Nちゃん 「見てちゃダメなの?」
俺 「ダメっていうか、なんで見る必要がある?」
Nちゃん 「気にしないで入って」
俺 「タイプの娘が見てる前で気にせんと入れるわけないやん。恥ずかしいわ」
Nちゃん 「違うでしょ。Bちゃんが気に入ったからBちゃんをPBしたんでしょ」
俺 「違うよ。俺のタイプはNちゃんやで」
Nちゃん 「ほんとにそう?」
俺 「そうやで。やからカラオケにも行ったし、ホテルもokしてん」
Nちゃん 「BちゃんとブンブンするからBちゃんをPBしたんでしょ?」
俺 「Bちゃんとする気は全くない」
Nちゃん 「じゃあどうしてPBした? Bちゃんとブンブンしたいからでしょ?」

お店に入る前までの気持ちはそうやったかもしれへんけど。

俺 「違う。Nちゃんが気になって、どうしても一緒にいたいと思ったからやで」
Nちゃん 「じゃあどうしてBちゃんをPBするの?」

なんかいい展開?になってきたんぢゃないのかぁ?
このまま押し切りたい!
Nちゃんが好きだと言って口説くしかないと思ってアプローチした。
しかも風呂場でw

俺 「Nちゃんは休みやろ? BちゃんをPBしたらNちゃんも一緒に連れて出れるやん。だからBちゃんをPBしてん」
Nちゃん 「ほんとにそう? Bちゃんが好きだからじゃないの?」
俺 「Bちゃんには申し訳ないがそれは全くない。俺はNちゃんが好き」
Nちゃん 「ほんと?」
俺 「ほんまやで。Nちゃんと一緒に過ごしたい。でもどうしたらいいかわからないまま今になってる」
Nちゃん 「あなたの気持ちがほんとにそうなら私もあなたと一緒にいたい」
俺 「ほんまに?俺はNちゃんと2人きりになりたい」
Nちゃん 「ほんとだよ。私は最初からあなたが気になってた」

そう言って抱きついてきたので顔をあげさせてキスをした。
すると

Nちゃん 「じゃあ私からBちゃんに言う。」
俺 「言うん?」
Nちゃん 「うん。私とBちゃんは友達。だからちゃんと話せばわかってくれるよ」
俺 「そんなんで大丈夫なん?」
Nちゃん 「大丈夫!Bちゃんは彼氏がいるの。だから彼氏のいない私があなたを気に入ったって言っても怒らないし話せばわかってくれるから」
俺 「そんなん通用するんかいな…」
Nちゃん 「大丈夫だって」

と言いながらバスルームのドアを開けて俺の手を引っ張りベッドへ。
すかさずBちゃんにむかって何かを話し出した。
タイ語なので全くわからない。
時たまBちゃんが俺を見るのが気になったけど2人で会話が進んでる様子。
会話が止まったところでNちゃんが話しかけてきた。

Nちゃん 「BちゃんにPBした分のチップあげてね」
俺 「ん?話はどうなった?」
Nちゃん 「あなたと私の気持ちを話したらBちゃんはわかってくれたよ」
俺 「そうなんや。俺と…Nちゃんの気持ち?」
Nちゃん 「そう、私あなたが好きって言ったの」
俺 「そっ、そうなんや」
Nちゃん 「うん、そう。だからPBした分のチップをくれたら何も問題ないって言ってるよ」
俺 「わかった。チップね」

そう言って2500BのチップをBちゃんに渡した。
すると「Nちゃん大事にしてね」と言いながら部屋を出て行った。
しっかりウィスキーボトルだけは持って出てった。

やっとNちゃんと2人きり。
速攻で抱き寄せてキスをした。
何の会話も交わさず長い時間濃厚なキスを繰り返すだけ。
そのうち2人の気持ちが盛り上って絡み合いが始まる。
2人とも内に秘めた気持ちが思うようにいかなかった時間があったせいかめちゃめちゃ濃密なひとときとなった。
一戦交えた後も余韻を楽しむかのように抱き合ったまま。
いつしか2人とも眠りについていた。


≪2008年8月 訪泰3日目≫

昼くらいにようやく目が覚めた。
途中何度も抱きしめあったのをかすかに覚えてる。
体を起こして昨日?今日?入り損ねたシャワーを浴びてからレンキーへご飯を食べに行った。
その時に「今日は仕事?」って聞いてみると「今日も休みだよ」って返ってきた。
すかさず「今日も一緒に過ごせる?」って聞くと「うん、あなたがいいなら」ってうれしい返事。
かと言って特に何もすることはないからジョムンティエンビーチまで行き、横になって会話したり海に入って遊んだり。
夕方になってNちゃんに「着替えとかどうする?」って聞いてみた。
やっぱり欲しいみたいで「取りに帰る?」って聞くと「あなたも一緒に行こう」と。
ホテルで待ってるだけじゃつまらないのでバイクにガソリンを入れた後そのまま行くことにした。
ハッキリ言って遠い。。。
パタヤの街中からバイクで15分近くは走る。
そらバイク持ってないと生活困るわなぁ。

ようやくホテルに戻りシャワーを浴びてから夕食を取りに出かけた。
そしてどこ行こうかって話してたらNちゃんからちょっと行ってほしいお店があると言われた。
知り合いのママがいるGOGOだそうだ。
「いいよ」って返事してから場所の確認を忘れたことに気付いた。
WSには行けない。
Fちゃんに見つかるわけにはいかないのだ。
恐る恐る場所はどこか聞いてみるとパタヤランド2だったので一安心。

お店は…忘れた( ̄▽ ̄;)
入ったらお客はファラン2人のみ。
数人で飲んで喋ってなかなか楽しかった。
1時間くらいの間に単独コンイープンが2人来て後ろに座った。
どっちもジロジロとこっちを見ていたので意味もなくニヤニヤしてやったw

このお店を出た後Nちゃんがよく行くマッサージ店でフットマッサージを受けてからまた飲みに行くことに。
次のお店はエンジェルウィッチ。
Nちゃんは行ったことがなく、ショーをしてると言ったら観てみたいってことで。
一通りのショーを観終わったところで退店した。
当然Pratamnak RD.からの行き来。
もう時間もいい頃なのでコンビニに寄ってからホテルへ帰った。
シャワーを浴びて、その後は昨日の如く。。。


≪2008年8月 訪泰4,5日目≫

今朝は就寝が早かっただけに少し早めの起床。
と言っても寝たのは3時だが。
起きていちゃいちゃしてたら今日はお互いヤル気になってしまい一戦交えてしまった。
おてんとさまが光々としてる中でするのもなかなかええもんや。
その後一緒にシャワーを浴びてから朝食を取りに行った。
何を思ったかbig Cのコーヒーワールドへ行ってしまった。
ここはFちゃんのテリトリーと知ってたにもかかわらず行ってしまった。
まぁ大抵この時間は寝てたりすることが多いから大丈夫やろってタカをくくっていたのかもしれない。
ここでFちゃんにバッタリと会うことはなかったけど友達のLBを見かけた。
big Cを出て駐輪所へ向かう時になんか後ろが気になり振り向いてみた。
するとPBされたお客なのかナンパしに来た男なのかは不明だがコンイープンと話をしてた。
そしてそのまま2人が別れる時だった。
その友達は俺たちと同じ方向へ歩いている。
ハッキリと後ろ姿を見られているけど後姿では気付いてないみたい。
俺達は駐輪場へ行くために路を逸れたので難を逃れることが出来た。
その後買い物をしにカルフールへ行くことにしたのだが途中で捕まっちゃった。
と言っても俺ではなくてNちゃん。
ヘルメットは1つのままだったので俺が被ってNちゃんには俺の帽子を被せてたのだ。
しっかりと400Bの罰金を取られてからヘルメットを調達。
やっとの思いでカルフールに到着して買い物も済ませてホテルへ帰った。
そしてホテルで少し休んでからNちゃんを家に帰した。
このままNちゃんと過ごしたかったけど今日はFちゃんとの約束がある。
昨日の晩に電話があったけど放置してたらSMSで「明日は大丈夫よね」って入ってた。
更に放置してたら今日の昼に「何時ごろになるの?」って追い討ちが。。。
やはり惚れた女を放っておくわけにはいかないので今日はFちゃんのお相手をしなければ。
理由をつけてNちゃんを帰したはいいが「明日は逢えるんだよね…」と言い残して帰ったのはちょっと切なかった。

この後メールチェックの必要があったのでネットカフェに行った。
その時にFちゃんに連絡を入れると準備出来たらまた連絡するとのこと。
メールチェック以外にニュース、オリンピックにプロ野球情報を見てたらゆっくりし過ぎてしまい慌ててホテルへ帰った。
ホテルに帰って準備し始めた途端にドアがノックされた。
誰や?って思い覗き窓を見るとFちゃんがいる。
おいおい、連絡入れるって言うてたんやん。
まぁええか、待ち合わせの話をしてから出かけるのは面倒やし来てくれるってうれしいやん。
ドアを開けると抱きつきながら「逢いたかった」とキスの嵐。
さっきまでNちゃんと過ごしてたのにFちゃんに逢うとまた違ういい気分になれる。
全くタイプの違う2人と同時に過ごしたいけどそんなことしてチ○チ○切られるのはヤだw
しかし熱い抱擁後に質問がきた。
「あなた一昨日はどこにいたの?パタヤにはいないって言ったけどWSに行ったでしょ?」と。
なんだその質問は?!
まさかFちゃんに見られたのか?
確かにWSのsoiには行ったが裏道からだし、口が裂けてもWSに行ったなんて言えるか!と思った。
昼間にFちゃんの友達を見かけたけどWSやないから絶対違うはずやし。

俺 「WSなんて行ってないで。なんでそんな事聞くん?」
Fちゃん 「夜中に友達があなたを見たって」
俺 「パタヤにいないから行ってないよ」
Fちゃん 「そうだよね」
俺 「うん、そやで。」
Fちゃん 「友達にあなたを見たって聞いてからホテルまで来たの」
俺 「ホテルまで?ここに?」
Fちゃん 「そう、ここに来てフロントであなたはいる?って聞いたの」
俺 「・・・・・」
Fちゃん 「そしたら前に出て行ったまま帰って来てないって言われたの」
俺 「そうやろ。やから行ってないって言うたやん」
Fちゃん 「そう思ったけどちゃんと聞いておきたくて」

人違いで済んだようでよかったというかほんまに人違いや。
WSのど真ん中なんて歩いてないから完全に人違い。
しかしホテルまで来るとはビックリや。
でもそれが一昨日でよかった。
カラオケまで行って帰ったのが朝4時半にはなってたから会わずに済んだんやろう。
それが昨日やったらホテルでかちあってたんやろな…って思うとゾッとした。

無事に誤解も解けたので一緒にWSへ出向きソイラッキースターのシーフード屋台でたらふく食べた。
堂々とWSを歩けたのがちょっとうれしかったw
食べ終わった所でFちゃんに言うてみた。
Fちゃんちに行こうって。
初日の夜に断ったのでこっちから言ったら少しは喜んでくれるかな?って思ったからだ。
そしたら即答でokが出て早速行こうと手を引っ張られた。
バイタクで5分もかからないくらいWSから近くて歩いてでも充分いける。
一応オートロックになってるけどキッチンなんてないただの1ルーム。
ピンクが基調になっていてキティちゃんのぬいぐるみ、ベッドカバーやマットに寝間着まである。
キレイなFちゃんにはちょっと似合わない感もするキティちゃんづくし。
まぁそれはいいとしてベッドの枕元にあらぬものを発見してしまった。
俺と一緒に写ってる写真だ。
しっかりとキティちゃんの写真立てに入れてど真ん中に飾ってある。
おいおい…( ̄  ̄;)
こんなもん飾ってたら友達が見るに決まってるやん。
そりゃ覚えられててもおかしくないわな。
マズイ気もしたけど飾るななんて言えへんしどうしようもない。
1時間程Fちゃんちでまったりと過ごしてからいつものバービアへ飲みに行った。
そこで働くFちゃんの友達と3人でディスコへ行こうってことになりエキサイトへ。
バービアで働く友達を連れて出たにもかかわらずPB代金はいらなかった。

一番前のテーブルを陣取りハイネンケンビアタワー(3リットルも入っとるやん!)で乾杯。
スターダイスとは違う雰囲気やった。
周りを見渡すとおもろい奴発見!
後ろのテーブルにいたタイ人男性と白人女性2人の3人組。
たぶん観光案内人と旅行者という関係やと思われる。
あからさまに口説いてるのが見てわかるだけにおもろい。
白人女性のスミノフアイスがなくなったのでタイ人に注文を依頼してた。
するとその男は何を思ったかスミノフのサーバーを注文してるやん。
ビックリした白人女性がそんなもの頼んでない、コレだと言わんばかりにスミノフアイスのビンを指差す。
男は「マイペンライ、マイペンライ」と言いながら自分でお金を払ってた。
そしてサーバーにスミノフのボトルを全部空けてレモンとソーダを入れていた。
それから白人女性に向かって「これてスミノフアイスと同じになるんだ。これを好きなだけ飲んでくれ」と。
酔わしてからヤってやるって気持ちが見ててわかってしまう。
20分そこらで友達らしきタイ人も現れた。
白人女性があんま乗り気でないのが見てとれるだけに男の必死さが笑える。
そこの様子が気になって見ていたせいで更に後ろのテーブルが入れ替わってることに気付かんかった。
そこのコリアン3人がなかなかやりよる。
タイ人ギャルを6人も引き連れて来てた。
しかもその娘達はSBの娘達やと思われる。
2人はなんか見覚えのある娘やから間違いないかと。
しかしSBの娘を6人もカンクンでお持ち帰りするなんてコリアン=ケチってのをちょっとは見直さんとあかんのか?
まぁ、基本的にケチなんでこいつらが特別なんやろ。
すげぇ~って思ってたが自分も同じ状態なのをすっかり忘れてた。
しかし俺は買った女ではないので勝った( ̄▽ ̄*)のか?
ハイネケン3リットルを飲み干してからエキサイトは退散。
白人女性達がその後どうなったか知りたい気もするが…。

ディスコからディスコへのハシゴ。
ここのチェックは厳しくてタイ人やと鞄の奥底までしっかりとチェックされてた。
Fちゃんのボトルを飲んで楽しく過ごしてたら離れた所にFちゃんの友達1人を発見。
その友達はPBしてくれた男と一緒やった。
しかもコンイープン。
Fちゃんと共にこっちにおいでって手を振ったら2人揃ってやってきた。
5人で楽しく飲んでたらいつの間にかどっかに消えてるやん。
まぁ、ホテルに帰ってブンブンなのだろうと3人で笑いながら話してた。
笑う理由は一つ。
その友達はLBなのだ。
男はその娘がLBだと知らずにPBしたらしい。
いつLBってわかるんか、入れるまでわからんかったりするんか、わかった時点でどうするんやろ?って盛り上った。
俺にとっては完全に人事だw
でも1時間経ったくらいで友達が新たなLBの友達を連れて帰ってきた。
はぁ?えらい早撃ちやなぁって思って聞いてみた。
眠過ぎるから帰ると言って帰って行ったそうだ。
ここから立ち去る前までイチャイチャしてDキスまでしてたくせに眠いとは。
「LBってバレたん?」って聞いてもバレたかどうかわからないと。
まぁ他人事やしええわってことで5人で飲んでた。
途中隣のテーブルのコリアン数人のうちの2人がこっちにちょっかい出してきた。
女2人つれとるくせに…。
あきらかにFちゃんとLBの一人を狙ってるのがわかる。
友達が俺の手を取りFちゃんを抱き寄せるように腰に手をまわさせた。
そして「ちゃんとFちゃん守ってあげないと」と言ってFちゃんとコリアンとの間に入ってくれた。
ええ娘やん。
それでもコッチのテーブルにちょっかい出すコリアン。
まともに相手せんと飲み物だけ頂いたった。

ここには6時くらいまでいたと思う。
外に出ると完全に朝だ。
お腹すいたからご飯食べに行こうってことになりオープンハウスの食堂に。
そこでLBの友達2人をじっくり見たが一人は見慣れてないヤツにはほぼわからんかもしれん。
もう一人は素人にはまずバレへんけどちょっと見慣れてる奴やとこの徹夜明けはほぼバレるな。
でも暗いところやお肌バリバリの時やと騙される奴たくさんおるんやろな~あれは。
そのLBが俺を見たと言ったらしい。
昼間にbig Cで見かけたLBである。
その子にも「一昨日WS歩いてなかった?」って聞かれたけど「WSには行ってないで」と言った。
横からFちゃんが違うよと言ってくれてそのまま話は終わった。

そこの飯屋で今まで聞いてなかったFちゃんの素性を聞くことが出来た。
どうしてココに来たのか、いろんな所に女だけでなくLBの友達までもがいて不思議やったのが解明出来た。
ココには友達が働きに行くと言うことで一緒に来たらしい。
そしてWSで働きだした友達が新たな友達を作り、その繋がりでどんどんと増えていったらしい。
どこかのお店で働いてるわけでもないし立ちんぼをしてるわけでもない。
でも生活に困らないのは家が全然ボンビーやないからお客をとる必要はないと言うのだ。
毎日ボーっとしてるわけでなく勉強してるらしいのだが何の勉強か俺には理解出来なかった(言葉の問題で)
友達がWSで働いてるからたまに遊びに出向いてるだけらしい。
だから声をかけられても相手にしないという。
Fちゃんは友達が話してるのを制止しようとするが3人の友達が代わる代わる教えてくれる。
友達は12月に3日も続けて俺と一緒にうろちょろしてるFちゃんを見て誰?誰?となったらしい。
携帯の写メを見て、翌月も俺と一緒なのを見て、その後部屋の写真を見てなんとなく俺の顔を覚えてたらしい。
俺は聞いてみた。
働いてないのはFちゃんだけ?みんなWSで働いてるのか?と。
Fちゃんのような友達が他にもいるらしい。
そしてみんなが働いているのはWSで他の所にはいないと。
昨日、一昨日とWSさえ避けてたら…ってのは正解やったみたい。
もしNちゃんを連れてWSを歩いてたら見つかってたかもしれない。
俺はもうFちゃん以外とはWSに行かれへんな。。。

ホテルへは友達のバイクで送ってもらった。
一度部屋に入ったけどFちゃんが着替えを用意しろと言い出した。
「何で?」って聞くと「うちに泊まるから」と言い出した。
面倒やけどFちゃんの気持ちを逆なでしたくないので着替えを持ってFちゃんちに移動した。
なんでそんなに家に呼びたがるんやろ。。。
Fちゃんちに到着しても眠いだけなのでそのまま就寝。
14時過ぎに起きてようやく目覚めの一戦。
その後軽く昼食をとりに屋台へ行った後Fちゃんご用達のネットカフェへ。
ココでも店員に「写真の彼ね」って言われた。
どこまで浸透しとんねん!
Fちゃんと過ごす時間もあと少し。
ネットカフェで用事を済ませどうしようか考えた。
時間はもう16時半過ぎ。
このままFちゃんと明日帰る時間まで一緒にいてもええ気がしてきた。
でもNちゃんのことが気になる。
13時過ぎに「今日はどうなの?逢えるよね?」とSMSも来てたし。
昨晩から今朝にかけてのめちゃめちゃ楽しい時間がまた今日もあると断言出来ない。
楽しかった!また楽しみたい!と思ってるところでやめといた方が次にまた逢いたいって気持ちが持続すると思った。
だやら今日はNちゃんと逢おう。
もともとFちゃんには今日の夕方までしか一緒にいれないって言ってあるし。
ネットカフェを出て「もう帰る時間だ。残念やけど帰るね」と告げた。
もうそれが分かってたようで今日は素直に「気をつけて帰ってね」と。
でもやっぱり別れ際には抱きついてきてキスしてきた。
真っ昼間の大通りだったのでちょっと恥ずかしかった。

別れてから真っ直ぐホテルに帰ることに。
そのままNちゃんに連絡をいれると「今どこ?今日は会えるの?」と速攻で聞かれた。
「うん、逢える。もうホテルに着くくらい」と言うと「もうホテルならすぐ行くね。10分で行くから待ってて」と。
ほんまに10分くらいで扉がノックされた。
あの距離を10分で来るとは…( ̄  ̄;)
部屋に入れるとFちゃんが来た時とはまた違った感じで気分が高揚してくる。
NちゃんはNちゃんでかわいらしくて抱きしめたくなる感じ。

とりあえず俺はシャワーを浴びて心も体も一新することにした。
そしてビーチロード沿いのスターダイスカフェへご飯を食べに行った。
この後パタヤランドのGO GOで働いているNちゃんの友達をPBして一緒にカントリーミュージックのお店に行くことに。
スタッフの女の娘2人も一緒に行こうって話になって連れて出た(でもこの娘達はPBなしでいけた)
なんか変な感じがすると思ったらそのスタッフ2人はレズらしい。
時折見せるカップルのような仕草が見てておもろい。
ただどっちもアウトオブ。。。なのでどうでもええけどw
そこに4時間くらいいただろうか。
ウィスキーボトル2本も空けてしまいみんな完全な酔っ払い状態。
もう帰ろうってことで3人とは別れて俺たちは屋台で夜食を買ってからホテルへ戻った。

一緒にシャワーに入った。
Nちゃんも完全に酔っ払いだ。
楽しくシャワーを浴びたあとはベッドでいかがわしいお遊び。
酔っ払い同士なのでまったりとした雰囲気で進むはずがない。
完全にお遊び状態でのエッチ。
それもまた楽しい。
楽しいエッチも終わるとあとは眠気が襲ってくるのでそのまま爆睡。


≪2008年8月 訪泰最終目≫

10時過ぎ頃目覚めた。
ベッドでいちゃいちゃしていたが一戦交えることもなく11時を大きく過ぎてしまった。
慌ててシャワーを浴びてから帰り支度を始める。
寂しそうな目でジィーっと見てるNちゃんが愛おしく思えてきた。
でも今日の夜には日本へ旅立たないといけない。
今日はチェックアウトしてからもNちゃんと一緒にいることにした。
昼間だとWSに行っても大丈夫なのでシーフード料理を食べに行った。
そこに3人のコンイープンおやじがいた。
どう見ても仕事で来ているみたいでこのクソ暑い泰でスーツ姿。
うらめしそうにこっちを見てたことに優越感w
先におやじがチェックしたのだが払い方がなんとも(-"-;)
ボーイが待ってるのに割り勘して集めよる。
誰か纏めて払えよ(σ`ε´)σ
もうちょっとスマートに払おうよおじちゃん達さぁ。

食べ終わった頃Nちゃんが「友達のうちに行ってもいい?」と聞いてきたのでokして行くことにした。
友達んちに着いて話してたらどんどん人が集まるやん。
そして真っ昼間から酒盛りが始まった。
女7人に俺1人のハーレム?状態。
と言っても相手出来そうなのはNちゃん以外に一人だけやなw
どんどんお酒が進み16時になる頃Nちゃんが「2人きりになりたいね」と。
最後くらい2人きりになりたかったのでNちゃんちに移動することにした。
2人で過ごす残りわずかな時間。
そうそう、NちゃんはGO GOで働いてる娘だ。
2日目と3日目の2日間を一緒に過ごしたにもかかわらず帰る時にチップを要求されなかった。
Fちゃんと同じ感覚でいたせいもあってすっかり忘れて渡していない。
今日もあげへんままいけるんか?と思いながらNちゃんの気持ちの真意を確かめるためにチップをあげようとしてみた。
すると「何コレ?これってチップ?」と言ってジィーとこっちを見るだけ。

俺 「いらんの?」
Nちゃん 「私は休みだし、PBされたわけじゃないからいらない」
俺 「それでもチップは欲しいやろ?」
Nちゃん 「それなら前も欲しいって言うし、私はあなたが好きで一緒に過ごしたかっただけだからいらない」
俺 「ほんまにそれでええん?」
Nちゃん 「うん、いらないよ」

Nちゃんの気持ちがめっちゃうれしい。
Fちゃんに続きNちゃんもチップナシ。
これで擬似じゃない恋愛を楽しめたってもんだ(たぶん間違いないかと)
でもFちゃんはともかくNちゃんはお金を稼ぎにパタヤへ来ている。
ほんまにコレでええんか?と思ったので少ないけど1万円札を手渡した。
これなら受け取るはずやし、いずれは換金して使えるやろうって思ったからだ。
「コレは何?」って聞かれたので「日本のお札やで。見たことない?」と。
初めて見たらしくジックリと何回も裏返しながら見てた。
「どうして私に渡すの?」と聞いてきたので「持っておいて。次俺が来るまで」と言うと「うん」ってうなずいてくれた。
続けて「嫌いになった時はバーツに換金して使って」と。
「わかった、大事にするね」と言ってガラス張りの棚においてあるキティちゃんの手に持たせて飾っていた。
ここでもキティちゃんかいなw
完全な外道になりきれず…。
その後Nちゃんちでまったりと過ごしていたら最後の最後にまたやっちゃった。
そして楽しく一緒にシャワーを浴びたらもう18時前。
慌てて服を着てホテルへ向かった。
予約していたタクシーの時間に10分程遅刻したけどそこはマイペンライ。
預けていた荷物を取り出しタクシーに乗せるとNちゃんが抱きついてきて「次はいつ逢いに来てくれるの?」と。
「近いうちに逢いにくるから」というと首に回された手を引き寄せられてホテル前でDキス。
目に涙を浮かべたNちゃんに思わず貰い泣きしそうなくらい情が移ってしまったかもしれん。
そして「一緒に空港まで行ってもいい?」と言われた。
1時間ちょっとのタクシーと空港での待ち時間も一緒にいたい気がした。
でもそれやとキリないと思ったので優しく断ってホテル前で別れた。
タクシーに乗り込んで10分経っただろうか。
日本の携帯にSMSが届いた。
その内容とさっきのNちゃんの顔を思い出すとウルウルとしそうになってしまった。


≪あとがき≫

こうして5泊7日7発の旅は終わった。
今回は新たな姫との出会いに成功した反面WSを堂々と歩けなくなった一利一害の旅になった。
ここ最近の訪泰では目指すものが大きく変わってる。
お金で女を買うのは日本も同じだけども違ったスタイルを楽しむために訪泰するのが最初の目的だった。
そう思いなが初訪泰の2日目からMPの娘と懇ろになりベッタリだったのでそうではなかったし2回目も同じ娘と四六時中一緒だった。
3、4回目の訪泰でようやくそれを実践し擬似恋愛を楽しんでみた。
それなりに楽しめるけどいまいちピンと来ない。
ならばってことで最近ではほんまに相手をこっちに向かせたるって思うようになった。
マジでこっちを向かせて擬似でない恋愛を楽しもうって思ったのだ。
結局は初、2回目の時に戻るわけだ。
それを判断するためにはチップ。
チップを要求してくるようじゃ全然ダメ。
金額をまけてくれるくらいじゃまだまだ。
チップなんか要求せんようやないと。
究極はほとんどの支払いまでもが女の娘ってやつやけどw
まぁ、それはあまりにも可哀想やからちょっとした買い物程度は自然と買ってもらうってくらいでいいかと。
昨年の12月に知り合ったFちゃんがチップを要求しない第1号だ。
NEWちゃんは擬似恋愛から抜け出せんまま終わったな。
そして今回の訪泰で知り合ったNちゃんが第2号になる。
日本に帰ってきた今でも2人からの連絡は続く。
こっちにいて逢えないにもかかわらず連絡をくれるのはうれしいものである。
今回逢おうとしなかったNEWちゃん。
この訪泰時にお店を辞めて田舎へ帰ったと知らされた。
今回はもともと逢う気がなかったので仕方ないかって程度しか思わなかった。
それなりに楽しい人達との出会いであったにもかかわらずその程度しか思わなかったのは新たに出会ったNちゃんの存在が大きかったからかもしれない。
そして今回の訪泰での出来事。
それはまさにドラマのような体験が出来た(安っぽいドラマと言えなくもないが)
でも訪泰前に企んでいた新規開拓はほとんど出来ていない。
でも新たな姫との出会いという目的は達成出来た。
FちゃんやNちゃんとの出来事はまさにありえない展開。
人だらけの街中で、しかもパタヤに来るって知らせてない状況でFちゃんに見つかるとは微塵も思ってなかった。
しかしFちゃんがいる限りWSに遊びに行けなくなったのはツライかも。
そしてNちゃんとのバスルームでのやり取りもそうだ。
1回の訪泰でこんなありえないような展開が2度もあるなんてまさに夢の国。
いつもなら昼間は一人で過ごそうとするのに今回一人の時間なんてほとんどなくFちゃんかNちゃんと一緒だった。
常に姫と一緒なのは初、2回目の訪泰以来になる。
やはりこういう過ごし方もええもんやとつくづく感じた訪泰だった。







夢の国出張報告書2008 再会 依存度レベル69


≪前書き≫

お盆の訪泰で出会ったNちゃん。
毎日のSMSや電話での寂しそうな姿が可哀想で訪泰を決めてしまった。
しかし今回は仕事の都合上たったの2泊。
せっかくのパタヤなのでNちゃん以外ともいろいろと遊びたいのだが2日ではどうしようもない。
仕方なく今回はNちゃん限定で行くことにした。
フェーンに会いに行くならFちゃんにも会いたいけど諦めるしかない。
複雑な気持ちをかかえたままだがいざ夢の国へ。


≪2008年10月 訪泰1日目≫

今回はパタヤへ行く旨を伝えた上での訪泰。
何便に乗るから何時頃に空港へ到着してパタヤにはそれから2時間前後に着くと話していた。
すると「空港まで迎えに行く!」と意気揚々だった。
でもNちゃんはパタヤに住んでる。
ほんまに1時間半もかけて来るのか半信半疑だった。
スワンナプーム空港に到着し、いつも混むイミグレが意外とすんなり通過した。
そして荷物待ち時に電話でなくあえてSMSで着いたと送ってみた。
すると速攻で電話が鳴った。
「私も今空港にいるよ。今どこにいるの? どこに行けばいいの?」と。
荷物を取ったら掛けなおすと伝えて一度電話を切った。
そして回転ドア付近まで出てからかけ直して2ヶ月ぶりの再会を果たした。
人目を憚らずに抱きついて来たので恥ずかしかったが受け止めてあげた。
一緒にタクシーに乗り込みパタヤまで。
前日までの仕事の疲れと早朝からの飛行機移動のせいでウトウトしてしまった。
すると「疲れて眠いんでしょ?ゆっくり寝て」と俺の体を引き寄せて膝枕に。
久しぶりに触れるNちゃんの柔肌が気持ちよいのと疲れとですぐに寝てしまった。

予約してるホテルに到着しチェックインしたのだが、レディと一緒にチェックインしたのは初めてだ。
連れ込んでのIDチェックの対応に比べてフロントの対応はかなりよかった。
帰る時までいつでもニコニコと2人に対応してくれた。
いつもはそんなことはなかったのだが…。
一緒にチェックインするとここまで対応が変わるものだとは思わなかった。
部屋に入りようやく2人きり。
でもなぜか落ち着いて荷物をバラしている俺と自分のバイクを持ってきてもらう段取りをしているNちゃんがいる。
バラしてからベッドで横になってるとNちゃんがやってきた。
俺の腕を枕にしてこっちを見ている。
ジィーと見てると思ったら抱きついてきてキスしてきた。
そこでようやくスイッチオンでDキスからお互い体を弄り始めた。
服を脱がして久々に…と思ったらNちゃんから待ったがかかった。
なんでやねん!シャワーがいるんかぁ?って思ったら「姉の彼氏がバイクを持って来てくれるから今はダメ」と言われた。
そっか、さっき姉ちゃんに電話してたよな。
あきらめてシャワーを浴びてるとNちゃんの電話が鳴ってるのがわかった。
どうやらバイクが届いたらしくバスルームのドアを開け「受け取ってくるね」と言って部屋を出て行った。
5分もしないうちに戻ってきてキーを見せながらニヤニヤしてる。
もう誰にも邪魔されないと言う意味なのか???
ベッドに戻りさっきの続きを始めた。
服を脱がしていつものように…と流れ作業のように進んでいったがいまいち気分が乗らない。
気分が乗らないので愚息に元気がない。
一生懸命にフェラしてくれて気持ちはいいけど元気にならない。
途中で「もういいよ、今はやめよう」と言うと「ゴメン。私のせいだね。ゴメン」と。
いじらしくてかわいい。
ちょっとの間まったりとたわいもない会話で横になってた。
するとNちゃんが「服やメイク用品を取りに行かなきゃ」と言ってきた。
そういやNちゃんは手ぶらで来てたよな。
「俺も?」って聞くと「もちろん。あなたが運転して私のうちに行くの」って。
ウダウダしてもしょうがないのですぐにNちゃんちに移動した。
ニコニコしながら服を選んでる様子がまたかわいらしい。
横になってテレビを見ながらもNちゃんを見ていたらこっちに来てと呼ばれた。
箱を開けて出てきたのはTシャツで俺に合わせようとする。
ペアルックらしい…。
サイズがわからなかったらしく2種類も買ってたw
というか、コレを着るんかぁ?って思ったが…。
Tシャツを受け取ったあと横にあったガラス張りの棚に目が行った。
そこには8月に渡した1万円札がちゃんと飾ってあった。
しっかりとキティちゃんと一緒に飾ってある。
お金じゃなかったと改めて実感した。

ホテルへ戻ってからご飯を食べに出かけた。
やはりコレだけは毎回食べるタイスキ。
Nちゃんとの会話を楽しみながら久々のタイ料理とビアシン。
そして知り合いのママがいるGOGOに行ってママと友達とでバカ騒ぎ。
そして12時前くらいに店を出た。
あとは2人でゆっくり飲もうってことでコンビニでお酒を調達して帰った。
ホテルに帰って飲み始めてすぐNちゃんがシャワーを浴びに行った。
1人飲みながらテレビ見てNちゃんを待つ。
シャワーから出てきたNちゃんは濡れた髪にバスタオル1枚の姿。
化粧を落としたすっぴんもかわいらしいし19才の若いお肌は瑞瑞しくてよい。
だんだんとムラムラしてきた。
Nちゃんが横に座ったところで抱き寄せてキス。
そのままバスタオルを剥ぎ取って体を貪った。
そして抱きかかえてベッドへ移動して。。。
夕方に出来なかった分を取り返すかのごとくネットリと。


≪2008年10月 訪泰2日目≫

起きたのは10時くらいだったろうか。
ベッドでいちゃいちゃウダウダとしてたらブンブン開始w
そして2人でシャワーを浴びてから出かけることにした。
「ご飯食べに行こうか」って言うと「ママの所に行かないの?」と。
そういや昨日ママから両親が田舎から来てて家でパーティーするから来いとお誘いがあった。
別にどこにも行く予定はなかったのでokと返事していたが時間まで聞いてなかった。
どうやら昼だったらしい。

ママの家までバイクで移動すると俺達が最初の訪問者のようだ。
はっきりと時間も決まっていなかったらしく昼くらいって。
アバウトなところがタイらしいw
徐々に人が集まりパーティーが始まった。
タイスタイルのパーティーは初めてだが想像通りやった。
日本のように飾ることなく素のままで地べたで楽しく飲んで食って話して。
コレ食べろ、アレ食え、こっちのはどうだ?あっちのは?フルーツ食うか?とめちゃ勧められるがそんなに食えるかっ!
お腹も満たされたらカードゲームが始まった。
カブか十十(じゅんじゅん)みたいな感じだが意味がわからないので外野で観戦。
当然のようにお金がかかってる。
Nちゃんはいつもムリやりやらされるらしい。
しかも親しかやらしてもらえないので勝つ時があってもたいてい負けるようになってるみたい。
ゲームの勝ち負けを決めるルールはわからないがお金のやり取りをするルールは理解出来た。
どう見ても親をした者が損をする確率が高いようになっている。
1人で何人分もの参加が出来るみたいなのだ。
Nちゃんの相手は4人なのだが実際は10人以上の相手をしている状態。
最初はあまり動きがなかったが時間が経つにつれ当然のようにNちゃんが負け始めた。
あんまり持っていなかったみたいでお金が足りなくなった。
申し訳なさそうに貸してくれというのでその場は仕方なく立て替えたあげた。
物凄く申し訳なさそうにして何度も何度も謝っている。
Nちゃんはそれで終わりにしようとしていたがママや周りが「あなたがお金出せ、そしたら続けられる」と言い出した。
あほかっ!なんでババァの私腹を肥やすために俺が金出さなあかんねん!
そんな事に金出すくらいやったら何倍何十倍かかってでもNちゃんになんか買うたるわ!
なのでハッキリと「No!ババァの私腹を肥やすための金は1バーツさえもあれへんわ!」と言ってやりたかった。

しかしNちゃんはこの先もここで暮していかないといけない。
変に嫌がらせなどされてはかわいそうなので「時間もいいころだしもう終わりにしよう」とだけ言った。
時間も夕方近くになっていたのでこれで帰ることにした。
帰りにいつも行く町の両替屋に寄った。
俺はバイクに跨ったままで2万円をNちゃんに渡して両替を頼んだ。
そして両替し終わったバーツを俺に渡そうとするが「いらない。ゲームでもなんにでも使えばいい」と少し機嫌悪そうに言って受け取らなかった。
それでも渡そうとするが拒否してると俺のポケットに入れようとしてきたが頑なに拒んでやった。
困っているNちゃんを早く乗れと急かしてその場を後にした。
Nちゃんはずっとお金を握りしめている状態のままでバイクは走る。
今日はマッサージを受けたかったのでそのまま前に行ったマッサージ屋へ行った。
何の言葉も交わさずにお店の中に入り俺はフットマッサージを頼んだ。
いつも同じマッサージを受けるNちゃんが今日はタイマッサージを頼んでいた。
たぶん居心地が悪いから横にはいれなかったんだろう。
マッサージも終了してお店を出る時もお互い無言のままでホテルに帰った。
部屋にはいるとまたお金を渡してきた。
「いらん、ゲームに使えばええやん。人にお金借りてまでするような奴は嫌いや」と言ってやった。
すると半ベソで一生懸命謝ってきた。

Nちゃん 「私もやりたくない。でもしないとママ達が嫌がるから仕方なくしてるの。わかって」
俺 「やからそのお金使えばええやん。あげるって」

そういうとほんまに泣きだしてしまい「もうしないから許して。ゴメンなさい」と言う。
なんか可哀想になってきた。

俺 「ほんまにもうせんの?」
Nちゃん 「しない!ちゃんとしたくないって言う。ほんとにゴメンなさい」

別に真剣に怒ってるわけでもなく、ただ気分悪かっただけなので許してあげた。
すると握りしめてたお金を俺の手を取って渡そうとしてきた。
なんか受け取るのはばつが悪い。

俺 「ほんとにあげるよ。なんか好きな物でも買って」
Nちゃん 「いいから返すよ」
俺 「どうして?ゲームじゃなくて服でもなんでも好きな物買ったらいいよ」
Nちゃん 「じゃあ一緒に出掛けた時にでも買って。だから返す」

そこまで言うので受け取った。
一件落着したところで汗もかいてたし雨にも降られたしでシャワーを浴びることにした。
そして晩御飯にはまだそんなにお腹もそんなにすいてないしベッドへ一緒にテレビを見てた。
ずっと俺に抱きついていて、たまにチュッチュとキスしてくる。
そうこうしてるうちにその気になってきてやっぱりブンブンw
一戦交えてまたシャワーを浴びてからようやく晩御飯を食べにMr.99へ出かけた。
エビ釣りをしたかったわけではないのでビーチロードを歩く異国人達を見ながら。
のはずが見られてるかもしれない。
それは俺達の着ている服が…、そう、あのペアルックTシャツだ。
こっぱずかしいけどNちゃんの気持ちを大事にしてあげないと可哀相だ。

ご飯を食べた後はNちゃんの友達と合流することにした。
友達はすでにカラオケ屋で半分出来上がってる状態。
3人いて1人は以前にカントリーミュージックに一緒に行った娘だ。
2人はオハツで目がとまるくらい綺麗な娘がいた。
コンイープンを少し濃くした感じだがクリッとした大きな目が特徴的でスタイルも抜群。
別で知り合ってたら口説いてたかもしれない。
やはり美人にはフェーンがいるようで今パタヤに来てるらしく合流するとのこと。
歌いまくり、飲みまくりで4人のはしゃぐ姿が微笑ましい。
タイ人の性格上のものなのか普段のストレス発散なのかは不明だが後者の方が強いように思えた。
途中トイレに行くとなんか垢抜けないアメリカ人と一緒になった。
こんなのでもダラーパワーの力でタイ人ネーチャンと一緒に来れたりするんやなぁって勝手に想像。
異国人から見たら俺もエンパワーで…と思われてるのかもしれないが。
また部屋に戻って4人の楽しむ姿を肴に飲み始めた。
すると美人の娘に電話がかかってきて部屋の外へ。
10秒程で戻ってきたと思ったら後ろには…。
さっきの垢抜けないアメリカン。
まさかっ!?こいつがっ!?この美人のフェーン???
ダラーパワーで物言わせてるのかぁ?と思ったくらいだ。
アメリカンと合流後20分くらいでカラオケ屋を出ることになった。
支払いの時に財布を出すと「私が払うからいらないよ。なおして」と言う。
「いいよ。遊び代くらい俺が出すよ」と言っても頑なに拒否る。
まぁ、とりあえずココはNちゃんの言う通りにしておこう。

次に生演奏のあるレストランへ行くことになった。
ここでも知らない間に支払いが終わってた。
端っこの席でボーッと演奏を聞き入ってたら知らない間に支払いが済んでいたのだ。
Nちゃんに聞くと勝手にアメリカンが支払ったらしい。
ゴチですおぢちゃん(-人-)

そしてディスコに移動。
いくつ回る気やねん!と思ったけど楽しいからいっか。
友達みんなで入れてるボトルで乾杯して水タバコを吹かしながら踊りまくる。
と言っても俺が踊ることはなく鑑賞のみ。
途中途中でオーダーした分の支払いがあるのだがNちゃんがサインしている。
俺には払わそうとしなかった。
Nちゃんが飲みすぎたので2時を過ぎたくらいで帰ることにした。
アメリカンと合流してから2人を見ていたがほんとにフェーンなのかいまいちわからない。
その娘が照れ屋でシャイなところがあるみたいでベタベタ出来ないようでもある。
ただ所々で見せる甘えたな部分がお客相手とは違う感じだったのでフェーンなのかもって思えた。
ホテルへ帰ったものの泥酔状態のNちゃん。
俺はそれなりに飲んでいるものの泥酔にはもう一息、二息。
泥酔状態なのでシャワーなんて浴びる元気もない様子。
俺はNちゃんをベッドで寝かしてから1人でシャワーを浴びた。
そしてバカルディを飲み干したところで寝ることにした。
当然何もすることもなくNちゃんの横でゆっくりと眠りについた。


≪2008年10月 訪泰最終日≫

10時過ぎに起きた。
泥酔した自分が恥ずかしかったのか頻りに昨日の様子を聞いてくる。
一応恥じらいはあるみたい。
「ディスコで暑いっ、暑い!って言って脱ぎ始めた」って言うと「ほんとに?ほんと?」ってかなり焦ってる。
ちょっと間ほんとって言ってたが落ち込み始めたのでほんとの事を言ってあげた。
ただの酔っ払いってだけだったので何もなかったし。

Nちゃんがシャワーを浴びてからコーヒーワールドへ遅い朝食を取りに出かけた。
それからカルフールで買い物をし、ホテルへ置いてからパタヤパークタワーへ行くことにした。
前回は行かなかったのでタワージャンプをしておらず今回はしておきたかった。
やはり中国人ツアーの一部に入っているらしく相変わらずウザイ。
俺はタワージャンプがしたいのだがNちゃんはどうしようか迷ってる。

俺 「どうする?他のでもいいよ」
Nちゃん 「大丈夫!一緒にする」

でもかなり怖そうにしてる。
下を除いては震えたりもしている。

俺 「無理しなくてもいいよ。他のにしよう」
Nちゃん 「イヤ、○○と一緒に降りたいからする」

そこまで言うのでタワージャンプで降りることにした。
待ってる間に雨が振り出したせいで約20分中断した。
そのせいで怖さが倍増したみたいだったがいざ順番が来て降ろされ始めた瞬間に態度が急変。
ベルトでしっかりと吊られているせいで安心感が生まれたのだろう。
キャッキャと楽しみ始めた。
先に着いた俺に手を振ってはしゃいでいる。
降りてくるなり楽しかったとニコニコしている。
「さっきまで怖がってたのに~」って言うと「そんなことない」と一生懸命にテレを隠そうとしている。
まぁ怖がってたけど楽しめたのならよかった。
タワージャンプで地上に降り立ったくらいでまた雨がパラパラと降り始めた。
タワーの下で雨宿りをしたが止む様子はない。
でも小雨からこれ以上降りそうでもないと思ったので帰ることにした。
しかしセカンドロードに入ったくらいでいきなり大雨に…。
びしょびしょになりながらホテルへバイクを走らせる。
すると突然Nちゃんが大きな声で「カメラぁ!」と言うと、俺のポケットに手を入れてカメラを取り出して濡れないように守ってくれた。
もう古くなってきてるし壊れたら壊れたでえっかぁ~、撮ったのはMSに保存されてるからデータは大丈夫やろって思ってた。
やっぱ気の利くやさしい娘やなぁ。
ホテルに着いた時にはカメラは壊れてたかもってくらい全身びしょ濡れになってた。
2人揃って服を脱いでシャワーを浴びた。
そして残り少ない2人の時間をまったりとベッドで過ごしていた。
そうなるとやはりしてしまうブンブン。
お互いを求めるかのように。
17時半になりようやく体を起こして2人でシャワーを浴びて帰り支度。
今日はNちゃんも2日分のお出かけセットをしまっている。
そして18時ちょうどに部屋を出てチャックアウト。
予約してるタクシーに荷物を渡して乗り込もうとすると服を引っ張られた。
振り向くと半ベソのNちゃんが抱きついてきた。
そしてお別れのキスをしてタクシーに乗り込んだ。
迎えに来てもらったので空港まで送ってもらってもいいのだが黄昏る時間が欲しい。
なので今回もお別れはパタヤにしておこう。


≪あとがき≫

たった2日の訪泰はこれで終了。
日本に到着した朝からいつもどおり出勤。
仕事につくと昨日までの余韻は全くなく一気に現実へ引き戻される。
今日は残業もそこそこに帰宅して荷物整理とMSの読み出しをした。
といっても写真なんて最後の日にパタヤパークタワーとホテルに帰ってからの数枚だけ。
初日、2日目と一緒に写真撮ろうとNちゃんと話してNちゃんのカバンにカメラを入れていたがすっかり忘れてて全く撮っていない。
しかし中を見てみると。。。
Nちゃんが勝手に自分や友達を撮ってる。
しかも私を見ろと言わんばかりに一人称撮りまであるw
でも綺麗な娘が写ってなかったのは残念。
今回はずっとNちゃんと一緒だったので当然ながらWSには行ってない。
パタヤに行きながらWSも行けないとはなんて寂しい訪泰なんだろう。
訪泰して会った子が住んでるのがたまたまパタヤってだけだ。
パタヤの聖地はWS。
次は1日だけでもFちゃんと逢ってWSを堂々と歩きたいもんだと思った。
いや、今度こそ見つからない事を祈ってWSで遊んでやる!







夢の国出張報告書2008-2009 依存度レベル79 第一話
≪まえがき≫ 

10月の訪泰前に予約を入れた年末年始のチケット。
行こうと思わなかったのだが今年は時間が空きそうなのでとりあえず押さえてみようかと思った。
しかし2ヶ月前ともなると往復キャンセル待ちの状態。
11月終わりに空きが出たのでとりあえず押さえることに。
思うにあの空港閉鎖のおかげで一気に空いたみたいだ。
発券期限ギリギリまで待って空港閉鎖が起こる確率が極めて低くなったことを確信して発券。
やはりメインはパタヤだ。
12月29日~1月4日までの6泊8日でパタヤ5泊の旅。
相変わらず「いつ来るの?」「早く会いたい」とうるさいFちゃんを放っとくのも可哀想なので年越しと新年初夜はFちゃんと過ごす約束をした。
6泊もあればFちゃん以外とも遊びたいので2日のみの約束。
Nちゃんと逢う予定を立てなかったのはFちゃんと逢ってNちゃんにも逢ってたら他で遊べないからだ。
10月に逢ってるからかまへんやろってことで放置プレイ。
パタヤで全泊してもいいのだが久々にバンコクの雰囲気を味わおうと思って知人のA氏と連絡を取り1泊することにした。
とりあえずバンコクの雰囲気を味わうためだけの1泊。
今年4度目となる夢の国へ出発!


≪2008年12月 訪泰1日目≫

15時前にスワンナプーム空港へ降り立ったTG機。
空港閉鎖の影響かイミグレも混む事もなくすぐさま入国完了。
ホテルに到着してすぐに換金してから先に入国しているA氏へ連絡入れる。
A氏はすでに出掛けてたので6時半にBUS STOPで夕食を取る約束をしてフットマッサージを受けに行った。
外道紘氏にも連絡を入れてみても不在で出れない様子だったがマッサージの途中で折り返し連絡があった。
残念ながら今回はお互いの時間が合わず一緒に遊ぶことは出来ないのでまたの機会となった。

A氏との約束に少し遅れてBUS STOPへ。
(写真挿入)
日本では約束の時間に遅れるなどほぼゼロの俺が遅れてしまった。
これも夢の国に到着し現地の時間感覚に即順応してしまったせいにしておこう。
A氏と夕食を堪能しながら今夜の予定を話す。
一応の考えはあったが絶対ではないのでA氏と共にBTSでタニヤへ行くことにした。

タニヤプラザでA氏知人と落合いタニヤの徘徊スタート!
元々日本を離れた異国のしきたりの中で楽しみたいっていう考えがあるので日本感覚のタニヤはほとんど知らない。
A氏に連れられて最初に入った店がPlay Girl。
「今日のコスチュームは何だ?」とA氏がママ?と話してるが俺には何のことかさっぱりわからん。
店に入ってすぐわかった。
女の娘がみなヒョウやウシなどのコスチュームを着ているらしいのだ。
この日はヒョウだった。
女の娘のレベルは高いと思ったが最初に入った店なのでチェックだけして次の店へ。
いろいろ徘徊してる途中に一瞬にして目が止まった娘(Kちゃんとする)がいた。
Fちゃんに似てる気がしたので一瞬タニヤで仕事を始めたのか!?と思ったぐらいだ。
一言二言だけ言葉を交わしたがA氏達と他の店へ姫を物色しに行った。
いろいろ回ってるとエレベーターで相乗りした関西のおいちゃんと意気投合して一緒に数件回った
オーキッド、マーメイド、アルカディア、マーマレード、他多数とたくさん回ったが、これなら…って思う娘はもうお客が付いている。
途中2回程Kちゃんの近くを通ったりしてその度にお互いジィーと見てた。
何店か回ってA氏は途中で見かけた娘が気に入ったのでその娘のお店に行くことになった。
俺もその娘を見た時はめっちゃガン見したくらいかわいい娘だ。
でも何故かKちゃんが気になる。
まずA氏が気になる娘の店先でその娘がブッキングしてないことを確認。
そしてA氏に俺はKちゃんのもとへ行くと告げて1時間の間で連絡を取ろうと話してから早足でKちゃんのもとへ。
一心不乱にKちゃんを見ながら歩き目の前に立つと何も言わずにKちゃんの腕を取り「店へ行こう」と告げた。
Kちゃんが俺を先導して階段を上って行く。
後ろ斜めから見るKちゃんはハッキリ行ってFちゃんそのものだ。
カマかけられてるんぢゃないのかぁ???って階段をのぼるほんの短い時間で何度思ったことか。
お店に入って真横に座ってからもKちゃんを見つめてしまう俺。
ほんとにFちゃんと違うのか?という目で見てしまう俺。
Fちゃんとは違うことを確信してからようやく安心してKちゃんを口説き始める。
落ち着いて考えたらFちゃんがタニヤでなんか働くはずがない。
日本語なんて知らないし夜のお店で働く必要もないしバンコクに来る理由もない。
パッと見てKちゃんを気に入ってしまったがFちゃんと似てたために焦っただけである。
これからすると俺の好みの娘はFちゃんやKちゃんみたいな娘ということになるな。
そういいながらも新ストライクゾーンのように幅広い範囲の俺。
Nちゃんなんかは似ても似つかない。
NEWちゃん、NAMちゃんにJOYバーの娘もそうだ(もうみんな店を辞めて居ないけど)
でも絶対にどれか選べと言われたらFちゃんかKちゃんを取るんだろうな。
まぁそれはいいとして、1時間弱の間でいろいろと口説いた。
途中ディスコに行こうとA氏から連絡が入った。
Kちゃんに話すと一緒に行く了承を得たが…。
その直後に再度A氏より連絡が入り、「KちゃんはOK。でも俺としては時間はまだ早いので決めてしまうのは自分の本意じゃない」と言った。
時間はまだ22時になるかってくらい。
続けて「でも、この娘を連れていかないと後で絶対に後悔すると思うので連れて出る」と。
そしてKちゃんをPBしたいとスッタフ~に告げてチェックビン。
一緒に店を出ると外でA氏達がそれぞれ女の娘を連れてた。
火事のあったサンティカではなくハリウッドへ。
ハリウッドではボトルもほぼなくなるくらい飲んで騒いで楽しい時間を過ごした。
(写真挿入)
1時になるくらいでA氏知人が移動疲れで先にご帰還。
それから1時間くらいでA氏と共にホテルへ帰ることに。
ホテルに帰ってからも口説いた。
シャワーを浴びてから1戦交えたがいつも以上に真剣にしたのを酔っ払っていてもハッキリと覚えてる。
見た目にも増して体の感触や感じ方までFちゃんに似てる。
もしかしたら感じ方はFちゃん以上かもしれない。
かなり満足のいくブンブンであった。
ここはバンコクやからアオカンやなぁ。


≪2008年12月 訪泰2日目≫

10時頃に目覚めた。
俺が起きたと同時にKちゃんも起き、お互いを求めるかのように朝からブンブン。
Kちゃんの感触っていうか気持ちも含めた感覚はなんとも言えないくらい嵌ってしまった。
今日はパタヤに移動する予定なのだがこのままずっと一緒に居たい感じになる。
でもパタヤに移動しなければいけない。
これも俺の使命?と勝手に思うようにして当初の計画通り移動をすることに。
12時ギリギリにチェックアウトしてKちゃんと一緒にA氏をフロントで待つ。
とっとと帰ってしまわず「ほんとにパタヤに行っちゃうの?」「一緒に行きたいなぁ」「今度はいつ逢えるの?」と言いいながら一緒にいるKちゃんが愛しい。
客をその気にさせる言葉なのか本心なのかはこの際どうでもいい。
絶対にまた会ってやる!と自分に約束してKちゃんとバイバイした。

A氏の巧みな交渉でバンコク市内発にもかかわらずハイウェイ込み1200バーツでパタヤへ移動。
チェックイン後、特派員の遊人さんを尋ねて現在のパタヤ情報を収集。
そこでパタヤに在住しているT氏と知り合い2人で飲みに行くことになった。

最初に向かったのがまだ明るい状態のsoi6。
入口のバービアでシンハーを買って飲みながら徘徊する。
少し歩いてはちょっかい出してみる。
だんだんションベンしたくなってきたのでトイレと新たなビールのために南側にあるGOGOへ入った。
やはり店の名前は覚えてない。
こんな時間から開いてるってやっぱsoi6はなんでもアリやねぇ。
姫のレベルは…う~ん、覚えてない…まっ、どうでもいっかってくらいだ。
GOGOを出てからまたあちこちでちょっかい出しながら1往復。
8月の訪泰で知人がPBした娘が今日もいた。
店先でほんの少し話した程度で、その後も2,3回前を通った時に微笑んだ程度なのに覚えられてた。
ニコッと微笑んで「久しぶりね。今日も飲んでいってくれないの?」と。
ここに限らずこう言った娘達は毎日多数の外国人達を相手してる。
なのに二言、三言の言葉を交わしたくらいで覚えていられるのは何故なんだろう。
ここを離れる時はもう薄暗くなり始めたが置屋女のレベルはしっかり確認出来た。
ファランが好きそうな猿多数で1年前と比率は変わってないと思われる。

そしてバイクでsoi6を駆け抜けsoi8まで移動。
ウダウダと話しながら物色してたら真ん中辺りで捕獲されかけた。
しつこいのでT氏が「ビールはいくらだ?」の問いかけに90バーツとの返事。
「50バーツなら寄る。ダメなら他に行く」と強引に値切る。
2,3回の掛け合いでほんとに50バーツになったw
飲み始めて少ししたら「ゲームをしよう」と言われ4目並べを始めた。
そのまましても面白くないので20バーツを賭けて負、勝、負、負。
そうなったところで40バーツに増やしてして勝、勝、負、勝、負、勝、勝、勝。
途中から超マジになってるのがわかる。
もう最後にしようと100バーツにしようと言ってみた。
嫌そうにしてたが勝ったら全部返してやるとそそのかすと乗ってきた。
で、しっかりと勝ってやったw
お金なんてどうでもいいのでT氏とブンブンで返すように交渉しようかと話した。
バービア嬢の稼ぎで客相手に220バーツも負けるくらいなら交渉術でどうにかなる。
と言ってもこの娘としたいわけでもないので貰うだけ貰って帰った。
ここの飲み代浮いちゃったよ。

一度T氏のアパートへ寄った後にWSへ向かった。
と言っても裏路からだ。
最初に入ろうとしたのがスーパーベイビー。
しかし扉を開けると光々とした店内が広がった。
まだ開店してないらしい…。
ステージ上に集まったGOGOレディ達の視線を一気に浴びる。
数秒だがこちらもジィーっと見てやった。
なかなかレベルはいい。
まだ開店前なので店を後にして次に行くことに。

そして次に入ったのがスーパーガール。
今始まったって感じだが既に何組かの客がいた。
やっぱ人気のある店は開店と同時に入るもんやと実感した。
全体的なレベルはSBに劣るものの全然悪くない。
夏に比べると少しレベルアップしてるかと思われる。
ホステス達と談笑しながらダンサー観戦しただけで次に行くために店を出た。

次の店に行こうと意気揚々と歩き出したら勢い余ってWSに出てしまった。
誰にも見つからないようにと祈りながら次の店に入った。
確かAir PlaneなんとかっていうGOGO。
店の名前からして明らかに客室乗務員を意識したコスチュームだ。
ただ選べる女は皆無。
しかも何様やねんこの猿!ってメス猿がいてモメた。
かなりムカついたので2人揃ってそのまま店を出ようとしたら金払えと服を掴まれた(当たり前だが)
300バーツを床に叩きつけるように投げ捨ててそのまま店を出た。
二度と行かない。
と言うか全く行く必要はない店と判断した。

次もWSにあるGOGOのどっかに入ったが全く覚えてない。
南側にあって全く興味なしって感じのお店だったことだけ覚えてる。
これじゃなんの記録にも情報にもなりゃしない…。
この後T氏と別れて一人で姫探し。

ビーチクラブに行こうとWSから入って行くと何故かエンジェルウィッチまで来てしまった。
ん?あれ?俺酔ってるんか?と思って戻って行くとまた通り越しそうになった。
また振り向いて左側を見ながら歩き出した途端ネオン以下、店内の照明が全部消えてるビーチクラブ発見。
ドアの中を覗き込もうとすると入口付近で客引き?たむろ?してる娘達からお声がかかった。
その中で目のクリッとしたちびっ娘発見。
「なんで真っ暗?閉まってるのか?」と聞くと、「電気が落ちただけだから開いてるよ。みんな電気つくまで待ってるだけ」と。
真っ暗なGOGOは初めてなのでその娘と共に店内へ入り電気がつくのを待つことにした。
電気が復旧、落ちるを2回繰り返した。
今回は全く暑くない泰でもエアコンが止まってる時間が長いと人だらけの店内は暑くなってくる。
ボードで仰いでくれるそのホステスやウェイトレス、ダンサーのノリがいい。
そういう娘達と飲むとヒジョーに楽しい!
暗い店内にもかかわらず4人で騒いでた。
周りからは完全に浮いている。
3回目に電気が落ちたところでもうえっかと思ってチェックビン。
20バーツ遊びなんてしなくても大いに楽しめるお店だ。

さっきはまだ開店前だったので再度SBへ入ってみた。
奥のステージへ上がる階段の横でゆっくりと姫観戦。
相変わらずココは日本人好みを揃えてるよな。
椅子に腰掛けるのは疲れた。
ちっちゃな丸椅子に脚を上げ膝を片手で抱ながらテーブルに肘をつき手のひらで頭を支えてる姿は楽しみに来てる感じには全く見えない。
ハッキリ言ってビーチクラブの時とは違った意味で俺は周りから完全に浮いてる。
お客はいぱぁーいいるのにニタニタしながら見てるだけ~って野郎ばっかでなんか辛気臭い。
つまらん!と思って帰ろうかと思ったが盛り上げてやることにした。
そして徐にポケットからクシャクシャになってるお札全部を取り出してテーブルに置いた。
その中から黙って500バーツ札をウェイトレスに渡し指で輪っかを作って持って来いと合図。
そして俺の手元に25個のピンポン玉が来ようとしている。
ダンサー達は俺の手元に来る途中からピンポン玉の行方を追っている。
俺はピンポン玉を受け取った瞬間に籠の下を持ち全部一気にステージへ投げ入れた。
ダンサー達から一斉に黄色い声が上がりステージ上や脇に転がったピンポン玉を必死に拾おうとしている。
全部広い終わってもザワザワしながら踊りだすダンサー達。
すぐさまテーブルに置いてるお札の中に500バーツがないかを探し出そうとした。
クシャクシャになった札の中から何かを探そうとしている俺の姿を見てざわつき始めた。
500バーツ札はないので1000バーツ渡して500バーツとピンポン25個がやってきた。
その途端にダンサー達は皆こっちに集中w
そんな状態で放り投げてもつまらんので籠を受け取って投げる素振りも見せないままテーブルに置いた。
1,2分くらい何もせずにボーッと見てるだけ。
そして徐に籠の中のピンポン玉を数えるフリをして1個、また1個と目の前にコロコロと転がした。
キャーという黄色い声が上がった途端にまた残り全部一気にステージ内に放出。
さっきより一層に大きな声があがる。
また全部広い終わってもザワザワしながら踊りだすダンサー達。
今度は2,3分待ってからお釣りで返ってきたテーブル上の500バーツを手に取った。
それだけでもうさっき以上にざわついている。
今度は逃すまいとして皆こっちから視線を外さない。
そうなるともう放置プレイだ。
ステージでは5分経っても俺に動きがないので徐々にではあるが普通に踊り始めた。
こんなことしてたら周りにいた客が我も我もと言わんばかりにピンポン玉遊びを始めた。
しかしケチくさい遊び方をするやつばっかだ。
1個ずつチマチマと投げるくらいならやるな!と思うのは俺だけだろうか。
ステージ上は見飽きたので後ろで出番を待ってるダンサー達をジィーッと物色した。
その中に見た目の派手さもなくキレイさやかわいさも周りから少し劣るけどあどけなさの残る娘を発見。
ちょうどダンスの入れ替わるタイミングで階段のところまで来た時に「いる?」と言ってピンポン玉1個を見せた。
ジィーッと何か言いたげな目でこちらを見てる。
なので徐にハイといいながらブラの中に1個また1個と入れていってやった。
驚きながらもありがとうと言って手を合わせて微笑む。
そしてステージに上がったと同時に手を取りこっちを向かせてから両手の平を上に向けさせた。
そして残りのピンポン玉が入った籠を彼女(Sちゃんとする)の手のひらの上に。
めちゃめちゃビックリしてキョトンとした顔して籠を見つめて少し固まってた。
そして「本当にくれるの?」と聞いてきたのでニコッと微笑み返しただけ。
そんなことしてたら空いてるポールは俺の反対側。
反対側にいるもののずっとこっちを見て踊ってる。
2,3分したところで長居無用ってことで退店することに。
Sちゃんの前で立ち止まりしゃがませた。
そして3時に戻ってこれたら一緒に飲みに行こうとだけ一方的に伝え全く返事を聞かずに出て行った。
入った時と違って活気に満ち溢れた店になってた。

どこに行こうかと迷ったがちょっと勇気を出してHAPPYまで行ってみた。
北側の端っこをコソコソと隠れるようにしてw
案内されるまでもなく勝手に奥のステージまで入っていってやった。
一番奥のソファーに座り姫を物色しながらバカルディを飲む。
寄って来るイマイチはかわしながら見ていたら壁のステージ前の席にロリ顔っぽい好みな感じを発見。
ちょっと気になったので近くで見てみたい気もするが友達と一緒にこっちを見て微笑んではいるもののやっては来ない。
他にいい娘がいないか物色した上でその娘を手招きで呼んでみた。
最初は自分だと思わなかったらしくキョロキョロと周りを見わたしていた。
だが、自分とわかった途端キャーキャーと友達と騒ぎながらこっちに来た。
テーブルの前で「私?」って聞くので「もちろん」というと満面の笑みで「ありがとう」と。
座ろうとしないので横に座れば?と促す。
態度や仕草もスレてる感じがないし、近くで見てもストライクゾーンでかわいい(Uちゃんとする)
最初は2人で飲んでいたが先輩2人と友達1人も呼んで騒いでいた。
そんなことしたら目立って当たり前。
ママのチェックが厳しくなりステージに上がれだのなんだのとうるさい( ̄  ̄;)
ダンサーも負けじとステージに上がってはすぐ降りてきて俺の周りに張り付く。
1時を回った頃に奥のステージがcloseとなって入口のステージ側へ移動させられた。
先輩2人はここで仕事終了らしく着替え終わった2人とUちゃんでまだ飲んでた。
ディスコの話になり、行きたいねぇって話してたらUちゃんのダンスする番になりまたステージに行った。
さっき種まきしたばっかのSちゃんとUちゃんのどちらにしようか考えたが見た目は明らかにUちゃんの方が好みだ。
なんで今日はこの娘と決めて先輩と話して皆で一緒にディスコに行こうということになった。
そしてUちゃんの踊ってる間にチェックビン。
PBすることをUちゃんに言わずに勝手にPBしてやった。
ダンスを終えて帰ってきたUちゃんに

俺 「チェックしたから帰るよ」
Uちゃん 「えっ?もう帰るの?」
俺 「うん、ディスコに行ってくるわ」
Uちゃん 「そっか、ディスコに行くんだ」
俺 「うん、やから早く着替えてきてーな」
Uちゃん 「???」
俺 「一緒にディスコに行くんやん。早く着替えてき」
Uちゃん 「一緒にって私まだ仕事やから…」
俺 「仕事終わってるんやからいいやん。」
Uちゃん 「終わってる?まだ閉店じゃないよ」

先輩2人はクスクス笑いながらも 「いいから黙って早く着替えておいで」とUちゃんを着替えるように促す。
不安そうな感じで何度もこっちを見ながら裏に行こうとする。
それでも2人が手を振って着替えてこいと促す。
5分くらいで着替え終わってテーブルにやってきたので何も言わずに腕をとり4人で店を出た。
店の入口を出た所でスタッフから「よかったね、PBしてもらって」と声をかけられてようやくUちゃんは理解出来たみたい。
こっちを向いて抱きついてきた。

Uちゃん 「ほんとに?ありがとう。私でいいの?」
俺 「もちろん」

熱い抱擁もそこそこにディスコへ。
先輩の彼氏が迎えに来ていたのでそのまま一緒に5人で行ったはいいが…。
FちゃんやNちゃんご用達である。
いくつもあるディスコの中でなんでみんな同じやねん!と思いながらも今更やめようとは言えない。
まぁめっちゃよーけの人の中で見つかる確率なんてエイリやん出す確率より低いと信じよう。
と言いつつもいろんな機種で幾度となくエイリやんを見てきた俺としてはアブナイ気もする。
現に夏にはFちゃんに見つかってるのでエイリやんどころではない確率を引き当ててるような気もする。
エイリやんならプレミアでうれしくもなるが見つかるのは逆プレミアで全くうれしくない。
そう思ってももう諦めて楽しむしかないがちと不安。
トイレに行ってテーブルに戻るときに混み混みの店内を回ってみると何やら怪しげな感覚に陥った。
前にNちゃんと騒いだ場所でNちゃんらしき女の娘が見えた。
近づくのは危ないので少し屈んで隙間から様子を伺う。
周りから見たらかなり怪しいコンイープンw
友達っぽい娘もいると思ったら綺麗って言ってた娘が見えたっ!ヤバッ!ほんまにおるやん!
そそくさとその場を後にして、まさかFちゃんまでも…と思って他を見ながらテーブルに戻った。
さすがにFちゃん達は見かけなかったのでまだ救われた方かも?
まぁ、Nちゃん達とは真反対側でトイレも遠いから近くを通られることはないと自分に言い聞かせて楽しむことにした。
楽しいことにすぐ流される俺なんで大いに飲んで騒いでた。
(写真挿入)
(先輩2人とその彼氏)
そして最後まで仕事してきた友達がもう一人連れてきて7人に。
4時過ぎたくらいからパラパラと帰りだして俺達もホテルへ帰ることに。
ちなみにディスコ代は割り勘。
ホテルへ帰ったらもう5時だがそこからブンブン開始w
Uちゃんめっちゃ感度ええやん。
ほぼオール状態でお互い疲れてるハズなのにめちゃめちゃ満足感あり。
1戦終えると時間はとっくに6時を過ぎてるのでそのまま爆睡。
別れ際には「新年を一緒に迎えようね」と言われたがさらーっと流して別れた。


≪2008年12月 訪泰3日目≫

2008年大晦日。
訪泰前から今日はFちゃんと過ごす約束をしている。
31日に訪泰して2日に帰国するから2泊しか出来ないと言っていた。
15時頃に「空港へ着いた」と連絡を入れ18時にWSで待ち合わせする約束をした。
そして18時過ぎたくらいにWSへ到着しFちゃんと8月以来の再会を果たした。
やっぱり生で見るFちゃんはキレイでかわいい。
WSのど真ん中で抱きついてきて挨拶がわりのキスで再会を実感した。
一瞬Kちゃんの事が脳裏をかすめたが目の前に居るのはFちゃん。
真正面からみるとやはり違うな(当たり前だが)
有名なナンヌアルで夕食を取りイベント会場へ足を運んだ。
何度もパタヤに来てて初めてナンヌアルに行ったが次に行くことはないだろうという感想だ。
イベント会場はまだ20時過ぎにもかかわらず大勢の人でごった返している。
完全にお祭りだな。
とりあえずひと回りしてからいつものバービアへ行った。
まだお客は少ない方だが海沿いのテーブル席だけは既に満席。
カウンターでFちゃんの友達とわいわいと飲んでたらカップルになってる2組の友達もやってきた。
一昨日のことらしいのだが、一人の方の彼氏は最初にFちゃんを口説こうとしたらしい。
「彼氏がいるから」と断ったら友達とこうなってたって昨日知ったらしい。
その友達はFちゃんを口説こうとしたなんて知らないらしくFちゃんもあえて言うつもりはないと。
久々の再会、新年を迎えるというお祭り気分でかなり気分が高揚し周りも気にせずキスしまくり。
キスの途中で『HAPPY NEW YEAR』の声があちこちから聞こえ始めた。
新年を異国の地で、しかも外国人の彼女とキスしながら迎えるなんて今までの俺には想像も出来ない。
でも幾度と日本人彼女と迎えた新年よりも気分がいい。
(写真挿入)
楽しく飲んで騒いで帰る頃には2時過ぎ。
ホテルに帰ればいつもと同じように…。
姫始めを異国の地で、しかも外国人の彼女とはこれまた想像も出来んかったな。








夢の国出張報告書2008-2009 依存度レベル79 第二話 


≪2009年1月 訪泰4日目≫ 

昼前に起きて朝食?昼食?をとりにサブウェイに出かけた。
バイクに跨りゆっくりと走らせながら街並みを見ていった。
日本に比べるとお正月気分って感じが少なくただただ平穏な街並み。
こっちも普通の日って感じになってくる。
そしてジョムンティエンまで足を延ばしてビーチでゆったりとくつろぐことにした。
3時くらいになってFちゃんがホテルへ帰ろうと言い出した。
ウトウトとしていた時なので「うん」と言いながらも寝てしまった。
30分ほどで目が覚めると早くホテルに帰ろうと催促された。
真っ直ぐホテルへ帰ったらそそくさとバスルームへ行くFちゃん。
俺も砂と汗を流してバスルームから出て行くとFちゃんからこっちへ来いとベッドの上から手招きされる。
ブンブンの催促…。
ゆっくりしたかったのによ~、このために帰ろうってことやったんかよ~と思ったりもしたが…。
でもしっかりとやることはやったw

18時頃にWSへ出かけて違うシーフードのお店へ。
ナンヌアルのお口直しだなw
そこで食事しながら思わぬ事を聞くことになった。
Fちゃんがパタヤからいなくなるというのだ。
アメリカで働きながら英語の勉強をすると言うのである。
パタヤからの引き上げ準備だけは万端で部屋はもう既に友達が引き継いで入居している。
どうりで昨日は部屋に来いと言わないと思った。
それはいいとして、そう言いながらもまだVISA申請をしていないらしい。
まずはパタヤから引き上げる準備だけを済ませたようだ。
でも俺が泰に来るとわかったので地元に帰る日だけ伸ばして友達の家に間借りしてるという。
アメリカに行ってからも新しい電話や新規メアドを取得したらすぐ連絡する。
アメリカに遊びに来てちょうだい等いろいろ言ってくる。
まだVISAも取得してないやん…とは思ったが。
初めて聞いた時はめちゃめちゃ驚いたと同時に寂しさがこみ上げてきた。
だが、話してるうちに落ち着いてきてこれが潮時なのかもしれないと思い始めた。
Fちゃんとの関係が続いてる限りいつまで経ってもWSで堂々と遊べない。
寂しいけどもパタヤでの関係はこれで終わった方が俺にとっては都合がいい。
もう二度と逢えないわけじゃないと思えばいっか。
食事を済ませてから友達の働いてるいつものバービアで飲み始めた。
友達の彼氏(コンイープン)も参入して4人で話してたらもう0時だ。
今日は早めにホテルへ帰り2人きりで過ごすことに。
最後の夜になるかもしれないので思う存分楽しんだ。


≪2009年1月 訪泰5日目≫

今日がFちゃんと過ごす最後の日になるかもしれない。
まぁ、そんなことは気にしてもどうしようもない。
Fちゃんの人生を(これ以上)狂わす気は毛頭ないので笑顔で送り出すだけだ。
なので普段どおりにご飯を食べ街をぶらぶらしてから友達が働くお店に行くことにした。
場所はsoi6。
とうとうこんなとこにも友達が増えたようだ。
しかもLBのバービア。
女と一緒に入店しても「私とどう?」というお誘いをしっかり受けた。
でもFちゃんと一緒なのでお誘いもそこそこで済んだ。
通り沿いのカウンターで友達と会話しながらも通りを歩くコンイープンを眺めてた。
見てるとおもろい。
初めてが丸出しの奴、慣れてるフリをする奴などいろいろ。
こっち側をチラッと見て二度見しては素通りする。
二度見の意味がよくわからないのでFちゃんに声をかけさせた。
日本語なんて話せないFちゃんに「こっち来て」「いらっしゃぁ~い」とだけ教えた。
そして「あなた」「こんにちわ」といった知っている簡単な日本語と合わせて通りを歩く奴らに声をかけた。
これまた反応がおもしろい。
こっちを一瞬振り向いてから二度見するところまでは皆同じ。
そして周りのLB達を見回してからまさかこの娘も?って顔して通り過ぎて行く奴。
Fちゃんを見ながら歩いて来くるとFちゃんが俺の腕に抱きついてくる。
それを見て戻っていく奴。
ジィーとFちゃんだけを見ながらもこっちに来る勇気がないまま通り過ぎて行ってから振り向いてまた見る奴。
いろんな反応が見れるのがおもしろいので楽しんでいたらもう17時半になろうかと。
LBの友達と共にホテルへ荷物を取りに戻ることにした。
部屋に戻るなり目を真っ赤にして涙ぐみ始めた。
今日は部屋なので人目を気にすることなくキスの嵐。
そしてFちゃんは気を使ってバイクで待っててくれた友達の元へ。
友達のバイクの後ろでいつまでもこっちを見ていたFちゃんが愛しく思えた。
でも今日帰ることになっているので延長するわけにも行かない。
というかいつまでもだらだらと引きずってたら遊べない。
今夜からまた新たな姫探しを始めよう!

A氏に連絡を入れ今夜は一緒に行動することにした。
A氏知人のD氏も一緒にタイスキでお腹を満たしながら情報交換。
そして最初はWSのGOGOに行くことになった。
堂々と歩くわけにはいかないのでPratamnak RD.から行くことをお願いして。

たぶん最初にスパーベイビーに入ったと思う。
Sちゃんを見つけることは出来なかった。
周りの娘は俺の存在に気付いてるがフル無視。
D氏はいい娘を見つけたみたいなのでウェイトレスにPB代とチップの確認だけした。
A氏はダンサーよりもウェイトレスの娘がお気に入りのようだが身持ちが堅い。
まだGOGO巡りは始まったばかりなのでとりあえず次の店に行くことに。

次はスパーガールに行ったかと。
やはりベイビーに比べると全体的なレベルはちょっと落ちるか。
でも充分PB出来るレベルのかわいい娘がいるのは確かだ。
物色だけして次の店へ。

次はHAPPYに行ったと思う。
Uちゃんも友達も先輩も皆いなかった。
この店でA氏が知人のM氏と遭遇。
それと男前のY氏と意気投合したので皆で他の店に行こうってことになった。
俺はUちゃんもいないしY氏もお目当ての娘がいない。
他にいい娘もいなかったので皆で別の店に行こうってことだ。

皆で行ったのがビーチクラブ。
先日のちびっ娘がおらん。
なんか今日は知った娘がぜーんぜんおらんからちょっとつまらん。
奥のテーブルでビールを飲んで姫を物色するもののイマイチ。
M氏が20バーツ遊びをして隣のご婦人に嫌そうな目で見られたのがおもしろかった。
長居せずに退店。

D氏は最初に入ったSBの娘がどうしてもいいってことで戻ることにした。
まだその娘はPBされておらずお店にいたので呼び寄せてD氏の横に座らせた。
D氏はカンクンでのPBを希望していた。
その娘の雰囲気を見て怪しく思ったので様子を伺っていたらやっぱヤバそう。
A氏も同様に感じたらしく「ヤバそうな娘やな」と話していた。
A氏がその子にカンクンだけどいつまでいるのか?と聞いてみる。
返事はハッキリと覚えてないが夜が明けるくらいには帰るみたいな返事だったかと。
やっぱり…。
で、2人してちゃんと朝までいてくれとだけお願いした。
周りの娘はピンポン野郎がまた来たって感じでジロジロと見るので1回だけピンポン遊びをしてやった。
当然一気放出して終わり。
するとSちゃんが脇から出てきた。
なんやおったんやん。
俺に気付いてニコッと微笑んで少し話した。

Sちゃん 「この前は戻って来てくれなかったね」
俺 「飲みすぎて疲れたから帰っちゃった。ゴメンね」
Sちゃん 「ほんとに?誰かと帰ったでしょ?」
俺 「バービア行ってからすぐ帰ったよ。俺酔っ払ってたやろ?」
Sちゃん 「うん、酔ってたかな」
俺 「やから帰ってすぐ寝たよ」
Sちゃん 「今日は?遊んでくれないの?」

そう聞かれた途端にダンサー入れ替わりとなったので俺の返事を聞けないままステージへ上がって行った。
少し経ったところで皆もうこの店に用はないので出ることにした。
店を出る時にまたSちゃんの前で立ち止まりしゃがませた。
そして「気になるなら電話して」とウェイトレスに紙とペンを借りて書いておいた俺の電話番号を渡した。
「えっ?」と言って戸惑ってるSちゃんに続けざまに「俺は待ってるだけ。あなたの気持ち次第だから」と言って出てきた。

この後どっかの店に入ったかもしれないが全く覚えてない。
もしかしたらどこも行かずにHAPPYに戻っただけかもしれない。
ただHAPPYに戻ったことはしっかりと覚えている。
Y氏のお気に入りはいないままだったがUちゃんの先輩がいた。
Uちゃんのことを尋ねるとバンコクに行ってるとのこと。
なんでバンコクなのかは聞いてない。
「31日はUちゃんと一緒に待ってたのに…」と言われたり「何してた?」としつこく聞かれたけど、これまたさらーっと流しておいた。
そして遊びに行こうと誘われたが丁重にお断りしても電話番号を聞かれたので教えた。
このまま居ても仕方ないので出ることにした。
Y氏はお気にの娘が帰ってくるかもしれないと期待して残ることに。

この後もどこに行ったかあんま覚えてない。
ただsoi1?soi2?の角に新しく出来たコヨーテのお店に行ったことは覚えてる。
コヨーテなので入る前にオフ出来るのか確認したら皆okとのこと。
しかしちょっと暗すぎるよなぁ。
まぁまぁいい感じの娘はいるが俺はどうでもいい感じ。
ドリンクの値段はGOGOより少し高かったような記憶が。

この店に入る前に電話が鳴った。
知らない電話番号なので誰かわからない。
出たら英語しか話さないのでHAPPYの娘で間違いないだろう。
やっぱり名前は全く覚えてないのでUちゃんの先輩でU先としておこうw

U先 「あなたは今どこにいるの?」
俺 「今はsoi1にいる」
U先 「まだ飲みに行くの?」
俺 「わからないけど、もう少し飲むかな」
U先 「そっか。じゃ、また電話する」

そんな会話の後に店へ入った。
そしてお店を出て3人で北上して東側にあるバービアの集まりへ行こうとした。
しかしお店はほぼ閉店しており諦めて戻ろうとしたら電話が鳴った。
またUちゃんの先輩だ。

U先 「まだ飲んでるの?」
俺 「今は飲んでない」
U先 「どこにいるの?」
俺 「う~ん、わからない」
U先 「わからない?近くに何がある?」
俺 「近くにBig-Cがあるなぁ」
U先 「わかった、Big-Cね」

そう言うと電話を切られた。
なんなんだ???と思ったがどうでもいい。
コンビニに寄って水を買って出たらまた電話が鳴った。
また知らない番号だ。
出てみるとカタコトの日本語を話すのでSBのSちゃんだな。
てか、すっかりSちゃんのことを忘れてたw

Sちゃん 「あなた今なにしてますか?」
俺 「今はまだ外にいる」
Sちゃん 「まだ飲みますか?」
俺 「う~ん、わからないな」
Sちゃん 「わかった。帰るなら電話してね」
俺 「わかったよ」

そう言って電話を切った。
もう時間も遅いのでA氏はホテルへご帰還することに。
そして南下しながら歩き出すとまた電話。
今度はUちゃんの先輩からだ。

U先 「今どこにいる?」
俺 「Big-Cの近くかな」
U先 「Big-Cのどこ?」
俺 「まだBig-Cじゃないけど、もうすぐKFCかな」
U先 「わかった、そっち側ね」
俺 「そうそう、てか来てるのか?」
U先 「来てるよ」
俺 「………わかった、着いたら電話するよ」

と言って電話を切ったらまた電話が鳴った。
なんやねん!さっきから電話ばっかり鳴りやがって。
と思って番号見たらSちゃん。

Sちゃん 「ほんとにまだ帰らないの?」
俺 「まだわからんなぁ」
Sちゃん 「そっか。あなたの所に行きたいです」
俺 「まぢ?まだ友達も一緒だからまた連絡するよ」
Sちゃん 「わかった、待ってるね」

おいおい、ブッキングかぁ?
しかしUちゃんの先輩はなんなんだ?
そう思いながらまた歩き始めて電話をかけた。
するとBig-C前で電話してる女の娘発見。
「こっちだよ」と言うとキョロキョロと辺りを見回してる。
間違いない、Uちゃんの先輩だ。
俺に気付くとこっちにやって来た。
そのタイミングでM氏が朗報楽しみにしてますと告げホテルへ帰っていった。
Uちゃんの先輩と落ち合い話してみると何てこたーない。
ただの見張り役みたいなもんだ。
ほんの少しの会話の途中にJAZZがやって来て俺達を乗せて走り出した。
もう一人の先輩と彼氏だった。
ディスコがどうのこうのと言ってるので今から行く気なのか?と思ったら全然違って俺のホテルへ直行。
送り届けてくれただけ。
そして「また今度ね」って言って去って行った。
ほんとに何なんだ彼女達は???

なんか拍子抜けしたがすかさずSちゃんに電話をかけた。
そしてホテルに帰ってきたことを告げると今から行きたいと言う。
でも場所がうまく伝わらない。
なのでフロントのネェーちゃんに代わってこのホテルの場所を説明してもらった。
そして俺に代わろうとした時にクレジットがなくなったので切れてしまった。
フロントのネェーちゃんが言うには「ココに来ると言ってたよ」と。
5分くらいするとバイクに乗ってやって来た。
ほんまに来よった。

俺 「なんで来たん?」
Sちゃん 「あなたとお話がしたかったの」
俺 「なんの話?」
Sちゃん 「私にやさしいねあなた。どうして?」
俺 「さぁ?」
Sちゃん 「あなた私のタイプです。後ろから見てたらあなた私に気づいた。あなた私を見てピンポン玉くれた。うれしかった」
俺 「そっか」
Sちゃん 「あなたピンポン玉全部くれた。電話教えてくれた。私のこと好きか?」
俺 「う~ん、どうだろう」
Sちゃん 「なぜ私にくれる?PBしないのにやさしいね。だから私あなたが気になる」
俺 「俺もあなたが気になる」

そう言って抱き寄せてキスしてやった。
あとは成り行き任せでブンブンまでしてやった。
そして少しの睡眠の後Sちゃんを帰した。
しつこく「今日は会えないの?」「次はいつなの?」だの聞かれたがこれまたさらーっと受け流しておいた。
当然ながらチップも何も渡してない。
普通にPBするよりはトータル的に安くついたな。
この娘も手の内に引き込んでもいいのだがこれ以上パタヤで動けなくなるのはイヤなのでヤメといた。


≪2009年1月 訪泰6日目≫

実は今日バンコクへ戻るのだ。
パタヤ5泊の予定で4泊しかしてないがどうしてもバンコクに戻りたい。
そう、Kちゃんに逢いたいのだ。
パタヤに来てからもSMSや電話があった。
勧誘なのか本心なのかはわからないがその誘惑に負けたわけではなく純粋に逢いたいだけだ。
Fちゃんに逢う前にバンコク行きを決定し、ホテルの予約も済ませ、Kちゃんにも伝えてあった。
12時にチェックアウトしてKちゃんに今からバンコクへ戻ることを伝えた。
遊人さんのところでM氏と待ち合わせして一緒にバンコクへ。
A氏も一緒にバンコクへ戻る予定だったが所要で戻れなくなってしまった。
なので2人でバンコクへ向かったがハイウェイ料金所は素通りだった。
正月はフリーなのか?

ホテルに到着してすぐにKちゃんに電話すると1時間後にホテルにやってきた。
やっぱりキレイというかかわいいというかなんか引き寄せられる。
すぐさま引き寄せてキスした。
今度は一瞬Fちゃんの事が脳裏をかすめた。
でも目の前に居るのはKちゃんだ。
せっかく逢えたのでまったりしようとするも「パタヤで何してた」だの「他の女と遊んだでしょ」としつこく聞かれてまったりどころではない。
あなたがいるから遊んだりしてないの一点張りで通した。
更にFちゃんのことが脳裏をよぎったが…。
でもなんとか話題を変えてやっとまったりタイム。
そしてやっぱりブンブン。
昨日と言うか今朝してきたばっかなのに久々にするくらいの満足感。
やはり気持ちの乗りが違うと感じ方も変わるもんだな。

ムーガタで腹ごしらえしてからKちゃんのお店に行った。
人生初の同伴。
と言っても何も変わらない。
2時間楽しく飲んでからパッポンの露店を冷やかしてホテルへ帰った。
そしてまたブンブン。
Kちゃんとのブンブンはなんか楽しめる。
抱き合ったまま眠りについた。


≪2009年1月 訪泰最終日≫

10時頃起きていちゃいちゃとしてたらまたやっちまったなぁ。
そんな事してたらもうチェックアウトの時間。
2人でサブウェイに行って軽くお腹を満たしてから出かけた。
そう言ってもどこにも行くあてはない。
MBKでぶらぶらしてからソイサリカでマッサージを受けるともう18時。
Kちゃんは今日も仕事があるのでこれでバイバイすることに。
着替えるために一度家に帰るというKちゃん。
そのままタクシーに乗せようとしても乗らないと言う。
BTSで帰ろうとする俺を見送りたいから駅まで行くと言う。
スリウォン通りからタニヤ内を横切って駅までゆっくりと歩く。
そして駅の下まで到着すると抱きついてきてキスしてきた。
これも客を引き止めておくためのテクの一つなのかもしれないが全然悪い気はしない。
そこでようやくタクシーに乗せて帰らせた。
なんだか切ない…。


まだ18時過ぎ。
今から空港に向かっても暇を持て余すだけなのでナナプラザで最後の一杯だ。
そうは言ってもまだGOGOは空いてないので中庭のバービアへ。
どこにしようか考える間もなく前に揉めたというかスネた娘(Lちゃんとする)に見つかった。
1年経ってもまだ居たようだ。
まぁ20時過ぎまでの時間潰しだからLちゃんでもいっかってことで入ることにした。
1年前よりニキビが減ってるような気がする。
小腹も空いてたので屋台でなんか買って来いと100バーツ渡して買いに行かせた。
焼き鳥とかをつまみながら最後の晩酌。
昨日?一昨日?に妹も働き始めたみたいで紹介されたが顔つきはあんま似てない。
顔だけみるとLちゃん、スタイルは妹の方がいいがどっちかを選ぶならって程度だ。
ただの時間潰しだからどうでもいっか。
しかしこの妹は頭がいい。
4目並べをしたのだが初めてみたいで2回目まではルールを理解する程度だった。
だが3回目から一変。
少し慣れたバービア嬢のように手強くなってきた。
5回目くらいでどうすれば勝てるかもう理解してる。
これじゃ茶化すことも出来ないのでヤメw
3人で楽しく話してたらもう20時を過ぎてる。
帰ろうとすると「今日は3階に行ってくれるの?」とLちゃんからお誘い。
「あほっ、もう帰るわい」と言ってチェックビン。
最初に今日帰ると言ったのだがホントだとは思ってなかったらしく少し驚いた様子で慌てて電話番号を聞いてきた。
聞いてどうすんねんとは思ったが断る理由もないので教えた。
「次はいつ来るの?」と聞かれたので「1週間後に来たらどうする?」と笑いながら言って帰った。

(写真挿入)

≪あとがき≫

今回はWSを堂々と歩いて楽しめた。
と言ってもFちゃんと一緒だったがそれ以外でも見つかることなくそれなりに楽しむことが出来た。
Fちゃんがアメリカに行くともう怖いものはない!はず、たぶん…。
まぁ、深く考える必要はないか。
チ○○ン切られないようにだけ気をつけて楽しもう。
しかし一年でこんなに行くとは夢にも思わなかった。
と言っても10月はNちゃんオンリーなのでお遊戯してないし数える必要ないかな。
ほんとはパタヤで思う存分遊ぶ予定だったのに1日といえどもバンコクに舞い戻ってしまった。
パタヤに嵌ってる俺がまさかバンコクでしかもタニヤ嬢に嵌るとは思いもしなかった。
落とすという行為そのものはどこでやっても同じだがまさかタニヤ嬢とは…。
まぁ、1年前のリベンジにはなったと思っておこう!ってこれがリベンジかぁ?
しかしファーストインスピレーションでFちゃんに似てた。
FちゃんもKちゃんも一長一短でどちらとも言えない。
KちゃんはバンコクなのでFちゃんやNちゃんに見つかることもないからいっか。
でも、まだ2人のような関係にまではいってない。
タニヤ嬢と丸一日以上もデートしててもカンクン持ち帰りのチップ代よりもだいぶと少ないのだがまだまだだな。
いかにして落とそうか思案中である。
次にいく楽しみが出来た!と言ってもバンコクかぁ…。









夢の国出張報告書2009 依存度レベル80 




≪まえがき≫

前回の訪泰から1週間も経たないうちにまた行った。
実は年末年始よりも先に今回の1/10発のチケットを押さえていた。
でも年末年始に時間が空いたので押さえてみたら取れたのでそっちに行って1/10発はキャンセルしてた。
しかし年末年始の訪泰でどうしてもまた行きたくなったのだ。
そう、Kちゃんを口説きに行くためだ。
帰ってきた朝一からほぼ取れる!という勝手な憶測のもとでいつもの旅行代理店に電話してみた。
5日前にもかかわらずやっぱり取れたw
しかも時間的に一番条件のいいチケットが。
これも空港閉鎖や政権不安定のおかげなんだろう。
Kちゃんを口説きに行く!と言いながらも3泊のうち2泊はパタヤに行く。
2泊だけならずっとバンコクでいいのだが3泊あれば他でも遊びたくなるってもんだ。
となるとやっぱりパタヤまで足を延ばさんわけにはいかんやろ~って。
さぁ、今年最初?の夢の国へ出発だ。


≪2009年1月 訪泰1日目≫

やはりパタヤからスタート。
特に時間の縛りもないのでバスにしようかと考えながら1階まで降りてみた。
1階についてバス停に行こうとしたら後ろから怪しげなオッサン登場。
無視しようかと思ったが後ろからタクシー1300バーツでどうだと言いながらついてくる。
それなら4階で乗ると言うといくらなら乗るのかと聞いてきた。
1000だと言ったら全くダメだったが1200のハイウェイ込みで交渉成立。
交渉はまだまだヘタクソやな。
まぁ、あんま安くはならなかったが1件分の飲み代くらいは浮いたし楽出来ると思って結局タクにした。
バスなら何軒分も浮いたんやけどなぁ。

ホテルについてゆっくりと夜遊び準備してからいざ出動。
WSへ出向きsoi15の屋台で腹ごしらえ。
そしてそのままビーチクラブへ。
なんだか今日はあんま楽しくない。
今日もちびっ娘達が居なかったせいかもしれない。
女の娘のレベルはたかが一週間なので代わり映えせず。
10分程で店をあとにした。

この後どういう順序でどこへ行ったかほとんど覚えてない。
日が経ったせいというよりも飲みすぎてハッキリと覚えてない。
とりあえず今日も次の日もこんな順序に回ったはずだ!と思う…。
もしかしたら行った日さえも前後してたり店の情報が入れ替わったりしてる可能性は大いにあるw

Pratamnak Rdへ向かう途中にある店へ入ろうってことでサクラクラブへ入った。
やっぱり以前から何も変わりゃしない。
ドラフト1杯を速攻で飲みほしてそそくさと退店した。

クラブミスティーズ。
ハッキリ言って失敗だ…。
客は俺一人しかおらんし女のヤル気が全く感じられない。
まぁ客一人じゃヤル気なんて出るわけないか…。
さっさと出たいのでここもドラフト1杯を速攻で飲みほしてそそくさと出てきた。

そのままPratamnak Rd.へ出てから北上してsoi8のバービアへ。
ウロチョロしてたら先日賭けをしたバービアの前でまた捕まった。
先日は見かけなかった娘を見つけて「もし今日も俺が勝ったらこの娘連れていくぞ」と言ったらokと。
というか自分のことじゃないのでなんでもokなんだろうw
とりあえず飲み初めて5分もしないうちにゲームが出てきた。
ハッキリ言って先日の娘はショボイので相手にならない。
やっぱり勝ち越して終わり。
次に先日いなかったな娘を相手した(初めから横には座っていたが)
ゲームの様子を見てたので4目並べじゃなくサイコロの0~9の札をひっくり返すやつが出てきた。
4目並べじゃ相手にならないってことなんだろう。
サイコロなら運任せといいつつも勝っちゃった。
この娘は話してても楽しいしノリもいい。
でもここに長居しても仕方ないのでチェックビン。
もし見つからなかったらコイツでもいいかと思って店の閉まる時間を確認した。
そして「もし帰ってこれたら遊ぼう」とだけ言い残して店を後にした。
別にゲームに勝ったからってわけではない。

やっぱり入ったスーパーベイビー。
今日はSちゃん放置プレイ。
1週間も経たないので目新しいものがないがウェイトレスのまぁまぁなのと話した。
先週も居たウェイトレスだがこの前はあんま話してない。
今日はダンサーよりもこの娘を口説いてみようかな?と思った。
たわいもない話からちょっとづつあなたと一緒に遊びにたいって話に持っていった。
しつこく持ち上げてたらちょっとその気になってきたが仕事終わりまでまだまだだと。
それでも口説いてたらいきなり自分の右手にしていた指輪を外して俺の手につけてきた。
そして「あなたが預かってて」と。
この娘ってなかなか賢いんぢゃないのか?と思った。
口説きにそのまま乗って騙されるのはイヤだ。
だから自分の指輪(あきらかに女物)をつけさせた上で遊びに行かせる。
それでもちゃんと戻ってこれるかを見届けたかったのではないかと思われる。
まぁ勝手な憶測だがw
閉店まで時間はたっぷりあるので指輪を預かったまま他の店に飲みに行くことにした。
Sちゃんからジィーと睨まれるかのように見られてたのは言うまでもない。

今まで幾度も前を通ったにもかかわらず入ったことのなかったカルーセルに入ってみた。
全体的にはSBやSGには劣るものの悪くはない。
ステージで踊っているダンサーの中にめっちゃかわいい娘を発見!
回るステージで3周くらいする間ずっと彼女を見ていた。
こっち側に来るたびにアイコンタクトしながらジィーっと見つめて微笑む。
するとガイドブックを持ったプンプイオヤジが入ってきてステージを挟んで反対外に座った。
あきらかに観光丸出しで初めてパタヤに来ましたって感じ。
ママはそれを見逃さずに入口から席まで案内して一緒に座ると自分のドリンクも同時にオーダー。
たかられてるやんw
オヤジを見てると一瞬イヤな予感がした。
そういう予感は的中するもので…。
さっきまでアイコンタクトを取っていた娘をしっかりと呼びやがった。
そして俺の反対側でなんかやり取りしてる。
その娘がこっちを指差しながらなんか言ってるのがわかる。
するとこっちにやって来て「座ってもいい?」と。
「呼ばれてるのにええの?」って聞くと「大丈夫、あなが気になってたから」と。
プンプイオヤジが嫌なだけやろ。
まぁ、後で呼んでやろうと思ってだだけにいっか。
少し話してみるとパタヤに来てまだ1ヶ月未満。
スレてなくて当りかもしれんと思いながらも俺にしたらまだまだ時間が早いのでもっと物色しながら飲みたい。
お店の終わる時間を聞いたら3時らしいのでその時間にお店に戻ってくると言ってから店をあとにした。
ただ張り紙で普段の値段の上にダンサーPB1000と貼ってあったのがありえんと思った。
この店だけ1/10になっても正月料金のままってどういうことだ?

HAPPYへ行こうと思いWSへ出た。
そして2Fへ向かう階段前を通った時にダンサーに腕を掴まれる。
そんなにブスではないがキレイでもなく歯の矯正をしてる娘だ。
まあ入ったことないお店だったので情報収集しようと思って入店した。
お店はタイガークラブ。
一生懸命話す姿がいじらしいのでコーラ1杯。
2Fのせいか客入りイマイチ。
奥半分近くがビリヤード台になってるが誰もいない。
その娘の踊る順番が来たらしくいきなり脱ぎ始めてステージに上がる。
どっかの有名店でよくあるヤル気なさそうな腰振りダンスとは違い一生懸命踊ってる。
とりあえず1ステージ終わったところでバイバイ。

そしてUちゃんのとこ(HAPPY)に行った。
WSからお店に向かうまでにある少しのバービア群で2人程目についた娘がいた。
入口に向かって左手にある緑の看板のお店と入口近くの右手にあるお店だ。
それはいいとしてHAPPYに入ってそのまま左手奥のステージの方へ。
今日はUちゃんがいた。
俺を見つけるなり速攻やってきてY。
まぁこの娘がここにる限りここでは他の娘と遊ぶつもりはないのでそのまま横に座らした。
お店の中でもいちゃいちゃしながら会話してると「今日は遊んでくれるの?」と。
いくらなんでももうこれ以上後で来るとは言えないので今日は無理だと言って断った。
今日は無理だが明日は予定が決まってない。
気が向けば明日遊んでもいいので「明日時間が空けば遊ぼうか?」と言うと「ほんとに?私休みだから一緒に遊んで」と。
まさか休みとは思ってなかったが言ったものは仕方ないので「じゃ番号言っておくよ」と。
すると「お店の中で番号教えたり聞いたりしたらダメだから」と言う。
そんなことは百も承知。
コソッとしたらええのにママが怖いらしい…。
このあたりはさすが先輩で先週しつこく聞かれたもんな。
なのでとりあえず「Uちゃんの先輩が知ってるから聞いて」と言うと「わかった!」と満面の笑み。
話が纏ったところでチェックビン。

WSに戻る途中にある緑の看板のバービアにいた姫と目が合った。
ニコッと微笑むのでそのまま入店して一杯。
近くでみると悪くはないがこいつだ!ってわけじゃなかったw
でもまぁ飲むには悪くないかな。

さて今日の相手はどうしようか。
いろいろ考えた上で今日の見た目No.1にするかノリのどっちかにしようと思った。
SBの娘はちょっと荷が重い。
彼女が俺につけた指輪は純金製。
こんな指輪をつけるのは明らかに俺を試した上で戻ってきたら乗っかってもいいかもって思ってるように感じ取れた。
懇ろをつくるのはもうこれ以上いい。
このまま放置プレイでもよかったが指輪が戻ってこないのは彼女としてはいろんな意味でイタイはずだ。
絶対に帰って(返って)くると信じてつけたと思われる。
なので指輪だけを返しにSBへ行った。
そして「今日は飲みすぎて疲れたからもう帰る。ゴメン。また来るから」と言ってから指輪を外して彼女につけてあげた。
彼女は「ずっとつけてたの?」と聞いてきたので「あ~、ずっとつけてたで」と。
そう言うと微笑みながら「わかった、また来てね」と。
黙ってうなずきながら返事して店を出た。

どっちの娘にしようか考えた上でカルーセルに行ってみた。
この娘がいれば決定しようと。
もう閉店時間になる頃だしちょうどいい。
ドアを開けてビックリ。
もう煌々と明かりがついて閉店してるやん。
時計を見直したがまだ閉店時間にはなってない。
聞いた時間を間違えてるのかもしれないし今日は早く閉まったのかもしれない。
真意はわからないがもうこの店の娘は諦めるしかない。
なのでそのままsoi8へ。
見た目的には戻ってくるかもしれないと言った3人の娘の中では一番下になるがノリは一番いい。
お店の前でその娘を見つけると手招きして呼び寄せた。
そして「もう店は終わりやろ?そこのコンビニで待ってるわ」というと「わかった」と。
でも5分もしないうちにコンビニにやって来て「ホテルはどこ?ここで落合うとママに怒られるから」と。
この娘は店の上に住んでてそのまま出てくるのはまずいらしく一度帰って着替えてから来るという。
ホテルと連絡先を教えてホテルでシャワーを浴びて待ってたら30分程でやってきた。
シャワーを浴びさせてから一戦交える。
この最中にUちゃんから私の番号だよってSMSが来てたが当然放置。
この娘はスモークもしっかりこなしてくれるし感度はソコソコでまぁ満足出来たかな。
でも次持ち帰ることはないな。


≪2009年1月 訪泰2日目≫

買い物に出かけたりしたがしっかりと昼寝もしたので元気いっぱいでナイトライフへ行こう!
まずは腹ごしらえでガッツリとタイスキを食べてからsoi8のバービアへ。
昨日の娘のお店だ。
とりあえずビール1本だけ飲んで今日はすぐにバイバイした。
「なんで今日はダメ?」としつこく聞かれたが用事があると言って丁重にお断りした。

そのままWSの方へ行こうと思いビーチロードへ。
と、その前に同じ通りのシルバースター(2かな?)へ入ってみた。
ここはNちゃんの友達が働いてるお店だ。
まぁ見つかったら見つかったでいっかって感じ。
意外と客入りはよくてほぼ満員に近い。
でもダンサーはイマイチな気もする。
選べと言われたら選べないことはないって感じ。
Nちゃんの友達を発見したが見つからないように隅っこでちびちびと飲んでた。
あまり長居せずに出てきた。

WSへ移動して今日はスーパーガールへ。
さすがにSBには行かれへん。
いい感じの娘はいても俺にはいまいちパッとしない。
またウェイトレスと歓談しただけ。

昨日はSBの後に隣のカルーセルだったので今日はSGの後に隣の隣ザ・シーへ行ってみよう。
ここも初めて入ったが意外や意外でなかなかいい。
SGより店は小さいけどもレベルはそこそこええやん。
ウェイトレスのちびっ娘に目がいったがそれよりもダンサーの一人に釘付けになった。
細身のスタイルに小顔で目がクリッとしてなかなかかわいい。
あ~この娘とあんなことこんなことしてみたいなぁって妄想してしまったw
ステージから降りて一度奥へ引っ込んでしまったところをわざわざ呼び出した。
横に呼んで話してながら飲んでると今日はこの娘にしてもいいかもって思ったがまだまだ徘徊は始まったばかり。
そう言いながらもバカルディ飲みすぎ。
なので昨日と同じように…。
また後で戻ってくると約束して店をあとにした。

なんでかまたNAUGHTY GIRLSに入ってしまった。
ちょっと酔いが回ってきたかもしれない。
ジィーと姫を物色しても目新しい感じもせずに前の娘を呼ぼうとした。
名前は覚えてなかったがウェイトレスとやり取りしてるうちにBALL(ボールやなくてバル)と判明。
しかし辞めて田舎に帰ったとのこと。
他に呼びたいって娘もぜーんぜんいないのでチェックビン。

そしてそのまま北上しようと思いPratamnak Rd.へ出ようとした。
その途中で入口に勧誘の言葉をいろんな国の言語で書いてる店を発見。
ウィンドミルクラブだった。
なんの情報もないので人柱になってみた。
めちゃめちゃ混んでる。
入口近くのカウンターでドラフトを1杯。
猿の軍団ってわけではないがコレといった娘もおらず。
とりあえず選べというなら消去法で選ぶくらい。
奥ではブンブンショー的なことをやってる。
バスタブでもなんかやってたな。
超ショートの髪の娘がバスタブショーをやってたが全く色気を感じない。
飲みすぎといろいろ回りすぎたために記憶間違い(店違い)の可能性もある。
そうでなければこの店の話だ。

北上しようとしたが何故かNちゃんの働くお店に行ってしまった。
見慣れた?お店の入口だったせいだろう。
それに居たら居たで騙せる言い訳くらいいくらでも言えるし一緒に飲みに行きゃいいかって軽いノリだった。
入口付近にママがいて見つかった。
そしてNちゃんはいないと告げられなんだかホッとした。
泰に来る前日から連絡を取ってなかった。
ママが言うにはお母さんの具合が悪くなったらしくて急に田舎へに帰ったという。
そしてその場でママがNちゃんに電話し始めた。
なにも電話までせんでもええのに…。
何を話してるか全くわからないまま突然代われと言われて電話をこっちによこしてきた。

Nちゃん 「ゴメンね。逢えなくて」
俺 「ええよ、気にせんといて」
Nちゃん 「どうしてパタヤにいるの?」
俺 「Nちゃんをビックリさせようと思って黙って来てん」
Nちゃん 「そうなの!? でも逢えなくてほんとにゴメンね」
俺 「いいよ。お母さんをちゃんと看病してあげてね」
Nちゃん 「うん、わかった。でも逢いたかったな」

こんな会話を交わして電話をママに返した。
ママはかなり残念そうな素振りで次はいつ来るだのと言ってきた。
電話ありがとうってのと次はわからないとだけ言ってその場を後にした。

これで気兼ねなく遊ぶことが出来る。
Nちゃんに逢いに来た事実があるので次までの時間を空けても文句は言わせない。
さぁ、どうしよっかなぁ~
足取りも軽く気分揚々で次に行こうと思ったがもう0時になる。
そういやUちゃんの事忘れてた。
夕方に「今日は遊べるの?」ってのと10時頃に「何してるの?」とSMSがあったのを放置したままだ。
なので今日はもう他へ遊びに行くのはやめて女の娘とショーでも観に行こう。
ザ・シーの娘(名前は完全に忘れたのでAちゃんとする)とUちゃんのどっちにしようか考えた。
とりあえずザ・シーに行ってAちゃんがいたらPB。
いなかったらUちゃんにすると決めた。

ザ・シーに戻って見渡してもAちゃんがいない。
ウェイトレスにAちゃんはいるのかと聞こうとしたらママがやって来て「PBするのか?」と聞いてきた。
まだ誰とも言ってないし何も言ってないのになぜそんなに焦るのだろう。
まだわからないと濁すとAちゃんは呼べないと言う。
なんで呼ばれへんねん!っていろいろと話すと今は左奥のソファーでファランの横に座ってる。
だから俺がPBしないとこっちに呼べないらしい。
ファランが大きすぎてAちゃんが全く見えなかった。
ママはさっき俺が来た時にAちゃんといちゃいちゃしてるのをしっかり見て覚えてたらしい。
そして俺が戻ってきたのを見つけたAちゃんがママに俺の存在を言ったらしい。
それで速攻でママが俺のところにやってきたということらしい。
ファランが囲ってるので当然呼べない。
Aちゃんもジィーとこっちばかり見てる。
PBするから呼べと言うとママはすぐにAちゃんのもとへ行きファランに何か話してる。
そしてファランがこっちを見て呆れた仕草をしながらもニヤッとしてる。
なにを意味してるのか全くわからん。
ようやくこっちにやって来たAちゃんから「ありがとう。ほんとに戻って来てくれたんだ」と。
話もそこそこにショーを観たいからと着替えを催促。
そして2人で店を出てエンジェルウィッチへ。
ショーも半分近くが終わってたのであんまりゆっくり出来ず。
観終わったところで退店してホテルへ帰ることにした。
そうそう、バンコクのエンジェルウィッチが売りに出されているらしい。
トイレにFOR SALE!って何枚も貼られていた。
いつかはバンコクの店にも行ってみようと思ってたけどもう無理かな。

で、帰ってから即ブンブンってわけでもなくダラダラとお話。
部屋の煌々した明かりの下でAちゃんを見る。
やはり少しでも暗い時とは違うなぁ。
確かにかわいいのだがよーく見ると基は猿系っぽいな。
でもかわいくなってるからいっかw
シャワーを浴びてからいつもの如くブンブンするもののなんかしっくりこない。
なんかいまいちノリの悪いキャバ嬢となんでかエッチまでいってしまったがいまいちだった時と似てるかもw
その後少し話してたが眠くなってきたので寝たのだがこの娘は少し変わってる。
くっついてはくるものの背中を向ける。
そして俺の手を取り自分の胸にもっていくのだ。
なんでこのスタイルがいいのかはわからないが目が覚めた時でも同じように手を胸にもっていくのだ。
まぁ俺としては大きくないとしてもマシュマロのように柔らかいおっぱいを感じながら寝れるしまぁええか。


≪2009年1月 訪泰2日目≫

昼前にAちゃんを見送ってからそそくさと身支度開始。
今日はバンコクに戻ってKちゃんと過ごすのだ。
12時にチェックアウトしてからKちゃんに連絡を入れてタクシーを待つがなかなか来ない。
あまりにも来ないので予約したところに電話したりとすったもんだでようやく13時過ぎにタクシー出発。
高速代でもめたが払う気は全くない。
予約時に高速代込みで800バーツと交渉して何度も確認したので間違いない。
運ちゃんにはそこまで伝わっていなかったらしいがこっちは知ったこっちゃない。
降りる最後の最後までもめたが払わずにさっさと降りてってやった。

ひと悶着あったがようやくホテルにチェックイン。
Kちゃんを待つがなかなか来ない。
ホテルを見つけられないようで何度か電話があった。
ちゃんと場所の説明が出来ないのでホテルのフロントにお願いした。
またこいつが使えんねぇちゃんでまともに説明もせんと適当なことを言ったらしいのだ。
迷いに迷ったらしく結局俺が迎えにいったくらいだ。
タクにホテルにとなんで逢うまでにこんな悶着ばっかおこんねん。

ホテルに戻りようやく久々というか1週間ぶりの再会を実感。
「逢えてうれしい」とか「私は寂しかった。あなたは?」っていろいろ言われるとうれしくなってくる。
でも現状では真意の程がわからない。
タニヤは日本の飲み屋っていう思い込み?感覚?が抜けないのでただのお誘いとしか受け取れない俺がいる。
でも言われるとうれしいのは確か。
抱き寄せてキスしてたらその気になってきたのでブンブン開始。
1週間ぶりに味わうKちゃんの身体。
しっくりきて満足感たっぷり。
一戦終わると思い出したようにカバンを弄り始めたKちゃん。
そして何かを取り出すと俺に手渡した。
ストラップというかキーホルダーみたいな感じのもの。
しっかりと2人のイニシャル付きでこれを携帯に付けろと言うのだ。
携帯のストラップなんぞあんまつけたくない俺にとってはちょっとありがた迷惑なプレゼント。
つけたくはないが泰にいる間くらい付けておいてあげよう。
帰ったらつけるとか言って揉めるのも面倒なのでその場で携帯につけてあげた。
と言っても日本の携帯は持ち歩くこともなくホテルに置きっぱなしにしておける。
ここで日本の携帯につけておくと帰ってからもつけてると思うし一石二鳥だ。
このあと屋台で空腹を満たしてからKちゃんのお店に行った。
友達も一緒に3人で楽しく飲んでからパッポンのMuzzik Barのソファー席でまったりと。
そしてホテルに帰ってからまたブンブン。


≪2009年1月 訪泰最終日≫

10時頃に起きてまたブンブン。
昨日、一昨日としてきたにもかかわらずKちゃんと逢って1日も経たないうちに3回もしてしまった。
なぜか必要以上?にしようとしてしまう。
まぁ出来る時に思いっきりしておくことにしよう。

しゃぶしゃぶが食べたいって言うKちゃんのリクエストでMBKに行った。
そのままMBKでウィンドウショッピングしてから服を置きにいくためにKちゃん家に行った。
でも俺は家に入ろうとせずに近くのコーヒーショップでゆっくりとコーヒータイム。
そこは女の娘一人でやってる小さなお店だった。
そのお店の娘が結構キレイな娘だった。
Kちゃん待ちじゃなかったら口説いてたかもw
30分程待ってKちゃんがやってきた。
そして一緒にコーヒーを飲んでたら店の娘とKちゃんが何やら話してる。
話し終わったKちゃんが言うには「横にいる人はあなたは彼氏?」って聞かれたと。
「そう、私の彼氏だけどどうして?」って返事したらしい。
すると「こんな所に外国人なんて来たことないし一緒に来る人もいないから聞いてみた」ってことらしい。
タイ語なのでホントにこんな会話なのかどうかわからないが。
この後、近所のマーケットでうろちょろしてからタニヤへ向かった。
今日は出勤ギリギリまで一緒に居たいからと言って衣装も手持ちしてきていた。
なのでタニヤプラザで18時半過ぎまでお茶してからKちゃんをお店に送り出そうとした。
別れ際にタニヤプラザの中で抱きついてきてキスしてきたのにはビックリした。
ちょっとは落ちたのかな?

Kちゃんと別れてからBTSでナナへ向かった。
今日も最後の泰を味わうためにナナへ行くのだ。
しかし今日はもう予定が決まっててLちゃんとご飯を食べに行くことになっている。
パタヤにいる時にLちゃんに電話してみたのだ。
そしたら「ほんとに来たの!?いつ来てくれる?」と言うので帰る日の夜を約束した。
ご飯だけという約束で。
NANAへ向かう途中にLちゃんへ連絡すると「あなた遅いからもうお店に入っちゃった」と。
そして「お店に来て欲しい」というので仕方なくお店に行くことに。
19時くらいにNANAへ到着してLちゃんのいるお店へ。
なんか今日はめっちゃオシャレしててあきらかにお出かけモード全開。
ビールを頼んで飲み始めたが「ご飯は?」とLちゃんが言う。
「もう時間あんまりないしまた今度にしよう」と言うとスネ始めた。
またかよ。。。。。
一生懸命にオシャレしてきたLちゃんがちょっと可哀想なので食べに行くことにしてあげた。
出かける時間もないのでBUS STOPだ。
はしゃぐLちゃんがちょっとかわいらしく見えた。
まぁ、ご飯もお酒も楽しく頂けたので一緒に行ってよかったかな。


≪あとがき≫

Kちゃんを口説きに行くための訪泰なのに3泊中2泊もパタヤで過ごした。
パタヤに行くことが泰に行った実感を持てる場所でもあり安らげる場所でもり俺の使命?でもある。
でもKちゃんの存在は大きくなってきてる。
新しいもの好きの俺としてはどうしてもKちゃんが気になる。
そう思いながらもやはりパタヤに行ってしまう俺。
いったい俺はどこに向かいたいのだろうか。
まぁ、夢の国でのお遊びなんだし深く考えることはないのかな。








夢の国出張報告書2009 陥落 依存度レベル0

≪まえがき≫

1月の訪泰から帰ったその日に3月の連休分を予約した。
パタヤにも行きたいのだが2泊のみなのでバンコクのみの滞在だ。
パタヤには行かないので『バンコク編 其の壱』ということにしとこうかな。
俺にとってバンコクでのんびり過ごすことは難しいけど大いに楽しむとしよう。
と言ってもKちゃんメインなのである意味大いに楽しむ!とまではいかないかな。
まぁ夢の国へ行けるだけでもヨシとしていざ出発!


≪2009年3月 訪泰1日目≫

Kちゃんに連絡した上での訪泰。
「15時に到着する」と言うと「わかった、15時ね」と話してただけだった。
今回はイミグレがいつも通りに混んでた。
しかも俺の列いたチャイニィーズファミリーはトランジットのくせに堂々と間違えて並びよる。
あげくに審査官にトランジットの入国審査場所近くまで案内されて不思議がっとる。
やっと審査再開と思ったらインディアファミリーも同じことしよる…。
なんやねん!この○○ども!と思ってもどうしようもないのでイライラしながらも待つしかない。
でも6,7人の家族連れが一気に2組もいなくなったのでわりと早かった。
その審査待ちの時に電話が鳴った。
Kちゃんからだ。

Kちゃん 「今どこにいるの?」
俺 「イミグレーションだけど」
Kちゃん 「どれくらいで終わるの?」
俺 「荷物も受け取るから10分か15分くらいかな」
Kちゃん 「わかった。終わったら電話してね」
俺 「わかった。バンコクにはそれから3,40分くらい後かな」
Kちゃん 「Kは今空港にいるよ。待ってるよ」
俺 「空港に 来てるん?」
Kちゃん 「うん、○○を迎えに来たよ」

まさか来てるとは思ってなかったのでなんだかうれしかった。
イミグレを通過して荷物を取りに行くともう俺の荷物が回ってた。
さっさと取ってKちゃんへ電話して久々の再開を果たす。
2ヶ月ぶりに会うKちゃん。
たった2ヶ月じゃ何も変わらないかw

一緒にチェックインしてから部屋でまったりとくつろぐがなぜかブンブンはしなかった。
夕方になりご飯を食べにムーガタのお店に行った。
友達のRちゃんも呼んで3人でわいわいと楽しんでた。
ちょっとゆっくりしすぎて20時を回ったころにママからRちゃんに電話が入った。
こんな時間になっても出勤しないで何してるんだ!?だってさ。
そこでようやく重たい腰をあげてタニヤへ向かった。
駅について一緒にお店に向かおうとするとRちゃんが一緒に来たらダメと。
俺達が一緒に行くとRちゃんも同伴になってしまうからってタニヤプラザで少し待ってから来いと。
そう言ってRちゃんが先に行き、Kちゃんまでもが続いて行ってしまおうとする。
「先に行く必要あるん?」って聞くと「ないけど、一人で歩いてみたいでしょ?」って。
そんなこと考えてもなかったがそれもいいかもしれない。
なんで5分くらい自動ドアの外で座って通りを見ていた。
連休のわりには人通りはいまいちかな。
お店に向かって歩き出すと一気に声がかかった。
何人かに手を取られたり腕を組まれたりしてまぁまぁ気分はいい。
おっ!?って思う娘もいたが寄れるはずもなくKちゃんのお店へ。
お店の入口で待ち構えてたKちゃんと共に店内へ。
1時間が経過したくらいでKちゃんが着替えを取りに行きたいと言ってきた。
また一緒に来いと言われるかと思ったがそうじゃなかった。
延長してお店で待つかどこかで飲んで待ってるかってことだった。
お店で待つだけじゃつまんないのでRちゃんを連れてパッポンのお店に行くことにした。
でも今の俺には女の店へ入っても仕方ないのでLBを見に行こうってなった。

キングスコーナーに入ってみたがまぁまぁそれなりに綺麗ぢゃん。
数分が経ち全員が入れ替わった。
すると小柄?ってかさっきと打って変わって皆背が低い。
あ~、ココってLBとレディの比率が半々なんやなぁって思った。
見るだけならLBの方があきらかに綺麗だ。
何人かに私を呼んでとアピールされたが当然メダイと。
ずっとココに居る理由もないので他の店に行くことにした。

でも結局は別のLBのお店でキングキャッスル3だ。
客が入ると私を選べと言わんばかりに客の前に並びよる。
女連れだったので俺達の前には並ばなかったが後から入ってくる客にほぼ全て並びよる。
たしか1年ちょっと前に入った時は皆おとなしかったような記憶があったが全く違ってた。
まぁまぁキレイではあるがコーナーの方がレベルは上かと思った。

この後Kちゃんと落合ってからスクンビットの露天のバーに行ってたらふく飲んでしまった。
ホテルに帰っても眠気が猛烈に襲ってきただけなのでそのまま2人して爆睡。


≪2009年3月 訪泰2日目≫

11時頃に目覚めてからようやく1回目のブンブン。
2ヶ月ぶりとなるKちゃんとのブンブン。
やっぱりしっくりくるこの感覚はいいもんだと実感した。

ホントはアユタヤに行こう!って話してたが動き出した時間も遅かったのでお流れに。
カーオクルッカピを食べに行こうとMBKに行ったのだがなかったのでKちゃんリクエストでタイ素麺を食べに行った。
そしてブラブラするついでにスパーリッチへレートの確認しに行った。
レートを見た瞬間に換金する気ゼロになって速攻で外に出た。
ぜんぜんリッチやないやん。
これならわざわざこんな所まで来る必要なんて全くないな。
でもBTSチットロム駅に出店するみたいな看板を見かけたがほんとだろうか?
駅に出来たなら銀行よりもマシなので利用する価値はあると思うがBTSで途中下車までする必要があるかは疑問が残る。

フットマッサージを受けてから夕方にワットアルンを見に行こうと話してた。
しかし何故か一度帰りたいと言い荷物を取りにホテルへ帰るというKちゃん。
「なんで?2日分の荷物やないん?」って聞いてもハッキリ答えない。
とりあえず泰まで来てごちゃごちゃと話すのも面倒なのでホテルに帰って荷物を取ってからまた出かけた。
なんか面倒になってきた。
チャオプラヤー川に到着して船に乗ろうと思ったが寸前の差で最終便が終わったとこだった。
チャーターで行けるとのことだったがそこまでして行きたいとは思わないので「いらない」と一言伝えてヤメ。
後で帰る予定だったKちゃんちへ向かおうと思って黙ったまま対岸へ渡る船に乗り込んだ。
そして対岸へついてKちゃんちに向かおうと歩き出したらKちゃんから「バイタクに乗ろう」と。
少しくらい歩けよと思ってほんま面倒になったので「あっそ。じゃあホテルで待ってるわ」と言って引き返しはじめた。
「なんでホテルに帰っちゃうの?。。。。。じゃ、連絡するから待ってて」言うKちゃんの言葉を背に受けたまま振り向きもせずに手だけ振って答えた。
そしてそのまま乗ってきた船に乗ってからホテルへ帰った。

ホテルに帰ってベッドに横になりウトウトしてた。
小1時間したくらいで重い身体を起こしてシャワーを浴びた。
そして別れてから2時間経ったくらいで電話したが出ない。
なのでもう待つのはええやろと思って一人で晩ご飯を食べに出かけることに。
このご飯の間に連絡がなければこのまま遊びに行ってやろう。
お気に入りのBUS STOPでいつものタイ料理を美味しく頂いてた。
すると知らない番号から電話が入った。
出るとRちゃんからだった。
「何してるの?」、「何があったの?」、「今はどこ?」と心配そうな口調で問いかけてくるRちゃん。
めんどくさいがさっきまでの事情を話してたらKちゃんに連絡させると言ってから電話をきった。
そんな話をしてもすぐにこっちに来るわけでもないはず。
なので飲みに行こう!

時間はいつまで空くのかわからない。
なのでここからならナナプラザだ。
しかし中庭にはLちゃんがいるので1階の店に入ろうとして捕まるのはゴメンだ。
ナナプラザに入ってすぐ左の階段から2階へ上りまずはG-SPOTへ。
奥に行くのも面倒なので入ってすぐ左のソファーを陣取りるとすぐ近くにスタイル抜群で見た目まぁまぁの娘がいた。
少し離れた所にはあきらかに日本人を意識した容姿の娘がいる。
その娘は裏への入口脇でよりかかってこっちを見てる。
裏への入口脇イコール俺のすぐそばだ。
この後どうなるかもわからないからとりあえず弾けて楽しめる間に楽しんでしまえ!
横にいたスタイル抜群の娘と入口脇の娘の両方を呼んで両手に華で楽しく飲んでた。
途中でダンスの順番が回って来て2人ともステージに上がっていった。
パッと見はあきらかに入口脇にいた娘だがジィーとステージを見てるとトータルでは隣に座ってた娘がいい。
確か番号は90番台だったかと。
空いてる時間もいつ終わるかわからないしさっさとPBして3階に行ってやろうかとも考えたりした。
でもやっぱ他の店にも行ってみたいので後ろ髪を引かれながらも店を出ることにした。
チェックしてると2人ともステージの端まで来て俺を呼んで「帰っちゃうの?どうして?」と。
いつもの如く「また後で」と言って店を出た。
他を見に行くという俺の悪い癖?がまた出てしまった…。

順番に入ってやろうってことでRainbow4へ入った。
めちゃめちゃ混んでるやん。
ステージを物色しながら奥へと進んでいった。
これといった娘もおらず数人のアタックをかわしながら一人ちびちびと飲んでた。
ダンサーが入れ替わってもこれといった娘はいない。
全体的にはそれなりにいい感じだが俺的には心底楽しめる感じがしない娘ばっかだったので乗り気にならないだけだ。
なので長居無用ってことで店を出た。

順番なので隣のTemptationへ入った。
そして入口で固まった。
やっちまったなぁ。
この店のことなんて全く知らなかったのでまさかLBのお店とは思いもしなかった。
とりあえず姫のレベル確認するのと同じようにLBのレベル確認をするとしよう。
そう考えることにしてソファーに座ってバカルディを頼む。
何人ものアタックをかわしながら確認するもののあんまりいいとは思えん。
正面の端っこにプンプイなコンイープンがLBを横につけてニタニタしてる。
女に相手にされないからLBに走ったのか?と思うくらい。。。。。って感じに見えた。
とりあえずこの中では一番かわいく変身してたのを横に呼んでみた。
20才のaernといい、簡単な挨拶程度の会話と少しおだてたくらいしか話してない。
遊ぶ気はないので「また今度ね」って言うとメアドを書いたメモをよこしてきて連絡くれと言う。
また今度なんてないので「なんでやねん」と思いながらも気分を悪くさせる必要もないのでメモをポッケにぶち込んで店を後にした。

そのまま隣に入ろうかと思ったがなんとなくやめて3階を歩いて反対側まで行ってRainbow3へ入った。
4に比べると客入りはいまいち。
レディもいまいち。
なので誰も呼ばずにバカルディも半分飲むか飲まないかでチェックビン。

1階に下りてLolipopへ。
隣の席に座ってたかなり愛想のいい娘をそのままこっちへ移動させた。
雰囲気なんかはいいけども連れて出るまではいかない。
もう時間もいい頃なのでG-Spotへ戻ってさっきの娘と遊ぼうかと思った。
そう思ってたらKちゃんから電話が入った。
とりあえず騒がしい店内なので放置。
あぁ~、電話かかってきちゃったよ。
G-Spotの娘とあんなことやこんなことしかったのによぉ~。
やっぱ悪いことは出来んようになってるんや…。
すぐさま2回目の電話が鳴ったのでチェックビン。
店を出る前に3回目の電話が鳴った。
店を出て騒がしいくなくなったところまで移動してからKちゃんへかけなおす。

Kちゃん 「どこにいるの?」
俺 「ナナ駅の近く」
Kちゃん 「何してるの?」
俺 「一人で飲みに出てる」
Kちゃん 「どうして?」
俺 「電話しても出んのは一人で出かけてもええってことやろ。で、Kちゃん何してるん?」
Kちゃん 「お店にいる」
俺 「あっそ。じゃ、お店終わるまでまだ時間あるなぁ」
Kちゃん 「ダメ。今から行く。だから待ってて。」
俺 「今から?Kちゃん仕事やん。終わるまで飲みに行ってるわ」
Kちゃん 「ダメ、今から行くからホテルで待ってて」

そう言うのでもう一人遊びは終わりだ…。
つまらん。
後ろ髪を引かれながらトボトボとホテルへ帰ってベッドに横になるとすぐKちゃんがやってきた。
何してただの何だのと聞かれてウザかった。
なんで最初に意味不明な帰宅をした上に電話に出なかったのはKちゃんのだと一喝してやったらゴメンなさいって謝ってきた。
まぁ、ある程度話したところで許してあげて飲みに出かけることにした。

どこに行こうかと考えた上でテメに行ってみた。
全く知らなかったみたいなので先に一人で入って待ってろと。
そして俺が入っても知らない顔して見てろと言って先に店に入れた。
でも1分で出てきてしまった。
なんかよくわからないお店なんでどうしていいかわからずに出てきたらしい。
仕方なく一緒に入って右手前のテーブルを陣取って店内の様子を見てた。
一人で店内を歩いてくると言って歩き始めると目や仕草だけで仕掛けてくる娘もいれば声かけてくる娘がいる。
全体的な女の娘のレベルはそれ程でもないけども中にはかわいい感じの娘はいた。
しかしほんまコンイープンだらけやなぁ。
あきらかに1年前よりも増えてる。
女連れで入っただけに客観的に見れることが出来た。
ほんま垢抜けしないコンイープンばっかで見てるこっちが恥ずかしくなってくる。
そんな中に入って姫探しをする自分を想像するとなんか滅入ってきた。
もしテメに来てもこんな奴らとは全く違う雰囲気を出せるような外道にならなくてはいけないと心に誓った。

とりあえずテメを出てからぶらぶらと散歩しながらソイカまで行った。
そしてバカラに突入。
この前は1階だけだったので2階へと上がっていった。
そして2階の姫を物色ってか確認しただけだが猿系多しって感じ。
ただスタイルはそれなりにいい。
周りの客を観察したりガラス張りのステージから下を覗いたりしてたが女連れじゃ満足するはずもなく。
少ししたところで出ることにした。

次はショーでも見ようってことでロングガンへ。
ちょうどショータイム中だったがなんか訳分からんショーばっかだった。
見ててもいまいち盛り上がりにかける。
バカルディを飲み干したところで出ることにした。

またぶらぶらとナナ方面へ歩き出した。
そして昨日と同じ露天バーにいたRちゃんと一緒に3人で飲み始めた。
チムチュムが食べたくなってきたので露天のねぇーちゃんに頼んで近くの店から出前してもらった。
3人でわいわいと楽しく飲んで話してたらもういい時間になってきた。
もうお開きにしようってことになりRちゃんを見送ってからホテルへ帰った。
そして今日はホテルに帰ってからそのまま寝ることもなくブンブン。
でも終わった途端に2人とも爆睡zzz


≪2009年3月 訪泰最終日≫

11時を過ぎてから起きたのでブンブンする間もなく帰り支度だ。
慌しくシャワーを浴びて荷物をしまう俺に「早いなぁ、もう帰るのか」を連発するKちゃん。
ほんとにそう思ってるのか?と思いながらもうれしいことには変わりない。
12時ちょうどにチェックアウトしてからチャトゥチャックウィークエンドマーケットに行くことにした。
MBKばっかじゃつまらん。
ご飯を食べてからあちこちと見てまわった。
かなり暑かったがずっと手を繋いでくっついてくるKちゃんが可愛らしかった。
涼しい所へ移動してからゆっくりとコーヒーを飲んでタイマッサージを受けに行った。
一緒に受ける予定だったがこの時間に服を取りにいった方が後でゆっくり出来るからとKちゃんは家に帰った。
終わってからお店に荷物を置きに行って少し早めの晩ご飯。
タイスキを食べに行こうとしたが閉まってたので仕方なくソンブンへ。
Rちゃんも呼んで3人で楽しく飲みながらの最後の晩餐。
かなり大きなお店だし異国人だらけで日本人もそれなりにいるのでかなり有名なのか?と思った。
KちゃんとRちゃんに聞いたらやはり有名店らしい。
でもパタヤのシーフード店の方がうまいとはココでは言えなかった…。

ゆっくりと歩きながらタニヤへ向かう。
そしてお店の前に到着したところでKちゃんとお別れ。
さすがにお店の前で店の娘もいたので大っぴらには抱きついてキスしてきたりはしなかった。
でも照れながらも腰に手を回して胸に顔を埋めてきた。
そして「また逢えるよね?」と。
「もちろん」と答えて軽くキスして別れた。
後ろを振り返らずにサラディーン駅まで向かった。

時間はもうすぐ20時になろうかとしてる。
空港へ向かうにも少し早いのでまたナナプラザへ行った。
そしてまた中庭のバービアでバカルディを頼む。
ビックリした様子でLちゃんが飛んできた。
でも彼女も分かってたかのように「今日帰るの?」と。
軽くうなずいてから一緒に最後の晩酌だ。
30分ほどの滞在で3杯飲んでから帰路についた。


≪あとがき≫

たった2日の訪泰なんてあっという間だった。
そしてこの訪泰でとうとうKちゃんを口説き落とした。
ノーチップでこの2日間を過ごした。
1日目は自分から同伴してあげたが2日目はPBせずともお店の途中でKちゃんがやってきた。
どっかに行って何か買ってあげたわけでもない。
日本からお土産を持っていったがショートのチップ代にも満たないものだ。
FちゃんやNちゃんとは始まりが違い、お店からPBしてから口説いただけに少し苦労した。
と言ってもタニヤ嬢は…って思い込んで勝手に苦労した気になってただけかもしれない。
でもKちゃんが陥落したことには間違いない。
しかしKちゃんに逢う時はKちゃんちに泊まらなければいけない可能性が非常に高くなってしまった。
今回はパタヤへ行けなったので依存度100にも上がりそうな気分の訪泰になったが満足のいく訪泰でもあった。







夢の国出張報告書2009 開拓 依存度レベル52


≪まえがき≫

GWにもかかわらず全込み5万円の直行便チケットをゲットできた。浮いた分はしっかりと新規開拓に使ってやる!といっても3泊しかない。どうしようか考えた末にパタヤ2泊のバンコク1泊とした。もう当たり前のようになってきた訪タイ。そう言いつつも毎回楽しみな時間。今回もわくわくしながら出発です。

≪2009年5月 訪泰1日目≫

15時半にスワンナプーム空港へ降り立ったTG機。イミグレもめちゃめちゃ空いててすんなり通過。今回は何も考えずにパブリックタクシーでパタヤへ。値上がりしてるみたいで1500バーツとハイウェイ代がかかってしまった。これならお迎え頼んだ方がええかもしれん。

ホテルに到着してゆっくりと準備してからいざ出陣!とりあえずFちゃんに見つかることはない!と思い込んでWSへ出向いた。あっ、そうそうFちゃんは今はアメリカではなくパタヤにいる。ビザが下りてないらしくパタヤに舞い戻ってきてる。「なんでパタヤなん?」って聞いたら「あなたが来るから」だと。まぁ、今回は逢うつもりがないのでほんまに見つからないようにしなければ。

soi15で腹ごしらえしてるとパッと見でキレイな娘と目が合った。お互いジィーと見てた。通り過ぎて行っても何度か振り返って見てる。俺もその娘の行き先を見ていたらビーチクラブに入っていった。お腹も満たされて真っ先にこの店に入ったが見当たらない。いつか現れると思い他のダンサーやホステスを物色してた。ダンサーは相変わらず猿系多しって感じだが以前に比べてちょっとはマシになってる感じ。ホステスは選べる娘がそこそこいる。ドラフトを半分飲んだくらいで奥からさっきの娘が出てきた。俺と目が合うと微笑みながらこっちにやってきた。名前はLEEちゃんで話し始めるとソコソコな日本語で話し始めた。お店で働き始めてどれくらいだ?って聞くと今日が初日だと言う。初日って当りやんって一瞬思ったがすぐさまおかしいことに気付く。初日の女がそれなりの日本語を話すわけあれへん。なんでそんなに日本語が上手なのか聞いてみた。どうやらスーパーベイビーで3年も働いてたらしい…。日本語が上手いことに気付いた時点でヤル気が失せた上にSBで働いてたとなると完全に意気消沈。ほんの少しで店を出た。

WSへ出てからソイ ダイアモンへ入った。するといきなり小柄な娘が手を引っ張ってきた。中へ入れとうるさい。新規開拓しようと思ってたのでそのまま入ってみた。お店の名前はNEW STAR A GO GO。客は奥の端っこの方にファラン一人だけ。ジィーと見回してもええのおらん。腕を掴んできた娘の方がマシやと思ったが呼ぶ気にもならん。ファランに先に帰られて取り残されるまえ前にチェックビン。

そのまま横のサ・シーへ。今回は見た目と中身の充実した娘はいるだろうか?と思いながら入店。Aちゃんはいなかった。ウェイトレスのちびっ娘もいない。残り物を物色したが前回よりもレベルが落ちてる。Aちゃんやウェイトレスの娘はいないのか?って聞いたが今日はいないとのこと。ママがしつこく他の誰かを選べとうるさい。こうなると長居無用ってことでチェックビン。

そのまま隣の…ではなくもう一つ隣のスーパーガールへ。ほぼ満席状態。1月と比べると全体的に女の娘のレベルが上がってる!ダンサーを見ていたがドリンクを持ってきたウェイトレスに目が止まった。派手さは全くないが綺麗というかかわいいというか意外と好みのタイプ。何度か話しかけたが素っ気無い感じ。他のウェイトレスにどのダンサーがいい?と聞かれても彼女がいいとウェイトレスの娘を指名する。本人にどのダンサーがいい?と聞かれてもあなたがいいと指名する。しかし皆ダンサーを選べと言うだけだ。とりあえず今はダメみたいなので出直すしかない。

SGに続いてスーパーベイビーに入店。客入りはまぁまぁよくて大半が言わずとも。ただ女の子のレベルは冬に比べて落ちてた気がする。店の奥のテーブル席がバスタブに変わってた。3人の泡姫がいたが一人がチップチップとうるさい。俺の見た目には30番と55番(ちょっとプンプイだが)がかわいらしい感じかな。しかしこの店に猿が住みつきはじめたのにはビックリした。この前のウェイトレスと楽しく談笑しただけで誰も横に呼ばなかった。そしてまた何もないまま店をあとにした。

そのまま隣のカールセルへ。前回同様客入りは半分以下。姫のレベルはぜーんぜんよくないのでレベルは落ちた模様。てか1月の時は出稼ぎ組みがいたらしい。右奥ではファラン数人が猿達とギャーギャー戯れてる。バカルディ半分も飲まないで店を出た。

これまた隣のパリス・スーパーに入ってみた。あまり大きくないGoGoだった。入るときに扉にいて抱きついてきた38番PIEという娘をそのまま横に座らせる。全然良くはないのだが全くダメってわけでもない。プンプイな友達までオマケでついてきた。ドリンクを飲ましてやることにしたがコーラはNGにしてやった。それでもやっぱり飲むんやね。飲ました分しっかりと楽しましてもらってからチェックビン。持ち帰る気にはならないが飲むにはいい感じだった。

さてどうしよう。1月は遊ばなかったUちゃんの顔でも見ようと思いHAPPYへ行くことにした。やはり案内されるまでもなく奥のステージの方へ。そして周りを見渡すもUちゃんがいない。ママを呼んでUちゃんは居ないのか聞いてみた。すると入口側のステージでダンス中だから終わったら来るように言うとのこと。ほんとしばらく待ってるといきなり抱きついてきた娘がいた。そしてママもやって来てUちゃんだと。はぁ?誰この娘?全く見覚えない娘がやってきていきなり抱きついてきたのだ。一緒に友達もやってきてたがこれまた見覚えない。すぐさま名前を聞いたらUだと。ママにこの娘じゃない別の娘だといったら今日はいないから明日来いという。ほんとに明日来るのか?同じ名前の娘がいるっておかしくないか?とか思ったりもしたが明日来いと言うので気が向けば来てやろう。

次はどうしようか考えたすえにsoi6へ行ってみた。セカンドロードから入ってくと右側にある最初のお店にまぁまぁかわいい娘がいた。3,4番目あたりにもいた。そのまま進んでいくとだんだんレベルが落ちていくような気がしてきた。戻ってもいいけど戻ってやっぱりいい娘じゃなかったら歩くのが面倒だ。なのでこのままソンテウでsoi7,8へ行くとしよう。soi8から入ってぶらぶらキョロキョロしながら徘徊。1月に遊んだ娘のお店が改装中になってた。その娘もいなかったので呼び止められることもなくすんなり素通りできる。と思ったらそうもいかなかった。その店にいたLBの娘が隣のちょっと大きなバービア?プールバー?で働いていたのだ。その娘が俺の前に立ち塞がり寄れという。今から姫探しするためには時間がもったいないので丁重にお断りした。そしてsoi7の方を回ったがそれなりなのがチラホラといる。でもコレだっ!ってのがいないのでまた移動することにした。

WSへ戻りSGへ行った。ウェイトレスの娘を口説きに行くためだ。他に目もくれずにウェイトレスの娘を呼んだ。いつものように口説こうとしたが今日は落ちる気配が全くない。とりあえず今日は諦めて翌日もう一度トライすることにした。この娘がいなけりゃダンサーの誰かを選らんでたかもしれないくらいレベルアップしてたかな。

どうしようかと思いながらWSを北上してると呼び込みの娘に目が止まった。垢抜けしてないが若くてかわいかった。その娘の手を取って店内へ入って行った。店の名前はCasnovy(カサノビ)奥へ長い造りでステージや席の感じは他店と変わらないけど店内は少し暗め。その娘と話そうにも挨拶程度の英語ぐらいでタイ語しか話せない。会話も成り立たないのでどうしようもない。少しした所で女の娘が呼び込みの仕事に戻らないといけなくなった。じゃあレベル確認でもするとしよう。周りを見渡してもまぁこんなもんかって程度。でもステージ上にスタイルよくて目をひく娘を発見した。ちょっとだけ濃いめだが背も高めで細身で小顔でいい感じ。でも俺のタイプとはちと違うので呼びもせずに眺めただけにした。

さて今日はどうしよう。GoGoはやめてバービアに絞ろうと思ってsoi7,8へ戻ることにした。そしてsoi8からスタートしようと歩き始めたら速攻でさっきのLBに捕まった。こいつの存在を忘れてた…。とりあえず1本ぐらい飲んでもいいかと思って寄ってやった。話してると俺のことを覚えてたので寄れと声をかけてきたらしい。俺もこいつを覚えてた理由がある。ゲームをしてる時にチャイニーズにPBされて出て行った。でも10分か15分くらいでお店に戻ってきたのだ。ん?忘れ物?と思ったが荷物を置いて店にいる。不思議に思ったのでついてた娘になんでもう戻ってきてるのか聞いてもらった。するとスモークでさっさとイカして終わらせたらしい…。そんなことがあったので物覚えが悪い俺でも覚えてたってわけだ。まぁ、そんなこんなと話してるうちに時間は2時を大きく回ってる。早朝に起きたのと移動疲れとでもうダメだ。もう相手を見つけに行く元気がない。いや、なんとしても!って思ったりもしたがヤメだ。今から新たな姫探しして話して口説いてって時間を考えたらめんどくさくなってきた。なので今日はもう帰ろう。横に女なんていらないから早く帰ってぐっすり寝よう。そう決めてチェックしようとすると「私も一緒に行っていい?」と。なんで連れていかなあかねん。はっきりと断りを入れて一人で帰路についた。

≪2009年5月 訪泰2日目≫

昼前に起きてフードランドでお腹を満たす。ネカフェで現在のパタヤ情報を収集してから遊びに行くことにした。今日は昼間から遊んでやるのだ!そう思ってsoi6へ出向いた。セカンドロードから入ってみてもあまりいい娘はいない。やはり入口近辺にそれなりの娘がいるが食指が全くわかない。そのまま通りすぎてビーチロードを南下しながら歩いてみることにした。立ちんぼならぬ座りんぼがそれなりにいるがババァに猿ばっかで選べない。延々とWSまで歩いたが全くいない。はぁ、もう疲れた。MPに行って汗だくの体を洗ってもらってからさっさとスッキリしようか、soi6で喉を潤しに戻ろうかと考えながら歩く。マッサージ店の前を通るといつもの如く「マッサージはどうですか?」と声がかかる。何店目かのところでハッとする娘に遭遇した。でも今の用件はマッサージではないので通り越した。でも立ち止まり考えた。スッキリするために手っ取り早くMPか置屋に行くか。それともマッサージ嬢でこんなべっぴんはなかなかいないのでこの娘を口説いてみようか。出した結論はマッサージ嬢を口説くことだった。まだ見ぬ姫を求めて、そしてそれがハズレじゃなかったとする。でも帰国後にあの娘に行っていたらどうなっていただろう。たとえ声をかけて失敗したとしても行動してダメだったんだから諦めもつく。声をかけなかったらなんでもったいないことを…と後悔するかもしれないと思ったのだ。ハズレだったら尚更後悔が倍増だな。そう思って決めたら即行動。店に戻りフットマッサージをお願いしようとしたら別の奴(しかも野郎)が立ち上がろうとした。すかさずあなたにお願いしたいとその娘を指名した(Yちゃんとする)フットマッサージを受けてる奴は誰もいない。これで周りも気にせず口説けるってもんだ。最初はいつも通りのたわいもない会話から徐々に口説きに入った。そして夜にご飯を食べに行こうと誘い出すことに成功した。とりあえず第一段階は突破した。

軽く夕食を取ってからホテルで休んでた。仕事が遅くまであるので約束の時間は23時。お店の前で待ち合わせだ。でもそれまで時間があるのでちょっとだけ遊びに行った。

SGに入ってウェイトレスの娘を口説きたかったがそうもいかない。泣く泣く?諦めるためにも入るのをやめた。なのでSBに入ってみた。今日はSちゃんが居たがPBされた直後だったらしく捕まらずに済んだ。俺を見つけてはやってくるいつものウェイトレストと話すだけ。長居しても意味がないの次へ行くことにした。

店を出てから思い出した。そうだ、HAPPYだ。Uちゃんがいるのか確認してやろう。奥のステージへ行ったが見当たらない。ママを見つけてUちゃんを訪ねたらいないと。いないってどうことだ?って突っ込むと前のUちゃんは辞めたってことらしい。今日も来たのによ~って思ったが辞めてしまったものは仕方ない。新しいUちゃんはというとキレイだったと思う。いきなり抱きつかれてとまどってしまったのでうる覚えではあるが…。

さて約束の時間までまだある。どうしようと思いながらソイ ダイアモンドを歩いてた。するとガラス越しに踊ってる娘に目がいった。ちょっと濃い感じだがスタイルもいいしかわいらしい感じがする。一瞬立ち止まって見ると向こうもこっちに気付いてニコッと微笑み返してきた。いつもは素通りだが今日はこの後に予定があってそれまでの時間潰しってことで入ってみた。ステージは小さな円状のものがいくつか並んでるだけ。客席も丸テーブルを囲うかのようなソファー席で異常に長い背もたれのせいで隣の客(席)は見えない。カーテンまで閉めれる(たぶん)いったいこの席で何をすると言うのだ?2Fもあるようだったが何なのか全くわからない。それはいいとしてガラス越しに見た娘を呼ぼうとする前にイマイチなのが横についた。日本人が好きらしいが俺はあなたが好きではない。そしてママまでやってきて「誰がいいんだ?」と聞いてくる。ガラス越しに見た娘を呼んでくれと言ってもなかなか通じない。他の娘もやってきてその娘に言うとすぐ呼びに行ってきた。ようやくお目当てがやってきた。近くで見るとやっぱり当り!ってわけじゃなかった。No.4で名前は…聞いたかもしれないが全く覚えてないwとりあえず約束の時間までまだあるので女に酒限定で飲ましてやると言ったら喜んで飲んだ。でもたったの1杯で酔い始めた。もう1杯飲ませるとラリッてきてる。お口におっぱいと堪能させてもらった。女がその気になってしつこく誘われ始めた所で店を出た。

まだあと少し時間が残ってる。こなりゃ行ったことのないお店に行ってやろうってことで入ったのがILLUSIONだ。入ってみると寝そべってる奴がいる。というか寝転んでくつろげるようなベッドみたいなソファーが並んでる。そこを陣取りたいと思ったが既に満席。仕方なく普通のソファー席に座ったがソファー席も普通のGoGoと違ってテーブル毎に区切られてる。ジィーっと店内を見渡したが姫の数が少ない。数少ない中にもいい娘はいるかもしれん思ったりもしたがやっぱりいない。誰も近寄ってくることがなかったのでゆっくり休憩しに入ったような感じになってしまった。出る直前に気付いたのだがこの店は出入口が2つあるようだ。だから何?って感じだが…。

ようやく23時になった。さぁ、お店に行くとしよう。出かけたばかりの時に「あなたは今どこ?何してる?」と。途中に「仕事は23時には終わるよ」と2回SMSが来てたので間違いなく逢えるだろう。23時10分になり、着替えて出てきたYちゃんと落合う。ご飯を食べに行こうかとしたけど2人ともお腹はそれほど空いてない。なのでWSでアイスを食べることにした。自分のアイスも食べさせようとする仕草がまたかわいい。アイスも食べたところでエンジェルウィッチでショーを観ることにした。ショーの途中でも最中でも口説いてた。一通りのショーが終わった所でお店を出て次に行くことに。次はWSにあるディスコ?パブ?のWALKING STREETへ。そこで飲みながら一気にたたみかけた。俺には時間がない。Fちゃんの時のように今日も入れて3日もあればいいのだが今回は今日しかない。明日はバンコクに向かわなければいけないので今日落とせなければ意味がないのだ。とりあえず今日は帰るというYちゃんをなんとか言いくるめてホテルへ連れて帰ることに成功したのであとは性交するのみ。ホテルへ帰ればこっちのもんだ。俺が先にシャワーを浴びたところでYちゃんにも寝る前には…って浴びさせたらキッチリとブンブンまで持っていってやった。今日はなんとか一日で口説き落とした。初めて素人女を口説き落とした。ん?初めてじゃないか。Fちゃんはどっかで働いてるわけじゃないから2人目だな。

≪2009年5月 訪泰3日目≫

8時に起きた。というか起こされた。Yちゃんが昨日の服のまま仕事に行くわけにいかないから出勤前に一度帰りたいと言ってアラームをかけていたのだ。でも起きてからYちゃんの身体を貪ってたらYちゃんもその気になってきた。そうなると朝っぱらからブンブン。そして1戦終わったところで帰るのかと思ったらそうでもない。ずっと抱きついてきたまま話してくる。ちょっとま話してたがYちゃんからブンブンの催促を無言で行動に移してきた。でも俺の愚息に元気が出ない。少ししたところで諦めてイチャイチャするだけ。もう時間は10時を過ぎている。Yちゃんの発する言葉はだんだんと切なくなってきてる。でも仕事はキッチリ行ってこいと促してバイタクに乗るところまで見送ってあげた。エレベーターで降りるときに「服買ってチェンジしてからお店に行けばいいよ」と言って1000バーツを渡そうとした。でも「いらないよ。私はこのままで大丈夫だから」と言って受け取らなかった。

Yちゃんを見送った直後にホテル近くでバンコク行きのタクシーを13時で予約。部屋に帰り身支度してからチェックアウトしてかなり遅い朝食を取りに。ソンテウに乗ってサブウェイに向かおうとしたらsoi 8の角にあるお店でかわいらしい娘を発見した。色はたいぶ黒っぽいがなんかそそる感じ。次はこんな娘もいいなぁと思いながら通りすぎる。サブウェイでお腹を満たしたらそのままYちゃんの働くマッサージ屋へ向かいYちゃんを呼んでもらうことに。しかしYちゃんに2時間のタイマッサージが入ってしまったために逢えなかった。

時間はまだ11時45分。タクシーにはまだ1時間以上もあるしどうしよう。そうだ、soi 8へ行こう。さっきの娘をじっくり見てみようってことでまた戻る。お店に入るとさっき見かけた娘がすぐに寄ってきた。そして開口一番「さっきソンテウに乗ってたでしょ?」と。一度目が合っただけだったがジィーと見てたのがバレてたみたい。名前はMAMで好き嫌いが分かれる容姿だと思うが俺は嫌いではない。そこで昼間から一緒にお酒を飲んで楽しましてもらった。

15時くらいにバンコクへ到着。Kちゃんと落合ってからホテルにチェックイン。となるはずだった。しかし訪泰する10日ほど前にKちゃんのお母さんの具合が悪いということで実家に帰った。俺がタイへくるとわかってたのでその日だけでもバンコクに戻ると言ってた。でもこの先逢えないわけじゃないから無理して戻ってくる必要はないと思ったのでお母さんを大事にしとけと言ってた。でもバンコクに行くとずっと言ってたがやはり実際にはそうもいかなかったみたい。なので2人で予約したにもかかわらず一人でチェックイン。ホテルの予約時にはKちゃんと逢う予定だったのでパタヤが2泊しか出来なかったのだ。だからYちゃんを口説くのに一日しかなかったのだ。まぁ、どうしようもないことなのでいっか。どうこう言っても一人なんだしじっくりとバンコクを楽しましてもらおう。

ホテルで少しゆっくりしてから夜の街へ繰り出した。まずはお気に入りのバスストップで晩ご飯を食べてからナナプラザへ。最初にどこ行こうかと考えたけどG-Spotにした。この前に見たスタイルの良かった90番代の娘がいるか見てみようと思ったのだ。店に入り前と同じ席に行こうとしたら先客あり。ドリンクを頼むと同時に前に付いた娘が俺に気付いてやってきた。俺は見覚えのある顔だったのですぐわかった。勝手に座らずに「座ってもいい?」という合図を送ってきたので頷いた。前回と反対側に座ったらすかさず「俺の事知ってるん?」って聞いてみた。すると「うん、少し前にきてそこに座ったでしょ」と以前座った席を指差した。続けて「私はそっちに座ってもう一人がこっちにいたでしょ」と。間違いない、この娘の言ってる事は合ってる。どっちかっていうと日本人を意識した容姿をもった娘の方で60番のBEEだ。90番台の方はいないのかチラチラとステージの方を見たりしていたらツッコミが入った。「私居ない方がいい?」と。この娘ってキレイやしスタイルもええし控え目な感じはするし物覚えも感もええしなかなか出来た感じがする。でもなんか俺には食指がわかない。少し話したところでいつもの如く「また後で」と言って店を出た。「今日はほんとに帰ってきてね」と手を握りしめたまま出口までついて来た時はちょっと心が揺らいだ。

そして隣のレインボー4へ。時間も早かったせいか客入りはイマイチ。ゆっくりとソファー席に座ってステージを物色。あんまええのおらんなぁ。ダンサーが入れ替わってもこれといった娘はいない。53番がまぁよかったかなって思ったけど呼びもせずに眺めてただけ。10分程で退店。

途中でKちゃんから電話が入った。さすがにお店の中で出るわけにはいかないので外に出てから掛けなおした。でも出ないのでそのまま次へ行くことに。

マンダリンの前から1Fへ降りようとしたら腕を掴まれて入れとうるさい。いつものように軽く振り払おうとしてもかなりしつこくて全く離さない。確か117番だ。ムカついたので一緒に入ってから向こうに行けと手で追い払ってやった。少しステージを見ていたら69番のMODって娘が横に座りたいとやって来た。そんなにキレイでもかわいくもないが愛想がいいので「座れば?」と。話してるとノリもよくてなかなか楽しませてくれる。でも連れて帰る気にはならないので長居する前にチェックビン。

どうしようと思ったところで思いだした。パタヤで知り合ったLBが今日オブセッションで働いているはずなので入ってみることにした。入って探したが見当たらない。まっいっかってことでとりあえず一人で眺めながら飲むことにした。でもそういうわけにはいかず誰か選べとうるさい。とりあえず選んだのが56番のJENYちゃん?くん?小柄でキレイというよりかわいい感じの子だ。その子を横につけていてもステージ上にはほんま間違い起こしそうなくらいのべっぴんに目がいく。ほんまこいつら女やったら間違いなくNo.1の店になるでって感じ。なかなか愛想も笑顔もよくていい感じだがやはりちょっと…。しつこく誘われる前に出ることにした。

またKちゃんから電話が入った。オブセッションにいる時だったのですぐには出れずに一度店を出た。そしてすぐに掛けなおすと今度は出た。今日バンコクに泊まってることをKちゃんは知っている。他で遊んでないかかなり心配なようだ。そんなことはないって言っても周りが少しうるさいので怪しんでる。さすがにどこにも行ってないなんてことは言わない。そりゃ逢いに来て逢えなけりゃ一人なわけだし一人でホテルにいてもつまらんから飲みに出てるとは言った。「女がいるでしょ」としつこかったが最後に「信じられないならもういい、じゃあね」って切ろうとした。すると「あー、ゴメンなさい。ちゃんと信じてるから。逢えなくてゴメンね」と。これで心置きなく遊べる?と思うことにして次へ行こう!

隣にあるレインボー2へ入ることにした。オブセッションを見た後に入ったせいだろうか。全くええとは思えん。。。当然誰も呼ぶ気が起こらないので5分いるかいないかで出てきた。

そして隣のハリウッド・ロックへ。こうなりゃ順番に端まで行ってやる。この店の印象があまりない。とりあえず55番が横についたがかわいかったのかそうでなかったのかも覚えてない。そんな印象しかないお店だ。

順番なのでプレイスクールへ。ここもあんまり印象がない。とりあえず98番が横についたがかわいかったのかそうでなかったのかも覚えてない。俺にはそれくらい印象のないお店ってことだな。

この列最後のレインボー1。ほぼ満席状態。ドリンクを聞きにきたデカイ女?LB?店員にちょっとビックリしながらバカルディをオーダー。そしてステージを見ていたらダンサーの一人に目が止まった。パッと見てキレイで濃い小麦色の肌にスタイル抜群でちょっと濃い感じだが小顔で異国情緒たっぷりのいい感じ。周りがそれなりに白っぽく見えるので一際目立つ。どうしても気になったので横に呼んでみた。近くで見るとやっぱり?そんなに言うほどでもなかったw肌の色も小麦色ってより地黒って感じ。小麦色に見えたのはステージのライトのおかげか?てことは色白に見えるほかの娘達もたいして白くはないってことだな。この娘となら出来ないこともない。でもちょっと話してから次に行くことにした。

そしてロリポップへ。表に比べて中は客が少ない。ダンサーを見ててもなんかイマイチ。日本人好みの格好をしてる娘が座っていい?と何度か合図してくるがお断りした。ウェイトレスにかわいらしい娘を見つけた。呼んで遊んでやろうかと思った矢先に俺の前にいた客についた。あぁ~、もうここにいてもつまらんから帰ろっと。

1Fにはあと2件?3件?あるが2階へ行こう。でも通路を歩いてても入りたいって気にならない。DC10の所まで来て先に行くのを戸惑ってた。次はカサノバだからだ。LBは100%間違いなく手を取り勧誘してくる。なのでとりあえずどうするか考えるためにDC10に入ってみた。めちゃめちゃちっちゃい。そして入るなり一人のダンサー(19番)につかまった。でも一緒に座らさなかった。ドリンクを頼んだはいいがゆっくり飲みながら考える気にもならない。なので二口三口で店を出ようとした。すると入った時に掴んできたダンサーが立ちはだかりキスしろと言ってきた。なんで?と思いながらも戸惑いもせずにキスして店を出た。

さぁ、もう諦めてカサノバの前を通るしかない。てか入ってやる!やはりDC10から出るといきなりつかまった。う~ん、オブセッションに比べたら…。とりあえず上手に化けてる子を一人呼んで話した。とりとめもない話からあなた彼女はいる?どこにいる娘?といろいろ聞いてくる。適当に答えてると私も彼女にしろと言ってきた。なんでいきなりこうなるんか俺にはサッパリわからん。一緒に出ようとしつこく誘われたたがお金ないという理由にして断った。チップはいらないから一緒に3階に行こうと言う。チップなしやと仕事にならんやんって言ってもいらないから行こうと言う。ここの飲み代にPB代にホテル代払ったら帰れんなるって言うとあなたのホテルに行くと言う。そんなに言うなら…って普通の娘なら連れて帰ってもいいが相手はLB。グッと?我慢して?いやいや普通にお断りした。

こうなればLBのお店全部入ってしまえってことでカスケードに行った。なんかジャングルみたいな店やん。LB店ってどこでも前に並んで誰か選ぶまで突っ立ってるのだろうか?とりあえず前に立ってる子じゃなくてステージにいる小柄な子を呼んだ。名前はnanaと言いかわいらしい感じだが近くでみるとちとタイプとは違う。もう疲れたので少し話しただけで出てきた。印象的にはオブセッションにはかなわないがカスケードより上かな。

はぁ、どうしよう。時間はもう1時を回ってる。どっかのお店に行って…って気にならない。お腹もすいてきたしスクンビットの屋台に行こう。とりあえず誰かいい娘がいたら座って一緒に飯食ってから女も食ってやろう。そう思いスクンビットを一通り歩いた。でもぜーんぜんええ娘はおらん。今日はもう諦めてチムチョム食って帰ろうと思って適当な屋台を選びながら歩いてた。するとパタヤのネカフェで情報収集してた時に知り合った人と遭遇したので一緒に空腹を満たそうということになった。そこで飲みながら食いながら話しながら通りを歩く女達を物色。でも今日はほんまにぜんぜんええのおらん。もうお腹も満たされたし話しも楽しかったし後はもう寝るだけって感じになってきた。なので今日も初日に続き帰って寝るだけでいいや。

≪2009年5月 訪泰最終日≫

昼にチェックアウトしてかなり遅い朝ご飯を食べながら今日はどうしようか考える。Kちゃんと過ごす予定だったので何も考えてない。昨日はまた不発?てか未発砲だったので最後に暴発させるべくMPへ行こう!と言ってもバンコクのMPなんで名前をいくつか知ってるくらいで場所なんて全く知らない。なのでまたネカフェへ行ってMPの情報収集をしてからいざ出陣。とりあえずMPがかたまってある所が動きやすいのでと思ったのでビワからスタートした。

昼間に入店したのが悪かったのか全部で10人ほどしかいない。ガラス越しに6,7人でサイドに3人。MPをあまり知らない俺にとってはサイドがなんなのかわからん。姫を見る限りどっちもどっちって感じ。選べるレベルの娘が全くいなかったので出てきた。

ビワに続いてナンシーに入店。ここも時間が悪かったのか全部で10人ほど。ガラス越しに6,7人でサイドに3人。姫を見る限り選べるレベルの娘が全くいないってとこまで同じ。またすぐ出てきた。

さて次はメリーだ。ガラス越しの左右ともに20人ずつくらいいた。通路を挟んで右側の雛壇には10人くらい。ガラス越しの娘はほぼ壊滅状態。右の雛壇にはそれなりにかわいらしい娘がいた。でも即決!とまではいかないのでエビータに行こうか考えたりもしたがもし戻ってきていなかったら悔しいので決めた。指名して近くにくると遠めで見るよりもまぁまぁかわいらしかった。部屋に行くまでも愛想よく手を繋いでくるし当りかもしれんとちょっとわくわく。でもそれもお風呂入ったくらいからおかしいと思い始めた。なんか淡々とこなす洗いから嫌な予感がした。ベッドに移ってその予感は的中。キスなし、ゴム○ェラ、さっさと挿入で終わらせようとする。あぁ~、やっぱり俺はMPではハズレしかないのか…。1700Bだがめっちゃ損した気分。こんなんやったらバービア嬢をショートで持ち帰った方がよっぽど楽しいと思われる。MPは当たりが出るまで行き続けるしかないのかぁ?

もう夕方になろうとしている。意気消沈してしまった俺はもうやる気がおこらない。今回はもうおとなしく帰ろう。ナナプラザで最後の晩酌をすることもなくフットマッサ受けて飯食って空港へ向かった。

≪あとがき≫

今回は姫の番号や名前がたくさん載ってたはずだ。聞いても1分後には忘れる俺には不思議なことだ。口説いてる女の名前でさえ忘れたりすることがあるのだから天変地異が起こってもおかしくないくらい。とりあえずいつも名前や番号がないのはどうかと思って出来る限り携帯にメモした。はっきり言ってめちゃめちゃめんどくさかった。次回は記憶に残ってれば…って感じでいくと心に誓った。しかし今回はよくわからない訪泰になってしまった。でも新規開拓はそれなりに出来たのでまぁよしとしよう。早くからKちゃんと逢えないとわかっていたら全部パタヤにするつもりやったのに。でも後の事を考えずにナナプラザを一人で徘徊出来たのも楽しかった。それにしても3泊中2泊も一人寝するなんてめちゃ寂しい訪泰になってしまった。でもYちゃんという新たな娘を手中におさめた1泊は充実した日になったがパタヤで3人目になってしまった。ほんとに身動きがとれなくなってくる気がする。次回までにどうにかしようと思いつつもこのまま放っておいてもいいかとも思ってる。まぁなんとかなるさ。







夢の国出張報告書2009 盤谷編弐 依存度レベル0

≪まえがき≫

何の予定も立てないまま7月の連休1週間前になってしまった。さて今回はどうしよう。2泊しかないけどパタヤに行きたいなぁ。でもバンコクでほとんど遊んでないしなぁってことでバンコクだけ決定。なので『バンコク編 其の弐』ということで。今回は何して遊ぶか考えながらいざ夢の国へ。


≪2009年7月 訪泰1日目≫

いつもと同じ時刻に到着しホテルへ直行。ひと休みしてからそそくさと身支度して夜の街へ。BUS STOPでハイネケン片手に腹ごしらえしてからナナプラザへ向かった。さぁ、今日はどこから回ろう。ナナプラザへ入ったところで正面にかわいらしい娘を見かけた。すぐロリポップの呼び込みだとわかったのでわざと促されて入ってみたが一緒についてこない。じゃあ他を選んでみようと物色し始めるも近くにいるコンイープンのおやじ数人がウザイ。ほんのちょっとしか買ってないピンポン玉をチビチビと投げてワーキャー言われて鼻の下のびのび。まぁそのおかげでほとんどの女がこっち側を向いてるので短時間で姫の物色は出来た。でもイマイチなんばっかなので外に出てゲストウォッチングをしながら飲むことにした。ちびちびと飲み始めたら後ろから「コレ食うか?」と声をかけてくる娘がいた。おっ!かなりかわいいやん。でも速攻で何か飲ませろと。その瞬間に俺の中でこの娘はダメだと判断した。しかし俺の隣にいた若いにーちゃん2人がいつの間にかPBしたらしく一緒に出て行った。

入ったことのない店に入ってみようと思い2階のファンタジアへ。小さいお店でステージ上には6人のダンサーしか踊ってない。必死にアプローチしてくる娘をとりあえず横に呼んであげた。No.6のonちゃんといい悪くはないが良くもない。少し話してお口とかわいらしいおっぱいで少しだけ遊ばしてもらったところでバイバイ。

反対側の未入店へ行って見ようと思い歩き始めた。G-Spotを通り過ぎるくらいで前方にタイプっぽい娘を発見した。前と行ってもカサノバじゃない。その隣あたりだ。LBからのアタックをかわしながらその娘の元へ(Eちゃんとする)うん、好みのタイプだ。これは入ってこの娘と話さなくては!ということでニコッと微笑んでくれたその娘の手を取り店に入った。お店はDC10。この前はわけのわからないままキスさせられたところだがそれはどうでもいい。前はこん娘いなかったぞ。バンコクに来てまだ1週間も経ってないらしい。いい娘であれば当たりかもしれん!いろいろ話してるとまだ垢抜けしてないのがわかる。ドリンクも催促しないし時折見せるはにかむ姿がかわいらしくていい感じ。PBされたこともないと言う。ほんとかどうかわからんが当たりの可能性が高いと思って時間が早いが連れて出ることにした。さて最後の関門だ。もしこれでショートじゃないとダメと言うともういらない。

俺 「一緒に出かける?」
Eちゃん 「う、うん」
俺 「どっかに飲みに出きたいからずっと一緒だけどいい?」
Eちゃん 「えっ、、、うん、いいよ。」
俺 「ぢゃあ一緒に飲み行こっか」
Eちゃん 「どこに行くの?どこにも行ったことないの」

よしっ!これでこの娘はOKだと俺の中でほぼ決めつける。このまま連れ出してナナプラザを出て行った。さっさと帰っていちゃついていいのだがまだ飲みたいのでソイカへ移動した。

GoGoに行っても仕方ないしゆっくりと飲みたかったのでゲストウォッチングしながら飲むことにした。Sam's 2000で通りを眺めながら飲んでいた。意外と人通りが多いのは連休のせいかだろうか。以外と?コンイープンの多さが目立った。半分くらいは初心者って感じだな。初心者同士とか一人とかじゃなくそれなりの経験者らしき人と来てる人がほとんどだった。一人じゃ怖くて来れないのか?って思ったが人それぞれだしな。ナナのGoGoガールやタニヤ嬢を連れて来てる人もいた。俺もその中の一人なんだけどね。しかし外国人はハイテンションな奴多いなぁ~小一時間くらいしたところでショーでも観に行こうかって話しになりRaw Hideへ移動した。「ショーは何時から始まるのか?」って聞いたら時計を見て「もうすぐだ」と返事があったので入った。ショーを待つ間Eちゃんと話しながらも店の娘を観察してた。う~ん、選べないことはないかなって感じ。目の前でイチャイチャし始めたファランとダンサー。それに負けじとEちゃんとイチャイチャしようにも恥ずかしがっている。このスレてない感じがたまんなくいい。てか、ショーが一向に始まらん。待つのが面倒になってきたので出ることにした。

別の店で飲もうかと考えたが小腹も空いてきたので散歩しながら露天の店に行くことにした。ぶらぶらと歩いてナナ方面まで向かってた。露天の飲み屋に飯屋がちょっとずつ開き始めた。soi11あたりまで戻ってきたところで座って飲むことに。バカルディをちびちび飲みながらチムチョムを待っていた。すると俺の目の前に確かに見覚えのある人が通った。誰だったか考えることもなくすぐにわかった。年末年始と同行したA氏だ。すぐに駆け寄りA氏に声をかけた。こっちを振り向いたA氏はかなり驚いた様子だった。そりゃそうだろ。今回は約束してないわけだしお互い訪泰することを知らなかったわけだし。速攻でどうしてバンコクにいる?って質問が。。。俺がパタヤをメインにしてることを知ってる人だからな。A氏は知り合いを連れてテメに向かう途中だったのでほんの少しの会話で別れた。

チムチョムを食べてからようやくホテルに帰る。そしてEちゃんにシャワーを浴びさせてから俺もシャワーを浴びる。俺がシャワーから出てくると顔半分まで掛け布団に隠れ目だけ出してこっちを見てるEちゃんがいる。かわいい♪剥ぎ取ったりせずにそーっとベットに入りEちゃんを抱き寄せる。そして俺の胸に蹲ったEちゃんの顔を引き上げて優しくキス。そこからは…。


≪2009年7月 訪泰2日目≫

Eちゃんが先に起きた。そして俺を起こすと「シャワー浴びて帰るけどいい?」って聞いてきた。「もう帰るの?」って聞くと「うん。始まっちゃった…」と。頷いて「また逢いに行くね」と言うと黙って抱きついてキスしてきた。このまま囲ってやろうかと思ったりしたが今回は何故だかやめといた。昨日の寝るまではいつもの通りに口説いてたんだけど。

昼前に起きてサブウェイで朝食を取りながらA氏に連絡を入れてみた。その時は繋がらなかったが後にかかってきて話すと昼は女の娘と予定があるとのこと。とりあえず夜はどうなるかわからないとのことなので暇になったら連絡をもらうってことで話しは終わった。さぁ、何をしよう。昼間は何もすることがないのでとりあえず仕事のメールチェックだけしてから古式按摩行ってみようと思った。システムも場所も知らないので初体験だ。とりあえずどの辺にあるかだけを調査してからタクシーでsoi31へ向かった。オーキッドに入ってシステムをいろいろ聞いた。う~ん、なんだろう。システム自体は簡単なようでなんか複雑な感じがするな。とりあえずアルバムを見て女の娘を選んでみようとするがコレだっ!ってのがいない。うん、この娘ならってのはいたけど他も見てみたくなったので店を出た。

次に入ったのがユーロマッサージ。なんだここは?普通のホテルの3階?に堂々とエロ按摩があるとは。。。ここでも女の娘のカードを見せられたがいまいち。ババァもいたなぁ。これならオーキッドの娘の方がよかった。

オーキッドに戻ろうかと思って歩くと隣に同じような感じのお店があった。入って見てみたがハズレ。全く選べるレベルじゃない。

さぁ、オーキッドに戻ってさっきの娘を選んでみよう。さっきの娘を指名してみたら今は仕事中だと…。しかも2時間コースで30分も経ってないとのこと。1回目に俺が来るほんの少し前にお客がついたらしい。さっき来た時に聞いとけばよかった。1時間半も待つのはヤだ。なので他を回ってみよう。

タクシーでここに来る前に見かけていたオレンジまで戻ってみた。いまいちいい娘がいないのですぐ近くにあるドリームにも入ってみた。この娘ならってのがいたでの早速指名してみたら夕方からの出勤だと…。じゃあもういいってことで出ようとすると他を選べとうるさい。その娘以外選べる娘なんて全くいなかったので夕方にまた来ると行って出てきた。

他の店に行こうかと思ったのだが暑いし風呂に入りたくなってきたからMPで泡まみれになることにした。行ったことないお店にしようと思いコージーへ。しかしタクシーで降りたところにリビエラがあったのでまずはそっちへ。入口がわからない。そりゃそうだ、店は改装中で開店は29日だという。なので最初の目的地である反対側のコージーへ。う~ん、これといった娘がいない。でもサイドラインにいた娘が見た目幼い感じだがエロい顔立ち(勝手に思ってるだけ)でおっぱいも大きめ。うん、この娘と遊んでみよう!と思いコンチアを呼んでその娘を指名しようとしたらその娘が立った。そしてキャッシャーへ。あぁ~、先越されちゃったよぉ。コンチアに他を選べといわれても猿の軍団からは選べない。また移動するのか…。

エビータ、メリー、ビワにナンシーと回ったがダメだぁ~ちょっと離れてるけどコロンゼまで移動。泡姫の数は一番多かった。入口に一番近いところに一人ポツンと座ってる。少し離れてまた一人。そして一番奥にたくさん。なんだこれ?と思い勝手についてきたコンチアに聞いたら入口近くはスーパー?モデル?とかなんか言ってた。たしか4000くらいだったが金額的なわりには綺麗ともかわいいとも思わなかったしスタイルもまぁまぁいいかなって程度。こんなん要らん。とりあえずタマダーのところにそれなりな感じの娘がいた。さっきの娘に比べたら間違いなく落ちる。でももう移動疲れと汗を流したい気持ちでこの娘でいいやって思ってしまった。お風呂でスモークもしてくれるしそれなりに仕事はこなしてくれる。でもタル~ンでもなければ淡々とこなしてるだけなのでいまいちなまま終了。こんなんじゃチップも弾めない。なのでポケットのクシャクシャになったお札を渡しただけ。それでもキャッシャーまでニコニコとしてた。初めて来た店なのでどっちに行けば出れるかわからずに女の娘にどっちか聞いた。するとコッチと無言でニコニコしながら指差す。そっちに向かおうとしたがこんなとこ通ってきたか?と思いながら歩く。あきらかに小さな扉が見えた。ははぁ~ん、やりやがったな。チップの少なさにムカついたのかウソ教えやがったな。とりあえず戻って雛壇を横切ってから出て行った。またハズレだぁ。最後にあんなことしやがってただのハズレやなくて大ハズレだ。

まっすぐホテルに帰ってひと休みしながら夜の予定を考える。行ったことのない所に行ってみようと思いsoi33あたりにした。ここって日本人街みたいやね。まずはご飯ってことで33/1も含め何回か通りを歩いたがこれと言って食べたいと思えるお店はない。なんか綺麗なタイ飯のお店があったので入ってみた。場所はスクンビットロードからsoi33に入って左手にあるタイ飯屋さんだ。すると普通のタイ飯屋じゃなかった。バスストップのような感じでお店の娘を選んで一緒に楽しんでもokなお店だった。しかし全くそんな気分ではないので黙々と飲食し始めた。すると一人の日本語が話せる娘が座っていいかと話しかけてきた。特に断る理由もないので座らせてたわいもない会話をしながらご飯を食べる。うん、うまい!ってわけでもなくフツーの味。たいして盛り上がりにもかけるしさっさと食べて店を後にした。まぁまぁの娘もいたような気もする。

このままsoi33のお店を見ながら歩いても入ってみよう!と思える店に遭遇しない。いいぢゃんって感じの娘はいるようだが入って飲んでみようとまでは思えない。とりあえず今日はココで飲む気が起こらない。どっかに移動しよう。ナナもソイカも今日はいいのでパッポンにしよう。あんまりじっくりと見たこともないしリベンジしなくてならないお店もあるし。

最初にTHIGH BARに入ろうと思った。リベンジするためだ。しかし入る前にリベンジする気も失せてしまった。場所を勘違いして前を通り過ぎようとしてしまった。店の前にいたババアやオッサン達が入れ入れとうるさく勧誘してくる。一人のババアが左手を掴んでかなりうるさい。あまりにもしつこいので掴まれていた左腕を思いっきり振り払った。するとババアの顔に左手が直撃した。ババアがこっちを睨みつける。何もなかったかのようなふりで「なんか汚いもんが俺の手に…」と。そして「ババアが店の前におるから客来んねん」と続けた。当然入らず。なのでリベンジは出来なかった。でもこれもある意味でリベンジになってるのかもしれない。

キングスコーナーに行ってみた。女とLBが入れ替わりでステージに立つのでどっちのレベルもよくわかる。でも今日はどっちもぜんぜんよくない。頼んだビールを飲み干す前に店を出ることにした。

通りをぶらぶらと歩いてた中がほとんど見えた店があった。なんか小柄なかわいらしい感じの子が見えた。表にいる店員もしつこく誘うわけでもなくどうぞどうぞと笑顔と手振りだけの勧誘。なので入ってみることに。お店の名前は覚えてないがキングスコーナーがある側のお店で有名店でないことだけは確か。バカルディを飲みながらダンサーを見てた。最初に見かけた小柄な娘とは違う別のかわいいちびっ娘を発見。とりあえず横に呼んでみた。名前は…う~ん、ダウ?だったかな?確かにかわいくて愛想もいいのだがなんか食指がわかない。軽く話した程度でバイバイ。

他にいい所はないかぶらぶらと歩いてみた。ほとんどの店の前でしつこく勧誘される。パッポン2の方も歩いてみたが同じ。The StripやElectric Blueはかなりしつこかった。はっきり言ってめちゃめちゃウザイ。こんなんじゃじっくり姫探しなんてする気になれん。ほんとにパッポンはもう終わってるんだと思った。お客が少ないのでなんとか呼び込もうとしてるのかもしれない。でも勧誘の仕方がしつこすぎる。これじゃ気分良く楽しめとは思えないのでパッポンからお客が離れてく。お客が少ないのでだんだん勧誘がしつこくなる。こんだけ客が減れば稼げる女は稼げる所へ行ってしまう。また客が減るので勧誘がしつこくなる。こうやって客離が加速するっていうサイクルだな。少し前もソイカはこんな感じだったに違いない(勝手な憶測だが)しかし今のソイカはお客で溢れてる。どうやって立て直したのかわからないがパッポンも見習ってほしいもんだ。

さて、どうしよう。しつこく勧誘されながらもぶらぶらしてた。するとKちゃんのお店で働く娘に偶然遭遇してしまった。目が合った瞬間に手を振ってきたので思わず反応してしまった。知らん顔しようと思う間もなく反応してしまった。お互いに言葉を交わすことなくニコニコと微笑んでただけだったのだがこりゃまずいな。ぶらぶらしながら考えた。さっきの娘がKちゃんと話したらまずいよなぁ。Kちゃんは俺が泰にいることさえ知らない。なのにこの娘が俺を見たってことになると怒られることは明白だ。知らん顔しとけばよかったがもう遅い…っていうか咄嗟に反応してしまった。こうなったらさっきの娘が話す前にKちゃんとこに行った方がよさそうな気がする。ということでまずはKちゃんに電話を入れる。電話に出たKちゃんの第一声が「○○今どこ?タイにいるでしょ!」と。さっきの娘に話されたわけじゃない。こっちの電話でかけたら即バレした。当たり前だなw何故こっちにいる?だのどうして連絡してこない?だのとしつこく聞かれたが後で話すと言って用件を。

俺 「Kちゃんの所に向かってる」
Kちゃん 「タニヤに行ってるの?」
俺 「いや、今タニヤに向かってるところ」
Kちゃん 「私休みだよ」
俺 「そうなん?じゃあまたにしようっか」
Kちゃん 「あー、ダメー。ダメ。今どこ?どこにいる?」
俺 「もうすぐタニヤ」
Kちゃん 「じゃあ、私のお店に行ってて」
俺 「Kちゃんおらんのに行ってもしゃーないやん」
Kちゃん 「お願い。すぐ行くから。友達に電話するからお店に行って待ってて」

そう言うので仕方なくお店の方に行った。というか話しながらお店に向かったのですぐに店の前に到着。すると電話してる娘がいる。後ろ向きだがKちゃんの友達ってのがすぐわかる。呼ぼうとした途端に後ろを振り返りビックリした様子で俺の顔と携帯を何度も見てる。携帯見たってしかたないやん…って思ったが。すぐさま電話をかわりKちゃんとまた話す。お店に入って友達と話しながらKちゃんを待ってた。するとA氏から電話が入った。あぁ~、予定入っちゃったよ~、新たな姫探しが出来るはずなのに~、もったいないな~と思いながら出た。昼に遊んでた娘とはさっき別れて時間に余裕が出来たので電話をくれたのだ。せっかく電話をくれたのだが時既に遅し。。。Kちゃんがやってくるのに出ては行けない。大まかだが事情を話してまたの機会ということになった。そして友達と話しながら飲んでたら30分するかしないかでやって来た。ちょっと早すぎるやろと思ったが。お店に着くなり「どうしてバンコクにいる!?」、「なんで来る前に連絡してこない」、「どうして黙って来た」と質問攻めだ。こんな責めまでFちゃんそっくり…。とりあえず突っ立ったままのKちゃんを座るように促してから説明というか説得し始める。まぁ、今回はそれなりに簡単に言い聞かせることが出来た。

少し飲んでから店を出てスクンビットへ。今日もちょうど露天が始まるくらいだったの外で飲みながらまたチムチョム。ちょっと飲みすぎたので帰ってからも寝るだけ。さすがに今日は誰も見かけなかった。


≪2009年7月 訪泰最終目≫

8時過ぎに二人揃って目が覚めた。ようやくお互いを求めるかのようにブンブン。やはりKちゃんの身体はしっくりくるなぁ~一戦交えてからまた寝てしまった。そして11時過ぎにようやく起きて12時ちょうどにチェックアウト。ロイヤルガーデンプラザに行ったりマッサージ受けたりしてたらもう18時になろうかとしてる。セントラルデパートのMKでタイスキを食べてからKちゃんと別れた。今回は会い方が会い方だっただけに「もう終わりか…」、「次は?」、「ちゃんと連絡して」等とかなりしつこく言われたが。。。

19時半くらいにナナへ着いた。そしてEちゃんの顔を見ようと思ってDC10へ向かった。でもEちゃんには会えず。今はほんまに女の子になってるんやし休んでてもおかしくないか。なのでまた1Fのバービアで1杯飲んでから帰路についた。


≪あとがき≫

たった2日の訪泰。しかもバンコクだけ。いつものようにあれこれと回ることはなかった。昼間はかなり回ったが…wバンコクを遊ぶにしては俺の知識ではあまりにも無知すぎる。特にコレと言って目的がなければかなり時間を持て余してしまう。パタヤならバンコクに比べてかなり狭いのだが持て余すことなんてない。この違いはなんなんだろう。まぁ、次はパタヤだ!何が違うかハッキリするだろう。自分の中ではある程度わかってるような気もするが。。。







夢の国出張報告書2009 無意 依存度レベル46

≪まえがき≫

前回の訪泰から帰国してから1ヶ月で次の訪泰がやってきた。
今回は1泊増えて3泊なのでパタヤに行って全てを過ごすことにした。
誰にも連絡はいれてない。
ちょうど一年前にFちゃんに見つかったにもかかわらずまた内緒。
先月はKちゃんにも見つかりそうになったのに懲りない俺。
なんとか言いくるめれる術が今まで以上に備わってるので気ままに行くとしよう。
3ヶ月ぶりのパタヤにわくわくしながら夢の国へ。


≪2009年8月 訪泰1日目≫

今回はお迎えを頼んでおいたのでなんの交渉も心配もなく夕方にパタヤに到着。
そそくさと身支度してからブッカオの屋台で夕食をとりバービアを物色。
でもなんかいい感じなのがおらん。
soi8のビーチ近くまで歩いた。
めちゃめちゃ小さなバービアでかわいらしい感じの娘を見つけたので入ってみた。
近くで見ると悪くないけどそんなによくもない。
愛想はいいがノリはさほどなので30分くらいでバイバイした。
しかしこの店はあまりにも小さすぎる。

ビーチロードに出てそのままソンテウに乗り込んだ。
WSへ行こう。
最初に行ったのがスーパーガール。
ダンサーに目もくれずにお気に入りのウェイトレスを探す。
見つけて呼ぼうとすると気付いてやってきてくれた。
前は全く相手にされなかったので覚えてないだろうと思ってたのでちょっとうれしいw
でも今日も乗ってくる気配は全くない。
また逢いに来ると言って次の店に。
あっ、ダンサーのレベルはいいレベルで保たれてたと思う。

次はスーパーベイビー。
あまり代わり映えしてないな。
またいつものウェイトレスと談笑しただけで出ることにした。
そうそう、出る前にピンポン玉遊びをしなくては。
先にチェックを済ませてからピンポン玉を購入。
ダンサー達の目が運ばれてくるピンポン玉から離れない。
俺の前に到着すると同時にウェイトレに一掴みさせて投げさせた。
一投げし終わったと同時に籠を持ち上げて一気に放出。
そしてダンサー達がワーキャー騒いでるのを横目に店を出た。

次はNEW STAR A GO GO。
う~ん、前よりマシかな。
9番で名前は…わからん。
番号は覚えててもどんな娘だったか覚えてない。
覚えてないくらいだから良くも悪くもなくって感じなんだろう。

隣のザ・シーへ。
おぉー、それなりの娘がおるやん。
呼んでみたいのが3人もいたのでどれにしようかと考えながら飲み始めた。
すると勝手に2人のダンサーがやってきた。
「私達座ってもいいか?」と聞いてきたので「構わないが他に呼びたい娘がいるぞ」とハッキリ言ってやった。
それでも座ってきた。
その2人が誰がいい?あれか?これか?と聞いてくる。
ちょっとゆっくり選ばせろと言ってから3人の様子を伺う。
一番愛想よかった29番を呼んでもらった。
でも近くにくるとそれほどべっぴんでもないな。
こうなると残り2人がよかったかもと思うが時既に遅し。
62番と64番がまぁまぁスラッとしててよかったように思う。

さて久々にNAUGHTY GIRLSに入ってみよう。
やっぱりええのおらんなぁ。
入る時からアピールしてきてた43番と46番。
しつこく横に行ってもいいかとアピールするので他にもいないし座らせてあげた。
どっちかっていうと43番のがマシかな?って程度。
当然持ち帰って一緒に遊ぼうって気にならないレベルだ。

反対側も全部入ってやろうかと思ったがやっぱ面倒だ。
なのでUちゃん目指してハッピーに行こう!ってUちゃん辞めたんやった。
それでもハッピーに向かう。
soiに入ると右手のバービアから暖簾を持った娘が俺を引き止めにきた。
冷たいビールあります!ってあきらかに日本の居酒屋とかにあるような暖簾だ。
あまり好みの娘じゃなかったので丁重にお断りしてハッピーへ。
せっかくのお誘いを断って入ったが全くええ娘なんておらん。
すぐに店を出て次に行くことに。

ビーチクラブはどうなってるか見てみよう。
意気揚々に入ったがここもダメだな。
ホステスにそれなりのはいるけどダンサーは相変わらすダメだね。
なんか今日は楽しめる娘もいないのでここもすぐに出てきた。

Pratamnak RD.へ出たところでBYBLOS+clubに行ってみようと思った。
入るとショータイム中でマ○コショーをしてる所だった。
また勝手に横に日本人が好きってのが座ってきたがやはり俺はあなたが好きではない。
あんまり相手しないで他の娘を物色するもええ娘はおらん。
マ○コショーも終わってオヤジの変なパフォーマンスが始まったところでチェックビン。

どうしようかと考えながらソンテウに乗り込む。
夜風にあたりながらソンテウでボーっとしてた。
soi4辺りまで来た時にサバイルームが見えた。
あっ、夜のMPならいい娘がいるかもしれないと思いすぐさまソンテウを下車したが通り過ぎたあと。
なのですぐ近くのサバイランド。
う~ん、やはりここはいつもダメだ。
大きな所やとわんさかおるやろ~ってことでサバイディーへ。
昼に比べて泡姫の数は多いがコンチアに言わせるとまだまだいたと。
何人かの泡姫が俺にアピールしてくる。
その中ですごく愛想がええ娘を選んでしまった。
なんということだ。
俺にとってはまだ宵の口なのに。
でも選んでしまったのだから切り替えるしかない。
ここで汗流してリセットしてからまた飲みに行けばいっかって思うことにした。
この娘はそんなにタルーンではないが愛想もよくてしっかり仕事もこなしてくれる。
でも見た目は近くでみるとそんなに綺麗ってほどではなかった。
スタイル抜群ってわけでもないし…。
なんで選らんでしもたのかわからないが後悔するような娘ではなかったので当りなのか?
ハズレではないから深く考えるのはやめよう。

やはりこのままホテルに帰る気になれなかったのでどっかに行こう。
とりあえずWSに戻る。
南の方と入口近くに出来た新しいSIMONの両方に入ってみたがなんかいまいち。
soi8のバービアでいいところがないか歩いてたらまぁまぁの娘がいたB52に入ることにした。
そこで飲んで話してゲームしてたらもう4時過ぎ。
さすがにもう眠くなってきた。
一緒に遊んでた娘が一緒にホテルに行きたいと言う。
さすがに今日は移動疲れもあってゆっくり寝たいという思いが先に来る。
一緒に寝てもいいのだがなんか一人でぐっすり寝たい。
なのでご遠慮してもらってホテルに帰って爆睡。


≪2009年8月 訪泰2日目≫

昼過ぎに起きた。
軽くご飯食べてからタイマッサージ。
ホテルに帰るともう夕方。
パタヤに遊びに来てる知り合いのH氏に電話をいれてみた。
他に友人も来てるらしく皆で食事をすることになった。

バービアで待ち合わせてからムーガタのお店に。
それぞれの情報交換をしてたら共に行動しようということになりsoi6へ。
真ん中あたりの北側にあるお店に入った。
皆それなりの娘を選んでそれなりの会話をしてそれなりに楽しんだだけ。
ただ単にムーガタ食べて暑かったので涼しむために入っただけだ。

soi1のバービアへ移動。
一人が先日PBした娘の所へいくと言うのでついていった。
その娘を確認してから他のバービア嬢をくまなくチェック。
いまいちばっか。
ハッキリ言って知り合いがPBした娘が格段にいい。
他にいい娘がいないのでその人を残して移動しようかと思ったところでもろタイプの娘を発見!
ちょっとロリ気味で細身のかわいらしい感じの娘だった。
少しそこで飲んで口説きに入った。
その娘はお店のスタッフでPBは無い。
なので口説くしかないがいきなりなんで全く落ちる気配がない。
SGのエウィトレスと同じだな。
とりあえず後でまた来ると言い残して別の場所へ移動することに。

soi3まで移動。
そして通りに入ったところにある1軒のバービアへ出向いた。
ここで飲む気は全くない。
出向いた理由はバービア嬢のタカビーな態度を確認しに行くためだ。
その店の前に到着すると店の前にそれとおぼしき女に目がいった。
近くによると明らかにかわいらしくて日本人が気に入る容姿を持っている。
かわいいねと一言声をかけてからいくらだ?と尋ねた。
すると3000だとぬかしやがった。
バービアで3000はありえん。
しかもパタヤで。
1万円にも満たないのはわかってる。
日本での感覚で考えると安い。
だからなのか3000バーツでもPBしていく日本人がそれなりにいるとのこと。
ここはタニヤでもなければMPのサイドラインやGoGoでもない。
タイでもバンコクではなくパタヤである。
いくらかわいくても平気で吹っかけてきたりする決して良いとは思えない性格の女を相手して楽しめるのか?
自分をバカにしてるであろう女相手に?
実際はタルーンでブンブンだけは楽しく思えるのかもしれない。
日本でも泰でも性格上に難のある女とブンブンして心身共に楽しかったと思えたことなんて一度もない。
買う奴の自由もあると思うが需要と供給の価格バランスを崩してまで買う必要があるのか?
自分だけが良ければ他はどうでもいいっていうあんぽんたんになってもいいのか?
そんな輩がいるから日本人は…って言われたり吹っかけられたりするのだ。
そんな輩のせいで関係ない日本人までバカにされた上にぼったくれる奴らだと思われるのが非常にムカツク。
てか、ここで日頃の鬱憤を晴らしても仕方ないからやめとこーっと。
さて本題に戻ろう。

ブッカオに行く途中にあるGoGoに入った。
これはGoGoなのか?コヨーテなのか?
ただのバーみたいな感じにも見えるが真ん中のステージでダンサーが踊ってる。
コヨーテでないのは確かなようだ。
ここはダンサーよりもウェイトレスの方がレベルが高いように思う。
ここもウェイトレスはPB出来ないので眺めるだけ。
そこにsoi1のバービアで分かれた一人がバービア嬢を連れてやってきた。
合流したところで次に行こうってことでチェックビン。

WSへ移動して奥の方にあるバービアへ行くもあまりの人の多さと楽しめる娘もいないのすぐに出た。
SGに移動して今日もウェイトレスの娘を口説きに行くもやっぱダメだ。
まだまだ時間がかかりそうな気がする。
この鬱憤晴らしはピンポン玉遊びしかない。
その理由だけでSBへ。
いつものウェイトレスがいつもの如く傍に来る。
なぜだかそのウェイトレス(Oちゃんとする)と今度飲みに行こうかいう話しに。
マジで誘いたいってわけじゃなかったのだが皆でわいわい飲んだ勢いも手伝ってそうなってしまった。
楽しんでから昨日のようにチェックしてからピンポン玉購入。
昨日の今日なのでダンサー達は皆俺のことを覚えてる。
チェックも終わったのにお金を出してる時から皆こっちを意識してるのだ。
そしてピンポン玉が俺の所に到着した。
一緒に来てた皆に帰ろうと促してから先に席を立ち出ようとした。
そしてピンポン玉の籠を持って歩き始めた。
歩き始めた途端に一気にステージへ放出。
一斉に黄色い声が上がってたが今日もステージを見もせずに外へ出た。

次はウィンドミルクラブ。
今日もほぼ満員。
ステージ前しか空いてなかったので並んで座る。
入口近くに小柄でかわいらしい娘がいたので呼んだ。
俺はその娘といちゃいちゃと遊んでた。
皆はステージ真ん中付近だったのが運のつき?
ダンサー達からエロエロお誘いだ。
マ○コショー並にいろいろと遊ばされる。
ドリンクは奢らされるはで大変そうだ。
SBやSGのようなかわいい系ばっかならいいが猿多しw
奢ると言っても当然ダンサー全員になんて気は毛頭ないから目の前で遊んだ娘だけにしてたらしい。
こんなにたかられてたんじゃ身がもたんなぁ~って思ってたところで一気に気分を害す事が。
ダンサーの一人が「この日本人ケチ」とぬかしやがった。
タイ語やとわからんと思ったんやろうけど考えが甘い。
この一言でチェックビン。
そしてトレイに入ってるお釣り全部をもぎ取ってやった。
必要以上に小銭になった分まで全部。
空になったトレイを見て奇声を上げながら床に投げつけるウェイトレス。
お前達がケチと言うからほんとにケチになっただけだと言い残して店を出た。

北上してバービア群に向かう。
しかし昨日同様にMP嬢でも見に行こうと急展開。
サバイルームに入ってみると綺麗なのがいる。
でも今日は入る気なんて全くないので番号だけ確認。
しかし店を出た時にはもう忘れてたw
そしてサバイディーに行こうとしたがもう閉店しようってところだったので入れず。

そうだ、soi3のバービア嬢を冷やかしに行こう。
今日は売れてないみたいでまだ店の前にいる。
そして「カンクンいくらだ?」と聞いたら「○・・・」と言いかけた途端に途中でママが割って入ってきた。
「2500バーツ」だと。
さっきより下がってるやんと苦笑。
時間も遅いからPBしてもらうために下げたと思われる。
でも2500ってやっぱりなめとる。
冷やかしもこれでおしまい。

soi1に戻って最初の娘を口説きに行こう。
でもそんな簡単についてくるわけがない。
その日に落ちるなんて滅多にないので今日のところは諦めるか。
また明日来ると約束して別の店に。

またブッカオに行く途中にあるバービアに移動した。
バービア嬢に賭けゲームをしようと持ちかけた。
お金が欲しいわけじゃないので勝ったらキスで負けたら10バーツで当然勝つ気満々だ。
1回目は勝ったが2回目、3回目は負け。
それからも負けの方が先行する。
ダメだ。。。完全に思考能力が落ちてる。
真剣にやらんと!って思ってももう無理だ。
一度手を抜いたら元に戻らんもんやね。
ちょうど皆が眠いってなってきたところでキリもいいしヤメ。

俺はまだ帰る気にならないのでもう一人と共にWSへ戻ってみた。
少しぶらぶらしてもいい娘がいなかったのでホテルへ戻ること。
ソイ ダイアモンドから裏へ出ようとした時にべっぴんな娘が屋台で何か買ってる。
共に行動した彼がかなりお気に入りな様子。
声をかけたいみたいだったが出来なさそうなので俺が声をかけた。
しかし今日はダメだから明日お店に来てとのこと。
SGで働いているというのを聞きだして彼に伝えた。

客待ちソンテウに乗り込み走り出した時だった。
携帯が鳴ったが見たことのない番号。
出るとOちゃんからだった。
仕事が終わったから逢いたいと。
もう帰るだけだったしちょっと眠いが彼とはここで別れてWSに戻ることにした。
WSに戻ると私服姿のOちゃんがバイクに腰掛けて待ってた。
飲みに行くわけじゃなく夜のビューポイントへ連れてかれた。
なぜかファラン4人が2人ずつに分けれていたのが変な感じだった。
そして飲み物を補充してからパタヤ港の沖の方まで。
あまりとりとめのない話ばかりしてたら雨が降り出した。
小雨になるまで雨宿りしてからようやく帰ろうってことに。
バイクに跨り走り出すとホテルの方向とはなんか違う。
違う道から行くのか?と思ったりもしたがすぐに別の所に向かってるのがわかった。
「どこ行くん?」って聞くと「アパートに帰るの」と。
やっぱりOちゃんちかよ。。。
アパートについても俺は何もする気が起こらない。
そのままベッドに横になりOちゃんと共に眠りについた。


≪2009年8月 訪泰3日目≫

2時頃にようやく起きた。
起きてからもブンブンする気はない。
腹が減ったので一緒にテスコのフードコートでご飯を食べてから買い物。
そしてようやくホテルに送ってもらった。
Oちゃんは一体何がしたかったのだろう?
ブンブンをしようとすれば間違いなく出来たと思うが俺はする気にならない。
なんか訳のわからん一夜だったな。

ひと休みしてから夜の街へ。
まずはsoi1へ行き昨日の娘を口説きに行った。
横についてくっついてくるようになったものの一緒に出るまではいかない。
今日も落ちる気配はない。
なので「あなたに逢いに来月来るようにする。その時はデートしてくれ」と言ってみた。
すると「もし来月来てくれたら○○と出かけてもいいよ」との返事。
この娘がほんとにそう思ってるかどうかんなんて関係ない。
こう答えとけば諦めるとかたぶん来ないと思ってるに違いないことは百も承知だ。
しかし俺は来月も泰に来る予定がある。
今日のことを覚えてるかどうかでこの娘を連れ出してから楽しめるかどうかの判断にもなる。
来月の楽しみにしておこう。

次にもう一人のタイプの娘を口説きに行こうってことでSGへ。
しかし残念なことにお目当ての娘は休みだと。
座って飲み物をオーダーすることもなく店を出た。

こうなりゃSBにでも行ってOちゃんの様子でもみてみるか。
でもOちゃんにずっと纏わりつかれるのもなんか困るのでドリンクも即行で飲み干してチェックビン。
それと同時に500バーツも渡してピンポン玉を用意してもらった。
ダンサー皆わかってる。
ピンポン玉が届いたところで席を立った。
投げる素振りも見せずにそのままOちゃんに手渡した。
それをどうしたらいいかわからないOちゃんにあげると告げてすぐさま店を出た。
店を出て1,2分後に電話が鳴ったが放置したまま次の店に。

さてどうしよう
というかFちゃんに連絡を入れなければいけない。
俺がパタヤに来ることがバレている。
Fちゃんの友達と懇ろになっている俺の知り合いが言ったのである。
何度も日本の携帯に連絡が入ってたのを放置してたがFちゃん達と遊ぶのも悪くないので連絡を入れた。
「あなた今どこ?パタヤ?すぐ逢いたい」と言うFちゃん。
「Fちゃんに逢いに来たよ」と言った途端に目の前にFちゃんの姿が見えた。
Fちゃんも気付いた様子。
隣には知り合いと懇ろの友達と新顔の友達(LB)がいた。
おっ!このLBなかなかかわいいかも!と思った。
4人でWSを出てパタヤなのにプーケットって言うお店に行った。
そこであいも変わらずたらふく飲んで皆酔っ払い状態。
次に行ける状態ではないと判断したので友達をソンテウに乗せてからFちゃんと2人でホテルに帰った。
ホテルに着くなりすぐにシャワーを浴びろと言うFちゃん。
言われるままにシャワーを浴びて出てくるとすぐさまFちゃんがシャワー。
ベッドで横になってるとシャワーから出てきたFちゃんが覆いかぶさってきた。
そして流れのままにブンブン。
半年振りのFちゃんの柔肌はチョー気持ちいいが気分的にはどうなんだろ。
一戦交えて横になってた時にFちゃんの携帯が鳴った。
さっきまで一緒だった友達がお金なんてほとんど持ってないのにカラオケ屋に行ったらしい。
友達の所までお金を持って行くと言って服を着だしたFちゃん。
しかしFちゃんも足りるだけのお金を持ってないと言うので足りない分を渡した。
そして「酔ってるし一緒に行こうか?」と言ったが「大丈夫だよ。後でお金返すね」と言って一人で出て行った。
眠くてうとうとしてたら電話が鳴った。
Fちゃんかと思って電話を見ると…。
Oちゃんからだったが放置。
5分10分おきに3回くらいかかってきたが全て放置。
しかし肝心のFちゃんからはかかってこない。
一度かけてみたが出る様子がない。
このまま待ってるのもバカらしいし掛かってきたらわかるのでそのまま寝ることにした。


≪2009年8月 訪泰最終日≫

Fちゃんからの電話もないまま昼前まで熟睡してしまった。
電話をかけてみたが繋がらない。
なんだこれ?と思いどうでもよくなってきた。
ムカついたけどもうどうでもいいかって感じになってたので次回は…。

サブウェイで軽くお腹に入れながら何しようか考えた。
Fちゃんと過ごすつもりだったので何も考えてない。
Fちゃんと一緒だったとしても何も考えてなかったけどw
マッサージに行くだけじゃ時間余るし。
マッサージならマッサージパーラーにも行ってみよう!ってことでソンテウに乗った。
すると走り出した時に電話が鳴った。
Fちゃんだ。
出ると「今どこ?」と。
「セカンドロードでソンテウに乗ってる」と答えると「そっか、また連絡するね」と。
「何?」って聞くと「ううん、特には」だと。
なんやそれ。
どうでもいっかってことでMPに行こう。

サバイルームに入ると真っ昼間にもかかわらず30人近くもおるやん!
今までになかった光景だな。
しかし30人いたって選べるレベルの泡姫なんてほんの少し。
その中でちょっと色黒だが綺麗系で細くておちちのそれなりに大きな娘を見つけた。
何件か回って戻って来てこの娘が居なかったら損した気になるのでこの娘に決めた。
でも番号も名前も覚えてないw
お風呂でもベッドでも笑顔でしっかりと仕事してくれる。
タル~ンではなかったがそれなりに満足。
まぁまぁ日本語もわかる感じのいい娘やったな。

マッサージパーラーでスッキリした後はタイマッサージで日頃のこりをスッキリ。
途中Oちゃんから電話とSMSがあった。
そしてホテルで身支度してるとまたOちゃんから電話があったので今度は出てみた。
いきなり「あなた今どこ?」と聞かれた。
なんかイヤな予感がしたので「今はタクシーの中だよ」と答えた。
すると「なんで?夜じゃなかったの?ホテルに来たのに…逢いたかったのに」と。
「また今度ね」と言ってぶつぶつ言ってるOちゃんに別れを告げて電話を切った。
おいおい、なんで来る?と思ったと同時にタクシーの中って言ってよかったと思った。
イヤな予感は当たるもんやね。
これでちょっと間SBに行けないな。


≪あとがき≫

やっぱり3日間の訪泰なんてあっと言う間だな。
しかもパタヤだと時間なんていくらあっても足りない。
バンコクをメインにしてる人からしたらパタヤごとき…ってなるくらい小さな街だ。
しかしパタヤで遊んでると時間も早く過ぎてしまうので行ったことない所に行こうと思っても行けてない。
いつもの店に行ってる時間を他に回したらええねんってのは俺には出来ない。
そこはそこで押さえとかないと今のパタヤの現状を把握出来ないし今まで居なかった当たりを逃すことになるからだ。
こんな状況じゃいつになったらパタヤを制覇出来るのだろう…。
それとこの訪泰でFちゃんとはもうどうでもよくなった。
俺が日本にいる間はかなりしつこく逢いたいだのいつ来るの?何日一緒にいれる?だの言ってるくせにこの始末。
もともと正月で終わる予定だった時に気分が最高潮に盛り上がってた。
そうなると後は落ちるだけで今となっては盛り上げようにもなかなか簡単には盛り上らない。
こんなんじゃあんま楽しめんからもうええかなと思った。
いつ見てもかわいいと思うのは確かだし友達含めて遊ぶのは楽しいので機会があれば遊ぶってことでいいかな。






夢の国出張報告書2009 悪因悪果 依存度レベル47


≪まえがき≫

9月の大型連休。
今回も前回の訪泰から1ヶ月しか経過してない。
また1泊増えて4泊になったがバンコクには行かずに全てパタヤで過ごすことに。
今回も誰にも連絡をいれてない。
前も誰かに見つかったわけやないしまた内緒でもええやろ。
さて今回は何して遊ぼうとニタニタしながら夢の国へ。


≪2009年9月 訪泰1日目≫

いつものホテルにいつものようにチェックイン。
用意も済ませて出かけようとするとフロントマンに呼び止められた。
最初は何言ってるのかわからなかったがあるものを見せられてすぐ理解出来た。
バウチャーの日付が古いのだ。
俺としたことが8月のバウチャーを持ってきてしまった。
ホテルマンもバウチャーの名前を見て合ってたのでそのままチェックインの手続きをしたらしい。
これじゃダメなので新しいのを持ってこいとのこと。
あ~、面倒やけど今回のバウチャーを印刷するしかないよな。
しかしサイトからは予約番号だけでバウチャーは見れないことがわかった。
予約番号を伝えたがバウチャーを持ってこいと言う。
うっとおしいので予約番号とパスポートで確認出来るやろ!と。
バウチャーが…とぶつぶつ言ってたがマネージャーにでも確認しろ!と話しを終わらせてようやく夜の街へ。

空腹を満たして最初に向かったのがスーパーガール。
お目当てのウェイトレスを口説くためだ。
他のウェイトレスが先に気付いてお目当ての娘(Gちゃんとする)を呼んでくれた。
相変わらず口説いてると「私、明日休みなの…」と。
きたーっ!
自分から休みを言うってことはokって言うてるようなもんやん。
ここですかさず誘うがすぐにYESと言いたくないのか「どこ行くの?」とか「何するの?」と。
「一緒にご飯食べに行こう。その後はバーでもディスコでも何でもいいよ」と答えた。
ちょっと間があったが「わかった、いいよ。」との返事が返ってきた。
とりあえず番号交換するにもココで堂々とするとマネージャーにバレバレだ。
いつもダンサーに目もくれずにウェイトレスを口説いてるのでしきりに気にしてきてるのがわかる。
なので20バーツ札に番号を書いた。
そしてチェックしてから出る時に番号の書いた20バーツ札をチップとして渡した。
「後で連絡するね」って返事をもらって意気揚々と店を後にした。

さて、この勢いに乗ってsoi1のバービアへ行こう。
ソンテウに乗り込んだところで見たことのない番号から電話が鳴った。
出てみるとGちゃんからで明日ダメになったって話だった。
マネージャー曰く、日本が連休なら休みは変更ってことになったらしい。
なんだそれ…、日本の連休くらい最初から知っとけ!って感じだがどうしようもない。
気を取り直してsoi1に行くとしよう。

お店に到着しカウンターに近づくとここも先に店の娘が俺に気付いた。
そしてお目当ての娘(Hちゃんとする)に合図すると驚いた様子でこっちにやってきた。
「覚えてるか?」って聞くと「もちろん」と。
前回よりも傍にくっついてくるような気がする。
前回はキスもほぼNGだったのにDキスも出来るようになったし間違いないと思った。
ちょっと気分いいので長居してしまった。
今日は移動疲れもあるから帰ろうと思って話しをしてみると今日はイヤだけど明日はいいとのこと。
諦めずに今日でと言ってみたがあまりしつこいのは嫌われるので明日でOKにした。

今日はどうしようかと考えつつソンテウで南に下る。
途中でなんか焦った様子で女の娘が乗ってきた。
俺を含め4人の乗客にインソムニアの場所を必死に聞いてくる。
他の客は皆知らないようで俺にしつこく聞いてくる。
「WSの奥の方にある」と言っても「WS?それはどこ?」だと…。
「このまま乗ってるとWSまで走ってくれる」と言っても訳がわかってないようだ。
あかん、全くのこの街知らんらしい。
どういけばいい?とかなりまわりに聞きまくっててんぱってる。
「お姉さんが…」とか「どうしたらいい?」ってかなりうるさい。
降りるところ教えるから黙ってろと言ってもまだうるさい。
WSに到着して「ここで降りたらいい」と言ったら「どうやって行けばいい?」と。
いつまでもしつこいので「近くまで連れてってやる」と言うと今度はありがとうの連発だ。
次はソンテウにいくら払えばいい?とか言って100バーツ渡そうとする。
それを制止して女の娘が手に持ってる小銭から10バーツ取って払ってやったらまたありがとうの連発だ。
そのまま女の娘を引き連れてWSを歩くがどこ?どこ?とうるさい。
人が多くて離れそうになるせいか腕を掴んでくる。
俺としては離してほしいのだがかわいそうなのでそのままにしといた。
インソムニアに到着してここだって言うとそのまま手を取って連れて入ろうとする。
「俺はここに行かない」と言うと「どこか行く予定あるの?お礼したい」と。
悪くはないが良くもないし、出来なくもないけどしたいって感じでもない。
この娘と遊ぶのもな~って感じだったので丁重にお断りした。
すると「ありがとう」と言って手を首に回してきてお礼?お別れ?のキスをしてきた。
なんでやねんと思いながらも受け止めてから女の娘を店の中に入れた。

やっと開放された。
どこに行こうか考えながらソンテウに乗ってる予定だったので何も決まってない。
うろちょろしてるとハッピーの前に差し掛かったので入った。
やっぱり奥のステージに案内される。
手前のステージや脇にいる娘を物色するもコレだっ!ってのがおらん。
奥のステージに行っても姫自体があんまおらん。
いても猿一歩手前って感じばっか。
一生懸命に色白日本人好みに仕上げてる娘が寄ってきた。
しきりに俺を口説いてくるが俺には興味がないのでバカルディ1杯でチェックビン。

いい時間だし明日に備えて今日はもう帰って寝てもいいかと思った。
でも帰る前にもGちゃんの顔を見にSGへ寄ることにした。
店に入るとすぐにGちゃんが気付いて自分の担当の方へ連れていく。
1杯だけ飲んで帰るつもりだった。
すると「後で電話しようと思ってたんだけど、明日休んでもいいって言われたの」と。
なにっー!明日だと!?
明日はHちゃんと約束してもたやん!
でも休みしかまともに会えそうにないGちゃんを逃すわけにはいかない。
なので何もなかったかのように明日遊ぼう!と約束してから店を後にした。

あぁぁぁ…、思いっきりブッキングやん。
どっちがいいとかの問題じゃないのでsoi1に戻って明後日に延ばしてもらうことにした。
お店に到着するとこれまた「どうしたの?」と駆け寄ってきた。
すかさず今日か明後日に変更してくれと言った。
どうしてか聞かれる前にしっかりと理由をつけて話したので快くokしてくれた。
そして今日はもう疲れたし明日があるので帰ることにした。


≪2009年9月 訪泰2日目≫

セントラルフェスティバルに行ったことがなかったので行ってみた。
そこの日本食店で昼食をとったが暇という噂のわりには人が多かった。
連休なら当たり前か。
とりあえずネカフェでホテルバウチャーの再送付依頼をしてからタイマッサージ。
ホテルに帰ってプールサイドで夜のためにゆったり過ごす。
部屋に帰って身支度してるとGちゃんから電話が入った。
暗い声で「今日ダメになった…」と。
急に仕事に来いと言われたから出勤するんだと。
あぁぁぁ…、なんやそれ…。
Gちゃんにいろいろ言っても仕方ないので「後でお店に行くよ」と言って話を終わらせた。
Hちゃんも明日にずらしたしGちゃんもダメとなるとどうしよう。
てか、どうしようもないし切り替えてフツーに探索したらいっか。

開店直後のビーチクラブに。
う~ん、なんだかなぁ。
ここ最近ええ娘おらん。
ノリのいい娘にも巡り会わんしあんま楽しくないぞ。
それなりにいい感じはおるんやけど呼ぶ気にはならんな。

久々にポロエンターテイメントに行ってみようと思った。
前回から約2年近くなるな。
中央でショーをやってるが前程たいしたショーではない。
しかも客が少ないせいかショー中にテーブルにやって来てチップをねだってくるのがめちゃウザイ。
前のかわいい娘もいない。
一人のホステス?が勝手に肩モミを始めた。
ちょうど凝ってるしヤメるまでそのまま勝手やらせてるといつまでもやってる。
後から3人のコリアンがやってきたら他の娘が同じようなことやってる。
ココは肩モミの店か?
楽しくなかったので店を出た。

リビングドールに行ってみた。
広さはSBとさほどかわらないくらいだったがSBのように客はいない。
一人で店内をくまなくチェックしてるとパッと見で映える娘を発見。
39番で巻き髪に目鼻立ちがクッキリとした娘だった。
それと同時にロリっ娘のウェイトレスも発見。
う~ん、どっちにしよう…と考えてたら39番の娘が横にやってきた。
ちょっと濃いが綺麗なほうだ。
少し話したがなんか違う感じ。
ノリはめちゃいいので誰か相手してみてくれ。
その娘がステージに上がって横にいなくなったらロリっ娘が横にやってきた。
雰囲気もいいしこの娘とならいいかもと思ったが他にも回りたかったのでいつもの如く後で戻ってくると。

次に入ったのがホットガールズ。
ぶらぶらしてると一人の娘が腕を掴んできた。
おっとりした感じの目つきをしてるかわいい娘だった。
入る気なんて全くなかったのにこの娘がかわいいので入ってしまった。
なんかショーをやってたっけ。
お決まりのマ○コショーもあった。
この娘は愛想も会話もなかなか楽しいので早々に決めて遊びに行ってもいいかと思った。
後はいつもの如くロングがokかどうかだけ。
一緒に出かけようと話しを持ちかけるとロングはまだダメと。
上の部屋でショートなら大丈夫でロングは1時になったらokだから戻って来てと。
あぁ~、もういらん。
また来るわ~って店を出た。
しきりに1時に戻って来てと言われたが行く気なんて起こるはずがない。
他の娘は…。
ほとんどハズレやな。
特にババァのマ○コショーは見てられない。

なにかに引き寄せられるかのようにROXYに入店。
通路から店内に入る扉の所にかわいらしい娘を発見。
その娘がニコッと微笑んで手を出してきたのでそのまま手を取って店内へ。
うん、この娘もなかなかいい感じ。
さっきがダメだっただけに今日はさっさと決めて遊びに行きたい気分になってる。
なのでリビングドールの娘とどっちかにしようかと考えた。
どっちも捨てがたい。
とりあえずリビングドールの娘を見直したいのでここでもまた後で戻ってくると告げて店を出た。
ここは他にもいい感じの娘はいたように思う。
ファラン好みの猿ばっかかもしれんと思いながら入店したけどまぁまぁいい感じ。

リビングドールに戻ってお目当ての娘を呼んで天秤にかける。
う~ん、どっちもどっちだな。
なので戻るのも面倒だしこの娘を連れ出すことにしよう。
「飲みにいくか?」と問いかけると「私?ほんとに?」と。
でも話してると「月一のものがきてるんだけど…」と言われてしまった。
今日は一緒に飲みに行って弾けて盛り上ったままブンブンしたいのだ。
なので「また出直すよ」と告げて店を出ることにした。
「2,3日後に終わるから帰ってきて!」と言われたが2,3日後じゃ遅すぎるんだよなぁ。

さあ、ロキシーに戻ろう。
最初の入口を入り店内の扉を開いた時だった。
目の前にお目当ての娘がいる。
しかも私服で。
ん?既に着替えてるってどういうことだ?
俺が戻ってくるのがわかってて先に着替えてたんやぁ。
やるぢゃんこの娘!って、んなわけない。
ちゃんと後ろにファランがいた。
あ~ぁ、やっちまった、先越されちまったよ。
その娘もほんとに戻ってくるとは思ってなかったらしく慌てふためいていた。
「また今度ね」って声をかけるとしきりにゴメンなさいって手を合わせて謝ってた。
そこまで謝らんでも…って思ったくらい。

もうこなりゃsoi1のバービアに行くしかない。
お店に行くとまた驚いた様子でこっちにやって来た。
そりゃ今日顔出すと驚くよな。
またありもしない言い訳して納得させた。
そしてほんとは明日だったが今日出れるか聞いてみた。
ちょっと悩んでたけどokしてくれたので連れ出すことにした。
お店の娘も一緒に連れて出てタイソングのディスコ?に行った。
ディスコって言うよりも飲み食いするカントリーミュージックのお店をディスコっぽくしてるだけって感じ。
近くのテーブルには野郎ばっか14人いたがなんか変な感じがする…。
なんか感じる違和感からそっちが気になったので見てるとゲイの集まりだった。
その中にあきらかに観光で来てる日本人も3人いた。
よくやるよなぁ~。
何の集まりかわかったところでもうこいつらのことはどうでもいい。
たらふく飲んで騒いでたらもういい時間なので帰ることに。
俺もそうだがLちゃんがあまりにも飲みすぎたためにブンブンどころではない。
ホテルに帰ってもシャワーも浴びることなくそのまま爆睡。


≪2009年9月 訪泰3日目≫

昼くらいに起きた。
Lちゃんも一緒に起きたが頭が痛いと。
そりゃそうだろあんだけ飲めば…ってくらい飲んでたからな。
こんな状態の娘とブンブンしても楽しくないので「家に帰って寝てろ」と言ってとりあえず帰した。

空腹を満たしてから昼のsoi6へ行ってみた。
端から端まで歩いて何人か候補を挙げていた。
その中でlove clubにいた笑顔のかわいらしい娘の所へ。
うるさく勧誘して来くる娘達の中でジィーとこっちを見て目が会うとぎこちない笑顔で見つめてくるだけなので気になってた。
話しかけると泰語以外ほとんど話せないので横の娘が助っ人に。
アウトコース低めぎりぎり一杯やけどストライクゾーンなので店内に。
でも2人になるとまともに話せん…。
1週間前に来たばかりってのはわかった。
そして今まで2階に行ったことも外に出たこともないと言う。
それなら初体験してもらわねばってことで2階に行くことにした。
そういう俺もsoi6初体験だな。
かなり緊張してる様子。
いまいちシャワーの使い方がわからないので女の娘に聞いたが分からないという。
部屋のエアコンも使い方どころかリモコンがあることさえもわかってない。
ホントに初めて2階に来た感が伺える。
ことに入っても小刻みに震えていた。
しかし、ことが進むにつれて徐々に女の性が出てくる。
素人丸出しなので普通の女の娘とブンブンしてる感じで充分に満足出来る娘だった。

夜に向けてひと休みしてるとLちゃんから電話が入った。
昨日?今日?のことを謝ってきて今は大丈夫だからと。
そういうので夕方にLちゃんと落合ってシーフードを食べに行った。
しかしLちゃんの様子が何かおかしい。
どうやらまだ頭が痛いらしいのだ。
昼よりマシになったし逢っておきたかったらしい。
とりあえず飯食ってからLちゃんのお店に行くことにした。
でもなんか時折見せるつらそうな仕草が気になる。
このまま頭が痛いのを我慢してる女と遊びに行っても楽しめるわけがない。
なのでLちゃんに「頭痛いなら帰れ」と言うと「なんで?大丈夫だよ」と。
ちょっとゴネたのでやり取りもあったが家に帰した。

そのままそこで飲んでると2人の日本人がやってきた。
そこで少し会話してると俺の指にある外道リングに気付きどうやって入手した?って話しに。
彼等はOKちゃんNBちゃんと言いパタヤに来ることが多いらしい。
めちゃめちゃ明るくノリがいい感じの2人だった。
とりあえずほんの少しやけど約束どおりの登場ってことで。

2人と別れてsoi6近くまで歩いて物色してもええ娘おらん。
一度涼みたい気分なのでsoi8までソンテウで移動してからシルバースターに入ってみた。
いつもこの店の前を通るだけで入ったことなかったしちょうどいい。
以外と広い店内でお客もよーさんおる。
入るなりあちこちに散らばってるダンサー達からこっちに来いと呼ばれた。
そんなん無視して入口近くの席に。
数人のアタックをかわしてたものの一人がしつこく寄ってきて離れない。
半分無視状態でもめげずに話しかけてくるその根性にコーラ1杯。
う~ん、コレだっ!ってのはいないが完全な猿の軍団ってわけでもない。
まぁ全体的にノリがいい感じの店だったかな。

soi8をいろいろ見て回ったが食指がわかないのでソイ アメージングに行ってみた。
ここでもぜーんぜんええのおらん。
セカンドロードに戻ってから通りのバービアを物色。
するとsoi9あたりのバービアでストライクゾーンのかわいい娘を発見。
よしっ!この娘と飲んでみようと思いカウンターに座った。
この娘もパタヤに来て間もないらしく英語もほとんど話せない。
でも一生懸命に話そうとする仕草がかわいい。
昼のsoi6の娘に比べたらまだまだ話せる。
この娘となら楽しく過ごせそうなのでPBすることに。
「明日まで一緒に過ごそうか?」って聞くと「えっ?うん!」って返事が帰ってきたので持ち帰り決定。

WSに行ったことがないというのでとりあえずWSへ行くことに。
入口のネオンをくぐり少し歩いたところで右後ろから奇声が聞こえた。
奇声の方を振り向いて見てみるとこっちを指差して叫んでる娘、いや、野郎がいる。
そいつが俺を指差して奇声をあげてるのだ。
見たことのあるLBだ。
その横には………。
キョトンとしてるFちゃんがいた。
呆然とした目で身動き一つせずにジィーとこっちを見てるだけ。
あぁ、、ぁ、、ぁぁぁ、とうとう見つかったか。
でも、まっ、いっか~って思ったらニヤついた顔でFちゃん達の方を見てしまってた。
なんでわざわざニヤついたのかはこれを書いてる今でもわからないが…。

そのままWSを奥へと進む。
ちょうどショーが始まった所だったエンジェルウィッチへ入り全部見てから店を出た。
小腹も空いてきたのでホテル近くの屋台で腹ごしらえしてからホテルに。
早めに戻ってきたのでシャワーを浴びてから部屋で飲んで話して過ごしてた。
昼にしてるので特にしなくてもよかった。
でもベッドで横になりくっつきながら話してるとだんだんとその気に。
そしてお互い身体を触り始める。
この娘もまだ慣れてないようでかなり恥ずかしがってる。
こんな娘を相手するのはめちゃ楽しい。
終わってからもくっついて甘えて来るのがこれまたかわいらしい。
そのまま眠りについた。


≪2009年9月 訪泰4日目≫

目が覚めるとシャワーの音が聞こえる。
シャワーから出てくると「一度帰りたいけどいい?」と。
一度ってなんだ?って思ったが「うん、いいよ」と答えた。
そしてすかさず「夜に時間取れたら行くから」と続けた。
すると「夜?。。。。わかった、夜ね…」と。

一人になり昼飯を食べてからビーチロードをぶらぶらとしてた。
サブウェイの店の前でチラシを配ってる娘がいた。
近寄ってみるとちょっとかわいい。
目が合ったのでニコッと微笑んでみると向こうも微笑み返してきた。
コーヒーも飲みたいしここでこの娘を観察しながら飲むことにした。
なので隣接してるコーヒーワールドで買ってその娘の傍に陣取る。
そしてあからさまにジィーっと見てるとしきりにこちらを気にしてる。
何度も振り向いてこちらを気にしてくるので声をかけることにした。
そしてその娘と連絡をとるところまで話し込んで番号交換した。

夜になり、soi7、8からブッカオまで物色しながら歩いた。
ブッカオの屋台でお腹を満たしてからまたバービアを物色。
PAPAGAYOまで来てしまったのでそのまま入ることにした。
前に見たかわい~娘を探してみたがいない。
カウンターで飲んでると一人のダンサーらしき娘がやってきた。
名前はユキって言ったっけ。
どっちかって言うと日本人好みの娘で色白だった気がする。
まぁまぁいい感じの娘だった。

店を出た途端にぽつぽつと雨が降り始めた。
雨足が強くなってきたのでセントラルフェスティバルで雨宿り。
ぼーっと外を眺めながら雨が止むのを待ってた。
すると電話が鳴ったので出てみるとサブウェイの娘からだった。
少し話してサブウェイに行くことにした。
雨宿りしてから30分以上待ってようやく小雨になったところでサブウェイへ。
店に到着すると笑顔で迎えてくれた。
少し話して今日イケそうかを判断してみたがこの娘めちゃめちゃ身持ちが堅い。
Yちゃんのようになんとかなりそうな感じが全くしない。
今回はこの娘の事を諦めて他に行った方がよさそう気がする。
ダメとなるとどうしても欲しくなるけど時間がなさ過ぎるので今日はキッパリ諦めよう。
こうなると同じように口説いた娘に行ってみたいと思ったりもする。
てか夏に行く約束だったのを放置してたからちょうどいいと思うことにしよう。
なのでYちゃんのマッサージ店に直行。
そしてYちゃんを指名するも今は接客中と。
でも一度Yちゃんを呼んくれた。
なんで呼んだかわからないがYちゃんは俺を見てかなり驚いた様子。
何か言いたげだったが黙ったまますぐに仕事場へ戻って行った。
30分後に終わる予定らしいので予約してから時間潰しにWSへ。

SGのGちゃんに逢いに行った。
ちょっと話してると「今日は?」、「何してるの?」とか聞かれたが話しをそらすしかなかった。
時間もちょうどいい頃になったので店をあとにしてYちゃんの店へ。
後ろ髪を引かれながら戻ってきたのに1時間の延長だと…。
あ~ぁ、こんなんならYちゃんとこ行くんじゃなかった。
でも1時間待つしかないのでまたどっかに飲みに行こう。

行ったことのないお店にしようと思いWSのシルバースター3へ。
全く印象がない。
覚えているのは横浜から来た?行った?とかいうブサイクが寄って来てしつこかったことくらいだな。

次にファンルームに行ってみた。
ちっちゃいお店だが雰囲気は悪くなかった。
小柄でかわいらしい娘がいたので横に呼んでみた。
この娘もパタヤに来てまだ2週間程らしく会話がままならないので友達が通訳代わりでなんとか会話成立。
まだ緊張が解けないようで強張ってる中にも時折見せる笑顔がかわいらしかった。
こんな娘と楽しみたいと思ったりもするがいかんせん会話が…。

ようやく時間になったのでYちゃんのお店に。
久々の再会なのにかなり拗ねてるようで笑顔半分。
この後誘っても行くや行かないで駄々ごね始める。
拗ねたお子ちゃまって感じだな。
とりあえず連れ出してウォーキングストリートのディスコに。
そしてディスコを出たら家に帰るだのどうだのとまたごねる。
そう言いながらもしっかりついてくるYちゃん。
ホテルに一緒に入ってしまえば後は…。


≪2009年9月 訪泰最終目≫

先に起きたYちゃんに起こされた。
仕事に行くから帰ると言いながらもなかなか出ない。
結局帰ると言ってから1時間はいたな。
Yちゃんが帰った後にサブウェイに昼食をとりに行った。
当然昨日の娘のお店だ。
食べながら少し話してバイバイ。
今日はおとなしくタイマッサージ2時間受けてからsoi9のバービアへ。
ここで最後の1杯をやってから帰路についた。


≪あとがき≫

充実したようなしてないような訪泰だった。
かと言って不満足な旅でもなかったのでいいとしよう。
今回は新人さんばっかに出会ったな。
初々しいのはすごく興味が出るけど会話が成り立たないのも困る。
もうちょっと泰語を勉強しなくては…。
で、とうとうやってしまった。
いつかは見つかるかもと思ってた事が今回起きてしまった。
この後どうなるんやろ…。
あの場で迫ってこなかっただけ修羅場は避けれた気がする。
さてこの先どうしたもんか。
まぁ、今は深く考えるのはヤメとこう。
次の訪泰まで時間あるから何か考えとこう。







夢の国出張報告書2009 悪因悪果弐 依存度レベル58
≪まえがき≫

今回も7月と同じたった2日の訪泰。
でも今回はパタヤに行く!
バンコクもいいけどやっぱりパタヤの方が落ち着いて楽しめる。
でもここ最近?ちょっと前?から閉店時間が変わった気がするのは気のせいだろうか?
なんで遅い時間に回るお店を考えなあかんようになってきた。
てか開いててええ娘がおればどこでもえっか。


≪2009年11月 訪泰1日目≫

今回は何事もなく準備も終わり夜の街へ。
軽くお腹に入れてからまずはsoi1へ。
前に頭が痛いのを帰してから逢ってない。
店に近づくと俺に気付いたLちゃんがニヤけた顔してこっちを見てる。
何も言わずに横に座ると「この前はゴメンね」と。
話してるうちに月一のものが来てることがわかった。
とりあえず今日は持ち帰るのはヤメだ。
たった2日しかないので次に行こう次に。
Lちゃんには適当にはぐらかして次の店へ。

soi8からsoi7のバービアを回ってみた。
すると7の半ばあたりで突然名前を呼ばれた。
声の方を見てみるとなんか見覚えのある娘が手を振ってる。
その娘の店を見てすぐに思い出した。
9月にこの娘に呼び止められたが帰る寸前だったので「また来たらね」と話してただけだった。
その娘が2ヶ月経った今、俺を見て名前を呼んでるのである。
そのままその店に入りその子(Vちゃんとする)と飲むことにした。
しばらく飲んでこの娘と遊んでもええかなと思った。
というかこの娘がええと思った。
でもあまりにも時間が早すぎる。
なので今日はほんとに後で戻ってくることにしようと思ったので。

俺 「ちょっと出ないといけないからPBしてから出てくよ」
Vちゃん 「後で帰ってくるなら待ってるよ」と。
俺 「PBしとくよ」
Vちゃん 「大丈夫。今日もちゃんと来てくれたから」
俺 「ほんまに?」
Vちゃん 「うん、戻ってくるでしょ?」
俺 「約束は守るよ」

そんな会話を交わしてから店を出でWSへ。
最初に向かったのがスーパーガール。
やはりダンサーに目もくれずにGちゃんの元へ。
今日は遊ぶ話など一切口に出さず出させず少しの会話で店を出た。
ダンサーのレベルは相変わらず上クラスだった。

なんか行ったことないお店に入ってみたいと思いWSをぶらぶらしてた。
だいぶ奥まで歩いた。
ナンヌアルのまだ奥にユートピアという新しいお店を見つけた。
2階にあるわりにはそれなりに客が入ってる。
入って左にあるステージはそんなに大きくなくその時は4人のダンサーが踊ってた。
右奥の方にもなんかあるみたいだが入口近くに座ったのでわからない。
ステージのダンサーとフロアにいるダンサーを見ても他店とそう代わり映えしないかな。
猿でもないし日本人好みでもないどっちつかずの娘が寄ってきた。
あまり相手しないで他を見てるとめちゃ気を引かれた娘がいた。
しかし横にはファランがいてしかも私服姿。
あまり相手しなかった娘にその娘のことをしれっと聞いてみた。
ダンサーで身長も高くてスタイルもいいのでまぁ人気なんだと。
でも名前は覚えてない。
この店は10月にオープンしたばっからしいが一番人気っぽいこと言ってたな。
もしこの娘が空いてたら間違いなく呼んでたんやろな。

ペパーミントに入ったことなかったので入ってみた。
初めて入ったがなんだこの客の多さは。
しかも多種多様な客層だ。
女の娘のタイプもいろんなのがいて選べないわけではないけどこれだ!ってのもいない。
ただ平均的に…って印象。
こんだけ客が入ってるってことはいい娘がいる可能性が高いから来るんだろう。
てことは持ってかれた可能性が高いのでは?とも思った。
早く来ないといい娘はいなくなる?とも思ったがいい娘と巡り会うには運もある。
とりあえず俺にはどっちでもいい感じのお店だった。

最初に歩いてる時に気付いてたのだがポロエンターテイメントが潰れてた。
改装中なのかもしれないが。
どんななってるんか見てみようと階段を上がると普通に工事してたw
そのまま左のギャラクシーへ入ってみた。
というか入口からほんの少し入っただけで出てきた。
ハッキリ言って俺の趣味ではない。
白人が嫌いってわけではない。
ただ泰に来て白人の店でまったり過ごしたい気分なんてさらさらない。

次はロリポップだ。
でも…、全くと言っていいほど覚えてない。
客が少なかったような気がする。
そんなにダメってわけじゃなかった気もする。

もう回るのはいっかってことでsoi7に戻ることにした。
お目当てのVちゃんは友達とファランの3人で飲んでた。
カウンターの席に座るとVちゃんが飛んで来た。
そして腕を組んできて「ほら、ちゃんと戻って来た」と。
「約束はちゃんと守るよ」と言うと腕を組んで寄りかかってきた。
そこですかさずキスする。
それを見ていたファランが友達と何か話してる。
そして即行チェックビンでどっかに行った。
友達がこっちにやって来てファランが機嫌悪そうにこう言ったと伝えに来た。
「帰って来るなよこのジャップ」だってさ。
直接言いやがれ白ブタ。
なんか俺が来るからダメだと言い張ってたVちゃんをしつこく口説いてたらしい。
俺が出て行った直後から2時間ずっとだって。
で、お店にやって来た俺と即行こっちにやってきたVちゃんを見てムカついたらしい。
そんなんどうでもええ、勝ったってだけだ。
でもVちゃんの様子がなんかおかしい。
どうやらこの短時間で飲みすぎたようなのだ。
そんなに強くないのにファランに飲まされたらしい。
こんなんじゃどっかに連れてくってわけにはいかないくらい。
これってファランに勝った意味があるのかぁ?
どうしようかと考えてたらVちゃんが俺の手を取って裏に連れてく。
ふらつきながらどっかの建物に入り3階まで上がって部屋に入った。
そして俺に抱きついたまま後ろに倒れるように寝転がった。
つられてそのまま横になる俺。
手を振り解き身体を起こしてVちゃんに話しかけようとした。
すると「ダメ。。。飲みすぎた。。。。。動け。。。。ない」って眠りにつこうって感じだ。
あぁ~、あかん、こんなん連れ出せん。
てことでそのまま部屋で寝かせて俺は店に戻る。
店の子と話してまた明日ってことで他に行くことにした。

とりあえずWSに戻りぶらぶらしてた。
この前の娘でもおらんかなと思ってリビングドールに行ってみた。
入って見渡すもロリっ娘はおらん。
店の娘に聞くもハッキリとわからず。
めんどくさいので話し途中で店を出た。

ROXYに行ってもおらん。
他を見渡すもええ感じのおらん。

バービアにしようと思いsoi9辺りから物色し始める。
soi8もええのおらんしまたWSに戻った。
てかあっち行きこっち行きで何やってんだか。
ハッピーに行っても売れ残りしかおらん。
なんでかまたスーパーガールに行った。
ちょっと長居してたらもうすぐ閉店って時間になってしまった。
どうやら閉店間際はステージ上のダンサーを除いてステージを中心に皆で踊りながら回ってた。
あなたも一緒にってGちゃんに何度も手を引かれたが頑なに拒む。
それも終わりほんとに閉店になる前に店を出た。

WSに戻ったけどもういいや帰ろうと思ってsoi15に入った。
でもこのsoiにはビーチクラブがある。
促されるままに入ってしまった。
ダンサーもホステスもそれなりにいる。
でもこれだ!ってのはおらん。
あの娘はどうだ?この娘は?としつこく勧めてくるホステス。
あの娘はこの店で一番だって薦めてくれたダンサーはまぁまぁよかった。
猿でもないので充分相手出来る容姿を持ってる。
てかスタイルもいいし小顔だしいい方だ。
でも俺の好みってわけではないのでやんわりと断ってチェックビン。
あとはおとなしくホテルに帰って爆睡。
今思えばGちゃん連れて帰ればよかったかな。


≪2009年11月 訪泰2日目≫

真っ昼間からsoi6、サバイルーム、サバイランド、サバイディーと回った。
食指のわく娘ぜんぜんおらん。
もう暑い中回るのは面倒なので日頃の疲れを取りにマジメなマッサージ受けることに。
そしてちょっと買い物してからホテルに戻り夜に備える。

最初にsoi7のバービアに行った。
Vちゃんは昨日からずっと体調が悪いらしく休みだと。
こうなりゃ他を探そうってことでsoi7~soi8と抜けて北上。
昼にはあんまええのおらんけど夜なら…ってことでサバイルーム、サバイランド、サバイディーと回った。
サバイディーのVIP?にも姫がたくさんいる。
雛壇の方じゃなくて脇のソファーに座ってた2人の娘がかわいい。
そのうちの一人がちっちゃくて細いわりには胸は大きくてストライクゾーン真ん中あたり。
コンチアを呼んで指名しようとすると2人が立ち上がりどこかに行こうとする。
すぐにあの娘は?って聞いてみるとコンチアがその娘達の所に行って話すとご飯だと言う。
コンチアが指名だと伝えるとわかったと言ってこっちに来ようとする。
ご飯食べようとするのを止めさせてまで遊びたいとは思わない。
なのでこっちに来た時に「ご飯食べといで、後で来るよ」と。
「ご飯は後でいいよ」と言うが「友達も一緒やろ?一緒に食べといで」と促した。
「ありがとう。30分で戻るね」と手を合わせて友達の元へ走ってった。
コンチアに「後で来るのか?」と聞かれたので「約束は守る」とだけ告げて一度店を出た。
俺も飯食ってたら30分を軽く過ぎてしまった。
店に戻ると女の娘がソファー席でちゃんと待っててくれた。
俺を見つけて「ありがとう」と手を合わせる。
女の娘の食欲を満たした後だけに機嫌も愛想もよかった。
部屋に入ってからもなかなかキッチリと仕事こなしてくれる。
見た目も好みの上に手抜きなしのサービス満点でかなり満足出来る娘だった。
次に来た時もお願いしたいと思ったくらい。

soi7のバービアを2件ほど梯子した。
両方とも誘われるままに入った。
片方はいつもしつこく付き纏ってくるので一度入ってやっただけ。
片方はまぁまぁだったので入ってキープしとこうって感じ。
詳細には覚えてないくらいのレベルだが相手してもよかったか思えるくらい。

WSに行きいくつかのGoGoをまわった。
しかしあまり覚えてない。
最初にブルーバーテンダーってお店で、the iron club、cosy's a go goってな感じで回ったはず。
ほとんど記憶に残ってない。
確かcosy's a go goはちょっと年食ってるのが多い中に一人長身細身で綺麗な感じの娘がいたと思う。
年増の中にいただけに光って見えただけかもしれない。

soi16まで足を延ばしてみた。
このsoiでも3つ回ったがここもあまり覚えてない。
まずBLACK & WHITEに入った。
確かそれなりのがいたはずだ。
Club Boescheにもなかなか俺好みっぽい娘がいた。
でもなんでか呼ばなかった。
X-ZONEにも入ったがあんまええのおらん。
4軒かたまってて3軒入ったのにあと1軒は入らず。
なんか入る気が起らなかったので他に行くことにした。

WSに戻ると少しだけだが年始に行動を共にしたY氏と遭遇しペパーミントへ。
昨日同様ほぼ満席状態。
ほんまなんでこんなに人気あるんやろ?
とりあえず今日も俺には興味ナシな娘ばっかなので他に。

WHAT'S UP A Go Go & Pubへ行ってみた。
行ったことなかったので俺がリクエストしたのだが普通のGoGoじゃないなこれは。
てか普通のGoGoってなんだ?
SMショー的なことを中央のステージでやってた。
奥ではバスタブで全裸ショー?みたいなことも。
店の子のレベルは猿系多しって感じだがちらほらとフツーなのがいる。
一つのショーが終わったところで出てきた。

soi7~soi8のバービアを回るがいいのがおらずにhottie's clubへ。
ひろ~い店内なのに壁際ばっかに座らせる。
ちょうどマ○コショーは始まったくらいだった。
こんなショーはどこでも同じだな。
でも今日のネェちゃんの吹き矢はスゲー飛んでたな。

ここでY氏と別れて近辺のバービアを探索。
あんま入る気にならんとこばっかなんでWSへ。
さっきは呼んでみようと思いながら呼ばなかった娘のいるClub Boescheに行ってみた。
入ると入口近くにその娘がいたので手を取って席に座る。
座って落ち着いて見るとか確かにわいいけどちと違う。
会話もあまり弾まないので結局1杯だけ飲んで出てきた。

またWSをぶらぶらと歩いてた。
人混みの中を歩いてると正面からくる人とぶつかりそうになる。
いつものようにぶつかりそうになってお互い顔を見ると。。。
わっはっはっは、またやっちまった。
Fちゃんの友達のLBだ。
俺の顔を見るなり手を掴みんできた。
「あなたいつ来た?」、「何してる?」、「今日も女と一緒か?」っていきなり質問攻め。
苦し紛れに「Fちゃん探してる」って言ってみた。
すると「嘘でしょ。でもFちゃんに会いたいのか?」って聞かれたので「う~ん」と。
即行でFちゃんに電話をかけはじめた友達。
すぐにこっちに来るってことでいつものバービアに連行された。
一緒にいた友達やバービアで働く友達も入れて4人であーだこーだと言われた。
でもニタニタ笑ってごまかしてたらFちゃんがやって来た。
前回とは違い無表情に近い。
俺の横に座るなり脇腹をつねってくる。
友達は「浮気者」だのなんだのと言ってくる。
バンコクで働いてたLBが日本語をそれなりに話せる子で他の娘にいろいろ教えてる。
泰に来て日本語で責められる俺。
9月に見つかった時の事をしつこく聞かれるかと思ったがそれほどしつこくなかった。
のらりくらりとかわしてたらいつの間にか終わってた。
ひととおり責めたら気が済んだのだろう。
「どこ行く?」、「遅いから帰る?」とようやく普通の会話になった。
もう眠いのでホテルに帰って寝ようというとすぐに帰ることに。
WSを歩いててもさっきの事がなかったかのようになついてくるFちゃん。
浮気者の俺でもなついてくるFちゃんを見て友達も少し呆れ気味w
しかしホテルについても何もせずに寝るだけ。


≪2009年11月 最終日≫

寝てる最中もしきりにくっついてくるFちゃんは8月の時とは大違い。
起きてからブンブンの催促をされていたしたが乗り気しないまましてもぜんぜんよくない。
あんま気持ちいいと感じなかったので不発のまま終了。
でも相変わらずおっぱいの感触だけは気持ちよかったなぁw
そして今日の昼に帰ると昨日のうちに話してたので昼でFちゃんを帰した。
かわいいいよなぁと思いつつも熱は上がらない俺だった。

昼で帰るはずのない俺は昼飯を食べてからタイマッサージを受けてた。
途中知らない番号から2回電話があったが誰かわからないのでその場は放置。
マッサージが終わってからさっきの番号にかけてみた。
なんか聞いた感じのする女の娘が出た。
でも誰かわからないので「この番号知らんけど誰?」って聞いてみた。
すると「なんでわからないの?Vだよ」と。
聞いた番号と違うと伝えると2sim携帯の違う番号でかけてしまっただけらしい。
そして今日帰ることは覚えてたらしく元気になって電話してきたと。
とりあえず帰るまで何の予定も決まってないのでVちゃんと落ち合った。
でも行く宛てもないのでとりあえずホテルでのんびり過ごすことにした。
最初は普通の会話してたがやはりやる事はやるってことで楽しくブンブン。
そしてタクシーの時間までVちゃんのバーで楽しく過ごす。
友達が「ブンブンしてきた?」とか「よかったか?」とかストレートに聞いてくる。
戸惑いもなく「めちゃめちゃよかったぞ」と返しといた。
Vちゃんは照れてたけど。
楽しい時間はあっという間だ。
19時になり今日も後ろ髪を引かれながら帰路についた。


≪あとがき≫

見つかっただけでなくとうとう捕まった。
でもひどい仕打ちを受けることなく無事に終わった。
捕まった時はかなり焦ったけど。
Fちゃんが来るまでの友達からの責められようからしてかなり覚悟をしてただけに拍子抜けだ。
でも何もなかったのだからいい事だ。
たぶん。
今回は無事に済んだけど次見つかったらどうなるか不安でもある。
だからって他で遊ぶのをやめるような俺ではない。
ただ手を広げすぎるのは自分でもどうかと思うが…。
手を広げすぎるで思い出したがNちゃんとの関係を終わらした。
今回ではなく日本にいる時に関係を断ち切った。
キティちゃんと共に飾られてた1万円札はとうにバーツに替わってるはずだ。
Yちゃんとももうすぐ終わるだろう。
たぶん。
Fちゃんをどうするかって所が非常に悩ましい。
熱が上がらないだけにさっさと終わらせた方がお互いのためでもある。
いっそのことKちゃんも含めて全部リセットした方がええのかもしれんなぁ。







夢の国出張報告書2009-2010 依存度レベル62

≪まえがき≫

また新年を異国の地で迎えることにした。
去年はFちゃんと約束をしてからの訪泰だったが今回は誰とも約束してない。
30日にいい娘に巡り逢わなきゃ31日も探す羽目になる。
この国で一人ぼっちになりたくなければお金で何とでもなる。
円パワー効かせりゃそれなりの娘もいける。
かと言って誰とでもいいってわけでもないので円パワー使ってまで一人ぼっちを回避したいとも思わない。
いろんな意味で気に入った娘じゃなけりゃ楽しめない。
まぁ2日もあれば一人で年越す確率は減るだろうという希望的観測のもと夢の国へ。


≪2009年12月 訪泰1日目≫

年末のせいかパタヤに入ってから激混み。
思った以上に到着が遅れたので気が急いたがなんとか抑えて夜の街へ。
急いてるわりにはちゃんと腹ごしらえしてからサバイディーへ向かった。
前回の娘がいれば…と思っていきなりMPに行ったが休暇中とのこと。
他の娘には目もくれずに店を出た。
そのままLちゃんに会いにsoi1のバービアに行くも今日は遅くに来ると。
待ってる気分でもなかったので何も告げずに店を後にした。

soi2,3のバービアをうろちょろしてからsoi7へ。
「Vちゃんはいないけど1杯やってけ」と何度も言われたのでとりあえず1杯だけ。
この店も今日は女が少ない。
てかデブかババアしか残ってない。
速攻で飲み干して次のお店に。

すぐ近くのバービアで手を取って勧誘してきたのを断ると足にまとわりついて来た。
離せと言ってると顔だけKちゃん似の娘がそばにいてこっちを見て微笑んでる。
強引に足にまとわりついた娘に「じゃ、1ドリンクな。でもこの娘と飲むから」とKちゃん似の腕を取った。
そう言うと拗ねてすぐに離れた。
カウンターで話しながら飲んでるとまぁまぁいい感じの娘だ。
でもいかんせんスタイルがよくない。
酔っぱらって乗りと勢いでならPBするかもしれないが今日はダメだ。

soi8、soi13、ヤマトと見て回るもののほとんどアウト。
WSに移動してスーパーガールへ。
Gちゃんの元へ行き少しだけ話した。
やはり年末年始に休みなどありえないらしい。
ここは田舎に帰ってるダンサーは少ないようでいつもの顔ぶれがいた。

勢いでスーパーベイビーに入った。
Oちゃんが俺を見つけるなり「いつから?いつまで?」と聞いてた。
この娘と過ごす気は全くないので「今日だけ遊びに来た」と。
「ウソだ!」と当たり前のような突っ込みを受けたがさらーっと交わす。
「番号は変わったのか?」と聞かれたので「変わった。というかない。シムの期限が切れたからない」と。
ぶつぶつ言ってたがあまり長話せずに仕事しろと言ってやった。
で、やっぱり出る前にピンポン遊び。

WSに戻りぶらぶらしてるとパタヤでの記憶にはないが見覚えのあるネオンが飛び込んできた。
ネオンの作りや色からしてまさか?と思って近づいたらそのまさかだった。
パタヤにバカラが出来ていたのだ。
11月の連休にはなかったので開店して間もないかと。
バンコクほど広くはないが店のイメージは同じ。
1階のカウンターに座って見上げれば素っ裸のおネエちゃんのケツを眺めてニタニタしながら一杯。
2階に上がればスタイルいいおネエちゃん(猿顔は見ないこと)の真っぱをガン見しながら一杯。
女の娘の質はバンコクの方がいい感じに思えたが全て猿ってわけでもないので遊べなくもない。
皆この店を知ってか知らずかまぁまぁの客入りだった。

平均的にいい感じの記憶があったROXYに行ってみた。
入って辺りを見回すも以前のようにいいのがいる感じがしない。
席に座ることもなく外に出た。
すると外にいた娘が俺の手を取ってきた。
9月の時にファランに先を越された娘だった。
「私の事覚えてる?」と言うので「覚えてる」と。
一緒に遊んでと誘ってきたが今日はこの娘の気分じゃない。
なので笑顔でまたねと告げてバイバイした。

リビングドールに行った。
今日も全然パッとしないのですぐに店を出た。
通路の所でタイプの娘がいたので近づくとなんか見た事ある感じがする。
向こうはニタついてこっちを見てるので「会ったことあるか?なんか見覚えがある」と話しかけた。
ニコニコしながら「さぁ、わからない」と。
ジィーと見たが思い出せない。
とりあえずWSに戻って徘徊しながらも誰か考えながら歩いてた。
思い出した!そうだ!Uちゃんに間違いない!
WS入口近くまで来てようやく思い出した。
すぐさまリビングドールに戻り呼び込みをしてた娘の手を取った。

俺 「俺のことわかるよな?1年前に会ったよな?」
女 「うん、わかる」
俺 「なんでわからないって言った?」
女 「あなたが私の事わからないから」
俺 「変わってたからわからなかった」
女 「ほんとにわかってる?私の名前は?」
俺 「Uちゃんやろ」

そんな会話をして1年ぶりにUちゃんと再会した。
ほんまに変わっててすぐわからんかった。
以前より少しだけ痩せてヘアスタイルが全く違う上に金髪から黒髪になってた。
俺の中で目がかなり印象的で好きなタイプだった。
今日もUちゃんの目元に惹かれて近づいたのだ。
そのまま店に入り飲み始めたけど少しで仕事に戻るという。
呼び込みの娘は5分10分で戻らないといけないらしい。
少ししたらまた来ると言うが面倒なので「遊びに行こう」と言ってPBすることにした。

一年ぶりの再会。
相変わらずかわいらしいが相変わらずまん丸い顔してるなw
ハリウッドに行きボトル半分近く空けて充分楽しんだらいい時間。
ソンテウでホテルに戻ろうと思ったら歯抜けオヤジが300とふっかけてきた。
100だと言い張ったが250から落とそうとしない。
周りに何もいなかったのでオヤジも下げる気はないみたいだ。
流しを見かけるまで交渉し続けてやろうと思ったらすぐに流し発見。
すぐさま止めて交渉すると200と言ってきたので100って言うと150だと。
さっきのオヤジのに乗るくらいなら150で充分納得できるのでそれに乗ることに。
しかし高いよなぁ。
悔しそうな顔をしてこっちを見てるオヤジをニタニタと笑い返してやった。
ホテルに到着したらすることはひとつ。
相変わらずピチピチの身体は触ってるだけでいい感じ。
感度も相変わらずでピクピクと動くUちゃんがまたかわいらしい。
1戦交えてそのまま眠りについた。


≪2009年12月 訪泰2日目≫

昼前に起きて身支度。
このホテルは1泊のみで別のホテルに移動するのだ。
それと同時にUちゃんも家に帰す。
「今晩は?どうなの?」と何度も催促されたのを適当に「うん、たぶん大丈夫」と流すかのような返事だけした。
しつこく「去年は来なかったでしょ?ほんとに会える?」と。
それでも「うん、たぶん大丈夫」とだけ答える俺。

夕方から出かけてsoi8~7、アメージングにブッカオとぶらつくもええのおらん。
北上して探し始めたがいまいちばっか。
アルコールだけじゃお腹もすいてきたのでBIG-C前のハイネケンのお店で軽く食事。
それから一気にWSまで南下したがどこに入るか決め切れずにハッピーに入ることに。
でもココもあかんなぁ。
探すの面倒になってきた。
なのでUちゃんに今から行くとだけSMSを送ってハッピーを出る。
リビングドールに着いてUちゃんを見つけると手を取り店内に。
席に座ったUちゃんの第一声が「私今日休みだよ」と。
なに?今日休みだぁ?
アパートに居ても暇だから一緒に働いてる姉もいるってことでお店に来てただけらしい。
年末に休みなんておかしいと思ったがUちゃん曰く出稼ぎなので休んだら給料が出ないだけになってるんだと。
休みなんて思ってなかったのでちょっとラッキーな感じ。
そのまま連れて出てとりあえずホテルに帰ることにした。
途中ROXYの娘が中国人を連れてるのを見かけた。
目もクリッとしてかわいいしスタイルもええから人気あるんやろな。

ホテルでカウントダウンパーティーをやっていてどんなのか見てみたかったのだがつまらん。
なのでまたハリウッドに行くことにし、今年も騒ぎながら年越すことにした。
2人だけってのもつまらん気がしたのでUちゃんの友達も一緒になって騒いでた。
すると隣のテーブルに見覚えのある娘が来た。
昨日誘ってきたROXYの娘だ。
確かさっき中国人と一緒だったよな?
PBされた男と一緒なのかと思ったが周りにいないのでショートだったのか?
もしかしてよく聞く終わった途端に理由つけて帰ってしまうパターンなのか?
まぁ、どっちでもいっか。
こっちを見た気配がないので気付いてないと思っておこう。
こっちはこっちで楽しんでるとUちゃんの男友達(ゲイ)があっちのテーブルの娘と話しだした。
どうやらROXYの娘の姉らしく知り合いらしい…。
こっちに来て友達とグダグダ話してる。
するといきなりこっちを向いて「あの娘知ってる?」と話しかけてきた。
なんだ急にと思ったと同時に俺の存在に気付いてるんやと思った。
隠す必要もないんでROXYで働いてる娘ってのは知ってると答えた。

姉 「あなたと遊びたいって言ってるよ」
俺 「時間があればね」
姉 「あの娘の事嫌い?」
俺 「お店でちょっと話しただけやから」
姉 「イヤじゃないなら連絡先教えて」
俺 「別にええけど。。。」

俺の連絡先を半ば強引に聞いて戻っていった。
ほんとにかけてくる気か?と思ったが今はどうでもええ。
そんなことよりあと少しでカウントダウンだし今を楽しもう!
スクリーンにはパタヤ港のライブ中継。
カウントダウンの中継と同時にお店のカウントダウンも始まった。
今年も異国の地で新年を迎えてしまった。
去年みたいにキスしながらではないが。
カウントダウンのほとぼりも冷めやらぬままだがボトルも空いてしまったので帰ることにした。
ホテルに帰ったら姫始めだ♪
昨日にも増して感度良好なUちゃんと思う存分楽しんだ。


≪2010年1月 訪泰3日目≫

新年あけましておめでとう。
とりあえず日本語でUちゃんに言ってみた。
キョトンとしてるUちゃん。
当たり前だが通じないw
適当に理由をつけて昼にUちゃんを帰した。

コダックに換金しに行ったらめちゃレート悪かったので換金しないまま出てきた。
銀行に負けてるやん…。
正月料金か?
帰りはセカンドロードをてくてくと歩きながら戻ることにした。
昼間っから飲んでるファラン達。
アジア人なんてほぼおらん。
soi5とsoi6の角にあるバービアでいい感じなのを発見。
夕方に出なおすとしてsoi6を抜けてからソンテウに乗りホテルに戻る。
soi6は先月と変わってる様子はないように思った。

まずsoi5に向かう。
席に着いた直後にさっき見かけた娘の容姿が目に入った。
あかん、プンプイすぎる。
さっきは肩から上しか見えず顔しかわからんかった。
さぁ、次だ次、次に行こう。

soi6に行くもいい感じに見えた娘が見当たらん。
ここで飲んでも仕方ないので他のバービア目指して移動だ。
ブッカオ、アメージングと回ったがダメだ。
屋台で飯食ってまたsoi6の角に行ってみたがやっぱおらん。
ファラン相手に飲んでたから連れ出された可能性大かも。
おらんもん求めてもしょうがないのでsoi6抜けてから一気にWSまで南下。

ビーチクラブに入ったが客、ダンサーにホステスと全て少なめ。
盛り上がりにかけてたので即出。

カルーセルに行ってみたがここも客は少なめ。
姫のレベルは去年に比べるとぜーんぜんよくない。
音楽は途中で途切れたりするわで楽しめる気なんて全くしない。

ハッピーに行ってみようとしてソイに入ると左手にまぁまぁの娘を発見。
そっちに向かおうとしながら右側をみると好みがいるので右の店に変更。
まぁ愛想もよくて楽しませてくれそうな感じの娘だ。
その娘と楽しみ始めて間もなく知らない番号から電話が鳴ったが放置。
たぶん昨日の姉だろうな。
でも2,3分後にまた鳴ったのでとりあえず出てみることにした。
やはり昨日の姉の方からだった。
「今日来ないのか?」や「どこにいる?」という電話だったので「気が向けば行くよ」とだけ言った。
そのままバービアにいるとハッピーに向かおうとしてる知り合いのH氏と遭遇。
友達と一緒だったので別で時間が合えば行動しようとだけ話した。
そのままバービアで楽しんでるとH氏達がハッピーから出てきた。
こっちを見て「長いな~、今日はこの娘に決定?」と聞かれたので「キープですね」と。
H氏を見送った途端に電話が鳴った。
また昨日の姉の方からでウダウダとなんか言った揚句に「早く来て」と。
ここに長居してても他が探せないのでいいタイミングだと思ってチェックビン。
いつもの如く後で戻ってくると告げといた。

ROXYに向かう。
でもリビングドールの前は通れない。
めんどくさいが遠回りしてからようやくROXYに到着。
店に入ろうと通路に入った途端に扉が開いてお目当ての娘(Rちゃんとする)が出てきた。
おぉー、お出迎えやるんぢゃんってそんなわけあれへん。
しっかりと後ろからファラン登場w
めちゃめちゃビックリした顔で焦るRちゃん。
呆れ顔で笑いながら立ち去ろうとするとファランを気にしながらちょっと待って合図してしてくる。
そして表にいた店の娘に何かを書いた紙を渡して俺を指さしてる。
何してんだ?まっいっかって思って振り返って立ち去りかけたら店の娘が俺のもとにやってきた。
そして今度はRちゃんの方を指さしながら「これを渡してほしいって頼まれた」と折りたたまれた紙を渡された。
その場で開くと名前と電話番号が書いてあった。
店の娘はニヤついた顔で俺を見ながら電話の素振りしてる。
Rちゃんの方を見るとこっちを見て電話してという素振りをする。
俺は目を合わしたもののなんの返事もしないまま振り返ってその場を立ち去った。
連れて帰られてるの見て電話するはずないやんって思うのは俺だけか?

さてどうしよう。
こうなったらさっきの娘にしようと思って戻ることに。
また遠回りしてw
途中しょんべんがしたくなったのでファンルームに立ち寄って用をたす。
前回の初心者マークちゃんがいたらと思ったがいない。
他にノリのいい娘が寄ってきて少し楽しませてもらってから店を出た。

さてバービアに戻ろう。
店に着くと驚いた顔して出迎えてくれた。
少し話してから連れて出る話しをすると…。
ショートのみだと。
はぁ。。。もうええ。。。時間の無駄やった。。。
ちょっと粘ったがこんな感じじゃ連れて帰ってもあんま楽しく過ごせなさそうだ。
なのでもうきっぱりと諦めて出よう。

今のバービアで知らない番号から3回も電話があった。
店では放置してたが出てからかけなおしてみた。
Rちゃんだった。
第一声が「なんで電話くれないの?」やった。
おいおい、なんで第一声がそれやねん。
「他の男と出て行った女に電話するわけないやん」って言ってやった。
特に何も反論せずに「どこにいるの?」、「誰かと一緒?」って聞いてくる。
WSでまだ一人だと言うと「今から戻るから遊んで」と。
はぁ?今から戻る?ファランはどうした?と思ったので「気が向いたらね」と伝えて電話を切った。
WSをぶらぶらと歩いてるとまたRちゃんから電話だ。
「もうすぐWSだから待ってて。どこにいるの?」と。
もうこの娘でいいやと思ってきたので今いる場所を伝えて待つことにした。
10分して現れたわけじゃなくてまた電話だ。
「よくわからないけどどこにいるの?」と。
もう一度言ったがちゃんとわからないからお店の前まで来てと。
自分から誘っといてふざけんじゃねー。
「説明した場所で待ってるから来い」と言ってやった。
5分して電話だ。
やっぱりわからないから来て欲しいだと。
あー、うぜえ!
「遊びたいならこっちに来い」と言うとぶつぶつ言いながら「こっちに来て」と。
Rちゃんが来いと言って切っておきながらも仕方なしに歩き始めた俺。
めんどくせぇよなぁ。
店に到着してもおらんやん。
電話をかけ直すと出ない。
表にいた店の娘に聞いたら姉と一緒に帰ったと。
あーぁ、やられた。
なんか一気に疲れが出てきた感じがするがこのままで終われるか!ってことでsoi9,8,7と順番に回った。
あかん、ええのおらんってかやる気起こらん。
初日に出会ったKちゃん似の娘に見つかってそのまま店に入った。
もう酒はいらん。
水を頼んで水分補給するとどーっと疲れが。
やっぱり感じじゃなくてほんまに疲れてたみたいだ。
カウンターに項垂れる俺をやさしく介抱しようとしてくれる。
ええ娘やねんけど連れて帰る気にはならん。
酔っぱらってはいるが乗りと勢いが全くない。
もう帰って寝ようと思いチェックビン。
少しだけチップをあげた。


≪2010年1月 訪泰4日目≫

熟睡したので気分爽快!だと思うことにしよう。
飯食ってマッサージ(健全な)受けてからsoi6の角をチェックしてからコダックへ。
やっぱレート悪すぎ。
絶対正月料金だ!w

夕方に動き出してまたsoi6の角店へ。
やっぱおらんから諦めて飯を食いにBIG-Cの前のハイネケンのお店へ。
ここに色白でちょっと細めのいい感じ娘がいる。
31日に来た時に思ってたのだがめっちゃやってみたい娘だ。
でも顔は俺好みではない。
後姿の雰囲気と首から下の感じが物凄くやってみたい気にさせる。
とりあえずやりたいって気持ちだけで声かけたw
反応は悪くないが今日いけるほど甘くもなかった。
3月に戻った時にと約束してみたらokというが覚えてないだろうな。

soi1のバービアへ向かった。
今日は昨日逢ったH氏とその友人J氏と飲みにいく約束をしている。
Lちゃんのいるバービアで落ち合ってから少しで店を出た。
Lちゃんに「どこ行くの?」って聞かれたが適当に言い訳しといた。

soi3のバービア群へ行くと角の店にいい感じを発見。
でも他に客がいたので別の店に。
別の店でJ氏が好みの娘を発見したのでカウンターに座り飲み始めた。
俺の相手は新人ちゃんでまともにしゃべれへん。
新人ちゃんだけにゲームしても弱すぎる。
J氏のちちくりあいが満足したところで次の店に行くことに。
角の店にいたいい感じの娘に客はついてなかった。
でもこの娘もちとぷよってるのでこんなもんかと思いながら次に。

soi7に移動してシルバースター(2かな?)に入った。
あんまええのおらん。
ここでもJ氏は好みの娘を呼んでちちくりあって楽しんでた。

soi7のバービア1軒に寄ったあとにブッカオのバービア郡へ移動した。
ここも入口近くの所にいい感じを発見。
でもやっぱり他に客がいたので別の店に。
これがなかなかいい感じの店でめちゃ楽しく飲めた。
今すぐ持って帰る気にはならないがキープでもいいかもって娘がいた。

ここでH氏が別の友人に呼び出されたのでJ氏と二人で行動。
WSに行く前にパパガヨに入ってみた。
う~ん、レベル低下…。

WSに移動して最初にSGへ入った。
Gちゃんに「今日まで何してたの?」と突っ込まれたが笑ってごまかした。
今日は姫の数多し!

J氏に促されるままSBへ。
ここでもOちゃんに「今日まで何してたの?」と突っ込まれたが毎日飲みまくってたとだけ答えといた。
当たり前のように「女と一緒でしょ!」と言われたw
やっぱり最後にピンポン遊びしてから次の店へ。
わーきゃー言って騒いでるダンサーやウェイトレスを尻目に帰るのがなぜだか楽しい。

ハッピーに行ったがハズレばっか。
通りでバービアの娘にジィーとこっちを見続けられたが笑って通り過ぎた。

バカラがあると言うと是非行こう!ってことでバカラへ。
でも3日くらいじゃ何も変わらん。
ここでもJ氏が好みを呼んで大いにちちくりあって楽しんでた。

店を出るとH氏の用事が終わったらしく再び合流すべくブッカオへ。
ガラス張りのクラブ ブルに入ってみたがなんかよくわからんお店だな。
これと言っていいのもいないし猿ばっかでもない。
GoGoなのかコヨーテなのかもわからん。

H氏と合流したものの時間も遅いので帰ろうかってことになり解散。
俺はまだ遊び足りないのでブッカオのバービア郡へ。
入口近くの所にいたいい感じの娘がまだ残ってた。
すぐさまそこの店に行きその娘を呼んで飲み始めた。
この娘も来て間もない18才の新人ちゃんだった。
なかなか会話も進まないが一生懸命に話す仕草がかわいらしい。
色はちょっと黒いがそれ以外の容姿はストライクゾーンだ。
まぁ、俺には色の白い黒いはあんま関係ない。
白い方にパッと目が行くがそれは今までの習慣ってだけだな。
このまま店で飲みながら話すだけよりもいろんな意味で落ち着いて楽しみたい。
なのでお持ち帰り決定。
ホテルに帰っても話そこそこにやる事やっちまった。
この娘あんまり経験ないみたいで初々しさがたまらなくよかった。
やる事やったら眠くなってしまい抱き寄せたまま眠りについた。


≪2010年1月 訪泰5日目≫

昼前に起きて今日はしてやろうと思ったがやめといた。
今日はバンコクに移動してKちゃんに逢わなければいけない。
なので今日の夜の事も考えておとなしくすることにした。

昼にチェックアウトしてバンコクへ向かう。
3時頃に着くと言ってたので俺がチェクインして間もなくKちゃんもホテルに到着。
着くなり「新年は何してた?」と聞いてくる。
今日着いたことにしてるので女…じゃなくて親とのんびりしてたと。
でも疑ってる。
そりゃそっか。
明日は用事で朝チェックアウトすると言ってるのでほんとはこっちで遊んでたんじゃないかと疑ってるわけだ。
去年は泰で年越したのを知ってるだけに余計疑ってるみたいだ。
まぁいいや。
全部リセットしてもいいって気持ちが心の片隅にあるので適当にあしらえた。
夏以来の再会なのでKちゃんからおねだりが始まった。
昼にやらなくてよかったw
服の上から触ってるだけでもなんか前と違う感覚が。
今日最初に見た感じも何だかなぁ~って思ってたのだが体を触って確信に変わった。
あきらかにぷよってるw
ブンブンしてからまったりしてる時にハッキリと「太ったろ」って言ってやった。
めちゃ必死に言い訳してたのがかわいらしかった。

A氏も泰に来ているので時間が合えば飯食いに行ってからディスコにでもと話してた。
何度か連絡を入れてみたが繋がらない。
連絡つかないのでMBKのバーベキュープラザに行って2人で夕食。
ここってぜんぜんうまくない。
もっと庶民的?なムーガタの方が俺は好きだ。
飯食ったら同伴か?と思ったが今日はKちゃんお休み。
新しい店に移籍してから行ったこともなかったので行って見てみることにした。
いい時間なのに客一人。
女の娘も帰省中とかでいつもの半分くらいしかいないらしい。
途中何人か客が来て女の娘が並んだところを見たがレベルはいまいち。
でも中に一人だけ光って見える娘がいた。
当然手を出せるはずもなく…。
ほんまにリセットしてこの娘に行ったろか!って思ったくらいどストライク。
でもそんな勇気もなく。
いつもの友達も交えて楽しく飲んで12時前にホテルに戻った。
露店のチムチュムを食べたくなったのでまた外に出た。
12時を過ぎてるのにまだ開店してなくて準備も始まったばかりの様子。
30分近く待たされたてようやく食い物にありつけたせいかめっちゃうまく感じた。
いや、泰人も開店を待ってただけにうまい店なんだと思う。
場所は確かsoi11/1あたりだったかな。
飲みもお腹も満たされて帰ったのが2時過ぎ。
何もせずに爆睡。


≪2010年1月 訪泰最終日≫

最終日っても何もない。
朝の便なので7時にチェックアウトして帰っただけ。
Kちゃんには「用事終わったら逢えないの?」ってぶつぶつ言われたが…。


≪あとがき≫

9,11月とFちゃんに見つかったにもかかわらず黙って行った。
帰って来てからメールを見るとFちゃんから来ていて「あなたは新年をどこで過ごしたの?」と。
バレてたのか?
もうバレてようがバレてなかろうがどっちでもいいやって感じだ。
1年ぶりにUちゃんと再会した。
逢いに行って居なかったことがあったので1年ぶりの再会は楽しかった。
でも飽き性なところもある俺なんで2日も続けて逢ったらもういいかなって感じ。
てか、正月早々してやられた!
今年最初の夜遊びにスッポカシされて最悪な始まりだ。
今年一発目がこれじゃ先が思いやられる気がしたが介抱してくれたKちゃん似の娘に救われた気がしなくもない。
次の訪泰で最悪な一年になるか救われたのかがわかるだろう。







夢の国出張報告書2010 依存度レベル66



≪まえがき≫

2泊だけの訪泰。
たった2泊?と思ってしまうが考え方を変えることにしている。
2泊も出来る!と思い込むのだ。
国内旅行なんて1泊が多いし…って無理矢理思い込めばいい。
交通の便が悪いとこや雪山へ行くのにも時間はかかる。
そんな国内と泰なんて移動時間はさほど変わらない。
そう思い込みながら夢の国へ。


≪2010年3月 訪泰1日目≫

今日もパタヤに入ってからやけに混んでる。
どうやらミュージックフェスティバルの日だったらしい。
あ~、そんなことすっかり忘れてた。
ビーチロードは全面通行止めでsoiも全て止められてた。
これってあちこち動く俺にとっては非常に困る。
どういう風に行動しようか考えながら空腹を満たす。
今居る所から最初は北に向かって攻めて一気に南下することにしよう。

北からと言いつつもLちゃんの店には行かずsoi2からスタートした。
soiに入ってすぐのバービアでかわいらしいけどなんか違和感の感じる子を発見。
そのまま店に入りその娘を呼ぶとやっぱり。。。
19才で名前は覚えてない。
パタヤに来て1か月ちょっとだと。
LBでも会話が楽しいといいのだがあんま会話が進まないので少しで出てきた。
ここの店はLBのお店か?ってくらいLBがいた。
LB好きな外道さんはお試しあれ。

soi3に入った所にあるバービアに行った。
最初の店でいい感じを見たが数店あるバービア全部見てみた。
でも最初の店の娘がよかったので戻って入店。
近くで見るといい感じってよりタイプ。
21才でパタヤに来て2ヶ月弱らしい。
ここも会話が思うように進まないが一生懸命に話そうとする姿と時折見せるはにかむ仕草がたまらなくいい。
やはり本物の女の子だと会話しづらくても許せるもんだなw
ちょっと長居したけど他にも回りたい。
でもこの娘を逃すのはもったいない気がしたので今日はこの娘に決定した。
なのでPBしてから戻ってくることに。

一気にWSに南下してスーパーガールへ。
Gちゃんと話すも明日は休みではないと言う。
日本が連休なら当たり前か。
なら他に行こうってことで残念なフリをしながら店を出た。

HAPPYに行ってみようとsoiに入ると前回のバービア嬢に見つかった。
しきりに俺を呼んでいる。
やっぱこの娘ええなぁ~って思って傍によると横に日本人がいる。
「お客おるやん」って言うと「ううん、違う」と言う。
横の日本人はこの娘目当てってニオイがプンプンする。
「お客あるならええよ」って言うと「違うから、違うから」と手を取ってくる。
でも「今日はいいよ」と告げてWSへ戻った。
なのでHAPPYには行けず。

南に向かって歩いてるとリビングドールの前でUちゃん発見!
やばい!見つかる!と思い端っこの方を人混みに紛れて通り過ぎる。
無事に通り過ぎたらROXY前でメモを渡してくれたであろう呼び込みの娘に呼び止められた。
○○ちゃんは今日は居ないと教えてくれた。
「そっか、ありがとう」と言ってはみたものの訪ねて来たわけじゃねぇよと心の中でつぶやいた。

なんかもう南に行っても仕方ない気がしたので戻ることに。
何しにここまで来たんやろう…。
リビングドールの前では端っこを人混みに紛れて通り過ぎる。
そのまま北側を歩いてたら見知らぬ店を発見。
確かgoodrellasって名前の店だったかな。
2階に上がって中に入ると正面に四角いカウンターがあってビリヤード台もある。
WSを眺めながら飲めるテラス席もあった。
ただのプールバーみたいな感じがしたがやはり泰。
女の娘と遊べることには変わりないようだった。

次に入った店も新規開店のお店でパワーズクラブって言ったっけ。
ステージも席も全部低いものだったので広く感じる店内だった。
すぐさまママも含めて4人の女が近寄ってきた。
ほんの少しでドリンクをねだってくる。
めちゃうざい…。
断り続けてダンサー他を見渡すも猿系に近い感じが多いがスタイルだけはそれなりにいい。
それだけわかりゃもう用はないのでうざいママ達から逃げるように退店。

もう一度ハッピー前のバービアに立ち寄ってみた。
さっきの日本人がまだ居た。
横にはしっかり前の娘がいた。
Uターンして帰ろうとしたら俺に気付きタッタッタッと走ってきて腕を掴んできた。
お店に連れてこうとするがさっきと同じやり取りして断った。
そんなに横の日本人が嫌なのかぁ?

なんか今日はもういっかって思ったのでsoi3に戻ることにした。
店に到着するとめちゃええ笑顔で迎えてくれた(Pちゃんとする)
ほんまに戻って来るか半信半疑やったらしく半ば諦めてたらしい。
1杯も飲まずにそのままPちゃんを連れて出た。
どこか行きたいとこあるか聞くとすっかり様変わりしたビーチロードを見て歩きたいと。
あちこちと見て歩いてたらホテルのsoiまで来た。
「戻る?」と聞くと「まだ向こうに行ってみたい」と言うので南に向かってまた歩き始めた。
途中いろいろと見てはしゃぐ姿がかわいらしかった。
そうこうしてたらWSまで歩いてしまった。
めちゃ疲れた。
歩いて戻る気なんてさらさら無いのでソンテウに乗って北上してようやくホテルに到着。
ホテルに戻ると外ではほとんど見せなかった甘えたモードになった。
一緒にシャワーに入ることはしなかったがそれ以外は常にくっついてくる。
ブンブンは積極的に来る方ではなかったが感度良好で楽しかった。


≪2010年3月 訪泰2日目≫

寝ててもくっついてくるし寝ぼけながらも手を取って腕枕させようとする。
今までの娘の中でもかなりベタベタ感があった。
昼になってもなかなか起きないPちゃん。
2時過ぎになってようやく起きた。
シャワーを浴びて普通に帰るかと思ったら「家に帰ってくる」と。
続けて「今日はどうしたらいいの?」と。
この娘となら一緒に過ごしていいかと思ったが2日しかないので今日もどこかへ行きたい。
なので言葉を濁しながらとりあえず家に帰した。

夕方から動き初めて今日も北から。
まずはsoi4あたりのバービアへ行ってみた。
目に付く娘を見つけてそのまま入った。
その娘を呼んで話そうとしたが全く通じない。
19才で2日前にやってきたばかりだと。
全く話せないしはにかんでるだけなので次に行こう。

soi1に行ってLちゃんと少しだけ飲んだ。
一緒に住んでる姉と揃って今月いっぱいで辞めるらしい。
田舎へ帰るってわけではないらしいがどこのお店に行くかは決めてないらしい。
かなりアバウトって所が泰人だと再認識させられる。

南下してブッカオに行ってみた。
バービア群に入ったら年始に連れ帰った娘がいた。
知らん顔して他に行くのもなんなんで微笑みながら直行した。
めちゃええ笑顔で迎えてくれた。
前回にも増して楽しく飲むことが出来たのでとりあえずキープだな。

WSまで移動して最初に入ったのがバカラ。
今日はカウンター前のソファー席に座ることが出来た。
とりあえずでーんと寝そべる感じで両肘をついてえらそうに座ってみる。
そのまま周りを見渡したら同じような奴ばっか。
えらくもない(たぶん)のにえらそうにしてるって感じの奴ばっかだ。
あかん、こんなんやと絶対にもてるわけない。
人のふりみて我がふり直せってことで深く座ることに。
そしてもう一度周りを見渡す。
楽しそうにしてる奴なんてほぼおらん。
クールを気取ってるのかカッコ付けたいのか偉そうにしてみたいのかわからんが時化た面した奴ばっか。
客がこんなんやと女のノリも悪くなるってもんだ。
活気があるようであんまない。
ダンサーをじっくりと見る前に店を後にした。

ポロエンターテイメントのあった場所に新しい店がオープンしてた。
レディースシャドウやったと思う。
横にあったギャラクシーと同じなのか?
白人のお店だったので中にも入らず。
なのでギャラクシーと同じなのかもわからんまま。
やはり泰に来て白人の店でまったり過ごしたい気分なんてない。
階段下に多数の白人女がいたので立ち止まってる見物人が邪魔で歩きにくいぞ。

HAPPY前のバービアに行ってみた。
店の前に来たが昨日の娘がおらん。
見たことのない娘が座らして飲まそうとするがお目当ての娘がいないからと断った。
すると態度が一転。
WSのバービアって擦れてる娘が多いって聞いたがやはりそうなのか?

そうそうハッピーの看板が新しくなってた。
キラキラのネオンが眩しかった。
どうでもいっかw


他のバービアに行こうと思いセントラルフェスバル前のバービアへ。
楽しく飲めそうな所ならなんでもいいやって思って中程のお店に。
小一時間程わいわいと楽しませてもらってチェックビン。

さて今日のお相手だ。
ブッカオのお店に戻るとわかってたかのようにニタニタしながらも笑顔で迎えてくれた。
今日も何も頼まずに連れ出してホテル直行。
前回のように話そこそこでやる事をやる。
まだまだ慣れてないようで初々しさが残っててよかった。


≪2010年3月 訪泰最終日≫

昨日は幾度となく電話が鳴った。
約1時間おきくらいでそのほぼ全てがPちゃんからだった。
鳴った時には出なかったが合間に掛けなおすと出ない。
なんだそれって感じ。
知らない番号からも2回あったがこれは放置。
今日になってから知らない番号の方にかけてみた。
すると寝ぼけ声で出たのがROXYのRちゃんだった。
「泰に来てるのになんで逢いに来ないの?」とか言われたが「今日帰るからまたね」と流す。
電話を切ってからPちゃんにかけてみたが出なかったので健全なマッサージへ。
ちょうど終わるくらいにPちゃんがかけ直してきたのでバーで落ち合うことに。
先にバーに行って待ってるとふてくされた顔してPちゃんがやってきた。
昨日の事で怒ってるようだ。
何してただのどうして逢わなかっただのとぶつぶつ言われたが笑ってごまかす。

昼間のバーは暑苦しいのでホテルに帰って涼しんでた。
やる気がなくても残された時間とホテルってシチュエーションだとどうしても…やっぱり…。
太陽の光が差し込む明るい部屋でするブンブンも結構楽しい。
電灯の下や暗くした部屋でするのとは違い女の娘が恥ずかしがってるのがまたいい。
そうこうしてる間にお迎えの時間になった。
空港まで行くだのなんだのと言ってたが帰れと促してここでバイバイ。
別れ際に大粒の涙を流しながら抱きついてきたのにはまいった。


≪あとがき≫

正月早々の出来事でどっちに転ぶか興味深々だった。
今回の訪泰を見れば最悪な一年になることはないかな。
そう思い込むことも大事なのでそう思っておこう。
2泊もある!って思い込むのと同じようにw
今回はいつもに比べるとたくさん回らなかった。
なんか行き飽きたかもって思えるところもあったしゆっくりしたいってのもあった。
しかしPちゃんの気持ちがよくわからん。
この短時間でそんなにのめり込めるものだろうか。
口説いたことにはかわりないが…。
口説いて落ちてくのが楽しくて嬉しいけど身動きがとれにくくなってくる。
それに一度口説いてしまうと使命感に駆られてしまったりもする。
擬似恋愛でその時を楽しむだけにした方が楽なのかもしれない。
なので口説くのはやめとこうかと考える今日のこの頃だ。






夢の国出張報告書2010 対面 依存度レベル49

≪まえがき≫

前回の訪泰後に口説くのはやめるかの結論が出てないまま次の訪泰がやってきた。
う~ん、どうしよう。
今回は口説くのをやめて満足出来るかを試してることにしてみようかな。
今回は2泊ではない。
倍の4泊ある!と言ってもパタヤは2泊なんで前回と変わらず。
パタヤ滞在時間だけならいつもの2泊より数時間少ない。
この数時間が惜しい事になりゃなけりゃいいが…と思いつつ夢の国へ。


≪2010年5月 訪泰1日目≫

スムーズにパタヤに到着し夜の街へ。
軽くお腹に入れるためにホテルを出てから2ndロードへ向かって歩いてた。
すると前の方から俺の名前が聞こえる。
声の方を見てみるとLちゃんが手を振りながら俺を呼んでいる。
別の店に行くとは言ってたがまさかホテルの近くとは…。
少し話して後で戻ってくると約束して飲まずにその場を退散。

BIG-C前のハイネケンのお店へ行くと1月に見かけた色白の子がいた。
俺を見かけると笑顔で寄ってきて案内してくれた。
仕事の合間合間で話してた。
そして機会があったら遊ぼうねと話してたら向こうから電話番号を聞いてきた。
どうせ急に休みなんてなるはずないだろうとの推測から安心して教えた。

お腹も満たされたので本題である飲みに行くとしよう。
soi2を2ndロードから入って数件目のところにいい感じを発見。
左側にある2件目のGoGo?の前らへん。
なんとなく山口紗弥加っぽい感じがしたがちゃんと見ると思いっきりタイ人にした感じだな。
以前はバンコクで働いてたが揉めたらしくてこっちに来たらしい。
シンガポールに行って稼ぎたいとか言ってた。
何の仕事かなんて聞きはしなかったがおそらくゲイランだと思われる。
そんなに稼げないぞと言ってやったがお金を貰う理屈を理解出来てないので不思議がってた。
他にもいろいろ話してていい感じだったのでキープしておこう。
キープっても心の中で思うだけ。
PBして待っててもらうわけでなくもし戻ってきて居たらって感じだな。

Lちゃんのお店に戻ってみた。
満面の笑みでお出迎え。
「SMSはちゃんと見てくれた?」と聞かれたので「見た」と。
どうして連絡くれないだのなんだのとぶつぶつ言われたがそんなのは笑ってごまかす。
後で来るって約束はちゃんと守ったってことで次に行こう。

ウォーキングストリートへ移動した。
最初に行ったのがロリポップ。
いっぱいではないが店の名前のせいか日本人が半分近く。
パタヤにしてはバンコクのロリポップとさほど変わらない気もする。
ノリもそれなりによくて楽しめる。
女の娘も意外と白いのが多くて見た目もそれないりにいけるような気がする。
じゅうぶん連れて帰って遊べるレベルだったと思う。


ポロシャツが欲しいがためにバカラに立ち寄った。
前回と比べて活気がある。
ジンとポロシャツを同時に頼んで少し観察してみた。
いや~、今日は女の娘のノリがいいぞ。
客質も前回とは違う。
やっぱり客の質で店の活気も変わったりするんだと実感した。
そうそう、オオサカらへんでバカラのポロシャツ見かけたら俺かもしれない。

次にthe iron clubに入ってみた。
以前入ったが帰国前には記憶がなくなってたので今回入ってみた。
かなり奥にながーいお店で奥の方のステージは階段ステージになってる。
それなりに活気があるみたいでダンサーもいい感じで踊ってる。
でもダンサーのレベルはそこそこって感じ。
猿系は少ないので選べなくもないかな。

いつも入ろうと思いながら素通りしてたのHeaven Aboveに入ることに。
白く明るい店内でステージは意外と低くて小さめ。
ダンサーの他にホステスとウェイトレスがいる。
29番のなんとかちゃん(名前忘れた)でいくつかも覚えてない娘を横につけてみた。
遠めで見てるとそれなりよく見えたのだが傍に来るとそうでもなかった。
少し話したところでキープする気もなくバイバイ。
全体的にしつこくドリンク強請ってきたりするわけではないみたいだ。

階段を降りたら右の方から声がかかった。
振り向くと見知らぬ女の娘が手を振ってた。
話してみるとsoi8?のシルバースターの娘らしい。
以前から店の前で何度か見かけて覚えてたので声をかけてきたらしい。
見た目は全然悪くないけど話もしてない娘と遊びに行くほど単純じゃない。
遊んで欲しいってことらしいがやんわりとお断りしてスパーベイビーへ入った。

入って固まった。
ステージにダンサー3人ってなんやねん!
すぐ出ようとしたがウェイトレス達に手を引っ張られて奥へ連れてかれた。
「ダンサーおらんやん、出る」っと言うと「あなた女いらないでしょ?いつも飲むだけ。ピンポンしてるだけ」と。
ははは、バレバレやん。
てか、それはダンサーがわんさかいてるからこそ楽しいわけで3人なんかじゃ意味がない。
それでも客は数人いた。
見物がてらにそのまま飲んでると10分程で閉めると言ってきた。
おいおい、まだ0時やん。
ショートで稼いできたダンサー達は戻ってこないのか?
こんなすぐ閉めるなら呼び込むなよ。。。

soi15の方ををぶらぶらと歩いてみた。
ファンルームとサクラクラブが閉まってた。

またsoi DIAMONDへ戻ってNEW STAR A GO GOに入ってみた。
やっぱりええのおらんよな~
1杯飲み終える前にチェックビン。

隣のザ・シーへ。
売れ残りのみって感じで全く選べない。
ここも1杯飲み終える前にチェックビン。

隣には行かずにWSを後にした。
ソンテウに乗って2ndロードを眺めながらを北上。
セントラルフェスティバルのとこらへんでいつもは見える灯りが見えない。
soi9のバービアがぜーんぶ閉まってる。
何があったかはあえて詮索せず。

soi8で降りた。
Club 23がかなり盛り上ってたので入ってみることにした。
昨年オープンしたのを知ってていつか入ろうと思ってた。
店先で踊ってる娘を見てこれは普通のGoGoじゃなさそうだなとは思ってた。
入ってみるとムービングライトの演出でコヨーテ嬢が踊ってた。
スタイルもいいし綺麗にしてる娘のマジメ?なダンスはそこいらへんのGoGoとは違って観て楽しめる。
数人が近寄ってきてアピールしてくるが曖昧に相手してた。
右手のステージで踊ってる娘がよくてジィーっと見ていたからだ。
その娘がステージから降りてくると真っ直ぐこっちへやって来た。
人懐っこくて愛らしいのでちょっと長居してしまった。
今日はこの娘と遊ぼうと思って誘い出してみたがあかんかった。
PB出来んのか?と思ったが今日はあの日らしいので仕方なく諦めることに。
他の娘の様子も見ていたが全体的に積極的な娘が多いように思われる。
たいていの客に誰かが声をかけていた。
あと、全員が連れ出せるかどうかはわからないらしい。
もしかしたら俺の相手した娘も元々ダメだったのかもしれない。

今日はもう遅いし疲れた。
最後の一杯をやってもう帰ることにしよう。
新しいお店はもういいのでLちゃんのお店に戻ってみた。
両手を広げてお出迎え。
でも話してると生理と判明。
最初に来た時に言えよと思ったが今日はLちゃんって気分じゃなかったのでちょうどよかったかも。
まったりと過ごしてからホテルに戻って一人で爆睡。


≪2010年5月 訪泰2日目≫

あ~、ゆっくり寝た。
飯食ってタイマッサージ受けてスッキリ。
いい娘がいればアッチもスッキリしようかと思ってボディマッサージの店を見て回ることにした。

サバイルームに入ったら意外と姫の数が多くて20人以上はいた。
でもコレだ!ってのがいなかったのでそそくさと出てきた。
巨乳ちゃんが数人(猿ではない)いたのでオッパイ星人の方どうぞ。
ただ本物かどうかは自分で確かめてくれ。

次はサバイランド。
う~ん、相変わらずダメだこりゃ。
猿系が多くて選べやしない。
でもだいぶ前に比べたら少しずつマシになってきてるように思う。

最後にサバイディー。
VIP?モデル?の所からチェックするもただ若いってだけでいまいち。
11月の時の娘もいなかった。
タマダーの方も覗いてみたがやっぱこんなもんかって感じ。

MP店を回ってる途中で見知らぬ番号から電話が。
出てみるとハイネケンのお店で働く娘からだった。
今日休みだから逢おうよって電話だった。
おいおい、昨日はそんなこと言うてなかったやん。
今回(今回だけか?)は全く遊ぼうって気なんてなかったので気分が乗らない。
なので適当に理由つけてやんわりと断った。
後姿はものごっつうヤリたいって思ったりするんやけどなぁ。
もう他のスッキリに変えようってことで足の爪を切りにいって別の意味でスッキリ。
ホテルに帰って準備してから飲みに出かけた。

飯食ってからsoi1のバービアへ。
Lちゃんのいなくなったsoi1のバービア群へ行ってみた。
ぜーんぶ見て回ったが俺の食指はピクリとも動かなかった。
前はそれなりに行けそうな娘がいたんやけどなぁ。

ソンテウでsoi6まで南下した。
やはり2ndロード入口近辺にはまぁまぁなのがいてる。
でもあまりにも慣れすぎてるように見えるのでいつも遊ぶ気が起らない。
ビーチロードへ戻っていると半ば過ぎた北側のお店に小柄な可愛らしい娘を発見!
19才で名前は…忘れた。
とりあえず中に入って飲みながら話すことに。
中でちゃんと見ると宝生舞をタイ人にした感じ。
う~ん、会話がままならん。
パタヤに来て2週間でお客ほぼナシ。
ママらしき人の手も借りて少し会話が進む。
友達伝手にパタヤにやってきてこの店の2階で寝泊まりしてるようだ。
出稼ぎというわけではないそうで明後日には両親の元へ帰るという。
がんばって話そうとする姿もいじらしくてかわいい。
スタイルも顔も仕草もストライクゾーンにしっかり入ってるのでこの娘と遊んでみよう。
まず2階でお手合わせ。
服を脱がすとほんまに細い。
ウェストなんか両手のひらで掴めるんじゃないかってくらい。
かといって胸が真っ平らなわけでもなくCくらいはじゅうぶんにある。
感度良好で最初は我慢してたようだが結局は快楽に勝てずにしっかり喘いでた。
いや~、楽しかった。
今日は早々とこの娘に決めて遊んでもいいかなと思ってた。
する前までは。
でも1回戦終了すると気持ちに変化が表れ他でも飲んでからでも…となってくる。
なのでどっか飲みに行くことにした。
少し会話してから帰ろうとすると「夜は何してる?」、「1時過ぎたら遊んで」と。
時間が空いたらいいよとだけ答えると電話番号教えろと言う。
教えるから携帯をよこせと言うと持ってないらしい。
何かに書いてと言うが書くものなんて持ってるわけない。
持ってないと告げるとトイレットペーパーをちぎってこれに書けという。
ペンはしっかり持ってるようだ。
書きにくいながらもちゃんと書いてあげてから店を出た。

楽しく飲もうってことでClub 23へ行ってみた。
昨日の娘がすぐさま寄ってきて楽しく飲ませてもらった。
「お店が終わったら行ってもいい?」と聞かれたが夜明け前に来られても困るのでやんわりとお断りした。
誰かを持ち帰ってるかもしれないしね。
さぁ次だ。

足を延ばしてナクルアの方へ行ってみた。
ロターリーから北上して3つ目くらいのバービア群で異様な雰囲気を感じた。
道路に出て呼び込みしてるのは明らかに女だが店の方を見るとLBがわんさか。
こんだけいると変に楽しめそうなので呼び込みしてた娘の店にそのまま入店するとすぐさまLB達が寄ってくる。
間違い起こしそうってレベルの奴なんていやしない。
怖いものみたさも兼ねて入っただけに会話もそんなに進むわきゃない。
トイレに行くと他の店のLBが自分の店に来いとかなりしつこく誘われる。
中にはえらいべっぴんに化けてるのもいたなぁ。
呼び込みの娘に連れられて入って来たはいいがLBの店と知らずに慌ててたファランを見かけた。
そんなのが見れただけよかったってもんだ。
写真はLBやなくて呼び込みの女の娘だ。


一気に南下してWSへ。
ぶらぶら歩いてるとsoi DIAMOND入口の屋台で昨日Heaven Aboveで呼んだ娘が休憩で何か買ってる。
てことは今なら堂々と他の娘選べそうな気がしたのでHeaven Aboveに行ってみることに。
階段前で呼び込みしてる娘に目が止まった。
手を取って一緒に店内に入った。
店内で堂々とって感じやないよな。
18才でyingって名前だったような気がする。
昨日の娘よりはかわいらしいがなんかノリが悪い。
その娘にとって俺は好みのタイプじゃなかったんやろうな。
なので長居せずにバイバイ。

今日は0時を回ってもまだ開いてたSBへ。
う~ん、開いてても関係ないやって思えるくらい売れ残り感が。
今日は女の娘たくさんいるから選べというホステス達。
Oちゃんも今日は選び放題でしょと言うがどうやってこん中から選べと言うのだ…って感じ。
ピンポン遊びもする気が起こらず話しそこそこで退店。

久々にHAPPYに行こう。
意気揚々と通りに入ったらやっぱり見つかった。
バービア嬢に手を組まれて店に連れてかれた。
以前よりもよさげな感じに見えたので今日の相手に行けるかも?って感じに思えた。
時間もいい頃なので一緒に帰る話しをすると快くokが。
ほんとに少しはよくなったのか?と思いながらホテルへ帰った。
ホテルに帰ってもいつもの如くすぐにするわけではなく話しから。
先にシャワーを浴びさせてからも少し話してたらなんとなく感じてきた違和感。
LBを見分けるときの違和感とは違う嫌な感じ。
だんだんと現してくる本性にやっぱり…って落ち込む俺。
今更ショートなのか?ロングなのかどっちだ?ショートなら後40分で終わりだと。
言い分を聞いてやるとショートは2時間だから店を出て1時間20分経ってるので後40分ってことらしい。
しかもショートで3000、ロング4000だとかぬかしやがる。
あかん…ぶち切れそうや…。
「ショート1000、ロング1500以上払わない。それでも高いくらいだ」って言ってやった。
「他の日本人はみんな払うのになんで払わない!」だってよ。
なんでこんな性格ブスにそないな金払わなあかんねん。
本性が見え始めた時点でする気失せてたし話する気もこいつを見る気もなくなってきた。
「さっさと着替えて帰れよ」と言うと「しないのか?なら帰る」と。
続けて「お金払って」と言う。
ぶち切れるってよりこいつにも俺自身にも呆れてきたので一人にしてほしい。
「お前に払う金はない!さっと出てけ!」と言い放って後は無視。
怒りながら着替えて勢いよく出て行ったはいいが扉を閉めずに…ってわけではなかった。
閉まりきらなかった扉をちゃんと閉める所は意外とキチンとしてるのか?と苦笑いだった。


≪2010年5月 訪泰3日目≫

10時半くらいに電話で目が覚めた。
出ようとすると切れた。
番号を見ると知らない携帯番号。
なんとなく誰かわかったのでかけ直すと予想通りsoi6の娘からだった。
昨日の夜も2度かかってきたが出なかった。
ママの携帯からかけてきてたのでママが最初に出たがすぐにかわってくれた。
ままならん英語だがいつバンコクに行く?逢えないのか?って聞いてるのがなんとなく理解出来る。
でもちゃんと伝えられないのと俺の言ってる事が理解出来ないのみたいでママとチェンジ。
ママを通訳代わりに話すとホテルまで行くから待っててくれとのこと。
10分くらいでママが運転するバイクに乗ってやってきた。
寝起きな上にチェックアウトする準備も出来てないので部屋に連れ戻った。

ままならない会話をしながら出発準備をする俺。
準備してる俺に後ろからちょっかいかけてくる。
終わってゆっくり寛ぎはじめたらベタベタとくっついてきて「ほんとにバンコクに行くの?」と。
既にいろんなものを予約しちゃったので変えれない。
と言うか今日は大事な約束がある。
なので「うん、13時にタクシーに乗っていく」と答えると「明日にして」、「今日一緒にいて」と。
前回のPちゃんといい何でそんなに簡単にのめりこめる?と疑問に思った。
そんなにお客欲しいのか?と思ったがチップなんか普通より少なめしかあげてない。
それでも客なしよりはいいってことなんかな。
12時にチェックアウトしてから一緒にご飯を食べに行き13時にホテルに戻る。
一緒にバンコクに行くとか言い出したが明日実家に帰るんだからお店に戻れと促してここでバイバイ。
泣きっ面になりかけてたのが少し可哀想に見えた。

バンコクのホテルに到着して荷解きしてからここの管理人である紘さんに連絡を入れた。
今回の訪泰でのメインイベントだ。
これが今日の大事な約束である。
18時半にBTSパヤタイ駅で待ち合わせし中華料理店で夕食を取りながらタイ情報を教えて頂いた。
次にカフェに場所を移したのだが当方の仕事に関係ある所をわざわざ回ってもらいながら移動。
赤服さん占拠の場所も通りすがりだが見てきた。
そしてカフェでお茶を飲みながら話の続きを。
今日は一緒にナイトライフを楽しむ事は出来なかったが次回は一緒にディープに回ってみたい。

21時頃に別れてBTSでナナに向かうことにした。
しかしBTSは赤服さんの影響で閉鎖のためタクシーで移動。
ナナプラザに到着して最初に入ったのがG-Spot。
今日も入ってすぐ左手の席に。
わんさかいるぢゃん。
しかも全体的にいい感じ。
しきりにアピールしてくる娘がいた。
スタイルもよくて綺麗なのだが違和感を感じる。
呼んで確認はしてないが明らかにLBだな。
前々からこの店なんか怪しいとは思ってたが今日確信を持った。
番号は…14、98、??のどれか2人だ。
3人のダンサーに目が行って覚えてた番号は2つだけ。
もう一人は明らかに女だった。
綺麗なのが全部LBってわけでなくちゃんとした女も綺麗だったりかわいかったりとそれなりにいいのはいた。
ここのLBは手術済みなのでわからん奴にはわからんままええ女やったなぁってなる。
確かカットしてしまったらLB店(オブセッション等)で働けないはずなので間違いないかと(たぶん…)
てか女になりたいと思ってるか女だと思ってるから邪魔なものをカットしてるわけやからLB店で働きたいって思ってる奴なんでほぼおらんよな。
まぁ、いろいろ経験してみるのもいいさ。
GWの事なので女(LB)と番号が入れ替わってたりしたらゴメンね。

次にレインボー1に入って愕然。
なんだこのレベルの低さは。
G-Spotのレベルが高かっただけに直後に入ったこの店があまりにもしょぼく見える。
てかSBやSGの方がかなりレベル高いな。
売れてしまって余り物ばっかなんか?と思ったりもした。
でも売れ残りって程の数ではなくダンサーてんこ盛り状態だったのでレベル低いと思っとこう。

プレイスクールを飛ばしてハリウッドロックに入ってみたが異常に客が少ない。
選べないことはないが選ぶ理由もないって感じ。
1杯を飲み干すことなく退店。

噂のゆうこりんを見ようと思いオブセッションへ。
入口横の席について全LBを見渡しても見かけない。
激しいアタックをかわしながらゆうこりんの登場を待つが一向に現れない。
PBされたのかと思い横に呼ばなくてもいいから居るなら見せてくれと頼んでみた。
すると表からゆうこりんを呼んできてくれカーテン越しにチラッと顔をのぞかせる。
隠れては顔を出すってのを数回繰り返す。
確かにかわいいと思うが「あっ!ゆうこりんだ!」とか「激似!」って感じでもなかった。
でもその辺の女よりかわいく見えた事には違いない。

レッドリップスに行ったことなかったので入ってみようと思った。
でも扉を開けて中を見ただけで出てきた。
ここってただのバーぢゃん。
女の娘はいるようだが…。

すぐさま隣のロリポップへ。
店全体のノリがいい。
日本の曲が多くかかっているが古いのが多いよな。
女の娘のレベルはまあそれなりで遊べるんじゃないかとは思うけど俺は遠慮しとく。

グループの中で一番よかったイメージのあるレインボー4に。
でも以前よりレベルが落ちているのだろうか?
それなりにいいのはいるがパッと目につく娘は見当たらずにすぐさま退店。

3階に上がってカスケードに入ってみた。
やっぱLBのお店って誰か選ぶまでずーっとこっち向いてるんだな。
誰でもよかったので遠目でよさげに見えた88番を呼んでみた。
横に来るとあんまりだった。
この娘じゃ間違いは起こしそうにないな。
少しだけ会話してバイバイ。

北側の店の前を通るとテーブルで休憩してる娘に目が行った。
小柄でかわいくてもろタイプ!
すぐさま声をかけて店に入った。
ハリウッドなんとか?だったかな?
バンコクに来てまだ1週間でがんばって話そうとする姿がいじらしくてかわいい。
少し話してどうしてもこの娘と遊びたいと思ったので誘ってみた。
ところが携帯と一緒にIDカードを忘れてきたらしい。
俺の滞在するホテルはカードがないと入れない。
明日にしようかと思ったが明日お持ち帰り出来る保証はどこにもない。
今日はこの娘としたい。
なのでまずはここでお相手してみようと思った。
ヤリ部屋初経験。
よく3階って聞いていたので入口も3階かと思ってたら2階から入った。
受付済ましたら3階に上がるからやっぱ3階のヤリ部屋なのか?
部屋自体はヤリ部屋って言葉がよく似合うと関心したが皆が言うほど汚くないぞ。
まぁ、それはさておき事を始めることにしよう。
今日が2回目らしく強張ってる姿に最初は興奮した。
しかし事が進むにつれて生マグロ状態に近いので面白くなくなってくる。
冷凍じゃなくてまだ生マグロなのでマシな方。
最後までするにはしたが満足感が足りない。
持ち帰らなくてよかった。
IDカード忘れてきてくれてほんとよかったとつくづく思う。
ヤリ部屋も見れたってことである意味満足だな。
しかりコレって皆が言ってるヤリ部屋とは絶対に違うよな。
違うよね?

ホテルに帰ろうと思いナナプラザを後にした。
なんかこのまま帰るのもどうかと思ったのでテメに行ってみることにした。
満足してないとしても事が済んだ後なので今日の相手探しってより冷やかし感覚で1時頃に入店。
以前より客も女も少ないように思った。
1時になりゃある程度減ってて当たり前なのかもしれないが…。
客層はやはりというか大多数が日本人。
女の格好も日本人を意識したかのよう。
数分おきにくる女どものアプローチをかわしながら女を見てた。
これと言って目立つ女はいないように思える。
素人の援交カフェってより会話のないバービアみたいに感じる。
でもバービアよりビールも高いし冷やかし程度で覗いてよかった。

さて、お腹も空いてきたんで屋台で飯食って帰ろう。
いつも行く店で小腹を満たしてからおとなしくホテルに帰って爆睡。


≪2010年5月 訪泰4日目≫

10時頃に電話で目が覚めたが放置して寝ようとしてた。
でも眠りにつけずに11時に起きて携帯を見るとsoi6のママの携帯からだった。
一応掛けなおしてみたが出なかった。
飯食ってからMBKで買い物してる途中にまた電話があったようだ。
その時は気付かなかったが後で掛けなおすと今度は出る。
でも相手した娘はもういなかった。
パタヤを出て行く前に電話をしてきたみたいだが俺が気付かなかったので話せないまま帰ったらしい。
もう逢えないと思うと少し切ない気になった。

気を取り直して夜の街へ出かける。
と、その前に投稿が少ないとのことでソイカ近くのネットカフェで2件ほど投稿してからくり出した。
最初に入ったのがバカラ。
開店間際に入ってみた。
ここってそんなに人気店?ってくらいぶちゃいくばっか。
2階に上がっても全くええ娘おらん。
女の娘の数も少ないしなぁって思ってたら今出勤ってのをチラホラと見かける。
なので少し待って出勤してくる娘を見てみたらそれなりなのがいる。
これならほぼ出勤し終わったくらいに出直そうと一度店を出た。

次にデジャブに入ってみた。
う~ん、ほぼ記憶にない。
ダンサーが入れ替わるまで待った記憶はあるが女達の事なんか全く覚えてない。
覚えてないってことはぜーんぜんダメだったってことだろうな。

カクテルクラブに入ったががら~んとしてた。
客は俺一人だけ。
9番の娘が横に来て一生懸命にアピールしてくる。
店にいた中では一番マシだかごめんなさい。
やる気のないダンスなんか見ててもつまらんのでそそくさと出てきた。

apacheって店に小柄な娘がいたのでちょっと立ち寄ってみた。
ここはバービア?ただのバー?よくわからんがバービアみたいに女の娘はいる。
18才って言ってたけどたぶんそれ以下だと思う。
他に客はいるけど女の娘相手にしてる奴より仲間内で飲んでる方が多かった。
この店のビールはちょっと高かった。

スパイスガールズ、サハラ、シャーク、ドールハウスと回ったが記憶なし。
俺的にはデジャブ同様ぜーんぜんダメだったってことなんだろうな。

ミッドナイトに入るとちょうどショー的はことをやる寸前だった。
しばらく見てるとかわいらしいのがいる。
なっちになんとなく似ててかわいいく見える。
ながめて飲んでるだけで充分満足だったので呼ばず。
ずっとその娘を見てたので他の娘はまぁこんなもんだろって感じにしか見えず。

23時半頃に再度バカラに入店してみると客もダンサーもわんさかいる。
開店時に比べて店自体に活気があるけどダンサー達はいまいち。
ええ娘は出勤して間もなく連れ出されたんかなぁ。

もうソイカはいいやってことでナナプラザへ移動した。
G-Spotへ向かうために奥の階段から上に行こうと1段目に足をかけたところで階段横にLBを発見。
ゆうこりんだった。
昨日よりは少しゆうこりんに近づいてる感じ。
しかし細いな~こやつ。
実物よりも明らかにペチャパイ(男なら当たり前か)
すかさず声をかけてみた。

俺 「かわいいね」
ゆうこりん 「ありがとう、昨日いた人よね?」
俺 「そう。誰かに似てるな~」
ゆうこりん 「ゆうこりんだよ」

自分で言うな…

俺 「おぉー、そうだ!そうだ!ゆうこりんに似てるね」
ゆうこりん 「今日はお店に来ないの?私と遊ぼうよ」
俺 「約束があるから今度ね」
ゆうこりん 「約束してね」

そう言って小指を出してきた。
基本的に出来ない約束はしない俺としては指きりはしたくない。
なので気付かないフリして握手するかのように手を握ってごまかす。

G-Spotに入るとガラ~ンとした店内。
おいおい、ダンサーどこにおんねん!
たった一人のダンサーとウェイトレスが数人ステージに上がってる。
こんなんで営業するなよ…って思ったが客が数人いてる。
なんで客いるの?って思った。
出ようと思ったらどう見てもタイ人には見えない娘がやってきた。
たしか昨日も見かけたがこの店の娘だとは思わなかった。
ドアガール?ってなってたように思う。
誰かに似てると思うのだがこれだ!ってのが思い浮かばない。
めっちゃ色白やけどお世辞にもスタイルがいいとは言えない。
横についてアピールってより飲み屋のネェちゃんが明るく話しかけてくる感じなので楽しい。
この娘になんでこんなにダンサーがいないのか聞いてみたら昨日給料日だったらしい。
で、翌日の今日5日は休む娘が多いんだってよ。
出てきたダンサーは連れ出されて残り1人になったっていう訳らしい。
なんかこのダンサーの少なさで他に回る気もなくなったしお腹も空いてきた。
なので一人で食いに行ってもつまらんしこの娘と一緒に行くことにした。
スクンビットの屋台でゆっくりとチムチョムつつきながら楽しく会話して飲んで。
屋台のねえちゃんには昨日も来てたねと突っ込まれた。
流れのままに一緒にホテルに帰り就寝…。
のつもりがそうはいかずにかなり積極的におねだりされて攻められたのでヤッてしまった。
かなり感じるみたいでだいぶ喘いでたな。
オーイオーイではなく東洋人っぽい感じで。
一戦交えたところでようやく就寝。


≪2010年5月 訪泰最終日≫

最終日っても何もない。
朝の便なので8時にチェックアウトして帰っただけ。


≪あとがき≫

口説くのをやめてみた。
普通に遊ぶだけでも相手次第で楽しいと思えたが少し物足りない気がしなくもない。
まだハッキリした答えは出てないがこのままで行ってみようと思う。
この口説きについて考えてる時にチップって捉え方が人それぞれ違うなと思った。
俺の言う口説けたかどうかを判断する『チップなし』の『チップ』とはショートやカンクンで持ち帰った時に払うお金のことを指している。
それ以外に気持ちとしてタク代や上乗せ分のお金のことをチップと言っているのではない。
タクシーやバイタク代を渡すことはある。
チップとはいろんな定義があるが俺の言っている口説く判断のチップとはそういうことである。
そして出発前に懸念してたことが現実になった。
パタヤで過ごす時間を減らしたことが惜しいことになったように思う。
いつもなら夜近くまでパタヤに居てるのだが…。
この数時間少ないせいでsoi6の娘とのいかがわしい時を過ごすことが出来なかった。
たぶん次がないだけに勿体ない気がした。







夢の国出張報告書2010 番外編 偽造の国

≪まえがき≫

仕事で上海に行くことになった。
せっかく異国の地へ行けるので姫遊びも体験しなくては!
そう思っていろいろと遊び方を探した。
泰ほどの情報はないがそれなりに情報収集は出来た。
中国って性風俗が御法度なだけに摘発で店がなくなってるのではないか?
それより手入れにあってパスポートに烙印押されたりせんやろかと心配しながらも偽造の国へ出発した。


≪2010年6月 1日目≫

付き合いから開放されたのが23時半近く。
部屋に戻るなり慌てて身支度したものの夜の街なんて全く知らない。
時間も遅いので出張マッサージにしようかと思った。
でも滞在してるホテルは連れ込みNGのようなので出かけることにした。
出張マッサージで女の娘が来るのは連れ込みになるのか?って思ったがそんな事はもうどうでもいい。
泰と違って夜通し遊べるような感じではなさそう。
というか明日も朝早くから仕事なので夜通し遊んでなんてられない。
KTVに行ってみたいが今日はMPで遊んでさっさと寝よう。
いくつか候補を挙げてた中から同じ区内の星川サウナに行くことにした。
タクシーに乗り込み行き先を書いた紙を見せて10分程走る。
運ちゃんにココだと言われて見渡すが見当たらない。
ほんとにココかって聞くとココだとしか言わない。
タクシーから降りてビルを見渡しても焼肉屋やKTVらしき店しかない。
掃除してた兄ちゃんに尋ねると向こうにあるって行って指さすのでそっちに行ってみる。
指さした方に行っても見当たらない。
アチコチと歩いてたら焼肉屋から兄ちゃん数人が出てきたのでまた聞いてみた。
すると裏のビルの方を指さす。
言われるがままに行ってみると今度は見つけた。

ビルの裏口って感じがするガラスの扉に一人の男が椅子に座ってる。
特に何も言われたり聞かれたりすることもなく中に入れた。
店内に入り中国語で何か聞かれたが全く判らない。
困ってるとマネージャーらしき人が「いらっしゃいませ、指名はありますか?」と日本語で話してきた。
とりあえず見て選びたいって告げると更衣室へ連れてかれた。
そこで着替えて貴重品を持って別の場所に連れてかれる。
先に着替えさせられたのでいい娘がいなくてもどれか選ばないといけないのか?と思った。
通路にガラス張りの部屋が現れ、中に7人の泡姫?が立ってる。
背が低いのから順に右から左へ並んでた。
右から目を走らせて2人目で「あっ、この娘ええ」と思ったが一応念のため全員をチェック。
でもじっくり選ぶ必要もなく小柄でかわいい顔にいい体つきなのですぐ2番目の娘に決められた。
他もそんなに悪くはない。
泰の猿軍団に比べたらものごっつう良く見える。
横の扉から出てくるとニコッと微笑んで俺の手を取り近くの部屋に連れてかれた。
会話もままならないので身を任せることに。
服を脱がしてもらい浴室へ入る。
日本とはちょっと違ったスケベ椅子に座らされ全身をくまなく洗ってもらうのだがこの時点で気持ちいい。
途中途中で膝に跨って体を密着させながら洗ってくれるのだ。
足の先まで一通り洗ってもらうとマットプレイに。
マットの上に直接ではなく薄いビニールを敷いてた。
ソープではなくローションだったのでヌルヌルでこれまた気持ちいい。
お尻のあたりを柔らかいおっぱいでムニュムニュされたがめっちゃ良かった。
全身を舐めまわしてくれるのでおぉぉぉー、ええやんこれ、たまらんーーー!
これが中国式なのか?ってちょっと関心。
表も裏も丹念にペロペロと舐め回してもらったらローション落としてからベッドへ。
うつ伏せになって待ってるとコップに入れた水を少しずつ体にかけ始めた。
何すんねや?って思いながらされるがままに。
マットプレイの続きのように全身をくまなく舐めまくってくれる。
ベッドでも表裏と舐め回してもらったら帽子が登場して丁寧に被せてくれたら後は…。
終わってからも丁寧に洗ってもらって大変満足だった。
でも噂通りキスはNGで別れ際にフレンチ1回してくれただけだった。
その点はちょっと減点だな。


≪2010年6月 2日目≫

今日も開放されたのが23時過ぎ。
早く帰ってKTVでじっくり飲みながらセクキャバ遊びがしたかったのによぉ。
明日も朝早いので仕方なく今日もサウナにしとこう。
昨日と違う所に行こうと思い福原サウナへ向かった。
運ちゃんはお店を知らないらしくうろちょろし始めた。
キョロキョロしながらとろとろ走ってるとゴツン!って縁石にぶつけよったw
店は見つからんし車はぶつけるしでイライラしながら走ってるとすぐにお目当ての店発見。

イライラしてる運ちゃんを尻目にそそくさと降りてってお店に入る。
でもあちこちに女の娘がいたりとなんか雰囲気が変な感じ。
カウンターで受付けしようとするとサウナじゃないらしくキャバレーって言われた。
だから店先や入口を入ったとこでも女を見かけたんやなと思った。
福原サウナじゃないのか?って聞いたらクローズしたと。
本日閉店なのか永久閉店なのかは分からない。
サウナの営業時間も残ってないので俺にはここで時間を潰してる余裕なんてない。
なのでどっちの閉店かわからないままその場を後にした。
すぐにタクシーに乗り込んで次の店に向かう。
窓越しに店を見てたら壁に福原・・・の文字はあったがネオンはついてなかった。
そのまま店を見てたら左側に方に別の入口を見かけたがタクシーはもう次の店に向かって走ってる。
止めて確かめようと思ったが気持ちは次の店だ。
なので真意を確かめることは出来なかったので誰か続報よろしく。

次に向かったのが金薩サウナ。
近くまで来たらあっちにあるって感じで降ろされる。
この辺りはいろんなお店があるようで人もそれなりに多い。
歩いて探してみても全く見つからん。
行ってみたかった旺城ってキャバクラを見つけたが入ってる暇はない。
この店の近くあるはずなんだが全く見当たらない。
規制のキツイ国だけにすでに潰れたのかしれないと勝手に決め込んで次行こう、次に。

他を探してたら時間切れになりかねない気がしてきたので昨日の店に行くことにした。
この店のサービスがどの娘も同じなのかも分かるしいいかってことで。
タクシーに乗り込んで星河サウナに向かう。
やはり店の前ではなく近くで降ろされる。
まぁ、店の位置は昨日でわかってたので一目散でお店に向かう。
昨日の今日なので勝手しったる感じで更衣室で着替えて部屋を移動してたら別の部屋に通された。
そこで座って待ってろと言うので部屋で待ってた。
もしかして今日はココに女が並ぶのか?とかいろいろ想像してたら扉が開いた。
いろんな妄想はどこ吹く風で昨日のガラス張りの通路に連れてかれた…。
今日は6人で昨日の娘が一番右にいた。
一瞬他を選ぼうかと思ったが同じ娘にした。
やっぱこの娘がかわいいし昨日と今日で何か変化が見れるかもしれないと思ったからだ。
通路に出てきて俺をみるなりニコッと微笑んで手を振りながら寄って来る。
手を取るようにしてた昨日とは違い腕を組んで寄り添うようにして部屋まで。
たまたまかもしれないが昨日と同じ部屋だった。

服を脱がしてもらいながらフレンチながらもキスしてきた。
浴室へ連れてかれて体を洗ってもらってマットプレイ。
所々でキスしてくるのが昨日と違って気分が高揚した。
内容は変わらないが昨日と対応が違うのがよく感じ取れる。
帰りも入口近くまでいちゃいちゃとくっついきてお別れキスもしてくれる。
これしか体験してないが柔らかいおっぱいでお尻をむにゅむにゅされたり全身リップは気持ちよかったなぁ。


≪あとがき≫

偽造の国にしてはやるぢゃんって思った。
偽造の国だけにどっかの国の真似事なのかもしれないが…。
これはちょっと嵌りそうな感じだがいかんせん会話が成り立たん。
しかいこの国のタクシーの適当さにはまいった。
乗るタクシーのほぼ全てが目的地の目の前まで行ってくれない。
ホテルに帰る時だけ自分で前まで行けと伝えてやっと前まで行った。
途中道を聞くこともあったが皆適当な返事ばかりだ。
たまたま俺に当たったのが適当な奴だったのかもしれないがこの適当さは泰人どころではなかったな。
でも女の娘の対応は優しかった。
初日と2日目で更に優しくなり対応が違った。
やはり連日選ぶと対応が変わるのはどこの国でも同じなのかもしれないな。







夢の国出張報告書2010 撃沈 依存度レベル14

≪まえがき≫

赤服さんやワールドカップのせいで女も客もいなくなったと聞いた。
赤服さんはとりあえず終焉したしワールドカップも終わって1週間も経てばある程度元に戻るだろうと思った。
稼げない日々が続いていろんな意味で飢えてるはずだし。
女のいないパタヤなんて考えたくもないのでそう思い込むことにして夢の国へ。


≪2010年7月 訪泰1日目≫

飛行機もタクシーも思った以上に早く着いたので落ち着いて支度して腹ごしらえ。
2,3,4あたりのバービアを歩いてみたが入ってみようと思える店はない。
冷やかし程度にサイバイディーを覗いてみた。
入って右手にある若い泡姫の方に行くと全体的にいいように見える。
その中で何番やったかな?
たしか20か30番台?やったと思う。
笑顔で手を振ってアピールしてくる娘がいた。
席に座ることなくロビーで見ただけだったがかなりよく見えた気がする。
この娘と遊びたいなぁと思ったけど飲みに行きたい。
すごく悩んだが短髪を鷲掴みにされる思いをしながら店を出た。

一気にWSまで南下。
WSに入って右側にある最初のバービア群に入ってみた。
キョロキョロしながら中に入ると真ん中あたりにかわいい娘を発見!
すぐさまその娘の元に行きハイネケンを注文。
21才でパタヤに来て2週間たらず。
やっぱり会話がまともに進まん。
でもかわいらしくてストライクゾーンなので遊んでみたい気もするがまだ始まったばかり。
SBに行く用事もあったのででとりあえずキープで店を出た。

SBに行きOちゃんに頼まれてた物を渡した。
もうこの店に用事はないので長居せずに…と思ったらSちゃんが寄ってきた。
この娘いつまでおるんやろ。
今日休みらしく「遊ぼうよ」とのことだったがやんわりとお断りしてピンポン遊びして帰ることに。
このピンポン玉を一気にステージへ放出するはずだったのだが…。
失敗して半分だけになり、しかも床に転がった。
残り半分はなんとかステージに投げ入れたものの手前の方にしか届かず。
なんともスッキリせんおバカなピンポン遊びになってしまった。

SGに行くとウェイトレスがこっちこっちとGちゃんのいる所を指さす。
いつのもようにGちゃんにちょっかい出しながら飲んでるとGちゃんが「今日は何してるの?」と。
「特に予定はない」と告げると「一緒に過ごしたいから行ってもいい?」ときた。
おぉおぉおぉ、来たかぁ?と思い快くOKした。
快くOKしてからいろんな事に気付く。
SGって終わるの3時やんな。
んで、今10時。
5時間もあるやん…。
あっ、バービアの娘が!
しょうがない明日にしよう。
と、いろいろ気付いたが遊べる時に遊んでおこうと気持ちを入れ替える。

時間もあるし他を見に行ってみよう!
そう思ってWSに戻る。
以前からかなり気になってたSWEET HEARTSに入ってみた。
奥へ細長いお店で両脇にベンチシートと細長いテーブルが3コ?4コ?あって、その上でダンサーが踊ってる。
席に着くとファランのマネージャーが挨拶しに来た。
来た客ほぼ全てに挨拶してるみたい。
客入りは3~4割程度でファランのみ。
ダンサーのレベルはそれなりによくて遊んでもいいかなって思える娘はいた。
まぁSGやSBに比べると日本人好みは少ないと思うが…。
入店と同時に入口から一人のダンサーがついてきたがお断りして踊ってる娘を呼んでみた。
スタイルも顔も俺のストライクゾーンだか次に予定はあるのでお店の中で楽しましてもらってバイバイ。

次は最近行ってないHAPPYだ。
ソイに入って中ほどで前回のバービア嬢に見つかった。
嫌な奴を見るよな目つきでジッとこっちを睨んでる。
確かにあいつからすりゃ俺は相当嫌な奴だよな。
そんなことよりHAPPYだ。
相変わらずファラン御用達のステージ回りは女も客もいっぱいだ。
いつものように奥のステージへ連れてかれる。
壁際のベンチシートには団体で騒いでる。
ステージのダンサーを見てもたいしたのおらん。
タニヤにいたっていうホステスが寄ってきたが相手したいと思わない。
220番だっと思うがとりあえず呼んでみた。
この娘もパタヤに来て3日目だと。
微笑んだりするものの強張っているのがよくわかる。
当然会話も成り立たないので間がもたない。
壁際のオヤジ連中がものごっつううざい。
もうええ、帰ろ。

WSに出て南に向かうとすぐに人だかりが。
皆カメラをある方向に向けて撮ってる。
そっちを見るとGoodrellasのバルコニーでダンサー十数人が踊ってる。
俺も便乗してパチリと。


aoi16まで足を延ばしてみた。
というかなんとなく来ただけになんとなく手前のGoGoに入ってみた。
確かTOYS A GO GOだったかな?
ほとんど客おらん。
ダンサーもあんまよーけおらんしええ娘もおらん。
入ってもなーんもええことなかった。

あちこちと周りを見ながらWSを戻ってた。
ここも以前から気になってた所なので入ることに。
店の名前はLIVING DOLLS ONE。
リビングドールには行ったことあったがONEには入ったことなかった。
気になってはいたが入口が奥にあって入るのが億劫になってたお店だ。
奥ばった店にしては店内は意外と広かった。
一番奥まで入ってベンチシートに座る。
ここもファラン多し。
客入りは6割程度でSGの日本人が全部ファランになった感じ。
ウェイトレスに小柄の巻き髪でかわいらしい娘がいた。
呼ぼうかと思ったところにステージから降りてきたダンサー(確か51?)がこっちにやって来た。
おっぱいは小さめだがスタイルがよくて愛らしい娘だなと思ったのでそのまま座らした。
かわいいおっぱいとやわらかい唇を少し楽しましてもらってからバイバイ。

そのままWSを戻ってるとNUIS CLUB 2で目がとまった。
約2年半前に入ったっきり一度も入ってない。
ごっつうええ娘が居て、その娘がこの店では高いけどショート1000って記憶は残ってる。
今日は気になってた店に入る傾向なのでここもついでに入ってしまえ。
久々に入ると店内の造りが以前と変わってたように思う。
入口傍に泡姫がいるがバスタブではなくタイルの堤防だけで水は入ってない。
真ん中のステージで4,5人が有名店のやる気ない腰振りとは違うちゃんとした?(これが?)ダンスをしてる。
ステージ降りて来てもブラを付けることもなくトップレスのまま。
全体的にはそれなり…って感じもするがええ感じのもいたりする。
その中の一人を横に呼んでみた。
18になったばっかでぴちぴち張りのあるおっぱいにもち肌がえらく気持ちいい。
パタヤに来たばっかりで客を取ったこともなく相手すれば俺が初めての客になる。
この後Gちゃんとの約束があったがいろんな誘惑に勝てずに2階の部屋に行ってしまった。
ここでタイミング悪くGちゃんから電話が鳴ったが出るはずもなく放置。
初々しさの残るレディというよりガールとの如何わしい情事は楽しいもんだった。

部屋を出てからすぐさまGちゃんに電話するが出ない。
休憩中にかけてきて仕事に戻ったんかな。
とりあえずSMSを書いてるとまた鳴った。
「あなた今どこにいる?」、「女と一緒か?」と聞いてくるので答えずに今から店に行くと告げて切った。
店に行くと何してただのと聞かれたのでsoi8のバービアで飲んでたと。
なら3時に終わるからsoi8で待っててくれと言うが面倒だ。
WSでええやんって言うと見つかるとマネージャーに怒られるからsoi8にしてと。
移動は面倒だがここであーだこーだと話すのも面倒なのでokしといた。
でもまだ30分ちょっとあるのでビーチクラブに行ってみよう。
んー、これと言って特筆するような娘は…。
3人のダンサーが入れ替わり立ち替わり寄って来たが相手もそこそこに。
一人のダンサーはちょっと濃いが細くて色気はあったが番号は覚えてない。
さぁ、3時だ、soi8へ行こう。

2ndロードからsoi8への入り口で待つ。
すると近くのバービアのネェちゃんから話しかけられた。
俺を知ってると言うのだが全く記憶にない。
「私の事わからない?」と聞かれたが全く記憶にないぞ。
俺のストライクゾーンにはぜーんぜんかすりもしない娘だったので記憶になんて残るはずがない。
というか、そういう娘と飲むことさえないはずだ。
GoGoで勝手に横に来てたとかだったり?
そうこうしてるとGちゃんがバイクに2人乗りでやって来た。
運転してたのはSBのウェイトレス。
俺を見るなりSBのウェイトレスが「Oちゃん…」と何か話してる様子だ。
おぃおぃ、なんか気まずくなるんちゃうんって思ってたらGちゃんがいきなり聞いてきた。
「あなたOちゃんが好きなの?」と聞かれたので「大きな勘違いだ」と。
とりあえず長話もなんなのでその場は適当に終わらせた。
そして3ケツで移動して3rdロードにあるお店へ。
店の名前は見てないので知らないがプーケットってお店の前にある。
SGのウェイトレス2人とSBの娘の彼氏も合流してしこたま飲んだ。
ウィスキー開けて新しいの入れて。
ついでにバカルディも飲みまくって。
お店が閉まってもまだ飲んでた。
6時くらいになってようやく帰ろうってなった時にはGちゃん千鳥足。
SBのウェイトレスはもっと酷い状態だ。
そんな状態でもバイクに乗って帰ろうとするなんてなんでもありやな。
てか後ろに乗れとか言うが怖くて乗れるか!
俺が運転して2ndロードへ出た。
すると俺のイメージとは程遠いパタヤの光景が目に入った。
ランニングしてる連中だらけなのだ。
どうやらパタヤマラソンとかいうのをやってるらしい。
マラソンしてる所をバイクで横切れないのでホテルのsoi入口でSBの娘とはバイバイ。
健康そうに走ってる面々を尻目に不健康そうな2人がsoiへ入ってってホテルに到着。
部屋に入るなりベッドに倒れ込むGちゃん。
そういう俺もフラフラだ。
横になるとクルクル目が回る。
目を瞑るとグルグルしてる。
やばい、ひじょーにやばいぞこれは。
吐き気はないが今までの経験上ひじょーにまずい状態だと思った。
でももうどうしようもない。
吐き気のないうちにさっさと寝てしまおう…。


≪2010年7月 訪泰2日目≫

昼過ぎに起きた。
途中2度ほど目が覚め気分が悪かったのを覚えてる。
起きた今でも頭痛くてどうしようもないし気分が悪い。
あかん、完全に二日酔いや。
Gちゃんも頭が痛いらしくて元気がない。
今は全く動く気がしないので俺は横になったままだ。
Gちゃんもうだうだとしてたが一度着替えに帰りたいと。
一度帰ってくる?
ん?
どうやら今日休みなので昨日から一緒に過ごしたいと言ってきたんだと。
遊びに行かれへん…。
2時間くらいしてGちゃんがやってきた。
すぐに治るはずもなく調子はいまいちらしい。
昼に起きた時よりも動けるようにはなったしお腹も空いてるのでシャワー浴びて着替えて出ることにした。
昼に比べりゃマシになったし酒を制するには酒だっておバカな理由でやめときゃいいのに迎え酒。
そして撃沈……………。
二日酔いどころではない。
吐き気がするわ頭痛いわで出歩く気なんてなくなってしまった。
ホテルに帰る前にGちゃんの調子もいまいちなんで無理矢理帰した。
この日はこれ以上なにもない。


≪2010年7月 訪泰最終日≫

8時頃に完全に目が覚めた。
頭も痛くないし気分も悪くない。
体も重くないので復活だ!
と言っても今日帰る。
遊びに行けやしない。
こうなりゃMPかsoi6に行ってやる。
そうは言ってもまだ朝。
開店時間までかなり時間があったので健全なマッサージを受けてから出撃した。

最初に突撃したのがHONEY BODY MASSAGE。
新規開店ってことで一番最初に行ってみた。
実際の外観はこんな感じ。

2ndロードからsoi11の通りに入って少し歩くと左手に写真のようなお店が現れる。
入口は写真左端にあるピンクの3本線の下あたりになる。
このまま通りを東へ歩いて行くともう一つの入口が現れるが俺は写真の扉から入った。
ガラスの扉を開けて10メートルくらい廊下を歩くと雛壇のあるロビーへと。
雛壇の大きさはサバイルームより少し小さめだかサバイランドよりは大きい。
金魚鉢から客席までだいぶ近いので泡姫をじっくり見る事が出来る。
金魚鉢近くに座る勇気の出ない諸君には否が応でも近くに座ることになるのでいいかもしれない。
無理して離れた椅子に座ることも出来なくはないが…。
金魚鉢のある個所やフロントを見てる限りではホテルを改造して造った感じはする。
この時間に泡姫は7人。
すでに2人連れの泰人がいて2人の泡姫を呼んだ直後だった。
残った5人は選べるようなレベルではない。
呼ばれた2人がまぁまぁで新規開店のお店なんで遊んでみようかなって思うなら充分いける感じ。
やっぱりいいのから売れてくんやとつくづく思った。
遊んでないのでサービス内容に部屋やバスタブとかは全くわからない。

サバイルームに行くも泡姫一人。
サバイランドも泡姫一人。
サバイディーで10人くらいいたけどぜーんぜん選べるようなレベルやない。
VIPの方は電気も消えてるし。
もうMPは諦めよ。

soi6に行ってみた。
おてんとさまが煌々としてる時に行くとよぉーく見える。
ここは相変わらず異国情緒たっぷりで猿の惑星と勘違いしそうだ。
出来なくはないフツーって感じのはいるが周りの猿のおかげでそう見えてるとしか思えん。
なので1回通っただけで諦める。
もうええ。
女は諦めて街をぶらぶらすることにした。
そして夕方になり初日に行ったバービアへ一杯だけ飲みに行ってから帰路に着いた。


≪あとがき≫

ものごっつうもったいないことをした。
いつかやるかも…と思ってたらとうとうやってしまった。
酔い潰れるなんてめちゃめちゃ勿体ないことを。。。
結局Gちゃんともしてないし。
サバイディーの娘もバービアの娘ももったいないなぁ。
NUIS CLUB 2で遊んでなかったらと思うと…。
もしなーんもなかったら俺は何しにココに来たかわかりゃしないよな。






夢の国出張報告書2010 依存度レベル91

≪まえがき≫

先月のものごっつう勿体ない訪泰から1ヶ月。
この失った時間を取り返さなければ!
絶対に取り返してやる!と意気込んでた。
でも意気込みすぎるとええ事ないんでほどほどで夢の国へ旅立った。


≪2010年8月 訪泰1日目≫

今回も飛行機・タクシー共にだいぶ早く着いたので落ち着いて夜の街へ。
真っ先に向かったのがWSのバービア。
前回遊べなかった娘の所へ行くがお目当ての娘がいない。
すぐさま店の娘からまだ出勤してないよと。
バレバレやん。
いないならいいと言って腹ごしらえしてから別の店へ。

soi1のバービアへ行き2店ほど回る。
最初の店で飲んでるとすぐ近くの店に松田純(もう過去の人だが…)に似てるかわいらしい娘を発見!
決してスタイルがいいとは言えないが顔つきや雰囲気が好み。
すぐさまそっちに移動して横に呼ぶ。
今日は2週間に1回の出勤日らしく友達が働いてるこの店にアルバイトで来てると。
昼間の仕事が休みの日に合わせて出勤してるらしい。
いろいろ話してこれはええかもしれんと思ったがなんか決定打がない。
なので仕事場と連絡先を聞いてから次へ。

2ndロードsoi4と5の間にあるバービアの並びに入った。
店に入るとすぐに電話が鳴った。
WSのバービア嬢だ。
放置してるとSMSが入ってきたがこれも放置。
店内を物色してるとある娘が目についた。
目鼻立ちがクッキリしてて色黒だが細くてなかなかええ色気を醸し出してる。
話を聞くとソイブッカオのGoGoで働いてたらしい。
なかなか明るくていい感じ。
SBやSGのような色白の娘じゃなきゃダメって奴なら無理だろうが…。
愛想もよかったのでそういう拘りがないなら誰か遊んでみては?

WSに戻った。
お目当てのバービア嬢の元へ行くと笑顔で出迎えてくれた。
思ってた以上に照れ屋な彼女と話すのは結構楽しい。
なので1ヵ月越しでお目当ての娘をバーファイン。
今日はもうここまででいいや。
なので深夜まで飲んでからホテルに戻る。
そこから無駄?に過ごした7月の時間を取り戻すかのようにじーっくりと味あわせてもらおうと思った。
でもこの娘…アソコがちょっと…。
俺の敏感な鼻では嗅ぎつけてしまう。
近くまで寄らなきゃわからないがダメだこりゃ。
かわいいのになぁ~、性格もよさげやのになぁ~ってちょっと残念な気持ち。


≪2010年8月 訪泰2日目≫

部屋の電話で起こされた。
ルームメイキングするから出てけというのだ。
客に向かってなかなかええ根性しとるやん。
これがチャンスとばかりに彼女を帰す。
飯食ってマッサージを受けてからsoi1のバービア嬢の店に行ってみた。
電話は聞いてたが暇だし直接行ってやろう。
店に着いて中を覗くと居そうにない。
恐る恐る中に入って店の娘に訪ねると奥にいる彼女に声をかけてくれた。
出てきた娘は昨日の娘だったのでウソを言ってたわけじゃなかったようだ。
俺の顔を見るなりかなり驚いた様子だった。
普段着で化粧もまともにしてない自分の姿を恥ずかしがってた。
さすがに昨日より見劣るが性格はなかなかよさげ。
「今日は何してるの?」と聞かれたのでどうにでも取れる当たり障りのない返事しといた。
小一時間くらい話してからホテルに帰り着替えてから夜の街へ繰り出した。

飯食ってると花火が始まった。
1?ヶ国の花火が上がる花火大会でビーチRd.は封鎖。
道もビーチも人だらけ。
2ヶ国だけだがじっくりと花火を見たので次は姫を見に行こう!

WSまで南下した。
soi14からWSに入ると前から昨日の彼女が。
アジア人客に連れられて前から歩いてくる。
こっちが先に気付いたので見て見ぬふり。
すると彼女が俺に気付いたようで下を向き俺のいる方と違う方を向き始めた。
囲う気なんて全くないので知らん顔して通り過ぎる。

チャンピョンに入ってみた。
初めて入ったが奥ばったところにある小さな入口で入りづらい。
客入りは3割程度かな。
むか~しからあるGoGoって感じがした。
50番の娘がいい感じに見えたのでジィーっと見てると何度か目が合い微笑み返してた。
ダンスが終わってステージから降りてくるとこっちにやって来た。
近くで見てもなかなかいい感じ。
少しの話とちびっとだけ唇を頂いた。
柔らかい唇はなかなか絶品だった。

この後どっかのGoGoに入った。
バービアにも入った。
でも全く記憶に残ってない。
翌日までは覚えたと思うが…。

The Cavern A-GoGoってのが目に入った。
新規開店っぽいので入ってみた。
先月(7月)にはあったみたいだが全く記憶にないぞ。
入口が洞窟っぽくなってて青いネオンなので目立つはずなんだが…。
う~ん、入って15分近くは見てたがこれまたあんま記憶に残ってないぞ。
いい娘いたっけ?
全裸に半裸とたっくさんのダンサーがいたよなぁ。
ただニタニタと見てただけなんやろな。

soi16の方へ足を延ばしてみた。
一番呼び込みが元気だったsin cityってお店に入った。
入って失敗だったってことだけはしっかり覚えてる。
失敗だって最初に思っただけにお店の感じから女の事まで全く記憶に残ってない。
このお店に入ったって記憶が残ってるだけでもすごいことだ。

同じ一角にあるClub Boescheへ。
去年の11月にも入った。
sin cityの次に元気だったので一番よさげな娘にわざと手を取られて入店。
入って右手の壁に7,8人が踊れるステージがあり奥には床に埋め込んだバスタブがある。
ダンサーを見渡すもどうだろなぁ~ってくらいのしかおらん気がする。
手を取って入った娘が細くて小顔でちょっと濃いけど一番いい。
ちびっとだけ唇を頂いてチェックビン。

soi16はもういいや。
WSに戻って歩いてるとギンギラギンのお店の前で捕まった。
the iron clubの呼び込み嬢が入れと言って腕を放さない。
7月は入ってくれなかったから入れと言う。
よく覚えてるもんだ。
あてもないので入ってみるとすんげー客いっぱい。
奥の方までいかんと座られへん。
しかも階段ステージのカウンターしか空いてない。
ここで飲み始めるとステージ上のダンサー達からちょっかいがかかる。
そこそこに相手しながら楽しく飲ましてもらった。
特にこれと言った収穫はないけど楽しく飲めたからいっか。

WSを離れようと思いsoi15から通りに出ようとしたら見かけぬお店を発見。
Sapphire Club A-GoGoって名前の店で5月にオープンしてたらしい。
淡い色遣いながらも派手な看板やのに記憶にないぞ。
呼び込みの娘からダンサーまでほんの一部を除いて皆元気いっぱい。
店自体は他店とあまり変わったところはなく普通のGoGoって感じ。
それなりに見えた呼び込み嬢とそのまま店内に。
中にいる娘を見てると一緒に入った娘よりマシに見える娘が数名。
う~ん、入ってから選べばよかった。
それから前を通るたびに大きな声で名前を呼ばれるのにはまいった。

もうどっか回るのは面倒だ。
なので昨日のsoi1のバービア嬢(Wちゃん)に電話してみた。
定番的な「どこにいるの?」っていう質問に「あなたの元に向かってる」と。
少し驚いてたが「ほんとに来るの?」と聞くので「もう向かってる」と。
実際はまだ向かってないが…。
10分後にお店の前で待ち合わせの約束してからほんとに向かった。
やはりタイ人だけに更に10分は待たされたがちゃんとやって来た。
昼間よりちょっとお洒落して少し化粧もしてた。
お腹が空いてたのでレンキーでご飯食べてからホテルに帰った。
先にシャワー浴びて横になってたら後から上がって来た彼女が誘ってきた。
この娘なかなか積極的でマグロになっててもいいって感じ。
だからと言って寝転がってるだけじゃつまらんのでお互い攻め合い。
今日は濃厚なブンブンが楽しめたのでぐっすりと眠れた。


≪2010年8月 訪泰3日目≫

8時に起こされた。
仕事だから帰るらしいがやはりうだうだしてる。
チ○○ン触ってきたりして朝からしたいみたいだが知らんふりして流す。
少ししたら仕事に間に合わなくなるのでほんとに帰ってった。
しきりに今日の夜は?と聞かれたが約束があると言って彼女との約束は避けた。
二度寝して飯食ってからも特にすることがない。
なので寝不足必死なWちゃんを冷やかしにお店まで行き小一時間話してバイバイ。

タイマッサージに行った帰りにHoney Body Massageに寄ってみた。
前回に比べて泡姫が多いぞ。
15,6人はいたかと思う。
でも遊んでみようと思える娘がおらずに椅子にも座らないまま即退店。
あんま暇つぶしにならんかったのでまたWちゃんとこで暇をつぶし。

飯食ってから最初に向かったのがスーパーガール。
店に入ると友達のウェイトレスがこっちにやってきてGちゃんは休みだと教えてくれた。
「電話しようか?」と言われたが「自分で連絡するよ」と言って店を出た。
呼び出してまで遊ぼうという気にならなかったので電話せずに次へ。

SBに行くとGちゃんの友達がやって来てGちゃんは休みだと教えてくれる。
「電話して呼んであげる」と言うがこれも断った。
みんな優しいのかおせっかいなのかよくわからないが悪い気はしない。

つまらんマ○コショーのあるホットガールズへ入ってみた。
客はまぁまぁ入ってて今日もつまらんマ○コショーをやってた。
ファランカップルの女がイマイチな顔をしてる横で楽しそうに見てる男が滑稽だった。
出ようとして扉を開けた時に昨年9月に連れ出そうとした娘に遭遇。
俺を見るなり笑顔で「来てくれたんだ」って。
あーたに逢いに来たわけじゃねーよとは言わずに「やっぱりかわいいね、また今度来るよ」と言って階段を下りた。

その後何件かのGoGoを回ったがペパーミントとワッツアップ以外は覚えてない。
覚えてないくらいのお店だったってことだな。
ペパーミントは一番奥の端っこのテーブルしか空いてないくらい客だらけ。
やっぱりそこらへんのGoGoとあんま変わらんなって印象かな。
ワッツアップは前の印象と違っていい感じなのがいた。
頭に付けてる羽のせいかもしれんが…。

WSを歩いてると…。
Fちゃんの友達に見つかってしまった。
即座に近くに居てたFちゃんを呼んだのでこっちにやってきた。
あ~ぁ、今日の遊びが終わってしもーた。
そのままFちゃんと友達と3人でハリウッドへ遊びに行った。
というか連れてかれた。
周りの奴らも含めみーんな盛り上がってるのに俺の気持ちはいまいち盛り上がらん。
とりあえず飲むだけだか酒もあんま美味しくない。
ここに居ても楽しくないし腹も減ったので飯を食おうと誘ってディスコを後にした。
近くのお店で空腹を満たしながら2人の話かけを適当に流す。
お腹が満たされると後は眠気が襲ってくるだけ。
普通なら性欲となるはずだが睡眠欲が来るだけだ。
「もう帰ろう」と言うと友達が「やりたいか?」と。
自分のことはさておいて下品な奴だ。
特に返事もせずにホテルへ帰ってシャワー浴びて寝ようとしたらFちゃんが襲ってきた。
眠いねん!と心の中で思ったが勝手にやってくるのでされるがままになってた。
眠いと思いつつもスモークで息子が元気になってしまった。
元気になった息子めがけてFちゃんが乗っかってきた。
最初は元気に腰振って喘いでたが疲れて変われと言う。
勝手にやってるならいいが変われと言われてもやる気がない。
むりくりやってはみてたがダメだイキそうにないし元気なくなってきた。
なので今日も不発のまましゅーりょー。
いろいろ聞かれたが疲れてるからと言い訳してやっと寝れた。


≪2010年8月 訪泰最終日≫

10時過ぎに目が覚めた。
目が覚めたついでにFちゃんも起こして帰してしまおう。
Fちゃんを起こして「帰国するから準備する。家に帰れ」と言った。
今日帰るとは知らしてなかったのでビックリしてた。
ほんとに帰る日なので準備し始めるとFちゃんも着替え始めた。
そして着替え終わったFちゃんに「じゃあね」とだけ告げてバイバイした。
でもこんな時間に帰るはずない。
まだ眠いながらも時間がもったいないので準備だけ終わらしてから出かけることに。

飯食ってタイマッサ受けてからお風呂屋さんへ。
サバイ3店を順番に回ろう。
最初にサイバランドへ入ると20人以上の泡姫がいた。
なんか今日はストライクゾーンに入ってるのがおる。
少し濃い顔立ちの割には肌はそんなに濃くない娘が目についた。
サバイルームにサバイディーと回ってみたい気もしたがこの娘と遊んでみよう。
胸はCあるか?ってくらいだが全体的なスタイルはかなりいい。
笑顔もよくて愛想もよくてかわいらしいぞ。
ジィーと顔を見てると仕事をこなすわりにはごっつう照れてはにかんでる。
そういう仕草もたまらなくいいねぇ。
しーっかりお仕事もこなしてくれるし連絡先も言ってくるしでかなり満足した。
昨日の誰かさんを相手した時とは大違いだ。

まだ帰る時間までは時間がある。
チェックアウトを済ませてからWちゃんとこに遊びに行った。
腹も減ってるし飯食いに行こうと半ば強引に連れ出して近くのお店へ。
楽しんでるとあっと言う間にタクシーの時間がやってきた。。。


≪あとがき≫

また見つかった。
ほぼ拉致状態で遊びに連れてかれたがぜーんぜん楽しくなかった。
何しても楽しくないしブンブンしようとする気も起こらんししたいとも思わない。
こりゃ完全に終わりだな。
うん、終わりだ。
もう終わらせることにしよう。
ちゅうことでKちゃんとも終わらそうかな。
そう思うとなんか吹っ切れた気がするので次回は何して遊ぶか今から楽しみになってきた。







夢の国出張報告書2010 終焉 依存度レベル70

≪まえがき≫

今回は1日だけ予定を入れてから訪泰した。
予定と行っても泰人相手の約束なので成り立つのかどうか…。
まぁ、会えなきゃ会えないで他で楽しめばいいやと楽観的な気持ちで夢の国へ旅立った。


≪2010年9月 訪泰1日目≫

ほぼ定刻通りに到着。
腹ごしらえしに行こうと通りを歩いてると呼ばれた。
振り向くと腰に手をあてた仁王立ちのLちゃん。
先月は全く見かけなかったのでもういないと思い込んでた。
いつも来てくれないとぶつぶつ言い始めたので腹減ってるからまた来ると話を遮ってその場を後にした。
TOPSで簡単に済ませてからLちゃんとこでなくsoi6へ行ってみた。
すごく人気らしいsexy barのポイちゃんってのを見てやろうと思ったのだ。
soi6でGoGoと同等かそれ以上取るってどんな奴か見てみたい。
ちゅうか、相場崩しすぎやん!と思ってしまうのだが。
全体的に女が少なくなってるようには見えない。
今日はバーの女よりGoGoみたいな店からの客引きが強い。
なんかGoGoみたいな店が増えてるような気がしたが元々何軒あったかなんて覚えてないので感覚だけ。
結局お目当てのポイちゃんは見つからず。

soi7~8のバービア街を物色したがいい娘はおらず。
このソイは女の数が減ってる。
特にsoi7がそう思えた。
ついでに店も減ってるな。

WSに行きサイモンに入った。
う~ん、ここも以前より女が減ってる気がする。
減っててもかわいい娘がいればいいけどそれもなし。
なので素通りで次へ。

ふいにソイ ダイアモインドのバービアを覗いてみようと思った。
GoGoが開くまでの少しの時間潰しだ。
出勤してくるGoGo嬢を外から眺めてやろうと思い一番端っこの店へ。
回転するカウンター席に座りハイネケンを頼む。
ちょいロリ気味の店の娘に目が行ったが次から次へとやって来るGoGo嬢に目が行く。
Pratamnak RD.の方からやってくるのだが大半だが一人で来るよりも野郎のバイクに送られてくるのがあきらかに多い。
5割くらいの女がSBに入ってった。
ふむふむ、やっぱりよく見える女には野郎が付いてるんやと改めて思った。
意外と楽しめたので店の娘と遊ぼうと思ったらファランに先越されてる!
ファランが帰るのを待ってもしょうがないので他行こう他へ。

出勤時からダンサーへと変貌した女達を見るためにSBへ…ってわけではなく他の店へ。
WSに出た所にある屋台で飯買ってる小猿と目が合った。
なんか見覚えのあるぞこやつ。
向こうから手を取ってきて「どこに行く?」「お店に来てよ」と。
見覚えあるってことは行った事を覚えてる店ってことだよな。
てことはペパーミントか?
気が向いたらねと受け流して最初のGoGoへ向かった。

最初に向かったのがワッツアップ。
前回いい感じなのがいたので酔う前に確かめようと。
頭に付けてる羽のせいでべっぴんに見えてた気がしなくもないので。
入ってみると一番乗り!
皆一斉にこっちを見る。
なんかこっぱずかしいぞ。
両方のステージが見える入口近くでダンサーを物色。
う~ん、なんか前回の印象とちと違う。
悪くはないがコレだ!って娘はいない。
なので次行こう次へ。

目の前にある建物で3店舗並んでたうち2店舗が閉店しても最後までしぶとく粘ってる店に入った。
店の名前はBaby Dolls A Go Go。
いずれ閉まるんだろうな…と思いつつ入ってみた。
中央にダンサーステージがあり左手の小さなステージではブンブンショー。
その奥にはバスタブがあり泡姫が2人でいちゃついてる。
客入りはまぁまぁだがあきらかにファランが多い。
ダンサーを見渡すと猿にゴリラだけってわけではないが色白美形なんてのはいない。
まぁ入って楽しんでみるのもヨシだな。
ジンが50Bっていう安さには驚いた。


WSに戻ったはいいがまた脇道に入りビーチクラブへ。
久々に入ってみたが何も変わってない気がする。
全体的にホステスの方がいいってことも。
でも今日はあるダンサーに目が行った。
色黒だが目がクリッと大きくてだいぶ細めの10番MOちゃん。
横に呼んでみたがほとんど言葉が通じない。
でもこの目を見てると吸い込まれそうだ。
たぶん浜崎あゆみよりも大きいぞ。
でもお口も大きい。
この口元がもうちょっとキュートだったらなぁ。
しかし見入ってしまうくらい目がよかった。

WSをゆっくりと歩いてみた。
なんか人通りが少ない気がする。
人を避けんと歩けんかったはずがそんなことはない。
やっぱ観光客減ってるんやなと実感し始めた。
まぁ、そんな事はどうでもいっか。
女と楽しめりゃいいやと思ってるともうすぐ端っこ。
soi16は行きたいと思わなかったので久々にROXYに入ってみよう。
入ってすぐに固まった。
小猿が寄って来て「来てくれたんだ」と。
ぬぉぉぉー、やってもぉたぁー。
思いっきり店間違えてるやん。
番号は129番で全く興味のわかないタイプ。
ここって年始くらいから行ってなかったんじゃ?と思い返してみたがどうやら先月来てたらしい。
どこ行ったか記憶にないGoGoのうちの1軒だったようだ。
その時につきまとってきた娘のようだが記憶を消してしまってる。
この娘は相手したくないのでさっさと他の娘を呼んでやった。
目に付いた猫目の娘で132番。
ちょいポチャ系でかわいらしく見えたが近くでみるとこんなもんかって感じ。
でも小猿と比べるとよっぽどかわいいのでこの娘と少しだけ遊んでから逃げるように店を出た。

ついでなんで入ったことない隣の店に行ってみた。
ROXYが派手なせいか横にあるこの店はほとんど目立たない。
しかもあまりに狭い入口なので入ろうと思わなかった。
扉は10mくらい奥にあるし…。
間口は狭くても中は思ってたより大きなお店だった。
4,5人用くらいのステージと所々にある小さなテーブルでダンサーが踊ってる。
客入りは1/4程度。
一人巨乳の愛らしい娘を呼んでみた。
おっぱいが触りたいだけだ。
話そこそこに手からこぼれ落ちるやわらかいおっぱいを思う存分楽しませてもらった。

A Go GoじゃなくBARだってのはわかってた。
でも表に呼び込み嬢はいるし気になってたので思い切って入ってみた。
お店はFLB BAR。
う~ん、タイにしては結構明るめな店内だぞ。
入って右側にカウンター席と左奥にもカウンター席で一番窓際にはステージがある。
ステージと言ってもダンサーが踊るためのステージではない。
BARだけに生演奏するためのステージだ。
右壁沿いにあるテーブル席でジンを飲みながら店をくまなく見てた。
壁にはSHOOTING BARって書いてるぞ。
女を狙えってことかぁ?と勝手に想像して女を物色することに。
女は目の前にいたファランについてる2人とウェイトレスっぽいのが3人。
そして数人の女がテーブルを囲んで飲んでる。
テーブルにいたうちの一人がこっちにやってきた。
パッと見はよさげに見えてたが近くにくるとそうでもないので適当にかわす。
それよりも目の前のファランについてる女が気になる。
横からしか見えないが時折目が合った時に感じ取れる雰囲気がフェロモン系でいいかも。
ファランが俺が思ういい方を残して一人の女と一緒にお帰り。
その娘と少し話して少し気が強そうな感じはしたが楽しめそう。
でも他に行きたかったのでキープしただけで出てきた。

WSを歩いてたら見つけられてはいけない相手を俺が先に見つけた。
Fちゃんの友達だ。
反対側を歩いて友達の方を見てるとこっちに気付いた。
俺を見て慌ててこっちにやって来るが先に見つけた俺の方が有利だ。
こっちを見るかかもしれないと思いながら見てただけに見つかっても逃げる心構えが出来てる。
なのでこっちに近づいてくるのを際どい間隔で逃げながら会話する。

友達 「あなた浮気するか!?」
俺 「浮気ぢゃない」
友達 「Fちゃんがいるだろ!」
俺 「もう好きじゃない」
友達 「………」
俺 「前のようには逢う気はない」
友達 「………」
俺 「友達としてなら時間ある時にね」
友達 「うぅぅぅ」
俺 「Fちゃんに言っといて」

とうとうハッキリ言った。
この後Fちゃんから電話があったが放置してSMSでバイバイって送っといた。
これで俺の気持ち的には吹っ切れた。
FちゃんからのSMS返信で別れを理解したことははっきりとわかった。
言い切っただけにもうFちゃんと遊ぶ義理はないと思って他で楽しもう!

チャンピョンに入ってみたが50番の娘を見かけなかったのでボーっと眺めてた。
ぶっさいくなのが2人寄って来て話しかけてくる。
適当に流してたが何か飲ませろと言ってくる。
うざいのでNoとだけ告げシカトかまして他を見てたがババァが多くてすぐに出てきた。

ハッピーに行ってみよう。
ここはいつも客おおいよな。
ダンサーも結構多くてステージ外にもたくさんいる。
ホステスもたくさんいるが皆先客の団体さんについてる。
わぁーわぁー騒いでるのを無視してダンサーを眺めながら1杯でチェックビン。

Pratamnak RD.へ抜けるのにソイ ダイアモンドを通った。
SB前のバービアにいたちょいロリ気味の娘は居なかった。
ママに寄れと言われたが手だけ振ってPratamnak RD.へ抜けてからsoi6へ行ってみた。
でもぜーんぜん代わり映えしないので速攻でWSに戻る。
そしてまたワッツアップに行ってみたがこれまた代わり映えしない。
なのでWSをぶらぶらし始めた。
ガラス張りのお店でいつもかっちょよく踊ってるダンサーを通りすがりによく見てた。
思い切って入ってみると客いっぱい。
店の名前はTeazersでGoGoじゃなくてコヨーテバーだ。
長身でスタイルのいいダンサーが多くてキレイなおネェさんって感じ。
ちゃんと聞いたわけじゃないがバーファインはなさげ。

SWEET HEARTSに入ってみたらやっぱりオーナーが挨拶しにきた。
いつもいつもご苦労なこった。
見渡しても前回思ったほどよさげなんはおらん。
なので長居せずに次だ。

でももういい時間になってきてる。
気にせずバカラに入ってみたがやはりダンサーの数がちょっと少ない。
一人ええ感じのダンサーが目に付いた。
確か22番だったと思うが少し遠めでわかりづらい。
横に呼んでみようかと思いながらその娘を見てるとステージを降りてく。
あれ?入れ替わりか?って思ったが他の娘はそのまま。
その娘の行方を見てると客席へ。
あ~ぁ、先越されちゃった。
仕方なく他を物色してると後ろが騒がしい。
私服姿の娘達がキャッキャキャッキャと騒いでる。
すると一人の娘が友達に押されて俺のとこへ来て話しかけてきた。
「一人ですか?」、「今日は何してるの?」と。
近くで見てもなかなかかわいいぞこの娘。
普通に答えて話してみるとこの店の娘らしいがなんで私服だ?
不思議に思いながらも反対に「今日は何してる?」と聞いてみた。
するとPBされた後らしくお客は友達と飲んでるんだと。
つまんねぇーのー。
「明日は何してるの?」、「明日来て遊んで」と迫られたが俺に明日はない。
たぶん。
出来ない約束はしない俺はハッキリと「明日は来れない」と。
そして「また来ることがあったらね」と告げてチェックビン。

もう新しく見て回る気も起こらないしビーチクラブのMOちゃんが気になる。
というかあの目が気になる。
なのでビーチクラブへ。
店に入るなりすぐさまMOちゃんを探すが見当たらない。
呼んでもらうと笑顔でこっちにやって来てくれた。
ほんまこの娘って目でかいよなぁ。
でも口元がなぁ。
でもこの目に見つめられながら…。
あかん、名の通りよだれが垂れるような妄想はやめとこ。
他の娘の力を借りてなんとか会話成立。
話してると彼女が生理だとわかった。
はぁ、ダメだこりゃ。
なので当たり障りなくお店を出てきた。

WSをぶらぶら歩き出す。
Teazersの店内からダンサーがこっちを見て手を振ってる。
誰に手を振ってんだ?と周りを見たがよくわからん。
店を見るとあんただって俺を指差す。
それに釣られてまた店に入ってしまった。
入ると同時にウェイトレスが付きまとってきてウザイ。
手を振ってたダンサーを呼ぶと諦めて退散していったのでゆっくり飲める。
と思ったらどう見てもコリアンにしか見えない男2女1の日本人が入ってきて隣へ。
この3人えらいハイテンション。
ふらふらしながら騒いでるネェちゃんのお乳辺りには異変が。
いろんな意味でユルユル状態なネェちゃんのお豆さんが半分見えてるwww
一緒に来てる野郎共は全く気付いてない。
ハミ乳してるなんて事教えてあげるはずもなく2人で笑いながら見てた。
楽しく飲ましてもらったのでもういいや。
どうせ連れて帰れないし(たぶん)口説くのも面倒だし飲み干した所でバイバイ。

まだFLB BARはまだ開いてるかな~と思い店に向かうと閉店…。
もういいや今日は帰ろう。
soi7に入るとまた名前を呼ばれた。
そっちを向くとこれまた仁王立ちのLちゃん。
「遅い!もっと早く来い」と言うが来たつもりはない。
「帰る」と言うとなんで飲んでいかないだのうだうだうるさい。
ブンブンするなら飲んでやるというと生理だって。
なんか今日はハズレばっかだな。
ほんとにおとなしくホテルに帰って爆睡。


≪2010年9月 訪泰2日目≫

SMSで目が覚めた。
前回の訪泰最終日に遊んだMPの娘からだ。
今日はこの娘(Aちゃんとする)と会う約束をしてた。
泰人なので約束してもほんとに逢えるかどうか半信半疑だった。
パタヤに住んでるなら間違いなく逢えると思うが今はバンコクに住んでる。
水商売?(ほんとの意味で水商売)から引退して姉が働く花屋で一緒に働いてるのだ。
わざわざバンコクからやって来るのか?と思ってたがSMSを見て半分だけ信じてみる。
14時くらいにバンコクを出発して16時頃パタヤに到着するらしい。
とりあえず二度寝してから飯食ってタイマッサ受けてたらもうすぐ16時。
ホテルに戻って横になってたらバスターミナルに着いたと連絡が入ってきた。
迎えに来てと言うが友達も一緒だと言う。
あーだこーだと話して友達をホテルに置いてから待ち合わせとなった。
BIG-C前で待ち合わせして1ヶ月ぶりの再会。
やはり仕事の時とはぜーんぜん違う雰囲気のAちゃん。
化粧もかなり薄くて普通の女の娘って雰囲気が出てる。
意外とソバカスが多いことに初めて気付いたが自然な雰囲気が出てたAちゃんがかわいく見えた。

BIG-C内をうろちょろして映画でも観ようかと話したが時間が合わない。
なのでビーチをゆっくりと歩いてからホテルまで帰った。
ホテルに帰ってからはお仕事とは違うAちゃんとのブンブン。
精神的に開放されたAちゃんはすごく魅了的で昨日何もしなくてよかったと思ったくらい。
そのままゆっくりと夜まで過ごしてからナクルアへムーガタを食べに行った。
すごく世話焼きっていうかお椀に出来た物をどんどん入れてくれる。
俺のペースは関係なしって感じ。
入れてくれるから食べてしまうけどゆっくり食わせろ!
Aちゃんに限らずFちゃんKちゃんNちゃんYちゃんEちゃんWちゃんと皆そうだった。
泰の女の娘って皆そんな感じなんだろうなと思った。
この辺りがそこら辺りにいる日本人とは違う所だな。
皆そうだと言ってるわけぢゃないので勘違いはしないでね。

お腹も満たされて向かったのはタイソングのお店。
泰のナイトライフにしてはまだ時間も早いうちに入ったのでお客は1割程度。
2人でハイネケンを飲んで楽しんでるとドンドンとお客が入ってきてほぼ満席になってきた。
日も変わる頃にはお店自体が盛り上ってきてるが俺達は飲みすぎてだんだん眠くなってきた。
粘る気もしなかったのでホテルに帰ることに。
ホテルに帰ってシャワーを浴びてまったりとしてたらいつのまにか寝てた。


≪2010年9月 訪泰最終日≫

11時頃までぐっすり寝てた。
Aちゃんのリクエストで和食を食べに行ってからウィンドウショッピング、タイマッサ受けて映画観ようとしたらまた時間が合わない。
今日も観れないままホテルに帰ってチェックアウトの準備。
でもチェックアウトまで時間があったのでやっぱりブンブン。
やっぱ明るい所でするのはいろんな意味でいいもんだ。
それからはチェックアウトして飯食って空港へ向かった。
Aちゃんとはタクシーに乗り込む所でバイバイ。
ドアを閉める寸前まで握りしめられた手がちょっと切なく感じた。


≪あとがき≫

バンコクで働くAちゃんがわざわざやって来るとは思わなかった。
なんだかんだ言って来ないと思ってたのでちょっとビックリ。
1日だけだがゆっくりした時間を過ごさしてくれたので癒された。
また逢えるかどうか(逢うかどうか)はわからんがキープしとこう。
そしてとうとう終わらしたぞ。
直接会って話してないので一度は話すことになるかもしれないが俺の気持ちは吹っ切れてる。
楽しかった思い出だけを心に残しておこう。
実際にいろいろと楽しましてくれたのは事実だし。
Fちゃん今までありがとう!
バイバイ。







夢の国出張報告書2010 奔放 依存度レベル71

≪まえがき≫

何の予定も立てないまま出発日を迎えてしまった。
荷作りも前夜になって慌ててしたくらい。
忘れ物してそうだが金さえ忘れなければなんとでもなる。
さぁ、年末年始に向けていい娘が見つかればいいなと思いながら夢の国へ。

≪2010年11月 訪泰1日目≫

最初に向かったのがsoi6。
寄り道しながらもセカンドロードからビーチロードまで一通り歩いてから引返すとすぐに道を塞がれる。
大きなサングラス(と言ってもおもちゃ)をかけた小柄で細い娘だった。
明かに見覚えがある。
5月に遊んだ娘だ。
手を取られたと思ったらすぐに腰に手を回され抱きついてきた。
そのままその娘のお店に入ったが前回居たお店とは違ってCLANSMAN?ってお店に入ってった。
ソファーに座ってじっくり見るとなんか雰囲気が違う。
前もかなり細かったが更に細くなってる。
体が細くなっただけならいいのだが色気もほそくなってるので食指が沸こうとしない。
なんかやってんちゃうん…と勘ぐってしまうくらいに。
今日は約束があるからとあまり話もせずに店を出た。

そのままセカンドロードへ向かう。
スカイバーでかわいらしい感じがする娘を見かけたので話そうと店の前へ。
でも見かけた娘よりも奥にいい娘がいたのでその娘に話しかけた。
見た目はアンダーエイティーンに見えなくもないが19才。
ちょっとふっくらしてる顔つきだがかわいらしい。

その娘と共に店内へ入り会話を交わすがぎこちない。
話してる最中の仕草だのがかわいくて遊んでみたくなった。
でも連れて帰るには時間が早すぎると思い上で遊ぶことに。
2階に上がるとさっきまでよりいちゃいちゃしてきた。
そのまま愛撫し始めると若いせいか恥ずかしいだけなのかチャカチイとこそばがる。
それでも場所変え品変えで慣れないブンブンを時間をかけてじっくりと楽しましてもらった。
終わってもそそくさと身支度しようとしないので会話は少しだがまったりと過ごしてた。
30分くらいは横になってただろうか。
これじゃ飲み行けんし眠ってしまいそうなので身体を起こすと「もう行くの?」と。
もうってどんだけゆっくりする気やねんと思いながらも「用事がある」と言って身支度を始めた。
帰り際に電話を取り出し俺に渡す。
何も聞かずに黙って番号を押し通話ボタンを押す。
そして画面を見せながら携帯を渡し自分の携帯を取り出して見せる。
納得した様子で送り出してくれた。

さぁ、飲みに行くぞ!
WSに移動して少し歩くと9月には見かけなかったお店を発見したので入ってみた。
店の名前はFAHRENHEITで先週オープンしたばかりらしい(11/20時点)

まぁまぁ大きめの店内で奥へ細長いステージ。
ステージ奥半分側に座って上を見上げるとアンダーレスのダンサーを眺められる。
バカラみたいな感じ。
やはりどこも考えることは同じなのかもしれない。
客はいっぱいいるが日本人は俺一人。
ダンサーも多いがウェイトレスが他店より多い気がした。
この店の隣には11/27オープン予定のALCATRAZ A GO GOのネオンだけが光ってた。


一通りWSを歩いてからソイ ダイアモンドへ入った。
入ったことある場所だけど見たことない店名があったので入ってみた。
以前パリスのあった所だ。
店の名前はAtlantisで名前の変更だけだと思われる。
あんまり印象のなかったお店だけにどう変わったのかわからん。
近くに日本人ご用達のお店があるだけにファランのみだった。
かわいい感じのが2人いたけっけな。

ついで?なんでSBに入ったが特筆することなし。

そのままソイを抜けようとすると妖艶なダンサーを見かけた。
Gentlemens Clubで入口が非常に怪しい雰囲気を醸し出してるのでいつも避けてたお店だ。
入口は怪しい感じがするけどやっぱりただのA Go Go。
ダンサーは10人ちょっとで小さなステージに4,5人で踊ってる。
場所が決まってるらしく必ず同じ位置でしか踊らない。
2階もあるが開店休業中のよう。
入口で見つけたダンサーを呼ぼうかと思ってウェイトレスに告げようとしたら目の前のファランの席につくとこだった。
あ~ぁ、先越されちまった。
少し待ってみたが帰る気配はない。
めちゃくちゃ眠いし帰ろう。
連日の深夜残業のおかげで慢性的な寝不足な所に酒も入って眠さ倍増だ。
いつもより早いがおとなしく帰って明日元気にふらつくことにしよう。
ソンテウの中でも寝そうになって目の前の娘にクスッと笑われた。
ホテルに帰りベッドに横になったとこから記憶がない。


≪2010年11月 訪泰2日目≫

爆睡したのでスッキリ目覚めた。
昨日WSをふらついてる時にスカイバーの娘(Dちゃんとする)から会おうとSMSが来たが放置してた。
寝てる間にもDちゃんから電話とSMSがきてたが寝てる間なので当然これも放置。
起きてからもすぐに返事はしなかった。

夕方から行動開始。
その前に昨日見つけた新規開店予定(ALCATRAZ A GO GO)の情報を1件投稿。
途中飯を食いながらsoi7~8に3,4とふらつくもいい娘に巡り合えず。

WSに移動してバカラに入ってみた。
すぐさま19番の茶髪(ほぼ金髪かな)の娘が寄ってきた。
綺麗な感じもするがタイプではない。
しかもなんかこなれた感じがするので避けたいタイプ。
適当に相手しながら辺りを見るもコレだ!って思える娘は見当たらない。
この店だんだんと平均値が上がってきたように思う。
俺が入った時には何人かバーファインされていなくなってるみたいだし。
客も日本人が多い。
だんだんSBやSGのようにスレてくるんだろうな…と勝手な思い込みにふける。

バカラを出て歩き始めたらすぐに後ろから抱きつかれた。
びっくりして振り返ると私服姿のGちゃんだった。
「いつ来た?」、「いつまでいる?」、「なんで電話してこない?」と聞かれたが適当にごまかす。
「今日は何してる?」と聞かれたので「私服で何してる?」と返事しないで質問で返す。
「今日はロイカトゥーンで家族が来てる」と言う。
よしっ、なら遊ぶ必要はない!と決め込んで「そっか、残念だな」と返す。
がっ、「一緒に行こうよ」と言われて一瞬焦る俺。
ここで上手く断らないと連れてかれる。
「家族と一緒でしょ?」
「家族との時間大事にしないと」と思ってもない事を言う。
ぶつぶつ言われながらも納得させたGちゃんと少し話して最後に「連絡してね」と言われたので「うん」とだけ返して別れた。

Gentlemens Clubに行き中を覗いたが昨日の娘を見かけなかったので入らず。
この後ビーチクラブ、ワッツアップに行ったが目新しい事もないので割愛。
そしてまたGentlemens Clubに戻って入ってみた。
ダンサーの入れ替わりを待ってみたもののお目当ての娘は現れなかったので店の娘に聞いてみた。
今日は休みらしい…。
初めに聞いときゃよかった。

そのまま隣のダイアモンドに入ってみた。
客入りは半分くらいでファランしかおらん。
全体的な感じもそこいらへんのA Go Goと同じかな。
ファラン好みのお店って感じがしなくもない。
一人かわいい娘がいたので呼んでみたら不機嫌な様子でこっちにやって来た。
日本人嫌いなんか?と思ったらそうではなくて俺を誰かと間違えてるようでグダグダとしつこく質問された。
こんなんじゃ楽しるはずもないので一気で飲み干してバイバイ。

おぉ、そういやDちゃんになんの返事もしてないと思い連絡することに。
電話する気はないのでゆっくり飲みながらSMSを書こうとFLB BARへ入った。
客は多いしバンドも演奏してる時だったので落ち着いて返事が書けない。
それでもDちゃん宛にSMSを送信。
ついでなんでGちゃんにも送っとこう。
連絡するって返事したので約束は守らねば。
当たり障りのないほんま適当な内容のSMSを送信。
連絡するって約束を守っただけのような内容。
まぁ、嘘つかんかっただけマシやろって感じ。

場所を移動して飲み直そうとsoi7~8に移動しても即出を繰り返す。
途中Dちゃんから電話があったが放置してるとSMSがきた。
休みでインソムニアにいるから逢いに来てだってよ。
なんかこのまま飲み続けてても仕方ないような気もするし行ってみようとWSへ移動する。
でも電話しても出ない。
少し時間あけてから電話しても出ない。
なんやねん、呼び出したくせにって思ったが相手は泰人。
あまり深追いせずにどっか行こ。
SMSで「来たけどどこにいるかわからんから帰る」と送っといた。

さてどうしよう。
あてもないのでぶらぶらしながら歩く。
ソイ ダイアモンドへ入りうるさいSGの勧誘を振り切ったら目の前にかわいい娘発見!
シャークの呼込み嬢だ。
スタイルはよくないが顔が好みだ。

一緒に入ろうと言ったつもりが伝わってなく一人で入店してしまった。
すぐにママにあの娘呼んでくれと外にいる彼女を指名する。
まさか私?と言わんばかりの顔で店に入ってくる。
少しだけしか話してないが初々しくてかわいいので連れて帰ろう。
時間も遅いのでもう決めたかった感がなくもないが失敗しそうな予感は全くしなかった。
連れて帰ることをママに告げると女の娘にOKなのか確認してる。
そして俺に「この娘初めてだけどいいか?」と確認してきた。
そんなのはどうでもいいというか初めての方が楽しめそうなので二つ返事でOKと。
続けて「この娘は慣れてないのでロングはダメだけだけどそれでもいいか?」と。
おいおい、ロングあかんのかい!って思い、一瞬やめようかと考えたがもう時間も遅いしロングに拘る必要はない気がしてOKと。
交渉成立したら今度はその娘になんだかんだと教えてるママ。
そしてようやく帰る支度をするからと奥に消えてった。
5分程待つと女の娘がやって来たわけではなく閉店を迎えてしまった。
この店の閉店時は特に何もなくオーナーが終わりと偉そうに手で告げるだけ。
なんとも素っ気ない終わり方。
それから5分程してようやくやって来た。
おどおどしてる様子がなかなかいい感じ。
手を取り店を出てホテルに向かう。
「お腹空いてない?」って聞くと「いい。あなたは食べたい?」と。
どうしても食べたいってわけぢゃないので飲み物だけ買ってホテルへ戻ることに。
俺が食べたいのはご飯よりもあなただとエロおやぢ状態な俺。
ホテルへのソイへ入るとLちゃんに見つかった。
忘れてた…。
気付かない振りしようにもふと向いてしまった。
誤魔化しようもないのでニタッとしらた中指突き立ててご立腹なようだ。
見つかったものはどうしようもないし言い訳する必要もないので放置しておこう。
ホテルに到着してもがっつく事なくゆっくりと彼女の緊張をほぐすよう努める。
これも楽しいブンブンのためだ。
そしてようやくベッドインとなってもじーっくりと心をほぐすように。
最初はビクビクと震えているたが徐々に緊張もほぐれきてる。
声もだんだん出始め少しずつ冷凍マグロが解凍してきた。
それでも焦らずに鮮魚と化してグショグショになってきたところでようやく楽しいブンブンになってきた。
しっかりイっちゃってもらってからエロおやぢもようやくフィニッシュ。
うん、なかなか楽しかった。


≪2010年11月 訪泰3日目≫

昼過ぎに起きたが行動開始は夕方から。
昨日もDちゃんからSMSと電話が何度かあった。
俺が最後に「帰る」と送ってシャークに入った後だったので放置。
今日は早めに連絡しとこうとSMSを送ったら即電話が鳴る。
「今日は何してる?」だの「今から逢おう」だのと言われたがぶらぶらしたいので今は用事があるからと。
「後で逢おう」、「何時に終わる?」と迫ってくるのでおしに負けて「手が空いたら連絡する」と言ってしまった。

ソイ7で飲んでから軽くお腹に入れてソイ パタヤランドの方へ行ってみた。
最初にパタヤオブセッションに入ってみた。
ナナとの違いを解明するためという理由をつけて。
ん?なんや?違和感ないやんと思いながらステージ前のソファーに通される。
案内するババァはLB(ババァぢゃねえな)だがステージ上に違和感がない。
そんなんわからんくらい変身してんのか?と思ってジィーと見たけど明らかにアレは女だ。
なんか拍子抜けして周りを見渡すと違和感だらけ。
ダンサーが入れ替わったらやはりオブセッション。
カマのオンパレード。
でもカマの聖地?パタヤとは思えないくらいレベルが…。
私を選べ選べとうるさいのはナナと同じだがこんなの選べるはずもなく。

反対側にあるクラスルームに入ってみた。
意外と活気のある雰囲気。
客層はやはりと言うかほぼファラン。
その中にやって来る日本人があまりにも少ないせいかよって来る来る。
う~ん、寄って来るのはいいがお猿さん一歩手前ばっか。
ステージのダンサーにそれなりのがいるが周りが引き立ててるだけのような気がしなくもない。
なので呼びもせずちびちびと飲みながら店内を見回すだけ。
女は上下ともミニにしたセーラー服でパタヤでは珍しいアントップレス。
入って左手にガラスで仕切られた部屋がある。
座ったのがそれの反対だったので帰りにその部屋の中を覗こうとしたら枠だけでガラスなんてかなった。

もうこのソイに女の店なんてほぼないし別のソイへ行こう。
いつもソンテウで移動しながら目に飛び込んできてた「かわいいバー」って書いてるとこに入ってみようと思った。
近くまで来ると怪しいニオイがぷんぷんしてきた。
そして店の前に到着し苦笑。
客引きは入るためにやって来たんだろう的な感じで俺を引きこもうとする。
誰が入るかこんな店!と思い激しい勧誘を激しく振り切る。

なんとか逃げ切ってWSへ移動したが行くあてもない。
ぶらぶらしてるとバカラの前でまたもやGちゃんと遭遇。
バカラの店頭にあるカウンターに座っているのだ。
すぐさま寄って来て腕を組んで来た。
私服なんかじゃなく制服だ。
当然バカラの黒い制服。
なんで?と思い聞いてみると最近店を変わったらしい。
昨日は用事で店に来た時に俺と遭遇したという。
入って飲もうと誘われるが用事があると理由付けて断った。
バカラのウェイトレスになったってことは以前とは状況が一変してるはずだ。
なのでこれからは適当に遊ぶ相手にしといた方がよさそうだと思った。

WSをぶらぶらしてまたGちゃんに見つかるのも面倒なので戻ってGentlemens Clubに入ってみる。
でもお目当ての彼女はいない。
今日はすぐさまウェイトレスに聞いてきたら「この娘か?」と奥にいた娘を顔だけ出させて俺に問いかける。
おぉぉぉー、居た居た。
そのまま横に付けて飲み始める。
69番のダンサーでめちゃ細いけどガリガリで骨が浮き出てる出てるような色気のない細さではない。
この細さにこの乳はないやろ!ってくらい大きなおっぱい。
この娘と遊びたいが後でDちゃんと逢わなければいけない。
なのでこの娘と遊ぶにはショートしかないがホテルに連れて帰るのはまずいのでヤリ部屋で相手してらうことにした。
部屋は2階に3部屋あってショートで遊ぶ部屋として使われてる。
部屋と言ってもカラオケボックスの2人用個室の超狭い版みたいな感じでソファーしかない。
冷凍マグロなんかぢゃなくしっかりと積極的にねだるようにお仕事してくれる。
こんな狭いとこやなくてゆったりとしたベッドでじっくりとお相手したかった。
Dちゃんと約束さえしなければ…。

満足を得た俺はsoi6へ直行した。
ハッキリ場所覚えてなくて通り過ぎそうになると友達が「あなたどこ行く!」と声をかけてきた。
Dちゃんは壁際に座って微笑むだけ。
友達に「なぜ通り過ぎようとした!」とか「他の女と遊ぶんだ!」と突っ込まれた。
続けて「何か飲むか?」と聞かれたので「いらない。お腹空いたから飯食いに行く」と。
すると友達が「Dちゃんも一緒な。な。」と。
ほんとうるせーなこいつと思いながらも「もちろん。一緒に行くからここに来た」と言う。
するとDちゃんが椅子から立ち上がり俺の傍へやってくる。
そしてそのままビーチロードへ向かおうとするので「PB代は?」って聞いた。
またおせっかいな友達が「アップトゥーミーだから」と言う。
どういう意味だ?って思って後から聞いたら仕事終わる時間を自分で決めてるから仕事後ってことらしい。
まぁ、ほんの少しでも浮いたんでいい気分だ。
そのままタイ飯屋でゆっくりとご飯を食べてからホテルに帰る。
やることはさっきやっちゃったので今日はもういいや。
なので会話してからおとなしく就寝。


≪2010年11月 訪泰最終日≫

昼前に起きてモゾモゾ。
お店の落ち着かない部屋と違って落ちつける。
おとといスィートポイントを見つけてるだけに朝からエロエロモード全開になるDちゃん。
濃厚なブンブンをしたら腹が減る。
やっと朝?昼?ごはんを食べに出た。
後はフツーのデートしてから晩飯食ってホテル前でバイバイ。


≪あとがき≫

新たな娘を見つけたが今までのように口説いたりはしなかった。
フツーの遊び方して楽しんだ。
そうは言いながらも楽しいブンブンのためのおべんちゃらは忘れてないけど。
これでも十分に楽しめたと実感。
後腐れない奔放な遊び方は気持ち的に楽な感じがしたように思う。
口説くってのも結構楽しいのは楽しいのだが…。
まぁ、行動範囲が狭まるようなことだけは避けるようにしておくことにしよう。








夢の国出張報告書2010-2011 依存度レベル65
≪まえがき≫

11月の訪泰で出会ったDちゃん。
俺が帰国した翌日に実家へ帰り12月30日にパタヤへ戻ってくると言う。
偶然にも俺が訪泰する日と同じだ。
空港に寄るから一緒にパタヤへ行こうと言われたが約束があると断った。
年越しを一緒に過ごす約束はしたが30日からずっと一緒では他で遊べない。
一緒に過ごすのは31と1の2日間もあれば十分。
なので新しい娘と遊ぼうと思いつつ今年最後の夢の国へ。


≪2010年12月訪泰1日目≫

定刻通りに到着しタクシーでパタヤへ向かう。
その車中で先にパタヤ入りしているA氏へ連絡を入れ夜の約束。
ホテルに到着しせっせと身支度を済ませたはいいが時間に遅れそう。
普段は必ず約束を守る俺がここへ来ると時間だけはルーズになってしまう。
ソンテウで約束のsoi10を目指すも渋滞でなかなか進まない。
すると早歩きのA氏を発見。
すぐさま降りてA氏を呼び止めると少し焦った様子。
そりゃそうだ、もう約束の時間を回ってるし。
A氏もソンテウに乗ってたらしいが流れないので降りたらしい。
2人で小走りになりながらA氏友人の待つsoi10のホテルへ向かう。
ようやく友人2人と落合ってからタイスキ屋でゆっくりと腹ごしらえ。

soi7を抜けてからウォーキングストリートへ向かい最初に入ったのがALCATRAZ A Go Go。
11月の訪泰時には開店前で入れなかったので今回は真っ先に。
結構大きくて広い店内だがあまりにも暗すぎてまともに女が見えん。
鉄格子状の2階があって上にダンサーがいれば眺められる。
しかしアンダーレスでもないしグレーチングの隙間からじゃ見えにくいっちゅうねん。
衣装はアントップレスでミニスカポリスみたいな感じ。
31と1はバーファイン2000バーツになってたようだ。

バーファインが高くなるって話しからSBへ。
Oちゃんに聞いたがやはりバーファイン2000らしい。
それがわかればもう用はないので次の店へ。

たまに当りがいるザ・シーへ入ってみたたが今日はハズレ。
ハズレの店にいても仕方ないので長居せず。

バカラは相変わらず客が多くて2階へ通された。
2階のダンサーよりも下にいるダンサー達を上からじっくり観察。
それにしても今日はちょっと少ない気がする。
Gちゃんを見かけないのでスタッフに聞いてみると今日は居ないとのこと。
PBされたのか休みなのかまでは聞いてないがこの時期だし休みじゃなくPBかな。
皆コレだってのもいないので次へ。

soi15を抜けてsoi7,8のバービアへ行こうとしてた。
soiを抜けきる手前の屋台で買い物してる小柄でかわいらしい娘を発見。
声をかけて店と名前と番号を聞いた。
後で行こうと思ったが1分も経たないうちに番号も名前も忘れた。
何のために聞いたかわかりゃせん。

soi8の端っこでまたかわいい娘を見かけたので声をかけたがプライベートなんでダメってさ。
そのままsoi7へ入ると真ん中あたりで一人の娘が立ち塞がる。
なかなかべっぴんさん。
黒木メイサをどっぷりと泰人にした感じ。
俺はこの娘と飲みたいので皆と別れて一人で入店。
気の利くやさしい娘だったのでこの娘と遊んでみようと思った。
でもまだ時間も早いのでPBしてから一人で出て皆と合流することに。


ハッピーで合流。
ここも客数の割には女がちょっと少なめ。
やはり奥のステージに通されたが手前の方がいい娘がいる気がするのは気のせいか?

次いでロキシー。
奥で盛り上がってる一人の日本人がいた。
何人ものダンサーやホステスに囲まれてワァーワァー騒いでる。
すんげえ羽振り良さそうに見えるが単にたかられてるように見えなくもない。
自分が楽しめたと思えればそれでいいんだろう。
で、その騒いでる所から自分達の方へ一人のホステスがやって来た。
よく見かけるかわいいホステスで連れのことが気にいったらしい。
横に座ってお話し中。
俺たちは他に呼びたい娘もいないので一人残して出てきた。

ワッツアップへ行ったら女も客もわんさかいる。
そういやさっきの娘はココの店だと思いだしたが番号も名前も覚えてない。
顔もうる覚えだ。
店内をくまなく見てみたが見当たらない気がする。
もう相手は決まってるし居ないなら居ないでいいやと思い目の前のステージに没頭する。
目の前ではスパンキングやりたい放題で俺達3人も巻き込まれてパンパン打たれまくり。
そろそろ時間も遅くなりそうなので先にsoi7へ戻ることにし2人とはここで別れた。

soi7へ向かうソンテウでロキシーで別れた彼とバッタリ会ったら横にはホステスが。
この娘お店で見るよりも私服姿の方が明らかにかわいかった。
ええなぁ~って人のがよく見えて羨ましく思ってしまう俺。
悪い癖だ。

soi7のバービアに戻ったが見当たらない(Iちゃんとする)
ママに聞くとご飯食べに出てると言うがほんまにご飯か?
誰かに連れ出されたんちゃうん?と勘ぐってみる。
これもまた悪い癖だ。
ママがIちゃんに電話してると今食べ始めたばかりだと言う。
ココで待っててくれと言ってるらしいがホテルへ帰ると伝えてもらった。
そして来る気があるなら連絡してくれと番号を伝えた。
どうせ来ないと思いホテルに帰ってシャワーを浴びた。
出てくると電話が鳴ってたようだがIちゃんではなくDちゃん。
何度か連絡が入ってたが放置してたのでかけ直すことにした。
出るなり「用事終わった?」、「今から逢える?」と。
Dちゃんを呼んでもいい気がしたが断ってる自分がいた。
「朝には大丈夫」と告げると「何時?6時?7時?もっと早くか?」と。
最初に出てきた6時って時間に驚き「6時は早いやろ」と答えると「じゃ、7時に行くから」と言われ話しは終わってしまった。
おいおい7時も早すぎるやろ。
俺の朝ってのはそんな早い時間ぢゃないのだが…。
Iちゃんはもう来ないなと十中八九思っていながらも僅かな期待をしてる自分がいて断ってしまった。
でもそれで正解だったようで電話を切ったらすぐにSMSが来た。
「ごめんなさい。今から行ってもいい?」とIちゃんからだ。
すぐに返事を返したら10分程で部屋の電話が鳴る。
フロントからで「Iって女があなたの部屋に行きたいと言ってるがいいか?」と。
ほんとにやって来た。
すっぽかしをくらったのが今年の始まりだけに最後もやっぱりこうなるのか…と思ったりしてた。
始まりも終わりも最悪にならずにすんでよかった。
何度も謝るIちゃんがかわいらしく見える。
結構単純な俺。
この娘感度もいいし積極的な面もあってかなり楽しい。
こうなりゃいつもの如くじーっくりと思う存分イッてもらってからイカしてもらった。
1回戦が終了してそのまま寝てしまいそうになった。
あかーん!
このまま寝てしまっては朝7時前に起きてIちゃんを帰す自信がない。
Dちゃんがほんとに7時にやってくる確信はないが用心に越したことはない。
なのでIちゃんには帰ってもらってから眠りについた。


≪2010年12月訪泰2日目≫

着信音で起こされた。
時計を見ると7時を過ぎたところでDちゃんからだった。
出るといきなり「ホテルか?今から行く!」と。
部屋を伝えて眠りにつこうと目を閉じかけた時にハッ!と気付いた。
部屋に女がいたという痕跡を消さなければ。
ベッド、バスルームに部屋の中と髪の毛が落ちてないか這いつくばって探す。
洗面所にテーブルと何事もなかったように片付ける。
タオルは使いっぱなしなので畳んで元の場所へ。
でも使われると濡れてるし匂いが残ってそうで絶対やばいな。
ん!匂い!匂いも消さなあかん。
でもファブリーズなんて持ってないし消し去ることは不可能だ。
香水を付けて部屋にも少し振りまいて匂いをかき乱す。
他に何もないよなと見渡してると部屋がノックされる。
開けるとニコッと微笑むDちゃん。
電話ないままってフロントを通らずにやってきたな。
部屋に入れて少し話したが眠い。
ちょっと前にしたばっかなのでブンブンする気もない。
このまま起きてて部屋をうろちょろされてもバレる可能性大なだけだ。
シャワーなんて使われたらタオルでバレてしまう。
なのでDちゃんを抱き寄せて「早かったから眠いやろ?」と聞きながらも半ば強引に一緒に眠りについた。

昼くらいに起きて出かける。
なんとかバレずに済んでよかった。
昼飯を食いながら話してると今日は仕事らしくもうすぐ出勤すると。
そして食べ終わったので送るとDちゃんに伝えてお店に向かう。
お店に近づくと前にママがいた。
そして店の前までくると何も言わずにママにお金を渡した。
ママもお察しのようでニコッと笑ってコープンカァと。
そしてDちゃんに準備しておいでと話すと満面の笑みでスキップしながら店の中に入ってった。

コダックにレートの確認をしに行ってみたが銀行よりレート悪い。
もう正月レートか?

夕方までごくふつうのデートしてからsoi6で別の友人H氏とその友達と待ち合わせ。
そしてムーガタで今年最後の晩餐。

WSへの移動途中にA氏から連絡が入り年越しはハリウッドへ行こうと約束を交わす。
WSでGoGo1件とバービアを回ってからハリウッドへ向かった。
ハリウッド前のお店でチムチュムを食べてるA氏と落ち合うと横にはかわいらしい女の娘もいる。
この娘2年前にバンコクのハリウッドへ一緒に行った娘に似てる気がする。
Dちゃんは19才なので入れないはずなのだが今日はノーチェックのようだ。
どうやって入ろうかとチムチュム屋で話してたけど全く意味なかった。
大いに盛り上がって飲みまくり。
ニューイヤーを迎えると同時にパーティースプレーでバカ騒ぎ。
楽しい時間はあっという間に過ぎるものだ。
A氏は所要が出来てしまったので先に帰り後を追うように俺も店を出た。
騒いで遊んだら腹も減るので前のお店でチムチュムを食べてからホテルに戻った。
Dちゃんは酔っ払ってて陽気なのでそのまま寝ることなく姫始めだ。
感度も上がってるので前とは違いビクンビクンと体が反応して楽しいブンブンだった。
事が終われば2人とも落ちるかのように眠りについた。


≪2010年1月訪泰3日目≫

13時過ぎに起きてからブンブン…せずに腹ごしらえへ。
買い物したりマッサージに行ったりと平凡なデートをして過ごす。
夜になり今日は海辺でリッチに飯が食いたい気分だったのでシーフードを食べに行った。
ほどなくして後ろの席に日本人2人と女1人がやってきた。
真後ろなので所々話しが聞こえてくる。
結構日本語が達者な娘だ。
どうやらバンコクで働いてる娘らしい。
30日?31日?にパタヤへ来て…。
2日?3日?にバンコクへ帰る…。
女の娘の電話やSMSが多い…。
電話やSMSが多い理由はどうだの…ってな感じでいろいろ聞こえてくる。
人のことなんてどうでもいいのだがやり取りが結構面白くてダンボになった。
女の娘がトイレに立った後に聞こえてきた会話も結構おもしろい。
トイレに行く回数が多いらしく、それは電話かSMSをするためだ…。
同じ店の他の娘はどうだの…。
10万円するプレゼントを買って来た…。
とか聞こえてくる。
おぃおぃ、10万円って…。
内容聞いてる限り俺にはぜーったいムリな話だ。
これって俺の心が狭いんだろうなぁきっとw

飯も終わりショーを観てビーチロードを北上しながら散歩。
人だらけでゆっくりと見てる余裕もないので夜食を買ってからホテルに帰った。
部屋でゆっくりと飲みながら夜食を頂く。
Dちゃんってちょっとツンとした感じをしてるが2人になると結構甘えただ。
ベタベタしてくるそのままの勢いで一緒にシャワーを浴びてからDちゃんを頂いた。
昨日程でもないけど感度上々。
十分楽しましてもらってから就寝。


≪2010年1月訪泰4日目≫

11時頃に起きた。
Dちゃんとはこれまで。
最初から今日は予定があると言っていたので13時には出掛けると告げると渋々納得。
soi6まで送ってからお別れした。

コダックに行って換金しようとしたが今日もやめといた。
なんで正月は銀行よりレート悪いかな…。

夕方にH氏に連絡を入れて一緒に飯食いに。
ナクルアのバービアを2軒回ってみる。
どこのバービア郡でもそうだが道路沿いにあるお店はそれなりに客がいる。
奥へ行けば行くほど客は減る。
いい女が見えれば奥へ行こうと思うのだがどこもどんぐりの背比べ。
周りを気にせずゆっくりと飲みたい時やお店を一人占めしたいなら奥の店の方がいい。
たまには当りもいるみたいだし。

次いでsoi3のバービアへ行ってみた。
3月に遊んだPちゃんはさすがに居なかった。
ど真ん中くらいの奥の店に入ったが特筆するような娘はおらず。

セカンドロード沿いでsoi6近くにあるバービアへ行ってみた。
なんかこの店変わってる。
テーブル席に合わせてカンター内にも椅子がある。
しかもお客の正面になるようにちゃんと並んでる。
女の娘は…。
悪くもなかったが良かったってわけでもなくお店自体の印象しかない。

ここでH氏と別行動に。
どこに行こうか考えたが8月に出会ったWちゃんと久々に会ってみようかと思った。
電話して今パタヤだと告げるとかなり驚いた様子。
それもそのはずで泰に来てるのは知ってたがパタヤには来ないと言ってたからだ。
とりあえず約束を取り付けると今から準備するからちょっと待っててと。
どれくらい待てばいいのかわからない。
泰人だけに待たされるのは間違いない。
まぁ、焦る必要もないしぶらぶら飲み歩こう。

ビーチロードsoi7と8の間にあるワールドワイドに入ってみた。
1件だけポツンとあるGoGoなので期待してなかったがウェイトレスにいい娘がいた。
黒髪が綺麗な小柄な娘だ。
ちょっと呼んで話をしてみたが感じもいい。
まぁ、他はそんなに期待しなくてよかったかな。

soi7に目新しいお店があったので入ってみたら12月中頃にオープンしたとのこと。
店の名前はCLINIC A GO GO。
外観は質素(よく言えばシンプル)なのでGoGoと判断しくにい。
入ってすぐ十字型ステージがあり、奥にバスタブがあって規模的にはSBぐらいかな。
隣にGoGo嬢を連れた日本人がいる。
そのGoGo嬢がステージに上がってお店の娘以上にかっちょよく踊ってた。
当の店の娘は良くも悪くもないがちょっと少ない。
店の娘によると休んでたり既に連れ出されてるのがたくさんいるとのことだったのでまた見てみたい。

そのままsoi7のバービアをうろちょろしてると初日に遊んだIちゃんに前を塞がれる。
入れと纏わりついてくるので「この後予定がある」と話すと「飲むだけでいいから入れ」と言う。
それなら連絡が来るまでと店に入ることにしたが1杯を飲み干す前にWちゃんから電話があった。
用意が終わって連絡してきたのかと思いきやもうホテルに向かってバイタクに乗ってると。
Iちゃんには申し訳ないが勘定を済ませてホテルに向かった。
とはいえホテル近くのバービアだったのですぐさまホテルに到着。
1分も経たないうちにバイタクに乗ってWちゃんがやってきた。
最初わからなかったがWちゃんが手を振ってきたので気付くことが出来た。
Wちゃん化粧濃すぎ…。
すんげえおめかししてつけまつ毛までしてえらい様変わりにちょっと引いてしまった。
あちこちと動き回ったせいでお腹も空いてきてたのでご飯を食べに行った。
ご飯を食べながらいろいろ質問される。
「どうしてパタヤに来てる?」との質問には「あなたに逢いに来た」と思ってもないこと言ってるのにかなり喜んでた。
食事が終わり帰りのソンテウでまつ毛を取ってやった。
つけまつ毛が好きじゃないと言ったら「嫌いなら取ってもいいよ」と言うのですぐに取ってやった。
うん、普通のまつ毛の方がかわいい。
ホテルに戻ってシャワーを浴びたら普通の顔に戻る。
う~ん、濃すぎる化粧もダメだがすっぴんよりも軽く化粧してる方がいいな。
そう思いながらもしっかりすることしてから就寝。


≪2010年1月訪泰5日目≫

11時頃に起きた。
今日はバンコクへ移動する。
Wちゃんは昼から仕事なのでぶつぶつと呟きながら帰って行った。

夕方にいつものホテルに到着。
そそくさと身支度を済ませてバスストップで空腹を満たしながらハイネケンドラフトでほろ酔いとなり臨戦態勢へ。
ほぼ開店と同時くらいにナナプラザへ突入した。
工事中となっていた中庭のバービアは開店してた。
写真ではわかり難いが並び3店で完成してるみたい。
工事してると聞いて入ったナナプラザで目の当たりにしたこの状態はまだ工事中と勘違いしたくらい殺風景。
雨が降れば空に伸びてる柱から雨避けが出てくる?付けれる?らしい。


最初に入ったのがロリポップ。
開店したばかりなのにもう客が5,6人も入ってる。
店も女も日本人を意識してるのがよーくわかる。
まだダンサーが揃ってなさげなのでゆっくりと出勤待ちしながら飲んでると入口近くの娘がしきりに手を振ってくる。
まぁまぁかわいく見える娘だがなんか見た事ある気がする。
かわいいしボケーっと一人ぢゃつまらんので呼んでみた。
75番?Jangjam?って娘だったかな(どこかの誰かと間違ってたらゴメンね)
「バンコクにはいつ来たの?」って聞かれたので「今日来た」と答える。
すると「今日までパタヤだったんだ」と言われた。
ん?なんで知ってる?と彼女を凝視。
おぉぉぉ、シーフードレストランで見かけた娘だ。
どうりで見たことある感じがしたはずだ。
「パタヤで一緒だった彼氏はどうした?」とか「プレゼントは何だった?」と質問してやったら焦ってた。
今日帰ったとか彼氏じゃないとか必死に説明しようとする。
反対に一緒に居た娘は誰?ってニヤニヤしながら聞き返されたので「彼女だ」と即答する。
さらに「一緒にカウントダウンするためにパタヤに行ったし、今日までずっと一緒だった」と。
彼女だと思ってもないし、ずっと一緒なんてあるはずないけどこの内容で即答することに意味がある。
そして「カウントダウンは好きな人と一緒に過ごすんじゃないの?」と。
続けて「パタヤまで一緒に行ってカウントダウンするんやから彼氏なんちゃうん?」って追い打ちをかける。
それでも一生懸命に違うと言う彼女の姿がおもしろくてかわいらしかった。
形勢逆転するつもりでの「誰?」って質問だったのかもしれないが残念やったね。
あなたを口説こうとわけじゃないのでなんとでも言える。
俺にとっては彼氏だろうが上客だろうがどうでもいい。
そうやって必死に隠そうとしたり、違うと一生けん命に説明しようとする姿が見たい。
ただ単に焦ってる姿がおもしろいってだけだ。
一通りのやり取りは結構楽しめた。
「今日はどうするの?私と遊んで」と誘ってくるが遊ぶはずがない。
「明日の朝帰るからバンコクに泊まってるだけ。誰とも遊ばない」と断ってチェックビン。
ダンサーをじっくり見ることは出来なかったけど楽しい時間をありがとう。

中庭のバービアをぐるり一周してみた。
一番奥の店に色白のかわいらしい娘を見つけたがファランが横にいたので素通り。

次にG-Spotへ入った。
前に遊んだドアガールのアイちゃんが一緒についてきた。
もともとふっくらしてる娘だが前よりもふっくらした気がしたので突っ込んでみる。
「キャー、いやー、言わないでー」ってさ。
一緒にダンサーを見るもいまいち。
ダンサーの数も少なかったし今日はLBも見かけなかった。

この後数店のGoGoに入り、それぞれの印象はこんな感じ。

レンボー4
客層はやっぱり大半が日本人。
全体的にいい感じに見える中で55番がインド系の顔立ちしてて綺麗な方。

ハリウッド
ほとんど客なし。
捕まる前に退店。

プレイスクール
レディーボーイ発見!

レンボー1
4のがいい。
完全に浮き足立ってる20代前半の2人組がやって来た。
ダンサーを呼んだはいいが2人揃って言った娘と違うのが来てる。
違う、あの娘だと伝えようとしてるが伝わらずに困惑するウェイトレス。
間違われて呼ばれたダンサーも迷惑顔。
でも諦めずにあの娘だと必死に話してる。
話が通じなくて諦めて造り笑顔でそのまま横に座らせるよりも努力するだけえらいと思った。

プリティーレディー
ちょっと暗くて見えにくいので目を凝らして見てみたがダメだこりゃ。
暗くしてて正解。

ブゥードゥー
客はファラン2人のみ。
中庭バービアのトイレ用にあるような感じで女少なし。
FちゃんのLB友達の友達(LB)が働いてた。

スパンキー
呼び込み嬢が目鼻立ちクッキリしてて細くていい。
ダンサー×。
スパンキングで遊びすぎ。

カサノビ
やっぱ時化てる。

レインボー2
1,4に比べると×。

オブセッション
パッと見の容姿はこの店が一番。
誰か呼ばないといつまでもしつこいのでゆうこりんでも呼んでみようとしたが居ない。
じゃあってことで9番を呼んでみたがこれと言って話しも盛り上がらず。

3階に上がり中庭を眺めなら小休憩。
すると中庭のバービアでさっき見かけたかわいい娘がまだいる。
すぐにその店に行きその娘の横へ。
おっとりした感じでタイ人にしては色白だがちょっとほくろが多い。
この娘とまったりと過ごしてた。
GoGo遊びの合間に休むにはちょうどいい感じがする離島感。
GoGo隣接のカウンターバーと違ってあぁ~、バービアだぁ~と思わせてくれる。
ここで飲んでるとパタヤで一緒だったロキシーの娘を持ち帰った彼と遭遇した。
横にはしっかりと…が居た。
今日はこの娘と遊んでみようと思ったが提示されたのを見て唖然というか愕然というか。。。
S2000のL4000だ。
………。
この店ってバービアちゃうん?
いくらバンコクとはいえバービアでこれはないやろ。
一気に意気消沈したので断ってチェックビン。

もう飯でも食いに行こうと思いG-Spotへ行きアイちゃんを呼んだが早くに仕事を終えて帰ってしまったらしい。
もうナナに用事はないと思いソイカへ移動。

最初にバービアで寛ごうとしたがブスばっかなのでバカラへ行くことに。
でもダメだこりゃ。
客はそれなりにいるけど女は残りカスしか居ない。
客席の隅っこに居たダンサー(たしか146番)が横にやってきた。
そんなに悪くはないが良くもない。
自ら寄ってきた割にすんげースレててつまらんのでドリンクも奢らずにどっか行けと。

これでGoGoを回る気が失せたのでテメを冷やかしに。
ゴールデンタイムを過ぎたせいか空席もあるくらい客も女も少ない。
じっくりと見回してみたが声かけようとする気も起こらない。
もう女はいいやと思い屋台へ飯を食いに行くことにした。

いつも行く所はすでに満席。
仕方なく別のところでちびちび飲みながらチムチュムが出てくるのを待ってた。
すると私日本人好き~って見た目の娘が話しかけてきた。
「あなたナナに居たけど一人?」と。
どうやら店で俺を見かけたらしい。
そんなべっぴんでもないけど全然悪くもないので「一緒に食うか?」と誘ってみると「うん」と。
レンボー4のローズ?って娘でいろいろ話してみるとまぁまぁ明るくて楽しい娘だった。
さて飯も食い終わったし帰ろう。
もう眠いし女を食う気も全く起こらないので帰ろうかと問いかけた。
「一緒に?」と聞かれたので「ごめん、明日の朝帰国するから一人で帰る」と。
するとテーブルに置いてた俺のiPhoneを手に取りいじり始めた。
案の定ってかローズちゃんの携帯が鳴る。
表示された番号見て「どうしてタイの番号?」と。
「ここはタイだから」と当たり前のような返事。
これ以上の会話はもういいので帰そうとタク代出したら受け取り拒否。
「電話してね」と言い残して帰って行った。


≪2010年11月訪泰最終日≫

最終日っても何もない。
朝の便なので8時にチェックアウトして帰っただけ。


≪あとがき≫

新年を異国で迎えるってのはなかなかいいもんだな。
いつもと違う雰囲気に違う相手だと新鮮な気持ちになれる。
その気分のよさからなかなかやめられそうにない。
それにしてもナナの高騰化を目の当たりして驚いた。
ほぼ全店S2000のL4000ってありえへん。
日本に比べたらこれでも十分安いのだろうがここはタイだ。
だいたい後先考えずに自分くらいとか自分だけよけりゃいいっていうおバカがいるせいだ。
そんな奴がホイホイと笑顔で払うから高騰してくるのだ。
正月料金ってのもふつうになってきたし最悪だ。
テメもすんげー吹っかけられるってのはほとんどがおバカな日本人のせいだ。
タニヤも高くなったのか?
パッポンもソイカもそうなのか?
バンコクで遊ぶ時は覚悟して遊ぶようにせなあかん。








夢の国出張報告書2011 逸楽 依存度レベル98

≪まえがき≫

今回は7泊8日なので久々にゆっくりと過ごせる。
じっくり回ってみたいがsoi6にはDちゃんがいるので深入り出来そうにない。
パタヤは狭いようで広いしいくらでも楽しめるとこはある。
でもGWだけに日本人うじゃうじゃだと思われるので先越されないようにしないと。
まぁ今の俺の選定基準からしてかぶるようなことは少ないかな。
これでも昔はかなりの面食いって言われたんだけど…。
だからと言ってゲテモノが好みになったわけぢゃないので他にとられないようにしよう。


≪2011年4月 訪泰1日目≫

2nd.ロードへ出ようとしたらやっぱりLちゃんに見つかったのでいつものようにあしらってから夜の街へ。
soi6付近でソンテウを降り北上しながらバービアを徘徊。
soi3付近まできてMPも覗いてみようとサバイルームに入った。
40人程いたが消去法で選ぶならって感じでどうしようもない。
ランドも30人近くいたがこちらも同じようなもの。
ディーへ移動して他店で言うサイドラインにも姫多数!
こっちだけでゆうに30人はいる。
タマダーにはもっといたので総勢7,80人は居たが乗り気になるような娘は居なかった。

soi3のバービアへ行きほぼ全店を見てから一番賑わってる端のお店へ。
ハタチのプイちゃんを横に飲んでるとカウンターの娘から名前を聞かれた。
答えると「Pちゃんを知ってるか?」と。
知らないわけない。
話してみるとPちゃんの妹だと言う。
来月にはやって来ると言ってたので次の訪泰時には気をつけよう。

WSに移動してビーチクラブ、ハッピー、ロキシー、バカラにスパーベイビーと入った。
SBにはこの店を辞めたウェイトレスが遊びに来てた。
Gちゃんの友達で後を追うかのようにバカラに移動したみたい。
お客と一緒だったが少しお話。
しきりに遊びに行くだけブンブンはしない!と言ってたがそんなこと俺にはどうでもいい。
体を売るのがそんなに知られたくないのか?

そうそう、ポロエンターテイメントがオープンしてた。
反対にパワーズクラブにCosy's Agogoとソイ ダイモンドのAtlantis (旧パリス)が閉店。

Blue Bar(旧名Gentlemens Club)に入ってみた。
鏡壁に書いてあった明らかに消した方がいいと思われる変なおネエちゃんの絵が消えてる。
営業形態は変わってる様子もなくA Go Goのまま。
大きさも顔つきも静ちゃん似(静ちゃんよりはかわいい)の30番はまだいた。
前に遊んだ娘は居なかったがスタイルよくてかっちょよく踊ってる娘にかなりそそられて釘付けになった。
1番?15番?mill?で歯に強制具を付けてる娘だ。
パッと見は結構イケてる感じだが近くで見るとかなり濃い方。
いつもなら他に行きそうだが禁欲解放日だっただけに早く暴発させたい。
そそられるスタイルとダンスにもう我慢の限界がきてる。
この娘とやりたい!とりあえずやりたい!
いつもなら他に行ってもおかしくない娘なのでショートで遊ばしてもらおう。
PBとだけ告げ一緒に店を出た。
「どこのホテル?」と聞いて来たので「近くのホテルに行こう」と伝える。
「えっ?ショートなの?」との問いにごたく並べて「今日はショートで」と告げる。
そして近くのホテルに行き戦闘開始。
結構しっとり肌でさわり心地は抜群にいい上にかなり敏感でビクビクする割には思いっきり喘ぐわけじゃない。
声が出るのを我慢してるので漏れて来る声がたまらなくいい。
濡れまくるし奉仕もしっかりしてくれたので大満足。

一戦交える前までは終わってどっか飲みに行こうと思ってたが満足感でもういい。
なのでホテルに帰ろうと思いsoi7を入るとLちゃんに見つかって1杯飲んでけとしつこくまとわりつく。
まぁ、今日はいいかと久々に一緒に飲んだ。
ほんとに1杯飲んだところでバイバイして就寝。


≪2011年4月 訪泰2日目≫

今日はブッカオの方へ行ってみよう。
ぶらぶらしてるとPPマッサージの看板が目に入ったので覗いてみようとひたすらソイを歩く。
歩いた甲斐なんて全く無い。
妖怪屋敷。
ゲンナリしながら店を出ると駐車場に観光バスが。
インド人のルートになってるようだがバスのボディーには…。
思いっきり『JTB』と。
JTBだからって日本人だけを相手するわけじゃないのはわかるがソープはないやろ。

ブッカオに戻りOASIS A GoGoへ。
これまた妖怪屋敷。
乳首のボディペインティングがなんか変な感じ。
86番が異様に細かったことはなんとか覚えてるが後の娘なんて記憶にない。
ハッピーアワーのおかげかハイネケン75バーツでドラフトは49バーツだった。

ソイ ダイアナインの方に回ってからLKメトロへ入る。
一番最初に目に飛び込んできたCHAMPAGNE A GoGoに入ってみると結構いっぱい。
右奥に小さなシャワーステージがあった。
規模的にはSBクラスで女のレベルは中の中。
誰も呼びはしなかったがトレイに行った時に一番よさげな娘に話しかけてみた。
確かヨ?って名前だったかな。
なかなか笑顔もかわいくて愛想よかった。

前にあるMASH A GoGoへ。
ダンサーの入れ替わりまで待ったがコレと言っていい娘もいない気がした。
出る時になって初めて入口にかわいい娘を見かけたので番号を聞いといた。
130番で笑顔が愛らしかったがじっくり見たわけぢゃない。
21時までハッピーアワーでビール全種65バーツだった。

これまた前にあるTHE OFFICE A GoGoへ。
シャンパーニュと同じくらい賑わってる。
入ってすぐにアピールしてくる娘がいたが一通りダンサーを見てみた。
その娘よりもええなぁって娘も見当たらなかったので呼んでみる。
55番NAMちゃんで少し大きめの娘だ。
やわ肌で触り心地が結構よかったので心の中でキープしてから次に。

通りを曲がって右手にあるバービアによさげな娘を発見。
お店の名前はレッドアイだったと思う。
結構やさしくていい娘なんだけどセックスアピールが足りない。
さっきの娘の方がいいのでここでは寛ぎながら飲んだだけ。

このバービアで飲んでると目の前にカラフルな建物が目に入る。
ソイブッカオから入ると突き当たりすぐ手前の右側だ。
その中の確か赤い建物の前にたむろしてる女達が目に付く。
たむろしてると言っても地べたりあんではなくsoi6みたいな感じ。
でもsoi6と違って客引きなんてないみたい。
店の娘に聞くと置屋って言ってた。

次いでSUBMARINE A GoGo。
細長い店内に丸テーブルのようなステージが5個並んでるだけで狭い。
真ん中辺りに座って店内を物色すると目にとまる娘が3人。
一人は細め茶髪小顔でSBやSGでも十分通用するというか今のSBならこの娘の方が上かも。
あとの2人は小柄な娘で万人受けする感じでもないが俺はストライク。
細め茶髪小顔の娘は日本人のとこについてたし、どれかって言うと小柄な2人の方がいい。
どちらにしようか考えたがどんぐりの背比べ状態なのでどっちでもいい。
しっかり見比べて明るそうな方を呼んでみた。
なかなか笑顔のかわいらしい娘でよく話をする娘だ(Tちゃんとする)
この娘だとアッチもコッチも楽しめそうな気がしてきた。
でもさっきのNAMちゃんも捨てがたい気がしたので一旦保留。
今日の気分的にムチムチやわ肌の触り心地ヨシって娘と遊びたい気分。
誰かに取られるのを覚悟で一度戻ってどちらにするか考えてみることにした。

オフィスに戻り売れ残ってたNAMちゃんを呼ぶ。
呼んだと言うよりウェイトレスに勝手に呼ばれた感もある。
横に座って話しながらもNAMちゃんのお肌の感触をしっかり確かめる。
そして「うん、これこれ。今日求めてる感触は」と一人納得してる俺。
でもすぐにNAMちゃんのダンスの順番がやって来てステージに上がっていった。
あんなことやこんなことして…と一人妄想ふけってるとNAMちゃんのダンスが終わった。
そのままこっちに戻ってきて…と思いきや反対側のファランのとこに行きよった。
しかもチューまでして甘えよる。
あかん、萎えてきた、もうええ。
あの様子だと今初めて呼ばれた相手ではなさそうだ。
あれを無理矢理引き戻してPBしてもショートで…とか言われそうな気もする。
ちゅうか無理矢理引き戻して心ここにあらずって思われる女と楽しめるか!
てことですぐさまチェックビンしてNAMちゃんには何も告げずに店を出た。

さぁサブマリンに戻るぞ。
店に入ってすぐに後ろ姿のTちゃんを確認出来た。
ジンを頼んでからTちゃんを呼ぼうとした所でTちゃんの友達が俺の存在に気付いた。
そして踊ってるTちゃんに何かを言ってるのが目に入った。
瞬時にこっちを向いたTちゃんと目が合った。
俺と目が合うとそのままテーブルを降りてこっちにやって来た。
そして首に手を回して抱きついてきてぶちゅーっと。
そのまま横に座って会話もそこそこにお腹空いたからご飯食べに行こうと誘うと2つ返事でok。
触り心地はNAMちゃんのが明らかにいいが明るさかわいらしさに居心地はTちゃんのがいい。
なのでトータルでTちゃんのがいいと思い込むことに。
ポジティブに行こうポジティブに。

ブッカオでチムチュムをつつきながらいろいろ話してた。
かなり盛り上がってきた所でやってしまった!
Tちゃんに向かってNAMちゃんと言ったのだ。
名前を言ったとすぐには気付かなかったTちゃんも即効察知して誰?と。
会話的には本人ぢゃない人の名前を言ってもおかしくない流れ。
なのでポーカーフェイスを気取りながら必死に取りつくろう俺。
なんとか収集がついた、というより引いてくれた感が強い気がする。
あーぁ、もうあかん。
せっかくええ感じで盛り上がってたのに。
この勢いで楽しくいちゃいちゃして恋人感覚でブンブンや!って思ってたのに。
とりあえずロングでお持ち帰りなのでまだ時間はある。
彼女の気を引くように努めるしかない。
と思ったが面倒に思えてきた。
彼氏のおる娘を口説く気なんて毛頭ないので間違えたことに触れないようにしときゃいいや。
とりあえず何もなかったかのように振舞ってホテルに帰る。
ホテルでもいつも通り焦らず落ち着いておべんちゃらは忘れずにしてたら結構楽しめた。
スモークが結構なお手前でこのまま果ててもいいかと思ったくらい。
今日はTちゃんを抱きかかえたまま夢の中へ。


≪2011年4月 訪泰3日目≫

昼に起きてまったり過ごしてた。
「今からどうするの?」としきりに聞いてくるTちゃん。
今日はA氏から連絡が入る予定になっている。
なので予定があるからと言って帰して夕方から動き出した。

2nd RD.soi3近くのバービアで1杯飲んでからsoi8へ移動。
通りを入ってすぐ左手のお店で知り合いのB氏を見つけた。
B氏も一人で来ているらしく後日一緒に飲みに行く約束を交わしてsoi8へ戻る。
半分ほど過ぎた辺りで今度はバッタリとA氏に出会った。
そのまま共に行動をし昨日に続いてブッカオへ向かうことに。

唯一入ってなかったKISS A Go Goへ入ってみる。
真ん中にステージがあるわけじゃなくビーチクラブのような感じ。
でも大きさは1/3程度。
女は見る価値もなかったのですぐ出てきた。

シャンパーニュに行ってからオフィスへ行ったがNAMちゃんは休み。
前にあるマッシュにも行ったが130番の娘は食事に出てたのでお話出来ず。

通りをぶらつき始めたところで置屋が目に入る。
女達を品定めしようと近寄ってみると女達からも品定めされるように見られてる。
ニコッとも微笑まない女達に近寄ってはいけなかったのか?と思ってしまった。
結構かわいい娘もいたので誰か遊んで続報よろしく。

サブマリンに入るや否や踊ってるTちゃんの腰に手を回してこっちに来るように促す。
少し話した所で次に行こうとするとTちゃんは浮かない顔。
一緒に帰れると思ってたらしい。
とりあえずまた連絡すると言って出てきた。

soi7へ移動しシルバースターの前でかわいらしい娘を見かけた。
ええ感じやな~って思ってたらA氏も同じ娘に目が行ってたらしく話してみるとのことで入った。
おとなしめでいい感じの娘だったようでA氏は連れて出ることに。
A氏は飯を食いに行くようなので腹が減ってる俺も一緒に行こくことにした。
当然俺一人ぢゃつまらんのでTちゃんを連れ出すことにしてまたブッカオへ。
お店に戻ると後ろ向きで踊ってるTちゃんを抱きよせて一緒に飯食いに行こうと誘う。
いきなり抱き寄せたのでビックリしてたが「うん、行く!」と。
今日もまたチムチュム。
昨日のチムチュムとドリンクはいまいちだったので今日はおいしく頂きたい。
昨日は会話が一番いまいちだったが…。
ハリウッド前のお店まで移動してから4人で楽しく美味しく。
ここからTちゃんのペースで事が運んでいく。
ディスコに行きたいと言い出した。
そりゃ目の前にディスコがあれば行きたくなるよな。
俺は全然かまわないがA氏と連れの娘がいる。
Tちゃんは皆で騒ぎたいらしくA氏は女の娘次第。
Tちゃんが半ば強引に誘って女の娘はok。
話が纏まったのでハリウッドに行こうと言うとイヤだと言うTちゃん。
いつも行ってるWSのi barに行きたいと言うのだ。
A氏とともに遠いから却下と言っても「遠くない。WSなんてすぐだ」とダダをこねる。
目の前にハリウッドあるやん…と思いつつも泰人は自分の縄張りにしか行こうとしないので仕方ない。
女の娘はどこでもokらしいので仕方なくWSまで移動することにした。
自分が言い出しただけあってソンテウも即効で捕まえてしっかり値切ってた。
店まで遠かったが着いてしまえば楽しいもんですぐに時間は流れていき急に明りが点灯。
警察が巡回に来て今日はもうお開きだと言う。
何の日か忘れたが全店3時で閉めないとダメな日なんだってさ。
珍しい光景もみれたし十分遊んだのでちょうどよかったかもしれない。
ホテルに帰っても酔った上に疲れてるのでチューしたまま寝るだけだった。


≪2011年5月 訪泰4日目≫

昼過ぎに目が覚めて寝ているTちゃんのお乳さわさわしてたらTちゃんが起きた。
そして流れのままにブンブン。
俺が果てた途端にTちゃんの電話が鳴った。
そのまま電話に出るTちゃん。
俺のジュニアがまだ入ったままやというのに。
相手はファランの彼氏のようで「ハイ、ハニー」って聞こえた。
何食わぬとまではいかないが話をするTちゃん。
抜かずにちょっと動いてやったらこっちを見てダメと合図してくる。
相手は気付かないまま少しの会話で電話を切ったがお○ん○ん入れたままでよくやるよ。
ほんま女は恐ろい生き物だってのがよくわかった。
終わったら腹も減ってたので一緒に飯を食いに。
食ったら帰るだろうと思ってたが一向に帰る気配が見られない。
ホテルに帰って寛ごうとか言い出し始めたのでこらあかん。
居座られると困るので用事があるからとTちゃんを帰したが「どうせ今日も来るんでしょ?」だって。

昨日会ったB氏と共に出かけた。
WSへ直行し最初に向かったのがビーチクラブ。
でも開店前だったのでハッピーまで足を伸ばしたがいい感じなのはいない。
あえて選ぶなら211番かな。

バカラへ行くと時間も早いのにほぼ満席に近い状態。
こんだけいっぱいなら活気ありそうなもんだが時化た雰囲気。
時化てる理由は何だ?と思い客やダンサーを観察してみた。
ソファー席を陣取ってる連中が時化た面してえらそうにふんぞり返って二コリともしない。
そんな客の前で踊っても緩慢なダンスにしかならんよな。
周りのテーブル席もほぼ同じ状態。
かわいらしいのもいたが時化た奴らと飲んでも楽しくないので出てきた。

この後4店回った。
リビングドールショーケースはほとんどアウト。
43番オイがパッと見はよさげに見えたが近くでみるとまぁ…って感じ。
ビーチクラブでは中には入らず外の呼込み嬢と人間観察しながら会話して飲むだけ。
なので中の様子はわからないが3日前から変わってるとは思えない。
スーパーガールは残りカスしかいないように思われたので長居せず。
相変わらずちょっと過激なウィンドミルクラブ。
以前に比べてマシに見える娘がちらほら。

そして初日に入ったBlue Bar入った。
遊んだ娘が居たので横に呼んで戯れてたら初日のブンブンを思い出してまた味わいたくなってきた。
この顔に見慣れたせいもあってロングでゆっくり楽しんでみたいと思えてきた。
どうしようか思案してたらダンスの時間がやってきた。
そのダンス中にブルーのポロ着たちょい太めのあんちゃん(日本人)がドリンクを奢ったようである。
でもママが俺が呼んでると身振り手振りで説明しているのがわかる。
そのままダンスをボーッと眺めてたらあんちゃんピンポン遊びを始めた。
あからさまにお目当ての娘の気を引かんばかりのピンポン遊びを2回も。
こんなの放っておいて先にPBしてしちゃえと思ったがバカみたいに対抗心が出てきた。
こういうのが俺の悪い所だ。
ピンポン入りの籠が俺の所にやってくる。
ステージ上のダンサーは俺に釘付け。
いつものように一気に放り投げるようなことはせずに…(どうしたかはあえて書かない)
周りのダンサーからキャーキャーと騒ぎ立てられてる。
本人は驚いてたがかなりご満悦な様子。
してやったりと勝手に思い込んで満足に浸る俺。
しばしのダンスが終わるとそのあんちゃんの所へ先に行った。
代わりにママがやって来てLDの挨拶をしに行ってると説明しに来る。
そして3,4分程で俺の所に戻ってきた。
少し話してから一緒に出ようと話しかけると。
「うん、いいよ」との返事に「どっか遊びに行こう」と問いかける。
すると…。
「今日もショートで」と返ってきた。
なぬ?ショートだぁ?なんで今日はショートやねん!と思ったと同時にもうこいつはいいや。
あーぁ、ピンポン代もったいないよなぁ。
このまま帰るのもなんかしゃくだよなぁ。
ショートじゃ遊ばないと言ってそのまま帰るとあのあんちゃんのとこにすっ飛んでくのは目に見えてる。
それもなんかしゃくだ。
ここで考えた。
そうだよな、PBしなかったらあのあんちゃんにPBのお誘いするよな。
これを利用して遊べそうな気がしてきた。
PBしてから一度出たらその間にショートで誘うんじゃないかと考えた。
いや、ショートでお願いと言ってきたくらいだから既に待ってるとか言われてる可能性もあるな。
ダンサーから誘うかあんちゃんから誘うかなんてどっちでもいい。
とりあえずその行為に至るのか!?って所を実験させてもらおうと思った。
そしてその行為に至ってた場合はPB代もぎ取ってから帰ればいいだけだ。
この店は2階に小さな部屋があるので恐らくココでするはずだ。
小1時間もしないくらいに戻れば終わって帰ってしまってるなんてことはまずない。
超淡白の超早漏だと帰ってしまってるのかもしれないが。
お店で従順に待ってれば彼女の勝ちなので持ち帰って楽しむとしよう。
従順に待つくらいだから楽しめるはずと思いこむことにして。
なので「ショートは嫌だ」と答えると最初はお願いだからショートでと懇願してきてた。
3回程のやり取りで渋々OKと言ってきた。
そこで「友達と一緒だから今すぐは一緒に出れないけど大丈夫?」と問いかける。
ここで彼女の頭ん中フル回転だったと思われる。
「どれくらい?」、「何時に帰ってくる?」と聞いてくる。
わざと曖昧な返事してたがしきりにどれくらいか聞き出そうとする。
この時点で小遣い稼ぎ率7割以上と推測。
「1時間~1時間半くらいかな」と言うと「何時?何時に?」と。
小遣い稼ぎ率九割九分九厘で間違いない。
あんちゃんとこ戻って話してチェックして2階行って…と時間計算して1時間はゆうにかかると思った。
なので1時間半後くらいにしとけばいいだろうと思い10時45分くらいだったので0時15分くらいと告げる。
そしてPB代入れてチェックビン。
戻ってくるまで誰かと遊ぶのはNGだと言うと「わかってる」と。
「もし誰かと遊んだら金は返してもらうぞ」とママに釘をさしておいたら「わかってる」と。
さぁ、1時間後が楽しみだ。

時間潰しと言うか今日の相手探しのためにペパーミントとファーレンハイトへ行った。
ペパーミントは楽しい客(偶然にも帰りの便で同じだった…)がいたので楽しく飲めたがいい娘はおらず。
ファーレンハイトは17番で巻き髪のかわいい娘がいたが他についてたので呼べず。
B氏とはここで別れて別行動に。

この2店だけで1時間も経過してしまいジェントルマンに戻ったのは12時前くらい。
予定より微妙に遅れたがちょうど1時間くらいなので大丈夫だろう。
店内を見渡してもお目当ての娘はいない。
当然あんちゃんもいない。
ママも見当たらなかったので近くのウェイトレスに女の娘を呼んでもらったら少し待ってくれと。
「待つ?なんで?」と言うと「すぐ来るから」との返事。
まぁ、少しだけ待ってやろう。
5分も待たされた時にママの姿が見えたので早く連れて来いと催促する。
ママもちょっと待てと言う。
間違いない、絶対にショートで小遣い稼ぎしてる。
もう待つ気なんてないのでママに何故今ここに来れないと問い詰める。
「ちょっと出てるので待って欲しい」としか言わないママ。
少し焦ってる様子。
「どこに行った?」、「何してる?」、「さっきの太い日本人と遊んでんだろ」と次々に問い詰める。
いいタイミングでステージを挟んだ反対側をしれーっと出て行くあんちゃんを見つける。
やっぱり。
「あいつはなんだ?」、「今2階から降りて来たぞ」、「そのうち女も降りてくるんだろ」と問い詰める。
かなり焦り始めた。
そのままママを連れてキャッシャーへ行きPB代を返せと言い寄る。
ママがちょっと待ってくれと言うが「待たない。金返せ」とだけ答える。
普通じゃない様子にボスまでやってきて俺をなだめようとする。
「女が待ってないので金返せ」とボスに話す。
こちらの言い分を説明すると謝ってはくるが女がもう来るから待ってくれと言う。
風俗嬢なんて何人も相手してるので人の後が嫌だってことに拘っても仕方ない。
でも俺はこいつだったってのがハッキリ見えた時点で無理だ。
特に脂ギッシュなあんちゃんの後なんて…。
そんな女はいらないと数回のやり取りをしたら諦めたらしく頭を下げならが金を返してきた。
その金をむしり取るように受け取って店を後にした。

さてどうしよう。
どこで探そうかと考えて歩き出したはいいがいろんな意味でやる気が失せてしまった。
どうしても女が欲しい!ってわけでもないからもう帰ろう。
ホテルに帰りながら一人物思いにふける。
俺は泰まで来て何やってんねやろ。
バカみたいに対抗心燃やして散財して時間まで捨ててしまった。
少しは反省しよう…
と思いつつもたぶんなおらんのやろなとも思ってる自分がいる。

ホテル近くまで帰ってきたところで声をかけられた。
なんか見覚えある娘だと思ったらsoi9にバービアがあった時にそこで働いてた娘だ。
当時はかわいかったがちょっとデブってて大人びてた。
反省するべく帰ろとしたが飲んでいけとしつこく付きまとってくる。
久々だから1杯奢るというし仕方なく?飲み始めた。
飲んでるうちに空腹を満たしたくなり飯を食いに行くことにした。
1杯で済まず2杯飲んだが奢ってくれた。
でも結局飯を食いに行くのにPBしたので奢ってもらっても相手の思うツボだな。
飯食ってホテルへ戻る途中で帰れと言ったがのこのこついてくる。
ついて来ても何もしないぞと言ってもついてくる。
当たり前だが何もする気がないしやる気が起きるような娘でもないのでそのまま就寝。
こんなことしてる俺って反省してる様子が全くないよなと自分で思うしんのすけだった。


≪2011年5月 訪泰5日目≫

昨日はおとなしく(自分ではそう思うことにしてる)したので今日は昼から動いてみた。
soi6に行くもかわいい娘が見当たらず。
去年5月に遊んだ娘がまた声かけてきたが今日は飲みもせず二言三言話すのみ。
確実にスレてきてると立ち振る舞いでわかってしまう。
soi8,7とバーホップするが1杯飲んでバイバイを繰り返すだけ。
一度ホテルに帰ってからA氏と合流してナクルアへシーフードを食いに行ってからsoi6まで南下。
あちこちと物色するもあまりええ娘は見当たらんし停電するわでMPへ行くことにした。
サバイ3店を見て目星をつけてから近くのバービアへ行ってみるも適当な娘に巡りあえずにランドへ戻ることにした。
154番ヌイだったかな。
明るくて笑顔の絶えない娘で隅から隅までめっちゃ丁寧に洗ってくれる。
潜望鏡してくれたので大袈裟に喜んでみたらすぐに果ててしまいそうなくらいサービスがよくなった。
ベッドでもあんなことこんなこと…。
小柄な娘で仕事熱心だったの結構満足。

さぁ飲みに行こうとA氏に連絡を入れ、またsoi6へ。
A氏がすぐにすんげーかわいいちびっ娘を見つけたので入店。
今度はA氏が2階でお遊びしてくるってことで一人店を出てWSへ向かった。

ビーチクラブでは中には入らずに外で呼込み嬢達と会話しながら通り過ぎる人達を見る。
目の前の屋台でSBのOちゃんがラーメン食ってる。
俺に気付きこっち来いと言うが後で店に行くからと言って動く気のない俺。
外で長居してると暑くなってきたのでそろそろクーラーの効いた店と言うことでSBへ。
約束はちゃんと守らんとあかんしね。
でもこれと言って用もなく涼みに行ったようなもの。
しっかりコーラだけは奢らされたが…。

そうだ、ポロエンターテイメントが再オープンしてたので入ってみなければ!と思い人柱になってきた。
ちょっと暗めで中央に縦長のステージがあり4人のダンサーが踊ってる。
A Go Goでもコヨーテでもなくショーパブって感じがしなくもない。
エンジェルウィッチのようなショーとはまた違う。
ステージ回りにある大きなソファー席に通されドリンクをオーダー。
ロォイハースィップと言われわかったと返事する。
支払いは帰る前ではなくドリンクと引き換えで支払うシステムで明細書を見てビックリ。
250だった。。。
ロォイハースィップって聞こえたつもりだったが2の部分がちゃんと聞こえてなかった。
仕方なく払ったが気分は落ちてく。
テーブルのメニューにしっかり記載あったのでボラれたわけではないみたい。
アルコールは一番安いので250バーツだった。
間もなくスーテジのネエちゃんが降りてソファー席を順番に回り始める。
これってチップやらなあかんやんって感じの回り方。
おもろくないショーにチップを払う気なんて微塵もないので2つ手前の所で席を立った。

WSをぶらぶらと歩き回ってSGでも見てみるかと入って5分でA氏から電話が入る。
5分での印象はいつもと変わらずいいレベルなんやないかな。

目の前にある回転カウンターで1杯やりながらA氏を待ってた。
すると昨日ぶっちした娘と遭遇。
何か話しだげだったがファランの客と一緒だったのでジィーっとこっちを見てるだけ。
ニコッと言うかニヤッと微笑み返してあげたら暗い顔して俯いてしまった。

A氏が到着しエアポートクラブに入った。
かなり前に一度入って二度と入らないと思ってたけどA氏ご推薦で入ってみる。
推薦するだけあって結構いい娘がいる。
客もすんげーいっぱいで狭いとこしか空いてない。
数人はいいの見かけたがあまりにも狭くて遊べそうにもなかったのでエロい目でジロジロと見渡しただけ。
二度と入らないと思った時とは雲泥の差だった。

真ん中南側にあるディスコって言うかクラブにA氏が遊んだsoi6の娘達が数人でいた。
一緒に…ってなりかけたがそんな気分でもなかったので2人して別の店へ行こうと。
そしてアイアンクラブの店の前を通るとめちゃめちゃかわいい娘を発見!
目が合うとこっちこっちと手招きしてくる。
その手招きにつられてその娘のもとへ行き手を取って中へ入ってった。
間違いなくエロさ満開のニヤケ顔だったはず。
こっちに来てあまり日も経ってなくて会話もあまり成り立たん。
でもこのかわいさをものに出来るなら間を持たせるだけの努力は十分出来ると思えた。
でもそんな思いは全くどこ吹く風で連れ出しはNGだと。
メイちゃんだったかマイちゃんだったか忘れたが学生でアルバイトしにやって来てるらしい。
ウソかホントか50:50以下だと思うがNGなものはNGなのだ。
とりあえず連絡先だけ聞き出して今日は諦めた。
そうそうSGで働いてたウェイトレスがこの店で働いてた。
彼女曰くSGはウェイトレスが2週間以上休むのはダメらしいので辞たんだと。
強がりかどうかはわからんがこっちの店の方がいいって思ってるらしい。

時間もいい頃なので帰ることに。
A氏と別れてホテルのソイに入るとまたしてもLちゃんが立ち塞がる。
相手にする気なんて毛頭ないのでのらりくらりとかわしてホテルへ戻る。
そこでようやくTちゃんにSMSを送った。
昨日今日と遊んでる間に幾度かSMSと電話があったのだ。
1分も経たないうちに「どこにいる?何してた?」と返事があった。
何度かやり取りしてるうちにホテルに来ることになった。
眠いのによ~と思いながらもTちゃんが自らやって来ると言うので待つことにしよう。
ほどなくしてやって来たTちゃんと…。


≪2011年5月 訪泰6日目≫

昼前に起きてTちゃんを帰した。
元から今日バンコクへ戻ると伝えてあったのでぶつぶつ言いながらも大人しく帰ってった。
当然ながら他で遊ぶための言い訳で戻るのは明日のことだ。

昼のsoi6を見て回ったがいまいちいい娘が見当たらない。
仕方なく健全なマッサージ受けて夜に備えることに。
そうそう2ndロードから入って1件目(角のバービアぢゃないよ)にバービアからの成り下がり発見。
WSのHAPPYへ向かって右手真ん中にある店の娘だ。
細くてまぁまぁ綺麗なロングヘアーでバービア嬢にしたら結構かわいい方なのでご存知の方も多いはず。
姉と呼んでたぶっちょいババァと共に移店したみたい。
今ならsoi6価格(たぶん)でお相手出来るんでお得では?

夕方になりsoi8をうろつき始めた所でA氏から連絡が入ったので一緒に飯を食いに。
そして暗くなったsoi6を物色し始める。
ここでA氏にDちゃんが働いてた店の前を先に通ってもらい居ないことを確認してもらった。
これでようやく端から端まで真ん中を避けることなく堂々と物色出来る。
この1週間一度もDちゃんらしき娘を見かけてない。
ほんとにいるのか?ってそんな事は今どうでもいいや。
バイキングで22才細身のかわいらしい娘を見かけたので入ってみた。
ここでA氏とは別行動に。
話してみたが冷凍マグロっぽかったので相手せずに次へ。
真ん中あたりで18前後に見えるかわいいちびっ娘発見。
実際は20才でID確認したので間違いない。
甘えたな感じのするいい娘だったので遊ぶことにした。
2階の部屋でじっくりゆっくりと堪能させてもらった。
スモークは普通だったが時折見せる指を咥えて潤んだ瞳で見てくる仕草がたまらなくよかった。

WSへ移動してすぐに呼込みしてた娘に手を取られそのままシルバースターに入る。
たいした印象はなかったかな。
ビーチクラブに行くもまた外でまったりと飲んだだけ。
アイアンクラブに行って昨日の娘を誘ってみるもやっぱりダメだってさ。
バカラは相変わらず客いっぱいだけど女は減ってた。
Oちゃん不在でよかったよかった。
SBに行ってみたらこちらも女が少ない。
やっぱりコーラ奢らされた…。

一度はPratamnak RD.へ出てどこか行こうと思ったがまたsoi15へ入る。
すると新しいお店climax a go goが出来てた。
Baby Dollsの横で元々Fun RoomやSAKURA CLUBのあった所。
6,7人くらいのステージが真ん中にあるだけで他と変わり映えのない形態。
やはりと言うか客はめちゃ少ない。
ぶっさいくなウェイトレスが選べだのドリンク奢れだのとうっとおしい。
選んでみようかと思える娘もいなかったのですぐに出てきた。


もうあんま行きたいとこもない。
ふとDちゃんの事を思い出し電話してみた。
泰に来る直前に話した時はパタヤに居ると聞いてたがsoi6に居る様子がなかったので気になった。
最初は客がついて出てるのかと思ってそんな気にしてなかったが。
電話に出ない。
出ないならいいやと思いsoi15をWSに向かって歩いてるとサファイアクラブの所で名前を呼ばれる。
昨年の8月に一度入ったっきりなのによく覚えてるもんだ。
笑顔で挨拶だけして歩き始めた途端に電話が鳴る。
Dちゃんからだ。
出るとマシンガンの如くしゃべる。
「どうして泰の番号?」だの「なんで連絡よこさない!」だのと責めたてられた。
皆言う事は同じなんだと改めて思った。
結局逢うことになりホテルで待ち合わせ。
ドアがノックされ開けるとDちゃんのはずなのに一瞬Tちゃんに見えて心臓バクバクした。
でも落ち着いて見ると手を組んで怒った様子のDちゃん。
TちゃんってDちゃんに似てるとA氏に言われてたのを思い出した。
やっぱり咎められた。
その間にもいろいろ聞き出すと今はsoi6で働いてないらしい。
いとこがいるからパタヤで暮らしてるだけなんだと。
くそー、これならどうどうとsoi6歩いときゃよかった。


≪2011年5月 訪泰7日目≫

12時にチェックアウトしてタクシーに乗り込む。
当り前だがここでDちゃんとはバイバイ。
今度はちゃんと連絡してと何度も念をおされたが曖昧な返事しかしない俺。
A氏を拾って共にバンコクへ移動したが予定のあるそうなのでここで別行動に。
18時過ぎにバスストップで飯を食ってナナプラザへ。
ど真ん中にあるバービア郡が変わってた。
工事終了だと聞いてたのに拡張工事されてた。


最初にG-Spotへ入った。
結構なダンサーがいるがピカイチって娘は見当たらない。
ママが寄ってきて「今日まで休み。今バンコクに向かってる」と。
ポカンとしてたら「アイちゃん今日帰ってくる」と。
あぁー、アイちゃんのことね。
ママが好意で言ってきたみたいなので「そっか、残念やわ」と返しといた。
ぼーっとステージを見てると電話してたママがその電話を渡してきた。
話すとアイちゃんだった。
おせっかいママさんがアイちゃんが今日帰ってくるからと電話で呼んだらしいのだ。
バンコク着いたらこっちに直行すると。
誰も呼んでくれとは言ってないのに。
ある程度話したがあかん、もうどうもこうもならん。
どうせ屋台で飯食う予定だったので楽しく食べる相手にはちょうどいい。
そう思って諦めることにしたがアイちゃんがやってくるまでまだまだ時間あるので遊びに行こう。

そうだ、遊ぶ前にゆうこりんの存在を確かめに行こう。
店に入ると相変わらず皆そろって俺の方に向かってくる。
それを無視してママの元へ。
そしてゆうこりんを呼んでくれとお願いした。
やはりと言うかもう辞めたと。
お○ん○んもチョン切って日本人とバンコクで暮らしてるそうな。
これが分かればこの店には用はないのでそのまま座ることなく店を出た。

ロリポップに入ってもあんま客がいなかった。
ステージの端っこでこの前の娘がこっちを見てる。
ダンスが終わるとそのままこっちにやって来た。
PBしなさそうだとわかると話してる途中にやって来てた自分の客のとこへすぐに行ってしまった。
こいつやっぱりスレてるっていうかしっかりしとるわ。

他に行きたい気分じゃなかったのでタニヤに行ってみた。
まだ遅い時間でもないのに通りにいる女の数が少ないように思えた。
GWで残りカスしかいないのかもしれないと思いつつも通りを1往復。
そんなにしつこい客引きもなく気を引かれるような娘もいなかったのでのそのままパッポンへ移動。
ビルの工事がされてるようで以前とは雰囲気が違う。
そう思った店の中でキングスコーナーに入ってみた。
全体的な雰囲気を感じるためだけに入ったので逃げるように隅っこへ。
しばらく見てると怪しげなダンサーがこっちにやってきた。
どう見ても俺にはLBにしか見えない。
あまり相手にしなかったがかなりしつこい。
自分から誰かに似てるでしょと言ってきたと思ったらすぐさま西川史子だと。
まあ確かに少しは似てなくもないなと思いつつも苦笑いであしらう。
そのうち諦めてどっかいった。

もう一度タニヤに戻って歩いてると一人の娘が気になって目が行った。
そのまま通り過ぎようとしたが立ち止まってガン見。
Kちゃんだ。
Kちゃんは微笑んだままこっちを見てる。
もう1年以上も逢ってないと化粧も容姿も変わっててすぐに気付かなかった。
辞めたと聞いてたのにチーママになってタニヤに戻って来てた。
店先で少し話してたが1時間だけでも入ってとせがまれた。
特に行くあてもないので久々の再会だし入って話すことにした。
もう前のような感情は持ってない。
Kちゃんも一緒に出ようと言わなかった。
GWの客入りとこの1年間のKちゃんの動向をかいつまんで話したくらい。
1時間キッカリでじゃあねと店を出た。

アイちゃんを待つためにナナに戻る。
電話してみると後1時間くらいでこっちに着くという。
前と同じホテルなら直接行こうか?と言うが一人待つのは寂しすぎる。
なので1Fのバービアで飲んで待つことにした。
空いてる真ん中の店に行くとこれまたLちゃんが居た。
この娘まだ居たんだ。
なんか今日は知り合いばっかに逢う日だなと思いながらここで飲むことにした。
ここの拡張を聞いたらこれで終わりだと言ってたが信じていいのか?
端までテーブルがあるからもう拡張は終わりだと思っていいのかも。
店が広くなって女も増えたがそれなりかな。
ほくろの多い色白、笑顔のかわいい小麦色、色気が出てる褐色とそれぞれの肌色でひとりずついい娘はいた。
実際に見たが色白の娘は日本人の彼氏がいる模様。
そんなことはどうでもいいか。
約1時間話しこんでるとアイちゃんから着いたコールがあったのでバイバイ。
アイちゃんと久々に再開するとまたぷよってた。
ほんとに田舎から帰ってきて直行したようで荷物だらけ。
重たい荷物を半分持たされて飯を食うためにナナプラザを後にした。
スクンビットを歩いてると雨が降り始めた。
急いでホテルに戻り荷物を置いてお目当ての屋台に行こうとしたら強い雨に変わってきた。
これじゃ落ち着いて食えないのでホテルで雨が止むまで待つことに。
雨がおさまってきたので出ようかと思ったが話し込んだせいで出るのが億劫になってきた。
もう飯はやめることにしてシャワーを浴びて寝る態勢。
アイちゃんとベッドで話し込んでたら前回の如く…。
やっぱりアイちゃんぷよってた。


≪2011年5月 訪泰最終日≫

最終日っても何もない。
朝の便なので8時にチェックアウトして帰っただけ。


≪あとがき≫

久々にゆっくりした日程だった。
いろいろ回ったようで少なめな気もするが数が多いから楽しいってわけやないし。
今回も俺のおバカな性格が出てしまった。
こんなとこまで来て放っておけばいいようなものを自分から絡んでいって…。
この無駄な時間を他に回る時間に充ててたらいい姫に出会えたかもしれんのに。
少しは反省せなあかんと思うけどどうしても行動が伴わん。
どうしたらええんやろかと考えつつもこれが俺だーって思ってる自分もいる。
女優先にすれば!と思いつつもムカついたのを放ってはおけない。
どんだけ考えても頭ん中では堂々巡りしてる。
とりあえず少しくらいは直す努力だけはしてみようと心に誓ってみようとするがたぶん無駄になるんだろなと思った。
やっぱり堂々巡りだ…。







夢の国出張報告書2011 匆匆 依存度レベル19 

≪まえがき≫

今回は4年前に同行した友人(カズ)とその仲間2人(T君とO君)の4人で訪泰。
T君とO君は始めての訪泰というか初めての海外でいろんな事に興味深々。
しかし初めて行く海外が外道旅行とは…
カズは前回の訪泰で後悔して出来た教訓を実行すべく。
俺は何しに行くんだっけ。
前回の訪泰ではしょーもない事をしたのは確かだがいつもより楽しめた。
でも今回は行く前から禁酒日とわかってるのでちょっと落胆気味。
まぁ禁酒日の街並みを見るなんてことはほぼないのでいい経験が出来ると思うことにしよう。


≪2011年7月 訪泰1日目≫

しつこいが今日は禁酒日だ。
どうせ飲みに行ける店もほとんどないと思ったのでカズご希望のタイスキをゆっくりと食べに行こう。
道中にあるLちゃんの店を覗いてみた。
ここはライトと音楽を消して営業してると聞いてたので確かめに行った。
店を覗いてもLちゃんを見かけないと思ったら店の娘が「Lちゃん辞めたよ」と教えてくれた。
当たり前だが連絡とってなかったら辞めたこともわからんかった。
この店は聞いてた通り禁酒日でも営業してたので後で来てみよう。
タイスキ屋に到着しダメ元でビールを頼んでみたら普通に出てきた。
でもサイドテーブルに置くことはなく店のカウンターテーブルの方に。
最初はカウンターの方にあったがお客も増えて面倒になったのかテーブル横に置くように。
なら最初からこっちに置いとけばいいのに。

最初に向かったのがMP店でサバイルーム、ランド、ディーの順に回る。
どこの店も選べなくもないのはいる。
泡姫の数はルーム、ランドはちょっと少なくて隙間だらけ。
ディーは金魚鉢もサイドの方も相変わらずようさんおる。
カズがサイドの方に気になる娘がいるらしく遊んで行くと。
前回の教訓を生かすべく気に入った娘が居た時点ですぐに遊んでおこうということだ。
後の2人は目につく娘がいなかったのか俺と一緒に飲みに行くことに。

MPに向かう前にsoi3近くのバービアでかわいい娘を見かけたので声をかけてた。
そこに戻って3人で飲み始めた。
21才ノイというがあまり愛想がよくない。
一発目にこんな娘じゃお初2人にいい印象が残らないのですぐに次へ。

soi3のバービアに行ってみたが開いてるのは端っこの2店のみ。
結構な数の客がいた。
開いてる店が少ないだけに集中してるみたいだな。

そのまま歩いてsoi6に移動しても真っ暗。
所々に見える白い灯が見えたが置屋ではなかった。
でもLB店だけはひっそりと開店してた。

soi7に移動してみると営業してる店がちらほら。
あるバービアで色白で大人しそうに見える娘を見かけた。
しっかりとチェックして通りを端まで歩いてみる。
Lちゃんの居た店まで来てLちゃんも居ないのに(居ないから?)飲むことにした。
そこで楽しんでたらT君が横にいる娘を連れて帰りたいと言いだした。
Lちゃん辞めたって教えてくれた娘で明るくて気の効く娘なので初めての娘としてはいい選択かもしれない。
当たり前だが交渉したことがないので代わりに話して初めてPBとなった。
O君の横に呼びもしないのに居座ってた娘が私も一緒に帰りたいと言ってたが諦めてもらった。
少ししてからチェックするとなんかおかしい。
ビールとLDとT君のPB代でも1000バーツは超えないはずなのに超えてる。
おかしいと思って突っ込んでみるとPB代2人分になってる。
いやいやPBはT君のみだと言うとO君の横に居座ってた娘が私も一緒に帰るとニコニコしてる。
なんとO君も知らない間に連れて帰ることになったらしいのだ。
「ほんまにええん?」と聞くと「はい、いいです」と言うO君。
「ほんまに?無理せんでええんやで」と言っても「大丈夫です」と答える。
「ほんまにこの娘と?マジでええん?ほんまに無理せんでもええねんで」と更に聞いても「はい、大丈夫です」と。
何度も何度もしつこく聞いたがOKらしい。
O君には申し訳ないが俺には絶対無理だ。
俺の趣旨趣向で無理せんでええでと言ってしまったがO君にはどストライクなんだ!と思いこむことに。
とりあえずこの後のことを簡単にレクチャーして2人と別れた。

サバイディーで遊んだカズと合流したらかなりサッパリした様子。
詳しくは聞かなかったが当りだったんだろう。
最初に見つけた娘の店へ向かったがお目当ての娘がいない。
近くにある自分の部屋に戻ってたらしく店の娘が呼びに行ってくれた。
じっくり見るとちょっと黒子は多いが色白で垢抜けしてない娘だった。
まだ一週間もたってないらしくまともに話せない。
辞書を頼りに一生懸命話そうとするが追いつかないのでお店の娘の手を借りた。
初々しいのが大好きな俺としてはこの娘と帰りたくなった。
この娘を連れて帰ると言うと店の娘みんながこっちを見て止まった。
一人の娘が仕切り始めた。
「ほんとにこの娘?」、「話せないけどOK?」とかいろいろ聞いてくるが全部OKと答える。
すると「わかった、この娘に話すから待って」と。
お目当ての娘は連れて帰ると言ったことが理解出来なかったらしく仕切り屋ちゃんに聞かされて顔を真っ赤にして戸惑い始めた。
白いお肌が赤く染まるのはいつ見てもかわいくていい。
ちょっと考えてたが「うん」と頷いてPB決定。
そのままホテルに直行してもよかったが禁酒日のWSが見たいのでカズと3人でWSへ移動した。
この娘はWSなんてものは知らない。
WSの様子は思ってたよりもネオンがあって明るかった。
少しだが開いてるA Go Goもあった。
ダイアモンド近くに新しいお店を見つけたが今日は止めておこう。
(禁酒日の様子はパタヤ外道の項に写真付で掲載中)
WSを一通り歩いて様子を伺った所でカズと別れて先に帰った。
腹が減ったので「飯食いに行く?」と聞いても「ううん、いい」というので飲み物だけ買ってホテルに帰る。
部屋に着くとオドオドしてどうしていいかわからない様子。
とりあえずソファーに座るよう促し会話で緊張をほぐしてあげるように努めた。
辞書頼りでほとんど話は進まなくても緊張はなくなってきてるのはわかる。
だんだん笑顔が自然に近付いてきたところでそっと肩を抱き寄せておべんちゃら。
恥ずかしそうにうつむく顔をそっと持ち上げてキスをする。
ゆっくりゆっくり時間をかけて強張ってるのを解いてってからベッドへなだれ込む。
途中まで来て我に返ったか「シャワー浴びたい」と。
このままでいいと言ってはみたがやっぱりシャワー…と言うので彼女の気のすむようにしてあげた。
無理にでも進めることは出来たがやめといた。
この方が彼女も落ち着いて嵌ってくれると思って。
シャワーを浴びて出てきた彼女は下着を付けてタオルを巻いてる。
う~ん、初々しくていいね。
俺もシャワー浴びて出てきたらベッドの中にもぐりこんで目だけを出してこっちを見てる。
ほんまええ感じや。
後はいつもの如く焦らずじっくりと味わわせてもらった。
すぐに眠らずにゆっくりしてると彼女の電話が鳴った。
お店の娘からで彼女が心配なので様子を伺うために電話してきたようだ。
数人でご飯を食べてらしく彼女も行きたいと言い出した。
一緒に出ようと言うが今から出る気なんて全く起こらないので断るとしょんぼりし始めた。
かわいそうなので行っておいでと促すとしつこく一緒に行こうと誘ってくるが断って一人で行かした。
10分程して彼女から電話だったが出ると店の娘だ。
ロングなのに帰して大丈夫なのか?って感じの電話だったので大丈夫ってことだけ話した。
後でホテルに帰すみたいなことを言ってきたがもう寝るからいいと断って今日は就寝。


≪2011年7月 訪泰2日目≫

カズからの電話で起きた。
海で遊んでるT君、O君を迎えに行くとT君だけでO君が見当たらない。
売り子に誘われてパラセーリングしてるらしいが1時間近く帰って来てないらしい。
結構長い時間遊べるならええやんって思いO君に聞いてみると5分そこらで終わり。
後はずっと待ち時間なんだってさ。
やっぱこんなもんだよなと納得。
3人と合流してタイ飯を食いに連れて行ってから俺一人マッサージへ。
お昼間はカズに任せた。
夕方に再度合流してシーフードを食ってから夜の街へ繰り出した。

ご新規さん2人と3年ぶりさんなので有名どころのバカラへ向かった。
でも開店前だったのですぐ近くにある新規オープンのTHE MOON CLUBへ入ってみた。
今月(7月)開店したばかりで禁酒日も関係なく煌々とネオンをつけて客引きしてたお店だ。
白を基調とした店内に段差のあるステージはせいぜい4,5人が踊れるくらい。
ウェイトレスに若さがなかったので寄るな!と言いそうになってしまった。
落ち着いたくらいにもう一度入ると印象も違うんだろうな。


またバラカを覗いてもまだなのでスーパーガールに。
やっぱりそれなりなん揃えてるなと。
目移りしてるのがなんとなくわかるがどうしていいかわからないように見える。
長居するより雰囲気を分かってもらい慣れた方がいいと思いスーパーベイビーに移動。
だいぶ早めの時間に入ったので結構な数の女がいる。
客の数はそれ以上でカウンターにぎゅうぎゅう詰めにされた。
カズが一人のダンサーを呼んだはいいが座る所がない。
すぐ後ろが空いたので俺だけ移動して女の娘をそこに。
初めて来た2人はトップレスで踊るダンサーに釘付けになってる。
ダンサーを呼んだカズがこっちにやって来た。
どうもハズレっぽいようで話かけても答えるだけで全く話してこないと。
ただ見た目は結構かわいくて誰かに似てると言う。
間がもたないようなので少し話しかけて会話を試みたが確かにそんな感じ。
ついでにマジマジと見てみると確かに誰かに似てる。
友人が一言「加藤ローサ」
おぉ、そうそう似てるといえば似てる。
自分でそう言ったらしいが加藤ローサのことは知らないらしい。
似てると言われることが多いんだって。
誰かこの娘と遊んだ感想教えてね。

ようやく開店したバカラへ。
ここも客いっぱいのせいで入口近くの席しか空いてない。
ここからじゃ透け透けの2階がほとんど見えん。
せっかく面白いお店なのにじっくり鑑賞させてやれないのが残念。
まぁ、上は見れないが1階のステージ上のダンサーは相変わらず容姿がいいのが多いな。
平均的にはSBより断然いいと思った。
2階がどうでこうでと話してるとGちゃんが俺を見つけてやって来た。
相変わらずべっぴんさんだがもう今までのGちゃんではないので全然魅力を感じなくなった。
のらりくらりと会話してるとPBされないことを察知したようで「またね」と言いながらどっか行った。
やっぱりスレてきてるなぁ。

すぐ近くのNui's Club 2に入った。
カズが初訪泰で教訓を作ったお店なのでもう一度入りたいと。
当然ながら教訓を作ったダンサーなんてもういない。
俺は前に入ってわかってたがカズと来た時とは店の作りが変わってる。
入ってすぐにダンサーを見てるカズ。
「やっぱいないな」ってw
うる覚えながらも店の感じも変わってることに気付いたみたい。
とりあえず座って飲むも呼んでみようって娘が見当たらない。
ダンサーが寄ってきたが「来るなブス!」ってのしかいないのであしらう。
俺もカズもあしらってたがT君、O君はそうもいかないみたい。
かわいくないダンサーに座られた上にママ達まで一緒。
ドリンクまでしっかり奢らされてどうしたらいいかわからず焦ってるみたい。
俺達は完全に人事だ。
連れが女の娘達に飲ましてるので誰も横についてない俺達の所に座っていいかアピールがよく来る。
奢って貰えると思うんだろうがそんなに甘くないぞ。
悉く断ってると怒り出したダンサーがケチと罵りだした。
そんなバカは笑ってあしらってT君、O君を救うかのようにチェックビン。
ペイバー、ペイバーとせがまれてたのでちょうどよかった。

ビーチクラブへ行き最初は中に入ったがオーダーだけしてすぐに外へ。
俺一人呼込み嬢と戯れてた。
数人で騒いでたら中から呼ばれたので店内に入るとカズとO君の横には女の娘が。
そのO君の横の娘がめっちゃかわいい。
SBのローサみたいに誰かに…って考えなくてもすぐわかった。
しょこたんだ。
マジでかわいいぞこの娘。
昨日の娘とは雲泥の差。
横取りしてやろうかって思ったくらいw
カズの横にもギャルちゃんが。
この娘は見たことあるなと思ったら向こうも見覚えあるってさ。
2人とも連れて帰りたいってことらしい。
2人の顔みてたら連れて帰りたいのが伝わってくる。
ニタニタしすぎだ。
T君は誰も選ばずにボーっとステージを見てる。
2人と話しながらも店の娘達を物色してると目が一際輝いてる娘を見つけた。
昨年連れて帰ろうとした娘で相変わらず吸い込まれそうな目だ。
この前よりも綺麗になってる気がした。
それより2人がPBするってことで少し話してからここで別れた。

T君を連れて目の前にあるシャークに入ってみた。
改装してたが真ん中のステージ以外は大きく変わってる感じはない。
この真ん中のステージに20人以上のダンサーが踊ってる。
T君がその中の一人に目がいったようで呼んでみたいと。
まぁまぁええやんって思って見てた娘なのでT君とはかぶる好みなのかも。
その娘を呼んでT君の隣に座らせてから少しだけ会話のお手伝いしてから外でsoi15を上から見物。
数分くらいして店内に戻ると「連れて帰りたいんだけど…」とT君が。
でも初心者ってことがバレバレらしく結構高額(いくらか忘れたが完全にボラレてる額)なお手当てを言われたようで。
いろんな意味でどうしたらいいかわからなくてヘルプを出してきた。
ここでおせっかいかもしれないが女の娘の性格判断もかねて変わりに応談。
結構なお値段言う時点でどうかと思ったりもしたけど相手もお仕事だしね。
少しおべんちゃらを言いながらT君が連れて帰りたいたいがいくらだ?と。
答えようとした時に先にこちらから提示してやるとokだと言ってきた。
最初にT君が提示された額とは全然違う。
ここでグダグダぬかすならT君にやめといた方がいいと言おうかと思ったが全然そんなこともなく笑顔。
この後も別れるまで変な態度を見せることなかったのでT君に少しだけレクチャーしてバイバイ。

パタヤに来たと連絡をもらってたA氏に電話を入れてsoi6入口で待ち合わせ。
A氏の知人もいてなんか見たことあるなと思いながらもその事には触れず3人で中へ。
翌日A氏に聞いたらLちゃんの居たバービアの常連で昨日俺らしき人(たぶん俺だろ)を見かけてたらしい。
情報交換しながら女の娘を物色しながら通りを歩く。
真ん中辺りの屋台で買い物してる女が道を塞ぐ形になった。
お互い目を合わせた途端に手を捉まれた。
まさかのDちゃんだった。
前回の如く咎め始めたがここはすぐさまDちゃんの口を塞いで話は後にしようと。
せっかくA氏とあちこちと回ろうかと思った矢先にコレだ。
A氏達には残念だけど落ち合って10分もせずにここで別れた。
振り切って行く勇気も出ず仕方なくDちゃんと過ごすことになってしまった。
店に入って話し始めたがDちゃんに咎められる前にこっちから質問を続けることにした。
いろいろ聞いてみたいことがあったのでちょうどよかった。
ひと通り話してしまうと店に居ててもつまらんしDちゃんお腹空いたって言うのでチムチュム屋へ。
店に着いてすぐにカズから電話が入った。
ブンブンが済んで一人ふらつき始めたら昨日のバービア嬢(T君お持ち帰り)に手を引っ張られて連れ込まれたらしい。
こっちに来ないかと誘ったが場所がわからないと言う。
女の娘に場所言うので連れてきてもらった方が早いですよと言うとちょっと悩んでる。
T君の遊んだ相手だし、こんな理由で連れ出していいのか不安らしい。
そんなの女の娘がOKすればなんでもありってことで女の娘に変わってもらい交渉。
女の娘は喜んで行く行くと言うので場所を説明して待ってると10分くらいでやってきた。
楽しく食事しながらもDちゃんは昨日の俺の行動をしきりにバービア嬢から聞き出そうとしている。
でもこのお嬢出来たもんで何食わぬ顔で案内だけして一人で帰ってったと言ってくれてる。
実は隣の部屋がT君で昨日女の娘を連れて帰った時にちょうとこの娘が部屋から出てきた。
それをしっかりと見られててお互いニヤついた顔で少しだけ会話してた。
黙ってても何のメリットもないのに雰囲気壊さない配慮が出来る娘だなと思った。
飯も食って帰ろうかと思ったがちょうど盛り上がる時間になってるディスコへ。
結構騒いで飲んでたら皆酔っ払い始めた。
下戸なカズのコーラグラスへおかまいなしにウィスキー入れようとするDちゃん。
すぐさま俺が制止したがちょっと入ってしまった。
大丈夫と飲むがほんとに大丈夫なのだろうか。
もう酔ったDちゃんは止められない。
俺、バービア嬢に自分にもとウィスキー作りまくって飲む飲む。
制止した後だけにカズには入れなかったが少し経つと忘れて入れてしまう。
しまいにはウィスキーの入ったコップを持たせてからコップの底を人差し指でコンコンと叩く。
俺はいいがカズは大丈夫なのか?と思って聞いてみたが大丈夫と言って飲もうとする。
これ以上は飲ますわけにいかないのでカズのコップを取られないようにだけ注意してた。
もう十分に遊んだので帰ることにした。
1/3あるかないかのボトルでもしっかりとカバンの中へしまうDちゃん。
ちゃっかりしとる。
当然俺はDちゃんを連れてホテルに帰ろうとするがカズはどうすればいいか考えてる。
家へ帰しても大丈夫だし、するしないに関わらずこのまま連れて帰ってもいいし。
元々飯だけの予定だったのに女の娘は一緒に帰る気満々になってる。
それで余計に考えてる。
悩んだ末に諦めて?連れて帰って兄弟になってもいいかと覚悟を決めたようだ。
しかし問題が。
すでにビーチクラブの娘を連れて帰った後だけに女が居た形跡が残ってる。
毛なんてものよりまずはタオルだ。
使い古したタオルがそのままにしてあるのは非常にまずい。
これだけはなんとかしないとってことでホテルに到着してもカズに時間稼ぎしてもらった。
そして真っ先にフロントへ行きカズの部屋のタオルを大至急交換してくれと依頼。
フロントマンも状況を察知したようで控室にいる客室担当に電話してくれた。
フロントマンのOKという合図をもらってようやくそれぞれの部屋へ。
でも翌日聞いたらタオルが変わってなかったって。
使い古されたタオルを見て女の娘はそのまま不貞寝。
カズもシャワー浴びて横で寝ただけだったと。
兄弟にならなくてよかった反面後味の悪さが残ってしまったようだ。
俺の方は明日12時チェックアウトしてそのままバンコクへ向かう。
起きて悶々としたままバイバイもつまらんし眠気より性欲が勝ってるのでやってしまえ。
酔っ払ってるDちゃんは感度も上がってる。
ビクンビクンと反応する体は見ても触っても楽しいブンブンだった。


≪2011年7月 訪泰3日目≫

眠い目を擦りながら11時前には起きてDちゃんと飯を食い出掛けた。
ホテルに戻ると表やロビーで俺を待ちわびてた。
時間ぎりぎりに手を繋いで女と一緒に戻ってきた俺を見て呆然としてた。
あきらかにこんな時間まで女と一緒かよって目に見えたw
Dちゃんとはここでバイバイ。
途中でA氏を拾ってからバンコクへ。

カズがマッサージに行きたいと言うので皆で行くことにした。
マッサージ…古式按摩というエロマッサージだ。
俺は健全なマッサージを受けたいのでカズのお相手探しの付き添いだな。
そうは言っても俺はほとんど知らないのでA氏に案内してもらって。
soi26辺りで何件か入ってみたが選ぶ側のこっちが緊張してしまった。
MPの雛壇とは違って2m程しか離れてない目の前に女がズラリと並ぶ。
タニヤよりも近かった。
どこの店か忘れたがお姉さん系の娘を選んで遊びに入ったカズとは別れて店を出た。
確かに一番よく見えたが俺は最初の店の方がよかった。
たぶん趣味の違いなんでカズとはかぶることはないだろう。
T君とO君は昨日そんなに満足したのか全く遊ぼうって気がないみたい。

夜になりタイ飯をかっ食ってからナナプラザへ。
最初に向かったのがオブセッション。
T君とO君には区別というか何も不審に思うことなく見れるんじゃないかと思って。
やっぱカマの甲子園だけあってそこいらの女より綺麗に見える。
案の定T君とO君は男だなんて思ってない。
パタヤと違ってバンコクはレベル高いやろって誰か横に呼ばそうと試みる。
どうしようか思案してる間にどうみてもこらあかんでって見た目のLBが寄ってきた。
しきりにT君だったかO君だったか忘れたがアピールしてる。
ステージ上のダンサーは間違いなく女に見える奴ばっかなのになんでこいつが…。
選ばないといつまでもこいつがいるぞと督促するかのように誰かを選ばせた。
自分からLBだと言わないように耳打ちするとニコッと微笑んでOKと。
「昨日の娘よりもべっぴんやろ。ブンブンもパタヤの娘とは違うから遊んでみ」と悪魔の誘い。
そして数分くらいして俺、カズ、A氏の3人だけ退散。
俺達残してどこへ?!って顔してるので「楽しんどき、俺らは外でちょっと飲んでるから」と先に店を出た。

レインボー4に入ってみると客も女もいっぱい。
こんだけ居ても売れ残りっぽい感じがするのは気のせい?
そんな長居せずに出てきた。

T君とO君から電話が入ったので合流。
どうやら怪しいと思ったらしく振り切って逃げてきたそうだ。
最初に寄ってきたどブズのせいで横の子は綺麗だが全部カマじゃないのかという憶測が払拭出来なかったらしい。
もう入らないので全部LBだと教えてあげたらやっぱりと。
あのどブスさえ来んかったらわからんかったのに。

この後どいう順番で回ったかはっきりと覚えてないのでこんな感じだったと思う。
カズが今回の目的の一つである金髪白人がいるラジャホテルへ行きたいと言う。
俺はわからないのでA氏に案内してもらってカズ、T君とO君がラジャホテルへ。
興味がない俺は一人残って通路にかわいい娘がいないか見て回ってた。
エンジェルウィッチに愛らしい娘を見かけたので連れて中に入る。
愛らしいけど会話がいまいちなのでちちくりあって楽しましてもらった。

結構早くに4人が帰って来た。
聞くと時間が早いせいか女が全然いなくて出直そうってことらしい。

ロリポップに入ると一人のダンサーに目が行った。
それを見ながらも座ってドリンク頼んでカズ達と話してた。
横の席から手を振ってくる娘がいたので見るとジャンジャン?(正月の娘)が私服姿で客と一緒だった。
客は4割程度でそんなに賑わってる感じがしない。
カズも気に入った娘がいたようだがやっぱりかぶる事はなかった。
ピンポン遊びでもしてみようかと購入すると運ばれてくる所から女達の視線はピンポン玉に釘付けだ。
俺の所に運ばれてくるとステージ上のダンサーはほぼこっち向き。
それを持って席を立ちステージに向かう。
そして最初に目が行ったダンサーの前に行き手を取って籠ごと渡した。
一瞬戸惑いを見せる彼女に周りのダンサー達の悲鳴のような喝采が気持よかった。
そのままその娘を呼んで話し始めた。
でもすぐさま乗り気だった気持が半減。
日本語を淡々としゃべりよる。
日本人慣れしてない娘がいいと思ってる俺には持ち帰る気が起こるはずもなかった。

再度ラジャホテルに向かうと言う。
特に回りたいとこもないので一緒に行ってみた。
4階?に行き順番に部屋を見て回る。
初めの方に見た一人がピンクのドレスに若くてかわいい系の顔してた。
この娘がよく見えた後で他の部屋を回ってもしょぼく見えてしまった。
ただ、最初の子も結構こなれてるような感じがする娘だった。
カズも遊んでやろうって思えるような娘がいなかったようで大人しくナナへ。
でもナナに戻ってどっかに入ったと思うが覚えてない。

皆でテメへぞろぞろと移動。
結構な女の数だ。
客層は相変わらず日本人大多数。
でも連休最終日のせいかちょっと少なめで圧倒的に女の方が多い。
まぁまぁに見える娘はいたが遊ぼうって思える娘はいなかった。
ナナに戻ろうかと話すとカズ以外はここに残るというので2人でナナへ。
カズはロリポップで横に呼んだ娘が心残りらしいので戻って確かめたいと。

ロリポップへ直行。
お目当ての番号を告げて居るかどうか確認したらPBされていないと。
ショックを受けるカズ。
初訪泰の教訓をここでは活かせず。

もう一度レインボー4に入ってみたがパッとしない。
カズに至ってはさっきの娘が逃した魚はなんとかって感じで他の娘じゃ良く見えないみたい。
もうナナでは探す気がなくなったようでT君とO君もいるしテメに戻ると言う。
俺はまたすぐに動くのが面倒なのでナナで遊ぶことにして別れた。
でもどこに入ったか覚えてない。。。

A氏から連絡が入り飯でも食おうかと。
お互いどうしても女が欲しいわけじゃないのでスクンビットの屋台へ。
ここで行き交う人達を見ながら食事するのも俺は好きだ。
A氏と合流してからカズも誘ってみようかとテメへ行きカズと合流。
S字テーブルで話してたらしきりにオヤジが何を飲むんだ?と聞いてくる。
彼と話ししに来ただけでもう出るからいらないと言いながら5分話し込むとまたオヤジ登場。
何か頼めと怪訝そうな顔で言ってくるのでほんとにもう出るから言ってオヤジをどっかへ。
どうするかだけ話してA氏と2人だけでテメを後にした。

すぐ近くの屋台に。
チムチュムをつつきながらテメ周りにいる女とそれを見てる野郎達を眺めてた。
見てるだけでも結構面白い。
女の品定めに見切りをつけたカズが合流して3人で話し込む。
T君とO君に連絡を取ろうと試みるもブンブン中なのか寝てるのか不通だった。
屋台で女を物色しながら食べるのも楽しいのにもったいない。
翌日2人に聞くとどちらもテメでお持ち帰りしたらしい。
しばらく話し込んでたがかなり疲れて眠くなってしまったのでお開きにしてA氏とはここで別れた。


≪2011年7月訪泰最終日≫

8時にロビーで待ち合わせなので8時ちょうどに降りたら皆揃ってる。
俺って大抵最初に待ち合わせ場所に行ってるのにここに来るとズレてしまうな…。
もう帰るだけなので特筆することはない。


≪あとがき≫

結構せわしい訪泰だったように思う。
特に3日目が慌ただしかった。
バンコクへの移動も渋滞が絡んで時間を押しまくったので気持ち的に落ち着けなかった。
その表れか3日目の記憶が飛びまくってる。
もうちょっとちゃんと書けれよかったのだが…。
neguroさんやDr.フェラありさんみたいに文才もないのでコレを楽しみにしてる人もいないだろうからまぁいっか。
女に関してはコレだ!って娘も見つからなかったがDちゃんにはしっかり見つかった。
次の訪泰時には居ないので大手を振ってsoi6を歩こう。
その前にバンコク短期があったな。
短期だけにカズ方式で遊んでみようかな。

チャットから始まる恋!?  

チャットから始まる恋!?  by JP
 
紘さん、外道の皆さんはじめまして。JPと申します。普段皆さんの投稿を楽しみに読んでいます。いつもはもっぱり読むばかりだったのですが、ふと思いたって僕も10月におきたちょっと不思議な出会いについて投稿します。これを投稿した段階でも彼女とはまだ関係が続いています。リアルタイムに近い読み物として楽しんでいただければ幸いです。
第一章 奇妙な出会い
第二章 チャット開始
第三章 気持ちの変化
第四章 グッドニュース (一旦最終回)

Last updated: 06/12/2011 13:43:12
外道の細道

第四章 グッドニュース
10月も終わりに近づいたある日。僕はヨーに1つのニュースを知らせた。
「ヨー。今日はヨーにいいニュースがあるんだ」
「なになに?」
「ヨーは僕がいつヨーに会いにいけると行ったか覚えている?」
「来年の1月でしょ。覚えているわ」
「それが変わったんだ」
「え、1月に来れないの?いつ?」
「いいニュースって言ったでしょ。実は11月の22日から25日までバンコクに行ける事になったんだよ!」
「本当!?嬉しい!来月あなたに会えるのね!」
「そうだよ。それと何故その日に僕がヨーに会いに行くかわかる?」
「え?・・・あ、ロイ・カートン!?」
「そう!ヨーは僕と一緒にロイカートンに行ってくれる?」
「もちろん!すごく嬉しい!」
「よかった。断られたらどうしようかと思ったよ。だってロイカートンは男女にとって大切な日だよね」
「そうよ。だから断るわけないでしょ!あと1ヶ月で会えるのね」
「僕も楽しみだよ。だって、ヨーとは1度、しかもその時もほとんど話してないもんなあ」
「本当。たった1度だけ」
よかった。これで来月ロイカートンに一緒に行ける。そして初めて一緒に過ごせるんだ。って、そんな事を言っている僕は、ヨーにハマりつつあるのか?そしてヨーはというと、同じくヨーの言葉にも変化が表れてきた。前は、僕の事好き?って聞くと、「次会った時に答えるわ」なんてさらっと交わしてたんだけど最近はこちらから聞かなくても、タイ語や英語であなたが好きと言ってくる。そして彼女からの出勤途中や仕事が終わって帰る頃の電話が増えてきた。さすがに仕事が終わってからの電話は日本時間で明け方の4時や5時なので、少し早すぎるこのモーニングコールは少しつらいけど(笑)それと自分がナナで働いている事をすごく気にするようになってきた。それは自分がというよりも僕が気にしているんじゃないかという気持ちのようだ。自分はナナでずっと働く気はないから心配しないでほしいとか、今日は自分の客が来るからチャットを早く切り上げなければいけないという時も、こちらの反応をすごく気にしている。僕は全然気にしていないと告げると、すごくホッとして、またすごく感謝の言葉を並べる。それに電話にしてもネットカフェにしても金がかかる。つい数日前、1ヵ月後に会える事になったけど、それまでは早くて3ヵ月先でないとこの男に会う事はないわけで、そんな相手に先行投資をするかという話。それなのに僕には金に関する話を一切しない。まだ100%とはいかないまでも、やっぱ多少なりとも特別な感情があるのではと思ってきた。ヨーとのチャット生活も早1ヶ月が過ぎた今でもほぼ毎日のようにチャットをしている。しかも1回のチャット時間は短くても30分、長い時には2時間を超える。たった1度、しかもその時にはまともに会話をしなかった2人が毎日チャットをしていて話す事がそんなにあるのかといえば、正直そんなに内容はない。僕は英語もタイ語もそんな話せるわけでもなく、また彼女も英語がそこまで立派に話せるわけでもない。でもそんな2人でも言葉に詰まるわけでも会話に困るわけでもない。むしろ会話が弾んでいるし 笑いも絶えない。あなたとチャットで話していると笑いすぎるから疲れるとまで言われる。僕も声を出して笑ってしまうような事が多い。そう考えると変な言い方だけど、彼女とは気が合うのかもしれない。あとはwebカメラの重要さも感じた。特に2人の出会いの状況から言えば、お互いの言葉を最初からすんなり信じる事は難しいだろうし、こちらの言葉に対してのリアクションをつい探ってしまうだろう。でもwebカメラがあれば相手の表情で察する事もできる。こちらが発する言葉のリアクションも見れる。そう考えると直接話しているのとほとんど変わりはない気もする。だからこそお互いの距離がこの1ヶ月でずいぶん縮まったのだし、信頼関係も築けた気がする。
もう一度言うが、僕はこの出会いやヨーに対して、正直信じていなかった。相手の腹を探って、もし打算的な態度が見られたらその時点で関係を絶ち切ろうと思っていた。おそらく僕は今後もタイへ行くが、そんな彼女に会わなくてはいけない理由は何一つない。この関係を繋ぎとめておかなくてもタイにいけばいくらでもかわいい女の子に出会える。現に今までもヨー以上にかわいい子なんていくらでもいた。でも、ヨーはそんな態度は微塵も見せず、最初と同じ気持ち、いやそれ以上の気持ちで僕に接してきた。最初に僕に渡した「I like you when I look you first time」の言葉の通りに。これで次に会った時に態度が豹変して、僕を単なるお客さんもしくはカモと感じるような接し方をしてきたのなら、それは彼女の勝ちだ。僕はきっと怒らないだろう。むしろそこまで引っ張った彼女に感心するだろう。もちろんその後の付き合いはないだろうけど。逆にこれで次に会った時にやっぱり彼女が僕を本当に好きなんだと感じたなら、それはまた彼女の勝ちだ。だって僕の気持ちも変えたのだから。というわけで何れの結果が出ても、彼女の勝ちになる。僕は感情を抑え、一歩引いた気持ちで彼女と接しているつもりだったけど、この時点で負けているんだ。いや、この時点ではなく僕が彼女からもらったメモの番号に電話をかけた時点で負けだったのかもしれない。

というわけで第一部はここでおしまいです。内容を読んでいただいてわかるとおり、「へー、こんな事もあるんだなあ」と面白がっていただければと思ったからです。僕も外道の細道でいろんな方の体験談を興味深く読ませていただきました。今度は僕がそう思われたら嬉しいなあとそれだけで投稿してみました。ちなみにヨーとは今もチャットを続けています。最近は僕が会いに行く日に、空港に迎えにくるかレインボーで待っているかを2人で悩んでいます。当日は夜中に到着なので、彼女に迎えに来させるのは悪いなあという気持ちと、でもナナで遅くまで待っているのも疲れるんじゃないかなあという気持ちと両方なんです。彼女はどちらでもとノンキに答えていますが。あともう1つ、僕が空港に着くまで自分のアパートで待っていればという提案もしたのですが、退屈との事で却下でした(笑)もし今回の投稿で皆さんからの感想がさほど悪いものでなければ、実際会った後の話を投稿しようかと思っています。どんな内容になるかは会ってみないとわかりません。ノロケ話になっているかもしれませんし、単なるカモられ男の間抜けな話になっているかもしれません。自分の事なんですが、人ごとのように楽しみだったりします。それでは皆さんもよい出会いを!追伸:当日レインボーで本人探しをするのはやめてくださいね(笑)でも声をかけられれば「そうです」と答えますよ。きっと(笑)


第三章 気持ちの変化
彼女とのチャットを始め数日、ほぼ毎日のようにチャットをしていた。僕が仕事や友達と遊びに行っている日を除いては。明日チャットができないとヨーに告げると決まって表情や言葉で悲しさをアピールした。一方彼女からチャットができないという日はなかった。彼女は心底僕とのチャットを楽しみにしてて、また楽しんでいるようだった。僕はといえば、やはり同じだった。その証拠にチャットを始めて3日目。仕事帰りにwebカメラを買ってしまった。まあ4千円程度の安物ではあったが。これはあなたの顔が見たいという彼女からのリクエストに答えた結果だけど。というより本当は彼女の喜ぶ顔が見たいからかもしれなかった。いやきっとそうだった。チャットをしているうちに彼女は僕の事を、僕は彼女の事を少しずつ知っていった。彼女は、コラート出身の21歳で大学に通いながらプリティーレディーで働いている。3ヶ月前に38歳の 男性と別れた。(相手はタイ人といっているが、日本人の気がする)ナナで働いて2ヶ月。今はボーイフレンドはいない。作る気もない。男の人は信用できない。プラトゥーナムのアパートに一人で住んでいて、家賃は6千バーツ。また彼女はチャットを始め10日ほど経ったある日、携帯の番号を変えた。何でも日本人の客が自分を気に入りしつこく電話をかけてくる。その客が自分は嫌いだからだそうだ。また、ヨーは日本人客をたくさん持っているんだそうだ。そんな事を僕に自慢してどうするんだと思いながら、少し意地悪してこう聞いてみた。
「そっか。ところで僕もその一人?」
ヨーは笑いながら
「違うわよ。だってあなたに一度もペイバーされていないもの」
「そりゃそうだ。でも残念ながら僕はお客にはならないよ。それでもいいの?」
「大丈夫。あなたがお客にならなくても私は他にたくさんお客がいるもの。なんて冗談よ。私はあなたにお客になってほしくてチャットや電話をしているんじゃないわ。私はあなたが好きだから。あの日初めてプリティーレディーであなたを見た時からそう思ったの。」
まあ100%信じるかどうかは別として、僕はどうやら客ではないらしい。そりゃそうだ。ヨーの言うとおりペイバーどころかコーラを奢った事もないんだから(笑)更に彼女は少しして働く店をプリティーレディーからレインボー系の店に変えた。(具体的な店までは言えませんが)理由を聞くと、プリティーレディーは客が少ないんだそうだ。
「あれ?お客さんたくさんいるんじゃなかったの?」
と聞くと
「たくさんいるけど、でも暇な日が多いから」
「あなたは私がレインボーで働くのどう思う?」
と聞いてくるので、
「僕はどちらでもいいけど、レインボーでたくさんお金が貰えるなら、ヨーにとっていい事じゃないの?」
と答えた。正直本当にどちらでもよかった。僕はヨーの恋人でもないし、それにそうだった としてもプリティーレディーで働くのとレインボーで働くのとどこが違うというのか?マッサージパーラーとゴーゴーバーというならわかるけど。でもヨーはそう考えていないようで、たくさんお客がつくと僕が嫉妬するんじゃないかと思っているようだった。きっとこの頃からだった気がする。彼女が僕に対しての気持ちが変わってきたのは。もちろんそれはいい意味でだけど。


第二章 チャット開始
バンコクから戻った翌日。仕事から帰り自宅のパソコンの電源を入れた。hotmailにログインすると、ヨーからのメールが届いていた。内容は、あなたから電話をもらって嬉しい。あなたの写真がほしいからメールで送ってほしい。早くあなたに会いたい。というものだった。あまり自分の画像を送るのは好きではないのだが、仕方ないので携帯で自分の顔を撮り(本当に恥ずかしい)ヨーのアドレスに送ってあげた。僕もヨーと話せて嬉しいよ。僕も会いたい。僕もヨーの画像がほしいという文章を添えて。1時間後携帯が鳴った。ヨーからだった。
「メールありがとう!画像もありがとう!ところで今からチャットできる?」早速チャットのお誘いだ。
「大丈夫だよ。じゃあちょっと待ってて」
と言って携帯を切り、僕もパソコンの電源を入れた。3分後チャットが始まった。彼女は自宅にパソコンがないとの事で自宅近くのネットカフェからだった。しかもwebカメラの画像付きだった。ヨーはかわいかった。自分の記憶以上に。まあ記憶といっても2日前にゴーゴーバーの暗がりで少し見た程度なのであまり覚えていないのが正直なところだけど。どちらかというと幼い感じに見えるヨーは21歳だった。
「何故あなたの画像が見れないの?」
ヨーはそう尋ねてきた。
「僕は自宅からチャットをしているんだけど、自宅にwebカメラはないんだ」
「そうなの?あなたの顔が見れると思ってたのに残念」
「そっか、それは残念だね。今度ネットカフェからでもチャットするよ」
そんなこんなで1時間ほど会話を楽しんだ。そのチャットも彼女の出勤時間が近づいた
という事で終わりを迎えた。
「明日もまたチャットしたい」
「もちろん。僕はだいたいこの時間なら家にいるから」
「わかったわ。じゃあまた明日!」
まさか、毎日続くのでは?と思ったがその予想は現実となる・・・。


第一章 奇妙な出会い
僕が彼女と出会ったのは10月の初旬。日本の3連休に有給を1日つけてバンコクを訪れた最終日の夜だった。訪タイはもう10回を超えるが、今回は3泊4日と非常に短い滞在であり、特にお気に入りの子を見つけることができなかった。そして最終日も誰をペイバーするわけでもなく、とにかく飲めればいいやと思っていた。そんな中でナナのゴーゴーバーをハシゴしたどり着いたのが、プリティーレディーだった。とりあえず席に誘導されシンハービールを注文。周りを見渡すと客もちらほら程度。その理由も納得するくらいの女の子の質。これではナナの巨大な勢力(いわゆるレインボー系)にはかなわないと思った。とはいっても昼にしっかりとエビータで放出している僕はペイバーする元気もなく、楽しく会話ができればいいなあと思っていたので、あまり外見は気にせず、近寄ってきた女の子とくだらない話をしていた。その時、ステージの上から視線を感じた。見上げると一人の女の子がこちらに笑顔を向けて手を振っていた。小柄でなかなかかわいい子だ。僕は軽く微笑み返すと、キャーと言って彼女は照れていた。隣にいる女の子が、彼女があなたの事気に入っているみたいよと教えてくれた。かわいい子にそんな事を言われて嬉しくないわけがない。いつもなら、じゃあ隣に呼んで話をして気分が乗ればペイバーへと話が進むだろうけど、何せ今日は最終日で昼間にしっかりと抜いている。しかも明日は朝早い便で日本に帰らなくてはならないし、何度も言うようにペイバーする気はなかったので、これ以上のアプローチは避けた。しばらくそのまま飲んでいると不意に肩を叩かれた。振り向くとさっきの子だ。 いきなり小さな紙を僕に渡し、去っていった。中身を見ると彼女の名前(ヨー)と携帯の番号とともに
「I like you when I see you first time」と書いてあった。
本当なら小躍りしてもいい状況だけど、さすがに何度かタイに来ていて同じような体験を何度かしている僕は彼女の行動を額面通りには取れなかった。その証拠に、ヨーは僕のところではなく、他の日本人客のところへ向かった。どうやら僕にそのモーションをかける前に既にコーラを奢られていたようだった。しかしヨーはその日本人客に抱き寄せられながらもこちらを見たり、手を小さく振ったりしている。何て女だろうと思いながらも、その日本人客に同情した。しばしビールを飲みながら僕はその姿を何気なく見ていたが、日本人客はヨーを気に入ったらしく、ペイバーする流れになっていた。もしペイバーをその日本人客が諦めるなら少しくらい話をしようと思っていたが、どうやらそれも出来なそうなので、僕は会計を済ませ店を出る事にした。僕が会計をしているのに気づいたヨーは、寂しそうな顔をした。ホテルに帰り荷造りを済ませ、寝ようかと思ったが、連日の夜更かしのせいか、目がさえて眠れない。時計を見ると夜中の3時。あと1時間ほどで出発の時間だ。ふと、つい3時間ほど前に起こった出来事を思い出した。そうだ、ヨーに電話してみよう。あの後ペイバーされていたとしても、ショートだったらもう電話に出れるだろう。そう思い、自分の携帯からヨーの携帯へかけてみる。結果は、電話には出なかった。さきほどの客がロングの要求をしたか、他の客にもう一度ペイバーされたかだろう。ま、それはそれでいいかと簡単に諦めた。それにもし繋がったとして僕は彼女と何を話したかったのだろう?それに出発まであと1時間だし会うわけにもいかないのに。そう考えると自分の行動の意味のなさに思わず苦笑いした。早朝バンコクを発つ飛行機に乗り、成田へは午後に到着。そして夕方には自宅に着いた。家に着いてから早速荷ほどきをし、ひと段落するかしないかくらいの時にいきなり携帯が鳴った。番号に見覚えはないが誰からかはすぐに分かった。日本の電話では考えられない数字の羅列が表示されていたからだった。
「もしもし?」
「ハロー?」
相手の「ハロー?」はタイに行った事がある人なら聞き覚えのある発音だ。
そう、ヨーからだった。
「電話をくれてありがとう。今どこにいるの?」
そっか、僕が次の日に日本へ帰る事を言ってないもんなあ。
「もう日本だよ」
「えー!?なんで?会いたかったのに!」
ヨーは電話の向こうでとても驚き残念がっていた。
「ありがとう。僕もだよ。」
「今度はいつタイに来るの?」
「多分来年の1月かなあ」
「ずいぶん先ね。でも待っているわ。ところでMSNのアドレス持っている?」
「持っているよ。」
「それなら次会うまでチャットしない?」
「喜んで」
なんて会話を交わし、Eメールアドレスの交換をした。電話を切ろうとした時、彼女から意外な質問をされた。
「ところであなたの名前を教えて。年齢は?」
そうだ。彼女の名前は彼女からもらったメモに書いてあったけど、僕の名前は知らないんだった。もちろん名前だけでなく年令も。
「僕はJP。歳は34歳。」
「え?34?25くらいかと思った。だってあなたは若く見えたから」
「ははは。がっかりした?」
「まさか。それじゃ次はチャットで。バイバーイ」と電話を切った。
電話を切った後、今の会話のやりとりを振り返ってみた。彼女は昨日携帯番号を教えた日本人が今日もバンコクにいると思い電話をかけた。あわよくば今夜ペイバーしてもらうつもりで。でもその相手は何と日本に帰ってしまっていた。これからヨーは何を考えるだろう。もう日本に帰ってしまい、しかも少なくても3ヶ月以上バンコクには戻ってこない相手に連絡を取り続ける必要があるのか。しかも1度でもペイバーしてくれた相手ならともかく、自分にペイバーどころかコーラを奢ってもいない相手だ。普通に考えたら連絡を取り続けるメリットはない。僕はヨーにしばらく付き合ってみる事にした。彼女のI like youが社交辞令だと確信するまで。

タッキーのコラート日記

タッキーのコラート日記 BY:コラート特派員タッキー

バンコク>チェンマイ>シラチャ>コラート・・・・流浪の現地採用タッキーの愛と放浪の軌跡。今日はどんな冒険と脱力がタッキーを待ち受けるのか?掻き抜ける青春!!乞うご期待。
イギリス人へタイ人の19歳を紹介する 2008年12月15日

筆者への励ましのお便りと罵詈雑言は  まで
Last updated: 06/12/2011 13:47:51
外道の細道


イギリス人へタイ人の19歳を紹介する

国王誕生日と土日のため珍しく会社が3連休となった。
せっかくの3連休だがコラートは田舎なのですることがない。
会社が所有するコラート郊外の広大な農園に愛犬と鬼嫁オイを連れてピクニックに行き一日潰すことが出来た。
問題はあとの2日間をどう過ごすかである。考えた末に家で日本食を作る事にした。
私は昔、オーストラリアの日本食屋の厨房で働いていたのでそこそこの料理は作れる。
本気で作るとコラートの日本食屋、黒田や姉御より旨いものを作れる自信はあるのだが普段は面倒なので作らない。
しかし今回は連休の暇つぶしのため本気モードで日本食を作る事にした。

早速、鬼嫁オイを連れて近くのコラートのTHE MALLに食材の買出しに行く。
THE MALLではフジスーパーまでとは言わないがそこそこの日本食の食材と調味料は調達できるのだ。
私の好きな山崎のパンも入店している。コラート在住の外国人には無くてはならないマストプレイスとなっている。
食品売り場を歩きながら今日の献立を考える。

本日の献立決定
・焼そば
・トン汁
・アサリバター
・シシャモ焼
・中華風サラダ
・水戸納豆
・白菜ときゅうりの漬物

食材をゲットして自宅で仕込みを始める。
料理の仕込み中、鬼嫁オイの友達でアユタヤの工場で働くYENちゃん19歳が我家に遊びに来た。
どうやら最近、タイ人の彼氏と別れ寂しいので休日を利用してアユタヤから鬼嫁オイを尋ねてきたらしい。
仕込みをしながらYENちゃんに空き家なら白人のオヤジはどうかと聞いてみる。
もし白人に養って貰えるなら夜勤のある辛い工場勤務をしなくて済む。
だからオヤジの白人でも妥協出来るとのこと。
暇を持て余していた私と鬼嫁オイは早速アクションを起こすことにした。
最近、近所に引っ越してきたプアホワイトの友達マイケル46歳(イギリス人)とYENちゃんを引き合わせることにした。
年齢差27歳 親子ほど年が違うがここタイでは珍しいことではない。
この展開、私と鬼嫁オイの暇つぶしにはもってこい内容。
早速、マイケルに電話して今晩の日本食の夕食に招待する旨、伝える。
この時点ではまだYENちゃんを紹介することはマイケルに伝えていない。
因みに友人のマイケルはタイ長期滞在のイギリス人、職業はフリーランスのイラストレーター
当然ではあるがイラストだけでは収入はが少ないのでタイで英語教師をしようか思案中。
(英語教師の給料も2万バーツと低いがイラストを描くよりは実入りがあるらしい・・・)
2ヶ月前にコンケーンの彼女と別れたのきっかけでコラートに引っ越してきた。
イーサン好きの白人の一人である。
マイケルは普段、コラートで借りたアパートの部屋に引きこもり金にならないイラストを描く寂しい毎日を過ごしている。
私と違い夜遊び、酒、タバコもやらない慎ましい生活をしている。
コラートでは女気もないようだ。46歳 独身 結婚暦無し タイの来る前は韓国でもイラストの仕事をしていたらしい。
鬼嫁オイの友達YENちゃんは19歳ではあるが太めでビジュアルが今ひとつなので日本人向きではない。
日本人の知り合いには紹介するには厳しいが容姿だが、イーサン女好きの白人のマイケルならYENちゃんの容姿も気にしないことだろうと
勝手に決めつけ引き合わせることにした。

3時間に及ぶ料理の仕込みも終え、夕方マイケルをアパートまで迎えに行く。
純日本食で私、鬼嫁、マイケル、YENちゃんの4人で晩餐が始まった。
準備したおかずはおおむね大好評で元料理人としては満足できる評価を得ることが出来た。
意外だったのが私が準備したねぎを刻んだ水戸納豆をタイ人の鬼嫁オイとYENの二人が抵抗無く食べていた。
問題なく食べれるとのコメント。
発酵した食材を好むイーサン出身者には水戸納豆も抵抗なく受け入れられることが判明した。
当然、イギリス人のマイケルは匂いでNG・・・・ 
イギリス人が好のんでパンに付けて食べる激マズのべジマイトよりは旨いから食えと強制するが完全拒否されてしまった・・・
ちょっと寂しい・・・・・

私が作った料理の評価
・トン汁   大好評
・焼そば   大好評 
・アサリバター 大好評
・シシャモ焼  大好評
・中華風サラダ 大好評
・白菜ときゅうりの漬物 大好評
・水戸納豆 タイ人には意外に好評
 
夕食を囲みながらYENちゃんとマイケルの会話を私が通訳する。疲れるが面白い。
日本人の私が英語~タイ語の通訳をするこの光景は第3者が見たら奇妙に思うだろう
なと考えながら通訳を兼ねて二人の会話を盛り上げてあげる。

・YENちゃんは彼氏と別れたばかりで寂しいからコラートの我家に遊びにきたんだよ。。
・マイケルはコンケーンの彼女と別れ辛い思い出が残るコンケーンを捨て、コラートに最近移り住んできた。独りで寂しらしい。
などなど・・・・

二人の反応をみながら二人を結びつける段取りで通訳をしていく。
YENちゃんは白人と向き合って話するのがはじめてらしい。
普段は遊びに来ても遠慮なくガツガツ飯を食うくせにマイケルとの晩餐は緊張してあまり食が進まない様子だ。
因みにYENちゃんは初心なわけではない。
田舎に居るときラブホテルの常連客で男とやりまくる19歳とは思えないヤリマンなのだが・・・・
でもそんなことを知らないマイケルは純な仕草のYENちゃんにマイケルも好印象を持ってしまったらしい。
夕食をしながら鬼嫁オイと私がさらにマイケルとYENの二人をあおりまくる。
正月休み我が家でリゾート旅行に行くが二人も参加する??割り勘だけどね!!
マイケルの目が鋭く輝いた。YENに対してマイケルの海綿体が反応を起こしているのが手に取るように判る・・・観ていてとっても楽しい。それにしてもマイケルは本当に単純でわかりやすい性格だ・・・私はマイケルにYENで良いのか冷静になれと心の中で問いかけるがYENに対して性欲に満ちたマイケルには伝わらない・・・・まあいいか お互いがよければ・・・・

マイケルは私たちの提案にYENが行くなら喜んで正月旅行に参加する是非ジョイントさせてくれと前向きな姿勢。
YENも異存なしとのこと。結局我が家の正月旅行に二人は参加することになってしまった。
マイケルお前は期待していた以上のリアクションをしてくれるな~と思いながらその後も愛のキューピット役の通訳に徹する。
夕食を終え、通訳にも疲れたのでマイケルをアパートまで皆で送って行くことになった。
アパートに着いた瞬間に鬼嫁の提案により皆でマイケルの部屋を見学。新築のアパートで家具、インターネット、家電付きで家賃は4500THBとのこと。
明日アユタヤに帰るYENに、今度コラートに来たらここに泊まることになりそうだね~といったらマイケルは股間を膨らましながら是非そうしてくれと言い出す始末。
なんだか疲れてきた。。。。。
マイケルはYENに携帯でメッセージを送ってくれ、今度アユタヤに遊びに行ってもよいか、来週はコラートに遊びに来るのか色々聞いていた。
あとは勝手にやってくれ・・・・私はもう飽きた・・・YENに対して名残惜しそうなマイケルを部屋に残し退散。
マイケルの部屋から我が家に戻ったYENは残っていた料理をすごい勢いで食い始めた。
残った料理と炊飯釜のご飯をあっという間に食い尽くして一言・・・・マイケルとの夕食は緊張してあまり食べれなかった・・・
そしてマイケルと好い仲になり、田舎に彼を連れて行ったら母ちゃんが白人のプア(連れ)を連れて来たと大喜びすると言いだす始末。YENもノリノリ状態だ・・・ ん~なんだか余りにも事が上手く進んでしまい面白みにかけてしまう。
家に戻るなり鬼嫁オイは英語が苦手なYENのためマイケルにSMSメッセージをYENの携帯から勝手に送っていた。 

I LOVE YOU SEE YOU GOOD NIGHT (YEN)
(鬼嫁オイが勝手に送ったメッセージを読んでマイケルは勘違いして股間を膨らましていることだろう)

YENは英語が出来ないからマイケルにメッセージが送信できないと言い始めると鬼嫁オイはそんなの携帯に付属されている英文の雛形メッセージを送るだけで充分よと一言・・・・・・・・毎日Miss youでOKだ!!内容ではない毎日のコミニケーションだと・・・
そして鬼嫁オイは今後の外国人との付き合い方を細かくYENにレクチャーしていた。

・自分から相手に金銭を要求してはいけない。
・相手に露骨に金銭を要求したら相手が引いてしまう。逃げられてしまう
・金銭を要求しないことにより徐々に相手の負い目を感じさせ、自然に相手からお金が出てくるように仕向けるようにすること。
・金銭を要求しないことにより結果として自分から金銭を要求した場合より多く実入りがある。
私の場合はそうだった。それまで我慢が必要。
・私の友人は私の忠告を守らず、目先の数千バーツが欲しいため相手にお金を要求してしまい結果として何も得ることが出来なかった。

側で鬼嫁オイがYENにレクチャーしていた内容を聞いて私と鬼嫁の経緯を照らし合わせてみた。
私自身が鬼嫁オイの罠にはまった事を今日始めて知ってしまった。
タイ女人は恐るべし・・・・・

マイケルとYENが結ばれた暁には報告リポートいたします。

ストリートファッカーのタイ修行継続中

ストリートファッカーのタイ修行継続中
BY;ストリートファッカー

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学生卒業からアジアにはまり、社会人となってはすでに長期休暇は取れなくなってしまいましたが、日本でたまったストレス解消のためにせっせとお金を貯めて年に3回か4回の訪タイでリフレッシュしています。そんな社会人は多いのではないでしょうか。
チャイナタウンの妖怪 (2011年11月23日)
ソーニャ 再び (2011年10月19日)
アフリカン (2011年9月20日)
タニヤの女 (2011年8月3日)
チャイナタウンの変貌 (2011年7月5日)
バカラのアマゾネス (2011年6月8日)
ストーカー (2011年5月6日)
おばさん遊び (2011年4月11日)
アフリカ産のオバサン (2011年4月1日)
夜のチャイナタウン (2011年3月17日)
毎回Ladyboy (2011年2月14日)
テルメの変貌に失望
オナニーして見せて
黒い肌のLadyboy
私を買って

Last updated: 11/23/2011 19:55:59
外道の細道



チャイナタウンの妖怪
昼にチャイナタウンをブラブラする。
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こんなに長く(震災のおかげ)休みが取れるのは久しぶりで、今後はもう2度とないだろうと思い、タイを満喫しようと思っていた。
しかし昼チャイナタウン→夜ナナ近辺→昼チャイナタウンを繰り返すと目ぼしいチャイナタウンも選択肢の多さに多少閉口した。
2年前まではオバサン3人のみだったが、現在ロータリーはひっきりなしに資材を詰め込んだトラックが行き来し、車通りが多く。廃れた感じはまったくしない。
台北旅社は新しくなり、中もそれほど汚くは無い。路上に立っている20代もかなり良い見栄えになっている。
以前は車・人もほとんどなく、例えロータリーの噴水前で裸になっても通報もされないだろうという感じだったのだが
人も車も多くなった。
前述の2年前のようだったら、2週間の休みを利用して3人のオバサンをローテーションして楽しもうと思っていたのに変貌ぶりに驚き、そんなちょっとした遊びもできなくなってしまった。
ちなみに路上に立っているおねいさんは見た目もいいが、交渉は700Bからと強気である。
近くに懐かしい冷気茶室のような場所もあったが、綺麗系が多いので遠慮してしまった。
チャイナタウンに来るからには安いおばさんおばあさんを求めてくるのだ。綺麗な若いイイ女なら夜にスクンビットに行けばわんさかいる。
そんななか、売店の横にある細い路地を奥に行けば突き当り、すぐ隣に階段。その階段には5人ぐらい座っている場所があった。
階段を登れば鉄格子の料金所。奥には崩壊した部屋がいくつもある。これこそがチャイナタウンと思える場所だった。
そこで一人・二人話したことがある程度だったが、一人赤ちゃんを抱いた女がいて、5人の中では一番の若さと美しさ。さらに明るい表情が目を引いたが、その直前に台北ホテルで相手した後なので、その日は遠慮したが、その後何度も同じ場所に行っても彼女はいなかった。
名前は聞いていたので他の女に聞くと
「どっちの●●?」
という風に2人同じ名前の女がいるようだった。だが自分は一人しか知らないので、そのどっちがわからない。
あった時に写真を撮ろうとしたが、顔を隠されたので撮ってもない。買うのが確実で部屋まで行けば撮れただろうが、外で撮るのはNGだそうだ。
同じ面影を求めてそこへ行くと。その日は階段にひとりしか座ってなかった。落胆した自分にそのおばさんが交渉を持ちかける。
とても売りができるような年齢や容姿ではない。妖怪のような老婆だった。
自分は半分自暴自棄になって、おばさんに値段を聞いた。200B。タイで表示された際安値。
昔ポイペトで表示された2$に次いだ値段だ。
コンドーム無しを交渉しても、値段はそのまま200B。おそらく自分の容姿や年齢を踏まえての値段だろう。
年齢を尋ねると40とのこと。
そのままで2階へ通され、部屋代を払って一つの部屋へ。
心臓のあたりに黒いハートのタトゥーがある以外は意外に綺麗な体だった。
年齢のせいか柔らかすぎる体に自分をふるいだたせておばさんの相手をした。
コンドームを使わなくても中は充分濡れており、そのまま中出し。
キスもクンニもフェラもなし。オナニーに600円を払った感じだ。
おばさんに200Bを渡してそこを逃げ出し、ホテルへ帰った。
写真はありますが、挙げれません。


ソーニャ 再び
夜にスクンビットをうろうろ。
実は今回はベトナム・中国の予定だったので、タイではホテルも何も決めてなかった。とりあえずsoi4の遠くのホテルが75%引きだったのでそこで5泊。あとはパタヤでも行こうと考え、それでも暇なので意味もなくサイアムパラゴンの水族館や、暇すぎてホテルのツアーでフローティングマーケット、スネークファーム、タイガーテンプルなどに参加していた。
soi4には今回多くの人を見かけた。ナナ前は多くのLBが過密状態だったために女性はナナホテルの駐車場にいるのも多い。少し歩けばセブンイレブンもあるので、ダラダラ歩いていると、見かけた不細工な白人がいた。一目見てわかった。ソーニャだ。
2年前に拾った宇宙人のような顔。髪は伸びていたが、不細工なつくりは変わらなかった。
彼女は自分を見つけると声をかけてが怒っていた。話を聞くと自分が外道の細道に挙げた画像のことだった。
ただ単に「サイト」と言っていたが、自分が上げたのは外道だけだったので、そこからばれたらしい。
かわいそうだったので、買ってあげた。みなさんネット上にあるからと言ってプリントアウトするのはやめてください。
そのあとにナナホテルの駐車場でものすごく背の低い(おそらく140㎝ぐらい)の22歳を拾って中出ししたのですが、ちょっと事情が合って写真は挙げれません。
ここからプリントアウトされる可能性があるうえに自分の子を妊娠している可能性があるからです


アフリカン
 昼は昼でチャイナタウン。
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中華系タイ人とアラブ(イラン?)系のハーフな街娼も混ざっていたりして面白い。ただ、昼間から若い子も立つようになったので、ほとんど一律500Bになってたりする。昔、おばさんばかり立っていた場所は、すでに開発され、若い女が600Bや700Bで声をかけてくる。
世の中変わっていくものだな、と痛感していた。そんな500B均一の女を1000B払う約束で生・中出し。中出しすれば満足なので、その日の昼は早めにホテルに帰り、夜に備える。
夜、ナナ前の屋台で食事をするのが通例な自分は、スクンビット奇数側を往復。夜遅くなると黒人率が増える。増えだすのはsoiナナからsoi11くらい。オープンバーのカクテルが開きだすと、その前のテラス席に黒人女が集まりだす。その為か、立ちんぼ女性の供給量が増え、立ちんぼは一律1000Bになっている。数年前までは立ちんぼでも1500B。需要より供給が上回ると、値段が場崩れする原理は、こういう交渉主体の場所では明らかに出てくる。例外は日本人のバカが増えたせいで爆発的に値上がりしたテルメだけ。
もう、テルメに素人など来るはずがない、大多数はセミプロとプロ。昔は路上と同じ1500Bだったのに、平気で2500Bを言い出すテルメにはクーラーを当たるためだけにワンドリンクで退散する場所になった。
夜のすきンビットを徘徊するうちに、ひときわスタイルの良いアフリカンに声をかけられた。他のアフリカンとは違い、テラスに座っていたりせずに、スクンビットを歩き回り、声をかけるタイプ。名前はリタ。タンザニア出身。23歳。値段は1000B。即決して近くのホテルへ入った。
途中コンビニにより、彼女は瓶のビールを買った。ところが入ったホテルにオープナーがなかったのだが、彼女は歯で瓶の王冠をこじ開けた。
問題は彼女を脱がせたときの体系が、まるで崩れていた。わかりやすく例えると土偶のような垂れ切った体をしていた。服で締め付けて、スタイルを隠していたようだ。
その後も何度も彼女と会ったが、挨拶はしても買うことは無かった。

今回は目線隠しで投稿させてもらいます。今後もバンコクで黒人を買う予定なので、彼女たち同士の会話で、「あの男に売ったら写真をUPされる」みたいなことになると困るので、目線隠しで投稿します。


タニヤの女
二日目もチャイナタウンへGOでした。
昼はやることがない。何度もタイへ来てしまうと、バンコクなどは観光する場所が少ないことに気がつく。宮殿は興味ないし、寺はやたらと多いが、見る必要がないと思えるほど多い。観光名所はバンコクではなく郊外の方が多い。こんな暇なときはプーケットとかコ・サムイ、コ・ピピへ行けばいいのだが、タイへ来る前にベトナムなどで
無駄にお金を使った分、移動するのすら億劫になってしまった。
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何より今回取ったホテルがなんと75%オフの値段で宿泊できた。スクンビットsoi3の奥の奥の方。アイビスやタワーよりも奥の方にあるホテル。対応も親切。何度もセイフティボックスを間違えた自分のために色々と説明してくれた。とてもいいホテル名前はロイヤルアイボリーホテル。とてもいいがホテル前にいるタクシーは必ずボってくるので、いちいちsoiナナの角まで行ってタクシーを拾ったりしていた。

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やることがない昼は、やっぱりチャイナタウン。前日に行った夜は、もう夜明け近かったので、昼に行ってオバサン、オバアサンをからかいながら中出しでもしようかと考えていったが、チャイナタウンさえ変わってしまった。
昼から若い子が立っている。道にそれこそ2,3人しかたっていなく、中年ばかりの立ちんぼゾーンは相当変わってしまった。人や車が多い。それこそ大型のトラックが走りまわっている。やはり台北旅社付近がわかりやすくて目に付くが、自分はロータリーから南に延びる道に入り、ジュースなどを売ってる雑貨屋の隣にある細い道を入り、その奥の旅社の階段に座っている5人と顔見知りとなった。ほぼ毎日ここに来る外国人男性など自分だけだったのだろう。よく話しこんだり、気が向いたら誰かを選んで上の部屋へ行ったりなどと、中途半端な遊びをしていた。

この日は台北旅社の前に座っていた二人組の一人。31歳500B、若い子なので、ゴムなし交渉は無理でした。
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その日の夜、スクンビットsoi7あたりを歩いていると、顔が異様に白い女に声をかけられた。彼女はタニヤの女で、客が少ないためスクンビットに出てきたと言っていた。だが、顔から首は化粧で真っ白。それ以外の肌は浅黒い色。胸は小さい。と一般的な日本人にはあまり好まれないタイプだ。
日本人は自分の個人的な思い込みかもしれないが、ベビーフェイス、かわいらしい感じ、巨乳、色白。がほとんどで、それに当てはまらい女はあまり好まれないと思っている。さらにタニヤに来る接待用の人間など団塊の世代の一つしたぐらいだろう。まだ頭が固いご老人が客なのかもしれない。
自分の好みは一般的な日本人からかなり外れている。しかも個人の美醜はまったく関係ない。オバサン、色黒、黒人、LBまでなんでもいい。軽いノリや面白い出会いの方が自分の興味を引く。
彼女は1000Bでした。24歳。胸が小さく、体が細いので色々な体位も楽しめる。
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1000Bでストリートでタニヤの女を買えるなら、タニヤのお店に行くよりもかなりコストパフォーマンスに優れている。
電話番号を交換したので次の日から電話の嵐でした。自分のホテルでなく、ソイナナ近くの安ホテルでHしたので、よかったです。下手に自分のホテルに連れてくると、こういうタイプは連絡とれないと、自分のホテルまで平気で来ます。



チャイナタウンの変貌 

さて、前回の投稿から2年がたち、ようやく再びタイに来れました。さまざまな事情でベトナム・中国によって、「やっぱりタイに行きたい。」と実感しました。ハノイから飛行機で1・2時間。ハノイのシンンカフェでその日の飛行機を予約。ハノイのホテルから空港までの送迎を含めて290US$。安いです。さらに円高の影響で30000円を確実に割っていました。日本初のバンコク行き4/28日のエアチケット99000円などと馬鹿らしくて買う気にもなれません。
 詳しいことはさておいて、今まではエアポートバスでバンコクまで行っていたのですが食う子に到着しているのが11時過ぎだったので3回まで登ってリコンファームしてから出発ゲートにあるタクシーでメーターでスクンビットへ。ホテルに荷物を置いて、終了間際のナナに目もくれず、まずはチャイナタウンでしょう。
チャイナタウンは予想より女の子が少なかったです。その変貌がすごい。ロータリーの東側にはでっかい建物ができているし、前は人も車もまばらだったのに、今は夜中も昼もものすごい数の車やトラックが行きかっています。じつは次の日から昼にもチャイナタウンへ通ったのですが、この時にチャイナタウンは昼からも若い女の子がたってます。台北ホテルの前や他の道にも立ってたり座ってたりしています。2年前はぽつぽつとおばあさんや太ったおばさんが細々と立っていたのに対し、若い子が昼から夜までたっています。何があったのでしょうか……
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結局一人の若い子を買いました。写真の子です。自己申告24歳。500Bです。どうせマグロだろうと思って近くのホテルへ行きましたけど、そのHのテクニックにびっくりするほど積極的でした。向かい合う体制(座位)で自分の上に腰を下ろすと片手を背中にまわし、片手をベットの上についてものすごい激しく腰を動かします。20分位して動きが止まると結合部からダラダラ液が垂れていました。そしてまた動きだします。自分が満足するまでずっと動いてくれました。チャイナタウンは生でしかやらない主義でしたが、彼女はゴムで充分満足できました。
 この後も何度もチャイナタウンへ行ったのですが、マグロの子は一人もいなかったです。チャイナタウンが変わったのに対して、チャイナタウンにいる女の子も変わったみたいです。



バカラのアマゾネス

次の日もやはり暇を持て余したため、チャイナタウンのおばさんに中出しした後に、MBKに向かいました。何かのイベントがあっていたらしく、MBK前の通りにはコスプレした人がいっぱいいました。最近のアニメ、ゲームはまったくわからないので、わかるのはこれ一枚です。
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夜になると、テルメに行ってしまいます。“テルメの変貌に失望”に書いたとおり、料金が上がりまくったプロばかりの顔ぶれ。もはや行く必要もないのですが、
ここ数年会っていた一人の女性の面影を探して来てしまう。
名前も知らない女性ですけど何度か会って、顔もよくなく、Hも下手でしたが、穏やかな感じと再会できた時の嬉しさがずっと自分の心を占めていました。
行けば必ずジュークBOXの傍にいて、長テーブルに座ると遠くに目が合う。
自分の顔を覚えているらしく、ちょっと腰を曲げて顔を覗き込もうとする。
見つけると必ず自分の傍へ来る。
ここに来ると必ず彼女を探している自分に気づく。
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でも彼女も今年で29歳。年齢的に引き時期を考えて田舎に帰ったのかもしれません。チェンマイに住んでいることは知っていますが、『もう会えないんだな』と何となく感じてしまいました。
テルメから出てオープンテラスでコーラを飲んでいると、二人の女の子が声をかけてきました。二人とも20代前半。右の子は大学生ですが、週に一回しか大学に行かない不真面目な学生だと言っていました。当然のように御誘いを受けました。値段は1500B。二人とも持ち帰って3Pなら一人1000Bでもいいよと言いますが、なんとなくテルメの子を失った喪失感から、この二人を相手にするのは気持ちが入らなかったです。友達同士とかで3Pを誘ってくる女性は多いのですが、断る口実はいつも
「レズビアンプレイはできる?」
今回も断られましたが、たいていの女性は出来ないといいます。女性同士はゴムがつけれないので、性病が防止できないからでしょう。
ピンクの方の子はまた会いたい気持ちもありましたけど、やはり携帯がないのは辛いですね。次の訪泰で購入しようと思います。

次の日にバカラに向かいました。自分は煙草の吸わないので、この店はちょっと長く居づらいです。2階の階段横の席に座ると、店の従業員が次々と控えの女の子を勧めてきます。2階は時間帯によってフルヌードになるときがあります。ですが、2階はどうも刺青率が高いです。一人小柄な子がいましたが、どうも狙いはVIP席にいるファランのようで、席に乗り出して腰を振っていました。
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いい加減断るのが面倒になってきたので、一人髪がすごい乱れようの女の子を買いました。値段は1500Bで、店に600B前後だったと思います。バカラはいつもショーを見るために来て、買ったことがなかったので経験です。見た目より結構ふくよかな子でした。化粧も濃くて全然好みではないのですが、きっとテルメのショックでどうでもよかったので、ずっと上に乗って自分はマグロしてました。一時間以上行為を続けてようやく終了。この値段でこの仕事ならテルメの子よりはるかにマシです。


ストーカー

目の前を綺麗な黒髪の女性が通った。その人はグレースホテル前からナナ交差点へ向かっている。後ろ姿しか見えないが、間違いなくLBだとわかった。黒いワンピースでスカートの部分が膨らんでいて、長く細い足が魅力的に見えている。ファッションがパリコレとかでモデルが着るような服を着ていた。アイコンタクトをとっていたロシアンを放って、そのLBを追いかけた。だが、人ごみと、歩くのが遅い自分のせいでなかなか辿りつけない。自分は完全にストーカーになっていた。

そのままナナエンタープライズまで追うと、彼女はオブセッションの前で数人のLBと話をしていた。おそらくこれから出勤のLBだったのだろう。下手に話しかけると店の中に引き込まれそうだったので、一度出口まで出てチーズのナナバーガーを食べることにした。マンボスチン一袋(20個ぐらい)を食べきった後だったので、その他いろんな串焼きなどをを買い食い。中央吹き抜けのバービアが既になかったので、暇つぶし、時間つぶしができなかった。しばらくしてからオブセッションへ突入。
中は超満員だった。踊っていたり席に着いたりしているのは綺麗なLB。中には女性ホルモンのせいかものすごく太った、一見してオッサンなウエイトレスもいる。ダンサーは水着。ウエイトレスはメイド服っぽい格好だった。あいている席に案内されると、息つく暇のなく両側にLBがついた。二人ともにコーラをおごって、ステージを眺めるが、煌びやか過ぎて、逆に選べない。どの子もきれいに見える、というか実際綺麗なので選びにくい。しばらく様子をうかがっていたが、先ほどの黒髪のLBは居ないようだった。他の店の子なのか、準備中なのか見当たらない。例え見つけたとしても、私服のファッションセンスが良かっただけで、顔も見ていないのだ。それよりも右隣に着いたLBの方が明らかに綺麗だった。
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名前はヴィー。もしくはウィー。21歳。○天堂のゲーム機のような名前だった。5分ぐらいでペイバーを言い出した。自分も当然買うつもりでここに来たので、値段を聞くと店代別で2000B、交渉して1500を提示するとあっさりOK。もっと下げれたかもしれない。ヴィーが着替えに行くと左隣のもう一人が自分をペイバーして3Pしよう、と持ちかけたが、ナナ上の狭い部屋で3Pは窮屈すぎるし、LB同士のSEXは出来なさそう。たとえばこの子のアナルにヴィーが挿れたり、その逆をしたり、など。なによりヴィーに比べるとこの子はかわいくなかった。
着替えてきたヴィーと手をつないでエレベーターで5階のホテルへ。シャワーを浴びる前に写真を撮りました。実物はもっとカワイイです。ついでにセミヌードっぽい写真も撮らせてもらいました。上半身裸で黒のTバックの写真ですけど、とあるサイトがある女性の色っぽい写真を載せると、それをプリントアウトして持って行ったバカがいて、非難轟々浴びせられたそうなので、掲載は控えておきます。皆さんもそんな馬鹿げた行動はとらないでください。
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脱がせると下はちゃんと男のものが付いてました。ほとんどのLBがそうであるように、アンダーヘアは無かったです。ホルモンの作用か、いずれは手術で切除するために剃っているのかはわかりません。一緒にシャワーを浴びて、ベットイン。LBの中にはディープキスすると長い舌を口の中まで入れてガンガン舌を絡ませるLBも多いのですが、ディープキスは控えめでした。行為中は何も言わなくても彼女は自分の指を舐めていました。69になってお互いをフェラして、ゴムをつけられてバックで挿入。大柄で背筋が発達しているLBは肩や背中の骨格や筋肉で男の部分がわかってしまい萎えたりするのですが、彼女は全体的に華奢で背中もすごく細かったです。しばらくして体位を変えるために一度抜いたときにゴムもついでに外して、生で正常位で続けました。彼女も気づいたようですが、そのまま続けて、最後は外に出しました。
行為の後に「ナマで入れたでしょ?」とちょっと不満そうでしたが、ヴィーの財布の中に入っていた写真を貰うことと引き換えに500Bのチップで許してもらいました。ホテルを出て一階に下り、店の前で別れた時はちょっとつらかったです。彼女にとっては回転率でしょうけど、男は情がわいてしまうので弱いですね。そんなタイ女性(自分はLBですけど)にはまって、結婚してその家族まで面倒みるような日本人にはならないでください。
有名どころで言うとお笑いのトー○ル○ンボスのアフロの父親はそうなっています。

TO BE NEXT


おばさん遊び
バンコクだけに長く滞在することは今までなかったために、昼間に暇な時間になるとやることがなくて退屈すぎてしまう。数年前のフリーターの時だとすぐに隣の国や居心地のいい場所を求めて当てのない予定なしの国などへ行くのだが、職業というものを手にしてしまうと、時間的制約があるために、タイ以外の国へは行きにくくなる。移動日を含めて一週間や10日ぐらいの休暇しかないと、バンコクだけという日程にならざるを得ない。そうなると昼には行く場所も限られる。3
 多くの人たちはパタヤやプーケットなどへ飛ぶ人も多いが、パタヤもプーケットも相性が悪い。あまり良い思い出がなかったりする。とわいえ、レディーボーイ好きの自分がいまだにパタヤのsoi6に行ったことがないのでは、自分が書いているレディーボーイ体験記も薄っぺらいものでしか過ぎない。やはりパタヤのsoi6またはsoiブッカオあたりを昼間に歩くのが妥当だと思える。昼間ならネオンや錯覚でだまされることなく、退屈をしのげることも可能。
 そんなことをチャイナタウンの冷凍マグロなオバサンに中出ししながら考えていたりする。昼間からロータリー付近にいるのはおばさんかおばあさんしかいない。
近くのジュライホテル跡や台北ホテル近辺まで行くと10人弱がまとまっている場合もあるが、そこへは行かず、ロータリーから東へ100mほど歩く場所に数人いる。一人は痩せた50過ぎの婆。後二人は40過ぎのおばさん。二人とも小太り。今回の滞在中にここへ一週間も通い、昼に近い時間にいるのはこの3人だけだった。六日間ここへ通ったので、おばあさん一人とおばさん二人の3人をローテーションして2周していた。すべてコンドームなしで生・中出し。300バーツ。3人ともマグロだが、自分にはこんな遊びしか出来ない。それに飽きたころには帰国し、またチャイナタウンに来る頃には別の顔触れが出ていたりする。そんな繰り返しをもう数年もしていた。(とてもup出来るような顔ではないので写真は控えておきます)
タクシーが結局つかまらず、再びバスでカオサンロードに戻ってケバブなどを食べて過ごし、夜7時にピンクラオのチャオプラヤー3へ向かった。カオサンでダラダラ過ごしたので、そのついでに覗きに行った。ここは年配の泡姫が多い。ある日本人が『高校の授業参観のよう』と例えていたが、その通りだと思う。値段はよく覚えていないが1600B・1800B・2000Bだったと思う。夜7時は早過ぎたのか、サイドラインと1600Bはひとりもいなく、1800Bは満杯。2000Bは半分ぐらいの入りだった。1800Bからひとりギリ選べるようなオバサンを選ぶ。まあ、普通な感じでした。顔写真はNGですが、それ以外ならOKとのことなので写真を構えると頼みもしないのに片方の服をずらして乳首見せしてくれました。
スクンビットに帰る途中にグレースホテル前で降ろしてもらって、時期的に自分の大好きなマンゴスチンが売ってあったので、ナイフを持っていない自分は全部店の兄ちゃんに向いてもらってその場で食べました。グレースホテル前のケバブやが角にある通りと対面の一階がオープンテラスでのホテルではアラブ人がでっかい水タバコを吸っていたりしますが、そこには30ぐらいの金髪のロシアンが一人いました。見ていると目線に気付きウインクをしてきましたが、こちらに来たりそれ以上の売り込みはなかったです。
マンゴスチンを食べ終わると目の前にタイではありえない服装の綺麗な黒髪が通り過ぎて行きました。

TO BE NEXT



アフリカ産のオバサン
 チャイナタウンからホテルのあるスクンビットまでタクシーにて帰着。すぐにホテルの部屋に入ったが、まだ夜は9時過ぎ。時間を持て余してしまう。、チャイナタウンの30歳に中出ししても、多少消化不良気味。スクンビットの奇数側を何往復もする。途中の飯屋でシーフードのチャーハンもどきを食べていたが、他の客は背の高く、ワンピースを着ているLBが三人。でも改造度は低い。その子たちは普通に飯を食べているらしく、顔も道沿いを見ているし誘っても来ない。
 ここでの情報によって、ここ数年はアフリカの街娼もスクンビットに立っていた。Soiナナの交差点に3人ぐらいかたまっている。情報によるとCM2とかのディスコに行ったほうが綺麗なアフリカンがいるらしいが、ここの近くでいえばナナホテルのディスコしか知らない。試しに入ってみたがファランが10人ばかりで、踊っている女の子はポールダンス。中には背の低い太ったファランが一人だけ立って踊っているが、ほとんどは席に着いたまま。これでは人気のないゴーゴーと変わらない。コーラ攻撃ペイバー攻撃がないだけ、ゆっくりはできるが逆に楽しみがない。ナナホテルを出て交差点で周りを見渡すと黒人の街娼と目が合った。顔を見てしまったと思った。かわいさがなく、どう見てもオバサンおそらく年齢も自分より上だろう。笑顔を見せてゆっくり自分の前にやってきた。体格的にもっと大きい人ばかりだと思っていたが、割と小柄で単身な自分より背が低い。だが、体は筋肉で引き締まって、何より肌の黒さが目立つ。久しぶりの熱帯の夜と、その風情にやられてしまって外見はあまり問題ではなかった。
 値段はショート1500B、ロング3000B、と一般的な値段だったので、とくに交渉もしないでホテルに連れ帰りました。ケニアのナイロビ出身。名前はアリスだそうです。出産したとは思えないほど体は締まってました。目の前でレゲエダンサーのような尻の振りを見せてもらい、バックの時に軽くスパンキングするとつながったまま腰だけを動かすのはきっとこの人種じゃないとできないでしょう。ですが、心の繋がりはまったく感じない。チップなしでも特に文句も言わなかったです。まあ、初めての黒人だったのでこんなもんでしょう、という感じでした。次回からはノボテルのCM2で探します。

To be next


夜のチャイナタウン
大体バンコクに到着するのは夜が多い。(このときはまだエアポートリンクは建設中)今回は割と早めにスワンナープに到着するものの、バスで渋滞に巻き込まれながらホテルに到着したのは8時を過ぎていた。
 バンコクに到着すると初めに行くのはチャイナタウンのロータリー。バンコクだけに滞在する場合は、ここには初日に必ず行くようにしている。初日以降も午前中から立ちんぼがいる。昼にはやることもなく、暇を持て余してよく出かけるのだ。昼はオバサンが数人。夜は人数が増え、若い子も出てくる。
 夜に到着すると、まず一発目を必ずこのロータリー周辺で物色して、交渉の結果中出しに持ち込むことにしている。昔はロータリーではなく、そこから外れたところに数人が立っているパターンが多かった、久しぶりに訪れたここは、街灯も多く、台北旅社などは大きな看板が光っていたりする。ここも随分と様変わりしたものだ。
一応ぐるっと回ってみた。声をかけてアピールするのは旅社の前にいるおばさん。ロータリーにいる立ったり座っていたりする若い子は見上げていたり目を合わせたりするが、声はかからない。年齢を聞くと18歳や20歳もいたが、今回の目的はナマなのでそれを交渉するとNGとのこと。
ある程度歩き回った結果、道の角に立っている近くを通ると笑顔で見上げてくる小柄な子に決めた。言い値は400B。コンドームなしも400BのままOKだった。道で見上げている様子はかわいかったのだが、部屋でみると顔はかわいくない。
ゴキブリが這いまわる階段を上がり、部屋代40Bを払って部屋へ導かれた。年齢は30歳でした。チャイナタウンにいる若い子は小さく頭の割に体が小さい子が多い。顔は大人なのだが体が子どのままのようなアンバランスさがある。やっぱりマグロなのはココでは当たり前。事前に約束した通りにナマ中出しで終了。
表に出て多少苦労してタクシーを拾ってホテルに帰りました。

To be Next


毎回Ladyboy

数年前にladyboyを経験してから、毎回タイに行くたびにひとり以上はladyboyを拾っています。夜中の二時以降にナナ前に行けば売れ残ったladyboyばかりなのですが、終了前にも屋台などで買い食いしていると結構声がかかります。オブセッションにいるladyboyと比べれば数段レベルが落ちます。そんなladyboy達はあっさりしているので首を振ればすぐに他の男に目標を変えます。
 最近は明らかにボディラインが出る服を着たladyboyは結構減りました。もちろん居るにはいますけど、見かける確率は低いです。今回拾ったのはスクンビットの道で歩いて着たladyboyです。化粧が濃いうえに体つきが男だったのですぐにわかりました。割と背が低く、胸が小さく、顔もからだも無改造だったので、年を経て現役を退いたらきっと男に戻るだろうと思えるladyboyでした。そういうladyboyも結構いるみたいです。下を切除せずladyboy買いをする男を相手にひと稼ぎすると、田舎に帰って何事もなかったように男に戻る。一種に出稼ぎでしょう。
 Hの最中は割と女性のようで、ナマOK、中出しOKでした。感想としては普通です。
 グレース前のケバブを食べた後にその前の屋台で売っていたマンゴスチンを食べました。自分がナイフを持っていないのと着るのが慣れていないので屋台のオジサンに全部切ってもらって食べていると、近くのホテルのオープンテラスに座っていたロシア系の女がトルコ風のでかいタバコを吸ってウインクしてきましたけど、多少ポッチャリしていたので目をそらしました。スクンビットのsoiの角にあるオープンテラス付きのコーヒーショップにはもっと綺麗でスレンダーなロシア系がいます。以前立ちんぼのロシア女性に声をかけられたときにホテルに行った後に誘われた場所です。
 さらにその日の夜中にナナ前のコンビニによって帰ろうとするとナナより奥にある路地で白人のladyboyに声をかけられました。自分より身長が高く気味の悪い顔をしたladyboyでした。本来ならスルーしますけど、ladyboy好きの自分ではすでに電気が落とされたナナの前では他のladyboyもウロウロしているので、他のladyboyに捕まるのも時間の問題だろうと思い、経験のために彼女に決めました。
タイ人以外のladyboyは初めての経験でした。ドイツとウズベキスタンのハーフでした。どういう経緯でladyboyになり、タイで街娼をしているのかは聞きませんでした。ここは色々な人が色々な理由で来るような場所です。胸は固くシリコンでした。彼女が宿泊している狭い部屋と狭いベットで作った穴にナマ中出しで終了。

そのあとにナナホテルのレストランで食事しながら話しました。彼女が英語が堪能だったので意思の疎通は充分でした。ただ、彼女は外見上あまり客がつかないようでした。
「次はいつタイに来るの?」
「わからない」

「今年の10月には国に帰らなければいけないの。また会えるといいのに」
「そうだね」
もう会うことはないでしょう。


テルメの変貌に失望
他サイトと重複しているかもしれませんがご容赦ください。最近までアウトルックの設定が不備だったので書き込みできませんでした。
 もうすでにテルメカフェは終わってしまった。あまりにホームページや体験投稿などでそれを目にした日本人が集まってしまった結果なのでしょうか、交渉の上手な欧米人が培った場所も物価が倍以上、品ぞろえもプロばかり。もはや“援交カフェ”とはいえない状況なのでしょう。
 一時期言い値が1500B、交渉で1000B、特定の娘を何度もリピーターしていると、どんどん値崩れして最終的にはほぼ無料で朝まで一緒にいる。そんな学生やアルバイト感覚の素人はほぼゼロと言っていいでしょう。それとも円高に負けない以上の値上がりをしているタイバーツのせいでしょうか
昔、5年以上前のころはおそらく当時のタイで流行していた(だろう)タイポップスが流れるとサビの部分で店内にいる女性たちが大合唱していたのを懐かしく思う。
カフェの看板近くにいる屋台は多くの背の高いレディーボーイがいて、入り口続く階段が狭いうえにそこに店に入れないLBが待ち構えている。そんな場所から入ってショート2500などと平気で言うプロを買う人がいるのだろうか、MPに行ったほうが圧倒的にコストパフォーマンスがいい。
素人・セミプロ・大学生を狙うならBTSのスクンビット駅‐アソーク駅の間の路上のほうがいいと思う。とくにそこにある屋台で何人もの女性やLBと話したが、大学生やセミプロが多かった。テルメはプロが多すぎて、セミプロと大学生の友達同士は入りづらいと言っていた。
ストリートファッカーのハンドルネーム同様、立ちんぼや道にいる淫売を買うのが多い自分ですが、今回は夜10時にスクンビットsoi11にいたナナハリウッド2のダンサー、とその友達。背が小さく胸も小さくAカップぐらいで肌が黒いロリ系、と自分的にはストライク。実年齢は27歳。コーンケーン出身だそうですが、背景の写真はコーンケーンでしょうか?ご存知の方教えてください。
肝心のHは積極的でとても楽しめました。
LBに関して言えばオブセッションが一番でしょう。店内は人もダンサーも多く、ウエイトレスの中にはものすごい太った(おそらく女性ホルモンのせい)オッサンもいますけど、ダンサーは基本綺麗です。有名なゆうこりんは見ませんでしたけど綺麗なLBにお相手してもらえました。LBはすべて下半身は男のままですけど、アンダーヘアーがないのが共通なのは、いつかは来る手術のためでしょうか?
今回は黒人・白人(LB)・タイ女性・タイLBとバリエーションに富んだ経験をしましたが、今後もやはり立ちんぼやナナ終了後を中心にいってみようとおもいます。もうテルメには入らないでしょう。


オナニーして見せて
 訪泰4回目は10人ほどしか買わなかったが半分はLadyboyという面白い旅行だった。帰国日にカウントしてみると、女性よりもLadyboyが多かったのであわててMPに行って男女比を等しくして帳尻を合わせたところだった。
 Ladyboyのひとりはナナから出てきた子で、ナナにあるゴーゴーバー『ロリポップ』で踊っている子だ。一目見たときは大人しい感じ。髪は黒髪で長いストレート。体つきは多少大きいものの自分よりは小柄で、女性としては多少大きめ。肩も自分ほど張っていないし、全体的に細くは無いが大きくも無い。淡い青色のキャミソールのワンピースを着ていた。
 ちょうどナナが閉店時間を過ぎた路上に立っている彼女を選んだ。ナナの終了直後、人でいっぱいになる道路のちょうど向かい側に立っていた。目は合って、ずっと笑顔を向けているが、彼女からは近づく気配がない。自分はよほど気に入らない限り、相手からのアプローチを待つタイプなので、そのまま彼女を見ながら立っていた。ひとつの道路を挟んでお互いの思惑が交錯する。自分は多少目を逸らして他の女性も見たが、彼女に気が行って、他を探す気になれない。再び視線を戻すと彼女はずっと自分をみつめている。3分ほど彼女を見つめていたが、結局動かないので自分から近づいた。彼女の値段は立ちの女性と同じ1000B。持ち帰る前に聞いてみた。
「切っている?」
彼女は頷いた。その質問でLadyboyと知っていて自分が買うことはきっと彼女も理解したのだろう。きっと彼女自身から声をかけなかったのはトラブルを気にしてのことだと思う。
 最近のタイの整形技術はものすごく進歩している。たとえば自分が初めて買ったLadyboyはその写真を何人かに見せたが、Ladyboyだと信じない人もいた。だが、そのあまりの綺麗さに驚嘆する人が多かった。自分は先述の初めて体験したLadyboy以上の美形は、女性でもLadyboyでも見たことない。それほどの美しさということは、Ladyboyと知らず女性と思い込んで買う人もきっと少なくは無いはずだ。自分はLadyboyが好きで、それを知った上で買うのだが、知らない人が真実を知ったなら金を払わないというトラブルもあったのかもしれない。そういうゴタゴタを避けるためにもホテル側はIDの提示を求めるのだと思う。だが、彼女から声をかけてないということは、声をかけて交渉を持ちかけた男性側に責任があるという形を作りたいのかも知れない。
 今回のLadyboyはホテルに泊まるときIDを見せるので盗み見たが、その写真はスポーツがりの男前だった。部屋へ行き、別々にシャワーを浴びて、彼女の体に巻いたバスタオルをはがした。胸は無かった。シリコンも入れてないし、女性ホルモンも使用してなさそうだった。乳首だけがツンと上を向いて尖っている。しかし、髪と顔はどう見ても女性。そして腰から下のバスタオルも剥がそうとしたとき、彼女は手で押さえ、
「実は切ってないの。」
と白状した。実は「切っている?」と聞いたとき、彼女が頷いたのを少し残念な気持ちで見ていた。多少体格が良い彼女を選んだのは、下が男のままのLadyboyを狙っていたからだ。だが、自分が人を選ぶときは条件ではなく、インスピレーションに従っている。いわば素材を選ぶのは感性であり、それをどう調理するかは自分しだい。相手(女性やLB)を選ぶのは直感で、それをどう楽しむかはその時による。 直感にしたがって選んだ場合は理由ではなく、単純に『欲しい』と思ったから。とくに夜の街ではそれを最優先にしている。
 ようするにその時は下が男のままであり、男の機能を果たすLadyboyを求めていたのだ。実は前回の訪泰に、下が男のままのぽっちゃり形のLadyboyを600Bという格安でアナルセックスを生でしたのだが、彼女は女性ホルモンを服用しているため、下は男のままでも起たなかった。初めて自分がLadyboyにフェラしてあげた経験だったのだが、反応がないと楽しめなかった。その後にLBとするときはぜひ、男の機能をまだ持っているLBと楽しみたかった。
 隠そうとした手をとって退けさせた。彼女は白状したので、それほど強固に隠そうという意思は無かったように思える。そこで、彼女のすでに勃起していたものを口で含んであげた。もう彼女は隠そうともせず、自分の口を味わっているようだった。喘いだりしないが、相手が気持ち良いのは息で大体わかる。だが、彼女のは立派だったので長時間やるとこちらのあごが痛くなってきた。相手が気持ちよくなってよがるのは見ていて気持ち良いが、あごが痛くなるのは多少いただけない。というか女性はあごが痛くならないのだろうか?それとも自分が慣れてないだけに下手なのだろうか?
 そこで
「オナニーして見せて」
と言った。彼女は言われるまま彼女自身をしごきだした。足を広げた彼女のものをさっきまで口に含んでいたので、彼女は仰向けのまま上体だけを起こしてベットに腰掛けた状態。自分はその股間に顔を近づけて、時々彼女のを口に含んだり、裏筋に舌を這わせたりした。彼女がいきそうになるのを見計らって自分は口に含み、口の中に彼女のを受けてあげた。出し終わった後もそのまましばらく吸い続けて、口を上下させて彼女のを搾り取るように口で吸った。舌を絡ませて勢いよく吸い込み最後の一滴まで口に含んで、次にそれを彼女に飲ませてあげたかったのだが拒否された。しょうがなく彼女の胸の上に出したが、本当は彼女に飲ませてあげたかった。 
 だが、フェラした後のキスはOKなので、ディープキスを繰り返して、体位をずらして69へ、やはり元男であるだけあって、タイ女性よりもフェラは上手い。かなり丹念に濡らされてから、普段はLBはグリスを使って円滑剤にするのだがグリスを出さずコンドームも出さずに自分の上に向かい合わせになって腰を下ろした。生のまま、彼女のアナルに彼女自身の手でむかい入れた。本来はSEXであってもアナルセックスであってもゴムを使用するのだが、彼女が出さずに生のまま自分の上に腰を下ろしたのは、自分が彼女を口でしてあげたお礼と考えたほうがいいのだろう。自分の上に乗って彼女は腰を上下した。体重が重いかもと思ったが、そんなことはなく、腰をちゃんと使ってそれも気持ちよさそうに声を上げている。女性らしい顔は多少ピンクに染まって好色な色気を見せて、さらに足を立てて腰を上下した。彼女も感じているさまがよくわかるようにアレはびんびんになっている。動きながら自分も彼女もお互いの唇を求めた。自分は大満足だった。当然生でアナルに中だしした。



黒い肌のLadyboy
プーケットの道に立っているのはすべてLadyboyだった。女性は間違いなくバービアなどの店に所属している。
 プーケットは夜遊びの中心街には道があり、その片方にバービアやGOGOがたくさんある。とくにバービアは多いが、女性のレベルはイマイチ。
 ただ今回の狙いはLBなので、道を歩くことにした。道を歩いているとき白いフリルの服が浮かび上がっているのに気が付いた。そこは真っ黒なLadyboyが立っていた。髪は長く腰まで届く、黒くゆるい巻き毛。その黒髪と同じ黒さの肌。目の白目の部分とつやっぽいピンクのグロッシーな唇から覗く歯だけが白く、しかも顔が驚くほど小さく整っている。色は黒人のように黒いが、顔はアジア系の顔。間違いなく『海の流浪の民』だった。彼女の肌の光沢のみが夜の中に反射してまぶしくも見える。
 日本に限らず世界的に色が白い人のほうが、色が黒い人に対しイメージがいいという差別がある。同一民族でない国家、さらにアジアの国はその差別は明らかに存在する。特にインドやタイでは美人の条件の第一が、色が白いという観念が前提にある。しかし自分は色が黒い人も大好きだ。彼女を見た瞬間に、
“自分は彼女と会うためにプーケットへ来た!”
と確信した。そして彼女に会うために今回タイへ来たのだと。彼女はバンコクのLadyboy達とと同じようにやわらかく微笑んでいるが、決して自分からは声をかけない。近づいてこない。目の前を通っても目線は自分を追っていても声をかけたり手をとったりしない。だが、自分は彼女を逃がすつもりは無く、即決で声をかけた。なにせ、翌日の夕方にはバンコクへ帰る予定だったのだ。
 はじめに声をかけると彼女は英語が話せないらしく、それでも値段交渉をすると2000Bというありえない値段から始まるが、渋る様子を見せるとすぐに1000Bの適正価格に戻った。もしかしたらプーケットでは倍の値段で朝までいるのが常識なのかもしれない。
 近くのホテルに連れ込んだ後、彼女の服を一枚一枚惜しみながら脱がした。フリルの長いワンピースの下は下着だと思ったが、その下にはデニムのミニスカートを履いていた。その下には白い上下のブラとパンティ。胸はシリコンを使っていないようで小さいAカップ。だが細く背が高い彼女に似合っていてモデルのような体系に見える。白い服が黒い肌に映えることを彼女は知っているようだった。全て脱いだ後、彼女は自分の手を引いて一緒にシャワー室へ行った。
 シャワーを浴びているとき、彼女はホットシャワーが苦手だった。自分は熱いほうが良いが、彼女はおそらく普段から水シャワーを使っていたのだろう。自分が浴びた後に冷水にして浴びていた。
 全裸になった彼女は細いからだ。女性ホルモンは使っているのかわたらないが、胸は全く膨らんでないが乳首だけがとがり、下は男として使えるよう。それでさっそく軽くだけキスをして、彼女をフェラしてあげた。あごが疲れる前に、彼女自身にもオナニーしてもらった。その間彼女の顔を見つめているのだが、顔の小ささ、パーツの整い、色の黒さ、感じている様子の顔。どれをとっても自分にはパーフェクトだった。彼女の気持ちを盛り上げるためにディープキスと軽いキスを織り交ぜて、時々彼女のモノに舌を這わせたり口で含んだりサービスしてあげた。もしバンコクにいたら毎日でも彼女を選んだだろう。彼女がイク瞬間にはもちろん深くまで含んであげた。口の中に出した後も深く吸って、舌で舐めて勢いよく吸って搾り取り、尿道に残ったものまで吸い取った。口に含んだ液体を飲み込まないように注意しながら彼女にディープキスをして彼女の口内に流し込んだ。液体が口から舌を這い彼女の絡ませた舌へ、彼女の舌を伝って彼女の口から喉の奥へ粘着性のある液体を彼女が飲み込むのはとても美しく官能的。彼女は嫌がるわけでもなく、ごく当然のように自分の口の中に舌を入れて、彼女自身の口の中に一滴もこぼさず精液を含み、飲み込んでいる。しかも彼女自身が出したものを彼女自身の体内に再び戻すという行為、彼女自身を彼女に飲ませているという行為に奇異な興奮を覚えた。彼女が全てを飲み込んだ後も自分の後頭部をぐっと抑えて口や舌を離さない。彼女は情熱的に舌を絡ませて彼女自身の精液を受け止め、喉で味わうように飲み込んだ。飲み込んだ後もディープキスして自分の後頭部を押さえつけて、深く深く舌を絡め合う。どうやらすっかり気に入られたよう。
 多少体をずらして69の体制になった。どちらかが上になると下にいるほうが苦しいので横になった体勢のまま自分は彼女を再び口に含み、舌で舐め上げる。彼女も自分を口にして懸命に奉仕した。
 今度は自分が彼女のアナルに入れた。彼女は自分からバックの体制になり、ゴムも無しでごく当然のように自分を受け入れた。実はその日けっこう長距離を歩いていたので、自分は長く楽しみたかったが意思とは反対に早くイってしまった。もちろん彼女のアナルに生で中だしである。
 そのあと、ふたたび彼女を攻めてあげた。今度は彼女がイクときには自分は一層深く含み、彼女は自分の後頭部を押さえつけてイクときに深くまでフェラをさせた。今回はビュクッ、ビュクッと口の奥に彼女の精液がかかるのを感じた。それも綺麗に舐め取って、口全体で吸ってあげる。彼女はすでに心得ているようで、自分の両頬を手で包み、彼女自身の口に自分から導き、自分が流し込んだ彼女自身の精液を全部飲み干した。飲み干した後も舌で自分の口の中を舐めるようにして液体を吸い取って飲み込んだ。彼女はなかなか自分の後頭部を離してくれなかった。惜しいことは翌日の夕方にはバンコクへ帰るチケットが手元にあったことだ。そしてもっと早く彼女に合えなかった、時期的不運だった。


私を買って
 もはや買春者としてかなりの経験を積んだ頃だった。すでに馴染みになったスクンビット通りのナナ-アソーク間を歩いていたときに、自分は歓楽街を歩きながらも別に女性を買おうとは思ってなかった。多少早い時間に道にある露店などを冷やかしていた。冷やかしだけでなく、タイ製のTシャツや 下着なども実用品として買っていた。タイ人のサイズは自分には多少小さいものの、外国人の土産用は多少大きめに作ってあるので観光客用はちょうどいいサイズになる。下着などはそこでそろえたほうが日本で買うより長持ちするし、安いし、作りもそれほど悪くは無い。使い捨てと考えるといい土産にもなるので、日本から現金・パスポート、入国の時に着ていた服のみで来てここで服を調達するのが主流になっていた。

 露店は道いっぱいに店を広げ売っているわけで、歩道の道路わきは出店でいっぱいになる。とくに自分が良く歩くスクンビット通りのナナ・アソーク間の夜に開いている土産物屋の前などは人が3人ぐらい歩けるスペースを残してあとは露店でいっぱいになる。昼は何もないが夜になるとどこからともなく出てくるのだろう。商売をしているのはほとんど中国系。色が白く、日本人に近い顔立ち。言葉が話せない(英語ではなく、耳が不自由なので言葉を話せない)華橋もいて、彼らは手話で話している。言葉が話せなくても商品と金さえあれば商売は出来るので値段は商売おばちゃんが持っている電卓で提示したり、交渉したりする。そんな商売人たちは売春婦を傍目で見ながら、自分達は体ではなく、商品を売って働いているんだというプライドさえあるように自分には見えた(少なくとも自分にはそう見えた)。商売しているのはオバサンがほとんどなので、体を売るならチャイナタウンへ行かなければならないだろうが。
 そんなわけのわからない玩具やタバコケース、偽ブランドの財布やバック、ナイキシューズを真似た靴などが色んな場所で売ってある露店を、見るというよりは横目で見て流して歩いていたとき、いきなり肘あたりを露天の人につかまれた。びっくりしてみると若い女の子が、自分の腕を優しくつかんでいた。肌の色がすごく白くて日本人に近い顔立ちをしていたので、おそらく中国系のタイ人だろう。
 白い服を着ていて小柄で、なかなかインパクトのある顔をしている。決して美人ではないが顔の小ささに対して大きすぎる瞳が印象深かった。露店で売っているような人は中国系のおばさんやおじさんばかりだが、若い子が露天にいるのは珍しいことではなく、オバサンだかオジサンの娘が店番をしているのは良くあること。つかんだ手を離さずに自分の眼を見ているので、詳しく話を聞くと、手をつかまれた理由が露店で売っているものではなく、その女の子自身を売り込んだということにびっくりした。要するに彼女が「私を買って」と言っているのだ。
 他の店にもれず、露店は並べてあるものを売るのが商売で、いくらこの街でも露店の人が自分を売るということはないと思っていた。それも置屋などでその人の知り合いや知人が「この子はいくらだよ」という売り方は他の国ではあったが、露店で何気なく覗いていた観光客に店番をしていた女の子自身が「自分を買って」と売り込むパターンは初めてだった。道を歩いている買春者も立ちんぼからは簡単に声をかけられるが、露店の店番をしていた女の子から売られた経験をした人は少ないだろう。
 話を詳しく聞くと、なにやらその女の子が自分を気に入ったから、らしい。彼女は自分の手をやわらかく握って、自分の反応を待っている。髪は黒で染めてなく、短い髪でかわいらしい感じ。声をかけられて初めて相手を見たが、見た目も若く、背も低い。まだすれている感じがしない。おそらく土産物を売るだけで普段は娼婦としての仕事はしないのだろう。にも関わらず自分に声をかけてきた。あまり露店が繁盛しないときに、困って自分を売るというパターンはあってもそこはけっこういろんなものが売れて繁盛している露店だった。
 ルックスは普通だが、自分は特に女性を買おうと思っていたのではなくぶらぶらしていただけなのだ。その子は立ち娼婦と同じ値段1000Bを表示してきたが、ただ単に歩いていたのだから断る理由が無く適当に、
「この国の通貨をあまり持っていない。」
と嘘を言ってみたが、その子は店の知り合いみたいな人になにかしらタイ語で尋ねてから
「日本円なら3000円」
というぼってもごまかしてもない値段を「日本円で払ってもいいよ」と言う。強引ではないが、ぜひ買ってほしいというアピールをする。何が気に入ったかはわからないが、“こんな出会いも面白いかも”と思って自分は買うことにした。この頃は好みの女性を探すよりは、面白い出会いのほうが自分の興味をそそった。何よりこの街は、選ぼうと思ったら選び放題なのだ。
 彼女は店を家族か知り合いかの女の人に頼み、自分の手を取って近くのホテルへ案内した。見た目は10代に見えたが年齢を聞くと20歳で、肌は綺麗で白かった。やはり年齢の分ハリがある綺麗な体をしていたが、SEXには不慣れなようだった。だがそれを手ほどきするのもひとつの楽しみではある。別にがちがちに緊張しているわけではなく、舌のからめあいも彼女からは答えてくれた。お互いの眼を間近で見つめながら入れると一瞬息を詰まらせて、少しずつ奥へ押し込むと眉毛を寄せていい声を上げる。奥まで届くと、一度息を吐いて彼女から動き出す。不慣れながら結構感じてしかもサービスもまあまあ良し。
 自分とした後はけっこう疲れた様子。一緒にシャワーを浴びて一緒に手をつないでもとの店の場所まで帰った。こんな思いがけない出会いもこの国のひとつの魅力かも知れない。

サムのタイ日記

サムのタイ日記
 仕事を辞め、しがらみを捨てて、はじめてタイに来たサムさん。彼を待ち受けるのはどんな出来事なのでしょうか?感動と官能がないまぜになった旅日記!まだ、タイに来たことのない人もこの日記を読んで邪な期待をめぐらせよう!!
 サムさんのHPは http://samyoshi.hoops.ne.jp/ です。詳しくは此方を参照のこと。
 2000年
?10月9日 ドンムアン空港に着いたのは、タイ時間の2:45・・・
?10月10日 朝いきなり、電話の音で目が覚めた
?10月11日 一休みしたところでKさんからTELが入った
?10月12日 Kちゃんが帰ってからしばらくして
?10月13日 本日の待ち合わせ場所を決めて、軽く寝た後出撃
?10月14日 目が覚めると、彼女はまだすやすやと寝ていた
 2001年

?8月某日 プロローグ
?9月2日 3匹の獣が微笑みの国タイに降り立った
?9月3日 (前編) 目が覚めると、彼女がにっこり笑って俺を見つめています
?9月3日 (後編) 評判の良いハリウッドへGO!
?9月4日 (前編) 鼻をつままれて目が覚めると時間は9:30
?9月4日 (後編) 1人でタニヤへ
?9月5日 イマケンからの内線で目が覚めると、時間は9:30だった
?9月6日(前編) セイからの内線で目が覚めた
?9月6日(後編) 結局パッポンストリートに着いたのは
?9月7日(前編) 今日が実質的な最終日だ
?9月7日(後編) 俺は賭けに勝った気分だった
?あとがき
 2002年

?プロローグ
?12月29日(前編)  乳揉みなはれ 
?12月29日(後編) アップトゥユー
?12月30日(前編) キックの鬼Again
?12月30日(後編) 浅慮
?第5話 浅慮の果てに
?第6話 スイートマウス

最終更新日時: 06/12/2011 13:47:22

 外道の細道
10月9日 ドンムアン空港に着いたのは、タイ時間の2:45・・・
成田を10:00ちょうどの飛行機に乗りタイのドンムアン空港に着いたのは、タイ時間の2:45・・・
風の影響で少し遅れたのだが6時間45分のフライトだった。
入国手続きや両替で少し手間取ったが、なんとか無事にバンコクに着きました。
この時の両替レートが10000円で3650Bだった、とりあえず20000円ほど両替して、空港のロビーに出た。
今回はパッケージツアーで来たのでお迎えが来てるはずなのだが・・・・
すぐに見つかってその人達と合流するも、まだ出てきていない人がいるらしく、しばしの待ち時間。
今回の旅行は、5年勤めていた会社を辞めてしまって、次の会社に入社するまでのお休み期間を利用してきています(次の会社の出社日まで2週間取りました)。
なんせ、辞める時の選別に旅行券を希望したので、85000程選別でもらっちゃった。
出発1週間前に近ツリで予約して、延泊・一人部屋料金を加算してしめて92000円なり。
この時の会社は結構無茶苦茶で、辞める時も結構揉めたりしたけど、そのストレス発散もかねてのタイ旅行です。
お金も15万ほど用意して来たし(なんせ旅費がほとんど浮いたので)気分は既にスーパーサイヤ人です、やーーーーーーってやるぜ!

何てことを考えてるうちに、全員そろってバスへ
バスの中ではどうやらこれからこのままバンコク市内の観光と夜ご飯の事を説明してました。
しかし、早速俺は「パスしてもいいんですか?」って聞いちゃいました。
添乗員の話では構わないとのことでしたが、周りのオジさん達は、不思議がってました。
なんでこんなオヤジ軍団と行動をともにせなならんねん・・・・
という事でとりあえず俺のホテルに送ってくれるとのこと、そんでチェックインしたらバイバイで自由行動です。
バスの中では一人出来てるのは俺一人だったのでオジさん達から、物珍しげに色々聞いてきます、「英語は出来るのか」とか「バンコクは何回目だ?」とかうるさい!
っての、このようなオジさん達と団体行動なんてまっぴらごめんです。
しかも言うに事欠いて、一人のオヤジが
「一人で行ったらぼられるよ、こっちに来れば良いとこにも連れていってくれるからさ」
「そうそう、今値段とかも交渉してるし、君も女の子とかいるところに行くんでしょ、こっちに来なよ」
とかぬかす始末・・・・この人達きっとおのぼりさんの旗を立ててソープとかにいくのかしら
マジですか? イヤすぎる!
誰が一緒に行くかヴォケが!あんた達の同類と見られたらかなわんわい!だから俺は一人で行動するんじゃ!
結局俺はやはり一人で行動する事にして、チェクインが済んだら添乗員さんに明日のアユタヤ遺跡観光を申し込んで添乗員さんと分かれました(ちなみにオジさん達はだれも申し込んでなかった・・・・)
ホテルはサイアムのソルツインタワーだった、ロビーは結構広くて立派だった。
部屋もかなり広くてバストイレを除いても16畳くらいはありそうだ。
ベッドはキングサイズのダブルで3人くらい寝れそうだ。

とりあえず着替えて、荷物を解くと時計は17:00、まずは、軽く飯だね(w
しかし、このホテルはかなり失敗でした。
サイアムの近くなんだけど、伊勢丹もMBKもぜんぜん遠いでやんの。
まずは探検したいところだが、自分の泊まってるホテルのレストランを除いておかないとネ。
ホテルの脇のエスカレータで3Fにあるタイスキレストランへ行って見る。
まだ時間的にも早いので軽く食べようという事で豚バラ掛けご飯を注文した。
90Bだったのだが日本の感覚だとかなりお徳に感じる(でもタイだと高いね)。
量はすこし少なめだったが、熱々で美味しかった。
部屋で一休みした後早速出撃!だね。
ネットで前もって色々調べていたので、行きたいところはもう決まっていた。
ホテルの玄関でタクシーを捕まえてナナプラザへGO!
15分ほど走ったところでここだと運チャンに言われて路地を入ってみると、そこがナナプラザだった、コの字の型の建物に真中がバーカウンターのようになっていて建物の中にゴーゴーバーがあるみたいだ。
ネットで下調べをしていったのでとりあえず、おすすめになっていたレインボウへ突入。
あれ?全然女の子いないじゃん・・・・・マジっすか?
スタッフが近寄ってきて、時間が早すぎるから21:00頃おいでって言われてしまった。
確かにまだ19:00だもんね・・・・しょうがないか。

仕方が無いので一旦外に出て道路に戻るとトュクトュクのおっさんが寄ってきて、マッサーマッサーって言ってくる、これがソープの客引きなのだが、これで行くとこのおっさんにバックマージンが入るため、割高になる事はネットでも調べてあるぜ!と思ったがまあこれも経験でしょうということで、マッサージに行くけど当然トュクトュク代はタダでしかも終わるまで待ってくれるように交渉する、交渉した結果了解したので、行く事にする。
店の名前は知らんがとりあえず10分ほどでそのお店についた。
ヤバそうなところだったら速攻逃げるつもりだったが、それほど汚くないしヤバそうでもなかったので中に入る。
中に入ると早速コンシア(ネットでの知識でしってた)が寄ってきてどれにするか決めろとせかす、しかしこちらは初めてみたひな壇に圧倒されてそれどころではない。
初めて見たひな壇の感想は 「スゴイ!」 としか言いようがないです。
知ってはいましたがこれほどとは・・・・まともに最初は女のこなんて見れませんでした。
それでも、しばらく見てると落ちついてきて、よく見えるようになりました。
コンシアに説明を聞くとスーパースター3000Bノーマル2500Bとのことで、OKしてしまいました(でもねこれってぼられてるんだよ・・・この時は知らんかった)
スーパースターの方で一番愛想の良さそうな手を振ってるオネーチャンに決めました。
この時点ではかなり美人に見えたのですが、近づいてよく見ると少し印象が違ってました。
それでも、年は23~25位でまあまあ好みの子です。
部屋は10畳くらいで、日本のソープとの違いは湯船がかなり浅いところだけで、マットもあるし、ほとんど一緒です。
正直に言って日本のソープのほうが俺的には好きだな・・・
まあ、日本と大きく違うのはひな壇だけで、それ以外は日本のほうが良いと思う。
今回はマッサージはこのお店だけだったが、チャオプラヤやポセイドンはどうなのだろうか?
次回は是非チャレンジしてみたいものだ。

お店をでて、トュクトュクで再度ナナに戻ってきた。
周りのカウンターバーにも女の子がたくさんいてこれは期待できるかもと、思いつつレインボウへ入ってみる。
うぉぉぉぉ!すげーーー女の子が一気に増えてて。さっきとは全然違います。
お立ち台には半裸、全裸のオネーチャンが約20人くらいさらに周りの席や通路に20~30人位います。
全部で40~50人はいそうです。
しかも、最低でも水着です・・・目移りしまくりです。
そのうち、スタッフが気に入った子はいるかと聞いてくるので、お立ち台が入れ替わるまで待ってくれと言って待ってもらいました。
それでも、その間に周りにいる子がアプローチしてきますが、目線はお立ち台に・・・そうこうしてうちに交代して新しい女の子達が上がってきました。
その中から小柄でスタイルの良さそうな子が目に止まりNoプレートのNoを言って呼びました、彼女の名前はOちゃん。
隣りに座らせてみると思ったよりも年はいってるようでした。
見た目はやはり思いっきりタイ人ぽいです。
年を聞くと23歳とのことでした。
実際に呼んで近くで見るのとはだいぶ印象が違います、性格もすこしきつそうだし・・・
でもとりあえず呼んでしまったことだし、コーラをおごってくれと言われればしょうがないので、コーラをおごってみると、スゴク嬉しかったらしく、キスしてきた(ハハハ)かわいいのは確かなんだが、俺のタイプとは少し違うような気がする。
でもまあかわいいのは確かなんで、まあ良しとするか・・・
一応ネットでゴーゴーバーのシステムは知っていたが、お店のスタッフからレクチャーを受ける、ペイバー500B、ショートで2000Bとのこと。
これが相場なんだろうなと言うことで、聞いているとOちゃんはずっと俺に抱きついたまんまだ。
この辺がかわいいと思ってしまった。
30分ほどキスしたり胸揉んだりしていたら、スタッフがペイバーしろと言ってくるので、all stay ok?と聞いてみたが今日はだめだけど、明日ならOKとのことだったので了承して500B払う。
彼女が着替えてきて一緒に外に出て明るいところで見ると、やはり俺のタイプとは少し違うな・・・失敗したかも。
もちろん日本でなら十分ストライクゾーンなのだが、なんせここはレベルが高い、もうちょっと慎重に選ぶほうがいいね、自分の好みにぴったりの子が見つかるまでペイバーはしないほうが良さそうだ。
チャララッチャチャチャー サムはレベルが上がった ナンテネ・・・

とりあえずホテルまで連れて帰ると、フロントで鍵を受ける時にジョイナーフィーを請求された。
要するに1人で泊まってるところに相棒を連れてきたので取られるお金のことだね。
これがまた高くて700Bもします、なめてんのか・・・
見た目はイマイチタイプと違ったのだがこの子、しゃべってみると愛想はいいし、英語も上手なのでまずまずです、それになかなか話も上手です。
すっかり打ち解けてからのベットではサービスもいいし積極的です(w
とりあえずいたしてから、明日も来て欲しいとお願いされてしまい約束してしまいました、そのあと彼女は帰っていきました.
時計を見ると1:00・・・・
まだいける!(w

この時間だとテルメーかグレースでしょうか・・・
いわゆるコーヒーショップです(これもネットの知識ですけど)
ホテルのドアボーイの兄ちゃんにテルメーの場所を聞いたのですが、上手く伝わらずしょうがないのでグレースにしました。
グレースはナナにいく途中にタクシーで見えたので場所は解ります。
それで、グレースに決定です。
タクシーでグレースに行こうとすると、途中で運チャンがアフリカ・アフリカとか騒いでいるが意味がわからん・・・・
グレースはネットではさびれているみたいな噂がありましたが、とんでもないです、なかなかの盛況ぶりでした。
入ってすぐにおばちゃんに捕まって、おいおい勘弁してくれよと思ったのですが、どんな子が好みかを聞かれたので、ほっとしました。
それで、若いスリムな子が好みだというと、1人連れてきた。
なかなか良さそうな子なんだけど、しばし考えていると通りかかった子がいて、この子がスゴク好みだったので、あの子が良いとおばちゃんに言うとすぐに連れてきてくれて、紹介してくれた、ちょっと丸顔でまるで日本人と見分けがつかないくらいだ。
交渉の末泊まりで2000Bとのことで、おばちゃんがチップよこせとか抜かしてる、紹介料だそうだ・・・・しょうがないのでいくらだと聞くと500Bとか言ってる。
ふざけんな!100B渡して、さっさと女の子を連れてタクシーに乗った。
フロントでまたしてもジョイナーフィーを取られた・・・考えもんだね。
この子もかなり良い子で、ベットでのサービスも満点です。
何よりも、俺の好みでにぴったりで、笑顔がとってもかわいかったです。
お話も結構上手だったし、うーん・・・おしとやかって感じです(ベット以外ね。
1回いたした後に寝てしまったのだが、朝までチン○ン握ってた(w
しかし初日から全開バリバリ(死語)だよね(俺ってさ)




10月10日 朝いきなり、電話の音で目が覚めた
朝いきなり、電話の音で目が覚めた。
時間は、7:45!ヤバイです7:30の集合なのに・・・今日はアユタヤ観光ツアーを申し込んでいました。
考えてみると寝たのは4:00くらいなんだよね。
女の子を速攻で起こして、急いで事情を説明して着替えさせました。
本当は、朝の一発とか考えていたのですが、とてもそんな状況ではありません。
失敗しました・・・急いで着替えさせて、お金を渡して、帰しましたが彼女は、スゴク残念そうでした・・・ごめんね。
本来なら、ご飯でも食べてゆっくりと送ってあげたかったのですが、しょうがないので2000Bとタクシー代と言って200B上げました。
その時に彼女が本当に寂しそうな顔をしたのが忘れられませんでした。

観光を終えてホテルに戻ってきたのが、15:30、一眠りして目が覚めたのは19:30・・・・
昨日のレインボウのこと約束した時間は20:00だったのでちょっと遅いくらいでしょうか。
さっそくシャワーを浴びて、着替えてホテルのロビーに下りると、昨日のおっさん軍団がいました、気にしないように通りすぎようとすると、声を掛けられてしまって、昨日はとても良かったみたいな自慢をされてしまいました・・・
どうやらソープに連れていってもらったらしく、3500Bでスゴク良かったよとか言ってます。
しかも、お持ち帰りもできて、ほとんどのおっさんが持ち帰ったようです。
その金額が凄くて5000Bで泊まりだったようです、自慢げに今日も行くから連れていってやるよ、みたいなことを言われましたが、俺は大人なのでそりゃボラれてますよなんて事は、一切言わずに丁重にお断りして、1人でナナに向かいました。

真っ直ぐにレインボウへ行くと時間は少し遅れてて20:30を過ぎていましたが、Oちゃんは気持ち良く迎えてくれて、ずっとくっついています。
やはり、1回ペイバーするともう専属みたいになってしまうようです。
スタッフにも気に入られたみたいで男二人におばさん1人がずっとくっついて離れません。
しょうがないのでコーラ(酒)を一杯づつおごってやると、スゴク喜んでしかも盛りあがった。
タイ語は解らないので、英語と少しの日本語だったがめちゃめちゃ面白かった。
なぜか○×の勝負を挑まれて、引き分けでけりがつかないので、7・5・3(別名三山崩し)を教えて勝負した、負けたらおごれとか言われたので容赦なしで必勝法を使って、コテンパにしてやった(w
さらにOちゃんの友達のNちゃんを呼んで女の子2人に挟まれて、全部で6人でくだらないアホみたいな話で盛りあがった。

その時に隣りにいた人と目が合って、話しかけられた。
この人はもうペイバーして帰るところだったようだが、着替えてくるまでの暇つぶしに派手に盛りあがってる俺を見て声を掛けてきたようだ。
Kさん「日本人ですか」
サム「ええ、そうですよ」
Kさん「すごく盛りあがってますね~女の子2人に3Pですか?(w」
サム「ちがいますよ~これからこの子達とディスコに行くんですよ」
Kさん「遊びなれてるみたいですね~タイには何回も来てるんですか?」
サム「初めてですよ(w でもネットで下調べしてきてるんで」
Kさん「それしてもスゴイですねもう1週間くらいいるんですか?」
サム「いや2日目です(w」
Kさん「ははスゴイですね、遊びなれてるんですね(w」
これがKさんとの出会いだった。
5分ほど話をして打ち解けた後、
Kさん「明日一緒に遊びませんか?」
と言われてホテルの名前と部屋番号を告げて約束して別れた。

11:00頃女の子2人をペイバーしてレインボウをでた。
おばハンがチップを500Bよこせとか抜かしてたがあげるわけもなくそのまま店を出た、店をでてタクシーに乗ってディスコへ。
ホテルのディスコとかではなくタイ人御用立つのディスコのようで、周りはほとんどタイ人だった、かかってる音楽はユーロではなくタイソングのオンパレードでこちらで流行ってる曲のようだった。
時間が早いせいか盛りあがりはイマイチのようだった(ざんねん・・・)
Oちゃんが俺に寄りかかってきて、2人でいちゃついているのがNちゃんの気に触ったようだ。
Nちゃんがしきりにタイ語で怒っているので、英語で何故怒るのかって聞いてみたが、怒ってないと答えるだけだ・・・・
そこでOちゃんがトイレに立った時にNちゃんを抱っこして、慰めてみたら機嫌が直った(w
NちゃんはOちゃんが自分ばかり楽しんでいて、Nちゃんに見せ付けているのが気に入らないとのことです、そして自分も可愛がって欲しいだと・・・・
そのまま、抱っこしながらお話してると、Oちゃんが戻ってきてスゴイ形相でにらんでる。
コワイ・・・Nちゃんは俺の首に手を回してきて益々抱きつきます ヤバイヨ・・・
Oちゃんが怒ってNちゃんを突き飛ばしてどかす オイオイ・・・
タイ語で何やらガンガン文句を言ってると周りの注意を引いてしまい、恥ずかしくなって2人を連れてディスコを出た。
結局このディスコはボトルキープが出来るので帰りになんかカード見たいのをもらった。
たしか最初にOちゃんに2500B渡して、入場券とボトルをキープしたみたいだった。
お店の外に出てタクシーを捕まえるまで両方ともずっとなんか大声で起こってた モウシラン・・・

タクシーを捕まえてホテルに帰ろうとすると、Nちゃんもついて来ようとする。
Oちゃんはもうタクシーに乗っていて、知らん顔だ・・・
Nちゃんはついて来たいみたいだが、これ以上のごたごたはゴメンなので1000Bとボトルカードを上げて帰した、その時にキスされてしまって、明日は私のところに来てと、言われたが、明日は約束があるからだめだと断ると、ホテルと部屋番号を聞かれて、教えないとついてくると脅された・・・
しょうがないので、明日はだめだと言っておいて、教えてあげた。
ホテルに着いてからOちゃんはずっと機嫌が悪い・・・当たり前か・・・
ろくに口も聞かずにシャワーを浴びてバスタオル1枚でベットに入ってしまった。
しょうがないので俺もシャワーを浴びて早々に寝てしまった・・・
翌朝、なんか下半身がもぞもぞするなーと思って目が覚めると、なんとOちゃんが・・・くわえてます
ちょっと悲しそうな顔をしながら、昨日はごめんなさいって謝ってきました。
嫌いにならないでって謝りながら、Hなことしてくれます。
どうやら、昨日俺がそのまま寝てしまったので、怒ってると思ったらしい。
別に怒ってないし、気にしてないよって笑顔で言ってあげたら、スゴク嬉しそうに笑ってくれた、機嫌は直ったみたいでよかったよかった。
することをして、最後に今日の約束を迫られたが、今日はKさんと約束があるので、丁重に断ってお金を渡そうとしたら、昨日ディスコでお金使わせたから要らないって言ってきたので、タクシー代だって1000B渡して外のタクシーまで送ってあげた。
なんか最後に言ってきたけど良くわからなかった・・・・英語勉強せんとね(俺




10月11日 一休みしたところでKさんからTELが入った
ちょうどOちゃんが帰ってからシャワーを浴び終わって一休みしたところでKさんからTELが入った。
昨日の話を少ししてからKさんからタイが初めてなら、今日はノーハンドレストラン行きましょう、と言うことで、決定!行ったことないので即OKしました。
20:00に予約するから19:30にナナホテルのロビーで待ち合わせしましょうとのことで約束しました。
まだまだ時間が早かったので、エメラルド寺院とワット・ポーをみて周る。
ここで、ワット・ポーでイサーンと言う名前の大学生が俺をみると寄ってきて案内すると申し出てきた。
なんでも大学で日本語の勉強してるので日本語が話せると言ってきたが、最初は断った(w
イサーン「イサーン悲しい、あなた日本語教えるOK?100Bでいいよ!」とか怪しげな日本語で言ってきた。
結局250Bと言っていた料金が100Bに下がってその代わり少し日本語を教えることになった。
これが中々面白いやつで怪しげな日本語を連発しながら色々と話しかけてくる。
しかも、自分の間違いを指摘してくれと来たもんだ・・・・
でもさ、注意するところが多すぎて途中でやつの話を俺が復唱することになってしまった。
しまいには、途中で火事と言う単語が分からずに、ファイヤーと言うので、日本語で火事だと教えてやると、ノートを出してきて、ひらがなと漢字で書けと言って来る。
書いてあげると、今度はそれを10回くらい書き取りしてる・・・しかも字は下手だった(w
まあしょうがないと言えばそうなのだが・・・・

最後に、寺院の中のマッサージ(タイ式マッサージは寺院が本家だと言ってた)の予約をしてくれて分かれたが、マッサージが終わって出口に向かって歩いている時に、イサーンが他の日本人を案内していて、どうやらトラブッていた。
イサーンは俺を見つけるとあわてて俺の後ろまで走ってきて俺の後ろに隠れる オイオイ・・・・
ちょっと恐めのおにーさんが(なんかチンピラっぽいセンスが抜群でした)そいつを出せと凄んでるので、隠れてるイサーンにどうした?って聞くと分からない
いきなり怒ったと言う、向き直ってチンピラ君にどうしたの?って聞くとどうやらファッションセンスをバカにされたと思ったらしい。
どうもイサーンがその服を(たしかにハデハデのアロハみたいなやつを着ていた)寺院みたいな服を着ているが、あなたはお坊さんですか?日本のお坊さんの格好か?と言ったらしい(w
たしかにタイの寺院の屋根は派手な色調で原色が多い、俺は笑いをこらえながら、イサーンに謝らないとだめだよと注意しながら、チンピラ君も諭した。
チンピラ君はしばらく俺をにらんで値踏みしているようだったが、諦めたらしくその場は済んだ。(タイまで来てケンかはしたくないし、下手にでて持ち上げてやった・・・ファッションセンスをね)
結局イサーンはその場で解雇されてしまい、チンピラ君は案内無しで周る事になったのだが、イサーンがチンピラ君が帰るまで自分と一緒にいて欲しいと言われて、門の前の案内係の休息所でイサーンに日本の事を教える事になってしまった・・・・俺ってバカ?
時間がかかってしまったが、イサーンの話はある意味面白かったので良しとする!

この後時間がなかったので、待ち合わせの場所にそのまま直行しました。
時間どおりにKさんはやって来て、ナナ駅まで歩いてそこからスカイトレインに乗って、パッポンヘ。
しかし、乗り過ごしてしまい、結局タクシーで行くことになってしまったのはナイショだ!
お店の名前はギャクラクシーだったと思う。
Kさんが予約していた為か、VIPボードにKさんの名前がへたくそな漢字で書いてある(w
でもこれって全然関係なかった・・・
中に入るとまず、部屋に通されてメニュー選択、このあと、女の子をチョイスする事になってる。
しかしこれが痛かった・・・メニューを選んでる間に団体さんが到着してしまい、良さそうな女の子は全滅・・・通路ですれ違った指名されたばっかりの女の子とすれ違ったのだがスゴク可愛かった。
俺達が女の子を見に行った時には、既に終わってた・・・・Kさんと俺は絶句してしまった。
しかし、なんとか2人とも選んで部屋に。
実はこう言っては失礼だが、平均並の子は1人しかいなかった。
当然かぶったのだが、Kさんは快く譲ってくれた。
その最後の1人は胸がかなり大きくて、年は25歳とか言ってた。
Kさんはなんか普通のお姉さんって感じで、正直言って特徴もなく普通の人って感じ(色気も無いし)
でも、この2人以外は全部おばさんだったから、この後着た人はどうするんだろう?って考えてしまった。

料理が来るまでに、お話しながら少しづつ打ち解けてきた(俺はね)
俺がチョイスした子はかなり愛想&サービス精神が豊富で、話も俺に合わせてくれるし、料理が来てからも、丁寧に食べやすく気を使って食べさせてくれるし、キスもしてくれる。
しかも、胸も触らせてくれる、と言うかむしろ揉め!と俺の手をつかんで誘導してくる。
要するに俺は、手を使わずに食べさせてもらいながら、胸を揉んでたわけやね(w
しかも、俺のスカウターは「F」を指している、ナイスバディーだ!
俺の好みとは多少ずれていても、これだけやってくれれば十分OKでしょう、気に入りました。
向こうも俺のことを気に入ってくれたようです。
しかしこれは俺の話であって、Kさんのほうはあまりサービスも良くなくて、ただ単純にKさんの口に料理を持って行くだけでした、しかもKさんが指を指して「これ」と言わないと、それすらしないで、黙ってるだけ
Kさんが俺をみて、「そっちのほうがいいよね~」と恨めしそうに言ってきますが「しかと!」です。
しまいにゃ「女の子を交換してくれ」と言ってきましたが、女の子に英語で言うと、俺が言うより早く女の子に断られました(w
Kさんはやるせなかったらしく、俺達にちょっかいを出してきて、女の子の胸を揉もうとしたら、叩かれて、俺の両手を胸に持ってくる始末(w
楽しい食事も終わって、この後の説明を女の子からされました。
どうやら、下に部屋があってそこへ連れていけるらしい、値段を聞くと1500Bとのこと。
さらに、ホテルに持ち帰っても良いらしいです(ただしペイバー代みたいのがかかる)
女の子は一生懸命俺を誘いますが、Kさんの方はさっぱりで女の子はどっちでもいいわよ状態です(誘いもしないのはちょっと失礼だよね)
Kさんはすっかり冷めてしまって、俺に言ってくればいいじゃん!と いじけモードです。
せっかく一緒にいるのですから、Kさんが行かないのなら俺も行くつもりにはなれません。
今回はガマンです、最後に女の子が明日1人で来てくれとか、ホテルを教えてくれれば、今日の夜行くとか言ってましたが、丁重にお断りして店を出ました(ん~~残念!)

会計を済ませる前に、次に行くところを話し合った結果やはりここはタニヤでしょうと言うことでタニヤでカラオケに決まりました。
ちなみにギャラクシーでは2人で料理+サービス料+チップ込みで3000Bくらいでした。
結構料理も頼んだし、飲み物も頼んでたので安く感じられました。
とりあえず、ここは俺が払って次のタニヤはKさん持ちとなりました。
とりあえず、2人で好みの女の子を捜すために一回りします。
するとたくさんの女の子が声をかけてきて「いらっさいませー」の大合唱でスゴク笑えますが、中には強引に腕をつかんで店に引っ張っていこうと輩もいます。
しかしここは無理やり引き剥がして、一回りをしました。
歩きながら、周ってお互いが納得のいったお店を見つけて中へGO!

お店に入ると、道に出ていた女の子が一緒に全部入ってきて、総勢約40名ほどを1部屋に集めて、再度「いらっさいませー」です。
これには、知っていましたが圧倒されます!
そして、この中からチョイスするのですが、可愛いとゆうよりも美人が多いので気後れします。
しかしながら、落ちついて良くみると手を振って来たり、自分を指差して来たりとアピールしてくる子が多い中、知らん顔してる子もいて面白く観察できました。
ネットでそのような子はそのお客をあまり気に入ってないみたいな事が書いてあったので、あえてその子にチャレンジしてみようと、そっぽ向いて髪をいじってる子を指名しました。
この子の名前はKちゃん、23歳とのことでした。
Kさんは思いっきりアピールしていた子が気に入ったみたいで、そちらを指名してました(名前はOちゃん25歳)
そして4人でカラオケBOXのような個室に入るとママさんが来て挨拶をしてくれたので、Kさんがさっそく料金の説明を求めてました。
このお店のシステムは分かりやすくて、1人1時間1000B水割りは飲み放題で、ジュース類も飲み放題のようです、女の子のドリンクは140Bで、お店のルールとして必ず野球拳をするというものでした。
野球拳は10回勝負で5回勝てばスッポンポンです。
男が勝てば女の子は脱いで、負けると100Bです。
10回全部負けても、最後は必ずスッポンポンという勝負で、結局全部脱がすのにいくら払うかということですね。

いきなり、野球拳をしようと、Oちゃんが言ってきましたが、少し待てとトークタイムへ。
俺もKさんも、相手のことなんかお構いなしで、それぞれスタート。
Kさんのほうは、触りまくって盛りあがってましたが、俺のほうは、まずはご挨拶からスタート。
英語と、日本語でお話から始めましたが、なんせあえて選んだ不機嫌娘・・・・・・・
どうなるかと思いましたが、自己紹介から始めて、打ち解けるように話すと少しづつですが笑ってくれるようになり、私よりも可愛い子がいるのにどうして選んだの?みたいな問には君が一番きれいだからと答えると恥ずかしがって嘘だと!言ってきましたが、そこはやはり女の子、嬉しくないはずはありません、どうも俺は日本語だと絶対に言えないことも、英語なら言えるみたいです。
それと、なるべく日本語では無く、下手糞でも英語でしゃべるところもポイントになったみたいです。
これについては跡でもう少し触れます。
おれとKさんは交互に勝負という事でスタート、結果は
サム  ○ ○ ○ × × ○ ○     (番外○)
Kさん × × ○ × ○ × ○ ○ × ○
でした、Kさんは5敗してしまいましたが、かろうじて自力で全裸をGET!
俺は2敗で早々に全裸確定!Kちゃんはこの時にはもうのりのりになっていたので、苦笑いしながら脱いでくれましたが少し怒っていて、最初に俺ジャンケン弱いって言ったもんだから嘘吐き!強いじゃない!と言って余分に1回させられましたが、これでも勝利!(I WIN!)
やはりジャンケンは「勝つ!」という意思の強さですJoJoの中でもジャンケン小僧が言ってたとおりです(俺のスケベパワーは無敵だ!)
この時には、なんと俺が負けたら300Bで、俺が勝ったら・・・・・ち○ち○舐○ると言ってきました。
負けた時のKちゃんの顔は恨めしそうに俺を睨むと、俺のズボンのチャックに手を伸ばしてきます。
しかしここは、手を止めてやめさせます、彼女は最初のころとは打って変わって積極的になってきて、下は手で押さえながらも俺の手をを取って胸に持っていきます・・・いいの?俺・・・
ようやくこの時Kさんは全裸達成、5敗したのに満面の笑み・・・・
でもね、さすがだと思ったのがここからで、女の子が最後のパンティーを脱いでる間になんと
スティッキーフィ○ガー! ジィーーー  (僕ブチャ○ティ)
オイオイ・・・こいつチャック下してるよ(さすがって言うのか?)
あんたは新手のスタンド使いですか!
しかもOちゃんも舐○始めちゃうし・・・それを見ていたKちゃんも俺のチャックに再び手を伸ばす。
今度は、止める暇もなく、すっと一気に下された、しかも手を突っ込んでサワサワしてくる。
それを見ながらKさんはすごい事を言ってくる
ここで4Pしますか!?
あんた兵(ツワモノ)だよ、しかも俺に向かって臨戦体制を見せ付けてくれる・・・・
しかもKさんはOちゃんの胸が小さいからってKちゃんの胸を触ろうとしてくるが・・・・
バッシィ!
平手で軽くだがホッペ叩かれてやんの(W
しかしこの男はめげません、気を取りなおすとOちゃんの胸に手を伸ばして今度はナッシング!とか叫びながら笑っていると今度はOちゃんに引っ叩かれてた(W
でも、まだめげません、いきなりOちゃんに飛びかかって、両足を持って小さい子におしっこさせる時のようなカッコをして
Kさん「サムさん見てみて!」と言いながら
デンプシーロール!
グルングルン&グリングリンかましてくれます(W
スゴイ笑えますマジで大爆笑しました。やっぱこいつ(失礼)アホだーーーーーー
女の子は2人ともキャーキャー言ってるんだがおかまいなしだ。
でもね俺も大笑いしながらも、おかまいなしでKちゃんを抱き寄せて触りまくり、Kちゃんはさっき下したチャックから手を入れてクキをダイレクトでしごいてきます。
こんな狂った状態のまま時間が来たので終了ーーーー
もちろん2人ともペイバーしました。
結局ペイバー代が500Bで1000B×2 140B×2 500B×2でしめて3280B+チップ代込みで3500Bとぼられる事はありませんでした。
女の子に払うお金はショートで2000Bと分かりやすかったです。

こうしてペイバーした俺達はパッポンからタクシーでタクシーを拾って一緒にKさんのホテルへ行くことに・・・・
何故かと言うと4Pするから・・・・・・・・・・・
いや俺は断ったんだよ ホント!
でもKさんがどうしてもっていうし、OちゃんもKちゃんもOKしちゃうしっていうか(しゃれじゃないよ)
ノリノリでやろうやろう!って言ってくるし まぁノリってやつですか・・・
ともかく一行はKさんのホテルへ。
ナナプラザの近くのホテルへ行ったのだが、俺のホテルではなくKさんのホテルだったのはジョイナーフィーが安いのよ。
これがえらい違いでこっちは200Bだったからだ。
3人分の料金になるので2100Bと600Bなので当然の選択だ。

そんでもって部屋に入るとKさんがとりあえずシャワールームとベットに分かれましょうってことで俺とKちゃんがシャワールームへ。
服を脱いでパンツ1丁でシャワールームへ行くとKちゃんが俺のパンツを脱がしにかかる。
Kちゃんは既に全裸で俺に向かってシャワーをかけて来る(床がビショビショ)このやろうとばかりに、バスタブへ突っ込んでいってKちゃんの持ってるシャワーを取って、Kちゃんへかけ返すとKちゃんは頭からかぶってしまい頭までビショビショ、でもそのまま抱きついてきて、俺の身体を洗ってくれます。
洗い終わったら、自分を洗おうとするのでお返しに、俺がじっくりと洗ってあげました、もちろん、空いてる手で触りながらですが(W
洗い終わってシャワーをかけてると、Kちゃんの手が俺のチン○ンへ・・・・
そのままフェ○してくれます、俺の視線からみると、長い髪の毛が濡れてて、その髪を掻き揚げながら舐○てくれてる、まるでAVの世界みたいで異常なほど興奮します。
しばらくその態勢でしたが、彼女のほうがガマンできなくなったらしく、「きて」と言うので彼女をバスタブの渕に立たせて抱え込むようにしてナイスイン!そのまま駅弁ファッ○!
彼女はスゴク良かったみたいですが、これって男のほうはスゲーーーー疲れるし、腰が痛くなるので途中で渕に座りこんで座位でフィニッシュ(もちろんゴムはしてます)Kちゃんは満足したみたいで、しばらくそのままの態勢でいたら、部屋のほうからKさんが「こっちにきていいよ~」との声がかかったので2人ともタオルを巻いて部屋に戻るとそこでは・・・・
立ちバックではめてる最中・・・
Kさんは俺達に見ろ見ろ!とか言ってる(むしろ逝ってるよあんた)
Oちゃんは俺達を気にする余裕もなくて、声をあげてる、でもって体位を変えるからアナ○に入れちゃえとか言ってるし・・・・
オイオイ・・・普通はここで引くよね(だから俺は普通だと思う)たぶん。
さすがにKちゃんも引いたらしく2人で他のベットに移って、Kさんの声を無視してタバコを吸いながらおしゃべりしてた。
でもKさん うるさいうるさい 「こっち見ろ~」とか「Kちゃんを貸せ」とかね。
たぶん10分ほどでフィニッシュしてたと思うけど・・・・
こいつ生でやってるよ!
一応外出ししてたけど自分以外の男が逝くところを生で見たのは初めてでした(っていうか見たくない)
その後ベット(もちろん2つあるのよ)で相手を変えてヤロウと言われましたが、さすがにそれは断って帰る事にしました、OちゃんはOKしてましたが、Kちゃんが嫌がってパスしてました。
帰る時にKさんが明日も電話するね~と声をかけてきました。
俺、Kちゃん、Oちゃんの3人で外に出てタクシーを捕まえて女の子2人を帰そうとするとKちゃんがOちゃんになんか話をしてて、Oちゃんが1人で帰っていきました。
Kちゃんは別方向なのかと尋ねると、ちょっと怒った顔して俺のホッペをつねりながら「今日はずっとあなたといる、一緒にホテルに行きたい だめ?」って聞いてくるので、これは普通断れないよね・・・でもその時の手持ちが俺2500B位しかなかった。
2000B渡したら、ジョイナフィーも残らない事に気がついたので、それを説明すると「かまわない、一緒にいたい・・・」って言われれば、悪い気はしないし、なによりも可愛く思えてしまうのはしょうがないよね。
2人でホテルに戻って、シャワーを浴びて抱き合いながら色んなおしゃべりをしました。
これがタイでの擬似恋愛ってやつですかとも思ったけど・・・ちょっと違うか。

その日は遅くまで色んな話をしました、その中で不思議に思ったのは、最初Kちゃんはやる気の無いそぶりをしていたのは何故かと、そして何故俺についてきたのか、聞いてみました。
それによると、彼女はおとといやはり日本人の若い人(25-27歳くらい)が来て、自分を指名してきたらしいのだが、そこでいやな思いをしたらしい、日本語がしゃべれると言っても、つたないわけで、途中で分からない単語は英語でしゃべったりしたそうだ。
すると、「わからない日本語で言え」とか言って、一切のコミュニケーションを日本語でやったそうだ。
しかも、それが当たり前のように言われて、Kちゃんの勉強不足だといったらしい、それをママさんに文句まで言ったみたい。
もちろんママさんは丁寧に謝ってたらしいけど、Kちゃんにしてみれば不満が出るのは当たり前、そして文句を言った割にはペイバーして泊りまで要求してきたそうだ・・・
ペイバー自体を断ったらしいのだが、今度はまたママさんを呼んで、文句を言う始末。
ママさんにも頼まれて仕方なくついて行ったそうだが、それ自体が相手の気に触ったらしく、前戯無しでやった挙げ句、自分はそうそうに寝てしまう、Kちゃんはほったらかしでね。
最悪だね!そいつ
というわけでKちゃんはしばらく若い日本人はこりごりだと思って、そっぽ向いていたらしい。
俺に指名された時は、スゴクイヤで断ろうかと思ったらしい(途中で仮病使う気だった)
でも前回の日本人と違って、一生懸命英語で話して、自分を気遣ってくれる日本人(サムのこと)がスゴク優しく見えて嬉しかった、そしてKさんも楽しいし、自分を触る時にも大切に触れてくるサムを気に入ったようだった。
Kちゃんが俺を気に入ったのは要は前の相手が最悪で普通の俺が最高に見えたんだろうね。
でもね、相手に合わせようとするのは当たり前だと思うし、タイ語が出来ないなら最低でも英語でコミュニケーションを取ろうとするのは当然でしょう、むろん俺はタイ語は全然だめなのでほとんどの会話は英語で成り立っています。
Kさんと話す時もなるべく英語で話したしね(日本語で話すと相手も気分悪いでしょ)
それにKちゃんに触る時も優しく触ったし、途中途中で声を掛けてみたりしながら触ったので、そのへんがポイント高かったみたいです。
そして、タイ人に限らず外国人に対しては、はっきりと自分の気持ち(上のような事)や考えを伝える事は相手にとっては大切な事です、日本人はこの辺がかけていて、何を考えているのか分からないと言ってました。
でもサムは普通の日本人とは違うねっていってました(俺も普通の日本人だけどね)
と言うわけで2人で抱き合いながら寝てしまい、朝起きたときにはお昼近かったのですが、一緒にシャワーを浴びて、1回いたした後彼女に銀行に行ってくるから待っててくれと言ったのですが彼女は1000Bで良いよと言ってにっこり笑って帰っていきました。
「その時に今日も来てね、待ってる」と言われましたが、彼女とはこれっきりでした(だってタニヤ行かなかったし・・・俺って・・・)




10月12日 Kちゃんが帰ってからしばらくして
Kちゃんが帰ってからしばらくしてKさんから電話があって、今日も一緒に遊ぶ事になりました。
待ち合わせ場所は今日もナナホテルのロビーとなり、本日は俺の希望でソイカウボーイへ突撃です。
ナナホテルからトゥクトゥクでソイカウボーイまで約5分、ソイカウボーイまで来ましたが噂どおりナナに比べるとさびれてます。
ナナとの違いはこちらは通りの両脇がお店になっていて、道の中央に客引きの女の子が出ています。
それに、道の中央だけでなくお店の入り口の所にも女の子が立ってるところかな。

とりあえず一軒入ってみようと言うことで店の名前もよくみずに、中へ入りました。
中はナナのお店と違って横に長いお店でテーブルシートもカウンターもステージも横に一直線にあります。
カウンターも12.3人座れば一杯になりそうなくらい狭いです。
女の子の数もレベルも問題外で6人ぐらいでやる気がなそうな年のいった子ばかりでした。
もちろん呼んでペイバーする気にもならないくらいでした。
酔ってはまずいのでビールではなく2人ともコーラで乾杯、飲んだらすぐ出ました。

こうして3軒ほどはしごしてみましたが、ほとんどのお店が同じでやる気もレベルもまったくです。
そんな中でお店の外でご飯を食べてる中にキラリと光るダイヤモンドを見つけました。
いきなりその子のところに行くわけにもいかず、周りの子達としゃべりながらお店の中へ。
少し女の子達としゃべって、どの子がいいのか聞かれたので、最初に目をつけた子を呼んでもらいました。
でもね・・・・この子どう見ても13-14歳なのよ・・・
しかしすごい美少女ってやつです、将来がすごく楽しみな子です。
SPEE○もモーニ○グ娘も真っ青でしょう、とにかく超美少女です。
ただ、この子英語もしゃべれないので、他の子に通訳してもらいながら話しましたが、簡単な英単語は分るようなので、それを混ぜつつしばらく話すと、俺がとても可愛い、将来はきっと美人さんだよって言ってあげたりすると、顔を真っ赤にしながらうつむいちゃいます(W そこでホッペタをつっつくとさらに照れて、小さくなります(可愛いね~)
そのまましばらく話していると、彼女のほうから俺の膝に乗ってきて、抱き着いてきます(マジですか~)
ヤバイです・・・このまま抱きしめてしまいそうになりましたが、ルパンばりに我慢してなんとか態勢ををキープ。
そのまま頭をなでなでしていると、通訳の女の子がなんかその子にタイ語で話し掛けるとその子が、照れながら英語で
You Aer nice Guy! Thank You!といいながら俺のホッペタにキスしてくれた。
俺は自分では決してロリではないと思っていますがマジでやばかったです・・・
Kさんが俺のためにペイバーできないか交渉してくれましたが、この子のお姉さんらしき子が断ってました。
でも、あれを連れ帰ったとして、俺にどうしろというんだ・・・・
ちょっとできないよな~(何を・・・)
1時間ほど仲良くお話してから大人しく帰りました、ソイカウボーイはやはりいまいちですね。

結局ペイバーしないままに撤退・・・
ソイカウボーイでは4軒周ったのですが2人で1000Bも行かなかった。
これでは2人とも終われんという事で今度はナナプラザへ。
ナナプラザへ行く前にKさんにOちゃんとNちゃんのことを話してレインボウだけはやめようねと、お願いして、行ったものの偶然というのでしょうか・・・
ナナプラザの入り口の所でNちゃんにばったり・・・・
Oちゃんの所に来たのかと尋ねられてしまい、違うと答えるとにっこり笑って、じゃあ私に会いに来てくれたのねと勝手に決めつけて、抱きついてキスしてきます。
Kさんにどうしようかと尋ねると、もうここは観念したほうがいいでしょうとの事。
Nちゃんはペイバー代を頂戴って言って俺から500B受け取ると
「Oには黙ってるから大丈夫だし、問題無いわよ」と言って、レインボウへ入って行き15分ほどで戻ってきた。
Nちゃんが戻ってくる間は、ナナプラザの入り口の所で2人で話していたのだが、KさんはNちゃんのことがかなり気に入ったみたいで、「今日良かったら譲ってくれない?」
と聞かれたので、俺としてもトラブルはなるべく避けたいところだったので、Nちゃんが良いならそれで構わない、と思ったので了承した。
そこで、Nちゃんが戻ってきた時点での解散が決まったのだがこれがまずかった・・・

Nちゃんが戻ってきた時に、その話をすると
Nちゃん「あなたは私の事嫌いなの?、私に会いに来てくれたんでしょ」
Nちゃん「ペイバーしてくれたんだから、私はあなたといるにきまってるでしょ」
といって、一気に怒りだしてまくしたてます。
恐れをなしたKさんは早々に「それじゃ!」と言ってにこやかに立ち去ります・・・オイオイ
いやー考えてみれば前回のディスコの時もそうでしたが、この子かなり怒りっぽいよね。
忘れてた・・・結局そのまま2人で飲みに行こうと誘ったのだが、あなたの部屋で飲みましょうと言われて、コンビニでビールを買って俺の部屋へ。

部屋につくとなにやら、俺の荷物があるところや、テーブル辺りをガサガサと・・・
何してるのって聞くと、昨日誰か連れて帰ってきたのと聞いてくる。
もちろん俺は昨日はKさんとしこたま飲んで酔っ払ったから誰も来てないよ(ウソ)と言ってごまかしたが、きれいに掃除された部屋からは何の痕跡も出てこないので助かった(というか別にこの子に言われる筋合いは無いと思う)
その後2人ともシャワーを浴びて、お互いタオルを巻いて椅子に座った。
2人でビールを飲みながら、最初はOちゃんの話に始まり、一昨日のディスコでの件、そして、俺の日本での話と盛りあがった。
そのうちNちゃんが泣き出しながら(泣き上戸か?)、俺がもうすぐ帰るのがさみしいと言い出した。
うーん、ここまでの所ひょっとして俺はタイ人にモテルのかと思うくらいモテル(なんでだろ?)
自分で言うのもなんだが、日本では俺はちっともモテナい・・・カッコイイとも言えないし・・・
羽振りが良さそうなのだろうか?それとも・・・・いいカモなのか?
ともかく俺が座ってる椅子の所に来て、俺の膝の上に乗る。
Nちゃんはとてもいい臭いがしてたまらなかった、その上少し長い髪を俺にすりつけて来る。
一瞬ガマンできなくなって、ビールをテーブルに置いて抱きしめるとNちゃんは積極的にキスしてきた、しかもディープだ・・・
まあ酒を飲んでた勢いもあって俺も応戦!ただ少し理性の残っていた俺はNちゃんを離して、おでこをくっつけながら、聞いてみた
サム「こんな事がばれたらOちゃんに怒られるのに、どうして俺のところに来るの?」
N「Oは関係無い、私はあなたの事がスキよ」
サム「ありがとう、でも不思議だね」
N「どうして?あなたといるととても楽しいわ」
サム「楽しい?ディスコに行ったから?」
N「それもあるけど、あなたは面白いわよ」
サム「顔が?」(W
N「アハハハそうね」
オイオイ なんじゃとゴラァ!
笑いながらキスしてきた、そのままイチャつきながらベットへ。
Nちゃんはなかなか情熱的なプレイで声も少し大きかったが、とても良かった。
この後、ベット中でイチャイチャしながら眠ってしまった。
朝起きると、Nちゃんはまだ寝ていたが、俺は可愛い女の子の寝顔を見るのが好きだ。
見つめながら、髪の毛をなでていると、Nちゃんが目を覚まして、にこっと笑いながら俺に抱きついてきた。
N「やっぱりあなたは優しいね、私が起きるまでそうしてるつもりだったんでしょ」
サム「うん、こうしている時が俺は一番好きだよ」
事実セックスしている時よりも好きだ(W
Nちゃんとクスクス笑いながら、1時間ほど抱き合ってた。
お昼過ぎにNちゃんは今日もホテルに来たいと言っていたが、今日もKさんと約束があると言うと、ものすごいーーーい疑いの目つきで帰っていった(W
この時は俺自信がスゴク満足していたので2000B渡したのだが、Nちゃんはお金大丈夫なの?って聞きながら、受け取ろうとしなかったけど、俺がとても楽しい時間だった、ありがとうって言いながら、渡すとワイをしながら受けとってキスしてくれた。





10月13日 本日の待ち合わせ場所を決めて、軽く寝た後出撃
3時ごろKさんから電話があり、本日の待ち合わせ場所を決めて、軽く寝た後出撃。
待ち合わせ場所は、Kさんの宿泊先のホテルのロビー。
本日は、折角ここまで来たのだからと、高級タイ料理にチャレンジ(でもくせのあまり無いもの)したいとKさんに申し出ると、Kさんは残りの所持金が心もとないとのことで、渋ってましたが、俺が出すから大丈夫ですよ、という事で了承してくれました。
タイ料理にチャレンジしたかったのですが、くせがあるから辞めたほうがいいですよとと言われ、ならばと高級中華が食べたいと言うと、それではということでサイアムスクエアのノヴォテルホテルの中にあるロク・ワー・ヒンへ行きました。

ここはさすがにこの格好(短パンTシャツ)ではまずいんじゃないかと、思いましたが受付で、ジャパニーズ?オーケーノープロブレムとすんなり通れました(いいのか?)
ただし、格好せいなのか、個室に通されてしまい、スペシャルチャージがかかるみたいな事を言われました(大丈夫か・・・この時の手持ちが俺6000B位しかなかったのよ)
ちょっとあせりましたが、たぶん大丈夫だろうと言うことでメニューを見ると、ここは日本語のメニューがあって、少し安心したのも束の間、Kさんがイングリッシュメニューをよこせと言ってます。
すると・・・・おなじメニューのはずなんですが、値段が微妙に違う・・・・
ほうほうこれが二重価格ってやつですな、大体50B~200Bは違います。
Kさんが英語で、こちらのメニューで頼むから、料金は当然こちらの値段にしろと交渉して向こう側も了承、向こうのいい訳としては日本人の場合調理と材料が違うみたいな事を言ってました。
まあ、日本では出来ない贅沢だろうとと言うことで、北京ダックやアワビ、フカヒレなど頼んでしまいました。
だってさ、安いんだよ・・・北京ダック(2人なのでハーフ)450B、フカヒレの姿煮950B、アワビのチンジャオ(蒸し煮)で600Bくらいなんだもん。
その他に、点心を数点と飲み物を頼んで2人でこちらの事やお互いの日本のことを話ながら楽しく食事をしました。
食事を終えて会計を頼むと、出てきた伝票には驚いた事に、何点か頼んだ物が記入されてません。
点心で蟹シュウマイとかチーマーカオとかが載っていないので、Kさんに日本語で言うと、構わないんじゃないと言う事で、俺も無言でそこに記載されてる料金を払いました。
2人で思いっきり頼んでサービス料・スペシャルチャージ込みで3300Bでした。
本来ならチップとしていくらか置いてくるのですが、ここはサービス料が入っているので置きませんでした。
その代わり、俺達の給仕をしてくれたボーイさんに100Bあげて出ました。
日本で同じ事をやったらおそらく・・・・5万は軽く越えるでしょう。
やはり二重価格は存在するという事と伝票のチェックは大切ですね、今回は少なく間違えていたので良かったのですが、多かった場合は遠慮無くいいましょう。

おなかも膨らんだので、今度はどこに行こうかと相談したところ、パッポンに行って見たいと言ったのですが、Kさんはどうやら、パッポンはまずいらしくて、ナナに行く事になりました、当然レインボウはパスしてね。
ナナに行ったのですが、イマイチ今日は乗り気じゃなくて、タニヤのKちゃんやレインボウのNちゃんのような出会いは俺には刺激的すぎて、なんかやる気がうせるようでした。
2軒ほど行ったのですが、結局ペイバーはせずに、ただ飲むだけになってしまいました。
2軒とも食事のお返しという事でKさんが出してくれて、俺はお金を使わずに済みました。
なぜか、心に引っ掛かってる物があったのですが、なぜだろうと思い返していると心当たりがありました!それは初日にグレースで会った子のことでした。
Kさんにいうと、グレースはまだ時間が早いので、少しカフェで時間をつぶしてから行くことになり1:00頃グレースに行きました、相変らず雑然としてて、ちょっと近寄りがたい感じですが、Kさんとぐるぐる回りながら、彼女を捜しましたが見つからず1時間ほどたってしまい、Kさんにも申し訳無くて、もう適当に持ち帰りましょうと言って好みの女の子を捜していたところ、両方ともそこそこ可愛い2人組み発見、その子達が座ってるテーブルに腰掛けて、話しかけると彼女達も乗ってきて、楽しく話せました。
Kさんに至っては、長椅子に座って女の子を抱っこしています。
俺のほうは普通の椅子だったのでそれは出来ませんでしたが(W
30分ほど話しているうちに、女の子のほうから値段の交渉をしてきました。
泊まりで1500Bで良いとの事で、俺的には問題が無かったので、OKしましたが、Kさんの方は、手持ちが少ないとの事で1000Bに値切ると最初は女の子は
しぶしぶ了承していたのですが、俺は1500B払うと分かると、怒ってあっちは1500Bなんだからこっちもそうしろと吹っかけてきます、そこで俺が500B出して250Bづつにして2人に渡してあと1000Bでいいだろ、納得させました。
グレースを出る前にKさんとトイレに行ってから分かれようとして、トイレから出て俺が戻ろうとすると、遠慮がちに俺のTシャツのすそを引っ張って、ハァ~イと声を掛けられました、振り帰るとなんと、そこには初日の子が立って俺を待ってました、トイレに入ろうとする俺を見つけて追っかけてきた見たいです。
俺がKさんに「この子ですよ、俺が言ってたのは」と言うとKさんも納得してくれて「なるほど~この子ならサムさんが気にかけて捜しにくるのも分かりますよ」と言ってました。
しかし、もう他の子と約束してしまい困っているとKさんが
「俺が何とかしますから気にしないでその子と帰っちゃっていいですよ」と言ってくれたので気が引けましたが、Kさんの好意に甘えて、そのまま撤収(俺って酷いね)その子とホテルに戻ってしまいました。

ホテルに戻ってからMちゃん(この子の名前)と一緒にシャワーを浴びて(前回は別々だったが今回は向こうから誘ってきた)タオルを巻いてベットに腰掛けると、積極的にキスしてきた、彼女を離して
サム「この間はごめんね、君をせかすように帰してしまって、とても悪かったと思ってた」
サム「ずっと君に謝りたくて、今日は1時から君をずっと捜してたんだ」
と言うと、Mちゃんはちょっとびっくりしたような、恥ずかしそうな顔をしながら(この時の顔はスゴク可愛かった)
M「ありがとう、あなたは優しいね(ニコッ)、そんな事言われたの初めてよ」
サム「そうかい?でも本当にごめんね」
M「気にしないで、元々私は気にしてなかったし、それにあなたがもう一度私に会いに来てくれただけで満足よ」
サム「そう言ってくれると嬉しいよ、ありがとう」
と言うとまたもやキスしてきて、なんと俺のほうが押し倒されてしまい、体中にキスの嵐です。
明後日の朝には帰らないと行けないので、明日(本当はもう今日だけど)が最終日だと告げるとMちゃんは悲しそうな顔をしながら、より激しく俺を求めてきました。
そのまま、1回した後寝てしまいました、もちろん彼女はぴったりと俺に体を寄せてきたので、起きてる間中、頭をなでなでしてあげると猫みたいにスリスリしてくる感触を楽しみました。





10月14日 目が覚めると、彼女はまだすやすやと寝ていた
朝と言うよりももう昼に近い時間に目が覚めると、彼女はまだすやすやと寝ていた。
昨日と同じで、彼女の頭をなでなでしていると、いきなり電話の音がなった。
彼女は変わらず寝ていたので、そっと受話器を取るとKさんだった。
今日が最後なのでどこに行きましょうとのことだったが、待ち合わせだけ決めて電話を切らざる得なかった
なぜなら・・・・
ヤメンカーボケー!(日本語で言いました)
Mちゃんが俺の大事な息子を噛もうとしてます、いや軽くだが噛まれた・・・まさにガブリでした。
どうやら、別の女の子からだと思ったらしく「だれ?」と聞いてきたので俺が昨日一緒にいた友達だと言うとKさんは状況をを察したらしく
昨日一緒にいた子に変わりやがった!
そんでその子に待ち合わせの場所と時間を言わせやがる・・・ご丁寧にサム愛してるまで言わせやがった。
俺が噛まれてギャーと言うと電話の向こうで2人で大笑いしてやがる(覚えてろよ!)
誤解(自業自得かもしれんが)を解くのに今日も彼女の所に行くことを約束させられた。
さらには、今日の待ち合わせの時間までデートする事をこちらから提案した。
そして、彼女が満足するように1回いたす事になってしまいました(余計な体力を使うはめに・・・)
彼女が満足してしばらく抱き合っていると彼女のほうから、俺の顔を正面から見据えるようにして
Do you like my thing?
と聞いてくるので、Of course I like youと答えました。
すると同じ様な質問で
Well do you love my thing?
と聞いてきます、ここが難しくてやはり好きと愛してるは違うと思いますのでこの質問は答えるのが難しかったです、しばらく考えて
I likes your thingと答えときました。
すると彼女は俺の鼻を掴んで笑ってきます、しかしこうとしか答えようが無いと思いました。
でも彼女はそれで満足してくれたようで、シャワーを2人で浴びて出かけようと提案してくれました。

彼女の提案どうりにホテルを出たのはもう14:00頃で2人でMBKに行って、色々見て周ったりしながら日本へのお土産を買って、彼女に何かプレゼントしようかと思い何が欲しいか聞いてみましたが、彼女は笑って、「あなたが今日来てくれるならそれが一番いい、それ以上は望まないわ」と言ってくれます。
うーん、普通はここでおねだりとかするのではないでしょうか?何故だか分かりませんが、男としてこう言われて嬉しくないはずはありません、彼女にTシャツを2枚買ってあげました。
2人でご飯を食べて、時間が来たので俺は待ち合わせのKさんのホテルへ彼女は家に帰っていきました。
分かれた後気がついたのですが、俺彼女にお金払ってませんでした・・・・(俺って最悪ですか?)

Kさんと会って今日は最終日ですがどうしましょうと言われて、最後はナナで締めようと思い、Kさんのお気に入りのナナのお店にしましょうと言うと、折角だからオカマバーに行くぜ!と言うわけの分からない理論から、ナナのオカマバーへGO!
その場所はナナの2階の角にあり、他のGOGOと違うのは扉が閉まってることだろう。
他は扉が開いていてカーテン等で中が見えないようになってると思うが、ここは重々しい扉が閉まってる。
その扉を俺達は勇気をもって蹴破った(ウソ)
中に入るとステージが中央にあり、オイオイどこがオカマなんだと思えるくらいスリムで奇麗な子が3人ほど踊っていた。
中は証明が明々と付いていてちっとも暗くない、しかしそこには
あからさまなおネエ様たちがいらっしゃいました
しかもゴツイ!背は高いは、手はでかい、そして顔もでかい(W
俺達2人の手を取って中央の6人がけくらいのソファイに座らせる、座り後こちは最高だったが・・・
そして2人が俺達の両脇に鎮座する格好で座る、逃がさないようにしっかりと腕を組まれてね・・・
サム「Kさんコワイっす・・・」
K「とって食われることは無いし、それに掘られる心配もたぶんないから大丈夫ですよ!」
と勝手なことを言っている。
彼女(あえてこう言いましょう俺は!)達の飲み物も頼んで、揃うと乾杯です
どうやらこの子達日本に行ってたことがあるらしくて、たどたどしく日本語もしゃべってきます。
その中で面白かったのが、どうやら新宿2丁目にいたらしく、サムは昔よく新宿で遊んでいたのでその話題で盛りあがりました。

恐かったのが、ステージで踊ってた奇麗系の子が寄って来て(なんせ客は俺達しかいなかったからね)ソファの前に椅子をおいて、俺達としゃべろうとした時に、凄まじい殺気を俺の隣りのおネエ様が放ってくださいました。
ドスの聞いた美声でタイ語であっちへ行けと言ったのでしょう、彼女はしぶしぶと、引き上げてまたステージに立ってました。
この時の声はまるでシュワルツネッガーがターミネーターの映画で言った決め台詞並の迫力がありました。
まじで恐かったです・・・本当に帰りたかったが帰らなくて良かったと思ったのはこの後です。
このおネエ様ご丁寧に、俺のチャックを下してきます
フザケンナ!ボケー
と叫んでも一向に気づかない振りして俺の物を生で触ろうとしてきます。
ヤバイです、必死にヤツの(あ、しまった)手を力の限り握り締め、抵抗すると例の殺気を今度は俺に向けます。
殺られる・・・と思い彼女にソフトな口調でまってくれ、レディはいきなりそんなことをしてはだめだよ、それより僕とゲームをしないかと持ちかけました(必死でしってる丁寧な単語を並べました)
すると、殺気を納めた彼女が手を止めて、こちらを見てくれました。
そのスキに彼女の手を取って、俺の手を優しく重ねて(こいつ手がでかいのよ)隣りにいる友達にサービスしてあげて欲しい。
もし、彼をフィニシュさせることが出来たら君に500B上げよう、出来なくても100Bは上げるよ。
それを、聞いて彼女は目を輝かせながら、本当?と聞いてくるので財布の中からとりあえず先に100Bだと手渡し、彼女をけしかける、Kさんのほうも似たような状態だったのだが、両脇から手を伸ばされてズボンを完全に剥ぎ取られるはめになった。
K「サムさん何言ったの?なんでこいつら2人掛りで、コラやめろーーー」
すまんねKさん、俺の為に死んでくれ(Wというか、昼間のし返しだ、フフフ(W
2人掛りで、1人は完全にフェラ○オしてて、もう1人は玉を触りながら、ア○ルまで手を伸ばしてる。
Kさんはまさにマングリ返しに近い状態になっていて、身動きが取れなくなってる(W
K「やめろーーーーグァこいつらマジで上手い!、ヤバイって逝ったらシャレにならんぞ」
K「サムさん止めてーーーーー」
サム「だめだよ、止めたら俺に攻撃が回ってくるし、何より恐いもん」
サム「それよかここで、逝ったら伝説モンだよね」
サム「伝説を残してくれーーーアッハッハッハーーー」
と叫びながら大笑いしてると、さっき追っ払われた子がちゃっかり俺の横に座ってる。
よく見ても正直言って、見分けつかんす・・・だって小さいし可愛いし・・・・
この子ここじゃなかったら、下手したらペイバーしちゃうかもしれません。
そっと、俺の手の上に自分の手を重ねてきて、恥ずかしそうに寄りかかってきます。
オイオイ、これじゃKさんを笑えんぞと思い、どかそうとしましたが、彼女が小さな声でコーラ?って言いながら、まじまじと顔を近づけてきました、これってキスミーの体勢です。
ヤバイと思って、OKしてコーラを奢りました。
すると嬉しそうに、俺に抱きついてキスしようとしたので、一瞬止めて、ホッペを指してキスミープリーズ、と言うと、少し複雑な表情をしながらしてくれました。
俺がそんなことをしてる間に、Kさんはいよいよやばいらしく
K「サムなんとかしろーー化けて出るぞーーートメローーーー」
等と叫んでるので、頃合だろうと思い、彼女達ににもういいよ、チップだと言って両方に300Bづつ上げると、ようやく彼女達の攻撃も止まり、Kさんは急いでズボンを上げてました。
チェックしてもらい、出ようとするとおネエ2人に両方からホッペにキスされてしまい、サンキューといいながらも、気分は公衆便所で財布を落としたような気分になってました。
ハイ!コワイですねーまるで恐怖の館の様でした、友達を連れていってまたやりたくなるくらい面白かったです。
是非友達にかましたいです。

恐怖の館からでて、口直しと言うことで、レインボウ2へGO!
今日は最終日で、良い子がいたら、そのままおもち帰りで朝までのつもりでした。
この時はMちゃんのことは、すっかり頭にはありませんでした(俺って酷いかな?)
レインボウ2は1よりも広くてシステムがちょっと違いました。
日本人が良く来るのか、壁に日本語でシステムが書かれており、泊まりで3000Bになってました。
かなりの盛況で、混雑していたので、入り口の側の壁際シートになってしまいステージもよく見えませんでしたが、近辺にも女の子はたくさんいたので、困りはしませんでした。
辺りを見渡してると、1人の子が俺のそばに座ってきて、ピットリくっついてきます。
なかなか可愛い丸顔の子で、笑うと笑顔がとても可愛かったのを覚えています。
この子の名前はPちゃんと言い年は19歳とのことでした。
しばらくPちゃんを相手にしゃべっていたのですが、Kさんは本日はペイバーは無しといことなので早々に決めたほうが良いだろうと思い、この子をペイバーしようとして、スタッフを捜していたところ、すげーーーーー俺好みの子が横切りました、しかしこの時に既にPちゃんにペイバーって言ってしまった、後だったので、どうしようかと悩んでいると、Kさんが今日で最後だし、思うようにやって良いですよとアドバイスされ、急遽変更(酷いね俺)、彼女にチップ200B渡して、早々にチェンジしてペイバーしました(ごめんねPちゃん)
しかしここは、先払いで先にお店で3500B(ペイバー代込み)取られました。
ここでKさんとはお別れです、Kさんは明日彼女(日本人)がバンコクにくるので飛行場まで迎えに行かねばならず、今日は早く寝るとのことでした、最後に失礼かと思ったのですが、あまりお金が無いようなことを言っていたので持って帰ってもしょうがないからと言って、明日の飛行機に乗るまでのお金を計算して余ってたお金をKさんに渡そうとすると、Kさんは困ってしまい、そんなつもりは無いからいいですよと断られましたが、俺のほうから無理に手渡すと、Kさんはじゃあ代わりにといって、俺に・・・・
バイアグラを5粒くれました
まだ俺は大丈夫だって言うのに・・・・(まずかったかなーKさんのプライドを傷つけたかもしれん・・・)
Kさんは俺が持ってるもので価値がありそうなのこれくらいしか無いんですよと言って、手渡してきました。
最後に、サムさんと遊べて面白かったですよ、またどこかで会えたら良いですねと言ってそれがお別れの言葉になってしまいました、こうしてKさんと分かれて自分のホテルへ。

しかしここまでは順調だったのですが、最後が悪かった。
この子最悪でした、まず部屋に入ると、お腹が空いたルームサービスと言ってくるし、ずっとテレビつけて見てるし、食事が終わって、椅子に座った俺がこっちに来てと呼んで抱っこしようとすると、シャワー浴びてこいとか好きな事抜かします。
頭に来たので、俺が少し怒ると、何起こってる?、セックスしたいのか?OKシャワー浴びて来い
だと・・・マジで切れました
持てる英語のボキャブラリーを駆使して君はなにしにきたんだ?そして俺が怒ってる理由を説明すると、今度は泣き出して帰ると言う始末もう飽きれてしまいました。
先払いのシステムは結局このような子生んでしまうのでしょう、マグロよりも最悪です。
もし、今日が最終日でなかったら、店に言って文句を言ってやるところでしたがそれも出来ず、結局・・・・追い出しました。
ただ、単純に追い出すのもつけあがるだけだし他の日本人にも迷惑だろうと思って、明日店に文句を言いに行ってやる、君のような子がいるんじゃ、もう2度とレインボウへは行かない、そして友達にも教えるとオーナーに言ってやると言うとさすがにまずいと思ったのか、謝ってきてシャワーを一緒に浴びてセックスするとか言ってきましたが断って、もういい!
と言って追い出しましたが、最後にオーナーには黙ってるからその代わり日本人を甘く見るなと釘を刺しときました。
これがどのくらいの効果があるのか分かりませんが、これくらいしか出来ませんでした。

最終日にこれじゃいたたまれません、ここで思い出したのがMちゃんです。
俺にはMちゃんがいるじゃないかと思って、考えましたが、良く考えるとお金がない事に気づきました。
円はあったのですが、Bはもう空港使用料と明日のチェックアウト時の清算分しか残ってません。
下のキャッシャーでの両替は換金率が悪いしと思っていましたが、一応行ってみようと一万円札を握り締めロビーに下りるとそこで・・・・Mちゃんが座っています。
マジでびっくりしました、「なんでいるのか?」と聞くと(聞くなよ・・・俺)
M「あなたに会いにきたけど、部屋番号忘れた、それで朝まで待ってれば、最後に一緒に空港に行けるかと思った」
だそうだ・・・・なんて事を言ってくれるんだこの子は!マジで涙がでてきました。
俺が涙目(年甲斐もなく)になってると、彼女も泣いてしまい、いつのまにか抱き合ってました。
ホテルのボーイの視線に気がついて、Mちゃんにお金が無いからキャッシャーに行って来るというと
M「いらない、私があなたに会いに来た、だから早く部屋に行こう」
と言ってくれました、普通ここで部屋に連れていこうとすると、エレベータの前で張ってるボーイにジョイナーフィーを取られるのですが、ボーイがずっとそれを見ていて、口に指を当てて通してくれました。

部屋に戻ると、アウチ、さっきの子の痕跡が残ってます、しかし俺としては好都合な事に彼女は結局何もしなかったし、シャワーも使ってなかったので、友達の子が遊びに来てたんだと説明できました。
Mちゃんは最初疑っていましたが、全く使われていないタオルを見て納得したようでした。
そして、最後の夜はMちゃんと2人で楽しみました。
事が終わって、Mちゃんが寝息を立て始めたのはもう3時くらいでした。
俺自身は、何度もこの子の事を忘れて自分さえ良ければ良いというような行動を散々取って来ましたが、この子の、最後にしてくれた事に対してなんとか報いたいと思って、そっとベットを離れてこっそりとロビーに行って有金のほとんどをバーツに換金すると12000Bになりました。
そして部屋に戻ると、下手糞な英語で手紙を書きました

要約すると
ありがとうMちゃん
君のおかげでとても楽しい旅行だった
君が僕にしてくれた事に対して僕は君に何もしていない
だからこれが君のしてくれた事に対して僕に出来る最大の事だ
本当は直接渡したかったけど、君は受け取らないと思ったからこんな形で渡す事にした
本当にありがとう、そして君の幸せを祈ってるよ  サム
とまあこんな事を書いて彼女のバックに手紙でお金を包んで入れておきました。
普通に渡すと彼女はきっと受けとってくれないと思ったので、こんなふうにしました。
まるでドラマのような展開でしたが、バンコクではこんな事がおこりうるのですね。
そして自分自信がまるで役者のようにキザに振舞えてしまうの面白かったです。
しかしこれを書いてる今はこんな事行ってますが、当時は真剣に行動していました。

朝8:00起きて、Mちゃんも一緒に空港まで着いて来てくれました。
チェックインカウンターの近くまで一緒にきて、最後に抱き合って別れる時に彼女がこう言ってくれました
(ニュアンスがあるので英語で書きます)
Letter was read (どうやら俺が寝てる時に読んだらしい)
You are good heart
I still remember well when we were together
I felt very happy
You are the good man for me
I have never forgotten you
Good luck your life
Want to meet you again

みたいな事を言ってくれて最後に抱きしめたた時に小声でグッバイ マイ ダーリン シーユーと言いながら体を離すと手を振って見送ってくれました。
そしておれは飛行機に乗って無事に日本の日常に帰って行きました。






あとがき

今回の初タイ旅行は素晴らしい物でした。
正直言ってやはりこれだけ素晴らしいと又行きたくなるのは当然でしょう。
日本ではありえない事がこちらでは日常であり、切り離して考えるのは非情に困難だと思えます。
またこんな事を日本では恐らくありえないでしょう。
それにちょっと出来すぎぢたし、ラッキーすぎます、たまたま良い子にめぐり合ってばかりだったのは日頃の行いという事にしておいてください。
今回の旅で知り合ったKさんには最高に感謝しています。
また、こんな俺に最高の言葉で送ってくれたMちゃんには、できれば幸せになって欲しいと心から思ってます。
つたない文章に最後まで付き合ってくれた皆様に感謝します。
また是非バンコクに行きたいと本当に思いながら終わります。
絶対に又行きます!

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8月某日  プロローグ
開発プロジェクトがついに一段落する。(サムはSEのリーダークラスです)
つらいプロジェクトだった(サム戦記参照)、心と体に傷を負った獣は、自然と温泉に入りにいくという。
そしてサムは「そうだタイに逝こう」(ネタ的にはちょっとふるいか?)
というわけで少し遅い夏休みを1週間とり、タイ旅行を決意した。

この時、この腐れ(失礼)プロジェクトを共に乗り切った、セイとイマケンも誘ってみた(多分こいつらと行くと面白いと思ったから)
セイは、サムの前回の話を聞いていたので、興味津々だったが、イマケンはちょっと渋りながらも行くことになる。
さっそくツアーを探してみたけど、安いツアーは全滅・・・・(9月の旅行だというのに)
仕方がないので、格安航空券とホテルの手配をインターネットでした。

この時の料金は航空券73000(UAで成田空港使用料込み)+ホテル21000の94000円だった。
まあ前回の反省を活かしてホテルはアンバサダーにした。アンバサダーはBTSナナ駅に近く、立地的に優れていると思ったからだ。
ここならナナプラザ、ソイカウボーイ、グレース、テルメとソイ3のロシア人が狙えると思ったのが選択の理由だったのだが、この選択がイマケンについて言えば今回の旅行の重要なファクターになってしまうことにはこの時点では誰も気が付かなかった。

ここで少しセイとイマケンについて紹介しておこう。

セイ・・・サムの会社の後輩で今年30才、見かけは謎のアジアンで、海外旅行経験は1回のみ。そのときは、韓国に行ったのだが(サムと2人で行った)現地人と見分けが付かず、物売りに声も掛けられなかった位のアジアン顔だ。
韓国の東大門市場で声を掛けられない日本人はこいつくらいではなかろうか?しかし英語能力は限りなく0に近い。スケベパワーは相当なもので、筋肉マンビックボディくらいはありそうだ(W
今回は是非タイにはまってもらいたくて誘った。予想としてはGOGOバーに狂うだろうと思ってる。なじみの店は池袋北口の優○と夢○だ!(知ってる人いたらあなたはスケベです)


イマケン・・・サムの会社の後輩で今年24才の空前絶後のボケキャラ。そのすさまじいボケぶりは(サム日記を参照してください)周り中を笑わせてくれる。
かなりの外道(18才の高校生の彼女がいて、しかも巨乳らしい。そのうえ今回の旅行で金がなくなるから彼女と別れようかと言い出す)のくせに平然と「俺って良い人なんですよ」と自分を誉める神経がすごいです。
セイに言わせると突っ込まれる為にに生まれてきたという点において「先行者」すら凌駕するのではないかと言うくらい突込みどころが満載だ!まさに突っ込み練習マシンとして俺たちの間では重宝がられる。
しかし生意気に英文科卒なので英語能力の基本値はかなり高い。
顔は自己申告で「緑のマキ○オー」に似てる(特に鼻がね)
スケベパワーもやはり中々のものなのだが風俗は今回が初体験という、ある意味強者と言えよう。風俗初体験がタイというあたりから、やつの人となりが窺い知れよう(はっきり言って無謀だと思う!)

今回の旅行はサム・セイ・イマケンの3人で行くことになり、外道の道を突き進むつもりだ。
しかし全員同じことを言うのだが、ほかの2人と違って俺は外道じゃない!と
こんなやつらが3人で果たしてどうなることやら・・・・
とりあえずサムの目標は、どんなものでもなるべく値切る!そして前回はやってない擬似恋愛にチャレンジすること、2回目でやるなよ・・・って意見はありだけど見逃してください(だってやってみたいんだからさ)以上だ




9月2日  3匹の獣が微笑みの国タイに降り立った
夜の9:30に3匹の獣が微笑みの国タイに降り立った
前回と違い今回はツアーではないので空港から自力で市内まで行かなければならない
早速タクシーを捜そうとするとタクシーの受付があり、声を掛けられた

「ホテルはどこだ?アンバサダー?600B!」ふざけんな!「高い!メーター使えばせいぜい高速代混み出200Bってところだろう」と値切ってみたが、後ろに並んでいるほかの客の手前絶対に向こうも引かない
あきらめて、バスに向かうが、バス乗り場の受付にいってバスの路線図を見たのだが・・・うーん近くを通らない・・・おかしい、しかしこうしててもしょうがないので、イマケンといっしょにオネーちゃんに聞いてみるが、ナナの近くは通らないとのこと、それに考えてみるとバス代100Bになってる。
3人だと300Bでしかも近くまで行った所で結局タクシーに乗るのでは、あまり意味がなかろうと言うことで、結局タクシーにする
空港タクシーは高いと判断して、道まで出てタクシーを拾うことにしたのだが、ドンムアン空港って分かりづらい・・・ぐるぐる歩き回ってしまい
3人とも歩きつかれた(W

結局空港のタクシー乗り場まで戻って直接運ちゃんに交渉すると、粘った挙句高速代込みで、500Bになった
でもねこの間のロスタイムが結局1時間近くかかったのと、歩き回った体力を考えるとはっきり言って意味無し!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーーー!
次回は素直に最初から運ちゃんに交渉するのがベストと判断しました
チャララッチャッチャチャーサムはレベルが上がった、高岩式パワーボムを覚えた!(嘘

結局アンバサダーについてのは、11:00近くなってしまいました。しかしチェックインのときに保証金をよこせとか言われてひと揉めしました。最初2万円とか言われたのだが、駄々こねた挙句一万円に値切りました。その後荷物ほどいてまずはミーティング(というかホテル内でお金を預けるところとか、お金の持ち方とかを軽くレクチャーして、ナナのGOGOバーのシステムを簡単におさらいさせる)終了後出撃準備完了!まずはナナプラザへGO!

ナナプラザは1年前にきた時とちっとも変わってません。俺はむしょうに懐かしく感じ、又うれしくもありました。不思議な気分です
早速、レインボウ1へ突撃するも、2人にはレインボウ2には行っちゃだめだよと釘をさしときました(前回参照)
知ってても、初めてこのステージを見る人は、まず驚くでしょう!この時の2人の顔が見たくて連れてきたようなものです
やはり、ナイスリアクションの顔をしてくれてます。2人ともマジッスカ?の連発で、戸惑いながらも案内された、ステージのすぐ下のカウンター席に3人に座りました

この席って近くでいいのかもしれないけど、かなり上を見ないと顔とか良く見えないのよね
ずっと上見てると、首が疲れるし・・・やつら2人は足フェチだから足を見てから決めてるみたいだが、俺はむしろオッパイ星人(美乳派)なのでちとつらい
サム・イマケン・セイの順番で座ったので、イマケンと話してたのだが、こいつうるさい!ウォオオオマジッスカ?どの子でもいいんですよね?とか聞いて来る。あの子の足が良いとか批評してるので、俺的に良いなと思う足を言うと、あれはだめですねとかえらそうなこと言ってる
イマケンもこの席の不利を悟ったのか、後ろのBOXシートをしきりに気にしてる
そこで女の子を呼んで、後ろの席に行けばいいとアドバイスすると、1人の女の子の足を指して選びました

このとき不思議だったのが、その子こっち向いてなくて反対方向をずっと向いてたはずなのに、選べるところがさすが足フェチ君だよね(W
スタッフを呼んで、その子を指差したのだが、うまく通じなかったため、苦労したよ、だって反対方向を向いてるためNoが見えんのよ。(さすがイマケン、人の苦労は全然ノープロブレム)
ようやく呼べてコンニチハだけどちょっと俺の好みとはずれてるね、第一印象は性格キツソウ・・・・この子の名前はMちゃん19才だそうな
少し椅子でおしゃべりしてましたが、イマケンが後ろに行きたいって、うるさいからスタッフ呼んでご希望とおりにしてあげました

今度はセイと2人で並んで座ってしばらく観察してると、20分ほどでイマケンペイバーしてお持ち帰りです
先に帰りますとあっさり帰っていきました(やるなイマケン)
今の相場はナナはショート1500Bだそうな、前よりも安くなってるような気がする(2000Bじゃなかったっけ?)
セイはビールをチビチビ飲みながら足の鑑賞をしてる。俺が散々どの子がいいか散々聞いたのだが、埒があかない・・・

オカシイ、本来ならセイはこんなところに来たら、狂ったように喜んで、女の子を呼びまくって、胸とかさわりまくるかと思ったのだが・・・何故だ?
だってこいつ、日本のスナックとかで女の子の胸くらい触るんだよ、ここだったらもっとハジケルかと思ったのに・・・・
とりあえず、こんなところで長居するのは、好きではないので(女の子にコーラ奢るなり、ペイバーしてからならともかく)気に入った子がいないのなら、さっさと店を変えるべきだと思ったのですが、ちょっと俺の決断が遅かった
俺がセイを説得して(セイはまだ居たいってごねた)次の店に行くぞとチェックしたのはもう1:00だった。

次にロリポップに行ったがもう、女の子は終わってました・・・・マジですか?と言いたくなるくらいのレベルでした
仕方がないので、しばらくそこでおしゃべりした後、グレースに行くことに

なんか日本にいる時のセイとは違います
俺はてっきり緊張してるかと思っちゃいました
グレースに行くとまだ時間は1:45、ちょっと早いかな?と思いましたが、やはり早かった
数はまあまあいたのだが、いかんせんお持ち帰りできる子はいない・・・

ほかの方も書いてますが、基本的にここはふっくらした系の女の子(子ではないのもいるけどね)が多いです
でも、ひどい中にもかわいいのも、頑張れば見つかります
テルメとの違いは椅子には中々座れない所ですかね、座ったら最後奥に押しやられて、とんでもない事態になりそうなので、俺はいつもぐるぐる歩き回ることにします
疲れたら階段まで一旦退却するのが良いでしょう。なぜならここに立ってると、中には近づけない、おとなしい系の子や、まだ始めたばかりの素人のような子がびくびくしながらやってくるのです。(あくまでも俺の主観と読みです)
だって中は化け物屋敷だよ・・・正直言ってさ。それにこの作戦は実際には前回思いついたと言うか、Mちゃん(前回旅行記参照)に聞いた結果編み出した戦術です。中はドリンク料金を取られるから、お金のない子や、新人は階段の所で迷う、と言ってました。Mちゃんもその1人だったそうな、商売始めてまだ2週間くらいで、怖くてしょうがなかったそうです。だから余計にサムが実際よりも良く見えたのかもしれません。(自慢じゃないがサムは見た目は優しそうに見えるらしい)

そこで2人でぐるぐる回りましたが、良さそうな女の子はまだいませんでした。GOGOが終わる2時過ぎくらいにならんとやはりだめですね
セイが、もう帰るみたいなことを言ってるので、しょうがないので一時撤収、サムも戦果ゼロです・・・

帰る途中セイにここまでくれば大丈夫だろうと言うところで別れを告げて再度グレースへ戻ることにしました
時間はもう2:00を過ぎており、途中でナナから出てきた集団がぞろぞろとスクンビット通りを歩いてます
これなら行けるだろうと思い再度突入!

先ほどよりは、女の子の確実に増えていますが、レベルの方はパッとしない・・・・しょうがないので、またぐるぐる回っていると、何人かの女が声を掛けてくる、まあさっきから、日本人がぐるぐる回ってれば目立ちもするよね・・・「あなたさっきから、ずっとぐるぐる回ってるわね」とアイコンタクトで指摘したり、直接そう声を掛けてくる子もいます。(カッコワル)

セイと階段の下にいた時に一生懸命モーションをかけてきた、ちょっとアラブ系の顔立ちの子が2人で声をかけてきました
1人は俺の好みとはちょっと違うのだが、、ナイスボディイな感じでしかも、かなりHそうな色気があり「それもありだろ!」って言いたくなるような子でした
お色気ちゃん「あなたさっきから、2人でうろうろしてたでしょ、お友達はもう決めちゃったの?」
サム「友達は帰ったよ、俺1人で戻ってきたんだよ」
お色気ちゃん「ふーんそうなの、さっきから目があってたから声掛けたかったんだけど、冷やかしだと思ってたし、それにあなたは日本人みたいだけど、お友達が・・」
お色気ちゃん2号「ねね、3Pしない?あなた、優しそうだし、日本人でしょ?1人1000Bでいいわよ、いきましょう」
と言って腕を組んできます。しかも両脇から
初日から3Pですか!・・・・「ありだな・・・」正直言って悩みました。
(このまま妥協して快楽に溺れていいのか?by心の声)「否!」

誘惑を振り切って、彼女たちに
サム「実は別の子を捜してるんだ、前回ここに来た時に、仲良くなった子を捜してるんだ、だからごめんね」(この時はMちゃんを捜すつもりだった)
と言って、彼女たちから離れて、又ぐるぐると中を一回りしましたが、あまりめぼしい子もいなくて、またもや階段脇へ

階段脇に普段いる子とは、ちょっと違う毛色の子を見つけました
向こうもこちらと目が合って、じっと見てるので近づいて声をかけてみました
するといきなり
「こんばんは~あなた日本人でしょ、さっきの見てたわよ」
と言ってきて「日本語できるの?すごいね」
どうやら話を聞くとタニヤの子で、1人は何回かここに来たことあるけど、もう1人の子は今日がグレースデビューだそうな
ご丁寧に店の名刺までくれて営業です
タニヤ1号「さっきの子達と3Pするつもりだったの?じゃああたしたちと3Pしようよ」
サム「あほか!しないよ、俺はそんなにスケベに見えるか?」
タニヤ1号「うん、見えるよ、キャハハハ」
コンチクショウ・・・
サム「俺は君らが思ってるほどスケベじゃないよ・・・」
タニヤ1号「日本人みんなスケベだよ!そしてここにいるあなたはもっとスケベネーー」
「そのとおり、だから余計に腹がたち」という川柳のままの気持ちでしたが、おっしゃることはごもっとも・・・返す言葉もございませ
俺は3Pはしないよ、と言うとじゃあ1号、2号のどっちかで良いと言われました。
まあ見た目は2号の方は合格ラインだったのですが、ここもがまんです、先ほどと同じ理由を言って分かれようとしましたが、せめておしゃべりに付き合ってみたいな事を言われて、もちろんこちらとしても、情報収集(最近のタニヤの話とか)したかったのでOKです
しばらく話してこんでしまいました(こうしてると声も掛けられなくて済むし、最悪タニヤ2号をお持ち帰りすれば良いしね、向こうもその気だろうと思いました)

最近のタニヤの相場だとか、やはり日本人のお客が減って苦しいとか、色々と話を聞いてると、いました!
俺のスカウターに引っかかる子が!
基本的に俺は、素人っぽくて、笑顔のかわいい、日本人系の子が好きです、むしろ美人系の目鼻立ちくっきりタイ人系はちょっと・・・(なんかうるさいな・・・俺って)

そこへ、ばっちりな子が現れてくれました
ジーンズにTシャツでいかにも、素人っぽかったです
向こうもこちらの視線に気が付くものの、遠慮してか、寄ってきません
そこで、タニヤ1号・2号に別れを告げて、彼女達(2人連れ)の前に行き、声をかけると俺の目標じゃないほうが、英語が結構できるようで答えてきた
それによると、目標の子の名前はNちゃん、19才だそうな、もう1人の子の名前は忘れました(W
相方「あなたあの人たちとずいぶん話してたね、3Pでもしようとしたの?私達ならOKよ!」
すいません・・・俺ってそんなに3Pしたそうに見えるのでしょうか?それとも今タイでは3Pが流行っているのでしょうか?
サム「今タイでは3Pが流行なの?」と聞いちゃいました(W、
相方「流行る?そんなわけはないでしょ、ただ2人組みと長々と両方と話してたから、そうなのかと思ったのよ」
むーーー2人組みと話していただけで、3Pとはさすがタイ!
しかし時間的にも、もう遅いし(3:00)決めました。

早速交渉に入り、相方じゃなくてNちゃんにして欲しいというと、Nちゃんはちょっと困った顔をして相方を見たあと、うなずいてくれましたが、値段交渉は相方がやってきました、泊まりで2000Bと吹っかけてきましたが、俺はそんなに払えない、1000Bしかもってないぞと言って、財布の中を見せました(ちょうど1400Bしかなかった)ホテルには置いてあるけどね
相方は、ホテルにあるんでしょ2000Bと譲りませんでしたが、Nちゃんが相方に、1000B(タイ語で言ってたのでたぶんですが)でいいよと言ってくれたので、決まりました
このときのうつむきながらの仕草が、とても可愛かったのが印象的な子でした

2人でホテルに歩いて帰る途中も、しばらくしてから向こうから手をつないできて、それがまた遠慮がちにそっとつないでくるのがたまりません。(男心をつかむのが上手ですねー)
ホテルについて、部屋に入ってからも、しばらくもじもじしてます

ちょっといやな予感がはしりました、ひょっとしたらオカマかと思ってしまいましたが、そんな事はなさそうです(たぶん)
とりあえず、場を和ますために、ドア一枚でつながってるセイの部屋をノックしてセイを呼び、3人でしばらく、おしゃべりしました
最初は、緊張していたNちゃんも次第に、日本のことを聞いてきたり、俺達に彼女がいるかとか?聞いてきました
彼女は、いないよと言うと、日本人じゃなくてタイ人の彼女は?と聞いてきて、2人ともそれも居ないと答えると、うれしそうでした
30分ほど話したところで、彼女も落ち着いたらしいのでセイを退場させて、お楽しみタイムです。
(今回の子は中々いい仕事してくれたし、読んでいただいた方からHな描写も入れてとのお便りを頂いたので今回のみセックスの部分も書きましょう!)

まずはシャワーですが、恥ずかしがるので、別々に浴びた後、俺が先に浴びていたので出てきた彼女に椅子に座って手招きすると、喜んで俺のひざに乗ってきます
後ろから抱え込むようにして、おっぱい揉んでると、甘ったるい声を出しながら抱きついてきます。
少し手を止めて、髪をなでながら、キスすると最初は口を閉じていましたが、髪をなで、耳をなで、時折声をかけつつ、ほぐしていくと、積極的になってきて、ディープキス
少しづつタオルの中に手を入れていくと、急に恥ずかしくなったらしく、電気を消して欲しいといってきます
電気を少し落として、タオルを取ると、この子珍しいことに、下着を着けています
普通はタオルの下はスッポンポンになってる子が多いと思いましたが、それだけ慣れていないのか、または恥ずかしがりやなのかは謎ですが、俺的にはこの方がやはりそそります。(やっぱ脱がす楽しみは大事だよね)
まるで普段俺が彼女にするような、優しい愛撫に彼女はなれておらず、俺が何かしようとするたびに、怯え、そして好奇のの目を向けながらも、しっかりと反応してくれて、非常に楽しめました。
そして、俺のちんち○を触ってきて、手で優しくしごいてくれます
まだ不慣れっぽい手つきでしたが、決して激しくせず、強くせず、微妙なタッチに俺はもう我慢できなくなり、正上位突撃!
予想通り、中はかなりきつめで、やばいと思って、急いで、抱え込んで座位から騎乗位へ、そのまま下からしばらく突き上げると、いきなりガクリと倒れこんできて、無事に彼女は行けたようでした。
そのまま、1分程インターバルをおいてあげて、彼女の背中をしばらくさすってましたが、今度はまたもや、正上位にもどして、一気に突きまくってフィニッシュ!

Nちゃんはしばらく動けなそうなので、自分で後始末したあと横抱きにして、髪の毛をなでなでしていたのですが、イタズラ心がふつふつと湧いてきて、そっと指であそこをサワサワ
腕枕をしつつ、彼女を愛撫しつづけると、またもや感じ始めて彼女は俺の顔を見つめます
その目は、もうやめてと訴えてましたが、そのソフトタッチをやめて、キスをすると下半身をもぞもぞさせ始めます
そしてすがるような目つきで、俺を見つめてくるので、キスをしながら再開すると、とても切なそうな声で俺の名前を呼んできます
そして、彼女がいきそうになると、さらにソフトタッチでクリのみを攻撃!
行きそうで行けない程度にじらしまくると、彼女がタイ語でなにやら懇願するように行ってきますが、タイ語が分からない俺は首を振ってタイ語は分からないよと答えて続行(俺って外道の素質ありますか?)

ガマンできなくなったのか、彼女は俺の物(ここはブツと読んでね)を入れようとしますが、ゴムをかぶせてないので、とりあえず避けるとマジで怒ってきますので、ゴムを指してかぶせてと頼むと(かぶせるって単語分からんのでテイクを使っちゃいましたあってるのかな?)「いらない早く」とせかしますが、さすがに生はまずいので待たせて自分でつけて、再度突入!
突きまくって、Nちゃん満足したようです
俺自身も大満足で、シャワーを浴びて出てきたら、Nちゃんすやすやとお休みしちゃってます
満足そうな顔を見つめながら俺もグロッキーで寝ました(初日から疲れたよ)





9月3日 (前編) 目が覚めると、彼女がにっこり笑って俺を見つめています
9月3日 (前編)

朝目が覚めると、彼女がにっこり笑って俺を見つめています
そして、すでに俺のチンチ○を優しくスリスリしていて、戦闘準備をしています
負けずに俺もと彼女の準備を整えて、突撃!

そののまま2人とも又もや眠ってしまい、イマケンからの電話でめがさめた。時間はすでに12:00を過ぎていた
時間を見てびっくり、特に予定は組んでないのですが、とりあえず1時間後に約束してNちゃんと一緒にシャワーを浴びて着替えて終了です
帰る時に財布にあった1400Bを全て渡すと200B返してきて、「今日も来てねずっと待ってるから」と言って彼女は帰っていきました
もちろんホテルの玄関を出てタクシーに乗るまで送るのは紳士としてのたしなみでしょう
でも俺って結構運良いような気がします、初日から良い子に当ります(やはり紳士!)

彼女を帰してから、一旦俺の部屋に集合して昨日の報告を兼ねたミーティングです
セイは帰ってそのまま寝てしまったので、収穫0でしたが、イマケンはレインボウのMちゃんをお持ち帰りしてたので様子を聞くと、セックスした後さっさと帰っていったそうな(味気ないけどこれが普通だろうね)
女の子が帰ったのが1:00位でそのまま寝てしまったらしいのだが、今日も行くよと約束したらしい
まあ、これから本日の予定を決めるわけですが、とりあえずイマケンは少しお腹の調子が悪いらしいので、夜の出撃までは寝るらしく、俺とセイの2人でフットマッサージに行きました

アンバサダーの駐車場の脇にはたくさんのマッサージ店がならんでおり、その中の1つに行って見ました
痛いかと思ったのですが、全然そんなことなくかなり気持ち良かったので、明日みんなでこようと言って店を後にしました

帰ってきてから、フットマッサージの話しをしながら夜の行動のミーティングです
話し合った結果タニヤに行こうと言う事で決定しました
本当は前回行ったノーハンドレストランにリベンジに行ってみたかったのですが今回はお預けです

タクシーでタニヤに行くと前回同様たくさんの女の子達が声をかけてきますが、それを見つつ一回りします。前回行った店も見ましたが、今回は二人のために来たようなものなのでイマケンとセイに選ばせます
しばらくするとイマケンが一人の女の子を気に入ったみたいで、じゃあその店にと言うことで決めました
イマケンにその女の子のナンバープレートを覚えておくよううに言って、お店の中に入ります

お店の中ではまず自分たちの16畳くらいのボックスに通されていよいよご対面です
前回の経験から、俺としては2人がどんな反応を示してくれるのか非情に楽しみで、後ろからゆっくりついていってご対面です
ご対面室に行くと女の子が20人ほどお出迎えです。(ちょっと少ないかな?)
イマケンにさっきの子だろ?って聞くと「いや・・・・こっちの子が良いです」とNo2の子を指名するという大どんでん返し・・・・これにはセイも俺もビックリ・・・
なんせ、俺はその子を狙っていましたが、やさしい先輩の俺は譲ってあげます
セイは???って思ってしまうくらいセイの好みとは離れた子を選んでました。(この理由については後で触れます)
俺は、のりのよさそうな25歳くらいの女の子をセレクトしてお部屋に戻ります
しかし、やっぱりイマケンです、かましてくれます・・・・ナイスなキャラです

女の子を無事に選び終わって、ご挨拶です
俺の選んだ女の子は日本語が少し話せるみたいで「こんばんは」と挨拶してきました
日本語しゃべれるの?って聞くと少しとのゼスチャーをしてました
他の二人は日本語はまったくだめらしい・・・・しかもイマケンの女の子はなんと英語もだめでタイ語オンリーだという・・・・

おかしいぞ!タニヤ・・・・・日本語も英語もだめとは、タイ語しかしゃべれない子がいるとは
前に来たときとは違うし、それにネットとで見たりするのとは大違いなような・・・(タニヤなら少なくともどちらかはしゃべれんだろ、普通さ)
それでも、イマケンは負けません・・・女の子の肩には早くも手を回して、歌を披露しています、VERY NICEではありませんが、そこそこ上手でした

しかし女の子達の受けもいまいちで、盛り上がりもかけらもありません(なんでだろ?)
しかしさ・・・前回のカラオケと比べると大違いなんだよね・・・前回のほうが面白かったよ
たぶん、ここは歌を歌うべきではなく、お触りしまくりとかが基本なんだろうか?触りまくったほうが盛り上がるなら、俺はいくらでも獣になってやるぜ!
それでも、なんだかんだ言って、カラオケを結構やりつつ俺は胸を触ったりしてましたが、イマケンやセイはせいぜい肩を抱いたりする程度、イマケンがようやく自分の膝に女の子を逆膝枕で寝かすもこの辺がのが精一杯のようです
前回のKさんと来た時とは大違いだし、野球拳もなしです

こうして2時間程いたのですが、最初は誰もペイバーしないと言っていたのですが、(これは間違いなくイマケンの照れ隠しでした)イマケンに俺達が照れんなよ!と言うとやっぱりペイバーしたかったらしくて、イマケンのみがペイバーすると言ったのですが、なんと女の子は今日は生理だからだめ!
とのこと・・・・嘘クセーーーーそんなやつが店に出てくるわけないだろ、っていうか出すな!
しかし、前にネットで調べた限りでは、この断り方は相手があまり好きじゃない場合に使う女の子の常套手段だそうだ・・・
これをこっそりと、セイに言ったら、イマケンに聞こえてしまって
イマケン大ショック! 「マジですかーーーー(TT」

しかし本当に俺らが落ち込むのこれからで、チェックしてもらうとなんと5600B
おかしい、中に入った時に、システムの確認をしたら1時間500Bで飲み放題と言ってたのに・・・
まじかよ!高すぎるって文句を言ったのだが、ビールとかは飲み放題ではなく高い、それに女の子のチャージ料が馬鹿にならない・・・・結局払うことになってしまい最悪でした

しかしイマケンよ、お前にはやられたよ・・・最悪だよ・・・・
気に入った女の子のいる店に行ったはずなのに、違う女の子を選んでかつ、それが俺とバッティングして、さらにペイバーも出来ないほど嫌われて、最後はぼられる・・・・・イマケン・・・
ぶっ殺す!・・・と言いたいところですがイマケンも反省はしているようでしたし、やられちゃったものは仕方ありません

このあと傷ついたイマケンは昨日の女の子を探しにナナへ行くつもりのようでしたので、分かれて俺とセイは別のお店に行きました
ここで途中に少し面白い話があって、イマケンはレインボウに直行するつもりだったのですが、俺が別のお店にも行ったほうが良いと言って、ナナプラザの2階のあるお店の前に連れていって、ここが良いぞって教えたら何の迷いもなく店のドアに手をかけたところで、あわてて俺が止めました。
セイは気づいたみたいですが、イマケンは馬鹿だから気が付かなかったみたいです
そこはレディーボーイの巣です、前回Kさんが伝説を残し損ねた店です
お店の前にあからさまなレディーボーイがいたのにイマケンは気が付かなかったみたいね・・・・

そのあとイマケンは2階の別お店(たしかG-SPOT)に行ったようですが、結局レインボウに行って、Mちゃんを探したようです
しかしMちゃんはいなかったらしく別の女の子をペイバーしたみたいです
(大馬鹿野郎!こんなことをしては絶対にいけません、前もって言ってはいなかったのですが、こんなことしたら女の子は普通怒ります、別のお店に行くのはOKなんですが・・・考えれば分りそうなもんだが、タイの女の子はプライド高いからね)

俺とセイはとりあえず2Fのにぎやかそうなお店に行きました(店の名前は忘れました)
中は女の子も多くて良い感じでしたが、レインボウの女の子達との違いは、早速女の子達が俺達の膝に乗ってきて、甘えてきてコーラ攻撃です、ここで俺のほうに擦り寄ってきた子が、セイも、俺も「中沢じゃん!」と二人そろって思ってしまうくらい良く似ていました
だからと言って、前回の経験から簡単にコーラを奢ってはいけないと思い、答えはNO!の1点張り。(W

しかし、普通ならここで女の子達も引くかと思ったら、この子達しぶとくて、俺の膝の上に乗りながらも、中沢がセイの短パンのすそから手を突っ込んで、触ろうとしてます
もう1人の子もいっしょになって、ダブルアタックです
セイはめちゃめちゃ焦って必死になって、2人の手を取り出そうとして(なんでかな?オカマ相手じゃないんだし・・・)いましたが、余計にその子達面白がって続けます

あまりにも、セイが抵抗するので、中沢を引き寄せて(まだ膝の上に乗ってる)胸を揉んだら、抱きついてキスしてくれました
本当は、この時点でこの子の乗りの良さをかなり気に入っていて、ペイバーしちゃおうかと思いましたが、とりあえず、セイに聞くとセイはやはりペイバーしない・・・
おかしい・・・この中沢とかはかなりセイ好みのはずなんだが(のりと顔がね)
俺としては、自分が楽しむとしても、セイが楽しめた上で自分も楽しむつもりだったので、やつがペイバーしないのなら、俺もできません。(残念ながら撤収です)
そして、ナナプラザをぶらぶら歩きながら、なぜペイバーしないのか?これじゃ俺も生殺しだと言うと、俺には好きにしても良いとうことなので、セイも恥ずかしいのだろうと、勝手に納得してここで、分かれました。





9月3日(後編) 評判の良いハリウッドへGO!
分かれて俺は、1人で評判の良いハリウッドへGO!
ハリウッドに入るのは初めてなんですが、中は中々の盛況ぶりで、盛り上がってた
時間的には10:00を少し回ったところだったのだが、女の子の数もたくさんいて、レベル的にも悪くはないでしょう
そしてやっと1人になれたので、ゆっくり自分のお気にを見つけるつもりで、見回していましたが、俺のスカウターをぶっ壊すくらいの反応はなかった

その代わりといってはなんだが、いきなり・・・(英語ですが)
?「ああーーあなた私覚えてる?」
サム「?うーん知らない・・・誰君?」
バシィバシッ2連打で軽くですがほっぺを叩かれました。
サム「なにすんだよ!ゴラァ」
?「ヘイ!忘れた?私悲しいよ」と言って泣きまねします
(はてな?確かになんとなく見覚えがあるんだけど・・・・)
?「あなたと私が会ったのはレインボウ2よ、お店移ったの」
サム「あああああ!思い出した俺が土壇場でチェンジしちゃった子だよね」(前回14日参照Pちゃん)
P「やっと思い出したわね、私はあなたのこと良く覚えてるよ」
すげーな、俺ペイバーもしてないし、少ししか会話してないのに良く覚えてるよな、やっぱりドタキャンしたから恨んでるのか・・・
しかもご丁寧に名前までしっかり覚えているからコワイ・・・

サム「良く俺の事覚えていたね」
P「うん、だってあの時、私はあなたがペイバーするって言ってくれてとっても嬉しかったんだよ、それなのに・・・・」
と言って、俺の鼻をギュとつまみます(タイの女の子ってすぐ鼻をつまむね)
サム「本当にごめんね、悪かったと思ってるよ」
P「いいわよ、こうしてまた会えたしね」と言ってニコッと笑ってくれます
サム「そうだな、この前のお詫びに、コーラを奢るから、少し話せないかな?」
と言ってコーラを奢ってしばらく話していると、スタッフの強面のおばさんが、彼女のひざを突つきます
P「ごめんね、ステージに行かないとダメなの、待っててね」
と言いながらホッペにキスして去っていきました

彼女はもう戻ってこないんだろうな・・・と思いながらビールを飲んでいると、入れ替わりで女の子が隣に座ってきます
コーラ奢れと言ってきますが、あっさりNOと言って撃退、そして2人目の子が座って同じように言ってきた時に、彼女が戻ってきて隣ではなく、テーブルの前に立ってます
そして、この子良いよ、ペイバーすればと言って勧めてきます

いや、この子は俺の好みとは少し違う、君が隣に座ってくれと言って、隣をPちゃんに交代させます
Pちゃんは何人か声をかけては、俺に勧めてきますが、俺の反応はイマイチです
そうこうしているうちに、又もや彼女がステージに上る番がきて、おばさんにひざを突つかれます
P「待っててね、又戻ってくるから」と言って去ろうとする彼女の手を取って
サム「どうすれば君はずっとここにいてくれるんだ?」と言うと
P「ペイバーされていない子は、ステージに上らないといけないルールなの」と悲しそうに答えます
サム「君は俺に自分をペイバーしろって言わないのか?」
P「うん、あなたは私をペイバーしないのは分かってるから」と言いながら悲しげに笑って
P「だから他の子をペイバーしてあげて」と言ってきます
サム「分かった、君をペイバーする。そうすれば君は俺の横にずっと座ることができるんだろ」(サムスマイル!)
P「本当?無理しないでいいのよ、私で良いの?」
サム「俺は君が横に座ってくれると嬉しいよ」
P「前回のことなら気にしないでいいのよ・・・・」といいながらうつむきながら、後ろを向いちゃいます
手を引いて彼女を強引に座らせて、彼女の肩を抱きながら
サム「俺の事がイヤならそう言って良いよ、前回酷い事したから、それはしょうがない」
サム「これはチップで良いよ」と言って500Bを握らせると、彼女は
P「なんで?」
サム「ちょうど君のペイバー代だ、俺は君をペイバーするつもりで出してたんだが、君に上げる」
と言って、スタッフにチェックの合図をすると、スタッフが来てチェックしようとするのを彼女が止めて
そのお金をペイバーと言って渡してた。
P「これであなたの隣に座ってられるわ」と言ってそっと抱きついてきた

俺もそっと彼女の肩を抱いて、しばらくおしゃべりした後
P「ねえ、あなたのホテルにいっても良い?私行きたい、大丈夫?」
サム「え?なんで質問するの?」
P「あなた、きっともうタイ人の恋人いるでしょ・・・なんとなくだけど」
サム「いないよ、大丈夫おいで」
と言うと、彼女はパッと明るく笑って着替えてくると言って席を離れた

Pは少し背が高めで、俺と身長があまり代わらない
当然Pはしっかりと俺の手を握って、嬉しそうにホテルまでの道のりを歩いた
その時の彼女は、俺の目には本当に嬉しそうだった、それがまた俺の胸にはちょっと痛かった
この胸の痛みを取るためにも、ホテルに帰ったら、彼女に前回のことをちゃんと謝ろうと心に誓った

ホテルに着くと、彼女はすぐにシャワーを浴びたいと言って来て、さっさとシャワーを浴びてきた
そして俺も、同じようにシャワーを浴びて、パンツにTシャツで戻ると、彼女はベットの中にいた
俺は黙って椅子のところに行ってタバコに火を着けると、彼女はタオルを巻きなおして俺のひざの上に乗ってきた

彼女の少ししっとりした、髪をなでながら、前回のことをなるべく丁寧に謝った
P「あなたは変な人、そしてとても可愛い人ね」
サム「ははは、俺のほうが君よりずっと年上だぞ。可愛いは酷いな」
P「ううん、年は関係ないよ、やっぱりあなたはかわいい」
と言って、強く抱きついてきて、ディープキスをしてきた

彼女を満足させた後に、また椅子に戻って一服してると、彼女がこっちを見ながら
P「あなたのことスキよ、あなたは私のことどう思ってる?」
サム「好きだよ、君はとっても可愛いしね」
P「じゃあ私のボーイフレンドになってくれる?」
サム「ボーイフレンド?」
P「そう、あなたに日本人の彼女がいても仕方が無いけどタイ人の彼女は私だけにして欲しいの」
サム「それは、俺に毎日ペイバーしろって事?」
P「うーん、それが一番良いけど、あなたがタイにいる間は、私となるべく一緒にいて欲しいの、別に夜だけではなく、昼も一緒にいて欲しい」
サム「それだと、君は困らないのか?お店に出なきゃいけないだろ?」
P「困る?なんで?私はあなたと一緒にいたいだけよ、お店は休めばいいし、出してくれるならペイバー代を届に行けば良いだけだし、それにお店であなたを待ってるのが・・・あなたは来てくれないかもしれないでしょ」
サム「ボーイフレンド・・・」

正直言って迷いました、今回は擬似恋愛をしてみようかと思っていたし、これってその誘いなのか?
ただ、Pちゃんは決して可愛くないわけではないのだが、もう少し上が狙えるのではないだろうか?
と外道な事を考えてしまい、言葉に詰まっていると
P「ごめんなさい、あなたの都合を考えていなかったね」
P「でも、明日も来てくれると嬉しいな、明日は着替えを用意してくるから、あなたとずっと一緒にいられるわ」
と言って彼女はシャワーを浴びて帰る準備を整えた
下まで送っていく途中で
P「あなた本当にタイ人の彼女はいないの?本当はいるんじゃない?」
サム「いないよ、俺はもう結構年いってるしね、もう3○才だからそんなにもてないよ」
P「3○?うそ!とても見えないわよ、26位だと思ってた、大丈夫あなたはとても若いわよ、ここもね!」
と言ってちんち○を指ではじかれた(W
最後に、「明日も来てね」と言ってホッペにキスしてくれて、自分のホッペを指差すのでキスすると満足そうにタクシーに乗り込んだ

ホテルに戻って、時間を見ると・・・2:30・・・まだ逝ける(W
昨日のNちゃんのこともあるし、それに今回の目標の1つでもある擬似恋愛のターゲットを見つけてません。(Pちゃんは?という突っ込みは却下です)
現在の最有力候補はNちゃんで、ルックスはもちろんの事、あの素人っぽいところがかなりの高ポイントでしょう
という訳でグレースに行く事に決定。(一応目標はNちゃんだが、大目標は彼女と呼べる子を捜す事です)

グレースにつくと、昨日のお色気ガールズが手を振って合図してきましたが、軽く手を振って流しました
地下は昨日同様に雑然としていて、人も多かったが日本人は1人もいないようだ
ネットではグレースに行かれている方も多いようだが、サムはここで日本人を見た事が無い
しばらくうろついてみたが、Nちゃんを超える存在は見当たらない、Nちゃんもいなかった

しかしここで偶然ですがなんとMちゃんに再会!(たぶんです)
Mちゃんは俺の顔を見るとスッと視線をそらして、店の外に出ていってしまった
何故か・・・・Mちゃんはすっかり変わってしまってた
まず、かなりの化粧をしていて、本当に前回のような素人っぽさが全く無くなっていました
そして、服装もすこし派手めな感じでした
俺と視線があった時の表情は間違い無く俺を認識しており、まずMちゃんと見て間違い無いでしょう
しかし、彼女は言葉を交わす所か、俺を避けるように逃げてしまった
たぶん彼女は・・・・気まずいのではないかと思います
俺が知ってるMちゃんは1年前のMちゃんであり、今のMちゃんは違うMちゃんへとなってしまった(当然と言うのは悲しい物があります)
だからこそ俺には会いたくなかったのでしょう、今の自分を知ってるから・・・・(推察ですが・・・違うかな?)

Mちゃんが、俺に会いたくないのなら会うべきではないと思い再びNちゃんの捜索
地下にいないので上のロビーかと思いロビーへ行くと、3人組みの中にNちゃんがいました

その3人組みに白人2人組みが声をかけてる様でした
Nちゃんはずっと下を向いていて俺には気がつかないようでした
昨日の相方が俺に気がついて、Nちゃんに合図を送ったようで、顔をあげたNちゃんが俺に気がつきました
目が合うと、俺に懇願するような目で俺を見るので、白人が俺に気がついてなにやら彼女達に言ってます
うーん、どうやら俺のことを言ってるのは間違い無いので、どうしたものかと思案してると、相方ちゃんが俺を手招きします

しょうがないので、その場に行くと白人が
白人1号「今日この子と約束してるのか?」
サム「・・・まあね」
白人2号「本当か?じゃあなんですぐにこの子の所にこなかったんだ?」
サム「彼女を捜していたのは本当だ。約束もしてた。しかし君達と話していたから、来れなかったんだよ」
白人1号「そうか分かった、しかし俺は彼女をつれて帰るつもりだ。いいか?」
サム「そうか・・・」
と言ってしばらく考える振りをして、彼女の顔を見るとやはりうつむいたままで、こちらを見ない。
ただ、黙って手をギュッと握っているだけだった。
サム「Nちゃん、君は俺と約束していたけど、君はどうしたい?」
N「あなたはどうしたいの?」と小声で答えた(質問を質問で返すなーーーー!)
サム「そうだな、約束してたから、俺はここに来たんだよ」
N「ありがとう、この人は私を欲しいって言ってくれてるけど、あなたは約束したからなの?」

なんか、駆け引き&試されてるみたいで腹が立ってきたので、黙ってると相方ちゃんが俺のすそを掴んでこっちに来いと言って引っ張られて席を立つ
相方ちゃん「Nの事嫌いなのか?Nはあなたのこと大好きなんだよ、なんでちゃんと言ってあげないの?あなたがはっきり言えばNは喜んであなたに付いて行くし白人も問題無いわよ」
サム「そうか?だけど今君が俺とここで話してるから、ここで俺がはっきり言っても、白人は君が俺にそう言えって言ったみたいにとると思うぞ」
相方ちゃん「大丈夫、Nはあなたが大好きだよ、今日だって待ってる間あなたの話しを何度もするんだから、お願いちゃんと言ってあげて」
サム「分かったよ」
と言っては見たものの、たぶんこの時の俺はかなり複雑な表情をしてたと思うが、まあここは気持ちを入れ替えて、向き直る前に軽く気合を入れて、白人の元に戻った

サム「ごめんね、彼女と約束していたのは俺だ、彼女は俺と一緒に帰る事になってる」
と言ってNちゃんの手を掴んで立たせて、もう一度白人にごめんねと言ってさっさと表に出てしまった
出る直前で振り向くと白人が何やら叫んでいたが、俺にはもう関係の無いことだ
グレースの駐車場をでて、通りに出ると彼女の手を離して
サム「これで良いのか?戻りたければ戻っても良いよ、君の好きにしていい」
と言うと、又もやうつむいてしまい、やれやれと思って頭をかいていると、そっと手を伸ばしてきて俺の手を握って体をぴったりと寄せてくる
これが彼女なりの返事だろうと判断して、そのまま手をつないでホテルへ戻った。

部屋は出て来る時に、クリーニングを頼んでいたので奇麗に片付いてた(紳士のたしなみですね)
Nちゃんはホテルに来る間一言もしゃべらないので、俺も一言もしゃべらなかった
部屋に入ると、俺は椅子に座ってタバコに火をつけたが、Nちゃんは入り口のところに立ったままだ
ちょっと腹が立っていたが(彼女が口をきかない事に対して)なるべく優しく
サム「こっちに来てベットのところにすわるといい」
と声をかけると、おずおずとベットの側まで来たが、立ったままだ
サム「どうしたの?座るといいよ、疲れるだろ?」
N「怒ってる・・・」
サム「そんなに怒ること無いだろ、約束も守ったし」
N「ちがう・・・あなたが怒ってる・・・」
サム「俺が?(確かにちょっとむかついてた)なんで?怒ってないよ」
N「うそ・・・怒らないで、私はあなたをずっと待ってるつもりだった、でも・・・・・」
サム「怒ってないよ、俺が遅くなったのが悪いんだ、だから怒ってない、おいで」
と言って、彼女の手を取って、俺のひざの上に座らせて、軽く抱きしめながら、彼女のストレートの髪を丁寧になでてあげる
N「本当?ごめんなさい!本当はあなたが来たらすぐに分かるように1階にいたの、そしたら・・・」
N「お願い嫌いにならないで、私はあなたに日本人の奥さんがいたとしても構わない」
サム「昨日も言ったろ、俺には奥さんはいないよ。彼女もだ、日本人もタイ人もね」
N「私の事嫌いにならないで、お願い」
サム「嫌いだったら君を連れては来ないよ、心配するな」
と言って彼女をやさしく抱きしめた。
Nはポツポツと自分の事を話し始めた

彼女は大学生で19才というのは本当らしい。そしてグレースには友達に誘われてきたらしい
自分の専攻は英語で、勉強はとても大変だと言ってた。最初に会った時にしゃべらなかったのは、恥ずかしかったからで、本当はとても英語が上手だった
もちろん結婚はしていない、彼氏も現在はいないそうだ。前にタイ人の彼がいたのだが、薬をやるようになって別れた
タイ人の男はコリゴリと思い、グレースにいけば外国人の彼氏が出来ると友達に聞いて興味本位で来てみた
グレースで初めて出会ったお客がサムだと。最初の時に俺が、相方ではなく彼女が言いといわれてとてもびっくりした
相方のほうが、綺麗だし私は全然胸がない・・・化粧も下手なので、俺が自分を選ぶとは思ってなかった
今日白人が自分を連れ出そうとした時に、約束があるからダメだと言っても聞いてもらえなかった
あのまま、サムが来なかったらどうしようかと思い、本当に恐かった
等々を一気にまくし立てた。そして最後に私を信じて欲しい、今はあなただけと言ってきた
(まあ、本当かどうかは怪しいですが・・・)

サム「もういい、おいで」
と言って手を取ってベットに彼女を連れていき、しばらく彼女をなぐさめた。
俺が、なるべく優しい言葉を選んで声をかけてるうちに、彼女は泣き出してしまい、ちょっと戸惑った。(女の涙は最強の武器だよね・・・)
なんとか、彼女を落ちつかせて、1回すると時間はもう5:00を過ぎていたが、最後の力を振り絞って、彼女が寝つくまで優しく声をかけながら、頭をなでてあげた。





9月4日 (前編) 鼻をつままれて目が覚めると時間は9:30
鼻をつままれて目が覚めると時間は9:30、Nちゃんがにっこり笑って「おはよう」と声をかけて来た
早いねと言うと、電話が鳴ったから目が覚めたと言ってきた
おそらくセイかイマケンだろう、それを彼女に告げると
N「そう、あなたは今日どうするの?」
俺は彼女に今日は観光するつもりで、俺は行った事があるのだが、彼らを案内しなければならないんだと伝えてシャワーを浴びて帰るように言った。(冷たいでしょうか?)

彼女がシャワーを浴びて着替えが終わったところで、財布の中から、5000B取り出して渡した
彼女はびっくりして、どうして?って聞いてきた
今はまだ、感謝の気持ちを俺はお金でしか現せないし、それが一番君にとってもいい事だろう
そして君の気持ちが本当に嬉しかったから、そのためのお金だと告げると、彼女はしばらくお金を見つめていた
俺が彼女の手を取って握らせて、困る事はないだろう、と言うと彼女は不思議な事を言ってきた
N「これがあなたの心なの?」
(すいません、今までの全ての会話に言えることなのですが、英語で会話してるので、直訳ではなくニュアンスでの会話です、この時の彼女の言葉もたぶんこうだろうと思ってます)
サム「もちろん!、これが俺の心だ」と言うと彼女は黙って受け取った
これは失敗だったかもしれません・・・・もし彼女が本当に好きならば、違う答えが妥当だったと今は反省してます
こうして彼女は帰って行った、そして2度とこの部屋にくる事は無かった

セイとイマケンに内線して本日の予定及びミーティングです
イマケンは昨日レインボウでMちゃんがいなかったから、別の子をペイバーして帰り、やはり終わった後さっさと帰ってしまったそうな。(うーんやっぱりそれが普通なのでしょうか?さみしいねビジネスライクって)
サム「イマケンそれはまずいぞ、Mちゃんにばれたら怒るぞ」
イマケン「え、そうなんですか?だってお店では大丈夫だって、それにその子も問題無いって言ってましたよ」
サム「あほか!ダメに決まってるだろう、お前さMちゃんとその子とどっちが良いの?」
イマケン「Mちゃんですね~」
サム「あほ!だったらすんなよそんな事・・・」
イマケン「まずいですかね?」
サム「めちゃくちゃまずい、だって今日も行くつもりなんだろMちゃんに」
イマケン「ええ、今日は少し早めに行って、Mちゃんを連れてくるつもりです」
サム「まず100%ばれてるから、謝ったほうがいいぞ、ゴメンナサイって素直にいうんだぞ」
イマケン「そうですか?まあ解りました」
と渋々了承してましたが、なんで謝らないといけないかを分かっていませんでした、本当にアホですねこいつ

しかし、この後こいつは自分自身に振りかかる災悪を、予想していなかった(まあ自業自得だけどね俺から見れば)
夜の予定は俺としては昨日タニヤでリベンジを推しました
やはり、やられてやられっぱなしは、つまらないし、何よりもそれで彼らにタニヤを嫌って欲しくなかったからです
だから別のお店にリベンジするつもりで、タニヤを提案したのですが、2人ともタニヤはもういいですといってだめでした
しかし、俺はやはり、1人でタニヤに行く事に決めて、2人はナナに行く事に決まりました

ミーティングしている時にやはり、アユタヤ観光は欠かせないだろうと言う事で、みんなでアユタヤに行こうという事に決まったが、軽く牽制を兼ねて、アユタヤまでのホテルタクシーをチャーターするといくらなのかイマケンに偵察に行かせた
案内板には3000Bと書かれていたが、イマケンが交渉すると「2200Bになった」
と言って戻ってきた。ここでサムの登場だ
受付のカウンターの男に向かって両手を広げて、冗談じゃない、そんな値段で誰が行くかと言うと1800Bに下がったが、ここで撤収
ようは行く気はあるが、その値段じゃ行かないよとポーズを取ってみるわけだ。明日にかけるつもりでね

結局本日はみんなで昨日行ったフットマッサージに行く事になり、ぶらぶらしてるとお店の縁台みたいなところから「いらっしゃーい、マッサージはいかがですかー」と日本語で声をかけてくる娘が1人!
びっくりしました、ここはタニヤじゃないぞ(W
面白いのでそのお店に入ってみると、早速料金の説明があって、3人でフットマッサージを頼みました
もちろん、このお店は女の子を選ぶわけではなく、勝手に決まります(当たり前だ)

例の女の子は一番若いイマケンについてました
俺はおばあさんで、セイはおばさんでした。(後で聞いたらこの人30歳だった)
イマケンについた、この子の名前はナムちゃん(仮名)18才とのことでした
ナムちゃんは話しが大好きで、日本語で色々と話しかけてくる
怪しげな日本語も多かったが、解らない時は英語で言ってくるので、それでも俺達はOKだ
それにイマケンは英語が出来るので、ナムちゃんは結構気に入ったようだった

俺のほうは、おばあさんだったのだが、力もありとても上手で気持ちよかった
ナムちゃんはしきりに、彼女がいるのかと尋ねてくるので、3人ともいないよと答えると、疑わしそうだったが、何度も説明しているうちに納得したようだった
俺からみても彼女は、明るくて良い子だと思ってしまうくらい、話好きの可愛い子だった(俺の好みとはずれるけどね)
マッサージが終わりに近づいた頃、イマケンに彼女はお前が気に入ったみたいだから、もう少しやってもらったらどうだ?と聞くと、俺達は?と聞き返すので、俺らは買い物にでも行ってくると言うとこっちに付いてくると言うので、いいじゃないかと諭して延長で全身マッサージを受ける事になった

お店を出る時に、チップをそれぞれ渡したのだが、俺はチップはその時の気持ちを渡す物だと思っているので、おばあさんに100B渡した。(いくら渡したか解らないようにね)
セイ達は20Bづつ渡したようだった(差別を付けるのは、俺は当然だと思う。だって上手だったしね)

こうしてイマケンと分かれた俺達は買い物に行って、ホテルに戻ったころにはもう3:00を過ぎていた
イマケンを呼んで、どうだった?と話を聞いてみると
イマケン「いやー普通のマッサージでしたよ、まあまあですね」
確かに、フットマッサーの時も俺達と話してばっかりで、彼女のマッサージは上手そうには見えなかったが、そんな事を聞いてるわけではない(W
それに、イマケンの態度と彼女の態度を見ていて、俺は・・・・
こいつらくっ付けたる!と思っていた(W、なぜならセイの乗りが今回はイマイチなのでイマケンをタイにはめたかったから(そしたら仲間ができるので俺は嬉しいしね)

最初はイマケンも渋っていて中々話そうとしないのですが、俺達が相談に乗るよと説得するとポツポツと話し始めた
それによると、上の部屋はカーテンで仕切られた、ベットがあってそこでマッサージをしてもらうらしい
そして両脇が外人(たぶん白人かな)でこちらにちょっかいを出してくるそうだ
ナムちゃんは可愛いので、セックスしようとか言ってくるので、ナムちゃんは笑いながらNoとか言ってると
いきなりカーテンを開けて来たりしてからかわれたそうだ、まあ普通のマッサージをやっただけなので、問題は無かったのだが・・・
ナムちゃんは日本語で私はやってないよ、とかイマケンに言っていたそうだ
最後に、マッサージが終わった後にキスしてくれて、あなたが好きよと言われてイマケンは嬉しかった
とこんな風な話だった

俺達は聞き終えると
サム「なるほどね、それで今日はどうするんだ?Mちゃんの所にいくのか?」
イマケン「そうですね、そのつもりですよ」
サム「ふーん、ナムちゃんはどうするんだ?俺はあの子は可愛いと思うけど、お前はどっちが好きなんだ?」
イマケン「今のところは、Mちゃんですね、ナムちゃんもいいですけど、俺の好みとはちょっと違うかと」
この野郎、贅沢言いやがって・・・
サム「だってナムちゃんはお前のこと好きって言ってくれたんだろ?、だったら今日の夜誘ってみたらどうだ?食事とかにさ」
イマケン「いや・・・いいです、今日もレインボウに行きます」
サム「そうか、じゃあ俺が例えばあの子を口説いても文句はないんだな?俺はあの子好きだよ」
イマケン「・・・・いいですよ、別に・・・・」
イマケンいじけモード発動です(W 
まあ俺も別に本気で口説くつもりはありませんので、ほっときましたが
結局本日は、俺はタニヤへリベンジに行く事になり、セイとイマケンはナナプラザへ行く事になりました
ここで解散して、めいめいに自由行動となり、俺はしばらく寝た後、飯を食べにアンバサダーのビヤガーデンへ行きました

本来なら、こんな所であまり書きたくないのですが、書かせてもらいます
アンバサダーのビヤガーデンは外でも食べられるし、中の小さな建物でも食べられます
中は、カウンターがあって、そこで注文するもよし、座って注文するのも自由になっています
俺はいつも中で、椅子に座ってオーダーするのですが、この時はフライドヌードルという、ちょっと太目の面を醤油ベースで炒めた物を食べていると、日本人のおそらく新婚さんでしょうか?カウンターの前で立ち尽くしています
そして、ちらちらとこちらを見ながら、カウンターの上にある、メニューとお互いとをにらめっこしています

そしてそのまま固まっています、俺の座ってる席のすぐ側で(2メートルも離れていない)、こんな風に固まってる日本人をほっとけなくて(よせば良かったのかも知れませんが)
サム「アーユージャパニーズ?」と声をかけました
日本人カップルは、確実に聞こえているはずなのに、こちらを見向きもせずに”しかと”です・・・
サム「日本人でしょ、どうしたの?」
って日本語で聞くと、マッハの早さで振り向いてきて
だんな「そうなんです、困ってしまって」
サム「どうしたの?メニューが分からないの?」
かみさん「ええ、どれを頼んで良いか分からないし、どうやって注文するんですか?」
サム「注文って・・・まずはそこに座ればいいよ、そしたら注文聞きに来るから頼むといい」
だんな「何頼めばいいんですか?」
サム「(知るか!って言いたいが)そうだね、フライドライスはチャーハンでエッグヌードルはラーメンみたいな物だよ、それと俺が今食べてるフライドヌードルも焼きうどんみたいで美味しいよ、この辺ならクセも無いし、食べられると思うよ、それとその横についてるポークとかダックとかが乗ってくるものだよ」
と教えてあげると、2人が相談を始めているところに、ウェイターが注文を聞きに来た

2人は頑張って注文をしてた。(がんばれ!と思わず応援したくなる注文の仕方だった)
俺が食事を終わりかけようとするところに彼らの注文が揃い始めた
すると例のカップルのだんなが俺の席に来て
だんな「あのーお金って今払うんですか?」
と聞いてきた、見ると注文した物が来たと同時にお金を請求されてるみたいだった。
へ?俺はまだ払ってないぞ・・・でウェイターに聞くと、どうやらこの人達は外国での食事になれていない、最後にチップを上げるまたは置いていくにしても、自分にくれるか分からない、だから今払えと言っている
なるほど、たしかにこの人達には(ウェイター)チップは重要で、注文を受けた物がもらえるというルールがあるのはどこでもそうなんだろう
ふつう、自分のオーダーを取ってくれた人を捜して最後の会計をするのは、こんなところでは当たり前なのだが、たぶん彼らにはそれが無理だろうと思って、このウェイターがお金を要求するのも分かる気がする
サム「大丈夫だ、俺がこの人達に説明するし、もし君にこの人達がチップを上げなかったら、俺が上げるから心配するな」
と言って、彼を帰した。(この会話は全て英語だったので、彼らには通じなかった)
そして、カップルに説明をして、それぞれの食事を始めた。

本来なら、俺はもう食事を終えていたので、出かけたかったのだが、彼との約束もあるので、カップルが帰るまでいなければならなかった
そのため俺が食事を終えても席を立つわけに行かず、飲み物を注文しようかとした時にセイがやってきた、セイも同じテーブルに座って、一緒に注文をした
セイが食事をしている時に例のカップルが食事を終えて席を立ち、会計をして帰っていった

でもね、黙って帰っていったのよ・・・・普通さ一声ぐらいかけて行くだろ!
別に俺はお礼を言って欲しいとか思ってないけどさ・・・なんか寂しいよね!
俺は何回か海外旅行に行っては、日本人が困ってたりするのを助けたりしてるけど、今まで一度もありがとうと言われたことがありません
そうなのか?日本人!それでいいのか?それとも俺が悪人に見えるのか?だったら助けんなよ・・って思われるかもしれませんが、基本的に同胞が困ってるのを黙って見てるのはちょっと気が引けます。(小心物?)
海外で困ってる日本人をみると、自分が出来る範囲であれば、手を出したくなるのはおかしいでしょうか?
バカだねこいつ!と思う方もいるとは思いますが、そのとおりでどうしてもそれをやってしまう自分がバカだと思います。
そして、今回もまたそうでした・・・・(ちょっと悲しいです)

一番凄かったのはシンガポールに行った時に、出発の朝ホテルのロビーでスゴク困ってる日本人女の子3人組みがいて、話を聞くと出発なのにガイドが来なくて困っていた。
旅行案内を見て、電話して確認すると、どうやらガイドが途中で車の事故にあって、来れなくなった。
そこで、おれが電話で旅行代理店の現地人に俺に何とかしてくれないかと頼またので、しょうがないから大丈夫だと話し。別便の手配を頼んだ。(時間的に間に合いそうに無かった)
一緒に飛行場までタクシーで行って、別便での飛行機の手配を確認してチェックインし、搭乗口まで連れて行ったことがある(この子達は香港に行くところだった)がこの時も、搭乗口まで案内すると、最後に買い物がしたいと言って空港の免税店へ行ってしまった・・・・振り向きもせずにね・・・
ナメンナーーーーー!俺って何?・・・・
とまあ、愚痴を書いてしまいましたが、こんなもんなんでしょうか?スゴク悲しいのですが、たぶんまた同じことをするんだろうな俺は・・・でもいいんだよ!俺はバカでさ!





9月4日 (後編) 1人でタニヤへ
ここでセイとは分かれて、1人でタニヤへ
まずは、昨日イマケンがお店にガイドブックを忘れてくれたのでその回収に行った
昨日のお店に行くと、ちょうど昨日俺についていた子が俺に気が付いて、今日は1人出来たのか?
私はあなたが、ペイバーしてくれるなら大歓迎だと言ってホッペにキスしてきた
昨日の忘れ物をとりに来た、あるかい?と尋ねるとすぐに、有るよと言って案内してくれた

中に入ると、タイ語で何やらスタッフに告げて、忘れ物を取りに行ってもらった
その間にママさんが(昨日と違うママさんだった。どうやらこちらが本物のママさんらしい)来て昨日はゴメンナサイこちらの説明不足だったようですねと謝ってきた
もちろん俺も文句を言うつもりも無く「いや気にしてないよ、ただしもう2度とこないけどね」と言うとそんなこと言わずに今日も寄っていってくれと言われたが、手を振ってお店を出た

どこにしようかと、ぶらぶらしてると昨日俺が良い感じの子が揃ってると思った、お店の前にやってきた
ママさんらしき人が俺の手を取って、日本語で「みんな良い子なのよ、是非見ていって」と話しかけてきたので、料金の説明を求めると簡単に説明してくれた
さすがに、手馴れた物で日本語での説明も流暢だった。周りを見てもなかなか良さげなので、この店に入ることを決めると、ママさんがここにほとんどの女の子がいるから、ここで決めて欲しいとのこと。
俺はそれでも構わなかったので、道端で女の子を決めることになった

前にネット(バンコクの陽炎だったかな?)で見た、女の子の選び方にチャレンジする事にした
サム「日本語できる子手を上げて!」(道端でこれやりました(W)
すると、半分くらいの女の子が手を上げてます。マジかよ・・・
うそ臭いと思ったので、一番俺が気に入った子に君本当に日本語できるの?と話しかけるとキョトンとしてます。ハハハハこんなもんだよな
そこで、もう1回本当に日本語が出来る子は左手上げてというと、4-5人くらいが左手を上げてました
その中から、一番可愛い子を選んでお店の中へ

お店の中は、確かにほとんど女の子はいなくて、いくつかの部屋は埋まっているようでした
まずはBOXシートに通されて、ご挨拶です
ここは、部屋には行けないの?と尋ねるとママさんに聞いてくるから待ってくれと言われてしばし待ちました
するとママさんも来て「ここではダメですか?」と言われて考え込んでると「予約された部屋があるので、予約のお客さんが来るまでならどうぞ」と言って部屋に案内してくれた
この子は、さすがにプロと言う感じで中々接客が上手でした。昨日の話しをすると、ペイバー代抜きで5600Bはやはり高いとのこと
ここは決してぼらないから安心してくれと言われました

ここは野球拳とか無いの?と聞くとやはりあって、是非やろうと言われたが断った
彼女を抱っこしながら(もちろん手は胸を直で揉んでたのナイショだ!)色々と話しをした
俺としては、なんとかしてセイやイマケンにタニヤを気に入って欲しかったので、明日来たいのだがディスコに付き合ってくれないかと交渉してみた

昨日ことをでタニヤを嫌って欲しくないとね、そしてできれば日本語の本当に話せる可愛い子がいて欲しいとお願いすると、彼女はたぶん大丈夫だけど、その場合は女の子のチップは3000Bにして欲しいと言われた
なぜなら、早い時間に来ないと、日本語の出来る可愛い子はみんなペイバーされてしまう。そしてディスコに付き合うとなると、かなり遅くなってしまう
そうなると、ショートで2回稼げるところが1回になってしまうので泊まりの料金が欲しい
なるほど、それも道理かもしれんが、1000Bに値切ってみると、笑われた(W

しかし、食い下がってじゃあ12:00に来るとどうなんだ?それだと君たちは売れ残ってるわけだろう。誰もペイバーしないよりも1000Bでももらったほうが特なんじゃないか?と交渉してみた。(これは初日にグレースに来ていたタニヤガールが最近は不景気だと言っていたので言ってみました)
すると、彼女はしばらく考え込んで、12:00にくるのならそれでもしょうがないかしら・・・・でもあなたはイヤな人ねと言って鼻をつまんでくる
そして、分かったわその代わりお願いがあるの。1つ目は必ず俺に自分をペイバーして欲しい。2つ目は今ここで自分と野球拳をする事。3つ目は自分が5回勝てたら今日自分をペイバーすることの3つだった

俺は彼女の提案を了解したが、こちらからも1つ条件をつけた
もし俺が5回負けなかった、ここでフェラ○オすること(w と言うと彼女は笑いながらOKしてくれて、自分はかなり強いわよと自信マンマンだった
前回と違ったのは負けた時に払うお金が50Bになっていることだった。(この辺が不況を感じさせるね)

こうして始まった野球拳は・・・・・俺の5連勝!
あはははははは、正義(性戯)は勝つ!と言う所でしょうか?大笑いさせてもらいました
彼女は恨めしそうな顔をして、最後の1枚を脱ぐと、俺に微笑みながら抱き付いて来て、キスしてきました
俺が優しく、乳首をこするように愛撫しながらキスを続けると、下のほうはすでに大洪水・・・
彼女は、俺のチンチ○を優しくしごきながら、そのうち口に・・・・・

出す事は出来ませんでしたが、彼女は結構満足したらしく(俺は満足してないけど)頃合を見計らって服を着ました
少しおしゃべりしてると、ママさんが来て、時間だそうな、なるほど1時間経っていたらしくチェックしてもらいました
彼女をペイバーするかと聞かれましたが、残念ながら彼女はペイバーしませんでした。
彼女は凄く残念そうでしたが、明日俺がくると思っているので、それほど怒ってはいませんでした

しかし、このママさん話好きで、そのまま20分ほど俺とおしゃべりしてました
会計を見るときっちり500Bで、彼女に200B、ママさんに100Bチップをあげて店を出ました

店を出てどこに行こうかと考えていると、ふと俺ってパッポンのGOGOに行った事が無いのに気が付きました
ここはキングスでしょうと思ってパッポンストリートへ
パッポンはナナとは大違いで呼びこみも凄くて、驚きました
パッポンストリート(たぶん1だと思う)を歩いていると、1階に階段があって、そのまま階段を上がると入り口になってるお店があり、キングスと書いてあった
ここの呼びこみが強烈で、女の子も中々可愛かったので、入ってみる。(誰かこのお店の名前教えて下さい)

中に入ると、早速来ましたコーラ攻撃!ダンサーからスタッフまで入れて7-8人はいましたが、全てNOと言ってことわり、「だめだよ俺は気に入った子にしか奢らない」と言うと、じゃあ早速選べとせっつく
辺りを見まわして、ざっと見るがダンサーの子には俺の気に入る子はいなかった・・・・

しかし、スタッフの子で1人俺のスカウターがぶっ壊れるくらい俺の好みの子がいた
この子が今回の旅行の中心になるディーだった(仮名)
人の好みは色々あると思うのであえていいませんが、ものすごく笑顔が愛くるしいというのでしょうか。一目で俺は彼女の事が好きになってしまいました
そしてそれには理由がありました。タイ人の中でも日本人と見分けがつかんのでは?と思うくらい日本人顔した子がいますよね?
そしてディーはまさにそうでした。そして彼女の笑顔は昔俺が本当に心から好きになった女の子を思い出させる子でした

すぐさま、彼女がはペイバーできるのかと尋ねると、スタッフもダンサーも顔を見合わせて、難しい顔をします
ダメなのかと思って聞くと、自分で交渉しろとの事でした
とりあえず、彼女にコーラを奢って、乾杯しながら話しをしました

ディーは英語がかなり上手で、会話には不自由はしませんでした。しかし君をペイバーしたいと言うと答えはNOでした
何故だと、聞くと私はペイバーはされない。あなたが嫌いではないけど、好きになれないとペイバーはされたくない
すぐにペイバーしたいのなら、もっとセクシーな子がたくさんいるから、そっちを指名してあげてと説得モードで話されてしまいます
(パッポンでこんな事があるんですか?)

2回目のタイ旅行ですが、自分の方からこんなに好きになってしまった相手は今までいませんでした。
俺は、もてる限りの英語力を駆使して、彼女を口説きました
日本の女の子を口説くよりも、ストレートに、そしてたぶん情熱的に口説いたと思います
なんせ、彼女を見た瞬間何かのスイッチが入ってしまったとしか思えないくらい、熱が入ってしまい、なにがなんでもペイバーする事に全力を注ぎました

2時間ほどかかったでしょうか?彼女のほうから「あなたのことはステキだと思うけど、ダメよペイバーは諦めて」と言われて俺ががっかりしてると、なぜあなたはそんなにがっかりするの?私よりももっとセクシーな子がたくさんいるでしょ。私はあなたが言うように可愛くなければ、セクシーでもない。何故あなたがそんなに私を好きなのか分からない。なぜ?

サム「俺は君じゃないとダメなんだ、他の子なんかどうでもいい!君が可愛くない?そんな事は他のヤツが言おうと俺には関係ない」
サム「君と話して良く分かった。俺は君じゃないとダメなんだ」
ディー「なぜ?あなたは会ったばかりの私を好きだと言ってくれる。嬉しいけど信じられない」
(昔好きだった彼女に似てるからとは言えませんな・・・・だって陳腐だし、信じてもらえんだろ)
サム「分からないけど、日本には一目ボレってあるんだよ」
サム「一目見た瞬間からその人を好きになってしまう事だって、あるんだよ」
ディー「でも、そんなセリフを簡単に言う人は信用できない」
サム「うーん・・・たしかに俺は信用できないかもしれないね・・・今回も他のGOGOやカラオケにも行ったけどペイバーするのは君が初めてなんだ(ウソです)」
サム「信じて欲しい、俺は誰にでもこんなことを言ってるわけじゃない、本当だ」
彼女の目をじっと見詰めて、手を握った(ここまで俺は彼女には指一本ふれてませんでした)
ディー「あなたは不思議な人ね、そしてとても暖かい人だわ。今まで私に触れなかったし、今も手だけを握ってきた。分かったペイバーOKよ」
ディー「待ってて、着替えてくる」
と言ってディーは着替えに行った
(ここまでの会話では、なんかディーは大人っぽく話してますがこれは、俺の文章のせいであり見た目も話し方も19才くらいです)

着替えに行ってる間に、スタッフを呼んでチェックを済ませる
ペイバー代込みで880Bだったから、ぼられてはいないだろう(スタッフのペイバー代は600B)
彼女はジーンズに白いTシャツというラフな格好で、俺と一緒に店を出た
スタッフやダンサーのが何人か俺達を見守っていてくれたが、1人のダンサーに腕を掴まれて、ディーは本当に良い子だから絶対に泣かしちゃだめだよと釘を刺してきた
こんな事を言われたのは初めてだった

タクシーに乗ってホテルに帰る間あることに気がついた
俺は初めて彼女の肩を抱いたのだが、彼女の着ているTシャツがひどく着古したものであること
それは、おしゃれでもなんでもない、ただの白いTシャツだった。所々がすれていて、半透明に透けていた
かなり着ていた物なのだろう・・・・今までGOGOやグレースで会った子の中は、綺麗に着飾ることも無いが、ここまで着古したTシャツを着ることも無かった
俺がその部分に触ると、彼女はうつむいて一言、ゴメンナサイと言って黙ってしまった
部屋に帰ると、彼女は黙ってベットに座ってうつむいてしまった
やはり女の子として着古したTシャツでいたことが恥ずかしかったのであろう
しかも俺にそれを気づかれたことがイヤだったに違いない
部屋に戻っても彼女はうつむいたままで、なんとかして彼女の気を別の方向にそらしたいと考えていると、イマケンから内線があってこっちに来たいと言って来たので、ディーに確認するとディーは好きにしていいと言った
イマケンに部屋に来ても良いと言って、セイへ内線してセイも呼んだ
2人が来て、何故イマケンがこっちに来て話をしたいのかが一目で分かった

イマケン「マジっすかーーー、これ酷すぎますよう」
と言って指を差した先には、かなりデカイキスマークが付いていた
しかもTシャツを着てもはっきり分かるくらいの首の上のほうにだ!
それを見たセイも俺も大笑い(W

事情を聞くと、今日もレインボウに行って、Mちゃんを指名しようとした所、昨日の子がきて、マンマークされたらしい
その子と一緒にいる所をばっちりと見られてしまい、慌ててその子を離したのだが、Mちゃんには完全にばれたみたい
それでも、Mちゃんのご機嫌を取りつつ、ペイバーして持ち帰った
そして、いたしてる最中にやられたらしい(W (気付けよな・・・おまえさ)

イマケン「これじゃあ隠し様がないですよーーー、どうしましょう」
セイ「自業自得だろ、それじゃあどこにも行けないな(W」
イマケン「そんなーーーナムちゃんに明日も行くって約束してるのに」
サム「それじゃあしょうがない、俺に殴られたとでも言っとけ(W」
イマケン「無理ですよーーーサムさんバンソウコウないですか?」
サム「たしか・・・あるぞ大き目のやつ持ってきたから、それなら隠れとは思うけど」

この会話をディーに話すとディーも大笑いしてた
そして俺がイマケンにバンソウコウを渡して、貼って見せると、オーケーノープロブレム!と言って笑ってた
そんで俺に殴られたと言えば大丈夫だと言って親指をたてて、クスクスと笑い出した

サム「ディー言ってやれ!イマケンバカーってさ」
と言うと、彼女は笑いながらそれを復唱した
ディー「イマケンバカー!」
4人で大笑いしながら夜はふけていった。ひとしきり笑い終えるとネタを提供してくれたイマケンとセイを帰して2人の時間になった

彼らの乱入によりディーは先ほどのことなどすっかりどこかに行ってしまったようだった
しばらく話しながら、いちゃいちゃしてゆっくりと確実に彼女の唇に自分の口を近づけていった
彼女は少し戸惑っていたが、諦めて俺を受け入れてくれた
最初はぎこちなかったキスもだんだんとほぐれてきたのか、自然と出来るようになった

俺は何度も何度も彼女に優しく口付けをした
そして、君が好きだと何度も言った。(今までたぶん俺から言ったのは初めてじゃないかな?タイでは)
そして、ゆっくりと胸に手を伸ばすと一瞬彼女は固くなったが、全てを受け入れる気になってくれてなすがままになった
彼女は自分の胸がないのを気にしており、自分は全然セクシーじゃない、ゴメンナサイと謝ってきた。
気にしない、俺は君が好きなんだ。もちろん君の胸も大好きだと言いながら、またもや優しくキスする

そして、Tシャツ下から手を入れて、素の胸を揉んで、ズボンのチャックをおろして、あそこの部分に行くと、彼女はすでに準備万端になっていた
が・・・・彼女は自制心を取り戻して、シャワーを浴びたい。少しだけ待っててと言って、シャワーを浴びに行ってしまった
この時も彼女は隠したかったのだろうが、彼女の下着はやはり色気も何も無く、すこしすれた物だった

入れ替わりでシャワーを浴びてくると、彼女は布団にすっぽりと納まっており、電気も落とし気味になっていた
俺は、布団の中にそっと入って、彼女を抱きしめた
まだ、タオルを巻いたままだったがタオルの上から少しづつ彼女を愛撫し、そしてキスを続けた

彼女とのセックスは今までにない充実感に包まれる物だった。やはり精神的な物が大きかったのだろう
そして、彼女も満足をしてくれたようだった
終わった後に「君は最高だよ。俺は君が大好きだ。もう離したくない」
と言いながら抱きしめると、彼女は少し複雑な表情をした。まるで考え込むように・・・

ディーと俺は抱き合ったまま、しばらく言葉を交わしていた。
彼女はしきりと、自分を卑下しているのが気になった
たしかに、ディーは可愛いと思うが、タイではおそらく美人の部類には入らないだろう
そして時折彼女が見せる複雑な困った表情が、俺を考えさせる

彼女は時計を見て、私は4:00には帰らないといけないと言い出した
話を聞くと、彼女は元々MBKの服屋の店員でキングスに来たのは2ヶ月前からだった。今でも周り近所にはそれで通しているらしく夜の仕事をしていることは内緒だ
そしてタイ人はみんな朝早いので朝帰りすると一発で噂になってしまう。だから日が昇る前に帰りたいという事だった
俺は彼女にこう言われると返す言葉が無く、それを認めるしかなかった
彼女には、2000Bとタクシー代と言って200Bを渡して彼女を見送った

そして別れ際に、今日も君の所に言って良いかい?と聞くと彼女は少し困った表情をしたあと、思いつめたようにOKと言ってくれた
彼女と別れてから、しばし俺は考え込んでしまった。何故彼女は俺が好きだと言うたびに困った顔をするのか?
今までの経験からタイ人の女の子にこんな顔をされた事は無い。
たしかに、俺は正直ってカッコイイ方ではない。しかし、それなりにタイではもててたはずだ。(俺が日本人でお金を持ってるからかもしれんが)
本当に悩んだ・・・・そして出した結論は彼女は結婚してるのか、ボーイフレンドがいるのだろうと思った
もしくは、俺がどうしても好きになれないか、しかしそれなら最後までペイバーを拒否するだろう。
それに、あんなに長く話もしないだろうし、セックスもさっさと済ませてビジネスライクになるんではなかろうか?

さらに不思議なのは、彼女には生活があり、パッポンで働く以上ペイバーされないでいけるのだろうか?
彼女はペイバーされないと言っていたが、やはりウソではなかろうか?
もちろんそれがウソだったとしても当然であり、それが彼女の仕事だと言うことは十分に分かっている
しかし彼女の着ていたTシャツや下着等を考えると、お金は無く貧乏な生活をしていることが伺える。
さらに、普通のパッポンガールは男に好きだと言わせるのが仕事であり、自分目当てにくる男には最大限の笑顔を向けるのではなかろうか?
彼女は俺が大好きだと言うたびに少し困った、複雑な表情をする。何故だ・・・・もしや・・・・オカマ?(W 笑えネエヨ!

でもセックスの感触や胸の感触は間違い無く女であり、手も小さく、身長も150そこそこだし、声も可愛い・・・・
オカマということは考えずらい・・・・分からん・・・・本当に分からんと悩んでいても、たった1つだけはっきりしていることは
俺はディーがとても大好きだってことだ
こうして、初めてバンコクで1人で寝る事になってしまった





9月5日 イマケンからの内線で目が覚めると、時間は9:30だった
イマケンからの内線で目が覚めると、時間は9:30だった
朝食バイキングは10:00までに行かないとダメなので急いで食事を取った。(タイでは初めて朝飯を食べた)

食事を取った後は恒例のミーティングだ
イマケンは昨日のキスマークが残っているのもかかわらず、やはりナムちゃんに会いに行きたいらしい。
逝ってこい!そして散って来い!とマジで思いました
本人はバンソウコウが貼ってあるのでなんとかなるかもしれないと、淡い期待を持っているようでしたがまあ100%だめだろうな

イマケンと一緒に途中までナムちゃんの店まで行くと、彼女が一緒にマッサージして行けと勧めるが断って分かれた
俺とセイは2人で水曜日なのでMBKへサンデー・マガジンを買いに行く事に。日本の発売日と同時に売ってる所がスゴイよね
2人でぶらぶらと歩き回って、しばらく時間をつぶした後ホテルへ戻った

ホテルに戻ってイマケンを呼んで様子を聞くと、やはりナムちゃんにばれたそうだがイマケンの言い訳が凄かった
昨日俺達とふざけてオカマバーを見に行って、そこで付けられたと説明したらしい
確かにそのキスマークは結構大きめで、口が大きいことを証明しているような物だった
そして、今晩遊びに来るような事を言っていたそうだ。一応疑ってはいたようだが、何とか納得させたようだ

時間的にはまだ、12:00位なので、昨日巻いた餌を回収しに、3人でロビーに下りて、タクシーの案内所まで来ると、早速寄ってきてアユタヤに行くか?
冷房の聞いたタクシーで案内するぞと言って来た
最初の3人での話し合いでは1500Bなら行ってもいいかと思っていた
イマケンが交渉したところ、1800Bよりは下がらずに、サム登場
運転手は一生懸命1800Bなら安いと交渉してきた。エアコンが効いていて、俺達が寺を見ている間も自分はずっと待ってる
1日チャーターするわけだから、1800Bなら安い!と言って親指をたててスマイルしてきたが、俺がだめだ!全然安くない!と言い放つと今度は1500Bになった
しかし、ここでも俺が、論理立てて、交渉する事に。まずここからメータータクシーでアユタヤまで行くと200Bだ、そしてトゥクトゥクで周れば寺と寺の間は50B~60Bだろう。5箇所周ったとしても400Bもしない。そして帰りもタクシーで200なら合計1000B以下だろう。
高速代を入れたとしても1200Bだ!なぜ1500Bもするんだ!と言うとタクシーの運転手は飽きれた顔をしながら、OKしょうがないあなたには負けたよ、1200Bで行くと申し出たが、俺がイマケンに日本語で「おいイマケン!1000Bじゃないと行かないって駄々こねろ!」
というとイマケンが、今度はごね出した。運転手はもう涙目になって、情けない声で交渉しだした。
要するに、俺が1200Bで良いと言ってるのにイマケンは1000Bだと言う、ひどすぎるとね(w

結局この運転手は1200Bから譲らなかったので、俺達は外へ出るとやつが付いて来て、しきりに勧めてくるが、1000Bから俺達はガンとして譲らなかった
ホテルの門の前でたむろしているタクシーの運転手に声をかけると、やつは諦めて、ホテルへ戻っていった
おれが片言の日本語をしゃべれる、年のいった運手主を捕まえて交渉すると、1200Bまでまけたならたいしたもんだ、それでもダメだと言うならいくらで行くつもりだ?と聞いてきたので1000Bだと言うと、笑われたが、先ほどの計算をもう一度言うと、向こうは飽きれた顔をしてチャーター代は無いのか?と行ってきたが、無いというと待ってろといって、他の運転手に交渉し出した。こうして1台のぼろいタクシーを捕まえたのだが、乗ると1200Bだと言って来た
これじゃ話しが違うといって、急いで下りて先ほどの運転手に文句を言うと、しょうがないから自分が行こうと言って、結局この運転手の車に乗ってアユタヤ観光をしてきた

前回も買ったのだが、日本人町には巨大な扇子が売っていて、バンコクで売ってるやつは絵の部分が紙なのだが、ここのはビロード生地に蛍光絵の具で描いてあるやつだ。これは絵だけならバンコクの露天でよく見かけるのだが、扇子になってるやつはここでしか見た事が無いので、ここでセイも2本も買っていた
前回これを持って、バンコクの空港で持ち物検査で、これはなんだ!と言って捕まった話をするとセイは、大丈夫ですこれはなんだ!と言われたら両肩に担いでガンキャノンって言ってやりますよと笑っていた

こうして、無事にアユタヤ観光を済ませて戻ってきた時に、この運転手には1000B+チップだと言って200Bを渡した
最終的には1200B渡す事になったのだが、俺は値段とチップは別だと思ってる。この運転手は1000Bでも行ってくれた
その事に対する感謝の気持ちが200Bなのだ。海外に行くと良く日本人は吹っかけられたり、ぼられたりする。俺自身もそうだ
だからこそ、値切るし、自分が納得のいった値段で売買が成立した時は気持ちが良いのだ。
おそらく1000Bと言うのはかなり安いと思う。それでも俺達を案内してくれた運転手に感謝したかったからだ
運転手は俺が出したチップをみてびっくりしてたが、最後に3人と握手して分かれた。(良い人だった)

ホテルの部屋でセイとイマケンに今日はどうするかと尋ねた。昨日タニヤに行って向こうでした話しをしたのだが、やはりセイもイマケンもタニヤへは行かないとの事だったが、パッポンのキングスには一緒に行ってみたいと言うことで決定
昨日彼女に約束した通りに、20:00にパッポンに着いた

セイやイマケンはパッポンは初めてだったが、結構気に入ったらしく、キョロキョロしながらディーのまつ店まで行った
階段の所で呼びこみをしていたディーが俺に気がついて、ちょっと例の複雑な表情をしたが、すぐに可愛い笑顔で俺を迎えてくれた

店に入ると早速のコーラ攻撃!まあ日本人が3人でやって来れば当然と言えば当然なのだが・・・
イマケンはオイオイ言いたくなるような、年増のオネーサマ2人に挟まれていたが、暗いためよく見えなかったみたいで、困惑しながらも喜んでいた
セイには昨日俺が、ディーに君の友達で日本語が少しでもできる子が良いと言ってお願いしておいたPちゃんがそっと寄ってきた
この子は今日は非番だったのか、着替えて茶色の上下セット服を着ていた(制服では無かった)

Pちゃんは、しっとり系の可愛い系統でかなりポイントの高い子だった
俺の感ではセイは彼女のことをかなり気に入るだろうと思って、セイに確認するとセイはほとんどそのこの方を見ないようにしている
何故だかさっぱりわからん。セイの好みだと思ったのだが・・・代りにちょっとセイの好みとずれた堀の深い系の顔のダンサーをひざに乗せていた
といゆうか乗られていた

派手にダンサーやスタッフが寄ってきてはコーラ!コーラ!とやってくるが、俺が前もって彼らに絶対にダメだと言うように言っておいたので、勝手にチェックビンにいれられることは、無かったようだ。
ディーに今日もペイバーしたいから着替えてくるように言うと、ディーは分かったと言って着替えに行った
ディーが戻ってくるまでの間、と言うかこの店にはもうすでに俺がディーの専属だと言わんばかりに、俺は一切無視されていた
寄ってくるスタッフもダンサーも皆無だったのは少し驚いた

ディーが帰った来たので、俺はもう帰るつもりで2人に聞くと、イマケンもセイも帰ると言いだしイマケンはナムちゃんとの約束があるので、当然だとしてもセイにはゆっくりして行けと言ってセイだけ置いて店を出た

そのままイマケンはタクシーでホテルに帰り、俺とディーはパッポンマーケットを散歩した
昨日と違って、今日は最初から彼女のほうから手を握って来てブラブラと歩き回った
サム「ディー君になんか買ってあげるから、好きなものを言ってごらん」
ディー「何もいらないよ、あなたにお金使わせたくないし」
サム「気にするな、俺は日本人だからそれなりにお金持ってる」
サム「ディー、君は時計していないけど、持ってる?」
ディー「持ってない・・・・」
サム「OK!本物は買ってあげられないけど、そこで買ってあげるから、好きなものを言ってごらん」
と言ってディーをパチモンの時計を並べてある、お店の前に連れていくが、ディーは手にとってみようともしない。

サム「ディーこれなんかどうだ?」
と聞くと、ディーは一瞬嬉しそうだったが
ディー「これはたぶんとても高い・・いらない」
と言って返してきた。俺の感覚だがディーには青がとても良く似合うと思って、別の綺麗な青い文字盤とベルトの時計を手にとって店の親父にいくらだ?と聞くと2000Bと言ってきた。ディーは俺のすそを引っ張って「私にはそんな高い物はいらないよそに行こう」と言う
しかし、俺がその時計を手に取って、彼女の腕に当てた時にディーが凄く嬉しそうな笑顔を一瞬したのを見逃していなかった

歩道の脇までディーに引っ張られたが
サム「ディーあれが、気に入ったんだろ?」
ディー「・・・・うん、でもいらない、とても高いから」
サム「任せろ!俺は値切るのがとても上手いんだぜ」
と言って、店の親父の前に戻った。

30分程、粘りに粘り、店の親父が帰れと言っても一切聞かずに交渉した結果・・・・350Bになった(w
最後は回りの他の店員も応援してくれて多いに、にぎわった。350Bの時計を手にした俺がお金を払うと、店の親父が手を出してきて握手した(基本的にはパッポンマーケットはあまり値引きが効かない)
ナイスファイト!と言って分かれた(w
ディーはそのやり取りを見ていて、凄く嬉しそうに微笑んでくれた

しばらく、歩いた後に彼女とタクシーでホテルへと戻った
ホテルに戻ってセイの部屋をノックすると、セイが出てきて、様子を聞くと・・・
あの後、コーラ攻撃にあって、結局ぼられたようだった・・・聞くと2000B近く払わされたらしい。
ディーに話すと、ディーはすまなそうな顔をしながら、ゴメンナサイと謝ってきた
俺に言わせると、払うセイが悪い!はっきりと払わないという姿勢を見せないとダメだと言って、セイに話した
結局セイはこの時もペイバーしなかったと言って部屋に戻った

2人になると、ディーはベットの渕に座ったまま、じっとうつむいてる。その姿が可愛く思えて、ディーの顔を上げさせてまじまじと見る
ディー「なに?恥ずかしいよ・・・なんで見るの?」
と言って照れて、顔を伏せようとするが、俺はそれをさせない
サム「君の顔を見ていたいんだ。君の笑顔は最高に可愛いよ」
と言うと、ディーは照れて俺から顔をそむけてしまう
ディー「あなたはとても上手ね、たぶん他のたくさんの女の子に同じ事を言ってるんでしょ」
ディー「とても嬉しいけど、あなたのことを信じられない・・・」
サム「何故だ?俺は他の子にはそんなこと言わないよ」
ディー「ウソ!たぶんあなたは日本人の彼女にも同じ事を言ってる」
サム「俺には日本人の彼女はいないよ、そしてタイ人の彼女もね」
ディー「じゃあ、なんであなたは会ったばかりの私に好きって言えるの?そんなの信じられない」
サム「ディー聞いてくれ、俺は心から君が好きだ、本当だ」
サム「俺は好きになった子にははっきり言うことにしている」
サム「俺は君より年上だから、君よりずっと色んな事を経験している」
サム「昔の俺はとてもシャイだった、好きな女の子に好きと言うことが出来なかった、いつも見ているだけだった」
サム「そうすると、他の男がその子をさらっていってしまう。いつも悔しい思いをしていた」
サム「だから、好きになった子にははっきり言うことにしたんだ、そうしないと何も始まらない、好きだと言う事によって始まるんだ」
サム「分かるかい?だから俺は君に最初から好きだと言ったんだよ」
(日本語にするとかなり恥ずかしいことですが、英語だと簡単に言えてしまうところが今思うと不思議だ)

ディー「それでもあなたのことを信じられない・・・」
サム「俺の事嫌いか?君は俺の事1回も好きだと言ってくれない」
ディー「言えない・・・・もちろん嫌いじゃない。でも言葉にはしたくない」
サム「何故だ?分からない」
ディー「言葉で言ってしまうと、あなた事が本当に好きになってしまう。あなたを信じてしまうのが恐いの」
サム「何故だ?何故俺を信じられないか?」
ディー「あなたが日本人だから・・・」
ディーは前にMBKで働いていた。洋服売り場で働いてたが、日本人の親父軍団がきては、ディーにいくらだ?と何度も聞かれたことがる
そして、友達も何度も日本人に言われたことがあるそうだ・・・
バンコクはたくさんの外国人が来るけど、日本人が一番そんなことを聞いてくる・・・
だから、日本人が嫌いになった
そして、彼女には昔日本人の恋人がいたそうだ。MBKで働いていた時に知り合った旅行者だったのだが、彼とは2週間ずっと一緒にいた。
彼女のことを本当に愛してると言ってくれた。しかし、彼は日本に帰る事日が来て彼は帰っていった。
その時に3ヶ月後に必ず来ると約束をして・・・
ディーは彼をずっと待っていた・・・しかし彼は3ヶ月後には来なかった、それでもディーは彼を待っていた。
彼がMBKに来たのはそのさらに3ヶ月後だった・・・・日本人のお腹の大きな奥さんを連れて・・・(良くある話しだろうね)

だから彼女は日本人を信じられないと言ってきた、そしてあなたもそうだろうと・・・・
サム「俺はそいつとは違う!絶対に違う」
サム「分かった、約束しよう、俺は・・・・・1月にまたバンコクに君会いに来る」
サム「この約束は必ず守る!信じてくれ」
ディー「本当に?」
サム「本当だ、だからディーも約束だ」
サム「俺が君に会いにもう一度バンコクに来たら、その時は言って欲しいんだ」
サム「俺の事好きだってね」
ディー「うん、約束する」
サム「俺の事信じてる?」
と聞くとディーはNoと可愛く笑って抱きついてきた

そのままベットに2人で倒れこんだ
昨日と同様に、彼女に何度もキスをしながら胸を触ると今日は黒い、色っぽい下着だった
俺がそれに気がついて、セクシーだと言うと、ディーは少しはにかんで、俺の鼻をつまんだ
おそらくこれがディーの勝負下着なのだろうか、わざわざ俺の為に着て来てくれたディーが凄く可愛く思えた
俺がTシャツを脱がして、下着姿にしようとすると、ディーは恥ずかしがって、電気を消してくれと抵抗したがお構いなしに脱がせて楽しんだ
ディーの体は、年の割にはまだ未発達のようで、胸もあまり大きくなくて、ロリーな感じがした
ここで言っておくが彼女は24才だと言っていたが、実際にはもっと幼く見える

2人とも裸のまま、しばらくイチャイチャしたが、俺は自分の疑問を彼女に投げかけた
サム「ディー、君は24才だと言ったが本当か?だとしたら君は結婚しているんじゃないか?」
サム「俺はタイのことを勉強していて(ネットでね)タイ人の女の子は普通20才までに結婚することを知ってるよ」
サム「それにペイバーされないでパッポンでやっていけるのか?」
サム「俺は君の事を嫌ったりしないから、本当のことを話してくれないか?」
ディーは例の複雑な表情をしながら、俺の顔をじっと見つめた。俺はその顔を見つめながら優しくキスをした、本当の恋人にするようなキスを。
ディー「本当のことを話すわ」
ディー「私は16才の時に結婚した、しかし夫は2年前に事故で死んでしまった」
サム「子供は?」
ディー「娘が1人いるわ、今は田舎の両親と一緒に暮らしていて、私1人でバンコクで働いてお金を送っているの」
サム「そうか、ならなおさらペイバーされないといけないんじゃないか?」
ディー「分かってるけど・・・好きな人じゃないと私はダメ、本当はあまりセックスは好きじゃないの」

ディーはそう言うと、黙ってうつむいてしまい、俺は彼女を優しく抱きしめて彼女の髪を別れの時間までひたすらなでてあげた
その時、彼女が泣きながらタイ語で何やらいっていたが、俺には分からなかった
やがて彼女が帰らなければいけない時間になり、彼女に告げると、彼女はそっと起きあがって服を着始めた
俺も一緒に着替えて、ディーに財布から2500Bだして渡すと、彼女はしばらくお金を見つめてから黙って受け取った
彼女をタクシーに乗せるために一緒に表に出た。そして、彼女に今日も行くからと告げると、彼女はうつむいたまま黙ってタクシーに乗りこんだ

俺は部屋に戻ってから、彼女が言ったことを考えてた。
だんなは死んでる・・・・よく聞くウソだ・・・・しかし本当なのかもしれない・・・・
少なくとも彼女がしばらくセックスしていないことはなんとなく分かる
簡単に書くと感触が違うのだ、昨日と今日では・・・・
おれは2日ともたっぷりと前戯して指で奥までよく濡らしてから、入れてるから言えるのだが、しばらくセックスをしていない女性の奥は少し固くなるのだ
ちょうど入れた時に壁のはがれ方が固くなるといった感じかな、その女性ともう1度1週間以内にするとよく分かる、ちょっと卑猥な言い方だが味わいがちょっと違うと言ったところだろうか
これについては、色んな意見があると思うが、俺は結構自信がある
そして彼女の感触は紛れも無く、しばらくセックスをしていない感触だった

そう考えると彼女の言った事はあながちウソではないのかもしれないと思ってしまう
しかし、ここはバンコクであり彼女はパッポンガールである。あくまでもこれは擬似恋愛なんだと自分に言い聞かせて眠りに着いた





9月6日(前編) セイからの内線で目が覚めた
やはり今日もセイからの内線で目が覚めた。
セイの話によると、イマケンの部屋に電話しても出てこないとの事だったので、2人で食事を済ませて部屋へ戻った
イマケンの部屋へ起こしに行くと、イマケンはあっさり出てきて、部屋にはナムちゃんがいた

イマケンに事情を聞くために部屋へ呼んだのだが、ナムちゃんがいるので来れないから、後で来る事になった
しばらくセイに昨日話をして、今日どうするかを話しているとイマケンが訪ねてきた

イマケンの話によるとナムちゃんは昨日夜からずっとイマケンと一緒にいたらしい
しかし昨日の晩、ついに何故キスマークが付いたのか本当の事を事を白状させられたとの事
どうやら、もう言い訳が聞かない状態になって白状した。その言い訳が聞かない状況と言うのが、レインボウのMちゃんの忘れ物でそれがなんと・・・・SEXの後に使う洗浄用のローションと言うから大笑いだ!
そのローションを見つかって、まさかオカマがここに来たとも言えずMちゃんのことを白状したらしい(自業自得としか言いようが無い)
それでも、一晩かかってナムちゃんに許しを得たらしいが、かなりイマケンは参っていた(w
そして、日本に彼女がいることも告げたらしい・・・
それでもナムちゃんは許してくれたらしく、今日1日俺達と一緒にいたいと申し出てきたと言って、ナムちゃんを俺の部屋に呼んで言いかと言ってきた
もちろん、俺は了承してイマケンが彼女を呼びに行った

ナムちゃんが来て彼女の話を聞くと、どうも彼女はイマケンと2人きりよりも俺達みんなといたいと言ってきた
これには俺も戸惑った・・・俺達がタイにいる時間は後実質2日間しかない、明後日の朝には飛行機に乗らなければならないのだ
そんな時は普通2人でいたいのではないのだろうか?
さらに彼女は今日仕事をバックレルとまで言っていた
ならばなおさら、その貴重な時間を2人で過ごしたいのではないだろうか?
セイに相談すると、セイはどちらでもいいですけど・・・と言ってイマケンを見る
ナムちゃんは一生懸命4人で遊びに行きたいと訴えてくる
イマケンに確認すると
イマケン「俺はどちらでもいいですよ、サムさんたちの好きにして下さい」
ナム「一緒に遊びに行こうよ、みんなで遊べば面白いよ」
サム「イマケンそれで良いのか?お前普通こんな時は2人っきりでいたいもんだろ?本当に良いのか?」
イマケン「本当は俺も2人がいいんですけど、ナムちゃんが・・・・」
サム「分かった、ナムちゃんイマケンと2人っきりでいてあげてくれ、やっぱり俺達は邪魔者だからね、2人で楽しんでくるのが一番だよ」
ナム「NO!私は4人でいるほうが楽しい!一緒に行こう!」
サム「だめだ、イマケンと2人でMBKのボーリングに行くんだろ。イマケンもそれを望んでいるし、俺達は別に用事があるんだ」
と言って、ナムちゃんを諭すが彼女はなかなか納得しなかった、しかし俺達は別に買い物があると断固押切って2人を追い出した

セイと2人になって、今のナムちゃんの様子を話し合ったが、どうにも合点がいかなかった。
普通は2人でいたいもんなのではないのだろうか?俺達と一緒にいると何が違うのだろうか?
もちろん結論や納得に行く説明などつかずに2人でMBKへヤンジャンとチャンピオンを買いに出かけて、途中でスターバックスのカフェで時間をつぶした後に部屋に戻った

しばらくすると、イマケンから内線があり又もやナムちゃんが俺達と話したいと言ってきた
少し考えたが、まあ先ほどの疑問も残る事だし、良いだろうと思って部屋に招いた

2人はどうやら一緒にMBKに行って、お互いにプレゼント交換をしたらしい
しばらく他愛も無い話をしていたが、ふと思いついて先ほどの疑問を聞き出そうと思った
もちろんいきなり聞くほど俺はバカじゃない
サム「ナムちゃん、こいつのどこがいいんだ?(イマケンの事)こいつは浮気ものだし(人の事いえんけどね)嘘つきだし、バカだよ」
ナム「そう!イマケンは浮気者だし、嘘つきよ!今日だって一緒に歩いていてもとっても恥ずかしかった、私がつけたキスマークじゃないのに、周りの人からじろじろ見られて、本当に恥ずかしかった」
イマケン「スイマセン・・・・」(w
サム「本当だよな!まったくバカが!ナムちゃん、セイにすれば良かったのに(w セイなら今のところ日本人の彼女もいないしセイのほうがよっぽど良いぞ」
ナム「うーん、でもね私はイマケンが好きなの」
いい事言うじゃないか、俺は思わず心の中で「イマケン良かったな!こんな子と巡り合えて」と本当に思ってしまった

しかしここで、一悶着がありました
ナム「でも、サムさんたちも最初にあんな嘘つくんだもん・・・・」
ナム「みんな彼女いないって言ってたじゃない、それなのにイマケン彼女いるし」
サム「それについてはゴメンね。俺とセイはいないんだけど、イマケンにだけがいるって言えなくてさ、それにナムちゃんがイマケンのこと気に入ってるみたいだったから言えなかったんだよ、ゴメンね」
ナム「いいの、でも私はイマケンに巡り合うことが出来て良かったわ」
サム「でもさ、イマケンこういう時は嘘をつくならつき通した方がよかったんじゃないか?」
イマケン「そうですか?彼女に嘘をつくのが辛かったんですよ」
サム「イマケン・・・・お前の言ってる事は日本でなら正しいと思うよ、でもここはタイなんだ!ここでお前が嘘をつき通せば彼女は、お前の思い出を幸せなまま持てたかも知れないんだぞ、それにどのみちおまえとは後2日しか一緒にいられないんだ。余計に彼女を悲しませる必要は無かっただろ」
サム「お前は辛いかも知れないけど、つき通すべきじゃないのか?お前は彼女に真実を告げる事によって楽になるための自己満足だろ!彼女は悲しむんだぞ!」
サム「その辺分かってんのか?、本当の事を言うことが相手に対する誠意じゃないそ!本当に誠意があるなら最初から嘘つくなよ!そしてついた嘘はつき通せ!それが相手に対する思いやりだろ」
と声を荒げてしまいました。
(これについては色々な考えがあると思いますが、俺はこれが正しいと思います。ついた嘘を正直に話すのは俺にはただの自己満足にしか思えません。彼女に対する後ろめたさを持ちながらも、嘘をつき続ける方がよほど辛いです。特に相手が本当に好きな場合は・・・でも楽な道を選ぶのは誰でもできます。しかしそれで相手に心の負担をかけるのは思いやりとは思えませんでした)(ただしお前自身はどうなんだ?という突っ込みは・・・・却下です)

俺が声を荒げてイマケンを攻めると、ナムちゃんが立ち上がってイマケンをかばいます
ナム「やめて!イマケンを攻めないで、私はいいの・・・だから怒らないで」
サム「だめだ!こいつは思いやりの心が無さ過ぎる、俺はそれを怒ってるんだ」
ナム「いいの・・・イマケンには彼女がいる、それはしょうがない事。私がガマンして失恋に耐えれば済む事。イマケンに彼女と別れてなんて言えない。だって別れたら彼女が悲しむ。それは彼女がかわいそう」
サム「そんな事は関係無い!好きと言う気持ちは与えられる物じゃなくて、奪う事もあるんだ、ナムちゃんはイマケンと結婚したいとか考えないのか?」
ナム「私はイマケンが好き!でも私はタイ人なの。日本人は日本人とそしてタイ人はタイ人と結婚するのが一番なの」
ナム「ママは最近うるさいの、早くタイ人と結婚しろって。それが一番良いのよ・・・」
サム「本当にそれで良いのか?それが君の望む事なのか?正直に言えよ!ゴラァ!」
とセイが日本人町で買って来た巨大扇子を肩に担ぎ「ファイナルアンサー?」(みのも○た調で)と迫った(w
さきほど別の件で彼女をこの扇子で散々ファイナルアンサーごっこで脅していたので(軽く叩いた)ナムは焦って本音を吐いた
ナム「分かった!言う言う!だから止めて(w」
ナム「本当はイマケンが恋しいよ・・・イマケンと結婚する夢もみた・・・その中でイマケンは毎日仕事に行くの、私は家で洗濯や掃除をしてイマケンの帰りを待つの。そして料理もするんだけど、イマケンの口には合わなくて、毎日イマケンは辛い辛いって言うの・・・そんな事も考えたわ!」
ナム「でも、それは無理な事なの・・・それにイマケンの日本人の彼女も悲しむ、だからそれは夢なの・・・かなう事がない夢なの・・・」
俺もセイもそしておそらくイマケンもこれが彼女の本音だと思った、そして彼女の言葉には返す言葉が無かった

しばしの沈黙の後
ナム「今日の夜はみんなで一緒にいましょう、あなた達といるととても楽しいわ、だから4人で遊びに行こうよ」
サム「だめだ、俺は彼女と約束があるし、セイも用事があるからね」
ナム「なんで!一緒にいてよ!いいじゃない」
サム「逆になぜ俺達といたいんだ?2人で想い出を作ればいいじゃないか」
ナム「だめ!こんな気持ちじゃ悲しい思い出にしかならない。その想い出を思い出すたびに寂しくなる。でもみんなといればそれは多分楽しい想い出になる。だからお願い!」
サム「だめだ!たとえ悲しい想い出になったとしても、それは良い想い出だ。マイナスじゃなくてプラスになる想い出だと思え!イマケンだってそれを望んでいるし、俺もそうだ。だからだめ」
と言って俺は取り合わなかった

しかし彼女はまだ俺達と話がしたいらしくて、しばらく話をしていた
その中で面白かったのが彼女はなんとムエタイをやっている事だった
今は怪我をして休んでいるのだが、本格的に習っているとこと、エクササイズではなく本当にやってると
面白がって、サムもムエタイではなくキックやってたよと告げると勝負したいと言ってきた
(サムは高校の時に2年間キックボクシングを近くのジムで習ってた、ムエタイではなくマーシャルアーツ系なので投げもある)
しかし、もちろんパンチを入れるわけにもいかんだろうと言うと「構わない、先生に殴られて顔にあざができたこともあるぐらいだから、本気で勝負したいと」

もう彼女はやる気マンマンでファイティングポーズを取ってる
おいおいマジかよ・・・と思いつつこちらもファイティングポーズを撮ると殴りかかってきた
なるほど、構えはさまになってるしパンチのスピードも女の子とは思えないほどだが、いかんせん腰の入ったパンチでもないし、肩もきちんと回ってない
要するに手打ちパンチだが、当ったらやはりそれなりに痛いだろうな・・・
と考えながら防御するが、こちらも防御オンリーは苦しい、さっさと終わらせるべきだろうと思い、一気に懐に飛びこんで肩を押さえて膝蹴りを軽く脇に入れて(入れるといっても触った程度です)「無理だって・・やめときな」と言ってもその場からパンチを打たれた
さすがにこの至近距離からのパンチはかわせない(なんせ膝蹴りを当ててる状態なので片足)
くびをひねってかわそうとするも、横あごにHit!
あわてて、身体を離して彼女に「ずるいよ、俺は攻撃できないじゃん」と文句を言うと「かまわないかかってきなさい」とか言ってる
そんな事言っても相手は女の子・・・・しかもイマケンの彼女だし・・・・と言うことで実力の違いを分からせるのが一番と思いあることを考えた

「いいかい?ナナちゃん。もし俺が攻撃するとどうなるか分かってる?当ったら痛いじゃ済まないよ」と言って枕を2つ重ねて持たせた
そして踏ん張るように言って、左の回し蹴りをそこへ叩きこんだ
にぶい音がして彼女の持っていた枕の一つが彼女の手から落ちた
この時の蹴りはほとんど手加減抜きで蹴ったので、それなりの威力があったようで彼女もびっくりするかと思ったのだが、面白がって自分もすると言い出した
まあこれなら殴り合うよりも良いだろうと思い、枕を持って構えた
しかし彼女は蹴って来れない・・・なぜか?
彼女が立っている場所はちょうどベットとベットの間で蹴りが出せないと言ってきた

しかし、本当の回し蹴りはこの程度なら問題なく蹴れると言って、蹴り方を教えた
簡単に書くと、足を上げるときは膝を曲げた状態のまま上げて軸足をひねって、蹴る瞬間に膝を伸ばすのだ
こうすると両脇に障害物があっても関係無く蹴れる
そしてこのほうが威力があるのだ

そして見本を見せるために位置を交代して蹴って見せると、彼女は喜んで自分もすると言ってきた
そのため位置を再度入れ替わって、枕を構えた
彼女は何度か先ほど俺が教えたことを、確認するように真似た後思い切って蹴ってきた
まあなれない蹴り方なのでそれほどの威力ではなかったが、それでも上手く蹴れた
俺が上手だったよと誉めると満足そうに笑った
おかげで勝負の事などすっかり忘れたようで、その後もしばらく雑談した

雑談をしていると又もや今日4人で遊びたいと言ってきたが俺がダメだと答えると
ナナ「何故だめなのか?イマケンと一緒に自分の店にマッサージに行って欲しい」
ナナ「私は今日お店をサボった、あなた達が一緒にお店に行ってくれれば、私は怒られないで済むの」
ナナ「私(達)は仕事が欲しいの!」
サム「ならばイマケンだけを連れて行けば良い、それに俺は夜は約束があるからダメだ」

しばしの沈黙の後、急にママ(実母)に電話をしないといけないと言ってきた
そして部屋の電話を使ってママに電話をしていた(ママは最初にお店に行った時に俺の担当をしてくれたおばさんらしい)
しばらくタイ語で話をしていたため、内容は分からなかったがどうやら怒られたらしい
そしてこれからお店に戻らなければならないと告げて、俺達と分かれて部屋を出ていった(イマケンと一緒に)

彼女が出ていった後俺はしばらく先ほどの言葉を考えていた
彼女が言った「私(達)は仕事が欲しいの!」と言う言葉をだ
あれが彼女の本音なのではないだろうか?イマケンを好きだという気持ちに偽りがあるかどうかはともかくとして
少なくとも彼女が俺達(セイとサム)と一緒に居たいという理由はそれなのではなかろうか・・・・
この時点ではなんとも言いようが無かった、そして彼女の一言の意味を推察できる材料はあまり無かった
いや、俺達とのことなどどうでも良いのだがイマケンに対するものはどうなのだろう・・・
この一言が俺に対して漠然とした不安を投げかけたのは事実だった

イマケンが戻ってきて、彼女がお店に戻った事を俺達に告げると今晩の予定を決めるミーティングが始まった
俺はディーと約束しているのでまた20:00にはキングスに行かなければならない
そして、セイとイマケンは買い物がしたいのでパッポンのマーケットに行きたいと言ってきた
そこで、マーケットの入り口まで俺が案内して、そこで分かれることが決まった
ナナちゃんはどうやら後でイマケンの部屋にくる事になってるらしいので、一緒に店には行けないとのこと
セイは昨日ぼられたので、もうこりごりだそうだ

セイと2人で話がしたかったので、2人で夕食を取りに駐車場にあるビアガーデンへと向かった
どうもイマケンはこちらの食べ物があわず、食事を余り取らないようだった
そこで、先ほど俺が考えたことを一通りセイに話してみたがセイもよく解らんとしか言いようがないようだった
(この時実はディーと食事の約束をしていたので、軽くしか食べなかったのだが・・・)








9月6日(後編) 結局パッポンストリートに着いたのは
結局パッポンストリートに着いたのは20:00を完全に過ぎた時間になってしまった
マーケットまで案内する途中でディーの店の前を通りすぎると、ディーが呼びこみの中にいて俺を見つけた(この店はスタッフが呼びこみをするのね)
ディーは思いっきりほっぺたを膨らませて怒ったが、彼らをマーケットまで連れていったら戻ってくるとなだめて約束の場所まで2人を連れて行った
そこで2人と別れて俺は単身キングスへ戻った

店の前に来るとちょうどお客が入ったところなのか、店の前にはディーしか立っていなかった
俺が戻ってくる時に、他の店の呼びこみに声をかけられて、女の子を眺めていたのを見ていたらしかったのだがディーの態度は不思議と変わらなかった
それを、攻めるわけでもなく彼女はにっこりと迎えてくれて、俺の手を取って階段を上って店に入った

店に入るとディーが適当に席を捜して、そこへ2人で座った
例のごとく、俺には他のダンサーやスタッフは寄っては来ない
ビールとディーのコーラを頼んだ所で、なにやらスタッフの子がディーにタイ語で言ってきた
会話の内容は分からないが、なにやらディーを責めているようだった(まるで脅しているようだった)
渋々とディーはポケットから、なにやらレシートのような物を取り出して彼女に渡していた
彼女はその紙を受け取ると満足そうに去っていった

サム「どうした?ディー今のはなんだ?」
ディー「気にしないで・・・あなたは気にしないで良いことだから」
サム「しかし、なにやら揉めているように見えるけど」
ディー「・・・ここではスタッフでもコーラを奢ってもらわないといけないの」
ディー「私はペイバーされないし、されたくないから、あまりコーラを奢ってもらえないの」
ディー「でもノルマ(みたいなもんだと思う)があるので、彼女にその時に借りを作ったの」
サム「なるほど、それはルールで決まっているのか?」
ディー「ちゃんとは決まっていないけど、ある程度はさっきの紙を持ってこないと怒られるの」
どうやら、さっきの紙がコーラ1杯分の紙であれとお金を引き換えることができるらしく、何日も紙を引き換えてない子はマークされるらしい

サム「なるほど・・・少し理解できたよ」
ディー「あなたが来てくれたから、コーラを奢ってもらえるけど、普段私はコーラも奢ってもらえないから・・・」
サム「解った・・・」
サム「ペイバーするから着替えておいで」
ディー「分かったわ。着替えてくるから待っててね」
と言ってディーは席をたった

そして俺はスタッフを呼んで(初日の時に1番ディーと仲の良さそうだったお姉さん?)
サム「コーラを20杯頼む、ただし物は要らないから伝票とコーラのチケットだけ持ってきてくれ」
スタッフ「なにそれ?チケットって?」
サム「コーラを奢ってもらうと貰える紙があるんだろ!それを持ってきてくれ、そして他の女の子には内緒にしてくれ、上手く持ってこれたらチップで100Bやるから」
スタッフ「うーん・・・OK分かった、ディーに上げるつもりなの?」
サム「他にあるか?分かったら持ってきてくれコーラは君が飲んでいいぞ(w」
スタッフは笑いながらそんなに飲んだら腹がこんなに大きなるとゼスチャーをしながら取りに行った

そしてスタッフが1枚の伝票とチケットを20枚持ってきて、伝票はチェックビンに指しこんでチケットは俺にこっそり渡してくれた
俺は用意していた100Bを彼女に渡すと彼女はウィンクをして立ち去った
ディーが戻ってくるまでの間にチェックを済ませた(ペイバー代抜きで1800B位かかった)

ディーが戻ってくると俺は席を立って、ディーを連れて店を出た
ディーとは食事の約束をしていたので、2人で食事に行く事になった
パッポンにある、タイ人向けのレストランらしいところに入ったが、俺は先ほどの食事のせいであまり食欲が無かったのでディーのみが注文する事になった
ディーはカオパックンとなにやら貝の辛い炒め物とトムヤムクンを注文していた
注文が来るまでの間に済ませておこうと思い
サム「ディーこれだけあれば足りるだろう、今のうちにしまっておけ」
と言ってチケットを渡すと、ディーはびっくりしながら
ディー「なにこれ?どうしたの?」
サム「盗んできた(w」
ディー「ウソ・・・本当に?」
サム「ウソだよそんな事するか!(w ちゃんと注文したんだよ」
ディー「だってコーラ無かったよ」
サム「俺が全部飲んだ、だから食事ができなくなったんだ(w」
ディー「ウソつき(w・・・ でも嬉しいわ・・・ありがとう・・・」
ディー「でも、もうこんな事しないで・・・あなたの負担にはなりたくないの」
サム「気にするな・・・それに負担だなんて思ってないよ」
ディー「でも、もうこんな事しないでいいから・・・あなたの気持ちは分かってるし・・・ありがとう、私はあなたに会えて幸せだわ」
と言ってディーはうつむきながらゆっくりと俺に感謝の言葉を言った
俺はそんなディーの仕草と言葉を聞けて大いに満足した
(ちなみに数えたら19枚しかなかったのはタイ人らしい愛嬌だと思った、もちろん彼女が、1枚取ったんだろうな)

料理が来るとディーは食事を始めたが、俺がじっと見てるとスプーンでしきりに「あーん」して俺に食べさせようとする
しょうがないので、時々ディーの「あーん」攻撃に答えたが、さすがに貝の炒め物はきつかった・・・マジで辛すぎ
ディーには何ともないようだが、どんな味覚してんだ・・・こいつ
食事中にこれからの予定を話したが、ディーは好きにしていいというので、カラオケに行こうと誘った
もちろんタニヤではなく、普通のカラオケのつもりでだが
ディーの話しだと、もちろんあるのだが、タイソングオンリーで日本の物は少ししかないとの事
構わないと言って、ディーは困っていたが結局決まった

食事を終えて、店を出てカラオケ屋に2人で歩いていった
雑居ビルの3Fにあるその店は、タニヤのカラオケクラブとは格段に違って汚かった
店の中に案内されると、スタッフも俺を見て少し驚いていた
店は広めのバーのようでボックスシートが10個ほどあるロビーのようになっていた
そこ以外にも個室が2部屋あって1つを覗くとすでに満員になっていたので別の個室に通された

スタッフがディーになにやら説明していて(タイ語)どうやらドリンクを注文しないといけないらしい
そして、俺がコーラを頼むとディーが少し困った顔をして、お酒を必ず1つは頼まないといけないけど私が頼むから良いと言ってビールを頼もうとした
仕方が無いので、コーラのビンとウィスキーをボトルで(中ビンくらい)頼んで持ってこさせた
スタッフが首をかしげながら持ってきて、俺がコークハイを作ると気持ち悪そうにそれを見ていた・・・(コークハイって無いの?)

曲を選べと、CDを持ってきて見せられたが・・・・・最悪!あまりにも古すぎる!俺が知ってるのは「北国の春」と「君といつまでも」くらいしかないぞゴラァ!
かといって文句を言っても始まらないので、ディーに好きなように歌いなさいと言って勧めるがディーは俺が歌わないと納得しないらしく「君といつまでも」をリクエストしてディーに後はまかせた
ディーはスタッフと選曲している間タイ語で一生懸命話していたが、それが凄く親しげに見えて俺としては少し面白くなかった
会話に参加できる訳でもないので、だまってちびちびと酒を飲みながら、タバコを吸っていた
選曲が終わって、スタッフが曲を入力しに一旦部屋を出ていった
(このカラオケの機械はリモコンもなく、そしてその場でも入力できない、一昔前の機械なんだね)

しばらくすると「君といつまでも」が流れてしまった・・・
しょうがない・・覚悟を決めて歌うしかないのか・・・しくしく
ディーは黙って、俺が歌うのを聞いていたが、そのうちスタッフが戻ってきて、彼女の横に座って話しだした
タイ人は結構大声で喋るので、ちょっと気になった、しかもタイ語なので俺にはさっぱり分からんし楽しそうだった
それでもなんとか歌い終えると、2人で拍手してくれたが、俺の心はブルーだった
俺達は大きめのソファーに座っており、ディーはスタッフの方に向きっぱなしである
そして楽しそうに2人で喋っているのである・・・嫉妬だ・・・そんな自分が小さく感じられてたまらなくイヤだった

そこで、俺はなんとかなるべく余裕の表情を作って、コークハイを飲みながら彼女の歌を聞いていた
しばらくすると、スタッフの男のほうも一緒になって歌い2人でデュエット状態になっていた
しかし、俺は穏やかな表情を作るようにして彼女の歌を黙って聞いていた
タイ語の歌なのだが、下にタイ語の歌詞と一緒に英語の読み方(発音できるようになってた)が出ててなるべくそれを追うようにしてちゃんと聞いていた
表情の作り方には慣れているので、ディーには俺の気持ちを悟られた事は無かったと思うが、正直言ってつまらなかったのは事実だ・・・
しかし、今回のカラオケは俺が提案した物であり、そして楽しそうなディーを見るのは俺にとってはうれしい事だ
そして、そんな嬉しさと嫉妬の間に挟まれた俺は表情を保たなければならない・・・辛かった・・・本当に辛かった・・・

曲が終わるたびに彼女を誉めそして彼を上手だと誉める
その間に又もや曲が流れ出す・・・こんな事が7曲~8曲ほど続いたころ最初に入れていた曲が切れたらしく
またもや、俺に歌えと勧めてくるが、英語の歌は自信が無いし、日本語の歌はコリゴリだ
2人で好きに歌って良いよ、俺は君達が歌うのを見ていて楽しい、遠慮するなと言って彼らに選曲を任せた
正直言って20代前半の俺だったら、間違い無く席を立って帰っただろう、振り向きもせずに
そして俺はそれを一瞬考えてしまったが、今の俺にはそれはできない・・・もしそれをやったら間違いなくディーは悲しむだろう、そして俺は彼女に2度と会うことが出来なくなる
もちろん、俺が自分自身が彼女に会うことを拒否するからだ(自分が情けなくてね)

選曲が終わると、スタッフが部屋を出ていった
ディーはしばらくぶりに俺の顔をまじまじと見て
ディー「つまらなくないの?」
サム「気にするな!俺は君が楽しんでる顔を見るのが好きなんだ」
サム「君が楽しんで笑ってる顔が俺は大好きだよ、だから心配するな」
と言って精一杯表情を作って彼女に答えた
ディー「うん、ありがとうとっても楽しいわ、あなたのおかげよ」
と言って俺の膝に体を倒してきた、ちょうど俺が膝で彼女の体を支える様な感じで、彼女の肩を抱いた

スタッフが戻ってきて彼女の姿勢を見て、少し冷やかし気味に「2人はとってもお似合いだ」と言ってくれた
この瞬間少し気が楽になった、先ほどまでの辛さは結構吹っ飛んだ(俺って単純だからね)
そしてこの後、他の客が乱入してきて、8人くらいで歌をまさに取り合うようにして歌ってた
その中にはディーは加わらず、じっと俺の膝の上で俺が笑ってるのを見ていた
その時の彼女は何故か凄く満足そうに見えたのが、俺には嬉しかった

歌をみんなで取り合ってる最中に、俺はスタッフの彼に、君はとてもカッコイイねと言って誉めると(事実結構ピーターのような感じだった)
ディーと彼は顔を見合わせて大笑いしだした・・・
何故かと聞くと、彼はなんとレディーボーイで女の子にモテても仕方が無い、むしろ俺にモテたいと言って来たのでこの瞬間にさっきまで感じていた嫉妬の心は完全に吹き飛んだ
むしろディーには気がつかなかったのか?と馬鹿にされる始末・・・(情けない)
そしてそれを聞いた瞬間に俺がおそらくホッとした表情をしてしまったんだろう
おそらくそれに気が付いたディーは俺の気持ちも理解しているかのように少し身体を起こして、俺のホッペにキスをしてきた、みんなの前で・・・
周りのタイ人からはタイ語で随分冷やかされたが、恥ずかしかったけど嬉しかった(まるで子供みたいだね)

結局2時間ほどここにはいて、宴もたけなわの状態で店をでた
ディーがトイレに行ってる間に会計を済ませたが、2時間歌って、ホワイトホースのボトル(もちろんキープもせずにみんなで飲んだ)とコーラ5本でなぜか・・・・480B・・・どないなっとるねん!
まあ良く分からんがとりあえずお金を払って、彼に
サム「君のおかげで彼女はとても楽しめたようだ、心からお礼を言うよ、ありがとう」
と言って彼に握手を求めた(手には100Bをチップに握って
彼は、俺の握手を快く受けてくれてそして・・・・ホッペにキスしやがった・・・またかよ!イヤスギル・・・(前回参照)

2人でお店を出たのはもう11:00を過ぎていた
ディーと手をつないでタクシーを拾える通りまででてホテルへ帰ろうとしたのだが、運転手がアンバサダーが分からないと言うので、BTSナナステーションと言ってナナまで行った
ナナ駅から歩いてホテルに向かう途中で、昨日思いつた提案をディーにしてみた
それは、ディーにTシャツをプレゼントする事だった
ご存知の方も多いと思うが、このスクムビット通りは夜遅くまで出店が出ていて、Tシャツなんかは遅くまで買えるのである
そして、パッポンよりも安い!

サム「ディー、君にTシャツを買ってあげたいんだ・・・そこのお店で選ぼう」
ディー「要らない・・・あなたにはこれ(時計)を買ってもらった。私はこれで十分よ」
サム「そんなに遠慮するな、俺は君に何かをしてあげたいんだ」
ディー「もう十分してもらってるし、私はそれで満足よ。だから要らない」
サム「・・・分かった。じゃあこうしよう!君の弟と妹に買ってあげる。それなら良いだろ」
(ディーには20才の妹と18才の弟が田舎にいるらしい)
ディー「・・・いいの?本当に?」
サム「ああ本当だ、言ったろ俺は君の喜ぶ顔が見たいんだ・・・君の笑顔はとっても可愛いよ」
サム「そして俺はその笑顔を見れるなら、これくらい問題にならない、気にしないで10枚くらい買っても良いよ」
ディー「バカね・・・そんなに買えるわけ無いじゃない」
サム「まあ、とにかく選んでおいで」

さあここからが、戦闘開始です
まずは値段交渉で、1枚300Bからスタートします
そして・・・・いくらで買ったかは内緒ですが、俺は10枚買うつもりで、交渉したのですがディーがどうしても譲らず彼女は2枚だけ買いました
両方に1枚づつですね・・・情けない・・・最後までディーの意志は固くそれ以上にはなりませんでした
そしてついでに、ディーの分も買うように言ったのですが、断固として断られました

サム「どうしてだ?ディーの分も買えば良いじゃないか!」
ディー「要らない、あなたは私の兄弟にもプレゼントしてくれた、それ以上は望まないわ」
サム「でも・・・俺は君が喜ぶ顔が見たいんだ!」
ディー「それならお願いがあるの・・・」
サム「なんだい?言ってごらん」
ディー「ホテルに帰ったら、話すわ・・・」
正直言って恐かったです
彼女のお願いとは何だろうと・・・お金のことかな?それなら多少は出そうかと思いましたが、もしそうならちょっと悲しなと思いました

部屋に戻る前に偶然ですが、ナムちゃんにエレベータの前で会いました
イマケンのところに行くのかと聞いてみると今までイマケンとホテルの内線電話(ロビーにあるやつ)で話していた、これから店に戻るところだそうだ
ここで、気がついてディーに「イマケンのガールフレンドだよ」と紹介すると
ナム「Noちがうガールフレンドじゃない、彼はフレンドだ」
と言いきりました・・・これには正直言ってショックでした
そして謎でした・・・先ほど彼女はイマケンが好きだと言っていた
それってガールフレンドじゃないのか?と思いました

そのまま部屋に戻り、イマケンを呼んで、彼女との話しを聞きました
それによると、今日はもう自分は家に帰らなければならない
明日は一緒に一晩中一緒にいられて明後日の朝は一緒に空港まで見送ると言う話だった
ここでは、さっきの会話はイマケンには言えなかった・・・やつが可哀相過ぎるから

イマケンを帰して、先ほどの話をセイとディーで話した
サム「何故彼女はイマケンのガールフレンドって言われることを拒否したんだろう?だってさ、やってるわけじゃん、そして彼女はイマケンを好きだと言った」
セイ「そうですね、ちょっとおかしいですね・・・サムさんに隠してもしょうがないじゃないですか」
サム「そうだろ・・・俺はそれを知ってるわけだしな・・・じゃあ彼女の認識ではイマケンはボーイフレンドではないわけだ」
この会話をディーに話すと彼女はちょっと考え込んで
ディー「私達にとってボーイフレンドは特別な意味なのよ」
サム「でもさ、ビジネス抜きでセックスしてるわけだから、それってステディじゃないのか?」
ディー「それは彼女自身の考える事だと思うわ・・・彼女にとってはそうじゃないみたい・・・」
サム「それは、納得いかないぞ・・・」
この時正直言ってここで俺は君のボーイフレンドなのか?と聞きたかったけど、セイの前でそれを言われるのは辛いので、後で聞くことにした
そして、俺はこの質問をぶつけたいので、セイを部屋に帰した

サム「君にいくつか聞きたいことがある、正直に答えて欲しい」
ディー「何?」
サム「まず、さっきのナムちゃんのことどう思う?」
ディー「・・・難しい・・・私には分からないわ・・・ただ、彼女はイマケンをボーイフレンドとは思って無いみたいね」
ディー「イマケン可哀相ね・・・」
サム「そうか・・・次に俺は君のボーイフレンドか?そして君は俺のガールフレンドなのか?」
サム「要するに、君の友達に俺は何だ?と聞かれたら君は何て答えるんだ?」
ディー「・・・アップトゥユー」(これだよ・・・タイ人はすぐこれを使うよね)
サム「それじゃわからんだろ、ちゃんと答えて欲しい」
サム「それにさっきパッポンの前で俺が他の女の子といたのに気味は嫉妬も感じてくれない・・・ちょっと寂しいな」
ディー「だって・・・あなたが他の女の子とセックスしても私には分からないし、それにそれを私には止める事は出来ない」
サム「でも、君はそれでも平気なのか?俺のボーイフレンドではないのか?」
ディー「ゴメンナサイ・・・それを言っちゃうと昨日答えたの同じになってしまう、それに私にはそれを決める事は出来ないわ」
ディー「だからあなたが決めて・・・」
ディー「もしあなたが、私の事をガールフレンドを呼んでくれるなら、私もそう思うわ」
サム「なるほど・・・たしかに君の言う通りだな、君に決める権利は無いといのはちょっと寂しいな」
サム「しかし、君の言いたいことは分かるよ・・・でもね俺はディーが大好きだよ、心から」
サム「だから、俺は君の事を堂々とガールフレンドと呼びたいんだ、そして君も俺の事を心からボーイフレンドと言って欲しい」
サム「ダメか?君からそう言って欲しい」
ディー「・・・・言えない・・・ゴメンナサイ・・・私がそう思ってもあなたは2度と私に会いに来てくれないかもしれない」
ディー「そして、私は毎日あなたを想って寂しい想いをするのは、イヤなの」
ディー「あなたをボーイフレンドと呼びたい・・・でもそれを言ったら、私はたぶんまた悲しい想いをする・・・ゴメンナサイ」
サム「分かった!じゃあ2番目の約束だ・・・俺が君に会いにもう1度バンコクに来たら俺の事をボーイフレンドと呼んでくれるかい?」
ディー「うん、約束する。そしてあなたにアイラブユーって言うわ、心から」
俺はこの時のディーの答えには、非常に満足できた
なぜならディーは真っ直ぐに俺を見つめて、彼女の最大の魅力である可愛い笑顔で答えてくれたからだ
たとえこれが、ビジネストークであろうと俺にはそれで十分だった

サム「次に、さっき言ってたお願いってなに?お金か?」
ディー「ちがうわ(w 、あなたには十分貰っている、そして私だけじゃなく、弟と妹の分まで貰っただから十分」
ディー「でも、あなたは私の分も買ってくれると言ったでしょ」
サム「ああ、君には失礼かもしれないけど、俺は君に何かをしてあげたいんだ、君が望むことをね」
ディー「うん・・・だからお願いがあるの」
ディー「あなたの着ていたTシャツを頂戴、今着てるのでも良いし、着終わった後のでも良いわ」
サム「はぁ?なんで?大きすぎるだろそれじゃ」
ディー「いいの、夜寝る時に着るの(寝巻き)」
ディー「そうすれば寝る時にあなたを感じる事が出来る、それを着て寝ればあなたと一緒に寝てるみたいでしょ」
ディー「だから欲しいの、そして大事にするわ、お願い・・・」
俺はそれを聞いた瞬間、何て可愛い事言ってくれるんだろうと、心底思いました
そして、ヤバイ・・・と思いました・・・マジで惚れちゃうかもしんない・・・ヤバスギル

サム「分かった、待ってね」
と言って自分の着終わったTシャツを出してきて、どれが良いかと尋ねると彼女はなんと・・・
Tシャツではないのだが俺が1番大事にしてる、本場で買って来たACミラン(イタリアのサッカーチーム)の練習用ユニフォーム(本当の本物でカッコイイです)をくれと言ってきた
中々目の付け所がいいじゃねぇか・・・でもこれだけはダメ!と言うと次に選んだのは普通のTシャツだったので、それを彼女にあげることにした
彼女は、本当に満足そうに俺のTシャツを抱きしめた
ディー「ありがとう、これであなたを毎晩感じる事ができる、本当に嬉しいわ」
サム「いいのか?それで・・・もっとちゃんとした寝巻きを買ってあげるよ」
ディー「ダメ、これが良いの・・・こうしてTシャツを抱きしめてるだけで、私は幸せよ、本当にそう思うわ」
サム「そうか・・・君にそう言ってもらえると俺も嬉しい、ありがとう」
と言って彼女を抱きしめて、キスをした・・・少なくとも俺は本当に心のこもったキスだったと思う
そして彼女もそれに対して答えてくれたと思ってる

しばらくベットで彼女とイチャイチャしながら話をしていると、彼女のほうから
ディー「シャワーを浴びてきて」
サム「何故だ?臭いか?」
ディー「ちがうわ・・・その・・・セックスするでしょ」
サム「ああ・・・しない」
ディー「しないの?何故?私の事が嫌いになったの?」
サム「そんな事あるわけ無いだろ、ディーよく聞いて欲しい」
サム「俺は君の心が欲しい、身体よりも心のほうが欲しいんだ」
サム「そして、俺が次に君を抱くのは、心を手に入れてからにしたいんだ」
サム「今俺が抱きしめたいのは、心であって身体じゃない!分かるかい?」
ディー「うん・・・でも・・・あなたはそれで良いの?」
サム「ああ、構わない。それにこうして君を抱きしめてキスをして・・・・君に触れてるだけで俺は幸せな気持ちになれる」
サム「君の事を本当に心から好きだから、今は抱かない。今君を抱くと他の男と一緒になってしまう」
サム「他の男が君の身体を抱く事ができても、心を抱く事が出来るのは俺だけにして欲しい、分かるかい?」
と言うとディーは少し怒った表情で
ディー「私はペイバーされない!あなたが来てくれるまで・・・だってあなたに嫌われたくないの」
ディー「もし私が他の男とセックスしたらあなたは私の事嫌いになるでしょ、それはイヤ!」
ディー「でも本当にいいの?あなたが他の女の子のところに行くのはイヤよ」
ディー「他の子を抱くなら、私を抱いて」
サム「しないよそんなこと、約束する。そしてこの約束は日本でも守る」
ディー「うそ、信じられない」(w
と言いながら、俺の胸に顔を付けて離れない、そしてタイ語でなにやらつぶやいていた
サム「意味がわからないよ、英語で言ってくれ」
ディー「だめ!」
といいながら、またなにやらつぶやいている
俺はこれが、愛してるみたいな言葉だったらいいなと思いながら彼女の髪の毛をずっとなでつづけた
そして、ディーに日本語で
サム「好きだよ、君を心からいとおしいと思ってるよ」
と言うと、今度は彼女が
ディー「分からない、英語で言って」
と言われたが、今度は俺がNo!と答える番だった

彼女が帰るいつもの時間まで、ずっとこうしているつもりだったが彼女から真剣な表情で
ディー「明日はどうするの?」
サム「もちろん君のところへ行くつもりだよ、最後の夜だし、明後日の朝には日本へ帰ってしまうからね」
ディー「そうだったわね、でも明日(今日だけど)は私は、夜友達の誕生日パーティーなの、だから早く帰らないといけない」
サム「そうか・・・それは残念だ・・・じゃあ明日は君のところへは行けないのか?」
ディー「・・・明日は夕方4:00にお店にきて欲しいの、そしてお店で待ってるからペイバーして欲しいの」
サム「いいけど、そんな時間からお店はやってるの?」
ディー「お店はやっていないけど、その時間なら開いてるの」
サム「分かった、お店に4:00に行くよ、そして君をペイバーすれば良いんだね」
おそらく、俺がペイバーしてあげれば彼女はお店を休むことなく、友達の誕生日とやらに出る事が出来るのだろうと思った
友達の誕生日が本当なのかどうかは分からない、うそかもしれないし本当かもしれない
たぶん、俺は彼女に利用される事になるだろう、しかしそれでも構わないと思った

彼女をホテルの外のタクシー乗り場まで送っていって、明日の約束を確認して部屋に戻った俺は、またもや考え込んでしまう
やはり、男がいるんだろうか・・・友達の誕生日と言うのはおそらくウソではないだろうか
週末の金曜日で俺がペイバーした後に恋人の所に行かれるのか・・・だとしたら俺はピエロだな
でも、彼女が俺に言ってくれた事、そして俺のTシャツをもらった時の彼女のうれしそうな顔・・・本当に嬉しそうな顔をしてくれた
(もちろん、そのTシャツを自分の恋人に上げてしまうかもしれないという可能性が無いわけではないのだが)
俺はあの時の彼女の仕草と表情を信じたい
それが彼女の偽りの言葉と態度だったとしても
しかし、それでも良いだろう・・・好きな女の子に騙されるなら・・・それでもいい・・・彼女が望む事をしてあげよう
たとえピエロになったとしても(w(ちょっと自嘲気味)
そしてどうせピエロになるなら、彼女の本当の気持ちを知るほうが良いだろうと、ある考えを思いついた
俺も傷つかずに彼女も傷つかずに自然と別れられる方法だ
できれば・・・別れたくはないのだが一種の賭けになるだろう







9月7日(前編)  今日が実質的な最終日だ
9月7日(前編)

今日が実質的な最終日だ
セイとイマケンと一緒に朝食を取った後に今日の予定を決めるためのミーティングだ

サム「イマケン今日はどうするんだ?ナムちゃんのところへ行くのか?」
イマケン「ええ、行きますよ。週末は忙しいので早い時間から行くつもりですよ」
サム「そうか、夜はどうするんだ?」
イマケン「夜は彼女はお店が終わったら来ると言ってました。そして明日の朝一緒に空港まで見送りに来てくれるって行ってましたけど、良いですか?一緒に行っても」
サム「ああ、かまわないよ。だったら俺達とは別のタクシーで行ったらどうだ?どうせたいした金額じゃないから」
イマケン「そうですか?でも・・・」
サム「最後に2人きりにさせてあげようという俺の心がわからんのか?お前本当に彼女の事好きか?」
イマケン「わかりました、そうさせてもらいます」
サム「それがいいだろう」
サム「それとさ、お前俺達に頼まないといけないことがあるんじゃないのか?」
イマケン「???なんです?」
サム「鈍いやつだ・・・昨日彼女が言ってたろ、私は仕事が欲しいんだ!ってさ、だから俺達に一緒に彼女の店に行って下さいってお願いしないとダメだろ」
イマケン「え?そうですか?うーん・・・・」
サム「いや別に考え込むことでもなかろうと思うが・・・俺から自発的にそうするつもりはないからな」
サム「でもお前がそれを理解して俺達にお願いするなら、もちろん俺達は行くつもりだけどな」
イマケン「そうですか・・・いいです別に・・・」
???分からんやつだな・・・
サム「まあお前がそう言うならいいけどな・・・でも彼女の望みはそうだと思うぞ」
イマケン「うーん・・・まあいいです」
やっぱりこいつちょっと変わってる気がする・・・

結局イマケンは1人でナムちゃんのお店に行く事になり、俺達はブラブラと散歩しながら、約束の時間まで暇つぶしをすることになった
セイと2人で昼間のパッポンに行って見ようということになり2人でパッポンへ

昼間のタニヤ通りってなんか間抜けな感じがします
なんか普通の通りに見えます(W
夜と比べるとあまりにも寂しくて、女の子も1人もいません(当然だ)
セイと2人でそんなことを話しながら、横断すると何やら1人の男が寄ってきます

男「ハァーイ、あなた友達、私」
と素晴らしい日本語で話しかけてきます
男「マッサーどうですか?女の子とても可愛いよ、美人、グッド!」
まあ何が言いたいかはわかるけど、こちらがいらないよと答えてもしつこく見るだけただと言ってきます
ここで、そう言えばセイはMPを見たことが無いはずと思い英語に切り替えて

サム「見るだけで良ければ行ってもいいよ、ただし見るだけだからね」
男「OK、OK!見るだけでも構わないよ」
サム「俺は約束があるから、近くじゃないとダメだよ」
男「大丈夫、すぐ近くだから」
と言っても結局5分くらい歩かされて入ったところは「ピーコック」と書いてあったような気がする

俺としては、ひな壇があるMPをセイに見せてあげるつもりでついてきたのだが、完全に外れました
中に入ると、まあまあ広い部屋があって、そこで女の子達が座ってるだけでした
うーん・・・・MPというよりもレベルの落ちたカラオケクラブのようです
でも説明を聞くと、上に部屋があって、シャワーも使えると言って来ます

俺の風俗経験(タイだけでなく)からこんな感じのところでは良い思いをしたことは無く
また女の子のレベルも・・・ただ2人くらいはなんとか許せる範囲の子がいました
俺達がソファに座ると何人かの子が積極的に俺達の横に座ってきます

セイにどうする?と聞くと
セイは少し困った顔をして、お金持ってきてないからいいですと言って断ってました
日本人は金持ちに見えるらしくセイがお金無いからダメだと言っても信じません
値段を聞くと1200Bとの事だったのですが(こいつのマージンいれて1200Bってことはかなりやばめだろ)俺もセイも断りつづけます
女の子達も一生懸命誘ってくれますが、要らないと断ると、いくらならいいんだ?と聞いてきてセイが俺は200Bしか持ってないぞそれでも良いのか?と言って
財布を出して中身を見せます(もちろん財布の中身は200Bしかなくても、ポケットに入ってるんだよね)
これを見た瞬間、男もダメだと思ってくれると思ったら今度は俺の財布を見せろと言ってきます
もちろん俺は財布には普通にお金が入ってるので、俺はお金持ってるけど、セイがダメなら俺も帰ると言って聞きません
2人でコーラを飲んだので、220Bの会計で外に出ました

外に出てもしつこく男は付いて来て、俺達はもうパッポンへ戻る
昼のパッポンを散歩したいんだと言っても付いてきます
しばらくすると、今度はチップをよこせと言ってきます、自分は一生懸命案内したんだからチップをくれと言ってくるので
分かった、しょうがないなと言いながら、もったいぶって出したチップは10Bコイン・・・(w
男は天を仰いで桁が違うと言って来ます、あほか!なんでこんなやつに100B単位でチップやらなきゃならんねん!
要らないなら、無しだと言って出したコインをしまって、再びセイと散歩再開でパッポン1まで来ると、別の男が寄ってきて俺達にマッサー、マッサーと声をかけてきます
俺がいらないよと言ってもしつこく付きまとっていると、やつがダッシュできて「こいつらは俺が先に目をつけたんだ、お前は引っ込んでろ」とか言ってる様子
そして俺に、こんなやつについて行くくらいなら俺と一緒にきてくれ、トゥクトゥクで5分だとか言ってます
お前ら2人とも「いらん」と言うと今度は2人掛りで、俺達を責めてくる
最初の男が一生懸命俺達を案内したのに、よこしたチップは10Bだと・・・あまりにもひどいとね(w
当たり前じゃボケー!お前には何もしてもらってないぞ、勝手に案内すると言ってきたんだろうが、それに俺達は最初から見るだけだと言ったろが!と一気にまくし立てるとその場を離れた
セイと2人で歩きながら
セイ「面白かったですね(w」
サム「だろ?お前も1人でやってみればいい、こうすれば色んな所にいけるぞ(w」
セイ「うーん、面白そうですけど、トラブルになったりしませんか?」
サム「うーん・・・たぶんならないと思うよ、もしなったら走って逃げれば良いし、ここにはポリスもいるからな、あまりそうはならんだろ」
セイ「最低でもサムさんくらい英語が話せればそれも良いとは思いますけど、やっぱり辞めときます」
サム「そうか?うーん・・・まあ確かに危ないといえばそうかもしれんが・・・俺は結構楽しめるから、やっちゃうけどね」
サム「韓国でもやったし(w」
セイ「そういえばそうですね、ロッテデパートで声掛けてきたオヤジについていきましたもんね」
サム「ああ・・あの時はちょっと恐かったけどね・・・だんだん人気のない所に連れていかれてさ、さすがにあの時はお前にパスポートと財布渡して帰したじゃん」
(この時は免税店に行ったので航空券とパスポートを持っていて、セイに渡して先に帰して俺1人で突入しました)
サム「まあ俺の場合最悪喧嘩になってもそれなりに自信あるからね、もちろんそれは最悪の場合だけどね」
セイ「でも韓国の場合キムカッファン(SNKの格闘ゲームキャラ)みたいのが出てきてテコンドーの真髄見せましょうとか言ってきたらどうするんですか?(w」
サム「だとしたら、ここではサガット(カプコンの格闘ゲームキャラでムエタイ使い)が出て来ることになっちゃうだろ(w」
セイ「無茶苦茶ですね(w」

ちなみに、俺は何回かこんなことをやっているが、運が良いことにトラブルになったことはない
むしろここまでならトラブルにはならないと思ってる(だって別に問題ないじゃん)
トラブルになるのは、むしろ日本の方が多くて過去新宿と大阪でなったことがある
風俗の世界で見るだけというのは日本ではかなり危険なのだ
新宿の場合は拳で語り合うことになってちょっと大変だった・・・
新宿でのポン引きには気をつけましょう!絶対についていっては行けません、2万5千円といってますが7万くらい請求されます(今でもいるのかな?コマ劇の近くって)
もちろん、俺は払ってないけど(w

まだ約束の時間までは1時間近くあったのでパッポンのフットマッサージに行こうと思い、うろちょろするとまたもや別の男登場
しきりにマッサーマッサー言って来るが俺達はフットマッサーに行くと言うと、俺について来いとか抜かす
もちろんフットマッサーに行くのに、ついていく必要もないので俺達はいきつけの店があるから要らないと断ると、ずっと俺達の後をつけてくる
しょうがないので、近くのビルの2階にあるフットマッサーの店に入ろうと、ビルの中に入ったのだが・・・
1階で張ってやんの・・・凄い根性だ
結局まあそのままで良いだろうと、その店でフットマッサーを受けて時間になった
ここで、セイと分かれてディーの待つ店までやってきた

ディーはまるで呼びこみのように、店の前の手すりに持たれて俺を待っていた
俺を見つけると、いつもの可愛い笑顔で俺を迎えてくれて、手を取って店の中へ入った

店は当然まだやっておらず、掃除の最中らしく、男のスタッフが何人かで掃除をしていた
すると、奥から俺がチケットを買った(昨日のお姉さん?)スタッフが出てきて、挨拶してきた
ディーに、小声で俺が昨日チケットを頼んだのはこの人だよと言うと紹介してくれて、彼女は彼女達(女性スタッフ)を管理するマネージャーだと言われた
ゲゲ!やばいじゃんと思ってると、何やらディーはタイ語で彼女に言って奥へ行ってしまった

マネージャーと2人になると、とりあえず今日彼女をペイバーすることを告げて600B渡すと
マネージャー「今日もあの子をペイバーするの?」
サム「うん、俺はあの子が好きだからね」
マネージャー「ふーん・・・あの子のフェーンになるの?」
サム「それは無理だろ・・・俺は旅行者だから、いつもタイに来れるわけじゃない」
マネージャー「そう・・・でもあの子は良い子よ、私が保証する」
サム「ありがとう、俺もそう思うよ、彼女はとても良い子だ、ハートがね」
マネージャー「そうね、彼女はたぶんあなたの事がとても好きみたいよ、周りの子にあなたが何をしてくれて、何を言ったか話してたわ」
マネージャー「昨日の事を見ていても、あなたが彼女を大切に思ってることがわかるわ」
サム「ああ・・・それついては問題にしないで欲しいんだ、彼女には少しづつチケットを使うように言ってあるけど、見逃して欲しいんだ」
マネージャー「しょうがないわね、本当は貰ったチケットは2日以内に取り替えないとダメなのよ」
マネージャー「でも、あの子はなかなかコーラも奢ってもらえないの、たまに日本人で気前の良い人が来た時におこぼれで貰える程度だから」
(そりゃお前らのコーラ攻撃でぼられてんだろ)
サム「だから、お願いだから、見逃してくれ!この通り!」
と言って思わず日本でするみたいに拝んでしまった(w

マネージャーは大笑いしながら、「しょうかないわね」と言って俺のホッペをつねりやがったので、彼女の手を取って、ありがとうと言いながら手の甲にキスをしたら叩かれた
しかし、彼女は笑いながらも「大丈夫私に任せて」と言ってくれたので安心した
ディーは俺達が笑ってるときに、戻ってきてマネージャーに何やらサインを頼んでた
サインが済むとディーにカードを返して、彼女をよろしくねと言って、握手して席を立った

ディーが持ってきたのはタイムカードで、今日の日付のところに何やらサインと文字が書いてあるが、タイ語なので当然読めん・・・
ディーはタイムカードの説明をしてくれて、帰りの時間が刻印してあるのは、ペイバーされてないからだと言ってきた
なるほど、俺がペイバーした日は帰りの時刻の打刻がされてなくて、他の日付は全部返りの時刻が打刻されている
俺が見たタイムカードは両面になっており、片面で1ヶ月分だった
彼女が休んだ日以外は、全て帰りの時刻が2:00過ぎに打刻されていた
そして来てる時間はほとんど4:00前後だった

そして、彼女はもう1枚のタイムカードを持ってきており、それが前回の分だった
両方とも、きれいに打刻が並んでいる
ディー「あなたにこの時間に来てもらったのは、これを見せたかったの」
ディー「私がペイバーされないことをあなたに信じてもらいたかった」
ディー「たぶん、あなたは私を信じてくれないと思ってる・・・だからこの時間に来てもらったの、ゴメンナサイ」
サム「そうか・・・ありがとう、君は優しい子だね」
と言って頭をなでなでしてあると、ディーは椅子に座ってる俺に持たれかかりながら
ディー「ありがとう?なんで?」
サム「君が俺の心配を取り除いてくれたことに対しての感謝だよ」
サム「たしかに、俺は君の言ってたことを信じていなかった・・・ごめんね」
サム「だってパッポンでペイバーされないでやっていけるわけないだろうと思っていた」
ディー「私の契約は時給制なの、だから来てる時間も早いでしょ、この時間から来てるスタッフは少ないわ」
ディー「掃除もするし、ノートもつけるの、でもこうすればたくさん働けるから、なんとかやっていけるのよ」
ディー「もちろん、ペイバーされたり、コーラを奢ってもらえれば良いのだけど、私は好きな人じゃないとダメなの」
サム「じゃあ、俺がペイバーOKってことは、俺のこと好きなのか?」
ディーはそれを言うのはずるいと言いながら、俺の口にキスしてきた
周りのスタッフから冷やかされたが、その答えは俺が満足できる物だった

店を出ると、まずは昨日思いついた、賭けを実行することにした
サム「ディー今日はどうしたい?でも、友達の誕生日に行くんだから遅くまではだめだろう」
サム「何時ごろ行くつもりなんだ?」
ディー「アップトゥユー」(おいおい)
サム「それじゃだめだろ・・・何時に待ち合わせしてるんだ?」
ディー「待ち合わせじゃなくて、彼女の家に行く事になってるの」
ディー「今日の日付が変わる前なら何時でもあなたに任せるわ」
サム「そうか・・・実は最近こっちに来てから、寝る時間が少なくて凄く眠いんだ」
サム「このまま、ホテルに戻っていいか?」
サム「最後だから、君とゆっくり過ごしたいんだ」
ディー「構わないわよ、そうしましょう」
と言って俺達はホテルへ戻った

ホテルに戻って、ベットでイチャイチャしながら彼女に言ってみた
サム「さっきも言ったけど、俺本当に眠いんだ、もしこのまま寝てしまったらそこの机に財布があるから好きなだけお金を取って帰って良いよ」
サム「そのほうが別れる辛さが減るからさ」
ディー「なんでそんな事言うの!」
サム「いや、本当に眠いんだよ・・・そして起きた時に君が居ない方が、俺には辛くないんだ、ゴメンね・・・」
とかいいながらしばらく会話しているうちに本当に眠くなってきてしまった
ここは狸寝入りするつもりもなく、本当に寝るつもりだった
こうすれば、彼女はおそらく黙って帰るだろう、そして別れる辛さもないだろう・・・これでいいんだ・・・







9月7日(後編)  俺は賭けに勝った気分だった
9月7日(後編)

目が覚めるとディーはまだ居た・・・俺は賭けに勝った気分だった
ディーはずっと俺の頭をなでていたらしく、俺が目を覚ますとすぐに「おはよう」と言ってきた
時間を見ると、もうすぐ7:00近くで、どうやら2時間ほど寝てしまったようだ
サム「何故帰らなかったんだ、さっき言っただろ」
ディー「そんなこと出来るわけないじゃない!あなたと少しでも長く一緒に居たいの」
サム「それは俺だって同じ気持ちだよ、でも君は友達の誕生パーティーに行くんだろ!」
サム「本当は俺だって今晩は俺とずっと一緒に居て欲しい」
ディー「それはゴメンナサイ・・・だって小学校の時からずっと友達だった子なの・・・彼女も私の誕生日の時には祝ってくれたの」
ディー「だからそれだけは出ないといけないの」
俺はディーを抱き寄せて優しくキスをしながら、
サム「分かった・・・だったらもう7:00だ・・・お別れにしよう」
と言って財布からお金を取り出そうとすると、凄く悲しそうな顔をして
ディー「どうして私を帰したいの!私はあなたと少しでも長く居たい、一緒に食事もしたい!だめなの?」
ディー「あなたは私を信じてないと言ったけど、私を帰して他の女の子を呼ぶんでしょ」
ディー「だから・・・あなたは私に帰れと言うんでしょ・・・でも私にはそれを止めることが出来ない・・・」
と言って泣き出してしまった・・・

サム「ディー俺はそんなこと考えてもいないよ」
サム「他に女なんて居る訳ないだろ・・・俺には君しか居ないよ」
ディー「じゃあどうして、私に帰れって言うの?」
サム「俺だって、君と出来るだけ長く一緒に居たい」
サム「でもそれだと、後10分・後5分と言って君を困らせてしまうだろう」
サム「そしてそれはとても男としてみっともないことだ」
ディー「なんで?私はあなたにそう思って欲しい・・・私だってあなたと一緒に居たいから、後10分とか考えてしまう」
ディー「もしあなたがそう思ってくれるなら、私はその時間はとっても幸せよ」
ディー「本当にそう思うわ、2人ともそう思えれば2人ともハッピーだわ」

俺は彼女のこのセリフを聞いた瞬間、自分は賭けに勝ったんだと確信した
もちろん他に男がいない事の証明にはなっていないが、ここまで来れば彼女はビジネス抜きで俺のことが好きだろうと思える
そう思った瞬間に強く彼女を抱きしめてしまった、俺の女の子を見る目は正しかったんだ
しばらく、彼女に次にくる時の算段を話していたが、食事をとる事を提案して、高級料理にしようと言ったのだが、私はそんなところは苦手なのあなたが1番好きな所にしてと言われたので、窓のところまで連れていって、アンバサダーの駐車場にある、ビアガーデンを指して2人で大笑いをした

食事に行こうとするとエレベータの前でナムちゃんを見つけた
一瞬声をかけようとしたが、かけられなかった・・・
なぜなら他の男を連れていたからだ
相手の男は22.3って所だろうか、中々カッコイイやつで見覚えがあった
俺はそれを見て少し不愉快だったので、声をかける気になれなかった
ディーも気がついたようだったが、俺がディーに行こうと声をかけると
ナムちゃんが俺達に気がついて
そして、俺に向かって声を掛けてきた

ナム「ハァーイ、サム」
サム「・・・ハァーイ」
なぜかディーは俺の後ろに隠れる
ディーはなぜかナムちゃんのことを好きではないようだ俺の後ろに隠れてナムちゃんを見ようともしない
ナム「どこへ行くの?」
サム「ああ・・2人で食事にね、君は?」
ナム「これから遊びに行くところよ」
サム「そうか・・・それじゃ」
ナム「サム、後でお店に来てよ、9時ごろなら私いるから」
サム「無理だな、彼女と一緒なんでね」
男「どうも・・・彼女ですか?可愛いですね」
とここまで日本語で話したが、ディーが不安そうに俺を見てる
サム「ええ、可愛いでしょ俺の自慢のガールフレンドです」
わざと英語で答えた
ディーはちょっと俺の顔を見た後腕を組んできて、男に向かってぺこりと頭を下げた
ナムちゃんも俺がそんな言い方をしたのが、気に入らなかったのか、少し顔をしかめた
顔をしかめたいのはこっちなんだが・・・
男「なんで英語で言うんですか?なんとなく意味はわかりましたけど」
サム「それは、この子は日本語が分からないので分かるように言っただけですよ、気にしないで下さい」
男「そうですか、でも日本語で話しかけられたんだから日本語で答えてくれれば良いのに」
この言い方にちょっと俺はムカッときたので、またもや英語で答えた
サム「ここは日本じゃないんだ、英語で返すのは問題ないだろ、それに話すならその場にいる全員が分かる言葉で話すの礼儀だと俺は思うよ、違うのか?」
男「・・・意味が分からないんですが・・・」
まだ日本語か・・・
ナム「やめてサム、彼には後で話すから、お願いやめて」
ディーも俺の腕をつねってる・・・つねるなよ・・・
サム「いいけど、英語で話せ。俺の彼女が不安がるだろ。止めてくれ」
ナム「分かったわ、お願いもうやめて・・・」
しばしの沈黙が流れたが
サム「ああ、すまなかった・・・俺達は食事に行くんでね、バイバイ」
ちょっと険悪な雰囲気になったけど、その場は分かれた

俺自身も大人気ないと思ったけど、イマケンの事を考えると、つい絡んでしまったのだ・・・つまらない事で
しかしあれが彼女の仕事なんだと理解すれば仕方のない事のなのかもしれないと思い少し反省した

一緒に手をつないでビアガーデンまで来ると、ディーにどの席が良いかを聞くと生バンドのすぐ側が良いといったので、真正面の席に座った
2人で、カオパックン・エッグヌードル(ドライ)・ローストダック・シーフードの炒め物と頼みそれを2人で分けながら食べた
ここは、値段の割にはやはり美味しい

食事をしながら先ほどの事をディーと話しあった
ディー「さっきは何故サムは声をかけずに行こうとしたの?知り合いでしょ」
サム「そうだな、彼女がイマケンじゃない男を連れていたからだね」
ディー「でも彼女はガールフレンドじゃないんだから、いいんじゃないの?」
サム「そうだね、でもイマケンは彼女の事をガールフレンドだと思ってる」
ディー「そうね・・・イマケンがちょっと可愛そうね」
サム「ああ・・・あんなところやつが見たらと思うと凄く腹がった・・・」
サム「もちろん、君が他の男と歩いていても同じだよ・・・声をかけずに立ち去るよ」
ディー「何故?怒らないの?」
サム「怒る?・・・怒るよりも寂しいと思うだろうね・・・だから黙って立ち去るだろうね、そして2度と君の前には現れないよ」
ディー「さっきね、あなたがいきなり私の事をガールフレンドだって紹介してくれたでしょ、そして可愛いって・・・」
サム「ああ・・・本当の事だ、ダメか?」
ディー「ダメじゃないけど、恥ずかしい・・・普通私達が日本人と歩いているとやっぱり・・・夜の仕事の女だって見られちゃうのはしょうがない事なの」
ディー「そしてタイでは珍しい事ではないし・・・それに私はあなたが言うほど可愛くないわ・・・それに自慢してもらえるような女でもない・・・」
サム「うーん・・・よく分からないけど、ようはディーは俺にガールフレンドと紹介されるのがイヤなのか?」
ディー「そんな事言ってない!でもあなたが他の人から変な目で見られるのがイヤなの、私はいいのどうせ夜の仕事をする女と見られても」
ディー「でも、あなたがそんな女をガールフレンドにしている人だって思われたくないの」
サム「そうか・・・俺は気にしないし、君さえ許してくれるなら、堂々と何度でも言うよ、君は俺の可愛い自慢の彼女だってね」
と言って、隣の丸テーブルに座ってる酔ってる白人2人組み(40歳くらいのアメリカ人だろう)にいきなり
サム「こんばんは、俺の自慢の彼女です、可愛いでしょ?俺達良いカップルだと思いませんか?」
白人「そうだな!彼女はとても可愛いねナイスカップルだ」
と言って親指を立てて答えてくれた、良い人だ(W
こう言うところがアメリカンは気さくで好きだ

ディー「やめて分かったから・・・ありがとう・・・心からあなたのガールフレンドである事が嬉しいわ」
ディー「前の日本人の話しをしたでしょ、あの時の彼は私を決してガールフレンドとは言ってくれなくて、友達にも紹介してくれなかった」
ディー「たぶん、日本人はそんな風に紹介するのが恥ずかしいと思って理解していたの」
ディー「でも、あなたは違うのね・・・」
サム「ダメか?君が理解している普通の日本人はそれで正しいと思う、しかし俺は・・・普通じゃないんだな、きっと(w」
サム「君のボーイフレンドは変わってるんだよ、嫌いになった?」
ディー「ううん、凄く嬉しい・・・そして・・・」
サム「え?なに?聞こえなかった、もう1度言ってみて」
ディー「ダメ、ナイショ」
と言って口にチャックをするゼスチャーでごまかしていた
たぶん、彼女は良く聞き取れなかったが、「心から愛してる」と言ってくれたみたいだった(たぶん)

食事が終わって、飲み物を飲んでる最中に、歌がカーペンターズのトップオブザワールドが流れてくると、先ほどの白人2人が俺の所にきて、歌を歌い出した
俺も、先ほどの事があるので、知ってる限り一緒に歌ってあげたら、ステージのボーカルが気がついて、一緒にステージに来ないかと誘われた
そして、次の曲を君が決めてくれと言ってマイクを渡してくる
さすがにこれには参った・・・ビアガーデンは外国人ばかりで(もちろん日本人もいただろうが)いきなりステージに立てとは・・・
無理!絶対にダメだと言って断った・・・次の曲のリクエストだけはしたけど・・・(同じカーペンターズのジャンバラヤ、歌えないけどね)

ディー「あなたの歌を聞いてみたかったのに・・・日本語の歌はよく分からなかったけど、こういう歌なら分かるわよ」
サム「無茶いうなよ・・・日本人でこんな状況で英語で歌えるやつなんていないよ」
ディー「でも、あなたは普通じゃないんでしょ(w」
と言ってケラケラ笑い出した・・・可愛いやつめ・・・
ディー「でも大丈夫、タイ人だって無理だから、あなたが歌えなかったとしてもしょうがないわね」
サム「そういってくれると助かるな(w」

楽しい最後の食事が終わって部屋に戻ると、ディーの許可を貰って、セイを部屋へ呼んでさっきの話しをした
セイ「そりゃイマケンには話せませんね・・・話すとしても向こうへ戻って少し落ちついてから話すべきでしょうね」
サム「そうだな、まあ帰りの飛行機の中とかで、話すしかないな」
セイ「しかし・・・イマケンらしいですね」
サム「まあな、やつのキャラにふさわしいと言えばそうなんだが、ちょっと哀れでな」
セイ「そいつはどんなやつだったんですか?」
サム「ああ、このホテルに泊まってる日本人4人組みの若いやつだよ」
セイ「なんとなく分かります」
サム「うん、たぶんナムちゃんはああやってグループの1人に近づいて全員を釣り上げる作戦じゃないかな?」
セイ「そうかもしれませんね」
サム「だから彼女が言った、私は仕事が欲しいの!と言う言葉が本音なんじゃないかな?」
セイ「じゃあイマケンを好きだと言うのは?」
サム「わからんな・・・少なくとも今の状況ではね」
この会話の最中ずっと、彼女に同時通訳で話してた
日本語で話して、英語で話して、セイの言葉を英語で言ってだ(w
ディーは黙ってうなづきながら俺達の会話を聞いていたが、ディーの意見を聞くと
ディー「イマケンに話したほうが良いと思うわ、今すぐに」
サム「何故?」
ディー「たぶん後で聞くほうがショックなんじゃないかしら、今呼んで話したほうが良いと思うわ」
サム「うーん・・・日本人の男はデリケートなんだよ」
サム「まあ、話すかどうかはともかくとして、とりあえずやつに内線してみよう」

イマケンの部屋へ内線して、やつに状況を確認すると
イマケン「状況はあまりよくないですよ、今からそっちに行っても良いですか」
サム「かまわんよ、セイもいるしディーもいるけどね」
と言うとイマケンが部屋に来ることになった

サム「どうしたんだ?状況が良くないってなに?」
イマケン「昨日の約束では今日一晩一緒にいてくれるって話だったんですけど、さっき電話が掛かってきてだめになっちゃったんですよ」
サム「なんだそりゃ・・・さっきっていつだよ?」
イマケン「7:00ちょい前ですかね・・・」
そう考えると、俺達が会うちょっと前ってとこかな・・・
うーん・・・そうするとやつのせいでイマケンとの約束をオシャカにしたのか、まあしょうがないと言えばそうなのだが・・・
と考えていると
イマケン「でも、後でもう一度電話くれることになってるんで、その時に食事に行くつもりなんですよ」
イマケン「たぶん、お店が終わってからなので11:00過ぎだと思うんですけど」
サム「そうか、まあ出来れば食事に行って楽しんでこいや」
イマケン「ええ、そのつもりです」

イマケンを部屋に帰して、セイとまたもや2人で相談した
サム「やっぱりイマケンには言えないよな」
セイ「そうですね、まあ明日聞くことにして、今夜はほっときましょう」
サム「そうだな、しょうがない」
ディー「うーん、私は今伝えたほうが良いと思うけど・・・まああなた達の友達だし」
サム「ああ、こんな場合はほっとくのが一番だね」
結論が出たところで、セイを帰してディーと2人きりになった

時間はすでに10:00を過ぎており、別れの時間が近づいてきた
サム「まだ大丈夫なのか?」
ディー「うん、まだ大丈夫よ。それよりもあなたの日本のでのことを話して」
とせがまれて、俺の日本での生活を話した
ディーは一生懸命聞いており、時折質問を混ぜては聞き入っていた
その中で俺の仕事の話になり、システムエンジニアだと告げたのだが、いまいち分からなかったようなので、ソウフトウェアメイクと伝えると
ディー「パソコンとか持ってるの?」
サム「ああ、持ってるよ」
ディー「イーミャウある?イーミャウ分かる?」
と言い出した・・・なんじゃそりゃ・・・
ふと思い立って聞いてみると彼女が言ってるのはEメールの事だった
彼女もフリーのEメールアドレスを持っていて、それを教えてくれとのことだった
お互いにEメールアドレスを交換して、メールを出す事を約束した

サム「パソコン持ってるの?」
ディー「持ってないわ、もちろんネットカフェでするわ」
サム「それだと、お金かかるんじゃないか?」
ディー「そうね、だから毎日って訳にはいかないけど、なるべく返事出せるようにするわ」
サム「無理しなくていいぞ、もちろん君からメールを貰えたらうれしいけど」
ディー「大丈夫・・・それよりもあなたの方が日本人の彼女にばれたりしてダメになったりしないの?」
サム「いないって言ってるだろ!俺を信じられないか?」
ディー「うん(w あなたを信じる事は凄く難しいわ」
ディー「あなた色んな国に行ったことあるって言ったでしょ」
ディー「たぶん、それぞれの国で同じ事をやってるに決まってるわ・・・」
サム「おいおい、なんでそうなるんだよ」
ディー「それでそれぞれの国に彼女がいるんだわ」
ディー「そして私はその内の1人・・・」
あきれた俺は彼女の口をふさぐために、抱きしめてキスをした

彼女は、しばらく黙って俺を受け入れていたが急に身体を離して
ディー「あなたを信じる事が恐いの・・・そして私が1番恐いのはあなたに忘れられてしまう事なの」
サム「そんな事言っても、君の方こそ俺を忘れてしまうんじゃないか?」
ディー「あなたを忘れる事はできないわ、例えあなたが1月に来なかったとしても、私はずっとあなたを待ってるわ」
サム「そのことに関しては俺を信じろ!俺は絶対に君に会いに来る!必ずだ、そして今と同じように君を抱きしめる」
サム「俺を信じてくれ」
ディー「ダメ・・・ゴメンナサイ」
サム「いいさ、でも約束は忘れないでくれよ、覚えてるかい?」
ディー「もちろん、あなたに心からアイラブユーと言う事」
ディー「あなたの事をボーイフレンドと呼ぶ事でしょ」
サム「その通りだ、忘れないでくれよ」
と言うと彼女はシャワーを浴びたいと言ってきた

サム「何故だ?時間は良いのか?」
ディー「最後にセックスしないの?」
サム「何言ってるんだ、もうすぐ12:00だぞ、そんな時間あるのか?」
ディー「時間はないけど、あなたに最後に私を覚えていてもらうためだから・・・」
サム「おいおい、それじゃ約束に間に合わないぞ(もう間に合わないけど)、君の大事な友達なんだろ」
ディー「うん、でも・・・昨日もしなかったし、してくれないと不安なの」
ディー「私の事嫌いなの?それとも私がセクシーじゃないから?」
サム「そんな事ない、俺は君の全てが好きだと言ったろ、それは本当の事だよ。だからこそしないんだ。分かってくれ」
サム「分かった、約束に追加だ。次にあった時には君が止めてって言うくらいセックスしてあげる(w」
ディー「バカ(w でもOKよ、待ってるわ」
と言って俺の鼻をつまむ

彼女の手を払いのけて、最後にもう1度抱きしめてキスをした
そして彼女の身体をまるで覚えるように、肩・胸・腰・お尻と触った
すると何を勘違いしたか、やはりセックスするか?と聞かれてしまったが笑いながらNoと言って断った
彼女は何故か納得していなったが、俺にはこれで十分だ
これで、君を覚えておく事が出来る
サム「毎晩寝る前に君を思う事を約束するよ、君が今どうしてるか?元気かな?ってね」
サム「だから、君も俺のこと思い出してくれよ」
ディー「うん、私にはあなたから貰ったシャツがあるわ、それを着て毎晩思い出すわ、次にあなたが会いに来てくれるまで」
サム「必ず君に会いに来る」

サム「もう12:30だ、行かないとダメだろ」
ディー「うん・・・でも・・・本当にセックスしないの?」
サム「ああ、次にとっておくよ、だから楽しみにしててくれ」
と言って、財布の中にあったお金を1000B残して全て渡した
ディー「いいの?こんなに・・・あなたは大丈夫なの?」
サム「ああ、心配するな。これだけあれば足りるから」
ディー「ありがとう・・・と言って彼女は受け取ってくれた」
しばらくそのお金を手に持ったままだったのでしまうように言って彼女と手をつないで部屋を出た

ホテルのロビーから玄関にでて、外に向かって歩いているうちに雨が少し降ってきた
俺達は、エレベータを降りてからは、なるべく相手の顔を見ずに真っ直ぐ前だけを見つめて歩いていた
やはり、別れるのはつらいものだ
ロビーをでてからディーが手をつないできた
もちろん黙って前を向いたまま
でもその手はとても暖かい感じがした
俺が黙ってその手を握り返すとディーも握り返してくれた
何故かそれだけのことが非常に嬉しかった
手をつないだまま駐車場を歩いているうちに、小さい声でこちらを見ずに
ディー「あなたを信じてるわ、あなたが私に会いに来てくれることを」
サム「ありがとう・・・俺も君を信じる」
と俺もディーの顔を見ずに真っ直ぐ前を向いたまま答えた
雨はスコールなのか、だんだんと強くなってきた

タクシーの前に来て、彼女を乗せるためにとドアを開いて、ちょうど彼女が乗って一旦座った時に目が合った
それまでは、お互いに顔を合わせなかったのだが、彼女は泣いていた・・・
そして、一旦座ったのにもう1度降りてきて俺に抱きついた
ディー「必ず私に会いに来て!あなたが好きなの」
と言ってキスしてきた、タクシーの運転手が見ていたがお構いなしだった
俺は、優しく抱きしめながら、彼女の紙をなで上げて一旦顔を離した
サム「分かってる・・・でもそのセリフは次にとっておくはずだったろ(w」
と俺は精一杯の笑顔で笑った(サムスマイル)
もちろん俺は、このまま彼女を部屋まで連れ戻したいと思った
おそらく彼女もそれを許してくれたかもしれないし、望んでいたかもしれない
今思えば、彼女の方から帰ると言うセリフは出なかった
しかし、俺はバカなのかもしれないがカッコつけた
彼女を強く抱きしめてもう1度キスすると彼女をタクシーに乗せて、ドアを閉めた
雨はだいぶ強くなってきて、かなり濡れてしまったが気にならなかった
タクシーは一旦バックして切り返して向きを変えた
その間ディーは窓におでこをくっ付けて俺を見ている
そして、しきりに戻れと言ってるようだった
その時雨のせいで俺はすでにずぶ濡れだったし
彼女の戻れと言う手振りに首を振って、彼女との別れを惜しむように彼女の顔を見つづけた
そして向きを変えたタクシーが走り去る時は後ろの窓に顔を向けてずっと俺を見ている
・・・そして手を振って別れた・・・ディーもまたタクシーの中で手を振っていたのを俺にははっきりと見えた
この時俺は今回の旅が終わった事を感じた・・・とても良い旅だった
当初の目的を達成できたとは思ってるが、ちょっと違うような感じかする
もちろん不満など無い、たぶん俺はそれ以上のものを手に入れたはすなのだから







あとがき


サム旅行記第2回終わりました
総文字数61000を越えてしまいました(あとがき抜きです)
原稿用紙(400字詰)で言うと改行無しで150枚分にもなってしまいました
我ながら良く書いたもんです(一説によるとアホとの噂もなんせこれを書くのに使った時間は30時間はかかってます)

現時点で(11月11日)まだディーとはメールのやり取りがあります
大体1週間~2週間に1回はメールが来ます
もちろん私も返事を出しており、楽しい文通が出来てます
当初私は擬似恋愛のつもりでいたのですが、現在は・・・はまってると言うのが本当なのでしょうか

しかし、私は運が良いとしか言いようがありませんね
こんな事はまるでドラマの中のように思えますが、全て真実です
出てくる女の子はみんな良い子ばかりでした
今のところマグロに会ったり、ビジネスライクな子は本当に希で、全て私の事を思ってくれてるようでした
手前ミソながら、私には良い子スカウターが装備されているのでしょう
女の子を選ぶ基準は性格重視ですから、このような結果になってると思います
もちろん、騙されている事もありえるとは思ってますが・・・

最後の別れの時も、ちょうど雨が降ってくるし・・・まるで誰かが与えてくれたシュチエーションの中で演技しているようでした
おそらくこれを読んだ方の中にはウソクセーと思われる方もいらっしゃると思いますが、バンコクでは本当にこんな事が起こるんです
元々この旅行記も、これだけのネタが合ったから書く気になってしまいました
又この話の中では、私が英語が凄く上手なようになってますが、実際にはそれほどでもありません
しかし、私はある程度のヒアリングができるので相手の言いたいことは大体分かります
そして、懸命に話してるんです(下手糞な英語でね)
でも、なるべく日本語を使わないように心がけています(たとえセイやイマケンが一緒でもタイ人がいれば英語で話します)
それと余談ですが、セイが買ったお土産の扇子についてはやはり空港で捕まりました
俺がね!たまたまセイが航空券をしまうために俺が持ってたその瞬間に、捕まってしまい又もや質問の嵐・・・セイは鬼ですね(泣

次回の予定については、もう整っているので、第3回はあると思ってください
次回はディーとの仲はどうなるんでしょうか?自分自身でも楽しみです
破局になるかもしれませんしね(会いに行っても、会えなかったりとか)
まあ彼女を信じてもう1度行きます
そして楽しい第3回が書けることを祈ってます
ここには書かれていないその後のことや、イマケンのその後の事などはできれば別途サム日記(現在休眠中)もしくわサム旅行記番外編で書ければと思っています

最後にこの話に出てくる、全ての登場人物と最後まで読んでくださった方に感謝します
また、こんな私に応援のメールを送ってくれた方にも感謝します
そしてディーには心から君会えて良かった、ありがとうと言いたいです
ではまた  11月11日 午前4:16






















2002年
プロローグ
サム「こりゃきついなー」
俺の持ってる旅行用のトランクは大きい方だがさすがにきつかった
勢いで買ってしまった、Deeへのクリスマスプレゼント・・・
Big Kity Catだ・・・・(ぬいぐるみ)
大きさ約1メートルの巨大なぬいぐるみだ
こいつを詰めるとそれだけで、トランクの中身が一杯になってしまう
しかも無理やり詰め込んだので手足はひん曲がってるし、大丈夫なのか?
買った時にはDeeのびっくりした顔が見たくて、素晴らしい思いつきに思えたのだが実際に持っていく段になって、後悔した・・・・
もちろん、びっくりさせたいので、Deeには何をあげるかは言っていない
彼女の要求では、50cmサイズのぬいぐるみが欲しいといっていたが、問題はKity・Miky・Minyと3個欲しいと言う事だった
これにはさすがに俺もメールでだめだ!と断った
Deeはあなたに任せると書いてきたが、Deeがぬいぐるみを欲しいのはわかる気がするし
たまたま、近くのおもちゃ屋で見つけたのが、このBigサイズのKity Catだ
これを見たときのDeeの喜ぶ笑顔が見れるならばしょうがないと思い、荷物を詰め込む
そして、Deeは本当に俺を待っていてくれるのか?ちょっと心配を胸にバンコクへ旅立った






12月29日(前編) 乳揉みなはれ 
なつかしいと言うには短い時間かもしれないがバンコクだ!
前回の約束では1月に訪タイの予定だったのだが、仕事の都合上どうしても1月は無理だった
俺はDeeとの約束を守りたかったので予定を早めざる得なかった
もし、後ろにずらしていたら、Deeは俺のことを信じてくれないと思ったからだ
そして今回は、Deeには仕事での訪タイであることを話してある
なぜなら、昼間はなるべくDeeに拘束されたくない、という事と色々と都合の良いことがあると考えたからだ
実際には、これが今考えると結構大きかったように思える
メールでも触れているが、日本での俺の仕事は結構忙しい(サム戦記参照)
Deeに対しても仕事が忙しかったの一言が有効であるのは言うまでも無いだろう
これで掴みはOK!

空港についたのは飛行機が遅れた為、もう23:00近かった
空港でとりあえずの両替をすると、3365Bだった・・・・マジですか!
前回来た9月は3600B位だったのにこの落差・・・しっかりせんかい!日本経済
まあでもここは空港だし市内に行けばもう少しましだろうと思い2万円分だけ両替した

両替を2人とも済ませて前回の反省を活かして、早速タクシーを見つける
当然600Bと抜かしてくるが、500Bに値切って速攻決める(もっと安くもなるだろうが時間が惜しかった)
タクシーとは名ばかりのバンに乗ってホテルに着いたのは23:30位だった

今回のホテルはスクンビットソイ5のロイヤルベンジャだ
前回のアンバサダーでこの辺の立地にかなり満足した俺は今回もここを選んだ
ロイヤルベンジャはかなり綺麗でまだ出来てそれほど経ってない
さらにはバスルームが広くてシャワー用のしきりがある(浴槽にもシャワーがあるけどそれ以外にもシャワーが付いてるってことです)
部屋は22階でビューも良さそうだ(全体的にはかなり気に入ったのだがジョイナーフィーが500Bするのは気に入らなかった)
早速ディーを迎えに行く為に着替えて、出かける事にした

ディーには仕事で来ている為、歓迎パーティに出ていると告げてある
もちろんディーはメールでは待っていてくれると約束してくれたのだが、ちょっと心配だった
時間は既に12:00を回っておりディーが既にペイバーされていないとは言えない
そして彼女は前に店にはいないのでパッポンの地図を便りに行くしかないのだ
もし分らなかったらどうしようかと思いながらも、パッポンへ向かった
Yoshiには店に着く前に色々とパッポンのことを説明した(コーラ攻撃のこともね)

しばらくぶりのパッポンを歩いていると、そこらじゅうから声をかけられる
何人かにお店の名前を言って尋ねるが、ここら辺の連中は相変わらずと言うか
「そのお店は12:00には閉まってしまう、だから別のお店に行こうとか」とか抜かす・・・さすがタイ!
そんな中で人の良さそうな呼び込みの若い兄ちゃんを捕まえて聞いてみると、なんとお店の前まで案内してくれた(良いやつだ)

ついに来たんだ・・・ディーに会うために・・・店の前では既に女の子たちが俺たちのことをカモだと思って群ってくる
一人だけスーツを着た女に(たぶんマネージャーかな)
サム「ディーを探しているんだ、いるかな?ディーだ」
マネージャー「ディー・・・・ああ!中で待ってるよ、誰かディーを呼んできて」
と言って周りにいた女の子の一人に声を掛けた
と言うことはやはりディーは俺を待っていてくれたんだ・・・
久しぶりにディーに会える・・・・どんな顔で俺を迎えてくれるんだろう
俺の大好きな笑顔で迎えてくれるんだろうか・・・ちょっとどきどきしながら店に入った

店に入るとさすがにこの時間は・・・・終わってるよ・・・ペイバーするレベルの子はいない
奥のほうからひょっこりと、俺が待ち望んでいた女の子がやってきた
ディー「サム・・・・遅い!何やってたの」
サム「何って・・・今日は歓迎パーティーに行くって言ったろ・・・直接来たからこの格好なんだよ」
(このときにはYoshiに協力してもらって二人ともスーツだった)
ディー「それも仕事なの?」
サム「ああ・・・今回は仕事で来てるから・・・・ごめんねディー」
(普通の日本人はこんな年の瀬に仕事をしない・・・あ、去年やったか・・・)
ディー「いいの・・・こうしてあなたが会いにきてくれたことが私には嬉しいわ」
と言いながらもディーは少し顔を伏せた・・・

正直言って少しがっかりした、なぜならもう少し感動の再会ができると思ったからだ
前回の最後の別れとメールでのやり取りを考えると、やはり腑に落ちない
まるで、俺が来たのが迷惑だったかのようだ(これは少し言いすぎですが)
感動の再会とは行かなかったけど、ぽつぽつと話しているうちにディーが体を俺に寄せてきた
横を見るとYoshiはコーラ攻撃アンド抱きつき「胸を揉みなはれ!」攻撃を受けていた
面白いから、放置プレイ決定!
ディーもそれを見て笑っていた
Yoshiの周りに集まってきたのは、今日売れ残った女の子達だったのだろう
なんとかYoshiに気に入られようと一生懸命サービスしているつもりなのだろうか?
Yoshiには反って逆効果なのは分かっていたが、困ってるYoshiを見るのは面白いので放置プレイ
ディーは久しぶりに会ったのになんかそっけない・・・(本人はそんなつもり無かったらしいが)
Yoshiの上にまたがって、「乳揉みなはれ」攻撃をしている子がおれにちょっかいを掛けてきた
なんと・・・ズボンの上からチン○ン触ってるよ・・・おいおいと思ってディーを見るとディーは
その子の手を掴んで首を振ってその子の手を止めさせた
しかし、その子もその手の引っ込みがつかないのか、手を振り解いて再度触ろうとするので
俺はそっと手を取って・・・・Yoshiの方へ持っていった・・・
そしてYoshiの手を取って・・・その子の乳を揉ませた・・・・・スマンYoshi
再度ディーを振り向くと彼女は俺の肩に顔をうずめてた黙っていた
サム「どうしたんだ?ディー、怒ってるのか?」
ディー「怒ってないよ・・・なんか・・・分からないの」
サム「分からない?何が?」
ディー「なんでもない・・・気にしないで・・・・」
サム「ディー、もう出たいだろ?ペイバーするから着替えておいで、それと君のコーラを頼んでおくから」
ディー「ありがとう、待っててね」
と言ってディーは席を立った

Yoshiを見ると相変らずのコーラ攻撃にさらされていたが(さらしているのは俺だけどね)
なんとか耐えているようだ
フ・・・・これでやつの耐久力は上がっただろう、ここを凌げれば、たいがいの場所で大丈夫なはず
ディーが離れた後すぐ、他の年増の女が俺にコーラ奢れと言ってきたが
サム「俺はディーオンリーだ!他の女にコーラなんて奢らん」と言うと
周りの女共~一斉にブーイングが上がったが、じゃあYoshiは?と言うので
サム「Yoshiは気にいった女には奢るぞ、でもYoshiはお前らみんな気に入らないってさ」
と言うとまたもやブーイングの嵐、そして何故だ?の大合唱となってしまった

そうしているうちに、1人がじゃあの子はどうだ?彼女はディーの妹だよと言って来た
確かに、見覚えのある子だ、前回のお店でもディーと一緒にいた子だ
(カウンターの中でグラスを磨いてるバーテンのような子)
おそらく、本物の妹ではなく妹分というところだろうか?だからと言って奢る義理はないだろ
サム「だめだ!、おまえら嘘ついてるかもしれないからな」
と言うとまたもやブーイングの嵐
サム「ディーに聞いてから奢るよ、だから待ってろ!」
と言うと少しおとなしくなったが、相変らずYoshiへの攻撃がやむ事は無い
俺にも何人か声を掛けてきたが、ディーを待ってると言うと冷やかしたような笑いをして去っていく
そのうちマネージャーが俺の横に来て、ディーをペイバーするのか?と聞いてきたので
サム「そうだよ、だから伝票持ってきてくれ」
マネージャー「今書いてもらうわ、あなたがサムなの?」

サム「そうだよ、なにか?」
マネージャー「ふーん・・・ディーはね今日はあなたの事ずっと待ってたわよ、なんでもっと早く来なかったの?彼女とても寂しがってたし」
サム「この格好みればわかるだろ、仕事だよ、これでも直接来たんだよ」
マネージャー「そう・・・それもいいけど、ディーをよろしくね」
と言いながら手を差し出してきた・・・・何故だか分からないが俺も手を差し出して握手してしまった
不思議と違和感がなかった、その時ちょうどディーが戻ってきたのでマネージャーは席を立っていった

ディー「なにか話していたの?」
サム「いや・・・別に・・・ディーを可愛がってねだってさ」
ディー「もう・・・恥ずかしいわね・・・」
しかし、今思うとディーはこの時に何かを気にしていたようだ・・・・今思えばだが・・・
先ほどの女の子がディーに妹のコーラを奢ってもらえと催促してきた
俺に意味が通じたのが分かったのだろうが、ディーは何も言わなかった
サム「彼女は君の妹なのか?」
ディー「そうよ、あなたも覚えてるでしょ」
サム「ああ覚えているよ、前の店でも一緒だったろ、コーラ奢れって言ってるけどどうすればいいんだ?」
もちろんその子自身は何も言わずただ黙って俺達を見て笑っていた、前回もそうだったがこの子自身は
奢ってくれとは言ってこない、ディーもそうなんだけど
ディー「あなたが、奢らなくても私にくれたチケットあげるから、心配いらないわ」
サム「それじゃあ、だめだろ・・・いいよ・・・ただし彼女だけだぞ」
といいながら、年増の女に彼女のコーラを注文した
ディー「あなたは、いつもそうなのよね・・・・△□◎$%・・・」
最後はタイ語で言われたので分からなかった・・・・何て言ったんだ?って聞いても教えてくれないし
ディーの妹分が(名前聞くの忘れた)カウンターから出てきて、俺の前にきて、久しぶりと言いながら乾杯した
もちろん俺はこんな時は必ずチャイヨー(乾杯)と言ってグラスをあげる
ディーの妹分は俺の好みとはずれているが、健康的な可愛さを持つ子だ
色が黒いので(褐色系)日本人の好みとはずれるのだろうが、彼女の人なっつこい笑顔が俺は好きだ
ディーの笑顔とは違うのだが、一緒にバカ騒ぎをする友達にはこんな子が良いだろうと思わせる子だ
初めて、ディー以外の女の子のコーラが出たことによって、俄然周りの女の子もやる気を出したようだが、俺がディーと彼女だけだ、お前らはだめだ!と思いきり手をクロスさせて断ると、いっせいに「ケチ!」と言われたがお構い無しだ、私はディーの友達だ!とか私はディーの姉だ!とか言って来るが、
NOの一点張りで押しとおす、これが嫌な人もいるのだろうが、俺には面白い
これでこそ、パッポンであり、タイであろうと思う
笑いながら人に奢れとと言ってきて、断るとケチと言われる、日本では考えられない光景だ
彼女達のパワフルぶりが俺には心地よいし、面白い
あくまでも俺の考えだが、彼女達は断ったからと言って別に恨んでいるわけでもないだろう
そして、根にも持たない、明日も来れば同じことを繰り返すだけで、別に俺に寄って来なくなるわけでもない
もちろん、ディーがいるので、ペイバーしろとは言われないけど






12月29日(後編)アップトゥユー
前回来た、セイもイマケンもパッポンは苦手だと言ったが、俺にはこちらの方が面白い
あくまでも面白いと言う一点においてだけだが、ディーがいるので、他のお店には行けないけど、機会があれば他のお店に行っても同じことをしたいもんだ
こんなやり取りをしているうちにディーが私服に着替えて戻ってきた
うーん・・・相変らず可愛いなと思ってしまう(あくまでも俺の主観ですが)
Yoshiもそうだったがディーも帰りたそうだったのですぐに外へ出ることにした
時間はもう1:00を回っていたが、パッポンならばタクシーはすぐに捕まる
前回ならこの後しばらくYoshiを入れておしゃべりでも部屋でするところだが、今日はパスして2人で部屋に戻った

部屋に入ると俺は疲れていたので、備え付けのソファーに座りこんでしまったのだが、ディーに促されて着替える
着替え終わると(スーツを脱いでTシャツ&トランクス)やはり椅子に座りこんでしまう
ディー「サム疲れてるの?大丈夫?」
サム「ああ・・・疲れたよ今日は・・・久しぶりだな・・・ディー会いたかったよ」
サム「君が待っていてくれるか心配だった、けど君が待っていてくれて凄く嬉しいよ」
と言うと、ディーは笑いながら俺の膝の上に乗ってきた
前回と違い今日は胸に人形をあしらった可愛いTシャツを着ていてそれが彼女にはとても似合った
サム「可愛いなこれ」と言いながらその人形の部分(胸)の部分を突つくと、彼女は俺の鼻をつまむ
変わらない・・・その仕草と笑顔がとても嬉しかった
サム「ディー・・・約束通りに君に会いに来たぞ、俺はウソツキじゃないだろ?」
ディー「うん・・・本当に来てくれるなんて・・・本当はもう来ないと思ってた」
サム「なぜだ?メールでちゃんとやり取りしてたろ?信じてなかったのか?」
ディー「うん・・・だってサムのメールは信じない方が良いって・・・」
サム「???だれが?」
ディー「ああ・・・違うの、一般的な話しよ」
おかしい、なんだそれは?誰かに言われたんだろうか?突っ込んで聞いてみてもはぐらかすばかりで埒があかないのでベットへ連れていく
ひとしきり会話した後、少しづつ口を近づけていってキスする・・・2.3回を軽いキスをしながら話すと泣き出した・・・
サム「どうした?何故泣くんだ?」
ディー「あれ?・・・何でもない・・・分からないよ・・・サムが来てくれた時に何話そうとか考えていたんだけどそれを思い出していたら、なんか・・・分からないの・・・ごめんなさい」
サム「俺も一緒だよ、ディーに会ったら何はなそうかと考えていたけど、さっぱり出てこないよ・・・」
そのままゆっくりと優しくキスをしながらムキにかかると、ディーは抵抗しだした
ディー「だめ、恥ずかしい、シャワー浴びてきて」
サム「何言ってんだよ、前回約束したろ、君のGOGOスタイルを見せるってさ」(下着姿です)
ディー「それはそうだけど・・・・恥ずかしいよ・・・」
サム「だめだね♪あきらめなさい!」
と言いながら恥ずかしがる彼女を脱がしながら楽しんだ

事が終わって
サム「ディーは化粧するようになったんだな、それにTシャツも可愛いよ」
ディー「今日はあなたが来ると思っていたから、それに今のお店ではマネージャーに化粧しなさいって言われているの」
サム「ああ・・・お店変わったんだよね、どうしたんだ?」
ディー「・・・・前のお店でペイバーされないとだめになったの・・・そうしないとクビだって言われて」
サム「そうか・・・それでお店変わったのか?」
ディー「うん・・・ハロゥインの写真見てくれたでしょ、あの後言われたの」
サム「そうか、今のお店では大丈夫なのか?」
ディー「・・・うん・・・私は呼びこみだから大丈夫なの」
おかしくないか?どこのお店も確かに呼びこみには可愛い子を置くのはあたりまえだ
そして、その子をペイバーできないなんて・・・なんか矛盾してるような気がする・・・・
サム「そうか、良かったな」
と言いながら彼女の頭をなでなでするとディーは俺の胸に顔をうずめてスリスリしてる
本来彼女達GOGOレディーはペイバーされてナンボの商売だと思っていたので、何故だ?と聞いてみたいのだが、それを聞くのはアホだろう・・・もちろん俺のためと思っていたいのが本音だ
もし聞いてしまって違う答えが返ってくるのが恐かった・・・
そんなことを考えている間も俺はディーの頭をなでなでしつづけた

手前みそな話しだが、あらためてディーを見るとやっぱり可愛い、日本人好みの顔立ちだ
化粧も上手になったし(もちろんナチュラルメイク)一皮向けた感じがする
パッポンでこの子をペイバーしたい日本人は結構いると思う、人気もあるのではなかろうか?
それなのに、ペイバーされないなんてわがままが通るのだろうか?
サム「前に会った時よりもディーは綺麗になったな、可愛いぞ」
ディー「そう?ありがとう、サムがそう言ってくれると嬉しいな」
サム「今日はよくペイバーされなかったな、俺を待っていてくれたの?」
ディー「あたりまえでしょ!なんでそんな事言うの?サムが来るの待っていたに決まってるじゃない」
サム「ありがとう、嬉しいよ、でも他のやつは君をペイバーしたいって言われなかったのか?」
ディー「今日はマネージャーにサムが来るから、お店の奥にいるって言ったの」
ディー「普通に表に出てると・・・・・」
サム「じゃあ、普通の日は表にでてるんだろ?違うのか?」
ディー「そうだけど・・・私はペイバーだめだから・・・・」
サム「ふーん、そうか・・・・」
語るに落ちたな・・・・もちろんここで突っ込んでもしょうがないとは思っている
突っ込んで真実を言わせたところで何も変わらないのも分かっている・・・
もちろんディーもそれを感じているのだろう、俺に何か言われるのかとうつむいてしまった
そんな彼女に何か言う言葉なんか俺には思いつかない、彼女には彼女の生活があるのだ
そして、今の俺にはそれに対して口を挟む権利などない、悲しいけど・・・・
言葉をかける代りに俺は彼女を抱きしめて、優しくキスをした、感情を込めたキスだ

そうしておいて彼女の側を離れてクローゼットの方に歩いていくと
ディー「どこに行くの?私も行く!」
サム「どこにも行かないよ、ディーそのまま目を閉じて座って」
ディーは不思議そうな目をしてこちらを見ている
サム「目を閉じて!」
とはっきり言うとディーは何故だか分からないと言った感じで目を閉じた
俺はそっと例の巨大なぬいぐるみを手にとって彼女に・・・・・ぶつけた
バシッ!目を閉じていたせいでディーの顔面にぬいぐるみの尻が見事にHIT!
ディーは・・・・ベットの上で見事にひっくり返った
それを見て俺は大笑いをしていたのだが、ディーはすぐさま反撃しようとして、ぬいぐるみを投げようとしたのだが、それを見てびっくりした顔になった
ディー「これ・・・私へのプレゼント?」
サム「そうだよ、大変だったんだぞ!それ持ってくるの」
サム「それだけで、トランクの中は一杯になってしまって、下着とかはこっちの手提げに入れてきたくらいなんだから」
ディー「・・・・サム・・・ひどい・・・私にプレゼントぶつけるなんて・・・」
と言いながらもディーはすごくうれしそうだった
当たり前だ!こんなぬいぐるみ貰って喜ばない女の子はいないだろ、それにわざわざ日本から持って来るようなバカは少ないのではないだろうか?
ディーはぬいぐるみを抱いたまましばらく悦に浸っているようだった、やはりよほど嬉しかったのだろう
ディー「サム・・・ありがとう、こんな大きいキティのぬいぐるみは初めて見たわ、みんなに自慢できる」
サム「自慢?それをか?どうやって?」
ディー「私は妹と一緒に住んでるの、よく友達とか来るからその時に自慢するの、サムが私の為に日本から持ってきてくれたって」
ディー「でも・・・これって凄く高くなかった?ぬいぐるみって大きいと高いよ」
サム「ああ・・・そうだね、とても高かったよ・・・でもねディーがこれを見たら喜ぶと思ったからね」
と言いながらにこやかに笑うと、ディーはうつむいてしまった、照れてるのだろうか?
ディーはそっとぬいぐるみを入っていた袋に戻すと、俺に抱きついてきた
そして、タイ語で何かつぶやいていた、分かったのはサムという名前だけだった
サム「ディー、英語でしゃべってくれないか?」
ディー「今のはこう言うことよ」
と言いながら俺にキスしてきてベットに倒れこんだ、初めて彼女の方から積極的に俺にアプローチしてきた
もちろんそれにはきっちり答えたけどね

いつのまにかうたた寝をしてしまったらしいディーに起こされた
もう時間は6時を過ぎておりディーはとっくに帰らないと行けない時間になっていた
ディー「サム、私帰らないといけない」
サム「もうそんな時間だな、すまない寝ちゃったみたいだ」
ディー「ううん、凄く疲れたみたいだね、ぐっすり寝てたよ、ごめんね」
サム「うん、疲れてるんだよ・・・ごめんね」
ディー「いいの、気にしないで、それより今日も仕事なんでしょ大丈夫?」
サム「ああ、大丈夫だよ、下まで送っていくから着替えるまで待ってくれ」
と言いながら、いそいそと着替える・・・
いつものように彼女がタクシーを捕まえるまで送っていくのだが、何故かディーからは「今日来てね」とか「何時にくるの?」とかの言葉がない
確実に俺が来ると思っているのだろうか?そこで俺は聞いてみた
サム「ディー今日俺は何時に行けば良いんだ?」
ディー「アップトゥーユー」
・・・なんじゃそりゃ!この言葉にはさすがにちょっと頭にきた、普通はウソでも「○○時にあなたを待ってるわ」とか言うのではないだろうか?
俺に会いたいとは思ってくれないのだろうか?それとも黙っていても俺は彼女に会いに来るだろうと思っているのだろうか?
態度にはださなかったが俺はかなり寂しい思いと同時に頭に来ていた、しかしここで彼女に言ってもしょうがないので
サム「じゃあ10時に行くよ、待っててくれ」
ディー「うん、待ってるわ」
と言いながらタクシーに乗りこんで帰っていった、俺はそれを黙って見送った






12月 30日 昼 キックの鬼Again
Yoshiに起こされて朝食をとった後に今日の予定をYoshiと話す。
前日Yoshiはパッポンは懲りたらしくやはりもう2度と行かないと言っている。
俺は面白いと思うのだが・・・・。
部屋に戻ってYoshiと本日のミーティングなのだがYoshiに希望でまずはメガネを買いたいそうだ。
俺も知らなかったのだがタイではメガネも安いらしい、俺はメガネをかけていないので(もちろんコンタクトでもない)よく分からないのだが、メガネって結構高い物らしい。
実際にYoshiがしているメガネは5万円以上するようだ。
こちらでは1/3以下で買えるといことらしいのだが、はっきり言ってメガネ屋がどこにあるか俺には分からない。
Yoshiに聞くと「そんなことは俺が知るわけないじゃん、お前捜してよ」
おいおい・・・・お前は何様だ!。
サム「うーん・・・たぶんデパートみたいなところに行けばあると思うんだけど・・・」
サム「とりあえず、ホテルのフロントでメガネかけてる人に聞いてみるか?」
Yoshi「お前に任せるよ、だって俺それもできないもん」
言いきんなよ!そんなこと・・・。
サム「分かった、その代わりそれが終わったらMP巡り付をき合えよな」
Yoshi「付き合うだけね、俺は入らないからな」
一言、言っておくとYoshiは風俗関係はあまり好きではない、もちろん女好きでもない。
当然今回の旅行でも女の子と遊ぶ気などさらさらない、しかし俺としてはなんとかしてYoshiをタイに「はめたい」と思ってる。
さらに言っておくがYoshiはホモでもない・・・。
ホテルのフロントでメガネをかけている女の子にメガネ屋は伊勢丹にあるか?と聞いたらYesとの答えが返ってきたので伊勢丹に行く事にした。
しかし、まっすぐ伊勢丹に行くわけではなく今回の旅行でDeeとは別に会いたい女の子であるナムちゃんに会う為にフットマッサーに行く事にした。

前回の旅行記を読んでいただいた方はお分かりであろう、そうあのイマケンの彼女?であるナムちゃんだ。
イマケンとのメールはしばらく続いたようだが、結局返事が返ってこなくなりそのままになってしまっている。
もちろん俺はイマケンに頼まれて会いに行くわけではない、俺の興味として会いたいと思っただけだ。
日本を発つ前にイマケンに「彼女へのお土産は良いのか?」ときいたのだが、イマケンは「モウイイデス・・・」といじけモード。
「じゃあ、食べちゃうぞ」と脅しても「どうぞ、好きにして下さい・・・」とまあなんとも張り合いの無い状態だ。
もちろんそんなことはしないのだが、なぜ彼女がイマケンにメールを出さなくなったのか、参考までに聞きたかった。
俺自身もDeeとはメールだけの関係になってしまっているので、心配なのだ。

Yoshiと一緒にお店の前まで行くと、ナムちゃんのお母さんが俺達を迎えてくれた。
うれしいことに、お母さんも俺の事覚えていてくれた。(もちろん名前まで覚えてはいなかったけど)
ナム「ハーイ、サム久しぶり、いつ来たの?」
サム「昨日の夜着いたよ」
サム「相変らず、日本語上手だね、前よりも上手だよ」
ナム「じょうず?」
サム「ああ、Very wellって意味だよ」
ナム「ありがとう、サムは変わらないね、そう言うとこ」
サム「???なんだか分からんが、今回一緒に来たYoshiって言うんだ」
サム「付き合いの長い友達で、中学の時からの友達なんだ、だから15年以上だね」
ナム「ふーん、よろしくねYoshi、ナムです」
とにこやかに挨拶するナムちゃんに対してYoshiは「よろしく」と一言返しただけだった。
相変らずぶっきらぼうなやつだ、もう少し愛想がよくても良いと思うのだが。
ナム「イマケンは来てないの?」
サム「うん、今回は来てないよ、あいつは別のプロジェクトになったから、休みが別なんだ」
とりあえず俺にはナムちゃんが、Yoshiにはナム母がフットマッサーをしてくれた。
フットマッサーをしながら、ナムちゃんは色々話しかけてくる。
ナム「サム、彼女とはもう会ったの?まだ続いているの?」
サム「ああ、昨日会いに行ったよ」
ナム「彼女喜んだでしょ、プレゼント持ってきたの?」
サム「ああ、ちょっと遅いけどクリスマスプレゼントとして、でっかいKity Catのぬいぐるみを持ってきたよ」
ナム「いいなーーーイマケンから何も預かっていないの?私の分」
サム「無いよ、だってナム、イマケンにメール出さなくなったじゃん」
サム「イマケン寂しがってたぞ、なんで出さなくなったの?」
ナム「それは・・・イマケンが彼女と別れたから・・・」
ナム「イマケンのメールに日本の彼女と別れたって書いてあったの、日本の彼女に悪くてメール出せなかったの」
確かに、前回こっちに来たときも、ナムちゃんは日本の彼女と別れないでと言っていた。
ナム「それで、その後イマケンはメールくれなくなったし・・・」
なるほど、半分くらいは理屈が通っているような気もするが。
サム「じゃあ、イマケンのこと嫌いになったわけではないんだね?」
ナム「私はイマケンのこと好きだけど、イマケンはきっともう別の女の人と付き合ってるでしょ」
サム「いや、イマケンに彼女はいないはずだよ、今はね」
ナム「じゃあ、イマケンにメールくれるように言って」
サム「いいけど、ちゃんと返事かけよ」
ナム「うん、イマケンがメールくれたらね」
ナム「サムの彼女はいいなー、こうして会いに来てくれるし、プレゼントも貰える」
サム「はは、だってイマケンを選んだのはナムだろ」
ナム「私にはプレゼント無いの?」
サム「なんで俺がナムにプレゼントしないといけないんだ?」
ナム「だって友達でしょ」
サム「おいおい、友達だとプレゼントするのか?」
ナム「えへへ、いいじゃん今度くる時はちょうだいね」
とまあ憎めない子なのだが・・・・Yoshiは黙ってマッサージされていた。
マッサージが終わり料金を支払うと、お互いにチップを渡したのだがその時
ナム「サムのホテルってロイヤルベンジャでしょすぐ近くだよね、後で遊びに行ってもいい?」
サム「彼女が来るから、だめだよ、彼女に誤解されるの嫌だしね」
ナム「平気なのに、じゃあまた来てね、待ってるわ」
と言って別れたが何が平気なんだ?もし見つかったらどうなると思ってんだ・・・。
うーん・・・どうもならんな、たぶんだがDeeはもし誰か別の女の痕跡を俺の部屋で発見したとしても黙っているであろう。
そしておそらく俺がバンコクに滞在している間お店に出てこなくなって、メールも来なくなるだろう。
こんな所ではないだろうか?Deeは簡単には焼もちを焼いてくれない、俺としては少しくらい焼いて欲しい物だが、彼女は少なくともそれを態度に出すことは今まで無かった。
そしてそれが俺には物足りない気持ちにさせる。
焼もちを妬くという事は愛情の裏返しと言えるだろう、焼かないという事が愛情が無いとはいえないことではないが、おそらく彼女の場合自分が傷つくのを恐れているように思える。
もし、彼女が焼もちを妬くくらい俺のことが好きになったとして、その後俺に捨てられたら自分が凄く傷つくと思っているようだ。
そして、自分はタイ人でありパッポンガールである、俺は日本人の旅行者であればいつかは必ず別れが来る、それが分かっているから焼もちも妬かない。
これを書いてる今だからこんな事が考えられるのであり、その時の俺はこんな考えに到達できなかった。
上の考えは非常に俺の都合のいい解釈になっているが、この後の話しと、旅行から帰ってきてからの彼女からのメールで辿り着いた1つの答えだ。
もちろん外れている可能性もあるわけだが、おそらく当りだと思う。
この時の俺は少し変だった、普段も変だろという突っ込みは却下だが、Deeに焼もちを焼いて欲しいと思ったのだ。
それは今朝のアップトゥユーが引っ掛かったせいであるのは間違い無い。

ナムちゃんと別れて伊勢丹にメガネを買うために行く事にした。
BTSに乗ってチットロム駅で降りて歩いて5分くらいでZenと伊勢丹がくっ付いている大きなデパートまでやってきた。
MBKもいいのだが、俺はどちらかと言うとこちらの方が好きだ、理由はなんとなくだが・・・。
伊勢丹のほうに入りインフォメーションに行ってメガネ屋の場所を聞いた、どうやら3Fにあるらしい。
少し探し回ったがなんとかその場所を見つけた。
伊勢丹らしいとは思うけどあったのはメガネのパリミキだった。(これはちょっと笑えた)
中に入ると何人かの店員が奥の方で話しているのが聞こえた。
その中で日本語が少し混じっていたので安心できた。
なによりメガネの知識があるわけではないし、それ用の単語も分からないし、日本語でメガネも買ったことが無いのに英語でそれを買おうというのだから無謀にも程がある・・・。
店の中に入って、しばらく物色していると声をかけてきた、不思議な事に俺はメガネをかけていなくてYoshiはメガネをかけているのに声をかけられるのは何故か俺だ・・・。
店員「なにかお探しですか?」
いきなり日本語だ・・・嬉しい。
サム「彼のメガネが欲しいんだけど、この辺のメガネはちょっと高いね」
確かに値段はYoshiから聞いていた1/3というわけではなかった。
フレームについている値段を見ると3000~4000Bクラスが普通のようだった、これにレンズが着くと6000Bを超えるのは予想できる。(考えてみれば6000B=18000円ってことは約1/3だからあってる)
店員「どのくらいの予算でしょうか?」
サム「Yoshiいくら位ならいいんだ?」
Yoshi「3000Bくらいだな」
サム「そうか、こいつが3000位って言ってるんですけど」
と言うと店員はYoshiのメガネを借りて奥に持っていってレンズを調べ出した。
店員「かなり良いレンズを使ってますね、相当高かったのではないですか?」
Yoshi「5万以上しましたよ」
店員「そうだと思いますよ、これならそれ位するでしょうね」
俺には良くわからないのだが、レンズの度が強いと、その分レンズは厚くなり、重くなるようなのだがYoshiのレンズは薄いようなのだ、その分高いらしい。
店員「ちょっとレンズの質は落ちますが(厚くなるらしい)3000B位だと、この辺のフレームですね」
と言いながら、特売品コーナーの方へ連れていかれた、そこにあるフレームの値札には700B~1000B位の値札がついていた。
レンズの値段が大体1600B位らしいので(これはもちろん質の落ちたやつだが)2300~2600B位で買えるとのことだった。
レンズ+フレームの値段と言う訳だが、Yoshiに言わせると日本でもフレームの値段だけでレンズもついてくるような買い方もあるようだ。(それが普通なのかな?)
結局Yoshiはそのレンズは気に入らないらしくレンズの質を上げて1個3400~3500B位の所で迷っているようだったので、こんな時は別の場所に行って見るに限る。
愛想の良い店員に別れを告げて別のメガネ屋を捜すことにした。
行ったことのある方はご存知だと思いますが、ここは日本のデパート3つ分くらい広い。
当然他にもメガネ屋はあると思える。
かなり歩き回って探した結果、中央部1F、KFCの近くにあった。(実に簡単なところだった)
ここは、タイ人の店員しかいなくて、英語の分かる店員も2人しかいなかった。

サムの実戦で理解したタイでのメガネの買い方
手順1 まず自分の持っているメガネ(コンタクト)を店員に渡して度を見てもらう。
手順2 おそらくそれは日本のレンズでしょうからそれに近いレンズをカタログから選びましょう。(店員が教えてくれると思います)
手順3 レンズを選んだらフレームを選びましょう。
手順4 今回はここから値切り開始です、レンズが高価な物ならば、フレーム値段をまず負けさせましょう。(ちなみにYoshiが選んだレンズは1番良いレンズなので3000Bでした)
手順5 レンズがこの値段なのでフレームは当然ですがタダに値切ります。(いきなり!)
手順6 フレームとレンズが決まった時点で、現在の値段は3000Bです。
手順7 ここで2つ買うから5000Bに値切ります。(店員に笑われた)
手順8 しかし笑われてもひるまずに、一切の妥協をしないぞと言う顔をします。
手順9 店員が引き下がるはずなのでここで交渉終了です。
結果的にYoshiは満足の行くメガネを2つ手に入れて5000B(15000円位)で済みました。
最初のパリミキよりも良いレンズで値段も安く手に入りました。
他を回ればもっと安く買うことが出来る可能性はあると思うが、Yoshiも納得した値段で買えたので十分であろう。
Yoshiの評価では自分が持ってる5万するメガネと遜色無いとのことだった。(よかったよかった♪)
さすがに即日と言うわけにはいかず、翌日6時以降に取りに来るようにとのことだった。
後日談なのだが、MBKのメガネ屋にそのメガネを持って見せたところ、同じメガネを作ってもらうのに2800Bと言われたので、もう少し値切れたのかな?・・・・。(タイ人は最初から素直な値段は言ってこないからね)
とりあえず今日のノルマであるメガネを買うことが出来たので、MP巡りに行く事にする。







12月30日(後編) 浅慮

やはりポセイドンに行ってみたいのでラチャダー通りに行く事にする。
行き方はインターネット見た通りエメラルドホテルまでタクシーで行って、そこから徒歩だ。
まずはナタリーだが、ここはコンシアも何人かいて俺達が日本人だと分かったのか日本語の分かるコンシアで自分でコウイチと言っていたが、愛想が良く一生懸命俺達に女の子を勧めていた。
ナタリーはひな壇も綺麗で1300.1700と1900のひな壇さらに、サイドのシートと中々良い感じだ。
俺的に合格な子が何人かいたのだが、Yoshiが選べないとのことなので、コウイチに別れを告げて外に出る事にした。
ここまで来てポセイドンを見ずに入るのは愚かというものだろう。
それにポセイドンのロシア人とモデルクラスを見たいというのが今日の目的でもあるので、まずはやはりポセイドンに行く事にした。
ナタリーからポセイドンまでてくてく歩いていったのだが、途中古式按摩が何軒かあるのを見たが真っ直ぐポセイドンへ。

ポセイドンに入るとYoshiがリュックを持っていたので、預けるように言われる。
2階に上がるとまず1800Bの金魚バチだが、時間が17:00だったせいか、数は20以上いたのだが早々に見きりをつける。
3階に上がっていくと、ラウンジになってます、すると1人の女性コンシアが近づいてきて、座るようにいわれた。
ここの店は初めてか?と聞かれたので、そうだと答えるとシステムを説明してくれた。
ロシア人はどうやら、もういないようだ、警察の手入れが厳しいせいなのだろうが、理由を聞いても説明してもらえなかった。
3人ほどかわるがわる、女性を連れてきて紹介してくれたが、Yoshiが決めてからと、俺は思っていたので全員パス。(Yoshiも全員パスだった)

それではと、今度はグラビアのような写真のアルバムを持ってきて勧められたが、その中の女性はほとんど19:00出勤とのことだった。
中は・・・・・・・・・凄い!としか言い様が無かった、なるほどこれならスーパースターと言われても納得できるレベルだった。
今回はそのアルバムを隅々まで鑑賞しただけだったが、次回は是非お手合わせしてみたい物だと思った。
でも、たぶん予約要るんだろうな・・・・・。

後ろ髪を引かれながらもポセイドンを後にしなければならなかった。
なぜなら、ここでもYoshiは女の子を選ばなかったからだ。
俺1人が女の子を選んでしまうとYoshiは途方に暮れてしまうだろう。
それはそれで面白いのだが、こんな所で放り出すわけにも行かず、ナタリーまで戻ることにした。
どうしてもYoshiに1回でいいから経験だと思って入ってみろと勧めたのだが、Yoshiはコストパフォーマンスを考えるとナタリーのほうが良いと言ったからだ。
どちらにしてもYoshiが覚悟を決めて入る気になってくれたわけだから、ナタリーに行く事にする。
しかし、せっかくここまで来たわけだから、ハイクラスとエマニュエルも覗いてみた。
両方ともイマイチだったのは、時間的に17:30前くらいだったからなのだろうか?
しかし、エマニュエルのコンシアは面白い、実に笑える。
女の子を俺達に一生懸命勧めてくるのだが「Good!」の言い方がモウタマラン!。
みたいな言い方をするのだ、このおっさんの面白さに免じてここで入ってやろうかと考えてしまうくらい面白かった。
次回の訪タイの時にはまた来ようと言う気にさせてくれた、女の子の話ではないが、お勧めできる!。

結局ナタリーまで戻ってきたわけだが、俺達が店に入るとコウイチが気付いてすぐに寄ってきた。
他のお店の様子を聞きたがって、どこのお店はどのくらい女の子がいたのか、結構聞かれた。
とりあえず、話しをしながら辺りを見回していると、俺達様子にコウイチが気付いて女の子を勧めてくる。
この子はサービスがGoodだと、1700の子を勧められたが、俺的には余り好みではなかったでパス。
しかしYoshiがその子でも良いと決めたので、俺は1900の方へ行く。
1900の子の中でコウイチにお勧めを聞くと19番だというので、素直にそれに従った。

ここでそれぞれキャッシャーでお金を払って部屋へ。
前にも感じたのだが、どうも裸になってる時に飲み物を持ってこられるのは、いただけない・・・。
しかもお金もその場で(チップもだが)払うので恥ずかしい事この上ない・・・。
MPのなじめ無い所はここだな・・・。
等と考えているうちに、彼女がお風呂にお湯を入れつつ、俺にちょっかいをかけてくる。
なかなか楽しい子だった、俺のバスタオルをむしり取ろうとするのだが、返り討ちにしてむしり取った。
ボディの方もなかなかで、俺の好みだったが、どうしてもディーと比較してしまう。
たとえば、はしゃぐ性格はディーよりも好きだとか、笑顔の可愛さはディーの勝ちだとかね。
まあ、ここでディーの事を考えても仕方が無いので楽しむ事にした。
相手としては十分な子なのだから・・・。

事が終わってしばらくいちゃいちゃしていたのだが、彼女は英語がほとんどだめだったために。
俺のつたないタイ語のボキャブラリでは会話が持たないのだが、一生懸命俺を退屈させないようにしてくれた。
その中で、明日も来て欲しいとかあったのだが、俺は分からない振りをしてやり過ごした。
普段俺は、まったくタイ語が分からない振りをする、もちろんほとんど分からないのだが明日も来てね位は分かる。
ディーの前では単語1つ知らない振りをしているのだが、この子の前ではなんとなくそんな気にならない。
もちろん英語が全くだめだからと言うのも理由の一つだと思うのだが、なんとなく心の許せる子なのだ。
少々はしゃぐ性格なのだが、心が休まる・・・気がする・・・。
しかし、そんな事を言ってもしょうがないのでさっさと服を着ることにする。
彼女はそんな俺を見て少し不満そうだったのだが、つたないタイ語でだが。
サム「ありがとう、君はとても良い子だね、俺は君がとても好きだよ」
と言うと、意味が通じたらしく、照れ出した。(照れてる間に服を着終わった)
照れながらも俺にちょっかいを掛けてきたので気が付いたのだが、彼女自身は身体を拭いておらず少々身体が冷たくなっていた。
そこで、彼女のバスタオルを手にとって彼女を抱っこしながら拭いてあげた。
彼女は少しびっくりしたまま、俺を見つめていたが、そのままおとなしく身体を俺に預けてきた。
ちょうど俺はベットに腰掛ける格好で彼女を膝の上に座らせたまま、彼女を抱きしめる形で拭きつつ、温めてあげると、彼女にも意図が伝わったらしく、こちらを向いて抱きついてきた。
なんか座位みたいになってしまったが(俺は服を着てます)、不思議と恥ずかしさよりも愛おしさが出てきた。
やばいと思って、彼女を離して服を着るように促すと、彼女は黙って服を着た。
少し時間的に早かったのだが、Yoshiの事を考えると時間の15分前には外に出ているつもりだった。
なぜなら、Yoshiの場合時間を余らせて出てくる公算が大きかったからだ。
あのロビーでYoshiを1人で待たせていると、もう2度と来ないとか言いかねないからね。
そう思って出ようとしたのだが、彼女がベットに腰掛けて、立ち上がってくれない・・・。
手を取って、引っ張ると抱きついてくるし・・・・困った・・・。
英語が通じるなら、友達が待ってると、簡単に告げる事が出来るのだが、俺の下手糞なタイ語だと中々通じなかった。
ジェスチャーを交えながら説明するとなんとか分かってくれたので、しぶしぶ一緒に部屋を出てくれた。
そしてエレベーターを下りる時にキスしてくれたのがとても嬉しかった。
下に着くと手を振ってにこやかに彼女と分かれた。

時間よりも早く出てきたおかげでYoshiはまだ出てきていなかった。
入る時よりも、お客の数は増えていて、Yoshiを待っている間少し恥ずかしかった。
先ほどの彼女が、また戻ってきて、俺が座っているのを見つけると、しばらく手を振ってくれていた。
しばらく待っているとようやくYoshiが下りてきた、遠目からみてもYoshiが満足そうなのが分かる。
コウイチのお勧めは当ったようだな、ヨカッタヨカッタ・・・これでYoshiがMPにはまってくれれば良いのだが・・・。
サム「どうだった?良かったか?」
Yoshi「うん、言葉は全然通じなかったんだけど、一生懸命な子で良かったよ」
Yoshi「それに見た目も俺の好みだったし」
サム「そうか、それは良かったな、じゃあ明日も来るのか?」
Yoshi「それは無いと思う、もういいや、1回だけは経験のつもりで入ったけど、もういいや」
サム「・・・(こうゆうやつなんだよな・・・)だって気に入ったんだろ?」
Yoshi「うーん・・・でもいいや」
MPハメハメ大作戦失敗・・・さすがYoshiなかなかはまってくれない。

第1弾の作戦は外したが、次なる作戦を展開しなければならない。
次の作戦はロリロリ大作戦だ。
俺の考えでは、Yoshiは結構ロリが好きだ。(と思う)
実際のところは本人しか分からないのだが、俺はそう踏んでる、いや踏んだ!。
そこで、インターネットの情報にあった、ナナのG-SPOTに連れて行くつもりだった。
どちらにしても、昨日はパッポンに行って懲りたと言っていたので、もう少しゆっくりできるであろうナナに連れて行くつもりだった。
ナナならば、それほどコーラ攻撃も無いし、ゆっくりと女の子を鑑賞しながら、お酒も飲めるし、Yoshiには1番向いていると思った。
時間は20:00を回っており、1度ホテルに戻ってからナナへ出発する事にした。
そして俺はある大事な決心をしたのだった。

ホテルに1度戻って財布の中を見ると、手持ちが既に5000Bを割っていた。
そこで、両替をしようと思い、チェンジャーを探したのだが、時間はもう既に21:00を過ぎていた。
ホテルのフロントで両替をしようとすると3200Bと言われて愕然とした。
いくらなんでもそれは無いだろう・・・・と思い仕方が無いのでスクンビットの近くで知ってる限りのところを探したのだが全て閉まってる。
結構歩いたのだが、最終的にはホテルしかないと思いグランドホテルに行くも、今度は3100Bになってる。
さすがに3100Bでは妥協できなくて結局グレースホテルの3200Bで落ちついたのだが、これを読んでいる方は是非注意して欲しい。
ホテルのレートは最悪です・・・(場所にもよるのかもしれないが)ですので両替は昼のうちにしておきましょう。
両替を済ませてナナまで歩いている途中にYoshiが時間を気にしだした。
Yoshi「なあ、22:00にディーちゃんと待ち合わせしてるんじゃないのか?」
サム「ああ。そうだよ」
Yoshi「じゃあ、行かないとだめなんじゃないのか?」
サム「だって、お前をナナに連れていって案内しないといけないじゃん」
Yoshi「うーん、そうだけど、俺はいいから行けば?」
これについて俺は今日1日ずっともやもやしていた。
ディーが本当に俺に会いたがっているのか自信が無かったからだ。
そして、彼女の本当の気持ちを知る術も無い・・・。
前にも書いたが、ディーは本当に焼もちを妬かない・・・。
そして、いつもアップトゥーユーだ・・・別に俺は痴話喧嘩をしたいわけではないが・・・・。
男心も複雑なんだよな・・・・どこで決めたのか分からないがとにかく俺は今日ディーに会うのを止めようと思った。
そして俺にはその時にはそれが、何故か良い考えのように思えたのだ。
実際のところ、これを書いている今は何故こんな事をしたのか分からない。
サム「今日俺はディーには会わないつもりだ・・・そしてナナで気に入った子がいたらペイバーするつもりだよ」
Yoshi「なんだそりゃ!良いのかよ?」
サム「ああ・・・今朝の話したろ?なんか俺には釈然としないんだよ」
サム「何て言ったら良いのか分からないんだけど、とにかくディーと1日離れてみたいんだ」
Yoshi「ディーちゃん悲しむんじゃないか?」
サム「どうだろうな?悲しんでくれるかも俺には自信が無いんだよ・・・」
人はやってみなければ分からないことを試してみたくなるのだろう、そしてそれが相手を傷つける事になろうともやってみたくなる時があると思う。
特に男と女の間では良くあることだろうと思う、しかしこれをやるとかなりの確立で悪い方に転ぶ・・・。
俺は何度もこんな事を経験してきた、相手を試す・・・実に失礼な話しだ。
裏を返せばそれだけ相手を信じたいという気持ちにもつながるのかもしれないのだが・・・。
しかしこれは一方的な理屈でしかない。
こんな事をしてはいけないのだ・・・。
Yoshiはそれ以上俺には何も言わなかった、付き合いが長いだけに俺の気持ちをなんとなく感じたのかもしれない。
まあ、Yoshiに言わせれば、俺がディーに飽きたように見えるのかもしれないが、とにかくそれについては言及してこなかった。
サム「じゃあ行こうか?」
Yoshi「ああ・・・でも見るだけだからな」







第5話 浅慮の果てに

懐かしいな、好きだと言う意味では俺もナナの方が好きだ。
ナナはなんと行っても・・・分かりやすい!。
この一言に尽きるだろう、それに俺のタイでのデビューもナナだった。
(最初はMPだったが、あれは・・・楽しんだ気がしない)
サム「これがナナだ、どうだ?すごいだろ?」
Yoshi「本当だな、これ全部がGOGOバーなのか?」
サム「ああ、そうだよ、2階もそうだし、3階も一部そうなんだよ」
Yoshi「それで、どこか行くところは決まってるのか?」
サム「ああ、お前はロリが好きなはずだから、G-SPOTって店に結構ロリがいるらしい」
サム「だからそこへ行くつもりなんだ」
Yoshi「なにそれ?別に俺はそんなんじゃないぞ」
サム「そうか?じゃあ嫌いか?」
Yoshi「・・・・とりあえずお前に任せるよ、俺は分からないから・・・でも本当に見るだけだからな!」
サム「果たしてどこまでそう言ってられるかな?・・・フフフ」
と思いつつもたぶんYoshiはペイバーしないだろうなーと思ったのだが、可愛いYoshi好みの子がいることを願ってG-SPOTへ・・・・。
しかし・・・・無い・・・・つぶれたのか・・・それとも俺の探し方が悪いのか?・・・。
とにかく一角がぶち抜かれてただの瓦礫の後みたいになってる・・・。
たしかここがG-SOPTだったと思ったのだが・・・2階を一回りしてもG-SOPTの看板が無いし・・・。
そこで仕方なく、レインボウ3→ハリウッドロック→ティティ・ツイスターへ行って見るが、パッとしないと言うのが本音だった。
それにやはりディーの事が気になって、俺自信が楽しめなかった。
3軒回ったところで、前回のセイ同様分かれることにして、Yoshiに好きな所に行くように言った。
サム「それじゃな、できればお持ち帰りしろよ」
Yoshi「たぶんしないよ、それじゃな」
とあっさりと別れた。
分かれた後、心のもやもやを持ちながらも他のお店に行って今日の相手を探すことにした。
レインボウ1→プレイスクール→ブゥードゥーと回ってみたが、やはりパッとしない。
どうしてもディーの事が頭にちらついてしまう・・・情けない・・・。
ブゥードゥーで、1人呼んでコーラを奢りながら話してみたが、イマイチ盛りあがらない。
女の子からも「元気ないね、ここは元気出してね」と言いながらチン○ン掴まれる始末だ。
そんなノリにも付いて行けてない・・・。
俺らしくないと、店を出て自嘲気味になったが、理由がはっきりしている以上それに向かうしかない。
やはり俺はディーが好きなんだ・・・と自分で悟った。
セックスの問題ではない、夜遅くまで、一緒にいて心から楽しいと思えるのはやはりディーなんだ。
セックスをするだけなら、他の女の子で十分だ、しかし俺にとって最高の笑顔を向けてくれる女の子はディーしかいない。
そう思って、タクシーを捕まえて急いでパッポンへ行く事にした。
時間は既に23:30を回っていたがディーは待っていてくれると信じていた。
そしてたぶん彼女はちょっと怒った顔をして俺を迎えてくれるだろうと・・・。
タクシーに乗っている間、そんな事を考えてパッポンヘ向かった。

ディーの店の前に来ると、昨日の女の子達と違う女の子が迎えてくれた。
サム「ディーに会いに来たんだ、ディーはいるかな?」
女の子達が、顔を見合わせて奥のマネージャーを呼びに行く。
すると昨日の女マネージャーが出てきた。
マネージャー「ディーはいないわよ、帰ってくれる」
と冷たく言われてしまった・・・。
サム「おいおい、俺は昨日も来ただろ、俺の事覚えていないのか?」
マネージャー「さあ?私はあなたの事を覚えていないわ、帰ってくれる」
と全く取り合ってくれない、普通こんな場合他の子を勧めてくるのではないか?。
しかし、マネージャーは帰れの一点張りだし、他の女の子も寄ってこない。
ディーの事を聞こうと、店の中でディーの妹分や昨日の女の子達を探したが1人も見つからない。
マネージャー「ディーはいないわ・・・帰ってね」
と言われて、俺は黙って店を出た。

店を出て、タクシーを拾ってホテルまで帰ると、真っ直ぐYoshiの部屋へ行った。
サム「Yoshi起きてるか?」
Yoshi「ああ、どうした?ナナでペイバーしたのか?」
サム「いや・・・やっぱりディーに会いたくてパッポンへ行ったんだ」
Yoshi「じゃあ、部屋にディーちゃんいるの?」
サム「いや・・・店にいなかった、たぶん他の男にペイバーされたんだと思う」
Yoshi「なんだそりゃ!あの子はペイバーだめなんじゃないのか?」
サム「しらん・・・しかし他に考え様が無いだろ」
Yoshiに店でのいきさつを話してみたが、Yoshiも分からないとしか言い様が無いようだった。
この時の俺はたぶん相当落ち込んでいたんだと思う。
それがたぶん顔や態度にはっきりと出ていたんだろう、Yoshiが慰めの言葉をかけてくれるぐらいだった。
普段、俺達は付き合いが長い分遠慮が無い、慰めや励ましの言葉なんかお互いにかけることはまず無い。
それなのにこの時ばかりはYoshiが慰めの言葉をかけてくれたのが、逆に意外でこれによって吹っ切れた。
サム「じゃあ、今日はディーもいない事だし、グレースでも行かないか?」
サム「落ちこんでてもしょうがない、新しい彼女でも探すさ」
Yoshi「良いのか?それで」
サム「何が?俺にはもう関係無いよ・・・それにお前も1回グレースは行ってみたいって言ってたろ」
Yoshi「そうか・・・じゃあ付き合うよ」
こうして、俺はディーのことを吹っ切る為にグレースへと出撃する事になった。

久しぶりのグレースは様子ががらりと変わっていた。
外は相変わらずのブラックパワー全開の状態だったが、コーヒーショップの部分が改装しているらしく隣のディスコ?がコーヒーショップ代わりになっていた。
一回りしていると名物のアケミさん(ババア)が声をかけてきた。
俺はこの手のババアは基本的に相手をしないのだが、今回は暇つぶしとYoshiのお相手(できれば日本語がしゃべれる子)を探して欲しかったので相手にすることにした。
アケミ「はじめまして~、どんな子が好みなの?」
サム「そうだねー、日本語ができる子いないかなー?」
アケミ「うーん・・・日本語のできる子はいないわ」
そういいながら何人かの女の子を連れてきて俺たちに勧める。
彼女いわく、自分の紹介は絶対安全だ、グレースのほかの女の子は泥棒したりするけど自分の紹介ならそんなことはないとのことだった。
そしてショート1000B+紹介料が200Bで泊まり1500B+紹介料が500Bと中々リーズナブルと言えるかも知れないが、なんせ紹介料が500Bと言うのが俺には気に入らない。
女の子にお金を払うのは当然なのだが、紹介料が気に入らなくて、俺はアケミに女の子を頼む気がしなかった。
もちろんアケミがこれで生計を立てているのは分かるのだが、女の子を食い物にしている気がして・・・・。
じゃあMPやGOGOはどうなのか?と言われると困るのだが、あちらは正直言って相手が見えない・・・。
グレースの女の子の方がなんとなく、哀れに見えるのだ(なぜだかは不思議)
だからと言ってこのアケミが嫌いかと言うと中々憎めない性格で、面白い。
俺たちが女の子は要らないと言っても、色々と日本人のことを聞きたがって話し掛けてくる。
インターネットのことはやはり知っているらしくて、自分の事は書かれているのか?とか聞かれたので。
正直に答えておいた。
逆にこうしておけば、ボッタくったりしないだろうとも思った。
この日はグレースの時間としては早かったせいか、それほどの客はなくアケミは俺たちで暇をつぶしているともいえた。
アケミの暇つぶしにいつまでも付き合ってる気はなかったので、一回りしてくると言いながら、席を立った。
アケミは残念そうだったがそれ以上はしつこく言ってこなかった。
何人か合格ラインの女の子がいたが、Yoshiはあまり乗り気では無いようだった。
ここは、グループで来ている女の子が多いので、俺だけというのも気が引ける。
もちろん、俺のスカウターをぶっ壊すくらいの子がいれば別だが・・・。
この時の俺はディーとの事を忘れさせてくれるような子を探していた。
俺は経験とカンをフルに使って、そのような子を探したが、簡単に見つかるわけが無い
結局、俺達はグレースを後にした。







第6話 スイートマウス

このままでは引き下がれないので、スクンビットの立ちんぼを見物しながらソイカウまで行って見ることにした。
普段のYoshiなら、「ふざけんな!俺はもう寝るからな」と来そうなもんだったが、おとなしく「良いよ」
と言ってくれた。(Yoshiなりに気を使ってくれたのかもしれない)
立ちんぼを見物しながら、Yoshiとスクンビット通りを歩いていくと、やはり立ちんぼはレベルが落ちるのだが、何人かは良さそうなのもいた。
そのままSoi19まで来た時に向こうから歩いてくる2人組みと目が合った。
???「こんばんは~」(日本語で)
サム「こんばんは、日本語話せるの?」
???「はい、少しだけね」
???「私の名前、オンと言います、この子はエーンちゃんです」
サム「こんばんはオンちゃん、俺はサムで、こっちがYoshiって言うんだ、よろしくね」
オン「どこに行くのですか?」
サム「ソイカウまで行って見ようと思ってるんだけど」
オン「ソイカウはもう終わってるよ、今から行ってもだめね」
サム「そうだよね、もう2:00過ぎているからね」
サム「オンちゃん達はどこに行くの?」
オン「これから帰るところです」
サム「そうか~、じゃあ一緒にご飯でも食べに行かない?」
オン「いいですよ、どこに行くの?」
サム「そうだな?どこか良い所知ってる?」
オン「うーん・・・ありますよ、そこで良いですか?」
サム「良いよ、どこでも、あまり辛いのはだめだけどね」
オン「大丈夫まかせて」
と言いながらスクンビット通りを戻る事になった。
これが、今回の旅行の半分メインになってくるオンとエーンとの出会いだった。



オンはとても社交的な子(この言い方がこの子にはもっともぴったりな気がする)だった。
おしゃべり好きな子で歩きながら色々と俺達に話しかけてくる。
片言の日本語だが結構しゃべれるのには少々驚いたが、俺が気に入っているのはむしろエーンだった。
しかし、エーンは、あまりしゃべらずに、黙ってついてくるだけだった。
聞くとエーンは日本語が話せず、英語とタイ語ならOKとのことだった。
そのうちオンがここだよと指を指したのは1軒の屋台だった。
4人でテーブルに座ると、オンとエーンが注文を頼みに行った。
サム「Yoshi、お前はどっちが好みだ?」
Yoshi「どっちでもないよ、俺はホテルにつれて帰る気はないよ」
サム「そうか?オンなら日本語話せるし良いと思うが?」
Yoshi「その気はないな、お前が連れて帰るのを止める気は無いけどね」
サム「そうか・・・」(と思いながらもこの2人くっ付かないかなと考えていた)
2人が注文を終えて戻ってきたので、俺達の会話はストップしてお互いの話しになった。
オンは俺達に積極的に話しかけてきた。
俺達に随分と興味があるように見えた、そしてどちらかと言うと俺達というよりも俺にのようにも見えた。
話しを総合すると、彼女達は仲の良い友達で、ソイカウのGOGOで働いているらしい。
そして、今日は2人ともペイバーされずに帰ってきたとのことだった。
俺達と道であった時に声をかけたのは、2人とも優しそうだからだと・・・上手いねこの子。
しかし、俺の興味はエーンの方なので、会話の中でしきりにエーンへと水を向けた。
エーンも最初はおとなしかったのだが、だんだんと打ち解けてきた。
そのうちに屋台の兄ちゃんが料理を運んできてくれたのだが、モヤシのような野菜と魚介類の炒め物だった。
Yoshiは結構平気で食べていたのだが、俺の口には合わなかったので、Yoshiが横を向いている間にやつの皿に俺の分を2/3位盛りつけてあげた。(俺って優しい?)
Yoshiは黙って全部食ったけど・・・。
取り留めの無い会話をしばらく楽しんだ後に。
オン「あなた達のホテルはどこですか?」
サム「そこのロイヤルベンジャだよ、知ってる?」
オン「知ってますよ、綺麗なところですよね」
オン「私達、あなた達のホテルに行く、いいですか?」
サム「ちょっと待ってね、Yoshiどうする?」
Yoshi「俺はいいよ(要らないの方です)・・・サムは好きにすればいいよ」
サム「ごめんね、1人でも良いかな?」
サム「それでね、俺はエーンと行きたいんだけどいいかな?」(これは日本語でオンに)
そしてエーンに向かって英語で
サム「今夜は君と一緒にいたいんだ、ホテルに来てくれる?」
するとエーンはびっくりしたように俺を見つめる。
俺の描写不足で申し訳無いのだが、この時の会話の流れと態度でオンが俺を気に入っているのは明らかだったと思う。
オンはその後、それを一切出さなかったのだが、エーンもYoshiも、そして俺もそれを感じていた。
しかし、俺は日本語しか話せないYoshiの事を考えた、なによりもエーンは俺の好みだったという点が大きかった。(もちろんYoshiがエーンを選んだ場合は身を引くけどね)
オンには悪いと思ったのだがエーンを連れて帰るつもりだった。
オン「いい?エーンちゃん」(タイ語だった)
エーンはしばらく困った顔をして、オンとタイ語でなにやら言い合いをしていた。
しばらくすると、エーンは黙ってそっぽを向いてしまった。(失礼なやつだ)
オン「はい、構いせんよ、エーンちゃんも大丈夫です」
サム「そうかな?エーンが嫌ならいいんだよ」
オン「大丈夫です、エーンちゃんもあなたのこと好きですから」
オン「サムさん、あなたとても優しいと思いますよ、だからエーンちゃんあなたのこと好きです」
(はは、リップサービスかよ、この子本当に上手だな・・・)
そっぽを向いているエーンの手を取って、こっちを向かせるとエーンは実に複雑な表情をしていた。
サム「エーン、嫌なら無理にとは言わない、君の好きにするといいよ」
オン「大丈夫です、ね?エーンちゃん」
エーンは黙ってうなずくだけだった。
オンはここからタクシーで帰るらしく、スクンビット通りでタクシーを捕まえて帰っていった。
その時、タクシー代として200BをYoshiの手から渡させると、オンはびっくりして最初受け取らなかったのだが、無理やり握らせて帰した。
そのまま3人でホテルまでの道のりを歩いたのだが、エーンは黙ったままだった。

部屋のドアの前でYoshiと別れて、2人きりで部屋に入るとエーンはいきなり。(ここからはもちろん英語です)
エーン「どうしてオンちゃんを選ばなかったの?」
サム「俺が君を選んだのが気に入らなかったのか?」
エーン「ちがうわ!オンちゃんはあなたのことが好きなのよ、分からないの?」
サム「さあ?(なんとなくは分かるけど本人が言ったわけでもないし)」
サム「少なくとも俺の興味は君にあるわけだし、オンちゃん自身がはっきりそう言ったわけでもないだろ」
サム「君は俺のこと嫌いか?それなら仕方がないな」
サム「でも、俺は君の事を気に入ってるよ」
エーン「オンちゃんは私の大事な友達なの、分かってよ」
サム「分からないな、俺は俺自身の気持ちしか分からないからね」
サム「そして君が友達を大切にするところも好きだよ」
と一気にまくし立てると、エーンは飽きれた顔をして。
エーン「・・・あなたはずるい人ね」
サム「ずるい?どうして?」
エーン「あなたみたいな人をタイ語で○×△$って言うのよ」(すいません聞き取れませんでした)
サム「分からないよ英語だと、どういう意味なの?」
エーン「スイートマウスって意味よ」
スイートマウス?、甘い口?・・・うーん要するに甘い口で女の子を騙す事だろうか?
一種の言いまわしなのだろうが、なんとなく理解できる。(笑
って俺は騙してはいないぞ!
確かに俺は、英語で女の子としゃべるといつもこんな感じだ。(日本語でもそうなのかもしれんが、最近はそうでもないと思う・・・年だしね・・・)
だって、俺あんまりボキャブラリないし(英語の)だからストレートな言い方になってしまうのはしょうがないことだよね?きっと・・・たぶん・・・
エーン「だってそうでしょ、あなたの今の言い方はとても慣れている感じがするわ」
エーン「それはあなたが普段他の女の子にも言っている証拠よ」(ギクッ!)
サム「そうかな?そんな事ないよ、それに俺の英語は、それほど綺麗ではないだろ?」(あくまでもポーカーフェイス)
エーン「そう言うところが信じられないのよ、あなたは今も余裕があるように見えるわ」
エーン「あなたは普段日本にいる人でしょ?」
サム「そうだよ」
エーン「私が知ってる日本人はさっきみたいな英語はすらすらと出てこないわよ」
サム「そうかな?それだけで俺の言ってることを信じられないと言うのは酷いな」
エーン「いいわ、あなたの言うことは信じないだけだから」
エーン「それにあなた絶対彼女いるでしょ」
サム「?いないよ」(ディーの事が頭に浮かんだが少なくとも俺はディーの彼氏と言う気がしなかった)
エーン「うそ!だからあなたの言葉は信じられない」
サム「うーん・・・そうかな?俺は君の事好きだよ、これも信じられない?」
エーン「信じられないわね、だってあなたはスイートマウスだから」
サム「そうか、じゃあこれならどうだろ?」
と言いながらエーンをベットに押し倒して、キスをした。
最初はただのフレンチのようなキスで彼女の唇とホッペへ、そして額と・・・
唇以外のところと唇とを交互にしていく内にエーンも気分が乗ってきたのか長いキスにも応じるようになった。
そして深いDキスと・・・
エーン「あなたはキスも上手ね」
サム「・・・・ありがとう」
としか言い様がないだろ・・・
そうして楽しみが終わった時にはもう5:00を過ぎていた。
疲れたし眠かったので2人ともそのまま寝てしまった。

12月31日 昼
目が覚めたのはもう11:00近くで、エーンは起きて俺の顔を覗きこんでいた。
サム「おはよう、どうしたんだ?」
エーン「おはよう、あなたの顔を見ていただけよ」
サム「面白いか?」
エーン「とってもね!」
と言いながら舌を出して笑った。
前にも書いたが、俺は可愛い笑顔の女の子に弱い・・・普通そうじゃないですか?
サム「失礼なやつだ!」
と言いながらエーンとじゃれると、エーンが俺に抱きついてきた。
お互いに軽く相手にキスするようにじゃやれついているうちに自然とラウンド2!
とりあえず、納得(何を?)した所で、エーンが切り出してきた。
エーン「今日はどうするの?」
サム「そうだな、伊勢丹に行って、お土産を買って、ぶらぶらするよ」(これはウソで伊勢丹でお土産なんか高いから買いません、メガネを取りに行くけどね)
サム「それよりも、君は帰らなくていいのか?」
エーン「そうね、着替えたいわ」
サム「そうか、昨日値段を交渉してなかったけど、いくら払えばいいかな?」
エーンは少し考え込んだ後、
エーン「今日はいらないわ、それよりも今日、私をペイバーしにお店に来てくれる?」
エーン「もちろん無理にとは言わないわ、あなたの彼女に悪いしね」
サム「だからいないって言ってるだろ、分かったよじゃあ7時ごろ行くから食事しに行こう」
サム「それと、Yoshiも連れていくからオンも一緒に行こうよ、4人で遊びに行こう」
エーンは一瞬とても喜んで、
エーン「いいの?本当?すごく嬉しいわ」
と言ってくれたのだが、すぐに考え込んでしまった。
サム「どうかしたのか?都合が悪いとか?」
エーン「ううん、なんでもないわ、大丈夫」
と言って元に戻ったが、その時の考え込んだ顔を俺は見逃さなかった。
その時にYoshiから内線がかかってきて、出かけようとの誘いだった
3人で近くの、タイ風レストランに行って食事をした後、エーンを表道りまで送っていき、タクシーに乗る時にタクシー代といって500B渡して、彼女とはここで別れた。

ガラウェイの香り

ガラウェイの香り
BY:ユニコーン
1.第1章 出会い
2.第2章 夜の花
3.第3章 二人きりの部屋
4.第4章 恋の行方

外道の細道
第1章 出会い
ソンクラーン明けの一番暑い盛りに、関連会社の駐在員ノムさんから誘いが来た。
「今度の金曜、飲みに行こうぜ、いいカラオケ見つけたんだ」。月に2,3度の恒例のお誘いである。
仕事も溜まっていたし、あまり気も進まなかったが、たまには気分転換になってくれるかと思い誘いを受けることにした。
本当はあまりカラオケが好きではなかった。理由は簡単である。今まであまり可愛い子に出会ったことがないからである。
もちろん一緒にいて楽しい娘もいる、とてもセクシーな娘もいる、連れ出してホテルに行って濃厚なサービスを受けたことも、あるにはある。
しかし、「また会いたい」と思うような娘はほとんど皆無であった。ホテルに行って金を渡した瞬間に相手の女性が悲しく見えてしまい、自分が卑しい人間に思える。
金でセックスを買うことが悪いとは思わない。需要と供給がある以上この種の商売はなくなることはないであろうし、あれだけの快感を与えてくれる以上はその対価を払うことは当然であるが、どうしても空しさが消えない。

MPの方がその点はあっさりしていて心地よいような気がする。金を払って個室に入る、当然のことのように双方が裸になって、当然のことのようにセックスする。終わればさっさと服を着て帰る。
翌日には自分の体にあれほど情熱的に舌を這わせた女性の名前すら覚えていない。
こちらの方がよほど楽しいのである。完全なる「セックス産業」であり、気持ちが入る余地がない。個室での行為はベルトコンベアを使った作業であり、作業員はもちろんプロフェッショナルである。
カラオケの場合、最低でも1時間や2時間はおしゃべりに費やし、その後オフすることになるが、それまでに相手のことを観察する時間が十分にある。それは情が移る時間が十分あることに他ならない。店を出る頃にはある程度情が移っていて、相手もまるで恋人のように腕にしなだれかかってタクシーを拾うことになる。
僕を含めて男はけっこう単純なので、その恋人気分を楽しんでしまう。そしてその雰囲気を持続したままホテルでセックスし、別れ際に金を渡すことになる。
それでなくてもセックスした後は、それまでの気持ちの高揚からの落差でよけい気持ちが冷めているところに持ってきて財布を探って金を渡すのはしらける。ましてやそこで値段の交渉などしようものなら冷めるを通り越して気持ちが凍りつくほどに悲しくなる。
恋をするのか金で女を買うのか、どうにも曖昧なところにカラオケクラブというものは位置づけられているように思えて仕方がない。
「疑似恋愛」というのだろうか、もちろんこれがカラオケクラブのコンセプトであろうし、ママさんやチーママは、上手な疑似恋愛に持ち込む手管を女の子達に教え込こんでいるに違いない。
そして「幸せな勘違い」をした男達が店に通い、女の子を連れだし、買春と恋愛の狭間で湯水のように金をつぎ込むという構図ができあがってくる。

4歳年上のノムさんはそんな僕に「気に入った娘が出来るとカラオケ遊びもグッと楽しくなるよ」と言っていた。ノムさんはカラオケが大好きだと言っていた。何軒もの店の常連であり、店ごとに「お気に入り」がいるそうである。
この日連れて行ってもらった店はスクンビットのあまり賑やかでない通りにポツンとある小さなカラオケ店「R」であった。
店構えを見た途端「あまり期待は出来ないな」というのが正直な感想であった。
午後7時という早い時間であったためか、客は誰もいないようで、ドアを開けても「イラッサイマセー」の大合唱はない。
そのかわり、客席で仕事前のメイクに夢中だった女の子がはじけるように立ち上がってはにかんだ笑顔を見せた。
これが僕と彼女の出会いだった。
化粧の途中経過を見られた彼女は恥ずかしそうに背を向けると、カウンター脇のドアに小走りで消えていった。
入れ替わりに出て来たチーママに案内されてボックス席に着く。ノムさんは何度か来ているらしく、この素晴らしくセクシーなチーママとさっそく冗談を交わしている。
定石通りチーママに名前や会社を聞かれているうちに、ボトルやフルーツが運ばれてきた。
ノムさんは「ここは客も少ないけど女の子がそれ以上に少ないから早い時間に来ないとダメなんだ。」と笑っていた。
確かに店の隅に控えている女の子の数はわずかに8人くらいである。これでは店が混んできたらとても女の子が間に合わない。一体どういう経営方針なのかと疑いたくなった。
しかし、とりあえず客は我々だけだったので、さっき化粧の途中で消えた彼女を指名できることは間違いない、と思い一安心した。
チーママが声をかけると待機していた女の子が立ち上がり、我々のボックス席前に整列した。
彼女はいた。今度はちょっと不安そうな顔をして立っている。
ノムさんに「どうぞ」と言われ、一瞬不安がよぎった。まさかノムさんのお気に入りとは彼女のことではなかろうか。
「左から2番女の子ってノムさんのお気に入りですか?」思ったままを小声で口にした。
「違う違う、俺はこの子」といってノムさんは一番近くにいた胸の大きい娘の手を引いた。
ホッとした僕はずっと見つめっぱなしだった彼女を指名して、脇に座らせた。

彼女の名はニュウ、23歳、身長は164センチくらいで色白、僕のストライクゾーンど真ん中であった。それも160キロの剛速球のストレートを投げ込まれたような気がした。決して美形ではないが、はにかんだような目の表情が何とも可愛い。
ニュウは「R」で働き初めて3か月、以前はジュエリーショップで働いていたが収入が悪すぎて止めたそうだ。
じゃあカラオケでは良い収入があるのかというと、そうでもないらしい。
1日休めば1000バーツのペナルティ、月3回同伴のノルマ、休みがちで同伴してくれる馴染み客のいないニュウはこれらのペナルティで固定給のほとんどが削られてしまい、残るのは客の席についている間のドリンク代だけだそうである。
ジュエリーショップのころとあまり変わらない収入らしいが、それでも同性の友達の沢山いるこの店はけっこう楽しいらしい。
僕の目には日本人にウケそうな顔をしているのだが、彼女は「自分はきれいじゃないからあまりお客さんが指名してくれない。」と言っていた。
そんなはずはない、と何度も言っても唇をとがらせて「そんなお世辞は聞きたくない」という顔をする。
「カラオケには沢山行ったけど、君みたいに可愛い女性に出会ったことがない」
僕のつたないタイ語は何とか通じたようで、「お世辞が上手ね」というようなことを言われたが、僕は全くの本心を口にしていた。
僕のタイ語はとても女性を口説けるほどのレベルではない。今までカラオケであまり楽しい思いをしたことがないのはタイ語があまり上手でないことも関係しているかも知れない。
ニュウも日本語は全く話せず、また元々あまり話好きではないらしく、ノムさんが歌っている間、二人の会話はとぎれがちだった。
思い出したようにニュウは「ごめんなさいね、私あまり話すのが上手じゃなくて。退屈でしょ?」と僕の顔をのぞき込む。
話すのが苦手なのはすでに分かっていた。客に媚びることも苦手なのだろう。
しかし僕が自分でタバコに火を付けようとすると素早くライターを奪い取り、「ボリガーン、ボリガーン」と呟きながら火を付けてくれたとき、彼女がカウンターのチーママに一瞬目を向けたのを僕は見逃さなかった。
接客態度をチーママが厳しくチェックしていると言うことなのだろう。減ってもいないソーダ割りのグラスにウイスキーを一滴垂らしてマドラーでかき回したり、僕の手を取って手のひらにタイ語の文字を書いたりして間を持たせているのがよく分かる。
「僕もタイ語があまり上手に話せないから、気にする必要はない。君といるだけで僕は楽しいよ」日本語だと歯の浮く台詞になるが、覚えたてのタイ語だと全く気にならないから不思議だ。

ニュウは終始ちょっと困ったような、はにかんだ表情を浮かべていたが、ボトルがほとんどなくなり僕とノムさんが帰る相談をし始めたのを雰囲気で察したらしく、バッグから名刺を出すとそれにあわただしく電話番号を書き込んで僕の手に握らせた。
「仕事場から昼間電話する。君も電話してくれないか。時間があったらメシでも食いに行こう。」と言って僕は彼女の携帯にコールして自分の番号を表示させる。
ニュウは僕の名前をメモリーして「いつ電話したらいいの、奥さんバンコクにいるんでしょ?」と心配そうな顔をする。
「夕方までだったら大丈夫、それにワンコールで切ってくれれば僕がコールバックするから。」というと安心したような顔をしていた。
チップを渡そうとすると「いらない、また来てくれればいい」と押し返されたが、強引に握らせて店をあとにした。
普段なら飲み、歌い、騒ぎ、時間の限り女の子の体を触りまくってひんしゅくを買う僕が、結局手を握っただけで他には一切触れていないことに気が付いた。
「今日は行儀良かったねぇ、惚れちゃったかな?」ニヤニヤするノムさんはとても満足そうであった。
「また来ましょうね。」と僕。

店を出たあとノムさんが話してくれたところによると、この店にもペイバーのシステムはあるらしく、自分の席に座らせているときに支払う女の子のドリンク代を閉店までの残り時間分支払えば店から連れ出すことは可能だと言うことであった。
帰る道すがら僕は、ニュウがペイバーされて誰かと一緒にホテルに行っている可能性を考えた。
同然あるだろう、いくら純情そうなことを言っていてもバンコクの水商売で働く女性がセックスを商品にしないことはとても難しいことのように思う。
もちろん連れ出しのできない店もあるし、連れ出しの出来ない娘もいる。
しかしここバンコクでは、カラオケで働く女性の8割くらいは売春婦と言えるわけで、いくら自分の気に入った娘であろうとも「あの娘にかぎって」などと考えるのは愚の骨頂であろう。
電話番号を教えてくれたのも、他の客にするのと同じ社交辞令だろうし、チップを断ったのもそう言う店の教育なのかも知れない。
だから自分が気に入ったからと言って、よけいな期待をするのは子供じみている。
結局ニュウも他のカラオケの女達と何ら変わりはないのだと自分に言い聞かせることにした。
しかし、カラオケから帰ってきて「またあの娘に会いたい」と思ったのはとにかくこれが初めてだった。
また一人バカな日本人がカラオケ店の策略に引っかかり疑似恋愛の罠に落ちていったらしい。






第2章 夜の花
ニュウと出会ってからというもの、僕はぱったりと他の遊びを止めてしまった。
特に意識したわけでもないし、ましてや他で遊ぶことを後ろめたく思ったわけではない。ただ好きでもない女と遊ぶために金を使うのがばからしくなったとでも言えるだろうか。もちろん仕事上の接待や友達に誘われれば別のカラオケに行くこともしばしばあったし、その店にはその店なりの可愛い娘もいた。しかしやっぱり楽しくない。いくら日本語の上手な娘と会話が弾んでも、オッパイの大きいセクシーな娘の体を触りまくっても、店を出た瞬間に顔も覚えていない。
「ホテルに連れてって」とせがまれても、「また今度ね。」とあしらいながら、ニュウのことを考えている。
たまにカラオケに一人で来ている日本人を見かけると、「淋しいんだなぁ、ああやって女の子と一緒にいる時間を金で買うことしかできないなんて悲しいな。」と多分に見下すようなことを考えていた。
しかし今はどうだろう、大勢で酒を飲んでバカ騒ぎをしたあとだというのに、そして時間は午後11時になろうとしているのに、「彼女はまだ店にいるだろうか?」と考えている。いや、考えているのではなく、会いに行こうとしている。
ニュウはいた。驚いたような顔で僕を迎えてくれた。そして「どうして一人なの?」怪訝そうに聞いた。
「君に会いに来た」僕は本当のことをストレートに言った。
「会いたい、と思ってくれたの?」
「会いたかった、でも忙しくて来れなかった。」嘘だった。来ようと思えばいつでも来れた。
ニュウはそれまでのはにかんだような笑いではなくて、心の底からにっこりと微笑んでくれたが、結局「うれしい」とは言ってくれなかった。普通の娘であれば「ディーチャイ・ナー」とか言って腕にしがみつくところであろうが、彼女はそういうことはしなかった。
そこがまた僕の心をかき立てるところでもある。
酒もほとんど飲まなかった。ましてやカラオケなんて歌う気にはなれない。でも一応そう言う店なのだから彼女は「歌わないの?」と本を開く。
「酒を飲むために来たわけじゃない、歌を歌うために来たわけじゃない、今日はニュウに会いに来たんだ、ただそれだけだ。」
はにかんだような微笑み、この顔が僕は大好きだ。
ただ体を寄せ合ってときおり顔をのぞき込む。そのたびに口をとがらせて変な顔を作り、笑う。
そんなことをくり返しながらニュウはぽつりぽつりと身の上を語ってくれた。
ニュウの両親は彼女が子供の頃に離婚して、父親は現在どこにいるか分からないらしい。母親はチェンマイに自分の姉夫婦と一緒に住んでいるが、ニュウを生んでから体を悪くして病院通いをしている。
バンコクでのニュウは母親の弟にあたる叔父夫婦の家に居候しているという。
この叔母という人が口うるさい人で、夜の仕事などもってのほかという意見らしく、ニュウはナイトバザールで洋服を売っていると嘘をついて今の仕事をしていると言うことであった。
おまけに家事を手伝わされるため、深夜に帰っても朝は毎日7時には起きなければならないことも多く、とても疲れると言っていた。
よくある「お涙頂戴話」にも聞こえるが、彼女の言っていることは多分本当であろうと思った。
かつて友人が親密になったバーの女の子に「母が入院するのでお金が必要だ」と泣きつかれて数万バーツだまし取られたと言う話も聞いたことがあり、飲み屋の女の子が「親が病気で・・」と話したときは相手の男から金を引っ張る魂胆だ、というのは我々駐在員の間ではほとんど常識と言っていいくらいである。
しかし僕は彼女を信じた。もし金を引っ張る気であればそれでも良いだろう、とさえ思っていた。

「R」は他の店に比べて勘定が高かった。ニュウ以外の女の子を見渡した限り他の店より高い理由は見あたらない。またしても店の経営方針を疑ってしまう。
いくら駐在員とはいえ大した給料をもらっているわけではないため、そう頻繁に店に行くわけには行かない。
僕はニュウと店の外で会うことを考えた。
彼女は意外にあっさりOKしてくれたが、店を休めるのは月に2日しかないため、まず昼間だけ会うことにした。
バンコクはいい街だが、いざ女の子とデートしようと思うと意外に行くところがない。
仕方なしにワットポーに行くと、ニュウは線香を持って一生懸命寝釈迦仏に祈っていた。店にいるときとは違い、着ているものはGパンにTシャツ、そして化粧をほとんどしていないニュウは18歳くらいに見えたが、タイ人にしては透明感のある肌とTシャツの胸を持ち上げている意外に大きなふくらみに僕はドキドキしっぱなしだった。
川を船で下り、デパートをぶらついたあと二人でプリクラを撮った。
「化粧をしない方がずっと可愛い」
「化粧をしたら可愛くないの」
「店にいるときもきれいだけど、僕は今のニュウの方が好きだ」
「子供っぽいでしょ?良く言われるの」
「いいじゃないか、可愛いんだから」
照れたのかニュウはいつものように唇をとがらせて変な顔をする。そしてその後弾かれたように見せる笑顔で僕は完全に彼女の虜になっていた。
ああ、もうどうにでもしてくれぇ・・と心の中で叫びながら僕は彼女と手をつないで歩いた。
日が陰り、風が涼しくなった頃、僕たちはサヤームスクエアのベンチに腰を下ろしてアイスコーヒーを飲んでいた。
二人のために日陰を作ってくれている木の枝には小さな白い花のつぼみが見えた。
「あの花知ってる?」ニュウは僕の肩越しに斜め後ろを振り返って囁いた。
「しらない」
「ガラウェイっていうの、英語の名前は知らないけど。夜の間だけとてもいい匂いをさせて咲く花なんだけど、朝になると終わってしまうの。」
「・・・」
「あたしと同じでしょ、夜だけいい匂いがしてきれいな服着て・・」
「夜だけじゃない、今だってきれいだ、僕は今のニュウの方が好きだ、すごく愛してる」
賑やかなサヤームの喧噪が二人の耳から消えた。
「・・愛してるなんて言っちゃだめよ。あたし達はまだ3回しか会ってないのよ。」ニュウはなぜかムキになっていた。
怒ったような悲しいような顔をして「仕事に行く時間だから」とそのまま小走り立ち去ってしまった。
僕はなぜ彼女があんなにムキになったのか分からないまま、ぬるくなったアイスコーヒーのカップを持ったまま呆然と立ちつくしていた。

すっきりしない気持ちのまま仕事の忙しい日が3日続いた後の木曜日、僕はノムさんを誘ってみた。
ノムさんは二つ返事でOKしてくれ、以前と同じように開店時間に会わせて午後7時に「R」に行った。
ニュウは、ちょっと照れくさそうに僕の隣に座り、まるで言いたくてたまらなかったとでもいうように「この前はごめんなさい、怒ったわけじゃないんだけど・・・」と切り出した。
「気にしなくていい、でもどうして「愛してる」って言っちゃいけないんだ?」
「あたしもあなたのことは好きだけど、まだ愛してるとは言えない。以前恋人がいたんだけど別れてしまって、すごく泣いたから。愛し合うことが不安なの」
ニュウのタイ語を100%理解できないことがこんなに悔しく思えたことはなかった。
いっそ強引にでもホテルに連れ込んでしまえばその方がいいのかも知れないと僕は思ったが、このままプラトニックでもいいような気がしてしまい、自分の気持ちに整理が付かなかった。
午後9時を回ったところでノムさんが「俺この子と一緒に出るけど、どうする?」と耳打ちしてきた。
「出るって、どこに行くんですか?」
「ホテルに決まってんだろ。一緒に出ようぜ、その子連れてさ」
僕の返事を聞かないうちにノムさんはチーママを呼ぶと「二人オフね」と告げた。
チーママはノムさんの隣にいる娘とニュウの二人に早口のタイ語でなにか告げるた。ニュウはなにか言いたそうな顔をしていたが、すぐに不安そうな目を僕に向けて「どこに行くの?」と聞いた。
「ご飯でも食べよう」
「分かった、着替えてくる」目が笑わない、僕のことを疑ってるのか。

タクシーに乗る寸前にノムさんの彼女がニュウに向かってタイ語でなにか言った。
ニュウは突然声を荒げてその彼女になにか言い返したが、僕にはその意味が分からなかった。
二人きりになった僕たちはぎこちなく歩道を歩き始めた。
「何を食べようか。お腹空いてるでしょ?」
「何でもいい、その辺でバミーでも食べるって言うのはどう?」
「OK、決まりだ、でもクイティアォの方がいいな」
二人は屋台の集まった駐車場に入りクイティアォを食べながら向かい合った。
「さっき彼女はニュウになんて言ったの?」
「説明できない」
「どうして」
「あまりいいことじゃない、エッチなことを言ったから」
「ぼくとニュウがホテルに行くと思ったってこと?」
「・・・」
「ニュウはお客さんにオフされたらホテルに行くのか?」
「行かない、行ったことない。オフは断ってる。チーママは私次第だって言ってくれてたから、「オフしたい」って言われたらどこに行くのか聞いてから出るの。だからこうやってご飯食べたりしたことはあるけど、お客さんがエッチなことを考えてるときは断るの。私のこと信じる?」
「信じるよ」僕は冷めかけたセンミーナームをかき込んだ。

BTSの駅に歩く途中、ニュウはため息混じりに叔父叔母と一緒に暮らすのは疲れると話しはじめた。
家事をしないと怒られる、仕事以外で出歩くと怒られる。仕事で帰りが遅くなっても怒られる。電話にも出たくないと言っていた。
「アパートに独りで住みたいんだけど、今の給料じゃ無理だし・・」
僕は「来た」と思った。ニュウはアパートを借りる金を僕に出させる気だと。そうしなければ金を稼ぐため他の誰かとホテルに行ってしまうよ、と言う謎かけだと思った。
「いくらかかるんだい、アパート。」
「7000バーツくらいのアパートならあると思うんだけど。」
僕がその金を出すと言ったらニュウはなんと言うだろうか、その対価として僕に身を任せるつもりなんだろうか。僕の頭の中ではいろんなことがぐるぐる回っていた。
しかしそれはいくらかの金を握らせてホテルに女の子を連れ込むのと何ら変わりはない。
もう一人の僕が囁いた「彼女と寝たいんだろ、月3万円も使わないで好きな娘を独り占めできるんなら安いもんじゃないか。」
金で彼女を抱くためにはすでに僕は彼女を愛しすぎていた。
いくらかでも金銭的な援助をすることは、彼女との関係を自分で進展させないことになると頭では分かっていたが、僕の口からは思わぬ言葉が出た。
「アパートの金は僕が出すよ。」何を言ってるんだ。
「それはダメ 。」彼女はきっぱり言った。
「君の援助をしたいんだ。君は僕のために何もする必要はない。わかるかい?」
「お金をもらって何もしないというわけには行かないでしょ。あたしはお金をもらってもホテルになんか行かない。」ニュウの声は怒りに満ちていた。
「違うんだ、僕が言っているのは・・」タイ語では気持ちをうまく伝えられないもどかしさで僕は自分をひっぱたきたい気持ちだった。
「僕は金で愛を買えないことは分かってる。」
「・・・。」
「たとえ君がアパートに住んでも僕はそこに行かない。アパートがどこにあるかも教える必要はない。」
「・・・。」
「ニュウがアパートに住んで、サバーイになれるなら、僕もうれしいんだ、サバーイなんだ。」
「・・・。」
「そして自由な時間が出来たら一緒にご飯を食べて話をしよう。僕はそれで楽しいんだ。」「本当?」ニュウの瞳から怒りの色が消えた。
「僕を信じる?」
「今は分からない。お店の友達もお客さんから援助を受けている人がいるけど、それって愛人だもの。」
「ニュウは僕の愛人なんかじゃない。ニュウが僕を愛してくれればもちろん僕はうれしいよ、でも、片思いでもかまわないんだ。」
「片思いなんて言わないで。あたしだってあなたのこととても好きよ。」
「だったらいいじゃないか、ニュウの快適さと自由な時間のために僕はお金を出す、ニュウは僕のために何もする必要はない。これでいいだろ?」
僕は多少意地になっていたかも知れない。本心ではニュウのことを金で身を任せる女かも知れないと思いながら、だったらなおさらのことセックスなんかするものか、と。

翌週ニュウはスクンビットのあるアパートに引っ越した。もちろんアパートの名も住所も教えてもらってはいない。
ニュウは十分に自由な時間を持てるようになった。ほぼ1日おきに電話もかかってくるようになった。たいして話すべき内容もない電話であったが、仕事の合間に彼女を声の聞けるのはうれしかった。
週に1回か2回は一緒に食事をした。一緒に歩くときは彼女から手をつなぐようにもなったし、ベンチに座れば僕の方に頭をもたせかけるのも、まるで当たり前のようだった。
「僕のこと好き?」と聞けば「好きよ。」と答え、「愛してる?」と聞くと唇をとがらせて変な顔を作り、はじけるように笑い出す。
多分彼女の中では「愛してる」というのは肉体関係のある男女が交わす言葉なのだろう。もし、「愛してる」と口にしたら、それはイコールセックスをするという風に考えているのかも知れない。
愛してなくていい。僕は誰かの歌ってた「マイ・ラック・マイペンライ」と言うメロディを口ずさんだ。
ニュウは、「愛してないなんて言ってない。」と多少怒ったように言ったが、僕が笑って「愛してる?」と聞くと、「言えない」とそっぽを向いた。可愛い。

他愛のない話の後で、ニュウは唐突に
「チェンマイのお母さんのところに行ってくる。」と言いだした。
「えっ?いつ?どうして?」
「お母さん具合が良くないらしくて入院しているらしいの。あたしも3か月会ってないから会いたいし。明日夜バスでいく。」
「いつ帰ってくるの?」
「分からない、もう帰ってこないかも・・」
そんなバカな・・、心の中のつぶやきは声にはならなかった。
と突然笑い出すニュウ。「冗談よ、3日くらいで帰ってくるわ。何でそんな顔するの・・おかしい。」こらえられないとでも言うように体をよじって笑う。それほど打ちのめされた顔をしていたのだろうか。
「もう帰ってこないなんて言うから・・・。」
「ごめんなさい、悪い冗談だったみたい。でもお母さんのことが心配なのよ、すごく悪いわけじゃないらしいんだけど。」
「店は休めるのか?」
「もう辞めるつもりだから。」
「どうして?」
「あたしが「R」で働くこと、本当はいやなんでしょ?」
「僕はニュウに「辞めろ」とは言えない。それはニュウが決めること。だけどカラオケで働くより、他の仕事をしてくれた方がうれしいよ。中にはスケベな客がいて、ニュウに触ったりすると思うといやだもの。」
「友達が洋服屋をやっていて、手伝ってくれないかって言われてるの。お給料は少しだけなんだけど、あたし一人が食べていくだけだから大丈夫だと思って。」
「困ったらいつでも言ってくれればいい。」
「ダメよ、あなたにはもうアパートのお金をもらってる。自分が食べるバミーのお金は自分で働くの。」新しい仕事への希望からかニュウは明るかった。

ニュウがチェンマイに旅立つ日、僕は彼女をモーチットバスターミナルに送っていった。
彼女は家族へのお土産が詰まった大きなプラスティックバッグを持っていた。
軽い夕食を食べながら僕はなにげなく聞いてみた。
「その中には何が入ってるの?」
「お母さんやお姉さんの子供へのお土産」
袋を開けて取り出したのは、シャンプーやパウダー等の生活用品や電車のおもちゃなど、チェンマイでも買えそうなものばかりであった。
「チェンマイでも売ってるんじゃないか?」
「あなたには分からないと思ったからチェンマイって言ったけど、本当はチェンマイから少し離れた小さな街なの。とても田舎だから、スーパーマーケットもないの。」
里帰りする彼女に少しお金を渡そうかと思った。病気の母を見舞いに里帰りする娘に餞別を渡すことくらい日本でもするだろうと自分に言い訳しながら僕は5000バーツをニュウの手に握らせた。
彼女は驚いた風に手を引っ込めると「だめよ、もらえない。あなたにはもう沢山もらっている。」僕はやはり意地になっていたのだろうか。彼女を助けるが、対価は求めないと言う気持ちがより強くなって無理にでも受け取らせるつもりだった。
「お母さんの病院だってお金がかかるだろう。ニュウのことが心配だし、お金はあった方がいい。気にする必要はない。」もう一度ニュウの手を取って金を握らせる。
じっと自分の手を見つめたニュウは、あごの前で両手を合わせてワイをした後
「お母さんのために使わせてもらう。」と言った。
第三者的な目で見ればバカな男である。下心があるにしても思うつぼであろうし、下心がないのであればなおさらバカだ。と思った。いや思うだろう、1か月前の僕ならば。
バスの出発時間が迫っていた。僕はニュウの大きな荷物を抱えてバス乗り場まで彼女を送った。
「ここでいい、あなたも早く帰らないといけないでしょ。」
「君が行ったら帰るよ。」
「もう行くわ。」今生の別れでないことは分かっていた、またすぐ逢えることも分かってはいたが、僕は彼女の肩を抱き寄せて髪にキスした。
下を向いて恥ずかしそうにしていたニュウは、目を上げると微笑んで「また会おうね」と呟いたあと、僕の手から荷物をとって歩き出した。

3日後ニュウから「バンコクに帰った。」という電話があった。「R」を辞めて友達の洋服屋で働くとも言っていた。
しかしそれから約1週間、ニュウは全く僕と会ってはくれなかった。洋服屋の仕事は朝9時から夜7時までであったが、店主が不在がちなため閉店の11時まで店番をしなければならないことが多かったからである。
洋服屋と言ってもほとんど露店のような構えらしく、電話をするといつも「暑い、もう真っ黒に日焼けしちゃった。」と言っていた。
ようやく逢えたのはニュウが「R」を辞めてから10日後のことであった。
僕はちょっと不機嫌に「せっかくアパートに住んだのに逢える時間がなくなってしまった。」と言ってしまったが、「ごめんなさい」と俯いた彼女の視線の先にある両腕を見て彼女に少しでも非難がましい言葉を向けたことを後悔した。色白だった彼女の腕は、すっかり日焼けして痛々しいほどだったのだ。
「仕事はつかれるだろ、一日いくらもらえるの?」今度は努めて優しく聞いた。
「200バーツ。」
一日炎天下で商売をして200バーツ、これを聞いて僕はショックだった。
「R」にいれば、お客の横に2時間座っているだけで稼げる金額である。それも化粧して着飾って寒いくらいエアコンの効いた室内にいるだけでいいのだ。
自分で訊ねておきながら僕はその金額にコメントできなかった。
「こんなに黒くなっちゃって、あなたは嫌いでしょ?」
「関係ないよ、ニュウは色白だからもったいないとは思うけど、それで嫌いになったりしない。」
「日本の男の人は色の白い人が好きでしょ。日本人の女性は白いものね。」
「白くったって黒くったって関係ないよ。僕はニュウが好きだ。」
「ありがとう。」

二人の仲はこれと言った進展もないまま、2か月目に入っていた。
毎日午後に電話すると「暑いよー、洋服全然売れない。もう真っ黒になっちゃった。」と決まり文句のようにニュウは言う。
2か月目の家賃をニュウに渡したとき、彼女は複雑そうな顔をして切り出した。
「お金をもらって何もしないのは良くない。あたし、あなたのために何が出来る。」
「こうやって一緒にご飯食べたり、映画を見たり、それだけでいいんだ。それに君と話がしたいから、最近は一生懸命タイ語を勉強してる。上手になったろう?」
「うん、上手になった。じゃあ、あたしがタイ語を教えてあげる。」ニュウは笑ったが心からの笑いでないことはすぐに分かった。
彼女は、僕がセックスを求めると思ったのだろうか、そしてその方が気が楽だと思ったのかも知れない。
このまま毎月いくらかの金を渡しながら、恋人でも愛人でもない中途半端な関係を続けていくことは迷路に迷い込むようなものにも思えてきたが、僕は後悔しない自信はあった。ストレスの多いバンコクでの仕事、彼女の微笑みは間違いなく僕の心を癒してくれているのだから。






第3章 二人きりの部屋
季節は雨期に入っていた。不安定な空はときおりスコールを見舞うが、日中は暑く風のない日が続いていた。
僕のオフィスのあるビルは広大な敷地を持っており、昼休みは木陰で食事をするタイ人の同僚を多く見かける。
同じフロアで働くソムチャイは僕の仲のいい同僚であり、酒飲み友達でもある。
ある日の昼食後、屋台で買った冷たいスイカを頬張りながら僕たちは木陰で涼んでいた。ソムチャイは我々の頭の上を指さして「この木知ってるか。」と聞いてきた。
それは紛れもなくガラウェイの木だった。あの日ニュウが「夜だけきれいな花。」と言ったあの花の木に間違いなかった。
「ガラウェイだろ。知ってるよ。」
「なぜ知ってるんだ。」ソムチャイは少々驚いたようだった。
「夜しか咲かない花なんだろう、夜だけいい匂いがするんだ」
「そうだ、夜の女だよ、カラオケクラブやバーの女。」普段はそれほどとは思わないが、この時のソムチャイの笑いはやけに下品に見えた。
夜だけじゃない、昼間だってきれいだ。と心の中で呟いて僕はニュウのことを思いだしていた。

忙しさにかまけて珍しくニュウに電話をしなかった日の帰り際、彼女から電話が来た。
「元気かい。」
「・・・」すすり泣く声が聞こえる。
「どうしたんだ、何があった。」
僕の声をきっかけにしたように携帯電話の向こうから嗚咽が聞こえはじめ、ニュウの泣き声は次第に大きくなっていった。
僕は一瞬パニックになったように、「どうした、何があった。」とくり返すだけだった。
しばらく泣いた後ニュウは嗚咽をこらえながら「ごめんなさい、もう大丈夫、あなたの声を聞いたから大丈夫。」といった。
大丈夫と言われたって、何がなんだか分からない僕は、とにかく夜二人で会うことを承諾させて電話を切った。
レストランで向かい合ったニュウは目を泣きはらしており、化粧も口紅だけだった。
「ごめんなさいね、驚かせて。でももう大丈夫。元気になった。」
「理由を聞かせてくれないか、何があったんだ。」
「よく分からない、ただ、お母さんのことや、仕事のこと、いろいろ考えすぎてわからなくなっちゃったの。」
「電話くれたらいつでも会いに来るから。」
「ありがとう、でも仕事の邪魔しちゃいけないと思って。」
結局ニュウが泣いた理由は分からなかったが、一人暮らしの寂しさも相当堪えているのかと思い深くは聞かなかった。
ニュウはほとんど食事に手を付けなかったが、しばらくとりとめもない話をしているうちに笑顔を見せるようになった。

夜はまだ早かった。涼みがてらニュウをデパートに誘った。
知り合いに会わないようにとわざわざ郊外の大型デパートに向かう車内で、ニュウは僕の手を握ってきた。運転手が気になって話が出来ないためか、それにしてもうれしかった。賑わうデパートを歩いているとニュウの目がサンダル売り場のショーケースに止まった。彼女の背中を押して店内にはいる。何か買ってあげようと思ったのだが、ニュウはその僕の気持ちを察したらしく「何もいらない。」と言って店を出ようとした。
「何か買ってあげたいんだ。」
「あまりあなたにお金を使わせたくない。」
「「R」に行くより安いよ。」
結局800バーツほどのサンダルを買ったニュウはちょっと複雑そうな顔をしたが、「ありがとう」と言った声は素直なニュウの声だった。
タバコが吸いたくなった僕は最上階の駐車場へ向かう連絡通路へニュウを連れて行った。「タバコを沢山吸うのは良くないよ。」とおどけた感じで偉そうに言うニュウ。
「分かってるけど止められないんだよ。」と言い訳する僕。
吐き出したタバコの煙と同じようなゆったりとした時間が僕とニュウの間に流れていた。連絡通路の人通りはほとんどなかった。うす暗闇にタバコの火がぼうっと浮かび上がる。ベンチの隣に腰掛けたニュウは僕のあいている左手をそっと握って何が言いたげに僕を見上げた。
僕は左手を彼女の指からほどいて彼女の肩を抱いた。ニュウは一瞬戸惑ったように顔を伏せたが、僕が指先に力を込めるとゆっくりと潤んだ瞳を向けて僕をまっすぐに見た。
僕の唇にニュウの柔らかな唇が触れた瞬間、背筋に電流が走ったような気がして、僕は頭の中が真っ白になり、多分時間をも忘れていた。
近づいてくる子供の嬌声にあわてて体を引き離した二人は、同時に照れ笑いを浮かべ、僕はタバコをもみ消し、ニュウはサンダルの入った袋をポンと軽く叩いて立ち上がった。

帰り道、タクシーを拾う前に僕はニュウのアパートが僕の家と違う方向だったら別のタクシーで帰ろうと彼女に言った。
さっきのキッスで僕は年甲斐もなくドキドキしていた。今まで考えていたいわば「きれいごと」がガラガラと音を立てて崩れそうな気がしていたのだった。
彼女のアパートの場所は聞かない約束だった。聞けば行きたくなることも分かっていた。そしてそれは、大好きな女を金の力で抱くというどうしようもなく悲しい行為に直結してるように思えてならなかった。
「私のアパートもスクンビットなの。あなたを先に送っていけばいいでしょ。」
ニュウはそう言って、止まったタクシーに自分から乗り込んだ。ニュウの笑顔はさっきキッスの前と何も変わっていないように思えたが、バッグから鏡を出して口紅を気にしているのを見たときに、彼女もさっきのキッスを強く意識していることが分かり、僕はなぜだかホッとした。
時間は夜の9時を回っていた。僕はちょっと飲み足りない気がしていたので、タクシーの中でニュウに
「アソークあたりのバービヤで軽く飲んで帰る。」
と言うと、ニュウはちょっと怒ったような顔をして
「奥さんが待ってるんじゃないの?あなたがまだ帰らないんだったら私もまだ帰らない。」
と言い張った。
結局アソークとナナの間にあるバービヤで飲むことになり、二人は並んで止まり木に腰掛けた。
ニュウはアルコールを飲まないのでコーラを注文し、僕はハイネケンを注文した。二人の間には特に話さなければならないことは何もなかった。
ただ見つめ合い、ビールを舐めるように飲み、指先をからめ合った。
向かいのカウンターでは中年のファランが南部出身らしい色黒の女と、頬寄せ合ってビール片手に楽しそうに話していた。
ふと見渡すと、周りはそれらしきファランとそれらしき女達で一杯であった。
自分たちもはたから見れば、彼らと変わらないのかと思うと中年男の純愛はあまりにもバカらしいもののように思えたが、僕はそれで良いと思った。
ぬるくなった1本目のハイネケンを飲み干したとき、突然意を決したようにニュウは僕の耳に囁いた。
「あたしのアパートに一緒に行こう。」僕は驚いて呼吸が止まった。
さっきのキッスのおかげで二人の距離は確実に縮まっていることは僕にも分かっていた。でも今のままで肉体関係を持ったらそれは愛人関係になる。彼女のと関係がそうなることには抵抗があった。
もちろん、好きな女を抱きたくないわけはない。でも金の力で彼女を抱くことは、僕にとって恋愛の終わりを意味することだった。迷った。彼女の本当の気持ちが分からない。
「出来ない。」声は乾いて引きつっていた。空のハイネケンのボトルを思わずあおった。「どうして?あたしのこと好きなんでしょ?」
「ニュウは僕の愛人じゃないって言っただろ。」
「わかってる、でもこのまま帰って一人はいや。」ニュウは淋しそうな顔をしていた。
部屋に行っても彼女を抱かなければいい、と言い訳じみたことを考えて僕はそれ以上の口論を避けた。

驚いたことにニュウのアパートはそのバービヤから歩いて10分くらいのところにあった。
ソイの奥で、うれしはずかしと言った表情のニュウが指さしたその古めかしいアパートは、4階建てでエレベーターのない「独身タイ人専用」と言えそうな感じであった。
日本で言うところの1Kの部屋は、良く言えばさっぱりと、悪く言えば殺風景に片づいている。ベッド以外にはほとんど家具らしいものはなく、小さな丸テーブルの上には食べかけのクッキーと水のボトルが置かれていた。
「一体何食べてんだ?」冗談っぽく、出来るだけ僕は明るい声で聞いた。
「ここではほとんどご飯を食べないの。仕事の後にバミーとか食べて帰ってくるから。ここは眠るだけの場所よ。」
ニュウは僕をベッドに腰掛けさせていたずらっぽく笑うと、床の上に直接置かれた古いCDラジカセのスイッチを入れた。
驚いたことに流れてきたのはKIROROの「長い間」、3、4年前に日本で流行った曲だった。
「知ってるのか?この曲。」ちょっと自慢げな顔でニュウは僕の隣に腰を下ろした。
「大好きな曲。「R」にいる頃友達が歌っているのを聞いて、とてもいい曲だなって思ったの。意味だってだいたい知ってる。愛し合ってる二人が忙しくて会う暇がない、本当は愛してるのに言えない、って曲でしょ?」
「そうだ、僕たちと同じだ。」言ってしまってから後悔した。
後悔したとおりに二人は押し黙り、僕はごく自然にニュウを抱きしめてベッドの上に倒れ込んだ。
髪の匂いを僕は思いきり吸い込んだ。少し汗ばんだTシャツ越しにニュウの背中に僕は爪を立てた。
柔らかい体だった。僕の胸板につぶされたニュウの乳房から心臓の鼓動が響いていた。
僕の心臓も早鐘のようにうち鳴らされ、こめかみも同じリズムを刻んでいる。
体は反応していた、このまま服を脱ぎ捨てたい衝動は耐え難いほどにふくらんでいた。
心に迷いを残しているのは僕だけだったのだろうか。うなじの汗をニュウの唇で吸われたとき、僕ははっと我に返ってしまった。顔を離した僕はニュウの目を見た。
「ニュウは僕の愛人じゃない。」ニュウは頷いた。
「恋人かい?」かすかに微笑んでニュウはもう一度頷いた。

ごく自然に二人は結ばれた。あまり経験がないのか少しぎこちないながらも、堪えきれないとでも言うように反応するニュウの体の動きは僕にはとても新鮮だった。
シャワーを浴びたあと時計を見ると11時だった。もう帰らなければと思いながら、僕らは再び抱き合い、ベッドの海で荒ぶる波に飲み込まれていった。
「1年半も恋人がいなかったの。」ニュウは僕の腕に頭を任せて呟いた。
「セックスも1年半なかったの?」意地悪な質問をしてみた。
ニュウは早口のタイ語でなにか呟くと僕の脇腹をつねった。
そんなことはどうでも良かった。とにかく今の僕たちは愛で結ばれたのだと思いたかった。「次はいつ来れる?」身支度をする僕の背中にニュウは言葉を投げた。
「いつでも。ニュウが時間のあるときに電話をくれればいい。」
タオルを巻いたまま立ち上がったニュウを強く抱きしめて、僕は帰り道を急いだ。
パクソイに向かって早足で歩いていると、右手の塀の上に張り出した枝に白い花を見つけた。ガラウェイだった。
僕は前後に人がいないことを確かめてから、背伸びして花をひとつもぎ取り、歩きながら花の匂いをかいでみた。
甘く、それでいて何か鋭い刃物を連想させる香りは、今さっきまで僕の腕の中にいたニュウの香りに似ていた。






第4章 恋の行方
初めてニュウを抱いてからというもの、僕たちのデート場所はニュウの部屋が一番多くなった。
もちろん知り合いに会わないためでもあるし、ニュウが暑い町中を歩き回るのを嫌うからでもあった。
でも一番の理由はやはりセックスだった。
僕は、彼女と肉体関係を持つことに抵抗を持っていたし、ニュウもそう言う関係になることを怖がっていたために、お互い意識して避けていた、いわば高いハードルだった。
だからハードルを越えた後はまるで堰を切ったように感情が流れ出したとも言えよう。
ニュウの仕事が早く終わったときは夕方から僕は夕飯を買い込んで彼女のアパートに行くことが多くなった。
二人は一緒にいる時間のほとんどを抱き合って過ごした。
最初の頃はわずかに苦痛を訴えることも多く、自分から積極的に動くこともなかったニュウであったが、数日のうちにセックスに対して積極的に女性の役割を担うようになった。と同時に、快感をしっかり受け止める術を覚えたらしく、声も反応も日に日に大きくなっていき、いかにも薄そうなアパートの壁を意識して彼女の口をふさぐこともしばしばであった。
夜の店で化粧をし、ドレスをまとっている彼女よりも素肌に乱れた髪がからみついている僕の腕の中のニュウの方が100倍もセクシーに見えた。
ある日、事後のまどろみの中で僕はひとつ気になっていたことをニュウに聞いてみた。
「ニュウは僕のことを愛してるかい?」
「とても好きよ、でも愛してるとは言えない。」
「どうして?」あまりにあっさりと答えられたことに、僕の声は怒気を含んでいたかもしてない。
「私の考えている「愛してる」って言うのは、自分自身をコントロールできなくなるっていうイメージなんだけど、今あたしは自分の気持ちをきちんと分かってる。」
「どんなふうに?」
「うまく言えないけど、例えばあなたと結婚できないこととか、いつかは日本に帰ってしまうと言うこととか。そういうことをきちんと理解していて、そのことをあまり悲しまないようにって考えてる。」
僕はニュウがあまりにも冷静なことにショックを受けた。
「もちろん、今はあなたのことが大好きだし、一緒にいるのが幸せ。いろいろお金を使わせて悪いと思ってるけど、あなたが私とセックスするためにここの家賃を出してくれたんじゃないこともよく分かってるから、あなたのことは信じてる。」
「ニュウも僕のことを好きだからこうやって一緒にいてくれるんだろ?」
「あたりまえよ。好きじゃない人と一緒にベッドには入らない。そのためのお金はもらわないよ。「R」にいた友達の何人かは、日本人のオジさんにお小遣いもらって愛人やってる娘もいるけど、私は彼女たちと同じじゃない。」
ニュウは自分の考えていることを僕に理解させるために言葉を選んで、その上長い時間をかけて説明してくれた。
結局彼女は僕を愛してるとは言ってくれなかったが、いつかは終わる恋だなんて、僕はそこまで冷静に考えることが出来ないでいた。
20歳近くも年下のニュウの方がはるかに冷静に二人の関係を見ているような気がして僕はちょっと気恥ずかしいような気持ちになった。
そして最初の頃の意地はどこへやら、ニュウのなめらかな肌にすっかり溺れている自分が恐ろしくもあった。

ニュウの腕と首は体の他の部分に比べてはるかに黒く焼けていた。それが毎日の仕事の結果であることはよく分かっていたが、ニュウはそのことをとても気にしているらしく、裸になると必ず鏡の前に行き「真っ黒」と不機嫌そうに言う。
僕は必ず「黒くったって関係ない、白くても黒くても僕はニュウが大好きだよ。」と言って、焼けた腕や首筋に唇を這わせ、そうやって二人の甘い時間は始まっていった。
僕はニュウの色白の部分にも全て舌を這わせ、ニュウが懇願するまでその作業を止めなかった。
そしてその後はニュウがお返しをするように僕の体に舌を這わせ、やはりお返しをするように僕が堪えきれなくなるまで熱い分身をその唇で愛撫した。
そのときも僕は、堪えきれなくなるまでニュウの攻めを受け、いつものようにニュウに「もうダメだ。」と告げた。
いつもなら、勝ち誇ったような顔のニュウが僕の下半身を解放して腕の中に転がり込んでくるのに、その日にかぎってニュウは僕の懇願を聞き入れず、両手で僕の手をベッドに押さえつけたまま更に僕を責め立てた。
セックスするときは必ずコンドームを使うようにしていたのは、お互いに病気をおそれていたわけではなく、不幸な結果を招かないためであったが、それにしても僕はニュウの口の中に果てることは抵抗があった。
しかし、何度ニュウの名前を呼んでも彼女は僕の両手を強く押さえつけたまま、ゆっくりとした速度で顔を上下させるのを止めなかった。
僕は観念して、そのまま痺れるような快感の渦にのみ込まれていった。この時ばかりはニュウが僕の口を押さえたかったに違いない。
呼吸が治まるのを待たずに僕はあわてて手をふりほどくと、ティッシュをとってニュウに渡したが、顔を上げた彼女は、にっこり微笑むと「飲んじゃった」とこともなげに言った。
「どうしたんだ、いつもと違うことするなんて。」
「分からない、今までこんなことしたことなかったけど、してみたくなったの。」
「びっくりしたけど、うれしかった。」
「本当に好きじゃなかったら出来ないと思ったから。」
「それを僕に分からせようとしたの?」
「違う、自分で確かめたかったの。」
僕はニュウをちからいっぱい抱きしめて、その耳に囁いた。
「僕もニュウのことを本当に好きだってことを確かめていいかな?」
ニュウは耳まで真っ赤に染めて恥ずかしがったが、僕は抵抗をことごとく排除して、唇で彼女の体の芯の収縮を味わうまでニュウを責め立てた。
僕は自分が20代の若者になったような気がした。確かにそのころは1日に2度も3度もセックスすることが出来たように思う。
若いニュウと抱き合うことで寿命を縮めているのではないかと思うこともあったが、それでも良いと思っていた。

ある日二人は久しぶりに買い物に行くことにした。
ニュウは相変わらず僕に高いものをねだることはなかったが、以前に比べて遠慮することはなくなり、僕はそんなことでも二人の距離は縮まったと思いうれしかった。
若干の洋服や雑貨を買った二人がコーヒーショップで一休みしてるとき、ニュウはガラスの向こうの通路を眺めながら不意に驚いたような声を出した。
僕が振り向くと、20代半ばのタイ人女性がガラスの向こうから小さく手を振っていた。見覚えのある顔だな、と思ったときニュウが「「R」のレイちゃん。」と言った。
ああ、そうだったのかと僕がガラスの向こうの彼女に微笑みを返すとニュウは
「ちょっと待ってて、すぐ戻るから。」と言ってガラスの向こうの友人に会いに行くため席を立った。
彼女たちはしばし久しぶりの再会を喜び合うように手に手を取って嬌声をあげていたが、しばらくすると、二人の話題は僕に移ったらしく、チラチラとこちらを見ながら何ごとか話し合っていた。
そのうちにニュウが顔をしかめてなにやら抗議しているような雰囲気になり、相手の彼女はそれを煽るように更にニュウのいやがることを言っているようにも見えた。
およそ5分くらいの会話の後、レイちゃんと言う女性はにっこり僕に微笑んでからニュウの肩をポンポンとたたいて去っていったが、ニュウは不満そうな顔をしてクルッと踵を返すと大股で僕のいるテーブルに帰ってきた。
席に着いた彼女はさっきまでとは違った怒ったような不満げな顔をしていたので、僕は少々心配になった。
「彼女はなんて言っていたの。」
「店を辞めて日本人の愛人になったのか、って。」
どうやらそれで怒っていたらしい。
「それでニュウは怒ってるのか。いいじゃないか何を言われたってかまうもんか。二人が愛し合ってるかどうかなんて他の人には分からないことだから。」
「でもあたしが夜の仕事以外で生活費を稼ぐことなんて出来ないってみんな思ってるから。きっとお金をもらって愛人になってると思うのよ。」
外見はそうだった。妻子ある日本人、それも店の客として知り合った日本人に経済的な援助をしてもらいながらアパートに一人暮らしをしている。そしてその相手とアパートで逢瀬を重ねている。どこから見ても愛人関係に違いない。そこに愛があろうとなかろうと、他人から見ればそんなことは関係ない。
ニュウは何を考えていたのだろう。横顔には迷いと怒りがないまぜのような色が浮かんでいた。

急な出張を言いつけられたのはその翌日だった。木金の1泊2日でチェンマイに行けと言うものだった。
普段であればたった一人の出張は味気なく近くのMPあたりで憂さを晴らす程度のつまらないものだったが、今回は違っていた。僕ニュウを連れて行こうと思った。
僕が仕事をしているときにニュウを実家に帰らせて、週末は自費でチェンマイに二人で滞在すればいい。
ニュウは二つ返事でOKし、こんなに早く母親に再会できることを喜んでいた。
家族には3泊4日の出張であると告げ、僕はニュウと二人分のエアチケットを購入した。予定通り木金の2日は僕は仕事に没頭し、ニュウはチェンマイからバスで故郷に帰ることにした。
もちろんいくつかのお土産の品と、若干の現金を持たせてニュウは母親の元に向かっていった。
金曜の夜、ニュウは予定通りにバスターミナルに降り立ち、僕たちは初めて二人っきりの旅行を楽しむことになった。
ナイトバザールをひやかし、カオソイを食べ、ナイトクラブで遅くまで遊んだ後、ホテルに帰り愛し合う。
翌朝太陽が黄色く見えるかと思えるほど愛し合った二人は、翌日昼過ぎまで目を覚まさなかった。
腹が減ったらメシを食い、二人きりの時間はほとんど裸で抱き合って過ごした。限りある二人の時間を惜しむかのように。
夢のような二晩はあっという間に過ぎ、僕たち二人は疲れ果てた体をボーイングのシートに任せてバンコクへと帰った。

ニュウから「話したいことがある。」という電話があったのはチェンマイから帰った三日後だった。
ほんの少し悪い予感を感じた僕は、彼女のアパートに行くのを避けて、サヤームのレストランを待ち合わせ場所に指定した。
髪を束ね、Tシャツと黒いジーンズでニュウは現れたが、化粧っ気のない顔はいつもと同じように可愛らしく微笑んでおり、僕が気を回すほど悪い知らせではないように見えた。「あなたはいやだって言うかも知れない・・」ニュウはオレンジジュースを運んだウエイターが立ち去るやいなやこう切り出した。
「あたしまた「R」で働こうと思ってるの。」
予想外の話だった。
「どうして?洋服の仕事はだめなの?」
「お給料が安いから・・。」
「金のことなら僕が何とかするよ。」
「自分で働いて稼ぎたいの、友達に愛人をやってるなんて言われないように。」
「ニュウは愛人じゃないんだ。」
「でもそう思われてる。自分で稼ぐお金じゃ家賃も払えないし、洋服も買えない。みんなあなたに援助してもらって生活してるのはいやなの。あなたのことは好きだし、沢山会いたいと思ってる。お店であたしが他のお客さんの接待をすることをあなたがいやがることも分かってる。でも、自分のことは自分でして、その上であなたを好きでいたいの。」
「僕の援助は受けたくないってこと?」
「そうじゃない、あなたの助けがなかったら今のアパートに住んでいられないことは変わらないけど、あまり私のためにお金を使わせたくないの。あなたが助けてくれるから私はお金のことをイージーに考えるようになってる。あなたからもらったお金をお母さんに渡すとき、あまりいい気持ちじゃなかった。」
ニュウの言いたいことは何となく分かった。やはり金のやりとりがあると恋愛感情が純粋なものに感じられないと言うことだろう。
かつて僕が感じていたことをニュウも同じように感じていてくれることがうれしくもあり、複雑な気持ちだったが、僕は彼女のしたいようにさせようと思った。
「ニュウの言いたいことはわかった。「R」で働くのは別にかまわない。僕はニュウに命令したりしないから、ニュウのしたいようにしていいよ。それで君を嫌いになったりしないから。」
ニュウはホッとしたように微笑んだ。
「でも他のお客さんにいやらしいことされないように、気を付けなきゃダメだよ。それとホテルに誘われても断ること。」
「わかってる。」
ニュウが再び夜の女になるのは正直言ってうれしいことではない。でも僕は彼女を生涯愛し続け、守り続けることの出来る男ではない。
やはりこの恋愛は「R」という疑似恋愛のステージに持って帰るのが一番いいのかも知れない。
すっかり涼しくなったサヤームスクエアを歩きながらニュウは歌うように言った。
「明日からお店に出るから、たまには遊びに来て。お化粧してドレス着たあたしも見て欲しい。」
「化粧なんかしなくたってニュウはきれいだし、ドレスなんか着なくたって僕はニュウが大好きだよ。」
「あなたを愛してる。」ちょっとおどけながら、ニュウは初めてこの言葉を口にした。
肩にもたれかかるニュウの髪はあの白い花、ガラウェイの香りがした。
(完)

Tokai taro の タイ風俗紀行

Tokai taro の タイ風俗紀行
(帰国報告 2000/4/14)
 これは、tokai taro さんのタイ旅行記を許可いただいて掲載しました。いろいろな旅があると思うけど”これが正しい旅の仕方”という物はなく、いかに自分が楽しめたかが重要なのではないでしょうか?その点tokai taroさんは気持ちのいいくらい心から楽しんでいます。これを読んだ人にも、その人なりの楽しい旅をしてもらいたいなーと外道紘は思います。
 tokai taroさんのHPは http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Poplar/7603/index.html です。こちらに詳しく書いてあるので訪れてみてください。

[外道の細道]

2000年4/3(月曜日)
1.アパートを朝の5時に車で出発、途中連れを大阪で拾い、8時ちょっと前に関西国際空港に到着、オリンピック駐車場の人に車を預け、JTBの窓口で航空券をもらう。シンガポール航空のチェックインカウンターでチェックインし、残り2時間暇なので缶ビール2本のみながら煙草を吸う。そこで連れの為に買ってきた「指差し会話帳」をプレゼントし、ネットであったBTSの地図と「地球の歩き方、バンコク編」にあったスクインビット通りの地図の拡大コピーを渡し、しばし説明した。ナナとテルメの説明をちょっとだけした。

2.軍資金は、自分は郵便局で買ってきたチェックが25万と日本円5万円とVISAのクレジットカード、金持ちの連れは50万弱、だが、もう一人の連れは前日にパチンコで10万負けたらしく、現金8万しかない。おいおい、まあ3人あわせて90万ぐらいあるからなんとかなるだろう。(帰るときは3人ともすっからかんだったが、、、)

3.飛行機は関空を10時すぎに出発、機内では日本語映画の「メッセンジャー」と任天堂のゲームがあった。ゲームはコントローラーがこわれていてできなかったので、映画を見たが、おもしろかった。6時間、禁煙はつらい。バンコクに午後2時に到着。

4.空港でチェックを両替し(やはり現金の方が楽だ、次の旅行は現金にしようと思う)ベンツタクシーでナナホテルに向かう。650Bだったかな。ベンツだベンツだとはしゃぎながらホテルに着く。チップ100Bわたし、ネットで予約した紙と日本のパスポートを見せると簡単に通じた。ベルが荷物を部屋まで運んで、20Bのチップ。「マッサージ」といってくるが、目の前にナナプラザがありながら頼む人がいるのだろうか?

5.まだ4時ごろで暇なのでビアシンをのみ、ためしにBTSでタニヤとパッポンの視察をしようと乗り込む。コインを持っていないので両替し、電車に乗る。すずしいー。(このころはまだタクシーに乗る勇気がなかった。)サリカカフェでコーヒーを頼み、G-DIARYの地図でバニーの場所だけ確認。まだ明るいので、とりあえず始めてのタイ料理を食べようとBTSで戻り、コンドームレストランまで歩いていった。おー!いい雰囲気のレストランではないか!頼み方がわからないので、「適当に5皿もってきて!」「日本人のためにあまり辛くしないでね!」となんとか英語で話したが、出てきた料理の辛いこと、辛いこと。「アイスクリーム頂戴!」と頼み、ビールとアイスクリームでなんとかごまかしたが、「これからタイ料理が食えるだろうか?」と一抹の不安を残した。店の人は笑っていたが。

6.さあちょうどいい時間になったので、ホテルにもどろうと始めてタクシーに乗る。「ソイシー ナナホテル!」と言ったら通じるではないか!おまけになんだこの値段は!以後タクシーは100Bをわたし、つりはもらわないという生活を続ける。タクシーに対する恐怖はすぐになくなってしまった。]

7.ナナプラザへ出撃、とりあえず有名なRAINBOW2へ行き、男3人ならんでビアシンを1杯ずつ頼む。誰も近寄ってこないし、男3人でショーを見ていても全然おもしろくない。10分ぐらいで退散したが、全然安い。次にRAINBOW1に入るが、ここでも誰も近寄ってこない。男3人で固まって見るものではあまりないようだ。「あんまりおもしろくないねー」って話しながら、「誰か呼ぶ?」と話し、とりあえずウェイターの女の子を呼び、100Bのチップを渡し、抱き寄せてコーラを奢り、むらむらちょっとしてきたので、とりあえず「ペイバー」といって値段交渉もせずに5分くらいで即効連れ出してとりあえずHしてみた。ホテルでAN3000Bというので、「いいよ。それと明日観光に連れていって。」というと、あと2000Bというので、「いいよ」って言った。まあノリもいいし、なかなかかわいかったし。名前は忘れた。しかし英語が通じると楽だ。恐怖心はこのころには全然なくなっていた。

8.Hが終わり、次に「ティティに行こう」と言うので一緒に行った。これがよかったのってなんだって。女の子が全然かわいい!音楽がすばらしく、店がむちゃくちゃ盛り上がっている。おかまのままさんがおもしろい!ここでANの子を左にはべらしながら右には次々と女の子をよんではチップをはずみまくっておっぱい揉みまくって、コーラおごりまくっていた。一人むちゃくちゃかわいい子が踊っていたが、呼ぼうと思っているあいだにどこかに行ってしまった。そしてまたかわいい子がいたのでむらむらきて、「この子ペイバーいくら?」って聞いたら「ショートで1500B」というのでまたペイバーしてしまった。さっきの子は少しおこったような表情をしていたが、「マイペンライ」と言うのでまたショート、楽しんだ後、女の子は帰っていった。そしてANの子が帰ってきたので一緒に寝た。
このころにはぐでんぐでんによっぱらっていた。いくら使ったのか覚えていないが、かなり金を使ったようだ。連れもすぐにペイバーしたようだ。

9.それにしてもタイの女の子ってもっとおしとやかだと思っていたが、むちゃくちゃすぐ濡れるし、全員騎乗位だし、こっちには正常位でHする習慣がないのか?連れもみんな驚いていた。

一日目からすごいことになっていた、、、、、、

4/4(火曜日)今日はバニークラブが目的
1.朝、また1発やってから、観光につれていってもらった。「どこがいい?」って言うので、「とりあえず有名な所がいい」って言ったら、「ワットプラケオ」というところと「ワットポー」という所に連れていってもらった。なかなかハデハデなお寺で、「日本の黒いお寺と違って、こっちのお寺は金ぴかだね。」とか言いながら回った。
ただ、女の子がお寺で祈っている姿はなかなかに神々しく、自分も正座して頭を床につけて祈るとなかなか神聖な気持ちになる。それから仏像をしたから拝むと心が穏やかになるのを感じた。昨日の行動は鬼畜以外の何者でもないのだが、、、、。自分の矛盾した行動に我ながら頭が混乱する。
2.それからワットポーでマッサージをしてもらった。1時間200B也、けっこうかわいい子にマッサージをしてもらって気持ちよかった。チップを100B渡し、次へ。
3.「次にどこへ行く?」と聞かれ、「高速道路から見えたバイヨークスカイのてっぺんのレストランで食べたい!」って言ってそこに連れていってもらったが、どうもてっぺんではないようだった。まあいいやとメニューを見ると、日本食があるではないか!うれしかった。自分はとんかつ定食を食べ、ビールを飲み、女の子の食事をちょっとつまみながらの食事は楽しかった。シンハビールを6本ぐらい飲んだら女の子はびっくりしていた。「キーマオ、キーマオ」(よっぱらいー)とか言いながらとんかつをつまんだ。おしんこがでてきてびっくりしたが、ごはんが白くなかったので、女の子の白いごはんを「ちょうだいー」って言ったら「だめー!」とか言われて白いごはんをたのんでくれた。なんかの炊き込みごはんのようだったが、まずかったので。会計は1000Bぐらいだった。こっちの物価からすれば高いんだろうなーとか思いながら払った。(たぶんビール代がほとんどだとは思うが、、、)
4.それからサイアムスクウェアに行き、「服を買ってー」と言うので400Bぐらいの服を買ってあげ、自分も1000Bぐらい選んでもらい(着てる服があまりにぼろぼろだったもので、、、)ボーリングを2ゲームぐらいした。自分はビールばかり飲んでいたが、、、スコアは100超えなかったんじゃないかな。それにしてもこっちの子はボーリングが好きですね。誰と遊びに行ってもボーリングがいいって言いますね。不思議だ。まあビリヤードみたいな(名前忘れた)やつはルールがわかんないから、気を遣っているのかもしれませんが、、、、。
5.「一緒にゴーゴーバーへ行こう」と言われたが、今日は友達とタニヤのバニークラブに行こうと約束していたので断り、連れととりあえずパッポンの有名な「ミズキッチン」でステーキを食べた。180Bのステーキはそこそこ食えた。キリンラガービールはぬるかったがちょっとうれしかった。パッポンを少し覗こうかとも思ったが、ぼったくりがこわいのでバニークラブに直行した。
6.バニークラブはエレベーターで6階だったかな?扉が開くと同時に100人ぐらいの女の人から「いらっさいませー」の大合唱にびっくりした。とりあえず部屋に入ってヘネシーを頼むが、全然氷もコップもでてこない。「女の子をつれてこなきゃ」ということで、3人でとりあえず「OFF不可で日本語の話せる人は?」と言うと手をあげてくれるので、3人それぞれ選び、とりあえずチップを500B払い、日本語カラオケ。おもろかった。おさわりOK?とたずねると「ちょっとだけ」と言うのでちょっとだけさわれた。サービスはむちゃくちゃよかった。結局ボトル2本あけて(半分は自分)、5時間女の子はべらせて会計は3人で10000Bだった。旅行者で初めてだったのでぼったくられるかと思っていたが、そんなことはなかった。日本と比べると格安である。連れともども大満足であった。女の子も「若いし、お金大丈夫?」と心配してくれていた。まあ全然金なさそうな格好だしなー。女の子に見送られながらタクシーへ。大名にでもなった気分だ。
7.しかし連れ出し不可の子とあそんだので 、それでべたべたしてたのでむらむらきて、結局それからナナのティティに直行し、100Bのチップをやりまくり、おさわりしまくり、ビールを10本ぐらい飲んで、べろんべろんになり、会計は2000Bぐらいだったかな。さすがにこれでは連れ出してもHは不可能であるので閉店ぐらいで退散。ホテルに帰り泥のように眠った。この時は店で盛り上がりまくった。おもしろかったー。ティティにはまった日であった。自分はタニヤよりもナナのティティが性に合っているようである。

もはや金銭感覚ゼロ状態に陥ってしまった、、、

4/5(水曜日) 今日は風邪が悪化、一日休養(夜は元気!)
1.連れは2人とも昨夜連れ出したようだが、自分は体力の限界を感じていた。どうも昨日飲みすぎ、エアコンをつけっぱなしにして眠り、風邪がかなり悪化したようだ。飛行機に乗るときから咳が出て、熱があったようだったが、ボルタレンでごまかしながらここまでやってきたが、もう限界だ。ボルタレンを飲み、ひとりさみしく眠っていた。連れの女の子と一緒に飯でも食いにいかないかと言われたが、もはやそんな元気は残っていなかった。
2.午後2時ごろ、ちょっと元気がでてきたので散歩してたらタイムズスクウェアがあり、ネットカフェがあったので入る。日本語の設定をしてもらい、こうりゅうさんのところの掲示板に書き込み。誰かレスしてくれるとうれしいな。と思っていた。オレンジジュース2杯で200Bぐらいだったと思う。
それから部屋に戻った。エアコンをOFFしても寒く感じる。一人で毛布にくるまりながらぼーっとしている。テレビを見る元気もなく、ただガイドブックを眺める。そういえばANの相場は1500-2500Bって書いてあることに気づく。ちょっと払い過ぎか?これからは節約することにしよう。
3.午後6時ごろ、体力は大分復活。ボルタレンが効いてきたのかな。とりあえず連れとティティで100Bでおっぱいをひと揉みしてから飯を食おうと思って覗いてみたら、まだ営業開始前といった感じのひなびた感じで、それはそれで楽しめた。時間がゆったりとすぎていく。「昨日はすごかったね!」と店の子全員に言われ、連れはおどろいていたが自分はいい気分であった。(ちょっとしたヒーロー気分)自分の右に女の子をつけて、100Bチップをわたし、ちょっとおっぱい揉み、ビールを1杯飲んで店を出た。会計200B也。(ビール2杯だけ)唯の偵察だったが、連れの左の女の子がかわいかったことだけ妙に鮮明に覚えていた。(結局、最後の5日間はこの子とすごすことになる。)
4.連れが「絶対に日本料理が食べたい!」というので、エンポリアムの日本料理店に入る。ちょっと高いので、うどんすきはあきらめて220Bぐらいの定食を注文したら、量がすごくて日本の米を使っていてうまかった。感動した。それから日本書籍の東京堂に入り、バンコク週報とかDACOとかのフリーペーパーを購入。G-DIARYの1.2巻のバックナンバーがあり感動!日本では売りきれで購入できなかったのでうれしかった。こっちで購入すると安いし。
5.ホテルに戻り、8時半ごろむらむらきたので一人でまたティティに出撃!遅れて連れもやってきた。チップをやりまくり、おっぱいを揉みまくり、大騒ぎしていたら、今日は連れ出しはやめとこうと思っていたが、ノリがむちゃくちゃ良い子がいたので、我慢できずにペイバー。会計は2人でペイバー込みで2500Bになった。まあコーラ2人で20杯ぐらいはおごったからなー。
6.ANいくら?って聞いたら「up to you!」と言うので、まあいいかとホテルに戻ってまずは一発。そしたらいきなり騎乗位でしかもすでに濡れている。しかもイクときの声が異常にでかい!「なんじゃこれは!」と思ったが、とりあえず一発し、この時点で感動し3000B渡してしまう。機嫌がよかったもので。これでもうANはなくなったかと思ったが、それだけの価値はあるかなと思った。あまりに声がデカイので翌日、連れに大いにひやかされたが、、、。それから「どこ行く?」と聞かれたのでまた「ティティ!」と言ってティティにいき、またおっぱい揉みまくり、コーラおごりまくって1200B也。「誰か連れ出す?」と聞かれたが、あんまり気に入った子がいなかったので、そのままホテルに戻ってまた一発。「もう帰っていい?」と聞くので、「しまった、金を渡すのが早かったかな?」とちょっと悔やんだが、まあもう限界だったし、実はそのつもりでもあったので返した。
7.この子は「NI」です。そんなにかわいいとは思わんが、ノリは最高!ただし、イクときの声は異常にデカイのでお気を付けを。隣の部屋が連れだと気を遣いますが、その分気を遣わなければ楽しめます。踊りはうまい!だから腰使いは最高!そのまま就寝。実は最後の5日間の女の子と同じ部屋に住んでいるのだ。

4/6 今日はパタヤ、何もせず、、、、
1.前日にホテルの旅行代理店で1泊1050BのLANDMARK PLAZA HOTELを予約した。12時にナナホテル出発。でっかいスーツケースを押していると、ホテルの前にたむろしている運ちゃんが売り込んでくる。「いくら?」と聞くと、「1500B」と答えるので、そのまま出発。(ホントはタクシーで行くと1000Bで行けるらしいが、一人500Bなら安いからいいや、という金銭感覚になってしまっている。)体調は未だ復活せず。
2.ホテルまで2時間弱ぐらいだったかな?高速代100B(ホントはもっと安いが、おつりをもらうのがめんどくさかったからつっかえした。)、チップを100B渡し、ホテルに到着。ホテルのフロントで、「地球の歩き方」を見せて、キャバレーショーと翌日のなんとか島ツアーを申し込む。一人当たり850Bだった。海水浴がしたかったのだ。
3.とりあえず観光ごっこをしたかったので、「地球の歩き方」に乗っている「Believe it or not!」とかいうところに観光に行った。それなりに楽しめた。それからホテルに戻り、花札で遊んでからキャバレーショーへ。それなりに楽しめた。ただ、記念撮影でチップ400Bとか請求されるのにはまいった。タイにきて初めてのぼったくりであった。(自分にとって)あんなおっぱい無料でももみたくなかったのにーーー。一人に100B渡して逃げてきた。恐かった。
4.それからビアバーでたわいもないゲームをしていた。連れは大いに気に入ったようで、朝の3時ごろまで遊んでいた。ただ、ホテルに連れ込めるかどうか心配だったので、そのまま帰った。あんましかわいい子がいなかった。連れはホテルまで連れて帰った。全然大丈夫だったようだ。ジョイナーフィーも取られなかった。さすがはナナホテルが紹介するホテル!あんまり楽しくない一日であった。ただこのゲームは気に入った。バンコクで最終日に土産に2つ買った。
5.ビアバーでは、飲み代は安いし、飯も出てくるし、女の子もたぶん全員連れだし可能だし、しかも安い。AN1000Bもだせば十分じゃないだろうか。別に食指は自分は動かなかったが。ただ屋台でバミーがあったので、「日本人向けに NO ペード(辛い)」と頼んだら、本当にうまかった。20Bといわれたが、あんまりうまかったから50B渡して、ニーアロイ、アロイと誉めまくったららよろこんでいた。
5.パタヤで何を思ったかと言うと、
一つは前日の6時ごろの連れの左に座っていた女の子をバンコクに帰ったら絶対ペイバーしようと思ったこと。
もう一つは、ただの観光は自分には合っていないなーっと思ったこと。彼女と一緒にくればまた違うのだろうけど。
早くバンコクに帰りたいーー!

4/7パタヤ2日目の大失敗
1.朝11時にホテル出発のなんとか島ツアー350B也、トゥクトゥクに乗り込み、岸からボートに乗る。総勢20人ぐらいのツアー。うちら3人と日本人の男性が一人、他インド、中国、アメリカ、アラブの人といった本当に多国籍のツアーで、言葉は全部英語だが、なんとか中身はわかるもんだ。結構楽しそうだ。これで一人350Bで昼ご飯付きというのは安いと思った。
2.まずは船に引っ張ってもらって空を飛ぶやつ。ツアーのほぼ全員が参加。一人300B也。これは非常に気持ちよかった。
3.それから島でみんなでお食事。それから各自で島の商売人と交渉してマリンスポーツを楽しむという趣向なのだが、うちらは節約して海水浴をしようと思ったら海水浴のスペースが異常に狭い。海水浴はこの範囲でやってください、という範囲は25mプールよりも狭い。なんじゃこりゃ。ツアーが安いわけがわかった。ほとんどマリンスポーツを強制され、その場合この人を通してくださいというわけだ。ほんでバックマージンを要求されるわけだ。
4.自分は女の子に払うチップはけちりたくはないが、こういうふうにされると非常に腹が立つ。ティティで100Bを30枚ばらまいてももったいないとは全然思わないが、こういうのでは100Bも払いたくないのが本音だ。しかし、やることがないのでしょうがなく交渉するしかない。あと1時間半、ホントに手持ちぶたさなのだ。
5.まずはバナナボート、男4人で1000B、高いと思ったがしょうがない。(英語力のない連れが交渉してしまったから後戻りできず、もう一人の日本人に申し訳なかったのだ。)まあ腹が立ったから、途中でボートをひっくり返してみんなで海のなかに投げ出した。ボートをもとに戻すのがしんどかったが、それなりに楽しめた。
6.次にマリンジェット、これはおもしろかった。10分300Bで交渉成立。後ろにもう一人監視役の人がたっているが、自分で運転するのはおもしろい。バイクと違って、体勢をたてなおすにはスピードをゆるめるのだ。またハンドルはあんまり曲がらないので、体を傾けるのだが、スピードを最高速にして体を倒すと本当にすごい角度になるのだ。ひっくりかえすと罰金をとられそうなので、アクセルをゆるめるのだが、これは楽しめた。自分はバイクと車が大好きで乗り物が大好きなので(ただし運転はへたくそ)エンジンがついていると、それだけでわくわくするのだ。(ちなみに一番好きな乗り物はホンダスーパーカブ、もっていないんだけどね。)
7.結局この昼間だけでビールや買い物をあわせると2000Bは使ったことになる。やはり安いツアーにはわけがあったようだ。
8.気をとりなおして、6時にはビアバーへ。たわいもないゲームをして、9時ごろ連れはペイバー、自分はよく知らないがたぶんペイバー300B以下なんだと思う。少なくともバンコクより安いのは間違いないと思う。
9.自分はどーもビアバーの女の子に心が動かないようなので、もう一人の連れとゴーゴーバーへと向かう。情報を何も持っていないので、トゥクトゥクに「ゴーゴーバーへ行って」と言うと、何故かお風呂屋さんの前にとまるじゃないか。まあこの近辺にはゴーゴーバーが多そうなので、20Bわたし、連れと2人でセブンイレブンの女の店員さんに「GO-GO-BARはどこですが?」とたずねると、どうも女の子はよく知らないようであったが、客のおじさんに聞き、丁寧に教えてくれた。ついでにおじさんに「コンドームを買っていったら」とすすめられたので、その場のノリで買ってしまった。別にホテルにあるから必要ないのだが、、、。
10.LOVELY A GO GO というGO GO BARに入ると、女の子の質がビアバーと全然違う。しかも店は広い。自分は目が悪いので女の子があまり良く見えない。とりあえず呼んでみると、これがひどい。チップをやってちょっといて別の子を呼ぶが、なかなか来ない。連れはもうペイバーしているではないか。あまり待たせるのも悪いとおもっていたらやっときた。いそいでペイバーをして、一緒に飯を食いに行く。ペイバー600BのAN1500B、安い!それなりに楽しい時間であった。
11.その後男版のGO GO BARに行ったら、これがおもしろい!男が踊っているのだが、これがセクシーなのだ。ドリンクはばんばん奢り、口から火を吐き、ショーの内容もとてもおもしろい。これは日本人の女の人にも絶対受けると思った。連れは盛り上がって、舞台で裸になって一緒に踊っていた。
12.女の子のノリも良く、そのままホテルへ。さあとりあえずHをしようと思ったが、膣の中に指を入れると妙に狭いし短い。感じているようだが、その割に全然濡れてない。おかしいなと思ったがとりあえず入れてみようと思ったが入らないではないか。しまった。男だったのか。しかしもはや押さえはきかず、手でしごいてもらって事は終わり、一緒に抱き合って寝た。本当は追い返したかったのだが、そうもいかなかったし、抱き合って寝る分には気持ちよかったのだ。
13.初めての体験であったが、見た目も触った感じも全然わからなかった。たいしたもんだと感心するやらあきれるやら、、、。まあ楽しかったし、触りごこちは良かったし、AN1500Bなら安いし、いいかっとも思った。連れには大ウケであったが、、、、。

4/8 さあバンコクに戻った。あの子を探すのだー!
1.あさ、目が覚めると10時を過ぎているではないか!出発は11時なので、急いで昨日のLBを返すと、自分の「簡約日タイ辞書」がなくなっているではないか!13000円もしたのに!「ちょうだい!」と言われ、「だめ!、これは高いんだから!」と言ったのに、、、。まあ指差し会話帳が残っているからよしとするか。実際のところ、ほとんど使うことはできなかった。
2.ホテルであわてて遅い朝食を食べ(10時過ぎ)、急いで荷造りし、11時にあわただしくパタヤを出発!もう2度とくるか!こんなところ。ひどい目にあった。昨日フロントで、「○○さーん、明日タクシーはいかがですか?」と日本語で勧められ、「いくら?」と聞くと「1500B」とのことで「OK!」として予約した。こっちの物価ではこれは大金なんだろうなあ。おかげで便利に旅行をすることができる。しかし、はやくバンコクに帰りたい。会計を見ると「ジョイナーフィー」は全然取られていなかった。それだけが救いである。3人で100B以下であった。
3.バンコクには1時ごろ到着。みんなホテルでくつろいでいる。(一人は風邪でダウン。どうもうつしてしまったようだ。すまん)自分はタイムズスクウェアのネットカフェでこうりゅうさんのところの掲示板を覗いてみる。「おー、あこがれのこうりゅうさんがレスをしてくださっているではないか。うれしいー!」とみょうにはしゃいでいた。他に外道さんの所とか見てみるが、ナナプラザは更新されていなかったので早々に退散。ちょっと報告をしておいた。レスがあるといいな。
4.ホテルに戻るのが午後4時ごろ、何もすることがない。とりあえず、5時まで待ち、パタヤの日本人に教えてもらった有名な「COCA」がタイムズスクウェアの地下にあったので歩いて移動。自分達以外に誰も客がいない。まだ5時だもんなー。注文の仕方がわからないので、「適当に持ってきて、ただしカニは入れて!」と頼むと親切に作ってくれた。店員さんは日本人慣れしているようだ。「うまい!」と非常に感動した。2回食べて、最後の「おじや」が最高にうまかった。1人あたり400Bぐらいだったかな。大満足である。帰りはタクシーで帰った。あいかわらず100Bわたし、釣りはもらわないという生活。1メーターの35Bしかかかっていないのに、、、。
5.シャワーを浴びて、またティティに出撃!するとねらっている子がいるではないか。これは運命だったのかも。前ペイバーした「NI」が左にすわり、いろいろ世話をやいてくれるが、自分の目的はあくまで「NA」であった。うれしいー!すぐにペイバーしたい!と熱烈に思ったが、がめつく思われるのもしゃくなので、チップをはずみつつ適当におしゃべり。おさわりも程々にしておいた。この時点では「NA」と「NI」が友達だということには気づかなかった。
6.そろそろいい頃合いかと、ママさんに200Bのチップを渡し、AN2500Bの約束で連れ出してみる。ホテルでいよいよ、と思ったらいきなり騎乗位、しかもバリバリに濡れている。ノリも最高!しかも騎乗位で勝手に動いて勝手にイッテいる。なんじゃこりゃ!むちゃくちゃ感動した。かわいいー!次は正常位でとりあえず自分もイク。「NA」は2回はイッタようだ。最高!かわいい!
7.これは絶対ハマル!と思った自分は「自分は4/13日にバンコクを出発する。5泊6日10000Bでどう?」と聞くと、「いいよ!」というので、最終日まで行動を共にすることにする。これが結果的に大成功であった。ノリがよくって楽しくってかわいくって本当にはまってしまった。連れは「無料でもHしたくない」と言っていたが、自分の趣味にはジャストフィットなのだ。年を聞くと「25才」という。「自分と同じだ!」とよろこんでいた。
8.Hが終わり、ナナプラザよりちょっと南にある、前で誰かが演奏しているレストランへ連れていってもらった。演奏は結構おもしろい。「友達が前のビアバーで働いているの。ペイバーしていい?」と聞くので「いいよ」って言ったら喜んでペイバーしてきて連れてきた。チップ500Bやり、三人で食事。このころには自分はべろんべろんに酔っ払っていたので相手の顔は覚えていなかったが、相手は覚えていたようだ。
9.さすがに疲れたのでこの日は「NA」と抱き合って眠った。楽しい!このころはもはや一日2回Hする元気は残っていなかった。というより「NA」が好きで好きでたまらなかったのだ。肌が白いし、かわいい(とくに踊っている姿に惚れました)
10.それにタイの子のやさしさにコロッとまいってしまいました。朝おきると靴がそろっているし、部屋も整頓されている。なによりやさしいし、すぐにくっついてくるし、なにより笑顔がかわいい。こんな扱い日本で受けたことがない。
「NA」との出会いがこの旅行を変えてしまった。自分の直感だったのだ。

4/9(日)NAとの一日目、この頃はまだ普通のおデートだったような。
1.連れは「MONA」というティティの女の子で、確かにかわいい。連れの趣味にぴったりだが自分の趣味じゃない。どうも趣味が全然違うようだ。自分の「NA」と4人で朝飯を食いにホテルの前の軽食屋で飯を食う。ただのトーストにバターをつけて食うのがうまい!ひさしぶりに辛くないものを食べたような気がした。
2.「どこに行こうか?」と連れと相談し、連れはまだワットポーに行っていないので、「4人でワットポーでタイマサージをしよう!」と提案し、行くことにした。しかし、タクシーは途中で止まる。「何でかな?」と思っていたら、おんぼろのショッピングセンターに入っていった。どうも「服を買って!」ということらしい。自分も連れもめんどくさかったのだが、女の子の買い物に付き合わされた。ただし、自分はボロイ服しかもっていないので、いろいろ選んでもらったが、確かに安い!ただし、エアコンがないので暑いことこの上ない。「NA」にはスニーカーを買ってあげた。800Bぐらいだったかな。あと自分はサンダルと短パン3枚、シャツを3枚買った。ただ、NAとMONAはあまり仲が良くないようだ。お互いにライバル意識があるのか、買い物合戦になってしまった。「失敗だったかな」と思った。
3.やっとくそ暑いショッピングセンターをぬけた。自分は「こんなことならせめてサイアムスクウェアで買い物したいなあ。」と連れと話していたが、「まあこっちの方が断然安いんだろうね。」などと連れと話しながら、やっとワットポーに到着。すると豪華な観光バスが10何台もとまっている。「さすがは観光地だなー、前回きた時よりずっと込んでいる。まあ日曜日だしな。」と思った。
4.とりあえず、連れはまともな観光をしてきたというアピールの為の写真を何枚か撮り、女の子との写真は自分が撮り、はしゃいでいた。それからワットポーのマッサージへ。妙に込んでいる。30分ぐらい待ってやっと入れた。女の子2人は外で待っていた。どうもこっちの女の子はあまりマッサージは好きではないようだ。観光客向けなのかな。1時間200Bのマッサージは気持ちがよかった。この前きた時は女の子も一緒にタイマッサージをやったので、人によるのかも。
5.それからホテルにもどり、「COCA」に行こうかということで、今度は4人で昨日と同じ「COCA」に行った。今度は店員さんは寄ってこない。女の子に注文をまかせ、「エビだけは絶対にいれてね。」と頼んだ。エビはでかくてとってもうまかった。女の子が勝手に作ってくれる。しかし、最後に「絶対に最後は米をいれてくれ!」と、「MONA」に頼んだのにスープを捨てられたのは、連れとともに非常にショックであった。連れの子「MONA」は、非常にわがままだ。そこがいいんだと連れは言うが、自分には理解できない。「おれも年をとったのかな」連れがつぶやく。こっちの子は、鍋の後に米を入れておじやにして食べる習慣はないようである。
6.失意のまま、タクシーに乗り込み、ホテルへ。シャワーを浴びてから再びティティに4人で向かった。「NA」が「友達にもコーラおごって」と言うので、どんどんおごって、チップもやっていた。それから、連れと「3階のHollywood Rock?でエグイショーをやっているから行こう!」というので4人でそこに行った。
7.そこのシャワーショーやら女の子が腰に男の「物」をつけて、本当に入れてしまうショーなど、なかなかすごいショーであった。店は広いが満席に近い。そこで女の子が「日本人男1人と女の子」の組み合わせのカップルを連れてきた。「私はカオサンにとまっています。今日はこの子の誕生日です。」とのことで、でっかいケーキを持っていた。そこで6人でディスコに行こうということになり、ディスコに向かった。
8.タクシー2台に分乗していくのかと思っていたら、なんと1台のタクシーに6人が乗っているではないか!熱気むんむんですごいことになっている。こっちでは法定乗車定員というのはないのか?びっくらこいた。
9.シーバスのボトルを入れ、ソーダで割って飲むと、自分には「まずい」ようにおもえた。しょうがないからコーラで飲むと、そこそこ飲めるしすすむ。ボトル1200Bのあとの請求がちょくちょくきて1500Bぐらいかな?ディスコは大変盛り上がっていてむちゃくちゃおもしろかった。日本ではディスコには行ったことのない生活であったが、こっちでは気楽に入れる。入り口でも日本人はノーチェックに近い。大騒ぎをしていた。
10.さすがに酔っ払ったので、本日は就寝。自分はディスコは初体験であり、とっても楽しい1日であった。帰ってから1発すませ、すごすごと寝ることにする。

4/10(月)この日は「NA」と2人だけのおデート、
「NA」と「NI」が実は友達だったとは、、、2人とやってしまっているではないか!
1.朝起きて、朝飯を「NA」と2人で食いに行く。NAは一度もアパートに帰っていないので、着替えをとって来なければいけないだろうと思い、(まあ服は買ってあげているのだが、)「キミのアパートに行きたい!」と言うと、「いいよ!」と。その前に「映画に行こう!」というのでエカマイの方のどこかのショッピングセンターに行く。3階の映画館は1時20分からということで、まだ1時間以上ある。「どうしようか?」と言うので、自分は髪の毛がのび放題であったことを思い出し、「2人で床屋に入ろう!」と言って2人仲良く床屋に入っていった。髪の毛を洗ってもらい、はさみで自分の頭をチョキチョキするポーズをすると、店員さんもわかったようだ。2人仲良く髪を洗ってもらい、とても気持ちが良かった。
2.これ以降、会計をするのが面倒くさかったので、女の子に自分の財布を渡して、全部払ってもらうことにした。こうすれば、タクシーでもチップを余分に払わずにすむし、レストランでもチップの相場がわからない自分にとっては楽だったのだ。「NA」をとても信用していて、裏切る女の子には思えず、また「この子になら裏切られてもいい!」と思ったのだ。まあホテルには金をおいているんだけどね。
3.それから20分ぐらいあったので、買い物をした。「NA」にスポーツ洋品店みたいなところでシャツをかってあげたら非常に喜んでいた。以後最終日までこれを着ていて、「とても気に入っているの。」などとかわいいことを言う。自分はナナの制服みたいだなあとおもっていたが、まあ確かにかわいいから許す。パンツを1枚、シャツを1枚自分も買う。この時はクレジットカードで支払った。お金があまり残っていなかったのだ。
4.ビアシンを2本のみながら、ポップコーンを食べながら、2人で映画を見た。自分のつたない英語力ではちょっとしかわからないし、題名も忘れたが、なかなかシリアスな映画であった。本当はアクション映画を見たかったのだが、英語の映画はこれしかなかったのか、自分がうまく説明できなかったのか、この映画になってしまった。「主人公は人とうまくつきあうことができず、それを背伸びしてなんとかやっていくのだが、ときどきこわれて人を結局3人だったか殺してつかまってしまう。」という実に深刻なストーリーだ。こんな話が女の子が好きとはおもえないが、自分は大いに気に入ってしまった。案の定客席はガラガラであったが。
5.それから「ボーリングをしよう。」ということになり、ボーリング場で後の方で生ビールのジョッキを頼み、NAは「友達を連れてくる。」と電話をしに行った。そして2人で待っていると、なんとやって来た女の子は「NI」ではないか。ちょっと焦った。「おいおい、いいのかいな?」と思ったが、そんなことは「マイペンライ」の国のようだ。それからボーリングが始まった。「2人は一緒に住んでいる。」とはこの時初めて知った。どうも自分と気の合う人たちはNAの仲間達のようだ。
6.自分達は2ゲームしながら、生ビールのでっかいジョッキみたいなやつを3杯たのみ、会計は1300Bぐらいか。こんなにビールを飲んでいるところはほとんどない。異常に盛り上がってしまった。5時ぐらいになってしまったので、今日はアパートに行くのをあきらめてナナに向かうことにした。「NIもペイバーして!」と言うので、「いいよ!」と答え、ティティでちょこっとチップを渡し、早々に退散。NIは置いてきた。
7.それから、「NA」と2人でシーフード食べに行って眠った。確か体調がいまいちだったのだ。部屋でいちゃいちゃして、めずらしく11時ごろに就寝。部屋でいちゃいちゃするのが最も安上がりである。

4/11(火)この日、NAのアパートに行く。そこで見たものは、、、
1.朝起きてNAに「今日の予算は5000Bだよ。」と言いくるめて金を渡し、いつもの場所へ朝飯を食いにいき、それからNAのアパートに11時ごろだったか向かった。そこでは昨日の「NI」「CHEN」そして日本人の男が一人眠っていた。3人ともまだ眠っていた。昨夜ディスコに行ったそうだ。NAはビールやらつまみやらを買いにいってくれた。
2.部屋のドアには英語で「NA」と書いてあった。アパートは7階建てぐらいで、エアコンはなし。コンポがあった。扇風機を自分にあててくれて、大歓迎してくれた。床でごろんと寝るときもちがいい。入り口には老人が子供とあそんでいて、NAは50Bのチップを渡していた。こういう所で相互扶助が成り立っているのだなあと感動した。
3.この日本人はKさんという若い男性である。自分よりも若いんじゃないだろうか。バンコクに4年すんでいるといっていた。どこかの大学を中退してここで住んでいるそうだ。NAが戻ってきた時はビール6本につまみにジュースにで、音楽をかけ、ちょっとした宴会が始まり、しばしこのKさんと話していた。「こっちに来る日本人がここ数年で急激に増えている」という話や、「自分は観光ガイドやタイ語を教えることで生計をたてている。」という話をしてくれた。物腰の低いやさしい方だった。NAともいろいろ通訳してくれた。「自分は現金があまり残っていないから、カードで払えるときはカードで払ってくれ」と通訳してくれた。「ここの家賃は月1800Bです。現在のバンコクでは安いと言えます。ここでこの女の子3人で暮らしています。」と話していた。友情が厚いんだなあと感じた。こっちの人は本当に友情を大切にする。
4.「バンコクは治安がいいですね。朝から酔っぱらって寝っころがっても身の危険を感じることが全然ないですね。」「旅の恥はかきすて」と言いますが、朝から自分はむちゃくちゃ飲む生活をしています。」と自分が言うと、Kさんは「あなたは、暗くならないから好きだ、とNAは言っていますよ。」と言っていた。「自分はNAにならだまされてもいいと思っています。財布も全部あずけています。」と話すと、「気をつけてくださいよ。でもNAはいい子だから悪いことは絶対にしないと思います。ただ、悪い女も多いから、気をつけるにこしたことはないですよ。」と忠告してくれた。
5.「CHEN」は、この間一緒にご飯食べたといっています。と言われたが、全然記憶になかった。しかし、後で思い出すと、そういえば、ビアバーで友達をペイバーしてくる、と言っていたのは彼女だったのか。確かに一緒に食事したのだが、自分はぐでんぐでんに酔っ払っていたので、全然顔を覚えていなかったのだ。
6.「CHEN」は昨日なにかおもしろくないことがあったようで、(ふられたのかな?)かなり飲んだらしく、頭がいたそうだ。頭痛の薬をいっぱい飲んでいる。お菓子かと思って自分も飲んでみたが、「これは頭痛の薬ですよ」と教えてくれた。
7.最初のビール6本はすぐになくなり、NAはあわてて6本買ってくるが、すぐに自分が飲んでしまい、またあわててNAはビールを10本買ってきてくれた。NAはしっかり者だ。自分は王様のような待遇だ。扇風機もすっかり占領しているから涼しい。Kさんの住所と電話番号を教えてもらい、「乾杯」を繰り返し、いい気分でみんなで踊っていた。Kさんは4時から仕事があるとのことであった。
8.3時からご飯を食べに行こうということになり、MKに5人で向かった。5人で好き勝手に頼んでも、1000B以下だった。安い!途中でKさんが、これから仕事があるから、と退席していった。自分がチップで1000B渡そうとすると、「自分はそんなつもりではありません。今日はどうもご馳走様でした。」と言って去っていった。とても感じの良い方であった。感動した。
9.MKはCOCAに比べて安い。ただ禁煙なのがいただけないが、、、。食事が終わると、とりあえずホテルに4人で向かった。ホテルでMTVを見ながら、みんなでシャワーをあび、しばし休憩。自分はあと3000B出し、「これで今晩ディスコに行こう!」と誘った。連れが部屋に「一緒にでかけようか」と来たが、こっちが女3人つれているのを見てびっくりしていた。結局自分達4人と連れと連れの子と6人でティティに向かった。
10.自分の連れている女3人の性格がわかってきた。ノリのいい「NI」、しっかり者の「NA」、そしていいかげん男にだまされつづけているが憎めない「CHEN」、3人は固い友情で結ばれている。すっかり感動してしまった。とてもすばらしい友情であった。
11.ティティで2人をペイバーし、すぐにCHENのビアバーに行き、ペイバーし、4人でディスコに向かった。ステージで誰かが歌っている。自分はディスコはステージがないとつまらない。シーフードを頼んでくれ、出てきたのが、刺し身にしょうゆがかかったもの。うまい!まさかこんなところでしょうゆに出会うとは思わなかった。NAが特別に頼んでくれたようだ。
12.もうひとつディスコに行った記憶もあるが、この日はもうぐでんぐでんで覚えていない。飯でも食いに行こうと言うと、もうお金がなくなったようで、今日はここでおしまい。朝の3時ごろだったかな。よく覚えていないがむちゃくちゃ盛り上がったことだけは覚えている。アパートに2人を帰し、NAとホテルに戻った。NAの生活の一部を見たようで、大満足の一日であった。しかし女3人連れていると、疲れること疲れること、日本では1人として連れていけないのに、、、。テンションを上げるのが大変だ。

4/12(水)この日もNAのアパートへ、、、
ソクラーン前日、水掛けがはじまっていた。
1.明日は日本に出発しなければならない。ちょと悲しい。朝目が覚めるとまだ9時だった。吐き気がしたのだ。昨日は飲みすぎた。NAは眠たそうだが、自分が目が覚めたので出かけることにしたようだ。今日の予算は3万円だよ、これが自分の全財産なんだと言って渡した。10時ごろ出発し、朝ご飯をロビンソンデパートのクーポン食堂で食べた。指差したら作ってくれる。40Bだった。それにオレンジジュース。さすがに朝からビールは飲めない。自分で味付けして食べるのだが、シーフードみたいなやつに麺みたいなやつをつけてくれた。これに醤油みたいなやつをたらして食う。これはうまい!辛くないし。
2.それから、NAの着替えの下着が欲しいというので、一緒にワコールのブラとパンツを買いに行ったが、これはとっても恥ずかしかった。こんな経験はじめてだ。こっちでは普通なのかな。確かに替えの下着を持ってきていないのだからしょうがないか。1000Bぐらい購入。それから煙草を買ってきてもらい、しばし一服。そのあと、自分がどうしても欲しかったティティでかかっている音楽を4本ほどみつくろってもらった。
3.それからNAのアパートに行ったら、まだ「NI」「CHEN」は眠っていた。無理もない。昨日もかなり飲んだから。また音楽をかけ、NAはビールとつまみを買いに行ってくれた。途中で買ってきたビニール袋に氷とコーラのはいったやつの残りをあげた。二日酔いだもんな。みんなまだ眠たそうだが、起きてきた。
4.しばらく踊るなりしゃべるなりしていたら、今度はこっちが眠たくなってきた。無理もない。昨晩5時間も寝ていないのだから。ビールも今日は全然すすまない。二日酔いだから。スリーピーとかいいながら、枕をくれ、ちょっと寝た。とっても気持ちがよかった。NAは洗濯やら片付けをしていた。これを買ってもらったよ、とか自慢していた。
5.気持ち良い眠りから覚めると夕方の5時。びっくりした。あまりの気持ちよさに4時間ぐらい眠っていたようだ。それからMKに食事に行き、ホテルに4人で戻ってシャワーを浴び、即効でペイバーしにティティとビアバーに行った。今日はソクラーンの前日ということでペイバー一人1000B、高かった。NAもびっくりしていた。それからディスコへ。一軒目はRCAというところで、水鉄砲は持ち込み禁止でNIの水鉄砲は没収されていた。あとで帰ってきたが、、、。
6.人込みはすごいが、舞台がなく、みんな踊っているだけで、あんまり盛り上がっていなかった。ビールもハイネケンしかなく、ビアシンはなかった。ボトルもない。次にいくことにした。
7.次は舞台があり、ボトルを入れ、中に入ると舞台のすぐ次の席に案内してくれた。日本人優遇なのかいな。ボトルも600Bと安い。最後の夜だし、もうちょっと良いボトルを入れたかったのだが、「ヘネシーある?」って聞いたら通じなかったようなのであきらめた。しかしコーラで割って飲むと飲めないことはない。シーバスよりうまいような感じだ。コーラでガンガン飲んでいたら、途中で全部なくなってしまった。
8.舞台の女の子がむちゃくちゃセクシーで、音楽も最高であった。むちゃくちゃ騒いでいたら目立っていたようで、歌手が舞台から握手してくれる。NAが「チップ上げて」と100Bくれたが、渡し方がわからないので「NA」に渡してもらった。すごい光景だ。渡し方がわかったので、自分もチップを上げる。NIが男の歌手(たしかにきれいだった)に100Bわたしてチップをせがむといやいやされていたので、自分にキスを、ということで、自分にキスをしてもらった。僕はセクシーな女の人にしてもらいたかったのに、なんで男の歌手にしてもらっているんだろうか?でも盛り上がりはすごかった。もちょっと女の人にチップをあげたかったのだが、NAに「チップ頂戴!」と言ってももう100B札は自分の財布にもNAの財布にも残っていなかった。しかし、すごく楽しい時間であった。
9.ホテルに帰ってきたら、3時ごろ、いつの間にやら10000Bも無くなっていた。NAが3万円を両替したのは夕方ティティに出かける前だったのに。残りはわずか1000B、2人で笑い転げていた。飲みすぎだ。しかし楽しかった。
10.NIとCHENは水鉄砲片手にソクラーンに出かけていった。NAと最後のHを楽しみなさいという親切心なんだろうが、もはやNAとHする元気は残っていなかった。2人裸でくっついていると、なんとも言えず落ち着いてくる。かなり飲んでいたこともあるが、幸せな最後の夜であった。朝の6時ごろ、NIとCHENが戻ってきて、4人でホテルで眠った。最後の夜はこうして過ぎていった。

4/13(木)いよいよ日本へ
1.朝、目が覚めると10時ごろだった。眠たそうなNIとCHENをNAが起こしてくれた。そして連れ2人と連れの子2人と自分と女の子3人と総勢8人で朝飯を食べに出かけた。最後に連れから5000B借り、渡した。水鉄砲を2つ買い(800B)、自分は彼女の土産にと、パタヤのビアバーでやったゲーム(名前忘れた)を2つ、ホテルの前の雑貨屋で買った。それからNAのアパートへタクシーで出発した。
2.アパートについたのが12時ごろ、NAはビールを買ってきてくれた。最後の別れをおしみながら、買ってきたゲームをなにげにNAと楽しんだ。この時間がたまらない。ホテルのチェックアウトが2時だから、それまでにおみやげをもらい、ホテルにタクシーで戻った。
3.連れと2時にチェックアウト。連れの一人はソクラーンの本場、ワットプラケオにでかけたようで、戻るまでホテルのロビーでNAがコーヒーを頼んでくれた。NIとCHENはソクラーンの水掛けをナナプラザの女の子たちと楽しんでいる。もどってきて、いろいろおしゃべり。楽しみは尽きない。
4.連れが3時過ぎに戻ってきたので、タクシー2台に分乗して空港へ。ホテル出発の時にはティティの女の子がたくさん集まってきて、キスをいっぱいしてくれる。感動した。こっちのタクシーは女の子3人。自分はすっかりティティの有名人になってしまったようだ。あんだけ大騒ぎして、チップをはずみまくったんだから。大勢の人に見送られながらホテル出発。感動した。
5.道すがら、思わず涙がでてきてしまった。「ポムマイ ヤーカ パイ イープン クラップ」とか言いながらも、運転手さんにおちょくられてしまう。猿岩石がバンコクを出発したときの泣いた気持ちがちょっとわかったような気がした。これから日本に帰ったら、また人格を切り替えなければならない。本当に日本にはかえりたくなかったのだ。
6.連れと空港で落ち合う。もう涙を見せるわけにはいかない。女の子3人が水鉄砲片手にシンガポール航空のチェックインカウンターの前でたむろしている姿はういていた。さすがにここで水掛けをするわけにはいかない。周りには普通の格好の日本人がたくさんいる。こっちはサンダルに短パンだが、それでももう日本人の仲間入りだ。残りのバーツをNAに渡し、クールにバイバイー、をした。午後4時30分。チェックイン。
7.飛行機は6時過ぎに出発。空港の売店で煙草を買う。売店で水をかけられた。こんなところで水をかけられるとは、、、。さすがはバンコク。絶対また来たい!シンガポール経由で日本へ。疲れた。とにかく疲れた。しかし興奮は冷めやらない。今この文章を作っているときでもまだ余韻が残っている。飛行機の中で熟睡。

4/14(金)日本到着
1.朝、7時過ぎ、日本到着。オリンピック駐車場の人から車を受け取り、高速道路へ。興奮がさめやらない。さっそくゴーゴーバーのテープを車でかけてみる。そうそう、こういう音楽だった。絶対忘れない。この旅行のことは。きれいな日本の町並み、きれいな車、道すがら桜が咲いている。
2.そういえば、NAも桜は知っていた。見たいと言っていた。NAに、そしてNI CHENに、この桜を見せてあげたい。NAは英語もほとんど話せない。日本語は全然だめである。しかし、ノートにぎっしり日本語の勉強をしているのをみせてもらった。そこには、「えび、さしみ、でんがく、、、、、」と日本の食べ物ばかりが書いてあった。「こりゃ日本語しゃべれるようにはならんわい。」そう思った。
3.家まで帰ると、普段行く定食屋で定食を食べた。水がだまっていても注がれる。「そういえば日本は水が無料だったんだー。旅行すると新たな発見がある。麻婆豆腐定食がうまかった。ひさしぶりだ。日本に帰ってきた実感がやっとわいてきた。
4.しかし、あの街の熱気、人のやさしさ、活気、愛情、絶対に忘れることができない。確かに金を使いすぎたのかもしれない。だまされているのかもしれない。責めは甘んじて受け入れよう。しかし、自分にとって40万ちょいの金はどうでもいい。あそこにはまた絶対に行きたいのだ。あの3人の友情よ、いつまでも残っていておくれ、、、、そう願わずにはいられない、今回の旅行でした。
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